#目と鼻の先に藤くん
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七月になり、ようやく広樹のギブスが取れ、サポーターだけになった。通学は自転車に戻り、時折ラガーシャツにも袖を通した。
一方、克也は広樹が辞めないで済んだことに胸を撫で下ろしたが、未だ自分自身の気持ちを言えずにいた。浩志からは、
「いつまでもウジウジしてンじゃねぇよ! チ◯ポ付いてるンだろ!?」
と一喝されていたが、男同士が好きになることに対して罪責感があった。未だ、同性愛が世間的にタブーとされていた時代である。浩志が大学生だった昭和三十年代の後半と比べると、五十年代の前半は女装したり女言葉を使ったりする芸能人も多く活躍したが、やはり偏見はあった。
夏休みになり、秋の試合に向けて練習にも力が入った。浩志も普段はポロシャツとジャージーと言う格好だったが、時折ラガーシャツとラグビーショーツでグランドに現れた。そんな姿に漫画研究会の利江子たちは、
「あれぇ〜? ヒロシったらラガーマンになってるぅ!」
「きゃッ! なんで、あんなにラグパン短いの!?」
「いゃァ〜ん、何か誘ってない?」
「ラグパンって、パンツ穿かないンでしょ!? エッチぃ〜!」
と、相変わらず盛り上がっていた。そんな彼女たちに浩志は、
「鶴田ッ! 一応、穿いてるぞ!」
とラグパンの裾をチラッと上げてみせた。何故、アタシの名前を知ってるのとびっくりしながら、
「ヒロシ、このスケベっ!」
と笑い転げた。他の同級生は黄色い声を上げていた。
休憩時間になり、広樹は予め作っておいた麦茶の入ったやかんを二つ、ベンチのある日陰に置き、部員に声をかけた。皆、待ってましたと言わんばかりに詰め寄って来て、麦茶の注がれたプラスチックのコップを手に取った。浩志も蛇口の水を頭から浴び、
「このまま昼飯にするぞ」
と、眼鏡を片手に持ちながら首に掛けたタオルで頭を拭き、彼は校舎に戻って行った。
その間、日陰で弁当を食べたり芝生に横になったりと、それぞれ休んでいた。克也もケヤキの幹に寄りかかった。視界には空になったやかんや、プラスチックのコップを片付ける広樹の姿があった。なかなか告白できずにいる克也は、
『今なら言えそうな気がする』
と立ち上がった。そっと近づき、広樹の手を取った。
「加藤先輩…?」
「ちょっと来て」
そう言われるがまま、広樹は克也に手を引っ張られた。連れて行かれたのは部室だった。窓を全開にしていたが殆んど風が入らず、蒸し暑かった。十二畳はあるかないかの室内で、克也は広樹と見つめ合った。両手を握りしめ、
「額田君、好きだ」
と克也は唇を奪った。身体を密着させ、広樹の背部に両腕を回し、愛撫した。広樹は嫌がることなく、奪われた唇が克也のものと一体になる様な感覚を得た。
ラグパンの中で股間が隆起していくの互いに感じながら、二人はブリーフ越しに恥部を弄った。内腿から汗が垂れ、次第に濡れていった。克也はこれまで抑えてきた感情を露にしながら喘ぎ、広樹のラグパンを脱がせた。
「あぁん、はァ、ああん…」
鼻息を粗くさせながら、二人はブリーフを膝まで下げ、肉棒の裏側を合わせながらしごいた。
「あッ、あん、ああん…」
先走り汁で手指を汚しながら、克也は広樹のラガーシャツを胸元までたくし上げ、乳房を咥えた。
「イ、イキそう…」
「オ、オレも…」
オルガズムは二人一緒に達した。ドクッ、ドクッと粘度が強い乳白色の愛液を流し合い、克也は広樹の唇を求めた。広樹も舌を絡ませ、二人は暑さも忘れて愛し合った。
練習を終え、体育館に併設されたシャワーを浴びた部員はそれぞれ、制服に着替えて帰って行った。浩志もワイシャツとスラックスに着替え、職員室の扇風機で涼んでいた。嗚呼、今日は飲みにでも行こうかなァ…。そう思っていると、
「…先生」
と克也が訪れた。浩志は、
「何だ、帰ってなかったの?」
と気だるそうな声で聞いた。克也は言った。
「オレ、額田君に告白しました」
「へぇ〜、良かったね。…で?」
「…そのままエッチしちゃった」
「へぇ〜、良かったね」
何も考えずにこう言ったが、否、「エッチしちゃった」って、何が? ようやくコトの真意に気付いた浩志は、
「ハァァァァァァ〜!?」
と上半身を起こした。
「犯っちまったのか!?」
「声が大きいよ!」
「…お前、溜まってた��だな」
「何か、気持ちが大きくなっちゃって…」
克也は、徐々に真顔になっていく浩志の様子に、嗚呼、怒られるのかなと不安になった。しかし、浩志はバンッと彼の背中を叩き、
「よくやった! これでこそ男だ! 気持ち良かったっぺ!?」
と、寧ろ喜んだ。何だ、この先生!?と克也は呆然とした。そして、浩志は克也の股間を鷲づかみにし、
「イイぞ、イイぞ! その調子でガンガン攻めろ! 若いってイイなァ〜!」
と揺さぶった。
「や、やめッ…! おしっこ漏れちゃう!」
もし誰かいたら問題になるなと、克也は思った。
この日を機に、克也と広樹は浩志から色々と「性のてほどき」を受けた。時折、部室で『さぶ』や『アドン』などのゲイ雑誌を渡され、ア◯ルセックスの仕方も山奥のモーテルで「伝授」された。克也は、
「オレは純愛が好きなのに!」
と心の中で叫びながらも、沸々を込み上げてくる肉欲に負けて広樹と絡んだ。広樹も、克也を所謂「セックスシンボル」としてしか見られなくなり、ラグビーショーツから覗くブリーフに生唾を飲んだ。克也の家も若宮町にあった為、水府橋の下で毎日の様に愛し合った。
一方、ラグビー部の成績は劇的に飛躍した。これまで県大会で二回戦以上は勝ち進められなかったのが、関東大会でも上位の方まで成績を残した。他県のシード校を打ち破った時には、浩志は嬉しさのあまりに、
「これも皆、克也と広樹の『愛』あってこそだ!」
と口走り、二人は火消しに追われた。
そんな克也と広樹だが、個別に利江子から漫画のネタに色々とインタビューを受けた。あまりにしつこいので、
「イイじゃん、愛してるンだから。好きにさせてくれよ」
と広樹は言い切ったが、
「えぇ〜!? そんなにラブラブなのぉ〜!? だったらイイじゃ〜ん!」
と、寧ろ彼女の創作意欲に火をつけてしまった。
広樹は浩志との思い出を「熱弁」した。途中、浩二は笑いをこらえるのに骨折り、
「う、嘘ッ!?」
「それ、本当ですか!?」
「高校生だったのに!?」
云々と、何度も聞き直した。
二人が話している間、大樹は座布団を半分にして折り、枕の様にして眠っていた。寝息を立てている我が子を気にしながら、広樹は目頭をハンカチで押さえた。今は高校生だった二人を浩志が手を出し、淫乱にさせたことを信じられないと思っているが、その数年後には中学生になったばかりの大樹をまさか自分がそうさせることになろうとは、考えてもいなかった。
午���九時を回り、広樹は大樹を起こした。
「長居をしてしまってすみません。告別式には妻が来ますので…。私、K百貨店に勤めておりまして、明日から秋に催される物産展の関係で北海道へ行くンです。克也、否、加藤さんは通夜には行けるそうです」
「K百貨店にお勤めですか? 大変ですね。道中、気を付けて」
玄関で広樹と大樹を見送ると、茶の間に戻って浩二は残っていたお茶を飲み干し、片付けた。徐々に、彼は浩志との永遠の別離がきているのだなと実感した。
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4年くらいかけておよそ500万円で自分が満足できる顔を手にいれた。 ダウンタイムはほぼ有給使ってなくて、土日祝とマスクで誤魔化し切った。 サラリーマンの給与でやってたのでかなり予算抑えたとは思うけど、それでも100万近くは無駄金使ってしまったと思う。 なので、これから金で顔をなんとかしたい男向けの整形RTAとか、注意点とか、身をもって感じたことなんかを書いておく。 500万の大まかな内訳は、歯列矯正、巨大鼻の工事と修正、眉下切開、クマ取り、ボトックス、ヒアルロン酸、あとは脱毛とかほくろ除去とか、ニキビ跡のクレーター治療なんかの皮膚関連。 一度に500万支払ったわけではなく、気づいたらそれくらいになっていた。 男がビジュアル面の底上げをする上で大事なのが 1.顔と身体のサイズのバランスを整える 2.歯列矯正 3.輪郭を整える 4.肌のムラをなくす 5.顔のパーツを整える あたりで、それぞれ並行しながら改善してくイメージになる。 この中の何か1つをすれば劇的に変身するということもなく、何百万規模の整形でイケメンになってモテモテ!みたいなことは多分起きない。自分は今の完成した顔には満足してるし、明らかにモテるようになって鏡を見るのも美容院に行くのも楽しくなったけど、同じ顔の系統の村でギリ一軍に入れたかな、みたいな変化だ。ちなみにこの村には竹野内豊とか斎藤工はいない。 いずれ鼻とか目を弄るにしても、最初に始めるべきは歯列矯正とBMIを平均にすることだと思う。 歯列矯正は歯���びが悪くないなら当然する必要はないけど、口周りの印象が一番変わるし、時間も年単位でかかるので、歯並びや噛み合わせが悪い人は1番に手をつけた方がいい。男の不細工の大概は顔の下半身に難がある。 そして、体重が重すぎるならダイエットをして、ガリガリならある程度の肉をつけて顔と体のベースを作ってほしい。自分はただ痩せて筋肉が浮いてる状態を細マッチョと勘違いしてるタイプのガリガリだったので、脂肪なさすぎ+鼻の手術失敗で一時期ヴォルデモートになった。あと不健康だと当然手術の傷の治りも遅くなるので、ちゃんと寝て食って元気でいることも大切になる。ダウンタイムが長引くので酒とタバコは可能なら減らす。 体脂肪率もジムで鍛えて可能な限り下げた方がいいとは思うが、これは後々訪れるダウンタイム地獄でも出来るので、すぐに取り掛からなくてもいい。 よく男は「筋肉さえ鍛えれば解決!」みたいに言われるが、マッチョの不細工もいる。そもそもパーソナルジム代と半年の期間があれば肉体改造はできるのに、すぐに実行に移せない時点で今は向いてないと考えた方がいい。ダラダラやっても金と時間がもったいないので、やりたくなったときにやろう。 顔のどこを変えればいいのか検討もつかない人は、BMIが正常値になったら、加工機能のあるカメラアプリを使って肌だけ綺麗にする設定にして、前髪を上げた状態で正面と横から顔を撮影するといい。これで鼻とか目が気になったら、情報を集めて美容外科のカウンセリングに行こう。 「俺パーツはあんまり問題ないやん」ってやつは肌治療と輪郭の改善から始めて、ハゲてたら早めにAGA治療に入る。 医者選びとかの情報収集はSNSでやるのが主流だけど、評判の名医だから自分と相性がいいとは限らない。男の整形の経験が薄い医者も多いので、予算と地域である程度絞って、そのパーツの「なりたい姿」と「なりたくない姿」の参考写真を持ってカウンセリングに行くしかない。 正直なところ、仕上がりには運の要素が強いと思う。多少理想と違っても気にしないくらいの性格の方が整形に向いてるし、完璧主義なやつはメンタル終わるから顔にメスは入れない方がいい。 そして、整形関連は基本韓国のが安い。ものによっては国内の半額くらいで出来たりする。病院に通訳もついてて日本語だけで予約から手術までいけるところもあるので、予算によってはそちらを選ぶのも手だと思う。 自分はとにかく1番気になっていたのがドワーフみたいな鼻筋も小鼻もパンパンの巨鼻だった。学生の頃から悩み続けてたし、全面工事と修正1回の末に普通のサイズ感の鼻を手に入れて、やって良かったとは思う。 ただ修正も合わせると1年以上ダウンタイムだったし、200万近く払った最初の手術で鼻筋曲がった時は本当に落ち込んだので、よっぽどコンプレックスじゃない限りは鼻の手術には手を出さない方がいい。 あと鼻をいじりたい人は、大体のイケメンは鼻が高いんじゃなくて、中顔面(顔の中心)が前に発達してて鼻の生えてる位置が高い、ってことは覚えておいた方がいい。韓国は男の鼻をとにかく高くしたがる傾向にある気がして、自分には合わなかったので国産を選んだ。 高すぎる鼻は悪目立ちするし、横顔だけ盛れても正面は「鼻!!!」って感じの顔になる。 目は元の形にもよるけど男なら切開せずに埋没で十分だと思う。自分は瞼の重さが気になったので医者の勧めで眉の下を切る手術で目の開きを大きくしたけど、傷跡が気になるし、将来目元から老けそうな気がして後悔してる。 あと変に名前が長い謎の埋没じゃなくて、一番安くてベーシックな10万以下のやつでOK。1年保証とか瞼の脂肪除去とかのオプションも無理につけなくていい。数ヶ月でとれる場合も10年以上もつ場合もあるが、これも運なので、「とれたらやり直せばいいや」くらいの気持ちでいると楽。 あと欲張って埋没で幅を取るとモロに整形顔になるので、二重にすごい執着あるとかじゃなければ、二重に近い奥二重くらいで留めておいた方が自然でいいと思う。 そして、とにかく目にしろ鼻にしろ輪郭にしろ、男の整形で1番意識した方がいいのは【女を目指さないこと】だ。何を言ってるかわからんと思うが、整形に足を踏み入れて症例とか理想の顔とか見てるうちに、目が大きくて顎が細くて小顔の女を目指せば綺麗になるんじゃね?みたいな発想になる瞬間がある。綺麗な症例は明らかに女が多いし。 その発想のまま暴走するとメイク必須の所謂メン地下顔になっていくんだけど、 骨格とすっぴんの男感は消せないので、丸みを求めてヒアルロン酸を入れ続けるモンスターが爆誕する。ナンパ界隈とかで、絶対モテる!とか言ってあの顔を流行らせた罪でかいなと思う。 どんな顔を目指すにせよ、加齢も加味した男のかっこいい、はとにかく意識した方がいいと思う。みんないつかおっさんになるから。 あと、個人的には輪郭3点とかの名前になってる骨切り系もおすすめしない。これは表情が明らかに不自然になるし、あんまり言われてないけど、骨切った後の弛みのケアで切開繰り返すうちに皮膚の感じがかなり変わるので、化粧を普段しない男だと誤魔化しがきかない。顔がデカいのが悩みなら、骨切りするよりダイエットしてハイフとエラボトやって、肩と胸を鍛えて身体とのバランスとった方がいい。 肌関連は、ニキビと赤みの場合は皮膚科の薬で治せる範囲は治して、残ったらVビームとかのレーザー治療に移行する。ニキビ痕とシミは最初から美容クリニックに行っていい。 小さいほくろは1個1000円くらいで取れるところもあるけど、一気に取ると顔中テープまみれで1週間過ごす羽目になる。 ヒゲ脱毛は都度払いでもいいから、予算と場所で通いやすい場所を探そう。 乾燥は日々の積み重ねだから、スキンケアには継続できる範囲で惜しみなく金を出して、その上で毛穴が気になる場合は肌ボトックスとかポテンツァとかのワードで調べるといい。男は皮脂多いので、皮脂抑制系の治療をすると良い結果に繋がりやすい。 肌治療は種類も多いし、合う合わないが人によってかなり違うので、俺の最高お前の金ドブとかもザラにある。 金銭感覚に合う美容クリニックのカウンセリングを受けて、「1ヶ月2万円で赤みと毛穴に効果のある施術を受けたい」とか予算を伝えて、言われるまま一通りやってもいいと思う。そこから自分に合うものを継続していく感じで。 肌ムラがなくなるとかなり垢抜けるから、こういう肌管理系は整形に抵抗ある人にもおすすめできる。 ちなみに自分は、何も考えずに脱毛→鼻→目→鼻修正→歯科矯正→輪郭系→体づくり→クマ取り→肌、みたいなめちゃくちゃな順番でやってたので時間も金も結構無駄にしてる。 時を戻せるなら、まず歯科矯正と髭を含む脱毛、体づくりを並行しながら情報を集める→ハイフとかで輪郭整える→ほくろとシミ除去→鼻→目(埋没)→クマ取り→肌管理って順番にすると思う。これなら多分コスパもいいし、先に輪郭整えることで今よりも顔のバランスが良くできる気がする。 500万かけたところで自分は斎藤工になれないんだけど、顔を言い訳にしないで行動できるようになったのが1番でかい収穫だったと思う。服屋とか美容院での羞恥心がなくなって、何となく休みの日の行動なんかも変わった。金もかかるしリスクもあるが、リターンもそれなりに感じてる。 顔を変えるってことに興味がある人は、この失敗と経験を参考にしてみてほしい。
500万でイケメンの顔になった
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物語の熱狂を体現する総勢10名の新キャスト解禁!
塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー。 新キャスト10名のたぎる想いと共に劇中のキャラクター画像を一挙解禁!

〈COMMENT〉 【塚本晋也】徳尚(とくしょう)役:コザ署の刑事でグスクの相棒 すべてのシーンが圧巻の特大スケールで驚きました。徳尚という役を通し、沖縄のこと、日本のこと、たくさんのことをあらためて見つめる大事な機会になりました。映画が放つ強いメッセージが皆様に届くことを願っています。 【中村蒼】小松役:米軍の高官アーヴィンの通訳 戦後の沖縄という最も過酷な現実に置かれ、歴史に声を奪われた登場人物の怒り、友情、絶望、希望が描かれておりそんな今作にとても心打たれました。画面からすごいエネルギーがひしひしと伝わってきました。 私が演じた小松は普段は淡々と通訳の仕事をこなし穏やかで理知的な人間ですが物語が進むにつれてそれだけではない別の一面も持ち合わせています。 私は、彼が冷徹で計算高い男なのか、理想と現実で板挟みになり苦悩する男なのか、それとも沖縄を思うが故に独自のやり方で尽力した人物なのかは観た皆さんがどう思うのかとても楽しみにしている所です。 【瀧内公美】チバナ役:ヤマコが慕うAサインバーの女給 いまも続いている"沖縄の現実"というものを内地の人間は見つめざるを得ない。 沖縄に出向き、戦争の話をしてくれたおばぁたち。 コザにある映画館シアタードーナツで見せていただいたドキュメンタリー映画「モトシンカカランヌー」。アケミさんが唄っていた十九の春。 沖縄で過ごした時間はわたしの心にいまも生き続けています。 ものがたりでもあり、フィクションであるにも関わらず、沖縄史にどうしても気持ちが向き、ここに生きている"人間たちが""魂が"あったんだ、と叫ばざるを得ませんでした。 伝えたいことは山ほどある。映画では語りきれないほどの想いがそこにはあります。 この作品に協力してくださった沖縄のみなさんに心から感謝しております。 エンドロールをご覧になってみなさまがどう感じてくださるのか、沖縄に出向いた際はひめゆりの塔で手を合わせていただけることを切に願います。 【栄莉弥】ウタ役:物語のカギを握る謎に包まれた孤児 大友監督が導く「宝島」の世界、僕はカメラの前で芝居をすること自体がほぼ初めての経験でした。撮影中は様々な感情が入り混じり、緊張で硬まってしまう事もありましたが、監督から「ここにいる以上は、同じ土俵に立っているのだから自信を持ってやっておいで」と仰っていただき、その言葉をパワーに変え、キャストの先輩方やスタッフの皆さんに背中を借りる気持ちで日々挑戦でした。 撮影の合間には、ひめゆりの塔や、ガマ、美しい海、荒崎海岸にも足を運びました。 沖縄の神秘と、そこに確かにある悲惨な歴史、そしてそれを乗り越えてきた琉球の方々の魂の力強さを感じ、心が震える思いでした。 激動の戦後沖縄を生き抜いたたくさんの命を、肌で感じていただける作品になっています。 ぜひ多くの方に劇場へ足を運んでいただきたい気持ちでいっぱいです。 【尚玄】タイラ役:レイの刑務所仲間で民族運動家 アメリカ統治下にあった沖縄の激動の時代。彼らが命を懸けて守ろうとしたのは、島のかけがえのない『宝』だった。理不尽な現実は、今もなお形を変えて続いている。民意とは何か、そして誰のための本土復帰だったのか――その問いは決して過去のものではない。沖縄と真摯に向き合ってきた大友啓史監督��からこそ実現できた意欲作。沖縄出身の俳優として、この作品に参加できたことを光栄に思う。 【ピエール瀧】喜舎場(きしゃば)役:コザ派のヤクザでレイの親分 久しぶりに大友監督の現場に参加させていただきました。相変わらずのエネルギッシュな現場で、何よりも監督が楽しそうにされている姿に触れてこちらも嬉しくなりました。 【木幡竜】ダニー岸役:ある事件を探るためグスクに近づくCIA要員 沖縄という戦後の戦場に焦点を当てて、グスク、ヤマコ、レイという幼馴染たちがそれぞれの人生を歩みオンちゃんという彼らにとっての英雄を探す物語です。国の過去と向き合う覚悟。人間の尊厳、自由への渇望が詰まったこの小説を読んだ時、どこに僕の役があるのだろう。どの役ならこの映画に貢献できるのだろうと感じておりました。 大友監督から頂いた役はダニー岸。映画唯一と言っていい悪役は、小説ではかなりのサイコパスな役です。しかし、小説と実写映画では少しこの役の意味合いは違いました。監督といろいろな意見交換をしながら撮影に挑みました。 試写会で映画『宝島』を観た時、全ての役が、キャラクターが、個性が、映画の中に息づいていました。その中にダニー岸も居て、すごい作品の一部になれていると感じました。 この映画は是非、映画館で見ていただきたいです。 【奥野瑛太】謝花(じゃはな)ジョー役:密貿易団クブラのリーダー 撮影休みの金曜日の夜、賑やかなコザゲート通りで1人酔い潰れていました。異国の雰囲気漂う通りで寝転んでいると、路面店からは終始洋楽のカラオケの音が鳴り響いていました。咆哮にちかい歌声にしばし身体を預け、 酔いがおさまってきたところでふらふらと路地を散歩しました。先ほどの景色とうってかわり地元の若い人達がやっている飲み屋さんが立ち並んでいました。 どこからともなく聞き馴染みある沖縄のJ-POPのカラオケの音が聞こえ、今度は地元愛の滲む平和的な若者の声に残りの酔いを任せました。 通り一つはさむだけでまるで違う国に来たかのように錯覚してしまう情景に、外部から来ておこがましいの百も承知ですが、「これが沖縄なのか」と、その複雑さと歴史にただただ呆然と酔っ払いました。
【村田秀亮】辺土名(へんとな)役:鼻の曲がったコザ派のヤクザ どんだけ���が出てくるねんってくらい泣いてた… 胸が熱くて苦しくて痛くて…涙が止まらなかった。 戦争は終わったはずなのに沖縄では何も終わっていなかったあの時代 自分達の本来の島を取り戻したくて護りたくて命を懸けて立ち上がる若者たちの姿は、泥臭くて尊い。 これはただの物語でも映画でもないよ。 人間が生きることそのものにぶつかっていくリアルな叫び! 生きてる以上前に進まないと損やもんな よし、明日も生きていこ! 今世紀絶対観て欲しい一本です。 【デリック・ドーバー】アーヴィン・マーシャル役:グスクとチームを組む米軍の高官 『宝島』は私にとって特別な作品であり、日本映画界にとっても大きな意義を持つ挑戦だと感じています。大友啓史監督の情熱が、視聴者だけでなく、多くの業界関係者にも共感と希望を届けてくれることを願っています。 この物語は観る人に問いを投げかけ、考える力を引き出す深い作品です。激動の時代だからこそ、こうした普遍的な物語がいっそう求められていると感じます。 日本の文化と映画は、私の人生とキャリアに大きな影響を与えてくれました。この作品に関わり、尊敬する監督や仲間と共に創り上げられたことを心から誇りに思います。 〈STORY〉 ある夜、一人の英雄が消えた。アメリカ統治下の沖縄で、自由を求め駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を描く感動超大作。 英雄はなぜ消えたのか?幼馴染3人が20年後にたどり着いた真実とはー。 沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山瑛太)だった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。 やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出すー。 消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とはー。
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4月23日(火)完成披露舞台挨拶付先行上映会オフィシャルレポート!



このたび、映画『碁盤斬り』の豪華キャストが勢ぞろいし、4月23日に完成披露舞台挨拶付先行上映会を開催いたしました!本作は、草彅剛さんが冤罪に貶められた浪人・柳田格之進役に挑み、時代劇を初めて手掛けることとなった『孤狼の血』の白石和彌監督との強力なタッグが実現した感動のリベンジ・エンタテイメントです。本日は、草彅剛さん、清原果耶さん、中川大志さん、奥野瑛太さん、音尾琢真さん、市村正親さん、斎藤工さん、小泉今日子さん、國村隼さんというオールスターキャストと白石和彌監督が登壇した舞台挨拶を実施しました。撮影中のエピソードや、映画の内容にちなんで《リベンジ》したいことなどについてトークが展開され、���盛り上がりの舞台挨拶となりました!
寡黙な武士、柳田格之進を演じた草彅さんは、舞台挨拶冒頭から満面の笑みを浮かべ、充実感を漂わせました。撮影以来となる共演者との再会をよろこび、「みんなのグルーヴがすごくいい!」とニッコリ。自分の持っているものすべてを出し切れたと話した草彅は「幸せな環境で映画が撮れました」と報告し、大きな拍手を浴びました。撮影現場は作品に関わるすべての人、職人のこだわりが詰まっていたとし「みなさんのおかげで(格之進を)ちゃんと演じられました。代表作になったと思います!」と役を演じ切ったと胸を張っていました。格之進の娘・お絹役の清原さんは「現場で草彅さんを見かけるたびに、“父上”という気持ちになって。格之進として佇んでいらっしゃって、とても支えられました」と感謝。父・草彅さんの背中を「追いかけられたらいいな、支えられたらいいなという思いで見つめていました。草彅さんのおかげでお絹ちゃんとしていることができたと思います」との清原さんの言葉に草彅さんは「その言葉、一生大事にします!忘れません」と返し、父娘のほっこりトークで和ませました。萬屋の亭主・萬屋源兵衛役の國村さんは「タイトルにもあるように碁盤を挟んだシーンがたくさんあります。碁がテーマでもありますが、碁のシーンを通して、格之進の性格を伝えていくという意味合いもある作品です。碁のシーンで格之進の中身が変わっていくのを感じられると思います」と笑顔でアピールしました。萬屋の手代・弥吉役の中川さんは「すごくピュアで真っ直ぐな武士の子。小さい時に源兵衛に拾ってもらい、息子のように育ててもらった青年です。映画の中で起きる事件に大きく関わるという役どころ。囲碁がベースになっていますが、とても親近感のある、身の回りで起きるような出来事を描いた作品です。弥吉のポジションは苦しいけれど、応援したくなるような弥吉になればいいなと思いながら演じました」と役作りを振り返りました。音尾さんが演じた萬屋の番頭・徳次郎はトラブルの発端となる役どころでいわばトラブルメーカー。中川さんが「あの人のせいです!」とトラブルを引き起こした音尾さんを指さすと、「トラブルを起こして申し訳ありませんでした」とお詫び。中川さんと音尾さんのトークのコンビネーションで会場を沸かせました。撮影現場で印象的だったのは座らない草彅さんの姿と明かした音尾さんは「神経が研ぎ澄まされているのでしょうか。本番に合わせてググッとフィットしていくために、研ぎ澄まさせている姿を見ていました。今日は現場と違ってかなりふわっとしています」と撮影中とイベントでの草彅さんのギャップを指摘。音尾さんのコメントに「ありがとうございます、高倉剛です」と撮影現場で座らないことで有名だった高倉健さんになぞらえ、キリッとした表情を見せ笑いを誘った草彅さんは、座らない理由について「5秒で眠くなっちゃう(笑)。みんなよく眠くならないよね。僕は夜10時には寝るけれど、座ると眠くなっちゃうんだ��ね」とマイペーストークを展開し、会場を笑い声でいっぱいにしました。すべてのキャストと絡みがあった草彅さんは、撮影中のエピソードを次々と披露。音尾さんについては「ずっと写真ばっかり撮っているカメラ小僧」とニヤリ。「この話でいいの?」と確認しつつ、カメラトークは止まらず、中川さんに至っては音尾さんにすすめられたカメラを購入したことも明かされました。自身のトークの順番だったにも関わらず、どんどん共演者とのエピソードを話し続ける草彅さんに時折ツッコミを入れ笑わせた音尾さんはしっかりと作品に触れる場面も。「いい役をもらいました。今年も白石監督にお歳暮を送ります」と白石監督作品常連の音尾さんならではのおなじみのフレーズで盛り上がりました。國村さんとの共演シーンを振り返ると、「春のシーンだったけれど、実はすごく寒くて。映像では綺麗に映っているけれど本当は寒いんです!」と草彅さんが撮影時の裏話を暴露。國村さんが「きっと寒かったんやろうな、って思いながら観てください」と舞台挨拶後に鑑賞予定の観客に呼びかけると、草彅さんは「僕(格之進)と國村さん(源兵衛)のラブストーリーにも注目してください!」と本作のおすすめポイントを伝えました。格之進と因縁のある武士・柴田兵庫役の斎藤さんは「ずっとかっこいい!」と大絶賛の草彅さん。「佇んでいるだけですごくクール。なんでいつもそんなにかっこいいだ、チクショー!という気持ちを込めました」と対峙シーンへの意気込みを解説し笑わせました。町の親分・長兵衛役の市村さんについては「すごく気遣ってくれる大先輩」と感謝した草彅さん。「いつも元気ですごい。役者として見習いたいので、健康法を教えてくださいと訊いたら、親が元気なので、と言われて(笑)。遺伝だからって。元も子もない!」と大先輩からのアドバイスを期待しましたが、まさかの回答があったことも明かし、笑い飛ばしていました。彦根藩の藩士・梶木左門役の奥野さんについては「ずっと途方に暮れていた」と撮影現場での様子をレポートした草彅さん。共演者全員との撮影を振り返り「僕はみんなと交流があったので!」と一緒のシーンがなく、今日が初めての顔合わせとなるキャストへの気配りで、いろいろなエピソードを公開したと説明しました。「役柄としては非常にクソ野郎です…」と小声で話した斎藤さんの役作りは「正義への考え方」だと解説。正義の反対は悪ではない。もうひとつの正義という気持ちで兵庫なりの悪を演じたとし、格之進役の草彅さんとは「最小限の動きの競技である囲碁と殺陣。静と動、2つの対峙をやらせてもらいました。どんなに熱を沸騰させた状態でいても、格之進と対峙すると水が変わるというのでしょうか。研ぎ澄まされた空間になってしまう。そういう格之進に静かに鳥肌を立てながら撮影していました」と語りました。このコメントを聞いた草彅は「かっこいい…。“静かに鳥肌を立てながら”っていうセリフもらいます!」とニヤニヤ。これまでの斎藤さんとの共演経験を踏まえ「(対峙の)集��成のようなシーンが撮れました。感謝しています」と深々とお辞儀をしました。演じた役柄について奥野さんは「格之進に常につきまとっている役。格之進が実���で、健気で、武士らしい姿を見せてくれるので、全幅の信頼をおきながら、ただただついていく。彼の背中をただただ執拗に追いかける役です」と独特の表現で分析し笑いを誘いました。草彅とは29年ぶりの共演となった小泉さんは「まだ剛くんが20代前半だった頃。少年っぽさが淡く残っていた時にテレビドラマで共演して。放送が始まって剛くんのキャラクターが人気になって、出番が増えていき、キャラクターが大きくなっていったのを覚えています」としみじみ。「当時から演じることを楽しんでいたし、すごく素敵でした。久しぶりにお芝居を一緒にしたけれど、背中が素敵で。主役としてすべてを背負って引き受けている姿に感動しました。この背中の役に立ちたいと思いながら、お庚という役を一生懸命演じました」と話す小泉さんに草彅は「キョンキョン大好きです!」と答え会場を盛り上げました。さらに草彅は17年ほど前に小泉さんからプレゼントされたTシャツにサインをしてもらったエピソードも明かしました。「和柄で、今回の作品に合っていて。撮影中の2週間、パジャマにしてました、洗わずに(笑)」と付け加え、さらなる笑いを誘いました。「春の撮影で花粉症がつらそうだった」と撮影中の草彅の様子を思い出した小泉さん。すると草彅が「かゆいし、鼻をかむと髭がとれちゃう。鼻をかむたびに(メイクの)直しが入って。それが1番大変だったかも」と撮影時の苦労を明かす場面もありました。市村さんとは「いつか一緒にミュージカルを!」という話で盛り上がったみたいで、イベントで草彅がその話を続けようとしたところで「今日は『碁盤斬り』の話をしましょう!」と市村さんが脱線を防ぐナイスなフォローを見せて会場を笑わせました。本作で時代劇に初挑戦した白石監督は「日本の映画史は時代劇とともに発展しました」と切り出し、「スマホの寄りを撮らなくていいなど、(現代劇とは違う)発見がいろいろとありました。今後もぜひ、時代劇に挑戦したいです」と充実感を漂わせました。こだわったのは江戸時代の光源だとし、限られた光源でどれだけの表現ができるのか、かなり攻めたとも話しました。さらに「普段はフレームからはみ出るような荒々しい映画をと思っているけれど、今回は美しい映画をという思いがありました」と初時代劇への見せ方にも触れ、注目してほしいポイントです。作品にちなみ“復讐したいこと”を尋ねられた草彅さんと清原さん。草彅さんは「今日の舞台挨拶をもう1回やり直したい。リベンジしたい(笑)」と少し俯き、「テレビカメラとかいっぱい入っているのに、どこが切り取られるんだろうと急に不安になってきて…」とここまでの自由なトーク展開を苦笑い。「では、私はそのリベンジを応援します!」と気合いを見せる清原さんに草彅さんは「清原さんはちゃんとしてたよ」と優しく返答。「これだけ(キャストの)みんなが集まるのは最初で最後かもしれないのに…」としながらも「映画をたくさんの人が観てくれたらリベンジできるかも!」と、今後もイベントが開催されることを願いつつ、たくさんの鑑賞を呼びかけるというナイスなPRで大きな拍手を浴びました。最後の挨拶では本作の宣伝を務める観客に向けて、SNS投稿時の「#(ハッシュタグ)」も発表。「#碁盤斬り」もしくは「#ごばんぎり」とのこと。「漢字は難しいから、ひらがなでもいいです。ご飯じゃないよ、ごばんだよ。このフレーズ気に入っているけど、いまいちウケなくて…」としながらも、最後までしっかりと映画を宣伝し締めくくりました。
■英語タイトル“BUSHIDO(ブシドウ)”として 4月に開催されるイタリアのウディネ・ファーイースト映画祭のコンペディション部門での上映も決まっております。 さらに、フランスの配給も早々に決定しました。フランスの配給会社、ART HOUSE FILMS(アートハウス・フィルムズ)社の社長エリックさんからコメントをいただきました。 「演出も俳優陣の芝居もとてもいい。この映画は侍映画の伝統を引き継いでおり、とてもエレガントでよくできている」
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旅行行った話したいんだけどめんどくさくなった。リアルタイムで(ツイートする代わりに)打ってたやつを注ぐだけにする。
詳細は「どこかにビューーン!」で検索してくれ。交通費6000円+α、宿代5000円、果物狩り1500円。
#どこビュン福島駅

【東京→福島】
三月に鎌倉に行った帰りの品川駅で見かけてから食べたくてたまらなかった念願のチキン弁当。にくにくしいお弁当とも悩んだけど……よかった。てか安い。ゆかりのない土地のお弁当をみてぎりゅってなる。
ぬいを忘れた。
くうのむところにたべるとこを読んだ。2015年に読んでた。私の「焼肉=エロス」はここに由来するのか?ブックイーターが先か?両方を同時期に摂取したから「肉だけの焼肉」に対するあれがあるのかもしれないが。
男梅グミ食べてちょと寝て起きたら着いちゃった。まあ想��通りだが…
さっきからいたような気がするけどなんか新幹線に警察官いる!!なんだ!!
駅着。佐藤錦美味しそう。ぐへへ。
ガチャガチャ見てローリーズファームのアクセサリー見てアクセサリー見てレトロガール見て。
よいリング買ったっ。
アニメイトッ!(知らないアニメイトを踏むのが趣味)
ぜんぜんふつうにゆるキャンが地雷になっててうける。うけない。
なぜ?(古着を2店舗で買った)

【飯坂線】
店員さん「いい電乗るの?いいよ〜、のんび〜りしてるからね、眺めもいいし」
乗った私「…雰囲気が総合的に地元と同じなんじゃが」
調べた私「やっぱりな!?!?」
知らない土地でチェックインしたら(Swarm)、フォローしていた人が出てきた回。
足が痛いよう

【果樹園】
他人が勝手に育てて勝手に育��たとっても見頃な綺麗なお花見るとしあわせになる。超しあわせ!(他力本願寺)
さくらんぼ狩り、20分で満腹になる(学習)。
飲み物、1400mlでも足りない(学習)。
あまいしょっぱいをするためにファミからを食す。夜のキャパを残す気がないぜ、こいつ。
田舎の道、鼻歌が捗るね。それはそれとして脳内曲が05410-(ん)なのは早起きしたから?これで五度目の別れ話です。
どれだけ呼んでも来ない旅館のスタッフ。しびれを切らして電話をかけてチェックインしたいんですけど〜?って言ったら「どちらさん?」と言われた。名乗らせる前に名乗れ!というわけでよい旅館に着いたわよ。

【ごはんにたどりつくまで】
古着屋さんにおすすめされたお店、定休日だった。
寝て起きた。ごはんやさん行くか考えてたけどもういいや。私は本が読みたいだけなのだ。それなのに時間がやばい。Twitterしか見てない。
(靴が足に合わなくて痛いし、コンビニより飲食店のほうが安くて悩む)
旅先で名物を夜ごはんにしたの初めてかもしれん。
結局吉本ばななを読んでいて、日常。
本物の田舎これ了解!コンビニ目指してるのに看板が見えない。ほかに何もないのに。と思ったらあった。
夜のお散歩楽しいね!と思うけど、もっと健やかに起きられたらいいのになと思う。
コンビニで豪遊。900円。
餃子21個に瓶ビールにソフトクリームは無謀だった。アイスを残すひとの気持ちを理解できるかも、と思ってしまった(完食)。
温泉熱すぎて入れなかった。足(not脚)だけびゃってした。むり。温泉好きじゃなくてよかった〜。
なんなんだこれは、周波数がさみしさに合いがちすぎて傷心旅行のフレーバーさえ感じ取れそうな、地獄みたいな、おうちに帰りたくないけど、いまここにいることあんまり正解じゃなかった気がする。
読めずに寝る。おやすみ。と思ったけどちょっとだけONE読んだ。
旅行、単独行動好きだから好き勝手に動き回れて楽しかったんですけど、なんかちょっといまのメンタル一人旅向いてなかったなって感じになってしまったわ…明日からちゃんとします
【帰路】
眠い目を擦ってちょっとだけ雑貨見て泣きながら帰るつもりだったけど意外と起きられたからちょっと早く出て、お屋敷を見て、足湯浸かって(温泉!脚まで!)、電車乗って、雑貨屋さん見て、お土産を買いすぎて、物産館行って、落とし物を届けて、パン買って、のんびり帰路についた。ワルなので隣の席のトランヴェールを奪った。自席のトランヴェールあんま綺麗じゃなくて……。特集「旅する北の考現学」が良かったので持ち帰る。
JREポイントで旅をして、引きこもりなので駅ビルが捗って、ダブルポイントの水曜日にぶつかったのでJREポイントを多めに回収して、今見たら1000ポイントほど増えていた(!?!?)ので、きっとすぐに次の旅が始まるのです。〜終〜




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Persona 3 FES Official Fanbook pages 148-149 transcription.

用語集
Glossary of PERSONA 3 & PERSONA 3 FES
甘味処 小豆あらい
【Y編/場所名】
巌戸台商店街にある甘味処。コミュニティのイベントで何人かの友人と入ることになるが、店内の様子は残念ながら不明。とりあえず男女共に人気の店らしいので、味もなかなかなのだろう。店頭に飾られた “小豆ちゃん” というマスコットキャラクターがトレードマーク。店名の “小豆洗い” とは有名な妖怪の名前が由来。“小豆とぎ” とも呼ばれ、川のほとりで小豆を洗いつつ「小豆とごうか、人とって喰おか、シャカシャカシャカ」と不気味な歌を歌うといわれる。基本的に音のみの妖怪だが、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』では、目が大きな痩せた小男という姿で描かれている。新潟や福島、長野といった大きな水系がある地に伝わる例が多いが、東京でも江戸時代に某旗本家の炊事場で音を立てたという記録があり、ほぼ本州全域に分布する妖怪話である。
アルカナ
【共通/基本設定】
タロットカードの種類を表わす言葉。本来はラテン語で “神秘” という意味で、18~19世紀ごろにタロットを占い用として使用するようになり、カード1枚ごとに隠された意味を見出すようになってからこの言葉が使われるようになった。1組のタロット78枚中、寓意画を描いた絵札22枚を大アルカナ、それ以外の56枚を小アルカナと呼んで区別する。小アルカナのほうは、さらにソード、ワンド、カップ、ペンタクルの4つの組 (スート) に分けられ、さらに各スートは1から10までの数札と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの人物札4枚に分類される。一般的なタロット占いでは大アルカナのカードだけを使うものがメジャーだが、実際には56枚の小アルカナそれぞれにも隠された意味があり、本来は78枚の全カードを使用するのが正式なものとなっている。ちなみに、小アルカナのタロットが現在のトランプの原型といわれるが、実際にはトランプが先にあってタロットの原型になったという説や、そもそもトランプとタロットの発生はまったく無関係という説もあり、その正しいところは判明していない。
アルダナ
【Y編/バトル】
塔シヴァと女教皇パールバティによるミックスレイド。技名の由来は、性的信仰 (シャクティズム) を伝える聖典『カーマ・スートラ』に記された言葉 “アルダナーリーシュバラ”。これは “半身が女性のシヴァ神” という意味で、シヴァとパールバティとの合体によって両性具有神となり、宇宙創造のシンボルとなったものである。
伊織順平アワー
【Y編/イベント・6月1日】
学校にウワサとして流れた怨霊話を寮で説明するときに、順平が始めた小芝居。おそらく、怪談で有名な某タレントの語りを意識したものであると思われる。ただ順平の語りは、発音が良すぎてやや怖さに欠ける。本家のように、もっとボソボソと囁くような声でやれば完璧。
伊織の叫び声
【Y編/会話・5月17日】
試験前になると、自室から聞こえてくる。上の階にいる女子や、さらに上の作戦室にいる美鶴にまで聞こえているようなので、相当なボリュームの叫び声なのだろう。苦情が出ないのが不思議なくらいだ。もしかして他人の勉強の邪魔をしようという順平の策略なのかも?
幾月修司
【Y編/人物】
最初は月光館学園の理事長と紹介されるが、実は桐条でシャドウとペルソナを研究していた技術者であり、特別課外活動部の顧問である。昼行灯的なのん気さを持ち、周囲が凍りつくほどの冷たいダジャレを連発するのが好き。だが、さらにその姿すらも世間をごまかすためのもので、シャドウ研究を始めた桐条鴻悦の遺志を継ぎ、ひそかに滅びを召喚する宣告者 “デス” を捜し求めていた。10年前の事故時点では、さほど高い地位にはいなかったが、率先して事故の後処理を行なうことで信頼を得て、桐条家現当主である桐条武治の右腕的存在となっている。入寮直後に主人公のペルソナ暴走を見て、10年来追い求めていたデスを発見したことに ���付き、滅びを招くための儀式を密かに進めていた。最終的に死の儀式は失敗し、幾月は天文台から墜落して死亡。ただし、その遺体は未確認である。恐ろしい計画を誰にも気付かれずに遂行したところから、終末思想という滅びの狂気に蝕まれていたように言われているが、監視カメライベントで見られる一生懸命にダジャレを考案する様子を見ると、ダジャレ好きという部分だけは演技ではない愛すべき幾月の一部分であったと思われる。
イゴール
【共通/人物】
ベルベットルームの主で、この世界で唯一ペルソナ合体を行なえる存在。メアリー・シェリー原作の小説『フランケンシュタイン』に登場する召使い、イゴールが名前のルーツとなっている。極端に長い鼻を持ち、『ペルソナ』シリーズをとおして徐々に長くなっているのでは?との疑惑がある。ちなみに相方のエリザベスの名前の由来も、主のイゴールと同じく『フランケンシュタイン』から。ただしこちらは、小説版ではなくハリウッド映画版。シリーズ2作目として作られた『フランケンシュタインの花嫁」に登場する、女性型人造人間の名前から取られている。
「以上、ナビでした」
【Y編/イベント・4月7日】
ゲーム冒頭、登校時に主人公を案内してくれたゆかりが、別れ際に言ったセリフ。入寮直後にはやや硬かった態度が柔らかくなり、ちょっと無邪気で子供っぽく見える瞬間である。戦闘時のナビは美鶴と風花の役目となっているが、ゆかりのこの口調でナビをしてもらいたかったかも?
痛いの痛いの、飛んでけー!
【Y編/テレビ・4月9日ほか】
テレビ番組『偶然見かけたこんな人』で、レポーターのトリッシュが使う決めゼリフ。トリッシュはペルソナシリーズの『女神異聞録ペルソナ』と『ペルソナ2 罪』および『ペルソナ2 罰」で、回復施設を営む妖精として登場していたのだが、そのときの挨拶がこの「痛いの痛いの⋯⋯」だったわけだ。ちなみに『偶然見かけたこんな人』で紹介される街の人は、みな前作・前々作の登場人物となっていて、しかもその人物の誕生日に現われるようになっている。興味がある人はチェックしてみよう。
一期一会
【A編/イベント】
真田が順平との出会いをそう表現した。とくに言葉の使い方として誤りがあるというわけではないが、そもそも一期一会とは “誰かとの出会いは、それが最初で最後のつもりで誠意を尽くさねばならない” という意味の茶道で使われていた言葉。むしろ真田たちにとっては、主人公や荒垣との関係において、この言葉を使うべきかもしれない。
稲荷社
【Y編/場所名】
長鳴神社にある稲荷社。小さい社だが、近所に住むお年寄りたちはマジメに拝んでいるようで、お供え物のイナリ寿司が常に置かれている。ここで祈ると、さまざまな効果があるらしいが、何が起こるか祈ってみないとわからないのが玉に瑕だ。
犬語ホンヤク機能
【Y編/イベント・7月29日】
順平が評して言った、アイギスの特殊能力。監視カメライベントでは荒垣もそう言っている。もしかしてアイギスの製品仕様書に、“犬語翻訳機能 (オプション)”とでも書いてあるのだろうか?アイギスが言うには、高次な精神を持つ生き物は、言葉ではなくイメージを発することができ、それを読み取っているのだとか。人間にもあった能力だが、言葉に頼ることで失ったらしい。もちろん、メティスも同様のことが可能。
「今ならお買い得であります」
【Y編/会話・8月1日】
自分のペルソナの長所をアピールするアイギスが言った。本当に買えるものなら買いたいと思う ユーザーは少なくないだろう。ちなみにフィギュアなら、壽屋から 「ペルソナ3 アイギス 1/7スケールPVC塗装済み完成品」(6,090円/原型師:新居興介) が2007年8月に発売。また2007年10月にも、アルターから「ペルソナ3 アイギス 1/8スケールPVC塗装済み完成品」(6,090円/原型師:齊藤史樹) が発売される予定。
妹ちゃん
【A編/人物】
順平がメティスを呼ぶときの呼び方。いろいろとオリジナルなニックネームをつける順平にしては、ちょっと手抜きっぽいかも。やはり多少、壁を感じていたのだろう。
要らない苦しみ
【Y編/イベント・11月21日】
チドリが順平にもたらされたと言い、彼を遠ざけようとした。順平のことを考えると胸が苦しくなるとは、どう考えても恋愛感情なのだが、チドリがそんな経験のないまま成長してしまったが故の悲劇である。ただ、恋だとわかっていても苦しいものなので、彼女の気持ちもわからなくもない。
イレギュラー
【Y編/基本設定】
タルタロス外で出てくるシャドウ。ゲーム中の主人公たちは知らないが、そもそもシャドウは人間の中から発生するため、すべてのシャドウは発生時点においてはイレギュラーとなる。ただ、その瞬間を捕捉されることが少ないため、シャドウはタルタロス内にいる、という状態になっているだけである。ゲーム中に確認されたイレギュラーは、まずコロマルが神社で戦ったものがそうだが、それ以外では天田の母が死んだ晩に出たシャドウも同様である。
巌戸台分寮
【共通/場所名】
月光館学園の学生が入る寮。学校からやや離れた巌戸台地区にある。本来、学生寮は男女別であるのが原則だが、ここだけは特別課外活動部の拠点という関係から男女共用。またその成り立ちに関しても、妙に内装が広く豪華だったり学生寮には相応しくないとも思えるカウンターバーがある点からわかる通り、元はホテルとして使われていた建物だったという裏設定がある。なお、ゲーム中には台所や風呂が見当��らないが、じつは奥にあるドアから行ける場所にそういった施設がある ことがドラマCDでの描写から明らかになっている。
ヴァルホル
【Y編/バトル】
皇帝オーディンと剛毅ヴァルキリーによるミックスレイドで、仲間ひとりを3ターン完全無敵にする技。“ヴァルホル” とは別名で “ヴァルハラ”。古ノルド語で “戦死者の館” という意味となり、戦争で命を落とした戦士の魂がヴァルキリーによって集められ、オーディンの居城となるこの場所で不死の戦士として来たるべき終末に備えると言われる。
ウインナーコーヒー
【Y編/会話・8月1日】
天田は真剣にウインナーコーヒーが何かということを知らず、コーヒーにウインナーソーセージを入れるのだと勘違いし、からかわないで下さいと文句を言っていた。なんて可愛いんだ、コイツは。
ウエストすっきり低周波パット
【Y編/監視カメラ】
風花が時価ネットたなかで密かに買ったというダイエット用品。低周波を流して起こる筋肉の痙攣によって、強制的に腹筋を動かして脂肪を燃焼させるという仕組み⋯⋯かと思ったら、お腹がビクビクするのがメチャクチャくすぐったくて、笑いをこらえることで腹筋を鍛えるようになっているようだ。また、タイマーロックでもついているのか、一度装着するとしばらく外せないという構造的欠陥を持つ。ちなみに、これをつけて悶絶して苦しむ風花の声を、部屋の外で聞いた美鶴は、気まずそうに「気にせず続けてくれ」と言うが、いったい何をやっていると勘違いしたのだろう?
受付のオバチャン
【Y編/会話・9月28日】
順平が言うには「オレとチドリの仲を阻む、思わぬ伏兵」。ふたりの関係やその他を、根掘り葉掘り聞いてくるらしい。順平の表現を借りると、“オレとチドリの聖域に、イボつき健康サンダルで踏み込んで” くるとか。何やら戦う気満々だが、順平レベルでは返り討ちにあうのがオチだろう。
海丑
【Y編/場所名】
巌戸台の複合ビルに入っている牛丼チェーン店。真田のお気に入りの店で、彼は外で食料をテイクアウトする場合、ここの牛丼しか買ってこないとか。ただしプロテインと同時摂取するという、牛丼好きならずとも目を背けたくなる食べ方をする。それより減量が必要なボクサーとして、栄養の取りすぎが心配だが大丈夫だろうか?
裏口
【Y編/場所名】
入寮直後、大型シャドウに寮を襲撃されたイベントの際、主人公を連れたゆかりが最初に脱出しようとした扉。1階の奥に存在するが、普段は開けることができない。ただ、ゲーム中には用がないからこのドアの先には行かないだけで、実際はみんなが利用する厨房と風呂がこの先にあるらしい。プレイヤーが操作していない���いだに、主人公も食事に入浴にと利用しているに違いない。
占いゲーム
【Y編/場所名】
ゲームパニックにあるゲームで、1回2000円。ドクター・エドガーによる怪しげな占い、と説明されるが、もしやこのドクター・エドガーとは某学園の保健教諭のことかも⋯⋯?占いを行なうと装備ペルソナの魔力がアップする効能があり、このへんの怪しさも江戸川説の根拠となっている。
ウワサ
【Y編/イベント・4月7日】
ゲーム冒頭で流れた、主人公とゆかりが付き合ってるとのウワサ。転校初日の登校時にゆかりに付き添ってもらったのが原因である。その後ゆかりが入寮時の影時間の件について、「昨夜のこと言ってないよね」とわざわざ自分から学校で漏らしたせいで、きっとウワサに拍車がかかってしまったのだと思われる。
運命と言う名のフォーチュン
【Y編/コミュ】
鳥海先生の隠者コミュ後日談で、英語の寺内が言う。インド人の旦那と出会ったのが、運命という名のフォーチュンだったらしい。日本語がおかしいというか、英語がおかしいというか、いつもはツッコミを入れられる側の鳥海先生をして、「“頭痛が痛い” よりビックリだわ⋯」とツッコませしむ発言である。なお、珍しくセリフが多いこのイベントで、寺内先生はここぞとばかりに名言を連発する。「素晴らしい発想のチェンジ」、「私にもセイム体験あります」など必見。

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9月の最終営業日、朝から関東在住の保育士ミサさんが「12時頃にタラウマラに行きます」と嬉しい連絡をくれたので、足の踏み場もない店内を少しでも片づけておこうと、開店するなり自転車整備に精を出す。中古自転車は入荷しただけでは商品にならず、一台一台きちんと点検し、メンテナンスをしないことには店頭に並べることもできない。当然、状態の良いものは手間も時間もかからず、それなりの価格をつけることができる。逆に程度の悪いものは手間も時間もめちゃくちゃにかかる。不具合箇所はすべて新品のパーツと交換しなければならないので、その時点で自ずと商品としての原価も上がる。だからと言って高額で売れる訳ではない。経年劣化、そもそもの状態が悪いのだから当然と言えば当然だ。このあたりがレコードや古書との決定的な違いだと思う。古いものに価値がある訳ではない。だから手間と時間とお金を存分に注いだものほどお客様には安価で提供しなければならないという地獄のような矛盾を自分のなかでどのように折り合いをつけていくかというところに、古物自転車商の醍醐味、面白さが潜んでいる。タラウマラの場合は自転車修理に加えて書籍や音源を含む物販の収入を売上のグロスに投入することで、利益を調整している。ただしそれぞれの柱がうまく機能し、循環していなければ焼け石に水となってしまうのだけれど。どれだけ尊敬するアーティストやレーベルからのリリース作品であっても、僕はその時々の状況や予算、実際の懐事情を鑑みて作品を入荷したり、しなかったりする。先様もそのあたりは理解してくれているのでとてもありがたい。出勤前にコーナンで大量に購入した整備用具一式を手に、自転車と向き合う。メラミンスポンジやウエスで清拭してやるとどんどん汚れが落ちて、注油の度に各部の動きもスムーズになってくる。はっきり言って気持ちが良い、が、しかし、ここで満足していたら、単なる金持ちの道楽と同じになってしまう。商売は趣味ではない。きちんとお金に変えていかないと意味がない。僕は人助けのために自営業をやっている訳じゃない。自分や家族がこのクソったれな世の中で何とか生きていくために全力で自衛している。整備を終えて店頭に並べた自転車が瞬く間に売れていく。淡路に引っ越してきたばかりだという男性と、タラウマラオープン当初に購入してくれていた常連さんが新たに買い替えの一台を選んでくれた。商品とお金が交差し、僕もお客さんも笑顔だ。ここは極めて重要、買い物の最終工程を機械に委ねたらあかん、感情だけは奴らに渡すな、マニュアルや利便性を自らの手で破棄してでも残る言葉と顔貌で交渉を成立させよう。このときの快感はなにものにもかえがたい。開店早々からお金も動き、僕も動き続け、修理のお客さんも後をたたない。秋とは思えない気温と首筋に照りつける強烈な日差しに汗びっしょり。あっという間にお昼、ミサさんの来店時間が迫っていた。と、そのとき、年齢も服装もばらばらの数名の男女が慌ただしくやってきて、こちらに対して一方的、矢継ぎ早に要求を伝えてくる。各者の言葉を要約すると、少し離れた場所で女性が自転車の後輪にスカートを巻き込んで身動きが取れない状態、だから助けてあげてほしいとのこと。そうこうしている間にも店頭ではパンク修理の依頼が2件、タイヤからチューブを引っ張り出しながら、いま店を離れることはできない旨を彼らに伝えると、助け隊のひとりが「こういうときに何とかするのがプロでしょ」と宣ったので、キレた。おうよ、そこまで言うなら行ってやる。幸いにもパンク修理のお客さんからも理解を得ることができたので、僕はタイヤを脱着させる際に使用する作業台と工具一式を担いで彼らの案内に従うことにした。店には「すぐに戻ります」の貼り紙。絶対すぐに戻る、どうかミサさん帰らないでね、という想いを込めて。目的の場所にはラグジュアリーな服装の女性が確かにロングドレスの裾を自転車の後輪に巻き込んでうずくまっていた。巻き込んだ際に転倒したようで足や腕、顎のあたりに擦過傷ができていた。可哀想に、せっかくのおめかしが台無しやんか。それ以上に女性を包囲する助け隊一派の存在が鼻についた。僕は女性にこれから行う作業内容を簡潔に伝え、最悪の場合はドレスの裾を切らなければならないかもしれないことを強く念押しする。女性は首を縦に振った。高そうな服やのに、もったいない、気の毒やなぁ、などという助け隊の言葉は徹底的に無視。早速サドルを作業台に引っ掛け、チェーンカバーを外し、後輪のネジを外していく。それにしても見事なまでの巻き込み具合で、薄いレースのような生地がバンドブレーキと車軸との僅かな隙間に幾重にも層になって絡まっている。まるで伊藤潤二の「うずまき」のようだ。ゆっくりと同時に要所で力を込めてタイヤを回転させ、生地を引っ張る。少しずつ隙間から生地がぬらぬらと出てくる。助け隊のおっさんどもはお姉ちゃん頑張れ、水飲んどきや、ケガして可哀想に、美しいお顔がえらいこっちゃ、バンドエイド買うてきたろか、と引き続きうるさい喧しい鬱陶しい。何よりも困惑したのが、僕の作業する位置が女性のドレスの裾を覗き込むような格好になるので、見てはいけないものを見てしまうかもしれないという妄執に取り憑かれて酷く落ち着かない。はっきりと集中力が削がれる。何度かプラスドライバーの先端がネジの駆動部を舐めた。それを察してか女性もくねくねと腰をよじ��せたり足の位置を変えようとするので余計に艶かしくなってしまい、むしろ逆効果。僕はええいままよと心を鬼にして、生地を引きちぎらんばかりの勢いで力いっぱいに掴んだ。手応えあり。いける!タイヤが滑らかに回り始めた。すると興奮した助け隊のおっさんどもが我先にとタイヤを回そうとしやがったので、僕の指がスポークに挟まる。痛い痛い痛い。ギョリンと睨みつけると、おっさんは慌てて手を引っ込めた。そこから消耗戦を続けること約15分、ドレスの裾を破くことなく無事にタイヤから引き離すことができた。額からは滝のように汗が流れてくるが、助け隊は女性の身を案じるばかりでこちらには見向きもしない。当の女性は平身低頭、とても申し訳なさそうに謝罪の言葉を何度も述べて、費用をお支払いします、と言った。僕は彼女の申し出をきっぱりと断り、来た時と同じように作業台を肩から下げて颯爽と現場を後にした……なんていう安っぽい美談に落ち着く訳もなく、僕はケガをした女性ではなく助け隊の連中に作業費用を請求した。集まった金はたったの1,000円。非常にしみったれているが、それでも彼らには伝わったと思う、善意には覚悟もリスクも必要だということを。リスクなき善意はただの偽善、それはもう傍観者と何も変わらない。急いでタラウマラに戻って、お預かりした2台の自転車のパンク修理を終らせ、店内でひと息ついたタイミングでミサさんご来店。貼り紙を見て、近くで時間を潰してくれていたみたい。彼女の快活な笑顔を見ると、ようやく僕もまた笑顔になれた。保育士であり、ドラム奏者でもある彼女が学生時代から好きだというMR. BIGの話で大笑いした。
MR. BIGと言えばこちら。イントロから鳴り響く、力強いドラムが印象的。
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実はこの公開日記「Pat Sat Shit」のパーソナリティであるvideo loverもミサさんも、代田橋にあるバックパックブックスの宮里さんの紹介でタラウマラに来てくれた人たちだ。僕とバックパックブックスの出会いについてはまた改めてきちんと書きたいと思っているのだけれど、このおふたりの存在からしてすでに最高で、バックパックブックスはきっと素敵なお店に違いないと確信している。ミサさんは大阪に向かう飛行機のなかで拙書『ほんまのきもち』を読んで涙を流したと言う。だからということでもないんだけど、数ヶ月前に同じことを言ってくれたドラム奏者Hikari Sakashitaのソロ作品『Sounds In Casual Days 2』をプレゼントした。高い交通費を払って遠方から来てくれる方には、条件反射のように何か贈り物をしたいと思ってしまうのは、僕のなかにアメ玉を配り歩く大阪のおばちゃんイズムが備わっているからでしょう。はい、アメちゃん、どうぞ〜。
Hikari君のドラムが冴え渡るこの曲が今日の「気分」。
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### 『紫色の永遠 - 弟の葛藤編』~愛と牢獄の狭間で~
#### 第1章 監視カメラの夜
深夜2時、弟はベッドでじっと時計の針が動くのを見つめていた。天井に設置された小型カメラの赤いランプが、闇の中で不気味に点滅している。
(またアイ姉ちゃんが監視してる...)
ふとスマホが振動した。画面にはアイからのメッセージが表示される。
『まだ起きてるの?早く寝ないとお姉ちゃん心配だよ~!(。>﹏<。)』
弟は深く息を吸い、返信を打つ。
『今から寝るよ』
すぐに既読がつき、ハートのスタンプが返ってくる。弟は布団に潜り込み、姉の買い与えた監視カメラ対応スマホを抱きしめた。
(逃げたい...でも...姉ちゃんを悲しませたくない)
#### 第2章 鏡の中の自分
朝、洗面所で顔を洗う弟。鏡に映った自分の顔を見つめ、思わず眉をひそめる。
(やっぱり...不細工だ)
「弟くん~!朝ごはんできたよ~!」
アイの弾んだ声が響く。弟は無理に笑顔を作り、リビングに向かう。
「おはよう、姉ちゃん」
「ん~?なんか元気ないじゃん!大丈夫?熱でもある?」
165cmのアイがすぐに近寄り、165cmの弟の額に自分の額を押し当てる。Fカップの胸が密着し、ラベンダーの香りが鼻をくすぐる。
「...大丈夫だよ」
「よしよし~!じゃあ今日もお姉ちゃん特製の愛情たっぷり朝ごはん食べようね!」
(姉ちゃんだけは...僕のことを可愛いって言ってくれる)
#### 第3章 窓の外の世界
買い物帰り、弟はスーパーの駐車場でふと空を見上げた。自由に飛ぶ鳥の群れを目で追いながら、
(あの鳥みたいに...)
「弟くん!何見てるの~?早く車に乗って!」
アイの声で現実に引き戻される。弟は小さく息をつき、姉の待つ車に向かう。
「どこか行きたいところある?お姉ちゃんが連れてってあげる!」
「...別に」
「え~?じゃあお家でアニメ見ようよ!弟くんの好きなの録画しといたから!」
車中、アイは嬉しそうに今後の計画を話し続ける。弟は窓越しに通り過ぎる景色を見つめながら、
(これで...いいんだよね?)
#### 第4章 深夜の覚悟
アイの寝息が聞こえる真夜中、弟はそっとベッドから起き上がった。枕元の日記を開き、ペンを握る。
『今日も姉ちゃんと一日中一緒だった。監視カメラが増えて、トイレにすら一人で行けなくなった���でも...姉ちゃんの笑顔を見ると、全てを許してしまいそうになる』
ペン先が止まる。ふと、アイがくれた金色の首輪に触れる。
(姉ちゃんを幸せにできるのは...僕だけなんだ)
#### 第5章 受け入れた運命
翌朝、弟は自らアイのベッドに潜り込んだ。
「わ!弟くん?どうしたの?」
「...姉ちゃん、僕...」
言葉に詰まりながらも、弟はアイの手を握り返す。
「ずっと...一緒にいるよ」
アイの紫色の瞳が輝き、涙が溢れ出す。
「やった~!弟くん、やっとお姉ちゃんの気持ちわかってくれたんだね!」
強すぎる抱擁で息が苦しくなるが、弟はもう抵抗しなかった。
(これが...僕の幸せなんだ)
[完]
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0601
6月や…
漫画の書き方としての褒めを頂きまして 自分的には前(類司)の方が上手かったなと度々思うのですが 私が好きなのは 目で話す という行為がとても好きでして、特にふみおせは 伊藤さんの目って突き刺すような 見通すような 威圧感のある目だなと常思います 作品を書く時に目元だけの描写って自分がするとちょっと軽く言うと、手抜きに見えてしまうことがあり、類司の時は司を愛おしく見る類が好きだったからかなり乱用していたのですけど 今回ばかしは あんまりしたくなくて ただ 大瀬を引っ張った時だけ 視線の関わりを作りましたが そこを果てしなく褒めて頂き 本当に嬉しいですね ただなにかに気がついた時の人の目というのは素敵で 目は口ほどに物を言う ですね♪言葉を多く交わさないふみおせだからこそ似合うところなのかな 1発バチッと決めれる場所がもっとあったのかな
それこそ初めて見開きでセリフというか吹き出しがないページを作ったけど、これが成立するのってふみおせだからかな?と思ったりもした
頂いた言葉に共通して言われることが 全体を通してのふみやのセリフ それってやっぱり 私がふみおせ(デ)を好きな部分に通じていると思う 大瀬にみんな決まって死んじゃダメだよ 大瀬と楽しく時間を過ごしたいよ と前向きな言葉をかけるが 伊藤さんだけは決してそんなことなく 何となくあやふやな一見酷く聞こえるかもしれないが回り回ってストンと落ちる紙飛行機みたいなイメージがあり、それがまあ難しい 肯定を避けるでは無いけど 否定でもなく なんとなく の言葉 嫌いじゃないとか 大瀬を思っての言葉じゃない ことに安心がある かもしれない 思ってるかもしれない 大瀬、絵を描こうよ👈🏻め��ちゃすごいセリフだし こういう言い回し思いつきたすぎる(大瀬が好きなもので且つ3人でできること)
ふみおせのどの部分が好きですか?と言われたら 真っ先に 大瀬はふみやの前で笑ったところ と言うかもしれない 私は大勢の人とは違う対応をとる人とそれを受ける人の事を特別に思いますので
ナイフを取られたということとまた皆に心配かけるの 2段構え
あと今になって誤字に気がついた
ぐーすかぴーのコマも可愛いけど鼻ほじってるところも可愛いだろうが
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デビッドボウイがロバートにやっぱ似てるなあと思って、mvを色々見てたけど、China girlのmvに出てくるこの女性とガチで一時期付き合ってたらしい。そして、アジア人差別のポーズで有名な目尻を引っ張るポーズってデヴィッドボウイが元ネタやったんか!!でもこのmv見てると全然差��感じない。ていうかこの人いうて悪いが全然美人じゃないのに、何が良かったんやろう???みたいな見てる側に不公平感さえある。だってあのデヴィッドボウイに選ばれるってすげえラッキーだよな。
吊り目ポーズやった後にこんな最高の笑顔。こんなん許す一択やろ。ていうかこの動画見て全く差別的とは感じなかった。この中華系女性は豚鼻ポーズしたあとに、デヴィッドボウイがこの吊り目ポーズで返してる感じで、変顔しあって戯れているようにしか見えないかんじ。だからもし吊り目ポーズされて差別だと感じたら豚鼻ポーズで返してみて、あんたデビッドボウイのファンか?と聞いてみてもいいかもしれん。まあ吊り目ポーズされた事ないんですけど…ていうか人種差別的なこと自体がほぼ未経験…なんかもしかしたら差別はされてたのかもだけど、鈍くて気づかず…というかんじかも。まあフランス人からは人種差別というか、ただこの人は意地悪やなあ…みたいなのはあったけど、あれは別に明らかな人種差別でもない気もする。まあフランスなんてフランス革命の時代からカオスが続いているような国ですから。そこが面白くもあるけど。あの日本人が憧れるフランスの代表とされ有名なジェーン・バーキンもそれをプロデュースしていたセルジュゲンスブールもどちらも生粋のフランス人ではない、というところからフランスはおかしな国というのがわかると思う。
話戻すが、コメント欄で「自分はゲイじゃないと思ってたのに、デヴィッドを見るとゲイかもしれんと思ってしまう」というノンケをゲイの世界に導いてしまうデヴィッドボウイの強さ…なんかどこか女性的でもあるしね。そこもロバートに似てる。歯並び悪くて、食後歯になんか食べ物が詰まってることがロバートよくあるんやけど、デヴィッドボウイもそうやったんかなと思わせる歯並びの悪さ。あとロバートもしょっちゅうゲイの人に気に入られてめっちゃ話しかけられてる。とりあえず男人気がすごい。みんな実はゲイなのか?
やべえ。ロバートのこと、正直あんまりイケメンだと思ってこなかったんだけど、やっぱイケメンなんやなってやっと気づいた…7年も一緒にいて今更だけど。デヴィッドボウイ見てると気付かされる。やっぱめっちゃ似てるし。動きとか仕草も似てる。デヴィッドボウイがウインクした時、ロバート��パンツにうんこつけてるのを妹に見られてキモがられた時にこんな感じでウインクしてたなって思い出したし😉デヴィッドボウイ全然好きじゃなくて興味なかったけどめっちゃ興味出てきた。
なんかロバートの写真を人に見せたりするたびに、イケメンやなあ、かっこいいなあと8割の確率で言われてて、みんな外国人見慣れてないからカッコよく見えてるんだろうなという感じでお世辞だと思い、全然間に受けてなかった。まあブサイクではないもんね。ロバートって何気にめっちゃハイスペやな。バブル時代の3高に加えイケメンだとスパダリというらしいが、まさにスパダリ。まあ高齢者でもあるわけだがwそれで-100万点でプラマイゼロみたいな感じ。でも掃除してくれるタイプやからそこも良いよな。まず働かずとも暮らせるという金持ちであるというところに惹かれたが、一番いいなと思ったのはホテルで泊まってるのに掃除するところ。見た目じゃなく中身で完全に選んだので、見た目は気にしてないという体になっているが、やっぱり見た目も良かったんやな…まあ高齢者だから、別に誰にも羨ましく思われるはずないと思っていたけど、それでも、やっぱり好条件すぎるよな。
ていうか私歴代付き合った人、やっぱイケメンしかおらんな…今まで一目惚れされ、ストーカーっぽい行動取ってきた人も男女共に美男美女しかいない。私のこと好きな人は美男美女です。でも私が美女か?というとそこまででもないだろwて感じだけども。
小学生の頃、隣に座る男子に必ずと言っていいほど嫌がらせされてきたの思い出す。他の子は何もされてないのに。私ばっかり授業中に消しゴムとか筆箱の中身を取り上げられて、取り返すため奮闘してたら、遊んでると思われ先生に注意され…みたいな感じで私ばっかり損してる気分だった。女子の友達と話してるのに、謎にセーラームーン好きなんやろ!とか言って絡んできてうざかったし、とにかく私に構わないでください…って感じだった。班になった時、全員にプリント普通に渡してるのに、私にだけくれなくて嘘泣きしてどうにかもらったり。まじで小学校低学年は男子の嫌がらせが多すぎて苦労してた。好きな子に嫌がらせしてしまう的なことだったのかもしれないが、明らかに私より可愛い子や綺麗な子には普通に接していたので、小学生の好みなんて見た目が全てだから、私のような昭和初期のおかっぱヘアしたキモい奴はいじめられて当然なのかもしれないと思っていた。でも家の近いもの同士で班を組むときとか、好きな人同士で自由に班を決めていい時とかは謎に男子に人気で、紅一点の班になったりしてた。子供の頃は大人しく、余計な意見とか言わずに人の言う事をなんでも受け入れるところがあったから、それで色々とやりやすいから好かれてたのかもしれん。まあとにかく実際のところモテていたわけではないが、やたらと男子に絡まれやすく、男子に選ばれやすいから、他の女子からは「ぶりっ子!」とずっと言われてた。夏休みに家に男子ばかりが家に来て、親も何でこの子は男の子とばっかり…と言われてたし、男っぽくならないよう、電車やミニ四駆とかの男の子っぽい遊びは禁止で、当時めちゃくちゃ興味あったけど買ってもらえず。ポケモン出た時は男の子のゲームだったけど、あれは典型的な男の子のゲームではないから普通に買ってもらえた。初代ポケモンは自分が男子になった気分を味わえてよかったなあ…子供の頃はめっちゃ男子になりたかった。当時は男子の方がおもろい遊び多いし。ゲームも男の子向けっぽいのが主流だった。少女漫画も好きやったけど、私が子供の頃はセーラームーンやレイアースなど、女の子が戦う系のやつが多くて少女漫画しすぎてなかったから、そこが良かったのかも。恋愛もよくわかてなかったが、別に嫌いではなかったし、なんか恋愛してみたいと憧れは人一倍強かった。友達が好きな男子の話するのとか、羨ましく聞いてたかも。友達が○くんのことが好きやけど、好きな子おる?と聞いてきて、特にいないけど…強いていうならクラスで誰が一番マシ?と聞かれて、まあとりあえず自分のことをいじめてこない害のない男子を選んだが、別にその人のことは全然好きじゃなく、しかもそれを言った後にその男子がなんかやたらと構ってくるようになったし、睨んできたりするので、結局苦手になった。正直男子とは誰とも仲良くできないなと思った。とにかく男子が苦手というのは高校時代まで続き、大学時代にやっと男友達が少しずつできて、大人になってからは普通に男友達がいるという感じ。
子供時代、なんか図工や美術、家庭科、国語の課題などでやたらと高評価をもらい、いつも私の作品が選ばれ、展示されるようになった。大したもんじゃないからあんま晒しものにしたくないんだけど、まあどうせ子供の作品なんてじっくり見ないだろうからどうでもいい、母も喜ぶだろうし、とか思ってた。でも母は別にこのことを特別褒めるでもなく、基本的に無反応だった。私は特別に器用な方ではないと思っていたし、選ばれていない友達の作品の方が私のよりよっぽどいい作品に見えるのだけど、なぜだろう?とずっと思っていた。大人になってからも、ニュースサイトで私の記事を何本も書いてもらったりして、なぜかクオリティはわりと低いのにも関わらず結構選ばれている。そういう何をしてても一挙一動が目立つ星に生まれたのだろうか。
たしかに、なぜこの人を選んだんだろう?みたいなことってよくある。私はその典型なのかもしれない。
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友達とおととい会ってきたんだが、友達の推しの阪神の佐藤が友達の旦那さんに激似で驚いた。なんか今の時代、野球選手のアクスタまであるんやな。ジャニーズとかちゃんとしたアイドル系のやつしかないと思ってたわ。友達は謎に旦那でアクスタ作って持ってるのかと思ったほど似ててびびった。旦那に似てる人をちゃんと好きになるというのが面白い。ダイアンの津田も好きらしく、職場の人がどこかでダイアン津田の似顔絵素材を手に入れて作ってくれた巾着袋を使っていたが、そのダイアン津田の絵も友達の旦那かと思った。とにかく似てる…
友達は全然違うやん!というが、こうして比較すると顔の系統一緒すぎへん?


並べると親戚ですって言っても通用するくらい似てる…阪神佐藤の方が若いし、眉毛がしっかりしていて整っている感はあるけど、眉毛整えてなければかなり顔の系統は近い。ていうか阪神の佐藤は将来的に眉毛がどんどん薄くなり、ダイアン津田に寄っていきそうな顔してる。
アジア人なのに、アジア人の顔の区別がつかなくて絶望した。これ、全部友達の旦那さんにも見えて怖いwちゃんと旦那と似た人を推しているという顔の好みの安定感が羨ましく感じる。私の好みは割と色々分かれていてここまで系統が同じではないから。
ていうか、別に美男でなくてもこうやってファンはいるんだよなあ。つくづく、顔じゃない。
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2024年度OB総会
参加者
教員
岡田先生
中根先生
教員OBとしてアルヴァレズ・アルバート先生
OB参加者
眞許さん
中川さん
岡田さん
堀永さん
上田さん
飯田さん
山菅さん
岡島さん
高梨さん
吉澤さん
菅野(記)
現役
高橋(3年)
北山(3年)
羽生田(2年)
大鳥(1年)
後藤先生追悼
開会の前に参加者で黙祷を捧げました。
開会あいさつ(植田会長より)
1943年卒業。ことし75歳。会長長くやっておりますが、大きな動きにできておりません。
後藤先生がなくなったということもありますが、いつもより多くのOBにご参加いただき、ありがとうございます。
岡田先生には、いつも長い時間を割いていただき、感謝申し上げます。この場をお借りして御礼申し上げます。
副部長になっていただきました中根先生。冬場などお時間をたくさん使っていただくことになるかと思います。ありがとうございます。
会計報告(会計石塚さんに代わり代理・高梨さん)
事前に送らせて頂いている書面の通り。
特徴としてはOBのコーチ派遣費用が今年は0円。
臨時職員の制度の活用により、OB会費の費用が掛からなくなったため。
副部長挨拶(中根先生)
今年度から志木高に赴任。美術担当。
中高は柔道部でスキーの経験はあまりない。
普段、生徒の活動の要素をみさせてもらっている。まだ冬の大会のイメージができているわけではないのですが、できる限り参加できたらと思っています。
よろしくお願いいたします。
部長挨拶(岡田先生)
本日はお忙しいところありがとうございます。
今年は部員5人。一人体調が崩して4人出席です。
3年が3人、2年一人、1年一人。
去年からまた大会がしっかり運営されるように、僕の予想を超える力を部員がつけてくれた。
あとコンマ数秒でIHや国体に届くような実力がついてきた。
今年志木高が75周年を迎えて、新しく光彩館という建物が記念事業として建設されました。
このあと、見学可能になってますので、興味ある方はご一緒ください。
記念誌も発行されます。50周年のときにあまりかけていなかった部活動の様子に関しても記載が多くなっております。スキー部のものもありますので、ぜひ目を通していただければと思います。
上級大会に出場した人の記録を中心に90年代以降で書かせてもらっています。
20数年あり意外にあっとう間に文量が埋まり、
残り定年まで10年ということで、続けていくつもりです。
後藤先生の話をしますと、一緒に働くのは1年くらい。
ただ、人生で初めてスキーを履いたのが岩原・その時泊まった宿が栄屋。
その時の後藤先生の写真を覚えている。
それで今があることに本当に運命を感じます。
お会いしたときはすでに腰を悪くされていたが、本当に多才な方で料理、達筆、ウクレレ。色々な書物を読ませていただいた。
教えられたこととしては、教員としてなるべく生徒と一緒にいてほしいことを言われた。
これだけ多くの素晴らしいOBを輩出している素晴らしい部を少しでも長く続けていきたいと思っています。
部員紹介・抱負
主将・高橋
IH目指して頑張ります。
主務・北山
去年のIHの予選で苦渋を舐めたので、今年こそIH/国体に参加したい。高梨さん・吉澤に毎回参加いただき、OBの皆様にも様々な支援いただき感謝してます。
2年・羽生田
アフロこと羽生田です。今年は新人戦でTOP3に入れるように筋トレを頑張っていきたい。
1年・大鳥
まだスキー部に入って、そんなに時間がたってないためわからないことも多いですが、先輩の様子をよく見て上達して全国大会に出たいと思います。
現役奨励金の給付・応募状況について(菅野から)
給付状況については、事前にお送りしました資料の通り。
物価が上がっていたりとか、臨時職員制度などでOB会費の余裕もできているので、少しまた給付金額を上げていっても良いのではないかとも思っています。幹部の皆様に相談させてください。
OB会活動報告(高梨さんから)
スキー・ゴルフともにごっち杯などは、OBのリソース不足もあり残念ながら中々開催できておりません。
ゴルフは開催希望の声を大先輩からも多く頂いてますので、ぜひやりたいのですが、若手の方是非興味あるかたお声がけいただければと思います。
臨時職員制度に関して、昨シーズンから公式大会以外でも、公式合宿においては費用がでることになったので、これを活用して参加させていただいた。
僭越ながら私、毎年FIS公認のマスターズ世界大会に参加させていただいております。昨年度は4年に一度の大きな大会で、イタリアのロンバルディアで開催されました。スキーだけでなくスケートなど様々な冬季スポーツも行われる大会です。開催国はレジェンド選手も出場しており、同じコースを滑れるという貴重な大会です。
決議事項
現役奨励金審査委員会のメンバーの選任について。以下の4名で参加者全員反対なしということで選任が承認されました。
岡島副会長、石塚会計、高梨現役担当、菅野広報担当
懇親会挨拶(岡島さんより)
後藤先生に直接雪の上で指導いただいていた最後の世代かなと思います。
私の下だと、山菅とか、もうすこしだけだと思います。
今日は、せっかくなので振り返っていきたいと思っております。
後藤先生の話だと、オペラやウクレレ、スイミングの指導員のボランティアなど色々あるのですが、30年前くらいがスキーの教師としての限界的な状況だったかと思います。そのとき、すでに腰がわるく、雪の上に立ったり・立たなかったりという状況。
にも関わらず15-6歳の鼻垂れ相手に多くの時間を過ごしていただいており、ほんとに感謝しております。
色々厳しい指導をうけたかというと、そういうわけではなかったです。
記憶にあるのは、1分でも1mmでも多く滑るようにということを言われました。
皆さん、どういう思い出がありますでしょうか?
5分前行動。
飯田さんより。寮の舎監をされていた。近くの雀荘に乗り込んだときに、停学になりそうなことがあった。そこを後藤先生に救ってもらったことがある。本当に大きな器の方だった。
眞本さんより。自分が現役だったころは、先生は自分自身が現役選手だった。だから、教えてもらったというよりは、背中を見せられた感じ。自分でポールも沢山背負ってた。
実は、ここに後藤先生からもらった色紙があります。
「常自省 基礎基本」という言葉を書いていただいたもので、これが引っ越しを沢山してるのですが、書斎に常においております。
それが1週間前くらいに急にぽとんと落ちてきまして。
きっと後藤先生にこれを持ってけと言われたと思い、持ってきました。
社会人歴も長くなり、ついつい上から目線になってしまうこともあるのですが、この言葉はとても心に残っています。
先生に感謝の意を込めて献杯したいと思います。
献杯。
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2023/7/25 1m8d
そういえば出産の記録書いてなかったのでここで書いておこうかなと。
6/16日の23時ごろ、芽結ちゃんの寝かしつけとともに眠ってしまっていて、ふと起きて骨盤体操しようと体勢を変えたら、パシャって何かが出た感覚。あ、破水したなってすぐにわかってトイレで確認。うっすら出血してるのと匂いで尿漏れではなさそうと判断してお母さんに伝える。バタバタ用意し始めたのを察して芽結ちゃんも起きてきて。病院に電話してる間はわたしのそばで受け答えの真似してた笑。
羊水が出てるのをなんとなく感じつつテキパキ準備。翔にも電話する。なんとなく今日来そうって予想してたらしく、すぐに向かってもらう。準備が終わってあとは出るだけってところで芽結ちゃんをぎゅーって抱きしめて。この瞬間が寂しくて切なくてたまらなかったな。。もっと2人きりの時間噛み締めておくんだった、ってすごく後悔した。
酔っ払っていて使い物になるか微妙なお父さんと共にタクシーに乗ってクリニックへ。乗ってる間も胎動を感じながら、芽結ちゃんのことばかり考えてたな。出てくる寸前も大泣きしてたから、大丈夫かなって心配で。
到着してから内診してもらって、破水の検査。ここで問題が!普通の破水検査では微妙な結果になっていて破水してるかどうかわからないと言われる。でも子宮口は3cm開いていて待っていれば陣痛が来そうらしい。えー、お父さん半ば強引に帰しちゃったし笑、どうしようと思っていたら、もう少しちゃんとした検査があるからそっちで検査してみようと言われ、検査してもらう。結果を待ってる間、違ったらどうやって帰ろうって思っていたら助産師さんがきてくれて結果を見せてくれる。結果、破水してた。ただ少量らしい。
そこから入院になる。陣痛がくる前に無痛の管だけ通そうと言われ、処置室へ。その前に翔に入院になったことを報告。一旦実家で待機してもらうことにする。前回は陣痛がきてる最中に処置してもらってたので痛いかどうかも覚えてなかったけど、今回は硬膜麻酔の管を通すための最初の麻酔が結構痛くてびびった。処置が終わってから病室へ案内される。とりあえず朝まで休んで、途中で陣痛が来たらナースコールするように言われる。
1時間くらいLINEしたり日記書いたりぼーっとしていたら、ズーンとした痛みを感じるようになる。多分2時過ぎ。陣痛カウントで見ると6分間隔くらい。どれくらい耐えようか考えつつもとりあえずあとちょっと、あとちょっとで結局2時間くらいは耐えた。途中トイレに何回か行くも、下腹部が全体的に痛くて辛い。朝4時ごろ、もう耐えられない!となってナースコール。そこからLDR?に移動。
どのくらい痛い?って聞かれて、うーん十段階で言うと5くらい?って答えて内診してもらう。そしたら助産師さんが、え!けっこう開いてる!5cm!すぐ麻酔入れないとダメじゃんって慌てた感じで準備してくれた。こんなこともあるかと思って薬用意しておいたんだーって言ってくれてホッとする。本当にこの担当の人、優しくて気遣いできて好きだったなあ。芽結ちゃんの時も優しく励ましてくれたもんなあ。
麻酔が準備できて早速入れてもらう。ここあたりで翔が到着。おそらく5時くらいかな?私は麻酔がすごく効きやすいタイプで吐き気が怖かったのだけど、やっぱり麻酔入れてもらって、内診してもらってる間に気持ち悪くなる。すぐに対応してくれて、用意してもらったところに嘔吐。横になると麻酔が上がってくるのか吐き気がくるみたい。お腹が張った瞬間の子宮口の様子を見たかったみたいだけど、なかなか張りがこず、その間に戻してしまい。。でも嘔吐してる時にお腹張ってたねって言われた笑。
そこからは体力を温存するためにうとうと眠る。なぜがハッとして目が覚めるんだけどまたうとうとして寝る、の繰り返し。座ってる体勢だったからか熟睡というより、うとうとって感じ。朝ごはんは吐き気を考慮して翔に食べてもらう。
子宮口の進み具合がやっぱり遅いようで、先生が来て促進剤の打診がある。わたしが、使えるなら使って欲しいって言ったら、なんか苦笑してた。。言い方が良くなかったのか、書類に署名する際に「促進剤をしたからといって産まれるわけではないです、お母さんが頑張らないと」みたいなことを言われる。なんか怒らせちゃった?と思いながらも、まあいいかって流しておいた。
促進剤投与開始。ここら辺で担当が丸山さんに変わる。結果的に丸山さんが蒼くんを取り出してくれた!何となく、長引かせないようにって言う意識が強くて、何回も様子を見にきてくれて、内診してくれて、お産が進むようにサポートしてくれた。前回は促進剤入れてから割とすぐに破水して、そのまま急いで分娩室に移動!って感じだったけどら今回はギリギリまで内診されて、破水してからも内診されてたような?何ならいきむ時も内診されながらいきんでた笑。やっぱりお産って毎回違うんだなあ。
張りは感じるものの、まだ子宮口は全開にならず、赤ちゃんがも下がってないって何回も言われた気がする。赤ちゃんが下がって来られるように、あぐらかいて骨盤だけゆっくり回すように言われたり、前屈みになるよう言われたり色々指示される。これも前回はなかった。とりあえず言われた動きを色々試してみるけど、翔は半信半疑というか、その動きで合ってる?って笑いながら見てた。私もだんだん笑えてきたけど、とりあえず笑いながら続行。
内診に来てくれた時に、いきむ練習してみようと言われやってみる。何となくいきむのは自信がある私。。でもいきんでる時は息を止めるっていうの、忘れてたな。内診されながらいきむのは初めてだったけど、うんうん!って頷いてくれると正解だよって言われてる気がして、やった!って思った笑。
途中麻酔がまたキツく感じてきて、嘔吐。水分取るためにポカリとかウィダインゼリー飲んだりしたのがダメだったっぽい。横になって内診するたびに麻酔が上がってきてきつかった。。
内診されるたびに子宮口もゆっくり開いてきて、ようやく全開になる。ただまだ赤ちゃんが上の方でぷかぷか浮いてると言われる。何度めかの内診の時にパシって音がして破水。あらららーって丸山さんが言ってて、自分から出てるけど自分ではコントロールできないことを不思議に感じる。
そこから張りの感覚が頻繁になるかと思いきや、いったん空いてしまう。ただ前屈みになると張りが頻繁にくるようなので、その体勢で待つ。でもこの体勢だと赤ちゃんの心拍が取りずらいのか、そのアラームが鳴る。張りを呼ぶために前屈みになりつつ、アラーム鳴らさないようにまた体勢戻したりしてなんか忙しかった。
内診されつついきむ練習を何度かして、ようやく赤ちゃんも下に降りてくる。てっきり産むのは他の部屋だと思ってたけど、あれよあれよと言う間に準備されて、あ、ここで産むんだって気づく。多分もうそろそろ産まれるなって時に丸山さんが小児科の先生を呼んでて、その合図で院長先生も入室。
土曜だったから人が少なかったのか、芽結ちゃんの時と比べて部屋も��くて人も少なくて、淡々としてるように感じたけど、考えたら前回は32時間かかったから、人も多かったのかなあ。
丸山さんに内診されながら張ってきたら吸っていきんで、もう一回いきむっていうのを繰り返す。お腹張ってるのはお尻がぐーって押される感覚でもわかるけど、一応モニターの数字を見ながらそれに合わせていきんだ。何回かいきんだ時に小児科の女の先生が、「はい、もう赤ちゃん出てくるよ〜下見てくださいー」って言ってくれてそのあとすぐに出てきた!!!唯一後悔したのは、この出てくる瞬間の動画を助産師さんか小児科の先生に撮ってもらいたかった。翔が撮ってくれたんだけど、色々写しちゃいけないものもあって笑、蒼くんが出てきたらすぐ終わってるのよね、動画。もっとその後の様子も撮って欲しかったなあ。芽結ちゃんのときは小児科の先生がすごい絶妙なアングルでしっかり撮ってくれてたから、すごく気に入ってて。今回は産まれた後の動画だけだからちょっともったいなかったかな。。バースプランに入れておけばよかった。。
初めての抱っこのあと、蒼くんは綺麗にしてもらって私は諸々の処置。蒼くんは羊水を飲みすぎたようで口から鼻から吸引されまくり。そのあとカンガルーケアをしたんだけど、しばらくゼコゼコ言っていて、この後保育器入れてもいい?と言われてざわざわ、、。でも結果何回か吸引してカンガルーケアをして、を繰り返したら落ち着いた。でもモニターはつけられてたかな?
しばらくしてから私は丸山さんに着替えさせてもらって、そのまま車椅子でお部屋まで移動。前回はナースステーションの隣の部屋で一泊だったけど、今回は普通にお部屋に通された。でも希望の洋室の個室が空いてなかったみたいで、和室の個室へ。そこでしばらく赤ちゃんと翔もゆっくり過ごす。お昼も用意されてて食べるんだけど、麻酔が完全に切れてなくて、気持ち悪い、、。あとはめちゃくちゃ眠いのとだるい。。トイレに行こうと立ち上がったら、産褥ショーツがずれてたのか血が漏れて、慌てて着替える。そうそうこの出血の感じ、懐かしい。ドバドバ出るのはすぐ終わるんだけど、まぁー、不快なのよね。
少し休んだら落ち着いてきて、食欲も出てきたので、持ってきたチョコレートを無心に食べる。翔はしばらく休んで実家に芽結ちゃんを迎えに。わたしは齋藤家が面会に来てくれるというのでごろごろしながら待つ。この時に仰向けに寝たら生理痛のような嫌な腹痛が来ることに気づく。多分後陣痛かな?あーこれかあ、めいちゃんの時はなかったなあって思う。若干気持ち悪くもなる。
夕方すぎに会いにきてくれて蒼くんをみてもらう。お姉ちゃんは帝王切開しか経験してないから、こんなに産まれてすぐお部屋で過ごせるなんて!って感動してた。
みんなが帰ったあとは高ぶる気持ちを抑えつつ寝る。でも結構寝たなーって思っても3時間くらいしか経ってなくて、びっくり。それが朝まで続いた。朝イチで予約してたシャワーに入って、そこからナースステーションで指導のはじまり!って感じかな?
すっかり長くなっちゃった。しかもところどころ忘れてるところがもうある。。寂しい。。本当に妊娠、出産って特別な経験だよなあ。それを2回も経験できたことに感謝、本当に本当にありがとうございます。頑張って産まれてきてくれた我が子を大事に大事に何歳になっても胸に抱いてしっかり母ちゃん頑張ります!!!
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釧路市愛国東の元介護士、藤山功至(こうじ)被告37歳は、5月3日、かつて交際していた小学校教諭の女性Aさん(当時39歳)の自宅アパートに合鍵で侵入し、Aさんの胸などを包丁2本で何度も刺し、殺害した罪などに問われています。 12日午前から釧路地裁ですすめられている裁判員裁判では、被害者特定事項秘匿制度により、女性教諭は匿名にされています。 これまでに検察は、下記のように経緯などを明らかにした上で、13日午前「犯行は計画的、極めて強固な殺意に基づく危険極まりないもので、殺害される理由がなかった一人娘を失った両親の悲しみ、憔悴感、喪失感は多大」などとして、懲役20年を求刑しました。 また、Aさんの父親の意見陳述として、弁護人が「娘は鼻がつぶれ、頬がえぐれていた。計画的な犯行で、この裁判が終わっても、苦しい日々は続きます。重大な事件を起こしても『後悔していない』と取り調べで話す犯人は、人の心を持っていません。絶対に社会に復帰させてはなりません。計画犯罪に対する真に抑止力となる判決を、判例にとらわれずお願いします」と遺族の思いを代読。 これに対し弁護人は、事実関係については争わず「犯行を認めて反省、自ら通報して自首も成立している。今後は心療内科のカウンセリングを受ける意欲がある」などとして、情状酌量を求めました。 藤山被告は12日の被告人質問では「(女性教諭を殺害した)5月3日は語呂合わせで“ごみの日”になるので、Aさんにぴったりの日だと思った。(殺すという選択肢以外は)なかった。(殺害後は)やりきった感と達成感があった」などと身勝手な主張をくり広げていました。 しかし、求刑後は「私が1人を殺した余りにも身勝手な行動で、多くの人に迷惑をかけた。重い刑罰を私からもお願いします。未来を奪ったことを大変申し訳なく思っています」と反省の様子を見せていました。 <検察が冒頭陳述などで指摘した経緯など> ・婚活イベントで知り合い、2021年11月から交際 ・Aさんのクレジットカードで約20万円分、勝手にゲーム課金に使い込むなどして関係解消 ・Aさん、被告、被告の母親の3人で話し合い、月々2万7000円ずつ返済で合意 ・ことし3月~4月、頻繁にAさんに電話、LINEで連絡 ・Aさんから関係を断ちたいので、返済を促す要望 ・母親が残り9万円を返済後、Aさんは「今後一切、関わらないことなどを誓約させる」内容の念書を渡す ・母親から受け取った被告は、破り捨てる ・Aさんを逆恨みした上「他人にとられるくらいなら、殺そう」と決意 ・事前に3回の下見、4回目に留守を知ると、包丁、��鍵、手袋を用意してアパートへ ・合鍵は交際中、無断で複製していたもの ・2本の包丁は、刃渡り14.4センチと16.5センチ ・侵入後、寝室のクローゼットに潜む ・Aさんの帰宅後、飛び出して犯行 ・Aさんの死因は出血死 ・胸や首などの傷は10か所以上 ・一部は骨まで達する ・合鍵をAさん宅の近くの川に捨てて逃走 ・Aさんの携帯電話を持ち帰り、連絡を取り合っていた相手をチェック ・包丁で首を切り、自殺を図るも、痛みに耐えかねて断念 ・自ら「人を刺した」などと通報、逮捕 ・交際解消から犯行までの間、別の女性2人に対するストーカー行為でも警告 公判では12日、藤山被告の母親も証言に立ち、藤山被告の使い込みを返済するため、面識ができたAさんについて「頭も良くて優しい人、自分よりも他人を優先できる人。全額返済後『困ったことがあったら、連絡してくれていい』とも言ってくれた」と悼む一方、藤山被告に対しては「手紙をもらったが、自分のことばかりで反省がなく、失望した。今後は関わりたくない」と述べていました。
小学校の女性教諭殺害、37歳の男に懲役20年を求刑…「殺した5月3日は“ごみの日”で女性にぴったり、達成感があった」などの暴言、男の母親でさえ「自分のことばかりで反省なく、今後は関わりたくない」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース
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すぐできる「幸運を呼び込む」5つの習慣③④ ⑤
これからご紹介するメソッドは、どれも心がけ一つで今日からできるものなので、ぜひ実践してみてください。
メソッド① 感謝の心を持つ
メソッド② 幸運を呼び込む言葉を使う
メソッド③ 自分は「運が良い」と思い込む
メソッド④ 口角を上げる
メソッド⑤ 見えないところをキレイにする
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メソッド③ 自分は「運が良い」と思い込む
「あなたは運がいいですか?」と聞かれたとき、「はい! 私は運が良いです!」と明確に答えられますか? 今の状況がどうであれ、まずは、自分は運が良いと思い込んでください。運の良し悪しは目に見えるものでも、数値化できるものでもありませんので、どう考えるかは自分次第です。
パナソニック(旧:松下電気器具製作所)を創業し、世界的な大企業へと成長させた"経営の神様!松下幸之助さんが、採用面接で「あなたは運が良いですか?」と質問していたという話は有名ですね。そしてハッキリと「運が良い」と答えられた人しか採用しなかったといいます。
自分は運が良い、強運を持っていると確信していれば、どんなことも受け入れて立ち向かう勇気と力が生まれてきます。人から見ると決して運が良いとは思えない状態であっても、運が良いと思っていれば「これはきっと幸運のチャンスだろう」と、自分の糧にすることができます。
私は、肩書きも業種も年齢も性別も様々な、たくさんのビジネスパーソンにお会いしてきましたが「私は運が悪いんです」と言っている人で、成功している人を見たことはありません。なぜなら、運が悪いと思っている人は、無意識のうちに「運が悪い」人生を選択しているからです。 「自分は運が良い」。今日からそう信じてください。まだ自分を信じ切れない気持ちがあるのであれば、まずは1日1回、「自分は運が良い」と口に出して言ってみてください。言葉には言霊が宿ります。はじめはただ言っているだけだった言葉も、いつしか自分の中にすっかりと浸透していきます。
--------------------------------------------------------------------- メソッド④ 口角を上げる
いつも明るい笑顔を絶やさない人は、自然に人も集まり、運も招き寄せる。 その反対に、いつもしけた顔をしている人は、運を逃してばかり。
そう語ったのは、私が観相学を教わった故・藤木相元先生です。観相学とは、目・鼻・口・耳・眉毛・唇・顎などのお顔のパーツからその人の運勢を読み解きます。手相があるように、お顔にも相があるのです。
観相学は統計学を基にした科学的アプローチで、脳と顔の因果関係を解明した学問です。脳が顔をつくり、顔が運をつくり、その運が人生を決めていく。これが私が学んだ観相学の基本となる考え方です。
いい顔のベースにあるのは、やはり「笑顔」です。笑顔は、たとえ言葉が通じなくても人を幸せにする力があります。いくつになっても可愛いと言われる人は、笑顔が素敵です。大人も子どもも関係なく、みんな笑顔が大好きです。
いつもニコニコして、誠実そうないい顔をしている人。ブスッとして不機嫌そうな顔をしている人。あなたならどちらと仲良くなりたいですか? もちろん笑顔の人ですよね。
笑顔が素敵な人は、愛嬌があり、人から好かれます。「好きな人のためになにかしたい」というのは自然な感情ですので、自然と良い運が集まってきます。口角上がれば運気が上がる、口角下がれば運気が下がる、と覚えておきましょう。 ------------------------------------ メソッド⑤ 見えないところをキレイにする
私は「見えないところをキレイにする」という考え方を、生きる上でとても大切にしています。家の中、鞄の中、財布の中、そして心の中もそのひとつです。どれだけ外側を整えたところで、中身が汚いままでは、すぐにそのメッキは剥はがれてしまいます。
・ブランド物のバッグを身につけているものの、その中身は書類が散乱している。
・最新型のパソコンを使いこなしているようで、フォルダが整理されていなくてデータがバラバラ。
・おしゃれなマンションに住んでいるのに、部屋の中は足の踏み場もないほど散らかっている。
こんな表と裏のギャップは、いつしか必ず表面化してきます。どんなに人前でいいことを言っていても、違う場所で反対のことをやっていれば説得力も消えてしまいます。見た目の美しさだけではなく、心の美しさや心の身だしなみを整えること。これはとっても重要です。
人前だけでかっこよく演じていても、見る人が見れば、底の浅さはすぐに見抜かれてしまうものです。そして、他の人から見えないところであっても、自分自身にはちゃんと見えています。だからこそ、見えないところをキレイにすることで、セルフイメージは劇的に上がります。
あのザ・リッツ・カールトン・ホテルの元日本支社長でいらっしゃる高野登さんに教えていただいたことがあります。高野さんは、「飛行機に乗ったあと、自分が使ったシートベルトを整えて出る人はほとんどいない」というお話を教えてくださいました。これはエコノミークラスでも、ビジネスクラスでも、ファーストクラスでも同様だそうです。
この話を聞いて以来、私は飛行機に乗った後には必ず、シートベルトを整えてから席を立つようになりました。誰もそんなところは、気にも留めていません。もしかすると客室乗務員の方も気づいていないかもしれません。しかし、だからこそやる価値があるのです。
多くの人は、「誰も見ていないから」「こんなところは見えないから」と手を抜こうとします。しかし、誰も見ていないからこそ、こんなところまで見えないからこそ、手を抜かず整えることで、それが大きな自信につながります。
いつ見られて���恥ずかしくないと思えば、自然と背筋が伸びていきます。誰にも見られることがなかったとしても、そんなところにまで丁寧に手をかけることができているという自己認識が、あなたの心を強くします。
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四日目に予定していたツアーに行く。アフリカプレートとユーラシアプレートの出会うモロッコ、イタリアは地震が多い。そして、北アフリカのアトラス山脈は、プレート運動によるもの。非常に複雑なプレートなのだ。ちなみに4167mの北アフリカ最高峰のツブカル山近辺では、冬はスキーもできるざます。嫌、ワシはスキー好きだけど、ここにはスキーでは来ないけどね。
そこでワシが見たいのは、ズバリ、プレート運動である。我ながら、なんとマニアックなんだろう。流石、学生時代に地理学者の高木先生と251と言われた国土地理院の25000分の1縮尺地形図を持って藤沢近辺歩きまくったり、ネパールまで一緒に行っただけあるざます。まだ紙の地図の時代。等高線を赤鉛筆でなぞったりして、標高毎の土地利用を見たり、土地利用から地質を推測したりと楽しかった。高木先生は、慶應退官後どっかの大学の学長やってたけど、先生なら当然だろうと思う良い先生だった。そこで、渓谷巡りしながら、アイットベンハドゥというカスバを目指す。カスバとは、アラビア語で城塞、城砦を指す。
一緒に行くのは、ベルギーのリエージュから来た若い夫婦。こんなに乾燥しているのに、嫁は粘度の高そうな鼻水を何度もかんでいた。ワシなんか、乾燥しすぎて鼻粘膜から鼻血が出る上に、勝手に修復活動しているから、ともすると、鼻の奥の粘膜部分にできてしまう巨大鼻くそで窒息しそうになる。鼻かんでも出てこないざます。ので、ベルギー人が羨ましい。ベムでさえ棒よだれタレなさそうな勢いの乾燥度合いの中、さすがエウロッパ人の粘液体質である。感動。ツアーガイド兼運転手のお兄ちゃんには、早々とワシがフラ語をわかっている事がバレる。細かな、例えば地震とかいう単語は知らないけれど、文脈でおおよその予測はつく。だんだんと、フラ語でしか説明されなくなる。汗。


アイットベンハドゥを目指し、午前中は、ツブカル山側の渓谷。山並みが美しい。感動的に不毛な大地。人々は、オリーブやアルガンなどを育てて、羊飼いなどをしながら生計を立てているらしい。でも、段々と都会に楽な仕事と現金収入を求めて出稼ぎに行っているらしい。道路建設や、昨年9月もマラケシュで大規模地震があったが、復旧工事などが地元である間は、生活が潤うのだとか。現金収入を手にしてしまうと、元の生活に戻れなくなるのは世の常なんだなぁ。福島の祖母の家の周りの急速なにわか金持ち達の家々を思い出す。日本は、豊かである。こちらは、家は壊れたまま、未だにテント生活しながら、干し煉瓦と干し草と土で固めた家を、少しずつ、自分の手で再建している。神戸と東北震災の差異を感じたものだったが、ここまで来ると、政府なんてあって無きが如くである。などと思いつつ、絶景を堪能。
午前中にアイットベンハドゥに到着。世界遺産。そして、映画の撮影地でもある。アラビアのロレンスを撮影したのはここ。その後、ハリウッドはここからまだ南下するワルザザートに撮影所を作っている。多くの観光客は、そちらへ行くらしいが、ワシ一切興味無し。入場料払って撮影所に行くのは、太秦でさえ行かないんだから、モロッコで行くわけないでしょ。
太秦といえば、コロナ中に、母を連れて、憧れのトロッコに乗りに行ったっけ。ワシは、予約無しでトロッコに乗れた事に、感動。と同時に、子供の頃、信楽で買ってもらったタヌキを思い出さされるタヌキだらけの駅を通り、タヌキ熱にかかってしまった。今年、久しぶりに車で関西に帰る途中、憧れの信楽タヌキをまたゲット。前回の、つぶらなお目々に惚れて買った子は割れてしまったので、母が随分と前に捨てちゃったのよね。

アイットベンハドゥです。手前は、川。橋もあるのだが通行料を取るらしいので、鴨川のように飛び石になっている無料の渡し場を通って、暑い中、ワシ、頑張って、上のぴょこんとなっている丘の上まで、城塞都市を通り抜けながら、登山。あのぴょこんとなっている所には、攻められた時用の食料が置いてあります。今は半壊になっていました。このカスバには、まだまだ人が生活していて、世界遺産だから、土産物屋とカフェ、ホテルだらけ。ホコリっぽく暑い。けど、おまけに迷路です。
ワシ、道がホウキで封鎖されているので、戸惑っていると、中からこすっからい感じのババァが出てきて、その道通れない。我が家を抜けてこっち通れ。近道あるよ。1ユーロに当たる10ディルハム払え。という。マジかーと思ったが、もう今さら戻る気にすらならないよ。何段階段登ったんだよと愚痴り、お金を払う。もっと最悪な事に、近道という道は、確かに近道だが、上からペットボトルなどのゴミが流れる、いわゆる砂防のような砂利道斜面。膝悪いワシには最悪。ゴミを避けながら、滑り落ちないように、足場を確保しつつ、たまには手もついて、必死に登る。一歩滑ったら、そのまま崖である。冷や汗出まくりだけど、暑い。ワシ、山登りしてて良かった。普通の人なら、無理レベルだと思う位に、斜度がきついし滑る。
興味深くお宅拝見できたのは良かった。水が来ているのだ。どうやって水を上げているのか、不明。気になる。けど、カスバの頂上には何も水関係の施設がなかったので、多分、下から川の水をポンプで汲上げしているのだろう。面白い事に、郵便も届くらしく、玄関と思しきドアの横には、郵便ポストもある。中は、分厚い壁のために、嘘みたいにひんやりと涼しい。そして冬は暖かいのだという。やっぱ壁の分厚さによる断熱だよなーとワシは思う。ドイツとか北欧の家も、壁分厚いもん。日本の薄壁に断熱ウール入れて、断熱してまーすってやっぱ、どう考えてもなんちゃってだろう。ワシは、ワシの部屋のクーラーをママが買い替えてくれたので、国士舘柔道部出身のおッちゃんの工事の一部始終を詳らかに観察したが、これで断熱って、騙されてるーと思ったっけ。
パッシブソーラーハウスの典型として出てくるモロッコの住宅。壁分厚く、中にパティオを作って水を流すので、適度な湿度が保たれ、冬温かく夏涼しいと、建築学の本で読んだ通り。昔の人の方が賢い。風土に合った建築を作っている。え、まてよ。日本は、なぜあそこまで寒さに耐えなくちゃいけない家なんだ。。。東北の家の中にある蔵、内蔵は温かそうだけど、あれが持てるのは金持ちだけだしなぁ。。。オンドル無いし。辛すぎやろ。ワシ、暑いのも寒いのも苦手な段ボール箱の箱入り姫様ですねん。
昼食は道中の村でタジン鍋。ワシ、下痢中なので、控えめに食べる。帰路は、アトラス山脈側の渓谷。運転手が、急遽、古代からの塩田に連れて行ってくれた。白いのは塩。雨が降ると、地面から滲み出て、塩田になるらしい。舐めてみると、とても優しい塩だった。昔、この辺り一帯は海。それがユーラシア大陸とぶつかって隆起している。道端の土産物屋では、アンモナイトに三葉虫などの化石がたくさん売られている。感動しているのは、当然ワシだけ。ベルギー人夫妻の感動ポイントは、良く分からない。向こうも、ワシがなぜ、sel de fleurと大騒ぎしておるのか、さっぱり意味不明だっただろう。ここは、昔、海韃靼だよと言っても、アホにな何も通じない。アホってマジで救いようない。



この上の写真を観ているだけだと、完璧に、アルゼンチンのサルタ、フフイの感じ。ワシ、地球の活動に感動。地球は生きとる。そして、美しい。人間の無知なんて、ここでは、笑いものにすらならない。無知な奴は死ぬだけ。ラクダのキャラバンに必ず一頭はロバをつけるのは、ラクダは水分なら何でも飲んでしまうらしいが、ロバは危険な鉱物が入った水は飲まないらしい。なんなら緊急時、ラクダのオシッコでさえ貴重な水分源になるキャラバン隊にとって、ラクダが飲めるからと言って、オシッコ活用しなきゃいけない時にラクダちゃんの身体がろ過した危険鉱物をいただく訳には行かないのだ。だから、まずはロバに水を飲むか確かめさせてから、人間もラクダも水を飲むらしい。いやぁ、侮れないぞ。ロバ。
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「虚無への供物」中井英夫 2231
第二章
23犯人たちの合唱01
密室で橙二郎が殺されます。 この節は「犯人たちの合唱」です。
合唱とは、多人数で各声部の声が互いに和声をなしながら、全体で一曲をなすように歌うことです。 橙二郎の犯人として何人かが疑われるということなんでしょうか?
こういうのって、疑われない人が一番怪しいんですよね。
七荘目が終わって、八田皓吉の声が響きます。 その声に真っ先に反応したのは、藤木田です。 それから、皆も飛び出し、一斉に二階を見上げます。 気のせいかガスの甘い匂いが、このあたりにも漂ってくるようです。
どうやらこれで、二階でのガス漏れが起こったことがわかります。 これで、橙二郎がなくなります。
現在は、ガスで中毒になることは無いと思います。 でも、昭和30年代は、都市ガスは可燃性成分として、一酸化炭素ガスが含まれていたため、 使用者の不注意などでガスが漏れ、中毒事故につながることがあったみたいです。
とはいえ、 本来、ガスは無色、無味、無臭、無毒の物質なので、匂いをわざとつけているのです。 となると、このガスの匂いとは何でしょうか? 実は、『付臭装置』を各事業者で設置するようにという取り決めが昭和39年にあり、それ以降なんです。 この小説が書かれた頃は、ガスに匂いがついていたかもしれませんが、昭和30年頃ではありえないことになります。
まあ、小説ですからね。
その後、 二階の書斎、橙二郎が眠っているであろう書斎のドアを確かめます。 二つ有る入口の鍵はかけられていると書かれています。 このあたりは重要な気がするのですが、どういうわけかこの部分は曖昧に書かれています。 というか、二つ有る入口の鍵がかけられていては、入れませんから、密室だということにはなりそうです。
二つのドアを確かめる途中で、化粧室に染みつくほどの臭気に満ちていたとありますが、 書斎とは関係ないのですから、ここがきっかけでガスの匂いに気がついたとしても、 直接の橙二郎の死とは関係ないはずなんですが、 どうしてこの部分が挿入されているのでしょう?
さて、二つのドアに鍵がかかっていて、どうやって書斎に入るのか? 蒼司が階段側のドアは鍵ばかりでなくナイトラッチがついているから こちらを試そうといって、何とかドアを開けます。 つまり書庫側のドアの鍵を開けたということだと思いますが、 正直、階段側のドアに付いているナイトラッチは、案外簡単に開けらるんじゃないかと思うのですが。
まあ、いずれにしろ、 書斎に踏み込むと、 器具栓や部屋の隅の元栓から音を立ててガスが噴出している、 ベッドには橙二郎の死体が有る。 という状態でした。
蒼司は、電話で嶺田医師を呼び出す。 八田皓吉は放心したようにへたり込む。 藍ちゃんと藤木田老人は書斎の窓をあける。 と行った具合に行動を起こします。 この時、藍ちゃんと藤木田老人は濡れ手拭いで顔を覆うとありますが、 普段から手拭いを持ち歩いていたとも考えられますが、 でないとすると、濡れ手拭いは蒼司が用意したのでしょうか? 準備がいいようなきもしますね。
あと、亜利夫の行動が全然書かれていません。 呆然としてたのでしょう。 その理由がこのあとわかります。 この事故と思われる出来事の原因を作ったのは自分ではないかと思ったのです。
蒼司が気がついたようにいいますが、 要は、ガスの元栓を一旦締めて、それをまた開けたために、二階の書斎のガスストーブからガスが漏れた状態になったというのです。 正確には、八田皓吉が十二時ごろに締めて、亜利夫が、二時半にそれを開いたのです。 亜利夫は、そのことに思い当たって、呆然としていたのですね。 藤木田老人もそのことに思い当たったみたいです。 で、皆が多少なりとも責任を感じています。 この節のタイトル「犯人たちの合唱」となるわけですね。
ただし、二時半丁度になるはずのない電話のベルが鳴りかけたのかは、疑問として残っています。
皆と違って、蒼司が、きびきび対応しています。 まず、産院に電話をして吉村夫妻を呼びだし橙二郎の急死を告げ、 警察から調べのいった場合の圭子夫人の応対と銀行筋にてをまわして新聞関係を頼んでいます。 その後、静な声で皆に余計なことを言わないようにいいます。 皆は、黙り込んでいますが、亜利夫はつい疑いを口に出してしまいます。 「橙二郎さんは本当にストーブを付けっぱなしにして寝込んだんだろうか」 蒼司は、あとから警察の人がきていやといううほど調べてくれるといいます。
藍ちゃんも疑問を投げかけます。 書斎に有るはずのないものがあったとです。 蒼司がどう説明したのかだいぶ藍ちゃんも落ち着いたらしく、何も言わなくなります。
この後、亜利夫の目線で、書斎の中の様子が描かれます。
・階段側のドアは、死体発見当時はナイトラッチもとざされ鍵も内側からかけたままだったし僅かな隙間もない。 ・空気抜きの小窓は小さな引き違い戸だが外に鉄棒もはめられていて埃の積り具合からみても動かされた気配はまったくない。 ・書庫の側のドアも同じように内側から鍵がかけられ鍵は鍵穴にささったままで僅かな隙間さえ見当たらない。 ・西向きの小窓はどれにも掛け金がおりていてその外は厳重な鉄格子で檻のよう。 ・南向きの大きな三枚ガラスの窓はどれにも掛け金がおりていて鉄格子で人の出入りを許さない。 ・先月の中頃にありふれた花模様に帰られた壁紙やじゅうたんも異常はない。 ・天井からはこの上もなく頑丈そうな紫水晶を飾り立てたシャンデリアが垂れている。 ・床には古風な飾りのついたガスストーブが置かれている。 ・広々とした机と椅子、橙二郎を連れ出して乱れたままのベッド。 ・飾り戸棚に草根木皮をおさめてガラス瓶が並べられている。 ・足の裏に“縄文後期・群馬県”と書かれている、単純な目と口に稚拙な手足のついた奇妙な土偶。 ・���の裏に“メキシコ・ハリスコ州出土”と書かれている、単純な目と口に稚拙な手足のついた奇妙な土偶。 ・机の上に愛くるしい笑いの粋な赤い上着を着せられて真新しい兵隊の人形がひとつ。
これだけ読むと、完全な密室ですね。 ただ、亜利夫の目線なんですよね。 でも、この密室をどう破るのか楽しみですね。
気になるのは、四時間近くガスが漏れたということになります。 そんな状態で、化粧室には染みつくほどの臭気に満ちていたといい、 それと比較して、書斎はそれほどでもなかったということなんでしょうか? どうして、化粧室には染みつくほどの臭気がみちていたのでしょう?
ところで、 レッテルを貼ったガラス瓶とあるので、その内容が羅列されているけど、レッテルにそう書かれているということでしょう。 ガス中毒なら、これらは全然関係なんでしょうが、わざわざ書いているのはなんででしょう? ちなみに、 海金砂(かいきんしゃ)・・・利水通淋でき、淋病を治療する常用薬である。 脾虚太過の全身浮腫にも用いられる。 腎陰虚には使用しない。 南蛮毛(なんばんげ) ・・・尿の出をよくし、むくみの改善に、利尿作用があるため、さまざまな原因のむくみを改善します。 お茶���して飲むことで高血圧や糖尿病、腎結石の予防、水太りタイプの解消、胆石や黄疸の改善などに有効です。 さいかち(皀莢)・・・中国産のトウサイカチの豆果は生薬「皂莢子(そうきょうし)」あるいは「皂角子(そうかくし)」でトリテルペノイドサポニンのほかにスチグマステロールなどが含まれ、去痰作用や殺菌作用が報告されている。 またサイカチの刺も中国では薬用とされる。 白刀頭(はくとうず)・・・血液・体液の流れを促進します。 また、膿を排出したり炎症を抑える働きがあり、歯ぐきの腫れや出血などの炎症を改善します。 免疫力を高める働きがあり、アレルギー症状を緩和します。 また、口腔内の善玉菌をバランスよく維持します。 蘇鉄実(そてつじつ)・・・秋に収穫した実を日陰で乾燥させたものは「蘇鉄実(そてつじつ)」という生薬になり、主に煎じて用いられます。 せき止め、胃痛に効果があるとされていますが、ほかにも切り傷の洗浄に用いられたり、他の生薬と組み合わせて胃がん、肺がんにも用いられます。 地黄(じおう)・・・補血・強壮の薬として、貧血や虚弱体質の改善に使ったり、血が薄くて体力がない人、血がドロドロしていて打撲時に内出血しやすい人にも処方します。 ほかの生薬と組み合わせることで、血行不良によるしびれ、鼻出血、子宮の出血、乾燥性便秘、糖尿病、皮膚の乾燥やかゆみ、前立腺肥大などにも幅広く用いられています。 川骨(せんこつ)・・・概要 利尿、利水の効があり、浮腫、打撲傷などに用います。浄血薬として産前産後、月経不順、血の道症などに、また鎮静薬として婦人の神経興奮状態のときに応用します。 その他体力増進剤として疲労回復に、発汗薬として風邪に、健胃薬として胃腸病等の家庭薬に配剤されます。 天麻(てんま)・・・甘平柔潤で肝経に入り、平肝熄風・定驚の効能をもち、頭目眩暈・痙攣抽搐・肢体麻木・手足不遂などすべての風証に適し、とくに眩暈によく用います。 また、通絡止痛の効能もあり、風湿痺着・麻木酸疼・中風癱瘓(たんたん)に使用されます。 香付子(こうぶし)・・・辛散・苦降・甘緩で芳香走竄し、平性で寒熱に偏らず、理気の良薬であり、舒肝理気解鬱に働き、三焦気滞を消除します。 気行れば血行り、肝気が舒暢すれば血行は通暢し、気血が疏泄調達すると月経は調い疼痛が止むので、調経止痛の要薬でもあります。 白南天(しろなんてん)果実にはアルカロイドのドメスチンやイソコリジンなどが含まれ、ドメスチンには知覚神経や末梢神経を麻痺させ、心臓の運動を抑制する作用がある。 漢方では止咳の効能があり、咳嗽や喘息に用いられる。 というところでしょうか?
嶺田医師が駆けつけ、橙二郎の遺体は病院へ運ばれます。 真名子肇(なまこはじめ)巡査部長が昼近くにやってくることになります。
つづく
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