ドラマ『ハンニバル』に関するファンブログです。腐っています。 エピソードのネタバレ、中の人の話題などもあります。 たまに二次創作(レクウィル、クロスオーバーなど)を載せることもあります。 Hi!!I'm a Japanese fannibal! I absolutely adore Hannibal and Hannigram! I love Mads,Hugh and their wonderful works!
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ハンニバル シーズン3x13感想2
続きです。これで終わりです。

ウィルに「僕にフラれたから自首したんだろ」と、そう言われたのが相当にムカついたんですね、博士…。図星を指されるとムカつくという…やっぱりウィルに関してはとことんお子ちゃまなのね、博士ってば。

この会話の途中から、明らかに博士はウィルの真意に気づいてますよね。ジャックもアラーナも知らない、ただ一人ウィルの考えを聞いていたベデリアだけが思い至ったこと。 ウィルの心の奥深くまで入り込み、ウィルの思考を読み尽くしている博士は、たったこれだけの会話でウィルが何を考えているのか、どういう行動に出るのかわかってるんでしょうね。

そしてこれは知り尽くした相手の気持ちを読み、お互いの考えに同意・同調したソウルメイトの表情。共犯者の微笑み。 博士はウィルの計画に気づいているし、ウィルは博士が知っていることを、そして同意することを分かっているんですよね。

この護送車の中で目配せしあう二人が好きなんですよね。あー本当に共犯者なんだなって感じで…。

ひさびさにシャバに出た博士。とは思えないぐらいスッキリ。こんな状況でも全然守りに 入らないところがすごい。これから何がおこるのか心の底から楽しんでる感じ。こういうところかなわないなあと思います。きっとウィルもそう思ってる気がする…。

そしてこの余裕が憎たらしい……悔しいけど本当にかっこいいところも…。


博士は世界中にこういう隠れ家をいったい何軒もってるんでしょうかね?そしてやっとそこにウィルを連れてこられてよかったねーという…。 「君と私は大西洋に浮かんでいる」「いずれ全てがこの海に消える」って、この後のことを予言するような言葉ですけど、博士がそれを予感していたってことなんでしょうか?それともただ単にそういう展開を示唆するためだけのものなのか…博士のことだからウィルがどういう行動をするかは予想しているような気がしますけど。

ここって博士らしく趣味の良い、落ち着いた色調の良い家ですよね。こういう家でウィルと暮らすことをずっと計画していたんだろうな。やっと二人でここで過ごせたわけですけど…でもこの陰鬱な会話…。

「君への気持ちは厄介だ」って、これって博士にしてみれば、けっこう一世一代って感じの告白だと思うんだけど…ものすごくサラッと返されてしまってます。わざとはぐらかしてるのかもしれないけど…。 ウィルのこういう、イエスともノートもはっきりと返さない反応って、博士にとっては蛇の生殺しみたいなものなのかもなあとこの時に初めて思って、ちょっと博士に同情…。

うーん。でもやっぱりこの言葉からすると、やっぱりウィルも博士のことを想ってるんだなぁっていう気がします。 「友のために死ぬこと以上に大きな愛情はない」っていうのは、ヨハネの福音書からの引用なので、エロスではなく一応アガペーってことになるのかもしれないけど…。


そうやってレクウィルがいつもの意味深な会話をしているところ、ダラハイドに襲われてしまいます。二人とも覚悟はしていたけど、意表をつかれたというか、ちょっと予想外の登場の仕方で。 この場面でも目と目で会話というか、表情だけで通じ合っているようなレクウィルが良いのです。ウィルが平静を装っているかのようにわざとワインを口にしたりするところも好き。


博士とウィルがダラハイドを殺すところは、あまりにも血塗れで壮絶なので、自分が平気なところしか載せませんが… 博士が傷つけられるとウィルが、ウィルが襲われると博士が、まるで本能のように体が動いて、当たり前のように二人が助け合うこと。 血だらけのウィルが血だまりから助けを求めて、自分から博士の方へと手を伸ばすこと。 以前に博士が言った「月明かりの下では血が黒く見える」を実際に体���したウィルが認めること。 あああもうこれだけでも涙腺がゆるく…。


そしてその後のこれ。 「これが君のために願っていたことだ。…二人のために」 「…素晴らしい」 この短い会話だけでもうもう…何度見ても完全に涙腺崩壊ですよ。 ウィルの言葉を聞いた時の一瞬、信じられないような茫然自失とした博士の顔を見たら本当によかったなあって…あんな酷いことばかりしてきた最低最悪の悪魔だけど、よかったね博士…って思ってしまうんです。


もうこの辺りは最高に美しく切ないラブシーンで、何度見返しても泣いてしまいます。 だからこの後の、あのウィルがついに博士の首に腕を回した後、二人が崖から落ちていくのがまるで必然のように見えてしまう…哀しいけどこれしかなかったんだろうかって…。 でもそれで終わらないのがこのドラマなんですね。

博士とウィルはきっとまた帰ってくる。 この三人掛けのテーブルで待っているベデリアのように、二人が戻ってくるのをわたしもいつまでもじっと待ち続けようと思います。
オマケ。最終回の撮影中も仲良しまっひゅ。

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ハンニバル シーズン3x13感想1
予想はしていたのですが、あまりにも長くなってしまったので、2回に分けて感想を書きます。

ダラハイドが火をつけて火事になった家から脱出したリーバ。ウィルは彼女を事情聴取するために病室を訪れてたんでしょうね、きっと。 ダラハイドとの関係を「怪物に好かれた」と言うリーバに、「怪物にとりつかれた男に好かれたんだ」と答えるウィル。 ここでのウィルはきっとものすごくリーバにシンパシーを感じていると思います。共感能力ゆえだけでなく。 だって自分も「怪物にとりつかれた男」に好かれているから。そしてその男が怪物を背負っていることを知りながらも彼に惹かれてしまうのは、自分もリーバも同じだから。 だから最後に「君は何も悪くない」と付け加えたんじゃないかなあ。まるで自分自身を慰めようとでもしているみたいに…。

このシーン、最初に見た時はウィルの主観で、二人が出逢うのは、ウィルの中ではいつもあのパレルモのノーマン・チャペルなのかなあと思ったけど、考えてみれば違いますね。 これは博士の視点からなんだなあ。BSHCIに居ても、博士の意識は記憶の宮殿の中にあるんですよね。そしてウィルに会うのは必ずそこで…。だから博士はものすごく愛おしいものを見る目つきで、この目の前の美しい生き物を見つめているんですよねえ。

ドラゴンは自殺でウィルが誰も殺さなかったことにガッカリな博士。 でもよくぞチルトンをあそこでハメたな、って…やっぱり誉めてるっていうか喜んでいるんでしょうかね、これは。 「君の狡猾さには感心してる」っていう部分、英語では「what a cunning boy you are」って言ってるんですよねー。博士がウィルのことをボーイって…年上の紳士が年下青年をボーイ呼びとかキッド呼びとかって萌えますよねえ、やっぱり。

ここ、ムッとした顔で「僕を責めてるのか?」と言うウィルを見ると、あれ?やっぱりウィルもチルトンにしたこと、博士に褒めて欲しかったのかしら…と思ってしまいます。

博士、意地を張らずにウィルに家族の元へは帰るなって言いなよ…。もう回りくどい口説き方はやめて、ストレートにプロポーズしちゃいなよー…ってもう今までに何度も言っていますけど。でも、この回りくどくて理屈っぽくてじれったい会話が、この二人にとっては必要で、まあ前戯みたいなもの…なんでしょうねきっと。

いや。これってやっぱりここでプロポーズしたも同然ですかね…やっぱり。 家族と上手くいかなくなったら俺のところに来い!ですからねー。しかもモリーとギクシャクしてるのも読んでるし…って、まあそうなるように博士が仕向けたんだから当然ですね…。自分のせいなのにいけしゃあしゃあとこんなイイ男的なセリフを吐く…もうほんとにほんとに博士だなあって感じです。

そんな厚顔で傲岸不遜な博士にも、今のウィルは負けてはいません。 博士の一番痛いところを突いてきますからね。これってやっぱり、自分が愛されているってわかったからこそな気がします。 そしてウィルはここで初めて、博士の独房のガラスに手を触れるんですよね。そのせいなのか、何だか今までよりも博士と精神的な距離が近づいているような気がします。

ガラスに手をかけたまま「さよなら」って言うところも…ここも、言葉とは裏腹なウィルの、博士に対する想いが表れているような気がしてしまうんですよね。 でも正面切って会えてよかったか?と聞かれると、でもノーと答えてしまうという…複雑な男ごころ…。 ここ、ウィルの「ノー」を単純に「いいえ」とせずに、「まさか」と強調して訳してるのがなかなか良かったなあ。

モーテルの部屋に戻ったところ、死んだはずのダラハイドに待ち伏せされるウィル。いつものことですが、襲われたり傷ついたりしてるウィルはやけに色っぽいです。 シーズン4ではぜひウィルが誰かに襲われてさらわれて、それを博士が救出に行くっていうのを実現させてほしい…。 ウィルはダラハイドに「ハンニバルを変えなければ(つまり殺さなければ)」と言って、会う手引きをすることを示唆するんですが…。

ウィル、ジャックには博士を囮にしてダラハイドをワナにかける提案をするんだけど、でもダラハイドに会ったとかそういう話はしないんですよね。 この会話の時のウィルの表情からも明らかだけど、ウィルはジャックには内緒で自分自身の、いや自分と博士のためにこの計画を実行しようとしている…それはドラゴンを捕まえるとかよりももっと重要なこと…。

ウィルが博士の脱走を偽装する、ということの本当の意味を、唯一ベデリアだけが気付いているんですね。そしてウィルもそれを十分承知しているんです。だからこの二人のこの表情…。


ウィルがこの(そしてこの後の)決断に至るまでって、どんな感情の流れがあったんだろう…ってずっと考えていたんですが、流れというよりもここで言っているように色々な感情の塊なんですね。博士に対する複雑な想い、家族や周囲の人々に対する気持ち、心の奥深くに潜んでいる自分自身…ウィルはそれを理屈立てずに、塊のまま飲み込んで受け入れることにしたんじゃないかな。 自己矛盾や混沌を理論的に解決せずに、カオスをカオスのまま受け容れろ。何しろ相手はハンニバル・レクターという悪魔なんだから…っていう結論に至ったような気がします。 それにしても「彼とともに生きられないけど、彼なしでも生きられないのね」っていうのはものすごく美しい名言だと思います。さすがベデリア女史。 そしてウィルもものすごくサラッとそれを認めているんですよねー。あああ…これってホントすごい言葉なのに…。

このウィルの立ち姿、なんてスタイルが良くて美しいことといったら…! ベデリアと対峙する時のウィル、いつものシンプルで地味な服装だけど髪型もきちんとしてキマってて、なんだか普段よりさらに麗しいんですよね。いつもエレガントなベデリアにまるで挑戦してるみたいに…。 しかもこの強気でビッチな物言い…!ベデリアも言い返しているけれど、完全に押され気味な感じ。この最後の最後になって…。 博士が来るのを予言して、でも警告というよりも宣告してる感じです。だってウィルは博士側だから…。

一方、FBIに協力してほしいと取引を伝えに尋ねてきたアラーナに対する博士のこの態度。こっちも相当に意地が悪いです。 この「回復を祈る。あまり醜くならないといい」っていうのは、原作レッド・ドラゴンの中で博士がウィルに宛てた手紙の中の一節ですよね。ここでイヤミたっぷりにチルトンへこの言葉を使ったってことは、ウィルのあの展開はないのかなあ…とちょっとここで考えました。


もうね。この博士の恐ろしいことと言ったら…。 檻の内側にいる囚われの身なのに、こんなに自信たっぷりで恐ろしいってどういうことなんだっていう…アラーナなんて見かけはどうあれビビりまくり。そりゃもうさっさと身を隠したくなりますよ、これは。 博士がこんな態度なのって、この人にはこの世に全く何にも怖いものがないからなんですよね。そんな博士の、唯一の不安はウィルを手に入れられなくて、ウィルに忘れ去られること。こんな短い会話でも「ウィルが」「ウィル」って言いまくりですからね。

ジャック。ウィルがここまで言うのには何かウラがあるんじゃ…って気づけよ。みたいな…。まあウィルのことを信頼してるし、此の期に及んで…と思ってるんでしょうけど。 ウィルの本領発揮というか、本当の本性が出てきてるんだろうなと思います。 特にこの後の駆け引きのような博士のやり取りとか…。
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so you can drag me through hell, if it meant I could hold your hand
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Therapy: Hannibal & Will vs Hugh & Mads style. [x]
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Hannibal and Will + working together
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ハンニバル シーズン3x12感想
あと残り2話です。それなのに今回はウィルと博士、2人きりのシーンがなかった…さびしすぎる…。そして、来週はとうとう最終回ですね…あああさびしい…。

このベデリアの考察鋭いんですけど、これってかなり怖いですよねー。 博士なら絶対にそれぐらい考えてそうなのが…そしてあれだけ我慢強く慎重な人だから、3年待つのなんてちょろいもんなんだろうな…。


こういうウィルとベデリアの、火花がバチバチっと出そうな対決いいですよね。もう本当にキャットファイトって感じで。 ここまで見てて分かったんですけど、ウィルは多分ベデリアがいまだに博士と通じてるんだと思ってるんじゃないかな。こっちの世界にいる代理人っていうのはベデリアなんじゃないかって。 で、この青ヒゲの妻だって言葉には、ウィルの怒りとか嫉妬とかを感じずにはいられません。 でもそれは違っていたんですね。最後まで殺されずに生き残った青ヒゲの妻はベデリアではないんです。彼女は最後には殺されて食べられる妻の1人です。

ベデリアが暗にウィルを最後の妻だと言ったことで、ウィルは青ヒゲ=ハンニバルが最後に選んだ愛する妻というのは自分だと悟るんですね。 え?ウィルはここで博士の気持ちに初めて気づいたの?他の人たちはみんな知っていたのに…と思いますが。 でもウィルも博士の気持ちはなんとなく分かっていたんじゃないかな。だってあの異常なほどの執着心とか、支配的な態度とかそうだとしか思えないし…。ただそれに愛情という言葉をつけるのを、心が無意識に避けていたんじゃないのかな…とか思います。

ベデリアがまた的確な描写でズバリな指摘を…。 でもこれってホントです!博士ってウィルのことを、本当にこういう風に思っているような気がします。 ベデリアはヨーロッパでウィルの身代わりとして、博士のそばで過ごしたので、よけいに博士のそういう気持ちが分かってるんじゃないのかな。 博士のウィルに対する執着とか飢餓感とかは、ベデリアだけでなくみんな(ウィル以外…)が分かっていて。

だからあとは問題はウィルの気持ちなんですよね、ほんとに。 この戸惑っているというより困っているというより、まるで魂を抜かれたようなウィルの表情からは、少なくとも博士の気持ちが迷惑とか嫌悪感とかは感じられな���んですけどね…。

さて青ヒゲの最後の妻ウィルがベデリアから驚きの事実を教えられている間、当の博士はジャックと対決中です。 こういう言葉を聞いていると、本当に博士はウィルのことを誰よりも理解しているんだなあと思います。本当にこの二人はお互い以上に理解し合っている相手って他にはいないよなあ…。



博士のこの「怒りの日が来たのだ。誰が立ち向える?」っていう言葉は黙示録からの引用らしいのですが、ここのジャックとの会話、興味深いです。 ウィルを神の小羊=イエスになぞらえていて、黙示録の言葉通り封印が解かれて子羊が獅子となり、罪人が神の怒りに触れる…まるでこの後のことを予言しているようじゃないですか。 というよりも博士があんなことになるように、ジャック達の心を操りながらそう画策してるんですけどね。神は生贄を求めるって言ってるし…。

チルトンにがあんな悲劇に見舞われて、そのチルトンの唇を食べて、ものすごーく嬉しそうな博士。この顔、本当に心から楽しそうですよね。 チルトンって博士に対してあんなに悪態をついていたし、相当に博士の逆鱗に触れていたんだなあ。それに対する懲らしめのために、自分では手を下さずにあれだけのことをするっていう…そう考えると心底から恐ろしい人だなあ。それなのになぜだかこんなに魅力的だってところがまた悪魔のようなんですよね、この人は。

一方ウィルは、チルトンが襲われるビデオと、そのチルトンに口からドラゴンの脅しの言葉を聞いて、その衝撃と恐ろしさでかなりダウナーになっています。 でもそんなウィルがあまりにも美人なので、写真を貼っときますね。 苦悩するウィルは本当に美しいですね。しかも博士がつけた額の傷って、こんなにはっきりと分かるぐらいくっきりなんですね。この時初めて気付きました。


ウィルは自分たちのことを(たぶん博士の)ペットだと言っていますが、そのウィルにペット扱いされたチルトンが最初に殺される運命だったんですね。


そのことは意識的にやったのか、それとも無意識だったのかはウィルにも分からない。でもチルトンが襲われたことを驚いてはいないってことは、やっぱり意識的にそう行動したはず。 ウィルは自分の本当の気持ちを隠しているっていうか、自分をすべて解放してそれがもたらす結果が恐ろしいから抑制しているので、自分でも自分の本心が分からなくなってるんじゃないでしょうか。 でもその封印はだんだんと解かれているみたいです。 きっとベデリアや、もちろん博士にはそのことが分かってるんじゃないかな。そしてたぶんウィル自身にも…。
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Date night with the Murder Husbands
significant wine followed by mindless sex
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ハンニバル シーズン3x11感想
とうとう残り3話になってしまいました。 わかってはいるけどやっぱりさびしい…。 他局で来月からまたシーズン2の放送も始まるそうなので、今度はそっちの感想も書こうかな。DVDも持っているけど…。
そろそろシーズン終わりに近づいてるというのに、今回はレクウィルのシーンが少ない回でした。それもさびしい…。 ダラハイドが自分の中のドラゴンの存在と、リーバへの愛情との板挟みになって、精神的にますます追い詰められ苦しみ、博士にそそのかされてウィルの家族を襲う…というのがメイン・プロットでした。今回は、ちょっと時系列がバラバラになってしまいます。すみません。

前回、ウィリアム・ブレイクの絵を調べに行ってドラゴンと鉢合わせしたのは、博士がそうなるように仕向けたと推測するウィル。まあその通りなわけなんですけど。 ここのウィルの言葉、日本語は「運命のイタズラじゃない。あなたのだ」なんですけど、言語では「I'm not fortune's fool.I'm yours」。これってロミオとジュリエットで、ジュリエットの従兄弟を殺してしまったロミオが言う「I'm fortunes fool(運命に弄ばれた)」を思わせますね。どうでもいいことだけど何となく良いです。 あと博士にウィルが「I'm yours」って言うってこと自体もとても好き。

博士が自分とドラゴンの両方を操っている分かったので、たぶん彼と接触しているはずだと追及するウィル。 博士がどうやってドラゴンと接触すると思うんだ?と聞いている方法、新聞広告とかトイレットペーパーの手紙っていうのは、どちらも原作で実際に博士たちが使ってましたよね。現代だったらもうあり得ない、ネタ扱いみたいになってるのかなー。 「被害者をどうやって選んでると思う?」の答えも「ソーシャルメディアだろう」だったし、こういう改変って原作を知ってればさらに面白いですねえ。

博士がウィルに再会した時に「君は家族だ」って言ってたのと、次の犠牲者は「私の家族ではない」っていうのは対比になってますね。 博士の家族ではないから犠牲者は見捨てる。分かっていてそれを防げないウィルが、犠牲者を死なせることになるっていうわけだけど…。 ここで博士はもう一つの、”ウィルが犠牲者を死なせる”という理由をちゃんと示唆してるんですよね。

ここはもう博士の言葉まで原作通り、映画と同じなんだけど、そうか博士はこういう意図があって言ったのね…と分かって、さらに恐ろしくなります。 この「皆殺しにしろ」っていうセリフ、特に吹き替えが怖かったんですよね…。

ウォルターが言っていたフレディが書いたウィルの記事、モリーもきっと読んでるんですよね。そこでウィルと博士との関係やその執着を知ってしまってるはず。だからよけいに気味が悪いと思ってるんじゃないかな。だってこの行為に嫉妬とか本当の悪意を感じてしまうはずだから…。 そして4回見てから気づいたんですが、モリーの言葉に「分かるよ」と返事をするウィル…でもきっと内心では違うんじゃないかなあ。ウィルのこの表情を見ると、そんな感じがするんですよね。 もちろん博士が自分の家族を襲わせることを、ドラゴンに指示したことに怒りを感じているんだけど、モリーが表したような嫌悪感を、ウィルは感じてないような気がします。いまだに博士が自分に対して示す執着心を嬉しい、とまでは感じていないかもしれないけれど、ネガティブには捉えていないような気がする。そしてウィルはそんな自分の感情に戸惑っているようにも見えます。

怒りに燃えるウィルが入ってきた時、博士はめちゃくちゃ嬉しかっただろうなあ。 だって3年の間、(表面上は)博士のことを忘れ去っていたウィルが、自分のことを考えて自分に向き合っているわけですからね。 そして、異常者が最悪な人間ってわけじゃないしね〜とかシレッと言ってみたり…ウィルの神経をさらに逆なでしてみたり。ウィルとこうやって向き合って、言い合えること自体が博士にとって楽しみなのかも…。

自分の中にいるドラゴンが、愛するリーバを殺そうとしていると苦しむダラハイド。そんな彼に博士は「他の誰かに竜をくれてやれ」と言います。そしてこの間、引き合わせたウィルにダラハイドの注意が行くように誘導します。

それはなぜかというと、博士は今でもウィルの変化を望んでいるからです。 シーズン1からシーズン2にかけてウィルの心を操り、ウィルの精神を導き続けてきたように。 ダラハイドの中にいるドラゴンが、新たな肉体と人格を与えてダラハイドを自由にするように。 ダラハイドの犠牲者たちが死という儀式を経て変化させられたように。

この博士が言う「私の胸には2つの魂が宿り、互いに離れたがっている」というのはゲーテのファウストからの引用ですけど、これはやっぱりウィルの中にある2つの魂ってことなのかなあ。 ウィルの魂の片方はきっと自分を求めている、と博士は確信しているんだと思います。だからきっとウィルに変化してほしいんだと思います。 ううー…来週が楽しみです。
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ハンニバル シーズン3x10感想
Dとリーバの虎のシーン、とっても好きなんですけど…シーズン中でもかなり心動かされたシーンのひとつなんですけど、いつものようにレクウィルのみの感想です。すみません;)

何よりもどうしてウィルがこのベデリアの講演会?みたいなものに、わざわざやって来たのかがまず不思議なんですけど…。だって噛みつき魔の捜査にはまったく関連ないし。一応、博士関連の容疑は晴れているわけだし…。 このウィルの挑戦的かつ嫌みったらしい態度を見ると、私怨…としか思えないですよね。フィレンツェの時もそうだったけど、ベデリアにものすごく嫌悪感を感じているみたい。ウィルが女性に対してこんな態度をとるのって、ほかにはフレディぐらいだから、ああ本当に嫌ってるんだなというのが分かります。

ベデリアを博士の花嫁だと言った時のウィルの気持ちって、いったいどんな感じだったんだろう…。 告発?嫌悪?嫉妬?それとも羨望? そのどれもがちょっとずつ混ざっている感じなのかなあ。 ベデリアはあっさりとオマエモナーと言い返してますけど、もしかしたらその答えを聞いて、ウィルはちょっと嬉しかったかも…とか思っちゃいますけど。

ここの会話で博士にとってウィルがどれだけ特別か、っていうのが分かります。ベデリアは博士のお気に入りの一人だと思うんだけど、そんな彼女もウィルとは全然違う…シーズン3は最初からずっとこれがテーマのひとつにもなってると思うけど。 ウィルは自分自身でありながら博士と同化できる者。あの怪物して傷だらけになりながらも、生き延びられる存在。それを博士はもちろん分かりきっていて、だからウィルを手放せないんですよねー。たとえ自分が捕まろうとも。


ウィルのこの顔!気まずそうにちょこっと舌とか舐めちゃって! 「そんなに彼が恋しかったの?」って聞かれた、ウィルのこの図星を指されました感がすごいです。 博士と向き合ってる時はめちゃくちゃツンだけど、本当はウィルも恋しかったんだね、やっぱり。 そしてベデリアに博士と会ったのか?と聞き返すのも、なんだかウィル嫉妬まるだしだなあっていう感じがします。 こういうこと言われたら、本当は自分が博士とフィレンツェに行くはずだった…ということをウィルも思わずにはいられないはず。 本来なら博士はウィルにフィレンツェを案内して、着飾ったウィルとダンスして、ウィルと一緒に美味しくディナーを食べていたはずなのに。ウィルも本当はそれを望んでたはずなのになあ…。

ウィルとベデリアがキャットファイトしている間に、博士はチルトンの事務所からウィルの住所を聞き出しています。ウィルが自分で教えてあげないから…博士のことだからもちろん、それ以上の目的があってこういう行動をとってるわけですけど。 ここの博士のやり方は原作や映画版とまったく同じで楽しかった���、なかなかの見どころでした。 クリスマスや誕生日のカードにレシピを付けてくるっていう博士。彼に食われても自業自得だって言い切るビッチなウィルが好きです。

ウィルの昔の恋人っていうのは、やっぱり博士のことですよね。つまりウィルがベデリアを訪ねてきたのは、博士のことを話しにきたってことなんですね。ウィルには博士のことを話せる相手がもうベデリアしかいない。ウィルがどんなにベデリアを嫌っていても、自分と博士の関係を理解していて、話せる相手が他にはいないんですよね。

そしてまあこういうことをズバッと聞いてくる相手ですよね。ベデリアは。 ここ、ウィルは「彼女は十分知ってるよ」って言うんですけど、ちょっと引っかかりますねー。十分知ってるってたぶん、ウィルが十分だと思ってることしか教えてないんじゃないかなあ。たぶんモリーに知って欲しくないことははなっから教えていないような気がする…。


博士との関係がどれだけ危険でかつ魅力的かって、ウィルはもう十分すぎるほど分かりきってるんですよね。それが自分の精神にどれだけ影響を与えているかっていうことも。 でもウィルは自分を止められないんじゃないか、最後の最後のでは…ってずーっと思っているわけだけど。ベデリアはそれを変えて、自分を救うためにそれを捨てなさいと言っているのかなあ…。

この「中」の的の中に博士とウィルがいるみたいになっている撮り方がステキ。話している内容とも重なるように、カメラの構図とかも本当によく考えられてるなあって感心します。

ウィルの首ってほんとに細っ! ウィリアム・ブレイクのレッドドラゴンの絵が、どれだけ悪魔的でセクシャルなイメージなのかを博士に言われて、まるで生娘のように頬を赤らめて、目を泳がせて、それからプイッと目をそらすウィル…なんていうかもう完全に博士の手の内に捕らわれているよう。ガラスの向こうに拘束されている博士の方がやっぱり支配者なんだなあとつくづく感じてしまう。ほんとにこういうところこそまさにレクター博士なんですよねえ。


ガラス越しに立つ博士とウィルが重なって見える、この場面の撮り方も効果的で、本当に素晴らしいです。 この映像だけで、どれだけウィルと博士が同化していって、二人の境界線が曖昧になっているかを表しているよう…。噛みつき魔に共感していると言う博士をにらみつけているウィルは、博士ではなく自分をにらみつけているようなものなんですよね、こうやって見ると。

そしてこんなに緊迫したシーンの舞台裏は、こんなに二人ともにこやかで楽しそうっていう…そんなまっひゅが可愛くてほんとに好きです。


博士との会話に出たブレイクの絵を調べに来たウィル。もうすでに先客がいたんですけど。このシーンでのウィルがあまりにも可愛いので並べてみました。頬が真っ赤でお肌ツルツル。こんなに可憐なメガネっ子が、こんなに気軽にウロウロしてて良いんだろうか。可愛い子の単独行動は危ないですよ…?と思ってたら、ドラゴンにガン!と投げ飛ばされてしまいました。それにしてもこんなに軽々と持ち上げられて投げ飛ばされて。この間は博士にお姫様抱っこされちゃったし、ウィルってどれだけ小さくて軽いっていう設定なんだろうか…。
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* Can’t take my eyes off you *
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Will “The Murder Bride” Graham
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Spacedogs Appreciation Week *February 14 - 21*
Why not start the year off right and celebrate our favorite Valentine’s Day couple, Adam Raki and his other half, Nigel. Come join us on February 14 - 21 for our third Spacedogs Appreciation Week!
(If you’d like to know more about Spacedogs, click this link!)
To participate: post fic, headcanons, fanart, edits, gifs, and absolutely anything you can think of to celebrate this amazing fandom niche.
Make sure to tag it as ‘Spacedogs’ and let’s have a fun week!
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Strange to see you in front of me. Been staring at afterimages of you in places you haven’t been in years.
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来年のレクウィル・カレンダー。 市販のカレンダー作成キットで手作りしてしまった。 著作権とかいろいろとちょっとマズイかなと思いつつ、個人で楽しむだけだから許してほしい…。
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ハンニバル シーズン3x9感想
ドラマ版のDとリーバ、映画版よりも好きかも…っていつも思うんですけど、やっぱりレクウィル一筋なので、ぜんぜん触れていません。すみません…。


匂いだけでウィルの存在に気づいた博士、まずはさっそくトゲのある口調でイヤミをサクッと。 これって子供(またはその母親)が選んでそうだから言ったんだろうなあというのが、モロ分かりですよね。表面はいつものように冷静だけどめちゃジェラッている博士…シーズン1でウィルが「アラーナとキスしちゃった」とやって来た時と比べたら、ずっと侮蔑的というか嫌悪感を感じます。

でもしょうがないよね。だって博士はウィルが会いに来てくれたのが嬉しかったんですからね。ファーストネームで呼んでくれない=他人行儀でがっかりなんですからね…。 そしてウィルに「あなたと深く関わる気はない」とぴしゃりと言われてしまって、超ーーーー悲しげな博士。これってものすごく自業自得なんだけど、こんな顔されるとやっぱり博士が哀れ…でも見直すとちょっと笑ってしまう感じでもあるんだけど…。

「子供なら私が一人与えたろ」って言われたウィルの顔が…ここ、ものすごくムッとしていますよね。 まるで「あなたの子供なんて堕ろしました!!」って言いたげな表情。博士もこういうこと言ってウィルにチクチクと刺激を与えたいんだろうけど…たまには心の底から優しくしてあげようよー。

前回、ジャックに言っていたように、ウィルは昔の感覚を取り戻すために博士に会いに来たわけですけど…そんなことはすべてお見通しな博士。やっぱりなあ博士はやっぱり博士だし。しかもウィルの考えそうなことならまるで新聞を読むように簡単に読んでしまう人ですからね。 それでもウィルは気丈に、あなたには失望した、昔の手は通用しないから。と出て行きかける…レクウィルのこういう駆け引きっぽいところ、とっても好きです。 ガラス越しに相対した二人の、お互いの顔が重なって映るところも良いですよね。透明な、でも頑強な壁を隔てているっていうのがとってもレクウィルらしくて…しかも映像としても効果的っていうのもすごいなあ。

ここで博士が見直したという感じでウィルを褒めるのとか、ウィルがちゃんと「ありがとう」と答えたりとか、あーもうホントこの二人ってどこから見ても別れた夫婦orカップルじゃないですか?ただの友達にはまったく見えません…。

そしてこの「君は家族だ」って言われたウィルの表情ときたら! どの口でそんなこと言うんだ?!二人の子供を殺したくせに!僕を刺したくせに!僕たちを連れて逃げなかったくせに…!!みたいな気持ちが溢れているみたいで…怒ってるんだけど悲しそうに見えて、なんだか切なくなりました。

たったあれだけの面会時間だけど、博士に頭蓋骨の裏まで見透かされたみたいで、まるで博士が自分の中に入り込んでしまったように感じるウィル。 でもこれってしょうがないですよね。だってこれまで過ごしてきた時間で、ウィルと博士はほとんど同化してしまったようなものだから。ウィルは自らその中に入り込んでしまったから…忘れていた感覚をひさしぶりに思い出してしまったんだろうけど。 この「彼と一緒に外へ出てきたような、周りを見て自分が一人か確認した」っていう言葉はたしかレッドドラゴンの原作の中に出てきていたような…。原作、もう一度読んでみて確かめてみたいなあ。 アラーナに「僕は彼に操られないから心配しなくていい」と安心させるつもりで言ったのに、「自分が巻き込まれるのが心配なの」と答えられてしまったウィルの顔…。。。 やっぱりウィルとアラーナってシーズン1の時とは本当に関係が変わってしまったんだなあと思います。まあアラーナは自分と家族のことが何よりも心配なのは無理もないことだし、博士のことになるとウィルがどんな行動をとるかを警戒するのも分かる。だって博士のことを本当に心配してるのって実はウィルだけだしなあ。

この博士vsアラーナのシーン。さっきのウィルとのシーンと対になってる感じです。 アラーナは自分の保身というか、自分のことだけを心配してるんだけど、博士は自分がウィルのことを一番理解しているのがわかっているし、(博士なりに)一応はウィルのことを思いやっているんですよね。自分の都合のいいようにだけど…ウィルには迷惑かもだけど…。

そしてまる昔のように事件のことを議論しあうウィルと博士。 こうやって二人で話し合っていると、二人の心は自然と昔に戻って、二人の体と精神もあの博士のオフィスに戻ってしまうんですね。 二人きりのあの閉じられた部屋でのレクウィルがとっても好きだったので、現実はどうあれこれがまた見れてとっても嬉しい。お互いに鋭敏で頭の良い二人じゃないと、やっぱりこの丁々発止のやり取りについていけないと思うんですよね。 そして事件の話をしながら、博士がその会話の中でウィルを探り、ウィルを刺激する会話を入れてくるのも以前と同じ…。


噛みつき魔と同じように、ウィルも自分を解放するために家族という形を必要としたと、博士はやっぱり鋭く指摘します。しかもウィルが恐れている特性=ウィルの特殊な能力を持たない義理の子供付きで…。 こういうことを言われてまったく反論しない、それどころかどこか後ろめたそうなウィルを見ていると、この言葉がいちいち正しくてグサグサきてるんだろうなと思います。博士には家族のことを言われるだろうなとウィルも覚悟はしていただろうけど…。

このウィルとフレディのシーン、最高ですねー。黒く大きめに塗りつぶしたって…! ウィルの心からイヤそうな顔と、いたずらをしているみたいなフレディの楽しそうな顔とか、このドラマにしては軽いノリっていうか、笑える感じがして好きなんです。 英語のmurder husbandsがあまりにも強烈すぎるので、殺人カップルっていう訳はちょっとインパクト弱かったなーっていう気がしますが…。 それとフレディの「あなたとハンニバルよ」は、原語では「あなたたち一緒にヨーロッパに逃げたじゃない」と言ってるので、ここもカットされてしまったの���残念でした。

「あなたと彼ほど複雑じゃない」って、フレディ上手い!さすが敏腕記者ですねー。 博士と会ったって証拠はあがってんのよ、と言われてうつむくウィル…完璧に浮気を疑われてるような雰囲気…。


毒は自分か?それとも博士か?とウィルはフレディに聞いていたけど、博士ははっきりと二人ともが毒だと言っていますね。最初から博士に聞けば…そうか、きっとウィルもそれをわかってはいるんだろうな。 うーん。でもこういうシーンを見ると、やっぱり今でもジャックはウィルの能力を利用してる感じがすごくしますねー。事件解決のためなら何でもする、何でも犠牲にするジャックのキャラクターは揺るがないんだなあ…。 それにしてもアラーナといいジャックといい、今になっても(今になったから?)ウィルには本当に遠い存在になってしまったような気がします。これって結局は博士が意図した通りになったんだけど、ウィルの意思もないこともないのかなあって気もする…。

ウィルに家族のことをチクチク言っていたから、博士はアビゲイルと過ごした日々のことを思い出したんでしょうか。アラーナもあなたに残されたのは死者との交感ぐらいねとは言っていたけど…。シーズン2のあのシーン、実はこの場にアビゲイルもいたんだっていうのは驚きでした。 それにしても博士はアビゲイルのことをどんな存在だと思っていたのか、実はいまだによくわかりません。 ウィルのことは家族だと今回、はっきりと言ってるけど、アビゲイルはどうだったのかなあ。ミーシャの代わりと思っていたのか、それともアビゲイルはウィルのために必要だと思っていたのか。新しい世界で3人で家族になっていたら違っていたかもしれないけれど…。
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ハンニバル シーズン3x8話感想
”いつでもウィルに自分の居場所が分かるように”自ら進んでFBIに投降し、BSHCIに収監された博士。 それから3年が過ぎてウィルはモリーと結婚し、その連れ子ウォルターと3人で穏やかな生活を送っています…ってことで、レクウィルのシーンはほとんどないので、感想みじかいです。肝心のレッドドラゴンのこととか全く触れていません…すみません…。

捕まって調べられている間、そんな現実を完璧に無視して博士の心は記憶の宮殿に行っていたようです。たぶん裁判の間とかも…。この博士が見上げた先に掲げられたフレスコ画の聖人(?)、ちょっとウィル似な感じなのが意味深だと思います。きっとこの時の博士は、外界を全てシャットアウトして、自分の記憶の中にある美しいもの(ウィルの姿とか…)だけに意識を浮遊させていたんだろうなあ…。

アラーナに飲ませていたビールの中に入っていたのは、何かではなくて誰か…実際に本当のことなのかは分から��いでも言われた人間にはすごいダメージになる、こういうことをサラッと言ってしまうのが、あらためて考えたら博士はやっぱり怖い人だなあと思う。 「約束は必ず守る」とアラーナを殺す確約するのも…普通だったらもう無理でしょと思えるけれど、博士なら有言実行してしまいそうと考えてしまう。アラーナも内心はかなりビビっている感じ。こういう底の知れなさが本当に博士らしい。精神病院に収監されていても、部屋の豪華さと相まって、これまでと全く変わらず、すっきり清潔でたくましくかっこいいのも博士。「誰かをだ」っていう吹替の声もこれまで以上にかっこよかったです。

ウィルにラブレターを書く博士。画面で披露されたのはその一部だけに違いないです。きっともっと何度も何通もウィル宛に手紙を書いてるに違いない… もちろん検閲されますから、アンナコトやコンナコトは書けませんが…たぶん「私は毎夜、あの夜のことを夢に見るよ。君はどうだね?(私の)夢は頻繁に見るかい?」ぐらいのことは書いてると思います。

そして夜中にこっそりと起き出して、その博士からの手紙を取り出して読むウィル…。 ここ、何度もベッドを振り返ってモリーが起きていないか確かめてますよね、ウィルってば。夫婦の褥を抜け出して昔の男からの手紙を読むっていう、その後ろめたさを表すようなウィルのこの態度。この背徳感といったら…!このウィルの行動自体がものすごいエロティシズムで、こういう後ろめたさを感じさせるためにウィルを結婚させたんじゃ…と思ってしまうほどです。


ジャックが嚙みつき魔の事件のことでウィルを訪ねてくるだろうことを博士は予想して、シーズン1での良い医者であるように一応はウィルを止めているんですが、これは絶対に反語ですよねー。きっとどうやってもジャックはウィルを巻き込むだろう、ウィルはそれを受け入れるだろうってことを期待しているはず。そしてたぶん自分に会いに来ることも…。 そしてウィルは博士のその手紙を暖炉で焼いちゃうんですが、はたして博士から送られた手紙はこれだけだったんでしょうか?ほかには隠してはいなかったんだろうか…?

博士とともにいた時の考え方を取り戻したいと言うウィル…この時の顔がなんだか肝が据わっているというか、何か考えがあっての行動っぽい感じなんですよね。なんとなく覚悟を決めている感じがします。なんの覚悟なのかはこの時点ではまだ分からないけど…。 そして博士以外の人の前ではあっさりとハンニバル呼びするんですよね。こういうのちょっと身内っぽい…。

ウィルが足を踏み入れるのは、博士の記憶の宮殿なんですよね。しかもこれは博士側ではなくウィルの視点。ということはウィルの記憶の宮殿にもパレルモのこの教会があるってこと、この記憶を二人は共有してるっていうこと。きっと二人はここで自由自在に何度でも会うことができるに違いないです。

そしていつものようにこれまでのように匂いだけでウィルが来たことに気づく博士。相変わらずものすごい鼻です。やっぱりあのままウィルの家で7匹目(8匹目?)のワンコとして飼ってもらえばよかったんじゃないかなー…。 やっと二人が顔を合わせたところで8話は終了。次回はもっとレクウィルのカラミがあるといいなあ…。
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