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ふと見るとトトがいない。青ざめる飼い主。どこに行ったんだろう。異国の、、それも広すぎる保養所の敷地。目の前は池。そしてたくさんの水鳥。
「トトー!!!!」
ふと目をやると2件先の軒下に泥んこの犬が立ちすくんでいる。トトだ。
ーー
「絵本に出てくる犬みたいだね」
モリが他人事のように言う。
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現実のどろんこハリーはたまったもんじゃないってこと。10歳になってもトトはトト。
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水鳥を追いかけ、勢い池の中に入ったものの、ふと怖くなって戻ったら、家もよく分からなくて震えた、そんなトトの姿を想像。
ああ冷や汗。
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子どもが好きな犬なんているのかい?
ぼくはちがうね。
たたいたり、つねったり、踏まれたり、
散々だったよ、モリはね。
ウーって唸っても聞いちゃいないんだ。
最近は家にいないこともあるんだ。ようちえんに行ってるとか聞くけどね。
毎朝行きたくないって言ってるのに、やっぱり行くんだ。
モリがいないと家は静かだよ。
弟にはこうして遊んでやることもある。
痛くないのかって?それは近づきすぎ。
手の届くか届かないかの場所に座るのが経験を積んだ犬なのさ。
Au revoir!
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ぼくの家の前は犬がよく歩いている。
ここの犬はなんだか不思議とおとなしいんだ。おりこう、なんて言われてる。
声を出さないんだ。ワンって。
だいいち人間とのヒモをしていないじゃないか。リード?だったか
ぼくならリードがないならどこまでも走っていくけどね。
誰かが追いかけるでしょ、楽しいったら。
はじめのころは、家の前を通る犬みんなに声をかけてみたけどね、それでは昼寝ができないと気付いたんだ。
最近はどうしてもの犬だけに声をかけるよ。
ワンワンじゃあないよ、キュキュキュキューンていうんだ。
そしたらどうだい、あっという間に部屋のなかさ!
Salut!
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