#いよいよ窯を新調か
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foucault · 2 months ago
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新入荷品より、小代焼ふもと窯・三彩五寸皿。今回の緑、柔らかく調子よく出ています。どんどん出揃ってくる季節の野菜が合いそうです。
なお、明日12日から15日まで店を休みます。16日からの「山口和宏+石川昌浩、二人の仕事」の準備と、年明けからここまで休みなく働いたことへの慰労を兼ねて。しっかり休んで次の会でも元気よく皆さまをお迎えできればと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
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kennak · 1 year ago
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滋賀県文化財保護協会は、近江八幡市の日野川の中で見つかった江頭南遺跡が、5世紀後半~6世紀前半の古墳時代の前方後円墳だったと発表した。川の中で古墳が見つかるのは全国的にも珍しく、同協会は「川や谷に埋没した遺跡の存在を物語り、古墳の築造工程を知る重要な資料」としている。(矢野彰)  江頭南遺跡は2019年、バードウォッチング中の住民が川の中の埴輪を見つけたのをきっかけに調査が行われ、円筒埴輪が6点、川の中州に一列に並んでいるのを発見。古墳の存在が明らかになった。  古墳時代の琵琶湖の水位は今より低く、陸地にあった古墳が川の流れで運ばれた土砂に埋もれていたが、近年の豪雨や河川改修の影響で再び現れたとみられる。県が行う日野川の河川改修工事に伴い、同協会が22、23年度に発掘調査していた。  今回は、前回埴輪が見つかった近くの土が盛り上がった場所など約450平方メートルを調査。土の中を調べると、整地した後に盛り土され、粘土を含んだ強固な構造となっていることがわかり、古墳の墳丘の一部と判断した。  また、19年に見つかった埴輪の南側に、一列に配置された13点の円筒形の埴輪が新たに見つかり、埴輪が「ハの字」に並んでいることが判明。埴輪は古墳の形に合わせて並べられることが多く、前方部の両側の埴輪列にあたると考えられることから、前方後円墳の前方部と推定したという。  後円部の大半や古墳の裾にあたる部分は川の流れで浸食され、古墳の正確な大きさは不明だが、少なくとも高さは1・5メートル以上に及んだとみられる。前方部の形や須恵器窯で焼かれた埴輪の特徴から築造年代を絞り込んだ。  京都橘大の中久保辰夫准教授(考古学)は「約1500年前に造られた前方後円墳が一部でも川の中から見つかるのは奇跡だ。当時の築造技術の高さを示している」と説明。「有力者がいる地域だと示すランドマークの役割もあったのではないか」と推測している。  調査地の立ち入りが危険なことから、現地説明会や一般公開は行われず、すでに古墳は埋め戻されている。
川の中で発見の前方後円墳、識者「奇跡だ」…ハの字に並ぶ埴輪も見つかる(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
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omiznewsviews · 1 year ago
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東京大学の研究グループは、イタリア南部のカンパーニャ州にある活火山、ベスビオ山の北側にあるローマ時代の遺跡「ソンマ・ヴェスヴィアーナ」で2002年から発掘調査を続けていて、去年、西暦79年の噴火による堆積物の下か��新たに大規模な建物の一部とみられる遺構を見つけました。 見つかったのは浴場に送る湯を沸かすための窯があったと見られる部屋です。 この部屋から採取した当時の木炭などから年代測定を行ったところ、西暦1世紀前半に集中していて、そのあとの時代のものはなかったことから、西暦1世紀前半以降、窯としては使われなくなったとみられるということです。 ローマ時代の歴史家の記述ではこの遺跡のある地域には西暦1世紀の前半にローマ帝国の初代皇帝、アウグストゥスの別荘があったとされていて、アウグストゥス自身は西暦14年にその別荘で死んだとされています。 今回見つかった建物には有力者の邸宅にある個人用の浴場が備えられていたと見られること、使われなくなった時期がアウグストゥスの死後と一致すること、のちの時代に建物の上に大型の神殿のようなものが再建されていることなどから研究グループはアウグストゥスの別荘の可能性があるとしています。
東大が発見 噴火による堆積物から建物 ローマ初代皇帝の別荘か | NHK | イタリア
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gallerynokt · 1 month ago
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■馬場匠 -Bamba Takumi-
信楽窯業技術試験場デザイン科修業
同試験場、ロクロ科修業
信楽にて作陶を開始
[馬場さんにとって、もはや器そのものはキャンバスであり、釉薬の多彩な色彩表現は無限であることに気付かされます。豊富な知識から組み合わせられた調合の卓越性には驚かされるばかり。今展では心弾む春らしい作品で会場に彩りを与えてくださいます]
“春を伝う 陶展"
会期 2025.4/18(金)〜5/11(日)
会期中のお休み  4/24・5/1・5/8
会場 nokt
木曜定休/営業時間14:00-19:00
新潟県柏崎市松波3-3-28
※会期は終了しましたが、作品は一部常設にてお取り扱いしております。現在は他の個展開催中のため、お電話かメール、もしくはInstagramダイレクトメッセージにてお問い合わせのうえ、お越しくださいますようお願い申し上げます。
https://www.instagram.com/__nokt
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mimawoodworks · 1 year ago
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出展のお知らせ
今週5月24日(金)より、関西に遠征されるヒナタノオトさんの企画展に参加します。
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第2回 手しごとを結ぶ庭
ヒナタノオト展
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5月24日(金)~27日(月)
10:00-20:00(最終日は14:00まで)
茅乃舎 西宮ガーデンズ店
阪急西宮北口駅下車すぐ
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水村在店予定日
5月24日(金)、25日(土)
いずれの日も11:00頃~
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ご来店頂いたみなさまに愉しんで頂けるよう、カトラリー、調理道具、調味料へらなどから、よりすぐりの道具を少しずつお持ちします。スッカラ匙、瓶へら、めいめい匙もございます。
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わたしは初日24日(金)から2日間在店する予定です。ご一緒するつくり手のみなさんの作品をひとつひとつ拝見しながら、ご来場くださったみなさまとお会い出来るのを愉しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。
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展についての最新情報は、ヒナタノオトさんのInstagram @hinata_note にてご確認ください。ホームページも新しくリニューアルされ、展に出展されるみなさんの紹介や在店予定が掲載されています。
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以下、ヒナタノオトさんのInstagramより
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2024/5/24(金)〜27(月)
– 第2回 手しごとを結ぶ庭 ヒナタノオト展 –
10:00〜20:00
最終日14:00まで
茅乃舎 西宮ガーデンズ店(兵庫県西宮市)『茅乃舎ノ道具』にて、2回目の催事を開催いたします。
木工・陶磁・布・ガラス・金工・・・
使うほどにうれしくなる日々の暮らしを彩る工藝品
茅乃舎 西宮ガーデンズ店
茅乃舎ノ道具
兵庫県西宮市高松町14-2 本館1階北モール
◯電話でのお問い合わせはヒナタノオトへお願いいたします。
作り手
各作家の方々に、ヒナタノオトから作品をリクエストをして、今展ならではの構成、ラインナップでご覧いただきます。
作品の詳細はこちらで随時更新しています。
〈木工/漆〉
石井宏治 | @ikkoji
富井貴志 | @takashitomii
平井 岳・綾子 | @hirai.ga.a
水村真由子 | @mima.woodworks
もくのすけ | @mokunosuke.odw
〈陶磁〉
安齋新・厚子 | anzaiarata
大島奈王 | @nao.oshima
大谷哲也 | @otntty
大野七実 | @leda773
樋口 萌 | @moehiguchi_pottery
ふくべ窯 | @fukubepottery
古谷朱里 | @furutani_akari
松塚裕子| @shimi_matsu
〈布〉
アトリエラヒヨ | @atelier_rahiyo
角舘徳子 | @noriko_kakudate
佐藤かれん | @karensato410
sun and snow | @sunandsnowand
〈ガラス〉
古賀雄大 | @yudai_koga
さこうゆうこ | sakouyuko
stained glass Ginga | @glass_ginga
Yu-ten | @yu_ten.glass
〈金工〉
吉田 史| @yoshida_fumi
〈絵画〉
大野八生
ほか、ヒナタノオトがお薦めする工藝品を全国の工房から。
◯ 出品数には限りがございます。完売の節はご容赦くださいませ。
◯ 状況によって当日入場制限や購入点数の制限をさせていただく場合がございます。
◯ 諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。
◯ 直近の情報はヒナタノオトSNSにてご確認ください。
◯ 茅乃舎さんへの詳細のお問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。
illustration : Yayoi Ohno
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kinkumabase · 1 year ago
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くっそー電子レンジぶっ壊れた
 山善の庫内フラットのやつ壊れてしまった…. 完全に寿命を迎えた感じ、戦士レンジってのは大体1000時間くらい使うと寿命がくるような機械らしい 次買うやつどうしようかな? オーブンレンジがいいな、個人的には東芝の石窯シリーズほしいけど… でもオーブントースターあると正直多機能なレンジ買ってもしょうがないんだよな… 結局寿命がくるほど酷使するならオーブン機能なくてもいいかな….? 悩みどころですね… \新商品情報📣/#東芝 オーブンレンジ ER-D7000A 他3機種6月上旬より順次発売予定✨パスタ・カレーなどが手軽にできる「おまかせレンジ調理」を新搭載🍝市販のパスタソース、カレールウなどを活用するとより簡単に◎商品情報はこちら→ https://t.co/OxoWh00lYL pic.twitter.com/1s54XAQrMK— 東芝ライフスタイル…
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log2 · 1 year ago
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【ニチハ株式会社】『モエンエクセラード16』シリーズの14点が追加登録されました!
ニチハ株式会社は、窯業��外壁材(サイディング)を主体とした内・外装建材メーカーです。 優れた機能性や多彩なバリエーションの製品展開で、商業施設や中高層建築などの幅広いニーズに対応しています。
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今回は、窯業系サイディング『モエンエクセラード16』シリーズの新色14点を追加でご登録いただきました。
スマートフォンからAR(拡張現実)で施工イメージを確認できる二次元コードも画像に登録されていますので是非お試しください。
詳しくはこちら ニチハARイメージウォール https://www.nichiha.co.jp/info/ar/
例:
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ニチハ 「モエンエクセラード16」 Arch-LOG 検索ページ
▼モエンエクセラード16 モエンエクセラード16 ヴェルセ
R形状が生み出す陰影の美しさと、直線的なピースを組み合わせたボーダーデザイン。 様々な石のテクスチ��ーが単調さを感じさせず、幅広いデザインの建物にマッチします。
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▼モエンエクセラード16 グランスペック60 フラットウォール
シンプルなデザインがポイント。プレーンなフラット柄が、様々な建築外観にマッチします。
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いずれも2DBIMとして設定されていますので、BIMソフトにダウンロードしてすぐにマテリアルとしてお使いいただけます。ぜひご確認ください。
ニチハ Arch-LOG 検索ページ
※文章中の表現/画像は一部を ニチハ株式会社 のホームページより引用しています。
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catonoire · 1 year ago
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世界遺産 大シルクロード展
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福岡アジア美術館で大シルクロード展を見る。日中平和友好条約45周年を記念する展覧会で、日本との縁も浅からぬ唐の時代の文物が多く展示されている。なお、英語表記から判断すると、「大」は「展」でなく「シルクロード」を修飾しているように思われる。
チラシに大きく採用されている「瑪瑙象嵌杯」。金製。細くうねった形の持ち手は虎らしい。
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青銅製の「男子跪坐像」。騎馬遊牧民族の姿。
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このとんがり帽子は、布製品良好な状態で発掘された例のひとつ。
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左の切子のガラスはローマ帝国またはササン朝ペルシアで製作されたものと考えられる由。右のガラスの杯はどこ製か不明。どちらも新疆ウイグル自治区からの出土品。
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陶製の蚕! シルクロードなんだから確かに蚕は大事な生き物のはず……そのわりに蚕モチーフの文物とかあまり見たことなかったな……と虚をつかれたような気分になった。今回の展示品でいちばん気に入ったのがこれ。
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マニ教ソグド語の手紙。マニ教最高位の僧侶宛の年賀の手紙とのこと。左から右へと読む縦書き。
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「連珠対鹿文錦帽子」。いちおう��とあるが、キャプションによればもしかしたら羊かもしれない。
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羊樹文錦。かなり保存状態が良いように見える。山羊や鳥がいる。
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囲碁を打つ美人(屏風の一部分の複製)、碁盤。この碁盤は実用品ではなく埋葬するためのミニチュア。
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「通行証発給に関わる調書 残片」。こういう実務文書がおもしろかったり貴重だったりするのではないかと想像する。
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奏楽女子俑2点。
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蝉形金具。中国では蝉は再生の象徴とされた由。
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唐三彩の大きな駱駝。墓に納めるための俑。
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唐三彩の女子俑。
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白居易が住んでいた住居から発掘された椀と石硯。ひょっとして白居易本人が使った可能性も……?と考えると、かなりロマンがあるような気がする。
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瑪瑙、ターコイズ、孔雀石のビーズ。
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金を鋳造して作った六花形の杯。細かい線刻で狩猟の場面が描かれる。
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「餌壺」(鳥のエサ入れ)と考えられる由。小さくて愛らしい佇まいをしている。宋の時代には文人の間で小鳥を飼うことが流行したそう。餌壺がわざわざ製品化されるほどだったのだとすれば、流行りっぷりは半端なものではなかっただろう。個人的に今回気に入った展示品の2番目。
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クチナシ文椀。南宋時代の吉州窯で作られた黒釉茶碗。釉薬の雰囲気が良さそうなので、もしかしたらクチナシ文がないほうが日本では天目茶碗として人気が出るのではないだろうか。
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シルクロードを通ったもののひとつに仏教がある、ということで、仏教関連の文物にもスペースが割かれていた。
菩薩坐像に馬頭観音坐像。
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妙法蓮華経巻第一 断簡。
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如来像の壁画。
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sanbekodama · 2 years ago
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\羽釜ご飯・豆腐・こんにゃくづくり~20231009/ 昨日は大田市内の未就学児親子様も対象の活動、「食文化体験」が行われました! 「食文化体験」と聞くと、具体的には何をするの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 炊飯、豆腐、こんにゃくを昔ながらの方法で作ってみる、そんな活動です! 今回は普段活動している学園生に加え、学園生保護者様、大田市の親子の方々も一緒に、 「子ご美の里」という古民家で炊事を行いました。 また、大田市教育委員会の教育長様にもご来訪いただきました! 本活動の肝は、「学園生も未就学児の子ども達も楽しめる活動になるかどうか!?」というポイント。子ども達にとっては、普段関わらない世代の人と一緒に活動するのも、今回の3種の活動に取り組むのもなかなかない経験です。果たして「楽しい!」「面白い!」と思ってもらえるのか…。 ということで、いざ活動開始! 羽釜ご飯担当の子ども達は互いに協力しながら、燃えやすい薪割りをしたり、火起こしに励んでくれました。火起こしはなんとマッチ一本で着火成功!講師の方にたくさん誉められました😁 こんにゃくは、すりつぶしたこんにゃく芋に炭酸ナトリウム、水を合わせて撹拌し、混ぜ込んだペーストを丸めます。ボウルいっぱいに入ったたぷたぷのこんにゃくペーストを手で丸めていく作業は、ちょっとクセになってしまう心地よい感触だったようです。 豆腐づくりは子どもも大人も一緒になって、大窯をまぜまぜ。こんな大窯を混ぜる経験もなかなかありません。豆腐づくりが一段落したあとは、子ども達が近くから拾ってきた栗を焚き火に入れ、焼き栗プログラムが行われました😂 そんな時間を経て、無事美味しい手作りご飯が完成しました。羽釜ご飯は北三瓶でとれたばかりの新米です。口の中でほどけていく木綿豆腐と、手作りならではのふわふわとした食感のこんにゃくは、あっという間に皆の胃のなかへ消えていきました😁 未就学児のお子さんが、活動終わりの感想タイムの時に「美味しかった!幸せな時間だった!」と話してくれました。(なんて大人びたコメント…😲) 炊飯の仕方もおかずの調達も、今と昔ではすっかり形が変わりました。特に炊飯や豆腐づくりの火起こしでは、未就学児の皆にとって「火」がそもそも物珍しかったようで、「綺麗~!」と焚き火に見とれていた姿がありました。 自然現象の美しさおそろしさ、ものづくりの楽しさ大変さ、様々な刺激が子ども達の興味関心を広げていたら嬉しいな…と思いました。 来ていただいた皆様、ありがとうございました!ぜひまた北三瓶に遊びに来てくださいね😋学園生も未就学児の皆もそして大人の皆さんも一緒に、素敵な笑顔で写真が撮れてよかったです♥️ また今後の活動においても、たくさんの人々と楽しさを共有出来たら嬉しいです! #島根県大田市 #北三瓶 #山村留学 #食文化体験 #羽釜ご飯 #こんにゃくづくり #豆腐づくり #親子活動
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fuku-pan · 6 years ago
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ごめんなさい💦 パンなくなっちゃいました💧 明日はスコーンとシュトーレンのみの販売とさせて頂きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー WATAKAMA/わたかま うつわ展 「たびのとちゅう」 12月11日(水)~12月28日(土) (ふくくる営業日のみ) 11:30~16:00 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・ ・ (水)(木)は配達日です。 ご予算に応じたセットも承っております。 ご��文お待ちしています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #いよいよ窯を新調か? #恋舞妓の京都慕情 #うちケーブル見れへん #まだ未確認 #わたかま #WATAKAMA #うつわ展 #パン屋 #野生酵母 #自家製酵母 #薪窯  #薪窯パン #亀岡 #ロケットストーブ #古民家 #カンパーニュ #ベーグル (薪窯パン ふくくる) https://www.instagram.com/p/B5usE47jM9P/?igshid=1bjtr6c05jsjj
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kaoru-gohan · 2 years ago
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2023年はじめの満月の夜にSupernatural Deluxe@千葉県・鴨川で はじめての試み、【満月Superマルシェ】が開催されました。 https://super-deluxe.com/events/20230107/ 実はわたし...出店しちゃってました😅 アースオーブンの炎ゆらめかせて、ホットピタとスープのお店を。 錚々たる出店者のみなさんに紛れて、はじめての!チャレンジを! ...はじめての出店やというのにはじめて作るモノを出すという😅 かなりのチャレンジぶちかましてしまってほんまにドッキドキやったんやけど たくさんの方に楽しんでもらえたみたい♪ なによりたくさんの人に会えて、うれしすぎる再会もあって、 あのステキな夜の1ピースでいられたことがシアワセで。  +++ (ムダに長い) 西麻布から千葉・鴨川に場所を移した”新しい実験を出来る場”、  https://super-deluxe.com/news/snd001/ この場所が開かれるたびなにかとお手伝いしてきたのだけど マルシェ🎪!しかも満月の夜に🌝! そんなステキすぎるイベント、関われるスキマあるかな? アイキャッチになりそうなアースオーブン、 「窯に火が入ってるといいよねー」 でもPhilは当日大忙し間違いなしで。 10月,12月のライブイベントでPhilが提供するPizzaのお手伝いをして 今までピザパーティは何度となくやってきたけど おカネをいただくとなると全然違う...ということを痛感したところで😓 Phil不在でPizza提供するなんて到底むーりー 「なにかアイデアあったら言ってー」っていわれたんやけど... あんまりいいアイデアが浮かばないまま「おてつだいがてらいってもいいかな?」 ってメールしたのが2022年も大詰めの28日、マルシェの10日前 そのときに「ポロッ」といってしまった思いつきに 「めちゃ美味しそうじゃないですか!」と思いがけないフィードバックが😵 「片手で食べられるものがいいと思ってるん��よね」 「事前にパンが作ってあれば一気に来ても対応できそうだね」 「僕も手伝うけどメインの人にはなれないかも」 「ピタパンもいいけどフォーやればバカ売れするんじゃない?」   え?フォー?!?!オーブンに火を入れるんじゃ... 「さむいからあったかい汁モノいいと思うんだよね」 「スープならいけるんじゃね?」 「辛いのはこども食べられるかな?」 ...Philの(たぶん)アタマの中ダダ漏れシャワー浴びて私のアタマの中もジェットコースター ちょっとお手伝いに行くだけのつもりだったのがお店出しちゃうことになってしまったー ってか帰省準備もできてないしお部屋もひっくり返ってるというのに 考えて調べて材料買ってきて試作して計算して資材チェックしに行って... うわぁーん! 刻一刻状況は変わってメニューも二転三転、時間は容赦なく過ぎていって 年末年始@実家では起きてる時間はほぼ家族サービスで(通常運転) 準備はもちろん考える時間すらほぼなくて 手伝ってもらえる人も見つからなくて...もうワンオペでやるしか... うわぁーん! マルシェ2日前の朝京都から戻って、荷解き試作資材買い出し下拵え荷造り お手伝いしてくれる人も確保(しかも女子高生&児童www) 前日大荷物引きずって(通常運転)PAWAへ。 キクイモ掘って大根抜いて買い出し連れてってもらって生地捏ねて... 19時過ぎにオーブンに火を入れたけど生地の発酵が間に合わない (冬ですし、アウトドアキッチンですし) 22時半に焼き始めたピタパン、50枚焼けたのは1時過ぎ、 それからさらにお野菜コロコロ切って3時過ぎ😓 はーなんでこう、時間の読みが甘いんや😭 朝になって、レタス摘んでパクチー間引いて、荷造りして会場へ。 会場着いたらアレしてコレしてそれからそれから うれしい再会にはしゃぐのもそこそこに、薪割ってセッティングして プロの方々のカッコいいお店構えについみとれたりしてたら お店の名前も決められないうちにマルシェは始まっちゃいました。 さむいし遠いしはじめての試みやしどうなるのかなー? ...なんて思う間もなく、たくさんの方が会場にお越しくださいました。 日が暮れて満月が照らす頃には予想以上のにぎわいに。 「はじめてなんです」なんて言い訳してる間もほとんどなかったw ブースに立ってて他の出店者のみなさんとことかライブを見にいくことはできなかったけど あの場所を満たしてたシアワセな空気はたっぷり味わいました。 これから、新しいコミュニティが育っていく���感に満ち満ちてたー そのあとの、長い夜も楽しくて。 いつもながらのギリギリの綱渡りやったけど、またしてもなんとかなってしまった😅 ホントに楽しくてシアワセな時間でした。 次回またチャンスもらえたらもうちょっとちゃんと準備しよ(お店の名前も決めよう) またみなさんとご一緒できますように〜 #superdeluxe #supernaturaldeluxe https://www.instagram.com/p/CnTjPfwPgIb/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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navetin · 3 years ago
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近代日本の芸術家とその邸宅を設計した建築家
※以前の記事に不具合があった為、再掲。 建築家も芸術家の内ではあるが、 ここでは画家や作家の総称として使わせていただく。
先日鑑賞した東郷青児展では石本喜久二が、 また吉田博展では渡辺仁がその邸宅設計に携わっているのを知った。 このように有名建築家が芸術家の邸宅を手掛けた例は いったいどれくらいあるのだろうか。ざっと調べたのが以下の通り。 ▼有名建築家が設計した芸術家の邸宅
太田喜二郎邸 藤井厚二設計 大正13 京都市上京区        アトリエは太田の設計で採光に拘った作り 東郷青児邸  石本喜久二設計 昭和6 世田谷区代沢 現存せず        インターナショナルスタイルの「白い家」 吉田博邸   渡辺仁設計 昭和9 淀橋区下落合 現存せず        ステンドグラスなどの内装は吉田もデザイン 三岸好太郎  山脇巌設計 昭和9 中野区上鷺宮         バウハウスに学んだ山脇のモダニズム建築は        近隣から「お豆腐の家」と呼ばれていた 安井曾太郎邸 山口文象設計 昭和9 淀橋区下落合 現存せず        アトリエのみ 設計にあたり多くの注文があり苦心した様子 前田青邨邸  山口文象設計 昭和11 鎌倉市山ノ内 純和風建築        山奥の寺院の中にあり非公開だが現存する       林芙美子邸  山口文象設計 昭和16 淀橋区下落合 現・林芙美子記念館        数寄屋造の和風建築 林は新居建設の為に建築を学んだ 上村松園邸  西澤文隆設計(坂倉準三建築研究所) 昭和22 奈良市山陵町        現・唳禽荘(れいきんそう) 岡本太郎邸  坂倉準三設計 昭和28 港区南青山 現・岡本太郎記念館        岡本と坂倉はパリ留学中より親交があり、その後も協同 吉村益信邸  磯崎新設計 昭和32 新宿区百人町 住居兼アトリエ        前衛芸術集団「ネオダダ」の拠点となった        通称・新宿ホワイトハウス 現・Chim↑Pomアトリエ 東山魁夷邸  吉村順三設計 昭和28 千葉県市川市        東山の依頼に基づいた簡素な住居 猪熊弦一郎邸 吉村順三設計 昭和46 大田区田園調布        RC造3階建ての二世帯住宅 非公開 赤瀬川原平邸 藤森照信設計 平成9 町田市玉川学園 通称・ニラハウス        竣工時は屋根にニラがなびいていた その他、数多くの日本画家の邸宅・画室の設計に携わっているのが 吉田五十八で���近代数寄屋建築が日本画の制作環境に馴染み、 好まれていた事が伺える。 ▼吉田五十八が設計した邸宅・画室
鏑木清方邸  昭和7 牛込矢来町 旧居 現存せず        昭和29 鎌倉市雪ノ下 新居に五十八が設計した画室を再建        現・鏑木清方記念美術館 小林古径邸  昭和9 大田区南馬込 平成5解体 新潟県上越市に移築         現・小林古径記念美術館 川合玉堂邸  昭和11 新宿区牛込若宮町 現存せず 山川秀峰邸  昭和11 品川区下大崎 画室のみ 現存せず        昭和18 中郡二宮町 別邸 現・旧山川秀峰・方夫邸 山口蓬春邸  昭和14 世田谷区祖師谷 旧居 現存せず        昭和23 三浦郡葉山町一色 画室など増改築        現・山口蓬春記念館(改修は大江匡) 梅原龍三郎邸 昭和27 新宿区市谷加賀町 画室のみ 山梨県清春芸術村に移築        昭和33 同地に新居を建設 その後は不明 吉屋信子邸  昭和37 鎌倉市長谷 現・吉屋信子記念館
ご覧の通り芸術家と建築家の結び付きは強く、 古くはジョサイア・コンドルが河鍋暁斎に師事して日本画を学んでいるが、 もしもコンドルが暁斎邸を設計していたら…なんて想像するのも一興哉。 コンドルの例は兎も角、公共建築に於いては両者の協同も多い。 (例)丹下健三・黒川紀章・谷口吉郎 などの建築家と    岡本太郎・猪熊弦一郎・イサム・ノグチ などの芸術家
元々建築デザイナーも絵描きのうちで、図案や家具、 公共デザインを手掛ける建築家も少なくはないし、 たまたま創作のジャンルが異なっただけのことなのかもしれない。 モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジエは優れた画家でもあった。 その一方で、芸術家が自ら建築設計してしまう例もある。 ▼芸術家が自ら建築設計
岡倉天心  明治38 北茨城市大津町五浦 観瀾亭と称する六角堂を設計       東日本大震災で起きた津波により消失 その後再建 橋本関雪  大正3 - 5 京都市左京区 自邸・画室・庭園を設計       現・白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念館       画室は存古楼(ぞんころう)と名付けられた       昭和6 - 7 持仏堂・茶室群を設計 庭園はその後も拡張される 横山大観  大正8 台東区池之端 自邸を設計 東京大空襲で消失       昭和29 同地に新居再建 内装も設計 現・横山大観記念館       旧宅及び庭園が国の史跡及び名勝に指定されている 坪内逍遥  大正9 熱海市水口町 自邸を設計 現・双柿舎(そうししゃ) 山元春挙  大正10  大津市中庄 琵琶湖畔に別邸を設計       現・記恩寺 蘆花浅水荘(きおんじ ろかせんすいそう) 安田靫彦  大正11 三島郡出雲崎町 良寛堂を設計       昭和3 中郡大磯町 自邸を設計 現存せず       昭和6 中郡大磯町 安田善次郎別邸(寿楽庵)庭園内       経蔵・持仏堂・平唐門等を設計       昭和9 伊豆市修善寺 新井旅館       天平大浴堂・花の棟・吉野の棟・観音堂を設計 朝倉文夫  昭和3 - 10 台東区谷中 自邸・アトリエを設計       8回に及ぶ増改築と7年の歳月を掛けて完成した 現・朝倉彫塑館       中庭と屋上庭園が国の名勝に指定されている 柳宗悦   昭和10 目黒区駒場 栃木の農家から長屋門を移築し自邸を設計       昭和11 民衆的工芸品展示の為、同地に日本民藝館を設計 河井寬次郎 昭和12 京都市東山区 自邸兼仕事場を設計        鐘溪窯と名付けた登り窯を付設 現・河井寬次郎記念館 川端龍子  昭和13 大田区中央 画室を設計       昭和23 - 29 同地に自邸を設計 増改築を経て完成       昭和35 伊豆市修善寺 新井旅館 改装工事監修・玄関を設計       昭和37 大田区中央 自作展���の為、龍子記念館を設計 堂本印象  昭和41 京都市北区 自作展示の為、堂本印象美術館を設計
芸術家の美意識が詰まった建築は、個性的でとても興味深い。 素材や意匠など細部に渡って拘りが見え、空間表現も巧みだ。 日本画家の巨匠である安田靫彦と川端龍子は自邸以外の設計も手掛けており 両者の建築コラボレーションが伊豆修善寺・新井旅館を改装する際に、 時を経て実現している。
20220108<加筆修正> 日本画家 橋本関雪・山元春挙を追加
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ritsukoimai · 3 years ago
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ロウバイがいい匂い。大好き。 実家にいた頃も母がどこかに飾り始めると、どこからともなくふわーっといい香りがしてきて、その度に深呼吸しては(花に向かってスーハーするだけだが)なんとも優しい気持ちになった。 庭に植えたくて去年から探しているけど、花の時期にならないと出回らないというので待っていた。 枝が暴れやすいとか樹形を整えにくいとか成長が遅いとか早いとか色々聞くけど、この半透明な優しい黄色の花びらと、夢見心地な甘い香りが大大好きなので諸々無問題です。 夫の実家に行ったらお義母さんが玄関に枝を生けていて、我が家も庭に植えようと思っていると話したら���ロウバイの木、2本植ってるから掘り起こして持っていきなと、なんといただけることになった。 植えるの楽しみ。 明日は窯焚き。 新しい場所に移ってから窯の調子が少し変わって、調整の勝手や焼き上がりが思うようにいかないことも多々あって、夏からずっとスタック気味な気分のまま向き合ってきた。 毎回初めてみたいな緊張感を持ってしまう。 これが地味につらくて、もっと気楽にあっけらかんとやりたいと思いながらもなかなか難しい。 心折れそうになりながらよくやってるよと自分を励ましたい。 あ、書いてたら泣きたくなってきた。やめやめ。 がんばりましょう。
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yfukuoka · 4 years ago
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【3239目】2021-11-29 店名を気にしてる場合じゃない。老舗インド料理系カレースタンドなのに、やってることは斬新。 ダルヴィッシュ@幡ヶ谷 ‪____________________________________ 店先の看板を見て… スープカレーなのにヌードル!? 二度見、三度見くらいしました。 しかも、ナンが付いてくるだと!? いったい、どういうことか。 *スープカレー *サラダ *ナン カウンターテーブルからはみ出すほどの大きなターリー皿に、これまた大きくはみ出た巨大ナン。そして、まさかの、ドンブリと割り箸…… 箸ですくい上げてみて理解しました。 これ、カレーうどんなのです。 野菜の甘みが優しいスープカレー。日本のスープカレーではなく、インドテイストなのが面白い。 スープのとろみは、大量に放り込まれたオクラの輪切り由来。うどんの麺を持ち上げると、しっかりと絡んでくれます。そして、全然スープが冷めない。 . 麺は細めの平打ちで、稲庭うどんのようでした。 インド人が考えた「カレーうどん」…これは世界中でもここだけで食べられるのかもしれません。 そうそう、忘れてならないのがタンドール窯で調理した焼きたてナーンがセットでつけられるということ。意外にもスープにディップするのも、グッドテイストでしたよ。 思えばお店には、「インドカレー」の文字があちこちに掲示されています。「インドカレー」なんて言葉は日本にしかない存在しない言葉だという真実を、皮肉にも体現しているかのようなメニューですね。 #前回食べたオムレツカレーもやばいです ‪____________________________________ 🇮🇳 #india #indianfood #asia #asianfood #foodpic #foodstagram #tasty #delicious #spice #curry‪ #インド #幡ヶ谷 #スパイス #ダルビッシュ #ダルヴィッシュ #カレー #カレーうどん #うどん ‪#カレー好きな人と繋がりたい #‬フクドローン #ふくすたぐらむ #インドカレー (インドカレーダルビッシュ) https://www.instagram.com/p/CW-04HylZbA/?utm_medium=tumblr
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hiraharu · 4 years ago
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わざわざのカンパーニュは、作った生地を一晩寝かせてから焼いています。
厨房にエアコンがないので、暑い日は日暮れ頃まで生地を冷蔵しておいて、夜だけ室温で発酵させます。暑いところに生地を置いておくと、すぐ発酵してしまい、生地に力がなくなってしまいます。
昨日の朝は、前日の夜が涼しかったので、生地がいつもより元気でいてくれました。生地が元気だと、焼けたパンも調子がいいです。
今日の朝も涼しくて、生地の調子は良かったのですが、薪窯の温度を5℃読み違えて、ちょっと焼き色が強くなってしまいました。295℃と300℃の違いは、ほとんどない時もあれば、今日のようにはっきり出てしまう時もあります。
自然の気候や火を相手にしていると、全く同じ状況は一度として来ないので、その差がパンの出来につながります。
夏はどうしても暑さゆえに生地がダレて、パンのコシが出にくい季節なのですが、今年はそれでも比較的良いパンが安定して焼けています。秋冬のように大きくてふわっふわというよりは、ちょっとずっしりめの、もちふわ食感です。
今が旬の新鮮野菜を挟んで、サンドイッチで召し上がれ。余ったらフレンチにしたり、パン粉として使うのもナイスです。
【パンとお菓子のご注文はこちらから】 https://kinarino-mall.jp/item-55763
・・・・・・・・・・・・・・・ 〔わざわざ&問tou/店舗営業日〕 ■毎週木〜日、11:00〜16:00の営業です。
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hananien · 4 years ago
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【SPN】庭師と騎士
警告:R18※性描写、差別的描写
ペアリング:サム/ディーン、オリキャラ/ディーン
登場人物:ディーン・ウィンチェスター、サム・ウィンチェスター、ボビー・シンガー・ルーファス・ターナー、ケビン・トラン、チャーリー・ブラッドベリー、クラウス神父(モデル:クラウリー)
文字数:約16000字
設定: 修道院の囚われ庭師ディーン(20)と宿を頼みに来た騎士サム(24)。年齢逆転、中世AU。
言い訳: 映画「天使たちのビッチナイト」に影響を受けました。ボソボソと書いてましたがちょっと行き詰まり、詰まってまで書くほどのものじゃないので一旦停止します。
 自分のことなら肋骨の二本や三本が折れていたとしても気づかないふりをしていられるが、部下たちを休ませる必要があった。
 王国騎士の象徴である深紅のマントは彼ら自身の血に染められ、疲労と傷の痛みとで意識がもうろうとしている者も数名いた。何よりも空腹だった。狩りをしようにも、矢がなく、矢を作るためにキャンプを張る体力もない。  一度腰を下ろせばそこが墓地になるかもしれなかった。  辺境の村を救うために命じられた出征だった。王はどこまで知っていたのか……。おそらくは何も知らなかったのに違いない。そうだと信じたかった。辺境の村はすでに隣国に占領されていた。彼らは罠にかけられたのだった。  待ち構えていた敵兵に大勢の仲間の命と馬を奪われ、サムは惨めな敗走を余儀なくされた。  森の中を、王城とは微妙にずれた方向へ進んでいるのに、サムに率いられた騎士たちは何もいわなかった。彼らもまた、サムと同じ疑いを胸に抱いていたのだ。全ては王に仕組まれたのではないかと。  誰一人口には出さなかったが、森の中をさ迷うサムに行き先を尋ねる者もいなかった。  なけなしの食糧を持たせて斥候に出していたケビンが、隊のもとに戻ってきた。彼は森の中に修道院を発見した。サムはその修道院に避難するべきか迷った。森は王国の領内だ。もしも王が裏切っていた場合、修道院にまで手を回されていたら彼らは殺される。  だが、このままでは夜を越せない者もいるかもしれなかった。サムは未だ六人の騎士を率いていて、王国よりサムに忠実な彼らを何としても生かさなければならない。  サムはケビンに案内を命じた。
 ディーンは自分の名前を気に入っていたが、今ではその名前を呼ぶ者はほとんどいなかった。  修道院では誰もがディーンのことを「あれ」とか「そこの」とか表現する。もしくは彼自身の職業である「庭師」とか。彼自身に、直接呼びかける者はいない。なぜなら彼は耳が聞こえないし、口も利けないから。  ディーンは今年で二十歳になる……らしい。彼は子供のころに両親を盗賊に殺されて、もともと���を寄せる予定だったこの修道院に引き取られた。ただし支払うべき寄付金も盗賊に奪われたので、修道士としてではなく庭師として働いて暮らしている。  夜中、ディーンはフラフラになりながら修道院を出て、納屋に帰り着いた。家畜小屋の横の納屋が彼の住処だ。神父が彼に酒を飲ませたので、藁の下に敷いた板のわずかな段差にも躓いてしまった。  そのまま藁の中にうずくまって、眠ってしまおうと思った時だ。納屋の戸の下の隙間から、赤い炎の色と複数の人影がちらついて見えた。  ディーンは、静かに身を起こした。少し胸やけはするが、幻覚を見るほど酔ってはいない。ディーンがいる納屋は、修道院の庭の中にある。修道士たちをオオカミや��マから守る塀の、内側だ。修道士たちは夜中にうろついたりしないから、この人影は外部からの――塀の外、森からの――侵入者たちのものだ。  門番の爺さんは何をしていたのか。もちろん、寝ているんだろう、夜更かしするには年を取りすぎている。今までも修道院が盗賊被害には遭ったことはあるが、こんな夜中じゃなかった。オオカミにとってはボロを着ていようが聖職者のローブを着ていようが肉は肉。強襲も山菜取りも日差しの入る間にやるのが最善だ。  では何者か。ディーンはそっと戸を開けて姿を見ようとした。ところが戸に手をかける間もなく、外から勢いよく開けられて転がり出てしまう。うつ伏せに倒れた鼻先に松明の火を受けてきらめく刃のきっさきを見て、そういえば、神父に持たされたロウソクが小屋の中で灯しっぱなしだったなと気づく。  「こそこそと覗き見をしていたな」 ざらついて低い声がディーンを脅した。ディーンはその一声だけで、彼がとても疲れて、痛みを堪えているのがわかった。  「やめろ、ルーファス! 何をしている」  若い男の声がした。ディーンを脅している男は剣のきっさきを外に向けた。「こいつが、俺たちを見張っていた。きっと刺客だ。俺たちがここに来るのを知っていて、殺そうとしてたんだ」  刺客、という言葉に、側にいた男たちが反応した。いったい何人いるんだ。すっかりと敵意を向けられて、ディーンはひるんだ。  「馬鹿な、彼を見ろ。丸腰だ。それに刺客なら小屋の中でロウソクなんて灯して待っているわけがない」 若い声の男が手を握って、ディーンを立たせた。俯いていると首から上が視界にも入らない。とても背の高い男だった。  「すまない、怖がらせてしまった。我々は……森で迷ってしまって、怪我を負った者もいる。宿と手当てが必要で、どうかここを頼らせてもらいたいと思って訪ねた」  背の高さのわりに、威圧的なところのない声だった。ディーンが頷くのを見て、男は続けた。  「君は――君は、修道士か?」 ディーンは首をかしげる。「そうか、でも、ここの人間だ。そうだろ? 神父に会わせてもらえるかい?」 ディーンはまた、首をかしげる。  「なんだ、こいつ、ぼんやりして」 さっき脅してきた男――闇夜に溶け込むような黒い肌をした――が、胡乱そうに顔をゆがめて吐き捨てる。「おお、酒臭いぞ。おおかた雑用係が、くすねた赤ワインをこっそり飲んでいたんだろう」  「いや、もしかして――君、耳が聞こえないの?」 若い男が自分の耳辺りを指さしてそういったので、ディーンは頷いた。それから彼は自分の口を指さして、声が出ないことをアピールする。  男の肩が一段下がったように見えて、ディーンは胸が重くなった。相手が自分を役立たずと判断して失望したのがわかるとき、いつもそうなる。  彼らは盗賊には見えなかった。何に見えるかって、それは一目でわかった。彼らは深紅の騎士だ。王国の誇り高い戦士たち。  幼いころに憧れた存在に囲まれて、これまで以上に自分が矮小な存在に思えた。  「聞こえないし、しゃべれもしないんじゃ、役に立たない。行こう、ケビンに神父を探させればいい」 疲れた男の声。  抗議のため息が松明の明かりの外から聞こえた。「また僕一人? 構いませんけどね、僕だって交渉するには疲れ過ぎて……」  「一番若いしまともに歩いてるじゃないか! 俺なんか見ろ、腕が折れて肩も外れてる、それに多分、日が上る前に止血しないと死ぬ!」  ディーンは初めて彼らの悲惨な状態に気が付いた。  松明を持っているのは一番背の高い、若い声の男で、彼はどうやら肋骨が折れているようだった。肩が下がっているのはそのせいかもしれなかった。ルーファスと呼ばれた、やや年配の黒い肌の男は、無事なところは剣を握った右腕だけというありさまだった。左半身が黒ずんでいて、それが全て彼自身の血であるのなら一晩もたないというのも納得だ。女性もいた。兜から零れた髪が松明の炎とそっくりの色に輝いて見えた。しかしその顔は血と泥で汚れていて、別の騎士が彼女の左足が地面に付かないように支えていた。その騎士自身も、兜の外された頭に傷を受けているのか、額から流れた血で耳が濡れている。  六人――いや、七人だろうか。みんな満身創痍だ。最強の騎士たちが、どうしてこんなに傷ついて、夜中に森の中をゆく羽目に。  ディーンは松明を持った男の腕を引っ張った。折れた肋骨に響いたのか、呻きながら彼は腕を振り払おうとする。  「待って、彼、案内してくれるんじゃない? 中に、神父様のところに」 女性の騎士がそういった。ディーンはそれを聞こえないが、何となく表情で理解した振りをして頷き、ますます騎士の腕を引っ張った。  騎士はそれきりディーンの誘導に素直についてきた。彼が歩き出すとみんなも黙って歩き出す。どうやらこの背の高い男が、この一団のリーダーであるらしかった。  修道院の正面扉の鍵はいつでも開いているが、神父の居室はたいていの場合――とりわけ夜はそうだ――鍵がかかっている。ディーンはいつも自分が来たことを示す独特のリズムでノックをした。  「……なんだ?」 すぐに扉の向こうで、眠りから起こされて不機嫌そうな声が聞こえてほっとする。もう一度ノックすると、今度は苛立たし気に寝台から降りる音がした。「なんだ、ディーン、忘れ物でもしたのか……」  戸を開いた神父は、ディーンと彼の後ろに立つ騎士たちの姿を見て、ぎょっとして仰け反った。いつも偉そうにしている神父のそんな顔を見られてディーンは少しおかしかった。  ディーンは背の高い男が事情を説明できるように脇にのいた。  「夜半にこのような不意の訪問をして申し訳ない。緊急の事態ですのでどうかお許し頂きたい。私は王国騎士のサミュエル・ウィンチェスター。彼は同じく騎士のルーファス。彼は重傷を負っていて一刻も早い治療が必要です。他にも手当と休息が必要な者たちがいる」  神父は、突然現れた傷だらけの騎士たちと、さっき別れたばかりの庭師を代わる代わる、忙しなく視線を動かして見て、それから普段着のような体面をするりと羽織った。深刻そうに頷き、それから騎士たちを安心させるようにほほ笑む。「騎士の皆様、もう安全です。すぐに治癒師を呼びます。食堂がいいでしょう、治療は厨房で行います。おい」 目線でディーンは呼びかけられ、あわてて神父のひざ元に跪いて彼の唇を読むふりをする。  「治癒師を、起こして、食堂に、連れてきなさい。わかったか?」  ディーンは三回頷いて、立ち上がると治癒師のいる棟へ駆け出す。  「ご親切に感謝する」 男のやわらかい礼が聞こえる。「……彼はディーンという名なのか? あとでもう一度会いたい、ずいぶんと怖がらせてしまったのに、我々の窮状を理解して中へ案内してくれた……」  ディーンはその声を立ち止まって聞いていたかったが、”聞こえない”のに盗み聞きなどできるはずがなかった。
 明け方にルーファスは熱を出し、治癒師は回復まで数日はかかるだろうといった。サムは騎士たちと目を合わせた。今はまだ、森の深いところにあるこの修道院には何の知らせも来ていないようだが、いずれは王国から兵士が遣わされ、この当たりで姿を消した騎士たち――”反逆者たち”と呼ばれるかもしれない――がいることを知らされるだろう。俗世から離れているとはいえ修道院には多くの貴族や裕福な商家の息子が、いずれはまた世俗へ戻ることを前提にここで生活している。彼らの耳に王宮での噂が届いていないことはまずあり得なく、彼らがどちらの派閥を支持しているかはサムにはわからない。もっとも王が追っている失踪騎士を庇おうなどという不届きな者が、たくさんいては困るのだった。  出征の命令が罠であったのなら、彼らは尾けられていたはずだった。サムの死体を探しに捜索がしかれるのは間違いない。この修道院もいずれ見つかるだろう。長く留まるのは良策ではない。  かといって昏睡状態のルーファスを担いで森に戻るわけにもいかず、止む無くサムたちはしばらくの滞在を請うことになった。  修道院長のクラウス神父は快く応じてくれたが、用意されたのは厨房の下の地下室で、そこはかとなく歓迎とは真逆の意図を読み取れる程度には不快だった。彼には腹に一物ありそうな感じがした。サムの予感はしばしば王の占い師をも勝るが、騎士たちを不安させるような予感は口には出せなかった。  厨房の火の前で休ませているルーファスと、彼に付き添っているボビーを除く、五人の騎士が地下に立ち尽くし、ひとまず寝られる場所を求めて目をさ迷わせている。探すまでもない狭い空間だった。横になれるのは三人、あとの二人は壁に寄せた空き箱の上で膝を枕に眠るしかないだろう。  「お腹がすいた」 疲れて表情もないチャーリーが言った。���立ったままでもいいから寝たい。でもその前に、生の人参でもいいから食べたいわ」  「僕も同感。もちろんできれば生じゃなくて、熱々のシチューに煮込まれた人参がいいけど」  ガースの言葉に、チャーリーとケビンが深い溜息をついた。  地下室の入口からボビーの声が下りてきた。「おい、今から食べ物がそっちに行くぞ」  まるでパンに足が生えているかのように言い方にサムが階段の上に入口を見上げると、ほっそりした足首が現れた。  足首の持ち主は片手に重ねた平皿の上にゴブレットとワイン瓶を乗せ、革の手袋をはめたもう片方の手には湯気のたつ小鍋を下げて階段を下りてきた。  家畜小屋の隣にいた青年、ディーンだった。神父が彼を使いによこしたのだろう。  「シチューだ!」 ガースが喜びの声を上げた。チャーリーとケビンも控え目な歓声を上げる。みんなの目がおいしそうな匂いを発する小鍋に向かっているのに対し、サムは青年の足首から目が離せないでいた。  彼はなぜ裸足なんだろう。何かの罰か? 神父は修道士や雑用係に体罰を与えるような指導をしているのか? サムは薄暗い地下室にあってほの白く光って見える足首から視線を引きはがし、もっと上に目をやった。まだ夜着のままの薄着、庭でルーファスが引き倒したせいで薄汚れている。細いが力のありそうなしっかりとした肩から腕。まっすぐに伸びた首の上には信じられないほど繊細な美貌が乗っていた。  サムは青年から皿を受け取ってやろうと手を伸ばした。ところがサムが皿に手をかけたとたん、びっくりした彼はバランスを崩して階段を一段踏みそこねた。  転びそうになった彼を、サムは慌てて抱き止めた。耳元に、彼の声にならない悲鳴のような、驚きの吐息を感じる。そうだ、彼は耳が聞こえないのだった。話すことが出来ないのはわかるが、声を出すこともできないとは。  「急に触っちゃだめよ、サム!」 床に落ちた皿を拾いながらチャーリーがいう。「彼は耳が聞こえないんでしょ、彼に見えないところから現れたらびっくりするじゃない」  「ディーンだっけ? いや、救世主だ、なんておいしそうなシチュー、スープか? これで僕らは生き延びられる」 ガースが恭しく小鍋を受け取り、空き箱の上に並べた皿にさっさと盛り付けていく。階段の一番下でサムに抱き止められたままのディーンは、自分の仕事を取られたように見えたのか焦って体をよじったが、サムはどうしてか離しがたくて、すぐには解放してやれなかった。  まったく、どうして裸足なんだ?
 修道士たちが詩を読みながら朝食を終えるのを交代で横になりながら過ごして待ち、穴倉のような地下室から出て騎士たちは食堂で体を伸ばした。一晩中ルーファスの看病をしていたボビーにも休めと命じて、サムが代わりに厨房の隅に居座ることにした。  厨房番の修道士は彼らがまるでそこに居ないかのように振る舞う。サムも彼らの日課を邪魔する意思はないのでただ黙って石窯の火と、マントでくるんだ藁の上に寝かせた熟練の騎士の寝顔を見るだけだ。  ルーファスは気難しく人の好き嫌いが激しい男だが、サムが幼い頃から”ウィンチェスター家”に仕えていた忠臣だ。もし彼がこのまま目覚めなかったら……。自分が王宮でもっとうまく立ち回れていたら、こんなことにはならなかったかもしれない。  若き王の父と――つまり前王とサムの父親が従弟同士だったために、サムにも王位継承権があった。実際、前王が危篤の際には若すぎる王太子を不安視する者たちからサムを王にと推す声も上がった。不穏な声が派閥化する前にサムは自ら継承権を放棄し、領地の大半を王に返還して王宮に留まり一騎士としての振る舞いに徹した。  その無欲さと節制した態度が逆に信奉者を集めることとなり、サムが最も望まないもの――”ウィンチェスター派”の存在が宮殿内に囁かれるようになった。国王派――この場合は年若き王をいいように操ろうとする老練な大臣たちという意味だ――が敵意と警戒心を募らせるのも無理はないとサムが理解するくらいには、噂は公然と囁かれた。何とか火消しに回ったが、疑いを持つ者にとっては、それが有罪の証に見えただろう。  自分のせいで部下たちを失い、また失いつつあるのかと思うと、サムはたまらないむなしさに襲われた。  ペタペタと石の床を踏む足音が聞こえ顔を上げる。ディーンが水差しを持って厨房にやってきた。彼は石窯の横に置かれた桶の中に水を入れる。サムは声もかけずに暗がりから彼の横顔をぼうっと眺めた。声をかけたところで、彼には聞こえないが――  床で寝ているルーファスが呻きながら寝返りを打った。動きに気づいたディーンが彼のほうを見て、その奥にいるサムにも気づいた。  「やあ」 サムは聞こえないとわかりつつ声をかけた。まるきり無駄ではないだろう。神父の唇を読んで指示を受けていたようだから、言葉を知らないわけではないようだ。  彼が自分の唇を読めるように火の前に近づく。  「あー、僕は、サムだ。サム、王国の騎士。サムだ。君はディーン、ディーンだね? そう呼んでいいかい?」  ディーンは目を丸く見開いて頷いた。零れそうなほど大きな目だ。狼を前にしたうさぎみたいに警戒している。  「怖がらないでいい。昨夜はありがとう。乱暴なことをしてすまなかった。怪我はないか?」  強ばった顔で頷かれる。彼は自らの喉を指して話せないことをアピールした。サムは手を上げてわかっていることを示す。  「ごめん――君の仕事の邪魔をするつもりはないんだ。ただ、何か困ってることがあるなら――」 じっと見つめられたまま首を振られる。「――ない?」 今度は頷かれる。「――……そうか、わかった。邪魔をしてごめん」  ディーンは一度瞬きをしてサムを見つめた。彼は本当に美しい青年だった。薄汚れてはいるし、お世辞にも清潔な香りがするとは言い難かったが、王宮でもお目にかかったことのないほど端正な顔立ちをしている。こんな森の奥深くの修道院で雑用係をしているのが信じられないくらいだ。耳と口が不自由なことがその理由に間違いないだろうが、それにしても――。  水差しの水を全て桶に注いでしまうと、ディーンはしばし躊躇った後、サムを指さして、それから自分の胸をさすった。  彼が動くのを眺めるだけでぼうっとしてしまう自分をサムは自覚した。ディーンは何かを伝えたいのだ。もう一度同じ仕草をした。  「君の? 僕の、胸?」 ディーンは、今度は地下に繋がる階段のほうを指さして、その場で転ぶ真似をした。そしてまたサムの胸のあたりを指さす。  理解されてないとわかるとディーンの行動は早かった。彼はルーファスをまたいでサムの前にしゃがみ込み、彼の胸に直接触れた。  サムは戦闘中以外に初めて、自分の心臓の音を聞いた。  ディーンの瞳の色は鮮やかな新緑だった。夜にはわからなかったが、髪の色も暗い金髪だ。厨房に差し込む埃っぽい日差しを浴びてキラキラと輝いている。  呆然と瞳を見つめていると、やっとその目が自分を心配していることに気が付いた。  「……ああ、そっか。僕が骨折してること、君は気づいてるんだね」 ”骨折”という言葉に彼が頷いたので、サムは納得した。さっき階段から落ちかけた彼を抱き止めたから、痛みが悪化していないか心配してくれたのだろう。サムは、彼が理解されるのが困難と知りながら、わざわざその心配を伝えようとしてくれたことに、非常な喜びを感じた。  「大丈夫だよ、自分で包帯を巻いた。よくあることなんだ、小さいころは馬に乗るたびに落馬して骨を折ってた。僕は治りが早いんだ。治るたびに背が伸びる」  少し早口で言ってしまったから、ディーンが読み取ってくれたかはわからなかった。だが照れくさくて笑ったサムにつられるように、ディーンも笑顔になった。  まさに魂を吸い取られるような美しさだった。魔術にかかったように目が逸らせない。完璧な頬の稜線に触れたくなって、サムは思わず手を伸ばした。  厨房の入口で大きな音がした。ボビーが戸にかかっていたモップを倒した音のようだった。  「やれやれ、どこもかしこも、掃除道具と本ばかりだ。一生ここにいても退屈しないぞ」  「ボビー?」  「ああ、水が一杯ほしくてな。ルーファスの調子はどうだ?」  サムが立ち上がる前に、ディーンは驚くほどの素早さで裏戸から出て行ってしまった。
 キラキラしてる。  ディーンは昔からキラキラしたものに弱かった。  木漏れ日を浴びながら一時の昼寝は何物にも得難い喜びだ。太陽は全てを輝かせる。泥だまりの水だってきらめく。生まれたばかりの子ヤギの瞳、朝露に濡れた花と重たげな羽を開く蝶。礼拝堂でかしずいた修道士の手から下がるロザリオ。水差しから桶に水を注ぐときの小気味よい飛沫。  彼はそういったものを愛していた。キラキラしたものを。つまりは美しいもの。彼が持ち得なかったもの。  サムという騎士はディーンが今までに見た何よりも輝いていた。  あまりにもまぶしくて直視しているのが辛くなったほどだ。彼の瞳の色に見入っていたせいで、厨房で大きな音に反応してしまった。幸いサムは音を立てた騎士のほうに目がいってディーンの反応には気づかなかったようだ���  もう一度彼の目を見て彼に触れてみたかったが、近づくのが恐ろしくもあった。
 ディーン何某という男の子がこの世に生を受けたとき、彼は両親にとても祝福された子供だった。彼は美しい子だと言われて育った。親というのは自分の子が世界で一番美しく愛らしいと信じるものだから仕方ない。おかげでディーンは両親が殺され、修道院に引き取られる八つか九つの頃まで、自分が怪物だと知らずに生きてこられた。  修道院長のクラウス神父は親と寄付金を失った彼を憐れみ深く受け入れてくれたが、幼い孤児を見る目に嫌悪感が宿っているのをディーンは見逃さなかった。  「お前は醜い、ディーン。稀に見る醜さだ」と神父は、気の毒だが率直に言わざるを得ないといった。「その幼さでその醜さ、成長すれば見る者が怖気をふるう怪物のごとき醜悪な存在となるだろう。無視できない悪評を招く。もし怪物を飼っていると噂が立てば、修道院の名が傷つき、私と修道士たちは教会を追われるだろう。お前も森に戻るしかなくなる」 しかしと神父は続けた。「拾った怪物が不具となれば話は違う。耳も聞こえなければ口もきけないただの醜い哀れな子供を保護したとなれば、教皇も納得なさるだろう。いいかね、ディーン。お前をそう呼ぶのは今日この日から私だけだ。他の者たちの話に耳を傾けてはいけないし、口を聞いてもいけない。おまえは不具だ。不具でなければ、ここを追い出される。ただの唾棄すべき怪物だ。わかったかね? 本当にわかっているなら、誓いを立てるのだ」  「神様に嘘をつけとおっしゃるのですか?」  まろやかな頬を打たれてディーンは床に這いつくばった。礼拝堂の高窓から差し込む明かりを背負って神父は怒りをあらわにした。  「何という身勝手な物言いだ、すでに悪魔がその身に宿っている! お前の言葉は毒、お前の耳は地獄に通じている! 盗賊どもがお前を見逃したのも、生かしておいたほうが悪が世に蔓延るとわかっていたからに違いない。そんな者を神聖な修道院で養おうとは、愚かな考えだった。今すぐに出ていきなさい」  ディーンは、恐ろしくて泣いてすがった。修道院を追い出されたら行くところがない。森へ放り出されたら一晩のうちに狼の餌食になって死んでしまうだろう。生き延びられたとしても、神父ですら嫌悪するほど醜い自分が、他に受け入れてくれる場所があるはずもない。  ディーンは誓った。何度も誓って神父に許しを請うた。「話しません、聞きません。修道院のみなさまのご迷惑になることは決してしません。お願いです。追い出さないでください」  「お前を信じよう。我が子よ」 打たれた頬をやさしく撫でられ、跪いてディーンを起こした神父に、ディーンは一生返せぬ恩を負った。
 ぼんやりと昔を思い出しながら草をむしっていたディーンの手元に影が落ちた。  「やあ、ディーン……だめだ、こっちを向いてもらってからじゃないと」 後ろでサムがぼやくのが聞こえた。  ディーンは手についた草を払って、振り向いた。太陽は真上にあり、彼は太陽よりも背が高いことがわかって、ディーンはまた草むしりに戻った。  「あの、えっと……。ディーン? ディーン」  正面に回り込まれて、ディーンは仕方なく目線を上げた。屈んだサムはディーンと目が合うと、白い歯をこぼして笑った。  ああ、やっぱりキラキラしてる。  ディーンは困った。
 サムは困っていた。どうにもこの雑用係の庭師が気になって仕方ない。  厨房から風のように消えた彼を追って修道院の中庭を探していると、ネズの木の下で草をむしっている背中を見つけた。話しかけようとして彼が聞こえないことを改めて思い出す。聞こえない相手と会話がしたいと思うなんてどうかしてる。  それなのに気づけば彼の前に腰を下ろして、身振り手振りを交えながら話しかけていた。仕事中のディーンは、あまり興味のない顔と時々サムに向けてくれる。それだけでなぜか心が満たされた。  ネズの実を採って指の中で転がしていると、その実をディーンが取ろうとした。修道院の土地で採れる実は全て神が修道士に恵まれた貴重なもの――それがたとえ一粒の未熟な実でも――だからサムは素直に彼に渡してやればよかった。だがサムは反射的に手をひっこめた。ディーンの反応がみたかったのだ。彼は騎士にからかわれて恥じ入るような男か、それとも立ち向かってくるか? 答えはすぐにわかった。彼は明らかにむっとした顔でサムを見上げ、身を乗り出し手を伸ばしてきた。  サムはさらに後ろに下がり、ディーンは膝で土を蹴って追いすがる。怒りのせいか日差しを長く浴びすぎたせいか――おそらくそのどちらも原因だ――額まで紅潮した顔をまっすぐに向けられて、サムは胸の奥底に歓喜が生まれるのを感じた。  「ハハハ……! ああ……」 するりと言葉がこぼれ出てきた。「ああ、君はなんて美しいんだ!」  ディーンがサムの手を取ったのと、サムがディーンの腕を掴んだのと、どちらが早かったかわからかない。サムはディーンに飛びつかれたと思ったし、ディーンはサムに引き倒されたと思ったかもしれない。どっちにしろ、結果的に彼らはネズの根のくぼみに入ってキスをした。  長いキスをした。サムはディーンの髪の中に手を入れた。やわらかい髪は土のにおいがした。彼の唾液はみずみずしい草の味がした。耳を指で挟んで引っ張ると、ん、ん、と喉を鳴らす音が聞こえた。とても小さな音だったが初めて聞いた彼の”声”だった。もっと聞きたくて、サムは色んなところを触った。耳、うなじ、肩、胸、直接肌に触れたくて、腹に手を伸ばしたところでディーンが抵抗した。  初めは抵抗だとわからなかった。嫌なことは嫌と言ってくれる相手としか寝たことがなかったからだ。ところが強く手首を掴まれて我に返った。  「ごめん!」 サムは慌てて手を離した。「ご、ごめん、本当にごめん! こんなこと……こんなことするべきじゃなかった。僕は……だめだ、どうかしてる」 額を抱えてネズの根に尻を押し付け、できるだけディーンから離れようとした。「僕はどうかしてる。いつもはもっと……何というか……こんなにがっついてなくて、それに君は男で修道院に住んでるし――ま、まあ、そういう問題じゃないけど――ディーン――本当にごめん――ディーン?」  ディーンは泣いていた。静かに一筋の涙を頬に流してサムを見ていた。  「待って!」  またも彼の身の軽さを証明する動きを見届けることになった。納屋のほうに走っていく彼の姿を、今度はとても追う気にはなれなかった。
 夜、クラウス神父の部屋でディーンは跪いていた。  「神父様、私は罪を犯しました。二日ぶりの告解です」  「続けて」  「私は罪を犯しました……」 ディーンはごくりとつばを飲み込んだ。「私は、自らの毒で、ある人を……ある人を、侵してしまったかもしれません」  暖炉の前に置かれたイスに座り、本を読んでいた神父は、鼻にかけていた眼鏡を外してディーンを見た。  「それは由々しきことだ、ディーン。お前の毒はとても強い。いったい誰を毒に侵したのだ。修道士か?」  「いいえ、騎士です」  「騎士! 昨日ここに侵入してきたばかりの、あの狼藉者どものことか? ディーン、おお、ディーン。お前の中の悪魔はいつになったら消えるのだろう」 神父は叩きつけるように本を閉じ、立ち上がった。「新顔とくれば誘惑せずにはおれないのか? どうやって、毒を仕込んだ。どの騎士だ」  「一番背のたかい騎士です。クラウス神父。彼の唇を吸いました。その時、もしかしたら声を出��てしまったかもしれません。ほんの少しですが、とても近くにいたので聞こえたかもしれません」  「なんてことだ」  「あと、彼の上に乗ったときに胸を強く圧迫してしまったように思います。骨折がひどくなっていなければいいのですが、あとで治癒師にみてもらうことはできますか?」  「ディーン……」 神父は長い溜息をついた。「ディーン。お前の悪魔は強くなっている。聖餐のワインを飲ませても、毒を薄めることはできなかった。お前と唯一こうして言葉を交わし、お前の毒を一身に受けている私の体はもうボロボロだ」  「そんな」  「これ以上ひどくなれば、告解を聞くことも困難になるかもしれない」  ディーンはうろたえた。「神父様が許しを与えて下さらなければおれは……本物の怪物になってしまいます」  「そうだ。だから私は耐えているのだ。だが今日はこれが限界だ。日に日にお前の毒は強くなっていくからな」 神父はローブを脱いで寝台に横たわった。「頼む、やってくれ、ディーン」  ディーンは頷いて寝台に片膝を乗せると、神父の下衣を下ろして屈み込んだ。現れたペニスを手にとって丁寧に舐め始める。  「私の中からお前の毒を吸い取り、全て飲み込むのだ。一滴でも零せば修道院に毒が広がってしまう。お前のためにもそれは防がなくてはならない」  「はい、神父様」  「黙りなさい! 黙って、もっと強く吸うんだ!」 神父は厳しく叱責したが、不出来な子に向けて優しくアドバイスをくれた。「口の中に、全部入れてしまったほうがいい。強く全体を頬の内側でこすりながら吸ったほうが、毒が出てくるのも早いだろう」  心の中でだけ頷いて、ディーンはいわれた通り吸い続けた。もう何度もやっていることなのに、一度としてうまくやれたことがない。いつも最後には、神父の手を煩わせてしまう。彼は自分のために毒で苦しんでいるのにだ。  今回も毒が出る前に疲れて吸う力が弱まってしまい、神父に手伝ってもらうことになった。  「歯を立てたら地獄行きだからな。お前を地獄に堕としたくはない」 神父は忠告してから、両手でディーンの頭を抱えて上下にゆすった。昨夜はワインを飲んだあとにこれをやったからしばらく目眩が治まらなかった。今日はしらふだし、神父がこうやって手を借してくれるとす���に終わるのでディーンはほっとした。  硬く張りつめたペニスから熱い液体が出てきた。ディーンは舌を使って慎重に喉の奥に送り、飲み込んでいった。飲み込むときにどうしても少し声が出てしまうが、神父がそれを咎めたことはなかった。ディーンが努力して抑えているのを知っているのだろう。  注意深く全て飲み込んで、それでも以前、もう出ないと思って口を離した瞬間に吹き出てきたことがあったので、もう一度根本から絞るように吸っていき、本当に終わったと確信してからペニスを解放した。神父の体は汗ばんでいて、四肢はぐったりと投げ出されていた。  ディーンはテーブルに置かれた水差しの水を自分の上着にしみこませ、神父の顔をぬぐった。まどろみから覚めたような穏やかな顔で、神父はディーンを見つめた。  「これで私の毒はお前に戻った。私は救われたが、お前は違う。許しを得るために、また私を毒に侵さねばならない。哀れな醜い我が子よ」  そういって背を向け、神父は眠りに入った。その背中をしばし見つめて、ディーンは今夜彼から与えられなかった神の許しが得られるよう、心の中祈った。
 修道士たちが寝静まった夜、一人の騎士が目を覚ました。  「うーん、とうとう地獄に落ちたか……どうりで犬の腐ったような臭いがするはずだ」  「ルーファス!」 ボビーの声でサムは目を覚ました。地下は狭すぎるが、サムがいなければ全員が横になれるとわかったから厨房の隅で寝ていたのだ。  「ルーファス! このアホンダラ、いつまで寝てるつもりだった!」 ボビーが歓喜の声を上げて長い付き合いの騎士を起こしてやっていた。サムはゴブレットに水を注いで彼らのもとへ運んだ。  「サミュエル」   「ルーファス。よく戻ってきた」  皮肉っぽい騎士は眉を上げた。「大げさだな。ちょっと寝てただけだ」 ボビーの手からゴブレットを取り、一口飲んで元気よく咳き込んだあと、周囲を見回す。「それより、ここはどこだ、なんでお前らまで床に寝てる?」  「厨房だよ。他の皆はこの地下で寝てる。修道院長はあまり僕らを歓迎していないみたいだ。いきなり殺されないだけマシだけどね」  「なんてこった。のん気にしすぎだ。食糧をいただいてさっさと出発しよう」  「馬鹿言ってないで寝てろ。死にかけたんだぞ」 起き上がろうとするルーファスをボビーが押し戻す。しかしその腕を掴んで傷ついた騎士は強引に起きようとする。  「おい、寝てろって」  「うるさい、腹が減って寝るどころじゃない!」  サムとボビーは顔を見合わせた。
 三人の騎士は食堂に移動した。一本のロウソクを囲んで、鍋に入れっぱなしのシチューをルーファスが食べるのを見守る。  「で、どうする」 まずそうな顔でルーファスはいう。もっともルーファスは何を食べてもこういう顔だから別にシチューが腐っているわけではない。例外が強い酒を飲む時くらいで、一度密造酒を売って儲けていた商売上手な盗賊団を摘発した時には大喜びだった(酒類は国庫に押収されると知ってからも喜んでいたからサムは心配だった)。  修道院にある酒といえば聖体のワインくらいだろう。ブドウ園を持っている裕福な修道院もあるが、この清貧を絵にしたような辺境の修道院ではワインは貴重品のはずだ。ルーファスが酒に手を出せない環境でよかった。しかし――サムは思い出した。そんな貴重なワインの匂いを、あのみすぼらしい身なりの、納屋で寝ている青年は纏わせていたのだった。  「どうするって?」  ボビーが聞き返す。ルーファスは舌打ちしそうな顔になってスプーンを振った。「これからどこへ行くかってことだよ! 王都に戻って裏切者だか敗走者だかの烙印を押されて処刑されるのはごめんだぜ」  「おい、ルーファス!」  「いいんだ、ボビー。はっきりさせなきゃならないことだ」 サムはロウソクの火を見つめながらいった。「誤魔化してもしょうがない。我々は罠にかけられた。仕掛けたのは王だ。もう王都には戻れない――戻れば僕だけでなく、全員が殺される」  「もとからお前さんの居ない所で生き延びようとは思っていないさ。だが俺とルーファスはともかく……」  「若くて将来有望で王都に恋人がいる私でも同じように思ってるわよ」 チャーリーが食堂に来た。ルーファスの隣に座って平皿に移したシチューを覗き込む。「それおいしい?」  「土まみれのカブよりはな」  「なあ、今の話だが、俺はこう思ってる」 ボビーがいった。「この状況になって初めて言えることだが、王国は腐ってる。王に信念がないせいだ。私欲にまみれた大臣どもが好き放題している。民は仕える主を選べないが、俺たちは違う。もとから誰に忠義を尽くすべきか知っている。もう選んでいる。もうすでに、自分の望む王の下にいる」  「その話、なんだか素敵に聞こえる。続けて」 チャーリーがいう。  「いや、まったく素敵じゃない。むしろ危険だ」 サムはいったが、彼の言葉を取り合う者はいなかった。  ゴブレットの水を飲み干してルーファスが頷いた。「サムを王にするって? それはいい。そうしよう。四年前にあの棒みたいなガキに冠を乗せる前にそうしとけばよかったんだ。野生馬を捕まえて藁で編んだ鞍に乗り、折れた剣を振りかざして、七人の騎士で玉座を奪還する!」 そしてまた顔をしかめながらシチューを食べ始める。「俺はそれでもいいよ。少なくとも戦って死ねる」  ボビーがうなった。「これは死ぬ話じゃない。最後まで聞け、ルーファス」  「そうよ、死ぬのは怖くないけど賢く生きたっていい」 チャーリーが細い指でテーブルを叩く。「ねえ、私に案がある。ここの修道院長に相談するのよ。彼から教皇に仲裁を頼んでもらうの。時間を稼いで仲間を集める。探せば腐った大臣の中にもまだウジ虫が沸いてないヤツもいるかもしれない。血を流さなくても王を変える手はある。アダムだって冠の重さから解放されさえすればいい子に戻るわよ」  「それよりウィンチェスター領に戻ってしばらく潜伏すべきだ。あそこの領民は王よりもサムに従う。俺たちを王兵に差し出したりしない」  「だから、それからどうするのかって話よ。潜伏もいいけど結局王と対決するしかないじゃない、このまま森で朽ち果てるか北の隣国に情報を売って保護してもらって本物の売国奴になる他には!」  「ちょっと落ち着け、二人とも。修道士たちが起きてくる。それから僕の計画も聞け」  「ろくな計画じゃない」  「ルーファス! ぼやくな」  「そうよルーファス、死にかけたくせに。黙ってさっさと食べなさいよ」  サムはため息を吐きそうになるのを堪えて皆に宣言した。「王都には僕一人で行く」  「ほらな」とスプーンを放ってルーファスが特大のため息を吐いた。「ろくな計画じゃない」
 行商売りの見習い少年と仲良くなったことがあった。同年代の子と遊ぶのは初めてだったから嬉しくて、ディーンは思わず自分の秘密をもらしてしまった。自分の口で見の上を語る彼に、少年はそんなのはおかしいといった。  「君は神父に騙されているんだよ。君は醜くなんかない、夏の蝶の羽のように美しいよ」  「神様の家で嘘をついちゃいけないよ」  「嘘なんかじゃない。ホントにホントだよ。僕は師匠について色んな場所へ行くけれど、どんなお貴族様の家でだって君みたいな綺麗な人を見たことがないよ」  ディーンは嬉しかった。少年の優しさに感謝した。次の日の朝、出発するはずの行商売りが見習いがいなくなったと騒ぎ出し、修道士たちが探すと、裏の枯れ井戸の底で見つかった。  井戸は淵が朽ちていて、遺体を引き上げることもできなかった。神父は木の板で封印をした。ひと夏の友人は永遠に枯れ井戸の中に閉じ込められた。  修道院は巨大な棺桶だ。  ディーンは二度と友人を作らなかった。
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