#木下清蔵遺作写真集
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はにわ展

東京国立博物館ではにわ展を見る。「挂甲の武人」(上のチラシ画像のメインビ��ュアル)の国宝指定50周年を記念した特別展である。埴輪以外の出土品も展示されている。
つかみは修復後初お目見えの「踊る人々」。最近では、踊っているのではなく馬の手綱を持って馬を引いているのでは、という説が有力になってきているらしい。

修理の模様を収めた動画がとてもおもしろかったのでリンクしておく。(この動画は会場では流れていなかった)
踊る人々の次は、国宝ばかりを集めた展示、および2メートル超の高さを誇る円筒埴輪を含む展示。撮影禁止だったり見学者多数でうまく撮れなかったりしたのでここに載せられる写真はないが、埴輪だけでなく大刀(金の象嵌)、沓(金銅製)、耳飾り(金製)、甲冑など状態の良い出土品も並んでいて、ヤマト王権の威勢を見せつけるかのような展示室だった。
以降の展示室では、埴輪を造形で分類して紹介する流れがわかりやすかった。まず基本の円筒埴輪とそのバリエーション。壺のように見えるものも埴輪で、そのまま壺形埴輪と呼ばれている。



船形埴輪。

武具の形をした埴輪。

そのほか見学者の写り込み多数でここには写真をアップできないが、盾形埴輪、靫形埴輪、椅子形埴輪などがあった。靫(ゆぎ)は矢を入れる道具。
土ではない素材で作られた埴輪様のものが古墳に置かれることもあったのだそうで、例として武装石人(下の写真)、大刀の形をした木製品、靫の形の木製品が紹介されていた。

このあと群馬県太田市の窯で焼かれた「挂甲の武人」埴輪5体が揃い踏みする室へと向かう。展示のしかたがやたら凝っていて、戦隊モノのヒーローをキャラづけして紹介するようなノリだった。たとえば下の写真は国立歴史民俗博物館所蔵のもので、台が黄色、そして展示ケースの背面に埴輪の上半身がぼうっと浮かび上がるように見えている。埴輪ごとに台の色が異なり(キャラごとに色が違うのは戦隊モノのお約束)、ケース背面もそれぞれ同様にデザインされている。

おもしろかったが、埴輪そのものをつぶさに見るというより展示方法に注意が向いてしまったので、個人的にはもっと淡々と見たかった。出来の良いよく似た埴輪が5体揃ったというだけでじゅうぶん派手なのだから、見せ方まで派手にしなくとも……と思ったり、しかし埴輪を作った人がこうして華やかに展示されたのを見た���喜ぶかもしれないな……と思ったり。

埴輪は赤、白、灰色、黒の顔料で彩色されることもあったのだそう。上のチラシ画像のメインビジュアルの挂甲の武人が当時彩色されていたらこんな感じかも?という復元が下の画像。


次の3枚は、挂甲の武人が着ているのと同じタイプの冑、挂甲、籠手。こういうものも現物がちゃんと出土してるのか!と驚いた。



造形別埴輪紹介に戻る。人の形の埴輪がたくさんあったが見学者の写り込みも多数でやはり写真は載せられない。モ��ーフとしては、盾や杯や何かを持った男子や女子、座った男子や女子、力士などが挙げられる。
家形埴輪はとても神聖なものなのだそうで、これも多数展示されていた。下の写真は作りかけのままの家形埴輪。埴輪工房が焼失した状態で発見されたとのことで、気の毒ながらたいへん興味深い。

導水施設形埴輪。導水施設。意外すぎてキャプションを二度見三度見してしまった。聖水の儀礼または遺骸を洗浄した施設と考えられている由。

これは埴輪棺。このように古墳を飾るためではない埴輪もあったとのこと。

みんなの人気者、動物埴輪の皆さん。

少なくとも四つ足の動物のお尻にはたいてい穴が空いているように見えた。鳥のお尻にも空いていることがある。


下の写真の中央は鵜形埴輪。ここで鵜が出てくるとは想像できなかった。

魚形埴輪。鵜がいるなら魚もいて不思議ではない。

最後は近現代における埴輪の受容のされかたに関する展示。内容的にはごくあっさりしているので、この分野については東京国立近代美術館の「ハニワと土偶の近代」を見るべきだろう。
東京タワー近くの芝���園から出土した男女の埴輪。これが出土したときの調査が郷土研究のきっかけになったとのこと。

三船敏郎が所持していたらしい、ひよこ形埴輪。

版画家の斎藤清が下の写真の埴輪をモチーフにした作品を作っている。

次の埴輪は、映画『男はつらいよ』主演の渥美清に似ていると話題になったそうだが、別に似てないよね……?と思ったら、葛飾柴又の古墳から出土したものだそうで、まあ納得。

群馬県が開催したHANI-1グランプリで優勝した埴輪。満面の笑みが勝因か。

下の3体は明治天皇の陵に奉献された埴輪と同じ形で作った模型。吉田白嶺の作。このあたりのヤマト民族らしいきな臭さなどは上述の「ハニワと土偶の近代」の守備範囲。

おまけ。展示室の壁の装飾。

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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責���療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅���尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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【偉大なる先人たち】 アイヌ民族には、忘れてはならない偉大なる先人たちがいます。 熊狩りの名人(名猟師)でもあり 酋長(リーダー)でもある 『宮本エカシマトク様』 今回は、その長男である 『宮本トモラム翁様』の [カムイミノ]をデザインで表現してみました。 神をアイヌ語で「カムイ」といい、神に祈ることを「 カムイノミ」といいます。 今まで白黒写真でしか、お目にかかった事しかなかったですが もし、この時代に自分が生きていたら 是非共、お会いしたかったです。 話はさておき 自分の想い��� 現代にアイヌ文化を生かしたい。 現代でアイヌ文化を活かした。 そうする事により、忘れては行けない大切な事に気付き 大切にして行きたい伝統文化によりスポットが当たるのではないかと考えております。 過去を学び 現在を知り 未来に生かす そうする事により アイヌ文化はより尊いものになって行くのではないでしょうか? 大切をより大切に 自分が好きなアイヌ文化をとことんカッコいい存在にしたい! もちろん側から見たらエゴかもしれません。 けど、信念は変わりません。 アイヌ文化を世界から愛される文化にしたい。 ただそれだけです。 そんな想いから、現代に活かせるようなアイヌ文化を創りたいと思い 先ずはアイヌ文化を知って貰おうと 今回、アイヌ文化を乗せた鞄を作りました! アイヌ文化を乗せた鞄に世界に旅に出てもらいたい 世界中の人にアイヌ文化の魅力を伝えたい 自分のミッションは アイヌ文化への入り口を創設する事です! 現在、マクアケというクラウドファンディングにて文化を乗せた鞄というプロジェクトを始めました! プロフィールページから飛べますので 是非ご賛同頂けたら嬉しいです! 皆様のお知り合いの方々にSNSを通してシェアして頂けるだけでも、とても嬉しく思います! 鞄を売るのではなく 文化の魅力を広めたい! 切なる想いです。 どうかプロジェクトページのシェアにご協力下さいませ。 宜しくお願い致します。 #木下清蔵遺作写真集 #宮本エカシマトク #宮本トモラム #アイヌ文化が純粋に好きって人達と繋がりたい #アイヌ #ainu#aynu #本革バッグ #トートバッグ #クラウドファンディング#マクアケ #アイヌ民族 #北海道#japan #先住民族 #伝統文化 #ゴールデンカムイ #白黒画像をカラーに変える #命を吹き込む https://www.instagram.com/p/BzBEY-ggTgY/?igshid=ltmqmkckknk0
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京都を愛したデヴィッド・ボウイが涙した正伝寺の日本庭園
NEWS WEEK
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
<訪日外国人にも人気の日本庭園。なぜ歴史に名を残した人たちが日本庭園にたどり着くかを考えると、その見方も変わってくる。デヴィッド・ボウイは日本のテレビCMに起用された際、自ら正伝寺を撮影場所に希望したという>
金沢の兼六園や岡山の後楽園、水戸の偕楽園など、人々を魅了する日本庭園は各地にあるが、訪れるのは日本人だけではない。
実際、Japanese gardens(日本庭園)に関する英語の情報はインターネットにあふれており、アメリカには日本庭園の専門誌まである。今や日本庭園は、日本を訪れる外国人にとって外せない「見るべきもの」となっているのだ。
京都を中心に庭園ガイドをしている生島あゆみ氏はこのたび、「なぜ、一流とされる人たち、歴史に名を残した人たちは、日本庭園にたどり着くのか」をテーマに執筆。『一流と日本庭園』(CCCメディアハウス)を刊行した。
庭園そのものだけでなく、それらを造った人物、深い関わりのある人物の人生を見つめた上で、庭園との結びつきを読み解いた。これ1冊で日本庭園の見方・楽しみ方が変わるというユニークな一冊だ。
足利義満は金閣寺を、稲盛和夫は和輪庵を造った。スティーブ・ジョブズは西芳寺に、デヴィッド・ボウイは正伝寺に通った。ここでは本書から一部を抜粋し、3回に分けて掲載する(今回は第2回)。
※第1回:利他の心に立つ稲盛和夫が活用する京都の日本庭園「和輪庵」
◇ ◇ ◇
デヴィッド・ボウイ(1947年〜2016年)と正伝寺(しょうでんじ)(京都)
たびたび京都を訪れていたデヴィッド・ボウイが、その美しさに涙したという正伝寺の庭。白砂に七・五・三の刈り込み、遠方に望む比叡山の借景......。世界的なアーティストは何を感じとったのか。
親日家のデヴィッド・ボウイ
ボウイは、親日家で有名でした。また仏教や禅に造詣が深かったようです。BBCテレビ『デヴィッド・ボウイの日本流への熱情』によると、ボウイが20歳頃、舞踊家リンゼイ・ケンプ氏のもとで、ダンスとマイムを習いました。このケンプ氏が、伝統的な歌舞伎の様式に大きな影響を受けていたそうです。歌舞伎や能という伝統芸能が、ボウイが日本文化を知る入り口になりました。
また、チベット仏教の高僧はボウイと親交があり、彼が仏教の僧侶になるつもりだったと証言しています。もともと、仏教に深い関心があったようです。
アルバム『ジギー・スターダスト』全盛期の頃に、スタイリスト・高橋靖子、写真家・鋤田正義、ファッションデザイナー・山本寛斎などがボウイと親交があったそうです。
鋤田正義はボウイを京都で撮っていますが、ボウイの希望は京都の人々が日常の生活を送るような場所で、というものでした。
ボウイが梅田行きの阪急電車の前でさっそうと立っている姿は、ファンだけでなく京都に住んでいる人達をも魅了します。切符を買っていたり電話ボックスで受話器を持っていたりする写真などもあります。古川町商店街では、当時、創業70年のうなぎ店の名物八幡巻きを買っている姿もありました。
スターダムにのし上がった1970年代後半、プレッシャーなどからドラッグの誘惑に苛まれ、ベルリンに移り音楽活動をしていた時期がありました。名盤「ロウ」「ヒーローズ」「ロジャー」のベルリン三部作を制作しました。この頃、ボウイはツアーの合間を縫うように京都を訪れていました。ボウイにとっては大きなターニングポイントで、自分自身をリセットするために京都に来ていたそうです。
大徳寺の僧侶は、ボウイと親交がありました。日本、そしてその精神の奥にある禅に、ボウイは向き合っていったのだそうです。WOWOWドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイの愛した京都』で「禅の中では、自由を得るというのが究極にあり、特に死ぬことからの自由のことだと。変わるというのは自分が死ぬことで、ボウイは、自分が変わることから真の自由を求めていたのではないでしょうか。」と僧侶は話していました。
「新しい自分、本当の自分の姿を京都で見つけたのです。京都��時間の流れを、ボウイは大切にしていたようです。常に今が大事だということです。」と彼は続けます。
ボウイは芸術や文化、歴史を学ぶ才能に溢れていたと言います。美術品のコレクターではなく、その物の精神を自分のものにしていく才能があったそうです。「ヒーローズ」のB面に収録されたインストゥルメンタル曲「モス・ガーデン」では、美しい琴の音色が聞こえてきます。これはファンが、直接本人に手渡したおもちゃの琴の音色です。これを弾きこなして、自分の音楽表現をしている才能に凄さを感じます。
1990年代には、イマンと新婚旅行に京都に来ていますが、滞在したのは老舗旅館「俵屋」でした。また、江戸時代創業の蕎麦屋「晦庵(みそかあん)河道屋(かわみちや)」本店もお気に入りだったそうです。俵屋と河道屋は、スティーブ・ジョブズも好きでした。二人が遭遇した可能性は少ないと思いますが、好みが似ているのが不思議です。
正伝寺の歴史とその庭園
ボウイが愛した正伝寺は、どのようなお寺なのでしょう。正伝寺は、京都市北区西賀茂にあります。五山送り火で有名な船山の南側に位置しています。臨済宗南禅寺派の諸山の格式を持つお寺です。山号は吉祥山(きっしょうざん)。寺号は正伝護国禅寺で、本尊は釈迦如来です。
正伝寺は、1260年、宋より来朝した兀庵普寧(ごったんふねい)禅師の高弟が、京都一条今出川に創建しました。1265年に兀庵普寧禅師は宋に帰りますが、その後、東巌恵安(とうがんえあん)が跡を継ぎ、1282年にこの西賀茂の地に移りました。
応仁の乱で荒廃しましたが、徳川家康が再興します。本堂は、1653年に金地院の小方丈が移築されたものです。伏見桃山城の御成殿(おなりでん)の遺構を移したものとも言われています。方丈の広縁の天井には、伏見城落城時、徳川家臣・鳥居元忠と家臣らが割腹し果てた廊下の板を、供養のため天井に貼った「血天井」があります。
方丈の各室の襖絵は、1605年頃、徳川家康の命により狩野山楽が描いた中国・杭州西湖の風景です。山楽の残した貴重な作品です。
庭園は白砂とサツキ等の刈り込みが並ぶ枯山水です。方丈の東側に造られており、敷地は363平方メートルです。
方丈から見て白砂の奥に、右から、七つ、五つ、三つと、植栽の大刈り込みがあるだけです。これを七・五・三形式と言いますが、通常は石が七・五・三に置かれ、植栽で表されているのは正伝寺だけです。
植栽構成は、三つがサツキのみ。五つがサツキとサザンカ、七つがヒ��クチナシ、アオキ、サザンカ、サツキ、ナンテン、ヤブコウジ、チャと組み合わされています。
この庭園は江戸初期に造られました。小方丈が金地院から移築されているので、小堀遠州作とも言われていますが、時期的に見て、別の作庭家との説もあります。
江戸初期には、滋賀県の大池寺庭園や奈良県大和郡山の慈光院庭園など大刈り込みの庭園が他にも存在しています。龍安寺の石組が「虎の子渡し」と言われるのに対し、正伝寺の七・五・三とする刈り込みは「獅子の児渡し」と言われています。ゴツゴツした石が虎で、ふわっとした植栽の刈り込みを獅子と見立てたのでしょうか。
明治維新以降、寺領・社殿の召し上げなど苦しい時代になります。正伝寺の明治期の写真が残っていますが、高木が増え、刈り込みも乱れた様子です。
戦前の1934年、重森三玲を中心とした京都林泉協会の会員有志が、後から加えられたであろう石を取り除くなど荒れた状態を整えました。こうした努力により、かつての姿を取り戻した現在の庭園は、京都市の名勝に指定されています。
庭に敷き詰められた白川砂と緑の刈り込みの植栽、下界を遮断する漆喰塗りの塀の構成の向こうに、遠山として望めるのが比叡山です。遠くにポツンと比叡山だけを見渡せる巧みな借景の取り方が、正伝寺の庭をより特別な存在にしています。
正伝寺とデヴィッド・ボウイ
京都の北に位置する正伝寺は、最寄りのバス停から歩いて20分ほどかかりアクセスが良くありません。山門を抜けると登り坂の山道が続きます。本堂まではおよそ250メートル。静かな山道はやがて、下界と離れた特別な禅の庭へと誘ってくれます。
実はこの人里離れた禅寺の正伝寺の庭は、知る人ぞ知る名勝なのです。どうしてボウイがこの庭のことを知っていたのでしょうか。おそらく、彼の友人だった米国出身の東洋美術家・デヴィッド・キッドの存在が大きかったのだと思います。
デヴィッド・キッドは、九条山に邸宅を持っており、「桃源洞」と名付けていました。ボウイはここをよく訪れたそうです。ボウイは、桃源洞の居間にあった平安時代の地蔵菩薩を眺めて時を過ごしていたそうです。菩薩の控えめな様子から深い哀れみを感じていたのではないでしょうか。
1979年の年末、広告代理店が宝焼酎「純」のコマーシャルにボウイを起用する提案をしました。アーティストとして非常に高い純粋性を持った人として、彼以外にいないということでした。
ボウイはお気に入りの俵屋に泊まり、撮影は嵐山にある松尾大社近くの公園や正伝寺で行われました。正伝寺を希望したのは、ボウイ本人だったそうです。宝ホールディングスの元会長・細見吉郎は、学生時代からずっと京都に住んでいましたが、当時、この寺の存在を知らなかったそうです。整然とした枯山水庭園と比叡山の眺めに感動し、訪れる人も少なく、静寂に包まれていたので「ボウイさんが正伝寺を指定した理由が分かった」と語っています。
――「撮影中にボウイさんは庭園を見つめ、涙を浮かべていた」と細見さんは振り返る。「景観に感動したのか、何か悲しい思いをしたのかは聞けなかった。繊細で純粋な人だった」と記憶をたどる。――(日本経済新聞「D・ボウイが涙した静寂」/2016年2月19日)
宝焼酎「純」の販売数量は、1980年からの5年間で11倍に増えたそうです。
コマーシャルには、ボウイ自身が作った「クリスタル・ジャパン」という、雅楽を意識したインストゥルメンタルの曲が使われました。正伝寺の庭の白砂の上に、グラス片手に座っているシーンはとても印象的です。
私がこの庭を訪ねたのは、紅葉が始まる頃でした。デヴィッド・ボウイが愛した庭を鑑賞しようと、海外からの観光客の姿もありました。
刈り込みが美しい庭の方丈前には数人がいましたが、みな庭を観ており、沈黙だけが心地よい空間を作っていました。しばらく静観していると、心が洗われたような気持ちになりました。
ボウイもまた、心を清めるように真の美を前にしていたのかもしれません。庭には、自分をリセットするとともに、自由にしてくれる作用があるのかもしれません。
※第3回は5月23日に掲載予定です。
※第1回:利他の心に立つ稲盛和夫が活用する京都の日本庭園「和輪庵」

『一流と日本庭園』 生島あゆみ 著 CCCメディアハウス
正伝寺 京都府京都市北区西賀茂北鎮守菴町72
http://shodenji-kyoto.jp/
正伝寺は、京都市北区西賀茂にある臨済宗南禅寺派の諸山の格式を持つ寺である。山号は吉祥山。寺号は詳しくは正伝護国禅寺という。本尊は釈迦如来。
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各地句会報
花鳥誌 令和4年8月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年5月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
金剛の粒となりけり薔薇の雨 和子 鍵穴を覗けば明治聖五月 きみよ 薔薇園のクレオパトラはまだ蕾 秋尚 ひざまづく職人の手に朽ちし薔薇 久 華やかに薔薇から離れゆく女 順子 旧家とは��の匂ひと薔薇の香と 久 ダイアナと言ふ白薔薇にさみだるる きみよ 避雷針錆びて眠りし夏館 いづみ セルを着て館の手すり撫でてをり 季凜 棕櫚の花待つ洋館の灯は昏く 和子 この薔薇も名の幻を抱き続け 順子 罪深き身をつつみたる薔薇の風 和子
岡田順子選 特選句
セピア色かな夏炉の上の写真 光子 父と子の聖霊が触れバラ白に いづみ 緞通の褪せし撞球室に夏 光子 大滝の水のふたつの光る芯 三郎 裏木戸を守る閂とめまとひと 久 黴の世や蔵に遺作の絵が少し 同 薔薇の夜に抱かれて園の鳥となり いづみ いくつもの薔薇の名を呼びゐたりけり 光子 薔薇を売る男はそつと跪く 小鳥 金剛の粒となりけり薔薇の雨 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
観音の慈悲の眼差し春の雨 中山昭子 春愁や逝きたる友と病む友と ミチ子 奥院に鎮もる神や祭果つ 昭中山子 渓水の音も卯の花腐しかな 時江 田植機の通りて泥の日曜日 久子 幾何学も知らず蜘蛛の囲かけてをり 中山昭子 代掻くや鉄塔揺らし雲揺らす みす枝 仏壇の母と語りし母の日よ 信子 無人駅菜の花一輪挿しの卓 英美子 海色の風を運びて夏来る 時江 とりどりの駄菓子買ひ込み昭和の日 上嶋昭子 粽解く香りの中に母の顔 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
北信の山々を背に鯉幟 貴薫 風を呑む園児手作り鯉のぼり 三無 新茶淹れ母と語らふ京都旅 せつこ そこはかと由緒ある家鯉幟 美貴 嫌なことすうと消えゆく新茶の香 美貴 故郷の新茶届きて長電話 史空 鯉幟男児誕生高らかに せつこ 新茶汲む最後の雫ていねいに 美貴 新茶の香部屋にすつきり立ち昇り せつこ 五人目にたうたう男の子鯉幟 あき子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
奥越の麻耶姫目覚め山若葉 令子 子どもの日少年その日句を作る 同 書き込みの多き譜面や夏浅し 登美子 駆け足も卯月の雨に追ひつかれ 紀子 肩ぐるま手を伸ばしをり藤の花 実加 二輪車のオイル残香夏に入る 紀子 菓子のやう小さなトマト頰張りし あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月10日 萩花鳥句会
句友とも会へぬコロナや夏に入る 祐子 育つ子に未来の風を鯉のぼり 健雄 ひとけなく今は昔の多越の藤 恒雄 葉桜や母と集ひしこのホテル ゆかり 甘夏の里は潮風吹くところ 陽子 葉桜を揺らす影なし廃校舎 明子 葉桜の土手お揃ひのユニホーム 美恵子
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令和4年5月12日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ウクライナいつまで続く五月闇 由季子 母の日に思ふ後に父もゐて さとみ おしやれする気持ちかき立て更衣 同 麦秋や大河一筋地を分ける 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月12日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
湯の句会 第一回
ご機嫌の鶯老を鳴きにけり かづを 若葉風光となりて消えゆけり 同 雨意去りし故山に鶯老を鳴く 同 問ひかけに長い返事や暮れの春 和子 黄金の麦田後へ三国線 同 絹ずれの音や女将の裾捌き 雪子 群青の海深くして沖朧 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月13日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
湯の句会 第二回
境内に浄土思はす白牡丹 希 巫女が舞ふ白きうなじの祭髪 同 日本海見えゐる岬卯波寄す 同 夏立つや虹物語ある町の 匠 雑談に疎き耳なり宿浴衣 清女 宿の名に謂のありて花菖蒲 千代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
チューリップ幼き我に連れ戻す 佐代子 海彦へ浜の茅花野風に伏す 都 廃線の駅名標に花菜雨 宇太郎 風を待つ鯉幟眼を天に向け 佐代子 葉がくれに花見つけたり朴散華 すみ子 虞美人の涙のかたち芥子坊主 美智子 配膳車筍飯の香を乗せて 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
野仏の錫の錆姫女菀 亜栄子 木陰抜け風の広ごる麦の秋 秋尚 枡形はなべて大樹や寺若葉 百合子 竹林を暗め卯の花腐しかな 秋尚 鯉のぼり色塗り分けて切り抜いて 白陶 母の日は父の寡黙の思ひ出も ゆう子 母の日の遺影の母は凜として 多美女 雨に濡れ向きそれぞれの竹落葉 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
頰杖の墓美しく新樹光 慶月 木の朽ちて大蛇めきたる翳り沼 文英 あぢさゐの色ととのはず人逝けり 葉月 黒南風や樹霊を浸す水の音 千種 蜘蛛の糸聖観音の背中より 慶月 鎌倉へ羽蟻を運ぶ蟻一�� 久子 青梅の転がる坂の下に句碑 要
栗林圭魚選 特選句
朴の花真白き命天に置き 三無 大空を水馬飛ぶ池の面 軽象 ひとつづつ落つる準備のえごの花 秋尚 稲毛氏の寺門はひそと朴の花 芙佐子 錆びゆくを天へ曝して朴の花 要 母の塔新樹の風に集ふ人 ます江 翡翠の帰りを待たず水流る 久
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
口笛の鳴る子鳴らぬ子揚げ雲雀 清女 一匹の蟻に従ふ千の蟻 英美子 魚釣る女子学生の夏帽子 千代子 三代も待ちし男の子や鯉幟 みす枝 新緑を塗り重ねたる昨夜の雨 かづを 金色の観音像や夏近し 和子 ロシアより卯波来るかと若狭湾 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
母の日や吾子は二人の母となり 千加江 葉桜や葉室麟よむ木陰あり 令子 早逝の友かと思ふ春の虹 淳子 母と子の二人だけなる鯉幟 同 花衣母の手を借り着たる日も 清女 麦秋の夕陽をあびて波立ちぬ 笑子 ぜんまいの萌ゆのけぞつてのけぞつて 雪 髢草少し癖毛でありし母 同 春日あまねし万葉の流刑地に 同 鶯や万葉の野を席巻す 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一輪は少し小さく二輪草 雪 咲き倦みし十二単の紫も 同 人淋し二人静の花の名に 同 新しき鋏で薔薇の手入かな 同 人乗せてふらここと云ふ揺れ様に 同 永き日や動かして見る石一つ 同 人の世に二人静の花として 同 花冷と云ふ美しき夜の色 同 蝶知るや初蝶として待たれしを 同 虹立ちぬ私雨に軒借れば 一涓 町中の道に横切る蛇に遇ふ 中山昭子 羅やピアスに及ぶ愁ひあり 上嶋昭子 噴水のみどりの風に穂を揃へ 世詩明 風鈴を吊りて孤独を紛らはし 同 妊れる女片影寄り歩く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
十字架はエルサレムへ向け風光る いづみ 青葉蔭ひそと風神育ちつつ 千種 砲口は二度と開かず夏の雲 月惑 風見鶏よりゆらゆらと夏の蝶 炳子 ジーパンへ真夏の脚をとぢこめる 光子 白鳩は夏雲の綺羅として零れ 小鳥 肩上げて走る少年夏の雲 和子 行く先へ一瞬止まる瑠璃蜥蜴 政江
岡田順子選 特選句
花に棲む木霊らしきへ黒揚羽 俊樹 夏霞海峡の橋空に架く 裕章 ジーパンへ真夏の脚をとぢこめる 光子 磔刑のイエスへ舞はぬ黒揚羽 俊樹 舞殿の鈴の鳴るかにユッカかな 圭魚 蓮の葉はいまだ小人が乗る程度 俊樹 靖国の同期のさくらんぼ揺るる いづみ を緋鯉呑みては金色に 俊樹 ���士は今休めの姿勢木下闇 梓渕 教会や十字架雲の峰を生む 和子
栗林圭魚選 特選句
桜の実踏み研修のバスガイド 順子 病葉を掃き寄せ森に戻しけり 梓渕 炎昼の影を小さく警邏立つ 光子 新樹萌え茶室を闇に誘へり 梓渕 万緑の闇に鎮みし八咫鏡 いづみ 山姥の齧り捨てたる桜の実 要 葉桜や雑念払ひ切れずをり 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
兵の死へ怒濤のごとき冬銀河 佐和 潮の香の茅花流しに出会ふ道 久美子 茅花流しみすゞの海の鯨墓 美穂 捩花や後ろの正面だあれ ひとみ 苺この光沢ベネチアングラス 勝利 夏潮の夕餉にぎあふ漁師飯 喜和 薬玉に風は平城宮より来 愛 茅花流し川向うより蹄音 成子 ビルの窓アルミホイルのやうな夏 ひとみ 離れ難くて飛ばしたる草矢かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年4月6日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
筍が十二単を纏ひつつ 世詩明 南方に行けば散りたる渡り鳥 同 巣つばめに留守を預けし駐在所 同 風立ちて赤き炎の野火走る ただし 霾るや大名町も片町も 清女 小屋の前若芽探るや茗荷汁 輝一 猫寺に春待ち顔の猫ばかり 洋子 三つ編の少女三人ふらここに 同 蕗の薹仏秘観音在す寺 やす香 乱心の如くさまよひ梅雨の蝶 秋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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散策研究会 Cadavre K 「徘徊する観察者 Vacant Lot」
散策研究会 Cadavre Kによる展覧会
「徘徊する観察者 Vacant Lot」
をTABULAEで開催いたします。
※散策研究会 Cadavre Kとは、2011年から開始された、美術家北川裕二によるプロジェクトの名称です
–
|会場|
TABULAE (墨田区向島 5-48-4)
|会期|
2018/11/24 (土) - 12/16 (日)の金土日
- 金 15:00 - 20:00
- 土、日 14:00 - 20:00
※曜日によって開場時間が異なりますのでご注意ください
オープニングレセプション
11/24(土)18:00 - 20:00
|イベント|
第5回 漂流教室 「まわり道してTABULAEに向かう」
12/8(土)14:00 - 17:00(終了時刻は前後する場合があります)
集合場所 東武スカイツリーライン/東武亀戸線 曳舟駅改札口付近
定員 5名
参加費 無料(要予約 参加申込み締切12月6日)
東武曳舟駅に集合し、3時間ほどかけて墨田区京島、向島エリアを散策しながらTABULAEに向かいます(台風・雷雨・地震・大雪など災害級の天候以外は、雨天でも決行します)。
>漂流教室について
※こちらのイベントは定員に達したためご予約の受付を終了いたしました
アーティストトーク
12/15(土)18:00 - 19:00
ゲスト 沢山遼(美術批評)
定員 15名
参加費 1000円(要予約 参加申込み締切12月14日)
美術批評家の沢山遼氏をゲストに迎え、アーティストトークを行います。ゴードン・マッタ=クラーク展図録に掲載された沢山氏の論考「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」を参照しながら、都市、写真、散策と介入といったトピックについて議論します。
沢山遼 1982年生まれ。美術批評。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。2010年「レイバー・ワーク──カール・アンドレにおける制作の概念」で『美術手帖』第14回芸術評論募集、第一席。主な論文に「ニューマンのパラドクス」田中正之編『ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実(西洋近代の都市と芸術7)』竹林舎、2017年。「ウォーホルと時間」『NACT Review 国立新美術館研究紀要』第4号、2018年。「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」『ゴードン・マッタ=クラーク展』(東京国立近代美術館、2018年)など。
※両イベントは予約制となっております。参加をご希望される方は、件名を「漂流教室予約」または「トーク予約」とし、①お名前②ご連絡先③希望日時④人数 をご記入の上、[email protected]までメールをお送りください。
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『徘徊する観察者 Vacant Lot』開催にあたって|散策研究会 Cadavre K
散策研究会 Cadavre Kとは、2011年3月11日の東日本大震災に強烈な衝撃を受けたアーティスト北川裕二によって、同じ2011年から開始されたプロジェクトの名称です。今回のTABULAEでの新作展が、散策研究会 Cadavre Kとしては初の個展になります。あれから8年が経ったとはいえ、むろん福島第一原子力発電所は「収束」などまったくしておらず、同じように大地も揺れ続けています。したがって今回展示される作品は、そのどれもが3.11以後に制作されたものであるとしても、 むしろ“3.11下”のそれであるといってよいで���ょう。
散策研究会 Cadavre Kは、以来、痙攣するこの世界を継続的に観察・記録しつづけてきました。しかし、その観察対象は福島県や岩手・宮城県などではなく、意外にもいま私たちが立っているこの場所でありました。観察対象への姿勢は当初、何よりもまず、直立二足歩行する私たちの、この足元��地面への関心から始ったのです。そのうえに築かれたあらゆるものは幻想なのではないか。であるとするならば、幻想はいかにして自然との関係を取り結んでいるのか。対立関係にあるものどもの、相反する構造(システム)と構造(システム)が、否が応でも接せざるをえない境界線、エッジが、あるいは「構造(システム)」の回収し得ない外部的なものが、観察対象として注目されました。
ほとんどの散策は、日中のほぼ一日をかけて台地や低地をひたすら歩いて横断していくというものでした。“下町”と呼ばれる沖積低地、“山の手”と呼ばれる洪積台地、あるいは武蔵野平野、奥多摩山間地など。地形学の地形区分に従っていえば、 多摩面(T面)、下末吉面(S面)、武蔵野面(M面)、立川面(Tc面)の特徴と、それらが接する際に発生する崖線等の境界線や河川についての知識が事前に取り入れられもしました。定点観測ならぬ、歩行による動線観察が何度もくりかえされ、各地域・エリアにそれぞれ漂う特有のアトモスフィア、ムードは、散策者の心理状態の変化に影響を及ぼすことが確認されました。そうして、しだいに「東京の自然史」(貝塚爽平)が把握されていったのです。散策研究会としての散策は、これまでに123回を数えます。
また、同時に、踏み固められた地面の上に存在するあらゆるもの、すなわち植生・気象・家屋との関連全般が観察対象となり、写真に記録されていきました。散策またその写真記録は、当初、アートとしてはまったく考えられてはいなかった。むしろ、3.11の衝撃は、自然災害においてのみならず、政治的・文化的にもアートの「創造」的な「表現」による「生産」を不可能にしたように思えたからです。したがって、今回の展示においても、それへの疑いが根底にはあることを記しておきます。
地形・植生・気象・家屋の全般を観察対象にするということは、いかなる些細な事象も見落とすことなく全体を知覚・認識するということ。世界のすべてを対象にするということです。生態学的に言えば、個体のみならず、個体群、群集といった階層を異にするもの全般を、そしてまた、位階秩序の異なるそれらの影響関係をも観察・記録対象にするということでもあります。身の回りの環境や社会、つまりは生活を成り立たせているアレコレは、そのようにアレやコレやソレとして一括りにされて、記憶・記録から排除されてもきました。散策研究会が関心をもったのは、まさにそのような無数のアレやコレでありました。衝撃とは、近代化の名の下に隠蔽・排除されたものどもが、「原発震災」(石橋克彦)によって再び私たちの世界に回帰してきた、そのことにあったというわけです。
写真というメディアは、このような研究にはうってつけの道具でした。なぜなら、カメラの眼は原理的にいって、ヒトの眼と違い、“すべてのものを等価なもの”として扱うことができたからです。眼で見ていたときには見えなかったものが写真には写りこんでいたというのは、カメラのこの等価性、すなわちあらゆるものを平等なものとして、なんでも選ばず記録してしまう、このアナーキーな機能によるところのものではないでしょうか。
本展は、こうしたカメラ・写真の可能性を再び抽出しようとする試みでもあります。そこには、“すべてのものが等価なもの”として記録されている。しかし、そうであるがゆえに、その可能性は、他方で、ブレもピンボケもなく構図もしっかり撮れているにもかかわらず、“誰が、いかなる目的をもって、誰のために撮影したのか、皆目見当のつかない、まったく不明なる写真”という、実に奇妙に倒錯した(不)可能性の窓をも同時に開いてしまうのではないでしょうか。この点に、写真の機能が孕む矛盾が見てとれます。そこに提示されているのは、いわば世界の「無名性」のことにほかなりません。実現しているかどうかはさておき、このような写真の(不)可能性を本展では模索しています。
セレクトされた写真と映像は、昨年から今年にかけて撮影されたものに限られています。撮影箇所は主に武蔵野面(M面)の東端であり、区としては、中野区にあたります。中野区の同じエリア、環境をくりかえし何度も徘徊する。そのようなことはこれまでに一度も試みたことがありませんでした。
そしてこのことは、先程「武蔵野面(M面)の東端」と書きましたが、本展においては、地形的特徴への関心が次第に後方へと退き(薄らいだわけではありません)、かわって植生(主にヒト)と家屋、そして何よりも気象への関心が全体に配されてくるものへと推移してきたことと関連しています。くりかえし同じエリアをおとずれる散策スタイルは、写真の機能をより自覚的に操作しようということに、何らかの影響を与えていると感じています。
本展のコアとなる作品群は四部構成となる予定です。 ①独立した1点ものの「写真作品」 数点 ②数点の写真が組み合わされた「写真作品」 数点 ③液晶ディスプレイもしくはプロジェクターで鑑賞する「スライド作品」 ④液晶ディスプレイもしくはプロジェクターで鑑賞する「映像作品」 ①~④の作品にはシリーズとしてのメインタイトルと、各作品としてのサブタイトルが付されています。各メインタイトルは、①Survey Point (測量点) ②Photogrammetry(写真測量法) ③Voronoi Diagram(ボロノイ図) ④Skid Movie(横滑りの映画)となっています。また、参考資料として、本展の作品に関係する散策ルートを図解したパネルも展示する予定です。
また、本展覧会としてのメインタイトルとなった“Vacant Lot”ですが、これは日本語では空閑地のことです。一時的に未使用になった空き地。英語名にしたのは、“Vacant Lot”という言葉に興味をもったからです。この“Lot”には、くじ、運、運命という意味があるようで、それが一時的に空き地となった区画を指す言葉にも使用されているというのがおもしろかった。“偶々割り当てられたもの”としての空閑地。文字通りに訳せば、“空っぽの運命”です。
これは、今年国立近代美術館で回顧展が開かれたゴードン・マッタ=クラークの仕事を想起させます。カタログに掲載された美術批評家沢山遼氏の論文にマッタ=クラークの発言が引用されていて、瞠目しました。以下、孫引きですが引用させていただきます。
「グリーン通り112番地でやったアナーキテクチャーの展覧会は[…中略…]なんらかの強い形式性によって固定されることのない、固定化した建築的ヴォキャブラリーの外部にあるものについてのものだった。[…中略…]ぼくたちが考えていたのは、隠喩的なヴォイド、空隙、残余的空間、未発展的な場についてだった。[…中略…]たとえばそれは、立ち止まって靴紐を結び直すような、日常的な動作がふと遮られるような場だ。そのような場は、知覚的な重要性を帯びていると思う。なぜならそこで人は動的な空間に触れているんだ。」 (「ゴードン・マッタ=クラーク展」カタログ p.265)
つまり、“Vacant Lot”とは、この解けた靴紐のことなのかもしれません。紐が解けて固定された意味が一時的に宙吊りとなる時。場所。その瞬間はおそらく、九鬼周造のいう偶然性のごとく「現実性へスルリと滑ってくる推移のスピード」を持っているに違いない。“無”が偶然性によってもたらされるということ。環境、生活、世界への認識を深め、未来を洞察するにも、このような人と自然の接するエッジに現象するささやかな出来事に対する認識をさらに深めていく必要がありそうです。今回の展覧会がそのような世界への見方、感じ方、考え方に寄与できれば幸いです。
最後に、Cadavre KのCadavreはフランス語で、日本語では死骸のことです。したがって、Cadavre Kは、死骸キとなります。“キ”とはキタガワの“キ”のことです。3.11以後のプロジェクトにそう名付けたのは、このプロジェクトがそれまでの作品とはまったく異なることもありましたが、同時に、3.11以後、偶々生き残った=生き延びているという感覚を今も持ち続けているからにほかなりません。それは、どこか幽霊的に仮構された作者名といえるでしょう。
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散策研究会 Cadavre K
2011年から開始された、美術家北川裕二によるプロジェクト
漂流教室
第一回 霊岸島から埋立地へ (2015/milkyeast) http://ur2.link/N8ZH 第二回 河岸と下町低地(2015/milkyeast) http://urx.red/N901 第三回 山の手の<むらぎも>を巡る(2016/路地と人) https://rojitohito.exblog.jp/22767074/ 第四回 崖線上のカフカ──中野区を歩く(2017/路地と人) https://rojitohito.exblog.jp/23871177/
散策研究会 これまでの主な散策エリア
001 2011_06_11 新宿御苑 002 2011_06_18 等々力渓谷 003 2011_06_25 赤坂見附 004 2011_06_29 丸の内線・四ッ谷駅 005 2011_07_02 下末吉台 006 2011_07_06 迎賓館・明治公園 007 2011_07_09 市ヶ谷・飯田橋 008 2011_07_16 お茶の水・神田川・隅田川 009 2011_07_22 野川 010 2011_08_06 新木場 011 2011_08_11 高尾山 012 2011_08_20 隅田川・スカイツリー 013 2011_08_25 菊名・獅子ケ谷・下末吉台 014 2011_09_02 渋谷川 015 2011_09_08 皇居・日本青年館 016 2011_09_11 新宿・原発やめろデモ 017 2011_09_17 渋谷川・古川 018 2011_09_19 さようなら原発・渋谷川 019 2011_09_24 赤坂 020 2011_10_01 善福寺川 021 2011_10_07 港の見える丘公園 022 2011_10_13 山手 023 2011_10_22 宇田川跡 024 2011_11_03 御岳山・ロックガーデン 025 2011_11_09 巣鴨・田町・谷中 026 2011_11_12 神田川・小日向台 027 2011_11_17 都電荒川線・王子・荒川 028 2011_12_03 愛宕山 029 2011_12_14 上野・根津・谷中 030 2011_12_15 弘明寺 031 2011_12_21 荏原台 032 2011_12_30 立川段丘 033 2012_01_01 狭山丘陵 034 2012_01_05 三殿台遺跡 035 2012_01_12 目黒自然教育園 036 2012_01_19 明治神宮 037 2012_01_26 清瀬 038 2012_02_04 深大寺・府中 039 2012_02_08 江戸前島 040 2012_02_15 江戸前島 041 2012_02_24 浜離宮 042 2012_03_03 吉見百穴 043 2012_03_15 江東区・運河 044 2012_03_17 江東区・運河 045 2012_04_07 神楽坂 046 2012_04_14 渋谷川・明治神宮 047 2012_04_20 町田・自由民権資料館 048 2012_04_28 市ヶ谷・早稲田 049 2012_05_17 町田・自由民権資料館 050 2012_05_26 江東区・戦災センター 051 2012_06_07 全生園・滝山団地 052 2012_06_14 清瀬 053 2012_06_16 京島 054 2012_06_23 玉川上水・首相官邸前 055 2012_06_29 首相官邸前 056 2012_07_12 神田 057 2012_07_13 首相官邸前 058 2012_07_16 代々木・さよなら原発 059 2012_07_02 新富町 060 2012_08_08 六郷土手 061 2012_08_12 日野 062 2012_09_08 本郷台地 063 2012_09_15 東京湾・葛西臨海公園 064 2012_10_06 生田緑地 065 2012_11_10 青梅・横田基地 066 2012_12_01 大山 067 2013_01_12 渋谷・元麻布・六本木 068 2013_01_14 獅子ケ谷 069 2013_04_13 日本橋川 070 2013_04_27 小平・玉川上水 071 2013_05_25 赤坂・六本木 072 2013_06_06 代官山 073 2013_07_07 東京駅地下通路 074 2013_07_13 王子・吉原・スカイツリー 075 2013_07_27 多摩丘陵・百草団地他 076 2013_08_17 中央防波堤埋立地 077 2013_08_24 仙川 078 2013_08_26 谷中墓地 079 2013_10_26 渋谷・地下道 080 2013_11_09 京島 081 2013_12_28 山手 082 2014_04_24 池袋 083 2014_05_17 高田馬場・神田川・淀橋 084 2014_06_27 駒込・田端 085 2014_07_13 平林寺 086 2014_09_06 秩父 087 2015_05_16 湾岸埋立地 088 2015_07_20 白山 089 2015_11_22 深川 090 2015_12_11 武蔵五日市 091 2015_12_12 武蔵五日市・城山 092 2015_12_18 戸山公園 093 2015_12_26 板橋・赤塚 094 2016_01_06 深川・森下 095 2016_02_02 国分寺崖線 096 2016_02_26 立川段丘 097 2016_04_03 日立研究所 098 2016_05_31 水道橋・小石川・白山 099 2016_10_18 神楽坂・近美・湯島 100 2016_12_06 佐伯祐三・熊谷守一美術館 101 2016_12_13 南青山 102 2016_12_20 原宿・渋谷 103 2016_12_23 戸山公園 104 2017_04_04 野方 105 2017_04_07 江古田 106 2017_05_12 上高田 107 2017_06_09 上高田・野方 108 2017_08_15 池尻大橋 109 2017_08_17 池の上・高円寺 110 2017_08_29 桃園川 111 2017_09_15 中野区南台 112 2017_09_20 新宿住吉町 113 2017_09_22 所沢 114 2017_10_10 中野区中野台地 115 2017_10_20 野方 116 2017_10_27 新宿末吉町 117 2017_12_15 沼袋 118 2018_04_24 鷺宮 119 2018_05_29 中野区中心エリア 120 2018_06_12 野方・沼袋 121 2018_06_15 杉並・堀の内 122 2018_07_06 野方・中野区中心エリア 123 2018_09_11 野方
北川裕二
1963 東京に生まれる
主な個展
1990『形のローカリズム』 ギャラリー現(東京) 1991『A PALASITE/READY-MADE SUIT MIX』 ルナミ画廊(東京) 1992『短絡的接合体』 モリス・ギャラリー(東京) 1992『分裂機械としての身体』 ルナミ画廊(東京) 1992『暮らしの変換』 モリス・ギャラリー(東京) 1993『格子/闘争』 MARS GALLERY(東京) 1993『歴史改造パズル』 GALLERY・GEN(埼玉) 1996『What is a hole?/Make a revision of…』 SHIKI FUJIMORI GALLERY(東京) 2005『Random Open Textured』 MARU GALLERY(東京) 2006『Dust passes through the window』 GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE (東京)
主なグループ展
1990『Bゼミ展』 横浜市民ギャラリー(神奈川) 1992『Project for O.T』 ギャラリー・サージ(東京) 1993『In Between』 FLOATING GALLERY(東京) 1993『CONSTRUCTION IN PROCESS』 ARTIST'S MUSIUM(ウッジ、ポーランド) 1994『身体美術感』 ハラ・ミュージアム・アーク(群馬) 1995『The Age of Anxiety』 The Power Plant(トロント、カナダ) 1996『ATOPIC SITE(On Camp/Off Base)』 東京ビッグサイト(東京) 1996~98『Maniacs of Disappearance』 国立美術館(ブエノスアイレス、アルゼンチン)、Austrian Musium of Applied Arts (ウィーン、オーストリア)、その他オランダ、イタリアなど巡回 1999『第34回今日の作家展 APPROACHING REALITY』 横浜市民ギャラリー(神奈川) 2010『City Beats + Live explosions』 BankART1929(神奈川) 2015『無条件修復—UNCONDITIONAL RESTORATION』 milkyeast(東京)
散策研究会──地殻を近くで知覚する
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既刊情報
紹介も兼ねまして、今までの作品をちょっと振り返ります。
【幻狼ファンタジアノベルス時代】
●2009:アップルジャック
→初の商業出版は、幻冬舎コミックス様のレーベル、幻狼ファンタジアノベルスから。
殺人鬼を狩る殺人鬼の紳士と、殺人鬼の少女を巡るお話で、香りで人を操る魔女や戦場帰りの殺し屋も絡む娯楽作品。
そして、人を結びつける場所としてバーでの場面を多用した作品でもありました。
一本の映画をイメージして組み立てた作品でもあり。因みに発刊当時からLEONに影響されたのかよく聞かれましたが、書いた当時はまだLEONは観てませんでした。後から観たけど、まあ全然違う内容で。大好きな映画になりましたけど。
挿絵はmebaeさん。登場人物の設定画が送られてきたとき、アップルジャックもシトロンもストレガも、最初からイメージぴったりで、今考えると流石だったなあと感じています。一方、スプリッツァーだけは、最初の設定画が物凄く厳つくて、圧倒的に顎が割れていて、この人だけ幾分スマートな姿に直していただきました。
表紙の絵は凄いインパクトがあって、上がってきた当時、僕も担当氏も凄いの来たと興奮したことを覚えています。一冊目の表紙がこれだったのは本当に恵まれていたなあと。
●2010:カルテット―それが彼らの音楽だった―
→ずっと同じメンバーで活動し続けていたジャズのカルテットがあって、みんないい歳になって、ギタリストが最初にこの世から去る。残された三人は彼の遺した楽譜を整理している最中に、奇妙な楽譜を見つける。楽譜から、何らかの『込められた意味』を感じ取った三人は、謎についてディスカッションする中で、ギタリストと共に歩んできたこれまでの時間を振り返っていく。
と、いう、完全に人間ドラマ主体の作品。幻狼ファンタジアノベルス様は名前の通りファンタジーを中心に刊行していたレーベルで、よくこの作品出してくれたなあと今も思っています。
実は、アマ時代に書いた『遺作』というタイトルの原型が存在していまして、色々経緯があって編集部内で遺作が読まれ、デビューの足がかりになったという裏話があったりします。
挿絵は藤ちょこさん。光の表現が巧みな優しい絵柄で作品を彩って下さいました。
●2010:アップルジャック2 ―Pousse-café―
→アップルジャックの続編。殺人鬼を狩る殺人鬼のお話再び。殺人鬼の少女、シトロンが主導するチームに、新たな協力者としてハッカーの少女にしてヤクザ組長の孫娘、桐嶋桜と、桜の相棒で何でも屋の神無木が参戦。一方、シトロンたちの標的となったのは殺人鬼のチーム『プース・カフェ』。一人一人が特異な能力を持つプース・カフェは、シトロンたちの動きを逆に探り、カウンターを仕掛けてくる。
という、娯楽作品二つ目。特異な能力を持つチーム同士の激突、という辺りが特に書きたかったところ。また、よく喋る新メンバーが二人も加わったことで、書いていて楽しかった作品。
そういえば、当時、僕はB級アクション映画に少しハマっていて、タランティーノとかギターウルフが主演したゾンビ映画ワイルドゼロみたいなの小説でも出来ませんかねーと当時の担当氏に話したところ、もうちょっと知名度上げないとねーと言われたんですが。
あとでこの作品を読み返したら、殺人鬼とヤクザが伊勢佐木町で銃撃戦したりしていて、あれ、もうやってるぞ。それもかなり思い切り、と感じてみたり。
挿絵は前作から引き続きmebaeさん。ヤクザ描くのが凄く楽しかったらしく、桐島組組長の設定画だけ明らかに他の設定画と画風が変わっていて、永井豪先生が憑依したかのようで。僕が当初抱いていたイメージとは全く違ったんですが、mebaeさんの絵のパワーに引っ張られて、僕の中でも最終的に同じイメージへ落ち着いたことを覚えています。
●2011:Wizard ―Daily Fairy Tale―
→アップルジャック2で登場したハッカーの少女、桐嶋桜と、何でも屋の神無木大介のコンビにスポットを当てたアップルジャックのスピンオフ。
二冊同時発売の一冊目。こちらは桜と大介が関わった事件や二人の過去を、短編連作形式で追っていく内容。基本的に一話完結だけど、時系列に並んでいるため、前の事件で登場した人物が次の話に出てきたりして、色々繋がっています。
とにかくよく喋る二人を中心に据えたことで、とにかくよく物語が回り、書いていて最高に楽しかった作品。
何でも屋の神無木大介は、とにかく人をよくおちょくる男なんですが、彼を描いていると、普段の僕では絶対に思いつかないような喋りが次々と閃いて、不思議なもんだなあと今でも思っています。
●2011:Wizard ―Passion Fruit―
→ウィザードその2。二冊同時刊行の二冊目で、実質下巻。これから読まれる方は、是非Daily Fairy Taleの方から読んでみて下さい。
時系列でもDaily Fairy Taleのあと。上巻が短編連作の形式だったことに対して、こちらは丸々一冊使った長編。上巻で登場した面々も大体再登場します。
この作品、上下巻で意図的に描き方を変えていて、下巻のこちらは、桜の心情にかなり踏み込んだ描き方をしていました。
桜の祖父が組長を務める桐島組も巻き込んでの二人の大立ち回り。二人の目的は、友達の笑顔を守ること。以前twitterで『僕は大切な誰かのために戦う人の話が好きなんだな』といったことを呟いたと記憶してるんですが、そういえばこの頃から変わらず、そういうお話を書いていました。
上巻より全体的にシリアスなんですが、大介の人をおちょくるムーブはこちらでも絶好調で、読み返すと、織田信長の件なんか、よくこんなネタ思いついたな、と自分に驚いたりします。
ウィザードは上下巻とも、挿絵は緋原ヨウさん。僕は、上巻の冒頭に収められている、桜の部屋で楽しげな時間を過ごしているキャラクターたちを描いたカラー口絵が今でも凄く好き。あと、チーム黒星の子供たちは、当初のイメージでは地味な感じだったのですが、挿絵が上がってきたら凄くポップな外見の子供たちになっていて、でもそれが意外だったけど凄く良くて、僕の方のイメージがまた上書きされました。
●2012:おやすみブラックバード
→主人公、千春は、古い雑居ビルに引っ越してきた夜、奇妙な夢を見る。どこまでも続く埃っぽい風景の中で、上から下まで真っ白な少女と遭遇し、直後に不気味な怪物たちに追い回され、二人の女性に救われ、という荒唐無稽な夢。翌日、引っ越しの挨拶をしに同じ階の住人たちが住む部屋を訪れた千春は、夢の中で自分を助けた面々と、もう一度会うことになる。彼ら、彼女らには、ある目的があった。
という、ファンタジックな夢の中での冒険と現実世界を行ったり来たりしながら、戦ったり謎解きをしたり、というお話。
そういえば、僕の作品では、チームを組む面子が集まって飲み食いしているホームみたいな場所がしばしばあって、アップルジャックではバー・ハニーサックルローズでカクテルを飲み、ウィザードでは桜の部屋で、大介や桜の世話役、金ちゃんの用意した様々なお茶や料理に舌鼓を打っていたわけですが、おやすみブラックバードでは千春の部屋がたまり場になり、御子柴椿が様々なバリエーションのカレーを作っていました。
一方で、これまでの作品と少し違うのは、登場人物たちが現実世界では飛び抜けた能力を持った人たちではなかったこと。当時の担当氏から『今までは特異な能力を持った人たちを描いてきたので、ここで一つ、そうではない人たちを描いてみては』というお題を頂いたのが切っ掛けでして。主人公の千春は、以前はバンドをやっていたけど今はギターに触ることもあまりない、下っ端のサラリーマンですし、他の面子も、よくあるミステリの人物紹介風に端的に書き出すと、フリーターと古着屋の店員と、何をやっているのかよく分からない胡散臭いちょい悪なおっさんと、ニート、という、これで何かを解決出来たりするの? と、大いに不安になる面子でした。
ただ、個人的には忘れ得ない面子。彼ら、彼女らと一緒に泣いたり笑ったりしながら書いたことを僕は忘れられません。
レーベルの末期にひっそりと刊行され、2018年8月現在、まだ電子書籍化されていない一冊なのですが、ウマが合って楽しんでもらえる方と一人でも多くこの本が出会えることを今でも願っています。
挿絵は加藤たいらさん。中の挿絵も素敵なんですが、何と言っても表紙の絵が凄く印象深かった。全体的に暗めのトーンでまとめられた絵は、今までの作品と全く印象が違っていて、完成品を初めて見たとき、ハッとさせられたものです。
【kadokawa L文庫時代】
●2014:バー・コントレイルの相談事
→通勤の途中、いつも見かけていて、少しだけ気になっていたバー。ある日、会社で辛いことがあった縁は、思い切ってバーの扉を開けてみた。落ち着いた雰囲気のバーテンダーと、間違って日本に生まれたイタリア人という触れ込みの料理人がいる小さな店で楽しい一時を過ごした縁は、会話の流れで、その日��自分に起こった出来事を話してみると、バーテンダーの羽鳥は彼女に思わぬことを伝えた。
という、横浜の小さなダイニングバーを舞台にした人間ドラマもの。当時、いわゆる『お仕事もの』の作品が売れ出していて、L文庫の創刊ラインナップにそういう作品が欲しいという打診を受けて、でも時間が限られていたので「バーの話だったら書けるかも」と返したらそのまま刊行まで行ってしまった作品。
知り合いの店に何度もお邪魔して取材させてもらい、メニューに無い料理まで作ってもらったり、複数の店でカクテルの味を飲み比べたりしながら書き上げた作品で、正直今までで一番取材に時間をかけました。
序盤が短編連作、中盤に中編、後半にまた短編連作という、今考えるとちょっとトリッキーな構成。ブランクがあったり、慣れない分野だったり、出版社が変わったりと色々手探りで、結構な難産でした。
あとがきにも書きましたが、バー・コントレイルは架空の店です。でも、作中に出てきた酒と料理は全て実在します。この作品を読んで、あれを飲んでみたい、これを食べてみたいと思った方は、是非実際に、店へ足を運んでみて下さい。
表紙絵はしのとうこさん。事前のオーダーで、実際のバーの写真やボトルの写真などをお送りしたところ、物凄い絵が仕上がってきて驚愕したものです。バックバーのボトルとか、思わず拡大して見てしまいました。キャラクターたちの造形もイメージぴったりで、この方が描いたコントレイルのイメージをもっと見てみたかったですね。
●2014:その答えは、楽譜の中に
→L文庫の二冊目は、かつて幻狼ファンタジア文庫で刊行された『カルテット ―それが彼らの音楽だった―』のリニューアル版である本書になりました。
一つの章の内容を丸ごと差し替えた大手術もあれば、細かい言い回しを一つ一つ辿って直していった部分もあり、書き足した部分もあって、描き方は色々変わっている部分がありますが、物語の大筋は変わっていません。
アマ時代の『遺作』から数えると改稿三回という、なんとも僕にとって因縁深い作品となりました。
さりげなく韓国語版も出ていたりします。向こうの方がどんな感想を持たれたのか、ちょっと聞いてみたいものです。
表紙絵は田倉トヲルさん。登場人物四人だけのシンプルな構成で描かれた表紙なんですけど、これがまた凄かった。四人の半生を辿る作品だったわけですが、絵の四人からも辿ってきた時間が伝わってくるというか。一人一人が物凄く存在感あって、本当にいい表紙を頂いたなあと思っています。
【kadokawa カクヨム公式時代】
●2016:デスペラード・フェアリーテイル
→初のウェブ連載。各国のマフィアが抗争を繰り広げた先で、壁に囲まれて周辺地域から隔離され、生き残った四大マフィアの自治区と化した近未来の野毛周辺を舞台に、四大マフィアのエースたちがチームを組んで野毛の治安を守っているという『デスペラード』なピースと、ラボで生み出された人知を超える力を持つキャリアたちという『フェアリーテイル』なピースを組み合わせて作られた久々の娯楽作品。
いやそれSFだろ、何がフェアリーテイルだという声が聞こえてきそうですが、��あ読んでいただければ分かる。かもしれない。と、思ったりもします。
封鎖区画を自治しているマフィアは、中国、ロシア、イタリア、日本の四つ。エースたちは中国から拳法の達人、ロシアから全身を機械化した女性、イタリアから火器や爆発物のエキスパート、日本から若き剣客という顔ぶれで。ジャンル違いの作品から主役級が集まってチームを組んでいる、というようなイメージでした。
初の連載ということで、書き下ろしとはまた違った感覚があって。特にキャラクターとは書き下ろしより長い付き合いになり、今でも深い思い入れがあります。
スピンオフを書きたいと思いながら今に至りますが、温めているプロットはあるので、いずれ、形にしたいですね。
因みに、当初三話分の書き溜めがある状態でスタートしたんですが、カクヨムのオープン日と、僕の更新日の関係で、オープン日に1話、翌日に2話が公開され、一瞬で書き溜めが1話分になるという展開となり、その1話分も早々に無くなり、中盤以降は一週間一話の自転車操業で書いていました。よく休載無しで完走出来たものだと。
尺が少ないこともあって、描写に裂く文字数をこれまでの作品より極限まで抑えていて。カクヨムは基本的に挿絵無し文章のみがコンセプトのプラットフォームだったわけですが、皮肉なことに最も挿絵が欲しい作品でもありました。
2018年現在、新刊の予定はありませんが、実はおやすみブラックバードのあとに依頼を受けて第一稿を仕上げたものの、種々の事情でお蔵入りした作品があり、ウェブで個人的に公開しようと考えておりまして、現在調整中です。いろいろとやりながら、合間合間での作業になっていて、まだ時間がかかるかもしれませんが、いずれはお届け出来るかと。
幻狼、kadokawaの作品は、おやすみブラックバード以外の全ての作品が電子化されていますので、この文章を読んで興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非探してみて下さい。
デスペラード・フェアリーテイルは全13話で完結していまして、今でもカクヨムで読むことが出来ます。URLはこちら。
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154961458
取り敢えず、色々ありますが元気にしており、創作の試みも続けております。
という、近況のご報告も兼ねまして。
今後とも、宜しくお願いいたします。
Aug. 5th. 2018. 小竹清彦
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📸法明院庭園 [ 滋賀県大津市 ] Onjoji Homyoin Temple Garden, Otsu, Shiga の写真・記事を更新しました。 ーー日本美術👺を世界に広めた #フェノロサが 愛した寺院。琵琶湖を一望する池泉回遊式庭園と茶室前の枯山水庭園(の遺構)。 ........ 法明院は天台寺門宗の総本山・園城寺(三井寺)の唯一の律院として江戸時代中期に創建された寺院。 三井寺の大門(仁王門)や先に紹介した円満院からは北へ徒歩15分程離れた、長等山の中腹に位置します。琵琶湖🌊を一望できる境内には明治時代に来日し、世界に日本の美術を紹介した美術史家/アーネスト・フェノロサやウィリアム・スタージス・ビゲローの墓所があります。 . 三井寺の公式ウェブサイトの紹介で知り初めて拝観。創建は1723年(享保8年)で、書院にはその当時円山応挙や池大雅により描かれた障壁画🖼も残るそう(大津市指定文化財)。 建物内部��普段は公開していないようですが、大きな唐破風屋根の玄関はその格式の高さを感じる。 . そして境内の庭園について。3名以上予約制の『光��院』や『勧学院』と異なりこちらは自由拝観(志納)。 傾斜面に二段のエリアがある庭園で、高台部の書院前には芝生の庭、そして下部には三井寺山内では最大規模という #池泉回遊式庭園 があります。ここからは琵琶湖や対岸の伊吹山⛰をのぞむ風景が素晴らしく、フェノロサやビゲローはこの景観を気に入って法明院に滞在、仏門にも入り仏教の研究にも没頭したそう。 . そして書院から連なった茶室🍵の前には #茶庭 #枯山水庭園 …の遺構も。 芝庭はとてもきれいなのだけど所々荒廃しているし、樹木の根本や日影になっているところにはイノシシ🐗か鹿🦌が掘り起こそうとした穴が沢山ある。 . 自然と対峙する庭園を残し続けることは簡単ではない、だからこのような庭園に対してネガティブな言葉を用いるよりは過去の元のデザイ��を想像した方が有益。 そしてその中でも、山からの清流が境内に流れ込み続けているのもまた場所の魅力だったんだろうと思う。 . フェノロサは国内では岡倉天心とともに東京藝術大学の前身・東京美術学校の設立に尽力し、晩年はアメリカ🇺🇸に帰国し #ボストン美術館 の東洋部長として日本の古美術を紹介。 #ビゲロー もまた日本国内で浮世絵を積極的に収集し、歌川国貞・歌川国芳・歌川広重など歌川派の作品1万点以上を含む3万点以上の浮世絵は彼が理事をつとめたボストン美術館に所蔵されています。 . 余談。このフェノロサやビゲローが日本美術の再評価に多大な貢献をしたエピソードは興味深いなあ。別に「海外から来て買い叩いた」のではなく、(廃仏毀釈も含め)国内で古美術の価値がどんどん下がっていったから安価に収集できたという。 現代においても日本にはそういう面があるのではないかというか…日本庭園の「価格を500円にしたら来てもらえなくなるんじゃないか」という話を聞いた時、「いやそんなことはないと思う」と個人的には思ったけど、日本人の自己評価の低さというのは150年前ももっと昔もそうだったのかなあ、と思う。カルチャーに対する価値は常々考えさせられる。日本文化に対してだけでなくライブ等のユース・カルチャーに対しても。 ・・・・・・・・ 🔗おにわさん紹介記事: https://oniwa.garden/onjoji-homyoin-temple-%e6%b3%95%e6%98%8e%e9%99%a2/ ーーーーーーーー #japanesegarden #japanesegardens #jardinjaponais #kyotogarden #japanischergarten #jardinjapones #jardimjapones #японскийсад #japanesearchitecture #japanarchitecture #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #大津 #大津市 #otsu #滋賀 #shiga #Fenollosa #ErnestFenollosa #枯山水 #karesansui #おにわさん #oniwasan (法明院) https://www.instagram.com/p/CCfgi1apnqI/?igshid=138mz4k1qvk9j
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温泉津(ゆのつ)の町並みと日本温泉協会最高評価の温泉を堪能(島根)【車中泊女子の全国縦断記】
【石見銀山 世界遺産センター】から約18km、「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されている、重要伝統的建造物群保存地区・温泉津(ゆのつ)をご紹介します。 港町でもあり温泉町でもある温泉津は、かつて石見銀山で採れた銀や木材、陶器(温泉津焼き)の積出港として、また北前船の寄港地としてたいへん賑わいました。 こうした昔ながらの町並みがあるところは、たいてい道がとっても狭いのでクルマでお越しの際はご注意ください。 無料の市営駐車場は普通車6~7台分くらいの広さしかなく、満車だったので、ご近所さんに聞いて港の空き地に停めさせていただきました。写真のお堂や岸壁を削って安置された石仏が並んでいるあたりです。 町並み保存地区ではありますが、ごく自然に古い建物と新し目(と言っても昭和風)の建物とが混在しています。 石見銀山の最盛期頃、頻繁に温泉津港に出入りしていた北前船の守り神として信仰を集めていた龍御前(たつのごぜん)神社の本殿は、龍岩の真下に建てられています。創建は天文元年(1532)。もともとはこの巨岩自体が、盤座(いわくら)、すなわち神の光臨する場所として崇拝されていたのではないかと考えられているそうです。 本殿からの眺め。歩いていると町並みに統一感がなかったように思えましたが、こうして見下ろすと一様に石州瓦が使用されているのが特徴的です。 大永元年(1521)開山、西楽(さいらく)寺。顕如上人からの大阪石山合戦への依頼状が残されている寺院で、本堂は江戸時代後期に再建されたものです。 大永5年(1525)開山、恵珖(えこう)寺。戦国武将・細川幽斎が「百歌連歌の会」を開いた逸話や、石見銀山初代奉行 大久保長安の「殺生禁断の制礼」や逆修墓があることで知られる古刹です。 ほかにも厳島神社(分社)、安楽寺、龍澤寺、内藤家庄屋屋敷(延享4年(1747)の温泉津大火で建て替えられたものの、温泉津では最も古い)などが点在し、かつての賑わいを忍ばせています。石見銀山エリアの町並み地区と併せて見学すると、よりいっそう当時の繁栄や暮らしぶりが間近に感じられるのではないでしょうか。 温泉津温泉が発見されたのは、約1300年前。旅の僧が湯に浸かって傷を治している狸を見つけたとか、縁結びの神様・大国主命(おおくにぬしのみこと)が病気のウサギをお湯に入れて救ったことから始まったとも伝えられています。 【薬師湯】は、日本温泉協会による天然温泉の審査で、最高評価の「オール5」を受けた100%源泉かけ流し温泉(入浴料350円)。 営業時間終了後、毎日湯船のお湯をすべて抜いて清掃作業をしているそうです。2階では珈琲の無料サービスもあり、おもてなしの心にもほっこりしますね。 薬師湯の隣は、薬師湯の旧館で大正8年に建造された木造洋館。現在は【震湯カフェ内蔵丞】として営業しています。 道の駅【サンピコごうつ】 住所:島根県江津市後地町995-1 電話:0855-55-3151 駐車:普通車 50台/大型 10台/身障者 2台 物産館、軽食(テイクアウトブース)併設。お食事は、隣接の【ドライブステーション舞乃市】で江津ブランド「まる姫ポーク」や海鮮丼などが味わえます。 温泉津から約9kmです。 (松本しう周己) あわせて読みたい * 石見銀山エリアの町並み地区を散策(島根)【車中泊女子の全国縦断記】 * 古きよき日本の原風景を体感できる、世界遺産・白川郷(岐阜・富山)【車中泊女子の全国縦断記】 * 全面開通間近! 白山白川郷ホワイトロードの見どころ(石川〜岐阜)【車中泊女子の全国縦断記】 * 海岸線を絶景ドライブ・国道229号線〜神威岬と義経伝説(北海道)【車中泊女子の全国縦断記】 * 「何もない」道の駅・てっくいランド大成を起点にドライブ(北海道)【車中泊女子のキャンピングカー生活】 http://dlvr.it/QXTbf3
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メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ 04月06日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新) 新着記事一覧へ  スクラップブックMYキーワード天気文字サイズ機能・サービス目次 Language総合ガイドお客様サポートログイン中 トップニューススポーツカルチャー特集・連載オピニオンライフ朝夕刊紙面・beMY朝デジ 新着社会政治経済・マネー国際テック&サイエンス環境・エネルギー地域朝デジスペシャル写真・動画 朝日新聞デジタル > 記事 カルチャー出版有料記事 黒木瞳さん「私は、谷川俊太郎先生に一方通行のエロス」 司会・構成 赤田康和 2017年4月5日16時40分 シェア49ツイートlistブックマーク6 スクラップメール印刷 続きから読む 対談を終えた谷川俊太郎さんと黒木瞳さん=東京都杉並区、飯塚悟撮影  詩人の谷川俊太郎さんと、小学生の頃から詩を書き、3冊の詩集を出している女優の黒木瞳さんが、東京都内の谷川さん宅で対談した。谷川さんに私淑してきた黒木さんが、谷川さんと対談するのは今回で3回目。黒木さんが詩のモチーフにしてきた「恋愛」、谷川さんのデビュー作以来の主題「宇宙的存在」など、幅広い話題で盛り上がった。 ――恋をモチーフにした詩を黒木さんはたくさん書いてきました。 谷川 恋は何回くらいしているの? 黒木 片手よりは多くないです。 谷川 始まりはどんな感じ? 好きな相手のそばにいるとぼーっとなる? 黒木 ぼーっとはしない。シャキッとなります。自分の感性の全体、すべての皮膚が呼吸しているみたいな感じ。私は谷川さんの『二十億光年の孤独』にすごく影響を受けているので、ちっぽけな自分の命は宇宙の中にあって、その中で人を好きになっているという感覚があります。 谷川 たしかに人を好きになるのは宇宙的。ただ人間関係をどう作���ていくかという意味では社会的な営みだから、そこが難しい。僕の場合、詩も発注を受けて書いてきたけど、恋愛も「発注」されて、してきた感じで、自分から「好きで好きで仕方ない」というふうになった記憶がない。 黒木 それはおモテになったからでは。 谷川 このごろは「死ぬ」ということも「発注」されていて、それに応えて一生懸命死なないといけないという感じを持っている。 黒木 ここに生まれてきたことも誰かに発注されているという感覚ですね。 ――エロスについては? 谷川 人生のすべてですよ。エロスしかない、大事なものといえば。ビートルズだってそう歌っている。 いろんなエロスがある。幼い頃、父親が中国の硯(すずり)をなでているのを見たことがある。それがすごくエロチックだった。 黒木 想像するだけで、すごくエロチック。 谷川 僕は小学生の頃は男の子のことが好きだった。第1ラバー、第2ラバー、第3ラバーって順位をつけていたが、全部男の子。ぱたっと中3くらいでなくなった。ただ社会人になって彼らと再会すると感じが変わっていて、どこが好きだったんだろうって戸惑います(笑い)。 黒木 私の場合は、谷川先生に一方通行のエロス。同じ空気を吸っているだけで天にも昇る気持ち。先生の詩を朗読することで、私の中に入れている感じ。 谷川 俳優になって何年? 黒木 初舞台から36年です。谷川先生もお変わりないですね。 谷川 小学校に講演に行くと、子どもたちに「あれ? 生きている!」って言われる。教科書に載るような人は死んでいると思っているみたい(笑い)。 注文を受けて書く「受注生産」で多忙を極めてきたけど、最近は少し余裕が出てきた。好きだった車も乗らないし食事も一日一食。どんどん捨てる方向。詩を書くのが生きがいで、他に楽しみがない。ぼくは最近、子どもになって子どもの言葉で詩を書くという試みをしている。読者に飽きられちゃうから、過去と違う詩を書かなきゃというのもある。そもそも自分で自分の詩に飽きちゃうので。 黒木 小学6年生で詩を書き始めた頃から、谷川さんを勝手に自分の先生だと思ってきました。谷川さんの詩集『愛について』を読んだ時の衝撃は忘れられない。禁断の世界、エロス、男と女、未知の世界で、これが大人の女性になっていく上での登竜門なんだと思った。 谷川 責任を感じますよね(笑い)。詩を書くことで食っていくのは難しいし、詩人の現実認識は小説家より甘く、思想的、抽象的に捉える。萩原朔太郎は素晴らしい詩を書いた人だけど、ごはん食べるときに全部ぽろぽろこぼしちゃったんだってね。詩人は現実生活がうまくいかない人。 黒木 何か欠けている。 谷川 そう、心ここにあらずというかね。詩の仕事と女優の仕事の関係は? 黒木 演じる役のキャラクターについて、どんなふうに話をし、どんなふうに笑うのだろうと考えているうちに、詩の言葉がふと出てくることがあります。 例えば「この人は『風のように話す』人なのでは」と。詩は私の中に息づいていると自負しています。詩は読むのも本当に好き。言葉の羅列なのに、宇宙まで連れて行かれてしまう。 谷川 詩には、言葉が持つ意味以外の力、エネルギーみたいなものがある。 黒木 過去の対談では、谷川先生に「二足のわらじ」なんてやめて、詩は書かず、女優に専念しろと言われました。でもめげずに書き続けていきたい。いつか褒めてもらえる詩を書けるようになるまで。「谷川教」の信者ですから。 谷川 おさい銭ください(笑い)。(司会・構成 赤田康和) 関連ニュース 谷川俊太郎さん・片岡義男さん 電子書籍化、決断のワケ手塚治虫「秘蔵」のエロス 仕事場に眠る遺稿を初公開女2人の濃密エロス ロマンポルノ「長すぎ」ラブシーン園監督流の反ロマンポルノ 「郷愁でしかない」ばっさりイバンカ氏、日本大使公邸桜祭りに登場 PPAPに笑顔 PR情報 あなたの家の今の価格は?約60秒の簡単入力で今すぐ無料査定/ソニー不動産35歳会社員、夫婦+小さな子2人、この時代にあった家の選びかた トップニュース 朝日新聞デジタルのトップページへ 【動画】バーの中にリング今村復興相、「自己責任」発言を陳謝 衆院復興特別委(12:35)「マンホールカード」が熱い ご当地限定、高値取引も(11:24)リベンジポルノ、相談1063件 20代の被害突出(13:13)東京五輪の野球「千葉マリンでも」 連盟会長が切望(14:59)乳がん、肝機能を下げる恐れ ATRなどが解明(14:21)117人の日記紛失、コンテスト応募装う 姫路の小学校(13:09)ギャンブル依存は不要なリスク取りがち 前頭葉活動低下(14:35)D・ジョンソン、階段から転落 ゴルフ世界ランク1位(10:32) 注目の有料ニュース 一覧 黒木瞳さん「私は、谷川俊太郎先生に一方通行のエロス」カワウソ、ロープくわえ高速回転 技磨かれた悲しい理由 「国の本音が出た」自主避難者ら、復興相発言に反発 新着ニュース 一覧 14:57御影公会堂の改修完了 「火垂るの墓」にも登場 神戸13:26将棋名人戦「午後は長考の応酬」 鈴木九段が解説13:21「共謀罪」法案、審議入り 衆院本会議で論戦始まる13:12日経平均、一時250円超値下がり 今年の最安値下回る12:53イチロー、今季初打席は空振り三振 大リーグ 注目キーワード 一覧 北朝鮮ミサイル弾道ミサイルを再び発射 フィギュアスケート世界選手権V羽生が帰国会見 那須の雪崩事故「典型的な危険地形」 森友学園問題自民、安倍昭恵氏の喚問拒否 注目の動画 一覧 注目の動画羽生「みんなで戦う」 フィギュア国別対抗、出場者決定 おすすめ 大阪桐蔭センバツ優勝 初の大阪勢対決を制すあのときの、ラジオ 秀吉も楽しんだ?名所で花見 少年が熱狂、あの自転車 手のひらサイズで高音質 賛否あるキャンプ車のトイレ 銀座・由美ママが語る「粋」 モデルハウスでボルダリング 中嶋一貴が語るF1の異次元 器選びの極意と「俺の銘器」 京の宝、守って次世代へ 北欧の皮革製品づくりを体験  地球を食べる清明節の食べる宝石「青団」 上海でも草花が芽吹いてきた。街中で花に負けないくらい目にするものがある。それは「団子」だ。  おあがりやす抹茶を広げるきっかけに 抹茶本来の味を生かせる商品ができないか。家族経営の森田製茶が試行錯誤しチョコ菓子を完成させた。  &w住まいのヒントは、西新宿OZONEで リフォームや部屋の模様替えを検討する人なら、“住まいの情報発信地”OZONEに出かけてみませんか?  &w五感で味わう、ハーブの楽しみ方 暮らしへのハーブの取り入れ方を、ハーブの専門家・フローレンスめぐみさんに聞きました。 山里「僕は何もやってない」ベッキー、ゲス極再開に…有村「ひよっこ」19・7%市村正親「ギャラは…」桜田淳子の復帰に反対声明マツコ&有吉、新番組でも… 朝日新聞のウェブマガジン 男性向けマガジン、アンドM女性向けマガジン、アンドwアンドバザールアンドトラベル あわせて読みたい 日本人はなぜ「居眠り」をするのか? 自民・伊吹氏「陛下のご譲位、ぺらぺらしゃべるな」 「この体が嫌なんよ」胸かきむしり嗚咽、命絶った我が子 (教えて!年金改革:2)将来いくら受け取れる? 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Memorabilia

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photo by Tatsuki Katayama
Memorabilia (2017)
This project is similar to the collecting of memorial-objects which are put in a cabinet and left over. Some people may think that "food was better" when receive "objects" on some anniversary. Memorial-objects must be kept as long as possible. It is because that memorial-objects purpose to be a memorable item. However, memorial-objects are never a trapped one, it is a poetic thing that stays in your eyes and surrounded by people and makes a vivid memories talk. In the Obon festival, we surround the Buddhist altar, surround your grave when Buddhist memorial day, and surround the Kamidana with relatives in the New Year. I think that the act includes sort of poetry. But the problem is that even such poetry is forgotten, only the home as a safe "shelter" is left. In my family, the old 16 graves and one big grave (ossuary) were left in different lands respectively. Now, the old graveyard has been refurbished and it is decided that (the soul) will be transferred to a new ossuary. The old graveyard is left as is, it becomes just "stone". It will return to nature, returning to the "earth". There is an ancient tomb called Egenoyama tumulus in Nagaokakyo Kyoto. Another new graveyard is now tightly built on this ancient tumulus. It is ridiculous, but the ancient tumulus is "an important historical site", a stone monument with written explanation was built, and the area became a park under administrative control. Still, people come to visit the graves, and they all return equally to Earth. And another grave is made. It seems like a symbolic thing. The grave was a “router” to such a transcendental time axis, and should have been not a shelter that would be safe and secure by uniform oblivion. I decided to make a memorabilia for that memorial before the graves of my ancestor finally disappeared. Decades later, the place is surely covered with vegetation, there must be 'Earth'. From such a long time, I would like to have A few hours in commemoration. Objects may be broken pieces for routing us back to time to be distant, and may start piling up complicated forgetful ripples.
vimeo
メモラビリア(記憶すべき事/記念品)が意味するように、このプロジェクトは戸棚にしまわれ持て余されてしまう記念品の収集に似ています。記念品と言えば、何かの折にもらった記念品が「置物」だったとき、せめて食べ物にしてくれ、と思う人もいるでしょう。記念品は、ただ、できるだけ永く置いておかなければならない。それは、記念品にとって記念品であることが、当の目的であるからです。しかし、記念品は決して閉じ込められるものではなく、折に触れては目に留まり、人びとに囲まれて、鮮やかな思い出話を咲かしてくれる、詩的なものでもあります。お墓や仏壇や神棚だってその仲間でした。お盆には仏壇を、法事にはお墓を、正月には神棚を親類で囲む。家では、法事には毎年大勢の親族が集まり、皆でそれらを囲います。その行為は、ある種のポエトリーを含んでいると思うのです。しかし、問題となるのは、そのような詩性さえも忘却され、単に単一的で安心な「シェルター」としての「家庭」だけが残っていることです。私の家には古い16基のお墓と、一つの大きなお墓(納骨堂)が、それぞれ違う土地に残されました。今、古い墓地は改装され、(魂を)大きなお墓に移される事が決まっています。古い墓地はどうなるかと言うと、そのまま「石」になります。 それは自然に還る、いや、「地球」にこそ還る。 京都府長岡京に恵解山古墳という古墳が有ります。この古墳の上には、今は別の新しい墓地がびっしり作られています。なんとも滑稽ですが、古墳は「重要な史跡」として、丁寧に解説の石碑が建ってて、行政管理下の公園になりました。それでも、お墓参りに来る人がいる、そしてそれも全て等しく地球に帰る。そしてまたお墓は作られる。お墓は、そのような超越的な時間軸へのルーターであり、単一的で一様な忘却によって安心安全になるようなシェルターでは無いはずでした。 私は、ご先祖のお墓が無くなってしまう前に、その記念に記念品を作る事にしたのです。数十年後、お墓だった場所はきっと草木に覆われてしまう、そこにはただ「地球」があるに違いないのです。そんな長大な時間から、少しの時間を、記念に頂戴したい。そんな記念品は、折り返し私たちを、気が遠くなる時間へとルーティングさせる為の破片となり、単一ではなく複雑な忘却の波紋を重ね始めるかもしれません。 「Memorabilia」によせて
忘却と時間についてのメモ
1(時間と忘却)
忘却曲線を発見したドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、列に並べられたリストにおいて初項と最終項とその中間とで記憶の想起における度合いに差異がみられる事を実験により発見した。複数あるもののうち最初の方と最後の方を比較的よりよく思い出すというものである。その理由の一つとして、特定の記憶において、始点となる部分は繰り返し触れる事になること。また、他人の印象や、音楽、映画、小説、何事においても最後の部分が強い印象を残すから(残存効果)(* 1) 、とされる。初対面は最初の印象と別れ際が肝心と言われる。本が表紙と背表紙により、その本の中身を幾分か物語るように。古い映画を映写機で再生する時は、フィルムの端を探すだろう。何かの記憶を思い出そうとするときも、本の表紙のような、あるいは題名のメモか、フィルムの整理番号のような、何かきっかけ的な「始まり」を探し出す。あるいはそれが何かのエンディングだったのかもしれない。とにかく前触れもなく記憶の内容が溢れ出てきたりするのではなく(例外としてフラッシュバック等、何か外部からの強烈な刺激により起こった精神的ショックが強制的に脳内に過去のイメージを蘇らせる事がある。脳内の一種の通信回路エラーである。)、慎重に思い出そうとするのなら、歩みを止めた棚に整然と並べられたアルバムのような記憶たちは、始まりと終わりを持つ。床にバラバラになってしまった写真のような断片的なものも、当初はそれらのインデックスであったかもしれない。
ではなぜ始まりと終わりが有るののか、そこに順番があるのか。それは「時間」と関係している。今ふと思い浮かべるあの時の記憶にも、その時の「時間」が流れていたはずだ。時間と一口に言っても様々な解釈が存在し、大昔からの哲学上の大問題である。それもそのはずである。人は、今まさに世界を感知しているように、知覚認識した世界情報のディティールがリニアに変化することを絶えず受け取ることができるし、変化していると分かるからだ。カントは時間というものを「感性的直観の純粋形式」と言った。感覚の形式化のフレームそれ自体はアプリオリであるとし、時間もアプリオリな直感の形式とする。つまり、時間はそれ自体は外在する何かではなく、何かの経験を可能とする人間の直感の形式であるという。それは最初から絶対的に人間の中にインプットされているという。さらに、それらは私たちの内に内感する直感の形式であるが故に、私たちは時間を一定方向に伸びていく直線的なイメージで代行的に表象する。(* 2) 一方でこのように考えることもできるかもしれない。始点と終点があるから、「時間」というものが、まるでゆっくりとあるいは猛スピードで「流れている」かの様に感じる、という風に。ポール・リクールは、「時間は物語の構造における分節化という理解によってはじめて人間的時間として理解可能になる。」という。時間の認識をまさしく人が物語るという行為、語られた物語のなかに発見する。(* 3)
リクールのこれらの時間への言及は、時間を表象する際の一つの方法論ととることができる。一方で、断片的なイメージがまずいくつかあり、その順序の中に前進する時間のおおまかなイメージが形成され、いわば私的な時間感覚を形作る。カントによると、時間は実態のある何かではない。しかし一方でもっと素朴にそれは、例えば時計の秒針が右回りに少しづつ振れ、周回を繰り返す動きをまず観れば分かるように、あるいは、カチカチと秒針が「進む」ことを知らせる音や、それとともに聴こえてくる窓を細かく揺らす風の音。あるいは、手首を押さえたときに感じる脈動のリズムの緩やかな変化にみてとれる。カントによれば、時間は空間のディテールのリニアな差異をまさに差異として認識するシステムということになるだろう。しかし、一方で時間は、今まさに空間を認識し続けるためのディテールの差異化のプロセスともいえる。
エビングハウスの単純なシリーズによる実験によって発見された記憶の根本的な原理は、ある体験の始点と終点を強く覚えているという記憶の傾向を示している。むしろ、記憶全体はぼやけつつも確かに脳内にメモリーされていて、とりわけ始点と終点をよく思い出す傾向にある、というふうにも考えられる。それは言わば忘却による中略=形骸化のようなイメージで捉える事ができるのではないか。このような記憶の中略的忘却のゲインと、アプリオリな内的感覚として時間や、空間のリニアな差異化というかたちで姿を表す時間との関係は、どのようなものなのだろう。
2(伸縮する時間)
アラン・レネによる初期のドキュメンタリー「世界のすべての記憶 (原題:Toute la Memoire du Monde)」では、16世紀以降の全ての文献が収蔵されているというフランス国立図書館の内部各所を丹念に映し出している。図書館で働く作業員が、新しく届いた書物を丁寧に仕分けしていく作業の様子、朽ちていきそうなふるい書物を修復する様子、図書館の全体的な俯瞰、内部の構造、膨大な書類の山、しまわれる場所に運ばれていく一冊、そして暗い書庫に無数に並べられた本棚たち。詩的で印象的な語り口とともに映像が映し出すのは、戦争を含む人類のあらゆる歴史、個人史、夢、などのあらゆる「記憶」がまさにその運命に従って「記憶されていく」様子に見える。さて、この巨大な書庫の奥底にしまわれている書物たちは、いつか、その背表紙の文字列を認められた誰かの手に取られ、机の上にもう一度開かれる事が有るのだろうか。
��田国男は1945年、終戦直後に出版された「先祖の話」の自序において、その執筆理由と合わせてこのように語っている。「常識の世界には記録の証拠などは無いから、たちまちにして大きな忘却が始まり、以前はどうであったかを知る途が絶えていくのである。(中略)日本民俗学の提供せんとするものは結論ではない。人を誤ったる速断に陥れないように、できる限り確実なる予備知識を、集めて保存しておきたいというだけである。(中略)今度という今度は十分に確実な、またしても反動の犠牲となってしまわぬような、民族の自然と最も良く調和した、新たな社会組織が考えだされなければならぬ。」柳田は東京大空襲のさなかで、大いなる忘却と大いなる過ちに未来を危惧し、筆をとったに違いない。
記憶/記録とは何か。それを思い出すということはどのように可能なのか。それはもちろん、大きな意味での歴史から個人/家族史の形成に深く関わっている。(*4) また、脳科学によって記憶形成のメカニズムの多くの部分が解明されてきている。一説に寄ると、海馬は10年ごとに神経細胞を全体の5%ずつ失っていき、80歳の老人は20歳の若者に比べ、海馬の神経細胞の数が20%減少していると言う。(*5) 生物的な老化によって記憶力はおちていく。さらに、脳は記憶をでっち上げたり、完全消去したりしてしまうことも実証されてきた。何度も目にしている、耳にしたものでも、特に関心のないものに関しては断片的にしか覚えていなかったりする。例えば「100円玉のデザイン」を思い出そうとすると、その具体的な柄をはっきり覚えている人はかなり少ないのだ。逆に、なぜか幾度も思い出してしまうお気に入りの記憶もあったりする。私自身も悪い事はすぐ忘れ、良い事はそれなりにずっと覚えているような気がしている。何を忘れ、何を記憶しているのか。そこにはどんな秘密があるだろう。エビングハウスの例にあるような実験であっても、その閾を正確に数値化して測定することは不可能である。それは完全に人それぞれ、違った傾向があるのだ。
ここで、記憶と忘却に関してのひとつ興味深い例として、埋葬や先祖参りといった「喪」がある。親しい、あるいは目上の人物が亡くなった際に行う様々なグリーフワークや喪の儀式は、人間の社会的なネットワークの発生初期から世界の至る所、様々な文化圏において様々な形態で自立的に発生し、いくつかは今日まで継続されてきた。喪とは、非常に極端に言うと、「忘却の促進の行為」と定義できる、と私は思っている。精神的な痛みを一時的に、あるいは時間をかけて忘れるために様々な、段階的な行為が、ときには瞬時に、ときには何度も長期にわたって行われる。つまるところ、それは「死」という絶対的な生理的臨界点をメルクマールとしたときの、時間の伸縮の行為であると。(*6)
埋葬の形式、つまり「葬儀」や「墓」の制度は「喪」の直接的な形態として重要な位置を占めている。(*7) よく知られているように、柳田国男は日本の儀礼制度習慣と日常の分類に「ハレ」と「ケ」という言葉を使った。(葬儀をハレ(非日常的儀礼の一種)とするのか、ケ(日常生活)とするのかには諸説あるが、多分に曖昧な論争であり、そのどちらとも言える場合がある。)日本神道では、死そのものは穢れであり、塩をまいたり、祭壇に備えたりする。それらを祓い清めるためである。一方で「祭」という文字が本来葬儀を意味することからも読み取れるように、葬式はハレの側面を持っている。葬儀は非日常的で特殊な、日常から逸脱した時空間であったことが分かる。ここでも、大昔より、「死」という生理的な臨界的現象そのものと、それを特殊な集団的関係性の上で抽象化するような「喪」の非直線的な関係がみてとれる。柳田国男は盆と正月の起源にふれつつ「先祖の話」の一節「めでたい日」の���でこのように語る。
「盆でも最近の一年二年のうちに、不幸のあった家は一部分で、しばらくそのような悲しいことにも出逢わず、二親が揃ってながいきをしているような家々では目出たい日であった。現に田舎では、おめでとうと言って人が盆の礼に来ている。祝うという言葉はこのごろでは意味が少し変わって来たが、本来は身と心とを清くして、祭を営むに適した状態にいることを言ってものであった事は、書物に現れている古いこの語の用い方を比べても判る。もとは斎うという文字を書いていて、神の御社の祭の用意も「いわい」であった。祭をする人々が行いを慎み、穢れた忌まわしいものに触れず、心を静かに和やかにしているのが祝いであり、その慎みが完全に守られているのが、人にめでたいと言われる状態でもあった。」 - 「先祖の話」 柳田国男著 p46
柳田国男は仏教の法事と日本古来の神道的、土着的風習をはっきりと区別していた。仏教では亡くなったものは皆仏となり、残された者は何年にもわたりその魂を年忌毎にまつるが、本来、そのような仏教的先祖観とは異なる日本人の先祖への向き合い方があったという。つまり、亡くなった者は皆ある程度時間が経つとご先祖さま、あるいはみたま様という大きな一つの霊体にとけ込む(氏神)。そして故郷の山々の上より子孫を見守り、盆や正月には家に帰ってくるという。(*8) そのように継続される氏神信仰なくして、日本人の「家」への特別な思いは育まれ、永きにわたって家系が続くことはなかったと分析した。また、柳田は「墓制の沿革に就いて」において故郷兵庫県辻川の調査をひきつつ両墓制という墓制習俗を取り上げる。それはお参りのための「祭地」と埋葬のための「葬地」を分けるという風習である。 詳しい発生原因はわからずとも、そこには死穢の観念や遺体恐怖といった「死」という絶対的な現象と、死者供養のモニュメントをはっきりと分けようとする意図が感じられる。柳田は、埋め荒れた場所は墓とは認識せず、詣り墓(祭地)こそが本来の墓であると考えた。
3. (墓という忘却の装置)
しかし、「墓」という構造物は、もちろん日本にかぎったものではない。
近代に古代ヨーロッパ、ギリシャ、ローマからエジプト、インド、カルデア、バレアリック諸島、シナにいたるまでの埋葬の跡や様々な葬儀の際の逸話を歴史、宗教、人類学的観点から収集し論じたものとして、1608年、ロンドンで生まれ、ノリッジで活躍したイングランドの著作家、サー・トーマス・ブラウンの著作『ハイドリオタフィア(壺葬論)』1658年 (*9) がある。原題は、Hydriotaphia, Urn Burial, or, a Discourse of the Sepulchral Urns lately found in Norfolk。そのまま訳すと、「ノーフォーク地方で最近発見されたローマ時代の骨壷に関する論述」。友人、トーマス・レグロウへの冒頭での付記には「しかし誰か、己の骨の運命を、掘り出されてはまた埋められることの幾度なるかを知るや。」とある。ブラウンの、儚き死後の世界への豊かな関心がみてとれる一文だ。本書の中では、柳田が論じた先祖論である「みたま」によく似た論考が記されている。
「古代の異教徒は、音楽を用いて、さまざまなハーモニーにより、残された友人の感情をかき立てたり、沈めたりした。さういふことの起る隠れた深い理由は、霊魂が一つのハーモニーであることに由来している。肉體から解かれたハーモニーは立戻つて、原初の天のハーモニーを享ける、本来そこから降下したものであつたのだから。その道筋を辿つた古代人に依れば、蟹座より下つて、山羊座を通つて戻つたというふ。 … そして希望もなく喪に服しながら、深き悲哀は却って亡霊の安息を亂す(みだす)といふ通行の見解によつて、過度の悲歎を避ける幸便なまやかしの口實(こうじつ)を持つていた。」
またブラウンは最終章では古代からの人々の欲求であった生命の永遠性への接近としての埋葬について論じ、派手な墓やエジプトのミイラ等にみられる工夫のこらされた埋葬形式がいかに永遠性と結びつき、あるいは結びつかず、儚さをたたえているのかを記している。ブラウンは死後の肉体の永続性についてはいささか批判的であり、ピラミッド、凱旋門、オベリスクなどの巨大な墓廟的建造物に対しても「虚栄に発する異常物」と語り、見つからざる墓、埋葬こそ、真の保存へとつながるのではないかと考察している。
「さても、今般の死せる骨は、既に(969年間生存したといふ)メトセラ體内の骨よりも長く存し、地下三尺、薄い年度の壁の裡に、地表のあらゆる強固・壮麗な大廈よりも久しきに耐え、三度の征服(アングロサクソン、デイン、ノルマン)の戦鼓・蹂躙の下にも静かに眠つていたのであるからには、如何なる王侯も己の遺骨にかかる永續性を約し得ようか、欣然とかう言はずに居られようか、 骨トナリセバ、我モカク在ラマホシ<テイブルルス> 古代を古ならしめ、萬物を塵と化すすべを心得ている時ですら、なほこのささやかな思出草を有したのである。開かれて一目に触れる保存所に在つて世に傳へられる(つたえられる)ことを望むのは虚しい哉、世に知られざるこそ永續の手段であり、無名こそ保護の手立てであるのに。
…(中略)
とはいへ、遺骨となつて存続し、ピラミッド内のミイラとして今に存へんとするのは、永生を誤り解したものである。名前、形容、時代環境、性別も忘却されて、實のない持続となり、後世に對してただ人間の虚しさの象徴として、傲慢、虚栄、狂へる悪徳の對症薬として立現れる遺骨は虚しい哉。この世は永久に続くと觀じた異教徒の思ひ上がりが、野望をそそのかし、わが名聲の不滅の糸を断つアトロポスを見ぬゆえに、その思ひ上がりには忘却が不可避であるとの冷水を浴びせられることもなかつた。
…(中略)
古代の英雄たちは既に己の記念碑、手を盡した保存遺體を超えて生きのびている。ところが今や、時の晩期において、われわれはそのやうな永続する記憶を期待できぬ。今や野望もエリアスの予言<この世はただ6千年しか続かぬであらうと>を恐れるであらうし、カルロス五世もヘクトルの如くメトセラ二代を存続することは全く望み得ないのである<ヘクトルの名聲は、かの高名な王カルロスの出現以前に、既にメトセラの生涯の二倍以上続いている>。まさにそれゆえに、われらの名聲の永続を求めて慌しく思ひ煩ふのは、現状を考へるにほとんど時代遅れの虚妄、退休せる愚行である。
…(中略)
この期に及んで、記念のものを以てわれらの名を残さうとする如きは、われらの信ずる處(ところ)と矛盾することにならう、われわれは最後の審判の日の到来を日毎に祈ることで、記念物の壊滅を願つているわけだし、その永続を望むのは、再臨の期待を裏切ることにならざるを得ないからである。… そして残る将来の短きを注視することを迫られて、自然と来世を思ふべくしつらへられ、それに較べればピラミッドも直ちに融ける雪の山、すべての過ぎ去りし時も一彈指の間といふべき、かの永劫に思ひを致さずしては許されぬのである。」
キリスト教的世界の終焉(最後の審判)がそう遠くはないと常に意識された時代において、もはや死後の肉体の永続を望んでも無意味である、という。さらに、古代からの忘却と魂の行く末をこのように記した。
「闇と光とが時の流れを分け持ち、忘却は、われらの生きて在るときすら、記憶に対してかなりの部分を占める。極めてづきづきする災禍の打撃も短いうづきを残すにすぎない。人の感覚は極端に耐へぬ、悲哀は人を傷るか自らを破る。涙のあまり石に化するとはお噺である。度重なる災禍は不感性を齎し、悲惨はうつろひやすく、雪の如くわれらにかかる、とはいへこれは決して不幸な愚かしさではない。来る災厄を知らず、過ぎ去つた災厄を忘れることは、自然の恵み深き配劑なので、これによつてわれわれは短命で災多き日々と雑揉者をこなし、感覚は解放されて身を切る思ひ出に陥ることなく、悲哀は繰り返して生身に焼刃を感ぜしめることもないのである。古代の多くの人々はその存続の望みを魂の轉生輪廻に託して満足していた。…他の人びとは寧ろ落ち着かぬ無の闇に没して、共同の存在に加はり、萬物の共有する大霊の一部となつて満足した。これはとりもなほさずかの知られざる神の始原に戻ることに他ならなかつた。」
自然より与えられた配慮として忘却を捉え、それゆえに苦しみから解放されると語る。最終章の末尾ではこのように記した。
「永く残る墓碑として存続し、己の造りしものの内に生き、己の名前と鵺の如き範疇のうちに存すること、これが往古の期待(する人びと)には大きな満足であり、そのエリジウムの一部を成した。しかしすべての斯の如きは、真の信仰に発する形而上学より見るに無に等しい。… サンティノサン境界の墓地<パリにある、ここでは死体の分解が早い>に横たはるも、エジプトの砂中にあるも全く同じこと、永遠に存することの恍惚感の裡に、何者にでも成ると覚悟せよ、そして六尺の僑居にも、ハドリアヌスの大廟<ハドリアヌスがローマに築いた壮大な葬廟(モーゾリーアム)、現在はサンタンジェロ城となつている>に在るが如く、心満ち足りてあれ。」
(原文:To subsist in lasting Monuments, to live in their productions, to exist in their names, and prædicament of Chymera's, was large satisfaction unto old expectations, and made one part of their Elyziums. But all this is nothing in the Metaphysics of true belief. To live indeed is to be again our selves, which being not only an hope but an evidence in noble beleevers; 'Tis all one to lye in St Innocents Church-yard, as in the Sands of Ægypt: Ready to be any thing, in the extasie of being ever, and as content with six foot as the Moles(Mausoleum) of Adrianus.)
「本当に生きるという事は、後世に名前を残す事ではなく、自ら自身を再認識することだ。(To live indeed is to be again our selves)」とブラウンはいう。結局のところ巨大な墓を作っても、いずれ朽ち果てるか、後世の世の笑いものにされるか、どちらにせよ、形而上学的に哲学的に考えれば無意味である、そのような虚栄に傾くより、誰にも知られずにひっそり眠る方がまだ死骸も安泰だろう。自ら自身へ立ち返れ。とここでは啓蒙主義的主張で結ばれているが、本書の本領は古代ギリシャからシナにいたるまでの墓制や葬儀に対する習慣の詳しい文献調査によってもたらされたデータベースにあるだろう。「古代の人びと」も、逆らう事のできない記憶の忘却と時間の瞬く間に、死者への対面においては、特別で複雑な感情を持ち、それに向き合っていたのだ。また、ブラウンが強く退けるエジプトのピラミッドなどの巨大で「狂った」永続性の担保となる建造物も、ここでは、むしろ、古代の人びとがいかに死の断絶を乗り越え、超時間的に生を捉え、それを強く望んだかが強調され立ち現れてくる。
お墓は私が忘却について考えるきっかけとなったきっかけである。実家に現在も残る墓地を改葬する(墓地の機能を排し、お参りする場所を一カ所にまとめる)ことで、改葬のあと、墓地に放置される墓石が、そのまま単なる石列に変わると言う特異な状況に先立って、先祖との関係性や個人史の形成に関心を持つようになったのだ。その後のリサーチを続ける中で、私は、お墓とは緩やかな「忘却」を促す装置なのではないか、というふうに考えるようになったのだ。(*10)
お墓はアーカイブ(記録)の一種のように見える。ここでは、私たちはそこに眠る誰かの死という原体験に触れる事はできない。(異常な精神状態、フラッシュバック等で時として原体験が鮮明によみがえる場合もあるが。)本来、時間とともに、忘却によって原体験はかすんでいく。しかしそれらを記憶として思い出す事ができる。思い出すという行為は、物理的にも、感覚的にも忘却によって抜け落ちた箇所をフィクショナルに埋め合わせていく行為ではないか。このようなフィクショナルな埋め合わせを「記録」と呼ぶことができるとすれば、そしてそのように記録物によって思い出された記憶は今まさに新しい体験として更新されていき、また忘却していくことになる。(このような上書きされる新たな体験こそ忘却の本質とも言える。一方で、忘却故に「差異」がリニアに生まれ、現在を体験できるとも言えるのではないか。この論理は対立しながら循環している。)つまり、私たちは記録をし、それについて思い出すことで積極的に忘却していると言えるのだ。
4. (墓地という空間)
ピラミッドは人工的な墓としては最大級のものであるだろう。しかし、ここ日本には面積においてはピラミッドの4倍はあろうかと思われる巨大な墓がある。大仙陵古墳である。(クフ王ピラミッドや秦の始皇帝墓陵と並び世界三大墳墓の一つ。高さではクフ王のピラミッド:146.6mが最も高いが、��丘の平面規模は最大。)だれもが歴史の教科書で観た事があるにちがいない、独特の形状をした墓(前方後円墳)だ。���方後円墳の形状の由来として最も有力なものは、弥生時代の墳墓から独自に発展したとするものだ。従来より国内に存在した円形墳丘墓の周濠を掘り残した陸橋の部分で祭祀などが行われ、その後この部分が死の世界である「墓」と人間界を繋ぐ陸橋として大型化し円墳とつながったと考えられている。(*11) ここでも、興味深いのは、古墳時代の人びとの「死」の世界との関わり方である。(前方後円墳の出現は、ヤマト王権の成立を表すと考えられ、それと同時に埴輪もつくられるようになる。)(*12) 古墳の陸橋部分の周囲によく出土する埴輪は当初、墳墓上で行われた葬送儀礼に用いられた。その後、様々な種類に枝分かれし、死者の霊が生活するための依代、あるいは死者が生前に居住していた居館を表したとされるもの(家形埴輪)、ずらっと並べられ、葬送儀礼を表現したり、生前の祭政の様子を再現したとされるもの(人物埴輪や動物埴輪)など、死後の世界と現世のインターフェースとして大量に作られた。とりわけ、前方の陸橋部分を囲うように群像でならべられた埴輪は、死者の眠る地である墓を聖域化する境界として捉える事もできる。
巨大な墓の建造には、やはり多くの人員と時間を費やす必要があった。そこには、死後もなお続くこの世に自らの存在を残さんとする強大な権力の行使にのみならず、一つの共同体として「死」というものを単なる個別の生物的な臨界的現象と捉えるのではなく、集団での巨大な政として昇華する営みがみえる。巨大な墓場は単に死者が眠る場所のみならず、墓地全体が所々に様々な理由で形作られたであろう工夫や様式を持ち、いわば集団的な祭の舞台装置としても機能していた。そして、この儀礼の舞台全体が、空間的にこの世/あの世の境界を代替する役目を持っているのだ。つまりそれは現世に「死」の世界を代替的に召喚する空間であった。前方後円墳の前方の陸橋は、墓の部分である円墳(あの世)へ徐々に近づく途のようである。しかしこのような祭儀の空間は、より一層強く「生」を勢いづかせるに違いない。生の中に死を見つめる舞台、生の中に死を取り込む為に、墓地は境界に囲まれた聖域でなければならない。そして祭事(葬儀)においては、人びとはまさにこの空間において、墓の一部となる。

墓(古墳)の上に墓地ができてしまっている。恵解山古墳 2016 年 筆者撮影
建築の世界では、建築物の設計図や断面図において、黒く塗りつぶされる厚い壁や柱の部分を「ポシェ」というらしい。そうするとピラミッドなどはほとんどがポシェであるということになる。ピラミッドを図面にしてみたらほとんど真っ黒になってしまうだろう。
建築物は普通は外観と内観を併せ持ち、私たちはそれらのイメージ上の複合によって、建築像を作り上げている。しかし、実際にはその像はうまく噛み合なかったりする。その際に直接は知覚することができない余剰の部分がポシェである。ポシェは実際には視認したりすることができない。そこに入る事もできない。しかし、それゆえに実体を超えてまさに物質的に出現する。ポシェとは見えないから見えるものであり、知覚できなさゆえに、知覚を超えて知的に露出する領域だ。墓は、ポシェ自体ががむき出しになっている様なものだ。それは、知覚できない故の物質性そのものを、知覚可能なものとして露呈させているようなもの。つまり墓にとっては、それが知覚を超えてまさに物質的であるということよりもよりもむしろ実質的に物質的であることにより、知的な認識より前に墓そのものとして立ち現れる事が重要であるのだ。言わば、墓の目的はそれが墓であるということで達成される。
墓は、まずはっきりと墓としてあること(実体的な物質性が強い)により、多くの事を隠し、多くの事を忘却させていく。葬儀や埋葬の「喪」の行為、その祭は、特殊な忘却的行為とも言えるのではないか。お墓は(モニュメントと同じように、)メモリアルな記録物だ。はっきりとした形でしっかりとした無機的な強度を持って存在感も大きい。つまり記録物としての強度が強いため、長期的に忘却を促し、そこでは特殊な時間との関係性が約束されている。日常(「ケ」)の時間軸を逸脱し、伸縮自在な時間(「ハレ」)へ。そのトランスフォームが、お墓と言う様式に現れ出ているのではないだろうか。
注釈/補足
*1 - Reference: Anderson, J. R. (1976). Language, Memory, and Thought, Lawrence Erlbaum Associates. /Erik M. Altmann, Memory in Chains: Modeling Primacy and Recency Effects in Memory for Order
*2 - イマヌエル・カント 『純粋理性批判』
*3 - ポール・リクール 『時間と物語』
*4 - ポール・リクールによると歴史の記述は、記憶、忘却と時間との関係の中で、集団的・個人的に抑圧、濫用、強制されながら形成され、本来の意味での「記憶すること」はさまざまな方法で阻害を及ぼす捏造された記憶によって妨げられているという。個人、集団に関わらず、何かを記憶する為にはなにかを忘却する必要があり、何を忘却するのかによって記憶の性質は異なる。リクールは実際に起こってしまっている新たな殺戮(コソボ、パレスティナ、北アイルランド)が、ある政治的力の作用によって新たに作りだされ、操作された記憶によって生み出されていると指摘する。『記 憶、歴史、忘却 La mémoire, l’histoire, l’oubli』 (2000) しかし、そのような記憶によって引き起こされる現在は今まさに差し迫っており、また、そのように見いだされた記憶による問いはまずもって他者的であるという倫理性の難問に直面し、それは「人の苦しみはそれを見た者に義務を負わせる」 というリクールの言葉にも現れている。
Reference: 2009年立命館大学で行われたヘイドン・ホワイトによる公開講義『ポストモダニズムと歴史叙述』url : http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/news/200901022_repo_0.htm
*5 - Reference : http://www.brainfacts.org/sensing-thinking-behaving/learning-and-memory/articles/2016/catharine-young-how-memories-form-and-how-we-lose-them-040516/
*6 - 日本における葬儀についての詳しい解説は 「葬送習俗事典: 葬儀の民俗学手帳」柳田国男著 河出書房新社 などに詳しい。
ここでは喪について簡単に例に挙げて触れるにとどまるが、その歴史や文化的背景、あるいは心理学的な考察は非常に深く広いものであるだろう。また、グリーフワーク(死に対面した際の人の心理的プロセス)と「喪」は全く別なものとして捉える事ができる。大まかに言えば、「個」と「集団」によって、である。
「死」という現象の立ち現れ方も様々に分類される(大まかに分けるならば、1不慮の交通事故を目の前で観てしまった際などの、全くの個別的な他者の死との遭遇/2テロリズムなどによる集団的な他者の死との遭遇/3集団的な比較的近しい親族や友達の死との遭遇/4心理的に近しい親族、友達、恋人など特別な他者の死との遭遇 がある。そのそれぞれの中でさらに悲しみや衝撃の深さは違ってくる)。それぞれの場合での、死という絶対的かつ臨界的な現象に立ち会ったとき、様々な状況下における心理的行動としてグリーフワークは段階的に捉えられるだろう。例えば、瞬間的な感情として放心状態に陥ったり、泣き叫んだりする。あるいは精神的ショックにより拒食状態になったり、場合に寄っては自傷行為につながったりする。それらの行為は比較的即時的に行われる感情的かつ生理的な反応である。その後、さらに長期的かつ反復的な行動に変化していく。たとえば、ふとしたときに死の断片的記憶が副次的に蘇り、唐突に精神的不安状態になったり、感情的になったりする。
(グリーフワークを題材にした例としてイ・チャンドンの2007年の映画『シークレット・サンシャイン』がある。夫を亡くし、夫の故郷に移り住んだ主人公が、続いて最愛の息子の残虐な不幸に対面した際の心理描写や、その後宗教をとおした集団的なグリーフワーキングに没頭し始め、最終的にはそのグリーフワーク自体|を支えている神が全てのものに愛を与える、がゆえに許されざるものが許されてしまうという矛盾に遭遇する|に裏切られるというストーリー。グリーフワーキングの段階的な変容としても観る事ができる。)
この様にみていくと、グリーフワークとは本来的には個々の心理的な反応とおおざっぱに捉えられる。それは言わば、忘れがたき、乗り越えられざる体験への、それでも乗り越えようとする人の心の率直な反応と、それによって引き起こされる行動と言える。つまりより生理的なものなのだ。そのように考えると��比的に、それら個人の深い心理的なプロセスを集団でカバーしたり、あるいは儀式的に、アイコニックな別の何かに変化させようとする行為を、ざっくりと「喪」ととらえる事ができる。こちらはより社会的といえる。「喪」の発生の期限は、ここでは集団的な人間のコミュニティの起源、そしてその死まで遡る事ができるのではないかと思われる。なぜならば、それは人間社会の動物的な欲求である、種の継続的保存に関わるであろうからである。(集団行動は人間に限った話ではないが、埋葬などの「喪」的行動を行うのは人間のみである。)「喪」への従事は、人間のプリミティブなコミュニタリアニズムと関わっている。それらは単に種の保存の最大化を乗り越え、人間特有の抽象的な思考力に基づいた文化的な行為ともとれるだろう、一方で、そのような思考力の結果、集団的な「死」との関わり方が、特殊な方法で発明されたとも考えられる。それらの実質的な起源については諸説あるが、少なくとも5万年前のネアンデルタール人による墓埋葬が行われたことがフランスのラ・シャペローサン遺跡の調査によって明らかにされている。「ネアンデルタール人が死者を葬っていたという見方は、彼らには象徴的思考の能力があり、豊かな文化を築いていたとする近年の知見とも符合する。例えば、ネアンデルタール人は自分の身体を顔料で飾り、鳥の羽や色味のある貝殻で作った装身具を身に付けていたことが分かっている。」Reference : http://www.pnas.org/content/111/1/81.full?sid=34e5470c-cf18-4485-bb80-cebe099dacbe
*7 - Reference http://www.osohshiki.jp/column/article/208/ / http://www.osoushiki-plaza.com/institut/dw/199112.html
*8 - 「先祖の話」 柳田国男著 角川文庫
*9 - 「壺葬論(原題:Hydriotaphia, Urn Burial, or, a Discourse of the Sepulchral Urns lately found in Norfolk)」 ブラウン著 小池銈訳 『澁澤龍彦文学館5 脱線の箱』 筑摩書房 収録
*10 - 2015年のプロジェクト『Replication』 http://kazumichi-komastu.tumblr.com/post/139108725941/replication
*11 - Reference https://this.kiji.is/103424318918131713?c=39546741839462401
*12 -「前方後円墳に学ぶ」近藤義郎著 山川出版社
その他の参照項
*13 - Reference 岡﨑乾二郎氏は2013年、武蔵野美術大学で開催された展覧会『ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ─彫刻と呼ばれる、隠された場所』に寄せた文章で、墓と彫刻作品を対比させこのよう���書いている。
『彫刻芸術の核心は感覚の及ばぬ=決して現実空間の延長として捉えることのできない別の場所、すなわち感覚されうる現実と切断された、感覚の侵入できぬ別の場所を匿うことにある。視覚や触覚などの感覚が捉えうるのは、彫刻の表面にすぎない。感覚(視覚や聴覚、触覚も)は距たりある対象を捉え、ゆえにわれわれの知りえる現実を拡張する力をもつ。だが反対にいえば、よって感覚が捉えうるものは、その現実の境界面の現象にすぎない。 … 彫刻芸術の逆理は墓のもつ二重性そのものと重なる。例えれば感覚が捉えることができる彫刻は墓標のようなものである。けれどいうまでもなく墓の本質は、決して現世とは連続しえない、そして現世よりはるかに長く持続する時間と空間を墓室として保持し、そしてその場を現世のinterest(関心、利害)が侵入しないように匿うことにある。 cryptとは地下墓地であり、Cryptographyは暗号。すなわち彫刻は、感覚されることによって自らを隠す。現世という時空と不連続な空間、現世が拡張し侵入することが不可能な空間を隠し持つ、内包することにこそ本質があった。』 http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/6487
*14 - 『冥王星の発見者クライド・トンボーは1997年に死んだが、遺骨の一部が、2006年に冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」に搭載された。これは外宇宙に向けて遺骨が打ち上げられた本格的「宇宙葬」の最初の例だとされる。トンボーの遺骨が打ち上げられた数カ月後、冥王星は国際天文学連合において、「惑星」にはあてはまらないとして、「準惑星」に定義しなおされた。』http://wired.jp/series/commons-in-a-digital-age/2_pluto/
「宇宙葬と電脳「墓」星空とモニターに死者を想う人々」 畑中章宏 WIRED
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【見出しはただ一言「HIROSHIMA」 米記者が1946年に書いた恐怖】 - BBCニュース : http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37350105 2016年09月19日
ジャーナリズムの歴史でも特に優れていると名高い雑誌記事の発表から、8月末で70年が過ぎた。記事の見出しはただひと言、「HIROSHIMA」。ジョン・ハーシー氏が書いた3万語にもなる記事は、核兵器による恐怖の全容を戦後の世の中に伝え、大きな衝撃をもたらした。BBCのRadio4編成責任者だったキャロライン・ラファエル氏が、その経緯を振り返る。
私の手元に、1946年8月31日発行の米誌ニューヨーカーがある。表紙のイラストは実に無難で、陽気で無邪気な夏の公園の風景が楽しく描かれている。背表紙ではニューヨークの球団、ジャイアンツとヤンキースの監督が、たばこは「チェスターフィールドで決まり」だと宣伝している。
ニューヨークのタウン情報と映画欄、ダイヤモンドや毛皮、車やクルーズのきらびやかな広告に続いて、編集部からの簡単なお知らせが載っている。そこには、この号全体をたったひとつの記事に充てると書かれていた。「1発の原爆がある都市をほぼ完全に消滅させたこと」に関する記事だ。「原爆が持つ信じられないほどの破壊力を把握している者はほとんどいないに違いないと考え、それを使うことがどんなに恐ろしい結果をもたらすか、だれもがじっくり考えてみたほうがいいと確信したから」だと説明している。
インターネット上で情報が爆発的に拡散することを指す「バイラル」という表現は70年前にはなかったが、ニューヨーカー誌に掲載された {{ ジョン・ハーシー氏の記事「ヒロシマ」 : http://www.newyorker.com/magazine/1946/08/31/hiroshima }} は、まさにバイラルに広まった。世界中で何百万人もの人がこの記事について語り、論評し、活字で読んだりラジオで聞いたりした。1945年8月6日から直後の日々にかけて、広島の街だけでなく、そこに住む人たちに何が起きたのか、真実が初めて人々の知るところとなった。
1946年の春。名高い従軍記者で、小説でも賞を取っていたハーシー氏は、ニューヨーカー誌から派遣されて広島を訪れた。原爆投下から9カ月後の広島に出向いて、それまでほかの記者たちがしてきたように、壊滅した街や建物、そして復興の様子について記事を書く予定だった。
現地へ向かう船旅の途中で体調を崩したハーシー氏は、米作家ソートン・ワイルダーの小説「サン・ルイス・レイ橋」を渡された。渡っていた橋が落ちてしまう5人の人生をたどるこの物語からヒントを得て、ハーシー氏は建物ではなく人間について書こうと心に決める。このシンプルな決断によって、ハーシー氏の「ヒロシマ」は同時代の大多数の記事とは一線を画すものとなった。広島に入った同氏は被爆者たちを見つけて、原爆投下の直前から始まる体験談を伝えた。同氏は何年もたった後の話の中で、当時大きな恐怖を覚えたこと、滞在を数週間で切り上げざるを得なかったことを振り返っている。
聞き取った経験談はニューヨークへ持ち帰った。もし日本から出稿していたら、記事が世に出る可能性は極めて低くなっていただろう。日本から生々しい写真や映像、報告を送り出そうとしたそれまでの試みは、米占領軍にことごとく阻止されていた。こうした資料は検閲を受けたりお蔵入りになったり、時にはただ消え失せたりした。
≫――――――≪
■<ジョン・ハーシー 1914-1993>
●中国生まれ。両親は米国の宣教師。
● 10歳で米国に帰国。後に米イェール大学で学ぶ。
● 1937年から米誌タイムの記者となり、戦争中は欧州とアジアから戦況を伝えた。
● 米軍占領下のイタリア・シチリア島の町をテーマにした初の小説「アダノの鐘」で、ピュリツァー賞を受賞
● 「ヒロシマ」は {{ 20世紀の米国が生んだ優れたジャーナリズム作品のランキング : http://www.nytimes.com/1999/03/01/business/media-journalism-s-greatest-hits-two-lists-of-a-century-s-top-stories.html?_r=0 }} で、1位に選ばれたことがある
≫――――――≪
担当編集者のハロルド・ロス氏とウィリアム・ショーン氏には、これが途方もない、たぐいまれな原稿だと分かっていた。掲載号の準備はことごとく秘密裏に進められた。ニューヨーカー誌の記事スペースが全て1本の原稿にあてられたのは、後にも先にもこの時だけだ。その週の号に記事が掲載される予定だった記者たちは、自分のゲラがどこへ消えてしまったのかと首をかしげる羽目になった。そして発行の12時間前、米国の主要全紙にコピーが送られた。この名案のおかげで、ぜひ一読をと勧める論説が各紙に掲載された。
発行された30万部はすぐに完売し、記事は世界各地の新聞や雑誌に転載された。ただ、新聞雑誌用紙の供給を制限している国ではそうはいかなかった。物理学者のアルベルト・アインシュタイン氏は同誌を1000部買って科学者仲間へ送ろうとしたが、結局はファクスと格闘するはめになった。
米国の読書愛好家団体、月例図書推薦会(BOTM)は全会員に無料で特別号を送った。会長の言葉によれば、「人類にとって現時点でこれ以上に重要な著作物は考えられない」との判断からだった。ニューヨーカー誌の中古本の売り値は、2週間のうちに定価の120倍まで跳ね上がった。
「ヒロシマ」がジャーナリズム作品として示すのは何より、物語の揺るぎない力だ。ハーシー氏は記事の中で、従軍記者としてのあらゆる経験と小説家としての技量を組み合わせたのだ。
たった1年前には憎むべき仇敵だった相手に、生の声で語らせる。これは先鋭的なジャーナリズムだった。焼け焦げて死にかけた肉体が散乱し、生存者に必死の手が差しのべられ、火災で焼け落ちた廃墟を熱風が吹き抜ける。変わり果てた生き地獄が広がる風景の中、読者は6人の被爆者に出会う。佐々木とし子さん、谷本清牧師、中村初代さんと子供たち、ウィルヘルム・クラインゾルゲ神父、藤井正和医師、佐々木耀文医師の6人だ。
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■<6人の登場人物>
佐々木とし子さん――人事課の事務員として働いていた20歳前後の女性。爆心から1.6キロの場所にいて、脚にひどい重傷を負う。
谷本清さん――広島市内のメソジスト教会の牧師。被爆後に放射線障害をわずらう。
中村初代さん――仕立屋の夫はシンガポールで戦死。10歳を筆頭に幼い子どもたちがいる。
ウィルヘルム・クラインゾルゲさん――カトリック・イエズス会のドイツ人神父。外国人として日本に滞在するストレスを抱えながら、放射線障害と闘う。
藤井正和さん、佐々木耀文さん(佐々木とし子さんと親戚関係はない)――ともに医師だが、気質は大きく異なる。
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真珠湾攻撃のずっと前から、東洋人は悪者扱いされていた。黄色人種を脅威とみなす「黄禍論」は漫画にも描かれ、米国人の意識に深くしみわたっていた。1941年には米国のタイム、ライフ両誌が「友人とジャップの見分け方」と題し、中国人と日本人を区別する方法を説明した異様な記事を掲載した。原爆を投下した米爆撃機「エノラ・ゲイ」の操縦士はその日、SFのヒーロー「バック・ロジャーズ」になったような気分だと語ったとされる。
それだけに、終戦からわずか1年後に日本人男女5人と欧米人1人に焦点を当てたこの記事は、大方にとって予想外で、衝撃的だった。6人はそれぞれ「考えてみたこともないほどおびただしい数の死」を目の当たりにしていた。ニューヨーカー誌に感想を寄せた読者のほとんどが記事を称賛し、自分たちとどこも変わらない市井の人々、事務員や母親、医師や牧師がそのような恐怖を味わったとは気の毒で恐ろしいことだ、と書き送った。
広島を取材して記事にしたのは、ハーシー氏が初めてではなかった。しかしそれまでの記事やニュース映画は、人々の理解を超える莫大な数字を並べるばかりだった。伝えられていたのは壊れた街ときのこ雲、壁や道路に焼き付いた死者の影。だがハーシー氏の記事のように、この世の終わりのような日々を生き抜いた人たちにぐっと迫った例はひとつもなかった。
そして当時、一部の人は気付き始めていた。政府と軍は隠ぺいし、あるいは否定しようと躍起になっていたが、実はこの新兵器は太陽のように明るい「無音の閃光」を放った後も、長いこと死をもたらし続けるのだと。
「ヒロシマ」の記事によって初めて、サンフランシスコやロンドンの郊外に住むごく普通の人たちが、放射線障害の悲惨さを知ることになった。爆弾の爆発そのもので生き延びたとしても、後遺症で命を落とす恐れがあることを理解するようになった。ハーシー氏は静かな、断固とした筆致で生存者たちが見たものを伝えた。米国が太平洋のビキニ環礁でさらなる核実験を実施してから3カ月。核軍拡競争が始まるなかで、核兵器の真の力が明らかになり始めた。
ハーシー氏の記事の内容と、アインシュタイン氏それを公然と賛同したことは、非常に大きな反響を呼んだ。影響はあまりに大きく、原爆投下当時の陸軍長官だったヘンリー・スティムソン氏は「原爆使用の決断」という論文を発表することになったほどだ。スティムソン論文は、原爆投下の結果がどうあれ原爆使用は正当だったと、正当性を力説するものだった。
ハーシー氏の稀有な記事の話は英国にも伝わったが、活字にするには長すぎた。筆者は記事に手を加えることを認めず、当時の英国では新聞用の紙が依然として制限されていたからだ。そこでBBCは、聴衆者の感情を害するのではないかという上層部の懸念もさることながら、米国のラジオ局の例にならって約6週間後、開��したばかりの「サード・プログラム」で4夜連続の朗読を放送することにした。
ラジオ情報誌ラジオ・タイムズは、番組紹介の執筆をジャーナリストのアリスター・クック氏に依頼した。ニューヨーカー誌は風刺漫画で有名なため、クック氏は「ヒロシマ」の記事を「この時代で最も致死的なジョーク」と呼んだ。
番組の聴取率は高く、BBCはさらに多くの人々に聞いてもらおうと、数週間後に「ライト・プログラム」で一挙に再放送することを決めた。この年の「BBCハンドブック」によると、「ライト・プログラム」の使命は「聴取者に娯楽を提供するとともに、娯楽性を維持しつつ世界全般への関心を高めること」とされていた。
2時間に及ぶその番組に、娯楽性は全くといっていいほどなかった。英紙デーリー・エクスプレスの評論家ニコラス・ハーラム氏は、これほど恐ろしい放送は聞いたことがないと評した。
BBCはさらに、ハーシー氏をインタビューに招いた。同氏からの返信電報がBBCの資料室に保管されている。
「ご招待と、ヒロシマについてBBCの関心と報道には感謝の至りながら、筆者や第三者の言葉を加えることなく、それ自体に語らせることがかねてよりの方針」というのが、ハーシー氏の返信だった。
その言葉通り、ハーシー氏が生涯でインタビューに応じたのはわずか3~4回。残念ながら、BBCによるものはなかった。
BBCの資料室には、{{ 1948年収録の「ヒロシマ」の朗読 : http://www.bbc.co.uk/programmes/b07pzdpt/episodes/player }} も残っている。
歯切れの良い英語の音声と悲惨な内容の対比は衝撃的だ。記事の文章はリズミカルで、至る所に静かな詩趣と皮肉がちりばめられていることが分かる。朗読者の中には、当時俳優のリチャード・アッテンボローと結婚したばかりだった若き日の女優シーラ・シムもいる。
46年の秋には「ヒロシマ」の書籍版が出版された。これはまもなく多くの言語に翻訳され、点字版も出たが、日本では違った。占領軍の最高司令官として48年まで日本を事実上統治したダグラス・マッカーサー元帥は、原爆がもたらした影響に関する報道を厳しく禁止していたのだ。同書や、記事が掲載されたニューヨーカー誌は禁書とされた。49年になってようやく、ハーシー氏が取材した被爆者の1人、谷本牧師の手で日本語に翻訳された。
ハーシー氏は6人の被爆者たちのことを決して忘れなかった。原爆投下から40周年を迎えた85年には日本を再訪し、続編「ヒロシマ その後」を執筆した。この間の40年、6人に何が起きたかが書かれている。2人がすでに世を去り、そのうち1人は確実に放射線関連の病気で亡くなっていた。
(1948年10月放送のBBCラジオ朗読「HIROSHIMA」全4回は {{ こちらで聴くことができます : http://www.bbc.co.uk/programmes/b07pzdpt/episodes/player }})
(英語記事 {{ How John Hersey's Hiroshima revealed the horror of the bomb : http://www.bbc.com/news/magazine-37131894 }})
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各地句会報
花鳥誌 令和3年1月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和2年10月1日 うづら三日の月句会 坊城俊樹 選特選句
広々と切株香る刈田道 英子 約束の当てにならぬも温め酒 都 秋深し手に残りたる化粧水 同 草紅葉園児手つなぐ楕円形 同 秋の夜や人に秘す物古りし文 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
色鳥来聖観音は石の膚 千種 青き龍彫り込む廟の冷まじく 順子 秋さぶの解脱門てふ朱の翳り 炳子 秋蝶の思ひありしか秀忠に 三郎 護符を買ふ小鳥の空を背にし 順子 霊廟の魂とし木の実落つる日よ はるか 光背に東京タワー秋の寺 梓渕 鵯騒ぐ正室死後も人寄せず 千種 セルロイド褪せて水子の秋日向 光子 土饅頭裏の湿りに蚊の残る 光子
岡田順子選 特選句
ずつしりと鐘つき堂にある秋思 美智子 色鳥来聖観音は石の膚 千種 鰯雲石段やはき襞なせり 千種 解脱門出で松茸を食ひに行く 俊樹 秋蝶のお江の方へすぢ広げ 慶月 鋳造の龍より涙雁渡し 千種 和宮の矜持の墓やとべらの実 眞理子 鱗雲解くやタワーの赤き針 慶月 古墳ともただの丘とも草紅葉 梓渕 色なき風地蔵千躰かいくぐり 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月7日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
曼珠沙華消えずに咲いてくれし事 清女 生あれば何時か行く道彼岸花 同 天高く三途の川を遠くして 同 背に止まる地蔵菩薩に法師蟬 誠 風立ちて思ひの揺るる芒かな 同 オパールの如き目をもち恋の猫 秋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月9日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
あかあかと燃え立つ畦のまんじゆさげ 孝子 落葉掻太白星は山の端に よみ子 白砂ゆく凪の海射す秋日かな けんじ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋霖や孤児ら遊びし鄙の浜 宇太郎 鄙の駅降りて秋霖ありしこと 幸子 秋彼岸墓で出合ひし友久し すみ子 もう誰の碑とも分からぬ露の石 都 鵙去るが合図ものみな暮れにけり 栄子 何かの実爆ぜて赤赤秋日和 都 街の灯を望む谷間や虫すだく 宇太郎 砂丘秋径あるごとく人の散る 悦子 海鳴りを扱き混ぜ靡く芒原 悦子 一村が棚田百景曼珠沙華 益恵 曼珠沙華燃える一叢屋敷跡 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月10日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
秋天や峡の水音遠き日に 独舟 秋の風二軒長屋は路地の奥 清 卒塔婆ただそれだけや草紅葉 同 駆け上がる改札口の秋の空 修子 飲み込んだ言葉が梨の重さかな 同 秋の灯や触れし半紙の裏表 のりこ 草叢に残る温みや秋の蝶 岬月 読み返す便箋七枚秋灯下 慧子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月10日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
秋黴雨煉瓦の学舎呆けをり 亜栄子 年尾忌や魂句碑になほ灯る 白陶 散り敷きて雨に際立つ金木犀 秋尚 記念樹の影広がりて年尾の忌 多美女 金木犀雨に濃く散る仏会かな 文英 木犀の香を削ぎ落す雨しとど 秋尚 金木犀煉瓦の門を焦がしをり 亜栄子 年尾忌や錆びることなき��御影 ゆう子 灯を絶やさぬ想ひ年尾忌に 白陶 雨の色昏く宿せる竹の春 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
廃屋の屋根まで覆ふ蔦紅葉 さよ子 無月かと誰かが言ひてより寂し 信子 秋深し女人ばかりの喫茶店 久子 榠樝の実三角四角戯けたる みす枝 秋高し蓮如上人像凜と 信子 手枕の犬の鼾をきく夜長 清女 名月や故山ゆつくり離れゆく 信子 秋彼岸お供へもなき軍馬の碑 清女 満月の夜の講座の曙覧聞く 久子 彼岸花あれほどの赤着てみたし 錦子 芋の露こぼして去りぬ農婦かな 昭子 提灯の磴に斑をなす秋祭 時江
(順不同特選句のみ掲載) ……��………………………………………………………
令和2年10月12日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
いろり端焦げて集へるきりたんぽ ます江 吊橋や大きく揺れる初紅葉 有有 八幡平下山の後のきりたんぽ せつこ 古き文やうやく棄てし日の秋思 貴薫 水の音離れぬ径の初紅葉 秋尚 初紅葉ある処日の射す処 三無 雨音の途切れぬ秋思ありにけり ます江 晩歳に集ふ炉端や切たんぽ 怜 出汁染みて箸に崩れるきりたんぽ 三無 遺されし靴磨く黙秋淋し 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月13日 萩花鳥句会
美術館カラフルブレザー爽やかに 祐子 螇蚸の飛び付くゾウの滑り台 美恵子 観光の飛機の空路に鳥渡る 健雄 名月やラインで届く宴模様 陽子 言の葉も何も浮かばずそぞろ寒 ゆかり 鍬担ぎ家路を急ぐ秋の暮 克弘
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令和2年10月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
軽やかに電車の影絵刈田行く みえこ 秋の蝶命日参り二頭舞ひ 同 秋涼し写経の御堂開け放し 令子 秋晴や子と作りたる砂の山 裕子 仕事終へ重き体に秋の風 あけみ 真直ぐに続く並木の月夜かな 紀子 紅の深き深きや鶏頭花 同 道問へば指差す方に柿の秋 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
啄木鳥や故郷に帰る兵の墓 ただし 箱膳の流れ着きたる秋の川 同 自ら燃ゆるべく燃ゆ曼珠沙華 雪 蔦紅葉雁字搦めの出作小屋 みす枝 浜の路地ひとつ魔境へ秋の暮 一仁 コスモスや風と綾取りしてゐたり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
時々は石仏掠め木の実降る 亜栄子 秋の雲掴みきれずに母の塔 亜栄子 菩提子を手品のごとくぶら下げて 秋尚 秋風や武士の声はるかなる 炳子 草の実といへぬ実袖につけてゐる 和子 圭魚選 白も黃も矜持のありて供華の菊 三無 吾亦紅蕊に埋み火残しをり 秋尚 木端の香あまく山寺冬仕度 和子 ますかたに集ふ碑のあり年尾の忌 文英 悠然と墓碑の天辺疣毟り 幸風 一本の竜胆正室の墓崩れ 慶月 古寺の庵の廂や郁子秘色 亜栄子 隠沼の水辺明るく末枯るる 斉
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月21日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
名月の一と日限りの夜でありし 世詩明 駅の名の謂れ繙く夜の秋 千代子 越前の山々なべて秋高し 和子 十五夜の月の渡れる屋根いくつ 昭子 十五夜やむかし兎も臼も在り 令子 大花野小さき流れ真ん中に 美代 曼珠沙華刈り横たはる阿鼻叫喚 雪 猫じやらし野にあらば野の遊びせん 同 鈴虫は鳴いてますかと古き文 同
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令和2年10月22日 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
十六夜の月は雲間に甍波 洋子 無花果や乳首噛みたる子も遥か 成子 無花果ややをら柔肌包む和紙 さえこ 山彦の栖の標烏瓜 ひとみ 射干玉の夜や石榴の熟れすぎぬ 伸子 天を衝く寺の石階鰯雲 成子 渡り鳥来て賑はひの鼓舞たける 睦子 鎖樋から大甕へ秋の水 愛 腕白の風に案山子の揺れてをり さえこ 母の手を振り切り駆けし鰯雲 順子 無花果の窪みのほどの愁ひかな 桂 空つぽになるまで鳴いて蟬骸 豊子 無花果や口約束はすぐ乾く 寿美香 望の月あげて地軸に狂ひなし 豊子 野の風を束ね小菊の香を母へ 朝子 秋の寺絵解き上手の僧のゐて 孝子 福音の風を信じて小鳥来る 朝子 無花果のお八つ昭和の子沢山 豊子 秋刀魚焼く流離の色を裏返し 寿美香 床屋出て見上げてをりぬ秋の雲 勝利 嚔する手の平うすき少女かな 睦子 群集の嘆きか風の蘆の花 勝利 まぼろしの麒麟出で来よ秋の雲 美穂
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鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
舟小屋の朽ちたる舟や秋の風 ただし 白を着し悪魔の衣裳菊人形 同 銀木犀銀の雫をこぼしけり 信子 赤とんぼ噂話の輪の中へ 同 パラグライダー花野の空を使ひ切る 昭子 自分のこと俺と言ふ子や七五三 同 露の世の翁の色紙塚に触れ 昭子 菊人形美女も野獣も香り良し みす枝 老僧を追かけ廻る赤蜻蛉 世詩明
(順不同特選句のみ掲載)
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http://hayabusa.open5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507115247/
1: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:07:27 ID:54w 80へぇ超えてるやつしかないのでトリビアだけでも楽しんでくれ サザエさんのエンディングテーマは一番の歌詞ではない 91へぇ 粗品・ホタテ(本当はサザエがよかったがリストになかったため似たようなホタテに) 2: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:07:49 ID:54w ダンゴムシは壁にぶつかり右に曲がると次は左に曲がる習性がある 88へぇ 粗品・カーナビ 5: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:08:19 ID:lhU >>2 優秀やん 3: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:08:14 ID:K0i 期待 4: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:08:15 ID:54w ウルトラマンはカラータイマーをとられるとしぼむ 85へぇ 粗品・タイマー 7: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:08:35 ID:54w ガムテープを勢い良くはがすと光る 90へぇ 粗品・味噌(発光?がり) 8: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:08:48 ID:54w 摂氏100度のオナラをする虫がいる 88へぇ 粗品・温度計 10: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:09:17 ID:54w カメムシは自分のニオイで失神する 87へぇ 粗品・蒸しパン(カメムシにちなんで) 11: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:09:36 ID:54w 台湾の非常口のマークは日本より必死 93へぇ 粗品・健康サンダル 12: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:09:55 ID:54w シンデレラは人を殺したことがある 94へぇ 粗品・かぼちゃ 13: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:10:19 ID:54w ルパン三世と峰不二子の子供がいる 90へぇ 粗品・モンキーレンチ 100: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:46:15 ID:MPv >>13 いらねぇw 14: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:10:39 ID:54w フリスビーを開発した人の��灰はフリスビーになっている 86へぇ 粗品・縄跳び 15: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:10:55 ID:54w 渋谷には昔、ロープウェイが走っていた 81へぇ 粗品・縄跳び 16: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:11:08 ID:54w 両国国技館の地下は巨大焼き鳥工場である 84へぇ 粗品・海苔(焼き鳥だけに) 88: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:39:48 ID:xoN >>16 ? 90: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:41:24 ID:54w >>88 多分トリとノリやで 93: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:41:48 ID:xoN >>90 えぇ… 17: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:11:22 ID:54w 少年の声変わりの瞬間が録音されたレコードがある 90へぇ 粗品・分度器 18: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:11:35 ID:54w パプアニューギニアの「パプア」とは「ちぢれ毛」という意味である 83へぇ 粗品・ひじき 19: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:11:53 ID:54w 「笑点」で座布団運びをしている山田君はハリウッドデビューしている 83へぇ 粗品・ドライバーセット(出ていた映画でドライバー役だった) 20: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:12:04 ID:54w 中国ではパンダに性教育ビデオを見せる 85へぇ 粗品・ビデオテープ 21: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:12:18 ID:54w 海底にも郵便ポストはある 89へぇ 粗品・万年筆 22: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:12:32 ID:54w 毛虫が裁判にかけられたことがある 粗品・枝豆(緑だから) 23: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:12:44 ID:54w 中華料理店の回転テーブルは中国生まれではなく目黒区生まれ 84へぇ 粗品・ふかひれ 24: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:12:55 ID:54w 適当に模型に刺したまち針がそのまま造られた交番がある 80へぇ 粗品・ソーイングセット 25: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:13:06 ID:w2j 良いのと悪いのと落差がすごい 26: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:13:19 ID:54w 「伯方の塩」はメキシコ産 80へぇ 粗品・歯ブラシ(歯型から) 28: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:13:37 ID:54w タイ航空には「ファーストクラス」より上の「お坊さんクラス」がある 80へぇ 粗品・ビーチサンダル(タイのお坊さんは裸足のため) 29: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:13:50 ID:54w カラオケボックスで「般若心経」が歌える 90へぇ 粗品・木魚 30: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:14:04 ID:BQH コレラだけ覚えてる 31: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:14:05 ID:54w パリ・シャンゼリゼ通りのカフェではカニかまが食べられている 84へぇ 粗品・毛ガニ 32: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:14:19 ID:54w うさぎは毎朝自分のウンチを食べる 88へぇ 粗品・ウコン 33: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:14:37 ID:54w フルマラソンの国際大会で途中うんこをしたのに優勝した選手がいる 84へぇ 粗品・ウコン 34: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:14:52 ID:54w ライオンに噛まれた松島トモ子は噛まれる前に送った年賀状に「ライオンに食べられないように祈っていて下さい。」と書いていた 81へぇ 粗品・昆布 35: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:15:11 ID:54w 原宿でナウマン像の化石が発見されたことがある 81へぇ 粗品・クレープ 36: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:15:21 ID:lhU フカヒレは当たりやな 37: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:15:28 ID:54w 電話の発明でベルに2時間差で負けた人がいる 88へぇ 粗品・テレホンカード 38: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:15:43 ID:54w 手塚治虫は松本零士にチョコレートうどんを食べさせたことがある 80へぇ 粗品・ベレー帽 39: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:15:45 ID:xoN 良スレ 40: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:15:59 ID:54w アメリカ・ユタ州の選挙では得票数が同じ場合サイコロで市長を決���る 81へぇ 粗品・ドライバーセット(当時の市長が市長兼運送会社のドライバーだった) 41: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:16:08 ID:k62 続けてください 42: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:16:17 ID:54w 雨のようにおしっこを降らすセミがいる 83へぇ 粗品・セミヌード写真集 43: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:16:20 ID:AX4 嫁ブサイクでしたー! 44: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:16:39 ID:54w ミケランジェロの「最後の審判」に描かれている裸体は不謹慎だという理由で「ふんどし」が描き足された 82へぇ 粗品・ふんどし 45: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:16:54 ID:54w 「アルプスの少女ハイジ」の映画版でペーターを演じていたのはチャーリー・シーン 85へぇ 粗品・セーター 57: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:20:34 ID:F2B >>45 適当すぎやろ草 46: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:17:12 ID:54w 戦国時代に「愛」という字を掲げた兜をかぶった武将がいた 89へぇ 粗品・エノキダケ(再現ビデオに俳優の榎木孝明が出ていたため) 47: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:17:54 ID:54w クモはコーヒーを飲むとでたらめな巣をつくる 89へぇ 粗品・梅干し 48: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:18:19 ID:54w アルゼンチンには、昔の丸の内線が走っている 83へぇ 粗品・ボンレスハム 49: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:18:33 ID:wIl だいたいダジャレな所すこ 50: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:18:41 ID:54w 「ビールの泡」は「ビール」と言えるのかどうかを裁判で争った事がある 85へぇ 粗品・鮎 51: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:19:25 ID:54w 「チャーゴグガゴグマンチャウグガゴグチャウバナガンガマウグ」という名前の湖がある 86へぇ 粗品・お茶(チャーゴから) 52: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:19:45 ID:54w ブルース・リーの叫び声だけのカラオケがある 87へぇ 粗品・お茶(叫び声、アチャーから) 53: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:19:56 ID:S7H なつかしい 54: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:20:13 ID:54w エメラルドグリーンのゴキブリがいる 84へぇ 粗品・緑茶(グリーンから) 55: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:20:13 ID:zVK 下らないの多くて草生える 56: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:20:28 ID:54w ミジンコは危険を感じると頭がとんがる 80へぇ 粗品・おしんこ 58: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:20:51 ID:54w 江戸時代には将軍のおしっこ入れを持つだけの役職があった 80へぇ 粗品・ケーナ(縦笛。そのおしっこ入れがこれに似てたから) 59: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:21:10 ID:54w ゾウリムシはお酒につかると毛が全て抜け落ちる 82へぇ 粗品・ゴムゾウリ 60: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:21:31 ID:Ug0 今思うとトリビアで常識になったネタも多い 61: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:21:32 ID:54w アンコウにはオスがメスを見つけると吸い付きその後メスの体に吸収されるものがある 83へぇ 粗品・軟膏 62: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:21:53 ID:54w コレラ菌の存在を否定するためにコレラ菌を飲み干した学者がいる 80へぇ 粗品・ハサミ、味噌、座布団。これらを差し上げます 85: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:38:31 ID:Lwr >>62 好き 63: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:22:34 ID:54w 黄金のザリガニがいる 84へぇ 粗品・ハサミ 64: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:23:45 ID:54w 1999年にアメリカで公開された恋愛映画のヒロインが着ているタンクトップには「阪急電車 急行は速い」と書いてある 81へぇ 粗品・阪急電車の模型 65: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:23:53 ID:wIl コレラ菌の2連続は草生えた 66: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:24:24 ID:54w 配達されたハガキには見えないバーコードがついている 91へぇ 粗品・ブラックライト(そのバーコードがブラックライトで見えるようになるため) 67: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:25:13 ID:54w アルファベットで表現される「T字路」は「T」ではなく漢字で「丁字路」 80へぇ 粗品・Tバック 68: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:25:16 ID:F2B 今んとこカーナビが一番豪華かな 69: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:25:51 ID:54w オリンピックで使われる公式プールの長さは50mではなく50m2cm 86へぇ 粗品・ビート版 70: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:26:16 ID:54w 死海にボウリングの球を入れると14号までが浮き15号からは沈む 87へぇ 粗品・14号のボウリングの球 71: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:26:54 ID:54w ティーカップには口ひげ専用のものがある 87へぇ 粗品・黒ひげ危機一髪 72: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:27:40 ID:54w イギリスでは国家の極秘情報を扱うスパイを新聞で募集している 82へぇ 粗品・スパイスの詰め合わせ 73: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:28:20 ID:54w オリコンのCDランキング 1位が槇原敬之の「No.1」だった時 2位はZARDの「もう少し あと少し…」だった 81へぇ 粗品・マッキーペン 74: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:28:35 ID:wIl >>73 これ好きだった 75: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:29:09 ID:54w 自衛隊には一度に200人分のほかほかご飯を作るためだけの車がある 82へぇ 粗品・はんごう 76: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:30:13 ID:54w コカ・コーラの350ml缶は中身を3分の1残した状態にすると斜めに立つ 85へぇ 粗品・コカ・コーラ三分の一ダース 77: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:31:17 ID:F2B >>76 一ダースやれや草 78: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:31:40 ID:54w ノミは高く飛び跳ねるがうまく着地できない 85へぇ 粗品・湯のみ 79: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:32:38 ID:54w 国会内で泥酔して女性議員のアゴに噛みつきクビになった大蔵大臣がいる 81へぇ 粗品・オクラ 80: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:33:46 ID:54w 犬は水を飲む時舌の表側ではなく裏側に丸めすくって飲んでいる 81へぇ 粗品・牛タンの燻製 81: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:35:11 ID:54w チーターは走りながら曲がる時尻尾を回す 80へぇ 粗品・水前寺清子さんのCD 82: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:35:43 ID:54w 缶ジュースの飲み口の穴の形は左右対称ではない 80へぇ 粗品・かんな 83: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:37:09 ID:54w 劇団四季のミュージカル「ライオンキング」は公演する地方に合わせてセリフを方言に変えている 80へぇ 粗品・ライオンの洗剤詰め合わせ 84: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:38:24 ID:54w 「昼」という漢字を丸で囲み触覚をつけると仮面ライダーっぽくなる 81へぇ 粗品・お面とライター 87: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:39:20 ID:w2j >>84 草生える 86: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:39:16 ID:54w コウモリには顔の長い「ウマヅラコウモリ」という種類がいる 80へぇ 粗品・コウモリ傘 89: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:40:38 ID:54w 高校野球で応援のため甲子園に象を連れ込んだ学校があった 86へぇ 粗品・ぞうり 91: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:41:28 ID:qof 怒涛のお茶攻勢すこ 92: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:41:45 ID:54w コロンビアにある防弾チョッキの会社は製品テストを新入社員で行う 89へぇ 粗品・普通のチョッキ 94: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:42:57 ID:N7Y OIL OIL OILでサザエさんの歌になるのすこ 95: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:43:24 ID:F2B >>94 ん? 97: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:44:09 ID:Lwr >>94 ますますの奴も好き 99: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:46:12 ID:54w >>97 ますますは祭囃子になるやつで他におおつかで正���丸になるやつもあったな 96: 名無しさん@おーぷん 2017/10/04(水)20:44:07 ID:54w ラストやで 「アルプスの少女ハイジ」のアルムおじいさんには人を殴り殺したという疑惑がある 81へぇ 粗品・Gショック
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来須・A・鷹臣
*部品構造
-大部品: 来須・A・鷹臣 RD:103 評価値:11 --大部品: 森国人 RD:9 評価値:5 ---部品: 長い耳 ---部品: 長い髪 ---部品: やせぎす ---部品: 皮の服装 ---大部品: 森国の特色 RD:5 評価値:3 ----部品: 雄大な森 ----部品: 一見して森に見える村 ----部品: 高度な瞑想通信 ----部品: 森の中の塔 ----部品: 大水車と河の鉄 --大部品: 外見的特徴 RD:4 評価値:3 ---部品: 小柄な体 ---部品: 黒髪 ---部品: チャイナ服っぽい恰好 ---部品: 白い帽子 --大部品: 性格 RD:2 評価値:1 ---部品: 変なところでこだわる ---部品: 贔屓の引き倒し --大部品: 生活能力 RD:6 評価値:4 ---部品: 一人暮らし時代 ---部品: 家庭料理 ---部品: 紅茶を淹れる ---部品: 整理整頓 ---部品: 小物づくり ---部品: おしゃれの努力 --大部品: 衛生兵 RD:14 評価値:6 ---大部品: 衛生管理 RD:2 評価値:1 ----部品: 器材管理 ----部品: 雑菌を追い出す ---大部品: 救急バック(低物理域) RD:5 評価値:3 ----部品: 概要 ----部品: 止血帯 ----部品: 特殊ガーゼ ----部品: チェストシール ----部品: NPA ---部品: 軍衣 ---部品: 帽子 ---大部品: 医療従事者研修 RD:5 評価値:3 ----部品: 参加資格 ----部品: 期間 ----部品: 座学 ----部品: 実務訓練 ----部品: 戦闘訓練 --部品: 精霊回路 --大部品: 精霊戦士 RD:15 評価値:6 ---部品: 精霊戦士とは ---大部品: エレメンタル・ローズの記録(システム1) RD:5 評価値:3 ----部品: 散歩 ----部品: 水の軍団 ----部品: 武術訓練 ----部品: 虐殺阻止 ----部品: 最初から遅れなく毎日 ---大部品: エレメンタル・ローズの記録(システム2) RD:6 評価値:4 ----部品: ビルの上を渡り歩く ----部品: 水の矢 ----部品: 防御障壁 ----部品: 水のヴェール ----部品: 殴る ----部品: 2万の精霊 ---大部品: 精霊使い RD:2 評価値:1 ----部品: 使役 ----部品: 慰撫 ---大部品: 精霊との交流の記録 RD:1 評価値:0 ----部品: 海での出会い --大部品: 鍛錬 RD:30 評価値:8 ---部品: 地道な努力 ---大部品: 長距離走の訓練 RD:29 評価値:8 ----大部品: 筋力トレーニング RD:5 評価値:3 -----部品: 筋トレの重要性 -----部品: 怪我の予防 -----部品: フロントランジ -----部品: 腹筋・背筋 -----部品: 腕立て伏せ ----大部品: トレーニング前の準備 RD:2 評価値:1 -----部品: 準備運動の効果と重要性 -----部品: 良好なコンディションを保つ ----大部品: トレーニング方法 RD:5 評価値:3 -----部品: インターバル走 -----部品: レペティション -----部品: ペース走 -----部品: ジョグ -----部品: ビルドアップ走 ----大部品: フォーム RD:6 評価値:4 -----部品: 正しいフォームの重要性について -----部品: 正しい姿勢を保つ練習 -----部品: 足の出し方 -----部品: 使う筋肉 -----部品: 腕の振り方 -----部品: 呼吸の仕方 ----大部品: 走る際気を付けること RD:3 評価値:2 -----部品: ペース配分 -----部品: ランナーズハイ -----部品: クールダウン ----大部品: 道具 RD:5 評価値:3 -----部品: 靴 -----部品: 帽子 -----部品: ワセリン -----部品: 動きやすい服 -----大部品: 女性用 RD:1 評価値:0 ------部品: スポーツブラ ----大部品: 食事 RD:3 評価値:2 -----部品: 走る前の食事 -----部品: 水分の取り方 -----部品: エイド --大部品: 魔法使いとしての経験 RD:3 評価値:2 ---部品: るしにゃんの魔法使い ---部品: 魔法使いを着用する上での責任感 ---部品: 雷撃の魔法 --大部品: 秘書官 RD:19 評価値:7 ---大部品: 概要 RD:4 評価値:3 ----部品: 帝国宰相シロ任命 ----部品: 服装規定 ----部品: 職務倫理 ----部品: 標語 ---大部品: 日常業��� RD:4 評価値:3 ----部品: 宰相府の窓口業務 ----部品: 礼儀作法 ----部品: チームワーク ----部品: 上司の裁可 ---大部品: 高い事務能力 RD:9 評価値:5 ----部品: 広報 ----部品: スケジュール管理 ----部品: 宰相への取り次ぎ対応 ----部品: 書類チェック ----部品: 物品手配 ----部品: 資料整理 ----部品: クロスチェックの重要性 ----部品: 吏族出仕資格 ----部品: 編成事務能力 ---大部品: 家庭的能力 RD:2 評価値:1 ----部品: 職場清掃 ----部品: 簡単な料理
*部品定義
**部品: 長い耳 他の人種よりも長く尖った耳を持つ。このおかげか、比較的高い感覚を有し、周囲の状況を把握するのに役立っている。
**部品: 長い髪 森国人は男女ともに髪を長く伸ばしている。これは髪は魔力を溜めることができ、魔法に近しく生きている森国人としての特徴である。
**部品: やせぎす 森国人は一様に痩せぎすの体型をしている。筋力面でか弱くはあるが、代わりに身軽さに秀でており木々の生い茂る森の中ではその間を飛び移ったりと有利に動ける。
**部品: 皮の服装 動物の皮をなめした素材で作った衣服。行動を制限されるため、各々が好みの部位に部分的に身に着けている。勿論必要とあらば鎧の様に面積の大きいものを着用する。
**部品: 雄大な森 名前の示す通り国土の多くを森林が占めており、森国人はその森と共存して生活を送っている。森は隣人であり信仰であり生活の糧であり、彼らはその大いなる自然に敬意を持って生きている。
**部品: 一見して森に見える村 森国はその名の通り国土の大部分に森林が広がる国である。そこに住む森国人の住居も森と共存するために一見すると森にしか見えないような、木々の中に家々を作り暮らしている。
**部品: 高度な瞑想通信 森国人は木々を介しての瞑想通信が可能である。これは高物理域のネットワークがない代わりに発達したものであり、木々に触れることで遠方とも連絡が可能となっている。
**部品: 森の中の塔 魔法に秀でる森国人は、星を読む知識も有している。日々党に上り星を読み、その動きから未来やあるいは深遠を読み解く試みをしている。
**部品: 大水車と河の鉄 自然豊かな森国では、水源も豊富でその領土内を大小様々な水流が流れている。その川縁には水車が建てられ収穫した小麦を挽いたり、川底を攫って砂鉄を得て加工に使用されている。
**部品: 小柄な体 約140㎝。長身が多い森国人の中では特に小柄であるが、飲酒が可能な年齢である。おそらくこのせいで銀河さんに子供扱いされていた面もあるような気もするが、きっと気のせいである。
**部品: 黒髪 願掛けで伸ばしていた頃は地面すれすれまで伸びていたが、今は太ももあたりで切り揃えている。今更短くするのもなんだかなと思っている。魔力貯蔵にもなるので手入れにはそれなりに気を使っている。
**部品: チャイナ服っぽい恰好 赤色のチャイナ服っぽいトップスに、スカートの場合が多い。似たようなものだが気分でいくつかバージョンがある。
**部品: 白い帽子 個人ACEの来須・A・銀河から貰ったもの。裏地に精霊回路がプリントされていて、筋力を上げてくれる。精霊手取得のキーアイテムになる。らしい。
**部品: 変なところでこだわる 変なところにこだわり、変なところで大雑把さを見せる。こだわる時は頑固な一面が強く出るため、なるべく客観視できるように気にかけてはいる。
**部品: 贔屓の引き倒し 銀河さんと初めて会った時、銀河さんへの鷹臣の態度について本人からいただいたお言葉。初回から注意されてるが、たぶんあまり直っていない。気を付けます。
**部品: 一人暮らし時代 るしにゃん王国へ入国から青空微笑勲章受章により銀河さんと暮らし始めるまで、一人暮らしだったため基本的な家事をこなすことができる。
**部品: 家庭料理 自分の食事は自分で賄わなければいけないことから���一般的な家庭料理を作ることができる。実際には作業や仕事に明け暮れると店が開いてる時間を逃しているという。
**部品: 紅茶を淹れる 銀河さんの好きなものが紅茶のため、紅茶党になった。もしかすると食事より気合を入れている。個人的にはブラックティーで飲むのが好きである。 喉を痛めたときは蜂蜜入りなどで飲む。
**部品: 整理整頓 苦手なりにとりあえずごく一般レベルにはできるように頑張っている。技族という職務上油断していると書籍が無制限に増えていくので、本棚の管理は特に気を付けている。
**部品: 小物づくり 銀河さんへの贈り物を度々自作しており(お守り、ブレスレット等)、技族ということもありそこそこ手先が器用。
**部品: おしゃれの努力 センスがないことは自覚しているが、本格的デートの際などTPOに合わせて着飾ることができるように努力している。
**部品: 器材管理 治療に必要な器材の数、状態を常にチェックし、十分な数を清潔に確保しておく。戦場では使用できる器材や補給経路に限りがあるためこの管理は大変重要になってくる。
**部品: 雑菌を追い出す 医療従事者は可能な限り治療スペースを確保し、そこを清潔に保つ義務がある。小まめに清掃洗濯を行い、感染症を予防し治療に相応しい場とする。
**部品: 概要 衛生兵が前線で治療を行う際に必要な器材を詰め込んだバック。丈夫な布を立体裁断で効率よく器材が詰め込まれるように作られており、使用者が使いやすいように後付のポーチも個人でつけている。
**部品: 止血帯 手足の出血を抑えるための帯。丈夫な布で作ってあり、きつく締め付けて止血するために使う。手足に巻いた後巻き上げ棒で更に締め付け、そのままホルダーにはめることで大量出血を抑える。
**部品: 特殊ガーゼ 止血のための薬草を煎じたものを染み込ませたガーゼ。患部に直接宛てて血液を凝固させる。首など、止血帯で手当てできない部分はこのガーゼの上から通常のガーゼ、包帯を巻いて手当てする。
**部品: チェストシール 胸部への穿通創や、包帯では圧迫できない皮下出血のときに使う。粘着性と殺菌効果を持たせるための薬草をすり込ませてあり、未使用時は油紙で包んで機密性を保っている。n特に胸部への負傷で肺に空気が入って、肺を潰さないためのもの。
**部品: NPA 負傷者に意識がない場合にこれを使って気道を確保する。潤滑剤を入れて鼻に差し込んで使うチューブで、低物理域では目の細かい薄布を筒状にして油紙を間に挟みながら糊で圧着していき、消毒を繰り返したものを使う。
**部品: 軍衣 軍属であることを示す服装。赤十字の腕章をつけることで衛生兵の身分をわかりやすくしている。それ以外については通常の制服に順ずる。
**部品: 帽子 腕章と同じく赤十字を大きくあしらった帽子。こちらも衛生兵の身分を示しているもので、混乱する戦場での判断のしやすさを助けるものである。
**部品: 参加資格 衛生兵の研修に参加するには以下の条件を満たしている必要がある 一、編成され出動した経験、もしくはこれからその予定と意思のある者 二、医療技術を学び、これを修めるのに必要な知力と体力を有する者
**部品: 期間 通常三週間~一ヶ月ほどの研修期間が設けられる。その中でより実践的な技術や知識を学び、戦場でもすばやく対応できるスキルを身につけていく。
**部品: 座学 前線での応急処置などが主な任務となるため、外傷対応の為の人体への理解、生物兵器への初期対応など必要な知識は多岐に渡る。 これらを過去の事例を元に集中的に学んでいく。
**部品: 実務訓練 戦場では応急手当の早さが患者の生死、後遺症の有無などをわける。そのため、如何にすばやく的確な治療を施せるかが重要となる。 訓練では繰り返し観察、手当て、後方医療への申し送りなどをスムーズに行えるようシュミレーションを繰り返す。
**部品: 戦闘訓練 衛生兵は前線での行動が主な任務となるため医療従事者訓練といえど、体力向上と患者視点からの理解を深める為に戦闘訓練も行われる。 主目的は自衛と負傷者の保護である為、武器の携帯は最低限となるが、だからと言って兵として半人前でよいということはない。
**部品: 精霊回路 世界に普遍的に存在する「力」の場を操作する回路。 エレメンタルサーキットともいう。回路図(模様)が正確なら、どんな物質の上にプリントしても正確に動作する。通常物質に描くものだが、一人を追いかけるために肌に直接模様を入れている。
**部品: 精霊戦士とは 自然現象を操る精霊使い、その戦闘術を精霊戦士と呼ぶ。 精霊とは、人ではない心と、その心が引き起こす現象のこと。精霊と心を通わす者は、人ではない心を理解するがゆえに時折人の範囲からも逸脱する。また、妖精とは違い複数の固体を操りうるものである。 戦士とは、戦うしかない状況と戦わなければならない覚悟の双方が結実した場合に成立する状態を言う。戦士階級に所属する人間は通常、戦士を高く評価し、惜しみなく賞賛する。それは自らを褒めるためではなく、自らがこうありたいと願うからである。利害関係を逸脱して動く人のこと。
**部品: 散歩 何よりも体が資本と思い、朝夕に歩き始めた。最初はすぐにへろへろに頼りなかったが、毎日続けることにより歩みがどんどん軽やかになっていく。
**部品: 水の軍団 水の精霊の力を借りた場合の補正がかかるようになった。以後、水関係の自然現象を引き起こすことが得意になる。
**部品: 武術訓練 散歩や筋力トレーニングを重ね、体が軽くなってきたので武術の訓練を始める。基本的な対人戦闘と、集中力アップのために弓術を始めた。
**部品: 虐殺阻止 この時だけ右手に10万の精霊が宿り邪悪を滅ぼせと叫ぶ。その声を聴き、それまで鍛えた体を持ってその邪悪に颯爽と躍り出た。
**部品: 最初から遅れなく毎日 ぐるぐるしながらそれでも毎日コツコツとエレメンタル・ローズを続けていた結果。まだ螺旋を回しているけれど、それでも心折れずにやり続けている証。
**部品: ビルの上を渡り歩く 毎日コツコツと鍛え上げた体には、もう森の木々の間を駆け抜けることとビルの合間を飛び回ることに大差はなかった。
**部品: 水の矢 水の精霊の力を借りて、無数の矢にして放つ技。数本を束ねることで威力を上げることができるほか、曲射で撃つことも可能。
**部品: 防御障壁 精霊の力で防御障壁を展開する技。大きさや強度は協力してくれる精霊の数に加えて踏ん張る自分の体力も重要となる。
**部品: 水のヴェール 水の精霊の力を借りて、水による防御障壁を展開する技。防御障壁としての役割に加え、レーザー光線を拡散させることができる。
**部品: 殴る 全身に走る精霊回路が痛みを伴いながら起動し、唸りをあげて、鍛えた拳で特に何の変哲もなく力いっぱい殴る。
**部品: 2万の精霊 ”新宿・ビルの戦い”において助力をしてくれた精霊たち。本人はT8で敗北することとなり、悔しさで真剣に大泣きしたが彼らと銀河さんが力を貸してくれたことは絶対に忘れないと心に誓っている。
**部品: 使役 精霊使いが精霊を使役する場合、力は地水火風の4体系に分類され、彼らの力を借りて様々な自然現象を引き起こす。
**部品: 慰撫 精霊の力を借りて自然現象を引き起こした場合、精霊たちは現象の規模により疲弊するため常に精霊の状態に気を配っている。
**部品: 海での出会い 一番最初の出会い。2007年小笠原でのことである。後に個人ACEになる来須銀河(改名後は来須・A・銀河)との出会い、彼の歌に合わせて波が動いた。この時、海の妖精も見ている。
**部品: 地道な努力 森国人は決して体力的に優れているとは言い難い種族ではあるが、それでも鍛えることが無駄になるわけではない。 特化している魔法の修行も大事だが、肉体も鍛える必要があると考え鍛錬を始めた。
**部品: 筋トレの重要性 ランナーに太い筋肉は必要ないと考えられがちだが、長時間良いフォームを保つためには筋力トレーニングが必要不可欠である。
**部品: 怪我の予防 走るのに適切な姿勢を保つ他、継続的に筋力トレーニングを行うことで基礎体力がつき、怪我の予防にもつながる。
**部品: フロントランジ 太腿、ハムストリングス、大殿筋を中心に鍛える。この際上体をまっすぐ保つことで、全身の筋力を強化できる。
**部品: 腹筋・背筋 ゆっくりと行うことで体幹の筋肉が鍛えられ、適切な姿勢を保つことができるようになる。大きく息を吸って吐きながら行うこと。
**部品: 腕立て伏せ 腕をしっかりと振るために腕・肩の筋力を鍛える。きつくて続かない女性などは最初は膝をついた上状態で行っても良い。
**部品: 準備運動の効果と重要性 怪我を防ぐ、体をあたためる等の効果がある。トレーニングの効果にも差が出るため丁寧に行うこと。全身の筋肉を気持ちいいくらいの強度でよく伸ばし、ほぐす。
**部品: 良好なコンディションを保つ 疲労を溜めないことがランナーには重要である。すなわち、睡眠時間を十分に取りトレーニング後は整理体操等をかかさず行うこと。
**部品: インターバル走 数本の疾走区間の間に小休憩を挟む練習方。非常に効果が高いが疲労もたまるため、終わったらしっかりと休憩をとること。
**部品: レペティション インターバル走より1��1本の強度を高め、休憩を長くとるトレーニング。効果としてはインターバルと同じ。
**部品: ペース走 一定のペースで走るトレーニング。トラックなど決まった距離を延々同じペースで刻むことで適切なペースを体に教え込む。
**部品: ジョグ 一キロ5分以上のペースでゆっくりと長い距離を走りこむ。もっとも手軽で一般的な練習方法。毎日継続するのが大事。
**部品: ビルドアップ走 最初はゆっくり、徐々にペースをあげていき、ラストでラップを刻みゴールするという練習方法。疲労の溜まり方もマイルドで効果が高い。
**部品: 正しいフォームの重要性について 長距離を走る際正しいフォームを保つことはスピードを上げるだけでなく怪我の予防にも繋がり、疲労度にも大きく影響する。
**部品: 正しい姿勢を保つ練習 走る際は真上から頭を吊られているような感覚で少し顎を引き、背筋を伸ばし、腹筋にやや力をこめるイメージで。視線はまっすぐ前へ。
**部品: 足の出し方 走る際の足は一本の線の上を走るような感覚でまっすぐ前に出す。普段から線の上を走って感覚を掴むと良い。
**部品: 使う筋肉 小さい筋肉(足首、すねなど)を酷使すると故障の元になる。太腿や尻などのなるべく大きな筋肉を使い、体幹を意識して体を動かすこと。
**部品: 腕の振り方 小指と薬指を軽く握り、真後ろに引く。腕をしっかりと振ることで余計なエネルギーの流出を抑えることができる。
**部品: 呼吸の仕方 ペースによって呼吸を変える。スローペースで走る時には4回吸って4回吐く。ミドルペースの際には基本の2回吸って2回吐く。更にスピードを上げる場合は2回吸って1回吐くと良い。
**部品: ペース配分 走る距離によってペース配分を考えながら走る。長距離を走る場合は10キロ過ぎあたりで気持ち良くなってペースがあがりがちだがぐっと堪えること。
**部品: ランナーズハイ 走ることによって脳内物質が出てテンションがあがり、疲労を感じにくくなる。しかし疲労は確実に蓄積するため、惑わされず冷静さとペースを保つことが必要となる。
**部品: クールダウン 長距離を走った後は筋肉がダメージを受けているため、ゆっくりと整理体操や軽いジョギングをして筋肉をほぐすこと。
**部品: 靴 基本的に紐靴。履き比べて自分の足に合ったものを選ぶこと。また、長距離を走る前に履きならしておくのが望ましい。
**部品: 帽子 つばの広いキャップが良い。風で飛ばないようなサイズのものを選ぶこと。太陽光をさえぎる他、汗が目に入るのを防ぐ。小雨の際にも役に立つ。
**部品: ワセリン 服と肌が触れる部分などに塗ることで長距離走った際の擦れを予防できる。下着と肌の境目あたりにも塗っておくと良い。
**部品: 動きやすい服 気温に適したもの、また、肌に擦れても痛くない素材を選ぶこと。また、男性は下半身にスパッツ状のものをちゃくようすると息子が擦れにくい。
**部品: スポーツブラ 女性は必須。ワイヤー入りの下着で長距離を走るのは厳禁である。すこしきつめのものを選ぶと胸の形が崩れにくい。
**部品: 走る前の食事 穀物など炭水化物をしっかりととること。極端に炭水化物の量を増やして準備することをカーボローディングと言う。
**部品: 水分の取り方 水分は少量をこまめに摂取することで脱水を防ぐことができる。汗で失われるナトリウムを補充できるものが良い。
**部品: エイド 30キロ以上の長距離を走ると体内の糖が不足しエネルギー不足に陥るため、水分と同じようにラムネやブドウ糖を途中でかじると良い。
**部品: るしにゃんの魔法使い るしにゃんは元々が謎追いの国であったことを踏まえ、星見司が多くいる国だった。そのため、るしにゃんの魔法使いは星見司としての側面も強く持っている。
**部品: 魔法使いを着用する上での責任感 魔法使いと世界移動に関する事件が過去にあり、そこに関わっていた関係でその後国内の魔法使いの状況改善のために、魔法使いを積極的に着用し内政に参加している。 個人職を取った後も魔法使いを外さずに組み込んでおり、また自分の言動が国内の魔法使い達に影響を与える自覚を持ち、責任を改めて自覚するようになった。
**部品: 雷撃の魔法 元々は学問の神様である藤原道真公にあやかった飛び梅の雷撃という絶技があったことから、さらにあやかっている。 普通の雷撃の魔法である。
**部品: 帝国宰相シロ任命 帝国宰相シロが、己の仕事の補佐のために任命した者たちのことを秘書官という。その出仕内容は宰相府のあらゆる事務作業を一手に引き受けること、だけではなく治安維持、戦闘参加も含まれる。公然の秘密だが、別に帝国だけでなく共和国からも秘書官として任命されているものは多数いる。
**部品: 服装規定 基本的に支給された制服を着ることが義務付けられているが、通常の秘書官制服はグレーの濃淡の上下で結構地味。しかそれが正装になると軍帽付きのやや派手な礼装だし、夏服は機能性が良く明るい雰囲気に見えたり、と結構バリエーションがある。さらに、戦闘訓練への参加のためにジャージやらパイロットスーツな場合もある。結局は本人が着たくて仕事に支障のない服装を着ていることが多い。
**部品: 職務倫理 極秘情報や公開前資料も扱うため、情報の扱いには慎重にならなくてはならない。また、公共の利益のために行動する場合は、公正中立であることが求められる。
**部品: 標語 「出来ませんはいいません、だからマイルを寄越しなさい」を標語(モットー)とする、なんでもやっちゃう宰相府の秘書官部隊、と呼ばれることもある。業務であればなんでもやります。
**部品: 宰相府の窓口業務 宰相府は、行政窓口として結婚届を受け付け婚姻証明書を発行している。帝國発行の婚姻証明書が珍しいので、宰相府で申請を出す者も少なくないらしいが、この申請窓口も当然秘書官の仕事である。証明書発行と一緒に記念写真を(コスプレで!)撮影することができるのでなかなかの人気があった。
**部品: 礼儀作法 帝国高官と仕事をすることも多く、更には皇族をはじめとするVIPに会う機会も多いため、最初の研修は礼儀作法をたたき込まれるところから始まる。
**部品: チームワーク 作業が降ってくると誰からともなく手が挙がり、報告・連絡・相談を常に意識した作業チームができあがる。一人に作業負荷がかからないよう、あるいは作業を一人で抱え込まないよう気をつけている。
**部品: 上司の裁可 作業の仮完成時にはとりまとめ担当、秘書官長、必要であれば宰相の裁可を仰がなければならない。また、作業中に不明点が出た際、自分だけで判断せずに同様のルートで相談することも大切である。
**部品: 広報 宰相が発する声明や公布はもちろんのこと、宰相府として発表する政策発表、場合によっては宰相府が出すCMまでの広報を担当している。声明発表や政策発表はいいんだが、CMになると企画からやらないといけないので結構大変という噂がある。
**部品: スケジュール管理 宰相が何時に高官と会合を開くとか、面会の管理などのスケジュール管理も秘書官が行っている。秘書官に相談なくスケジュールがいきなり変わっている事もあるので、本当に気が抜けなくて大変な作業である。
**部品: 宰相への取り次ぎ対応 担当秘書官(ルーチンでみんなで決めている)が、宰相に取り次いでほしい案件やアポイントメントを取りたい面々の対応窓口になり、スケジュールの中に割り込ませたり質疑をまとめたものを宰相に出し、それの返事をもらって担当者に返答したりと窓口対応する業務。担当者には多方面から一斉にメッセージが飛び込んでくる。結構大変。
**部品: 書類チェック 秘書官では様々な書類を扱っており、それが規定の書式に沿って記述されているか、誤字や事実と異なる記載がないか等をチェックする。 曖昧な点は資料に当たったり、他の者に聞いたりして確認し、必ずダブルチェックが入るような体制を引いて書類チェックをしている。チェックがメイン仕事の日も少なくない。
**部品: 物品手配 宰相府藩国をハブとした帝國各国間の輸送の手配や、帝國軍を含む宰相府藩国を母体とする各軍の資源消費処理、それらのための事前の輸送手配を一手に引き受けていた。
**部品: 資料整理 入国管理から宰相府政策から秘書官室の備品予算表まで、ありとあらゆる書類を系統立ててまとめて整理することも業務の一つである。 きちんと整理することで、後日参照したい資料をすぐに取り出すことが可能となる。
**部品: クロスチェックの重要性 人間誰でも一人で作業をしていると抜けや間違いを起こすものである。秘書官は仕事の完成前にかならずクロスチェックの行程を挟む。これは任命初期からたたき込まれる職業的習慣とも言えるが、実際にミスを事前に発見修正して助けられることもしばしばある。
**部品: 吏族出仕資格 秘書官は高い事務処理能力をもち、秘書官のまま吏族出仕も可能である。事務方の仕事に責任感をもってあたり引き受ければきっちりこれを成し遂げることから、宰相だけでなく尚書、藩王会議からの信頼も厚い。
**部品: 編成事務能力 東方有翼騎士団を含む、さまざまな宰相府藩国部隊の編成が必要になった際、この編成を行うのはもちろん宰相府秘書官であった。宰相と秘書官長により決定された編成方針に従い、あるときは燃料掘りのための藩国部隊、あるときは治安維持のためのチップボールを使用する歩兵部隊、とさまざまな編成が行われるため、秘書官各位に対して、主編成スキルとクロスチェックのための編成講義も行われた。
**部品: 職場清掃 元々、宰相府藩国では国民の存在を認めていなかったこともあり、秘書官は職場において身の回りのことを任せられる者がいなかった���たとえば、清掃である。山積みの資料と、数多の書類が飛び交う部屋に他の者を入れられるのか、という別の問題も存在する。
**部品: 簡単な料理 宰相府内から出ずに食事をしようと思うと、キッチンで作るか弁当を持ち込むくらいしかない。その事情は宰相も同じで、宰相の食事を秘書官が作ることもある。
*提出書式
大部品: 来須・A・鷹臣 RD:103 評価値:11 -大部品: 森国人 RD:9 評価値:5 --部品: 長い耳 --部品: 長い髪 --部品: やせぎす --部品: 皮の服装 --大部品: 森国の特色 RD:5 評価値:3 ---部品: 雄大な森 ---部品: 一見して森に見える村 ---部品: 高度な瞑想通信 ---部品: 森の中の塔 ---部品: 大水車と河の鉄 -大部品: 外見的特徴 RD:4 評価値:3 --部品: 小柄な体 --部品: 黒髪 --部品: チャイナ服っぽい恰好 --部品: 白い帽子 -大部品: 性格 RD:2 評価値:1 --部品: 変なところでこだわる --部品: 贔屓の引き倒し -大部品: 生活能力 RD:6 評価値:4 --部品: 一人暮らし時代 --部品: 家庭料理 --部品: 紅茶を淹れる --部品: 整理整頓 --部品: 小物づくり --部品: おしゃれの努力 -大部品: 衛生兵 RD:14 評価値:6 --大部品: 衛生管理 RD:2 評価値:1 ---部品: 器材管理 ---部品: 雑菌を追い出す --大部品: 救急バック(低物理域) RD:5 評価値:3 ---部品: 概要 ---部品: 止血帯 ---部品: 特殊ガーゼ ---部品: チェストシール ---部品: NPA --部品: 軍衣 --部品: 帽子 --大部品: 医療従事者研修 RD:5 評価値:3 ---部品: 参加資格 ---部品: 期間 ---部品: 座学 ---部品: 実務訓練 ---部品: 戦闘訓練 -部品: 精霊回路 -大部品: 精霊戦士 RD:15 評価値:6 --部品: 精霊戦士とは --大部品: エレメンタル・ローズの記録(システム1) RD:5 評価値:3 ---部品: 散歩 ---部品: 水の軍団 ---部品: 武術訓練 ---部品: 虐殺阻止 ---部品: 最初から遅れなく毎日 --大部品: エレメンタル・ローズの記��(システム2) RD:6 評価値:4 ---部品: ビルの上を渡り歩く ---部品: 水の矢 ---部品: 防御障壁 ---部品: 水のヴェール ---部品: 殴る ---部品: 2万の精霊 --大部品: 精霊使い RD:2 評価値:1 ---部品: 使役 ---部品: 慰撫 --大部品: 精霊との交流の記録 RD:1 評価値:0 ---部品: 海での出会い -大部品: 鍛錬 RD:30 評価値:8 --部品: 地道な努力 --大部品: 長距離走の訓練 RD:29 評価値:8 ---大部品: 筋力トレーニング RD:5 評価値:3 ----部品: 筋トレの重要性 ----部品: 怪我の予防 ----部品: フロントランジ ----部品: 腹筋・背筋 ----部品: 腕立て伏せ ---大部品: トレーニング前の準備 RD:2 評価値:1 ----部品: 準備運動の効果と重要性 ----部品: 良好なコンディションを保つ ---大部品: トレーニング方法 RD:5 評価値:3 ----部品: インターバル走 ----部品: レペティション ----部品: ペース走 ----部品: ジョグ ----部品: ビルドアップ走 ---大部品: フォーム RD:6 評価値:4 ----部品: 正しいフォームの重要性について ----部品: 正しい姿勢を保つ練習 ----部品: 足の出し方 ----部品: 使う筋肉 ----部品: 腕の振り方 ----部品: 呼吸の仕方 ---大部品: 走る際気を付けること RD:3 評価値:2 ----部品: ペース配分 ----部品: ランナーズハイ ----部品: クールダウン ---大部品: 道具 RD:5 評価値:3 ----部品: 靴 ----部品: 帽子 ----部品: ワセリン ----部品: 動きやすい服 ----大部品: 女性用 RD:1 評価値:0 -----部品: スポーツブラ ---大部品: 食事 RD:3 評価値:2 ----部品: 走る前の食事 ----部品: 水分の取り方 ----部品: エイド -大部品: 魔法使いとしての経験 RD:3 評価値:2 --部品: るしにゃんの魔法使い --部品: 魔法使いを着用する上での責任感 --部品: 雷撃の魔法 -大部品: 秘書官 RD:19 評価値:7 --大部品: 概要 RD:4 評価値:3 ---部品: 帝国宰相シロ任命 ---部品: 服装規定 ---部品: 職務倫理 ---部品: 標語 --大部品: 日常業務 RD:4 評価値:3 ---部品: 宰相府の窓口業務 ---部品: 礼儀作法 ---部品: チームワーク ---部品: 上司の裁可 --大部品: 高い事務能力 RD:9 評価値:5 ---部品: 広報 ---部品: スケジュール管理 ---部品: 宰相への取り次ぎ対応 ---部品: 書類チェック ---部品: 物品手配 ---部品: 資料整理 ---部品: クロスチェックの重要性 ---部品: 吏族出仕資格 ---部品: 編成事務能力 --大部品: 家庭的能力 RD:2 評価値:1 ---部品: 職場清掃 ---部品: 簡単な料理
部品: 長い耳 他の人種よりも長く尖った耳を持つ。このおかげか、比較的高い感覚を有し、周囲の状況を把握するのに役立っている。
部品: 長い髪 森国人は男女ともに髪を長く伸ばしている。これは髪は魔力を溜めることができ、魔法に近しく生きている森国人としての特徴である。
部品: やせぎす 森国人は一様に痩せぎすの体型をしている。筋力面でか弱くはあるが、代わりに身軽さに秀でており木々の生い茂る森の中ではその間を飛び移ったりと有利に動ける。
部品: 皮の服装 動物の皮をなめした素材で作った衣服。行動を制限されるため、各々が好みの部位に部分的に身に着けている。勿論必要とあらば鎧の様に面積の大きいものを着用する。
部品: 雄大な森 名前の示す通り国土の多くを森林が占めており、森国人はその森と共存して生活を送っている。森は隣人であり信仰であり生活の糧であり、彼らはその大いなる自然に敬意を持って生きている。
部品: 一見して森に見える村 森国はその名の通り国土の大部分に森林が広がる国である。そこに住む森国人の住居も森と共存するために一見すると森にしか見えないような、木々の中に家々を作り暮らしている。
部品: 高度な瞑想通信 森国人は木々を介しての瞑想通信が可能である。これは高物理域のネットワークがない代わりに発達したものであり、木々に触れることで遠方とも連絡が可能となっている。
部品: 森の中の塔 魔法に秀でる森国人は、星を読む知識も有している。日々党に上り星を読み、その動きから未来やあるいは深遠を読み解く試みをしている。
部品: 大水車と河の鉄 自然豊かな森国では、水源も豊富でその領土内を大小様々な水流が流れている。その川縁には水車が建てられ収穫した小麦を挽いたり、川底を攫って砂鉄を得て加工に使用されている。
部品: 小柄な体 約140㎝。長身が多い森国人の中では特に小柄であるが、飲酒が可能な年齢である。おそらくこのせいで銀河さんに子供扱いされていた面もあるような気もするが、きっと気のせいである。
部品: 黒髪 願掛けで伸ばしていた頃は地面すれすれまで伸びていたが、今は太ももあたりで切り揃えている。今更短くするのもなんだかなと思っている。魔力貯蔵にもなるので手入れにはそれなりに気を使っている。
部品: チャイナ服っぽい恰好 赤色のチャイナ服っぽいトップスに、スカートの場合が多い。似たようなものだが気分でいくつかバージョンがある。
部品: 白い帽子 個人ACEの来須・A・銀河から貰ったもの。裏地に精霊回路がプリントされていて、筋力を上げてくれる。精霊手取得のキーアイテムになる。らしい。
部品: 変なところでこだわる 変なところにこだわり、変なところで大雑把さを見せる。こだわる時は頑固な一面が強く出るため、なるべく客観視できるように気にかけてはいる。
部品: 贔屓の引き倒し 銀河さんと初めて会った時、銀河さんへの鷹臣の態度について本人からいただいたお言葉。初回から注意されてるが、たぶんあまり直っていない。気を付けます。
部品: 一人暮らし時代 るしにゃん王国へ入国から青空微笑勲章受章により銀河さんと暮らし始めるまで、一人暮らしだったため基本的な家事をこなすことができる。
部品: 家庭料理 自分の食事は自分で賄わなければいけないことから、一般的な家庭料理を作ることができる。実際には作業や仕事に明け暮れると店が開いてる時間を逃しているという。
部品: 紅茶を淹れる 銀河さんの好きなものが紅茶のため、紅茶党になった。もしかすると食事より気合を入れている。個人的にはブラックティーで飲むのが好きである。 喉を痛めたときは蜂蜜入りなどで飲む。
部品: 整理整頓 苦手なりにとりあえずごく一般レベルにはできるように頑張っている。技族という職務上油断していると書籍が無制限に増えていくので、本棚の管理は特に気を付けている。
部品: 小物づくり 銀河さんへの贈り物を度々自作しており(お守り、ブレスレット等)、技族ということもありそこそこ手先が器用。
部品: おしゃれの努力 センスがないことは自覚しているが、本格的デートの際などTPOに合わせて着飾ることができるように努力している。
部品: 器材管理 治療に必要な器材の数、状態を常にチェックし、十分な数を清潔に確保しておく。戦場では使用できる器材や補給経路に限りがあるためこの管理は大変重要になってくる。
部品: 雑菌を追い出す 医療従事者は可能な限り治療スペースを確保し、そこを清潔に保つ義務がある。小まめに清掃洗濯を行い、感染症を予防し治療に相応しい場とする。
部品: 概要 衛生兵が前線で治療を行う際に必要な器材を詰め込んだバック。丈夫な布を立体裁断で効率よく器材が詰め込まれるように作られており、使用者が使いやすいように後付のポーチも個人でつけている。
部品: 止血帯 手足の出血を抑えるための帯。丈夫な布で作ってあり、きつく締め付けて止血するために使う。手足に巻いた後巻き上げ棒で更に締め付け、そのままホルダーにはめることで大量出血を抑える。
部品: 特殊ガーゼ 止血のための薬草を煎じたものを染み込ませたガーゼ。患部に直接宛てて血液を凝固させる。首など、止血帯で手当てできない部分はこのガーゼの上から通常のガーゼ、包帯を巻いて手当てする。
部品: チェストシール 胸部への穿通創や、包帯では圧迫できない皮下出血のときに使う。粘着性と殺菌効果を持たせるための薬草をすり込ませてあり、未使用時は油紙で包んで機密性を保っている。n特に胸部への負傷で肺に空気が入って、肺を潰さないためのもの。
部品: NPA 負傷者に意識がない場合にこれを使って気道を確保する。潤滑剤を入れて鼻に差し込んで使うチューブで、低物理域では目の細かい薄布を筒状にして油紙を間に挟みながら糊で圧着していき、消毒を繰り返したものを使う。
部品: 軍衣 軍属であることを示す服装。赤十字の腕章をつけることで衛生兵の身分をわかりやすくしている。それ以外については通常の制服に順ずる。
部品: 帽子 腕章と同じく赤十字を大きくあしらった帽子。こちらも衛生兵の身分を示しているもので、混乱する戦場での判断のしやすさを助けるものである。
部品: 参加資格 衛生兵の研修に参加するには以下の条件を満たしている必要がある 一、編成され出動した経験、もしくはこれからその予定と意思のある者 二、医療技術を学び、これを修めるのに必要な知力と体力を有する者
部品: 期間 通常三週間~一ヶ月ほどの研修期間が設けられる。その中でより実践的な技術や知識を学び、戦場でもすばやく対応できるスキルを身につけていく。
部品: 座学 前線での応急処置などが主な任務となるため、外傷対応の為の人体への理解、生物兵器への初期対応など必要な知識は多岐に渡る。 これらを過去の事例を元に集中的に学んでいく。
部品: 実務訓練 戦場では応急手当の早さが患者の生死、後遺症の有無などをわける。そのため、如何にすばやく的確な治療を施せるかが重要となる。 訓練では繰り返し観察、手当て、後方医療への申し送りなどをスムーズに行えるようシュミレーションを繰り返す。
部品: 戦闘訓練 衛生兵は前線での行動が主な任務となるため医療従事者訓練といえど、体力向上と患者視点からの理解を深める為に戦闘訓練も行われる。 主目的は自衛と負傷者の保護である為、武器の携帯は最低限となるが、だからと言って兵として半人前でよいということはない。
部品: 精霊回路 世界に普遍的に存在する「力」の場を操作する回路。 エレメンタルサーキットともいう。回路図(模様)が正確なら、どんな物質の上にプリントしても正確に動作する。通常物質に描くものだが、一人を追いかけるために肌に直接模様を入れている。
部品: 精霊戦士とは 自然現象を操る精霊使い、その戦闘術を精霊戦士と呼ぶ。 精霊とは、人ではない心と、その心が引き起こす現象のこと。精霊と心を通わす者は、人ではない心を理解するがゆえに時折人の範囲からも逸脱する。また、妖精とは違い複数の固体を操りうるものである。 戦士とは、戦うしかない状況と戦わなければならない覚悟の双方が結実した場合に成立する状態を言う。戦士階級に所属する人間は通常、戦士を高く評価し、惜しみなく賞賛する。それは自らを褒めるためではなく、自らがこうありたいと願うからである。利害関係を逸脱して動く人のこと。
部品: 散歩 何よりも体が資本と思い、朝夕に歩き始めた。最初はすぐにへろへろに頼りなかったが、毎日続けることにより歩みがどんどん軽やかになっていく。
部品: 水の軍団 水の精霊の力を借りた場合の補正がかかるようになった。以後、水関係の自然現象を引き起こすことが得意になる。
部品: 武術訓練 散歩や筋力トレーニングを重ね、体が軽くなってきたので武術の訓練を始める。基本的な対人戦闘と、集中力アップのために弓術を始めた。
部品: 虐殺阻止 この時だけ右手に10万の精霊が宿り邪悪を滅ぼせと叫ぶ。その声を聴き、それまで鍛えた体を持ってその邪悪に颯爽と躍り出た。
部品: 最初から遅れなく毎日 ぐるぐるしながらそれでも毎日コツコツとエレメンタル・ローズを続けていた結果。まだ螺旋を回しているけれど、それでも心折れずにやり続けている証。
部品: ビルの上を渡り歩く 毎日コツコツと鍛え上げた体には、もう森の木々の間を駆け抜けることとビルの合間を飛び回ることに大差はなかった。
部品: 水の矢 水の精霊の力を借りて、無数の矢にして放つ技。数本を束ねることで威力を上げることができるほか、曲射で撃つことも可能。
部品: 防御障壁 精霊の力で防御障壁を展開する技。大きさや強度は協力してくれる精霊の数に加えて踏ん張る自分の体力も重要となる。
部品: 水のヴェール 水の精霊の力を借りて、水による防御障壁を展開する技。防御障壁としての役割に���え、レーザー光線を拡散させることができる。
部品: 殴る 全身に走る精霊回路が痛みを伴いながら起動し、唸りをあげて、鍛えた拳で特に何の変哲もなく力いっぱい殴る。
部品: 2万の精霊 ”新宿・ビルの戦い”において助力をしてくれた精霊たち。本人はT8で敗北することとなり、悔しさで真剣に大泣きしたが彼らと銀河さんが力を貸してくれたことは絶対に忘れないと心に誓っている。
部品: 使役 精霊使いが精霊を使役する場合、力は地水火風の4体系に分類され、彼らの力を借りて様々な自然現象を引き起こす。
部品: 慰撫 精霊の力を借りて自然現象を引き起こした場合、精霊たちは現象の規模により疲弊するため常に精霊の状態に気を配っている。
部品: 海での出会い 一番最初の出会い。2007年小笠原でのことである。後に個人ACEになる来須銀河(改名後は来須・A・銀河)との出会い、彼の歌に合わせて波が動いた。この時、海の妖精も見ている。
部品: 地道な努力 森国人は決して体力的に優れているとは言い難い種族ではあるが、それでも鍛えることが無駄になるわけではない。 特化している魔法の修行も大事だが、肉体も鍛える必要があると考え鍛錬を始めた。
部品: 筋トレの重要性 ランナーに太い筋肉は必要ないと考えられがちだが、長時間良いフォームを保つためには筋力トレーニングが必要不可欠である。
部品: 怪我の予防 走るのに適切な姿勢を保つ他、継続的に筋力トレーニングを行うことで基礎体力がつき、怪我の予防にもつながる。
部品: フロントランジ 太腿、ハムストリングス、大殿筋を中心に鍛える。この際上体をまっすぐ保つことで、全身の筋力を強化できる。
部品: 腹筋・背筋 ゆっくりと行うことで体幹の筋肉が鍛えられ、適切な姿勢を保つことができるようになる。大きく息を吸って吐きながら行うこと。
部品: 腕立て伏せ 腕をしっかりと振るために腕・肩の筋力を鍛える。きつくて続かない女性などは最初は膝をついた上状態で行っても良い。
部品: 準備運動の効果と重要性 怪我を防ぐ、体をあたためる等の効果がある。トレーニングの効果にも差が出るため丁寧に行うこと。全身の筋肉を気持ちいいくらいの強度でよく伸ばし、ほぐす。
部品: 良好なコンディションを保つ 疲労を溜めないことがランナーには重要である。すなわち、睡眠時間を十分に取りトレーニング後は整理体操等をかかさず行うこと。
部品: インターバル走 数本の疾走区間の間に小休憩を挟む練習方。非常に効果が高いが疲労もたまるため、終わったらしっかりと休憩をとること。
部品: レペティション インターバル走より1本1本の強度を高め、休憩を長くとるトレーニング。効果としてはインターバルと同じ。
部品: ペース走 一定のペースで走るトレーニング。トラックなど決まった距離を延々同じペースで刻むことで適切なペースを体に教え込む。
部品: ジョグ 一キロ5分以上のペースでゆっくりと長い距離を走りこむ。もっとも手軽で一般的な練習方法。毎日継続するのが大事。
部品: ビルドアップ走 最初はゆっくり、徐々にペースをあげていき、ラストでラップを刻みゴールするという練習方法。疲労の溜まり方もマイルドで効果が高い。
部品: 正しいフォームの重要性について 長距離を走る際正しいフォームを保つことはスピードを上げるだけでなく怪我の予防にも繋がり、疲労度にも大きく影響する。
部品: 正しい姿勢を保つ練習 走る際は真上から頭を吊られているような感覚で少し顎を引き、背筋を伸ばし、腹筋にやや力をこめるイメージで。視線はまっすぐ前へ。
部品: 足の出し方 走る際の足は一本の線の上を走るような感覚でまっすぐ前に出す。普段から線の上を走って感覚を掴むと良い。
部品: 使う筋肉 小さい筋肉(足首、すねなど)を酷使すると故障の元になる。太腿や尻などのなるべく大きな筋肉を使い、体幹を意識して体を動かすこと。
部品: 腕の振り方 小指と薬指を軽く握り、真後ろに引く。腕をしっかりと振ることで余計なエネルギーの流出を抑えることができる。
部品: 呼吸の仕方 ペースによって呼吸を変える。スローペースで走る時には4回吸って4回吐く。ミドルペースの際には基本の2回吸って2回吐く。更にスピードを上げる場合は2回吸って1回吐くと良い。
部品: ペース配分 走る距離によってペース配分を考えながら走る。長距離を走る場合は10キロ過ぎあたりで気持ち良くなってペースがあがりがちだがぐっと堪えること。
部品: ランナーズハイ 走ることによって脳内物質が出てテンションがあがり、疲労を感じにくくなる。しかし疲労は確実に蓄積するため、惑わされず冷静さとペースを保つことが必要となる。
部品: クールダウン 長距離を走った後は筋肉がダメージを受けているため、ゆっくりと整理体操や軽いジョギングをして筋肉をほぐすこと。
部品: 靴 基本的に紐靴。履き比べて自分の足に合ったものを選ぶこと。また、長距離を走る前に履きならしておくのが望ましい。
部品: 帽子 つばの広いキャップが良い。風で飛ばないようなサイズのものを選ぶこと。太陽光をさえぎる他、汗が目に入るのを防ぐ。小雨の際にも役に立つ。
部品: ワセリン 服と肌が触れる部分などに塗ることで長距離走った際の擦れを予防できる。下着と肌の境目あたりにも塗っておくと良い。
部品: 動きやすい服 気温に適したもの、また、肌に擦れても痛くない素材を選ぶこと。また、男性は下半身にスパッツ状のものをちゃくようすると息子が擦れにくい。
部品: スポーツブラ 女性は必須。ワイヤー入りの下着で長距離を走るのは厳禁である。すこしきつめのものを選ぶと胸の形が崩れにくい。
部品: 走る前の食事 穀物など炭水化物をしっかりととること。極端に炭水化物の量を増やして準備することをカーボローディングと言う。
部品: 水分の取り方 水分は少量をこまめに摂取することで脱水を防ぐことができる。汗で失われるナトリウムを補充できるものが良い。
部品: エイド 30キロ以上の長距離を走ると体内の糖が不足しエネルギー不足に陥るため、水分と同じようにラムネやブドウ糖を途中でかじると良い。
部品: るしにゃんの魔法使い るしにゃんは元々が謎追いの国であったことを踏まえ、星見司が多くいる国だった。そのため、るしにゃんの魔法使いは星見司としての側面も強く持っている。
部品: 魔法使いを着用する上での責任感 魔法使いと世界移動に関する事件が過去にあり、そこに関わっていた関係でその後国内の魔法使いの状況改善のために、魔法使いを積極的に着用し内政に参加している。 個人職を取った後も魔法使いを外さずに組み込んでおり、また自分の言動が国内の魔法使い達に影響を与える自覚を持ち、責任を改めて自覚するようになった。
部品: 雷撃の魔法 元々は学問の神様である藤原道真公にあやかった飛び梅の雷撃という絶技があったことから、さらにあやかっている。 普通の雷撃の魔法である。
部品: 帝国宰相シロ任命 帝国宰相シロが、己の仕事の補佐のために任命した者たちのことを秘書官という。その出仕内容は宰相府のあらゆる事務作業を一手に引き受けること、だけではなく治安維持、戦闘参加も含まれる。公然の秘密だが、別に帝国だけでなく共和国からも秘書官として任命されているものは多数いる。
部品: 服装規定 基本的に支給された制服を着ることが義務付けられているが、通常の秘書官制服はグレーの濃淡の上下で結構地味。しかそれが正装になると軍帽付きのやや派手な礼装だし、夏服は機能性が良く明るい雰囲気に見えたり、と結構バリエーションがある。さらに、戦闘訓練への参加のためにジャージやらパイロットスーツな場合もある。結局は本人が着たくて仕事に支障のない服装を着ていることが多い。
部品: 職務倫理 極秘情報や公開前資料も扱うため、情報の扱いには慎重にならなくてはならない。また、公共の利益のために行動する場合は、公正中立であることが求められる。
部品: 標語 「出来ませんはいいません、だからマイルを寄越しなさい」を標語(モットー)とする、なんでもやっちゃう宰相府の秘書官部隊、と呼ばれることもある。業務であればなんでもやります。
部品: 宰相府の窓口業務 宰相府は、行政窓口として結婚届を受け付け婚姻証明書を発行している。帝國発行の婚姻証明書が珍しいので、宰相府で申請を出す者も少なくないらしいが、この申請窓口も当然秘書官の仕事である。証明書発行と一緒に記念写真を(コスプレで!)撮影することができるのでなかなかの人気があった。
部品: 礼儀作法 帝国高官と仕事をすることも多く、更には皇族をはじめとするVIPに会う機会も多いため、最初の研修は礼儀作法をたたき込まれるところから始まる。
部品: チームワーク 作業が降ってくると誰からともなく手が挙がり、報告・連絡・相談を常に意識した作業チームができあがる。一人に作業負荷がかからないよう、あるいは作業を一人で抱え込まないよう気をつけている。
部品: 上司の裁可 作業の仮完成時にはとりまとめ担当、秘書官長、必要であれば宰相の裁可を仰がなければならない。また、作業中に不明点が出た際、自分だけで判断せずに同様のルートで相談することも大切である。
部品: 広報 宰相が発する声明や公布はもちろんのこと、宰相府として発表する政策発表、場合によっては宰相府が出すCMまでの広報を担当している。声明発表や政策発表はいいんだが、CMになると企画からやらないといけないので結構大変という噂がある。
部品: スケジュール管理 宰相が何時に高官と会合を開くとか、面会の管理などのスケジュール管理も秘書官が行っている。秘書官に相談なくスケジュールがいきなり変わっている事もあるので、本当に気が抜けなくて大変な作業である。
部品: 宰相への取り次ぎ対応 担当秘書官(ルーチンでみんなで決めている)が、宰相に取り次いでほしい案件やアポイントメントを取りたい面々の対応窓口になり、スケジュールの中に割り込ませたり質疑をまとめたものを宰相に出し、それの返事をもらって担当者に返答したりと窓口対応する業務。担当者には多方面から一斉にメッセージが飛び込んでくる。結構大変。
部品: 書類チェック 秘書官では様々な書類を扱っており、それが規定の書式に沿って記述されているか、誤字や事実と異なる記載がないか等をチェックする。 曖昧な点は資料に当たったり、他の者に聞いたりして確認し、必ずダブルチェックが入るような体制を引いて書類チェックをしている。チェックがメイン仕事の日も少なくない。
部品: 物品手配 宰相府藩国をハブとした帝國各国間の輸送の手配や、帝國軍を含む宰相府藩国を母体とする各軍の資源消費処理、それらのための事前の輸送手配を一手に引き受けていた。
部品: 資料整理 入国管理から宰相府政策から秘書官室の備品予算表まで、ありとあらゆる書類を系統立ててまとめて整理することも業務の一つである。 きちんと整理することで、後日参照したい資料をすぐに取り出すことが可能となる。
部品: クロスチェックの重要性 人間誰でも一人で作業をしていると抜けや間違いを起こすものである。秘書官は仕事の完成前にかならずクロスチェックの行程を挟む。これは任命初期からたたき込まれる職業的習慣とも言えるが、実際にミスを事前に発見修正して助けられることもしばしばある。
部品: 吏族出仕資格 秘書官は高い事務処理能力をもち、秘書官のまま吏族出仕も可能である。事務方の仕事に責任感をもってあたり引き受ければきっちりこれを成し遂げることから、宰相だけでなく尚書、藩王会議からの信頼も厚い。
部品: 編成事務能力 東方有翼騎士団を含む、さまざまな宰相府藩国部隊の編成が必要になった際、この編成を行うのはもちろん宰相府秘書官であった。宰相と秘書官長により決定された編成方針に従い、あるときは燃料掘りのための藩国部隊、あるときは治安維持のためのチップボールを使用する歩兵部隊、とさまざまな編成が行われるため、秘書官各位に対して、主編成スキルとクロスチェックのための編成講義も行われた。
部品: ���場清掃 元々、宰相府藩国では国民の存在を認めていなかったこともあり、秘書官は職場において身の回りのことを任せられる者がいなかった。たとえば、清掃である。山積みの資料と、数多の書類が飛び交う部屋に他の者を入れられるのか、という別の問題も存在する。
部品: 簡単な料理 宰相府内から出ずに食事をしようと思うと、キッチンで作るか弁当を持ち込むくらいしかない。その事情は宰相も同じで、宰相の食事を秘書官が作ることもある。
*インポート用定義データ
[ { "title": "来須・A・鷹臣", "children": [ { "title": "森国人", "children": [ { "title": "長い耳", "description": "他の人種よりも長く尖った耳を持つ。このおかげか、比較的高い感覚を有し、周囲の状況を把握するのに役立っている。", "part_type": "part" }, { "title": "長い髪", "description": "森国人は男女ともに髪を長く伸ばしている。これは髪は魔力を溜めることができ、魔法に近しく生きている森国人としての特徴である。", "part_type": "part" }, { "title": "やせぎす", "description": "森国人は一様に痩せぎすの体型をしている。筋力面でか弱くはあるが、代わりに身軽さに秀でており木々の生い茂る森の中ではその間を飛び移ったりと有利に動ける。", "part_type": "part" }, { "title": "皮の服装", "description": "動物の皮をなめした素材で作った衣服。行動を制限されるため、各々が好みの部位に部分的に身に着けている。勿論必要とあらば鎧の様に面積の大きいものを着用する。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "森国の特色", "part_type": "group", "children": [ { "title": "雄大な森", "description": "名前の示す通り国土の多くを森林が占めており、森国人はその森と共存して生活を送っている。森は隣人であり信仰であり生活の糧であり、彼らはその大いなる自然に敬意を持って生きている。", "part_type": "part" }, { "title": "一見して森に見える村", "description": "森国はその名の通り国土の大部分に森林が広がる国である。そこに住む森国人の住居も森と共存するために一見すると森にしか見えないような、木々の中に家々を作り暮らしている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "高度な瞑想通信", "description": "森国人は木々を介しての瞑想通信が可能である。これは高物理域のネットワークがない代わりに発達したものであり、木々に触れることで遠方とも連絡が可能となっている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "森の中の塔", "description": "魔法に秀でる森国人は、星を読む知識も有している。日々党に上り星を読み、その動きから未来やあるいは深遠を読み解く試みをしている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "大水車と河の鉄", "description": "自然豊かな森国では、水源も豊富でその領土内を大小様々な水流が流れている。その川縁には水車が建てられ収穫した小麦を挽いたり、川底を攫って砂鉄を得て加工に使用されている。", "part_type": "part" } ], "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "外見的特徴", "part_type": "group", "children": [ { "title": "小柄な体", "description": "約140㎝。長身が多い森国人の中では特に小柄であるが、飲酒が可能な年齢である。おそらくこのせいで銀河さんに子供扱いされていた面もあるような気もするが、きっと気のせいである。", "part_type": "part" }, { "title": "黒髪", "description": "願掛けで伸ばしていた頃は地面すれすれまで伸びていたが、今は太ももあたりで切り揃えている。今更短くするのもなんだかなと思っている。魔力貯蔵にもなるので手入れにはそれなりに気を使っている。", "part_type": "part" }, { "title": "チャイナ服っぽい恰好", "description": "赤色のチャイナ服っぽいトップスに、スカートの場合が多い。似たようなものだが気分でいくつかバージョンがある。", "part_type": "part" }, { "title": "白い帽子", "description": "個人ACEの来須・A・銀河から貰ったもの。裏地に精霊回路がプリントされていて、筋力を上げてくれる。精霊手取得のキーアイテムになる。らしい。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true }, { "title": "性格", "part_type": "group", "children": [ { "title": "変なところでこだわる", "description": "変なところにこだわり、変なところで大雑把さを見せる。こだわる時は頑固な一面が強く出るため、なるべく客観視できるように気にかけてはいる。", "part_type": "part" }, { "title": "贔屓の引き倒し", "description": "銀河さんと初めて会った時、銀河さんへの鷹臣の態度について本人からいただいたお言葉。初回から注意されてるが、たぶんあまり直っていない。気を付けます。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true }, { "title": "生活能力", "part_type": "group", "children": [ { "title": "一人暮らし時代", "description": "るしにゃん王国へ入国から青空微笑勲章受章により銀河さんと暮らし始めるまで、一人暮らしだったため基本的な家事をこなすことができる。", "part_type": "part" }, { "title": "家庭料理", "description": "自分の食事は自分で賄わなければいけないことから、一般的な家庭料理を作ることができる。実際には作業や仕事に明け暮れると店が開いてる時間を逃しているという。", "part_type": "part" }, { "title": "紅茶を淹れる", "description": "銀河さんの好きなものが紅茶のため、紅茶党になった。もしかすると食事より気合を入れている。個人的にはブラックティーで飲むのが好きである。\n喉を痛めたときは蜂蜜入りなどで飲む。", "part_type": "part" }, { "title": "整理整頓", "description": "苦手なりにとりあえずごく一般レベルにはできるように頑張っている。技族という職務上油断していると書籍が無制限に増えていくので、本棚の管理は特に気を付けている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "小物づくり", "description": "銀河さんへの贈り物を度々自作しており(お守り、ブレスレット等)、技族ということもありそこそこ手先が器用。", "part_type": "part" }, { "title": "おしゃれの努力", "description": "センスがないことは自覚しているが、本格的デートの際などTPOに合わせて着飾ることができるように努力している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "衛生兵", "children": [ { "title": "衛生管理", "children": [ { "title": "器材管理", "description": "治療に必要な器材の数、状態を常にチェックし、十分な数を清潔に確保しておく。戦場では使用できる器材や補給経路に限りがあるためこの管理は大変重要になってくる。", "part_type": "part" }, { "title": "雑菌を追い出す", "description": "医療従事者は可能な限り治療スペースを確保し、そこを清潔に保つ義務がある。小まめに清掃洗濯を行い、感染症を予防し治療に相応しい場とする。", "part_type": "part" } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "救急バック(低物理域)", "children": [ { "title": "概要", "description": "衛生兵が前線で治療を行う際に必要な器材を詰め込んだバック。丈夫な布を立体裁断で効率よく器材が詰め込まれるように作られており、使用者が使いやすいように後付のポーチも個人でつけている。", "part_type": "part" }, { "title": "止血帯", "description": "手足の出血を抑えるための帯。丈夫な布で作ってあり、きつく締め付けて止血するために使う。手足に巻いた後巻き上げ棒で更に締め付け、そのままホルダーにはめることで大量出血を抑える。", "part_type": "part" }, { "title": "特殊ガーゼ", "description": "止血のための薬草を煎じたものを染み込ませたガーゼ。患部に直接宛てて血液を凝固させる。首など、止血帯で手当てできない部分はこのガーゼの上から通常のガーゼ、包帯を巻いて手当てする。", "part_type": "part" }, { "title": "チェストシール", "description": "胸部への穿通創や、包帯では圧迫できない皮下出血のときに使う。粘着性と殺菌効果を持たせるための薬草をすり込ませてあり、未使用時は油紙で包んで機密性を保っている。n特に胸部への負傷で肺に空気が入って、肺を潰さないためのもの。", "part_type": "part" }, { "title": "NPA", "description": "負傷者に意識がない場合にこれを使って気道を確保する。潤滑剤を入れて鼻に差し込んで使うチューブで、低物理域では目の細かい薄布を筒状にして油紙を間に挟みながら糊で圧着していき、消毒を繰り返したものを使う。", "expanded": true, "part_type": "part" } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "軍衣", "description": "軍属であることを示す服装。赤十字の腕章をつけることで衛生兵の身分をわかりやすくしている。それ以外については通常の制服に順ずる。", "part_type": "part" }, { "title": "帽子", "description": "腕章と同じく赤十字を大きくあしらった帽子。こちらも衛生兵の身分を示しているもので、混乱する戦場での判断のしやすさを助けるものである。", "part_type": "part" }, { "title": "医療従事者研修", "children": [ { "title": "参加資格", "description": "衛生兵の研修に参加するには以下の条件を満たしている必要がある\n一、編成され出動した経験、もしくはこれからその予定と意思のある者\n二、医療技術を学び、これを修めるのに必要な知力と体力を有する者", "part_type": "part" }, { "title": "期間", "description": "通常三週間~一ヶ月ほどの研修期間が設けられる。その中でより実践的な技術や知識を学び、戦場でもすばやく対応できるスキルを身につけていく。", "part_type": "part" }, { "title": "座学", "description": "前線での応急処置などが主な任務となるため、外傷対応の為の人体への理解、生物兵器への初期対応など必要な知識は多岐に渡る。\nこれらを過去の事例を元に集中的に学んでいく。", "part_type": "part" }, { "title": "実務訓練", "description": "戦場では応急手当の早さが患者の生死、後遺症の有無などをわける。そのため、如何にすばやく的確な治療を施せるかが重要となる。\n訓練では繰り返し観察、手当て、後方医療への申し送りなどをスムーズに行えるようシュミレーションを繰り返す。", "part_type": "part" }, { "title": "戦闘訓練", "description": "衛生兵は前線での行動が主な任務となるため医療従事者訓練といえど、体力向上と患者視点からの理解を深める為に戦闘訓練も行われる。\n主目的は自衛と負傷者の保護である為、武器の携帯は最低限となるが、だからと言って兵として半人前でよいということはない。", "part_type": "part" } ], "part_type": "group", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "精霊回路", "description": "世界に普遍的に存在する「力」の場を操作する回路。 エレメンタルサーキットともいう。回路図(模様)が正確なら、どんな物質の上にプリントしても正確に動作する。通常物質に描くものだが、一人を追いかけるために肌に直接模様を入れている。", 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}, { "title": "トレーニング方法", "children": [ { "title": "インターバル走", "description": "数本の疾走区間の間に小休憩を挟む練習方。非常に効果が高いが疲労もたまるため、終わったらしっかりと休憩をとること。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "レペティション", "description": "インターバル走より1本1本の強度を高め、休憩を長くとるトレーニング。効果としてはインターバルと同じ。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "ペース走", "description": "一定のペースで走るトレーニング。トラックなど決まった距離を延々同じペースで刻むことで適切なペースを体に教え込む。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": " ジョグ", "description": "一キロ5分以上のペースでゆっくりと長い距離を走りこむ。もっとも手軽で一般的な練習方法。毎日継続するのが大事。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "ビルドアップ走", "description": "最初はゆっくり、徐々にペースをあげていき、ラストでラップを刻みゴールするという練習方法。疲労の溜まり方もマイルドで効果が高い。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "フォーム", "children": [ { "title": "正しいフォームの重要性について", "description": "長距離を走る際正しいフォームを保つことはスピードを上げるだけでなく怪我の予防にも繋がり、疲労度にも大きく影響する。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": " 正しい姿勢を保つ練習", "description": "走る際は真上から頭を吊られているような感覚で少し顎を引き、背筋を伸ばし、腹筋にやや力をこめるイメージで。視線はまっすぐ前へ。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": " 足の出し方", "description": "走る際の足は一本の線の上を走るような感覚でまっすぐ前に出す。普段から線の上を走って感覚を掴むと良い。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "使う筋肉", "description": "小さい筋肉(足首、すねなど)を酷使すると故障の元になる。太腿や尻などのなるべく大きな筋肉を使い、体幹を意識して体を動かすこと。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "腕の振り方", "description": "小指と薬指を軽く握り、真後ろに引く。腕をしっかりと振ることで余計なエネルギーの流出を抑えることができる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "呼吸の仕方", "description": "ペースによって呼吸を変える。スローペースで走る時には4回吸って4回吐く。ミドルペースの際には基本の2回吸って2回吐く。更にスピードを上げる場合は2回吸って1回吐くと良い。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "走る際気を付けること", "children": [ { "title": "ペース配分", "description": "走る距離によってペース配分を考えながら走る。長距離を走る場合は10キロ過ぎあたりで気持ち良くなってペースがあがりがちだがぐっと堪えること。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "ランナーズハイ", "description": "走ることによって脳内物質が出てテンションがあがり、疲労を感じにくくなる。しかし疲労は確実に蓄積するため、惑わされず冷静さとペースを保つことが必要となる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "クールダウン", "description": "長距離を走った後は筋肉がダメージを受けているため、ゆっくりと整理体操や軽いジョギングをして筋肉をほぐすこと。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "道具", "children": [ { "title": "靴", "description": "基本的に紐靴。履き比べて自分の足に合ったものを選ぶこと。また、長距離を走る前に履きならしておくのが望ましい。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "帽子", "description": "つばの広いキャップが良い。風で飛ばないようなサイズのものを選ぶこと。太陽光をさえぎる他、汗が目に入るのを防ぐ。小雨の際にも役に立つ。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": " ワセリン", "description": "���と肌が触れる部分などに塗ることで長距離走った際の擦れを予防できる。下着と肌の境目あたりにも塗っておくと良い。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "動きやすい服", "description": "気温に適したもの、また、肌に擦れても痛くない素材を選ぶこと。また、男性は下半身にスパッツ状のものをちゃくようすると息子が擦れにくい。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "女性用", "part_type": "group", "children": [ { "title": " スポーツブラ", "description": "女性は必須。ワイヤー入りの下着で長距離を走るのは厳禁である。すこしきつめのものを選ぶと胸の形が崩れにくい。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" }, { "title": "食事", "children": [ { "title": "走る前の食事", "description": "穀物など炭水化物をしっかりととること。極端に炭水化物の量を増やして準備することをカーボローディングと言う。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "水分の取り方", "description": "水分は少量をこまめに摂取することで脱水を防ぐことができる。汗で失われるナトリウムを補充できるものが良い。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "エイド", "description": "30キロ以上の長距離を走ると体内の糖が不足しエネルギー不足に陥るため、水分と同じようにラムネやブドウ糖を途中でかじると良い。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" } ], "expanded": true, "part_type": "group" } ], "expanded": true }, { "title": "魔法使いとしての経験", "part_type": "group", "children": [ { "title": "るしにゃんの魔法使い", "description": "るしにゃんは元々が謎追いの国であったことを踏まえ、星見司が多くいる国だった。そのため、るしにゃんの魔法使いは星見司としての側面も強く持っている。\n", "part_type": "part" }, { "title": "魔法使いを着用する上での責任感", "description": "魔法使いと世界移動に関する事件が過去にあり、そこに関わっていた関係でその後国内の魔法使いの状況改善のために、魔法使いを積極的に着用し内政に参加している。\n個人職を取った後も魔法使いを外さずに組み込んでおり、また自分の言動が国内の魔法使い達に影響を与える自覚を持ち、責任を改めて自覚するようになった。", "part_type": "part" }, { "title": "雷撃の魔法", "description": "元々は学問の神様である藤原道真公にあやかった飛び梅の雷撃という絶技があったことから、さらにあやかっている。\n普通の雷撃の魔法である。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "秘書官", "part_type": "group", "children": [ { "title": "概要", "part_type": "group", "children": [ { "title": "帝国宰相シロ任命", "description": "帝国宰相シロが、己の仕事の補佐のために任命した者たちのことを秘書官という。その出仕内容は宰相府のあらゆる事務作業を一手に引き受けること、だけではなく治安維持、戦闘参加も含まれる。公然の秘密だが、別に帝国だけでなく共和国からも秘書官として任命されているものは多数いる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "服装規定", "description": "基本的に支給された制服を着ることが義務付けられているが、通常の秘書官制服はグレーの濃淡の上下で結構地味。しかそれが正装になると軍帽付きのやや派手な礼装だし、夏服は機能性が良く明るい雰囲気に見えたり、と結構バリエーションがある。さらに、戦闘訓練への参加のためにジャージやらパイロットスーツな場合もある。結局は本人が着たくて仕事に支障のない服装を着ていることが多い。", "part_type": "part" }, { "title": "職務倫理", "description": "極秘情報や公開前資料も扱うため、情報の扱いには慎重にならなくてはならない。また、公共の利益のために行動する場合は、公正中立であることが求められる。", "part_type": "part" }, { "title": "標語", "description": "「出来ませんはいいません、だからマイルを寄越しなさい」を標語(モットー)とする、なんでもやっちゃう宰相府の秘書官部隊、と呼ばれることもある。業務であればなんでもやります。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "日常業務", "part_type": "group", "children": [ { "title": "宰相府の窓口業務", "description": "宰相府は、行政窓口として結婚届を受け付け婚姻証明書を発行している。帝國発行の婚姻証明書が珍しいので、宰相府で申請を出す者も少なくないらしいが、この申請窓口も当然秘書官の仕事である。証明書発行と一緒に記念写真を(コスプレで!)撮影することができるのでなかなかの人気があった。", "part_type": "part" }, { "title": "礼儀作法", "description": "帝国高官と仕事をすることも多く、更には皇族をはじめとするVIPに会う機会も多いため、最初の研修は礼儀作法をたたき込まれるところから始まる。", "part_type": "part" }, { "title": "チームワーク", "description": "作業が降ってくると誰からともなく手が挙がり、報告・連絡・相談を常に意識した作業チームができあがる。一人に作業負荷がかからないよう、あるいは作業を一人で抱え込まないよう気をつけている。", "part_type": "part" }, { "title": "上司の裁可", "description": "作業の仮完成時にはとりまとめ担当、秘書官長、必要であれば宰相の裁可を仰がなければならない。また、作業中に不明点が出た際、自分だけで判断せずに同様のルートで相談することも大切である。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "高い事務能力", "part_type": "group", "children": [ { "title": "広報", "description": "宰相が発する声明や公布はもちろんのこと、宰相府として発表する政策発表、場合によっては宰相府が出すCMまでの広報を担当している。声明発表や政策発表はいいんだが、CMになると企画からやらないといけないので結構大変という噂がある。", "part_type": "part" }, { "title": "スケジュール管理", "description": "宰相が何時に高官と会合を開くとか、面会の管理などのスケジュール管理も秘書官が行っている。秘書官に相談なくスケジュールがいきなり変わっている事もあるので、本当に気が抜けなくて大変な作業である。", "part_type": "part" }, { "title": "宰相への取り次ぎ対応", "description": "担当秘書官(ルーチンでみんなで決めている)が、宰相に取り次いでほしい案件やアポイントメントを取りたい面々の対応窓口になり、スケジュールの中に割り込ませたり質疑をまとめたものを宰相に出し、それの返事をもらって担当者に返答したりと窓口対応する業務。担当者には多方面から一斉にメッセージが飛び込んでくる。結構大変。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "書類チェック", "description": "秘書官では様々な書類を扱っており、それが規定の書式に沿って記述されているか、誤字や事実と異なる記載がないか等をチェックする。\n曖昧な点は資料に当たったり、他の者に聞いたりして確認し、必ずダブルチェックが入るような体制を引いて書類チェックをしている。チェックがメイン仕事の日も少なくない。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "物品手配", "description": "宰相府藩国をハブとした帝國各国間の輸送の手配や、帝國軍を含む宰相府藩国を母体とする各軍の資源消費処理、それらのための事前の輸送手配を一手に引き受けていた。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "資料整理", "description": "入国管理から宰相府政策から秘書官室の備品予算表まで、ありとあらゆる書類を系統立ててまとめて整理することも業務の一つである。\nきちんと整理することで、後日参照したい資料をすぐに取り出すことが可能となる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "クロスチェックの重要性", "description": "人間誰でも一人で作業をしていると抜けや間違いを起こすものである。秘書官は仕事の完成前にかならずクロスチェックの行程を挟む。これは任命初期からたたき込まれる職業的習慣とも言えるが、実際にミスを事前に発見修正して助けられることもしばしばある。", "part_type": "part" }, { "title": "吏族出仕資格", "description": "秘書官は高い事務処理能力をもち、秘書官のまま吏族出仕も可能である。事務方の仕事に責任感をもってあたり引き受ければきっちりこれを成し遂げることから、宰相だけでなく尚書、藩王会議からの信頼も厚い。", "part_type": "part" }, { "title": "編成事務能力", "description": "東方有翼騎士団を含む、さまざまな宰相府藩国部隊の編成が必要になった際、この編成を行うのはもちろん宰相府秘書官であった。宰相と秘書官長により決定された編成方針に従い、あるときは燃料掘りのための藩国部隊、あるときは治安維持のためのチップボールを使用する歩兵部隊、とさまざまな編成が行われるため、秘書官各位に対して、主編成スキルとクロスチェックのための編成講義も行われた。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "家庭的能力", "part_type": "group", "children": [ { "title": "職場清掃", "description": "元々、宰相府藩国では国民の存在を認めていなかったこともあり、秘書官は職場において身の回りのことを任せられる者がいなかった。たとえば、清掃である。山積みの資料と、数多の書類が飛び交う部屋に他の者を入れられるのか、という別の問題も存在する。", "part_type": "part" }, { "title": "簡単な料理", "description": "宰相府内から出ずに食事をしようと思うと、キッチンで作るか弁当を持ち込むくらいしかない。その事情は宰相も同じで、宰相の食事を秘書官が作ることもある。", "part_type": "part" } ], "expanded": true } ], "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" } ]
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