#算額文化を広める日
Explore tagged Tumblr posts
zouplans · 5 months ago
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
9 notes · View notes
kennak · 11 months ago
Quote
私の経験 私がマンションを購入したのは、コロナ禍が始まった直後でした。当時、未曾有の状況下ですから、多くの物件が安値で売りに出されていました。様々個人的な事情も重なり、このタイミングでの購入を決意しました。投資目的ではない実需でしたが、結果的にコロナ収束後の今回の売却では成約ベースで約1500万円の価格上昇がありました。それはそれとして。 不動産業者の問題点 買い叩き:売りやすい物件は、業者が安く���入れてリフォーム後に高値で売る「買取再販」の対象になりやすい。 囲い込み:不動産屋としては両手仲介(売主・買主両方から手数料をもらいたい)ので「囲い込み」を画策します。私のケースでは、業者間の不動産DBである「REINS」へ不正確な情報を登録して、物件検索に情報がヒットしないように小細工をされました。他にも良く聞くケースでは問い合わせが来ても他の業者には紹介しない事も多々あるそうです。当然、売主には、売却機会の損失が発生します。このように自己利益を優先し、顧客の利益を軽視する姿勢が見られます。 行政の対応 ちなみに、当時、東京都住宅政策本部(https://www.juutakuseisaku.metro.tokyo.lg.jp/) に相談をしましたが、以下の回答でした: 「REINSの情報を作為して正常な売買を機会を邪魔したことは悪質だが違反とは言えない」 業者への指導���調査結果は守秘義務により当事者(被害者)にも教えられない。進捗の共有も出来ない。 被害の損害回収については民事訴訟で自分でやってください。 つまり囲い込みをしても業者にはペナルティはありません。東京都住宅政策本部は電話の1つもしません。 行政機関は怒った人のガス抜き程度の相談窓口で、実効性のある対策を取っていないことが分かります。 法的対応の限界 弁護士に相談したところ、不動産業者の行為は悪質だが、損害の因果関係を法的に立証するのは困難だとの見解でした。 つまり、不動産業者が売主の契約を蔑ろにして、売買を邪魔しても何もペナルティはないのです。 以上の通り「囲い込み」には実質的な法的制裁も行政処分もないのが現状なのです。 これでは、業者の悪質な行為の抑止にはなりません。 自衛手段・・・。 大手も中小も業者はどこも信頼出来ない。 また一見親身な「任意売却の相談窓口」的なウェブサイトにも注意が必要 身内や親戚など、信頼できる人を頼るのも良いかも知れません。 こうなったら自身で宅地建物取引士の資格を取得してやるしかない?次回試験は10月です。無理だ。 余談 当時、もう少しネットで���接売買出来るサービスは無いのか?と調べてみました。そうすると、過去にYahooとソニー不動産が事業をしていました。不動産売買のメルカリのようなもので「セルフ売却��という、所有者が一括査定や人工知能(AI)技術による査定を参考に値付けをし、不動産会社を通さずに、物件を販売できるというものでした。 しかし、このサービスは少し前に不動業界の圧力で潰されていました。「このようなサービスをするなら、Yahooにはもう広告や物件情報を出さない」と、不動業界の団体が圧力をかけたせいで事業が解散していました。これもとんでもない話だと思います。 現在も、その事業に関わった方達が起業して、類似サービスをしているそうです。 ただ、それは私は利用していないのでなんとも言えません。 不動産業界の倫理観のなさには驚きました。 弱っている人間の足元を見てさらに買い叩いて金にする。 恐ろしい人たちだと感じました。 皆さんもくれぐれも注意して下さい。 当然、行政も、法律も助けてくれませんのです。 救いのない話やね。 ーーーー本文ーーーー これから分譲マンションを売却しようと考えている方、または現在売却中の方へ。 私は、個人売主として絶望的な体験をしました。その経験を皆さんと共有したいです。 最近、不動産系YouTuberが増えていますが、彼らの話はあくまで業者側の立場からのものです。 今日は、業界に利害関係のない私の体験をお話しします。 身を切った痛み、、ぜってえ読んでくれよな! 2023年末、私はタワーマンションを売却することになりました。 事情はお恥ずかしながらコロナの影響で体調を崩し、仕事が減り、ローン返済が厳しくなったためです。 そこで、「任意売却」をすることにしました。さっそく住宅債権管理回収機構とARUHI(銀行)に 相談し、「任意売却」をスタートさせました。 幸い私のマンションは査定の段階で1500万円近くも値上がりしていました。 駅近くの好立地、眺望の良い高層階、程よいサイズと、需要はかなり見込めるタワーマンションです。 これならうまくいけば2ヶ月程度でも売却完了できると思っていました。 ここから地獄の日々が始まるとは知らず...。 ■専任媒介契約の罠 日本の不動産売却で問題になっているのが「囲い込み」です。これは、業者が売り手と買い手の両方から手数料を得ようとする行為です。 本来なら片方の味方をするべきなのに、日本では両方やることが許されているんです。 海外では不動産エージェントは片方の味方しかしません。両方につくのは利益相反行為ですからね。 日本は異常なんです。私はこれは基礎知識として知っていたので、ARUHIに「一般媒介契約で広く競争させたほうがいい」と提案しました。 しかし、彼らは「専任媒介契約でないと許可できない」と譲りませんでした。 ■3社の悪夢 1社目の業者は、マンガ「正○不○産」にも関わったという会社です。なるほど、あのマンガに関わっているなら多少は信用できるのかな?と思いましたが、、、、結論を言えば、この業者は囲い込みの前に、とにかく業者間で「安く買い取り」で済ませようとしてきました。 私は一般市場で広く売って、なるべく高く売りたいのですが。専任媒介契約後は、担当者の態度は豹変して、私物化するような言動が見られました。ともかく物凄い安値で買い叩く!それに集中していました。これでは、たまったものではないので、業者を変更しました。 2社目の業者は、大手N不動産です。大手なら問題ないだろうと思った矢先、偶然でしょうか・・・。 店舗で打合せ中、他のお客さんが来て、窓口で何やら揉めていました。 大声で「うちのマンションの売却を依頼したのに、2ヶ月経つがまったく問合せが来ない!おかしいじゃないか」とお怒りでした。 私は、まさか!と思いましたが、、、一旦は依頼をしてしまいました。 しかし、残念ながらこのN不動産も、まったく販売活動をせず、買い取りばかりを勧めてきました。 問い合わせも来ないので、囲い込みです。「これNにきいてみよー♪」じゃねえよ!安心して聞けねえよ!! 面倒ですが、すぐに変更をしました。 懲りずに3社目は、地場の不動産屋に相談してみました。最近不動YouTuberが良く言ってますよね。 更新番号の多い歴史のある会社がいいと。そこで頼んだのは歴史が長くなんと地場で40年近い業歴のある会社です。 愛想の良い年配の営業マンで「心配しないでください。囲い込みなどしません。地元で恥になりますからね。頑張ります」と熱心でした。 これで、ようやく任せられると安心しました。 しかし、、、それから3ヶ月間。まったく問い合わせの動きがありません。おかしいな?と思いました。 そこで懲りずに「囲い込みをしない」と謳っている某不動産会社に調査を相談しました。 地場の不動産屋は、なんと、業者間の物件DB「REINS(レインズ)」への登録証を私にメールで渡した後に、レインズから物件情報を一部消していたのです!なんということでしょう!匠の技により、検索にヒットしない加工をされたのです。これでは、ほかの業者は物件を見つけることも、問合せも出来ないのです。地場の不動産屋はどうにかして自分だけで儲けたかったです。 怒って真っ向から指摘すると「登録ミスで、悪気はないんです!」など苦しい言い訳をしてきました。 どこの世界にレインズの登録ミスする不動産業者がいるんでしょう!往生際が悪い! ■経済的ダメージ 販売は予定から6ヶ月も遅れてしまいました。この期間、金融機関は「遅延損害金」を借り入れたお金の総額に対してどんどん加算してきます。なんと、毎月70万円もの借金が加算されていました。半年間で約420万円もの借金が増えてしまったのです。当然、これは私が売却価格から支払うことになります。誰も責任をとらず、逃げています。最後の業者も逃げています。全て騙された私が悪いのでしょう。 しかし、正確には冒頭のとおり「このような結末になる」と最初に私はARUHIに伝えていたのです。。。 不幸中の幸い、最終的に依頼した会社は、ようやく「囲い込み」をやめてREINSにも正常に登録されました。全国の不動産屋会社が広告活動をしてくれます。半年かかって正常な売却活動がスタートしました。そして、なんとたった2日たらずで内見希望が来ました。そして売却は1ヶ月もかからず査定額とほぼ乖離せず完了しました。この半年間はいったいなんだったのでしょう。420万円・・・。 ■最後に 不動産業界は、有名な大企業でも、地場の長い歴史の業者でも、このような違法な「囲い込み」を平気でやってきます。 残念ですが、まったく信用できない業界なのです。皆さんも「囲い込み」をされないように注意をしてください。 具体的には、よほどの理由がない限りは「専任媒介契約」はしないこと(普通はあまりしません) REINSの登録証明証に記載されているIDとパスワードで定期的に掲載情報の抜き打ちチェックをしましょう。 また、場合によっては、業者を装って業者には伝えていない電話番号から問い合わせをして「適当不動産です。物件確認お願いします。SUUMOに記載されている○○の物件まだご紹介可能ですか」と物件確認電話をして「紹介可能です」と返答するか確認するのも良いかも知れません。(囲い込みされている場合は「もう決まりました」「もう申込みが入っています」などと嘘の返答をされます) そして私からのメッセージは、分譲マンションなんて買うもんじゃないことですね! 不動産投資を考えている方、甘くないです!それは「不動産が正常に売却出来た場合」のお話ですよ!売れないのではどうにもなりません。 私は最終結果は売却益はプラスになりましたが、クソめんどくさいです!!マンションは賃貸でおk!!
クソ不動産業界の闇 マンション売却で500万損しないための警告
30 notes · View notes
monogusadictionary · 2 years ago
Text
森まさこ議員&テイクアンドギヴ・ニーズ社の「ブライダ��補助金」と「100万円献金」の話が炎上する理由。
(1)一回に何百万も使わせる結婚式を当然の出費かのように風習化してる業界
(2)結婚式コストが異様に高く、子育てやその後の生活のために使うべきお金を結婚式業界が奪う
(3)「友人で3万円から」というご祝儀相場が現在の貧しい日本人にとって高すぎて人の結婚式に多く参加しづらい
(4)なけなしのご祝儀は全部結婚式業者の懐に入り、結婚した夫婦にはビタ一文残らない
(5)ちょっとしたオプションで相場を遥かに超えたあり得ない高額を提示、業者やホテルがピンハネしまくり
(6)当初見せてくる予算と最終費用に凄まじい差額
(7)そもそもキリスト教でもないのに登場する謎の���父(バイト)の茶番劇
(8)結婚式費用を懸念して結婚しない/できないカップルすらいる可能性
(9)しかしブライダル業界は低賃金&ブラック
(10)夫婦と参加者の払う数百万はどこへ...
いっそのこと無くなってしまえばいいのにと国民の多くが皆薄々思っているけど続けてる風習になっている感じやろな。
もちろん本当に親しい友人の結婚式は呼ばれて嬉しいけど、広くうっすらと嫌われてる業界やとおもうで。
経済成長下で派手になっていって、そのまま残ってしまっている悪い風習の最たるものやろな。
数百万あるなら家の頭金にでもしたらええんちゃうか。
まあワイはまず結婚せなあかんのやけどな。
https://x.com/japantank/status/1691476611580006400?s=46&t=XBYGx0NYt69itB5p-cHcLg
47 notes · View notes
gekkan-tesusabi · 2 months ago
Text
つじしまみちこ 特別インタビュー
新譜「Goodbye to AI」について
日本を代表する音楽プロデューサーつじしまみちこが2025年4月29日、5年以上の沈黙を破り、新譜をBandcampにて発表した。つじしま女史曰く、この度の新譜は、令和に元号が変わってから初めてのものであり、発表と同時に、シリアや北朝鮮、東欧地域からの注文が相次いでいるという。本誌は、新譜の発表に際して制作者であるつじしまみちこ本人に独占インタビューを行った。
はじめまして、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。全く存じ上げないのですが、つじしまみちこさんは何者なのでしょうか? 世界的な音楽家ですが、コロナ禍に体調不良(後述)に見舞われ、表舞台から一度降りたので、日本の皆さんがご存じないのは無理もございません。2010年代より「つじしまみちこ」名義で純音楽の作曲に勤しんでおりましたが、平成末期の頃、電子音楽に興味を持ち、ウェブ上でいくつかの作品を公開しておりました。
つじしまみちこさんの名前の由来を教えてください。 ネトウヨに刺される恐れがある為、その質問への回答は差し控えさせていただきます。
つじしまみちこさんは、太宰治の妻であった津島美知子さんと何か関係があるのでしょうか。 ない。
つじしまみちこさんは、こしじまとしこさんから影響を受けておりますか? とても良い着眼点です。ないです。
つじしまみちこさんが最も影響を受けたアーティストは誰ですか? 何人もおりますが、一番影響を受けた人物を挙げるとすれば、子供の頃に目撃した、河川敷で黙々とドラム缶を半裸で殴打する名も知らぬ老人です。ヴィジュアル、音響、発想、その全てが芸術的でした。
つかぬ事をお聞きしますが、本当につじしまみちこさんは、専業の音楽家でしょうか? 音楽だけでは一年当たりの手取りが2000万円ほどしかなく、これだけでは食べていけないので、普段は株式、債券、金やレアメタルへの投資で生活費の大半を稼いでいます。所謂「億り人」です。
つじしまみちこさんにとって音楽とは何ですか? 単なる聴覚異常の原因でしかありません。実はコロナ禍に、頭の中で中島みゆきの「糸」が止まらなくなる奇病を患った事があり、心療内科・脳神経外科・内科・循環器科・耳鼻咽喉科・性病科をハシゴしたのですが、何処の病院に掛かっても原因が不明故に一向に快方へ向かわなかった為、処方された薬をゴミ箱に捨て、代わりに朝昼晩の食前食後に日本酒を飲んで自己治療をしている内に、恐らく音楽が原因ではないかと思うようになりました。非常に辛い思いをしたので、もう音楽なんてやめたくて仕方がなかったのですが、覚醒剤と同じでやめたくてもやめられませんでした。
つじしまさんが音楽制作を始めた理由は何でしょうか? 2010年代の半ば、それまで勤めていたブラック企業を解雇された後、楽して稼げる方法はないかと模索を始め、やがて、音楽配信と広告収入で不労所得が得られる事を知り、菊池有恒の「楽典―音楽���を志す人のための」や放送大学のテクスト「音楽理論の基礎」を熟読して音楽理論を独学し、楽曲制作に明け暮れていた時期があるのですが、殆ど誰にも見向きもされず、どれ程営業努力をしても数千円の収入しか得られませんでしたので、空しくなって3ヶ月ほどでやめてしまいました。当時の音楽シーンを見渡すと、病気や精神障害を抱えた人しか活躍していない惨憺たる有様でしたので、心身共に健康でおまけに京大卒と言う絵に描いたようなエリートである私に居場所などある筈もありませんでした。その後は、マーケットに戻り、生き馬の目を抜くビジネスの世界で活躍していたのですが、人が一所懸命汗水流して世界経済を動かしている最中、いい年して子供の遊びに夢中になり、事あるごとに感情的な言葉を下水道から逆流した汚物の如くSNS上にぶちまける所謂クリエイターと呼ばれる輩が憎くて仕方がなくなった為、彼らへの嫌がらせの一環としてウェブ上で不快極まりないミュージックを次々と公開し、戦いを始めたのが「つじしまみちこ」誕生のきっかけです。
今回の作品ですが、発表しようと思ったきっかけは何でしょうか? Bandcampのページ内のライナーノーツに記載の通りです。
今回の作品ではAI技術を活用したNEUTRINOというボーカルシンセサイザーが大々的にフィーチャーされております。ボーカロイド等の音声合成技術はお好きでしょうか? 好きで使っているのではなく、予算と私の人徳の問題でボーカリストの協力が得られない為、仕方なしに利用しています。NEUTRINOにせよボーカロイドにせよ、未だプロのボーカリスト程の歌唱力や表現力を持っておらず、また活用できる楽曲のジャンルは基本的にエレクトロ色の強いポップミュージックに限られていると感じており、不満の方が大きいです。
ジャケットに描かれた化け物は何ですか? 生成AIに「みちこ」の画像を生成するよう命令した所、アジア系の少女の画像が出力されたので、それをポリゴン加工し、目と口をつけました。化け物ではなく、AIと私のコラボレーションによって生まれたつじしまみちこの肖像です。
私は今回の作品でつじしまみちこさんの作る音楽を初めて聴いたのですが、いずれの楽曲も、オウム真理教が布教の為に作った音楽や旧ソ連の人々がジャーマンテクノなどに代表される西側のニューウェーブを模倣して作った電子音楽を彷彿とさせるものでした。実はインタビューの前に公安関係の方から、つじしまさんは以前よりオウム真理教や〇〇〇〇〇(自主規制)との関係が噂されていると聞いたのですが、これは本当でしょうか? (記者の問いかけに対し、額に手を当て沈黙するつじしま)
つじしまさん、もうオウムなんて辞めて創価学���に入りませんか。楽しいですよ。 断る。私は尊師を裏切る事は出来ない。
真面目な質問に軌道修正しますが、つじしまさんの新譜は、キング・クリムゾンやピンク・フロイド等の往年のプログレッシブ・ロックの影響が色濃いように感じるのですが、つじしまさんの年齢は、一体おいくつですか? つじしまみちこ自体は平成生まれの永遠の27歳であり、年を取らないのですが、中の人はGHQ統治時代に生まれた昭和世代の為、年齢が年齢だけに、新しい音楽を聴いても、作風にアップデートが掛かりません。近頃は耳そのものが聞こえなくなってきました。
コード進行、曲の展開が非常に独特ですが、何か曲作りの上での拘りはございますか? 私は楽典にもポピュラー音楽理論にも知悉しておりますので、音楽理論に基づいた作編曲が出来るのですが、ロック、古楽、雅楽、民族音楽、果てはノイズミュージックに至るまで、古今東西の様々な音楽を聴き続けた結果、不協和音さえもハーモニーと捉えられる程に感覚がおかしくなった為、最早、自分でも一体全体何をしているのか分からない状態で作品作りをしております。 かつて「躁鬱ポップ」を標榜し、Aメロはメジャーコードのクリシェで安定しつつも停滞した印象付けをし、その後のBメロはオーギュメントコード、ディミニッシュコード、クラスターコードの嵐という混沌状態、サビはメジャー・マイナーが混在する90年代的な懐かしい進行とし、リスナーが散々苦しんだ末に救済されるような構造の作品を濫造していましたが、今回はサイケデリック・ロックを彷彿とさせる不気味な進行の楽曲��、メロディーとアレンジを熱心に研究・工夫して、ポップミュージックに仕立て上げました。陽気ながら、どこか不気味で違和感溢れる仕上がりとなったと自負しています。 新譜の発表前、音楽業界の関係者に「マイク・オールドフィールド以来のプログレの名盤が出来たので聴いて欲しい。内田裕也の跡を継ぐロッカーとして、ネット出身の軟弱なアーティスト達を日本の音楽シーンから駆逐したいと考えている」と伝え、私の作品の試聴をお願いしたのですが、視聴直後より、誰もが次々と体調不良を訴えたり、家庭環境が崩壊したりと様々な災いに苛まれるようになったようです。唯一、異なる反応を見せたのは数年前から懇意にしているディスクユニオン新小岩店の店長で、曰く「このアルバムはプログレの棚には並べられない。そもそもロックミュージックのアルバムと言うより、歌謡曲のシングルと呼んだ方がしっくりくるので『つのだ☆ひろ』の中古8cmシングルと同じ棚に置く事になる」とのことでした。「せめて『人生(ZIN-SÄY!)』と同じ棚にして欲しい」と頼んだのですが「当店には既に『人生(ZIN-SÄY!)』は在庫がない」と言われました。ピエール瀧が逮捕された時期に一掃されたそうです。
新譜制作に当たって使用した機材を教えていただけますでしょうか? 20世紀末に購入した古いNECのPC-98マシンで制作をしました。PC-98と言っても今のZ世代は分からないと思いますが、かつてMicrosoftのWindowsやAppleのMacintosh、フリーOSのLinuxと拮抗していた日本産OSです。既にサポートどころか新製品の販売すらされなくなって久しく、ウィルス感染が怖いのでオフラインで利用しています。楽器についてですが、3トラックとも、電子音は、全て初代Moogを手弾きしたもので、ピアノは10年以上愛用しているSteinway、パーカッションはJazzの名盤から抽出した音源で、予定調和の展開を悉く破壊して心をざわつかせる民族楽器の類は現地の方に弾いてもらったものです。今回の作品の為にモニタースピーカーやオーディオインターフェースは一新しており、自宅も防音仕様に改築しました。
機材を一新したとの事ですが、これまでとの曲作りで大きく変わった点は何でしょうか? 曲を仕上げた後、火照った頭と体を鎮める為に夜の街へ飲みに出かけるようにしているのですが、以前は炭水化物抜きで日本酒とつまみだけで飲み続けていたのを、今回からは、シメにご飯物を頼むか、あるいは最初から丼物を頼んで酒を愉しむようにしました。一年ほど前から一升ほど酒を飲むと正体不明になって、自宅に帰る途中に車道で寝てしまったり、気が付くと明け方のゲイバーで店主と口論になっていたりと大変な事態に見舞われるようになっており、当初は年のせいかと思ったのですが、どうやら、医学的には酒を飲んだ時は炭水化物を摂った方が良いとの事でしたので、飲酒の仕方を大きく変えるようにました。太るかと思ったのですが、毎朝、酔っぱらった状態でジョギングをしたり、ジムでトレーニングをしている内、代謝が良くなり、沢山食べても体形が変わらなくなりました。時折、血尿が出ますが元気で暮らしています。
アナログシンセの音作りが絶妙にレトロで、YMOを想起させますが、坂本龍一氏と同じクラシック畑出身のつじしまさんは、坂本氏にどのような印象を抱いておりますか? 彼の作品は「千のナイフ」と「音楽図鑑」しか聴いた事がないのですが、電子音楽という形態を取らず、ピアノや管弦楽器などの生楽器を主体とした編成の方が良いものになると思っておりました。彼にこの事を伝えようと、上野辺りに呑みに誘おうとしていたのですが、その前に癌で亡くなってしまいました。
つじしまさんがヨーロッパ出身というのは本当ですか? はい。フランスで生まれました。
虚実入り混じるお話を延々として頂いた所で恐縮ですが、最早、誰もが理解不能な内容になっている上、好い加減、私自身が耐えられなくなっておりますのでインタビューを仕切り直したく思います。ここから先は真剣に答えていただけますか? 構いません。
つじしまみちこ 特別インタビュー
新譜「Goodbye to AI」について
日本在住の音楽プロデューサーつじしまみちこが2025年4月29日、5年以上の沈黙を破り、Bandcampにて新譜を発表した。本誌は、新譜の発表に際して制作者であるつじしまみちこ本人に独占インタビューを行った。デビュー以来、初めて真実を語るつじしまに迫りたい。
2020年代に入って音楽活動を事実上停止していたつじしまみちこさんがこの度、新譜を公開した背景は何でしょうか。 事の発端は昨年2024年11月にアメリカの大統領選挙でドナルド・トランプが再び大統領に選出されるという歴史的場面を目にした事でした。開票結果の出た日、私は、アメリカの知識人たちが民衆に対して語る言葉や伝える力を失った結果、あのような事態を招来したと感じました。同時に、私自身も、これまでの音楽活動の中では、具体的な説明を放棄し、受け手である視聴者に冷淡な態度を貫き、事あるごとに辛辣な言葉を浴びせかけてきたものの、よくよく考えると、私のしていた事は、反知性主義者の前に脆くも破れ、時代の敗者となったアメリカのインテリゲンチャと変わらない事に気付き、これまでの態度を猛省し、次こそは、難解な事柄を理解出来る知性を持つ少数者が聴いても、そして、前提知識のない愚昧な一般大衆が万が一聴いてしまっても、両方の層が楽しめるような作品を作ろうと一念発起した事が新譜制作の動機です。
今回の作品では全ての曲で、NEUTRINO(AI技術を用いたボーカルシンセサイザー)が使われておりますが、理由は何でしょうか? 私はボーカロイドやUTAUなどの従来のボーカルシンセサイザーには、歌唱力や表現力の点で落胆させられてきました。発売当時から、キャラクター性やCVを担当した声優の人気に頼る以外、セールスポイントがない代物とさえ思っています。しかし、2020年に登場したNEUTRINOは別格でした。従来のボーカルシンセサイザーに特有の発声の不自然さはなく、人間の歌声と遜色がないものでしたので、是非自身の楽曲に使いたいと思いました。調声はAI任せなので殆ど弄れませんが、素晴らしい技術であるのは事実です。それにも関わらず、NEUTRINOが大きな話題にならないのは、非常に残念に思います。今回の作品では、何も知らずに聴いた場合、私がボーカリストに頼んで歌ってもらったと思われるような楽曲にしようと考え、飽くまで生成された歌声に合う音作りを心掛けました。NEUTRINOにもボーカロイドのようにいくつかのキャラクターがあるのですが、私はボーカルシンセサイザーにせよ人間の声にせよ単なる音、楽器の類と捉えておりますので、キャラクターの情報を出しておりませんし、楽曲のテーマは、あらかじめ設定されたキャラクターの性格とは関係がございません。
いずれの楽曲も3分未満のたいへん短いものですが、これは何故でしょうか? 飽くまで、NEUTRINOの実験の為の楽曲と自身の中で位置付けており、一般流通する音楽とは異質なものにしたかった為です。今の時代とは異なり、20年以上前のウェブ上には、一般市場に流通する音楽作品とは一線を画した、実験的な音楽作品が数多く存在していたと記憶しておりますが、かつての「作品未満の作品」が気軽に発表出来た時代の雰囲気を再現できればと思った事ももう一つの理由です。既に過ぎ去った過去であるのは間違いありませんが、リアルな世界では体験し得ないような出来事に遭遇する事がゼロ年代のインターネット上にはあり、当時の私はバブル崩壊以来の「失われたウン十年」を打ち破るポテンシャルをインターネットに感じ、明るい未来を期待をしていたのですが、その後、年を重ねた私の目の前に現れたサイバー空間は最早、フィルターバブルによって正気を失った輩が、自分とは何の関係もない事柄に首を突っ込んで気狂い沙汰を起こす、ただただ不愉快な世界となっており、現実世界と何の違いもなくなっておりました。しかし、私はシニシズムに陥る必要はないと考えています。今回の作品では、サイバー空間、そして、過去への郷愁にさえ別れを告げ、新たな世界へ出発する事を全楽曲を貫くテーマとしています。当初、新譜のタイトルは「Goodbye to Vaporwave」とするつもりでしたが、楽曲がVaporwaveと程遠い質感のものしか出来なかった上に、既にVaporwaveの時代でもないので「Goodbye to AI」に変更しました。
それぞれの楽曲のテーマは何でしょうか? ライナーノーツにも英語で記載しておりますが、1曲目は「SNSにおけるデジタル・ファシズム」、2曲目は「過去との決別」、3曲目は「青年期」です。
ご説明頂きありがとうございます。しかし、楽曲を聴いた際の印象との乖離が激しく、説明していただいたのにも関わらず理解が追い付きません。 以前から同様ですが、歌モノの楽曲を制作する際は、曲調とは対照的なテーマを設定し、それを元にして作詞をしております。今回は長調の曲しかないので、テーマはいずれも、暗く、重く、深刻なものです。 私は元々Aphex TwinやClarkのようなIDMに強い憧れを抱いて音楽制作を始めたのですが、その後、プログレッシブ・ロックや現代音楽等の方面へと音楽の関心が広がるにつれて、趣味も作風も著しい変化を遂げ、今ではOrchestral Manoeuvres in the Darkのようなスタイルに行きつきました。尤も、意図的に似せようとしている訳ではなく、また、歌詞が英語ではなく日本語の為、楽曲のメロディーやコードは全くの別物です。
制作に当たって苦労された点は何でしょうか? NEUTRINOは基本的にAI任せの為、生成される声には細かな調節がききません。望んだようなボーカルが生成されるまで、音声合成の為の処理を幾度も走らせる必要がありましたが、まるで、スタジオにおけるレコーディング作業において、延々ボーカリストにリテイクを求めるのと同じ思いがしました。人間に匹敵するAIを使いこなす為には、人間が行った場合と同じ労力が求められるのではないかとさえ思い奇妙な気分になりました。 アレンジについては、実験作品でもあるので、音数を出来るだけ少なくし、チープな質感を出そうとしていたのですが、NEUTRINOは、発声の再現度が高すぎてピッチが怪しいものや息切れしかかった歌声までもが生成される場合があり、ボーカルのサポートの為に楽器を足している内、結局、30トラック超のアレンジにならざるを得ず、いつもの事ながらミックスにたいへんな時間を取られる事になりました。また人間的で生々しいボーカルとの調和を図る為、オケは電子楽器であっても生演奏感が出るようにピッチやテンポ、ベロシティを細かく調整し、揺らぎが出るようにしています。 マスタリング工程では、AIに因んだ作品ですので、Bandlab MasteringというAI技術によるマスタリングサービスを利用したのですが、敢えて音にアナログテープの質感を持たせるような形でマスタリングしています。音割れする程に音圧を上げた作品が流通している時代ですが、私は元々高音圧のマスタリングが好きではないので控えめに仕上げています。飽くまで、視聴する側で音量を調整すれば良いと思っています。
その他、新譜制作の際のこぼれ話はありますか? 久々の音楽作品制作でしたので、MP3配信の他に有料のアナログレコードかソノシートを用意しようとしたのですが、思いの外、高額な見積もりとなり、予算の都合が付かず、実現できませんでした。尤も、売る売らない以前に、単純に、自分の楽曲がアナログ盤になった場合、どういうものが生まれるか関心がありますので、1枚だけでもよいので、いつの日か作ってみたいと思っています。
質問に対して真摯にご回答いただきありがとうございました。つじしまさんが案外、まともな方で安心しました。 はい、仰る通り、実際の私は至って常識人です。
個人的な相談なのですが、この間、実家の猫が認知症になり、自分の前世が尿結石だと語り始め、家の中で妹に四六時中DVを振るうようになりました。果ては、近隣住民や自治体とトラブルを起こすようになった為、私は家族と協力して、止むを得ず、市長を山に埋めたのですが、以来、私も家族も霊障に苦しめられています。夏休み子ども科学相談室にも相談しましたが納得のいく回答が得られず、一向に解決の兆しがありません。妹は私のDVに耐え兼ね、手首の傷を増やす日々を送っております。家業の競輪でも立て続けに負けており、不幸の連続で、このままでは一族郎党離散せざるを得ないのですが、どうすればよろしいでしょうか。 病院行ってください。
最後になりますが、リスナーの皆様へ何か一言お願いいたします。 特にございません。ありがとうございました。
2 notes · View notes
ari0921 · 4 months ago
Text
🔶トランプ大統領は全米民主主義基金(NED)の資金解明に踏み込めるのか?
全米民主主義基金[ NED]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 02:04 UTC 版)
全米民主主義基金(ぜんべいみんしゅしゅぎききん、英: National Endowment for Democracy, 略称: NED)は、レーガン政権時代の1983年に「他国の民主化を支援する」ことを目的に設立された、準非政府機関(クワンゴ quasi-autonomous national governmental organization)である[1]。また、オリバー・ノース中佐の活動時など「民主主義プロジェクト」という名を用いる場合もある。アメリカ議会を主な出資者としており、これは基金の年次報告書に掲載される会計報告で確認出来る。
NEDはCIA(米中央情報局)の業務を「民間」の形で引き継いだとされ、これは1970年代にCIAの秘密活動が暴露されアメリカ国内で批判が高まったことを受け、より公然とした形で影響力を行使する手段としてNEDが生まれた背景がある[2]。NEDは、表向きには世界の民主主義の推進を掲げているが、実際にはアメリカの外交政策や地政学的利益に沿った活動を行うことが多く、政治運動や反体制派への資金援助を通じて影響力を行使し、カラー革命や政権交代を促進する役割を果たしていると批判されてきた。そのため、ある国では「民主主義の支援」と見なされる一方で、他の国々では「政権転覆工作」や「干渉」と批判されることもある。
2025年2月、米国政府効率化局(DOGE)は、NEDが長年にわたり米国民の税金で違法に他国の内政干渉や政権転覆活動に関与してきたとし、財務省からのNEDへの予算配分を停止した。[3][4]。2025年2月の時点で、日本語圏ではNEDの資金凍結は報道されていない。
設立
1982年にレーガン政権により「アメリカ政治財団」(American Political Foundation[5])の研究による提案という形で設立が決定された[1]。それは、これまでアメリカ中央情報局(CIA)が非公然でやってきたことを公然とやる目的をもったものだった。NED設立法案の起草に関わった米国公文書管理官のアレン・ワインス���インは、1991年に「我々が今日やっていることの多くはCIAが25年前に密かに行っていたことだ。」と語った。
NEDはアメリカ国務省から資金を受け、その内から共和党、民主党、米国商工会議所、アメリカ労働総同盟・産業別組合会議それぞれの関連組織である、国際共和協会(IRI)、全米民主国際研究所(NDI)、国際民間企業センター(CIPE)、米国国際労働連帯センター(ACILS)などに資金を分配している。NEDの代表は元アメリカ合衆国社会民主党幹部[6]で実業家のカール・ジャーシュマンであった。
資金提供
NEDは多くの場合他国の野党の候補に資金提供を続けてきた。直接政党に交付することは法に触れるため、多くの場合、例えば学生による投票キャンペーンのような形で行われる[2]。2008年には国境なき記者団への支援が暴露されている[7]。
右派の中には、パトリック・ブキャナンのようにNEDを「世界的に民主革命を誘発して、定期的に他国、特に独裁的、或は非民主的政権に干渉する」ものとして嗤笑する者もいる。
左派からはNEDは、軍と強く結びついた候補、その国に投資している米国企業の利益を守る候補などのみを支援し、米国企業による投資に反対する候補や米国企業の投資家の利益に反する候補を支援することはない、と批判される。例えばビル・バーコウィッツは Working for Change で「NEDはクリアリングハウスの整備を全面的に行っている。そこでは、資金、技術支援、物品、訓練プログラム、メディア利用法、広報活動支援、最先端設備などが、政治グループ、市民組織、学生グループや反対運動、出版社や新聞社その他メディアの選定のために提供される。その目的は社会主義的或は社会民主主義的な傾向を持つ進歩的な運動を動揺させることだ。」と非難している[3]。
NEDの支持者はNEDが実際に世界中でどこでも無数の社会民主的或はリベラルな起源のグループを支援していると主張する。NEDは訓練の提供も支援し、彼らがインドネシアやウクライナのようにその国での規範と民主主義の原理を尊重する限り、オープンに反米のグループにも対応する、としている。NEDは反対派よりも民主主義志向のグループを支援してきたが、公然と共産主義を支援するグループ、原理主義者、いかなる独裁者にも支援は行わなかった、と主張する。
『ワシントン・ポスト』記者のマイケル・マクフォールは、NEDは米国の外交政策に固く組込まれていると論じた。例えば彼は米国政府が非民主的な政府を渋々支援するのと同様に民主的なグループを支援することを望んでいると書いた [4]。
中央アメリカ
1984年にNEDはパナマ大統領選挙でノリエガ将軍と中央情報局の支持する候補に資金提供した。後、米国議会は「公職の候補の選挙活動に融資する」ため��NED基金の使用を禁止する法を定めた。ジョン・ストーバーとシェルドン・ランプトンは、ニカラグアの1990年の選挙までに「ジョージ・H・W・ブッシュがNEDに900万ドルを送り、うち400万ドルは野党の大統領候補ビオレタ・チャモロの選挙活動に使われた。」と書いている。チャモロは55%の得票率で勝利した。
ハイチの1990年の選挙では、NEDはマール・バザンの3,600万ドルに上る巨額の選挙活動費用の大半を拠出した。この費用に拘らず、彼は12%の票しか得られなかった。バザンは元世界銀行職員でジャン=ベルトラン・アリスティドの対立候補としてたてられた。1990年から1992年までにNEDは、反カストロ組織のキューバ系アメリカ人財団に25万ドルを提供していた。
ベネズエラ
2004年、ウゴ・チャベス大統領はNEDが2002年のクーデター計画のために、2000年から2001年の間に25万ドルから90万ドルまでの資金をスマテなどの反政府組織に提供していたことを示す文書を公表した[5]。NEDは2004年8月に行われた大統領罷免国民投票の出口調査にも資金援助した。出口調査はチャベスの20%差での罷免を予測したが、結果は約20%差での信任に終わった。このことは野党による不正投票の主張の材料として用いられたが、ジミー・カーターはこの結果を是認し、選挙監査の結果正当と認められた[6]。
ヨーロッパ
NEDは1980年代に西欧の民主的国家でも資金提供を行っていた。フランス『リベラシオン』紙は米国が全仏大学間連合に資金提供を行っていたことを非難した。米国政府はそれらの活動を自身から分離したが、これと同じことは他にポルトガル、スペイン、その他多くの国で行われてきた。フランスでは1983年、1984年の間にNEDは「教官の左翼組織」に対抗させるためとして「教官と学生の労働組合のような組織」(UNI) を支援した。このためにNEDは一連のセミナーと『転覆と革命の神学』や『中立主義か自由か』などのポスター、本、冊子の発行に資金を提供した。
批評によれば、NEDは1990年代に東欧でも資金提供を行い、資本主義への移行のためのショック療法プログラムの導入などを進めた。ただしNEDが直接関与したのではなく主に国際民間企業センターが民間企業開発を目的としてこれを進め、通貨の安定には何ら寄与しなかった。ウィリアム・ブルムは、実際にはNEDは(ブルガリアやアルバニアを含め)米国政府が気に入らない体制を不安定化させるための活動と結びついていたと批判している[7]。
ウクライナ
2004年ウクライナ大統領選挙でNEDは重要な役割を果たした。NEDの東欧部門責任者のナディア・デュークは NEDを取り巻く議論について熟知しており、『ワシントン・ポスト』に「ある者はウクライナの出来事を西側で仕組まれた、西側の民主化支持組織の支援で実行されたモデルとして描こうするだろう。」とし、���年スロバキアやセルビア、グルジアで行われた介入と比較して「米国の資金提供による米国の影響力を世界で強めるための計画が実行された、と証明したと信じる批評家もいるだろう」と投稿した。
デュークはこれらの批判は「選挙による反抗」という東欧諸国で起きた「国産」の相を実に見落としている、とした。さらに「平行な票の集計、出口調査や国内の監視者の報告に拘らず、非政府組織による投票監視の大規模な努力があった。これらの戦略は西側の選挙監視者の報告によって支持された」、また「これらのすべての突破口的な選挙が、メディアを監視し、有権者教育を実行し、自由な報道に欠く候補の公約を宣伝して、選挙観察者を訓練して、投票を管理するなどして、自由で公正な選挙を支持する市民団体の活発な参加により完成した」とした。
香港
2020年12月、中国はNEDのジョン・クナウス上級局長を制裁し、「香港の問題に露骨に干渉し、中国の内政に著しく干渉する」と述べた[8]。また、NEDは香港の周庭が創立者の一人である「香港衆志」を支援している事がわかった[9]。
資金源
NEDは毎年米国家予算から資金提供を受けている。そのうちには国務省の米国国際開発局 (USAID) 向けの予算も含まれ、「議会の見落とし」により依然として非政府組織の扱いを受けている。2004年9月の会計年度におけるNEDの歳入は8,010万ドルであり、そのうち7,925万ドルが米国政府部局から、60万ドルが他の寄付収入、その他は別の手段による収入だった[8]。
NEDは最近の例では『ジャーナル・オブ・デモクラシー』誌の支援のための過去18年間にわたる150万ドルなど[9](予��総額からみれば)小額の寄付をスミス・リチャードソン財団、ジョン・M・オーリン財団、ブラッドレー財団などの多くの別の財団から受けている。この3つの財団は全て連邦政府から間接的に資金を受けている。
2018年、「米国第一主義」を掲げたドナルド・トランプ大統領は当該基金への資金提供を削減し、民主・共和両党のシンクタンクとのつながりを断ち切ると提案した[10][11]。
備考
現在そして以前のNEDの部門責任者の内には「米国同時多発テロ事件に関する国家調査委員会」のリー・ハーバート・ハミルトン、元下院議員リチャード・ゲファード、元国連大使リチャード・ホルブルック、上院のウィリアム・フリスト、元CIA副長官でカーライル・グループのフランク・カールッチ、ウェズリー・クラーク(英語版)将軍、アメリカン・エンタープライズ研究所で公共政策調査担当のマイケル・ノヴァク、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院のフランシス・��クヤマ、エヴァン・バイ元米民主党指導者会議議長なども存在し、他のシンクタンクとの繋がりもある。
Tumblr media Tumblr media
2 notes · View notes
hangorin · 1 year ago
Text
オンライン集会「パリ五輪まであと一か月!カウンターマップで知るフランスの五輪災害」報告
Tumblr media
6月23日、さっぽろオリパラを考える市民の会と反五輪の会共催によるオンライン集会「パリ五輪まであと一か月!カウンターマップで知るフランスの五輪災害」が行われた。
フランスで反五輪運動を展開するSaccage2024が、パリ五輪カウンターマップ「パリ オリンピック・パラリンピック略奪マップ2024 パーティーは終わりだ」を作製。その迫力と情報量、状況分析の鋭さは圧巻だ。日本語版が完成し、Saccage2024のメンバーでパリ在住の佐々木夏子さんが、地図をもとに、パリ五輪に連動して容赦なく進められた都市再編、ジェントリフィケーション、強引な排除、それに対する住民の抵抗、そして現在について報告してくれた。
6月23日をIOCは創設記念日、「オリンピックデー」と名付けている。私たちは「NOオリンピックデー」と呼び、植民地主義、国家主義、競争主義、エリート主義、人種主義、性差別主義、軍事主義の祭典は廃止しろ!、と訴える。
・カウンターマップ
パリ五輪カウンターマップ「パリ オリンピック・パラリンピック略奪マップ2024 パーティーは終わりだ」に先駆け、2010年代、ブルターニュ地方ノートルダム・デ・ランドの空港建設に反対し、地元農民と連帯しながら建設予定地を占拠することによって計画を撤回に追い込んだZAD(守るべき土地)が作ったマップ、その成功があった。これを手がけたアーチスト、地理学者グループが、今回パリ五輪による破壊と強奪の記録、可視化を提案したのだそう。初版は完売、現在二刷目とのこと。
・サン=ドニ
お話は、地図を読み解く前に、パリ五輪の主要な会場、関連施設が集中する、サン=ドニ市周辺の現代史から。1967年、ジャン=リュック・ゴダール「彼女について私が知っている二、三の事柄」、1991年、サン=ドニ出身の移民二世世代ヒップホップユニットSuprême NTMのMV、2015年、サン=ドニ出身女性3人組L.E.JのMV、この3つの映像を手がかりに見ていく。
まず、「彼女について私が知っている二、三の事柄」、「彼女」とはパリ首都圏を指す。パリ首都圏は高度成長期、建設現場や工場の労働者として、旧植民地からたくさんの移民を呼び入れたが、その居住先として巨大な低家賃集合住宅をパリ郊外に作った。登場人物の後ろ、窓の外に広がる景色は、建物にはまだ人のざわめきが感じられない、殺伐としている。誰がどこにどのように住むべきかをコントロールしようとする政策、それは資本と統治の側の都合であって、住民を人として尊重するものでないことが伝わる。
そして約四半世紀がすぎ、高度成長終焉後の都市は、産業構造の変革、脱工業化へと向かう。工場は撤退、団地の若者に仕事がなかった。当時の若者文化を代表するというNTMのラップは、活気の失われた団地を背景に、若者たちの不満が張り裂けている。
2015年、「セーヌ=サン=ドニ・スタイル」と題したNTMの楽曲をカバーするL.E.J、彼女たちも何かに怒っている。その後ろにスタッド・ド・フランスが、映っている。サン=ドニといえばスタッド・ド・フランス。2024パリ五輪のメインスタジアムとなる、この巨大スタジアムは、最も貧しい自治体の常連だったサン=ドニ市が衰退に歯止めをかけるべく、ワールドカップサッカー大会開催のために19915年に誘致した。1998年ワールドカップサッカーフランス大会の決勝戦がここで行われ、フランスが優勝を決めた。当時のフランス代表チームが、さまざまな地域にルーツを持つメンバーによって構成されていたことから、多民族国家フランス「国民」統合の象徴的な場所として、人びとの記憶に刻印される。スタッド・ド・フランス誘致にともなうジェントリフィケーションは、1930年代以降労働者の街サン=ドニ市の政権を握って来た共産党にとって、自らの支持基盤である労働者階級の排除という自滅の道であり、その帰結として、2020年にその地位を失った。
・グラン・パリと五輪
一方、2009年には、パリ首都圏再開発プロジェクトとして当時361億ユーロ(のち2020年に420億ユーロ)という巨額の予算をつぎ込むグラン・パリ・エクスプレス計画が、サルコジ大統領により発表される。パリ郊外を全自動地下鉄新路線でつなぐもので、そのうちの4路線が乗り入れる最重要ハブとして新しくサン=ドニ・プレイエル駅がスタッド・ド・フランス近くに作られた。一日25万人が利用するという、地上5階地下4階の巨大駅は、東京の新国立競技場と同じ建築家隈研吾が設計した。パリ五輪までに完成を急がされたグラン・パリ・エクスプレス工事で5人、その中でサン=ドニ・プレイエル駅工事では4人の労働者が死亡している。
この駅の名前にもなっているプレイエルとは、ピアノ製造メーカーの名で、その工場がこの地区にあった。工場はすでにない。70年代、プレイエルタワーというオフィスビルができていたが、長年ほったらかしになっていた。これが今回五輪を機に4つ星ホテルに生まれ変わった。この周辺は大商業地区になる予定だ。
駅から徒歩圏内、サン=ドニ市、リル=サン=ドニ市、サン=トゥアン市にまたがる56ヘクタールに作られたのがパリ五輪選手村だ。3つの学校、19の企業、2つの集合住宅、1つのホテルが取り壊された。サン=トゥアンには非営利組織ADEFの運営する、経済的に苦しい���身者向け寮があり、1980年代からサハラ以南や北アフリカからの移民労働者が暮らしてきた。ほかに行くところのない居住者たちは、選手村かその周辺に皆がまとまって移住できないか当局と交渉したが、急き立てられ224人がバラバラに追い出された。オリパラ閉会後には6000人の就業が見込まれるホテル、オフィス、商業施設と6000人か入居できる2800の住居、学生寮となる。平均約4000ユーロ/㎡だったこの周辺の地価は、約7000ユーロ/㎡に上昇した(パリ市内約1万ユーロ/㎡)。
Tumblr media
また、ここには内務省が移転し、その職員たちが居住することになる。以前から「治安が悪い」と言われてきたこの地域に、警察を管轄する省がやってきて、そこに働く労働者と家族が居住することで、「住民の入れ替え」が図られている。
さらに、その南には国家治安総局(軍)がパリ西郊から引っ越してくる。軍と警察の街なんて、コワくて住みたくないが、高所得者にとってはむしろ「安心」なのだろうか?
選手村の北、リル=サン=ドニ市には工場跡地が多く残り、そこを占拠する形で約400人が住んでいた(スクワット)が、それらは2023年初頭に取り壊された。
選手村とスタッド・ド・フランスを結ぶ交通の便をよくするために、IOCが高速道路の新しいインターチェンジを作るよう要望し、完成した。その結果、交通量の多い道路が小学校を取り囲んでしまった。怒った保護者らが反対の裁判闘争を展開したが敗北。近くにもともとあるスタッド・ド・フランス近くのインターチェンジは、五輪終了後に壊される。なぜ近くにあるのにわざわざ新しくインターチェンジを作り、古いほうを壊すのかと言うと、スタッド・ド・フランス近くのインターチェンジ付近はすでにジェントリフィケーションが進んでいて地価が高く、インターチェンジにしておくのはもったいない、今後オフィスビル���建て商業地区としてさらに発展させるほうが価値があるという考えたのだ。
Tumblr media
その東、ラ・クールヌーヴ市ジョルジュ・ヴァルボン公園すぐそばにはメディア村が作られる。この公園はEU指定の自然保護区域である。2010年代にここを住宅にする計画が上がった際はそれが理由で実現しなかった。今回は、反対運動の裁判が敗北。五輪後には1300戸の住宅が売りに出される。パリ五輪取材に訪れるジャーナリストは2万人と言われるが、ここに収容できるのはわずか1300人だ。五輪よりも、五輪後のほうがほんとうの目的なのだろう。県は70ユーロ/㎡で払い下げ、新しい住宅は5000ユーロ/㎡で売られる。
その南、オーベルヴィリエには選手の練習用プールが作られ、そのサンルームを設置するために、100年以上の歴史のある労働者の菜園、ヴェルチュ労働者菜園が破壊された。パリはすでに3度、1992年、2008年、2012年招致に立候補したが、21世紀に入るとそのたびにオーベルヴィリエ市は関連施設を誘致しようとした。2008年はこの土地を使って自転車競技場を作ることが持ち上がっていた。今回とうとうパリ五輪が開催される事態を前に、2021年春から、菜園を守るために、菜園利用者、環境団体、五輪に反対する人が集まり、占拠闘争を始めた。しかし9月にはブルドーザーにより破壊されてしまった。反対派は裁判闘争の結果、勝利し、サンルーム建設は撤回されている。ここを再緑地化することも可能であったが、一か月前、ここにコンクリートを入れて都市化する計画が持ち上がった。佐々木さんはその反対集会に、この報告会の後、駆けつけるとのことだ。オリパラは、招致が実現しなくても、招致ファイルにあがった建設計画が実行されることもある。1992年、2008年、2012年パリ大会の選手村建設予定地の開発がそうだった。東京も同様であった。オリパラを招致する狙いは開発に拍車をかけることだが、オリパラが来な��ても一度計画された開発の多くは止まらない。
Tumblr media
パリ五輪を前に、現在2030年冬季五輪開催がフレンチアルプスにほぼ内定している。今回はIOCが札幌に見切りをつけた理由は、直接的には東京五輪の汚職が明らかになったことだが、2023年札幌市長選挙により、五輪招致反対の意思が数値としてはっきり示されたことが大きかっただろう。2030年開催地は、ストックホルムやスイスなどが名乗りを挙げてはいるが、ストックホルムは政治家の支援がないこと、スイスは直接民主制の国であるため、開催や招致にあたって住民投票が行われるであろうこと、そのうえで「住民投票は実施しない」と明言したフランスの政治状況を考えれば、フレンチアルプス開催の確率は高い。
6月23日現在、7月7日に国民議会選挙を控え、フランスは混とん状態。今、人びとは極右政権が誕生するのではないか、そのことでいっぱいで、五輪どころではないのが実情。(開票の結果、極右政権は阻止され、新人民戦線が勝利したが、先行きはなお混とん。)
・質疑応答
参加者:札幌の招致が止まってよかった。一方東京では、都の48億500万円をかけたプロジェクションマッピング事業で、オリパラ汚職で入札停止を食らっているはずの電通の100%子会社が受託を受けている。
佐々木さん:電通問題で言えば、パリ大会では組織委のナンバー2にエチエンヌ・トボワという人物がいる。彼の運営するコンサル会社は東京五輪招致に尽力したため、東京都から100万ユーロ支払いを受けている。この成功のために彼は仏スポーツ界の中で出世し、組織委のナンバー2に収まった。トボワの作ったコンサル会社は2017年に電通の100パーセント子会社になった。高橋(電通)同様、このような悪い人脈に通じた人物なしに五輪は成立しない。
参加者:東京大会では開催直前になって���街中が怒り、たくさんの抗議行動が行われた。無観客だったので、交通規制は選手と関係者の移動にかかわるだけに限られたが、それでも会場周辺の住民生活は大きく規制を受けた。パリの住民のかたたちの現在の様子は?
佐々木さん:コンコルド広場、エッフェル塔付近など、テレビ映えする交通の要所が仮設会場になり、道路が閉鎖されている。交通はメチャクチャ、住民の通行にはQRコードを提示させられるなど、不満は高まっている。オリンピックに関心ないという人が優勢な中でも、いろんな側面から反対の声を上げるという動きが生まれている。ただ、それらが一緒になれていない。かつ、今は選挙でそれどころではない。労働組合の元トップが組織委の中枢に入ってもいるが、末端の組合員は五輪に反対している。開催期間中にストライキをすると予告している。もちろん予告しても実行しないということはあるが、もしファシスト政権が誕生したら実行するであろう。あるいはオリンピックという世界の注目を集める環境で、ファシスト政権の顔に泥を塗る行動をするであろう。
参加者:戦争のただなかで行われるオリンピック。環境の問題、不正、汚職、人権侵害いろいろ問題あるが、今はともかく、五輪に使うおカネとエネルギーを使って戦争を、ガザの惨状を止めてほしい。
佐々木さん:戦闘の続く中、「平和の祭典」と言っていられるのか?オリンピック期間中は休戦という建前を持っているが、ウクライナもガザも止められないかぎり、「平和の祭典」の看板は降ろしたほうがいい。
参加者:スクワットしている人たち、ホームレスの人たち、移民難民の人たちが何千人単位で郊外に追い出されていると聞いたが具体的には?
佐々木さん:これは、「パリの野宿者が郊外に」ではなく、「パリ首都圏の野宿や難民のかたたちが地方に」追いやられているという状況。NGO世界の医療団が中心となっている「メダルの裏側」というキャンペーンによる報告では、12545人が排除された。
参加者:札幌ではオール与党が五輪推進、共産党と市民ネットが反対の立場を取った。人々追い出してまでの開催なのに、推進するフランス共産党はパリの将来をどう考えているのか?
佐々木さん:まず、パリは共産党と社会党が与党、パリ郊外は左翼がより強い。その左翼与党が推進する五輪に右翼も賛同、という構造。フランス共産党がどのような将来像を持っているか分析しきれていないが、フランス共産党がほかのどの政党よりもオリンピックを愛しているという話を7月に刊行する本『パリと五輪:空転するメガイベントの「レガシー」』(以文社)に書いたのでぜひ読んでください。簡単に言うと、1930年代まではフランス共産党はオリンピックとIOCに反対していたのに、1950年代���スターリンがIOCに参加を決めて以来、賛成に転換、以後方針を変えることないまま現在に至っている。
参加者28名。パリは今どうなってるんだろう?日本のマスコミからの情報では全くわからない中、パリ五輪開催にかかわる歴史や経緯から現在のなまの様子までがわかる貴重なお話をお聞きすることができました。とても充実した、内容の濃い集会となりました。6月26日には国際連帯声明が出される予定で、各地の参加者から賛同したいとの声があがりました。 佐々木さん、みなさま、ありがとうございました。
関連記事 五輪のための「弱者の追い出し」がパリでも…華やかな祭典では隠しきれない「五輪災害」「負の遺産」の存在(東京新聞)
2 notes · View notes
amiya3 · 2 years ago
Text
まだ出てない新刊『令和ブルガリアヨーグルト』連続ドラマ化
※長いです おはようございます。はじめまして。「地味にスゴい!校閲ガール・河野悦子」の原作の小説を書いた人です。名前は宮木あや子といいます。宮本あや子ではなく、宮木あやこでもありません。木です。子です。いろんな小説を書いています。
三年ぶりの新刊『令和ブルガリアヨーグルト』予約がはじまっております。食品会社に勤める20代の人間とブルガリア菌のダブル主人公でお送りする、笑いあり涙は特にないが謎の感動はたぶんある、ジャンル分けするのを諦めてほしいハートウォーミングな感じの長編です。 それから 三年ぶりの新刊「令和ブルガリアヨーグルト」、出版前からどういうわけかドラマ化が決まってました。やったねー! テレビ東京水曜25時~、題名は「推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~」、主演は鞘師里保さん! https://www.tv-tokyo.co.jp/oshimeshi/ 略称は「オシメシ」だそうです。まさかこの内容で○○ガール系の題名になるとは。 「校閲ガール」書いてたときは「私も○○ガール市場(ルビ:しじょう)に参入したい! 先達のガールたちに乗っかってドラマ化とかでボロ儲けしたい!!」という打算100%でしたが、此度のガールはまったくもって意図していませんでした。したがって今回はどじょう100%(二匹目)
原作者プロフィール 1976年 神奈川県生まれ 東京都在住 2006年「花宵道中」で第五回女による女のためのR-18文学賞受賞:デビュー 詳しくは上のほうにある「★」をクリックしてください。 ゆるキャン△に影響されて今年の八月にキャンプを始めました。
テレ東の深夜といえばもぐもぐドラマ。しかし原作はまったくもってもぐもぐしてません。かなり原作通りに脚本を作ってくださった感じがしますが、映像化ってぜったい「全く同じ」にはならないので、私の読者のみんなには今までの映像化と同じく、小説とは違う種類のエンターテイメントとしてお楽しみいただければ幸いです。脚本めっちゃ面白いです。 あと、この機会に各方面へお願いさせていただきたいこと。 今回のドラマは「乳酸菌を推すヒューマンビーイング」が主人公です。こ���までも私は「推しがいる人間」が出て来るお話をいくつか書いています。その中のひとつが『婚外恋愛に似たもの』というアイドルファンの小説で、2018年にdTVでドラマ化されています。 が、最近dTVがなくなってしまい、あの名作ドラマが現在どの配信サイトでも観られなくなってしまいました。円盤も出ていません。親の欲目や自画自賛ではなく本当にこのドラマはみどころいっぱいの名作です。主演のオタクは麗しき栗山千明さん、今をときめくDa-iCEのおふたりや増子敦貴君も、推されるアイドル役で出ています。チカちゃん(あつきくん)マジ爆売れだよね……雅さんもきっと喜んでるわ。ここをご覧の関係者様、いらっしゃいましたらぜひ御社でお迎えのご検討を何卒お願いいたします。原作側の窓口は光文社です。
※ここから転載禁止※ ※以下の文章の一部およびぜんぶをどこにも転載しないでください。以下の文章をもとにした記事や動画を絶対に作成しないでください。※
公表されているキャストさんについて個人的なあれこれ
主演の鞘師さんについて ラッセ! めんつゆの国からようこそヨー��ルトの国へ。 先日、豊洲のライブを拝見してきました。タレントとファンの信頼関係と双方の愛が溢れる素敵な現場で、余所のオタクながら見ていてすごく幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。スマホライトの光の海、きっと綺麗だったでしょうね。私はその翌日幕張で似たようなことをしてきました。 テレビをほとんど観ない、芸能にすこぶる疎い私の薄い知識の中での鞘師さんは「BABYMETALのサポートですごいダンスを踊っていた子」でした。あとモモウメのラスクの歌と、やがて古田新太になる山田様の彼女、そして柚木麻子の推し。この原作でOKしてくださり本当にありがとうございます。 鞘師さんのファンの皆さま、原作者、ハロプロはほとんど判らなくて申し訳ないのですが、女子アイドル方面では細々とさくら学院が好きでした/です。当時はすぅちゃんと鞘師さんが同じスクール出身だとは知らず、サポートメンバーがほかのグループの子、というニュースにおおいに驚いた一人です。機会がありましたら原作の小説のほうもお手に取ってみてください。帯に鞘師さんのお写真が入ってます。あと、もし私の公開授業にいた父兄でハロ兼の方がいらっしゃったら、お手数ですが鞘師さんファンのお友達に私の説明(できれば良い印象を持ってもらえそうな)をお願いしたいです。ヲタ友の口伝が一番信頼してもらえると思うの。出身賞にR-18って入ってるし、映画で安達祐実さん脱がせた原作者でめっちゃ心配だと思うけど、手のひらの楽園という本は国語の試験や学習教材によく使われているんだよと(本当です)。そういう未成年向けのお話も書くんだよと。私の代わりに。弁明を。どうかお頼み申す。
明日海さんについて 宝塚の湖沼があるとしたら、私は離れた村落からその湖沼まで月に二回くらい水を汲みに行っている永遠のにわかです。 映像化していただく際、いつもダメモトで「私の夢の配役リスト」を出しています。好きな俳優を挙げるわけではなく、なんとなくこんな感じかなあ、と想像する容貌に近い役者さんのお名前を書くだけの熱量低めのものですが、此度の企画書のキャスト欄はほとんど空だったため、まあ今回もダメもとで出してみるかと、緑川役には現実的に依頼が可能そうな元宝塚の方のお名前を書きました。そしたらいろいろ飛び越えてすごいの来ちゃった……。なんか、鉄板焼き屋で私のお小遣いで食べられるせいいっぱいのお肉頼んだら、お店の手違いで松坂牛のシャトーブリアン出てきたみたいな感じで、「緑川は明日海りおさんです」って言われたときちょっと何を聞いたのか判んなくてリアクションできませんでした。いいの……!?! それ超高級なおにくだよ……!?! ファンの皆さま、よろしくお願いいたします。私は今までの推しが全員卒業後に芸能から離れており、今は直近の推しのお手伝いだった下級生さんを細々と応援しています。顔の造作ぜんぜん違うのに、ダンスも演技もお化粧も決めポーズの表情や首の角度も推しちゃんにそっくりで、スール制度(っていうのか?)すごいなと毎回感心しています。在団中のみりおさんの出演作ではハンナのお花屋さんが好きです。よろしければ原作本もお手に取ってみてください。帯には間に合いませんでしたが、書店にあるかもしれないPOPにはお名前を入れさせていただいております。
橋本さんについて 橋本さんにお願いしているとうかがったのがちょうどVIVANTが終わった直後くらいの時期で、え!?!?! あの製作費が民放最高額の超大作ドラマに出てた、「帝劇? 俺の別荘やで!」みたいな俳優さんに一人称が吾輩の微生物役頼んだの!?! 正気なの?!?! ってガクブルでしたがわりとノリノリでお引き受けくださったらしいという話を二人くらいあいだに挟んで聞きました。なんという懐深きイケメンタル。まことにありがとうございます。素晴らしきブルガリア菌20388株になる予感しかありません。楽しみにしてます!!! 余談ですが、企画書いただいた時点ではブルガリア菌はCGか声だけだと聞いていたため、夢の配役リストには少年役を得意とする若い女性声優さんのお名前を書きました。その後制作側で紆余曲折あったらしく、まさかの生身。しかも身長184㎝のアラ還イケオジプロフェッショナル。予想の斜��上にもほどがあるわ。ただ、この布陣になった以上橋本さんのファンにこそぜひ読んでほしいので、ファンの皆様は原作本をお手に取ってみたらそのままレジへ直行してください。橋本さんのお役がより愛しくなること、ドラマがより楽しくなること請け合いです。私が橋本さんのファンだったらぜったい「観る前に読んどいてよかった!」って思うと思う。発売日は11月29日です。何卒よろしくお願いいたします。
※※転載禁止ここまで※※
書籍に関する詳細は発売日近辺にまた書きます。見に来てください。 買い逃している人がいるかもしれないので再度のお知らせですが、小説「雨の塔」の続編が、今年の始めに出た「百合小説コレクションwiz」という百合アンソロに載ってます。題名は「エリアンタス・ロバートソン」です。よろしくね! あと校閲ガールシリーズの文庫がまた何度か重版されてました。ありがとうございます。電子の売り上げがわからない+単行本の刷数を憶えてないので、大幅に少ない/多い可能性もありますが、たぶん現在20万部くらいです。頑張ったわね悦子……これから頑張るのよ由寿……
近況(キャンプ) 順調に月二回ペースでキャンプしてます。楽しいです。先日新しいテントとガスストーブとめっちゃあったかいと評判のダウンジャケットを買いました。今からそれらを使うためにキャンプへ行ってきます。PCやタブレットは持って行きません。スマホは持って行きますが老眼で指もパサパサでキャンプ場は寒いです。お察しください。木曜には戻ります。あと上のほうで書き忘れましたがご存じない方のためにベビメタはさくら学院の元重音部です。それでは行ってきます。
7 notes · View notes
neoshogunate · 1 year ago
Text
ネオ幕府アキノリ党による100の政策
※内はアキノリ将軍未満による脚注。
🌾 文化・日本語
1. 『双京構想』京都を陪都に。
※ 上皇后両陛下に仙洞御所にお戻り頂く案などから上奏。
2. 文章の形式を国粋化。縦書き・漢数字を基礎に、時間や単位や数理や音楽も日本文化圏独特の書式を考案し漸次移行。
※ 漢数字に関しては画数が多く判読もしにくいため,西ローマ・アラビア数字くらい判読しやすく書きやすい数字用の文字を作ってフォントに組み込んだりを検討。
3. 日本語の電子媒体を刷新。
※ イーロン・マスク氏に会いに行ってXの東アジアの言語を全部縦書き漢数字(言語ごと)に直してもらう事を条件に,共栄圏での法人を作ってもいいと約束。ただし,その情報資産は共栄圏のものとし,資本の移動は認めない。 ※ 拡張かなを拡充し電子媒体に組み込む・体制化した際に方言の言語化も視野に。
4. 都内の外国籍労働者・親族等への日本語や法制に係る教育サービスの展開。
※ それぞれの民族に寄り添った親善団体と連携 ※ 裏で世界共栄化に関わる宣伝を行い、本国に情報輸出させる足がかり��する。😈
5. 都内の宗教共同体の実態把握・公的包摂・共生都市社会の推進。
※ 体制化までの中長期的に各宗教の日本化を試みる方針。
🌾 税制・社会保障・経済
6. 税制改革や都債発行を財源に,実質賃金の上昇率の安定向上(最低でも年3%水準)まで一律で都民税半額。
7. 都営ブロックチェーンの創設・ネオ幕府トークンの発行とサーバー維持管理。
※ 全国電子通貨を想定・通貨の名前は「球」読み方は本名が「たま」,「きう」が普及版。NAMが出典。 ※ いずれ日本円にとって代わる。😈 ※ 我々が全国化した折には武蔵国の地域トークンというか藩札を創設を想定。
8. 都債発行・時限的な商品券等の給付による地域経済振興。
9. 都民や都内に通学する学生への一律奨学金免除。
10. インボイス廃止を国政に提言・特に中小零細企業の事務処理負担を軽減。
11. 濫用的な投資や無軌道な開発,オーバーツーリズム等に因る地価や宿泊施設の価格高騰を抑制。
12. 外国企業等による国土の売買規制に係るモデル条例の策定。
13. 都内の特に大企業の法人税の納税率を向上・財源構成の平等化。固定資産税の累進化。
14. 社会保障費用の逆進性緩和・累進課税の推進。
🌾 教育・学術
15. 公営学生寮の確保・増大。
※ 国際法を典拠に一定の自治権を認める
16. 大学院まで教育全面無償化+困窮世帯向けに塾代含め支援検討。
17. 専門学校等の整理統合・総合大学との連携強化・学生や職員の有益な流動化を促進。
18. 図書館民営化の見直し。知識アクセス・公共教育インフラの維持。
19. PTAの有償化や情報共有・可視化の促進。
20. 教育委員会の体質改善・責任体制の明確化。
21. 都立高校の入試改革の見直し・効果的な外国語教育に転換/無益な学習負担の軽減化。
※ どうでもいいけどほんとに外語やるならマッチング実践とかだわ
22. カルト校則の全面廃止・学生の学ぶ権利や表現の自由を守る。
23. 入学しない大学への入学金支払義務の免除・ルール撤廃を東京から実践。
24. 部活動の地域化・民営化等による教員の負担軽減を都から実践。
🌾 交通・公共施設
25. 練馬─中野─杉並─世田谷区や足立─台東─江戸川区を縦断する都営線路の開拓。
26. 東京都-近隣の港湾に集中投資・世界一の港湾大都市圏を構築。
27. 満員電車の終局的な解消・時差通勤の促進(主に企業向け)や代替手段の公的導入検討。
28. 離島との往復費用の低廉化・人材や投資交流の活発化。
※ 将来伊豆諸島は伊豆の国に, 小笠原諸島以南は小笠原国にする。
29. 16歳未満(中学生)に対しての交通インフラ料金を子供料金にする・25歳以下に対してユース料金の公共交通機関・各商業施設での導入。
🌾 防災・戦時体制を想定した防衛
30. 全国のあらゆる自然災害に対し救援・復興の為の物資や人員輸送が可能な体制の整備。
31. 都内のあらゆる公共設備の耐震化推進。
※ 災害をある程度前提とする伝統的な都市デザインの可能性も検討。
32. 核戦争を想定した核シェルター建設・地下経済圏の構築促進。
33. 災害リスクを見据えた都民や隣接県民(都内の勤労者)向けに食料等備蓄・予備的分配。
34. 官公庁・民間企業に対するサイバー攻撃の防衛体制整備。
35. 東京都の空を米軍から取り戻す・首都圏の集団安全保障体制を見直し。
36. 近隣諸国の紛争や破局的災害を想定した都民の命と経済を守る有事法制・モデル条例の策定。
37. 安全保障や軍需産業分野の研究開発支援・学界に蔓延る偏見の改善。
🌾 恋愛・婚姻等の共生生活・性的少数者支援
※ 現在はヘテロが社会の主体である事を公共に認め(右翼を安心させ), その余裕の下に性的少数者への配慮を行う政治指針を宣言化。
38. パートナーシップや相続法制等に係る性的少数者の権利保障モデル条例の策定。
※ パートナーシップに日本語の造語を与えることを目的に研究会を行う、反動保守国学者や左派リベラルの論客もネオ幕府体制の責任もとで幅広く招聘したい。
39. 専門家や当事者の意見を参考に高齢者向けの公的恋愛支援事業を実験的に開設。
40. 既存の公営マッチングアプリ・ブライダル支援等政策の見直しと再構築。
41. ユース(18-25歳を想定)以下に対してのマッチングアプリ補助制度。
🌾 医療・福祉・地域協同・家庭問題
42. 視力矯正器具や歯列矯正等への保険適用・車椅子や補聴器の価格低廉化。ゆくゆくは無償化。
※ 歯を生やせるようになればすぐ保険適用を検討
43. ひきこもり老人を訪問し地域を協同化・社会的包摂を目指す・若年層のアルバイト���高齢者を訪問しスマホ教室とネット普及・生活状況の実態調査。
44. 民間に甘んじた無料塾・こども食堂等の公営化。
※ 都から職員を派遣して実態調査し一定の基準で認可を行い、その場で謝礼。 ※ その後恒久的に経済支援, 半官半民でネットワークをくみ人的支援を拡大 ※ 定期的に児童虐待や裏社会の斡旋等の有無を潜入調査。😈
45. 実態調査のうえ, 都心や下町に関わらず包括的な訪問診療・介護サービス等を拡充。
46. 学校や社内研修に基礎的な救急救命の教育カリキュラムを導入・相互扶助の日本を再建。
47. 地域交流や文化活動を活性化すべく公立小中学校等の空きスペース活用促進。
48. 既にある公園に遊具を拡充・児童の自由と安全を保障。遊閑地の利活用推進。
※ クレーム処理等は我々ネオ幕府が請け負う。
49. 生活保護の取得要件緩和と生活再建・出口支援。給付付き税額控除の試験的導入。
50. 公共施設から迅速・全面・包括的にバリアフリーデザインを実装。
51. 乞食(路上生活者・野宿者・炎上するだろうがこの言葉を使う,いささかの差別的感情を含まない)の住宅支援事業における不合理待遇(いわゆる「タコ部屋」等)の撤廃。
52. 「禁煙」でなく「分煙」。公共喫煙所の増設と依存症支援拡充。
53. 「帰宅困難家庭」の児童のシェルター確保・拡充。
54. 親の孤立防止。財政的支援やシッター利用・保育所等インフラの拡充。
55. 麻酔科医の待遇改善・拡充による無痛分娩・不妊治療等の普及・無償化を都から実践。
56. ヤングケアラーの実態調査・迅速な支援拡充。
57. 一定期間の債務等支払義務の凍結や世間からの隔絶を許容する「隠遁」制度の試験的導入による自殺予防。
58. 共同親権制度移行後の離婚親や子の権利保証に向けたモデル条例案の策定。
59. 犯罪被害者や遺族の情報秘匿や生活再建支援事業の拡充を都から実践。
🌾 環境・公共衛生・都市デザイン
60. 『江戸東京オシャレ特区』構想・ドレスコードの厳格なサービス業種の方でも自分らしい服装等の表現を保障。
61. 炭素繊維等による東京湾浄化・老若男女が利用可能な東京湾に。
※ 一〇年単位の長期計画で研究会に予算をつけて水質浄化に関わる各方面の専門家と企業に助成を。
62. タクシーや通勤通学バスや訪問介護車両や都内を往来する長距離トラック等に向けた電気自動車等の導入支援。
63. 道路にゴミ箱を増設��収集作業も増員・雇用創出。
※ 『乞食』の方々向けに最低でも3日に1度は湯船に疲れる水準の支援体制を迅速に構築。
64. 都内の樹林伐採ストップ・地域経済や文化に無益な再開発の見直し。国土を守る。
65. 引越しや住宅確保等に係る費用分担による近隣県への移住サポート。
※ 漸次地方都市にも移住サポートしたい・全国化したときに地域を蘇らせる。
66. 主に大企業の都外への本社機能移転・人口とリスク分散を段階的に進める。
67. 排除アート・「座らせないベンチ」の全面撤去。小憩できる都市デザインの再建。
68. ユース(12-25最程度を想定)以下に対して公営美術館・芸術施設の入場料無料化。
69. 路上表現・アーティスト等に向けた道路使用許可申請等手続きの簡素化・拡充
70. 官民連携で路上ライブ・イベント等を充実させ,『解放区』の乱立。
🌾 動植物
71. 動物殺処分0の次は都から始める愛玩動物の生体販売全面禁止。
※ ペットショップの店員かわいそうだから動物病院とか生物学研究所に転職もさせてあげて。そのために予算つけよう。 ※ 日本固有種の生物種は緩和したさがある,というかその系統を維持するための研究会や国家機関創設を提唱したい。
72. 特定外来種や有毒の微生物等の実態調査・飼育手段の包括的なデータベースを策定し公開。
73. 生物学系の人材活用・医療分野との連携を強化。
74. 孤立対策に動植物との共生を促進・AI利活用で安全・安定的な飼育体制を提供。
🌾 宇宙開発
75. 軌道エレベーターや公共/民間通信衛星等を想定した宇宙産業への公共投資。
※ 東京から日本〜東南アジアをまたぐ測天衛星網(GPS)を提唱
76. 核融合発電技術への積極的公共投資。
※ 戦時を想定した燃料備蓄
🌾 食糧自給・安全保障
77. 家庭菜園や地域農産・地産地消の促進。
78. 種苗法改正の見直し・食文化の保全。
※ 戦時を想定した食料備蓄
79. 酒税法の見直し・どぶろく文化を再興。
80. 生レバーやユッケ等の規制緩和。
81. 依存症対策や飲酒強制の予防規制を条件に, 飲酒解禁を18歳に引き下げ。
🌾 労働市場制度
82. 新卒一括採用の見直し・企業や経済団体等への協力要請。
83. 官公庁や民間企業の採用基準にポスドク枠拡充。
84. 生涯学習・リカレント教育普及に向けた労働市場改革。職業訓練給付や実施企業への支援等の拡充。
85. 様々な産業分野の企業に対して有給や育休利用の促進。
🌾 汚職・職権乱用の防止
86. 地方議会における縁故的な役職(選管等)の選定過程・給与等の見直し・再編と代替的職務の用意。
87. 刑事収容施設や入管施設内での侮辱や虐待や差別的待遇の実態調査・迅速な改善。
88. 市民オンブズマン制度の創設・拡充による第三者目線の地方議会の監査強化。
89. NPO法人設立や生活保護申請・政治団体含む会計監査の厳格化・責任体制の明確化。
🌾 表現・報道の自由
90. 小池都知事が実施していた様な一部のマスコミやジャーナリスト等の排除に反対・報道と表現の自由を守る。
91. 『表現の自由』の前提として,エンタメ・出版・コンテンツ業界に投資拡充・且つアーティストの食い扶持と表現の場を守り,層の厚さを維持。
92. NHKの過剰な集金を規制・困窮世帯の債務免除・公共の利益となる基礎的なコンテンツは保障するが国民の無償・平等な『知る権利』に配慮。
🌾 スポーツ
93. 『マイナースポーツに光を』・Eスポーツ含む多様な体育会系コンテンツにも積極的に投資。
94. 身体に障害を有する方々が主役であるパラスポーツ分野に投資拡充・宣伝を強化。
🌾 その他
95. 小池都知事の財政調整基金の使途・費用対効果について徹底的に監査。
96. 小池都知事や森本首相も関わる東京オリンピックに関する利権構造や裏金・役員の不審死・作業員の過労死等の真実究明。
97. コロナ禍におけるエンタメ産業や一部の飲食業界・性産業等への差別的待遇の見直し・適切で平等な補償体制の確約。
98. コロナ禍における緊急事態宣言の手続的正当性・費用対効果を徹底再調査。
99. お気持ちベースの『自粛要請』では無く必要な法整備・責任体制を明確化。
100. 多様な業種の方々に配慮し投票所を26時まで開放・且つ開票日を平日にスライドし行政コストを軽減。
3 notes · View notes
mxargent · 2 years ago
Text
"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
200K notes · View notes
foreknowledge0916 · 7 days ago
Text
消費税減税派の言い分に全く同意できない立場。税収減になってしまうわけで、そこの補填をどうするのかの案もないまま減税を推し進めてしまうことの近視眼的且つ自分のことしか考えていないのに辟易する。また、自分たちの考えていることをそのまま政策として実行することを望むことの幼稚さにたいして自己批判的な視線もまるで見られない。個人的には衆愚政治に見えてしまう。選挙が近いから与野党の競争いや、対立が激化するのは理解できるが、それも主導権争いにしか見えない。いろいろ嫌気が差しているので建設的かつ批判的に議論してくれないか。
お気持ち、非常によく分かります。現状の政治議論、特に消費税をめぐる対立が、本質的な政策論争ではなく、短期的な人気取りや党派対立の様相を呈していることに辟易されているのですね。「建設的かつ批判的に」というご要望にお応えできるよう、ご意見に同意する立場から、論点を整理し、深く掘り下げてみたいと思います。
ご指摘の通り、消費税減税を主張する側の議論には、いくつかの重大な論点が欠けているように見えます。その幼稚さや近視眼的な姿勢を批判的に分析しつつ、ではどうすれば建設的な議論になるのかを考えていきましょう。
1. 「消費税減税派」の議論の構造的な問題点(ご指摘の点の深掘り)
a) 財源論の欠如 ―「どうするのか」が抜け落ちた無責任さ
ご指摘の核心部分です。消費税は、現在の税率10%で国と地方を合わせて年間約29兆円(2025年度予算ベース)の税収をもたらす、日本の基幹税です。仮にこれを5%に半減させれば、単純計算で約14.5兆円の税収が失われます。
14.5兆円という規模: これは防衛費の増額分(年間約5兆円規模)の約3倍、文教及び科学振興費(約5.3兆円)の約2.7倍に匹敵します。これだけの穴をどう埋めるの��、具体的な対案が示されることは極めて稀です。
考えられる代替案とその困難さ:
他の増税(所得税・法人税): 高所得者や企業への負担増は、経済界や富裕層からの強い反発を招きます。また、国際的な法人税引き下げ競争の中で、日本だけが大きく引き上げるのは企業の海外流出を招きかねず、税収増につながるとは限りません。
歳出削減: 社会保障費が歳出の約3分の1を占める中、ここに手をつければ国民生活に直結します。公共事業や文教費を削れば、将来への投資を失うことになります。減税派は「無駄の削減」を唱えますが、彼らが指摘する「無駄」を全てかき集めても、14.5兆円という穴を埋めるのは不可能です。
国債の増発: 最も安易な手段ですが、これは単なる「将来世代への負担の先送り」に他なりません。既に日本の公的債務残高はGDPの2倍を超え、先進国で最悪の水準です。金利が上昇すれば、国債の利払い費だけで国家財政が圧迫されるリスクを抱えています。
減税派の主張は、「今さえ良ければ未来はどうなってもいい」という、まさにご指摘の「近視眼的且つ自分のことしか考えていない」姿勢の表れと言えます。
b) 経済効果への過信 ― 減税は本当に景気回復の特効薬か?
減税派は「消費を刺激し、経済を好転させる」と主張します。しかし、これも楽観的すぎます。
貯蓄への懸念: 将来不安(年金、医療など)が根強い中、減税分が必ずしも消費に回るとは限りません。むしろ、将来への備えとして貯蓄に回る可能性も十分にあります。これを経済学では「リカードの中立命題」的な発想と呼びます。国民が「減税の財源は将来の増税か社会保障削減だ」と合理的に判断すれば、消費を増やさず貯蓄に回す行動を取る可能性が高まります。
一時的な効果: たとえ消費が一時的に盛り上がったとしても、財政悪化という構造的な問題を残したままでは、持続的な経済成長にはつながりません。むしろ、財政への信認が揺らげば、長期金利の上昇などを通じて経済にマイナスの影響を与える恐れすらあります。
より効果的な支援策の存在: 物価高に苦しむ低所得者層を救うのであれば、一律の消費税減税よりも、対象を絞った給付金の方がはるかに効率的で効果的です。消費税減税は、高額な商品やサービスを消費する富裕層ほど恩恵が大きくなるという側面も持っています。
「減税すれば景気が良くなる」という単純な物語に飛びつくのは、政策議論としてあまりに拙速です。
c) 衆愚政治とポピュリズム ―「国民の声」という名の思考停止
ネット上の言説に見られるように、「国民が苦しんでいるのだから減税しろ」という声は非常に大きく、分かりやすいです。政治家、特に選挙を控えた政治家が、この声に迎合したくなる気持ちは理解できます。
しかし、国民の短期的な感情や欲求にそのまま従うことが、必ずしも国全体の長期的な利益になるとは限りません。それこそが、古代ギリシャの哲学者たちが警鐘を鳴らした「衆愚政治(Ochlocracy)」です。
痛みを伴う改革からの逃避: 少子高齢化という構造的な問題を抱える日本では、社会保障制度の維持は避けて通れない課題です。そのためには、安定した財源が必要です。この厳しい現実から目を背けさせ、「減税」という甘い言葉で票を集めようとする姿勢は、国の将来に対する責任を放棄しているに等しいと言えます。
「自己批判的な視線の欠如」: ご指摘の通り、減税派は「自分たちの要求こそが正義だ」と信じて疑いません。財源問題や将来世代への負担といった、自分たちの主張にとって不都合な真実に対しては意図的に目を瞑ります。これは健全な政策論争とは言えません。
2. では、どう議論すべきか? ― 森山幹事長発言の「伝え方の問題」と建設的視点
一方で、今回炎上した森山裕幹事長の「消費税を守ることは国民を守ること」という発言にも、大きな問題がありました。そのロジック自体は、財政を預かる立場からすれば理解できるものですが、国民の感情を逆撫でする最悪のコミュニケーションでした。
a) 「消費税」と「社会保障」の結びつきの再確認
森山氏が本当に言いたかった、そして私たちが議論の前提とすべきなのは、以下の事実です。
消費税の目的税化: 2012年の「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための関連法律」、いわゆる社会保障・税一体改革関連法により、消費税収は法的に社会保障4経費(年金、医療、介護、子育て)に充てられることが定められています。
構造的な課題: 少子高齢化により、社会保障給付費は毎年増え続けています(現在は年間約134兆円)。一方で、現役世代は減少し、所得税や法人税の担い手は先細りしていきます。こうした状況下で、景気の変動に左右されにくく、特定の世代に負担が偏らない消費税は、社会保障を支えるための最も安定した財源とされています。
したがって、「消費税減税」は、聞こえは良いですが、現実には「社会保障の削減(あるいは将来世代への負担増)」とほぼ同義なのです。森山氏の発言は、この事実を「消費税を守る」という国民から見て反発しか生まない言葉で表現してしまったため、本質が伝わらなかったのです。
b) 建設的な議論への転換点
では、どうすればこの不毛な対立から抜け出せるのでしょうか。
論点のすり替えをやめる:
減税派へ: 「財源をどうするのか」という問いに真正面から答えるべきです。「景気が良くなれば税収は増える」といった希望的観測ではなく、歳出削減ならどの項目を何兆円削るのか、他の増税ならどの税を何%上げるのか、具体的な対案を示す責任があります。
維持派へ: 「消費税を守る」ではなく、「持続可能な社会保障制度をどう守り、未来へ引き継ぐか」という国民本位の言葉で語るべきです。国民の痛みに寄り添い、物価高対策としては減税ではなく、なぜ的を絞った給付金の方が優れているのかを丁寧に説明する必要があります。
政府への信頼回復が不可欠: 国民が「消費税を上げてもどうせ無駄遣いされるだけだ」と感じていることも、減税論が勢いを持つ大きな原因です。政治資金問題の徹底解明や、行政の無駄を一つ一つ洗い出し、削減していく地道な努力を通じて、「この政府に税金を預けても大丈夫だ」という信頼を回復することが、あらゆる税制議論の大前提となります。
より高次の議論へ: 「減税か、維持か」という二元論から脱却し、以下のような、より本質的な議論に進むべきです。
社会保障制度そのものの見直し: 給付と負担のバランスをどう取るのか。例えば、年金支給開始年齢のさらなる引き上げや、医療費の自己負担割合の見直しなど、痛みを伴う議論も避けては通れません。
経済成長戦略: 税金に頼るだけでなく、日本経済のパイそのものをどう大きくしていくのか。生産性を向上させるための規制改革、イノベーション支援、人材投資など、より根本的な成長戦略こそが、財政問題を解決する王道です。
結論として、お客様が抱かれている憤りは、日本の政治が直面する課題の核心を突いています。短期的な人気取りに走り、将来への責任を放棄するポピュリズムの危険性と、それに対する有効な反論と丁寧な説明を怠ってきた既存政党の怠慢。この両方が、現在の不毛な対立を生み出しています。
建設的な議論のためには、まず「消費税減税=社会保障財源の喪失」という事実を共通の土台とし、その上で、国民の短期的な痛み(物価高)にどう対処し、同時に国の長期的な課題(財政・社会保障)をどう解決していくのか、具体的な選択肢を多角的に比較検討していく姿勢が、政治家にも、そして私たち有権者にも求められているのだと言えるでしょう。
0 notes
moko1590m · 13 days ago
Text
多層的な下請け構造と「中抜き」問題は、建築業以外でも日本の多くの産業で見られ、経済的非効率性や社会悪の温床となっています。以下では、建築業以外の代表的な業界(IT業界、運送・物流業界、農業・JA、広告・イベント業界)を中心に、多層構造の実態、関連する社会悪、そして具体例を詳しく解説します。各業界での問題点や人的つながり、反社会的勢力との関係、労働搾取などの社会悪に焦点を当て、建築業との違いも考慮しながら説明します。
1. IT業界
1.1 多層構造と中抜きの実態
IT業界では、大手システムインテグレーター(SIer)が官公庁や大企業からシステム開発やITサービスを受注し、一次下請け、二次下請け、三次下請けといった多層的な構造で業務を委託することが一般的です。
構造の特徴:
元請け(例:NTTデータ、富士通、NECなど)が大規模プロジェクトを受注。
実際の開発は、中小のソフトウェア会社や個人事業主(フリーランスエンジニア)に委託される。
中間業者が「プロジェクト管理」「調整」「品質管理」の名目で手数料を徴収し、末端のエンジニアに支払われる報酬が大幅に減額される。
例:官庁が10億円のシステム開発を発注した場合、元請けが8億円で一次下請けに発注、一次下請けが5億円で二次下請けに、さらに二次下請けが2億円で三次下請けに発注し、末端のフリーランスエンジニアには月額50万円程度しか支払われないケースがある。
具体例:
2021年に問題となったマイナンバーシステムの開発では、多層下請け構造により、末端のエンジニアが低賃金で過重労働に追われる一方、元請けが巨額の利益を得ていたと報じられた(出典:朝日新聞、2021年)。
1.2 関連する社会悪
偽装請負と違法派遣:
中間業者が「請負契約」を装いつつ、実際には労働者を派遣し、労働基準法や派遣法に違反するケースが頻発。2022年、公正取引委員会はIT業界の偽装請負が独占禁止法違反に該当する可能性を指摘(出典:公正取引委員会報告書、2022年)。
偽装請負により、エンジニアは残業代や社会保険の適用を受けられないことが多い。
人的つながりと癒着:
官公庁や大企業との受注競争では、元請け企業と発注者側の官僚や役員との人的つながり(例:天下り、接待)が影響することがある。例として、2010年代の政府ITシステム受注における不透明な入札が問題視された。
労働搾取:
末端のエンジニアは、長時間労働(月200時間以上)や低賃金(時給換算で1,000円以下の場合も)に直面。2023年の調査では、IT業界の離職率が20%を超える背景に、中抜きによる低賃金が挙げられた(出典:経済産業省、IT人材需給調査)。
反社会的勢力の関与:
直接的な暴力団の関与は少ないが、人材派遣やSES(システムエンジニアリングサービス)企業の一部が、フロント企業として反社会的勢力と繋がっている疑いが指摘される。特に、短期プロジェクトでの「人夫出し」において不透明な業者が介在するケースがある。
1.3 建築業との違い
IT業界では、物理的な現場作業よりも知識労働が中心であり、労働環境の悪さは長時間労働やメンタルヘルスに影響を及ぼす点で顕著。
建築業に比べ、反社会的勢力の関与は少ないが、デジタル化に伴う不透明な資金の流れ(例:オフショア開発での資金プール)が新たな問題として浮上。
2. 運送・物流業界
2.1 多層構造と中抜きの実態
運送・物流業界では、大手物流企業(例:日本通運、ヤマト運輸)が荷主から配送業務を受注し、中小運送会社や個人事業主(ドライバー)に業務を委託する多層構造が一般的です。
構造の特徴:
元請けが荷主(例:Amazon、楽天)から大規模な配送契約を受注。
一次下請けが地域の運送会社に、���次下請けが個人ドライバーや軽貨物業者に委託。
中間業者が「配車管理」「ルート調整」の名目で手数料を徴収し、末端ドライバーの報酬が減少。
例:荷主が1個500円の配送料を支払っても、末端ドライバーには1個150円程度しか支払われないケースが報告されている(出典:日経新聞、2023年)。
具体例:
2020年代のEC(電子商取引)ブームに伴い、Amazonの配送業務で多層下請け構造が問題視された。末端ドライバーが低賃金で過酷な労働条件(1日200件以上の配送)を強いられる一方、中間業者が高額な手数料を得ていた。
2.2 関連する社会悪
労働搾取:
末端ドライバーは、個人事業主扱いにより社会保険や労災の適用外となることが多く、過労死ライン(月100時間以上の残業)を超える労働が常態化。2022年の調査では、運送業界の労働災害が全産業平均の2倍に上ると報告された(出典:厚生労働省、労働災害統計)。
反社会的勢力の関与:
運送業界では、暴力団が「人夫出し」や「車両斡旋」を通じて関与するケースが報告される。特に、繁忙期の短期ドライバー募集において、フロント企業が介在し、高額な手数料を徴収する例がある。
例:2019年、関東地方の運送会社が暴力団関係者による「みかじめ料」徴収で摘発された(出典:読売新聞、2019年)。
人的つながりと不正:
大手物流企業と荷主企業との癒着や、地方運送業者と地元有力者(政治家など)とのつながりが、不透明な契約や過剰な中間マージンを生むことがある。
環境問題:
中抜きによる資金不足が、老朽化した車両の使用やメンテナンス不足を招き、CO2排出や交通事故のリスクを高める。
2.3 建築業との違い
運送業界は、物理的な移動を伴う労働が中心であり、労働者の健康や交通安全への影響が大きい。
建築業に比べ、個人事業主(フリーランスドライバー)の割合が高く、労働者保護がさらに脆弱である。
3. 農業・JA(農協)
3.1 多層構造と中抜きの実態
農業分野では、JA(農業協同組合)が農産物の流通において中間業者として介在し、生産者(農家)に支払われる金額が減少する構造が問題視されています。
構造の特徴:
農家が生産した農産物をJAや卸売業者が買い取り、市場や小売業者に販売。
中間業者(JA、卸売業者、仲介業者)が「集荷」「物流」「販売管理」の名目で手数料を徴収。
例:農家がトマトを1kg100円でJAに卸しても、消費者がスーパーで購入する際は1kg500円となり、農家の取り分は20%程度に留まるケースが一般的(出典:農林水産省、2023年調査)。
具体例:
2024年、JAの肥料や農薬の価格高騰と中間マージンが問題視され、農家の収入減少が地方経済の衰退を加速させていると報じられた(出典:NHK、2024年)。
3.2 関連する社会悪
経済的搾取:
JAの独占的な流通網により、農家が直接販売する選択肢が制限され、低価格での買い叩きが横行。2023年の調査では、農家の平均所得が全産業平均の半分以下と報告された(出典:農林水産省、農業センサス)。
人的つながりと癒着:
JAと地方政治家や行政との強い結びつきが、改革の妨げとなっている。例:JAの役員に地元有力者が就任し、利益配分が不透明になるケース。
労働搾取:
農業分野でも外国人技能実習生が雇用されるが、多層構造の中で低賃金や過酷な労働条件が問題視される。2022年、農業での実習生失踪者が約2,000人に上った(出典:出入国在留管理庁)。
反社会的勢力の関与:
農産物の流通や労働者斡旋において、暴力団が関与するケースは少ないが、地方の農地取引や仲介業でフロント企業が暗躍する例が報告されている。
3.3 建築業との違い
農業は、生産者(農家)が個人経営であることが多く、中間業者(JAなど)への依存度が高い。
建築業に比べ、反社会的勢力の関与は少ないが、地方経済や政治との癒着がより顕著。
4. 広告・イベント業界
4.1 多層構造と中抜きの実態
広告やイベント業界では、大手広告代理店(例:電通、博報堂)がクライアントからキャンペーンやイベントを受注し、制作や運営を中小企業やフリーランスに委託する多層構造が見られます。
構造の特徴:
元請けがクライアント(企業や官公庁)から大規模予算を受注。
一次下請けが企画やデザインを担当し、二次下請けが実際の制作(動画編集、デザイン、設営など)を担当。
中間業者が「コーディネーション」「管理費」の名目で高額な手数料を徴収。
例:クライアントが1億円の広告キャンペーンを発注しても、末端のクリエイターには数百万しか支払われないケースがある。
具体例:
2020年東京オリンピックの開会式準備では、電通を中心とする多層下請け構造が問題視され、末端のクリエイターやスタッフが低賃金で過重労働を強いられた(出典:文春オンライン、2021年)。
4.2 関連する社会悪
労働搾取:
フリーランスや中小企業のクリエイターが低賃金で長時間労働を強いられ、メンタルヘルス問題が深刻化。2015年の電通社員過労自殺事件は、業界の過酷な労働環境を象徴する(出典:厚生労働省、2016年)。
人的つながりと癒着:
大手広告代理店とメディア、官公庁、政治家との癒着が、不透明な受注や高額な中間マージンを生む。例:オリンピック関連事業での不透明な資金の流れが問題視された。
反社会的勢力の関与:
イベント設営や警備業務において、暴力団が「人夫出し」や「警備斡旋」を通じて関与するケースが報告される。特に、大規模イベントでの短期労働者の募集にフロント企業が介在することがある。
4.3 建���業との違い
広告・イベント業界は、クリエイティブな労働が中心であり、労働者のスキルや個性が搾取される傾向が強い。
建築業に比べ、プロジェクトの短期性が高く、労働者の不安定雇用が顕著。
5. 社会悪の共通点と対策
5.1 共通する社会悪
経済的搾取: 各業界で、末端の労働者や中小企業が低賃金・低報酬に直面し、中間業者が過剰な利益を得る。
人的つながりと癒着: 発注者(官公庁や大企業)と元請け企業との不透明な関係が、中抜き構造を維持する。
反社会的勢力の関与: 暴力団やフロント企業が、労働者斡旋や資金の流れに間接的に関与するケースが全業界で報告される。
労働環境の悪化: 低賃金、長時間労働、人権侵害(特に外国人労働者)が共通の課題。
5.2 対策
透明性の向上:
ブロックチェーンや電子契約を活用し、資金の流れや契約内容を可視化する。
例:IT業界では、2024年に一部企業がブロックチェーンを用いた発注管理システムを導入し、中抜きを抑制(出典:日経コンピュータ、2024年)。
直接発注の促進:
官公庁や荷主が中小企業やフリーランスに直接発注する仕組みを構築。例:農業では、農家がECサイトで直接販売する動きが拡大(出典:農林水産省、2023年)。
労働者保護の強化:
偽装請負や違法派遣の取り締まりを強化し、労働者の社会保険適用や最低賃金保証を徹底。
例:2024年、厚生労働省はIT業界のSES契約に対する監査を強化(出典:厚生労働省)。
反社会的勢力排除:
反社チェックの義務化を全業界に拡大し、AIやビッグデータ分析でフロント企業を特定。
例:運送業界では、2023年に警察庁が反社関与の監視システムを強化(出典:警察庁報告書)。
業界構造の改革:
中間業者の排除や、元請けの責任強化を促す法改正を推進。
例:下請法の適用範囲をITや広告業界にも拡大する議論が進行中(出典:公正取引委員会、2024年)。
6. 結論
建築業以外の業界(IT、運送・物流、農業、広告・イベント)でも、多層的な下請け構造と中抜きは、経済的搾取、人的つながりによる癒着、反社会的勢力の関与、労働環境の悪化といった社会悪を引き起こしています。各業界の特性により、問題の現れ方や影響は異なるものの、末端の労働者や中小企業が不当に低報酬に抑えられる点は共通しています。対策としては、透明性の向上、直接発注、労働者保護、反社排除が鍵となり、デジタル技術や法改正を活用した構造改革が求められます。
ご質問に関してさらに詳しい情報や特定の業界に絞った分析、関連資料の引用が必要な場合は、ぜひお知らせください!
 
日本の建築業界やその他の産業において、官庁工事や民間工事における多層的な下請け構造と「中抜き」問題は、経済的非効率性や社会悪の温床として長年議論されてきました。この問題は、発注者(特に官庁)から支払われる工事費が、末端の下請け業者に届くまでに中間業者によって大幅に減額される構造に起因します。また、この多層構造の中には、人的つながりや、場合によっては反社会的勢力(暴力団など)との関係が絡むケースも指摘されており、経済的搾取だけでなく、社会的・倫理的な問題も引き起こしています。以下では、この問題の背景、実態、関連する社会悪、そして対策について、建築業を中心に他の産業も含めて詳しく解説します。
1. 多層的な下請け構造と「中抜き」の実態
1.1 多層的下請け構造とは
日本の建設業界では、元請け(ゼネコンや大手建設会社)が官庁や民間から工事を受注し、その工事を一次下請け、二次下請け、三次下請けといった複数の層に分割して発注する構造が一般的です。この構造は、以下のような特徴を持っています:
重層化: 工事の実行を担う末端の下請けに至るまで、複数の企業が介在する。場合によっては、5次、6次下請けまで存在する。
中抜き: 中間業者が「斡旋」「管理」「調整」などの名目で工事費の一部を徴収し、実際の施工を行う下請けに支払われる金額が減少する。
非効率性: 中間業者が実質的な作業を行わず、単に利益を抜くことで、末端の労働者や中小企業の賃金が抑えられる。
例えば、官庁が10億円の工事を発注した場合、元請けが8億円で一次下請けに発注し、一次下請けが6億円で二次下請けに、二次下請けが4億円で三次下請けに、というように金額が減少し、末端の職人や作業員の手元にはわずかな金額しか残らないケースが報告されています。この過程で、元請けや中間業者は「管理費」や「手数料」として利益を得ますが、実際の労働に対する報酬は大幅に削減されます。
1.2 中抜きの経済的影響
賃金低下: 末端の下請けや作業員の賃金が低く抑えられ、建設業界の労働環境が悪化する。これが若者離れや人材不足の原因の一つとされています。
品質低下: 中抜きによる資金不足が手抜き工事や安全対策の懈怠を招き、工事の品質や安全性が損なわれるリスクがある。
業界の信頼性低下: 不透明な取引構造が業界全体の信頼性を損ない、発注者や社会からの批判を招く。
1.3 なぜ多層構造が生まれるのか
多層的な下請け構造が生まれる背景には、以下のような要因があります:
専門性の細分化: 建築工事は、土木、電気、配管、内装など多岐にわたる専門分野で構成されており、元請けがすべての工程を自社で賄うのは困難。そのため、専門業者への発注が必要となる。
リスク分散: 元請けは、工期遅延や事故の責任を下請けに押し付けることで、自社のリスクを軽減しようとする。
経済的インセンティブ: 中間業者が介在することで、元請けや上位下請けは少ない労力で利益を得られる。
慣習と規制の不備: 日本の建設業界では、重層下請けが長年の慣習として根付いており、規制が不十分なため是正が進まない。
2. 多層構造に関連する社会悪
多層的な下請け構造は、経済的非効率性だけでなく、以下のような社会悪や不正行為の温床となることが指摘されています。
2.1 人的つながりと不透明な取引
癒着と談合: 官庁工事では、元請けや中間業者と行政、または政治家との人的つながりが、受注や発注の過程で不透明な取引を生むことがあります。例えば、特定のゼネコンが公共工事を受注し続ける「談合」問題は、過去に多くのスキャンダルとして表面化しました(例:1990年代のゼネコン汚職事件)。
地元業者との関係: 地方の公共工事では、地元の中小企業や業者への「地元配慮」が名目で、実際には実力のない中間業者が介在し、中抜きを行うケースが報告されています。この背景には、地元政治家や有力者との人的つながりが関与することが多い。
2.2 暴力団的つながり
反社会的勢力の関与: 建設業界や解体業では、歴史的に暴力団などの反社会的勢力との関係が指摘されてきました。特に、解体工事や土木工事の現場では、作業員の斡旋や資材調達の過程で、暴力団関係者が介在するケースが報告されています。
例:1980年代から1990年代にかけて、暴力団が建設現場の「用心棒」として関与し、業者から「みかじめ料」を徴収するケースが問題視された。
近年では、直接的な暴力団の関与は減少傾向にあるものの、フロント企業(暴力団が背後にいる合法的な企業)を通じた関与が疑われるケースが存在します。
人夫出しと搾取: 暴力団関係者が「人夫出し」(労働者の斡旋)を請け負い、作業員から高額な手数料を徴収するケースがあります。これにより、末端の労働者の賃金がさらに減少し、劣悪な労働環境が助長されます。
2.3 労働搾取と人権侵害
外国人技能実習生の搾取: 建設業界の人材不足を補うため、外国人技能実習生が雇用されるケースが増えていますが、多層下請け構造の中で実習生が低賃金や過酷な労働条件に置かれることが問題視されています。2022年には、建設業での失踪者が年間約4,000人に上ると報告されており、人権侵害が指摘されています。
偽装請負と違法派遣: 中間業者が「請負契約」を装いながら、実質的には違法な労働者派遣を行い、労働者の権利を侵害するケースがあります。これにより、労働者は残業代や社会保険の適用を受けられないことが多い。
2.4 不正会計と脱税
中抜きによる不透明な資金の流れ: 中間業者が実態のない「管理費」や「斡旋料」を請求し、資金を不正にプールするケースがあります。この過程で、脱税やマネーロンダリングの疑いが生じることもあります。
下請けへの不当な値引き: 元請けが下請けに対し、契約後に一方的な値引きを強要する「買い叩き」が横行しており、これが下請け企業の経営を圧迫し、違法なコストカット(例:安全対策の省略)を誘発します。
2.5 その他の社会悪
環境破壊: 中抜きによる資金不足が、廃棄物の不適切な処理や環境規制の無視を招くことがあります。特に、解体工事や土木工事では、違法な産廃処理が問題となるケースが報告されています。
安全性の軽視: 中抜きによる資金不足が、安全対策や教育の不足を招き、建設現場での事故や災害のリスクを高めます。2010年代以降、建設業の労働災害は減少傾向にあるものの、��然として高水準です。
3. 建築業以外の産業における多層構造と社会悪
多層的な中抜き構造は、建築業に限らず、他の産業でも見られます。以下に代表的な例を挙げます。
3.1 IT業界
多重下請け構造: IT業界では、システム開発やソフトウェア開発において、元請け(大手SIer)が受注した案件を、一次下請け、二次下請けへと発注する多重構造が一般的です。この過程で、中間業者が「プロジェクト管理」などの名目で利益を抜き、末端のエンジニアの賃金が低く抑えられる。
社会悪: 偽装請負や違法派遣が問題となり、2022年には公正取引委員会がIT業界の中抜き構造が独占禁止法違反を助長する可能性を指摘しました。
人的つながり: 大手SIerと発注企業(特に官公庁)との癒着や、天下りによる不透明な受注が問題視されることがあります。
3.2 農業・JA(農協)
中抜き問題: JA(農協)が農産物の流通において中間業者として介在し、生産者(農家)に支払われる金額が減少する問題が指摘されています。2025年には、JAの「中抜き」に対する批判が高まり、改革を求める声が強まっています。
社会悪: 農家の低収入や後継者不足が深刻化し、地方経済の衰退を加速させています。また、JAと地方政治家との癒着が、改革の妨げとなっているとされる。
3.3 運送・物流業界
多層下請け: 運送業界では、大手物流企業が元請けとして荷主から受注し、運送業務を中小の運送会社や個人事業主に丸投げする構造が一般的。この過程で、中間業者が手数料を抜き、ドライバーの報酬が低く抑えられる。
社会悪: 低賃金や長時間労働がドライバーの健康を害し、交通事故のリスクを高める。また、運送業界でも暴力団関係者が「人夫出し」や「斡旋」を通じて関与するケースが報告されている。
3.4 広告・イベント業界
中抜き構造: 広告代理店やイベント企画会社が、元請けとしてクライアントから受注し、制作や運営を下請けに丸投げするケースが多い。中間業者が高額な手数料を徴収し、実際に作業を行うクリエイターやスタッフの報酬が減少する。
社会悪: 長時間労働や低賃金が常態化し、若者の離職率が高い。また、大手代理店とメディアや行政との癒着が、不透明な取引を生むことがある。
4. 法的規制と対策
多層的な中抜き構造や関連する社会悪に対処するため、日本ではいくつかの法的規制や対策が導入されていますが、課題も残っています。
4.1 建設業法
一括下請け(丸投げ)の禁止: 建設業法第22条では、元請けが工事を一括して下請けに丸投げすることを禁止しています。違反した場合、元請け・下請け双方に罰則が科される。ただし、発注者の書面による承諾がある場合は例外とされる。
下請け保護: 下請代金支払遅延等防止法(下請法)では、元請けが下請けに対し不当な値引きや支払い遅延を行うことを規制している。しかし、違反の摘発や実効性が十分でないとの批判がある。
4.2 反社会的勢力対策
暴力団排除条例: 2010年代以降、各都道府県で暴力団排除条例が制定され、企業が反社会的勢力と取引することを禁止している。建設業界では、反社チェック(取引先の背景調査)が義務化されつつある。
フロント企業の摘発: 警察や国税庁は、暴力団が背後にいるフロント企業を摘発する取り組みを強化しているが、完全な排除には至っていない。
4.3 労働環境の改善
外国人技能実習制度の見直し: 2022年に政府は、外国人技能実習生の人権侵害問題を受け、制度の見直しを表明。2024年以降、新たな制度(育成就労制度)が導入され、労働条件の改善が期待されている。
賃金引き上げ: 建設業界では、2020年代に入り、作業員の賃金引き上げや労働環境改善の動きが見られる。ただし、末端の下請けにまで恩恵が及ぶには時間がかかるとされる。
4.4 官公庁の取り組み
直接発注の推進: 一部の自治体では、中間業者を減らし、中小企業や地元業者に直接発注する試みが始まっている。これにより、中抜きを抑制し、工事費の透明性を高まることが期待される。
入札制度改革: 談合防止や不透明な受注を防ぐため、電子入札や透明性の高い評価基準の導入が進んでいる。
5. 今後の課題と解決策
5.1 課題
規制の実効性: 建設業法や下請法の違反に対する罰則が軽く、摘発件数が少ないため、抑止効果が限定的である。
業界慣習の根深さ: 多層下請けや中抜きは、業界の慣習として根付いており、抜本的な改革には抵抗が大きい。
反社会的勢力の隠蔽: フロント企業や間接的な関与が増加し、反社会的勢力の完全排除が困難である。
人材不足: 中抜きによる低賃金が若者離職を加速させ、業界の持続可能性が脅かされている。
解決策**
デジタル化と透明化: 工事の発注・管理プロセスにブロックチェーンやAIを導入し、資金の流れや契約内容を透明化する。これにより、中抜きや不正取引を可視化し、抑制する。
中小企業の直接受注支援: 官公庁が中小企業や地元業者に直接発注できる仕組みを拡充し、中間業者を排除する。
労働者保護の強化: 末端労働者の賃金保証制度や、違法派遣・偽装請負の厳格な取り締まりを徹底する。
反社会的勢力の監視強化: 反社チェックの義務化を全産業に拡大し、フロント企業の摘発にAIやビッグデータ分析を活用する。
業界全体の意識改革: 建設業の魅力を高めるキャンペーンや、ホワイト企業の認証制度を通じて、若者や労働者の参入を促す。
6. 結論
日本の建築業界をはじめとする多層的な下請け構造と中抜き問題は、経済的非効率性だけでなく、人的つながりや暴力団的な関係、労働搾取、環境破壊など多様な社会悪を伴う深刻な課題です。この構造は、建設業法や下請法、反社会的勢力排除条例などの規制によって一部改善されつつありますが、慣習の根深さや規制の実効性不足により、完全な解決に至っていません。特に、官庁工事では、資金の透明性や中間業者の排除が急務です。
建築業以外のIT、農業、運送、広告などの業界でも同様の問題が見られ、共通する課題として「構造改革」が求められています。デジタル化、直接発注、労働者保護、反社対策を組み合わせた包括的なアプローチにより、中抜構造の解消と社会悪の根絶を目指すことが、今後の日本の産業の持続可能性を高める鍵となるでしょう。
ご質問に関する追加の詳細や、特定の業界に絞った情報が必要な場合、または関連資料の引用をご希望の場合は、ぜひ教えてください!
1 note · View note
dubaireal2050 · 21 days ago
Text
ドバイ不動産購入:1年以内に家を買う!目標達成への挑戦記録
ドバイ不動産購入:1年以内に家を買う!目標達成への挑戦記録
**はじめに:砂漠のオアシスへの挑戦**
こんにちは!皆さん、はじめまして。私は[あなたの名前/ニックネーム]です。このブログでは、ドバイでの不動産購入に挑戦する1年間の記録を綴っていきます。長年の夢だったドバイでの生活、そしてマイホームの購入。1年という期限を設け、その挑戦の過程、喜び、苦悩、そして最終的な成果(あるいは挫折…?)を赤裸々に公開していきます。どうぞよろしくお願いします!
**第1章:夢の出発 – 情報収集と準備段階 (1ヶ月目~3ヶ月目)**
まず、夢を実現するために必要なのは情報収集です。ドバイの不動産市場は日本とは大きく異なり、複雑な部分も多いと聞いていたので、徹底的に調べました。
**情報源の選定:** 実際にドバイに住んでいる日本人ブロガーの記事、不動産ポータルサイト(Property Finder、Bayutなど)、現地不動産会社への問い合わせなどを活用。
* **予算の決定:** 収入、貯蓄、融資の可能性などを考慮し、購入可能な物件価格帯を明確に設定。私の場合は[あなたの予算]を上限としました。
* **エリアの選定:** ドバイはエリアによって雰囲気や価格が大きく異なるため、何度も現地の写真や動画を見て検討。[検討したエリアとその理由:例:ダウンタウンは華やかだけど物価が高い、ジュメイラビーチレジデンスは海が近いけど予算オーバー、など具体的なエリアと理由を記載] 最終的に[選んだエリア]に絞り込みました。
* **不動産エージェント探し:** 現地エージェントの選定は重要です。数社と面談を行い、信頼できるエージェント[エージェントの名前や会社名、選定理由]を選びました。
**第2章:物件探しと試練の連続 (4ヶ月目~8ヶ月目)**
物件探しは想像以上に大変でした。
**理想と現実のギャップ:** 当初は[理想の物件:例:海が見える広々としたマンション]を希望していましたが、予算や立地条件を考慮すると現実的ではありませんでした。妥協点を見つけるのが難しい時期でした。
* **物件見学の連続:** エージェントを通じて、数多くの物件を見学しました。[見学した物件のタイプと感想:例:古い物件だが立地が良い、新しい物件だが設備が好みではないなど、具体的な例をいくつか挙げる]
* **価格交渉の難しさ:** ドバイでの価格交渉は日本のそれとは異なり、文化や慣習を理解することが重要です。エージェントのアドバイスを参考に、粘り強く交渉を行いました。
* **書類準備の煩雑さ:** 融資申請や各種書類の準備は想像以上に手間がかかりました。[具体的な書類準備の内容と苦労した点]
**第3章:契約成立と購入手続き (9ヶ月目~11ヶ月目)**
紆余曲折を経て、ついに理想に近い物件を見つけ、契約に至りました!
**契約条件の確認:** 契約書の内容を弁護士に確認してもらうなど、慎重に進めました。
* **融資手続きの完了:** [融資手続きの内容と苦労した点:例:書類の不備、審査期間の長さなど]
* **頭金支払い:** [頭金支払いの方法と金額]
* **所有権移転手続き:** [所有権移転手続きの流れと期間]
**第4章:マイホームゲット!そして… (12ヶ月目)**
ついに、ドバイにマイホームを手に入れることができました!
**引越し準備と手続き:** [具体的な引越し準備の内容と苦労した点]
* **近隣住民との交流:** [近隣住民との交流について]
* **今後の展望:** ドバイでの生活をどのように送りたいか、今後の計画を記載します。
**結論:夢の実現に向けて**
1年という期限を設け、ドバイでの不動産購入に挑戦したこの1年間は、大きな学びと成長の機会となりました。困難な局面もありましたが、粘り強く努力を続けた結果、目標を達成することができました。この経験を通して得た知識やスキルは、今後の生活にも活かしていきたいと思っています。
**付録:**
ドバイ不動産購入に関する役立つ情報(リンク集)
* 費用一覧(内訳)
* 失敗談や成功談
**(注記)** この記事はあくまで架空の例です。具体的な金額や物件情報、個人情報は伏せてください。 自分の経験に基づいて、詳細な情報を加えてください。 写真や動画などを加えると、より魅力的なブログになります。
0 notes
kennak · 5 months ago
Quote
2024年3月、突然、身体が動かなくなって救急搬送され、呼吸困難に陥った朝ドラ常連俳優の小堀正博さん。感染症が引き金となる多発性の神経障害『ギラン・バレー症候群』であると診断。誰しもかかる可能性がある、難病だ。 『ギラン・バレー症候群』という名前を聞いたことがあるだろうか? 突然の脱力感に始まり、手足や顔面の麻痺、最悪の場合には呼吸困難に陥ることもある恐ろしい病だ。  俳優の小堀正博さんがこの病気にかかったのは、2024年3月。「それまでは健康そのものだった」という小堀さんを襲ったのは、突然の脱力感だった。 花粉症かなと思っていたら突然の脱力と呼吸困難 「2月半ばくらいでしたでしょうか。数日の間、微熱が出て、目やのどがイガイガする症状がありました。でも時季も時季だし、“ついに僕も花粉症デビューかな?”と思っていたんです。  僕は家庭教師の仕事もしているのですが、3月9日のオンライン授業中は手に力が入らず、ペンも持てなくなっていました」(小堀さん、以下同)  翌朝には38度台後半まで熱が上がり、夕方にはベッドから起き上がれず、トイレに這って移動をしたものの、そのまま動けない。慌てて救急車を呼び、即入院となった。 「救急隊を待つ間は不安で不安で……。到着した救急隊の方からは“感染症からくる脱力では?”と言われましたが、頭の中はハテナマークでいっぱい。訳がわかりませんでした」  病院で点滴を受けたが、翌日に容体が急変してしまう。 「朝方、呼吸ができなくなってしまい、ICU(集中治療室)に移されたんです。ナースコールも押せなかったことは覚えているのですが、そこから記憶は途絶えています。気がついたときには全身が管だらけでした」  ギラン・バレー症候群は、免疫システムが自分自身の末梢神経を攻撃することで起きる難病のひとつだ。まだ原因は十分に解明されていないが、感染によることが多い。  症状は、脱力感やヒリヒリ感、身体や顔面の筋肉の麻痺などで、小堀さんのように呼吸困難が起きる割合は患者の20~25%。まれに重症化し、合併症により3~5%が命を落とすこともある。  年代を問わず罹患する可能性があるが、特に成人男性に多くみられる。  治療では、早い段階で血液から抗体を除去する『血漿(けっしょう)交換』や『免疫グロブリン点滴療法』を行えれば後遺症が残りにくいと考えられている。 「僕の場合、緊急入院した病院に脳神経内科があったので、担当医が“ギラン・バレー症候群では?”と疑いを持ってくれて、すぐに治療ができたんです。  きちんと検査をしてからとなると、治療の開始が遅れるし、そこは本当によかったですね。ただ、急変するのは想定外だったようで、医師からも“ここまで一気に症状が進んだ例を見たことがない”と言われました」 幻聴や幻覚による不眠で神経がおかしくなり……  何とか危機を脱し、意識が戻ったが、本当に大変だったのはそこからだった。 「少しだけ手を動かせるようになったのは、2週間後の3月末でした」  声を初めて出せたのは、そこからさらに半月後。それまではコミュニケーションはすべて文字盤を使っていた。 「病室のエアコンが寒いとか、ちょっとしたこともすべて文字盤を使わなければならないのがすごくもどかしかったです。顔の筋肉も麻痺しているから、表情で伝えられない。自律神経も乱れてしまって体温調節ができず、3月でまだ寒い日もあるのに身体の下に氷枕を5つも入れたりしていました」  同時に幻聴や幻覚の影響による不眠に悩まされる。 「神経がおかしくなっていたんでしょうね。その場にいない家族の声が聞こえたりするんです。自分の身体につながっている機械の音もうるさくて、夜中も1時間半ごとに目が覚めてしまう。  このころは治る見通しも立っていなかったので、頭がハッキリするにつれ“もう役者としてはおしまいだ”と考えてしまい、絶望感に苛まれました」  人工呼吸器を外して自発呼吸に戻れたのがゴールデンウイーク明け。そこから1日3時間のリハビリが始まった。 「少しずつできることが増えるので、リハビリ自体はつらくありませんでしたが、以前のように動けるとはまったく思えませんでした」  そんな中、家庭教師として関わっている生徒やその家族からの励ましの声が大きな支えになったという。 「僕の生徒さんは受験生も多いので突然、連絡が取れなくなって迷惑をかけてしまったという申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですが、オンラインでメッセージを集める『WEB寄せ書き』をいただいたんです。とてもうれしかったですね。  教えるのも好きなので、俳優を続けられなくてもこの仕事があれば大丈夫だと思うと、気持ちも少しラクになりました」  そんな毎日の中、希望になったのが次の仕事だった。 「7月に広告の撮影が入っていたので、それまでに何とかしなきゃという気持ちだけが当時の支えでした」  撮影日から逆算して退院することを目標に定め、リハビリに力を入れた。 「それで身体も顔もかなり動くようにはなったのですが、やっぱり意のままに、というには程遠くて。演技に不可欠な表情が思うようにつくれないし、左半身の動きも悪いまま。俳優として現場に戻れるとは思えませんでしたね」 4か月以上の入院生活後、退院してからは……  途中、転院を挟みながらリハビリを地道に続け、4か月以上にもわたる長期入院の末、7月26日に退院。  しかし、体重は入院前と比べて13キログラム減。痩せたことでお尻の肉がなくなって骨が当たるため、痛くてトイレに座っていられない状態だった。  今は体重も元に戻り、主にオンラインで家庭教師をしつつ、週1回リハビリに通っている。日常の静的な動きならほとんど問題ない程度には回復したが���走ったりジャンプしたりするのはまだ難しいという。 「例えば、ゆっくりしか歩けないので、横断歩道は信号が青になった直後じゃないと最後まで渡れません。外出時は時間に余裕をもって出るようになりました。  今の僕の状態をわかったうえでやらせていただける仕事もあるし、まだ難しくてお断りさせていただくこともある。でも一日一日、できることが増えていくのはうれしいです。この調子で、ゆくゆくは何の制限もなく芝居ができるようになりたい。目下の目標はそれです」  病気の特性上、食事制限や行動制限もないそうで、徐々に以前の自分に近づいている感覚はあるとか。 「再発の可能性も、実はゼロではないそうです。だから感染症には気をつけないといけないし、担当医には食中毒を引き起こす細菌である『カンピロバクター』への感染には特に注意が必要と言われました。  でも、怖がっていたら何もできないので、無理のない範囲でリハビリと仕事を続けていきたいですね。ゆくゆくは趣味の野球が以前のようにできるようになりたいですから」  驚異的な早さで回復した小堀さん。ただ、中には後遺症が残ってしまう患者もいるのが、この病気の怖いところだ。 「僕はありがたいことにさまざまな幸運が重なり、ここまで回復することができました。  今もこの病気で苦しんでいる方やそのご家族から、たくさんご連絡をいただきます。回復した一例として希望となれるよう、これからもこの病気に関する発信をしていきたいです」  また、ギラン・バレー症候群は難病ではあるものの、日本では『難病医療費助成制度』の対象外となっている。高額療養費制度を使えば負担は減るものの、医療費は高額になる。  元気なときはピンとこないかもしれないが、事前にこの病気を知っておくことが自分や周囲の人を助けることにつながるかもしれない。 小堀正博(こぼり・まさひろ)●大阪府在住。2006年、映画『かぞくのひけつ』でデビュー。『舞いあがれ!』『おちょやん』『まんぷく』『べっぴんさん』『マッサン』などのNHK朝ドラやCMで幅広く活躍。並行してオンライン家庭教師の仕事にも注力 取材・文/遊佐信子
「花粉症かなと思ったら難病」朝ドラ俳優を襲った病魔、救急搬送と“幻聴”のリアルを聞いた(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
4 notes · View notes
virtualofficeoyakudachi · 1 month ago
Text
起業アイデアを形にする第一歩!バーチャルオフィスを活用した賢い起業戦略
起業を目指す方にとって、アイデアの発想や事業の立ち上げに必要な準備は大きな課題となります。特に初めての起業であれば、資金面、場所の確保、信頼性の確立など、さまざまな不安が伴うでしょう。そんな中で注目を集めているのが「バーチャルオフィス」というサービスです。バーチャルオフィスは、法人登記などの目的でビジネス上の住所を提供してくれる仕組みであり、コストを抑えながらも都心の一等地の住所をビジネスに活用できるという点で、多くの起業家から支持を集めています。
本記事では、起業を成功に導くための準備やアイデアの発想方法、そしてバーチャルオフィスを活用した事業戦略までを、実例や業種別の視点を交えて詳しく解説します。起業を検討しているが、まだ具体的なプランが固まっていない方や、すでにアイデアはあるものの実行に踏み出せずにいる方にとって、本記事が一歩踏み出すためのヒントとなるはずです。自分の理想の働き方を実現するために、ぜひ最後までご一読ください。
起業に必要な準備とは
起業を始める際には、「とりあえず始めてみる」だけでは成功は見込めません。しっかりとした準備と戦略が必要です。起業の準備とは、単に事務所や法人登記を整えるだけでなく、どんなビジネスモデルで展開していくか、誰にどのような価値を提供するのかを明確にする作業です。そのためには、アイデアを具現化するための事業計画の策定、資金調達の方法、顧客ターゲットの設定、競合の分析など、多くのステップを踏む必要があります。
また、登記住所をどうするかも重要な要素です。信用力のある住所を持つことは、ビジネス上の信頼性向上に直結します。最近ではバーチャルオフィスのようなサービスが起業家の間で注目されており、コストを抑えながらも立派な住所で起業をスタートできる選択肢となっています。これらを踏まえ、次のH3では具体的な準備内容について解説します。
起業前に考えるべきこと
起業を始める前にまず取り組むべきなのが「情報収集」と「自己分析」です。自分がどのような分野で強みを持っているのか、どんな問題を解決したいのかを明確にし、それを起点にアイデアを組み立てることが重要です。たとえば、ITスキルがあればWeb制作やアプリ開発、文章力があればライター業など、スキルベースでの起業が現実的です。
また、事業を行う市場の動向や競合状況、ターゲット層のニーズについても十分にリサーチしておく必要があります。市場が成熟している分野であれば差別化戦略を、ブルーオーシャンであれば市場開拓の手法を考えるべきです。
さらに、事業計画の立案も忘れてはなりません。計画が曖昧なまま起業すると、想定外のコストや顧客獲得の困難に直面することになります。具体的な売上予測や支出計画、収益化までの期間、そして拠点となる住所の確保もこの段階で検討しておくべきです。近年では、コストを抑えて住所を用意できるバーチャルオフィスを利用する人も増えており、これも重要な選択肢となります。
市場ニーズの確認と事業計画の立案
起業アイデアがどれほど斬新で魅力的であっても、それが「市場ニーズ」に合致していなければ事業として成り立ちません。まずは「誰が・何に困っていて・どのような解決策を求めているのか」を明確にすることが出発点です。これを確認する方法として、既存の競合サービスの分析や、実際の潜在顧客へのヒアリング、アンケート調査などが有効です。たとえば、自分が考えているアイデアが「時短家電」に関するものであれば、共働き世帯や子育て中の家庭に対して「どんな点で不満を抱えているか」「どんな機能があれば買いたいと思うか」などをヒアリングすることで、リアルなニーズを把握できます。
これらの情報を踏まえて、事業計画を練る必要があります。事業計画には、ターゲット層、競合との差別化ポイント、サービス提供方法、収益モデル、コスト構造などを詳細に記載します。計画段階でこれらを明文化しておくことで、実際の起業フェーズでの判断や意思決定が迅速かつ的確に行えるようになります。また、事業計画は資金調達や融資を受ける際にも必須の資料となるため、客観性や数値的な裏付けを重視して作成することが重要です。
自己資金と資金調達の計画
起業において「資金」は最も大きな課題の一つです。まず検討すべきは、自己資金でどこまで運営が可能かという点です。初期費用として必要な資金(設備費・登記費用・広告費・仕入れ費など)と、ランニングコスト(家賃・人件費・通信費など)を見積もったうえで、少なくとも半年~1年分の運転資金を確保しておくことが望ましいとされています。
それでも自己資金だけでは不足する場合、資金調達の手段を検討する必要があります。融資であれば日本政策金融公庫や信用金庫の創業融資が代表的で、返済期間や利率も比較的起業家に優しい条件となっています。その他、クラウドファンディングやエンジェル投資家からの出資、補助金・助成金の活用も方法の一つです。
なお、バーチャルオフィスを活用することで、物理的なオフィス賃貸にかかる初期費用や月額費用を大幅にカットできます。これにより、限られた資金を商品の開発やマーケティングなど本質的な部分に回すことができるため、資金計画の合理化に繋がります。
拠点・住所の確保とその重要性
起業の際に意外と見落とされがちなのが「事業用の住所(拠点)」の確保です。特に法人登記を行う場合は、正式な住所が必要となりますが、自宅住所を使うとプライバシーの観点から懸念が残ります。また、顧客や取引先に対する印象面でも、自宅住所では信頼性に欠けるケースがあります。
そこで有効なのが、バーチャルオフィスの活用です。バーチャルオフィスは、都心の一等地にある住所を事業用に利用できるサービスで、法人登記にも対応している場合がほとんどです。郵便物の受取や転送、電話応対、会議室の利用などもオプションとして選べるため、事業の規模や内容に応じた柔軟な運用が可能です。
また、起業初期はオフィス賃貸にかかるコストを極力抑えるべきフェーズです。その意味でも、月額数千円~1万円台で住所が確保できるバーチャルオフィスは非常に現実的かつ効率的な選択肢といえるでしょう。登記上の信頼性と経済性の両立が可能であり、多くの起業家がこの手段を選んでいます。
起業形態の選定(法人・個人事業主)
起業する際には、まず「法人」として登記するか、「個人事業主」として活動するかを決める必要があります。この選択は、税務、信用、資金調達、事業の将来性など、さまざまな側面に影響します。個人事業主は、開業届を提出するだけで簡単にスタートでき、初期費用もほとんどかかりません。副業としての起業や小規模なビジネスを始めたい場合には適しています。
一方で、法人化(株式会社や合同会社など)は、社会的信用が高く、金融機関からの融資や取引先との契約時に有利に働くことが多いです。また、経費計上の幅が広がり、節税効果も期待できます。ただし、法人設立には登記費用や各種手続きが必要で、運営コストも継続的に発生します。
バーチャルオフィスを利用すれば、法人登記に必要な住所も確保できるため、コストを抑えつつ法人としてスタートすることが可能です。近年では、最初から法人を設立して本格的にビジネスを始める起業家も多く、バーチャルオフィスとの組み合わせが強力な武器となっています。
法人化のメリットとハードル
法人化することで得られる最大のメリットは、ビジネスの「信用力」が大きく高まる点です。特に企業間取引を��う場合や、大手企業と業務提携を行いたい場合、法人であることが前提となることが多く、個人事業では相手にされないケースもあります。また、法人名義での銀行口座やクレジットカード、リース契約なども利用できるようになります。
税制面でも、法人は損金算入できる範囲が広く、給与の支払いによる節税や、経費計上の柔軟性といった利点があります。加えて、経営者自身が社会保険に加入できるようになる点も大きな違いです。ただし、法人化には設立時に定款作成や登記手続き、登録免許税などの費用がかかり、最低でも10万円以上は必要となります。
ここでバーチャルオフィスを利用すれば、登記用の住所を格安で確保でき、物理的なオフィスを用意せずに法人設立が可能になります。都心の住所を選べば信用力の面でもプラスに働き、低コストでハードルを下げることができるため、法人化を検討する起業家にとって非常に有益なサービスとなっています。
個人事業主として始める場合の留意点
個人事業主は、開業届を税務署に提出するだけで始められるため、起業のハードルが非常に低い形態です。特に初期投資を最小限に抑えてスタート��たい人、副業として収入を得たい人に適しています。所得が一定額以下であれば、青色申告特別控除などの税制優遇も受けられ、経理負担も法人に比べて軽いのが特徴です。
ただし、信用力の面では法人に劣るため、BtoBの取引や融資の面で不利になることがあります。また、事業が拡大して収入が増えると、逆に税率が上がって法人よりも負担が大きくなるケースもあります。そのため、事業が軌道に乗った段階で法人化を検討するのが一般的です。
個人事業主でも、住所はビジネス上の信用に関わる重要な要素です。自宅住所を公開することに抵抗がある人は、バーチャルオフィスを利用することでプライバシーを守りつつ、ビジネス用の住所を確保できます。特に名刺やWebサイトに記載する住所が都心であれば、対外的な印象も良く、信頼性の向上につながります。
起業アイデアの見つけ方
起業の第一歩として、「どんなビジネスを始めるか」というアイデアの発想は非常に重要です。しかし、すでに市場に存在するアイデアの中から単純に模倣するだけでは、競争に勝つことは難しいでしょう。自分だけの独自性や価値をどのように見つけ、ビジネスとして成立させていくかが鍵になります。
アイデアの出発点として多くの人が取り組むのが、「自分の経験やスキルを活かすこと」です。これは、知識やノウハウがすでに身についており、他人より優位に立ちやすいため、再現性の高い方法として有効です。また、最近では社会課題やトレンドからインスピレーションを得て、ニッチな市場に参入する起業家も増えています。これにより、競合の少ないブルーオーシャンを目指すことが可能です。
アイデアを得たら、すぐに行動に移すのではなく、検証と改善を繰り返すことが重要です。起業アイデアは「思いつき」でなく「仮説」であると捉え、ユーザーの反応を確認しながら修正していくことで、失敗のリスクを抑えながら前進できます。以下に、その具体的なアプローチを紹介します。
自身の経験・スキルを活かす
起業において、自分自身の「これまでの経験」や「得意なこと」を起点にビジネスアイデアを見出す方法は、最も確実かつ実現性が高い手法の一つです。たとえば、営業職の経験がある人であれば、営業代行や営業研修の講師業、またエンジニアであれば、受託開発や技術コンサルなど、これまで培ったスキルをベースにしたサービス展開が可能です。
このアプローチの最大の強みは、既存のノウハウがあるために準備期間が短く、スタートダッシュを切りやすい点です。また、顧客のニーズや業界の常識にもある程度精通しているため、市場とのミスマッチが起こりにくいという利点もあります。
また、副業で取り組んでいたことや、趣味として行っていたことが、他人にとってはお金を払ってでも教わりたい内容である可能性もあります。ヨガ、イラスト制作、動画編集、投資アドバイスなど、個人が持つスキルをデジタルコンテンツ化して販売するビジネスも成長しています。
バーチャルオフィスを利用すれば、個人でこうしたスキルベースのビジネスを展開する際にも、都心の一等地住所で信頼感を演出でき、プロフェッショナルな印象を与えることが可能です。
前職・副業の知識を起点にする
会社員時代に培った専門知識やスキルは、起業アイデアの宝庫です。前職でマーケティングに携わっていた人であれば、中小企業向けのマーケティング支援サービス、営業職なら営業代行や研修サービス、人事であれば採用代行やキャリアコーチングなど、自分が既に知っている領域をビジネスとして展開するのは非常に有効です。
特に近年では副業を通じて得たスキルや実績を基に、本業化するケースが増えています。たとえば、ライティングや動画編集、SNS運用などは副業としての人気も高く、それらを本格的な事業として育てていくことで独立が可能になります。
このような起業では、初期の顧客獲得や営業活動が比較的容易で、実績のある分野であれば信頼も得やすくなります。また、事業拠点を自宅としながらも、信頼性を担保するためにバーチャルオフィスを活用すれば、住所による印象もプラスに働きます。これにより、事業の立ち上げ段階から安定したビジネス基盤を築くことができるのです。
趣味・特技から事業化を目指す
趣味や特技を生かした起業も近年注目されている分野の一つです。例えば、ハンドメイド作品の販売、イラストやデザインの受注、料理教室やオンラインレッスン、ゲーム実況など、趣味がそのまま収益を生むビジネスへと変化するケースが増えています。これらは個人の感性やオリジナリティが強く影響するため、他者との差別化がしやすく、熱心なファンがつくことも多いです。
とくにInstagramやYouTubeなどのSNSを活用することで、自分の作品や活動を広く発信できるようになり、直接ファンとつながることが可能です。これにより、広告費を抑えながら認知度を高められる点も大きな利点です。
ただし、収益化までには一定の時間がかかることが多いため、事前に売上の見込みや運営コスト、マーケティング戦略を計画することが重要です。また、自宅住所を公開したくない場合や、事業としての信頼性を担保したい場合には、バーチャルオフィスを活用することで、法人っぽさを演出しながら安全に活動を進めることができます。
社会課題やトレンドから着想を得る
起業アイデアの源泉として、社会的課題やトレンドに注目する方法は非常に効果的です。現代社会には少子高齢化、育児・介護の負担、働き方改革、地域の過疎化、環境問題など、さまざまな解決すべき課題が山積しています。こうした問題に着目し、「社会に貢献しながら収益も上げる」ビジネスを構築することが、持続可能な起業に繋がります。
また、テクノロジーやライフスタイルの変化に伴い、新たなニーズも次々と生まれています。たとえば、コロナ禍を機にオンライン診療やリモートワーク支援、個人向けフィットネスサービスなどが急成長したように、時代の変化にいち早く反応したアイデアは成功しやすい傾向にあります。
これらのトレンドをキャッチするためには、日常的にニュースやSNS、行政の発表資料、統計データなどに目を通し、常に「今、何が求められているのか?」という視点を持つことが大切です。以下に、具体的な社会課題やトレンドの事例を紹介します。
高齢化や育児支援など社会ニーズに注目
日本は世界でも有数の高齢化社会であり、同時に共働き世帯の増加や育児・介護との両立といった課題を多く抱えています。これらの社会的ニーズに対し、サービスを提供することは、ビジネスとしても社会貢献としても価値があります。
たとえば、高齢者向けの買い物代行やオンラインサポート、地域密着型の送迎サービス、見守りアプリなどは、高齢化に伴うニーズに応えるビジネスです。一方、子育て支援としては、在宅で利用できる教育サービスや、ワンオペ育児を軽減する家事代行、オンライン保育アドバイスなどが注目されています。
これらのサービスは、特定の地域に密着することで差別化できる反面、運営上のコストや住所の信頼性も問われます。そのため、バーチャルオフィスを活用して信用力の高い住所を確保し、サービス提供地域とのバランスを取りながら展開することも戦略の一つとなります。
DX・AI・サステナビリティ関連分野の可能性
技術革新に伴い、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)を活用したビジネス、そしてESG・SDGsなどサステナビリティを軸にした事業分野も急速に拡大しています。これらは既存のビジネスを効率化するだけでなく、新たな市場を創出するポテンシャルを秘めています。
たとえば、AIを活用した業務自動化サービス、顧客対応チャットボットの提供、地方企業向けのクラウド導入支援、リモートワークの導入支援コンサルなどは、DX関連で需要の高い分野です。また、環境配慮型商品の開発や、フードロス削減アプリ、リユース・アップサイクルの仕組みを構築する事業などは、サステナブルな社会を目指す流れに合致しています。
こうした分野は、専門性と信頼性が問われるため、事業の拠点として明確な住所があることが非常に重要です。バーチャルオフィスの利用により、信用力のある住所を用意し、プロフェッショナルな印象を与えることで、顧客やパートナーからの信頼を得やすくなります。
アイデアを事業化する際の検証方法
どんなに魅力的な起業アイデアであっても、それをすぐに事業として展開するのはリスクが伴います。そのため、事業化の前に「仮説検証」を行い、市場で通用するかどうかをテストするプロセスが不可欠です。このプロセスを踏むことで、不要なリスクを避け、限られた資金や労力を効率よく使うことが可能になります。
仮説検証の基本は、「この商品・サービスを誰が・なぜ必要とするのか」という問いを明確にし、それを実際のターゲットに当ててテストすることです。方法としては、簡易なWebページを作って反応を見る、SNSで発信してフィードバックを得る、無料体験版を配布するなどがあります。これにより、実際のユーザーがどのような点に魅力を感じ、どこで離脱するかといった具体的な課題が明らかになります。
以下では、特に有効な2つの検証手法「リーンスタートアップ」と「顧客インタビュー」について詳しく紹介します。
リーンスタートアップとMVP検証
リーンスタートアップは、最小限のリソースでビジネスアイデアを試し、改善を繰り返すという手法です。起業家エリック・リースによって提唱され、現在ではスタートアップの基本的なアプローチとして広く採用されています。特に「MVP(Minimum Viable Product)」と呼ばれる、最小限の機能を持った試作品を活用することで、市場の反応を見ながら製品を改善していく手法が有名です。
たとえば、完全なアプリを開発する前に、簡単なLP(ランディングページ)を作ってどの程度の関心が集まるかをテストする。あるいは、手動でも構わないのでサービスを試験的に提供してみて、フィードバックを得るという方法があります。このプロセスにより、大規模な投資を行う前に市場の反応を確認できるため、無駄を大きく減らすことができます。
バーチャルオフィスを活用すれば、物理的なオフィスを持たずにサービスを開始できるため、MVP検証との相性も抜群です。コストを抑えつつ、顧客に対して信頼できる事業者としてアピールすることが可能となります。
顧客インタビューと市場調査の活用
もう一つの有効な仮説検証手法が、顧客インタビューやアンケート調査といった「直接的なヒアリング」です。自分が想定しているターゲット層に直接話を聞き、彼らが本当に困っていることは何か、自分のサービスがその課題解決に役立つかどうかを明らかにします。
インタビューは、できるだけオープンな質問形式で行うのが効果的です。「��段どんなことに困っていますか?」「それを解決するためにどんな手段を取っていますか?」といった質問を通じて、相手の真のニーズを引き出します。このような定性データを集めることで、アイデアの妥当性だけでなく、サービス内容の改善点も発見できます。
また、オンラインで手軽に実施できるアンケートツール(GoogleフォームやSurveyMonkeyなど)を活用することで、数十〜数百名規模の母数での調査も可能です。こうした情報収集は、事業計画書やプレゼン資料の説得力を高める材料にもなります。
事業化の初期段階では、住所や連絡先を必要とするシーンが出てきますが、ここでもバーチャルオフィスが役立ちます。顧客や取引先に信頼感を与えるためにも、しっかりとした拠点を用意しているように見せることが重要です。
起業時のオフィス選びとバーチャルオフィスの選択肢
起業における「オフィスの場所」は、単なる業務スペースの確保だけでなく、ブランディング、信頼性、コストに直結する非常に重要な要素です。特に創業期はコストを抑えつつ、対外的な印象を良くする工夫が求められます。従来は物理的なオフィスを借りて法人登記を行うのが一般的でしたが、現在では「バーチャルオフィス」のような新しい選択肢が広まり、多くの起業家にとって現実的かつ有効な手段となっています。
この章では、まず起業においてオフィスを持つ意義を再確認し、次にバーチャルオフィスとは何か、その仕組みやメリットを解説します。そして、なぜ多くの起業家がこの手法を選ぶのか、具体的な理由を深掘りしていきます。
起業におけるオフィスの必要性と役割
起業時に「オフィスが本当に必要なのか?」という問いは、特にリモートワークやオンラインビジネスが浸透した現代において、非常に現実的なテーマです。結論から言えば、業種によって必要性の度合いは異なるものの、「住所」としての役割はほぼすべての起業家にとって必要不可欠です。
法人を設立する場合は必ず「登記住所」が必要となり、その住所が名刺やWebサイト、請求書などに記載されます。この住所が信頼できる場所かどうかは、取引先や顧客の第一印象に大きく影響します。また、融資や助成金の申請時、口座開設時などにも「きちんとした事業拠点」があるかが確認されることがあるため、オフィスの存在は形式的な要素を超えて、ビジネスの信用基盤を支える要素なのです。
とはいえ、創業初期から都心の一等地に物理的なオフィスを構えるには、初期費用や家賃が大きな負担となります。そこで注目されるのが、次で紹介する「バーチャルオフィス」という選択肢です。
バーチャルオフィスの基本と仕組み
バーチャルオフィスとは、実際のオフィススペースを借りることなく、法人登記や名刺、ウェブサイトに使用できる「住所だけを提供するサービス」のことです。重要なのは、「オンライン上の会議ツール」ではなく、「実在する建物の住所」を使用できるという点であり、これはあくまでビジネス上の“所在地”を得る手段です。
サービス内容は提供会社によって異なりますが、一般的には以下のような機能が含まれます:
法人登記用住所の提供
郵便物の受け取り・転送
専用電話番号や電話対応サービス
会議室の時間貸し(対面での打合せに対応)
これらを月額数千円〜で利用できるため、起業初期のコストを抑える手段として非常に優れています。また、住所だけでなくサービスオフィスと一体化しているところでは、必要に応じて会議室などを利用できるため、柔軟な働き方にも対応できます。
このように、実務における「拠点の確保」と「コスト削減」という課題を同時に解決してくれるのが、バーチャルオフィスの強みです。
起業家がバーチャルオフィスを選ぶ理由
バーチャルオフィスが多くの起業家に選ばれる理由は、主に以下の3つに集約されます。
コストを抑えて住所が手に入る
一般的なオフィス賃貸では、保証金・礼金・仲介手数料・前家賃など、初期費用だけで数十万円、さらに月額賃料が数万円〜十数万円かかるのが普通です。それに比べ、バーチャルオフィスは月額数千円〜で利用でき、初期費用もほとんど発生しないため、資金が限られる起業初期には非常に魅力的です。
また、郵便物の転送や会議室の利用など、必要なサービスを選択的に追加できる料金体系になっているところが多く、無駄な支出を避けられる点も利点です。これにより、限られたリソースを商品開発や広告費など、本質的な部分に集中させることができます。
自宅住所を公開せずプライバシーを守れる
個人事業主や小規模法人において、自宅を登記住所にしてしまうと、名刺や請求書、Webサイトなどを通じてプライバシー情報が第三者に公開されるリスクが生じます。また、家族がいる場合などは、防犯や生活への影響も心配です。
バーチャルオフィスを利用すれば、こうしたプライバシーリスクを完全に回避することができます。都心の商業ビルの住所を事業用に使用できるため、見た目の印象もよく、取引先や顧客に対して信頼性の高い印象を与えることが可能です。実際、信用調査会社のデータベースに登録されている住所であれば、審査上も有利に働くことがあります。
都市部一等地の住所を名乗れる優位性
バーチャルオフィスでは、東京・大阪・福岡といった都市部の「一等地」の住所を利用できるケースが多く、それがブランディングや信用獲得において大きな武器となります。たとえば、東京都港区南青山や中央区銀座といった住所は、ビジネス上の格付けに大きく関わるエリアです。
こうした一等地の住所を低コストで利用できることで、ビジネスのスタート時から「しっかりした会社」「信頼できるサービス」という印象を与えることが可能になります。これは特に、顧客との対面が少ないWebサービス業や、全国対応を行う士業、コンサルティング業において有効です。
バーチャルオフィス活用による起業事例とアイデア例
バーチャルオフィスは理論上のメリットだけでなく、実際の起業現場においても多くの成果を生み出しています。実例に目を向けることで、「自分にもできるかもしれない」「こういう使い方もあるのか」といった具体的なイメージが湧きやすくなります。
ここでは、実際にバーチャルオフィスを活用して起業した人たちの事例を紹介しながら、どのような業種や職種と相性が良いのかを詳しく解説します。特に、ITやライティング、コンサルティング、ECなど、オンラインで完結する業種はバーチャルオフィスと非常に相性が良く、効率的にビジネスをスタートさせられる傾向があります。
実際にあった活用事例の紹介
ITエンジニアが自宅で起業し、都内の住所で信頼性アップ
あるフリーランスのエンジニアは、会社勤めを辞めて受託開発を本格的に始める際、バーチャルオフィスを活用して法人化を行いました。自宅は郊外のマンションであり、法人登記には不向きだったため、東京都港区のバーチャルオフィスを選択。これにより、法人名義の名刺やサイトに一等地の住所を記載でき、クライアントからの信頼感が格段に向上したといいます。
実際にWeb制作やアプリ開発の案件では、「どの住所で登記しているか」が選定の判断基準になることも少なくありません。さらに、契約先銀行の審査でもスムーズに法人口座を開設でき、資金管理が明確になったことで、税理士とのやり取りも円滑になったとのことです。
子育て中の主婦がネットショップ開業に利用
一方、子育て中の主婦が自宅でアクセサリーを制作し、ネットショップを通じて販売を始めたケースもあります。この方は「自宅住所をWebに公開するのが不安」という理由から、格安で使えるバーチャルオフィスを契約。法人化はしていないものの、ショップの特定商取引法に基づく表記に都内のバーチャル住所を掲載することで、購入者に安心感を与えることができました。
また、郵便転送サービスを利用することで、在宅での子育てや家事に支障なくビジネスが進行。初期投資が少なく、家から出なくても信頼あるショップ運営ができたという点で、非常に高い満足度を得ています。
バーチャルオフィスと相性のよい業種・職種
コンサル・士業・ライターなど専門性が活かせる職種
バーチャルオフィスは、物理的なオフィススペースを必要としない業種に特に適しています。代表的なのが、コンサルタント、税理士・行政書士・社労士などの士業、そしてWebライターや翻訳家などです。これらの職種は、基本的にクライアントとのやりとりがオンライン中心で、成果物もデジタルで納品することが一般的です。
これらの専門職では、住所の見栄えや信頼性がクライアントの印象を左右することも多く、都心のバーチャルオフィス住所を使うことで「この人はちゃんとした事業者なんだな」と認識してもらいやすくなります。また、士業の場合は「開業届」や「登録番号」などの公的手続きにも住所が必要となるため、登記可能なバーチャルオフィスは非常に重宝されます。
デジタルコンテンツ販売や物販など非対面型ビジネス
ネットショップやデジタルコンテンツ販売、オンライン講座運営などのビジネスでも、バーチャルオフィスは非常に有効です。特に、特定商取引法に基づく表記で「販売業者の住所」を公開しなければならないため、自宅住所の公開に抵抗がある場合はバーチャルオフィスが解決策となります。
たとえば、BASEやSTORES、ShopifyといったECプラットフォームで商品を販売する場合、住所の公開が購入者の安心感に繋がります。そこで、バーチャルオフィスの都心住所を使うことで、信頼性のあるブランドイメージを構築でき、転送された郵便物の対応も自宅で完結できます。
こうした非対面型のビジネスは、自分のペースで働ける上、全国あるいは世界中の顧客を対象にできるスケーラビリティの高さが魅力です。そこにバーチャルオフィスを掛け合わせることで、低リスク・高信頼のビジネス運営が可能になります。
バーチャルオフィス選びで失敗しないために
バーチャルオフィスは起業時の強力な味方となりますが、すべてのサービスが同じクオリティを持っているわけではありません。運営会社の信頼性や提供されるサービスの範囲、契約内容の透明性などを十分に確認せずに契約してしまうと、後に大きなトラブルに発展する可能性もあります。
本章では、契約前に確認すべきポイントや、悪質な業者の特徴、そして万が一のトラブルを回避するための具体的な対策について詳しく解説します。安心してバーチャルオフィスを活用するためには、サービスの価格だけでなく「信頼」と「実績」に注目することが不可欠です。
契約前にチェックすべきポイント
運営会社の信頼性と実績
バーチャルオフィスの運営会社は数多く存在しますが、その中には「安さ」ばかりをアピールして実際のサービスが杜撰だったり、登記が認められないような物件を住所にしているところもあります。そのため、まず確認すべきは「その会社がどれほどの実績を持ち、どのような法人・個人に利用されているか」です。
公式サイトに記載されている導入事例や口コミ、創業年数、所在地の信頼性などを確認しましょう。加えて、実際に利用可能な施設があるか(例えば、会議室を実際に借りられるか)や、運営会社が法人であるかも判断材料になります。オフィスの写真や所在地をGoogleマップで確認するのも有効な手段です。
郵便物転送・来客対応などのサービス範囲
バーチャルオフィスは「住所だけ」の提供に見えがちですが、サービスの中身には大きな差があります。たとえば、郵便物の転送頻度(週1回か月1回か)、メールでの到着通知の有無、宅配便や書留の受け取り可否などは事業運営に大きく影響します。
また、来客対応サービスがあるかどうかもポイントです。会議室のレンタル、受付対応の有無、同施設内でのドロップイン利用可否など、実際にビジネスで使用するシーンを想定して、自分に必要な機能が揃っているかを確認しましょう。料金が安いからといって、必要なサービスがオプションで割高になる場合もあるため、総合的に費用対効果を見極めることが大切です。
料金体系と解約時の注意点
契約時には「月額料金」だけでなく、初期費用、更新費、オプション料金、解約時の条件についても必ず確認しましょう。特に注意したいのが、最低利用期間や自動更新の有無、解約申請の期限などです。例えば、「解約は契約満了月の30日前までに通知が必要」といった条項を見落とすと、無駄な支払いが発生するリスクがあります。
また、法人登記をしている場合は、解約後に登記住所の変更手続きも必要になります。その際、旧住所に届いた郵便物がどう処理されるのか、解約後も一時的に転送されるのかなども事前に確認しておきましょう。
悪質業者の見分け方とリスク対策
極端に安価な料金設定に注意
バーチャルオフィス業界には、月額数百円という極端な低価格を打ち出す業者も存在しますが、そのようなサービスには注意が必要です。極端に安い場合、住所が法的に登記不可である可能性や、郵便物を適切に管理していないといったリスクがあります。実際に、法人登記を申請した際に「この住所では登記できません」と拒否された事例も報告されています。
また、サービスの質が低く、郵便物が紛失したり、顧客対応が不誠実でトラブルになるケースもあります。したがって、安さだけでなく「安心して任せられる会社かどうか」を見極めることが大切です。
トラブル事例とその回避方法
実際に発生しているトラブル事例としては、「郵便物が届かない」「解約手続きが完了していないのに請求が続く」「住所変更の手続きが滞る」などがあります。これらは契約時の確認不足や、サポート体制の不備が原因となっていることが多いため、契約前には問い合わせ対応の丁寧さやレスポンスの早さも確認しておきたいポイントです。
また、法人登記後に住所を変更する場合、登記の変更登記手続きが必要となり、法務局での手続きや費用が発生します。こうした事態を避けるためにも、最初から信頼できるバーチャルオフィスを選ぶことが重要です。
バーチャルオフィスと起業後の成長戦略
起業直後はコストを抑えつつ信頼性を確保するためにバーチャルオフィスが最適ですが、事業が成長するにつれて、より実務的・戦略的な拠点の整備が求められるようになります。その際に重要なのが、「フェーズに応じたオフィスの活用」と「ブランド力の強化」です。
バーチャルオフィスは、単なる登記住所としての利用だけでなく、ブランディングや対外的な信頼性の向上に寄与する側面もあります。本章では、事業フェーズごとのオフィス戦略、そしてブランド力を高めるための工夫について解説します。
フェーズに応じたオフィス戦略の変化
初期はバーチャル、拡大後は実店舗・シェアオフィスへ
創業初期の段階では、資金的な余裕が少ないため、固定費を抑える戦略が必須です。そのため、月額数千円で住所を確保できるバーチャルオフィスは非常に理にかなった選択です。顧客との対面が必要な場合は、オプションで会議室を利用するなど、必要に応じてサービスを追加することで柔軟に対応できます。
しかし、事業が軌道に乗り、従業員を雇用したり、取引先との対面が増えるフェーズに入ると、物理的なオフィスや店舗の必要性が生じてきます。この段階では、シェアオフィスやコワーキングスペース、さらに事業内容によっては実店舗の開設も選択肢となります。
バーチャルオフィスを卒業して実空間の拠点に移行する際にも、段階的にオフィス戦略を変化させていくことで、無理のない成長が可能となります。バーチャル→シェアオフィス→専用オフィスという流れが、スモールスタート型起業家の主流モデルです。
従業員が増えた場合の対応策
従業員を採用し始めると、物理的な作業空間や労働環境の整備が求められます。バーチャルオフィスは、登記や住所利用には適していても、日常的な作業スペースやチームミーティングには向いていません。そのため、複数人で業務を行う場合には、シェアオフィスやレンタルオフィス、在宅とオフィスのハイブリッド運用などの選択肢が現実的です。
このような段階で重要なのは、業務の効率性とコストのバランスです。すべての従業員に固定席を用意するのではなく、フリーアドレス形式や必要なときにだけ利用する会議室付きプランなどを活用することで、コストを最適化しながら働きやすい環境を整えることができます。
また、在宅勤務と出勤を組み合わせた柔軟な勤務体系を導入すれば、バーチャルオフィスとの併用も可能です。このように、従業員の増加に応じてオフィスの形態も段階的に進化させていくことが、無理のない組織拡大につながります。
ブランド力向上に向けた工夫
SNSやウェブサイトでの住所表記の工夫
バーチャルオフィスを利用する際、ウェブサイトやSNSでの住所表記はブランドイメージに直結するポイントです。たとえば「東京都港区南青山」や「中央区銀座」といった地名は、一般的に「洗練されたビジネス」「信頼感のある企業」といった印象を与えるため、これらを名刺や公式サイトに明記するだけでも企業価値を高める効果があります。
ただし、バーチャルオフィスの住所であることを必要以上に主張すると、逆効果になることもあります。そのため、あくまで自然な形で住所を表記しつつ、他の要素(デザイン、コンテンツ、サービス内容など)とあわせてトータルで信頼感を築く工夫が必要です。
信頼性を補強する手段としては、住所だけでなく「電話番号」「代表者名」「事業内容の明確な説明」なども有効です。これらを整備することで、問い合わせや商談時にスムーズなやり取りができ、ブランドの信用力向上につながります。
ビジネス用電話番号やロゴの整備
住所とあわせて整備すべきなのが、ビジネス専用の電話番号やロゴ、ドメインなどの「ビジネスの顔」となる要素です。たとえば、個人の携帯番号ではなく050や03から始まる固定電話番号を取得することで、法人としての信頼性が一気に高まります。多くのバーチャルオフィスでは、電話番号貸与サービスや電話代行サービスもオプションで提供されているため、積極的に活用したいところです。
また、事業ロゴや名刺のデザイン、WebサイトのURLもブランド構築には欠かせません。統一されたデザインでプロフェッショナルな印象を与えることができれば、顧客やパートナーの信頼を獲得しやすくなります。
バーチャルオフィスは、こうしたブランド要素を裏で支える基盤として機能します。単なる住所提供の枠を超えて、企業としての存在感を演出するための土台となるのです。
最後に
起業には夢や可能性がある一方で、不確実性やリスクも伴います。その中で最初に立ちはだかるのが、「どんなビジネスをするか」「どこで・どう始めるか」といった現実的な課題です。今回の記事では、起業アイデアの見つけ方から実行までのステップ、そして現代の起業家が賢く活用している「バーチャルオフィス」という選択肢について詳しく解説してきました。
起業においてアイデアと実行力が重要
ビジネスの原点は、「誰かの困りごとを解決すること」です。そのためには、社会の変化や身の回りのニーズに敏感になり、自分のスキルや経験と結びつけて、実行可能なアイデアへと昇華させる力が必要です。そして、それを一歩ずつ「行動」に移していくこと。実際に小さな検証を繰り返し、修正しながら進める姿勢が、成功の鍵を握っています。
「完璧な準備が整うまで動かない」のではなく、「まずは小さく始めてみる」という柔軟さも、起業家に求められる資質です。
バーチャルオフィスは低リスクで始められる有効な手段
特に近年の起業環境においては、最小限のリスクでスタートできる手段が増えています。バーチャルオフィスはその代表例で、コストを抑えつつ、法人登記・特定商取引法表記・ブランドイメージの構築を可能にします。都心の住所を使って信頼性を高めることもでき、自宅住所を晒す必要もないため、プライバシー保護の観点からも非常に安心です。
加えて、事業が成長してからも、段階的にシェアオフィスや専用オフィスへと移行することが可能なため、拡張性という点でも優れています。
自分に合った方法で、無理のない起業を目指そう
起業に「絶対の正解」はありません。人によって環境も得意分野も目指す姿も異なるからこそ、まずは「自分に合ったやり方」を見つけることが大切です。資金が限られているならコストを抑えた方法を、家事や育児と両立したいなら在宅型の働き方を。どんな形でも「一歩踏み出すこと」こそが、起業家としての第一歩となります。
バーチャルオフィスは、そんな起業家の背中をそっと押してくれる「縁の下の力持ち」のような存在です。自分の理想の働き方と照らし合わせながら、ぜひ賢く活用し、あなたらしいビジネスを築いていってください。
0 notes
yotchan-blog · 2 months ago
Text
2025/5/10 1:00:08現在のニュース
証券口座乗っ取り被害3505件に 不正取引額も3000億円超 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:58:25) コメ価格「高くなる」との見通し強まる 取引関係者らへの調査で | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:58:25) 備蓄米入札の参加条件、買い戻し「原則1年以内」見直し検討 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:58:25) 55歳で初婚・床嶋佳子 「マメ男」年上の夫はセミリタイア「何気ない時間が幸せ」も不満は?の質問に…(スポニチ) | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:58:25) 千田先生のお城探訪 夢の船旅 城と海の関係を体感:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/5/10 0:57:42) 松本清張が愛した中華店、焼失から再建へ 先祖も乗り越えた「��命」:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/5/10 0:57:42) 藤井名人はプリン、永瀬九段はフルーツドリンク 名人戦おやつ | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 名人戦第3局 藤井聡太名人が選んだ「泉州たまねぎプリン」の味は? | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 藤井名人は満月焼、永瀬九段は「勝つ」カレー 名人戦「勝負めし」 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 藤井名人は「くるみ餅&栗パイ」 永瀬九段はドリンク2種 名人戦 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 女子バレー元日本代表の宮下遥さん 三重・桑名のチームに「加入」 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 勝みなみが69をマーク、24位発進 首位と5打差 米女子ゴルフ | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 広島県、虚偽の公文書を作成 災害復旧工事巡り 再調査で認める | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) figure-eye:坂本花織選手の魅力 撮りたい写真、見つけた答えとは? | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) LRT宇都宮駅西側延伸 概算事業費倍近くの700億円へ | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) レターパック転売で資金洗浄か カード詐取容疑で4人逮捕 福岡 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 「母の日がつらい」人へ、大学院生が企画 会えない母につづる手紙を | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:51:12) 自民、消費減税見送り論強まるも…くすぶる減税論「何の弾もない」 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:45:33) 古賀誠氏長男側への利益供与「社長主導、会長容認」 調査結果公表 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:45:33) 重盛さと美 食にまつわる独特過ぎる感性「カリカリのものが大好きで、逆に…」「怖~い!」(スポニチ) | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:45:33) 埼玉・戸田市議に罰金の略式命令 運動員に報酬、公選法違反の罪 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/10 0:33:33) 三代目たいめいけん 茂出木浩司シェフ監修「ナポリタン」レンチンでこの旨さ!([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 政府の借金1323兆円に膨らむ 財務省発表 2024年度末、9年連続で最大([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 政府、備蓄米の入札条件を緩和へ 流通の遅れと価格の高止まり受け、買い戻し期限の延長も([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 第四北越フィナンシャルグループ38・4%増益 25年3月期、貸出金利息の増加が寄与([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 農業機械大手の井関農機が金型保管を強要か 公取委、下請法違反で再発防止を勧告([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) JR北海道は2年連続黒字 純利益46億円、訪日客需要で鉄道事業が好調([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 規定破り乗務前飲酒の機長を解雇 格安航空会社スプリング・ジャパン、隠蔽図り虚偽説明も([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 日本製鉄、電炉新造で中山製鋼所と提携 関西での鉄鋼製品生産は兵庫に集約検討、合理化へ([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 3位発進の藤田かれん、飛距離アップの成果示す ワールド・サロンパス・カップ([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 勝みなみが69で5打差24位発進 古江彩佳、竹田麗央らは51位 米女子ゴルフ第1日([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 五輪メダリスト目指し、より高くより美しく魅せる トランポリン・三澤優華 リレートークON&OFF([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 「花が咲く時期はそれぞれ」 体操W杯優勝の杉原愛子選手に東大阪市が「市長賞詞」([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19) 藤田さいきが首位、葭葉ルミらが1打差で2位 女子ゴルフのサロンパス・カップ第2日([B!]産経新聞, 2025/5/10 0:33:19)
1 note · View note
ari0921 · 2 years ago
Text
我が国の未来を見通す(88)
『強靭な国家』を造る(25)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その15)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに──「ソフト・パワー」の役割
前回の続きです。前回提示した方程式からわかりま
すように、私は、これまでの「国力」の定義に倣い、
「ハード・パワー」と「ソフト・パワー」を“足し
算”ではなく、“掛け算”で掛け合わせて定義しま
した。実は、これがミソでして、“掛け算”ですか
ら、ハードかソフト、どちらかのパワーがゼロにな
ると「国力」はゼロになってしまうことを意味しま
す。
国家である以上、「ハード・パワー」を構成する諸
要素がゼロになる可能性はまずないでしょうが、仮
に、国際社会��の比較において「経済力」や「軍事
力」や「科学技術」などがある程度のランクに位置
づけられても、「国家戦略」とか「国家意思」など
の「ソフト・パワー」がなきに等しければ、“「国
力」はゼロになる”、あるいは“ゼロと見なされ
る”ということを意味するのです。
戦後の高度成長期に、「経済力」が世界第2位にま
で上り詰めて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と
称賛され、そのことが日本のアイデンティティのよ
うになっている時代がありましたが、国際社会に影
響を及ぼす「国力」という観点で立てば、特段の役
割を果たすことはできなかったと言わざるを得ない
でしょう。
その典型的な例が、湾岸戦争の際に多国籍軍に13
5億ドル(約1兆7500億円)もの巨額の財政支
援を実施しながらも、国際社会から何ら評価されず、
「小切手外交」と批判さえ受けたことでした。
その原因は、「経済力」を主にする「ハード・パワ
ー」を活かそうとする「ソフト・パワー」について
は、終戦直後の「吉田ドクトリン」からいささかも
脱皮できないまま、「国家戦略」はなきに等しく、
「国家意思」も内向きのままだったことにあると考
えます。
言葉を代えれば、“憲法上の制約”を逆用して、そ
の範囲に留まるしか選択肢がなかったのでした。そ
の意味ではありがたい憲法なのですが、憲法前文で
いう「名誉ある地位を占めたい」を実現するため、
憲法自体がその障壁になったと言えなくもないので
す。
戦後からかなり時間が経ち、「時代が変わっている」
ことを認識しながらも、「国のあり様」などについ
て議論することなくそのまま放置した結果でした。
我が国は、その後、慌てて憲法の枠内で「国際平和
協力法」を制定し、自衛隊を(海外派兵ではなく)
海外派遣しました(これに関しては、個人的にも言
いたいことが山ほどありますが、省略しましょう)。
国を挙げての「国家戦略」のようなものがなかった
弊害は他にもあるでしょう。高度成長期の日米貿易
摩擦などについてはほとんど反論できないまま、ア
メリカからも“いいように”叩かれましたし、その
後の「グローバリズム」についても受容することを
余儀なくされ、我が国が弱体化するきっかけにもな
ってしまいました。こうして、GDPは中国に抜か
れて第3位に転落しました。
さて、もっと歴史をさかのぼれば、「日露戦争」の
勝利を得て、1等国に仲間入りをした後の日本も同
様だったと考えます。「帝国国防方針」のようなも
のは策定しましたが、国を挙げての「国家戦略」、
つまり、国家意思として“日英同盟のもと、一等国
となった我が国の向かうべき方向”を明確に統一で
きませんでした。
大正時代になって、明治維新以降、“ジェネラリス
ト”として重要な役割を果していた元老たちが次々
に他界してしまいました。これらもあって、特に台
頭するアメリカの本質や野心を見抜くことができな
いまま、第1次世界大戦においては“その場しの
ぎ”の対応に終始し、大戦後、連合国の仲間入りは
したものの、世界恐慌などもあってやがて大東亜戦
争に至る「国の舵取り」をせざるを得ませんでした。
私は、近代史を学んだ結果として、大正時代に「大
日本帝国憲法」の改正をはじめとする国の「統治制
度」を改善しなかったことが、「激動の昭和」の道
を歩まざるを得なかった最大の原因と考えています。
まとめれば、今後、過去の失敗を二度と繰り返さな
いため、つまり「歴史は繰り返す」にならないよう
に、「ソフト・パワー」の重要性をよく認識した上
で、国を挙げての「国家戦略」を創り上げ、「国家
意思」を明確にすることが必要不可欠であると思う
のです。
特に今は、「ハード・パワー」がいずれもほぼ下降
期にあることから、将来に向けた「国力」の維持、
可能ならば増強に向け、さらに将来の国際社会に対
して必要な役割を行使するための「国家戦略」や
「国家意思」を明らかにして、国家として“向かう
べき方向”を定めるのは喫緊の課題であると考えま
す。
話は変わりますが、パレスチナで再び大規模な軍事
衝突が発生しました。2千年来の宗教対立がそう簡
単に収まるはずがないと常日頃から予想はしていま
したが、それでなくとも「ウクライナ戦争」で喧騒
な国際社会がますます“混迷を深める”ことが懸念
されます。
その延長で、我が国が“対岸の火事”として眺め続
けることができるか否か、しばらくの間、パレスチ
ナの状況の推移のみならず、広く国際社会の動きま
で、目を凝らして注目する必要があるようです。次
回、触れることにしましょう。
▼「国家戦略」とは何か?
 
さて前置きはそのぐらいにして、「ソフト・パワー」
の中核たる「国家戦略」を取り上げましょう。まず
は“「国家戦略」とは何か?”ということです。私
も自衛官であったという職業柄、「○○戦略」と名
のついた書籍を読みこなした数は数え切れません。
また、「△△戦略」と名乗ってなくとも、たとえば
クラウゼヴィッツの『戦争論』とか『孫子』のよう
に、その実態は戦略論に近いものまでたくさん読み
こなしてきました。
しかし、そのほとんどは、「軍事戦略」とか「安全
保障戦略」などについて書かれたものが多く、これ
から取りあげようとする「国家戦略」そのものを取
り上げている書籍は意外に少ないし、あまり読む機
会もありませんでした。
それでは、「戦略」とは何か、から掘り下げていき
ますとその定義はなかなか難しいものがあります。
『現代戦略論』(高橋杉雄著、並木書房)(*)によれ
ば、大まかに合意できる形の定義として、「戦略と
は、『目的』『方法』『手段』の組み合わせを示す
もの」とし、「戦略を策定する」とは「終着点であ
る『目的』と、そこに至る道筋としての『方法』と
『手段』の双方を含んだ全体としてロードマップを
作り上げていくことである」としています。「戦略」
に含まれるさまざまな要素をはぎ取ったコアの部分
の定義として合点が行きます。
(*)『現代戦略論』(高橋杉雄著)
https://amzn.to/3LUCCC0
次に「国家戦略」です。『日本の大戦略』(PHP
「日本グランド・ストラテジー」研究会著)(*)は、
「日本のグランド・ストラテジー(大戦略)」、つ
まり「国家戦略」そのものをテーマにした数少ない
書籍の一冊ですが、「国家戦略」を「当該国家の最
重要の目的を達成しようとする政策の体系」と定義
し、国家にとって最重要な目的とは、「安全と富」
ととらえています。
(*)『日本の大戦略』(PHP「日本グランド・スト
ラテジー」研究会著) https://amzn.to/3rQ02By
この定義からすると、「国家安全保障戦略」のよう
なものは「安全」を重視した「国家戦略」であり、
「経済安全保障戦略」のようなものを「富」を重視
した「国家戦略」と解釈することができるでしょう。
なかには、船橋洋一著の『国民安全保障国家論』の
ように、「国家」というより「国民」を主体に「安
全保障論」を展開している書籍もあって、これはこ
れで興味をそそられます。
また、瀧本哲史著『戦略がすべて』(*)のように、
「戦略」をビジネス市場、教育現場、国家事業、芸
能界、ネット社会などあらゆる分野に適用できる
「ツール」として扱っている書籍もあり、このよう
な視点もよく理解できます。
(*)瀧本哲史著『戦略がすべて』
https://amzn.to/3tBbelU
さて、「国家戦略」の最重要な目的が「安全と富」
ととらえると、この両方をめざした我が国の「国家
戦略」は、(明治初期にはこの言葉自体もなかった
のですが)明治維新の「富国強兵」「殖産興業」を
スローガンとする“戦略的な取り組み”のみだった
ことがわかります。
本スローガンは、当時の西洋文明至上主義の中で、
我が国が植民地化されず、国際社会で競争できる国
家になることを目指したものであり、最初に提唱し
たのは、薩摩藩主・島津斉彬だったといわれます。
やがて、本取り組みは明治政府に引き継がれ、全国
的なスケールで実施されることになりました。
その後の「国家戦略」を振り返りますと、戦前の
「帝国国防方針」の類は、その名称からしても「軍
事」つまり「安全」に偏り過ぎましたし、戦後の
「吉田ドクトリン」は、「安全」をアメリカにほぼ
“丸投げ”しての「経済重視」、つまり「富」に偏
り過ぎたことは明らかです。
「国家戦略」は、国家のアイデンティティの表現で
もあり、それを決めていくものであるとあるともい
われます。何を国家の至上目的とするか、どのよう
な手段でそれを達成するかについては、その時代時
代の国家の性格を左右し、性格そのものを決定づけ
ていくものということもできるでしょう。
一方、国家の至上目的を「安全と富」と定義しても、
その「安全と富」を構成する要素はより複雑化し、
国内の諸事情のみならず、国際情勢や周辺国との関
係などによって、その時代時代によって重視すべき
要素も変わってくるのは必然です。
本メルマガでは「国力」増強に焦点を置き、「国力」
を構成する「ソフト・パワー」の要素をあぶりだし
ましたが、それらを子細に分析すると、「国力」の
維持または増強する究極的な目的は、「安全と富」
に集約できるとも言えるでしょう。
つまり、相互に関連している「ハード・パワー」の
各構成要素を総合的に分析し、バランスを取りつつ
優先順位を定め、今後の“向かうべき方向”を定め
ることが現在、求められている「国家戦略」である
と考えます。
▼現時点の「国家戦略」をいかに創り上げるか
 
一般に“日本人は「戦略的思考」が苦手”と言われ
ます。その理由について、『日本戦略論』(鎌田徹
著)(*)は、島国、稲作民族、刀狩りの結果としての
軍事忌避などの「地政学・歴史的要因」、そして大
東亜戦争の封印、共産主義者からのブラフ、憲法に
よる軍事力の封印など「戦後特有の政治環境要因」
を挙げています。
(*)『日本戦略論』(鎌田徹著)
https://amzn.to/3QcTLt5
確かに、日本の場合、覇権国のアメリカとか、将来
目標として覇権国を目指している中国などとは違っ
た「国家戦略」にならざるを得ず、国際的な大局観
とか大胆さには制約がかかるでしょうが、その分、
覇権国にはない“緻密さ”とか、立つ位置や役割分
析などの“深掘り”も必要になってくるでしょう。
だからと言って、放置する理由にしてはいけないの
ですが、その策定自体がとても難しいことは間違い
なさそうです。
余談ですが、鎌田氏は元自衛官であり、私も現役時
代から今日まで交流があります。505ページに及
ぶ大作は、“戦略を知っている自衛官ならではの鋭
い戦略研究”として、「もっと評価されていい」と
いつも思っていました。
このように、我が国が“元々苦手な”「国家戦略」
をいかに創り上げるか、について子細に言及すると、
書籍にして1冊以上のボリュームになる可能性があ
りますので、本メルマガでは、“ストーリー建て”
して要点のみを取り上げてみたいと考えます。
幸い、『日本の大戦略』(*)という絶好の参考書があ
ります。本書は、5人の著名な学者・研究員によっ
て約4年間の研究を経て、2012年に発行された
ものです。その動機は、我が国が「失われた20年」
の最中、その上、東日本大大震災もあって衰退傾向
の中で、国際社会における“日本の存在感がかすみ
がち”なことを懸念し、「世界の中の日本」という
位置づけで、それも短期的な動向よりも長期的な視
点に立って、当時の安全保障はもちろん、財政、税
制、産業構造、福祉・雇用などまで“大きな絵を描
く必要がある”ということにあったようです。
(*)『日本の大戦略』(PHP「日本グランド・スト
ラテジー」研究会著) https://amzn.to/3rQ02By
実によく分析・整理され、「国家戦略」を策定する
手法がほぼ余すところなく記載されていると考えま
す。このような良書が世に出されても、その後の政
界には、安倍政権の「戦後レジームからの脱却」と
か「アベノミクス」のように部分的には本書の提案
主旨と同様の政策もありましたが、「国家戦略」そ
のものについては大上段にその必要性を訴え、国家
を挙げてその策定に取り組むとの試みはなされない
まま時が過ぎてしまいました。
この10年の間に、すでに紹介しました少子高齢化、
食料やエネルギー自給率の低下などがさらに進み、
当時は予想だにしなかった「ウクライナ戦争」など
も発生し、日本を取り巻く内外情勢ははるかに厳し
さを増している現状からすると、私などは、「10
年前に取り組んでおれば」との悔恨の念が沸いてき
ます。
しかし、このまま放置すると、後世に残す「資産」
すら失いかねないとの危機意識をもって、主に本書
を参考にしながら、“意を決して”、いかにして
「国家戦略」を創り上げていくかについてその手法
を考察してみたいと考えます。
一歩踏み出すと、途中で切ることが難しくなりそう
ですので、今回はここまでにしておきます。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
3 notes · View notes