#猫墨絵
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10月8日(日)open 12-18
曇り空。 急な寒さと乾燥に耐えきれず、ストーブに薬缶、もうはじめてしまいました… 皆さまもご無理のないようお過ごしくださいね。
猫のことばかり考えて!とお叱りを受ければ、はい、その通りですごめんなさい、と言うしかない店主です。 今はわが家の兄弟猫に加え、庭にやってくるようになったファミリーのために色々と奮闘中の毎日です。 今年も、活動を縮小はされましたが、動物保護ボランティアの"ねこの会"さんから、ネコと動物愛護チャリティーカレンダーを届けていただきましたよ。 昨日のストーリーズでは、やはり松本市のもふもふ堂さんのチャリティーカレンダーもお知らせしたばかり。 是非どちらも店頭でご覧くださいね。 税込1,000円、売り上げはもちろ��動物たちのために使われます。 ここ数年は、常に気を揉む問題があちらこちらにあって、寄付、募金、署名の日々。 たくさんのお金や思いやりの気持ちが、どこかへ消えてゆく世界が苦しい。 人も動物も、大切な命が当たり前に救われる優しい世界でありますように。
淳さんの作品「おいで」は 猫と人の気持ちが通う小さな瞬間の作品。 優しさが滲んでいます。
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2024-12月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「時事」です◆
今月は参加者の皆様に「時事」のお題でアンビグラムを制作していただいております。今年一年間の出来事を振り返りながらお楽しみください。
今号も失礼ながら簡易的なコメントとさせていただいております。皆様のコメントがいただけますと幸いです。

「能登 正月から地震」 回転型:.38氏
今年は元日から大変なニュースで始ま��ました。 .38氏の作品は線の太さをあまり変化させないのが特徴である分、かすれた線が効果的ですね。

「能登半島」 敷詰回転型:Jinanbou氏
一年を通して余震や豪雨に見舞われまだまだ大変な状況です。 敷詰できる配置の発見がすばらしいです。斜め線分のパーツが面白いです。

「月面着陸」 鏡像型:てるだよ氏
探査機「SLIM」が日本初の月面着陸に成功。 「面/陸」がぴったりですね。作字のお作法がそろっていてきれいです。

「北見遊征」 回転型:douse氏
今年デビューした、にじさんじのライバー。 線の強弱の扱いが見事ですね。大型ディスプレイに表示しているような表現がステキです。

「後遺症」 図地反転回転型: いとうさとし氏
COVID19の後遺症、ワクチンの後遺症などの話題も多く聞かれました。 どの文字も読みやすくて驚きます。水平垂直な線と斜めの線を対応付けするあたりが注目ポイントです。

「気ままに整地���活」 回転型:無限氏
10年続いた人気動画シリーズが完結を迎えました。 ドット表現にふさわしい舞台ですね。特に「整」が上下の密度差をうまくクリアして面白いです。
「百年の孤独」 回転型:うら紙氏
ガブリエル・ガルシア=マルケスのベストセラー。初刊訳から半世紀以上、作家没後10年を経て、今年6月に新潮文庫で再刊。 独特の書体による表現で立体的にも感じ、少し角度を変えるともっと読みやすくなるのかな、と思案してしまいます。

「3D HOLOGRAM」 鏡像重畳型:松茸氏
20年ぶりの新���幣には偽造防止用の3Dホログラムが。 見る角度で絵が変わるホログラムに対して、文字ごとに見る角度を変えていくところがついになっているようで面白いです。
「千円札/北里」 回転共存型:lszk氏
新紙幣の千円札は北里柴三郎が肖像画。 とってもわかりやすいです。シンプルながらぴったりで見事な対応付けですね。


「福沢諭吉/渋沢栄一」 共存型:兼吉共心堂氏
��万円札は諭吉さんから栄一さんに。 「一」の引き出し方がよいですね。全体的に密度差をクリアする方法がためになります。
「パリ五輪」敷詰回転型:Σ氏
パリでの開催は1924年以来100年ぶり。 点対称図形4つをうまく組み合わせていて、敷詰の威力を感じます。字形もスタイリッシュでステキです。
「巴里五輪」回転型:lszk氏
日本勢は海外開催のオリンピックとして最多のメダルを獲得しました。 「輪」の形に驚きました。リングのあしらいが良い効果ですね。 Σ氏の作品と合わせてちょうど5つの輪になっているのが示し合わせたようで面白いです。

「佐渡島の金山」回転型:すざく氏
佐渡島(さど)の金山が世界文化遺産登録されました。 とても読みやすく素晴らしい作品ですね。重ね合わせが絶妙で、「金」の冠部分が最高です。
「伊能忠敬界隈」 旋回型×3:螺旋氏
異常なほど歩く習慣を持つ人々を指すネットスラングで、一説によると40km/day以上歩くことが必要とのことです。 「伊→忠」90度、「能→界」270度、「敬→隈」斜め鏡像という組み合わせですが、この対応の発見だけでも奇跡的です。
「帰ってきたニコニコ」 敷詰回転型:てねしん氏
6月にあったサイバー攻撃���停止していたニコニコ動画等のサービスが8月にようやくサービス再開。 重ね部分がわかりやすい表現になっているので読みやすいですね。「ニコニコ」の表現が「にこにこ」にも振動するので面白いと思いました。

「不法移民/治安悪化」 図地反転共存型: いとうさとし氏
クルド人など不法移民問題により治安が悪化しているの言う話が多く聞かれました。 これも読みやすく仕上がっていますね。「移/悪」が特に見事だと思います。

「オトノケ」鏡像型:結七氏
Creepy Nutsの楽曲で、テレビアニメ『ダンダダン』OPテーマ。 「オ」の鏡像性を生かしてうまくまとめています。ちょっとした字画の曲げがこだわりでしょうか。

「低緯度オーロラ」 回転型:繋氏
10月の磁気嵐が最も大規模で、北海道だけではなく能登や兵庫でも観測されたようです。 「韋度」がきれいに対応できるのですね。残りもきれいに配置できています。

「冨安四発太鼓」 図地反転鏡像(共存)型:ちくわああ氏
キングオブコント2024で披露された、ダンビラムーチョのネタ中に登場する芸能。 中間調処理を活用して読めるようにしていますね。図地反転して裏返すと文字組が変わるので一応共存型になります。
「アンビクイズ」 図地反転鏡像型:つーさま!氏
Σ氏によるアンビグラム関係クイズが披露されました。 一点濁点が「ビ」「ズ」の両方で共通しているのがよいですね。アンビグラムとはなかなか気付けないのがこのタイプの面白いところです。

「戦争/陰謀」 図地反転回転共存型: いとうさとし氏
戦争について回る陰謀論、多くのポストが見られました。 こちらも読みやすくて素晴らしいですね。図地反転は漢字のパーツ構成の違いを簡単に超えてくるのが魅力の一つだと思います。

「祠」 フラクタル型:超階乗氏
「あの祠壊しちゃったの?」というミームが流行りました。 一文字で自己再帰的な作品はほとんどなかったと思います。部分的に見れば「祠」と「𡭕」の振動型であると理解すればよいですね。

「闇バイト/一寸先闇」 鏡像共存型:ヨウヘイ氏
闇バイト関連の事件が多発しました。 墨のぼかしのような表現がうまく使われています。文字の配置が巧みです。
「ハリス トランプ」 旋回型:kawahar氏
アメリカの大統領選はカマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏の対決となりました。 この形状の万能感がすごいですが、使いこなせるのはkawahar氏だけかもしれません。

「(下から)『ECHO』『少女A』『愛して愛して愛して』『強風オールバック』『メズマライザー』/ 祝 VOCALOID youtubeの再生数 1億回突破 おめでとう」 回転共存型:ラティエ氏
今年、史上2~6番目に1億回再生を達成したボカロ曲のタイトルです。 超大作ですね。作り上げた熱量に脱帽です。対応させる言葉に応じて書体をうまく切り替えていますね。
最後に私の作品を。
「to the NEXT/to the 一番上」 回転共存型:igatoxin
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の歌詞より。 アンビグラムにおいてもこうなりたいものですね。
お題 時事 のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は書き初めということで『フリー』です。各自思い思いのネタでアンビグラムを作ります。
締切は12/31、発行は1/8の予定です。参加してくださった皆様も、読者の方々も、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー} 2月{TV} 3月{クイズ} 4月{健康} 5月{回文} 6月{本} 7月{神話} 8月{ジャングル} 9月{日本史} 10月{ヒーロー} 11月{ゲーム} 12月{時事}
2024年 1月{フリー} 2月{レトロ} 3月{うた} 4月{アニメ} 5月{遊園地} 6月{中華} 7月{猫} 8月{夢} 9月{くりかえし} 10月{読書} 11月{運} 12月{時事}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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無題
平穏よりも胸のときめきをいちばんにしたら世界のぶあつい皮膚が一枚めくれたかのようになにもかもが歌い踊りかがやきはじめたのをいまでも覚えている。わたしは親が厳しくて外泊できないけれど、そのあいだに同級生の子たちはうつくしい島の海に反射する満月をみて、だれかと夜通しぴたりとからだをあわせて内緒話をするような、今にもぷつりと切れそうな糸のように細くて鋭い若さを世界の夢に浸らせている。感性を野放しにして、こどものころの感動をひとつずつ取り戻す時間がわたしにも必要だった。けれど思いどおりにいかないこともある、それも定めとおもって歯をぎゅっとくいしばる。わたしには必要だった。路上、白い廊下みたいに澄んだ朝霧をかんじる時間。薄いトップス。ズレた口紅。好きな男の子と寝て一限目をサボるとか、夜の街頭を走り抜け、くだらないことに時間とお金を費やすこと。「それ���けじゃない、夜に遊ばなくても昼に釣りをしたりサッカーしたりそういう遊び方だってあるだろう。そっちのほうが幾分もまともだ」 おとうさんは夜遅くに帰ってきたわたしを叱りつけ、そう言った。わたしはけしてワルにあこがれているのではなくて、ただただ綺麗なものに飽きただけだった。わたしにとって祈りや信仰はさいしょから型があってそれに当て嵌めてハイ完成みたいなかわいいお菓子作りのようなものじゃなかった。昔も今も自分でうつくしい歌をつくれない。うつくしいものがたりをかけない。うつくしい絵を描けない。世の中にはフォロワーが万桁いる女子高生がいて、今、世界中では何千もの美術展が開催されていて、明日、いつかオリンピックに出るであろう少年がはじめてスケボーに乗るかもしれない。わたしには何もできないかもしれないけれど、彼らの生き様はわたしをわたしたらしめる微かなエッセンスとしてわたしに溶け込む。それを祈りという言葉で表象してはだめ?これからのことをかんがえると、ずっとどきどきする。目の前の光景が、訪れたことのない地の光が、風が、わたしを、わたしのからだを必要としてる気がする。世界中に張り巡らされた血管がわたしの心臓部にも繋がっているような心地。死ぬ5秒前ってどんな感覚なのかしらないけど、築き上げた塔が崩れてゆく感じなのかな、雪景色のような。
無題
朝起きたら腕に友達の噛み跡と身に覚えのない痣が3つくらいあった。耐え難い疲労がからだのあちこちにひっついて、入れ墨と化している。活字の海を、本をその背に背負えたらよかったのに、今のわたしを崖っぷちに引き止めているのはうつくしい言葉でもなくて、泥に塗れた重いカルマ。イヤホンの先から垂れ流れる音楽すらも風のように軽やかで自由なものではなくて、ねばねばした気持ちわるくてかなしいものに聴こえた。夏と、そのあつさと、その底知れぬ闇に街ゆくものすべてがこころのずっと奥の方で平伏している。昼過ぎにスクランブル交差点前の巨大スクリーンが薄青い空を泳いでいるようにみえたこと、街ゆく人の肌色が、シャボン玉のようにその熱を吸収して発光していたこと、ぜんぶなんか夢みたいにふわふわしているかんじがした。もうすぐでなつやすみなのに、大学入ってからそれまでもずーっと夏休みのような感じだったからあまりどきどきしない。みずみずしくずっと光っていたい。わたしもいつかデカい人間になりたい、いつかいつかいつかという文句ばかりが��えてゆくのを横目でみて、ぜんぶカサブタを剥がすように振り解いて拭ってくれる奇跡みたいな命、日々、音をどうしても期待してしまう。どうすればいいんだろーと思いながらまたあしたも友人と夜ご飯をたべにいく約束した。それでまた家に帰って、朝起きて虚無感に苛まされて、の繰り返しを大量の課題で中和する。薄暗い中でたべるごはんとか朝早起きして化粧をすることじゃない、今はなにもない海とか草原でなにも繕わずにその自然のデカさとか愛を仰向けになって享受するのがいちばんただしいきがする。たすけてと呼ぶには大袈裟すぎるし。
end
泣き出しそうに張り詰めた空気に鼻を啜る。世界の彩度が落ちて、ぶあつい服を着た街ゆく人たちが皆んなちっちゃな怪獣みたいにみえる。肌寒い。外はずっと灰色、モスグリーン、レモンみたいな匂い。大きな木が揺れて、木の葉の上に横たわっていた雨の滴が霧のように3秒間くらい降った。最近は毎日毎日やることが多くて、それをこなしているあいだに1日が終わる。3日連続で化粧を落とさずに寝てしまった。多くの人が電車にのっているときに外の景色に目をやらないのと同じ感覚で、わたしも生活の外側にひろがる微かな動きに鈍くなった。ずっと特別でありたかった、1番愛されたかった、そういった思春期的な熱望とどんどん疎遠になっていく自分に日々焦ったり安堵したりしている。だけど同時に、わたしの中をまだ生きている17歳のわたしがその面影をときどき覗かせる。期待させる。突拍子もなく走ったり、ゲラゲラ笑ったりする。些細なことで泣いたり、理不尽な世界に怒っている。良くも悪くも変わっていくのなら、これからの自分に期待をしたい。アルバイト先では後輩が6人くらいできて、みんなわたしよりも仕事ができる。わたしはもともと注意をされると衝動的に泣いてしまうところがあったし、シンプルに忘れっぽかった。あまりにも器用に仕事ができないので、ある日店長とそのことについて話し合ったら意識の問題と言われた。その1、人からのアドバイスに劣っている自分を見出してはだめ。その2、素直に人からの意見を受けとる。その3、自分のためでなくだれかのために働く。この3つを約束した。夜の繁華街で50歳の男性に飲みにいきませんかと声をかけられたり、あした授業にどんな服でいくかを考えながら化粧品を見に薬局に寄り道したり、腕に点々とのこる虫刺され痕をみて、それを残した蚊のことを考える。あした、図書��で借りた本の返却期限。わたしもちっちゃな怪獣になって寒さをまるごと食べてしまいたい、寒い日の、霞んだ光やクリアな淋しさ、果実のようにぎゅうぎゅうに酸っぱい気持ちを。
slow burning
大学一年生というよりも、高校四年生というような振る舞いをしているなあ、と自分のことを客観視する。新宿の横断歩道橋から行き交う人々を眺める。つい最近まで、委員会の同期の仲の良さにムラができていて、グループとかカーストとかそういう言葉が浮上してきてしまうほど揉めそうになっていた。それでも、それぞれが居心地の良い場所にしようと歩み寄っている。こういう、諦めによる愛想ではなくて心からの気持ちに胸を打たれる。明大前の飲み屋で酔っ払って「俺みんなのこと愛してるよ」と照れ笑いする先輩に、わたしたちみんな、キモいねーなんて言って茶化した。そのあと夜の大学で騒いでいたら警備員に注意された。机の下に10円玉を落としたのを拾わないで帰る。いつまでも赦されていたい。山猫のような女の子でいたかった。すぐ隣、肌すれすれにだれかの温もりを感じて弱さを誤魔化すのではなくて弱さを共鳴しあっていたい。「東京の人は生き急いでいる」なんて言葉があるけれど、わたしは美しい光景がそこに広がっていれば必ず立ち止まる人でありたい。仕事に遅れそう、とか、終電が、とかじゃない、好きな人たちのためだけに忙しくありたい。恋人は待ち合わせをするとき、「どこでおちあう?」と聞くのだけど、高2の頃、初めて会う日、それを「(恋に)落ち合う」と勝手に解釈して勝手にどきどきしたのを思い出した。それからわたしも「どこで落ちあう?」と聞くようにしている。ドア窓の形に切り取られた青い影が電車のフロアに映って、がたんごとんという音に沿ってフィルム映画みたいに小刻みにうごいていた。池袋で新疆料理をたべて、お腹を下す。スペイン語の中間試験。渋谷で5分1000円の手相占いをしたら、鎖みたいにいくつもの線が絡まっていますね、と言われた。意外と気にしいなんじゃないですか?「そうですね」と答える。駄菓子屋で1000円使い切ったほうが幸せになれそうだとおもった。電車の隣の線路にカラスが一羽いた。こんなに近くでみるのははじめてだ、と思って、じーっとみつめた。黒なのに黒じゃなくて、光を受けて渋いグリーンや紫っぽくみえる羽毛に目を見張る。なんか、空はどこまでも真っ青なのに光の細部だけ色があたたかい夕方前みたい。ふわっとなにかに気付いて、じーっとそれを見つめて、そこになにかが“視��る”とぜんぶ途端にスローモーションになって、焦燥感や虚しさがたちあがってくる瞬間がある。からっぽなのにぎゅうぎゅうな感じ。AirPodsをケースにしまう音が体感的に5秒間くらい耳に残ったり、自分の息遣いにどきどきしたり、すれ違う男子高校生の会話声や、鳥が羽をはためかせる様子がクリアに輪郭が保ったまま空中を転がる。ガムを買って噛みながら、心のもやもやしたなにかを同時に小さく噛み砕いてゆく。光の洪水。家に帰ってパスタをたべたあと、お風呂で下の毛をつるつるにする。夕方終わりにお風呂に入るの、とても好きだなあと思う。コンタクトレンズを外さないまま、化粧も落とさずベッドへダイブする。瞼の裏に東京タワーの赤がたましいの塊みたいにまあるく光っている、はやく何もかも諦められる年齢になりたいと思う。
無題
なんかまじでわたしが疲弊していて悲観しているのか、世界が残酷なのかわからなくなってきた。脳科学の講義を受講したあと、テキトーに混雑した休日の街をあるいていたら皆んなの脳みそが透けて浮きでてきそうで気持ち悪くなった。地球4周分の神経線維。そう、どでかい爆弾が街ゆく人々の頭蓋骨に葬られている。ニューロン��軸索を介してつながってゆく、放出と受容を繰り返してみんな手を繋ぎあってゆく。セール中でバイトの雰囲気がぴりぴりしていて、みんな資本主義の豚みたいに働いていた。うつくしくないとおもったし、私も美しくなかった。結いた髪に、ぴたっとあげられた前髪。なにを思っているのかを書くのがずっと怖かった。もしかしたら私の感じているこの欲望はとても汚らわしいもので、それゆえにだれかを傷つけてしまうかもしれない。でも、言葉にしなければすぐにわすれてしまう感情に名前をあげなくなって、水をあげなくなって、そうしたら、じぶんの脳みその溝をうめていたみずみずしい苔までもがすっかり枯れきってしまって虚構を連ねるようになった。空洞に哀しみの音だけが響き渡る。友達はいるけど、私はその友達の1番になれない。恋人みたいな人はいるけど、私はその恋人の1番にはなれない。1番っていうのはほんとうの意味での1番、2番とか3番とかがいない1番。圧倒的な2人の世界の中でのフェアで高貴な1番。有名になりたかった。文章でも外見でも写真でもなんでもいい、だれにも敵わない羽根で世界を羽ばたいてみたかった。わたしを選ばないで、そこらへんのそれっぽくかわいい女の子を選ぶかっこいい男の子たちを信じられないでいる。外国に行ったらモテるよ^_^と投げかけられた言葉について何回も考えるけど、考えるたびにかなしくなる。でもね、神様はいる��おもう。木漏れ日の首筋に、砂丘のしずけさに、広大な空の一枚下に、その温もりと永遠が芽吹いているのをしっている。そのたびに、わたしはこの世界に愛されていて、まだ19歳で、まだ何にでもなれて、そして世界を(気持ちがあふれてしまいそうなくらい)等身大で愛しているドラゴンみたいにかわいい女の子だとまじないを唱えるようにして心を強く保つ。アスファルトに散った桜が朽ちて、吐瀉物のようにグロテスクにぬるい光を浴びている。走り抜ける。だれかの憎悪の中に、疑念の中に、見下しの中に憧憬の眼差しを覚えながら。東京で灯される光の数だけ、アフリカの広原でつややかな花が咲けばいいのに。光の重さの分だけ、銃弾が軽くなればいいのに。帰り道、ひさしぶりにパンを買って帰った。
日記
弟がiPadのタッチペンを無くしたらしくて、それを聞いた母がすぐにAmazonで検索して新しいのを買った。こういうとき、ほんとうになんか小さなことだけれど、すごく心が愛にみちる。
大学の新校舎の建物のにおいが400人もの人が集まった大教室の縁をすべっていく。扉を開けた瞬間、目と目と目がわたしの顔を捉える。湿気漂うフロアにだれかがペンを落とす音、先生のマイクが吐息までもを拾って湿った熱を加速させる。「儚いって聞いて何を思い浮かべますか?蝶?蛍?蝉?トンボ?」 教授がそう聞くと、みんなのえらぶ選択肢がちょうど均等に分かれる。講義が終わるといつもすぐに帰るイケてる男の子が蛍を選んでいて、なおさらかっこよく見えた。わたし、インスタのフォロワーが490人いるんだけど、その人数って今見てるこの人たちよりももっともっと多いのかと思うとなんか心強いような息苦しいような、不思議な気持ちになるなーとぼんやり思った。君たちはぶっちゃけ勝ち組です、という先生がキモかった。海外の大学院に行きたい。わたしはもっともっと色々な人を知るべきだし、美しい景色にであうべきだし、貪欲に学ぶべきだとおもうから。聡明になって、お金を稼いで、将来だいすきなひとたちにたらふくご飯をたべさせてあげたい。お母さんとお父さんが育ててくれた、守ってくれたこの心の真ん中にそびえる愛情のかたまりを誰かに分け与えていきたい。でも、そうとも思うけど、逆にそれをこなごなにさせてくれる危険性や若さゆえの解放にも目が眩んでしまうの。「今しかできない」ってとてもずるい言葉だなあ。
19さい
19歳とかいちばん呪われていた1年だった。まだハタチじゃないけど、もうそうさせて、と思うくらいに、1年のあいだに10年分くらいの幸せと不幸せがぎゅうぎゅう詰め��、どっちがどっちかわからなくなるくらいに入り乱れててくるしくてさみしくて悲しかった。くるしかった。わたしと同じ純度で、等しく、あいしてほしい。あいされたい。
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2025/2/19 8:00:27現在のニュース
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「へびの憩う空き地」展

慶應義塾ミュージアム・コモンズでKeMCo新春展2025「へびの憩う空き地」を見る。干支のヘビにちなんだ新年企画である。
虫が歌合をするモチーフに着目した「うたとへび」コーナーに展示されていた大物、「虫の歌合」。元禄年間前半ごろに活躍したと思われる居初つなという人物が描いた絵巻物を、屏風に仕立てたもの。居初つなが絵も字も手がけているが、原作は作者不詳の物語であるとのこと。展示解説によれば、なかなかおもしろいストーリー展開になっているらしい。


下の画像、右は蝶の幼虫と成虫が、左ではヘビとカエルが対戦している。人間の頭の上にリアルな虫が乗っている擬人化も楽しい。


「動物界のへび」では博物学的な展示がなされていた。下の右側の本は17世紀初めに発行されたコンラート・ゲスナー『動物誌(四足動物)』で、実際のヘビだけでなく想像上のヘビもいろいろ描かれているとのこと。そんな方針でいいのか?とか、ヘビは四足動物ではないのでは?とか、ツッコミどころがあるのもおもしろい。


本物のアオダイショウの標本。美しい。


「恐ろしげなへび」コーナーには道成寺や児雷也などが登場。アップロードNGなので写真はないが、楳図かずおの『へび女』も展示されていた。


次いで「象徴するへび」と題されたコーナー。まず目に留まるのは十二支のおもちゃの錦絵。ヘビは、デカい張り子の犬の上あたりでちょこんととぐろを巻いている。

医学関係の書物に表れるヘビ。象徴としてはアスクレピオスの杖のヘビが有名だが、ヘビに咬まれたときの対処法などを記した書物があったのがとてもよかった。


装飾品のヘビの皆さん。

「明治のへび」コーナー。明治2(1869)年、すなわち明治最初の巳年に書かれた日記。

明治38年の巳年に発行された『時事新報』。ヘビの記事が載っている。

慶應なので、福沢諭吉の墨書なども。

「物語のへび」。七夕の物語の絵巻で、ヘビが描かれている場面がふたつ。下の画像はヘビというより龍に見えるが、天人の天稚彦(あめわかひこ)がヘビの姿で現れたところ。

もうひとつは、天稚彦の父親が、天稚彦の妻に無理難題をふっかけてヘビ責めにしているところ。


そしてこの下は、泉鏡花の『両頭蛇(蛇くひ)』に尾崎紅葉が朱を入れたものらしい。

「想起させるへび」。いわば、ヘビに「見立て」たものがいろいろ。石の塊は蛇紋岩、白くて細長いものはスネイクと呼ばれるおもり。

政界(政海)の人々を水生生物に見立てた風刺画。

『ラテン語神話集』。右ページにヘビらしき絵が見える。

ほかには、展示室の外に「舞踏とへび」コーナーがあり、土方巽関連資料などが展示されていた。なぜ土方?と思ったら、1970年に開催された土方の舞踏詩画集展示即売会場で、生きたヘビがケースの中でうごめいていたとのこと。
別室には、慶應の塾生による企画コーナー。持ち帰り用ポストカードにヘビのスタンプを押したり、iPadでヘビのおみくじを引いたり、「へびの願い事パブリックアート」づくりに参加したりできるようになっていた。


ヘビの展示とは別に、階段の途中の展示台に岡崎和郎「招福猫」が置かれていた。よくよく見ると人間くさい顔つきをしており、単純にネコかわいい〜などとは言えない雰囲気があった。


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2024 Chil-Chil BL Awards
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Novel


1 天官賜福 2 by 墨香銅臭 / 日出的小太陽 / 鄭穎馨 2 WISH DEADLOCK番外編 4 by 英田サキ/ 高階佑



3 今度は死んでも死なせません! by 海野幸 / 十月 4 無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です 2 by 夜光花 / サマミヤアカザ 5 幸せになりたいオメガ、騎士に嫁ぐ by 伊達きよ / 本間アキラ



6 北の土地神と桃の嫁入り by 伊達きよ / コウキ。 7 恋愛家は恋が不得意 by 月村奎 / 木下けい子 8 ロング・エンゲージ by 安西リカ / 緒花



9 狐の巣ごもり -眷愛隷属- by 夜光花 / 笠井あゆみ 10 虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼 3 by 尾上与一 / yoco 11 隣の男 by 安西リカ / 北沢きょう



12 王を統べる運命の子 4 by 樋口美沙緒 / 麻々原絵里依 13 ピノと、彼の初戀 by 伊勢原ささら / yoco 14 とのこい by 朝丘戻 / 丹地陽子



15 異世界で半魔の子供を育てたらヤンデレに育った 上 by 福澤ゆき / 鳥梅丸 16 刑事に決め手のプロポーズ by 高月紅葉 / 小山田あみ 17 始祖の血族 by 夜光花 / 奈良千春



18 デレがバレバレなツンデレ猫獣人に懐かれてます by キトー / イサム 19 悪役令息の僕とツレない従者の、愛しい世界の歩き方 by ばつ森 / 藤村ゆかこ 20 精霊を宿す国 青雷 by 佐伊 吉茶
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わたくしはそこよりうえにある
夢から夢に架けて羽ばたくときに、ちょっとの壁と扉をなくした出口は褪黄色タイコウショクの海が、いや世界が、フチだけ 描いてある光景で、今いるものがみちで届かない場所とすれば、水域はすこし背丈が高く、ここから下ってくところもないのに、もう半分 浸っています。 わたくしはそこより上にある光に気づきました 透き通った素肌は饐えたヌメりをでっぷりとふくませ、急に重くなった躰とふっと立ち消えた灯りが、あの夜へ返してみせます。サンダル片手に砂浜で彷徨うときのことです。光はすぐ底まで来ていて 飲み込もうとしている。これら遠く��台が蜃気楼を上映しはじめては、また、 また暁光が揺らめこうとしておりました わたくしのあかい心臓が「熟れた果実だったかもしれないわ!」 静かに息をとめたとき、(なくなったあとだとしても。)この嫋やかな手。ひとつのよく冷えたグラスを買ってきて、よく晴れた日の、透明な光がたっぷりあたる窓際に置かれて、羽のような風を絡ませたカーテンといっぱいあそんだあとで、やっぱりお腹が空いたとおもったときに、 きんいろの揚羽蝶が散り散りにありました ただ月光を食い殺した、この躯のせいでした もう足も消え失せてきたし腕も拐われてしまったな。この口ももうすぐに磔だろうさ。添えて置いた献花は錆侘び吐き尽くして、これではこれで見事に拵えたものになりつつある、妥当な路銀を重ねる運試しを。すべて投げ出したのだろうよ、そうであったらよいのにな、なんだってかわらない道端に鋳る、 野花の夢だ 無人駅から見える明後日は一夏の光景の模造品一欠片の雫は。そのうちただ石ころを産み 敷き詰めていったレールと轍。翼など元からなく腹部も潰れてしまったけど。あかい風船をひとつ持ってきたから、 2階から雨音がひろがり今はもう、深海に近いところかもしれない。糸と針を持って納戸に入るけれども。 くらいくらいだけのところで、なんだって見えやしない、覆���尽くされている、あたりを/知っているから、怖くはないのだろうな。今宵は月もない、天までもすぐそこ、深淵まで盲直ぐといったところだ。すがたもかたちは崩れて、吹き曝しの詩が、草笛に熨せて、影だけは素っ気なく、いろどられる、紛れもなく。 抱きしめていたのかな。そのとき本降りの雪のなか傘もささずにいたんだって、知っていたよ。一面が廃墟だった、小花が舞っていた、散り際だった。その場で待っていたんだ。去り際の。忘れたようでいて失くしただけさ、けせらせらと拾い上げたものがなんであれ、すくなくとも生きていたのだと思えたから、それで充分なんだ。 ガラクタが敷き詰められた、間に。わたくしが収まり。ぴったりの棺の穴に悪戯に、うつ伏せで引っ掻ける、奈落には行けずにひったりとはまり込んでしまったらしい 爪はいつからだろう、泥だらけだ。裸になれずに骨を露わに、またみしりと今日のわたくしを治めている口 だから、ここはきっと終の城、礎の工房で、 まって、黒い子猫だったのかな いや 棄てられていたのは満面の花束だったよ その柘榴みたいにしなびたものを(、喉が乾いちゃったね)。透明になったうつわに(。とても滑りやすいから気をつけて、)返してあげるといい。するとわたくしがその腐った水に解けて、あしもとにひざまずく薄墨色だけ残して、姿をうつしていくいれものが、わたくしが、ばらいろの頬に含みながら眠くなるまで絵本を読もうと思うの。 これは海水浴地を俯瞰している、ヒトがパステルの 蟻みたいに戯れているのを 瞼の裏に置いた、ブランチを通り過ぎたベットサイドだから、ぼっーとお船が通り過ぎていきます、空虚な青空が水面に充ちて、寝転がっていたようにおもえます。この、黒い腕が桜色の小花を揺らし、ただ花を透かして、いつしか、殺したのだと。 幽霊の足をみた、いや持っている そうだとおもう 花の芯に妖精をみた いや多分そう描いただけだ なんでもいいじゃないか さあもうこんな時間です 時報があり、電池の切れた携帯電話に 終電も通り過ぎ ネオンも消えた繁華街から程遠い、袋小路の記憶がある 以下にして、省略 それは静止しているからといってじっと見てはいけないものと違和感に気づいているのだろう。「バレてしまうのだよ」と、ぼそぼそとしたささめきが漏れていた。案外わからないものだよと、思い直し、本当はなどとクセづけてみた。 名付けてしまっても良かったのかもしれないけど、 未だ黒でも白でもなかった。 ゆうぐれどき、 こぼれんばかりの薔薇が、漆喰の壁にコントラストを描きはじめていたという アカと橙と深い翠が天までの螺旋階段を、ときともに昇っては、その無声映画を、誰しも封じ込んでいる。口ずさんだメロディーはトモシラヌモノを、透明の日傘のもとで横顔だけを拝ませ、簡単にふぶいていきます。 また光が輝こうとしていました そして、いきていました 2023-06-29
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過去ログ
うたよみんからの引っ越し分
2018/12/15 14:45 陽光に 目もくれずただ ストーブの 息遣い聴き 机に向かう
2018/12/16 00:44 午後三時 夢に呑まれる 子羊に 響き導く 白墨の硬さ
2018/12/18 00:38 傲慢な ブルーライトを 耐え抜きつ ホットミルクの 白さたるや
2018/12/18 21:10 向いてない 言われなくても 分かってる 理由は知らぬ 止まれないだけ
2018/12/20 21:17 正論と 空気の狭間で 揺れ動く 振り子の君が 眩しくもある
2018/12/21 23:49 日中は 行方も知られず 夜嗅げば ただおひさまが 匂いたつのみ
2018/12/22 00:00 颯爽と 一段飛ばしで 駆ける朝 ドアに手を掛け 鐘の音は今
2018/12/22 08:23 先生に 黙って外に 駆け出した 真昼の家路は 忘れ物のせい
2019/01/05 20:38 今日もまた ヒートテックに 包まれる
2019/01/05 21:08 待ちかねて 夢に流れる 四分儀座 光芒数えて 目覚ましを待つ
2019/02/01 00:39 宵闇と 時雨に惑う カップルに 我手渡すは 傘の一本
2019/02/01 00:47 雨宿り 六年越しの 君と僕 ぽつりぽつりと 雨垂れと言葉
2019/06/07 20:31 なにもかも 春から変わった 生活と 何も変わらぬ ただの日常
2019/06/13 02:28 形ある ものは壊れる だからこそ 創り続けて 命を燃やす
2019/07/04 08:53 朝ぼらけ 車窓にかかる 雨の御簾 ホームで我待つ 彼は誰か
2019/07/06 22:52 サイダーの 氷を通して 覗く夏 鋭い陽射し 水底に沈む
2019/07/08 00:22 家路にて 時計の針が 十二を指す 七夕が明け 一つ歳をとる
2021/11/17 23:12 さようなら 今日もばっさり 黙りこむ そんなにうまく 生きられやしない
2021/11/17 23:24 空っぽを 埋める何かを 探さなきゃ そんなものはない 分かってるけど
2021/11/17 23:43 「皆のため」 勝手に背負って また潰れる みんなって誰 お前の勝手
2021/11/18 09:37 一つずつ 握りつぶして 忘れつつ 今日も死んでく 心の冷たさ
2021/11/18 23:33 瞼閉じ そっと煮詰める 怨み節 訳は忘れた 空虚な怒り
2021/11/20 23:04 正しさを 正しさ故に 呑みこめぬ 縺れた筋を 綴じ渡りゆく
2022/01/16 15:44 爪先の 三日月の距離を 育んだ 怠惰の夜を 数えて眠る
2022/01/16 15:51 生きるのが ヘタクソなので 仕方なく たった1ミリを もがいて進む
2022/01/16 16:02 わたしには 出せない声の 歌を聴く いいねを押せた 多分成長
2022/01/16 16:06 才能や 美声や美貌が なくたって もう悔しくない これも成長
2022/01/16 22:05 分からない ここに水だけ 置いとくね 傷の形は 人の数だけ
2022/01/18 20:26 器から 千々に溢れる 情動を 取りこぼしても 強くなりたく
2022/01/26 01:25 なりたくて 強くなってる わけじゃない 強くならなきゃ 自由になれない
2022/02/02 22:28 フィクションじゃ 足りないほどの 非日常を 現実に起こす 力が欲しい
2022/02/02 22:43 空想を 泳いだからだ いなのめの 明け去りにける うつつを歩く
2022/03/08 02:12 マンションの 廊下の灯りの せいにした 眠れぬ夜の 理由は追わない
2022/03/08 02:24 春の風 脳裏の声も 吹き荒れる 身から出た錆 ぬるま湯の日々
2022/03/10 00:33 緩みくる ぬるりとした陽が 満たす道 梅の木陰に 猫を探した
2022/03/11 21:34 ESの 虫食い眺め 席を立つ 身体にないこと なんて書けない
2022/03/11 21:38 本を読み ボランティアをし 自己分析 全ては歯抜けの ESのため
2022/03/12 01:20 もう二度と 戻らぬそれを 青春と 呼んだりしないで そっとしておく
2022/03/12 01:35 もう今日は 頑張れないから 逃げ込んだ IFの空想 焼増しの世界
2022/03/12 23:33 テストなら そこそこ優秀 だったけど メールのひとつも まともに書けない
2022/03/25 00:28 四月朔日の 名残の雪に もの思う 死出の門出に 遅れたさよなら
2022/03/25 00:41 まあどうせ 全てが過去に なるならば 今の怠惰を 殺してほしい
2022/03/25 00:44 追いかけて 追いかけただけ 疲れたから 追うのはやめて 勝手に歩く
2022/04/01 13:41 何の木々とも 見ぬ枝を あれは桜と 知るころの来る
2022/05/22 22:08 定まらず 虚しくあくがり 腹が立つ 意識にリードを つけておきたい
2022/05/22 22:10 人はみな 嘘をつくって 知ってるので 自分を一番 信用しない
2022/10/27 01:21 深い影 厳しき気配 換毛期 冬の支度の 合図なりけり
2023/01/18 11:05 来年はと 年末にした 祈りごと 絵空事へと なりかけている
2023/01/18 11:16 短歌とは 私の生を 生きる呪文 ここで生まれて ここから生きて
2023/01/18 11:24 「本当に 大事なものは 失って 初めて分かる」を 今じわりと知る
2023/01/18 13:24 支え手の 労苦の土地に 寝そべりて ただまほろばの 夢を見ていた
2023/01/19 01:47 草の実を 集めて進め ヤギの群れ 厚き毛並みに 冬は来にける
2023/01/19 01:54 もう少し 頑張りたいから ここからは インターネットに さよならを言う
2023/01/19 02:02 つながりが 鬱陶しいよ 本当は cellular dateを オフにしちゃいたい
2023/01/19 03:25 人生の 全てを誰かの せいにして そんな気持ちを 閉じ込める夜
2023/01/19 03:30 ルサンチマン 蹴散らし歩け 人生は きっと短く 戻らないから
2023/01/19 03:33 自分には 厳しいくらいが ちょうどいい 甘やかしても つけあがるだけ
2023/03/27 00:03 道のりを 陽炎の日々と 偲びつつ この歩を祝えよ 門出の桜
2023/03/29 08:17 車窓より 雪かと仰ぐ 愛宕山 弥生の白は 桜なりけり
2023/4/28 1:07
陽に灼かれ 花白みくる 雛罌粟の 俯きに似た 諦めの味
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2019 京都正寿院『猫八施図』(和紙、墨、岩絵具、膠) 奉納
『猫八施図』パンフレット表
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猫
水墨画に憧れて描いた猫 https://www.borderlessart.or.jp/ https://artnowa.org/ #障がい者アート #アート #芸術 #イラスト #絵 #絵画 #アウトサイダーアート #アールブリュット #Art #paint #picture #SDGs #福祉 #社会貢献 #CSR #障害者 ----------------------- 新作アートをFacebookでチェック! ----------------------- 日本最大数の障がい者アートが掲示される 障がい者アート専門ギャラリー「アートの輪」の作品は 毎日アートの輪フェイスブックページで公開中です! 「いいね!」いただければ新作がチェックできます! コチラから→ https://www.facebook.com/BAOArtNoWa Read the full article
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私の推し色展 出展物
名刺

ミニ色紙2枚とハガキ2枚どれもドットカード付きです。うっかり水彩紙が全部風邪引いたのでアクリルガッシュで上書きした感じになります。
使った画材などはここ
軽率に産み出されたドラゴン
※横枠なのにミスって縦に描いてしまったのですが水彩境界楽しい☺️❗️
ターナーとホルベインのアクリルガッシュ使用で水彩境界の出てるところは墨運堂の絵墨→下地はまっち

パレット沼の妖精さん
生姜醤油で煮込みたい
ホルベインとターナーのアクリルガッシュ使用の下地は墨運堂の絵墨とハルモニア

化け猫妖怪梅子(88)
友人ちのおうちの子でアイテムショップNPCで曾孫もいる。品種はノルジャン。
ニッカーとターナーとホルベインのアクリルガッシュを使用し下地はクサカベと吉祥と上羽絵惣

パレット沼の妖精さん群体
パリグリーンやオーピメントを食べて暮らしている的な割りと害獣めの生き物で使いどころがなくて困っていたラメを使ってみた。
ホルベインとターナーとニッカーのアクリルガッシュ使用の下地はクサカベと春蔵とホルベイン。この原画を買うと藍の種が付いてくるので、植木鉢でたのしいインディゴライフが楽しめます。

作り忘れたのでスマホで無理矢理突貫作業した推し色を語るやつ
名刺

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1094 防風林
太平洋に浮かぶサンゴ礁の島は、リーフに打ち寄せる白いさざ波と、砂浜で、二重に縁どられ、家々は、四角い石垣と、鮮やかな緑の防風林にかこまれ、サンサンと降り注ぐ光と、鮮やかな原色の中、大地を踏み鳴らし、指笛を吹き、拳を握りしめ、力強く、激しい陽気な歌と踊りの世界に、汗あり、人々は、嬉々として、活気づいております。 そして汗ばんだ体を、夕凪が心地よく洗い流していく頃、待ちかねたように現れる一番星。 静寂の夜も深まり、ひときわ心を揺する、潮騒の音。 見上げると、満天に光り輝く星空。 しかし、この夜景は、��間と様相を一変させてくれます。 星々の光は反射光で、影や色を再現する程強くなく、明るくない。闇でもない。淡い幻想的な、ふわっと浮く明るさのモノクロトーン。 青白い、冷たく透き通る光が、温暖な気候には、見事に溶け合います。 真っ赤なハイビスカスや、エメラルドの海など、原色の世界から色が消え、影のない、おぼろげな星明かり。 潮風は、体を通り抜け、草花は、夜風になびき、砂浜にたむろする恋人達は、影絵そのもの。 白いうなじにそよぐ黒髪は、一段と強調され、目元や鼻筋の陰影、微妙な濃淡の唇からこぼれる、白い歯。 かすかに現れる、モナリザの微笑など、今まで感じた事のない、エキゾチックな墨の世界が発見出来るかと思います。 この星明かりの世界、不思議と身も心も、和ませてくれ、繊細な部分や微妙な変化を見逃す事なく、再現してくれますが、なぜだろうか。 おそらく、視界に眩しく光る物がなく、猫の瞳孔が全開する如く、人間の目や心が、共に見開かれるのためではないだろうか。 壮大な夜空を南北に割り、宝石をちりばめた、橋のない川、天の川。 年に一度、川を渡る、男女の逢瀬があると言う。 川幅は、何光年にも及ぶ事でしょう。 数え切れない星の数、砂粒一つが地球に値すると言うのですから、昔の人は、とてつもない、夢を描いたものだと感心させられます。 そして、昼間の原色の世界から、星座を眺め、エキゾチックな潮騒の淡い幻想に浸る時、心が穏やかに澄んで行くのが感じられますが、この大きな心の振幅の中から、人間としての情操が芽生え、育まれて行くのではないだろうか。 子供の頃、清らかな心の、まん丸い満月のような、欠ける所のない、立派な人間になりなさい、という意味の子守歌を聞き、満月を眺め育ちました。 星空を眺め、星の数は数えようと思えば、読めるけど、親の愛は、数えられない、という意味の歌など、今でもこの地方では、唄い続けられています。 誰もが思い出す、七夕祭りの彦星、織姫物語。 かぐや姫物語、月の砂漠の歌、幼い頃、歌い踊った、モーツァルト作曲のキラキラ星等、月や星を眺め、幻想的で、おぼろげな世界。 その昔、日本全国、電気や車はなく、空は澄み、おぼろげな星あかりの世界は、各地で感じられ、人々の心に、大きな影響を与え、情感豊かな人間味が育まれたのではないだろうか。 あなたは、愛する人の瞳に映える星を、見た事がありますか? 人生、昼間と夜は半分っこ、太陽の下で、星は輝きません。 また、我々の人生、陽のあたる時ばっかりとは限りません。 悩みや悲しみに光を求め、迷う時、星は一条の光を与えてくれる事でしょう。 人間として生まれ、月や星と無関係に生きるのは、大きな不幸ではないでしょうか。 星空に縁遠い都会の子供達、星の巡り合わせ、赤い糸で結ばれた親子の絆のあり方、子守歌代わりに、教えてやる必要があるのではないか。 人は、豊かな自然に触れる時、豊かな心が培われて行くのではないだろうか。
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灼熱の日曜日。たまたま見知った熊谷守一美術館へ。
要町の奥まった住宅街に突如として現れる建物。画家の住処だった場所なのだとか。20世紀初頭に活動した熊谷守一は洋画、墨絵、書などの作品を残す。晩年に評価が高まり叙勲候補にもなった(丁寧に辞退)のだとか。
後期の作風は輪郭と平面による独特なスタイルになり、特に猫の絵で有名。
こじんまりしているけれど雰囲気の良いコンクリート造りの建物1〜3階に品よく並べられた絵画を、人数の少ない涼しい空間で鑑賞する贅沢な時間を過ごせた。
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「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師」「江戸絵画縦横無尽!」
千葉市美術館で「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師 摘水軒コレクションを中心に」展および「江戸絵画縦横無尽! 摘水軒コレクション名品展」を見る。両展とも展示のしかたに工夫があり、通常のキャプションのほか、コレクター氏のコメントがところどころに置かれていて、鑑賞の助けになった。
まずは岡本秋暉展から。画業の始まりから晩年の作品までを概観できる。


冒頭には、彫金家だった実父の作品(刀の鐔など)もあれば、秋暉の師匠である大西圭斎の描いた花鳥画もある。そのすぐあとに秋暉25歳時の孔雀図が掛けてあり、師匠の影響を確認できる。
秋暉が小田原藩士となった後のコーナーには小田原藩主・大久保忠真の画もあり、いわゆる殿様絵ではあるがなかなかの出来のようだった。この章での秋暉作品でおもしろいのは、二宮尊徳像の下書き群。尊徳像を描くよう命じられたため、得意の花鳥画とは勝手が違うせいか何度も何度も練習を重ねていたようである。ラフなスケッチ風の下書きや、顔の部分をたくさん描いて検討を重ねたらしき下書きなどが残っていて、それがきちんと保存され、こうして展覧会に供されるというのはとてもよい。
このあとは秋暉の花鳥画、孔雀画のコーナー。同じ題材を繰り返し繰り返し描いてもまだ飽き足りなかったのであろうか。花鳥画で神経衰弱!みたいなゲームを作れるかも……などと思ってしまった。
撮影可能な作品が同じ展示ケース内に並べてあった。これも展示の工夫と見える。

《百花百鳥図》。

《孔雀図》。

《芙蓉孔雀図》。

《白梅孔雀図》。

《孔雀図》。

《渓流孔雀図》。

《蝶に孔雀図》。

展示はさらに続き、秋暉とかかわりのある人々の作品少々、秋暉の円熟期の花鳥画やそれ以外の画が並ぶ。個人的にここでは墨絵が印象に残った。たとえば自作の七言詩を付した即興的作品《波間に月図》は墨のにじみを生かしたもの。墨で描いた龍がかっこいい《雲龍図》は秋暉没年の年初に描いたものとのこと。老境にあって自在に筆をとる姿が想像された。
続いては「江戸絵画縦横無尽!」展。


第1章「肉筆浮世絵の美」。
鳥文斎栄之《立美人図》。表装が凝っている。


祇園井特《美人図(大首絵)》。

第2章「江戸に吹いた新風—異国へのまなざしと博物学」。
無款の《珍禽図》。

第3章「愉快で愛しき動物たち—いきもの、縦横無尽!」。
長澤蘆雪《狗子図》。


岡田半江《長春図》。

柴田是真《葡萄栗鼠図》。リスがブドウの実もろとも枝から落ちてしまった模様。


中村芳中《鹿図》。

《猫金魚花鳥図》。無款。

酒井梅斎《孫悟空の図》。シャボン玉を使った分身の術。

第4章「物語る動物—瑞獣、霊獣たち」。
葛飾北斎《雪中鷲図》。

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