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ほんとだねえ
大学っていうのはな、そもそも遊びに行くところなんだよ。
「日本の大学なんか行ってもつまんない。真面目に勉強してたら笑われるし、みんなどうせ遊んでるだけなんでしょ」って生徒に言われた。
そのとき、頭の中にばーーーーーーーっといろんなことが浮かんで、めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃいろいろ言いたかったんだけど、大人だから我慢した。
でもここはわたしの場所だから、めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃいろいろ言ってやる。みんな付き合ってくれますか。
そうね? その通り。
で、だ。はっきり言おう。たしかに日本の大学生は遊んでいる。大学で真面目に勉強してたら笑われる(場合もある)。大学は遊びに行くところだし、単位は人脈で取るものだ。
残念だけどそれは事実だ。わたしは日本の中ではまずまず上の方の大学に行った(と思う)けど、そこの学生だってそうだったんだから、��こに行ったって同じだろう。
でも、じゃあ大学なんて行く意味ないのかっていうとそうじゃない。
むしろ「遊ぶ」ために大学に行くべきなのだ。
日本において、大学は「人生の夏休み」だ。良くも悪くもこの言葉が示す通り、大学時代を逃したら、日本人にはもう夏休みがないのだ。バケーションをとらない勤勉な日本人が、最後にまとまった自由な休みを手に入れられる期間。(悲しいかな)それが大学時代なのだ。
個人的には、小中高と、会社は同じ構造だと思っている。会社は38年制の学校だ。いままで勉強勉強、受験受験と追い立てられてきたでしょう。同じように、社会人になったらまた毎日頑張り続けなければいけないのだ。いま休まないでいつ休むのか。
などと言うと、これまで真面目に勉強をしてきた子ほど、そんなのおかしい、と言う。私はちゃんと勉強がしたいのに、と。
これもはっきり言うと、大学から先は、勉強をしていれば評価されるなんていうことはぜんぜんない。むしろ今まで勉強を頑張ってきて、いい大学に入ったきみたちほど、勉強「じゃない」力を身につけるべきなのだ。
これにはまず、日本という社会の複雑さを理解する必要がある。日本ではなぜか、小中高と勉強至上主義でやって来る。真面目にやればやるほど、良い成績を取れる。だからみんな真面目がいいことだと思い込む。
でも就活は違う。就活で必要なのは真面目さじゃない。ずばり!就活で必要なのは「面白さ」なのだ。だから大学では「真面目さ」よりも「面白さ」を追求するべきなのだ。
これが意味わかんないよな。わたしも意味わかんないんだわ。でも事実なんだわ。真面目な人間よりも、面白い人間が、就活では(ひいては社会では)重宝されるのだ(そもそも真面目なんていうのは当たり前だ)。極端にいえば、学校の成績がはちゃめちゃに良くても、面白くなければダメなのだ。
じゃあ「面白さ」ってなんなのか。これはなにも、変わったことをしろとか、目立つことをしろというわけではない。「面白さ」とは「経験」だと思う。いろいろなものを見て、いろいろなことを感じて、いろいろなことを考えた経験。それがそのひとの、内側から滲み出る「面白さ」になるんだと思う。
だから遊べと言っているのだ。たくさん遊んで、そのなかでいろいろなことを見つけるべきなのだ。くだらないことの中に意味がある。結局、きみが見つける日常の、小さなひとつひとつの発見が、実は社会そのものなのだ。「このひと、こういうことを考えていたんだ」「バイト先には、こんなお客さんもいるんだ」「世の中には、こういう場所もあるんだ」そういう気づきを積み上げることは、すなわち社会につながることだ。社会性があるっていうのは、友達が多いことを意味するのではない。たくさん社会に「気づいている��ってことだ。社会に気づいて、それについて考えていることだ。そうやって社会とつながっている人間を、社会が必要としないわけがないのだ。
きみが無駄だと切り捨てたもので、実は社会はできている。
きみはしっているか。身近な友達も恋をしていること。バイト先の店長が若いころ、必死にお金を貯めて留学していたこと。時給900円ではなかなかお金がたまらないこと。東京でバストイレ別を探すことのむずかしさ。本屋は意外と万引きされること。いつもお店に来るあのおじさんが、ほんとうは寂しいこと。深夜のファミレスで好きな男の子と食べるパフェの味。大学の古い校舎の窓から降り注ぐ夏の光。オールで飲んだ日の朝5時の新宿の景色。涙が出るほどくだらないことで笑うこと。友達も意外と浮気すること。あの日のライブハウスにだけあった美しい歌声。真夜中のコンビニへ缶チューハイを買いに行く時の夜風。
そういうことを知りに行くための場所だ、大学は。わたしはそう思ってる。
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Artwork Copyright © Tyler Spangler
Shop: ShopTylerSpangler.com
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Chinese architecture studio MAD has designed a library in the city of Haikou, China that is intended ‘to be a wormhole that transcends time and space’
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恥知らずって自分に言ってるのかな?特大ブーメランが飛んでるわぁ。
時事通信ニュース: 米制裁「恥知らずで卑劣」 香港政府が非難声明
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may 15, 2020 // this is my work from home set up. My frames came in this morning so I was finally able to set up my gallery wall. I have tagged all the artists on my studygram, click here to see them.
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誘・遊・時・滴 Akabane, Tokyo Rolleiflex 2.8D, FUJI PRO160NS
誘・遊・時・滴シリーズ
Portrait
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