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建設業×KPI:経営者のための実践ガイド
建設業×KPI:経営者のための実践ガイドhttps://www.applibank.com/?p=2571 建設業でKPIを有効活用するための戦略や手法を解説。経営課題解決フレームワークを用いて目標から日々の活動を整理し、適切なKPIで進捗を可視化。数字へのこだわりと人への情熱を両輪に、建設企業の持続的成長を実現します。 #KPI 設計 #フレームワーク、#サステナビリティ #施工改善、#建設業 #KPI 導入、#建設業経営課題 #課題解決、#経営戦略
はじめに 近年、建設業界は大きな変化の渦中にあります。人口減少による社員不足、工期短縮や品質向上要求への対応、さらにはサステナビリティを意識した社会的責任の強化など、経営を取り巻く課題は多岐にわたります。こうした状況下、企業として成長を続けるためには、確固たる目標を定め、それを確実に達成するための仕組みづくりが求められています。ここで注目されるのが、KPI(Key Performance…
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【ネイチャーポジティブはカーボンニュートラルに次ぐ世界目標に】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1209999_1501.html : https://archive.ph/wip/cEArI 2022.07.22
{{ 図版 : 足立氏、高橋氏、近藤氏、丹羽氏 (左から時計まわり) }}
気候変動によって種の保存が危ぶまれ、種の保存が厳しい状況であれば、気候変動がさらに悪化する。昨今、気候変動と生物多様性の問題は密接につながっているとする見方が国際的に広がっている。2月に開かれたサステナブル・ブランド国際会議2022横浜では「気候変動×生物多様性、二つの車輪を同時に進めるわけ」と題したセッションが行われ、脱炭素など気候変動対策と、生態系を保護する両方の観点から取り組みを進める企業の事例が紹介された。(廣末智子)
======================== ●ファシリテーター: 足立直樹・サステナブル・ブランド国際会議 サステナビリティ・プロデューサー ●パネリスト: 近藤佳代子・アサヒグル��プホールディングス Head of Sustainability 高橋正勝・花王 ESG活動推進部 部長 丹羽弘善・デロイト トーマツコンサルティング CG&Eユニット 執行役員/パートナー 生物多様性に関する包括的戦略策定 サービス担当、モニターデロイト ========================
■《80年にわたって保有 「アサヒの森」の価値は?》
昨年11月に英国で開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、気候変動と生物多様性の二つの危機に対する同時対策の必要性が指摘され、生物多様性に関連する重要な取り決めが相次いでなされた。中でも注目されたのは、2030年までに森林破壊をなくすという目標に日本を含む100カ国以上の政府が合意し、その解決策として、生態系を活用して気候変動を緩和する、NbS(Nature-based Solutions)の概念が示されたことだ。
この動きについて、アサヒの近藤佳代子氏は、「まさにあらためて自然資本の価値が見直されたということではないか」と指摘。その上で同社の象徴的な自然資本であり、NbSを体現する取り組みとして、前身の大日本麦酒時代から80年以上にわたって保有する総面積2165ヘクタールの森林、「アサヒの森」についての紹介がなされた。
広島県庄原市と三次市に点在する「アサヒの森」は同社が1941年、ビール瓶の王冠の裏地として使用していた輸入のコルク不足に備え、ブナ科の落葉高木であるアベマキの樹皮を代用品として確保するために購入したのが始まり。以来、自然林を残しながらヒノキやスギを植林し、2001年にはFSC認証を取得するなど、持続可能な森林経営を行ってきた。その結果、森林のCO2吸収量を増加させ、「生態系を活用して気候変動の緩和に寄与し、それがまた生物多様性の保全に寄与するというサイクルを回してきた」という。
そこで「80年保有してきた森林の価値ってなんだろうといった時に、それを分かるように世の中に伝えることが大切」という考えから、アサヒの森の「自然資本としての価値」を外部の専門家によって定量化した結果、CO2吸収量が工場排出の6.2%に当たる1万2200トンなどの数値が弾き出された。さらにアサヒの森での水の涵養能力を高めて国内のビール工場での水の使用量をオフセットする「ウォーターニュートラル」の取り組みも進める。
■《実際に起こっている森林破壊をどう止めるか》
一方、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブを掲げる花王は、生物多様性の保全に向けては河川における魚の環境RNA(リボ核酸)を指標とした生態調査を行うなど多様なアプローチを進める。その中で最も注力しているのが、同社がさまざまな商品の原料として使用しているパーム油のプランテーション開発などが直接的な要因とされるグローバルな森林破壊を食い止める観点からの取り組みだ。
具体的には、サプライチェーンをいちばん川上のパーム農園にまで遡り、彼らがRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)の認証が得られるような形での技術支援を昨年から10ヵ年計画で行っている。その理由について高橋正勝氏は、そのほとんどが家族経営でやっているような小規模農園であり、「どうしても収入が少なく不安定であることが森林破壊につながっている側面がある。実際問題、起こってしまっている森林破壊をどう止めるか。支援を彼らの安定収入につなげることでひいては森林破壊ゼロに向けての動きにしたい」と強調した。
さらに花王はパーム油を切り口に、本業である界面活性剤の開発における課題解決にも取り組む。現在、使用している原料はパームの実の中でも希少部分であることから、ここを技術的にクリアし、これまで使い道のなかった部分を原料とすることで、資源の枯渇に備えるだけでなく、洗浄力も高い商品を既に販売中だという。
■《「脱炭素+生物多様性+循環型経済」が世界の潮流》
次にセッションは、デロイト トーマツコンサルティングの丹羽弘善氏が登壇し、COP26の成果を踏まえた気候変動と生物多様性を取り巻く世界のトレンドについて改めて解説した。それによると、昨今は世界的に脱炭素と生物多��性、それに循環型経済(サーキュラーエコノミー)を加えた3つのアジェンダを統合する流れのもとに、サプライチェーン全体のCO2排出量を削減し、資源を大事に使う、生物多様性を含めて自然資本を大切にするというルールメイキングの動きが顕著に見られるという。
今後は、TNFD(自然関連財務開示タスクフォース)と、SBTs for Nature(自然に関する科学に基づく目標設定)という2つのフレームワークに沿った目標やKPI設定が求められる。TNFDはTCFDの自然資本版と言えるものだが、自然が組織の財務実績にどのような影響を与えるかというアウトサイドインの視点に加え、組織が否定的あるいは肯定的にどのような影響を自然に与えるかというインサイドインの視点に立った開示が推奨され、企業が自然環境や生態系に与えるインパクトが、企業価値を大きく左右する可能性もある。
■《欧州のルールメイキングに対抗する日本企業の強みとは》
カーボンニュートラルと生物多様性、サーキュラーエコノミーを巡るルール化は国連の組織をはじめとする国際NGOにとどまらず���欧州では企業がグループや単体で掲げる例も多い。イギリスでは数社が集まって、さらにはユニリーバやバーバリーが単体でネイチャーポジティブを宣言しており、そうした傾向について丹羽氏は、投資��の目線を意識すると同時に、消費者のエシカルな感度が上がっている中でより高い目標を打ち出すことによって差別化を図っているのではないかとする見方を披露した。
その見方について、ファシリテーターを務めた生物多様性経営の専門家でもある足立直樹氏は、「丹羽さんは少しオブラートに包まれたのだと思うが、私は競争戦略じゃないかと見ている」と補足を加えた。「きちんとした原材料を使ってビジネスをしていくことはもちろん非常に望ましいことだ。だが、そこにどんどん手をつけ、他がついていけないようになったところでルール化するという怖い企業戦略を感じる」。実際に2030年までに森林破壊をなくすという目標に向け、欧州のいくつかの国や地域では森林破壊を伴ってつくられた原材料を企業が使用することを禁止する厳しいルールが施行されようとしているのを受けての意見だ。
これに対し、丹羽氏は「おっしゃる通り、そういうルールメイキングは欧州が上手い。じゃあ日本企業はどうすべきかというところで、例えば生物多様性の定義はそもそもなんだろう、どのくらいの水準を守ればネイチャーポジティブだと言えるのかといった細かなルールづくりの部分で日本企業の強みが打ち出せるのではないか」と指摘。
さらに日本は山や川が多く、海洋資源も豊富であることから、「脱炭素において再エネのコストが高く、CO2をなかなか減らせないという課題に直面し、競争力が下がっている中で、生物多様性においては日本の企業が活性化されるチャンス。グリーンではなく、ブルーエコノミーという観点でうまくやっていけないか」と展望を語った。
■《カーボンニュートラルの次はネイチャーポジティブ》
生物多様性のリスク評価について、アサヒの近藤氏は「まだまだスタート地点にある」とした上で、2020年の調査では、大麦やホップの生産地である欧州の河川流域でリスクが高いといった結果が出ていることなどを報告。「それをどうやってフィードバックしていくか。社会と事業の持続性を考えた時、花王さんのように自らの大事な原料に対して自分達自身がそこに取り組んでいくことも大きな課題だ」と述べた。
今後はTNFDを事業に落とし込み、自然や生物多様性へのインパクトを可視化することによって対応策を講じる方針で、「有効なフレームワークを通じて組織に取り組みを根付かせ、拡大していく」考えだ。
また生物多様性×気候変動の取り組みを今後、どのように進めるかに関して、花王の高橋氏は「サプライチェーンの川上だけでなく、消費者も巻き込んで、この製品は気候変動にも、生物多様性にも配慮していますよということを伝えるような流れをつくっていきたい」と抱負。さらに自身が界面活性剤の研究に約30年打ち込んできた経験から、パームのこれまで使われなかった部分を原料にした活性剤を「おそらく50年に一回出るか出ないかの商品だと自信を持って言える」とした上で、「技術的にはパーム以外の油からも活性剤をつくれるポテンシャルもある。そういうところを一歩ずつ進め、胸を張って森林破壊ゼロに貢献できているということをデータとともに示していきたい」と語った。
最後に足立氏は、「ネイチャーポジティブは間違いなくカーボンニュートラルに次ぐ世界の目標になる。そこに向けて、いい意味での競争が始まるなかで、日本企業として生物多様性に関する資源や技術力を生かして乗り越えていってほしい」と総括し、セッションを終えた。
# SB2022Yokohama
◆廣末智子(ひろすえ・ともこ) 地方紙の記者として21年間、地域の生活に根差した取材活動を行う。2011年に退職し、フリーに。サステナビリティを通して、さまざまな現場の当事者の思いを発信中。
#naturejp#envirojp#climatecrisisjp#naturediversityjp#naturediversity#socialjp#economyjp#politicsjp#securityjp#crisisjp#newsjp
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Webサイトリニューアルで失敗しないための3つの手順とポイントを解説
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Webサイトリニューアルで失敗しないための3つの手順とポイントを解説
事業立ち上げ、商品リリース後すぐ作ったWebサイト。そこからあまり手をかけることなく今に至り、そろそろWebサイトをリニューアルして集客を本気でやりたい。そう考えている企業は多いと思います。
しかし、Webサイトをリニューアルする際、注意すべきポイントがあります。これらのポイントを押さえて進めていかないとサイトへのアクセス数が落ちたり、サイト経由の売上が落ちたりと思わぬ失敗をすることも。そこでWebサイトリニューアルで失敗しないための3つの手順とポイントを、実例を交え紹介します。
Webサイトリニューアルで失敗しない!3つの手順
Webサイトリニューアルで失敗しないための手順について、Plan、Do、Seeの流れでポイントを説明します。
Webサイトをリニューアルする際、この手順に沿って進めることでWebサイトリニューアル時に起こりがちな失敗を回避しやすくなります。そうすればリニューアル後のWebサイトは素晴らしいパフォーマンスを発揮するものに生まれ変わるでしょう。
【Plan】(実施前)Webサイトのリニューアル目的を明確にする
└目的の整理とゴールの設定
【Do】(実施中)Webサイトのリニューアル方法に注意する
└よくあるサイトリニューアルの失敗例 1)新サイトで思わぬ障害発生!旧サイトへの切り戻しができるよう準備を行う 2)旧サイトで培ってきたSEOを再利用しよう!リダイレクト設定を行う 3)クローラーからアクセスされない?検索で突然順位が落ちたり、流入激減したりしないためにタグ設定
【See】(実施後)Webサイトをリニューアルした後の経過を観察する
└コンバージョンの定義と設定 └KPIの設定、定期モニタリングの実施
Webサイトのリニューアルで失敗しないための手順 1.【Plan】Webサイトのリニューアル目的を明確にする
Webサイトリニューアルで失敗しないために挙げた3つの手順のう��最も重要なのは、この「【Plan】(実施前)Webサイトのリニューアル目的を明確にする」工程です。
この工程を適当にしたり、軽視してしまうとサイトリニューアルで失敗してしまうことがよくあります。パワーとコストをかけてリニューアルをするのですから、リニューアル目的を明確にし、本来の目的を達成するためのサイトリニューアルを行いましょう。
サイトリニューアルの目的整理とゴールの設定
Webサイトをリニューアルしよう!具体的なアクションをする前に、まず一度立ち止まって考えてもらいたいことがあります。
それは、なぜWebサイトをリニューアルする必要があるのか、リニューアルをすることで何を獲得しどんなことを実現したいのか。目的を整理しゴールを決定する。その決定によって、どんな準備が必要になるのか。しっかりと熟考してからWebサイトリニューアルを進めていきましょう。 いくつか例を挙げて説明します。
(例① )Webサイトからの売上が全体売上の5%しかないので業界水準の15%まで引き上げたい
→獲得したいゴールは、売上につながる購入やお問い合わせ(または資料請求)でしょうか。業界水準が15%というのが正しい数字だと仮定して、なぜ現状が5%しかないのかを分析・整理してからWebサイトリニューアルを検討することが重要です。 現状の分析には3C分析(*1)SWOT分析(*2)や、4P戦略(*3)を用いて進めると分かりやすいでしょう。このような分析を行った後にゴールを設定すると、Webサイト経由売上を15%に上げるというゴールではなく、「販売チャネル(Webサイトという販売経路)を増やし売上を〇万円増やす」など、具体的に変わってくると思います。
(*1)3C分析…自社(Company)、顧客・市場(Customer)、競合(Competitor)の3つの観点から、外部環境(市場)と、競合分析、自社分析を行い自社の戦略に生かすフレームワーク (*2)SWOT分析…強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つを整理して、自社の競合優位性を見極めるためのフレームワーク (*3)4P戦略…Product(商品サービス)、Place(場所や市場)、Promotion(流通や販促)、Price(金額)の4つの視点で整理して戦略を策定するフレームワーク
(例②)現状のWebサイトはほとんどアクセスされず流入が小さいので、たくさんの人に見てもらえるようにオウンドメディアを立上げ流入を増やしたい
→実際にオウンドメディアを立ち上げるには、オウンドメディアで紹介するコンテンツの収集やそのコンテンツを運営管理する人材、オウンドメディアの集客を行うためのSEOの知識が必要になります。 現状のWebサイトの課題や分析ができていない中で、オウンドメディアを立ち上げることだけをゴ��ルにしてしまうと立上げ後に人手不足や知識不足を理由に運用できなかったり、思ったように集客できないというリスクもあります。 Webサイトの流入を大きく増やしたい点がゴールであれば、現Webサイトの流入経路を分析したり、集客方法を見直したりすることがまず重要です。オウンドメディアの立ち上げをゴールとする前に、現サイトの目的を整理して現状を分析し、改善する方法を見極めましょう。
Webサイトのリニューアルで失敗しないたのめの手順 2.【Do】(実施中)Webサイトのリニューアル方法に注意する
目的の整理とゴールの設定が明確になり、実際にWebサイトリニューアルの段取りをしていく際には、以下の3点に注意しましょう。これらは特に確認漏れや軽視されることが多い3点ですので、制作会社や開発会社にすべてお任せするのではなく注意して確認しましょう。
1)新サイトで思わぬ障害発生!旧サイトへの切り戻しができるよう準備を行う
Webサイトリニューアルのスケジュールを決める際に、併せて一緒に考慮しておくべきなのはWebサイトリニューアルが想定通り成功しなかった場合の対応です。
例えば、
Webサイトリニューアルをしたら、サイトがダウンしてしまい復旧までの1週間サイトへ一切アクセスできなくなってしまった。
Webサイトリニューアルしたことで以前のサイトよりアクセスが激減してしまい成功とは言い難い状況なので以前の状態に戻したい。
というようなケースです。
このような状況が起こった場合、以前の状態に戻すことは準備さえしておけば可能です。想定しない状態になった際は「旧サイトへの切り戻し」をしましょう。 具体的に行うことは
旧サイトのHTMLファイルをバックアップしておく
旧サイトのサーバーの契約などをサイトリニューアル期間+1か月など少し長めに残しておく
旧サイトのアクセス数、アクション率を計測しておく
リニューアルから1週間など適切な期間を区切り、一定数値を下回ったら旧サイトに切り戻すなどのしきい値を決めておく
実作業は社内で行わず制作会社や開発会社へ依頼をすることが多いと思います。しかし上記の内容を依頼する側が把握し、詳細を詰めておくことは非常に重要です。
2)旧サイトで培ってきたSEOを再利用しよう!リダイレクト設定を行う
Webサイトリニューアルの際に、ドメイン変更やURL変更は行ったがリダイレクト設定をし忘れたというケースがあります。
検索エンジンは、基本的にURLの引っ越しによる自動判別ができません。サイトのページの場所が変わった場合は、リダイレクト設定を行い引っ越し先のURLを検索エンジンに伝えることがSEOにおいて非常に重要です。リダイレクトの設定をしたいという話がわからない制作会社や開発会社はないと思いますのでしっかりと議論しましょう。
さらに少し詳細にお話しすると、リダイレクトの仕方も細かく設定ができます。現状のサイトの流入をランディングページ単位で確認し、どういうリダイレクト処理をしてもらいたいのかを要望しておくとSEOが弱くなるということは避けられると思います。
例えば、オウンドメディアがあるサイトの場合、1記事ページ単位でリダイレクト処理を行うのか、/magazine配下は全て新URLのトップに飛ばすなど/配下の単位で行うなど2通りがあります。
記事の中でもSEO流入を多く稼いでいる記事がいくつかあった場合、その流入の多いURLについてはページ単位でリダイレクト処理を行うべきです。さもないと、すべてがトップに飛んでしまい、ページを見たユーザーががっかりしてサイト離脱してしまうことが避けられません。
3)クローラーからアクセスされない?検索で突然順位が落ちたり、流入激減したりしないためにタグ設定
リニューアルの制作作業をしている最中は、公開前であるためコンテンツが検索エンジンからクロールされないように設定する場合があります。しかし公開後もその設定を解除することを忘れてしまい、クローラからの評価が下がり検索順位が下落するということがあります。
例えば、制作中に設定したno indexという設定が残ったままになっていて公開後もindex化されずに検索順位が下落してしまうことがあります。Indexされずにサイトを運営すると流入はみるみる落ちていってしまいます。
こういうケースを避けるにはGoogleが提供するSearchConsoleで確認することが大切です。登録は無料ですので事前に登録することをオススメします。
Webサイトのリニューアルで失敗しないたのめの手順 3.【See】(実施後)Webサイトをリニューアルした後の経過を観察する
Webサイトリニューアル後は、効果が改善されているかを経過観察しながらチューニングしていくことが重要です。 具体的には、コンバージョンの定義を行い、KPIを決め、定期モニタリングをしましょう。
サイトリニューアル後のコンバージョンの定義と設定
自社にとっての正しいコンバージョンの種類を定義し、その価値を評価することをオススメします。
今まで当たり前と思っていた「お問い合わせ」というコンバージョンも、Webサイトリニューアルによって「資料請求」「会社問い合わせ」など細分化されている可能性もあります。また、企業によって資料請求は1万円の価値があるが、会社問い合わせは0円の価値に近いということもあると思います。
あるいは今までアナログにしか定義や計測できていなかった「電話問い合わせ」などもWebサイトリニューアルでスマートフォンでも閲覧できるWebサイトを行った結果、計測できるようになった場合もあるでしょう。 (実際にGoogle Analyticsで電話のタップ数を計測することはできます)
以下は例です。 コンバージョン1)Web資料請求 価値 2万円 コンバージョン2)企業問い合わせ 価値0.2万円 (10件に1件は商談につながるようなものがあるので資料請求の0.1倍で設定) コンバージョン3)電話問い合わせ 価値1万円 (既存顧客からの来電も半数弱あるため資料請求の0.5倍で設定)
KPIの設定、定期モニタリングの実施
次に設定したコンバージョンが月にいくらぐらいあれば合格なのか、目標を決めます。
目標売上からさかのぼって資料請求件数を決めてもよいでしょう。この目標を一般的にはKPI(*4)といいます。KPIを決めたら、そのKPIを日単位、週単位に換算し、日々のアクセスやコンバージョンがそれに達成しているのかどうかを経過観察していきましょう。大幅に下回っているようであればその原因の分析を行った上でまずLPO(*5)を実施しましょう。それでも解決できない場合は、集客強化のためにSEO対策を行ったり、SEMリスティングを実施してみるのもよいかもしれません。
(*4)KPI…key performance indicatorの略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標 (*5)LPO…Landing Page Optimizationの略で、ランディングページの最適化、すなわちサイト訪問者が商品購買や資料請求などのコンバージョン率を高めるためにランディングページの構成や内容を工夫すること
サイトリニューアルの手順とポイントを押さえて成功させよう!
Webサイトリニューアルで失敗しないための3つの手順は理解いただけましたか。
細かいケアが必要な部分もありましたが、サイトをリニューアルするということはそれだけリスクもありリターンもあります。
重要なのは、目的の整理とゴールの設定をしっかり行い、コンバージョンの定義とKPIの設定をすることです。それさえ関係者の中で確認できていたら大きな失敗���なくWebサイトリニューアルは行えると思います。
リニューアル中はリダイレクト処理やクローラーの設定に注意しましょう。万が一障害があった際はスムーズに旧サイトへ戻すことができるよう、切り戻し対応の準備も忘れずに。
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Qiitaに週5ペースで継続して投稿しているフローとポイントをまとめてみた http://bit.ly/2QTCTua
技術的ポエム Advent Calendar 2018 – Qiitaの8日目の記事となります。
7月末からアイレット株式会社にJOINした甲斐と申します。 アイレット株式会社はcloudpackというサービスを主体としたAmazon Web Services(AWS)の専業クラウドインテグレータです。
実績・経験が豊富なデザイナー、システムエンジニアがデザイン・システム設計・開発、そしてクラウドベースのインフラ設計・構築、運用監視にいたるまでワンストップ体制で、あらゆる側面からお客様の課題に向き合い、解決に導きます。
そんな会社で配属となった部署のKPIにブログ投稿数があり、これまでブログを始めてもすぐに飽きてしまい続かなかった私が、どうにか継続して技術記事を投稿できるようになってきたので、投稿までのフローとポイントをまとめてみました。
前提
あくまでも継続して投稿することが主目的となります。いいねやストックを多くもらえる記事はかけてませんので、そういう内容を期待していた方は申し訳ありませんがいいねをポチッとだけしてブラウザバックください。
実績
2018/7/4からQiitaに投稿をはじめまして、本投稿がちょうど100投稿目となりました
2018/8/6から出勤したら1投稿するようになり、現在も継続中です。たま~に休みの日にも投稿しています。月に20投稿ペースですね。
ざっくりとした記事内訳は下記のとおりです。基本的には実務で扱った言語・フレームワーク・環境に関する知見をまとめて記事にしています。
Python関連: 30
TypeScript関連: 14
Vue(Nuxt).js関連: 21
Flask関連: 9
GCP関連: 30
AWS関連: 9
API関連: 15
Qiita関連: 13
Unity関連: 9
Docker関連: 7
※言語・フレームワーク・環境でカウントのため記事数と一致していません。
ありがたいことに、100以上いいねをいただけた記事もありました。
140いいね: Vue CLIのプロジェクト管理UIがいい感じだった – Qiita
122いいね: Vue.js+TypeScriptで開発するときの参考記事まとめ – Qiita
100いいね: DockerでVue.js+TypeScript開発環境を構築する – Qiita
投稿までのフロー
そんな私の投稿までのフローとなります。基本的には実務でメモをしておいて、あとから記事にまとめて投稿する感じです。
はい。 PlantUMLはこちらです。これもコードで良いですよね?
@startuml state 開発 { 実装 --> 調査ー検証 実装 --> ハマる 実装 --> 不具合 不具合 --> 調査ー検証 ハマる -right-> ストックする 調査ー検証 --> 手順 調査ー検証 --> 失敗 手順 -right-> ストックする 失敗 -right-> ストックする 環境構築 --> 調査ー検証 環境構築 --> 手順 環境構築 --> 失敗 環境構築 --> バージョンアップ バージョンアップ --> 手順 バージョンアップ --> ハマる 失敗 --> 再現検証 手順 --> 再現検証 ハマる --> 再現検証 note right: ミニマムな実装 } state 情報収集 { はてぶ --> お試し Qiita --> お試し Twitter --> お試し techfeed --> お試し お試し -left-> 開発 } state 業務外 { サービス設計 -left-> 開発 } state 業務内 { 要件定義ー設計ー提案 -left-> 開発 } state ストックする { HackMD -right-> Qiita下書き GitHub --> HackMD HackMD --> GitHub GitHub --> Qiita下書き 再現検証 --> GitHub } ストックする: 忘れないうちにメモ ストックする: 記事にするかかかわらずメモ state 投稿する { HackMD --> 投稿する Qiita下書き --> 投稿する 限定共有投稿 --> 公開: AWS Lambdaで予約投稿 限定共有投稿: しばらく寝かせてから再校正 公開 --> [*] } 投稿する: ストックが5記事超えると心理的安心が得られる @enduml
ポイント
投稿する目的
業務で開発に携わって得られた知見をできる限りアウトプットすることを目的としてQiitaへの投稿をはじめました。
転職時に前職での技術的な引き継ぎにとても面倒だった時間がかかってしまったことが、これからはアウトプットしようと決意したきっかけです。
開発したサービス・システムの保守だけでいえば、保守に関わる内容をドキュメントにまとめるだけでなんとかなるかも知れません。
ただ、今後も改善を進めていくようなサービス・システムの場合には言語・フレームワーク・環境構成を習得してもらう必要があります。今後の改善方法なんてドキュメントにできないですよねー
現時点の情報だけでなく、習得に必要な道筋もある程度提示しなければ引き継ぎが大変なので、じゃあ開発初期の段階から、調査や学習の経験を全部アウトプットしおいたら、それをトレースしてもらえて流れがわかりやすいよね?という考えに至りました。(暴論)
そして、転職したら部署の目的にブログ投稿などによるアウトプットがあったのでちょうど実践しやすかったわけです^^
投稿は開発ありき
Qiitaに投稿しようと決めたのは下記ガイドラインがしっくりときたからです。
良い記事を書くためのガイドライン – Qiita:Support https://help.qiita.com/ja/articles/qiita-article-guideline
Qiitaは、プログラミングに関する知識を記録・共有するためのサービスです。Qiita上の記事は、投稿者以外の人にとっても価値のある記事であることが望まれます。
引き継ぎが面倒で始めたのならば社内で完���しておけばいいじゃない?と思われるかも知れませんが、社外に公開しても良い内容だったら or 社外に公開できる内容にしたら、投稿してもいいじゃない。そんな感じです。
ガイドラインの内容については上記を読めばわかると思いますので、割愛しますが、できる限りガイドラインに準拠しようと意識はしています。(全部できているとは言えません)
すぐに投稿しようと考えない
もしこれから投稿を始めよう!という方であれば、まずは何かしらの調査・環境構築・実装・検証をしたら並行してメモを取りましょう。以下のフォーマットで、あとから何に取り組んでいたのか思い出せる程度で良いと思います。 3〜10ほどメモが溜まってきたら「そろそろ投稿しようかなぁ」と考え始めたら良いと思います。 慣れてくると記事にする前提でメモを取り始める病に侵されます。
# やってること ## 実装、コマンドのメモ ## ハマった内容 ## 参考にした記事・ドキュメント
失敗したりハマったほうが記事が書きやすい
例えば、初めて触れる言語・フレームワーク・環境構築について情報収集して、みつけたドキュメントやBLOG記事のとおりに実装・設定して、うまく動作するならば記事にし難いです。それみてできるなら記事にできないじゃない。
いかにハマるかが、記事できるかどうかに関わってきます。
こだわらずに1テーマ1記事くらいに分けて投稿する
継続して投稿をしようと考え始めると、「いかにして記事数を稼ぐか」という点が最重要項目になってきます。なりました。
例えば、Amazon CognitoでTOTP認証が使えるようになってたから検証することになりました。 で、それを記事にしよう!となった際に、私はそれをネタに3記事投稿しました。
Amazon Cognitoのワンタイムパスワード(TOTP)認証をNode.jsで試してみた – Qiita
PythonでAmazon Cognitoのユーザープールを作成してみる – Qiita
AWS CloudFormationでCognitoユーザープールをMFAのTOTPを有効にして作成する – Qiita
まとめてしまえば1記事にできる内容です。 ただ、「いかにして記事数を稼ぐか」を命題とするならば、記事は分割したほうがお得。です。
記事を分けることで、内容が絞り込まれてキーワードがはっきりしてくると検索にも引っかかりやすくなるのでは?という考えもあります。(未検証)
複数のテーマをまとめて投稿する
先ほどとは逆のことを言っています。けれど大切です。
例えば、すでにわかりやすいドキュメントや解説記事があって記事にしてもなぁ。という状況だったとします。せっかく手を動かしたのに投稿できないのは悔しいですね。
そういうときは、複数のテーマ・Tipsをまとめてみましょう。言語xフレームワークx環境の組合せなどは鉄板です。無限の可能性があります(言い過ぎ
それぞれの解説は、ドキュメントや解説記事をありがたく参照させていただきましょう。
例) TypeScriptで実装 + Nuxt.jsを利用 + AWS Lambdaにデプロイ = Nuxt.js(v2.2.0)+TypeScriptなアプリをAWS Lambda+αにデプロイしてみた – Qiita
すぐに投稿しようと考えない(2��目)
ストックもたまり、投稿する記事もできた!となったら、すぐに投稿せず記事を寝かせましょう。
人は否が応でもタイポするのです。読み返すとよくわからないことを書いていたりするのです。
最低でも1日は寝かせて、読み直してから投稿しましょう。書いた内容を忘れるくらいだとちょうどよいです。客観的にチェックできます。
修正はすぐにできるので、投稿してからでも読み返して校正できますが、タイトルでタイポしていたらあちこちでインデックスやキャッシュされてしまうので、訂正がとても面倒です。(面倒でした
まとめ
まとめてみたものの、これからも継続して投稿ができるかは自分自身でもまだ未知数です。これからもフローやポイントのブラッシュアップは発生すると思います。
他にもポイントはありますが、記事数を稼ぎたいので、反響が良ければ別で投稿しようと思います^^
それでは、みなさんもぜひぜひアウトプットをしていきましょう!
参考
良い記事を書くためのガイドライン – Qiita:Support https://help.qiita.com/ja/articles/qiita-article-guideline
PlantUML Cheat Sheet – Qiita https://qiita.com/ogomr/items/0b5c4de7f38fd1482a48
元記事はこちら
「Qiitaに週5ペースで継続して投稿しているフローとポイントをまとめてみた」
December 27, 2018 at 12:00PM
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はじめにここ数年プロダクトマネージャーを名乗る人が増えているかと思います。私もその一人ですが、PMの役割や定義って、非常に曖昧だなーと感じることが多々あります。 プロダクトマネージャーの役割は、それほどはっきりしておらず、曖昧さを抱えています。それが故に、自身のキャリアやメンバーのキャリア育成に悩むことがありました(今でも悩みますが)。 プロダクトマネジメントトライアングルま、私が考えるような悩みは世の中の偉人(?)たちが既に考えており。有名なのはDan Schmidtさんのプロダクトマネジメントトライアングルです。 このプロダクトマネジメントトライアングル。非常に素晴らしいフレームワークなのですが、私や自分の所属している組織には少々難解で、普段のコミュニケーションの中で、うまく利用することができませんでした。 PM個々人のレベル感を捉えるには向いてないかも。という課題感も感じていました。 それなら、自分たちにわかりやすいように、PMに必要なスキルを定義しちゃおうか!という動きが社内で始まり、自分たちに合うものをつくっちゃえーという事になったのです。 「自分たちの居場所は自分達で創る」 そんな感じで創ったのが、プロダクトマネージャーの必要スキルを可視化した、プロダクトマネージャー・スキルチャート・ヘクスです。 PM SkillChart HEX(ヘクス)このヘクス(6角形)。以下のように6角形のレーダーチャートで表現していて、各6個の頂点に対して、自分のスキルレベルを点数で表現することができるような構造になっています。 HEX 基本の6領域プロダクトマネージャーに必要なスキルは多岐に渡ります。 ですが、必要スキルを、社内のPM同士で議論していく中で、6つの領域���分けられるのではないか、という話になりました。 それが、以下の6つのスキル領域です。 1.Project Management 2.Dev. 3.Design 4.Growth 5.Business 6.Domain Knowledge プロジェクトマネジメント(Project Management)はプロダクトを開発、改善させて行く上で欠かせないプロジェクト推進の知識や能力、経験をさします。 開発(Dev.)はフロントエンド、バックエンド、インフラを含め自身で開発できるスキル、経験、知識の領域。 デザイン(Design)は、UI/UXの知識を含め、ワイヤーフレームを書く能力から実際に自分がデザインを作るスキルを指します。 グロース(Grwoth)は、プロダクトやサイトの運用に関する能力です。運用維持からKGI、KPIの立案含めたサイト戦略の立案までをカバーします。 ビジネス(Business)は、一般的なビジネススキルを含め、プレゼンテーションやファシリテーションなど、プロダクトをビジネスの視点からリードするためのスキル領域です。 業界知識(Domain Knowledge)は、業界固有の知識をいかに把握しているかです。プロダクトマネジャーはプロダクトを創る人であり、ビジネスを創る人でもあります。そのためには業界の知識や流行り廃りなどを把握しておく必要があります。 プロダクトマネージャーは、これら6つの領域のスキルを伸ばし、兼ね備えることが必要なんじゃないかなーという考えです。 HEXの6領域は、2つの能力で括られる上記で記載した6つの領域は、大きく2つの能力に分けて考えることができます。それは、プロダクトを「創る能力」と「拡める能力」です つまり、プロダクトマネージャーは「プロダクトを創り、拡める」ためのスキル獲得が必要だという解釈を私はしています。 では、各領域のレベルはどのように定義されているのか。 それを以下に記しておきます。 まずは、創る能力の以下3つの中身を記載していきます。 1.Project Management 2.Dev. 3.Design ①プロジェクトマネジメント(Project Management) 創る能力の1つ目は、Project Managementです。 この中では、Lv1~Lv5までの5段階をそれぞれ以下のように定義しています。 例えば、駆け出しPMの人は、まずはLv1の「ヒアリングを行い、プロジェクトの要件定義をすることができる」ことを目標にします。 Lv.1 ヒアリングを行い、プロジェクトの要件定義をすることができる Lv.2 要件定義を分解した上で、タスク整理とスケジュール作成ができる Lv.3 スケジュールの遅延なく、リリースまでをプロジェクトマネジメントできる Lv.4 ウォーターフォール型、アジャイル型を問わず、プロジェクトマネジメントができる Lv.5 コスト・リスク・リソース・品質の観点から最適なプロジェクトの計画と実行ができるでは、上記のLv1に到達するために、必要なスキル要素は何でしょうか。 そのLv1に必要なスキルや知識などを、以下のテーブルで定義しています。 Lv1は、ブレスト会議の主導、ユーザーインタビューの実施ができる、情報収集のためのアンケート作成や集計などができること、としています。 この項目ができていたら、Lvは1.0という具合です。 Lv.1の情報収集と要件定義ができるようになったら、今度はLv.2のタスクの分解とスケジュール作成に進んでもらうというステップです。 Lv.2の半分くらいができたかなぁと捉えた時には、Lvは1.5にします。 この辺の点数の付け方は、自身でつけてみて、周囲や上司に聞いてみるというのが良い気がしています。自分の感覚と周囲の評価をあわせることで、自身の能力値が鮮明に認識できるはずです。 この辺のLV感は、厳密な基準を創るのは流石に難しいので、これでいいかなと思っています。ある意味PMらしい曖昧さを残してるつもりです。 最終的には、Lv5のコスト・リスク・リソース・品質を意識し、プロジェクト計画を建てられることを目標としてもらいます。 Lv5はスーパーマンですね。 ②開発(Dev.)次は開発(Dev.)です。PMには、(当たり前ですが)開発に対する経験や知識が必要です。ヘクスでは、以下のような5段階で定義しています。 Lv.1 サイトが出来上がるまでの工程を理解している Lv.2 HTML/CSSで簡単なWEBページを作成できる Lv.3 静的なサイトのディレクションができる Lv.4 動的なサイトやネイティブアプリのディレクションができる Lv.5 インフラ環境の構築も含めたディレクションができるまずは基礎的なWebリテラシーに関わる知識や、HTMLやCSSを学び、自分自身で簡単なWebサイトならできるようなことを目指します。そして、Lvが上がるに連れ、サーバーサイドスクリプトを習得していくことを目標にします。 Lv.4で複数言語並んでいる箇所がありますが、自社に必要な言語を一つある程度操ることができれば十分かなというふうに考えています。 ③デザイン(Design)創る能力の最後はデザイン(Design)です。 今は、KAIZENやKARTEなど、ちょっとしたサイトの変更は、エンジニアの力を借りること無く、PM、ディレクターサイドで実施することが可能になっています。 ある程度、PMサイドでサイトの表現をコントロールして、A/Bテストも含めてPDCAを回す能力が必要です(20年前からしたら革命)。そのような背景の中で、各レベルは以下の様に定義しています。 Lv.1 デザイン作成に必要なツールを扱うことができる Lv.2 ペルソナを定義できる Lv.3 ウェブサイト作成の基本を知っている Lv.4 意図する印象を与える表現がつくれる Lv.5 サイト全体のIAを設計できる PMにとって最も大事な仕事は「最高のユーザー体験を設計すること」だと私は考えています。デザインという視点は、知識と能力を元にそれらを構築できる能力と言えます。 次の3つは「拡める能力」です 4.Growth 5.Business 6.Domain Knowledge ④グロース(Growth)プロダクトは創って終わりではなく、その後のグロースフェーズの方が事業視点では重要です。Lv1は現在の運用を維持できることを目標にし、まずは効果を落とさないことをめざします。 Lv.1 現在の運用を維持できる Lv.2 サイト・業務について指標を集計・分析・レポートできる Lv.3 サイト・業務の課題に対する施策を実装・実行できる Lv.4 サイト・業務の課題に対する施策を企画立案・設計できる Lv.5 ビジネスゴールとユーザー体験を両立させるサイト運営ができる Lvが上がるにつれて、必要なスキルや能力が増え、最終的には他部署との連携をしながらビジネスゴールとユーザー体験の両立を考えて運営できるようなリーダー的な思考が必要です。 特にこのGrowthでは、SQLや分析ツール、SEOやコンテンツマーケなど多様な知識が求められてきます。 ⑤ビジネス(Business)お次はビジネス。いくら開発知識やデザインの能力があっても、ビジネス的なセンスや観点が無ければPMは務まりません。最終的にはP/LやB/S、C/Fなど基本的に財務諸表や経営知識を身��着けられるような状態を目指します。 Lv.1 ビジネスモデルを正しく理解し、分かりやすい文書を作成できる Lv.2 担当領域について基礎的な分析ができ、課題発見をして優先順位をつけられる Lv.3 マーケティング視点で戦術を考え成果に繋げられる Lv.4 ビジョンを打ち出し、組織を運営することができる Lv.5 財務三表をもとに経営層の意志決定を支援できる ⑥業界知識(Domain Knowledge)最後は業界知識です。よく開発にしか興味がないPMが居るのですが、そう人はPMとは呼べないなーと思っています。自分が所属する領域やプロジェクトの領域に関して知識をしっかり保有していない限り、良い判断は決してできません。 私の所属するエン・ジャパンはHR業界ですので、以下のように定義しています。 Lv1. 自社のHRサービスについて理解している Lv2. 自社以外のHRサービスを理解している Lv3. HRテクノロジーの動向をインプットしている Lv4. 人材業界の「仕事」「労働」に関する法律やトレンドなどをインプットしている Lv5. 労働市場の動向を元に、既存サービスの改善や新規サービス企画に繋がる見解を持てる このDomain Knowledgeは、各社、各個人が属するものに適宜置き換えてもらえるとよいかなと思っています。知るべき知識は各業界で違うはずです。 さいごにこれらのチャートは個人のスキル確認にも使えますし、メンバーとの1on1でのキャリア相談にも使えます。 部下「僕のスキルチャートは、これです」 上司「ふむふむ。君は、Dev.がちょっと弱いから、まずはそこを中期的には上げていこう!その次はGrowthだね」 上司「そのための目標設定もしていこうか」 部下「はい、お願いします!」 また、複数のPMのチャートを比べることで、理想のチーム編成を創ることも可能だなーと思っています。 「PM SkillChart HEX」は、Domain Knowledgeの領域だけ変更すれば、いろんな人達や企業にいるPMの方たちにとっても、使えるんではないかなーと思っています。 このスキルチャート。まだおかしな点もあるはずなので、自社内では逐次アップデートしていけたらなーと考えています。まだまだ、自分の組織も発展途上なので、いろんな方のお知恵を借りて成長していきたいと考えています。 また、いろんな人たちがこれをベースに色々自社にあうチャートを作ってもらえたら、それは嬉しいことです。 ぜひ、いろんな組織のいろんなPMの方々が参考にしてもらえると幸いです。 謝辞とか11月12日(火)のpmconf2019に、私が登壇しました。 いろんなPMの方にお会いできて最高でした! 2016年にこの表の原型を創ってくれた、@iwacciiiさんに感謝
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アジャイルな開発組織のOKRベストプラクティス&アンチパターン 1. アジャイルな開発組織の OKRベストプラクティス &アンチパターン 吉田真吾 (@yoshidashingo) 2019.6.23 2. 僕の10年 3. n p p p n p p n p p p 4. di th e hik ) (& () WN GHDA GHMFN ECSPHRW /23: 2 RGE 0 NSD 5. di th e hik ) (& () WN GHDA GHMFN ECSPHRW /23: 2 RGE 0 NSD 6. サーバーレス / = = PI 7. サーバーレス / = = PI 8. まだサーバーで 消耗してるの? というのは今日は置いておいて… 9. 「目標管理」 していますか? アンケート 10. 「目標」を「管理」するとは 11. なんのために? アンケート 12. 目標管理の目的 1. 能力開発・人材育成 2. 人事考課・報酬計画 3. 会社の目的(事業目標やミッション)の達成 4. 従業員エンゲージメントの向上 13. 1) 能力開発・人材育成 • 能力開発 • エンジニア=専門職=継続的に能力開発が必要 • 自己開発の定着度合いによりメンタリングの必要度 合いが違う (シニア=自分で / ジュニア=メンタと 二人三脚) • 人材開発 • 現在の役職・グレードにいるうちに1グレード上位 の仕事をできるようにする 14. 2) 人事考課・報酬計画 • 人事考課 1. 業績(成果)評価 2. 職能(スキル、コンピテンシー)評価 3. 情意(クレド・行動原則への適合性、勤務態度な ど)評価 • 成果評価を「公正」に算出して、報酬を割り振 るため • 報酬の原資は有限 • そもそも人は評価されたくない 15. 3) 会社の目的の達成 • 会社の目的 = 利益の追求、公益の実現、etc… • 会社は事業で得たお金で成り立っている • 利益に貢献する • 個人の目標と会社の目的の方向性を合わせる 16. 4) 従業員エンゲージメントの向上 • 従業員エンゲージメント = はたらきがい • はたらきがい = 信頼、公正さ、誇り、連帯感 • 誇り = 存在証明、自己肯定感、重要な意義 • 連帯感 = 貢献、相互扶助、チームワーク、分 かち合い 17. // . . . . 18. 僕らがスクラムで大事にしてるポイント • スパイクの実施 • 不確実性の低減、やったことないことを確かめる • ふりかえり(レトロスペクティブ)の実施 • スプリント内で発生した経験を元に全員KPT出し • ワーキングアグリーメントの調整 • 自己統制によるよりよく生産性も両立する働きかた • スキルマップの作成 • デリバリーまで自己完結 • ペアプロ、勉強会の実施でスキルアップ • 心理的安全性 • 改善・不確実性の低減に向けた提案・チャレンジができる 19. 1) 能力開発・人材育成 • 能力開発 • エンジニア=専門職=継続的に能力開発が必要 • 自己開発の定着度合いによりメンタリングの必要度 合いが違う (シニア=自分で / ジュニア=メンタと 二人三脚) • 人材開発 • 現在の役職・グレードにいるうちに1グレード上位 の仕事をできるようにする 20. 2) 人事考課・報酬計画 • 人事考課 1. 業績(成果)評価 2. 職能(スキル、コンピテンシー)評価 3. 情意(クレド・行動原則への適合性、勤務態度な ど)評価 • 成果評価を「公正」に算出して、報酬を割り振 るため • 報酬の原資は有限 • そもそも人は評価されたくない 21. 4) 従業員エンゲージメントの向上 • 従業員エンゲージメント = はたらきがい • はたらきがい = 信頼、公正さ、誇り、連帯感 • 誇り = 存在証明、自己肯定感、重要な意義 • 連帯感 = 貢献、相互扶助、チームワーク、分 かち合い 22. それでも足りない部分は… 2. 人事考課 1. 成果評価 3. 行動原則への適合性 3. 会社の目的の達成 • ミッションの達成 • 利益の追求 4. 従業員エンゲージメントの向上 • マネジメントへの信頼 • 公正さ • 誇り 23. 目標管理の手法 • • • • • • • • • • • 24. MBOが従業員に嫌われる理由 • 目標管理と人事考課が一体化してる※本来の目的とは違うが定着してしまってる • 1次評価者〜最終評価者:3〜7ステップ※ハンコリレー • ドラスティックに評価が甘辛調整されることも • 伝言ゲームか、政治的ななにかなのか… • 四半期(中間評価)〜年1の評価面談 • 期初に立てた目標忘れて直前にあわてて目標管理レポートを準備 する従業員いがち • そもそもやってる業務が半年前から変わっていがち • 360度評価を中間評価者にいれると遠いところからまさかり が飛んできがち(そして過小評価されがち) →MBO自体ではなく、その運用が不 25. OKR まぁそれでも新しいものはキラキラ見えるわけですし いっちょうちでもやってみますか?! 26. 個人の一貫性 27. どうだったか 2018Q4-2019Q2(9ヶ月間)で得た教訓 28. OKRベストプラクティス 1. 経営レベルでコミットする 2. 会社のOKR→個人OKRまでの一貫性・網羅性を担保する • 会社のOKRを作る→部署のOKRを作る→チームのOKRを作る→個人 のOKRを作る • 十分な計画になるまで支援する • 十分な計画になるまで絶対に運用始めない • その個人目標(O)はどのチームのKRに貢献するのか • 四半期が開始したら、マネージャーは次の四半期の計画を開始する • 部署間、チーム間、個人間の調整を行う 3. 週1程度でトラッキング(1on1やチームで) →障害を取り除き、支援し、飛距離を伸ばす 29. OKRアンチパターン 1. 一部のチームだけでOKRやってみちゃう lチームOKRを立てられないことに気づく (会社が求める本当に集中すべきことが何かわからない) 2. 実務と関係ない上位KRへの目標を立ててしまう lすぐに立てたOKRが無視されることに l実務で貢献できるKRにつながるものにする 3. 個人OKRがたくさんあってやりきれない lチームの同僚や部署間でアラインメント調整する l上位OKR(会社や事業部)の数を減らす l個人OKRは2〜3個まで 30. OKRアンチパターン 4. 本人が目標(O)にワクワクできない l低すぎ→ここまでできたら満足なレベル=50-60%くらいに l高すぎ→ムーンショットすぎてしらけないように l1on1で内発的動機づけされるものに 5. KRが定”性”的になっている lエモいKRはありえない。数値化、数値化、数値化… 6. KRに数値じゃなくて日付が入っている l「○月○日までに△△する」 →それは単に粒度の大きい”タスク”です l途中で何%まで行ってるか確認できない 31. OKRアンチパターン 7. KRのKPIがインプットの量になっている l「UXデザインの本を10冊読む」 →業績に”直接”貢献できるか担保されていない 8. 忙しくて毎週のトラッキングが杜撰になる l上司が毎週1on1できなければ、スクラムチーム内ある いはOKR専門の数人グループで相互支援がワークする” 場合も”ある lトラッキングが杜撰なままでは飛距離を伸ばす支援がで きないのでOKRやる意味がない 32. OKRアンチパターン 9. 業績評価のツールとしてOKRを導入してしまう l評価されることを意識すると l 「置きに行く」目標設定になる l 動機が「評価」になりモチベーションが下がる 10.人材開発をやめてしまう l目標管理の目的は? l OKR:人材開発をカバーするフレームワークではない l スクラムチーム内だけでも十分に能力開発ができない(新卒社 員など) 場合 →メンター制度、OJT、Off-JT(集合研修)などで育成する 33. サイダスでやってる1on1ルール ⌘ 初めて1on1を行う人は 自己紹介を作成して上司や同僚に公開しておく • 得意な問題領域とソリューション • そのソリューションに関するエキスパートさ(経験者 上位何%など) • 上司に期待すること • 同僚にあなたができる(できそうな)こと • 同僚に期待すること • ワークライフバランスに対する考え • リモートワークに対する考え • 1年後どのような職業人でありたいか • 3年後どのような職業人でありたいか ⌘ 上司は スタッフの家族構成やハマっている(いた)こと、どんな 学生時代だったか、好きな食べ物など、人となりに興味 を持って知っておく ⌘ 1on1 の内容 前回から今回までの間で褒めたり労えることを一つ以上感 謝とともに伝えて1on1を開始する 1. ビジョンの共有 (最初の5分) 2. 以下の中で要点を絞り、かつスタッフ側から話し、 カタルシスまで至れるように傾聴する • 前回の宿題の状況確認 • OKRの相互確認 • 最近困っていること • キャリア開発 5年後のキャリアパスの考え 今現在望んでいる仕事はできているか 次の成長のために挑戦したい仕事は何か • パフォーマンスへのフィードバック • マネージャーとして知っておくべきこと • 相談や意見(パーソナルなものを含む) 3. まとめ (最後の5分) • 次回までの宿題をお互いで確認する • 上司側はなるべく即時問題解決する 34. OKRを人事考課に使っても良いか? • 目標の達成率を“直接”成果評価に連動させては いけない • OKR:6割達成でも満足(になるように設定してる) • 成果は外的要因にも影響を受ける • ベストプラクティスはない • 例) 達成した「率」ではなく「結果の総量」で評価 • 例) そもそも成果評価はせずに職能資格制度のみで やる:役職(責任)+職位(グレード)+スキル+コン ピテンシー etc… 35. まとめ • 目標管理の目的を明確にする • まずは先人が言っているとおりに運用する • OKR = 会社の目指す方向に集中するための ”フレームワーク” (能力開発・人材育成に使うようなものじゃない) • 評価制度とOKRを”直接”は連動させない • ChatやAIで支援するツール(e.g. banto)はあるが、 対話/フィードバック/承認の重要性はなくならな い 36. We are Hiring!!! ▼職種 ・プロダクトマネージャー(PdM) ・UI/UXデザイナー ・フロントエンドエンジニア ・スクラムマスター(EM) ▼勤務地 沖縄 / 東京
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「グロースハック型」デジタルマーケティング、3つのポイントと実践方法 | 【レポート】デジタルマーケターズサミット2017
from http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/03/27/25238
デジタルマーケティングでは、一度サイトの構築・改善をしたらそれで終わりではなく、目標に向かって改善を繰り返すことが重要だ。
データを活用し、ブランディングとコンバージョン双方の実現に向けた統合デジタルマーケティングをプロデュースする博報堂アイ・スタジオの木内氏と蔡氏は、次のように言う。
改善を繰り返し、個人の主観的判断ではなく、客観的なテスト結果や数字から、効果の高いコミュニケーションをデザインすることが「グロースハック型」なのだ
その実践ポイントを「ユーザ行動データを明確化し、成果を向上させる! 『グロースハック型』のデジタルマーケティング手法と実践方法」と題して、「デジタルマーケターズサミット2017」で語ってくれた。
株式会社 博報堂アイ・スタジオ データドリブンクリエ���ティブセンター グロースハッカー 木内 隆裕氏(左)と蔡 復全氏(右)
グロースハック型デジタルマーケティングとは
マーケティングの世界では、「グロースハック」という言葉が流行っている。マーケターはグロースハッカーであれという言い方もある。グロースハックとは何か。簡単に言うと、「モニタリングしながら、継続的に改善していく」ことをグロースハックと呼ぶようだ。蔡氏は、定義には大きく分けて次の2つがあると言う。
広義のグロースハック → ビジネス本質の価値となるサービス(製品)を改善すること
狭義のグロースハック → ビジネス本質の価値となるサービス(製品)以外を改善すること
デジタル分野は「狭義のグロースハック」に近い。顧客行動を理解するために最適なツールで解析したうえで、顧客とのコミュニケーション接点をデザインするメディアをうまく使って顧客体験を向上させていく。また、「グロースハックを実践する際に最も重要なポイントは、目標に向けて小さい改善を繰り返すことによって大きな成果を生みだすこと」だという。その時に注意すべきは、次の3点だ。
個人の主観的な枠にはまらない
テスト結果の数字が答えである
テスト結果から、より効果の高いコミュニケーションをデザインする
よく使われるAARRRモデルが、グロースハックのフレームワークとなる。
獲得(Acquisition)
活性化(Activation)
継続 (Retention)
収益化 (Revenue)
紹介 (Referral)
の5つのステージに分けて、改善箇所を特定し改善を導くというものだ。たとえばECサイトなら、各レベルの指標は次の図のようになる。
デジタルマーケティング実践、5つのステップ
実際のグロースハック型デジタルマーケティングは、次の5つのステップで進める。
STEP1ゴール定義
サイトの種類に応じて、ゴールとそこに至るファネルを定義し、ファネルごとにKPIを設定する。ゴールは、商品サイトであれば見学予約や資料請求、ECサイトであれば購入、SNSであればフォロワー数やいいね!の数といったように、サイトの種類によって異なる。適切な目標を設定することが最初のフェーズだ。たとえばECサイトで購入完了(コンバージョン)までにトップページ、商品詳細、カートと遷移するなら、それぞれにKPIを設定する。
【KPIの例】
トップページ訪問数
商品詳細閲覧数
カート投入数
購入完了数
STEP2現状把握
それぞれのKPIを計測し、パフォーマンスを把握する。たとえば前出「KPIの例」の図におけるKPI①が1000でKPI②が200であれば、直帰率が80%ということだ。
STEP3プランニング
把握したパフォーマンスからボトルネックを抽出し、改善施策を検討する。図の例では、次のような問題点があり、改善策が考えられる。
KPI①の改善案 → サイト訪問者が少ないので、集客方法に問題がある。改善策としては、オウンド、ペイド、アーンドの活用を検討。
KPI②の改善案 → 直帰率が高いので、トップページに問題がある。離脱防止のためにUIを改善する。
KPI③の改善案 → カート投入率が低く、商品の訴求に問題がある。魅力を訴求できていない場合はコンテンツを改善。
KPI④の改善案 → 購入完了率が低く、フォームのUIに問題がある。フォームのUIを改善。
これらの改善策をすべて実施するのは難しいので、効果のインパクトの高い施策を選定する。この時、イメージや好みで決めるのではなく、それぞれをどのように改善するか、その結果、CVがどの程度向上するかをシミュレーションする。この例では、次のような施策で考えてみよう。
KPI①の改善案で、サイト訪問者を1000から1500にする
KPI②の改善案で、直帰率を80%から50%にする
KPI③の改善案で、フォーム遷移率を50%から75%にする
KPI④の改善案で、フォーム離脱率を90%から80%にする
それぞれの施策を実施した場合の効果を比較し、最も効果の高い施策に取り組む。比較するには、次のような表にしてみる。
この例では、予約完了(CV)が最も増えるのはKPI②の改善案であるランディングページのUI改善なので、これを優先的に実施すると決定する。当てずっぽうに施策を決めるのではなく、きちんと計算してみることが重要だ。
STEP4改善施策実施
コンバージョンに最も貢献できそうな施策がわかったら、テストを繰り返しながら優先的に実施する。このとき、サイトのフルリニューアルや情報設計を大きく見直すといったドラスティックな変更で大きく成果を出すのではなく、小さな改善を繰り返し積み上げることで目標指標の向上を狙うのが重要。たとえば、次の3つの手法がある。
ABテスト: 効果の高いクリエイティブやページ要素を検証
パーソナライズ: ユーザー属性や行動、環境、流入元などに合わせたページを表示
入力フォーム最適化(EFO): エントリーフォームのテストを繰り返し、離脱を減らす
STEP5効果検証
最後のステップで、結果を評価し次の改善策を検討する。一度やって終わりのリニューアルや施策ではなく、サイクルを回して小さい改善を繰り返すことが重要。得られた知見やノウハウを、次の施策に活かして効果を高める。
KPIを分析して問題点を抽出、改善すべきことが明確に
最後に、このようなステップで成果の出た事例が紹介された。ECサイトをもたない小売店におけるデジタル広告運用の事例では、ビジネスゴールから逆算し、ファネルを設計。各KPIとなるポイントを分析した結果、3つの問題点が明らかになった。それぞれの問題点に対し、次のような改善策を実施。結果、デジタル施策全体のゴールとして設定した店舗検索遷移数が約2.5倍と効果が出ている。
【問題点】
商品を訴求したバナークリエイティブCTRは良かったが、CVRが低い
データ分析により、バナークリエイティブとランディングページのデザインの整合性がとれていない場合に離脱が多いとわかった。改善策として、LPのメインビジュアルを変更。バナークリエイティブと同様のデザインにしたところ、CVRが約11から約13%に改善した。
商品は複数あるが、ある商品は他に比べてバナーのCTRが低い
サイト来訪者属性を分析すると、商品ターゲットの高年齢層はサイトに来訪していた。いままで来訪していなかったユーザーへアプローチするすることでCTRを向上させること狙い、バナーのクリエイティブを若者向けに変更したところ、CTRが微増した。
既存ユーザーより若い層へのアプローチを増やしたい
PCでアクセスするユーザーは年齢層が高いので、広告プランをスマホ中心に変更したところ、若年層のアクセスが約10%から約20%に増加した。
また、株式会社CONNECTITの「スマホで年賀状」アプリでは、ユーザーのステージごとに適したクリエイティブでアプローチした。クリエイティブの改善ではABテストを実施し、パフォーマンス高いクリエイティブを開発。成功のポイントは、次の2点だ。
顧客体験向上のための施策と同時に、顧客行動に合わせて適切なコミュニケーションを設計
短いスパンでテストを実施し、効果の高いクリエイティブを開発することで、施策のパフォーマンスを高めた
いま求められるグロースハック型デジタルマーケティングとは、顧客体験向上に向けて、改善を繰り返すことでデジタルマーケティングの効果を高め、ビジネスを成長させること。実践ポイントをあらためてまとめると、次のとおりだ。
【実践ポイントのまとめ】
個人の主観的な枠で考えず、数字からユーザー行動を読み解く
顧客体験向上のための施策と、顧客行動に合わせた適切なコミュニケーションを設計
テスト結果の数字を見て効果の高いクリエイティブを開発し、施策のパフォーマンスを高める
つまり、目標に向けて小さい改善を繰り返すことによって大きな成果を生みだすのがグロースハック実践のポイントだ。ときにビジネス本質の価値となるサービス(製品)の改善にも踏み込んで成果に結びつけてきた博報堂アイ・スタジオのグロースハッカーのセッション内容は、実践する価値があるのではないだろうか。
博報堂アイ・スタジオ
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。 オリジナル記事:「グロースハック型」デジタルマーケティング、3つのポイントと実践方法 | 【レポート】デジタルマーケターズサミット2017 Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
この記事の筆者
【執筆】
柏木 恵子 ITジャーナリスト
→柏木恵子のプロフィールページ
【撮影】
鹿野宏
http://web-tan.forum.impressrd.jp/sites/default/files/images/article2017/digital_markets_summit/i-studio/i-studio_13.png
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