#話してる途中で寝落ちて、またふと目覚めた時にその話途中の言葉ちょうどそのまんま言い始めた気がする
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ほんっっと…最高だった…
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250109
朝、家の中で人が活動し始めた音がして、起きる。 昨日、加湿器をつけてねたら、冊子にするつもりの紙がふやけてしまった。 漫画本を7冊、積み重ねて置いておく。まっすぐになるだろうか。
ギャラリーへ行って、設営。 白い空間。 何度も訪れたことのあるギャラリーだけれど、壁に何もないというのは初めてで、ここにわたしの描いた絵を飾っていいんだ、と思うとたまらない気持ちだった。 白い壁を動画に残した。設営に真剣になりすぎて、この他にはなにも記録していなかった。
昨年の、初めての個���の3倍はありそうな空間で、ずっと、わたしの絵で不足しないか不安だったけれど、なんともしっかりおさまってくれて、ほっとした。 途中から疲れてしまって、日本語がうまく話せなくなった。
夜、いつもより寝つきがわるく、しばらく布団の中でぼんやりしていた。
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250110
朝、緊張がある。 今日から個展。 ばたばたと家を出る。 ギャラリーの壁にわたしの絵がある空間をぐるぐるとまわってみていた。
やさしい人が感じたことを言葉にしてくれて、空気の粒。水蒸気。入りこんで。感覚的なことを伝えてくれて、うまいこと文章にできないけれど、ちゃんとわたしの中に落ちてきた。これからの頼りになりそうな糸を垂らしてくれた。 この部屋には出窓がふたつついていて、昼から夜へと色が変わっていくのをずっと見ていた。 すっかり紺色になってから、カレーを食べに行った。 ルーとお米のバランスを崩してしまって、最後はルーだけを食べていた。 それでもひとつ、完成だった。 いろいろな話をした。 食べ物にまつわる話が多かった。食べ物を描く人だから、と思うけれど、たぶんわたしも食べ物がすきで。 小さい頃に食べていた星のイラストのレトルトカレーのことを思い出せて嬉しかった。 あのカレールー、黄色かったよね。
あっちとこっち、ちがう電車に乗って帰る。 また明日も会うからまた明日、と言って別れて、また明日って言えるの、いいねと笑いあった。
夜、友人の家に泊めてもらう。
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250111
朝、目が覚める。 部屋が少し明るくなっていて、朝がきたから目が覚めたんだ、と思う。 お腹も鳴って、わたしの身体は規則正しすぎる。
玄関の横のキッチンの窓があかるくて、瓶にさしてある花が嬉しい。 ここで生活をしている人がいる。 朝は起きられないと言いながらぼんやりしている彼女の横で、本を読んだり、日記を書いたりしていた。
キッチンでコーヒーを淹れてくれる。 換気扇がないから、窓を開けて。 車の音がきこえる。人が歩いているのがみえる。 もともとは祖母のものだったというカップとソーサーにコーヒーを注いでくれる。ブルーがお洒落なカップとソーサー。 昨日の夜、ぶどうぱんしか買わなかったから、冷蔵庫にあった野菜を切ってくれた。 ごま油と塩こしょうで味付けをして、キャベツとピーマン。 それだけだけれど、それだけでよくて、それだけが嬉しかった。いい朝食だな、と思った。
部屋のそこかしこにある本をみせてもらって、たくさん本の話ができることが嬉しい。 お昼にはタコスを食べた。 よく伸びるチーズ。サボ��ンジュースはだいぶ植物の味がした。 なんておだやかな時間。 彼女との距離感を不思議に思う。 お互いのことをとてもよく知っているかといわれればそうではなく、でも、家��泊めてもらうことは簡単にできてしまう。
夜、また別の友人に会う。 大好きな友人なのに今は会わない方がいいのかもしれない、と思ってしまう。 環境があまりにも違いすぎる。 またいつか、またいつか。 10年後にでも合流できますように。
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250112
朝、昨日の夜のことを思い出したくなくて日記を書きたくない、と思っていた。 でも、ひらいてみたら書きたい時間があって、少し書く。
友人とランチ。 わたしはキッシュ。友人はパフェ。 見た目が完ぺきなパフェを崩していた。 時折とおくをみるようになにかを思う友人。 ふ、と意識が着地して、次の瞬間に出てくる言葉を待っていた。 普段の生活に山がないことにぽっかりとしていると言う。 キッシュもおいしかったけれど、キッシュに添えられたキャロットラペがおいしかった。少し甘く、レーズンとばっちりだった。
ギャラリーへいく。 わたしの絵をみてくれる人がいる。 絵の前で何をみてくれているのだろう。内に入り込んでその人だけの景色がみえてくれていたら、嬉しいなと思う。 わたしはこう、絵をみてもらいたいんだ、と思う。だから、展示をしたんだ。
夜、父の還暦を祝う。 嫌いではないけれど居心地の悪さを感じていた家族。 そうしていたのはわたしかもしれない、と思った。 みんなが酒を飲む中、ひとり紅茶を飲み、ケーキを食べ、風呂に入り、ねた。
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250113
今日は個展最終日。 ばたばたと家をでる。 昨日ランチを食べたカフェに併設しているショップの指輪が頭の片隅で気になっていた。 ピンクの石がついた小さな指輪。 お守りになりそうな予感がしながらも値段に迷い、店員さんと話しながらやっぱりほしいな、と購入を決めた。嬉しい。 小指につけて、ギャラリーに立っていた。 ここで感じたこと、小指にさわる度に思い出せるだろうか。
展示をしたことで何かが大きく変わるわけではない、そうわかってきて、でも展示をするたびに着実に進んでいて、続けるしかないんだ、と思う。 壁にかけた絵をみながら、まだいけるはず、と思っていた。
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十九話:嬉しい知らせ
前回の続きです。私による想像妄想ストーリーが含まれております。実際のシムの言動動きとストーリーの行動とリンクしてないところも含まれております!また複数恋愛及び血縁恋愛が含まれておりますのでご注意ください。
ミヅキちゃんは式が終わりお家に帰って少し経った頃、イオに横抱きにされていました。
途中から元気がなかったイオに気付いていたミヅキちゃんは彼にされるがままになります。ミヅキちゃんなりの慰めでもありました。
「イオ、覚えてる?私とイオとリオの結婚式の日の事。私はあの日に誓った事ちゃんと今でも覚えているのよ?今でもあなたの事愛しているわ」
そう言ってそっとイオの頬にキスを落とすミヅキちゃん。
「……ミヅキ」
ミヅキちゃんの言葉にイオはそっとミヅキちゃんを降ろして彼女を見つめます。
「覚えてるよ……忘れるわけないだろ……あの三人の時間は俺達の特別な時間だからね。あの時のミヅキはすごく綺麗で夜空に照らされて輝いて見えたのは決して忘れないよ」
イオは曇っていた心が少し晴れた気分になります。
そんな二人の会話をそばでリオはテレビを見ながら聞いていました。
(……俺だって忘れてないさ)
と、リオも二人と同じ気持ちに同調します。イオに今はミヅキを譲りつつもイオもミヅキもあの時間をとても愛しく思っている事に内心嬉しかったりもしました。
けれどもそんな会話を聞いていたのはリオだけではありません。
お腹が空いていたシオンくんが外のグリルで何かを作りにいこうとした時に二人がお互いを見つめ合う姿、想い合う姿、何より三人しかしらない事を話しているのを偶然聞いてしまったのです。
ミヅキちゃんはイオにしか視線を向けておらずすれ違う時もシオンくんに一切目もくれてなかった事にも気づきます。
シオンくんの中で物凄い嫉妬心が渦巻いていました。自分のわがままなのはわかってはいるもののやはり自分だけを見てほしいという想いは消せないのです。
「……俺もミヅキと二人しかしらない特別な時間を……作りたいな……」
プランテンを作りながらふとシオンくんはふとその数を数えます。
「6……パパ達に負けないぐらい俺とミヅキの子どもがいたら……ミヅキは俺ともっともっと一緒にいてくれるかな……」
そう考えるもののシオンくんはそう簡単にいかない事も分かっています。住居の制限人数は8人。それはどうあがいても超える事は出来ません。誰かが引っ越さない限り。
ため息を吐きながら大きな音を立ててグリルを閉めるシオンくんでした。
夜も更けた頃、ミヅキちゃんはシオンくんの部屋の前にいました。
少し緊張した面持ちでいるミヅキちゃん。
一応新婚初夜でもあるし、と今日はシオンくんと共に眠ろうと思ってここまで来たのです。ちなみにアイちゃんはすでにシオンくんとは結婚はしていたため初夜は済んでいます。
何度かシオンくんに愛されてはいるもののまだ慣れないミヅキちゃん。子どもの部屋に入るという訳ではない事を今日の出来事で痛感してしまいます。
一方シオンくんはというとミヅキちゃんが来る事を予想して起きて待っていました。
(今日は優しくできないかもしれない……)
ぐるぐると数時間前のイオとミヅキちゃんの光景がフラッシュバックしてしまうシオンくん。
新婚初夜だというのにドキドキよりもドロドロとした感情ばかりが心の中に渦巻いてしまうのです。
コンコン、とドアを軽くノックされて「入っていい?」とミヅキちゃんの声が聞こえてきました。シオンくんはすぐに「入って」と返せばミヅキちゃんは扉を開けて入ってきます。
電気もつけておらず暗闇でベッドに座るシオンくんにミヅキちゃんはドキリとしてしまいます。この部屋に入る明るさと言ったら月の光のみ。
そっとミヅキちゃんはシオンくんの隣へと腰かけました。
ミヅキちゃんが来て座ったのを確認したシオンくんはすぐさまミヅキちゃんを引き寄せて唇をふさいでしまいます。
まさかいきなり何も言わずにキスをされるとは思わなかったミヅキちゃん。だんだん激しくなるキスにミヅキちゃんはただただシオンくんの服を掴みながらそれに応えるしかありません。
キスを終えたあとミヅキちゃんはある物を持ってくるのを忘れた事に気付き立ち上がりました。
「ごめんなさい、シオン。アレ……持ってくるわ……」
ミヅキちゃんはシオンくんが持っているかどうかは分からなかった為、聞くのも少しはばかられた為リオの部屋へ取りに戻ろうとしました。
ですが扉に手をかけようとした瞬間にミヅキちゃんはベッドに引き戻されてシオンくんに覆いかぶさられます。
シオンくんはそのままミヅキちゃんを堪能するかのように首にキスをし始めました。
「……今日はいらない」
「シオン……でも……」
ミヅキちゃん的には確かに子どもは嬉しいものであり、金銭的にも問題もないのですがやはり心の奥底では懸念が一つありました。
自分と血が繋がっている為に子どもを持ってもいいのかと少し葛藤はしていたのです。子ども自身の発育などに問題があるとかそういうのはこのシム世界には一切ないのでそういう心配はミヅキちゃんはしていませんが、父親が母親の息子っていう事に子どもが傷つかないか少し心配なのです。
けれどシオンくんはそんなミヅキちゃんの事はつゆ知らず強引に事を進め始め普段よりも乱暴にミヅキちゃんを抱きつぶすのでした。
落ち着いた頃、ミヅキちゃんはそっとシオンくんの頬を撫でます。
「……シオン。私はちゃんとあなたの事も愛してはいるのよ?何を焦っているの?」
「……聞かないでミヅキ……俺すごくみっともない嫉妬をしてるんだ…………ミヅキを誰にも渡したくない……渡したくないよ……」
震えた声で言うシオンくんにミヅキちゃんは愛しくなります。少なからずその嫉妬心も嬉しくもあり、けれど苦しんでいる事にも少し切なくなってしまいます。
一人だけを愛せればいいのですがそういう訳にもいきません。
シオンくんの頬を撫でながらミヅキちゃんは静かに呟きます。
「大丈夫よ。式の時に誓ったでしょう?一生愛するって。あの時にちゃんともうシオンの事を私の夫になる男として愛する覚悟は決めたの。ただ……あなただけの女にはなれないわ。それだけは分かって……?私はリオもイオもとても大切な人なの。もちろんそこにシオンも加わった。一人だけを愛する事が出来ないずるくて欲張りな女なのよ私」
そんなミヅキちゃんの言葉にシオンくんは少し罪悪感を覚え始めます。
「そんな事言わないで……ミヅキはむしろ俺達三人に振り回されてる側じゃないか」
「ふふ、まぁ振り回されてはいるかもしれないわね……でも振り回されるのも大好きよ。私だけを見てくれてるから……」
ほんの少しミヅキちゃんの嫉妬心が見えた気がするシオンくん。ミヅキちゃんはそのままシオンくんの頬をもう一度撫でます。
「愛しているわシオン。好きよ、大好き。もちろん男として好きよ。こんなにかっこよく育っちゃって……。こんな事言うのはおこがましいかもしれないけれど私とアイ以外愛しちゃだめよ?」
「嫉妬してくれてるの?」
ミヅキちゃんは軽く笑い、目をつむります。
「えぇ……そう……嫉妬ぐらいするわ。……好き……なんだ……もの……。大好き……よ……」
「ミヅキ……嬉しいよ。もちろん俺は……ミヅキ以外の女の子には興味無いから安心して?」
「……」
シオンくんがそう言うものの返答がありません。そっとシオンくんがミヅキちゃんを覗き込むとすぅすぅと寝息を立てていました。
「……ごめん、すごく無理させちゃったから疲れたよね。……お休みミヅキ……」
触れるだけのキスをしたあとシオンくんもまた眠りに落ちるのでした。
とある日、ツバサ家ではミアとユイちゃんがお互いに嬉しい報告をしあっていました。
「聞いて聞いて!!ミア!ついにね!妊娠したの!!」
「あら!!おめでとうユイ……!」
ユイちゃんの言葉にミアちゃんは自分のことのように大喜びします。
そしてミアちゃんも自分のお腹を少しさすってユイちゃんに嬉しそうに笑みを向けます。
「私も丁度言おうとしてた所なのよ。私も妊娠したわ!」
「……にしては私よりお腹大きくない?ミア……?」
マジマジとミアちゃんのお腹を見ちゃうユイちゃん。同時期に妊娠したはずなのに明らかにユイちゃんよりもお腹が大きいです。
「そうかしら……?こんなものだと思ってたわ……」
「もしかしたら双子か三つ子かも!!とにかくおめでとうミア!産まれたら賑やかになりそうね!ツバサにはもう言ったの?」
そう問いかけるユイちゃん。ミアちゃんは「もちろん」と返します。
少し前にミアちゃんはツバサに「見て」と手に持つ物を見せていました。
「これは……?」
「ツバサと私の赤ちゃん。出来たのよ!」
「ええ!?本当かい!!」
ツバサは自分の子どもが産まれてくると聞いて大喜びです。
そんなやり取りがあった事をミアちゃんはユイちゃんに話します。
「っていう感じね。ユイはもうツバサに話したの?」
「あー……ミアに真っ先に報告したくてミアに言ったけどツバサにはまだ言ってないの。てかツバサさっき寝室に入っていくの見えたし報告は明日になりそうね」
「まぁ寝ちゃったなら仕方ないわね。でも私に真っ先に言いにきてくれて嬉しいわユイ」
「へへへー私もミアの報告が聞けて嬉しい!産まれるのお互い楽しみだね!……そうだ!今度ママ達に報告しにいこうよ!」
ユイちゃんの提案にミアちゃんは嬉しそうに「そうしましょうか」と答えるのでした。
ミヅキちゃんはシオンくんに連れられてまた家の近くの公園へと来ていました。

「ミヅキ!たまにはちょっと違う刺激も必要じゃない!?落ち葉の中でさイチャイチャしよ!」
「え……シオンあなた本気……?どう見てもハエがたかってるし……やばい匂いを発してるわよ……う……気持ち悪くなってきたわ……」
いつもよりも落ち葉の山のその匂いが臭く感じられてミヅキちゃんは吐き気を訴えます。シオンくんは逆にケロッとしていました。
どう見ても落ち葉の山が腐りかけて色すらやばいです。
「まぁ……確かに不快な匂いはするけど……ダメ?」
ミヅキちゃんは相変わらず不快な気分のままですが、まぁ我慢ぐらいは多少できるので落ち葉の中でウフフな事をする事にしました。
が、やはり途中で気分が悪くなってしまい中断する事に。
シオンくんが先に家に帰ったあと、ミヅキちゃんもあとに続いて帰りますが相変わらず吐き気は止まりません。

「……ミヅキ?」
そんなミヅキちゃんに家の外にいたリオが気が付きます。
「公園の落ち葉の山が腐っててハエがたかっててその匂いで気分が悪くなっちゃって……」
「あぁ……よくあるよな」
落ち葉の腐った匂いはだいたいどのシムも不快な気分になるのでリオですら例外ではありません。
一方でアイちゃんも少し不快な気分になっていました。

「なんだか今日ずっと胃が気持ち悪い……」
体調が優れず風邪でも引いたのかなと感じるアイちゃん。けれども気持ち悪いだけで他の症状は一切なくいつもと違う感じがすると感じるアイちゃん。
食事の時間になると食べていた物が受け付けず更に気分が悪くなってしまいます。

(おかしいわ……味が受け付けない……)
アイちゃんはある事を思い出して早速トイレに駆け込み、すぐさまその結果が出ました。
アイちゃんはシオンくんの子どもを妊娠していたのです。
すぐさま近くにいたリオにアイちゃんは報告します。
「聞いて聞いてパパ!ビッグニュース!」
「ビッグニュース?何かあったのか?」
「私、子どもが出来たの!!妊娠したのよ!」
その報告にリオは驚き嬉しくなります。
「おめでとう!!アイ!」
リオは素直に祝福しました。初孫はミアなので初めてではないですが子供が増えて賑やかになるのはとても嬉しいものです。
アイちゃんがリオに報告してる最中、ミヅキちゃんはイオと映画を見ながらもその映画に集中できずにいました。
(……まさか、と思って調べてみたら妊娠していたのだけれど……困ったわね……)
ミヅキちゃんも今日の体調の悪さに思い当たる節があり、調べてみたら見事に妊娠していたのです。
ただ……ミヅキちゃんには一体誰が父親なのか分からないのです。それですごく困り果てていました。
夫婦生活はリオともイオとももちろんシオンくんともあるので全員可能性があるのです。
イオにちらりと視線をむけるミヅキちゃん。ですがばっちりと目が合ってしまいました。
「この映画面白かったね!」
「え、えぇ……そうね……。……あのね、イオ。話があるの」
ミヅキちゃんの困った顔にイオは首を傾げながらも「何?どうしたの?」と返します。
ミヅキちゃんは素直に妊娠している事を報告しました。
するとイオは立ち上がり、ミヅキちゃんも立ち上がらせて引き寄せて大喜びします。
「本当!?じゃあ三人目だね!」
「ま、待ってイオ……妊娠したのは私も嬉しいけれどそうじゃなくて…………父親検査してほしいの……リオとシオンと一緒に……」
ミヅキちゃんの言葉に喜んでいたのも束の間にイオはぬか喜びをしてしまった事に気がつきました。
過去にした事もあるのにすっかり忘れていたのです。
「そうだった……ユイが出来た時もアイやシオンが出来た時も検査して父親が誰か調べてたのすっかり忘れてたよ……。俺かパパかシオンの子……のどれかか……」
ユイが出来た時はどちらが父親か分からずやきもきしながらも三人で検査しに行った事を懐かしく思うイオ。シオンやアイの時はもう慣れたものでした。ミアの時はイオが早くミヅキちゃんとの子が欲しくて焦ってミヅキちゃんに頼み込んで自分の子だと確実に分かる形でサイエンスベビーとして産んでもらっているのです。
少ししょんぼりするイオにミヅキちゃんは申し訳ない気持ちが湧きます。
「ご、ごめんなさい……リオやシオンにも話してくるわ……」
謝りこの場を去ろうとするミヅキちゃんにイオは再度抱きしめて「謝らないで」と囁きました。
次回に続きます��!
子どもが産まれたー!とするはずがただ妊娠報告話になっちゃいました。次はたぶん産まれてると思います。
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2024/1/9〜

1月9日 身体の全ての感覚がなくなってしまい心が塞がる寒さを思い出した一日だった。
職場は今日からお仕事始めの方も多く、いよいよ日常が戻ってきて、なんかもう少し安心している。 友人から受け取ったメッセージを開くと、年賀状が連盟で新鮮だったこと(わたしの友人同士が結婚した)と悲しいけれど仕事始めで職場にいることでなんとか取り戻したところがある、という内容で、すごくわかるな、と今日一日時々思い返していた。

お昼休みに清里フォトポートフォリオの申し込みをしようとして、応募受付日の前日から登録だけはできるはずなのにフォームを見つけられず、日にちを確認すると1月10日から。そして今日はまだ1月8日!まだ1月一桁代なんて信じられない。今年も長くなりそう。
他の職員さん同士で、某スーパーのピーターラビットグッズプレゼントキャンペーンのことを話していた。私が毎日行くスーパーでもそのキャンペーンを実施していて、ぬいぐるみがかわいい!と気になりつつポイントを貯めるまめなことはできずもう何ヶ月も経ってしまっている。 職員さんの娘さんが欲しがっていて、半分ポイント、半分お年玉で手に入れる作戦を立てているとのこと。
昨日の夜、久しぶりに少し落ち着いてインターネットをできたきがしていて、やっぱり水野しずのnoteで真顔に戻れた。 あと新所沢PARCOが来月末で閉店することを初めて知った!閉店間際に行く予定を立てたい。
今週末は2日連続で始発出勤。これを乗り越えたらお休みしたり、写真のことをしたいので、なんとか乗り越えられます様に。

1月10日 昨晩は疲れすぎてたくさん飲み物を飲んでしまった。なるべく熱々にして飲みたくて、でも身体がエネルギーを欲しすぎて速飲みしようとして、たくさん舌を火傷して痛い。 高校の時の部活の悪夢を見てしまって、本当起きてからも辛かった。さわりしか知らない曲を一曲指揮しないといけないという悪夢。かつてこれが現実だった時間もあったのか、と思うと今がとてもましに思えてしまう。

東京出張でへとへとになって、でも移動中の電車で清里ヤングポートフォリオの登録を済ませる。あまりこのコンペのことをよくわかっていなかったので応募要項を読み直して、写真のプリントにこだわったことがあまりなかったし、今もそこまでこだわりきれないところがあるので、別これに応募しなくても良いのかな、と思えてきた。 でも、中途半端ながらもやるだけやってみるんだと思う。
どう乗換案内を調べても2時間以上かかる移動に、日記の文字起こしもし始めたけれど、へとへとが相まって文字を打てないくらいうとうとして寝てしまった。 職場で2時間ちょっとだけお仕事をした。
一期下の方から年賀状のお返事を手渡しでいただき嬉しい!満月を見ると私も月を見ているかな〜と思う様になった、と書いてくれていた。 給湯室で会った二期下の方と、結婚ブーム(ラッシュ)のことや、結婚式に行きたくない!という彼女の���張を聞いて、一昨日あった友人から結婚式のエピソードを聞いて、他人の結婚式は8割はおめでとうおめでとうおめでとう!という気持ちだけれど、2割くらいは、目の当たりにするちょっとした演劇にどこまで苦しくなく目の当たれるか心配な気持ちを抱えてしまう話をしたことを思い出す。
今週末にできない生活のこと、少しでも済ませて置けます様に。

1月11日 午後から都内はイベント的出張があり、午前中はお休みをとって、この週末にできないお掃除などを済ませて家を出た。 今日はこの冬一番の寒さの様だったけれど、いつもの職場の朝より寒いことはなくて、東京って暖かいと思った。泣かないで耐えられる寒さ。
午後からの予定が以前の職場に程近かったため、新年のご挨拶も兼ねて、お世話になっていた職員さんへ連絡をとり顔を出してきた。 今の自分の状況的に自ら人に会いに行くなんてしない方がよいかな、と思いながら直前に連絡を取ってみて、お会いできることになって緊張しながらちゃんと楽しみでもあった。

手���産に渡してみたかったふくろうサブレを新橋の小川軒で購入。 初めて行ったけれど、近江屋のようなクラシカルな雰囲気と素朴で多福感のあるお菓子屋たちがとてもよかった。
その後は年末に前を通りかかって気になっていた、法務省の展示室の見学へ行った。
日比谷公園を歩いていたら、ふと日比谷図書館で石川竜一のエベレスト等の登山の写真展が開催されているのを見つけて入ってみる。 登山途中の記録の写真が良かった。あまり石川竜一の写真を見たことがなかったけれど、日比谷公園を撮った写真もなんだか良くて、こんなに死にそうになりながら高い山を登らなくも良い写真を撮る方なんだな、と思った。あとどのくらいレベルの山から登山記を作ったりするんだろ。
法務省の赤レンガの建物に入る扉がとても重かった。 税関と同じ様な重厚感のある階段空間や、近代建築の装飾が施された天井などを見学できて、ライブラリーでは法や謄本の制度ができるまでの歴史等が展示されている。 ゆるキャラはホウリスくん(リス)とホゴちゃんとサラちゃん(ペンギン)とサイバンインコ(インコ)だった。どこにでもゆるキャラっているんですね。 弁護官と検察官と裁判官の昔の法廷の制服が可愛い感じ。それぞれ肩から背中にかけて異なる刺繍か入ったマント。

東京のオフィス街のランチタイムを抜けて、以前の職場へ向かう。 毎日乗っていたエレベーターで、もうフロア案内を見ないと何階かわからなくなっていた。 お忙しい中でもみなさん挨拶してくださって、少しおしゃべりをさせてもらって、単純な感じでお仕事がんばろうな、という気持ちになった。いつか一緒にお仕事できれば、と思いつつ、もう綺麗な思い出のままそんなことはしない方がいいのかもしれない。
午後からの予定のため上野公園まで歩く。 不忍の周りにいた鳥が、いつかの九州旅行の途中に乗ったフェリーの上でカッパえびせんをあげた鳥の種類と同じだと気付いた。
用事が終わり、上野駅の高架のペデストリアンデッキから東京の夜は明るいし、明るいだけでも寒さが和らぐ気持ちで年末年始に眠っていたまちが動いている様子を眺めながら歩いて帰宅。
今日は充実した非日常的平日を送れた気がする。 長い一日でした。

1月12日 昨日お会いできなかった前職の職員さんからメールが届き、今日もそのおかげでモチベーションを何とか保っていた。 でも心の中は明日からの入試業務の悲しさと不安しかなく、今もとても明日始発に間に合う様に起き上がれる自信がない中へとへとに帰宅している。
ふと思った、インターネットで決定的なお別れをしたことがない事、去年わたしがインターネットでさっぱり消えられなかった事について少しだけ文字にしてみたくなり、もうInstagramで誰も長い文章を読まないことは知っているのに、長い長い言葉と一枚の写真を置いてみた。 久しぶりにインターネットで息をして気持ちになった。 今はこの8年くらいにインターネットを通して出会ってくれた方々にお礼を言える様な誕���日を迎えたいと思って、そんな利己的な気持ちのない誕生日を望んでいる私はもうすぐ死んじゃったりするのかもしれない。
今日はお昼休みに赤い梅が咲いているのを確認できた。

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お葬式
祖父が全うした。91歳だった。5/27の6:27に息を引き取った。自分の誕生日は10/27で、紫の手帳を受け取ったのが12/27。おいおい、おじいちゃん。あなたの才能は十分に承知していた。けど、そこまでされると怖いぜ。
ここから長すぎる。一時間足らずで狂い書きな感じ。読みたきゃありがとうございますね。
黙して語らず、ニコニコ優しく、しかし熟慮している人だった。従兄弟曰く、「大学に行くときに、ニーチェの詩?に注釈つけて渡された。おじいちゃん心配してたんだなあ」おそらくそれはツァラトゥストラだ。おじいちゃん、同じ道を辿ってるね。「毎年おじいちゃんは宝くじ買ってたやろ?あれをどう使うか聞いてみたら、『あの道を直して、ここの堤防を強くして』って言ってて、本当にすごかった」そう、だからあの葬儀の当日、近隣は大雨で避難警報が出されたんだが、不思議とおじいちゃんが道を作り治水した地域にはほとんど被害がなかった。すげえぜ。かっこいい。
自宅から出棺。近所の人たちがお見送りに来てくれた。しかしまあ、その出棺作業は自らと親戚で急ピッチで段取りしました。すごくね?あなたは本当に、素晴らしい人だったのだ。みんなが知っていた。それだけは確かだ。私もその一人だ、と述べてもいいですか?おじいちゃん。あなたと将棋をしても、絶対に勝てなかった。正月に家の玄関の上がりで、自らのプライドである刀を手入れしていた姿を、鮮明に覚えています。祈るように、���なたは梵天に手入れの粉をつけていた。
通夜から葬儀まではパニック。全ての段取りを把握している父が、その段取りを内々の親族に明かさない。いや、普通さ、もういくばくもない命を目前にすれば、あらゆる段取りを把握して、誰がどこにどう動けばいいのかを伝える。あなたの生業はそういうものでしょう?『随時更新の身内スケジュール』が必要でしょう?そうやって自分が全部しなきゃ、という使命感の反対には、人に任せられないという不信感があるのでしょう?だから仕事以外に友人がいないんです。普通に休日に飲みに行くこともないと。「お前が友達と馬鹿話するような友達はいない」と断言しましたね。違うんです。馬鹿話じゃないんです。お茶会や飲み会は、深刻で暗い話を笑い飛ばす場所なんです。
なんでわかんねぇかな。わかんねえからあなたと飲んでも面白くない。というか、「こういう馬鹿がいた」みたいな仕事上の話を家に帰って母に申しつける時点で、非常に卑怯な落語なんですが、おめえさんよ、案外馬鹿を馬鹿にしちゃいけねえよ、馬鹿も馬鹿なりに考えてる。その考えてることを否定しては悦に入る。『酢豆腐』の旦那じゃねえか。大いなる阿呆。ダサ坊。シャばい。自分専用のポルノを自分で拵える野郎。水商売を貶しながら、お姉ちゃん遊びには大いなる興味があるどすけべ。小学生女児がなんぞの事件にあった、と聞けば、「この子はなんかとっぽいからそうなるよね」口が裂けても言うなよ。ジャニーズの会見、「この男は、男なのに化粧なんかして目も落ち窪んで、気色悪い」何様だよ。てめえが利用するだけ利用したゾーンに対してそういう言葉を吐くんだ、へえ〜。高校ぐらいまで父と祖母の着せ替え人形として彼らの与えられる服を着た。気色悪いんだよ、友達の言うには、その服装は、「なんか、おじいちゃんみたい」だとよ。っざけてんじゃねえよ!お人形遊びは楽しいか?てめえら俺が幼い頃に女装させたりとかしたよな。こちらはグチャグチャです。「お前が寝てても呼びかけたら応えてくれるから、つい」とか抜かしてるけどさあ、起きてるよ。その気色悪いボディタッチも。でも寝てて可愛いふりしてた方があなた気持ちがいいでしょう?てめえが俺を撫でるたびに、吐きそうになって仕方がないんだ。You Know? Yeah, you Just say "I Don't Know". ****
最後の念仏が唱えられる。輪廻転生は仏教で三回とされる。誰も見たことのない祈り方。三回同じ言葉を唱えた後に、なんとなく解���のような文言があった。「見たことがない葬儀だった」と口を揃えて申し述べる親族。火葬場へ。これが悪夢のようだった。
とても現代的でシステマチックな火葬場。荼毘に伏すとして、その間はみんなでなんとなく空を見たり、煙突からの煙を見たり、そんな時間だと記憶していた。しかし実際は、棺を運ぶのは手動で操作できるフォークリフト。最後に顔を見て、そこからは全員が揃って荼毘の場所へ。もうその時点で、呼吸が苦しい。自分が過呼吸になっているのではなく、そこに漂う人間のタンパク質を燃やした独特の空気が、襲いかかってくる。少しは泣いたけれど、本気では泣かなかった。
喫茶室があります。親族の待機室はここです。全員が喫茶に向かう。一悶着あったらしいが、それは全てを握っているはずの父が何も手立てを打っていなかったことによるらしい。つまり、「あの家に帰る手立てがない」とのこと。大揉め。しれっと、親戚のおっちゃんが「また始まった」と呆れたように言うので、彼について行って喫煙所へ。「おじいちゃんの棺に、ショートホープ入れてあげたらよかったなあ、と今更後悔してるんですよ。植木職人の人曰く、『耳から煙出るぐらい吸う』ぐらいの人だったんで。まあなんかあるときに胸ポケットに入れたままやめたらしいですけど」「俺もおっちゃんのイメージそれよ。でもそんなんクラクラするやろうな。でもやっぱり、紙巻きじゃないと俺は満足できん。何回か試すけど、口の中がなんか変になる」「あれって、水蒸気にニコチン入って香料入って、ってことなので、口の中に残るの当たり前ですよ。で、定期的に掃除しなきゃなんですけど、してないように思います」「なるほどなあ」「紙巻きは手の中に隠せないじゃないですか、でもよく見ますけど、子供の散歩に付き合いながら、あのデバイスは手の中に収まるので、隠れて吸ってる人とか、あと軽自動車の中とかでずっと吸ってる若い女性」「あ〜!よく見るわ!」「なんか卑怯ですよね」「堂々と吸えばいいのに」
骨上げ。向こうから機会が運ぶ音がする。耐えられない。目を背けて壁に引き下がった。説明がある。その人の話を聞こうと思って顔を見ると、祖父のお骨が目に入った。無理。逃げ出して外で存分泣いたが、これはやらねばならん。おじいちゃんも本望ではないだろう。ある程度落ち着いた。元に戻った。骨箱を抱えたさっきのおじちゃん、「ほれ」完全に試されている。立ち向かおうと思った。おじいちゃんの顎の骨の右側をなんとか取り、入れた。壁に向かって泣いていると、おっちゃんが背中を叩いてくれた。優しいボディコンタクト。あれがなかったら、自分はもう立ち直れなかっただろう。
親族の直来。席順がアウトだった。向かいに祖母。斜め向かいに弟、隣に叔母の配偶者。彼や弟と話しているときは、苦しくなかった。弟は後ろから声が聞こえたらしく、ギャルソンとして働き出したので、真似てとりあえず。未来に向ける光を見たように思う。挟まれる祖母の無駄口、思い出話、さっきも言うたやん、で最終的に、「あんた食べんのな?あんた食べんのな?」この役割は弟が担ってくれた。途中で異常を察した母が「持って帰るので」と包んでくれた。そこで祖母が、「物足りんな!うどんでも食べたくなるわ!」糸が切れる。立ち上がって親族の控室に足取りもおぼつかず帰り、水を飲んで倒れそうなところを背中で柱に寄りかかったのは記憶している。そのあとは完全にギャルソンに徹した。席に戻れば……と感じた。
見送り、なぜか親族はパニック。というか、祖母の血をダイレクトに引いている人たちが大揉め。関わったら壊れる。だから、早く帰りたいだろう人たちのドアマン、ポーターとして立ち働いた。その場所が貸し出す傘の場所を把握しているのは俺だけで、木偶の坊なので雨風を防ぐにはもってこいだ。帰るまでが遠足。帰るまでが葬儀。見送ったあと、祖母に話をされた時点で、おそらく人生で一番危険な焦点発作があった。見える聞こえる把握はできるが、動かない。少しだけプルプルしている。話の隙間で深呼吸して、離脱。その後、なぜか父が、「この鍵が潜戸の鍵。行けるか?」と。拒否したところでまたパニックだろう。叔母方の年嵩とおばあちゃんが同情する車で帰ることになった。話の流れで、「えっ、だって私ら帰っても鍵はにいちゃんしか持ってないやろ?潜だって鍵かかっとるし」「これ受け取ってまーす」と鍵束を見せる。永遠のような10秒間の沈黙が、どうしても笑ってしまいそうになって良くなかった。
で、まあ帰宅したものの、真っ暗で鍵の種類がわかるのは父のみ。明かりをつけても何が何やら。普通に礼服で鍵を探しながら試して回る、という、夜盗みたいな働きをして、必要な鍵は開けた。自分はともかく着替えと服薬をしなければ無理。処方薬を飲んでいるところを見られようものなら、またおばあちゃんの詰問に合う。口に含んだまま、水道水の出る蛇口に向かう。「あんたな。夜に明かりつけて網戸にしたらいかんのよ」知るか!緊急事態だ!黙ったまま食器棚からコップを出して水で飲み下す。危なかった。あの場で自分が倒れたらマジでやばかった。ちょっと効いてきたのでせにゃいかんことをしようとしたんだが、お呼び出ないらしい。仏間のパニックを感じながら、叔母方のおっちゃんが絶対にまだ上がらない、との意思表示をしたので、ここは、と思い、���を脱いで上がる。「これはここ!これはこれでいい!これは日にちが明けてから!とりあえず帰らせ!」と仕切って、「仏間できました。どうぞ」でおっちゃんおばちゃんもう帰らなやってられん状態。見送ろうと玄関について行った。母の「あれはどこ?」攻撃。「ありました!ご安心しておかえりください!」見送りで礼をしたが、90度だった。無意識なのにね。気持ちが出るね。
そこから自分たちのサルベージ。呑気に「あんたら泊まっていかんのな?」「ばあちゃんな、うちはうちでやることがあるんや」と挨拶もせずに帰る。あとから聞けば、母に「大丈夫な?」と聞いてたらしい。大丈夫なわけあるか!お前の不可知領域かつ被差別領域に踏み込んでるんだからほんとのことなんて言えるか!ババアに申し伝えたら、きっと座敷牢の世界なので、両親のそこの理性には感謝したい。
帰りながらうだうだ。珍しく母が飲まないとやってらんないね、状態だったので、缶ビールを美味しく注ぐ方法を実践して、本当の直来。
ここからは結構スピリチュアルなのに事実として観測されている事象を改めて結び直した話になるので、またの機会に。
Adeu!
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先日までの暑さが嘘のように、朝晩が急に冷え込んできた。つまりイネ科の花粉が猛威をふるう季節の到来ということだ。秋の訪れを待ち侘びていた人も多いとは思うけれど、僕としては新たな地獄の始まりであり、定量噴霧式気管支拡張剤メプチンエアーを手放せない日々がしばらく続くことになる。幼少期から悩まされている喘息発作、子どもの頃はこの苦しさが続くくらいなら死んだほうがマシやと心のどこかでずっと思っていた。小児喘息に虚弱体質、運動場や体育館で貧血を起こしてぶっ倒れたことは一度や二度ではない。何を食べても太れない体質で、特に鳩尾の凹み具合は周りの友人と比べて自分は異常だと感じていたから、DeerhunterのフロントマンBradford CoxがAtlas Sound名義でリリースした『Logos』のアートワークを見たときには、いろんな意味でゾッとした。
(直視を躊躇う『Logos』のアートワーク)

臨海学修、林間学習、修学旅行などの学校行事はどれも喘鳴に悩まされた苦々しい記憶とともにある。臨海学修のときは勇ましく遊泳するクラスメイトの姿を、タイミング悪く生理になった女子と一緒にボートの上から眺めていて、あのときの情けないような惨めな気持ちは未だに忘れられない。家族旅行の際も必ず夜になると喘息発作を起こしてホテル近くの病院で吸入や点滴の処置を受けていた。いつも横に付き添ってくれていた母親には迷惑をかけっぱなしだった。そんな訳で今月に入ってからは非常に体調が悪く、おまけに歯痛、腰痛にも悩まされて、夜中に何度も目が覚めてしまう。目覚めたときはいつも息苦しくて、慌ててメプチンエアーに手を伸ばす。吸入してしばらくすると呼吸は落ち着いてくる。そのままソファに虚脱して朝を迎える。朝ごはんを要求してくる猫のミューモと文鳥のピッピにご飯を与えて今度は子どもたちを叩き起こし、みんな揃って慌ただしく朝食を済ませて妻のゆきこと子どもたちを送り出し、仕上げに洗濯と食器洗いを済ませてタラウマラへと向かう。自分が家を出るときに「行ってきます」と言える相手が部屋にいることを心から幸せだと思う。ミューモ、ピッピ、ほんまにありがとう。タラウマラのシャッターを開けると朝からたくさんの修理依頼を受ける。整備を終えた自転車が次々に巣立っていく。Googleの口コミで「ここはダメ。自転車の質が悪い」なんていう書き込みがあるにもかかわらず、数ある自転車屋のなかで僕の魂のカタチを具現化したような特異チャリンコ屋を選んでもらえることを素直に嬉しく思う。
(自転車屋としてあるまじきレビュー笑)

昨年末まで一緒に働いていたマリヲくんが退職した際に、自分のなかで掲げた目標がある。まずは借金を完済すること、次に前年対比で売上を向上させること、そしてタラウマラレーベルからの制作/製作を途絶えさせないこと。この三本柱については現時点ですべて達成できた。おまけに今夏に関しては遂にサラリーマン時代の月収も超えることができた。これはひとえにタラウマラを利用してくれる日々のお客さんと、支えてくれる友人や家族、そして自分の意地の賜物だ。ひとりになったとき、何人もの人から「大丈夫なん?」「もう作品づくりできないんちゃう?」と言われ続けたけど、そこは誰に何を言われようとも自分を信じた。人はみな簡単に「嫉妬」という言葉を口にするけど、僕が抱えているのはいつだって「嫉妬」ではなく純粋に「負けたくない」とう気持ちだけ。それも身近な存在に対してではなく、もっと巨大な資本とかムードとか慣例みたいなものに対して。そして何よりも自分自身に対して。でもやっぱり言うは易し行うは難しで、達成する為には精神も肉体も相当に擦り減らしてきた。大好きな少年漫画の『呪術廻戦』に倣って言うと、誰にだって呪力切れは起こり得るということ。そんな訳でここ数日は通院と服薬と寝不足でへとへとなんだけど、お客さんとの何気ない会話から元気をもらうことは、どんなときにでも不意にやってくる。自転車のタイヤについているバルブと虫ゴムを駐輪場でパクられたギャルのAさん、虫ゴム交換後の水調べでチューブにも穴を開けられていることがわかった。しかもパンク修理で補えないレベルのデカい穴。Aさんはマジかぁと叫んで、次のような事柄を捲し立てた。先月、福井県のとある宿に宿泊してからこんなことばっかり起こるんですよ、その宿は幽霊屋敷みたいなボロボロの宿で私が泊まった部屋の天井は人間の手形みたいな痕がいくつもあって、とにかくそこに宿泊してから不吉なことが立て続けにあって、お母さんはここで買った自転車で車に轢かれて全治6ヶ月の重症やし、こないだはカレー屋でカレー食べてたら異物混入してて、気づかずに奥歯で思いっきり噛んでしもうて歯が砕けたんですよ、もう最悪です、お祓い行った方が良いですかね?矢継ぎ早に繰り出される災難の深刻さとは裏腹に、Aさんの表情はなぜか明るかった。まぁ、お母さんは命に別状はないし、自転車も奇跡的に無事だったし、カレー屋の保険対応でインプラントにできるし、ちょっとラッキーかもって思ってるんです、とのことなのだが、どう考えても彼女の置かれた状況はラッキーではない。幸と不幸の帳尻が合わない。そもそも歯を失わなければインプラントなんて必要ないのだ。実際に彼女のスマホで宿の写真も見せてもらったが、確かにいまにも崩れ落ちそうな薄汚い天井のあちらこちらに人間の手形のような染みが点在していた。よくこんな部屋で朝まで眠れたね、と聞くと、私ぜんぜん霊感ないんですけど、このときはさすがに気持ち悪くて、霊を拒絶するには死と真逆の行為をしたら良いって誰かに聞いたことがあったので、めちゃくちゃAV観てめちゃくちゃSEXしました、だから結局ぜんぜん寝れなかったんですよ、と快活に笑う。僕も笑うしかなかった。チューブ交換しないといけないのはめちゃ痛いですけど、この話をお兄さんにできたので良しとします、またお母さんも元気になったら連れてきますね、そう言って颯爽とペダルを回転させるAさんの後ろ姿を見て、ギャルってマジで最強やな、と改めて感心したのでありました。
(Aさんの推しは星乃莉子さんだそうです)

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20230709
雑記(道楽)

ペンタカンサ(聖王丸)の花
penta (五本の) acantha (棘)でペンタカンサ。

ペンタカンサ錦
どちらもホームセンターで180円ぐらいの小さい苗だった。斑入りはヤフオクだと1,500円〜高くて3,000円が相場なので掘り出しもんだったかも。
サボテンを育て始めた頃に興味の赴くままに買った安い普及種の苗がどんどんでかくなってしまい、これから管理が大変になる予感つか悪寒。植え替えで皮の手袋を平気で貫いてぶっ刺してくる。金鯱とか鬼雲丸とか棘がやばいやつどうしよう。
希少な株でもない限り誰かが引き継ぐこともないだろうし、ナウシカが出征する前夜に地下で育ててた腐海の植物の給水装置を切るシーンがあったがあれみたいなことをする時がいつかくる覚悟はしている。
(この部分書いて下書き保存してテレビつけたら金曜ロードショーでナウシカやってた。)
『君たちはどう生きるか』がもう公開されると知って驚く。あっという間だなあ。どんな話なんだろう���長編はこれで最後なんすかね。

兜丸
うちに来て確か4年目の株。今年はもう五回ぐらい花を咲かせている。ある程度成長してから購入した兜は結実させると体力が落ちるのか大抵枯れる。直径が10cm超えた株か接ぎ木じゃないかぎり受粉させない方が良いようである。まあ白点がV字等の特異な形質でもないので種子が採れても持て余すだけだが。

種から育てた兜丸も花を咲かせた。

春先の翠平丸

あれからいくつも棘を吹いて翠平丸らしい草姿に。
この棘で必死に自分を守っているんだな。
ここまで4年間ほぼ何の変化もなかったことを考えると長い道のりだった。

アガベ・ホリダ。種まいて3年目。

ゲオメトリクス

ゲオメトリクス (団扇接ぎ)

パキポディウム(恵比寿大黒)
本葉が生えて来た。
以前種から育てたパキポディウム(エブレネウム )は2年目に30株近くトレーごと地面に落として全滅させてしまった。
恵比寿大黒は二、三年目の苗をいくつか購入したが結構腐れてしまってやはり難しい。いくつか残った株で来年の春に種を採りたい。

ボンバックス(エリプティクム)の実生苗。
10粒で3,000円という値段で出品されており、聞けば一年前に採れた種らしく鮮度の部分で悩んだが、あまり出品されることもないのでここは賭けに出る。10粒中8粒発芽で我が軍の大勝利。途中で2つ腐れて結局6株残った。
実験で幹を横倒しで伸ばしてから強剪定を繰り返してまん丸に育てたろうと思う。
ふと思い出したこと。
何年か前色々なサボテン愛好家のブログを見て栽培のコツを勉強していた。
今や付けたはずのブックマークも見当たらなくなり辿り着けなくなってしまってうろ覚えだが、あるブログでおそらく中高年のサボテンマニアの方が自宅の温室のサボテンの様子を毎日更新していた。
ちょうど今日の私の日記のように花付きがどうだとか植え替えをしただとか極めて趣味的で自己完結した内容である。サボテン以外の生活のこと等に関しては特に書かれていなかった。
寝る前に過去記事から毎日少しづつ読んでいき数日かかって何年か分の記事を読み貯めた辺りで、とある月の更新の日付一覧を見ると一週間ほど更新が止まっていた。
再開した記事はいつも通りのサボテンの写真と観察記録が記されていたが記事の最後に「大学生の娘が冬山で遭難して亡くなり先日無事葬儀を終えました。」というような一言だけ書かれていた。次の日には何事もなかったように毎日淡々とブログは更新されていて当時は戸惑いというか違和感があった。
でも今になってその気持ちがほんの少しだけわかる気がする。
わかった気になっているが正確な所かも知れないが。
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250227 木
【6:50】
学生時代の記憶を思い出すと照れ隠しで人を傷つけた嫌な記憶も思い出す
大人ぶりや、性的なものに対する過度な拒絶
子供らしいバカキャラである事の過剰アピール
よくわからないものに「敗ける」ことや「操られる」のが嫌だからそれについて学ばず、認めず、ただただおちょくり見下しバカにし続ける
その態度こそが子供らしさだという事実に気づかず
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子供の子供らしさとは理解不能なものに対しとりあえず知ったかぶり決め込んでマウント取ったりバカにする「虚勢」の部分にある
そんな子供らしさを残したまま歳だけとった人間がコミュ障になる
30代半ばになってようやく自身の過ちに気付き、恐怖に裏打ちされたプライド横に置き「多少物分かりのいい中学生みたいな態度」取って15年遅れで内省してみたりする
私たちが1000年以上生きる長命種ならそれでいい。10年、20年の成長差なんてのは誤差であり個性だ
だが我々は50、60代で健康寿命迎える事もある短命種
精神発達と社会性の獲得遅い人間は社会のメインステージからドロップアウトさせられる
この平和な日本社会。油断すれば小学生レベルの精神年齢と実務スキルのまま30代突入なんて余裕であり得る
社会性カスになって見放されるまでサボりやチートを許してもらえるし、全ての選択は自己責任
親としての責務を果たそうとするような大人はほぼおらず、子供の自主性重んじるという建前に甘えて管理監督責任を放棄してる
平和な世界は退屈。だから皆戯れに「不必要な差別」や「不必要な淘汰」をして遊んでる
狩りが必須の世の中に戻れば、戦争が常態化した世に戻れば「人間的な強さと優しさ」が足りないものから順に殺されてゆく
中途半端に意地悪なだけで実戦で役に立たないクズは殺される
意地悪さというものは狩りや競争における実務遂行能力が伴う事で初めて許容される甘えであり、能力が低い者が行使する事は許されない贅沢品(だからスキル低い人間は努めて善人を振る舞うしかない)
あ。また子供ディス始まっちゃった。バランス取る為に老人ディスもしないと…
わからないまま終わったっていいじゃん
楽しまずに終わる人生なんて嘘
我慢はただの趣味。しかも悪趣味寄り
可愛さと格好良さを追い求め女の子は整形の全身麻酔の影響で脳障害を負い、男の子はブリーチのかけすぎでハゲてゆく
ハックルベリーがゲロの横で眠っている
それでよし!
働こう。与えられたなけなしの生存権に感謝しつつ
主観的幸福のレベルは年収1000万も5000万も大差ないという(億超えでようやく変わってくるとか)
だから戸建てに住んでようがダンボールハウスで道端に住んでようが「主観的幸福度」は大して変わらない
私はどこにいようと布団では寝ない。ふとんは年収1億の人間にのみ許される贅沢品
コート羽織ってダンボール1枚敷いて毛布一枚かけりゃどこだってスイートルーム
もちろん、それを観て怖がる人の前ではそんな強さは見せない。戯れに不快さ愚痴って贅沢な臆病者の演技して人を安心させる努力も欠かさない
「ケチで融通効かない面倒なやつ」とは思われないようにする
自分の動物的欲求が満たされぬことなどどうでもいい。いや、温みだけはほしい
一番ほしいそれだけは欲しい
食事よりも睡眠よりも性的なアレよりも
優しさと感謝の気持ちだけは常に忘れたくない
あたたけぇ、あたたけぇ… 生まれてよかった、生きててよかった、対話を諦めなくてよかった
と思って逝きたい
———
【8:50】
中学生くらいの頃から性の捌け口として他者から消費されてきた存在が性カルチャーに対し抱く必然の嫌悪とニヒリズムと痛みを伴う優越感
そのようなパーソナリティ獲得した人間に対し適切な距離感保たず歩み寄ろうとする者は皆壊れる
沢山傷つけられた人間は優しい人や善人を壊す術(すべ)を身をもって知っている
ほらな、掘っても仕方ないカテゴリーを掘り始めた。洞窟の奥のどん詰まりにはまり込んで死を待つしかなくなった人の諦観と安らぎみたいなものに満たされ始めている。これが自宅の呪い
妻の事を思い出さないようにしたところで誰にでも当てはまる虚無や寂しさへの掘り下げはやまない
虚無へのフォーカスやめたいから私は痛みと笑いと労働に逃げ込んでいるのだ
虚無は温(ぬく)い。だがそれに耽溺したら現実の競争の冷たさに耐えられなくなる
だから死にかけの前頭葉叩き起こして束の間の人間タイム演じろ
飯を食え。節食を2日以上続けるな、虚無への執着がやまなくなる。妻の事を忘れればむしろ私が妻が見ていた世界を引き継ぐこととなる
それは生物の寿命を縮める悪い温み
最高に心地よい諦観
建設的に生きるよりも遥かに素晴らしい自棄があるという真理に目覚めてはいけない。その世界観にすがってはいけない
「役立たずで可愛い真理」を一度だけギュッと抱きしめて、極寒のエアロック外に放り出すしかない
私も世界や誰かのままならぬお荷物と化したなら、この宇宙船地球号のエアロックから出ていくから
———
【10:00】
これ観ちゃったよ。絶望的に見えて、優しい世界でもある
少し気を抜けば自分もその世界の住人になる確信がある(自宅にいると秒でそれに近づく)
何かを諦め切るまでずっと綱渡りなんだ、我々労働者の人生は
本来自分で渡らなきゃならない綱渡りを他人任せにするとチャレンジが遅くなる
子供を思い過ぎる親の気持ちが子供の失敗や敗北を固定化させる
親の縛りや愛から逃れる事ができたなら、気ままに楽しく、前のめりに冒険を楽しんで生きて欲しい
温みに耽溺し足踏みしながら眠りにつくだけの日々は、死を待つ終末期の人間の為に用意された悲しいおやつ
徐々に衰弱し穏やかに死んでゆく為の栄養価乏しい嗜好品
酒も、壊れた人間と過ごす日々もそれと一緒
抱きしめて、奈落へ突き落とす。あるいは共に落ちる。それしかない。それがせめてもの情け
切り替えて…いけないよ、そう簡単には
無力感と虚無感は我々ダメ人間の最愛のパートナー
捨ておけない。せめて禰󠄀豆子の箱みたいのに入れて常にそばに置きたい。そしてたまに箱から出しては撫でて抱きしめる
それが鬼だろうと四肢切断された愛玩人形だろうと、捨てられない
苦しいという事実を認めてはならない
肉体が感じる主観的現実に��調してはならない
今日は授業参観だ。身支度を整えねば
ボトムに穴が空いていて人前に出る格好じゃない。ブックオフで適当な黒ジーンズ買ってこよう
———
【15:15】
授業参観おわり
娘の存在は妻との物語の集��成なので、娘が生きて何かしてるだけで嬉しくて仕方ない
妻はそれを無責任と言っていた。気を抜けばすぐ死ぬ命の責任負って24時間面倒見続ける母親の大変さがわかるか、と
ああ、だが私にとっては妻の存在から何から全てが身に余る奇跡だから家族が生きて動いててくれるだけで最高に幸せだ
こんな親が子供を駄目にするのだろう
私は本来子供は簡単に生まれ簡単に死んでゆく存在だと思ってる。出産時に母子共に無事で済む確率は本来それほど高くない
だからその奇跡(医療インフラ等)の積み上げで出来ている平和な日本と現代文明そのものに対し感謝の気持ちを抱いている
地に足ついてない、幸せのハードル設定が低過ぎる、その通り
幸せのハードル下げりゃ呼吸できるだけでもありがたい
雨風凌げる屋根と服があるだけでありがたい
うん。そんなお父さんじゃいいブランドバッグ買ってくれそうにないよな
ATMとすら呼べない小さな小さな小銭入れ
小銭入れが幸せ求めちゃいかん
もっと不遜に、もっと感謝を忘れて
温み足りねーなあ思ったら範馬勇次郎かディオか宿儺気分で気ままに他者を貪(むさぼ)れ
でも勇次郎は刃牙にエア味噌汁作ったろ、宿儺は裏梅を殺さなかっただろジョルノの母親はディオに殺されなかっただろ
何が言いたい
どんな強者にも憂いや隙がある
その隙にこそ、その存在の本質が隠されている
バカ、全部漫画の創作キャラだろ
いいや。私が出会ってきた社会的強者や有名人にも、皆心に隙があった
笑ゥせぇるすまんに漬け込まれかねないような分かりやすい隙が
なんの話だよマジに
絵になんて全然興味が湧かない
人の温もりが一番好きだ
けど、絵を描かない人と特別な関係になりたいとは全然思えない
妻は背が低い人と親密になりたいとは思わないと言っていた。それと似た「排他」だ、私のこれも
ただ、一度好きになってしまえばあとは結構テキトーだ。当初決めていた自分ルールなんてパートナーや子供の可愛らしいわがままの前には吹き飛んでしまう
妻とは妻が絵を描いてなければ付き合わなかったが、結婚し絵をほとんど描かなくなったから別の絵描きに乗り換えたいなんて一度も思ったことはない
絵は、私が他者を認め許す為のとっかかり
それ以上でも以下でもなし
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旅の間に唯一書いたRV trip日記の断片。
日記を書くことが大好きだ。
ニューヨークも大好き。
でもどちらも一言で理由をうまく言うことができない。むしろうまく説明できない良いものは大体大好きになるのかもしれない!
はて、この一週間(今は2/2)は極力時間を割いてエアビー旅を書いていた。どちらのバージョンも読んでみたい。この(LAも挟んだ)ひと月以上後に書いている思い出し日記と、もしあの日々に書けていたらどんな言葉が残っていたのか、と。いずれも行った場所や食べたものは変わらないのに、その事実を纏う感情や言葉は、違うものもありそう。こうして結果的にビアンカの家に泊まっている今と、そんな未来を梅雨とも感じていなかったあの最初の日々の中で書き残した日記には、どんな違いがあったのやらなかったのやら、そんな辺りが気になる。
RV trip: 26th Dec
12月26日は大移動というかシフトチェンジの日というか記念すべき人生初RVの日。
朝、Pollock Pinesを出てきたという事実が少し信じ難いような気がする。荷物詰め込んで、2泊ってこんなにも物足りないのかという気持ちにもなりながら、サンホゼに帰る。
車の中では買い出しリストのアイディアを出し合う。サンホゼについてからの身の振り方も相談し合う。任せっきりで全然知らなかったのだけれど、そもそもRVの予約では大人4人と子供2人、という登録をしているとのことで、全員でピックアップに行くのはないよね、でも運転手は登録したほうが良いね、などなど。誰が受付時にキャンピングカー屋さんへ行くのか、誰が買い物に行くのか、最適な動きをシュミレーションし合う帰路。
あーそっか、朝のコーヒーを買いにカフェにも寄った帰路だった。コーヒー欲しい、とカレンが言って、オンザウェイの珈琲屋を見つけたから行こうということになってナビに従って行ったら、なんということはないただの閑静な住宅街のどこでもないどこかにたどり着いて面白かった。目的地と思っていたポイントへ近づけば近づくほど、こんなに街から離れた場所にあるカフェってどんななんだろうとみんなが胸の内で思っていた。で、ついたところはなんでもなくて、「なんで?」とカレン&みんな。結局そこからそう遠くないカフェに行った。そのカフェがとってもとっても良かった。ただコーヒーを買うだけなのが勿体無い、また行きたいけどかなりの高確率で二度と一生行く事のないであろう場所のカフェだった。一応mapに星つけておいた、Moonraker Coffee Roasters。ふと今書いた一段落を読み直していたら���い出したカフェがある。10年前のイギリスの田舎の、人里離れた場所のカフェ。カフェなのかダイニングなのか覚えていない。自転車旅の最中に寄ったカフェ。あれは現実なのか夢なのかも朧げと表現したくなるくらい、手の届かないどこかにある、あった、時間だった。何年かに一度思い出すことがある。この朝のカフェで思い出したかどうか全く分からないけれど、日記を書く楽しさはおそらく、ただ事実をしたためるだけじゃなくて、その事実・行動によって自分は何を感じて考えていたのかに、面白さを見出している気がする。その整理をする行為が日記を書くと言う行為の本当の楽しさかもしれない。
サンホゼの家について、nice to meet you Naoya. 第一印象は、人見知りのなさそうな人。その場では私とビアンカがナオヤと初対面。他の二人とは旧知の仲だから、そう言う環境で生じる人見知りのなさもあったのかもしれないけれど、普通にそつなく話す事のできる、男子、と言う感じの人という印象だった。5月までアメリカに2年住んでいたという。
ひたすら無駄な時間の無いように、と荷造り。というかまぁナオヤはいつでも出れるし、私とビアンカもほとんど荷物は変わらない。ナパワインは置いていく。
崇とカレンが服やら何やら何から何まで荷造りのし直しをして、ビアンカがせっせせっせとカレンのキッチンから旅で使えるものをパッキングする。私はちょっくら仕事をば。
そしてみんなでIndie Campersと言うサンフランシスコのRVレンタルに向かう。向かう途中で薬局に寄り、使い捨てフィルムカメラを2つゲットするカレン。40ドル。
Indie Campersには早く着けそうだったので、崇がとにかくおすすめしているサンフランシスコだけにあるバーガーチェーンでお昼を入手。Super Duperと言うバーガー。ビアンカはIn-n-Outを食べないでNYに帰るなんてあり得ないからね、帰る前に食べなね、とよく私に言っていて、その度に崇が、いやSuper Duperが美味しい、と言っていた。みんな好きねぇバーガー。
サンフランシスコはゲイカルチャーの発展がとても早かったことや、環境意識も昔からマインドセットがあったという。で、Super Duperはスローフードを掲げるオーガニックなバーガーチェーンという事だそうです。六個のバーガーを買ったボックスはなかなか迫力あった。トランクにその箱を積んでいよいよIndie Campersへ。
路肩で、またもトランクを台にして、みんなでバーガー頬張った。タクオミが到着。いろんな事が記憶から溢れていくのに、なぜかこの集合のシーンはとても克明に記憶している。潜在意識が躍起になっていたのかもしれないね、“始まるんだ!”と。
タクオミが通りの向こうからだんだん段々と近づいてきて、みんなはバーガー食べながら手を振った。2週間以上ひどい風邪で寝込んでいた病み上がりのタクオミは、絶賛鼻声だった。キャンプ椅子を肩から下げて、トランクとリュックサックで現れたタクオミ。日本人の量が多くて、最初からずっとビアンカが何度も言っていたのだけれど、人生でこんなに日本人と過ごすのは初めてだ、と、また言っていた。
ところで先日、崇にこんな話をした。「崇は男子と話をする時全然口調が違うよね」と。すると崇はびっくりしていて、全然気づかなかった、恥ずかしい、とめちゃくちゃ恥ずかしがっていた。いや気付いてないと聞いてめちゃくちゃびっくり。全然違うんだもの。簡単に言えば言葉使いが悪くなる。崇・ナオヤ・タクオミ、が集合するともうそこには、男子ー!という空気がムンムンしていて、急にカレンとビアンカと私の中に何やら連帯感が芽生えた。人間心理は面白い。日本語が増えて、台湾語が増えた。
ここからは二手に。崇・カレン・タクオミが在米者かつアメリカの免許を持っているので受付することに。他の3人が買い出しに。
〈
カレン宅とIndie Campersは車で30分くらい。遠く無いけど近くはない。その距離を買い出しに向けて走り終わるまさに直前くらいに、レンタカー組から電話がかかってきて、あと3-4時間は出発できそうにない、と連絡が来る。受付の対応が酷く、今日は混んでいて、前の人の返却も遅くて、掃除とかに時間がかかるから予約時間には間に合わない、ということだった。酷いね、となってとりあえずとんぼ返りしてみんなを迎えに行くか、とUターンをして戻っているとまた電話がかかってきて、掃除を自分たちで手伝うから早く貸出してくれ、と交渉したから迎えに来なくて良い、買い出しをして家に戻っていてくれ、という内容だったので、もう一度Uターンをしてまたアジアンスーパーに向けて走り出した。コメディみたいに私たち3人の乗った車はあっちこっちあっちこっちと動き回った。
〉
ヤッホー。今は2月4日の13:19。もう何度来たのか数え切れないほど楽しんでいるワインバーで、今日もアイスコーヒーを啜っている。一昨日サブウェイの中で崇とこのページに書いていある時間の話になった。
「どこまで書いた?」
「まだRVtripが始まってもないよ。なんかあのみんなでバーガー食べていたあたりがすごく記憶に濃くて無駄に文字数割いてしまって進んでない。」
「俺もあそこすごい覚えてるんだよね」
「なんか、目に見えない、始まるぞ、という感情が結びついたんだろうね
ところでさ、あの二手に別れた時に、鍵がどうのこうのとか、あったじゃん。全然細かいこと覚えてなくて、ただただ車で右往左往したことは覚えているんだけど。鍵の話覚えてる?」
「なんかあった気がするね。タクオミが集合した瞬間のことはすごい濃く覚えてるんだけど、その後のこと曖昧だわ。
あ!あったわ!俺、ビアンカに鍵渡したの思い出した。」
「やっぱあったんだ、あったかも!」
「あの時はまだ全然受付の人と話しさえできてなくて、で、ビアンカに鍵渡して、しばらくしてから掃除終わるまで貸出できないとか言われて、ずーっとカレンとタクオミと事務所で座って話してたんだよね。何話してたのか全く思い出せないけど。」
上記〈〉で囲った段落のことがちょっと曖昧で、鍵がないとかなんとかなったのに結論覚えてないからぼやっと書いた。でも崇と記憶を掘り起こしていて思い出してきた。
バーガーを食べ終えて、じゃぁね、と二手に別れて。ナオヤが助手席で、私が運転して、日本語で喋ったり、ナオヤとビアンカが一通り喋ったりしながら30分近くかけてスーパーの方に向かっていて、ふと、誰が言い出したんだったか、多分私じゃないけど、「てか、買い物終わってもアパート入れないじゃん、鍵、彼らが持ってるじゃん。」となった。それで1回目のUターンだった。またまたハイウェイ飛ばしてみんなでバーガー食べた通りに戻って路駐して、ビアンカが鍵を取りにレンタカーの受付にいる崇の所に行ってきた。2度目の出発をして、その道中で、私は3-4時間はまだRV借りれない、と上記で書いたけれど、一昨日崇に聞いたら3-4時間なんてもんじゃなくて、5-6時間はかかるって言われたとのことだった。もうすぐスーパーに着く、というあたりで崇とビアンカが電話して、ビアンカが「えぇ!」みたいな反応をしていたので私とナオヤはビクビクしていたのを思い出す。5-6時間は貸出できないと言われて、じゃぁ自分たちで掃除手伝うから、という話になったということだった。RVの掃除はなんだかんだ言って楽しかったそうです、一昨日初めて聞いたけど。
あの日はアメリカンピーポーはみんないかにして掃除した分を割引してもらうのかの交渉の話で盛り上がっていた。ので、そもそも掃除を楽しんだという感情は全く知らなかった。
私とナオヤとビアンカは、アジアンスーパーで一通り買い物をする。台湾ビールの瓶とアサヒビールの缶。日本酒。巨大なポッキー。果物。鍋やカレーの具材やらなんやら。アップル本社のすぐ裏手にあるスーパーでナオヤが興奮していた、昔アップルでバイトしてたらしい。他の3人からはこの辺りでゴム手袋してキャンピングカーを掃除している動画が送られてきた。
家で待機していてもなかなか帰ってこないので、RVが到着したら出来るだけスムーズに出発できるようにと、荷物を駐車場に運び出した。車も倉庫のように使って色々乗せておいた。
今日は3時間ほどの移動なので、今夜は明るいうちには着けないね、という時刻になっていった。ナオヤは本を読んでいて、私はもうできないと思って切り上げていた仕事のパソコンを開いたり、HIMALAYAN DIARYの第二版の仕上げなどをしていた。
出発したよーという連絡が入ってから1時間弱、どんどん夕暮れになる時刻に、RVがカレンの家に到着した。早速後ろのてっぺんが車庫に軽くぶつかってておっかないのなんの。大層でかい。
テキパキテキパキ手分けして荷物を運び込む。家から車から、どかどかどかどかと積み込んでいく。カレンのバルコニーからビーチチェアとバルコニーテーブルを持って行くか否かで私と崇の意見が割れた。崇は要らない。私は、持っていっておけば良いじゃん!という派。だって、荷物スペースいくらでもあって、たとえ使わなくても邪魔にならないのに!とゴリ押しして持って行くことになった。みんながそのやりとりを笑っていて誰も意見を述べなかった。(レンタルの椅子は4���しかないのです。)テーブルは絶対キャンプの時に役立つという判断。
とにかく、広いね、というのが最初の感想だった。こんなにスペースあるんだ、キャンピングカーって、という感じ。犬2匹が一つのソファの左右に括り付けられているのが最高に可愛い。いざ、出発。12月26日、16時23分。始まるぞーっ
運転はたかちゃん。始まるぞーとは言っても、まずはガソリン入れなきゃだったりスノーチェーンを買わなくてはならない。崇くんの運転のせいだとは思わないようにしていたのだけれど、RVはものすんごい揺れる。震度8くらいの感じ。立ってられないレベルで揺れて、棚という棚からいろんなものが落ちてきた。ちょっと待ってー!となったけれど、既に車道に出ていて、巨大なRVを路駐できる場所がない。タクオミがとっさに荷物から靴下を引っ掴んで戸棚の取手を縛る。「ちゃんと洗ってあるやつだから」byタクオミ。ヌヌがすっ転んでペシャンコになる。とにかく大慌てでキッチンあたりの出ているものをシンクの中に沈める。
開始早々にあまりの揺れと、轟音で、ワクワクよりもどうなっちまうんだ感に見舞われる。なんと言ってもラーメンがビビりまくっていて可哀想すぎた。骨の髄まで震えていた。頼むからもう少し優しくアクセル踏んで~と思うけど、言えないよね、RV運転したことないので加減を知らないし。もう信号が青になったりすると構えの体制になる、クル、、、!と思って掴めるところを掴んで飛ばされないようにする。そんな感じのスタートを切った。
スノーチェーンを買うまでが長かった。普通の一般道を曲がることが結構困難なのである。なので、普通のナビに案内されて町中を走ることができない。ナビに曲がると言われているところで曲がれないので、広そうな角を探して大きく大きく町中を曲がりまくった。崇が一番焦ったというシーンはUターンを試みた時。今にして思えばRVでUターンなんて絶対不可能なのに、まだ開始15分の私たちは誰も指摘しなかったのでえらい事になった。Uターンしようとして交差点止めてた笑 クラクションの嵐浴びた。笑
タクオミが冷静に、良いから慌てないでゆっくりで良いからぶつけんなよ、と優しいパパになっていた。
外はもう真っ暗。スノーチェーンは200ドル近くしたけれど、保険だと思って仕方ないね、と。使わなかったら返却できるし、と。
本当の出発を切った時刻はもうすっかり暗かった。カーブでは冷蔵庫の扉が開いて中身が全部飛び出してきた。運転手も、乗組員も、だいぶ慣れたけど、先は長かった。高速道路のうるささは本当にすごかった。音楽も全然聴こえない、音量マックスなのに。とっても退屈で寝るしかできなかった。そうしてある時、台湾ビールが冷蔵庫から飛び出してきて、割れた。6本飛び出してきて、割れたのは1本だったから、まぁまぁまぁ、という感じだったけど、ガラスの破片の飛び散った床とビールのベタベタが最悪で、着いたらいの一番に掃除をした。
真っ暗で雨の中、運転お疲れ様でしたのまき。到着時刻は分からないけれど20時過ぎかな。まっっっっっっくらで、怖かった。RV parkというRVの停められるキャンプ場なのだけれど、そんな時間に受付もちゃんとやってないし、雨だし、街灯が全くなくて、どこ!?!?という感じだったけど、タクオミと崇がぱっぱと動いて無事自分たちの番号のパーキングスペースに到着した。Yosemite Pines RV Resort。
割れたビールの掃除をして、カップラーメンを食べる事になった。今日はもう遅いから、カップラーメンだねって、誰が言い出したのだったか、私は内心、えぇ~だった。ええやん、手分けして準備したらものの30分とかでご飯できるだろうに、と。結果ラーメンで正解だったんだけどね。
男子がhookupを頑張ってくれた。電気とガス、水栓を繋ぐ。
カップラーメンはナオヤが作ってくれた。辛ラーメンと辛くない辛ラーメン。いずれにせよ辛いって言う。21時半ごろラーメン食べてる写真が残っている。ただただ楽しかったな~。これが最初の晩なのか、と言う感情があった。みんなでいることは不思議なくらい当たり前の感覚なのも面白かった。まだ出会って半日とかのメンバーなのに、なんかこう一緒に乗り越えなきゃならないことが多すぎたのか、不思議な調和があった。あとはやはり、犬が偉大。可愛いね~可愛いね~と入れ替わり立ち替わりに2匹のキャラの違いすぎる犬を愛でて、そこに人間的な会話が不要になるという偉大さがあったと思う。
ナオヤが成田空港で買ってきたロイスのチョコレートを食べながら台湾ビールを消費した。瓶ビールはRVに持ち込んではいけないねと学んだね、今夜飲んじゃおう、と言う事になって。
そしてポーカーナイツが始まった。寝床をかけてポーカーしようと言う事になった。買った人から取りたい寝床を決めて行くと言うことで。ポーカーは、勝負に出る時に、やっぱりリスク次第で動きが変わる。私も崇も、えぇ~所詮寝床でしょ、どこでも良いもん、みたいなこと言いながら結構ふざけた勝負に出た。本当にひたすらビール飲んだ。なんか、飲めた。
結局ナオヤが大勝ちして、俺絶対ここ~!と嬉しそうにシングルベッドを確保。2,3番目だった私はロフトを確保。いや絶対一位でもここ選ぶんだけど、と言うどう考えても好きな場所をとれて嬉しい。ビアンカが一緒でも良い?ってロフトに決めて、カレンがシングルベッド、崇とタクオミが奥のダブルベッドと、とっても順風満帆に配置が決まった。タクオミはいびきが凄いらしく1番のはずれは崇だ、と言うことで騒いでいた。
ベッドも決まったし、寝支度しますか~と。私は全然シャワーなしで寝れちゃうタイプだけど、全くそんなこと絶えられないタイプの人もいて、三々五々シャワーやらなんやら行動する。キャンピングカーにはシャワーがついていて、でもキャンプ場にもシャワーがある。
ビアンカがまずは試さないと、とRVのシャワーを試していた。私はキャンプ場のシャワールームを確かめに雨の真っ暗のキャンプ場に繰り出した。案外すぐシャワー棟に着いたしシャワーもトイレもすごく綺麗でびっくり。なんか思っていたより全然サバイバル感物足りないんですけど!と言う感覚になった笑 環境良すぎるやん、と。みんなに写真を送ろうとしたけれど電波が弱すぎて一生写真が送れなかった。
ところでGmailアプリって一番電波強いアプリだと私は時々おもうのですがいかがです?この頃だった、菊池の姉さんからバングラに行きそうだという連絡が来たのは。LINEで写真は一生送れなかったけど、シャワー棟の付近で繋がった電波が、姉さんからのchatメッセージをキャッチした。普通に返してからちょっとずつ電波が悪くなって、「ヨセミテにいて電波悪い」って伝えて朝起きたらデジタルデトックスしてきてって言われてた。
1時前に寝たと思う。
あ、ナオヤのベッドは、普段はテーブルと差し向かいの2つのソファになっている場所がフルフラットになって一つのベッドになる、と言う場所で、フルフラットにするのが大変だった。カレンのも日頃ソファの場所だけど、そっちは結構簡単にベッドに変えられた。私とビアンカはずっと布団も出しっぱなしでOKの誰も使わないロフト。寝床へは毎回上り下りが必要だけど、特に大変なものでもないし、荷物のそばで寝れるのも何かと楽だった。
RV trip: 27th Dec
朝はシャワーを浴びにシャワー棟に行った。キャンプ場の雰囲気がやっとわかって、とても良い空間だった。木々は、深い森というよりも、どこかオンザロード感のある木々。なんだそれ。なんか杉が多くてね。私どちらかというと杉じゃない木が好きなのでね。
RVの電気がうまく付かなくて、人間は電気がないとこうも何もできないのだねというお決まりの話になる。ガスはつくのだけれど、火はものすごく弱いのでお湯を6人分沸かすのは大変時間を要する。電気がつかないと持ってきたケトルもただの物質。
外の隣の車のスペースの電気も借りちゃおうという事になって、外で炊飯器をつなぐ際に。持ってきたカレンのバルコニーテーブルが役に立ってそら見たことかというくだりをした朝ごはん準備。味噌汁とご飯。ふりかけ。残間さんがNY行ってらっしゃいとふりかけをくれて、はるばるキャンピングカー旅で台湾人たちの胃に収まった。私はサンホゼでよく食べた梅ふりかけ。
ここで面白い記憶の残り方をしているのが、象印炊飯器のメロディー音に関するもの。炊飯器で米炊きの準備をしていたのは外にいた人たちで、私は中にいたのでそのメロディーを聞いていない。なのにすごく覚えている。外にいた人たちが、「この大自然の中で鳴る炊飯器の電子音楽の間抜けさやばい!」とわざわざキャンピングカーの中にいる人たちに説明しにきて、自分では聞いていないのに、それがどんな風に響いたのかを共感した。それ以降、象印の炊飯器の電子音楽を聞くたびに、あの日のキャンプ場を思い出す。
さて、夜ご飯はカップ麺で、と急いだ人たちなのに朝ごはんはのんびりと準備して、時刻はすっかり10時過ぎ。今日ってヨセミテでハイキングするんじゃなかったの?と内心思いつつ、集団行動って感じだわ~と楽しむ事にしていた。崇は心なしかちょっと急いでいた。みんなのムードと��うものがあって、みんなそれぞれ協調性の塊で、様子見合っているからこそのあまりテキパキとは進まない。やばいね、もう10時半だ、とか崇だけ言っていた記憶がある。私は既にハイキング案はないだろうな~とか思っていたので、まぁwe’ll seeね、というマインド。
運転です!人生初キャンピングカーじゃー!
まずはパーキングスペースを出て、排水場へ。ダークウォーターとグレーウォーターと呼ばれるトイレシャワーの排水と、シンクの水を出す場所につなぐ。特に難しいこともなく、事前情報でこの掃除が大変だ、みたいに聞いていた崇は一安心。なんてことはないじゃん、こういう感じなのね、というムード。
さて、出発。異常なほどゆっくりアクセルを踏んで進む。助手席には崇。
道を走り始めてナオヤ、「これって、崇の運転が荒すぎたって事だったんじゃん」と。特に後ろでてんやわんやはしなかった。まぁ昨日散々体験したからこその慎重な運転だよね。
とはいえ、ナショナルパークに入ってからは結構焦る。そんなにのんびりしていられなくて、観光地だから車の列がすぐできちゃって、ダークウォーター流すね、とか冗談言いながらよく路肩に避けて後ろに溜まった乗用車の列に先に行ってもらって、で、また発進するのにアクセル踏まなきゃでいちいち揺れて、と。急にブレーキ踏まなきゃいけない時も結構最悪で、観光地ではよくプチ渋滞が生じていて、乗用車だったら軽くブレーキ踏みながらで済むところ、RVはグンと踏まないと止まらない。sorry sorry sorryと叫びながらよく必死な思いをした。あとはナショナルパークのだいぶ奥地まで行くと道の整備が成っておらず、凹凸が多いのでまさかの上下の揺れが激しくなった。急がなくて良いから、とタクオミ。ごめんちゃい。一本道なのでね、焦るんですよ、自分が渋滞を作っている、という感覚がね。でもちょっとスピード出すと上下にガボガボと揺れる、すごい悪路が奥にはあった。結構崖っぷちで怖かった。
目的地はまだだったけれど、一回ちょっと良さそうなスペースがあって停まる。ここでの散歩がとても良くて、私も崇もその後よく、「あの、一回目に停まったのが良かったよね」と言い合っている。ところでサイドミラーは2種類が上下についていて、違う角度と違う広角で後ろが見えるようになっている。車は長くて、車の後ろの感覚を掴むのが難しい。2つのミラーのうちの1つは、ずいぶん遠くを写している。
あてもなく散歩して、楽しかった。信じられないなぁ、10年以上夢見ていたヨセミテに、こんな形で来る事になったなんて、そんな気分を秘めていた。カレンと崇、ビアンカは既に来たことがあって(タクオミとナオヤは知らない)、ビアンカにもうそんなに何回も来たことあるんだ的なことを言ったら、カリフォルニアってやることないから行くところといえば大体決まってくるものよ、と言われた。なるほど、そういうものなのかしら?
すごい高さを落ちている滝を見て、ビアンカがあの滝を見れるのは貴重だ、と教えてくれる。凍っているか、乾いているかで、滝があんな風に発生しているのは限られた時期で、私は初めて見る、と言っていた。そして滝の向こうの崖の窪みに虹が生じているのも素敵だった。
柴犬は、なんだかヨセミテという私の持っているイメージとは絶妙に似合わなくて、でも最高にカッコ良いやはり似合うものがあって、柴犬たちとヨセミテという大地を散歩するのが楽しかった。ナオヤは押し黙っていて何を感じているのかちょっとよくわからなかった。だいたいずんずん歩いちゃうのが私で、カレンが大体一番後ろで、ふと気づくとみんなでカレンを待って、ふと気づくと私とビアンカとラーメンがみんなから離れていて、ちょっと待っているとヌヌのなんだかが起きていて、みたいな散歩。崇は楽しいね楽しいねと笑顔いっぱいで、タクオミは私とは違って、前をいくのではなくて、横に一人でどっかに行ってしまう。あ、タクオミどこか散策に行ったな、と思いながら消えていく彼の後ろ姿に近しいものを感じる。ビアンカはひたすら中立な気がする。勝手な行動はしないで、一番前にも一番後ろにも左右にもはみ出ないで、ラーメンに話しかけたりしてた。
この時間は靄が素晴らしかった。雄大な場所に、ひたひたと流れる靄が美しかった。枯れきった大地の色は、水分を含んでコントラストが濃い。見たことのない植物もあれば、見慣れた植物も枯れてある。棘のある枯れ枝のあたりでは犬が入れなくて二手になったり。
すごく背の高い木の、肌がすごくて、ねぇちょっと木の肌がすごい、とみんなを呼び集める。みんながほんとだー、と熱心に木に集まっている姿がおかしくて、何枚も写真を撮った。今でもすごくお気に入りの一枚。
あとは燃えた木の大地がすごい迫力だった。深く感じていたのに、すっぽりと書き忘れている事を思い出した。12/25、レイクタホに向かう道中でのこと。山火事の跡地を通過した。まさかそのあと山火事の現場に出向く事になるなんて1億%も予想していなかったあの日、堪えるものがあった。山が一面燃えた跡になっていて、それがいつのことなのかは分からないけれど、異様な禿山がそこのあたりに当たり前に存在している場所があった。決して再生することのなさそうなツルハゲの死んだ木が所々立っていたり、ほとんど全てが横倒しになっている流木の積み重ねの山。禿山なのは冬場だから、ということもあるのかもしれないけれど。燃えたものが再生するのは、人の一生では測りきれない時間を要するのだろうなという残酷な感覚に見舞われた。美しさと紙一重のエルドラドフリーウェイ、大事なドライブだったなぁ。
という感情を思い出しながら、ヨセミテのこの散歩でも炭化した大木の幹などによく出会った。崇と、あのドライブ思い出すねと言いながら、これは、燃やしたのかな、燃えちゃった時があったのかな、と見た目では分からない景色の中を歩いていた。炭になった木の肌に魅了されてみんなを呼ぶ。倒れている黒い木を見たあと体を起こすと遠くを横切る靄の様子がすごく綺麗。そんな感じの散歩時間だった。
車に戻って、目的地、ヨセミテヴァレーに着いたのは14時半頃とかだったのかな。
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2024.01日記
2024/01/01
帰りの新幹線に乗っていると地震があり、いっせいに緊急地震速報が響いた。電車が緊急停車し、やや揺れたなと思っていると外の電線のほうが揺れていた。
現代詩手帖2023年7月号を読んでいたら電車酔いして、しばらく動けなかった。詩は今年かけたらいいな。短歌も作ってみたいといくつか試してみてるけど、しっくりきてない。今年の目標は以下。iPad買う/先にタイトルを決めて小説を書く/詩かけたらいいな/短歌作ってみたい
ジゼルのポーチを買ってもらったらジゼルを踊る夢を見た。明日はプリキュア展。
2024/01/02
感情が昂っていてプリキュア展のことをうまく言葉にできない。
事前に見た作品はトロピカルージュ(途中)、デリシャスパーティ、ひろがるスカイ。人は少なくかなり見やすかった。等身大キャラクター人形が、主人公だけでなく他キャラクターもいた。ひろプリのパネルや設定資料が追加されていた。出た後にも全キャラクター分のパネルがあった。図録は在庫残っていた。値段をみてやめてしまったが買えば良かった。プリキュア展とは別に、当日指輪を買ったが落としてなくした。ムーンライトに手をふったら一度振り返してくれた後、物陰に隠れてゆっくりこちらをのぞき、もう一度手を降ってくれた。夏海まなつちゃんに会いたいな。トロピカルージュプリキュアのブースでローラとまなつの別れのネタバレを観る。泣きそう。まなつが涙を流して海に飛び込んだローラを追いかけたあと、ローラは海からひと跳ねする。背を反らして、夕陽に鱗を輝かせ、天に手を伸ばすおとぎ話のような光景に、みんなの涙が止まる。ローラはトロピカル部の友達でありながら伝説の生き物で、ローラがまなつから離れて絵画のように伝説の一部となるとき、とてもとてもうつくしく、うつくしいから、遠い。ふたりはほっぺたをくっつけ合って笑い合う友達なのに。
トロピカルージュプリキュアを観終えたら映画プリキュアオールスターズFを見なくてはいけなくなるかもしれない、わからない。
2024/01/03
トロピカル〜ジュプリキュアは29話をみてしまっておなかいっぱい。昨日ネタバレで観た最終回でとても悲しくなっていたけど、過去の感想を見たらあまり悲しくない話の運びだったらしく、あんまり泣かないかもしれない。午前中はサマーとラメールのグリーティングにどうしても行きたくて、行くかどうか悩んでいたけれど、ピアノを弾いたりほかの生活をしていたら気が収まった。洋服はほしい。
今なら絵を描けると思ってクリスタを一ヶ月分購入。むだにしないよう今月はなるべく絵を描きたいが、液タブは場所を取るしコードが多いうえ、PCの速度自体がそんなに早くないのでいつかはiPadで絵を描くようにしたい。夢のはなし。
2024/01/04
ギリ書けるか。
エコー検査して5時間カラオケ。久々に大きい声を出すが声は大きければ大きいほど上滑りして高くなっていくから録音して聞くと別人。呪術廻戦最新刊を読む。
2024/01/05
出社。15時まで謎の待機。こういうことがあるなら在宅勤務にしてほしいが、そうもいかないよう。おみやげでとおりもんをもらう。とおりもんがいちばん好きかもしれない。
2024/01/06
ナックルガールを観る。三吉は顔に邪魔なところがなくて綺麗。
イヤホンをポケットに仕舞った服ごと捨てたことを察し、散歩を諦めバスに乗って駅へ行き、イヤホンとユニクロの小さい鞄を買った。ヨドバシで6万のヘッドホンを装着し、寝不足もありどうしても欲しくなったが、とりあえず今まで使っていた3COINSのイヤホンを買い直し来年考えるという先延ばしにより散財を回避。全体的にうっすら寝不足で何事もノイズがかかったようだった。
2024/01/07
再び散歩して筋肉痛になる。
記憶は蓄積するのではなく想起という行為そのものが過去を呼ぶという論。ここまで読み、散歩したら、気づいたら本を買っていた。何を言ってるかわからねーと思うが……。
2024/01/08
ギリ書けるか。
ドラクエ10を少し進めたが、頭痛のためほぼ一日なにもできず。
(あるひとを思い出すのは、過去の写しの再生ではなく現在の行為であり、個人の環境に依るのであればそうでないものとそうであるものを分けるのも現在のそのひとである。)
寝る前に換気をしたら頭痛が改善したので電気ヒーターで何かが燃えたのかもしれない。
2024/01/09.10
(目の覚めた地の文の羅列)
カラオケに行きたい
2024/01/11
一粒食べるとクレープ食べたあとみたいになるチョコレートを二粒たべた。昼間は怒涛の仕事であっというまだった。
(想起においは動作の担い手が交互に入れ替わること 物語になることは細部をそがれること
小説がミクロの具体性を編み続けることであるなら、“文章”とは相容れないだろう。現在を置き続けること、いっぽうで回想の体で物語ることもある)
2024/01/12
怒涛の仕事だが終わらせる。カラオケ行きたい。
上司に私の慰労会と伝えられ二人で定時後食事し、ドラクエ格付けなどで盛り上がり楽しかったが、そのあと交際を申込まれ気分が下がってしまった。わたしはなにか間違ったコミュニケーションをしているのだろうか。年齢のせいであればよいけど、ひとりのことばかり夢中になってきたから自信がない。
2024/01/13
今日と明日で共通テストらしい。受験生は大変だ。
4時間ほどカラオケにいて、大声の出し過ぎで気持ちが悪くなり退散。でもここさいきんで一番楽しいカラオケだった。
家に帰ると妹が彼氏と喧嘩をして、謝るために買ったケーキの余りがあり食べる。妹の彼氏はむかし薬物をやってたみたいで絶対別れた方が良いとおもうが、すきだからケーキを持って謝りに行くのだろう。うちの家族がもっと関わり合う人々だったら引き止めていたのだろうかとかおもうけど、じっさいはそうでないのでわからない。
こういう関係でいきてきたから、ひとといることの肯定だとか、唯一無二のしがらみとともに生きることの幸福を描いている物語をみるといいことだとおもう。自分のなかからはでてこない幸福で、でもわたしもそれは幸福だと思う。そういうものに出会えるとうれしい。
2024/01/14.15
谺碧海那由多を見定むアグラフォノスの詩篇を練習。タイトル覚えられたこと無い。
仕事における 害(パワハラとか)のないひとのことをわりとアンドロイドと思いがちなので人間味を出されるとびっくりする。いきなり40歳の上司に交際を申し込まれたダメージが大きく日曜はほぼなにもできなかった。とくにストーカーとかの被害もなく、相手も途中でひより始めて水に流していただいても構いませんとか言い始めるし、今日はそのことで謝られるしたいへんきまずい。でもそれを先輩に相談して、きまずいなか頑張って働いてますアピールができたのは良かった。
妹の彼氏は元薬物売りらしく、死体を運んだことがあるらしく、本当に別れたほうがいいと思うが今日も部屋から男の声と「撤回する♡撤回するう!」と聞こえてきたからだいすきで別れないんだろう。別れたほうが良いのになあと勝手ながら思い、別れたほうが良いのになとツイートしたらもう4年くらい会ってない友達からいいねされたからあいたいよーと言ったら2月に連絡をくれることになった。楽しい忙しさで生活がみちみちらしくいいことだ。アニメーターになるために専門学校へ通い直していると風の噂で聞いたけどどうなんだろう。いまはクリエイターなのかな。
2024/01/16
小説書き終わった。タイトルはいつもむずかしいからよく考えていない、今度はタイトルからきちんと小説を書いてみたい。
もともと『知と愛』のマリーや『くるまの娘』などの広義の土地に縛られるひとがすきで、物語に置いた。さびしいのにどこにもゆけない、というのは好きな概念のひとつ。そんなことばかりやってるけれど、今回もそれがやりたくてそういうことをやった。
寒くて全身の皮膚がいたかった。喉も痛い。
2024/01/17
喉痛いしだるい、熱はないで明日明後日を在宅勤務にしてもらった。もうほぼコロナで確定と思っていて、そう思うとますます心が萎れてくる。毎日気をつけてたのに。
書いておきたいものもあといくつがあるからほそぼそやりたい。
2024/01/18.19
絶対コロナでしょうという風邪をひいていてどうにもならない。熱はないらしいけど、とにかく喉と全身が痛く、体がだるい。
食べ物が食べられるうちは大丈夫と思っているので、むりして食べては自滅しがち。昨日と今日を在宅勤務にしてもらえてたすかった。これで通勤になってたらとおもうとぞっとする。今日なんかはまったく起き上がれなかったし。
体が使い物にならないぶん考え事をするしか無いから、2月お友達とあうときの洋服を考えてはいまから悩んでいる。
なかなかしんどくて本は読めないけど、それとドラクエくらいしかすることもないので読みすすめていきたい。
2024/01/20
1日のほとんどをドラクエに費やす。が、たまーにピアノを弾いたりした。熱があるのによくやるなと思う。
コロナもインフルも陰性。今までコロナに罹ったことはなく、コロナが流行りはじめてからただの風邪にもう3回くらい罹っている。
病院につくと子どもが多く、インフルエンザの検査(鼻に長細いなにかをいれるあれ)を本気で嫌がり、命をかけて駄々っ子をする子どもが二、三人いた。親を蹴ったり、喉の許容を越える声で叫んだり。本気で抵抗するともしかしたらどうにかなるんじゃないか、という子ども特有の駄々っ子の希望ってどこからくるのだろう。甘えだろうか。自分もそういう駄々っ子をした記憶がある。
2024/01/25
やっと風邪が落ち着いて、鼻をかみながら出社できるようになった。ひさびさに外へ出ると、自分より身長が低い人や高い人がたくさんいて、やっぱり自分は世間的に見ると小さいなと思いつつ、それでも最小というわけではなくふつうだなということに気づく。
何日か出社してつらかったが、なんとこれからは週一回の出社でよいと連絡を受けた。
今日は妹の誕生日だったので、Francfrancでメイクポーチとリップバームを買い、プレゼントした。Francfrancの紙袋を見た途端「Francfrancだ!」と悲鳴を上げて、メイクポーチを見て悲鳴を上げて、ずっとやったー!うれしー!と言っていた。あげる前に、メイクで汚れるならせめて色は白ではなかった……、そもそもポーチなんで使うだろうか……、使わないとして、ならしまうのに嵩張らない電動カイロとかのほうが良かったの……とうじうじしていたのもすっきりした。プレゼントをあげてよかったし、喜んでもらえて嬉しい。
2024/01/28
素敵なブラウスとスカートを試着し、かわいいですね〜とときめいてブラウスだけ買うことに決めると、店員がやさしく「スカートの在庫が残り一点」「ホームページにはもうないかもしれない」「とりあえずあわせたお値段だけ出してみますね」とごりごりに押してきて、たしかに自分でもかわいいと思ったスカートだし、欲しいかもしれない……とわけがわからなくなってしまい、「買います」と言ってしまった。お会計しながらなんとなく間違えている感覚があり、よくわからないけどたぶん踏みとどまったほうが良い!今からでも購入をやめたい!と念じながら13200円払った。呆然としながらこんなはずじゃなかった……こんなはずじゃなかった……としばらく亡霊みたいにフロアを彷徨っていたけれど、後悔の塊にならないために一度購入した服を着ることにして、トイレで着替え、そうしたらやっぱり可愛くていまでは満足。
2024/01/29
昼間に映画『輪るピングドラム』の後編を見終える。アニメ時点の「きっと何者にもなれない」が映画では「きっと何者かになれる」へ至ったことを考えると胸があつい。作品自体はやっぱりくるしくて何度も泣いた。運命の果実を分け合うことができることこそ。一度でも愛していると言われたひとは……。そしてピングドラムはあり続ける。そうだろうか、そうだといいけど。
2024/01/30
時間が空いているときはずっと銀河英雄伝説を流している。おもしろい。
仕事でわからないところがあり、要点だけ聞くつもりが手取り足取り、画面共有しながらすべて教えてもらった。自分と関わりはなく席だけ近いパワハラ上司を思い浮かべ、ずいぶんと自分は人間関係で楽をして仕事ができているのをあらためて実感。
ここ3日間くらい毎晩1時半まで悩んでいた洋���をけっきょく買ったので、今日はそのぶん本を読めた。ボルヘス『砂の本』の他者だけ読んだ記憶があったけれど……と開いたらほんとうに他者しか読んでいなかったのでほかも読み進めている。短編ばかり読んでるから読書がだれる……と叔母が読んだ形跡のある『冷蔵庫より愛を込めて』を出してきた。
霊魂は朝日のあたる窓ぎわの机のうえで丸くなって日向ぼっこをしていた。Kがベッドからおりると、霊魂は朝のくちづけを求めるかのように顔のあたりにじゃれついてきた。柑橘類の皮をむくときのような香りがした。Kは、そういう果汁を使って化粧をした娘に顔を寄せられたような気分になって、一瞬自分が若い妻を得たかのような錯覚に陥った。しかし霊魂がKの肩や顔のあたりで歌にならない歌を歌ってはしゃいでいるのに気がつくと、その気分もたちまち消えてしまった。何か手に負えない動物でも飼いはじめたような気持がそれにとってかわった。
倉橋由美子『霊魂』
2024/01/31
明日もう洋服届くらしい。
血圧の値は膵炎というのは膵炎ではないんだろうか。とにかく脂質を避けてるけどもともと体調が悪かったわけではないのでわからない。
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まこ
「まこ」という名前の意味は漢字で書いて真っさらな子供です。
それは私が小説が書けなくなった時期に子供の代わりにと妻が授けた名前でした。この物語は、妻と私が寝入る前のわずかな時間に共に紡いでいったものです。書き出しは妻からでした。いささか長いお話しですので要約してお話しします。
「まこ」はこの物語の主人公です。出張中に大きなあんこうに攫われてしまった唯一の肉親である叔父さんを助けるために、彼女は海を冒険します。まこは幼い頃に両親や兄妹を洪水で失っており、頼れる肉親は叔父だけでした。まこは家族を奪った水が恐ろしく、海を見るだけでトラウマで身のすくむ思いでしたが幼馴染の妖精のシーに励まされて奮起し、彼女と手を取り大切な叔父のためあんこうの影を追って出航します。まことシーはあんこうを追い諸島を巡り、臆病な木彫りの牛のホリィや勇敢なおたまじゃくしのジェムといった仲間たちと出会い、冒険を通して友情を育み成長します。最初は恐怖だった海も、様々な出会いや美しい冒険を経験するにつれ、まこにとって愛すべきものへと変わっていきました。
すみません、まこの出自を思い出すとどうしてもいつも涙が止まらなくて…妻ですか?妻は度々癇癪を起こす私に疲れ果て手紙を置き出ていってしまいました。情けない話ですが、「いずれこうなる」と私は結婚をして、いや、婚約を結んだ幸せのピークと呼べる時期においても喜ぶ妻を後目に心の片隅でいつも考えていましたので、あまりショックではありませんでした。なん��ことはない、私という人間は所詮平凡で酷薄な男なのだということを痛感します。せめてアップダイクのウサギのように走ることができたならば実存に張りが出て仕事くらいはうまくいきそうなものなのですが、かなしいことに私のこの脚は老いた酔っ払いの使い物にならない脚へと枯れていくばかりです。物語に戻りましょう。
まことその仲間たちは島を巡るうちにやがて、なぜ自分が冒険に出たのかを忘れてしまいます。それはなぜかと言うと、溌剌として勇猛果敢でかわいいまこに恋心を抱いた海の亡霊が、密かにまことシーとホリィとジェムに取り憑いて叔父に関する記憶を食べてしまっていたからです。亡霊は海の亡霊なので、まこが叔父を見つけて海から離れたまこの故郷に帰ってほしくなかったのです。亡霊は臆病で極度の寂しがり屋でした。そんな亡霊の思惑通りに、まこは叔父をすっかり忘れ、魅力的な海を愛し、やがて冒険の経験を活かして島を巡る航海士として貿易船に乗り、航海で生計を立て暮らし始めました。
まこが航海士として名を馳せるさなかあんこうの下でどれいとしてこき使われているまこの叔父は、ずたぼろになり疲れ果て病気をし、もはやあんこうにとって使い物にならなくなりました。用済みになった叔父はあんこうに生きたまま平らげられたのち、どろどろに消化され、糞として排出され海中の微生物に分解されて、未練の深いその魂は消え去ることができずにこの世に繋がれ、永遠にだれにも見つけられない暗い海底を亡霊として彷徨う定めを負いました。
海の亡霊はまこと一緒にいられて嬉しい反面、みんなの記憶を食べた罪悪感にひどく苦しみました。叔父はすでに死んでいるに違いありません。
亡霊はまこのことを強く愛しているにもかかわらず、ホリィやジェムやシーと同じようにまことお話しすることはできません。海に繋がれた亡霊がまこに取り憑くことができるのも、まこが海にいる時だけです。だからたまに船内の椅子を転かしたり、船で仮眠するまこの夢枕に立って、亡霊はまこの気を引きます。
私は妻と籍を入れてから突如不能となりました。妻とセックスをしようとすると吐き気が込み上げ、どうしても勃起することができませんでした。私は幼少期に、親から性的虐待を受けていたのでそれによるPTSDだと精神科医に診断されました。妻と結婚する前はほどほどにセックスができたのですが、結婚して家族として構成員を増やすための営みとそれを意識した途端、事に及ぶ際に生理的な嫌悪感が身体中を駆け巡るようになり、とても勃起できるような状態ではありませんでした。それに伴いメンタルも崩れ、原稿もボツを連発し、そのうち執筆するのも億劫になりました。
両親は私の前でセックスをすることにより興奮するたちでした。両親はたびたび眠っている私を起こして目の前で情交にふけりました。むせかえる温気立ち込める部屋の暗闇からギロリと私を覗く四つ目のキマイラ、その怪物が放つ悍ましい慟哭。思い出すと悍ましくて吐き気が込み上げてきます。私にはそれが耐えられないのでそのことを忘れようと努めました。本当の私はいなくて、ここにいる私は別の私なのだと思うように努め、私は私を殺しました。その時から私は私の殻の外から私を見る私となりました。私が高校に進学したころ、母は私の弟を身籠りました。しかし高齢で身籠ったこともあり、その子は流産してしまいました。両親はそれから不仲となり離婚してしまいました。それから私は母の実家にひきとられました。その日からだったと思うのですがたびたび同じパターンの夢を見ます。それは弟が生きていて私と話す夢です。私が虐待されていたことの詳細を弟にうちあけ、弟が黙り込んで考え込むという内容です。夢に現れる弟の姿は様々でした。働き盛りの市役所の職員の時も有れば、白髪の老人の時もあり、小学生の姿で現れることもありました。夢の内容はワンパターンで、私と弟はいつも何もない白い部屋で椅子に座り膝を突き合わせ、ただただ黙り込んでいます。
私は精神科やカウンセリングに通うようになり、妻はそんな私を励ましとても気遣ってくれました。
当時のことを思い出すと、今でも感謝と申し訳ない気持ちが溢れ、涙が出そうになります。
そして妻が深く気を使ってくれているのにも関わらず、私の心はどんどん憎悪で満たされていきました。その憎悪は、仕事や生殖が上手くいかない事に対して際限なく湧き上がる行き場のないヘドロのようなもので、それは大層厄介なものでした。惨めさと言うのは一個の人格をたやすく破壊するものなのだと今にして思います。妻が「まこ」を産み出したのはちょうどこの頃でした。子供がいれば少し違ったのかもしれないねと私が話すとじゃあ作りましょうと妻がまこを産んでくれました。そんな妻の愛をも裏切り、私は今まで飲まなかった酒を1日中飲んでは心配する妻を罵倒し、時には手を上げることさえありました。私は妻を憎悪した。惨めな私を受容し優しい言葉をかけ続ける妻は哀れな私を見下しているのだと思い込んでいました。酒浸りの虚な頭で原稿に向かっては数行で投げ出し泣きながら当て所なく外を歩き回り、酒を飲んで帰宅して夜は靄が掛かった頭で妻と「まこ」を冒険させる。そんな日々がしばらく続きました。時間の感覚が麻痺し終わることのない夜のぬかるみの中を歩いているかのような、そんな心地がしました。私と妻は救いのないひんやりとしたまさに地獄と呼ぶべき世界に居ました。歩くたびに苦痛を伴い、何処へも進めない。最早手詰まりといった状態でした。そしてとうとう妻は、手紙と離婚届と指輪を置いて、実家へと帰って行きました。私は当然だと受け入れ離婚届に署名をしました。それから妻とのやり取りはずっと義両親を通して行っています。これは義両親の発案で妻はそれに合意したということでした。私は妻が出て行ってから一度も話していないので、実のところ彼女が生きているのか死んでいるのかもわからない状態なのです。私は妻が居なくなっても一人地獄の中で「まこ」の物語を書き続けました。
まこは貿易船で勤めたキャリアを活用して王国お抱えの冒険家へと出世しました。そして王の命により資源を求め航海し、続々と新しい島々を発見しました。まこの開いた航路は王国の輝かしい繁栄の礎となり、まこはまさに伝説の冒険家となりました。何もしなくても3回の人生を送れるほどの褒賞を与えられた晩年のまこは家族も作らず人目を避け、灯台守として隠居しながら、愛する海の側でこれまでの交友関係や冒険をまるでお気に入りの本を読み返すように何度も思い出し噛み締め、そして十分に満足しながら穏やかにこの世を去りました。最期まで叔父のことを思い出すことはなく、充実した生をまこは全うしたのです。そしてそれゆえにまこは亡霊になりませんでした。その魂は肉体を離れると忽ち風に散り散りに飛ばされていきました。まこの魂のかけらたちは、追い縋る海の亡霊が伸ばした手をすり抜け夕空の遥か彼方へと消えて行きました。煌めきだけを僅かに空に残して…そしてその煌めきは滲んで亡霊の瞳から溢れ落ちました。
ホリィやジェムやシーもすでに死んでしまっていて、亡霊だけがただ1人取り残されてしまいました。老いることができず、記憶の忘却という機能を持たない不死の呪われた亡霊は、永遠にまこへの恋心を忘れることができません。あのときもし、まこの記憶を食べずかつ叔父を助けることも失敗して、まこに悔いが残ればまこも死後亡霊になり、亡霊どうし触れ合いお話しをして一緒に過ごせる可能性があったのではないか。
そんな想像が、不幸になったまこすら願ってしまう自分の存在が、亡霊をたまらなく苦しませます。しかしそんな亡霊の深くて巨大な苦しみは誰にも届きません。
氷に触れても冷たくなく、火に飛び込んでも熱くない。そんな亡霊のなかに、まこへの恋や後悔や自己嫌悪をはじめとした様々な苦しみが溶けて混ざり合いヘドロのようなどろどろになり、どろどろはさらに新たな苦痛を取り込んで際限なく膨らんでいきます。
ひとりぼっちの海の亡霊の苦しみを誰が知ることができるだろう。理解されることのないその苦しみは発散されることなく、海の上で永遠に膨らみ続けます。それは風が吹くと波が立つくらい当然のことでした。
亡霊の苦しみは消して浄化されません。ところでもう一杯如何ですか。
俺は胡乱な廃人に進められるがままジャックダニエルをグラスに注いでもらう。ボトルを持つ廃人のしわくちゃで乾燥した手はぶるぶる震え、ジャックダニエルがグラスから溢れる。
今日たまたま横の席になり知り合ったばかりなのに、自分語りしすぎているこのよれよれの廃人のことが俺は怖かった。
その気持ちをはぐらかすようにぐいとロックを流し込み窓の外を眺めた。まだ日は沈み切っておらず、うつむいて駅に向かって歩くサラリーマンたちは皆、大体がすでに退勤してるであろうになんだかせわしない風だ。
酔いが回ってきたところでちょっと��気になってきた。そして俺はこの店から出るタイミングを測り始めた。逡巡しているうちに手元の空のグラスにジャックダニエルがまた注がれていく。
俺はそれを一気に飲み干してすぐ会計を済まし、席を立って廃人に礼も言わず速足で店を出た。
話されたことを全て忘れたかった。振り返ると窓の磨りガラス越しに、あの廃人が見える。
廃人のぼやけたシルエットはこの世に滲んでこびりついた「しみ」のようで、まさに亡霊だった。
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メンタル
昨日、大学の保健センターに行った。精神科で診察を受けて、うつ状態ですねと言われ、抗うつ薬と睡眠薬が出された。
ゴールデンウィーク明けからずっと精神的な落ち込みが激しく、気力のわかない時期が2か月以上続いていた。大学に行けず、家で何をするでもなく、ただベッドの上にいるだけの日が多かった。バイトと人会う約束だけは相手に迷惑をかけるので、出来る限りきちんと行くようにしていた。(それでも内定先のメールを3週間無視したり、ダブルブッキングを発生させたりと、既に迷惑をかけていた部分もあった。)
全然何もできてないのに、修士論文や先生から任せてもらった別の論文、大学の課題、インターンの応募など、やらなければならないことがどんどん積もっていって焦りからどんどん眠れなくなっていった。だいたいベッドに入るのが12時くらいだとしても、眠りにつくのは早くて3時くらい、遅ければ6時とか。早く眠れた日でも、寝てる最中に何度も目が覚めたりもした。
苛々することや悲しくなることも増えた。ネットや新聞、テレビなどで目にするすべてに一々心が動かされ、過剰に悲しい気持ちになってしまう。このあいだは、図書館で勉強しているときにたまたま嫌なニュースをスマホで見てしまい、論文を読みながら泣いていた。ショッキングなニュースを目にすると、出来事それ自体に悲しい気持ちになるのはもちろんのこと、「あ~こういう出来事が起きると、ネットとかでどうしようもない論争が起きるんだよなあ」みたいな感じで、その出来事によって二次的に発生する嫌なことまで考えて嫌な気持ちになるという自家中毒に陥ることもしばしばあった。
人と関わるのも億劫になってきている。人と会えば楽しく会話できるが、一人になったときの疲労感がいつもより激しい。特に、知り合い~そこそこ仲がいい程度の人と喋るのは疲れる。
もともと情緒が安定している方ではないので、最初の頃はそのうち元気が出るだろうと静観していたが、以前に比べて明確に集中力が低下し、勉強が捗らなくなり、軽い気持ちで大学の学生相談所を予約してみた。
今カレンダーを確認したら、初めて学生相談所に行ったのは7月11日だった。最初の面談はお試しのような感じで、保健センター(学内の病院のようなところ)への案内やトークセッション(アメリカの映画でよくある円になって悩みを語り合うみたいなやつ)への案内など、今後の対応を決めるために悩みを聞いてくれるとのことだった。上記に書いたようなことを話したところ、うつの疑いがありますねと言われ、保健センター行くことになり、その場で診察の予約をした。
ちなみにこの時に、ご自分で予約できますか?とカウンセラーの方に聞かれた(私が病院の予約を先延ばしにしまくった話をしたため。)。電話での予約は先延ばしにする自信しかなかったので、オンラインで予約できますか?と聞くと、電話だけなんですよねと言われた。カウンセラーさんは、私が「あ~...」という反応をしたのを見逃さず、私の代わりにカウンセラーさんが電話で予約することを提案してくれた。すごい優しいね。お言葉に甘えて予約してもらった。23歳だが。
そういうわけで、昨日保健センターに行った。

駒場の空。森すぎる。
薬がでるほどじゃないかなと思ってたら、普通に薬で治しましょうと言われて薬が出た。

これが、ハッピーな気��ちにしてくれるやつ。

これが眠くしてくれるやつ。
かなり軽い気持ちで学生相談所を予約したので、とんとん拍子でうつ病と診断され処置することになって驚いてる。
昨日とりあえず一錠ずつ飲んだ。素直に下痢・頭痛・吐き気などの副作用がでている。これらの副作用は1週間ほど続くらしい。3週間後にまた保健センターに行くので、それまでは様子を見る。
こうなった原因を色々と自分でも考えてみた。
①凝り性・完璧主義の性格
別にまじめな性格では決してないんだけど、自分の決めたこだわりやルールに対して、すごく厳しく自分を従えようとする傾向にある。1回でも失敗したら、もうやる意味がないと思ってしまう。今半年以上Duolingoが続いているけど、1回でも連続記録が途絶えたらやらなくなるだろうなと思ってる。
②共感力が高すぎる
「繊細」って言われると「うるせえ!!!」って言いたくなるんだけど、いわゆる「繊細」って呼ばれる性格だと思う(私から見たらみんなが「鈍感」なだけに見える)。「繊細」で共感力が高いことは、私が優しくて素晴らしい人間性であることを全く意味しないので、普通に人を傷つけてしまうことも全然ある。ただ、困っている人がいたら何とかしてあげたいと思う気持ちはかなり強い方だと思うし、だからこそ、紛争や平和構築という分野を将来目指す道として選んだ。ただ大人に近づき社会のことがわかってくるにつれて、自分が想定していた以上に社会が嫌なことであふれていることに気づきはじめて、その社会の嫌さに年々耐えられなくなっている感じがある。他人と自分の心理的境界線が薄い。
③春学期頑張ろうとしすぎた
2月のシンポジウムが何とか成功し、3月に内定が出て、春休み終盤の私はかなりハイな状態だった。今なら何でもできる気がする!春学期はとにかく頑張る!という気持ちに溢れており、春学期から①ジム通い、②修士論文、③統計学の勉強、④新しいインターンなどを始めようとしていた。今思うと無茶すぎる。自分のキャパシティを全く理解していない。4月の間はそれでも頑張れたけど、ゴールデンウィークで完全に燃え尽きてしまった。

ハイになっている私によるインスタのキャプション。
統計学は途中で挫折した。
④国際情勢の悪化(主にパレスチナ)
自分の専門地域であるだけでなく、大使館職員として関わっていた国が見ていられない状態に陥ったのは本当につらかった。今もつらい。出来事と②の繊細さが組み合わさって、かなりダメージを受けた。
⑤ニュース浴びすぎ
大学院生だし、周りはみんな社会問題に詳しいし、とにかく最新のニュースはきちんと追わなきゃと思って、ツイッターを見すぎてた。わざわざBBCのアプリを入れて通知をオンにしたりもしてた(1時間に1本くらいニュースが送られてくる)。
⑥周りがすごい
大学院の友達がすごくしっかりした優秀な人たちで、落ち込みが激しいとかそういう愚痴をあまり言えなかった。
性格に関しては、無理に直さなくてもいいのかな、と思い始めている。自分のやりたい紛争や国際政治という分野とは、あまり相性の良い性格ではないと思うけど、べつに自分の性格が嫌いというわけではない。大らかで細かいことを気にしない人間が社会で生きていきやすいのは分かってるんだけど、社会と適合できないくらいで自分の性格を否定するのはかわいそうだと思う。
性格を直さないとなると、気に配るべきは環境の方ということになる。とりあえず、ツイッターはやめた。ニュースに触れる時間をとにかく減らそうとしてる。学校でも人と喋る時間を減らしてるし、極力新たな予定は入れないようにしている。今入っている予定も、減らせるものは減らしている。せめて海だけは行けるといいな。
どうぶつの森のスマホのやつにハマってる。悪いやつが出てこないし、みんなお互いの個性を認め合ってて素晴らしい。あと、自分の好きなように物を配置できるのも、凝り性としては非常に楽しい。カウンセラーさんにどう森にハマってるんです、って言ったら、心がしんどくなっちゃった人から、よくどう森やってるっていう話聞きますよって言われた。うつ病あるあるかも。
あつ森ほしい。
うつ状態だからってそれが私のすべてではないし、わざわざいろんな人に言って回る必要もないと思ってる。無駄な心配もかけてしまうだろうし。ただ、これを見てる人には知ってほしいという気持ちがあったので書きました。
みんなもくれぐれも心を大事にね。
【最近のおすすめのコーナー】
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MADEIN(LIMELIGHT)のなごみちゃんとせりなちゃん、かわいいのでおすすめです。
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ぼくが脳出血を発症したのは令和元年のクリスマスの晩だった。その日は社会面のデスクとして担当紙面の責任者をしていた。編集作業を終え、職場で残務処理をしていたときに倒れた。日付は変わって12月26日未明。その日、自分がどうやって紙面を作ったか、ほとんど記憶に残っていないが、倒れたときのことは覚えている。そのときのことを振り返りたい。 【表でチェック】脳卒中の注意すべき初期症状「ACT FAST」とは? 大きな事件や災害、注目される選挙があると、新聞社は忙しくなることはあるが、その日は、どちらかというと、ありふれた平凡な日だった。 「何か身体の前兆はあったのか」と聞かれることがあるが、明らかな自覚症状はなかった。「身体がつらいと思っているときに倒れるとはかぎらない」というのが、ぼくが得た教訓の一つだ。わかりやすい前兆があるわけではないのだ。 だが、疲労はたまっていたようだ。脳卒中との因果関係は分からないが、後に家族に聞くと、倒れる数日前、寝る前に「背中が痛む」とつらそうだったそうだ。身体の不調の感覚がつかめなくなっていたのだろうか。後の祭りだが、健康に注意を払い続けることがいかに大切か身に染みた。 発症したのは会社の編集フロアだ。職場に残っていた先輩記者との雑談を終え、席に戻ろうとしたとき、突然、頭のなかがぐるぐるとするような違和感に襲われた。明らかにおかしい。頭痛などはなかったが、立っていることもままならなくなってきた。 これはまずい。 未明の編集フロアで仕事をしていたのは数人だったと思う。残っていた編集長のもとに近づき、「なんかおかしいんです」と身体の不調を訴えた。救急車を呼んでくれるのでは、と思ったのだ。 そのうち、座っていた席から崩れ落ちるように倒れてしまった。身体に力が入らない。右半身にまひ症状が出始めた。「まずい」と異変を感じてから、ここまで数分間だった。 編集長席の横で、あおむけで倒れこむ。だが、このときは意外に冷静だった。天井の蛍光灯を見つめながら、ぼんやりと考えていたことは2つのことだった。 ひとつは、家族のこと。年明けに家族の手術と子供の受験が迫っていた。そのときは、深刻さはよくわかっておらず「入院するとしても年内には退院しないとな」と考えたりしていた。 。もうひとつは「翌日の新聞ができていてよかった」ということだ。倒れたのは、翌日の朝刊を作り終えた後。紙面編集の責任者の一人として、新聞発行に直接の影響がなくてよかったと思っていた。 翌日から冬休みを取る予定だった。ここ数日は「あとちょっとで、ゆっくり休める」と考えながら仕事をしていた。4日間の連休を取る予定だったが、その後の入院、リハビリで結局、1年半ほど、休むことになってしまった。 脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳が障害を受ける脳卒中。血管が詰まると脳梗塞、破れると脳出血やくも膜下出血になる。 脳卒中が発症した場合は、早期に専門的な治療を受けられるかどうかが、その後の症状にも影響するという。とにかく、脳卒中が疑われる状態になったらすぐ救急車を呼ぶことが肝心らしい。ぼくは今回、搬送される側だったが、周囲で異変が起きたとき、適切に対応するにはどうすればよいか。当時はよく知らなかった。 米国脳卒中協会が提唱するスローガンで「ACT FAST」というものがある。F(フェイス・顔)、A(アーム・腕)、S(スピーチ・言葉)、T(タイム・すぐ受診)の頭文字で、注意すべき初期症状を表現している。 顔の片側が下がって動かない、片側の腕に力が入らない、ろれつが回らないといった症状があれば、すぐに救急車を呼ぶべきだという。そうすれば、死亡や後遺症のリスクを下げることができるというのだ。 ぼくの場合、未明の発症だったが周囲の方々に迅速に対応していただいた。一人でいるときに倒れていたら発見が遅れていただろう。 搬送先は近くの病院だった。ぼくは以前、その病院の系列クリニックで、脳ドックを受け、MRI検査をしたことがあった。そのときは、大きな異常はなかったが、そのカルテがあれば、治療の役に立つのではないか。そう思い、救急隊員にそのことを告げようとしたとき、自分が話せないことに気づいた。 「あうあう」と発声はできるのだが、言葉にならない。話せないことに焦った。必死の形相で「あうあ、あうう」とうめくだけだ。声は出るのに言葉にできない。これはかなり怖かった。 救急車に同乗してくれた先輩記者が、さっとノートとペンを差し出してくれて「しゃべれないなら、書いたらいいから」といってくれた。 「脳ドック受診歴あり。カルテあるはず」と書こうとしたが、右手でペンが持てない。ここで、自分の身体が相当まずい段階にあると自覚した。右半身のまひがひどくなっているのだ。左手で何とかノートに文字を書こうとしたが、判別可能な文字は書けなかった。 ここで死んだら、先輩は「遺書を書こうとしていた」と家族に伝えるのだろうか。そうじゃねえんだけどなあ。救急車のなかでは、そんなことを考えていた。(河居貴司) ◇かわい・たかし 社会部次長。平成9年産経新聞入社。和歌山、浜松支局を経て社会部。関西の事件や行政などを担当してきた。京都総局次長を経て現職。令和元年12月に脳出血を発症して中途障害者になった。少しでも復調したいという思いで、リハビリを続けている。 この記事へご意見や感想。みなさまの経験談を寄せてください。メールアドレス goiken1@sankei.co.jp ひとつは、家族のこと。年明けに家族の
未明の職場で脳出血、倒れて搬送「あうあ、あうう」 声は出るのに言葉にならない恐怖 脳卒中サバイバー記者(産経新聞) - Yahoo!ニュース
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ある画家の手記if.?-10 雪村絢視点 最後の告白
最近妙に眠たくて、ほとんど寝てばっかりいるようになった。 眠りたいわけじゃない。 足が動かないのは不便だけど退屈してもいないし、まだ色々やりたいことがあるから、こんな寝てばっかで怠惰に過ごしてちゃだめなんだけど… なんでこんなに 眠いんだろ…。
「えーとね、さっきのMa belleのとこMimiにして、愛情があるから美しさより…愛しいって…ほうが… … 」 ソファの上でぐらっと揺れて倒れそうになって、一瞬 意識が飛んだ 寸前で体ごと引き寄せられるような感覚 「…っ?」 すぐ 少し頭を振って、そしたら弱った三半規管のせいでめまいがしてまたぐらついた 何度も無理やりまばたきして目をしっかり開けようとする 倒れ… ? …ぶつけたところが痛み出したりとか 冷たい床の感触もない 包まれてる嗅ぎ慣れた匂い あったかい 真澄さんが自分のほうに抱きとめてくれてた… 「…ますみ…さん」 瞼が 落ちそう 何度も落ちる その度に首がぐらつく ほとんど開けてられない目で手探りみたいに、全体重でもたれかかってるのをどうにかしようとしてたら 抱きしめられて優しく体をさすられた 閉じかけた両目に涙が滲む 「ごめ なさい…」 眠たい 弱々しい声でなんとか言葉にする そのままどんどん勝手に身体から力が抜けて 眠りに入っていく ふと体が浮いた 真澄さんに抱え上げられてリビングのベッドにそっと下ろされる あんまりにも 俺にはやさしい 慈しむような情の深い動作 愛してるって何回言葉で繰り返すより、ずっと雄弁な 「……」 真澄さんが代わりに書いてくれてたのに、途中 だったのに… どうこう言っても…仕方ないや… 無理だ また すごく すごく眠たい 俺の意思に反して 眠る…
***
数日前のこと。 朝起きたら真澄さんと光さんがベッドの上の俺の脇に座ってて、きょとんとして見上げた。 二人とも揃って、今日ってなんかあったっけって思ったら、光さんがベッドに乗って言った。 「うちにこどもがふえるよ」 「…? 養子二人目くるの…?」 小さく首を傾げて訊いたら二人は顔を見合わせてちょっと笑ってた。 「わたしが赤ちゃんを産むの、真澄の子」 「兄ちゃんになるね、絢」 「……… !」 それから二人に毎日色々訊いた いつごろ産まれる? もうお腹に赤ちゃんいるの? 名前決まってる? ベビー服、男女どっちでも着れるの作るよ、二人は男の子と女の子どっちだと思う? どっちに似てるかな 俺ってちょっと真澄さんにも光さんにも似てるとこあるよね 二人ともに似てたら俺と似てる子かもしんない! その子は絢ちゃん気にいるかな もし気に入ったらその子にあげて 真澄さんの血筋なら双子ってこともありえるよね 俺は一気にふたりのにいちゃんになるかも! …最初に聞いたとき幸せな気持ちより先に不安になったりもした、光さんの体が細くて小さいから、女性の身体の事情とか知らないなりに出産って大丈夫なのかなって。 でもそういうことは俺より二人のほうがしっかり考えて決めたんだろうし、二人を信頼してる、だからそんなことは一切口にしないで俺は起きてる間、ずっと素直にはしゃいでた。 俺が兄貴になる! 寿峯に電話して報告したら、いっぱいお腹の中の子に話しかけてやれって言われて、それで俺は話しかけるための赤ちゃん用の物語を作りはじめた。 これは俺のこと少しでも覚えててほしい、俺の夢。 きっと産まれるときに俺はもういないから。とりとめもなくずっと違うこと話すより、ひとつのお話を語って聞かせた方がなにかを覚えててくれる確率が上がるかもしれない。 真澄さんに書き起こしてもらいながら まだ途中だけど 本とかにできたらいいな 形で残ればもっといい いっぱい 用意して遺していきたい、その子が産���れるのを心待ちにしてた俺がいたこと きみが産まれることを待ち望んでた この世にやってくることを心から待ち望まれていたこと 眠ってる時間が急に増えて やれることが少なくなった だから 急がなくちゃ… ーーーー……… こうやって眠るのは 起きてられる体力もなくなったから?
こんな調子じゃ抱えてもらったり助けてもらっても外出なんてもうできそうにないや、 家で人と会うのも 会いたいけど 急に寝落ちるなんて不安にさせて心配かけるだけで終わるかも。だって俺もこんなの初めてでけっこう怖い。長いこと眠れないほうだったから。こんなにずっと眠ってるなんて。 足が完全に動かなくなってからは、毎日リビングのソファで真澄さんと光さんと一緒に過ごして、真澄さんに書き留めてもらって日記とか翻訳とかして、今は赤ちゃんに語るお話を、 それが途中で俺がこうやってパタっと眠っちゃうようになってから、 真澄さんが部屋を少し模様替えして、リビングのソファもベッドにしてくれて、 書斎よりそこで寝るようにしてる。二人が居やすい場所に、俺も居たほうがいい。一緒にいたい 真澄さんと光さんが二人で突然ソファをひっくり返してベッドにしたからちょっとびっくりした、そういえばベッドになるやつだったこれ、俺が初めてここにきたとき香澄がそんなして寝てなかったっけ 二人に甘えたいよ もう十分甘えてるけど 頭撫でて 抱き締めて 俺のこと、何もできなくてもいい子って 褒めて 赤ちゃんに会いたい…
もう腕を高くあげたりも、貧血で冷たく痺れて感覚なくなってきつくて そうしなくてもずっとめまいがしてふらついてて、座って上体だけ起こしてるのもきつい ずっと何も食べてない 量が少ないんじゃなくて 一日五食くらい少量食べてたのも少しずつ減っていって、今はゼロになった 食べないと人間ってすぐ死んじゃうのかなとか漠然とイメージしてたけど、そんなこともなくまだ俺は生きてる 水分だけ薬と一緒に真澄さんと光さんがちょっとずつ、口移しで飲ませてくれてる 体とかきついけど 意外ときつくない、想像して覚悟してたほどには それはきっと支えてくれるみんなが代わりに負担してくれてるから だから死ねない 一日でも長く …ああ どうして 俺は 長い間 この体を特に省みることもなくぞんざいに扱って生きたんだろう
かなり以前から長く悩んだけど、結局俺はみんなに手紙を書いて遺した 会って直接話したこととかも被っちゃうけど書いて、 これは自分で書きたかったから、久しぶりに万年筆をとって、書き終わった頃には指先に巻いた包帯が血を吸って真っ赤になってたけど、手紙のほうはなんとか汚さずに書けた 遺書みたいになって、あまりに重たいものになっちゃったり、簡単に処分できなくなって困らせるかなとか、内容も形になって残��といつまでも相手を縛るようなことにならないかなとか、それで悩んだんだけど … 伝えたいことがまだあっても、このまま弱ると伝えられないままになるかもしれない それよりマシかもしれないし、伝えたいことなんて全部伝えられないまま終わるのが自然だとも思うし 結局俺には分からない
時計を見る 見上げる動作でめまいとか貧血起こすから、テーブルの上に置く小さい時計買ってもらった 香澄の手術が、そろそろ始まる時間 俺は 自分のしたこと言ったことを完全に間違ってたとは思わない そうじゃないならどんな手使ってもやめさせてる それでも真澄さんに泣きついちゃったとき、真澄さんは、香澄もそこまで考えなしじゃないってふうなこと言った 俺もそう思ってはいた 俺が言ったことでも香澄はもう自分で考えて決められるはずだって、信じてた だから言えた それはつまり、俺の無責任な願いの全責任と決定を香澄の側に負わせてしまったから一見俺に咎がない、そういうことだ 香澄には自我も意思もある どこまでもいくならこれも一つの妄想だって言える でも俺はそう信じた 信じてさっそくそれに寄りかかったわけだ 守るどころか …まだ未成熟な自我であっても、誰かがそれを確かにあるものとして信じて接することでそれは育まれる あるのかないのかは誰にも断言できない領域だからこそ 信じて、守るだけじゃなく頼って、危険に晒して輪郭を与えるんだ でも 誰から見ても俺の咎が見えないなら、俺が自分でふさわしい罪過を背負うしかない、自分で自分を正しく裁けるのなら 今の俺はどこまで冷静なんだろう 日々、思考の精度が落ちて 今ではもうできない 感覚的なものや感情に支配されて その感情も 強すぎると耐えられなくて弱々しいものになっていく なんのことも、うまく 考えられなくなっていく ピンと糸を張って編んでいくのがレトリック、それを美しくつなげていくのが文章、全体で見ても美しく意味を成すなら物語り、その、最初の糸がたわんでしまって続けて何も編めなくて 頭にとりとめなく浮かぶものが 思考にならない 体が思うように動かないなら口先と思考で敵を退けて味方を増やして盾を作り生きなきゃいけなかったはずだ、俺は 間違ってたかもしれない 思考するのも脳で身体だから こうして限界が来れば 栄養が足りない脳じゃ自分の思考もままならなくて 眠れば、自分の好きにできるはずの頭の中の世界さえ蝕まれて 思い通りになるものは毎日次々失われていく だから目を覚ましていたい 夢より現実のほうがいい 俺には呼んだら必ず助けてくれるひとが、現実には居てくれるから そう言って、はじめは光さんに眠気覚ましのお茶入れてもらって、眠り込んでも真澄さんに無理やり揺り起こしてもらってた でもそれでも俺が目を覚せなくなってきて 今は大人しくほとんどの時間を眠ってる さっき一瞬ぐらっと眠った、あの一瞬のうちにも怖くて長い夢がくる 防げない でもどんな怖い夢も昔の現実よりずっとマシだ あの悲しくて惨めで蔑ろにされる気持ちに比べたら 俺が俺じゃなきゃだめだって 今一緒にいるみんなはそう言ってくれる 俺が愛したら受け取ってくれる 誰もそのせいで死んだり犠牲になったりしない 俺の愛情を受けとって美しい花を咲かせてくれる 怖い夢は怖い夢で終わってくれる 現実に 戻りたい 死が近づいても 救われて与えられて俺も望んだ大好きな俺の現実に かえりたい
絢
…絢
… 起きて
「ん… あれ 嘘、俺寝てた…?」 急いで身を起こす。布団にちゃんと入ってる…いつ眠ったっけ…? 「うん 珍しいな 疲れてたの?」 脇にいた人の手が俺の頭をそっと撫でる 今日機嫌いいな 「ごめん、もう今日の夕飯とかきた? 引かれた?」 ここでは毎食全部を配膳してもらってて、でも俺の分はないから理人さんのをたまに少し分けてもらってる。少ないからお腹すくけど、そこまで無遠慮に食い意地はれる身分でもないしね。 「絢、」 白い手がそっと伸びてきて俺の頬に触れる されるままじっとしてたら急に爪が頬に食い込んできた。 顔を逸らして頬を押さえる。手のひらをはなすと血がついてきた。 どうしてお前なの?なんでここにいるのは***じゃないの なんでって なんでとか俺が 俺が知りたい、あんたの世話しなきゃ俺は他に生きかたない、家もない、俺は ***じゃない ないないってうるさいな、お前が無力なだけなのを俺のせいにするの? 品のない子 自分の存在を自分で受け持つことができない、持ち前の弱さをまるでそれが抗いようもない決められた運命のような顔するんだね、醜い、あさましいな、弱さなんてなんの理由になると思う? 庇護されて生きるなんて恥ずかしいとお前も思うでしょ? そんなふうに生き存えるなんて 嫌になるな おまえ 誰だ 「ねえ どこいくの」 「ここよりいいとこ」 「なつかしいな、小さなお前に引っ張られてよくこんなふうに走った 大きくなったね」 「うん、ねえ 喋っちゃだめだよ 聴こえたら気づかれちゃうから」 「誰に気づかれちゃだめなの 俺が見つからない方法を教えてあげるよ」 「…内緒」 二人一緒だからどんないけないことだってできる 何度かこの人を部屋から連れだしては つかまって酷くお仕置きされた 床に体を押さえられて服を乱される 滲んだ視界が揺れて揺れてぐらぐら 震えてるのは俺だ 平気平気 どれくらい痛いか知ってるし 泣いたって別にそれでやめてくれるわけでもないしね いいんだってこれで 俺と理人さんは愛し合ってるからいいんだこういうのも きもちわるい 俺男なのに 男から 父親から 無理やりこんな ことされてる そんなところさわらないで おねがい いやあああああああああああああああああああああああああああああああ 俺はなにも知らないで育った 今もしらない セックスとかってしらなかった最初は 痛くてなんかすごく嫌なような気がするだけ だった、気がするだけ どう嫌なのか分からない 最初の頃は痛いのと よく分からない受けとめきれない嫌悪感みたいなきもちわるくて毎回最中に吐いちゃったけど 仰向けで嘔吐物が喉に詰まって窒息して酸素が足りずに失神する 長く呼吸が止まったまま転がされて目を覚ますたびに体のどこかを悪くしたり弱くしてた 畳で擦った肘や踵やあちこちに血が滲む でもそんなんでやめてくれないもん しらなきゃ平気なんだ、これがなんなのか 男同士とかなにしてるとか父親だとか どうだめだとか 泣き叫んでもこの家の中で俺の声が聞こえる人はいないから遠慮なく泣き叫ぶ 気休めっぽいけどなにかがマシになるような ひどくもなるけど うるさいって怒られたことはまだないから俺って恵まれてる 俺がくまのぬいぐるみだったらいちばん助かるのは俺なんだ 愛してる人と毎日いっしょに暮らせて 面倒みれて ひとりじめできて ときにはやさしい うれしい 嫌嫌嫌こんなことやめてまたお話ししてよ 父さん クラスのばかなやつらより父さんがいちばんものしりで頭がいいんだ、ねえまたあの話しして この人どうしようもなく愚かで馬鹿だからこんなこともしちゃうけどその分俺がしっかりしてなきゃな また壁にいっぱい数字かいて 俺にはむずかしくて意味がわかんないかもしれなくても父さんがわらっててたのしそうだから この人をはなして おねがいゆるして 俺がかわりになんでもするから ばかみたい この人を許してこの人と本当に関係できるのは俺だけだっての 犯そうが貢ごうがこの人が必要とするのは俺じゃない俺だけなんだから 俺が考えてることなんてこの人は全部知ってるし俺がこの人を許すことをこの人も許してくれる 俺たちは愛し合うことを許しあってる 誰もわかんないだろ俺たちのことなんて 地獄に見える? 似てるかも ずっと燃えてる 給油場みたいな 匂い なんの音? やだああああああああああああああああああああああ あ あ もういやだ こんなの やだ いや ねえ 俺 まだ 正気でいなきゃいけない? まだ? いつまで どうしても? ごめんなさい どこにもいかない 俺はどこにもいかない 二度と逃げたりしないから ごめんなさい 俺を 愛して また抱いて 俺があなたにとって俺じゃなくても 誰でも あなたは愛してくれる 俺は応える、永遠に あれだけ嫌だったことを今は俺から土下座してねだらなきゃいけない いいんだ 大丈夫 支配なんかじゃないよこれは だって俺があなたを守ってる あるとき首に手を回して耳元で繰り返し囁いて 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる だから俺が俺だけのために生かしてるあなたを終わりにしなきゃって どっちがくまのぬいぐるみ? 他の誰でもなく俺が ねえ許してくれるでしょ 嫌 嫌 死なないで 俺と一緒に苦しんで 中途半端で苦しませるだけになってしまった 俺じゃ全力でも絞め殺す腕力に足りなくて あなたはいつも弱者を無自覚な加害者だって詰ったけど 本当に弱い俺みたいなのは加害さえ満足にできない 不十分な加害をこそもっとも最悪の害だって そう言って首を絞めたことをあなたは笑って許してくれた 俺は一生どこへもいけなくなった 火傷なんてなくてよかったんだよ 俺は自分の罪を許されただけで充分身動きできなかった 体じゅうに強力に張り巡らされて絶え間なく脈打つ 「俺はこの人を愛してる」 だから幸せ 俺は強い 俺が守ってあげる 守って… 守るって こんなことだった?
…
走る 逃げた 逃げたね とうとう お前は逃げた うん逃げるよ 一緒に死んでくれなかったね 俺は 死にたくない あのときやっぱり火は付いていて 俺は燃えながらずっと走っていた それでも辿りつけるんだ俺が逃げたら 俺に ちゃんと守らせて 愛させて 愛しあって くれた 香澄 …
「…香澄 …?」 細いかすれた声がした 俺の声だった
俺を見下ろしてる …香澄、 「…俺… 寝てた…?」 起き上がろうとして 体に全然力が入らない 香澄が手伝ってくれてなんとかふわふわの枕とクッションを 背にして上体を起こした 身体中に違和感があると 思ったらあちこちから管が伸びてる でもここ リビングだ 病院とかじゃな�� これ…ほんの何時間か寝てたんじゃ…ないな いつから… … 香澄 が、いる 手術、いつ終わった…?覚えがない また眠ったのは、あの前後なのか 朦朧とする意識 焦点がなかなか 合わない目 香澄の肩に両腕をまわして 顔を近づけて髪の毛をくしゃっと柔らかく握った 「…香澄は今のままでいいよ」 俺がそう願ったって どうしようもなくすべて変わっていくから、 これは今 愛しいことを伝えるための言葉 香澄はこれまでもこれから先も いつだって今のままでいい 傷つけることを避ける、清らかな手 それはずるくなんかない そんな香澄が ずっと香澄のままでいることが 直にぃを生かしてくれる 真澄さんと光さんは、 って香澄に訊く前に 二人ともベッドの横に来てくれた 「絢 おはよう …」 光さんが首にギュって抱きついて 抱きしめてくれる 初めて会ったとき、一言で俺を家族にしてくれた あの時みたいに 腕がうまくあがらないけど 小さな背中を抱きしめかえす 「うん… 」 おはよう 光さんがベッドから降りるのと同時くらいに 優しく頭を撫でられた 殺したいほど本気で憎んで 誰よりも許されてほしかった それでも俺はなにひとつ許さずにいたかった あなたをひとりにしたくなかった 頬に添えられた手に自分の手を重ねる 背中の傷 痕が残るようにつけたから、死ぬまでちゃんと背負ってよ
香澄の頰を包んで 顔を引き寄せて唇にキスした 長い長い、他にどんな目的も意味も含まない、 “愛してる” …それだけ伝わればいい それだけしかもう今の俺には 伝えられない 口付けたまま 静かに目を閉じる 頬を一筋の涙が伝い落ちた 少し開いた口から 微かな息を吹き込む この体が空っぽになったあとも 香澄が 生き て …… …
…ーー ー に しな で …
くらい部屋から いつかの誰かの声がする いちばんの苦しみは順応を遠ざけられることだ 生かされてもいたんだ あの人に 愛すことで正気を保ってたし、愛すことで日々が過ぎて、生きてた 俺は 蝕んだのもあの人かも知れない それでも …でも あの日々を肯定的に見てたら 大学生なんてやってられなくて 小学校からずっと学校には普通にいってたんだよ、びっくりだよね でも高校までは案外平気だった みんな同じ制服着て頭髪も似たり寄ったり、俺がちゃんとよく見てなかったのもあるだろうけど、押し並べて大差ない 俺もその一人ってことにあんまり違和感なかった 生活とか家がちょっと複雑ではある、この歳で親の介護だからね、なんて その程度 たった二言で具合のいい説明が誰にでもつくんだ みんな大変だねって納得する 何に納得してんの?とか思う暇もなかったかな 雅人さんと 会ったことある 多分本人だと思う、名乗ったりはしなかったけど 理人さんにも会わなかったけど 諦めてしまった人の目だった 直にぃと似てるとはそんなに思わなかった 雅人さんが死んで あの人が死んで 俺が殺して 大学に行くことにしたんだけど、自由なことが多すぎて 怖くて何ひとつ自分で選べない 決められない だから服とかお下がりを着てた ずるいよね、お下がりしかないことに不満みたいなことゼミの子に雑談の中で言ったりしながら本心ではこれ以外に着れるものないんだから 古風なお堅い家から何もかもこれしかダメって決められててさーやんなるよね、とか言いながら 漠然と俺は あの人と生きてくって思ってた あの人も好みとか、俺が変な格好したら嫌な顔するから、あの人が気にいる服でいいやって思ってた 辛くて苦しい可哀想なことなのか、俺にはよく分からない ただ俺は辛かったし苦しかったし恨んでも憎んでもいた、主観的に抱いてた感情なら言葉で言えなくもないけど、客観てなると難しいよ でも家を出てから少し身についた気はしてる ところで男女が生物的に交わって種を保存するもので、それ以外の交配に似た行為は似た行為でしかない、みたいなのさ、あれはちょっと不思議な感じする、俺はそういう体感が特に強かったからかな 要するに「この人と交わることはよくない」みたいなのを漠然と、でもものすごく強烈に、感じる 子供の頃は「これはしちゃいけない遊びだ」とか「誰にも知られちゃだめだ」とか思ってたかな その頃俺はマジで何も知らなかったよ 家の中では黙認どころか推奨されるような空気感さえあった気がする でも生理的に本能的にこれはだめだってものは無知でも感じるもんなんだなとか ……。 ねえ 俺このまま死ぬの? ほんとうに? やっと目が覚めて帰ってこられたのに? 人が死ぬのって あっけないよね ノワール小説じゃなくても死ってけっこうそんな感じだ 劇的にするのは死なれた人たちだから俺に何もできないのは当たり前なのかな 何もできなかったなんて言いたくないよ 俺はこの一年と少しの間にいろんな人と関わって影響受けて与えてきたんだから、そういうのを全部蔑ろにして踏みつけるようなこと言いたくない、それでも 俺は やっぱり 何もできなかった 何もって何のこと言ってるのか分からないけどそう感じる 何もできなかった そんなふうに死ぬのが嫌で 関わってくれたみんなに報いたくて でも何ができたなんて結局誇っていいのは俺みたいな何もない人間には健康で長生きして幸せに天寿を全うしたって、それだけしかないんだって だんだん分かって 少しでも長く生きて でもたかが知れてるよ、もうすぐそこに死が見えてて 大切にしてくれた人たちに報いるたった一つの方法も遂げられずに 死にたくない 踏みにじっていくんだ関わってくれた人たちみんなのこと 死 っていう 事実と終わりで 俺を大事にしてくれた人みんなへの裏切り ごめんなさい ごめんなさい
心から そう思えるのが今の俺の 幸せ
絶え間ない悪夢の中 暗闇で長い髪を床に引きずって 立てないでいる人がいた 足が悪いの? まだ立ったことがないの? 俺はその子と向かい合うようにして 座っていた ごめんね 俺も立てないんだ 足が焼けて なにも手伝えない 両腕を伸ばして痩せっぽちのその子を抱き締めたら その子は消えて 暗闇に俺ひとりがのこされた … 誰もいない 静けさだけ 俺の頭に そっと誰かの手が乗った なつかしいような 暗闇と同化した姿 優しい眼差し 背後から 無邪気な女の子の鈴を鳴らすような笑い声 そっと後頭部を包んだ手に導かれて 当たり前のように俺は自分の足で歩きはじめた おいで って 連れてってくれる深い声が どこへいくのか俺は知っているのに いっしょなら少しも怖くなくて そこへ自分の足で 自分の意思で 踏み出していくことができた
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🌃夜明けのすべて見てきました
*しっかりネタバレ+自我強めの感想です。
2024/02/09 (Fri.) 仕事終わりに駆け込んで見てきました。

仕事上がりあるある、完全に戦闘モードのまま劇場に入ってしまいましたが、出る頃には深く呼吸ができるようになっていました。いつも概ね劇中のエピソード順に感想を箇条書きで書いてるのを今回は特に好きだった点について一点集中で書いてみます。
藤沢さんと山添くんの感じた引っ掛かりや焦りの描写について
作中全般、セリフで説明されたりわざわざカットを変えて強調したりということはないのに、なんだか気になる…な描写がありました。たぶん画面の中で藤沢さんや山添くんが戸惑ったり我慢したりしているシーンだったので、見ている側も一緒に引っかかったりする仕掛けなんだろうなと邪推しており、そのささやかさがとても好きだったので個人的に好きだったそれらを下記につらつらとまとめてみます。
冒頭、警察署で荷物などの受け取りのサインをするシーン、藤沢さんのお母さんがペンを落としてしまって警察官の方に笑って見せるところで、警察側の方が背中を見せている状態だからというのも相まってかめちゃくちゃ冷たいシーンに感じて悲しくなっちゃいました。
笑い返すでもなく「ああすみません」的な仕草を見せる訳でもなく、無言で見下ろしているような背中と暗い画面と藤沢さんの優れない顔色、あとナレーションでお母さんに心配されていることへの憂いのようなことを藤沢さんが話していたのが重なって悲しいシーンの印象で記憶に残りました。あと途中からのお母さんの様子的に、もし原因が脳梗塞など脳に由来するものだとするとこの時から症状が出ていたということ…?と思ってそれも切なくなりました。自分が藤沢さんだったらあとで思い返して「なんできづかなかったんだろう」「なんでもっと一緒にいなかったんだろう」て後悔しちゃう…
(2/11追記) パンフ読んで知りました、お母さんパーキンソン病を…😭受難多すぎる………
藤沢さんが婦人科にかかるシーン、最初からお医者さんが藤沢さんに体を向けずに電子カルテなのか画面なのかを見たまま話を進めるので、PMS で受診してる方に、しかも何度も見てる患者さんなのにそんな〜🥹な気持ちでした。今回作中のお医者さん二人とも「なんかちょっとヤ」でした🤣ヤ具合の塩梅が絶妙でした…
ここのシーン、藤沢さんが新しいお薬の説明を(あんなに雑な説明なのに真摯に)聞いて目がきらっとするような希望を見せるの、そのあとどうなるかを小説読んでて知ってただけに悲しかった……上白石萌音さんの表情の機微が本当に刺さりました……
(2/10追記) ここの先生は開口一番「まぁたなんかやっちゃったの?」みたいな言い方をしていたり、ピルの相談する藤沢さんに無理ですねって返事をする際に取り付く島もないトーンだったり、考えようによってはフランクで親しみやすい話し方ではあるんですが個人的に地味に苦手な感じだったのでそれがヤだったんだな…と気づきました🤣
栗田科学に転職後の藤沢さんが会社で PMS の症状が出てしまう最初のシーン、炭酸水のプシュッが耳に刺さる少し手前からすでに、なんだか耳に入る音全部がやたらハッキリ判別できて情報量が多く、アッなんだかこれはイライラしそう、と思いながら見ていました。登場人物の感覚が変に鋭くなっている描写の一環なのかなと思いつつ、見ている最中は全然気づかずなんとなくハラハラしていました。
メンタルクリニックで山添くんが彼女さんと待合室にいるシーン、番号で呼ばれて彼女さんがサッと立ち上がるのを見て謎に急かされている気がして見ながら焦りました。謎……どういう状態にせよ、お医者さんにかかっている方が俊敏に動けるとは思わないんだけどな〜いやでも変に病人扱いされるのも嫌かな…と悶々としていました🤔
このクリニックのお医者さんも、なんかこう、絶妙に「なんかちょっとヤ」でした😂婦人科医の先生よりさらにわかりやすくヤだったのですが、彼女さんが普通に「ふむふむ」みたいな表情で話を聞いていたので、あ、これはヤな描写ではないのか…?て思うなどしていました。できていたことができなくなって、思い描いていたキャリアからガンガン遠ざかっていて、山添くんが持っていた自尊心というよりアイデンティティ的な部分が目に見えて崩れて行っている最中にあの診察受けるのちょっときつそう…と思ってしまいました、が、どこが?なんで?て言われたら細かいとこ言えない 明日もっかい見るからなんで何がヤだったのかちゃんと言語化できるようにまとめよ…
あと関係ないんですが多分壁の本棚にハリーポッターが不死鳥の騎士団あたりまで置かれてて、賢者の石がなかったっぽくて「貸出中かな…」て思ってました🪄
山添くんが髪を切って二回目の診察のシーンでも変わらずヤだったのでやっぱちゃんと言語化できるくらいのメモ残そう✍️「なんか新しいことあった?」みたいな聞かれ方してたのが嬉しくなかったのかも・・・
(2/10追記) つぼいメンタルクリニックの担当医さん、二回目の診察のシーンで山添くんに本を片手で適当に渡したり「これも」と言いながら手渡さずに置いといたり、なんというかあまり患者さんを尊重してくれない感じがヤなんだな…と気づきました。お医者さんて大変な職業だ……
年始に藤沢さんが山添くんちにお守りを投函し、その直後に彼女さんもくるシーン、ピンポンを押す間隔に二人の違いが見えて好きでした。あのタイプのピンポンって押した人の力の強さや速さが音にそのまま出るので、彼女さんがピンポン!て爆速で押してるのを聞きつつ、あークリニックでサッと立ち上がる方のピンポンの押し方だなぁと思うなどしていました。
彼女さんが、もしも「恋愛感情なしで年始にお守り届けにくる…?」と一瞬でも疑っていたとしても、直後に紙袋から山盛りのお守りを取り出して「よかったら…☺️💦」て差し出すのを見て「ああ、この方はそういう人なんだ」て一発で通じる感じもまた好きでした
雨の日(だっけ?)に山添くんちに彼女さんがロンドン転勤+αの話をしに来たシーン、「外で話せる?」と言われた時の山添くんの表情が、単に別れ話の予感へのショックだけではなく、「そとで」と言われたことに対して「もしお店に入りたいって言われたら?」「もし外で話している時に誰か知り合いに聞かれていたら、または遭遇したら?」みたいな心配も垣間見えた、気がして、複雑だァ…と勝手に邪推していました。
仮に私が同じ立場だったとしたら、おそらく「もし相手がこのままバスに乗りたいって言ったら?それで乗れなかったら?乗れなかったことを責められたら?責められなくても「やっぱり」みたいな顔をされたら?」て起こってもない出来事をどんどん悪い方向に考えていくし、なんというか、この時の彼女さんの「外で話せる?」の真意を知りたい…
上記のようなこまごましたことにハラハラしたりヤだったりしていたので、日曜の夜に二人でオフィスで「パニック障害口実にしないの?」「PMS だからって言葉を選ばないで良い訳じゃない」みたいな軽口を叩き合ってる二人の絶妙な空気感があたたかかった��す……
私がコミュ障すぎてこういう会話を友人とできないため、小説で読んでいた時は文字だけ見てなかなか脳内で優しいやりとりに変換できなかったのですが、映画で上白石萌音さんと松村北斗さんの声と表情の柔らかさに触れて、やっと優しい会話だなあと思えてほっこりしました。
あと細かいところで言えば山添くんが薬をシートから手のひらに押し出す時の仕草や寝起きに基礎体温を測りながらスマホではなく本を読んでいる藤沢さん、たい焼きを買ってきた山添くんに嬉しそうな社長(背景で全然ピント合ってないのに嬉しそうな光石研さん…!)、お母さんが編んでくれた一個目の手袋の親指付近の大きな編み目、初対面の転職エージェントさんとの面談に同席してくれた岩田さんのサムズアップ👍、年始に雨が降りそうな広場で息子とフリスビーする渋川清彦さん(ソレダケや閉鎖病棟のイメージ強すぎて今回一周回って怖かったです🤣)、藤沢さんと住川さんのインタビュー動画で左端の光にきらきらしているホコリなどなど好きなところがたくさんありました。
フィルム映画といえば去年公開の生田斗真さん主演「渇水」では画面のざらつきが夏の蒸し暑さも乾いた触感にしていてすごく好きで、それが今回は冬の空間で暖かさや温かさ、柔らかさに感じたのも面白かったです。これが、エモい…(?)
グッズはお馴染みクリアファイルとボールペンに加え、キューピーちゃんやスライドミラーをお迎えしました。ボールペンのライト、可愛すぎる…!!!家帰ってきてこれ打ちながら壁にピカピカさせて遊んでます。良すぎる。通販で保存用と布教用に買おうかと思います。パンフレットも(住川さんの名前を確認したくて開いた以外に)まだ読んでいないのでじっくり楽しみます。
今日見た分はムビチケ使い忘れたのもご縁な気がしてきました。上映期間中にまだあと二回くらい見に行きたい……
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1.28
tumblrって検索したら見れるのかな…分からないけど。はるちゃんに会いに行った日。土曜日の夕方に気づいたら新幹線予約してたしバスも予約してた。普段あんなに予約めんどくさーいとかバスの予約ってどこからするんだっけ?とかすごくわたわたするのにすんごいスムーズに予約できました。気が動転してるようで落ち着いてたのかな…(笑)夜は本当に眠れなくて。パッキングとかがなかったから5時20分くらいに家出るつもりで4時15分にアラームかけてたの。3時半すぎくらいまで起きてたのに寝ちゃって。なんかすごいはっっ!って目が覚めて。こういう時の嫌な予感ってほんとに当たるよね(笑)スマホ見たら5時59分なの。6時のバスなのに…って。半泣きで特急はあるかなって調べたらギリギリ間に合うのがあって。でも何にも準備してなくて。小さいバッグに入れる時間なんてないと思ったからその辺にあったバッグ(だから仕事用の善逸のやつだった)にスマホと充電器を突っ込んでその辺に畳んでた服(だから生理2日目なのに真っ白のズボンだった)に着替えて転けそうになりながら下に降りて洗面台でメイクポーチだけとって慌てて車停めてるとこまで走って。もう車に乗った瞬間��ら間に合うかなって泣きそうで。駅まで向かう途中もずっと泣いてた。もし6:29のに間に合わなかったら新幹線間に合わない…って。自由席だったから岡山までは行けるけど今度はバスの時間に間に合わないって。前言ってたみたいにほんとに岡山でどうしようどうしようってなっちゃうって、泣きながら行ってた。無事に乗れたし初めて特急じゃなくて普通快速?に乗って。なんと!バスと同じくらいのお金!でも特急しかないと思ってたから特急のお金払って乗っちゃってて無駄になりました。そんなこんなで無事に博多駅について。30分くらい時間があったからトイレでほんとに軽くメイクして。髪も寝起きのままだからボサボサだしヘアオイルもできなかったかはパサパサのままだし。ズボンも白だったからずっと気になるし。でも無事に新幹線に乗れて。新幹線の中でもずっと色々考えて泣いてて。はるちゃんのLINE返信の速度が明らかに間あいちゃうし。いつもなら会う日はすぐきどくがついて返信が来て。でも酔っちゃうから返信きてるけど返せないよー!ってそういう葛藤をするのにそれもなくて。岡山について改札出る時も、初めましての時はどこにはるちゃんがいるのか分からなくてドキドキで改札通ったなぁとか。あーはるちゃんはあそこで立って待っててくれたなぁって、ガラスの前?を見ながらバス乗り場まで行って。バスの中でも泣いてて…(笑)近付くに連れてほんとに会ってくれるのかなとか、ほんとに不安で。ほんとにずっとずっと泣いてて。はるちゃんが駅まで迎えに来てくれることになって、また前みたいに位置情報送って。無事に倉吉につきました。はるちゃんを待ってた。はるちゃんは向こうから来るだろうなって思ったからそっち向いてたのに後ろから来た!足音が聞こえててやだなー、さっきまで泣いてたから早く通り過ぎてよーなんて思ってたら足音が止まって。後ろ向いたらはるちゃんがいました。いつもの癖で手繋ぎそうになって、でもなんかさらっと避けられた気がして。泣きそうになってたらオムライスのおにぎり渡されて。それでもうだめだーって。車に乗ってからは松下洸平くんの音楽。これはるちゃんがLINEの音楽に設定してるやつだって。その次に流れてきたやつははるちゃんがホームに設定してるやつだって、分かって。なんかもう、涙が止まらなかった。横見ても全然目が合わなくて。手繋いでくれないんだなってもなってた。当たり前なのに。はるちゃんちついて。なんか適当に?車の前から行ったらすごい雪が深くて。ああ…ってなってた。でもやっぱり手は繋いでくれなくて。はるちゃんの後ろついて行ってた。
はるちゃんちについて。ずっとずっとなんて言おうって考えてたの。なんて言ったらいいのかな、なんて言ったらはるちゃんは別れないでいてくれるのかなって。そういう考えてたこと全部無駄だったなってくらいにただ別れるのいやだってことしかいえなかった。ちゃんと伝えれない私でごめんなさい。改めてはるちゃんの顔を見たらいつもと違って。あー、ほんとに。ほんとに私に気持ちがないんだって分かって。はるちゃんは他人にこういう顔をするのかなって感じ。ほら、はるちゃんは家族となっちゃんには優しい?って。他人には興味が無いから冷たくなっちゃうって言ってたでしょ?なんか、はるちゃんが他人にする顔はこれなのかなって感じてすごく悲しかった。もう泣きすぎてはるちゃんに何を伝えたのかも覚えてない…(笑)ただ、泣いてたら頭撫でてくれたり、ちゃんと手握ったら握り返してくれたり、してくれた���ら少しは安心?できて。でもやっぱりはるちゃんの顔…顔というか表情がいつもと違うのが気になって。距離を置こうって言われたけどあーこれこのまま私に冷めちゃうやつだって感じて。はるちゃんはもう好きになってくれない気がするって、私に戻ってこないる気がするってそういうことを言った時にはるちゃんは何も言ってくれなくて。もうほんとに、ほんとにダメなのかなぁって。でもぎゅーしたら怒る?って聞いたら怒らないよって言ってくれたから。この時だったかな。いつだったかな…はるちゃんと向かい合わせで座ってるときになんとなくはるちゃんの右手が気になって。これも嫌な予感だったのかな。人のこういう時の勘って当たるからすごいよね。はるちゃんの右手見たら指輪がなくて。少し考えて来てたの。もし指輪してなかったらもうほんとに終わりなんだって。だから、久しぶりにはるちゃんの右手に何もないのを見て、すごくショックで、傷ついて。なんで?なんで?って。思い出なのになんでそんなに簡単に外せるの…って。でもこれも自分も親戚が来た時に外しちゃったから。仕方ないなって。あ、ぎゅーはできた。これが最後なのかな…って思いながら。はるちゃんの匂い、ほんとに好きで。初めましての時になにこのいい匂い!って(笑)人に対して初めていい匂いだと思ったから。こんなに好きなのに、なんでって。悲しいのと悔しいのとでまた涙が出てきて。でもちゃんとはるちゃんも言いたいことを言ってくれて、それが聞けてよかった。はるちゃんも泣いてて。だから不慣れながらとんとんもよしよしもした。したかったから。お互い少し落ち着いてまた生理になったのーって話もした。生理2日目でした。あのね、ほんの少しだけ考えてたの。もしかしたら泊めてくれるかもしれないって。なっちゃん生理重いからって。そんなしんどいなっちゃん帰らすなんてできないよ!って前言ってくれたから。もしかしたらって。でも日曜日だしって。でもふざけて日帰りで帰る!とか言った時にそんな遠くから来てるのに帰らせません!っても言ってくれたからなって。これは新幹線の中でも考えてた、呑気に。何も持ってきてないから買いに行かなくちゃって。ほんとに…ほんと、呑気だよね(笑)でもはるちゃんは岡山まで送るよって。だから、だからはるちゃんに言って欲しいのは岡山まで送るって言葉じゃないんだよって、少しふざけて言いました。鈍感なはるちゃんは気づいてたのかな。なっちゃんがはるちゃんに言って欲しかった言葉は泊まっていく?って、泊まっていいよって、言って欲しかった。でもじゃあ倉吉駅まで送るって。はるちゃんは他の人と寝るなんて無理って言ってたから。ああ、私もついにはるちゃんにとって一緒に寝れない人になってしまったのかなとか。そう思ったらいつもこの寝室の扉閉まってるっけ…?って気になって。入らせないように閉められてるのかなって。考えすぎちゃうなっちゃんでごめんなさい。いつもはぎゅーしてたらすぐ眠くなるのに眠くならなくて。そうだ、寝てしまえば!って最低なことを考えてて。寝たらどうする?って聞いたら起こさないよって。だからこれで帰りの交通手段無くなるまで寝ちゃえばいいんだ!って、目瞑ったらきっと寝れるって。そう思ってたらでもさすがに帰る時間になったら起こすかなって、はるちゃんが言ったから。あ、もうこれ以上は迷惑だから帰ろうって、思いました。汽車?のとり方が未だにいまいち分からなくて。新幹線はサイトで取れるけど!だからはるちゃんがとってくれた。ありがとう。あ、お金早く受け取ってね。それから自分で新幹線とったりして。予約終わったからはるちゃんの肩に頭乗せてはるちゃんはスマホいじってたから何してるんだろって少し覗いたらぱって画面隠され?て。あれ、いつもこんな隠すっけ…?とか。でも、あー他人にスマホ見られるのって確かにやだよねってそこでもうるうる。今までと違うはるちゃんがいっぱいでした。駅まで送って貰う時も駅が見えたら泣くの我慢できなくて。車降りたら雨が降ってて。はるちゃんが傘さしてくれて。あ、ラブラビットもらったから袋だけは濡れないようにぎゅってしてもってた。ここでもやっぱり手は繋いでくれなくて、エレベーター入る時も出る時も。それからはるちゃんが切符受けとりしてくれて。はるちゃんから切符受け取って。もう泣いちゃうから行くねって。バイバイなのかなって。無理やりバイバイって口にしたけどやっぱり嫌で。またねって言い直した。聞こえてたかな…(笑)
階段降りたらコナンの電車で。これもコナンだ!ってなって、はるちゃんに写真撮って送ろうとして我慢した。あー、こんな些細な?報告も出来なくなっちゃうのかなってそこからまた泣いてた。電車動き始めて。またいつもの癖ではるちゃんにLINE送ろうとして。トーク開いてもいつもならきてる、なっちゃんがいっちゃったーとか、気をつけてねとか。酔わないようにスマホ見ないでね!とか、そういうのが何も来てなくて。そっか、これも送れないのかって。すごく寂しくて。姫路についてここでもまた普通にいつもの癖で姫路着いたーとか新幹線乗り換えたーとか送りそうになってグッと堪えて…(笑)なんだろうな、行く時からそうだったんだけど駅とか人が多いとことか、自分が歩いてたりする時に周りの景色とか人は動いてるけど私は止まってるみたいな。動いてるのに止まってるみたいな。変な感覚で。ぼーーっとして。もう無理だよって何回も思ったんだけど自分にいや、私は38度熱があっても佐賀まで帰れたんだからぜったい帰れるって言い聞かせて…(笑)お腹痛いな、頭痛いなって。薬局見つけても薬を買う気力もなくて。気づいたら博多に着いてて。とにかく生理痛もだし精神的にすごく限界でとりあえず座ろってホームの端っこに座って。座ったらもう動けなくて。でも寒いし、とりあえず降りようってお土産があるとこらへんの椅子に座ったり。でも頭冷やしたくて最終的に改札出て、博多駅の広場に1人で座ってた。もうほんとにここからは動ける気がしなくてこのまま終電逃しちゃおうかとか。本気で考えてて。はるちゃんから危ないよって言われる前から頭ではわかってて。日曜日だけど夜だし人も多いし酔っ払いも多いし。泣いててブサイクだけどそういうの関係ない人もいるしって。でも、すごく最低なことを考えてて。もう、いいやって。だってもう既に限界だったから。いっそこのまま誰か知らない人に連れてかれて嫌なことされたとしてもはるちゃんは何も思わないよきっとって。うちのなっちゃんに!とか。もう思ってくれないよなって。そんな事考えてたらいつもなら夜に福岡で1人は絶対に怖いし男の人から逃げるみたいに歩いてるのにほんとにどうでもよくなって。23時過ぎくらいに明らかに酔っ払ってる男の人3人に話しかけられて。どうでもよかったはずなのに一気に怖くなって駅の中戻って走って。怖くてはるちゃんに電話しようとして。だめだって。走りながら、思って。あー結局本能で逃げちゃうなって1人になったら思って。結局怖くて駅の真反対の人がいっぱいいるコンビニにいっとき居て。それから終電で帰って。自分のせいなのに怖くて震えが止まらないし。特急乗って座ってもなんの涙なのかわかんない涙がずっと出てきて。佐賀に着いたのは確か0時くらい。着いたよ!の連絡も出来ないんだなってずびずびしながら駐車場まで歩いて、頑張って運転して帰りました。鳥取に行くの最後だったのかなって思いながら撮ったやつ。最後じゃありませんように…。今日も明日もはるちゃんの中に少しでも私がいますように。
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