#自分の好きな曲だけどそれはあのバンドにとって終わりだと考えけれど何が起こるかもしれない
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sequestered-song-skirmish · 2 years ago
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togekiss4ss · 2 years ago
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SNOOZER 1998 4 Bernard Butler 天国から降り立った至福のソウル・ミュージック、遂に完成!
BERNARD BUTLER
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by SOICHIRO TANAKA photography by MIDORI TSUKAGOSHI
間違いなく、98年最初の傑作と呼びうる作品が座み落とされた。アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」——バーナード·バトラーという類稀なる才能がようやく咲かせた、大輪の花びらである。険しさや激しさとは無縁。勿論、どこまでも気持ちが高揚するアップ·テンボのナンバーもある。だが、基本的には柔らかで、しなやかで、ゆったりとした時間が漂う、極上のソウルフルな作品集である。
■練りに練り込まれた4ピース·バンドのアンサンブル、そこに実に効果的に配置された華麗なストリングス——だが、そんなゴージャスなプロダクションにもかかわらず、バーナード本人の細かい息遣いがそのまま伝わってくるような親密さがここにはある、日当たりのいいキッチンに通されて、入れたばかりのココアを御馳走になったかのような暖かさ。薪が割れる音だけが聞こえる、暖炉のある暖かい居間に招かれて、家族との思い出話をひとつひとつ聴かされているかのような距離感。そして、妻、亡き父親、兄弟達、多くの友人達——バーナード自身と彼の周囲の人々をめぐる大小様々なドラマが平易な言葉で綴られた歌詞。ここはバーナードが招き入れてくれた彼の部屋なのだ。
■「僕が何故、落ち込んでるか聴いてくれるかい?/僕が過ごしていた日々は、ありがちな疑いばかりだったから/そう、僕が夢を語っても、君だって耳を貸しちゃくれなかった」「そう、君はわかってくれてると思ってた/友人達が僕のことを取り合ってもくれなかったってことを/だって、僕は他人のことが少しもわからないんだよ」「でも、最近は僕はひとりじゃないんだ」——アルバムに先立つ2枚目のシングルとしてリリースされた“ノット·アローン”において、バーナードはどこまでもあけすけに歌う。だが、ここで鳴らされているのは、夢、失意、孤独、離別、誤解、強がり、喜び——そんな普通的なものばかりだ。そう、これこそは我々、日常と自分自身の感情に翻弄され続ける「ちっぽけな魂」の主題歌そのものなのではないか?
■バーナード·バトラーは、自分の半径2メートルのありきたりの小さなドラマから「普遍」を生み出した、どこにでも転がっているありきたりの失意���喜び——だが、それが当の本人にとってはとれほどに深刻なドラマなのか? そして、それを細心の注意を払い、目一杯の熱意でもって奏でた時に、それはどれほどに崇高な叙事詩たりえるのか?——アルバム「ピープル・ムーヴ·オン」は、そうした事実を証明してみせた。バーナードに招かれて、我々は自分自身について語りだす。そう、アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」は、そんなありきたりのちっちゃな喜怒哀楽に対する祝福で溢れている。
このレコードによって父の思い出が公になってしまうのは、少し哀しい。でも、そのことによって、僕自身の存在を証明出来た気もするんだよ。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくない。そんな思いを父の思い出がサポートしてくれるのさ
ありきたりに生きたありきたりの男が愛した「やせっぽちの息子」だからこそ産み落とせた、どこまでも親密な「至福のソウル・ミュージック」——
マチズモからも、ホモ・セクシャル体験のないバイ・セクシャルからも遠く離れた、奇跡のソロ・デビュー・アルバム『ピープル・ムーヴ・オン』が到達しえた、しなやかさの秘密
●素晴しくソウルフルなアルバムが出来上がりましたね。
「どうもありがとう」
●このアルバムを聴いて、何故、あなたがスウェード時代、あんなにも居心地悪そうにしていたのかがわかったような気がします。というのも——。
「ふう(と、言ったまま机につっぷしてしまう。髪の毛がスープに浸ってしまっているのも気にせずに、ガバッと起き上がり、首を激しく振り続ける)」
●もうスウェードの話はしたくないんですね?
「いや、そんなことは言ってないよ。別にいいんだけどさ。別にいいんだけど……でも、スウェードのことについては散々話し過ぎたから。ねぇ、アルバムの話にしてくれない?」
●ええ、勿論。だって、今日はスウェードじゃなくって、あなたのソロについて話しにきたんだから。
「それなら良かった。うん、もうスウェードの話はしたくないんだ。僕はスウェードでのキャリアを、本当に誇りに思ってるよ。でもさ……でも、もう5年も前の話なんだぜ?でも、ヨーロッパのプレス……特に英国のプレスは、事あるごとにそんな昔の話に固執するんだよ。昔のことだけじゃない。スウェードが何百万枚もレコードを売ったとか、そんな話をするんだ!そんなの僕の知ったことじゃないのに」
●いや、だから、僕が訊こうとしてるのは——。
「(遮って)だってさ、このアルバムはスウェードのレコードに対する反撃でも何でもないんだから……。このレコードは明らかに、今までやってきたことと違うはずだよ。僕の人生の中の、新しい時代の節目にふさわしいものなんだ。歌詞的なアプローチの方法も、個人にすごくクローズ���ップしていったり、うんと突き放してみていたり、すごく一般的なことに基づいていたり、様々��んだ。そう、これは全て『僕』なんだ。すごく『僕』らしいレコードなんだよ。ここには、いろんな違った角度から『僕』が描かれているのさ。それこそが、僕が常にやりたいと思っていたことなんだ。うん……でも、まあ、君がこのアルバムの中の僕と比べてみて、スウェード時代の僕は居心地悪そうにしてた、と言うのも分かる気がするよ。確かにそうだったかもしれない(笑)」
●うん、そう。つまり、僕が「何故、居心地悪そうにしていたのかが分かった」と言ったのは、このアルバムを聴きながら、「ああ、これこそがバーナードが昔からずっとやりたかった音楽だったんだなあ」としみじみと感じたからなんです。
「ああ、もう本当にその通り。大正解だ。でも、そんなことを言ってくれたのは、君が初めてだよ」
●嘘?本当に?
「ねえ、『ボトム·ドロワー』って知ってる?結婚に備えて、女の子が嫁入り道具をしまっておくたんすの引き出しのことなんだけど。お父さんやお母さんが、お嫁に行くときに持って行かせたいものを、娘のために蓄えておいたりもするんだ。で、これは、そんな感じのレコードなんだよ(笑)。今まで大事に蓄えてきたものがギッシリ詰まってる。なかなか外にひっぱり出すことが出来なかったんだけど、絶好の機会を得て、ようやく陽の目を見ることを許されたのさ(笑)」
●(笑)なるほどね。それで、このアルバムを聴いて最初に感じたのは、ひとつが最初に言ったソウルフルな作品だということ。で、もうひとつが、70年代のソングライター達がやっていたような、すごく「パーソナルな息遣い」が伝わってくる作品だということなんです。
「へえ。なるほど。いいね」
●でも、自分自身の弱さや怖れをも包み隠さずに歌うのは、最初は戸惑う部分があったんじゃないですか?
「いや、僕は隠しだてしたりしないんだ。隠すものなんて、何もないからね。むしろ人間は自分を包み隠したりしないための努力をすべきだと思うよ。ほら、去年出たレコードの大半はマッチョで、アグレッシヴなギター·ミュージックばっかりだっただろ? なんかお高くとまってると言うか、人を下に見てるって言うか。『俺はグレイトなんだぜ!俺はお前らとは違うんだ!』ってね。でも、僕はそんな風に自分のことを考えたくない。それよりも、もっと繊細なものを表現したいんだ。人間関係のことや、離別や、誰かを失うことや、家族のこととかね。僕はそういうものを自分の内側にひたすら溜めているだけなんて好きじゃない。殻に籠りたくないんだ。溜まったら吐き出して、受け入れていかなくちゃ。どんなポジティヴなことも、ネガティヴなこともね。勇気を奮い起こさなきや。『何でこんなことが僕の身に起こったんだろう?』って理由を解明するんだ。それで『きっとそれは僕が物事の悪い面しか見てなくて、考え方によっては良い側面もある���ずなのに、それを見ようとしないからなんだ……』って気付くんだ。それは変化し得るものかも知れないんだから、リスクを負わなくちゃ。それが、このレコードで表現されている僕の感情というか、感覚なんだ。とにかく、このレコード��すごくパーソナルなものなんだよ。だから、どの曲が具体的にどの人について歌っているかは、言いたくない。僕に言えることは、『このレコードは僕の人生にすごく深く関わっているものだし、多分、みんなの人生にも何らかの関係性を持っているだろう』ということだけなんだ」
●なるほどね。実際、あなたは、これまで自分自身のことを「やせっぽちの、ギターを弾くしか能のない男」という言い方をしてきましたよね。でも、この作品さえあれば、そういった自嘲的な言葉で照れ隠しするのではなく、「僕には人を感動させることが出来るんだ!」と胸を張って言えるんじゃないですか?
「そうだね。僕はこのレコードをすごく誘りに思ってるよ。でも、特に、ここ10年くらいは男が怖れや弱さをさらけ出す、なんてことが受け入れられない状況にあるだろ?実際、僕が思うに、男は普通そういうことをレコードの中で表現したりしないんだよ。男っていうのは、いっつも叫び声をあげてなきゃならない。っていうか、いつでも強気で、男らしくて、荒々しくふるまわなくちゃならなかったりするんだ。でも、僕は、終始『俺はグレイトだ!俺は最高だ!俺の書く曲はどれもこれも素晴しいんだぜ!俺はこの世代で、いちばん優れたソングライターだぜ!』なんてふれまわるような人間には興味がないんだよ(笑)。自分の道をまっすぐに、ただ前だけを見て進んでいけばいいのさ。僕はその方がずっと強い生き方なんだと思ってる。実際、怖れや弱さをさらけ出す、って言っても、何もネガティヴで、悲観的な意味かりがこもっているわけじゃないと思うんだ。本当は、もっとずっとポジティヴで前向きなことだと思うんだよ。だって、ちゃんと自分と前向きに向かい合っているわけだろ?で、その先を模索するための一段階なんだからさ。勿論、これは僕の問題であって、他の人にも強要するつもりなんかないよ。でも、もしかしたら僕のレコードが他の人の考え方に影響を及ぼすかもしれないよね。その可能性もあると信じてるんだけど……。だから、このレコードっていうのは、マッチョでもなく、アグレッシヴでもない、でも、強くてしなやかな男の作ったレコードなんだ。前だけをまっすぐ見て、突き進んでいくだめのレコードなんだよ」
●マッチョじゃないってことで言えば、ヴォーカルという面についても、ニール·ヤングの「囁くような歌い方」があなたに歌う勇気を与えてくれたんじゃないですか?
「う~ん。囁く、っていうのはちょっと違うかな。でも確かに、ニール·ヤングみたいに、ヴォーカルではなくて、表現の一部として歌を歌っているような素晴しい人達っていうのは、技巧に凝らないよね。ビブラートも使いこなせなければ、音階もまともに取れない。でも、何故彼らの歌が素晴しいのかと言えば、ここから生まれたものだからなんだ(と胸をトントンと叩く)。それにいい音符が並んでいれば、つまり良いメロディがあれば十分なんだよね。でも、僕が勇気づけられているとすれば、やっばり彼のアティテュードなんじゃないかな」
●先ほど、70年代のソングライター的なパーソナルな思遣いという話をしたんだけども、逆に、あなたとしては英国人のソングライターに多いキャラクターや物語を設定する歌詞の書き方には、胡散臭いものを感じるんでしょうか?
「そもそもイメージを作り上げようとする点では、大英帝国こそ最も悪しき存在だと思うな。この国は、もう何千年もの間時間を無駄遣いしてる。国民はずっとそれに踊らされて、『大英帝国万歳!』ってやってきた。で、その思想みたいなものが、今の時代になってもずるずると国民の頭の中に残ってるんだよな。こんな小さな国に住んでるもんだからさ、アメリカにプレイしに行ったバンドなんて、すぐ大陸を征服したような気分になってしまうのさ。『俺達はすごい!』ってね。勿論、これは一般的な英国人の考え方であって、僕の意見というわけじゃないよ。僕はそんな考え方には反対なんだ。僕の両親はアイルランド人だから、この大英帝国的な思想は相容れないものがあるし。これがさっきも言った、アグレッシヴな考え方の根底になっているものなんだ。僕は、僕のレコードを聴いた人達にイメージの刷り込みとか、餌付けみたいなことはしたくないんだ。それよりも、このレコードを聴いてくれた人達と手をとりあって、暖かな雰囲気を感じて貰いたいと思ってる。僕は火になって、誰かを暖めることだって出来るはずなんだ(笑)。まあ、確かに、その英国的なソングライティングというのは、一種のシニシズムのようなものだよね。それと、幻想みたいなものを人はそこに見い出しているんじゃないかな。というのも、みんな退屈してるからね。退屈な生活、退屈なバックグラウンドを持った人達が、大勢ロンドンにやってくる。特にロンドン郊外からね。サリー州やケント州、サセックス州といった場所に生まれ育った若者達は、ロンドンに大都会の幻影を見てるんだよ。『ロンドンに行けばきっとエキサイティングなことが待ち受けてる』ってね。でも、僕もそうだけど、元々ロンドン市内で育った人達は、そんな幻想を持ってはいないからさ。でも、郊外で育ってロンドンに来た人達は、そういう幻想を持ってる。すごく奇妙な、ロンドンのアンダーグラウンド·シーンを発掘するのに執着するんだ。むしろ僕は自分のレコードには、退屈ならその退屈をそのまま表現したいと思ってる。下手な幻想を描くのではなくてね。まあ、こういうことはロンドンに限らず、世界中の大都会に共通する風土病みたいなものなんだけど(笑)」
●なるほどね。
「諸悪の根源は、あのブリット・ポップだった。まあ、中にはいいのもあったけど、そういう地味だけどいいレコードよりも、もっとくだらないけど華やかなレコードばっかりが売れて、そういう連中だけが大金持ちになっちゃったんだよね。ヴァーヴとか、レディオヘッドとか、そういう素晴しいバンドは黙ってベンチに座ってるだけだった。僕もそうだった。でも、最近になってやっと状況とクオリティが一致してきたように思うんだ。でも、やっぱりあの時代というのは、失望させられてばっかりだったよ。まるでロンドンのイメージー=ユニオンジャックの旗、赤い2階建てバス(笑)っていう、あのステレオタイプのイメージがそのままロンドンのミュージック·シーンに持ち込まれちゃったんだ」
●では、今も話に出たレディオヘッドのトム·ヨークのような人は、自分しか気が付かないような、自分自身や世界の問題点をえぐるように見つめて、それを克服するために創作に向かっていますよね。
「僕、彼のことが本当に好きなんだ。尊敬に値するね。レディオヘッドの曲を聴くと、いつでもついつい歌詞に目がいってしまう。歌詞カードを読む、数少ないバンドのひとつだね(笑)。でも、ああいうダウンな歌詞で曲がものすごく良いバンドって、本当に少ないと思う。そこが彼らのすごいところなんだ。曲がとてもいいから、その曲と詞の相乗効果が素晴しくて、詞そのものがまるで詩歌みたいに響いてくる。世界で最高のバンドのひとつだね。それは疑いようがない。興味深くて、曲が素晴しくて、声が美しい。そして、歌詞が本当にいい。自分達の過去を忘れてしまって、最初からビッグなバンドだったような顔をしないのがまたいいよね。彼らが最初にレコードをリリースした時、この国の誰も彼らに興味を抱かなかった。『ザ·ベンズ』をリリースした時だってそうさ。でも、半年経った頃に、ようやくみんながあのアルバムの良さに気付き始めた。ファッショナブルだとさえ言われるようになったんだから。最初は誰の目にも留まらなかったものが、今では10年来の傑作レコードにまで成り得たのさ。その辺が、僕が『ロンドンのミュージック·シーンはクズだ』と言う所以なんだよ」
●ところで、あなたのソングライティングについてもうちょっとお訊きしたいんですけど、やはり今作に収められた作品のソングライティングの過程というのは、自分自身の弱点やダークな部分と向き合って、それを克服していく過程でもあったんでしょうか?
「うん、そうだね。ただ、向き合って、というのは確かにそうだと思うけど、克服っていうのはちょっと違うな。克服というよりも、『ポジティヴなやり方で自分自身を表現している』と言ったほうが適切だと思う。僕は決して紙と鉛筆を持って、じっくり腰を据えて曲を書くようなタイプではないからね。ただテープレコーダーを回して、思いついたフレーズをランダムにそこに放り込んでいく。アイディアをとっ散らかったままとにかく録っておくのさ。頭の中はいつも混沌としていて、いろんな考えや感情がぐちゃぐちゃに渦巻いている。それを簡潔な言葉で説明することなんて出来ないはずなんだ。なのに、一旦レコードになると、ちゃんと簡潔にその意味がまとまっているんだよね。自分でも不思議でしょうがないんだけど(笑)。それで、レコードをじっくり聴き直してみて、ようやく自分自身の考えていたことが解ったりするんだよね。曲作りは、本当にそんなふうな自然発生的なものなんだ。予めプランを立てておくことなんて出来ない。いや、出来たらどんなにいいか、って思うんだけどね(笑)。だけど、やっぱり駄目なんだよね」
●では、今回、ソングライティングの過程で、本当の自分自身と向き合う時、最も苦痛を伴ったのは、具体的にどんな部分だったか数えて下さい。
「そうだな……僕の父親についてのラインを書いている時かな。このアルバムには、全体を通して僕の家族についての描写がたくさん出てくるんだけど、時々胸が苦しくなったりしたね。タイトルや、そういったフレーズに引用されているのは、妻との会話や、何年も前の僕の家族との対話だったりするんだ。まあ、中にはテレビの中の���話からとったものもあるけど(笑)。僕は、基本的に、そういう具体的な会話を引用するのが好きなんだ。政治的なメッセージ性のあるタイトルなんて付けたくないからね。僕は本を読まないからさ。知識なんかよりも、もっと自分のイマジネーションや、頭の中にあるもの、感覚的なものを大切にしたいと思ってるんだ。とにかく、家族のことを曲にするのは、いつでも苦痛を伴う作業なんだ。でも、そこにこそ僕のエモーショナルな部分がいちばん生かされているとも思うし、ポップ·レコードに、もっと深い感情を与えてくれる存在でもあるんだよ。それに、父親や、祖父や、先祖の思い出は僕に残された遺産だと思うんだ。で、その遺産を僕も残していきたいと思ってる。そう、運命みたいなものだね。それに自分なりに折り合いを付けていくのは、エキサイティングなことでもあるんだ」
●実は、この作品を聴いて、かつてあなたがあなたのお父さんについて語った素晴しい言葉を思い出したんです。「自分はごく平凡なとても素晴しい人をひとり知っている。君達にはなんの意味も持たないかも知れないけど、僕にとってはとても大切な人だった。その人はとても幸福な当たり前の人生を生きて死んだんだ」って言葉を。
「ああ、そうなんだ……うん……彼はね、そう、とても平凡な人だった。ごくごく当たり前の人生を送っていたよ。人生を通して、何か特別なことをしたわけじゃない。9時から9時まで退屈な場所で働いて、夜は毎晩テレビを観て、お金の工面をして、ごくまともな死に方をしたんだ。特別に楽しいことがあったわけじゃないんだろうけど、月明りの頃……死の直前にはそれなりに残りの人生をエンジョイして死んでいったと思うよ。その父の思い出がレコードをリリースすることによって公になってしまうのは、僕にとってちょっと哀しいことでもあった。でも、それと同時に、彼の思い出を公にすることによって、僕自身の存在を証明出来たような気がするんだよ。僕自身がここに居る、その事実と理由をね。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくはない。そんな思いを彼の思い出がサポートしてくれるのさ。そう、父はとても博識で、機転が利いていて、ウィットに溢れた人だった。でも、誰も声を大にして、彼にいい仕事にありつく機会を教えてはやれなかったんだ。君や、僕のようないい仕事にね。まあ、これって世代的な問題でもあるし、それだけのことなのかもしれないけどね」
●うん。でも、このアルバムさえあれば、あなたは彼の遺志を継いだ、素晴しい息子だという証明が出来ますよ。
「(笑)そうだね。父がそう思ってくれることを願うよ」
●先行シングルの“ステイ”は、どこかお父さんに捧げられた部分もあるんじゃないかと思ったんだけど。
「いや…… 。特にそういうわけじゃないんだ。でも、もしかしたら、潜在的にそんな思いもあったのかもしれないね。正直なところ、どういうふうに君に説明したらいいのか分からないんだけど。この曲は、『変化』について歌われたものなんだ。僕は、人が他人に『君は変わるべきだ』『君はもっと先に進まなくちゃいけない』なんて言ってるのを見ると、イラついてしまうんだ。だって、言われた方は、彼らが変わらなくちゃいけないことも、彼らが本当に先に進みたいと思っていることも、ちゃんと分かってる。それと同時に、そのことがどんなに難しいことかも分かっているんだから。でも、一日の終わりには、必ず『やっぱり自分は変わらなくちゃいけない』って思うんだ。それって、すごく絶望的な光景だと思うんだよね。変化の過程というのは、いつでも恐怖や失望を伴うものだし、違う場所に到達するのって、フラストレーションに常に苛まれるシチュエーションなんだよ。感情的にも不安定で、すごく傷つくことなんだ。実は、この曲のフレーズは、ちょうど僕がレコーディングに入る前に知人の女の子に言われた言葉でさ。彼女は僕が先に進まなくちゃいけないことも分かってるのに、僕にそんな風にばかり言ってて…おまけに、自分は進もうとしなかった。自分も前進しなきゃいけない、って分かってるのにさ。このことは、“ステイ”の前の曲 …なんだっけ、アルバムの9曲目」
●え~っと “ユー·ハヴ·ゴット·ホワット·イット・テイクス”ですね。
「その曲も、このことについて歌われたものなんだ」
●そうなんだ。なるほど。じゃあ、アルバム·タイトルにもなっている『ピープル·ムーヴ·オン』というタイトルは、そうしたあなたの人生における変化に対する認識が現われたものなんでしょうか?
「これも、もともとは毎日の対話の中から出てきたフレーズなんだ。でも、ちょっと違うのは、これは自分自身の対話というところなんだよ。『何でこんなことが起こるんだろう?』、『何でこんなことが自分の身に起こったりするんだろう?』という問いかけから生まれたものなんだ。自分の頭の中に渦巻いている、人生そのものに対する問いかけだね。このフレーズが最初に閃いた時、僕はウェストエンド(ロンドン中心街)で新聞を売ってたんだ。何年も前の話さ。で、人がただ、流れていく。流れていく。流れていく。土曜日の夜で、みんなはクラブに繰り出すために、流れていたんだ。僕は、それをじっと観察してた。自分勝手に彼らを批評してたわけさ。クラブへ向かう時にはお洒落して、皆すごくスマートに決めてるだろ? でも、帰りには口紅は剥げてるし、髪の毛はめちゃめちゃだし、あられもない格好になっていたりするんだ(笑)。そういう流れ行く人の立ち居振る舞いを、批評することだって出来るし、それを経験の一つとして自分に取り込むことも出来るんだ。そういうのって、ただの行きずりの人についても、大切な人についてもそれは同じことだと思うんだ。過去に一緒にプレイしたことのあるミュージシャンだって、一緒に仕事をしたことのある人だって、関係を持ったことのある人だって同じことさ。僕の中には、他人は自分の中を通りすぎて行く存在に過ぎないという思いがどこかにあるのかもしれない。勿論、その中には僕を救済してくれる人も、僕のイマジネーションをかきたててくれる人もいる。2度と会わない人もいる。「ピープル·ムーヴ·オン」というのは、人が自分の中を流れていく、まるで旅するように来ては去っていくシチュエーションをイメージさせるフレーズだと思うよ。このレコードも、そんな旅のようなものなんだ。色々な人や、色々な経験がこのレコードを通り抜けていくのさ」
●なるほど。で、このアルバム全編には「許し」が漂っていると思うんですよ。あなた自身、このアルバムを作ることで、憎しみや怒りという感情から解放されて、とっても清々しい気分になっ��んじゃないですか?
「いや、どうだろ……最初から『許し』があったというよりも、先に『評価/判定』があって、その結果から君はそう感じたんじゃないかな。勿論、ネガティヴな評価の場合もあるよ。で、そういう人間関係を自分の経験則として蓄積することが出来るんだ。そういうことだと思う。そう、それと『ビーブル·ムーヴ·オン』というタイトルには、もう一つ別の意味があるんだ。それは、『頼むぜ!動いていこうよ!』ってことなんだ(笑)。『進んでいこう、イマジネーションを最大限に使って、音楽に関する知識をうんと生かして、動いていこう、進んでいこう!』ってことなんだ。まあ、つまりは、レコードを作ろう、ってことなんだけど(笑)。スピリチュアライズドやレディオヘッドといったバンドは、それを本当に上手にやってのけたと思うよ。彼らはこの国の音楽的な財産にきちんと敬意を払いながら、全く同じことをやるということに、プレッシャーを感じてる。違和感を感じてるんだ。『お、これいいね!頂戴しよう』って上手く過去の音楽スタイルを取り入れながら、最新型のオリジナルを創り出しちゃうんだからね!すごく革新的だよ。こういうのを、アート·ワークって言うんだと思う。いろんな人から影響を受けて、それで今度は自分達がリスナーやオーディエンスに影響を与えてる。動き続けているのさ」
●うんうん。じゃあ、あと少しだけ。“ユー·ライト·ザ·ファイア"の穏やかなムードというのは、あなたの家庭のムードそのものの反映なんでしょうか?
「いや、というよりは、これは今現在の僕自身の状態についての曲なんだ。父が死んでから数年の間、僕は兄弟達と全然連絡を取り合っていなかった。でも、ちょうどアルバムの最後の曲のヴォーカル·トラックを録っていた時なんだけど、兄弟が僕をスタジオに訪ねて来てくれてさ。なんだかすっかり歳とっちゃったみたいに見えたけど、もうとても嬉しくてさ。つまり、レコーディングが一区切りついたところで兄弟が激励に来てくれたんだよ。その時っていうのが、すごく暖かな気分だったんだ。その後も、僕にも子供が出来て、兄弟にも子供が出来て、母が孫を見に来てくれて、良い時期が続いてる。すごく暖かくて、素敵な、ポジティヴな時間が続いていることを歌っているのさ」
●うんうん。でね、ちょっと気になったのは、このアルバムを聴く限り、あなたってちょっとジェラシーが強すぎる男性なんじゃないかな?って。
「ジェラシー?いや、僕としてはそんなことないと思うけどな。良く分からないな、その質問は」
●OK。じゃあ、ここ数年のあなたの活動を見て、最もやきもきしていたのは、あなたのワイフなんじゃないかと思ったんだけどーー。
「え、どういうこと?彼女が僕の音楽活動を気に入ってなかったってこと? それとも、全然働いてないことを怒ってたかってこと?」
●違う違う!だって、ここ数年、音楽活動の面であなたは色々と紆余曲折してたじゃない?
「ああ、分かった。そういうことか。うん、僕の奥さんはね、すっごく���敵な女性なんだよ。アハハハ。いやいや、とにかく、音楽のことに限らず、色々心配はかけてると思うな。僕は結構肝心なことを言わなかったりするもんだから、彼女はそれをどうにか理解して、問題を解決しようと努力してくれてるんだ」
●じゃあ、“ユー·ジャスト·ノウ”は、彼女との関係の中から生まれた曲なんでしょうか?
「そう、僕は彼女のことを何でも知りたがるからね、まるで子供みたいに(笑)。というより、彼女が僕を理解してるのかどうかを知りたがってしまうんだ。ほら、子供って何でも根掘り葉掘り訊きたがるだろ?『どうしてそんなこと知ってんの?それってどういうこと』ってさ。小さい時には誰でも、『なんで今夜サンタクロースが来るなんて判るのさ?』って両親につっこんで、困らせたりするじゃない。もちろん親はそれには答えられないんだけどね(笑)」
●でも、それって、あなたがジェラシーの強い人だってことも関係してるんじゃない?
「ああ。なるほど。それは良い見解だね(笑)。そうか。そうなのかも。ハハハ」
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ichinichi-okure · 2 years ago
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2023.11.15wed_tokyo
♯予定 11:00 ギター 16:00 Alison
+0.2kg (最近増加傾向。またファスティングする?)目標は-0.5kg~1kgをキープ
めざまし占い5位
♯今日のタスク ・昭和資料集め ・メール返信 ・図面レイアウトデザイン ・バッグの仕様書 ・LINE漫画リスト ・メルマガDMデザイン
♯今日の服 ネイビーのコーデュロイのパンツ オペラ座の怪人のトレーナー オレンジの靴下
♯K あと30分 少し早く寝る 最近は毎日1時間目から学校に行っているからそれはOK 安定してるが、最近少し不貞腐れる頻度が増えてきた。また波が来るか? 前歯が抜けてハロウィンのカボチャみたいな顔
♯飯 昼 ちゃんぽん野菜フォー 夜 カルボナーラ、オニオンスープ、ブロッコリーと鶏肉炒め
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
薄いブラウンのボーダーのトレーナー 深緑のパンツ(膝の穴をピンクの刺繍糸で縫ってる) 靴下はいつも足をピコっと上に上げて(やって)のポーズ
着替るのも 本当は全部自分でできるはずだけど 「ピコじゃないんだよ」って言いながらも可愛いなと思ってる。 私と一緒で寒いのが苦手だから、グレーのハイソックスをパンツインさせてやった。
マスタードイエローのダウンを着て、ポケットに手を突っ込んで コッペパンみたいな茶色いつま先が丸い靴を履いて、パパと学校に行った背中を見送る。
今日はギターの日。
今やってる課題曲はスピッツのロビンソン そこそこ弾けるようになった。ストロークに強弱をつける課題 アルペジオは何度練習しても上手くならない。 プリングオフはできるようになってきた、ハンマリングオンは音が出ない 弟のギターだけど、弟より上手くなってた。 次の課題曲は”いとしのエリー” アルペジオで演奏。すごい難しそう でも、名曲は名曲の理由があるなと思った。
Cadd 9のコードが好き
ライブをいつかやりたいけどすごく緊張しそうで中々チャレンジできそうない。 いつも聴いてるJwave から羊文学の声。若さと���ンドっていいな
AlisonとのLesson 初めまして 音楽の話ができそうと思った。おばちゃん聞きやすい発音 単語力 課題 Encourageってなに 初めてだからか会話のキャッチボールが少し乗らなかった もう一回彼女にチャレンジしてみようかな…
ギターと英語は続けたい!
数日前から、朝と夜がめちゃ寒い お気に入りのおろしたてのピンクのダウン めっちゃあったかいしモフモフしてて可愛い 今日はブラウンのビーニーをかぶってお迎えに行った。
夕飯はパパが作ってくれるような流れ。(気まぐれ) カルボナーラらしい レシピ通りにやらないとやりたくないそう やってくれるだけマシか
っていうか、飯は当番制にしたのに、いつの間にか私の仕事になっている。 ご飯を作るのは嫌いじゃないけど、できるなら毎日はやりたくない。 考えるのがめんどくさいんだ
カルボナーラが少しダマになっていたけどあっさりしていて美味しかった。  カルボは難しいけど、上出来 「これはマジで大変」それは私に言ってる?いつもありがとうの意味? 「週1でいい」週6はどうするの? 食べ終わった後に洗い物とか本当にストレス それを軽減してくれた食器洗い機に、本当に毎日感謝の気持ちでいっぱいになる。
ご飯は作ってくれたから、お風呂は私 新しく買ったキュレルの洗顔がすごくいい 最近の肌荒れの原因はビオレのせいかも→明日捨てる Youtubeを取り上げられて不貞腐ながら入ってきた彼に 明日すごく早く起きるのはどう?と交渉 「今見たいんだよ」今を生きている彼の気持ちはわかる 自分の中で気持ちを整理しながら、折り合いをつけている様子に成長を感じる。
あの人との付き合いをどうしようかな 考えたいわけじゃないけど、ふとした時に浮かんでくるのは何故だろう 自分以外の他人をそういう人なんだと受けいれる それでいいんじゃない?ってできる人とできない人がいるのはなぜだろう?
タスクを半分はクリアできたけど、半分はペンディングの毎日。 ちょっと寝てから残りをやろうと思って、朝まで寝落ちする 夢に小学校の時の親友みっちゃんが出てきた。 元気してるかな。
明日へ続く…
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-プロフィール- 半井梨佳 39 東京・杉並区 フリーランス(PR/Design/Connector/Director) チョコレートのPRとか、デザインとか、なんでもやってます。 屋号: hoops gallery / bdama Founder🟡@hoops_gallery PR🍫@marouchocolate.jp @theoandphilo.jp Direction👜@typebag_info
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morserbremen2023 · 2 years ago
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Morser 来日直前インタビューその2
Q あなたの故郷ブレーメンについて聞きたいな。音楽だけでなく、その地域が文化的、地理的にどのようなものか、地元のパンクシーンやメタルシーンがどのように生まれたのかにも興味があります。
A 俺はブレーメンよりも少し外れたところで生まれ育ってるから、ブレーメンのシーンがどう成長していったかわからないな。他のメンバーの方がいいかも。ブレーメンは小さな街で東京ほどエキサイティングではないよ
注 ここでギターのスヴェンに追加で情報もらったので掲載
Sven(以下S)日本お皆さんこんにちはSvenスヴェンです。
私は1975年にブレーメンの北100kmのかなり小さな町で生まれました。なので、本当の意味でのブレーメン人ではありません。地元の学校を卒業し、CivilService公民役務(多分兵役とかそんな感じの義務労務)を終えた後、法律を学ぼうと考えました。実際にはハンブルクに行きたかったのだけど、1995年の終わりにブレーメンで勉強する場所を手に入れました。その頃に私の故郷でのコンサートで、当時CarolとSystralのシンガーであったBjornに会いました。当時、私自身は"Metoke"という、もっとプログレッシブなハードコアバンドでベースを弾いていました。
80年代のブレーメンにはパンクシーンというものがなく、実質的には90年代のAcmeが最初のハードコアバンドということになると思います。もっと年上の人たちのことはわかりませんが。少なくともハンブルグやベルリンとは違いますね。
Q それがすごく奇妙に聞こえるんだよね。日本ではずっと歴史が途切れず地元の先駆者も名前が残っていて、そしてドイツは80年代から多くのハードコアバンドが活動していた国だから。
S 私は今、48歳ですが、初めてAcmeのシングルを聞いたときのことを覚えています。私が以前に聞いたことのない音でSlayerみたいで、私をかなり驚かせました。でも、そのAcme自体はMörserには深い影響を与えませんでした。私たちは最も重いものでありたかったし、Slayerっぽいリフはそれほど多くはありませんでした。;) ブレーメンでは、90年代に多くの人間が参加するハードコアシーンが出来上がっていました。Carol、Systral、Acmeを通じて、Bremen Coreと自称して地元らしさが生まれました。ブレーメンには他のバンドもありましたが、私は個人的に彼らはそれほど大きな存在感はなかったと思う。数年間、私はSystralでギターを弾いていました。その結果、アルバム「Black Smoker」が生まれました。80年代の終わりや90年代の初頭にブレーメンのハードコアシーンで何が起きていたのか?私は本当に何も貢献してないし、ほとんど知らないんです。正直に言うと私はメタルヘッズでした。
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Q アンドレはAcmeのベースとルームシェアしてた時期あるんだよね?あと、君がRusty Jamesに在籍していたという話と、SvenがAcmeに在籍していたという噂があるんだけど、それは間違いなんだよね?
A うん、Acmeのベースとはルームシェアしてた時期があるのは事実だよ。でもRusty Jamesには在籍してないし、SvenもAcmeにいたことはない。
Q じゃあどのようにパンクやメタルに入っていったかを聞かせてよ。これ結構面白くて聞いていくの好きなんだ
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A 私は1976年にブレーメンで生まれましたが、ブレーメンの少し外で育ってるんだよ。姉がメタル音楽が好きで、私が自分自身で初めて購入したレコードアルバムはAnthraxのAmong The Livingだった。そこからハードコアに傾倒するようになって、Gorilla Biscuits、Insted、No for an Answer、Man is a Bastard、Spazzなどのバンドを聴くようになって、いくつかのバンドでドラムを演奏するようになったんだ。
最初のバンドはWorld Abortionと言ってハードコア、パンク、エクスペリメンタルミュージックを乱暴にミックスしたバンド。2つ目のバンドはLinesと言って、Chorus of Disapproval、Project X、Gorilla Biscuitsなどのカバーとオリジナルの曲を演奏するハードコアバンドだった。
で当時Carolというバンドでギターを弾いていたAndy Lehmannから電話があって、私がドラムを演奏できると聞いたので、Carolに参加しないかと誘われました。それが私のブレーメンハードコアシーンとの遭遇。で、解散した後にCarol、Systral、Metoke、Minionなどのメンバーと一緒にバンドMörserを結成したという流れなんだよね。
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S 私もブレーメンに来てSystral以降も音楽を作りたいと言ったので、Morserの最初のリハーサルでベースを弾くことになりました。それを10-12年間やって、私の最初に学んだ楽器であるギターに切り替えました。それからもMörserはうまくいってると思います。
Q いい歴史!
A でもそれは14歳の頃で、ストレートエッジのことも知らなければメッセージなんて何も聞いてなかった。俺にはストレートエッジの友達がいて、彼からたくさん教えてもらった。JanAlbinって言ってDiscogsで最も評価の高いセラーの一人でクッソコレクター。今回のMörserのアルバムも彼のAssault Recordsから出ている。またコミックショップも運営しているようなオタク。
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solitude-klang · 1 year ago
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Event Live 火炎瓶 @川崎 CLUB CITTA'
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OA含めて18時半開演だとばかり思い込んでいて間に合わずw FORBIDDEN観れてないですが
鋲さんがこれから色んなとこぶち込んでくから
来いよ
って言ってるとこだけ観た
今日のチッタも思ったより人いっぱい
荷物を預けてフロアに戻ると今年何度も聴いたBGM
①VIRGE
バンドが拡大するタイミングでメンズ動員さんが増えるのあるあるだと思ってるんだけど気合い入ったギャ男さん達の野太い麺コが場を盛り上げていて始まる前からかなり良いムード
とにかくお客さんの声がデカいVIRGE
遼さんが現れ氷のような冷やかな眼差しでフロアを見渡すとお立ち台へ
悲鳴歌い出し3秒でカリスマ性が爆発する歌声と声量 さらにパワーアップしたのでは
新しいベースの方が加入されたので注目したい気持ちはあるんだけどどうしても遼さんに持ってかれる 良くも悪しくもメンバーチェンジ耐性凄い
今日はドラムセットがツーバス バスドラのヘッドにカラーのイラストが入ってる
私が知らない間に出ている新曲達が3曲?挟まれたけど帰ったらすぐ聴かなきゃと思えるヴァージュらしさだった
折り畳みと同時に入るフロアの声とメンバーを呼び叫ぶ声がとてもトッパーと思えない盛り上がりでゾワゾワ ものすごくデカいバンドを見ている気分
ラスト 空に落ちる蛍はサビで遼さんジャンプジャンプとフロアを煽る
最後の"この命を抱いてくれ"を歌っている最中に楽器隊が捌け1人残された遼さんがお立ち台に足を畳んで座り 繰り返す 度々自分の胸をゴツンとマイクで殴る鈍い音を挟みながら
シーンと鎮まり返った会場に響く独唱を最後に幕が閉じた
幕の向こうでコドンと何かが落ちる音がすると
大きな歓声と拍手が沸き起こる
この終わり方何度か観たけどまた鳥肌(笑)
今日のヴァージュかなり良かった
②Chanty
楽器隊板付きで開幕
演奏をバックにステージへ出てきた芥さんが後ろを向いて合図をするとドラムが2打
こちらを向いてマイクの方へ来てから振り返り再び2打 そして2打
火炎瓶 はじめま~す 居場所教えてください と手を挙げさせて1曲目アイシーへと繋ぐ
冤罪ブルースでは下手の方で芥さんと野中さんが向き合って野中さんに声出しをさせる場面も
曲中でテンポが変わると気付いてから聴く冤罪かっこよかったなぁ
でも次の曲 レインドット 初めて聴いたけどなんですかこれはめちゃいいじゃないか
竿帯のコーラスに芥さんのボーカルが入ってく所すごく良かったしそこのドラムもかっこいい もう1回聴きたい サブスクにないからいよいよ音源買うしか
レインドットの途中で芥さん上着を脱いで芥さん二の腕(`⊙ω⊙´)カッ!!
お馴染みの不機嫌 マイクスタンドごと上手下手に移動して歌う芥スタイル 演劇観てるみたいに感じるのはこんな細かなパフォーマンスのせいなのかも
ラストは芥さんがギターを持っておやすみ
間奏部分メンバーのシルエットだけを照らす照明が幻想的で綺麗だった
全員でアウトロを演奏しながら閉幕
③THE MADNA
どの曲だったかな sweet dreamと極彩色かな
ザアザアと同じ進行方向向いて走るタイプのモッシュができてた
無音板付き開幕 白縁サングラスにジャージ姿でお立ち台に立っている涼太さんが喋り出して1曲目 sweet dream
感動さえ誘うコーラスの曲なのに下手を見れば朋さんw目の周りを黒で塗り潰し額に線2本 アオダイショウ(蛇)みたいなのを身体に纏っていてギャグみたいなヴィジュアルなのにずっと見てるとかっこよく見えてくるのはあの顔面だからとしか言いようがない
2023年 楽しかったー?
それは 俺たち タイムリーの漢たちのおかげと言っていいか?
V系って知ってるに負けてらんねぇぞまじで…
これからもずっとこうやって行こうな いいか?
時間なくても割と喋る涼太さん
ラスト極彩色
太嘉志ちゃんのお立ち台にちょこんと腰掛け背中を預ける涼太さんに 太嘉志ちゃんがぼよーんぼよーんておしりで攻撃してて涼太さん歌いながら笑ってた(かわいいしかない世界)
捌ける時にいつもゆっくりみんなに顔を見せてくれる理緒さん 飲み干したペットボトルをお立ち台から投げるその飛距離たるやさすがドラマー
④ザアザア
幕が開くと同時にベースを掻き毟る零夜さんの背中が見えたんだけど何その衣装
今日何着てるのそれ
上手側からフェードインしてきたチェックのジャケットは春さん え え
新衣装??????????
何の衣装なのそれ(混乱)
いつものマイクで叫び散らかすあの表情だけど何も聞こえてこない
マイク入ってない? スタッフさんに知らせるためか袖に向かって中指を立てたりしてしばらく闘った後マイクスタンドごと蹴り飛ばした(笑)
そうこうしてる間にセンターに一葵さんがいてザアザア 発表があります
12月3日 ザアザア10周年 Zepp新宿でライブやります
待ってぇ~~~
一旦待ってぇ~…
唐突の新衣装だわマイク入ってないわ色々ありすぎて脳の処理が追いつかないぜ…
なんだって?
https://x.com/xaaxaa_official/status/1740708778516025474?s=46&t=uhUsDFLEfL0OfgvCYi4Eog
ちょっと後で考えるわ
バッドスタート
零夜さんのベースは今日も白 いにしえのイエローハウス感満載でチェッカーズ味も覚える新鮮な姿を追うのに必死であっという間に終わってしまった
起きてるー?ねてんのー?寝てんのかー?っていうからスリーパーかと思えば
全員左寄れ
攻撃的な左寄せw 今日はフロアへ降りずに蜘蛛の糸
まだセトリ出てないから全部書くと忘年会しよーぜー アル中
私の名前をちゃんと呼んでよ 一旦演奏が止まり一葵さんの泣き叫び嗚咽するパフォーマンスに呼吸が止まった 怖くなるほど物語に入っていくからイベントライブの中のほんの1曲でも映画観た後みたいに影響されてしまう
この後少しMC 上手袖からアレが出てきた(アコギ)
ラストと言って演奏されたのは雪時計 あーー
あーーーーもうなんていうか来年も全部行きます(あっさり)
お時間あとどのくらい残ってますかー?
袖から「あと2分40秒残ってます」
感電、けがのおそれがあります。
演奏始まってしばらくして時間来たら幕閉めちゃってください
最初の走らされる所でほんとに幕が閉まりはじめて(笑)(笑)右往左往するフロアを残し閉幕
一葵さんだけ幕の前に少し残ってたけど演奏が止まると楽しかった ありがとって手を振って幕の中に消えて行きました
演奏しながら幕が閉まるとか何本見てもレポのネタが耐えない
⑤RAZOR
SEを取り定番のメンバー登場
大きなバンドロゴフラッグをバックに
ドラムセットがゴールドのグリッター仕様でRAZORらしい
タイムリーで最も頭が狂っているのはやはりどう考えても猟牙氏 サイドバックのブロンドヘアにグラサンでステージへ
KNOT INVISIBLEで準備運動させGRAVITY EMOTIONへ 初めて聴いたけど近年のRAZORらしい綺麗で激しいかっこいい曲だった
すぐさまグラサンを外し ペットボトルの水を頭から被り手ぐしで髪をオールバックに
ドラム台から黒いハットを拾って被ると
今日の出演バンドを紹介(VIRGE忘れててお客さんからVIRGE…VIRGEって言われて)VIRGEの話始めたけど忘れてたわけじゃなくてって言い訳してた
LIQUID VAIN が聴けるとは…!ブレイクダウンのとこのドラム 哲也さん以上の音では聴けないだろうと思ってたけどNIKKYさん華もあるし技術もあるしすごいねーw めっちゃかっこよかったぁ
続いて瓦礫 猟牙さんの歌唱力も上がってる気がした いい曲
俺たちの ラブソングがあるんですけど と 真ん中割れろのジェスチャー !!!!!!
埋葬
これほどバンギャの欲求を叶えてくれる曲はないぐらい暴れ方が最高
WoDのあとのもみくちゃモッシュが大好物なのでめちゃくちゃ発散できた(フロアに降りてた猟牙氏もモッシュに混じってたw)
最近あんまり見ないけどみんなこのモッシュ取り入れてくれよw
埋葬終わったのにまた真ん中割れろのジェスチャーw そして再びフロアへ降りる猟牙氏
センターの床に仰向けに寝転んで楽しかったー!と言うと立ち上がり ロックな感じで歩いてってフロア下手側後方の扉から出てった(そっから帰るのか)
今日のセトリは一番好きだった時代のRAZORをもう一度観るような流れで燃えた
楽しかった~楽しかったよ~
ブログ書きたいよ~
でもまだ仕事納まってなくて多分明日も大晦日も4日も出勤するから書けないかも…
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ahjdaily · 2 years ago
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INTERVIEW: アルバート・ハモンドJrが語る人生の転機、ザ・ストロークスとフジロックの記憶 (Rolling Stone Japan)
Hiroko Shintani |2023/07/05 18:10
This interview is solely in Japanese. For an English-translated version of the website: click here Please note, the translation may not be not entirely accurate.
For archival purposes, full text is stored below.
ザ・ストロークス(The Strokes)のフジロック出演を前に、メンバーの中でもひと際ソロ活動に情熱を傾けてきたアルバート・ハモンドJr(Albert Hammond Jr.)が、5枚目のアルバム『Melodies On Hiatus』を送り出す。計19曲に及ぶダブル・アルバムにして、ラッパーのゴールドリンクを始めとする多数のゲストの参加など新しい試みを積み重ねた本作を、「自分の人生そのもの」と位置付ける彼。輝かしいメロディが生きた時間の重みを颯爽と運ぶ、そんな会心作のメイキングを辿りつつ、ザ・ストロークスのレガシーについてもフランクに語ってくれた。
溢れるメロディ、新たな試み
―前作『Francis Trouble』を2018年に発表してからの5年間に、世界はパンデミックに見舞われる一方、あなた自身にも色んなことが起きました。父親になり、そして生まれ故郷のLAに戻ったんですよね。
アルバート:そうなんだよ。ただ『Melodies On Hiatus』には引っ越す前に着手していて、『Francis Trouble』とザ・ストロークスの『The New Abnormal』(2020年)を完成させると、すぐに新たな曲作りを始めた。そのセッションのためにニューヨークとLAの間を行ったり来たりした挙句に、2019年8月に正式に引っ越したんだ。それまで21年間ニューヨークで過ごしたわけだけど、思えば本当に忙しくて旅ばかりしていたんだよね。で、長いツアーを終えて都会の真ん中に帰ってきてもちっとも休養できないから、一時はニューヨーク州の北部の田舎に移り住んだ。実際、自然豊かな素晴らしい場所で、今もあの生活は懐かしいよ。ただ、空港から遠かったりしていいことばかりじゃないし、かといってマンハッタンに戻る気はさらさらなかった。マンハッタンで充分な広さの家を借りれるほどの金持ちじゃないから(笑)。で、ソロ活動に関してはマネージャーもバンドもみんなLA在住で、妻の友達も大勢いるし、こっちで過ごす時間がどんどん長くなって、生まれ故郷だからこそ今まで抵抗を感じていたのに、ここにきてエキサイティングに思えるようになったんだよ。大いに活力を与えてくれる場所だし、ライフスタイルもしっくりくる。俺は体を動かしたりするのが大好きだから、そういう意味でもLAが合っているんだろうね。
―2019年に着手したとしたら、本作は完成まで随分時間がかかりましたが、当初からダブル・アルバムを想定していたんですか?
アルバート:いや、そういうわけじゃなくて、とにかく次から次へと曲が出来て、20曲のデモが手元に揃った時点でようやくストップした。まだインストの状態だったから、20曲分の歌詞をこれから書かなきゃいけないってことにふと気付いたんだ、「まずいぞ」ってね(笑)。ただ今回はデモのヴァイブがすごく良くて、「デモのままにするっていうのはどうかな」と思い付いた。デモを元にバンドとレコーディングし直すのではなく、逆にバンドを解体すると言うか。ドラムマシーンを使って、主にコリン・キラレア(前作にも参加したマルチ・インストゥルメンタリスト、今回もギターやベースを担当)とふたりでプレイした原型の状態に留めておいて。
―そうだったんですね。興味深いのは『Melodies On Hiatus』(メロディは休止中)というタイトルです。今まで以上に素晴らしいメロディに溢れたアルバムだけに、全くもって矛盾していますよ。
アルバート:うん、その通りだ(笑)。
―なんでまたこんなタイトルに?
アルバート:曲が全部完成する前に、かなり早い段階でタイトルを決めてしまったんだよ。良くも悪くも俺は直感で決断を下すタイプの人間で、「これはいいな」と感じたら即決する。あれこれ調べたり、考え込んだりするのは好きじゃない。で、ある日“melodies of hiatus”という言葉がふと頭に思い浮かんで、“カッコいいタイトルじゃん”って思った。誰かがしばらく姿を消していた、というようなイメージに惹かれたんだよ。それにさっきも言ったように、今回はアルバム制作のプロセスそのものを再考して、バンドの解体に取り組んでいたから、「従来の音楽作りの方法に別れを告げるにはピッタリかもしれない」と思った。
でも、うん、今となってはバカげたタイトルだと自分でもわかってる(笑)。だって、メロディこそは俺がハマっているドラッグであり、メロディとリズムとハーモニーをどうバランス良く絡み合わせるかっていうことを追求し���けているわけだからね。例えば、ジャムでカッコいい音を鳴らすバンドを観ているのは楽しいんだけど、これでもか!ってテンション満々に圧しまくるのなら、どこかでそのテンションを緩めて解放してくれないと、聞き続けるのが辛くなる。俺の場合、テンションとリリースの反復を追い求めているところがあるんだ。だからこそメロディを諦めちゃったかのような印象を与えるタイトルにするなんて、笑える話だよね。俺の魂が休暇を取ってどこかに行ってしまったみたいな(笑)。
コラボレーションの収穫
―他方で、もうひとつぜひ伺いたかったのが、共作者のシンガーソングライター、サイモン・ウィルコックスのことです。全面的に共作者を迎えるのは初めてですが、今までの歌詞の出来に不満があったんですか?
アルバート:そんなことはないよ。共作は過去にもやっているし、今回はやっぱり曲数が多過ぎて、歌詞を書く段になって途方に暮れていた。そもそも俺にとって歌詞の優先順序は低くて、音と言葉が合致するのが理想ではあるけど、音こそ自分に響く部分なんだよ。若い頃からそうだった。音楽を聴いていて、そのミュージシャンが何を歌っているのかってことにはあまり興味を抱かなかった。というか、完全に音と言葉が合致し���いる時は、ある意味で言葉を意識しない。音に溶け込んで流れていて、それって素晴らしいと思う。そしてじっくりと耳を傾けてみると、「へえ、面白いことを歌っているな」と驚かされたりするんだよ。だから歌詞は重要だし、軽んじているわけじゃない。俺の強みは別のところにあるというだけ。タイトルとか、決め手になる1行を思い付いたりすることは自然にこなせる。例えば「Old Man」を書いた時は、最初にボイスメモでメロディを録音した時に、ふと“My old man”という言葉が口をついて出た。そういうのは得意なんだ。
ただ、20曲分の歌詞を書くとなると話は別で、当初は5〜6人の友人に声をかけて手分けして共作しようと企んだものの、うまく行かなかった。その後サイモンと出会って、自分はまさしくこういう人を求めていたんだと確信したよ。昔から共作された音楽を聴くのが好きで、クリエイティブなことは何でもコラボレーションによって成立すると考えていたしね。サイモンみたいに、俺が言いたいことを深いレベルで理解して、自分とは対照的な立場からバランスをとってくれる人と巡り合えて、本当にうれしかった。
―具体的にはどんな風に作業を進めたんですか?
アルバート:さっき「Old Man」を例に説明したように、俺はデモを作る時に、必ず適当な言葉を口ずさんでいるんだよ。その状態でサイモンに聞いてもらった。だから言うなれば、自分自身を非常に粗削りな形で彼女に提示したわけだ。そしてふたりで長い時間をかけてじっくり話して、サイモンはその会話を踏まえて、デモに載っている言葉の周囲に独自の世界を構築して��れた。これらの曲を聴いていると、彼女が僕に向かって語り掛けているかのような気分になる。すごく興味深いよ。
―そして、作詞の作業を他人に委ねたにもかかわらず、結果的には「自分の人生そのもの」と評するくらいにパーソナルなアルバムになったわけですね。
アルバート:うん。このアルバムって、子どもの時にキンクスのベスト盤を聴いていた感覚に重なるんだ。60年代後半から70年代を経て80年代にかけてのバンドの歩みを辿っていて、その間に起きる変化がすごく好きなんだよね。それとどこか近いものがあるように感じる。自分が今までに聴いてきた様々な音楽を網羅しているというか。じゃあ果たしてそれを意図していたのかと問われれば、俺にはわからない。
何かをクリエイトしている時、楽器をプレイして曲を形作っていく時には、色んな段階を踏むよね。例えばひとつの小さなアイデアを直感を頼りに膨らませていく最初の段階では、とにかくこう、砂場に飛び込むようにして遊びまくるのが得策なんだ。バカげたことを試したら、たまたまクールなものが生まれて、それがさらにシリアスなものへ進化するかもしれない。あれこれ手を尽くして、自分をビックリさせるようなことをやろうとするものだし、そこに計画性はない。俺はいつも曲を書いてボイスメモに録り貯めていて、中にはいい出来の曲も、まあまあの出来の曲もある。そして数カ月経った頃にまとめて聴き直して、「これは可能性がありそうだ」と感じる曲を絞り込んで、手を加えるんだよ。結局いじり過ぎてフランケンシュタインみたいな代物になることもあるけど、とにかくマッド・サイエンティスト的に、自分が何をやっているのかわからないまま精一杯取り組むしかないし、最終的にどこに辿り着くのかわからないんだよ。
―じゃあ、ふたりで書いた歌詞の中で、一番心に刺さったものを選んでもらうというのは難し過ぎるでしょうか?
アルバート:そりゃ大変だ。今歌詞を手元に用意するよ……えっと、まず「100‐99」の“I’m not safe/ I’ve made mistakes I would again/ In spite of what it cost me(俺は安泰じゃない/過ちを繰り返してきたし今後も繰り返すだろう/多くを犠牲にしたというのに)”はまさに、俺の人生の物語そのものだ。だから聴くたびに突き刺さるものがある。それに、ごくシンプルな1行がぐっとくるんだよね。例えば「Libertude」の“I’ve been alone for such a long time(長いあいだ俺は独りぼっちだった)”だったりね。言葉だけを切り取るとどうってことないかもしれないけど、メロディを伴った時にどんな印象を与えるか、曲のどのタイミングにその言葉が配置されているか、その言葉が何を解き放つのか、そういった条件によって意味合いが変わって、すごくパワフルになる。あと、「False Alarm」の“We’ve both been shadows down the well(ふたりは井戸の奥底にある影だった)”も好きだし、「Never Stop」でサイモンが作り上げた物語も最高だよ。当初そのアイデアを聞かされて「なんだそりゃ」って思ったけど、好きに書いてもらった歌詞を読んだら、予想していたものと全く違って「最高じゃん!」と思った。
それから、レインズフォードことレイニー・クオリーがボーカルを担当した「Alright Tomorrow」は、声域が足りないから絶対に自分では歌えないとわかっていながら書いた曲でね。だからこそ、ララバイみたいな内容の歌詞を彼女が歌ってくれるのを聴いていて、すごく心に沁みた。“明日になればなんとかなる”と、まるで俺に言い聞かせているみたいで。以前から、“何があろうと構わない、明日になればなんとかなる”と言ってみたかったけど、自分ではなかなか書けなかったんだよ。ほかにもあちこちに、話しかけられているかのように感じる言葉があって、サイモンがそう意図したのかどうか分からないけど、「Darlin’」の““I needed you to be the edge I hold onto/ Cause its far to fall, when I been feeling small(お前には俺が掴まれる崖っぷちになってほしかった/自信を失っている時は深い場所まで落ちてしまうから)”もそうだね。歌詞を書き終えるまで実際に会うこともしなかったし、初めてコラボしたというのに、不思議な話だよ。クリエイティブな意味で、お互いを必要としていた時期に知り合う機会に恵まれたんだろうな。次は、ふたりでほかのアーティストに曲を提供しようっていう話もあるし、ここにきてまたひとつ、素晴らしい人間関係が俺の人生に加わったよ。
ザ・ストロークスのレガシーへの想い
―ゲストについても気になる名前が並んでいますが、特に豪華なのが「Thoughtful Distress」であなたが集めた、世代をクロスオーバーするスーパーグループです。80年代に数々の名曲にフィーチャーされた名ギタリストのスティーヴ・スティーヴンス、アークティック・モンキーズのマット・ヘルダーズ、最近はパニック!アット・ザ・ディスコやインキュバスでプレイしている辣腕ベーシストのニコール・ロウが参加していますね。
アルバート:本当にクールなメンツだよね。こういったことは得てして、オーガニックに実現するんだ。そもそも「Thoughtful Distress」は前作のために作った曲のひとつで、なんで復活させようと思ったのか自分でもよくわからない(笑)。ただすごく気に入っている箇所があったから、逆に気に入らない箇所をカットしてみたら、残った芯の部分は捨てたもんじゃなかった。それでタイラー・パークフォード(ミニ・マンションズのキーボード奏者兼シンガー)と一緒に改めて肉付けしたんだ。で、どういうわけか、この曲はデモっぽくするんじゃなくてバンド形態でレコーディングしようと決めて、仲がいいマットに声をかけて、すでにほかの曲に参加してもらってウマが合ったニコールにも参加してもらった。スティーヴがギターを弾いてくれた経緯の記憶は定かじゃないけど、Instagramでフォローし合っていて知り合った気がする。連絡してみたらぜひやりたいって言ってくれたよ。さすがに畏れ多い人だから、まずはニコールとマットを交えて方向性を固めてから、スタジオに来てもらったけど(笑)。
―アークティック・モンキーズは言うまでもなく、ザ・ストロークスにインスパイアされて結成された数多くのバンドの一組です。昨年発表の最新作『The Car』での「Star Treatment」でアレックス・ターナーは“I just wanted to be one of The Strokes”と歌ったりもしていますが、例えばラジオを聴いていて、「俺らに影響されたのかな?」と感じることは結構あるんじゃないですか?
アルバート:もちろんあるよ。「この曲聴いてみなよ、すごくザ・ストロークスっぽいから」って友達がよく教えてくれるし、それは最近始まったことじゃない。メンバーが集まる時にも、雑談をしていて「〇〇のあの曲聴いた?」って話になることが多いんだ。例えば去年はハリー・スタイルズの「As It Was」が話題に上って、「ドラムビートが『Hard To Explain』にそっくりだよね」ってみんなで話していたっけ。「ザ・ストロークスの曲をポップ化したみたいな感じじゃない?」と。とはいえ俺は、マジになって自分たちがやってきたことを振り返って感慨に浸るようなタイプの人間じゃないし、そういう曲を聴くとただ笑えるっていうか。それにアークティック・モンキーズに関しては単純に素晴らしいバンドだし、彼らが音楽をやりたいと思ったきっかけに、何らかの形で俺らが寄与したのであれば本当にうれしい。「あー。ちょっと待った、俺たちを引き合いに出すなよー」って言いたくなるバンドじゃなくて、アークティック・モンキーズで良かったよ(笑)。
―そして7月にはフジロックのヘッドライナーとして、ザ・ストロークスで日本に戻ってきてくれますね。ソロとしても2018年に出演していますが、過去のフジ体験を振り返って、何か印象に残っていることはありますか?
アルバート:ソロで行った時のほうが思い出が鮮明だと言ったら誤解を招くかもしれないけど、やっぱりザ・ストロークスは前回の2006年もヘッドライナーだったから、大勢で移動して、直前に会場に入って、プレイして、終わったらすぐ帰るという感じで、フェスそのものをあまり楽しめなかったんだ。唯一覚えているのは、ザ・ラカンターズが同じ日に出演して、ジャック・ホワイトとバッタリ会ったことかな。あれは楽しかったね。
その点、ソロの時はもっと余裕があって、苗場で一泊したんだよ。前日に行ってホテルに泊まって、翌朝から会場を歩き回って楽しんで、自分のライブをやって、ポスト・マローンと知り合って、ザ・ストロークスの大ファンだと聞かされたよ(笑)。だからと言って、ソロで行くほうがいいというわけじゃないんだ。バンドでも等しくエキサイティングだし、そもそも日本に行くこと、日本でプレイすることは大好きだから、毎回うれしくてたまらない。今回も俺は早めに行って、2〜3日ゆっくり日本で過ごすつもりだから、すごく楽しみにしているよ。
―ザ・ストロークスの新作についても伺っておきたいんですが、リック・ルービンが、昨年コスタリカでセッションを行なったことを明かしました。その後進捗はありましたか?
アルバート:えっと、その���については、何か隠してると思われかねないけど、現時点ではリックの発言にプラスできることは無いかな。
―わかりました。ちなみにザ・ストロークスのデビュー作『Is This It』のリリース20周年にあたる2021年頃から、盛んにあの時代を回顧する論評なんかが見られましたよね。ギターロックの最後の黄金時代と見做す人も多いようですが、当事者のあなたから見て理想化され過ぎていると感じますか?
アルバート:うーん、そもそも人間って、過去に起きたことは全て理想化しちゃうものだよね。過去はすなわち自分の青春時代であって、人々が言ってることが「理想化」に該当するのか、実際に素晴らしい時代だったのか、俺には何とも言えないな。みんなそれぞれ違う体験をしているから。それに人間は誰しも、20歳の自分に戻りたいと思うものだろ?「こんなことをやったな」「あんなこともやったな」と懐かしむのは無理もないことだし。
そして俺自身、もちろん時代の真っ只中にいた記憶はある。でも、バンド活動をするなら今のほうが遥かに状況はいいと思うよ。俺らが活動を始めた頃のシーンは最悪だったからね。ゴミ溜めみたいな海を泳いで、そこら中に浮いてるクソをかき分けながら必死になって水面に浮かび上がったんだ(笑)。全然楽しいとかクールとかっていうものじゃなかったし、今のほうがずっとカッコいいロックバンドが多い。そして聴き手も、アーティストたちとすごく緊密なコネクションを確立できているよね。それって昔はなかったことだし、今と違うからこそ昔を懐かしむのかもしれない。20年後にはきっと、今の時代を理想化しているんだろうね(笑)。
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fujihara-org · 9 days ago
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逢のうた[from Argonavis]の話
僕らにできること Live goes on! 僕らの method(やりかた)で Sing like this! 
こんにちは、藤原です〜!昨日はおサボりでした。失礼しました。急に暑くなって夏みたいになるとバテちゃうのでね、程々に頼みますよ。お天気さん。 紹介するなら夏っぽい曲の方がいいのかな〜気分上がるしな〜ということで、私渾身の夏セットリストで季節を表現していきます。本日はこちらの紹介です〜!
youtube
夏という言葉はこの曲には入っていないのですが、それでももしこの曲がかかるドラマがあってこの曲が挿入されるシーンがあるとするなら、夏の放課後の部活のシーンとか、夏祭りの特設ステージで演奏するシーンとか、仲間割れしていたチームが一つになる初めての夏の発表会だとか、そんな雰囲気だと思うんです。なので、この曲は夏っぽい曲!!(暴論) いやでも実際そんなもんじゃないかな〜とも思うんですよ。明確に夏というキーワードがなくてもなんとなく夏っぽい疾走感や爽やかさを演出していたり、歌詞の中に夏に関するキーワードを入れ込んでいたり、何かが起こりそうな感じがあったり、そういう気配を私たちは曲の中に見ていてなんとなく季節を分類しているんじゃないかと思うんです。日本では伝統的に4月から学校が始まるところも多く、そうなると起承転結を1年で当てはめたときに「承」の部分は夏がはまりますし、甲子園や夏季オリンピックなんかのイメージもあってスポーツにおいては勝負の夏というイメージも強いですね。文化祭の前哨戦もそうかもしれませんし、夏フェスなんてものもあるくらいイベントも目白押しでこの季節特有の早足の感じは独特な感覚だと思います。そういう感覚が曲の中にあると夏っぽいな〜と思います。余談ですけど、あくまで夏っぽいだけで、個人的に夏曲とはまた別ですけどね!夏曲は夏のキーワードが入ってる「っぽい」ではない完全な夏の曲なので! 実際の季節で言うとちゃんと年の1/4くらい…最近の異常気象でいうと1/3くらいが夏ですし、そんな駆け足〜という感じでもなんですけどね。なんでなんでしょう。でも良く考えると欧米ではこの時期大きめの休暇の時期なんですよね。地中海でバカンス、なんて話も聞きますし、秋から新学期なんでしたっけ。そうすると時間の流れはゆっくりそうですよね。場所と文化でこんなにも時間のイメージが違うとは、という感じもします。
横道にずれてしまいました。本題のArgonavis、というグループについてですが、こちらは「from ARGONAVIS」プロジェクトから生まれた看板…というかむしろはじまりのユニットですね。from ARGONAVISというもの自体はBanG Dream!(バンドリ)というブシロード系のマルチメディアミックスコンテンツの派生プロジェクトでして。バンドリは女の子がバンド活動をしていくコンテンツなんですが、それに対してfrom ARGONAVISは男性キャラクタでバンド活動をしていく���いうコンテンツでした。でした…というのは、2024年10月にアプリゲームがサービス終了しまして、2025年内でプロジェクトの無期限休止が決まっているからです。詳しくは公式サイトをどうぞ。 私はコンテンツにどっぷりだったわけではないんですが、例においてというか、曲の確認はしていました。いろいろバンドの種類があって楽しかったのもあると思います。王道のバンド、ハード系、ヴィジュアル系、ブラスバンド付与系、地元に根付いてるバンド、電子サウンド/EDM系、レジェンド系などなど種類が結構あったので手広くやってるな〜という感じで思っていました。それから、単純にバンドリの系統ということで演者の方々が演奏までするのは大変そうだなと思ってましたね。やっぱり本職じゃないことって人に見せてお金取れるようになるまでにするのって大変ですよ。練習とかもあるし。あと、小笠原くんは歌上手いな〜って思ってました。難しい曲ばっか歌ってるって印象です。
対して、始まりのバンドである「Argonavis」について、この曲が一番好きなんですよ。ボーカルの伊藤さんの伸びやかな歌声と、シンプルなバンド構成、前向きでありながらちょっとだけセンチメンタルな感じが三位一体になってると本当に感じます。歌の良さを判断するときに、上手いとか下手といった印象もももちろんあるんですけど、それ以上にこの曲に関しては伊藤さんの歌声がいい!ってことだと思います。悲しいわけじゃないんですけど前に進むためにこういうことあるよね、みたいなニュアンスがすごく伝わってくる曲で好きなんです。ボーイズバンドらしいハイトーンだけでなくきちんと低音の部分もあり、緩急も効いたボーカルのコントロールも素晴らしいです。 あとこの曲に関しては本当に歌詞がフレーズやリズムにぴったりとはまっているように感じて、すごく聴きやすいんです。以上でもなく以下でもなく、これが正解!という感じ。歌詞をかみしめるように歌ってるようなところがあってその部分がとても好きなんですよ。メンタル弱々だったときはそこで必ず泣いてました。曲全体としても終盤への盛り上がりも良いな〜と思いますし、王道の曲構成も安心して聴けます。各楽器(ギター・ベース・ドラム・キーボード)の音がはっきり聞こえるのも好印象です。まさに王道ボーイズバンド!という安定感。本当に個人的な偏見でいうと、バンドの教科書があるなら教科書の片隅にでも載ってもいいんじゃないかって思うくらい、バントの定番曲なんじゃないかって思ってます。
2025年は多くコンテンツ稼働が予想されている「from ARGONAVIS」。この曲はもちろんですが、もっと注目が集まって少しでも多くの人の心に残ってくれるといいなぁと思います。それだけの力がある楽曲も多いと思いますので!そして、この楽曲もどこかで披露されますように。何よりも、最後まで全演者さんが揃って安全に駆け抜けられるように、お祈り申し上げます。
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atrathink · 12 days ago
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愛ばっかりの愛おしい日(meiyo ONE-MAN LIVE「POP IDEA」@Live House Pangea 2024.12.8)
Twitterに書ききれない激重な気持ちを、いつもなぐり打ちするのがここです。
meiyo×侍文化の前に、去年のワンマンライブのときの気持ちを整理して残しておきます。
・夢じゃない、本物のmeiyoさん
いつも、眉まで隠れる重めの前髪に、丸眼鏡。大人しそうな印象を抱いていたmeiyoさんでしたが、ライブハウスの最前列で見たご本人は、爆イケおにいさんでした。
シルバーアクセサリーが似合う男の人って限られると思うんですけど、2連のネックレスと右手薬指のリングがとってもお似合い。おしゃれさんだ、、、
"街で声かけられたことない"なんてネタにしてるのが信じられないくらい、華のある、都会の人でした。
心斎橋のPangeaは、ステージと客席に親密感があって、広すぎず落ち着く良い雰囲気。その最前列ともなると、手でも伸ばせば、うっかり触れてしまいそうな距離で。
ライブが始まってからも現実味がなくて、夢を見てるかも、、、って思うほどでした。
その夢の中で印象的だったのが、meiyoさんがかけている眼鏡の、レンズの余白越しにステージの照明が光っていたこと。
そんな風にライブハウスの照明を見たのは初めてで、ああなんて贅沢なことだろう、とぼんやり思って。
でも、そのレンズが少しだけくすんでいるのが見えたとき、これは夢なんかじゃないんだと、我に返りました。
もし夢だったら、そのレンズは作り物みたいに完璧で透明なはずで、でもそうじゃないってことは、彼はそこに実在するんだ。
ってことは、ぼーっとしてる場合じゃないぞ自分!限られた時間のライブ、今を精一杯楽しむのだ!と言い聞かせたのでした。
・音楽やっててくれて良かった
ラジオでのゆるっとしたおしゃべりの印象とは裏腹に、ライブではとてもアグレッシブでかっこよかったです。
特に、曲中でだけ見せてくれる鋭い表情にたいへんドキドキしました。
普段、思慮深く優しいであろうmeiyoさんがこんな顔を見せるのは、きっとごくごく親しい人くらいなんじゃないだろうか。
他人には簡単に見せないであろう、そんな表情や感情を、楽曲の表現として選択して、私たちに見せてくれている。
誰目線だよって感じだけど、meiyoさんに音楽があって良かったし、音楽をやっていてくれて、私たちに届けてくれて、ありがとうって思いました。
meiyoさんを音楽家にしてくれた、meiyoさんに影響を与えた人たちにも感謝したいと、そんな風にも思いました。
そして、もちろん笑顔もたくさんで、meiyoさんが笑顔になるたび嬉しくて。
自分がパフォーマンスするだけでなく、お客さんと一体になって楽しむ姿が素敵で、楽しむ私たちを見てmeiyoさんがまた笑顔になって、そのたびにもっと笑ってほしいと願って。
なんて幸せな循環だろうと思って、おかげでライブの間はずっとあったかい気持ちでした。
・曲の感想その1:打ち込み→バンドのさじ加減、絶妙すぎ
meiyoさんのライブは初めてで、ライブ動画で予習はしてきたものの、自分がうまく楽しめるのか?という不安もまだあって。
でも、1曲目にピコピコサウンドの「うろちょろ」をmeiyoバンドでやってくれて、それがかっこよかったから、いける!と確信しました。
バンドのエネルギーが感じられるアレンジ。でもバンドサウンドに完全に落とし込むのではなく、同期で打ち込みの音も一部残していて、絶妙なハイブリッドサウンド。
どの音がこの曲をこの曲たらしめているのか。楽曲のキモになる部分も、バンド編成に変換することで逆に見えてくるんだなあと思ったり。
自身で作曲して、楽曲の全体を把握し、アレンジしているから、こだわりを持って再構築することもできるのでしょう。
いやあ、すごいお人ですよ、、、
・曲の感想その2:いつまであるか
楽しくて、楽曲のキメもバチバチでかっこよくて、ビートに乗って踊るようにライブに参加した私。
そんな中で、「いつまであるか」は他の曲とは違うものを感じて、身じろぎできずにじっと立ち尽くしていました。
人は本当に感動すると無表情になるとか言うけど、それに似た感じ。いや、他の曲でも感動してましたけどね。
聴き手としての役割に徹して、じっと音を浴びていたい曲。
目の前にいるこのバンドの熱にあてられていたい。憧れていたい。この曲に込められたメッセージを、精一杯受け取りたい。
とにかくその演奏がかっこよくて、この曲をライブハウスで聴く、という体験に大きな意味があったと思いました。
・曲の感想その3:そのほかいろいろ
あとがき:meiyoさんの歌と、それに寄り添うギターの伴奏がやさしくて。その丁寧な音を余すことなく感じたくて、目を閉じて聴いていました。 目の前のご本人を見ずにいるなんて、贅沢すぎる楽しみ方。バチが当たりそう。
ココロ、オドルほうで。:ライブ映えする、かなーり楽しいアゲ曲。最後のサビ前で「跳べる?跳んじゃう?」って感じの笑顔で誘ってくれて、みんなでジャンプした瞬間はたいへんハッピーで最高でした。
レインボー:良い女〜良い男〜で指さししてくれるの楽しかったですね。いつかあそこで指さされてみたい。
STICKER!!!:ピタッとピタッと、で差し出されたハイタッチを目にして、ステージと客席の垣根を越えて、神が手を差し伸べられたのかと錯覚しました。 仮にも神と一般人の手が触れたりしたら、たぶん天変地異とか起こりそうだなと心配したので、控えめにエアハイタッチしました。楽しい。
・愛とアイデア
今回の愛にあふれたアイデアの数々は、きっとわがまま言わないと実現できなかったもの。
meiyoさんが大勢の中で我を通している姿はあんまり想像できないけど、でも、音楽をやっているときはわがままでいてほしい、なんて思っています。
meiyoさんの音楽への愛。
それを実現させる、バンドやスタッフのmeiyoさんへの愛。
それを受け取った、お客さんのmeiyoさんへの愛。
愛だらけの、素敵な空間だったなあ。
定型的なライブをするより、考えることも準備も多くて大変だったはず。手間暇かけて形にしてくれた愛、しっかり受け取りました。
そして、個人的に印象的だったエピソードを。
今回、meiyoさんへのファンレターを持参したのですが、物販購入の際にスタッフのお兄さんにお預けしたところ、少しの驚きと、なんだか自分のことみたいに嬉しそうな顔で「お預かりします」って受け取ってくださって。
ビジネスじゃない、愛がこもった反応で、こちらまで嬉しい気持ちでした。
・もうひとつのKANタービレ
他のアーティストの名前を出しても良いのか少し悩みもしますが、今回のライブはこの名前抜きでは語れないですよね。
KANさんがよその星に行ってからファンになった私は、少しでもその音楽に触れたいと、11月12日、KANタービレに参加するために横浜にいました。
そのときは、KANさんの楽曲、愛した仲間、KANバンドの音に触れて、そこにいないKANさんの存在を逆説的に、切ないほどに強く感じて。
今回のmeiyoさんのライブも、KANさんの存在を強く感じるものだったけど、KANタービレで生まれた感情とはまた違う気持ちになりました。
やたらとライブの所要時間を詳しく教えてくれること。
IDEAのコーラス部分を、ウイウイウイウ~ってみんなで歌えたこと。
2分という、休憩にしてはシビアなタイムテーブルをはさんでくること。
ベースの人がツッコミ担当であること。
っすか?で、バンドメンバーがよく仕込まれた振り付けを披露してくれること。
実は期待してた、全曲つなげ。
あとがき。
開演前から終演までのいろんな演出を見ながら、ここにも、ここにもKANさんがいるって、それがうれしくて。
KANさんを感じるたびに、おんなじ"好き"をmeiyoさんと共有していることがうれしくて。
私がもしKANさんのライブに行っていたら、こんな風に楽しい気持ちになっていたんだろうな。
全曲つなげって、こんなに反射神経が鍛えられるんだな。
一度も行けなかった、DVDを何度も繰り返し見ていたKANさんのライブを、部分的に追体験したような気持ちになりました。
そしてお客さんの中にはもちろん、KANさんのファンでない人もいたわけですが、そういう人も置いてけぼりにしない、ちょうどいい愛。
meiyoさんは、つのまいささん(赤い公園)の音楽を"誰も仲間外れにしない"と表現していたけど、それと同じように"誰も仲間外れにしない"ライブだったと思います。
誰もが楽しめて、お客さんみんなが自分のためのライブだったと感じられる、まさに大衆的でポップなアイデアが詰まっていました。
オマージュ元であるKANさんもきっと、同じような考え方でライブを作っていたんじゃないかと思っています。
・音楽家
歌手とかシンガーソングライターではなく、「音楽家」という肩書きがぴったりの人だと、ライブを見て改めて思いました。
歌は音楽を表現するためのパーツのひとつであって、楽器の音や打ち込みの音と同等に、自分の歌も音楽の一部として位置付けている、という印象。
歌っているときも、広い視点で音楽をとらえている感じがします。
私はKANさんにも同じ印象を受けていて、音楽に対する姿勢が似ているのも、好きの理由のひとつかもしれないな。
ライブのセットリストには他アーティストへの提供曲のセルフカバーもあって(まぁいっか!の振り付きパフォーマンス、キュートでした!)、カメレオン的な楽曲の幅広さに驚いたり、これからどんな音楽に出会わせてくれるんだろうと楽しみになったりもしました。
・これからも
私がmeiyoさんと出会ったのは、2024年の3月。
その年の12月にはワンマンライブに行くって、私にしてはものすごいスピード感の出来事でした。
最近は、ピンときたときはできるだけ直感のままに行動することにしていて、今回も私の直感大正解。
こういう日に出会えるから、ライブハウスに行くのだ(もちろん、周りに迷惑かけないように下準備は必要ですが)。
これからもっとすごい音楽家になって、もうこんなに近くでは見られなくなっていくんだろうな。
これからも追い続けたいと思った、そんな日だったのでした。
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chichiboku · 2 months ago
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4月23日(水)実施:
映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会オフィシャルレポート
大御所ズラリ! 寺尾聰さん、16年ぶり主演映画で唯一無二のチームワークに自信! 「こんなに素敵な仲間と一緒に映画が作れたのがこの上無い喜び」
息子役・松坂桃李さんも“夢のような時間”と語る撮影裏側など 豪華キャストが満員の観客を前に本作の魅力を語る!
映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会 概要
■日付:4月23日(水) ■登壇者:寺尾 聰さん、松坂桃李さん、松坂慶子さん、佐藤栞里さん、副島淳さん、三宅裕司さん、石倉三郎さん、齋藤飛鳥さん
寺尾 聰さんの16年ぶりの映画主演作ということに加え、豪華キャストの集結や音楽と家族の絆が織りなす心温まる作品の雰囲気など、情報解禁時からSNS上でも注目度の高かった本作の完成披露試写会がついに開催!この日初めて観客にお披露目となった。
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待ちに待った大勢のファンの歓声の中登場したのは寺尾聰さん、松坂桃李さん、佐藤栞里さん、副島淳さん、齋藤飛鳥さん、三宅裕司さん、石倉三郎さん、松坂慶子さんの8名の作品を彩るキャストたち。 寺尾さんは「心を込めて作った映画です。と、よくみんな言うんですけども、本当に心を込めて作った映画なんです。特にこの映画は、このチームワークです。こんなに素敵な仲間と一緒に映画が作れたのがこの上無い喜びです。」と、隣にならぶキャスト一同を見渡し晴れやかな表情をみせ「あとひと月でスタートです。よろしくお願いします。」と丁寧にお辞儀をした。
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息子の雄太役を演じた松坂桃李さんも寺尾さんに続き笑顔を見せ「寺尾さんもいま仰ったように、本当にこのチームワークで、愛情を込めて作りました」と力強くコメント。三宅さんは、撮影現場で佐藤さんが三宅さんのサンダルを履き違えてしまったエピソードを明かして会場に笑いを誘い「その辺から雰囲気が温かくなりました。寺尾さんと石倉さんを中心にまあいい雰囲気で、待ち時間もいろんな話をしました。」と先ほどから触れられる“チームワーク”の良さについて明かし��。石倉さんは「この映画は文学です。見事なものでございます。」と簡潔に自信を見せ、その理由として「私も映画が好きでこの世界に入りましたけれども、この映画くらい涙腺が緩んだことはありません。寺尾聰もすごいんですよ。彼でなかったらこの映画が成り立たなかった理由もすごくよくわかります。」とこれから映画を観る観客にアピールした。
本作はイギリスで起きた奇跡の実話をもとに描かれた作品。出演オファーが来た際や脚本を読んだときの感想を問われた松坂桃李さんは「この作品が扱っているテーマというものが他人ごとではないと思いました。老いや病気みたいなものは人それぞれ、満遍なくやってくるものだと思いましたし、それをこの登場人物の親子が、軽やかに受け止めて、前向きにそして色んな可能性を秘めながら希望につなげていくという、その姿に心を打たれて、この作品に参加させてもらう意義というものを強く感じました。そして何より、寺尾さんとご一緒出来るのであればやらせていただきます!という気持ちでした。」と、出演を決めた当時の思いを振り返ると、そんな熱烈な告白を受けた寺尾さんも「僕はいつもシナリオを読む前にまず一番最初に、どなたが中心になって、どなたの映画になるのか?を聞くんです。その時に『松坂桃李さんです。』と名前を聞いて、だったらちょっと前向きに考えようかなというのが一番最初のスタートでした。年を重ねてきますと疲れも多くなるので、出来るだけ楽しい、芝居をしていてとてもいい気持ちになれる俳優さんと仕事をしたいなと思うのです。松坂桃李と親子が出来る、そして松坂慶子さんと夫婦が出来る。最高の俳優たちに囲まれてこの映画が出来たのが非常に嬉しく思います。」と、松坂桃李さん同様に、決め手の一つは今回家族を演じる松坂桃李と松坂慶子さんだったことを明かした。 その言葉を聞いた桃李さんは「勿体ないお言葉です。」と恐縮しきりの表情を見せながらも「寺尾さんとは何年も前に、寺尾さんが主演の作品に少しだけ参加させていただいた瞬間がありまして、そしていつかはちゃんと共演したい、がっつりとご一緒したいという思いが自分の中でありました。今回親子役ということ形でそれが実現できたのが何よりも嬉しくて、夢のような時間でした」と充実した撮影を振り返った。
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同じく寺尾から熱い信頼を寄せられた松坂慶子さんも二人との共演を楽しんだと言い「脚本を読んで自分で想像するんですけど、実際にそのシーンの撮影になると『こういうな間なんだ』『こういう風に自然に』と、演じていて感じることがとてもある。すごく楽しかったです」と明かすと、寺尾さんは「本当にいい家族です」と、改めて三人で作り上げた家族の雰囲気に自信を覗かせた。
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また寺尾さんや松坂桃李さん、そして三宅さん・石倉さんとも共演シーンの多かった佐藤さんは、「本当に毎日が楽しい現場で、友達が増えたなと思えてとても嬉しいです」と現場を振り返りつつ「私自身本当に大切な、大好きな作品になったので、今日からその思いを共有できる日になるんだと思うとすごく嬉しいです。」と笑顔を見せた。そんな佐藤さんと夫婦でバーを営むダニエル役の副島さんは錚々たる役者陣に加わることに緊張をしていたことを明かし「この世界に自分が参加させてもらえるというのが本当に光栄でした。初日はド緊張で迎えたのですが、皆さんが温かく迎えてくださって本当に素晴らしいチームだなと。桃李さんが話しかけてくださったり、寺尾さんもシーンとは関係ない話でも盛り上げてくださって、本当に裏でもそのままというか。シーンで演じているそのままの温かさが繰り広げられていたので、一日一日が僕の財産になりました。」と尊敬と感謝を込めて撮影を懐かしんだ。
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オファーを受けた際、既にほかのキャストが決定していたという齋藤さんは「絶対に参加したいと思える、本当に素敵な皆さんが集まっていらっしゃったので、早く完成した作品が見たい!という気持ちで撮影に参加していました」とコメント。
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そして寺尾さん演じる哲太の元バンドメンバーで寺尾さんの歌唱シーンにも参加した三宅さんは「僕は本当に音楽大好きですから。この作品は親子愛や夫婦愛もありますが、そこにこんなにうまく音楽が関わっているという本はなかなかない。そういう意味では寺尾さんしかいないんじゃないかなと台本を読んだときに思いました」と語り、寺尾さん自身のライブにも何度もゲスト出演するほどの仲である石倉さんも「寺尾聰のバンドそのものでしたよ」とそのシーンに太鼓判を押す。そして監督が観客役のエキストラに特に指示を出さなかったようだとの裏話も明かし「エキストラの人たちは幸せだったでしょうね。寺尾聰のライブをずっと観れるんですから。臨場感があって観客もだんだん乗ってくるんですよ」と注目のライブシーンについて明かした。そして車内で隣に座り誰よりも近くで寺尾さんの歌を聞いていた松坂桃李さんは「本当に贅沢な時間でしたね。特等席でした!」と力説すると、それに応え「デュエットが本当に楽しかったのよ~!」と当時を思い出したのか本当に楽しそうな表情を浮かべた寺尾さん。松坂桃李さんはデュエットで歌う曲を全て覚えて撮影に臨んでいたというエピソードを明かし、暴露された松坂桃李さんは「覚えていきますよ!それはもちろん!」とタジタジになりながら、ここでも和やかで息ぴったりな親子の空気感を滲ませた。
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最後に、公開を心待ちにしている観客やファンに向けて、寺尾さんと松坂桃李さんから思いのこもったメッセージが贈られた。 息子・雄太を演じた松坂桃李さんは、「ようやく皆さんにお届けできるというのが本当に嬉しくて仕方ないです。どう受け取るかは皆様次第なので、あとは皆様の感想でこの映画は完成すると思っていますので、感じたまま皆様の言葉で、たくさん感想の言葉を届けてくれると嬉しいです」と熱いメッセージを届け、寺尾さんは「楽しんで観ていただけたらなと。げらげら笑うところもあるだろうし、ちょっときゅんと来るところもあるだろうし、その全部をひっくるめて楽しんでいただけたらと思っております。ぜひよろしくお願いします」と作品に込めた想いを語った。余韻に包まれながら、イベントは大きな拍手とともに幕を閉じた。
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スクリーンに映し出される“父と僕”の感動の物語に、多くの期待と共感が集まっている。映画は5月23日(金)に全国の劇場で公開!本作の続報に是非ご期待ください。
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kaneninarananesaki · 4 months ago
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2週目の資源ごみの日 後編
前編
続きから始める。
青森に行ったり、爆風バーベキューしたり、ハゼを釣ったり釣らなかったりした。
思い返してもよかったね青森、今度は八戸とか行きたいね。八戸はあんまり雪が降らないらしいね。津軽はちょっと遠いものね。
amazarashiは2010年1月にニコニコ動画で「光、再考」を聴いたのが出会い、もう途轍もないものに巡り合ってしまったと直感して夜にも関わらず家を飛び出したのを今でも覚えている。
東京のライブも大体行ってる。「この街で生きている」の追加公演は恵比寿のちっちゃいライブハウスで、こちらの反応から逃げるような、吐き捨てるようにさっさと終えるMC、「青森の片田舎のろくでもない人間の、ろくでもないたわごとに付き合ってくれてありがとう」と言ってたのを今でもよく覚えている。
千分の一夜、世界分岐二〇一六、新言語秩序など、楽曲の没入感を格段に上げる物語演出は思い出深い、特に世界分岐二〇一六ツアーの東京中野の追加公演はそれまでのツアーのセトリを組み替えることで全く異なる中野追加公演のみで行われた演出が「ライブに行ったら荒廃した未来の地球の人類最後の一人からのメッセージを受け取ってしまった」というような物語が挿入され、「深夜にテレビを点けたら古いSF映画がやっていて見ていたところ実はそれは未来の地球からの映像メッセージだった」という「古いSF映画」の通りの体験をするというもので、
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その最後にかかる曲が
まぁこんぐらい早口オタクになっちゃうくらい好きなバンドってことです。
三秋縋の新作を読んだり、空論道をしたりした。
わざわざタイトルを出した通り、「いたいのいたいの、とんでゆけ」と「三日間の幸福」がツートップで好きです。「嫌なことがあったらさ、一緒に逃げちゃおうよ」というようなマチョイズムに大いに欠けた愛情がたまらなく好きです。この選択を行使している間はどんなに傍から見て愚かな選択だったとしても無敵だよね。
なんか記事少ねーな、そんな時こそ空論道です。どうでもいい話をパン生地のように膨らませる時間は結構好き。たまに膨らまない時がある。たまにではなく、そこそこ膨らまない。だから膨らんだ時うれしいかもしれない。
ボウリングでカスみたいなスコアを叩き出したり、���作RPGをクリアしたりした。
メタファー面白かったねー。今思い返しても主人公とヒュルケンベルグとストロールとガリカの4人旅はバランスがいい、全員ベクトルの異なるバカで謎のバランスで立つジェンガの様な危うい魅力がある。チームワーク?そんなもん知らん、ストロールがなんとかするだろ。
根拠はないけどもうちょっとボウリングのスコアもなんとかできる気がする。あれから全くやってないけど。
しみじみとドリームオーダーの魅力を再確認したり、冬の様相が強くなるにつれ元気がなくなったりした。
おもろいゲームなんですよドリームオーダー。サイコロを振るところに射幸心をあおる何かがあるのかしょうもなく思えてしまうのか、しばらく離れてしまう気持ちもまたわかる。が、戻った人曰く「やっぱり面白いですね」となるあたりポテンシャルは高い。
全然今からでも始められる。むしろ球団限定ブースターの直前である今が始め時です。ちょっとだけ遊んでみるもよし、どっぷり漬かってしまうもよし、オープン戦も始まったしな。
なーーーーんかやる気出なかったり、忙しかったりした。
ほぼ日手帳の別注ゴジラ版、いまだに巻末付録が単位早見表じゃなくてゴジラ年表なのダメージある。1年間仕事で使う予定の手帳で遊びでねーんだと、遊び心ある手帳を選んでおきながら宣ってしまう。
トワイライトウォリアーズを見ただろうか。何故見ていないんだ。いいから龍捲風を見に行ってくれ。ああ龍捲風、理想の上司、俺たちの兄貴龍捲風。
モキュメンタリ―ホラーを嗜んだり、探偵ごっこに勤しんだりした。
なんとか調子を取り戻そうと努力をする、ということをしてる時点でいつもの調子は戻ってこない、なぜならいつもの調子ならいつもの調子を取り戻す努力などしないからだ。
元の形に拘るな、大事なものをポーンと上に投げてしまって身軽になった両の腕で新たな型を構築せよ。型の構築が終わったころに重力に従って落ちてきた大事なものをキャッチすればほらまた一歩進んだいつもの調子を構築できる。
不調時は大抵そんな意識でいます。眠らないといけないのに眠れない、それなら眠らなければいいじゃん、と思った途端に寝れるようなものです。これを意図的に起こしてコントロールするのです。地球の重力を最大限に生かし、自己を無意識の緊張から解き放つのです。お前最後の振り返りがこんなんでいいのか、そんなん言われたってこんなんなっちゃったんだからしょうがないでしょうが。
振り返れば結構ドリームオーダーを嗜んだ1年になりました。まさかここまでしっかりハマろうとは、まぁ発売当時からちょっと思っていましたが。
「ま、悪くなかったんじゃないの?2023年」で締めた2023年でしたが、2024年はじわっと試練の年でしたね。防戦一方といったところ。それならば2025年はオフェンスです。ガードの上からボコボコ殴ってきたダメージを空元気で振りかざして無双するような感じで、手始めに、ドンと、ね、アレをね。
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nakiselu · 5 months ago
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『UNKNOT』/『新しい明日へ』/PK BandWagon〜3マン編〜
ハロー、僕は元気じゃないまま、まだ生きてます。
UnLino 自主企画vol.1 UNKNOT
よすが また一つ、変な入り方をしてしまったバンドになるわけだが初ライブを観れる機会ってのはそうそうないから観に行ってしまった。 まあ初ライブと言っても身内の前を飛び出しての「対外的な」初ライブっていう事のようだが、幸か不幸か身内ノリの公演だったようなので僕のようなガチ他人のお金を払っての観客というのは極々数人だったのではないだろうか。演奏後の周囲の称賛では1曲目と4曲目を誉れとしてる声が多かったようだが個人的には2曲目と3曲目が結構好みだった。てか4曲とも全くの色違いでどんなバンドなのかイマイチ全容はつかめてない。だからか一気に好きになったとかではないけど今後も気にはしてってまたの機会があれば良いなって感じ。
終着点. こちらも上記同様ちょっと変な入り方というか、楽曲以前にバンドの存在を知ってしまったバンドで、いつかの機会を探ってたら上手い具合に来たって感じ。思ってたのとちょっと違って激しめ重めではあったけど、まあバンド名的には合ってるのかなと。もし回を重ねられたら慣れが良い方に作用するかもしれないなとも思った。
BOOT A PLANET 出演陣で唯一?身内ノリじゃない枠で呼ばれたバンドのようで、ポップさメロディアスさ的に最も好みで掘り出し物に遭えた感じがした。ただ今時のバンドって事で曲は配信のみみたい。
NikolaTesla 同じく楽曲以前にバンドの存在を知ってしまったバンドで、歴史上の人物名を背負ってはいるが共通点と言ったら電気関係って事くらいか?言ってしまえばドン・キホーテみたいなもので名称が強めに作用するなと。って事でキワモノな予感も持ってたが良くも悪くもスタンダード寄りのロックバンドでぞっこんこそせずともそれなりの好感曲があった。しかしせっかく観れたのに直後にメンバー脱退が発表されてしまい、現体制に思い入れとかがあったわけじゃないけど「間に合って良かった」って思ったりした。
UnLino この日の主催である初めて観聴きする知らないバンド、のはずだったがメンバーの一人を見た事あるというか・・・よく見かける観客だと思ってた人はミュージシャンでしたっていう偶にあるパターンで。ただ1周年で企画までやる割にはまだまだ粗削り感があるなと。ギターウルフみたいにそれをウリにせずにどんどん小慣れていってほしいななんて事を思った。
って事で身内色の非常に強い中で独り希少な観客してたのだが、客席で何度も見かけてる人がステージに居て、ステージを何度も観てる人が客席に居たりしてってのが複数案件あってなんかお腹いっぱいになった。
フロント分け男子 解散 ラスト企画 『新しい明日へ』対バン編
遠山サンドウィッチ 間に合ってない。らすてぃー氏曰く、ネタ系のコミカルバンドだったのかな?
茶封筒 どう考えても鬼才の集合体がコミカルな楽曲を演奏してるわけで、シリアスな曲をやったらどうなるんだろう・・・って気にしながら毎回その圧倒的な世界観にやられてる。しゃがみ回避不可だったのはきつかったけど時間的には短くて済んで良かった。
ウマシカて 主催バンドへの思い入れ仕様なのか演目が懐かしめで、おかげで2回連続でメランコリックを聴けて良かった。しかもフレーズが変わって?カッコ良さがアップしてた気がする。このカッコ良さをさらに深めるべく定番演目になると良いな・・・。
フロント分け男子 ラス前公演でメンバー加入で正式4人でラストを迎えるらしい。度々観れてたけどあっさり?解散してしまうんだなと。なんだかんだで活動終盤のこの機会にもう一度観れて良かった。そこまで思い入れ強かったわけじゃないから変に動揺せず、しっかり観て焼き付けられた気がする。
PK BandWagon〜3マン編〜
ChroniCloop 5年くらい前に立て続けに観てたんだけどその後機会無く、その間に全国デビューとか体制変更とかあってたけど久々に観れたら良い意味で変わってたなかったというか。独特なエレクトロ感が健在だった。
puff noide 良くも悪くもフロントマンのバンドだから前回観た時からメンバーも活動拠点も変わってるけどまた観れて良かった。最初に観てるの16年前とかだからな・・・そして同世代、なんならちょい下くらいだと思ってたんだけどちょい上だった・・・若々しいな。
pigstar 20年前とか観に行きだしてそこから結構コンスタントに観てて、15年近く前に解散して7年程前に再開したはずなのに開店休業状態になってもう駄目かと思ってた所に今回の再復活劇。これはもうたまらない感じだった。演目的にはドラム交代時代の楽曲中心でグライドも雨好きもまさかの選漏れ、Wアンコールが起こっても練習してないから無理という状況だったが、今回は継続活動宣言が出て、また夏にやるらしいから是非とも観れたい。そしてちょい上世代だと思ってたのだがちょい上じゃなくてそれなりに上だった・・・何という若々しさ・・・。
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heheyoubu · 5 months ago
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青春を君に
2023年4月7日
とあるミュージシャンの訃報が耳に届いた。
彼の名は三浦隆一
燻るわたしの青春に光を当ててくれた彼のことをいつでも思い出せるように、ここに過ぎ去りし思い出を書き残そうと思う。
まだ高校生という身分だったある日、お下がりの古いノートパソコンでyoutubeを開いて気になる邦ロックを片っ端から聞き込んでいたところにその曲は現れた。
空想委員会『難攻不落ガール』
耳障りのいい軽快なギターロックに乗せて可愛い女の子が駆け回り、放たれるは影からこっそり見つめる男の妄想が見え隠れする言葉の羅列。
簡単に言おう。衝撃だった。
くるりやナンバガを聞かずに邦ロックの道に足を踏み入れたわたしにとって、ロックとはそれこそ荒くれたというイメージしかなかった(彼がくるりに傾倒していたことは後に知った)。わたしはそれでもロックを愛していたけれども、そこに突如入ってきた、爽快さと青春へのある種の諦念と言える感情が共存する音楽に頭をぶち抜かれたのである。
何だこれは。
こんなロックバンドが存在していいのか。
腐るほどの時間を持て余した女子高生の行動力は凄まじかった。まだ当時インディーズバンドだった彼らの少ない動画を何度も見て、ひとつの結論に至った。
このバンドはこの思想を持って初めてここに存在しているんだ、と。
青春を持て余し、恋愛に対して卑屈な感情を持ち、大衆と一線を引くことで自分のプライドを保って生きてきた自分の共感者がここにいるんだと思った。
時間はあるが金のない女子高生は女子大生になり、軽音楽部に入部し、なけなしのお小遣いでタワーレコードに駆け込み、インディーズコーナーでついに彼らのペラペラのCDを手にした。もともと自分が好きなものを人は知らないということに優越感を覚えるタイプの卑屈な人間だったため、部活の中に同志がいないことに気付いた途端、心の中で高笑いをキメた。軽音楽部あるある「どのバンドが好きなの?(品定めタイム)」にもわたしが卒業するまで終ぞその名前が挙がることはなかった。
敬愛する先輩が「ライブには絶対行った方がいい」というので、ツアーで名古屋に来るタイミングを見計らって初めてライブというものに行った。もうどこだったかも覚えていないが小さな箱。空間が怖かったから後ろの端の方で見ているつもりだったのが、気が付いたら前から3列目、ボーカルとベースの間の位置に立っていた。フロントマンはこいつ本当にバンドマンか?どっかの公務員の間違いじゃないのか?と思うほどワイシャツとネクタイにメガネがよく似合う真面目そうな男。動画で見たままの風貌。三浦隆一その人であった。なぜかライブを進行するのにバインダーを片手にMCをしていた。ギタリストは動きのうるさい陽キャみたいなやつ。ベーシストは見た目も頭もゆるふわそうな草食系男子。ドラマーはめちゃくちゃ上手いけどデブのおっさん(事務所の社長)。改めて実物を見ると変なバンドだなあと思ったが、そんなことより初めて生で見るロックバンドの演奏や熱量に圧倒されて、よく分からないまま家に帰った。
バイトを始めた女子大生は自由に使えるお金が増えた。1回行ったら2回も10回も20回も変わらないだろうと言わんばかりにライブに足を運んだ。ツアーで名古屋に来る時は必ず。主催する対バンツアーを見るために神戸まで遠征したこともあった(この時の対バンはゲスの極み乙女とKEYTALKだった)。メジャーデビューが決まったときには東京に記念ライブを見に行き、赤坂のライブハウスでしこたま泣いた。ある昼前に起きた土曜日、京都の箱での当日券が余っていると知ったときにはその場で高速バスの予約を取って日帰りで参戦したりもした。部活の友達が好きなバンドとの対バンが東京であったときには、当日昼までの授業を終えた後一緒に名駅からの高速バスに乗り、ライブが終わってからその日の夜行バスで名古屋に帰ってきて大学の近くに住んでいる別の友達の家でシャワーを浴びさせてもらって次の日の授業に出る、なんてこともやった。完全にジャンキーだった。1年半続けたバイトを辞めて次のバイトを見つけないままライブに行き続けるものだから友達にはものすごく怒られた。彼らに関する思い出だけでもわたしの大学生生活の半分は占めている。歪であろうが精神衛生上止めることはできなかった。前述の先輩は「ここまでしろと言ったつもりはなかった」と笑っていた。でもそれだけ楽しいって思えたなら勧めてよかったよと言ってくれた。稼ぎがないことを心配した友達は自分のバイト先に強制的にわたしを紹介してくれた。都合のいいことをと思うかもしれないがこういう縁を作ってくれたのも空想委員会というバンドであった。
自分の好きなものの魅力を他の人間が知っていなくてもいいが好きなものは好きとして表現したかった。グッズのカバンを通学用にしていたしドキュメントケースにはこれでもかとステッカーを貼っていた。タオルやパーカー���缶バッジも実家に大切に保管している。彼が自分の意思を貫いて世に出てきてくれなければ、行動も考えも違う自分ができあがっていただろう。今の自分が誇れるかと聞かれれば間違ってもハイとは言えないが、あの経験だけはやりすぎと反省はしようとも後悔はしていない。
活動休止の知らせが出たとき、生活の変化や持ち前のメンヘラ具合からなかなか曲を聴くことができなかったが彼らの動向はずっと気にしていた。あんなに熱意を持って活動していたのにという些細な疑問はずっと胸にあったが、彼らが元気でいるならと見守るにとどめていた。いつだったか、インスタに写る彼が、以前大病を患ったときの父親と重なって見えた。嫌な予感がした。
数年経って、ネットニュースで彼の訃報を見た。
悲しかったが、やっぱりか、と思った。
思い出したくないことの方が多いけど、その中でも控えめに光り輝いていたわたしの青春のひとつが終わったと、そう思った。
↑ここまでは2023年に書いたやつ
↓ここからは2025年に入ってから書いたやつ
書いたことも忘れていた下書きが発掘されたので自分でも驚いているよ
大筋考えてることは一緒だけど書き口がちょっと違う気がするのは許してね
ふと思い出してSpotifyで「空想委員会」を検索した。
YoutubeでMVなんて見ようものなら号泣して何も考えられなくなってしまうからできなかったし、歌詞を見るのも感情にダイレクトアタックしすぎるのでできず、バックグラウンド再生にしてTwitter(何年経ってもこう呼ぶのをやめられない)を眺めながら聴いた。
心と体がままならなくて泣いてばかりいたハタチそこそこの自分と、無闇矢鱈と傷を負わないよう無意識にポジティブな打開策を打ち出そうとする30歳の自分が頭の中で綱引きを始めたが、あの鋭くも柔らかい唯一無二の歌声に貫かれて霧散した。
後悔や嫉妬や憧憬、それらを自分の内に受け入れて昇華した彼の心は果たして救われたんだろうか。少なくとも彼に救われた心はたくさんあるはずだ。かつてのわたしもそうだった。だからこそ彼にも救われていてほしいと思う。
もしかしたら若くして天に連れていかれたことが何よりもの救いなのかもしれない。現世では彼のことを本当の意味で救うことはできなかったのかもしれない。わたしは無宗教で無神論者の体をとっているが、そう考えてしまうことを許してほしい。
だって買い替えたばかりの安いイヤホンから聞こえる彼の声は記憶と違わず芯があり、優しく、それでいてどこか焦りを感じさせるような気がしたから。
だけど何回聴いてもこのバンドは奇跡だったなと確信する。この文章を読んだ人には本意は分からなくてもいいから一度だけ聞いてほしい。わたしのおすすめは学生時代にしぬほど聴いた『23:50』。どの曲も真っ直ぐさと危うさと小賢しさが共存する(めちゃくちゃ褒めてる)、キャッチーなのにクソほど難しいことやっててむかつく(褒めてる)大好きな大好きなバンドです。ドラムもベースも難しすぎてどうしても軽音部の追いコンでやりたいとは言い出せなかった、それだけは後悔しています。
それこそ昔は自分好きなものの価値は自分だけが分かっていればいいと思っていたけど、それはあらゆる方面に対する驕りだなあと最近は思うようになった。成長したんだな。
人は大学生くらいの時のことを基準にして生きるってどこかで見たことがある。 30歳になった今もわたしはあなたの思い出を忘れることなく生きています。ギターを弾くときの真剣な表情とオーディエンスにいたずらっぽくはにかむ顔がすごく好きだった。たまにはこうやって感傷に浸らせてください。今日もどこかであなたの青春を追求していてね。
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fhtmsa · 6 months ago
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11/30 LINE CUBE SHIBUYA ワンマン公演「TO BE BORN」
11/30に12人体制最後となるワンマンライブ「TO BE BORN」がLINE CUBE渋谷で開催された。
このライブを最後に2016年から活動を続けていたメンバーのテラシマユウカが脱退することが発表されており、全国各地から多くのファンが会場に足を運んだ。チケットはsold out。GANG PARDEの歴史に刻まれる大きな1歩の始まりだ。
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開演時間になり、ステージ上の射幕にはメンバーひとりひとりの紹介ムービーが映し出され大きな歓声が上がった。
生バンドの演奏と同時に新衣装に身を包んだメンバーが姿を現した。始まりは疾走感のある電子系ソング「Happy Lucky Kirakira Lucky」でスタート。約10年続くGANG PARADEの歴史の中で生バンドでのワンマンライブは初めての試みだった。会場は一気に盛り上がりを見せ、遊び人(ギャンパレのファンの名称)の声援も普段以上に大きく聞こえた。
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続けて「パショギラ」「don,t forget me not」ロックでボルテージを上昇させる楽曲を披露し、挨拶に移った。「ホールでのワンマンライブで遊び人も緊張してるんじゃないですか?」チャンベイビーの言葉に頬が緩むメンバーたち。その後、みんなの緊張をほぐすために考えたというTO BE BORN体操を実施。全員で体を動かし身も心もさらに温まった。
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生バンドならではのアレンジパフォーマンスも多く見られた。「シグナル」では「ノンちゃんー!」とメンバーのキャ・ノンの名前を叫ぶのがお決まりで、いつもより長い間を開け多くの遊び人が声を上げた。「Gangsta Vibes」ではメンバーがステージ上で激しく入れ代わるフォーメーションや、バンドの演奏に合わせた今日だけのスペシャルダンスを披露した。グループの振り付け担当であるキャン・GP・マイカは「バンドの力が1000以上ですが、この日のためにたくさん準備をしてきました。今日は今日しかないとよく言うけど本当の意味で今日しか見れないGANG PARADEを存分に楽しんで欲しいです。」と想いを明かした。
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↑キャ・ノン
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↑キャン・GP・マイカ
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ライブも後半戦。「pretty pretty good」のイントロが流れる中、ナルハワールドが今日までの気持ちを語った。「今日がとても楽しみな気持ちと、まだきてほしくない気持ちがありました。あなたがここに来てくれたこと、あなたが笑っていてくれること、それが何より幸せなんです。ギャンパレを好きで、会いに来てくれて本当にありがとう。まだまだ一緒に遊んでくれますか?」言葉と共に金色のテープが宙を舞った。金テープには12人のサインとメンバーがひとり一文字ずつ書いた「ROCKを止めるな!!」のワンフレーズ「この人生に意地と誇りを!!!!!!!!!!!!」が刻まれていた。
続いて披露されたのは「BREAKING THE ROAD」激しく腕を振り上げ、ステージを駆け回るメンバー達。常に全力で最高のパフォーマンスを遊び人に届けてくれる彼女達の姿に胸を打たれた。
キラ・メイが「まだまだ足りない。あと5時間はやりたい。」と笑顔で話すと、ミキ、ココが「お前できるのかよ笑」「やめとけ笑」と言い放ち、いつも通りのギャンパレのたわいのない会話に会場は笑いに包まれた。
「楽しみだからこそ終わってほしくないから、来てほしくないような、いち早くお見せしたいような色々な気持ちと共に今日を迎えました。全国各地から来てくださったみなさんのおかげで今日をこうして迎えられたと思います。本当にありがとうございます。」涙を堪えながら気持ちを伝えたユイ・ガ・ドクソン。今にも溢れ出しそうな涙を隣にいた同期のココ・パーティン・ココが拭う。脱退するユウカと同期の2人は今日という日にかける想いが強くあったのだろう。
「今日ここにいてくれるあなた1人1人が違う人生を歩む中で、しんどかったり、折れちゃいそうな時に、ふと思い出して、照らしてくれる光みたいな瞬間に今日がなれていてら、そんな皆さんの居場所に遊び場がなれていたら嬉しいです。まだまだたくさん見たことのない様な瞬間を遊び人と作っていきたいんですけど、これからも一緒にいてくれますか?」というドクソンの投げかけに、大きな声援と拍手が沸き起こった。
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↑ユイ・ガ・ドクソン
アンコールが起こり「Priority」を披露したあと、テラシマユウカの最後の挨拶を行った。
「アンコールありがとうございます。今日で私、テラシマユウカはGANG PARADEを脱退します。気付けば8年もの長い時間、WACKで活動してきました。幸せな生活の中で、誰よりも一緒に時間を過ごして、誰よりもいろんな感情を分かち合ってきたメンバー、遊び人のみんなと築いた絆は、私にとってかけがえのない宝物です。きっとこんな特別な存在はほかでは作れないだろうし、でもこれが最初で最後でいいって。この特別な存在をずっと抱きしめて生きていきたいと思います。みんな、GANG PARADEに出会ってくれて本当にどうもありがとうございます。いろんな経験してきたことがもうこれからなくなる。そう思ったら、自分で決めた道ではあるけど、すごくやっぱり寂しいです。でもこの幸せが過去になっても、みんなからもらった愛を思い出す度に心があったかくなるやろうなって思うし、これからのGANG PARADEの活動を見て、その力強さにいつだって勇気付けられるんだろうなって。そう思ったら、前を向いて、自分の足で歩いていけます。みんなのこと、本当に頼もしいし、尊敬してて、私の生涯の誇りです。本当にみんなのこと心から大好きです。みんなからもらった愛が枯れることはないけど、私からみんなへの愛も枯れることはありません。自分のすべてをかけた8年間。もう青春でもなくて、これが私の生活で、人生そのものでした。8年間、愛しい日々を本当にありがとうございました!」
多くのファンが涙し、彼女のアイドルである最後の姿を目に焼き付けていた。8年という長い間アイドルでいてくれて、私たちに音楽を、言葉を届けてくれた彼女に感謝と労いの意をこめて今日1番の盛大な喝采が起こった。
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↑テラシマユウカ
挨拶の後にはギャンパレのライブ定番曲「Plastic 2 Mercy」を披露。バンドバージョンにアレンジされたダンス、フォーメーションに魅了された。落ちサビではテラシマユウカのメンバーカラーである紫の光に会場が包まれ、ありがとうございました! みんなのこと、愛してるよ!」という言葉と共に8年間立ち続けたステージを後にした。
「まだ足りない」という遊び人のダブルアンコールが起こり、ここから新体制GANG PAREDEの第一歩が始まった。
新曲「グッドラック・マイフューチャー」を初披露。最古参メンバーであるヤママチミキは「今、この瞬間から11人のGANG PARADEが始まります。今まで、GANG PARADEは変わり続けてきたけれど、きっとこの先も変化とともに進んでいくと思うんです。でもたくさん変化してきた中でもずっと変わらなかったものもあるし、これからも変わらないものがあります。それは私たちGANG PARADEと、あなたたち遊び人の関係。どれだけグループの中身が変わろうとも、絶対に変わることがないだろうと確信しています。今までと変わらずにGANG PARADEと遊び人を信じて、これからは変化も武器にして進んでいけ���ように。私たちにはその道しかないので、どうかあなたたちもGANG PARADEをこれからも信じて愛して一緒に進んでくれたらうれしいです。今日は本当にありがとうございました」とこれからも前へと進んでいくギャンパレへの想いを語った。
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↑ヤママチミキ
「以上、私たちGANG PARADEでした! ありがとうございました!」いつもの挨拶で締めくくり本公演は終了した。
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セットリスト
01. Happy Lucky Kirakira Lucky
02. パショギラ
03. don't forget me not
04. lol
05. シグナル
06. QUEEN OF POP
07. Gangsta Vibes
08. 躍動
09. 涙は風に、思いは歌に
10. Dreamer
11. エキゾチックアニマル
12. GANG PARADE
13. Peace☆超パニック
14. pretty pretty good
15. Anything Goes!!!!
16. BREAKING THE ROAD
17. ROCKを止めるな!!
<アンコール>
18. Priority
19. Plastic 2 Mercy
<アンコール2>
20. グッドラック・マイフューチャー
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listentothevoiceofwind · 7 months ago
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2024年7月21日放送回 満点DAMミュージックレジェンズ 文字起こし(後半)
横田さん
この同じ様にバンドとして面白さみたいなものが当然安全地帯もすごいパワーでやってたんだろうなと。
武沢さん
あ、その話行く前にこの…、
横田さん
(笑)はい、失礼しました、どうぞどうぞもちろん…
武沢さん
その、これアレンジ、ジョージ•マーティンでしたっけ?
横田さん
まぁ、まぁ全員でやって、まぁジョージ•マーティンも当然入ってるし、ピアノはジョージ•マーティンです。
武沢さん
こういう曲で、ホルンとかブラスとかも結構面白いじゃないですか。
横田さん
そうですよねー。うん。
武沢さん
こういうだから、ね、そのサイケデリックなサウンドの中にそういうアナログのま、イントロのさっき言ってた何のことだろうっていうのも含めて、楽器の使い方、アレンジも含めてよく出来てて。
横田さん
うん。
武沢さん
楽しいです、僕はね、聴いてて。
横田さん
いやぁあのー、遊園地みたいなアルバムですよね。
武沢さん
ああ、そうです。そういう意味でいくとこの曲が特にそうですね。
横田さん
うん。
武沢さん
よく出来た遊園地にある乗り物の一つで。
横田さん
うん。これはこれで僕の中でビートルズの中の一つの遊園地だなって気も思ってますね。うん。
武沢さん
うん。これにハマったらなかなか抜け出せない。
横田さん
うん、抜け出せないし、うーん。
武沢さん
ハマり過ぎてどんどんこっちに行ってしまいそうになる自分がなんか、
横田さん
うん、ていうかもう、曲なんかあの全部やっぱりくっつけなきゃいけないんじゃないかって気…イッヒッヒ(笑)アルバム最初あの基本的にはA面とB面で分けるにしろ、A面は全部一曲としてこう…、くっ付いてないといけないんじゃないかとか。
武沢さん
あー、そういうね。だから当時あの、なんだ、ピンクフロイドとかもそうなんだよね。
横田さん
ピンクフロイドなんかまさしく。本当にその通り。
武沢さん
一曲で、だからA面、
横田さん
うん、
武沢さん
終わっちゃう、みたいなね。原子心母…
横田さん
原子心母はA面B面一曲ずつですね。
武沢さん
あれ!原子心母ってね、
横田さん
うん、
武沢さん
あの、小学生の、…これ言ったかも知れないすけど、先生が、今日はコレを聴きましょうって言ってステレオであのレコードを持ってくる先生がいるんですよ。
横田さん
うん。
武沢さん
曲をね。
横田さん
一回聞いたと思う、うん、面白いからもう一回聞かせてください。
武沢さん
うん、今日何を持って来たのかなぁって思って、ちょっと一瞬ジャケットも見えて。アレ?またこの先生やるのかなと思ったら本当にその通りで。『原子心母』がちょうど、あの当時45分くらいの授業ですか?
横田さん
はい。
武沢さん
ずっとソレ聴いてるんですよ皆んな。
横田さん
そうでしょうね、両面あれで40何分ですからね。『原子心母』。うん。
武沢さん
で、一つ授業、終わりました。
横田さん
それ小学生でぇ?!
武沢さん
小学生で。中学生だったらまだねー。
横田さん
いや小学生で『原子心母』はキツイなぁ〜!
武沢さん
や、いやぁ、皆んなすごい顔してましたよ、聴いてる時。
横田さん
いや、すごいって何ですか?興味があるって事ですか?困っちゃってるんじゃなくて?
武沢さん
いや、興味がある、っていう人も何人かいました。
横田さん
(♪歌って)パパパッパ、パッパッパ〜(笑)って?パッパパーって(笑)
武沢さん
(笑)そうそう!何人かね。で、僕そういうその、友達の顔見るのが好きだった。
横田さん
あ、ほんとですか。うーん。
武沢さん
どういう風に感じてるのかなぁと思って。
横田さん
うーん。
武沢さん
その、そっちを見るのも結構好きだったですね。
横田さん
ほんとですか、いやぁ、もう、もちろん。もう僕はおそらく多分一番好きなアーティストはピンクフロイドなので『原子心母』はもう大変愛しておりますけれども、ただ、それを小学校の頃に聴いたら、まぁ受け入れられないだろうなと(笑)
武沢さん
小学校のね5年か6年だと思った。
横田さん
え!いやでも5年でも6年でも受け入れられないです。
武沢さん
普通はね。
横田さん
もう〜
武沢さん
困っちゃいますよね。女の子は大人しく聴いていましたよ。
横田さん
大人しく聴いてましたかぁ。
武沢さん
男の子がね、ちょっと「エ!?」と思って、結構ね、身体を動かしてるんですよ、時々ね。
横田さん
うんー、そうですか。
武沢さん
まぁそんな事もあったっていう。
横田さん
いや、素敵な(笑)ッフッフ、素敵な先生に出会われてるんですね(笑)
武沢さん
そんな先生はなかなかいないと思いますけど。
横田さん
いやぁ、ちょっと、考えられないですね。あのビートルズ聴かせてくれる先生とかはいましたけどね。
武沢さん
ああ、当時ね。そうね、ビートルズだったらまだね。
横田さん
うん。ピンクフロイド聴かせる先生っていうのは、聞いたことがないすねー。
武沢さん
うん、僕もでもすごいなと思った。
横田さん
はい。
武沢さん
いんだろーかと思いつつ。
横田さん
ンッフッフ(笑)すごいなそれ。…さあ〜とーいうわけで…、うん、はい、それで、はい。
武沢さん
それで、その頃ね、安全地帯がそのさっき言った様に、ちょうどこのsergeant pepper’sから10年、後ぐらいに、永山のスタジオでね、ま、いろんな曲を作って。
横田さん
うん。
武沢さん
やってるじゃないですか。だから、ビートルズ聴きながら、聴いて、じゃ、これを作ろうなんていう時代はもう終わってるんですよね。
横田さん
うん。
武沢さん
さすがに。どっちかって言うと当時はやっぱり、そのCSN&Yとかドゥービーブラザーズが多かったかな。特にあの六土開正とくっ付いた頃は、ドゥービーブラザーズとか、まぁツェッペリンもやってましたからね。
横田さん
うん。
武沢さん
『天国への階段』とか。
横田さん
ああーやってたんだ、『天国への階段』。
武沢さん
やってた、やってました。
横田さん
うん、また玉置さんなら歌えるかなぁ。
武沢さん
最後はもう叫んでる感じでやってました。
横田さん
あー、まーねー、まーねー。
武沢さん
あの、ライブではやってないと思いますけど。さすがに難しいんだよね、あの曲。
横田さん
うーん、いやぁもう(笑)
武沢さん
良い曲、良い曲なんだけど。やるの大変です。ていう時代になって来てて。でも。やっぱりそのブラックサバスとかね?この前も言ったけど、そういうのもやったりとかして、曲を作り出した頃に、まぁ僕たちだけじゃなくて、あまりビートルズの…さすがに10年経ってるからあまり聴いてるミュージシャンもその頃そんなに居なくて。まぁ聴いてるんだけどね。
横田さん
うん、もちろんもちろん。
武沢さん
でも、でも元はやっぱりビートルズで、やってるその…レッドツェッペリンとかもそうだと思うんですよ。
横田さん
うん。
武沢さん
ま、時代はね、ビートルズと被ってるところあるけど。だからそういう意味で、せっかくちょっとこないだのも、その時代のね、僕たちのアマチュア時代の曲聴いてたら、やっぱりそういう意味では、そのデビューした後ね、安全地帯よりもその70年代の、だからビートルズがちょうど10年ぐらい経った頃にやっぱり結構影響されてるんじゃないかなって曲が思い浮かんだので、
横田さん
はい。
武沢さん
その曲を聴いてみましょうか。
横田さん
じゃあ今日も、安全地帯の未発表曲というか、そんな重要な音源が聴けるんですね!?
武沢さん
聴けます、ちょっと音悪いですけども。
横田さん
ちょっと音は悪いかも知れませんが、貴重音源なので、是非皆さんに聴いてもらいたいと思います!
武沢さん
はい。
横田さん
『アトムの風』。
※音源はネット上には有りませんでした。歌詞はラジオより聴き取りました。
『アトムの風』
作詞 武沢俊也(おそらく) 作曲 玉置浩二(おそらく)
アルミニウムで アルミニウムで よく笑い ちょっぴり良い気分 プラスティックを プラスティックを 食べながら あの子に ささやいた
銅製ゴムの瞳が Ooh とても 綺麗だ
星降る夜は鋼の上のスケートに君を誘うよ
白く積もった 白く積もった 潮の道歩いて行きながら あーら不思議 あーら不思議  くちずさむ(Chu Chu)君の肩抱きしめた
塗りたての(プラスティック)ラッカーが(プラスティック) Ooh 少し(プラスティック)ベタつくけど(プラスティック)
2人にはこれ以上望めないほんと素敵な夜
(※レゲエ風間奏、犬の鳴き声、猫の鳴き真似?など)
ヘドロドロドロ ヘドロドロドロ 打ち寄せる 誰も居ない岸辺 錆にのばされ 錆にのばされ 見上げながらラッカーを持って行った
君の髪が光を Mmh 原子炉からの風に
手を繋いで駆けて行く凍りついた時間の上を
(※レゲエ風エンディングに根尻七五三のような声で)
「なめんなパンチ なめんなパンチ なめんなパンチ なめんなパンチ ウググー ワッハッハッハッハー ホーッ ホーッ ヒャッハッハッハッハー(バカ笑いみたいな終わり方)」
横田さん
はい、というわけで、こーれも面白いですねぇ!
武沢さん
面白いし、
横田さん
うん、
武沢さん
もう、すべて面白いね、これね(笑)
横田さん
面白いっすね。
武沢さん
詞も面白いし。
横田さん
まーた、演奏上手いな!
武沢さん
これ、すごいっすよねー。あの変拍子も入ってるのもすごいけど、レゲエも入ってる。
横田さん
ねぇ!?レゲエも入ってるしね。
武沢さん
ツッツカチャッチャ、ツッツカチャッチャってね。
横田さん
うん、すごいわ。
武沢さん
大したもんだ、ねぇ!?
横田さん
これは、武沢さんは入ってなかったかもしれない?
武沢さん
入っていないですね。これ。
横田さん
うん、武沢さんぽいギターが入ってないもんね。うん。
武沢さん
その通り!これ、カキくんがほら、もちろんあのテーマソング弾いて、あとあのベースと一緒でギャンギャンギャンギャンギャンギャンってやってる感じですねぇ。
横田さん
うん。
武沢さん
(♪イントロのギターリフを弾きながら)ってなってて。
横田さん
うん。
武沢さん
(♪イントロリフ繰り返し弾いて)こうやって、後は(♪ベースと同じ刻みを弾いて)こうやってやってると、ギターがベースと一緒になって、あのシンプルに聴こえて、僕は多分やってたら、(♪ベースの4連符とは違う音形で弾いて)なんかこんなことやってただろうね、多分ね。え、もしやってたら。でもそれ入ってないので、これは残念ながら僕が入院した時に…(笑)最後の大笑いもすごいよね。
横田さん
ねぇえ。
武沢さん
うん。
横田さん
でも、これはまさしく確かにsergeant pepper's 、いやあの、アレンジとしては全然あれですけど、この遊び方?遊び方は完全にsergeant pepper’sの遊び方ですよね?
武沢さん
そうだね、うん。なかなかすごいよね。なかなかこんな曲作れないよ。
横田さん
いやぁーいやぁーいやぁ、もうこれはやってて楽しかったでしょうね!
武沢さん
楽しかったんじゃないか、これ、ライブでは一回ぐらい僕もやったことあると思うんだけど。
横田さん
あ!ライブでこれやってるんですねー?
武沢さん
や、一回ぐらいやってる様な気がするけど、でも、覚えてないからね。あんまりは、そんなにはやってないです。
横田さん
ふむふむふむふむ。
武沢さん
詞もちょっとまずい、ってとこもあって。
横田さん
ッハッハッハッハ(笑)だめですか。危ないですか。
(♪この辺りでエンディングテーマが流れる)
武沢さん
そんなには出来ないだろうって。
横田さん
まぁあのー、今だとね、ちょっとね、コンプラコンプラとうるさい時代なので、はい、なかなか。
武沢さん
「ヘドロドロドロ」とかすごいっすね。
横田さん
(笑)はい。これ、も当然お兄さんですよね。
武沢さん
だと思いますよ。
横田さん
プッ(笑)そうですか。ちょっと今度やっぱりまたもう一回来てもらった時にちょっとこの話も聞いてみたいですね、「ヘドロドロドロ」
武沢さん
この、これでもほんとすごいよね。
横田さん
うん。
武沢さん
一番最後のエンディングのところのはあれは、どっちかっていうとコージ君と(※聞き取れませんでした)一番最後のね。
横田さん
ですね。
武沢さん
あんな事ようけやってあの、ウケてましたから。
横田さん
あ、そうなんだ(笑)玉置さんが?!
武沢さん
はい(笑)中学の時からアレですから。
横田さん
あ、そうなんですか(笑)
武沢さん
はい。
横田さん
そうですか。というわけでなんか楽しいお話今日も聞かせて頂きました。またね、あのぜひまた楽しいお話きかせてください。という訳で今日は時間になってしまいました。という訳で武沢さん、今日もありがとうございました。
武沢さん
ありがとうございました。良い時間ですもんね、僕たちとしても。
横田さん
はい。
武沢さん
じゃあね、またね。
Ending theme ♪安全地帯「ひとりぼっちのエール」
youtube
文責:mamacan 
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yuurn1n · 7 months ago
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11/15
今日は忙しいぞー
◉仕事
月曜日から鬼の4連勤。しかも先週に日曜のビル停電があり、業務の定休日があったがために月曜日からその遅れを取り戻すためにいつもの二倍働かねばならない。正直なんとかなったけど、なんかこう、疲れてヘトヘトになって退勤して、家と職場の往復(通勤なし)して何となくyoutube見て、翌朝起きて出勤する生活をしていると、なんか心のどこかが死んでいく音がする。さらには必死こいて仕事した後に、火曜日にら退勤後にエージェント面談+寝る前に適性検査(60分)もあった。多忙は正直嬉しいけど、ふとアレ?何のためにこんな必死なんだ?とふと本当に疑問に思う。このままでも勿論素晴らしいけれど、単調な暮らしに慣れたら、興奮を求めることも忘れていくんじゃないか?と焦り、水曜日友達のバンドのライブがあったので、見に下北沢へと向かうことにした。何より気候が素晴らしいですから、それだけで原動力になります。
◉感受性の復活
水曜にライブを見た。素晴らしかった。何よりもいつからかプレッシャーになっていたパーティという場がある程度距離を置くことによって、改めて音楽に没入できるという空間が出来上がっており良かった。演奏もDJも素晴らしかった。DJがかけた曲の中でチャペルローンの『Good Luck,Babe!』が良かった。BSSMの演奏後にかかっていたジャズも趣深くて良かった。昔は周りにたくさんいた友人たちが1人もいなくて寂しい。けれどもパーティなんて元々1人で見るもんだからね〜この孤独さもパーティの味わいひとつ、だけど、みんな元気かなあ。
◉体調
無理して下北沢行ったら体調崩した。幸いにも半休予定日だったから、午後帰宅して15時過ぎに寝た。昔から自律神経の乱れからくる鼻炎には悩まされてきたけれど、最近はセーブできてた。それが発作のようにスイッチがかかると鼻炎が止まらなくなる。薬も効かないし、ただ深呼吸して体を温めて寝るしかない。起きたら17時過ぎてて、空が暗かった。そうそう、久しぶりに音楽を聴いて、開いたなと思った。自律神経が乱れてると、感受性が深まるのかな。Duval Timothy⦅2 sim⦆と、Bill Frisell & Thomas Morgen⦅Epistrophy⦆を聞いた。あとNala Sinephro⦅Endlessness⦆も。どれも今まで聞こえてこなかった音が聞こえてきて心が温かくなった。とくに⦅2 sim⦆は素晴らしい。ピアノと民族的なトラック、あとは英語圏ではない話し声のアンサンブル。こういうことがあると、具合が悪くなるのもいいのかもしれない。いや、ヘルシーがいいけどね。
◉六本木
面接が六本木一丁目だったので、面接してから周辺を散歩。麻布台ヒル��内の郵便局に行ったら、建物の通路ががえらい白いし、何がどこにあるかわからない。亜空間に来たみたいな気持ちになる。そのまま東京ミッドタウン方面へと向かう。道の途中に、かつてvaritがあった空間があった。ミッドタウン近辺のみちにはイルミネーションが施してあって、その道を辿ると、なにやら音楽が聞こえてきた。看板があって、読むと⦅6分間ごとにしゃぼん玉の演出があります⦆と。いやいや〜baby野郎だからキャッキャしたくて3分くらい待つと、確かにもくもくとシャボン玉が出てきて子供もキャッキャしてたけど、純粋に六本木の道でシャボン玉が出てきてキャッキャするのってどうなんだ…ってなってきて赤坂まで歩いた。でも、こういうのに興奮する気持ち、ある。だってディズニーランドのエレクトリカルパレードだいすきだから。人間って光ってて音が出るもの好きだよね。計算された娯楽に興奮して踊らさせる。
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◉奨学金
帰り道にmayaongakuのポッドキャストを聞く。過去に戻ったら何をしたいか?という質問に対して、俺は高三の頃の自分に大学に行くな、奨学金が無駄だから、と回答していた。
実は先日同僚と中華の円卓をかこったとき、つい先日400万円の奨学金の返済が完了した、という同僚がいた。podcastでも、借金の返済は結局今足枷になっているし、大学入学後も学校にはいかず、地元の友人たちと音楽をしていたから、俺にとっては無駄だった、と言っていた。(てかおれらはあんまり東京行かないし、大学四年間はギフトだよねー) 学歴かー。
今日選考を受けた会社は学歴不問とは言いつつも、高卒〜短大、専門卒の人に関しては雇用形態が大学四年卒の人間とは異なる。将来的に見ると、生涯貰える給料も大幅に違う。今日は面接上手くいったけど、キャリアアップが見込めない。そうすると独り立ちできない。運良く、実家から通えるし、通って貯金&投資かなーとな色々考えた。もう最早、結婚しちゃった方がいいのかもなとかも思う。《高学歴で高収入で、1人でもきちんと幸せになれる女性》ってやっぱり難しいのかもしれない。母親から今日の夜はちゃんこ鍋ですとラインが。散歩もほどほどにして帰路に着く。
地元の駅に着くと、すぐ商店街が広がっている。
普段出る逆側の駅の出口は再開発が進んでいる。一旦更地になって、病院や薬局、スーパー、マンション、老人ホームが立ち並び10年でここまで変わるんだなと思った。一方、私が使う出口の方は商店街がそのまま残っている。どうやら、地元住民が再開発に反対したようだった。一時期はシャッター街となっていたが、ここ3年くらいで結構変わった。元々あった居酒屋に、お弁当屋さん、居酒屋(外でおしゃれな若者が煙草を吸っていた)、コーヒースタンド2件、ヴィーガンのカフェ、クラフトビールのスタンド、おしゃれな中華専門店、タコスを扱うメキシカンの居酒屋、新刊専門の書店など。この街はわたしと同年代の人が頑張ってるんだな!と思うとこの街に帰るたびに元気が出る。クラフトビール屋の店主ともこの間少し仲良くなれた。全然活かすかないけど、高層マンシャンもどんどん建っていて、オシャレな街が確立されつつあって、大学生に、地元と高校生など、しっかり若者も行き交っていたり、駅前の不動産屋は野良猫を可愛がっていたり。終電でこの街に帰ると体感的ではあるが、おしゃれな若者も増えたと思う。先週土曜日には近所の公園でフリマのイベントをやっていたり、最近なんかいい感じだよねをすごく感じる。
転職活動を行いながらも、わたしは将来的にこの街に残って子育てとかしたいなって最近は思い始めてきた。そしたら、店とかやりたい、イベントも開催したい。ワインバーとかいいな。ジャズ喫茶でもいい。東京で、搾取されながら暮らすよりも、適度に栄えた地方都市で緩やかに広い部屋でのんびり暮らしたい。その上で、自分が文化を守り継承していく存在となれたら、どんなに幸せなことだろうか。都市と田舎、どちらが良いとかない。けれども個人的には地方都市が一番好きだ。車移動も自転車移動もできて、都市に出向けば芸術鑑賞も容易くできる。かと言って、文化格差はそこまで感じない。(ひとによる。DIC川村記念美術館は残すべきだ。)治安も良い。自分は恵まれて育ったなと最近になって思うのだ。
六本木の再開発ビルを歩きながら色々考えた。今夜は⦅女ふたり、暮らしています⦆を読んで寝よう。
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iamactuallybeing-o-od · 11 months ago
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#00004:
前回からの続きで、7月19日、金曜日の話。
⋆⋆⋆
面接を終えた後は、予定通り彼氏と待ち合わせ。合流してからは一緒に地下鉄に乗って、この週末、一緒に彼の家で過ごすときに食べるものを買いに行き、そこからバスに乗って帰宅し、ゆっくり過ごす......という流れで動いた。
日曜には、2週間前に彼と同じタイミングで受けに行った性病検査(市が実施してる、匿名で受けられるやつ)の結果を取りに行く予定があった。そのついでに自分のお目当てのCDをブックオフに行って買いに行く......という予定を組んでいたのが(事前にオンラインでCDの入荷店舗をチェックしたところ、たまたま行動圏内の店が表示されていたから、彼にお願いして付き合ってもらえることになっていた)、地下鉄での移動中、「(食料品の)買い物の前に行っちゃえばいいじゃん」という彼からの提案により、金曜日のうちに行くことに決定。
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地下鉄を降りると、暑い中、そこからはしばらく歩いた。道すがらコンビニで軽い昼食をとりつつ、ブックオフに到着。お目当てのCDがあることは事前に分かっていたから、とりあえず入店後は真っ先に確保。ブックオフオンラインに表示されていた値段の半額程度で、帯もついているし、なんと、ジャケットにはメンバーのサインまであるという......。お目当てのものを見つけた喜びを噛みしめつつ、その後もしばらくCDコーナーをチェックしていると(「せっかくだし見たらいいじゃん」と言ってくれる、理解のある彼氏でありがたい)、一緒にCD棚を見ていた彼が、小沢健二の1stアルバム・『犬は吠えるがキャラバンは進む』(の初盤)を見つけ、自分に知らせてくれた。
ちょうど1か月くらい前。彼氏が、思い出話とともに「天使たちのシーン」が素晴らしいのだと、聴かせてくれた。それがとても良くて、あれから自分は「あのCDが欲しい!」と、探していたのだ。それが、今、目の前にある。帯が無いから'93年発売のほんまもんの初盤かは分からなかったけども('95年くらいに色違い・デザイン違いの帯でリプレスされていて、自分はできれば'93年の初期生産分を手に入れたかった)、通販で手に入れるのとは違った、目の前に「ある」喜びに背中を押されて躊躇なくCDを掴み、レジへと進んだ。
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そうして、この日は2枚のCDを購入。
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逆光だしピントがぼやけてしまって見えづらいけれど、
L: advantage Lucy 『Echo ParK』
R: 小沢健二 『犬は吠えるがキャラバンは進む』
そう、この日の1番のお目当ては、advantage Lucyの3rdアルバム(インディーズ期も含めると通算4枚目?)なのでした。ブックオフのCD棚から引き出すと、想定していたよりも値段が安い上に、アイコさんのサインが入っていて、二重の驚きが待っているという......。ちなみに、帯にはスピッツの草野マサムネに空気公団の山崎ゆかり、そしてザ・カスタネッツの牧野元のコメントが掲載されている。二枚とも、月曜、自宅に帰ってから開封した。すると、小沢健二の1stのほうには......
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帯がついていた...! しかも、リプレス(※再発盤ではない)の白い帯じゃなくて、ほんまもんの'93年盤についてる帯だった......! ラッキーすぎる...🥺
advantage Lucyの『Echo ParK』は......サブスクで聴ける1stアルバムの『ファンファーレ』が個人的に良すぎて、長らくその1作で満足していたから、「サブスクで聴けないし買おう」という気にすらならなかった1枚(Lucy van Pelt時代のやつはCDでもレコードでも手に入れてたけど 笑)。いざ、聴いてみると......これも良いじゃん!!!となった。というか、ちょっとそれまでとは雰囲気が違うような......。なんというか、ガラッと雰囲気が変わっているならスッと、その変化に気づけるんだけど......聴き進めるごとに、そこはかとない「変わった」という事実が漂い始める感じ。ドラムの番場さんが抜けた���(ちなみにこのアルバムではアイコさんが約半数の曲でドラムを叩いている)、バンドが始まるきっかけを作った福村さんが亡くなったり、2ndアルバムからの5年間で色々なことがあった影響か......なんて意味づけをしたくなってくるけれど。このアルバムには、ジャケット写真が語るように、「影があるからわたしたちは光っていられるんだ」と言わんばかりの......きらめきがあるように感じた。
そして、小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』のほうはというと......なんてったって、「天使たちのシーン」の、淡々とした凄み。歌詞の主人公は、視線の先にある、自分の周りにある風景をぼんやり眺めて色々感じて、考えてるんだなぁ......ってところから、その視線がぐっと、気づけば主人公の大切な人だったり、主人公自身に向けられていく一連の流れが描かれている。最後に転調するところ以外は大げさな展開が無いからなのか、曲の中盤をしばらく過ぎたところで
(あれ、いつの間にか歌詞の中の「僕」の視線がこれまでと何やら変わってきてる...😳!??)
という具合に、自分は主人公の視線の向く先が変わっていっていることに気づくのに、少し遅れてしまった。その変化に気づいた瞬間、ぶわっと、自分の肌があたたかくなる感じがした。
この感覚は......小さい頃、滅多に会わない親戚の家に行ったときに覚えた感覚と似ていると思った。親の運転する車に乗っているとき、長旅だったからか車中で寝てしまい、寝てる間に自分が何の目的で車に乗ってたかも忘れ、起きた瞬間知らない場所に来てることに気づいて「びくっっ😳」となる......という、そんな感覚。乗り慣れてる車だから、親の運転する速度とそれに伴う車の振動、周りにいる家族や車中の匂いは自分に馴染みがあるのに、外の環境は何やらさっきまで認識してたつもりのものと違う!......っていう風合いに近い驚きが、「天使たちのシーン」にはあると思う。13分半もの間、大きな展開もなく淡々と進んでいく曲なのに......あっという間に最後まで聴き終えてしまう。いつの間にか山の頂上に登りきっていた......けれど、13分半聴いたらそれで完結するわけでもない感じ(いや、アルバムの構成的に「天使たちのシーン」が終われば「ローラースケート・パーク」が流れ始めるけども、そういうことじゃなくて......)。強いていうなら、ひとつの、独立した山かと思っていたら実は山脈で、目を凝らすと新たな「頂上」が見える......みたいな感じ?ちょっと混乱してきた...。
ちなみに彼氏も、この曲を初めて聴いた時は胸が熱くなって、しばらく動けなくなったらしい。個人的に、小沢健二の作品はソロデビューしたてのこの感じが一番好きかもしれない......と思う。
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少し書くつもりが、なんだかんだで長くなってしまった。
そもそも、性病検査は彼氏に誘われなければこのタイミングで行かなかったし、そうじゃなければついでにブックオフに寄るなんて発想は出てこなかったし......。こうしてお目当てのCDにありつけたり、彼の聴いてきた曲に向き合って、自分は自分で感じるものに向き合ったり......ってこともなかったんだよな。ここ1か月半くらいの間、週末になると彼の家に行って一緒に過ごすのがお決まりになって、もはやこれが「当たり前」のことのようになってきてしまっているけれど......これって、すごいことなんだよなぁ。
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[2024_07_23]
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