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twoth2 · 7 days ago
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東京で生まれ育ち、今もこの都市で暮らす私は、日々、雑多でせわしない環境音に囲まれています。
そんな東京の中で、私が特に心惹かれるのは、生活者の気配が薄れる早朝や深夜の音です。
活動がひと段落した時間帯にだけ立ち現れる静けさの中に、人工物と自然のあいだをたゆたうような音の存在を感じることがあります。
たとえば、大雪の翌朝。
都市に張り巡らされた高速道路の高架下では、雪解けの雫が落ち、排水の悪い地面には水たまりが生まれます。
橋の鉄骨が響かせる残響、わずかに伸びた雑草が揺れる音、土や水面が放つ微細な気配。
そうした音のレイヤーは、まさに都市ならではの自然の表情であり、見過ごされがちな東京のダイナミクスの振れ幅を感じさせてくれます。
東京には、東京なりの自然があります。
手つかずの大自然こそありませんが、目線を変えてしゃがみこんだり、ふと立ち止まったり、あるいは少し高い場所に登ってみたりすると、苔や雑草、虫たちが、都市の管理からこぼれ落ちた場所でたくましく息づいているのに気づきます。
今回の「Green Music」の作品では、私が制作した音楽に、新潟県・佐渡島の海辺で採取されたフィールドレコーディングの音が重なります。
都市で生まれた音楽と、佐渡島の自然の音。異なる場所に宿る気配がひとつに溶け合うことで、聴く人それぞれの中に、豊かな風景が浮かび上がることを願っています。
アニメーションは新井陽次郎さんが手がけています。
関係者の皆さま、素晴らしい機会をいただきありがとうございました。
仕事や作業の合間に、そっと聴いていただけたら嬉しいです。
youtube
新井 陽次郎 / Yojiro Arai (Nagisa lab inc.)
映像監督・アニメーター・イラストレーター
08年よりアニメーターとして活動を開始。
スタジオジブリにて『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などに動画で参加。その後『ペンギン・ハイウェイ』でキャラクターデザイン・演出、『ポケモン薄明の翼 第2話』でコンテ・演出、『Do It Yourself!!』でOPディレクターを担当。
LO :葉鑫
背景:さゐとうみずき
色彩設計:相田美里
撮影:神田智隆
制作:藤堂真孝
アニメーション制作
株式会社トムス・エンタテインメント
#GreenMusic#チューリッヒ#zurich#グリーンミュージック#作業用BGM#睡眠用BGM#環境音#BGV#chill#チル#study#sleep#relax#リラックス#アンビエント#新潟#佐渡島
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twoth2 · 2 months ago
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はじめてのHonest Jon’s。
19歳の冬、初めてロンドンを訪れた私は、その扉をくぐっ��瞬間、店内に充ちる熱気と多様なリスナーの視線に圧倒されました。社会経験も浅かった私にとって、その空気感は「音楽がただの娯楽を超えた文化である」という気づきをもたらし、その後の音楽観を根底から変える体験でした。
1974年に創業し、今年で51年目を迎えるHonest Jon’sは、ロンドンの一角で「音楽と人が交差する空間」を守り続ける稀有な存在です。70年代前半から独立系レコード店として現役を貫き、その難しさを身をもって知る今だからこそ、深い敬意を抱かずにはいられません。
今回の「聴く会」に向けて改めて調べたのは、エンパイア・ウィンドラッシュ号の航海をはじめとするロンドンの移民史です。『Living Is Hard』『London Is The Place For Me』といった楽曲を聴き直すと、かつて無邪気に「多文化が織りなす祝祭」として受け止めていたサウンドが、背後にある日々の苦労や希望を伴いながら、心を揺さぶる“リアルな声”として胸に響いてきます。
「多文化だった場所」はあっても、「今も多文化であり続ける場」は少ない。Honest Jon’sはロンドンという街の耳と記憶を、いまも更新し続けている貴重な存在です。政治的な発言を口にせず、その意志をレコード棚の陳列で示す、ジャンルを問わずランダムに並ぶ一枚一枚が、多文化混在の空間を体現しています。
文脈を尊重しながら音楽文化を保存し伝えていくHonest Jon’sの姿勢には、いまこそ大きな意義を感じます。文化とは本来、資本や利害を超え、人と人が対立せず共に生きるためのツールなのだと、改めて考えさせられました。
改めて、ゴールデンウィーク中の急な開催にもかかわらず、たくさんの皆さまにご参加いただき本当にありがとうございました。 また、会場をご提供くださった若林さんとTIGER MOUNTAINの皆���ま、柳樂光隆さんにも、深く感謝申し上げます。
最後に、「Around Honest Jon’s」というプレイリストを作成しました。Honest Jon’sを取り巻くアーティストや関係者の楽曲を集めています。ぜひお聴きください。
“PEOPLEAP + TIGER MOUNTAIN”イベント第一弾 出演: Twoth(PEOPLEAP)、若林恵( @blkswn.01 ) 会場:東京都港区虎ノ門3−7−5 虎ノ門ROOTS 21 BLDG. B1F @tigermountain_books
Photo shoji uchiyama (@daganten )
#HonestJonsを聴く会 #ロンドン音楽文化 #ロンドンのマルチカルチャー #PEOPLEAP #TIGER_MOUNTAIN
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twoth2 · 2 months ago
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【緊急開催!】
「Honest Jon’sを聴く会」
PEOPLEAP+TIGER MOUNTAIN】イベント第一弾 開催日時:2025年5月3日(土) oOPEN:13:30/START:14:00
前売チケット:¥2,200 https://tiger-mountain-listeningsession-20250503.peatix.com/?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAac4GgZBqht2Po6rwMcJ9k9Moe7FgWCbk4Hnm__T-p0XTFwN_wmB6YoyzvFmng_aem_gF63Sx1mSfqJoDGD3KDibw
※定員に達した場合当日券の販売はありません
出演: Twoth(@ppl_tyo)、若林恵( @blkswn.01 )
会場:東京都港区虎ノ門3−7−5 虎ノ門ROOTS 21 BLDG. B1F @tigermountain_books
1974年にロンドンの片隅で産声を上げた『Honest Jon’s Records』は、カウンターカルチャーと理想主義的な思想を音で体現し続けてきた名門レーベルです。人種間の軋轢が顕在化していた時代にも、さまざまなルーツを持つ人々の「聖域」として機能してきました。2025年初頭に実現した『PEOPLEAP』と『Honest Jon’s Records』の奇跡的ともいえるコラボレーションを祝し、Twoth(PEOPLEAP)と若林恵(黒鳥社)がナビゲートするスペシャル試聴会を開催します。
レーベルでありレコードショップでもある『Honest Jon’s Records』。そこに足繁く通い、未来を語り合ったのは──Malcolm McLaren、Johnny Rotten、Joe Strummerといったパンクの革命児や、Elvis Costelloといったロックのレジェンド、Horace AndyやAugustus Pabloといったレゲエの先駆者だけでなく、ファッション界の巨匠Paul Smith、『The Wire』誌創刊に携わったAnthony Wood、そしてGilles PetersonやJames Lavelleなど、ロンドンのカルチャーを牽引した多彩な面々です。
この企画は、私が大好きなHonest Jon’s Recordsへ、まるでラブレターのような長文のメールを送ったことから始まりました。 19歳のとき、初めてロンドンを訪れた際に、ドキドキしながらHonest Jon’s Recordsの店内に足を踏み入れた思い出があります。そこには、独特でどこか神聖な空気が流れていたのを、今でもはっきりと覚えています。 そして、そのメールに返信をくださったのが、私が多大な影響を受けてきたMark Ainleyさんでした。彼は今回のコラボレーションを快く引き受けてくださいました。
Mark Ainleyさんといえば、Honest Jon’s Recordsのディレクションやレコードの発掘を担う存在であり、Soul Jazz Recordsの黎明期には、ジャズ・ファンク、レアグルーヴ、レゲエやダブといったジャンルのコンピレーション企画にも協力されていた方です。 私は、彼の発掘と編集のセンスにこれまでとても強く影響を受けてきました。 そんなMark Ainleyさんのもとへ、今回コラボレーションしたお皿がロンドンのお店に届いた日、偶然にも彼の誕生日だったそうです。「日本から届いた最高の誕生日プレゼントだよ!」と言っていただけたことが、とても嬉しく心に残っています。
当日は、若林さんと『Honest Jon’s Records』の奥深いアーカイブを紐解くリスニングセッションを予定しています。多彩な音源を一挙に体験できる、“音楽の時間旅行”のようなひとときになると思います。ぜひ、ご参加ください!
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twoth2 · 8 months ago
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『みみチャンネル』はじまりました
『みみチャンネル』の音楽制作は、2020年末にお話をいただきスタートしました。コンセプトを伺い、「包み込むようなゆるい世界観にずっと浸れる」「他人を卑下しない」、そんなBGMについて考え始めました。
今回制作させていただいたBGMは、特に音楽的に斬新な楽曲ではなく、今の時代、誰でも作れてしまうようなものかもしれません。
しかし、その中でこだわったのは「いい塩梅なゆるさ」「みみざわり」「あんしん・あんぜん」です。
難しくないメロディーで、すぐに口ずさめてしまうけれど、なんとなく飽きずに聴ける楽曲。
そっと隣に居続けて励ましたり、楽しませたりしてくれる「みみミ」のようなBGMとは何だろうと、多くの楽曲を作り模索し、その中から厳選した曲を採用していただきました。
今回、僕にとっての挑戦は、受動的に聴くと能動的に聴く、その中間を模索することでした。
そのどちらでもない、絶妙な音を探すのにとても苦労しました。これまで多くの劇伴音楽やCMなどの音楽制作をさせていただいた経験をすべて注ぎ込み、今回の楽曲を制作しました。
この経験を通じて学んだのは、現代の人々は可処分時間の無さもあり、とても疲れているということ。その疲れた現代人に対して、音楽家として何が提供できるのか?それが僕の戦いでした。それは、哲学でいう「中動態」のようなどちらでもなく、どちらでもあるような体験なのではないかと感じました。
『みみチャンネル』はこれから始まります。皆さんの投稿によって、他者を受容する緩やかな場所が育っていきます。ゆっくりと成長していくおしゃべりなコブン「みみミ」の今後が楽しみです。
●『みみチャンネル』とは
 あなたを慕うおしゃべりなコブン「みみミ」があなたの言葉を読み上げる、匿名掲示板やSNSにも似た新しい場所です。ここでしか言えない黒歴史をぶっちゃける「黒みみ懺悔室」、こっそり悩みを打ち明ける「ミのうえ相談室」、怪談や都市伝説を語り合う「オカルト」など、たくさんのコーナーから気になるテーマを選んで、みみミに自由にお喋りさせることができます。
●アプリダウンロードはこちらから
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id1561696988?mt=8
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.bandainamcoent.mimichannel
●参加スタッフ
原案・プロデュース        株式会社バンダイナムコエンターテインメント
企画原案・演出          内田 明理
声                遠野 ひかる
音楽               須田 伸一(Twoth)
トータルデザイン         箕星 太朗
キャラクターイメージ協力     川村 敏江
ゲームデザインサポート・開発協力 株式会社ラストワンダー
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twoth2 · 9 months ago
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<お知らせ> 10月4日(金)、5日(土)、6日(日)の三日間、Dowelにて、音を軸にした多層的な展示とエディション型サウンドリトリート『音味 NEAJI』を開催いたします。この企画では、「聴く」ことに焦点を当て、現代社会で失われつつある感覚を再発見することを目指します。
『音味 NEAJI』という名称は、江戸時代以前の普化宗の虚無僧たちが使っていた「音味(ねあじ)」という言葉に由来します。彼らの「音味が良い」という感覚は、残念ながら現代にはほとんど継承されていません。虚無僧たちが文化の橋渡し役を果たし、社会を越えて活動していたように、このプロジェクトも失われた感性を再び学び、未来に繋げる試みです。
この展示では、6人のアーティストとクリエイターが集い、多層的な音の表現を通じて新しい「聴く」体験を提供します。視覚優先の現代において、耳の復権を図り、日常で見過ごしている洞察を呼び覚ますことが目的です。
また、この企画を進める中で、現在の音楽業界やデザイン業界が過度に細分化されていることに気付きました。かつてのようなジャンルを越えた活動が失われつつある今、このプロジェクトを通じて、異なる視点や感性を持つアーティストたちと新たな可能性を探求したいと考えています。
『音味 NEAJI』は、私自身が音楽家とデザイナーとしてこれまで積み重ねてきた経験を融合させた挑戦でもあります。 古き日本の感性と未来を繋ぐ越境的な音の世界を、ぜひ体感してください。
<会期> 日程: 2024年10月4日(金)~10月6日(日) 会場: Dowel(東京都小平市たかの台38-4 1F)西武国分寺線鷹の台駅より徒歩3分 <インスタレーション展示> 時間: 11:00~15:00(予約不要) 日程詳細: 10月4日(金) 11:00~15:00 10月5日(土) 11:00~15:00 10月6日(日) 11:00~15:00 各日13:00よりアーティストトーク開催予定 入場料: ¥2,000 <サウンドリトリート(事前予約制)> 時間: 16:30開演(16:00開場)~19:30 日程詳細: 10月4日(金) 16:30~19:30 10月5日(土) 16:30~19:30 10月6日(日) 16:30~19:30 参加料: ¥10,000(税込)(エディション入り作品配布予定) 定員: 各回10名様 <ご予約方法> サウンドリトリートのご予約は、Dowelのインスタグラムメッセージにて承ります。 〔instagram〕 https://www.instagram.com/dowel____/
ご希望の方は、下記情報をお知らせください。 氏名 電話番号 予約人数 希望日時(① 10/4(金) 16:30~、② 10/5(土) 16:30~、③ 10/6(日) 16:30~) ※ご予約後、1週間以内にお振込情報をお送りします。 <注意事項> 専用駐車場はございません。お車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用ください。 お問合せは、Dowelインスタグラムメッセージにてお願いいたします。(担当者宛) <主催・協力> 主催: 音味互助会 キュレーション: 中島康一朗 音楽: 須田伸一( Twoth )、若狭真司 グラフィック: 黒野真吾 写真: 山根晋 映像: 中山翔太 音響: 佐々井宏太 最後に
『聴く』ことについて
音楽家として、長年「聴く」という行為について考えてきました。そして、長い音楽人生の中でたどり着いた一つの答えが「聴察」だと考えています。
これまでTwothは、『オトッペ』という子供向け番組で「聴察」を表現してきましたが、これからは須田伸一(Twoth)として、子供だけでなく、すべての年齢層の方���に向けて「聴察」を伝えていきたいと考えています。
詳しい内容は、当日に向けて少しずつお披露目していきます!!! ぜひ応援していただけると、最高に嬉しいです!
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twoth2 · 1 year ago
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大事なお知らせです。
NHK教育テレビジョンで放送されている子ども向け番組『オトッペ』をいつもご視聴いただき、ありがとうございます。お知らせとして、『オトッペ』は2024年3月29日(金)をもって放送を終了します。7年間のご支援、誠にありがとうございました!!!
見慣れた景色でも、音に耳を澄ますと新たな発見があります。『オトッペ』はこの「聴察」をコンセプトに、周囲の音に焦点を当てることで子どもたちの好奇心を刺激するエデュテインメントアニメでした。
キャラクターの一人、DJシーナは世界一のDJを目指す少女という魅力的な設定で、劇伴音楽の制作過程では多様なジェンダーのDJが現れることを願いながら、音楽を作り続けました。
『オトッペ』との思い出。 自分に課した制作ルールは、できるだけジャンルにとらわれず、独自の音楽を作ることでした。この経験が今の音楽家としての自分を形作っています。(劇伴音楽用に350曲から400曲程度を作曲させて頂きました。その中には不採用や没になった曲も含まれますが、楽曲を沢山作る事でとても多くの学びがありました。)
もう一つのルールは、現場のDJたちにも認められるような、DJの動作や音作りを目指すことでした。これは、ターンテーブルやミキサーの操作、スクラッチの技術をアニメーターと何度も議論しながら、子供たちにも理解しやすいようバランスを考えてアニメを作り上げる、楽しい作業でした。
放送とアプリが終了した後も、YouTube Kidsなどでの配信は継続されますので、ぜひオトッペとシーナたちの楽しい日常をお楽しみください。
未来の子供たちがDJシーナのように自らの環境をフィールドレコーディングし、音や音楽と触れ合う機会が増えることを願っています。
詳細は下記のリンクをご参照ください。番組終了に伴い、『オトッペずかん』も同年5月31日にサービスを終了予定です。
オトッペ公式サイト
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twoth2 · 1 year ago
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アドミュージアム東京で開催されている「世界のクリエイティブがやってきた!2023展」第1弾、D&AD Awards 2023のコンセプトムービーの音楽を担当させていただきました。ムービー監督は川島真美さんです。ぜひ会場でご覧ください。
**音楽制作への洞察**
日本のインフラが高度に整っていることは、日常生活の中でしばしば見過ごされがちです。
D&AD Awards 2023のテーマと思想を基に、私たちが毎日当たり前に利用している電気(インフラ)への感謝と、目に見えないが重要な役割を果たすデザインへの敬意を込めた音楽を制作しました。
この楽曲では、西洋音楽において通常不協和音とされる音色を意図的に取り入れ、金属の質感や特性を音で表現するために、様々な金属から採取した音を使用しました。実際に私のスタジオ近くにある鉄塔でフィールドレコーディングを行いました。
楽曲は以下の3つの部分で構成されています:
1. 鉄塔の無機質なイメージ
2. 静寂と有���的な広がり
3. 無機質なイメージへの回帰と、静かで豊かな環境への意識
このプロジェクトを通じて、鉄塔や電気といったインフラに深く思いを馳せることで、金属というマテリアル自体もデザイン(合金)されていることを再認識しました。
金属の本質的な音や、フィールドレコーディングで捉えた音を楽曲に取り入れる過程で、今回使用した楽器のピアノやギターのメロディが金属製の弦の振動で生まれることに対する意識も深まりました。
私たちの当たり前となっている日常を見直し、再発見をすることは、これからの日本にとって重要な課題です。このような音楽を作る機会をいただけたことを心から感謝しています。
**クレジット**
- ECD: 八木義博
- CD: 筒井晴子
- AD: 加藤寛之、山本明日果
- CW: 飯田麻友
- P: 水谷友紀
- PM: 祇園梨菜、岡田岳士
- 映画監督: 川島真美 (DRAWING AND MANUAL)
- 音楽: 須田伸一 (Twoth)
**展示期間**
2024年2月2日(金)から2月24日(土)まで
**会場**
アドミュージアム東京
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
D&AD Awardsは、1962年に設立されたイギリス発の世界的なデザインと広告の賞です。厳格な審査で知られ、革新的な作品に授与される黒い鉛筆と黄色い鉛筆が特に権威あるとされています。この賞は、クリエイティブ産業の卓越性と革新を称え、業界の発展に寄与しています。
#dandad #motiongraphics  #music_by_twoth
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twoth2 · 1 year ago
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珈琲とラジオのように #2
2024年1年20日(土)
MÖWE COFFEE ROASTERS 高円寺
18:00 open / 18:30 start
出演:
須田伸一(Twoth)
平野望 (dysfreesia)
¥400(charge) + 1 drink order
なぜ、このような試聴会を行うようになったのかを改めて考えると、「聴くには技術や訓練がいる」ということを再発見したからです。
その再発見のきっかけを与えてくれたのは、黒鳥社の若林恵さんです。
2022年の9月に2日間の単独公演の演目の中に「レコードを聴く」という試みをDJの文脈とは異なる形で行いました。ライブパフォーマンスの後に、制作の際に影響を受けたレコードを聴いていただきました。
静かに黙って聴くという体験、そして、それを限定された人数と共有しながら、お酒も呑まずじっと静かに座って聴くことは、最近ではあまり見かけません。
この演目を行うきっかけは、地元の友人たちと共有してきた思い出から生まれました。それは、地元の友人たちに向けて買ってきたレコードなどを、物語を意識しながらDJの真似事をしていた日々や、先輩の家で未知のレコードに出会った体験です。
当時はアンプなどの最低限のオーディオ知識も必要でしたし、レコードは大切に扱うこと!という文化もあり、音楽好きの父のレコードの扱い方の教えもありました。だからこそ、レコードを初めてスクラッチしたり、VESTAXのミキサーでレコードを二枚使いした日、好きだったHIPHOPのアーティストのサンプリングソースを聞かせてもらったことは今でも強く記憶に残っています。
僕の青春時代である90年代は情報が貴重でしたから、レコード屋やクラブでかかるレコードに必死で耳を傾けていました。そして、ターンテーブルの上で回転する印字されたラベルやDJが棚から出すレコードジャケットを覚えようと必死でした。
金銭的に余裕のない学生時代、貴重なレコードの音と向き合う時間は、1秒も逃したくないと感じていました。
(当時の1990年代の中盤から後半は、レコード屋での試聴は極度の緊張を強いられる行為でした。友人と一緒にレコード屋で試聴しすぎて出入り禁止になったことも、、、今では素晴らしい思い出です笑)
話が長くなりましたが、、、
音楽を聴くことに対して貪欲で真剣だった当時の自分を思い出し、どうすれば能動的に音楽と触れ合えるキッカケを作れるかについてよく考えます。
上記のような、経緯や思考のモヤモヤがある中で平野さんとのご縁があり、去年10月に第一回目の試聴会を行うことができました。
自分たちも楽しんでレコードを聴く会として、「珈琲とラジオのように」というタイトルで試聴会の第二回目を行います。
音響もGENELECやターンテーブルを持ち込んで本気で取り組んでいます。
音楽と珈琲、平野さんとの対話を味わいに来てください。
*これは僕個人の見解ですので、平野さんの試聴会への想いはお店に足を運んで直接聞きに来てください〜!
*第一回目の動画は@yukio_gh さんに制作していただきました!ありがとうございます。
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twoth2 · 1 year ago
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POLA <+Design Project> 「フィールドレコーディング」と「サウンドスケープ」を組み合わせたオリジナル・ワークショップを開催しました。
開催から少し時間が経ってしまいましたが、自分の体験に向き合ってワークショップのレポートを書こうと思います。
たくさんの応募があり、抽選で10人の方に参加していただきました。通常、フィールドレコーディングには男性が多いのですが、今回は様々なジェンダーの方々が興味を持ってくれて、とても嬉しいことです。質疑応答の時間では多くの質問があり、今後の活動に役立つ気づきを得られました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
今回、重視したことは「音を積極的に録音し、その音を空間で自由に鳴らし、そして、能動的に聴く」ということです。
長年フィールドレコーディングをしてきて感じることは、録音したデータを整理し、素材として使ったり、資料として保存するだけで終わってしまうことです。
このワークショップの着想の一つは、2020年のコロナ禍で外出が制限されたストレスを和らげるため、フィールドレコーディングした近所の音(住宅地の鳥のさえずりや風の音など)を複数のモバイルスピーカーで部屋中に響かせる遊びをしたことです。
その中でたくさんのことに気づきました。
<発見したこと>
それは音と記憶に関するものです。
耳は情動に直結した古いセンサーだと言われています。人間の進化で直立するようになったことで、耳(聴覚)や鼻(嗅覚)などの触覚に大きな変化が生じました。
詳細は進化論などを専門とする方々にお任せして、私は主観的な観点から続けます。
コロナ禍で自分で録音した音をさまざまな場所で鳴らしたとき、当たり前のことですが自分が音の位置情報を記憶していることに気づきました。
それは、マイクを下向きにした音なのか、それとも上向きにした音なのかというシンプルなことですが、足元の音を録音し、それをモバイルスピーカーで天井から響かせたときに非常に違和感を感じました。
その違和感を参加者が体験することで、自分の認知や認識にズレがあることを再認識してもらうことができないか?という仮説を立てました。
私は<音を録る→音を鳴らす>の先に<音を録る→音を鳴らす→聴くことの再発見>があると考えています。
聴くことの再発見ができれば、時間感覚や空間の認識が少し変わり、日常生活の意識も変わる可能性があると信じています。
今回のワークショップのように、体験を通じて自分の感覚や固定概念を少し疑うことで、無知な自分に出会えることは恥ずかしいと同時に清々しい気持ちになる気がします。まだまだ知ることや新たな学びがたくさんあることを知ると、希望が湧きます。
このような機会を頂けたことに感謝し、今後も聴くことの可能性を示唆するような催しを行なっていければと考えています。
関係者の皆様のおかげでイベントはスムーズに進行し、参加者の皆様に満足していただけたことに感謝申し上げます。
「フィールドレコーディング」と「サウンドスケープ」はマニアックな内容ですが、下記の動画は16万再生という快挙を達成しました!
フィールドレコーディングを通じて、音の楽しさを感じていただけたら幸いです!!!
+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ vol.10 ポーラ×「音」のプロフェッショナル フィールドレコーディングで見つける、新しい音の楽しみ方とは?
以下が動画へのリンクです。 https://youtu.be/OXXUYy-CvXo?si=ypwpwYidlm6KN6Gp
イベントのレポートはこちらからご覧いただけます↓ https://www.pola.co.jp/special/o/plus-design-project/pc/
会場の空間演出もディレクションさせて頂きました。植物に対して緑の照明をあてることで、樹形の新たな側面に気がつくキッカケを作れたのではと思っております。
#pola
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twoth2 · 2 years ago
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We received the "AR / BEST of Entertainment & Events" award at Google AR & VR's #GooglesImmersiveChallenge for our immersive audio AR project, developed alongside Creative Technologist Koki Ibukuro!
Starting around spring 2020, with reduced human interaction due to the COVID-19 pandemic, Koki Ibukuro and I were drawn to the potential of AR. We began experimenting and it's incredibly gratifying to see this project recognized worldwide.
We submitted this project under the name "<World Ensemble>". The journey to this point was filled with twists and turns, and the process was immensely exciting and enjoyable.
↑ EN ↑ ↓ JP ↓
Google AR & VRのAR / BEST of Entertainment & Eventsで最優秀賞を頂きました!
#GooglesImmersiveChallenge
二人で2020年春頃から、新型コロナウイルスの流行により人との交流が減少し、ARの可能性に魅力を感じ、実験をスタート。今回のプロジェクトが、世界で評価されたのはとても嬉しいです。
<世界と合奏する>という名前で、今回提出しました。
そこに至る経緯が右往左往あって、プロセスがとてもエキサイティングで楽しかったです。
下記は、応募にあたり考えていた文章の一部です。
<Inspiration>
音や音楽の物理的な制約について調査しているうちに、AR(拡張現実)の空間を活用して新しい体験が可能かもしれないというアイデアが浮かびました。具体的には、街の中に仮想的な音のオブジェクトをARの技術を使って配置し、その中で動的に音楽を聴くことで、従来のステレオの枠を超えた新しい認識や体験が生まれるのではないかと考えました。 <What it does> 音をARで好きな場所に配置して、現実の制約を超えた新しい音楽体験を作る実験です。
<What we learned>
ARの表現効果によって、見慣れた風景や建物が楽器に変わり、自分と合奏しているような印象を受けました。同時に、日常的な視覚や聴覚の中にある様々な制約を改めて感じました。視覚的には、個々の身体的特徴による遠近感の限界を感じました。聴覚的には、楽器や音響機器と身体との関係から生まれる音の振動の尊さを再認識することができました。 硬めの文章ですが、開発にあたり様々な問いを感じる事が出来��した! 自分としての問題意識や根底にあるテーマはずっと繋がっていて、2009年にリリースしたRoute Music " Tokyo "の考え方を更新し、訂正し続けています。 この作品がBERVATRAに繋がり、今のソロでのライブスタイルにも繋がっていきます。 Route Musicは独自のリアルタイムサンプリングシステムを作り、都市とセッションするというコンセプトで、バイノーラルレコーディングを入り口に、東京を移動しながら音をリアルタイムでサンプリングし加工編集を行いました。
全て電池駆動のシステム構成だったので、大量の電池の山になり当時新発売されていたENELOOPにお世話になりました。
Route Musicの音源はこちらになります。 https://www.mixcloud.com/sudashinichi5/shinichi-suda-route-music-tokyo-remastering-mix/
上記は、2014年にひとつなぎにミックスした音源です。
ご縁や繋がりによって生かされ、皆さんのお陰様で今も音楽を続けられている事に感謝です。 今後も衣袋さんと実験を続けます!
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twoth2 · 2 years ago
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水木しげる生誕100周年記念 ゲゲゲの鬼太郎トリビュートアート展 「鬼太郎EXPO」
妖怪・海坊主が出てくる短編アニメーションを出品しています。
作品タイトル 「SPECTER FROM THE ABYSSAL ZONE!」
海坊主は生まれて死ぬまでの間、常にそのカタチを変え続けている。人間の前に同じ姿で現れることはない。海の底を覗き込み、耳を澄ませると、その鳴き声が聴こえてくるはずだ。そして、その姿も目撃出来るかもしれない。
アニメーション/水江未来 サウンドデザイン/Twoth 声の出演/林摩耶(劇団東京乾電池)
8/11-27 池袋サンシャインシティ kitaro-expo.com ←詳しい情報はこちらから!
水木さんの作品や発言には多大なる影響を受けてきました。 子供の頃に観たゲゲゲの鬼太郎では、妖怪の奇妙な愛らしさや独特な暗さに心を惹かれました。
水木さんの発言 <まず寝ることが、幸福の基本> この言葉は大好きです。
そして、 <幸福の七カ条> 第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。 第二条 しないではいられないことをし続けなさい。 第三条 他人との比較ではない、あくまでも自分の楽しさを追求すべし。 第四条 好きの力を信じる。 第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。 第六条 なまけ者になりなさい。 第七条 目に見えない世界を信じる。
この第五条の「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。」は自分にとって座右の銘となっています。
幼い頃に影響を受けた水木作品に関われる事に、自分を育ててくれた沢山の繋がりに、心から感謝したいと思います。
安易に消費出来る作品では無いですが真剣に作りましたので、全編を現地にて体感して頂きたいと思います。
子供たちの夏休みに心に残る、奇妙な思い出になってほしいなと願います。
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twoth2 · 2 years ago
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2023年8月4日から国立新美術館で始まる『イントゥ・アニメーション8』のOPアニメーションの音楽を担当しました。
監督は、盟友の水江未来さんです。
水江さんのアニメーションならいつも即答でやりますと、答えてしまうほど信頼しております。
そして、魔力のある水江さんのアニメーションに音を付けるのは本当に楽しいです。
しかし、いつも音をつける時に思う事があります。
アニメーションに音をつけると命が吹き込まれたり、生命力が加わるという考え方もありますが、僕は音をつけるとアニメーションにある種の制限を持たすことになってしまうとも考えてしまい、音をつけるのが怖くなる時があります。
自分で水江さんの映像に音や音楽をつけている時にいつもハッとなるのが、音が無い瞬間や音と音の狭間に水江さんのアニメーションが動いた時です。
その時に、自分の想像の中で未知の音が脳内で働く瞬間があります。 その自分だけの発見のような瞬間が大好きで、アニメーションの音楽を担当するのが好きなのかもしれないです。
たくさんのアニメーションに出会える素晴らしい機会に是非、足を運んで頂ければと願います!水分補給と休憩を忘れずに!
アニメーション制作 JAA会員のでるびさん ミライフィルムのスタッフ 東京工芸大 比治山大学 多摩美術大学の学生さんたちが担当されたと伺っております。 ありがとうございます!!!
イベントの情報はこちらからです! https://into-anim.localinfo.jp/
JAA 日本アニメーション協会は初代会長は手塚治虫さんと伺っております。 手塚さんの漫画は特にブッダが好きで、数年に一度は読み返しています。 そして、大学生の頃に影響を受けた久里洋二さんも関わっておられるJAAに音楽家として関われて幸せです。 このような機会を頂けたことに感謝致します。
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twoth2 · 2 years ago
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普段の暮らしの中から、始めるきっかけをお届けするPOLAの「プラスデザインプロジェクト」の動画に出演致しました。
『フィールドレコーディング』や『サウンドスケープ』などの「音」のお話をしています。 偉大なる先人達から見たら「初歩的すぎる!」と言えるかもしれません。
横文字のカタカナ表現に少し引っかかるのであれば、僕は「フィールドレコーディングは、野外録音」と「サウンドスケープは、スピーカーで音を遊ぶこと」だと、置き換えてやわらかく考えています。
動画は、こちらになります。 https://www.youtube.com/watch?v=OXXUYy-CvXo
僕がフィールドレコーディングを意識したのは、1998年の頃にブライアン・イーノの作品を聴くようになった時期です。『ノー・ニューヨーク』と『Ambient 1: Music for Airports』を同時期に手掛けているイーノにとても興味を持ちました。DNAのユニークで奇妙なサウンドとアンビエントシリーズを同時期に手掛けているセンスは今でも羨望の眼差しです。
当時(1998年頃)フィールドレコーディングに興味を持ったとしても、DAT録音などの大きな録音機材しか無く、高価でとても手が出ませんでした。そこで、フィールドレコーディングの真似事として、電池式小型のカセットテープMTRにダイナミックマイクを差して野外録音をしていました。
初めて手にしたICレコーダーは、2006年に発売されたローランド R-09でした。音質は現在では物足りないものですが、当時はこれで十分満足していました。この録音機を持って海外や小旅行に出かけ、東京の音や身近な音を記録するようになりました。
フィールドレコーディングした音を後で聴くと、人間の認知のズレに気づくことができます。これは、人間が音を聴くときに、自分のバイアスや期待によって、音を無意識に選択して聴いているためです(僕は脳内自動EQ処理と呼んでいます)。また、脳がノイズとして自動処理してしまうため、自分が聴きたいものしか聴いていないことに気づくこともあります。
この認知のズレは、人間の不完全さの表れです。しかし、この不完全さもまた、人間の面白さの源です。
音は空気の振動だけなので、シンプルで嘘がつけません。そのため、音は私たちの認知のズレを正すことができるツールとして使うことが出来ると思います。
私たちは、静かに黙って音に耳を傾けることで、自分自身を知り、世界をより豊かに認識することが出来るのではないかと僕は思います。
話が長くて老化している気がしますが、、、 フィールドレコーディングやサウンドスケープをお勧めしたい理由は、現在の録音機材や再生機材の進化が素晴らしいからです。今では、身近なスマートフォンでもフィールドレコーディングやサウンドスケープを始めることができます。
そこでお知らせがあります!
POLA「+Design Project」初のワークショップイベント開催致します! 応募締切は7月14日(金)までです。参加費は無料です!
詳細はこちらです。
一緒に新しい音楽体験しませんか?  音が開く、新しくて懐かしい感覚。
皆さんと音に触れ合う事を楽しみにしております。
このような機会を提供して頂いた、POLAとプラスデザインプロジェクトのチーム、会場となる東京を代表する観葉植物専門店「REN」に感謝致します。
最後に、僕が好きなフィールドレコーディングの作品。 Yuichiro FujimotoやFlim / Pola Musicのような、身近な日常を写真のように肩肘張らずに切り取った音が好きです。辺境のフィールドレコーディングにも興味はありますが、好んで繰り返し聴く音は、上記のような素朴な音たちです。
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twoth2 · 2 years ago
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132 5. ISSEY MIYAKE "LIGHT TRAILS"
こちらの音楽を担当致しました。
関係者の皆様、いつもありがとうございます。 素晴らしい進行に感謝致します。
“今シーズンの特徴的な柄や色。「注染」という技法で布に染みていく時間を感じられるように意識しました” Director: Mami Kawashima @mmkw_design
Assistant Director: Miho Haruki, Aine Hase Production Producer: Keiko Iino
「注染」という技法を音で表すかに少し苦労しました。
布が染まるって、改めて、凄いことですよね。 草木染めであれば、自然から色をいただくという姿勢が、今後の自分には最も必要な事だよなと感じます。
お仕事報告が出来ていないばかりか、仕事に追われ気味ですがなんとか元気にやっております。 音のご依頼があれば、何なりとお気軽にお問い合わせください。
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twoth2 · 2 years ago
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MIMIC BEATS EP <UNRELEASED TRACKS>
サブスクは5月末で終了になります。
聴いて頂きありがとうございます!
上記は、2006年から2019年にかけてCDやレコードに収録されなかった音源です。
特定のジャンルにカテゴライズするのが難しい楽曲ばかりで今でも大変気に入っています。
僕は音楽をジャンルに分けて聴くのが好みではありません。
Twothの名前の由来の一つは、究極の二番煎じです。
二番煎じって普通悪い意味で使われますが、僕は問いたいと思います。
オリジナルって何ですか? 一番になる意味って何ですか? 人真似をして学ぶ事はいけないのでしょうか? ある一つのジャンルに収まらないといけない理由はあるのでしょうか? などの思いからTwothと名付けました。
下記は、初めて2006年2月25日にデビューした時の推薦文です。
なんでもあり、でも、どこにもない音。 知られざる才能、Twoth デビュー。 「見た事もない昆虫が、スピーカーの中でダンスしているような音。」 --田上浩一
僕は「なんでもあり、でも、どこにもない音。」というカルマをここから背負いました。
好き好んで作った作家性ですが、現在もどこにも所属できない音楽性に苦しめられている気もします。
僕は東京生まれの日本育ちです。
なので西洋的な文脈に則った作家性に対して、少し違和感があります。
作家性からブレたアイディアを自由に出せない西洋のアートシーンはとても閉塞感があるように感じます。 その点、ビジネスの視点では弱いかもしれませんが、昔の日本やアジアの方がおおらかな開かれた空気感があるような気がします。
画家の葛飾北斎は風景画からエロまで何でも描いたそうです。
北斎で気になるのが、改名を30回したそうです。
僕はあえて改名という手段をとらず、一つの作家がいろんな作風を聴かせる事に強い憧れがあります。
北斎の歴史を拝見してると、改名したとしても自分というカルマから逃げられない、共通点がある気がします。
今年でTwothは17歳になります。
これからも使い捨ての作家性ではなく、生活に合わせた現代性と、先人たちの知恵を融合させて、これからの未来に繋げてい��たいと考えています。
MIMIC BEATS EP <UNRELEASED TRACKS> by Twoth
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twoth2 · 2 years ago
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【山とサンプリング】
自然の音だけで音楽をつくる in 宝登山|Twoth(スダシンイチ)
今日は東京で雨が降っています。
東京にいると雨はちょっと面倒ですが、山での雨は川を綺麗にしてお魚さんの生活環境を良くし、流れを良くしてくれます。
また、生物にとって恵みの雨でもあります。日常の営みの中での休憩時間のようなものかもしれません。
今回の山でのサンプリングでは、様々な発見がありました。
フィールドレコーディングは実際には、音だけを聴くと大した違いはありません。しかし、匂いの記憶に近く、その瞬間が強烈に脳内に残ります。
フィールドレコーディングした音を後で聴くと、自分の認識のズレに気づくことができます。
山で聴こえていたあの音やこの音以外にも、聴こえているのに、バイアスがかかって聴こえない音がたくさんあります。また、脳がノイズとして自動処理してしまっているため、自分が聴きたいものしか聴いていないことに気づくこともあります。
「だから、音は面白いよね〜〜〜!」といつも自分に話しかけます。笑
私は、様々な音に気づいていなかったことによる認識のズレを、サンプリングした音によって知覚することができた時に、人間の不完全さを感じることができます。
認識のズレを良しとするか悪しきとするかは、物事を受け入れ、面白がる懐の広さによって決まると言えます。人生には多様な生き方や意見がありますが、それでも良いと思います。このような体験から多くの学びを得ることができると感じます。
音は空気の振動、シンプルで嘘がつけません。
山に行ってサンプリングして感じたのは、人間は死んだら音は出せないため、迷惑をかけない範囲で音を楽しむべきだと思います。
山は広大で許容力があります。
人間が少し騒いだところで山は怒りません。枯れ葉や枯れ枝で遊んでも、山は腐敗や分解を手伝ってくれてありがたと!くらいの余裕を感じさせてくれます。
登山中は、サンプリングする素材を探していたので、脳が音に集中しすぎて、言葉にする能力が低下してしまいました。音楽製作中の素直な自分が出てしまって、なんだか自分にとって恥ずかしい映像になってしまいました。
山ではとにかくゴミを捨てない、落ちてる人間が出したゴミは持って帰る。このルールを守れば遊び方は無限大かと思います〜〜〜!
山頂で「ヤッホー」というやまびこ遊びをやり忘れたのが今回の反省です。
YAMAPの皆様、関係者の皆様、感謝しています! 下記が動画のリンクになります。
https://youtu.be/GeS21zhfp-k
今回の登山クルー:
YAMAP 﨑村 昂立さん
Familect 金井 千典さん 園田 和彦さん
【今回使用していた音楽アプリ】
Ableton Note
https://www.ableton.com/ja/note/
【今回使用していた録音機材】
ZOOM F3
ZOOM ZPC-1
【今回歩いた山】
宝登山
https://yamap.com/mountains/16686
【今回歩いたコース】
https://yamap.com/model-courses/21035
※下りはロープウェイを使用しています
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twoth2 · 2 years ago
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“PLAYBACK THE COMPACT” LIVE at blkswn welfare centre ▼Playback List▼ 4つの動画があります!
youtube.com/playlist?list=PL_FVHnTUUywsQUHPaxLNB-zNLQAwWOjbk 黒鳥社と関係者からライブの機会を与えられたことに感謝の意を込めて、“PLAYBACK THE COMPACT” LIVE at blkswn welfare centreをBANDCAMPにて期間限定でフリー配信しています。
https://twoth.bandcamp.com/album/playback-the-compact-live-at-blkswn-welfare-centre
一定の時間が経ちましたら、価格を有料に変更致します!
聴いてもらえるともらえると嬉しいです。
このライブ録音について
この録音は、独自のリアルタイムのサンプリングシステムを使用して演奏しています。通常のライブでは使用できない無指向性のコンデンサーマイクを使ったサンプリングを行いました。
約10年もの間、研究を重ね、(共に研究をした島本君に感謝!)コンデンサーマイクをライブでハウリングせずに、安定して使用するシステムを構築するのに、この期間が必要でした。
ライブを行うたびに、PAスタッフからの苦情が出て、、、改善と研究を続け、現在のシステムにに落ち着きました。
指向性を持たないマイク特有の広い音像は、会場の空気感や物音、演奏と言って良いのか分からない所作の音など、すべてを取り込むことができます。
なぜ、スピーカーに多くの負荷をかけるかもしれない、無指向性のコンデンサーマイクを使用するかというと、お客さんが立てる音にも瞬時に反応したいからです。
サンプリングミュージックの多くは、瞬発力に欠けると感じています。(粘土のように作り上げるHIPHOPの黄金のループも大好きです)
このシステムは、無指向性のコンデーサーマイクを用いて演者と観客の垣根をできる限り取り払い、観客が立てる音も同一に扱うことで、独特な緊張関係を作り出すことを目的としています。
音楽家として詳しく論じることはできませんが、チャンス・オペレーションに近いかもしれないし、HIPHOP的解釈が入ったサウンドコラージュのアップデートかもしれません。
なぜ今でもサンプリングミュージックを続けているかというと、30年前の子供の頃に遊んだカセットテープデッキで録音遊びが楽しくてしょうがなかったことが要因だと思います。
当時、レコードやCDが高価だったため、自分たちの遊び道具としてカセットテープを使っていました。初めて自分の声を録音して再生した時、違和感を感じたことや、再生ボタンと早送りボタンを同時に押して変な音を出す遊び、テープを切り貼りしてコラージュする遊びなどをしていました。
今思えば、自分と録音された自分の認知のズレをサンプリングすることで、音が自分に教えてくれたことが楽しかったのだと思います。
去年のライブの中から、今後の自分のライブに興味を持ってもらえるように、4つのポイントを選んでいます。映像もあるので、ぜひ見てみてください。 新作のカセットテープは下記で購入可能です。 https://doteirecords.com/product/twoth-playback-the-compact/
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