#VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
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lonewolf-1012 · 5 months ago
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Kokorone Awayuki ( 心音淡雪 )~ ❄️🫶
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akirajapaneseasmr · 7 months ago
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【ぶいでん声優ASMRまとめ】VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってたCV担当の音声作品
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hinanbasyo · 11 months ago
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anime-conexion · 1 year ago
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- VTuber Nanda ga Haishin Kiriwasuretara Densetsu ni Natteta
- VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
- VTuber Legend: How I Went Viral After Forgetting to Turn Off My Stream
- 身为VTuber的我因为忘记关台而成了传说
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kurosuke1231 · 11 months ago
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『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』コミック 1巻 装丁
コンプエース © KADOKAWA CORPORATION 2024
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thefinalanime · 1 year ago
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Hoy se estrena "VTuber Nandaga Haishin Kiri Wasuretara Densetsu ni Natteta"
Títulos: VTuber Nandaga Haishin Kiri Wasuretara Densetsu ni Natteta, VTuber Legend: How I Went Viral after Forgetting to Turn Off My Stream, VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってたTipo: serie TVNúmero de episodios: 12Género: Duración: 23 min. Fecha de estreno: 08/07/2024Hora de emisión: 00:30h. (JST)Estudio: TNK Fuente: otros Sinopsis: Equipo: Obra original Dirección Guión Diseño de…
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pplplpl · 2 years ago
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TVアニメ『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』
✨❄ティザービジュアル公開
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hinanbasyo · 11 months ago
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anime-conexion · 1 year ago
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- VTuber Nanda ga Haishin Kiriwasuretara Densetsu ni Natteta
- VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
- VTuber Legend: How I Went Viral After Forgetting to Turn Off My Stream
- 身为VTuber的我因为忘记关台而成了传说
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find-u-ku323 · 5 years ago
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『オンライン天皇』
「耐えがたきを耐え……忍び難きを忍び……」
 陛下がテクノロジーの進歩に慄き、思わず玉音放送の一節を諳んじた。  今や「国民統合の象徴」の役割は、偶像化されたポップアイコンに、良く言えば『発展』している──悪く言えば俗物化しているともいえるが。皇族の権威がマーケティ���グからプロデュースまで、「国威を損じない」ことを条件として全ての工程をアウトソーシングされている時代。陛下は自分の老体と朽ち果てかけた精神に鞭を打ち、ああしていただきたいこうしていただきたいという宮内庁職員の無茶ぶりに対応しているのだった。ゲリラ野外ライブ、熱闘コマーシャル、バンジージャンプ、果てにはストリップショーと、陛下自身が「これはさすがに国益にならないんじゃないか」と思われることまで挑戦なされた。そしてその度に国民は(引きながらも)熱狂し、「天皇陛下がこれだけお身体を酷使なさってでも、我々を何としても勇気づけようというお気持ちでいらっしゃるのだから、下々の我々も頑張らねば」ということで、経済や文化が発展していく。それが、今の年号になってから15年間も続いているのだった。  そして今日、陛下が初めて体験するのは、バ美肉──バーチャル美少女受肉、早い話がVtuberであった。 「世にこういうものがあるということはお聞き申し上げておりました。私も、いつか挑戦することになろう、とは存じておりましたが、なぜ今なのでしょうか」 「何を仰るんですか、陛下。むしろ、怪しげな地下宗教が跋扈する今、陛下が体を張って国民統合に導くことが大切なのです。そのためには、天皇陛下の肉体ではなく、アイコンとして国民に語り掛けることこそが重要なのです」  百年前なら陛下がそのまま国民ひとりひとりにお声がけするようにお話しくださればなんとでもなったのでしょうが、今はもう具体的な人間に対しての信頼は失墜してしまったのです、と職員は真剣な顔で語った。陛下も例外ではない、ということを伝えたいようだった。  背景にあるのは、職員の憂慮も当然の社会情勢である。名を聞けばテロリスト集団にも等しいと恐れられる一方、独特の宗教哲学から熱心な信者をじわじわと増やし続けている宗教団体が、近頃あちこちで爆破テロ未遂を起こしているのだ。まだ死傷者こそ出ていないものの、次はいつ、どこで何をしでかしてくるか分からない状��に、人々の不安と分断が増す一方だったのだ。  一方、御年110歳の天皇陛下はこのところ吐血と眩暈を繰り返しており、あまり体調が優れないようだった。そのため、ここ一年近く『公務』であるアイコンとしての職務を一切行っていない。しかしながら、いつでも人民のことを気にかけ、「あの事件のことはどうなりましたか」とか、「どうしたらこの分断を止められるでしょうなあ」といったことを、ご就寝の際、口にされるのだった。そのため、陛下も国民統合のアイコンとしての役目を果たすことには、今回ばかりは嫌がるどころか根源的な意欲を示していたのである。しかし、だ。その手段がVtuberというのは、まさかそんな古典的な手段を用いることになろうとは、と思っていたのであった。 「ある一時期の潮流としては、こういう、……かわいらしい女の子の姿をして喋ること、は流行していたのでしょう。しかし、やはり私には、これが性的消費の中にありながらも一時代の廃り流行りの類に巻き込まれていったものとしか見えないのですが」 「不躾なことで申し訳ありませんが、私などは、陛下が生身の姿ではもはや人前にお立ちなさるのは、さぞ肉体的にも精神的にもお辛いのではないか、と存じまして」 「心配してくださっているのですね。有難う。ですが、私はここ数日間、体が飛ぶように軽く、また口も昔のように達者に動くのです。稀なことですが、こうして身体の動くうちに生身の私がきちんとした形で国民の皆様に何かを申し上げるということが、そろそろあってもいいのではないかと」  陛下は事ここに至って頑固だった。目の前にカメラとモニターが設置され、セーラー服を着た銀髪ロングヘアの美少女、もとい陛下の虚身が映し出されていても。 「陛下がそう思われるのも無理はありません。伝統的に、何か重大な出来事を伝えるときには、歴代の方々は、必ず、顔をお見せしていた。そのやり方も間違いではないでしょう。しかし今、陛下もそうですが、我々に求められているのは、真正性などではないのです。それは、絶対的な信頼感と安心感なのでございます」 「それではお聞きしたいのですが──なぜ私が、その女の子の顔や恰好をすることによって、人々に信頼や安心を与えることが出来るのでしょう」  陛下は不満を示したのではない。不安を抱き、確実性を求めたのだ。その方策に実効性があるのかどうか、その点に関しては、内閣や国会で論陣を張る誰よりも厳しく理知的だった。もちろん陛下は政治に一切干渉することが出来ないため、宮内庁の面々はいつもそれを愚痴で聞かされているわけだが、今はそうした優しくも厳し��眼差しを、アウトソーシング先の男に向けたのであった。 「ご説明いたします。いわゆる『バ美肉』、つまり性別が違うキャラにデジタル空間上で『受肉』する行為は、確かに一過性のムーブメントとしての側面が否定できません。しかし、我々は『受肉』したキャラを用いて行われるコミュニケーションの中に、忘れ去られていた新たな可能性を見出しました」 「可能性、ですか」 「ええ。バーチャル空間で少女の表象を拝借し、それを纏って行われる対話──一方的なものでも構いません──では、受け手は話し手の外見や性別を度外視し、話し手自身の発話する内容に着眼するのです。例えば、悪人顔の人が『困ってるんだったらお金あげますよ』って言うのと、善人顔の人がそれを言うのでは、大きく受ける印象がお変わりになるのではないかと」  美少女化することにより、陛下が直接お話になるよりも国民が感じる圧迫感もない。国民ひとりひとりの反応をチャットで拾うこともできる。こうした細々とした利点もあるのだが、やはり一番は『外見を変えるだけで、しっかりと内容を伝えることが出来る』というところだろう。陛下は自覚していないが、かなり無骨で怖い顔をしている。笑うと幾分か柔らかで優しい印象になるのだが、宮内庁の職員も、他のプロジェクトで派遣された広告代理店の人間も、皆一様に言うのは「とにかく笑わないんです」の一言。それでは、やはり威圧感が残ってしまうのだ。  とはいえ、問題もある。顔や体を美少女に作り変えても、声だけは、老人のしゃがれた痰がらみの声にしかならないのだ。いくら可愛い見た目をしていても声がそれでは、今回の事態に対して国民の不安感を払拭するどころか、陛下の体調を気遣って自粛ムードが広がってしまうだろう。陛下もその点を心配がっているらしかった。 「なるほど、確かにその着眼点は一考に値するものと思われます。ならば、見た目だけではなく言葉遣いや声といった部分も変えていく必要がある、と」 「左様でございます。過剰に演出する必要がありましょう。例えば、親しみやすいようにフランクな口調にされるとか、配信中にやってくるコメントに『ありがと~』って返事をされるとか、後は、生歌とか、他の配信者さんとコラボ配信される、とかどうでしょう」 「この立場にいる以上、生歌となれば『君が代』一択になってしまうのでは……。というか、そこまでやらねばならないのでありましょうか……」 「たとえ陛下にあられましても、堅苦しくては何も受け入れられない社会になりましたからねえ」  あなた方がそうしたんでしょうが! 陛下は広告代理店の男に向かってそう言いたい気分だった。 「とりあえず、声に関しては何人か暇そうにしていた新人声優を連れてきましたから」 「そう��すか。その方たちに私の声を託す、と。……人工音声ではいけないのでしょうか?」 「いえ、本配信では人工音声を使用します。さすがに陛下の仮の姿とはいえ、下手なことを本番で喋られても困りますから。それに手間もかかりますし」 「ということは、『アレ』を使われるのですか」 「そうです。やはり陛下はそういった方面にもお詳しい」 「あなた方から聞いたのですよ」  男と陛下が『アレ』と呼んでいたもの。生身の声を取り込み、それをもとに調音・アクセント・イントネーションなどを調節したうえで自然な人工音声にすることで『声バレ』を防止する技術。名前を「Barenu」というらしい。人工音声分野の研究は100年前から本格化していたが、人体の声の不思議はマリファナ海溝よりも深く、進歩と停滞を繰り返した結果として、完全状態・スタンドアロンな人工音声を諦めて、二次的に音声を生み出す方向へシフトした産物が出来上がったということらしい。  つまり、どうやら、連れて来た声優たちの声をベースにして、陛下が喋る声をそのまま変換して美少女化する目論見のようだ。 「それでは、私の声になってくださる方々を呼んでいただけますか」 「承知いたしました。すぐに連れてまいります」
 男が連れて戻ってきたのは、自分の持っているプロジェクトで使っているだけであとは仕事がないという声優たち5人であった。全員が、『この計画にかかるすべての機密情報について、事前事後を問わずSNS等で言外しないこと』を誓約していると聞かされて、ようやく陛下は少し表情を緩めた様子だった。一方、声優衆は陛下の強面と威厳に怯んでしまって、どうにも言葉が出てこないほどだ。 「とりあえず、皆さんおかけください」  関節に潤滑油の足りていないためにぎこちない動きをする宣伝用ロボットはよく街で見るが、それと同じような動きで声優たちはそれぞれ用意された椅子に座った。 「まずは、本日は集まっていただき、本当にどうもありがとう」 「いえいえ、こちらこそ本当に恐縮しきりです。本日はよろしくお願いいたします」 「よろしくお願いします。さて、今日ここに呼ばれた理由は、ご存知ですよね」  陛下は当然のように来訪事由を確認された。 「いえ、実は、私たちはよく分からないまま書類にサインして、これから起こることは他言無用と言われて、何をするのかさっぱり分からないままここまで連れてこられたのです」  しかし声優たちの中でもっとも気が回りそうな感じをしていた、ボブスタイルの女性がそう言ったので、陛下はたちまち頭をお抱えになってしまった。広告会社の男はいったい何をしにきたんだ、事前準備が大事だと散々言ったはずだろう、と。しかも、その男はやすやすとこ��抜かしてくるのだから、余計に腹が立つのだ。 「陛下の口から、ご説明いただきたいです」  説明する役目を押し付けられた陛下は、嫌そうな顔ぶりを隠そうとはせず、しかし丁寧な言葉を使って、こう言った。 「皆さんにはこれから、私の『声』になっていただきたい」 「それって、どういうことですか……?」  事態を飲み込めないといった顔つきで、いかにもアイドル声優らしいツインテールをしゅんとさせた女性が言った。 「別に、私のアテレコをお願いしているわけではございません。あなたの『声』を借りて、人工音声化し、それを私が使う。そのことに、是非ご協力いただきたいと思い、ここに集まっていただきました」 「ん……? いえ、陛下は、その素晴らしいお声がありますから、そちらをお使いになればよろしいのでは」  紫の簪、ロングヘアでスラリとした顔の女性が、もっともらしい疑問を口にした。しかし、陛下を含めとする政府側の意見はもはや一致していた。 「いえ、そうではなく。ご存知かもしれませんが、私は��国民統合の象徴』たる責務があります。して、その使命を果たすために、私は生身の人間ではなく象徴として──いえ、VTuberとして活動していきたいと」 「待ってください、陛下、VTuberになられるんですか」 「ええ。あなた方からモニターが見えるでしょう。あそこに映し出されているキャラクターになるのですよ」  モニターには、銀髪で伏し目がちのセーラー服を着た少女が映っている。声優たちはみなそれぞれに事情をよく理解した。なるほど、これでは陛下の渋みのある声は使いにくいだろう、と。 「まさか本当にされるんですか」 「ええ。もう、私は覚悟を決めておりますので」 「しかし、私たちの中から使われるのはひとりですよね」 「その通りです。選ばせてもらうために、ここに集まってもらいました」   国民統合の象徴となるキャラクターに声を当てられるのは、この中のたった一人──決して世に顔は出せなくとも、声が有名になればいつか巡りくるチャンスのときに「あれ? この声、なんか聞き覚えがあるな」という導火線にはなりうる。その栄光を手にするために、いま、熾烈な競争が巻き起ころうとしていた。
「一番、本田葵」  陛下の仮の姿に声を当てる声優を決めるためのコンペが始まった。広告代理店の男曰く、「この子たちはオーディション受けてもなかなか受かってくれなくて、どうしようもなくなったのでここに連れてきちゃったんですけど、やはりそこは有望な声優の卵ですから能力は保証します」。 「『元より、国を司る使命を、何千年も前から持っている、我々からすれば、こういったことも朝飯前なのです』」  しかし、陛下は思った。──ああ、これはオーディション落ちるわ。  全てのセリフ、全ての文字に至るまで完全に棒読み。間合いがグチャグチャで、どういう気持ちで聞いていればいいのか全く分からない。インターネットに有象無象の作品が溢れ、声優の受け口なんていくらでもあると思っていた陛下が落胆する出来は、いまから百年前の世界を生きている読者の皆様方でも想像に難くないだろう。 (この子だけがおかしい��らまだ全然受け入れられるが、これは嫌な予感がするな)  そう思いながら、一礼する本田の姿を見送った。
 ところが、嫌な予感は当たった。人が変わっても、下手さ加減は変わらない。それどころか、何故なのだろうか、拍車がかかっている。感情が欠乏しているのだろうか? それとも、今日はじめて声優養成学校に入った子を連れて来たのか? いずれにせよ、陛下の不安は増すばかりであった。 「……あの。ちょっと確認したいんだけど、VTuberって感情要らないんでしたっけ」 「そんなことがあろうはずがありません」 「じゃあ、なぜこの方々を連れて来たんです?」 「仕事がなくて暇そうにしていた、陛下のキャラクターにぴったりの声優をお連れしてきた次第です」 「私のイメージに合致するということでしょうか? こんなことをあまり言いたくはないのですが、流石に感情の起伏がないのでは困りますよ」  陛下は表情を崩さなかったが、内心ではもはや激怒していた。別にうまい演技は期待していないし、必要もないだろう。しかし、親しみやすいキャラクターとして国民の前に現れる以上、さすがに無表情・不愛想というのでは困る。 『演じられない』声を借りるのは、陛下としては不本意であった。 「私どもとしては、声だけあれば良いのですよ。声を借りれば、あとはこちらの技術でテンションを上げられますから」 「先ほどもお尋ねしましたが、それはあの技術で出来るというのですよね。本当なのでしょうか」 「ええ。容易いことです」  そうだとしたらいいのですけれど、と陛下は少し戸惑ったように返した。 「それでですね、どの声が一番良かったとか、ありますか」  陛下はまったくそのことを考えていなかった。それも当然のことだ。なぜなら、今日集められた声優全員が、各々の思う下手な演技をし、そのことで陛下の集中力は一気に削がれていたからだ。声のことなど一切気にかけていようはずがない。 「と言われても、全然聞いてなかったので」 「えぇ、マジですか」 「そりゃあ……ねえ…………」  気のない返答を聞いた広告代理店の男は絶句したのち、思考停止した。これはいくら陛下に話をしても無駄だろうし、誰を推挙しても文句を言ってくるのは間違いない。ならば、もうこちらで声を選んでしまって、人工音声にしてしまおう、と。  さて、賢明な読者なら容易に予測できるかもしれないが、先も述べた通り、陛下は目測外れのことや効果の分からないこと、独断や推測に基づいた判断を良しとしないし、そのようなことが行われた際には怒髪天に至るのだ。このことを考えると、いくら陛下が頑固で人の話を深堀りしすぎるきらいがあるとはいえ、広告代理店の男が取った行動がいかに軽率なものかお分かりになるだろう。しかし、男はそれよりも政府側から提示された依頼、つまり『国民に対して安心感を与えるメッセージの発表』という計画の遂行を第一の使命と位置付けていたことから、陛下のお怒りなど問題にもならなかったのであった。
 午後10時。皇居の一室で配信が始ま���まであと1時間。いつもならこの時間には就寝されている陛下も、この日ばかりは眠い目を擦ってカメラ・マイクのセッティングをお待ちになっていた。何せ御年110歳なので、視力の弱い眼・曲がり始めた腰・発声の弱さといった老化に伴う諸現象を補うのは難しさを伴う。そのため、陛下は配信二時間前に簡易的なスタジオに入り、こうして準備をされているというわけである。  ネット上では政府・宮内庁アカウントからの生配信について、「何が起こってるんだ……?」「どうせまたバンジージャンプだろ」「いやこんどこそアレ出してBANされるんじゃないか」「陛下に無理させないで」など、賛否の声がいくつも膨れ上がっていたが、やはり一年ぶりの「公務」を予想し怖いもの見たさで配信に集まろうとするものが大半だった。 「強いて言うなら、ということでこの子の声を使ってもらいたいんだが」 「左様でございますか。それでは急いで準備させます」  陛下のご意見を伺った広告代理店の男は、内心の焦りが滲み出ているのがわかった。先ほど自分が決めた声優の女性以外は、全員帰宅させてしまっている。今更『声の人』を変えるのはいくら陛下の頼みであっても無理な話であった。  一方、宮内庁職員は「陛下がついに実体を出るのか」「陛下のご負担が減る方法ならば」ということをしきりに口にしている。確かにそういったことを考えてはいるのだが、それ以上に彼らの考えているが口に出せない不安や懸念というのは大きく、「陛下に何か危険があってはいけない」とか、「陛下のメンタル面が不安だ……コメント欄に暴言が来てプッツン、というのもありそうだ」など、精神面で怖さを感じる者はかなりの割合でいた。彼らはどうやってメッセージを伝えるかというよりも、陛下のご安全が大事なのである。  その頃、新人声優の古坂悠美は焦りを隠せなかった。広告代理店の男から『君が「中の人」になることが決まった。……まあ、無理せず、気張らず、頑張ってこい』という連絡を受けてから有頂天で、何も手についていない。一緒にオーディションを受けていた4人は帰らされていたが、中でも一番親しくしていた本田からメッセージが入っていたことにも、古坂は気が付いていない。 「わたしが、天皇陛下の、なかのひと……」  このあと、いくつかサンプルボイスを録って様子を見たい、と呼び出されている。なぜそんなことをする必要があるのかはよく分からなかったが、そのときまで自分のやれることをやろうと思った古坂は伸びをしてそれから腹筋、発声練習を始めた。下手なりに声は出ているので、よく通る声が隣にいる陛下の耳にも届いていた。  それを聞いていた陛下は、少し違和感を抱いた。そんな彼の気持ちを代弁するとしたら、おそらくこんなところだろう──「あれ、この子を選んだんだっけ……? まあ、自分もよく聞いていなかったから、この子の声がこうなのかもしれないが。 ……でも違う気もするな」。しかし、事が進んでいる途中で口を出すのは躊躇われた。陛下の物事を判断するときの基準は、実効性と並んでスピー��も重要なのだ。それを妨げるようなことを自分から言い出すのは良くない、と陛下は思っていた。  午後10時15分、古坂は広告代理店の男に呼び出されて、陛下のいる部屋とは別の個室に通された。身辺警護の宮内庁職員が険しい表情で彼らを見つめている。古坂はその強面さにも自らの不安感を増していた。自分のペースでリラックスしていたものが再び凍っていく感じを覚えたのだ。 「そんなに強張らなくてもいいぞ、古坂」 「そうはいっても、わ、私が天皇陛下の中の人って……」 「落ち着け──って言っても落ち着かないか、まあ気持ちは分かる。普段、あの中の5人では古坂の声が一番伸びがあるのに、人をリラックスもさせられる。それを陛下も見ていたんだろう。自信を持て」 「それは……そうですけど」 「それに、大事なことを一つ言い忘れていたが、今日やってもらうのは声を録るだけ。それだけだ」  古坂は、──あえて月並みな言葉で表現させてもらうとするならば──目を点にして驚いた。彼女は生配信で天皇陛下のアテレコをやると思ってここに来ているのだから、驚くのも当然である。 「でも、あと一時間もすれば配信始まっちゃいますよ」 「心配ない」 「心配ばっかりですよ私は!」 「そもそも、陛下には喋ってもらう心づもりでいたんだ。人工音声の技術を使えば、少し不自然だがそれが実現できる。そのベースにお前を抜擢したんだ」 「なんですか、それ。話が違うじゃないですか」 「だって、いきなり陛下の声になってほしいって言っても、君たち含め声優は協力してくれないだろう。自分の声を売りたいのに、後からあれの声をつけたのは自分だと明かせないような仕事を誰がやりたいと思う?」  広告代理店の男のいうことはもっともらしかったが、その中で非常に残酷なことを言っているということに古坂は即座に気が付いた。つまり声を天皇陛下に代用されるわけだから、言い換えれば自分の声をいわば無断で使われることに気が付いたのである。もちろん古坂も陛下に対する信頼がないわけではないし、よくわからないこととはいえ協力したい気持ちはあった。しかし、もし仮に陛下が変なことを口走ってしまい、その声が自分のものであることを仮にも特定されてしまったら──古坂は考えるだけで身の毛がよだつ思いだった。 「申し訳ありませんが、今回の件はお断りさせていただきます」  古坂には断る勇気があった。今回のチャンスをもしふいにしてしまっても、陛下のように人生は長いのだからもう一度チャンスが巡ってくるという、ある意味で根拠のない自信がそれを後押ししていた。 「今更断れると思ってんの? もう配信まで一時間もないんだよ。分かってたよね、途中からでもさぁ」  一方で、広告代理店の男は古坂の思いがけない言葉を聞いて焦り、脅迫じみた言葉を口にした。今ここで計画が頓挫してしまえば、陛下からはおろか、政府筋全体からの信頼を失い、自分が会社にいられなくなることを恐れたのだ。  こうしている間にも、陛下は着々と準備を進めていた。これは人々に渦巻く恐怖に打ち克つためのことなのであって、決して自己犠牲などではない、少なくとも今までやってきたようなことに比べれば身体的にも精神的にも幾分かマシなはずだ、と。熱湯の中に叩き込まれるわけでもなく、ゴリラと戦わされるわけでもなく、突然部屋から大量のゴキブリが出てくるドッキリを仕掛けられるわけでもない。大体私はリアクション芸人かっての。私は『国民国家における統合の象徴』なのだから、今回のようなことでひとりひとりの国民の側に降り立って話が出来る今回の試みには至極賛同していた、というようなことを延々と考えていた。陛下の自問自答が続く中で、御用人に任命されていた職員がようやく話しかけることが出来たのは、陛下が考え込んでから5分も経ってからだった。 「陛下、陛下! 今回の配信ですが、構成はいかがなさいますか。大まかなことは閣議で承認を得ていますが、内容までは決めていないもので」 「それは私が決めることでありますから、あまり口を挟まれますと困ります」 「……ですよね。すみません」  ここで読者の皆様からすれば、宮内庁側のお節介さはあまりに目に余るものだと思われるかもしれない。しかし、一度よく立ち止まって考えていただきたい。今まで──読者の皆様のいる百年ほど前──の天皇というのは、やはりこうしたことを行うときは「国事行為」として内閣の承認を得なくては行えず、事前にその内容は内閣側から確認を受けているはずだ。しかし、今回は陛下があくまで主体性を持って行う国事行為であるから、事前に何を語られるのか、宮内庁や内閣の人間は一切知ることが出来ない。これは非常に大変なことである。だが、陛下には様々な無茶ぶりを引き受けてもらった借りがあるので、国の機関があまり強気な態度に出ることが出来ない、というジレンマがこの短い会話の中に隠されているのである。ご理解いただけたであろうか。  午後10時30分。配信30分前にして、各々の思惑がぶつかり合い、話は平行線のまま進まない。陛下は黙々とやるべき準備を滞りなく行い、古坂と広告代理店の担当者は揉めに揉め、宮内庁職員はただハラハラと見守っていることしか出来ず、ネット上は「今回は普通に喋るんじゃね? 逆に」「とんでもないことをしでかすと思うぜ」と推測でタイムラインが埋まっていた。  古坂は態度を変えなかった。しかし広告代理店の男も引こうとはしなかった。沈黙の中にピリピリとした、何かこう、緊張にも似た怒りの空気が充満していたのだ。 「私はやりませんからね。下手なことをしゃべられると困ります」 「そう言われても、もうほかの人は帰してるんだよ。今更、別な人間に頼むわけにもいかないだろう」 「そういう風に泣き落としに掛かろうとしても無駄ですから。私、帰ります」 「待てよ。今回の報酬が凄いのは君も知っているだろうに」  古坂は大事なことを忘れていたという表情になった。そう。報酬額が、いつも苦労してアタックするオーディションで得られる仕事よりも、断然に高いのだ。最初は詳細を聞かされていなかったので軽い気持ちで応募したら当たってしまったくらいの感覚で引き受けたのを、古坂は忘れていたのだ。 「君が生活に困窮していることも、シングルマザーに仕送りを送ってもらってるのも、週6でバイトを入れているのも私は知っているぞ」 「なんでそれを」 「そりゃ、仕事を引き受けてもらうために必死でリサーチしたんだから、知ってないと逆におかしいんだが」  男の言い草に、古坂は怒るどころか呆れることさえ出来なかった。ありえない。そんなに個人情報を悪用してまで私の声をふんだくろうというのか。古坂のそうした怒りは当然だった……しかし、やはり目の前に提示された金額にどうしても目が行く。こんな額、普段の仕事のひとつふたつでは到底得ることは困難だろう。やはり、ここは自らの欲に従って行動するべきか──板挟みになった彼女はどうしようもなくなった気分だった。 「金なら出す。嫌ならやめてもいいが、落ちた4人には白い目で見られるだろうなあ。なんであの仕事を引き受けなかったの、って」  古坂にとって、お金の問題の次に厄介だったのは、オーディション仲間からの嘲りであった。もちろん、頭の中ではそうしたことをしない人格者ばかりが集まっている、あの人たちは良き友達であり好敵手だ、と理解しているのだが、一方でこの仕事を断ってしまえば、なんでこんな仕事を選ぶような人間と一緒にオーディションを受けていたのだろうと馬鹿らしくなった人から攻撃を受けないか、と心配になってしまうのである。平時なら冷静に考えてそうはならないと結論づけるのだろうが、ことが極限状態にまで進んでしまった今、普通の判断に舵を切るのは到底不可能な話だった。 「……私は、わ、たしは、……」  なぜだか古坂は悔しさと安堵の気持ちが入り混じって、涙を流してしまった。メイクが崩れることも気にせずに。目の前の男の思うようにされているが、従わなければ明日からの生活は崩れてしまう。大したことではないのだから、自分の中で受け入れてしまえばいい。彼女はそうやって、自分の中で諦めをつけたのであった。 「すみません、泣き言言って。私、やります」  広告代理店の男は満足そうににやりと嫌な笑みを浮かべると、彼の持っているそれなりの音質を担保されたこの場に出せる最大限の機材で声を録った。いくつかサンプルパターンがあり、怒りや面白がる声、悲しみ(これが絶望的なまでにフィットしていた)、嘲り、喜びなど、計50種類くらいの声を録り、大急ぎで同時に持ち込んだパソコンに音声処理をかけるのだ。まあ、陛下に下手と思われている声なのでどこまでその感情を再現できているのかには疑問が残るものの、ある程度のことは出来ているようだった。 「最後に、生歌を求められた時のレパートリーを録りたいんだけど、時間がないからとりあえず『君が代』歌っといて」  こんなに軽い調子で『君が代』を歌うよう命じられたのは古坂にとって初めての経験であった。
 こうして、大急ぎで録り終えられた素材をもとに、陛下の『仮の声』を作っていく。抑揚、イントネーションの調整はもはや機械に任せておけばある程度やってくれる。男がやらなければならないのは、むしろ陛下の側のセッティングであった。  扉を叩き、「陛下、いらっしゃいますか」と声をかける。 「はい。……ちょっと、遅いですよ。もう配信15分前ではないですか」 「申し訳ありません。声のバリエーションに少し苦労いたしまして」  それもそうだろうな。陛下は内心毒づいた。 「それは仕方のないことでしょう。さて、そろそろ声を準備してもらってよろしいでしょうか?」 「承知いたしました」  男は足早に機械をセッティングし、間に音声変換器を噛ませた最高品質のドイツ産のマイクを陛下の前に置いた。 「あーあー、マイクテスト、マイクテスト」  陛下の声は電子機械によって素早く変換され、たちまち若干無機質な美少女の声となって返ってくる。男は満足した。これが配信に乗るのか……いい感じに動いている、と。 「これでいいのでしょうか」 「もう万事オッケーです。陛下が元々柔らかいお言葉を使われていらっしゃるので、よくキャラクターと調和していて、見ている側もかなり気持ちがいいです」 「それは良かった」  陛下は戸惑いを感じながらも、やるべきことを果たすしかないという諦観をもって目の前のキャラクターを見据えた。そう、何も問題ない。生配信でどんな反応をされるのだろうか。それは少し不安もあるが、私はあくまでも国民に地下宗教に対して恐れず対抗することを、モードに合わせた口ぶりや態度で呼びかけるだけでいい。軽く、面白く、そしてわかりやすく。何度も自分の心の中で繰り返す。  そして、運命の午後11時を迎えた──。
 午後11時。配信開始とともに、ネットは大荒れになった。 「ふざけるな! 俺は陛下が見たいんであってVTuberなんて見たいわけじゃない」 「陛下が強い言葉を言ってくれるから、我々はそれに応えて我慢したりするんだけどなあ」  彼らの不満も仕方ないものであったのが特段に厄介と言える。いくら『中の人』が天皇でも、映し出されたのが全く知らないキャラクターなのだから、「誰だよこいつ」となるのは明白であった。そんな中、陛下の第一声は、こんなセリフだった。 「……こんにちは! 陛下の命を受けた堕天系VTuber、皇ミコトだよっ!」  再三申し上げているが、これは、明日めでたく誕生日を迎えて111歳になる天皇陛下が原稿として書かれている文字を読み、それが音声変換されて美少女の声になっているという寸法なのである。 「今日はわたしの配信に来てくれてありがとう! みんな、バウムクーヘン教が起こしてるテロ事件に怯えてると思うけど、ずっと自宅にいて身の回りに変化はない? 体調とか崩してない? 私は心配なんだよ~」  本当に陛下の言葉なのか、と宮内庁の職員たちは皆一様に舌を巻く。ありえない超常現象でも起きているかのような目をして、配信を見ていた。 「あ、質問が来てるね~。 なになに? 『皇さんは何なんですか?』 何なんですか……難しい質問だねえ。うーん。強いていうとすれば、『概念』、かなあ」  その返しにネット上のコメントは総ツッコミモードで切り返す。 「概念ってwwwwww」 「どんな配信なんだよコレ 宇宙だな」  陛下の怯えは最高潮に達していた。コメントがいわゆる『弾幕』状に流れるシステムも、自らのかりそめの容姿も、それに合わせて作��れた口調も、自分が普段感じている時間軸とは別のものであると感じていて、そのことがとても気持ち悪く思えたのである。 「きょうは、皆さんに、とーっても大事な話をしにきました」  広告代理店の男がサブを務めていた。今まで流れていたポップなBGMの音量を徐々に下げ、フェードアウトさせる。こうして、陛下(の変わり身であるミコト)の言葉ひとつひとつを聴かせやすくするのだ。 「わたしは、陛下の言葉を代わりに伝える役割をもっています。だから、この言葉は、陛下の言葉だと思って、よく聞いてください」  ミコトの──いや、陛下の口調が、先のフランクさを失ってより丁寧なものに切り替わった。それを聞いたネット民が、コメント全体の雰囲気を変えていく。広告代理店の男は、ネットユーザーにおける全体的な雰囲気の同期性・流動性にかねてから着目していたが、このネット民の動きを見たとき、陛下を使ったこの壮大な実験はやはり成功だったな、と自画自賛した。 「バウムクーヘン教によって、日本はいま大変な局面を迎えようとしています。ともすれば、考えることがはばかられるような事態にだって、なるかもしれません」  その言葉を聞けば、夜ごとに響く街宣車の声を思い返すもの、地下鉄ハイジャック事件を思い返すもの、渋谷スクランブル交差点高濃度農薬散布未遂事件を思い返すもの、様々なことが聞いている各々の中で想起されるのだった。邪智暴虐の限りを尽くす時代の災禍に対して、どのように安心させていくか──遠き日の学生時代、心理学を専攻していた陛下は目の前にいる人たちに話しかけるように言葉を紡ぐ。 「もしかしたら、あした仕事や学校に行かれたあなたの家族やあなた自身に危害が及ぶかもしれない──もちろん、我々がそういったことを未然に防ぐための技術は格段に進歩しておりますが、不安は尽きないでしょう。そこで、」  陛下はその後も喋り続けていた。違和感に気づいたのは、エコーバックが美少女の声ではなくなったところからだ。突如、音声がひとりでに喋っていることに気付いたのは、さらにもう少し後であった。 「おい、どういうことだ!」 「早く配信を止めろ!」 「無理です、なんだこれ、乗っ取られてんじゃないのか」  宮内庁の職員たちと広告代理店の男の焦りっぷりと言ったら、もう滑稽さを通り越して呆れて物の言えない感じだった。陛下のほうを見やると、もうそれはそれは手から何から冷や汗をかき、目は焦点を合わせようとしない。何ということはない……誰よりも地下宗教の驚異と脅威を恐れていたのは、この国で最高齢の男性である天皇陛下その人なのであった。 『皆さん、バウムクーヘン教はご存知ですね?』 「うわ、これハイジャックみたいなもんじゃね」 「怖すぎ乙」 「とりあえず配信切れよ」 『バウムクーヘン教は、世の中をボトムアップで変えるために活動しています。貧困・搾取という資本主義社会の矛盾を解き明かし、我々の作る思想モデルの中で、皆平等で平和的な社会を暮らそうではありませんか。その前にたちはだかるものは、徹底的に排除していくつもりであります』  バウムクーヘン教が唱える理想は、所詮紛い物であることを皇居にいる人々は皆分かっていた。この理想にたちはだかるものというのは、たとえば既存の原理における搾取者、言い換えれば資本家だけを指して言われているのではなかった。つまり資本主義の論理で生きていて、それにより企業や官庁で働く──彼らの言い方でいうと、「わざわざ利用されにいっている存在」としての──我々を含むのである。言うなれば、「根本的に世界を覆しにかかる勢力」が、フィクションの中ではなく現実にうごめく時代が今ということなのであった。 『皆様の所属する企業の不満を解決し、資本主義からの隷属に終止符を打とうではありませんか』  このセリフは、主にネットを使用する若者から企業において虐げられてきた中高年層まで、幅広く受け入れられた。社会の憂鬱や鬱憤を代替わりする形で引き受けたので、初めはむしろ歓迎されていた。現に、今もその感覚の延長線上にいる者は、コメントで数こそ少ないものの称賛の声を上げていた。  しかし社会構造の変革を訴える声が先鋭化するとき、またその思想に思いを響かせるもの共が入信したとき、世界的に突如として大企業・資本主義的密集を打ち砕かんとするテロリズムが発生したのであった。 『いま、皇居のサーバーをコントロール下に置きました。次は高辺首相、政府官邸をアタックさせてもらう』 「早く配信を切れ! 逆探知は?」 「出来ません。どこから漏れているのかも全く」 「そんな馬鹿な! Barenuの技術的に、元の声を送ってここで変換しないと、あの声で配信することは不可能だ」 「ということは、Barenuの変換先のサーバが乗っ取られているということになるのでは」 「そんなはずはない……あれは暗号化されているので、外部からハッキングしてコントロールすることは困難のはずだ」  実行犯の宣言に皇居は激震した。Barenuにセキュリティホールがあったのか? それとも、皇居を含めた国家機関のネットワークがハックされたのか? どちらにしても、それは陛下が想定しなかった恐ろしい事態を発生させ、狂気の引き金を容易に引くのには十分すぎることが起こっているのだけは、全ての人々が前提として共有していた。
 この配信を見ていた古坂は、自らの不安が的中してしまったことに慄いた。そして同時に生き地獄へと放り込まれた気分だった。自分の声が、陛下を代役して喋っていたはずの声が乗っ取られ、恐れられているバウムクーヘン教に協力を求めるテロリズムを促してしまった。しかも、この声はあまりに自然で、誰も一人が裏で喋っていることを疑わないはずだ。私の声だと分かってしまえば、途端に白い目で見られるかもしれない。それは、あのオーディションの場にいた4人も同じ心境のはずだ。  スマホに来ていたメッセージは配信を見ていた間に膨らんで数えきれないほどだった。見なければという気持ちと、見てはいけないという恐れの間に震え��手でそれをタップする。 「悠美ちゃん。情けないよ、私。魂でも売ったね、まさか?」 「ありえない。陛下の前で何やってるの」 「ふざけないでよ、悠美。もうブロックする、一切話しかけないで」  想像している通りの反応が無機質な文字列となって並んでいる。罵詈雑言のバーゲンセール。この世限りでおさらばだ。私は夜に走り、自らのこの声を呪った。この社会を呪った。この時代を呪った。陛下を呪った。広告代理店の男を呪った。両親を恨んだ。なぜこの時代を選んで、こんな目に遭わなければいけないのか。今頃、一流のアニメ映画にだって主演できる世界線があったかもしれない。あるいはそうでなくても、好きな作品に出演できるだけでも嬉しかった。だけど、声を利用されてそれが陰謀に使われてしまった今、それは叶わない願いになってしまった。もう無駄だ、この命は。バウムクーヘン教とか、どうでもいい。資本主義からの解放も、もはや私には関係のないこと。私はすっかり心を壊してしまった。自分の住むマンションの4階から階段で昇り、15階の踊り場から私は重力に従った。綺麗な星が逆さに見える。こういうのもいいね。バーチャルに声を売った私がリアルで死んだら、誰が私を殺したかで世間は持ちきりになるのだろう、ああ、それもいい…………。  古坂は自己恍惚に浸りながら、自らの命をバーチャルにもリアルにも似つかないところに置いて行った。
 翌朝、バウムクーヘン教は宣言通り政府官邸のホームページをハッキングし、こう書き換えた。 「古坂悠美を殺したのは我々の手だけではない──天皇陛下、貴方だ」  陛下はそれを読み、まず古坂悠美とは誰なのかを考えた。私が殺したと宣うほどなのだから私がかかわった人物なのだと考えたが、数日間で接触した人物に思い当たる名前はない。そのように考えた陛下の思考回路は確かに正しいのだが、それは間違いを導くものだった。陛下が一生懸命考えても、あの声の主が古坂であるということが分からなければ、古坂という人物に辿り着くことは一切ない。  外の光を浴びるため、陛下は広い庭に出た。ここは守られている。 「私がいったい何をしたっていうんです」  バーチャル上のポップアイコンになり国民統合を図ろうとした陛下が呟いた独り言でさえ監視されていた。
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ronpe0524 · 5 years ago
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急に暑い8月(2020年8月の日記)
■2020/8/1
土曜日。8月になると同時に梅雨明け。暑いけど梅雨よりは好きかな。朝から娘を習い事に送り、自分は立川へ。ドトールでツナチェダーのホットサンドを食べる。今泉監督のツイートの影響であるのは間違いない。なんならどっかでフィッシュ&チップスも食べたい。シネマシティで『アルプススタンドのはしの方』鑑賞。国立へ移動。「ひもかわ桐生 国立店」でカレーつけ相盛りを食べる。ちょっと時間があったので国立の街を歩いていたのだけど、もう店が閉���ラッシュである。こうやって目に見えるとつらいものがある。娘を迎えに行って再び立川へ。娘の矯正歯科へ。けっこう時間かかったけど、娘は読む本さえあれば大丈夫なようである。帰宅して夕飯食べて、娘を風呂に入れたり寝かしつけたりしつつFC東京×サガン鳥栖戦を見る。ま、負けた。。トーク付き配信で『なぜ君は総理大臣になれないのか』を見る。BS録画『名探偵ポワロ』E17を見る。 
■2020/8/2
日曜日。本日は娘のピアノ発表会。発表人数を区切って、客席も間隔を開けて、という対応でなんとか開催。うちの両親も奥さんのお母さんも来てくれた。ファミレスでささやかに打ち上げをやって帰宅。午後は久々に娘とのんびり過ごす。U-NEXTにきてた『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』をいっしょに見たり、レゴマリオで遊んだり。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E1を見る。明日にそなえてかなり早く寝る。こういう時でも5分ぐらいで寝れるのは自分の長所だと思う。
■2020/8/3 月曜日だが休暇を取る。今日は娘を1日両親に見てもらうことにして僕は渋谷へ。『はちどり』観たとき以来の渋谷だ。エクセルシオールでツナチェダーを食べ、「おむすび権米衛」で食料を買ってからいざイメフォへ。発券し、パンフを買って開場を待っているとけんす君と遭遇。実際に会うのは4ヶ月以上ぶりだけどそんな気はしないな。入江監督や伯周さんにも挨拶して『死霊魂』の鑑賞開始。休憩時間にはハヤシ先生、かめりさにも会えた。インタバールにぽつりぽつりと感想を静かに話したり。なんか共闘感。まぁ映画祭とかではQ&Aなども含めもっと劇場内にいる1日もあるだけど、こんなに映画にどっぷりな1日は久々であり、映画の内容とは異なり、こんな体験をできていることを本当に幸せに感じる。たぶん一生忘れないであろう映画体験がまたひとつ生まれた気がする。映画が終わったあとは入江監督らと軽く感想を語りダッシュで娘が眠る実家へ。両親に感謝し、娘の様子を聞く。僕がいなくてよく食べ、よく遊んでいたようで安心する。ぐーすか眠る娘を起こし(鬼である)寝ている間に視力を矯正するコンタクト(オルソレンズ)を入れる。ごめんな、これ入れておかないと怒られるんだよお父さん。自分も風呂に入りすぐ寝てしまった。
■2020/8/4 火曜日。午前中から実家で仕事。Wi-Fiあればどこでも仕事できてしまうのがリモートワークの良いところである。夕方の娘の英会話まではゆっくりめに仕事しよう、とか思っていたのですが、午後一で娘の病院の予約があることに気づく。完全に予定を間違えていた。母上に早めのお昼ごはん(楽しく流しそうめん)を準備してもらい、僕のミーティングなどを再スケジュール。申し訳ない。父に車を出してもらいなんとか病院へ。ふー。一度実家に戻りおやつなど食べてから娘の英会話へ。1時間ほどの英会話なので、僕と同行した両親は駐車場で待機。なんとなく両親に「麦こがしって知ってる?」と聞いたら知っていた。昔は食べていたらしいです。娘と合流して、夜は回転寿司へ。娘も回転寿司が楽しめるようになってきて嬉しい。帰宅して娘を風呂に入れ寝かしつけ。翌朝のパンがなかったのでコンビニ買いに行って、そこから仕事。眠いけど明日のミーティングの資料を作らないと。。と頑張ったけど80%ぐらいのとこで力尽きました。
■2020/8/5 水曜日。昨夜仕上がらなかった資料を仕上げ、午前中のミーティングで発表。なんとかなりました。奥さんのお母さんが遊びにきてくれた。午後のミーティングまで終わると僕もなんだか疲れてしまい仕事は早めに切り上げ。夕飯は僕が京都からお取り寄せした「第一旭」のラーメンをみんなで食べる。スープがうまい。おばあちゃんが遊びにきて娘も嬉しそうだ。そうそう、お義母さんにも「麦こがし」について聞いてみたらやはり知っていた。昔は食べていた、美味しいものじゃない、とのこと。やはり年配の人はみんな知っているらしい。配信となった僕モテメルマガ『死霊魂』特集号、素晴らしかったですね。Netflix『ヘイター』を見る。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E2を見る。
■2020/8/6 木曜日。娘は朝から英会話へ。この夏休み期間はバスによる送迎がないとのことで、両親が車で送ってくれている。ありがたい。僕は平和に在宅勤務。夜、娘が寝てから映画を観に行きたいのだけど、一番最寄りのMOVIX昭島は20時開始ぐらいの回が一番遅い時間で間に合わない(通常だと21時以降の回もあったのですが)。シネマシティは21時以降の回も少しあるけど移動を考えると間に合わない。なので平日の映画鑑賞はあきらめていたのですが、ふとイオンシネマむさし村山のタイムテーブルを調べてみたら深い回をやっているじゃないか。21時半ぐらい開始の回まである。自転車で30分ぐらいの距離で、もっと近い場所にMOVIX昭島があるのであまり使っていないイオンシネマ村山だけど、これは使えるかもしれない。ということでさっそく夜に行ってみる。『ブラック アンド ブルー』鑑賞@イオンシネマむさし村山。僕に以外にお客さんはいなかったけど集中して観れて大満足。これからはここを使っていこう。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E3を見る。
■2020/8/7 金曜日。娘は夏休みの宿題をやったり、英会話に行くぐらい。ゆったり過ごしている。普段からこのぐらい余裕があればいいのだけど、学校行ってるときは時間なくてかわいそうだな。まぁ僕は通常モードで仕事です。U-NEXT��書くが、まま』を見る。寝る前に会社のメールを見てしまったら超急ぎの依頼が。明日から3連休になってしまうので急いでやる。メール見て良かったんだか悪かったんだか。
■2020/8/8 土曜日。娘を習い事に送り、僕は渋谷へ。あのMIYASHITA PARKにできたPANDA EXPRESSでランチ。ちょっと高いですがアメリカのあの中華気分を堪能。ヒュートラ渋谷で『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』鑑賞。娘を迎えに行き、二人で実家へ。本日は実家でお泊り。夜は庭で花火をやったり。こういうときに大きな庭がある家は貴重であります。娘が寝てからシネマクティフ東京支部の音声配信をリモート収録。matsuさん、otokeiさん、ペップさんと。 こんな感じで映画の話をできる時間は至福。そうそう、本来であればこの日、東京五輪のサッカー決勝であったはず。チケットを確保していた僕は横浜スタジアムに行っていたんでしょうね。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E4を見る。
■2020/8/9 日曜日。実家でうまいザ・朝ごはんみたいな朝食をごちそうになり満足満足。娘を両親に見てもらい、僕は電車で上石神井へ。「ぎょうざの満州」でランチ。「ぎょうざの満州」もオーダがテーブルにあるタブレットになっていてびっくり。ナツノカモ『カモの観察会2020夏』@東京おかっぱちゃんハウスへ。ナツノカモさんの落語会。想像していたよりも観客の数が抑えられていてびっくり。なんて贅沢な時間なのだろう。映画以外でこういう公演は見に行くのっていつ以来だろう?もしかしたら2月の僕モテイベント以来かもしれない。なんかいろいろ感動してしまった。会場を出るとナツノカモさんがお客さんを見送るように立っていてくれたので、会釈して通り過ぎようとしたら「アイダさん?」と話しかけてくれた。なんでわかったんだ!?と一瞬思ったが、観客数を少なくしているし、男性のお客さんが少なかったので面識のない自分のこともわかったのだろう。ちょっとだけ感想を話した。やっぱ行って良かったなぁ。実家に戻り、夕飯をご馳走になってから娘と帰宅。DAZNでFC東京戦見ながら娘を風呂に入れたり寝かしつけたり。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E5を見る。
■2020/8/10 祝日の月曜日。午前中から娘とMOVIX昭島へ。歩いていける距離なのだけどこの暑さなので前日、実家から車を借りておいたのだ。『映画ドラえもん のび太の新恐竜』鑑賞。娘は感受性豊かすぎるところがあり、終盤すごい泣いていたらしい。しかも泣いてるところを見られたくないというめんどくさい性格で、スクリーンを出てから僕の後ろに隠れて歩いてくる。しょうがないからムダにドラえもんグッズを買い(僕のお小遣いからです)、ポップコーンを買い、車に到着するあたりでやっとまともにしゃべってくれる感じに。ふー。ほっともっとでドラえもんコラボのおべんとうを買い家で食べる。僕は車を返しに実家へ。すぐに帰宅しやっとちょっと休む。暑さで頭がぼんやりしてる感じだ。夜、娘を寝かしつけてから急いで風呂に入り、Peckinpah先生のインスタLIVEを見る。さすがの情報量であります。面白かった。しかしこのボリュームを僕モテ読者サミットでやろうとしてたのか(笑)。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E6を見る。Netflix『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』を見る。
■2020/8/11 火曜日。1日にミーティングが3つもあったのだけど、娘がまぁまぁ邪魔してくる。まぁまぁガツンと叱ったのだけどたぶん効いていない。昼、振り込みとかするために郵便局まで行ったら本当に暑い。八王子市では過去最高気温を観測したらしい。ひえー。近所の図書館にも行こうかと思ったが、向かう前に今日が休館日であることに気づいた。あぶない。夜は娘を寝かしつけてからイオンシネマむさし村山へ。『海底47m 古代マヤの死の迷宮』鑑賞。観客は僕ともう一人しかいなかったけど、ありがとうイオンシネマむさし村山。遅い回の上映をやってくれて本当にありがたい。そしてこれだよ。こういう映画を映画館で観なきゃなんだよ。『海底47m~』がつまんなかったわけじゃない(むしろ面白かった)けど、こうゆう感じの映画も映画館で観ることで、映画鑑賞体験が豊かになっていくんだ。まともに映画を観に行けるのが土曜の昼だけ、という状態だった僕からするとイオンシネマむさし村山は救世主となるかもしれない。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E7を見る。
■2020/8/12 水曜日。ここのところ朝寝坊していた娘が久々に6時から起きていた。このぐらいに起きてくれると8時前から仕事を開始できるのでお父さんも嬉しいです。そして僕モテPodcastがまさかの新着。お題映画は『死霊魂』。たしかに『死霊魂』を観たときに伯周さんが「久々にPodcastやりたいな」って云ってたけど、YouTubeの収録をするって意味かと思っていた。やはりPodcastにはPodcastの良さがあると思うので、不定期でもやってくれると嬉しい。Netflix『ザ・ライダー』を見る。村山章さんがオススメしてたやつ、やっと見た。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E8を見る。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E1を見る。うわー。
■2020/8/13 木曜日。再び家庭内でいろいろあって、仕事上のいろいろも重なりさすがにしんどい。がんばらなきゃいけないけど、ストレスもためないようにしなければならない。難しいですね。ねこでかさんに教えてもらった門真国際映画祭をオンラインで見はじめる。とりあえず『Share the Pain』『香港画』『Vtuber渚』『灼熱』を見たけどそれぞれ面白い。2000円のチケット購入で3日間いろいろ見れる。3日間ではぜんぜん足りない。ウーディネのときのようにもうちょい期間がほしいぐらいだ。
■2020/8/14 金曜日。奥さんが美容室にでかけたので娘と留守番。在宅勤務しながら勉強やらせたり。あまり外で遊べなくてかわいそうだな、と思いつつインドア派の娘はぜんぜん楽しそう。本読んだり、絵を描いたり、ゲームやったり、レゴマリオやったり。たぶん時間が足りないぐらいだろう。あと僕が仕事に集中するために、毎日時間を決めてYouTubeを見��てあげてるんですが、ひたすらゲーム実況動画を見ている。ゲームはほとんどが任天堂。さらに僕が仕事に集中するために、毎日時間を決めてスマホゲーム「スーパーマリオ ラン」をやらせてあげてるんだけど、プレイしながらひたすら実況している。あきらかに見ているユーチューバーの真似をしてるんだろうけど超面白い。こっそり録音したいけどスマホを貸してるのでできない。BS録画『名探偵ポワロ』E18を見る。
■2020/8/15 土曜日。朝から娘と眼科へ。わざわざ吉祥寺まで行ったのに休診であった。そうかお盆休みか。調べてから行くべきであった。。国立へ移動。娘を習い事に送り僕はまた吉祥寺へ。UPLINK吉祥寺で『僕の好きな女の子』鑑賞。夕方、娘と合流してから帰宅。夕食に何か買って帰ろうと思い、娘に何が食べたいかを聞いたんだけど「お父さんが家で作るごはんの方が良い」とのこと。まぁ僕は娘が好きなものばかり準備するのでわかる気もする。BS録画『名探偵ポワロ』E19を見る。TV録画『フラッシュ』S3E23を見る。これでS3完走。だらだら見ているアローバース。元気だったら夜中にライジングサンの配信を見ようかな、とか思っていたけどぜんぜん元気なくてそのまま寝てしまいました。
■2020/8/16 日曜日。午前中から娘と実家へ遊びに行く。午後、娘を両親にみてもらい僕は床屋へ。ひさびさ散髪。さっぱり。夜に鰻食べたら元気出ました。『ブックスマート』のYouTubeトークを見る。柳英里紗の話が面白い。刑事プリオのCMに子役時代に出演していたというエピソード最高。すぐに検索してしまったよ。Netflix『プロジェクト・パワー』を見る。Apple TV+『ボーイズ・ステイト』を見る。
■2020/8/17 月曜日。上司とミーティング。今年後半以降の勤務について話し、在宅を続けた方がいいじゃないか、とのこと。たしかに状況変わってないしなぁ。夜、娘を寝かしつけてからイオンシネマむさし村山へ。観れる作品は限られているけどこのパターン定着してきた。『ジェクシー!スマホを変えただけなのに』鑑賞。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E9とE10を見る。これでS2完走。面白かったでーす。
■2020/8/18 火曜日。娘は「毎食野菜を食べましょう」みたいな課題が学校から出ているので、3食きゅうりを食べている。がしかし、夏ってきゅうりが悪くなるのが早いんですね。まとめて買うとすぐダメになってしまうので、毎日スーパーで1本きゅうりを買っているような状態。めんどくさい。夜は『マーティン・エデン』をオンライン試写で見る。オンタイムで見なきゃ、な試写なので大変だけど、リモートで監督のトークもついていてありがたい。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E2を見る。つらすぎるでしょこの話。
■2020/8/19 水曜日。娘、朝起きて英会話をやったまでは良かったけど、朝ごはんを準備しても来なくて、部屋で本を読みだしてしまう。呼ばなかったらどんぐらい来ないかな、と思って待っていたら1時間ぐらいしてやってときた。普通に朝ごはんを食べていた。DVD『マーダー・ミー・モンスター』を見る。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E3を見る。けんす君もすぐにこれを見るべきだな(ふだんドラマとか見ないでしょうけど)
■2020/8/20 木曜日。強烈に眠いが娘に起こされる午前6時。この前収録したシネマクティフ東京支部の音声配信を毎日お昼に更新してきたけど今日でおしまい。9月あたりにまた収録した���ところ。次の収録で100回に到達するでしょう。Amazon Primeで『見えない目撃者』を見る。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E4を見る。今までもそうとうツラい話だったのでE4にきてエピソードタイトルが「どん底」。たしかに。。
■2020/8/21 金曜日。4月以来の出勤。オフィス内の自席引っ越しのための準備なんですけど、いやぁ久しぶり。オフィスで働いている人数人にもディスタンスを取りつつ再開。数年片付けていなかった自席はいろいろ懐かしいものが出てくるが懐かしがってる場合ではない。とはいえMeeting(もちろんオンライン)などにも出ながらなので今日1日では引っ越し準備終わらず。また来週もう1日出勤予定。通常は電車通勤の自分ですが、引っ越し準備のための出勤は車で!との指定があったので実家の車を借りての出勤。仕事終わってから実家に車を返してから帰宅。久々に体を動かしたからなのか、久々の出勤をしたからなのか、とても疲れてしまった。U-NEXT『シークレット・ジョブ』を見る。見ながら何度も寝てしまい巻き戻して(とは云わないか)見る。作品は面白かったですけど疲れてたんです。
■2020/8/22 土曜日。朝から娘と眼科へ。娘の視力はとても順調に矯正できているようで、次に来るのは2ヵ月後で良いとのこと。やったぜ。娘を習い事に送ってから僕は立川へ。シネマシティで『ブックスマート』のパンフだけ買って、キノシネマ立川へ。『海辺の映画館 キネマの玉手箱』鑑賞。圧巻。娘と合流して帰宅。帰宅したらなかなかがっかりすることがありどっと疲れてしまった。僕も娘もいろいろがんばっていると思うのだがうまくいかないこともある。でも立ち直るまで しばらくかかってしまったよ。DVDで『THE POOL ザ・プール』を見る。ワニ映画。
■2020/8/23 日曜日。娘と子供用の美容室に行く。娘の前髪を切ってもらう。さっぱりしたね。ショッピングモール内にある子供美容室で、終わってから娘に気になっていた本を買ってあげた。図書館にないタイプの本だし、僕が個人的に買ってあげているので僕のお小遣いから支払うのだが3000円ぐらいしてなかなかの出費。でも楽しそうに読んでたので良かった良かった。両親が車で迎えにきてくれてお昼は回転寿司に行く。娘は最近、回転寿司が好きだ。実家でしばらく過ごしてから娘の矯正歯科へ。まぁまぁ早く終わって助かる。帰宅して夕飯食べてから夏休みの宿題仕上げ&新学期の準備。夜は僕モテのYouTube生配信。コメント欄を使って僕モテ読者のみんなと執筆陣がやりとりしてる感じが楽しい。『キスカム!』楽しみです。U-NEXT『WHO AM I?』を見る。追悼ベニー・チャン。
■2020/8/24 月曜日。子供は今日から2学期開始。夏休みの宿題を忘れないように持たせる。日本も『ムーラン』が配信リリースとなるとの報。みんな価格について今頃文句云ってるけど、これはレンタルでなく買取なので価格帯としてはDVDセルオンリーに近いからプライスは妥当。買わないけど。夜、大きなミスをしてしまい娘を泣かせてしまった。申し訳ない。仕事で集中力を使ってしまったからなのか、体調が悪かったのか。でもお父さんが悪い。ごめん。DVD『グリード』を見る。ワニ映画。
■2020/8/25 火曜日。娘を送り出したあと八王子の病院へ通院。一時空いていた病院もすっかり以前の状態に戻っている感じだ。検査は問題なし。来月いつもより大がかりな検査をするのでその予約とか書類作成に時間がかかった。ランチ用に牛丼買って帰宅。午後からは在宅で働く。夜はDVDで『鴛鴦歌合戦』を見る。
■2020/8/26 水曜日。昼に仕事を抜け出して図書館まで娘を本を借りに。自転車で行ったがさすがに暑い。夜、「お父さんは映画を観に行きたいから早めに寝てくれ」とバカ正直にお願いし昭島へ。MOVIX昭島にて『2分の1の魔法』鑑賞。吹替で。
■2020/8/27 木曜日。朝から立川の病院へ。こちらは3ヵ月に1度の定期通院。けっこう早めに終わったので映画が2本観れる!お昼ご飯はあきらめキノシネマ立川で『グッバイ、リチャード!』鑑賞、シネマシティで『ポルトガル、夏の終わり』鑑賞。さて『ポルトガル~』はシネマワンの8階にある劇場で観たわけですが、このようなハシゴ鑑賞の場合のアドバイスをひとつ。キノシネマ立川が入っている高島屋とシネマワンのあるシネマシティビルは隣り合っています。普通であれば8階であるキノシネマで映画を観たあとに1階(またはペデストリアンデッキである2階)までおりて隣のビルに移動するのがハシゴのルートであります。ただそのインターバルが短い場合、キノシネマで映画を観たあと、エスカレーターで1階のぼり9階にいきましょう。こちらは高島屋のレストランフロアなのですが、実はシネマシティビルに繋がる連絡通路があります。ここを移動するとシネマシティビルの12階に行けるので、そこからエレベーターで目的のスクリーンまでおりることができます。立川でよくハシゴ鑑賞する人は使ってみてください。夕方には帰宅して英会話から戻ってきた娘といっしょに夕食。夜はグッチーズ・フリースクールの『mid90s』配信を見る。映画楽しみだ。シネクイントの話についても盛り上がって面白かった。Netflix『グルグル・ゴキル ~はちゃめちゃ教師~』を見る。
■2020/8/28 金曜日。先週に続き自席の引っ越し準備のため出勤。まぁ先週でけっこう梱包できていたのでゆっくりやる。PCを広げてしまうと通常の業務が待っているのでそちらの方が忙しくなってしまったり。お昼は超久々に会社の近所の丸亀製麺へ。前は週に2回ぐらい行っていたのに実に半年以上���りの丸亀である。小さな幸せだ。次に出勤するのは9月か、いや10月かな。夜、娘の寝る準備をしながらエルレの配信を見る。まぁ見てみるか、ぐらいの感じで見たら最高のやつだった。スタジオでトークとかしながらたまに演奏してくれるのかな、ぐらいに思っていたんだけどロケーションもアレンジも超いいやつ。しかも無料で、でもすごいお金集まってそうでかっこいい。配信見たあとに風呂入りながらジターバグを口ずさんでしまうぐらい良かったです。ちなみに僕は徳島のジッターバグに行ったことが一度だけあります。LIVEを見たのはエルレでなくチャットモンチーですけど。Amazon Prime『ゲット・デュークド!』を見る。Amazon Prime『緊急事態宣言 デリバリー2020』を見る。BS録画『名探偵ポワロ』E21を見る。
■2020/8/29 土曜日。娘を習い事に送ってから僕は新宿へ。新宿に行くなんていつ以来だろう。おそらく3月のMCTT以来。オスロコーヒーでパンケーキを食べつつ動画を見たり調べものしたり。至福。Amazon Prime『緊急事態宣言 孤独な19時』を見る。 移動する前になんか気になってTwitterをのぞいてみたら信じられないツイートが。僕のTLの最速は光岡三ツ子先生のRTおよびツイートだったと思うけどチャドウィック・ボーズマンが亡くなったと書いてある。えええ?と思ってさらにTLを見ていくと町山さんもツイートしていてどうやら、残念ながら誤報ではないらしい。信じられない。学年的には僕よりひとつ上だと思うけど同じ43才。やはり早いですよ。僕もこの年で2回ほど重い病を経験していて、はっきりと書いてしまえば2回違う種類の癌を経験しているわけで、どちらの治療も大変だったしどちらの癌の影響もぜんぜん残っているわけですが、こうして生きていられるのはラッキーだとしか思えない。あらためてそう考えて生きていこうと思いました。なんてことを考えながら新宿ピカデリーへ移動。新ピカでチケット発券すると、チートイツさんとさっちゃんさんに遭遇。さっちゃんさんは一度シネマシティで遭遇していたけどチートイツさんとリアルで会うのは3月以来かな?こうして会えるのはやはり嬉しいものですね。長いエスカレーターを移動しながら「今週の(メルマガ)情報コーナーはシネマシティ多めでしたね」と指摘あり。ばれましたか。というわけで『mid90s ミッドナインティーズ』先行上映を観る。ジョナ・ヒル監督&入江監督の上映前オンライントークも面白かった。上映後、僕モテ読者仲間に挨拶して僕は娘の迎えに向かう。移動中、こちらもメルマガ読者仲間であり、アニメーション監督の工藤昌史さんの映画ツイキャスを聴く。前半は聴けなかったけどアーカイブあるみたいなので後ほど聴きます。娘と帰宅し、DAZNでガンバ大阪×FC東京戦を見る。すっごい相性の悪いアウェイガンバ戦でしたが勝利。嬉しい。娘が寝た後、いろいろな鑑賞予定の映画をすっとばしてDisney+で『ブラック・パンサー』を見る。WAKANDA FOREVER!!!
■2020/8/30 日曜日。午前中から娘と実家へ遊びに。実家で両親や娘と過ごせるのが本当にありがたい。昼からオンラインでMCTOS『グルグル・ゴキル ~はちゃめちゃ教師~』回に参加。あー楽しい。ラロッカさんの説には笑ってしまった。夜、娘が寝てから風呂に入り、U-NEXT『野良犬』を見る。もう20年ぐらい前に一度見ている作品だけど再見。映画はとても面白いが体力的に限界で何度も寝落ちしながら巻き戻して見るというひじょーによくない見方。でもこうでもしないと今は映画を見れないんだなぁ。自分の時間を作れないストレス、映画館になかなか行けないストレスは確実に蓄積している。それでもできることからやっていきます。
■2020/8/31 月曜日。今日発売のはずのパルムの新商品が近所のコンビニに入荷してない。ショック。夕方、Twitter��階戸瑠李さんがトレンド入りしていて何かと思ったら急死との報道。これまた信じられない。小林勇貴監督の作品などで知り(というか小林監督がTwitterで階戸さんのツイートをリツイートしまくっていたので気になって)Twitterやインスタグラムもフォローして追っていた女優さんだった。川瀬さんがちょっと前にツイートしていたのは彼女についてかな。本当に残念だ。そろそろ映画祭についていろいろと調べている。残念ながら今年のPFFは1本も観に行けないだろう。今年も映画観てからお好み焼き、というアレをやりたかった。TIFFとフィルメックスもあまり観れる気はしないけどギリギリまで調整していきたい。まぁそれより前に9月の映画祭がけっこう大変なことになっている。PFFについてはオンライン上映がないけれど、他の映画祭は一部がオンラインになったり、全体がオンライン化することになっている。これはけっこう慎重に計画しないと(映画祭期間中にあまり予定など入れすぎないようにしないと)ぜんぜん作品数が見れないことになりそう。がんばって情報を追っていこう。どうにも疲れているので夜はベッドで横になりながら映画を見る。WOWOW『リトル・モンスターズ』、Amazon Prime『緊急事態宣言 DEEPMURO』を見る。そしてちょっと疲れたな、と目をとじた瞬間に寝ていたらしい。そんな感じで8月も終わり。
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anime-conexion · 1 year ago
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- VTuber Nanda ga Haishin Kiriwasuretara Densetsu ni Natteta
- VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
- VTuber Legend: How I Went Viral After Forgetting to Turn Off My Stream
- 身为VTuber的我因为忘记关台而成了传说
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anime-conexion · 1 year ago
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anime-conexion · 9 months ago
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