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働楽の きてみて!このはな
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働楽は、大阪市此花区の梅香・四貫島地区にあります。このエリアは近年「このはな」と呼ばれ、遠くからわざわざ遊びにやって来る人たちも。そんな「このはな」の楽しみ方をお伝えします。
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konohana-douraku · 5 years ago
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3/20(祝)たんぽぽの国~memories~ @FIGYA
2020年もそろそろ折り返し地点ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?新型コロナウイルスの感染が日本国内で本格化したのが2月。3月には全世界に飛び火してパンデミック(世界的大流行)になってしまい、アジア以上に欧米・南米諸国の被害は甚大で、その結果東京オリンピックの開催延期も決定してしまい、4月には日本国内で緊急事態宣言が出され、多くの美術館、アートスペースも閉鎖を余儀なくされました。
そんな状況ですから当然とはいえ、このはなのカルチャーシーンも動きを止めざるを得なくなりました。定期的に開催されていたMIIT Houseでのダンスと即興音楽のライブminiaturesも、3月のライブを見送りました。
その一方、講談・落語のスペース此花千鳥亭では、YouTubeによるテレワーク寄席とZOOM寄席というオンライン企画を仕掛け、ネットを通じての寄席空間の共有をはかる試みを継続中です。また梅香のギャラリーthe three konohanaは肥後橋のYoshimi Artsと共同でオンラインギャラリーとトークイベントを開催。多くの企業が導入に踏み切ったテレワークのしくみを巧みに取り入れ、外出できない状況でのコミュニケーションの形を探り続けています。
そんな状況の真っ只中、昨年より梅香のスペースFIGYAにて軽演劇・パフォーマンスのライブを定期的に開催してきたコントのメンバー持木永大さんが、3月20日の春分の日、軽演劇『たんぽぽの国』をソロで開催しました。
※ここでお断りしておきますが、時期が時期だけに大々的には広報されず、内々で開催されたイベントです。
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まず「コント」というユニットについて軽くおさらい!
コントのメンバーは持木永大さんと姫田麻衣さん。メディアアートとパフォーマンス、即興音楽、あるいは漫才的なやり取り―といった諸要素が複雑に絡み合ったスタイルの「軽演劇」を行います。しかも自らを「パンクバンド」と称しています。
なぜコントとはパンクバンドなのか?―英語の”punk”を辞書で引いてみると、「不良」「青二才」「チンピラ」「役たたず」という意味があります。コントの二人はこの言葉の意味のどれをパンクという言葉に込めているのでしょう?この辺からして全く謎であるがゆゑに、一度接すると何度も近づきたくなる。それが私にとってのコントなのです。
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19:00 開演
靴を脱いでFIGYAの2階へ。開始時間の19時ちょうどに持木氏が現れます。先ほどまでのカジュアルな出立ちから一変、腰のゴム紐が緩んで外れそうなパジャマと、くたびれたグレーのパーカーで現れました。実にだらしない恰好です。そしてセットの真ん中あたりに寝転んで、突然その場で絶叫!ボアダムスのEYEさんを彷彿とする突拍子もなさにしばし言葉を失います。
戸惑って当たり前の状況が始まると、観客側の背面に置かれたスピーカーから、持木氏の朗読が間髪入れずに流れ出します。中学生の頃に不登校を経験したという持木氏自身の体験談です。その音声に重ね合わさるように、持木氏が別の台詞を発します。過去の持木氏と今・ここにいる持木氏が、舞台の上で対峙します。時に重なり、時に反撥しあい、肉声と録音の声が常に重ね合わさった状態へと移行します。
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ちなみに舞台中央に置かれた大きな枠組みのようなものは、当時持木氏が自分の部屋で隠っていたロフトベッド(下が勉強机や収納で上がベッドになっている)を模したオブジェです。そしてそのロフトベッドの周囲にはいくつもの立て看板が置かれています。
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「なかよし」「友達」「ありがとう」など、小学校の教室なんかではよくこんな言葉が掲示されていたものです。これは憶測なんですが、当時の持木氏にとって、これらのいかにも学校的なこの言葉が、抑圧的に響いていたのではないでしょうか。自分もこの辺の言葉の選び方には、昔のことを思い出して何となく共感してしまったものです。
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続いて持木氏は、床に置かれたmicroKORGやカオシレーターなどの電子楽器を弄ってみたり、脚立に上ってエレキギターと一体化した白装束を着て爪弾いたりと、セットのあらゆる場所、あらゆる隙間に身を埋ずめながら自由奔放に動き回ります。
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しかし終わりは突然にやってきます。開始から30分後、持木氏が動きを止めました。そこで『たんぽぽの国』は終わりを告げます、実にあっけなく。しかしながらもう30分も経っていたのかという驚きとともに、私たちは元の世界に引き戻されました。
19:30〜 アフターアワーと考察
パフォーマンスを終えてFIGYA1階ロビーの辺りで、適度に距離を置いて(ソーシャルディスタンスとも言いますが)座り、しばらく雑談の時間となりました。この時壁面には持木氏の大学の卒制で制作した映像作品が流れていました。何と不登校の末に卒業した中学校にロフトベッドを持っていき、校舎の一角に配置するという映像でした。英語の”punk”という語には「役立たず」という意味がありますが、この行動こそまさにパンク!そしてこの行動こそがまさに今回のパフォーマンスの発生源だった訳です。
ちなみに持木氏がこの学校にまさに不登校になった理由は、一切語られません。しかしその理由を教師やクラスメート等に理解させようとしてルサンチマンをこじらせるというステレオタイプなことは、しないのです。
むしろ自分が行かなかった学校に、自身の不登校のシンボルであるところのロフトベッドを持っていくというある種のハッキング的な行動によって、不登校を受け身と停滞ではなく、自発的で快活な意思の現れとして価値転換を行うことを、持木氏はやってのけて��たのではないでしょうか?
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ですが未だに完全に把握しきれてないことだらけのままです。劇中に登場したみどりちゃんとは何者なのか?題名のたんぽぽとは何を意味するのか?―などなど、数多くの謎と余韻を残して燃え尽きた濃密な30分。その続きをコロナ禍第一波が明けた(?)これからの時期に再び見てみたいものですが、それはまた別の機会に。それでは皆さま、次回があればまた次回!
※掲載した写真の順番は、時系列ではありません。
*このブログは『地域活動支援センター 働楽』が運営しています。
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konohana-douraku · 5 years ago
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11/3(祝) 秋のこのはな・2大音楽イベント同時開催の日!
このはな文化状況観察ブログ働楽のきてみて!このはな。今回は11/3(祝)文化の日に開催された、2つの音楽系イベントについてお伝えします。
例年このはなでは、秋に見っけ!このはなが開催されてきました。しかし昨年に続いて今年もまた開催されませんでした。
昨年は代わりとなる大きなイベントは行われませんでした。しかし今年は何と2つのイベントが、11/3(祝)文化の日に同時開催される運びとなりました。
まずはこのはな”めぐる”音楽祭。イベントを立ち上げたのは、今年梅香にオープンしたおでんBARぎゃみんのマスター宮城陽一さんです。此花区内に4つの会場を設け、参加ミュージシャンが会場を移動しながらライブを行います。観客もまた、お好みでこれらの会場を自由に往来。ちなみに料金は投げ銭制です。
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そしてもう一つのイベントが山田万博。街なかでポスターを見かけた時、あまりにも謎すぎて、思わず写メを撮りました。白地に黒の簡素なタイポグラフィながら、訴求力はバツグンで、とくに三角形を組合せてきちんと「祭」と読み解けるのが素晴らしい!
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この一連のデザインはこのはな在住の美術家三家総一郎さんのお仕事です。2年前の「見っけ!」の際、三家さんのワークショップに参加して三角��の木片を組合せてランプシェードを作ったのをふと思い出しました。さすがです、その、三角形を熟知したそのデザインワーク!
☆☆
かくして期待に胸ふくらませ、11/3(祝)文化の日、このはなの街へと繰り出しました。まずは四貫島の此花一休区民ホールを訪ねます。
☆☆☆
13:00頃 山田万博 @此花一休区民ホール(四貫島)
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この日真っ先におじゃましてみると、詩人・写真家で The Blend Osakaのディレクターも務める辺口芳典さんをはじめとするメンバーが、会場内の設営に追われていました。
スタッフの皆さんがお忙しい中、隅っこから会場をざっと見渡すと、体育館の中央に畳マットが敷かれ、その上に太鼓が並べられていました。その周囲には三家総一郎さんデザインの、三角が組み合わさったランプシェードが吊り下げられ、次第に会場らしい雰囲気が整えられていってる最中でした。
なるほど今日は四貫島住吉神社の夏祭りで地車囃子に携わっているメンバーが集まるのだな―ということが、この時点でようやく把握できました。
《つまり山田万博の「山田」とは、山田畳店店主・山田繁さんのこと!》
山田さんは長年、四貫島住吉神社の地車囃子を指導してきました。また辺口芳典さんの写真のモデルにもなっています。さらには家族で楽しめる児童文学の読み聞かせイベントこえのえほんでも会場に畳マットを敷いていただくなど、このはなのイベントではすっかりおなじみです。この山田さんのもとに集まる様々なジャンルの人たちが集まって、これからどんなイベントが始まるのか?―この時点では何も予想がつきません。しかしそろそろ時間なので移動せねばと区民ホールを後にして、われわれの拠点である働楽へと移動します。
☆☆☆
14:00頃 このはな”めぐる”音楽祭 @働楽会場(梅香)
梅香のわが働楽に駆け込むと、エントランスすぐ横にステージがすでに設営されていました。働楽会場は、奈良県橿原市出身のシンガーソングライター若林美樹さんからスタートです。
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働楽は、普段は福祉作業所という仕事の場。しかしこの日はライブ会場らしさあふれる空間に様変わり。一時期このはなにもよく遊びに来られてたイラストレーター小田島等さんの絵(かつては梅香伝説のスペースOTONARIに展示)も、久しぶりに表舞台に現れました。さて、若林さんの魅力といったらその歌声。澄んだ優しい声ですが、まっすぐな強さも併せ持ち、ストレートに心まで届きます。普段聴いてる音楽のジャンルとかこだわりといったものに縛られたものが、スルスルとほどけてくるような歌声です。歌に合わせて一緒にポーズを合わせるうちに、狭い場所でパイプ椅子に座ってる人たちの気分も徐々にほぐされ、そのうち一体感に包み込まれました。
☆☆☆
15:00頃 このはな”めぐる”音楽祭 @おでんBAR ぎゃみん会場(梅香)
主催者でもある宮城陽一さんのお店おでんBARぎゃみんへ急いで移動すると、粋な赤の着物姿で格好良くギターをかき鳴らす加藤愛(めぐみ)さんが、背面のガラスに映るこのはなの街並みをバックに、ハイテンションな歌声を響かせていました。
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オリジナル曲以外にも洋楽カバー、昭和の歌謡曲までを、時にオトコマエに、時にしっとりと歌います。ライブの合間に、加藤さんのファンの方とのおしゃべりからフリートークが始まりました。加藤さんの出生地・北海道の話で盛り上がり、その流れで生まれた長万部と今住む神戸がともに「海に近い」ことへの感慨を歌ったオリジナル曲を披露しました。そしてトリを飾った曲は『シンガーソングかあちゃん』。二児の母として育児に奮闘する日々をコミカルかつソウルフルに、歌い上げました。
☆☆☆
16:00頃 このはな”めぐる”音楽祭 @椿庵会場(朝日)
今度も足早に、レンタル着物の椿庵へと移動します。いつもは区内のイベント限定で振る舞われている椿庵名物の���んざいやお餅を注文するお客さんも多く、スタッフの皆さん方がお膳を抱えて忙しく動き回っています。お客の半数以上は女性。そして土間に設けられた客席は満員御礼―ということで、舞台の隅に座って真横から演奏を拝見することに。
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普段、着物の着付け等に使われている畳部屋に設けられたステージに、佐水己山(尺八)さんと宮嶋幸枝(ピアノ)さんが登壇。まずは昭和30年代あたりにブームを呼んで現在も愛される尺八奏者福田蘭童(※クレージーキャッチの元メンバーで料理研究家・石橋エータローの実父でもあるんです)による和洋折衷のメロディが趣深い曲(※曲名失念、でもまた聴きたい)からスタート。そしてジャズのスタンダード『枯葉』も披露しました。尺八ならではの風を感じる枯れた音色にじっくり耳を傾けていると、秋ならではの寂寥感が不思議に伝わってくるものですね。
☆☆☆
17:00頃 このはな”めぐる”音楽祭 @Mercy Orgamon会場(西九条)
このはな”めぐる”音楽祭を開催する4会場の中では最も南に位置する、西九条のバーMercy Orgamon。こちらではジャズのライブはもちろん、楽器ごとのワークショップも頻繁に行われています。
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既に満員で身動きしづらい店内に、ごく普通の出で立ちのおじさん達が、わらわらと集まってきて、肩に担いだケースから楽器を取り出します。そのうち演奏が始まると、プレイヤーとの距離が半端なく近いせいか、いきなりグルーヴの渦中に巻き込まれてしまいました。
サックス、ギター、エレキベース、ドラム、フルート……ところでトランペットは?と思ってたら自分のすぐ横に座ってた車椅子のおじさんが、トランペットを取り出し、吹きはじめました。曲目はマイルス・デイビスの演奏で有名な『Bye Bye Blackbird』。全身の力を振り絞りながらも、飄々として軽やかなプレイを聴かせてくれるのでした。そしてその後はヴォーカル曲も披露(※曲目失念;;)。ふと思い出したんですがこの方、確か梅香在住のジャズメンHさんでは?―実はだいぶ前にお会いしたことがあるんですけど……ふと数年前の邂逅を思い出しつつ車椅子に目を向けるとJAZZY1120と書かれたステッカーが。ジャズメンは細部まで粋なものですね。
☆☆☆
18:00頃 ふたたび山田万博 @此花一休区民ホール(四貫島)
改めて四貫島の区民ホールに戻ってきました。講堂の板張りの上に敷かれた畳の上には和太鼓、鉦が置かれ、こちらに辺口芳典さん達を中心に立ち上げられた”ネオ地車囃子”チームHachiのメンバーが並んで演奏の真っ最中でした。
畳の外には竹筒が置かれ、その前に撥と座布団が置かれています。ざっくりと状況を把握した後で、見よう見まねで自分もその竹の前に座って、演奏に「参加」してみました。
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とはいえテンポが速くてリズムも複雑なので、最初のうちは、なかなか素人には追いつけません。なのでまずはじっくりリズムに耳を傾けることから。耳が慣れてきて、一定のパターンが見えてきたら、どこかの瞬間でポン、と竹を叩いてみます。すると一瞬だけですが「このグルーヴとつながれた!」という感触が。その後みんなと同じ瞬間にポン、ポン、ポン―と竹筒を叩く回数を増やしていって、最後には自分もこのグルーヴに取り込まれ、みんなとの一体感を味わうことができました。
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演奏メンバーは入れ替わり立ち替わり、様々に変化します。西九条神社のお祭りに参加してる皆さんがやって来て叩いたり、女性だけで叩いてみたり、あるいは四貫島住吉神社の地車囃子のメンバーがキツネ踊りを披露するなど、流れは自由自在に変化していきます。
《MCもおれへんのに何だこの一体感は!》
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一度会場に入れば、もう傍観者ではいられないのです。かといって参加者の行動を縛るものは一つもありません。演奏に参加したり、眺めたり、海外のビールを飲んでくつろいだり、山田さんのお面を被って遊んだり、型抜きに熱中したり、2025年の大阪・関西万博に向けたパネル展示を楽しんだり―ユルいんだけど熱くもなれるし、のんびりできる。そう、この自由さと前例のなさこそが、このはななんです。そしてトリを務めたのは、やっぱりわれらが山田さん!
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かくしてこの、近寄る老若男女を際限なく吸い寄せてしまう(山田)かつてないイベントは、20:00ちょうどに大団円を迎えました。
☆☆☆☆☆☆
まとめ
このはな”めぐる”音楽祭&山田万博―開催スタイルから何から全く違ったイベントでしたが、共通するのは自分が普段聴いている音楽の趣味とかこだわりから離脱して、その場で湧き起こる体験に身を委ねることに尽きるでしょう。
音楽の趣味というのは、ジャンルが細分化されすぎた影響なのか、ともすれば自分のセンスを競うような雰囲気に陥りがちな面があります。どことは言いませんが「これはロックだ!」「これはロックじゃない!」―みたいな論法が幅をきかせる雑誌が世の中には多く流通し、その影響下にある人たちも多くて、私自身、音楽の話題になるといつも窮屈な思いをします。何でも細分化しすぎると、やがて敵対関係になっていくのは仕方ないのかも知れません。
☆☆
さてこのブログでも度々紹介してますが、このはなにはジェリー・ゴードン(音楽家・詩人)さん運営のMIIT Houseというスペースがあり、2011年より即興音楽とコンテンポラリーダンスのイベントminiaturesが定期的に開催され、今年で通算83回(!)を迎えました。出演するミュージシャンはクラシックや現代音楽、ジャズ、エレクトロニカなど由来は様々なのですが、異なる方法論を持った人たちが一緒に音を出すことで、不思議な統一感に至る瞬間が度々訪れます。またFIGYAやPORTでも、それぞれ音楽を他の表現(美術や映像など)と接続する試みが、継続して行われています。これらのスペースが共通して放つ魅力は、実はこの2つのイベントにも共通して言えることではなかったかと思います。
つまりこのはなの音楽シーンは、シニカルさとは無縁な「包括的な感性」によって支えられてるのではないか―そんな大きな気づきに至れた、とっても文化的な文化の日でした。
☆☆☆
細かく区切ったものを包括する意思とかアイデアを、今後もこのはなのカルチャーシーンの中に見つけて行けたらと思います。それにしても今年の更新頻度は非常に低かったな……という反省も踏まえつつ、また来年2020年もこの出来のわるいブログをよろしくお願いいたします。
*このブログは『地域活動支援センター 働楽』が運営しています。
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konohana-douraku · 6 years ago
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【告知】11/23(祝) こえのえほん〜絵本とたたみとコーヒーと〜 @地域活動支援センター働楽(大阪市此花区梅香2丁目)
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お子さん方はもちろん、大人のあなたにも響いて届く、かけがえのない物語体験―今年6月末、地元このはなの多くのファミリーを集めて盛り上がった新機軸のイベント『こえのえほん』の第二弾が、11/23(祝)勤労感謝の日に、何とわが地域活動支援センター働楽で開催されます!しかも昼の部(午後2時)と夜の部(夕方6時)の《2部制》です!!
会場となる働楽は普段は障がい者福祉作業所なのですが、今回はその仕事場的な空間を、山田畳店さんが ”ゆったり足を伸ばし、ゴロンとなってくつろげる場” に変えてくださいます。また前回と同じくsoratobi tableさん、hana+hana coffeeさんによるコーヒーとフードも、ご一緒にお楽しみいただけます。
さらにこのはな屈指のベーカリーPu Pu Pu Petit a Petitさんが今回も参加。絵本だけでなく紙芝居の朗読もあります。おっと!このイベントには欠かせない、このはな屈指の”声”の持ち主辺口芳典(詩人・写真家)さんも参加します。
また今回新たに設けられた夕方6時からの夜の部では、何とお酒もお楽しみいただけます!さらにいなばけんいちさんのギター生演奏をBGMに絵本の朗読という新しい試みも!!
■イベントの詳細はこちらでご確認を!https://www.facebook.com/douraku.konohana/photos/a.1593356990945705/2460195350928527/?type=3&theater
■会場の働楽(@梅香2丁目15−5)はこちらです(Google Map)!https://www.google.com/maps/place/%E3%80%92554-0013+%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E6%AD%A4%E8%8A%B1%E5%8C%BA%E6%A2%85%E9%A6%99%EF%BC%92%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%91%EF%BC%95%E2%88%92%EF%BC%95/@34.6816077,135.4575191,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x6000e63d37a81d4d:0x11916d1f6d3451b9!8m2!3d34.6816077!4d135.4597078
お子さん連れの方はもちろん、大人の皆さん方もお気軽にどうぞ。明日は働楽でお待ちしております!!
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konohana-douraku · 6 years ago
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6/30(日) こえのえほん ~絵本とたたみとコーヒーと~ @The Blend Apartments
別にサボってるわけではないブログ働楽のきてみて!このはな。毎回実験的かつ尖ったカルチャーシーンをお伝えすることが多かったのですが、今回は家族みんなで楽しめて、ほっこりできるイベントについてお伝えしましょう!
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6月末日、梅雨真っ最中の頃に開催された『こえのえほん』。もともとは4月の梅香さくら祭りで予定していた《テントの中に絵本を集め、地域の子供たちに紹介する》という企画が発端でした。しかし今年のさくら祭りは悪天候で中止され、企画もお流れに。
しかし程なくしてThe Blend Osakaのディレクターを務める詩人・写真家の辺口芳典さんから、四貫島のThe Blend Apartments1階の「地域利用」についての提案を受けたことで、この企画が新しい形で復活することに。
子供に「絵本の魅力」を伝える。
子育てママさんの「癒しの場」をつくる。
子育てに関係なく、「大人も絵本を再発見」してもらう。
これらのテーマを踏まえ、このはな周辺で活動する様々な皆さんを巻き込んで、『こえのえほん』という新たなイベントが、立ち上がりました。
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会場のThe Blend Apartmentsは、四貫島から続くアーケードの北側に面したシェアハウス。1階部分は元「お好み焼き屋」でその頃の設備がそのまま残されていたのですが、昨年度の大規模なリノベーションを経て、アーティスト滞在型のフリースペースへと生まれ変わりました。
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客席に敷き詰められているのは畳マット。フローリングの床上に安定して置けて、座り心地がよく、長時間でも疲れません。まさに読み聞かせにはうってつけ!そんな空間を設えてくださったのは梅香の山田畳店です。そしてフードはモトタバコヤでのランチが好評なsoratobi table、コーヒーはichido morning stand.。なかでも人気を博したのが、名作絵本『ぐるんぱのようちえん』(作:ミナミ・西内作)にちなんだ大判のぐるんぱのクッキー。絵本からそのまま抜け出たような、リアルな仕上がりでした。
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会場のあちこちには絵本が置かれ、自由に手にとって読んでもOK。大人のおっさんの私も『ぐりとぐら』とか『だるまちゃんとてんぐちゃん』などの絵本を開いて、淹れたてのコーヒーを片手に懐かしさに浸っておりました。
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実はこの日は豪雨に見舞われ、私どもが「働楽の阪が雨男のせい!」などといじってたら天候が急変し、それまでの豪雨が嘘というくらいの晴天に早変わり!多くの家族連れのお客さま達が集まってきて、一同ほっと胸をなでおろしたものでした。
2時を回って予定どおり読み聞かせがスタート。集まった子どもたちは赤ちゃんから幼稚園児ぐらいまで。まず登壇したのは、区内伝法でいま大人気のパン屋さんPu Pu Pu Petit a Petit(略称「プティッタプティ」)の古川さん―実はご近所さん♫思わぬ所でお会いすることに!
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最初の絵本は『ぞうくんのさんぽ』(作:なかのひろたか)。続いて『あめこんこん』(作:松谷みよ子、絵:武���美穂)、『きょだいなきょだいな』(作:長谷川摂子 絵:降矢なな)。テンポよく、身振り手振りもあざやかに読み聞かせてくれます。今はおっさんの私も、保育園の頃にこんな感じでセンセイに、古今東西の童話を聞かせてもらってた頃をふと思い出しました。
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続いての読み手は、働楽の阪と共に梅香さくら祭り(中止)での〈絵本のテント〉を企画していた保育士の高橋香恵さん。まず最初に読んだ作品は、高橋さんが福島区社協さんからお借りしてきた紙芝居『ゆうくんとチューリップ』(作:加賀多美子・上田恵美)。自閉症のゆうくんが巻き起こすトラブルに、同級生たちはとまどい、時に不満をもらします。しかし彼の困難に寄り添ううち、ゆうくんへの理解と友情が育っていくというお話です。
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「良心の種」を蒔くのもまた、読み聞かせの一つの役割ではないか―そんな余韻を残しながら次に高橋さんが取り出したのは、世界的な名作絵本『はらぺこあおむし』(作:エリック・カール)の、通常の倍以上ある大型本!ここでは高橋さんと古川さんが一緒に絵本を抱えて読み聞かせを行います。普通サイズとは段違いの迫力のせいか、大きな青虫の巨大な食欲が、リアルに伝わります。そのせいかじっとしてられなかった子どもたちが、ママやパパのもとから離れ、前に集まってきました。
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つづいて辺口芳典さんと働楽の阪憲明が登壇して『たいようオルガン』(作:荒井良二)を朗読します。敢えて絵を見せず、言葉だけで子どもたちに伝えようとするのは、考えてみれば、なかなか挑戦的な試みです。辺口さんが一節読んだ後に、阪が同じ一節をリフレインします。辺口さんは朗読しながら、膝上に置いたキーボードの鍵盤にタッチして、ラフな調子の即興演奏を行います。
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子どもたちが辺口さんの持つキーボードの周りに寄ってきます。やはり伝わってるみたい……朗読と即興演奏の生み出す緩やかで不思議な勢いに、子どもたちも柔軟に反応しています。絵がなくても、子どもたちの心の中にはそれぞれの感性に応じたイメージが浮かんでいたのではないでしょうか。
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さて、イベントもそろそろ終盤です。再びPetit a Petitの古川さんが登壇し、『だるまさんが』(作:かがくいひろし)と『おやつがほーい どっさりほい』(作:梅田俊作・佳子)、『どうやってねるのかな?』(作:薮内正幸)の3作を、連続して読み聞かせ。特に印象に残ったのが「おやつがほーい、どっさりほい!」という一節を読む時の、古川さんの愛情いっぱいの大きな身振りと元気な声。子ども達だけでなくママさんパパさんたちまでもおおらかに包み込みました。
ちなみに古川さんの絵本の読み聞かせは、区内伝法のパン屋さんPetit a Petitにて定期的に開催しています。詳しいことは、こちらまで。
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ドラマや映画、落語、講談、漫才、文楽、ゲーム、マンガ……と、様々なかたちで「物語」に触れている私たちが、最初に出会った物語とは?もしかすると多くの人々にとって、「読み聞かせ」とは物語の原体験であったかも知れません。そんなことに気づくことができた濃密な2時間。またの機会があるとしたら、おっさんだけどまた参加したいイベントでした。
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konohana-douraku · 6 years ago
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5/25(土)  PARADE#21  @PORT〜千鳥橋交差点〜嬉ヶ崎公園〜正蓮寺川公園
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みなさん、すっかり忘れた頃にこんにちは!『働楽のきてみて!このはな』令和になってはじめての更新です。さて今回は、四貫島商店街のほぼ中央に位置するアートスペース兼シェアハウスPORTの屋外ツアー型ライブイベントPARADEの模様を紹介させていただきます。
四貫島PORTから出発、その様子はまさにパレード。
四貫島のアーケードに面したPORTの外にわらわらと集まってきた参加者のみなさん、数えてみると10数人ほど。PARADEはこの日で何と通算21回目!ひっそりと、しかし継続的に続いているイベントだけにリピーターの方が多いようです。
ある程度集まったところで、一人ひとりにイヤホン付きのポータブルラジオが配布されます。主催者の一人で音楽家の米子匡司さんが、ラジオのスイッチの入れ方、周波数の合わせ方を丁寧に教えてくれました。早速耳にイヤホンをはめます。すぐ側の物音が、電波を介して耳に届きます。
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ようやく出発。商店街の中をゾロゾロと並んで歩く様はまさにパレード!街の雑踏の音がマイクで拾われ、参加者全員の耳に届きます。その音をバックに、米子匡司さんともう一人の主催者で音楽家 中田粥さんとの何ともギークな味わいの、しかし適度にゆるくて朗らかなトークが始まりました。
歩くミニFM局と、そのFM局の後についてぞろぞろ歩くリスナーたち。その奇妙な行列(である私たち参加者w)は千鳥橋商店街のアーケードを抜け、北港通りに沿って東に向かいます。
千鳥橋交差点の歩道橋にて中田粥さんと一緒に欄干を叩いて何dB出たか。
そうして最初の目的地である阪神千鳥駅前の歩道橋に到着しました。ここでのプレーヤーは中田粥さん。FIGYAやMIIT House等でバグシンセのライブを数多くこなしてきた中田さんですが、今回は楽器や機材らしきものは持ってません。
はて中田さん、どないすんの?と思ってたら、細いビニールパイプを片手に、一人で歩道橋を歩いていきます。イヤホンから聴こえて来たのは、ゴトゴト、ゴトゴト……という妙にエコーのかかったノイズが―そう、この音はビニールパイプを歩道橋の欄干に押し当てている音だったのです。
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中田さん単独の欄干ノイズ演奏の後、参加者全員にビニールパイプが配られました。そして中田さんの後について欄干にパイプを押し当てながら歩道橋を往復。思わぬ形で”アンサンブル”に参加することとなりました。
一体何デシベルの音が、周囲に鳴り響いたんでしょう?近場に交番あったら即アウト!そんな予定調和を裏切るスリリングさもまた、PARADEならではのアナーキーな魅力やな〜と感心しながら、次の目的地に向かいます。
高架下の嬉ヶ崎公園にて、謎の二人組「コント」が謎すぎて度肝を抜かれる。
六軒家川を渡って隣の福島区へと通じる橋の真下に位置する嬉ヶ崎公園。昼間でも薄暗くてひっそりとした、知る人ぞ知る穴場スポットなんです。が、こちらに入るやいなや、謎すぎる男女二人組が街灯の真下で、何と漫才!!!をやっていたんです。
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公園の中を見回すと、男女二人の顔写真が並び、大型の液晶モニタが置かれています。モニタには、六軒家川沿いのトタンの建物(元OTONARI周辺)で撮影されたと思しき映像が流れています。この人たちは何者?これも今回のPARADEの出し物?―相当迷いまして、とにかく状況把握せねばと耳からラジオのイヤホンを引き抜きました。
ボケる男とツッコむ女―この謎の男女二人組の正体は、持木永大さんと姫田麻衣さんによるパフォーマンスユニットコント。その後私は彼らコントの底知れぬユーモアと破壊力極まるパフォーマンスを、区内のとあるスペースで体験することになるのですが……それはまた別の機会に!
夜の正蓮寺川公園にみんなで腰掛けると、米子匡司さんが謎の箱を取り出して光と音のライブを始める。
次の場所に移動を開始。再び耳にラジオのイヤホンを突っ込みます。米子さんと中田さんが、先ほど嬉ケ崎公園でのパフォーマンスを見せてくれたコントの二人について解説してくれました。ますます興味深い……で、ローソンの前で一休み。何と虫除けスプレーを、参加者のために買ってくれました。何というきめ細かい気づかい、ありがたや!―という訳で私たち参加者はスプレーをかけ、後ろの人に回しながら、コンビニ裏手の道に入っていきます。
で、やって来ました正蓮寺川公園!もともと川だった場所が埋め立てられ、地下には高速道路(阪神高速淀川左岸線)が走り、地上には遊歩道、桜並木、芝生やグラウンド等が設けられています。まだ計画の半分以下の用地しか整備されていない未完成な公園ですが、完成すると此花区の中心部を貫く18.8ヘクタールの広々とした緑化ゾーンが誕生します。
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公園は千鳥橋団地(通称チーダン)や高見フローラルタウン(通称フロタン)といった大規模団地に囲まれています。思いのほか美しい夜景が望める公園内の路上に一同腰掛けると、米子さんが謎のキューブを取り出して、公園の路上のあちこちに配置します。そうしてこの謎のキューブに向かって、懐中電灯の光をあてると、箱上部に取付けられたプロペラが回転しはじめます。
プロペラの回転と同時に不思議な音響が周囲を包み込みます。遠景には団地群の灯り、そして近景には回転する光と音の結晶体。この両者が相俟って、私たちは心地よい沈黙に包まれました。
夜も更けゆく正蓮寺川公園に大きな風船がはためく、ゆれる。
米子さんがライブを粛々と終え、機材を手際よく片付けると、続いて登場したのがアーティスト 船川翔司さん。手にした長い棒の先に、横長のビニルをくくりつけ、グイッと持ち上げました。すると大きなビニールの旗が、公園内に吹き込んでくる風を捉えて前後左右に靡きます。船川さんはこの旗を、さらに大きく振りかざします。旗は長くうねって龍になり、風の中を泳ぎはじめました。
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正蓮寺川公園の北に広がる伝法・高見地区は、淀川沿いにあるせいか、年中風が強いエリアです。強い風が吹き込む度に、旗はさらにうねって、ますます大きく見えてきます。さらにこの旗は遠景の団地群の灯りや公園の街灯を透過して、より幻想的な姿に变化していきます。
半透明のゴミ袋と思しきチープな素材の旗が、風を受け、光を拾い、一瞬たりとも目を離せない状況を生み出します。自然の諸力が美しく抽出される光景に触れ、またも私たちはウットリ。このままずっと見ていたいと思ったのは、自分だけではないはずです。
追記〜欄干を叩く音をテーマにした中田粥さん作のCDを、PORTの自販機で発見!!
PORT前に置かれた、米子さん制作の青い自販機をご存知でしょうか?3年前にわれわれ働楽が制作した『働楽のきてみて!このはなNOTES』も、この自販機で売っていただいてました(現在は品切れ)。その自販機で、歩道橋の欄干を叩く音のフィールドレコーディング作品が並んでるのをPARADEの帰りがけに発見しました!
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そんな訳でワタクシ、売れ切れないうち買うときました!!この街このはなでしか聞けない音楽、素晴らしい!
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konohana-douraku · 6 years ago
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平成が終わらないうちに、「平成30年後半のこのはな」について報告したい!
言い訳がましくて申し訳ございせんが、2018年後半はいろんなことが重なって更新が滞ってしまいました。しかし地元このはなのイベントは―全部は到底ムリでしたが、いくつかの重要な機会に立ち会うことができました。
さて、もう平成31年です。4月1日には新しい元号が発表され、5月1日には現天皇陛下の譲位により徳仁親王が新しい天皇に即位。いよいよ来年2020年には東京オリンピック―と、時間は常に進み、わが身は遅れを取るばかり。しかし2018年後半の地元のシーンをお伝えしなけりゃ、私しゃ平成に未練を残すだけ―なので今さらですが、去年暮れのことから書かせていただきます。
10/7(日)Enrico Bertelli Electronic Music Live at FIGYA
2018年の秋は、恒例行事の「見っけ!このはな」」が開催されませんでした。
しかし各スペースの活動は、いつもと変わらず続いています。梅香のFIGYAでは、イタリア出身の音楽家・パーカッショニストエンリコ・ベルテッリさんを迎えたライブを開催。最初に登壇したのは作曲家の田口雅英さん。ドイツの街角で、外国人どうしのカタコト英語での会話をもとに構成されたフィールド・レコーディング。言葉の壁を越えようとする人々が奮闘する様が、リアルに感じ取れました。続いて中田粥さん。既にバラしたシンセサイザーの基板を接続して音を探り出すという、いつもとは異なる手法によるバグシンセ。mizutamaさんは、四角い台の上に水を注いでオモチャをを浮かべ、壁に向かってライトを照射、するとオモチャの影が、壁面に幻想的に映し出されました。続いて本日のメインゲスト、エンリコ・ベルテッリさんのソロ演奏。MacBookからの音源に合わせ、手元に置かれた大小のお茶碗をヴィヴラフォンのように叩いてメロディを奏でます。とっても和風なお茶碗なのに、ガムランを聴いているかのようでした。
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最後は全員によるセッション。壁面にはmizutamaさんが生きた金魚の影を投影し、田口さん、中田さん、ベルテッリさんそれぞれの音が合わさります。ライブの最中、ベルテッリさんご本人に電線のようなものを渡されました。両端を持つと、自分の身体を微弱な電流が通ってスピーカーから音が流れ出ました。このような感じで私以外の多くの観客も、とても気さくなベルテッリさんによってライブに”参加させられ”ることとなりました。
10/13(土) HA biest A tour jp 2018  @The Blend Inn
大阪・阿波座のオルタナティブスペース兼オフィス ifm((inframince改め)主催による、ドイツ・ベルリン拠点のクリエイティブデュオBIESTの個展。東京・京都・大阪それぞれ一日のみの開催で、大阪では梅香のThe Blend Innが会場に。
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BIESTは建築を学び舞台芸術を手がけるミルコ・ヒリンクスさんと、服飾デザイン出身のジルヴィオ・シェラーさんから成るユニットです。異なるバックボーンを持つ二人ですが、建築と服飾が「人を包み込む」ものであるという共通点に気づいたことが、共同制作のきっかけになったそうです。その創作の理念を明確に伝えるのが、エントランス脇に設置された、赤い布地の大きなインスタレーション。一見寝袋のようですが、着ることで街に「住める」衣服としてデザインされています。この他にも着ることで身体と都市との関係性に気づく仕掛けが施された数々の衣服が、The Blend Innの中庭から別棟にかけて配置され、秋の夜風にはためいていました。
10/31(水)上野洋子 ハリコズエ 中田粥+小林椋     @FIGYA
一昨年から去年にかけてFIGYAを大いに盛り上げた上野洋子さんとパフォーマンスユニットハリコズエ(杉浦こずえ・はりこ)という、個人的には嬉しすぎるコラボ企画です。まずは2階フロアにて上野洋子・ハリコズエによるツイスターを使ったパフォーマンス。杉浦こずえさんがルーレットを回して数字を読み上げ、上野洋子さんとはりこさんがマット上で手足を動かします。その度にセンサーが感知して、至る所に仕込まれた小道具が音を発します。続いて中田粥+小林椋。中田さんがシンセサイザーの回路に直接触れて音を出すと、小林さんによる複数のインスタレーションが反応します。上下、左右、回転、点滅……音が動きに、動きが音に。機械どうしが反応しあうこの光景、見方を変えれば、これも立派な「アンサンブル」じゃないでしょうか。
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ラストは1階に移動して、再び上野洋子・ハリコズエ。割烹着に着替えた3名による「日本のお母さんノイズ」をテーマにしたパフォーマンスです。「日本のノイズ音楽は、家電品から始まった」―という杉浦こずえさんのテーゼに基づいて、洗濯機の音をサンプリングした音源をバックに無数のシングル盤がターンテーブルに掛けられます。再生を終えたシングル盤は洗剤でゴシゴシ洗われ、最後は物干竿に、洗濯バサミで吊るされます。とにかく素晴らしすぎるほど濃厚で、語る言葉を選べないほどの至福のひととき〜その模様と場の雰囲気は、こちらのツイートでも報告されています。https://twitter.com/keiichi_suzuki/status/1057918332051963905
11/9-11/25 ファニー・ハーラン「DU」 @The Blend Inn
昨秋、四貫島The Blend Apartmentに滞在していたドイツ出身の美術家ファニー・ハーランさんの個展。The Blend Innの壁面や地面には、チョークで書かれた数々の「問い掛け」があちこちに。その言葉を追いかけるうち、Inn別棟2階の小部屋へと導かれました。
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今度はその問い掛けを、映像によって継続します。題名のDUとはドイツ語で「あなた」という意味。ファニーさんのプライベートな表情を交えた詩的な映像が、「あなた」とのつながりを求める熱を帯びて、暗闇の中に輝いていました。
12/23(日祝)・24(月) AIHANSURU @PULL
昨年11月よりThe Blend Apartmentにて滞在制作(レジデンス)を行っていたドイツの写真家ファビアン・ハメルさんと、詩人・写真家の辺口芳典さんとの2日間だけの共同展。会場のPULLは、梅香の町中に残された、もと町工場。内部に広がる大空間には、何と2つの建物が。右側には家具の工房棟。そして左側にはギャラリー棟―こちらが今回の展示会場です。
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辺口さんの住居兼スペース黒目画廊(休廊中)内部の組写真、このはな在住の作家さん達のポートレート、自分もよく知ってるこのはなの街並み、そして少し足を伸ばして西淀川区福町辺りの風景を、ハメルさんと辺口さんが相互に撮り合います。この二人の、アングルや画作りなどが「相反する」写真どうしを眺め続けるうち、自分以外の他者が持つ視線の存在が立ち上がってくるのです。クリスマス・イブの夕ぐれに、ささやかながらも大事な気づきのプレゼント、しかと受け取りました。この場を借りてDanke schön!(ドイツ語で「ありがとうございます!」)。
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konohana-douraku · 7 years ago
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11/24-12/23  小松原智史 巣を立てる @ the three konohana
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梅香のアートギャラリーthe three konohanaでは現在、小松原智史展『巣を立てる』を開催中。今回は土・日のみの開催です。
小松原さんが緻密な筆づかいで描くイメージをじっくり見つめていると、具象と抽象、意味と無意味、器官と機械―などなど、相反するものが立ち現れてきては互いに打ち消し合うような感覚にいつしか捕らわれてしまいます。まさにこれこそが、小松原さんの意図する「無意味」の境地ではないか?―と思われます。さて、今回そのイメージは、the three konohana��壁面から空間に飛び出して、次元の襞にまで入り込んでいきそうな様相を帯びています。
さて、会期は12/22(土)・12/23(日)の2日間を残すのみ、お見逃しなく!
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konohana-douraku · 7 years ago
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酷暑と台風のはざまで、したたかに輝く!?このはなの夏2018。
イヤ〜まいりました、今夏の天候の激しさに。日の出の頃からもう猛暑。お昼前後は酷暑に達し、外を歩いて数分もすれば意識ぼんやりおとぼけ連発。締めは毎晩続く熱帯夜。そして例年になく多数発生する台風にも悩まされました。特に8月中旬、関東に上陸するや東から西へと逆走していった台風12号の動きには不吉さを覚えました。そして忘れもしない9/4(火)!「極めて強い勢力」のまま関西に上陸した台風21号が、このはなの街にも猛威を振るいました。
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さて台風後の爪痕が生々しかったその日の夜、暗闇の中で電池の残りを気にしながらパソコンで作業していた私めの所に「みんなで夕食食べてるから来ませんか?」とお誘いの電話が。場所は梅香のモトタバコヤ!吹けば飛ぶよなあの古民家が、無傷な上に停電も免れていると聞くと、居ても立ってもいられず真っ暗な家を飛び出しいざ梅香へ。自分と同じように停電に見舞われていた皆さん達と一緒にビールを飲んだり、料理をいただいたり、お互いのスマホで撮った台風一過の”衝撃写真”を見せ合ったりするうちに、心配事もいつしか忘れてはしゃいでました。
そんな初っ端なら荒れまくった9月もとうとう最終週ですが、今回はとっても暑くて熱かった、7〜8月のこのはなの動きをお伝えします。
7/28(土) 銭湯プロレス&ライブ @千鳥温泉(自転車湯)
梅香のモトタバコヤから程近い銭湯 千鳥温泉は、昨年より新しい経営者のもと設備等のリニューアルを進め、銭湯というスペースの可能性を広げる試みを大胆に繰り広げています。春には関西屈指のブルースマン有山じゅんじさんの銭湯ライブ。そして今夏、何と男子脱衣場にリングを設け、新大阪・プロレス主催の銭湯プロレス&ライブを開催!
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レフェリーを勤めるのは、見るからに普通のおじさんグレート・サラリーマン氏と、覆面マネージャーグレート・キャリアウーマン。そこにレスラーが登場するや、いきなり引きずられ引っ張り回されるグレート・サラリーマン!この他観客席からのレスラー登場など、数分おきに何かが起こるというサプライズに満ちた展開が続きます。そして後半は、待ってましたの場外乱闘!浴室内やサウナ室に飛び込んで水の掛け合い、そして絞め技のオンパレード。ところで浴室内でコケてしまったらエラいことになりかねませんが、力加減を上手にコントロールしながら乱闘乱闘、またも乱闘。すぐ横に立て掛けてあった脚立でメッタ打ち!最後までテンションを崩すことなく、1時間半ほどの試合を終えました。さてプロレス終了後は、淡路島出身のシンガーソングライター増田起也さんのライブが始まりました。熱い闘いを終えた後の汗をさっぱり洗い流すのは、湯船の中から沸き立つような熱い歌声!
7/31(火)・8/1(水)伝法・高見夏祭り
此花区内で最大の盛り上がりを見せる夏祭といえば、やはり伝法・高見の夏祭り!鴉宮、澪標住吉神社という2つの氏神神社を中心に、蒲団太鼓や獅子舞、子ども神輿が早朝から夕方にかけて周辺の街に繰り出します。そして日没近くになると、各所で宮入り・宮出の準備が整って、道幅の狭い路地が縦横に走るこの街に、祭りの波がどっと押し寄せます。
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普段からは考えられないほどの観客が、民家の軒先をびっしり埋め尽くします。太鼓の担ぎ手や獅子舞の後ろに並んで一緒に移動する観客も多く、一体感のある祭りの雰囲気が醸し出されます。近年は酷暑への配慮もあってか、宮入りの時刻が年々繰り上がり、殆どの太鼓が9時前頃に、それぞれの庫のある場所にゴールイン。ハードな二日間を乗り切った担ぎ手の皆さんによる勇壮な大阪締めで、祭りは清々しく終わりを迎えました。
8/2(木)・ 3(金)梅香盆踊り大会 @梅香南公園
今年もこのはなコミュニティの面々がスタッフとして参加し、梅香・四貫島に新しい風を吹き込んだ梅香盆踊り大会。去年の目玉は、何といってもDJハガケン&マリヲコンビによる盆踊りDJ。では今年はどんな試みが行われたのでしょうか?
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まず一番にお伝えすべきは、梅香でヨガとダンスのスタジオThe Handover dance and yoga(Nooo Kitty改め)を新たに立ち上げたスヌー&かおり夫妻によるヒップホップダンス。スヌーさんがラップを披露する前で、スタジオのメンバーが見事なブレイクダンスの技を決めていきます。この他にも地車囃子、ママさんコーラスなど、梅香・四貫島に根付いた様々なパフォーマンスが一堂に会しました。一方、公園南側の隅っこではMaglione(パン)、かたってハイよ!(ちくわサラダ)、シカク(書店)などおなじみのメンバーが出店。近隣でスペース等を運営する皆さんが、助っ人としてお店を手伝う様子も見受けられました。
おっとわが働楽は―今年は出店しませんでしたが、代表の阪 憲明が、椿庵(着物レンタル・着付け)さんの冷やしそうめんのお店を手伝わせていただきました。そして2日間のそうめんの売上と、フェイスペイントの吉本さんからの寄附を合わせた合計25,648円を、西日本豪雨災害で被災した愛媛と広島に全額寄附いたしました。この場を借りまして、皆さまご協力ありがとうございました。
b8/4(土)なにわ淀川花火大会 @梅香・六軒家橋
伝法・高見の夏祭りから数えて何と5日連続のイベント、そのトリをつとめる(?)のが夏の大阪の夜空を彩るなにわ淀川花火大会。今年はいつもの伝法大橋を離れ、梅香と西九条とを結ぶ六軒家橋までやって来ました。実はこの橋の上こそが、此花区内から花火を楽しく眺められる穴場的スポットなのです。
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十三大橋近辺の十三側と梅田側からそれぞれ花火が打ち上げられますが、距離があるせいでどちらから打ち上がったかは、ここでは判別出来ません。しかし少し離れた場所から見るおかげで、花火全体がスマホ画面やカメラのファインダーに、すっきり収まって写ってくれるのです。時折鉄橋を横切る阪神電車の光の帯とか、川面に揺れる夜景とのコントラストも楽しめます。
8/25(金)・26(土) 伝法連合納涼盆踊り @伝法コミュニティ広場
ご年配の方はもちろん、若者にまでも親しまれている関西の生きた伝統芸能 河内音頭がライブで聴ける―それが伝法連合納涼盆踊り!千鳥橋を渡って西側に開けたグラウンド伝法コミュニティ広場の中央には大きな櫓が組まれ、夕闇に提灯の列が浮かび上がります。
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毎年この櫓に上るのは、生駒一師匠、三好家肇師匠をはじめとする音頭取りの方々。これぞ ”河内グルーヴ” と言う他ない、味わい深いエレキギターは生駒竜也さん。そして生駒みづきさん、生駒はづきさんはまだ十代!同じ大阪でも、八尾や東大阪辺りの音頭取りの”層の厚さ”を感じます。♪エンヤコラセ〜 ドッコイセ〜の河内音頭と、♪ヨイトヨイヤマッカドッコイサ〜ノセ〜の江州音頭が交互に流れ、その度に踊り手さんたちの振り付けも変わります。お子さんと一緒に踊りはじめる方々も見受けられました。正確な振り付けを知らなくても、リズムに合わせて動いていれば、自然と踊りの輪に入って行けるものなのですね。
8/26(土)夏の大流しそうめん @モトタバコヤ前
隔週金曜日にモトタバコヤでねぎ焼きの店まぜてぇーやを開店し、知る人ぞ知るカホン職人で、カンテレ『よーいドン!』の人気コーナーとなりの人間国宝にも出演歴のある、マルチすぎる家具作家 宮下昌久さん。伝法の盆踊りと重なるこの日、となりの人間国宝で披露した流しそうめん台をさらに改良・拡大した究極の流しそうめん台を、モトタバコヤ前に大胆に設置しました。
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開始時間は午後3時頃。そうめんがスムーズに流れるよう時間をかけて調整した様が細部に見て取れます。5時をすぎると、子供連れのファミリーが加わって徐々に賑わいはじめ、何とこのはなレジェンド 森屋のおっちゃん(※写真右上:区内高見の森お好み焼き店のご主人。現在は休店中)が駆けつけるというサプライズも!流れるそうめんを箸ですくって暑さを忘れ、今年最後の夏の夜を満喫しました。
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konohana-douraku · 7 years ago
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7/15(日)・16(祝) 四貫島住吉神社 夏祭
梅香商店街を南に抜けた所に鎮座する四貫島住吉神社は、このはな(=梅香・四貫島・朝日)の氏神神社。手入れが行き届いた境内には御神木が大きく育ち、晴天の日には木漏れ日が降り注ぎます。静かで居心地のいい、美しいお社です。
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住吉神社の夏祭りは、毎年海の日の前後2日間。境内には櫓が組まれ、住吉神社地車会による地車囃子(だんじりばやし)と狐踊りが奉納されます。
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地車囃子とは、元々はだんじりの動きを盛り上げるお囃子なのですが、大阪市内の神社では、本来のだんじりとは切り離された独立した演目として、多くの祭礼で披露されています。演奏形態は親太鼓・子太鼓・雄鉦・雌鉦の四人一組。櫓の中で、一列に並んで演奏します。
一方、櫓の前では1人あるいは2人組による狐踊りが振る舞われます。両手の甲を軽く丸めて前に突き出し、足はしっかり地面に付けたままで動かさず、身体を大きくくねらせます。その動きは、狐の愛嬌たっぷりな姿を思い起こさせます。
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さて今回の夏祭りでは、住吉神社初の試みとして、新人だんじりグループ「はち」が櫓に上がりました。
宵宮(7/15)のメンバーは三家総一郎さん(美術家・大太鼓)、溝辺直人さん(The Blend Inn・子太鼓)、辺口芳典さん(詩人、写真家・鉦)、いとうともひささん(旅する大工・鉦)(※7/16の本宮では一部メンバーチェンジあり)。地車会の山田さんに稽古を受けたその成果を約10分間、2日連続で披露しました。
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櫓の外では、狐踊りに代わって小澄源太さんによるライブペインティング。四人一組で繰り出す、少しロックなお囃子のグルーヴをダイレクトに受けとめ、勢いよく狐の絵を描いていきます。小澄さんが描くのは、もちろん狐!コンチキチンと響く鉦と、ドンドンッと押しまくる大小二つの太鼓のテンションが高まるにつれ、小澄さんの筆さばきもますます力強く、素早さを増していき、狐の持つ野性的な面が伝わってきました。
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このはなに住む、表現を生業とする人々のコミュニティが、この街の伝統行事と接点を持った記念すべき二日間。いつも意外な形でコミュニケーションの機会を創り出すこのはなの動きに、これからも注目です。
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konohana-douraku · 7 years ago
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何が起こっても淡々と。6月のこのはな。
ここんとこ地震に見舞われたり、異常な長雨で主に西日本各地で水害が発生したりと穏やかならざる状況になってしまいましたが、こんな時期にあっても淡々と各種イベントが行われた6月のこのはなのシーンを、知ってる限りお伝えします。
6/10(日)miniatures #70  @MIIT House
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とうとう70回目を迎えた、即興音楽とダンス・パフォーマンスの定番イベントminiatures。今回は八雄さんのライブペインティングを軸とするパフォーマンスで、通常���り30分遅い18:30からの開演となりました。なお、当日のパフォーマーのうち磯島未来さん、山路智恵子さんのお二人は、東北からのゲストです。
ステージ中央の紙の上に描く八雄さん。勢いのあるストロークと安定感のあるタッチを兼ね備え、速さの中に正確なデッサン力が見て取れます。その八雄さんを囲むように、ダンサーがステージに現われ、サウンドが立ち上がり、メンバーが交互に入れ替わりながら、いつも以上に緩慢なペースでパフォーマンスが始まりました。
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ダンサーの大歳芽里さん、磯島未来さん、伴戸千雅子さんは、それぞれに異なる動きで、八雄さんの描く動作に絡みます。あえて喩えるなら、大歳さんは《天》、伴戸さんは《地》。その間をつなぐ《人》が磯島さん……といった感じでしょうか?
一方サウンドにおいては、ルイ・リロイさんはアコースティックギターの艶やかな音色を最大限に生かし、ジェリー・ゴードンさんは対照的に枯れた微かな音で、八雄さんの動きに絡みます。
一方、特異点的な動きをするのが、ドラムを携えた山路智恵子さん。一本の紐の両端を伴戸千雅子さんと持ち合い、互いに支え合いながら動きます。サウンドとパフォーマンスを兼ねるこの不思議なポジションが、ステージ上にさらなる混沌を醸し出します。
プレイヤーやダンサーが入れ替わり立ち替わりを繰り返しながら、その流れが八雄さんの画に送り込まれ、またその画から新たな動きを作り出す波が広がる―アーティストどうしがその場のリズムやルールに鋭敏に反応する姿が、リアルに眼の前で繰り広げられた、約2時間半のひとときでした。
6/24(土)The Blend Meeting : The Kids Are Alright VOL.3 @The Blend Inn
旧此花メヂア跡地に建つ、ひときわモダンなゲストハウスThe Blend Innでは、昨年から主に建築系のクリエイターを迎えたトークイベントを度々開催しています。The Kids Are Alrightは、このはなにオフィスと住居を構えるNO ARCHTECTSの建築家西山広志さんと、The Blend Innディレクターで詩人・写真家の辺口芳典さん2人がホストをつとめるトークイベント。第3回目のゲストは、東京都台東区谷中でHAGISOを展開する建築家宮崎晃吉さんです。
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宮崎さんは学生時代に暮らした築60年の木造アパート萩荘を2013年にリノベーションし、ギャラリー・レンタルスペース・カフェを備えた「最小複合文化施設」HAGISOを立ち上げました。また、このHAGISOの近くにある古い木造アパートを宿泊施設hanareとして運営。近年観光スポットとして注目を浴びる谷中において、観光客ではなく地元に長年住んでいる人たち優先の活動を紹介。(ゼネコン等とは異なる)インディペンデントな建築家目線による、街づくりのノウハウが詰まったプレゼンに耳を傾けました。
さて、東京・谷中といえば……何といっても森まゆみさん等の主婦グループによって編集された地域ミニコミ雑誌の走りと言われる『谷根千』(1984-2009)の街、というイメージがありました。宮崎さんのお話は、後半でこの『谷根千』の話題につながって行きました。住み慣れた街の記憶、歴史、日常の豊かさをミニコミという形で発掘してきた『谷根千』と、谷中という街場を建築や美術、衣食住のトータルなアイデアによって活気づけるHAGISO。この両者が、ご近所さんどうしの飲み会という形で淡いながらも接点を持っているのを知るや否や、東京・谷中に関する自分の内と外との知識がつながりました。これ、まさにトークイベントの醍醐味ですよね。
てな訳でこのThe Kids Are Alright、マニアックかつサブカル色の強いこのはなには珍しく、主に建築系の学生さんや不動産関連の参加者が多く、何よりメモを取りながら聴く人が多いなど「学び」の雰囲気も濃厚です。
街や場所づくりに携わる方々のリアルな話を聴くなら、The Blend InnのThe Kids Are Alright。今後のこのはなを盛り上げる、新たな定番イベントかも知れません。
6/24(土)こなもんパーティ @モトタバコヤ
モトタバコヤにてねぎ焼きの店まぜてぇーや(隔週金曜営業)を運営する、このはな在住の家具作家宮下昌久さん主宰のこなもんパーティが、久しぶりに開催されました。1000円でお好み焼き・ねぎ焼き・たこ焼きがそれぞれ食べ放題。実はこのイベントの歴史は古く、2014〜2015年頃には夜の寄合いの場として、今より頻繁に開催されていました。
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この日の「こなもんパーティ」は、午後3時頃からのスタート。私は4時半頃にやって来てねぎ焼き、たこ焼きをいただいた後、The Blend Innの先のイベント”The Kids Are Allright”に移動し、終了後は再びモトタバコヤに戻ってきて、今度はお好み焼きをいただきました。
なおこの日の模様は、こちらのYouTuberさんのサイトにupされています。ぜひともご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=o_EZdgeXZHc
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konohana-douraku · 7 years ago
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勢いのある状況は、ひとことではまとめられません。 そんな5月の、このはなでした。
すんません、6月にupすべきところでしたが諸般の事情で7月になってしまいました。今回は2ヶ月前の5月のこのはなの各種イベントについてお伝えします。皆さまよろしくお願いします。
4/28-5/13  北村みなみ展 さよなら人類@シカク
イラストレーター・アニメーション作家 北村みなみさんの、映像とシルクスクリーン作品の個展が、大阪このはなシカクで開催。その後6/1〜6/10まで、東京阿佐ヶ谷VOIDに巡回。この個展にちなんだ特設サイトもあわせてご覧ください。
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この3分割されたディスプレイに映し出されるアニメーションを見ているうちに、’90年代に流行ったたまの同名の曲が、ふと脳裏をよぎりました。♪今日人類がはじめて木星に着いたよ〜……地球から遠く離れて宇宙に���ツンとひとりきり。宇宙船の窓から覗ける底なしの暗闇の果てに、未だ合ったことのない”友達”が目の前にひょっこり現れたらどないしょう?―昭和に生まれた私ですが、世界の最果てに抱く思いは、今年限りの平成という時代にも、変わらず流れているのでしょうね。
5/2(水)-5/6(日) シャムキャッツ Pop-Up SHOP “Tetra Office” in OSAKA @The Blend Inn
梅香のゲストハウスThe Blend Innでゴールデンウイーク期間中に開催されていた、シャムキャッツによるショップイベントです。
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夏目知幸(Vo.G.)さんはThe Blend Innのwebサイトにモデルで登場。昨年度はこちらの1階ロビーにてソロライブも。入口で靴を脱いでロビーに入ると、本物のメンバーのみなさんと大学生のファンの方々のおしゃべりが弾んでました。「ここ大阪の辺境なのに、一体どういう所や!?」と不思議な気持ちで記念に買ったのは、昨年暮れリリースの『このままがいいね』のCDシングル。なおこの日(5/6)はThe Blend Innのディレクターを務める詩人・写真家の辺口芳典さんとメンバーとの曲づくりワークショップ&ライブも開催されました。
ところで……『さよなら人類』展の北村みなみさんは、何とシャムキャッツのPV制作にも参加されてるんだそうです。偶然とはいえ、おもしろすぎるめぐり合わせが起こった、GW最終日のこのはなでした。
5/20(日)miniatures #69    @Miit House
このはなで最も定期的に、そして2011年から現在まで長く続いている即興音楽とダンス・パフォーマンスイベント。何と今回で、69回目を迎えます。今回のゲストは松本充明さんとクリスティ・ファルカスさん。ジェリー・ゴードンさんを交えて前後2回の演奏です。松本さんの弾いている弦楽器は一見琵琶のようですが、ブズーキにも見えるし―結局どういう楽器なのか最後までわかりませんでしたが、足でエフェクタを操作しながら弓で弾くスタイルがとても新鮮に映りました。ファルカスさんはカナダ在住の作曲家。音の出る小さな小道具からの音を手元のMacBookで処理してスピーカから繊細な音が湧き上がります。これにジェリーさんがいつもの竹ひごや箱を使って出す小さな枯れた音と交わって、それぞれに繊細な音が束になったり、散ったりしながら、時間の中を駆け抜けて行きました。
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松本さん、ファルカスさん、ジェリーさんの前後2回のライブの間に、もう一組のゲストJunko GohanさんとJet Velさんのパフォーマンスが行われました。
Junkoさんは観客に向けて野菜などの食材をまず見せます。そしてスケッチブックで隠した手元にその食材を置いて、何かします。その音を、Jef Velさんがマイクで拾います。回す音、叩く音、様々な動きを感じさせる物音は、その場でJet Velさんのパソコンに取り込まれ、サンプリングされ、 歪んだパーカッションの音色を響かせ、Junkoさんのパフォーマンスを盛り上げます。そうして最後に出てきたのはレタス、パクチー、ライス等の入った野菜サラダ。一切の肉類、卵類を使わないヴィーガン食だそうです。このサラダを、ビール片手にいただけるとは、何とも幸せな日曜の夕暮れ時となりました。
5/26(土)別世界BAR @PORT
「珍スポット」の金原みわさん、「団地」のけんちんさん、「廃墟」のダミアンさんによる異業種趣味交流イベント別世界BAR。2015年にスタートして今年で3年目を迎えます。世間で言うところの異業種交流会は、名刺が飛び交うせわしない催しで、もらった名刺の枚数でコミュ力を競うといういやらしくシビアな空気が拭い去れないものですが、こちらはパネラーとして登場する方々の細かすぎて伝わりにくい、ニッチな趣味にじっくり聞き入って、知って、笑って和める、ユルさ満点のプレゼンテーションが見ものの社交の場です。
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まずはスマホに残ったしょうもない写真を見せ合い勝ち負けを決めるクソ写真デュエルからスタート。西成の街角で見つけたツチノコの写真が、後からじわじわ来ました。つづいてコンビニ居抜き物件の追跡調査。外壁などの形状で、元セブン、元ファミマ、元ローソン等が判別できるものなんですね。続いてのお題はエレベータのボタン。いつも目にするあの◁▷を記録し続るうちにたどり着いたボタン一つひとつの違った顔が見えてくるような、発見に満ちたプレゼンでした。パネラーの皆さんが膨大に収集したストックの中から発見した珠玉の画像に、タモリ倶楽部のほんこんさんのように一方的に突っ込むのではなく、一緒にアホになって楽しもうとする空気が何より気持ちいいサブカル系イベントでした。6月は6/23(土)に開催されましたが、7月は7/28(土)の予定です。詳細はこちらまで。
【速報】モトタバコヤより『講談ひるず』が配信されました!
https://youtu.be/xwh5H_jY6TQ
上方講談師の旭堂小南陵さん、旭堂南青さん出演の『講談ひるず』がYouTubeにて配信されました。落語、漫才ときて第三の演芸といえば―そう、講談!話によりますと、講談師は東西合わせて80人しかおらず、そのほとんどは東に偏っているそうです。そんな関西の講談シーンを盛り上げようというプロジェクトが、何とわれらのモトタバコヤを拠点に行動開始!7月3日現在で既に5本の動画がアップされています。詳しくはこちらまで。
https://www.youtube.com/channel/UCODn_o6mOXLwnMQDlBgouzg
アート、音楽、パフォーマンス、サブカル、演芸―ワンワードに無理やり括れない活動が勢いづく、2018年度半ばのこのはなに、これからも目を離さぬように!
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konohana-douraku · 7 years ago
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4月のこのはなは、桜が散ってしまっても、春めいた気分が続いてました。
4/8(日)梅香さくらまつり @梅香東公園
桜のピークが過ぎてしまってタイミングがちょっとズレたかな?と思った今年の桜まつりですが、梅干しの種とばし大会は年々参加者が増え、子供・女性・一般と、3つの部門に分かれて大にぎわいで開催されました。勝負に使われる梅���しは、和歌山名物の南高梅です。飛んだ種の飛距離を測るのはだんじり会の皆さん。今年も此花区の原田区長に加え、ニューフェイスとして此花区住みます芸人カリントウがコンビで参加。「ラ・ムーまで飛ばします!」「いや、ラ・ムーはあっちの方ですよ!」―など、すっかりこの街に馴染んでしまったかのような掛け合い���見られました。……ってことで、今年のこのはなは、「芸人」さんに注目です!
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●大阪ベイ経済新聞にも取り上げられています。
https://osakabay.keizai.biz/headline/455/
4/8(日)space eauuu mix party at FIGYA
昨年10月、質屋の蔵をリノベーションした物件に移転したFIGYAに、神戸・元町のspace eauuuがやってくる!―オルタナティブスペースどうしの交流が見もののライブイベントです。「男はモダンジャズ、女は宝塚でしかも親子二代、三代家族ぐるみの趣味」……等と、大阪や京都と比べると保守的なイメージのある神戸ですが、実は80年代かから現在まで、インプロヴィゼーション(即興音楽)や電子音楽の実験的な音楽シーンが連綿と続いているのをみなさんご存知でしたでしょうか?そんな神戸カルチャーのポテンシャルを象徴するアーティストのライブを、地元このはなで体験するまたとない機会となりました。
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4/16(月)〜4/26(木)上方写真部フェス@モトタバコヤ
今年のこのはなは、「芸人」さんの動きに注目!―その第一弾といも言えるイベント『上方写真部フェス』が、モトタバコヤで11日間開かれました。モトタバコヤの1階、2階の両フロアには、落語家・講談師・お囃子など、笑芸に関わるメンバーで構成された上方写真部のみなさんによる膨大な写真が展示されました。思いつく限りでは猫ちゃん、ブータン、花火など。芸人さんそれぞれの感性とか行動半径の広さ、視点の面白さなどがものすごいボリュームで迫ってきました。また2階のお座敷には高座のセットが組まれ、こちらでは打ち上げも含めて11日間連続の寄席イベントが開催されました。
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4/22(日)美女と野獣とやや野獣 -上方写真部フェス- @モトタバコヤ
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美女=笑福亭縁(ゆかり)さん、野獣・やや野獣=笑福亭鶴松さん&笑福亭恭瓶さん。天満天神繁昌亭に出演する上方落語の噺家さんが、地元のモトタバコヤで古典落語を披露!実は参加できた寄席イベントはこれだけなのですが、落語入門にはうってつけのプログラムでした。
出演順はジャンケンに負けた人から。トップバッターの笑福亭鶴松さんは、師匠の六代目笑福亭松鶴さんちに住み込んでた頃に師匠にいじられたエピソードを枕に、古典落語『時うどん』を一席。江戸落語の『時そば』は知ってましたが、実はこの『時うどん』がオリジナルなんですね。扇子を箸に見立て、汁気の多い熱いうどんを口に運ぶ身振りは間近で見ると迫力満点、これがホンマの落語なのかと思い知りました。
続いて笑福亭恭瓶さん。師匠はおなじみ笑福亭鶴瓶さんで、松鶴さんからすると孫弟子にあたります。まずは松鶴さんが可愛がってた九官鳥に、師匠がいらん言葉を教えた話で爆笑を誘いました。そして演目は『宮戸川』―ちょっと艶っぽい噺です。ここから先の二人は一体どうなんねん?という絶妙なタイミングで、結論を示さず噺は打ち止め。ミステリアスな余韻を残した終わり方はお見事でした。
トリを務めたのは笑福亭縁(ゆかり)さん。笑福亭松枝師匠に弟子入りして今年4年目の女性の噺家さんです。初っ端から「わたくしここでは美女と呼ばれてますけど」などと自虐しつつも笑いを誘い、ちゃきちゃきと世間話をつなげながら『池田の牛ほめ』を一席。布を二つ折りにして帳面に、扇子を筆に見立てて書き物をしたり、小拍子を使ってサッと場面転換したりと、小道具の使い方も鮮やかに、危なっかしくも憎めない与太者を、しっかり演じ切りました。
実はわたくし、落語はつまみ食い的にしか楽しんで来なかった素人なのですが、プロの噺家さんを間近に見るうちに、落語とは一人で演目を解釈し、演出し、演技する―いわば究極の「一人芝居」ではないかと思った次第です。そして落語などの話芸は、やっぱり寄席で体験するに限る!と。この日出演のお三方も、改めて繁昌亭でお会いできたらと思いつつモトタバコヤを後にして、近場の銭湯千鳥温泉に入ってウチに帰りました。なお次回の『上方写真部フェス』は9月頃に開催される予定。次こそはコンプリート!?
《追記》
四貫島PORT前の自販機
四貫島PORTの前に、米子匡司さん制作の自動販売機が置かれているのをご存知でしょうか?実は3月末頃に、私たち働楽のスタッフで制作した『きてみて!このはなNOTES』を入れていただきました。
4月末には既に別の商品が入っており入手できなくなりましたが、このようにおもしろい形でリリースしていただいたことに、この場を借りまして感謝いたします。ありがとうございました。
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konohana-douraku · 7 years ago
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【事前告知!】4/16(月)〜26(木) 上方写真部フェス @モトタバコヤ【連日イベント!】
このはなの梅香・四貫島エリアのアーティスト、クリエイターなどが集まるコミュニティに、今度は何と「芸人」さん達が加わって、モトタバコヤを「寄席」にします!
4月も半ばとなりまして、桜もすっかり散ってしまって寂しいやんけ……と思いきや、忘れた頃に公園の藤棚が、淡い紫の光をあたりに振りまいているではないですか。そんな今日この頃の梅香モトタバコヤにて、4/16(月)〜4/26(木)まで11日間連続で、『上方写真部フェス』が開催されます。
この展覧会をプロデュースするのは、落語家、講談師、お囃子その他の上方演芸に携わるみなさん方。いわゆる芸人さんたちによる写真展です。昨年11月の『見っけ!このはな2017』において、《演芸》という新しい風を吹き込んだ講談師旭堂小南陵さんも参加します。
期間中は、落語や講談などの演芸イベントが日替わりで開催されます。なおイベント参加は予約制で、毎日の出演者ごとに連絡先・料金等が異なりますので、詳細はこちらからご確認の上、メールやお電話にてご予約ください。
https://www.facebook.com/kamigatasyasinbu/
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konohana-douraku · 7 years ago
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3/21〜3/31 辺口芳典「山田家」展覧会 "Another family landscape YMDK"  @ブルームギャラリー
撮る人と撮られる人・物・風景との関係を思い浮かべながら、写真を眺めてみませんか。一枚の写真への入口が、パカっと開くかも知れません。
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先月末の31日、淀川区十三のブルームギャラリーで開催されていたこのはな在住作家辺口芳典さんの個展に行ってきました。
ブルームギャラリーは阪急十三駅から西に徒歩5分ほど。淀川の土手に面した通りに建つマンションの半地下スペースにある写真専門ギャラリーです。働楽スタッフの阪憲明も、盲導犬アクアの写真展を過去2回、こちらのギャラリーで開催しております。
さて辺口芳典さんは此花区梅香在住の詩人・写真家。2010年に黒目画廊(休廊中)を立ち上げ、六軒屋川に面したトタン倉庫2階のカフェ兼案内所OTONARI(2012-2014)の運営を経て、現在は梅香のゲストハウスTHE BLEND INN(2017-)のディレクターを務めています。’14年に詩集として『LIZARD TELEPATHY FOX TELEPATHY』(Chin Music Press)を、’17年にはパートナーの梨華さんがモデルの写真集『mean』(edition.nord)を、それぞれ刊行しています。
●過去記事リンク 
東成・新深江のスペース「Mrs.トライアングル」に行ってきました。
今日もどこかでイベントが……このはなの年末はこんな感じに過ぎてゆきます。
今回の「山田家」展は、このはな在住で、住吉神社地車会の活動を長年支えている山田さんが主役です。山田さんは梅香で畳店を営んでおられます。
まず一つ目は、辺口さんが山田家所蔵のアルバムからセレクトした写真で構成するパート。地車囃子の二丁鉦を懸命に打ち鳴らす、中学生ぐらいの頃の山田さん。結婚式場にて満面の笑みでスピーチする、青年期に達した山田さん。南海名物の空港特急ラピートを前にごきげんな山田さん―辺口さんの視点で選ばれた無数の「山田さん」の合間に、アルバム所蔵の何気なく撮られた風情の風景写真が入り込む構成は、家族のアルバムそのものが再現されたかのようでした。
もう一つのパートは、展示スペース中央にプロジェクタで投影される辺口さん撮り下ろしの「山田さん」のポートレート。辺口さんは現在、山田さんから地車囃子の太鼓のレッスンを受けており、相互に交流を深めるうち山田さんがいつも着ている服に着目したそうです。特に山田さんが着ているセーターの柄が独特で、どこで買ったか尋ねると、何とご自分でデザイン画を描き、お母さんがミシンで編んでくれるのだとか。まさにこの、山田さんオリジナルのセーターやシャツこそが、山田家ならではの家族のつながり方を象徴するものだったのです。この発見が、撮る人と撮られる人とを、改めてつなぎ直しているかのように感じられました。
カメラを挟んだ両者がシャッターでつながって、お互いの熱を交換しあう―この視点は、パートナーである梨華さんの無数の表情で綴られた最新の写真集『mean』にも、一貫して流れているようです。
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●『mean』関連リンク 
http://www.nadiff-online.com/?pid=126519340
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konohana-douraku · 7 years ago
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3/3・4の2日間は「イベント多発デー」でした。
3月3・4日の二日間は、久しぶりにカラッとした晴天に恵まれました。とくに3月3日は桃の節句、ひなまつり!この日にちなんでこのはなでは、「このフラワー」をはじめとする複数のイベントが開催されました。今回はその模様をざっくりとお伝えいたします。
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このフラワー@ふすま-whosma-(3/3・4)
これまでモトタバコヤにて不定期に開催されてきたこのフラワーは、昨年11月の見っけ!このはなより、新しいスペースふすま-whosma-で開催されるようになりました。ひな祭りにちなんでお店の入口には桃の花がお出迎え。そして今回のテーマフラワーとも言えるミモザの黄色い花弁が日を浴びて、辺りを照らしているかのようでした。
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会場のふすま-whosma-は、その名の通り襖づくりの工房として使われていた物件です。道に面したスペースにはお花が陳列され、中に置かれたテーブルの上ではワークショップに参加したお客さんたちが、ミモザのブーケ作りを楽しんでいました。また奥の部屋では、モトタバコヤで朝の7時〜9時頃まで不定期で営業しているichido morning standが出店中。まだちょっと肌寒さを感じる気温でしたが、美味しいカフェオレで心も体も温まりました。
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ところで3月8日は、イタリアではミモザの日。男性がパートナーの女性に、日頃の感謝を込めてミモザの花を贈るという習慣があるそうです。  
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かたってハイよ!@モトタバコヤ(3/3・4)
3/3の夜は、モトタバコヤでの熊本料理の店かたってハイよ!の通常営業の日。馬すじ肉のカレーライスと熊本のソウルフードちくわサラダをいただきました。続く日曜は、お昼からの特別営業。この日はおにぎりと一緒に熊本名物の赤酒をミルク割りでいただきました。素朴で和らかな甘み、そしてほっこりとした酔い心地がたまらない「和風カルアミルク」〜日曜昼からいい気なもんです。
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吉村智樹の街がいさがし展@シカク(3/3〜3/18)
昨年、北区中津からこのはなへのまさかの移転で多くの人々の度肝を抜いたシカクでは、関西のサブカルシーンで’80年代から活躍する放送作家・フリーライターの吉村智樹さんの写真展を、3/18(日)まで開催中です。
雑誌宝島(2015年休刊)の看板コーナーVOW!にて、関西各地の様々な珍看板、珍物件を発掘してきたことで知られる吉村さんの観察眼は大変鋭く、しかしツッコミ方には街角のアホな物事への深い愛情が感じられます。昨今のブログやSNSの普及によって大量発生した、常に上から目線のツッコミしかでけへん凡百の”変なモノウォッチャー”には絶対に追いつけない境地に、吉村さんは既に達しているのです。
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しかし何で関西ってところはアホな人・アホな芸・アホな現象が、次から次へと湧き出てくるのでしょう。住んでて思うのですが、笑わずに生きていくことが難しい土地ですね、特に大阪は。
さて、この日もシカクにて一冊本を買いました。他では殆ど手にはいらなさそうなコレクションがある程度できあがりつつありますが、そのうちこのブログにてお伝えしようと思いますのでその時はどうぞよろしく。
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こずえのひなまつり@FIGYA(3/3)
3月3日(土)のひなまつりの日は、FIGYAにてアーティスト杉浦こずえさんのワンマンライブが開催されました。第一部は「洗濯機DJ」、第二部がトークとこずえさん自作の電子ガジェットの実演。こずえさん自身の表現者としての経緯を語る上で欠かせない「青」という色に込められた意味と、それに因んだ青いケーキを切り分けて、みんなでいただきました。その後1時間ほどの休憩を挟んで、FIGYA2階にてライブがスタート!このライブの模様は、後日このブログでお伝えします。
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さて、このフラワーにて買った球根のお花を、ウチの窓辺に置きました。外からの光を浴びて色づく花、淡い緑の光を帯びる葉。つい先日までの寒波が嘘のようです。 今年のこのはなも、これからぼちぼち新しい動きが見られることでしょう。2018年も楽しみです。
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konohana-douraku · 7 years ago
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2/18(日)18:00〜20:00 miniatures @MIIT House
このはな在住の音楽家・詩人ジェリー・ゴードンさんの住み開きスペースMIIT Houseは、四貫島商店街に入って、PORTと和菓子屋が向かい合う四つ辻を西に曲がって5分ほど歩いた所にあります。スーパーの食肉用冷凍倉庫をリノベーションした物件で、MIIT(ミート)の音には、その意味も含んでいます。
ジェリーさん、そしてダンサーのyangjahさん(2014年に韓国・済州島へ移住)がこの場所で即興音楽とダンス・パフォーマンスのライブminiaturesを始めてから今回の公演で、何と66回目!未聴の音楽、音響を追い求める方はもちろん、「コンテンポラリーダンスに興味があるけど、どこから入ればいいんだろう?」とお悩み(?)のあなたにこそオススメしたい、このはな定番イベントです。
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Kayu Nakada
2/18のこの日は、まずはこのはな在住の音楽家中田粥さんのバグシンセのソロからスタート。LEDの青白い光にライトアップされた基板たちは、それぞれシンセサイザーやグルーヴボックスといった電子楽器の中から取り出されたもの。横に転がっている銀色の物体は、基板上の回路のあっちとこっちをランダムにつなぐ電線。基板という「ブラックボックス」の中に隠された音を探り、掘り出す役目を果たします。中田さんのプレイはいつも手探りの連続。基板の位置を換えたり、あっちとこっちをつなげたりするうちに、偶発的にプチプチッという音(いわゆるグリッチノイズ)が発生すると、思わず「ヤッタ!」という気持ちになるんです(何でやろ?)。
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Yasuo Fukurozaka ✕ Jerry Gordon
20世紀の日本で、土方巽や大野一雄などを中心に形成された前衛舞踊 Butoh(舞踏)―ここMIIT Houseでも、舞踏と即興音楽とのコラボ企画 Butoh???Nightが幾度か開催されています。今回のゲスト袋坂ヤスオさんも、このButoh????Nightで初めてお目にかかりました。
ステージに褌姿で登場した袋坂さんは、背中の尾てい骨の部分に般若の能面を逆さにはめ、背中を向いて逆立ちしました。するとたちまち、この畏怖する他ない異形の姿に早変わり!さらにこの能面が動くたび、角度によって様々な表情を垣間見せ、いつの間にか袋坂さんの肉体を乗っ取ってしまったかのような錯覚にとらわれました。
ジェリーさんの伴奏は尺八。吹き込まれた息が風になり、その音に異形の般若が呼応する様は、形は違えど、これも新たな”能楽”のあり方かな?という思いに至りました。
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Kayu Nakada ✕ Jerry Gordon
続いて中田粥さんとジェリー・ゴードンさんとのアンサンブル。ジェリーさんは竹ひごや泡立て器などの表面を擦りつけたりしながら、実に繊細な手つきでこれらの音を抽出します。その微かな音を響かせるのが、床面に置かれた長方形の箱。これが音を床に伝えるスピーカの役目を果たしているようです。対して中田さんの方は、回路と回路の間にリード線を結んだり、基板どうしを複数重ねたりと、手先を頻繁に動かしながら、基板内に隠れた音を掘り返します。その”成果物”としての音は、スピーカから流れます。物理的な音と電子的な音……出どころの異なる音であっても、「空気の振動」という点では同じもの。だからこそこの異種格闘技的なアンサンブルが、成立するのでしょう。
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Miho Wakabayashi ✕ Kayu Nakada ✕  Jerry Gordon
もう一人のゲスト若林美保さんは、名門浅���ロック座所属で舞台俳優。さらに一楽儀光さんや伊東篤宏さん等のアーティストとも共演するなど、ジャンルを越境するパフォーマーとしても活躍しています。
ジェリーさんは細長いプラスチック管に穴を開け、サックスのリードを取り付けたオリジナル管楽器を中盤以降に持ち出し演奏。中田さんはシンセの基板から音を取り出す様々な手つきを繰り出します。摩擦音と電子音のノイズがつくり出す網の目の上で、黒く精悍な出で立ちの若林さんの身体が躍動し始めます。
ステージ中央の赤い布に身体を包み込んだり、抜け出したかと思いきや天井近くまで舞い上がったりと、アクロバティックな動きも織り交ぜながら、静謐なステージに凛とした昂揚感をもたらしました。
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袋坂ヤスオさん、若林美保さん。それぞれ異なる来歴のパフォーマーに共通して感じられたのは、私たちが固有に孕んでいる”情念”を包み隠さず肯定する姿勢と、その結晶化ではなかったか―そんな余韻を残しつつ、MIIT Houseを後にしました。
さて次のminiaturesは3/17(土)夕方6時から。詳細はこちらまで。http://miit-house.blogspot.jp/
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konohana-douraku · 7 years ago
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このはなの外にもこのはなあり〜関門海峡をはさんだ2つの街でいま起こっていること。
もう2月なのですが、明けましておめでとうございます。大阪極西のカルチャーエリアこのはなの状況をお伝えする当ブログ、今年もぼちぼち続けさせていただきますので、ご拝読よろしくお願いします。
さて2018年の第1弾は、このはなの外に飛び出して、福岡県北九州市門司区と山口県下関市をひっくるめたエリア「関門」における街づくりの取り組みを、少しだけお伝えいたします。訪問したのは2018年1月3日。お正月三が日最後の日を、せわしなく動き回りました。
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此花区を流れる淀川の川幅よりちょっと広い程度の関門海峡を挟んで、東西に長く向かい合う門司と下関は、まるで双子の街のよう。門司の高台から見える対岸の街・下関は漁港と造船所のある本州最西端の都市。真ん中右に見える塔の名前は海峡ゆめタワー(高さ143m)。夜はライトアップされ、門司側からの夜景を一層華やかにしてくれます。
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対して門司港エリアは明治の頃からの貿易港ですが、’90年代辺りから観光地としての再開発が進みました。奥に見えるタワーマンションは黒川紀章設計の門司港レトロハイマート。そして左はアルド・ロッシ設計のプレミアムホテル門司港。この2つのランドマークが、今やすっかり街のシンボルに。ちなみに真ん中の謎の船はレストラン。クリエイターズファイルでおなじみロバート秋山のお父さんがオーナーだそうです。
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さて、このエリアにおける古き佳き時代を見事に再現した門司港レトロ地区から東に5分ほど歩いた場所に、門司中央市場という本当にレトロな商店街があります。お正月のせいか入口が閉まってたので、裏道から入りました。
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間口に対して天井が高いので、狭くて細いわりに妙に開放感がある門司中央市場。典型的なシャッター通りではありますが、現在空き店舗をリノベーションして賃貸物件として活用する形での街づくりが進められているそうです。
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まず覗いたのは、商店街のアーケードが一旦途切れる角地にあるお店で、その名の通りカドヤ(仮)。あいにく開いておりませんでしたが、関西出身のたこ焼き職人さんが店長だそうです。
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カドヤ(仮)の対面に見つけたみおパンは、土日のみ営業のパン屋さん。開いてたらまたよろしく。
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アーケードの中を歩くと見えてくるのはシマネコブックストア。ショーウインドーに並んだ本のセレクトに胸がキュン(おっさんなのに♡)、しかしこちらもまた次回……。
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とはいえ、このお正月に開いてるお店があるんです。その名もインフォショップ大都会門司港。この市場きっての謎の店!昨年夏におじゃまして、今回が2度目の訪問となります。ちなみにインフォショップとは、主流の文化から外れたところで、社会や暮らしの現状を変えたいと考えている、いわゆる「オルタナティブ」な文化を求める人たちに、情報や活動拠点を提供するスペースの総称。業態は様々で、古本屋だったり、ゲストハウスだったり、リサイクルショップ(?)という所もあるようです。
さて、ここ大都会門司港はアーケードに面した1階部分は寄り合いの場になっています。zine(ミニコミ雑誌)や書籍、衣類、CDなどの音楽ソフト、各種フライヤーなどを集めたコーナーがあり、コーヒーや地ビール、その他軽食メニューを店内でいただけます。夏場に来た時には宇治金時をいただきましたが、氷からシロップまで、きちんと自家製という本格的なものだったので���きました。
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イベントやワークショップは2階で行われているそうです。ブレた写真で申し訳ありませんが、黒板をびっしりと埋めるカラフルなイベント告知の書き込みに、密度の濃い活動内容が伝わってきます。北九州にこんなにポジティブなアクティヴィズムの場があるのかと思うと嬉しくなりました。
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この日は店内で有機栽培のコーヒーを注文。海が近いせいか風に煽られ、すっきり冷え切ったカラダを温めてくれる一杯。喉元のムズムズ感も、この一杯ですっかり収まりました。
ところで何の話をしてたかというと……北九州市の人たちは郷土愛が強いクセにいちいち自分の街を悪く言う、つまり北九州の人はツンデレですねとか……そんなユルい会話を楽しみながら、30分ほど滞在しました。黒の法被を粋に着こなす店主さんの人柄が感じられるひたすら居心地のいい場所でした。
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急いでJR門司港駅横の渡場まで移動して、関門海峡フェリーで対岸の下関市へと渡ります。難所ならではの早い潮の流れと、吹き付ける風の強さ。そして間近に迫る大小様々な貨物船!
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そのスリリングな光景は、大阪市営の渡船とは異次元の荒々しさ。片道400円という運賃の意味が、乗ってみてようやく理解できました。なお関門を渡るのに一番オトクなコースは、写真の関門橋真下にある関門国道トンネル人道。かなり歩かされますが、交通費0円で対岸に出られます。
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吹き付ける風にキャップを飛ばされそうになりながらも、ようやく下関・唐戸に到着。すぐ横には関門周辺の海の幸が集まり、朝早くから活気に溢れる唐戸市場があります。古くは武蔵・小次郎の決闘で知られ、昭和の世にはアントニオ猪木とマサ斎藤のデスマッチでも有名(?)な巌流島へのフェリーも、ここから就航しています(※門司港からも行けます)。
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さて次に向かうのは、奥に見えます下関市役所のスグ近くにある青木屋ビル。ここは下関における今後注目のスポット。実はオーナーとは友達です。本日こちらで餅つき大会が開かれると聞いて、急遽駆けつけることとなりました。
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青木屋ビルは地上3階・地下1階。元は料理教室だった1階部分が、今回の餅つきの会場です。書き初め風の半紙の張り紙に、お正月風情を感じます。
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中に入ると、壁紙とか床が剥がされた、丸裸な空間が広がっていました。その中央で、大きなもちつき機がフル稼働中。地元のアーティスト、クリエイター、ギャラリスト等の皆さんが続々集まってきて、それぞれの活動についての話題を交えた雑談が、方々から耳に入ってきました。
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下関で暮らす若いコミュニティの盛り上がる様子を肴にビールで乾杯。そのうちお餅ができあがり、あんこ餅、大根餅、きなこ餅などをスタッフの皆さんが手際よく作って目の前に並べてくれました。つきたての餅はやっぱり美味しいですね。何といっても粘りが違うし、餅自体があったかい。そして舌の上でとろけるような柔らかさ!
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ところで会場の隅の壁面に、何やら意味ありげなスクリプトの文字列が。よくよく見ると、これはどうやらプロジェクションマッピングのテストのようです。なるほど、これから何か面白いものが始まるのだなという予感が。
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そうして新年を祝っての龍のパフォーマンスが始まりました。龍の頭を支える棒の先端にはスマホが仕込まれており、これがどうやらセンサーの役割を果たしているようです。龍が上下に揺れ、向きを変えるたびに場内に雅楽風の音が響いて、壁面には映像が映し出されました。
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透明な梱包材のカラダを持つ龍を、愛嬌たっぷりに動かすパフォーマーの皆さんの楽しげな笑い声と、さりげなく仕込まれたメディアアート(さすがYCAMのお膝元!)の効果が相まって、お祭りムードは急上昇!リフォーム前の丸裸なこの空間が、お正月気分に包まれました。
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関門海峡を挟んで対峙する2つの都市で、別々に動いているオルタナティブな街おこし。わずか2〜3時間ほどの滞在でしたが、このはなと通じるコミュニティの雰囲気とか考え方、運営のあり方などに触れることができました。とはいえやはり、フィールドワークの時間が物足りない!続きは次の帰省の後ということにしときましょう。その頃には、この1階部分に新たなスペースが立ち上がっているかも……では、今年もよろしく。
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