#秋の器
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wazakka-kan · 8 months ago
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営業中。本日は『お得なお知らせ』組子の照明器具、50%OFF、1点のみ。取引先の社長さんからのお申し出もあり、出血大サービスです。ご興味ある方はリンクからどうぞ。
通販→https://wazakka-kan.jp/kumiko/
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組子は、飛鳥時代から続く木工芸の技術。細い材を切りそろえ、溝やほぞを使い、釘を使わずに、模様を組み立てていく技法。
「地組(枠)」のマス目ひとつひとつの中に、「葉組子(模様)」を作る小さい木片をはめ込んでいく作業も緻密ですが、その手前の工程で、木片を作るところがまた緻密な作業が要求されます。
角度が合わないと、はまらなくなりますし、はまっても余計な隙間が出来れば悪目立ちしてきれいじゃない。地組のマス目はサイズが細かくなれば、葉組子も小さくなるので、精度も更に要求される…
今のように製材やカット、研磨の一部が機械化されていても楽な作業ではないのに、手作業だった時代の組子はどんなに時間が掛かっただろうかと思うと、気が遠くなります。
作っている職人さんにヒアリングすると、木片を作るために、切ったり磨いたりで捨てる部分が、使う部分の倍ほど出るので、『贅沢な材料の使い方』をする細工物なんだとか。
透かし模様で光と影を切り取る技術。
素材を活かしてより美しく、と試行錯誤した結果の積み重ねですから、時々の作り手の遊び心の蓄積とも言えますよね。
木の肌の色は、点灯しなくても心安らぐ色合い。飽きの来ない風合い。手毬灯り。
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hisoca-kyoto · 2 years ago
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秋のしつらえ展も今日最終日となりました。朝から最終日を目掛けてお越しいただきありがとうございます。気が付けばあっという間に夕方になっていました。
松本克也さんの鉄媒染という鉄分を調整した木の風合いを生かした染めが施された木の器です。木目の美しい木以外にも目を向けて頂きたい思いから、鉄媒染やモールディング加工でシックで美しい木の器を作られる今のスタイルに辿り着かれました。
今回は初めてご紹介するアイテムを中心にご紹介します。新作のケーキスタンドは、松本さんらしくシンプルで美しい脚のデザインが上に乗せるものを引き立ててくれます。ケーキはもちろん、リースを飾ったり季節のディスプレイを楽しまれるのにも良いです。
太めのリムが印象的なリム鉢は大・小の2サイズ。大にサラダを盛り付けてみました。パンを置いたり、ソースを乗せたり太めのリムを生かした盛り付けも楽しめます。
隅切トレー小は今回楽しく選んでくださる方が多かったアイテムです。前菜やおつまみ、お菓子を少しずつ並べて盛り付けたり、飾るトレーとしてもお楽しみ下さい。一回り大きいオーバルトレーもあります。
一番人気のフラットで何を乗せても楽しめるオクトゴナル皿、りんか皿、リム皿は一番小さい11,5cm、16,5cm、19cm、22cmのサイズあります。自宅では19cmを使っていますがパン皿や取り皿、カップと一緒にお菓子を乗せてトレーとして使ったり、色合いも落ち着いているので和洋問わず楽しめるのでつい手を伸ばしてしまう器です。一番小さな11,5cmは小皿としてはもちろんコースター(茶托)としてお使いになるのもおすすめです。
秋のしつらえ展にてご紹介させて頂きました作り手の方々の作品は、会期終了後オンラインショップでもご紹介できるように致します。掲載の準備が整いましたらまたこちらにてお知らせいたします。
本日、最終日も19時までオープンしております。実際手にして頂き素材や重量感を感じていただく機会も楽しんでいただけます様に。
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tepota-nanako · 2 years ago
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2023年9月 てぽたのお茶
9月のてぽたのおまかせ定期便は、静岡県牧之原産のお茶です。毎年この時期に品種違いでお送りしている「特蒸し茶 よんこん」で、2023年に選んだ品種は「おくひかり」です。生産者の高塚貞夫さんは、いろんな品種のお茶をさまざまな製法で仕上げられていてラインナップがとても豊富で、春の一番茶摘採が終わるとたくさんサンプルを送ってくださいます。今年も複数試飲させていただいた中で、一番「おお!」と思ったのが、今月お届けする「おくひかり」です。香りも水色も良く、少しスパイシーな風味もあって、気に入りました。お茶についての説明を農家さんからいただきましたので、そのまま記載いたします。
〜〜〜 特蒸し茶 よんこん おくひかりについて 駄農園の特蒸し茶 よんこんとは、蒸し製玉緑茶になります。 当園では8品種の茶葉を使い特蒸し茶よんこんを製造していますが、おくひかりは晩生の品種のため8品種の中でも遅い順番で刈ることが多いです。 名前の通り、生の茶葉はキラキラ光っていて、形も細長くシュ��としているため洗練されて美しく見えます。農薬と化成肥料不使用で栽培して3年目。年を重ねるごとに茶の木が生き生きしているような気がします。 お茶になるとスッキリ爽やかな味わいを楽しんでいただけると思います。 当園の特蒸し茶は一煎目よりも二煎目が濃く出ますので、二煎目はサッと出しでお楽しみ下さい。 一煎目と二煎目を合わせてお楽しみいただくのもお勧めです。 〜〜〜
特蒸し茶は甘味にもよくあいますから、9月ですし、お月見だんごやおはぎなどと一緒に楽しむのも良いかもしれません♪今月のお茶も皆さまのお口に合えば幸いです。
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chikuri · 2 months ago
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民主党政権のほうが明らかに酷いです。「民主党政権の何が悪夢だったのか、きちんとした説明を聞いたことがない!」といった主張は定期的に出現しますが、さすがに「聞いたことない」なんてはずはないので、おそらく「自分の気に入る説明ではない」という意味か、「バカに分かるように説明したところで、そもそもバカは聞いてない」パターンのいずれかとは思いますが。 前回の悪夢のような民主党政権時代を生き抜いてきた者として私が言えるのは、「とにかく、あのような惨劇は二度と繰り返してはならない」ということだけです。 歴史修正は容赦できません。あの時代がいかに酷いものであったか、ご存知ない方もぜひこの機会に知って頂きたいので、支持者から叩かれること覚悟で説明していきますね(過去同様の投稿を複数おこなっていますが、毎回更新改訂しています。今般のバージョンが最新版です)。 個人的に、「悪夢の民主党政権」における大きな問題点は次の3点と考えています。 (1)国家運営能力の欠如により、内政上の失敗を数多く引き起こし、国益を損ない続けた��� (2)拙劣な外交を繰り返し、日米関係をはじめ、周辺諸国からの信頼を大きく毀損した。 (3)総理・閣僚をはじめとする所属議員の度重なる不祥事や、自分たちに都合が悪い情報を隠蔽する体質によって、国民の政治に対する信頼を失い続けた。 では、それぞれどんなことがあったか振り返っていきましょう。これがわずか3年間で起きた出来事です。はらわた���煮えくり返る覚悟で読み進めてください。 (1)国家運営能力の欠如 ・財源の見込みが甘く、政権交代の際に掲げたマニフェストはほぼ未達成。 ・官僚を敵視して排除し、国家業務の停滞と質低下を招いた。 ・金融政策と財政政策が食い違い、タイミングの悪い増税も重なり、景気や株価は低迷を続けた。 ・歴史的水準まで進んだ円高を放置し、デフレを加速させた。 ・法的根拠がないばかりでなく、仕分人の選定や対象事業選定にも透明性を欠いた「事業仕分け」をデフレ時におこない、必要な公共投資を削減。経済を悪化させたにも関わらず、結果に責任を負わなかった。 ・「コンクリートから人へ」という誤った政策により、災害対策を疎かにしたうえ、地域社会を破壊した。 ・「朝鮮王室儀軌引渡」「尖閣事件の船長釈放」「運用3号通知」「国家公務員採用大幅減」など、閣僚たちが思い付きレベルの意思決定を独断でおこない、結果的に我が国の将来に禍根を残した。 ・難民申請から6カ月たった申請者に対し一律に就労できる運用を始めた。 ・法的根拠のない組織を乱立させ、意思決定過程が曖昧になり、指揮命令系統も混乱。 ・法的根拠のない大臣や副大臣を任命したり、個人的な友人を参与に、党職員を内閣官房職員に任命するなど、ルールを無視、公私の別がつかない人事を実施。 ・原発停止、ダム建設中止など、法令根拠や事前協議が必要な決定を手続無視で断行。 (2)外交能力の欠如 ・普天間基地問題が迷走し、沖縄とアメリカの信頼を大きく損なった。 ・来日したオバマ大統領を日本に残したまま、鳩山総理がAPEC首脳会議に出席するためにシンガポールに向かうという非礼行為。 ・尖閣沖漁船衝突事件では、中国側の脅迫や報復に屈して船長を早々に釈放、不起訴に。その後の尖閣諸島国有化でも迷走。 ・領空侵犯が頻発するも、実効的な対策をとらず。 ・防衛上特に秘匿することが必要な「防衛秘密」3万件を破棄。 ・韓国に対しては、通貨スワップ協定締結、朝鮮王室儀軌引渡し、慰安婦問題での「知恵を絞っていきたい」発言など、不用意な譲歩を重ねた。 ・韓国の歴代大統領として初めて、竹島へ李明博大統領が上陸。 ・旧ソ連時代を含めて初めて、北方領土へロシア国家元首が上陸。 ・実現に向けた方策が何ら決まっていない状態で、国連気候変動サミットにおいて「CO2の25%削減」を突如国際公約化。 ・実現の見込みも全くないまま、G8の場で、「太陽光パネルを1000万戸に設置する」と突如国際公約をおこなった。 (3)閣僚・所属議員の度重なる不祥事と情報隠蔽体質 ・鳩山総理⇒偽装献金問題、脱税問題、引退撤回、「最低でも県外」「Trust me」「国民の皆様が聞く耳を持たなくなった」 ・菅(直人)総理⇒外国人献金問題、北朝鮮関係団体献金問題、「顔が見たくなければ法案を通せ」 ・野田総理⇒在日韓国人献金問題、脱税企業献金問題、民団選挙協力お礼発言、「大きな音だね」 ・小沢元代表⇒政治資金規正法違反容疑で強制起訴(無罪判決)、献金虚偽記載で公設秘書が逮捕(有罪判決) ・仙谷官房長官⇒尖閣漁船衝突事件、「自衛隊は暴力装置」 ・赤松農水大臣⇒口蹄疫問題、「だから早く殺せって言ってるのに」 ・松本復興担当大臣⇒「知恵を出さないやつは助けない」「書いたらその社は終わりだから」 ・長妻厚労大臣⇒運用3号独断決定、職務停滞 ・蓮舫行政刷新担当大臣⇒事務所費架空計上問題、国会内ファッション雑誌撮影、「2位じゃダメなんでしょうか?」 ・安住財務大臣⇒「1ドル75.63円の時点で介入を指示した」「学校のプールにガソリンを貯蔵できないか」 ・前原外務大臣⇒外国人から政治献金受領 ・岡田外務大臣⇒「核兵器めぐる日米密約は存在した」 ・川端文科大臣⇒事務所費架空計上問題、キャバクラ費用を政治資金で計上 ・鹿野農水大臣⇒対中不正輸出疑惑、機密漏洩疑惑 ・鉢呂経産大臣⇒(記者の一人に、着ていた防災服をなすりつけ)「放射能つけちゃうぞ」「市街地は人っ子一人いない、まさに『死のまち』」 ・一川防衛大臣⇒「安全保障に関しては素人」 ・柳田法務大臣⇒「答弁は二つだけ覚えておけばいい」 ・山岡消費者担当大臣⇒マルチ商法業者からの献金問題 ・岡崎国家公安委員長⇒議員時代、韓国で日本大使館に対する反日抗���デモに参加 ・中井国家公安委員長⇒議員宿舎にホステス連れ込み&カードキー貸与、式典で秋篠宮ご夫妻に「早く座れよ」とヤジ ・輿石幹事長⇒「間違った情報ばかり流すなら、電波を止めてしまうぞ」「電波が止まったら、お前らリストラどころか、給料をもらえず全員クビになるんだ」 ・小林議員⇒違法献金問題で選対委員長が逮捕、選対幹部が公職選挙法違反で有罪 ・土肥議員⇒竹島領有権放棄を日本側に求める「日韓共同宣言」に署名 ・横峯議員⇒賭けゴルフ、女性暴行、恐喝事件への関与 ・緒方議員⇒「スーパー堤防はスーパー無駄遣い」 ・太田議員⇒「そうでしたっけ? フフフ」 ・原発事故対応(SPEEDI、米実測値の非公表、議事録不作成など)、尖閣ビデオ、北朝鮮ミサイル発射への対応、温暖化対策の家計負担、年金改革の財政試算 など、自分たちに都合が悪い情報は隠蔽し、政府への深刻な不信感を招いた。 ・総理-閣僚間で見解の方向性や意見の不一致が常態化。それらも含め、自民党で同様の事態があれば野党のみならずマスコミも総出で吊し上げられる事態となるが、マスコミも概ね民主党に好意的な報道姿勢。 そんなに民主党時代が良かったなら、下野以降何度でも政権を取り戻すチャンスはあったはず。なのにただ一度もそうなっていないということは、それが民意ということです。私はあんな地獄のような時代は二度と御免です。
Xユーザーの新田 龍さん: 「民主党政権のほうが明らかに酷いです。「民主党政権の何が悪夢だったのか、きちんとした説明を聞いたことがない!」といった主張は定期的に出現しますが、さすがに「聞いたことない」なんてはずはないので、おそらく「自分の気に入る説明ではない」という意味か、「バカに分かるように説明したところで」 / X
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jujirou · 2 months ago
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おはよ��ございます。
秋田県湯沢市川連は快晴です。
昨日は福さんの誕生日。
アッと言う間の八歳になりました。
朝から家族皆にお祝い⁉︎されておりました。
連休も終わり休み明けの午前は、漆器組合にて役員会。
お昼過ぎからは、川連漆器伝統工芸士会の役員会で、ほぼ一日が終了。
そして今日は午前中は病院で抜糸と病理説明で、お昼過ぎからは仙台漆教室の、前泊車移動で一日が終わりそうです。
今日もアレヤコレヤと有りますが、一つ一つコツコツ頑張ります。
皆様にとって今日も、良い一日と成ります様に。
https://jujiro.base.ec
#秋田県 #湯沢市 #川連漆器 #川連塗 #川連 #国指定伝統的工芸品 #伝統的工芸品 #秋田工芸 #秋田の物作り #漆 #うるし #ウルシ #髹漆 #寿次郎 #誕生日プレート #猫の福 #福さん誕生日 #猫の福顔祭 #伝産法改正 #個人の未来と産地の未来 #kawatsura #japanlaquer #JapanTraditionalCrafts #KawatsuraLacquerwareTraditionalCrafts #jujiro
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kennak · 27 days ago
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去年のことなのだが、一国一城の主になることができた。 昼と夜に営業する飲食店を開いた。若い頃から、ずっと関東地方にあるレストランで修行してて、いつかは自分の店持ちたいなー、と思ってた。先輩方は30代後半までにお店を起こす人が多かった。出遅れた感はあるけど、やっと達成できたのが心地よかった。 悩みというのは、「おしぼり業者をどうすればよかったのか?」ということだ。本業に比べれば、なんとも小さいことなんだが、地域でやっていくにあたり最適な業者を選びたかった思いがある。 以下長いけど、経過をまとめてみた。 (以下経過。長いです) 東京で修行して、故郷である京都市内でお店を開くっていうのが若い頃からの理想だった。 最初は故郷である山科の郊外でお店を開こうと思ってたが、(いろいろ問題がわかって)試行錯誤した結果、祇園にいいところが空いていた。 で、まさに開業をしようという時だった。残りひと月を切ったあたりかな? お店の開店準備をしてると、何かの営業の人がふたり来ていた。「こんにちは。ちょっと、いいですか?」ってプランクな感じだった。見た目は京都スタイルの和風私服だったけど、まあビジネスにもありかなって装いだった。 それまで営業は全部断っていた。自分で調達先を決めていたから。でも、『おしぼり』の���社だったんだ。京都でずっとやってるという。 おしぼりは、当時の自分が失念していた調達先のひとつだった。その時に「うわ、まずい忘れてた」と思ってひとまず話を聞いた。 「オーナーさんですよね。開店おめでとうございます」 という感じで名刺を渡されて、いろいろ話を聞いて、その場では返事をしなかったけど、こんな感じの内容だった。 ・おしぼりのレンタル(リース)をやっている ・長い間営業していて、京都市内の飲食店だとシェアがある ・祇園の半分の店はうちを使っている ・飲食店組合にも話は通してあるので すごいニコニコしていた。嫌な感じはしなかった。 「少し、考えさせていただけます?」でその場は乗り切った。 一応は、東京都内の飲食店に勤めていた過去がある。一部マネージャーの仕事もやってたから、なんとなく嫌な予感がした。最悪、反社の可能性がある。はてな民・増田民の皆様も、ああいう営業で人当たりが良すぎるのは気を付けた方がいい。 『地面師たち』のドラマ見たことある人はわかると思うけど、反社の人って演技力が抜群である。いい人の演技が熟達してるヤツが結構いる。 正直迷った。ちゃんとした業者の可能性も十分あるので。どうしようか迷った結果、飲食店の組合に聞いてみることにした。 京都は飲食店組合が強いと聞いていた。コミュニティが熟成しているのは間違いない。祇園なんて、全体で見ても狭い街である。最短で10分もあれば横断できる。新宿や六本木も狭いけど、一般市街地まで含めたら広い。 ただ、この京都のコミュニティの中で、(反社含めて)いろんな業者がどれほどの力を持っているのか、自分には全然想像もつかなかった。 祇園の飲食店組合(※正式名称は出しません。一応……)に思い切って聞いてみた。長年の経験によるアドバイスがほしかった。 業者が来た経過を説明したのだけど……正直スゲー他人事みたいな表情だった。その初老の役員さんは。 「まあ、○○さんですか。昔からある業者さんやわな」 「聞きにくいんですが、いわゆる、そういう方々なのでしょうか?」 「さあ、どうやろなぁ~祇園も色々あるやんなぁ~答えられん。おしぼりをどこから取るかは、結局、お店が決めることやし。組合がどうこう言う話でもない」 そっけなかった。「お店が決めること」っていうのは、自己責任ということだ。 組合は相談に乗ってくれなかった。絶対あんた情報知ってるやろ。反社かそうでないかくらい教えてくれよ。 ほかの店のおしぼり業者も気になった。 「うちの店の近所である」と断言できるお店が3つだけあった。同じ通りにある。 ただ、そこも教えてはくれなかった。口が重いというか、うちが新参だから気にされてる感はあった。 返答はこんな感じだった。 ・うちは昔から付き合いのあるところに頼んでる。会社は教えられない ・おしぼりなんて、適当に決めたら?(紙おしぼりでもええですよ) ・あなたもお店も、まずはええお客を作らんと。細かいところは後でいい ・どこも似たようなもん。京都府内だったら適当に会社を選んでもハズレはない ・話聞く限り、あなたのお店は高いんでしょう?おしぼりくらい自分で選びや~ なんか、どのお店もよそよそしい感じだった。それはわかるんだよ。近所とはいえライバルなのだから。 私が京都に帰ってきたのはつい先日である。料理の専門学校を卒業して都会に出たのだが、その暮らしの中で京都弁はすっかり抜けて標準語になってた。年に一度は山科に里帰りしていたのだが(京都の人は地元感を気にする)。 あの人たちは核心に触れるのを避けているように感じられた。面倒事に関わりたくないというか。 例えば、鴨川を挟んで真向かいにある木屋町だったら、今でも反社に守ってもらってるお店はある。高瀬川の上流にあるエリアである。第一観光ビルとかグリーンビルとか、昔小学校が建っていて今ホテルになってるとことか、あの周辺が特にそうだ。※たまに足がついて京都府警のお縄になっている 下流のエリアだと、ハイソがお店が並んでいる。同じ木屋町でも、お金持ち向けのエリアである。高瀬川の反対側にも飲食街があるが、そのあたりは残念ながら確信がない。 あきらめたくなかった。当時、一生懸命にどの業者がいいか?を調べていった。 おしぼりや什器といったお客さんが絶対に使うモノは、どこぞの知らない業者から手に入れたくなかった。こだわりがあった。反社など論外。東京で痛い目にあったことがあるからわかるのだ(秋葉原~台東区にかけての飲食街。アキバ冥途戦争はあながち間違ってない)。 ところで、故郷である山科で開業しなかったのは、開店時に「そういう人達」がやってくる可能性が極めて高かったから。木屋町も同様だった。その点、祇園は飲食店組合がしっかりしているからか、明らかにそういう連中が「うちが守ってあげますよ(^^)」みたいに来ることはなかった。 というわけで、食材やメニューや仕入れルートを決め切った後で、細かいことでも一生懸命に調べまくったよ。まな板とか包丁とか、食器とか、キッチンの導線とか、メインでもメイン以外でも、こだわりたかった。何事も最初が肝心だと思ってる。 今になっての感想だが、調べておいてよかったという確信はある。小さいことにも専心するのが事業の基本である。おしぼり業者は、結局インターネットで見つけた大手の無難そうなところにした。 ただ……今になって後悔がある。あの例のふたりで営業にきたおしぼり業者なのだが、彼らは反社ではなかった。正直、まっとうというか、京都市内でも伝統があると断言して差し支えないところだった。 彼らは、「祇園の半分の店はうちを使っている」旨の発言をしてたけど、それはマジかもしれなかった。実際、うちの近所の3店は、その業者からおしぼりをリースしてもらってた。 だったら、なんで教えてくれなかったんだよ!! 最近になって、そのおしぼり業者がもう一度きて、「しょうがないか……」という感じで、ほかの店とリース契約している証拠を見せてもらった。うちが京都と地縁が薄い新参店ということで、特別な配慮をしてもらったのだ。 ※私が失礼にも証拠を要求したのもある 後悔している感はある。実際、今からでも間に合うなら、その会社とおしぼりの契約をしたいと考えてる。ここだけは、明らかに選択を誤った。 けど、今の会社もまっとうな大手企業だし、契約期間1年未満で切るのもちょっとな~という思いがある。 おしぼりって意外と大事なんだよ。今の時期だったら、温かいおしぼりと、冷たいおしぼりが選べる店があるかと思うんだが、どっちにも適応できる神おしぼりを提供できるリース業者だってある。 あと、食事中もお手拭きや、洋食のナフキン代わりにおしぼりを使うお客さんもいるので、できればいいやつをお店に置きたいのである。 飲食店を開いたのは、「自分の料理で人を幸せにしたい」という確固たる思いがあるからだ。その思いは、開店前も今も変わらない。 だからこそ、全部こだわりたい思いがある。自分でうだうだ悩んでいてもしょうがないので、こちらに相談してみようと思った。その道に詳しい人が増田にはたくさんいるはずだ。 商売とかやってる人でも、会社員の人でも、経済社会に今は参加してない人でも、アドバイスをいただけるとありがたいです。クソバイスになってても読ませてもらいます。
レストラン営業のこじんまりとした悩み
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wankohouse · 1 year ago
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栗浜陽三 (文・写真) 『九十九里浜』 より 雑誌MLMW (ムルム) No.5 (1978年5月号) 掲載記事
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栗浜陽三 九十九里浜(写真)
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栗浜陽三 九十九里浜(文・写真)
 
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九十九里浜・しなやかな風景 写真と文 栗浜陽三 
九十九里浜が、何県にあるかを知らない人でも、その名の持つ雰囲気に、何か特別のイ メージをお持ちであろうと思う。太平洋に面した、その茫漠たる長い長い浜の風物は、浜というものが持つ様々の要素を凝縮させて、 我々の期待感や夢を満たしてくれるかのように思える。しかし残念ながら今では九十九里浜の魅力の殆どは、過去のものとなってしま った。一体、十数年前の、あの素朴で夢のよ うに美しかった九十九里浜は何処に行ってしまったのか。この僅か数年の間に、都会人の荒々しい神経で浜は汚され、美しい砂の起伏は姿を消し、近代化の手は浜に沿って長々とハイウエイを引いてしまった。九十九里浜にとって、全く無意味としか思えないこのハイウエイプランを耳にした時、私は自分の心の中の大切な部分を引きさかれる思いがしたが、土地の政治家というある人は、それは芸術的
↑栗浜陽三 九十九里浜(文)
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栗浜陽三 九十九里浜(写真)
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栗浜陽三 九十九里浜(写真)
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栗浜陽三 九十九里浜(写真)
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栗浜陽三 九十九里浜(写真)
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栗浜陽三 九十九里浜(文・写真)
 
[上のページの画像から自動文字起こしをして、誤判読に気付いた所は修正したけど、誤判読が残っているかも知れない]
しなやかな風景●九十九里浜
・・・は黒ダンの前袋の両脇から黒々と毛をかき出して男らしさを競ったといい、亦、漁から浜に帰って来る舟は、長い竿を舟の両側につき出して、その先に黒褌を結びつけ、尾長鶏の尾羽根のように海風になびかせてもどって来たと話してくれた。
私がせめて十数年早く九十九里を訪れていたら、目にしたであろうこれは誠に九十九里の匂いのする昔語りであった。 それでも私は消えてゆく残り火の色を見る ように、時折浜で数少ない漁師の浜仕事や、 女達のフラミンゴの踊るような鮮やかな作業っぷりを見る事が出来た。
度び重なる私の九十九里訪問につれて、私の仕事友達や学生達が浜を訪ねるようになり、若々しい彼等の裸身が浜をにぎわすようになった。彼等はアっと いう間に海風にやけ、町中まで褌姿でのし歩き地引網を楽しみ、九十九里独特の丸板の波乗りをし、別人のように生き返った。
私は丸裸で浜仕事をする漁師をたびたび目にしたが、 この風俗は戦後アメリカ人の手前禁じられてしまったその名残りであった。中年の漁師が性器の先をワラシベや布切れで結んで褌の代用としている様も、決して雑でも奇異なものでもなく、浜の風物の中ではごくノーマルに感じられた。これは海水に濡れたままの褌の不衛生さを彼等がきらったからだという。
浜の女達はよく働いた。小柄でたくましいマイヨールの彫刻のような彼女達は、舟を浜に 引き上げる時には男以上の働きを見せた。母 親の仕事を見ている少女の背中の、赤ン坊の顔には、一刷毛はいたようにウッスラと砂が乗っていた。
十年以上訪ね続け��いる私の目には、浜の舟の数が年々少くなって行くのがよく解った。最初一、二年の間、浜にそびえていた何艘かのK家の船もいつしか姿を消した。民宿が急激に増え、そしてドカンと音のするようにハイウエイが浜に沿って走り、浜と村を引きさいたのである。庭から海に裸で飛び出してゆけた私達もトンネルをぬけて海に出る為に廻り道をしなくてはならなくなった。浜は見る見る中にゴミが打ち上げられ、マイカーが波打ぎわを走りぬけ、ビーチパラソルが立ち、その下で一日中マージャンをするという馬鹿げた男達が東京からやって来た。日本人は本当のゼイタクの楽しさや味わい方を知らないし、知ろうともしない。なぜ九十九里に都会生活をそのままズルズルと引きづって来る必要があるのだろうか。彼等は潮騒をきく代りに、浜でトランジスタラジオをきこうとする訳なのである。民宿になった素朴な土地の家で、海の香りを味い、あるがままの九十九里の生活に思いきり身をまかしてこそ、本当のゼイタクの楽しさではないだろうか。ハイウエイは私如き人間の知らない理由で必要なのかも知れないが、その代り、日本一のあの美しい浜の風景は二度ともどってこないのである。
K家にはその頃四年程続けて、ある外国の大使館の青い目の客が来るようになった。映画スターのような見事な美女達であった。私の友人の若者達とこの美女達は、伸々打ちとけ合う機会がなかったのだが、ある日、彼女達がK家の前庭の椅子に腰をおろして読書を楽しんでいる最中に、この若者達が海からもどってきたのである。彼等はオイルで鋼のように輝く背中をみせてタオルやマットを干し始めた。その姿を一人のブロンド娘がしみじ ・・・
↑栗浜陽三 九十九里浜(文)
 
以上の写真と文は雑誌MLMW(ムルム) No.5 (1978年5月号) 掲載記事『九十九里浜』より
これらの文章を読むと、栗浜は性的にも、性的な物を離れても伝統を残したままの海やそこに暮らす漁師を愛していたことが判る様だ。また、他の記事を読むと祭りについても性的にも、性的な物を離れても愛していたことが判ると思うよ。
栗浜のオリジナルは持ってないからウェブから集めた画像だけど、九十九里浜は良い画像がなかったんだ
一応拡大して補正はしておいたけど画質はちょっと残念だね
世間一般では本名の藤井千秋でイラストレーターとして有名な人なんだよ~
藤井千秋は画像検索したらいっぱい出てくるよ
2つ��名前の作風の違いに驚くよー!
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toutousya · 8 months ago
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◆イベントのお知らせです◆⁡
⁡⁡
◇どうぶつたちの陶器フェア
⁡ 2024.11.2(土)-11.28(木)⁡
⁡⁡銀座蔦屋書店 文具売り場
⁡⁡
⁡◇秋の益子陶器市
芝生広場18番
夫の望月万里(モチヅキバンリ) @banri_m と
一緒に出店します。⁡
⁡⁡
⁡どうぞよろしくお願いします。⁡
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sasuray · 3 months ago
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去年の秋に頭に植えたやつが狂い咲きして、私は炊飯器を3日放ってしまったり石拾いの予定を忘れてその日はぐうぐう寝ていてそれに気付いて「眠い」しかぼやけない。頭の花は大事にしてる。外でアルトリコーダーでゴジラを鳴らしてる音がする。笛欲しいなって思った。
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koizumicchi · 1 year ago
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めおと (LIP×LIP) English Translation
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めおと Meoto Married Couple
LIP×LIP (Aizou & Yuujirou) 2ndアルバム「生まれてきたことに感謝しなさい!」
Lyrics: Kaoru Composer: Kaoru Arrangement: HoneyWorks
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T/N: Keep in mind that Japanese and English aren’t my first language. I never claim my translation (attempts) to be error-free. As always, if you’re going to use or reference my translations, please do not claim it as your own and credit me.
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あなたの帰り待ちわびてしまう 私の心【あなた&お前】のものになってる
Anata no kaeri machiwabite shimau Watashi no kokoro [anata / omae] no mono ni natteru
I am waiting impatiently for your return This heart of mine is now yours to keep
あなたのことは何も知らない Ah 嫁ぐだけ これは定めよ お家の為にこの身捨てるわ お前のことに興味などない 同情もない めおとになるが 愛しはしない 政略の契り
Anata no koto wa nani mo shiranai Ah totsugu dake Kore wa sadame  yo Oie no tame ni kono mi suteru wa Omae no koto ni kyōmi nado nai Dōjō mo nai Meoto ni naru ga aishi wa shinai Seiryaku no chigiri
I know nothing about you Ah, we are only to marry This is my fate For my family’s sake, I will cast this body away I have no interest in you at the very least I have no feelings for you either We will be married but not loving each other It’s a marriage of convenience
雪が溶ける度に 心も溶けてく 近くなっていく 当たり前の存在
Yuki ga tokeru tabi ni Kokoro mo toketeku Chikaku natte iku Atarimae no sonzai
Every time the snow melts Our hearts also soften We are becoming closer We are an existence meant for each other
口にはしない愛の言葉も 束縛しない恋の形も 以心伝心 添い遂げ歩み出すめおと あなたの帰り待ちわびてしまう 私の心あなたのものになってる
Kuchi ni wa shinai ai no kotoba mo Sokubaku shinai koi no katachi mo *Ishin-denshin Soitoge ayumidasu meoto Anata no kaeri machiwabite shimau Watashi no kokoro anata no mono ni natteru
The unspoken words of love between us This form of love free of any restrictions Ishin-denshin A husband and wife for life, walking to the end of time I am waiting impatiently for your return This heart of mine is now yours to keep
寒くはないか? 風邪ひかぬよう これを羽織りなさい 細くて白いその肩に触れ 守ると誓った
Samuku wa nai ka? Kaze hikanu yō Kore o haori nasai Hosokute shiroi sono kata ni fure Mamoru to chikatta
Are you not feeling cold? Don’t catch a cold Please put this on My hands brush your slender and pale shoulders I vowed to protect you
不器用な優しさ 強がりな性格 落ち着くその声に 堕ちていった二人は…
Bukiyō na yasashisa Tsuyogari na seikaku Ochitsuku sono goe ni Ochiteitta futari wa…
Your clumsy gentleness Your nature trying to be tough all the time That calm and steady voice of yours The two who were falling in love
離れはしないこの先永遠(とわ)に 来世だろうと引き寄せ合って 落花流水 困難も支え合うめおと お前の元へ急ぎ帰る 私の心お前のものになってる
Hanare wa shinai kono saki towa ni Raise darou to hikiyose atte Rakka ryūsui Konnan mo sasaeau meoto Omae no moto e isogi kaeru Watashi no kokoro omae no mono ni natteru
Won’t be apart now and for all eternity Would be drawn to each other even in our next life Each of our love returned A husband and wife supporting each other through thick and thin I hurry to return back to you This heart of mine is now yours to keep
桜吹雪いた春 風鈴涼む夏 紅葉色づく秋 雪化粧 寄り添う冬
Sakura fubuita haru Fūrin suzumu natsu Kōyō irodzuku aki Yukigeshō yorisou fuyu
A spring with a storm of sakura petals A summer with the wind chimes tinkling in the cool breeze An autumn with the leaves changing colors A winter blanketed in snow, us cuddling close
口にはしない愛の言葉も 束縛しない恋の形も 以心伝心 添い遂げ歩み出すめおと あなたの帰り待ちわびてしまう 私の心あなたのものになってる
Kuchi ni wa shinai ai no kotoba mo Sokubaku shinai koi no katachi mo Ishindenshin Soitoge ayumidasu meoto Anata no kaeri machiwabite shimau Watashi no kokoro anata no mono ni natteru
The unspoken words of love between us This form of love free of any restrictions Ishin-denshin A husband and wife for life, walking to the end of time I am waiting impatiently for your return This heart of mine is now yours to keep
離れはしないこの先永遠(とわ)に 来世だろうと引き寄せ合って 落花流水 困難も支え合うめおと お前の元へ急ぎ帰る 私の心お前のものになってる
Hanare wa shinai kono saki towa ni Raise darou to hikiyose atte Rakka ryūsui Konnan mo sasaeau meoto Omae no moto e isogi kaeru Watashi no kokoro omae no mono ni natteru
We won’t be apart now and for all eternity We’d be drawn to each other even in our next life Each of our love returned A husband and wife supporting each other through thick and thin I hurry to return back to you This heart of mine is now yours to keep
~
Notes:
isshin-denshin - “what the mind thinks, the heart transmits”
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yu-en · 9 months ago
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自室の記録
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5年前からルームシェアをしているSと一緒に引越しをしてから、3年が経った。寝室をSが、リビングを私が自室としている。私の部屋の正面には大きな窓があり、左右にもそれぞれ小窓がある。
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小窓1
装身具類の置き場所。ピアスを置いている鳥のレモン絞り器は、Fさんから貰ったもの。Fさんはよく動物のものをくれる。犬の形をした栓抜きや、野営をするくまの置物も彼からのプレゼントだった。
カートリッジインクの空き容器には、ヘアピンやネックレスを入れている。私の父は吸引式の万年筆を好んでいて、父から贈られたペンもインク瓶とセットのものが多かった。実家を出て外にいる時間が増えてからは、インクを切らすことが怖く、自然と替えのインクを持ち運べるカートリッジ式の万年筆を使うようになった。それからしばらく経ち、1年前にプログラマを辞めたことを手紙で報告すると、その数日後に「励まし」とボールペンが送られてきた。以降ずっとそのペンを使っているから、手持ちの万年筆はどれもインクを抜いてある。
よく付けるピアスは窓の縁に置いていて、どこかの喫茶店で使われていたらしい伝票入れには、硝子のオーナメントやトライアングルのビーターを差している。
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Hのくれたトライアングル本体は、腕時計とブレスレットを失くさないための場所として機能している。良くない使い方だと罪悪感を覚えてはクロスで磨いている。
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小窓2
『陶の家』を見かけたらひとつ買うというのを続けていて、現時点で3軒が建っている。少しずつ街になっていく。家の奥には、ミナペルホネンの好きなQさんにプレゼントしたものと色違いのタイルを置いている。
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小窓3
すぐぼろぼろにしてしまう指先のケア用品を置いている。H先輩に貰ったネイルオイルの磨硝子が好きだった。Fさんが動物をくれるように、この人は硝子をよくプレゼントしてくれる。硝子のオーナメントも、ステンドグラスのくまもH先輩から貰っている。
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窓を開閉するハンドル(オペレーターハンドルというらしい)に紐をかけて、ケーブルや電源類をまとめている。先日Eから貰った白いカールコードのシールドもここに下げている。黒い服ばかり着ているのに、Eには乳白色のイメージがある。“誤って人間として産まれてしまった天使”だと感じさせる人と知り合うことが何度かあり、Eもその中のひとりだった。
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向かって左には仕事用のシャツ、右には外套を何着か掛けている。秋冬用の服ばかりある。
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ここに越すことが決まってから最初に選んだ家具。プログラマになったばかりの頃、メモリの重要さを机の広さに喩えて教えられた。それで机は広いほど良いものだと認識したのか、気付けば横幅のある机ばかり探していた。天板の色を緑に決めて、部屋の軸に据えた。
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職場で割ってしまったマグカップに無線イヤホンや保湿クリームを入れている。シャツを濡らしたまま破片を持つ私を見て、笑ってくれる会社の人たち。これ以上は無いとよく思う。
ヘアクリップ入れにしている、ままごと用のような小さな花瓶も気に入っている。渋谷の蚤の市で友人へのプレゼントを選んでから、度々その人の店でものを買うようになった。銀色のトレイやハート型の赤い缶もその人から買った。
銀色の電源タップは前の部屋から持ってきたもの。あらゆる電子機器の電力をここから供給している��
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ギターをくれた友人たちが別の年の誕生日に合同出資してくれたオーディオインターフェースがモニターの下にある。未だに1-2と3-4の入力を同時にする方法が分からず、2つずつ付け替えながら使っている。これを貰ってからAudacityで曲を作り始めて、今もそのやり方をしている。会社の先輩には「システムを0と1だけで作ろうとしているみたいなものだよ」と言われたけれど、その頓馬さを含めて自分に馴染むので、Audacityをずっと使っている。キーボードがちょうど上に乗る。
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モニターの横にはmicroKORGを置���ている。普段は誕生日に贈り物をしないと取り決めているSだけれど、数年前に何かで手を貸した際「この恩は倍にして返します」と言い、その年の誕生日にmicroKORGをプレゼントしてくれた。このシンセサイザが部屋に来てから、自分の生活が向かうことのできる方角が増えたように感じている。大切な楽器。
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microKORGには、新しい部屋で出した『野良の花壇』のマグネットを付けている。本来は冷蔵庫のために作られたマグネットだけれど、皆とスタジオにいる時にあって欲しく、ここに付けている。プリクラで来られなかった友達の似顔絵を描くような感覚。私の黒い冷蔵庫には、ピーター・ドイグの青鬼の絵と油絵の花のマグネットだけがある。
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机の下に、PC・トランクケース・スーツケースを置いている。PCはSのお下がりで、MacBookしか使ったことのなかった当時の私は、こんなに大きな箱がPCだなんて、と思っていた。PCの上に付けたアンテナは狐の顔のような形をしている。
トランクケースは大学2年のころ大枚をはたいて手に入れたもの。どこか遠出をする時はこれに荷物を詰めている。畳み終えた洗濯物をSの部屋へ運ぶ時のかごや、ギターを弾く時の足置きとしても使用。頑丈さに安心する。
スーツケースはついこの間、京都に長��滞在するために買った。銀色の次に、灰がかった青が好きだと思う。
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ギター・くま・本棚
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ギターは高校時代の友人たちが誕生日にくれたもの。19歳になったばかりの頃、当時の交際相手と出掛けた帰り、気が付いたら楽器屋にいた。ギターを2本持ったその人に「どっちがいい」と訊かれ、指差した方を買ってくれた。私にギターを与え、弾き方を教えてくれたことにずっと感謝している。その人と別れてしばらく経ち、誕生祝いに何が欲しいかを訊かれ、ギターを頼んだのだった。友人たちは「あえて白にしてみた」と笑っていた。今思えば、このギターを貰ってから白を自分のものにすることへの抵抗が弱くなった。ギターの届いた日、触っているのが楽しくて大学を休んだのを覚えている。
YAMAHAのアンプは義兄が使っているのを見て購入した。私が真似をしていると知って嬉しそうだった、と姉から教えてもらった。
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左端のくまは、元は白だったのだけれど、深い青のシーツで眠るのに付き合わせたせいで黝くなってしまった。Kの小説に「ヤニや涎で汚れてしまったのかしら」と書かれてからは、布で包んでいる。いつかぬいぐるみ病院に連れて行きたい。隣は一度も会ったことのない人が贈ってくれた黒いくまと、高校時代の交際相手が留学先のお土産として連れてきてくれた焦げ茶のくま。誰かとビデオ通話をする時にはよくパペットのくまに代理出席してもらっている。右は、地元や旅先の雑貨屋で見つけて連れてきてしまった(“しまった”という意識がずっとある)小麦と白のくま。グレーのワゴンに小さなギャッペを敷いて、くまたちの場所としている。
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低い本棚の上
蓋のない宝箱。小物たちというより、質量のある記憶群という方が実感に近い。
西荻窪にあった喫茶店の閉業を知って沈んでいると、H先輩が「お店で使っていた品物を販売しているみたいです」と教えてくれた。黒い花瓶のあるおかげで、ずっとその店を忘れずにいられる。今はEのくれた竹とんぼや、Aさんのくれた花を入れている。ポストカードをしまっておける箱のついた額縁には、Aの写真を入れている。過去、「__の写真を写真展に出してもいいですか?」と、もう搬入の終わった状態で確認の連絡が来たことがあった。Aがごく稀に見せる、こういった強引さが大好きだった。展示を了承する代わりに譲ってもらったその時の写真たちは、勾配天井の部屋に暮らしていた時に飾っていた。上京してから借りたどの部屋にもAの写真を飾っている。そのほか、江の島で拾った石や、Tさんがライブ終わりに嵌めてくれた指環、Uさんと行った犬吠埼のイルカの置物、書ききれないほどの誰かと紐付いた宝物がある。
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声の依頼を受けた際、お礼にといただいた絵。額装までしてくれていた。元々この人の絵が好きだったので大喜びした。一度この絵を裏返さなければいけない時期があったので、また飾ることができて嬉しかった。
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高い本棚の上
小さなギターは、Kさんと一緒にRさんの部屋でパーティをした日、中古のおもちゃ屋で買ったもの。Rさんの部屋に戻った後もご機嫌に鳴らしていて、そのあと火事が起きた。カセットコンロの火がテーブルクロスに引火して、火が早送りのように広がっていくのを見た。三人で死ぬ映像がちらついた、次の瞬間には火が消えていて、振り向くと花瓶を持って息を切らしたRさんが立っていた。チューリップを活けていた水での消火。このおもちゃが生き延びた証明になっている。このあいだのアルバムに入れたフィールドレコーディング曲にはその日の日付が付けられていて、火のはじける音やこのおもちゃギターの音が入っていた。volca keysは初めて触ったシンセサイザ。自分ひとりである程度のことができるようになりたくて、リズムマシンとマルチエフェクターを買った。
銀色のバットはひとつ前に住んでいた部屋の近くにあった台所道具の店で買ったもので、前日と翌日のあいだの時間に携帯品を置いておく場所として使っている。
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Artekのスツール60を、椅子やベッドサイドテーブルとして使っている。パーティめいたことをする時には、3脚くっつけて大きなテーブルとして使う。雑貨屋でまとめて購入したので、その日で店のポイントカードが1枚分溜まった。そのカードをイッタラのキャンドルホルダーと交換してもらった。
銀色のトレイは、先述の蚤の市で知った店で買ったもの。部屋のポケットとして使っている。
“拯”の字は、精神がどうしようもなく落ちていた今年の始めに、Uさんが「書初めをしよう」と言って筆を持たせてくれたもの。翌月にまた京都を訪れた際に、国際会館のカフェスペースで焼き上がったものを渡してくれた。頭でばかり考えてはすぐに身体と疎通できなくなる私に、四肢のあることを思い出させてくれる友人。
本の上には気休めの紙魚対策として除湿剤と防虫剤を置いている。
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小窓4
Fさんからの犬の栓抜きと、Hに貰ったコンクリートの置物、H先輩が分けてくれた犬の箸置き。母の好きなミニチュアを贈る際、色違いのチューリップを自分にもひとつ購入して、端に置いている。自分のために生きた花を買えない反動か、花のモチーフのものを見かけると嬉しくてつい手が伸びる。
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キッチン
私の洗面台を兼ねている。私もSも、料理と呼べるような自炊は殆どしないので、調味料や調理器具が少なく、キッチンの収納部にはそれぞれの私物が仕舞われている。
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Mさんが引越し祝いに買ってくれたカセットコンロ。パンを焼く時やカフェオレを淹れる時に使う。組み立てる際の動作がロボットアニメのワンシーンを思い出させるので、人前で使う時には「変身!」と言うようにしている。
隣の空き瓶は元々ジンの入っていたもので、誰かに花をいただいた時には一旦ここに活けている。
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この部屋に越した時にIがプレゼントしてくれたローズマリーの石鹸の匂いが好きで、貰った分を使い切ってからも自分で買い直している。歯磨き粉はGUM以外だと落ち着かないので旅行先にも持っていく。歯ブラシはKENTのもので、最初に使ったあとの歯の滑らかさに感動して、誰かに共感してほしいあまりSに押し売りをした。それからSも同じものを使っているので、それぞれのストックも合わせると10本近くこの歯ブラシがある。右端はリングホルダー。左手の薬指に環を嵌めるようになってから、指環が好きになった。今は5本の指環を付けている。
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食器棚
H先輩のくれたくまを吊るしている。緑の石鹸はMさんのスペイン土産。ここに写っている鉄鍋も鉄フライパンも、写っていない3本の包丁も2枚のお盆も貰いもの。
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ソファ
机の天板に合わせて布を選んだ、三人掛けのソファ。毎日ここで眠っている。Sの部屋にある質の良いベッドよりも、薄いマットレスを敷いたソファの方がよく眠れる。枕に近い小窓のハンドルにエジソンランプを括りつけて、普段はその光で睡眠薬が効くまでを過ごしている。
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部屋のすぐ向かいには線路があり、3面の窓から電車の通る音や光が流れる。最終電車の後は、スケートボードの走る音や、酔った誰かの歌が聞こえる。この部屋で生活をしている。
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wazakka-kan · 10 months ago
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営業中。今日は暑い空気の中に秋の気配ちらり。わたくしの中の秋の気配は、穏やかで静かで、弱い光や輝き、暗がりのイメージ。
虫の声が狂おしい夜長。
冬よりも死に近いイメージ。
そんな時に、暖かく感じる隙灯りは安らぎのイメージ。間接照明の陰影は、心も穏やかになる光環境。
通販→https://wazakka-kan.jp/kumiko/
頭と心が疲弊しがちな方は、おうちにひとつ、床置きの照明を用意しておくのがおすすめします。
寝る前にスマホは手放し、5分でいいからぼんやりすれば、寝つきも良くなります。
人は寝ている間に、魂が神様に会いに行き、アドバイスもらったり、応援してもらったりするそうです。だからたくさん寝て起きた朝は、何だか元気が戻るんだとか。
自分では決めきれない悩み事でお困り中ほど、ちゃんと眠った方がいいそうです(お試しあれ
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hisoca-kyoto · 2 years ago
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「秋のしつらえ」展3日目。本日もたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。日中は半袖で十分な暑さでしたが、皆さんの気持ちは秋を求めてらっしゃるようでウールのストールやマフラーやブラウン系の器を選んでくださる方が多い1日でした。
順番に作品を紹介していきます。hisocaではお馴染みの荒木桜子さんには秋の草花を生けるための花器を多めに作って頂きました。
ひさご型の一輪挿しは色々なサイズやモールが入っているもの、壁掛け出来るタイプまで揃っていて選ぶのが悩ましいです。素朴な草花をさらりといけるのが似合います。
スモークグレーのシンプルな花入は、筒形2サイズと丸型の3種類ご覧いただけます。季節のお花をたくさん束ねて入れたり、枝物をシンプルに生けたり、おおらかに受け止めてくれる花器は一つお持ちだと心強いですね。
モールのコンポートは大きなデザートカップのようなタイプが2サイズと放射線上のモールの模様が美しいフラットなタイプがあります。深さがあるタイプは水を張って花器にしたり、フルーツを盛ったり、ブロックキャンドルのスタンドにしても良いデザインです。フラットタイプは24cm有るのでホールケーキだと7号まで楽しんでいただけます。こちらもフルーツや季節のしつらえにお楽しみ頂きたいです。
久しぶりに手つきモールのピッチャーも作って下さいました。私も自宅で使っていますが水差しや花生けに活躍してくれます。その他にもモールのシリーズは楕円の豆鉢や菓子鉢にしたいようなモールの鉢も2型ありましたが初日に旅立ちました。写真で紹介できていないものもまだまだありますのでぜひ店頭にてご覧いただけると嬉しいです。
9月30日(土)は桜子さんが午後より在廊くださいますのでぜひ吹きガラスのお話お伺いにお立ち寄りくださいませ。そして同じく30日(土)の 夜、23:50〜 NHK G(全国)「京都極上モノ紀行」の番組内にて荒木桜子さんが取り上げられるご様子です!(当店もお取り扱い店として少し取材を受けました・・・)ぜひ京都のガラス特集の様なのでぜひこちらもご覧になってみて下さい。
それでは明日も「秋のしつらえ」展にてお待ちしております。
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komichi-mado · 9 months ago
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ジェームスブラウンを聴きながら
鰹のたたきを食む
砥部焼の器に切り分けて
トマトのタレとにんにくおろしをかけて食む
新月に向かう夜に
秋祭りの練習太鼓の鳴る音が響く
サイコーな夜
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koch-snowflake-blog · 1 year ago
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夜道 雪は、日本のマルチタレント、YouTuber、声優。 北海道札幌市出身。自称「北海道の秘密兵器」、「俺の嫁系YouTuber」。 身長155cm、血液型はB型。所属事務所及びレコード会社はユニバーサルミュージック。 ウィキペディア
生年月日: 1999年11月21日 (年齢 24歳)
出生地: 北海道 札幌市
身長: 155 cm
カップサイズ: G
スリーサイズ: 95 - 60 - 98 cm
別名義: raco
趣味=バイク(現在9台を所有)
○2021年、アニメ『スーパーカブ』で主人公・小熊役を演じ、話題に。TOKYO MXほかで4月放送予定テレビアニメ『六道の悪女たち』(秋田書店『少年チャンピオン」刊)にてメインキャスト・姫野莇美(ひめのあざみ)役で出演決定。バイク好きのお嬢様キャラを演じます! 主人公・紬の声を演じたゲーム『SAMURAI MAIDEN-サムライメイデン-』が好評発売中。
  
  
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jujirou · 1 month ago
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おはようございます。
秋田県湯沢市川連は雨が降ったり止んだりのお天気です。
昨日は朝からかかりつけ医さんへ定期検診。
前日の市民検診で受診しなかった、特定健康診査をしてもらうため、朝ご飯を食べたので3.5時間空けての、アレコレと検診…
2か月前の定期検診時に、数年前から高くなってきた血圧を、先ずは1か月測ってみましょうとの事でしたが、その後も出張やらアレコレとあり、中々毎朝晩の測定が出来ずにおりましたが、病院での過去からのデータやら最近のデータやらで、飲みたく無かったのですが、弱いお薬を服用する事になりました。
50歳を過ぎ身体も変わって来ている様です…
そして昨夜のオラ家の晩酌セットは、川連漆器で竹の子の小味噌煮とうどの雑魚炒めで一杯し、蕨たたき入りのタコライスで晩ご飯。
今日もアレヤコレヤと有りますが、一つ一つコツコツ頑張ります。
皆様にとって今日も、良い一日と成ります様に。
https://jujiro.base.ec
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