#「雇用」を増やすか��ちを心掛けるとか(人間でもいい部分はなるべく人間に)
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moko1590m · 6 months ago
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AI開発や自動化で「持続的に」儲けるためのポイントは 「バカを味方につける」こと 「バカを取り込み、敵に回さない」こと
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manganjiiji · 11 months ago
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朝まだ来、ソワレ
久しぶりに体調をくずしてしまいました。母が来てくれた。昨年の12月にほとんど動けなくなってなんとか年を越えてから体を動かし始め、そこからは、希死念慮も月に1回あるかないか、で仕事もほとんど休まずに(私にしてはこれは奇跡的なこと)これたのですが、夏、鬼門。昨年は熱中症でなにもかもが駄目になったが、今年は熱中症はいまはまだ大丈夫。かなりエアコンに頼った生活をしているから、そもそも茹だることがない。ただこの猛暑続きに引っ張られて微熱が出、そこから気温が下がって数日、��うだめか、と、心から死を希む(これは字面どおりでもあるのだが、すべてを捨てて実家に引きこもるかという選択肢がちらついたことも意味する)ターンが来てしまい、数年ぶりではないか?というくらい久々に、過去のことを鮮明に思い出した。過去は怪物。過去は人間が大好き。過去は意外としつこく追いかけてくる。なるほどな、と思うような過去の記憶と現在との連関のしくみも一応なんとなく知ってはいるが、ここまで来てもまだ逃げきれないのか、とややびっくりしてしまうのであった。基本的に、私はふだん何もかも平気という気分でいるしそういう顔をして生きているが、内実別に何もかも平気ではない。平気でいられる時もあれば平気でいられない時もある。ずっと平均台の上を全速力で走っている(これは後輩が言ってくれたかなり的を射たたとえ)。隣を高速で併走していたと思ったら、ふと横を見たらもう居ないのではないか、と心配なのだという。ありがたいが、たしかに過去の私にはそういうイメージがあったと思う。最近はすこしは成長して、また加齢による衰えのため、現実や実際というものに寄りかかって怠惰を極め、向上心を失うことによって寿命を伸ばしている。少しだらけすぎだよな、と思っていたところに「あと10年」の鶴の一声がかかったので、これもタイミングよく有難いことだと思う。やりたいこと一つだけに絞る。日常のレベルでは私にとってまだ難しいが、未来設計のレベルでは、前回も書いたが1つに絞れた。ただもうそれをやればよくて、それ以外はがんばらなくていい、と思うと気楽だ。あと10年で死ねると思うと輪をかけて気楽だ。やりたかったこと、できなかったこと、そういったものはまあ最後までどうせ私は足掻くのだろうが、優先順位は決まった。あとはホモ・ルーデンスとしてたのしく遊んでいくだけだと思う。(『ホモ・ルーデンス』を読破してから言えよと思いますが、とりあえず言ってみたかったんだよ)読むべき本がたくさんある。あと早急に痩せたい。書くべき話がたくさんある。また姿勢をただし、体を柔らかくし、筋力をつけ、美しくなりたい。ぽんぽこぽんの白豚という感じの今だが、せっかく令和を生きているのだから、私も令和を楽しみたい。具体的に言うと痩せていれば着られるような衣服を着たい。ただしもう40kgレベルの痩せは目指さない。あくまで48kgの自分の適正体重でいい。ここまで(68kg)太ってしまった���らには、これは大工事なのだが、生活全般を見直す。とは言っても私のことなので、不眠だし、基礎体力はないし、規則正しい生活などできたことがない(高校時代に親友に言われた名言「リズムがないのが、まんがんのリズムだよ」)ため、他人と比べたり無駄な規範意識は持たない。自分の指標を信じて動け。それでいいと思う。やれるときにやれることをやって生きていく。それでしか生きられない。ただ、カウンセリングの先生とも相談して、浪費と過食の病的な面への対策を焦らず進めたい。私のアディクション(固着)の軸はどこにあるのか。それはなんとなく「働く」というところにあるのではないかと思うのだが、わかったところで対策がすぐできるわけではない。4月にカウンセラーの先生が変わってから今まで通っていたカウンセリングに行けておらず、思い切って、通っているクリニックに来ている外部の先生とこれからはやっていくことにした。初回は8月下旬なので、今までのカウンセリングルームでももう一度くらい受けた方がいいのかな、と迷っている。カウンセリングを受けていれば今回のうつ状態(かなりの希死念慮)は抑えられたかもしれないため。また、偏頭痛が劇的に改善し、ほとんど薬も飲んでいないため、脳神経外科に注射をもらいに行っていない。偏頭痛薬が切れそうになったら薬だけ貰いに行くということでいいか、と判断した(判断するまでは、症状がなくても診察に早く行かなくてはと思っていた)。
本当にあと10年で死ぬのかは知らないが、10年の先、まだ生きていたら、じゃあ改めて次の「1つ」に取り掛かろう、というふうになるだろうと思う。今は、しばらく休んでいた小説に集中する。それ以外は何も頑張らなくていい。極論、仕事も頑張らなくていい。というか、現時点では勤務時間を増やすことにはドクターストップがかかっているため、頑張ることを禁じられている。小説のほかにやりたいことといえば、家庭に勉強できる環境がない児童生徒に自習室を提供するNPOを設立すること、本屋の店主になること、だが、このふたつはどちらにしろ今の自分には過ぎた夢である。それでも夢がはっきりしてきただけでもいいかもしれないと思う。NPOに関しては、前回も書いたが既存のNPOに関わることができれば嬉しいし、本屋も、今まで通りアルバイトで構わない。本屋はますます斜陽産業のおもむきを濃くし、社員登用など基本的にはありえない。書店自体が正規雇用をする体力をもう持たないのである。正社員として書店で働くよりも、土地やテナントを借りて自営業で書店を開店することのほうが、まだ現実味がある。とはいえ、私の今の体力ではそれは甚だ難しい。よくて、アルバイトとしてジャンル担当を持つ、くらいだと思う。それで���週5フルタイムが条件になってくるので、かなり難しい。
なににしろ、今後の体力の付き方如何だと思う。ガタガタと落ちた体力は、じわじわと取り戻していくしかない。たとえこの世界の全員に「これから体力を取り戻そうなんて無理だよ」と言われても、いや、私の体力はまだ増強できる、と言い切れる。せっかく頭がこれだけ軽くなったのだから、重い体を引きずっている場合ではない!まったくもって。体が軽くなれば、もう少し動ける時間も増えるだろう。筋力がつけば、体が重くてももう少しは動けるだろう。なにせ今、人生史上最高に体調がいいのだから、この期をのがす訳にはいかない。といって、これから大病をする予感もない。私としては自分は結構長生きするんじゃないかと思っている。歳を取ればとるほど、元気になっていく、というのが、今のところの実感なので。
2024.7.17
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warehouse-staff-blog · 1 year ago
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こんにちは 名古屋店 コジャです。
久しぶりにカバーオールの新作が届いてますよ。
WAREHOUSE & CO. Lot 2216 NEW DEAL PROGRAMS DENIM COVERALL \35.200-(with tax) ※ONE WASHは\1.100- UP
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《WPA》 WPAとはWorks Progress Administration(雇用促進局)の略で、アメリカの大恐慌時代に設立されたニューディールの機関である。 1935年から1943年まで運営され、何百万人もの失業者を雇用して公共事業を実施した。
ニューディール政策のもうひとつのプログラムであるWPAのワークウエアたち。
フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領は、世界恐慌後1930年代初頭の深刻な経済問題に対処するため、市民保全隊(CCC)や事業進捗局(WPA)といった緊急救済機関を創設した。
1933年3月4日に就任したルーズベルトは、25パーセントの失業率に苦しむ国民に向かって宣言した 「われわれの最大の主要任務は人々を働かせることである」。「CCC」と「WPA」は、資格のある失業者に仕事を与えるだけでなく、国の環境、農業、社会問題を緩和するために結成された。「CCC」についてはこれまでにふれたとおり、18歳から25歳までの失業した青少年のためのプログラムで「Tree Army」の異名のとおり、これらは軍隊への自然な���心としての一環も兼ねていた。これに対して「WPA」は「雇用促進局」であり、対象となった労働者の平均年齢は40歳であった。彼らは新しい校舎を建設し、新しい病院を建て,雨水排水管と下水管を敷設し、新しい橋を架け、新しい飛行場を建設し、道路を舗装または修理し、ダストボウル中の表土の損失を軽減するために2,400万本の木を植えた。
1941 年 12 月の真珠湾攻撃の後、多くのアメリカ人が第二次世界大戦に派遣されたり、武器の製造や祖国での戦争支援を求められた。この需要とWPA のおかげで、失業率は 0% に近づき,その結果 1942年12月、ルーズベルトはWPAはもはや必要ではないと述べ、WPAの廃止を要求した。
この大規模なプログラムのなかでは、主に女性を中心に、労働に従事するブルーカラーのワークウェアが製造された。それは「SEWING ROOM」と呼ばれる縫製室であり、その衣料には「Made by W.P.A SEWING ROOMS ,NOT TO BE SOLD」(雇用促進局縫製室製品、売り物に非ず)と記載されたタグが付けられた。ソーイングルームのあったテキサス州では、裁縫師たちは自分の仕事に大きな誇りを持っていて、イニシャル「W.P.A 」は「We Patch Anything」(なんでも縫う)の略であると宣言した。彼女たちは古着を修理し、新しい衣服を作り、困窮している人々や「WPA」の労働者、つまり彼女たち自身が着用した。
「WPA」の衣料には興味深い特徴が二つある。それはデザインと縫製仕様だ。デザインについてはユニークともいえるくらい多様であるが、ベースがCCCで着用されたようなミリタリーワークウェアがベースとなっているが、スペックに基づいた厳しいルールを感じない。「W.P.A 」の衣料たちはユニークで多くのアレンジが施されているのだ。そしてもうひとつの縫製仕様については、当時は既にワークウェアの縫製では主流となっていた「還縫い」が無いのである。これは縫製工場の環境が大規模なものではなかったことが想像され、「工業ミシン」ではなく「本縫い」のみで作り上げる仕様で工程を踏んでいたためである。
このような理由から、ユニークなデニムのワークウェアが存在し、アメリカではCCCを凌ぐ勢いでコレクターが増えているWPA、その一着には激動の時代に産み落とされたアメリカーナの不屈の精神が宿る。
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と、世界史のお勉強となりま��たが習ったはずなのに記憶が曖昧。。。 こんな風に好きな衣類と紐付け出来ていれば5点くらいは点数上がっていたかもしれませんね笑
歴史的背景を知って物欲を刺激されたのは置いておいてライトオンスにより気温が高まりつつある今時期でも朝晩の若干肌寒い温度差に丁度良いカバーオール。
元にしたVinatgeを載せたBlog(by Press 藤木)があるので是非そちらも御覧になって下さいね。
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【WPA DENIM CHORE JACKET】
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福岡店 隠塚もINSTAGRAMにて着用画像など載せてましたので、 こちらでも載せておきますね。
169cm,70kg SIZE:42(ONE WASH)
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〈ジャケット、シャツ、パンツ〉の3商品をリリース予定の"NEW DEAL PROGRAMS"ですが、先駆けてジャケットが入荷してまいりました〜 〈CCC(市民保全部隊)〉やら〈WPA(公共事業促進局)〉やらと、あまり聞き馴染みのない単語が出てきますが、、、ともかく、カッコいいカバーオールですよっ‼︎ ミリタリーウェア由来のシンプルなディテールやより古い年代のワークウェアを彷彿とさせるシングルステッチによる縫製などなど、派手さはないものの、"いぶし銀"的な魅力を放っています。 襟の形状や開き具合などは、どこかステンカラーを感じさせるのも面白いですね〜(コートの裾をぶった斬ったような印象です🧥) マニア心をくすぐる1着だと思います。是非。
by ONZUKA
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髙木にも着てもらいましょう。
173cm,60kg SIZE:40(ONE WASH)
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もう少し羽織り物で遊びたい方も多く、 こちらの新作デニムカバーオールもSold Out目前と差し迫ってきましたよ~。
間もなく夏到来の為、 あと少し堪能してから暫くは休息期間に入りますが、 シャツのようなアイテムは使う幅が広いので持っておいて損は無しっ!
是非御検討下さい。では失礼いたします。
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平素よりウエアハウス直営店をご利用頂き有難う御座います。 ウエアハウス直営店では営業を下記の通り変更しております。
《2024.5.14.現在の営業時間》
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ご迷惑お掛け致しますが、ご理解下さいます様お願い致します。 ※弊社製品であればボトムスの裾上げは無料にてお受けしております。お預かり期間は各店舗により異なりますのでお問合せ下さい。
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〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-13-18
TEL:052-261-7889
《2024.5.14.現在の営業時間》
【営業時間:平日 12時~19時、土日祝 12時~19時】水曜定休
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virtualofficeoyakudachi · 15 days ago
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アルバイトの雇い方:失敗しない採用と定着のための完全ガイド
アルバイトを雇うことは、事業を拡大し、業務を円滑に進める上で不可欠なステップです。しかし、適切な手続きを踏まずに進めてしまうと、法的なトラブルや従業員との問題に発展する可能性があります。本記事では、バーチャルオフィスを使用してアルバイト採用を成功させるための具体的な手順と、労働基準法に基づいた必要な知識を詳しく解説します。初めてアルバイトを雇用する方も、これまでの経験を活かしつつさらにスムーズな運用を目指す方も、ぜひこのガイドを参考にしてください。適切な労働条件の設定から社会保険の手続き、さらには労務トラブルを未然に防ぐためのポイントまで、包括的に網羅しています。従業員が安心して働ける環境を整えることは、企業の成長に直結します。採用活動を始める前に、ここで紹介する情報をしっかりと理解し、万全の準備を整えましょう。
労働条件の決定と明示
アルバイトを雇用する際、最も重要かつ基本的なステップは、労働条件を明確に決定し、それを書面で明示することです。これは、労働基準法によって義務付けられており、後々のトラブルを未然に防ぐ上で極めて重要な役割を果たします。具体的には、労働時間、賃金(時給、交通費、残業代の計算方法など)、業務内容、休憩時間、休日、契約期間、退職に関する事項などを詳細に記載した労働条件通知書兼雇用契約書を作成し、アルバイト本人に交付する必要があります。口頭での約束だけでは、「言った」「聞いてない」といった水掛け論になりがちで、従業員との信頼関係を損なう原因にもなりかねません。また、賃金設定においては、雇用する地域の最低賃金を必ず確認し、これを下回らないように注意が必要です。例えば、現在の東京都の最低賃金は時給1,163円(2024年10月1日より)であり、これを基準に設定する必要があります。さらに、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を義務付けられている点も忘れてはなりません。労働時間管理を怠り、休憩を与えないことは違法行為となります。残業が発生する可能性がある場合は、法定労働時間を超える労働に対しては割増賃金を支払う義務があることも明記し、労働条件通知書に具体的に記載することで���アルバイト側も安心して働くことができます。これらの条件を明確にすることで、双方の誤解を防ぎ、健全な雇用関係を築く第一歩となります。
必要な書類の準備と提出
アルバイトを雇用する際には、法的に定められたさまざまな書類を準備し、必要に応じて関係機関に提出する必要があります。これらの書類は、労働者の保護、税金の徴収、社会保険の適用など、多岐にわたる役割を担っています。まず、雇用主側で準備すべきものとして、前述の労働条件通知書兼雇用契約書が挙げられます。これは雇用関係の基盤となる重要な書類です。次に、労働保険関係成立届や労働保険概算保険料申告書は、労働者を一人でも雇用する事業所に義務付けられている労働保険(労災保険と雇用保険)への加入手続きのために必要となります。これは、従業員が仕事中に怪我をしたり、失業したりした場合に備えるためのもので、企業が必ず対応しなければならない手続きです。また、企業内部で従業員の情報を適切に管理するために、労働者名簿(氏名、生年月日、住所、職務内容などを記録)、賃金台帳(賃金の支払い状況を記録)、そして出勤簿やタイムカード(労働時間の正確な把握のため)を整備することが求められます。これらの記録は、労働時間の適正な管理や賃金計算の根拠となり、万が一の労使トラブルの際にも重要な証拠となります。一方、アルバイト本人から提出してもらう書類としては、マイナンバー提出書類(税務および社会保険の手続きに必要)、給与の振込口座の登録申請書、交通費と通勤経路の申請書などが一般的です。前職がある場合は、源泉徴収票を提出してもらうことで、年末調整の際に手続きがスムーズになります。これらの書類を漏れなく収集・管理することで、企業のコンプライアンスが強化され、法的なリスクを回避できます。
社会保険・労働保険の加入手続き
アルバイトを雇用する上で、社会保険と労働保険への加入手続きは非常に重要な法的義務であり、適切な対応が求められます。これらの保険は、労働者の生活と安全を守るためのセーフティネットであり、雇用主がその義務を怠ると罰則の対象となる可能性があります。まず、労働保険には、労災保険と雇用保険の2種類があります。労災保険は、従業員の人数に関わらず、一人でも雇用する事業所には加入が義務付けられており、仕事中の事故や通勤災害に対する補償を提供します。一方、雇用保険は、原則として非学生で週20時間以上勤務し、かつ31日以上の雇用見込みがある場合に加入対象となります。これらの手続きは、管轄の労働基準監督署やハローワークで行います。次に、社会保険には、健康保険と厚生年金保険が含まれます。これらの保険は、労働者の健康維持や老後の生活保障に直結するものです。加入義務の基準は、一般的に「正社員の所定労働時間・所定労働日数の4分の3以上勤務する」アルバイトですが、近年では「短時間労働者への適用拡大」が進んでいます。具体的には、週の所定労働時間が20時間以上、月額賃金が8.8万円以上、2ヶ月を超えて雇用され���見込みがある、学生ではない(一部例外あり)、そして従業員数が50人を超える企業(2024年10月からは50人以下の企業も順次適用拡大)といった条件を全て満たす場合、社会保険の加入対象となります。これらの条件に該当するアルバイトを雇用する際には、速やかに管轄の年金事務所で手続きを行う必要があります。保険料は労使折半で負担することになり、給与計算時に控除が必要です。これらの手続きを適切に行うことで、企業は法的義務を果たすだけでなく、従業員が安心して働ける環境を提供し、企業としての信頼性を高めることにも繋がります。
労務トラブル防止のための注意点
アルバイトの雇用において、労務トラブルの防止は、円滑な事業運営と健全な職場環境を維持するために不可欠です。トラブルを未然に防ぐためには、事前の準備と継続的な意識が求められます。まず、最も重要なのは、労働条件の明確化と書面での通知です。口頭での約束は誤解を生みやすく、後々のトラブルの火種となりがちです。労働時間、賃金、業務内容、休憩時間、休日、有給休暇、残業代の計算方法、退職条件など、すべての労働条件を労働条件通知書に具体的に記載し、雇用契約締結時に必ずアルバイト本人に交付し、内容を確認してもらいましょう。これにより、「言った」「聞いてない」といった認識のずれを防ぐことができます。次に、最低賃金の定期的な確認も欠かせません。最低賃金は毎年見直され、地域によって異なるため、常に最新の情報を確認し、自社の賃金体系が最低賃金を下回っていないかをチェックする必要があります。もし下回っている場合は、速やかに是正措置を講じなければなりません。また、有給休暇の取得促進も重要なポイントです。労働基準法により、継続勤務期間や労働日数に応じてアルバイトにも有給休暇が付与され、年10日以上の有給休暇が付与される労働者には、年に5日間の取得が義務付けられています。企業側は、従業員が有給休暇を適切に取得できるよう、取得計画を立てたり、取得を促す環境を整える必要があります。さらに、ハラスメント対策は現代の企業にとって必須の課題です。職場におけるパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメントなどを防止するための規定を就業規則に明記し、相談窓口を設置するなど、従業員が安心して働けるハラスメントのない職場環境を整備することが求められます。これらの対策を講じることで、企業は法的リスクを低減し、従業員満足度を高め、ひいては優秀な人材の定着に繋がります。
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takahashicleaning · 6 months ago
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TEDにて
マイケル・サンデル:メリトクラシー(能力主義)の横暴
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
私たちの社会生活が、二極化してしまっているのはなぜでしょうか?どうすれば緩和できるのでしょうか?
政治哲学者マイケル・サンデルは驚くべき答えを提示します!!「成功した人々は、鏡を見る必要がある!」と。
サンデルは、いかに「メリトクラシー(能力主義)の傲慢」のせいで、多くの人が、自分の成功は、自力で成し遂げたものであると信じ、成功していない人を見下してしまい
反感を引き起こし、新しい経済における「勝者」と「敗者」の分断を広げてしまうかを考察します。
なぜ?より平穏で懐の広い社会生活を実現するためには、成功の意味を再考し、運の役割を認識する必要があるのかをお聞きください。
今更ながら、私たち皆が問うべき問題があります「どこで道を誤ったのだろうか?新型コロナウイルス対策だけでなく、私たちの市民生活において!」です。何が?私たちを政治的に二極化しギスギスしたこの局面に導いたのでしょうか?
ここ数十年で、勝者と敗者の隔たりは深まり続けており、政治に悪影響を与え、私たちをばらばらにしました。隔たりの一部は、不平等に関するものです。
しかし、不平等に伴う勝ち負けに対する態度もその一部です。
経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
倫理がなく、メリットやデメリットのみで判断する極端な人間もこの部類に入ります。
頂点に立った者は、成功は、自力で成し遂げたものであり、自分の優秀さの尺度である。そして、敗者に対しては、その人自身が悪いのだ。新自由主義のような自己責任だ。と思うようになりました。
成功についてのこのような考え方は、一見、魅力的なある原則に由来します。すべての人に平等に機会が与えられるなら勝者が得た勝利はその人にふさわしいというものです。
これが、能力主義が掲げる理想の本質です。もちろん、実際問題としては理想通りにはいきません。足掛かりとなる機会が誰にでも、平等に与えられているわけではないのです。
貧困家庭に生まれた子供は、成長しても貧困のままという傾向があります。
アメリカの場合は、長らくアメリカンドリーム。つまり、全てに人が公平に競争できる状況を善しとしてきた。
この考えはもはや人々を動かさない。アメリカは階層社会の影響が強い特徴があるので、政治家は、機会の平等を提供し、階層間の移動を積極的に高め、古代ローマを学ぶ必要があります。
裕福な親は、自分たちの優位性を子供に受け継がせることができます。例えば、アメリカでは、アイビーリーグの大学では、アメリカで収入が上位1%の家庭出身の学生の数が、下位50%の家庭出身の学生を全員合わせたよりも多いのです。
しかし、問題は、私たちが謳うメリトクラシー(能力主義)の原則を逸脱していることだけではありません。メリトクラシー(能力主義)の理想そのものに不備があります。
負の側面があるのです!!
メリトクラシー(能力主義)は公益をむしばみます!!
勝者を思い上がらせ、敗者に屈辱を与えます!!
メリトクラシー(能力主義)のせいで、成功者は過度に成功に酔い、成功途上でのツキや幸運を忘れてしまいます!!
そして、自分よりも運に恵まれなかった人や資格面で劣る人を見下すのです!!
これは政治においても問題です。基本的人権の尊重の強化が人工知能時代には重要になります。
大衆の反発の強力な源泉の一つは、多くの労働者が持っている感覚でエリート層に見下されているというものです!!
このような不満を抱くのも当然です。グローバル化が不平等を深め、賃金の停滞を招いたときにグローバル化の支持者は、労働者にもっともらしい助言をしました。
「グローバル経済の中で競争して勝ちたかったら、大学へ行きなさい」
「何を勉強したかで、どれだけ稼げるかが決まる」
「やればできる」など
エリートは、この助言に隠された侮辱が見えていないのです。大学に行かなければ、新しい経済で成功しなければ、失敗は、新自由主義のような自己責任です。
これが隠された意味です!!
多くの労働者が能力主義のエリートに反発するのも無理もありません。
では どうすべきでしょうか?市民生活を3つの観点から考え直す必要があります。
大学の役割。働くことの尊さ。成功の意味です。
私たちは、将来の選択肢を増やしてくれる最高学府としての大学の役割を考え直すことから始めるべきです。高い資格を持つ人々に囲まれて日々を過ごす私たちは、基本的な事実を忘れてしまいがちです。
それは、たいていの人が4年制大学の学位を持たないことです。それどころかアメリカでは、3分の2近くの人が持っていません。
ですから、学歴である大学の卒業証書を、立派な仕事やまともな生活の必要条件とするような経済を構築するなど、愚かなことなのです。
人々に大学への進学を勧めることは、よいことです。金銭的に余裕のない人でも大学に進学できるようにすることは、さらに、よいことです。
しかし、これは、必ずしも不平等の解決策ではありません!!
私たちは、メリトクラシー(能力主義)の闘争のために、人々を武装させることより、大学の卒業証書は持たないが、社会に欠かせない貢献をしている人々の生活をよくすることに注力すべきです(日本独自のクリーニング師などのエッセンシャルワーカーなども)
働くことの尊さを再定義し、政治の中心に据えるべきです。働くこととは、生計を立て���ことだけではなく、公益に寄与し、それに対する認識を得ることであるということを忘れてはいけません。
このことをロバート・ケネディは半世紀前に次のように言い表しています。
「仲間意識。コミュニティ。共通の愛国心。これらの必要不可欠な価値観は、単に、モノを一緒に購買し、消費することによって生まれるのではない!適切な賃金での尊厳のある雇用によって生まれるのである」
「それは、被雇用者が「私は、この国の建設を手助けした。私は、壮大な公益事業の参加者なのだ」と言える��うな雇用である」このような国民感情は。こんにちの社会システム内の生活からは、ほとんど見当たりません。
私たちは、ある人が稼ぐお金をその人の公益への貢献の尺度として、とらえることがよくあります(広告でも、売り上げナンバー1など)
しかし、これは間違いです!!
その理由をキング牧師が説明してくれています。牧師が、暗殺される少し前に起きたテネシー州メンフィスでの清掃作業員によるストライキを顧みてキング牧師は言いました。
「私たちのごみを収集してくれる人は、突き詰めて考えると医師と同じくらい重要です。なぜなら、もし、彼が仕事をしなかったら、病気が蔓延するからです。仕事は、すべて尊いのです!」(日本独自のクリーニング師などのエッセンシャルワーカーなども)
こんにちの新型コロナウイルスのパンデミックを見れば、明らかな話です!!
普段、私たちの目に入らないような労働者たちに、実は、どれだけ依存しているかが露呈しました。
日本独自のクリーニング師。配達業者。保守作業者。食料品店の店員。倉庫作業者。トラック運転手。看護助手。保育士。訪問看護従事者。こういった職業は、給料がいいわけでも、特に、尊敬されるわけでもありません。
しかし、今、私たちは、この人たちをエッセンシャルワーカーとして認識しています。
今こそ、まさに、デフレスパイラルの原因の安売り店に行く回数を減らし、もしくは、行かないようにし、この人たちの賃金と認知度をいかにその仕事の重要性に見合ったものにするか!について、公けに、政治や行政府がアピールするときです。
また、私たちが持つメリトクラシー(能力主義)の傲慢を、道徳的。さらには、精神的にも、方向転換し、疑問視するときでもあります。
自分の活躍を可能にしている才能に、私は道徳的に見合っているか?私に、偶然、備わった才能を賞賛する社会システムで生活しているが、それは私の手柄なのか?
それとも運なのか?自分の成功を当然、自分に相応しいと主張することは、他の人の立場に立って自分を見ることを難しくしてしまいます。
人生における運の役割を認めることは、それなりの謙虚さをもたらします。生まれや神の恵み。運命の神秘といった巡り合わせが悪ければ、自分もああなっていたし、今後もそうなってしまうので底上げが必要だ!と。
この謙虚さの精神が、今、私たち��必要な公徳心です。
この謙虚さの精神が、私たちを隔てる過酷な成功の倫理から引き返す道の始まりなのです。
世界的な最低年収保証。ゼロサムではないプラスサムなユニバーサルベーシックインカムなど。貨幣の再分配。底上げが必要。
この謙虚さの精神がメリトクラシー(能力主義)の横暴の先にあるより平穏で懐の広い社会生活へと私たちを導くのです。
さらに、真理をもうひとつ!!
ここで言われる「Powerパワー」は(スターウォーズでのライトサイドのForceフォース)そして、「Forceフォース」は(ダークサイトの方)という前提です。
「フォース」の特徴の1つは、横暴や傲慢さです。「パワー」は謙虚さによって特徴づけられます。
どんな場合でも、「パワー」が「フォース」に出会えば、いずれは打ち勝ってしまうのです。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
2024年のノーベル経済学賞でも指摘しているように・・・
国家システムが繁栄するかどうかは、幅広い政治参加や経済的な自由に根ざす「包括的な制度(ポジティブサム)」の有無にかかっているとデータでゲーム理論から実証した。
欧州諸国などによる植民地支配の時代のデータを幅広く分析し、支配層が一般住民から搾取する「収奪型社会(ゼロサム)」では経済成長は長く続かない(収穫遁減に陥る?)
一方、政治や経済面での自由や法の支配を確立した「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」なら長期の成長を促すと理論的に解明した(乗数効果とは異なる経路の収穫遁増がテクノロジー分野とシナジーしていく?)
「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」は、日本の高度経済成長時代のジャパンミラクルが、一度、先取りして体現しています。
2020年代からはもう一度、ジャパンミラクルが日本で起こせる環境に入っています。安倍総理が土台、管、岸田総理が再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)の土台を形成しつつあります。
日本の古代の歴史視点から見ると・・・
安土桃山から江戸幕府初期の農民出身徳川家康が国際貿易を促進しつつ再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)を形成してます。
その後、大航海時代の覇権争いを避けるため数代かけて「収奪型社会(ゼロサム)」になってしまい、綱吉の頃には基本的人権の概念も希薄になり選挙もないため
低収入者の農民から商人も収奪していきます。
江戸幕府末期まで数度改革をしましたが、ノーベル経済学賞の人達によると包括型社会(ポジティブサム)に転換しずらい
結局、薩摩と長州が徳川家康式の国際貿易のイノベーションを復活させるも(水戸藩の文献から)国民主権の憲法や選挙がないため
明治維新を起こすしかなく、第二次大戦で原爆が投下されるまで軍備拡大して資源が枯渇します。
国家システムの独裁から法人や個人の優越的地位の乱用にすり替わるため、財産権や特許権などを含めた低収入者の基本的人権を尊重することで独占禁止法の強化も必要になっていくことも同時に示しています。
(個人的なアイデア)
複雑性の研究からも、個人の才覚に関係なく貧��の差は生じる。
超裕福層に集中するとマネーに渋滞が生じるため、税金をかけることと現象が似ている。
こうすると平等性が増すと結果も出ている。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
課税は、ネットワークに何本かのリンクを人工的に加えることと同義ということも、複雑性の研究からデータで明らかになっています。
日本は、消費税の運用など。課税は、強制的な交換の一形態。この知見は、MMT(現代貨幣理論)にも導入されてる。
複雑性の研究から産まれた従来とは異なる新しいマクロ経済学です。テーラワーダ仏教概念にもある欲を中和するツールとも言えます。
幸田露伴?分福?
人工的な課税をしないと、この歪みがエネルギーとして形態が相転移するので、超裕福層一族たちの幸福感が変質して心の歪みに転換していく。
人間が、一日に扱える時空間は、限定的に対して、お金はマルチバースでエネルギーが交換されるので、人間の一日で扱える許容量を超えてしまう。
ナポレオンヒル?エンスージアズム?そこには引き返せない一線というか?境界線があって、耐えられれば良いが、知らない方が幸せな場合も多々あります。
日本には古来から同様の概念があり、成金や悪徳商人とも言われる場合もある。
600万円以下に貨幣の再分配、事前分配することで社会システムの安定が強化される。
ダニエルカーネマン。詳しくは、論文を見ていただいて、日本の実情を深く考えた年収として記載しています。
直訳を指摘しても、未来を描けない人々なので、みんなは心の中で、あぁ残念な人なんだと軽蔑して下さい。
メリトクラシー至上主義、競争主義社会システム新自由主義を古代中国から、たとえて簡単に言うと乱世。
意図して均衡させて、奸雄は排除していくことが鉄則。カントの永遠平和を実現が重要に。
つまり、IT産業長者は、乱世の奸雄。テロ抑止にもなる現代では、競争時代の奸雄を排除することと同様の概念になります。
これも教科書に載らない歴史でもあります。
競争時代の乱世の奸雄たちが、本来の趣旨を歪めて異なる方向に変わってしまう傾向は多々あります。
お金を大量に持ってると・・・
エネルギーに毒され知らずの内に傲慢になるのは、人の理。研究結果にも示唆されている。
マクロ経済学は、社会の全儲けは、低収入者に還元しかない歴史の教訓。
古代から代理人の政治家が破ると災厄が降り注ぐとも。神の理(多神教では天の理)は迷信とも言えない。
スターウォーズでわかりやすく表現してるフォースの導きに似ている。
これによって・・・
「パワーかフォースか」の本で言うところの「パワー(ライトサイドのフォース)」の高まりが落ちてしまいます!!
東洋では・・・
古代中国の歴史でも「乱世の奸雄」で有名な「曹操」が歪めてしまい「司馬懿仲達」が苦労して統一するまで。などは有名です。
他の非中国系の西洋の記録は、残っているかわかりません・・・権力者が書き換えている可能性も多々あります。
GAFAMなどのプラットフォームのビジネスで本来の趣旨が歪み、思い違いされていますが・・・
TED ロン・マッカラムも言うように・・・
規格を統一することで、あらゆる視覚障害者用のコンピューターや機械からアクセス可能にするためです(低収入者も含む)
これが、インターネットの本来の原点です!
これが、インターネットの本来の原点です!
これが、インターネットの本来の原点です!
Appleなどは、「アクセシビリティ」などの設定で原点を忘れていません!!
それ以外は、Googleなどは、トランスフォーマーアルゴリズムが有名になりましたが・・・
他の無名の基盤技術などの開発で貢献しています。
そして
2021年では、自動運転車が登場しています。
Appleシリコンでも、メモリ主導型のアーキテクチャーに変更しています。
量子コンピューターや量子超越性もメモリが重要な要素でもあります。
これは、兆し。始まりにすぎません!!不思議と「風の時代」と連動してます。
2020年後半くらいから様々な占いで出てきてた時代の変わり目。それが、西洋占星術で具体的に「風」の時代という形で出てきました。
私が、感じとってたインスピレーションは、たぶんこれかな?
兆しは、世界的な金融ビックバンの1970年代、IT革命のミレニアムの前から出ていたけど。
これは、これまでの約200年間。物質やリアリティの影響力優位「土」の属性の時代から、量子コンピューター、ビットやインターネットなどといった物質ではないものに影響力が増していく「風」の属性の時代に。
そして、本格的に軌道にのっていく属性は、今後200年程続くことになるのです(2020年12月22日から、2100年当たりをピークに少しずつ衰退していく2220年まで)
100兆円以上も稼いでいるなら・・・
そろそろインターネットの本来の原点に戻って、他のプラットフォーマー法人も事前分配や再分配をして低収入者に貨幣で還元してもいい頃かもしれません。
古代中国の「史記」にも戦国四君(古代中国で活躍した4人の武将の物語)で現代までの歴史の良い手本として二千年近く残ってます。
たしか、食客に諭されて「こんな国家の存亡の際に私財を溜め込んでいるのに、なぜ?それを低収入者に事前分配や再分配をしないのか?」
という助言に心を打たれて私財を全て投げ撃ちしたことで低収入者が奮起して国家の滅亡を阻止した!
さらには、当時最強レベルのあらゆる武将でも打ち破ることができなかった。
と言う話があります。
「パワーかフォースか」の本で言うところの「パワー(ライトサイドのフォース)」が高いからかもしれません!!
これも教科書に載らない歴史でもあります。
<おすすめサイト>
エピソード9 Episode9 - 各宗教と政治のチェックと指標について「パワーか、フォースか 改訂版―人間のレベルを測る科学 - デヴィッド・R・ホーキンズ Amazon」
ニコラ・スタージョン:行政府が低収入者へのウェルビーイング(幸福度)を最優先するべき理由
ユバル・ノア・ハラーリ:ナショナリズムとグローバリズム:新たな政治的分断
マイケル・サンデル:失われた民主的議論の技術
マイケル・サンデル:なぜ、株式市場に市民生活を託すべきではないのか?
エピソード4Episode4 - 政治の善性について(パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学 - Amazon)
カイラシュ・サティーアーティ:怒りの昇華で世界に平和をもたらす方法?
トム・ティーブス:マスメディアは死亡事件などの犯人を有名にしてはならない!
<提供>
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lienguistics · 6 months ago
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パン屋さん(抜粋)
2024.09.24
大学を卒業したばかりの私はどうにか自活しなければならなかったので、食品化学の学士号だけで就職しようとして、パン屋で働くことになった。大学の専門とはめっきり異なったのがわかったので、面接の間に必修の調理実習で習得した経験でわざと訴えようとしたが、仕事に就くことにはそんな素朴な一言が利くだろうとは思いもしなかった。少なくとも、乗り気だと見なされたら良かったな、と。
同期の辛島(からじま)みきが、祖父の和菓子屋で生まれ育ったので、米粉や餡子の何種類でも知り尽くす上に、手先も器用に違いない。本物の「几���面」と「真面目」とされる性格だった。彼女には一生涯敵わないと何遍も思っていた。
人手不足によりこんな風に大学を卒業したばかりで未熟な二人きりに店の運営を任せるのは、誰にとってもおかしく見えるだろう。責任が重すぎるのではないか。と言っても、仕事で努力し続けたのは、仕事がどれほど辛くても我慢するしかないと自分に言い聞かせてまで、働きながら経験をさらに積むことができるからだ。上司が言った通り、このパン屋で働くことにより、様々な役割を味わうことができて将来にどんな役職を狙いたいのかはっきりわかるようになると思い込んでしまったので、上司の期待に応えるようになんでもやってみようと覚悟を決めた。とにかく、当座のところ先任者が転職するまで、五ヶ月間重なった雇用期間を精一杯生かすしかなかった。様々なレシピや手続きを努めて書き留める上に、先任者ほど手際よくできるように実習にも励んだが、先任者の二年半間蓄えた経験に、自分が五ヶ月以内に追いつくなんて無理だろう。
私が担任する番になると、まるで上司自身が耳元で囁いているかのように、「様々な役割を味わえる」という一言の不気味な余韻��浸っていて足がすくんだ。その言葉遣いの図太さを改めて思い知った。「様々」より「万事」、「味わう」より「担当する」という現実を突きつけられた。パン屋の運営ができるようになるため、実際に経験するということより効果的方法なんてないだろう。さぞかし様々な責任を負わせられてからどの役職が自分に合ったのかはっきりわからないはずがないのだ。
行き掛かり上、パン作りだけではなく、接客や在庫管理や商品開発や衛生検査の準備まで、たまに特別注文や配送や指導も、仕事を二人で分担しても、諸々の物事を順次より同時にこなさないと済まない日々は切りがないと思っていた。
そのため、このまま二人きりでいる限り、食品化学とお菓子屋さんの経歴を組み合わせて、お互いにもたれ合うしかなかった。共同で店を営む時間を過ごせば過ごすほど、お互いの考え方や境遇を徐々に理解できるようになってきた。少なくとも、全部順調に進んでいけるように努めるという共同の目的で、職業上の関係にしては懇意になれてきた。
仕事を家に持ち帰ることも多かったとは言うまでもない。今何もしていなくても、いつも次のやるべき事を考えている悪循環なんだ。寝不足で早く起きるのが辛い朝にしても、かろうじて出社できた。寝ぼけたままさっそく朝の準備をしようと思ったところに、前夜遅くまで残業していた辛島さんが帰宅した前に、私が使うつもりだった材料をすでに調理台に置いてくれたのに気づいた。今朝店に入ってから、私は会釈して「昨日ありがとうね」と声をかけた。
「ううん、自分の準備をしたついでだからさ」とみきは何気なく答えた。
そのため、新しい人をもうすぐ雇うところだと上司に予め断られた上に、その新入店員の内の一人がパン製造技能士の二級、二人は特級合格者だという情報は、たちまち将来を照らす光になってくれた。喜んで新入店員たちに案内したり、うちの店に特有な手続きをつくづく誘導したり、どんな悩みに対しても心を込んで相談に乗ったりしてあげた。
他の人と協力することはもちろん一人でも仕事できると期待されている職場にすんなりと溶け込むはずだ。周りの人にあまりにも頼りすぎるより、ただ色んな資料も参考にして自分で進めるように努力してから結果を振り返って自分でやり直すにすぎない。私たち二人もこんな風に育てられたから、みんなと全員力を合わせたら、鬼に金棒ではないか。全体的に生産性を上げることができて、救われる。
私は生地をこねながら、半時間寝かせる前に他のと取り違えないようにラベルを貼っておこうと思ったが、ペンなどが手元にどこでも見当たらなかった。しばらく探そうとして調理台から調理台へ移動したあげく、見つけられずじまいだった。「私がどうかしてるのか」と思いながら、知らないうちにレジまで着いて、マジックの山を発見した。
みきは私が目を擦ってから二度目したのを目にしたら、「りえ、どうしたの?」と尋ねた。
「ペンとか探していたんだけど…」と私は言い切ったところで、マジックの山に眼を落とした。
みきもたちまち慌てて、エプロンのポケットに手を突っ込んで探り回ってみた。「おかしいね…普通に使っているペンも一体何処?一番好きな青いヤツは?」
「みきが昨日残業していたとき、他に誰がいたの?」
余程毎日重役出勤と共に早退する習慣のある鈴木(すずき)先輩と、上司に媚びるために無遅刻無欠席で理想の会社員を装って毎日定時的に退勤する黎(れい)先輩を消すと、富沢(とみざわ)先輩しか残らなかった。
自分で全く最後まで使い切ったバニラエッセンスの瓶を手にしながら、何食わぬ顔をして「ねぇ、今暇でしょ?じゃあ、追加で注文してくれる?至急お願〜い。今すぐ要るんだから」と何気なく頼んだ天然な富沢先輩か。「これから何かの材料を使おうと思ったら、まず残っている量を注意しておこう」という忠告でさえ、彼女にとって長すぎるだろうし、脳にぴったりと収められず、右の耳に入ってからすぐ左の耳からはみ出す。
みきと私は「マジかよ…」と「さすがだね」といった目つきを一瞬で交換した。
私たち以外誰も気づかないだろうが、マジックの山を一本ずつ数えて、調理台ごとに同数のペンを配って、どの調理台に所属するかを示すために相当する色のマスキングテープをそれぞれのペンに貼ることにした。すると、道を迷ったか見捨てられたペンに目を留めるなり、元の場所にすぐ戻すことができる。その日からも、ぺんたちがレジの傍に置いたマグカップを別荘にしてオーブンなどからその辺りで避暑に来るのをしょっちゅう見かけた。みきと私は、毎回みんなを導いて帰宅させる季節の移ろいだった。あたかも夏と秋しかない異世界に引き込まれて、その狭間で延々揺れていたようだった。なぜか夏の方がいつも長く感じたのだが。
「まるでこのパン屋なんて小鬼に取り憑かれているようだね」といったみきからのセリフは、ずっと記憶に残っている。確かに、小鬼も一緒に暮らしているだけにこんなおかしい事ばかり起こっているんだろう。他にもいたら、必ずさらに困ってしまう。三匹まで増えたら、どれくらい耐えられるだろうか。
正解は、三年間このパン屋さんで働いていた挙句、四月に二人で同時にやめることにした。もうおそらくずっと前から気づいただろうと思うのだが、ご推察の通り、修羅場はパン屋ではなく、���究室だった。契約が終わり次第、単純に仕事をやめさせてもらうということではなかった。上司の依頼が、四月というより、いかにも死月と呼べるほど山のようにあった上に、相談や手助けを求める連絡の形で、十二月にこの短編を書いている私と、みきにも時折届けているほど溢れ出してしまった。その水に爪先を少しでも浸し次第、一生消えなく染められてしまい、一生逃げられない。
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kennak · 3 years ago
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この質問、炎上しているんだろうなぁと思いながら開いてみたら案の定賛否いずれかにかなり寄った回答がズラリと並んでいて、悪い意味で錚々たる眺めだなぁと思わず苦笑してしまいました(失礼)。(Image by Comfreak from Pixabay) 閑話休題。僕自身はソフトウェアエンジニアでもプログラマーでもないのですが(≒免責事項)、職掌柄仕事で大なり小なりプログラミングを主たる仕事とする人たちと組む機会が非常に多く、またずっとtech / IT業界に身を置いていて「どういう現場にどういう人たちがいるか」は大体感覚的に分かるので、それらの見聞と経験をもとに回答を書いてみようかと思います。 (** 当事者ではないゆえ事実誤認や認識違いなどあるかもしれませんので、お気づきの方はどうか遠慮なさらずご指摘ください) なお最初に結論から書いておくと「日本ではプログラマーが本当に下働きに位置する世界と花形にある世界とがあり尚且つ両者はほぼ互いに交わらない」ということだと僕個人は理解しています。以下詳細を書いていきます。 【エンジニア(プログラマー)が下働きの世界の話】 前々職時代に、実際にそういう立場で社外から派遣されてきているプログラマーの人たちが何人も同じチームにいて、その人たちから一通り教えを乞うた(≒説教された)ので「実際に下働きのようなプログラミングを主たる仕事とするプログラマーたちが少なからずいる」ということを理解した次第です。 それは、いわゆるSESを中心とするIT多重請負の世界です。自主開発する能力がないor足りない(主に自社エンジニアの頭数が)会社が、特定のプロダクトやプロジェクトのためにスポットリリーフで外部からプログラマーというかいわゆるSEを呼んできて、代わりに開発してもらうという構図です。 この構図におけるIT開発に共通しているのは「プロダクトがひとたび開発して納品されたら以後はメンテする以外の開発作業がなく開発が継続されない」点です。一回こっきり作って納品したら、メンテ要員以外はお払い箱。故に継続的に開発を担当するプログラマーやエンジニアを正社員で雇うのは高コストだということで、社外から都度人を呼んでくる(調達してくる)という形を取るところが多いようです。お役所やメガバンクあたりのシステム開発を想像してもらえると分かりやすいでしょう。 これはIT開発に限らないのですが、日本における事業会社の多くはメンバーシップ型雇用のために正社員の多くがジェネラリストで、専門性を要する(IT・web・広告運用など)業務については社外から専門の人材を呼んでくることで対応する傾向が非常に強いようです。そのため、特にIT開発においてはかなり以前から業務委託や特定派遣(2015年に法制度としては廃止)という形でエンジニアというかSE・プログラマーを直接開発現場に送り込む業者が多数存在しています。 それらの形態でIT開発に参加するSE・プログラマーの人たちは、一般に多重請負によって費用を中抜きされたところから人件費をもらう立場にあるためか給料が安いことが多く、しかも発注元である事業会社からは「お客様は神様」と言わんばかりの高圧的態度で使い潰される(※これは偽装請負に当たるので本来なら違法)こともままあり、長年「IT土方」「人月奴隷」「人売り」といった表現でその労働環境の劣悪さが揶揄されてきたようです。 しかもさらに間の悪いことに、上記のような「多重請負」構造がこの状況を悪化させています。事業会社からの発注を直接請ける「一次請け」は往々にして大企業であることが多く(俗に「SIer」とか「ITベンダー」とか言われる大企業)、彼らの少なからぬ割合がプランニングや上流工程だけを担当するに留まり、残りの実際のプログラミングや実装などの業務を「孫」「ひ孫」請けに丸投げしていたりします。必然的に、複雑に階層化した労働集約型の人的組織をもってIT開発をすることになるため、自ずといわゆるウォーターフォール型開発方式をとることになります。それは、ある程度きちんとした開発物が出来上がる一方で、開発プロセスに比較的長い時間がかかる上に、後から機能追加などの改修を行うことが難しくなります。 一つ注意すべき点として、そういった立場のSE・プログラマーだからと言って開発スキル・技術が劣っているわけではないという点があります。数多くのバリエーション豊かなITプロジェクトを渡り歩いてきた結果、非常に高度な開発スキルを持つ人たちも少なからずいます。僕も、前々職ではそういった百戦錬磨の特定派遣SEの人から、SQLやJavaのコーディングを教わったもので��た。ただし、やりがいに乏しい環境であることもあってか、やっつけ仕事というか投げやりにしか業務をこなさず、結果的に開発スキルが低いままという人も中には見受けられるようです。また、「一次請け」だと実際には開発業務を行わない人も多く、エンジニアという肩書きなのに普段は1行もコードを書かない(書けない)人も少なくない模様です。 ちなみに前々職で知り合った特定派遣SEの一人は、前々職から見て「孫請け」の会社から来ている同世代のロスジェネ男性でした。ロスジェネなど、社会的に冷遇されていてなかなか正社員雇用にありつけなかった人たちが、「孫請け」以下の開発ベンダーに安月給の労働者として勤めていることが多いという個人的な印象もあります。皮肉なことに、「一次請け」に当たる開発ベンダーは有名大企業が多く、正社員だと普段は1行もコードを書かない(書けない)のにそこそこの高給取りだったりします。 以上のような状況を踏まえて、プログラマー含む外部ベンダーたちを「ただの下働き」呼ばわりし、特に多重請け構造の中で下流で実際にプログラミングなど実装を行う人たちを「下層」とみなす、日本の事業会社(の正社員たち)はかなり多いようです。それが良いか悪いかはさておき。なお余談ながら、そういう事業会社ではいわゆる「スーツ族」すなわち営業や企画の人たちが幅をきかせていることが多く、エンジニア(プログラマー)のような内勤の人たちを「社外に出て汗水垂らして働かずにずっと社内で机に座っているだけの怠け者」と軽蔑する文化すらあるように聞き及んでいます。 【エンジニア(プログラマー)が花形の世界の話】 一方、世の中には(日本であっても)プログラマーが花形とみなされる世界があります。それは、同じIT開発プロジェクトと言っても「一度リリースしたアプリ / サービス / プロダクトを継続して開発し続け、早いサイクルで改善し続けることがビジネス上の競争力として働く仕組みになっている」ような世界です。 例えば、現在僕が勤めている会社がそうですね(笑)。この点については深入りは避けますが、ソフトウェアエンジニア(プログラマー)もしくはソフトウェアデベロッパーにとっては非常に良い環境だということは断言できるかと思います。俗に「シリコンバレー発」と言われるベンチャーやスタートアップでは大体同じような感じです。 ただし、同様の開発形態を採用する新興企業は日本でも増え続けています。他の回答でも名前が挙がっていましたが、例えばメルカリやLINE、はたまたエムスリーといった新たに勃興したwebアプリ・サービスを手掛ける企業などが代表格でしょう。他にも、いわゆるAI(人工知能)の開発をうたう企業なども同様です。全般的に、日本国内でベンチャーとかスタートアップとか言われるところの多くが当てはまるという認識です。 これらの企業に共通するのが「事業会社で自主開発(内製)かつデジタルのサービスやプロダクトが主力ビジネスである」「社会の時流に合わせてサービスやプロダクトを常時改善し続けている」ということ。このスピード感に対応するには、都度プロジェクトごとに社外から人員を調達してきては終了次第送り返すというような、鈍重なやり方では無理でしょう。なればこそ、自社内��正社員としてソフトウェアエンジニア・プログラマーを抱え、自主開発を主軸としているということだと思います。 自社エンジニア(プログラマー)による自主開発となると、自ずと階層構造の浅い人的組織のもとで開発することになるため、これらの企業ではいわゆるアジャイル開発方式が好まれるように見受けられます。最初から綿密な上流工程を組むのではなく、スピーディーに開発してスピーディーにプロダクトをリリースし、バグなど問題点があればスピーディーに改修し、新たなビジネス要件が生まれたらスピーディーに追加実装する。この繰り返しで、プロダクトも会社のビジネスも疾走していくというイメージです。最初から完結した完成品としてプロダクトを世に出すわけではないので世間からはアラが目に入ることもありますが、それも含めてのアジャイルカルチャーですね。 しかも、これらの新興企業で働く自社エンジニア(プログラマー)たちは、自社の急成長もあって給料も比較的高く福利厚生にも恵まれていることが少なくありません。彼らが「下働き」なんてとんでもない話で、むしろ「花形」と呼ばれるべきでしょう。実際、それらの企業では「有名エンジニア(プログラマー)」が前面に出て企業イメージのアピールをしていたりすることが珍しくないです。 余談ながら、そういう企業の自社エンジニアのポジションは人気があるので、どうしても採用されるための競争は激化しがちです。有名大学のコンピュータサイエンス系専攻出身者やさらには修士・博士号取得者が採用されることが多いのも、その過当競争の結果であるとも言えます。 【どちらにも相応の事情がある】 一般に、この手の話題は炎上します。理由は簡単で、特に近年web開発などで隆盛を誇っていて各種SNS上で多数活動しているソフトウェアエンジニアの方々から見れば、「エンジニア(プログラマー)は下働き」などという言説は侮辱以外の何物でもないはずです。これについては僕もよく理解できます。 ただ、ここで勘違いしないでいただきたいのは「どちらかが正しいわけでもどちらかが間違っているわけでもない」ということ。 理由は二点あって、一つは両者はビジネスという意味では排他的ではないという点(人材としては排他的かもしれませんが)。原則自主開発だが人手不足の部分は社外ベンダーを活用するという事業会社もありますし、逆にITベンダーとして事業会社の顧客に人月換算の労働力としてエンジニア(プログラマー)を送り込むのがメインの事業ながら自社の基幹部分の研究開発は実力ある自社エンジニアが担っているという会社もあります(そういう古典的日本企業の研究開発エンジニアはベンチャーやスタートアップに引き抜かれがちという側面も)。 もう一点は、やはり特にIT化やDX以前からある伝統的な日本企業の事業会社でメンバーシップ型雇用を堅持しているところだと、IT/webの自主開発には意欲的だが人件費の調整弁という意味でも社外ベンダーに任せたいという企業が多い点です。そういう企業だと往々にして新卒一括採用慣行が支配的で「中途採用で腕利きのエンジニアを雇う」みたいな真似がしづらいことが多く、どれほど自主開発したくても(自社でエンジニアの育成が追いつくまでは)社外の開発ベンダーに頼るしかない、というようなケースがままあるように思います。 これは大雑把に��とめると「古典的な日本企業はエンジニア(プログラマー)のような専門職をきちんと採用して育ててくることもしなかったので社外ベンダーに頼るしかなく、日本企業でもベンチャーやスタートアップはそれら専門職を最初から社内に抱えているので内製できる」「それゆえ社外ベンダーは大手から零細まで多数が高額の予算に群がって多重請け構造を形成する」という話に過ぎないのですが、それは上記のように新卒一括採用やメンバーシップ型&終身雇用といった日本の企業人事文化の根幹に由来することなので、一朝一夕には改善することすら難しい根の深い問題だと言えるでしょう。 ……以上、僕個人がtech / IT業界で見聞してきた業界事情の概説でした。これらの話題はIT系の各種メデイアでも定期的に話題になりますし、そのたびに毎回炎上しているように見受けられますので、興味がおありの方は時々チェックなさると良いかと思います。
日本のプログラマーは一部の天才を除いて下働きだと父が言っていました。本当ですか?に対するTakashi J. Ozakiさんの回答 - Quora
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mori-mori-chan · 4 years ago
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続・『少年ハリウッド』を観ました
cf. 『少年ハリウッド』を観ました
いやぁ……とうとう完走しました『少年ハリウッド』(以下少ハリ)。今回も記憶を基に感想を綴っていきます(ので台詞や時系列など多少間違いもあるかと思いますが許してニャン)!
※以下、ネタバレを含みます
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今回もwikiのスクショ失礼します。ストーリーに関しては公式サイトでざっくり紹介されていますので私の駄文��りそちらをご覧ください
第21話『神は自分の言葉で語るのか』……経典回です。このタイトルでいう神はシャチョウ、そして1期で出てきたやまびこフレンド(トミーの生活している施設の名称、フレンズだったかも)の子供が言っていた、世間一般で言うところの超越した存在にして万能の神(「悲しい感情と嬉しい感情が~」とか何か言ってましたよね)の両方を指しているように感じました。
センターに抜擢されたことで取材を受けるカケル。インタビュアーに勝手に言葉を捻じ曲げられ、発言してもいない言葉を書かれて戸惑うカケルの姿が見ていて痛々しかったです。カケルはセンターになったことを別に喜んではいないんですよね。センターになる=アイドルにとって嬉しいこと・ファンにとってはめでたいことと思い込みがちの我々ですが、マッキーのファンからしたらそれまでのポジションを、トミー、キラ、シュンシュンのファンからしたら彼らがセンターになるチャンスを奪った者としてカケルは恨むべき対象に一転しますし、実際に客席から睨まれもします。これがアイドルグループの難しいところというか、複数名で活動する以上誰かに光が当たれば誰かが影になる為必ずしも目立つことが良しとされないというか……光と影はいつだって表裏一体なのですから。 
休憩室(楽屋?)にマネージャー・勅使河原がファンレターを持ってくるのですがセンターになった影響かカケルのファンレターが増えています。それを見てカケルはメンバーに睨まれたことを打ち明けるのですが、その時にシュンシュンは言います。
「俺は超人気があるわけでもないし、アンチがいるわけでもない。アンチでもいいから注目してほしいって思うよ」
アッ……ここで大森靖子の『ミッドナイト清純異性交遊』を思い出し悶絶する私!嘘でもいい、嫌いでもいい、私を見つけて……。自分語りで申し訳ないのですが、私はハロオタでもあるのでかつてバラエティで体を張って頑張っていた嗣永桃子さんや道重さゆみさんを思い出し情緒が狂わざるを得なくなりました。それはさておき作られた、偽りの人格=アイドルとしての自分と現実の自分の乖離に悩むカケルに、シャチョウはアイドルとは神であり生贄でもある、と語り掛けます。この回のシャチョウの発言は全てが経典です(LINEスタンプも販売中!)。
「アイドルってね、ファンの見ようによっては神にも生贄にもなれるんですよ」
「ファンはアイドルにあるものもないものも求めます。恋人になってほしい、家族になってほしい……素を見たい、素を見たくない。近くにいてほしい、遠い存在であってほしい。自分だけのアイドルでいてほしい、皆のアイドルでいてほしい……」
アイドルは偶像ですが、その中身は生身の人間です。私達が日常で目にしているアイドルだって自宅だったり家族や友人、或いは恋人といる時は全く別の人かもしれませんからね……この回はアイドルの数だけその中身がいるという単純にして絶対的な事実を再認識させてくれます。アイドルが好きな人は勿論、アイドルを志している人にも見てほしいですね。
第22話『ファンシーメルシーブラックコーヒー』
まさかの恋愛回~~!!!!
前回視聴時(2021/9/11)は少ハリで恋愛について触れる回はあるのか少し気になってはいたのですが、恋愛回担当はまさかのキラですよ!メンバー中最もプロ意識が高く遅刻もしたことがないキラです!!マッキーが言っていましたが、恋愛は人を狂わせます。熱愛発覚により解雇されたアイドル、過去に何人いたことでしょうか。
キラの家の冷蔵庫が故障→キラ母「今日はお弁当が用意出来ないから何か買って食べてね」→キラ、恐らく人生初であろう学校での昼食の購入を行うため通学路にあるサンドイッチ屋さん『ファンシーメルシー』へ……恋はしようと思ってするものではなく、突然落ちるものですから仕方ないですよね。キラは初恋をします。はっきりと明言されてはいないのですが、まぁ初恋でしょう。店員の女性に一目惚れしたキラは、苦手な大葉(シソ)が入っているにもかかわらず彼女のおすすめのサンドイッチを購入します。冒頭で社長が苦手だった食べ物を克服する描写があったので友人が
「これ絶対キラシソ気に入る流れでしょ!」
と言っていたのですがまさにその通りに。キラは大葉を克服し、ファンシーメルシーに通い詰めになった結果、連日大量のサンドイッチを公演の差し入れとして持ち込むように。キラが持ち込むのは癖のあるメニューばかりで、とある理由から敢えてそういう「売れ残りそうなもの」を選んでいます。キラいわく人気のあるメニュー、ベタなメニューは自分が選ばなくとも売れるだろうからなんですが、きっと売れ残りそうな商品を大量に買うことで店員さんにインパクト&いい印象を与え自分を覚えてもらいたいんでしょうね。あと、これは勝手な見解ですが売れるものって売れているから売れるみたいな部分があるので、まだ大スターではない少年ハリウッドと売れていないサンドイッチを重ねたのかな、などと思いました。
店員の女性はキラと話している時よく笑い、楽しそうに口元を右手で隠します。キラがいつものようにお店に行くと、丁度店員さんが早く上がるところに鉢合わせます。用事があって早く帰るんです、という彼女にキラは積極的に話しかけます。彼女にコーラ、自分にブラックコーヒーの缶を買い二人で公園へ行くのですが、連日のサンドイッチ責めに何かを感づいたマッキーと彼に誘われたカケルが彼らを尾行しています。恋愛経験のないキラには段取りが理解できず、初っ端からびっくりするぐらいグイグイいくので友人とキラ怖い!やばい!と震えっぱなしでした。
結論から言うと彼女には婚約者がいて、左手の薬指には婚約指輪が輝いており早上がりは婚約者に誕生日を祝ってもらう為だったのです。……いつも口元を隠すのが右手なので、左手は見えないんですよね。図らずも失恋してしまったキラですが彼は彼女に元気いっぱい言います。
「僕は、キラ……佐伯希星です。少年ハリウッドってアイドルしてます。いつか、もっともっと売れるんで、今日という日のことを絶対に忘れないでください!!」(うろ覚え)
これは……伝説の1期16話『本物の握手』のアンサーや!!!
正直恋愛沙汰でやらかすならシュンシュンだと思っていたので(ごめん)、よりによってもっとも"そういうこと"をしそうにないキラに恋愛回が来たのが少ハリだな、と……先のことなんてわからないのはファンもアイドルも同じです。
キラが名を名乗ったことで女性も自らの名を名乗ろうとするのですがキラはそれを遮り、一緒に遊んでいたシーソーから女性を王子様のようにエスコートし立ち上がらせます。失恋したキラを慰めるマッキーとカケルがお兄ちゃん感あって……すごくよかったです……。結局かっこつける為だけに買ったブラックコーヒーは作中では飲まれなかったのですが、キラはこう、16話の握手会でマッキーと街中を歩いていた時のポップコーンみたいに"相手に良く思われたい、こう見られたいというイメージ通りに見せたい"が為に好きでもないものでも躊躇なく手を出しますよね。少ハリくんキャラの掘り下げ方うますぎんか???
恋愛回とは書きましたがよくある「恋に悩むアイドル」的な恋愛描写ではなく「アイドルがそのアイドル人生の中で一瞬でも心通わせた相手に対する憧憬」みたいな、もっとこう……深い話なんですよね……自分の文才の無さが悔しい!!これがまた主役がキラなのがいいんですよ。芸能界には慣れていてパフォーマンスもトークもばっちりなかわりに日常生活を芸能界に捧げ続けてきたせいで平凡な恋の仕方を知らない彼に、純粋培養された子役出身アイドルの哀しみを感じました。キラのいた星の国は、多くのものを犠牲にして出来た国でもあったのです……。
EDのキラソロ曲(『青いきゅんきゅんマフラー』)も良かったです!!!
第23話『正しさと正しさの狭間で』
この辺から毎OPで泣くようになります(Ding!Dong!Dang!の辺りから)
私へ シーマさん出ました
残り5話もないこの状況で敵役/悪���を出してくる少ハリ、流石だネ!!なんと今回は初代少年ハリウッドの7人中未出演2人のうちの1人、海馬と書いてシーマのシーマさんが敵というか壁となり立ちはだかります。シーマさんと言えば初代が人気絶頂の最中初代シャチョウが事故死し、今後の少ハリをどうするかの話になった際に(最終的には納得したものの)解散を強く拒んでいましたよね。つまり彼もまた初代少年ハリウッドを愛していた人物なのですが……?
ところで皆さん、ハロプロはお好きですか?私は好きです。今の推しは川名凜ちゃん(凛ではないのでご注意ください)です。ハロプロには多くのユニットが存在し、モーニング娘。やアンジュルムのようにメンバーの卒業・加入を繰り返しその形を変えながら活動を続けているユニットもあればBerryz工房や℃uteのようにオリメンのみで活動、卒業はあれど加入はなく、メンバーこそがユニット、みたいなユニットもあります。卒業や加入によってユニットを構成するメンバーが大幅に入れ替わったとしても、それは元のユニットと同じと言えるのか?と思ったことないですか?私はないです(ないんかい)。例えば前出のアンジュルムはもうオリメンはいないのですが、かつてのメンバーと同じように厳正をオーディションを突破、或いは研修を経て加入したのであれば追加のメンバーの見た目もダンスも歌も既存メンバーと全然違えどアンジュルムなわけで���よ(なお川名凜ちゃんもアンジュルムですよろしく)。つまり、構成するものが変わっても実質的な機能が変わらないのであれば、それは同じと捉えてよいのか?と(まんまギリシャ神話のテセウスの船なんですが……)。
今回突如現れたシーマは、少年ハリウッドや彼らの活動の場を壊そうとする、今作における明確な"倒すべき存在"です。初代少ハリメンバー現少ハリに好意的で助力を惜しまない人ばかりだったためここに来て初代少ハリから敵が出てきたことに驚きました。経営難・人気頭打ちの少年ハリウッド&ハリウッド東京の経営は立て直して上手くやってあげるから、代わりに自分がシャチョウになるし好きなようにやらせてね☆(意訳)とのたまうシーマに現少ハリ一同は衝撃を受け、絶望的な空気になります。少年ハリウッドであること、永遠にアイドルであろうとすることに強いこだわりのあるトミーは特に。これまでに関わった初代メン達が優しい人ばかりだったので、憧れの存在だった初代少ハリの1人に自分の夢をぶち壊されることとなったのはなおさらきついでしょう。
……とこれだけ書くとシーマが超嫌な奴っぽいのですがシーマはシーマで初代少年ハリウッドが大好きで守りたいだけなんです。
友人「こじらせてんな」
私「こじらせてんな」
またハロプロの話になるんですが(すいません)かつてカントリー・ガールズというユニットが存在しました。元々は1999~2007年に活動していたカントリー娘。だったのですが名を改めメンバーも総入れ替えし2014年から再始動していました。名前が多少変わってはいますが一応ユニットとしては同じものではああるのです。……アッ自分から振っといて申し訳ないのですがカンガの話は辛いからやめます!!私が泣いてしまうので!情緒が狂ってしまうので!!『書いては消しての “I Love You”』は名曲です!!!
シャチョウは概念としての少年ハリウッドを、シーマは実態としての少年ハリウッド(オリジナル)を愛し、続けようとしているのでしょう。うまく表現できませんがシャチョウがしようとしていることは花瓶みたいな感じでしょうか。シャチョウの残し続けたい少年ハリウッドが人を楽しませる美しい花(枯れたら入れ替える)とそれを飾る為の花瓶のセットで、シーマの残し続けたい少年ハリウッドは彼にとってどうでもよい今の少ハリを無視した、初代少ハリが輝いていられる花屋さんみたいなものかなと私は思いました。満開になった花をガスなどで長持ちさせたりドライフラワーにしたり……”初代メンを活かす装置としての少年ハリウッド”を作りたいのかな、と。シンプルに日本語が下手だな私
シャチョウはどこかへ去るわクリスマスライブ後に劇場が壊されることが決まってしまったわ実質解散が迫っているわで、皆もかつての1期のクリスマスライブ前のような統率の取れていない状態になってしまいます。何も知らないファン達に新規の仕事を祝う声援を受け、トミーは劇場袖で号泣します。少年ハリウッドでいたいトミーがいずれ少年ハリウッドでいられなくなる事実、声援に笑顔で答えた=ファンに嘘を吐いた、その苦しさを受け止めきれないのでしょう。また、トミーは自分が怖い!と感情を爆発させます。自分は結局変わることを拒み今のままでありたいと願っている、つまりシーマと同じではないか、変化を受け入れられないこんな自分が怖い、と。苦い回でした。
第24話『まわりっぱなしの、この世界で』
本当に申し訳ないのですが23話辺りから「あ~少ハリ終わっちゃうんだ……やだ終わらんといて……」と脳がまともに機能していなかった為23・24話の内容がかなりごっちゃになっています。申し訳ございません!
23話で決まったTDL的な施設のイメージキャラクターを務める仕事をしているのですがまぁギスギスです。それまで仲裁や鼓舞など皆のメンタルサポート的な役割を果たすことが多かったトミーが、内に秘めた自我を爆発させしキラとバチバチになったのが意外でした。トミーも本気でキラと衝突しているわけではないのですがやはり彼には少ハリとハリウッド東京がなくなる(厳密に言うと形が変わる、ですかね)、が認められないんですよね……一方でキラはこの絶望的な状況でもスタッフへの配慮を忘れておらず、流石の一言に尽きます。コーヒーカップでの撮影でスタッフから音声は拾われないから楽しそうに振る舞ってくださいね、と言われたのをいいことに、マッキーと同乗している施設のマスコットキャラ・シロートくんの暴言がきっかけとなり皆が皆を和気藹々と罵倒し始めます(和気藹々の罵倒とは)。
私へ リュウ出ました
シロートくんの中の人は初代少ハリの解散と共にどこかへ旅に行ってしまった初代メンバーのリュウです。とにかく口が悪い!正直リュウはもっと掘り下げてほしいのですが、彼は原作の小説等ではもっと出ているのかもしれませんね。リュウは罵倒はしてくるもののものの特に現少ハリは勿論初代についても言及することはありませんでした。リュウは現少ハリのことどう思ってんだ~???でも彼は嫌いだったら構ったりしなさそうなのでなんだかんだで気に入っている、或いは気にかけてはいるのかな……?
ラストの次回予告はリュウがやりたい放題やっていて「声優ってすごい!」と思わざるを得ませんでした。岸尾だいすけすごい。
題25話『瞳を閉じる日が来ても』
キラの演技力でシーマと勅使河原を劇場外へ連れ出す→キラ猛ダッシュでUターンからの少ハリによる劇場立てこもりが発生します。個人的に雨の夜に手ぶらでほっぽり出されたシーマ&勅使河原は一体何をどうして過ごしていたのかが気になります。別にそこまで仲が良さそうでもないですし……。誰もいなくなったバリケードだらけの劇場、その舞台の上で彼らはクリスマスライブに向けての目標を紙に書きだしては貼っていきます。最後は全力で頑張ろう、という声に頑張っているのはいつもだから、いつも通りやろう、最高のいつも通りを目指そうとマッキーやカケルは言います。
メンバーによるメンバーやシャチョウ等の物真似大会等を経て皆の気持ちがまとまりかけた時、劇場が雷雨により停電し真っ暗になります。メンバーが暗闇に右往左往する中トミーが鮮やかな光を灯します。その光は、もしかしたらもう使われることがなくなるかもしれない少年ハリウッドのペンライト。観客と劇場への感謝の気持ちを込めて客席の一つ一つに彼らはペンラを置いていき、その光の中でアカペラで「永遠never ever」を歌います。ここのアカペラがもう圧巻でしてねェ~!!!!!!!!!!1期7話で音痴を指摘され悩んでいたカケルの歌がすごくよくなっているんですね……もう何か自分のことのように嬉しかったです。何でしょうこの感情は。因みに物真似大会の最中トミー(確か)から匿名掲示板上にシュンシュンが整形でないか疑う&それを擁護する書き込み→シュンシュン自演乙書き込みがあったと告げられます。シュンシュン!アンチだけど注目してくれている人増えたよ(cf.21話)!!
客席のペンラも一つ残らず消え夜が明けた頃、シャチョウが忘れ物を取りに来たと客席にひょっこり現れます。そこへシーマも。勅使河原の「シャチョウ!」の呼び声に両者が反応するところに笑ってしまいました。バリケードを作ってまで少ハリを守ろうとしたこと、”最高のいつも通り”を披露できるよう努力したこと、シャチョウとシーマ含む初代少ハリ全員に認められたことを理由に少ハリはクリスマスライブ後もこれまで通り活動を続けていい、本当に自分はハリ��ッド東京を乗っ取るつもりだった、とシーマの口から明かされます。なんかもう良かったね!!良かったね!!と狂うことしかできず……シーマさんはちょっとアプローチが違っただけで彼なりに少ハリとハリウッド東京を本当に守りたかったんです。娘。みたいにメンバー構成を変え新鮮さを保ちながら活動するか、℃みたいに慣れや老いを受け止めながら熟成しながら続けるか……的な(???)???アイドルにとっての永遠、を改めて考えさせる内容でした。
リュウがいつ少ハリを認めたんだ?と気になりましたがもしかしたら前回でメンバー同士でボロクソに言い合いながらも結局は楽しくやっていた様を彼なりに「こいつらなら託してもいい」とジャッジしていたのかもしれませんね。勝手な憶測ですが。なお舞台上で目覚めるシーン、私は勝手にスラムダンクのオマージュかなと思いました。EDの『世界が終わるまでは』の最後の方に皆で雑魚寝してるシーンありませんでした?いやまぁスラダンと何の関係もないんですけど(何で書いた)実質この回が最終回で、1期2話でシャチョウが皆にプレゼントしてくれたスニーカーのアップが何回かありました。良すぎて泣いていた気がします。情緒が狂ってしまっていてもう記憶がやばいんよ
第26話『HOLLY STAGE FOR YOU』
ありがとう少年ハリウッドありがとう
え~もう何も言えん……DVD買うわ……。かつては自己紹介を放棄さえしたシュンシュンがバッチリ最後のあの曲げた肘を上にガッ!と上げる決めポーズを見てウォウウォウ泣きました。
何の因果か2021年秋に2014年夏・冬のアニメを観たわけですが当時ではなく今の自分だからこそ楽しめたのかな、という気もします。会うべくして会った作品ですね。あと視聴させてくれた友人に感謝。そしてクラウドファンディングに参加し素晴らしい作品を起こしてくださったオレンジの皆様にも感謝です。この作品は一生語り継いでいきたい……認知症になってもこれだけは忘れたくない……。
色々と書きたいことが無限にありますが、自分から見たキャラクターがどんな印象かをちょっとだけ綴ります。読まなくていいです。
☆風見颯(カケル):逢坂良太
「君の宇宙は、僕の宇宙。僕の宇宙は、君の宇宙。つまり僕は君に夢中!夢をカケルよ、風見颯。高校二年生の十七歳です!」
良くも悪くも自己主張のない、空っぽな男の子で、言い換えれば無限の可能性を秘めた何物にもなれる存在でもあります。これといって夢も野心もなくただ何となく流されるようにシャチョウのスカウトに乗り、戸惑いながらも精一杯彼なりにアイドルであろうとしていますが、センターに選ばれたのは彼のその性格によるものでしょう。
シャチョウから見て最も神様にも生贄にも近いメンバーが彼だったのでしょう。だって、「自分からなろうなろうとしてなった神様って、何か嫌じゃないですか?」
☆甘木生馬(マッキー):柿原徹也
「座右の銘は、仏恥義理魂。ハンパなことは嫌いです。マッキーこと、甘木生馬、十八歳。夜露死苦。」
高校は同級生に馴染めず中退、家族とは特に関わりなしでハリウッド東京及び少年ハリウッドに自分の居場所を見出します。若干配慮に欠ける部分も見受けられますがその豪勢さが皆の救いにも待っています。センター交代回で見せた熱い涙はかっこよかったです……。
風邪を引いて3日活動をお休みしていた時、台所がぐっちゃぐちゃになっていたので特にお見舞いに来てくれる友人もいないのかな、と感じました。でも24話?でもし少ハリがなくなったらハリウッド東京に残るかと問われた際にバイトでもするかな、と答えていたのは意外でした。特にそこは拘りないんだな……もしかしたらセンター交代を経てシャチョウが言っていたようにセンターだけが自分の居場所ではないと目覚めたのかもしれません。
☆佐伯希星(キラ): 山下大輝
「少し前まで、星の国にいたんだよ。このキラキラが見えますか?君の希望の星になりたい、佐伯希星、最年少、中学三年生の十四歳です!」
キラおめぇ何だかんだでマッキーと息ぴったりよな
☆富井大樹(トミー):蒼井翔太
「世界一のラッキーボーイ。君の運気上昇担当になりたい、富井大樹十五歳、高校一年生です。お守りにしてね!」
確かシャチョウから「誰も傷つかないようにその努力は素晴らしいですがあなたは本当は鋭い棘を持っている、その棘で誰かを傷つけないよう気を付けてください」みたいなこと言われてませんでしたっけ?ど、どの辺りが!?優しくて純粋で、強い意志と思いやりのある素敵な少年です。
トミーは初代少ハリへの思い入れが強く、一部の初代メンバーの「ずっと少ハリでいたい、一生アイドルでいたい」という夢が叶っていないことにショックを受けその分自分達が永遠になろう、ずっとアイドルでいたいと強く願います。彼は施設で育った子なんですがレッスンが忙しくなってきた頃に施設内の幼児から「明日は帰ってくる?明後日は?その次の日は?」と問われます。幼児は施設のルールに則りいつかトミーもどこかへ行って戻ってこなくなるのでは、と不安に思っているのです。しばらく先だよ、とはぐらかすのですがずっと同じところにはいられない──少ハリで散々語られる残酷な現実を一番感じているのも案外トミーかもしれませんね。
☆舞山春(シュンシュン):小野賢章
「笑顔でキュン!怒りんぼにシュン。この八重歯にかけて、君の最後の彼氏になることを誓います。十五歳の高校一年生、シュンシュンこと、舞山春です!」
MPを削る攻撃をしてくるタイプか?
シュンシュンは結構視聴者への与ダメが大きいですよね。やりたくない仕事の毎日にうんざりして他の事務所のオーディションに行くも顔以外評価されなかったり、芸能界から離れた初代メンをかっこ悪いと思ってしまったりイキり散らかして自己紹介を放棄→会場内の空気を凍らせたり自ら出待ちにファンサしに行ったり(書いているだけで胃が痛いです)。……生々しいんですよね、行動のひとつひとつが。元々シンガー希望なのでアイドルにそこまで思い入れがないのかもしれませんが、プロ意識がないというかある意味等身大の男の子だなと感じます。
シュンシュンといえば"夢"が切っても切れないワードですよね。母親からも言われたようにアイドル活動が忙しくなっていくに伴い大事にしていたギターを弾くことはほぼなくなります(2期ではほぼ映っていなかったような……)。元々抱いていた"世界的なアーティストになる"夢はなくなりましたが、夢は形を変えてもいい、可能性は無限にあると気づいてからは吹っ切れたような印象があります。
本当に素晴らしい作品でした。出会えてよかったです。
なお21~26話を完走したのちdアニで『IDOLiSH7』1期も完走したんですが少ハリを経験した後だと解像度が恐ろしいほど上がりますね。全てのアイドルものに手を出すならばその前に少ハリをキメてくれ、と思います。環がファンに騙されるところは『少年ハリウッド』1期16話通過後の私はもうア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛お前お前お前~~~!!お前は本物のファンじゃねェ~認めねぇぞォォォォォ!!!!!!と心で暴れましたからねハイ
ありがとう少年ハリウッド、本当にありがとう。死ぬまで布教し続けます。
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cvhafepenguin · 4 years ago
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顔のない
私には顔がない。顔がない人は人を愛することができない。顔というのはいわばアイデンティティで、それを欠いていては人に対する自分の感情に絶対の確信を持てない。揺蕩っている。故に私には愛するべき人がわからなかった。
顔がない私をまともに雇ってくれる企業などそうなく、私はただ5体満足であれば使ってくれるような日雇いを斡旋所に紹介してもらい転々と現場を渡り歩いて暮らしていた。肉体労働ばかりできついこともあったが、私が大きなマスクをすっぽり被りっぱなしで働いてもこういう職場の上司や同僚は一切干渉してこなかった。そんなある日、イベント会場のセッティングの現場で斗瀬さんと私は知り合った。
斗瀬さんは顔がない私を面白がった。
「面白いな!顔のない人間なんて、あんたの親もそんななのか?」
「いえ、私の両親も妹も普通の顔を持っています」
私は無愛想に答えた。
「突然変異ってやつか」
私は首をかしげた。かしげて、斗瀬さんにはかしげた様子がわからないことに気づいたけどどうでもよかった。
「食事はできんのか?」
「できます。普通に物を口に入れて噛んで、飲み込めます」
私はない顔の口元を指差した。私の顔は物理的に「ない」のではなくて、どうやら私含め人間には視認できない性質のもののようだ。その証拠に、他人からも触れる上、目も鼻も耳も口もあってしっかり機能しているし、呼吸も摂食も発声も発汗も泣くことも人並みにできる。しかし「ない」顔は、汗や涙よりも透明だ。
「そうか、じゃあ今日現場終わったら斡旋所で待っててくれ。俺がメシ奢ったる」
なにが「そうか」なのかわからなかった私は焦ってとっさに頷いた。しかし私の顔が見えない斗瀬さんは私が頷いたのに気づかなくて私の胸のあたりをじっと見たまま硬直していた。そしてそれに気づいた私は手でオッケーサインを出した。たまに現場で会うから断るのも気まずいし、とりあえず今回は付き合おう。斗瀬さんは「じゃ」と言って手を振りながら向こうへスキップしていった。
「愉快な人だな」と私は思った。
斗瀬さんは私より30分遅く仕事から上がり、18時過ぎに待ち合わせ場所の斡旋所にやってきた。いつの間にか外は雨だった。私は傘を忘れてきたので、斗瀬さんの傘に2人で入って歩く。アスファルトを打つ雨の匂いと、少しがに股で歩く斗瀬さんの着古したジャケットのつんとした匂いが混じってなんだか頭がふわふわする。世界の輪郭が少し、私好みに崩れた気がした。
雨は好きだ、雑踏を行き交う人々は傘で顔が隠れ匿名性が普段より増して、顔がない私でも少しだけ気後れせず街を歩くことができる。それから雨の日は人々の感情も静かで心地がいい。
「あ、あそこだよ。定食屋でもいいか?そういえば酒は飲める?」
「大丈夫です」
斗瀬さんに連れてこられたそこは駅前の商店街の「お多福」という老舗の定食屋だった。
私がなんでも食べれますよ、と伝えると、斗瀬さんはビールの大瓶と枝豆とたこわさともつ煮と鯛のかぶと煮をすらすらと注文した。
「とりあえず飲もか、ほれ」
斗瀬さんは私にコップを渡してお酌してくれた。私もお返しに斗瀬さんのコップにビールを注ぎ、乾杯して飲み干す。
「口が見えないからビールが消えたように見えて不思議だな、ああ、こういうのはデリカシーなかったな、すまん」
「いえ、大丈夫です」
私は斗瀬さんに顔がないことについて関心を持たれるのはなぜか嫌じゃなかった。他の人に突っ込まれるとああまたか、めんどくさいなあっていつもうんざりするのだけど。
「そういえば名前はなんて言うの?」
尋ねられて、名前を言ってなかったことに私も今更気がついた。
「佃 岬」
「佃って佃煮の?漢字で書くと苗字と名前のバランスが綺麗だな」
私たちは大瓶2本を空けて、シメに差し掛かっていた。私はにゅうめんで斗瀬さんはきざみうどん。斗瀬さんはあまり酒に強くないらしくて、もう赤ら顔で虚な眼をしている。
「そういえば、顔のない人は岬ちゃん以外にはいないの?」
「さあ…見たことないですね、ネットで調べても出てこないし、ただ、母によるといざってときは行政の支援も受けられるそうです。私は、あまり顔がないことに甘んじたくないのでわざとそういうのは調べないようして、一人でこういう生活をすることにしたんです。つまらない意地かもしれないけど」
「いや、つまらなくなんかない、やれるとこまでやってみようってことだよな。気に入った」
私は斗瀬さんがあまり深掘りしてこないところが好きだな、と思った。
「俺も実は産まれっていうか…家庭に反目して飛び出してきたクチでさ、そういうところ身につまされるな、まあ、一緒にすんなって思うかもしれないけど」
「そんな、とんでもない、そうだったんですね」
「少しだけ長いしつまらない身の上話になるけど俺はさ、6っつの時に母が家から出て行ってそんで12の時に父が再婚した継母に育てられてさ、そんでその継母には俺より小さい連れ子が2人いてとにかく彼女に可愛がられなかったんだよ。俺だけめし抜きとかざらだった。しかも親父は見て見ぬ振りさ、でもあのときは俺自身も仕方ないなって思ってた。それどころか、悪いのは自分だと思い込むところまできてしまってた」
独立する前の私に似ている。あの頃の私は私だけが周りと違うという理不尽をいつからか受け入れ、卑しく従ってしまっていた。そしてそれは自然なことで、どれだけ歪でも置かれた環境に適応するように生き物やその心はデザインされているのだ。でもだんだんと成長した私は、そんな摂理に抗いたくて、顔がないお前に居場所なんかない、一人で暮らせるわけないとひき止めてくる親に反発して家を飛び出してきたのだ。別にそんなことで自由が得られると信じていたわけでも、特に決定的な出来事があったわけじゃない、ただ、漠然とした不安だとかモヤモヤした気持ち、そんな灰色のものが私の中にごちゃごちゃに蓄積してついに爆発した、そんな感じ。
「親父の実家は酒造をやっていた。そしてもちろん長男の俺に継がせる気でいたんだ。親父の願い通りに高校生になった俺は学校の合間に酒蔵で働き出したよ。俺も親父は好きだったし、このまま地元で骨を埋める気でいた。でもそれは俺が18の時のときだった。継母がずっと浮気をしていたことが継母の妊娠で解ったんだ。そしてあろうことか相手は俺と殆ど歳の違わないうちの酒蔵の若い従業員だった。俺や俺の義弟ともいつも仲良くしてたやつさ。でもそれを知っても親父は何も言わなかった。先妻に捨てられたあげく、再婚した妻にも不貞を働かれたのを村の人たちに知られるとなるとたちまち嘲笑の的だ、そして恥さらしになって、この先商売を続ける上でそれは不利になると判断したからだ。おそらく継母はそこまで計算に入れていた。女っていうのは心底恐ろしいものだね。結局親父は継母も密通の相手も責めずに、家の中だけの問題に収め、なかったことにした。そしてそういったことを目の当たりにして俺の中で何かが壊れたんだ。このままここにいてはおかしくなってしまうっぞって。そのことを実感してはじめてさ、いままで頭の隅にやってた怒り��ていうか、言いようのない衝動が湧いて黙って村をおん出てきた。全く情けない話さ。それから30年間ほど日雇とかアルバイトで食い繋いでこのザマってわけ」
はじめてだ、
「私たち、はぐれものどうしですね」
斗瀬さんと私は、
「はは、そうだな」
同じように…
「岬ちゃんは、俺より多分若いだろうし自分さえ大事にできればこの先いろいろ楽しいことがあるよ」
「私今年で24です」
初めて自然に他人に私の年齢を知ってほしいと思った。顔がない女の年齢なんて男にとってはほとんど意味がないのに、あぁ、身体はどうだろう、私の身体の成長は18歳くらいでぴたと止まってしまっている。しかしそれは一般的にそういう人もいるのか、それとも顔がない人間特有のものなのかはどちらのもサンプルがないのでわからなかった。
外に出ると雨は止んでいた。私は斗瀬さんにきゅっと腕組みをした。斗瀬さんの身体は見かけよりがっしりしていて、火照っていて暖かい。
そしてそのままどちらから誘うでもなく、ホテルに入った。好きな人の前では顔がなくてよかったなと思う、これは初めて見つけた感情だ。私に顔があったら、照れて初めてデートする男に腕なんて組めなかっただろうから。
それと顔がないから、私に覆い被さって動く斗瀬さんの感じている顔を照れずにはっきりと見られる。
斗瀬さんのこめかみ、脂でつやがかって白髪が混じっている。
皺の多い唇。
豊かなまつ毛。
悩ましい表情。
まばらに生えた胸毛。
胸のしみ。
斗瀬さんの全てが、透明な私のなかへそそがれていく。
斗瀬さんには私の顔はどう映っているの。
やがて斗瀬さんは果て、私を優しく抱きしめる。私は斗瀬さんの汗ばんだ首筋に、キスをする。
「意外だな、失礼だけど、岬ちゃんは初めてだと思ってた」
「男は顔がなくても気にしない人が意外にいるんだなって独立してから気付きました」
「まぁ、そんなもんかもな」
今まで付き合った数人の男たちは、顔がない私とセックスするのに特別な興奮を覚えているだけの変態ばかりだった。私はそれにどうしても気づいてしまうのでいつもすぐ冷めてしまい、身の上話なんて彼らにはほとんどしなかった。けれど斗瀬さんは違う。私は斗瀬さんのことを知りたいし、斗瀬さんにも私のことを知ってほしい。斗瀬さんにこれからの私を見てほしい。
私は今初めて、恋をしている。
それから私たちはたびたびデートするようになった、告白は斗瀬さんからだった。
「岬ちゃん、こんなんでよければ付き合ってくれませんか」
いつもの斡旋所の帰り道、私はオッケーサインで快諾した。
それから5ヶ月が経った。
その日、斗瀬さんはおでん屋でいつものように杯を重ねて赤ら顔になっていた。
そして、やにはにこんな話を切り出した。
「昨日の夜、むこうの俺の義弟から連絡があってさ、おやじが倒れたらしいんだ」
「えっ」
「末期の膵臓がんでね、もう長くないみたいなんだ…」
斗瀬さんの表情はいつものように口角を微かに上げた笑顔だったけれど、その変わらなさが反対に動揺を隠しているように見えた。
「それでこんなこと岬に頼むのも不躾だと思うんだけど、一緒におやじに会いに行ってくれないか」
「はあ…」
唐突なお願いに私はおずおずと返したが、正直なところ嬉しかった。私には顔がないけど斗瀬さんがいる。もう何も、怖くない。
「なんていうかさ…」
斗瀬さんはそう呟きながら首を傾げて右のこめかみをぽりぽりと掻く。私は斗瀬さんが決まりが悪い時にするおやじくさいこのしぐさが可愛くて好きだった。
「ほんっと勝手な話なんだけど正直に言うと、俺にとって岬は欠けていた一部みたいなもので、それを見つけた俺を、岬を死ぬ前に親父に見せたいっていうか…」
「なるほど」
それから私たちは無言になった、そして無言のまま2人で大瓶を一本空けた。それから私はもう一本注文した。
「いいですよ、その代わり条件がある」
「うん?」
聞きながら斗瀬さんは私に酌をする。
「私を婚約者としてお父さんに紹介して」
その言葉を言った瞬間、私の世界の全ての音が遠くなった。せっせと歩き回る店員も、向こうで宴会をしているサラリーマンたちも、みんなスローモーションになり、そして、ぼやけた私の世界に、今向かい合っている斗瀬さんだけが鮮烈に存在していた。斗瀬さんだけが、私を見ていた。
太腿がじんわりと冷たかった。石のように固まった斗瀬さんの持つ瓶から注がれぱなしになっているビールがコップから溢れて、テーブルを伝い私の脚を濡らしている。斗瀬さんは瓶を置き、私の透明な頬を流星のように流れ落ちていく涙をぴんと伸ばした震える人差し指で不器用にそっと拭う。
「岬は泣くと、顔の形が少しわかるね」
斗瀬さんのお父さんは私たちが様子を見に行ってから53日で亡くなってしまった。
実は継母とは15年前から別居かつ絶縁状態で、たまに斗瀬さんの義弟が様子を見にくる以外はほとんどお父さんは一人で過ごしていたらしい。酒造は経営不振からとっくに廃業しており、商売を畳む時に抱えていた負債は、実家とは離れた酒蔵の土地を開業医に売却することによって賄っていた。そんなもろもろを、これまで一切実家に連絡を入れなかった斗瀬さんは30年ぶりにお父さんに会って初めて知ったのだった。
斗瀬さんとお父さんは毎日これまでの時間を取り戻すように睦まじく、たくさん話した。斗瀬さんはお父さんの実家の土地を継ぐこととなった。
そしてしばらくして、斗瀬さんの実家には籍を入れた私と斗瀬さんとで住むことになった。
私は村の郵便局の窓口でアルバイトをした。斗瀬さんは林業に従事した。
村の人たちは、印象とは違い都会の人より顔がない私に偏見を抱かず、むしろフラットに接してくれた。そしてなにより嬉しかったのは、みんな斗瀬さんが帰ってきたのを懐かしんでいるようだったことだ。その暖かさの理由には、家の事情をみんな知っていたので同情によるものもあったのかもしれない。
郵便局の横に住んでいる私の職場の先輩の日野さんの奥さんなんかは、頻繁に家に野菜をダンボールいっぱいに詰めて持ってきてくれた。私は日野さんの奥さんともすぐに打ち解け、仲良くやれた。
「岬ちゃんって寝る前ちゃんとフェイスケアしてる?顔がなくて関係がなくても、女でいるためにそういうのやっておいたほうがいいわよ?」
「女でいるために」
「そう、女でいるためにね」
私は日野さんの奥さんと軽口を叩くのが心地よかった。あっちにいた頃は、同性ともこんなに仲良くなったことはなかった。これは都会がどうとかではなく、斗瀬さんが私を見つけてくれて、2人で私たちの居場所を作ったから得られたものだ。私は村の人たちと関わるたびに、斗瀬さんと出会うことができてほんとによかったなあとしみじみ思う。
斗瀬さんの義弟たちとその家族とも私たちはうまくやれた。むしろ、ある種の蟠りがあったぶん、深い仲になれたふしもある。
斗瀬さんと私は、ゆっくりとした時間をこの村でたくさんの想いを与えたり与えられたりしながら生きた。
「親父は、最後嬉しそうだったよ」
不意に斗瀬さんは夕食の煮っ転がしをつつきながら呟いた。
縁側から秋の冷たくて寂しい風が吹き込んでくる。
身体が冷えるから、私は少しだけ開いていたガラス戸をゆっくりと閉めた。
「親父も俺と一緒で、自分の空っぽを埋めようって思いながら足掻いて生きていたのがな、俺と岬がこっちに来た時の親父と同じくらいの、この歳になってわかってなあ。そしてそれに気づかせてくれたのは岬、君なんだ。本当に感謝しているよ」
斗瀬さんの頭はもう真っ白で、頬もこけ、身体の殆どが亡くなる前のお父さんと瓜二つになっていた。
「そんな、私こそ斗瀬さんに見つけてもらえなかったら今ごろどうしてるか想像もできないよ。こちらこそ、ありがとう」
私は想いを噛み締めながら斗瀬さんに伝えた。透明な私の中にある、しっかりとした、色彩豊かな想いを。けれど、それはうまく言葉にできなかった。
私は斗瀬さんを背後からぎゅっと抱きしめた。斗瀬さんの身体は、あの日2人で傘の下で身体を寄せ合った時と違って、薄くて頼りなくてひんやりとしていた。しばらくそうしていると、じんわり目頭が熱くなってきた。
斗瀬さんは私の頭を撫でて、私の涙に応えるようにはかない声でうんうん、と微笑を浮かべて呟くと、寝室へとぼとぼと歩いて行った。この頃斗瀬さんは21時にはもう寝てしまう。斗瀬さんはごはんもお菜も殆ど残していた。私は食べ残しにラップをかけ、冷蔵庫に入れた。私の身体は斗瀬さんに会った時とまるで変わらない、顔がない私は老けないのだ。たぶん、脳も若いままなのだろう。冷蔵庫の前で立ち尽くしてそんなことを考えていると、たくさんの涙が、わたしからあふれてきた。
斗瀬さんが死んだのは3月の晴れた暖かい日だった。病室の窓の外では、山桜が風にふわふわと揺れていた。
葬儀には村のみんなが来てくれた。
これから大変だねえ、なんかあったら家にいつでも相談に来なよ、助けになるから。とみんな優しく私に声をかけてくれた。
とても心強かった。この村に来てよかったと私は心底思った。
私は今年で150歳になる。斗瀬さんも斗瀬さんの義弟もとっくに死んでしまい、今は斗瀬さんの義弟の兄のほうの曽孫のさらに孫夫婦とその娘さん(���まり斗瀬さんの…何になるんだろう……)や村のみんな(もうはじめ来た時とは何世代も変わってしまった)と相変わらず仲良くやっている。やはりどうやら私は顔のある人より寿命が長いらしい、もしかしたら不老不死なのかも知れない。
斗瀬さんがいなくなってから私自身について気付いたことがある。
それは、もしかしたら私のような(ほかにいるのかまだ見たことないけれど私は私と同じような人が何処かにいると信じている。特に根拠はないけれど)顔のない人は顔のある人の想いを保存する役目を負っているのかもしれないということ。私は、斗瀬さんの、斗瀬さんのお父さんの、継母さんの、義弟さんたちの、そしてこれから出会ういろいろな人の想いを、透明のなかにこぼさないように注いで行く。私は斗瀬さんや、斗瀬さんとこの村に来た時に知り合った人たちがくれた想いを今でも鮮明に思い出すことができる。そこにはたしかに戸惑いや、悲しみもあったけれど、どれも宝石のように美しく輝いている。そしてそんな人の想いが在る限り、顔のない私は歩き続けるだろう。
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cookingarden · 5 years ago
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スパイク・リー監督・主演『ドゥ・ザ・ライト・シング』 (その2:事件の背景と本作に込めらたメッセージ) 原題:Do The Right Thing 制作:アメリカ, 1989年. ベッドスタイの夏の日の朝、ラヒームの死を思う者は誰もいなかった。しかし、ラヒームは誰かの手で計画的に殺されたわけではない。かといって、「太陽が眩しかった」から殺されたわけでもない。 ラヒームはなぜ警官の犠牲になり、スパイク・リー監督はこの映画に何を込めたのだろうか。本稿では、(その1)の現場風景を手がかりに、映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』の背景と本作に込められたメッセージを探ってみたい。 なお、以下の記述のうち現場に関連する多くは、(その1:物語の現場はどうなっていたか)に状況を記し、文中に登場する会話は太字で示した。
            CONTENTS ・日常の均衡を象徴するラヒーム ・黒人と白人双方の憎しみが黒人の犠牲者を生む ・なぜ、ムーキーはゴミ缶を投げたのか? ・黒人殺害事件の背景:(1) 格差の実態 ・黒人殺害事件の背景:(2) 格差を生む教育システム ・黒人殺害事件の背景:(3) 恐るべき警察の収監システム
日常の均衡を象徴するラヒーム 本作はベッドスタイの街を、愛と憎しみが拮抗する日常風景から描きはじめている。全体として怒りと憎しみの描写が目立つが、愛と寛容も描かれている。 DJダディは愛と尊敬を込めて、60人もの黒人ミュージシャンの名前を読み上げる。酔っ払いの老人ダー・メイヤーは、諍いに出会うたびに仲裁し、18年ものあいだ愚痴を欠かさない未亡人に、なけなしの金をはたいてバラの花束を贈ったりもする。 ときには警官も寛容さを発揮する。街の若者が消火栓で水を撒き散らして遊ぶなか、通りかかった白人のクルマに水を浴びせる場面では、告訴すると怒る白人を警官がとりなし、黒人の若者を無罪放免にしたりする。 反対に、生活の苦しさや家族の軋轢を描いた場面は数多くある。ムーキーには恋人のティナとの間にできた男の子がいる。しかし、ティナと同居している母親との折り合いが悪く、寝泊りするのは妹のジェイドのアパートだ。ティナは子守をしてくれない母親と言い争い、面倒見の悪いムーキーに「くたばればいい」と罵声を浴びせる。だが、その母親が子守をするアパートの別室で、ティナはムーキーと愛し合ったりもする。 ラジオ・ラヒームはこの相反する感情のバランスを体現するかのようだ。彼はいつも手に下げたラジオで大音量の "Fight The Power" を鳴らしている。しかしラヒームは、そのことで「戦い」をしているわけではない。「愛が勝つんだ」と言い、子どもと手をつなぎ楽しげに街を歩く姿も見える。ラヒームにとって "Fight The Power" は、日常を彩るラップ曲に他ならない。だがラヒームは、憎しみを忘れたお調子者ではない。 両手にはめた "LOVE" と "HATE" の指輪は、そうした日常の象徴だ。ラヒームはムーキーに、「憎しみで人は殺しあう、愛が人の魂に触れる。最後は愛が勝つ」と話す。このときムーキーは「じゃ、後でな。平和を」といって別れている。ラヒームもムーキーも、憎しみを抱えながら愛の力で日常をやり過ごしている。 街のあちこちで、愛と憎しみのバランスを取りながら生きる人々の姿が伝わってくる。これが真夏のベッドスタイの日常風景なのだろう。スパイク・リー監督が本作の前半でこうした日常を描いて見せたのは、それがひとつの「正しいこと」だからだろう。だがその正しさは、穏健な牧師の説教のようなものではない。 黒人と白人双方の憎しみが黒人の犠牲者を生む 『ドゥ・ザ・ライト・シング』の前半で描かれる日常風景は、事件への伏線に他ならない。 サルのピザ屋にバギンがやってくる。ひと切れのピザに文句をいい、支払いを渋るバギン。それをサルが、「月賦で支払うか?」とからかったそのひと言で、保たれていたはずの均衡が崩れはじめる。このときバギンは壁の写真に黒人が一人もいないと文句を言い、これが高じて店のボイコットへと発展する。 そして、サルがラヒームのラジオをバットで叩き割ったことで、事件はさらに深刻になる。互いの暴力行為が警察の介入をもたらし、警官の過剰対応がラヒームを死��追いやる。過剰対応を招いた警官の心情はほとんど描かれていないが、街をパトロールする警官が黒人に目線を定め「クソったれ」と漏らす場面が描かれている。 このときパトカーにいた二人の警官が、ラヒームを警棒で締め上げ殺害した当事者だ。しかし、同時にこの警官はサルの店でピザを買い、黒人の水遊びに腹を立て告訴するという白人をなだめ、黒人少年を逃したりもしていた。白人警官の黒人に対する憎しみがわずかしか描かれていないのも本作の特徴だろう。 白人もまた黒人に憎しみの心情を抱きながら、なんとか愛と憎しみのバランスに折り合いをつけながらベッドスタイの日常を過ごしている。しかし、このバランスは黒人にとっても白人にとっても、少しの不注意や不寛容で崩れてしまう脆弱なものだ。その上でスパイク・リー監督はアメリカ系アメリカ人の登場と彼らへの悪口を控えているように見える。これは、白人が黒人を貶めるほどには白人を責めてこなかった、黒人の姿の反映かもしれない。 ラヒームが言うように、愛と憎しみのせめぎ合いのなかで人は殺し合う。だが、この日ベッドスタイでKO勝ちしたのは憎しみの方だった。店のボイコットを切っ掛けにラヒームは自らの憎しみをサルに向け、白人警官の憎しみは黒人のラヒームに向けられた。二重の憎悪が愛と憎しみのバランスを狂わせ、ラヒームがその犠牲になった。 黒人と白人の双方が憎みあい、黒人に多くの死をもたらす構造は、過去に起きた同種の事件に共通している。スパイク・リー監督は本作を「エレノア・バンパーズ銃撃事件」他5名の犠牲者に捧げているが、その6人はすべて黒人だ。直近では今年5月25日にミネアポリスで起きた「黒人男性拘束死事件」でも犠牲者は黒人だった。これだけを見ても、映画に描かれた状況は30年以上も変わっていないことがわかる。 なぜ、ムーキーはゴミ缶を投げたのか? 『ドゥ・ザ・ライト・シング』で最も興味深い場面は、ラヒームが死亡したあとの顛末である。パトカーが動かなくなったラヒームを運び去ったあと、ムーキーが思わぬ行動に出る。大型のゴミ缶をサルの店のウインドウに投げつける場面だ。これがきっかけで街の住人は暴徒化し、店の什器は破壊し尽くされ、現金が盗まれたあげく店に火が放たれる。 なぜ、ムーキーは店を破壊する行動に出たのか? それはムーキーが、サル一家を暴徒から助けようとしたから、というのがわたしの見方だ。本作が描く現場には、そう思わせるさまざまな状況証拠がある。 ムーキーがゴミ缶を投げる前、群衆の怒りがサル親子に向けられる場面がある。ムーキーもサルらの側に立ち、詰め寄る人々の怒りに囲まれる。このときのムーキーの表情が印象的だ。彼はサルの家族に視線を向け、祈るような仕草をする。ムーキ��は「このままではマズイことになる」と思ったのだろう。 店で妹と食事を楽しみ、サルから給料をもらい、ピノと話が通じるムーキーの心情が、サルたちへの憎しみ一色だとは思えない。「家に帰れ」という警官にムーキーが「ここが家だ」叫んだように、彼らは日常をともに過ごす「家」の住人なのだ。彼はその生活の絆が徹底的に破壊されるのを避けたかった。だからこそムーキーは、群衆の気を引くように「憎しみだ!」と叫びながらゴミ缶をサルの店に投げてみせた。人々の怒りをサルたちにではなく、店に向けさせるために。 ムーキーの心情に憎しみのカケラもなかったかと言えば、そうでもないだろう。彼は何度も仕事ぶりをサルにけなされている。ピノとの折り合いも悪かった。その鬱憤を晴らす気持ちもあったかもしれない。それでもムーキーは、人々を暴動に誘おうとしてゴミ缶を投げたわけではない。彼の行動の本質は、サル一家に決定的な危害が及ぶのを阻止しようとことにある。別な見方はあるかも知れないが、わたしはムーキーの行動をそのように受け止めた。 このことは、群衆の怒りの矛先がコリアン雑貨店に向かう場面と辻褄が合う。サルたちはこのとき、雑貨店が餌食になる様子を息を飲むような表情で見つめていた。そこに、犠牲になりかねなかった自分たちの姿を重ねたからだろう。サルたちは、無関係の彼らが自分たちの身代わりになることを案じたのではなかっただろうか。 他にも証拠がある。翌朝、ムーキーは未払いだった250ドルの給料をもらいに焼け落ちたサルの店に行く。その際のやり取りで、激昂しながらもサルはムーキーがゴミ缶を投げたことを責めていない。普通に考えて、自分の店にゴミ缶を投げつけて壊し放火を招いた相手を目の前に、責めないことがあるだろうか。なぜ、サルはそのことを口にしなかったのだろうか?  それはサルがゴミ缶を投げたムーキーの心情を知っていたからだ。また、ムーキーはサルが投げてよこした500ドルのうち、残りの250ドルもポケットに入れている。このやりとりでムーキーはサルに、「借りておく」と言っている。サルとの関係はこれからも続くということだろう。 店への破壊行為、友人の死、さらには店への放火といった暴力行為を描きながら、この作品を通じてスパイク・リーは、愛と憎しみの平衡を何とか取り戻そうとする主人公の姿を演じている。"Fight The Power" が "Black Lives Matter(黒人も大切にしてくれ)" の叫びに聞こえる。これは本作で彼が監督として示した一貫した姿勢だと思う。穏健な改革派のキング牧師と、暴力を否定しなかったマルコムXを同時に登場させたのもその現れだろう。 スパイク・リー監督が『ドゥ・ザ・ライト・シング』で行って見せたのは、時には暴力に訴えることもあるがやり過ぎてはいけない。ともかく黒人も大切にしてほしいという、ごく当たり前の訴えなのだと思う。 黒人殺害事件の背景:(1) 格差の実態 それにしても、本作に描かれた事件と同種の事件が後を絶たない。本作は制作年の1989年までに起きた同種の6つの事件に捧げられているが、本稿を書いている現在も先月5月25日にミネアポリスで起きた「黒人男性拘束死事件」の余波は世界的な広がりをみせている。 そして、またあらたな事件が起こった。数日前の6月12日、ドライブスルーで警官に撃たれた黒人男性が死亡した。こうした事件は、アメリカで1964年に公民権法が制定された後も絶えることがない。 ミネアポリスの「黒人男性拘束死事件」は、その後 "Black Lives Matter" として世界的な抗議活動に発展し、1) 現在も収まる気配がない。そうしたなか、この種の事件が起こる背景についてさまざまな報道が行われている。その多くは経済格差とその背後にある政治や司法の問題を指摘し、さらにトランプ大統領の政策が影響しているとする意見も多い。 例えば、6月11日付けの日本経済新聞は「黒人暴行死事件の背景を探る」として、黒人の置かれた状況をデータで示すとともに、人種差別の歴史を振り返る特集記事を掲載している。前者の要点は次のようなものだ。個々の詳細は、元記事2) を参照いただきたい。
白人の世帯年収平均金額の中央値は黒人の1.7倍 黒人の無保険者は白人の1.8倍 コロナによる黒人の死者数は白人の約2.5倍 各人口あたりの警官による殺害は黒人が白人の約2.8倍 マリファナ使用による逮捕者数は黒人が白人の約3.7倍 警察の呼び止めを正当と思う人は黒人より白人が多い 黒人有権者のトランプ氏支持率は9% 黒人はバイデン氏の支持率が圧倒的に高い
一見して白人と黒人の間の格差は大きく、記事がいう国家的な仕組みが関係しているとしか考えられないものだ。そうであれば、その制度を擁護し、声高に「アメリカ・ファースト」を主張し、「白人至上主義者にも良い人はいる」といった発言を繰り返すトランプ氏が黒人から嫌われるのは当然のことだろう。 トランプ氏のトレードマークにもなっている「アメリカ・ファースト」については、その差別的な背景について、2018年公開の『ブラック・クランズマン』のなかでスパイク・リー監督が鋭く切り込んでいる。同作品よれば「アメリカ・ファースト」には、明らかに白人の黒人に対する差別が込められている。 こうした差別や格差に関するデータについては、例えばソキウス101の「アメリカの貧困と格差の凄まじさがわかる30のデータ」などにより詳しく取り上げられている。3) 子どもの貧困、寿命格差、食糧支給、ホームレスなど、より広範な視点で世界中に広がる格差の状況を概観することができる。 黒人殺害事件の背景:(2) 格差を生む教育システム だが、こうした記事やデータを読むだけでは不公平な制度の中身はわからない。このため、日経記事が掲げるような問題、例えば黒人が白人よりも大幅に低所得なのは、彼らが働かないからだと思い勝ちだ。 本作でもムーキーがピザ屋に顔を出して最初の会話は、ピノからの「遅刻だ」の一言だ。通りを掃除しろと言われても、「オレの仕事はピザの出前だ」と聞こうとはしない。さらにムーキーは、配達中に道草をしてサルに叱られ「出前にはビトを(見張りに)付けよう」といわれたりする。そもそも、映画に登場するベッドスタイの住人のほとんどは働いていないように見える。 こうした描写を見ると、アメリカの保守派が口にする自己責任論がもっともらしく思えてくる。保守派にしてみれば保険も自己責任で費用を負担し加入しているのであって、働こうとしない人々に自分らが負担してまで保険制度を適用するのは反対だという考え方になる。これはオバマケアでさんざん議論されたことだ。 しかし、雇用、保険、教育など、人間が生きる上での基本的人権にかかわる制度自体に歪みがあり、黒人の雇用が狭められているとすれば、働かないのは働けない仕組みのせいになる。この点について、本田創造氏の『アメリカ黒人の歴史 新版』に次の記述��ある。4)
「黒人問題」は、すでに詳しく述べた公民権運動の数々の輝かしい差別撤廃の成果にもかかわらず、依然として解決されていないということである。(…)しかし、黒人大衆の経済状態は、最近では、むしろ悪化さえしている。それは、かれらの存在そのものが、最高度に発達したアメリカ資本主義の重要な存立基盤のひとつとして、この国の社会経済機構の中に差別されたかたちで構造的に組み込まれているからである。 (Kindle の位置No.2903-2908).
同書は1964年に旧版が出たあと、公民権運動の中心となった黒人解放運動などを書き加え、1991年に新版として出版された。引用にある「最近」は、映画の舞台となったベッドスタイの時代と重なる。そしてその当時から現在まで、白人と黒人の経済格差はいっこうに縮まっていない。本田氏の言う「社会経済構造のなかの差別」は当時からおよそ30年を経過した現在も続いていることになる。 この制度問題に関する記事は必ずしも多くないようだが、ニューヨーク在住のライター堂本かおる氏が制度的人種差別について、「白人警官はなぜ黒人を殺害するのか 日本人が知らない差別の仕組み」のなかで次の指摘をしている。5)
米国の公立学校の財源はほとんどが固定資産税で賄われており、貧困地区と裕福な地区の極端な税収格差が、子供たちが受ける教育格差に直結している。こうした要素が重なり、貧しい黒人の子供たちが学力格差を克服するのはほぼ不可能に近いとさえ言われている。
また、同記事を補足する形で、ショーンKY氏が「アメリカの格差と分断の背景にある自治体内での福祉予算循環」と題する記事のなかで、アメリカに現存する制度的な差別の実態と構造を詳しく論じている。6) 格差社会アメリカの構造を知る上で有用な内容で、わたしは次の一節に至る理由を読んで、アメリカの格差問題は本当に根が深いと思った。
アメリカにおける自治体別の格差は、本質的には所得格差に由来するものである。これがなぜ人種格差と結びつくかと言えば、(…)それが学校・警察を経由した格差の相続装置であり、一度生じた格差を時間が経つごとに拡大させるエンジンになっているからである。
格差の発生源を「時間とともに格差を拡大させるエンジン」と形容したのは秀逸だと思う。この喩えを広げれば、税収は燃料、教育システムはエンジンと燃料で動く内燃機関になるだろう。 エンジンは富裕層が住むゲートの内側と外側にあり、それぞれの燃料(税収)の多寡に応じて働く。燃料が豊かなゲートの内側では教育設備や環境が整い効率的に富の生産が行われる。一方、燃料が乏しいゲートの外では設備の不足や老朽化が進み、教師も満足とは言えず価値の生産が滞りその質も低下する。 さらに言えば、ゲートの内側では学力の向上が高学歴を促し、生徒が社会に出て政治の世界に手が届くと、豊かな教育を受けた本人は自身の育ちを肯定的に捉え、内燃機関(教育システム)を信奉するようになる。反対にゲートの外側では劣悪な教育が犯罪の温床となり、そこでは機能しないエンジンを直そうとする者も育たない。エンジンの例えが秀逸だと思ったのは、ここで説明されている教育システムが、白人中心に営まれるアメリカ社会の原動力をうまく表現していると思ったからだ。 教育制度が抱えるこうした差別的な構造は、黒人の賃金を抑え白人社会に利益を移転する搾取の問題以上に、学習意欲や労働意欲を阻害する点で、人生により根本的で深刻な危害をもたらす。学校の設備は貧相で古いものばかり、そのうえ教師の能力も劣る。家に帰れば、貧しい家計が食事や医療を圧迫する。そうした環境で多くの黒人が育つとすれば、彼らが白人と同等の学ぶ意欲を持つのは容易ではないだろう。白人が同じ環境に置かれれば、同様に意欲を削がれはずだ。意欲なしには十分な知識や給与は得られない。生きる意欲なしに、一体どうすれば生活が良くなるのだろう。格差は拡大する一方だ。 ムーキーらが暮らす1989年のベッドスタイは、ゲートの外にある文字通り"DO-OR-DIE"の世界である。映画のなかで本の話題が二度出るが、どちらも「お前が本を読むか?」とからかうネタにされている。少なくてもムーキーとティナの子ヘクターがゲートの外にいる限り、彼を働き者に育てるのは容易ではないだろう。社会のシステムが、両親が得た以上の教育を受けることを困難にしているからだ。 映画のなかでムーキーは25歳だ。彼はちょうど公民権法が制定された年に生まれたことになる。本田氏の指摘によれば、その後「黒人大衆の経済状態はむしろ悪化」した。ムーキーの労働意欲の欠如と低い収入は、アメリカ社会の制度的な歪みが大きく関係していると思われる。ベッドスタイの人々の多くは、働かない生活を自己責任で選び取ったのではないだろう。黒人のすべてがそうだとは言えないが、その多くは働く意欲を削ぐ社会的な仕組みの犠牲者だというしかない。 黒人殺害事件の背景:(3) 恐るべき警察の収監システム 教育システムとともに、もうひとつ制度上の大きな問題がある。警察の収監システムである。『ドゥ・ザ・ライト・シング』のなかで収監そのものが描かれているわけではないが、これも当時の黒人の生活や、ラヒームが犠牲になった背景に関係している。 先日の「黒人男性拘束死事件」に端を発したデモの映像で、何度か警察予算の削減を訴えるプラカード "DEFUND THE POLICE" を目にした。7) この標語�� "BLACK LIVES MATTER" とともに、この種の事件が発生するたびに何度も使われてきたスローガンである。 英語版のWikipediaによれば、"DEFUND THE POLICE" は警察からの資金を分離し、社会サービス、青少年サービス、住宅、教育、その他の地域社会の資源など、公共の安全と地域社会の支援といった非警察的な形態に向けて再配分しようと訴えるものだ。8) さらに解説を読み進むと、こうしたスローガンが生まれた背景に、凶悪犯罪を取り締まるはずの警察が軽犯罪ばかりを取り締まり、人種的偏見にもとづく、貧困層を狙い撃ちにした逮捕が横行する実態があることがわかる。 映画で描かれたラヒームとサルの喧嘩も、殴り合いだけなら軽犯罪で済んだことだろう。顔見知りで同じ街で生活を共にしてきた二人が、もつれあいのなか相手を殺害するとは考えにくい。もし、そうなりそうなら周りが止めただろう。サルはバットでラジオを壊しはしたが、バットでラヒームに殴りかかりはしなかった。また、ラヒームも凶器を持っていない。それが警察の介入で殺害へと変貌するのは、日常的に繰り返される逮捕の多さと、安易に過剰に走る取り締まりに問題の一端があると思わせる。 軽犯罪を理由に大量の人々を逮捕するには、警官の人件費や装備費に多額の予算が必要になる。こうした実状から、弱いものを狩る部隊と化した警察予算を分離し、弱いものを救うためのサービスに予算を振り替えようといのが "DEFUND THE POLICE" の主旨だが、そうなる理由を掘り下げて考えるには、Netflixが独自に制作した動画『13th -憲法修正第13条-』(以下、『13th』と略記)がひとつの手掛かりになる。9) 動画は奴隷解放がいかにして収監システムに姿を変えたかを、歴史を振り返りながら伝えている。奴隷解放宣言(1863年)のあと公民権法が制定(1964年)され黒人への人種差別はなくなったはずだが、奴隷だった黒人の多くは受刑者として、新たな制度に引き継がれたという。 動画の題名になっているアメリカ合衆国憲法修正第13条は、公式に奴隷制を廃止し、奴隷制の禁止を定めたものだが、「犯罪者を除外する」という主旨の例外規定がある。この例外規定が犯罪者を奴隷扱いすることを可能にしたというのが『13th』の本質を成す主張である。動画は概ね次のように述べている。
公民権法が制定されて、400万人の奴隷をどうするかが問題になった。彼らは南部の経済や生産に欠かせない存在だったからだ。では、奴隷だった者をどうするか? 奴隷の恩恵を得て伸びてきた経済をどうするか? この二つの問題解決に修正13条の抜け穴が利用された。
この抜け穴が大量の受刑者を生み出す原点となった。 いうまでもなく受刑者は刑務所に収監され、社会や家族との接触を断たれる。動画によればその数は、2014年の時点で230万6,200人を数える。国別ではアメリカが世界最多、米国内の人種別では黒人が受刑者の40.2%を占めるという。しかも、1980年から2000年までの20年間で、受刑者の数はおよそ3.5倍という増加ぶりだ。下図にアメリカ国内の受刑者数の推移を示す。10)
Tumblr media
なぜ、これほどの数の受刑者がいて、しかも急激に増えたのだろうか? 動画はこの背景に、刑事司法制度と産獄共同体が抱える問題があると指摘している。前者の司法制度については、そもそも「容疑者に対する裁判そのものが行われていない」として次のように述べている。
保釈金を払って保釈されようと思えば1万ドルが必要だが、貧しい家庭ではできない。そこで、検事から司法取引が持ちかけられる。「司法取り引きするなら3年、裁判をするなら30年の刑だ。それでも裁判をするか?」貧乏人は裁判をしない。拘留された人のうち97%は裁判を断念し、司法取引に応じている。これは考えうる限り、アメリカにおける最悪の人権問題のひとつだ。
有罪か無罪かの真実ではなく、富が結果を決める現実がある。しかも、司法取引に応じて身に覚えのない罪を認め有罪になれば、その後生涯にわたって社会的な制限を受けることになる。 『13th』によればそうした社会的な罰は、学生ローン、事業免許、食糧配給券、家の賃借、生命保険など全部で「4万にもおよび」、「アラバマ州の黒人男性の約30%が、前歴のせいで投票権を永久に失っていることを誰も知らない。」という。掛けられた嫌疑の真実がどうであろうと、いったん有罪の烙印が押されれば、その印は一生ついてまわる。お金の多寡で罪が決められ、社会の仕組みによって罰が与えられるとは、何という悲惨、何という不幸だろうか。 こうした現実が長きにわたって続いているのは、司法制度と産獄共同体(産獄複合体とも呼ばれる)が一体となり、収監システムとして機能しているからだという。上述のWikipediaによれば複合体は、企業、政治家、メディア、看守組合などの利権集団で構成される。このうち『13th』で具体的に言及されるのは、CCA(Corrections Corporation of America)と呼ばれる民間刑務所会社、ロビー団体の米国立法交流協議会ALEC(American Legislative Exchange Council)とその会員企業である。動画はかなりの時間を、産獄複合体の実態についての説明に充てている。 それによれば、CCAはアメリカ初の民間刑務所会社として1983年に発足した。発足当時は小さな会社だったが、現在では全米60ヵ所以上で施設を運営している。Wikipediaによれば、直近の売り上げは約20億ドル、純利益1.9億ドル、従業員14,075人とある。売上高純利益率からいえば、すばらしい成績の優良企業だ。11) CCAがこれだけの好成績を上げていられるのは、刑務所が常に満杯で、しかも年々収容者数を増やしてきたからだ。『13th』はそれがどのように成し遂げられたかを次のように描いている(主旨)。
CCAは州と契約して投資を行うため、州は刑務所を満杯にする必要があった。CCAの働きかけででALECは、受刑者数を増やすための法案を提出した。クリントン政権の時代、「スリーストライク法」「必要的最低量刑法」「刑期の85%を下限にする」といった法律が次々と制定された。全て彼らが作った自分都合の法律だ。受刑者の安定供給によって生み出された利益は株主の懐に入る。80年代後半から90年台前半にかけて、刑務所運営は成長産業になった。成功が確実に保証された事業モデルだった。こうしてCCAは民間刑務所のトップになり、人を罰することで巨万の富を得ている。
「スリーストライク法」は、重刑を三回犯した者を一生刑務所に閉じ込めることを可能にした。「必要的最低量刑法」は比較的軽微な薬物犯などであっても、強制的に一定期間の拘禁刑を科す法律である。「刑期の85%を下限に」も含め、すべてクリントン政権の時代(1993年1月〜2001年1月)に法制化されたようだ。 収容者を増やすための法律という批判に対し、メリーランド州の上院議員がインタビューに「質問の意味がわからない」と答え、クリントン氏が「受刑者の増加率は減った」と反論する場面もあるが、前掲の図のように1993年から2001年のクリントン政権の時代、収容者は大幅に増えている。一方で、凶悪犯の検挙率が極めて低いことを考えると、収容者を増やすための法律といわれても仕方がないだろう。このような背景のもとで、収監システムは民間の刑務所のビジネスを急拡大させ、社会的な存在感を増していった。 『ドゥ・ザ・ライト・シング』が作られた1989年は、こうした時代の真っ只中にあった。司法と刑務所が収監システムへと姿を変え、貧困層の黒人をまるで利益のための餌のように狩る時代の嵐のなかでこの映画は作られたことになる。『13th』は動画の終盤で次のように訴えている。
理解してほしい、黒人の命だけが大切なのではない、全ての人々の命が大切なのだ。例外は存在しない。刑事司法制度の関係者も、産獄共同体の関係者もそうだ。黒人だけの問題ではない。人間の尊厳について、この国の意識を変える必要がる。
これは、スパイク・リー監督にとっても同じ思いではないだろうか。ムーキーは働かないのではない、働くための途方もなく高い壁を乗り越えられないのだ。その一方で、警官はシステムのなかで働く白人の一人としてラヒームを殺害した。その現場でムーキーはひとりの人間として、イタリア系アメリカ人のサル一家を暴徒から守ろうとゴミ缶を投げたのである。 スパイク・リー監督は本作を制作した29年後の2018年に『ブラック・クランズマン』を作った。その映像に彼は、ラヒームと同様に犠牲になった白人女性ヘザー・ハイヤー氏の、「憎しみのうちには、何人の居場所もない」という言葉を添えている。繰り返すが、ハイヤー氏は黒人女性ではない。生前ラヒームが拳を掲げて言ったように「最後は愛が勝つ」。スパイク・リー氏とともに、わたしもその言葉を信じていたい。
(その1:物語の現場はどうなっていたか)
1)BLMの訴え自体は、2013年2月にフロリダ州で黒人少年のトレイボン・マーティンが白人警官のジョージ・ジマーマンに射殺された事件に端を発すると言われている。 Wikipedia「ブラック・ライブズ・マター」 https://bit.ly/2Y5oGfW 2)日本経済新聞「黒人暴行死事件の背景を探る(上)(下)」2020.06.11. https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60150710Z00C20A6I00000/ 3)ソキウス101「アメリカの貧困と格差の凄まじさがわかる30のデータ」2020.4.30. http://socius101.com/poverty-and-inequality-of-the-us/ 4)本田創造『アメリカ黒人の歴史 新版』岩波書店, 1991. 5)堂本かおる「白人警官はなぜ黒人を殺害するのか 日本人が知らない差別の仕組み」文春オンライン, 2020.6.8. https://bunshun.jp/articles/-/38288?page=2 6)ショーンKY「アメリカの格差と分断の背景にある自治体内での福祉予算循環」note, 2020.6.9. https://note.com/kyslog/n/n5b8601ac8905 7)時事ドットコムニュース「「警察に予算回すな」 デモ継続、改革要求強まる―米」2020.6.8. https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060800088&g=int 8)Wikipedia “DEFUND THE POLICE” https://en.wikipedia.org/wiki/Defund_the_police 9)Netflix『13th -憲法修正第13条-』2020.4.17. https://youtu.be/krfcq5pF8u8 10)Wikipedia “Incarceration in the United States” https://en.wikipedia.org/wiki/Incarceration_in_the_United_States 11)Wikipedia「コレクションズ・コーポレイション・オブ・アメリカ」 https://bit.ly/2CjUJA5
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xf-2 · 5 years ago
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イタリアにおける新型コロナウイルス感染状況は、凄まじいばかりだ。「全土崩壊前夜」といった類の煽り気味で絶望的なニュースが飛び交う。
だが、なぜイタリアでこれほど感染が拡大したのか、といった視点が決定的に欠落しているように思える。
そこで、鄧小平が断行した対外開放、つまり「中国人の移動」という観点からイタリアを襲っている惨状の背景を考えてみたい。
おそらくイタリア社会における中国人――その大部分は対外開放以後に海外に「走出去」して飛び出して行った新華僑世代――の振る舞いを捉えることで、ヨーロッパ全体を覆いつつあるパンデミック危機の背景を知ることが出来るはずだ。
中国人がいないと米作りが成り立たない 今から7、8年ほど前になるが、香港の中国系書店で『“不死的中国人”――他們干活、掙銭、改変着意大利、因此令当地人害怕』(社会科学文献出版社 2011年)なる書籍を購入した。
地下にしっかりと根を張りながら咲き誇るタンポポの表紙に魅かれたと同時に、日本語に訳すと『“不死身の中国人”――彼らは働いて、カネを稼いで、イタリアを変えている。だから土地の人に怖がられる』となる書名が醸し出す反中・嫌中の雰囲気が気になったからだ。
それにしても不思議に思ったのは、この本が北京の出版社から刊行され、しかも香港の中国系書店に置かれている点だった。
じつは、この本は中国人が著したものではなく、2人の若いイタリア人ジャーナリストがイタリア全土を駆け巡り、イタリア社会で生きる中国人の姿を克明に綴った
『I CINESI NON MUOIONO MAI:LAVORANO,GUADAGNANO,CAMBIANO L’ITALIA E PER QUESTO CI FANNO PAURA』(R.Oriani&R.Stagliano Chiarelettere 2008)
の翻訳である。
筆者にはイタリア語が分からないので、翻訳の出来不出来は判断のしようがない。が、なにはともあれページを追ってみた。
すると、中国人のイタリア社会への逞しくも凄まじいばかりの浸透ぶりが、溢れんばかりに綴られていた。
たとえば西北部の穀倉地帯として知られるピエモンテでのこと。
1980年代末に「紅稲」と呼ばれる雑稲が突然変異のように発生し、増殖をはじめ、稲の生産を急激に低下させた。ところが紅稲は除草剤や除草機では駆除できない。やはり1本1本を人の手で丁寧に抜き取るしかない。だが、肝心の単純労働力は不足するばかり。
そこへ、農家の苦境をどこで聞きつけたのか、大量の中国人がやって来た。イタリアで半世紀以上も昔に忘れ去られてしまった田の草取りの方法のままに、彼らは横一列に並んで前進し、紅稲を抜き取っていく。
<7、8月の灼熱の太陽を受け泥に足をとられながら、手足を虫に咬まれ、腰を曲げ、全神経を紅稲に集中する。想像を超える体力と集中力、それに一定の植物学の知識が必要だ。紅稲は一本残らず抜き取らなければ正常な稲に害が及ぶ。抜くべきか残すべきかを知っておく必要がある>(同書より抜粋)
過酷な作業ながら収入は少ない。だが喜んで中国人は請け負う。
ある日、田圃で中国人が脱水症状で倒れた。彼らに「健康を考慮し、明日からは10時間以上の作業を禁ずる」と告げた翌日、雇い主が田圃に行ってみたが、誰もいない。慌てて宿舎に駆けつけると、彼らは荷物をまとめて立ち去るところだった。
「毎日10時間しか働けないなんて、時間のムダだ」と、口々に言う。雇い主は、「中国人は疲れることを知らない。気が狂っている」と呆れ返る。
かくして同書は、「中国人がいないとイタリアの米作りは成り立たなくなってしまった」と嘆く。
「中国人って1カ所には留まらない」 農業に次いで、大理石の石工、ゴミ処理工場労働者、ソファー・皮革・衣料職人、バー、レストラン、床屋、中国産品の雑貨商などが中国人に依存するようになり、中国人はミラノを「イタリアにおける中国人の首都」にして、ありとあらゆる産業を蚕食していった。
その大部分は浙江省や福建省の出身者で、多くは非合法でイタリア入りしている。教育程度は他国からの移民に比較して低く、それゆえイタリア社会に同化し難い。
苦労をものともせず、倹約に努めるという「美徳」を備えてはいるものの、それ以外に目立つことといえば博打、脱税、密輸、黒社会との繋がりなど……。どれもこれも、胸を張って誇れるビジネスではない。文化程度の低さは、勢い生きるためには手段を選ばないことに繋がる。
これがイタリアで増加一途の中国人の現実である。
イタリア人は彼らを通じて中国を知る。だが中国人は、そんなことはお構いナシだ。
子供をイタリアの学校に通わせ、イタリア人として育てようとしている両親もいることはいるが、カネ儲けに邁進しているので、学校や地域社会で偏見に晒されている子供の苦衷なんぞを推し量る余裕も意識も持ち合わせてはいない。
同書の著者が、アンナと呼ばれる20歳の美しい中国娘に「夢は?」と尋ねる。すると彼女はこう答える。
<夢! そんなもの知らないわ。中国人って1カ所には留まらないものなの。あっちがよければ、あっちに行くわ。おカネの儲かり次第ってとこね。この地に未練なんてないの。もう14年は暮らしたけど、とどのつまりは行きずりのヒトなのネ……>
この印象的なシーンで、同書は終わっている。
アンナも他の中国人と同様に「とどのつまりは行きずりのヒト」なのだろう。
だが、新型コロナウイルスが「行きずりのヒト」と共に世界中を動き回ったとするなら、イタリアのみならず人類にとっては、やはり危険過ぎるというものだ。
対外開放でカネ・ヒト・モノが流入 1975年の時点で、イタリアでは400人前後の中国系住民(旧華僑世代)が報告されているが、鄧小平が対外開放に踏み切った1978年末から7年ほどが過ぎた1986年には、1824人になっている。
以後9880人(1987年)、1万9237人(1990年)、2万2875人(1993年)へと急増していったが、彼らは新華僑世代である。1990年代半ば、新華僑はイタリア在住外国人としては6番目の人口を擁していた。
1986年から1987年の間の1年間に見られた5倍以上の増加の主な要因は、1985年1月にイタリア・中国の両国間で締結(同年3月発効)された条約によって、イタリアへの中国資本の進出が促��れた点にある。
人民元(カネ)と共にヒト、つまり中国人労働者が大量にイタリアに送り込まれるようになった。また中国料理・食品(モノ)への嗜好が高まったことも、中国人労働者(ヒト)の流入に拍車を掛けたはずだ。カネ・ヒト・モノが中国からイタリアに向かって流れだしたのだ。
新華僑世代も旧華僑世代と同じように、同郷・同姓・同業などの関係をテコにして「会館」と呼ばれる相互扶助組織を持つようになる。1980年代半ばから1990年代末までの10年ほどで十数個の相互扶助組織が生まれた。これこそ新華僑世代増加の明らかな証拠だろう。
商品の発送元は温州市 彼らは強固な団結力をテコに、自らの生活空間の拡大を目指す。
たとえば、2010年前後のローマの商業地区「エスクィリーノ地区」には、衣料品、靴、皮革製品などを中心に2000軒を超える店舗がひしめいていたが、その半数は中国人業者が占めていた。
現在はそれから10年ほどが過ぎているから、その数はさらに増したと考えて間違いないだろう。
彼らが扱う商品の発送元は、浙江省温州市である。温州は、遥か昔の元代(1271~1368年)から中国における日用雑貨の一大拠点として知られる。新型コロナウイルスを巡っては、2月初旬に湖北省武漢市に続いて封鎖措置を受けた。
ローマの商業地区と新型コロナウイルスによって危機的レベルにまで汚染された中国の都市がモノとヒトで日常的に結ばれていたことを考えれば、イタリアの惨状が納得できるはずだ。
友人のイギリス人は、感染拡大の背景にはイタリア人の生活様式もあると指摘する。
イタリア人はオリーブやトマトといった健康的な食生活によって、肥満の多い欧州先進国においては珍しいほどに長寿国で、高齢者が多い。周辺先進国に比べて核家族化が進んでおらず、3世代同居も珍しくない。特に高齢者には敬虔なカトリック信者が多く、教会でお椀を共有してワインを飲む習慣があるという。
であるとするなら、中国人の「移動」という極めて今日的要因がイタリアの社会的・文化的伝統という“宿主”を得たことで、被害の拡大に繋がったとも考えられる。
中国人の数は40万人超 いま手元にある『海外僑情観察 2014-2015』(《海外僑情観察》編委会編 曁南大學出版社 2015年)を参考にし、近年のイタリアにおける中国人の状況を素描しておきたい。
中国人の人口は全人口の0.49%で30万4768人(2013年1月1日現在)。これに非合法入国者を加えると、実際は40万人超ではないか。
中国系企業が集中している地方は西北部のロンバルディア(1400社)、中部のトスカーナ(1万1800社)、東北部のヴェネト(8000社)、北部から中部に広がるエミリア・ロマーニャ(6800社)であり、貿易を主にして2万5000社前後。他にアパレルや製靴関係が1万8200社、レストラン・バー・ホテルなどが1万3700社を数える。
「イタリアにおける中国人の首都」であるミラノを見ると、イタリアが2008年のリーマンショック以後、経済危機に陥ったにもかかわらず、中国系企業、殊に食品関連は急増。同市で外国からの移住者が経営する600社のうち、中国人移住者のそれは17%を占めている。
アパレル産業の中心でもある中部のプラトでは、人口20万人余のうちの3万4000人を中国人が占めている。じつに7人弱に1人だから、一大勢力だ。彼らは有名ブランドの下請けから始まり、いまや伝統的な家内工業的システムを駆逐し、新たなビジネス・モデルを構築しつつあるという。
2014年4月、東北部のパドヴァには中国人経営のアパレル・チェーン店「CVG」が創業し、有名なファストファッションブランドの「H&M」や「ZARA」のライバルとして急成長を見せる。イタリアにおける中国系企業の小売り最大手は「欧売集団」で、イタリア全土で34軒のスーパーマーケットを経営しているという。
――以上は飽くまでも『海外僑情観察 2014-2015』に基づいたものであるが、ここからもイタリア社会への中国人の浸透度がある程度は理解できるだろう。
AC AFP via Getty Images AC Milanのイメージ写真 「ACミラン」の経営にも中国の影 「イタリアにおける中国人の首都」ミラノの象徴といえば名門サッカーチームの「ACミラン」だが、ここの経営にも中国人が大きく関係していた。
2014-15年シーズン終了後、ACミランのオーナーだったシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相は、タイの青年実業家「Mr.Bee」ことビー・テチャウボンとの間で売却交渉を始め、2015年5月にACミラン株の48%売却で合意した。
Mr.Beeは、タイの「康蒂集団」と『星暹日報』の両社を傘下に置くサダウット・テチャブーン氏の長男である。
サダウット・テチャブーンは華人2代目で、華字名は鄭芷蓀。父親の鄭継烈が起こした建設業を引き継ぎ、1990年代初頭から積極経営に転じ、タイ国内のみならず中国やオーストラリアでの不動産開発やホテル経営にも乗り出した。
その後、タイの老舗華字紙『星暹日報』を買収し、2013年11月には広東省政府系の「南方報業伝媒集団」からの資本参加を得て、紙面も一新。それまでの繁体字からタイの華字紙としては初の簡体字横組みとし、電子版の配信、中国版Twitter「微博」の活用なども始めた。
当然のように論調にも南方報業伝媒集団の強い影響が感じられる。『星暹日報』は、タイにおける中国メディアの“別動隊”とでも言えそうだ。
さて、アブダビの資産管理会社「ADS Securities」と中国政府幹部が資金源と伝えられていたMr.Beeだが、ACミラン買収資金に苦慮していた。そこで彼が資金援助を申し入れた相手が、「阿巴里里集団」を率いる馬雲(ジャック・マー)であった。
2016年8月、ACミランは中国企業のコンソーシアム(共同事業体)に約832億円(株式の99.93%)で売却され、2017年4月にベルルスコーニ元首相はACミラン経営から撤退した。その後、2017-18年シーズン途中で中国系オーナーの債務不履行が原因で、最終的にはアメリカのヘッジ・ファンドが新オーナーに就任した。
華僑・華人の本質は移動 こう見てくると、「アンナと呼ばれる20歳の美しい中国娘」から現在の中国を代表する企業家・資産家の馬雲まで、じつに多くの中国人がイタリアと関わりを持っていることが分かるだろう。
同時に対外開放以後に顕著になった中国人の「移動」という現象が、合法・非合法に限らず世界各地の社会に様々な影響を与えていることも確かだ。武漢から感染が始まった新型コロナウイルスもまた、その一環と考えるべきではないか。
華僑・華人研究の第一人者である陳碧笙は、中国が開放政策に踏み切った直後に『世界華僑華人簡史』(厦門大学出版社 1991年)を出版しているが、同書で彼は、帝国主義勢力が植民地開発のために奴隷以下の条件で中国人労働者を連れ出した、つまり華僑・華人は帝国主義の犠牲者だという従来からの見解を否定した。
そして、華僑・華人の本質は、
「歴史的にも現状からみても、中華民族の海外への大移動にある。北から南へ、大陸から海洋へ、経済水準の低いところから高いところへと、南宋から現代まで移動が停止することはなかった。時代を重ねるごとに数を増し、今後はさらに止むことなく移動は続く」
との考えを提示した。
この主張をイタリアのみならず今や危険水域に達しつつあるヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、東南アジア、さらには感染報告が比較的少ないアフリカ、南米、そしてウズベキスタン、タジクスタン、キルギスタンなど中央アジアの国々にまで重ねてみるなら、新型コロナウイルスはもちろんのこと、中国発の“未知の危機”を今後も想定する必要があるだろう。
極めて逆説的な表現ながら、いまこそ国境を閉じて富強を目指した毛沢東の“叡智”を見返す必要を痛感する。新型コロナウイルスを「毛沢東の怨念」と見做すのは、筆者の偏見だろうか。
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technocat1026 · 5 years ago
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イスラエル軍事協力企業レイセオン社から技術を奪いソニーエリクソン、サムスン電子が協力し5G回線を使用し各ターゲットの端末の回線に攻撃使用が可能な場合、日本は巨大な生体実験場となる。
https://ameblo.jp/indianlegend/entry-12342927613.html
指向性エネルギー兵器
(DEW、directed-energy weaponの略称)は、
砲弾、ロケット弾、ミサイルなどの飛翔体によらず、
兵器操作者が意図した目標に対し
指向性のエネルギーを直接に照射攻撃を行い、
目標物を破壊したり機能を停止させる兵器である。
目標物は対物用も対人用もある。
DEWのうち、実戦に投入された兵器は非致死性の治安兵器で
一部ある程度で大部分は未だ研究開発段階である。
アクティブ防護システムの一環としても開発が進められる。
~電波~
高エネルギー電波兵器(HERF)は
電子レンジと同様の原理で作動し、類似の機能を示す。
2007年1月25日、
アメリカ陸軍は小型装甲車(ハンヴィー)に搭載可能な装置を公開した。
この装置は平面状に配列されるものと似ている。
装置は、460m離れた人間の体感温度を約54度に感じさせることができた。
こうした兵器の実物大での製造は2010年まで予期されていなかった。
この装置はアクティブ・ディナイアル・システムの一つとして、
おそらく最も有用に配備されたものである。
アクティブ・フェーズドアレイ・アンテナによって
高出力の電磁波を特定の部位に収束させる事で
電子機器を焼損させて無力化する方法の開発も進められる。
[マイクロ波]
マイクロ波兵器は、人体に損傷を与えるには充分強力である。
アクティブ・ディナイアル・システムは
ミリ波を供給源として目標の皮膚の水分を加熱し、無力化するほどの痛みを引き起こす。
この装置はアメリカ空軍研究所とレイセオン社により暴徒鎮圧の用途で使用されている。
激しい痛みをもたらすが永続的な損傷を与えないよう企図しているものの、
このシステムが眼球に対して回復できない損傷を引き起こすという、
若干の懸念が示された。
マイクロ波に暴露することでの長期間の副作用に関して
いまだに試験中である。
この装置はまた、保護されていない電子機器を破壊する。
関連技術にはテンペストが挙げられる。
これは予期しない電子情報の漏洩に関する研究である。
これらの装置には様々なサイズがあり、ハンヴィーに搭載されるほどのものも含まれる。
ヴィジラント・イーグルは空港防御システムである。
これは航空機へと発射される投射体に、高周波数のマイクロ波を指向するものである。
この兵装システムは、
ミサイル探知および追尾サブシステム(MDT)、指令および制御システム、
そして走査アレイから構成される。
MDTは多数のパッシブ式の赤外線カメラを固定装備している。
指令および制御システムはミサイルの射点を特定する。
走査アレイは地対空ミサイルの誘導装置を妨害するマイクロ波を照射し、
これを航空機から逸らす。
ボフォースHPMブラックアウトは高出力マイクロ波兵器システムで、
商用オフザシェルフ(COTS)電子機器を、距離を置いて破壊可能であるとされている。
この装置は人体に影響はないと述べられている。
[使用と効果]
人体に対して電磁波兵器を使用するとき、劇的な効果を作り出せる。
レイセオン社のアクティブ・ディナイアル・システムでは
急激な灼熱感が引き起こされ、または距離にもよるが、
個人や複数の人々に、
不安、恐怖、強い倦怠感や混乱などのより巧妙な影響を生み出す。
こうした兵器の軍用としての3つの長所は以下の通りである。
個人または集団が、彼らがこうした装置で照準されていても、
必ずしもそれを理解するわけではない。
マイクロ波の波長は他の無線周波数のいくつかに似ており、
容易に建築物などの素材を透過する。
この波長には特別なアンテナを用い、その効果により、
個人または市や国といった広範囲の双方を照射できる。
こうした兵器の軍用や強制執行としての使用可能性には以下のものが含まれる。
敵兵力または民衆に激しい不安感や急迫の危機感を与え、
闘争よりも逃走するように影響を及ぼす可能性。
反抗や非協力的態度に伴う激しい不安感や恐怖よりも、
わずかな協力的態度でも肉体的に大きな幸福感を伴う方が非常に望ましいということを、
捕虜とした敵兵員に理解させる能力。
耐え難い倦怠感を、すでに疲労した敵兵力に与える能力。
長期間にわたり、敵兵力から正常で連続した睡眠を奪う能力。
敵の親しい兵員達の間に、間接的に思い込みを与える可能性。
これはある兵士の言動を
(その兵士が聞きつける奇妙な声や音は、しかし他の誰にも聞こえない)
精神的に不安定として真剣に取り上げないというものである。
こうした感覚、声、奇妙な音や夢は、
特別なマイクロ波型式の波長のアンテナにより、ある程度の精密さで敵に強要できる。
〔マイクロ波で脳内に音を発生させる兵器『MEDUSA』:「サブリミナルメッセージも」〕
(2008年7月8日 WIRED)
米軍が初期開発に資金を拠出していた、
マイクロ波を使って脳内に音を作り出す非殺傷型兵器。
しかしその完成品は、筆者が『New Scientist』誌で報じたとおり、
戦場での活躍が想定される一方で、
ショッピングモールで利用される可能性も秘めている。
このプロジェクトは、
「耳に聞こえない音を使った暴徒の抑止」
(Mob Excess Deterrent Using Silent Audio)の頭文字を取って『MEDUSA』と呼ばれる。
少々取って付けたような名前のMEDUSAは、
長距離音響装置(LRAD)やその類似装置など、
単に音を投射するだけのものとは異なる
[LRADは、約270メートルの効果範囲にある対象に向けて大音量・高周波数の音声ビームを発射し、攻撃の意欲を無くさせることができるという]。
ソニーとサムスン電子
日本との関係
「東芝#DRAM」も参照
1986年、東芝半導体事業本部長川西剛[注 4]は国際担当専務の仲介で李秉喆会長や幹部総出のVIP歓迎を受けて建設途中の半導体工場を視察し、見返りに当時世界最大容量1メガビットDRAMを開発中の最新鋭大分工場を見学[17]させている。1986年、三星電子も1メガビットDRAMを開発し、東芝大分工場生産ラインを統括担当する製造部長をスカウトして大分工場と同等設備を有する製造工場を建設している[15]。
1987年5月にアメリカと日本へ研究所を設立し、1988年に半導体事業売上高9億5百万ドルで半導体メーカー売上高ランキング18位になる。
1988年、日本の半導体企業は半導体企業トップ10社中6社を占めるが、1991年バブル崩壊による資金繰悪化でメモリー事業撤退や工場閉鎖など大掛かりにリストラすると、三星電子は韓国政府のバックアップを受けて東芝、松下電器、三洋電機、シャープ、NECなどからリストラされた日本人技術者を高給でヘッドハンティングし、日本人技術顧問が外国人技術者中77名と大半を占めた結果、最新技術を得る[15]。
1992年、東芝とサムスン電子はフラッシュメモリの共同開発と技術仕様・製品情報の供与契約を締結する。1993年、サムスン電子は韓国初の6メガバイトフラッシュメモリを開発する。1995年、東芝とサムスン電子は64メガビットフラッシュメモリ技術の共同開発で提携する[15]。
半導体メーカー売上高ランキングでは1991年は14億7千3百万ドルで12位、1995年は83億2千9百万ドルで6位、2002年から2011年まで米国インテルに次ぎ2位である。
2000年代から現在まで
Samsung Galaxy
1990年代までの韓国国内におけるサムスン電子の位置づけは、主要企業の中の一社に過ぎなかったが、上述の半導体事業での躍進などもあって2000年代以降は韓国国内の事業規模や韓国経済に与える影響面などは圧倒的なものを持つようになり、また、世界の電機メーカーの中でも有数の大企業に成長した。
特に1997年のアジア通貨危機は、国家経済の危機とは裏腹にサムスン電子を強力な企業に成長させるきっかけとなった。通貨危機で韓国の大企業30社のうち16社が破綻し、サムスン電子も韓国政府から公的資金が注入される事態となり、倒産寸前にまで追い込まれたが、破綻を避けるために広範な構造改革の断行や効率的な経営計画の実行などにより、サムスン電子は半官半民の韓国の将来をかけた企業として、グローバル企業への成長を加速させた[18]。インターネット・バブル崩壊後の2000 - 2003年にもサムスン電子は純益伸び率5%を記録した。
また、サムスン電子は、1990年代から半導体で得た莫大な利益を、2000年代前半当時としては次世代産業であったLCD事業や携帯電話事業に大規模に投資を行い、さまざまな製品の世界市場でシェアを伸ばした。またマーケティング活動とコマーシャル活動を大規模に行っている。例としては、1996年には「TOPスポンサー計画」を通じてオリンピックの公式パートナーになり、1998年には長野冬季五輪の公式スポンサーとなり、2000年代以降は継続してオリンピックのスポンサーを務めている[19]。
2009年に、サムスン電子は売上高基準でドイツのシーメンスと米国のヒューレット・パッカードを超え、世界最大のIT・家電メーカーとなった[20][21]。2009年のサムスンのシェアは、薄型テレビと半導体メモリで世界第1位[22][23]、携帯電話が世界第2位[24]、白物家電でも上位を占めている。また、同年には、2020年の目標として売上高4,000億ドル達成を目指すビジョン2020を掲げた[25]。これを実現するために、既存のセット・部品中心の情報、通信、AV事業(Infotainment)に、ソフトウェアとソリューションを中心とした医療/バイオ、環境/エネルギー、利便性/癒しなど暮らしの質を向上させるライフケア(Lifecare)を新たな事業領域に盛り込み、「21世紀型のビジネス構造」への変身を図っている。
2010年、自社で生産したExynosマイクロプロセッサをスマートフォンに搭載。さらに新規CPUコア(マングース)の独自開発に着手。テキサス州オースチンやカリフォルニア州サンノゼを拠点に研究開発が進められていたが、2019年に開発中止が発表された[26]。
ソニーとサムスン電子は、合弁で液晶パネルを製造するS-LCDを韓国の忠清南道に設立していたが、2011年、ソニー側が、合弁会社の株式を全てをサムスンに売却する形で合弁を解消した[27]。
2018年8月、2020年までの3年間に設備投資と研究開発費の合算で180兆ウォンを投資することを発表。既存のメモリー、有機ELパネルのほか、次世代通信規格(5G)に対応した通信インフラ設備やバイオテクノロジー、人工知能、自動車部品といった新規事業の育成にも乗り出すことを示唆した[28]。
2018年10月24日、NECと5G向け基地局の技術開発と営業で提携すると正式に発表した[29]。
2018年5月、韓国検察当局はサムスンバイオロジクスの粉飾決算疑惑の捜査を開始。2019年6月6日までに、証拠隠滅を指示した容疑でサムスン電子の副社長3人を相次いで逮捕した[30]。
2019年9月30日、中国のスマートフォン製造拠点である恵州工場を閉鎖。中国国内でのシェアの低下や製造コストの増加が問題となっていた。スマートフォンの製造は、閉鎖までにインドやベトナムなどの製造コストの低い国の工場に振り分け進められていた[31]。
沿革
1969年1月 - 三星電子工業(株)設立。
1969年12月 - 三洋電機の韓国でのジョイントベンチャーとして三星三洋電機を設立(1977年三星電子に合併)。
1970年1月 - NECの韓国でのジョイントベンチャーとして三星NECの設立。
1970年11月 - 白黒テレビ「P-3202」を試生産。
1973年 - 三星三洋電子設立(現・サムスン電機)。
1973年12月 - 三星家電工場を竣工。
1974年 - 三星電子東京事務所が開設
1975年 - 三星ジャパン株式会社 設立
1977年 - 三星電気(株)を吸収合併。
1978年7月 - アメリカに現地販売法人「SEA」を設立。
1980年3月 - 韓国電子通信株式会社を買収。
1980年9月 - ポルトガルの最初の現地生産法人「SEP」竣工。
1982年6月 - ドイツに現地販売法人「SEG」設立。
1982年9月 - ポルトガルの最初の現地生産法人「SEP」竣工。
1982年12月 - 韓國電子通信、三星半導体通信株式會社に商号変更。
1983年 - 三星電子株式会社 東京支店 開設
1984年2月 - 三星電子(株)と改称。
1984年 - 光州電子(株)を合併。
1984年 - 11月にイギリスに現地販売法人「SEUK」設立。
1984年12月 - アメリカに現地生産法人「SII」設立。
1987年5月 - 海外の研究所(アメリカ・サンタクララ、日本・東京)を設立。
1987年9月 - オーストラリアに現地販売法人「SEAU」設立、カナダに現地販売法人「SECA」設立。
1987年10月 - イギリスに現地生産法人を竣工、生産開始。
1987年 - 李健熙(イ・ゴンヒ)が2代目会長に就任。
1988年 - 三星半導体通信(株)を吸収合併、第二創業宣言「21世紀に超一流企業に」。
1988年10月 - フランスで販売会社「SEF」設立、タイに現地生産法人「TSE」設立、メキシコに現地生産法人「SAMEX」竣工、生産開始。
1988年11月 - にサムスン半導体通信を吸収合併。
1989年8月 - マレーシアに現地法人を設立。
1992年2月 - チェコスロバキア(当時)に現地生産法人を設立。
1992年7月 - 中国・天津にVTR生産法人を設立。
1993年 - 李会長がフランクフルトで「新経営」宣言 量より質の経営へ。
1994年11月 - 障害者のための工場、無窮花(ムグンファ)電子設立。
1996年3月 - アメリカ・テキサス州オースティンに半導体工場を着工。
1997年1月 - 第2創業を宣言。
1997年 - アジア通貨危機で従業員の30%を削減。
1998年 - 日本サムスン設立。
2000年10月 - 中国に通信技術研究所を設立。
2004年4月 - ソニーと合弁で液晶パネル製造会社S-LCD設立。
2004年4月 - 東芝と光ディスク装置の合弁会社 東芝サムスンストレージテクノロジーを設立。
2004年12月 - サムスン電子とソニー、相互特許使用契約の締結。
2007年11月 - 家電販売で日本市場から撤退。ソフトバンクモバイル向け携帯電話の製造・販売は継続される。
2008年4月 - 複数の違法行為の責任をとって李健熙会長兼CEOが辞任。
2008年11月 - 本社をソウル特別市中区太平路から同市瑞草区瑞草洞へ移転
2010年3月 - 李明博の恩赦により李健熙が会長に復帰
2016年11月 - オーディオ機器・車載インフォテイメント関連企業のハーマン・インターナショナルを約80億米ドルで買収。
2017年2月 - 全国経済人連合会(全経連)に脱退届けを提出。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%B3%E9%9B%BB%E5%AD%90
ソニーとサムスン電子はレイセオンから告訴されていた。
積層半導体の製造に関するレイセオン社の特許請求は、自明性のために適切に無効にされた、と連邦控訴裁判所は裁定した。
行政上の有効性の課題を決定する特許庁である特許審判委員会は、特許が先行技術に先行するというレイセオンの主張を正しく拒否しました。米国連邦巡回区控訴裁判所は4月2日を裁定しました。
先例のない決定は、レイセオンが特許侵害で訴えたソニー株式会社とサムスン電子株式会社の勝利です。レイセオンは、デジタルカメラやスマートフォンで使用されているソニーとサムスンの光検知モジュールが侵害されていると主張しています。
グーグル直訳すみ���せん。
https://www.docketbird.com/court-documents/Raytheon-Company-v-Samsung-Electronics-Co-Ltd-et-al/Text-of-Proposed-Order-Proposed-Order-to-Terminate-Stay/txed-2:2015-cv-00341-00126-001
COME NOW, Plaintiff Raytheon Company (“Raytheon”), and Defendants Sony Corporation, Sony Corporation of America, Sony Electronics Inc., Sony Mobile Communications (USA) Inc., Sony Semiconductor Corporation, Sony EMCS Corporation, Sony Mobile Communications Inc., and Sony Mobile Communications AB, (collectively, “Sony defendants”), OmniVision Technologies, Inc. (“OmniVision”), and Apple Inc. (“Apple”), Samsung Electronics Co., Ltd., Samsung Electronics America, Inc., and Samsung Semiconductor Inc. (collectively, “Samsung”) (Sony defendants, OmniVision, Apple, and Samsung collectively, “Defendants”) (collectively, “Parties”) hereby jointly file this Joint Report and Joint Motion to Terminate Stay and Dismiss. The Court, having considered this request, is of the opinion that the Parties’ motionto terminate stay and dismiss Plaintiff’s claims against Defendants with prejudice and Defendants’ counterclaims against Plaintiff as moot should be GRANTED.IT IS THEREFORE ORDERED that Plaintiff’s claims for relief against Defendants are dismissed with prejudice and Defendants’ counterclaims against Plaintiff as moot. IT IS FURTHER ORDERED that all fees and costs shall be borne by each party incurring the same.Case 2:15-cv-00341-JRG-RSP Document 126-1 Filed 06/08/18 Page 1 of 2 PageID #: 3094
〈原告レイセオン会社(「レイセオン」)、および被告ソニー企業〉今すぐ来なさい アメリカ、ソニーエレクトロニクスInc.、ソニーモバイル通信(米国)Inc.、ソニー半導体企業、ソニーイーエムシーエス企業、ソニーモバイル通信Inc.、およびソニーモバイル通信AB ,(集合的に「ソニー被告」) OmniVision のソニー企業 従って、テクノロジー,Inc.(「OmniVision」)、およびアップルInc.(「アップル」)、サムスン電子Co.,Ltd.、サムスン電子アメリカ,Inc.、およびサムスン半導体Inc.(集合的に「サムスン」)(集合的のソニー被告、OmniVision、アップル、およびサムスン、「被告」)(集合的に「パーティー」)は、このジョイントリポートとジョイント動作をターミネート滞在と解雇に一緒にファイルする。 法廷は、この要求を考慮し、パーティーのmotiontoが終わるという意見をもっている 人民集会がGRANTEDであるはずであるので、原告に対する先入観および被告の反訴を持つ被告に対して原告の主張を延期し、解雇する 。被告に対するリリーフについての原告の主張が先入観および被告の反訴によって原告 として 未解決 に対して退けられるそれであるTHEREFORE ORDERED。すべての料金とコストが2 PageID#の個々のパーティーを招くthe same.Case2時15分-cv-00341-JRG-RSP文書126-1ファイリング06/08/18ページ1により負担されることとするそれであるFURTHER ORDERED:
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sqiz · 6 years ago
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皆様に本日伝えたいのは、我が国で行われている中国の行動だ。そのその中には情報機関の分析から得られたものもあれば、公開されているものもある。だが全てが真実である。先ほども言ったように、我々が知るに北京はその影響力と権益・利益を増すために、その政府のあらゆる部門を利用している。彼らはその権力をより有効かつ巧妙に利用して、この国の内政及び合衆国の政策へ干渉している。中国共産党はアメリカの様々な企業・映画スタジオ・大学・研究所・学者…ジャーナリスト・地方及び中央行政・連邦職員を宥めたり脅したりしている。その中でも最悪なのは中国は史上例の無い攻勢を始めた事であり、アメリカの公論・2018年の諸選挙そして2020年大統領選挙に続く情勢にまで影響を及ぼそうとしている事だ。率直に言ってトランプ大統領の施政が効いているため、中国は別のアメリカ大統領を望んでいる。今や疑う余地はない。中国はアメリカの民主主義に干渉している。先週トランプ大統領が述べたように、彼の言葉を借りれば我々は「時期が迫る我々の中間選挙へ、中国が干渉をすでに試みてきている事を知っている。」我が国の諸情報当局が言うに「中国は合衆国各州・地方政府とその職員に狙いを定めて、部署を問わず連邦政府と地方政府の政策を引き裂こうとしている。北京の政治的影響力を増すために、彼らは貿易関税や賃金格差問題を利用している。」この6月に北京内部で機密文書が回覧された。その題名は「プロパガンダと検閲の通知」であり、彼等の戦略が次のように記されていた。「中国はアメリカ合衆国内で『国内諸集団を各個に分離し、正確かつ慎重に狙い撃』たねばならない」と。その達成に向けて、北京は偽装工作員・偽装団体・プロパガンダ組織を動員し、アメリカ人の対中イメージを書き換えようとしている。我が国の情報機関幹部達から今週教わった事は、中国が現在我が国に仕掛けている内容に比べれば、ロシア人の行動など採るに足らないと。それをアメリカ国民は知るべきである。また中国の政府幹部達は、中国での経済活動を欲する企業経営者達の思惑を梃子にして、彼らに我が国の貿易政策を非難するよう持ちかけている。最近の例を一つ挙げれば合衆国のある大企業に対して、我が政権の政策への反対表明を拒否すれば、中国は彼らの営業許可を取り消すと脅迫した。さらに中間選挙への介入の件では、我が国に対抗して北京が課した関税の内訳を見れば明らかである。これまでに課された中国の関税は全て、2018年大統領選挙で重要な役割を果たした、各州および産業を狙い撃ちしている。ある推計では中国に狙われた地域の80%以上は、2016年にトランプ大統領と私に投票した地域である。だから中国はその地域の有権者が、我が政権と対立することを望んでいる。更に中国は、直接的にもアメリカ有権者達に訴えかけてきた。先週中国政府はデモイン・レジスター紙に掲載料を支払い、複数ページに渡る紹介記事を載せた。その社の所在地は、我が国の駐中大使の出身地かつ2018及び2020年選挙の激戦区である。その紹介記事は一般記事に似せてデザインされ、我が国の貿易政策を辛らつに批判し、アイオワ州民にとって有害であった。幸運な事にアメリカ国民はそれを信じなかった。例を���げれば、アメリカ農民達は我らが大統領と共に立ち、彼の強い姿勢により得られる結果を望んだ。そこには今週締結された米墨加三ヶ国合意も含まれる。その合意により合衆国産品に北米市場が事実上開放された。このNAFTA新協定は、アメリカ農民及びアメリカ製造業者にとって大いなる勝利である。だが中国の行動は、我が国の政策と政治に対する影響力増加だけにとどまらない。それに加え北京はその経済力と巨大市場の魅力を梃子にして、アメリカ企業に対する影響力を拡大するための施策を行っている。今や北京は中国において活動するアメリカとの合弁企業に対して、所謂「党組織」を社内に設置するよう要求している。その組織は共産党の代理として、おそらく雇用と投資における「勅令」を口にするだろう。更に中国の権力者たちは、合衆国企業が台湾を一地方と呼ぶよう、また中国のチベット政策から目を背けるよう恫喝している。北京はデルタ航空が、そのウェブサイトで台湾を「中国の一地方」と表記しなかった事に対して謝罪を強要した。更にチベットに関するツイートに「イイね」したアメリカ人従業員を解雇するよう、マリオットに圧力をかけた。更に北京はハリウッドが中国を極めて好意的に描くよう度々要求し、そうしないスタジオとプロデューサーを罰する。北京の検閲で微細な点でも中国を批判した映画は、すぐに編集されるか潰されるかである。映画「ワールド・ウォーZ」にて、彼らは中国発だからという理由でウイルス関連の脚本をカットさせた。映画「若き勇者たち」では、敵が中国人ではなく北朝鮮人としてデジタル編集された。だが営利企業やエンターテインメントを超えて、中国共産党はプロパガンダに多大の資金を投入している。それは合衆国および、率直に言えば世界中に対してである。中国国際放送は30以上の放送局で北京に好意的な番組を放送しており、その多くがアメリカの大都市にある。中国グローバルテレビジョンネットワークは7500万以上のアメリカ人に届けられており、共産党指導層から直接の指示を受けている。その局の本社を訪問した際に、中国の首脳が次のように述べた。「党と政府に指導されるこの局はプロパガンダの先兵であり、我が党の名を名乗らねばならない」と。この発言とその実態を理由として、先月司法省はこの放送局を外国政府代理人として登録した。また彼ら共産党は、追及鋭いアメリカ人ジャーナリスト達の家族を脅迫・拘束した。更に彼らは合衆国報道組織のウェブサイトを遮断し、我が国ジャーナリスト達に対するビザ発給を困難にした。これらはニューヨークタイムズが、中国指導者幾人かの資産についての調査報道を掲載した直後であった。しかし中国共産党が検閲文化を育もうとしているのは、そこだけに留まらない。同様の事がアカデミズムにおいても当てはまる。具体的には、中国人の学生達及びアメリカ全土の150以上のキャンパスに存在する学生学者連合会を見るが良い。これらの集団は合衆国で学ぶ43万以上の中国国籍人のために社交行事を開催しているが、その一方で中国学生やアメリカの学校が共産党綱領を逸脱すると、それを中国領事館や大使館に通報している。メリーランド州立大学において、ある中国人女子学生が卒業式にて、アメリカにおける『言論の自由の心地よさ』に言及した。共産党機関紙が即時に彼女を弾劾した。彼女は中国の厳格に管理されたソーシャルメディアの炎上被害者となり、本国にいた彼女の家族が嫌がらせを受けた。その大学自体でも、我が国で最大規模だった中国との交換留学が即時にほぼ途絶えることとなった。中国は他の方法でも学会に圧力を加えている。北京は彼ら共産党にとって危険・不都合である考えを採らない事を納得した大学・研究所・研究者に、莫大な資金を提供している。特に中国専門家達は彼らの研究が北京の発言と対立すれば、ビザ発給が遅延・拒否されると知っている。更に中国資金を拒否している学者や集団であっても彼の国の標的とされる事に、このハドソン研究所がいち早く気づいた。皆さんが北京の好まない発言者を招待した後、皆さんのウェブサイトが上海発の大規模サイバーアタックに晒された。このハドソン研究所こそ、現在のアメリカにおける学問の自由と言論の自由を中国共産党が掘り崩そうとしている、という事実を最もよく知っておられる。更に別の行動もあり、全体としてトランプ大統領の「アメリカ優先」方針から、アメリカの公論と政策をそらせようとする強力な努力を構成している。だが中国指導者層に対する我々の声明は次の通りである。我らが大統領は決して退き下がらない。我らアメリカ国民は決して道を譲らない。そして我々は我が国の安全保障と経済のため、断固として立ち続ける。とはいえ我々は北京との関係改善を望んでいる。我らが政権は、アメリカの国益・アメリカの雇用・アメリカの安全保障を守るため断固たる行動を続ける。我が軍を再建することにより、我々はインド-太平洋におけるアメリカの国益を保障し続ける。我々は中国の貿易慣行に対応する事で中国との経済関係における自由・公正・互恵を要望し続ける。我々は北京がその貿易障壁を取り崩しその義務を果たしその経済を完全に開放することを要求する。かつて我々が自身をそうしたように。我々は彼等の知的財産盗用が完全に収束するまで、北京に対して対応し続ける。そして我々は北京が強制的技術移転をやめるまで、断固として対抗を続ける。そして我々はアメリカ大企業の知的財産権を必ず守り通す。
【全文翻訳】ペンス米副大統領による現政権の対中政策演説 2018年10月4日:AllThingsJ:日本語字幕うp主の戯言 - ブロマガ
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pinoconoco · 6 years ago
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しあわせの在処 2
風向きが変わったのは、ルキアが高校受験を迎える年になり、俺が白哉から執事に任命された、ルキア14歳、 俺が30歳になった春だった。
あの当時2歳だったルキアは、すんなり俺を受け入れ、担当なのだから当たり前だが誰よりもルキアの傍に俺はいた。大きな病気や怪我をすることなく、ルキアはすくすくと育った。
1つだけ、朽木の家と約束させられたのは、ルキアの呼び方と俺の話し方だった。
けじめの為にもルキアの事を呼び捨てにするのは絶対駄目だと同じ使用人達に怒られた。自分達の立場からして、名前を呼ぶなら様をつける、もしくはお嬢様と呼ばなければいけないと散々怒られいきついたのは「お嬢」という呼び方だった。それから俺の口の悪さからルキアまでぶっきらぼうになってしまったことで、最低限の標準語を話せとこれは雇い主の白哉から言われた。
しかし時は既に遅く、ルキアは「男みたいな話し方をするお嬢様」に成長してしまった���
とはいえよく笑いよく食べ、わがままも言うしいたずらもよくするルキアは俺にとって世界一可愛いお嬢様に違いなかった。
何でも話すようになっていた8歳の頃、二人でバケツを持って裏の公園にドングリを拾いに行った帰り道
「いちごはけっこんしないのか?」
とルキアが俺の手を握りながら聞いてきた事があった。
「そのうちするかなぁ」
「そのうちっていつ?来年?10年後?」
「さぁ‥お嬢が大人になったらとか」
「今けっこんして、私がいちごの子供になってもいいぞ?」
「は?なんだよそれ」
「そしたらいちごは私のお父さんになるから」
楽しそうに言うルキアに少しだけ戸惑った。ルキアは父親が欲しいのだろうか。白哉という義兄が物足りないわけではないと思うが(白哉はルキアを溺愛しているし)考えてみればルキアには両親がいない。けれどそれは最初からだ。白哉の婚約者でルキアの姉だった緋真さんという方は、両親が他界していなかったと聞いている。その為白哉との結婚は朽木家から散々反対されていたらしい。
「みんながね、いちごのこと、お父さんだと思ってて。ルキアちゃんのお父さんかっこいいって言うんだ」
「へぇ?お兄さんじゃなくてお父さんか」
「お兄さんがいいのか?」
「そりゃそうだろー」
まだ20代半ばだったし、素直にそう答えればルキアはふぅうん、と曖昧に頷いて
「でもルキアにはにいさまいるから、いちごはお父さんがいいな」
と言った。
真剣に考えて答えたのかと、白哉が兄で俺が父親というどうなってんだよそれな答えでも、まぁいっかと笑ってしまった。
「それで、お父さんになったら、いちごはルキアのことルキアって呼ぶんだよ」
「へ?」
「だって、いちご、名前呼んでくれないから」
ルキア様と呼ぶには親しくなりすぎていた事もあり、お嬢と呼ぶようになったが、ルキアは実はその呼び方が好きではなかったのかと小さく落胆した。
「この家のひとだけだぞ、お嬢様とかルキア様なんて呼ぶのは。学校ではみんな、ルキアって呼ぶのに」
「そりゃそうだ。だって屋敷にいるのは会長と白哉様とお嬢以外みーんなお手伝いさんなんだから。おまえはお嬢様なんだから気安く名前でなんて呼べないんだよ」
そう言うとルキアは顔をフィッと背けて「だから、いちごがお父さんになればいいのに」と小さく呟いた。
小学校の高学年になると今度は「いちごがこのまま結婚できなかったら、私がしてやるから安心しろ」と余計な心配ができる程に成長した。俺が誰よりもルキアを可愛いと溺愛していることに、ルキアが応えてくれることが嬉しかった。そんな風に時は穏やかに過ぎていった。
「本日より朽木家でお世話になります、井上織姫です!宜しくお願い致します」
そう自己紹介をしてから俺に満面の笑みを向けてきた井上に心底驚いた。
井上織姫は俺と同じ孤児院で育った3つ下の女だった。俺が孤児院を出てから彼是もう10年以上会っていなかったが、その独特の名前と幼い頃の面影を残した笑い方で直ぐに思い出すことができた。
「久しぶりっつーか半世紀ぶりだよな、驚いた、大人になったなぁおまえ」
「もう27だもん、大人だよぉ。一護君もなんか雰囲気変わったね、柔らかくなった感じ」
「そぉかぁ?それにしてもすげー偶然だな!ていうかおまえは大学行かなかったのか?あそこで一番頭よかったろ?奨学金でなら行かせてやれるとか院長言ってた気がすんだけど」
「そうだよ、大学出て薬剤師の資格もとって、ここに来たの」
「へ?」
「なかなか教えてもらえなかったんだよね、一護君の場所。やっと教えてもらえて、だから此処に来たの」
「織姫?」
井上の言葉がよくわからなくて首を傾げれば、古参の松本さんが俺の背中をばしんと叩いた。
「にっぶいわねぇ~?この子はアンタを追いかけて此処に来たって言ってんでしょーが!」
そうでしょ?と井上にウインクして松本さんは笑った。井上は昔と同じようにたはっと笑う。
「そうです、追いかけてきたんです。昔からお兄ちゃんみたいで大好きで、出ていっちゃってからも諦められなくて、やっと見つけたんです!これから、またあの頃のように一緒に過ごせると思うとほんとに、あたし、あたし」
ぼろっと大粒の涙を流した井上に皆が驚いたが、本人が一番驚いているらしく
「あれ!? 嬉しいのに、なんでアタシ泣いてんだろ、やだ、ごめんなさいぃ」
と泣きながらまた、たははと笑った。天然なのこの子?と松本さんが呆れて笑えば皆も笑った。
「ったく、大袈裟だな相変わらず」
「大袈裟じゃないよー、本当に会いたかったんだからぁ」
上目使いの涙目でそう言われると、胸がどきんと変な音をたてた気がした。
井上は誰とでも仲良くなれるし実際その明るさから皆の人気者でもあった。けれど確かに俺の傍にいつもいたように思う。突然消えた俺をずっと心配してくれてたのかもしれなかった。
「じゃぁまずお嬢に挨拶に行くか」
「ルキア様だね!あたしまだお会いしてないんだぁ。すごく可愛らしいんでしょ?」
「いやぁ‥気が強いわりに意気地無しで無愛想だぞ?でも気さくで根はいい子だから大丈夫だ」
「あ、じゃぁあたし今日皆さんのご挨拶にクッキー焼いてきたんだけど、お嬢様にも食べてもらおうかな?」
「お、おぅ、お嬢甘いもんすきだからな‥」
と言いつつ、多少不安になった。というのも井上は想像を絶する味覚音痴だからだ。ただ孤児院の時から「くそまじぃ!」「食えねぇ」と言わ慣れているからある程度は自覚していると思うし、昔の話だから今は料理もできるようになったかもしれない‥と一抹の不安を抱えたままルキアの部屋をノックした。
「入れ」
という声に井上は、ぅわぁ、ときどきするよーと足をジタジタ暴れさせた。平気だよ、と肩を押しながら扉を開ければ振り向いたルキアは不思議そうな顔で俺と井上を見た。
「お嬢、今日から新しく入った井上だ」
「井上織姫です、ルキア様宜しくお願い致します」
「あぁ、此方こそ、よろしく」
いつもなら無駄に突っ掛かってくるルキアが何故か無駄に大人しい。変な沈黙ができてしまった。
「あの、ルキア様、甘いものはお好きですか?」
同じように沈黙に耐えられなかったらしく、井上が持ってきたクッキーをルキアに差し出した。
「これよかったら召し上がってください、あたしが作ったものなのでお口にあうかわかりませんが」
「‥手作りなのか?」
「はい!お料理大好きなんです!」
「へぇ‥」
相変わらず言葉少ないルキアだが、ありがとうとクッキーを受け取ってペコリと頭を下げた。
「やだ、お嬢様が頭なんかさげないでくださいよぅ!それに美味しいかわからないですし」
「うん、織姫の料理は俺も庇えないとこあるから、無理しなくていいぞ?お嬢」
「ちょ、ひどいよ一護君!」
顔面真っ赤にして井上が声を裏返した。その様はまだ幼かった頃の井上と変わらなくてプッと思わず笑ってしまう。
「用はそれだけか?」
俺と井上が笑っていると、静かなルキアの声がした。
「挨拶だけなら出ていってくれ、私は宿題があるから。井上、これから宜しく頼む」
「は、はい!!」
「‥‥お嬢、宿題わかんなかったら呼べよ?俺がいなかったら、織姫も頭いいっつーか、俺より頭いいから織姫に頼んで大丈夫だぞ?」
「‥わかった」
そう言うとフィッと机に顔を向けてしまった。なんだ?機嫌が悪いのか体調でも悪いのか?と思ったが、井上も一緒だったしそのまま失礼します、と部屋を出た。
「うわー、緊張したぁ。白哉様と雰囲気そっくりだね!」
「いや、普段はもっと元気っつーか‥なんかごめんな織姫、お嬢態度悪くて」
「やだぁ、なんで一護君が謝るの~?自分の彼女でもないのに」
お金持ちのお嬢様なんてあんな感じでしょ?と笑う井上に、巧く言葉が続かなかった。
いや、ルキアはあんな感じじゃない
それから、確かに俺の「女」なわけでもない
さっきの態度が気に入らないし気にかかるし、井上にお嬢様なんてあんなもんなんて言われるのも何もかも嫌だった。嫌だったけれどそれがどうしてかと言われたら答えられない気がして、なにも言えなくなった。
そしてその日からルキアはあからさまに俺を避けた。
いつものように、夜の紅茶を部屋に運んでも一切喋らない。ありがとう、と礼は言うも俺の方に顔すら向けない。いつもなら宿題してようが本を読んでようが俺に仕事が残っていようが喋り続けて部屋から出さないようにするくせに。
「どこか具合が悪いのか?」
「悪くない」
「でもお嬢、最近変だぞ」
「‥‥用がないなら出てってくれ、私はやることがあるから」
そうかよ、と心で悪態をついて部屋を出た。なんなんだあの態度。全くかわいくないったら。反抗期なんだろうか。反抗期だとしたらどう接したらいいのかわからない。多分白哉に聞いたってわからない気がした。
俺を此処に連れてきた朽木白哉とは、十数年の時を経ていつのまにか親しい間柄、信頼しあえる間柄になっていた。
正直なところ何度も大喧嘩したし(90%ルキア絡みで)出てけ、出てくよのやり取りも数えきれない。けれどいつでもルキアが泣けばお互いに身を引いた。そんな感じで気がつけば、俺は「ルキア担当」から「執事」にまで昇格していたのだ。とはいえ、此所で働く人達は皆年上だし職歴も長く、執事になったとはいえ相変わらず使用人達から敬われる事なくイジられる方が多いままだった。
お疲れっすーと使用人達の休憩所に顔を出せば、わりと気のおける使用人達が一服するなりお茶を飲んだりと寛いでいた。
冷蔵庫からヨーグルトを取り出してソファにどかっと腰をおろした。上を向いてはーっと大きく息を吐き出す。最近これが癖になっていた。モヤモヤをどう消化していいのかわからなかった。こうすれば、身体の中の悪いものを少しは吐き出せる気がした。
「最近元気ないけど、執事の仕事辛いんか?」
やはり古参で朽木ロジスティクスのドライバー兼白哉の剣道の相手もしている射場さんが聞いてきた。
「いや、そんなことないっすよ」
「でもおまえ、最近やたらため息ばかりじゃけぇ、あんま笑わんし」
「‥‥そう、かな」
確かに笑ってない気がした。だってそれはルキアが笑わないからだと責任転嫁してしまう。
「お嬢様も元気ないですよね‥最近はよくお庭で阿散井君の邪魔してうっぷんはらしてるとこあるし」
「‥‥は? 雛森、今なんつった?」
「え?だから最近黒崎さんが忙しくて遊べないからか、よく庭師の阿散井君のとこにいて、脚立蹴って阿散井君倒したり、変なところ鋏で切ったり、散井君の邪魔して困らせて遊んでるから」
なんだそれ?
何故か突然腸が煮えくり返るような熱く苦いものが込み上げてきた。ルキアが庭師をからかって遊んでるだと?俺とは口もきかない目もあわせないクセに?何だそれ、じゃぁ単純に俺を嫌って避けてるだけってことか?
嫌われている、と思った時点で今度は急速に胸が苦しくなった。なんで?ルキアに何かしちまったのか俺
「ちょっと大丈夫?黒崎君百面相しちゃってるけど」
「ルキア様を庭師に取られて悔しいんか?」
「あの庭師よりは黒崎のがいい男だけどなぁ」
皆が好き勝手言って笑うなか、全然笑えなかった。庭師の阿散井は最近新しく入った刺青男だ。最初ルキアは怖がっていたから、そんな悪い奴じゃねぇよ、見た目で人を判断するなと教えたのは俺だった。
なのに今俺は、阿散井が何だかとてつもなく憎たらしい奴な気にすらなってくる。
「‥俺より阿散井といるのが楽しいのかもな、年も近いしさ。最近俺とはまともに口もきいてくんねーよ?反抗期かもしんねーと思ってたんだけどさ」
はは、と笑ったつもりだがなんだか渇いた笑いになった。今の言い訳はだせぇしカッコ悪い。余計なこと言っちまったと頭をガリガリ掻いて誤魔化すように無理矢理笑った。
「お嬢様は拗ねてるんじゃないですかね」
コック長の虎徹さんの声に、何が、と怒りのまま反応してしまえば虎徹さんは困ったように、でも笑った。
「今まで自分のものだと思ってた黒崎さんに、可愛い女の子が現れたんですから。お嬢様にしてみれば井上さんは全然悪くなくても、ライバルが現れたようなもんじゃないんですか?」
「ライバル?井上が?」
罪な男やのぅ~と射場さんが豪快に笑いだして、雛森がお嬢様可愛い~とやはり笑うなか、頭がうまくついていかない。
でもー
確かに機嫌が悪くなったのは、俺が井上を紹介したあの時からだった、気がする。
え?
まさか
ルキアは、やきもちをやいて拗ねているのか?
「まだまだ子供な部分と女性の部分、両方持ってる今、お嬢様双方の想いからくる嫉妬心にうまく対処できないんじゃないですか?」
虎徹さんの言葉にじわりじわりと胸が頬が熱くなる。何よりなんだかとんでもなく恥ずかしく、けれど油断したらにやけちまいそうで口許を手で覆って天井を仰いだ。
そうか、やきもちか
ルキアも一丁前にやいたりするのか
バカな奴だ。俺の全て、俺の生きる源がルキアでしかないのに。
「だから、黒崎さんも反抗期だからって放っておくより、いつも通りに構って構って構い倒したほうがお嬢様も元気になるんじゃないですか?あ、その時は井上さんは連れて行っちゃだめですよ」
「わーかってますって。あーめんどくせぇなぁ、まったく本当にお嬢の奴ぁガキだなぁ」
「そげな事言って、黒崎もよーやっと笑ってんじゃねぇか」
確かに今、久しぶりに楽しい気がした。
ここ数日のモヤモヤしたものが全て吐き出された気がした。よし、明日は朝からルキアに鬱陶しがられるぐらいまとわりついてやる。そう決めてしまえば早く明日にならねぇかなと、久しぶりに早く布団にも入った。
ところがそう易々と、巧く事はすすまなかった。
相変わらずルキアの機嫌は治ることなく、話しかけてもちょっかいかけてもつん、と澄まして会話に乗ってこない。あれ?焼きもちじゃなかったのかと段々とまた、俺のテンションも下がり始める。
何より腹立たしいのは庭師の阿散井の存在だった。どうやら頭は良くないのか宿題を頼む(ルキアは隙あらば人に宿題をやらせようとする)事はないようだったが、雛森の言うとおり、ルキアはよく阿散井にいたずらをして慌てる阿散井を見ては楽しそうに笑っていた。その光景をみかける度、とんでもなく俺の機嫌は悪くなった。モヤモヤとしてムカムカする。胃腸薬でも飲めば治まるかと思ったが全く効かない。
ついこの間まで
ルキアのあの笑顔は俺に向けられていたのに
そう感じてしまえば、胸にまたモヤモヤと黒い塊が巣食う気がした。なんだかんだと既にルキアとギクシャクしだして一月ほど経とうかという頃、井上が嬉しそうに俺の元に走ってきた。
「一護くん、みてみて!」
「ん?なんだ」
「お嬢様がケーキ焼いてくれたの、この間の礼だって。一護君と一緒に食べてくれって」
愛想悪いけど、可愛いよねぇお嬢様と嬉しそうに喜ぶ井上にはホッとするも、それでも今度は井上まで憎たらしく思えてくる。だって、何故?何故井上にそれを渡す?
二人で食べろというのも気に入らないが、本来なら俺に渡してくれてもいいじゃないか。今朝だって帰宅時だってルキアの部屋に顔を出しているのに。俺にも食べろと言うならケーキを焼く話を一言も言ってこなかったのは何故だ?
まだ何か話している井上に「後でもらうから」と声を掛けてルキアを探した。彼処にいて欲しくないな、と思いながら中庭に行けば予感は的中、中庭の松ノ木の手入れをしている阿散井の足元に、ルキアはいた。
何か話しかけているが、阿散井は仕事中の為生返事だ。ルキアは少々ふて腐れているようで唇を尖らしている。けれど唇に反して大きな瞳はいつもみたくきらきらと輝く事なくどんよりとしている。
ルキアが阿散井に無防備なことも、阿散井に話をまともに聞いてもらえないから拗ねている(ように見える)ことも、どちらも気に入らなかった。ルキアの担当とはいえ自分にそんな権利はないのだと冷静に判断できるのに、それでも怒りが爆発しそうな自分がいる。その時ルキアが脚立の下に置いてあった枝切り鋏を手にとって、阿散井からは死角の場所の木の枝をざっくり切り落とそうとした。
その瞬間、身体は動いた。
それはその木が、会長が大事にしているというのは、ある。だがそれは建前でしかなかった。
「ひゃ!? い、一護?」
「何してるんだお嬢!」
いたずらが見つかった子供のような顔と声のルキアに対して、俺の声は暗く低く、顔は般若なのようでしかなかっただろう。
「なんで阿散井が困る事ばかりするんだ!いい加減にしろ」
「え、あ、」
俺の本気の剣幕にあてられたらしく、ルキアは顔を強張らせた。
「自分がお嬢様なことを鼻にかけるな何しても許されると思うなと百万回言ってもお嬢にはその意味も気持ちも伝わらねえんだな」
「鼻にかけてなんかない!」
「この木は会長の生まれた年に植えられた会長の大事な木なんだ。お嬢がそれを切って歪にしても、その責任は阿散井がとらされるだろうな。クビになろうと阿散井はお嬢の名前は出せない、出したところでお嬢は叱られることもない。でも阿散井は仕事を失う。それわかっててこんなことしてんのか?なぁ!」
「‥‥ち、違‥‥」
少し言い過ぎてるし言葉もかなり乱暴なのはわかっている。わかっていてもどうしても止められない。お嬢様であるルキアにこんな態度をとっていいわけがないのに、細いルキアの手首を掴んだ指には力が増してしまう。
「違う、そんなこと思ってなかった‥‥だから、ごめんなさいごめんなさい」
「俺じゃねぇだろ謝るのは阿散井にだろーが」
「黒崎さん、俺は大丈夫です、お嬢様離してやってください」
あたふたと脚立から降りてきて阿散井は俺に懇願した。おまえが決めることじゃねぇしえらそーに助言してくんじゃねぇと睨み付けても阿散井は「黒崎さん、」と 引くことなく俺を呼んだ。
「お嬢様、寂しいんすよ。貴方が執事になられて忙しそうで。他の使用人に聞いたらお嬢様が赤ん坊の頃から貴方は傍にいたそうじゃないですか」
「今だって俺は執事兼お嬢の担当だ」
「だから、お嬢様は、貴方を思って前みたく甘えてはいけないと、負担になるからとー」
「やめろ!恋次!」
阿散井の話は素直に俺の心届きかけていた。けれどルキアが阿散井を名前で呼んだ時、またしても怒りに似た感情的が込み上げた。
「お嬢、話がある、話しましょう」
「い、いやだ!一護と話すことなんかない!」
ズキッと身体のどこかが傷んだ気がした。でも痛みなんかに負けるわけにはいかない。
「来なさい!」
「ぃゃぁあ!れ、恋次!」
担ぎ上げて肩に乗せれば、ルキアは悲鳴をあげて阿散井に助けを求めた。ぱしんとその小さな尻を叩けばイヤだぁぁと大きな声をだした。そのせいで母屋で薬の調合をしていたらしい山田さんや井上が飛び出してきた。
「ど、どうしたんです?お嬢様‥って黒崎さん何してるんです!」
「い、一護君、だめだよ、お嬢様をそんな風に扱ったらだめだよぉ~」
オロオロとする2人にいいんだよこの馬鹿姫様には説教が必要なんだと言おうとした時、
ルキアの小さな手が俺の背中のあたりのシャツをギュッと握りしめた。さっきのように山田さんや井上には助けてとも言わない。なんだ?と思ったが大丈夫だから、と2人に言ってずんずんと庭の奥にある蔵に入る。ルキアはこの場所が嫌いだ。なぜなら此所は窓がなく、剥き出しの古びた橙色の電球しかなく不気味だし、小さい頃から悪いことをして俺に怒られるのもいつも此所だからだ。
「まず、言いたいことあるなら言えよ」
ルキアを腐葉土の袋の重ねてある場所に座らせて、仁王立ちで見下ろしながら威圧的に言えばルキアはふるふると首を振った。
「何も、ない」
「そうか、じゃあ聞く。なんで俺を避ける?」
「‥‥‥‥」
都合が悪くなるとだんまりになるのは小さい頃からのルキアの癖だ。そしてこのだんまりになる時のルキアが腹に一物ある時なのも知っている。
話すまでここから出してやるつもりはなかったし、けれどルキアもなかなか素直に話をしそうにない。長期戦になるのであればと仁王立をやめてルキアの目の前にどすんと座って胡座をかいた。
「‥‥さっきの阿散井の話じゃねぇけど」
あまりに頑固に口を閉ざして三角座りのまま動かないルキアに根をあげて、口を開いたのは結局自分だった。
「俺が執事になったのが、気に入らねぇの?」
「そんなことはない」
「俺の担当はお嬢だから、おまえの相手を疎かにしてるつもりはない。でもなにかしら不満なんだろ?そうでなけりゃ理由を言ってくれ。ワケわからなけりゃ悪いところあっても治せねえんだけど?」
「‥‥だから、別に、貴様は悪くない」
「あ、そう。じゃあなんで俺を無視する?」
「無視してない。今も話してる」
「最低限な?それもいきなり最低限な会話以外話さなくなった。なんなわけ?俺が疎ましいのか?それならそう言えばいいだろ?会長でも兄貴にでも。おまえが一言言やぁ俺は簡単におまえの担当から外されるんだから。気に入らねぇならこの屋敷から追放すりゃいいし、喋りかけられるが嫌なら2度とお嬢と話さないで視界から消えてやるよ」
「い、イヤだ!そんなの許さぬ!」
突然泣きそうな顔になってルキアが顔をあげて俺と目をあわせた。大きな菫色の瞳に久しぶりに俺を写した。俺の瞳にもルキアの顔が久々に飛び込んだ。ただそれだけなのに、何故か胸が熱くなった。
「じゃぁ何で俺を避ける?」
「‥‥」
「言え、言わなきゃここから出さねぇぞ」
「‥‥‥‥」
それでも理由を聞けばルキアはまた俯いてしまう。なんなんだよどうしたんだよコイツはと、はぁ、と大袈裟に溜め息を落とす。
「‥‥阿散井と随分仲良くなったんだな」
だんまりのままはきついし、さっき阿散井を名前で呼んでいたのがひっかかっていたせいか、ついそう言ってしまった。
「‥‥貴様が、悪い奴じゃない、仲良くしろと言ってたから」
なんでそこはそんな素直なんだと、悪いことじゃないはずなのに何故かイラッとしてしまう。そのため言葉が続かない。仲良くしろと言ったか?俺、いやそんな事はどうでもいいんだけど。
「おまえが使用人を名前で呼ぶなんて珍しいからさ。相当気に入ったのかと思って」
棘のある言い方な気がしたが仕方ない。素直にそう思ったし、今じゃ俺より阿散井になついてるように見えて面白くなかったのだ。
ルキアはちらりというよりはぎろりと睨むように俺に目線を寄越して
「そうだな、恋次好きだ、いい奴だし」
とにっこり笑ってでもちっとも可愛くない事を言う。
「あ、そ。じゃあ阿散井におまえの担当変えてもらうか?俺より阿散井のがおまえもいーんだろ?」
「‥‥貴様がそうしたいならそれでも構わぬ」
「はぁ?俺のせいにすんなよ、てめぇがそうしたいんだろ?阿散井のがいいっててめぇが白哉に言えよ」
「違う!私じゃない!私の担当辞めたいのは貴様だろ!」
「そんなこと言ってねぇよばーか!」
「ばかだと?ばかは貴様だ!い、井上に一護君とか呼ばれて鼻の下伸ばして、井上の事をな、名前で呼んで‥‥」
「はぁ?なんだよそれ」
「井上と一護はつきあってるんだろう?ずーっと昔から!彼女いるなんて1度も私に教えてもくれなかったくせに!」
「彼女?何それ?そんな話知らねぇけど」
「松本が教えてくれたぞ、井上は貴様といたくて追いかけてきたって。よ、よかったな、今まで私の世話ばかりして彼女にも会えないで、さぞかし辛かっただろうな、怨んでるだろ私のこと‥‥」
尻すぼみに小さくなるルキアの声に、漸くこいつなりに気を使っていたのかと気がついた。思わず笑いそうになるのを堪える。笑うのは馬鹿にしてるからではない、単純にルキアが愛しかったし、俺も嬉しくなったのだ。でもここで笑えば素直でないルキアはもっと盛大に拗ねるだろうと、天の邪鬼にも溜め息を落とした。
「すっごい勘違いだし、余計なお世話だ」
「な!」
「俺と井上は幼なじみってそれだけだ。確かに十年ぶりに会えて嬉しかったけど、正直忘れてたぐらいだ。そんな関係でしかないのに勝手に彼女にしておまえが拗ねるとかやめてくんね?」
「‥‥名前で呼んでたくせに」
「俺の育った場所では皆下の名前で呼ぶんだ」
「‥‥そう、なのか?」
泣きそうというよりは、心配そうに甘えを分段に含んでルキアが俺を見上げてくる。
バカだなぁと我慢できずに結局笑ってしまったが、ルキアは怒らなかった。「一護に内緒にされてたのかと悔しかったし、二人が名前で呼びあってたから‥松本の言うことを信じてしまったんだ」 モジモジとしながら一生懸命言い訳するルキアをそっと抱き上げた。今度はルキアは降ろせともやめろとも言わない。子犬のように俺に身を任せているがそれでもまだ少し不貞腐れているようだ。
「俺は、お嬢が嫁に行くまでどこにもいかねーし誰のもんにもならねぇよ。俺はお嬢のモンだから余計な気つかうんじゃねーよ」
そう言ってぎゅっと抱き締めてやればふわりと腕をまわしてしがみついてきた。
「そうだ、いちごは、わたしのものだから、誰にもやらないぞ」
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tomoya-jinguuji · 7 years ago
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2018年10月4日、ハドソン研究所の中国政府政策に関するマイク・ペンス大統領の発言: Kenさん、ありがとうございました。理事会のメンバー、マイケル・ピルスベリー博士、私たちの著名なゲスト、そしてあなたの使命に真実である皆に、「未来の方法で未来を考えてください」 - ハドソン研究所。 この研究所は、半世紀以上にわたり、「世界の安全保障���繁栄、自由の育成」に専念してきました。ハドソンの故郷は長年変化してきましたが、常に変わったことはありませんでした。リーダーシップは道を灯します。 そして、今日、私は米国内のリーダーシップのチャンピオンである内外の第45代アメリカ大統領、ドナルド・トランプ大統領から挨拶をします。 この政権の早い段階から、トランプ大統領は中国と大統領のXiとの関係を優先させました。昨年4月6日、トランプ大統領は西大統領をマル・ア・ラーゴに迎え入れました。去年の11月8日、トランプ大統領は中国の指導者が暖かく歓迎した北京を訪れました。 過去2年間に、大統領は中華人民共和国の大統領との強い個人的関係を築き、共通の関心事、最も重要なのは朝鮮半島の非核化問題について緊密に協力してきました... しかし、アメリカ人が知っておかなければならないので、私はあなたの前に来ます...私たちが話すように、北京は政治的、経済的、軍事的ツールやプロパガンダを使って影響力を高め、米国の利益。 中国はまた、これまで以上に積極的な方法でこの権力を適用し、影響力を行使し、我が国の国内政策と政治を妨害している。 私たちの政権下では、長い間アメリカの指導者たちが主導してきた原則や政策を適用して、アメリカの指導力をもって中国に対応するための決定的な行動を取った。 トランプ大統領が昨年12月に発表した「国家安全保障戦略」では、彼は「偉大な権力競争」の新たな時代を語った。外国は、「地域的かつ世界的にその影響力を再確認し始めている」と彼らは「アメリカの地政学的利点国際秩序を変えようとしている」と述べた。 この戦略では、トランプ大統領は、米国が中国に対して新しいアプローチを採用したことを明確にした。私たちは、公平、相互主義、主権の尊重に基づいた関係を追求し、その目標を達成するために強力かつ迅速な行動を取ってきました。 大統領が昨年中国訪問の際に言ったように、「両国の関係を強化し、市民の生活を改善する機会があります」と述べました。将来のビジョンは、過去の最高の部分に基づいています。アメリカと中国は開かれた友好の精神でお互いに出会いました... 私たちの若い国家は、革新的な戦争の後、輸出のための新しい市場のために探索したとき、中国人は朝鮮人参と毛皮を積んだアメリカ人の貿易業者を歓迎した... 中国がいわゆる「屈辱の世紀」の間に侮辱と搾取で苦しんだ時、アメリカは加盟を拒否し、「開放扉」政策を提唱し、中国と自由貿易を行い、主権を守ることができた。 アメリカの宣教師が中国の海岸に良い知らせをもたらしたとき、彼らは古くて活気のある人々の豊かな文化に動かされ、信仰を広めるだけでなく、彼らはまた、いくつかの中国初の優秀な大学を設立しました... 第二次世界大戦が始まったとき、私たちは帝国主義との闘いにおいて同盟国として立ち上がりました...そしてその戦争の余波の中で、アメリカは中国が国連の憲章の一員となり、戦後の世界の偉大なシェイパーになることを確実にしました。 しかし、1949年に権力を掌握した直後、中国共産党は権威主義的な膨張主義を追求し始めた。私たちの国々が一緒に戦ってからわずか5年後、私たちはお互いに戦い、山々と朝鮮半島の谷間で戦った。私の父は自由の最前線で戦いを見た。 残忍な朝鮮戦争でさえ、私たちが長い間一緒に結ばれてきた絆を取り戻すという、私たちの相互の希望を弱めることはできません。中国の米国からの疎遠は1972年に終わり、すぐに我々は外交関係を再確立し、両国の経済を互いに開放し始め、アメリカの大学は新世代の中国の技術者、ビジネスリーダー、学者、職員の訓練を開始した。 ソ連の崩壊後、私たちは自由な中国が避けられないと仮定しました。楽観主義をもって、アメリカは21世紀に入り、北京に経済開放を与え、中国を世界貿易機関に連れて行くことに合意した。 これまでの政権は、中国における自由が、古典的自由主義、私有財産、宗教上の自由、そして人権の全家族のために新たな敬意を払って、経済的ではなく政治的にすべての形で拡大することを期待してこの選択をしました。希望は満たされていません。 自由の夢は、中国人にとっては遠いです。そして、北京はまだ「改革と開放」にリップサービスを支払っているが、鄧小平の有名な政策は中空になっている。 過去17年間、中国のGDPは9倍になった。それは世界で2番目に大きな経済となっています。この成功の大部分はアメリカの中国への投資によってもたらされました。また、中国共産党は、関税、割当、通貨操作、強制的な技術移転、知的財産窃盗、およびキャンディーのような業種補助金を含む、自由かつ公平な貿易と矛盾する政策の武器も使用している。これらの政策は、競争相手、特にアメリカを犠牲にして、北京の製造拠点を建設した。 中国の行動は、昨年の3,750億ドルに達した米国との貿易赤字に貢献しました。これは世界的な貿易赤字のほぼ半分です。トランプ大統領が今週ちょうど言ったように、私たちは過去25年間に "中国を再建しました"。 現在、「Made in China 2025」計画を通じて、共産党は、ロボット工学、バイオテクノロジー、人工知能など、世界で最も先進的な産業の90%を管理することを目指しています。北京は、21世紀の経済の高台に勝つために、官僚や企業に、経済的リーダーシップの基礎であるアメリカの知的財産を必要な手段で入手するよう指示しました。 北京では現在、多くのアメリカ企業が営業秘密を中国で事業を行うコストとして引き渡す必要があります。また、アメリカ企業の買収を調整し、スポンサーにして、その創造物の所有権を獲得する。最悪の場合、中国のセキュリティ機関は、最先端の軍事計画を含む米国の技術の卸売盗難を支配してきた。 そして、その盗難された技術を使って、中国共産党は巨大な規模で鋤を剣に変えています... 中国は現在、他のアジア諸国と同じくらい軍事力を兼ね備えており、北京は、陸上、海上、空中、宇宙での軍事的優位性を侵食する能力を優先させている。中国は、米国を西太平洋から追い出し、私たちが同盟国の援助を受けないようにすることを望んでいる。 北京はかつてないほどの力を使っている。中国の船舶は、日本が管轄する尖閣諸島周辺を日常的に巡回している。そして、中国の指導者は2015年にホワイトハウスのローズガーデンに立っていたが、彼の国は「南シナ海を軍事化するつもりはない」と述べ、今日北京では、人工島に建設された軍事基地。 中国海軍の船舶が南シナ海の航行の自由を掌握し、衝突を避けるために船を速やかに操縦するようにしたため、中国海軍の船舶はUSSディケーターの45ヤード以内に到着した。このような無謀な嫌がらせにもかかわらず、米国海軍は、国際法が許し、国益が要求するところであれば、飛行、帆走、運航を続けます。我々は威圧されません。私たちは立ち止まりません。 アメリカは、経済自由化が中国を私たちと世界とより大きなパートナーシップにつなげることを望んでいました。代わりに、中国は経済的な侵略を選択しており、それは成長する軍隊を大胆に拡大している。 私たちが望むように、北京は国民のより大きな自由のために移動していません。しばらくの間、北京はより大きな自由と人権の尊重に向けて近づいてきたが、近年は統制と抑圧に向けて急激なUターンを取っている。 今日、中国は比類のないサーベイランス国家を築いてきており、しばしば米国の技術の助けを借りて、より広範で侵入的なものになっています。「中国の偉大なファイアウォール」も同様に高くなり、中国人への情報の自由な流れを大幅に制限しています。そして、2020年までに、中国の支配者は、人生のあらゆる側面、いわゆるソーシャル・クレジット・スコアをコントロールすることを前提としたオーウェルのシステムを導入することを目指している。そのプログラムの公式の青写真の言葉で、「信頼できるものはどこにでも天下で、不信任者が一歩を踏み出すのを難しくしている」 宗教上の自由になると、中国のキリスト教徒、仏教徒、イスラム教徒たちに新たな迫害が波及しています... 先月、北京は中国最大の地下教会の一つを閉鎖した。全国的に、当局は十字架を裂き、聖書を燃やし、信者を投獄している。そして、北京は現在、無神論者である共産党にカトリック司教の任命に直接的な役割を果たすバチカンとの契約に達している。中国のクリスチャンにとって、これは絶望的な時です。 北京はまた、仏教を解明している。過去10年間で、150人以上のチベットの仏教徒の修道士が中国の信念と文化の鎮圧に抗議するために火をつけた。そして、新疆では、共産党は、真実の洗脳に耐える政府のキャンプに100万人ものイスラム教徒ウイグル人を投獄している。キャンプの生存者たちは、ウイグルの文化を絞め殺し、イスラム教徒の信仰を打ち消すための北京の意図的な試みとしての彼らの経験を述べている。 しかし、歴史が証明しているように、自国の人々を圧迫する国は、ほとんどそこで止まりません。北京はまた、より広い世界にその範囲を広げることを目指しています。ハドソン自身のマイケル・ピルスベリー博士は、「中国政府は米国政府の行動と目標に反対している。確かに、中国は、北京の平和的あるいは生産的な意図に反する米国の同盟国や敵国との独自の関係を構築している。 中国はその影響力を拡大するためにいわゆる「債務外交」を利用しています。今日、アジアからアフリカ、ラテンアメリカへのヨーロッパへの政府へのインフラローンは何十億ドルも提供しています。しかし、これらの融資の条件は、最高で不透明であり、利点は北京に圧倒的に流れる。 スリランカに質問してください。スリランカは、中国の国営企業が疑わしい商業的価値を持つ港を建てるために大規模な借金をしました。2年前、その国は支払いを余裕することができなくなりました。そのため、北京はスリランカに新しい港を直接中国の手に渡すよう圧力をかけました。間もなく、中国の青海海軍育成のための軍事基地になるだろう。 私たち自身の半球の中で、北京は、ベネズエラの腐敗した無能なマドゥロ体制に生命線を広げ、石油で返済できる疑いのあるローンに50億ドルを誓約しました。中国はその国の最大の債権者でもあり、ベネズエラの人々に500億ドル以上の負債を抱かせている。北京はまた、中国の戦略目標を達成することを約束した当事者と候補者に直接的な支援を提供することによって、いくつかの国の政治を腐敗させている... 昨年から、中国共産党は中南米3カ国に台北との関係を断ち、北京を認識させるように説得した。これらの行動は台湾海峡の安定を脅かす - 米国はこれらの行動を非難する。私たちの政権は、3つの共同声明と台湾関係法に反映されているように、中国の政策を尊重し続ける一方で、台湾の民主主義の抱擁は、中国全土にとってより良い道を示すと常に考えています。 これらは、中国が強固で洗練された戦略的利益を世界に広げようとしている方法のほんの一部に過ぎません。しかし、これまでの政権はすべて中国の行動を無視していました。多くの場合、彼らはそれらを虐待しました。しかし、その日は終わりです。 トランプ大統領のリーダーシップのもとでは、米国は、新たなアメリカの強みで利益を守っています... 私たちは世界の歴史のなかでも最も強力な軍隊をより強くしています。今年の初めに、大統領はロナルド・レーガンの時代から国防の最大の増加を法律に署名しました。これは716億ドルですべての分野で軍事優位を拡大しています。 我々は核兵器を近代化しており、最先端の戦闘機と爆撃機を擁護し開発しており、新しい世代の航空宇宙船と軍艦を建設しており、かつてないほど武装勢力に投資している。これには、宇宙における継続的な支配を確保するために米国宇宙軍を設立するプロセスを開始すること、ならびに敵対者に対する抑止力を構築するためのサイバー世界における能力の向上を認めることが含まれる。 また、トランプ大統領の指示に基づき、中国製品に2500億ドルの関税を課すとともに、北京が獲得し管理しようとしている先進工業を対象とした最高関税を適用している。また、大統領は、公平かつ相反する取引が行われない限り、さらに多くの関税を課し、実質的にその数を倍増させる可能性を明らかにした。 私たちの行動は大きな影響を与えました。中国最大の証券取引所は今年初めの9カ月間で25%減少した。これは、政権が北京の貿易実務に立っていたためである。 トランプ大統領が明らかにしたように、我々は中国の市場が苦しむことを望んでいません。実際には、彼らは繁栄してほしいです。しかし、米国は自由で公平で相互に貿易政策を追求したいと考えている。 悲しいことに、中国の支配者は、これまでのところその道を踏み出すことを拒否しています。アメリカ国民は、トランプ大統領が強い立場を取ったことに対応して、大統領、議題、国民の最も大切な理念に対する支持を損なうための包括的かつ調整されたキャンペーンを推進していることを知る必要があります。 私は中国の行動について知っていることを今日あなたにお伝えしたいと思います。そのうちのいくつかは情報査定から集められており、その一部は一般に公開されています。しかし、すべてが事実です。 私が前に言ったように、北京は影響力を高め利益を上げるために全政府アプローチを採用しています。それは、米国の国内政策と政治に干渉するより積極的かつ強制的な方法でこの力を採用しています。 中国共産党は、アメリカ企業、映画スタジオ、大学、シンクタンク、学者、ジャーナリスト、地方、州、連邦当局者に報いるか強制する。 最悪の場合、中国はアメリカの世論、2018年の選挙、そして2020年の大統領選挙につながる環境に影響を与える前例のない努力を始めた。 それを鈍くするために、トランプ大統領のリーダーシップは働いています。中国は異なるアメリカ大統領を望んでいる。 中国はアメリカの民主主義に干渉している。ちょうど先週、トランプ大統領が言ったように、我々は「中国が2018年の中期選挙に干渉しようとしていることが分かった」 諜報機関は、「中国は米国の州政府と地方自治体および関係者を対象に、連邦政府と地方政府の間のあらゆる部門を政策に活用しようとしている。これは、北京の政治的影響を促進するために、貿易関税のようなくさび問題を利用している」 6月に、北京は戦略を策定した「宣伝と検閲」と題する敏感な文書を回覧した。米国は、中国が「正確かつ慎重に違反し、異なる国内グループを分割する」必要があると述べている。 その目的のために、北京は、アメリカ人の中国政策に対する認識を転換するために、隠密俳優、前部グループ、宣伝アウトレットを動員した。諜報機関のシニアキャリアメンバーが最近、中国がこの国全体で行っていることと比べて、ロシア人が何をしているのか、私に語った。 中国の高官はまた、中国での事業を維持したいという欲求を利用して、貿易行動を非難するためにビジネスリーダーに影響を与えようとしている。最近のある例では、米国の大手企業の事業免許を否定すると脅迫しました。 また、中間に影響を与えることについては、我々の対応に応じて北京の関税を見るだけでよい。彼らは具体的には、2018年の選挙において重要な役割を果たす産業と州を対象とした。1つの見積もりでは、中国をターゲットとする米国郡の80%以上が2016年にトランプ大統領に投票しました。現在、中国はこれらの有権者を我々の政権に向かわせたいと考えている。 中国はアメリカの有権者にも魅力的です。先週、中国政府は、デモイン登録簿に複数の補足物を挿入するために支払った - 中国大使の故国の記録紙であり、2018年の重要な州である。私たちの貿易政策は、アイオワンにとって無謀で有害です。 幸いにも、アメリカ人はそれを購入していません。例:アメリカの農家はこの大統領と立っており、今週の米メキシコ - カナダ合意を含め、米国の製品に北アメリカ市場を実質的に開いたことを含め、彼が取った強力な立場からの本当の結果を見ています。アメリカの農家と製造業者。 しかし、中国の行動は、私たちの政策や政治に影響を及ぼすだけではない。北京はまた、経済的レバレッジと中国の大きな国内市場の魅力を利用して、アメリカ企業への影響力を高めるための措置を講じる。 北京は現在、企業内で「党組織」を設立し、共産党に雇用と投資の決定に声を掛け、おそらく拒否権を与えるよう、中国で活動する米国の合弁企業を必要としている。 中国当局はまた、台湾を別個の地理的実体として描写している米国企業や、チベットに関する中国の政策から逸脱している米国企業を脅かしている。北京はウェブサイト上で台湾を「中国の省」と呼んでいないことを公に謝罪するよう、デルタ航空に強要した。また、チベットについてのつぶやきを好きな米国の従業員を解雇するようにマリオットに要請した。 北京は、ハリウッドが中国を厳しく肯定的な立場に置いていることを日常的に要求し、そうでないスタジオやプロデューサーを罰する。北京の検閲官は、中国を批判する映画を編集するのは簡単ではない。「第二次世界大戦」は、中国起源のウイルスの脚本を削除しなければならなかった。「レッド・ドーン」は、悪人を中国人ではなく北朝鮮にするためにデジタル編集された。 ビジネス以外にも、中国共産党は、米国やその他の国々の宣伝アウトレットに何十億ドルも費やしています。 中国ラジオ・インターナショナルは現在、北米に優しいプログラミングを30以上の米国のアウトレットに放送しています。中国のグローバル・テレビジョン・ネットワークは、7500万人以上のアメリカ人に届いています。そして、それは共産党の巨匠たちから直接行進命令を受け取ります。中国の最高指導者がネットワークの本部を訪れている間、「党と政府が運営するメディアは宣伝の前身であり、党を姓として持たなければならない」 だから、先月、司法省はそのネットワークに外国人代理人として登録するよう命じたのです。 共産党はまた、深く憂慮しているアメリカのジャーナリストの中国家族を脅し、拘束している。そして、それは米国のメディア組織のウェブサイトをブロックし、私たちのジャーナリストがビザを取得することをより困難にしました。これは、ニューヨークタイムズ紙が一部の中国の指導者の富についての調査報告を発表した後に起こった。 しかし、中国共産党が検閲の文化を育てようとする唯一の場所ではない。学者も同じです。 中国の学生や奨学生団体は、アメリカのキャンパスに150以上の支店があります。これらのグループは、米国で勉強している430,000人以上の中国人の社会的行事を組織するのに役立ちます。中国人学生やアメリカの学校が共産党から逸脱すると、中国の領事館や大使館に警告する。 メリーランド大学では、中国の学生が最近、アメリカで「新鮮な言論の自由」という卒業式で講演しました。中国共産党の公式新聞が速やかに彼女を罵倒し、中国の厳しく管理されたソーシャルメディアに対する暴動の犠牲者となり、家族の家に嫌がらせを受けた。大学自体については、中国との交流プログラムが急激に洪水から洪水に変わった。 中国は他の方法でも学問的な圧力をかけている。北京は、共産党が危険または不快に思う考えを避けることを理解して、大学、シンクタンク、学者に寛大な資金を提供している。中国の専門家は、特に、彼らの研究が北京の話し合いの点と矛盾する場合、彼らのビザが遅れたり拒否されることを知っている。 また、ハドソン研究所が直面しているように、中国の資金援助を避ける学者や団体でさえ、その国が対象としています。あなたが北京が好きではないスピーカーを主催するように申し出た後、あなたのウェブサイトは上海を起源とする主要なサイバー攻撃を受けました。中国共産党は今日、アメリカでの学問の自由と言論の自由を損なうように努力していることを、ほとんどの人が知っています。 これらの行為やその他の行為は、アメリカの世論と公共政策をドナルド・トランプ大統領のアメリカン・リーダーシップから逸脱させるための努力を強化している。しかし、中国の支配者への私たちのメッセージはこれです:この大統領は退くことはありません - そして、アメリカの人々は振るわないでしょう。私たちは、北京との関係改善を望んでいるとしても、安全保障と経済のために強��立場を維持していきます。 私たちの政権は、アメリカの利益、アメリカの雇用、アメリカの安全保障を守るために決定的に行動し続けます。 私たちは軍隊を再建するにつれて、引き続きインド洋全域でアメリカの利益を主張します。 中国の貿易慣行に対応するにあたり、我々は、自由で公平で相互的な中国との経済関係を求め続け、北京が貿易障壁を打破し、貿易義務を履行し、経済を全面的に開放するよう要求する私たちを開いた。 我々は、北京が米国の知的財産の盗難を終わらせるまで、引き続き行動を起こし、強制的な技術移転の略奪的慣行を止める... そして、インドからパトナムへの自由かつオープンなビジョンを推進するために、インドからサモアへ、地域全体に価値を共有する国家との新たな強力な債券を構築しています。私たちの関係は、支配ではなく、パートナーシップ上に構築された敬意の精神から流れていくでしょう。 我々は、先週と同様、二国間ベースで新たな貿易取引を鍛造しており、トランプ大統領は韓国との貿易交渉に署名し、日本との歴史的な二国間自由貿易協定の交渉をすぐに開始する。 そして、我々は国際開発金融プログラムを合理化し、中国の債務トラップ外交に対する公正かつ透明な代替案を外国人に与える。そのために、トランプ大統領は、今後のBUILD法の法律への署名を行います。 来月、シンガポールとASEANとAPECのパプアニューギニアで米国を代表することは私の特権です。そこでは、私たちは、自由で開放されたインド太平洋を支えるための新しい措置とプログラムを発表する予定です。そして、大統領を代表して、私はインド太平洋へのアメリカのコミットメントが一度も強くなかったというメッセージを伝えます。 ここで自国の利益を守るために、米国の対外投資委員会であるCFIUSを強化し、北京の略奪行為から国家安全保障を保護するため、中国への中国投資の監視を強化しました。 また、北京の悪影響やアメリカの政治や政策への干渉については、形式にかかわらず、引き続き公開する予定です。そして私たちは国益を守り、理想を大切にしてあらゆるレベルの社会の指導者と共に働きます。アメリカ人は決定的な役割を果たすでしょう - そして、実際には、すでに... 私たちがここに集まるにつれ、アメリカでは新しい合意が生まれています... さらにビジネスリーダーは次の四半期を越えて考えており、知的財産権を譲渡したり、北京の抑圧を煽ったりすることを意味するならば、中国市場に潜入する前に2度考えている。しかし、それ以上のものは従わなければならない。例えば、Googleは、共産党の検閲を強化し、中国の顧客のプライバシーを侵害する「Dragonfly」アプリの開発を直ちに終了する必要があります... より多くのジャーナリストは、恐怖や好意なしに真実を報告し、中国が私たちの社会を妨げている場所を見つけ出すために深く掘り下げており、理由は何か - そして、より多くのアメリカ、グローバルなニュース組織がこの努力に加わることを願っています。 学者の多くは強制的に発言し、学問の自由を防衛しており、より多くの大学やシンクタンクは、すべてのドルに対応する需要があることを認識し、北京の簡単な資金を払拭する勇気を奮っている。私たちはもっと多くの人が彼らの仲間に加わると確信しています。 そしてアメリカ全土では、アメリカとの経済的、戦略的関係を再設定し、最終的にアメリカファーストを務めるという政府の行動に新たな感謝の気持ちを抱いて、アメリカ人は慎重に成長しています。 そして、トランプ大統領のリーダーシップの下で、アメリカはコースにとどまるでしょう。中国は、アメリカ人と両当事者の選出された代表者が解決されたことを知るべきである。 私たちの国家安全保障戦略は、「競争は必ずしも敵意を意味するものではない」と述べています。トランプ大統領が明らかにしたように、我々は繁栄と安全保障が一体となって発展する北京との建設的な関係を望んでいます。北京はこのビジョンからさらに遠ざかっているが、中国の支配者は今も変革を進めることができ、「改革と開放」の精神とより大きな自由に戻ることができる。アメリカ人は何も望みません。中国人はそれほど価値がない。 偉大な中国語の話し手Lu Xunは、しばしば彼の国が「外国人を野蛮人として、あるいは聖人として見ているが、決して平等ではない」と嘆いている。今日、アメリカは中国に手を差し伸べている。私たちは、北京がすぐに、行動ではなく、言葉で、そしてアメリカに対する新たな敬意をもって、すぐに戻ってくれることを願っています。しかし、中国との関係が公平、相互主義、主権尊重に根ざすまで、我々は寛容にはならない。 「人間は現在しか見ることはできませんが、天は未来が見えます」と伝える古代中国の諺があります。私たちが進むにつれて、解決と信仰によって平和と繁栄の未来を追求しましょう... トランプ大統領のリーダーシップと彼が中国大統領と偽造した関係における信仰 アメリカ人と中国人の永続的な友情の信仰 天が未来を見ているという信仰、そして神の恵みによって、アメリカと中国はその未来を一緒に満たすでしょう。 ありがとうございました。神のお恵みがありますように。そして、神はアメリカを祝福します。
マイク・ペンス副大統領の中国への行政政策論10月4日
google翻訳による日本語訳。英語原文は、リンク先のページにあります。
しかし、この翻訳は通常のgoogle翻訳と違い、かなり正確。
日本人向けに意図的に翻訳されている様に感じる。
これが何を意味するのか。
米国から我が国に向けた、対中華人民共和国への揺るぎない決意表明なのではないだろうか。
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