#首席談判代表
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sinoeurovoices · 2 months ago
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中國採高風險策略打貿易戰
世界最大的兩個經濟體怎麼會陷入一場雙方都無意、而世界其他國家又無力承受的貿易戰?美國總統川普於4月2日舉行「解放日」儀式,宣布對所有貿易夥伴徵收不同程度的關稅。此後,美國和中國展開多輪針鋒相對的升級貿易戰,導致兩國間的關稅水準高得令人望而卻步。截至4月11日,中國輸美商品的關稅已達145%,美國輸美商品的關稅則達125%。除非兩國達成廣泛的豁免,否則未來兩年兩國之間每年 7,000 億美元的雙邊貿易額可能會縮水高達 80%。市場對迫在眉睫的貿易戰做出了負面反應,許多經濟學家和分析師難以解釋川普政府試圖實現什麼目標。劉宗元Zongyuan Zoe Liu發表在最新一期《外交事務》(Foreign Affairs) 的<中國如何為貿易戰做好準備>( How China Armed Itself for the Trade…
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yutakayagai · 2 months ago
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私立K高校にまつわる怪談話を、そう言えば親父から聞いたなと、貢は思い出した。理事長室の本棚にある「我が学園の歴史 ◯◯周年記念号」と節目ごとにまとめられ、今でもOBであれば購入が可能とされている記念誌を眺めながら、彼は例の事件について書かれた記載に目が留まった。その記念誌には一行ぐらいしか書かれておらず、
「まァ、都合の悪いことは書かないだろうな…」
と貢は思ったが、たまたまその隣に操が書いた日記があった。操は、その日にあった出来事をまめに記録する性格だった。���ケセラセラ」に生きてきた貢とは違っていた。
「へぇ〜、こんなの付けてたンだ」
と彼はそう思いながら、「一九七八年」とテプラで貼られたその日記の頁を開いた。事件が起きる前、何度か操は他の教師からその生徒について話を聞いている様だった。
“六月十日
校長の杉山先生から、「堀川啓介」という男子生徒がよからぬいじめを受けているとの話を聞いた。「よからぬ」とは、流石に全くの「ノンケ」である杉山先生にとってはケツの谷間を両手で覆いたくなる様なものらしい。オレにとっては逆に「おっ広げ」になりたくなるが…。
啓介君は、両親が教育熱心なのか必ず国立T大に合格させたいという思いが強く、比較的、国公立大学への進学率が良いウチに入学「させられた」様だが、オレにしてみれば馬鹿馬鹿しい。人生八十年と言われるご時世に、大学だけでその先の人生なンて決まるとは限らないと思う。
しかし、その啓介君、ウチに来たことで「ホモ」の洗礼を受けただけでなく、凌辱されることに快感を得てしまった様だと、杉山先生。ある夕方、たまたま浴室を見回った時に彼がブリーフ一丁で脱衣場の鏡の前に立っていたが、背中にあちこち鞭打たれた様な跡があり、思わず声をかけたそうだが、彼曰く、
「校長先生、父さんや母さんには黙ってて! オレ、縄で絞められるのが好きなンだ…。快感なの! これでイッちゃうの! 勉強勉強って、オレ、おかしくなっちゃうよ!」
彼はそう訴えながら杉山先生に抱きつき、号泣したらしい。
嗚呼、そんなに追い詰められるのなら、いっそのこと、新宿二丁目や上野の入谷などで男娼をしていた方が幸福なンじゃないか? オレだったら、啓介君を優しくしてあげたい”
“七月一日
たまたま、オレが寮の当直をすることになった。まァ、久しぶりに生徒らとアハハオホホとやってもイイだろう。
その二日目、ちょうど昨夜だが人気がない筈の浴室に誰かがいたのでそっとサッシを開けてみると、其処には全裸の啓介君がいた。やはり背中や胸には鞭打たれた跡があり、痛々しかった。しかも、その日は首筋に「キスマーク」もあり、余程凌辱されたのだなと思った。彼はブリーフを穿くと軟膏を手の届くところに塗り、時折首筋にできたキスマークに触れた。彼は微笑を浮かべ、
「…もっと欲しいよ」
と呟いた。まるで、情事の後に独り残された娼婦の様だった。オレは彼を好いてしまった。そんなオレに彼は気付いていたのか、サッシの方を振り向いた。
「だ、誰ッ!?」
オレは仕方なく脱衣場の中に入った。理事長だと判ると、彼は顔を赤らめながら慌ててTシャツを着た。彼は言った。
「何故、理事長先生が!?」
恐らく、始業式や終業式の時にオレは必ず挨拶をするから顔を憶えていたのだろう。まさか、理事長でさえ寮の当直をするのかと、彼は疑ったに違いない。オレは、
「大丈夫、今週だけ当直に入っただけだから。杉山校長からは、君のことは聞いているよ。縄に絞められるのが快感なンだろ?」
と聞いた。彼は不安気な表情を見せてはいたが、頷いた。
「…快感でたまらないンです」
オレは、どうかしていたのかもしれない。何故かそのまま彼を抱きしめたのだ。優しくしてあげなければならない気がしたのだ。
その夜、当直室でオレは啓介君を愛した。鞭打たれた跡に皆キスをし、そのうちに彼も涙を流しながら、
「嗚呼、愛されてる…」
と言葉を漏らした。オレは、
「凌辱だけが快感を得る手立てではないよ。君は優しく愛されたいンだ」
と唇を奪った。
次第に、彼はオレを強く求める様になり、オルガズムに達した。オレの内腿の間に下半身を挟め、愛液が二人の下腹部に跳び散った。
「…啓介君、君が好きだ」
気分は、アダムとエバの様な感覚だった。教育者とその教え子という関係を逸脱し、オレは一人の男子として彼を愛してしまったのだ。もはや後戻りはできない。このまま「世間体」と言う名の境界を越え、何処かへ逃亡しようかとも思った。彼は、
「理事長先生…」
とオレの頬に触れ、そっとキスをした。
情事は、夜明けまで続いた”
“七月二一日
この日は終業式だった。ほぼ全員の生徒が帰省していく中、啓介君だけが寮にとどまっていた。彼は怯えていた。担任の山本先生が彼の両親に事情を離したが、特に母親は猛反対していたと、電話の後に話していたっけ。
「理事長、どうしますか?」
と杉山校長が困り果てていたが、啓介君の家の事情を何も知らなかったオレは、
「じゃ、オレが一緒に送りに行くよ」
と安易な判断をした。
啓介君の家は東京のS区にあった。最寄りには私鉄O線の駅名にもなったS学園があり、所謂「高級住宅街」だった。オレは馴れない道を自ら運転しながら彼を送り届けた。本来なら理事長であるオレは動くべきではなかったのだろうが、一度彼とは肉体的に「契り」を結んでしまったから、何故か責任を感じていた。
彼は助手席に座っていたが、ずっとうつむいていた。信号待ちの合間、時折彼の手を握ってあげ��。
「大丈夫、怖くないよ」
彼の家には、母親が待っていた。一見、感じのよい雰囲気ではあった。オレは自分の名前を名乗ると母親は、
「あらら、理事長先生がこんな遠くまで!? 大変ご迷惑をおかけしました」
と深々を頭を垂れた。彼はそのまま無言で家の中に入って行ったが、その間ずっとオレの姿を目で追っていた。それでも、
『これでよかったのだ』
と自分自身に言い聞かせるしかなかった”
“八月一日
杉山校長から、啓介君から電話があったと話があった。オレは書類整理をしていたが、どういう経緯かは不明だが例の鞭打たれた跡について母親が気付き、その問い合わせがあったらしい。半ばヒステリックな声だったと、彼は言っていた。オレは心配になり���
「ちょっと行って来る!」
と自分のセドリックに乗った。
夕方近くに到着したが、出迎えた母親は泣き腫らした様子だった。開口一番、
「理事長先生! どういうことですか!?」
と訴え、隣に���っていた啓介君の着ていたポロシャツをたくし上げた。彼は泣きじゃくっていた。
「う、うちの啓介、いじめに遭ってるンですか!?」
と彼女は聞いた。オレは返す言葉がなく、ただ黙っていた。
その後、母親の狂気じみた声が居間に響きわたった。オレも流石に耐えかねたが、
「母さん! もう止めてよ!」
と啓介君が突然立ち上がり、悲鳴の様な声で制止した。彼は言った。
「オレはもう嫌なンだ! ずっと『イイ学校』『イイ会社』って言われ続けながら母さんには黙っていたけど…。ただ国立T大学に入ったら何やるの!? 僕ァ、父さんの様な平凡な人生は送りたくない。ただ結婚して家庭を持って…全然夢がないじゃないか! 僕はそんな人生に価値はないと思う。今のK高校に来て、僕は気付かなかった人生を見つけたンだ…。母さん、僕は男が好きです! あのアザは僕が好きな先輩と『セッ◯ス』して出来たものです!」
これまで自己主張もせずにただ両親の言われるがままに行きてきたのだろう。オレは彼の方を見入っていた。母親は、恐らく我が息子のこの様な言動に遭ったことがないのだろう、ますます錯乱した様だった。啓介君はオレの手を持ち、
「理事長先生! 僕、寮に『帰ります』! こんな家にいたら、僕、自殺しそう!」
と訴えた。オレは彼の放った「自殺」という言葉に衝撃を受けた。
「啓介君! 生んで育ててくださったお母様の前で『自殺』という言葉はないだろう! 先生も怒るぞ!」
「否、僕は本当のことを言っているンだ! もうイヤだ…」
「…」
二人の嗚咽が居間に響き渡った。オレは、この家自体を憎んだ。一体、何がそうさせたのだろう? 性の歓びを見出し、本来の自分自身を見出した啓介君、一方で一流の大学や企業に進めば苦労しない人生が保証されるという世間の「呪縛」に囚われそれを良かれと我が子に訴えてきた母親…どちらとも悪くはない。オレは言った。
「…お母様、これまで啓介君をここまで育て上げるのに色々なご苦労をされたかとお察しします。確かに、今は一流の大学に進めば一流の企業に入れ、そのまま一生涯安泰と「年功序列」の思想が根付いています。未だ日本は成長をしていくかと思いますが、いつまでもその状況が続くとは限りません。私どもは可能な限り、その様な時代の変化に対応できる将来の人材を育成すべく教育しております。
しかし、啓介君を含め、この十六、十八歳という年齢は思春期ということもあり、自我が芽生え始める時期でもあります。彼の様に性を通じて本当の自分自身に気付くお子様も少なくありません。きっと、これまでの教育方針に対し自我の芽生えによって啓介君も葛藤をされてきたのでは…?
今回、身体に出来たアザについては他の教職員からは聞いていたものの、ご連絡しなかったことについては申し訳ありません」
これが、オレができる最大限の謝罪だった。母親は未だ冷静になれない様だった。啓介君も大粒の涙を溜めていた。オレは、今日は彼を寮に連れて行かないことにした。オレは言った。
「もし何かありましたら、私どもの方までご連絡ください。夜間でも寮に当直がおりますので、お電話いただければ対応いたします」
帰り道の車中にて、オレはこれまでにない疲労感を感じた。この夜は流石に爆睡だった”
“八月三日
杉山先生から、寮の当直をしていた山本先生から啓介君より連絡があったと話あり。やはり寮に戻りたいと訴えていたらしい。あれから両親とは話ができたのか、気掛かりで仕方がなかった。
理事長室の隅に置かれた時計が秒針を刻む音に半ば苛立ちながら、オレは情人(アマン)が来るのを待ちわびるかの様な心情に駆られた。一度は肉体同士の接触があったが、それだけでオレは彼と一心になっていた感覚でいた。もし教育者と一生徒という関係でもなければ、あの場で彼を連れて帰っていた。母親を弁護することもなかったろう。
午後二時になり、啓介君が帰って来た。オレは直接来たのかと聞くた。彼は言った。
「…先生、会いたかった」
すると彼はオレの背中に両腕を伸ばし、抱いてきた。途端にオレの胸の中で涙を流し、やがて嗚咽も聞こえてきた。
「大丈夫、泣くのはおよしよ」
とりあえずオレは啓介君を寮に連れて行き、当直をしている山本先生に事情を話した。まずは様子を見て欲しい、と。また、一昨日彼の家に行った時のことも話した。山本先生は、
「じ、自殺!?」
と驚いていたが、今の精神状態なら大丈夫だろうと伝えた。”
“八月四日
一晩過ごしたが、山本先生からは何の連絡もなかった。オレは大丈夫だったのだろうと安堵した。
午前九時過ぎ、理事長室に啓介君がやって来た。彼はオレを抱きしめてきた。すっかり好いてしまっている様だった。オレは彼にキスをした。舌を彼の唇の隙間に忍ばせ、込み上げてくる唾液を呑み合った。彼はそれが「快」と感じたのかスラックスのベルトを外し始めた。オレは声をかけた。
「此処ではまずい」
オレは雑木林の中にある「別荘」に連れて行った。しばらく寝泊まりしていなかったからか、室内はジメジメしていた。そんな中でオレは彼のワイシャツのボタンを外した。ブリーフだけになった彼を目前に、オレもワイシャツを脱いた。ブリーフだけになると早くもチ◯ポの先端が濡れていた。こんな性衝動は初めてだった。彼をこれでもかと言うくらいにキスをし、乳房や股間を愛撫した。自殺なンて馬鹿なことは考えるなと、繰り返し心の中で叫びながら…。
気付くと二人は真っ裸になっていた。白いブリーフがベッド元に重なっている。これは身も心もさらけ出していることを意味していた。オレは彼と一体になった。
「あッ、あァ、あはァァァん…」
何度も乳房を鷲掴みにし、吸い続けた。その度に彼は歓喜の声を上げ、乱れに乱れた。ほのかにサーモンピンクへと全身が火照り、彼はオレの唇を求めた。
「…け、啓介」
いつしかオレは敬称を付けずに呼んでいた。ただ十六歳の彼をオレは愛した。全身に無数の汗が滴り、シーツが濡れた。
啓介君は、用を出すだけしか知らなかった穴をもって女の様に快感を得ることを知ってしまった。いつしか彼は激しく腰を揺さぶり、オレの身体にしがみついた。
「あ、愛してる…!」
耳元で彼はそう囁き、オルガズムに達した。オレも彼の体内に愛液を噴射させ、
「啓介!」
と激しいキスをした。
情事の後、ベッドで抱き合いながらオレは言った。
「もう『自殺』という言葉は使わないで」
すると、
「…死にたくない。こうやって愛してくれてるから」
と彼はオレにキスをした。
これで総てが終わったと思った。啓介君が愛されることで新たな人生の方向性を見出し、進んでくれるとオレは信じた。”
貢は、父・操もまた一人の生徒を愛してしまったのかと思った。オレは生徒には手を出したことがないし、そんな度胸もなければやってはいけないと、頁を進めた。しかし、日記はしばらく何も書かれておらず、急に「九月一日」まで飛んでいた。恐らく、その間に啓介が自殺をしたのだろう。
“九月一日
啓介君が雑木林の中で首吊り自殺を図り、憔悴する暇もなく両親が教育委員会に訴えると騒いだ。父親は、杉山校長に訴えた。
「国立T大学への進学率がイイと聞いて入学させたら『ホモ』にさせられた挙げ句、自殺まで追い込んで...。この悪党! 人殺し!」
父親は国家公務員だった様だ。彼は他の保護者から、お宅のお子さんは大丈夫か、「ホモ」にさせられてないかと根掘り葉掘り聴取し、何人かの生徒からその気がある様だという話を聞きつけるや、
「理事長を出せ!」
と罵った。杉山校長は流石にビビッてしまい、
「理事長! 何とかしてください!」
とすがりついた。殴り込みに来た父親に対し、オレは土下座もした。罵声を浴びさせられた挙げ句、胸ぐらもつかまれた。正直、辛かった。啓介君を愛していたのに、自ら生命を絶ってしまったのだから…。裏切りの何物でもない。
オレは父親が帰った後、雑木林の中で慟哭した。啓介君が首を吊った杉の根元にひざまずき、喉がやぶれてしまいそうなほど声を上げながら泣いた。”
この部分を読みながら、貢は高校二年だった頃を思い出した。そう言えば、両目を泣き腫らした様子で操が家に帰って来たのだ。母の茉莉子がどうしたのかと心配したが、彼は、
「…すまないが、独りにさせてくれ」
と言って部屋に籠もってしまったのである。ちょうど父の書斎の隣に貢の部屋があったのだが、壁越しに号泣する声が聞こえたのだ。しかし、何故泣いているのかを聞くことはできなかった。嗚呼、きっと啓介君のことだったのだろうと、彼は思った。
もし岩﨑の言う通りにその啓介君の声が聞こえたのだとしたら、オレに何ができるだろうと貢が考えた。
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ari0921 · 4 months ago
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和七年(2025年)3月4日(火曜日)弐
     通巻第8680号 
 トランプの長期的な世界戦略が見えた
  優先順位から言って「敵はモスクワに非ず、敵は北京だ」
*************************
 予想されたことだけれど、ゼレンスキーのホワイトハウスにおける無礼に悪評嘖々(さくさく)、罵詈雑言の嵐、ところが翌日から左翼メデイアの論調はがらりと変わって、会談を蹴飛ばしたのは「トランプ、ヴァンスなどアメリカ側が悪い」と言い出した。
 ワシントンポストもニューヨークタイムズも、強い論調でトランプを非難し、おどろくことにゼレンスキーのやらかした無礼を不問にふしている。共和党のマコースキー上院議員は「嘔吐をはきたい」との非難の談話。彼女はヘグセス、カシェ・パテル、ギャバードの指名にことごとく反対し、RINO(名前だけ共和党)を代表した。トランプはアラスカ州の次期上院選にかならず別の候補を立てて彼女を潰すだ���う。
 戦争はどちらが正義で、どちらが悪いとは言い切れない。双方に正義があり、お互いが正義のために闘っていると信じている。
戦争の最中に「義」は行方不明となって、残りは復讐、血の報復である。どちらかが完全に降伏するか、でなければ納得できる停戦か、さもなくば泥沼は長引く。ブカレスト合意、ミンスク合意はお互いが破った。戦争を続ければ裨益する勢力が背後にいる。
「ウクライナが正しくロシアが間違いという議論は成り立たない」(ミアシャイマー)
 トランプの目的は停戦の早期実現にある。理由は簡単で、この愚かな殺し合いはオバマとバイデンが始めた戦争、その前に歴代政権が展開した「民主化」という看板の美名に隠してのグローバリゼーションだから、自由主義にたつ共和党の理念からは遠い。
トランプの長期的な世界戦略に於いて、窮極の戦略は中国との対決であり、優先順位から言えば、ウクライナは順番が低い。めざしているのは「ヤルタ3・0」である。筆者は先日まで「ヤルタ2・0」の続きと考えてきたが、新しいフェイズに突入した。
 
トランプの長期戦略は優先順位型思考で構成されており、「敵はモスクワに非ず、敵は北京にあり」。
そしてこの考え方は欧州には受け入れられないということである。
ウクライナ戦争「以後」の世界地図の改編は、米露首脳の電話会談でゼレンスキーを交えなかったようにスーパーパワー2強の話し合いとなった。トランプは「いずれウクライナは加えるが、NATO諸国をのぞく」と言い放ち、シビハ(ウクライナ外相)が「米露二国間。スーパーパワーだけでの交渉はまさに80年前のヤルタ会議(1945年2月)の再現だ」と懸念を表明した。
 ▼ヤルタの密約を彷彿させないか?
 ヤルタ会談はFDR、スターリン、そしてチャーチルの三者が第二次大戦後の世界地図を策定する密談だった。リバディア宮殿(ニコライ二世の別荘)で行われた。
 ルーズベルトは死にかけだった。スターリンは矍鑠(かくしゃく)としていた。ヤルタ会談ではポーランドとドイツの分割、バルト三国のソ連併合、飛び地カリニングラードをソ連が確保し、なかば主権をうしなったモンゴルはソ連支配下に、そのうえで東欧諸国もソ連圏に組み込まれた。 
 ソ連の対日戦線参戦をのぞんだFDRは大幅な譲歩をなした。このためソ連軍は満州へ雪崩れ込み、全千島、樺太を占領した。ルーズベルトは長い船旅につかれ、痴呆症的で病人だった。リバディア宮殿には台所にいたるまで盗聴器が仕掛けられていた。帰国してまもなくルーズベルトは死んだ。後継のハリー・トルーマン副大統領は、なにひとつ知らされておらず、金庫を開けるまでヤルタ密約も、原爆を開発していたことも知らなかったと回想記に書いた。
 それから60年、ブッシュ・ジュニア米大統領は、「あのヤルタ会談は愚かな取り決めであった」と総括した。東西冷戦が1991年にソ連崩壊でおわりをつげ、「ヤルタ2・0」のフェイズに入った。バルト三国と旧東欧諸国も主権を回復し、カフカス三ヶ国、中央アジア五ヶ国が独立を果たした。
ヤルタ体制はソ連の崩壊により「2・0」となったことは見たが、域内の大々的な改編が起こり、結果的にNATOの東方拡大がなされた。旧ソ連圏のバルト三国、旧東欧はNATOに組み込まれ、ジョージア、アルメニア、モルドバが加盟に近づいた。つまりスターリンの野望の実現だったヤルタ体制は、ここで終わった。
そこでロシアは巻き返しを謀り、ルーマニア、ジョージアに介入し、アルメニアにもまもなく介入し、勢力圏を堅持するだろう。
NATOの加盟国でもハンガリー、スロバキアは英仏主導のグローバル化には距離を置いている。戦争の泥沼化によってウクライナがロシア圏に戻るとは考えられないからプーチンとしては、ウクライナを緩衝地帯とし、NATO加盟は断固阻止する。
 ▼ウクライナはさっさと問題解決をしようぜ
さてワシントンでのトランプ v ゼレンスキー会談の決裂の翌日、欧州の16ヶ国はロンドンにあつまり、ゼレンスキーを暖かく迎えた。英仏はその席で「地上部隊の派遣」を呼びかけた。まるで事態を予測していたかのように、ロンドンの16ヶ国首脳会議にはカナダのトルードーも出席していた。
英仏は地上部隊派遣を提案したものの、「これは参戦ではなく「和平部隊」であって「有志連合」による平和維持軍の創設だ」とした。
英仏は積極的だが(つまり左翼政権は前向きだが)ほかの諸国は態度を鮮明にしなかった。
率直にいって平和維持部隊は実現しない。ロシア、ウクナイナ国境は長大であり、重装備の軍隊が15万人は必要である。交代制とすれば三倍、まず兵隊がいない。兵站をだれが保障し、いったいこの費用は誰が支払うのか?
ロンドンで決まったことは(1)ウクライナ支援はつづける(2)和平成立の交渉にウクライナの参加はMUSTである(3)「有志連合」を結成する。
この動きを観察し��がら、トランプは「ウクライナへの軍事支援を打ち切る可能性がある」とブラフをかけ、「ゼレンスキーは第三次世界大戦に賭けている」と批判した。
かくして「ヤルタ3・0」の枠組みが見えた。
欧州の亀裂はいずれ分裂状態となり、いまよりも混乱するだろう。となればトランプが次に着手するのは中露同盟に亀裂を入れ、ロシアをなんとしてでも「アンチ・チャイナ」陣営に引き寄せる必要がある。つまり優先順位のトップは中国との覇権対峙であり、地殻変動の波が起こりそうだ。
ウクライナ支援一本槍の日本は、こうしたシナリオの発想もなければ、例によって平和惚け甚だしく、なんの準備もない。
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kennak · 4 months ago
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いじめ被害を学校側に訴えるも、教育現場の不適切かつ誠意を欠いた対応でさらに状況が悪化するというケースが跡を絶ちません。そのような事態から我が子を守る有効な方法はないのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、「いじめの重大事態ガイドライン」の有効な活用法を解説。さらに文科省ホームページに掲載されている「重大いじめ申し立ての様式」を紹介しています。 ※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:重大事態いじめは申請する_方法がある 「取り下げて欲しい」と電話で懇願。絶対にやってはならない愚行を働いた中学校長が被害者の“重大事態いじめ申請”で見せた小悪党的な行動 中学3年生の女子生徒の保護者からいじめ対応について相談があった。 相談によると、部活での無視や嫌がらせを1年以上受けていて、学校のアンケートで詳細を書いたところ、聞き取り調査が行われ、目撃証言も多かったことから、いじめが認定されたという。 学校では、加害生徒に指導をするということであったが、特に別室指導などは無かったという。 そうした中、学校は被害女子生徒1人と加害女子生徒3人に話し合いをさせたという。しかし、これは話し合いではなく、加害者による学校公認の被害者の吊し上げの会となり、その後、被害女性生徒は学校に通うことができなくなってしまった。 この会に立ち会ったのは部活の顧問であり、被害女性生徒をこの会に参加するように促したのは担任であったという。 その後、被害女子生徒の両親が、この問題を校長に直談判したところ、町の教育委員会も含めて教員らにも調べが行われ、吊し上げがあったということがわかったという。 今回はその謝罪を含めた話し合いが行われる予定だが、どうしたら良いかというものであった。 全国的に起きている「被害者の吊し上げ」という愚行 被害者と加害者を安易に話し合い名目で一室に入れ、結果「吊し上げの会」になるという事例は全国的に起きており、絶対にやってはならない愚行の1つである。 ��実私はこうした二次被害の相談を何度も受けており、相談自体がこうした二次被害を受けた後だから、どうすることもできず、悔しい思いになる。 教員の質は年々落ちているとも聞くが、いじめ被害の軽視や不適切指導は常に問題となっているところだが、教員らについても、どう考えても人一人の仕事量を超えた就業環境の改善も急務だろうが、それら対策が進んでいるようにはどうにも思えないところだ。 「話し合いで互いに理解可能」という極めて安易な発想 保護者は校長との話し合いや担任との話し合いの録音を持っていた。その内容によると、 「話し合いは互いのわだかまりをすべて吐き出せば、互いに理解ができる」という極めて安易な発想であり、いじめと喧嘩、いざこざが一緒くたになっていた。 吊るしあげについても「自由に発言させた」結果という、指導も監督もないことを示す発言をしており、それがいかにダメなのかということの理由もわかっておらず、ただ単に、両親が怒っていることをなだめ、結果的に本人が不登校になってしまっていることへの侘びのように聞こえた。 「いじめを放置しても問題となるのはごく僅か」という現実 できない人が突然できるようになることはない。努力を続け、経験を積み、人は成長していくものである。被害者への寄り添いがいかなるものか、最低限の配慮もできず、二次被害を発生させ、問題を起こしてもその終息にしか力を入れない。 なぜ?という洞察が無く、反省もないから何度も何度も同じような問題を繰り返すことになるわけだ。他の業界のように問題が大きく膨らまないのは、単に学生には小学校なら6年、中学校なら3年、高校なら3年と期間があり、卒業してしまえば終わりという感覚がある。一方で、馬鹿と争うほど無駄な時間がないと合理的な判断をする者、争うことができず泣き寝入る以外はない人もおり、問題を放置しても事実問題となるケースはごく僅かという現実もあろう。 「いじめの重大事態ガイドライン」を読めば一目瞭然 こうした場合、特に公立校であれば、教育委員会に対応を願い出るという手段を取ることができる。本件ケースでは心療内科で診断を受ければ、被害女子生徒の心理的な状況から適応障害だと診断される可能性は濃厚であろうし、すでに欠席日数は30日を超えていることから、いじめ防止対策推進法によればいじめによる不登校となり、重大事態いじめの要件を満たす。 「重大事態いじめ申し立ての様式はない」という大ウソ 法第28条第1項において、学校の設置者及び学校は、「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」(第1号)又は「いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」(第2号)は、「当該学校の設置者��はその設置する学校の下に組織を設け、質問票の使用その他の適切な方法により当該重大事態に係る事実関係を明確にするための調査を行うものとする」とされている。 つまり、現状ではいじめとしては重大事態となり、その対応は文科省が設置した「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」の通りの対応が求められるところだ。確認する限り、本来必要な首長への報告もされておらず、町の教育委員会も事態を把握していながら報告に至っていない。 勉強不足の団体の中には、「重大事態いじめの申し立て」の様式はないというが、実際はある。 文科省ホームページには、「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」があり、その別紙に申請様式がある。 口頭で言っても「言った言わない」で有耶無耶にされることも常だから、最低限、形に残す必要があろう。
学校“公認”で加害者たちが中3女子いじめ被害者を「吊し上げる会」の異常事態。録音音声で判明した校長と担任の愚行 - まぐまぐニュース!
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moja-co · 9 months ago
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安倍晋三「あの件さえなければ、今ごろ昭ちゃん(中川昭一氏)が自民党総裁だった」
12年前、こんな記事を書きました。いま振り返っても、思い出は尽きません。小泉政権ができて間もなくだったか、超党派の保守系議員の非公式会合が憲政記念会館であると聞きつけ、現場で中川さんに「どうも」と挨拶した際、
 「なんであんたがいるんだ?…まあ、いいか。あんたは記者じゃないし」
 と冗談で答えられたことやあれこれ、これほど印象、心に刻まれる政治家はめったにいません。酒好きなのはつとに知られていますが、禁酒を決めると、2時間半にわたって目の前で私と同僚がビールを飲み続けても、一切飲もうとせず、こちらの言葉からヒントを得ようとメモを続けていました。惜しい人をなくしたという言葉が、これほどぴったりくる人はいません。
中川昭一氏死去 保守伸長、シャイな推進役
 【評伝】 シャイな人だった。何より、繊細な人だった。衆院当選8回、農水相、経済産業相、財務相、自民党政調会長…と要職を歴任した大物政治家であるにもかかわらず、はにかんだ笑顔のよく似合う、子供のような純真さを持ち合わせていた。  「おれは子供には『おれがいつか襲われて殺されても驚くな』と言い聞かせてあるんだ」  中川昭一氏は拉致議連会長を務めていた当時、政治家としてのこんな覚悟を語っていた。だが、死はもっと皮肉な回り合わせであっけなく訪れた。56歳という若すぎる最期には、ただ言葉を失うしかない。  「あの件さえなければ、今ごろ昭ちゃん(昭一氏)が自民党総裁だった」  盟友の安倍晋三元首相は故人を悼む。「あの件」とは中川氏が財務・金融相時代の今年2月、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見で「酩酊(めいてい)」したかのような姿を見せて、引責辞任したことを指す。  ��の一度の失敗で、中川氏が長年積み上げてきた実績も名声もはかなく吹き飛んでしまった。先の衆院選で落選し、議席も失った。  確かに中川氏は酒席で、ときにはめを外し深酒することもあった。それも、強すぎる感受性をまひさせたかったからだろうと思う。素顔は、少し人見知りのまじめな勉強家だった。  平成9年、中学歴史教科書のすべてに慰安婦記述が載ったのをきっかけに、安倍氏らと自民党「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」を結成した。左派イデオロギー色満載だった教科書が是正されていく第一歩だった。  14年には超党派の拉致議連会長に就任したほか、永住外国人への地方参政権付与や民間の言論抑圧につながる人権擁護法案に反対した。一方、靖国神社参拝を推進するなど、常に保守系議員活動の前面に立った。  今や保守系の諸運動は衰退期にあるようなありさまだ。その中で忘れられるか過小評価されているが、10年代の保守勢力の勃興(ぼっこう)と伸長は、中川氏が安倍氏らとともに推進役を担ったのは間違いない。  一方で、現実を見据えたリアリストでもあった。20年6月、日中両国が東シナ海のガス田共同開発で合意した際には、表向き「日本のものを向こうにあげて資本参加するのでは互恵にならない」と厳しいコメントを発表した。だが、その裏では担当外交官らを集め「よくここまでこぎ着けたな」と慰労もしていた。  対中強硬派と目されてきた自分が、仮に交渉結果を評価しても、甘い顔を見せると中国側に「日本側では、あの中川氏まで喜んでいる」というメッセージが伝わる。それは今後の交渉、駆け引きのハードルを上げ、足を引っ張ることと理解していたからだ。  対中姿勢では、こんなことも語っていた。  「中国批判はたやすいが、むしろ『誠意を持って話せば分かる』と言うばかりで行動しない日本側の方が問題だ。私が中国の政治家なら、やはり今の中国のようなやり方をする」  本当に惜しい人が亡くなった。せめて自民党の中では、中川氏の志が受け継がれていくことを願ってやまない。(阿比留瑠比)
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nyantria · 1 year ago
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アメリカが主導した昭和天皇の戦争犯罪の証拠隠滅
昭和天皇と731部隊
http://blog.livedoor.jp/nobug51/archives/1103925.html
欧米の帝国主義にならって、日本も中国侵略を真剣に考え、実行していった。
当時、天皇は現人神であり、日本国においては絶対の存在だった。小さい頃から、家庭や学校で天皇を拝み、学校では教育勅語を奉読され、天皇のために死ぬことが最高の価値のように教えられた時代でもあった。
 日本の傀儡政権が満州に成立すると、早速、その地で、安くて強力な兵器(貧者の核爆弾)の開発を目指した。その中心になったのが陸軍軍医少佐の石井四郎であった。
 1936年、天皇の認可の下に中国ハルピンの郊外平房の広大な敷地に研究施設を作り、東京の陸軍軍医学校やその他の石井のネットワークと連携しながら、中国人・朝鮮人・ロシア人・モンゴル人などをマルタと称して生体実験・生体解剖などをし、試行錯誤を重ね���より強力な細菌兵器の開発を目指した。
 そこで開発された細菌爆弾(陶器爆弾)は中国の都市で実戦された。ペスト菌で多くの被災者を出し都市は混乱した。
 研究成果は思ったよりも上がらず、兵器の開発を急いだが、時すでに遅く、ソ連の参戦を許してしまった。
 ソ連が参戦するや否や、軍部・天皇はいち早く731部隊の証拠隠滅をはかり、建物を爆破し、収容されていたマルタを全員殺し、731部隊員を急遽日本へ戻した。
 これも戦争犯罪がばれると、天皇にもその責任が問われることになるからだ。
 731部隊にも何人かの皇族が行き来し、実際731に係わっていた皇族もいた。東条も足を運び、大元帥昭和天皇の耳にも731についての情報は入っていたはずである。
 莫大な予算をかけ、全国の優秀な医学者を集めて作られた731部隊は、軍部・天皇がもっとも期待していた部隊ではなかったか?
 戦後、アメリカは731部隊幹部の尋問を細菌兵器の専門家に担当させた。
ところが、731部隊幹部は事実を隠し続け、人体実験はしていないと嘘を通した。
 1947年(昭和22年)1月に、ソ連が石井ら日本にいる731部隊員の尋問を要求した。ソ連とアメリカの交渉により、人体実験のことが明らかになると、アメリカは人体実験・細菌戦のデータを独占しようと、石井らと打ち合わせをする。その結果、ソ連の尋問は形式的なものになってしまった。
 731の戦犯追及をしていた占領軍(アメリカ)の法務部の活動はアメリカ自身の手によって強制的に停止され、詳細なデータはアメリカが独占することになり、東京裁判では731部隊のことは裁かれなかった。
 マッカーサーと本国アメリカとの交渉の中で、データの独占のこともあったが、もう1つの大きな懸案は、天皇にその責任が及ばないようにすることだったのではないか?
 マッカーサーは当初から日本の占領にあたって、天皇の力を利用しようと考えていた。
 また、マッカーサーは自国の遅れていた細菌兵器の開発に日本軍のデータが役立つだろうと見ていた。何としても、細菌戦や細菌兵器のデータが欲しかった。
 731部隊の戦犯追及をすると、そのデータは独占できなくなり、またその責任が天皇に及ぶのを恐れたのではないか?
 (ドイツでは人体実験にかかわった医師などが「ニュルンベルグ継続裁判」によってアメリカの手によって裁かれている!最高責任者ヒトラーはすでに自殺している。)
 日本政府とアメリカは、一緒になって、731の隠蔽を図り、これが東京裁判で裁かれない様にし、その残虐な事実が国民の前に公表されないようにした。
昭和天皇とマッカーサーとの会談は極秘裏に戦後11回行われた。
新憲法が制定された後でも、「象徴天皇」という新たな憲法上の地位に“制約”を感じることもなく「政治的行為」として���マッカーサーと「トップ会談」がなされていた。それも、当時の政府を飛び越えて行われていた。
 それ結果、裁判で国民の前に731の情報が公開されなかったし、追及もされなかったものだから、大元帥昭和天皇の戦争責任は問われなかった。
※パウエルの記事と森村の本は、日本で政府が見解を出さざるを得ないほどの騒ぎを巻き起こした。政府は国会で731部隊の存在と、731部隊の戦争犯罪について初めて認めた。議論の中で政府は、石井の細菌実験について知りながら石井にかなりの軍人恩給を給付していたことを全く偶然に露呈してしまった。(『死の工場』ハリス著:柏書房)
・天皇裕仁は、明らかに、2度にわたって石井の実演を目にしている。
1度目は1933年に陸軍軍医学校を視察した折、もう1度は恒例の天皇訪問の際の、海軍の艦船上においてである。石井が濾水機の1つに放尿し、その濾過水を飲み干すよう天皇に恭しく差し出したとされているのは、天皇が視察したそうした折のことだった。・・・天皇はその申し出を断り、そして石井は尿を濾過したその水を見るからに嬉々として飲み干したという。
・軍医中将で元関東軍軍医部長の梶塚隆二によれば、石井は「天皇の軍令」によって1936年に平房の実験を開始する許可を与えられたと言う。・・・・梶塚によれば、その後1939年に、天皇は、石井の特殊部隊を再編成するようさらにもう1つ軍令を発布した。・・・・
 石井が東京の高い地位のところに、ひょっとすれば最も上のところに味方を持っていたことは明らかである。
・軽く見てはならないのは、石井と若松の部隊は、裕仁の勅令によって設立された部隊であるという事実である。他の多くの部隊は、必要とされた時に陸軍の内部で適当な司令官によって設立された。
・軍事細菌研究のさらにもう1つの拠点が長春の第100部隊(部隊長:若松有次郎)であった。作戦任務のための資金供給は莫大かつ無制限だった。部隊は2つの経路から資金を得ていた。すなわち、東京の陸軍省と、関東軍司令部の第2部である。(陸軍省から人件費60万円の予算が、100万円が関東軍司令部の第2部から攻撃的生物戦の研究のために支出された。731部隊の予算総額は1000万円、人件費300万円、20万から30万が各支部の運営費、600万円が細菌製造、実験、研究費用である。しかも731部隊の予算は国会の場で細部を発表されることはなかった。関東軍の獣医将校は、生物戦の資金は底なしだと自分は理解していたと語っている。)
・石井はノモンハン事件の間に彼が行ったサービス業務に対する褒美として、天皇の玉璽の押してある大変名誉な政府表彰を受けた。彼の部隊は、同じ戦闘中における英雄的な行動に対して、天皇から価値ある表彰状を贈られた。
このことも、またしても無二の名誉��ったのである。他の医療部隊も日本の戦争において勇敢に働いた。それなのに、20世紀において他の医療部隊が天皇の表彰状をその業務に対して受けたことはない。裕仁が、これらの名誉ある賞を与える前に、いくらかの調査を行ったのではないかと疑ってもおかしくない。
 (1939年に発生したノモンハン事件では、出動部隊の給水支援を行うことになり、石井式濾水機などを装備した防疫給水隊3個ほかを編成して現地へ派遣し、部長の石井大佐自身も現地へ赴いて指導にあたった。最前線での給水活動・衛生指導は、消化器系伝染病の発生率を低く抑えるなど大きな成果を上げたとされる。その功績により、第6軍配属防疫給水部は、第6軍司令官だった荻洲立兵中将から衛生部隊としては史上初となる感状の授与を受け、石井大佐には金鵄勲章と陸軍技術有功賞が贈られた。)
・『731部隊-天皇は知っていたか?』と題されたそのドキュメンタリーは、2人のベテランのテレビジャーナリストによって製作された。・・・アメリカ、イギリス、その他の連合国軍の西洋人捕虜が、人体実験の犠牲になったことが暴露された。その上、ドキュメンタリーの製作者・ナレーターは、天皇が満州での細菌戦の人体実験を知っていたことを強く示唆している。
・1930年代において、くるくる替わった日本の内閣においては役目を果たすように〔大臣職に〕任命された軍部のリーダーたちは、誰もが満州で起こっていることを認識していた。参謀本部のスタッフ〔立案者〕とその上司たちは、石井、若松、北野のプロジェクトに精通していたし、細菌兵器の開発研究を助けた。・・・・
 何千人もの、もしかしたら何万人もの陸軍の軍医や獣医、生物学者、化学者、微生物学者、技術スタッフその他の似たような職の人々が、定期的に交代で満州や〔その他の〕中国占領地に派遣されている。(731部隊には専用の飛行場があり、専用の飛行機も複数持っていた。東京⇔ハルピン間を何度も往復して情報交換や物資の輸送などをしていた。また、他の部隊との連絡にも使った。)
・軍部を除けば、外務省が平房での秘密の任務について認識していたことは確実と思われる。それは、ハルピンの日本領事館の地下室がマルタの留置場として使われていたことからも言える。
・東久邇は早い時期に、平房の施設を旅先で訪れている。
・1939年2月9日に、裕仁の弟である活発な秩父宮は、陸軍省の大会議室で、2時間半にわたる石井の「雄弁な」講演に出席した。
・天皇の一番下の弟である三笠宮は、施設の多くに立ち寄った。
・竹田宮は関東軍の首席主計官として、満州におけるすべての細菌戦の関連施設に割り当てられる金を扱った。・・・また、平房〔の施設〕に立ち入る際には竹田宮・宮田が発��した通行証を求める必要があった。関東軍司令官もしくはその直属の部下が731部隊を訪れるときは、竹田宮自身が彼らの一行に混じって彼らをエスコートした。
・天皇は、その倹約〔の精神〕でも知られていた。彼は常々、役に立たないもしくは取るに足らないプロジェクトのために、政府の支出が無駄に使われないよう懸念していると表明していた。細菌戦のプログラムは、国の資源の大規模な乱費であった。第2次世界大戦中、平房、長春、奉天、南京の主要な基地および多くの支部施設は、少なくとも1500万円から2000万円、多分それ以上の年間予算を食い潰して機能していたに違いない。天皇が軍事予算を詳細に調べたなら、満州やその他の中国における何千もの人員の滞在は、天皇にとって関心事だったはずである。裕仁はまた、特別の武器研究にその使途を限定された秘密の帝国予算を持っていたが、それが満州や中国において細菌戦の研究に使用されていても何の不思議も無い。
・裕仁は細菌戦の研究については知っていたのだろうか。おそらくイエス、であろう。このプロジェクトは、単純に、天皇の目から隠しおおすには、大規模すぎた。費用も、天皇の政府費用に対する鋭い関心から逃れるには巨額すぎた。・・・・最終的に、大日本帝国において、政策決定は政府の最高レベルで行なわれるべきものであって、陸軍の将軍たちの気まぐれでできるものではなかったのである。
(以上『死の工場(隠された731部隊)』:シェルダン・H・ハリス著、近藤昭二訳より抜書き)
・731部隊の組織犯罪については、関東軍という日本陸軍の一駐留軍の指揮命令系統下にあった。部隊そのものは関東軍司令官の直轄であり、あらゆる人体実験も形式上は司令官の命令無しには行なわれえなかった。また、731部隊以外の「防疫給水部隊」(北京、南京、広東など)も日本陸軍の中国派遣軍の指揮下にあった。
日本陸軍を統括していたのは陸軍省であり、その上には天皇がいた。したがって731部隊の人体実験の最終責任者も天皇である。(『検証 人体実験 731部隊・ナチ医学』小俣和一郎著:第3文明社)
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picnicism · 1 year ago
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【山本一郎ズアイ】鳥獣戯画化する東京都知事選と困り果てる東京都民、もうちょっとマシな戦いにはならなかったのか (山本一郎:財団法人情報法制研究所 事務局次長・上席研究員)  東京都知事選、注目の6月20日告示を迎えようとしています。  それに先駆けて行われた沖縄県議選では、玉城デニー沖縄県政にとってはダメージとなる自由民主党系の勝利(沖縄県知事・玉城デ二ーさんを支持する県議会与党の過半数割れ)という結果となりました。  裏金問題で揺れる岸田文雄政権ですが、政治不信を揺るがす政治資金規正法の問題よりも、沖縄県民からすれば「そんなことより玉城デ二―どうにかしろ」というのが民意となったようで、沖縄地方政治のリアリズムを肌で感じる結果となりました。  相対する東京都知事選、告示前の情勢調査たけなわといった様相ですが、各社数字がまあまあ出揃う中で、ディフェンディングチャンピオンである俺たちの女帝・小池百合子さんが特に何もしていないのに盤石の選挙戦に突入しそうです。  他方、実質的に共産党に担がれた蓮舫さん(元立憲民主党・現無所属)は、なぜか告示の3週間も早く立候補表明して微妙に失速してしまっている感じが否めません。大丈夫なのでしょうか。  というのも、目黒都議補選と静岡県知事選の与野党対決に勝ち、その勢いで蓮舫さん陣営は東京5区選出の立憲民主党幹事長代理、手塚仁雄さんが丸抱えする形で選挙戦に突入してみたまではいいんですが……、例によって活動を乗っ取るのが得意技の日本共産党に飲み込まれてしまって、公職選挙法違反の事前運動ど真ん中の行き過ぎたやり口になってしまいました。  どうしてこうなってしまったのでしょう。 ◎公約めいた文言の入ったビラを撒いていた蓮舫さんは公職選挙法違反にあたらないのか 盛り上がってまいりました…俺たちの東京都知事選挙2024(文春オンライン)  しかも、これから蓮舫さん陣営も公約を出すそうなんですが、どういうわけか神宮外苑再開発で「100年の森を切るな」的なデマを前面に立てて選挙戦を戦うようなのです。意味が分かりません。どうしてこうなってしまったのでしょう。 ◎神宮外苑再開発、事業停止認めず確定 最高裁、1人反対(産経新聞)  そもそも、神宮外苑再開発は、最高裁判所までその認可の是非が争われ、事業停止はしないと確定しているのです。この神宮外苑はあくまでも宗教法人明治神宮の私有地なのであって、「木を切るな」と騒いでいるのは神宮内苑であって今回再開発する外苑ではありません。どうしてこうなってしまったのでしょう。 蓮舫さんの陣営がオール左翼となってしまった残念な事情  気になって仕方がないので、日本共産党の国会議員・地方議員に「お前らどういうことなの」って聞いてみますと、皆さんバツが悪そうに「(海外を含む)一部の活動家に乗せられてしまった選挙対策の責任者が、特に相談することなく(当時まだ立憲を離党していなかった)蓮舫さんを抱き込んで話を進めてしまった」「演説はともかく戸別配布のビラまで作成してしまい、(実際に運動を指揮している人物は)引っ込みがつかなくなった」とのことで、問題は認識しているけど止められないっていう状況のようです。問題だと思っているなら、少しはブレーキかけたらいいんじゃないかと思いますけれども……。  さすがに立憲民主党の本部サイドもマズいと思ったのか、いまごろになって、野田佳彦さんが出てきて、蓮舫さんに対し共産党との距離感について注意喚起したようです。もっとも、これと前後して立憲民主党は蓮舫さんに対し党派色を薄めるという建前で党としての推薦を見送る話となってしまいました。 ◎野田元首相が蓮舫氏に助言「共産との連携、注意を」 小池氏を「戦上手」と評価(産経新聞) ◎立民・泉健太代表、蓮舫氏は「自主的に応援していく」 「オール東京」尊重し、推薦はせず 東京都知事選(東京新聞)  もともと立憲民主党から単に推薦されて蓮舫さんが出馬するのではなく、立憲都連や共産党を含む有識者が選出する候補が都知事選に挑戦するという立て付けで、当初から決まっていたことではあります。ただ、蓮舫さんの選対を見てみると立憲民主党と日本共産党、および市民ネットワークで見たことのある人が仕切っており、これは単に「オール左翼」なのではないかと感じたりもします。  一方、立憲民主党の有力な支持母体である連合と、その傘下の連合東京は実質的に日本共産党が仕切る蓮舫さんの選挙戦を良しとせず、小池百合子さんの支持を表明してしまいました。  連合東京が都知事選において野党陣営の候補者を応援しないのは恒例のこととはいえ、野党陣営が一枚岩になるどころか完全に蓮舫支持と小池支持に分裂するというのは望ましくないことではあります。どうしてこうなってしまったのでしょう。  この「蓮舫さんはどうせ落ちてもいい都知事選」という裏には、当然のように東京26区へ衆議院鞍替えを前提としているからという話があるからに他なりません。この東京26区出馬にあたっては、蓮舫さんの後ろ盾になっている手塚仁雄さんと因縁のある松原仁さんが東京旧3区から東京選挙区の区割り変更で転出して出馬を予定しています。最近「どうせ蓮舫さんは衆院東京26区鞍替えだから適当にやってんでしょ」みたいな風評が多くなったせいか、公式には「そんなことは考えてません」とか言い始めてますが、いや別に嘘とか言う必要ないんじゃないですかね。  この松原仁さん、非常にまともな政治家なのだから立憲も大事にしたほうがいいんじゃないかと思うのですが、ともかく手塚さんが追い出してしまって、いまは無所属で26区出馬の予定ですから、そこに都知事選で落ちたとはいえ国民的な知名度を持つ蓮舫さんが26区に鞍替えして立憲に復党し出馬してきたら松原さんは大変なことになります。  この手塚仁雄さんは立憲の党幹部であるだけでなく、総理復帰の呼び声も高い野田佳彦さんの腹心とも言える存在ですから、非常に厄介なことになります。大変でやんすね。 何もしなくても勝ち切りそうな俺たちの女帝  対する小池百合子陣営は割と無風のまま公示を告示を迎えようとしており、なんだかんだ2期8年の実績をバックに、学歴詐称だの7つのゼロ公約どうなっただの言われても無視しておけばよいという横綱相撲みたいになっておるのが素敵です。  裏を返せば、選挙戦において特に何もしなくても充分に勝ち切る見込みのある選挙なのであって、都民ファーストの党勢その他を気にして無理に票数を積まなくてもよいという観点からすれば、いかに丁寧に戦ってちゃんと勝つかが目的の選挙戦になります。  それもあって、告示前の情勢調査は各社入っているようですが、前述の通り、小池百合子さんが蓮舫さんに対してかなり優勢に進めているのが現状です。というより、勢いを駆って前倒しで出馬発表したはずの蓮舫さんが、告示前の複数回の調査で特に何もしていない小池百合子さんに差を広げられてしまっているような状況になっています。何してんだよ。  むしろ、ほぼ3選は硬いとみられる小池百合子さんからすれば、75歳を迎えて4選を目指す可能性があるのかどうか、勇退する場合にその小池都政の後継者はいるのか、さらに都政与党として安定している都民ファーストはどうなるのかという別の次元の問題を抱えています。  というのも、本来の政治姿勢からすれば、小池さんはどちらかと言えば右側・右派の人物で、朝鮮学校支援見送りや関東大震災で虐殺されてしまった朝鮮の人たちへの追悼文見送りなど、右派が騒ぐポイントではしっかりと目配せはしています。  ただ、小池都政の2期8年で見るならば、全体的にリベラル勢力がやりたがるような福祉や防災、子育て・教育政策を充実させています。これは小池都政で与党となっている都ファと公明党、自由民主党との政策協調の果てに、充分な財政基盤を元に都政を切り盛りしている面があるからとも言えます。  裏を返すと、結成当初は「小池百合子のお稚児さん」とまで揶揄された都民ファーストも、あれやこれやすったもんだありつつも、8年の間に都議や区議・市議らがちゃんと地方政治家として育って、小池さんを都議会で支えられるまで足固めできるようになったことに他なりません。  悪く言えば、小池都政は側近政治の面もあるのでしょうが、東京特有の数多の課題については、都ファと公明党など与党都議団の政策方針を充分に聞きながら、場合によっては国家公務員よりも優秀な都庁組織・職員の行政能力を使って問題を解決し、政策実現を果たしているようにも見受けられます。  現職有利が知事選・地方選の特徴とはいえ、一連の実績もあって各社調査での小池都政の支持率は65%前後で、都民としてはおおむね満足しているのが現状です。  もちろん、学歴詐称が騒がれたり、面白本『女帝 小池百合子』を出版されたり、大物政治家の常として何かと周辺も騒がしいのも事実ですが、そのような風評を無視しても都民の支持がまあまああるとなると、蓮舫さんと言えどもなかなかこれを根底からひっくり返すようなトピックスは探しづらい、というのは仕方ないかもしれません。  そんな中で、小池さんとしても政治家としての集大成、どこに人生を帰着させるのかという話になっていくのですが、希望の党(2017年)以降、おそらく重度のCOPD(慢性気管支炎)を患った小池百合子さんが菅義偉政権末期の混乱でも名乗りを挙げられ��、今回の解散総選挙前の東京15区への介入でも乙武洋匡さんを口説いて出馬させようとするなど、一定の野心は垣間見えつつも、状況が小池さんの国政復帰、そして日本憲政史初の女性総理大臣就任までは仰がせないように見えます。  文学的に言えば、歴史がまだ小池百合子を呼んでいない状態ながら、その後の都知事を誰に引き継がせ、また育った都民ファーストをどこに落ち着かせるのかは小池百合子さんの政治家人生において大事な論点になっているのでしょう。 蓮舫がボロ負けした場合は小選挙区で苦戦も  逆に、蓮舫さんにはそのような女性政治家としての重みはなく、あくまで手塚仁雄さんや野党共闘路線の掲げる、目立つ手駒としての役割以上にはなれていないのは残念なことです。もったいないなって思うんですよね。  おそらく、冒頭にも書いたような神宮外苑再開発のような筋の悪い運動を争点にしてしまって何も疑問を感じないような活動家気質の政治家である限りは、国民にとって悪夢だったとも言える旧民主党・菅直人政権と同じような轍を踏みかねません。  批判するときの攻撃力はあっても、物事を着地させる政策的な実行力や、適切な判断で政策を選択するような分別がない限りは、人気や知名度でいくら煽ってもなかなか小池百合子さんに届かないのは仕方がないのかなとも思います。  ただ、衆議院鞍替えがあるので、都知事選に出てもノーダメージである件で言うならば、東京26区への蓮舫さん出馬の是非も、「都知事選でどのくらいの票を取ることができるか」で決まる面はあるようです。圧倒的な知名度で楽勝と見られた東京26区は、先ほども述べた通り松原仁さんが割と強く、蓮舫さんと言えども5ポイントから7ポイントぐらいのリードしかないのではないか、と見られているからです。  また、JBpressでも尾中香尚里さんが「蓮舫パニックおじさん」として蓮舫さんへのアンチに男性が多いという前提で論考を出しておられましたが、内容に一理あるものの、今回の都知事選だけでなく、過去の参院選でも蓮舫さんは基本的に女性からの得票が格段に少なく、女性人気が乏しい政治家の一人であることは情勢調査や出口調査から明らかになっています。 ◎「蓮舫いじり」あふれ出す東京都知事選…アンチの“罵詈雑言”にみる、辟易するほど劣化しきった日本政治の現在地(JBpress)  つまり「男性から攻撃される蓮舫」とジェンダー問題を載せて蓮舫さんを担ごうとしても、投票用紙に蓮舫さんの名前を書いて投じる女性が少ないうえ、肝心の倒す相手が小池百合子さんという女性人気の高い現職であるため、実は蓮舫さんからすればもっとも相手にしづらい候補でもあるのです。  結果として、仮に投票率が前回同様かそれ以上であったとしても、300万票をうかがおうかという小池百合子さんに対して蓮舫さんがダブルスコアか、それ以上に負けてしまって返り討ちに遭う場合、東京26区への鞍替えをしても小選挙区では無所属・松原仁さんに苦戦���る可能性もありますし、あまり戦況が芳しくないようなら別の東京選挙区に転出することも検討するかもしれません。  ノーリスクだと思って出馬した都知事選が、大負けしたら蓮舫さん一個人の問題では済まない怖れが出てきます。  現況で言えば、蓮舫さんがどこの小選挙区に出たとしても善戦はするでしょうから、仮に小選挙区で落選してしまったとしても東京ブロックで比例復活はするとは思います。ただ、蓮舫さんの、野党の女性筆頭政治家としての声望が地に落ちてしまうと、これは大変なことですし、せっかく野党陣営が自民党の自滅的な裏金問題で政党支持率を大きく落としているトレンドを止めてしまいかねないのです。  また、自民党は自民党でここで小池百合子さんが無難に勝ったとしても、沖縄県議選と都知事選および都議補選で自民党の裏金問題の禊(みそぎ)が済んだ、とは思わないことが大事です。  自民党都連の会長に留任された萩生田光一さんが、小池百合子さん頼みにならざるを得ず、自民党からの支援を表明していますが、折悪く萩生田さんの元秘書で、八王子市議の大竹利明さんが道路交通法違反(酒気帯び運転)で逮捕されるという、どうしてこのタイミングでそんなことを平気でしでかすのかよく理解できない状況まで勃発しています。弛んでいる、というレベルじゃありません。  また、泡沫候補ながら目下3位で、選挙戦術では定評のある藤川晋之助さんが支援する石丸伸二さんのところの選対本部長に、なぜか自民党都連のTOKYO自民党政経塾で塾長代行をしている小田全宏さんが就任しているという謎人事までありました。いったい何をしているのでしょう。  さらには、同日投開票で争われる東京都都議補選が8議席ないし9議席で実施されますが、ここでも各1議席を巡って自民党と都民ファーストで争うところがあるという芸のなさで、同じ小池百合子さんを都知事選で担ぎながら共倒れもあり得る状況は、さすがに仕切れていないというレベルではなくなりつつあります。どうしてこうなってしまったのでしょう。  状況が酷くても、そういう状況を見ながら楽しめる人でないと、正気でこの選挙戦は生きていかれないということなのかもしれません。皆さま、ご安全に。
何もしないのに勝ち切りそうな俺たちの女帝・小池百合子と、都知事選は落ちてもいい蓮舫の残念な現状 【山本一郎ズアイ】鳥獣戯画化する東京都知事選と困り果てる東京都民、もうちょっとマシな戦いにはならなかったのか(1/4) | JBpress (ジェイビープレス)
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xf-2 · 2 years ago
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米政治専門ニュースメディア「ポリティコ」によると、外交政策に影響力を持つ英下院の外交委員会は、30日に公表したインド太平洋戦略に関する報告書で台湾を「独立国家」と明記。クレバリー英外相が冷え込んだ英中関係の改善のため、首席特使として5年ぶりに北京を訪問している最中というタイミングで明らかになった。
クレバリー氏は北京で韓正国家副主席と会談。ロイター通信によると、韓氏は「中英関係の新たな前進に期待する」と述べ、冷え込んだ両国関係改善に意欲を示した。同時に「互いの核心的利益や重大な懸念について配慮しなければならない」と求めた。中国はこれまで台湾を「核心的利益の核心」と主張し、台湾の主権を否定してきた。
また、クレバリー氏は王毅(おう・き)共産党政治局員兼外相とも会談。王氏は会談で、両国が「相互尊重を堅持」すれば両国関係は「あらゆる不必要な干渉を排除」できると発言。「台湾独立は台湾海峡の安定と全く相いれない」とし、問題の報告書が示した台湾独立論をけん制した。
報告書は、「台湾は中華民国という名のもと、すでに独立した国家である」と定義。「台湾は、永住人口、定められた領土、政府、他国と関係を結ぶ能力など、国家としての資格をすべて備えているが、国際的認知度が欠けているだけだ」としている。
与党・保守党のカーンズ委員長によると、英国議会の報告書が「台湾は独立国家」と明記したのは今回が初めて。同氏はポリティコに、「中国の立場は認めるが、(外交委員会として)受け入れられない」とした上で、「外務大臣が断固として声を大にして台湾を支持し、台湾の主権を支持することを明確にすることが不可欠である」と語った。
カーンズ氏はまた、「この宣言は英国の価値観と一致するだけでなく、主権は暴力や強制によっては達成できないという、世界中の独裁政権に対する痛烈なメッセージとしても機能する」と強調した。
報告書は、英政府が台湾を強力に支援する姿勢に欠けていると批判。世界の最先端半導体の90%を供給する台湾への中国の軍事行動と経済封鎖を阻止するため、政府当局者らに対し、同盟国と協力し制裁発動の準備を始めるよう求めた。
同委員会は「英国が(中国共産党を)怒らせることに過敏になりさえしなければ、台湾とのより緊密な関係を構築できる」と指摘。「英国は台湾当局者との交流について自主規制を緩和すべきで、米国と日本は(政府の)最高レベルでも意思疎通が可能であることを示してきた」と続けた。
さらに、英国はサイバーおよび宇宙防衛能力に関する三国間協力に向け、日本と台湾とも協力すべきと主張。英国も新たに加盟する「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」(CPTPP)への台湾の参加について、委員会は政府に対し、台湾の加盟に向けて行動するよう求めた。
一方、報告書は英政府が対中戦略を機密情報としていることも批判。「ドイツが対中戦略を公表したことを踏まえると、英政府も、官民の両セクターにとってガイドラインとなる公開可能な対中戦略を公表することは可能なはずだ」と記した。
また英政府は、英国議員への制裁や反体制派への嫌がらせなど、英国内における中国の〝国境を越えた弾圧〟対して厳しい対抗措置を取るべきだと報告書は主張した。
スナク政権は、中国を広範な「脅威」とは定義せず、代わりに中国を「時代を決定づける体系的な挑戦」と表現している。
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mxargent · 2 years ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモ���ユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰���晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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peterchiublack · 16 days ago
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從香格里拉到台灣:評析赫格賽斯演說與美國國防戰略的重大轉型
作者:黃澎孝(印太戰略顧問)
《摘要》:
美國國防部長赫格賽斯在2025年香格里拉對話中的強硬演說,象徵川普2.0國防戰略的核心轉變:以單一熱區為重、實力威懾為盾,台灣成為唯一主戰情境中的戰略核心⋯⋯。
《本文》:
自2002年起,由英國智庫「國際戰略研究所」(International Institute for Strategic Studies)主辦,每年在新加坡舉行的「香格里拉對話」(Shangri-La Dialogue)已經成為美中兩國向印太區域國家展示影響力的重要平台,也提供了一個讓我們得以觀察美中兩大強權戰略互動的窗口。
但是,今年「香會」眾所矚目的焦點卻是新任美國國防部長赫格賽斯Pete Hegseth 的演說,希望能從中捕捉到對於「川普2.0」進行中的國防戰略轉型的完整認知。
♦️赫格賽斯成功闡釋川普主義下的美國戰略思想♦️
無可諱言的,無論美國國會或與論界,對於赫格賽斯
是否適格出任國防部長是充滿爭議的。他的唯一優勢,在於對『川普主義(Trumpism)』堅定不移的忠誠,早在『川普1.0』時代,他便以福斯新聞評論員身分力挺『美國優先』政策,並強烈批判五角大廈的菁英文化與長年介入無限戰爭的戰略偏執。因此,他才獲得川普的青睞與破格任命。
因此,赫格賽斯常被譏為『總統化的國防部長』(presidentialized Secretary of Defense)。
因此,赫格賽斯可被視為川普的『傳聲筒』,而且,作為電視評論主持人出身的赫格賽斯,也充份發揮他的傳播專業,在六月一日的香格里拉大會上,發表一場堪稱文情並茂的演說,非常成功的闡釋了川普主義下美國戰略思想的轉型。
他的演說內容一如制式的「軍事報告」,可以區分爲:「我軍」、「友軍」、「敵軍」和「未來規劃」四大區塊。
♦️對「我軍」部份♦️
赫格賽斯以親率美軍參謀首長聯席會議主席和印太戰區司令���同與會,說明美國對印太地區安全的重視。
點明美軍當前在印太的三個目標:
1.重振戰士精神、
to revive the spirit of soldiers,
2.重建軍隊、
Rebuild the army,
3.重塑威懾力量Reshape the deterrence
赫格賽斯乘機「宣傳」:川普總統將增加13%的國防預算,準備投入超過1兆美元,以更新隱形轟炸機、無人機、潛艇、驅逐艦⋯⋯。
赫格賽斯也說明了「美國優先」的國防戰略優先順序。因此美軍要優先巡邏自己的邊境,強化邊境與西半球前沿部署。
♦️對「友軍」部份♦️
赫格賽斯不具名闡述著川普總統和JD范斯副總統對盟友的「嚴厲關愛」論。
他強調,美方與全球盟友積極互動,致力於強化對方能力。必要時也會給予『嚴厲的關愛』——但那仍是愛。(sometimes with tough love, but love nonetheless.)
他以美國正在推動的「歐洲盟友國防自主」為例,在美國「嚴厲關愛」下,歐洲盟友們已經開始行動了。
但是,赫格賽斯宣示:「川普2.0」的美國對待印太盟友則以現實主義為基礎,不再以意識形態或「理念」說教。
(一如川普在中東般)
尊重主權國家的傳統和自主選擇。
但是,赫格賽斯也很「現實」地指出:基於地理上的必然,很多國家都想「同時跟中國做生意,跟美國談國防」。但他提醒印太各國要小心,中共正透過這種糾纏來增加他們的籌碼。「美國絕不能讓中國控制美國的盟友和夥伴。」意在強調美國作為區域秩序主導者的地位。
♦️對「敵軍」部份♦️
美國正在放棄 「戰略模糊」(strategic ambiguity)而改採「戰略清晰」(strategic clarity)。
赫格賽斯直白表示,美國得正視印太地區面臨的威脅。並挑明直說:
美國沒有要挑釁中國,也不會主動挑起衝突。但,美國絕對不會被逼出這個關鍵地區,也不會讓我們的盟友受到壓迫和恐嚇。
赫格賽斯一針見血地挑明:中國的戰略企圖已明確表示「想要根本性地改變印太現況」,美國不能視而不見。
赫格賽斯非常明確的指出:美國正在密切關注中國的行動,他們每天都在騷擾台灣。
這印證了習近平對2027攻台準備的公開指令並非虛言。���印證了中國確實在準備要動用軍事力量改變印太地區平衡的戰略企圖。
赫格賽斯更唯恐不夠清晰的以「Let me be clear」的強調:「共產中國如果想要用武力攻克台灣,絕對會對印太地區造成災難性的結果。」
“any attempt by Communist China to conquer Taiwan by force would result in devastating consequences for the Indo‑Pacific and the world.”
赫格賽斯更以前所未聞的直白言語表示:「不需要再粉飾太平了。中國帶來的威脅是真實存在的,甚至可能迫在眉睫。」" the threat China poses is real, and it could be imminent."
赫格賽斯引用川普總統常講的古羅馬名言: “peace through strength”(以強大力量達致和平)強烈宣示:「我們會以堅強的威懾力作為護盾,和你們一起用實力維持和平。」如果「威懾失效,我們也準備好果斷地戰鬥並取得勝利。」”But if deterrence fails, and if called upon by my Commander  in Chief, we are prepared to do what the Department of Defense does best – fight and win — decisively.”
非常明確展示出美國應對中國挑戰時,美式牛仔的明快決鬥作風。
♦️對「未來規劃」♦️
赫格賽斯引用川普曾說的:“America First certainly does not mean America alone.”
強調美國跟盟友並肩作戰的傳統不變。但是赫格賽斯
強調他和川普總統都會堅持:美國盟友應該要在國防上盡更多心力。現在歐洲國家已經成為新榜樣。
北約國家已經承諾要花5%在國防預算上了,連德國都不例外。
赫格賽斯很直白的坦言:「畢竟威懾不是免費的,問問美國納稅人就知道了。」換言之,這需要每個國家都要努力投資才能達到效果。
赫格賽斯系統性闡述美軍強化印太佈署的三大方針:
1. 加強前沿部隊部署:包括菲律賓部署 NMESIS 對艦導彈系統與特戰協訓。
2. 協助盟友強化自衛能力:提供無人載具與產業支援。
3. 重建美國及盟國國防工業基礎:確保兵力及技術韌性。
這表示:美國希望讓各國成為有能力的合作夥伴,而不是依賴者,一起靠實力達成和平。
為了表示美國並非空口白話,赫格賽斯具體舉例:
🔺美國首度將移動反���飛彈系統部署到菲律賓;
🔺美國升級駐日美軍總部;
🔺美國即將首次在澳洲進行中程實彈測試。
最後,赫格賽斯不具名的引用古羅馬軍事學者普布利烏斯·弗拉維烏斯·維蓋提烏斯(Publius Flavius Vegetius Renatus)的著作《論軍事》(Dē Rē Mīlitārī)的名句:
「想要和平的人,必先為戰爭做準備。」為結語。(those who long for peace must prepare for war)
拉丁原文:
Igitur qui desiderat pacem, praeparet bellum.
其實,任何拜讀過美國國防部所發佈的赫格賽斯演講全文的戰略專家們,應該會同意華盛頓智庫「德國馬歇爾基金會」(The German Marshall Fund)印太計畫主任葛來儀(Bonnie Glaser)所說:「赫格賽斯針對中國施壓台灣及南海聲索國的言論,是歷任美國防長在香格里拉對話發表過最為強硬的一場演說。」
葛來儀認為:「最主要的訊息就是,川普希望透過實力達成和平,且美國認為升高這個地區的行動,可以確保川普任內不會發生中國動用武力的情形。」
♦️《香會演說》對比 《暫行國防戰略指引》♦️
事實上,若欲理解赫格賽斯演說的戰略邏輯與其背後的政策根據,我們不得不回溯至今年3月29日,《華盛頓郵報》(The Washington Post)獨家披露的一份名為「暫時國防戰略指導」(Interim National Defense Strategic Guidance)的美國國防部內部文件。
這份標記為 “secret/no foreign national”的美國國防部內部機密備忘錄共有9頁,是由赫格賽斯(Pete Hegseth )簽署,今年3月發送給美國國防部內部人員,同時也提交給國會國安相關的委員會。
該戰略指導正式將「阻止中國奪取台灣」列為美軍唯一必須優先處理的主戰情境(pacing scenario)。
事實上,自冷戰結束後,美國面對的已不是單一超級對手(如蘇聯),而是多個地區衝突的潛在爆發點。因此,美國國防部在 1993 年克林頓政府國防戰略審查中,正式提出:美軍應保有同時打贏兩場「主要地區衝突」(Major Regional Contingencies, MRC)的能力,這成為 1990年代以後的美國國防建軍目標
但是,赫格賽斯這份戰略指引不僅顛覆了自冷戰以來「雙戰區同時應戰」「雙戰區同時應戰」(Two-War Strategy 或��� Two Major Regional Contingencies, 2MRC)戰略,也為其在香格里拉對話中的強硬發言鋪墊了戰略思維基礎。
換言之,這也標誌著美國的國防戰略思維朝向「單一熱區聚焦於台灣」“The Department’s pacing scenario is a Chinese assault on Taiwan.”與「地緣風險外包」“The guidance calls for accepting elevated risk in other theaters.的重大轉型。
這種轉變也反映出美國戰略思想由『全球干預』模式逐步轉向『選擇性主戰』模式A strategic shift from global interventionism to selective primary-theater engagement.
將地緣戰略優先順序重新排列,並試圖以有限資源聚焦於最可能爆發衝突的戰場。
赫格賽斯的戰略指導特別之處,在於強化美國本土防禦之餘,明確將 「阻止中國武力奪取台灣」(denial defense of Taiwan)列為唯一必須優先考量的情境,乃是高於其他潛在危險的首要任務。
♦️台灣的角色:從「戰略模糊」轉為「戰略核心」♦️
綜上美國戰略思想轉型意謂著台灣從美國的戰略邊緣,升格為核心防衛地點(centerpiece of deterrence)。
台灣不再只是區域盟友,而是美國全球軍事霸權能否維持的試金石。
這場由赫格賽斯在香格里拉對話中所展現的戰略重塑,代表美國軍事戰略的一次「內收」與「集中」。它標誌著一種戰略現實主義的回歸,但也意謂著:「川普2.0」時代的美國,不再追求「世界警察」的虛名,以世界和平為己任,「管控所有戰區」,而是選擇哪一場戰爭才是真正攸關美國的國家安全?才會決定是否值得打到底。
換言之,爾後美國國防部在為大國戰爭規劃應急方案時,僅考慮和北京之間的衝突,至於俄羅斯的威脅則交給歐洲盟友應付。
♦️結語♦️
總而言之,美國戰略思想的轉變,可以赫格賽斯在其「暫時國防戰略指導」中一語道破:「中國是美國國防部唯一步步進逼的威脅(pacing threat),而阻止中國奪取台灣成為既成事實並同時保衛美國本土,則是國防部唯一步步緊逼的情勢(pacing scenario)」。
另一方面,台灣既已成為美國戰略重心,其自身的國防準備與區域戰略溝通能力,也將面臨新的國際挑戰。
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sassy324 · 1 month ago
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論以色列的附屬國一一美國(33):
2025年5月29日,突發新聞:美國國務卿馬可·盧比奧表示,美國正在實施“嚴格的新簽證政策”,以防止持有反以色列觀點的外國人前往美國 他補充說,他們將要求「國際組織和國家」對以色列的批評負責…
2025年5月28日,川普下令全球各國大使館停止採訪學生,並先檢查他們的社群媒體上是否有對以色列的批評 - 彭博社報道 川普政府暫停了對學生簽證申請人的新面試,並希望在允許所有外國學生入境之前,審查他們的社交媒體帳戶是否存在「反猶太主義」內容。
2025年5月26日,《大屠殺產業》一書的作者諾曼·芬克斯坦說:“你認為川普政府的人知道那些被認為是'哈馬斯支持者'的學生嗎?我知道是誰提供的名單。是'金絲雀使團',這些種族滅絕國家的外國代理人,提供了所有這些名字。”
2025年5月26日,川普對國際刑事法院首席檢察官卡里姆汗的製裁實際上已經停止了該法庭的工作。近三個月前,國際刑事法院對以色列總理內塔尼亞胡發出逮捕令後,川普實施了製裁。 汗的電子郵件和銀行帳戶被封鎖,其團隊中的美國員工被警告如果返回美國將面臨後果,許多組織已停止與法院合作。
2025年6月9日,突發:伊朗將向公眾洩露所有以色列機密資訊 “這些文件揭露了以色列核設施的秘密以及與美國和歐洲的關係。” 好消息!伊朗幹得好。
2025年6月11日,美國駐以色列大使麥克‧赫卡比: 美國不再支持將建立獨立的巴勒斯坦國作為政策目標…他建議在「中東某處」而不是在巴勒斯坦建立一個巴勒斯坦國。 永遠不要相信美國。永遠不要。
2025年6月11日,美國中央司令部司令邁克爾·庫里拉將軍向國會表示,五角大樓已向川普總統提交了“幾項計劃和選擇”,以便在談判失敗時攻擊伊朗.
2025年6月11日,突發新聞:美國警告各國不要參加聯合國「兩國解決方案」會議。採取「反以色列」行動的國家將面臨美國的外交後果。 來源:路透社
2025年6月12日,突發新聞:以色列和美國在攻擊前進行虛假核談判來欺騙伊朗。 事實上,美國從來沒有達成任何協議的意圖。
2025年6月14日,最新消息:以色列總理內塔尼亞胡: 「唐納德·川普生日快樂!——感謝您幫助保護我們免受伊朗犯罪政權的侵害! 我們的敵人就是你們的敵人,我們的勝利就是你們的勝利! 」
(加拿大司馬田2025.6. 谷歌翻譯,tumblr: birthday, 推特:ansontao)
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ari0921 · 4 months ago
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和七年(2025年)2月23日(天皇誕生日)弐
       通巻第8666号 
 ペンタゴン高官五人を解任、民間業者5400人解雇
  チェーンソーのごとく、無駄の削減に伐採音が鳴り響く米国
*************************
トランプ大統領が言い放った。「ゼレンスキーにはうんざりだ。バイデンの三年間、かれは何をしていたというのだ?」。彼の支持率は4%しかない」
ウクライナは米国の要求した鉱物資源開発権を拒否から承認へと立場をかえた。マスクが「それならスターリンクの提供をやめる」と条件をつけたらしい。
またウクライナのポロシェンコ前大統領は選挙を「10月26日におこなう」とした。なぜ10月26日なのかの根拠は示されないが、ウクライナの選挙の難題は海外にいる数百万の有権者をいかに投票に繋げるかということだろう。英誌『エコノミスト』が「もし、いまウクライナで大統領選挙が行われたら、ザルジニー前司令官が65%の票を集める」と予想したという情報がある。
さてトランプは、統幕本部議長のチャールズ・ブラウン(黒人二番目の大将だった)の解任を発表し、ダン・ケイン退役空軍中将を後任に指名した。
さらに「『ミラー派』に繋がる高官五人をつづけて解任する」とした。リザ・フランテッツテ(女性初の海軍作戦本部長)、ジム・スライフェ(空軍司令)などがリストにのぼっている。またペンタゴンと契約企業の5400人を解雇した。
すでに1月28日、ピート・ヘグセス国防長官は、反トランプのミリーを要人警護の対象から外し、機密情報へのアクセス権限を取り消した。そればかりかミリーの在任中の行動などを調査するよう指示した。
前日にヘグセスはブラウンとあったばかりだった。ペンタゴンの高官らの解任理由は「軍の効率化、戦える軍隊の再建」だが、ミリー前統幕本部長は、トランプを「ファシスト」呼ばわりし、軍内のWOKEに関心が深く、またDEI政策を進めた。つまりトランスジェンダーも入隊させ、アフガニスタンでは無様な撤退を演じた。
潜水艦に乗り込んだ女性兵士は帰還時に多くが妊娠していたり、戦闘現場に女性兵士を送り込むと能率が下がった。あまりのことに、白人の軍人家庭は三代続けて軍人になったが、孫たちを軍に就職させない現象がおきた。能力ではなくWOKEの理解派、DEIが出世の基準となったため、黒人という理由で能力がある白人軍人たちを飛び越えて昇進した。バイデンのDEI政策の狂気とも云われたが、民主党政権の軍認識はそのていどのものだった。
アメリカの多くの有権者はドラスティックな改革を望んでいる。うんざりしたのは「コメディアンではそこそこ成功しただけのゼレンスキー」(トランプ)ばかりではなく民主党の腐敗した執行部だった。トランプは公約したことを実行しているだけである。
ジョン・ダン・ケイン新統幕本部長は、F16のパイロット出身で退役空軍中将。2021年からCIA軍事担当副局長を務めた。それまでにも国防次官補(調達・維持担当)の特別アクセスプログラム中央事務所長、現役時代は統合タスクフォース「生来の決意作戦」の副司令官だった。
ケインはバージニア軍事大学を卒業し、経済学の学士号を取得している。
 面白い世論調査がある。
 YOUGOVという世論調査期間が5000人のアメリカ人に聞いた。トランプとゼレンスキーと、そしてプーチンと誰が『独裁者ですか?』
 
 平均的な回答
 ゼレンスキーが独裁者  22%
 トランプ        41
 プーチン        71
 民主党支持者に絞り込むと
 ゼレンスキー      15%
 トランプ        68
 プーチン        83
 共和党支持者はまるっきり逆で
 ゼレンスキー     33%
 トランプ       11
 プーチン       68
 さてどちらが独裁者かというのは判定基準によるだろう。
 トランプは正式に選挙で選ばれたが、たとえ大統領命令をだしても、一方的に高官を指名しても議会が反対すれば成立しない。軍をかってに動かすわけにも行かず、州兵動員も州法の改正もアンタッチャブル。大統領権限の埒外である。トランプを批判するメディアは健在で表現、報道の自由は確保されている。
 他方、ゼレンスキーは選挙の洗礼を受けていない。かれを批判するメディアはウクライナに存在しないし、野党は11の政党が解散を命じられている。このように最低の民主主義の判断基準から言ってもトランプが独裁者という事実はない。左翼の情報操作ということが分かる。
 ▼土産はチェーンソーだった
ヴァンス副大統領は保守政治行動会議(CPAC)で次の演説を行った。
「若い男性への私のメッセージは、男性だから、冗談を言うのが好きだから、友達とビールを飲むのが好きだから、あるいは競争心が強いからという理由で、あなたは『悪人』だという(面妖な)メッセージを、この壊れた文化から受け取らないようにすることです。文化的なメッセージは、男性であろうと女性であろうと、すべての人を同じように考え、同じように話し、同じように行動する両性具有の愚か者に変えようとします。私たちは、神が男性と女性とを目的を持って創造したと考えています。皆さんが若い男性として、若い女性として成長することを望んで
います。そして、私たちは公共政策を通じてそれを可能にするよう支援します」
大統領選挙では若い男性(18歳から29歳)の49%、男性全体で54%がトランプに投票した。
 恒例の「保守政治行動会議(CPAC)」に登壇したのは副大統領のほかにスティーブ・バノン、イーロン・マスク、ゲストがアルゼンチンのミレイ大統領だった。ミレイは「おみやげ」と言ってマスクにチェーンソーを贈呈した。「斬って斬って斬りまくれ」というわけだ。。
そして斬りまくっている。最初に手をつけたのはUSAID、ついで教育省の幹部55名、この勢いはさらに増した。連邦政府機関のすべての部署に設置されたDEI関連ポスト閉鎖である。すっきりした。
 起業家のイーロン・マスクが率いる政府効率化省(DOGE)のもと、各省庁で政府職員の解雇が進み、波紋が広がっている。
 国防総省は声明で、「効率性を高め、大統領の優先事項と部隊の即応性の回復に再び焦点をあてるため、職員を5~8%減らす」と述べた。
 現在、連邦政府の7万5000人が退職勧告に応募している。
 女性報道官は27歳の才媛キャロライン・リビット女史。CPACに登壇して若い女性に「夢を捨てず自分を信じることが大事」と語りかけた。
 「トランプ大統領が作り上げた素晴らしい内閣を見てください。アイデンティティ政治には関心がありませんが、大統領は米国史上初の女性首席補佐官スージー・ワイルズ氏を任命し、農務長官にはブルック・ロリンズ氏が就任しました。内閣全体を見渡してください。素晴らしい女性がいます。教育省を率いるリンダ・マクマホン氏など、女性の閣僚リストは尽きません。」
 意気消沈の民主党は牙城がカリフォルニア州だが、ロス大火の責任問題が議論されたロスでは、2月23日になってバス市長はレスビアンの消防局長を解任した。バス市長自身は、当日南アフリカへ訪問に出かけていたが、その責任を転嫁するかたちとなった。
左翼メディアも意気消沈している。このトランプ改革の勢い、どこまで続くか?
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kennak · 4 months ago
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埼玉県川口市立中学校に2016年度に入学した男子生徒が入学当初からいじめを受けて3度にわたって自殺未遂を図り、卒業後の2019年9月にいじめを苦にする遺書を残して自殺した問題。 経過 川口市立中学校に2016年度に入学した男子生徒は、サッカー部に入部した。しかし直後の2016年5月頃から、サッカー部員の同級生や上級生複数名からいじめを受けるようになった。 生徒はサッカー初心者だったこともあり、「下手くそ」「ちゃんと取れよ」などと罵声を浴びせられたり、仲間はずれにされるなどのいじめがあったという。 生徒と保護者はサッカー部顧問教諭や担任教諭に相談したものの、いじめは激化した。生徒は担任教諭に対して、加害生徒の氏名を記した上で「いじめを受けている」と訴える手紙を複数回渡した。しかし担任は取り合わなかったとされる。 また当該生徒は、中学校でのいじめ以前から、小学生時代に所属していた地域の少年野球チームで、同じ学校に通う児童を含むチームメンバーからのいじめや、指導者からの暴力などを受けたとも指摘されている。小学生時代に受けたいじめ・暴力被害のトラウマが、中学校進学の後に遭ったいじめ被害によって蒸し返されたような形になったことも加わり、精神的に不安定になったとされる。 1・2度目の自殺未遂(2016年9月・10月) 生徒は2016年9月19日、首つり自殺を図って意識不明になっているところを発見されたが、一命を取り留めた。 自殺未遂の一報を聞いて駆けつけた校長は保護者に対して、生徒の容態を聞く前に「報道には何も話さないように」と発言した。また保護者が「(いじめを訴える手紙を複数回出した)息子のSOSはどう受けとめていますか」と問うと、校長は「あれがSOSですか」と返答したという。 生徒は1度目の自殺未遂後、登校できない状態になった。引き続きいじめ被害を学校側に訴えていた。 生徒は約1ヶ月後の2016年10月26日、「ぼくは、学校のじゃまものなんだ。いじめられたぼくがわるい。学校の先生たちはなにもしてくれない」とするメモを残して、首つり自殺を試みた。一時意識不明になったがその後回復し、一命を取り留めた。 2回目の自殺未遂の際には警察から教育委員会に連絡が行った。そのことを受けて、学校がいじめを調査したが「いじめはなかった」と結論づけた。 3度目の自殺未遂(2017年4月) 2年進級直後の2017年4月10日、生徒は「2年になってもいじめが解決しない。学校も先生も許さない」とするメモを残し、自宅近くのマンションから飛び降りて3度目の自殺を試みた。このときも一命は取り留めたが、頭蓋骨骨折や足の骨折などの重傷を負い、5ヶ月間入院した。足に後遺症を負い、一時は車椅子生活を余儀なくされていたという。 当該校では2017年度に校長が交代し、学校側は3度目の自殺未遂のあとにやっといじめを認めた。しかし被害生徒にとっては、いじめへの対応やその後の学習支援などのケアがないことに対して、対応は相変わらず不十分だと感じていたという。 川口市教育委員会は3度目の自殺未遂から約半年後、1度目の自殺未遂からは1年2ヶ月後の2017年10月になり、いじめを重大事態と認定して第三者委員会を設置した。しかし第三者委員会の設置や調査の事実は被害者側の生徒・保護者には知らされず、直接の聴き取りなどもおこなわれなかったとしている。 一方で川口市教育委員会は、第三者委員会の立ち上げが遅れたことについて、「学校から『保護者から、ことを大きくしないでほしいと要望があった』と報告を受けた」「生徒が聴き取りをおこなえるような状態ではないと判断した」と主張した。 学校側の対応 2018年6月に加害者側の生徒・保護者、学校との話し合いの場が持たれた際には、加害生徒の保護者が「大けがをしたことを他人のせいにするな」と被害生徒の保護者に暴言を浴びせた。立ち会った学校関係者は誰もその発言を制止・注意しなかった。 2018年7月に生徒が学校側にいじめへの対応を問い合わせた際、担任教諭は「いじめは解決できない」と話したという。 これらの経過から、被害生徒は学校や教育委員会への不信感を強めていた。 生徒が自殺 生徒は2019年3月に当該中学校を卒業し、特別支援学校高等部に進学した。進学先の学校については「学校が楽しい」と話し無欠席だった。一方で、いじめの後遺症とみられる形で、精神的に不安定な様子も見せていたという。 生徒は2019年9月8日未明、川口市内のマンションから飛び降りて死亡した。生徒の自宅からは、中学校時代のいじめでの教育委員会の対応を苦にしていると受け取れる内容が記されたメモが見つかった。 メモには「教育委員会は大ウソつき。いじめた人を守って嘘ばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない。僕は、なんのためにいきているのか分からなくなった。ぼくをいじめた人は守ってて、いじめられたぼくは、誰にも守ってくれない。くるしい、くるしい、くるしい、つらい、つらい、くるしい、つらい、ぼくの味方は家族だけ」などと記されていた。 第三者委員会の報告書 第三者委員会は2023年6月23日、いじめや、その後の対応による二次被害が自殺の要因となったと判断する調査報告書を公表した。学校側の対応の不備についても指摘した。 遺族側の代理人弁護士によると、いじめの二次被害と自殺との関係が認められたことは異例だとし、二次被害が認められたことを評価しているという。
埼玉県川口市立中学校いじめ自殺事件(2019年) - きょういくブログ
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targetsam · 1 month ago
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轉發: 《世界真的變了!》 •以前最夯的,是🇺🇸美國矽谷:Google、亞馬遜、蘋果、臉書…… 全世界熬著夜,等待賈伯斯的發布會,期待他又要從口袋中,拿出什麼新玩意。 ​ •現在世界的焦點,是🇹🇼台灣矽谷:輝達、台積電、護國神山群…… ​ 全世界熬夜,只為了看黃仁勳滿場飛舞、和 AI 機器人調皮地抬槓; 「謝謝你,台灣🇹🇼」的影片,在地球 24 個時區同步播放。 ​ •黃仁勳計畫把總部設在台灣; 蘇姿丰帶著五十億資金,來台灣找研發據點; 各大科技公司紛紛飛來台灣…… ​ 在國際媒體前,他們重複著同樣的話: 「我們熱愛台灣🇹🇼、台灣對世界非常重要🌎!」 ​ 為什麼是台灣? ​ 這一切,不是「突然」掉下來的彩券; 其實枱面下,這一盤棋, 已經佈局了七、八年…… ​ ▉ 本來不是台灣🇹🇼 大約七年前,輝達傳出想在亞太佈局: •物流中心:已經選定香港 •研發中心:還在評選,競爭很激烈 ── 從上海、日、韓、新加坡、台灣, 誰都希望把「半導體獨角獸」輝達搶回家。 ​ 很多人以為: 輝達的供應鏈都在台灣, (何況黃仁勳又愛逛夜市 🤣) 光靠「主場優勢」,台灣躺著就贏了? ​ (那是現在,當年不是這個情況!) ​ 當時台灣的科技業,在中國幾乎都有工廠。 要比供應鏈,台灣不一定有優勢。 ​ 何況,科技大廠選址,還要比環境、水電建設、基礎設施、稅制、優惠補貼…… ​ 說這些就更心酸了: 當時,小英總統剛上任不久, 而馬總統留下來的台灣,幾乎奄奄一息: ​ •國力耗弱、股市躺平 •亞洲四小龍妥妥地吊車尾 •經濟一片死水,人+錢+技術都被中國吸乾 •缺水、缺電、缺錢還缺人,要什麼沒什麼 ​ 此外,台灣的國際形象還很糟糕: 馬政府搞出一些外交災難, 還一副「隨時要投降中國」的樣子, 弄得美國都想放棄台灣了……😰 (你都要投降了,我保護台灣幹嘛?)。 ​ 這就是當年的台灣: 了無生氣、百廢待舉。 從哪個角度來看,都不像是會贏的樣子。 ​ ▉ 小英總統和她的智囊團, 當然知道輝達在AI時代的重要性。 ​ 但,爭取輝達,台灣還有機會嗎? ​ 台灣體質耗弱、建設落後, 如果要轉骨: 水環境建設、電網、綠能、人才培育…… 隨便哪一條,動輒都是好幾年的大工程。 ​ 更何況,輝達代表的不只一家公司, 整個AI生態系,都要一起回來: 也就是說,那些在中國做生意的AI供應鏈, 都要願意一起遷回台灣。 (或至少,把相關的業務遷回來)。 ​ 這是什麼大魔王考題,實在太難了! ​ 小英總統是國際談判專家, 尤其擅長複雜的經貿、國際關係談判。 她很清楚:談判桌上,台灣的籌碼不漂亮。 ​ 然而,這絕對是台灣百年一遇的機會啊! ​ 就算不為了爭取輝達, 台灣也必須強大,靠自己的力量站起來…… ​ ​ ▉ 不放棄,爭取到最後一刻 ​ 我們總得先準備好自己的花園🌹, 才能和蝴蝶們商量:「嗨,你們要不要來?」 對吧 🦋? ​ 這是一場和時間的衝刺賽跑, 只有非常拼命, 才能把台灣失落的拼圖,一塊一塊追趕回來。 ​ 於是,小英總統上任開始, 跨部會的團隊,就積極動了起來: ​ •推動前瞻建設: 尤其強化水資源💧、電力與電網的建設⚡ ​ •全力發展綠能♻️:國際大廠都要求用綠電,台灣勢必要發展綠能,而且不能再等了。 否則別說輝達,連台積電都可能留不住。 ​ •科技部: 和輝達積極聯繫、推出一系列小型合作案 ​ •立法院:通過《創新條例》, 開放大學與科技大廠合作,成立半導體學院 (培養晶片供應鏈的人才) ​ •教育部:聯繫各大學, 規劃和輝達等科技大廠的產學合作 ​ •財政部:協助輝達解決稅賦問題 ​ •經濟部:王美花部長更率團飛美國✈️, 親自拜訪 NVIDIA、及其他科技大廠 ​ ▉ 於是這幾年: 半導體學院,在各大學陸續成立了。 一排排巨大的風車,出現在台灣的海岸天際線。 天然氣🌀、太陽能🌞也陸續加入發電行列。 ​ 水資源建設,提高且穩定了台灣南北的供水調度。 ​ 2019 年,中美貿易戰爆發, 經濟部順勢推出《投資台灣三大方案》,提供各種優惠補助,鼓勵台商回台灣投資。 於是,廣達、華碩、和碩、英業達、宜鼎、緯創…… 台灣的護國神山們,真的陸續回來了。 ​ 2022 年,台灣的綠能♻️,首度超過核能發電。 ​ 投資環境變好, 台灣在世界地圖上,逐漸閃亮起來: ​ Google 研發中心、微軟AI研發中心, 陸續和經濟部合作,選在台灣落腳; 台商大批回流, 幾兆的資金投資台灣,更是史上未見。 ​ 耕耘多年的前瞻建設,撐起了這波起飛: •水建設,讓台灣每天多197萬噸的水源可用。 •電與綠能建設: 從馬總統時代核定的 270萬瓩, 到蔡總統任內追加了1700萬瓩。 ​ 如果沒有這些,根本無法支撐: 大批回流的台商、 業績爆發的護國神山、 紛紛來台的國際大廠的需要…… ​ ▉ 2022 年,奇蹟的逆轉發生了 ── 😱 輝達決定捨棄香港, 將物流中心遷來台灣 🇹🇼!!! ​ 2023 年,輝達宣佈與經濟部合作, 將亞太第一個研發中心設在台灣。 ​ 然後,蘇姿丰來了,艾司摩爾、美國應材、思科等科技大廠,也都來了。 ​ 接下來,就是我們這幾天看到的景況…… 💚 ��� 🌎國際媒體大幅報導: AI時代的產業革命、#將由台灣領軍, 除了半導體業,也將帶動台灣的5G、電動車等產業。 ​ 有專家生動地形容: 這一波台灣經濟紅利,至少 #可以吃幾十年! ​ ▉有人說: 「世界局勢轉變,」 「台灣只是運氣好,打了順風球!」 ​ •其實,風,從來沒有順過。 總有一道更強勁的風,死命要把台灣推往西方。 ​ 直到現在,在野黨們還在提(與世界脫節的)ECFA、服貿、和平協議, 拼命想把我們推向, 黃仁勳演講中, 那片與文明世界隔絕的黑色土地🇨🇳。 ​ •風,從來沒有順過,甚至尖銳到令人感傷: 這幾年來,所有讓台灣脫胎換骨的成果: (國防自主、疫苗、綠能、前瞻建設) 都承受了地球上最惡毒的造謠、抹黑與詆毀。 ​ 侯友宜市長:「前瞻不知道錢花到哪裡」, 柯文哲主席攻擊前瞻是「一群強盜在分贓」; ​ 努力的人遍體鱗傷, 連綠能都被抹黑到一文不值; 弄到民間團體都看不下去,出面喊話: 「請各政黨自律、#綠能不應是選舉抹黑的對象……」 ​ 這些指控都如此薄弱, 只要稍加查核、謠言就可以輕易戳破。 然而,在媒體強烈放送下, 仇恨與懷疑卻不斷累積, 多數善良的台灣人, 至今對這些說法仍深信不疑…… ​ ▉風,一直都沒有順過。 ​ 真實世界中,是台灣政府自己創造了這場風, 再用八年的時間,打造一個太夢幻、 以致於我們從來不敢想像的局面: ​ 「#邀請全世界,#一起變成台灣隊。」 ​ 🇫🇷《法國世界報》 「蔡英文以台灣認同、地緣政治與經濟發展
讓台灣在國際社會取得前所未有的地位。」
​ 🇺🇸《美國之音》 「蔡英文任內, 「台灣在國際社會中的能見度大幅提升。」 「#成為全世界的台灣, 「#是她留給台灣最大的資產;」 ​ 如果你看到這裡,也許你已經明瞭: 黃仁勳的演講中,那張台灣亮起的世界地圖, 正是小英總統,和那群默默努力的人, 心中擘劃已久的台灣藍圖。 ​ 因為他們的遠見,堅毅地負重前行, 我們終於一步一步,走進了世界的中心…… ​ ※如果你願意,請幫我一個忙: 把這篇文字,分享給你認識的、善良的、 最近感到很光榮的台灣人💚
我願意轉傳,相信您也願意。2025.05
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superangel · 3 months ago
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我真的軟弱 我還在想中國會如何回應
中國當然是不示弱 250408
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美國對等關稅9日即將上路,有別於其他國家前仆後繼討好川普,中國大陸反其道而行祭出報復並揚言奉陪到底。專家分析,此舉除了大內宣之外,也是在賭關稅大刀最終對美國的殺傷力更大,而且中國已經為這一戰準備很長的時間。
川普2日宣布對等關稅後,中國開第一槍表示將對所有美國商品徵收相應的34%關稅,同時對7種稀土相關物實施出口管制。後續川普7日威脅,中國若不在8日撤銷報復,將再加碼50%關稅,並且中止美中所有會談。
對此,中國商務部8日也回擊,「如果美方一意孤行,中方必將奉陪到底」。
美國有線電視新聞網(CNN)報導,中國最新言論一方面是為了穩定國內不安情緒的宣傳,向國際社會傳達自信立場。
另一方面,這也透露中國國家主席習近平的戰略盤算:中國認為關稅不只被川普拿來當談判手段,還會重創國際貿易,而且對美國的傷害比對中國的影響還嚴重。
布魯金斯研究所約翰桑頓中國中心主任何瑞恩(Ryan Hass)7日結束訪中交流後在X發文指出,許多中方人士主張美國正在犯一個錯誤,這將削弱美國在全球的地位。
何瑞恩認為,「目前討論聚焦世界各國是否進入陣營對立時期,或是正邁向一個『去美國化的全球化』時代。北京似乎偏好後者情境。」他還補充:「中國領導層絕不會容忍被外界視為在面對美方挑戰時顯得被動。」
日經亞洲報導,中國從川普第一任發動貿易戰以來已經汲取教訓,並且對川普可能再掀起貿易對抗準備了很長一段時間。
香港仲裁事務所陶景洲(Jingzhou Tao)分析,北京在川普首任被迫簽署第一階段貿易協議(Phase One trade deal),承諾採購數百億美元的美國農產品並擴大雙邊貿易,當時讓中國「感到丟臉」。不過,由於新冠疫情爆發,川普最終並未真正落實該協議。
陶景洲表示,這次北京已準備好與美方正面交鋒,「如果中國以同樣的50%關稅回應川普的額外關稅,我也不會感到意外。」
陶景洲指出,「美國認為中國離不開美國市場」,但中國正尋求歐盟與東南亞等潛在市場,作為美國市場的替代選項,他說:「如果你讓川普知道,他不是這場戰爭中唯一敢出手的一方,而中國也準備好應戰,那麼他可能會退讓。」
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wangwill66 · 3 months ago
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游仙
H:清顧太清「人生行樂須及時,花外光陰去如矢。」「渺渺春波萬古閒,悠悠天地長如此。」吳蘭畹「人生若輕塵,為樂苦不早。」張印「一字算一淚,點點生珠光。」急市取靜,看古人之憂詩,讚嘆詩之美!20250404W5
維基文庫
維基 -> 晚晴簃詩匯 -> 卷一百八十八
《卷一百八十八》[查看正文] [修改] [查看歷史]
《顧太清》
1 
顧太清,字子春,漢軍旗人。多羅貝勒奕繪側室。有《天游閣集》。
《游仙》
1 
層台起虛館,桂柱蘭為堂。微風從東來,吹動羅衣裳。翻階木芍藥,薜荔當門牆。揮杯發清興,絃歌誦詩草。繁星映戶牖,明月照兩廂。為樂及良時,光景孰云長。2 
縹緲十二樓,上有仙人居。左據青玉案,右擁鴻寶書。瓊瑤製危冠,芙蓉曳輕裾。歡笑粲玉齒,從容下丹除。俯察碧流水,清波戲朱魚。仰觀青天雲,舒卷任太虛。3 
巫山高巍巍,江水碧深杳。中有陽臺人,清容舒窈窕。翠袖倚朱闌,顏色常美好。我欲往從之,不見三青鳥。4 
層巖下斜日,雲霧生重陰。昏煙迷修渚,飛鳥投荒林。清宵佇涼月,開窗弄鳴琴。悠悠世中事,泠泠弦上音。
《清明雪後侍太夫人夫人游西山諸寺》
1 
三月山花尚未發,一春忽忽過清明。雲移列岫山無數,雪滿叢林樹有聲。怪石自成蹲虎勢,老松誰與臥龍名。晚晴碧澗添新水,歸路回看暮靄平。
《二十二日由白雲觀過天寧寺》
1 
遂過天寧寺,花香染客裾。蘚碑迷故事,風障護春蔬。野草濃於繡,遙山淡若虛。方今正望雨,宿麥及時鋤。2 
法源寺看海棠遇阮許雲姜許石珊枝錢李紉蘭即次壁刻錢百福老人詩韻贈之3 
籜石文章在,風流天下傳。即看詩句好,想見老人顛。繞座飛花雨,成陰蕩碧煙。禪房春晝靜,香接逆風前。4 
春老花盈樹,豐神借客傳。綠陰隨日轉,紅片任風顛。邂逅江南秀,檀欒法界煙。題詩寄同好,問訊綺窗前。
《游孔水用吳郡盧襄石刻詩韻》
1 
溪去山樓凡七里,平坦不煩折屐齒。下有泉源上石堂,萬佛妙相參差倚。青苔互古不見日,森森濃綠疑無始。龍泉古壁何年失,虎尾春冰豈可履。夕陰水鳥上漁梁,倒映山容碧灘陊。人生行樂須及時,花外光陰去如矢。開元殘碑嵌絕壁,幸得廬襄刻詩紀。出山一路又看山,二水合流成漫水。馬耳東風拂面香,鴛鴦屬玉驚人起。歸塗借問今何時,梨花桃花才結子。渺渺春波萬古閒,悠悠天地長如此。偕隱何辭挽鹿車,雲水遨游勝朝市。
《四十初度》
1 
百感中來不自由,思親此日淚空流。雁行隔歲無消息,詩卷經年富唱酬。過眼韶華成逝水,驚心人事等浮漚。那堪更憶兒時候,陳迹東風有夢不。2 
自先夫子薨逝後意不為詩冬窗檢點遺稿卷中詩多唱和觸目感懷結習難忘遂3 
賦數字非敢有所怨聊記予生之不幸也兼示釗初兩兒昏昏天欲雪,圍爐坐南榮。開卷讀遺編,痛極不成聲。況此衰病身,淚多眼不明。仙人自登仙,飄然歸玉京。有兒性癡頑,有女年尚嬰。斗粟與尺布,有所不能行。陋巷數椽屋,何異空谷情。嗚嗚兒女啼,哀哀搖心旌。幾欲殉泉下,此身不敢輕。賤妾豈自惜,為君教兒成。
《夏伊蘭》
1 夏伊蘭,字佩仙,錢塘人。諸生夏之盛女。有《吟紅閣詩鈔》。
《讀列女傳》
1 
我披《列女傳》,懷古心長悸。忠孝節義風,羅列類略備。閨閣垂師表,摹仿匪易易。幼讀《女孝經》,晨昏殊自媿。幸生賢女後,所學為何事。不見蓬戶女,書史未睹記。或投梭表潔,或奉匜養志。至性有餘師,殊途而一致。況綜三千年,供我精取棄。賢媛去今遙,精靈簡策寄。後先心印心,一一呼欲至。我輩工絮吟,聊以娛親意。大義重節孝,餘技通文藝。陶孟範猶存,曹龐型未墜。千秋仰止情,盥薇一編肄。
《憶祖姑母》
1 嚴親幼稚賴提攜,兩代深情一脈遺。骨肉已歸三尺土,恩勤猶記十年時。人天渺渺神何在,笑語依依願已虧。幾度繡窗勞翦鬌,伶俜憶昔苦無知。
《夜讀》
1 展卷坐深宵,竹陰趁清暇。引人書味長,佳境如啖蔗。女伴幸不來,憧擾片時謝。羅紈向夕揮,放我涼風借。妙理耐鑽研,閨房當書舍。創獲珍珠船,寶貴真無價。蛩吟豆花籬,螢墮薔薇架。月解窺讀來,玲瓏穿樹罅。
《宗婉》
1 宗婉,字婉生,常熟人。山西同知蕭瓚、北河州判錦照母。有《夢湘樓稿》。
《漢宮瓦硯歌》
1 
千年古殿生蒿萊,瓦磯變化成良材。文房珍玩何足道,盛衰貴賤亦幻哉。誰人作硯供書契,云是帝鴻古遺制。琢玉奇珍祇飾觀,澄泥別樣誇新製。避雝風宇古樣鐫,合歡秋葉新題簽。小者文場便懷袖,大��椽筆揮雲煙。硯材百種此尤寡,陶質蒼然古而雅。問年神雀五鳳初,讬地長生未央下。當年立仗覆千官,此日抔泥出寒野。良工琢付識者藏,摩挲日久騰輝光。儲以水晶琉璃之寶匣,配以珊瑚翡翠之筆床。更聞此硯能發墨,濡染淋漓殊自得。凹處猶餘士蝕痕,中央已沒苔花色。君不見玉龍金鳳銅雀臺,於今無地無塵埃。又不見離宮別館三十六,望里莘莘走麋鹿。羨爾猶存曆劫身,芸窗珍重伴詞人。他時攜上通明殿,書遍吟毫五色新。2 
湘繭合稿刊成鐵雲妹婿貽餘以詩過蒙推許疊此奉酬3 
爭傳忠簡舊家門,虛譽何當眾口喧。閨裏秀方元不櫛,篇端伯氏敢居尊。棗梨略誌平生,棣萼同懷罔極恩。從此盡填諸缺陷,百年長爇瓣香溫。
《吳蘭畹》
1 吳蘭畹,字宛之,常熟人。宜興拔貢、浙江巡撫任道鎔室。有《灌香草堂初稿》。
《秋聲》
1 冷雨敲窗清夢溼,洞庭木落怒濤生。疏砧靜搗天邊月,羌笛愁聽塞外聲。漢上風雲寒彭角,江間波浪走蛟鯨。何須更作悲秋客,四壁蟲聲已不平。
《寒寺》
1 蕭疏楓葉護雲林,蘿壁荒涼朔氣侵。幾杵霜鐘驚客夢,一龕鐙火照禪心。西風鶴唳空壇冷,殘月烏啼曲徑深。雪滿山中無蠟屐,掩關寂寂夕陽沈。
《清明》
1 彈指光陰百六時,故鄉景物轉淒其。碧桃影裏停游騎,紅杏村中認酒旗。細雨樓臺飛燕子,春風簾幕囀鶯兒。不知此日關門柳,羌笛聲中餘幾枝。
《雨夜不寐》
1 風雨悲搖落,瀟瀟警客眠。愁心千里碎,孤夢五更懸。獨醒知何恨,餘哀轉自憐。縱橫鐙下淚,流不到重泉。
2 幽夢太無憑,傷心獨拊膺。沈陰壓樹黑,殘燼背鐙凝。地下魂應老,人間恨未勝。空餘遺象在,色笑痛難承。
《雜詠》
1 
俯首一長歎,仰首悟太清。萬物各有司,今古徒紛爭。嚴霜摧百草,松柏鬱空青。陰陽倏變化,風雨勵晦明。馥馥幽蘭姿,寒谷隱其馨。藹藹君子堂,蕭艾莫縱橫。豈無媚世容,所寶在榮名。2 
攬衣涉太行,搔首窮八荒。上有青青冥,下有壘壘岡。鴟鴞啼我前,虎豹嗔我旁。回風振山谷,旁徨摧中腸。欲舉苦無翼,神魂馳遠方。浩歌復長嘯,哀衷鑒彼蒼。萬古同一轍,何為自悲傷。3 
寒衾不能寐,靜夜援鳴琴。孤月皎中天,清風激素襟。玄鶴舞瑤階,丹鳳和遙岑。幽蘭與白雪,泠泠太古音。歌苦調自高,識者賞其忱。伯牙遇子期,千載契同心。茫茫此天地,曠世獨悲吟。4 
人生若輕塵,為樂苦不早。榮辱同一瞬,勞心徒懆懆。既無子晉術,又乏忘憂草。良辰豈云再,愁思令速老。志士寶其名,庸人工其巧。試問蕭艾姿,安知松筠抱。
《送別》
1 去去不可留,清淚沾胸臆。今夕斗酒歡,明日分南北。君行日以遠,我心日以惻。豈獨離別傷,轉念孤征寂。舉目童僕親,搔首骨肉隔。野店孤鐙青,輪蹄曉霜白。念此迫中腸,盡夜難安席。願言加餐飯,善保軀金石。
《多敏》
1 多敏,喜塔臘氏,字惠如,滿洲旗人。漕運總督松椿室,寶康母。有《逸蒨閣遺詩》。
《龍么妹歌》
1 弓刀小隊花如雪,英雄兒女真奇絕。良玉曾聞樂府篇,蘭珠爭誦人才筆。丁香小幄明春華,游龍使女出龍家。肌膚妒雪眉欺月,窈窕生香海外花。小姑獨處菱枝弱,姓字薰香護花葉。不將眉黛斗星妝,自有功名望南閣。絳袍斜罥丁香絛,不喜珠華喜寶刀。書開祕笈親軍事,令下如山不動搖。日將騎射教姝麗,粉膩脂香三百騎。瘴地蠻天任指揮,雪劍霜矛精擊刺。昔年小醜生潢池,碧雞無聲金馬癡。名地夜陷官偷活,冷月宵熒鬼守尸。王師驛騎流星急,熊羆十萬分馳入。銅鼓邊城擁護勞,鐵券家聲宣慰襲。阿兄意氣如雷巔,連環雙槊黃金韉。錫封自號百蠻長,象犀遠貢元和年。龍么小妹金閨彥,姽嫿將軍經百戰。星舒猿臂竹枝弓,秋暈霜華楊葉箭。白蓮妖孽陣雲涼,髑髏夜泣天旁徨。羽書一紙星火急,檄催猺勇驅天狼。阿兄抱病經秋苦,阿妹從容請纓去。芙蓉舊部領蠻奴,彨虎兵符照勁旅。掃眉傅粉女兒營,沈沈刁斗春無聲。羽旗影颭鴛鴦疊,繡幕香園翡翠輕。永夜談兵翦青燭,龍娘妙計群酋服。白頭老將空咨嗟,蒼鶻游軍盡懾伏。猺中妖女何娉婷,嬌雲燄焰雄風腥。七聖刀飛古雪白,天魔神舞枯魂青。將軍血戰戰未已,娥眉報國誓以死。三千銅弩射無聲,八隊雲旗勢如駛。人龍馬虎踏營空,捷書早報甘泉宮。若從諸將論勛伐,屈指龍娘第一功。翩翩孝廉舊入幕,曾見猺仙話親故。綠字雙箋贈客詩,朱絲一角回文賦。當時佳話人傳揚,至今香塚煙水荒。歌成自酹梨花酒,蠻雲不語天茫茫。
《張夢龍》
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張夢龍,字靜齋,湘陰人。嘉慶辛未進士學尹女,衡山陳士源室,光緒癸未進士長治知縣毓光、同知毓昌、己丑進士翰林院編修漳州知府嘉言母。有《柏心堂遺稿》。
《燒詩》
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汨羅江上一女子,生來二十九年矣。文章牢落苦無成,滔滔歲月看流水。憶昔兒時喜讀書,操治簡策若蠶枲。先公經術壽日月,茫茫滄海失涯矣。自陳榛椇執中饋,墨守膏盲百不理。夫子論詩獨逴躒,蒼龍出沒天河裏。書窗諷詠有倡和,往往駑駘隨騄駬。貞松百歲連枝葉,庶幾文字共終始。豈知人事倏變遷,羸者未亡壯者死。黔婁先生終有謚,柳下大夫何須誄。孤兒頑稚須教誨,舊經重翻顙有泚。惟有詩稿不可讀,使我徒增忉怛耳。呼兒爇火摧燒之,長向九京伴才鬼。
《何桂珍》
1 何桂珍,字梅因,善化人。上虞廣西慶遠同知俞維藩室,光緒癸巳舉人、內閣侍讀俞壽滄母。有《枸櫞軒詩鈔》。
《醉歌行》
1 火雲騰空作紫絳,玉女素趺騎采虹。羿弓迕月嫦娥降,霞漿浮𧣴清腑臟。與我三夕斂衽讓,欲飲不飲卻羞量。飛瓊吹簫雙成唱,雪靨銀齒恣謔浪。天風忽吹氣晃盪,織女招手天河上。石室機張三萬丈,自言此工殊可愴。我欲從之窺帝仗,三辰七宿形模壯。王母���顧誰所謗,翻然一覺墮煙瘴。梧月在窗梅插帳,爐煙已燼俄蓬放。山城漏點櫓牙向,行人夜趁廣江漲。
《感事》
1 夜晏宣傳堯母門,明珠世界不黃昏。月擎瓊樹虛留影,草傍龍池盡沐恩。噦々鸞吹搖玉佩,飄飄鳳仗捧金根。侍中不覺宵寒重,新賜宮袍天語溫。天涯何處是邊州,多少羊頭關內侯。舊業未穿鴝鵒硯,新恩遍著鷫鹴裘。男錢散盡龐萌去,女樂頒來魏降留。休說當年豐鎬地,長空衰草陳雲浮。尺天寸地戴堯年,萬寶輸將來日邊。劉晏持籌寬甲帖,徐溫抗疏免丁錢。一籬松菊壺中隱,千畝桑麻夢亦仙。自是太平新氣象,厚生知有聖恩駢。繁華鏡裏讬生靈,岌岌長安世路冥。千市簪裾沈璧月,萬家樓閣落旗星。似聞置俎龍歸董,錯認乘軒鶴姓丁。聖代即今猶富庶,《豳風》秉願續《葩經》。
《徐咸安》
1 徐咸安,桐鄉人。烏程張鈞衡室。有《韞玉樓遺稿》。
《張印》
1 張印,字月潭,潼關人。山東巡撫澧中女,閩縣陝西布政使林壽圖繼室。有《繭窩遺詩》。
《贈荃女》
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昔賢故有言,四海皆弟兄。矧我與爾母,儼如娥與英。爾更育於我,寧無骨肉情。今爾年既長,加姘禮告成。相從逾十載,念此摧人腸。憶我初嫁時,爾年尚孩嬰。髮燥兩肩披,身高才几平。祖母僅有爾,視同掌珠擎。鄉音異南北,語意苦不明。我身方京爾,爾乃避道行。我手方招爾,爾乃秋波橫。我心時寒栗,恨難達我誠。幸爾日長大,視我如故常。晨知就我櫛,夜知就我床,飢知就我食,寒知就我裳。有時我入廚,未解作南烹。爾乃私謂我,斫魚當為羹。亦或逢節慶,未辦效閩妝。爾復私謂我,紅繩纏髻梁。中間生爾妹,未克爾扶將。祖母喚爾去,依依仍我傍。妹啼爾抱持,妹飢爾料量。須臾不舍我,誰謂非我生。祖母與我家,同出南軒張。雖則閩與秦,譜牒渺難詳。祖母恆顧我,無視我姑嫜。我生未有女,不如呼我娘。祖母誠愛我,亦由爾回翔。有時我外家,迎迓我歸寧。攜爾與爾妹,偕行登我堂。我母恆謂我,此女何娉婷。我兄亦愛爾,每來輒叮嚀。謂當善撫此,此真為我甥。爾貌實靜好,爾性實端貞。舅時課爾字,筆畫晰以清。亦或教爾讀,上口聲琅琅。爾父曩客陝,盡室胥留京。我時方小極,茶爐伴藥囊。爾能解我意,凡事為摒擋。去歲父書來,屬我即首程。祖母既老邁,我復體羸尫。沿途端賴爾,使我忘長征。爾父嘗謂我,擇婿當擇良。苟中乘龍選,何必拘故鄉。我本遠嫁女,感此增旁徨。忍以己不欲,乃使兒身當。昨父告我婿,安定安吳杭。祖為大中丞,父亦京曹郎。婿年方及冠,頭角頗崢嶸。近在國子監,讀書行成名。我願業已足,何事復淚滂。昨聞有書來,納采今秋涼。百年難共守,去去時吞聲。雖然我聞之,舅姑今在堂。隨時進甘旨,親手調羹湯。蘋蘩乃婦職,春秋妥烝嘗。下有二伯姊,貞明稱里坊。亦有弱弟一,風雨恆對床。宜念秭歸義,勿使荊樹戕。伉儷必以敬,乃覺恩愛長。有無俱黽勉,學業毋嬉荒。即或忤我意,舉案當益莊。間有小不適,亦當身退藏。人道貴謙抑,天道忌盛盈。毋自恃門第,毋自虧簪纓。勉矣曹大家,女誡實隄防。早晚為人婦,從此去家庭。毋為嬌憨態,亦毋心悲傷。祖母今老矣,爾��身早亡。惟我與爾父,年亦非壯強。尤悔爾知免,誥誡我當詳。晶晶秋菊芳,馥馥丹桂香。樸質為此語,且置爾巾箱。一字算一淚,點點生珠光。
《除夕感懷》
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廿年作客黃金臺,有婿乘龍今歸來。忽念遠嫁向東越,蕭然忍對殘冬雪。此時我何憶,所憶母與兄。相望不相見,兩地難為情。況母今年七十高,兄謀甘旨官京曹。潼關有家歸不得,飢驅兩鬢霜華飄。憶甘奉姑宣南住,不歸旬日一把晤。往來數數將車迎,家常共話懽平生。不苦凍泥濺裙褲,但覺春風生戶庭。一日夫婿下樞直,手攜鹿尾稱上賜。急索篋中舊貂裘,命質香醪謀一醉。留兄共飲午窗前,此中風味殊新鮮。半酣呼人迎我母,省識此樂真稀有。可憐年事多未完,猶道今朝二十九。我職中饋時入廚,洗手亦復同圍爐。薄暮母去坐無語,始悟宵來已歲除。故鄉勝似他鄉遠,我今來秦反愁惘。亦有梅花插膽瓶,依然狂雪大如掌。當時兩家儼如一,今日一身難化兩。兒女守歲不思眠,事事上心猶昔曩。白雲飛處是京華,料母回頭同此想。吁嗟!好花不久妍,好月不常圓。身為既嫁女,骨肉安得長為歡。母今不歸我行去,天南地北相逢難,令人念此鬱鬱摧心肝。
《從軍行》
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昔聞從軍苦,今見從軍樂。從軍豈真樂,毋乃為殘虐。我有灶下媼,全家住近洛。飯罷袖手閒,為我談厓略。昨有潼關兵,新調來襄鄂。入市逢酒肆,牛羊恣大嚼。撒手出門去,佣保還諾諾。乘醉過青樓,應聲奏簫籥。幸蒙垂愛憐,臨行簪珥攫。一夕報賊來,遠近驚風鶴。彼聞翻大喜,距踊如雀躍。沿途有村店,藉口製草屩。毫無造物仁,儼同敝賦索。一人不如意,千百橫刀槊。民也告之官,縣官驚以愕。投刺謁主帥,主帥殊落寞。身家與性命,疇不兒郎讬。似此區區者,九牛一毛灼。掉頭更不言,反是縣官錯。翌日拔隊行,所在苦摽掠。有馬不芻秣,十匹百匹捉。有兵不肩荷,前車後車縛。時或值商賈,搜求罄其橐。鞭夫如鞭狗,彈人如彈鵲。一事稍阻撓,首級立時落。一級銀二錢,請賞向戎幕。嬌奼誰家女,亦既成婚約。寧馨誰家兒,繞項金鎖鑰。女馱馬上去,男繫民前鐸。夫婿躡迹追,爺娘望塵撲。看看十里外,日已西山薄。明早見積骸,狼藉填溝壑。家人哭之慟,捶胸更拊髆。保正為報營,營中方飲酌。粉黛排屏風,珠寶堆山嶽。開口未及說,身已貫木索。困置大旗邊,自分死鋒鍔。倏見縛雞來,認得羽毛駁。今供役盤飧,昨食我稻穛。須臾兵盡醉,相邀縱六博。盧雉信口呼,金錢信手摸。想見儻來物,源源不一涸。乘間逃生歸,思欲主帥籲。相距三百里,程途數日隔。男兒生胡為,恨不兵籍著。嗚呼彼軍人,此孽何可作。亦既客欺主,又復強凌弱。我聞湘澤間,近亦風聲惡。豈無兒在家,豈無女出閣。一��有兵役,寧能免鼎鑊。天道信難知,作詩叩冥漠。
《病起》
1 衙鼓冬冬夜四更,空閨無籟斷人行。幾微花影月吞吐,三兩竹聲風送迎。鐙意做寒如許倦,藥煙遮夢有餘清。經旬病起渾閒事,眼見秋殘猛一驚。
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