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創作の設定とか
✳︎World
急激な情勢悪化により幾多の国家存続が困難となった時、ある名家が国家に大量出資をしたことから、財力のある者は、国家よりも権力を持つようになり、格差が広がりはじめた。 富のある者こそ、世界を治めることができる世界となった。
また、国家の力が弱くなったため、国境や統治が曖昧になり、民族や文化が入り乱れるようになった。それが原因で社会の形に反対するものたちのテロ行為や不法入国などが激増していることが問題視されている。
上流階級の1部の者には、ローズマークという高貴の象徴が体に刻まれている。原則その家の長男にしか与えられない。結婚で後から嫁いできた者には与えられず、その家で生まれたものだけに与えられている。
*登場人物 -双河紫音(ふたがわしおん) 17歳の高校2年生。中性的な顔立ちの少年。ピアニストの母親を持ち、過去にはピアノで天才と言われていた。母親の音大時代の友人にピアノを教わるため、小学生の時上京し、叔父の家に家族で居候している。 13歳の時の母の死から精神病み、ピアノが弾けなくなり、更には不登校になってしまう。家にいると母親の名残を感じてしまうようになり深夜に徘徊を繰り返すようになる。そして、家出した先である人物に騙されていると自覚しながら同棲し、家に帰らない状態が続いていた。 後に、新菜に出会い救われることとなる。不安定な時期に出会ったこともあり、新菜に依存的な恋心を抱く。心の傷を癒してくれた彼女に恩返しがしたいと強く思っている。
今は新菜の家の手伝いをしつつ高校では音楽を専攻し再びピアノと向き合っている。 言葉遣いは悪いが基本的には臆病で涙もろく誰よりも優しい性格。
-風間新菜(かざまわかな)
17歳、家の都合で高校には通っていない。本名はRosalie•風間•Friedheim。新菜という名は日本に渡る際に、祖父に名付けてもらった。 世界一権力を持つ風間財閥の一人娘。女子ながらローズマークが刻まれている。 優しく、純粋だが、おかしいことはおかしいといえる、強い意志を持つ。 自分を風間家の娘という肩書きや、外見などで判断されることを嫌がり、本当の自分を愛される普通の幸せを求めている。
14歳のとき、出身地のスイスから訳あって渡日する。 本当の自分を見てくれようとする紫音の姿に惹かれていく。 生まれつきのヘテロクロミア。
いつも笑顔を絶やさず無垢であるようだが、自分の話をほとんどしないミステリアスな面も。
学校には通っていないが実家で教養をつけさせるという方針があったため、知識はそれなりにあるが世間知らず。実は3ヶ国話せるらしい。
-宮下潤(みやしたじゅん)
21歳、大学4年生。風間家に仕える宮下家の息子。 幼い頃に両親が離婚し、母親似の潤は父親からの理不尽な暴力を受けていた。それを救ってくれた新菜に仕え、崇拝といっても過言ではないくらいに慕っている。 大学に在学しており、才色兼備で、女子からも人気が高い。また、責任感が強く誠実な性格。 一方で、新菜以外にはあまり関心が無い。つかみどころがない一面もある。
物腰柔らかな敬語で話すが、毒舌な部分もある。紫音のタメ語混じりの敬語を度々指摘するが、治らないので頭を悩ませている。
-双河藍音(ふたがわあおと) 17歳、高校2年生。紫音の三つ子の兄。紫音とは一卵性でとてもよく似ているが、紫音よりも体格がいい。 姉弟を大切にし、特に紫音のことを溺愛している。兄弟だと分かりつつも、紫音に兄弟以上の感情を抱いている。 子供のような純粋さで、誰からも愛される存在。 身体能力が高く、スポーツならなんでも得意。
剣道部に所属しているが、理由は髪の毛を染めててもタオルを面をしていればバレないため。
実はなんでも出来る天才肌ではあるが、それをイヤミととられたくないため隠す面もある。
-双河紅音(ふたがわあかね) 17歳、高校2年生。紫音、藍音の三つ子の姉。 心配性で、弟2人をいつも気にかけている。 紫音を救ってくれた新菜を尊敬し、ひそかに2人を応援している。 絵を描くことが好きで、小さな頃からコンクールで何度も賞をもらってきた。将来の夢は美術教師。
幼い頃は画家を志していたが、弟である紫音の音楽の才能と周りの評価を目の前にし、諦めた過去も。 真面目で引っ込み思案で、人に意見を言うのが苦手だが、優しく物腰が柔らかで頼りやすい。
-双河ひまわり(ふたがわ-)
18歳、高校3年生。
水泳部の部長を務める男勝りな紫音たちの従姉妹。紫音たちの母親の兄の子供にあたる。3人は上京してきてから叔父の家に居候しているので、ずっと一緒に住んでいる姉のような存在。
堂々とした振る舞いから女子から憧れられることも多いが、本人はまんざらでもない模様。
同じスポーツマンとして藍音のストレッチやテーピングなども面倒を見ている。基本的には面倒見が良い姉御肌。
紅音と仲が良くいつも週末は姉妹(仮)水入らずでカフェに行くらしい。
-朧沢美麗(おぼろさわみれい) 26歳、医者。新菜の兄がわりとして幼い頃から関わりのある青年。また、新菜の婚約者であり、結婚にはあまり乗り気では居ないものの、結婚をするとしたら彼女しか居ないないと言っているが、本当のところどう考えているのかは不明。 20代ながら、実家の上級階級者専門の医院に勤めている。 自称博愛主義で来るもの拒まず去るもの追わずというスタンス。
昔から新菜を知っているため、「ローザリエ」を愛称として「ロゼ」と呼んでいる。
新菜の誕生から今までのアルバムを作っているらしい。
-朧沢帝華(おぼろさわていか) 19歳、医学大の1年生。美麗の弟。19歳ながら、小柄で少年のような容姿。しかし可愛らしい容姿からは想像がつかないほどの毒舌。 秀才で有名大の医学部に首席で入学し、入学後も優れた成績を残している。
幼い頃から新菜がヘテロクロミアを気にしていることを知っており、彼女の目を治したいという気持ちから医者を志した。しかし、恥ずかしいので本人には言わなかったらしい。
飄々とした兄が嫌いで学歴で見下しているが、あまり気にしていないことにもイライラしている。
極度の甘党。
-東司朗(あずまじろう) 紫音の学校の友人でローズマークのを持つ一人である。 ローズマークであるものの、紫音の通う学校に自分の実力で受験して入学。その身分故に人に避けられていたが、紫音が初めての友達。
あまり突出した能力もなく、本人は至って平凡。本人もそのことを気にしているよう。幼い頃から両親が多忙のため両親と関わることが少なく、ずっと春陽と過ごしていた。世話を焼かれる方であるはずなのに、春陽の突飛な行動を止めたり、高校に入ってからは紫音の敵を作るような発言をフォローしたりと一番周りの面倒を見る存在である。 幼い妹を溺愛している。器用で、達筆。
-水谷春陽(みずたにはるひ) 司朗の幼馴染であり従者。女子とは思えないほどの身体能力で、東家の護衛と、その能力を買われ民間の治安維持部隊としてパトロールなどを行う。 口数が少なくぼんやりしている事が多いが、突然突飛な発言や行動をする。基本的に司朗のためなら何も惜しもうとしない。 幼いころから司朗に想いを寄せ、たびたび大胆な行動を起こすが毎回司朗に叱られている。
-雨柳有季(うりゅうゆうき)
主に司朗と司朗の妹の世話係として、出稼ぎに来ている少年。元は北海道の大農場の一人息子。 自然を愛し、人と関わることが苦手で東京での暮らしは少し苦手であるようだ。かなりのひねくれ者であり、司朗や春陽にも憎まれ口を叩くが、歯に衣着せぬ物言いが逆に気に入られてしまっているよう。
-雛杜貴臣(ひなもりたかおみ) 元ローズマークだが、今は風間家(主に新菜の父親)の護衛にあたる。 名家雛杜家出身だが、どうしてその家を離れたかは明らかではない。 また、幼い頃の新菜に世話を焼いていたようで、今も新菜から慕われている。
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