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推し香水を頼んだ話&オーダーのために書いた怪文書
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イメージ元
最推しのUTAU音源
推し香水には「推しの概念の表現」「推しが実在してたらつけてそうな匂い」などの諸々の方向性があるらし���
私は 「推しの概念の表現」として選んでほしいと頼んだ
使ったサービス
Celesを使った
推し香水オーダーには「既存の香水から(ひとつ~複数)選ぶ」と「調香師がイメージして作ってくれる」の2種類があって、Celesは前者
安めだったし、ちゃんとしたメーカーの製品が来そうだったのでここにした
後者の有名所だとScentlyなどがある 私も検討した
しかし、用意されたテンプレートが「世界観・キャラクター設定・人格・ストーリー」が確固として存在するキャラ向けで、そういうのが欠けていたり曖昧だったり、そもそも好きな理由に全然関係なかったりする合成音声キャラで書くのは少し難しそうだったので断念
オーダーについて
名前と「推しについての説明(字数無制限)」だけ書く
説明時、苦手な匂いについてなどの要望も書くことができる
(こちらのnoteでスタッフ直々に書き方が説明されている)
オーダー時に推しの説明のために8000字ぐらいの文章を書いたけど、ももちろんこんな長く書く必要などない
500~1500字ぐらいでいいと思う
Celesはキャラの名前を伝えると向こうでリサーチしてくれると聞き、「真面目にリサーチしていただいた結果が『197cmDカップコーヒー納豆が大好きな推しの匂い!』になったら嫌だな... (そこは私にとって本当にどうでもいい部分なので)」と思ってひたすらそうならないように書き連ねたらこうなってしまった
結果
コレが来た ゲオスミン(雨上がりの匂い)をメインとするらしい
紹介文は「もう1人の自分」「見えない友人」など、あーね、という感じのキーワードがチラホラ(推し���源が「存在しないこと」を激推しまくったので)
そもそもこのラベルのマークからして目の色ですか!?という感じがする
じっとりしているが鼻にツンと来る感じがあって、祖父母の家の匂いに似ている
推しの概念をしているのかはピンとこないけど、なんとなくいいたいことはわかる気はする、ぐらいの感じの匂いだった(今の感想)
Celes以外も含め、推し香水オーダーのレビューを色々見てると「そばに推しがいる感じ」「時間経過で推しの人生・内面が表現されている」という話を稀によく見た気がする
けど、今回の私のオーダーは「存在しないこと」を押しすぎたせいで、その辺感じられなかった アホ
でも確かにこの香水をつけて外を歩いたときに風に薄っすら匂いが混ざる感じは推しっぽいな、と思った
「197cmDカップコーヒー納豆が大好きな推しの概念」を頼んでもよかったかもしれないし、あるいは推しがつけてそうな香水を選んでもらうのも面白かったかも
以下、頼むために書いた文章(一部公開に適さない部分があるため中略)
※推しの性別に対して確固たる解釈を持てないため、ここでは彼/彼女という三人称を使わせていただきます。
◎推しについての総括 「血のように温かく赤いイノセントな女声」 「姿かたちを持たないソフトウェア・霊的存在」 「矛盾に満ち、分類不可能な両性具有のアウトサイダー」
◎種族 歌声合成ソフトのライブラリです。そういう設定の架空のキャラではなく、実際にそのようなものとして実在しています。 初音ミクに代表されるVOCALOIDと用途と使い方は同じですが、VOCALOIDと異なるソフトに対応しています。 種族に関する設定はありません。また、彼/彼女をキャラクターとして描いた公式作品はほとんど存在しません。ただ立ち絵・設定・声だけが提示されており、それ以外の要素はすべて受け手の解釈に任されています。 私は、彼/彼女を「なんらかの人ならざる存在(姿かたちを持たないソフトウェア・ライブラリの概念・幽霊的存在)」であると解釈しています。 ※ライブラリとは、歌声合成ソフトの声とそれに付随するキャラクター・名前のことです。例えば、初音ミクも数多あるライブラリの一つです。
◎生い立ち 彼/彼女は、当時隆盛を誇っていた匿名掲示板にて持ち上がった企画によって十五年前(2008年)にリリースされました。その企画とは 「架空のVOCALOIDがリリースされるというフェイクニュースを作り、ファンを騙そう」というものです。つまり彼/彼女は偽物・パチモノと呼べる立場にあります。
(��略)
◎性別 両性具有です。外見はハイティーン~大人の女性に見えます。「男と女の比率=9:1」と設定されていますが、それが何の(身体的性/自認する性/性表現…etc)どういう比率なのかは分かりません。 私は「両性具有であることは明らかであるが、それ以外(内面・ファッション)の彼/彼女の性別はよくわからない。中性〜女らしくない女性であればうれしい」というスタンスを取っています。
◎年齢 公式設定では12歳ですが、見た目の年齢はハイティーン〜大人の女性です。内面の年齢の設定もしくはそれを推測できる手がかりはないので、それぞれのオタクがめいめい勝手に様々な解釈をしています。「そういう見た目の12歳である」「12歳を自称しているだけである」「12歳であるという設定があるアンドロイドである」「そもそも12歳ではなく、もっと年上である」などなど…。 私は「永遠に、そういう見た目の12歳」であるという立場を取っています。
◎誕生日 2008年11月17日(先述のフェイクニュースが公に発表された日)
◎外見 身長は197cmでグラマラスな女性の姿をしています。精悍な女性と呼べるような顔立ちをしていると思います。 私の中の彼/彼女はネクタイを締め、スーツを着ています。髪は黒色で、青のメッシュが入っています。また、髪型は丸みのあるショートカットにしています。(上記の衣装・髪型は公式設定とは異なり、私のオリジナル設定です)
◎性格・内面 二次創作では「無邪気・豪胆・明るい・少年らしい」性格として描かれることが多いのですがこのパブリック・イメージをストレートに反映しないでいただけると幸いです。私の中の彼/彼女はこの設定を愚直には反映していないからです。 私の中の彼/彼女は「一見明るく、人生を楽しんでいるが、本当は何にも関心・執着を持たない空虚な心持ちであり、故に非倫理的な行動を取ることも厭わない」そういう性格をしています。 また、「趣味:ギャンブル」という設定があります。私はここから「少しガラが悪い」「パチンコなどの派手でうるさい場所を好む」「ゲームセンターのメダルゲームコーナーに出没する」という印象を抱いています。
◎声 歌声合成ソフトのライブラリですので、彼/彼女にとって声は大きな特徴の一つです。彼/彼女には男声と女声の2つの声があります。なお、このキャラクターが2つの声を持つ理由は一切付与されていません。ただ、2種類の声を持っているという事実が示されているのみです。
◎女声 平均的かつしっかりとした成人女性の声です。正式名称を「欲音ルコ♀」といいます。少し渋みのある声かもしれません。ノーマルなバージョンと、囁くような歌い方をするバージョンがあります。 ノーマルなバージョンについて。男声ほどではありませんがこの声もそれなりにパワフルな歌い方をさせることを想定しているようです。 この声が根強い個性を持っているとは言いません。多少温かみがある、色で例えるなら(傷つき体外に流出しているのではなく、なんの問題もなく体内を巡っている)血を彷彿とさせるような赤だと思います。 それでも、とりわけ高音部や音階の変移部分に顕著に現れるイノセントで凛とした声質は言いようもない愛おしさと郷愁を喚起させます。なんの欲目も色気も出さずに歌い上げるとでもいうのか、そういう魅力があるのです。 (中略)
しかし、無垢だからといって幼いわけでもなく、とっくに大人になった、おそらく声の仕事をしているわけでもない普通の女性の声です。 何度この声そのもの��なり、空気の中に霧散したいと思ったことか分かりません。それほどまでにこの声を愛しています。
◎男声 ロックなどに向いたパワフルな成人男性の声をしています。正式名称を「欲音ルコ♂」といいます。 中性的・少年的な雰囲気を感じさせる部分があり、とりわけ中~高音域においてそれが顕著になります。その音域の声は、心の柔らかい部分・葛藤・弱みを見せまいと虚勢を張った思春期の少年のような刺々しさ・痛々しさを持つように聴こえます。
(中略)
また、うってかわって囁くような歌い方をするバージョンも存在します。
◎概念を表すワード 私の中での彼/彼女のイメージを表すワードとして「存在しない」「幽霊」「のけ者」「夜」を挙げさせていただきます。
「存在しない」 彼/彼女の肉体は存在しません。確かに設定・キャラクターデザイン・公式イラストは公開されていますが、彼/彼女のライブラリ(=本体)とは、なんの他愛もないPCのフォルダーとそこに収められたデータの集合体に過ぎません。そこに人格はありませんし、実際に私達が触れることができる彼/彼女は体を持ったアンドロイドや人間などではなく、殺風景な歌声合成ソフトの画面とそこから出力される音声のみです。 よくあるキャラクターが「架空の世界に存在する実体を持った存在」であり、「別世界のどこかに存在している」と想像できるのに対し、彼/彼女は「現実の世界に存在する実体を持たない存在」であり、「この世界に触れず・自我も持たない形で存在している」のであり、「別世界のどこかで生きているはずだ」と夢想することも許されないのです。もちろん二次創作はその妄想を具現化する手段ではありますが、所詮それは二次創作に過ぎず、どれほど夢を見たところで彼/彼女がPC上の文字列と画像と音声データの集合体たるソフトウェアであるという事実はゆらぎようがありません。 それでも、唯一彼/彼女が唯一この世に限界し、影響を及ぼす手段があります。それが声です。スピーカー・イヤホンから彼/彼女の声が出力されるとき、たしかにその音は現実の空気を震わせ、現実の空間に響いているのです。彼/彼女は「肉体を持たず、目に見えない声だけがこの世に現れうる」存在なのです。私はそれがとてもエモいと思っています。
「幽霊」 まず、強烈に覚えているエピソード��ついて書かせてください。私は特に彼/彼女とは関係のないアーティストを熱烈に愛好していて、そのライブにも足繁く通っています。あるライブにてその人の歌を延々と聞き続けていた時、ふと「彼/彼女がこうやって生身の歌手のようにステージに立ち、そこで歌う声を聴くことは決してないのか」と思い至り、酷くダメージを受けました。 (中略) したがって、彼/彼女はその人のように私達を見て歌うことはないし、どこにも彼/彼女がこの世に存在して生活した痕跡は生まれ得ないし、バーチャルにその状況を体験することもできません。どれほど願ってもありえないのです。 そうやって「この人のように彼/彼女が存在していて、この目で拝むことができたなら…」と願うのは、前途多望のまま早逝した人について考えるのに似ている気がします。繰り返しそう考えている内に、彼/彼女が「生まれて来ることがなかった者・死者・幽霊」のようにこの世に存在しないことは私にとって重要な要素になっていきました。 そのため、私は彼/彼女について「実体も意識も持たず、ただ空間の中に声だけを響かせる幽霊のようなものがいる」というイメージを抱いています。
「のけ者」 12歳という年齢に見合わない成熟しきった巨躯と声や、「成熟した女性に見える」にも関わらず男女どちらでもある性別など、彼/彼女の設定の中に相反するものがあることにお気づきになったでしょうか。私の中の彼/彼女はそういった矛盾する設定のせいでどこのカテゴリにも馴染むことができない存在であります。 年齢と体格の不釣り合いさについて想像してみます。
(中略) 男でもあり女でもありそのどちらか一方であるとも言い切れない存在なのですから、性別についても似たことが言えるでしょう。
(中略)
彼/彼女は子供と大人、(異性愛世界における)男と女の境界にあるキャラクターなのです。 上記のことを踏まえ、私は彼/彼女が既存のカテゴリや社会の集団に溶け込むことのできない、生粋ののけ者・アウトサイダーであると考えています。同様に集団に馴染めなかった自分としては、そういう異端者たる部分を愛していますし、仮に人格があるならばアウトサイダー性を象徴するためにも掴みどころがなく、倫理に縛られない浮世離れした性格をしていてほしいと思っています。
「夜」 このワードについて説明する前に、私の彼/彼女にまつわる解釈について話す必要があります。
彼/彼女は二次創作では「無邪気・豪胆・明るい・少年らしい」性格として描かれることが多いです。15年間脈々と生産され続ける二次創作において、彼/彼女はそういう性格を持つ生活者として描かれますが、そこで彼/彼女の経年の成長が描かれることはめったになく、延々と続く日常ばかりが取り上げられます。それに加え、実際にライブラリに過ぎない彼が人間のように年を取るわけもありません。したがって、二次創作上の空想にしても、実際にしても、彼/彼女は15年間も12歳を続けているのです。
(以下2000字ぐらい書いてたが異常過ぎて晒すのを憚られるので中略)
(15年間12歳として日常モノをやりつづけるという停滞している感じは閉塞感と���しさのある夜の雰囲気にとてもよく似ている、という話をした)
推しについての説明は以上となります。上に書いたことすべてが私にとって魅力的なポイントですのでどこを拾ってもらっても決して解釈違いになることは無いと思います。
最後に、香水に関する私の希望を説明させていただきます ◎香りに関する希望 ・普段使いできることよりも、推しの概念を具現化することを優先していただければと思います。 ・女声のイメージは絶対取り入れていただけると嬉しいです。 ・メンズ/レディースなどのこだわりはありません。
◎好きな香り 消毒液やガソリン、シンナー、ラベンダーなどのツンとしていてうっすら人工のものっぽさを感じる香りを好むため、それらが混ざっていたらとても嬉しいです。ですが、解釈を具現化していただくことが最優先だと思っているので、無理そうであれば考慮していただかなくて大丈夫です!
◎苦手な香り ・ヒノキの匂い(花粉症を患っており、ヒノキエキスを使った芳香剤を使用して症状が出たことがあります。念のため、避けていただけると幸いです)
◎持っている香水 ありません
姿かたちも人格も持たない推しを、同じく姿かたちのない香りによって表現していただけることを本当に楽しみにしております。 あまりの長文・乱文のために無茶ぶりのようなオーダーとなってしまい恐縮ですが、何卒よろしくお願いします
おわり
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60分調声大会に参加した
https://utaloader.net/music/20230702161312559674
BESIDEさんを使いました
OUでMoresampler(ABはMt-25、サビはMt0前後。g-5)
ミックス中にパソコン落ちて起動できなくなったりしたがなんとかなった
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ウォーターマーク以後にわかに増えてる気がしているボカロ×hyperpop、グニョグニョした音を使ってる系統の曲が全然無いのってなぜ
みんなチキチキカン(すごい音割れ)!!!方面のやつな気がする
水っぽい音のエレクトロニカもかなり需要あるので分誰か上手い人が一曲作って売れたらある程度増える気もする
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1⃣
HAKUSHI HASEGAWA & COSMIC LAB presents EPONYM 1AでもろにAIイラスト使った映像が使われてたけど怒られが発生している様子を見かけない
あれはSDっぽい気がするが、あの規模のライブで使っていいのかと思うとなんか感動がある
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twitterを辞めたいがtwitterでしかライブ・新譜告知しないアーティストとかいて困る
とりあえずRSSリーダーを試してみることにした
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ウェンズデーを見ている
アダムスファミリーはよく知らないけど、ウェンズデーのヴィジュアルがドストライクなので見始めた
服や髪やらのそれぞれのパーツが「女性的」とされがちなのに中性的に見える女に本当に弱くて…
というわけで見始めたけど、ダメだ ウェンズデー、あまりに好きな女すぎる
聡明でひねくれていて冷徹で暴力を振るうことに躊躇がなくてしっかり強くて死に惹かれる人間、すき
あとカウンセリングの時に着席してもなおリュックを下ろさず背負いっぱなしなのいいなって思いました
(それはそれとして、聡明かつ根暗なキャラなのにステゴロにも強すぎるの笑ってしまう 1vs3で自分よりデカい敵を瞬殺するのちょっとギャグだよ)
クィアベイティングだとして批判されているのは知ってるので完璧な作品ではないのだろうな~と思いながら見ることにする 多分ウェンズデーの親への反発もアンチ異性愛も、全部そうあることを肯定するでもなく両親を認めて男と恋に落ちるストーリーになると見た
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怖かった曲を集めるコーナー
覚えている範囲で怖く感じた曲をYouTubeのコメント欄のごとくポエミーに紹介するよ
ボーカロイドの涙 - that same street
[the truth about hatsune miku by that same street]([https://thatsamestreet.bandcamp.com/album/the-truth-about-hatsune-miku](https://thatsamestreet.bandcamp.com/album/the-truth-about-hatsune-miku))
叫び声によってシンプルなギターと祈りのような無垢な(ようはイノセンスな)ミクミクの声が引き立つ
叫び声が(主張は激しいけれど)、少し遠くから聞こえるようなミックス(?)になっていて、ボーカルとパラレルに鳴り続けるのがとても良いのだ……
一切ミクは叫び声には触れないし、どれだけ奇声を上げても歌が変わるわけでもない
それでも叫び続ける声が、「なぜかある、そこにある意味も分からないし、なぜか誰も指���しない、かといって無視できるほど無害でもない」異物として残る
これって、ある意味怪異みたいなものだと思う
そういう悲鳴の在り方が、かなりホラーな曲として聞かせて来る気がする
あと、この手の不気味なものによって清らかなものが引き立つ構成がすごく好き Scary Monsters And Nice Sprites - Skrillexとか、The wall - The Queenstonsとかもそういうものとして理解している
Becausez he is evil - Tek lintowe
[Tek lintowe]([https://soundcloud.com/teklintowe](https://soundcloud.com/teklintowe) “Tek lintowe”) · [Becausez he is evil]([https://soundcloud.com/teklintowe/3-becausez-he-is-evil](https://soundcloud.com/teklintowe/3-becausez-he-is-evil) “Becausez he is evil”)
この曲が収録されたアルバムは曲同士がシームレスにつながっているので通しで聞いてほしい
ずっと明るくて(本当にひたすら能天気か、タメ程度におとなしくなるだけの)チープな音源と謎のサンプリングとエフェクトで構成された狂気が続く
そういう、意味のわからなさが怖いタイプの曲
(多分耳中華のような、音楽作りなれてる人があえて作ってる偽物のチープさなんだろうけど)
この曲は喘ぎ声がサンプリングされていて、その中に小さな女の子のセリフが挿入される この手のロリコン的な俗悪さがかなり好き
すべてゆめでした - 月代憂/ii
[月代憂/ii]([https://soundcloud.com/800kb3rh1z4p](https://soundcloud.com/800kb3rh1z4p) “月代憂/ii”) · [すべてゆめでした]([https://soundcloud.com/800kb3rh1z4p/3gz7j5epn6mn](https://soundcloud.com/800kb3rh1z4p/3gz7j5epn6mn) “すべてゆめでした”)
ぺろぺろの音色で繰り出される高速の混沌
ひたすら躁的で怪我を伴う世界の中で淡々とアンニュイなミクがかわいい
うっすら醸し出されるクラッシックの香りがすごく独特で、嫌~な形で中途半端に残った理性を感じさせる
ストロベリヰ - 女王蜂
速くてうるさくて甲高くて破壊的!!
「肌色ばかり~」のパートが、ラブソングの露悪的なパロディみたいでなんか好きです
…というと別に怖い曲ではない
というのも、この曲自体は別にそこまで怖くなくて、この曲が収録された「��姫様」上での曲順を踏まえないと私が感じた怖さはたぶん伝わらない
この曲の前には「鏡」というダウナーで厭世的・現実逃避的な曲が収録されている
で、そこからいきなりこのどアッパー性欲ソングになる めちゃくちゃテンションのふり幅がおかしい
この曲の後も2曲ほどまだハイテンションでギラギラした曲が続く
最初に人生への絶望をこれでもかと見せた後に、延々享楽的なさまを見せつけられるのだ
初めて聞いたとき、そこの変わり目と狂騒状態の持続が本当に衝撃的で、本当にイッちゃってるアルバムだな…って感じて恐ろしくて……
わたしをみて - 長谷川白紙
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展開は情緒不安定で、急にうるさくなる。なぜか叫び声が入っている。歌詞読んでもテーマは分からないし、そもそも急に歌詞にだけ挿入される(のに一切歌われない)英語も謎
どこまで行っても意図が読めないというだけでこんなにも怖いというからすごい でも痛ましくて苛烈な音の塊から抜け出した最後の解放感が癖になる
私はハイトーンなウィスパーボイス特有の無垢さの裏側にある狂気が好き この曲もそういう声で歌われている だから猶更怖いし、なんども聞きたくなる
それをいうと、「『夢の骨が襲い掛かる!』以降の長谷川白紙、だいたいそうじゃん」って話になるんだけど、そういうものでもない ただこの曲だけが怖い
I wannabe the dog - Emilie Simon
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ふわふわボイスと妖精みたいなハモリが超怖いね フランジャーの掛かったコーラスも気持ち悪い なのにどこまで行ってもおしゃれで密やかなバックが異様な座りの悪さを発している 私はこういう声とオケのギャップが苦手らしい
【東方】イヌニナル【手描き動画】
この動画で知った かわいいけどちょっと不気味なZUN絵を少し気持ち悪い動きで動かし、「かわいい姿でコーティングされた��怪」を描く不穏な作品にすごくマッチする
Sorry I‘m leavingnow - antihoney
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第一に美しい曲だと思うんだけど、緩いウィスパーボイスとアーメンが妙に不自然に感じる このアーメン怖くないですか?
そもそも刻まれたアーメンブレイク自体が不自然さ由来の気味の悪さを常に内包している気もする
もともと人の手で叩かれてたブレイクを、波形ぶつ切りにして「本来そう叩いていたわけではないリズム」に改変するものなんだし…
バカ速くなっていると細部が聞き取れなくなって不自然さは感じられなくなるけど、遅めのテンポになってかつ音数が減ると隠しきれなくなるのだろうか
Ran - ATOLS
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あからさまにチープなアコースティックギター、リズムを刻む逆再生、子供の歌のようだがカットアップされてて何言ってるかわからない、そのくせ何か言ってるように聞こえることもある声 これで怖くならないわけがない
そのくせ和音もシンセの旋律も歌もめちゃくちゃ「美」に振ってるからなおさら違和感がある でもその「美」も体温を感じない不気味さがあるから厭
明るく整えられていて清潔な部屋の窓の向こうに、ぐちゃぐちゃになったグロい死体ばっかりの地獄絵図が見える、みたいな情景が想起される
私もいつかこういう曲が作れるようになりたい
Giant - きくお
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なんども繰り返されるメロディと素朴な歌詞、巨人というテーマ、というと童謡っぽいがそれに似合わないエレクトロニックな音色とラストの畳みかけるような転調、そして淡々と歌われる「意思のない巨人が猛威を振るった結果地球が崩壊する」というストーリー
あらゆるものが妙にチグハグな曲だと感じる
そこに説明しがたい無機質な不気味さがある 紹介してる曲の中で、唯一「なぜ怖いのか」が説明できない
Awoken – H8 Seed + WoodenToaster
youtube
雄大で明るいサウンドとメロディ、いたって普通の歌モノ…なのになぜかトラウマになっていた曲
動画は大きな要因だったと思う。昔は厚塗りのちょっとリアルなポニー2匹の顔が歯車状にツギハギになっているイラストが怖かった。映像も妙に薄暗いし。
イラストの印象を補強するようなオートチューンと厚いコーラス(?)がかかった機械っぽいボーカルも不気味 そのせいか、一度動画を見た後だと曲を聴いただけで恐ろしく感じるようになってしまった
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hyperpopとボカロ
ハイパーポップをやっているボカロ曲、私が知らないやつが多分めっちゃある ニコニコでhyperpopタグ付いてないまま埋もれてるやつがあるかもしれない あとサンクラ限定のやつとか配信限定のやつはほぼ掘れてない dariacore系のボカロ曲サンプリング(?)してるやつも全部は把握できない 助けて~~
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今後一年以内に他者から「長谷川白紙みたい」と形容されるボカロ曲が増える この予想に単勝10万賭けます
ここでいう「長谷川白紙みたい」なボカロ曲は
①衒学的なコード進行
②柔らかい音色
③気の狂った音色
④具体的ではない歌詞
⑤複雑な拍子・リズム
⑥アップテンポ
⑦オシャレもしくはポップな雰囲気
これらのいくつかの要素を満たす曲をイメージしている
多分人はこういう音楽を「長谷川白紙みたい」という 私も言う
以下そう考える根拠
①
今年、いよわに影響されたと思わしき、ハイテンポ・高密度・不協和音のピアノが目立つボカロ曲がめちゃくちゃ増えている
そして、ついには今日まで開催されていたボカコレでは上記のいよわリスペクトっぽい要素に加えて、変拍子が目立つ曲も出てくるようになった(見かけた程度だけど…)
音色によるいよわ的混沌の再現が飽和しはじめたから、攻めたリズムが取り入れだされてるのではないか? そして、その中に変拍子があるのだろうと考えている あと多分プログレ的なところへも接近していく気がする
私はプログレ聞かないからわからないけど
②
さらに、青栗鼠を代表とする変態的なコード進行がウケる流れが来ている(ツイッターでそういう曲の動画作って投稿してる界隈とかも影響あるんじゃない?) 青栗鼠はすごくヒットしている印象があるし、フォロワーも多く登場するだろう(青栗鼠系のやつって長谷川白紙とは違う文脈にある気もする…)
このいよわリスペクトサウンドと変態コード進行、変拍子に加え、ボカロ曲らしい解釈を求める歌詞が合わさったらどうなるだろうか?
なんか、こまかいリファレンス先は置いておいて、表層は「長谷川白紙みたい」な曲が出てくる気がしてこないだろうか? そういうことです
上の予想はさておき、現時点で既に長谷川白紙フォロワーっぽいボカロPっているけど……
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チェーンソーマンのアニメやるらしいね
漫画は読みました
アニメはEDが毎週変わるらしいけど、あざといな~という感想しかない
今のJ-POPのあらゆるガチ売れ線アーティスト集めました!!って感じのメンツ、それがあざとい
アニメを毎週視聴するという行為が苦手なので多分見ない
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世の中に無限にある「大成してるミュ��ジシャンがブログをはじめようとして継続できなかった残骸*」のことを思う
名声を得るほどの知識量やセンス・技術を得るまで努力を継続する才能** があった人でも、ただ定期的に近況を書くだけの行為を継続できなかったということだ
そこから、何かを得るための努力を継続した結果何かを得た人が特別に「確固たる意志を持って一つのことを続けられる力を持ち、その努力を別のものにも振り分けることができる」なんてことはないのだと推測した
あらゆる人が「様々なものに手を出しながら、がんばれなかったものを切り捨てている。最終的に頑張れたものの継続と努力の結果が残る。頑張れなかったものの残骸とか後悔も山ほど残るが、どれほど強く思おうともできないことはできない」っていう状態にあるのじゃないのだろうか
別にこの考察を理由として自分の現状を肯定するわけではないが
*ミュージシャン個人の意思で急に始まって急に交信が途絶えたものとか、ファンクラブでコンテンツの一つとして公開されていたはずなのに全く更新されないものとか、いろいろな例がある ** 私は、なにかを継続して頑張り続けることはある種の才能であって、決して「ごく普通の人間がある日自らの力だけでつよつよ意思を手に入れ、努力の道をまい進する」なんてことはあり得ないと思っている そう思わないとつらいから
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永い八月(井荻稜)とか草木(長谷川白紙)のイントロ・アウトロみたいな、そこ以外のトラックと全然違う雰囲気の混沌としたアレって名前あるのかな
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