#慶應義塾大学���学部政治学科卒
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fa-cat · 11 days ago
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マーケティング本部 藤山太一郎(本部長)
サンティアゴ・アライジャダフニ選手の日本国籍取得について
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petapeta · 1 month ago
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ジェラルド・L・カーティス(英語:Gerald L. Curtis、1940年 - )は、アメリカ合衆国の政治学者。米コロンビア大学名誉教授。大学院生時代に日本で地方選挙の実態を徹底取材した博士論文がベストセラーとなったことをきっかけに、政権与党の実力者・財界の要人らと数十年にわたって深い関係を築き、アメリカ有数のジャパン・ウォッチャーとして知られるようになった[1]。 コロンビア大学で東アジア研究所所長・政治学部教授として長くアメリカにおける日本地域研究を主導する役割を果たしたほか[2][1]、日本でも東京大学客員教授、慶應義塾大学客員教授などを歴任。 ニューヨーク生まれ。ジャズピアニスト��志してニューヨーク州立大学音楽学部に進学する。その後1962年にニューメキシコ大学社会科学科(西欧地域研究専攻)を卒業、1964年コロンビア大学大学院政治学修士課程修了(国際関係専攻)、1969年同博士課程修了。1968年にコロンビア大学からPh.D.取得[3]。 コロンビア大学政治学部助教授(1969 - 1972年)、同准教授(1972 - 1976年)を経て1976年に同教授となる(のちに、ジョン・ウィリアム・バージェスの功績を記念して設置されたバージェス記念講座教授に就任した)。1974年から1990年まで同大東アジア研究所長。 コロンビア大学着任後、日本政治の研究と並行して日米関係の民間対話活動にも尽力し、とくに戦後初の本格的な対話枠組みとして発足した下田会議などへの参加で知られる[4]。またデビッド・ロックフェラーが立ち上げた日米欧三極委員会にも加わって訪中し鄧小平らとの面会を果たしている[5]。 コロンビア退任後は東京財団の名誉研究員などを兼務しながら日本政界の調査研究を続ける[6]。また日米交流を橋渡しする数多くのスカラシップや団体の立ち上げに奔走してきたことでも知られる[7][2]。 専門分野は日本の政治外交、比較政治学、日米関係、米国のアジア政策[1]。 大学院生のときに駐日アメリカ大使館の知人を通じて、当時、自民党の若手実力者として頭角をあらわしつつあった中曽根康弘の知己を得る[2]。カーティスが博士論文執筆のための選挙現場取材を申し込むと、中曽根は大分の選挙区を紹介した[2]。これが1967年第31回衆議院議員総選挙における大分2区の自民党衆議院議員候補となる佐藤文生陣営で[2][8]、以後1年間にわたってカーティスは佐藤やその支援者らと寝食を共にして日本の「ドブ板選挙」の実情を克明に目撃することになった[2]。 カーティスはこの取材をもとに、立候補から初当選までの日本の選挙運動をテーマとする博士論文を執筆。これが日本でも『代議士の誕生』と題して邦訳が出版され、外国人による斬新な選挙分析としてベストセラーとなった[2][9]。 後年カーティスは、このときの佐藤の協力は徹底しており、選挙資金をおさめていた事務所の金庫の中身すら佐藤がカーティスに公開したと振���返っている[2]。 以後、堪能な日本語能力を駆使して政治の現場に深く入り込み、買収や恫喝も飛びかう日本の古い選挙の実態をつぶさに取材・調査する文化人類学的手法を開拓した[1][2]。その過程で自民党を中心に中央政界の要人らに接近し、とくに中曽根のほか三木武夫や竹下登とは、彼らが入閣候補者へ電話をかける現場に立ち会うほど深い関係を築いたことで知られる[10]。こうしたことから、日本政治に関するカーティスの知識や判断はアメリカ政府の東アジア政策・対日政策にすら影響するようになったともささやかれ[11][2][1]、70年代にカーター大統領が再選をめざしたさいには政権参加の打診を受けたとされる[12]。
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picnicism · 1 year ago
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学校教育の公平性とは何かって永遠の課題だと思うんですよ。  貧しくても優秀な子どもには、良い学問・勉強の機会を得られる良い環境を与えるべきだという議論は正しいんですが、一方で、勉強することが苦手でまともに掛け算もできない人々には学習の機会を与えなくてもよいのでしょうか。国が憲法で定めている無条件の子どもの学習権は義務教育(小学校と中学校)までであって、高校無償化や大学授業料減免など高等教育に関する政策も、ある一面ではばら撒きと変わりありません。  それでも必要と国民が思うのは「老人に対する年金や健康保険で、国や国民が負担する税金や社会保険料が教育費とは比較にならないほど重い」ことと「伸びやかな子どもへの投資は社会にとって豊かさを実現してくれる確実な手段」だからでしょう。  そして、技術が高度になり技術分野も多岐に渡る複雑な経済や社会になってくると、大人になって社会で生きていくために必要とされる専門性は中卒や高卒ではなかなか身につきません。それどころか、大学4年間通っても専門性が足りないから大学院にいって修士なり博士なり取り、留学も経験しないと世界との競争で立ち行かないという危機感も出てきました。そういう人材を、日本はちゃんと育てられていますかという問題は、政策上、極めて重要であると言えます。 大学の経営を安定させるには、学費を大幅に上げるしかないのでは  本稿の結論を先に書きますと、こうなります。 ・ そもそも現在の国立大学は戦前から旧制大学として1886年の帝国大学令により設置された流れで、国が奨学し研究開発を先導する時期に定着したものです ・ 国立大学の学費が安く抑えられているのは戦前からの国策によるもので、戦後1949年、新制国立大学69校が設立されたのも高等教育の主体は国であったからです ・ 他方、技術革新の進展もあってアメリカを中心に公立大学でも学費の値上がりと寄付金による研究所運営も含め莫大な資金を研究に費消するセクターとなりました ・ 結果、日本は大学運営の面で他国に劣後し、研究資金の調達に困難をきたして教員の疲弊や研究論文数の低迷が問題となりました ・ 貧困家庭の優秀な人が大学に行けないのは国難だけど、学費が安い国立大学をとりあえず目指す戦前からの仕組みを盲目的に維持するのではなく、成績優秀者には特待制度による授業料減免や給付型奨学金を充実させるかわりに国公立も私立も学費を大幅に上げて、大学の経営を資金面で安定させるしか方法ないんじゃないですか ・ 少子化の時代に、人の集まらない大学を統合・廃止したり、意味の分からない大学や学部の新設はハードル上げる必要があるし、そもそも高等教育の必要のない人は大学にいかなくても良い仕組みにしたらどうですか 大学が多数乱立した結果、経営を成り立たせるのに四苦八苦  かくいう私自身も、今回問題となった提言を出した伊藤公平君が塾長を務める慶應義塾大学を卒業し、国立大学である新潟大学から修士(法学)を取り、現在後期博士課程におります。三田会の幽霊会員であると同時に、激安国立大学の学費の恩恵を一身に与る者として、割と国立大学と私立の関係はこれでいいのかと肌身で感じる面はあります。また、他の国立大学では学内コンプライアンスも見させていただいております。 慶應義塾大学の伊藤公平塾長 オフィシャルHPより引用写真を見る 慶應義塾大学の伊藤公平塾長 オフィシャルHPより引用  今回問題となった伊藤公平君の中教審での提案書面はこれで、科学振興と大学教育の現状を見る者からすれば、そう間違ったことは書いていません。 大学教育の多���化に向けて https://www.mext.go.jp/content/2020327-koutou02-000034778-5.pdf  伊藤公平君が言いたいことは、要するに国が教育機関にカネをいっぱい出せないなか、中途半端な私立大学が多数乱立した結果、過当競争になっていて大学間の競争どころか、大学当局の学務と学生さんの高度教育、大学が担うべき研究に充分な資金が回せない、カネが足りないので著名研究者を海外から招聘できないし、経営を成り立たせるのに四苦八苦してるってことですよ。ごもっともですね。  そのうえ、インターネットによる情報革命以降、技術革新が産業に与える影響がどんどん大きくなって、国の産業力強化に対する技術開発のウェイトがどんどん増えてきて、素材産業から人工知能まで主要論文数が将来の競争力をもたらす決定的要因になったのもまた事実です。  これらの先端技術をどう担うか、というロードマップが国家(産業振興や科学技術政策など)でうまく打ち出せず、優秀な学生ほど博士課程にいくころには海外大学を目指すことになりかねないのです。 大学教授の互選でトップを決めても、経営の能力が保証されるわけではない  他方、沖縄OIST(沖縄科学技術大学院大学)や秋田県の公立大学法人国際教養大学など、従来の国立大学の文脈とは異なる大学が文部科学省からの予算投下の枠組みから外れて資金調達に成功したことで、研究でも教育でも大変な成功を収めることになりました。  国立大学は独立行政法人の一形態として国立大学法人へと運営方式が移行し、さらに16年に指定国立大学法人制度が制定されました。一連の施策は、国立大学の経営を教授会など学務組織から分離し、経営能力を高め、国内での競争関係を促す目的も含まれています。  よく大学の学長(総長)選において、折につけ実弾も飛び交う「民主的な」投票による選出が是とされてきましたが、大学教授の互選でトップを決めたところで大学経営の能力が保証されているわけでもなく、本来ならば民間の経営者も含めたマネジメント能力のある人をトップに据えないといけないんじゃないのかという議論はかねてあります。  いまの大学で学長(総長)選挙が教授や有力OB間での互選と投票で決まる仕組み自体が本来は異様なのであって、普通の会社組織で言えば現役幹部と退職者が社長を選ぶようなものです。 担う学問領域はほぼ大差ないのに…国立のほうが学費が安い“謎”  その中で、どうしても出てくるのが伊藤君の書いていた「国立大学と私立大学の公平性」です。国内最大の42兆円産業である医療分野を担う医学部を筆頭に、高度な先端技術を扱う理系分野では、研究はもちろん最低限の専門知識を涵養するためにもかなりの研究設備投資が必要な領域です。  それこそ富国強兵で頑張っていた戦前や、経済的混乱期の戦後すぐのタイミングならともかく、インターネットも含めた巨額の情報基盤、原子炉や素材研究、光学望遠鏡といった大規模な設備投資が必要な領域で、国立と私学がそれぞれバラバラに設備計画を立て研究を実施しているものの、担う学問領域はほぼ大差ないのに国立のほうが学費が安いってのはどういうことなのって話になります。  さらには、学務関係では特に、海外から一線で研究する准教授や教授レベルを招聘するための予算確保でも難渋することになります。平たく言えば、日本人研究者で世界で頑張れるだけの一線級開発を担う能力のある人が、アメリカやシンガポールの大学に倍以上の俸給で移籍することはザラに起きます。  逆に、海外の大学の人を日本へ講演に呼ぶとき、日本の大学などが提示するその金額では来られませんという話ですら起き得ます。  これらは国から出てくる大学への運営費交付金では大学が担う各分野の費用を賄い切れないから起きる問題ですが、国が丸抱えで高等教育をやるんだ、国の言うことを聞いていれば大学はそれでいいんだとはなりませんので、やはり各大学が地域や特徴に合わせた経営をしていかないといけません。島根県知事の丸山達也さんが出てきて伊藤公平君に対して「福沢諭吉が草葉の陰で泣いてる」的な揶揄をしてましたが、話は逆で、国や丸山さんはじめ自治官僚が戦前の教育制度を思考停止で漫然と続けてきているから日本の高等教育が荒廃して論文数も減り、島根で大学出ても地元に仕事がないから人口が流出する体たらくなんですよ。アンダスタン? 国立も私学も無関係に、ポスドクさんの待遇がヤバすぎる  文系では、特に著作権法や情報法、デジタル関連法などのトピックでは、国や大学からの研究費では現地渡航費も満足に出ないので、大学に籍を置いている教授・准教授や研究員などが特定の法人から受託する研究費を取り現地調査をやることが当たり前になっています。  国内で完結する学問領域ならば、2000万どころか数百万の研究費でも泣いて喜ぶレベルであって、研究の観点からすれば荒廃の一語に尽きます。  研究だけでなく、教育も学務も行わなければならない大学教員からすれば、自前の研究室を維持するためのアドミンさん(教授や研究室の雑務を担ってくれる人)やポスドク、博士課程の皆さんへの給金、謝礼にも事欠く事例が多くあります。一時期は研究するために大学に残っているポスドクさんの待遇がヤバすぎてどうにかならないか深刻に検討する大学も多くありました。これは国立も私学も無関係に大変なことです。 激安の講義料で教育と校務に��殺される大学教員  伊藤君の提言の冒頭にある通り、大学も研究領域を担う一方で高付加価値な教育産業を担うポジションですから、少子化の影響はモロに受けます。子どもが減ったら、減った子どもの数に見合った大学の数や、大学生の総定員数にしなければならないのが本来です。しかしながら、大学教育においては自由化の文脈もあって新大学開校や新学部新設が一定のハードルを超えれば認めなければならない面もあり、最近ようやく新学部に関してはむつかしくなったものの微妙な大学ほど新しい学部を設置しないと死んじゃうということで申請ラッシュになるのもむべなるかなといったところです。  結果的に、どうしても入学してくれる大学生が足りないところは中国や東南アジアなどからの留学生で無理矢理穴埋めしようとし、それでも足りないので看護学科やデザイン学科など「即戦力」の外国人を入国させる受け皿になってしまっている面もあります。  日本は少子化なのに大学の定員が増えれば当然「大学全入時代」でも成り立たない大学が出て質の低い高等教育を行うことになりかねませんので、今後はいかに政策的に不要な大学を取り潰すかというところまで来ているように思います。  そういう経営の状態であるからには、大学教員の一部は研究に手が回らないぐらい教育と校務に忙殺されてこき使われ、足りない授業のコマはいずれ准教授ポストもというニンジンをぶら下げられた非常勤講師が激安の講義料で担当させられ、大学院生を量産しても研究費不足から論文数は増えず、ポストもないため大学に残れず経済的理由から就職を余儀なくされます。  まともな教員を揃えられない新設大学が、そのかなりの割合を何の学識を持つわけでもない「実務家教員」を並べているのはどういうことなんだって思うんですが、最近では、六大学として名を馳せる著名大学や東西私学の雄とされる大学ですら、招聘教授や特任教授に問題のある人物が並び、学識も論文もないのに世に出る前の子どもや学びに来た社会人を指導する側に回っている場合もあります。大丈夫なのかと心配になるわけですよ。 近年、AOや推薦で大学の門をたたく学生が増加  世の中そんなもんだ、不公平でもしょうがないんだよというのは諦観として私も持たざるを得ませんが、まともな研究ができる環境や予算が国内で失われて久しく、次世代を担える研究者が国公立も私立も少なくなってきています。  結局大学が国から取ってきたり産学連携窓口から降りてきたりする研究費では満足に研究室を回すことができないので、業界団体や特定企業に共同研究や研究委託をもらってくることになります。ただ、少なくとも校務に関わるものや、教育に直接費消される、本来大学が基礎的な財政力で担うべき経費のところは、やはりその主たる部分が通う大学生の授業料負担と寄付金で賄えないと厳しい、というのが本音でしょう。  これは、私学で言えば慶應や早稲田のようなトップ目よりも、GMARCHとその下あたりの総合大学で経営難の噂が出る核心がここなんじゃないかと思います。結果として、高齢化日本で42兆円という巨大市場である医療費にアクセスできる医学部を持ち、医学部附属病院を運営することで得られる利益で大学の経営を安定させたい、とみんな思うのも事実でしょう。  そして、最近では大学入学共通テストよりも総合型選抜、AOや推薦で大学の門をたたく学生が増えてきています。試験一発勝負で学生の資質を見抜けるわけではない、学問を修める意欲や未来への志向など人間性を判断して大学に入れたいというのが本旨ですが、実際には有力大学による青田買いに近い割に勉強を詰めて行い学ぶ習慣が乏しく、入学時点での学力が低いうえに卒業後も目立って活躍しているわけでもないデータも一部で初めて議論になってきています。  そもそも国立大学は一校しか受けられないのはなぜか、特定学科と小論文での入試で入ってくる学生の卒業時点での学力が不足している(ように見える)問題をどう解決するのか、AO入試は一定レベル以下の子どもを大学にかき集める手段になっているのではないかといった、いわゆる高大���続と、いま進めている初等中等教育における「資質・能力」とは具体的に何なのかという出口論に直結していきます。  さらには、貧しいが学問を修めたい意欲を持つ優秀な学生を、安い学費で学ばせる国立大学の仕組み自体がハックされ、いまでは東京大学や京都大学、国公立医学部への入試は専門塾や予備校の独壇場となり、そこの専門塾に入らないと入学しづらいが専門塾に行かせられる財力のある家庭の子どもが有利な時代になってしまいました。  一部の調査では、東京大学に入る子どもの家庭の年収は6割以上が950万円以上というデータも出ています。学費の安い国立大学へ入る受験戦争が高度化した結果、安い学費に依存しなくて良い高収入の家庭の子弟が増え、本来国公立大学が求めていた「いろんな都道府県出身の、多様な階級の子どもが国立大学で学ぶ」という多様性もすでに失われていると言えます。 大学に研究費を落とす“仕組み”を再考慮する必要がある  さらには、世界の中の日本で教育を観た場合、先にも述べた通り4年間の学部卒で充分な専門教育を受けたとは到底言えず、修士卒、博士卒の新卒が充分な初任給と待遇を持って迎えられるような仕組みにしていかないとなりません。  というのも、国立大学では特に、国が安い授業料で迎えた優秀な子どもたちが日本社会を担う職業ではなく外資系金融機関やコンサル会社に志望する割合が増えているからで、国でカネをかけて育てた優秀な日本人を外資にくれてやるミスマッチも起こしているのは一考するに値する議論と言えます。  優秀な新卒修士・博士諸君にとって日本企業(JTC)に魅力がないのは、市場価値に見合った金額で人材を採用するのではなく、自社の組織で各層従業員の不平不満が出ないような賃金テーブルを死守しようとするからに他なりません。  同じことは、年間生まれる子どもの数が70万人を切ろうかというところで、国公立医学部を志望する理系人材が日本では特に多いなか、いまなお医学部の定員が9000人以上いて、100人に1人以上医者にする社会が健全であるかは考えなければなりません。  優秀な医師・歯科医師など医療従事者は日本社会にとって必要なのは間違いありませんが、高齢者が増えるので医師が必要という状況で医師を増やしても、特に社会的に生産するわけではない高齢者が長生きさせるため医師が頑張ったところで国の富は増えないし、社会の生産性も上がらないのです。  2042年には団塊の世代が鬼籍に入り始め、高齢化問題がピークアウトした後に医師として本格化されても医者あまりの世の中になってしまうことは想定しておかなければなりません。  このような状況の中で、我が国の高等教育をどうするのかというのは大変重要な問題です。他方で、我が国の「大学行政」は民間の組織である学校法人・私立大学では当然統制も強制もなかなか効きませんから、本来であれば税金としての交付金や科研費のあり方だけでなく、政府が各民間に対して研究費を大学に落とさせるための仕組みもまた考え直す必要はあるでしょう。 「貧乏だから、国立に」というのは富国強兵のころの残滓  そして、授業料の問題は特に、学生一人ひとりの人生に関わるものですから、本来国公立が担ってきた貧困家庭でも優秀な子どもに門戸を開く仕組みを維持するのならば、やはり成績優秀者に対する特待制度(大幅な授業料減免)と給付型奨学金が必要になります。  場合によっては、AOなどの選抜型入試や学校推薦だけでの入学は控え、一発テストの点数も加味する方法で日本全国の多様な学生を公平に入学させられる仕組みを模索しなければならないかもしれません。あまり書きたくありませんが「君、どうやってうちの大学に入学してきたの」っていうレベルの学生は、残念ながらそのほぼすべてがAO入試で門をくぐってきた諸君であることは特筆しなければなりません。  しかし、本来であれば学振であれ奨学金であれ、大学とは別に篤志的な財団が運営することが主で、ここは大学固有の機能として優秀な学生の選抜には主体性を持って取り組むべきだと思うんですよ。「貧乏だから、国立に」というのは、それこそ富国強兵のころの残滓であって、国の方針で求める子どもを選抜していた時代の名残をいつまで引っ張るんだというのが本音です。  蛇足ながら、日本は初等中等教育は非常にうまくいっていて、国際的な学力比較であるPISAではゆとり教育の懸念をものともせず世界上位に入っているのは、紛れもなく日本の公教育の仕組みの良さとそれを支える過酷な教員教師��皆さま方の努力の賜物であることは間違いありません。 日本の大学を良くするためには…  であるにもかかわらず、日本は論文数が低迷し、世界的な大学ランキングでも上位に入らない理由は「大学に行ってもペイしないほど、多くの大学が乱立し、質の低い教育をし、スキルを得ることなく大卒になっている」誤謬の部分と、それとトレードオフになっている大学経営のまずさ、マネージメントの不在、ガバナンスの不良があると考えています。  いろんな大学の本部に呼ばれてコンプライアンスの話をする機会がありますが、専門の研究を続けてきた大学教授を輪番制で校務の責任者にした結果、研究者としては良いけど人間としてはアカン奴がコンプラ担当に就任してしまい、公私混同が横行して本人も学内もアカハラセクハラし放題の現場を見ると悲しくなります。これで卓越大学がどうだとか言ってるんだから笑っちゃうわけですよ。  学長選挙にしても、大手国立大学でパワハラの果てに居座り騒動を起こしたり、不正論文を指摘されてももみ消したりするような体たらくでマネージメントなんてできるはずもなく、やはりちゃんとしたKPIを立ててお金を外部から集め、しっかりと経営できる人を連れてこないと良くならないんじゃないかといつも思います。  そのように思っておりますので、私も国立大学に通う身として、また息子も国立に入れている親としても、慶應義塾の伊藤公平君の主張に惜しみない賛同の意を表するのであります。慶應義塾に於かれましては、出入りしている変な教員を一刻も早くつまみ出していただき、本来の意味で世界に通用する研究分野の充実と生涯教育の拠点として一層の奮励を期待しております。
《国立大学は貧困層のものなのか?》慶應義塾・伊藤公平君の「国立大学を学費3倍に」の波紋について | 文春オンライン
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shinjihi · 5 years ago
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伊藤詩織氏に告発され刑事事件及び検察審査会でも不起訴となった山口敬之氏の独占手記
続き
「レイプ犯」に送った「お疲れ様です」メールの謎
そしてもう1つ。「薬物を盛られてレイプの被害に遭った」と思っている人ならば、絶対にしたはずの行動をあなたはしなかった。それは病院での検査内容にかかわることです。
あなたは、ホテルを出て数時間後に婦人科に行ったと証言しているが、そこでどんな検査を受けましたか? 
妊娠していないかどうかだけを検査し、ピルをもらったと言っている。ホテルの部屋での、英語の独り言の内容と符合します。
 
病院やその後、連絡したNGOの対応に不満を述べてはいるが、どう言い訳しても、あなたは結果として血液検査を受けなかった。
あの段階では、「デートレイプドラッグを飲まされてレイプされた」とは思っていなかったからではありませんか?
 
も��あなたが、実は血液検査を受け、その結果を持っているなら、ぜひそれを提出してほしい。「デートレイプドラッグ」の成分は出ていましたか? 
出るはずがない。そんなものは誰も使っていないからです。検査結果さえあれば、「薬を盛られて抗拒不能な状態にされた」というあなたの主張は根底から崩れることになります。
 
結局のところ、あなたがいま「薬を盛られてレイプされた」と思い込んでいるのであれば、それはあの朝からそう思っていたのではなく、あとから時間をかけて自ら思い込んでしまったということになります。違いますか?
 
それを示すもう1つの物証がある。それは、私のTシャツを着て部屋を出ていった詩織氏を見送ったあと、ワシントン到着後の4月6日夜に受け取ったあなたからのメールです。
「山口さん、お疲れ様です。無事ワシントンへ戻られましたでしょうか? VISAのことについてどのような対応を検討していただいているのか案を教えていただけると幸いです。 伊藤」
これが、被害者がレイプ犯に送る文面でしょうか? 私をレイプ犯と思い込んでいるのであれば、最初のメールで一切そのことに言及しなかったのはなぜですか? 
事案から2年以上過ぎてから記者会見まで開いて、「薬を盛られてレイプされた」と訴えたあなたとは、当時は認識が違っていたからではありませんか?
 
そして、このメールに関してもう1つ、あなたの悪意を指摘しなければならない。あなたはこれまでに、週刊誌などに対して、私とのメールのやり取りを部分的に公表していますが、このメールはあえて伏せている。
それはなぜですか? 都合が悪いと思っているからですか? 
それならば、私を犯罪者に仕立てるという目的において「都合のいいメール」と「都合の悪いメール」があるということになる。
全てのメールが時系列で明らかになれば、私が何を言いたいかわかってもらえるでしょう。私の主張に矛盾があるというなら、ぜひ指摘してほしい。
 
なぜ「犯罪が行われなかった可能性」を否定できないのに、あなたの心中では長い時間をかけて断定的な被害者感情と私への憎悪が醸成されたのか。そして、都合のいい事実だけを提示するという操作まで行って、私を犯罪者に仕立て上げようとしたのか。
本当のところは、あなたにしかわからないことだ。
今後の民事訴訟のなかで明らかにされていくことを期待します。しかし、ここまでわかっている事実関係から、1つの可能性を類推することはできます。
⑤ワシントンでの仕事への強い執着
私があ��たに初めて会った時、あなたはキャバクラ嬢でしたね。
2013年9月、国連総会の取材でニューヨークに滞在していた時に、知人の記者に連れられて行った日本人相手のキャバクラで、キャバクラ嬢として私の隣に座ったのがあなたでした。
私がTBSのワシントン支局長であることを知ると、あなたは途端に、「ジャーナリズムの仕事がしたい」と非常に熱心に訴えました。そして、ニューヨークの日本のテレビ局を紹介してほしいと何度も繰り返しました。その執拗な要求は、少したじろぐほどだったのをよく覚えています。
その後も、あなたは自分の願望を実現するため、私に繰り返しメールを送り付けています。そのうちの一部を抜粋します。
「(前略)ぜひTBSのニューヨーク支局にてインターンをさせていただきたく連絡差し上げました。ご検討、お力添えしていただけないでしょうか? よろしくお願いします」
「たびたびのメールすみません。もしインターン採用の可能性があるのであれば、できたら今週中に面接していただけたら幸いです」
 
インターン希望者が面接日時を指定してくる異常性にたじろぎ、当時TBSニューヨーク支局ではインターンを募集していないという事実を伝えました。その後も、TBS以外の日本のテレビ局を紹介してほしいという、あなたの要請は続きました。
 
結局、あなたは私の紹介で日本テレビのニューヨーク支局でインターンをすることが決まりましたね。採用が決まった時、あなたは下記のメールを送ってきました。
「今日本テレビの〇〇さんからお電話いただいて採用との報告をいただきました!! 本当に本当にありがとうございます! 全力でインターン頑張ります。(中略)このご恩は一生忘れません!! ありがとうございます!」
一連のメールは常にあなたから来て、私はそれに返信する形でしたね。そしてキャバクラで出会ったあと、あなたに会ったのは、昼間に某支局長を紹介した1回だけです。
それ以外、私はあなたを1度も食事に誘ったり、誘惑したりしたことがないことは認めますね?
「本気です!」あなたから届いたエモーショナルメール
その後も私からあなたに連絡を取ることはありませんでしたが、14年9月になって、またあなたから連絡がきました。
「(前略)現在絶賛就活中なのですが、もしも現在(TBSワシントン支局で)空いているポジションなどがあったら教えていただきたいです。宜しくお願いします! 東京にお戻りの際はぜひお会い出来たらうれしいです」
「早速のご返信ありがとうございます! 本気です! プロデューサーのポジションに応募させていただきたいです。ぜひとも検討していただけませんでしょうか? よろしくお願いします!」
「どんな形であれ、ジャーナリズムのお仕事に携われるなら雇用形態は問いません。どうぞよろしくお願いします!」
 
また、!マークのたくさんついたメールが何度も送られてきました。あなたの強い要望がきっかけとなって、問題となった恵比寿での会食がセットされました。
あなたが元来、エモーショナルなメールを打つタイプだとしても、一連のメールを見ればワシントンで仕事をしたいという熱情は並大抵ではなかったことは明らかですね。
 
一方、ワシントン支局長を務めていた私があの時、一時帰国したのは、前の月に『週刊文春』に寄稿した「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」について、会社の賞罰委員会から呼び出されたからでした。
 
この寄稿は、私がアメリカの国立公文書館で発見した公文書に関するものでした。
ベトナム戦争当時、韓国軍兵士用の慰安施設が当時のサイゴン市内にあったことを示す公文書を見つけたので、私は事実関係の検証や関係者へのインタビューを重ね、TBSのニュース番組で放送するために、数カ月かけて取材をまとめ上げました。
「性暴力の被害を受けた」――解任されると態度が一変!
しかし、TBS報道局幹部はいろいろな理由をつけてなかなか放送しない。数カ月にわたる交渉の末、2015年2月、TBSは納得できる理由も示さないまま、「放送しない」との最終決定を伝えてきました。
私としては、伝えるべきニュースを明確な理由も示さずに封印しようとする会社の決定に承服できず、やむなく『週刊文春』に寄稿という形で取材成果を発表しました。
 
これがTBSの内規に触れるということで、会社の査問を受けるために一時帰国を命じられていたのです。この経緯と、私が何らかの処分を受ける可能性があるということは、あなたにも伝えていましたね。
 
私がワシントンに戻ってあなたからビザに関する問い合わせを受けたあと、4月中旬頃から私に厳しい処分が出そうだという噂が広まり始め、その噂どおり、結局、私はTBSワシントン支局長を解任され、日本への帰国を命じられた。
そして、TBSワシントン支局でインターンをしたいあなたの希望を叶えることができなくなりました。
 
あなたが「私から性暴力の被害を受けた」と言い出したのも、なぜかその時期です。
「意識のない私をホテルに連れ込み云々」といったメールを初めて受信したのが、4月18日のことです。それ以降、あなたからは大量の敵対的な攻撃、罵倒、返信が遅いという非難など、メールのニュアンスが一変しました。
最初の穏便なメールを送ってから2週間の間に、あなたに何があったのでしょうか?
 
その後、私がTBSを辞め、本を出版し、テレビに出演するようになったことについて、あなたは記者会見での配布資料にこう書いています。
「山口氏が権力側で大きな声を発信し続けている姿を見たときには、胸が締め付けられました」
「権力側で大きな声を発信し続けている」との断定は、あなたがジャーナリストを名乗るのであれば、内容を説明する義務を負うでしょう。
 
不起訴処分が出てから10カ月も放置した末に、私がメディアに露出するようになってから改めて記者会見を行い、検察審査会に不服申請をしたのはなぜか。
私には、あなたの強い自意識が、自分が被害者であるという思い込みを生み育て、その後に起きた落胆や怒りが私への憎悪を極大化し、いまでは自分の記憶まで歪めてしまっているのではないか。
そう思えてならないのです。
野党政治家たちがなぜ、あなたの味方になったのか?
最後に、どうしても指摘しなければならないことがあります。あなたは記者会見で、
「上からの大きなパワーを感じました」
という抽象的な表現で、政治の介入について匂わせました。
しかし、実際に政治家を味方につけて利用していたのはあなたではありませんか?
 
昨年7月に検察の不起訴処分が決まったあとも、あなたとあなたの協力者が「私に性的暴行を受けた」と吹聴し、週刊誌やテレビ局にネタとして売り歩いているという情報は、私の耳にも入っていました。
しかし、あなたの主張がもともと事実ではないので、私は気にしていませんでした。
 
しかし、5月中旬に『週刊新���』が記事を載せた頃から、なぜか複数の野党政治家があなたの側に立った発信を始めるようになりました。
まず、民進党の参議院議員、有田芳生氏が、あなたの会見の3日前の5月26日、
「来週、この事件をめぐって新たな動きがあるようです」
と会見を予告するようなツイートをし、それに対してあなたは「いいね」を押しています。
なぜ、野党政治家があなたの会見の予定を事前に知っていたのか。あなたが伝えたのですか? 
政治とは縁のなかったあなたは、いつからこうした政治家と交友を持つようになったのでしょうか?
 
有田氏はその後何度も、あなたの主張を検証もしないまますべて事実とし、私を犯罪者扱いするツイートやリツイートを繰り返しました。
 
同じ民進党の衆議院議員だった井出庸生氏や柚木道義氏も、国会の委員会質疑であなたの記者会見について触れました。そして柚木氏は私の著書を掲げ、私を犯罪者と断定したうえで質問を繰り返しました。
 
そして不思議なことに、あなたの記者会見と呼応した野党政治家の動きと全く同じタイミングで、私の所に大量の誹謗中傷のメッセージが寄せられるようになりました。
「首つって死ね」
「家族もまとめて心中しろ」
Eメール、ツイッター、フェイスブックなど、ありとあらゆる電子通信手段を使ったこうしたメールは、多い時は1日に100通を超えました。私のみならず、私の家族や知人にまで、凄惨なメッセージが送り続けられました。
 
そして送り主のプロフィールを見ると、「共謀罪反対」 「反原発」 「九条の会」 「外国人参政権を推進する会」といった組織のメンバーか、その主張に賛同する人がほとんどでした。
あなたは5月の記者会見で、「共謀罪よりも強姦罪改正を優先して審議してほしい」と主張しました。私に大量の陰惨な誹謗中傷を送り付ける方々の多くも、「テロ等準備罪」を「共謀罪」と呼び、廃案を強く求めています。
これはまったくの偶然なのでしょうか?
権力によって「もみ消された」と主張するおかしな面々
結局、今回の出来事は、突き詰めれば「飲みすぎたあなたが、自分のしたことを忘れてしまった」というだけの極めてシンプルな、よくある些事でした。
もちろん、権力の不正や政治的主張とは全く無関係でした。
 
しかし「犯罪事実がなかった」という事実を認められないあなたが、「薬を盛られた」という妄想を起点として、犯罪をあったとするストーリーを創作し、自ら作り上げた虚構を信じ込んだために、「逮捕され起訴され有罪判決を受けるべき事案が権力にもみ消された」と主張するに至った。
そして、どういう思惑と連携があったかは知りませんが、複数の野党の国会議員や支援者があなたを支援し、私を罵倒し続けた。そして私に対する攻撃は、未だに続いています。
 
万が一、あなたの主張どおり、裁かれるべき犯罪が不透明な政治力によってもみ消されたり不問に付されたのであれば、それは大変な問題です。
 
しかも今回あなた��、まったく別個に機能した「警察」 「検察」 「検察審査会」のすべてが、それぞれに政治的に歪められたという、とんでもないことを主張しているのです。
非常に重要なことを主張するのですから、「上からの力を感じた」 「事件が消えてしまう」 「ブラックボックス」というような抽象的な、あるいは情緒的な表現でなく、具体的に問題点を指摘して下さい。
 
私を犯罪者に仕立て上げて刑事罰に処すというあなたの企てが最終的に失敗に終わってなお、不正があったと言うのであれば、「警察」 「検察」「検察審査会」それぞれについて、何が起きたのか。
それを具体的に示すのはあなたの責任です。
「勇気ある女性」ではなく、「偽りの女王」
あなたが「ブラックボックス」だと思っていることの多くは、あなたの脳内で起きた「ブラックアウト」というありふれた現象に過ぎない。そしてあなたの勘違いと思い込みが、行政と司法によって粛々と退けられただけのことです。
あなたの主張を背負って裁判を戦える検事などいないから不起訴となり、一般国民からなる検察審査会も、当然それを支持した。
 
一方、あなたは自分が間違っている可能性を知りながら、記者会見を開いた。この会見であなたは多くのものを得た。あなたの名前は世に知られるところとなり、「勇気ある女性」と称賛され、野党政治家や一定勢力からの支援も獲得した。
 
会見で得たものがもう1つ。あなたは大手出版社から単行本を出されたそうですね。
その本��宣伝文句に、
「この本を読んで、あなたも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、誰にも予測はできないのだ」とある。
 
私は、今後あなたと飲食するすべての男性に同じメッセージを送る。
全く事実と異なる主張でメディアとネットでリンチに遭い、社会的に深刻なダメージを負った私は、あなたが民事訴訟に打って出た以上、徹底的に闘う。
痴漢の冤罪被害のように、「性犯罪被害に遭いました」と偽りの記者会見をすれば大きな利得を得る社会は間違っていると考えるからです。
 
そして何より、性暴力の被害者ではないあなたが、自分でもそうではないと密かに知りながら、表向き性犯罪被害者を標榜して生きることは、本当の性犯罪被害者のみならず、他ならぬあなた自身を貶めることになる。
大変残念なことです。
著者略歴
山口敬之
https://hanada-plus.jp/articles/259
1966年、東京生まれ。フリージャーナリスト・アメリカシンクタンク客員研究員。90年、慶應義塾大学経済学部卒、TBS入社。以来、25年間、報道局に所属する。報道カメラマン、臨時プノンペン支局、ロンドン支局、社会部を経て2000年から政治部。13年からワシントン支局長を務める。16年5月、TBSを退社。著書に『総理』(幻冬舎)など。
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xf-2 · 6 years ago
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韓国の文在寅政権は北朝鮮の金正恩に融和的だと日本国内では批判されている。だが、対北制裁については、日本のほうがよっぽど消極的なのだ。国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員の古川勝久氏が、日本が国連の対北制裁をきちんと実行できていない実態について解説する。
 * * *
 日朝貿易は全面禁止のはずだが、今も平壌では日本製品が溢れかえっている。それは日本の対北制裁の法制が時代遅れだからだ。
 北朝鮮や外国の協力者はグローバル・ネットワークを通じて制裁を回避するため、国連制裁は非合法ネットワーク全体の機能停止を目的に、北朝鮮国外で制裁違反に加担する企業や個人との取引も禁止している。
 しかし、日本の外為法が禁じるのは、あくまでも日朝間の経済取引だ。「仕出し地」または「仕向け地」を北朝鮮とする貨物と資金の移動であり、第三国にいる北朝鮮の協力者との取引自体は必ずしも違法ではない。北朝鮮はグローバルに活動するが、日本の制裁法制の目的はいまだに二国間貿易の取り締まりだ。
 金融制裁の遅れも致命的だ。世界36か国が加盟し、マネーロンダリング対策や国際テロ資金対策を行う政府間機関である「FATF」(金融活動作業部会)は2014年6月に日本を名指しで、遅々として進まないマネロン・テロ資金対策を批判する異例の声明を発表した。  国連安保理決議は、対北朝鮮金融制裁としてFATFの勧告の履行を義務づけている。日本は金融制裁もちゃんと履行できていない。
 事実、2017年5~6月に北朝鮮関連の資金洗浄容疑事案が発生した。会社経営者の男性が松山市にある地方銀行に5度にわたり多額の現金を持ち込み、計5億5千万円を香港の企業に送金した。その後、2018年になって送金先と北朝鮮とのつながりが発覚した次第だ。
 北朝鮮関係の送金は他にも複数件、確認されている。日本国内には多数の北朝鮮関係者がおり、中にはシンガポールにある北朝鮮のフロント企業に多額の送金をしていた人物も複数名いる。
 金融機関を監督する金融庁には、刑事訴訟法に基づく捜査権がなく、北朝鮮関連の懸念企業・個人の情報も限定的だ。各都道府県警が資金洗浄事件を捜査するが、多くの場合、国際捜査の能力は限定的である。
 2019年にFATFは日本の取り組みを再審査する。仮に日本の取り組みが不十分とみなされると、日本の金融機関の国際金融取引市場での取引が制限される可能性も否定できない。米政府が日本の金融機関に莫大な課徴金を科す懸念もある。
 だが、政府高官によると、官邸は「国内法改正の話はするな」と圧力をかけていたという(2018年11月時点)。日朝会談に向けた水面下交渉が図られる折、制裁法制の整備のタイミングを逸したのかもしれない。
 ただ、忘れてはならない。北朝鮮制裁の措置は、長期にわたり他の様々な分野でも必要とされるものだ。
 国連安保理では、北朝鮮の他にもイスラム国やスーダンなど、14の制裁対象がある。北朝鮮制裁と同様、いずれでも資産凍結、取引禁止、物資・技術の移転阻止等の制裁措置が義務だ。日本政府はこれらの制裁も不十分だ。
 資金洗浄対策等の金融制裁は組織犯罪や国際テロ対策としても必須だ。機微技術(*大量破壊兵器などに転用できる技術、製品)の移転阻止は、核・ミサイル等の不拡散のために未来永劫、必要となる。日本の取り組みの遅れは、国際社会の取り組みに冷水を浴びせかねない。
 私たちには、国際社会のためにも責任ある対応が求められているはずだ。
●ふるかわ・かつひさ/1966年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1998年ハーバード大学ケネディ政治行政大学院にて修士号取得。99年読売論壇新人賞優秀賞受賞。2011年から4年半、国連の「専門家パネル」委員を務める。その経験をまとめた『北朝鮮 核の資金源「国連捜査」秘録』で新潮ドキュメント賞を受賞。
※SAPIO2019年1・2月号
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junkiminami · 4 years ago
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��持効性注射製剤治療のすべて】 一回注射すると4週間、または2週間効果が持続する持効性抗精神病薬注射製剤(LAI)は、便利な治療ツールの一つであり、毎日忘れず間違えずにお薬を飲む手間と煩わしさ、そして不確かさから患者さんを解放し、その分の労力を社会復帰に費やせることに繋がります。 昨今の治療ガイドラインにおいては、精神科治療および再発防止の為に積極的にLAIを用いていくべきとされており、諸外国の先進的医療に日本の精神科医療業界も追いつきつつあると思われます。それこそ昔は、内服治療では上手くいかない『難治』『重症』とされる患者さんに日本ではLAIが使われていたという経緯から、LAIそのもののイメージがそういうものだと定着してしまっているため、治療者も患者さんも、『LAIを使っている/使われている』人、という悪い意味でのレッテルのようなマイナスイメージがあり、それを払拭して、有益なものは良いものだとしてどんどん使って行くべきだという新時代に突入したのだということを感じさせます。 後半に載っていたピアサポートの重要性もそうだなと思いました。先輩患者さんから、自分もLAI使ってもらって良かったよー、復職できたよー、などという声をかけてもらうと、治療者からお勧めされるのとはまた違ったインパクトのある希望を患者さんに持ってもらうことができます。 わが国の精神科医療は今や第二世代抗精神病薬治療が普及し、急性期治療の長期化防止・退院促進が大きな課題である。持効性注射製剤(LAI)は統合失調症患者の生活を支える重要な柱の一つであり、本書ではLAIへの適切な症例選択と導入方法、投与量、医療倫理やリスクなど、実践に役立つ知識や技法を網羅し、地域精神医療の中でのLAIの位置づけやピアの役割についても述べる。LAI治療実践に役立つ臨床医必携の書。 精神科医療は大きな変革の時代へ―。長期化防止・長期入院患者の退院促進が課題とされる現在、持効性注射製剤(LAI)は統合失調症患者の地域での生活を支える重要な柱の一つである。臨床医必読、実践に役立つLAI治療の知識と技法のすべて。 著者について 1977年 慶應義塾大学医学部卒。1978年 山梨県立北病院勤務。1985年 医学博士 授与大学名 慶応義塾大学。1985~86年 フランス政府給費留学生としてバッサンス公立病院へ留学。1993年 山梨県立北病院副院長。2003年 山梨県立北病院院長。2007年~現在 慶應義塾大学医学部精神神経科客員教授。2018年~現在 山梨県立北病院名誉院長。 https://www.instagram.com/p/CT_nEtFB3wy/?utm_medium=tumblr
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honyade · 5 years ago
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荒木博行さんトークライブ&サイン会「倒産は知恵と教訓の宝庫だ」 『世界「倒産」図鑑』(日経BP)刊行記念
なぜ一時代を築いたあの会社は破綻に至ったのか。 リーマン・ブラザーズ、コダック、トイザラス、山一證券、そごう……日米欧25社の「倒産」事例を徹底分析した新刊『世界「倒産」図鑑』。 自らも企業経営者であり、ビジネススクールの教壇にも立つ著者・荒木博行さんの特別セミナーをお届けします。 「先人たちの失敗���という知恵と教訓満載の貴重な教材を、一緒に読み解いていきましょう。
【プロフィール】 荒木 博行(あらき ひろゆき) 株式会社学びデザイン 代表取締役社長 株式会社フライヤー 取締役COO 1975年生まれ。 1998年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、住友商事入社、人材育成に関わる。2003年、グロービスに入社。 法人向けコンサルティング業務を経て、グロービス経営大学院でオンラインMBAの立ち上げや特設キャンパスのマネジメントに携わる。 2015年、グロービス経営大学院副研究科長に就任。 2018年、グロービスを退社後、株式会社学びデザインを設立し、代表取締役に就任。 書籍要約サービスのフライヤー取締役COOも務める。 著書に『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』(ダイヤモンド社)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。
日時 / 2020年1月24日 (金) 19:00~20:30(開場時間18:30) 会場 / 本店 8F ギャラリー 参加費 / 税込1,000円 (当日会場入口でお支払いください。) 主催 / 主催:八重洲ブックセンター 協賛:日経BPマーケティング 募集人員 / 80名(お申し込み先着順)  ※満員になりましたら、キャンセル待ち受付をいたします。 申込方法 / 下の「予約受付カレンダー」で1/24(金)19:00の当イベントを選択していただき、お申し込みフォームにご記入のうえご送信ください。予約完了メールをご返信いたします。
※「[email protected]」からの予約完了メールを受け取れる状態にしておいてください。
※当店で『世界「倒産」図鑑』(税込1,980円)をご購入いただいた方は、入場無料でご参加いただけます。書籍は1階インフォメーションカウンタンターにご用意しますので、お申し付けください。
開場時間以降は、8階会場入口でもご購入いただけます。開演直前は混雑しますので、お早めにご来場ください。
◆こちらのイベントは、八重洲ブックカード「ゴールド会員」の無料聴講特典対象外です。
予約受付カレンダーはこちら(ページ下部)
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himatsubushini7 · 6 years ago
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【※唖然※】『Qさま!!』弘中綾香アナ“あざとさ”全開に視聴者イラっ!
弘中綾香 弘中 綾香(ひろなか あやか、1991年2月12日 – )は、テレビ朝日のアナウンサー。 神奈川県川崎市出身。身長157cm。利き手は、左。視力矯��手術済。 慶應義塾中等部、慶應義塾女子高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。高校時代はオーケストラ部(担当はヴァイオリン)およびスキー部に所属し、 10キロバイト (1,137 語) – 2019年12月2日 (月) 04:57
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(出典 cdn.narinari.com) 【弘中綾香アナ】の株を爆上げした動画’ω’
(出典 Youtube) 女子アナも叩かれてなんぼwwwww
(出典 【芸能】『Qさま!!』弘中綾香アナ“あざとさ”全開に視聴者イラっ!) 1 砂漠のマスカレード ★ :2019/12/13(金) 15:50:57.76 ID:2di…
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ari0921 · 8 years ago
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政治は人民解放軍抜きに語れない 2つのディレンマを抑え込む「共産党の軍隊」がカギを握る 政治は人民解放軍抜きに語れない 2つのディレンマを抑え込む「共産党の軍隊」がカギを握る 第19回党大会を終え、いよいよ「習近平1強体制」が固まってきた中国。「中華民族の偉大な復興」を掲げて大国化が進みつつあるものの、一方で、日本をはじめ周辺国との軋轢(あつれき)や不協和音も大きくなっている。単純に「友好」という言葉では御しきれなくなったこの国との関係を、今後どうしていけばいいのか。そのためには、中国をどんな国だと認識すればいいのか――。 click here  そんな問いに対し、「中国人民解放軍」に焦点を当てたヒントを提示してい���のが、阿南友亮氏の近著『中国はなぜ軍拡を続けるのか』(新潮選書)である。 『中国はなぜ軍拡を続けるのか』(新潮選書)  著者の阿南氏は1972年生まれ。慶應義塾大学法学部、同大学院博士課程を経て、現在は東北大学大学院法学研究科教授を務める、中国現代政治史の専門家。  阿南氏に、習近平「1強」時代に入った中国を考えるための視座について話を聞いた。 中国社会の不安定要因は格差  中国とはどんな国なのか。歴史的に見れば、それは「国が社会の面倒を見ない」国、というものでした。人々は国に頼らず、自分たちの面倒を自分たちで見ていた。自然災害などが続いてそうした営みが行き詰まった時、彼らは国家に牙を剥き、王朝を倒しました。それが2000年にわたって続いたのです。  そのサイクルに終止符を打とうとしたのが、中国革命だったと言えます。1911年に革命が勃発した際、その指導者の孫文は、民が国の主人となり、国は民の福利厚生のために存在するという近代国家を作ろうとしました。ところが、それから100年以上経ちましたが、いまだにその課題は充分達成されたとはいえません。今でも国家権力と民間社会の関係は、近代国家という基準からみれば、歪な形になっています。  現在の中華人民共和国は、1970年末以降の「改革・開放」政策のおかげで、だいぶ豊かになり、世界的に注目されるようになりました。富裕層が大挙して日本を訪れ、「爆買い」する様子はずいぶんと報道されたものでした。 ところが、こうした報道では、中国が抱える矛盾や歪みに関する言及はあまりありません。実は、日本にやってきて「爆買い」できるのは、14億人に迫ると言われている全人口のうちのほんのわずかでしかありません。中国政府の公式発表でも1人当たりのGDPはまだ8000ドルであり、人口の大半は日本円にして年収50万円以下で暮らしています。 「改革・開放」は、中国における「官」と「民」の間の矛盾を解決するために打ち出されたのですが、実は矛盾がむしろ深刻化するという事態になっています。 深刻な農村の貧困問題  日本人は、近代国家ならば基本的に制度的な平等が担保され、国民を網羅した社会保障制度も整っているものと考えがちです。ましてや、中国は社会主義の看板を掲げているので、福利厚生が充実しているだろうとお考えの人もいるかもしれません。  しかし、実はそうではないのです。中国では、都市部出身者と農村部出身者の間で、戸籍による制度的差別と巨大な格差が厳然として存在します。そして、8億人以上いる後者に関して言えば、21世紀に入るまで共産党が提供していた社会保障は粗末なものでした。共産党は2003年に農民を広範に網羅した医療���険制度の整備に着手しましたが、中国における医療費の高騰に対応できていないなど、いまだ課題山積の状態です。農民の自己負担が依然として非常に高くて家計を圧迫している、あるいは農民が出稼ぎ先の都市部の病院を利用できないといったことが中国国内でも問題視されています。  また、2007年にようやく農村に導入された生活保護制度を見ても、毎月の支給額は、最大でも日本円にして4000~5000円程度に留まっています。2007年までは0円だったので、これを大きな進歩と評価する意見もありますが、年収が10万円しかない農民の場合、日本だったら間違いなく生活保護の対象となる一方で、中国では生活保護の対象とはみなされないため、全般的に言えば、農村の貧困問題は依然として極めて深刻です。  要するに、中華人民共和国では、人口の半分以上を占める農民への公共サービスに回す資源が非常に低く抑えられてきたと言えます。  もし日本のように、国家予算の半分以上を社会保障に使っていれば、オリンピックだ、万博だ、軍拡だ、対外投資だというところに派手にお金を使うのは困難です。これまで数億の農民の社会保障にあまりお金を使ってこなかったからこそ、そうしたことができたのですが、その点が日本ではあまり正確に理解されていないようです。 解放軍は「国家の軍隊」ではない  そんな国家・社会関係を作ったのは誰なのか。もちろん、一党独裁を続ける中国共産党であり、人民解放軍(解放軍)だと言えます。 click here  これも重要なことなのですが、解放軍は「共産党の軍隊」であって「国家の軍隊」ではありません。これは1927年の解放軍の設立以来90年間変わりません。また、中華人民共和国は、内戦に勝利した解放軍によって作られたという経緯があり、軍人は中央・地方の統治ネットワークに深く関与してきました。 阿南友亮・東北大学大学院教授  こうした軍の存在を抜きにして現代中国政治は語れないというのが、私が今回の著書をつうじて特に強調したかったことです。  1970年代の終わりから、中国は「改革・開放」政策に舵を切りました。当時から懸念されていたのは、共産党の一党独裁下でどうやって自由な市場経済を進めるのか、ということでした。そもそも、土地や工場といった生産手段をすべて共産党が握っているわけですから、よほどしっかりしたルールと監視体制によって党とビジネスの間に境界を設けないと、共産党の幹部ばかりが金持ちになってしまいます。そして、現実にそうなった。  解放軍は、一貫して共産党の一党支配体制の重要な後ろ盾となってきました。「改革・開放」の旗振り役は、鄧小平でしたが、彼は長らく党中央軍事員会主席を務め、軍の統帥権を一手に握っておりました。  鄧小平は、腹心の胡耀邦や趙紫陽を党と政府のトップに据えて「改革・解放」と呼ばれる規制緩和を大々的に進めました。ところが、共産党の独裁に対して異議申し立てをすること、つまり「民主化」要求には断固反対しました。それが1989年の天安門事件という悲��を招いたのです。  この事件において、鄧小平は解放軍を駆使して「民主化」運動を粉砕し、それによって中国国内は安定を取り戻したかに見えました。しかし、実際には、これにより国家権力と民間社会の間の矛盾は解消されないまま、蓄積されていくことになりました。 格差社会の要因は鄧小平の判断ミス 「改革・開放」は、もともと経済の自由化に向けた規制緩和をしつつも、党とビジネスをきちんと切り離すという指針に基づいて進められていました。しかし、鄧小平が「民主化」���動に寛容だった胡耀邦と趙紫陽を相次いで失脚に追い込んだため、党とビジネスの間に境界線を引く試みにブレーキがかかることとなったのです。 click here  そして、その後、鄧小平から江沢民に政権運営のバトンが渡されると、江沢民の地盤だった上海市などを中心に、「権力と資本の癒着」、すなわち共産党幹部が権力を駆使して金儲けに興じる現象が顕在化することになりました。このため、新たに台頭した富裕層には、共産党幹部とその縁者や取り巻き連中が多く含まれることになりました。では、共産党がそうした富裕層、すなわち金持ち共産党員に課税ができるかというと、なかなかできない。  こうして、党幹部とその縁者がどんどん富を蓄えていく一方で、富の再分配(社会保障)の充実が遅々として進まないという構図が出現し、先進諸国でも類がない凄まじい格差社会が誕生することになりました。  こうした事態は、不用意に胡耀邦と趙紫陽を失脚に追い込んだ鄧小平の判断ミスによって生じたと私は考えております。 結果として招いた2つのディレンマ  この重大なミスによって、中国は「2つのディレンマ」を抱えることになりました。第1のディレンマは、華々しい経済発展の裏側で、格差拡大に起因する社会内部の不満が、膨大な数の農民も巻き込む形で拡大の一途をたどっているということ。これは共産党の一党独裁を揺るがしかねない国内問題です。  これに対して共産党指導部は、国内のディレンマの中和剤として排外的なナショナリズムを煽りました。しかし、これによって、中国自身の経済発展にとって不可欠なパートナーである各国との関係を不安定にさせてしまった。 特に日本との関係は、誰の目にも明らかなように、どんどんおかしくなっていきました。今では、米国、フィリピン、ヴェトナム、インド、そして韓国との関係も不安定化しております。これが第2のディレンマです。  現在の中国共産党は、これら「2つのディレンマ」を抱えており、その統治は決して安定しているとはいえません。そんな共産党の「安全保障」装置として、解放軍がいる。つまり軍の存在が、深刻な矛盾を内包する独裁体制の動揺を防いでいるのです。天安門事件は、その象徴的事例といえるでしょう。  中国共産党の統治は、解放軍に大きく依存している。だからこそ、毎年多額の資金を解放軍に提供せねばならない。中国で進行している軍拡は、そうした背景を持っているのです。 共産党と民間社会を同一視してはいけない  中国をめぐる議論をみると、共産党と民間社会を区別しないまま、中国をあたかも一つのまとまった集合体として見る傾向が目立ちます。しかし、これまで述べたように、中国は経済発展しているといっても、その恩恵は社会の隅々まで行き渡っているわけで��ありません。「爆買い」する中国人観光客を見て、これが中国の標準だと思ったら、大間違いです。  中国では江沢民政権以降、国内の不満を党からそらすために排外主義的要素を多分に含んだ愛国主義教育を行ってきました。その結果、国内の言論空間では強硬な外交を求める声が充満するようになりました。その声に応えないと、国内の不満は共産党に向かうため、共産党は他国との対話で譲歩するのが難しくなりました。特に島嶼(とうしょ)や海洋権益をめぐる問題では、その傾向が顕著です。そこで、共産党は、解放軍を用いて他国に対してさかんに威嚇を行うようになりました。すなわち、圧力によって他国に一方的な譲歩を迫るようになったのです。その結果、中国外交は、今日のように、複数の国と同時に摩擦をかかえるという泥沼にはまってしまいました。  したがって、日中関係を改善するには、中国共産党の抱える2つのディレンマの問題を緩和ないし解消することが重要な課題となりますが、これは決して容易なことではない。一方、日中間の民間交流は、今後も拡大していくと予想されます。  そこで重要になってくるのが、中国共産党と中国の民間社会とを区別する視座です。今後も長引く可能性が高い日中の政府レベルでの摩擦に違和感やフラストレーションを覚えることは自然なことですが、共産党の独裁に起因する諸問題を確たる根拠もなく「民族性」に起因するものと主張し、「中国人はみんなこうなのだ」といったレッテル貼りを行うことは、中国の民間社会との共生さえも難しくするものです。  逆に、このような外交面での対立が続いている間も、民間が地に足の着いた多面的な交流を今後も続けていければ、やがてそれが関係再建の土台となっていくはずです。 台湾問題には無関係ではいられない  最後にもう一つ。この本では、解放軍の実力についても分析しており、日米と比べると装備全般が遅れた軍隊であるという評価を示しました。しかし、それをもって解放軍に起因するリスクを過小評価することがあってはなりません。  それは台湾問題があるからです。中国は今でも、台湾を取り戻すことを大きな目標にしています。「台湾が独立を宣言したら、それは戦争を意味する」という思考回路は、中国社会にひろく浸透しております。  そして、そのことは、日本にとって無縁の話ではありません。なぜなら、周辺事態法や平和安全法制によって、日本は米国の台湾防衛戦略に組み込まれているからです。しかし、日本社会では、そのような当事者意識は、決して高いとはいえないでしょう。  日本人は、自国の外の人々の生命や権利が脅かされた時にどのような行動を取るべきなのか。中国の軍拡は、日本社会にこのような問題も突きつけているのです。 阿南友亮 1972年、東京生まれ。東北大学大学院法学研究科教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、同大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学(法学博士)。大学院在籍中に北京大学国際関係学院に留学。東京成徳大学講師、東北大学准教授を経て、2014年より現職。また2017年、東北大学公共政策大学院院長に就任。著書に『中国革命と軍隊』(慶應義塾大学出版会)、『シ��ーズ日本の安全保障5 チャイナ・リスク』(共著、岩波書店)など。
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gotosuguru · 6 years ago
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開催情報
時間
17:45 開場
18:00 開演
19:30 終演予定
入場無料
予約不要
住所
〒110-8714 東京都台東区上野公園12−8 東京藝術大学 上野キャンパス 第2ホール
(上野キャンパス案内図22番)
プログラム
田所 淳
出演: 田所 淳
プロフィール
前橋工科大学准教授 / 東京藝術大学非常勤講師 / 慶應義塾大学非常勤講師 1972年生まれ。クリエイティブコーダー。アルゴリズムを用いた音響合成による音楽作品の創作、ラップトップコンピュータを用いた音と映像による即興演奏などを行う。大学では、openFrameworks、Processingなどの「クリエイティブ・コーディング」についての講義を行う。講義資料はWebサイトで公開、多くの学生やクリエイターに活用されている。著書に『Processing クリエイティブ・コーディング入門 – コードが生み出す創造表現」技術評論社 2017 など。
https://yoppa.org/
作品内容Algorave set 2019
TidalCyclesとMaxを使用したライブコーディングのパフォーマンスを行います。ライブコーディングとは、楽器を即興演奏するようにプログラミングする行為自体をライブパフォーマンスとして行う表現手法です。リアルタイムにコーディングしている様子をプロジェクションしながら即興的に演奏が展開されていきます。
後藤 英
出演:後藤 英、鈴木 俊哉
プロフィール後藤 英
作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界活地で活躍。仏、英、独、日の4カ国語を巧みにこなし、新たなテクノロジーと関連させた斬新で刺激的な作品を世界中を発表している。作曲をアメリカ・ボストンのニューイングランド音楽院にて、アール・ブラウン、ロバート・コーガン、ルーカス・フォス、ドイツのベルリン芸術大学では、ディーター・シュネーベル、フランスではIRCAMにてトリスタン・ミュライユとブライアン・ファニーホウに学ぶ。フランス、IRCAMの招待作曲家、研究員、ボルドー芸術大学の准教授を経て、2017年の東京芸術大学に就任。1995年、マルティ・メディア・オペラ作品、”NADA”がベルリンのシャウルシュピール・ハウスにて演奏される。同年より、IRCAMにてコンピューター音楽を研鑽し、その後、研究員として、ジェスチュアル・インフォマティックの開発に携わる。2000年、東京フィルハーモニによりオーケストラ作品”ResonanceII”がオーチャード・ホールにて初演された。2003年、IRCAMのレゾナンスのフェスティバルでポ��ピドゥー・センターにてソロ・リサイタルを行い好評を得る。2006年、イギリスのAVフェスティバルより委嘱され、作品は話題となった。 2009年にはイタリア、第53回ヴェネツィアビエンナーレに招待された。著書に『Emprise〜現代音楽の系譜から、コンピューター・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、ニュ��・メディア・アート、新たなパフォーマンスへの進化』(2016年、スタイルノート)がある。
http://gotolab.geidai.ac.jp
鈴木 俊哉
アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に 取り組む。L.コーリ、B.ファーニホウ、L.フランチェスコーニ、原田敬子、細川俊夫、伊藤弘之、野平一郎、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演す る。ウィーンモデルン、チューリッヒ新音楽の日、ガウデアムス(Amsterdam)、ダルムシュタット、ISCM世界音楽の日々(‘95,’00,’01,’02)、秋吉台、パリの秋、武生、ロワイヨモン(Voix Nouvelles)、コンポージアム、ヨーロッパ・アジア国際現代音楽祭(Kazan)、クランクシュプーレン(Schwaz)、トンヨン、フェスティバル・ア・テンポ(Caracas)、メルボルンR.C.オープニングフェスティバル、ルーマニア国際現代音楽祭、アジアーゴ音楽祭、サントリーサマーフェスティバル、中国-アジア音楽週間(南寧)、ニュージーランド・フェスティバル(Wellington)、Etching Festival(Auvillar,France)、Melos-Ethos (Bratislava)等の音楽祭にソリストとして参加。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で現代奏法に関するワーク ショップやリサイタルを行う。’02年のダルムシュタット夏期講習会講師。東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。また、京都府教育委員会の派遣講師「夢大使」として子供たちにもリコーダーを教え、京都府の各小学校だけでなく、国内や台湾の小中学校でも教える。ソロCD 「Tosiya Suzuki Recorder Recital」はドイツの音楽ジャーナル、音楽と美学協会よりMusic & Ästhetik Interpretationsprize 2003を受賞。他に、名古屋市民芸術祭賞、ダルムシュタット奨学生賞、クラーニッヒシュタイナー音楽賞、第24回中島健蔵音楽賞、第1回創造する伝統賞、第14回佐治敬三賞を受賞。エリザベト音楽大学特別講師。
http://www.tosiyasuzuki.com/
作品内容quantiqueG II
人間の奏者の演奏をコンピューターが自ら認識して、そ���に対してコンピューター自ら伴奏をしていくシステムに基づいた作品。同時に楽器の音をインタラクティブにライブエレクトニクスで変化させる。
この作品では、リコーダーの新たな奏法に基づき、従来の楽器のサウンドに基づかない音響とコンピューターの音響をどのように発展できるかが試みられた。
ペルティエ・ジャン=マルク
出演:ペルティエ・ジャン=マルク
プロフィール
カナダ・モントリオール出身、日本在住のメディア・デザイナーと教育者です。現在は名古屋造形大学・メディアデザインコースの准教授として勤めています。
2002年に情報科学芸術大学院大学(IAMAS)に入学し、三輪眞弘の元で音楽とメディアアートの研究を始め、特にリアルタイム画像解析の応用について興味を持ちます。積極的にMaxを使い始め、2003年にエクスターナル集の「cv.jit」が初めて公開されます。2004年に岐阜県立情報科学芸術アカデミー(IAMAS)のDSPコース講師に就任します。サウンドインスタレーションをArs Electronica Festivalや光州ビエンナーレなどで発表します。2007年に慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程に入り、2010年に単位取得後退学します。同年に愛知淑徳大学メディアプロデュース学部の講師になって、ゲーム開発に携わり始めます。2015年に現職の名古屋造形大学に就任します。
研究活動ではインタラクティブ・メディア、電子音楽、サウンドデザイン、ゲームデザイン、感覚間相互作用とクリエーティブツールの開発と言った領域に関心があります。
作品内容Negative Space
この作品は動きの可聴化をテーマにしている「Materialization」シリーズの最新作です。このシリーズでは光や影の動きをリアルタイムで音に変換することによって、視覚現象にそもそもなかった重量感と物質感が生まれます。「Negative Space」は、このシリーズで初めて人間の動きを利用する作品になっていますが、敢えて「静止」状態を可聴化しています。もちろん、生きている人間は完全に静止することは非常に難しいですので、大道芸人でなければ、呼吸、瞬き、体の揺れといった動きが発生します。この極小な動きを大胆に音に変換し、出演者の生き物としての微小な葛藤を体験していただきます。
パフォーマーの前に立っているのはマイクロフォンではなく、距離を画像として捉えるデプス・カメラです。このカメラの映像をリアルタイムで分析し、呼吸、揺れと瞬きらしい動きを抽出します。パフォーマーが総合的にどれほど静止しているかも評価して、この指数が音響合成プログラムを制御します。
三輪 眞弘
出演者: Maxサマースクール初級コース受講生
プロフィール
1958年東京に生まれる。ベルリン芸術大学、ロベルト・シューマン音楽大学で作曲を学ぶ。2004年芥川作曲賞、2007年プリ・アルスエレクトロニカでグランプリ(ゴールデン・ニカ)、2010年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。「三輪眞弘音楽藝術 全思考一九九八ー二〇一〇」をはじめ、CD「村松ギヤ(春の祭典)」や楽譜出版など多数。旧「方法主義」同人。「フォルマント兄弟」の兄。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。
http://www.iamas.ac.jp/~mmiwa/ToDo.html
作品内容蛇居拳拍子
「逆シミュレーション音楽」による集団パフォーマンス作品
「蛇居拳算」(じゃいけんざん)と名付けられた演算(アルゴリズム)は、3つの状態、0, 1, 2において
自分が演算相手と同じ状態だったら同じ状態を続ける(例:自分が1で相手が1なら、1のまま)
自分が演算相手と違う状態だったらどちらの手とも異なる状態になる(例:自分が1で相手が2なら自分は(そのどちらでもない)0になる)
となる。蛇居拳算は3つの状態を扱う三進法の演算であり、蛇居拳拍子では、奏者がそれぞれ3つのうちのどれかの状態を持ち、他の特定の奏者を「演算相手」としながら自分の状態を更新していく。
有馬 純寿
出演者: 有馬 純寿
1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、ジャンルを横断する活動を展開。ソリストや室内アンサンブルのメンバーとして「サントリー芸術財団サマーフェスティバル」「コンポージアム」などの現代音楽祭をはじめ数多くの演奏会で電子音響の演奏や音響技術を手がけ高い評価を得ている。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。2012年より国内外の現代音楽シーンで活躍する演奏家たちと現代音楽アンサンブル「東京現音計画」をスタート、その第1回公演が第13回佐治敬三賞を受賞した。
現代音楽作品の電子音響の演奏以外では、一柳慧をはじめとする作曲家との共同作業や、国内外の実験的音楽奏家、スガダイロー、石若駿をなどジャズミュージシャンとのセッションも積極的に行っている。また、会田誠、小沢剛らとの「昭和40年会」をはじめ美術家とのコラボレーションも多く、近年では「瀬戸内国際芸術祭2013、2016」に参加し、香川県男木島にてインスタレーションの展示やワークショップなどを行った。 現在、帝塚山学院大学人間科学部情報メディア学科准教授。京都市立芸術大学非常勤講師。
作品内容Improvisation with Laptop
SMS(Sudden Motion Sensor)を内蔵した旧型MacBookを使用した即興演奏。
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lovecrazysaladcollection · 7 years ago
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“ 何を隠そう、海江田万里先生は我らが慶應義塾大学で、私が委員長を務めた文化団体連盟という自治会の会計幹事をしておられ、議員になったので三田祭で公演に呼ぼうと思ったら法外なギャラを要求されて、控え室に通した下級生の女の子を捕まえて「質疑応答の質問がなってない」等のクレームを容赦なくぶつけられ泣かれるという事態になった記憶も生々しい、慶應義塾大学法学部政治学科の卒であらせられます。” - 我が国の政治がエンター��イメントすぎるんですが: やまもといちろうBLOG(ブログ) (via dominion525)
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anifunk · 8 years ago
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331 名前: 超竜ボム(チベット自治区)@無断転載は禁止 [JP][] 投稿日:2017/03/01(水) 10:31:48.89 ID:J8k5lp8l0ミンス永田 東大卒 元官僚小西 東大卒 元官僚山尾 東大卒 元官僚後藤 東大卒 元官僚玉木 東大卒 元官僚320 名前: ドラゴンスリーパー(庭)@無断転載は禁止 [US][sage] 投稿日:2017/03/01(水) 10:18:54.58 ID:Ik8iZyEx0 [1/2]これでも東大で官僚だったんだろ政治屋になる人はショッカーに改造されるルールでもあるの?324 名前: 膝十字固め(茨城県)@無断転載は禁止 [GB][sage] 投稿日:2017/03/01(水) 10:21:23.94 ID:H+zZYUfF0 [2/4]>>320原発古賀、永田メール、がそりーぬ、この小西頭のおかしいのが官僚社会から追い出されて復讐に走ってるだけwまともな官僚出身者は自民から立候補する永田も見てみ?>慶應義塾志木高等学校を経て1993年東京大学工学部物理工学科を卒業する。大蔵省に入省した。>1995年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) でMBA課程留学をしている。政界進出>1999年に大蔵省を退職して愛知2区の衆議院議員、古川元久の公設秘書となる。な、そっくりだろ?この経歴
丁寧語とか、礼儀正しく書いてみる日記2:170303 ★進む道はみな同じ
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yahoo25ans2ch-blog · 8 years ago
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2ch 2ちゃんねる 参考文献 その他関連
■■■ 参考文献 ■■■
2ちゃんねる(監修) 『2ちゃんねる公式ガイド2002』 コアマガジン 2002年8月19日 ISBN 978-4877345372 2ちゃんねる(監修) 『2ちゃんねる公式ガイド2004』 コアマガジン 2004年1月7日 ISBN 978-4877346744 2ちゃんねる(監修) 『2ちゃんねる公式ガイド2006』 コアマガジン 2006年5月12日 ISBN 978-4877349103 2ちゃんねる(監修) 『2ちゃんねるのウラオモテ超入門』 マイウェイ出版 2003年2月20日 ISBN 978-4901716581 2典プロジェクト 『2典 ~2ちゃんねる辞典~』 バーチャルクラスター 2002年5月1日 ISBN 978-4835440330 2典プロジェクト 『続2典 【続2ちゃんねる辞典】』 バーチャルクラスター 2003年10月 ISBN 978-4835440620 2典プロジェクト 『2典 第3版』 宝島社 2005年8月13日 ISBN 978-4796647540 2ちゃんねる,まるへそ太郎(監修) 『2ちゃんねる AA大辞典』 ソフトバンククリエイティブ 2003年3月7日 ISBN 978-4797322750 鈴木淳史 『美しい日本の掲示板』 洋泉社 2003年6月21日 ISBN 978-4896917369 前川徹,中野潔 『サイバージャーナリズム論-インターネットによって変容する報道-』東京電機大学出版局 2003年10月25日 ISBN 978-4501620301 井上トシユキ 『2ちゃんねる宣言―挑発するメディア 増補版』 <文春文庫PLUS> 文藝春秋 2003年12月10日 ISBN 978-4167656867 井上トシユキ 『カネと野望のインターネット10年史―IT革命の裏を紐解く』扶桑社 2007年6月1日 ISBN 978-4594053864 哭きの竜 「真ザ・バトルウオッチャー・ロワイアル R4:電網英雄伝説~立国篇~」 『B-GEEKS vol.4』 2002年2月1日 三才ブックス pp.112-113 ハッカージャパン(編) 『2ちゃんねる中毒』 白夜書房 2002年7月10日 ISBN 978-4893677815 ばるぼら 『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』翔泳社 2005年5月10日 ISBN 978-4798106571 ひろゆき 『元祖しゃちょう日記』 講談社 2004年10月 ISBN 4-06-212646-X 西村博之 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』 扶桑社 2007年7月1日 ISBN 978-4594053888 ひろゆき 『僕が2ちゃんねるを捨てた理由 』扶桑社 2009年6月1日 ISBN 978-4594059521
■■■ 関連研究 ■■■
畦地真太郎,松村憲一 「匿名コミュニティにおける対人認知」 独立行政法人通信総合研究所 『第3回AI若手の集い MYCOM2002 オンライン資料集』 (2002) 石坂達也,山本和英 「2ちゃんねるを対象とした悪口表現の抽出」 『言語処理学会 第16回年次大会 発表論文集』 2010年3月 伊藤昌亮 「ネットに媒介される儀礼的パフォーマンス: 2 ちゃんねる・吉野家祭りをめぐるメディア人類学的研究」『マス・コミュニケーション研究』, 2005 岩本浩美 「2ちゃんねる」はどのようなメディアか」 平成14年度 慶應義塾大学文学部 図書館・情報学専攻卒業論文 内山弘 「ネットの日本語 -2ちゃんねるとニコニコ動画を中心に-」『地域政策科学研究』 vol.7 2010年3月10日 pp.219-23 柏原勤 「「2ちゃんねるスレッドまとめブログ」 によるニュース・コミュニケーションに関する一考察」 『哲学 128集(前号)』 三田哲學會,pp.207-234, 2012年3月 工藤浩 「「2ちゃんねる」の挑戦あるいは挑発」 『人間関係学研究 : 社会学社会心理学人間福祉学 : 大妻女子大学人間関係学部紀要』 7, pp.41-49 2006年2月 國領二郎 「ネット上における消費者の組織化- そごうに対する不買運動の事例から-」『ITME ディスカッションペーパー』 東京大学経済学部, 2001年3月 高橋克実 「2ちゃんねると2ちゃんねるまとめサイトの分析」 中部大学人文学部卒業論文 2013年12月11日 内藤小子 「匿名掲示板コミュニティの可能性――「2ちゃんねらー」の折り鶴14万羽 折らないかプロジェクトから――」同志社大学 2003年度卒業生卒論 平井智尚 「2ちゃんねるのコミュニケーションに関する考察」 『メディア・コミュニケーション : 慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所紀要』 No57, pp163-173, 2007 平井智尚 「インターネットにおける 「ブログ炎上」 に関する一考察」 『慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要』, 2007 松田謙次郎 「ネット社会と集団語」 『日本語学』 25(10), 25-35, 明治書院 2006年9月 松村真宏,大澤幸生,中村洋 「フレーミングは議論を阻害するか: 2ちゃんねるは何故面白い?」 『電子情報通信学会技術研究報告』 2002 松村真宏,柴内康文,西村博之,三浦麻子 「2ちゃんねるにおけるコミュニケーションの時系列解析」 『第4回AI若手の集い MYCOM2003 オンライン資料集』, 2003 松村真宏,三浦麻子,柴内康文,大澤幸生 「2ちゃんねるが盛り上がるダイナミズム」 『情報処理学会論文誌』 45巻3号, pp.1053-1061 2004年5月 松本恭幸 「『2ちゃんねる』におけるジャーゴン」 『月刊言語』vol.32 no.2 大修館書店 2003年2月 pp.78-79 山田亜希子 「ニュース提供の場としての電子掲示板の有効性」 慶應義塾大学2003年度卒業生卒論
■■■ 関連書籍 ■■■
『思い出に残��食事 (西村博之 バジリコ 2003年8月8日) ISBN 4-901784-22-6 『2ちゃんねるVOW―逝ってよし! (宝島社 2003年7月) ISBN 4-7966-3481-9 『激しく同意!!―2ちゃんねるVOW (5) (宝島社 2004年7月2日) ISBN 4-7966-4201-3 『仕事に使える2ちゃんねる―誰も教えてくれなかった読み方・探し方 (中井紀之 インプレス 2004年9月) ISBN 4-8443-2029-7 『電車男 (中野独人 新潮社 2004年10月22日) ISBN 4-10-471501-8 『泣ける2ちゃんねる (コアマガジン社 2004年2月) ISBN 4-87734-675-9 『泣ける2ちゃんねる (2) (コアマガジン社 2005年3月) ISBN 4-87734-816-6 『痴漢男 (板野住人 双葉社 2005年4月) ISBN 4-575-29795-X
■■■ 関連雑誌 ■■■
『2ちゃんねる大攻略マガジソ』 <GEIBUN MOOKS> vol.1-2 2002年1月10日-2002年4月11日 芸文社 『netbum』 vol.1-6 2002年-2003年 大洋図書 『2ちゃんねるぷらす』 vol.1-11 2003年3月22日-2005年1月17日 コアマガジン
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sumikko-antena · 4 years ago
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【芸能】弘中アナ、萌え袖&謎ポーズに「可愛すぎ」と反響!
弘中アナ、萌え袖&謎ポーズに「こんな弘中ちゃんなかなか見れない」「可愛すぎ」と反響(2021年5月27日)|BIGLOBEニュース – BIGLOBEニュース 弘中アナ、萌え袖&謎ポーズに「こんな弘中ちゃんなかなか見れない」「可愛すぎ」と反響(2021年5月27日)|BIGLOBEニュース  BIGLOBEニュース (出典:BIGLOBEニュース) 弘中綾香 弘中 綾香(ひろなか あやか、1991年〈平成3年〉2月12日 – )は、テレビ朝日のアナウンサー。 神奈川県川崎市出身。身長157cm。利き手は、左。視力矯正手術済。 慶應義塾中等部、慶應義塾女子高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。高校時代はオーケストラ部(担当はヴァイオリン)およびスキー 14キロバイト (1,485 語) – 2021年5月13日 (木) 18:52 (出典…
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honyade · 5 years ago
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山崎聡一郎さん講演会 ゲスト:藤井剛先生 「こども六法」(弘文堂)刊行記念 「初耳!『法教育』! ~こども六法から考える意義と目標~」
日時:令和2年1月21日(火)18:30~(開場18:00) 会場:三省堂書店神保町本店8階特設会場
講演会には参加券が必要です。12月25日以降当店にて「こども六法」(弘文堂/本体1,200円)をご購入、もしくは参加料500円(本体)をお支払の先着100名様に講演会参加券を差し上げます。参加ご希望の方はお電話でご予約ください。
ご予約お電話:03-3233-3312(午前10時~午後8時・おかけ間違いにご注意ください。)
講演会の席は自由席です。講演会終了後ご希望の方はサイン会にご参加できます。講演会終了後のサイン会は参加券の番号順のご案内となります。
山崎聡一郎(やまさき そういちろう)さんプロフィール 1993年、東京都生まれ。 教育研究者、写真家、俳優、合同会社Arts&Arts社長、修士(社会学)。 小学校5年から6年にかけて左手首を骨折するほどの暴力を伴ういじめを受け、中学受験を決意。東京の私立桜丘中学校に進学するも、今度はいじめ加害者となり、いじめ被害の苦痛を知る自身が加害者となってしまったことに衝撃を受ける。この経験からいじめ問題の複雑さと難しさを痛感し、いじめ問題への取り組みを決意。埼玉県立熊谷高等学校を経て慶應義塾大学総合政策学部進学後は自身の経験を踏まえて「法教育を通じたいじめ問題解決」をテーマに研究活動を開始する。学部3年時にはオックスフォード大学に短期留学し、政治教育への演劇的手法の導入方法を学んで単位を取得。また、慶応義塾大学から研究奨励金を受給し、「こども六法」(弘文堂)の基礎となった法教育副教材「こども六法」を製作した。学部卒業時には学位記授与学部総代に選出、卒業論文は優秀卒業プロジェクトに選定された。 2019年3月、一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了、現在は慶応義塾大学SFC研究所所員として研究活動を継続している。法と教育学会正会員。 劇団四季「ノートルダムの鐘」に出演するなど、ミュージカル俳優としても活躍中。
藤井剛(ふじい つよし)先生 明治大学特任教授。 専攻分野(研究分野)は教育学、教科教育学、教育方法学。
「こども六法」(弘文堂/本体1,200円) 内容紹介 いじめや虐待は犯罪です。人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。それは法律という社会のルールによって決められていることです。けれど、子どもは法律を知りません。誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。
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himatsubushini7 · 6 years ago
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【大絶賛】弘中綾香アナ、“ドラミちゃん”コスプレ 「破壊力すごい」「人間と思えないくらい可愛い」
弘中綾香 弘中 綾香(ひろなか あやか、1991年2月12日 – )は、テレビ朝日のアナウンサー。 神奈川県川崎市出身。身長157cm。利き手は、左。視力矯正手術済。 慶應義塾中等部、慶應義塾女子高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。高校時代はオーケストラ部(担当はヴァイオリン)およびスキー部に所属し、 10キロバイト (1,137 語) – 2019年12月2日 (月) 04:57
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(出典 storage.mainichikirei.jp) ドラミちゃんのコスプレってどんなのかと思ったら・・・ (出典 【芸能】弘中綾香アナ、“ドラミちゃん”コスプレに絶賛「破壊力すごい」「人間と思えないくらい可愛い」) 1 湛然 ★ :2019/12/05(Thu) 05:09:00 ID:5aDBOqff9.net
弘中綾香アナ、“…
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