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夏休みが始まった。今年も県大会に向けて、エアコンのない音楽室で磨かれていく音を聞いている。わたしはいつも何もできない。でも何か言わなきゃいけない。当たり障りのないアドバイスを言ってはまた無力さにしひがれている。
今年の夏は暑すぎて、他の部活はまだ活動してない。命を失う危険性のある暑さとは。学生の頃の懸命な思い出は汗とともにあるのかもしれない。今年はそれが作れないらしい。それがいいのか悪いのかは分からない。
事あるごとに彼が労ってくれる。喧嘩はある。でもちゃんとわたしの声を聞こうとしてくれる。そういうひとといられることが幸せであることを時々忘れてしまう。導いてくれるその手を、隣でいびきをたてる彼の横顔を、帰宅すれば抱きしめ受け止めてくれるその胸を、どうかこの先も。



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春が嫌い。晴れも嫌い。自分が惨めに思えるから。世界に取り残されている気がするから。
ああ嫌な季節が始まる。今まで支えだった人たちが移り、それ以外の、自分にとって負荷がかかるひとたちが残った。自分もそう言われているかもしれないけど、まあいいんだよ職場なんて。そんなもんだ。それにしてもぐやぐやを聞いてくれるひとがいなくなった時、自分がどのように働くのかが想像できない。
思い出されるのは休職前で、同じようになってしまうのではないかと恐怖する。戦えるか自分。頑張れるか自分。答えが返ってこないまま、桜が咲き始める。
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小さな、でもちゃんと確認・準備しておけば防ぐことのできたミスを連発している。いやしかしそういえば今年は厄年。そのせいにしている弱さにも気づいてまた落ち込む日々。どうしてこんなに落ち込むのか。
確かに存在する喜びには目を向けられず、地獄方面に思考が進む。つらい。
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満ち足りた日を過ごした。そう気付いた時、今年はそういう日の連続にしたいと思った。何だよそんなの当たり前だろと思うかもしれないが。
わたしたちは年始に書き初めをする。昨年わたしは「健康第一」と書いた。数キロ体重が増え、体温も1度上がった。体温が増えると免疫力が高まる。彼はそう言っていつも温かいご飯を作ってくれた。おかげで以前まで悩まされていた症状も消えた。免疫はすごい。健康的な体重でいることの大切さを身をもって知った。結果的に新たな病気に罹り手術をすることにはなったものの、一歩前進だろう。体重が増えることの恐怖がないとは言わないけど、それを肯定してくれるひとが隣にいるのは心強い。
さて、今年は「足るを知る」と書いた。わたしはいつも自分の能力以上のことを望んで、追い込み、苦しむ。だから「いまの自分にはこれが最良!限界!よくやった!」と自分を認めたい。甘やかさず、全力を尽くし、うまくいかなくても受け止める。それができる自分になりたい。忘れないように、ここに書き留める。
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先週手術をしてから世間よりも早々に休みに入った。ずっと恋人の家にいる。わたしがいることを心底喜んでくれる人の家で過ごすのは心地が良い。彼の誕生日に贈ったワンピース全巻を着々と読み進め、51巻。ナミの、サンジの、チョッパーの、それぞれの話で二人とも全力で泣いた。歌を聞いても本を読んでも涙を流す彼をみていると、一緒にいてよかった。そういう心をもったひとを愛せている。人に近づいた気持ちになる。
ここまでの数日は年末感に満ちている。M-1を観て、クリスマスを一緒に過ごし、水ダウで見たビリビリゲームを二人でやった。何度も「幸せ」であると口に出した。
明日は二人で忘年会をする。二人で貯めている貯金を使ってちょっといいところにご飯を食べに行く。思い出は生きる燃料になるから。来年に備えて、健康な記憶を積み重ねる。
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働く→嫌な人間の嫌な言動に傷付く→イライラする→嫌な人間の嫌な言動でイライラしている自分に気付き、そんな自分を嫌になる
を繰り返している。もう明日休んじゃいたい。いい人間の顔をしながら人を傷付ける人間は山程いる。そういう人間は上へのゴマスリが上手いから、上司もあちらの味方になる。
そいつに腹を立てるのは馬鹿馬鹿しい。分かっているのに思い出しては腹を立て、血圧は500くらいかと思うくらい憤っている。そんな日が1週間続いて、自分のことも嫌いになってきた。せっかく好きになり始めたのに。失ってから築くのは大変なのに、わたしはまたわたしを嫌いになる。
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同僚から「あなたはなぜ結婚しないのか、子どもたちに訊かれるんですよ」と言われた。
結婚に興味がないから、だと何だか最近のひとっぽい答えだなと思った。でも職場の人間に、わたしの心の中を見せるのもちょっと違う気がした。だから何となく笑って、結婚したそうな返事をした。
結婚、必要なのかな。わたしの人生にはあまり求めていないものなのではないか、そう思う時があるうちは、しなくていいなあと思っています。
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十数年愛してきた煙草を辞めた。死ぬのが怖くなったから。でも嫌なことがあるとどうでもいいやと思って手元に残っている煙草に手を伸ばしてしまう。
死ぬのが怖くて泣いた夜があるのに、一体どうしたいのか自分でもおかしくなる。
このまま死ぬならそれでもいいなあ。今夜はそう思っています。
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休み中に検診で受けた子宮頚がんの検査が陽性だった。まだ結婚も出産もしてないし、キャリアもないのに。
要精密検査。電話がかかってきて、現実がよく分からないまま話を聞いた。
彼氏はわたし以上に混乱してた。つらいのは、怖いのは、どっちなんだろう。こんな日に友人と外食にいったらしい。わたしのことを友だちに相談したとのこと。相談しても何も変わらないから、こんな日はわたしに時間を使ってほしかった。ごめん、わがまま。
明日から仕事再開です。ひたすらに、未来の人間たちのために働きます。
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腰まであった髪を肩に切り揃えた。彼と同じところで切ったのだけど、終わった瞬間美容師さんたちの前で「かわいい!!!!!!」「似合ってる」と言ってくれた。恥ずかしいやら嬉しいやらでにこにこしちゃった。
得意になって振り返るたびに、彼はかわいいかわいいと繰り返してくれた。短いのは似合わないと思っていたけど、こんなに反応してもらえると自信がつく。彼とデートして同じ家に帰ってきて、今日も楽しかったねと言い合う。彼はどこに行って何をしてもいつも車の中での会話が楽しいと言う。��れしいね、何でもない時間を大切にしてくれている。
夏休みに入ってもずっとばたばた働いていた。以前のように気持ちが落ち込むことは減った。その代わり単純に身体の衰えを感じる。暑さと眠気と、それらを疎ましく思っているうちに一日が終わる。なんだかぱっとしない。でもこれが幸せなのかも。
夏休みは予定が合わなかったけれど、月末には大曲の花火を見に行ってきます。いい夏です。
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死んでしまいたい夜、何を考えたらいい?
教えて。
明日わたしは一つ歳をとる。こういう夜があるたび、わたしはすべてを捨てたくなる。捨てる方法を探す。出ない答え。向き合いたくない答え。楽になりたい。ならない。なれない。ならない。
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M-1ツアーを見に秋田旅行をしたり北上の展勝地で桜を見たり春を吸い込んでいる。
今は仕事で東京に来ています。イヤホンからは渡會将士。今のわたしの何かにぴったり。どなた様も引き続きよい季節を。
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春休みに入った。職員は普通に勤務だから全然春休みではないけど、長期休暇は土日の部活がなくなる。それだけでかなり長い休日を過ごしている気分になる。
彼と付き合ってから、たぶん会ってない日のほうが少ない。飲み会があれば、必ず迎えに来てくれる。職場の飲み会も行ってほしくないみたいだから、本当は行きたい二次会も控えている。でもちょっと早めに抜け出して、彼の車に乗って、のんびり一緒に家で飲み直すのも贅沢であることに気づいた。明日も彼は迎えにきてくれる。へへへ
来週は秋田にお泊まり。M-1のツアーを観に行く。格好もちょっとだけ揃えようって話をしている。そういうことしたことないから楽しみ。全部楽しみ。春が眩しい。
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職場では卒業式があり、ほとんど関わりのない卒業生たちが涙する姿を見て、わたしも泣いた。
数年ぶりの卒業を祝う会では、この一年を振り返りながらおいしいご飯とお酒をたらふくいただいた。苦しいことがあっても、毎年このたった1日があるだけで、すべて救われる気がする。みなさまお疲れさまでした。
震災から13年、意識してなかったけど昨日のデートは気仙沼の海だった。相変わらずここの海は光っている。車から流れるandymoriの光がとてもよく似合う、いいドライブ。
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しあわせに暮らしているよ
春がきたら31歳になる。仕事もどんどん忙しくなる。想像で目眩がしてくるけど穏やかに日々を重ねたい。
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忘年会行っちゃだめ。他の男と楽しそうにしてるの想像するだけで気が狂いそう。Vネックは着ちゃだめ。おれの彼女をそういう目で見るやついたらまじでxxx。
わたしを思って、起きてもいない想像の世界で怒ったり泣いたりする彼氏を見ていると、複雑な気持ちになる。もちろんかわいいなあとも思う。でも彼のことは好きだけどきっと同じ温度ではないなあとか、それが伝わって悲しまないでほしいなあとか、恥ずかしくてなかなか伝えるのは難しいなあとか。根本は好きという感情なのだけど。「好き」の後に「けど」が続くと不穏。
雪が降った。仕事は相変わらず、拍車をかけて、ますます忙しい。「毎日いろいろ起こりすぎて昨日の記憶がない」が職場の共通の話題。師走に向けてすでに走り続けている。このまま駆け抜けるために、彼の手を取りたい。
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