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日々あれこれ#186
2025年6月16日 家の裏でにゃーが鳴く なんと鳴く まさか 太陽の照りつける小春日和 寒いか温いか分からない にゃーの口や喉 もれるのは 平穏で 平穏を破る欲望 伝えるべき夢 伝わらない欲望 にゃーは寝ているだけ だから鳴く にゃーの奇跡というけれど どうした奇跡というのだろう にゃーはそこにいる
2025年6月17日 ねえ 知らない世界を教えてよ あなたの中の別の世界 そんなこと 誰もが思って誰もが求め だけど閉ざしてる 口とこころ もっと開いてほしいのに ふと気づけばぼく自身 まったく開いていない そう気づいたよ ねえ ぼくの世界を知ってほしい ぼくの中のおかしな世界 楽しいと思うから ねえ

2025年6月19日 キミがいたのを知っている 行方知れずなその事実 いつか炎につつまれ消えても それは憶えている 記憶の存在を 口から吐き出し すべてを失い 消えてしまえば断絶する 手も足も口も 閉じ込められて ゼロ地点は 時間を刻めば 迫ってくる だから絶対に 忘れたくない だが 逃れられない損失
2025年6月20日 失望してもいいじゃない 考えが甘くたって その時だけは羽を伸ばし 眠っていたい まどろみに目を開けば 羽ばたきたいよ こころの中 それは広大で どこまでも たどり着けぬフリーダム なにも変わっちゃいないよ 失っても降りてくる 新しい望み 朝もね 沈まぬ日の時代もある 飛んでゆくよ
2025年6月21日 群れからあふれたとき 溶け込んだとき ちぎれる体 溶け込んだ方がいいという が アイデンティティの転換と そんなもの ちぎられる前に ちぎれ ということか ぐるぐる巻の太陽の下に ��物は集まる ちぎれ 破れ 離れ離れ それでも収束し 群れている 群れからあふれたもの 溶け込むもの

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日々あれこれ#185
2025年6月9日 音がした 響く音 誰かの声 あふれ出た音は無意識の思考 誘発された未来 透明の花が咲き 思考の透いた人 営み 液体は総じてゾル もったりした川や海 もっと摩擦のある関係 人と人 人と物 物と物 光りあふれ出る そこにいる笑顔はなんだ おもちゃの透明バニー 生きている無機物 眠る林
2025年6月10日 きみの強さがうらやましいよ 美しさの冷酷 無風の轟音 確信と笑顔 気づいてないのなら最高で 隙のない芸術 内に向かい破り裂き 外に向かい切りつける 血だまりに開く口 いつ破れるか分からない硬い殻 それでも 追ってしまう 分かってるんだろ 追われるカタルシス 知ってるのさ その恍惚

2025年6月12日 もう少し生きててもよかったね そんなふうにおもう 消えてゆくこころ 刹那とも呼べぬ静止の中で 生まれ消えゆくパワー どんな意味があるというのだろう ひっそりともかけ離れ まばたきの間にも無限の生死 裏を返して 生まれ続けるとすれば ずっと どこでもいつでもあり続ける 普遍的な存在
2025年6月13日 なにもできず 自分から放置している 死体の日 変わらないのはわたしだけ それとも まわりの空気は変わっているか 呼吸くらい それでも動かない わたし 動いている わたし 以外 ずっと前から予測していた 止まったこころと現実の 違い戸惑い 認識するのは私の脳 感じるのはわたしの意識
2025年6月14日 淋しい淋しい淋しい 淋しいのはどうしてか 一人だからじゃない 淋しいはどうして衝動に変換する どうして暴力に発展するのか なぜだろう それを淋しさのせいではないと知れば 欲望欲望欲望 知りたい知りたい知りたい 見えないところを見てみたい 知らないことを吸収する 淋しさは消えるはず

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日々あれこれ#184
2025年6月2日 限界なんてない 終わりがあるだけ どこまでも踏み続け 床を突き抜けるアクセル 脳が停止し 鼻や耳 口から血液を噴き出し 満足だった 終わっただけ 心音もせず 心電図のツー 0じゃなく 電源が落ちるのと同じように ゆっくり無に溺れてゆく と 1に戻れば 知ってたよ 絶対にお前だって
2025年6月3日 連呼したい 吐く吐く吐く 血の涙を流して 沸騰した臓器を溶かせば 楽を呼べるか 痛みなんか知らないのに 感じている これはどんな刺激 意味のないぐらつき 切っても切っても切っても 足りない麻痺 血潮 トンネルを抜ければ 二度吸い込まれるオレンジ色 ナトリウムランプの照らす先 永遠

2025年6月5日 最後に笑うのは誰 そんなことを考えもしなかった この狭い人間関係という世界の中で 皆先を競うように落ちていった 吸い続け 小さな幸せをつかみ 飲み続ければ 涙が止まらず 高めあっても 不満だらけ 誰でも先に幸福を見据えていた だのに世界を痛めつけている 思考の中ではその逆の 不幸
2025年6月6日 あなたからの 好印象 いい評価 知っている わたしには そんなことは珍しく 反応も 自分から 関わることも 踏み込むことも できず いつもの傍観 朽ちてゆく 人は離れ 孤独がやってくる それはそれ けど もらったこころ いつまでも胸に持っている 温かく あふれるような 知ってるよ
2025年6月7日 自分の一部を失うと 例えば血潮 なにも考えられなくなる 耳に響く感情のうねり こころもようの表現 脳に伝わっても 響きはしない 糸の先に結んでいた 影を引き寄せたい それをできずに 落ちてゆくだけの重力 感情 結局それは 単なる言葉だった 動かない上辺だけのもの 惑わすのは終わり

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日々あれこれ#183
2025年5月26日 分かっていても くりかえす どこにでもある話 不安にやられ ドラッグに沈む 目の前に見えるのは 瞳の真中のライン 半分程度の酒の水位 溺れてはいないが 沈むだけ すべてを手に入れている代償に 夜でも昼でも串刺しローラーが迫る こころ 支配され 怖ろしさだけ 振り返ることもできずに
2025年5月27日 キラキラ光って美しい ガラスや石の破片をね 集めて固めたその中 入ってしまえば安住の 外の世界と遮断の壁 誰もここを知らないから 安心 それでも不安は煙のように 破片の隙間 出ていって 誰かが気がついて壁を割り 手を差し伸べる なにも分からず拒否だらけ 偽りと動揺 涙 止まらずに

2025年5月29日 こころの底から孤独 芯から冷たく止まっていても 本当のことは分からない 孤独を知らないのなら そのほうがいいと そんなことを言えるひと 強い芯の具現 置き換えてみたとして 孤独なんて 大した問題でもないなと 仮初に 強くなったハリボテ鋼のボディ 流れ出るのはこころ 形すら保てずに
2025年5月30日 この広い世界の中で たったひとりになったから ずっと分からない 探している ぼくの意味 ここにいるからぼくではなくて つながりが稀薄な縦糸の ほころび ほぐれたより糸の最後の一本が切れてしまえば 風の中 手を伸ばし別れを分からないぼくと縦糸 掴みたい光景 そんな幻想を 思い出す
2025年5月31日 深い谷を発見したなら 覗いてみて どこまでも深く 底が見えなくても 旅を始めるなら 降りなければならぬ衝動 義務に支配され 第一歩を踏み出すため 覗く 気持ちだけでは足は出ず 切り立った淵 考える嚥下 回廊の高い天井から 飛べよ と聞こえれば 誰の声 なんの音 空を見ながら落ちる
2025年6月1日 零の刹那 世界の裏返り 意識するのはあのとき 何事もなく 暑く うるさい 繰り返しの中にいると ひんやりした午前 静かで 何も変わらない呼吸 スウ ハア 時計の針は動いてしまう 零 カチリ 記憶は残らずに すべて剥ぎ取られた地上 あるのものはなく すべて新しい汚泥に変わる 裏返る
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日々あれこれ#182
2025年5月19日 くりかえし出現する 青白い炎 冷たく遠い 高い空にある星 満足と力 同等に赤く柔らかい 飛び立ったばかりの鳥と 失ったこころのような ゆるやかな喪失 時間を静止すれば 象徴として確認し 現実として君臨する あなたはあなた 青白いは赤く 燃え尽きれば鳥になる 裏表の輪廻 循環の輪舞
2025年5月20日 わたしの生を全身から 末端から中心まで 同じように感じさせる 映像 そこに情緒を感じたなら 登ってゆくは 天の中 時に染むように 入り込む 時に動けなくなる 吐き出すことのできぬ言葉の羅列 こころには浮き上がっていても 視覚からの流入によって マジックのように どこか 消えて失う

2025年5月22日 人を愛すると 苦しいなんていうけれど そんなことはないはず 愛があれば潤沢な水 あふれ出て 飲み放題どころか 嫌なことすべて 洗い流せるだろう なにも知らないあの人を 愛してしまえば あふれ出る もも色だいだい こころ満たされても言葉は出ずに あれ 部屋でひとりになると 苦しいな
2025年5月23日 冷たいほどの鋭い眼光 わたしのこころ 深くえぐる 美しさを突き抜ける 鋭い爪 ひどく痛む その刹那 捉えているのはわたしだけ 許しているこころの中に 鋭く切り裂く眼光は わたしをずたずたにする 知っていればなおさら 冷たさに止まり 暖かさを求め 落ちてゆく ひとしずく 落ちる波紋
2025年5月24日 地平線や水平線と同じように 区切りのある存在 SとNの区別はどこだ 反発しあう背中合わせの思い 水を張った青いバケツの中 別の存在 比重 明確に分かれれば 境界線に映る互い 鏡のように青が映えるか それとも 水平線も地平線にも映っているか お互いのこと そのときは真実が分かるかな

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日々あれこれ#181
2025年5月12日 腕の中にあるものは 胸の中にあるものは 腹の中にあるものは 実態が淡薄に消えてゆく実態 感覚を忘れてしまえばもう すべてゼロ 無に帰した始まり パーティクル やわらかいかたまり 集合体 腹の中に胸の中に腕の中にあるもの ハート しめつけ消化し 抱きしめたい どこかのいつかのぼくら
2025年5月13日 列車は走り始めた 特有のガタンという衝撃は 少しだけ 心地のよいもので 物事が動きだした現実 すぐにやってくる 気が向かないポイントの 段のダン それもまた 乗り越えられる 並行して走る列車のスピードは 今は同期せず すれ違う遥か でもきっと 近くには ね 距離も時間も置いてゆく

2025年5月15日 こころ揺らめく町 崖の上の幼稚園 窯の中のお弁当 人で賑わう通り 金魚屋 友人の家 いつもの銭湯 通っていない小学校 陸橋の下 多重世界との境界の教会 線路 銀チョコを買うパン屋 空にある墓所 七曲り 逆さすり鉢のお宮 バイクの音 薬局 ぬくもりのある場所 ここにいる ここにいた
2025年5月16日 わたしはごきげん あなたを見れば 走る電気のスピードと こころのそこここ 光が灯る 昨日は不機嫌 曇り空 静電気が起きないのはいいけれど 足りない輝き 生活における灯火をくれるのは むつかしい顔をしている あなたの娯楽は パズルのようなこの世界 わたしをごきげん に させちゃうの
2025年5月17日 雨の衝撃 肉体を貫く粒 風の力がなければ実現できぬ夢 打ちつける粒はわたしを貫き どこかで消える 蒸発すればなかったこと 抜けてゆけば加速度を取り戻す 雨の衝動は自分本位の戒めと 常に維持する努力への 雄叫びだろう 聞こえるよ 開く獰猛な口 消えゆけというパワー 抗えという挑発だ

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日々あれこれ#180
2025年5月5日 まやかしばかりを見せ続けられ すり込まれてゆく 条件反射の犬 近づいていても気づかずに とりあえず ワン ひとりだけ 気がついていないふりをして 平静を保つ 誰かいるよね 同じような わたし以上に目を こころを開いているひとたち 孤独 なんて聞こえないから ここにひとり いるから
2025年5月6日 しあわせの光景を見れば、斜めに向かって走る思い、邪は走らずそこにある真実だけ、脱ぎ捨てたヴェール
雨の窓、乗用車の中の歪んだ光景、雨も道路も音が消え歪む、嫌な道をゆく
光差し込めば分かれゆく幾何学的な情景、目で捕まえようと追うが、分裂して時に消える、その中のわたし、ここの住人

2025年5月8日 ぼくの頭の中に流れる 流星群 どこからか現れて 燃えつき 消える 写真のように撮りたい記憶 こころの光は暗く フィルムには感光しない 記憶に残るものもなく 瞬間を楽しむ ただ一瞬だけの宝石 誰かに伝えたくとも 振り返ると無 ぽっかりとした 喪失感の裏 遠くから聞こえる悲鳴 戸惑う
2025年5月9日 脳内麻薬が出る度に 花ひらく シナプスの乾いた骨格 遊びごころのような乾き 意味不明のシステム 伝えようにも 花びらの先で折り返される 電気信号 そう 意味はある ほら見てごらん 花びらの線画の格子にそよいでる よく見てごらん ぼやけてる道に沿い 走る電子たちの光 キラキラの方向
2025年5月10日 ぐるとぐる 何度も往復している ひとつとふたつとみっつ それ以上 気持ちの量は増えつづけ 今にもあふれてしまうのに 結局は自分の中をまわるだけ コースを変え 一度でも 刹那でも 粘性の高い思いをぶつければ なにが変わるだろう 自己満足のモニュメント 不満足 悲しみの連鎖 弾け出る

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日々あれこれ#179
2025年4月28日 最高の女とは存在する などと語る人 しあわせな時なのだろう そんな感想 実際は す、 こし分かる そして すこし恥ずかしい 最高の女も男も存在するよ それぞれにね たとえばあなた おまえ 誰か 知っているだろう 誰もがどこかに誰かを包んで それは現実で 妄想だとしても 美しいもの
2025年4月29日 静寂の中に存在する ぼんやりとした響きの幹 誰もが知る者とすれば 誰にも知られていて だのに 特定できぬ場所と同一 入り組んだ通路 いくつもの戸を開けても たどり着けない 響くからんの音 知らないでいても 生のすべてにふりそそぐ すり抜けても こころに余韻を残す 響きと 強い意志

2025年5月1日 何十年目か知らないけど ひとつの周期が閉じるとき その瞬間から新しい 扉は開く だけどその少し前 寒い日 ゆっくりと重厚な空間の中 響く ガチャリ 不意に閉じられた 凍結したのは寒いから いや違う 風が吹き 炎が消えて見えなくなった その寒気 何十年の環の破算 新たに開く未知の扉
2025年5月2日 感情を表現すると薔薇が咲く 思考していると見ていた光景が砕け散る 舞い降りた白鳥はわたしを見て 凍る 視線から伸びるラインはわたしを貫き 集中すればワイヤーフレーム この世界の構造 ソーラシステムの軌跡や 存在するオブジェクトの波 硬い硬い硬い 骨格が世界を創造し織りなす 白と黒
2025年5月3日 世界が変わった瞬間 それを感じたことはあるかい 目撃したことは 目の前のできごと しあわせがしあわせを呼び 風が魂に閉じ込められるような そんな夢のような 現実 真昼なのに銀河が落ちてきて 花が萎んでもすぐに咲く 笑顔の中に笑顔が埋没する 奇跡 あああなたの存在 わはわたしの中に

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日々あれこれ#178
2025年4月21日 足もと石畳水たまり 鏡のようなそれは 夜の明かりに反射した粒子の集まり 醜さ 汚さ 分かっていて手を下すもの 分からずに思い違いを信じ ナチュラルに傷めつければ もどし続ける反吐のように 集う 人間の澱 こころ引き裂かれても 傍観するだけ 近寄れば染まり 傷んで腐って 沈んでゆく
2025年4月22日 夜の幕がおりてくる 安心も不安もなにも変わらずに 続くだけの管 中に通るのはどんなエナジー 時に赤く 動けばオレンジの鼓動 夜の幕が上がろうとも 浮遊のこころ止まらない 管を巻きつけろ 拍子を奪え 赤をつかみオレンジを飲み 聞こえてくる 本当は不安なんだろう そんな声を かき消せ

2025年4月24日 きっかけがつかめない 喪失と記憶 詩というもの 教科書程度でしか知らぬ無知 はじめて 降ってくるように 湧きあがってくるように 見つめた シェイクスピアのソネット 順番に知りたい だけど 遠ざかる現実 引きもどされる 聞こえるのは 尖った声 やわらかいこころ 本質と均衡 朗読の声
雨が落ちれば響く音 ぴちぱち言わず 重ね合わせた三角波 掬うような旋律 エコーみたいに使ったら 手をつないだ瞬間 弾けた気持ちと後の余韻 そんなこころの発信 あなたの手をひき雨を受けたら とてもやわらかな時間 あなた 雨 わたしの表面から広がって 内へと流れ込む 波動 音 そらへ
2025年4月26日 こころ焼かれて 残った印は二人だけの暗号 現れるのは概念の根底 目に見えるレイヤのひとつ 刻みこまれていて 消えることのない炭化 鞴にて送られる空気 煽るだけ 炭はふたたび赤く燃焼し 残るものはひとつだけ 愛のような連帯 純粋にそう呼びたいけれど こころ発動すれば 焼ける光る痛む

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日々あれこれ#177
2025年4月14日 ふたりの関係 壊れてしまいそうな揺らぎ 一瞬だけ見えた 真実のラブ 手にすることはできず 見送ってしまった 流れる川 目の前にあれば 誰でも 推測すれば いつの日か 掴むのだろう ここには過ごした記憶の断片が 細かい映像に刻まれて 動いたまま舞い散るだけ 見えているのに 戻らない
2025年4月15日 なにが優先だったのか 分らない 分かってる 心配と破裂までの時間 その前に 触れてやる まるで骸骨のよう 骨と皮の手 重ねたい ぷくぷく脂肪率の高い肉 握っていたい そんな外側の事柄だけで それら情報の触感だけで なんら正解のない 見えるだけのゴージャスは 幻か 内側から感じてよ

2025年4月17日 マシンが被ってくる 着ぐるみだとすれば ぬいぐるみと同じ狭さ 同化と同等の楽しさか 違う 異質 機械の意識は 補助から徐々に入ってくる 肉体の代替 神経との融合 思考への拡大 意思を持つとすれば 私自身 コピーではなく 融合なんだ それと同時に 一人ではないという 同居にも似た楔
2025年4月18日 本質を知ろうとしたとして 届いてくるのは時間の遅れた 明らかに意味を持たない情報 猫の足の裏をもみもみすれば 肉球のやわらかさ 硬さを感じて 無意味のような意味のある重大事 知ってしまう す���ての情報は 平等に降ってきたとしても ここじゃない 遅れて違ってケイオスの内側 言語道断
2025年4月19日 多分あなたはいつも つまらない 多少だけ 失われつつある美貌 輝いていたとしても 普段の小さな輝きは 砂浜の中に石英が光る程度 その輝きを愛している そしてなによりも わたしを目の前に置いてみれば その時は 燃えつきるような明るい輝きを放ち 永遠の燃焼に衝を感じ 浴びれば湧き出す

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日々あれこれ#176
2025年4月7日 存在の美 なにも変わらない 月日の流れ 笑顔も歌も創造も 汗も同じこと 人を愛せ気持ちを尽くせば 知ってるよ 見えてないのはわたしだけ 系外惑星すら発見されるように 見えてくる 恒星のまぶしさ だから知ってるよ 見えていなかったのはわたし 怒りも涙も苦悩もすべて 美しさが宿ってた
2025年4月8日 その日は全国的に暖かくなった 春になった 初夏のようなきらめき 小春日和 似てる さまざまな場所 響き 芽生え爆発する 次から次へと増幅した 萌える緑 思い出す あなたの中 愛の灯 暖かい空間の中で 今度の愛はどんな色 あなたの涙は瑞雲からのしたたり こぼれる笑顔の光 色色色白色

2025年4月10日 見ていないものを描けるか と 鞭を打たれるネズミたち 絵師として働く彼らの さまざまな大きさ 寝てる間に仕上げろと 鬼婆は鞭を鳴らす ネズミの諦めは開放ではなく 恐怖の支配 彼らを落としている事実 どちらも落ちて どちらが早いか競争さ かわいそうなネズミ 形のない鬼婆 奈落の底へ
2025年4月11日 誰か撫ぜてくれよ 蒲の穂で ぼくのこころ 傷だらけではないとしても 内側のコーティングされた感受性 メンテが必要だ いつでも明るく答えるよ 気づかなくとも気づいたときは プリミティブなバネ 過剰すぎる反応 一瞬の全国横断 単なるアレ 恥ずかしいソレだけど び、 びよーーーん だね
2025年4月12日 大げさに言うつもりもなく ただよくあること あなたはわたしのすべて そのほおに触れ 息の切れる抱擁 幾千度ものキス だが触れたこともなく ぼやけ 現実の合間 ふたりだけ わたしに映るあなた それこそ愛 感じ 真実を物語る 思うのはあなたがいれば いるだけで それだけでいい 底物語

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日々あれこれ#175
2025年3月31日 こぼれたものは 指の間から それとも 首をえぐった弾丸の 飛沫と 失いから自分を責めた その時点 いつか 明かりがついたのは 触れあったとき そして 求め努力した結果を知る お互いを認めあい 傷を舐めあったとき もつれる糸は蜘蛛の巣よりも 複雑 幾何学模様の衝撃 こぼれ落ちた結末
2025年4月1日 私たちの旅路を決めるのは 夢の共有 誰かが話すと見えるよう 聞こえるような 叫び 起こってくるのは 落っこちてくること カンフル剤をポンプで注入 そのようなことが SNS バイトの文字列で起こった 嘆きも失望も傷みも そしていつかのときめきも こころを残して光を浴びている 夜光虫

2025年4月3日 遠くがやってきたら 同じようなくり返し くるくる回るワルツ あなたの存在を再確認できて 安心 安定 安堵 夕暮れ時から 夜更けになってぶつかった 血の気もこころもひかれてね 現実に戻されたら 最初からリードを待つだけ うまく踊れるかなんて 気にしたこともない だからまた くり返し
2025年4月4日 言いたいこと 言えないこと あなたが好き 愛している もうこれは 距離など関係ない普遍のこころ 息をしているのか知りたい いつも 確認したい 目はまだ黒いか それを 知るすべはなく 多分 きみはぼくの猫 きみの猫はきみの平穏 ぼくのきみはハートから滴る血 もっと あふれだせばいい
2025年4月5日 軽蔑してる 泥まみれのなかの涙 炎の中の仁王立ち それを支えているつもりの 馬鹿騒ぎ 同じ志をもち 暖かさに寄与できず 思考を進めて突き詰める 小言ばかりの計算ばかり 裸になってみれば ねえ 苦労ばかりの流浪ばかり 止まらない回転をもっと回す 動力の濁流は 力を与える それでもね

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日々あれこれ#174
2025年3月24日 インディアンがやってきたら 聞きたいな バッファローのこと 感謝 そして 狩 鳥と話す方法 羽飾り 草原の頂点と集まる世界 誰も おいしい食べもの きっとなにかを見せてくれる 空気との調和 冷たく澄み伝わる そうしたら うれしさが走りだす 楽しさは踊ってる こころが落ち着けば 空
2025年3月25日 ねえきみ いつか日が昇り あたたかい光につつまれれば ここに来て 確認しあえたなら ぼくを誘惑してくれよ どこか暗い場所 連れ戻し ありったけのぬくもりを 目の見えなくなるまぶしさ あふれるうれしさ したたるよろこび 二人で笑えば 黒のカーテンははぎ取られ まばゆいばかりの天国さ

2025年3月27日 なにが欲しかったわけじゃない だけどなんでも与えてくれた 外から見れば 押しつけのような すりガラス越しの おぼろげに見えるようなそれ 水面下に潜むぼくを 引き上げてくれた ほんとうに求めていたもの 知ったときに思い知る 与えてくれた人々のこころ 回り落ちる 幻想を求めていた愚か
2025年3月28日 扉を開いてしまえばね そこに立つ 自分のアイデンティティとか そう思いたかった生き物 腐っていて 最低で クソ野郎 それが分かってよかったよ 見えない亡霊から 求めていたはずの自分自身からの 決別 遠くに行くよ キャンディとか舐めながら 夕暮れ空を眺め 扉から出てしまえばいいだけ
2025年3月29日 大人 そんなこと知らなかった 一から十までの作法 堅苦しくはない くりかえし 何度も くりかえし 教えてくれた みんなは 太い鉄 しなやかな陽炎 芯のある女 尊敬できた だけど 体だけ大きくなっても 子供のまま 教えの先には 大人じゃなく男 一人前の男らしい 子供でもいい らしい

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日々あれこれ#173
2025年3月17日 おたがいに 踏み込まなければ よかった話 そんなこと思うのは 間違いのハリケーン 上辺に近い尊重 手探りの会話 それら数々の言葉の群れは 理解しあえぬ原野を襲う 少しずつ侵食され 発見されて丸裸になり ラボで解明される 理解への道筋 今度は重みの追求 おたがいに感じ 愛と誤解する
2025年3月18日 深い森につかまって 抜け出せないのはどうしてか 体温程度 透明度が高い泉から抜け出し 嵌る 深い緑 記憶では まるで水とは違う液体 透き通っていてまとわりつく 不快ではないが不思議 まるで蛹の内部 脱皮する直前の状況 抑圧された肉体の開放は 緑へのいざないか ここで過ごしてゆくさ

2025年3月20日 草むらの中を歩いていると 落ちてしまう 草で隠れていて見えぬ 落とし穴 驚き突拍子もない叫び声は ドップラー効果 あーいおー なにを言っているのか分らない どこまで落ちればたどりつける 底の底 くりかえしは細部を拡大し あいまいになる 驚きなんてもうないよ あーいおー こだまする
2025年3月21日 ふたりは描写されている 白に黒の存在 オレの縁をもっと濃くして ダイナミックな動き エモーショナルな瞬間を あなたは白の中に浮かぶ黒 そしてその中の 繊細な白 どこまでも清廉な 汚れていたって 潰れていたって かまわない 中に輝くパールの粒を 持っている ダイナミックが白を掴むよ

2025年3月23日 あなたが好きさ 届かない こころ 気にしない 平穏 日常とそよ風が集まれば 嬉しさが昇華し 失望の闇に襲われる きっかけがあれば理解できる はずなのに やってくるいつか それまでは気づかずに 眠る ある日目を覚ませば 見えている 花の満開 飽和 あなたの素敵 笑顔 あなたが好きさ
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日々あれこれ#172
2025年3月10日 普段はよく分からなかった 柔軟と硬化の急激な変化 柔らかな丘を体験すれば 硬い気持ちに衝突し つぶれてしまう 脂肪に包まれた肉体に溺れてしまえば 沈み込む先に 骨を感じた 同様の感覚を持ち 洗濯機のドラムは回る 目も 舌も くたくたのふたり 濡れて絞られ乾いてゆくよ ぐるぐるぐる
2025年3月11日 あなたの使う魔法 それは権力や面の皮の厚さ 止まらない欲望 ではない 見えるものを見て 感じたことを思考する 言葉が紡がれる 生の情熱 知的なアーキテクトにより 作られるゴールド まばゆいばかりの至宝 心地よい風が吹けば 厳しい冷たさに触れる 浮かぶ声を聞いたなら 普遍の空を見る

2025年3月13日 そこに見える美は そのもの 触ることも叶わず 動かすこともできない 注目を知らずとも おおっぴらに花が咲き 時には風の気まぐれ こちらになびく 激しい輝きに 準備していた行動規範は 白く焼けてしまい すべてが吹き飛んでゆく 美とはそのようなもの こころとは不可思議 曖昧ではない美
2025年3月14日 夜 空を見ていると 星が落ちてくる 宇宙塵のそれではなく 浮かぶ星星 流れ 落ちてくる ここに落ちれば 未曾有の惨事 当たってくれれば受け止める そっちの方がとてもいい ここに落ちなくても 大きな出来事 あったはずの場所には もういない あんなに小さくでっかい星 大きく小さな変化
2025年3月15日 世間を裏切り表に出したもの 自己かそれとも エゴイズムの象徴 もっと高みに上って裁定を下す 調子よく開け放って 気づけば 自分の内側をさらけ出す 裏返しの暴露 自分が自分を痛めつけ 世に問うたアイデンティティ 打ちのめされてただれた 表面も内面も火傷のようなびらん 世界のサバイブ

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日々あれこれ#171
2025年3月3日 ぼくにとってあなたは星 あなた星 輝く 本当はあなた星じゃなく 現在現実現世のむこう 象徴やラベル そこに存在する愛と あなたの一面だけが星 分かってる ぼくからすればあなた星 中心にいるだけじゃない うごめく流動的なパッション きらめくばかり 伝わるばかり あなた星 見えている
2025年3月4日 愛があふれていたとして そこにいるのは親か子か 動物や物も存在していた それとも恋人だっただろうか 何を愛すかなんて 脳の中の心臓の中の無限の欲求 回りはじめた車輪は止まらない だけどそれは空転していて 空の中の 自分だけのふいごで焚きつける 愛すか 愛スか 愛するか 問うている

2025年3月6日 少し落ち着いた ぼくの中の神々 荒れ狂っていたが 今は平穏 バランスの問題 綱を引いたり引かれたり 頭の外に飛び出して かけ回る あっちの反応 そっちの融解 見えればここに 聞こえれば天に 感じ響く あなたの神との鼎談は どうだろう いい思いつき だったらね 向き合おう ふたりで
2025年3月7日 まごうことはない きみのスター イメージではなく事実 現実でもある だから あなたのラベルのスター 書かれている 誰もあなたをスターといい だけど ぼくは呼ばないよ 距離の近いなにかのラベル もっと違ったなにか そう ぼくのムーン 輝いているとかじゃなく いつか煮えたぎる月幔の中
2025年3月8日 冷たい大理石とか銅板とか そんなものに寄り添っている 突然の喪失は日常を漂白し バラバラなのは気持ちと行動 棘だらけを隠すこころへのヴェールは どんな色も関係なく 血が滲んでくる 棘が出血させるのではなく 棘が出血する ひとつひとつのアンテナが発信する 涙 棘 それを束ねたこころ

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日々あれこれ#170
2025年2月24日 泣く 彼は泣く やることはまだあるが 終わりのとき 息を深く吸えば 吐き出される諦め ここまでだ もう歩けない 止まっていたって だが 傷はひろがり世界を蝕む わたしのエゴを止めないと そう気づいたら あふれたのは 涙 影響力はないけれど 迷惑も伝わる 雫 遠く 終わり おしまい
2025年2月25日 美しさを知る者 持つ者 分からない 美しさを持つ者は美しさを知る なんて まやかしだ 持っていても振り回すだけ 一部の話 だって 真理を追求したい 美しさを知る者 すべてを知ることはできずに ただ追求し続ける 立ち止まりルーペで拡大し空を見れば 景色を見れば季節を知る 感じるのさ

2025年2月27日 ぼくは口を開かない そんなものじゃない 単なる石ころと同じ ただそこにあるだけ 流れる時間を感じず 光を探しているだけ くりかえしも何もなく 冷たい存在と認識の 実際は生暖かい屍と くりかえし飲み込む 同等だが冷たい炎に 湧き上がる場所には 知っているはずだろ 飽和させたくない神
2025年2月28日 あなたの中で泳ぎたい このこころ 分かってくれる 分からなくていいけどね だけど 邪推も分析も するな マザコンだとか 淋しがり セックスだとか そんなこと ただあなたを愛し 溺れたいほどの だから 思いきり 泳ぎたい 泳ごうよ 二人 二人の中 どんな経験が待つだろう それだけさ
2025年3月1日 時間を無駄にするな そんなこと あんなとこ ちょっとした行き違い すれ違い 笑いあい 擦れあい 本当��い 破り捨ててしまう その記憶 曖昧ならどうするの どうもせず明日に向かう それだけでいい 記憶は 記憶された瞬間から改変され 自ら消せなくとも 上書きできる 仕方ない 始めよう

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