yusayusayusa
yusayusayusa
香月の台南日記
21 posts
Don't wanna be here? Send us removal request.
yusayusayusa · 2 years ago
Text
正統鹿耳門聖母廟の煙火というんじゃないけど、なんだっけかな。
14 notes · View notes
yusayusayusa · 2 years ago
Text
正統鹿耳門聖母廟の煙火というんじゃないけど、なんだっけかな。
0 notes
yusayusayusa · 2 years ago
Text
昨日正統鹿耳門聖母廟に煙火見に行ったら危険な行事だった。
音小さくして聴いてみて、俺めちゃ叫んでるからサ。
2 notes · View notes
yusayusayusa · 2 years ago
Text
あけましておめでとうございます。新年快樂。今日は元宵節だからやっと正月も終わるよ。
2度目です。12月の残暑お見舞い申し上げますから、2度目のあけましてを超えてやっと、お久しぶりです。私です。
久々に日記を書いてるのは、そういえばTの話に進展があったからよ。
Tの噂を聞いた。イタリア人がタイプらしい。でもマスクを外したら違ったらしい。あるあるの面白くもない話。意味のない噂ほど、現実味のあるものはない。元気そう。そんなある日lineが来て、好久不見,明天晚上有空嗎? 有空的話,跟我、一起吃晚飯怎麼樣?☺️とのこと。そういう訳で、越南菜を食べに行った。暑かった頃にあっていたのもあるのか、顔を見ても記憶と一致しなかった。
記憶は何度も繰り返すことによって作られていくものらしい。思い出すたび、またひとつ、新しい記憶が上書きされていく。あなたを思い出すたびに、あなたという現実と私の想像と気持ちと体調が調合された記憶が捻出されるわけ。だからかな、今となってはTが実際に存在して生きていることなんかどうでも良くなってた。というより、中学の頃の同級生と話すような、お互いの面影を探っているようだった。やたらと観葉植物の多い空間で、素敵な食事とおしゃべりをしにきたような人ばかりだったから、なんとか私とTの間が埋まったものの。特に話すことはなかった。なんだろう、あんなに特別気になっていたのに。グリーンカレー。いつもより数回多く噛んだ。お腹にいいわ。私の記憶の中でTはもっと、、いやこれは私作の記憶。
ジェーンスーのラジオ聴いてる。捨てることで入ってくると言っている。んーそうかもな。そりゃそうだと言うだろうけどさ、なんかスッと入ってきたな。権力の使い方を語るラジオなんて初めて聴いた。あんなに力を持つオヂサンがラジオ界には死ぬほどいるのにさ。母。
一緒に食べた越南菜とこれは、、なんだ。
Tumblr media Tumblr media
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
Tumblr media
うまくなってきた。
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
Tumblr media
あの、地図。
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
Tumblr media
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
釈w迦🪐💫
映画みよ!
3 notes · View notes
yusayusayusa · 3 years ago
Text
そう言えば、Tが言っていた。廟の話。地図にも赤い印が貼ってあった。
行きつけの廟があるとか。送ってもらった廟の写真からgoogle mapで位置をわりだす。
全臺首邑縣城隍廟。
有名的廟だ。何度か通った。方向音痴すぎて、地図上で場所を見ても思い出せなかった。まったく。
Tumblr media
Tumblr media
でっかいガジュマルに隠れるように、ある。全臺首邑縣城隍廟はもともと蔵であった建物を廟にしている。おもしろい。廟は形式にとらわれないことは知っていたけど、柔軟ですよね。廟の前は通り道になっていて、四方向から人がやってくる。廟に用がない人も通りすがり、廟にいる人に挨拶したり世間話したりしてる。私が好きなのは、この廟がやたら暗いこと。室内にネオンライトがあるのにほとんど点いてるのみたことない。17時半になると、屋外のランタンが点灯してること。ガジュマルにも線香を上げることができる。Tが好きなのがわかる。人が少ないし、なんだか強そう。線香で脈を取る。灰が落ちたら厄が落ちるんだって。ここは陽廟だけど、陽があれば陰もある。陰廟は人を祀っているらしい。陰廟は気をつけてね。願といを叶えてくれても見返りを求めてくるからちゃんとしないと良くないこと起こるよ。
全臺首邑縣城隍廟のことはこのニュースで知った。
以下ニュースを翻訳にかけたやつ。
9月5日午前、台南市葬儀管理局の景行館で盛大な送別式が行われ、表彰、警視への昇格、国旗・警察旗の被布が行われる。 さらに、2人の役員の不満を解消し、「正義を貫く」ことを約束したのである。台南民権警察署員の段明誠と曹瑞傑は、盗難車を追跡中に林信吾容疑者に殺害され、数回刺され、喉まで切り裂かれたといいます。 しかし、昨夜、北区の城隍廟で夜間行進中、民権派出所に直行し、門の前にテーブルを設置したのです。殉職した二人の警察官に対して、第二分団長を通じて、「任務は完了した、市神に従って城隍廟に帰れ、市神が二人のために仕事をする!」と叫びました。 二人が外に招かれたのは三度目で、姜燕春は線香を持って寺に戻った。寺の権威者が夜間巡視中に寺に戻り、緊急の用件に対処するのは初めてのことであった。寺の関係者によると、警察署への訪問は本来のルートではなく、殺された2人の警察官の不満解消のために、市の神からの指令であったとのことだ。 また、寺では「人間界に留まることになるので、警察署に花を供えに帰らないように」と呼びかけた。
8月に脱獄犯に殺された2人の警官凃明誠と曹瑞傑は、9月3日の夜在民權派出所の前に突如現れた縣城隍大駕と其四將護衛によって、全臺首邑縣城隍廟に安置されたというわけだ。
👈その様子が動画になってるから見てみてくれよな。
ちなみに、全臺首邑縣城隍廟は城隍爺を祀っている。城隍爺は元々城壁が神聖視された存在であったが、後に裏社会の奉行・司法官の任務を持つ「人格神」へと進化したとされる。殷の初期、前15世紀頃、「洛陽盆地のあちこちに、城壁をめぐらし、高い基壇の上に建ちならぶ殿堂群を備えた大邑や王城が現れた。その規模は殷代にますます壮麗になっていったらしく、城壁は濠・門とともに都市の霊の宿るところとして神聖視され(城隍という)やがて都市そのものが城・垣と呼ばれてゆく。」(p.6,中国都市史,2002,斯波義信)
Tumblr media
台湾、特に台南では廟はただの��教建築にとどまらない、生活の一部だ。ただのっていうと良くないね。日本の地方都市で育ち、特別な信仰がない(としている)私の感覚だと、宗教と生活は密接な関わりがない。なんていうか、私にとっては宗教はひと昔流行ったやつくらいの感覚で、なんなら日本人は宗教を冷笑する傾向にある。でも台南で暮らしていると、都市の成り立ちにも人々の生活にも廟は欠かせないものであることがわかる。ルームメイトは台湾人はsuperstitionめいてると言ってたが、本当にそう。私は迷信とは思わないけど。廟は推されると課金されてどんどん豪華になる。霊験灼然の噂が広まると、陰廟でも陽廟になれるらし��。今でも廟の文化があることがふわふわ現実味がなかった。不思議だったけど通ってるうちに慣れたな。
Tumblr media Tumblr media
『財中漸漸見分明花開花謝結子成寬心且看月中桂郎君即便見太平』
お金に咲く澄んだ花が徐々に見える、と直訳では書いてあった。何?
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
10月30日 星期日
『声とかたちのアイヌ・琉球史』の書名、声とは「声を発することによって伝達される意味内容」を指す。かたちとは、「儀礼における定型的な仕草、絵画、図像などを表現する」ことを指す。文字に起こされた事象だけが歴史ではない。文字で歴史が伝達されない社会が想像できないほどに、私はマジョリティで実証主義的な社会に生きてるよ。
Tを残すこと。
夢、error13の帰り、地図。
Tumblr media Tumblr media
小中学生のころ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズを読みすぎたせいだ。なんでも魔法に結びつけてしまう。私は魔法に憧れている。Tは霊とか鬼だとか、そういった類の存在な気もしてくる。Tを文字に残すべきなのか。今、Tのことを文字に打ち込む度に、Tが消えていくような気がしてる。言葉にすると、そこから別の物語に分岐して、読んだ誰かの物語の断片となる。食べ物みたいに咀嚼されて消化されて栄養になるとか言われて排出されたりして。Tの秘密の純度は、私がTのことを綴る瞬間瞬間に下がっていく。言葉という形式にどうしたって私は納めたくて、安心したくてこうしてるけど。良いのかな。
文字に残ること、残せること、残さないこと、残せないこと。
文字に関わる諸々の特権性について。文字を残さない文化について考えたことはあまりなかった。卒論を通して考えたのは、文字に誰も残そうとしなかった歴史だった。アイヌと琉球は文字に残さない文化だった。声とかたちの歴史だ。今、声とかたちの文化を文字で読み、理解できない文字のない世界の断片に触れ、文字で考えを残している。声とかたちで残そうとした文化を文字にすることで消える何かに思いを馳せる。何かがきっと消えている。永遠に私は理解できないんだろうな。日本語を使っていること自体の特権性を考える。日本語をアイヌと琉球に強制してきたこと、強制してきただけではなく気持ちの面でも「日本人」に同化させようとした歴史的な側面。日本は植民地主義・帝国主義の典型的なルートを辿ってきた。そして台湾も無関係ではない。前から不満だったけど、日本はもっと教育の中で自分達が長い間加害者であった歴史を学ばせるべきだよ。原爆はもちろん酷いことだけど、その歴史と並行して日本は加害してきたし侵略してきたよ。国は線で完全に分断された独立した存在ではない。文化も言語もグラデーションなんだな。ウチらは想像の共同体。台湾にいると本当に重層的で複雑な歴史を体感できる。私も決して無関係ではない。台湾で不思議なことは、日本文化が街に溢れているのに誰も違和感がなさそうなことだった。日本語の看板、日本食らしき食べ物、日本の企業、日本が同化政策の痕跡、日本語を話す老人。ルームメイトの台湾人と話していると、もちろん日本に興味がない。興味ある人��いるけど、それは日本に対してではなく、アニメや音楽。外国で日本文化が溢れていることと、日本に特別興味がないことは同居する。日本は黄色の肌で黒髪で日本語を話す人間を日本人と認める傾向にあるから、多言語や外国人と見られる外見を持つ人を、外部と見做しがちだ。日本はその感覚で台湾に来て能天気にこう思う。日本でいっぱいだ、すごい台湾は日本のこと大好きだ!全然違う。勘違いも甚だしい。日本人で台湾に滞在する人にもいるけど、日本を進んでいる国だと思っている人が多すぎる。日本はもう経済的にも文化的にもいけてないし、最先端じゃない。認めようぜ。政治もカルトと結託して終わってるし、女性の立場はずっと悪いままで、マイナナンバーは強制発行させられて健康保険証はなくなるってよ。行き遅れてるよ。台湾に来て道端に唾を吐くおっさんがいなくて私は清清してる。日本、加油〜。あ、そういえばなんだっけ。すぐ方向性を見失う。
FとJの点が元に戻るための道しるべだと最近知った。私のタイピングは自己流で小指と親指を使わないから知らなかった。なんでも自己流はダメだな。説明書を読まない悪い癖が出てるよ。なんでも文脈とルールがあるから、遵守しないとなってわかってるのにな。FとJに戻ってこよう。
言語に残す社会にも、アイヌや沖縄文化みたいに文字に残さないもしくは残せない何かはあるのかな。
アイヌの人にとって木を剥ぐ行為は神の服を剥ぐことらしく、木を剥ぐときには祈りを捧げる。こうして文字としてみると行為としては想像できるけど、きっと言語外の感覚があるはずだ。まず私は木を剥ぐ行為の意味がわからない。きっとアイヌに人々は生まれた時から感覚的に理解している信仰の形があって、だから私が理解できるなんて烏滸がましいことは言えないし、理解できないんだろうな。音楽は季節、匂いは瞬間、音は経験、みたいに。これは日本語を話して24年間生きてきた私の感覚だけれども、誰でも伝聞方法によって感覚は異なるだろうから。もちろんアイヌや琉球の人々の文化と私の話は全く異なる次元の話で、いま一緒くたに話してるのはかなり危険で良くないから、慎重に行きます。まあでもキリがいいから、今日はここまで。
Tumblr media
次週!!
動物たちと目が合う!!お楽しみに!!
Tumblr media
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
10月12日 星期三
そうだ、キョンシーを見に行こう。
Tumblr media
上個星期三、臺南市美術館2館へT-bikeで行った。
東から西へ横断するとき、青年路を突き進むと湯德章紀念公園に行きつく。円環の道路を走らされ更には毎回クラクションを鳴らされるので、今回は線路を超えたあたりで左折して府前路一段を通った。道路のルールは分かりやすけど、円環の道路だけはとにかく怖い。八本の道路が放射線状に広がっており、外側が右折する道路、次に自転車やバイク、内側が車の道路であることはわかったものの、右折の恐怖やいかに。
👆https://maps.app.goo.gl/v7VkjPDqC5c3J1DS7?g_st=ic
臺南市美術館2館。真っ白な建築が嫌いなわけではないけど、日射が激しい国でこんなに白いと眩しくてやってられない。周りをぐるぐると歩き回る。SNSに造られたような若者についていくとフェイクの階段。韓国語で悪��をつく。美術館内へと続く階段に騙され、八方塞がり。八方フェイク。アプローチは明らかにしてほしいと建築学生ぽい言い回しで憤る。暑いだけです、すみません。
Tumblr media
亞洲的地獄與幽魂。
アジアの地獄と幽塊についての展示。大したことなかった。ただ、タイのกระสือは非常に良い造形をしていて面白かった。女の頭に半身の臓器、さらに光る心臓までついてくる。昼間は身体を持つ人間として生き、夜になると内臓丸出しで夜の街を飛び回る。他人の血を吸って生きてる。最高だよね。そういや、キョンシーも造形がイカしてた。三宅一生好きそうだった。
(เปรต)
Tumblr media Tumblr media
幽霊的なものといえば、
Tumblr media
Jとバドミントンをした。成功大学の修斉大楼の裏、駐輪場。
風が涼しい。むっとした暑さが夢だったような、ハッとした気持ちにさせられる。秋ですね、日本は寒いと聞きました。秋は好きだけど、夏がなかったことになるから嫌だ。体外と体内の質感が違ってうんざりする。涼しいのに油っぽい。浅い球を前のめりに打ち返すとき、麻辣火鍋が上下して食道の粘膜を。烏龍茶で流そうとしても、油は落ちない。洗剤でも飲んでやろうか。可悪。
Jには、気を使わないし気になりもしない。Jは”常識人”で、清潔で、なんでも言い切る。好きではないけど、気に入っている。帰り道別れるまで日本政治について熱く話してくれるのが楽しい。福岡は麻生が支配していてうんざりする。Jとの会話で、私は内容を忘れて気がついたら別のトピックが始まっていることが頻繁にある。内容をほとんど覚えてない中で、唯一面白かったのは運についてJが話したこと。Jは食事に髪の毛や虫が混入していることが、異様に多いと言う。回転寿司で取った寿司に髪の毛、家族の食事で自分の皿にだけ虫、買った飲み物にネジなど。Jは他人の食事の異物混入の確率について考えたことはあるのかな。いや、穿った見方をしてるのか?もしかしたら、本当に多いのかもしれない。本当って何さ。本当なんてどうだっていいじゃない。
帰り道、小東門を通ろうとする私を、Jが引き止めた。聞くと、なんとなく嫌だと言う。私にはない感覚だから尊重する。 
「私はね、家で1人でいるときに家族が事故に遭うことを想像するんよね。そしたら体が固まる。」
そういえばTもそんなことを言っていた。
成功大学名物のガジュマルでは深夜幽霊が出るらしい。いつものバドミントン帰り、Tに冗談めかしてガジュマルの幽霊の話をしていると、Tは怖い話は嫌だと言った。
「夜寝る前に、寝てるとも寝てないとも言えない状態になる時がある。最初は怖くもなんともないんだけど、だんだん現実的に状況を理解するようになる。行ったことのない街角で、日暮れ前の日射で目が眩んで、あの角の向こう側に何かがいるのがわかるから前に進めないような夢見る。そういう夜はそのまま朝を迎えるんだよね〜」
Tumblr media
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
Tumblr media
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
10月11日 星期二
と言うわけで、
Tの部屋に行ってみた。
授業は午前に2時間だし、私は暇だし、何よりも奇妙だから。
前に一度、Tが体調不良の時、玄関まで後甲黃昏市場で買ったミニトマトを届けに行った。Tは文通アプリSlowlyで出会った10代の台湾人2人と暮らしている。成功大学の法学部と工学部。Tは同居人が部屋にこもってほとんど会話をしないから時々寂しくなると言っていた。ピンポンを鳴らすと早口の中文で何かしら言われたから、我是T的朋友!我是日本人。と情報を伝える。1人が階下までドアを開けに来てくれた。そこから5階まで階段。家賃が7000元にしては…。踊り場の窓から向かいのアパートメントを眺めているふりをして休憩をする。私は重力に逆らう運動が嫌いだ。5階の2。いかにもコツが入りそうな鍵をぐちゃぐちゃと鍵穴に差し込む。玄関がベランダになっている。サンダルの山をかき分ける。Tの安否を聞いてみる。英語で申し訳ない。見ないと思ったら、連絡がつかないの?真的嗎?と焦っている様子もなく言う同居人。スマホをいじりながら話す。目が合わない。どうしたいのと言われる。確かに何しに来たんだろう。返してほしいものがあると口が勝手に言っていた。部屋に何か残しているかもしれないし、興味本位で部屋を見たくなった。部屋はその人の殻だよね。
皮膚と洋服と部屋と地域と国家と地球と。
Tumblr media
部屋開けてもらう。個別の部屋にも鍵がついてるから、円筒状ドアノブ式の鍵は自分でも開けることができそうに思えて、学生証を隙間に入れ込んで試したことがあったけど、私と大学の名前が剥げただけだったからもうしない。鍵を開ける業者を呼ぶ。業者は15分以内に来る。なんでこんな早いのかね。待ってる間に、室内にTがいる可能性に気がついた。業者を呼んでしまったから後には引けない。一応ノックする。応答はない。窓を確認しようと、玄関と反対側のベランダに出てTの部屋を覗くことを試みる。ベランダの端に置かれた洗濯機に身を乗り出して見ると、窓は閉まっていた。電気はついていない。台湾のベランダは基本的に増築されている。鉄筋の籠がベランダの開口部分にくっついている状態である。街を眺めるとき、増築空間の豊かさや籠のデザインの多様さに都市空間としての面白さを感じていた。家の内見に行った時にどうして増築するのか聞いたところ、盗難防止と洗濯物がどっか行かないためだよと言われた。なるほど、確かに実際的な理由はそうなるか。私はどうしても建築的な観点から見てしまっているものだから、実際のところ拍子抜けした。鍵も増築空間も、華人文化特有の外部への警戒心からくるものだったんだな。毎日六つの鍵を持ち歩いてるし、そりゃ部屋に締め出される人も多いだろうよ。ベランダを囲む錆びついた鉄格子に触れる。囲まれてるのに、開放的。向かいのベランダの洗濯物の間からリビングでうたた寝する老人とさらにその向こう側にベランダが垣間見える。エドワード・ヤンの映画で、外から窓から見える内部を撮ったシーンを思い出す。エドワード・ヤンと小津安二郎の撮る空間のレイヤー感は明らかに類似してるし意識されてるだろうけど、ずっとピンと来てなかった。台湾に来て実際に住宅に入り込んで初めて体感できてる。日本の伝統的な住宅のレイヤー感と、台湾のアパートメントの増築部分から部屋の中への空間のレイヤー感。台湾の場合は、日本のそれを垂直方向に積み重ねているようだね。楽しいな。好きだな。
Tumblr media
部屋に入る。
こもった湿気の匂いがする。あと、Tの匂い。柔軟剤とこの部屋の埃とThe body shopのボディクリーム、グレープフルーツ。Tはグレープフルーツを食べないけど、匂いが好きらしい。わかるな。
Tumblr media Tumblr media
部屋は物が多いものの汚くはなかった。変ではあった。壁に大きく貼られたトレーシングペーパーに台南の地図がピンクの油性ペンで描かれており、廟と書かれた紙切れが大量に貼られている。こっわ!あとは、2000年代初期のビデオカメラとTの証明写真が目に止まった。証明写真があるってことは、VISA取ろうとはしてるね。ビデオカメラは何か記録が残ってそう。確認するために持ち帰って良いかな。今日はこれくらいで。
とってきたものは今度共有するね。
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
続き。
王若琳とLÜCYのライヴ。
Legacy Taipei。台灣国際女性影展やってる。良い予感。
Tumblr media
東京にも言えることだが、都市は怖い。だからお洒落をする。下手だけどかっこつけて斜に構えて顎を上げてないと、道を歩けない。都会のライヴなんか1番怖い。負けそう。ただ台北を歩いていると他人に興味がなさそうだから、ちょっと安心する。ライヴは19時に会場。ライヴにひとりで参戦するデメリットを思い出した。1時間待っている間が暇。スマホの充電はあと10%。あとで充電しようと諦めて有線を挿して音楽でも聴く。『時の流れに身をまかせ』をエンドレスにリピートしてる。なんだかずっと過去の話をしてる気がする。「時の流れに身をまかせ」とか言いつつ、「いまはあなたしか愛せない」。「綺麗になれたそれだけでいのちさえもいらないわ」。「もしもあなたに嫌われたなら 明日という日失くしてしまうわ」「だからお願いそばに置いてね」って願望を言ってる。「あなた」といることで「わたし」の世界は宇宙的な広がりを見せてるんだけど、「あなた」とのこれからを考えると今この瞬間に世界が一人分に狭まるのが寂しい。でもこれは王若琳の歌い方もあるな。本家のテレサ・テンになるともっとどっしりと構えてる。もっと俯瞰して、相手のほしい言葉をあげてるようにも聞こえる。テレサ・テンの方が身をまかせてるな。これからもよろしくな😉くらいの軽さと余裕。
Tumblr media Tumblr media
王若琳とLÜCY。
めっちゃ楽しかった!LÜCYの衣装がアゲだった。耳溶けた。
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
10月15日 星期六
台湾にいるんだな。
王若琳の「時の流れに身をまかせ」のカバーを聴きながら、ふと外を眺めるとやっとそう思えた。器が台湾にいてもなんだか中身がどこまでも私でしかいないことに、軽い眩暈を覚えて消極的な絶望を感じてたから。
移動は遠くに来たと感じるに必要なだけ、時間をかけないといけない。日本で盛大に見送られて、目を閉じて開ければ桃園だった。2ヶ月弱、生活だけをしてた。こうして、新幹線で台湾の断面図を横断すると、私が世界の一部しか知り得ないことに安堵を覚える。ほとんどは通り過ぎていく。宇宙船と何ら変わらない、鉛筆型の密閉空間で外の温度が気になった。そう台北は寒いと聞いた。新竹を超えると冷え込んだ気がした。いやこれは冷房か。天気は曇り、時々雨。空が重たい。
Tumblr media
台北。寒くはない。デフォルトの重たい雲と、人混みと、湿ったアスファルト。
サイゼリアで心を落ち着かせる。台北駅の地下街出口Z4を出てすぐに、サイゼリアとスシローとアデランスと三越が並ぶ。チェーン店にしか入れない東京に住む知人がいた。チェーン店以外の店には怖くて入れないそうだ。なんとなくわかる。チェーン店の安心感といったら。どこにいても定められた一様の空間がそこにはあるし、変わらないものを提供される。生きた一個人として入店して、店に対峙する行為は勇気がいる。いや面倒なのかもしれない。私も台湾に来てからの2ヶ月弱の間、何度か用もなく無印良品に訪れた。同じ照明、同じ色彩、同じ匂い、同じ商品、同じ配置が台湾で再生成されていることに安心する。こんなにパッケージ化されているものなのかとチェーン店の組織のデカさに今一度感心する。絶対に変わらないものが落ち着く。時間に引っ張られて変わっていく様に対応できない時の、ストッパーになってくれるものが落ち着く。物でも人でも空間でもなんでもいいんだけど。
Tumblr media
1 note · View note
yusayusayusa · 3 years ago
Text
Tumblr media
0 notes
yusayusayusa · 3 years ago
Text
Tの話をしよう。
私たちは毎晩、会話をするでもなくただバトミントンに明け暮れていた。時間はあるけど、話は面倒だけど運動はしたいから、夜9時過ぎに成功大学の巨大なガジュマルの脇の駐車場の電灯のもとバトミントンしていた。どちらが言い出したわけでもなく、羽を落とさないようにできるだけ続くように打ち合っていた。https://maps.app.goo.gl/8Vi9SvtnjauWgk2BA?g_st=ic
時々帰り道に、蔥油餅の店で25塊錢の卵もチーズも追加しない蔥油餅を買う。毎回一個蔥油餅と言っているのに通じない。私の発音悪いし声も小さいけど、蔥油餅しか売ってないのにわからないことあるのかとも思う。歩きながら食べる。食べるのを口実にマスクを外す。揚げたてで舌の先を火傷する。口内の火傷は少し好き。私は5歩で食べ終わるのに、Tはちまちまとしばらく食べ続ける。Tは歩くのが遅いから、時々振り返りながら話している時がある。私の足が汚い。ザラザラの感触が気持ち悪い。見てみると、サンダルの形に沿って黒ずんでいる。腳踏車を漕いでると排気ガスでやられていると私は踏んでいる。家に帰っても床を汚すから面倒だ。歩き方がいけないのか。あーなんだっけ。話を戻そう。
Tumblr media
こんな時いつもTは唐突に話し出す。ある日Tは齧りかけの蔥油餅を見つめながら、こんなことを言った。
私はこの街が怖いから地図を書いている。
あなたにも見せてあげたいけど、まだ出来上がってないから今度な。
私は辺野古に関する記事を読むのに精一杯で、おう楽しみにしてると答えて流していた。可是,よく考えると意味がわからない。わからないこともないけど、怖いと地図を書くが直結しない。地図を書くことで何かわかって怖さが解決されるのか?
真假?
1 note · View note