#2015年に作ってそのまま下書きに入れてた~~
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■"Childs play"とは ダークウェブ上に存在した巨大児童ポルノサイト"Childs Play"が、11ヶ月間に渡ってオーストラリア警察(Task Force Argos)によって運営されていた、という事実がノルウェーのタブロイド紙"Verdens Gang"(以下VG)によって公表されたのは記憶に新しいと思います(記事)。 警察機関が児童ポルノサイトをおとり捜査の名目でハッキングした上で運営を継続させるケースは、例えば2015年にもFBIが児童ポルノサイト"Playpen"を2週間に渡って運営していた等前例があるのですが、今回は運営が11ヶ月間という長期に渡っていたこと、さらにサイトの運営者なき後も警察自らが運営者を装いサイトの維持に努めていたこと、さらにそのために児童ポルノの投稿さえしていたこと、等の事実から火種を撒く要素を大いに含んでいると思われます。 ところで、そもそも今回の事件で注目されるに至った"Childs Play"とはどのようなサイトだったのでしょうか。ここでは、"Childs Play"とその周辺についての基礎情報をお話していきます。 "Childs Play"は2016年4月15日、いわゆるTor経由でしかアクセスできないダークウェブ上にオープンしました。運営者は今回の一件で逮捕された二人のうちの一人であるWarHead、そしてDeadpoolの二人。しかしDeadpoolは一ヶ月足らずで運営者の立場を退き、代わりにモデレーターとしてDeadPirate,、BugMeNot666、そしてLovePantiesの三人が加わります。 "Childs Play"は、カテゴリー別にフォーラムが分けられており、まず"Girl"、"Boy"という二大セクションがあり、その中にそれぞれ"Preteen"、"Jailbait"、"Baby&toddler"といった年齢別から、"Studio"、"Family"、"Webcam"、"Fetish"、"Animated"といったジャンル別のサブセクションに分けられていました。 "Childs play"は、他の多くの児童ポルノフォーラムサイトと同様に、メンバー登録さえすれば誰でも自由に投稿&閲覧ができるフォーラム制のサイトでした。ただし、サイトに多く貢献したユーザーはMVPメンバーになる資格が与えられ、彼らは特権的に専用のVIPセクションで貴重なマテリアルを交換し合うことができました。さらに、そのVIPセクションの上位に、The Private Zoneと呼ばれる、児童ポルノの制作者同士がフレッシュなマテリアルを交換し合うことができる領域が存在しました。 また、"Childs play"は、やはり他の多くの児童ポルノフォーラムサイトと同様に、いわゆるhurtcoreコンテンツの投稿を禁止していました。hurtcoreとは、一言でいえばレイプ等の被写体に対する過度に暴力的な行為を含む表現のことです。このことは、「 "just love, don't hurt" paradigm」というペドフィル間で共有されている規範が関わってくるのですが、この辺りのことは以前のnoteでお伝えしたので(記事)、ここでは繰り返しません。 次に、"Childs play"の基本姿勢というかコンセプトを確認しておきます。"Childs play"の運営者のWarHeadは、サイト設立にあたって、以下のステートメントをサイト上に書き込んでいます。 With the security scares brought about recently at Ma■■■ Kin■■om(伏字筆者), and the general lack of good forums anymore, I decided to bring Childs Play to the community. The goal of Childs Play was to provide a simple free access forum to the community, while simultaneously allowing a safe and secure place to talk and just be ourselves. With that said, please remember that this was an open board in most places. Anything you say can be seen by anyone else who makes an account. This was not limited to fellow pedos but will undoubtedly include LEA and social justice hackers.(以下略) 要するに、ここではセキュリティ意識の高い児童ポルノサイトを作ることが"Child play"の設立動機として語られていて、現状の界隈のセキュリティ意識の低さを象徴する存在��して、"Ma■■■ Kin■■om"(以下MK)という児童ポルノフォーラムが槍玉に挙げられている。つまり、"Child play"の設立には"MK"という先行する児童ポルノフォーラムの存在と時勢が密接に関わってくる。なので、以下で"MK"と当時の界隈の状況を簡単に確認しておきましょう。 ■"MK" VS "Childs play" "MK"は2015年6月27日にダークウェブ上にオープンした児童ポルノフォーラムサイトです。サイトは現在に至るまで継続しており、ユーザー登録数は現在約95万人。ダークウェブ上、いや恐らくインターネット上に存在する最も巨大な児童ポルノサイトです。 ところが、この"MK"は設立以来幾度も閉鎖の危機に直面しています。一度目の大きな危機は2016年4月13日(ということはつまり"Childs play"設立と同時期)、突然サーバーがクラッシュしサイトが5日間に渡って接続できなくなるという事態が発生しました。折しも、2015年2月に"Playpen"がFBIによって二週間に渡って乗っ取られるという事件の衝撃が未だに波紋として残っていた時期だったので、当然ユーザーの間で"MK"は警察によって摘発されたのではないか、という不安と不信感が広がりました。 "MK"は5日後に復活しますが、バックアップの不備により2016年3月9日以降の投稿がすべて消えており、さらに運営者がそれらに対して充分な説明や対応を取らなかったこと、また運営者Shahが自身を証明するPGPキーの署名を怠ったことなどから、"MK"に対するセキュリティ上の信頼は急速に失墜し、結果的に、この事件は多くの離反者を生むことになりました。 そして、"Childs play"は、この事件が起きたのとまったく同じタイミングに設立されています。"Childs play"の設立日である4月15日は、奇しくも(?)"MK"のサーバーが落ちていたまさにその時でした。つまり、最大の児童ポルノサイトである"MK"の空位期間に突然ポンと"Childs play"が出現したという格好です。しかもセキュリティ意識の高さを謳っていたため、"MK"からの離反者は移入先として大量に"Childs play"に流れ込んでいきました。結果的に、"Childs play"は"MK"離反者の受け皿として機能することで、"MK"の次に巨大な児童ポルノサイトとしてダークウェブ上における地位を揺るぎないものにしていきます。 つまり、"Childs play"は"MK"の対抗勢力として出てきた。なのでもちろん両者は基本的に仲が悪いわけです。事実、2016年11月には"MK"のモデレーターと"Childs play"の運営者WarHeadとの間で論争(というか口論)が巻き起こっています。詳細は煩瑣になるのですべて割愛しますが、しかしここで興味深いのは、後述しますが2016年11月というのはWarHeadが既に逮捕されているはずの時期にあたります。つまり、"MK"のモデレーターは、WarHeadを装っている別人と口論していた(!)ということになるのですが、事程左様にWarHeadの言動を後から確認するときは、それが逮捕以前か後かで文脈が変わってくるので厄介さが伴います。 ところで、この諍いは最終的に和解で決着することになるのですが、そこにはある事件が関わってきます。事の発端は、2016年12月2日、当時既に摘発されていた児童ポルノサイト"The Giftbox Exchange"の運営者の一人であったcuriousvendettaが、実は"Childs play"の現運営者であるWarHeadと同一人物である、というリーク情報が及ぼしたスキャンダルでした。 ■"The Giftbox Exchange"ハッキング事件 "The Giftbox Exchange"は、2015年7月にダークウェブ上に設立された児童ポルノサイトで、フォーラムとチャットで構成されていました。サイトの運営者は二人、一人はcuriousvendetta、そしてもう一人が、今回の"childs play"事件で逮捕された二人のうちのもう一人であるcrazymonkでした。 このサイトの特筆すべき特徴としては、Contribution pluginという、ユーザーがアップロードしたコンテンツのメガバイト数がプロフィールに直接表示されるシステムで、つまりそのユーザーがどれだけサイトに貢献しているかが一目で判別できる仕組みになっていました。 さて、そんな"The Giftbox Exchange"ですが、2016年11月2日、突如接続できなくなります。その後紆余曲折を経てそのままサイトは閉鎖しますが、奇妙なことに11月27日、運営者の一人であるcrazymonkによる以下のPGP署名付きメッセージとともに突然復活します。 OK, so we're back. I won't say bigger and better than before but back all the same. It appears that my thoughts of a nice quiet semi-retirement didn't quite work out the way I planned.(中略)To celebrate our return - one of my faves... しかし、この復活の数日後、"Childs play"のモデレーターの一人であるBugMeNot666が、"The Giftbox Exchange"はハッキングされており、悪質なコードが埋め込まれていることを発見し、界隈は騒然となります。主要な児童ポルノサイトの管理人はただちに利用者に警告を発し、この早急な対応によるためか、"The Giftbox Exchange"はその数日後の12月1日にダークウェブ上から永久に姿を消しました。 この事件により、"The Giftbox Exchange"の運営者のcrazymonkは既に逮捕されており、一時謎の復活をした"The Giftbox Exchange"に現れたcrazymonkは本物ではなく、PGPキーを手に入れた何者かがcrazymonkの死体を背後から操っていた、という推測が確かなものとしてコンセンサスを得ることになりました。 ■傀儡問題 ここに至って、前述した、"The Giftbox Exchange"の運営者のもう一人、curiousvendettaが、実は"Childs play"の現運営者であるWarHeadと同一人物である、というリーク情報がスキャンダルであったという意味がお分かり頂けるかと思います。つまり当然、crazymonkと同じように、実はWarHeadも既に逮捕されていて、ここにいるWarHeadは傀儡なのではないか?という疑惑が出てくるわけです(その疑惑が実は正しかったことが後になって判明するのですが)。WarHeadは、まず自分とcuriousvendettaが同一人物であるという事実を素直に認めた上で、自身の言い分として、"The Giftbox Exchange"の共同運営者であるcrazymonkとはサイト閉鎖前から仲違いしており、サイト運営からも事実上締め出されていたので、crazymonk逮捕の件とは無関係であると主張しました。 このとき、WarHead側に立って、彼は逮捕されていないと擁護したのが、���述のWarHeadと諍いを起こしていた"MK"のモデレーターの一人であるCherrypopper13だったのです。Cherrypopper13は、自分は過去数日に渡ってWarHeadとプライベートメッセージでやり取りしたが、彼は本物であり逮捕されていないと自分は信じている、と書き込���、さらにWarHeadとは今では和解している、と付け加えました。この擁護が後押しになったのか、そのまま疑惑は沈静化し、"Childs play"は運営を継続していきます。もちろん、WarHeadは当時既にとっくに逮捕されており、そのときダークウェブ上に存在し、またCherrypopper13とやり取りしていたWarHeadの中身は、オーストラリア警察Task Force Argosの捜査官だったのですが、それが発覚するのは後になっての話です。 ■逮捕 それでは実際には何が起こっていたかというと、実はWarHeadとcrazymonkは、案の定というべきか全く同じタイミングで逮捕されていました。しかも、タイミングどころか場所すら同じだった。どういうことか。 WarHeadとcrazymonkの二人は実は面識があり、実際にたびたび会っていた。しかも前掲したVGの記事によると、二人は第三者の仲介によって4歳の幼女を性的に虐待し、その様子を撮影していたといいます。詳しくは記事を読んでほしいのですが、この幼女性的虐待オフ会は、皮肉にも既に二人の身元を特定していた警察にとっては逮捕のための絶好の好機となった。警察としては、主要児童ポルノサイトの運営者二人を、証拠を消す暇を与えずに、しかも二人同時に捕まえることができるというわけです。 2016年9月30日、WarHeadことカナダ国籍の青年Benjamin Faulkner(26)は、カナダから国境を越えてアメリカ合衆国に入国します。一方、CrazyMonkことPatrick Falte(27)は、自宅から北東へ200キロメートル向かいます。ヴァージニア州のマナサス市、二人はそこで落ち合うことになっていました。 翌日の10月1日土曜日、二人はマナサス市内のホテルにチェックインします。午後になると、二人は一軒の家に入りそこで夜遅くまで滞在する。翌日の日曜日の朝、二人はホテルをチェックアウトし、また別の家に滞在する。アメリカ警察がその家に突入したのはさらにその翌日の月曜日早朝のことでした。警察は30枚の写真と2本の動画を押収します。それは土曜日の夜に撮られたもので、4歳の幼女の性的虐待の様子が写っていました。 ■乗っ取り作戦 二人の逮捕後、"Child play"はおとり捜査が合法な国であるオーストラリア警察(Argos)に引き渡され、オーストラリア警察のもとサイト運営が継続されることになります。さて、サイト運営を継続させるとはいえ、運営者であるWarHeadが一定期間姿を現さなければ当然ユーザーやモデレーターは不信感を抱く。そこで、オーストラリア警察はWarHeadから聞き出したPGPキーを利用してWarHead本人になりすます作戦に出る。捜査官は、WarHeadの文体やスペルミスの癖まで忠実に模倣しWarHead本人に成り代わることに成功しました。 一方、CrazyMonkが運営者であった"The Giftbox Exchange"の方は、詳細は不明ながら恐らくヨーロッパの警察機関に引き渡された。しか���先ほどお話したように、意外と早期にCrazyMonkの逮捕とサイトの外部からのハッキングがユーザーにバレたため、警察によるサイト運営作戦は一ヶ月足らずで終了しています。この二つの事例の差を考えると面白い。果たしてどこまで計画通りだったのか。もしかしたら"The Giftbox Exchange"のハッキングは、"Child play"の乗っ取りから目を逸らすための陽動作戦であった、と考えるのは穿ちすぎでしょうか。 ところで、"Childs play"はセキュリティ意識が高かった、と先ほど申し上げました。なので、サイト運営者やモデレーターの中身がいつの間にか別人にすり替わっているかもしれないというケースは当然想定されていました。そこで、"Childs play"では運営者による月に一度の状況報告が義務付けれていました。さらに、その状況報告の最後には必ず未公開の児童ポルノを添えなければならなかった。それが取りも直さず彼が警察でないという何よりの証拠となったからです。しかし、オーストラリア警察はその踏み絵をやすやすと踏んできました。傀儡WarHeadは、ペドフィルを激励するメッセージとともに未公開児童ポルノを投稿してきました。逆に皮肉にも、この踏み絵によって、警察は傀儡WarHeadをユーザーに信じ込ませることに成功したとすら言えます。 ■Torは攻略されたのか? 今回の"Childs play"がオーストラリア警察によって11ヶ月間運営されていた事件を受けて、ダークウェブ上のリンク集サイト"Topic Links"の管理人は、"The Fall of Child's Play and its Admin"と題した声明文を出しました。彼はこの文章の中で、WarHeadとCrazyMonkが捕まった原因は単純なヒューマンエラーだったとし、Torの脆弱性とは無関係である、従ってTorは攻略されていないという結論を出しています。 その上で、彼は二人が犯した致命的なミスを以下の4つに絞って挙げています。 1:サイトのサーバー費をビットコインで支払っていた。 ビットコインは匿名性が疑われており、前述のVGの記事でも、CrazyMonkの身元特定はビットコイン支払いの追跡によって行われたことが書かれています。 2:児童ポルノサイト構築に関する技術的な質問を、表層ウェブ上のプログラマーが集まるフォーラムで行っていた。 これもVGの記事に書かれている通りですが、WarHeadはサイトのコードをプログラムする上で壁にぶつかった。そこで、彼はサイトのコードをスクリーンショットに撮り、表層ウェブ上でプログラマー達からアドバイスを乞うた。それが結果的に命取りとなります。WarHeadの身元を追う捜査官は、彼がコードプログラムで悩んでいることをフォーラム上の言動から知っていた。そこで、もし自分ならオンライン上で質問するかもしれないと思い立った捜査官は、グーグル検索でそれらしき質問を見事に見つけた。そのコードが書かれたスクリーンショットは詳しく調べると、児童ポルノに用いられるロシアのサーバーに保管されているものだった。このことから、この表層ウェブで質問している人間とダークウェブ上の人間が同一人物であることは確実となり、WarHeadの身元が特定されました。 3:現実上で管理人同士が幼女を性的虐待するために出会っていた。 これは前述した通りです。しかも、事もあろうにアメリカ合衆国で出会っていた。もしWarHeadが本国のカナダで捕まっていたらもう少し量刑が軽かったと��われています。 4:逮捕された後、即座に何もかも供述してしまった。 二人は逮捕されたその場で、警察の脅しに屈してPGPキーを即座にゲロってしまったと言われます。このことが、オーストラリア警察による迅速なサイト乗っ取りを可能にしてしまった。もし、供述するのを耐え忍べば、その分時間かせぎになり、不信に思ったサイトのモデレーターがサイトを証拠隠滅した上で閉鎖することができます。もし供述するなら、必ず弁護士に最初にするべきです。 "Topic Links"の管理人は以上の4つを述べた上で、「表層ウェブ上での言動に気をつけること(表層ウェブはTorと異なり身元を隠すものは何もありません)」、「金銭フローの痕跡に注意すること(とくにビットコインは危険)」、「Torブラウザは常に最新にし、またセキュリティレベルも設定で最高にしておくこと」などを教訓として書いています。 ■まとめ:児童ポルノサイト戦国時代の終焉 長々書いてきましたが、最後に"Childs play"亡き後の現在の界隈の状況について概観しておきましょう。 一言で言えば、"MK"の実質的なライバルであった"Childs play"も"The Giftbox Exchange"も亡き今、事実上"MK"が児童ポルノ戦国時代を生き抜いて天下統一を果たした、ということが言えるかと思います。現在、メンバー数95万の"MK"に対抗できる児童ポルノサイトは一つとしてなく、また以前にも増してセキュリティに対する要求意識が高まっている現在、サイトのセキュリティ面は新たな参入障壁になりそうでもある。よって、今後"MK"に匹敵するような振興サイトの登場も難しい。つまり、"MK"による中央集権化&一強支配がここに実現した。 結局、オーストラリア警察がしたことは何だったのか、ということになります。"Childs play"を乗っ取りはしたが、"Childs play"のメンバーが大量に逮捕されたという報道も今のところ聞かない。結局は、ますます力が強大になっていく"MK"の中央集権化に力を貸しただけなのではないか。児童ポルノ根絶を謳いながら、その実自らが児童ポルノサイトの運営をし、児童ポルノの供給まで行っている(ちなみにオーストラリア警察は以前から児童ポルノにマルウェアを仕込んで拡散させるという手口を行っています(記事))。 付け加えると、現在の児童ポルノの二大供給者は子供と警察ではないか、とすら思えてきます。これは逆説的かつアイロニカルな事態ですが、しかし一面の真理でもあると思います。というのも、現在供給される新作児童ポルノの大半は、webcamやライブ配信上で子供たち自らが肢体を晒す内容のものですし、それが拡散される場である児童ポルノフォーラムも、今までの事例からも明らかなように、警察自体が運営していることが少なからずある。つまり、子供たちはコンテンツを供給し、警察はそれが拡散される場を提供する、という役割分担が出来上がっている。この状況は、ペドフィル達の動向とは乖離しながらそれ自体が自律した現象として今後も加速していくと思われます。 【了】
ダークウェブの片隅で現在起こっていること ――児童ポルノサイト摘発事件とその周辺|kzwmn
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Made books 2024
HOMMAGE 特別号 地味なひとり旅
HOMMAGE No.4 共通ラッピング車両
HOMMAGE No.5 山手線
HOMMAGE No.6 ドラえもん電車
東急8500系 2020系がいない日常
HOMMAGE No.7 行ってみたい駅
My Train No.1 京急1000形
My Train No.2 横浜
My Train No.3 上越線
大分発金沢経由上野行き
東急8500系 サークルKの終焉
My Train 総集編 目的地は駅(Kindle版)
2024年は12冊作成しました。
・HOMMAGE 特別号 地味なひとり旅
(発売開始:サンシャインクリエイション 2024spring)
目次:山中城跡公園 / URまちとくらしのミュージアム / NTT技術史料館 / 澤乃井(小澤酒造) 豆らく、きき酒処 / 旧伊藤博久金沢別邸 / 江戸東京たてもの園 前川國男邸 / 横浜市電保存館 / 京王れーるランド / 大崎公園・披露山公園
ひとりで巡った場所を厳選して紹介。テーマがニッチだったり、開館日が極めて限定的だったり、さらには美味しい日本酒を満喫したり。 話題にしても地味でパッとしない、でもそこでの学びや感動はひとりで行くからこそ味わえないかと。
・HOMMAGE No.4 共通ラッピング車両
(発売開始:COMIC1☆24)
目次:共通ラッピング車両ガイド(JR西日本323系 / 大阪メトロ30000系 / 京阪8000系 / 近鉄9820系・近鉄5820系 / 阪急1000系・1300系 / 阪神1000系 / 大阪モノレール2000系 / キャラクターを探して / 横浜市営バス「あかいくつ」)
増殖するキャラクターラッピング車両。大規模イベント開催前に、この一冊はいかが?
・HOMMAGE No.5 山手線
(発売開始:コミティア148)
目次:数字で知る山手線 / E235系 伝統のウグイス色を受け継ぐ / 影の薄い山手線の駅/駅そば、うどんの思い出 / 山手線横断~南と北の名所~ / New brand / Natirta Express E259 / N'EX From Hachioji
東京の中心を1周60分で走る山手線。東京に行けば必ず乗る路線だが、意外と知らないことも多かったり。 そんな山手線の気になること、一緒に探してみませんか。
・HOMMAGE No.6 ドラえもん電車
(発売開始:おもしろ同人誌バザール大崎)
目次:高岡市 藤子・F ・不二雄ふるさとギャラリー / ドラえもん電車に乗ろう(DORAEMON-GO!・DORAEMON TRAM・Wrapping train) / 小田急F-trainⅠ correction / 小田急F-trainⅡ 8 month diary / 川崎市 藤子・F ・不二雄ミュージアム
今や国内問わず海外でも人気な「ドラえもん」と電車のコラボを紹介。今も走るドラえもん電車や幻のF-trainなど、藤子・F・不二雄ファン必見な一冊。
・東急8500系 2020系がいない日常
(発売開始:コミックマーケット104)
目次:朝 / 偶然 / 四季
2013~2015年の東急8500系の写真を掲載。毎朝の始業光景から、偶然な一枚、そして四季と8500系。沿線住人にとっては懐かしい光景、それ以外の方も見たことがない鉄道のシーンを見てみませんか?
・HOMMAGE No.7 行ってみたい駅
(発売開始:コミティア149)
目次:3駅連続 スノーシェルターの駅 / 首都圏のご当地発車メロディのすすめ / 旅先の変わった駅 / 食べたかった駅弁 / 復活?80年代の歌姫 / ひと夏の思い出 小田急ロマンスカーLSE
駅は旅の経由地ではなく目的地。そんな行きたくなる駅を紹介。あなたの地元の駅もあったりして。
・My Train No.1 京急1000形
(発売開始:おもしろ同人誌バザール神保町)
目次:空増結 金沢文庫 / 車体別車両図鑑 / 1000形(アルミ) 2100形 600形 同じじゃないですか!? / 体感快特!?普通浦賀行き / イエローハッピーターントレイン
総製造数500 両を越えた京急1000 形。600 形、2100 形から受け継いだ車両は、確立した技術をもとに今も進化を続けている。今回は20年以上同じ形式をつくり続けた京急のスタンダードを見ていく。
・My Train No.2 横浜
(発売開始:コミティア150)
目次:歩き鉄 汽車道・山下臨港線プロムナード / 濱の鉄道ヒストリー / リバイブ横浜市電 横浜市営バスで辿る横浜市電の旅 / SOTETSU NAVY BLUE / Seaside Line シーサイドライン / 南町田グランベリーパーク号
1872年10月14日、横浜~ 新橋に日本初の鉄道が開業した。その後もネットワークを広げ新たな鉄道が誕生したり、時代と共に消えた鉄道もあった。発祥の地で歴史を変えた鉄道を訪れる。
・My Train No.3 上越線
(発売開始:文学フリマ東京39)
目次:繁栄期の歴史 1962-1982 / 明日使える?上越線の小ネタ / 新清水トンネルの駅 土合駅・湯檜曽駅 / 過去の栄光を残す 石打駅 / SLを支えた車両の最後 DLぐんま4fine / 最後のひととき 特急ときの振り回された転属劇 / 群馬デスティネーションキャンペーンラッピング車両
上越線と言われて雪国(作 川端康成)を浮かぶ人は多いだろう。群馬と新潟を結ぶ重要な路線は、東京発着の特急が行き交っていた。時代の流れで変わってしまった路線だが、そんなかつての繁栄を探した。
・大分発金沢経由上野行き
(発売開始:文学フリマ東京39)
目次:はじまり / 大分発金沢経由上野行き / コラム 鉄道博物館で図書を読む / あとがき
昭和45年10月1日ダイヤ改正の運用表から気になる列車を見つけた。今では考えられない大分から大阪、金沢さらには上野と広範囲で運転を行っていた。なぜこの運用が出来たのか、当時を知らないからこそ気になる疑問が出て来る。新幹線のネットワークにより、縮小する在来線特急列車。今とは違う特急列車の存在を探ってみる。
・東急8500系 サークルKの終焉
(発売開始:コミックマーケット105)
目次:新生 / 大井車 / 非直車 / 幕車終焉
東急8500系写真集第三弾。2020系の導入により、変化するサークルKを中心に取り上げる。
・My Train 総集編 No.1 目的地は駅 (us / uk)
(e-book 発売開始:12/26 Thu)
目次:3駅連続 スノーシェルターの駅 / 美佐島 / 分割増結 / 復活?80年代の歌姫 / #八景シリーズ Best shot No.468 秩父八景-私鉄貨物
駅は旅の経由地ではなく目的地。そんな目的地として行きたくなる駅を紹介。意外と近くの駅があったりして。
★Can buy
メロンブックス / フロマージュブックス
★Link
Made books 2023
About(2024.10) Post:10.10 2024
Work Post:9.13 2024
#dojinshi#comic market#comitia#doujinshi my train#コミックマーケット#コミケ#コミティア#同人誌#即売会#鉄道#おもしろ同人誌バザール#同人誌My Train
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2024年主催イベント・アンソロ振り返り
#一次創作イベント・合同誌主催や創作者に寄与する活動をしている人が1年を振り返る アドベントカレンダーに参加します。うぉんさんお誘いいただきましてありがとうございます。
初めましての方もいるかもなので簡単に自己紹介。オカワダアキナです。小説を書いて同人誌を作っています。おもに文学フリマなどの即売会で頒布しています。 小説を書いて本を作るようになったのは2015年くらい。イベントに出るようになったのもそのころ(それまでは演劇をやっていました)。初心者とは言い難いですがベテランってほどでもない…いわゆる爆売れはしてないですが自分としては本当におおぜいの方に作品を手に取ってもらってありがたいな…みたいな感じです。 受賞歴や商業出版の経験はありません。まあなんかこうわたしくらいのものを書く人はおおぜいいて、これといって秀でたものや特別なものはないよなあと思っていますが、でもわたしはわたししかいないからな…!(ものすごいポジティブみたいだけど、これはちょいちょいプリパラアイドルのマインドが顔を出す感じです…) 即売会だと純文学ジャンルで出ていますが、クィア文芸みたいな言い方をしたほうがしっくりくるのかも?と最近は思っています。J庭などボーイズラブのイベントにも出ています。だいたいいつも性の話をしている。
[主催したイベント&アンソロジー]
2月 コピー本交換会@つまずく本屋ホォル 5月 『庄野潤三「五人の男」オマージュアンソロジー 任意の五』主催 7月 任意のリーディングパーティー&五人の男たちブックフェア@犬と街灯 12月 ドキっ♡作者だらけの本屋ナイト@platform3
アンソロジー主催は何度かやっていますが、イベント主催はこのコピー本交換会が初めてでした。すごくドキドキしながらやってみて、でもこういう規模感ならわたしにもやれることがあるのかもと思って、今年はいろいろチャレンジしてみた感じです。といっても小さなスケールで個人的なものなので、誕生日会とか忘年会の幹事をやるみたいな感覚だったかもしれない(どっちもあんまやったことないけど)。 つまずく本屋ホォルさん、犬と街灯さん、platform3さん。いずれも独立系書店さんと協力して開催しました。自分の同人誌を置いていただいているお店で、わたしの活動や作風、ポリシーなどをある程度知ってくださっているので相談がしやすかったです。みなさん本当に親身にきいてくださりありがたかった。
また今年はいろんなアンソロジーにお招きいただきまして、たくさん寄稿させてもらいました。そうすると腰を据えて長編に取り組むのは難しいなあと思って、それならアンソロやろっかな! イベントとかもできるかな! みたいな感じでした。われながら勢い任せだなあと思うんですが、せっかくいろんな本におじゃまするのでいつもより開いた活動をしたいなあと思ったのもあります。 そういうわけでずっとドタバタしていましたが総じて楽しかったし幸せな時間でした。ほんとはもうちょっと身軽なときにやるものだったかもとは思いつつ、身軽なときというのはなかなかやってこないので、えいやっとやってみてよかったように思います。
以下、それぞれについてとりとめなく振り返ります。ノウハウのようなものを期待する人もあんまりいないと��いますが、個人的なレポートとしてもあまり参考にならないような話ばかりで恐縮です…。 先に結論のようなものを書いておきます。こういうイベントやアンソロジーの主催を通していちばん心に残ったこと、大事なこと、大きく感情が動いた瞬間や怒ったり笑ったりしたことは、本当にわたしの個人的なことで、こういうまとめ記事に書いてもあんまり伝わらないのかもなあと思います。そのとき一緒にいた人にしかわからないことばかりで、こういうところに書いちゃだめだろうなあということもあります。 Twitter(X)が壊れ、文学フリマの規模が大きくなるとともにようすが変わり、場や人の変化を日々実感しています。そういうなか、小規模な場所や自分で作った場所でその場限りの感情があったことが、わたしはとてもうれしいし感慨深かった。そういう「個」に立ち返ることを強く意識した一年でした。
[コピー本交換会]

2/18(土) つまずく本屋ホォルさんにて コピー本を作って物々交換する会。売り買いの場はすでにいっぱいあるからなんかそうじゃないことをしたいなあと思った。 それぞれ5部とか10部とか持ち寄って交換する。当日来られない人は郵送でも受け付ける。競争や選別ではない場所で作ったものをシェアする…これは一からアイデアがあったわけではなく、昨年「陰気なクィアパーティー」というzineの交換イベントに参加して、こういうのいいなーと思って真似してみた感じです。
つまずく本屋ホォルさんの2階(ふだんはコワーキングスペース)を貸切にしました。深澤さん吉田さんが本当に親身になってくださって、事前の打ち合わせでコンセプトの共有がしっかりできたのがありがたかった。わたしのフワフワしたイメージを丁寧に解きほぐしてくださり、方向性が定まった感じです。 13時〜19時までをイベントの時間として、途中で「本作り座談会」というトークイベントっぽいものをやったり、交換したコピー本やわたしのおすすめ同人誌zineなどを読める読書スペース、シルクスクリーンで遊ぶコーナーをやったりしました。またホォルさんの複合機を使わせていただき、その場で出力してコピー本を作れるコーナーも。場所が広いのでいろんなことができて楽しかったな。
思ったよりおおぜいの人が来てくれてうれしかった。わたしとツイッターやインスタでつながっている人、イベントで知り合った人、そういうわけではないけどどこかでイベントを知ってくれた人、ホォルさんについているお客さん、そのお客さんの知り合い…。必ずしも同人誌の活動をしている人とも限らなくて、何か書きたい人や書いたものを読んでほしい人はおおぜいいるんだなあと改めて実感しました。またわたしが小説の活動をしているので小説の人が多いかなーと思っていたのですが、そうでもなかった印象です。 そしてみなさん思ったより長い時間会場に滞在してくださって、13時の開場前からぽつぽつ人が来て座談会スタートの17時にあわせてずっと人が増えていった…という感じでした。会場のホォルさんからも、こういう出入り自由のイベントでみなさんが長い時間過ごしてくれるイベントはめずらしいとのことでした。座談会では人が座りきれないほどで、冷房つけるか?という熱気でびっくりした。正直ぜったいひまになる時間があるだろうなーと思っていたのと、トークはまあ5人くらい集まればいいかな~と思っていたのでうれしい誤算でした。
どなたでもOKにするのってけっこうドキドキしたんですが、意識的にそういう場をやらないと自分が閉じていくなあと思った。即売会でもオンラインのやりとりでも、だいたい決まった人とのつきあいになっていく。それは自然なことだけど、予備知識なくふと出会った何かしらを読んでみる、読んで面白がってみるっていうのは、作品や他者に胸襟を開く訓練でもあるよなあみたいなことも思いました。めちゃめちゃ自戒ですが、自分の思う面白さや好きってけっこう狭い範囲で固まってしまうから、意識的にこういう機会を作るのは大事かもなーと思った。
本作り座談会は、谷脇栗太さん、瀬戸千歳さんをゲストに呼んで装丁とかアンソロの作り方とかの話をしました。ほぼふだんのおしゃべりのノリで完全に無軌道に話し…。まあ出入り自由イベントだからお客さんも好きにしてくれるだろうと思ったんだけど、けっこう最後まできいてくださりびっくりしました。2時間半ほどしゃべってたみたいですね…。 クリタさんくらなさんがほんとにお話じょうずで助かりました。さっき作品や他者に胸襟を開くと書いたけど、そういうことが普段から自然に身についている方々で、ずっとリラックスしてしゃべれました。この装丁がよかった!とかこんな本作りたい!とか、けっこうマニアックな話もできてうれしかった。お客さんからの質問もいろいろ受けました。いっこ申し訳なかったのが、わたしはおおぜいの人の前でお金の話をきかれるのがあんまり得意ではなくてちょっとちょけた回答をしてしまい…。親しい人とクローズドな場でなら話せると思うので、その場でそう言えたらよかったな。
けっこう緊張していましたがほんとに豊かな時間でした。いわゆるスタッフがわたし一人でドタバタだったので、写真とかほぼ撮れずだったのが心残り。。どなたかに記録係をお願いするべきだったなあというのはこのあと毎度思うものの毎度忘れていますね。。




[『庄野潤三「五人の男」オマージュアンソロジー 任意の五』]

5/19 文学フリマ東京で刊行。 庄野潤三の「五人の男」という短編を足がかりに、父性や男性性について問い直すというアンソロジー。わたしは「五人の男」がすごく好きで、これ自分だったらどういうふうに書くかなあ、あの人だったらどんなふうに書くかなあと、最初の思いつきはすごくシンプルだったように思います。 1月終わり〜2月入ったくらいで声をかけ始めました。同タイミングで家父長制アンソロジー『父親の死体を棄てにいく』に参加していたので、なんかこう裏番組的なアンソロがあったらいいかなみたいなみたいな気持ちで始めたんだった気がします。上記コピー本交換会の打ち上げでも声をかけまして、直接会ったときにお願いするのってあんまりよくないよな〜と思いつつ(断りづらいだろうし)、でもなんかすごく楽しい気持ちでいっぱいだったので思わずお誘いしてしまった。
わたしが書いてほしい人にお願いしたアンソロで、今回は公募はなしにしました。コピー本交換会を誰でもOKの場にしたので、こっちはがっつり自分の色を出していこうと思った。イベントをやるのも本を作るのも「広場」みたいな気持ちでいるのかも。このアンソロはそんなに大きな広場じゃないかなあと思った。 いわゆる作家研究とかファンブックではなくて、とはいえ大喜利っぽい感じにもならないような温度感でやりたかったので、また父性や男性性というテーマを含む本だったのでそのあたりの話がしやすそうな方に声をかけたつもりです(実際に作品を作る中で各人と突っ込んだ話をするわけではないんだけど)。 今回はわたしが一方的にファンで作品を読んでいる方や、同人誌の活動はしていない方にもお願いしたのでけっこうドキドキでしたが、みなさん快く引き受けてくださり助かりました。長らく大ファンの晋太郎さんにお願いできたのは自分の中でもちょっとじーんとくる出来事でした。
〆切は5/10。文フリは5/19なので5/15か16くらいに入稿すれば間に合うっしょみたいなスケジューリングで、正直これは無茶なことをやっています…。5月文フリあわせのアンソロってだいたい2月末〜4月末が〆切で、わたしもそこらへんに提出する〆切いっぱいあったので、ちょっと時期をはずそうかな〜みたいな軽い気持ちでした。結果的に入稿したのは5/17で、仕事の昼休みに入稿。 このあたりの感覚はわたしがギリ入稿慣れしているのもあるし、パッと書いてパッと作る同人誌感を大事にしたいというのもあるかも。文学フリマはしっかり作った本が多いし商業誌もたくさん並ぶようになったので、わたしの活動はぐちゃぐちゃのままやっていってもいいんじゃないかと思っており…。 ギリギリにならないと動けない、計画的にものごとをやれない人も同人誌をやっているし、できるよ!というのを見せていきたい気持ちがあります。あとまあこれはわたしに無茶をやれる経験値がついてきたのと、無茶をやれる体力がまだある、そのあたりのバランス的に遊べるのは今だな…!って感じでやっていることでもある。14人中6人が〆切に間に合わなくて本当にヒヤヒヤしたけど同人誌作ってるな〜!という感じでよかった。
ものすごいドタバタで作りましたが、組版や表紙を自分でやった本なので作業自体は迷いなくパッとできました。思っていた以上にクィアやプロテストへの言及を多く含む、なんていうかバキバキの本になってよかった。先に作っておいた表紙はグレーっぽい色味だったんだけど、これはもうちょっと色が入っているほうがいいな…と思ってピンク寄りになった。


[リーディングパーティー]

7/13(日) 犬と街灯さんにて 五人の男アンソロの関連イベント。作品の朗読、好きなところや感想などを話す時間。要するに読書会なんですがアンソロ参加者さんに集まってもらえるのがとっても���れしくて「リーディングパーティー」というちょっとテンション高めのネーミングにしました。 本の販促というよりは、書いたものや読んだものの話をしたい…!作った本を作りっぱなしにしちゃうのがもったいない…!みたいな気持ちからやってみたものです。編集作業中にこれはなにか作品について話す場を作りたいな〜と思って、打ち上げ時に打診したんだった記憶です。 なんていうか、SNSの宣伝の文言でコンセプトや作品の紹介をするだけでは足りない、もっと「読んだ」話をしたいと思ったの。ちょっと話が飛躍してきこえるかもしれないけど、ジェノサイドに抗う、差別に抗う、そういうことへの態度や実践として、作品の細部を見つめる、具体的な小さい話をたくさんやっていく必要があるんじゃないかなあと思っています。個別の話、個の話。
朗読は暴力と破滅の運び手さん、兼町ワニ太さんにお願いしました。運び手さんはおもちゃのピアノと魚肉ソーセージを持ってきてくださって…という話は作品を読んでる方にはとっても楽しい…! たくさん笑顔になりました。ワニ太さんは、作品のどこを読みますか?とその場でリクエストにこたえてくださって、タヌキのところとパンダのところをお願いします…!とお願いしました。声に乗せて読んだときの方が切ない手ざわりで感嘆しました。 そしてこの日はKaguya Booksさんの朗読ライブがあって、完全に日時がかぶってしまい…申し訳なかった…。お声かけしたのがこちらのほうが早かったとはいえ運び手さんがリーディングパーティーに出てくださったのはほんとにありがたいことだなあと思いました。井上彼方さんと相談し、途中で中継をつないでコラボっぽいことをしたのが楽しかった。前日京都にお伺いして特典ペーパーの受け渡しをし…というのもおたがいとってもドタバタで、彼方さんが書店さんに納品に行くところに追いついて道端でサッと渡したのがなんかスパイっぽかった。
こういうイベントはわざわざ人間が一箇所に集まらなくてもできるような気はするのですが、集まること、会って話すことに重きをおきたかった。また刊行が文学フリマ東京だったので関西方面でなにかやりたいなあという気持ちがあって犬と街灯さんにお願いしました。書いてくれた方々、文フリで会えなかった人たちに会いに行きたい…!という気持ちもありました。 とはいえ同人誌の読書会ってあんまりない気がするのでけっこう緊張はしていました。お店の広さやコンセプト的におおぜい集客する必要はないんだけど、内輪っぽくはなっちゃうよなあみたいな怖さがあったかも。内輪っぽく”見えちゃう”怖さかな。でもある種の「輪」を作ってそこで自分が楽しく過ごす、リラックスして話すことをもっとやったほうがいいのかなあと思って、いままでだったらあんまり���らなかったことにチャレンジしてみたつもりです。 Twitter(X)はじめSNSのようすは日々変化していきますが、前からそうだったけどより一層殺伐としている、差別やヘイトの文言があふれている。そういうなかで活動することの苦しさがあって、どうやって対抗していこうと悩んでいます。リーディングパーティーちょっと前のヘイトのトレンドでは(いやなトレンドだ…)、AFABノンバイナリーへの罵倒や嘲笑が苛烈になっていて恐怖を感じていました。どうしたらいいのかわかんないですが、自分が好きな人や会いたい人と集まって過ごす時間を作るのは生きのびるために大事なことかなあと思った。
また当日来られなかった方の作品について、前日夜にTwitter(X)のスペースでしゃべりました。ゲストにマツさんをお招きしていろいろ話せてうれしかった。マツさんがアンソロジー各作品の感想をTwitterにあげてくださって、それがすごくうれしくて…。大阪のホテルの部屋から配信したんですが、けっこう壁の薄い部屋だったので隣の部屋のドライヤーの音とか入ってそうでドキドキした。旅行っぽくて楽しくもあったけど。 あとほんとにぜんぜん余談なんですが、このイベントの直前に妹が流産してしまってわたしはかなり気持ちが動揺していて…(もともと妹と甥と旅行する予定だったのが、妊娠がわかってわたし一人になって、出発直前に流産→手術となったの)。直前の告知があまりじょうずにできなかったり、反動で当日やけにテンションが高かったりしたんですが、会いたい人たちに会えて気分転換になったし、かなりなぐさめられたように思います。同人誌にはぜんぜん関係ないことなんだけど自分の体や心は一つだよなあと痛感した。いまはみんな元気です。
イベントにあわせてブックフェアも開催しました。アンソロ参加者の同人誌などを店頭に並べてもらいました。犬と街灯さんがリトルプレスとZINEのお店で、もともと関係者の本がたくさんあったので実現できたことかなあと思います。犬と街灯の谷脇さんとはリモートで打ち合わせだったんですが話が早くて助かりました。 アンソロジーを作るたびに毎回こういうイベントをしているわけではないんですが、せっかく自分がお願いして書いていただいたので、いろんなことしたいなあという気持ちに自然となりました。また何か主催するときはこういうこともやれたらいいなあと思っています。


[ドキっ♡作者だらけの本屋ナイト]

12/1(日) platform3さんにて 文フリ東京抽選落ちしちゃって…という話から、じゃあ文フリ当日の夜になにかやりましょう!とplatform3のTANさんが助けてくださったイベント。裏文フリとか地下文フリみたいな気持ちで始めました。10月末くらいだったかな。 platform3さんは8月に開店した新しい書店さんです。 TANさんとは以前読書会でご一緒して、わたしの作品を読んでくださったり、集まるクィアの会で遊んでいただいたり、コピー本交換会にも来てくださいました。本や作品を通じて親しくなった方と何か一緒にやれるのはとてもうれしい。打ち合わせの中でイベントタイトルに「ナイト」って入れたい…という話をしたら、「ドキっ♡作者だらけの本屋ナイト」というかわいいタイトルをつけてくださいました。告知画像もかわいく仕上げてくださり本当にありがたかった。 作った本を持ち寄って販売するのと、輪になってトーク、弾き語り&朗読ライブ…と盛りだくさんな内容でした。
当初はもうちょっとこじんまりやる予定だったのですがだいぶにぎやかになりました。一年を通じて「会いたい人に会いに行く」を大事にした年だったから、ちょっと欲ばってしまったかもしれない。 こういうの、アンソロにお誘いするときもそうなんだけど、好きな人や会いたい人に声をかけるという言い方をするのってちょっと難しくて、ほかの人は好きじゃないのかというともちろんそんなことはなくて…っていう。今回は書店さんに本を並べつつ夜に集まって話すみたいな場なので、そのあたり楽しんでくれそうな方にお願いしたつもりです。ふだんからやりとりある方とか、告知に反応してくださる方とかはやはり気楽に投げやすいですが、友だちに声をかけるというとまたちょっとちがう感じで…。本は作るけど即売会には出ないポリシーの方とかはあんまり無理にお誘いするの悪いかなあみたいなのもあります。あとplatform3さんがクィア関連の書籍を多く扱っているお店なので、わたしもそのあたりリラックスして話せる場だったのもあり、自分のセクシュアリティを知ってる人や話しても大丈夫そうな人…みたいな気持ちもあったかな。心理的安全性というか。 また今回はわたしとTANさんのダブル幹事みたいなところもあったので、わたしがplatform3さんで出会った本の作家さんやわたしが一方的にファンの作家さんにもお声かけしました。遠藤純一郎さん、C3さんありがとうございます…! 遠藤さんとクリタさん、それぞれウクレレを用いたライブだったこと、C3さんと瀬戸千歳さんに装丁の話をきけたことなど、なかなかない機会でうれしかったな…。このあたりTANさんがじょうずに舵取りしてくださったので、ちょっとめずらしいメンバーになったかなと思います。
本屋ナイトはまだ直近なので振り返るのが難しい。とにかくわたし自身がうれしくて幸せな時間でした。文学フリマのもろもろでタイムラインにいろんな意見が流れてきていて、そういうのに対する自分なりのできることってなんだろうって考えたときに、こういうことじゃないかなあみたいなのをいっこ掴んだというか…。 自分が幸せや喜びを感じるのってどんなときなんだろう、わたしは小説を書いて本にしていて、どうなったらうれしいんだろう。いろいろあるけど一つの答えとして、ああこういうことなのかもなっていうのを感じたので、ゆっくり振り返っていければと思います。




来年のことはまだなんにもわからないのですが、ひとまず個人誌ででかめの新刊をやりたいなあと準備中。5月の文フリ東京の刊行が目標です。アンソロ参加や主催の予定は今のところほぼないので、自分の作品をしっかりやる年になるかな…?
といいつつ去年のいまごろはコピー本交換会やろうかなくらいでほかのものは影も形もない状態だったので、またそのときそのときでいろんなことを元気にやれたらなと思います。コピー本交換会や本屋ナイトのようなことはまたやってみたいな。プラス、すでにある本、作った本を読み合う時間を作れたらうれしいです。


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Old PriTicket photos (and bonus fonts information)
@rabbitthedarkidol ヾ(´Y`)ノ”💁♀️Hi! Selection time of PriTicket took longer than I anticipated it. Given my limited availability in the coming period, so I wanna upload only the images and Japanese explanation at this time, gradually supplement them with English text at more opportune moment, sorry >_< However, those contents are guaranteed to be beneficial😊 If there's anything unclear, please ask Professor Google translate👩🏫
To know the specific dates, I researched primarily using Twitter🕊️ Due to the deletion of numerous PriPara official website pages and the contaminated Google search results, I had to rely in there. Those process were necessary step to put many things into words for me. Anyway, I tried my best to get it right, but I might have missed something. Everyone, let me know if you know some fact!
Some of the PriTickets are being shared with the permission of my friends. To respect their privacy, I've blurred out certain parts, OC name, QR and OC's ID, date etc. (For some reason, one of the reasons is that my OCs are soooo many and I'm little embarrassed, hehe) Combining everything into one post would take too much time, so I wanna upload a little bit each day💪
*Please note that the images I've uploaded are for reference or an entertainment purpose only and are not intended for modification into templates. Please handle them with care, considering the differences in cultural sensitivities between Japan and other countries.*
These are precious fragments of our pretty memories!🎀
まずは以前書いた「レアリティによってフレームが変わっていたはず」という認識はあまり正確ではなかったことについて。
(I would like to point out that the "OK sign" in Japan, formed with the thumb and index finger, can be interpreted as disrespectful in some cultures. However, it is just a common positive and kawaii gesture for us🥺I had just very little. . .)
まず、2015 5thライブから神1弾まで、SR以上のプリチケは豪華なフレームのソロチケで固定だったことが思い込みを作っていたようだ。具体的には
SR=銀背景に銀のツタと白いお花があしらわれたフレーム
CR・PR・MR・SCR=金背景に星や宝石があしらわれたフレーム
になっていた。同じ色でもコーデの属性によってデザインは変わらないし、金チケのレアリティ別デザインもほぼ同じだ。MRのみ流れ星の中に「MYSTERY」と書かれたマークがQRの少し上に配置されていた。CRではコーデの属性によって左上ハートマークアイコンを囲う色が変わるという違いはあった。確認できた限り、
ラブリー=赤寄りのピンク
ポップ=青寄りの水色
クール=紫
プレミアム=水色
だった。ほかに当時の現物はなかったが、この法則なら多分ナチュラルは緑、セレブは金色で囲われているはずだ。他のプリチケからぴったりな緑色をスポイトで取ったり、ネットで配布されている適当な金グラデを使えば解決するだろう。
SR以上ソロチケ固定の始まりは2015 5thライブ、つまりゲームにひびきが登場した頃だった。ソロチケ固定については賛否両論あり、巷では「セレパラ仕様」と言われていたようだ。確かに。キリのいい神1弾ではなく、なぜか神2弾からランダムなポーズに戻った(現物で確認)。
下の2枚は「コーデチケ」と言って、マイキャラのデータが保存されていないものになる。マイキャラを作らずにゲームで遊ぶと、このタイプのプリチケが排出された。アニメでのデザインと似ているのはむしろこちらだろうか。筐体をやっていない人からしたらこちらのほうが馴染みがあるデザインかもしれないので載せる。
ちなみに「コーデチケ ※マイチケではありません」「マイマネージャー」という表記について少し。これらは和製英語の固有名詞で、誰のものであっても「マイ◯◯」と呼ぶ。日本のプリパラアーケードは最新の「マイチケ」に最新のマイキャラのデータが保存されていく形式だったので、状況によってはマイキャラデータが入っていない「コーデチケ」とは区別して呼ぶ必要があった(でも大陸版ではアプリでデータを管理できたとか)。マイマネについては後述する。
アーケードとアドパラコーデのレアリティは一部変更されているので補足。コーデ自体のレアリティが変わったものもあるが、主に変更されたのは、
CR・MR・SCR・神・夢=PPR
N=廃止
左の画像 右の画像 同じ画像にはないが、神と夢は同じ階層のランク扱い。
では神1弾まではどんなプリチケだったのかと言うと、
当時、フレームの形状は同じでもラインストーンの色に違いがあった。
赤(銅?)
金
銀
カラフルなもの(赤・オレンジ・黄色・緑・青・紫)
の4種類だ。確認した限りではランダムだと思うが、銀が一番多く、カラフルなものが一番少なかった。この発見によって、むしろあらゆるカラーバリエーションを作ることができることに気づいてしまった。(最も見慣れた記憶からか、私は低レアは銀、高レアは金で統一されていると思い込んでおり、カラフルなものは記憶に残ってさえいなかった。機会がなければきっと知れなかった、ありがとう!)
左上のポーズは中央上のポーズのバグ。立ち位置が入れ替わっていてうまくハートを作れていない。他にも本来いるはずのチームメートが消える、印刷されたコーデと実際に着せられるコーデが違うなどのバグがよく起きていた。まぁ、ある意味ではアドパラの世界観にも受け継がれている伝統芸かもしれない。
2015 1stライブ(2015年4月2日)からQR の形状が変わった。QR を囲んでいたリボンが消え、二回りほど大きくなっている。コーデや名前欄の位置も違和感がない程度に微調整されている。 QR が小さいとマイキャラのイラストをより大きく・デザインをより自由に配置できて映えやすい、QR が大きいと長らく親しみを持ってきたデザインに近く馴染みやすいというメリットがあるように感じる。
さて、違和感に気づいた人がいるかもしれない。中央下に映っている6人ライブは期間限定である。後ろのそらみスマイルの3人は固定で、トモチケメンバーとして呼べるのは2人まで。(ちなみにNintendoプリパラではいつでも遊ぶことができ、こちらではトモチケメンバー全員を自由に選ぶことができる。)
そして右下の5人チケについて。これはドリームシアターとは別に5人でライブできるモードがあったわけではなく、ドリームシアターライブの後で課金した時に出てくる通常プリチケだ。(2017年12月27日までドリチケの追加課金はできなかったため。)
信じられないかもしれないが、昔は人からマイチケさえ借りれば誰でもそのコーデを着られたわけではなかった。各マイチケ右上にご注目ください。アーケードのプリパラではマイキャラの名前ごとにマネージャーが決まっていた。全7色×5種類の35パターンである。リンク
このシステムは「マイチケを別のマイキャラと共有できるかどうか」に関わっていた。右上に何もない頃は全く同じ名前のマイキャラとしかコーデの共有ができなかったため、大量の同名マイキャラ持ちも珍しくなかった。(コーデチケは誰とでも共有可能) まずは卵の状態(生えている耳や足などの特徴および色)、孵化してからは同じ動物および同じ色のマネージャー同士(たとえば緑の鳥同士)でのみコーデの共有ができた。この仕様変化により、プリチケトレードに革命が起きた。(うん、「クマやウサギは卵から生まれるのかよ」ってのは気にしちゃいけない。) 神1弾からその縛りはなくなり、コーデ共有のためにマイマネ厳選をしたり、マイマネ占いに頼る必要がなくなった。遊びの幅もより広がった。(マイマネ厳選=名前に記号を付けまくってマイマネを調整する挑戦のこと。マイマネ占い=かつてファンによって作成された、デビュー前にあらかじめマイマネを確認できたサイト。)
と、まぁ「自分のマイキャラにマネージャーがいたら……」なんていうふうに妄想するのも楽しいかもしれない。現状アドパラには一切登場しないため、この歴史は豆知識に過ぎないかもしれない。マイマネ占い亡き今、どのマイマネになるか正確に掴みにくいことは残念だ。開き直ってしまえば、もう誰も確認できないので捏造し放題である。ちなみにハムのマネージャー兼召使いは人間の私という設定。 . (´Y`)ふぅ ◯l ̄ ̄L(涙)
また、これはデザイン上の細かい話だが、マネージャーの登場に伴いプリパラのロゴとランク名及びいいね♥の枠が小さく、かつ左寄りに配置されるようになった。 こういったアップデートは時折挟まれていたが、開始や終了のアナウンスがないものも多い。たとえば「クマのフローズンスタンプ」があるプリチケは2014 2nd ライブから排出されていたが、終了時期は不明だ。

好評だったり要らないと言われていたりと評価は様々。ちょっと手間がかかるだろうけど、オリジナリティのために何か作って貼るのも楽しそう。
神2弾以降はレアリティアイコンの形状がブランドの属性ごとに違うものになっている。
ラブリー=ハート
ポップ=星
クール =薔薇
ナチュラル=葉っぱ
セレブ=王冠
プレミアム=宝石
リンク
一部の高レアリティ(MR・SCR・神・夢)を除き、フレームは属性ごとに同じものに統一され、全体的に豪華仕様になった。特徴的なのはコーデ背景の円形レースが廃止されたこと、属性ごとのイメージを表すような装飾が多くあしらわれたこと。
MR・SCR・神・夢はそれぞれの属性のフレームを主に金色にカラーチェンジしたものになっている。(セレブのフレームはもともと金色なので違いが分かりにくい。)
それ以前のシンプルなフレームもまた魅力的なので好みが分かれる。比較画像を用意するのに時間がかかっています……。私はコーデの後ろに円形のレースがあったほうがパッと見やすかったので好き。
デュオプリチケ。2人モードで遊ぶと「ずっトモチケ」付きの「ずっトモプリチケ」がもらえた(ずっトモ=Forever friend)。
デザインが対になっていてトモダチ感がマシマシになり、超絶大好評のモードだった。友達と遊んでトモチケをパキるも良し、「ぜひペアで呼んでね!」というつもりで友達に渡すも良し、一人でやって大切に保存しておくも良し。私もいくつか額縁に入れて飾っている。
大まかなフレームは各属性のものだが、左右を囲むフレームだけはレースのみとシンプルなデザイン。2人の友情を美しく飾るための引き算を効果的に使っていることが伺い知れる。デザイナーのこだわりを感じられる瞬間は楽しい。
プリチケ作成に役立ちそうなフォント:
スランプ
ハミング
使えるかもしれないフォント:
コミックレゲエ B クール系トップスを着た時のプリチケはこれに少し似ている。
ユールカ UB メイキングドラマのフォントに使われているので馴染み深いかも。
とりあえず一旦切ります。To be continued!
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Otomedia June 2015
(Below is a cleaned up machine translation. Please note that due to the nature of machine translation, the text may not be wholly accurate or may read oddly. Japanese is included after English for reference. The text was lifted from the images using this site, and though there's been care taken to make sure everything is correct, there is a chance of unintentional typos.)
I want to walk hand in hand with you ~wedding road~
Tonight, Joker and his friends have come to a June wedding party. Donning their formal attire, are they aiming for sparkling jewels? Or the bride's heart?!?!
"They will probably steal the bride's heart as well as the treasures (laughs). According to the original author Hideyasu Takahashi, Joker's age is 'about 3 to 5 years older than the readers.' Depending on the age of the bride-to-be, I don't think marriage is just a dream!"
The person who gave this hopeful comment was Dai Sato, in charge of series composition. In Season 2, which is currently airing, Joker and company are on an adventure across the world, including infiltrating prisons and visiting deserts!
"I think the essence of 'Kaitou Joker' is the competition between detectives and inspectors for a single treasure, like in episodes 14 and 16 of Season 2. Not only are the phantom thieves who steal treasure cool, but the rivals who stand in their way are all interesting characters. I think you got to see their personalities in Season 1, so Season 2 will include a time travel story that has a big impact."
For those of you who want to follow Joker and his friends wherever they go, a special message from the Phantom Thieves has arrived in this issue as well! Also be sure to check out the “Dream Pledge”★
あなたと手をとり歩きたいWedding Road
「お宝を盗みに来たついでに、花嫁のハ ートも華麗に奪っていくのでしょうね (笑)。原作者のたかはしひでやす先生 曰く、ジョーカーの年齢は“読者の皆さ んの3~5歳くらい年上〟とのことです。 ので、花嫁志望の方のご年齢によっては、 結婚も夢じゃないと思いますよ!」
そんな希望がふくらむコメントを下さ ったのは、シリーズ構成の佐藤大さん。 放送中のシーズン2では刑務所に潜入し たり、砂漠を訪れたりと、ジョーカーた ちは世界をまたにかけて冒険中ですね!
「シーズン2の第14話や第16話のよう に、探偵や警部と一つのお宝を賭けて勝 負するというのが、『怪盗ジョーカー』 という作品の真髄だと思います。カッコ よくお宝を盗む怪盗たちはもちろん、立 ち塞がるライバルも面白い人物ばかりで すよ。シーズン1で彼らの人となりはご 覧いただけたと思いますので、シーズン 2ではインパクトが大きいタイムスリッ プするお話なども盛り込んでいます」 ジョーカーたちと一緒なら、どんな場 所にもついて行きたい そう思ったア ナタへ、今号も怪盗たちからのスペシャ ルメッセージが到着しております!! 佐 藤さんが解説して下さった、付録の「ドリーム誓約書」も要チェックです★
---Character Introduction
Joker
"As a phantom thief, he's cool, but when he gets home he's so sloppy that he can't even clean the house (laugh). I think his versatility is very attractive." (Sato)
「怪盗としてはカッコいいん ですが、お家に帰るとだらし なくて掃除もできないという (笑)。 その多面性が、非常に 魅力的だなと思います」(佐藤)
Hachi
Joker's assistant. "No matter what he says, it's cute! There are many characters who say harsh things, but when the simple-minded Hachi appears, it makes me feel warm." (Sato)
ジョーカーの助手。「なんと言 っても可愛いですね! キザ なことを言ったりする人物が 多い中、純朴なハチが登場す るとほっこりします」(佐藤)
Spade
Joker's rival. "He's smart and good at strategizing. However, I think he shines the most when he's with Joker." (Sato)
ジョーカーのライバル。 「頭が よく、作戦を立てるのも得意 です。ただ、彼はジョーカー と一緒にいる時が、一番輝い ていると思います」(佐藤)
---Character Question
Where would you like to go for your honeymoon? 新婚旅行はどこに行ってみたい?
Joker "More than where to go on a honeymoon, I'm trying to decide which of two treasures I'm going for! I'm not sure which one, the Three Star Jewel, which is the prize for winning the Idol Stage, or the Sigma Drive, which I don't know what kind of machine it is! I'm excited to see what kind of treasure it is. Hey, do you want to go with me?"
「新婚旅行をどこに行くかよりもさ、 今は2 つのお宝どっちを狙いに行くか迷ってるんだ よな! アイドルステージ優勝賞品の『スリ ースタージュエル』 って宝石と、なんの機械 かわかんねぇけど 『シグマ・ドライブ』 って お宝、 どっちを狙いに行くか迷ってるんだ! どんなお宝なのかワクワクするよな。 なぁ、あんたも一緒に行ってみるか?」
Hachi "M….M-m-m-marriage!? I'm getting married!? Ahem… Well, I…I wouldn't mind wherever my wife wants to go! I'd want to go all sorts of places! ……I'm embarrassed~!!" 「けっ…………… けけけ結婚!!? オイラが結婚っスか!! ゴホン。 そうっスね、 お……お嫁さんの行きたい所ならどこでもいいっスよ! 一緒��いろんな所行きたいっス!・・照れるっス~!!」
Spade
"A Honeymoon…. I'd never thought about it. I've never thought about getting married, either. Well, if I had to say, I'd say I'd like to go somewhere with a history. I'd also like to go and inspect the treasures of the place I'm going to and plan how I'm going to get them. But of course, don't tell the woman I'm seeing."
「新婚旅行か…・・・・・。 考えたこともなかったよ。 結婚も考えたことがなかったからね。 そうだ ね、強いて言うなら歴史ある場所に行きたい かな。ついでに行った先のお宝の下見もして、 どうやって手に入れるか作戦もたてたいな。 もちろん相手の女性には内緒だけどね」
---Interview
Interview with Dai Sato, Series Composer A Guide to the Shining Night
シリーズ構成・佐藤 大氏○インタビュー 輝く夜への案内状
What did you keep in mind when composing the series?
When I first met director Yukiyo Teramoto, she told me that she wanted to depict Joker and his friends' lives and relationships, not to mention their charm as phantom thieves. With this in mind, we started work on the series structure, but as the TV animation had to be summarised in 26 episodes for seasons 1 and 2, it was not possible to visualise all the episodes from the original story. So, after consulting with Director Teramoto, we introduced Queen and Silver Heart, who appear in the middle of the original story, from the beginning of Season 1. I wanted to depict a story centered on Joker and Hachi, but also a story involving Joker, Spade and Queen all together. So I moved the episodes of the original story forward and made them up as I went along. However, both Teramoto and I love the original story, so we adapted the way and order of the characters' appearances to the original story. We also had an order for Joker and his team to confront a major enemy throughout the 26 episodes of the anime, so we placed Professor C and Shadow Joker as the most suitable characters for the enemy. With Shadow by Professor C's side, I think you get a better sense of the relationship between Joker and Silver Heart as a master-disciple duo.
The original story is a treasure trove of fascinating scenarios, how did you decide which to make into an anime? I had a list of all the stories up to volume 16, and me, director Teramoto and the producers chose the episodes we absolutely wanted to do. The episodes we decided on first were episode 1, "The Miracle Maker Appears", and episode 5, "Journey into the Shining Night". The episodes to be broadcast in the future include episode 19 "Crash! The Idol Stage" and episode 22, "The Burning Inspector and the Wicked Foxes". I wanted to tell these stories in Season 1 after all the main characters had come together and the relationships between the phantom thieves had been established, so I decided to do them in Season 2.
Finally, a message to all the fans! The brilliant tricks of the phantom thieves. The days when the phantom thief, his assistant and his master spend together like a family, and the stories and settings of the original work are important to the production of all the staff. The last few episodes are more epic than ever, so I hope you enjoy them.
シリーズ構成をされる際に、 意識されたことは? 初めて寺本幸代監督にお会いした時に、 怪盗として の魅力はもちろん、 ジョーカーたちの生活の様子や関 係性を描きたいという話を伺いました。 その思いを念 頭にシリーズ構成の作業に入ったのですが、 TVアニ メとしてシーズン1・2の26話にまとめなくてはい けないので、原作のエピソードをすべて映像化するこ とはできないんですよね。 そこで寺本監督とも相談して、原作では中盤から登場するクイーンやシルバーハ ートを、シーズン1の初期から登場させました。 ジョ ーカーとハチが中心のお話はもちろん、 ジョーカー、 スペード、クイーンの3人がそろって巻き起こるお話 も描きたかったんです。 なので、原作のエピソードを 前倒しして、 構成していきました。 ただ、 僕も寺本監 督も原作が大好きなので、 各キャラクターの登場の仕 方と順番は、原作にあわせました。 かつ、 アニメ26 話を通して、 ジョーカーたちが大きな敵に立ち向かっていく形にしたいとのオーダーもあったので、敵として一番ふさわしいキャラクターとして、プロフェッサ ・Cとシャドウ・ジョーカーを配置しました。 プロ フェッサー・Cの傍にシャドウもいることで、 ジョー カー&シルバーハートの師弟コンビとの対の関係性 を、より感じとっていただけているかなと思います。
原作は魅力的なお話の宝庫ですが、どのようにア アニメ化するエピソードを決めていったのでしょうか? 16巻までのお話をすべてリストにしてもらって、 僕と寺本監督とプロデューサー陣で、 絶対にやりたい エピソードを選んでいきました。 真っ先に決まったの は、第1話の「奇跡の怪盗あらわる」 や、 第5話の 「輝く夜への旅立ち」 です。 今後放送されるエピソードですと、 第19話 「激突!! アイドルステージ」や第 22話の 「炎の警部と邪悪な狐」 ですね。 これらのお話 はシーズン1でメインキャラクターが全員そろって、 怪盗同士の関係性が構築されてから描きたかったの で、シーズン2でやる運びとなりました。
最後に、ファンの皆様へメッセージを! 怪盗たちの華麗なトリック。 そして、 怪盗と助手、 師匠が家族のように過ごす日々と、原作の物語や設定 を大切にスタッフ一同、 制作しています。 最後の何話 かは、今まで以上に壮大なストーリーになっているの で、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
---Dream Pledge (Purple sheet)
The Dream Pledge You pledge your love to the phantom thieves ♪
Series Composition Director Dai Sato is here with "The Code of the Bride of the Phantom Thief" ♡ Once you know the secret to living a happy married life with the phantom thieves, write your name and date on the pledge. It's up to you whether your boyfriend will sign it or not!!
ドリーム誓約書 貴女が怪盗たちに愛を誓う♪ シリーズ構成 佐藤大氏直伝!!「怪盗の花嫁の掟」付き♡ 怪盗たちと幸せな結婚生活を送るための極意を胸に刻んだら、名前と日付けを誓約書に書き込もうカレがサインをしてくれるかはアナタ次第!!
Pledge ~Oath of commitment~ I commit myself to this man In health and in sickness, in riches and in poverty. I pledge to love, honour, comfort and help, I pledge to love him without change. ~誓約書~ 私はこの男性を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も 愛し敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することを誓います
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Phantom Thief No. 1 Joker Joker's Bride's Code ♡ Scold him from time to time! "Joker may look like this, but inside he's a child, so it's important to accept his wild side. And while booking videos and cleaning his room, scold him properly from time to time" (Sato)
Excitement 365 days of the year with many different expressions ♡
▼Show off your skills in making curry, Joker's favorite food
Together with Joker in the sky and on the ground ♥ Go on your honeymoon on the Sky Joker or Road Joker♪
怪盗その1 ジョーカー ジョーカーの花嫁の掟 ♡ 時には叱ってあげよう!
「ジョーカーはこう見えて中身は子どもなので、 彼の奔放さを受け止めてあげることが大切です。そして、ビデオの予約や部屋の掃除をしてあげつつ、時にはきちんと叱ってあげてください」 (佐藤) いろんな表情に 365日ドッキドキ♡
▼ジョーカーの大好物である、 カレー作りの腕前をあげておこう
空でも地上でもジョーカーと一緒♥ スカイジョーカ ーやロードジョー カーに乗って、新 婚旅行へGO♪
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Phantom Thief No. 2 Hachi Hachi's Bride's Code ♡ All OK in a natural way! "Hachi, who is perfect at housework and good at cooking, is a woman's ideal marriage partner. In order to live a more harmonious life, please eat delicious food. However, I think Hachi will act according to the bride's personality, so please be natural and don't overdo it." (Sato)
Perfect for housework and cooking Any dish is yours ♪ Don't compete with cooking skills, let's finish the meal with a smile
"I think Hachi is the best marriage partner. I'm sure you'll be happy!", Mr. Sato comments.
怪盗その2 ハチ ハチの花嫁の掟♡ 自然体でオールOK! 「家事は完璧 & 料理上手な ハチは、女性理想の結婚相 手ですね。 より円満に暮ら すために、 料理は美味しく 食べてあげてください。 ただ、 ハチは花嫁の性格に合 わせて行動してくれると思 いますので、無理せず自然 体でいてください」(佐藤)
家事も料理もパーフェクト どんな料理もお手の物♪ 料理の腕で張り合わず、 笑顔で完食しよう
まさに理想の結婚相手 ♪ 佐藤氏曰く、「ハチが結婚相手としては一番 いいと思います。幸せ間違いなし!」とのこと
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Phantom Thief No. 3 Spade Spade's Bride's Code ♡ Keep an open mind!
"Spade is a man who doesn't reveal much about his inner self and doesn't want people to know about his painful past. So, you need to have an open mind and accept him without denying it when he's trying to be cool." (Sato)
Newlywed life on an airship ♡
An unexpected side that only brides can see!?
Twin Thundershark ▼Owned by Spade An airship. As its name suggests, its appearance resembles two sharks.
▲Take the helm with Spade in a stylish cockpit and embark on a voyage of love ♥
▲“In fact, you might be able to live a happier married life if you didn’t know that Spade was a phantom thief.” (Sato)
怪盗その3 スペード スペードの花嫁の掟 ♡ 広い心で接するべし! 「スペードは内面をあまり出さず、 自身の辛い過 去も知られたくない “背伸びをしていたい男” で す。 なので、 彼がカッコつけているときに否定せ ず受け止めてあげる、広い心が必要ですね」(佐藤)
新婚生活は飛行船で♡
花嫁だけに見せる 意外な一面も!?
ツイン・サンダーシャーク ▼スペードが所有する 飛行船。 その名の通り、 2匹のサメを模した外 見になっているのだ
▲オシャレな雰囲気のコックピットでスペードと共に舵を取り、 愛の航海へ♥
▲「むしろ、スペードが 怪盗だと知らずにいた方 が幸せな結婚生活を送れ るかもしれません」(佐藤)
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Phantom Thief No. 4 Shadow Joker Shadow Joker's Bride's Code ♡ Become a rival phantom thief!
"Shadow Joker is the type of person who gets worked up, so if you reign as a cooler phantom thief than him, he'll pay attention to you. Meet him as a rival, get married, and while you're both a thief, make Shadow's dream of travelling the world come true." (Sato)
Riding his beloved motorbike wherever he goes ▲Shadow Joker's favourite motorbike
The bride should be cooler than Shadow
"It's important to maintain a dignified attitude and not flirt in front of Shadow." (Sato)
怪盗その4 シャドウ ジョーカー シャドウ ジョーカーの花嫁の掟♡ ライバル怪盗になれ! 「シャドウ・ジョーカーはムキになるタイプなの で、アナタが彼よりもカッコいい怪盗として君臨 すると、注目してくれそうです。 ライバルとして 出会って結婚し、二人で怪盗をしながら、 シャド ウの夢である世界旅行をしてください」 (佐藤)
愛車に乗ってどこまでも ▲シャドウ ジョーカーが 愛用しているバイク
花嫁はシャドウより カッコよくあるべし
「シャドウの前ではなび かず、凛とした態度でいる ことが大事です」 (佐藤)
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「日本の安全をアメリカに丸投げするな」
との一文が、読み手の魂を射抜きます。
イラク派遣航空作戦でも指揮を執った元空将が、現
場での経験を踏まえ、
絵空事ではない「有事」をリアルにシミュレーショ
ンしつつ、
わが国が、そして日本人が、今なすべき「わが国防」
を徹底的に考える本。
それが
『空から提言する新しい日本の防衛 - 日本の安全を
アメリカに丸投げするな -』
織田邦男(著)
定価:1,700 円+税
発売日:2023-07-26
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
https://amzn.to/3Q6Fs9e
です。
おはようございます、エンリケです。
織田邦男空将。
弊メルマガの読者ならおなじみでしょう。
航空支援集団司令官の時、イラク派遣航空部隊指揮
官としてイラク復興支援航空作戦の指揮を執った方
です。退官後は活発な言論活動を通じ、平和ボケに
浸りきった国家国民の覚醒を図っておられます。
【略歴】
織田邦男(おりたくにお)
1952年生まれ。74年防衛大学校卒業、航空自衛隊入
隊。F4戦闘機パイロットなどを経て、83年米国の空
軍大学へ留学。90年第301飛行隊長、92年米スタンフ
ォード大学客員研究員、99年第6航空団司令。2005年
空将、2006年航空支援集団司令官(イラク派遣航空
部隊指揮官)を務め2009年に航空自衛隊退官。2015
年東洋学園大学客員教授、2022年麗澤大学特別教授。
同年第38回正論大賞受賞。
個人的には佐藤守閣下と印象がダブる魅力的な空将
です。
言論活動に長けておられる感を持ちます。
メルマガ創刊当初(2000年頃)に読者さんから「織
田は「おだ」じゃなくて「おりた」。将来の空自を
担う人物。偉いのに気さく」という話を聞いたこと
を、なぜかいまでも妙にはっきり覚えています。
「現代の安全保障論」:今、知っておかなければな
らない脅威と対策
本著で織田さんはこういうことをおっしゃってます。
■防衛は「まさか」ではなく、「もしや」を前提に
構築しなければ意味がない
■台湾有事は「あるか、ないか」ではなく「いつな
のか」の段階
■急務! 海上保安庁を中国海警局に対抗できる組
織に
■核戦力でもアメリカに並ぼうとしている中国
■米中間の深刻なミサイル・ギャップを解消する手
段とは
■戦争の引き金は「軍備の不均衡」である
■核抑止に「当事者意識」が低すぎる日本
■現代戦は平時と有事の「グレーゾーン」から始まる
■「平時法制」こそ、まっさきに整備を
■反撃は「全力」が当然、「必要最低限の反撃」な
どあり得ない
■「2025年在日米軍撤退」の現実味
■「自国が侵略されたら戦う」と答えた日本人はの
割合は79カ国中最下位
■米軍基地の「経費負担」よりも大事なのは自主防
衛努力
■アメリカに対して「主張すること」こそが同盟を
緊密にする
■敵基地への反撃は、自衛隊が主体的に行うべき任務
■朝鮮・台湾有事に日本は自国民をどうやって救出
するつもりなのか
■今のままでは、自衛官は捕虜の待遇さえ受けられない
■庭も同盟も「手入れ」をしなければ荒れ果てる
■「反撃能力保有」に反対する左翼メディアの信じ
られない言い分
■専守防衛というあいまいな「政治造語」が生む誤解
■「自助」を喪失した日本人
■Jアラートに文句を言う日本人の「危機意識」
ほか
日米同盟は我が国を米が守る同盟ではなく、我が国
にある米の権益を米が守るための同盟です。我が国
の権益は我が国が守るのです。そのための軍備であ
り安保であり国防です。
我が国の権益までも米に守ってもらうというのは
「我が国は米の植民地である」と宣言したのと同じ
です。少なくとも日本国民多数は、そんなことを許
容したことはこれまでも今もこれから先もありませ
ん。
自国の防衛は自らが中核となって行うのです。
自国の安全率をより高めるために他国との同盟関係
を構築するのです。
このあたりの感覚に麻痺しているのが戦後日本とい
う時代であり、
すべての他国に付け込まれるスキを生み出している
要因では?
ではどうすればよいのか?
その参考になる貴重な書として本書をゼヒ読んでい
ただきたいのです。
この「我が防衛を空から提言する書」の中身を見て
いきましょう。
―-------------------------------
【もくじ】
1章 日本を取り巻く戦後最悪の安全保障環境
世界で最も軍拡の激しい日本周辺
安保3文書が明確にした「国防」の本意
安保戦略「最大の欠陥」とは
増える核保有国、NPT体制崩壊の危機
「核の傘」が「破れ傘」になる日
「ウクライナ危機はウォーミング・アップに過ぎない」
米中間の深刻な「ミサイル・ギャップ」
核抑止への当事者意識を持て
一顧だにされなかった「防衛費増」の要望
急がれる「平時法制」の整備
「必要最低限の反撃」などあり得ない
戦う気概がない国を誰も助けない
「危険な窓」が開く・・・残された時間は少ない
力なき外交は無力である
2章 中国が目指す「パックス・アメリカーナか
らパックス・シニカへ」の野望
中国が愛する「2人のルール」
なぜ今、台湾なのか
「侵攻」「統一」に向けて着々と進む法整備
「2027年」が台湾進行のめどになるのか
「台湾有事は日本有事」、立ちはだかる憲法の壁
台湾有事、7つのシナリオ
「あっという間に情報孤立」、台湾版ハイブリッ
ド戦争の趨勢
「ロシアとの共倒れは避けたい」・・・習近平の
野望
日本が早急になすべき4つのこと
対中国機にスクランブル激増の理由
中国のサラミ・スライス戦略
中国海警を使う「ホワイト・シップ・ストラテジー」
海保の強化、海自との連携を急げ
連携の障害は海保法25条にあり
戦争を繰り返してきた「力の信奉者・中国」
冊封体制の復活を阻止せよ
「力の空白」を作ってはならない
「オストリッチ・ファッションからの脱却
3章 新たなな抑止力としての日米同盟とNATO
2025年、「在日米軍撤退」の現実味
米国市民が抱く日米安保条約の「不公���感」の危険性
アメリカが日本に提供する「5つの傘」
アメリカを「パックス・アメリカーナ」維持に専
念させよ
基地の「経費負担増」よりも大切なのは自主防衛力
F15撤退によるプレゼンス低下と絆の弱体化
「主張すること」が同盟を緊密にする
「矛と盾」のお題目に逃げ���むな
「敵基地への反撃」も自衛隊が主体的に行うべき
任務
重要な成果だった邦人救出の「スーダン・ミッション」
世界的に大恥をかいたアフガンからの邦人輸送
朝鮮・台湾有事時に日本は自国民を救出できるのか
自衛官は捕虜の待遇さえ受けられない
NATOと歩む「NAIPTO」設立の提案
NAIPTOで抑止できる台湾侵攻
「永遠の同盟も永遠の敵もない」
庭も同盟も手入れをしなければ荒れ果てる
4章 改憲で実現すべき「軍事力による安全」
防大進学時の教師たちの暴言
今なおはびこる自衛隊違憲論
自衛官の募集難は「違憲論」も要因
軍法が整備できない憲法上の実害
「反撃能力保有」に反対する左翼メディアの矛盾
「専守防衛」という曖昧な政治造語が生む誤解と弊害
自衛官の声を聞け!
自衛隊員に誇りと名誉と社会的地位を
「軍からの安全」から「軍事による安全」へ
5章 国民の意志こそが国防の「最後の砦」
安全保障は「一人ひとり」の思考から
「自助」を喪失した日本人
弾道ミサイル防衛という危機管理
サイバー戦まで「専守防衛」!
「自衛隊が世論工作」の嘘
最後は「国民の意志」
「平和の維持のために、戦争について考えよ」
―-----------------------------
いかがでしょうか?
この本は、わが国が直面している安全保障の課題に
ついて、読み手に新たな視点と洞察を提供します。
重要な情報を包括的かつ分かりやすく提供します。
防衛は「まさか」ではなく、「もしや」を前提に構
築しなければ意味がありません。たとえば台湾有事。
こちらについては今や「あるか、ないか」ではなく
「いつなのか」の段階に迫っていることがよくわか
ります。
急務として海上保安庁を中国海警局に対抗できる組
織へと進化させる必要性、中国が核戦力においてア
メリカに並んでいる現実、米中間の深刻なミサイル・
ギャップを埋める方法なども記されています。
戦争の引き金は「軍備の不均衡」によるものであり、
核抑止における「当事者意識」の低さについても議
論されています。
現代の戦争は平時と有事の「グレーゾーン」から始
まることが多いことから、「平時法制」の整備が不
可欠であることも指摘します。
また、反撃においては「全力」が当然であり、「必
要最低限の反撃」などという発想は許されない現実
感覚を提示し、同時に、「2025年在日米軍撤退」の
現実味を読者に突き付け、日本人の安全意識がいか
に低いかについても言及しています。左翼メディア
による「反撃能力保有」への反対論を批判的に検証
します。
アメリカとの同盟については、米軍基地の「経費負
担」よりも自主防衛努力や「主張すること」の重要
性が強調されています。敵基地への反撃はわが自衛
隊が主体的に行うべき任務であり、朝鮮・台湾有事
においては、我が国が自国民をどのように救出する
かが問題、現在のままでは、自衛官ですら捕虜の待
遇を受けられない危険性が示唆されています。
そして次のような重要な指摘がなされています。
●自衛隊や同盟関係を「手入れ」しなければ荒れ果
てることヘの警告。
●専守防衛というあいまいな「政治造語」が生む誤
解。
●私たち日本人が「自助」を喪失している現実。
本書は、日本が直面する現実的な安全保障の課題に
対処し、国民一人ひとりがその役割を果たすための
洞察と知識を提供します。私たちの未来と安全を守
るために必読の一冊です。お読みいただき、そして
主権者として行動するにあたってのインスピレーシ
ョンを得ていただければ幸いです。
心からオススメしたい一冊です。
『空から提言する新しい日本の防衛 - 日本の安全を
アメリカに丸投げするな -』
織田邦男(著)
定価:1,700 円+税
発売日:2023-07-26
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
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自衛隊と米軍の「統合」に関する声明
2024年 4月 19日 2024年 4月 10日岸田文雄首相はバイデン米国大統領と会談、両首脳が共同声明を発出し、この中で「作戦と能力のシームレスな統合を可能とするため、二国間でそれぞれの指揮統制の枠組みを向上させる」と明記したことで、有事ばかりか平時から自衛隊と米軍の作戦と軍事力の統合が、装備の共同開発・生産とセットになって、いよいよ本格的に推し進められることになる。林芳正内閣官房長官は記者会見で「自衛隊の統合作戦司令部が米軍の指揮統制下に入ることはない」と強弁するが、軍隊組織の運用の「シームレスな統合」と言った時に、両国がそれぞれ独立した指揮統制系統を並行させるというのは意味をなさず、少なくとも有事には実質的に米軍の指揮統制下に自衛隊が組み込まれることになる。 そもそも 2014年の解釈改憲の閣議決定と 2015年の安保法制で憲法違反の集団的自衛権の行使を容認して以来、安倍、菅、岸田内閣と続く自公連立政権は、国民の生命、自由、および幸福追求の権利を守るためと言いながら、まるで憲法も国会も存在しないかのようにふるまい、主権者である国民を蚊帳の外に置いて、安全保障政策の歴史的転換を進めてきている。2022年 12月 16日に閣議決定され公表された「安保三文書」は、日本と東アジアの将来に禍根を残しかねない負の産物であった。集団的自衛権の行使を認めたことで、日本が攻撃を受けずとも米国などの他国の戦争に、地域の限定もなく巻き込まれるリスクが高まったわだが、その上、自衛隊と米軍の作戦と軍事力の指揮統制機能の一体化が進めば、単に憲法や国会が無視されるにとどまらず、米国の判断で始めた戦争に米軍が参戦する際に、作戦の遂行や部隊運用面ですでに一体化された自衛隊には、これを追認して出動するほかなくなり、主権国家としての安全保障政策上の主体的な判断の余地が全くなくなる可能性さえ予期される。すなわち、責任ある政府は閣議決定等を通じて��守防衛に徹すると国会を通じて内外に表明してきたものの、集団的自衛権行使の要件とされる「存立危機事態」の認定主体が、国会はおろか日本政府でさえなく、米軍の作戦上の判断が事実上主導する形でなされることになりかねない。 すでに自衛隊と米軍の一体化は始まっており、配備の進む中距離ミサイルの運用において日米の指揮統制の調整が不可欠となっていたとの議論もあるが、米国は米国の安全保障上の利益のために軍事的な判断を行うのであり、かりに抑止論を前提とするとしても、これが常に日本の安全保障のためになる保証はない。例えば、盛んに喧伝される台湾海峡有事のシミュレーションは、米中両国がそれぞれの本土を「聖域化」し、相互にはミサイルを撃ち合わない前提で想定されている。したがって、米軍の始める日本の安全保障にも国益にも適わない戦争のために、日本が戦場にされ民間人が殺されたり、自衛隊が殺し殺されたりする可能性も否めない。 さらに、抑止力が戦争を未然に防ぐための抑止として機能するためには、軍事的な「能力」だけでなく、武力行使のレッドラインがどこに引かれているのか、国家としての「意思」が相手国に伝わる必要がある。それがなければ、ただの軍事的挑発となるが、自衛隊と米軍の指揮統制機能の一体化が進められることで自衛隊の出動が米国や米軍の軍事的判断次第となってしまうと、いくら日本が中距離ミサイルの配備などの安全保障上のリスクや財政負担を増大させたところで、トランプ前大統領の返り咲きも懸念される米国のその時の「意思」次第となり、日本としての抑止を高めることにならない。 日本国民の生命、自由、および幸福追求権を守るための安全保障政策であるならば、日本国憲法に則った平和外交と専守防衛で相手国に対する安心供与を行い、国民を代表する国会での熟議を経て国家としての「意思」を形成し、伝達しなくてはならないのは当然である。安全保障政策の大転換と言いながら、その現実が、米軍次第というのであれば、それは日本の安全保障政策の体を成していない。
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『「呪術」の呪縛』上巻読書ノート

江川純一・久保田浩編『「呪術」の呪縛』(上)リトン、2015年。
今、呪術がかつてないほど注目されている。近代西欧に成立したreligionに対して、劣位に置かれるmagic概念を所与のものとして前提とすることなく、改めて問い直し、概念史や各国の事例研究といった観点からその諸相に光を当てる書。
以下、所収論文についての読書メモ。 江川純一・久保田浩「「呪術」概念再考に向けて:文化史・宗教史叙述のための一試論」
全体の導入論文。日本語の「魔法」と「呪術」、学問的概念としてのmagic、西洋文化史におけるmagic、そして、本書の背景と構成が論じられる。「魔法」(1474)が室町中期に現れているのに対して、「呪術」は『続日本紀』(699)に言及がある。 とはいえ、「呪術」は近世・近代において人口に膾炙しておらず、20世紀後半にフレイザーのmagicの訳語として定着した(それ以前は「魔法」)。また、学問的概念としてのエティックな次元と日常言語としてのイーミックな次元の区別の重要性が指摘される。 学問的概念としてのmagicで要注目なのはタイラーとフレイザーであり、特に後者のmagic→religion→scienceという図式が重要。その後のmagic研究の系譜はある意味ですべてここから始まった。他方で、イーミックな次元で見れば、magicの語源は古代ペルシア語に由来するギリシア語のμάγοςに発する。 すなわち、magic概念には、そもそもペルシア由来という他者性が付与されており、つねに地理的他者(非西洋)、歴史的他者(古代)、宗教的他者(異教)という含意がある。近代的なreligionとscienceは、他者にmagicという名を与えることで、自己を正当化してきた歴史的経緯がある。 第一部 呪術概念の系譜
藤原聖子「アメリカ宗教学における「呪術」概念」
ウェーバー以来、ピューリタンは「世界の脱魔術化」として位置づけられてきたが、1980年頃からピューリタンも呪術を実践していたとする研究が盛んになった。これらの研究を島薗進の新宗教研究(呪術と近代化は背反しない)と比較対象する論文。 アメリカにおけるピューリタンの呪術実践研究では、呪術と近代化の関係は問題とならず、呪術の感情面が重視され、信仰と理性の対立図式、すなわち、アメリカの知性主義対反知性主義というナショナル・アイデンティティの問題へと引きつけて理解されている。 たしかに考えてみれば、アメリカのホラー映画は、魔女、魔法、霊、占い、ゾンビと呪術に事欠かない。むしろ合理性の反作用としての呪術に取り憑かれているようにさえ見える。それはアメリカという国のアイデンティティに関わる問題で、非常に興味深い。 ちなみに、アメリカの呪術総決算的なホラー映画として「キャビン」おすすめです! この『呪術』論集は、「宗教」概念批判を経た後で、「宗教」周辺の重要概念をアプリオリに前提とせず、反省的にその概念の意味を問い直すという点で、『ニュクス』第5号「聖なるもの」特集と双子のような存在ですね。
竹沢尚一郎「イギリスとフランスにおける呪術研究」
エヴァンズ=プリチャードのアザンデ研究における妖術論とグリオールのドゴン研究における占い論の検討を通じて、呪術を複雑な世界の「縮減」(ルーマン)の仕組みであるとする仮説を提唱する。
注で触れられている、レイモン・ファースの師マリノフスキーへの問い���もしすべてがすべてに結びついているとすれば、どこで記述を終えたらよいのでしょうか」は、いかにもラトゥール的な問いのように思える。 横田理博「ウェーバーのいう「エントツァウベルンク」とは何か」
この論文は何度読んでも面白い。ウェーバーのEntzauberung(脱呪術化、魔術からの解放)は有名な概念で、様々な論者によって援用されるにもかかわらず、ウェーバー自身はこの概念を定義しないために、その内容は実は不明確である。 著者は丁寧な読解によって、「脱呪術化」が『プロ倫』における「救いの手段としての呪術の否定」と、『職業としての学問』における「世界の意味づけの否定」という二つの意味をもつことを明らかにする。また、前者が呪術から宗教への移行であるのに対して、後者は「世俗化」を意味する。 ちなみに、私が『現代思想』のウェーバー特集に寄稿した「世界に魔法をかける」の元ネタはこの論文です。「脱呪術化」という概念でひとつ気になるのは、この語はつねにEntzauberung der Weltと「世界の/世俗の」という言葉を伴っていること。この点も「脱呪術化」を援用する論者に見落とされがちだ。
高橋原「初期の日本宗教学における呪術概念の検討」
日本の宗教学の歴史の中でmagicの訳語としての「呪術」が定着していった過程を跡付ける。明治時代はmagicの訳語として「呪術」は用いられていなかったが、日本の宗教学の確立とともに大正時代にフレイザーの影響の下、「呪術」が定着していった。 谷内悠「呪術研究における普遍主義と相対主義、そして合理性:分析哲学と認知宗教学から」
「呪術は合理的である」と言われるときの「合理性」について、タンバイアの普遍主義/相対主義の議論を批判的にアップデートさせることで解決しようとする。概念図式/メタ概念図式の議論はガブリエルの「意味の場」の議論を想起させる。 ただ、普遍主義と相対主義の対立をメタ概念図式によって解決するというのは、問題を一段先送りにしただけのような気もするし、最後に出てきた「生物的合理性」は素朴な自然主義のように思えて、正直なところ、肩透かしの感がある。 第二部 事例研究:アジア
鈴木正崇「スリランカの呪術とその解釈:シーニガマのデウォルを中心に」
スリランカで最も呪力の強いとされるデウォルについての神話と実際の呪術実践から、呪術の特徴を探る。呪術は「外来」「異人」といった境界的状況に対する意味付与・統御として発生するのであり、現在のグローバル化による変動もまた呪術が力をもつ場である。 たしかにマゴスの語源的意味にしても、フェティッシュにしても、文化的・地理的・時間的な境界において、あるいは、他者との界面において、「呪術」(なるもの)は発生するように思われる。個人的には、障り、罪、穢れ、害、悪を意味するシンハラ語の「ドーサ」という概念が面白い。 木村敏明「プロテスタント宣教師の見た「呪術」と現地社会:ヨハネス・ワルネック著『福音の生命力』をめぐって」
スマトラのバタックに宣教したヨハネス・ワルネック『福音の生命力』に基づいてキリスト教から見た呪術の意義と効用を検討する。ワルネックは、インドネシアの宗教をアニミズムとして特徴づけたが、その評価は両義的である。 著者はこれを「世界観としてのアニミズム」と「エートスとしてのアニミズム」に分類し、前者が称賛されるのに対して、後者は現世利益を追求する自己中心的な呪術実践であるがゆえに非難されるとする。しかし、ヨハネスはこうした呪術を逆手にとって宣教が可能となるとして、利用価値も認めている。 池澤優「中国における呪術に関する若干の考察:呪術という語の呪術的性格」
面白かった。呪術を「非人格的な法則性に基づく宇宙の操作」と定義すると、人間の作為が宇宙の経営に関与するという点で、陰陽五行説のみならず、古代中国思想全般が「呪術」になってしまうが、これは概念の使い方として非生産的である、という。 古代中国宗教研究における「呪術」の用例として、『詩経』研究が取り上げられ、そこではおおむね「呪術」が素朴な宗教を指す語として用いられ、特に言霊信仰のようなものが想定されている、と指摘される。 私は特に、グラネ『中国古代の祭礼と歌謡』の解釈が面白かった。詩は個人の感情を歌ったものではなく、慣習によって定められた集団の感情を表出したものであり、慣用句は「興」という強制力をもって、自然を循環させる力をもつ、という。詩はいわば礼のような宇宙の形式なのだろう。
川瀬貴也「近代朝鮮における「宗教」ならざるもの:啓蒙と統治との関係を中心に」
朝鮮における近代化、日本の植民地支配という観点から、「宗教」と「宗教」ならざるもの(呪術・迷信)との区別が何を意味しているかを示す論文。特に、今村鞆、村山智順による植民地下の民俗学的調査の視線が見つめる「迷信」が興味深い。 近代化・啓蒙によって退けられた「巫俗」が宣教師たちによって朝鮮宗教の本質と捉えられ、さらに、朝鮮民族のナショナリズムへと結びつき、現代韓国社会において伝統と見なされるようになった、という指摘が面白い。この辺りの話はどうしても「コクソン」を思い出さざるをえない。 第三部 事例研究:日本
井関大介「熊沢蕃山の鬼神論と礼楽論」
近世日本儒学における鬼神の問題を、白石・徂徠・蕃山を中心に、主に「礼」の観点から検討する。蕃山にとって、祭祀儀礼の意義は、人心を無意識裡に統御し、社会を統治することにあったが、それは天人相関論によって宇宙の運行を正しく経営することでも��った。 蕃山によれば、鬼神祭祀の礼は、社会が経済的に豊かになって人心が堕落し始めたとき、富の余剰を有益無害な仕方で蕩尽させるために整備された、とのことだが、これはまんまバタイユの社会的蕩尽の理論と同じですね。 一柳廣孝「魔術は催眠術にあらず:近藤嘉三『魔術と催眠術』の言説戦略」
明治期の催眠術ブームのベストセラー、近藤嘉三『心理応用魔術と催眠術』にしたがって、明治期の「魔術」イメージを検討する。近藤によれば、魔術とは心の中の霊気を通じて感通する手法であり、睡魔術と醒魔術に分けられ、前者は催眠術からは区別される。 魔術は、感通によって、施術者の意思が被術者へと影響を与えることであり、催眠術とは睡魔術のの導入部分にすぎず、近藤は催眠術による治療は有害であるとさえいう。ここら辺は黒沢清の「CURE」っぽい話ですね。 宮坂清「科学と呪術のあいだ:雪男学術探検隊、林寿郎がみた雪男」
これは面白い。1959~60年の雪男学術探検隊に参加した動物学者林寿郎の記録から、雪男に関する科学的視点と呪術的視点の関係を問う。学者が探求していた「雪男」とシェルパにとっての「イエティ」が、実は同じではなかったことが判明する件がハラハラして特に面白い。 日本の雪男ブームの出発点は、今西錦司(1952年のマナスル登山隊が雪男の足跡を目撃)だったんだね。知らなかった。あと、雪男探検隊って、川口浩探検隊みたいなものかと思ってたら、ちゃんとした科学的調査隊が派遣されていたのも知らなかった。 今井信治「「魔法少女」の願い」
1960年代の『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』から現代の『魔法少女まどか☆マギカ』まで、魔法少女アニメを時系列順にたどりながら、そこで描かれている「魔法」表象があとづけられる。 東映魔女っ子シリーズが女子の人気を博したのは、当時、女子向けのテレビ番組がなかったからで、別に魔法でなくてもよかったとの分析だが、そうはいっても「セーラームーン」の継続的な人気や、映画「マジカル・ガール」を見ると、やはり女の子にとって魔法は特別な意味をもっているようにも思われる。 堀江宗正「サブカルチャーの魔術師たち:宗教学的知識の消費と共有」
アニメやライトノベルで人気の「魔術」を分析することを通じて、データベース消費型のサブカルチャーがその消費者にとって「宗教」よりもリアリティをもつようになった現状を明らかにする。 「魔術」関心層は20~30代の男性であることと、魔術・宗教的語彙をもったメディア作品の受容者は自分を能動的に魔的キャラクターを使役する存在(つまり魔術師)として同定しているという分析を組み合わせると、なかなかに痛い実態が見えてくるような気がする。
魔術を扱った代表的な作品として『とある魔術の���書目録』が挙げられているが、現在(2023年)に改めて同様の問題を扱ったら、おそらく代表的な作品は『呪術廻戦』が挙げられることだろう。また、作中では錬金術はあくまでも「科学」であって「魔法」ではないとされるが、実態としてはどう見ても「魔術」を扱っている『鋼の錬金術師』がまったく言及されないのは不思議。
追記
藤原聖子「「呪術」と「合理性」再考:前世紀転換期における〈宗教・呪術・科学〉三分法の成立」『思想』No. 934、2002年、120-141頁。
呪術は、科学と比べて「非合理的」とされる場合(フレイザー)と、宗教と比べて「合理的」とされる場合(ウェーバー)があるが、これは両者で「合理性」の意味が異なるためである。著者によれば、さらに第三の失われた合理性概念がある。 すなわち、呪術は、理論ー合理的な科学に対して、理論ー非合理的であるが、実践(合目的的)ー非合理的な宗教に対しては、実践ー合理的である。この2種の合理性に加えて、呪術には「ゾッとさせる」という意味での「実体的非合理性」が含意されている(デュルケーム、オットー)。 奇跡論においては、古代末期か~中世末期、奇跡は「聖」に結びついていたが、19世紀末には「超自然」と結びつくようになった、という話(マリン)が面白かった。つまり、キリスト教では奇跡が聖人の業として呪術に対置されていたが、近代以降、科学と対立するがゆえに超自然と結合した、ということ。
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アゴリスト・ネクサス独占:コルベット・リポートのジェームズ・コルベットが、アゴリズム、コビッド・サイオプ、日本でのリバタリアンライフについて語る。
by Graham Smith April 10, 2021
https://www.agoristnexus.com/agorist-nexus-exclusive-james-corbett-of-the-corbett-report-weighs-in-on-agorism-the-covid-psyop-and-libertarian-life-in-japan/
ジェームズ・コルベットは、オルタナティヴ・メディア界では実に侮れない存在である。コルベット・リポートでの彼の多作で、厳格で、目を見張るような仕事は、世界中のアゴリストやアナーキスト・サークルで当然の尊敬と注目を集めている。こうした影響力の圏外でも、彼は大きな影響を与えている。Agorist Nexusの寄稿者であるグラハム・スミスは最近、彼をデジタル・インタビューのために探し出し、アゴリズム、コビッド・サイオプ、日本でのリバタリアン生活などについてジェームスに意見を求めた。
アゴリスト・ネクサス:「アゴリズム」という言葉があなたの意識に最初に入ったのはいつですか?アゴリズムという概念を初めて聞いた人に、どのように説明しますか?
ジェームス・コルベット:アゴリズムに初めて触れたのは正確には覚えていないが、ウェブサイトでこのトピックを最初に探ったのは2015年のことなので、それ以前のことだろう。コンキンに倣って、私はアゴリズムを「国家を弱体化させ、真に自発的な社会の創造に必要な平和的革命を達成するために、反経済理論を用いること」と定義している。
AN:私たちは今、潜在的なワクチン・パスポートや企業向けの「WELLヘルス・シール」の導入を目の当たりにしている。この強力な世界的権威主義的権力に打ち勝つ希望はあるのでしょうか?
JC:お住まいの地域にもよりますが、ワクチン・パスポートの導入には法的・政治的な課題がいくつもあります。しかし、実践的な反経済学者として、唯一実行可能な長期的な解決策は、中央集権的な権力の指令の外で平和的に取引を行いたい人々のために、グレー・マーケットやブラック・マーケットの空間を作り出すことです。
AN:日本文化にアゴーリスティックな要素やアナーキズム的な要素があるとすれば、どのようなものがあるとお考えですか?
JC:日本の家庭は一般的に、いまだに家族経営の農場/田んぼ/庭とのつながりを持ち、田舎の「ふるさと」空間を偶像化しています。これは、中央集権的な食料生産・流通メカニズムに代わる手段が、少なくとも(減少しつつあることは認めますが)存在することを意味します。このことはまた、食糧供給が途絶えたときに、コミュニティ・ガーデンやファーマーズ・マーケットが生まれる(あるいは脚光を浴びる)機会があることを意味する。これは、(少なくとも他の多くの国と比べて)日本ではすでに比較的広く普及している暗号通貨を含む、コミュニティ通貨や代替通貨などを組み込んだ、日本における反経済的抵抗勢力を構築するために利用できるレバレッジポイントである。とはいえ、日本では反経済活動に対する哲学的な理解(あるいは関心)はほとんどないし、日本人の封建的な条件付け(現在は企業封建主義として現れている)が、大規模な経済的混乱が起きない限り、ここでのアゴリスト革命の可能性を低くしている。
AN:現在カナダやイギリスなどで起きているような、国家による全面的な封鎖が日本でまだ行われていないのはなぜだと思いますか?このような規制はいずれ日出ずる国にも及ぶのでしょうか?
JC:一言で言えば、オリンピックです。日本は、ますます不正確な名称になりつつある東京「2020」オリンピックが、どのような去勢された形であれ開催されるように、まだ平常心を装おうとしている。それが実現すれば(あるいは大会が完全に中止されれば)、歌舞伎のショーは終わり、より厳しい規制が導入されるだろう。政府はすでに、(罰金という形で)店舗の営業時間などを都道府県の手に委ねようとする新たな法案を可決している。そのため、オリンピックが一段落した後、日本がどこまで迅速に「正常化」(つまり、非人道的な封鎖規則を導入)するかは、この新たな緊急権限に対する法的挑戦によって決まるだろう。
AN:政治家、保健当局者、その他の著名人が、マスクに関する自らの勧告や警告に従わなかった例はたくさんある。ジョー・バイデンは、連邦政府敷地内でのマスク着用を義務付ける自身の大統領令に従わなかった。ここ日本では、女子サッカー日本代表がオリンピックの聖火リレーでマスクをせずに走った。なぜ大衆は、このような明らかな矛盾にもっと注意を払わないのだろうか?
JC:大衆が気づいていること、気づいていないこと、信じていること、信じていないことについて、主流メディアが私たちの認識を形成しないように注意しよう。国民の大部分には大きな不満の兆候があり、その怒りがほとんどの主流メディアに反映されていないからといって、それがそれほど強力でないということにはならない(例えば、クオモ知事やその他の役人が路上で憤慨した市民に立ち向かっている動画がソーシャルメディアにいくらでも出回っているのを見てほしい)。真の問題は、政治家やその他の人々が、いかなる種類の説明責任からも完全に隔離されていることであり、こうした明らかな偽善行為を指摘されても、一般人は何も���きないと感じるのだ。
AN:2025年の世界をどう見ていますか?
JC:未来はまだ書かれていない。もし私たちがグレート・リセットのアジェンダを野放しにするのであれば、2025年までに、私たちはバイオセキュリティ国家の制度化への道を歩むことになるでしょう。このシステムは、中央銀行のデジタル通貨や「ユニバーサル」ベーシックインカムの支給に連動するバイオメトリクスIDや社会的信用スコアに結びついたワクチンパスポートによって促進されるだろう。大規模な市民的不服従が起これば、このアジェンダは後退するか、最悪のシナリオでは当分の間頓挫することも考えられるが、反経済革命が分散型通貨を使った平和的で自発的な個人間の真の自由貿易の場を切り開かない限り、そして切り開かない限り、このアジェンダが本当に阻止されることはないだろう。
AN:2020年初頭にコビッド・サイオプが一般大衆に向けて開始されて以来、あなたの報道は驚異的なものだった。ビル・ゲイツに関する暴露記事は驚くほど詳細で、目を見張るものがあります。何があなたをそこまで深く掘り下げ、数え切れないほどの時間を費やしてこの重要な情報をまとめ、あなたのファンやフォロワーに提示する原動力になっているのでしょうか?
JC:自分のことを深刻に考え過ぎないようにしていますが、同時に、私が提示しようとしている情報は極めて深刻に受け止めています。ゲノム編集技術や脳チップ、中央銀行のデジタル通貨など、テクノロジーの進歩が優生主義者たちの手の届くところになってきており、人類の未来が危機に瀕していることを実感しているからだ。私たちが直面しているアジェンダの本質を真に理解し、警鐘を鳴らし、峠を越えてそれを阻止するために全力を尽くさない者は、すでに人間性を喪失している。
AN:もし、あなたがたった3つの言葉で世界にひとつのメッセージを伝えることができ、誰もがそのメッセージを聞き、理解し、行動するとしたら、それは何ですか?
JC: You. Are. Free.
ー
Agorism - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Agorism
アゴリズム(Agorism)とは、非暴力革命の側面と関わりながら、対経済学によって人と人との関係がすべて自発的な交換であるような社会を作ることを提唱する社会哲学である。アゴリズムはアナーコ資本主義と似た要素を持つが、一部のアナーコ資本主義者とは異なり、ほとんどのアゴリストは望む結果を達成するための戦略として投票に厳しく反対している[1]。 アメリカのリバタリアン哲学者サミュエル・エドワード・コンキン3世(1947-2004)によって、1974年10月のCounterCon Iと1975年5月のCounterCon IIという2つの会議で初めて提唱された。
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初日舞台挨拶レポート
昨年9月に行われた第80回ベネチア国際映画祭で初上映されて以来、世界各国の映画祭、劇場での上映が行われてきた本作。この日は待望の日本公開初日ということで、初日舞台あいさつの会場となったBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下は超満員。そして映画上映後、スクリーンで繰り広げられる圧倒的な物語の余波に浸っていた様子の観客の間からは自然と拍手がわき起こった。
そんな熱気あふれる会場内にやってきた大美賀は緊張の面持ちで、「今日までものすごく緊張していたんですけど、(映画上映直後に)皆さまが手をたたいてくださっていたのを聞いて。良かったなと思っております」と安どの表情。濱口監督も「完成してから9カ月くらいですが、ようやく日本で公開できまして。本当にうれしく思っております。今日はよろしくお願いします」と感激した様子を見せた。
本作主演の大美賀は、もともと濱口監督の『偶然と想像』にスタッフとして参加しており、イベントではその時のメイキング写真が紹介されるひと幕も。だがその後、自分が映画の出演者となり、ベネチア国際映画祭のレッドカーペットを歩き、そして日本での映画初日を迎える。その当時からすると予想もつかなかった人生に「これを超えるハイライトが今後、自分に訪れるのかどうか」と笑顔を見せた大美賀。

濱口監督も「フランスでは2週間早く公開される��とになったので、わたしもパリに行ってお客さまと一緒に映画を観たんですけど、結局この人(大美賀)はずぶといなと思ったんですよね。今日も戦隊もので言ったらレッドの位置、どセンターに立っているわけですが(笑)」と冗談めかして会場を笑わせつつも、「究極そういうのができちゃう人だというのは、頼む前は知りませんでした。でもこの映画をつくる前、脚本を書く前にロケ場所などのリサーチをしていたんですが、その時はドライバーとして入ってもらっていました。しかしカメラの前に彼に立ってもらったりしているうちに『あれ、いいかも』という気持ちになって、ここまで来たので。見る目があったなと思っております」と自負してみせた。さらに、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、香港で公開中の本作(今後もアフリカを除くほぼ全ての地域で公開予定)が、フランスでは1週間で7万人の観客が訪れたことも明かされ、会場からは驚きの声が上がった。

グランピング場建設計画の説明会のシーンの話になると、「あのシーンは本当に緊張しました。2日間かけて撮ったわけですが、最初の方は本当に頭が真っ白になりましたね」と振り返った大美賀。『偶然と想像』にはエキストラ的な感じで少しだけ出演したことはあったものの、本格的な芝居をしたのは初ということで「これ以上ない景色を見ています」と語る大美賀に対して、会場からは大きな拍手が鳴り響くなど、俳優・大美賀均が観客に受け入れられている様子がうかがえた。
そしてこの日はもうひとり。小坂も、もともとは濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』に車両部として参加していたスタッフ出身の俳優であった。濱口監督が「彼はもともと俳優なんですが、その時は車両部として入っていて。その���に『僕もチェーホフが好きなんです』と言われて。トラックを運転している人からチェーホフが好きと言われたんで、ギャップ萌えをしてしまいました」と笑いながら語ると、その言葉に補足するように小坂が「あの映画では、車両部と監督だったので、なかなか話せる機会がなかったんですけど、最後に話す機会があって。僕も(同作に重要なモチーフとして登場する)『ワーニャ伯父さん』が大好きで、(『ドライブ・マイ・カー』の)台本に感動したので。そのことを伝えたのがはじめて会話をした時でした」と振り返った。

それゆえ本作で濱口監督の演出を受けることとなり「しあわせでしたね」と笑顔を見せた小坂。「それこそ『ドライブ・マイ・カー』の時に、こういうところでお芝居をしたいなと感じていたので。濱口監督は、お芝居をする、という環境づくりにこだわってる方なので、そういう場所でやってみたいなと思っていたんですが、僕もそれが急に実現したので。それが幸せでしたね」としみじみ付け加えた。
主人公・巧の娘、花を演じた西川も本作で忘れられない印象を残すが、彼女はオーディションで選ばれたという。「短い台本にちょっとアドリブを入れてやったりとか。そんなに難しいことは言われなかった」と振り返った西川。濱口監督も「実のところ大美賀さんと一緒にしゃべってもらうというところがメインだったんですけど、西川さんはいい感じで距離があったというか。他の子でも、大美賀さんと本当に親子のように話せる子もいたんですが、西川さんは大人として喋っているような感じがあって。それが良かった」と大美賀との相性が決め手だったことを明かす。大美賀との芝居も「家で自分のお父さんと話すみたいに緊張せずに、普段通りに話しました」という西川に対して、「すばらしいと思います。普段、お父さんと話すようにできないと思うんですが。助けられました。ありがとうございます」と頭を下げる大美賀。そんなほのぼのとしたやりとりに会場も笑いに包まれた。

一方、2015年の映画『ハッピーアワー』に出演していた渋谷。本作は久々の濱口組となったが、「わたしも濱口さんも大きくは変わっていない気がしましたが、ふたりともちょっとずつは大人になっているかなと思いました」と笑うと、「実際に撮影が始まって本読みに入っていくと、『ハッピーアワー』の時にみんなとやっていたことが、さらにどんどんブラッシュアップされていて。また一緒にできてうれしかったです」と感慨深い様子。濱口監督も「『ハッピーアワー』の時がはじめてだったと思うんですが、その後も彼女の舞台を観に行ったりもしていて。渋谷さんは『ハッピーアワー』の頃もいいと思っていたんですけど、その良さを失わないまま、俳優として成長しているものがあった。だから今回、この役は渋谷さんでいけるかも、というインスピレーションがあった時にお願いしたら受けてくれたので。一緒に仕事ができて良かったです」と晴れやかな顔をみせた。

本作が生まれたきっかけとなったのは音楽家・石橋英子から濱口監督への映像制作のオファーだった。そこからふたりは試行錯誤のやり取りを重ね、「従来の制作手法でまずはひとつの映画を完成させ、そこから依頼されたライブパフォーマンス用映像を生み出す」ことから生まれたのが石橋のライブ用サイレント映像『GIFT』と、本作『悪は存在しない』である。残念ながらこの日は石橋は不在だったが、石橋からは手紙が寄せられ、その手紙を渋谷が代読することになった。
「ちょうど昨年の今ごろ、この映画のために音楽をつくりはじめました。��れが昨日のことのような、まるで遠い過去のことのような。時間の感覚が分からなくなるくらい、この作品はわたしの人生にとって大切に作品になりました。わたしがライブのための映像を濱口さんに依頼したのが発端ではありますが、心の大きな濱口さんやプロデューサー、参加してくださったスタッフの皆さま、キャストの皆さま、お一人お一人のこれまでの人生、すばらしいお仕事によって、このようなすばらしい作品になったと思いますし、そのことを心からうれしく思います。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の思いがしたためられたその手紙は、さらに「そのような大事な映画の、大事な初日に伺えないことは本当に残念で、悲しくて、悔しいです。本当はこの映画の舞台あいさつの後に、夜中の便でイタリアの映画祭に『GIFT』の上映のために向かうつもりでしたが、25日と26日では、飛行機代がありえないくらいの差があり、ゴールデンウィークを本当に恨む次第でございます。いいことばかりでもつまらないと自分を言い聞かせながら、今はイタリアに到着したばかりのボンヤリとした頭で、迎えの車を待っているのでしょう。ただただゆったりと映像と一緒に身を委ねて、楽しんでいただけたらと思っております。自分が関わっていても、本当に何回観ても飽きない作品だと思います。末永くよろしくお願いします」とつづられていた。
そんな大盛り上がりの舞台あいさつもいよいよフィナーレ。最後に濱口監督が「初日に来ていただいてありがとうございます。皆さまがどう思われたか分かりませんが、皆さまの感想をどこかで目にすることができたら、それがどのようなものでも本当にうれしく思います」と呼びかけると、「フランスでこの映画を観ていた時に、この映画を支えているのは映ってる人たちだなと。本当にすごいなと思いながら観ていました。それは撮影現場でもそう思っていたんですが、ひとりひとりが存在として輝いている。わたし自身そういう印象を持ち、感動したので、ぜひ多くの観客に観ていただきたいなと思います。ひとりひとりのありようとか、仕事を観ていだけいたらと思います。この映画、末永く、よろしくお願いします」と会場に呼びかけると、観客からは万雷の拍手が鳴り響いた。

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『port - Import / Export EP』所感
#1. Song About Me & Human Beings
Pavementの”Pueblo”のチューニング(E♭B♭DFB♭D)で作った曲。激情ハードコアをやろうと思ったらこうなった。今聴くとヤケクソの5拍子に若いな〜と感じる。この曲特有のsadな雰囲気は他にあんまりない感じでカッコいい。
歌詞は安吾の『わたしは海をだきしめていたい』を下敷きに、恋焦がれている人に対する誇大妄想気味な眼差しを書いた。性的な関係がなくても、あなたが海と戯れている様子で僕は満足なんです、みたいな歌。
最近はめっきりセットリストから抜けているが、結成1年目の学祭野外ステージの最後に演奏したのはいい思い出。
#2. 札幌
徹夜で曲作りして上手くいかなかったけど、夜が明けてCOWPERSのライブ映像見てそのままギターを手にして15分で書いて、みんなで20分合わせて完成した曲。だから札幌。レギュラーチューニングながら、間奏の解放弦を使ったアプローチは今でもよく書けたと思う。Cコード(2カポだからキーはD)でこんな激しい曲になったのはミラクル。
徹夜明けなので朝には透き通る日差しが刺さる。革命の雰囲気に乗り切れずにフラストレーションがただ溜まっていく若者を題材にしている。1st EPで唯一の日本語詞。
ライブだと爆速になり、アステロの奴らは暴れ狂う。オモロいね。アンコールでよく演奏する。
リリース当時LPLのそうしくんが褒めてくれた(聴いた瞬間に鳥肌が立ったらしい)。本当に嬉しい。あと豊里がヤケに好きな曲。
#3. In Action
オープンD。この曲と「陸に帰る」をほぼ同時に書いた。たぶんデスキャブになりたかったんだと思うけど、マスロック的なアプローチも混入してしまった。拍の使い方は面白いと思う。サビは4/4なのに4/4に聴こえないし、14拍のフレーズがあったはず。portにしては落ち着いた曲調。曲作りでしょうきさんが苦戦してた記憶がある。
トラウマを追って戦場から帰ってきた軍人に、過去の思い出を振り返りつつ優しく寄り添う曲だったと記憶している。でも振り返ると散文的すぎて自分でもよく分からない。
リリース直後から全く演奏しなくなった曲。でも悪い曲じゃない。
#4. From Camel’s Back
port最初期に書いた。Pavement頻出のDADABE。エモリバイバルを意識した最初の曲。書いた頃の記憶がほとんどないが、フレーズが速すぎて当時の自分を憎んでいる。portで一番難しく、ギターのミスが多い曲かもしれない。それまではハンマリング/プリング/スライドの応酬だけど、サビ終わりの打って変わって開放的なフレーズはカッコいい。でもイントロの7拍子はやっぱりヤケクソかも。ドラムが7拍目で毎回ズドンなのが面白ポイント。
歌詞はサリンジャーの『フラニーとズーイー』を下敷きにした。というよりモチーフをそのまま持ってきている。シーモアやバディも歌詞に出しちゃったし。18歳〜20歳の曲��文学からイメージを拝借したものが多い。宗教的崇高さと世俗のギャップに悩む歌。やっぱりまんま『フラニーとズーイー』だ。あとタイトルの文法が少しおかしい(“a”を入れるべき)けど、語感を優先させてしまった。
今聴くとギターの撮り音を歪ませすぎたような気がしている。
個人的には、二流のエモリバイバルに堕ちずに、自分たちの色が良く出せた名曲だと思う。もっと人気になっていいと思っていたら、最近しょうきさんが「この曲が一番カッケえよ」と言ってくれて少しビックリした。portの中ではライブ定番曲として合意が形成されている。でも死ぬほどミスる。ムズいんだもん。
#5. Banana
portの前に組んでいたAmorous Mosquito最後の曲をportとしてセルフアレンジした曲。DADABE。アモラスはインディーポップやグランジやシューゲイザーをやっていたけど、ちょっとエモがやりたくなってこの曲を書いた。port版は更にパンク風のエモに仕上げた。イントロ〜Aメロの空気感のあるフレーズはお気に入り。アウトロのギターフレーズはメタルみたいでテクい。
歌詞は『ライ麦畑でつかまえて』を下敷きに、セックスについての気色悪さを書いた。「バナナ」は本当に陰茎のメタファー。そういう目線で歌詞を読み返したら面白いかもしれない。当時まろ鈴木に「Bananaの歌詞の意味分かったわ」と言われたので、多分バレていた。
豊里が好きな曲。個人的にあまり気持ちが乗らなくなってしまったのもあり、これも最近ライブでやっていない。今聴き返すと、諸々のフレーズはもう少し詰められた気がする。
レコーディングについて
2016年初めに、フラサンで2日間で録音しその後数日かけてミックスマスタリングしてもらった。岩崎さんレコーディング。ギターの音には全く納得がいっていないし、時間が許せばもっと色んな音を重ねれば良かったとも思う。これは完全にバンド、ひいては僕の音作りやディレクションの問題だった。しかし2015年初頭に結成したバンドがちょうど1年後に勢いで録音した事実にこそ価値があるのかもしれないし、そんな初期衝動を自ら価値付けすることにも問題があるのかもしれない。これらの反省が2nd EPの制作に若干反映される。
以上。忘れてて書き損ねていることがたくさんあると思うので、気が向いたら加筆修正します。
2024/2/20 太田直輝
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ジャニーが同性愛者(真性の少年性愛者、児童性愛者)であり、事務所に所属する男性タレントに対して性的児童虐待(同性愛行為の強要)を行っているとの話は、1960年代から散発的に繰り返し報道されてきた。 まず、駐留米軍の「在日軍事援助顧問団 (MAAGJ)」に勤務していた頃(1958年~1966年)から、外交官ナンバーの車(クライスラー)で新宿・花園神社の界隈に繰り出し、「ケニー」、「L」、「牛若丸」といったゲイバーで遊んでいたこと、更に新宿駅南口で網を張り、田舎から出てきた少年たちに声をかけては、常宿の「相模屋」(1泊600円のベッドハウス)に連れ込んでいたことを、当時のゲイ仲間・原吾一が、著書『二丁目のジャニーズ』シリーズで明かしている。 ジャニー喜多川が最初に手がけたタレントは「ジャニーズ」の4名(真家ひろみ、飯野おさみ、あおい輝彦、中谷良)で、当初は池袋の芸能学校「新芸能学院」に所属させていたが、学院内にてジャニーが15名の男子生徒たちに性的児童虐待行為をしていたことが発覚。 オーナーの名和太郎学院長(本名:高橋幸吉。2000年6月7日に急性心不全で逝去。81歳没)はジャニーを1964年6月28日付で解雇した。 しかしジャニーが、ジャニーズの4名も一緒に引き連れて出て行ってしまったためにトラブルとなり、ジャニーらが所属中の授業料やスタジオ使用料、食費など270万円を求めて学院長がジャニーを提訴し、裁判へと発展した (通称:ホモセクハラ裁判)。 なお、当時のジャニーは在日軍事援助顧問団(MAAGJ)に在籍する下士官事務職員として、米国軍人および外交官の立場にあったが、新芸能学院との騒動は「MAAGJの公務の範囲外の職業活動」で起こった問題であるため、「外交関係に関するウィーン条約」(日本では1964年6月8日に発行)の第31条1項による外交特権「外交官は接受国の刑事・民事・行政裁判権からの免除を享有する」の対象から漏れ、訴えられた。 この裁判は長期化し、1964年から実に4年に渡って行われた。 ジャニーズの4名も実際に証言台に立っており、その証言記録は『女性自身』(1967年9月25日号)、『ジャニーズの逆襲』(データハウス刊)、『ジャニーズスキャンダル調書』(鹿砦社刊)にて再現されている。 『週刊サンケイ』(1965年3月29日号)でも「ジャニーズ騒動 “ジャニーズ”売り出しのかげに」として5ページの記事が組まれた他、ルポライターの竹中労も、著書『タレント帝国 芸能プロの内幕』(1968年7月、現代書房)の中で「ジャニーズ解散・始末記」と題してジャニーの性加害について言及した (当書はその後、初代ジャニーズを管理していた渡辺プロダクションの渡邊美佐の圧力で販売停止)。 なお、『ジャニーズスキャンダル調書』では「同性愛」という表現自体を否定しており、ホモセクハラである以上、「性的虐待」、善意に表現しても「少年愛」であるとしている。 『週刊現代』(1981年4月30日号、講談社)にて、「『たのきんトリオ』で大当たり アイドル育成で評判の喜多川姉弟の異能」と題し、ジャーナリストの元木昌彦がジャニーの性趣向問題について言及。 (直後、ジャニーの姉のメリー喜多川から編集部に「今後、講談社には一切うちのタレントを出さない」と猛クレームが入り、元木は処分として『週刊現代』から『婦人倶楽部』の部署へと異動させられた。 この件については、『週刊文春』(1981年5月28日号、文藝春秋)でも、「大講談社を震え上がらせたメリー喜多川の“たのきん”操縦術」と題して報じられた。 なお、ジャニーの性的児童虐待についてメリーは、「弟は病気なんだからしょうがないでしょ!」と言ってずっと放任していた) 雑誌『噂の眞相』(1983年11月号)が、「ホモの館」と題してジャニーズ事務所の合宿所の写真を公開。 元所属タレントの告発も相次いだ。 元フォーリーブスの北公次は『光GENJIへ』(1988年12月)、 元ジューク・ボックスの小谷純とやなせかおるは『さらば ! ! 光GENJIへ』(1989年9月)、 元ジャニーズの中谷良は『ジャニーズの逆襲』(1989年10月)、 元ジャニーズJr.の平本淳也は『ジャニーズのすべて ~ 少年愛の館』(1996年4月)、 豊川誕は『ひとりぼっちの旅立ち ~ 元ジャニーズ・アイドル 豊川誕半生記』(1997年3月)、 山崎正人は『SMAPへ』(2005年3月)をそれぞれ上梓。 タレントの生殺与奪の全権を握るジャニーの性的要求を受け入れなければ、仕事を与えられずに干されてしまうという実態が明るみに出た。 中でも『SMAPへ』は、ジャニーが行っていた性行為の内容について最も細かく具体的に描写しており、少年に肛門性交を強要していたことも明かしている。 同じく元Jr.の蓬田利久も、漫画『Jr.メモリーズ ~もしも記憶が確かなら~』(竹書房の漫画雑誌『本当にあった愉快な話』シリーズに掲載。著:柏屋コッコ、2014年1月~2015年4月)に取材協力する形で暴露している。 ジャニーは肛門性交時にノグゼマスキンクリーム、メンソレータム、ベビーローションなどを愛用しており、少年隊もラジオ番組で、錦織一清が「ジャニーさんと言えばメンソレータム思い出すなぁ・・・」、東山紀之は「合宿所はいつもメンソレータムの匂いがしてた」など、分かる人には分かるギリギリの発言をしている。 元Jr.の星英徳も、ジャニー喜多川の死後になってネット配信で、「ただのJr.だった自分ですら、何十回もやられた。 ジャニーさんが特に好んだのは、小中学生の段階のJr.。 時には平日の朝から学校を休んで合宿所に来いと呼び出され、マンツーマンで性行為を受けた。 その最中は、当時付き合ってた彼女のことを毎回必死に頭で思い描きながら耐えてた。 メジャーデビューしたメンバーは必ず全員やられている。 必ずです! 全員やられてる! そもそも断ったらデビュー出来ない」と幾度も打ち明け、ジャニーによる性被害や当時の事務所内での異常な状況を説明した。 ジャニーズの出身者以外からも、浜村淳が関西ローカルのラジオ番組『ありがとう浜村淳です』(MBSラジオ)の中でジャニーのことを「あのホモのおっさん」と発言したり、ミュージシャンのジーザス花園が、2009年発表の自作曲『ジャニー&メリー』で、AV監督の村西とおるもブログやTwitterで糾弾している。 ジャニーに対する感謝、愛情が誰よりも強いことで知られるKinKi Kidsの堂本剛(児童劇団の子役出身)は、小学5年生の段階で子役活動を辞め、一旦芸能界を引退していたが、姉による他薦でジャニーズのエンターテインメントの世界に触れ、自分もスターになって成功したいという感情が芽生える。 しかし成功するためには、まだ幼い小学6年生の段階からジャニーの性的な行為を耐え忍ぶしかなく、剛が中学2年生の14歳の時に奈良県から東京の合宿所に正式に転居してからは、ジャニーの性行為は更に過熱していった。 当時剛と非常に親しい関係にあった元Jr.の星英徳も、「剛は普通のJr.たちとは違うレベルの性行為をジャニーさんから受けていて、そのことにいつも悩んでた。剛が病んじゃったのはジャニーさんが原因」と、2021年6月25日の深夜にツイキャス配信で証言した。 剛にしてみれば、確かにジャニーには芸能界で大成功させて貰って感謝はしているものの、幼い頃から異常すぎる性体験を強いられ、自分の心と体を捨て去るという代償を払わされてきた訳であり、更に人一倍繊細な性格がゆえ、15歳からは芸能活動へのストレスも相まってパニック障害を抱えるようになり、長年に渡って自殺を考えるほどに苦しんだ時期が続いた。 自分で選んだ道ではあるし、ストックホルム症候群、トラウマボンド(トラウマティック・ボンディング)、グルーミングなどの効果によって、ジャニーに対して大きな感謝はしつつも、もしジャニーと出会わなければ、こんなにも苦しい思いをすることは無かった、という愛憎が入り混じった複雑な感情から、剛の自作曲『美しく在る為に』は、ジャニーへの思いや、芸能活動への葛藤が描かれた曲だと、一部のファンの間では解釈されている。 その歌詞の一部には、 「あたしが悪いなんて 云わせないの あなたが悪いなんて 云う筈がないの 人は勝手だったもの 何時も勝手だったもの 美しく在る為に 勝手だったもの」とある。 [1] 元光GENJIの諸星和己も、2016年11月6日放送のバラエティ番組『にけつッ ! !』(日本テレビ)に出演した際、千原ジュニアとの会話でジャニーについて、 千原 「数年後に大スターになると見抜くその力よ」 諸星 「違う違う、たまたま、たまたま」 千原 「先見の明がすごいんでしょ?」 諸星 「僕の考えだと、“結果論”だね。 あの人(ジャニー喜多川)の目がいいとか、見抜く力がすごいとか、“全く”無い!」 と断じ、ジャニーに対する世間の過大評価に異を唱えた。 そして番組の最後では、「ジャニーの感性はね、あれホ〇だから!」と締めくくった。 ジャニーについてはよく、「少年の10年後の成長した顔が見えていた」などと評されてしまうことがあるが、それは間違い。 確かに子供の頃は冴えない平凡な顔をした者が、美容整形なども踏まえて将来二枚目に化けたパターンもあるが、その一方、小さい頃は可愛かったのに、成長と共にどんどん劣化してしまったパターンも少なくない。 そもそも、テレビなどで頻繁に同じタレントの顔を目にしていれば、視聴者の目はその顔に慣れていく訳だから、マイナス面はどんどん軽減されていく。 ジャニーが持っていたのは権力と財力であって、人の10年後の顔はおろか、人の本質や将来を見抜けるような特殊能力、神通力は存在しない。 ジャニーは将来を予見して採用していたのではなく、ただ単に、今その瞬間の“自分の好み”の少年、個人的に性欲を感じる“ヤりたい相手”を選んでいただけであり、その少年がたまたまスターになるかならないかは、諸星が述べた通り、後からついてきた“結果論”に過ぎない。 ジャニーに個人的に嫌われれば、いくらスター性や才能がある者であっても捨てられるし、ジャニーに個人的に好かれれば、スター性の無い者であっても権力と財力でメディアにゴリ推しされ、結果、誰でも人気者になれた。 こうした、ジャニーの個人的な好み、機嫌だけで全てが操作・決定される、非常に特殊で独裁的な事務所だったため、多くのスターを製造した一方、本当に将来有望だったはずの多くの才能も死んでいった。 なお諸星はこの放送の一ヶ月後の2016年12月2日に大沢樹生と共に開催したトークライブでも、ステージ上で「俺が何で結婚しないか? ホモだから。 ジャニーみたいなものだから」と発言し、ジャニーを茶化している (諸星自身がゲイであるという部分は自虐による冗談であり、諸星はゲイではない)。 1988年~1989年にかけ、月刊誌『噂の眞相』もこの問題を数回取り上げた。 しかしジャニーズ側は、「『噂の眞相』という雑誌はこの世に存在しないもの」という姿勢を貫いていたため、全く相手にされることは無かった。 週刊誌『FOCUS』(1989年8月11日号、 新潮社)に、ジャニー喜多川が合宿所で撮影した田原俊彦の全裸のポラロイド写真が流出掲載される。 1999年10月28日号から2000年2月17日号にかけ、『週刊文春』がジャニーズ事務所に対する糾弾を14回に渡ってキャンペーンとしてシリーズ掲載。 ジャニーが所属タレントに対してセクハラ・児童虐待を行い、事務所内では未成年所属タレントの喫煙や飲酒が日常的に黙認されていると報道し、約15名もの元ジャニーズJr.が取材に協力した。 出版元である文藝春秋は、他の大手出版社と違ってジャニーズ事務所との癒着や影響力が皆無に等しかったために出来たことだった。 【キャンペーン開始の引き金的な記事】 江木俊夫 公判で元��イドルが「ジャニーズ」批判 (1999年10月7日号) 【14回のキャンペーン】 青山孝 元フォーリーブス衝撃の告発 芸能界のモンスター「ジャニーズ事務所」の非道 TVも新聞も絶対報じない (1999年10月28日号・p252~255) ジャニーズの少年たちが耐える「おぞましい」環境 元メンバーが告発 「芸能界のモンスター」追及第2弾 (1999年11月4日号・p190~193) ジャニーズの少年たちが「悪魔の館」合宿所で 「芸能界のモンスター」追及第3弾 強いられる“行為” スクーブグラビア ジャニーズ「喫煙常習」の証拠写真 (1999年11月11日号・p26~29)[1] テレビ局が封印したジャニーズの少年たち集団万引き事件 追及キャンペーン4 マスコミはなぜ恐れるのか (1999年11月18日号・p188~191) ジャニー喜多川は関西の少年たちを「ホテル」に呼び出す 追及第5弾 芸能界のモンスター (1999年11月25日号・p188~191)[1] ジャニーズOBが決起! ホモセクハラの犠牲者たち 芸能界のモンスター追及第6弾 (1999年12月2日号・p195~197) 小誌だけが知っているジャニー喜多川「絶体絶命」 追及第7弾 (1999年12月9日号・p179~181)[1] ジャニーズ人気スターの「恋人」が脅された! 追及第8弾 (1999年12月16日号・p185~187) ジャニー喜多川殿 ユー、法廷に立てますか? 「噴飯告訴に答える 追及第9弾」 (1999年12月23日号・p179~181) 外国人記者が「ジャニー喜多川ホモ・セクハラは日本の恥」 追及第10弾 (1999年12月30日号・p38~40�� ジャニーズ裁判 元タレントはなぜ「偽証」した キャンペーン再開! (2000年1月27日号・p180~181) ジャニー喜多川よ、ファンもこんなに怒っている 徹底追及(第12弾) (2000年2月3日号・p165~167) NYタイムスも報じたジャ二ー喜多川「性的児童虐待」 (2000年2月10日号・p172~173) ジャニー喜多川「性的虐待」 日本のメディアは腰くだけ ピュリツァー記者が激白 (2000年2月17日号・p34~35) 【追加報道】 スクープ撮! ジャニー喜多川の素顔 (2000年3月16日号) ジャニー喜多川の性的虐待! 母親が決意の告白 「息子は私に訴えた」 (2000年3月23日号・p184~186) 新展開 ついに国会で質問されたジャニーズ性的虐待 なぜNYタイムスしか報じないのか (2000年4月27日号・p176~179) ジャニーズ疑惑 梨元勝国会で証言へ! (2000年5月4日・11日合併号・p180~181) 大手メディアがこの性的児童虐待問題をこれほどまでに取り上げたのは1960年代以来初めてのことで、その波紋は大きく、自民党衆議院議員・阪上善秀(後の宝塚市長)も、2000年4月13日にこの問題を衆議院で取り上げた [注 6]。 1999年11月、ジャニー側は名誉毀損であるとして文藝春秋を訴え、1億700万円(ジャニーズ事務所に対し5350万円、ジャニー喜多川に対し5350万円)の損害賠償と謝罪広告1回を求める民事訴訟を起こした。 2002年3月27日、東京地裁の一審判決では、「高度の信用性を認めがたい。 証人の証言はたやすく信用できない点を残している」としてジャニー側が勝訴し、東京地裁は文藝春秋に対し、ジャニーへ440万円、ジャニーズ事務所へ440万円の、計880万円の損害賠償を命じた (井上哲男裁判長)。 文春側はこれを不服として東京高裁に控訴。 これに対抗するかのようにジャニー側も控訴。 2003年7月15日の二審判決では、ジャニーの性的児童虐待に関する記述について、 「喜多川が少年らに対しセクハラ行為をしたとの各証言はこれを信用することができ、喜多川が、少年達が逆らえばステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態にあるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの記述については、いわゆる真実性の抗弁が認められ、かつ、公共の利害に関する事実に係るものである」 と結論づけられ、ジャニー側の性的児童虐待行為を認定 (矢崎秀一裁判長)。 このため、性的児童虐待部分のジャニー側の勝訴は取り消され、損害賠償額はジャニーへ60万円、ジャニーズ事務所へ60万円の、計120万円に減額された。 ジャニー側は損害賠償額を不服として最高裁に上告したが、2004年2月24日に棄却され (藤田宙靖裁判長)、120万円の損害賠償と性的児童虐待行為認定が確定した。[1]、[2] しかし各芸能マスコミは、一審の880万円から120万円に減額された事実だけをベタ記事で書いて済ませ、「性的児童虐待が認められた」という肝心の部分は書かなかった。 この問題について、懐疑主義団体「JAPAN SKEPTICS」の機関誌『NEWSLETTER 53号』にて、当時同会の副会長だった草野直樹が批判。 「マスコミの誤りというのは、『間違ったことを報じる』だけでなく、『必要なことを報じない』ことも含まれる。 そして後者の多くは、いくつかの『タブー』に縛られていることが原因になっている。 報道におけるタブーのベールを抜いた報道には、オカルト・疑似科学の類と同様に騙されないようにしよう」と訴えた。 芸能評論家の肥留間正明も、「芸能界でホモセクハラが裁判になったのは異例。 真実と認められたのも初めてで、これは社会的な事件」と語っている。 また、ニューヨーク・タイムズや、イギリスの新聞・オブザーバーなどの海外メディアも大々的に取り上げ、この問題をタブー視するなどして真実を報道しない卑怯で腰抜けな日本のマスメディアの姿勢、体質を批判した。 以後もジャニーズ事務所と文藝春秋は対立。 2006年に『武士の一分』が映画化された際、ジャニーズは文春文庫で発売されている藤沢周平の原作本の帯に、主演の木村拓哉の写真の使用を一切許可しない、という対抗措置を取っている。 また、木村が工藤静香と結婚した際にも、会見への週刊文春の参加を禁じた。 そのため、文春側は巻頭グラビアで白紙ページに木村とインタビュアーの輪郭のみを描き、ジャニーズによるメディア統制であると非難した。 2010年3月14日、サイゾーウーマンにてシリーズ連載「新約・ジャニーズ暴露本」開始。 2018年6月6日、サイゾーウーマンにてシリーズ連載「いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道」開始。 2019年7月9日にジャニーが逝去。 その際、テレビや雑誌など、日本の主要メディアではジャニーを賛美する歯の浮くような美辞麗句のみが並べられ、まるでジャニーを聖人君子かのように崇め奉った。
ジャニー喜多川 - ジャニーズ百科事典
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2023年10月14日(土)

東京で本寸法と人気の<三田落語会>、意を決して初めて伺うことにした。昼席は<入船亭扇遊・古今亭文菊>、夜席は<柳家さん喬・露の新治>という豪華版、とくに夜席のさん喬師は2席とも初めて聞く噺で大満足。東京の落友Nさんとご一緒された友人は、なんとInstagramでフォローしている落語好きの女性とわかってびっくり。交通費も宿泊代も、十分に元を取れた東京遠征であったのだ。

5時起床。
日誌書く。

朝食。
洗濯。
ツレアイに残りご飯でおにぎりを作ってもらう。
息子たちに留守番を頼み、今日は東京落語遠征だ。
京都駅を10時30分に出発、ランチは車内でおにぎり、品川で乗り換えて浜松町まで、駅を下りてすぐのところにある<文化放送メディアプラスホール>が今日の会場だ。

13時30分開演の昼席、席は最前列の右端、いささか舞台が見にくい。前座の入船亭扇ぱいは扇遊師の4番弟子、なんとNHKのアナウンサーを止めて入門したという変わり種。さすがにアナウンサーでトレーニングを積んでいるだけあって、滑舌が良くて声も通って聞きやすい。
文菊師はかつて<阿吽坊>で落語会に来ていただいたが、最後は2015年、8年ぶりに生で聴かせていただいた。お馴染みのネタばかりだが<文菊風>の味付けが随所に見られ、人気の程がうかがえる。
扇遊師はテレビの放送ではお馴染みだが生では初めて、人柄がそのまま話に出ているようで穏やかな気持ちになれる。
終演後はホテルに移動、今夜の宿は<相鉄フレッサイン大門駅前>、チェックインがすべてQRコードで済んでしまう。
近所のコンビニで夜の飲物を買って戻り、残りのおにぎりを頂いてから夜席へと向かう。

夜の席は2列目の中央より、今度は見やすくて言い。そこへ登場したのがNさんとお友だち、なんと1列目に着席された。この女性というのが、以前からInstagramで繋がっていた方、びっくりしたが嬉しい出会いをいただいた。
さん喬師の二席、いずれも初めて、そして滑稽噺と人情噺の組み合わせ、いずれも見事な名人芸。
新治師はこの季節ならではの<まめだ>でしっとりとさせ、二席目は笑いをたっぷり盛り込んだ<口入れ屋>、楽しませていただいた。
ホテルへ戻り、持参した<瑞冠(300ml)>とポットのお湯で缶につけていただく。<鰍沢>を聞いた後だから、いっそう美味しくいただいた。

長い距離は歩いていないが、ウロウロした分3つのリングは完成、水分は1,530ml。
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道草晴子『完本みちくさ日記』刊行記念絵画展

8月30日より、道草晴子の『完本みちくさ日記』刊行記念絵画展を、twililightで開催します。
9月8日には西崎憲とのトークイベントも開催します。
ぜひ足をお運びください。
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会期:2023年8月30日(水)〜2023年9月25日(月) 会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分) 営業時間:12:00〜21:00 定休日:火曜日、第1&第3水曜日、9月21日、22日
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いつも無駄のない日々を生きるのは息がつまりそうになってしまうから、自分の道草ばかりの日々の日記を読んだり、色だけの絵や、輪郭の曖昧な植物の絵、完璧なデッサンとは少し違うマンガの絵を見ると、呼吸が少し軽くなるといいな、そんな思いでいつも制作をしています。
どこか明確なゴールに辿り着くわけでもなく、わかりやすいハッピーエンドもないまま、ずっと道草をしている日々を描き続けて10年目です。
皆さんも道草をしにぜひこの個展とイベントに足を運んでみてください。
道草晴子
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《プロフィール》
道草晴子(みちくさ・はるこ)
漫画家。2015年にトーチwebで連載していた自伝マンガ『みちくさ日記』を刊行。続編となる『よりみち日記』を2020年に新潮社よりさらなる続編『よりみち日記2』を「考える人web」で2022年9月まで連載していた。2023年8月24日にリイド社から、『みちくさ日記』と『よりみち日記』と『よりみち日記2』の3作をまとめた『完本 みちくさ日記』が刊行される。
現在、マガジンハウスの「POPEYE web」および「SHURO」にて坂口恭平原作のマンガ『生きのびるための事務』を連載中。
絵描きとして絵画作品も制作し、ギャラリーなどで展示販売も行っている。
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《会期中イベント》
道草晴子+西崎憲『道草と創作について』
日時:2023年9月8日(金)開場:19時 開演:19時30分
会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分)
料金:2000円+1ドリンクオーダー
西崎憲さんとの出会いは、下北沢にあるB&Bでのイベントがきっかけでした。ギターで弾き語りをする西崎さんが、会ったことない私に「どこかで見たことがありますね」と言ってくれたことをきっかけにお話し、店内にあった「みちくさ日記」を買ってくれました。
西崎さんは「ひと目で好きな作品だとわかりましたよ」と言ってくれて、その後、西崎さんが翻訳家で小説家でもあることを知りました。
それからトワイライライトで再会し、今回のイベントを開催することになりました。
このトークでは、私の名前にもある「道草」のことと、作品に影響を与えてくれた本や映画にまつわるお話をします。
道草晴子
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件名を「道草晴子+西崎憲」として、お名前(ふりがな)・お電話番号・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
*このメールアドレスが受信できるよう、受信設定のご確認をお願い致します。2日経っても返信がこない場合は、迷惑フォルダなどに入っている可能性がありますので、ご確認ください。
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《出演者プロフィール》
西崎憲(にしざき・けん)
翻訳家、作家、音楽家。訳書に『郵便局と蛇』コッパード、『ヘミングウェイ短篇集』、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)など。著書に第十四回日本ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』、『蕃東国年代記』、『未知の鳥類がやってくるまで』、『全ロック史』、『本の幽霊』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉代表。
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第12回常陸の国・里山&野外ワークショップ&マインドフルネス合宿(2023年8月26日-27日 in 茨城県常陸太田) https://kanglohoops202308.peatix.com/view https://www.facebook.com/events/812427666889630
今年で11年目を迎えたオープン合宿。「160年の荒蒔邸、300年の菊地邸などの里山古民家、1000年古神社で過ごす心鎮めるマインドフルネス、本格有機農体験、手仕事ワークショップ、深い森と滝散策リトリート、参加者との交流ダイアローグ、創業200年八幡太郎義家ゆかりの湯で心と体を癒すなど、今年もゆったりと過ごす企画にする予定です。
茨城県の常陸の国は、元は日高見国とされていた土地。7世紀に令制国として常陸国が誕生。『常陸国風土記』によれば大化の改新(645年)直後に創設されました。ここは、古い里山だけに多くの文化遺産が残っています。昨年には、NHKの朝ドラマのあの「ひよっこ」の舞台にもなりました。今回は、天候、状態にもよりますが、御岩神社&御岩山への巡礼も行う予定です。
そして、木の里農園さんのコテージを拠点に、ゆったりとマインドフルネスな時間を体験をします。地元でも秘境の深い森や滝、古神社でゆっくりと過ごします。また、就農25年目となる布施大樹さんと美木さんご夫妻の経営する有機栽培農園「木の里農園」での援農・収穫体験をし、夜は本物の火や囲炉裏を囲んだ談義と自分達で仕込んだ自然食を頂き下鼓を打ち、そして冷たいスイカと花火で夏の日の夜の思い出を刻みます。今も住人が住み続ける300年を超える古民家「菊地邸」(ご主人の話を聴けるかな?)で安土桃山時代の空気を味わいます。
このような素晴らしい里山で2日間共に過ごす程、贅沢な時間はないでしょう。里山の人たちとの交流や自然・大地の恵みを得ながら、ライフコーチ、スピリチュアルカウンセラーの森夕花先生と共に人生の本来の目的を思い出し、明日への道を見出したいと考えています。今回も素晴らしい機会となることを確信しています。
主催:カングロ株式会社 HOOPS!事業部 https://www.facebook.com/hoops.kanglo
■旅の案内人: ★マインドフルネス&ライフコーチング担当:森夕花(もりゆうか)先生 ●ライフコーチ/アーティスト/カングロ(株)取締役執行役員、尚美高等音楽学院ピアノ科卒業 京都芸術大学芸術学部卒業。ピアノ、声楽、シナリオ、演劇、ジャズダンス、日本舞踊などの自己表現を通して自分自身を探求する。1993年ドイツ、イタリアへの留学。その後、21世紀に入り、ハワイ、セドナ、インドのアシュラムを巡礼する。心理学、哲学、美学、手相、インド占星術、代替医療(中医学・ヒーリング)などを学び、 ヒーリングカウンセラーとして23年間、企業のライフコーチとして9年間、セッション、研修を行う。現在、「大人のためのアート思考講座」「Philoarts研究会」を主宰。趣味は、声楽、読書、人間観察、そば栽培、ヨガ、瞑想。特技、人・動物の心を読む、直観力、探求。好きな言葉は、「自由」「日日是好日」
★有機農指導担当:布施大樹さん(奥様:美木さん) ●東京都出身。東京農工大学農学部環境・資源学科卒業。在学中に沖縄の波照間島でのサトウキビ刈りアルバイトで農業に目覚める。栃木県の帰農志塾で研修後、1998年に現在地に就農。あらゆる野菜・作物の栽培、管理を行い有機農業の可能性を追求。家族で約2haの木の里農園の経営を行い、約50種類の有機野菜を全国に出荷している。
・木の里農園 http://konosato.com/ ・種継ぎ人の会 http://tanetsugibito.com/
★企画&案内人担当:藤井啓人(ちょろお) ●茨城県東海村出身。高卒後、上京し新聞配達をしながら予備校に通い筑波大学に入学。4年間、体育会硬式野球部に所属し選手と2軍監督を経験。1992年に株式会社リクルート入社。12年間、組織・人事コンサルティング事業に従事し、約2000社の企業の変革に携わる。社内表彰制度で全国MVP・部門MVPの受賞計8回。2004年に独立し、事業再生コンサルティングのマネジメントリコンストラクション社を設立。2010年5月カングロ株式会社 代表取締役に就任。独自のサステナビリティ・イノベーティブ・コンサルティング事業を開始。米国で「今最も羨望の注目を浴びる企業」とされるオンライン・リテーラーのザッポス社のハピネス経営、「社員をサーフィンに行かせよう」「レスポンシブルカンパニー」の題材となっているアウトドア用品メーカーの米パタゴニア社を研究し続け、約1000社3000名のビジネスパーソンにセミナーや勉強会等でその真髄を伝えている。2013年には西アフリカのナイジェリア連邦共和国にて合弁会社を設立し、水問題、エネルギー問題、食糧問題、環境問題を日本のテクノロジーで解決するソーシャルビジネス事業も行う。実地の中から発信される指南は、斬新・先駆的でかつパワフルであり、魂を揺さぶるものとなっている。2013年以降、システムD研究会、自転車事故防止委員会、セブメディの会を設立。2015年より同士と共に「懐かしい未来プロジェクト(HOOPS!)」「サステナ塾」を開始し、持続可能な地域社会の実現のため��人間本来の役割を思い出すためのあらゆる「体験」の場と機会を提供している。自転車のある生活をこよなく愛し、年間約1万kmを走破する。マラソンランナー、トライアスリート。趣味はゴミ拾い、俺のベランダ菜園。
■開催日:2023年8月26日(土)- 27日(日)1泊2日 ※下記集合場所に10時頃に集まり、翌日27日16時頃に現地解散予定です
■集合場所: 道の駅さとみ(茨城県常陸太田市小菅町694−3) http://www.hitachiota-michinoeki.jp/page/dir000003.html
■スケジュールイメージ: ※天候などの状況により変更となる場合があります <8月26日(土)> *10時:集合場所(道の駅さとみ) ※電車組は、JR常磐線東海駅からの送迎有り *10時15分〜:手打ち蕎麦ワークショップ *12時〜13時:自分の打った蕎麦で昼食&オリエンテーション *13時15分:大中町の荒蒔邸へ移動しチェックイン ・1000年以上前に建立された大中神社にご挨拶 *13時30分〜22時頃: ※概ね下記のメニューをゆるりと実施していきます。 ・里美の滝散策(美しい秘境の滝を巡ります) ・300年古民家「菊地邸」訪問 ・木の里農園にて有機野菜の調達体験 ・全員で夕食準備&自然食料理での夕食&片付け ・よる花火とスイカのうたげ ・荒蒔邸の囲炉裏を囲んでのダイアローグ(対話) ・横川温泉 中野屋旅館 で入浴(入湯料は個別清算) *22時頃:自由時間 *23時頃:就寝
<8月27日(日)> *05時:起床〜朝のさんぽ(朝陽を拝む) *06時:全員で朝食準備&朝食&片付け *08時〜:森夕花先生のマインドフルネスセッション *10時〜:清掃・片付けをし移動 *11時〜:御岩神社、御岩山巡礼リトリート(標高492m) *14時〜:日立おさかなセンター食事処で昼食&クロージング *16時頃:解散(電車組は近場のJR常磐線内の駅まで送迎します)
■宿泊場所: 里美 160年古民家の宿「荒蒔邸」 茨城県常陸太田市大中町1547 【地図】https://www.aramakitei.com
■当イベントの参加資格:どなたでもご参加可能です。 お気軽にお申し込みください。以下は参考です。 どなたでもご参加可能です。お気軽にお申し込みください。 ※エコビレッジ、パーマカルチャー、トラジションタウン、半農半X、 スローライフ等に関心のある方 ※マインドフルネス、スピリチュアル、メディテーション、ヨガ、 リトリート等に関心のある方 ※お子様は、小学生高学年以上が良いと思います(過去参加有)。 お子様を同伴されたい方は、事務局に事前にご相談下さい。
■参加料:お一人様 3万800円(税込)※小中大学生は1万5400円(税込) ※上記には、参加費、宿泊費、夕食のBBQ及び翌日の朝食付き代が含まれています (アルコールは最低限用意をしますが、多めに飲まれる方は持参頂いています) ※上記には、交通費、夕・朝食以外の食事、入湯料、工芸料などは含まれておりません ※小中高大生はお一人様半額となります(お子様同伴の方は、事前にご相談下さい) ※必要に応じ、領収書をご用意致します
■注意事項:※必ず目を通しておいて下さい ※コロナ対策のご準備をお願い致します ※当企画は、現地集合・現地解散企画です ※電車組は、JR常磐線「東海駅」にてピックアップ致します ※宿泊は、状況に応じ、女性専用部屋を用意します(枕、敷/掛布団あり) ※横川温泉 中野屋旅館 で入浴(入湯料は500円、個別清算となります) http://www.satomi-nakanoya.com ※工芸ワークショップは「常陸蕎麦・本格手打ち蕎麦教室」を予定(昼食込みで一人2000円程度) ※参加者同士、車での乗り合いをお勧めしております ※参加料は、事前振込制となっております(申込後にお知らせ致します) (前日キャンセルは50%、当日100%のキャンセル料を徴収致します)
■定員:15名限定 ※先着順。定員になり次第締切ります。 ※最小携行人数は5名。参加者が5名を下回る場合、開催を見送る場合があります。 ※小学生未満同伴の場合は、事前にご相談下さい。
■当イベントの申込方法【重要】: ※ 下記をご一読いただきお申込み下さい。 ①下記URLの申込フォームにより正式エントリー 申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSft1YNO6SP4C-YGlgpacoHgGK-wLQ9t-NOybyJuhsVg8sNbjg/viewform
Peatixからの支払いも可能です。 https://kanglohoops202308.peatix.com/view ②お申込後、24時間以内に参加受付受領のe-mailを事務局よりご返信させて頂きます。 e-mail: [email protected]
③②の返信メール内にある振込み先に前日までにご入金
④これにて「申込完了」となります。
■詳細パンフレットを下記よりダウンロード頂けます。雰囲気だけでもどうぞ。 https://firestorage.jp/download/0043db17b8ec86a09890b17a59239b92fbadf08d
■主催:カングロ株式会社 HOOPS!事業部 https://www.kanglo.co.jp
■協力:木の里農園 布施大樹さん・美木さん、深津澄世先生、田中尚也さん、本橋寿幸さん、藤井家母、実弟
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2015年 06月 17日
「学校 前期 5回目」と坐禅九炷目
朝6時に起きた。昨夜はまあまあ熟睡出来た。一度、夜中に目が覚めた。自分がねているところがアトリエと錯覚した。寝ぼけていた。
学校の準備をする。作成途中の書類の付け加え等。8時半、真観は、学校へと向かった。学校に着くと地下に置いてある3つのバッグを運ぶ。バッグには、レジャーシート2つ、ブランケット数枚、座布団22枚、箱馬2個が入っている。真観のゼミに必要な備品たち。
今日は、5階の自然光が入る教室。学年末制作のリメイクプレゼンのコメント集計を学生たちに渡して今後のコメントの書き方を伝えた。殆どのコメントは、良いと思った事を書いていたがそれでは批評にならない。違うと思った事や自身で感じた違和感を書いて欲しいと。そしてZINE制作の依頼。どんなZINEを制作するか考えてもらった。特に独自のZINE形態を。真観が学生たちに求めているのは「写真で遊ぶ」ことだ。授業の合間に坐禅の話をすると見よう見まねで学生たちが坐禅をした。真観は、自分の坐禅時に使用しているiPhoneの坐禅アプリを使って坐禅の仕方を教えた。これはもちろん"余興"としてのこと。授業は、和やかに進み終わった。
お昼に、1人、仕出しのカレーライスを食べて、午後からは図書室でZINEコーナーの設置。図書室のSさんが殆どやってくれたが。台湾からの留学生がいた。その学生が自身のZINEを見せてくれた。「プラトンの洞窟」をモチーフに男性ヌードを撮っている写真で共感を覚えた。その学生とのおしゃべりも楽しかった。
自身のクラスにも台湾からの留学生がいるが、近くタイに旅行に行くと今日聞いた。真観は、『タイに知り合いはいるの?』と尋ねるといない様だったので真観は、数年前タイからの元留学生Eを紹介することにした。図書室でEにメッセージを送ると早速返信が届いてEは快諾してくれた。真観は、また「人と人を繋げる」仕事が出来そうだ。
3時過ぎ、学校を後にした真観は、新宿へと向かった。ヨドバシカメラに行き、時計の電池交換2ケ、フィルムの現像出し、三脚の脚のネジ締め相談、ラベルシートの購入等を済ませる。
今日の天気は、雨が降ったり止んだりで不安定だった。真観は、Pからプレゼントされた英国Royal Mailの赤いバッグを肩から提げていた。中身は重かった。
夕方、真観は、事務所に顔を出した。UさんとカメラマンのOさんがいた。3人でおしゃべりしてOさんは先に帰り、その後真観は、Uさんと事務所を出て「ぽっちゃり中華」に久しぶりに行った。今日は、ゆっくり出来ず8時の東京駅発のバスに乗りたかったからだ。食事時間は、約30分。
Uさんと水道橋駅から同じ方向の電車に乗り御茶ノ水駅で別れ、東京駅に向かった。予定通り8時のバスに乗り静岡へ帰った。
今回の1泊2日の東京はあまり疲れを感じなかった。アトリエでの寝床を変えたことと坐禅がいい影響をもたらしてくれたのではないだろうか。改善は何事にも不可欠で、それを実践し結果が出たのは嬉しい。
アトリエに戻り、縁側のある窓を開けて換気。少しすると薄明かりの先に光る目が!
ナデだった。 真観は、餌を与えた。
その後、真観は、坐禅を1炷組んでから布団入った。
AND SO THE DANCE GOES ON ・・・ ダンスは続く。
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