#波戸岬灯台
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imaritogei · 2 years ago
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玄海海中展望塔のすぐ近くある「恋人の聖地」ハートのオブジェ。カップリで一緒に写真を撮る映えスポット📸 あと、ここから歩いていける波戸岬の先端にある灯台、 波戸岬神社の鳥居⛩がある。 この後、ランチを済ませて波戸岬キャンプ場へ🚗⛺️ #恋人の聖地 #波戸岬観光 #波戸岬ハートのオブジェ #波戸岬神社 #波戸岬灯台 (恋人の聖地) https://www.instagram.com/p/Cm1f7NmPHx8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tsukaexp · 4 years ago
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角島灯台 2021/09/20
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大バエ灯台 2021/09/24
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生月長瀬鼻灯台 2021/09/24
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肥前立石埼灯台 2021/09/24
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波戸岬灯台 2021/09/24
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amiens2014 · 3 years ago
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波戸岬/佐賀県唐津市【恋人の聖地】唯一日本海にある海中展望塔を見ながら海岸線を周回ウォーキング
波戸岬とは 波戸岬(はどみさき)は、佐賀県唐津市鎮西町の東松浦半島最北端にある岬だ。 玄界灘に面し、玄海国定公園の一部となっている。 唐津市鎮西(ちんぜい)町波戸(はど)岬は東松浦半島に突き出た小さな岬。美しい風景はもちろん、周辺はハイキング、釣り、キャンプ、海水浴などいろんな楽しみ方ができるリゾートエリアになっています。特に、海中から突き出た白い海中展望塔は必見です。波戸岬の陸地から86mの桟橋でつながれた塔は高さ20m直径9m、水深7mの海中展望室の24個の窓からは漁の群れや海草など海中観察が楽しめます。 波戸岬(唐津市鎮西町) | 観光情報検索 | [佐賀県公式]定番から穴場スポットまで佐賀をまるっと楽しむ!あそぼーさが から引用 波戸岬 佐賀県唐津市鎮西町波戸947 0955-53-7155 (more…)
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同  受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同  湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠   ゆつくりとガラスを滑���霙かな 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………  
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊樹 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深き節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同  ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都   磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都   寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて  都   春雷や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き台所にて聖書読む 同  永く生きすぎた気もして春の風 同  どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同  針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 岬月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪   寒鴉申し合はせしごと啼かず 同  観念をしたる如くに大枯木 同  温石に温石と云ふ石の貌 同  薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同  春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同  銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷を張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同  凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪   華やかに古りし虹屋の桐火桶 同  凍て様も金輪際や檻の鶴 同  人の世の枷を解かれし古火桶 同  寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪   勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同  ��杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同  うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希   路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉   シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同  雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同  佐保姫来式部の像の辺りより 同  古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪   其の頃はへつつひ二つ竈猫 同  お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同  春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少し暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂   大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝利 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 ���かみくる七色の泡春の池 愛   集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ解けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜   枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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2ttf · 13 years ago
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Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖרÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向���港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障���蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
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judachigeiju · 7 years ago
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紀伊半島原付旅行記
早めの夏休みをもらったので、原付で伊勢湾フェリーを渡り紀伊半島を一周しようと思い立った。思い立って二週間後に出発した。紀伊半島とは精神の方面である。
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七月二日:浜松から新宮へ
排気量五十CCの原付〈一つ目家鴨〉号はキックスターターを使わないとエンジンが動かなかった。一抹の不安を抱えながら、七時半、原付に跨がった。曇空の下、国道一号線を西に進み、弁天島を回って国道四十二号線、表浜街道伝いに渥美半島を西へ進んだ。
坪井杜国の故地
赤羽根港に付属する���の駅で休んだあと和地交差点から西北に進路を変えて高田交差点で左折、高田西交差点で右折し、右手にある潮音禅寺こと潮音寺を訪れた。境内には柳原白蓮歌碑と山頭火句碑があり、空米売買で尾張徳川家の領地から追放され、渥美半島へ来た坪井杜国の墓碑がある。
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杜国墓碑の前に立っていると住職から 「俳句をやっているのですか?」 と声をかけられ、その日に咲き始めたという蓮を見せてもらった。蓮の初日はあまり開かないのだという。血統書付きの大賀蓮の水鉢もあった。住職は黒目高も二千匹に繁殖させたらしい。川を渡って「杜国屋敷跡」の看板のある角を左折すると畑のなかに小さな杜国公園。〈春ながら名古屋にも似ぬ空の色/杜国〉の句碑が建っており、投句箱もあった。
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十時を回っていたので急いで西へ向かい、二十分ほどで伊良湖岬のフェリー乗り場に着いた。標識交付証明書がなくても排気量を口頭で伝えただけで発券してくれた。合わせて三千九十円で、十円だけ人の方が高い。十時五十分発、五十五分に及ぶ伊勢湾の航海。波が荒かった。伊勢湾を渡っていると雨に降られた。船内のテレビで天皇の病態が報じられ、平成が来年五月までもたないかもしれない、と思った。鳥羽に着くと雨は止んだ。
嶋田青峰の故地
フェリーを出ると正午になろうとしていた。鳥羽フェリーターミナル二階のレストランで食事をとろうとすると係員のおっちゃんから「ここのレストランはおすすめしない。近くの錦屋がいい」と勧められ、錦屋でてこね寿司と伊勢うどんを食べた。若女将の愛想が良かった。食べているうちに梅雨晴間。志摩半島を縦断し、的矢で渡鹿野島を望もうとしたら、的矢は、ホトトギス同人から除名され新興俳句弾圧事件で逮捕された俳人嶋田青峰の郷里だった。句碑〈日輪は筏にそそぎ牡蠣育つ/嶋田青峰〉も、弟である嶋田的浦の句碑〈海うらら水平線��汽船を引く/嶋田的浦〉も夏草のなかにあった。杜国といい青峰といい不遇な俳人ゆかりの土地ばかり巡った一日だ。志摩半島の浦はどこも簡素で好きになった。尾鷲で小雨に遭い、虹を見た。ひたすら走り、いくつもの浦の潮が戻るのを見ながら走り、十九時に新宮駅近くへ投宿した。
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七月三日:新宮から田辺へ
目覚めるとサッカー日本代表が白耳義に惜敗していた。六時半に新宮市の「路地」を見てから霧雨の国道百六十八号を熊野本宮大社まで走った。
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山岳信仰とサッカー
観光客がほとんどいない大斎原や本殿を見た。熊野は大学一年生のとき以来だから十年以上ぶりだ。拝殿にサッカーワールドカップ関連の展示があったが、侍ブルーのユニフォームを着たスタッフが取り外していた。熊野の神に勝ったのだから確かに白耳義は赤い悪魔だった。
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八時半に給油してから山を下り、新宮市街まで戻ってから那智の滝を見た。数年ぶりに絵馬を書いたり護摩木��焚いたりした。熊野本宮よりも那智の滝を神体とする信仰の方が私にはわかりやすい。
鯨焼肉はレバーの味
十一時には那智を離れ、正午に太地町へ着いた。くじら博物館は千五百円を惜しんで入らなかったけれど鯨恵比須の鯨骨鳥居と燈明崎の山見を見て、道の駅たいじで鯨焼肉定食を食べた。血臭いのでやはり鯨肉は揚げた方がいい。
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尻ではなく太腿で乗る
国道四十二号線をひたすら西へ。里野で水泳パンツに着替えたがちょうど日が陰って寒くなり、海水浴��あきらめた。見老津のあたりで和歌山県警の軽パトカーに跡をつけられたので、先に行かせたら、また後ろに回られてスピーカーで停められた。職務質問だ。「浜松市」ナンバーを見なれないから停めたとのこと。浜松から原付で来たと説明すると「どうしてそんな気になったんですか」と訊かれた。「お尻が痛くならないんですか」とも訊かれたので「尻ではなく太腿で乗ると痛くならない」と答えた。ズボンの下は水泳パンツなので、ズボンの中まで調べられたら即逮捕だっただろう。別れ際に夜間に掛けられる光る反射タスキをもらった。それから道の駅ごとに休み、田辺を目指した。
交番へ出頭
十六時過ぎに道の駅椿はなの湯で休んだ。ベンチに座ってのんびりしていると別のベンチに座っていた老爺が「そろそろ行くか」と独り言を言い、軽トラックでどこかへ行った。老爺のベンチが日陰だったので日射を避けるべく私はその日陰のベンチに移動した。するとベンチの上に財布が落ちていた。あの老爺の財布だと思い、私は戻ってくるまで待つことにした。でも戻ってこなかった。道の駅は定休日で閉まっていた。仕方なく私はその財布を持って近くの椿駐在所まで行った。しかし駐在さんはおらず、備え付けの電話を架けると婦警が富田駐在所まで来ていただけるかと言った。住宅街のなかにある富田駐在所へ出頭し拾得物物件預り書一枚で解放された。一日に二回も警察沙汰だ。交番を出て国道四十二号線に出た途端に雨が降り出した。晴れ間をぬって沿岸を北へ進み田辺駅近くの美吉屋旅館へ投宿した。自動扉が開くと禿親父がソファに寝そべって歌謡ショーを観ていた。客かと思ったけれど主人で間違えなかった。夜風が吹いただけで骨組が唸る旅館の「菊」の部屋に泊まった。若旦那から純喫茶桂のご主人が亡くなって看板を下ろしたと聞いた。灯りが点いているのはどきどき奥さんがいるからだとのこと。
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七月四日:田辺から大和高田へ
北上するには二通りあった。海岸沿いに国道四十二号線を進む海ルートと高野山を経る山ルートだ。高野山は魅力だが山ルートにはガソリンスタンド問題があった。ただでさえ燃費が四十キロ前半まで落ちているのにガソリンスタンドが少ない山中を百数十キロ走るのはガス欠リスクが高い、それに近畿地方の天気予報は全域で雨なのであえて天候の見えにくい山間部を通ることもなく海ルートに決めた。
台風七号ブラピルーン
フロントに鍵を置いて五時半過ぎに出発した。みなべ町の岩代で、四つのH音のやるせなさが素晴らしい〈家有者笥尓盛飯乎草枕旅尓之有者椎之葉尓盛/有間皇子〉が詠まれたという磐代の結松と畑のなかの寺脇にある歌碑を観た。八時くらいまで台風七号はおとなしかったがトンネルを出て由良町になってから本気を出し、激しく雨が降り出した。それでも走り続けたのでジーパンはもちろん下着までぐっしょり濡れた。なぜ走っていたのかと言うと大阪は午後から曇るという予報に賭けたからだ。和歌山市まで強く雨が降っていた。大阪府に入ると小雨になり時々晴れ間も見えた。雨雲レーダーを見ると高野山はもっと強く降っていたので山ルートにしなくて本当に良かった。岸和田城の横を通り和泉市で冷えた体の血流を回復させてから東へ折れ、富田林から河南、水越トンネルをくぐって大和の葛城に出た。山はやはり雨が降っていた。
葛城一言主神社では二人の男性が階段下の祓戸神社へ参拝してから昇段し、一言主神社の拝殿へ参拝していた。一言さんは地元の信仰を集めているらしい。それと拝殿に参拝する事前準備として拝む祓戸神社というシステムは熊野本宮にもあった。祓戸神社の祭神はいずれも瀬織津姫、近畿地方の格式ある神社の様式だろうか。大和高田のネットカフェで刃牙を読んだあと大和高田駅近くの福の屋旅館の「菊」に泊まった。また菊だ。女将一家の生活スペースと部屋が廊下一つを隔てて隣りあっているので、おばあちゃん家に泊まった感があった。女将は、橿原神宮の神武天皇が奈良県を大災害から守っていると言った。そういう信仰は美しい。
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七月五日:大和高田から浜松へ
近鉄大和高田駅のミニストップで食事をとった。ちょうど通学時間帯で女子中生・女子高生が目に入る。それは揚羽よりも速いという女子高生に会いに吉野へ行くからだろう。
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三重県南部は雨時々曇りという予報を見て急ぎ八時半には宿を出た。女将から缶珈琲をもらった。桜井を経て九時半過ぎに宇陀の阿騎野へ。吉野とは飛鳥の平地から見上げるような山地のことだった。東の野にけぶりの立つ見える阿騎野は菟田吾城という古代城郭があったらしい。鎌を持った小母さんから「この地は薬草で有名」「元伊勢」と聞いた。
人間のクズが国栖に
吉野川まで南下して国栖の里を眺め十一時前には国栖奏伝習所の横を通り浄見原神社を訪れ記名した。「鯨は人間のクズだ。ちなみにクズは国栖、先住民族の名だ」と言われてからずっと気になっていた土地「国栖」に立てた。
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県道十六号で国道百六十六号線に戻り、鷲家八幡神社の桂信子句碑・前登志夫歌碑・宝蔵寺の能村登四郎句碑を見て、高見山を仰いだ。そういえば吉野で女子校生は見なかった。汗に冷えた体で高見山トンネルをくぐった。それから虹の泉のほかは伊勢までひたすらに走った。
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近畿地方はあちこちで豪雨らしいが、幸運にも私は雨を数粒受けただけで水泳パンツを履いた意味がなかった。猿田彦神社を参拝し十六時前には鳥羽のフェリー乗り場に着いた。十六時半発のフェリーには間に合ったがガソリンが空になりそうだった。あこや真珠と中国産の淡水真珠の違いを聞いた。
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雨の帰浜
フェリーは伊勢湾に出ると波に揺れた。恋路ヶ浜を見下ろしてから国道二百五十九号線を通って豊橋市を目指した。国道二十三号線からは私が「ほぼ原付専用道路」と呼んでいるバイパス横の側道を通り湖西市へ。昼夜食堂港屋本店で浅蜊汁と鯵の開きを食べた。食堂を出ると雨が降り始めた。弁天島を経て国道一号線で帰宅した。四日間の走行距離は九百三十五キロメートルだった。あとヘルメットのシールドが割れていた。
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xf-2 · 7 years ago
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 ご家族の高齢化もあり(ということは被害者も高齢化していくということで)、ここしばらく、救出運動の中で「もう待てない」という言葉が何度も語られてきました。
 しかし、今回の米朝首脳会談を基礎にして拉致問題の今後の対応を進めるなら「いつまでかかるか分からないが、まだ待て」ということになります。ストックホルム合意の二の舞です。日朝でやるといっても米国が体制を保証し、米韓合同軍事演習も中止して、場合によっては在韓米軍も撤退させるというのでは北朝鮮の最大の脅威はなくなったわけで、真面目に交渉に応じるはずはないからです。
 日本がカネを出さないといっても、トランプ大統領が「非核化のカネは日本と韓国が出す」と言ったのは安倍総理も何らかの言質を与えたからでしょう。「そのうちうまいこといくからさあ、今は我慢して出しといてよ」と言われても、米国頼みでやってきたのですから断ることはできないでしょう。やり方はどうするのか知りませんが、国民が止めなければ結局その方向に向かうはずです。
 トランプ大統領が米韓合同軍事演習を「挑発的な戦争ゲーム」とし、「カネがかかるからやめる」と言ったのは米国の中でも驚きをもって受け入れられているようです。予測不能な大統領ですからこれからも何をするか分かりません。本当に「もう待てない」なら、今回の米国頼み戦略(?)は失敗だったという認識の上に新たな戦略を立てるべきです。そうしなければミッドウェーの後の帝国海軍のような結果になるのではないでしょうか。
北朝鮮船・船体の一部・遺体の着岸漂流一覧(平成30年6月1日現在確認分) 《平成28年(2016)以前》------------------------------------------------- ※確認出来たものを逐次入れていますが、あくまで氷山の一角です。実際には遥かに多くの事件が起きています 昭和62年(1987) 1月20日 福井沖 漁業資源監視船「ズ・ダン9082号」(約50トン・鉄鋼船)が男女11人を乗せて亡命。(620201読売東京) 平成2年(1990) 10月28日 福井県美浜町久々子海岸 ベニヤ板製の工作子船と思われる船(長さ8.3m幅2.5m 船底からビニール袋に密���された乱数表2枚と換字表1枚、日本製とみられる白紙の手帳)(021030読売東京) 11月2日・11日 美浜町沖合や海岸 遺体2体(20代~40代) 平成10年(1998) 12月2日 島根県隠岐郡西ノ島町 遺体1体(男性) 12月16日 島根県浜田市 遺体1体(女性) 12月16日 島根県隠岐郡五箇村(現隠岐の島町) 遺体1体(北朝鮮軍兵士)(110127読売大阪夕刊) 12月21日 石川県河北郡七塚町(現かほく市)遠塚海岸 遺体1体(女性兵士・労働党候補党員証を身に着けていた)。 12月25日 福井県大飯郡高浜町和田海岸 丸太組みのいかだとロープでつながれた男性遺体3体(軍服姿、腐乱し一部白骨化、死後1~3カ月 30~50代、身長1m60~70センチ 胴体と足に直径約20センチの球形ブイ数個が付いていた)。(101225読売大阪夕刊) 平成11年(1999) 1月14日 福井県三方郡三方町(現三方上中郡若狭町) 遺体1体(北朝鮮軍上佐とみられる。「私たちの船は朝鮮人民軍26局4地区副業船、船籍は元山市」「昨年11月に兵士ら15人が乗船して出港したが機関故障で冠水、漂流した」と書かれたメモや航行に関する書類)(110127読売大阪夕刊) 1月22日 鳥取県鳥取市浜坂鳥取砂丘 遺体1体(北朝鮮軍兵士)(110127読売大阪夕刊) 平成13年(2001) 12月16日 遺体1体(男性・30~60歳 一部白骨化 紺のランニングシャツと緑色のパンツ 死後2~3カ月 数百m離れた場所に男性の北朝鮮公民証)(131231読売東京) 12月 新潟県佐渡市鷲崎海岸 木造船(ハングルで洪原と記載)・遺体1体(赤十字の照会で「1955年生まれで昨年10月8日漁に出たまま行方不明になった」とのこと)(140129読売新潟北版) 平成14年(2002) 1月4日 石川県能美郡根上町(現能美市)山口町グリーンビーチ 木造船(長さ約6m)(140108読売石川版) 1月5日 石川県羽咋市一ノ宮海岸 木造船(長さ約6m 前方にハングルと数字)(140108読売石川版) 1月9日 石川県河北郡宇ノ気町(現かほく市)大崎海岸 木造船(長さ約3m、幅約1.5m 後方にハングルと数字)(140110読売石川版) 1月11日 石川県羽咋市大川町釜屋海岸5日の木造船漂着地の南500m 鉄製船(長さ約5.9m幅約1.5m船首に文字らしきもの) 3月19日 石川県輪島市小池町海岸 木造船(長さ6.5m幅2.5m 後部に発動機。船首部分内側にハングルが書かれたプレート)(140320読売石川版) 4月11日 北海道爾志郡熊石町(現二海郡八雲町)見日海岸 木造船(長さ約6m70センチ幅約1m50センチ 船尾にスクリューがあったがさびて動かずエンジンも付いていなかった)(140411読売札幌版夕刊) 12月28日 石川県河北郡内灘町宮様海岸 遺体1体(身長約1m62、20~50歳��死後1~6カ月、金日成バッジ) 平成15年(2003) 1月10日 新潟県岩船郡粟島浦村釜谷の消波ブロック 遺体1体(頭部白骨化、身長約1m70、黒の長袖シャツと黒の靴下)・木造船(長さ約9m幅約2m船首部分に漁網) 3月5日 新潟県柏崎市海岸 遺体1体(男性・20~40歳 下半身のみ 165㎝  茶色作業ズボン、青色ももひき、黒色半ズボン、北朝鮮紙幣死後半年前後) 平成16年(2004) 12月2日 新潟県佐渡市 遺体1体(男性 40~60歳 152.5㎝ B型カーキ色軍服様長袖、カーキ色軍服様長袖シャツ、グレーハイネックセーター、青色長袖シャツ、茶色ベルト) 平成18年(2006) 1月4日 京都府舞鶴海上保安部管内 木造船(180131読売大阪朝刊) 1月 鳥取県内に4隻の木造船が漂着(180126読売大阪朝刊) 1月24日 鳥取県西伯郡大山町 木造船(180126読売大阪朝刊) 1月25日 鳥取県鳥取市伏野海岸 木造船(長さ5.65m幅1.4m)(180126読売大阪朝刊) 1月30日 京都府京丹後市久美浜町箱石海岸 木造船(180131読売大阪朝刊) 平成19年(2007) 6月 青森県西津軽郡深浦町 木造船・生存者4人 (191227読売東京夕刊記事)11月中旬以降北朝鮮からの木造船16隻が漂着、新潟と石川の海岸が大部分。 平成20年(2008) 1月10日 福井県福井市西二ツ屋町海岸 木造船(長さ約6m幅約1.5m 船尾に船外機、船首にハングルが彫られていた)(200112読売大阪朝刊) 3月26日 秋田県男鹿市北浦入道崎海岸 木造船(長さ約5.8m幅約1.4m 側面や船尾にハングル)(200326読売秋田版) 平成23年(2011) 9月 輪島市沖合で木造船に乗った脱北者9人を救助(後に韓国に移送) 9月26日福井県三方郡美浜町関電美浜原発敷地内の岩場 木造船の一部(230927読売大阪朝刊) 平成24年(2012) 1月6日 島根県隠岐郡隠岐の島町那久岬沖 木造船・生存者3人(9日に北に引き渡し)・遺体1体(241224読売島根版) 1月19日 島根県隠岐郡隠岐の島町 木造船(241224読売島根版) 2月22日 島根県隠岐郡隠岐の島町 木造船(241224読売島根版) 2月27日 島根県隠岐郡海士町 木造船(241224読売島根版) 4月4日 島根県隠岐郡���岐の島町 木造船(241224読売島根版) 11月28日 新潟県佐渡市大小海岸 木造船(長さ約12.8m幅約3.4m エンジン 船首にハングル 捕った魚を保管するスペース)・遺体5体(成人男性 雨具とみられるビニール製のズボンを履き、船内に長靴 死後2~3カ月 一部白骨化 長時間海水に漬かっていた形跡があり、船が一度沈没した可能性 1体は推定年齢30~40歳代前後、身長約170cm、長袖灰色シャツ、紫色ハイネックセーター、赤色半袖Tシャツ、 下衣は紺色ナイロン製ズボン、灰色ズボン、水色スウェットズボン、 黒色ボクサーパンツ、黒色靴下ほか紳士用黒色デジタル腕時計着用)(241129読売新潟版他) 12月1日 新潟県佐渡市赤泊杉野浦の海上 木造船(長さ約10m 船内からイカ釣り用の針)・遺体1体(年齢40~50歳前後の男性 死後1~2カ月 胃の中に食べ物なし 遺体は屍蝋化 身長約167cm、 着衣は緑色ニット帽、紺色フード付長袖ジャンパー、黒色長袖作業着、紺色ベスト、 胸に鷲マーク入り紺色長袖トレーナー、紺色ランニングシャツ、 下衣は灰色防寒ズボン、ホック式ベルト、紺色ビニール製ズボン、こげ茶色股引、 緑色ブリーフパンツ、両足に白色と小豆色の格子柄靴下、 ゴム製長靴(サイズ25.0cm、上部中央ハングル)着用) 12月1日 新潟県佐渡市北鵜島の海岸 木造船の一部(右舷部分とみられる長さ約4メートルの木片 船首付近にハングルと数字) 上記の者は、平成24年12月1日午後0時13分頃、佐渡市において、 転覆した木造船内にて遺体で発見され死後1~2カ月経過していると推定されます。 遺体は火葬に付し、遺骨は当市の真楽寺にて保管)。12月12日 石川県輪島市 木造船(長さ約11m幅約3.5m 船首両横にハングル、漁網や釣り針)内から遺体1体(一部白骨化) (270110読売記事では「輪島市沖合で木造船の漂着や漂流が相次ぎ、漂流した船体の近くで3遺体が見つかる」) 平成25年(2013) 11月15日 新潟県佐渡市沖の海、姫津沖約5.5キロ、木造船(船尾水没 操舵室上部に赤い塗料でハングル、ジャンパーのような衣類) 12月18日 新潟県岩船郡粟島浦村 木造船(長さ約12m・幅約3.5m 船首にハングル 船内からイカ釣り漁の針や「朝鮮平壌」と書かれた箸)・遺体1体(身長約1m75センチ、防寒ジャンパー着用・死後数週間)(251218読売東京朝刊) 12月25日 秋田県男鹿市北浦湯本 木造船(長さ約12m幅約3.5m船内に漁網など)・遺体3体(251225読売秋田版)※300512時点でも現存 12月28日 新潟県長岡市寺泊野積海岸 木造船(長さ8.25m幅2m 船首に数字やハングル)(251229読売新潟南版) 12月29日 新潟県柏崎市西山町石地海岸 木造船(長さ6.6m幅1.7m 船首に数字やハングル)(251230読売新潟南版) 平成26年(2014) 8月 石川県珠洲市沖合で北朝鮮船の乗組員4人救助(後に大連経由で帰国) 平成27年(2015) 1月9日 石川県羽咋郡志賀町安部屋漁港北400m 木造船・生存者1人(服などが入っている透明ビニール袋を所持 61歳 後に帰国) 7月23日 青森県下北郡佐井村矢越漁港 木造船1隻(271209読売) 10月27日 青森県下北郡佐井村福浦漁港 木造船1隻・遺体1体(271209読売) 11月1日 秋田県山本郡三種町沖 木造船(271209読売) 11月2日 秋田県男鹿市 木造船(271209読売) 11月14日 新潟県佐渡市岩首漁港沖 木造船(長さ約13m幅約3m 黒ずんだ船体にハングル リュックサックに金正日バッジ)・遺体1体(上下黒の衣服)荒天のため12月2日に海保が引き揚げ発表 11月 石川県輪島市沖木造船3隻・遺体10体(産経ニュース・ TBS動画ニュースサイト・毎日新聞11月28日) 11月6日 北海道松前町沖 木造船・遺体2体(271107読売東京朝刊) 11月14日 新潟県佐渡市沖 木造船・遺体1体(271209読売) 11月19日 秋田県能代市沖 木造船・遺体2体(271209読売) 11月20日 石川県輪島市沖 木造船3隻・遺体10体(271209読売) 11月22日 福井県越前町沖 木造船・最低でも7人とみられる遺体・遺骨(271209読売) 11月22日 新潟県佐渡市沖 木造船(271209読売) 11月23日 石川県輪島市沖 木造船の一部(271209読売) 12月2日 青森県下北郡佐井村長後牛滝漁港 木造船(船内にハングルの書かれた救命胴衣)・遺体4体(海保の司法解剖結果で死後1~6カ月経過 靴にハングル)(271207・1209読売東京朝刊) 12月2日 兵庫県美方郡新温泉町沖 木造船の一部(271209読売) 12月7日 石川県金沢市沖 木造船(271209読売) 平成28年(2016) 5月20日 青森県下北郡風間浦村易国間桑畑漁港近く 木造船(長さ約6.7m幅約1.5m 左舷船首部分にハングル)(280522読売青森版) 6月5日 青森県むつ市大畑町大畠漁港沖 木造船(全長約9m幅約2.3m 船体に海藻が付着 右舷船首部分にハングル)(280607読売青森版) 10月17日 青森県西津軽郡深浦町沖(十二湖駅近くの岸壁に引航) 木造船(281018読売青森版) 10月18日 青森県下北郡佐井村沖 木造船(長さ12m ズック、手袋、靴下など)(281029読売青森版他) 10月29日 青森県下北郡佐井村牛滝漁港 木造船(長さ6.2m幅2.53m)(281029読売青森版) 10月30日 青森県つがる市七里長浜 木造船(長さ16.2m幅4m 船首に赤色数字 船内にロープや網)(281101読売青森版) 12月5日 京都府舞鶴市 木造船(北朝鮮5000ウォン紙幣2枚、漁具など)・遺体9体(一部白骨化)(TBSあさチャン) 《平成29年(2017)以降》--------------------------------------------------- ※出典については逐次書き加えています。石川関連のほとんどが北國新聞、新潟関連の大半は新潟日報の記事です。 平成29年(2017) 1月1日 新潟県糸魚川市筒石 木造船の一部 1月6日 新潟県上越市柿崎区 木造船 1月6日 福井県三方郡美浜町菅浜弁天崎南1キロ 木造船(船体にハングルのような文字 船内にエンジンの一部とドラム缶)(290106読売大阪朝刊) 1月7日 福井県小浜市犬熊 木造船 2月7日 島根県隠岐郡隠岐の島町神尾 木造船 2月11日 石川県金沢市 木造船 2月15日 京都府京丹後市間人 木造船 2月15日 京都府舞鶴市瀬崎海岸 木造船 3月8日 島根県隠岐郡隠岐の島町油井 木造船 3月14日 石川県輪島市門前町 木造船の一部 3月18日 石川県羽咋郡宝達志水町 木造船(長さ約5m幅約1.5m 船尾の白い板にハングル)(271209読売) 3月22日 石川県羽咋市寺家町 木造船 3月28日 京都府京丹後市 木造船 4月28日 秋田県男鹿市入道崎灯台西300m 木造船(長さ約10m幅約5m)・遺体1体 5月1日 北海道函館市函館港 木造船の一部 5月2日 新潟県佐渡市石名地区 木造船 6月1日 新潟県佐渡市鷲崎地内 木造船 6月26日 兵庫県香住町余部海沖 木造船(「0제16749」と記載 男性遺体1体身長約168センチ) 7月31日 島根県隠岐郡隠岐の島町福浦 木造船の一部 8月9日 島根県隠岐郡西ノ島町三度埼 木造船 9月6日 青森県西津軽郡深浦町大間越 木造船 9月25日 北海道室蘭市東町 木造船の一部 11月7日 新潟県佐渡市羽茂三瀬地区 木造船(長さ13.7m幅3.7m 「888-88879」の数字記載) 11月15日 秋田県西400キロ沖(大和堆北方EEZ外)転覆した木造船 3名救助 11月16日 秋田県西沖(大和堆)木造船 遺体4体 11月16日 秋田県にかほ市 木造船 11月19日 青森県北津軽郡中泊町小泊 木造船(長さ8.7m) 船体にハングル表記 11月20日 青森県西津軽郡深浦町大間越 木造船(長さ12.6m 「913185」の数字記載。スクリューやエンジンが残っていた)周辺で救命胴衣6個発見 11月21日 山形県鶴岡市暮坪海岸 木造船(長さ7m) 船体にハングルや「89829」の数字が記載(庄内ブルーリボンの会資料には全長10mとの記載あり) 11月23日 新潟県佐渡市南片辺 木造船(長さ約10m幅約2m 船体にハングルと数字が記載 エンジン 周辺から漁網やイカ釣り針、防寒具など) 11月23日 秋田県由利本荘市マリーナ 木造船(長さ20m) プレートにハングルで「チョンジン」と記載。生存者8名 内2名が近くの民家に行ってインターフォンを鳴らしたことで上陸が分かる(従って検疫を受けずに上陸した9。���拠品である船はマリーナに係留していたが県警が見失い、後に破片の一部を回収。 11月24日 秋田県男鹿市宮沢 木造船(長さ約14m幅約3.2m 船首付近に「556-60756」と記載)・遺体8体(白骨化)・北朝鮮製たばこ等 11月25日 新潟県佐渡市藻浦崎 木造船の一部(「88737」の記載)・遺体1体 11月26日 新潟県佐渡市石花 遺体1体 11月26日 北海道松前郡松前町小浜 木造船の一部(船首部分長さ4m 黒く塗られ数字のようなもの記載) 11月26ないし27日 青森県西津軽郡深浦町艫作(へなし)椿山展望台西200m 木造船(船首部分に「2093」の数字が記載) 11月27日 石川県羽咋郡志賀町西海 木造船の一部 11月27日 石川県羽咋市 木造船 11月27日 石川県珠洲市三崎町小泊沖 漂流船(長さ12m幅2.5m 船内に「264軍部隊 軍船」と記載された紙片) 11月27日 青森県下北郡佐井村 木造船(長さ12.3m幅3.6m 船首に115489 エンジン付き 後部は一部破損するも櫓はほぼ原型) サイズ24センチ男物革靴(ヒールの高いシークレットブーツ様のもの)と英文の書かれたジャケット(要確認) 11月28日 北海道松前郡松前町松前小島 木造船(長さ約10m 「朝鮮人民軍第854部隊」との記載)・生存者10名 11月28日 山形県鶴岡市鼠ヶ関沖 木造船・遺体3体(うち2体の衣服に金日成バッジ) 12月2日鶴岡市温見漂着、12月4日遺体漂着 11月28日 石川県輪島市舳倉島沖 漂流船2隻 11月30日乗組員21名が北朝鮮僚船に救助される。 11月30日 新潟県佐渡市藻浦崎 遺体1体(地元で聞いた話では遺体はなかったとのこと) 12月1日 青森県西津軽郡深浦町森山海岸 木造船(長さ約10m幅約2.4m) 12月1日 新潟県佐渡市両津湾 木造船 12月1日 山形県鶴岡市鼠ヶ関マリーナ 木造船の一部 12月2日 新潟県佐渡市小木江積海岸 木造船(長さ約9.8m幅約2.3m)・遺体2体 12月2日 秋田県山本郡八峰町八森岩館付近海岸 木造船(ハングルの書かれたバケツ)・遺体1体 12月2日 山形県鶴岡市米子漁港 木造船(長さ10m弱)遺体3体(4日に漂着 庄内ブルーリボンの会) 12月4日 新潟県柏崎市西山町石地付近 木造船の一部 12月4日 新潟県長岡市寺泊大和田 木造船 12月4日 新潟県新潟市西蒲区角田浜沖 木造船 12月4日 秋田県にかほ市海水浴場 木造船の一部(ハングルの書かれたバケツ、缶詰)・遺体1体 12月4日 青森県西津軽郡深浦町北金ヶ沢 木造船(12日に遺体→別記) 12月5日 新潟県佐渡市高千漁港 木造船(幅約3.1m) 12月5日 新潟県新潟市 木造船漂流(ブロックに衝突し大破)・遺体2体 12月5日 山形県鶴岡市マリーンパーク鼠ヶ関 木造船の一部(庄内ブルーリボンの会) 12月6日 青森県西津軽郡深浦町入良川河口付近 木造船(「915430」と記載) 12月7日 秋田県男鹿市五里合漁港北100m砂浜 木造船(「913300」と記載)・遺体2体 12月7日 秋田県山本郡三種町 木造船1隻(ハングル表記のライフジャケット) 12月7日 新潟県佐渡市北狄(きたえびす)地区海岸 木造船・遺体1体 12月7日 新潟県佐渡市和木沖 木造船・遺体1体 12月7日 福井県坂井市三国町サンセットビーチ 木造船の一部 12月7日 山形県鶴岡市マリーンパーク鼠ヶ関 木造船の一部(庄内ブルーリボンの会) 12月8日 新潟県佐渡市水津漁港 木造船の一部(幅約2.8m)・後に男性の遺体1体発見 12月8日 石川県珠洲市長橋町 木造船の一部(後に流出し2月22日珠洲市大谷町海岸に漂着) 12月9日 石川県珠洲市笹波町 遺体1体(一部白骨化し性別不明 死語数か月 セーター、シャツ着用 12月9日 新潟県村上市府屋海岸 木造船 12月9日 新潟県佐渡市岩谷口海岸 遺体1体 12月9日 新潟県佐渡市姫崎沖 遺体1体 12月10日 山形県鶴岡市堅苔沢海岸 遺体1体(上半身のみ) 12月10日 新潟県佐渡市石名沖 木造船(幅約3m) 12月12日 新潟県柏崎市荒浜 木造船・遺体2体遺体は白骨化しており、服や身の回��の物も無かった。船はその後産業廃棄物として処理。白骨化した遺体は火葬後、無縁仏として埋葬。 12月12日 新潟県村上市沖 木造船 12月12日 青森県西津軽郡深浦町十二湖海浜公園 木造船(「912358」と記載) 12月12日 新潟県佐渡市宿根木 木造船の一部 12月12日 青森県西津軽郡深浦町北金ヶ沢千畳敷橋付近海上 遺体3体(12月4日の漂着船が岩にぶつかって破損し中から流れ出たものと思われる) 12月12日~13日 石川県羽咋市 木造船の一部 12月13日 山形県遊佐町吹浦西浜海岸周辺 遺体1体 12月13日 山形県鶴岡市鼠ヶ関マリーナ 木造船の一部 12月13日 秋田県潟上市出戸浜海水浴場付近 木造船・遺体2体 12月13日 秋田県男鹿市北浦入道崎灯台南約2km 木造船(長さ7m幅1.9m) 12月13日 秋田県秋田市浜田 遺体1体 12月13日 新潟県村上市瀬波温泉海岸 木造船(「632-90452」と記載) 12月13日 新潟県胎内市松浜海岸 木造船 12月14日 秋田県秋田市雄物川河口近く 木造船2隻・遺体6体 12月14日 青森県西津軽郡深浦町白神浜 遺体1体 木造船の一部 12月14日 新潟県長岡市寺泊郷本海岸 木造船・人骨5本 12月14日 新潟県佐渡市鵜ノ瀬鼻沖 木造船(全長約13.5m幅約3m) 12月14日~15日 石川県羽咋市志賀町 木造船の一部 12月15日 石川県金沢市金沢港沖 木造船 12月15日 新潟県佐渡市下相川 木造船(長さ約13m幅約3m 岩場で大破したがそれ以前はイカを干すヤグラや集魚灯の一部も残っていた) 12月15日 青森県下北郡佐井村津鼻崎南 木造船(船首に「567-66341」)1週間前の漂流時には船全体の形があったがその後時化で崩壊し海岸に各部分が海岸に漂着) 12月15日 山形県鶴岡市五十��海岸 遺体1体 12月16日 石川県羽咋市千里浜インター付近 木造船の一部 12月16日 青森県深浦町田野沢 木造船(「547-66205」と記載) 12月17日 石川県珠洲市 木造船の一部  12月18日 新潟県佐渡市鷲崎沖 木造船 12月18日 山形県鶴岡市湯野浜海岸 木造船(長さ10m弱) 12月19日 秋田県にかほ市飛字餅田海岸 木造船・遺体2体 12月19日 石川県羽咋郡志賀町 漂流船(海保は発見できず) 12月20日 石川県羽咋郡志賀町 富来漁港(西海漁港) 漂着船 12月21日 新潟県佐渡市関岬 木造船(長さ11.6m幅2.75m 船首にハングル表示) 12月21日 新潟東港沖18キロ 木造船 12月21日 新潟県岩船郡粟島浦村釜谷 木造船の一部(縦1.5m横1.2m) 12月21日 青森県下北郡佐井村沖 木造船(転覆した状態で網にひっかかっていた 船尾に「0-세・98180단천」)・遺体4体(佐井村資料には記載なし)佐井村資料には女性もののようなビニールと思われるバッグ、ライフジャケットなどが写っている。バッグの中身はタバコ、タオル、歯ブラシ、書類らしきものなど) 12月23日 石川県羽咋郡志賀町 木造船(長さ約8.4m幅約2.2m 15日に金沢港沖を漂流していた船と同じ番号が船体に記載) 12月24日 新潟県新潟市 新潟港沖12キロ 木造船(21日のものと同じ可能性あり) 12月24日 山形県鶴岡市油戸漁港付近 木造船の一部・周辺に遺体4体 12月24日 山形県酒田市浜中海水浴場周辺 遺体1体(星型マークがバックルに付いた布製ベルト) 12月25日 新潟県佐渡市羽茂大橋 木造船(長さ約10m、幅約2.2m) 12月29日 鳥取県鳥取市気高町奥沢見海岸 遺体1体(ハングルが書かれたタグのついた黒い長袖ジャージと長袖Tシャツ、ズボン下着用。身長約170センチ、頭部はほぼ白骨化) 12月29日 新潟県新潟市西蒲区越前浜海岸 木造船の一部(長さ3m幅1.6m高さ1.43m 煙突あり) 平成30年(2018) 1月2日 新潟県村上市馬下(まおろし)地先海岸 木造船(長さ10.5m幅3.0m) 1月4日 秋田県山本郡三種町釜谷浜海水浴場 木造船の一部(長さ約8.1m幅約2m 船底及びスクリュー) 1月4日 新潟県佐渡市北田野浦 木造船の一部 1月4日 新潟県柏崎市西山町大崎地先海岸 木造船の一部(船尾部分長さ1.9m幅1.9m) 1月4日 秋田県山本郡三種町釜屋浜海水浴場南側 木造船の一部(船底部分長さ8.1m幅2.0m) 1月4日 石川県羽咋郡志賀町 遺体1体(推定年齢30~50歳・身長約164センチ・黒色系のジャンパーやシャツ、ズボン着用。ハングルが書かれたタバコ、腕時計、電池、紙束などを所持。 1月5日 新潟県佐渡市相川鹿伏 木造船の一部 1月5日 石川県白山市沖 木造船(長さ約13m幅約3.5m 船首にハングル) その後不明 1月6日 秋田県由利本荘市松ヶ崎漁港 木造船の一部(長さ4m幅約2m 白地に赤の数字) 1月7日 京都府京丹後市網野町 木造船(長さ約10m幅約3m ハングルのような文字の書かれた板が付近に漂着) 1月7日 新潟県佐渡市入桑漁港 木造船の一部 1月8日 新潟県新潟市西蒲区間瀬海岸 木造船(長さ約5m幅約1.5m) 1月8日 秋田県男鹿市野石申川海岸若美漁港南1km砂浜 木造船の一部(長さ約7.7m幅約1.9m船底とエンジン) 1月10日 金沢市下安原町安原海岸 遺体1体(年齢不詳顔などの一部が白骨化。黒色のジャンパーと青色のズボンを着用。身元や国籍の分かるものは身に着けていなかった) 木造船(遺体から15mの距離 長さ16m幅高さともに3m 船尾にプロペラ 船体にハングルや数字などの標記見つからず 船内から16日7遺体発見 船首付近に4人、真ん中あたりに3人が折り重なるように倒れていた。セーターやトレーナーを着ており目立った外傷はなかった。 金日成と金正日の並んだバッジ1個) 1月21日 新潟県粟島八幡神社から200mの海岸 木造船の一部(船尾 長さ1.2m幅1.3mのコの字型 赤字でハングル2文字が書かれていた) 1月24日 石川県羽咋郡志賀町西海千ノ浦海岸 木造船(長さ8.15m幅1.9m高さ1m平底型 船体に白く614という番号記載 コールタールのようなもので塗装、傷み激しく長期間漂流したものと推定 近くに「10465료대」と書いた木片あり) 1月24日 山形県鶴岡市湯野浜海岸 木造船(長さ5.45m幅1.5m) 1月28日 石川県羽咋市新保町(志雄パーキングエリアの北約400m)木造船(長さ5.871m、幅1.87m 船体に黒い塗料。目立った損傷なし ハングルと「9-964」の記載) 1月30日 石川県羽咋郡志賀町大津、上野の境界近くの海岸 木造船の一部。不鮮明だが「3682370」と白い文字で船体に記載。 1月31日 山形県鶴岡市マリンパーク鼠ヶ関 木造船の一部 2月2日 石川県金沢港北西約64キロ沖 木造船。船体に文字や数字とみられる表記。 2月2日 秋田県由利本荘市出戸字浜山の海岸(西目漁港北東1キロ) 木造船の一部(長さ4.5m幅約2.7m 船体に赤い字で「556-60269」と記載 2月4日 秋田県由利本荘市親川河口付近 木造船の一部(長さ約5.4m幅約1.9m 赤い数字のような文字が記載) 2月7日 石川県輪島市名舟町海岸 木造船(長さ約5m幅約2m 「760-75200」と船体に記載)  2月9日 石川県かほく市白尾海岸 木造船(船体に番号表記) 2月10日 石川県羽咋郡志賀町 木造船2隻(1隻は海士崎灯台北500m、長さ約12m幅約2m 船首部分に「505-64271」の番号記載があり1日に金沢港沖で発見された漂流船と思われる。もう1隻同灯台北約200m、長さ約5.4m幅1.5m 船尾破損 文字番号等記載なし) 2月11日 石川県加賀市美崎町漁協加賀支所から400m海岸 木造船(長さ約18m幅約5m 船首右舷に「504-66272」と記載)(300212北國) 2月13日 石川県羽咋市一ノ宮町一ノ宮海岸 木造船(長さ約7m幅約1.85m)(300214北國) 2月13日 石川県輪島市門前町池田海岸 木造船(長さ約4.35m幅約1.08m 船体にハングルと番号表記)(300214北國) 2月13日 石川県羽咋郡志賀町西海千ノ浦海士崎灯台近くの海岸 木造船(長さ約5.6m幅約1.4m 船首と船尾にハングルと番号表記)(300214北國) 2月13日 秋田県男鹿市野石字五明光海岸三種町との境から南約1.3キロ 木造船(長さ約10.1m幅約2.1m 船内にエンジンと漁網を巻き上げる機械 船体に「29488」とハングルの記載) 2月15日 石川県羽咋郡志賀町百浦海岸 木造船(長さ9.7m幅約2.19m スクリューとエンジンあり) 2月20日 石川県金沢市金沢港北西20キロ沖 木造船(長さ約6m幅約1.5m 船首に「4233」の記載) 2月21日 石川県輪島市塚田長塚田橋付近の岩場 木造船(長さ5.75m幅1.83m 無動力船)(300222北国) 2月21日 石川県輪島市門前町鹿磯漁港付近砂浜 木造船の一部(平底部長さ3.81m幅1.83m左舷側一部が残る プロペラ軸受け部金属を確認。(300222北国新聞) 2月22日 石川県輪島市深見町海岸 木造船(全長10m幅2.65m 船尾にスクリュー)(300223北國) 2月24日 秋田県能代市浅内字砂山海岸能代ロケット実験場南西約5キロ 遺体(北朝鮮との関連不明、一部白骨化した男性、身長約165センチ、着衣や履き物はなかった)(300225秋田魁) 3月6日 石川県輪島市名舟海岸 木造船の一部(全長4.5m幅2.2m遺留品は見つからず)(300307北國) 3月10日 石川県羽咋郡志賀町大島(おしま)漁港南側約180m海岸 木造船の一部(最大長5.2m 赤い数字「5129-61247」 船首に日本製ゴムタイヤを使った緩衝材)(300311北國) 3月12日 石川県羽咋郡志賀町安部屋海岸 ハングルと数字の書かれた木製標識・人民軍軍帽・究明浮輪(300313北國) 3月13日 石川県金沢市内灘海岸 木造船の一部(船首部分 長さ2.1m コールタールのような塗料・範読できない文字が表記)(300314北國) 4月17日 石川県珠洲市能登町布浦(ぬのうら)海岸 木造船(長さ6.1m、幅1.7m、深さ0.8m 船体にハングルや数字が記載)。 5月16日 北海道爾志郡乙部町 木造船の一部 5月31日 青森県中泊町小泊漁港付近 木造船
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和4年1月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年10月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
秋蝶のひと差し舞うて女坂 順子 筆塚に鏡花名残りの桔梗とも 要 秋草や妓楼のなごり今も濃く 悠紀子 筆塚に秋思の女佇ち替はり 順子 鉄の日時計錆びて天高し 要 蓮の実へ東天紅の影をひく はるか 女坂思ひありしか秋の蝶 三郎 蓮の実を飛ばせぬままに朽ちにけり 和子 実を抱きしままの蓮が水の底 和子
岡田順子選 特選句
実の飛んで慕情の蓮となりしかな 俊樹 蓮の実や弁財天の琵琶に飛び 眞理子 水澄んで鯉肉色の口開く 和子 野分後嘘つぽくなるりんごあめ きみよ 秋高き処に棲みて水のうへ いづみ 秋晴を細く傷つけ昼の月 小鳥 野の秋へからからと鳴る旅鞄 はるか 鶏頭を咲かせて人を葬りけり 和子 竜田姫広小路まで人力車 きみよ オレンヂのカンナの横が台東区 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
近松像離れぬ秋の蝶一つ ただし 啄木鳥や祈りの道の仏たち 同 切株の匂ふ日照りに秋の蝶 同 彼岸花終りし畦に道祖神 清女 夜の森静かにきのこ生まれけり 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
祝詞声秋風に乗り天に消ゆ 喜代子 蔵の戸を引くや新酒の香り立つ 都 長き夜や身を乗り出して艶話 同 鬼ごつこ影長くして秋うらら 同 山の辺の刈田に映ゆる入日かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 花鳥さヾれ会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の水面芒と光り合ふ かづを 九頭竜に秋晴と云ふ寂しさよ 同 月見草サーカス小屋のたちし頃 清女 小鳥来よ玻璃を磨きて待つ我に 同 落葉舞ふ左内の像や江戸を向く 千代子 江戸を向く左内の像や身にぞしむ 同 河口より秋潮つれて虹屋まで 笑 少年の秋蝶追うて一乗谷 同 柏翠忌思ひおもひの星月夜 匠 忌の心持ちて迎ふる十月を 和子 秋潮の白波高し柏翠忌 啓子 柏翠忌墓石と知るや秋の蝶 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
新しき杉玉軒に新走り 益恵 秋の暮澪引く船に集魚灯 宇太郎 一人居の軒賑はひて吊し柿 すみ子 曼荼羅華とは雨跡の草紅葉 悦子 一面のすみずみ揺れて蕎麦の花 都 猪に荒れし跡ある法の庭 すみ子 人知れず烏瓜にもあをき時 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月9日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
中子逝くとしあつの待つ天の川 独舟 秋刀魚船銀波を超えて今寄港 同 大空を全て我が物鰯雲 晶子 母の字をなぞるノートや夜半の秋 のりこ 魔女の住む庭の真つ赤な唐辛子 岬月 拾ひたる木の実に森の物語 同 弾け出て校庭の子ら秋高し 慧子 一位垣途切れるところ野紺菊 同 時刻表より消えし駅秋桜 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
干されたる地下足袋に来る赤とんぼ 上嶋昭子 小鳥来て神なび鳥語弾みをり 時江 遠堤の紅は静かに曼珠沙華 三四郎 滅亡の火の色をして狐花 上嶋昭子 時空越えお伽の国へ菊人形 中山昭子 野にあれば力むがごとし男郎花 時江 したたかに生き残りたる蚊にさされ 英美子 猪垣に全校生徒十五人 清女 鶏頭の全身燃ゆる赤の庭 三四郎 松手入身を伸ばしつつ縮めつつ みす枝 街角のペンキの匂ひ秋の風 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
採血の血管逃しうそ寒し 貴薫 目覚めれば仄かに香る菊枕 せつこ 木の実落つ音におびえしお留守番 和魚 木の実独楽いつとき影を正しうす 有有 うそ寒や日の傾ける山の翳 ます江 菊枕闘ふ君の息遣ひ 美貴 橡の実も薪も干されて山の宿 あき子 碧色の潜む湖あり木の実落つ 貴薫 傘寿なる姉に縫ひあぐ菊枕 三無 児童���木の実工作靴多彩 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月12日 萩花鳥句会
柿紅葉狭庭はんなり染めにけり 祐子 手を繋ぎ竹灯城下夜夜の月 美恵子 稲田へと鳥たち今は庭へ来ぬ 健雄 彼岸花年ふる毎にいとほしく 陽子 初紅葉抱きしみどりご目も見えて ゆかり 今年また総代のみの在祭 克弘
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令和3年10月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋潮や櫓を漕がずとも進む舟 登美子 秋の野にちらりと見えるかくれんぼ 裕子 黙祷は東の空の秋虹へ 登美子 ベトナムの友と見上ぐる渡り鳥 同 山装ふ街に住む子に電話する あけみ 車窓より刈田黄金に流れゆく 同 鳥覗き我も覗くや水澄めり 紀子 休みつつ鍬打つ母や千代見草 登美子 朝参褒美なるかな終の蓮 みえこ 次男坊白菊かかへ祖父の墓 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
わが裳裾翻しをり萩の風 千代子 わが里と連なる大河鮭のぼる 同 柿すだれ過疎の一戸を守りけり 真喜栄 荒磯みち名残りの句碑や野菊晴れ 同 月明り金星月に相寄りて 玲子 長き夜や肩を丸めて爪を切る 富子 暗闇を一枚にして虫時雨 みす枝 すがりたき女ごころや男郎花 世詩明 隠し田の稲も刈られてゐたりけり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
末枯を見すゑ子育地蔵尊 慶月 本堂に秋灯暗く濡れてをり 斉 矢印に従ひ行けば秋の声 菟生 昨夜の酔ひ残して雨の酔芙蓉 秋尚 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 武士の鬨の声かと鵙鋭声(とごえ) 眞理子 秋雨の空白色に降り続く 貴薫 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 瓢簞の細きくびれを打てる雨 圭魚 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種
栗林圭魚選 特選句
秋雨の音聞くばかり年尾句碑 秋尚 濡れそぼつ幼の合羽のうそ寒く 斉 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 多重塔おほふ大樹や小鳥来る 芙佐子 白つつじ暗闇坂の返り花 文英 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種 年尾句碑静寂を好む小鳥来る 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ひよんの笛吹きつゝ左内偲びをり 千代子 洒落れた街しやれた雲浮く洒落れた秋 和子 夫の忌や空いつぱいの鰯雲 令子 鉄塔の先つちよ点り星月夜 清女 金色の仏の流転秋の風 雪 菊に立ちふと薫陶と云ふ言葉 同 朝倉の世も金風のかく吹かん 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月22日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
戸袋にひそんでゐたる名残りの蚊 上嶋昭子 名画座に清張ものや秋深し 同 母に付き落穂拾ひの遥けき日 一涓 小鳥来る私雨の只中を 同 巫(かんなぎ)のまたあるときは稲刈�� 同 秋深む軒に干すもの吊すもの みす枝 鳴らぬまま秋風鈴となりにけり 洋子 耳たぶの大いなる子の帰省かな 世詩明 かぐや姫もしやと思ふ月夜かな 信子 風音も乾いて来たる刈田かな 同 朝は銀夕べ金波の花芒 同 雨よりも雨音淋し冬に入る 中山昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
双つ児の生声高し天高し 孝子 地図に読む夜長の旅の物語 ひとみ いぼむしり意図なく背の枯れはじむ 成子 いつしかに末枯の野に踏み入りぬ 光子 赤鬼も青鬼も棲む唐辛子 喜和 無花果の固き扉の半開き 千代 パンドラの箱の底より秋の声 ひとみ 虚空に日輪枯野には未来図 睦子 金風は檻のものらに吹いてゐる 佐和
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
朝寒や鐘の音とよむ磧径 幸風 団栗を五百羅漢に配る子等 同 母の塔真赤に熟るる烏瓜 同 その中の尾花に乱れなかりけり 百合子 ほろほろと零るも雅式部の実 三無 持ち寄りの千草の彩や中子師に 亜栄子 朝寒にペダル踏み出す重さかな 白陶 盛り沢山秋草活けて師を偲ぶ 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
銀漢の尾に街の灯を繋ぎたし 世詩明 色白が七難隠す砂日傘 同 昼寝してしばし地獄を見に行きし 同 一乗谷無縁仏や茄子の馬 ただし 生き残りかけし秋蚊の刺しつぷり 清女 曼珠沙華蘂が派手や数少な 輝一 漕ぎ出だす柳橋より花火船 誠 遠き日の桑食む夏蚕みしみしと 同 線香の煙漂ふ終戦日 信義
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和3年8月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
……………………………………………………………… 令和3年5月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
海までの二キロを歩く五月かな 小鳥 母の日やわたしのなれなかつたわたし 公世 絶海へ日覆のなき舟を出す 光子 海を見て海を触れずに行く春を いづみ 南風のつまづきやすき摩天楼 悠紀子 徒労でしたあれは蜃楼でした 光子 白南風やアンチテーゼの一行詩 同  棒となり水著の母の佇める 順子 絢爛に罠を編みあげ蜘蛛をらず 同  さまよへるオランダ人と夏至白夜 公世 海の向かうこんなに遠き五月かな 美紀 昭和の日池袋演芸場休む 公世 まどろみのたつぷりとして藤の昼 美紀 知盛の飛び込みし海大南風 佑天 糸遊を置き去りにして小海線 要   凱風といふ柔らかな南風 佑天 夏蝶の急に曲がりて倉庫街 小鳥
岡田順子選 特選句
絶海���日覆のなき舟を出す 光子 海を見て海を触れずに行く春を いづみ 持ち上げて放つ扉や夏の海 和子 山藤の貴きをさげて村の口 慶月 葉桜の蔭の娘は誰とゐる 三郎 大百科ありし空間昭和の日 眞理子 胎内の記憶は春の波の音 きみよ 真つ白に夜を濁して南風の吹く いづみ 海亀消えし夜は上弦の海原 瑠璃 惑星に南風吹かば月に海 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月6日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
友訪へば無人の駅に遠�� 由季子 田植ゑすみ腰掛語る畦の端 さとみ 朴の花一風ごとに散華せる 都   雲水の衿足青し寺薄暑 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月6日 花鳥さヾれ会 坊城俊樹選 特選句
花月夜名残の花の散ることも 雪   此の路地も海へ出る路地春日傘 同  後手を組みて即ち春惜しむ 同  卯波寄す礁に白き飛沫立て かづを 風棲める東尋坊に卯波打つ 同  楊貴妃かクレオパトラか牡丹散る 清女 山車見上げほろ酔ふ爺の茶碗酒 千代子 夏のれんかけて母者の独り言 雪子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月8日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
若葉風ポプラは広き空を持ち 寛子 街抜けてただただ碧き初夏の海 のりこ 烏賊の墨手に受け流す釣師かな 岬月 一夜干す烏賊に対馬の海明かり 同  郷愁や草笛濡れて届かざる 同  大漁や城の桜に迎へらる 雅春
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
金盞花こんなに咲かせ晴女 一枝 人のなき遮断機炎天下に下りる 世詩明 新茶古茶口述筆記してゐたり 同  琵琶湖辺の古き灯台亀鳴けり 三四郎 内緒事しまひきれずにソーダ水 上嶋昭子 鐘を撞く牡丹かすかに揺れにけり 中山昭子 妖精の生まれさうな緋の牡丹 信子 葉桜になりて堤防静かなり 錦子 何時も何時も待つばかりでは春日傘 上嶋昭子 更衣羽化して少女立つてをり 同  時止まる一部屋のあり竹の秋 同  囀や椨の大樹に祠あり 中山昭子 カーネーション捧げる母は車椅子 すみ枝 噴水にまつさらな朝来てをりぬ 上嶋昭子 田植機の揺らぎて入る重さかな みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年5月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
こんなにも美しき花とは姫女苑 和魚 切り口の虹色滲む初鰹 美貴 品書きの達筆跳ねる初鰹 同  夏場所も横綱不在なる軽さ 秋尚 海の色残して光る初鰹 同  逆上がりあともう少し姫女菀 美貴 江戸つ子の思ひは知らず初鰹 和魚 土匂ふ雨の急坂姫女菀 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
厨には筍茹でる鍋滾り あけみ 白靴や盲の人の朗らかに 登美子 朝の声風を動かし燕飛ぶ 光子 赤色のつつじばかりが植ゑられて 紀子 花の塵籠めてお濠を染め上げる 同  はつなつや浜大根と海風と みえこ ぢいちやんの筍の山地図に無く 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月11日 萩花句会
山法師思ひ出重ねし旅カバン 祐子 初鰹薬味談議で盃重ね 美恵子 時の花ドラマで咲かせ橋田散る 健雄 柏餅ほどの重さの命かな 吉之 読み物の上で遊ぶや柿若葉 陽子 思ひ出の夏のゲレンデひとり佇つ ゆかり コロナ禍も堂々帰省夏燕 明子 初鰹土佐の女将と差しで飲む 克弘
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令和3年5月12日 立待花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
生ビール奢りし男前に酔ふ 世詩明 母の日や般若の面の美術館 ただし 里山の夏軍馬の碑偉人の碑 清女 玄関の梁に田舟や夏来る 誠   みどり児の五指のきらめき若楓 秋子 縦の物横にして生き菜種梅雨 同  それぞれの香りほのかに芽吹きけり 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月14日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
翻る開店の旗若葉風 よみ子 夏落葉目鼻薄れし道祖神 同  ひとしきり騒ぐ鴉や梅雨兆す 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月14日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
更衣マリア地蔵の赤子とて 都   斎場の窓に縋りて夏の蝶 悦子 母の日の鏡台在りし四畳半 宇太郎 疫病を恐れ家居の草を引く 和子 海芋剪り白の陰影活けにけり 史子 灯籠にクルスの黙示卯浪立つ 都   湯屋跡の煙突射止め夏の月 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
遠蛙孫より長き便りかな かづを 鯉幟胴復さけて裏返り ただし B 面ももうあと少し白牡丹 すみ枝 若楓暗き狭庭を明るうす 芙美子 新緑に吐く息までもみどりめく 輝子 素十句集読み耽りたる大朝寝 清女 此の花も散る為咲きし白牡丹 富子 香水を匂はす女名告待つ 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
風に消えまた風と来て句碑の蝶 三無 紫陽花や観音の指濡れたまひ 佑天 薔薇園へフランス人形抱き来り 千種 出会ひたる薔薇の門より伊予ことば 幸子 蛇出でて狭庭の遠くなりにけり 芙佐子 朴の花一つ一つに仏乗せ 三無 園薄暑裸婦像バラをにぎりしめ 千種
栗林圭魚選 特選句
鳴り終る校舎のチャイム桐の花 ゆう子 開け放つ蕎麦屋の廊下若楓 久子 うたてしき日々は語らず二重虹 炳子 からたちの花の香仄か朝月夜 同  天道虫指で弾きて翔たせけり 同  鯉幟当主の腕に横たはる 久子 吊橋も木霊もゆらし若葉風 眞理子 城址へと玉巻く葛を払ひつつ 炳子 朴の花一つ一つに仏乗せ 三無
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
落城の今に残せし杜若 世詩明 大空やひふみよ数ふ鯉幟 千加江 薔薇の散り橋田壽賀子も散りゆきぬ 令子 いたづらに爪染めてみる日焼けの子 清女 手拭の喧嘩結びや夏祭 泰俊 寺遅日今に黒髪物語 雪   蝶飛べる影を見てゐて蝶を見ず 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月21日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
春愁や今となりてはどちらでも 雪   話すまで聞かずと決めて花菜漬 上嶋昭子 古浴衣ぺたんと座る板だたみ 同  サンドレス一つ大きなサイズ買ふ 同  電灯の笠に守宮や駅舎旧る 同  父祖百年棚田はいまも田植衆 一涓 更衣夫の祈りは深かりし 洋子 代田掻く高き鉄塔揺れてをり みす枝 鐘を撞く薫風に乗り山里へ 中山昭子 朱の傘に雨を弾きて牡丹寺 同  新緑に翅休ませて去りにけり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
九州花鳥会  坊城俊樹選 特選句
道草や指より発ちぬ天道虫 孝子 飛魚の跳んで深海波立たす 喜和 飛魚の鳥でありたるころの夢 桂   天牛のぎいと写楽の寄り目かな 伸子 蛇苺裏切り者の匂ひせり 美穂 鯨尺は母の物指し鳥曇り 喜和 指きりの遠き記憶や陽炎に 光子 新樹照る重たきほどの葉をつけて 睦子 いまだなほ指先にある春愁ひ 光子 玄海を航くや飛魚従へり 佐和 昔日を蜘蛛の網より覗きみて かおり また二つ別れを惜しむ柿の花 さえこ いちにちの過ぎるはやさに夕焼けて 佐和 飛魚の先へ先へと壱岐航路 光子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
枡形句会 栗林圭魚選 特選句
大寺の甍煌めく朴の花 文英 源流の山葵の花を少し噛み 美枝子 緑濃き葉に包まれて売らる蕗 三無 夏めくや街路樹高く風渡り 秋尚 蕗浸し仄と香のある夜の厨 百合子 閼伽桶に若葉明かりの水満たす 三無 磨かれし匙触るる音夏めきぬ ゆう子 花蜜柑島に嫁ぎて二児の母 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
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xf-2 · 7 years ago
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ご案内の通り毎号のニュースに北朝鮮船や人の着岸・漂流情報を入れています。ほぼ毎回追加修正を行っていますが、これでもおそらく一部だと思います。全国紙・地上波のキー局の報道では報道は稀になってきており、それぞれの地域の地元紙や地元のテレビで報じても他の地域には届いていません。
 現状では海保も警察も着岸・漂流に関する情報を提供しておらず、また都合の悪い情報は隠されています。その中で毎日のように北朝鮮の船が漂着しているという状態です。おそらく前にニュースで書いた「漁民以上、工作員以下」の人間も何人かは既に上陸していると思われます。事態の進展によっては昨年から行っている「『その後』プロジェクト」の議論のようなことが起きて収拾できなくなる可能性もあります。
 お役所に任せてもおけないのでまずは情報の共有のため、今後も着岸・漂流に関する情報はできるだけ収拾・公開していきたいと思います。マスコミ一般を問わず各地でそのような情報をお持ちの方はぜひお知らせ下さい。また、この情報の拡散にもご協力よろしくお願いします。
<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
・2月17日(土)14:30 拉致問題を考える国民の集いin大阪(政府拉致問題対策本部・大阪府・大阪市・府内全市町村主催) ・会場 KKRホテル大阪(大阪市中央区馬場町2-24 森ノ宮駅徒歩10分) ・調査会村尾副代表が参加 ・問合せ 大阪市人権企画課(06-6208-7619) ※事前申込みが必要です。
・3月2日(金)18:30 「その後」を考える集い4 in 石川(特定失踪者問題調査会・救う会石川主催) ・会場 野々市市交遊舎(ののいちし・こうゆうしゃ 野々市市二日市1-2 JR野々市駅北口隣接 北陸自動車道金沢西インターより5分 076-294‐8166)ß ・���木代表他調査会役員・加藤博「『その後』プロジェクト」特別顧問らが参加 --------- 《平成29年以降の北朝鮮船・船体の一部・遺体の着岸・漂流》H30/2/11現在
1月1日 新潟県糸魚川市筒石 木造船の一部  6日 新潟県上越市柿崎区 木造船1隻  7日 福井県小浜市犬熊 木造船1隻 2月7日 島根県隠岐郡隠岐の島町神尾 木造船1隻  11日 石川県金沢市 木造船1隻  15日 京都府京丹後市間人 木造船1隻  15日 京都府舞鶴市瀬崎海岸 木造船1隻 3月8日 島根県隠岐郡隠岐の島町油井 木造船1隻  14日 石川県輪島市門前町 木造船の一部  18日 石川県羽咋郡宝達志水町 木造船1隻  22日 石川県羽咋市寺家町 木造船1隻  28日 京都府京丹後市 木造船1隻 4月28日 秋田県男鹿市入道崎灯台付近 木造船1隻・遺体1体 5月1日 北海道函館市函館港 木造船の一部  2日 新潟県佐渡市石名地区 木造船1隻 6月1日 新潟県佐渡市鷲崎地内 木造船1隻  26日 兵庫県香住町余部海沖 木造船1隻(「0제16749」と記載 遺体1体(男性・身長約168センチ) 7月31日 島根県隠岐郡隠岐の島町福浦 木造船の一部 8月9日 島根県隠岐郡西ノ島町三度埼 木造船1隻 9月6日 青森県西津軽郡深浦町大間越 木造船1隻  25日 北海道室蘭市東町 木造船の一部 11月7日 新潟県佐渡市羽茂三瀬地区 木造船(長さ13.7メートル)1隻 船体にハングル表記  15日 秋田県西400キロ沖(大和堆北方EEZ外)転覆した木造船 3名救助  16日 秋田県西沖(大和堆)木造船 遺体4体  16日 秋田県にかほ市 木造船  19日 青森県北津軽郡中泊町小泊 木造船(長さ8.7メートル)1隻 船体にハングル表記  20日 青森県西津軽郡深浦町大間越 木造船(長さ12.6メートル)1隻 「913185」の数字記載。スクリューやエンジンが残っており周辺で救命胴衣6個発見  21日 山形県鶴岡市五十川八斗島南  木造船(長さ7メートル)1隻 船体にハングルや「89829」の数字が記載  23日 新潟県佐渡市南片辺 木造船1隻(長さ約10メートル)1隻 船体にハングルが記載  23日 秋田県由利本荘市マリーナ 木造船(長さ20メートル)1隻 プレートにハングルで「チョンジン」と記載。生存者8名 内2名が近くの民家に行ってインターフォンを鳴らしたことで上陸が分かる(従って検疫を受けずに上陸した9。証拠品である船はマリーナに係留していたが県警が見失い、後に破片の一部を回収。  24日 秋田県男鹿市宮沢 木造船(長さ7メートル 船首付近に「556-60756」と記載)1隻 白骨化した遺体8体 北朝鮮製たばこ等  25日 新潟県佐渡市藻浦崎 木造船1隻・遺体1体  26日 北海道松前郡松前町小浜 木造船の一部(船首部分長さ4メートル 黒く塗られ数字のようなもの記載)  26日 青森県西津軽郡深浦町 木造船1隻(船首部分に「2093」の数字が記載)  27日 石川県羽咋郡志賀町西海 木造船の一部  27日 石川県羽咋市 木造船1隻  27日 青森県西津軽郡深浦町 木造船(船首に赤い文字で「2093」と記載)1隻  27日 石川県珠洲市三崎町小泊沖 漂流船1隻(長さ12メートル幅2.5メートル 船内に「264軍部隊 軍船」と記載された紙片)  28日 青森県下北郡佐井村 木造船1隻 サイズ24センチ男物革靴(ヒールの高いシークレットブーツ様のもの)と英文の書かれたジャケット  28日 北海道松前郡松前町松前小島 木造船1隻(長さ約10メートル 「朝鮮人民軍第854部隊」との記載)・生存者10名  28日 山形県鶴岡市鼠ヶ関沖 木造船1隻・遺体3体(うち2体の衣服に金日成バッジ) 12月2日鶴岡市温見漂着、12月4日遺体漂着  28日 石川県輪島市舳倉島沖 漂流船2隻 11月30日乗組員21名が北朝鮮僚船に救助される 12月1日 青森県西津軽郡深浦町森山海岸 木造船1隻  1日 新潟県佐渡市両津湾 木造船1隻  2日 新潟県佐渡市小木江積海岸 木造船1隻(長さ約9.5メートル)・遺体2体  2日 秋田県山本郡八峰町八森岩館付近海岸 木造船1隻(ハングルの書かれたバケツ)・遺体1体  4日 新潟県柏崎市西山町石地付近 木造船の一部  4日 新潟県長岡市寺泊大和田 木造船1隻  4日 新潟県新潟市西蒲区角田浜沖 木造船1隻  4日 山形県鶴岡市温見米子漁港沖 遺体3体  4日 秋田県にかほ市海水浴場 木造船の一部(ハングルの書かれたバケツ、缶詰)・遺体1体  4日 青森県西津軽郡深浦町 木造船1隻・遺体2体  5日 新潟県佐渡市高千漁港 木造船1隻  5日 新潟県新潟市 木造船漂流(ブロックに衝突し大破)・遺体2体  6日 青森県西津軽郡深浦町入良川河口付近 木造船(「915430」と記載)1隻  7日 秋田県男鹿市五里合 木造船(「913300」と記載)1隻・遺体2体  7日 秋田県山本郡三種町 木造船1隻(ハングル表記のライフジャケット)  7日 新潟県佐渡市北狄(きたえびす)地区海岸 木造船1隻  7日 新潟県佐渡市両津湾内 木造船1隻  7日 福井県坂井市三国町サンセットビーチ 木造船の一部  8日 石川県珠洲市長橋町 木造船の一部  9日 石川県珠洲市笹波町 遺体1体(一部白骨化し性別不明 死語数か月 セーター、シャツ着用  9日 新潟県村上市府屋海岸 木造船1隻  9日 新潟県佐渡市岩谷口海岸 遺体1体  10日 山形県鶴岡市堅苔沢海岸 遺体1体  10日 新潟県佐渡市石名沖 木造船1隻  12日 新潟県柏崎市荒浜 木造船1隻・遺体2体遺体は白骨化しており、服や身の回りの物も無かった。船はその後産業廃棄物として処理。白骨化した遺体は火葬後、無縁仏として埋葬。  12日 新潟県村上市沖 木造船1隻  12日〜13日 石川県羽咋市 木造船の一部  13日 秋田県潟上市出戸浜海水浴場付近 木造船1隻・遺体2体  13日 秋田県男鹿市北浦入道崎 木造船1隻  13日 秋田県秋田市浜田 遺体1体  13日 新潟県村上市瀬波温泉海岸 木造船(「632-90452」と記載)1隻  13日 新潟県胎内市松浜海岸 木造船1隻  13日 青森県西津軽郡深浦町十二湖海浜公園 木造船(「912358」と記載)1隻  14日 秋田県秋田市雄物川河口近く 木造船2隻・遺体6体  14日 青森県深浦町白神浜 遺体1体 木造船の一部  14日 新潟県長岡市寺泊郷本海岸 木造船1隻・人骨5本  14日 新潟県佐渡市鵜ノ瀬鼻沖 木造船1隻  14日〜15日 石川県羽咋市志賀町 木造船の一部  15日 石川県金沢市金沢港沖に漂流船   16日 石川県羽咋市千里浜インター付近 木造船の一部  16日 青森県深浦町田野沢 木造船(「547-66205」と記載)1隻  17日 石川県珠洲市 木造船の一部   18日 新潟県佐渡市鷲崎沖 木造船1隻  19日 秋田県にかほ市飛字餅田海岸 木造船1隻・遺体2体  19日 石川県羽咋郡志賀町 漂流船(海保は発見できず)  20日 石川県羽咋郡志賀町 富来漁港(西海漁港) 漂着船1隻  21日 新潟県佐渡市関岬 木造船(長さ11.6メートル幅2.75メートル 船首にハングル表示)1隻  21日 新潟東港沖18キロ 木造船1隻  21日 新潟県粟島浦村釜谷 木造船の一部(縦1.5メートル横1.2メートル)  23日 石川県羽咋郡志賀町 木造船(長さ約8.4メートル幅約2.2メートル 15日に金沢港沖を漂流していた船と同じ番号が船体に記載)1隻  24日 新潟県新潟市 新潟港沖12キロ 木造船1隻(21日のものと同じ可能性あり)  24日 山形県鶴岡市油戸漁港付近 木造船の一部・周辺に遺体4体  24日 山形県酒田市浜中 遺体(星型マークがバックルに付いた布製ベルト)1体  25日 新潟県佐渡市羽茂大橋 木造船(長さ約8メートル、幅約2メートル)1隻  29日 鳥取県鳥取市気高町奥沢見海岸 遺体1体(ハングルが書かれたタグのついた黒い長袖ジャージと長袖Tシャツ、ズボン下着用。身長約170センチ、頭部はほぼ白骨化)  29日 新潟県新潟市西蒲区越前浜海岸 木造船の一部(長さ3メートル幅1.6メートル高さ1.43メートル 煙突あり) 平成30年(2018) 1月4日 秋田県山本郡三種町釜谷浜海水浴場 木造船の一部(長さ約8.1メートル幅約2メートル 船底及びスクリュー )  5日 石川県白山市沖 木造船(長さ約13メートル幅約3.5メートル 船首にハングル)1隻 その後不明  6日 秋田県由利本荘市松ヶ崎漁港 木造船の一部(長さ4メートル幅約2メートル 白地に赤の数字)  7日 京都府京丹後市網野町 木造船(長さ約10メートル幅約3メートル ハングルのような文字の書かれた板が付近に漂着)1隻  8日 新潟市西蒲区間瀬海岸 木造船(長さ約5メートル幅約1.5メートル)1隻  8日 秋田県男鹿市野石申川海岸 木造船の一部(長さ約7.7メートル幅約1.9メートル)  10日 金沢市下安原町安原海岸 遺体1体(年齢不詳顔などの一部が白骨化。黒色のジャンパーと青色のズボンを着町。身元や国籍の分かるものは身に着けていなかった) 木造船(遺体から15メートルの距離 長さ16メートル幅高さともに3メートル 船尾にプロペラ 船体にハングルや数字などの標記見つからず 船内から16日7遺体発見 船首付近に4人、真ん中あたりに3人が折り重なるように倒れていた。セーターやトレーナーを着ており目立った外傷はなかった。 金日成と金正日の並んだバッジ1個)1隻  21日 新潟県粟島八幡神社から200メートルの海岸 木造船の一部(船尾 長さ1.2メートル幅1.3メートルのコの字型 赤字でハングル2文字が書かれていた)  24日 石川県志賀町西海千ノ浦海岸 木造船(長さ8.15メートル幅1.9メートル高さ1メートル平底型 船体に白く614という番号記載 コールタールのようなもので塗装、傷み激しく長期間漂流したものと推定 近くに「10465료대」と書いた木片あり)  28日 石川県羽咋市新保町(志雄パーキングエリアの北約400メートル)木造船(長さ5.871メートル、幅1.87メートル 船体に黒い塗料。目立った損傷なし ハングルと「9-964」の記載)  30日 石川県志賀町大津、上野の境界近くの海岸 木造船の一部。不鮮明だが「3682370」と白い文字で船体に記載。 2月2日 石川県金沢港北西約64キロ沖 木造船。船体に文字や数字とみられる表記。  2日 秋田県由利本荘市出戸字浜山の海岸(西目漁港北東1キロ) 木造船の一部(長さ4.5メートル幅約2.7メートル 船体に赤い字で「556-60269」と記載  4日 秋田県由利本荘市親川河口付近 木造船の一部(長さ約5.4メートル幅約1.9メートル 赤い数字のような文字が記載)  7日 石川県輪島市名舟町海岸 木造船(長さ約5メートル幅約2メートル 「760-75200」と船体に記載)   9日 石川県かほく市白尾海岸 木造船1隻(船体に番号表記)  10日 石川県羽咋郡志賀町 木造船2隻(1隻は海士崎灯台北500メートル、長さ約12メートル幅約2メートル 船首部分に「505-64271」の番号記載があり1日に金沢港沖で発見された漂流船と思われる。もう1隻同灯台北約200メートル、長さ約5.4メートル幅1.5メートル 船尾破損 文字番号等記載なし) ---------- ・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 http://ajer.jp
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kachoushi · 5 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和2年10月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和2年7月2日 三日の月花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
灯籠を濡らし今朝より梅雨に入る 喜代子 梅雨晴れの磯の香りが波立ちて 英子 幼き日虹の不思議を尋ねをり 都 シャネルてふ香水今も飾り棚 同 発つ駅も終着駅も合歓咲けり 同 湧き上る雲の峰見つバス待てり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月4日 零の会
坊城俊樹選 特選句
五月闇仏の耳に残る金 和子 黒南風やかつて船入る川浅し 佑天 葉擦れより夏蝶青く飛び出せり 光子 街白く老を舞ふかな黒揚羽 三郎 川濁る水無月の街映すため 小鳥 夏蝶の昏き川面をめざしをり 佑天 疫病の最中を夏の目黒川 梓渕 金泥を脱ぐ阿羅漢へ星涼し 光子 五月雨を蒼き帯とし目黒川 眞理子 七月の遠きまなざしして羅漢 梓渕 三百年思索の羅漢梅雨御堂 同 半夏雨ひとつの仏とく濡れて 順子
岡田順子選 特選句
五月闇仏の耳に残る金 和子 お不動の炎に焦げて夏の蝶 俊樹 大日如来へ凭れて濃紫陽花 俊樹 川匂ふコレラの昔引き摺つて 光子 乳母車祖父に押さるる木下闇 同 川風と蚊遣火のある定食屋 久 オレンジのルージュを引きて入る茂 同 天荒るる地上に苦き桜の実 炳子 蝋燭へ羅より手白く伸ぶ 小鳥 梅雨闇の足音を聞く羅漢像 和子 舟入場跡の痕なく花さびた 炳子 羅漢像に座して修する夏祓 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月4日 花鳥さゞれ句会
世に出でし明智神社や夏の蝶 雪 海に向く砲台跡や梅雨荒るヽ 匠 白南風や眉引くだけの化粧して 和子 梅雨激し雨の太さは棒の如 清女 雲の峰野球少年声高し 啓子 人の世に又めぐりきて盆供養 天空
(順不同) ………………………………………………………………
令和2年7月10日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
雲の峰教授の自転車ぎいぎいと 都 紫陽花や祈る言葉を密談す 悦子 横跳びで蚊柱避ける土手の道 宇太郎 わが名負ふ形代に息そつと吹き 都 半夏雨朱墨一筆葉書かく 悦子 五月雨を訪へばサックス練習中 幸子 俳聖の苔むす句碑や青嵐 益恵 二里程を寡黙の祖母と閻魔詣 すみ子 古代蓮苑に咲かせて博物館 和子 町に住む子にどくだみを干す翁 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月11日 札幌花鳥会
坊城俊樹選 特選句
夕薄暑新橋駅のガード下 清 夕涼し猫たむろする裏渋谷 同 誰を待つかやバス停の月見草 岬月 眠らせて久しき硯洗ひけり 慧子 昼顔の色やはらかく瓦礫中 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月11日 枡形句会
栗林圭魚選 特選句
陽子姉を偲ぶ夕星白桔梗 亜栄子 祖母の手の糊のあんばい藍浴衣 ゆう子 繰り言の相手出目金泡一つ 多美女 波打つて青田の風の迫り来る 和代 青山椒ぴりりと旨し郷の膳 ゆう子 句碑裏の沢蟹あをく水光る 文英 蹲の水音に散る沙羅の花 多美女 母好み染め抜き浴衣島の宿 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月12日 なかみち句会
栗林圭魚選 特選句
出水禍や声高に友電話口 和魚 隧道を抜け稜線に夏の雲 貴薫 長針を時報に戻す夏館 有有 立葵色失はず登り切り 怜 大薬缶でこぼこのまま麦茶煮る あき子 紅蓮や散つて苔庭艶やかに 史空 梅雨晴間キャッチボールの音ぴしり 和魚 梅雨最中不安も詰めて旅鞄 三無 道をしへ遠き道のり励まされ 史空 夜の闇ぐうすぐうすと牛蛙 エイ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月13日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
心太うつかり心ひらきけり 上嶋昭子 一匹の蚊に肌を打つ阿修羅かな 世詩明 マネキンも腕を抜かれて更衣 信子 梅雨出水遍く海に注ぎけり 世詩明 羅や少しは弱音吐き給へ 上嶋昭子 大男ぐつたり倒れ大昼寝 みす枝 兄を背に庇ふ気丈の水鉄砲 上嶋昭子 海開きなき砂浜に貝拾ふ 久子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月14日 萩花鳥句会
この梅雨は暴れ線状降水帯 祐子 マスクして七夕茶会始まりぬ 美恵子 高三の球児へおーい雲の峰 健雄 一皿に色めく瞳さくらんぼ 陽子 夏館猫と聴き入るベートーベン ゆかり サングラス外し僧侶の顔になり 克弘
(順不同) ………………………………………………………………
令和2年7月14日 さくら花鳥会
岡田順子選 特選句
月明り短き丈の青田揺れ 紀子 夕焼に染まる親子の影大小 実加 主待つ犬の瞳にある夕焼 登美子 夕方も扇子手にする集会場 紀子 目隠しの役目は成さず麻暖簾 同 夕焼やコンクリートに写る赤 あけみ 沖縄の手紙と熟れたマンゴーと 裕子 含羞草子の声援に葉の増えて 同 了解とだけ来る絵文字ソーダ水 登美子 知らぬ間にほぼ乾きたる洗ひ髪 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月15日 福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
通り雨風鈴和して鳴りにけり 啓子 合歓の花こぼれて川の綺羅となる よしのり 自転車の漢疾風大夕立 同 縁側に男冥利の裸かな 同 淋しさを羽にお歯黒とんぼかな 雪 落し文勝家公の安堵状 同 ほととぎす源平永久に相容れず 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月16日 柏翠俳句記念館句会
坊城俊樹選 特選句
石仏に仏足石に梅雨深し 雪 母と子に海酸漿と云ふ昔 同 九つの頭を鎮め梅雨の川 千代子 万緑を鎧ひたるごと天主閣 かづを 涼しさや花街抜ける下駄の音 一仁 雨やみて重く飛び交ふ夏の蝶 輝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月19日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
鎌倉が匂へる寺の梅雨の闇 慶月 先生と唖蟬残し山門去る 千種 山城址より錐揉みに夏落葉 炳子 腥きものより翔てり黒揚羽 千種 観音を芯に藪蚊の太柱 同 城山の要路を塞ぐ蟬の穴 圭魚 初蟬やはるかかなたといふところ 千種
栗林圭魚選 特選句
蟻濡れて膨らむ苔を上りけり 和子 篁の風を涼しく年尾句碑 秋尚 観音の笑みを仰ぎつ藪蚊打つ 俊樹 年尾句碑拭ひて親し陰涼し 文英 腥きものより翔てり黒揚羽 千種 玉虫の日矢にきらりと彩極め 三無 湿りたるメタセコイヤの森涼し 同 涌水の底に影曳く糸蜻蛉 斉
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月21日 鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
一本の草矢発止と受け止めし 雪 一本の草矢に射らぬ傷の跡 同 一天は梅雨の冥さや日本海 信子 片蔭に研屋荷物を下ろしけり 上嶋昭子 水鉄砲止め貫禄を通しけり 同 實実の扇子の風を送りくる 洋子 風立ちて千の風鈴品定め ただし ガラス戸を四角にめぐり梅雨の蝿 同 梅雨深し友一人づつ遠くなる 同 半作と呟く農夫梅雨出水 一涓 水鉄砲笑つてしばし死んでやり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年7月(投句のみ) 九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
蛸壺に夏葱育て蜑の家 初子 絵日傘を回す数ほど想ひをり 勝利 ざつくりと祖母編む棕櫚の蝿叩 志津子 窓越しの守宮に臍のありさうな 愛 半夏雨昼を灯して仏彫る 初子 薄目開く吾子の寝息よ終戦忌 寿美香 裸子のつくつて見せる力瘤 伸子 蓮開く中将姫の面影に 美穂 水馬水面の壷天境地とし 志津子 梅雨に倦みひらひら踊るワンピース 成子 荒梅雨や人は小さく泥を掻く 朝子 向日葵の覗く教室空つぽで 睦子
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kachoushi · 5 years ago
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各地句会報
花鳥誌令和2年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
令和2年2月1日 零の会
坊城俊樹選 特選句
街に立つ師は冬帝の黒纏ひ 光子 福豆売る絶対秘仏背に負ひ 千種 黒マスクをんなおそろし御徒町 いづみ 男坂即かず離れず雪女郎 佑天 きさらぎのくづし文字かな恋みくじ 光子 麗人と佳人出くはす梅の下 千種 幾重にも幾重にも絵馬ぬくくあり 季凜 天神下の鮮魚よろづ屋空つ風 梓渕 不忍のボートを漕ぐや落第子 順子 寒雀今日はめでたき貌をして 久
岡田順子選 特選句
永久の灯をもつ瓦斯燈も春を待つ 俊樹 福豆売る絶対秘仏背に負ひ 千種 絵馬に書く文字の細きへ冬の蜂 和子 白梅を背負へば空の青さ知る 久 きさらぎのくづし文字かな恋みくじ 光子 射的屋は夜まで閑で梅の宮 梓渕 飴玉を頰張りしまま春を待つ 久 街に立つ師は冬帝の黒纏ひ 光子 如月のこのひかりごと攫はれむ 美紀 ピアス挿し吾妹の梅に遊びゐる いづみ 古井戸を守り湯島の冬囲ひ はるか
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月5日 立待花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
風折れの水仙畑の先に岬 世詩明 水仙の花盗人を見て逃がす 同 余所者も馳せ参じたるどんど焼 同 寒雷の激しき音よ玻璃を打つ 誠 寒明の祝杯とてや大吟醸 輝一
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月6日 うづら三日の月句会
坊城俊樹選 特選句
華やぎの面影少し枯菊に 喜代子 春風やひもとく本と束ね髪 さとみ おうおうと神を呼び込みどんど燃ゆ 都 物言はぬ星のまたたき寒の明け 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月6日 さゞれ会
北風すさぶ神の島へと打つ怒濤 かづを 潮騒を春立つ音と聞いてをり 同 水仙の香と荒磯の香競ひをり 同 灯籠にあかり灯され冬の宿 啓子 山頂に横一列に冬の雲 同 鬼やらひ芸妓乗り出す成田山 笑 三句碑へ怒濤となりて春の海 同 丹の橋にくだける怒濤寒の海 清女
令和2年2月6日 さゞれ会
なんとなく聞く待春の鳥語かな かづを 坪庭の苔青々と春を待つ 清女
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月7日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
出雲より春の使者とも旅神楽 益恵 走り根の猛り濡らして寒の雨 都 雪降つて少し軽めになりし雲 史子 春愁や泪の乾くまでのこと 幹也 鬼は外木霊となりし遠明り 宇太郎 梅盛り炭屋に宿を取りし頃 悦子 凩や薬缶の笛を織り交ぜて 幸子 鴨引きて瀞長々とがらんどう 益恵 星冴ゆる電飾解かれゐし枝に 都 畦を焼く匂ひは朝の教室へ 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月8日 枡形句会
栗林圭魚選 特選句
句碑裏に昼の日差しや蕗の薹 亜栄子 紅椿大樹に日差し別れ道 文英 瀬の音のとみに弾みて猫柳 三無 水仙の白に翳ありうすみどり ゆう子 摘む指に匂ひ絡めて蕗の薹 三無 迂回して緋寒桜の峠道 教子 一瞬に緑走りし和布かな 三無 感触を確めたくて猫柳 教子 流れ沿ひ会話訥訥猫柳 ゆう子 まんさくの黄が野を覚ます風のいろ 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月10日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
冬の夜は石を枕のヤコブかな 利榮 待つ春は道草しつつ来るらしき みす枝 奥越の高嶺颪や頰凍つる 一枝 人住まぬままの離れに初暦 昭女 初茶会金塗り椀に虚子の軸 みす枝 どことなくゆとりのもてて日脚伸ぶ 信子 橋脚を濡らして寒の水ぬるむ 世詩明 天空を星の抜けゆく霜の夜 時江 大嚏して線香の灰飛ばす さよ子 春炬燵潜りて跳んで遊ぶ児ら みす枝 バレンタイン義理チョコにして片思ひ 世詩明 七尾線枯れ一色の中を行く 昭女 すぽつすぽつと鳰潜る音 時江 帰宅して窓にはりつく寒北斗 世詩明 鍛冶音の響くばかりや星冴ゆる 時江 寒の水十指絡ませ水を飲む さよ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月10日 なかみち句会
栗林圭魚選 特選句
天城嶺の残雪映す山の湖 怜 鶯の静寂誘ふ余韻かな 聰 春菊を入れていよいよ箸動く あき子 眺めゐる山々遥か初音かな 史空 咲きそめし白梅一枝句碑に添ひ 迪子 雪残る医院の花壇主亡く 美貴 山道の疲れ忘るる初音かな 史空 うぐひすや門柱細き尼の寺 和魚 初音せり無名戦士の墓に来て 美貴 竹林に一筋の日や雪残る 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月11日 萩花鳥句会
はからずも吾娘と豆撒くひと夜かな 祐子 梅林園目白と遊ぶケンケンパ 美恵子 まごころの色のごときや梅白し 吉之 裁かれるいのちに甲乙春寒し 健雄 咲き誇る梅見守りし主なく 明子 光琳の紅白梅図のごとき梅 克弘
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月14日 芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
白梅の一枝二枝の朝日受け 寛子 こけし等の夫婦寄り添ふバレンタイン 依子 早春の対岸をゆく押し車 孝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月14日 さくら花鳥会
岡田順子選 特選句
節分の豆煮てゐるや福の神 実加 山眠る垂水の音の澄んでゆく 政隆 坊守や母の手を取り寺の冬 登美子 薄墨の宛名の滲む寒夜かな 同 身籠りて薄味で食ぶはうれん草 実加 朝空や雀の散らす春の雪 光子 荒れゆくも自生水仙越前に 紀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月15日 鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
それぞれを生きそれぞれに木の葉髪 雪 退屈なスコップ並び雪降らず 同 大仏に伍して漢の豆を撒く 一涓 寒月やなべて牛舎の静かなり 同 褪せてなほ威儀を崩さず古代雛 みす枝 春の雪重ねて山を新たにす 信子 沈丁に激しく降りて匂ひ立つ 直子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選 特選句
裸木となりおほせたる静けさよ 雪 注連をもて神となしたる大冬木 同 ひそむるはひそむる蒼さ竜の玉 同 衝立は志功の菩薩春灯 同 春宵の星の愛子を探さばや 省吾 春炬燵問はず語りに聞く出自 清女 谷深くして水仙の浜辺まで 紀之 白山の此の美しき雪地獄 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月16日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
鬨の声なき城址の遅日かな 炳子 春めくや菩提樹の抱く石仏 眞理子 観音の肌清らかに春の雨 佑天 遠からず近からず置き落椿 秋尚 み仏の足裏くすぐる春の雨 佑天 まくれなゐ椿時々山鴉 炳子 空蒼を梅紅をゆづらざり 千種 春雨に濡れ肌色の陽子墓碑 圭魚 白梅の枝垂れて傘の色いろいろ 同
栗林圭魚選 特選句
しめやかな雨白梅の白の濃く 貴薫 見上げれば万の輝き紅椿 ます江 ぽつてりと塀の上より白椿 佑天 書きかけの反故増えゆけり獺祭 千種 雨に色連らねつ馬酔木咲きはじむ 秋尚 やはらかく雨にほぐるる牡丹の芽 秋尚 春光へ諸手を挙げて母子像 芙佐子 豊饒に咲かせ大樹の玉椿 淸流
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月19日 福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
天よりの悲鳴の如き初音聞く 世詩明 蜜柑剥く伊予の祖父似の太き指 千代子 何となく聞く待春の鳥語かな 雪子 春泥を駆け来し犬が膝頭 清女 凍ゆるみ老杉雪を落としけり よしのり 臘梅や新羅の鐘を伝ふ宮 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年2月26日 九州花鳥会 寺まち句会
坊城俊樹選 特選句
地獄より戻り来してふ春夕べ 光子 頰つぺたの体温となる春の雪 愛 戸を鎖して春の闇へと僧祈る 光子 春の夕���き縁の人とゐる 久美子 石庭の波くねくねと春の夕 千代
岡田順子選 特選句
頰つぺたの体温となる春の雪 愛 釈迦の慈悲広ごる社梅の花 睦子 恋猫のかさぶた落つる夕明り 愛 結界の奥草の芽を啄みぬ 光子 啓蟄や髪を刈り上げホームレス 勝利 夕さりの春の博多は好いとうよ 志津子 六道の闇とき放つ春の鐘 かおり 雛飾る段に灯の入る夕べかな 光子
令和2年2月27日 九州花鳥会 定例句会
坊城俊樹選 特選句
潮の香の堂に絵踏の遠き日々 久美子 栄華の日まなうらに秘め古雛 かおり 信仰の別けても冥き絵踏かな 豊子 右足の形に減りしや板踏絵 志津子 塩壺に塩ある白さ春浅し 成子 海あをし絵踏の罪をかい抱いて かおり 霞野に均し朱鳥の病舎跡 順子 少年の浅き溜息雛まつり 成子 一寸の針の重さや針供養 睦子 草萌ゆるサーカス小屋の杭打てば 順子
岡田順子選 特選句
三椏の咲くや櫛田の鬼の数 由紀子 シスターの授業絵踏のこともあり 愛 蝶生まる兜太句碑ある爆心地 寿美香 島人の数ほど絵踏物語 豊子 輪郭の緑青乾ぶ踏絵かな 愛 春愁の目覚めに浅き夢つづき 光子 海あをし絵踏の罪をかい抱いて かおり 淋しらに灯るサーカス春浅し 久美子 遊女踏む赤き椿の踏絵かな 喜和 絵を踏んで転ぶ転ぶと吐く木霊 さえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月8日 立待花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
抽斗の寒紅をさす夫の留守 世詩明 初詣巫女は緋袴束ね髪 同 巻き癖の直らぬままに初暦 清女 セメントを詰めし背骨に年新た 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月16日 芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
寒鮒漁網引く漁師のしたり顔 けんじ 三ケ日校門かたく閉ざされし 孝子 台所を浄めて除夜の鐘遠く 同 小屋はねて暗き野道の雪女郎 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kachoushi · 6 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和元年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和元年9月1日 柏翠忌法要句会
坊城俊樹選
生涯を有為転変の白絣 雪 柏翠忌隠しやうなき日焼の手 真弓 秋風や師の句が輪舞してをりぬ 千代子 九頭竜に秋潮満ちて柏翠忌 長治 残暑なほ遊廓名残格子窓 みな子 その母も愛子も知らず柏翠忌 利栄 柏翠忌江戸に三国に日並びに 信子 湊街二百十日を眠らざる 良一 まだそこにきのふの雨の蛍草 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月4日 立待花鳥俳句会
坊城俊樹選
洗ひ髪乳の匂ひの甘さもつ 世詩明 忘れ置く砥石の白き稲光 ただし 送南風北山杉の真直ぐに ただし さう云へばもう蟬の声なき庭に 清女 清貧と云ふ負け惜しみ冷奴 秋子 次の世も女でゐたい日傘さし 秋子 生きるとはすさまじきもの蟻の列 秋子 赤とんぼ好きな帽子に止まりけり すみ子 曼珠沙華遺骨無き墓守るよに すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月5日 うづら三日の月句会
坊城俊樹選
浪漫の世にと引き入る天の川 喜代子 焼けた肌かばんの底に秋日傘 さとみ 浮き雲に吸ひ上げられそ秋の蝶 都 野分吹く雄島に古りし社あり 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月5日 花鳥さゞれ会
坊城俊樹選
蟬一つ落ち深閑と天ヶ下 雪 虹の句碑に虹立ち僧と師と我と 雪 明つ智様と慕ふ村人曼珠沙華 千代子 夜々の月明智ヶ妻の句碑照らす 千代子 数珠の手にうすきマニキュア柏翠忌 和子 忌心に赤とんぼうのついて来し 和子 闇の中しのび住みをり鉦叩 雪子 露草やひときは高き忠魂碑 匠 母似とも見し人ゆけり萩の寺 寿子 柏翠と自筆の墓碑に秋の風 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月6日 鳥取花鳥会
岡田順子選
落日を見るやうに手の実玫瑰 都 神鼓鳴る厄日の夕こともなし 栄子 六地蔵へと道つづく露草野菊 悦子 昃れば芒は銀をいぶしけり 和子 散華する蓮まき散らし廟の池 悦子 石仏を囲む露草青尽くす 栄子 俳聖も籠りし宮や竹の春 益恵 レシートを栞に挿みホ句の秋 幹也 ちゝろ虫子の働くを見し夜の 栄子 秋霖に濡れ来し靴で乗る車 立子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月7日 零の会
坊城俊樹選
銀ブローチ失せにし秋の池光る 慶月 湧水の音に眠るか渡り鳥 光子 弁天のかをりの水へ鳥渡る 同 秋暑しフンボルトペンギンぎゆうと鳴く 佑天 遠くへと誘ふやうに秋の蟬 眞理子 澄める池嬲り色なき風となり 三郎 秋蟬の声降りしきるほど静か 秋尚 パレットに黒き絵の具や秋を描く 和子 何処へと白き流れの秋の蝶 三郎 沖のなきスワンボートを漕ぐ秋思 順子 めぐる秋メリーゴーランドの鏡 梓渕
岡田順子選
湧水の音に眠るか渡り鳥 光子 法師蟬よりも切なくギター弾く 俊樹 森は人数多吸ひ込み法師蟬 梓渕 武蔵野の大木に鳴き秋の蟬 はるか 神田上水汲み上げ硯洗ひけり 佑天 竜淵に潜み香焚く弁財天 光子 街騒に神の棚組む在祭 はるか ゆづり葉の下に住みあり秋灯 和子 めぐる秋メリーゴーランドの鏡 梓渕 モネの池めくや秋蝶触るるより 俊樹 手水舎は冷やか小さき弁天堂 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月9日 なかみち句会
栗林圭魚選
穂芒の日を溜め風を振り払ふ 秋尚 鈴虫の声重なりて透き通る 秋尚 鈴虫のリズム途切れず夜も更けて せつこ 多摩川の芒野抜けて母の家 美貴 穂を解きて風の意のまま芒原 怜 お点前の流れ爽やか背筋伸び せつこ 濡れ色に穂芒ほぐれはじむ朝 秋尚 すべり台ちよんと芒の忘れ物 美貴 芒野に遊ぶ夕日も夕風も 三無 暮れてゆく光を集め糸芒 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月10日 萩花鳥句会
突然の訃報に絶句みみずなく 祐子 木道の続く高原花野行く 美恵子 終りあり始まりもあり水澄みて 吉之 除草剤逃れたいのち蚯蚓鳴く 健雄 豪雨禍に里の蚯蚓も鳴きにけり 克弘
………………………………………………………………
令和元年9月14日 枡形句会
栗林圭魚選
忌心の句碑にむらさき油点草 百合子 弔問の往きも帰りも虫の声 美枝子 白き花蒼き翳ある秋思かな ゆう子 心血を俳句に注ぎ秋に逝く 教子 師の訃報想ひ出たたむ秋扇 多美女 露けしや枡形の碑を愛で偲び 文英 とんぼうの雲に亡き人偲びけり ゆう子 陽子師に千草の花を捧ぐ卓 瑞枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月15日 風月句会
坊城俊樹選
森の水小さく激ち釣舟草 圭魚 武蔵野の草の涯から秋の風 三無 木道に触れんばかりの花野かな 斉 その下に古代遺跡を置く花野 炳子 秋蟬の息ゆつくりと鳴き納む 佑天
栗林圭魚選
鬼灯の日を溜めて色膨らみぬ 秋尚 縦横に木橋のめぐる花野かな 芙佐子 纏ひゆく水の輝き秋の蝶 三無 葛の花在り処見せずに沼に散る 秋尚 声高に大らかに鳴く秋の蟬 淸流 澄む水に蝦蛄釣りの貌映し 斉 かばひあふやうにたふれて藤袴 千種 草むらに露草やつと抜け出でて 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月16日 伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選
師の墓に触れて来し手に髪洗ふ 雪 露草の露草色と云ふを供華 雪 糸とんぼ水の如くに飛び交へる 雪 鳳仙花音なき風にこぼれけり 英美子 赤のまま句碑まで続く風岬 千代子 かなかなや鳴き出してより厨事 世詩明 子と別る夜長の列車掌を振りぬ 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月18日 福井花鳥句会
坊城俊樹選
高原の風の仕手とし萩芒 越堂 追憶のページ繙く夜長かな 世詩明 月の夜も虫の夜もある二人かな 和子 鶏頭の花の厚みに在る重さ 昭子 長き夜の不思議な夢に覚めてをり 昭子 長き夜を誰かれのこと祈りをり 昭子 千年の松より秋の滴かな 雪子 強面の閻魔蟋蟀死して尚 数幸 寝待には寝待と云へる月明り 雪 九頭竜の淋しさに吹く水鶏笛 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月22日 鯖江花鳥俳句會
坊城俊樹選
九頭竜に男の吹ける水鶏笛 雪 千枚田裾は白波葉月波 昭子 手を引きて一段ごとの今日の月 一涓 道挟む萩に触れゆく躙り口 みす枝 禅寺の百畳灯し秋彼岸 たゞし 山を見て海見て秋の彼岸寺 たゞし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月25日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選
織り成して揺るるすすきのしなやかさ 靖子 秋桜一輪無人駅の棚 英美子 眠られぬ夜長の夜を持て余し 文子 赤とんぼ止まる頭を探しをり 清女 これといふ紆余曲折もなく端居 昭��� 日輪に秋の色あり大地染む 三四郎 土の香は母の香であり零余子飯 ミチ子 直角に稲妻走り弾けたる 三四郎 母の忌や躾取らずの秋袷 英美子 人は皆眠れる葦の夜長かな 世詩明 千木に舞ふ神の木の葉や野分雲 ただし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月25日 九州花鳥会(中洲クルーズ句会)
坊城俊樹選
岸壁に水あと残る秋のこゑ 由紀子 秋の灯の海へ無音を還しけり 哲行 唇に塩味ほのか秋の海 愛 ゴスペルの響く秋思の高架下 かおり 秋声の昭和歌謡を博多川 かおり 街騒と芥遠ざけ葉月潮 由紀子
田丸千種選
秋冷の瓦斯燈残るであひ橋 愛 遮断機の降りし音聞く虫の闇 久美子 岸壁に水あと残る秋のこゑ 由紀子 秋ですねちよつと船出をしませんか 孝子 靴音のあとの靴音星月夜 寿美香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月26日 九州花鳥会(定例句会)
坊城俊樹選
醤油屋の屋号掠れし十三夜 愛 秋潮や沈黙の碑に翳りなく 洋子 色即是空写経のひと日秋のこゑ 由紀子 十六夜の浜へ寄せたる虚貝 かおり 酔芙蓉一番星にほろと落つ 由紀子 風なくば風を作らむ鷹柱 孝子 爽やかに明眸ときとして訛る 美穂 波ひとつ越え流灯のちりぢりに 佐和 秋灯ひとつ教会堂の錆びし玻璃 洋子 どの星も神話を宿し十六夜へる 阿佐美 十六夜や賢き額を持て生まる 美穂 十六夜の電柱多き小路かな 愛 南は鷹現はるる明るさに 千種 もうそこに血縁は無し彼岸花 伸子 走り根踏み祈りの岩へ虫の秋 順子 ポンポン菓子弾けて二百二十日かな 寿美香 一点の現れ大いなる鷹の空 千種 渡らざる鴉啼き飛ぶ鷹の空 千種 あかとんぼ覗く明るき懺悔室 志津子
田丸千種選
鬼灯のひと畝残り茜空 勝利 勾玉のかたちに棚田稲熟るる 初子 十六夜の月の明るき厨水 阿佐美 ハライソの在りし岩陰秋の声 志津子 木犀や明星低く出でにけり 愛 崩し去る露の小石の十文字 洋子 十六夜や金の波布く世良の岬 豊子 鳥撃ちし木霊に暮るる露の宿 佐和 虫しぐれ寝まりて覚めて明けにけり 和子 湾岸の倉庫は秋気錆ついて かおり 贋作の壺のつやつや烏瓜 伸子 十六夜や月赫々と出水跡 孝子 最果の潮鳴りじやがたら花の咲く 佐和 会心の紺に漬かりて秋茄子 初子 あかとんぼ覗く明るき懺悔室 志津子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
さくら花鳥会 岡田順子選
秋蝶が命日参り案内せり みえこ 秋障子影絵のごとく鳥遊ぶ 文子 願ひ事すれば弾けて鳳仙花 実加 柏翠忌雨降る余呉湖見て帰福 令子 酔芙蓉夢二の猫の尾のながし 令子 秋空に秘湯の煙ゆるゆると 寿子 間を置いて寒蟬法師鳴きにけり あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kachoushi · 6 years ago
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5月の各地句会報
花鳥誌 令和元年8月号
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坊城坊城選
栗林圭魚選 岡田順子選 吉岡乱水選
平成31年5月4日 零の会 俊樹選
百合開ききらずを供へ慰霊堂 和子 戦とは全てを熔かし切つて初夏 梓渕 更衣まはしは長く干されをり 佑天 若葉風奈落のごとき土俵へと 美佐子 北斎の生魂さがす聖五月 公世 廻し干す力士敲きに水打ちて 順子 熔塊へ現の野辺の花咲きぬ 瑠璃 慰霊堂の尖頭の上の夏の雲 和子 椎の花匂ふ劫火の記憶へと ゆう子 戦災の鉄のかたまり風光る 美佐子 青白くまろき慰霊の灯涼し 小鳥 慰霊堂より夏服は手をつなぐ 同 順子選
北斎の生地ジャングルジムの初夏 梓渕 熔塊の列柱に咲く姫女菀 俊樹 北斎の達磨は春の白昼夢 同 めまとひや江戸の残像搔きまはす ゆう子 五六人力士がゐたり夏の路地 伊豫 そのむかし画狂人ゐて麦の秋 同 砂糖菓子の冷たさを持ち白躑躅 野衣 熔塊へ現の野辺の花咲きぬ 瑠璃 逆しまに拡ぐる古地図春惜しむ 眞理子 砂利に足しづませ見上ぐ聖五月 小鳥
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月7日
武生花鳥俳句会 俊樹選
老鶯を沈めて山雨走り去る 越堂 空を割り日輪砕き代田掻く みす枝 ものの芽のざわめく程に育ちけり 世詩明 鯉のぼり靡かせ観覧車は満員 昭子 園児みな溺れてゐたり花菜畑 時江 新婚の窓流れ入る若葉風 みす枝 新キャベツ乳の匂ひの甘さ持つ 世詩明 松蟬や百の古墳の眠る丘 越堂
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月9日 うづら三日の月句会 俊樹選
クレマチスピカソに青の時代あり 都 藤の雨人待つ女歩き出す 同 端然と坐る仏や夏立ちぬ 同 朧夜のかすかな記憶母の唄 同
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月11日 枡形句会 圭魚選
新樹の香纏ひ令和の始まりぬ 和代 アカシアの花に誘はれ一人旅 多美女 介護の手菖蒲湯の香を残しをり 和代 ジャムパンの皮つやめきて夏来る 美枝子 昆布締めの鯖の大皿卓真中 ゆう子 句碑裏に木洩れ日届き風五月 百合子 柿の花薄黄に光り日に透けて 三無 若楓葉の広がりに影あらた 瑞枝 甲斐駒の残雪仰ぐ立夏かな 教子 薔薇抱くをとこは靴をとがらせて ゆう子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月13日 なかみち句会 圭魚選
花水木散るも咲くのも隣から エイ子 更衣してより風の纏ひつく 秋尚 海亀の一途や波に迎へられ 和魚 更衣母の面影このなかに ます江 海亀に少年となる夫の顔 エイ子 お早うの声の眩しき更衣 秋尚 更衣樟脳疾くに果ててをり 有有 新開地共に育ちし花水木 怜
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月15日 福井花鳥句会 俊樹選
麦秋の野辺より夜の明けて来し 越堂 月光に濡れて匂へる夜の新樹 同 子等の声遠くにありて麦の秋 和子 黄昏を引き寄せてゐる麦の秋 嘉子 麦秋の上を何かが翔びゆけり 昭子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月17日 萩花鳥句会 思ひ出す亡母と蚕豆むきしこと 祐子 母育て妻の作りし豆の飯 吉之 五月葬世界へ躍つた京マチ子 健雄 筍を鎌でなで切り指月山 圭三 豆飯や令和の御世は余生なり 克弘 (順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月17日 芦原花鳥句会 俊樹選
藤房の棚はみ出して風を追ひ よみ子 寺処丘陵多し木下闇 寛子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月19日 風月句会 俊樹選
木洩れ日に鈍く光りて小判草 三無 弁天池浮きて沈みて竹落葉 眞理子 竹落葉ほろほろ水に誘はれ 圭魚 青空に高くけむりて花樗 秋尚 ソーダ水買うて見上ぐる喪服かな 和子 葉桜となりし古木の苔あをし 三無 日に晒す墓石みどりのにほひして 幸子 清流を底に海芋の白を措く 斉 整列の尼寺の礎石や大夏木 炳子 夏草や遊女のぞきし水濁る 和子
圭魚選
風の道は空にもありぬ夏柳 和子 武蔵野は雲も豊かな夏の空 同 輝うて雲の階段夏めきて 斉 本多姓その一軒が茄子苗売る 千種 青空に高くけむりて花樗 秋尚 ソーダ水買うて見上ぐる喪服かな 和子 すかんぽを噛んで昨日のこと忘れ 要 白白と夏日に晒す尼坊跡 千種 水湧きて海芋の白を濃くしたる 政江 風騒ぐ樗の花の空青き 秋尚
(順不同 特選句のみ掲載)……………………………………………………………… 平成31年5月22日 鯖江花鳥俳句会 俊樹選
葉ざくらの木洩れ日騒ぐ裸婦の像 越堂 黒牡丹彩を深めてゐる夕日 同 吾も縄文人の裔かな蓬摘む 同 田植機に跨がりタバコ燻らせり 信子 早苗田の浮雲白きまま流る 同 臥竜松塀に添はせて緑立つ みす枝 羅に大きな嘘を隠しけり 世詩明 (順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月22日 九州花鳥会 俊樹選
夏川に泳ぎ習ひし父遥か 眞理子 まだ誰も泳がぬ海に指浸す 美穂 水郷の蛍の中に嫁ぎゆく 孝子 遠泳を戻り来し子の肩うすく 要 背泳ぎの空は孤愁の青春期 かおり 泳ぎつつ眠る大魚や昼の月 ひとみ 鱚泳ぐ玄界灘の島躱し 慶月 白薔薇の崩れ白紙となる話 寿美香 姉見上ぐ弟にだけある幟 慶月 幟竿ぎぎとしなひて里静か 眞理子
圭魚選 宇治橋や息青むまで若楓 美穂 上り窯一子相伝初幟 郁子 遠泳を戻り来し子の肩うすし 要
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月23日 壱岐吟行第一回句会 俊樹選
朱夏の潮地蔵の足へ透きとほる かおり 玄室に入らぬやうに黒揚羽 要 いちまいの紺は曾良へと朱夏の潮 かおり 夏潮に唄ふはらほげ六地蔵 志津子 一支国の韓くれなゐの夏落葉 要 城跡の虎口に句碑と花薊 由紀子 弥生よりうす緑なる夏の蝶 慶月 人を呑む灘は涼しき色を立て かおり
乱水選 身透くまで浸る若葉と潮風と 由紀子 夏霞縫うて壱岐指す船迅し 圭魚 天空を鳶に許して壱岐は夏 同
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月24日 壱岐吟行第二回句会 俊樹選
猿岩の唄ふか夏の鶯か 乱水 猿岩はただ炎帝と語るのみ 千種 灯台は岬の仏卯波立つ 孝子 青空に砲台の黙草茂る 由紀子 うすごろもまとひ男神に仕へたる 千種 猿岩の孤高に夏草の迫る 要
乱水選 猿岩のそつぽ向きたる夏怒濤 俊樹 夏の鳶浮力揚力演技力 寿美香 月を読む素敵な話木下闇 とし子
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年5月26日 鳥取花鳥会 順子選
田園の後継祝ぎて鯉幟 俊子 恋の石投げ上ぐ向う夏霞 美智子 そこ此処に宮の裏なる蟻地獄 幸子 石段に熱閉ぢ込める薄暑かな 佐代子 この寺は祖父の生家や夕薄暑 幹也 蜻蛉生る白兎神社の御霊とす 和子 日参の幟を宮へ日焼の子 栄子 蚊に食はれ吾の手足はてんてこ舞 悦子 あめんぼや不増不減の池の水輪 史子 玉垣を梳かせて涼し菊座石 益恵 蟻地獄杖でいたぶる齢かな すみ子 新緑の宮に一礼幼去る 立子 衣更へ中学生のペダル軽し 萌 若葉風からから燥く恋の絵馬 都
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
平成31年4月12日 芦原花鳥句会 俊樹選
寄ればすぐ逃げる鶯乳母車 よみ子 白木蓮あるかなしかの白を見る 孝子 蛇穴を出て大木に絡みたり 同
(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
さくら花鳥会 順子選 背伸びして神輿を担ぐ豆絞り みえこ 母の日に贈る一句にルビを打つ 登美子 画用紙の角に石置き若葉描く 同 藤の花長き読経を共に聞き 紀子 少年の指のしなりや祭笛 登美子 柿若葉朝日の中で揺れながら 光子 お稽古はいつも楽しや新茶くむ 栄江
(順不同 特選句のみ掲載)……………………………………………………………… 伊藤柏翠俳句記念館句会 俊樹選 万緑が包みきりたる故山かな かづを 蚯蚓にも意志あるやなし身をよぢり 清女 一匹の乱れに千の蟻乱れ 英美子 笹粽解き遠き日の母のこと 同 神島の礁だたみの卯波かな 千代子 白山の水たつぷりと代田掻く みす枝 浜風に女一人の夏座敷 世詩明 (順不同 特選句のみ掲載)……………………………………………………………… 立待花鳥俳句会 俊樹選 黒牡丹好きで勝気で俳人で 越堂 椿落ち古刹の静寂轟かす 同 上品とは仏の位白牡丹 同 蛙田の恋の賛歌や夜もすがら 同 ふらここや母の掌いつも背にありし 世詩明 厚化粧稚児百人の花まつり ただし 稚児よりも僧の喜ぶ灌仏会 同 糸崎の仏の舞や花の寺 同 代掻きや何処の川も濁り水 誠(順不同 特選句のみ掲載)………………………………………………………………
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kachoushi · 7 years ago
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5月の各地句会報
平成30年5月の特選句
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 栗林眞知子選 岡田順子選
平成30年5月5日
零の会 坊城俊樹選 特選句 大判の水茎掠れざる重五 光子 延々と長き地下道熱帯魚 梓渕 越後屋を貫き天女夏空へ 眞理子 銭青し武士の汗にて錆びき 光子 ヤップ島の石貨は白し風薫る 和子 一貫の銭を持ち上げ子どもの日 はるか ザッハトルテにめり込む銀の匙涼し 小鳥 三越に売つてゐるのかあつぱつぱ 佑天 殷賑は暖簾にとほく片陰り 耿子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月7日
さくら花鳥句会 栗林眞知子選 特選句 茶会終へひとりとなりし春炉の間 寿子 柏餅しみじみ見入る喉仏 登美子 花冷や写経の文字も滲みがち 令子 往き交す蟻を踏むまじ石の段 寿子 草刈るや農業高校一年生 登美子 まつしぐら山車過ぎ喝采は空へ 登美子 星降れる祭の後のふるさとに 実加 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月7日
鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句 海の風捉へ砂丘の松の蕊 俊子 春の夜学生溜りに月赤く 都 ガラス瓶手折りし十二単挿し 幸子 たんぽぽやぽつぽぽつぽと絮飛ばし 佐代子 野遊や空きし小腹に握り飯 幹也 げんげ田に寝ころびゐるは家族らし 和子 子の来る日待つ朝顔の種蒔いて 栄子 裏山に藤どつさりと養蜂家 悦子 街薄暑肩危ふげな服を着て 史子 徒長枝の一本���なし梨の花 益恵 諦めず俳句を続け五月来る 立子 葉桜や演歌聞こゆる公民館 すみ子 若葉雨信号青しことさらに 美智子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月8日
萩花鳥句会 遺句集を読みつゝ春を惜しむかな 牛子 麦秋の豊前街道南下中 美恵子 春潮の瀬戸内潜り逃避行 健雄 満開の牡丹の花の重さかな 圭三 軽暖の木陰にしばし憩ひけり 克弘
平成30年5月10日
三日の月句会 坊城俊樹選 特選句 水音の流れの先や若葉燃ゆ 都 望郷や色濃く捏ぬる草の餅 都 新茶とて袱紗捌きの変りなく 由季子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月12日
枡形句会 栗林圭魚選 特選句 初鰹たたきの縞の香ばしき 文英 結界の竹青々と安居かな 多美女 車前草の踏まるるほどにたくましく 清子 二滴一滴しづく惜みて新茶汲む 美枝子 新茶の香商店街を抜けるまで 白陶 黒潮のどんと届けし初鰹 ゆう子 樹々の影くぐり高みに安居寺 ゆう子 まろやかな甘味の新茶萩の碗 三無 鐘一打遠くのどかに夏霞 美枝子 池の水わづかに震へ安居かな 白陶 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月14日
武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句 春潮や岩隠したり浮かしたり 世詩明 摘み足してみても勿忘草淋し ミチ子 春の泥除けて跳ぶため手をつなぐ 世詩明 落椿女を踏むと言ふ憾み 雪 蛙田の恋の讃歌の夜もすがら 越堂 母の日に猪垣の中の墓を訪ふ 文子 どんな音かと踏んでみる落椿 雪 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月14日
なかみち句会 栗林圭魚選 特選句 快速の通過待つ駅夕薄暑 三無 遺されし芍薬育て猫と生き あき子 けんけんぱけんけんぱの路地薄暑かな 美貴 大輪の芍薬似合ふ門構へ エイ子 松蟬や森がうたつてをるやうな 和魚 闘病の髪整へて薄暑来る 美貴 夕薄暑洋灯灯るカフェテラス あき子 芍薬のまんまる蕾すつと立つ ことこ 夕薄暑老舗茶房のドア重き あき子 松蟬や淋しき峠賑やかし エイ子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月16日
福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 粽解く遠き昔を話しつつ 和子 馬子唄は浅間になびき風光る 嘉子 薄衣まとひし像や風光る 昭子 二の腕を光らすをみな街薄暑 よしのり 桐の花遠き甍の波の上 よしのり 淋しさを二人静の花として 雪 蚊喰鳥路地には路地の空の色 雪 春深し笹の匂の笹団子 雪 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月16日
伊藤柏翠俳句記念館句会 坊城俊樹選 特選句 能登の鯖火越の鯖火と燃え連ね 越堂 蛇が出て長き九頭竜橋渡る ただし 麦秋の風が背の嬰眠くせり 信子 足音に牡丹崩れてしまひけり みす枝 風乾き色の焦げゆく麦の秋 みす枝 大植田足入れて水汚しけり 世詩明 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月17日
花鳥月例句会 坊城俊樹選 特選句 万緑や無機質として大鳥居 小鳥 巴里遠し褪せし日除けのカフェミエル 炳子 絶叫の形に伸びて蚯蚓死す 斉 忽として消ゆ夏蝶の水陽炎 炳子 群青の追憶あぢさゐの小径 和子 白人の肌透け灯心蜻蛉飛ぶ 千種 完璧な空や泰山木の花 圭魚 硝子踏む破片は万緑の色に 和子 セルを着て一族郎党引き連れて 炳子 鋲一つとて弛ぶなく朱夏の門 眞知子
栗林圭魚選 特選句
鋲一つとて弛ぶなく朱夏の門 眞知子 はつなつの風や天守の無き城に 梓渕 なめくぢりつひに結界越えゆけり ゆう子 少女腹這ひ神池に蜻蛉生る 千種 絶叫の形に伸びて蚯蚓死す 斉 木洩れ日も影も濃き日や鴨足草 眞知子 蜻蛉生る池に青空閉ぢ込めて 秋尚 裏門に耳を澄ませて立葵 斉 新緑の奥の昏きに水の音 淸流 はるか見て樹下に仰ぎて山法師 芙佐子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月20日
風月句会 坊城俊樹選 特選句 細波の右へ左へ代田風 芙佐子 釣糸のきらと空裂く若葉風 野衣 夏蝶の無数無音の森を舞ふ 圭魚 シーサーの薄暑の目玉鼻の穴 千種 しばらくはしほからとんぼの真昼なり 幸子 (順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句 むじな池青鷺昏き影となり ます江 老鴬や丘の起伏に風溢れ 三無 朴の花錆びて一山寂しめり 斉 花びらを上げ雲にとけ山法師 貴薫 緑陰の入口として朱の鳥居 野衣 磴数へ合ひて登る子夏来たる 野衣 桑の実の思ひ出つまむ甘酸つぱ 斉 代掻きや青空に足踏み入れて 三無 万緑や木霊は黒き翼もち 千種 隠沼の空を乱舞や夏の蝶 芙佐子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月21日
鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句 野良犬も飼へば愛犬星月夜 ただし 山頂は青天に浮き若葉風 一仁 花馬酔木翳す手水の鉢暗き 一仁 月光に濡れて重たき夜の新樹 越堂 万緑や池へ影曳く石の貌 八重 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月30日〜6月1日 九州花鳥会
平成30年5月30日
第一回句会 坊城俊樹選 特選句 涅槃像谷の万緑欲しいまま 勝利 老鶯や年尾の句碑は英彦山へ向き 眞理子 青蛙英彦山の深さを嘆き合ふ 美穂 奥の院蟻初めての人に会ふ 千種 下闇の祈りの径を久女句碑 かおり 山伏の坊そそけ立つジギタリス 千種 山伏の去りたる跡の九輪草 要 滴りの戻る大地や坊の跡 かおり 蛇苺敷いて祀れる仏かな 千種 万緑の泰然として神祀る 孝子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年5月31日
第二回句会 坊城俊樹選 特選句 白蓮の三行半や庭に蛇 千代 奈落より舞台に凝る五月闇 千種 白蓮の恋を偲べば蛇の来し 乱水 地の底に坑道ありて草茂る 千代 京紅に青き五月を入れ化粧ひ 慶月 愛尽くし贅尽くされし夏館 志津子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年6月1日
第三回句会 坊城俊樹選 特選句 万緑の錆とし煙突が二本 千種 裏窓の光零るる母の日に かおり 薔薇の窓開かれぬまま解かれをり 久美子 寝返りを打つや春月窓にあり 阿佐美 夏草の窓に届きて主なし 勝利 堂堂と干す母の日の割烹着 寿美香 白蓮の吐息の出窓梅雨曇 久美子 霊山の気に色あらば九輪草 千種 母の日やチラシの裏の母の文字 寿美香
平成30年5月
県民会館花鳥句会 夏草となるべき色を急ぎをり 雪   学校も山も映して植田かな 陽子 紫を墨で描きし花菖蒲 世詩明 夏痩せの兆しの友の集ひ来し ただし この堤小判草もて埋めたる 雪 大川に流る月日と卯波かな 和子 猫の春恋の鞘当てすさまじき 越堂
平成30年4月14日
札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句 坂の街より春泥のお客さん のりこ じやんけんで石段あがる春日かな のりこ 囀や指が覚えしドのシャープ のりこ 春の潮滴る網の北寄貝 秀夫 大いなる海を鰊にあけて待つ 岬月 野に寝れば聞く音すべて春の音 佳峰 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月4日
立待花鳥俳句会 日野の嶺の襞を深めて残る雪 越堂 巡錫の道元の道土筆生ふ 越堂 特攻に出願せしも花の頃 越堂 さくらには散る日人には去る日あり 世詩明 うららかや猫寺へ僅かな寄進 清女 尻振つて歩む山鳩遍路道 誠
花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句 白山を逆さに映し水温む 天空 影も又散りし牡丹のありにけり かづを 雨の葉桜男とし濡れ染まる 数幸 大甕に日傘雨傘安養寺 龍聲 夏山の倒れかゝるを支ふ寺 龍聲 春愁や髪形いつも耳隠す 雪   渦を解く時牡丹のかく匂ふ 越堂 残りしか残されゐしか鴨一羽 匠 (順不同 特選句のみ掲載)
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kachoushi · 7 years ago
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2月の各地句会報
平成30年2月の特選句
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 栗林眞知子選 岡田順子選
平成30年2月7日 さくら花鳥句会 栗林眞知子選 特選句 猫寝そべりて見てゐるや窓の雪 紀子 雪を掻くこの道君の通ふ道 登美子 寒明やぽつぽつ猫の足跡も みえこ 節分の鬼となり部下暴れけり 政隆 口あけて降り来る霰待つ子かな あけみ 旧姓を添書したる初便り 寿子 乾坤の明けて臘梅香り立つ みえこ バレンタインデーこの日の為のハイヒール 登美子 ゆつくりと経唱ふ母膝毛布 登美子 雪掻きや隣人集ふ路地の朝 実加 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月9日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 春小袖仕立直しのしつけ糸 孝子 軒つらら一ひろを越す長さかな 由紀子 屋根雪の打ち寄す波のごと落ちる 由紀子  大雪に埋もれてました一週間 由紀子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句 赤き実に雪のせ池の風情かな 俊子 熱帯の花抱きつつ息白く 都 寒鰤を背負ひタクシーで来る  幸子 天の臼回し給うて粉雪に 佐代子 大雪に車輪の嵌る新車かな 幹也 町の音届かず雪の路地住ひ 和子 雪解を約すかに朝空青き 栄子 風花や一度明るくなる日暮 悦子 踏み締める杖の一歩や凍返る 史子 春光を跳ねて沖まで白き浪 益恵 風花や日当たりながら余白あり 立子 雪積もる獣の跡の点々と すみ子 鳥降りて春の氷に描く模様 美智子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月10日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句 折鶴を折るか折らぬか春の雪 のりこ 春の夜の秘密守れぬ若さかな のりこ 流氷の四通八達せる亀裂 岬月 寒風の虜になりし日本海 佳峰 雪像をめぐる人波みな寡黙 独舟 ボタン付のみの針とて針供養 晶子 流氷や命育ぐくむもの多数 美江 引越した町に銭湯春の雪 清 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月10日 ますかた句会 栗林圭魚選 特選句 薄氷を砕く踵の燥ぐさま ゆう子 海苔を掻く八十路女の気迫かな 和代 すれ違ふ野良着の女野焼の香 陽子 出あるくを子に叱られて春の風邪 美枝子 岩海苔の育つ怒涛や風の能登 百合子 薄氷や土地の訛の婆と猫 ゆう子 母逝きし窓に色濃き緋寒桜 教子 遺影には気丈な笑顔浅き春 教子 背を伸ばし海苔場を継ぐと言ひ放つ ゆう子 金縷梅やトンネル抜けて朝日浴び 瑞枝 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月10日 零の会 坊城俊樹選 特選句 鴨引くや蓬萊島を啄めば 順子 小走りの少女や春の朱き橋 眞理子 春の水には漆黒の円月橋 小鳥 江戸よりの芥止めて堰の春 要 高台で二月礼者を捜しけり ラズリ 塚石に落ちて錆びゆく白椿 彰子 臘梅の薫るかたはら妹をりぬ いづみ 如月の古木は龍の脱け殻に いづみ 春泥へ歌ふリュックの女の子 含香 残雪の泡の白きを松の根に 和子 福寿草うすつぺらなる光かな 要 薄氷の縛りをほどく小石かな 秋尚 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月12日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句 み掌欠けし白鳳仏や春浅し あき子 薄き日の影をほぐして蕗の薹 秋尚 梅万雷開かんとしてまんまるき 和魚 春の日を遊ばせてゐる虚子の像 秋尚 枝低くくねり放つ香梅真白 秋尚 金縷梅のくすぐつてゐる空青き 秋尚  真青なる天の言伝て梅薫る 三無 虚子像に紅梅かすか膨らみて ます江 春寒に片眉上げる虚子の像 三無 春なれやゲゲゲの顔も親しけれ 怜 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月13日 萩花鳥句会 蕗の薹持ち呉れし人今病みて 祐子 これほどに降り続くとは春の雪 孝士 スカーフはパステルカラー春隣 美恵子 海雪や消えて流れる投機銭 健雄 逆光の梢に残りし雪帽子 吉之 アパレルの陳列一新春隣 泰裕 酒蔵のもろみの湯気や春近し 圭三 春立つやキャンプ便りのはや届き 克弘
平成30年2月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句 あはあはと雛の影置く古畳 眞知子 春の炉火焚いて男の無愛想 炳子 神の砂利起伏に春の翳潜め 圭魚 白髪の衛士も候ふ内裏雛 眞理子 囀のまだ角取れぬ声であり 秋尚 茅葺へ深く染み入る春日かな 秋尚 下萌に捻り込みたる日き匂ひ 三無 (順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句 あはあはと雛の影置く古畳 眞知子 山寺の蕾の固き梅二月 斉 吹き上げのうすき翳引き冴返る 炳子 をちこちの古巣を下にモノレール 野衣 クロッカスひと固まりに日を集め 斉 草色を少し崩して春の霜 炳子 午後の日にふくらみゆける牡丹の芽 芙佐子 紅梅をかざし見る手に血の通ひ 三無 うすらひの宿りに細き杭の影 千種 手を翳す指の隙間の春炉かな 亜栄子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月21日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 女人らに鎮火のどんど果てにけり 世詩明 両の手を拡げて伝ふ雪の嵩 和子 除雪車の遠音に目覚む夜明け前 嘉子 耳澄ませ除雪車来しと夫の言ふ 昭子 雪の夜の白夜に眠る心地して 昭子  寒月や娘の帰り遅かりし 令子 久々の化粧に鏡冴返る 清女 土鈴には土鈴の音や春を待つ 雪 埋火に手を翳したる別れかな 雪 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 ランタンの灯が人を呼ぶ三日かな 一仁 踏み入りしことなき廟の淑気かな 一仁 雪晴も雪に暗むも越の国 昭子 大伽藍千の氷柱を鎧ひたる 越堂 見て呉れは役者もどきに着ぶくれて 一涓 口下手が黙してをれど息白し 世詩明 六地蔵雪を冠れば眼をつむり 世詩明 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月22日 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句 有明の水脈の揺らせる濃若布 かおり 賑はひや残る寒さの赤提灯 恭子 春宮に祈りの丈の子安石 久美子 豆撒きや子を花束のやうに抱き 朝子 芸妓衆の舞奉る追儺かな 志津子 魚板にも雌雄あるとよ猫の恋 恭子 如月や曲線多き菩薩彫る 寿美香 野火を待つ楽しきことのあるやうに 喜和 枯菊を焚く俳人の貌をして 寿美香 混浴の入口出口山笑ふ 豊子 盆梅や舞伎は昼の顔を持つ 阿佐美 野火叩く棒持つ影の踊りけり 佐和 ランタンの彩り映す春の川 順子 貝寄風や女人はゆけぬ沖の島 豊子 竜を恋ひ野火風を呼び風を巻く 勝利 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年2月25日 花鳥月例会 坊城俊樹選 特選句 溜息の鼻先にある鳥曇 野衣 春愁の緋鯉の浮力得たりけり 光子 野外劇めけるマラソン春の街 野衣 蛇穴を出てみれば東京マラソン 斉 外濠の端の釣堀亀鳴けり 要 春禽の小さきに触るるところまで 炳子 枝先の雀に春といふ弾み 邦子 群像の一つ余寒の鳩魂塔 要 (順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句 枝先の雀に春といふ弾み 邦子 霜解の砂利の粗さを奉仕団 斉 幾万の魂鎮めんと飾る雛 眞理子 二月尽池の底ひにある起伏 炳子 マラソンなぞと恋猫の毛繕ひ 眞理子 蛇穴を出てみれば東京マラソン 斉 いち早く池を縁取り野蒜の芽 梓渕 玉椿降らせて神の在り所 光子 如月の鳶厳戒の九段坂 要 山茱萸の花の逡巡空重く 芙佐子 (順不同 特選句のみ掲載)
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