#AI住宅無料診断
Explore tagged Tumblr posts
Text
聴講メモ 堀部政男情報法研究会・森田朗行政学研究会共同シンポジウム ~個人情報保護法の見直しと医療・防災における個人情報の利活用~
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料等からのメモも引用符はありません。 聞き取り間違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
開催案内:https://horibe-morita20190820.peatix.com/ 日 時:2019年8月20日(火)10:00〜17:30 会 場:津田塾大千駄ヶ谷キャンパス 主 催:堀部政男情報法研究会・森田朗行政学研究会 共 催:一般社団法人日本ユーザビリティ医療情報化推進協議会(JUMP) 一般財団法人情報法制研究所(JILIS) 後 援:個人情報保護委員会 国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 理化学研究所AIP(依頼中) 情報法制学会(ALIS) 情報ネットワーク法学会 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 一般財団法人日本データ通信協会 株式会社KDDI総合研究所
(以下、敬称略)
※午前は聴講できず。メモ無し。
総合司会:高野一彦 関西大学教授・堀部情報法研究会理事
開会 10:00 開会の挨拶 堀部 政男 堀部情報法研究会 会長
第1部:我が国における個人情報保護法制のこれから
10:05〜10:35(30分) 1.基調講演「個人情報保護委員会の設置と役割」 堀部 政男 一橋大学名誉教授、前個人情報保護委員会 委員長、KDDI総合研究所 招聘研究員 10:35〜10:55(20分) 2.個人情報保護法三年ごと見直し(法改正)に向けて(ビデオ) 宍戸 常寿 東京大学教授 10:55〜12:30(95分) 3.パネルディスカッション 「個人情報保護法の見直し:中間整理とパブコメ」 司会:高野 一彦 関西大学教授 小向 太郎 日本大学教授 佐脇 紀代志 個人情報保護委員会事務局 鈴木 正朝 新潟大学教授・理研AIP・JILIS理事長 山本 龍彦 慶應義塾大学教授
12:30〜13:30 昼食(60分)
第2部:我が国における医療情報の利活用 13:30〜14:00(30分) 4.基調講演「個人情報が命を救う! 〜 医療と防災における個人情報の活用と保護のバランス〜」 森田 朗 森田行政学研究会 会長、津田塾大学教授・東京大学名誉教授、一般社団法人日本ユーザビリティ医療情報化推進協議会(JUMP)理事長
医療情報を活用する、日本の医療、世界の医療の発展のために活用すべき。JUMPで活動。
IT推進本部デジタルガバメント分科会会長。
デジタル化がもたらすもの 先進諸国のめざ��方向 マイナンバーの活用推進
『第3の波』でも指摘されているが、IT技術をもっと活用すべき。 個人情報の活用、IT技術の活用にはリスクもある。リスクをコントロール、最小化し、ベネフィットを最大にする。
給付、サービスの最適化 一定の基準で平等、公正に。正確に、早くするために個人IDの活用
民間企業が利益のために活用することによる問題
今日の議論における欠落 比較衡量の視点の必要性 リスクを最小化しつつ、メリットを最大化する リスク”ゼロ”は非現実的 私的企業活動と公共的利用 通常時の制限と非常時の活用 利用制限と収集制限 収集しても利用を制限する方法もある 制度整備の促進を 被害者の救済策と被害拡大の抑制 ある程度のリスクが発現した場合に、どうやって被害を最小化するか
現代の医療 疾病構造の変化 高齢化と生活習慣病 医療技術の発展 個別化医療 希少疾病 医療政策の転換 治療から予防へ これらを実現するためには、全国民についての生涯にわたる健康情報の蓄積が必要 PHR
医療分野における情報活用 1.個々の患者に対する最適な医療の提供 2.生涯にわたる国民の健康管理 3.医学及び医薬品・医療機器等のイノベーション 4.医療資源の最適配分 5.医療保険財政の持続可能性
国民IDと情報の結合 全国民に付番されたIDに基づいて、各所に保存されている健康情報を紐づけられることが必要 →個人情報保護との調整が必要 現状:レセプト(NDB)、DPC、がん登録、特定健診等の既存のDBの結合が課題 医療分野におけるIDの活用は決定済。ただし、マイナンバーは使用しない。被保険者番号を使用し、識別子を使って過去の被保険者情報と結合 ①研究・開発のために匿名化されたビッグデータの活用 ②個別患者の治療において、過去の診療情報の活用を可能に 機微性の高い情報にどうやってアクセスするか
医療等情報の連結推進に向けた被保険者番号活用の仕組みに関する検討会 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05744.html
災害時の個人情報活用 災害時 多数の被災者と限られた救済資源 効率的な安否確認、家族等の安否・所在確認���必要性 医薬品等の必要物資の調達とデリバリー 避難所での生活支援 海外 ID(カード)の活用による情報の結合と共有 非常時における本人確認と救済支援活動の効率化 日常的な個人情報システムの整備 個人情報保護の仕組みと有効かつ効率的システムの構築 リスク評価を含む費用対効果の分析
非常時に使うためには平時に情報の蓄積が必要だが、リスクを無視していいというものではない。 比較評価をして、便益、リスクを取捨選択しなければならない
システムを作るときのコストは産出されるが、長期的なベネフィットは試算されていない
14:00〜14:30(30分) 5.「個人情報保護と医療・医学研究 憲法の観点から」 曽我部 真裕 京都大学教授
基本権同士の調整の問題 情報法の問題であるとともにその背景にある憲法の問題でもある
多くの憲法学者は、憲法で保障されるプライバシー権には自己情報コントロール権が含まれ、個人情報保護制度はそれを具体化したものであるとする。
憲法学説の主流:自己情報コントロール権説 憲法13条で保障 プライバシー権理解は私人間にも通用
佐藤説 道徳的自律存在としての個人
自己決定の観念 実定法上、どの程度貫徹されているか そもそもなぜ自己決定が必要なのか?
個人情報保護法において同意が果たす役割は限定的 行政機関個人情報保護法では更に余地は限られている。
GDPRではもっと同意のプレゼンスは大きいが、限られている。
それ自体が人格的自律に深くかかわるようなものとは異なり、プライバシーの文脈での情報自己決定は、ごく一部のセンシティブ情報を除けば、それ自体が人格的自律に関わるものでは必ずしもなく、手段的なものだと理解される。
社会通念上不当な取り扱い及びそれに起因する不利益を防止するのが目的で、自己紹介・同意の要素は基本的はそのための手段
「同意」は本当に有効か
医療の発展による社会全体の便益 学問の自由 介入制限 研究者共同体の自律
個人情報保護法76条1項3号の趣旨は? 実体法的? 権限分配的?
2000個問題 研究倫理指針
規制の統一性
論究ジュリスト24号
14:30〜15:00(30分) 6.「医療分野におけるAIの活用と法的課題」 新保 史生 慶應義塾大学教授
汎用型AIの開発は途上 薔薇色の夢から現実的な用途へ
AI利用への信頼は?
AIによる読影 医師の診断と異なる場合は?
インフォームドコンセントが意志の責任軽減の手段になってしまう?
���少疾患は患者が分かってしまう確率が高い。通常の疾患でも6割程度は特定可能
過剰反応と過小評価
カルテ等の診療情報の活用に関する検討会報告書
診療録の作成・保存は���務
責任の所在が問題
東京地判平成7年7月28日 承諾が必要
自己決定を由来としてインフォームドコンセント
説明すればいいのか?
自己情報の開示請求権の行使という考え方もできる
21st Century Cures Act
第3部:我が国における防災情報の課題 15:15〜15:45(30分) 7.「防災と名簿」 加藤 尚徳 KDDI総合研究所・理化学研究所AIP
防災と2000個問題 南海トラフ地震 要配慮者名簿の取扱
医療トレーサビリティ推進協議会
真備地区の水害と個人情報の問題 避難所により避難者情報の取扱いに違い 体育館に紙の名簿を張り出すところもあった 受付票の電子化を住民が申し出たが、個人情報への配慮から行われず 別の小学校では住民の個人のPCで入力し、出力したものを張り出した
協力機関に受付票は開示されなかった
被災者 「何回も何回も、同じことを聞かれた」
発災する前に必要な情報は取得する必要がある
倉敷市連合医師会 個人情報保護の観点から情報が共有できない どこに誰がいるのかさえ分からない 昼間、作業している人に晩御飯がない… 必要な支援に繋げられない 在宅被災者の問題 自宅から動けない人と医療
指定避難所に逃げられない 名簿の重複とメンテナンス
災害に関連した3つの名簿 要支援者名簿…事前に名簿化 共有前提 要支援者の定義にばらつき 手上げ方式 避難所名簿 複数作られる 管理者不明・不在の名簿 名簿の拡散 被災者台帳…行政(基礎自治体)が作成 住基台帳とリンク 罹災証明の発行に使われることも 物が中心
3つの名簿は相互関係がないので、紐付けできない
基礎自治体ごとに作られるので、リンクしない 非住民は捕捉できない
単一ID(国内)を使った紐付け+お薬手帳、レセプト、銀行口座、センシングデータ 等々
IDの悉皆性を担保できるか 異同を捕捉できるか 時間軸の中でシームレスに繋げられるか 他の情報追加できるか
レセプトデータ(GS-1コード)
第4部:総 括 15:45〜17:20(95分) 8. パネルディスカッション 「防災、医療と個人情報の利活用」 司会 森田 朗 津田塾大学教授/JUMP理事長 鈴木 正朝 新潟大学教授・理研AIP・JILIS理事長 山本 龍彦 慶應義塾大学教授 加藤 尚徳 KDDI総合研究所・理研AIP
す 3・11で問題が浮上。もう1つの問題は老��介護。医療・防災についてはみんなが考えてくれる。具体的な利活用の問題はシンパシーを得やすい。共通、具体的な問題から考えていく。
や 医療IDを用いた連携については監視国家論からの批判があるが、自分は肯定的である。自由の促進の面もある。システムを作り、どういう場面でファイアウォールを引き抜くのか?医療情報の利用目的は多様。「公共の福祉」の濫用は不信感を招く。製薬会社がどれくらい責任を持つのか?AI関係ではデータの偏りの問題がある。少数派の診断の品質。 スマホを持っていない人の情報は取りこぼされる。
か 防災の場合は、FWを引っこ抜く時期は明白だが、事前の情報収集をどう進めるか。IDがないが故のFW無し状態。バックグラウンドで動くIDは不可欠ではないか。
も 行政の現場で、どういうときに何が必要なのか。認知症で独居の高齢者をどうやって助けるのか。その人達に同意を取るということは?
す 日本の戸籍制度は世代間を貫いて情報が整理されている。一方で、新たなDBは腫れもの扱いされている。 平時の有事に備えた名簿整備は生存権に関わる。法制度が父権主義的に立ち入ることについて提示し、反応を見てもいいのではないか。理論を緻密に積み上げ、やっていいこと、やってはいけないことを考える。
や 同意至上主義、同意絶対主義というのは、どこの地域、どこの国でも取っていない。リスクを防ぐための保護を先に考える必要がある。リスクを踏まえた制度作りが必要。集合的同意の調達と制度 地域包括ケアにおける同意の弊害については、平時のFWであり、発災時の利用をどうするか、正当に使うことをどうやって担保するか。
か 「同意」といった場合、誰に対する同意なのかで違ってくるのではないか。対国家と私人間では違うのではないか。p2pかc2pか2gか。主体をベースに考えられていた同意が、目的に依ってくるのではないか。 データ活用における財政目的をどう考えるのか。
や 保険医療制度の維持と密接に関係している。パブリックなインタレストとガバメントのインタレストが混同されることがある。財政はパブリックというよりもガバメントの利益。ガバメントの利益であることを正面から言って、説明を尽くす。ナッジの議論、健康ファシズムの問題。ナッジが効きすぎると強制になってしまう。
も 財政上に必要なのはアグリゲートされたデータ。個票ベースのデータは必要だが、必要なのは蓄積と数量。エビデンスベースドポリシーメイキング 基礎データを集めておくことは国民にとってプラスになるが、何の為に、誰に使わせるかは注意が必要。 データを資源としてどのように評価するか。
す 金の切れ目が命の切れ目になる��が社会保障制度の問題。国内の分断が共感ベースでの社会保障を切断しかねない。憲法がどこまで支えてくれるのか。 DBの便益を最大化し、リスクを最小化するために、憲法が防波堤になるように、今のうちに検討すべきではないか。大きな弊害の前哨戦として。 最低限をどこに設定するか、価値観の確認をしたい時期。
や 憲法が要請している福祉国家の在り方自体を再検討すべき時期であるということには同意する。どこが民主主義に委ねることができない部分か。救貧の部分はそれであるが、防貧と混同されている。生活保護制度は救貧である。
か 組織的なボランティアは情報もきれいに使う。海外での支援の経験があり、費用についても計画的。精神論で乗り切るのは勘弁してほしい。根性論で社会設計して、根性論で乗り切れというのはあんまりだ。データを蓄積して分析していくことが必要。防貧の面でお金を削っても生きていけるだろうというのは根性論。データを積み上げ、緻密に見ていくべきではないか。
す エビデンスベースで政府を小さくしていくというのが大局であろうが、様々なデータで支えていくしかないだろう。濫用を規制し、どのようなデータを集めるかはパターナリスティックに政府が進めるしかない。この分野に注力するというのを決める。濫用抑止の為に透明性を高めて欲しい。資格の確認、直罰規定などで確認ができるように、権力側の動きを可視化できるように、制度を作ったうえで、プログラムによる社会へ。愚行権と全体に関わる部分の切り分けが必要
や ボランティアに税制的な優遇措置やポイント付与というやり方もあるし、スコアと結びつけるやり方もあるが、それも問題が出てくるのではないか。
か 仕組みがないと情報が使えない、情報が保護できないというところがある。情報管理の仕組み、資格を作って、災害時の情報管理を行うということはどうだろうか。防災の局面では必須ではないか。
も 情報をどうするかということを考えるときに、自由権が重要ではあると思う。 20世紀の後半からは受給権が重要になってきた。「健康で文化的な最低限度の生活」をエビデンスに基づいて決めるためにはきめ細かいデータが必要ではないか。
や どれくらいのお金が必要で、どのようなアーキテクチャが必要なのか、エビデンスに基づいて国民の同意を得ることが必要。データを出すために、どれくらいの特定性が必要なのかは重要。マイナス面をきちんと言っておくのは必要。
も 民主的に政治で決めると言った時に、1票の価値を厳密に同じにするということはどれくらい重要か。
や 最高裁は1対1を憲法は厳密に要請してはいないとしている。
も 都市部の利益が反映されやすい。政治的なバイアスが出てくるのではないか。選挙制度のもたらすバイアスをどうやって是正するか。 世代ごとに代表権を変えるという議論もある。少なくともそういう事実があるということをデータとして出していく、その為のデータ収集は必要。
す エビデンスの一定割合は個々人のデータになり得る。ルールメイキングをする場所をある程度、収斂していく必要があるだろう。人口減少で地方自治が全うできないという段階に至った時に、地方の仕事と中央の仕事を仕分けていくときに、個人情報の扱いを寄せていく必要があるのではないか。 広域災害時のルールはどうなるのか。法治国家の空白ができてしまうのか。テロの時はどうなるのか。先送りはできない。今回の改正でどうなるのか。
も AIが入って来た時にどうなるのか。
や 医療、防災とAIではデータの偏りが気になる。どういうデータを使ったのかが重要になる。マイノリティを弾いてしまうということがあり得る。アルゴリズムの適正さ、データの公正さをチェックする機関が必要になるのではないか、検証可能な仕組みも必要では。
か AIとデータの処理という観点から考えると、偏りによる差別をどう防止するか。処理の禁止、処理に付されない権利の保障、処理に対して異議申し立てをできる権利が考えられるが、最後のものが重要ではないか。 探索の為に解析する段階では広範なデータが必要になる。防災のように万人の命が懸かっているものについては、対象からの除外ではなく、結果に対する異議申し立てが最適ではないか。
す 防災においてはAIによる意思決定支援が初動段階ではあっていいのではないか。 日本はAIでも劣後するのではないか。ゴミデータではなく、構造化され、クレンジングされたデータがでてきた時に初めてAIを使えるのではないか。 やってはならないことをピン止めする。
も AIを入れなかった場合、なんでやるのか。開業医の高齢化が進んでいる。支援をさせる仕組みを入れる方が良いのではないか。高齢者の運転事故の問題もある。災害の場合、非日常の判断を求められる。判断の支援を積極的に考えて良いのではないか。
閉会 17:20〜17:30 閉会のことば 森田 朗 森田行政学研究会 会長
何の為に法制度があるのか。日本社会が変わりつつある今、維持するために、何をすべきか。 基本的なデータを集め、利用については厳しいチェックを入れる。FWを具体的にどのようにしていくのか議論すべき。
2 notes
·
View notes
Link
麻薬、殺人、売春が横行。郊外では山賊が跋扈し、都市部の公共交通機関内ですら追い剥ぎが出る。人々は犬・猫・猿・蛇・亀はおろかハクビシンやセンザンコウまであらゆる生物をむさぼり食い、犯罪者の市中引き回しや公開銃殺刑の執行も日常茶飯事……と聞けば、どこの暗黒国家の話かといぶかる人も多いだろう。だが、実はこれは1990年代〜ゼロ年代前半にかけての中国広東省の話である。
広東省といえば、深圳市を中心としためざましい経済発展とイノベーションの進展によって、特に昨今の日本ではキラキラしたイメージが持たれることも多い。新たな可能性を求める若者や、テック系の情報感度の高い人からは羨望のまなざしが注がれる地域である。だが、つい十数年前までは常識はずれのアナーキー地帯として、他の地域の中国人からすら恐れられていた。
2019年1月24日、私は広東省で印刷会社を経営する日本人、佐近宏樹さん(46)を取材する機会があった。佐近さんは香港生まれの香港育ち(正確には生後3ヶ月だけ日本)で広東語ネイティヴ、現在も生活と仕事の基盤を完全に香港と広東省に置いている。
彼の国籍や血縁上のルーツは日本だが、事実上は日系移民の1.5世だ。彼は中国人向けのビジネスでは中国名を名乗っており「仕事で半年間付き合った相手が自分を日本人だと気付かなかった」ほど現地に溶け込んでいる。
別の取材テーマで会った佐近さんと私が、予想外に盛り上がったのは、かつての広東省で見聞した凄まじい暗黒エピソードだった。私自身、2001年に広東省の深圳大学に留学しており、その後もいろんな事情があってこの地域とは縁が深い(自分のなかでは「中国でのホームグランドはここ」という感じである)。
現在はキレイになっている中国最先端地域の、ほんの一昔前のカオスな日常風景。そこから中国の別の姿を感じていただきたい。
「1日1回は死体を見ていました」
安田 まずはご経歴をおさらいさせてください。佐近さんは日本語と広東語が両方ネイティヴ。それプラス、標準中国語(普通話)と英語も不自由なく話すことができます。
佐近 ですね。僕の経歴を言いますと、親の仕事の関係で香港で育って、現地ローカルの学校に通ってから香港の日本人学校に行っていました。それから、高校・大学は日本。大学時代に広東語を言語学的な面から勉強しなおしました。
安田 大学時代は千島英一先生のお弟子さんですよね。日本人の広東語学習者がほぼ必ず手に取る、『東方広東語辞典』や『エクスプレス広東語』を書かれた広東語研究の泰斗です。
佐近 はい。で、学生時代に台湾に留学して標準中国語も覚えて、1996年以降、多少の中断はありますが基本的に広東省で働いています。2016年に独立して、現地で東莞市比愛色印刷材料有限公司という印刷会社を経営しています。自宅は香港にあって、平日は東莞住まいですね。
安田 中国南方のメチャクチャ感は90年代がピークで、ゼロ年代なかばぐらいまでは明確にありましたよね。
佐近 90年代後半は、1日に1回は死体を見ましたからね。交通事故ですけど。ドライバーは歩行者がいても一切ブレーキ踏まないし進路も変えない。対して歩行者も車を見ていない。事故になるのは明らかなのになぜ毎日轢かれて死んでいる人がいるんだろうと。
安田 人間と自動車のメンツの勝負みたいになっていましたよね。僕もさすがに「1日1回」ではないですが、地方では路上で手が取れて死んでいる人を見たなあ……。ちなみに当時、農村部で人を轢いたときは、ドライバーはケガ人を助けずに全力で走り去って、隣村に行ってから警察と救急車を呼べ、と言われていました。
佐近 うんうん。言われていましたね。
安田 ドライバーが事故現場にとどまると身の危険があるからです。村人が総出で復讐にやってきて、よくて半殺しにされるし、車もボコボコにされてしまう。基本、生命が軽くて、暴力が身近な世界でした。
深圳の高速道路には山賊が出た!
佐近 暴力といえば、昔の会社が広州の外れの永和経済開発区という場所にありましたが、かなりヤバかったですよ。強盗とか荒っぽい犯罪者が多いから、公安(警察)がすぐにマシンガンを撃つんです。会社で仕事してると、外からタタタタタン、と乾いた音が聞こえてくる。
安田 無法地帯すぎる(笑)。90年代後半ですね。
佐近 会社の門の前に、分銅の付いた鎖を振り回しているヤバいやつがいましたからね。ずっと振り回し続けていたので、変なヤクをやっていたんだと思う。当時は薬物関連も、氷毒(メタンフェタミン)なんかが野放し状態で流通していたので、頭がおかしくなっている人が多かった。
安田 2003年の春に、当時の中国人の彼女と乗ったタクシーの運転手がそういう人でした。「俺は追われているんだ!」とか叫んで、駐車中の他の車にボコボコぶつかりながら走りはじめて。時速140キロぐらいでタンクローリーに接近されたときは本気で死を覚悟しました。停車した折に無理矢理ドアを開けて地面に転がり出て脱出したので、もちろん目的地には着けず(笑)。
佐近 変な人、大量にいすぎて感覚がマヒしていましたよね。あと、強盗関係だと、昔は深圳から東莞に通じる高速道路の、中間地帯にあたる虎門鎮のあたりで山賊が出たんです。まだ高速道路に警察が配備されていない時代なので、市と市の中間地帯であれば、追い剥ぎをやっても警察が来る前に逃げ切れた。現在は日系企業の若い女子社員1人でも、出張で通る道路なんですが……。
「盗まれる」「食われる」「騙し取られる」
安田 追い剥ぎといえば、ゼロ年代前半までは深圳市内のミニバス(注.現在は存在しない)のなかでも強盗が出ました。特に日暮れ後が危ない。
佐近 ああ、いました。昔の会社の同僚が身ぐるみ剥��されてパンツ一丁で放り出されましたっけ。あれ、強盗と運転手が完全にグルなんですよ。車内は密室ですから、乗客が少ないときはカモにできてしまう。
安田 そんな社会ですから、当時は地元の人が他人を一切信用していなくて「危ない」と「盗まれる」ばっかり言っていましたっけ。こちらは真偽のほどは知りませんが、女性がイヤリングをして歩いていたら耳ごとむしられる、みたいな話が当たり前のように話されていた。
佐近 ありましたね。深圳の人は「広州に行くと耳をむしられるぞ」と言っているのに、広州の人は「深圳に行くと耳をむしられるぞ」と言う。一種の都市伝説みたいな話ですが、現地の人がみんな信じるリアリティがあったんですよね。
安田 なかば笑い話ですが、知人が小さいときに亀を飼っていて、ある日いなくなったらしいんです。それで泣いていたら、お母さんに「きっと誰かに食べられたからあきらめなさい」と言われたみたいで。
佐近 いまでも現地の人はカエルや亀を食べますが、昔はもっと食べる人が多かったですから。2003年に感染症のSARS(重症急性呼吸器症候群)のパンデミックが起きた際、その原因として規制されましたが、それまでは「野味」(イェウェイ、各種の動物食)のレストランがたくさんあった。犬や猫どころか、ハクビシンもセンザンコウも食べていた。
安田 店の前にイケスみたいな檻があって、いたいけな子犬(注.食用)が入れられていたやつですね。ペットの犬もよく誘拐されて食われていた。とにかく、当時は自分のあらゆる所有物について「盗まれる」「食われる」「騙し取られる」の鬼畜三原則を常に警戒しなきゃいけなかった。漫☆画太郎のマンガみたいな世界です。
佐近 ひどい(笑)。でも、実際にそうだったからなあ。誇張でも何でもなく。
通り全部が「ピンク床屋」
安田 現在は表立ってはほぼ壊滅しましたが、以前はアンダーグラウンドな産業もすごかったです。深圳でも、街のいたるところにニセDVD屋とピンク床屋(注.中華圏では理髪店が簡易風俗店になる例が多い)がありました。当時は感覚が麻痺していて、完全に日常風景として眺めていましたが、いまから考えると異次元だよな……。
佐近 昔の会社の近所に、通りが全部ピンク床屋だけになっていた場所がありましたよ。一歩足を踏み入れるだけで店の人が100人ぐらいワラワラと集まってくるような。ちなみに通りの先にある公安の敷地内に、ある建物がありました。当時は公安が、ピンク床屋の客向けのレンタルルームというか、連れ込み宿みたいなものを経営していたわけです。
安田 でも、広東省のピンク床屋って、特に都市部ではゼロ年代中盤〜後半に一気に消滅しましたよね。本当にウソみたいに消えてしまった。都市化が進むと、社会は健全になっていくんだなあとも。
佐近 いや、その見立ては甘い(笑)。ピンク床屋のほとんどは、地元のヤクザが経営しています。でも、ゼロ年代なかば以降は土地を転がすほうがカネになった。再開発で一儲けを狙う経営元(=ヤクザ)の事情で、まとめてぶっ潰したケースのほうが多かったはずです。社会の健全化なんて話じゃないですよ。
安田 なるほど(笑)。ところで、ここで言う「ヤクザ」って、もちろん公安も含みますよね。公安がヤクザに取り込まれていたというか、ヤクザが公安“も”やっていた。
佐近 それそれ。「警匪一家」(=警察も盗賊もひとつのファミリー)ってやつです。そもそも地方の公安の偉い人って、その地域でいろんな利権を持っている金持ちの息子がやるポストでしたからね。
「90年代までは公開処刑があったんです」
安田 公安と言えば、2002年の冬に広西チワン族自治区の街で犯罪者が市中引き回しの刑にされているのを見たことがあります。中型トラックの荷台に檻があって、オレンジのベストを着た犯罪者が手錠でズラッと繋がれていて。「こいつらは憎っくきスリ犯罪を犯した!」「人民の敵である!」とか拡声器でアナウンスしていた。
佐近 あったあった。
安田 2006年末、確か沙咀村という巨大な売春街が摘発された際も、働いている女性や関係者らが100人規模で市中引き回しにされていましたっけ。たった12年くらい前まで、深圳でも普通にそういうことをやっていた。人権という概念が根本的にない。
佐近 それどころか、90年代までは公開処刑があったんですよ。ひとつの会社あたり2人、みたいに動員ノルマが決まっていて、広場で強制的に銃殺刑を見学させられるんです。僕はさすがに人間としてこれだけは参加してはいけないと思って、動員から逃げ続けていましたが。
安田 立ち会ったらトラウマですね……。
佐近 立ち会いといえば、昔は堕胎も、妊娠させた当事者��外の人間が現場に立ち会わなくてはいけなかった。診療所で女性の股間に掃除機の先っぽを突っ込んで胎児を吸い出すのを、なぜか第三者に「見学」させるんです。
安田 計画生育政策(往年の「一人っ子政策」)に違反する行為なので、一種の罰として見学制度があったのかもしれないですね。とにかく公衆の面前で恥をかかせることが最大の罰になるという考えがあるんでしょう。しかし、堕胎見学は想像するだけでしんどい。
佐近 一人っ子政策、ひどかったですよ。会社の運転手の男性が、2回ぐらい自宅を破壊されていました。一人っ子政策に違反して子どもを多く生むと、罰として家を壊される。
現在の広東省の街を見るとびっくりするが……
佐近 考えてみると、日本語でこういう話をしたのは十数年ぶりです。話しているうちにどんどん思い出してきました。ちょっと前まで、そうだったんだよなあ……。
安田 私もだいぶん思い出しました。社会が変化すると、それ以前の状態を忘れるんですよね。一昔前の感覚で現在の広東省の街を見るとびっくりします。治安��いいし、インフラも整った。ただ、それを一皮剥いた根っこの場所には、きっといまでも往年の「暗黒の伝統」が息づいているんでしょう。
佐近 現代の中国の監視社会は、中国政府の側が「放任すれば、以前のようにメチャクチャになる」と考えていることが、理由としてあるのでしょうね。それが良いか悪いかではなく、監視社会の出現については一種の納得感があります。
安田 かなりの納得感がありますね。そして「現在の社会は前よりもよい」という実感も明らかにある。やっぱり人権はないんですが���そもそも20年前まで公開処刑をやっていた社会だからなあ……。
佐近 AIをどんどん導入して監視するのも、人力でやらせたのでは公安の「中の人」が真面目に仕事をしないからでしょう。機械の方が信用できるということです。まあ、理屈自体は理解できる。
「こっちの中国」と「あっちの中国」
安田 ところで、往年のアナーキーな広東省の記憶や肌感覚から抱いた中国観って、たとえ中国通の人が相手でも共有しづらくないですか? 例えば外務省や大手メディアの人は、普通は北京や上海に留学して、そこで仕事をしています。でも、「あっちの中国」って一応は同じ国のはずですけど、違うんですよね。
佐近 わかります。「中国とは〇〇なのだ」みたいな話になっても、なにか認識に根本的なズレがある気がする。どちらかが間違っているとか、そういうことではなく。
安田 北京から深圳や東莞までの距離って、パリからサラエボまでの距離よりも遠いですからね。「同じ欧州だからっておフランスの話をされても、こっちはスラブ圏やねん」みたいな気持ちになります。
佐近 そうそう(笑)。実は安田さんと会う前、「すごく思い入れの強い調子で天安門事件の話をされたりしたら困るなー」と心配していたんですよ(注.安田は同事件がテーマの『八九六四』という著書がある)。政治的なタブー云々という問題以前に、あれは北京の事件だし、自分が同時代に中国国内にいたわけでもないので……。
安田 実際、『八九六四』を読んだ年配層の人からも「冷め過ぎている」と怒られます(笑)。でも、天安門事件ってもちろん人権問題としては深刻なんですが、「こっちの中国」とは違うカルチャーの中国で起きた話なので、一定の距離を置いた感覚しか持ちようがないんですよね。尖閣問題なり中国人権擁護運動なりの、日本のニュースで大きく報じられる中国問題についても、語弊を恐れずに言えばそういう感覚はあります。
佐近 そうですよねえ。「こっちの中国」の人たち(=広東人)は、もっと地に足の着いた利害関係が絡むエゲつないことにしかスイッチが入らないもんなあ……。
28 notes
·
View notes
Text
情報開発と利活用20201130
情報開発と利活用20201130
https://ameblo.jp/sfujioka1 テーマ:ブログ
”必要なのは、デフレ脱却!そのための、財政出動!”
========================================
インターネット・コンピュータランキング
========================================
ネットサービスランキング
========================================
終活の準備のmy Pick楽天市場【48本入】トロピカーナ 100% オレンジ 330ml PET 送料無料 KIRIN Tropicana フルーツジュ��ス セット ペットボトル 飲み物 栄養補給 キリンビバレッジ 【D】5,280円楽天市場炭酸水 強炭酸水 【同種48本セット】伊賀の天然水 強炭酸水 500ml 炭酸飲料 まとめ買い ドリンク 500ミリリットル ペットボトル 飲み物 ソフトドリンク スパークリング 割り材 SANGARIA サンガリア プレーン レモン グレープフルーツ 【D】2,830円楽天市場ウェルチ 100%果汁ギフト 記念品【あす楽】【送料無料】両親 孫 七五三 秋ギフトセット☆食品 ジュース 飲み物 詰め合わせ プレゼント 出産内祝い 結婚内祝い 出産祝い 結婚祝い 引き出物 お祝い お返し 香典返し 快気祝い お祝い返し メッセージカード3,240円楽天市場アサヒ飲料 カルピス Lパック 1L 紙パック(口栓付) 1ケース(6本) 【送料無料】3,648円ビデオカメラ Rosdeca デジタルビデオカメラ ウェブカメラ 4K 4800万画素 WIFI機能 16倍デジタルズーム+8倍スーパーズーム IR赤外線暗視機能 デジタル補正 270度回転画面 予備バッテリー付属 望遠レンズ搭載 3.0インチタッチパネル 外付けマイク 日本語取扱説明書 カメラポーチアマゾンジャパン合同会社25,999円ハイセンス 55V型 液晶テレビ 55U7F 4Kチューナー内蔵 Amazon Prime Video対応 3年保証 2020年モデルアマゾンジャパン合同会社74,657〜125,180円赤ワイン セット 6本 フルボディ パーカーポイント90点以上 フランス イタリア スペイン 輸入ワイン 飲み比べワインセットアマゾンジャパン合同会社7,678円アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン 炭酸水 500ml×24本アマゾンジャパン合同会社1,500〜3,600円アサヒ ウィルキンソン タンサン マルチパック(500ml×4本) 2000mlアマゾンジャパン合同会社320円終活の準備のmy Pick楽天市場【48本入】トロピカーナ 100% オレンジ 330ml PET 送料無料 KIRIN Tropicana フルーツジュース セット ペットボトル 飲み物 栄養補給 キリンビバレッジ 【D】5,280円楽天市場炭酸水 強炭酸水 【同種48本セット】伊賀の天然水 強炭酸水 500ml 炭酸飲料 まとめ買い ドリンク 500ミリリットル ペットボトル 飲み物 ソフトドリンク スパークリング 割り材 SANGARIA サンガリア プレーン レモン グレープフルーツ 【D】2,830円楽天市場ウェルチ 100%果汁ギフト 記念品【あす楽】【送料無料】両親 孫 七五三 秋ギフトセット☆食品 ジュース 飲み物 詰め合わせ プレゼント 出産内祝い 結婚内祝い 出産祝い 結婚祝い 引き出物 お祝い お返し 香典返し 快気祝い お祝い返し メッセージカード3,240円楽天市場アサヒ飲料 カルピス Lパック 1L 紙パック(口栓付) 1ケース(6本) 【送料無料】3,648円アサヒ スーパードライ 350ml×24本アマゾンジャパン合同会社4,325〜7,050円[LesBliss Exclusive]グリーンアメジストピアス(K10)株式会社レスブリス36,300円
NEW!2020-11-30 12:34:13
テーマ:ブログ
先端技術情報20201130
/////////////////////////////////////////////////////////////
先端技術情報
////////////////////////////////////////////////////////////
ビッグデータ
「位置情報データ」でここまでできる! CiscoのWi-Fiで人流分析、住宅地図DBから建物の築年数 ... INTERNET Watch 「位置情報・ビッグデータカンファレンス2020」レポート. 片岡 義明. 2020年11月19日 07:00... エヌビディア8-10月期、売上高が過去最高 コロナ禍で需要急増 ウォール・ストリート・ジャーナ��日本版 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で家庭用のコンピューターやビデオゲームの需要が急増し、ビッグデータセンターでの同社製... NECが100万円「スパコン」 汎用品使い価格100分の1に 日本経済新聞 高額品より計算速度は落ちるが一般的なビッグデータ解析などには対応できる。スパコンの垣根を下げて産業界での幅広い活用を促す。 2021年1月...
AI
ヤマトHD、AIなど活用で収益増加:今月のAIビジネス最前線 Ledge.ai たとえば、大企業によるAI技術への投資や、さまざまな業界でのAIの活用事例には、明日の仕事に生きるヒントが隠されている可能性があると言える... 人工知能(AI)スピーカー市場2020最新のトレンドと進歩の見通しを開示2026 ファインドスター インターネットビジネスニュース この人工知能(AI)スピーカー市場の調査は、市場分析に調整された目的に依存しており、レポートに組み込まれています。 購入前に更新された... AIとAwichのコラボが実現、来週CDTVに出演 音楽ナタリー リミックスバージョンの制作は「“Not So Different”を新たに表現するなら彼女しかいない!」と考えたAIが公私共に深い親交のあったAwichにオファーし...
IOT
NVIDIAが買収しなかったArmのIoT事業が分社独立、「Pelion」として始動 @IT MONOist 2020年11月19日、ArmがISG(IoTService Group)で展開してきたIoTプラットフォーム「Pelion」の事業が分社独立し、活動を開始したと発表した。 IoTセンサー「選定理由・満足度」調査、ユーザーの全1100回答を分析 日経 xTECH Active 通信やデータ分析の環境のみならず、適切なIoTセンサーを採用して正しく、精細なデータを得ることがDXの成果を大きく左右する。振動や圧力、照度... モノのインターネットiotプラットフォーム市場ーシェア、サイズ、トレンド、および業界分析 ... PR TIMES Kenneth Researchは調査レポート「モノのインターネットiotプラットフォーム市場:世界的な需要の分析及び機会展望2026年」2020年11月 20日に...
========================================
インターネット・コンピュータランキング
========================================
ネットサービスランキング
========================================
ビデオカメラ Rosdeca デジタルビデオカメラ ウェブカメラ 4K 4800万画素 WIFI機能 16倍デジタルズーム+8倍スーパーズーム IR赤外線暗視機能 デジタル補正 270度回転画面 予備バッテリー付属 望遠レンズ搭載 3.0インチタッチパネル 外付けマイク 日本語取扱説明書 カメラポーチAmazon(アマゾン)25,999円[LesBliss Exclusive]K10グリーンアメジストピアスママジュエリー専門店レスブリス36,300円ハイセンス 55V型 4Kチューナー内蔵 UHD 液晶テレビ [Amazon Prime Video対応] 3年保証 2020年モデル 55U7FAmazon(アマゾン)88,000〜109,780円青森りんご ふじ 280ml 24本入 | 送料無料 JAアオレン りんごジュース ストレート ジュース 無添加 ペットボトル りんご リンゴジュース ストレートジュース 飲み物 ケース アップルジュース ドリンク セット 内祝い お返し ギフト プレゼント 果汁100%楽天市場3,980円【24本入り】健康ミネラルむぎ茶 PET650ml 飲料 まとめ買い ドリンク 飲み物 ペットボトル 水分補給 麦茶 カフェインゼロ むぎちゃ ミネラル 伊藤園 【D】楽天市場2,540円ウェルチ 100%果汁ギフト【送料無料】夏ギフトセット☆食品 ジュース 飲み物 詰め合わせ 敬老の日 初盆 お供え物 法事 プレゼント 出産内祝い 結婚内祝い 出産祝い 結婚祝い 引き出物 お祝い お返し 香典返し 快気祝い お祝い返し メッセージカード楽天市場3,240円アサヒ飲料 カルピス Lパック 1L 紙パック(口栓付) 1ケース(6本) 【送料無料】楽天市場3,648円炭酸水 強炭酸水 【同種48本セット】伊賀の天然水 強炭酸水 500ml 炭酸飲料 まとめ買い ドリンク 500ミリリットル ペットボトル 飲み物 ソフトドリンク スパークリング 割り材 SANGARIA サンガリア プレーン レモン グレープフルーツ 【D】楽天市場2,830円【48本入】トロピカーナ 100% オレンジ 330ml PET 送料無料 KIRIN Tropicana フルーツジュース セット ペットボトル 飲み物 栄養補給 キリンビバレッジ 【D】楽天市場5,280円赤ワイン セット 6本 フルボディ スペイン フランス すべてパーカー90点以上Amazon(アマゾン)7,678円アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン 炭酸水 500ml×24本Amazon(アマゾン)1,500〜4,000円アサヒ スーパードライ 350ml×24本Amazon(アマゾン)4,498〜7,050円
NEW!2020-11-30 12:25:15
テーマ:ブログ
携帯アプリは医療サービスへのアクセスをどのように改善しているか(1)
How Mobile Apps Are Improving Access to Healthcare Services携帯アプリは医療サービスへのアクセスをどのように改善しているかBrad Anderson / 23 Jan 2020/ Apps /Health / Mobileブラッド・アンダーソン著 / 2020年1月23日 / アプリケーション / 健康 / 携帯America boasts the most advanced medical care in the world. Biomedical researchers here represent the vanguard of developing new therapies. Our physicians rank among the best in the world. Hospitals from New England to Southern California feature state-of-the-art facilities.アメリカは世界中で最も先進的な医療を誇りとします。 生物医学の研究者は、ここで新しい治療を開発する先駆者を代表します。 我々の医者は世界中で最良にランクされます。 ニューイングランドから南カリフォルニアまでの病院は最先端の施設の特色があります。Despite its advantages, our healthcare system remains expensive, inefficient, and riddled with disparity. Setting an appointment, running diagnostic tests, sorting out insurance coverage, filling prescriptions, and paying for everything makes getting care difficult. For many patients, the cutting-edge clinicians and medical centers that make the system great might as well operate in different countries.その有利な点にもかかわらず、我々の医療制度は費用がかかって、非能率的で、そして相違だらけのままでいます。 予約すること、診断テストを行なうこと、保険担保を分類すること、処方を調合することと、支払うこと、すべてにとって、医療を受けることを難しくします。 多くの患者のために、最先端の臨床医とシステムを大きくする医療センターは異なった国で運営する方がましです。
========================================
インターネット・コンピュータランキング
========================================
ネットサービスランキング
========================================
終活の準備のmy Pick楽天市場【48本入】トロピカーナ 100% オレンジ 330ml PET 送料無料 KIRIN Tropicana フルーツジュース セット ペットボトル 飲み物 栄養補給 キリンビバレッジ 【D】5,280円楽天市場炭酸水 強炭酸水 【同種48本セット】伊賀の天然水 強炭酸水 500ml 炭酸飲料 まとめ買い ドリンク 500ミリリットル ペットボトル 飲み物 ソフトドリンク スパークリング 割り材 SANGARIA サンガリア プレーン レモン グレープフルーツ 【D】2,830円楽天市場ウェルチ 100%果汁ギフト 記念品【あす楽】【送料無料】両親 孫 七五三 秋ギフトセット☆食品 ジュース 飲み物 詰め合わせ プレゼント 出産内祝い 結婚内祝い 出産祝い 結婚祝い 引き出物 お祝い お返し 香典返し 快気祝い お祝い返し メッセージカード3,240円楽天市場アサヒ飲料 カルピス Lパック 1L 紙パック(口栓付) 1ケース(6本) 【送料無料】3,648円ビデオカメラ Rosdeca デジタルビデオカメラ ウェブカメラ 4K 4800万画素 WIFI機能 16倍デジタルズーム+8倍スーパーズーム IR赤外線暗視機能 デジタル補正 270度回転画面 予備バッテリー付属 望遠レンズ搭載 3.0インチタッチパネル 外付けマイク 日本語取扱説明書 カメラポーチアマゾンジャパン合同会社25,999円ハイセンス 55V型 液晶テレビ 55U7F 4Kチューナー内蔵 Amazon Prime Video対応 3年保証 2020年モデルアマゾンジャパン合同会社74,657〜125,180円赤ワイン セット 6本 フルボディ パーカーポイント90点以上 フランス イタリア スペイン 輸入ワイン 飲み比べワインセットアマゾンジャパン合同会社7,678円アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン 炭酸水 500ml×24本アマゾンジャパン合同会社1,500〜3,600円アサヒ ウィルキンソン タンサン マルチパック(500ml×4本) 2000mlアマゾンジャパン合同会社320円終活の準備のmy Pick楽天市場【48本入】トロピカーナ 100% オレンジ 330ml PET 送料無料 KIRIN Tropicana フルーツジュース セット ペットボトル 飲み物 栄養補給 キリンビバレッジ 【D】5,280円楽天市場炭酸水 強炭酸水 【同種48本セット】伊賀の天然水 強炭酸水 500ml 炭酸飲料 まとめ買い ドリンク 500ミリリットル ペットボトル 飲み物 ソフトドリンク スパークリング 割り材 SANGARIA サンガリア プレーン レモン グレープフルーツ 【D】2,830円楽天市場ウェルチ 100%果汁ギフト 記念品【あす楽】【送料無料】両親 孫 七五三 秋ギフトセット☆食品 ジュース 飲み物 詰め合わせ プレゼント 出産内祝い 結婚内祝い 出産祝い 結婚祝い 引き出物 お祝い お返し 香典返し 快気祝い お祝い返し メッセージカード3,240円楽天市場アサヒ飲料 カルピス Lパック 1L 紙パック(口栓付) 1ケース(6本) 【送料無料】3,648円アサヒ スーパードライ 350ml×24本アマゾンジャパン合同会社4,325〜7,050円[LesBliss Exclusive]グリーンアメジストピアス(K10)株式会社レスブリス36,300円
NEW!2020-11-30 11:08:34
0 notes
Text
無料ダウンロード可能で商用利用もOKな内容が異様に細かいピクトグラム「human pictogram 2.0」
from https://gigazine.net/news/20180516-human-pictogram-2/
2018年05月16日 07時30分00秒
無料ダウンロード可能で商用利用もOKな内容が異様に細かいピクトグラム「human pictogram 2.0」
資料や配布物のデザインは悩みどころですが、「早く帰りたい人は利用してさくっと仕事を終えて帰宅しましょう」ということで、「フキダシデザイン」の作者であるTopeconHeroesのダーヤマさんが無料で商用利用も可能なピクトグラムを公開しています。「ピクトグラムはほとんどの場合、公共交通機関や、バリアフリーなどの標識に使われるため、雰囲気が真面目なものが多く、やや面白みに欠けるので、くだらないポーズなど多めにバリエーションを増やしていく事にしました」とのことで、ピンポイントすぎるピクトグラムの内容は、見ているだけでも楽しめます。 human pictogram 2.0 (無料人物 ピクトグラム素材 2.0) http://pictogram2.com/
トップページにはカテゴリ分けされていないピクトグラムがずらっと表示されており、ページ下部のボタンから「どんなピクトグラムがあるのか?」ということを確認していけます。
一例はこんな感じ���「ブランコを漕ぐ子供」といったほのぼのした光景から、「腰痛のピクトグラム2」や「ペットを飼う余裕がない」など、ピンポイントすぎる光景を説明したピクトグラムも。
「これは使えそうだ」というピクトグラムがあったらクリックします。
すると以下のようなページが表示されます。素材はAI形式、JPG形式、PNG形式があり、好みのファイル形式でピクトグラムをダウンロードすることが可能。ピクトグラムには複数のバリエーションが用意されているのですが、「Illustrator AI」をクリックすると、すべてまとめてダウンロードできます。
JPG・PNG形式でピクトグラムをダウンロードする場合は、複数バリエーションが用意されている中からダウンロードするものを自分で選択します。今回は「PNG」をクリック。
すると用意されたピクトグラムのバリエーションが拡大表示されます。「SとMを司どる女王様その2」というピクトグラムでは、今まさにムチでMをたたこうとしている女王様や……
たたいた瞬間
ろうそくを垂らしている様子。
足で踏んでいる様子など。
また女王様をよりシンプルなデザインにしたピクトグラムもあります。
勢いよくムチでたたいている様子や……
Mがちょっと逃げ腰になっているもの。
後ろ手に縛られているものなど、非常に細かい描写になっていました。
ピクトグラムを使用したい時は右クリックから「名前をつけて画像を保存」をクリックします。
さらに、各ピクトグラムの個別ページの右端には、「スポーツ」「公共&1.0」「ビジネス」「感情」「女性」「職業」「面白系」「その他」という8つのカテゴリが示されていました。
例えば、面白系はこんな感じ。
「ルーム���ンナー茶道」や……
「うわっ 私の年収・・・・」
「ガンジーも助走つけて殴るレベル」など、ネットでよく見られるフレーズをピクトグラム化したものもあります。
宇宙人やゾンビ系も豊富。
そのほか、「プロポーズ失敗」や……
「過食する太った人」
「スクールカースト」
「ホントは怖い金の斧」
「マリ男」など、細かすぎるピクトグラムも並んでいました。
スポーツ系は特に種類が豊富。バスケットや棒高跳び、スキー、スケートといった特定のスポーツを示すものもあれば、「リポビタンD」なども含まれています。
「公共&1.0」は「お年寄りに席をゆずる子供」など、描写としては細かいけれど汎用性がありそうなピクトグラムが並んでいました。
「ビジネス」カテゴリは「広報」「ビジネス出張」「面接」といった使い勝手のよさそうなもののほか……
「ラットレース」「綱渡りその2」「オフィスでストレッチ」など、やはり細かい内容のものも交じっていました。
「感情」カテゴリには「イヤッフォォーーーウ」「荒ぶる鷹のポーズ」「orz」など。
「女性」というカテゴリはこんな感じ。
ムスリム(ムスリマ)など、ありそうでなかなか見かけない、あると便利そうなピクトグラムがどっさり。
「職業」カテゴリには、「ナース」「弁護士」「映画監督」といった比較的一般的なものから「レントゲン診断」「酪農家」「鷹匠」まで。
「その他」はまさにカオスで、パリスの審判や「ニュートンの万有引力の発見」「民衆を導く自由の女神」といった歴史的事柄と……
「住宅ローン」のようなピクトグラムが同列で扱われていました。
また、ピクトグラムと併用できるアタッチメント素材もダウンロード可能です。 アタッチメント | human pictogram 2.0 (無料人物 ピクトグラム素材 2.0) http://pictogram2.com/?page_id=37
アタッチメントには顔・帽子・ヘアスタイルのほか……
動物
そのほかアイテムなど。ピクトグラムだけでも種類が豊富なのですが、アタッチメントと一緒に使うことで、欲しいピクトグラムはだいたい手に入れることができそうな勢いでした。
なお、「素材そのものの再配布や、素材販売サイトなどで販売をしない限り商用デザインでも無料でお使い頂けます」とのこと。使用に際しての報告も不要で、詳しいライセンスはここから読むことができます。
http://i.gzn.jp/img/2018/05/16/human-pictogram-2/00.png
0 notes
Text
仕事に復帰したけれど、な1月(2020年1月の日記)
■2020/1/1 今年もよろしくお願いします。2019年は大変だったので、2020年は平和な年だと良いなぁ。家族3人で実家へ、新年のご挨拶。ニューイヤー駅伝見たり、天皇杯決勝見たり。夜はすき焼きを食べたり。Amazon Prime『ウォッチメン』S1E1を見る。
■2020/1/2 家族3人で奥さんの実家へ、新年のご挨拶。お寿司を食べ、箱根駅伝を見る。ちょっと眠くて昼寝もしちゃう。帰宅するともう娘は眠そう。なんとか風呂まで入れて���かせる。Abemaでフリースタイルダンジョンの特番をぼんやり見る。ディズニーデラックスで『マンダロリアン』S1E2を見る。Netflix『男はつらいよ 純情篇』を見る。
■2020/1/3 のんびりの3日、10時ぐらいまで寝てしまった。冷凍のお好み焼きなどを食べてから立川へ。キノシネマ立川で『燃えよスーリヤ‼︎』鑑賞。スーパーで買い物して帰宅。うーん、ラジオを聴くのが追いつかない。なのにコサキンが放送してるから聴いてしまった。Netflix『男はつらいよ 奮闘篇』を見る。
■2020/1/4 Amazon Fire TV Stickを買い換えた。サクサク動く。お昼から家族でけんす君のうちへ。恒例の新年会で手巻き寿司。うちの娘ははじめて手巻き寿司で、予想外にモリモリ食べていた。久々にみかん君にも会え、ボードゲーム大会も楽しかったです。僕はそこから五反田へ。おにやんまでうどんを食べ、喫茶店でコーヒーを飲んでからアトリエヘリコプターで五反田団の『新年工場見学会2020』。黒田大輔不在はさみしいが、今年もはじまった感があり良かった。金子岳憲さんが観にきてた。
■2020/1/5 娘と実家へ、のんびり過ごす。年末に行けなかった床屋へ。散髪もして仕事に復帰するときがいよいよきた感じである。U-NEXT『極道めし』を見る。Netflix『男はつらいよ 寅次郎恋歌』を見る。 BSで『贋作 男はつらいよ』の一話を見たけど、これはまぁ見なくていいかな。
■2020/1/6 会社へ。ほぼ4ヶ月ぶりに仕事に復帰であります。ひたすらメールを開いて開いて。初週は6時間勤務なのですがそれでも疲れる。早く帰れたので家族で夕飯。娘はまだ冬休み中である。寝かしつけまでやる。Amazon Prime『ザ・リトル・ ストレンジャー』を見る。
■2020/1/7 仕事終わりで渋谷へ。タコベルでBUTCHさんのSTAR BOXを購入。箱がでかい。イメフォで『つつんで、ひらいて』鑑賞。ヒュートラ渋谷で未体験ゾーンの映画たち2020『エスケイプ・ゲーム』鑑賞。けんす君にもらった無料券で。感謝。
■2020/1/8 早朝から病院へ。定期通院日。まだ会社でフレックスを使えない状態なので午前半休を取らなければならない。リハビリもやり、書類の依頼、薬局にも寄る。出社は午後からなので高倉町珈琲でのんびりする。録画したアニメ『映像研には手を 出すな!』1話をやっと見たら本当に良かったです。午後から出社。ぼちぼちまともな仕事をしている。仕事終わりで立川へ。やよい軒で早めの夕食を食べてからキノシネマ立川で『テッド・バンディ』と『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』鑑賞。
■2020/1/9 本日は海外にいる上司とネット経由のミーティング。まぁ英語が出ませんよね。手術内容の説明をしたら引いてました。仕事終わりで昭島へ。MOVIX昭島で『男はつらいよ お帰り 寅さん』鑑賞。パンフも買ってしまった。TV録画『フラッシュ』S3E10を見る。Netflix『ドラキュラ伯爵』S1E1を見る。Netflix『男はつらいよ 柴又慕情』を見る。漫画家の古泉智浩さんがやってるPodcast「ファミレス映画館」で『男はつらいよ』の感想を4作ぐらいずつUpしてくれてるのが最高に面白い。Netflixで見終わったらそのエピソードのPodcastを聴く。この流れが最高だ。
■2020/1/10 聴きたいラジオやPodcast、見たいYouTubeがたまりまくり。仕事終わりで渋谷へ。ヒュートラ渋谷で未体験ゾーンの映画たち2020『ハード・ナイト』『ブラインデッド』鑑賞。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E3を見る。今週からTV画面で見れて最高。BS録画『主任警部モース』E5を見る。
■2020/1/11 朝から娘と吉祥寺の眼科へ。娘を習い事におくり自分は水道橋へ。アテネフランセ文化センターで『あれから』『共想』鑑賞。アテネフランセははじめて行ったのでどこらへんの席がいいのかなぁと迷いながら着席。ふと前の席を見たらチートイツさんが座っていた。あけましておめでとう。うん、僕の席選びは間違っていなかったようだ。とくに『共想』 は一昨年のフィルメックス、去年の上映会と2度見逃していたので待望。作品的にもとても良かった。客席にはシネマシティの 椿原さんの姿も。3本目も観るというチートイツさんと別れて立川へ。猿田彦珈琲でゆっくりしてからシネマツーで『フォードvsフェラーリ』鑑賞。極爆で。熱い。
■2020/1/12 日曜日。午前中からmatsuさんのおうちへ。シネマクティフ東京支部の新年会。ゲストに名古屋支部からotokeiさん。ピザを食べ、各自の2019年ベスト10を発表。まるゆさんの発表が1時間を切っていたので成長を感じる(それでも長いけど)。ついでの音声配信もいくつか収録。今年もよろしくお願いします。Netflix『男はつらいよ 寅次郎夢枕』を見る。
■2020/1/13 祝日の月曜日。朝一で図書館に行ってから娘と実家へ。のんびり過ごす。BS録画『主任警部モース』E6を見る。TV録画『フラッシュ』S3E11を見る。Netflix『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』を見る。Netflix『ドラキュラ伯爵』S1E2を見る。
■2020/1/14 3連休明けの火曜日。通院日なので午前中から病院へ。口と左腕のリハビリを続けていたのだけど、左腕については今回でおしまい。あとは自主練がんばれ、と。仕事終わりで八王子市役所に行ってから渋谷へ。ユーロスペースで『さよならテレビ』鑑賞。Blu-ray『ウォッチメン アルティメット・カット版』を見る。BS録画『主任警部モース』E7を見る。
■2020/1/15 今週は海外の上司が来日中。1on1でのミーティング2連発。久々の英語をなんとか話す。頭が疲れる感じ。発声は意外とできる。お昼は社内のカフェテリアに行くタイミングを逃してしまい近所の��亀製麺へ。4ヶ月以上ぶり。うどん食べるの遅いんですけどなんか嬉しかった。仕事終わりで新宿へ。武蔵野館で『音楽』鑑賞。ほげやまさんと同回、matsuさんとニアミスだったようです。
■2020/1/16 仕事終わりで会社の皆さんとディナー。海外からのゲストと。僕の復帰祝いも兼ねているようでありがたい。懐石、食べやすい。ちょっと探し物があり実家へ。親と話していて気づいたのだけど、なんかあごの下が腫れている。うーん、これは再度病院に行くやつだな。
■2020/1/17 会社に休暇の連絡。そして午前中から予約なしで病院へ。予約なしだと診察とかが昼ぐらいになってしまう。今回は切ったりせずに抗生剤で対応することに。薬局で薬を出してもらってから郵便局へ。予定外の休みになったので平日にしかできないことをいろいろ。前からやらなきゃいけなかった通帳の住所変更など。ゆうちょ、なかなか対応が早い。調子に乗って銀行にも行っていろいろ変更が必要なことを依頼したらこれが大変だった。予想以上に時間がかかりがっかり。遅いお昼CoCo壱で食べる。グラマ。立川へ移動、キノシネマ立川で『ジョジョ・ラビット』を観たのですが、これがかなりの部分を寝てしまった。これはダメだ。来週もっかい見直しだ。手術のあと、本当に眠くなってしまうことが多いのだけど、その原因のひとつが抗生剤な気がする。なんか眠くなってしまうんだ。調布へ移動。『mellow』鑑賞@イオンシネマシアタス調布。映画を観る前に薬を飲むのをやめたので『mellow』超集中して観れた。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E4を見る。
■2020/1/18 土曜日。娘と吉祥寺の眼科へ。眼科にいる間に雪が降りはじめる。寒い。眼科終わってから娘を習い事に送り、自分はUPLINK吉祥寺へ。『マーウェン』をやっと観る。観れて嬉しい。映画観てから遅めのランチでCoCo壱へ。グラマ2日目でスプーンGET、やったぜ。娘を迎えに行き二人で実家へ。夕飯は母親と娘と三人でバーミアンで本格中華。平和だ。娘を風呂に入れ、寝かしつけたら自分も一緒に寝てしまう。やはり抗生剤の影響かな。録画したTV見たり本読んだりラジオ聴いたりしたかったのだが。
■2020/1/19 日曜日。実家泊で結局朝まで寝てしまった。娘といっしょに8時間以上寝ている。今日は地元の駅伝大会なのでそれを応援する。実家の前がちょうどコースの道なのだ。朝ごはんを食べてから旗を自作する娘。町の駅伝なので、地元企業や町内会、少年野球チームなど、様々に人たちが出場している。娘が「がんばれ~」とか応援すると、「ありがとー」とか返してくれたり、手をふってくれたりして平和。自分も中学のとき、剣道部として出場させられたのを思い出す。走るのは苦手なので本当に苦い思い出である。娘の旗(紙製)はまぁまぁボロボロになっていたが、「オリンピックのときにまた使う」そうである。そう、東京オリンピックの聖火ランナーも実家前の道を通るらしい。昼は手巻き寿司。けんす君ちの新年会で食べてはまったらしい娘。ばくばく食べる。TV録画『フラッシュ』S3E12を見る。Netflix『ドラキュラ伯爵』S1E3を見る。これで完走。さすが『シャーロック』チームというトリッキィな構成で面白かった。
■2020/1/20 正月以降、ラジオを聴くのがまったく追いつかない。仕事終わりで立川へ。キノシネマ立川で『ジョジョ・ラビット』鑑賞。今度は万全の体制で観て楽しめた。
■2020/1/21 朝から映画秘宝の休刊号を購入。復活を信じています。仕事終わりで新宿へ。今年最初のMCTTは『フォードvsフェラーリ』。公開規模が大きい作品ですがなかなか参加者が集まらず。参加してくれた方には本当に感謝。なんとか幅広く告知していきたい。Netflix『ジャックは一体何をした?』を観る。BS録画『主任警部モース』E8を見る。
■2020/1/22 午前半休で病院へ。造影CTを受けたわけですが、この結果がよくない。どうやら再度手術が必要となりそう。病気の再発とかではないのですが。昨年9月の手術で下顎の部分(オトガイ部という名称です)を一度縦に切断していて、それをくっつるためにチタンプレートを入れてるんですけど、これがうまく機能していないっぽい。骨はくっついていないし感染を起こしている。で何をしなくてはいけないかというと、手術でプレートを取り、キレイにして、再度プレートで固定する必要あり。これに2週間ほどの入院が必要となる、と。早ければ2月に、と。うーん、これはあきらかに再度休職する必要がありそう。まいったな。とりあえず奥さんと親に連絡。午後から出勤して健康相談室の人にも相談。やはり休職すべきでしょうと。たまたまハイレベルの上司とも話せたので口頭で報告。明日以降いろいろ連絡、準備しないとな。落ち込んだりもしたけれど、病気の再発ではないしきっちり治さないとな、という気持ちで仕事終わりで立川へ。シネマシティで『マザーレス・ブルックリン』鑑賞。昨夜のMCTTでさっちゃんさんが推していた一作。面白かった。
■2020/1/23 朝、いちおう娘にも再度入院が必要になりそう、ということを話す。前日ママから聞いていたこともあり納得してる風ではある。出勤して同じチームの人や仕事で関わる人に再休職となりそうなことを説明。海外へもメールで説明。そりゃみんな心配してくれますよね。早めに帰宅して家で夕飯。娘が喜ぶ。娘が寝てからNetflix『ペット・セメタリー(1989年)』を見る。
■2020/1/24 行きたかったLIVEが取れた。がしかし、入院になるといろいろ行けなくなるものも出てきそうで心配。仕事終わりで吉祥寺へ。UPLINK吉祥寺で『ポゼッション 40周年HDリマスター版』鑑賞。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E5を見る。BS録画『主任警部モース』E9を見る。TV録画『フラッシュ』S3E13を見る。
■2020/1/25 朝から娘と吉祥寺の眼科へ。娘を習い事に送ってからUPLINK吉祥寺で『his』鑑賞。チートイツさんとニアミスだったようです。AKIRA君ともニアミスだったかも。娘と合流してから帰宅。夕飯は奥さんが買ってきてくれたビリヤニ。Amazon Prime『ロスト・イン・ラ・マンチャ』を見る。Amazon Prime『スタートレック:ピカード』S1E1を見る。
■2020/1/26 朝から近所の図書館をハシゴ。トータルで4キロ以上は歩いたはずなので多少動けるようになってきた。朝のウォーキングも復活させたいが。立川へ。キノシネマ立川で『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』と『ペット・セメタリー』鑑賞。西荻へ移動。本屋ロカンタンでにて2019年外国映画ベストテン会議!千浦僚+村山章+結城秀勇。2019年の映画全体の話や流れの話を聞いて面白かったし、自分の観た映画も整理できた感じ。そうだ、ぷらすとの2019年ベスト映画も見ないとな。YouTube『TDF Really Works』を見る。
■2020/1/27 すごい寒い。当初の予定では仕事終わりでシネマート新宿まで行こうと思ってたんだけど、雪が心配なので予定変更、昭島へ。MOVIX昭島で『リチャード・ジュエル』鑑賞。映画館を出たらみぞれになっていた。歩いて帰宅。
■2020/1/28 上司や人事、産業医とミーティング。2月からの本格復職はなくなったが、2月1日付であわてて休職する必要はないとのこと。バタバタしないで良いので助かる。再休職のスケジュールは明日決まるかな。早めに帰宅。娘が喜ぶ。夕飯を食べて、娘を風呂に入れて、寝かしつけまで。Netflix『失くした体』を見る。Netflix『ARASHI's Diary -Voyage-』E2を見る。DVD『JAPONICA VIRUS ジャポニカ・ウイルス』を見る。
■2020/1/29 朝から病院へ。先生から手術の説明を受け、手術および入院、そしてその準備のスケジュールを決める。おそらく2月中旬から3月いっぱいまで再度休職することになるだろう。いろいろと予定が狂いまくる。そして2月のMCTTには参加できない。申し訳ない。家族にも連絡。手術の日の予定を確保してもらわないといけないのだ。午後から出勤。いろいろ連絡。もう連絡とか調整だけで半日が終わってしまうよ。仕事終わりで立川へ。シネマシティで『バッドボーイズ』鑑賞。極上音響上映で。懐かしいな。95年の上映時もシネマシティ(シネマワン)で観たかもしれない。昭島へ移動。MOVIX昭島で『シライサン』鑑賞。映画観終わって歩いて帰宅。
■2020/1/30 『AI崩壊』冒頭9分ぐらいが公開されたので見てみたらエキストラ出演した自分の姿を確認。まぁ自分以外の人はマジでわかんないと思います。休職に向けた手続きをいろいろと開始。仕事終わりで昭島へ。松屋でプルコギ食べてからMOVIX昭島で『風の電話』鑑賞。歩いて帰宅。
■2020/1/31 昼休みに出来上がった診断書を病院まで取りに行く。病院が歩いていける距離にあるとこういうところがありがたい。仕事終わりで立川へ。う���ん食べてからシネマシティで『AI崩壊』鑑賞。もう、入江監督の新作については面白いとホッとする。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E6を見る。そんな感じでいろいろ予想外なこともあった1月も終わり。
0 notes
Link
この記事はブロックチェーン関連の新サービスがどのようにつくられているか、舞台裏について書かれています。これを読むと、「へー、こんな感じでプロジェクトが始まって、こういう資料をもとに、こんな具合に進むのか」という新サービスが生まれるまでの流れを生々しく把握できると思います。 はじめまして、Tokyo Otaku Mode(以下、「TOM」)という会社で、日本のオタク文化を世界へ広げる活動をしている安宅(@paji_a)と申します。先日、「ホンヤククエスト(Tokyo Honyaku Quest)」という、オタク文化を愛する世界中のファンがほかのファンのためにコンテンツを翻訳するブロックチェーン・プロジェクトを開始しました。2019年内は実証実験で、アニメニュースなどアニメ関連情報の日英翻訳からスモールスタートしつつ、近い将来、アニメ・マンガ・ゲームなどのオタク系コンテンツをあらゆる言語で翻訳できる環境をつくることを目指しています。 Twitterなどで感想やリクエストを送っていただけると嬉しいです。 目次を作りましたので、ぜひ興味を持った項目からご覧ください。 <もくじ> ■ ゼロからイチを生み出すキックオフ編 構想からプロジェクトにする コミュニケーション方法を決める 「契約書」と「NDA」を結ぶ 各社の役割を決める サービスの名前を決める 用語を決める 決起会を行う ■ 構想を具体化するサービス設計編 エコサイクルを設計する サイトマップをつくる 仕様を決めてワイヤーフレームをつくる 開発仕様を決める 世界観を設計する フックモデルを設計する ■ 設計をカタチにする制作&開発編 スケジュールを切る ロゴを制作し商標を申請する デザインをつくる 紹介動画をつくる 開発を進める プライバシーポリシーと利用規約をつくる ■ 世の中に売り出すマーケティング編 キャッチコピーを決める 初期ユーザーを集める カスタマーサポートとツールを導入する プレスリリースを打ちイベントを開催する 検証項目を設計する <番外編> はじまりの話 もうひとつのチャレンジ 社内向け説明資料をつくる 補助金制度を活用する ビジネススキームを固める おわりに ■ ゼロからイチを生み出すキックオフ編構想からプロジェクトにする 「ホンヤククエスト」がどのような経緯で生まれてきたかは「番外編」に委ねるとして、2018年12月19日に構想を下記のようなテキストでまとめたのが、このプロジェクトのスタートでした。 書かれている項目を書き出すと、 ・どんな構想なのか ・どんな目的で構想しているのか ・いつごろ行うのか ・どんなお披露目をするのか ・どんな機能があるのか ・各社の役割とメリットはなにか ・当初検証する項目はなにか ・どんなユーザー層を狙うのか ・どんなデザインイメージか ・将来目指す理想形はなにか ・どう展開するのか ・どうプロモーションするのか ・翻訳者への報酬設計はどうなるのか ・どんなリスクがあるのか ・法務・財務などの確認事項はなにか ・目標と撤退条件はなにか など、各社で検討を進めてもらうために最低限必要な情報を書き出しています。とても文字文字しいのですが、パワーポイントなどを使ってしまうとどうしても”見栄え”をこだわりたくなって、本質的な内容を仕上げることからフォーカスがぶれてしまうので、文字中心に最初の構想をつくるようにしています。 この構想(ポエム)を元に、イードで事業統括をされている土本さん、bitFlyerで新規事業開発を担当されている三瀬さんとともにメッセンジャーでグループを作り、全員が直接会う前からやりとりを開始しました。2019年1月に3人で ボ��シュカフェにてコーヒーを飲みながら初のミーティングに臨み、「実現したいサービスがクリアである」「解決したい問題が大きくていい(日本の国全体が抱える問題)」「各社の強みを活かせる」「実現させるためのすべての機能が揃っている」「本腰を入れる前に実証実験を行って手応えを確かめていく方が良い」「最初は権利関係が複雑なコンテンツそのものよりも関連情報=アニメニュースなどから翻訳実績を作ったほうが良い」「各社のニーズにも合致している」「各社がブロックチェーンという新しい技術に対してポジティブ」などの話をして、各社でプロジェクト進行の承認に向けた調整をかけていくことになりました。 コミュニケーション方法を決める2019年1月末に、各社の調整が進み、土本さんと三瀬さんと私の3名でプロジェクトを進めていこうと認識がすりあった後、「日々の連絡はどうしましょうか」という話になり、 Slackチャンネルと Trelloを作成、かつ、週1回の定例ミーティング(60分)を開催することになりました。ちなみに、定例ミーティングは各社の時間感覚が似ているからか、最初から移動時間の短縮のためできるだけビデオチャット( Zoom)でやりましょうという方針にすんなり決まったことは、”働き方も多様な時代になったものだ”と印象深かったです。 ▼Slack ▼Trello(クエストボード) ▼Zoom 定例ミーティングは毎回Trelloをベースにアクティブなチケットを一周し、新しい議題がある場合は、誰でもチケットを追加できるように運用しています。こうしておくことで、進行管理の漏れがなくなり、誰でも俯瞰した視点で、誰が何を行うのかがざっくりと明確になります。そして、そのチケットごとに細かくブレイクダウンしたタスク管理はそれぞれの担当が自由にツールなどを使って進行できるようにしています。 ちなみに、Zoomの有料化と同時にAIによる雑音消去のプラグイン Krispも導入し、他サービスに比べても非常に安価で快適にリモート会議ができていると思います。 「契約書」と「NDA」を結ぶ今回関係する会社は、それぞれ一定規模の大きさの会社組織ですので、会社から「やってみよう」と承認がおりて決まったあとに「急にや〜めた」をされてしまうと、各社が困ってしまいます。また、話した内容には外に共有されては困るセンシティブな情報も入ってきます。そうした情報を外部に出されてしまうと問題になってしまうので、覚書レベルの「契約書」と「NDA(秘密保持契約書)」を結んで、早い段階で具体的な深い話をできる状態に持っていきます。プロジェクトの最初にやるべき大事なステップです。 各社の法務部と確認を取りながら、早い段階で「契約書」と「NDA」を交わしました。当初は実証実験を行うということで、契約書の内容も比較的シンプルでクイックな進行ができました。また、各社ともなるべく手弁当で力を出し合い、コストやリスクは大きすぎない無理のない形でスタートを切るように認識をそろえていました。また、そのようなライトな進め方でもプロジェクト内のメンバーの熱量が高く、プラスの相乗効果で勢いよく進行したように思います。 各社の役割を決める今回協業をしていく3社はそれぞれに強みがあり、(一部の機能は重なるものの)会社ごとに持っている機能も特徴が分かれており、役割分担も比較的スムーズに決まったと思います。構想からお互いにフィードバックしあいながら、2019年4月頭時点での大ざっぱな役割分担のタタキはこちらでした。 <各社の役割> 企画・設計:TOM(サポート:各社) サイトデザイン:TOM(サポート:イード) サーバサイド開発&サーバー運用:イード ブロックチェーン関連開発:bitFlyer カスタマーサポート・コミュニティ運営:TOM アニメアニメ英語版サイト:イード ※上記の役割分担は適宜相談し途中で変更可とする(双方合意に基づく) サービスの名前を決める当初はサービス内容とブロックチェーン用語の組み合わせで機械的な「翻訳Dapps(仮)」というコードネームのような呼び方をしていました。話が進むにつれ、いよいよロゴを作ったり、ドメインを取るためにも、サービス名を決めようという話になりました。2019年2月初旬の話です。 サービスをつくる当事者として一番ワクワクするのは、ネーミングのアイディア出しのブレストだと思っています。ここで決めたネーミングが後世に残る可能性もあるので、最高にエキサイティングな瞬間です。 手前味噌ですが、過去に複数のサービスを企画・開発していた経験から、これまで私がネーミングしたサービスや会社がいくつかあります。ネーミングは自分の力を発揮する領域なので、Tokyo Otaku Modeの創業時にも張り切ってアイディアを出していました。全部で100以上のネーミングが集まったのですが、その中で明らかに輝いていたネーミングこそCCOの森澤が出した「Tokyo Otaku Mode」だったのです。いまでもやっかみ(笑)を兼ねて森澤本人にも伝えていることですが、これには逆立ちしても勝てない強さがありました。あの字面を見た瞬間、みんなが「あぁこれが一番いい!」と圧倒的な支持を集めてしまったのです。その後、このネーミングが世界に広まっていく様子は私自身も間近に見ていました。 ——という経緯も影響したのかもしれませんが、今回の翻訳サービスは「海外」「オタクジャンル」「楽しさ」などを表現したいことから逆算して考えると、どうしても「Tokyo Otaku Mode」にあやかったネーミングが一定のアドバンテージがあるだろうし、ファンから翻訳者を集めるときにも安心感/ブランドが伝わるだろうという目論見もありました。アイディア出しから決定まで約2ヶ月間、各人でアイディアを考えながら、「Tokyo Honyaku Quest」というサービス名に行き着いたのです。 サービス名を確定させる前に「 .com」ドメインが空いているかも要チェックポイントです。今回の場合は、特徴のあるネーミングになっていましたので以下ふたつのドメインが空いていましたので、早速ドメイン名を取得しました。 tokyohonyakuquest.com honyakuquest.com 用語を決めるサービス内で使う用語はプロジェクトメンバーはもちろん、サービスを利用するユーザーにも統一した呼び名になるよう用語の定義が大事になってきます。「ホンヤククエスト」においては、構想段階で「翻訳者」「校正者」と呼んでいた翻訳する人たちの名称��、固い表現から「トランスレイター」「ブラッシュアッパー」などの柔らかい表現にアップデートされていきます。翻訳の依頼主からの翻訳依頼を「クエスト」、採用可否を「ジャッジ」と呼んだりと、用語を定義することによって世界観が彩られていきます。 例えば、翻訳を依頼することを「案件依頼」と呼ぶか「クエスト依頼」と呼ぶかで、同じ内容を指していても、それが楽しそうと思えるかどうか、受け取る人の印象が違うことが分かると思います。いわば用語は文字のデザインともいえ、サービスが与える印象を決める要素のひとつといえるのです。 <おもな用語> 翻訳者・・・トランスレイター 校正者・・・ブラッシュアッパー 翻訳案件・・・クエスト 翻訳・・・トランスレイト 校正・・・ブラッシュアップ 翻訳者確認・・・チェック 依頼主確認・・・ジャッジ 称号・・・レジェンド、四天王、十傑 独自トークン・・・HON(ホン) 決起会を行う2019年4月、以前から行いたかった決起会という名の飲み会を行きつけの渋谷・ わたら瀬で開催。「あした葉」という独特の味がする葉っぱが食べられる渋い雰囲気のお店です。イードからは土本さん&江崎さん、bitFlyerからは三瀬さん&市園さん、TOMからは大迫&安宅の計6名で『ドキッ!男性だらけの(略』を開催。話はなぜか「クリケット」がホットトピックとして、世界最速160kmで投げるピッチャーがいるとか、インド市場が伸びてくるので海外向けにクリケット漫画を本気で作ったほうがいいとか、他愛もない話が繰り広げられ。土本さんが次の日に健康診断にもかかわらず呑兵衛の大迫と日本酒一騎打ちが始まったり、和気あいあいとした雰囲気で歓談。それまでお互いにZoom越しでしか顔を見たことがなかったメンバー同士もいる中、一気に打ち解けられた会になりました。 ややタイミングが遅くなってしまったキックオフ飲み会ですが、お互いに人となりを知れたことで距離感が近づいて、変な遠慮もなくなり、そのあとの進行がよりスムーズになったのでした。 ■ 構想を具体化するサービス設計編エコサイクルを設計する「ホンヤククエスト」は、ブロックチェーン業界の用語でいう「トークンエコノミー(コミュニティの中で一種の経済システムが確立されていること)」の事例の成立も兼ねたプロジェクトです。 そこで、「ホンヤククエスト」でもサービスが成長していくためのインセンティブ設計=トークンエコノミーを図式化してみたのがこちらです。bitFlyer三瀬さんが作成されました。 このインセンティブのハブとなる存在が独自トークン「HON」であり、「HON」の報酬設計こそ、このサービスのキモと言えます。三瀬さんと市園さんが下記のシナリオ別のチャートを作り、あらゆるパターンで矛盾がでないように設計することができました。 こうした具体的な仕様に落とし込まれ、「ホンヤククエスト」の開発を進めていきました。 サイトマップをつくる「ホンヤククエスト」は、ウェブサイト上で依頼主が翻訳案件を登録し、複数の翻訳者が翻訳や校正を行い、最後に依頼主が翻訳内容をジャッジして、案件が成立すると「HON」というサイト内の報酬がもらえる仕組みになっています。これらの一連のステップをウェブサイト上で実現するための設計をすることになります。��のためにどんな画面があり、その画面で何ができるかを示すものが、サイトマップになります。 2019年3月、ウェブサイト構築歴20年のベテランのディレクター大迫によってパパッとタタキが完成、必要な機能やページから全体構成を割り出し、いくつかの修正を加えてFixさせました。 仕様を決めてワイヤーフレームをつくる同時進行で、サービスの仕様やデザインの骨組みであるワイヤーフレームを作成していきます。私が書いた構想(ポエム)から一段ブレイクダウンした整理整頓のための資料制作を、三瀬さんと市園さんが積極的に進めてくださいました。「ブロックチェーンの仕様決めに必要ですから当然です!(キリッ」と答えてくださったとき、”情熱が溢れて素晴らしい方たちだなぁ”と感じたのをはっきり覚えています。 そして、これらの資料をもとに、大迫が企画書とサイトの仕様や機能を言語化・明示化するための骨組み=ワイヤーフレームを作成していきます。 企画書兼ワイヤーフレームの資料は全体で40ページのボリュームとなり、各社からのフィードバックを反映し確認後またフィードバック……を繰り返しながら資料をブラッシュアップし、内容の精緻化を図りました。また、通常の週1回の定例ミーティングとは別に、直接数回集まって集中ミーティングを行い、細かな部分まで固めていきました。 ちなみに、「ホンヤククエスト」で翻訳するトランスレイターは英語圏、依頼主は日本語圏を想定しているため、サイトでも日英の両方テキストを用意しました。英訳はTOMの翻訳チームのケイティと台湾出身の起業家ポユさんが担当しました。 開発仕様を決める機能的な仕様が固まってくると、具体的な開発の仕様も決められる段階になります。「ホンヤククエスト」では、ウェブサービス的な要素の裏側にブロックチェーン技術を活用しているので、開発の仕様はブロックチェーンの特徴を把握しながら、フロント側の仕様を決めていく必要がありました。 国内最大手の取引所として知名度も抜群のbitFlyerですが、独自のブロックチェーン技術「 miyabi」の存在はそれほど知られていないかもしれません。bitFlyerを創業された加納さんが、グループ会社としてbitFlyer Blockchainという会社を設立して社長に就任、ブロックチェーン技術の他業界との活用事例を生み出していく本気度を感じます。直近では 住友商事との提携が話題となり、「 miyabi」を使って不動産業界xブロックチェーンの領域で革新的なユーザー体験をもたらすプロジェクトが進行しています。 今回、「ホンヤククエスト」のプロジェクトでも「 miyabi」を活用して、ブロックチェーン技術でこそ実現させたいものがありました。そのもっとも大きい活用方法は、「ファンの翻訳に対してオフィシャルとしてのお墨付きを与えられる」ことです。経済産業省の支援制度「J-LOD」に提出した資料に詳しく書かれていますが、ブロックチェーンで改ざんされずに記録されていき、翻訳者自身も誰に対しても自身が翻訳したことを正当に主張できる仕組みであることが、将来的にとても価値があり、意義があることだと感じるのです。 「ホンヤククエスト」がちゃんとワークすると、誰が何を翻訳したかがブロックチェーン上に記録され、誰でも参照が可能になります。それが蓄積されていくと、翻訳者のキャリア形成に大きなメリットをもたらすと考えられます。 表側の機能面が固まってくると同時に、ブロックチェーン側の仕様も市園さんを中心に設計がこんな資料とともに固まっていきます。 世界観を設計する脚本家がキャラクターの性格や生い立ちを決めていくと、キャラクター同士が勝手に話し出す、という話をよく聞きます。私はクリエイティブな能力はほとんどないため、そういった話は遠巻きに「そういうものかな」とずっと思っていたのですが、これに近い現象が「ホンヤククエスト」では、サービス名が決まった段階から起こりだしたのです。きっとこのサービス名からさまざまな想像が膨らんでいった結果なのだと思います。 その最たるものは、「ホンヤククエスト」の世界の成り立ちがディレクター大迫の”遊び心”によって、いつのまにかできあがっていたところです。企画書兼ワイヤーフレームの冒頭、こんな設定が盛り込まれているのです。定例ミーティングでの各社の反応はポジティブで「楽しげでいいじゃん!」でした。 これでサービス全体の世界観が決まり、デザインやロゴの方向性が決まったといっても過言ではないくらい、良い影響を与えました。いま振り返れば、初期はエンタメに特化しファンのための翻訳サービスとして進めるなら、逆に最初からこういう発想がでないほうが不思議でしょう、とさえ思うのですが、生真面目に進めていくとこういうことが盲点になったりするものなんですよね。 というわけで、世界観の一部の設定をここで公開してみると、 世界/国名: トルケニスタ・・・この世界 ウィンタニア王国・・・舞台となる北方の王国 キャラクター: フォンゴーニ14世・・・現在の王、民に慕われる気さくな国王。ちょっと抜けてて”爺”によく怒られる。 ボルトン(爺)・・・財務官、王が小さな頃から仕えてきた。王より年上だが実はそんなに変わらない年齢。少しボケてきているが、まだ若いモンには負けんと、密かに闘志を燃やしている。 ビービー・・・通信係、読書や空想を好み、物静か。運動苦手、ドジっ子。 メール文面(一部): 「●●●よ、ウィンタニア王国の財務官ボルトンじゃ。 お主が手がけた「[記事タイトル]」を依頼主がお選びになった。 ここに報酬を進呈する、おめでとう! http://xxxx.ooo 世界が分断されてからというもの、人々の交流はほとんどなくなってしまった。 お主はこの世界トルケニスタをつなぐ希望じゃ、、国王はもちろんこの爺も期待しておる。 ありがとう、これからも頼むぞ。」 もともとは味気なかったシステムメッセージも、こうしたキャラクターが「話す」ことで世界に息づき、「楽しみながら翻訳ができるサービス」に一歩近づいた気がします。 フックモデルを設計する新しいプロジェクトを進める役得として、既存のプロジェクトでは挑戦しづらい新しい手法・進め方・フレームワークなどを導入しやすいということがあると思います。 私が大好きな「 yenta」というビジネスマッチングのアプリがあります。この事業を率いているのが岡さんという方で、アプリがリリースされた当初に連絡して(「素晴らしいサービスなので連絡しちゃいました!」的なノリです。は、恥ずかしい)、以前からやりとりをさせていただいていました。もうひとり、500startupsの先輩で「 決算が読めるようになるノート」のシバタナオキさんが久しぶりに日本に来るということで、toC向けのサービスでイケてる人を紹介する話があり、お二人を繋いだのです。当日、私は同席できなかったのですが、あとからシバタナオキさんに聞いたところ、岡さんから聞いた「yentaはフックモデルに素直に従って作った」という話に感銘を受けたとのことで、「ホンヤククエスト」など新しいプロジェクトに活かせるかもということで、周回遅れではありつつも、私もとても気になって書籍を読んでみたのでした。 「フックモデル」の内容はぜひ書籍「 Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール」を読んでいただくとして、質問・回答をしていくことでフックモデルをどうつくり出せるかを洗い出せるので、実際に3社で回答に答えてみたのです。その一部を紹介します。 この質問・回答によってとてもクリアに機能や見た目のイメージが整理されたので、こちらも記しておきます。今回のサービスにおいて、翻訳者が翻訳することを習慣化できると嬉しく思います。 ■ 設計をカタチにする制作&開発編スケジュールを切る 今回のプロジェクトは、ブロックチェーンをかけ合わせた点や翻訳フローをサイト上で完全に再現する点、また報酬設計の点などにおいて、これまでなかったサービスであったため、検討に時間をかけようと思えば、ある意味無限に時間を使えてしまう状況でした。構想(ポエム)段階では2019年4月あたりに実証実験ができると良いよね、という希望的観測に基づくざっくりしたスケジュールの目安を書いていましたが、具体的に検討を始めていくと各社かけられるリソース状況なども見えてきて、現実的なローンチ予定日が決まっていきました。 こちらを元に、定例ミーティングなどでややストレッチしたスケジュールのおしりを決めつつ、bitFlyer市園さんにビジュアルに落とし込んでもらったガントチャートになります。 定例のペースにあわせ、週単位で各社がその週どんなタスクをこなしているべきかが俯瞰して見られ、大海原を航海するときの北極星のような役割を果たしてくれています(まだこの瞬間もパイロット版のローンチに向けて各社進行中です)。 ロゴを制作し商標を申請する ロゴの制作もサービスにおける世界観を決定づけるものですので、重要かつサービスが成功すればするほど重要度が増していきます。ブランディング観点で、もっとも時間とコストをかけて取り組むべきことのひとつでしょう。 ありがたいことに定例ミーティングの中でみなさんから、せっかくなので、TOMのロゴを制作してくれたCCOの森澤に今回のロゴ制作も依頼したいという声があがり、承った次第です。サービス名を決める時に出てきたコンセプトと、今回あやかるTOMのロゴの並びもベースに、ゲームの世界を意識したエンタメ感満載のロゴが完成します。また、世界観をよりダイレクトに示すために、ゲームの中を表現するドット絵の世界地図を、著名なドット絵���リエイターのBAN-8KUさんに制作を依頼しました。BAN-8KUさんはTokyo Game Showで毎年恒例の「Game(L)over」というナイスなコピーの入ったドット絵TシャツをこれまたCCO森澤と一緒に作っていただいていることもあり、今回も自然な流れで作っていただくことになりました。長年培われた信頼関係は本当に大切にしていきたいものですね。 ロゴが完成するとあわせて商標も申請しています。 また、このロゴの世界観にあわせて、BAN-8KUさんがドット絵のイラストを制作していきました。コミカルでとても親近感がわくイラストに仕上がったと思います。 デザインをつくる ロゴができ、ワイヤーフレームがFixしたら、いよいよサイトデザインに取りかかれます。今回は、エンタメ系デザインで非常にクオリティの高いアウトプットを出し続ける元Gatebox(ホログラムの二次元の嫁と暮らせるアレ)でクリエイティブ担当をされ、現フーモアにいらっしゃる佐々木さんチームに2019年5月に依頼をさせていただきました。 今回やや特殊だったのは、世界観を分かりやすく伝えるデザインを考えると、どうしてもキャラクターやオブジェクトや背景画像をドット絵で制作するほうがベストであったため、デザインとは別にドット絵イラストをBAN-8KUさんが並行して作業されるという点です。2ラインの制作が同時進行で進んでいったことで、コミュニケーションの難易度が少し高かったと思いますが、大きなトラブルもなく進行していきました。 ページボリュームが多かったこと、またクオリティ優先で進行してもらったこともありスケジュールは多少押しましたが、フリーランスで活躍するOTONARI社の柾本さんが助っ人に入っていただきつつ、そんな時の常套手段=「五月雨方式」で仕上がった箇所から随時確認・修正・組み込みなどを行っていきました(進行管理力次第でここは常に五月雨方式で進められるとスピード感が上がって良いですね)。 紹介動画をつくる 今回のサービスには、ファンがコンテンツを翻訳するときに、仕事ではなく遊びの延長のような感覚で、楽しみながら翻訳依頼=クエストをこなしていってほしいという想いが込められており、それはロゴやサービス名、デザインや世界観にも反映されています。そして、そんなコンセプトをもっとも正確にファンに伝えることができるのは60秒ほどの短い「紹介動画」であると位置づけました。 そこで、ロゴや世界観をあらわすドット絵をBAN-8KUさん作っていただいている流れで、TOMのクリエイティブのCCO森澤、そして同チームに所属する竹森のディレクションの元、いつもお世話になっている映像ディレクターの稲垣さんに「紹介動画」の制作をしてもらうことにしました。 「どんなサービスになるか」「何を伝えたいか」「どこで使う動画なのか」など適切な動画を制作するための情報整理を元に下記の絵コンテを作成してもらいました。サイトデザインと映像のトンマナを合わせるため、多くの素材をサイトのデザインデータから流用して制作しています。 完成した動画がこちらです。今回はサイトのトップページでPCやスマホでも見られるようにすること。また、日本国内向けには翻訳の依頼主にもアピールしたいこと、海外向けには翻訳に興味を持つファンにリーチさせたいことなどから、日本語と英語で別々の動画を用意しました。さらに海外の場合、ネット回線が重い可能性もあり、���画が荒くならないギリギリのラインでの動画サイズの圧縮なども微妙に調整してようやく完成に至りました。 というわけで、いろいろな人たちが力を出し合った動画をぜひご覧ください。 VIDEO 開発を進める フロントサイドの開発はイード社(ならびに関係会社のBENITEN社)が担当しており、PMの佐藤さんが窓口として開発全般を取り仕切ってくださっています。ブロックチェーンの開発はbitFlyerが「miyabi」を動かすための各APIを開発し、フロントサイドからAPIをコールして、ブロックチェーンを動かして連携をしていくイメージです。 bitFlyerのエンジニア小林さんや渡会さんによってこうした仕様書が作られ、機能ごとに10個以上のAPIがつくられていきました。 開発は基本、黒い画面とにらめっこの世界ですので、なかなかビジュアルで紹介しづらいものですが、例えば、フロントサイドとシステムの組み込みではこうしたコミュニケーションを通じて、双方の結合を図っていきます。 そして、いよいよステージング環境でサイトを動かせるようになったら、非エンジニアも混ざって受け入れテスト(UAT)を開始します。Googleスプレッドシートでバグや気づいた点を全体で共有しながらブラッシュアップとフィードバックを繰り返していきます。 これらのステータスがすべて「完了」になったとき、パイロット版は無事に船出となるのです。 プライバシーポリシーと利用規約をつくる サービスの中でも、ウェブやアプリサービスの領域においては、プライバシーポリシーと利用規約の掲載が必須となります。「ホンヤククエスト」が少しややこしいのは、複数社の協業サービスであること、日本語圏・英語圏が対象であること、(仮想通貨ではないが少し紛らわしい)独自トークンが存在すること、ブロックチェーン技術が用いられていること、上場もされ一定規模の組織同士、などがあり、論点が多く確認にタイムラグがでるため、一定時間がかかる見込みがありました。 TOMの法務・住吉に以下の内容を伝え、口頭でも補足しながら、 サービスの概要(プレスリリース予定の内容) 参考になる資料(今回はTOMの関連サービスから参考にしました) 留意点(実証実験、座組、独自トークンがあることなど) 比較的早い段階からタタキを作り出し、段階ごとに各社(の法務)への確認をしつつ、Word上の提案モードで3〜4回ほどの修正・調整などを行い、内容のFixに向かいました。 ■ 世の中に売り出すマーケティング編 キャッチコピーを決める いまの世の中はサービスが溢れてしまっていて、新しく何かが生まれたとしても、一瞬でそのサービスが「自分にとって役立つのか」が理解されないと、なかなか世の中に浸透していくことが難しい時代になってきたと感じます。 そのサービスをあらわす一言=キャッチコピーが100点満点だったら、100%の理解度で対象となる人々に伝わり、もし、そのキャッチコピー50点だとしたら、50%でしか伝わらないので、浸透率が大きく変わってきてしまうというようなイメージです。 そんな前提で出てきた候補が下記になりまして、 アニメファンが公式アニメ記事を翻訳 みんなの「Tokyo Honyaku Quest」実験中 翻訳クラウドゲーム「Tokyo Honyaku Quest」実験中 アニメファンが公式アニメニュースを翻訳、みんなでクエストをクリアしよう キミの翻訳を世界に届けよう! アニメファンのための「Tokyo Honyaku Quest」 上��ら「公式感や実験感を強調」、「ゲーム性やエンタメ感を強調」、「自分の翻訳が世界に広まるワクワク感を強調」で、どれが正解でどれが不正解というわけではないのですが、私たちは、翻訳者が主役でありグローバルな世界が舞台であることも伝わる、3番目の案を採用したのでした。 ここで決めたキャッチコピーはサイトのトップページで掲載されています。 初期ユーザーを集める 「ホンヤククエスト」のサービスにおいてもっとも重要な登場人物といっていいのが、コンテンツを翻訳してくれるトランスレイターたちです。英語ネイティブで日本語も読める一定の翻訳スキルを持ったを方たちをいかに集められるか、最善手はTOMのFacebookページを活用することでした。 TOMのFBは北米・英語圏中心に2,000万人の「いいね」がついており、オタク文化を愛してやまない人たちが見てくれている媒体です。黎明期からTOMのFacebookページを育ててきたファンと、翻訳者とのコミュニケーションを香港出身でバレーボールの元香港代表選手だったタンが共同で担当し、「日本語のクイズ」をテーマに投稿し、Facebookグループへ誘導していきます。日本人から見ると何の変哲もない内容に見えますが、アニメ好きで日本語に興味津々なファンにはウケるという一例です。 2019年8月現在、1,200名を超える候補者が集まり、候補者には下記のようにGoogleフォームを活用した30分のガチの翻訳テストを行ってもらいパイロット版参加の条件としました。結果25名のファンたちがパイロット版で活躍してもらうことになっています。また、タンが率先して各人と1人1人面談を行っています(たまたま東京に住んでいた方もいてランチもご一緒したことも)。 ちなみに、「ホンヤククエスト」では、ハイレベルな人だけに限定して翻訳するよりも、もっと幅広いファンに気軽に翻訳に参加してほしいと考えていて、実証実験を終えたら、翻訳スキルによる参加条件を徐々に緩和していく予定です。 カスタマーサポートとツールを導入する あらゆるサービスにはお客様=カスタマーがいます。カスタマーからのお問い合わせには単に回答するだけのでなく、コミュニケーションをとることでサービスの方向性、次に実装すべき機能の優先度を絶えず調整していくための情報を得ることができます。 ただ、メール、お問合せフォーム、Facebook・Twitterのような各種SNSなど、カスタマーとのタッチポイントが複数になると、誰がどのお問い合わせに対応していて、いまどんなステータスなのかが煩雑になり、カスタマーサポートをスムーズに回すのがだんだんと難しくなっていきます。 そこでおすすめしたいのがZendeskです。さまざまなタッチポイントを1箇所にまとめ、1件のお問い合わせを1つのチケットにして、担当者と現在のステータスがひと目で分かるようになるので、毎日一定数以上のお問い合わせにミスなく対応するならマストなツールといえます。 「問い合わせが来て一回目に返信するまでの平均時間」がわかったり、「(設定すると)問い合わせ対応のやりとりの満足度を図れる」など、かゆいところに手が届く仕様になっていて、カスタマーサポート自体のPDCAサイクルを回せるようになっている点もポイントが高いです。また、ヘルプセンターといって、「よくある質問」をWiki形式でエンジニアでなくても内容のアップデートも行えるので、同じような問い合わせはカスタマーの自己解決を行ってもらえるようにも誘導ができます。あとはなんといっても(プランによりますが)費用が1アカウント月5ドルと格安なので、オススメ中のオススメです! プレスリリースを打ちイベントを開催する サービスを作っていて、もっともドキドキする瞬間はプレスリリースやイベントでのお披露目のときではないでしょうか。あるサービスが世の中に出てくるまでには、裏側ではたいてい多くの人や、思わぬたくさんのタスクがバタバタと展開されていて、世の中にお披露目されたときの反響や評判で苦労が報われたり(報われなかったり)するものです。 2019年7月12日、「ホンヤククエスト」の実証実験の開始をPR TIMESを通じてプレスリリースしました。ありがたいことに、30媒体近くのメディアで取り上げられました。TOMのコーポレートサイトにも掲載しています。 土本さん・三瀬さんをはじめ、3社の広報にもサポートいただきました。bitFlyerは金光さん、TOMからは創業メンバーでコーポレートオフィサーの秋山が担当しました。 今回この記事を書いている理由のひとつにもなっていることですが、本来サービスの裏舞台というのはスポットが当たらず、利用者やクライアントに近いポジションを担っているプロデューサーやマーケティングやSNS運用や営業や広報といった役割の人だけが注目されがちです。しかしながら、ここまで書いてきたように、デザイナーやエンジニア、それをとりまとめるPMやディレクター、連携する企業をまとめるための契約書をつくる法務・経理・総務をはじめとしたバックオフィスのメンバーなど、さまざまな役割の方の支えがあって、こうしたサービスが世の中に出てくるのです。 2019年7月18日、bitFlyer Blockchain、イード、TOMの3社の代表が集まり、記者会見イベント(厳密にはbitFlyer Blockchainの不動産関連の提携発表の別パートでのお披露目)を行いました。写真の奥に記者会見でよくある各社のロゴが掲載されたパネルボードがあると思いますが、資料作りに加えてこちらの画を撮るために、bitFlyerの三瀬さんたちが徹夜されて組み立てられたと聞いています。こうしたひとつひとつの頑張りは普段注目されることはないですが、まさに今回の記事を通して、「たしかにこういうパネルボードも勝手にできあがるわけではないよな」と裏方にも思いを馳せてもらえたら嬉しく思います。 “賊軍”の彼らを“官軍”にしたい――世界中のファンがアニメ記事を翻訳する「Tokyo Honyaku Quest」の意義 検証項目を設計する ウェブサービスは、ありとあらゆる数値がログとして取得できて、分析できるところが面白いところでしょう。独自に開発実装しなければ取りづらいデータもありますが、ほとんどの場合、Google Analyticsなどの無料ツールで取りたい数値が取得可能です。 「ホンヤククエスト」でも、検証項目を出して、それぞれにデータを取得&分析ができるように設定しました(念のため申し上げると、個人を特定するような情報をとっているわけではありません。個人情報のプライバシーは遵守しています)。 これらの検証項目を毎日・毎週・月単位で数値を追ったりグラフで遷移を出していくと、どれくらいサービスが成長しているのかがひとめで分かり、目標に対しての達成度なども図れるようになります。 今回は、実証実験時に最低これくらいの数値を達成できない場合は、撤退もやむなしというデッドラインも設けて本気で取り組んでいます。結果は神のみぞ知るですが、やるからには全力でやりきろうという気持ちで、いままさにこのプロジェクトを進めている真っ最中です! 以上、新しいサービスはどう作られているか、その舞台裏をなるべく限界まで公開してきました。プロジェクトの開始からパイロット版サイトの完成まで、追体験できていたとしたらとても嬉しいです。 実証実験の検証は2019年内いっぱいを予定しています。2020年には、翻���の依頼主、そして翻訳をしたいファンを拡張させていく予定です。こちらの記事をご覧になったみなさまや、みなさまの周りに、「私もホンヤククエストで翻訳してみたい」「ちょうど翻訳の発注をしたいと思っていたので依頼主になってあげるよ」という方がいたら、ぜひお気軽にご相談ください。最初は日英翻訳のみとなりますが、コンテンツの対象は、アニメ・マンガ・ゲーム・ラノベといったオタク系コンテンツ、アニメの公式Twitter、Vtuberなど幅広く受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございます。 お問い合わせはカスタマーサポートまでお気軽にどうぞ! [email protected] <番外編> ここからは、本文では書ききれなかった内容が盛りだくさんのおまけパートとなります。よろしければこちらもお楽しみください。 はじまりの話 いま考えると、「ホンヤククエスト」のはじまりはイード宮川社長との出会いからでした。TOMを創業する前に私が開発・運営していたサービスを事業売却させていただいたのがキッカケで、年に数回食事をさせていただいていました。 その後、「アニメ!アニメ!」の編集部の方たちとも交流を持ち、TOMがブロックチェーンを活用するコミュニティ通貨『オタクコイン』という構想を起案し、業界団体としてオタクコイン協会(当時は準備委員会)を組成した2017年末に、宮川社長から事業統括責任者の土本さんを紹介いただきました。 一方、bitFlyerとは、ブロックチェーン開発者の落合庸介さんからのご紹介で、2018年6月にカナゴールドという呼称で知られる現・BUIDL橋本さんとの打ち合わせをさせていただき、そこに同席されていたバリミッシュこと元・銀行マンの三瀬さんと出会いした。その後、三瀬さんと親交が深まり、2018年10月に食事をしている中、今回のプロジェクトの原型のようなものができあがっていきます。 ファンの力で日本のコンテンツを翻訳する ブロックチェーンを活用して翻訳者としてのキャリア形成をサポートする トークンエコノミーの世界の実現=ファンだからこそ円やドルといったお金ではない報酬が成立する世界を作りたい アイディアが出てきた段階で、これはおそらくイードの土本さんにも協力してもらうといいかもしれないと思い、すぐにお声がけしました。そうしたのにはいくつか理由がありますが、①土本さんやイードがブロックチェーンxメディアのトライに積極的であること、②運営メディアの海外展開が念願であったこと、③そして私が密かに土本さんの才気に惚れ込んでいたこと(あ、これは本人にも伝えてないですし、いま初めて言ったのでラブレターみたいで恥ずかしい)、などが理由です。 土本さんはゲームファンなら知る人も多い「インサイド」というゲームメディアを学生時代に個人でゼロから立ち上げ、大きなメディアへ育てた実績もさることながら、かつ他のあらゆるメディアでのグロースも経験をされてきている方で、コンシューマー向けのサービスの立ち上げからグロースまでのノウハウはこのプロジェクトの成功に欠かせないと考えたのです。 もうひとつのチャレンジ ここまであまり触れてきませんでしたが、このプロジェクトのもうひとつのチャレンジングな取り組みが「アニメ!アニメ!」の英語版「Anime Anime Global」の同時展開です。「ホンヤククエスト」の実証実験で翻訳される対象のテキストは「アニメ!アニメ!」日本語版の日本語記事で、1日約20本(各記事平均600文字前後)をアニメファンのトランスレイターたちが翻訳していく仕組みです。ここで翻訳された英語のニュース記事は、依頼主でもあるイードが「採用(ジャッジ)」すると、そのまま英語版「Anime Anime Global」へと掲載されるため、いわばアニメファンがアニメファンのためにアニメ関連のニュースを一緒につくるという、まさにコミュニティの力で新しい形のメディアができあがるはずです。 自分が翻訳した記事か正規のニュースとしてメディアに掲載されることになるため、翻訳者のモチベーションをさらに高めることができると考えています。 「ホンヤククエスト」によって、日本のアニメが大好きなファンによって、気軽に「正規コンテンツ」を翻訳でき、その翻訳の成果を英語圏向けに新しく作られるアニメニュースサイト「Anime Anime Global」にブロックチェーンで自分の名前が刻まれます。違法な海賊版でさえファンの熱量によってあらゆるコンテンツが翻訳されている状況の中、この仕組みがワークしたら最高に熱いと思っています。 補助金制度を活用する プロジェクトを進めていると時折思ってもみない幸運に出会うことがあります。通称:J-LOD(読み:ジェイロッド、Japan content LOcalization and Distributionの略)の採択もそんな幸運のひとつだったと思います。J-LODとは、日本の経済産業省が実施する『コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金』のことで、かんたんにいうと、日本から海外にコンテンツを広めてくれる企業に補助金が出ますよ、という制度です。 以前はJ-LOPという名称で、TOMもフランス最大のオタクイベントのJapan Expoへ出展時に採択されて活用していました。 2019年はJ-LODの対象プロジェクトが突然ブロックチェーン開発にも広がってくれたため、我らが「ホンヤククエスト」も採択される可能性があるのでは?ということで、bitFlyer三瀬さんがいち早く動いて、申請&採択をされる運びとなったのです。 ちなみに、補助金を受けられるメリットはありつつも、国の税金を活用させていただくわけですので、どんな事業やサービスにどんな風にブロックチェーンを活用してどのように海外へコンテンツを広めていくのかを判断いただくための資料作りには一定の時間がかかります。三瀬さんが作成された一部(タタキ段階)を紹介したいと思います。 これらは申請書類の一部で、まあまあな分量の説明資料の提出が求められるのと、申請後も定期的なレポーティングややりとりが発生しますので、制度を活用する際は一定の規模感以上でないとデスクワークに見合わない可能性もあります。私は申請して300万円以上の補助金が見込める時には前向きに検討したほうがいいと考えています。参考になれば幸いです。 社内向け説明資料をつくる 一定規模の組織になってくると、セクションや役割で持ち場が定まってくるので、TOMでも社内で大小含めると100以上の施策や企画が同時進行で動き出したりして、誰が何をやっているか、「見出し」は把握していても、内容の詳細まではなかなか伝わらなくなってきます。また、一見すると理解しづらい難しそうなプロジェクトは「なんであれをやっているんだろう」という素朴な疑問を誰もが持つものであり、それぞれ各社内との連携を進める上では、いわゆる「社内向け説明」というのは欠かせません。 とくに、「このプロジェクトを進めるとどんなメリットがあるのか」「(自分含め)自チームやセクションにどんな影響があるのか」など、組織体制が整っていればいるほど、予定されている計画への影響度をあらかじめ把握して、予定に組み込むようなチーム内調整も必要です。早め早めの共有が、結果として大きなサポートとなって担当を超えたレベルの協力体制でプロジェクトを支援していくことが実現されます。今回TOM社内向けに作ったレポートをチラ見せしちゃいます。 (図の引用: SHIFT:イノベーションの作法) ドキュメントワークというのは一定の工数がかかりますが、社内外を巻き込み、より大きなプロジェクトと昇華させていくステップとして欠かせない工程だと感じます。また、プロジェクトをファン向け、クライアント向け、協業先向け、社内向けとさまざまなアングルから視点を変えて見てみることで、新しい方向性の発見や必要な機能が見つかったり、プラスに働くことも多いと感じています。説明資料の中で引用しているSHIFT:イノベーションの作法にも出てくる「インターナルマーケティング」の重要性は、組織が大きくなっていくほど社内リソースのレバレッジをかける上で大変有意義なのだと思う次第です。 ビジネススキームを固める 「ホンヤククエスト」のプロジェクトは最初、手応えを掴むために短期間の実証実験からはじめ、依頼主やファンのニーズやウォンツを確かめながら、次ステップへ進むかどうかの判断を都度都度していく、というようなリスクヘッジをしながら進める方法を取っています。仕様が固まりデザインやサービスができてきて、TOMのFacebookページなどを通じて翻訳者候補者が一定の人数が集まることが分かってきており、また、ありがたいことにまだパイロット版すらローンチしていないにも関わらず、翻訳を依頼してみたいという依頼主候補も複数出てきており、プロジェクトメンバーもより一段自信が深まってきているところです。 まだ気が早いとは思いつつ、2019年内で実証実験を完了したあと、2020年からは本番稼働を狙っていくとしたら、本番後のビジネススキームをもうすこし具体的に決めていく必要がありました。3社の協業であることもあり、売上や収益の配分によっては採算があわないケースもありえますし、どの会社がどの役割を担うのかなども重要な論点になります。 実はまだこちらは現在進行系で交渉中の内容になりますが、こちらをベースに要点を整理してディスカッションを行っていっています。レベニューシェアや撤退などの生々しい情報も盛り込んだ資料を公開してみたいと思います。 番外編は以上です。 おわりに 最後に、どのような経緯で「ホンヤククエスト」が生まれてきたのかを紹介したいと思います。 日本のオタク文化は世界中からとても注目されていて、世界各地に熱烈なファンがいます。どれくらいの人気があるかというと、海外の国ごとに数万人から数十万人規模のオタクイベントが毎年行われるくらい人気になっています。USでもっとも多く集まるAnime Expoは4日間で約10,000円の有料イベントで2018年、2019年と2年連続で35万人の来場、ほぼすべて日本のオタク系コンテンツの展示です。写真はAnime Expo2018の開場前の様子です。 ここまでの熱量で溢れていても、コンテンツや関連情報が完全に世界中に行き渡っているかと言うとそうではありません。いまはまだ日本語と世界各国の言語の間に深い溝があり、そこを越えようとしてもうまく越せない「言語の壁」というボトルネックがあるのです。 オタク文化の中心になるのがコンテンツ=作品であるからこそ、中身がわからなければ伝わらず、伝わらなければ作品を楽しむことができません。収益性が見込めるトップ作品は正規版として翻訳され海外に流通していますが、それはピラミッド図でいう上層の話です。「オタク文化を広げる」という大きな枠組みで考えると、ビジネスになる作品だけが翻訳対象というのも世知辛いものです。気軽にできない「翻訳」が日本のオタク文化を世界に広げるための足かせになっているのではないか、ここを解決できれば、より幅広い人に日本のオタク文化が広がっていき、きっと明るい未来が開ける、そう確信しています。 この記事を読んで、少しでも「ホンヤククエスト」にご興味を持っていただけたら、こちらからお問い合わせください。長々とお付き合いいただきまして本当にありがとうございます。 「翻訳を依頼したい」「トランスレイターになりたい」などお気軽にご相談ください。 [email protected] また、もしこの記事を読んでなにかお手伝いしたい!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記からTwitterやFacebookなどで記事をシェアしていただけるると、サービスの盛り上げに繋がるので大変ありがたいです!
0 notes
Link
CBインサイツのデータによると、2013年以降、株式発行によって資金を調達した人工知能(AI)関連のスタートアップ企業は世界で3600社を超える。世界中で続々とAIを武器にしたスタートアップが登場しているというわけだ。今では産業界のあらゆる分野でAIの活用が始まっている。ひと口にAIスタートアップと言っても、各社が手掛けるサービスやテクノロジーはもはや千差万別だ。では、どの分野が今、ホットなのか。ヒートマップでまとめてみた。 AIスタートアップは主に3つのタイプに分類される。大部分を占めるのが、インターネットを介してAIソフトウエアを提供する「AISaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)」を手掛ける企業だ。定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールの米ユーアイパス(UiPath)や米オートメーション・エニウェア(Automation Anywhere)、顔認証ソフトウエアの中国フェイス・プラス・プラス(Face++)などのユニコーン(評価額が10億ドル以上の未上場企業)はこれに当てはまる。 日本経済新聞社は、スタートアップ企業やそれに投資するベンチャーキャピタルなどの動向を調査・分析する米CBインサイツ(ニューヨーク)と業務提携しています。同社の発行するスタートアップ企業やテクノロジーに関するリポートを日本語に翻訳し、日経電子版に週1回掲載しています。2つ目はAIを使って主力商品を開発している企業で、機械学習を活用して微生物で種子を処理する米インディゴ・アグリカルチャー(Indigo Agriculture)などが代表例だ。 3つ目はAI計算用に設計されたハードウエアを開発している企業で、AI半導体の英グラフコア(Graphcore)、イスラエルのハバナラボ(Habana Labs)、米セレ��ラス・システムズ(Cerebras Systems)などが含まれる。 下記のヒートマップでは、AIスタートアップを20の主要産業(医療から金融まで)か、業界横断の12の用途(販売からサイバーセキュリティーまで)に応じて分類し、各カテゴリーの資金調達件数を示した。 (注)ヒートマップには自動運転の自動車やトラック、トラクターを手掛ける企業の資金調達を含むが、その他のハード機器を手掛けるロボット関連スタートアップや、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)専門企業は除外している。 13年第2四半期~19年第2四半期のAIスタートアップによる資金調達件数は6969件、調達額は660億ドル ■産業ごとの区分 ▼航空宇宙・防衛:脅威検知システムや手荷物検査、航空機の設計、ドローン(小型無人機)操縦にAIやコンピュータービジョン(映像から様々な情報を得る技術)を活用するスタートアップ ▼農業:偵察、表現型の解析、植物バイオテック、収穫量予測、病害虫の診断などにAIを活用。水産養殖にAIを使っている企業も含む ▼建設:建設機械などのモニタリング、大気データのアナリティクス(分析)、プロジェクトマネジメントツールにAIを活用 ▼家電:AIを搭載したスマートホーム機器(スマートホームの防犯カメラの顔認証など)、介護用のスマート眼鏡やウエアラブル機器、スマートフォンの消費者向けAIアプリなど ▼教育:言語訓練向けの音声分析や自然言語処理、研究資料の要約、自動での論文評価や文学作品のフィードバック、個別の学習コンテンツの作成など ▼金融・保険:コンプライアンス(法令順守)、不正の検知、事務管理作業の自動化、個々人に合わせた資金管理、保険の契約査定、金融・保険業界専用のチャットボット ▼政府:スマートシティーの計画立案、監視、都市空間の設計、防災と復興、政策の結果の予測、水道管理 ▼医療:診断、医薬品の研究開発、患者の遠隔モニタリング、救急救命室や病院の管理、ゲノム医療、患者のリスクスコアの評価などの医療分野でのAI利用 ▼法律・コンプライアンス:e-ディスカバリー(電子証拠開示)、契約書の起草、書類のチェック、コンプライアンスの監視などのAISaaSを企業の法務部門や法律事務所に提供 ▼製造業:資産管理、品質検査、業務効率化、新素材の発見、プロダクトデザインにおける設計変更の結果予測など、AIを活用したスマート製造を手掛ける ▼メディア・娯楽:ゲーム、映像・音声のキュレーション(収集・整理など)とインデックス作成、個々人に合わせたニュースコンテンツの制作、消費者向け娯楽アプリ、写真編集・加工アプリなどにAIを活用 ▼鉱業:天然資源の調査・探査、鉱業向けBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの改善にAIを活用 ▼石油・ガス:掘削効率やパイプラインの管理、油田・ガス田の最適化、シェール向けオペレーショナルインテリジェンス(大量データの可視化・分析)の改善にAIを活用 ▼不動産:資産評価、商業ビル運営の最適化、住宅探しの際の仮想アシスタント、インテリアデザイン向けコンピュータービジョン・3Dモデリング、AIを活用した商業用不動産の運用 ▼小売り:マーチャンダイジング(商品政策)、在庫管理、レジ無し店舗のテクノロジー、POS(販売時点情報管理)システムの在庫減少のモニタリング、小売り客向けのオムニチャネル(実店舗とネットの融合)・マーケティング、小売りのサプライチェーン(供給網)最適化、電子商取引(EC)の検索などにAIを活用 ▼半導体:エッジコンピューターやデータセンター向けAIチップ、AI演算を使える量子コンピューター、AIによる半導体装置の設計・製造支援の開発 ▼通信:信号処理、異常検知、スペクトル監視、AIを使った無線LANの支援に機械学習を活用 ▼輸送・物流:自動運転車、認識ソフト、車両管理システム、高精度マップ向けの機械学習、車両の予知保全、運転手監視システム、AVシミュレーションソフトなどを開発 ▼旅行・宿泊:ダイナミックプライシング、旅行検索、旅行の写真のキュレーション、仮想旅行アシスタント、出張向けの自動経費精算などのAIツールを開発 ▼公益事業・エネルギー:発電所の予知保全、電力の供給や需要の予測、発電の最適化、公益事業向けのバッテリー最適化、マイクログリッド(小規模電力網)やビルのエネルギー管理 ■業界横断の法人向けテクノロジー 下記のAIの用途は業界横断型で、複数の業界に関係する解決策を提供している。 ▼データ管理・アナリティクス:学習データの注釈付与、機械学習モデル開発用プラットフォーム、法人向けのプラグアンドプレイ型(自動設定)アナリティクスシステム、AI学習フレームワーク、DRAM管理ソフト、データベース管理ツールなどにAIを活用 ▼サイバーセキュリティー:システムやネットワークの活動のリアルタイムでの監視、内部及び外部のデータストリームからのパターンや異常の検知、検知速度の向上、リソースの開放、復旧の迅速化、サイバー攻撃への耐性強化に機械学習を活用 ▼ソフトウエア開発:自動でのコードテストや欠陥修正、AIによるウェブデザインの支援、チャットボット作成プラットフォーム、AI活用による様々なプラットフォームに対応したアプリ開発など ▼ソフトウエアの開発部門と運用部門の連携(DevOps):機械学習向けの仮想サーバーとハイブリッドクラウドの管理システム、AIを活用したアプリ開発システム、ITコストの削減、ログ管理、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)のパイプライン管理(作業工程をパイプラインに見立てた管理手法) ▼会話・自然言語処理・自然言語生成・コンピュータービジョン:様々な業界向けの音声分析、自然言語処理・生成、言語翻訳、音声転写サービス、顔認識、物体認識、会話AIプラットフォームの開発 ▼オペレーショナルインテリジェンス:ロケーションインテリジェンス(地理空間/衛星画像分析など)、ソーシャルメディアのモニタリングによる競合情報分析、様々な業界向けの予知保全や実物資産の管理 ▼プロセス・オートメーション:定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など ▼CRM(顧客情報管理):機械学習を活用した営業パイプライン管理や顧客サービス ▼広告・マーケティング:AIを使って個人に応じた販促活動やターゲット広告を実施 ▼生産性・プロジェクトマネジメント:会議予約用のAIアシスタント、チーム用ボット、メールソフト「Gメール」やビジネス対話アプリ「スラック」など様々なソースから情報を検索・取得するための従業員支援ツール ▼HR(人事)テック:機械学習を使って履歴書の構文解析、求人、採用時の偏見の排除、新人研修の際のID確認など ▼その他の調査、コンサルティング:中核的なAIリサーチ技術の進化、ロボット向けAIソフトの開発、コンサルティング的手法を使った顧客企業専用のAIシステムの構築
0 notes