#くぬぎ森寄生計画
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kennak · 4 months ago
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「エヴァンゲリオン」シリーズに登場する組織を名乗り、防災情報を「国内最速」のレベルで発信し続けるSNSアカウントがある。今や気象庁も認める社会インフラの一つとなった「特務機関NERV(ネルフ)」だ。当初は19歳の大学生による無許可のファン活動だったというNERVが、最速と呼ばれる防災情報組織に発展した背景には何があったのか。アカウントの設立者でセキュリティー会社「ゲヒルン」(東京)社長の石森大貴さん(34)の歩みを追った。(時事ドットコム取材班キャップ 太田宇律) ◇学生起業「すぐにつぶれると」  大学生だった石森さんが、ツイッター(現X)上に防災情報を発信するアカウント「特務機関NERV」を立ち上げたのは、2010年2月のこと。エヴァンゲリオンに登場するNERVは、謎の敵「使徒」と戦う組織の名称だ。「突如現れる使徒は、現実世界で言う災害のようなもの。当初は、全国の警報や避難指示を自動投稿するだけのアカウントで、ただのファン活動でした」(石森さん)  エヴァと出会ったのは、主人公の碇シンジと同じ14歳のとき。幼なじみがDVDを貸してくれたのがきっかけで、「新劇場版」の公開時には映画館に何度も足を運ぶほど熱中した。大学在学中に知人の���めで起業したときも、社名はエヴァにちなんで「ゲヒルン」に決めた。「頭脳」を意味するドイツ語だが、ファンにはNERVの前身組織名として知られている。  石森さんは設立当初のゲヒルンについて、「若手エンジニアを集めたイベントの開催や、ウェブサイト制作などを手掛けていましたが、大した仕事はなかった。きっとすぐにつぶれてしまって、自分は普通に就職するんだろうなと思っていました」と振り返る。その運命を大きく変えたのは、起業から半年後、2011年3月に発生した東日本大震災だった。 ◇炎上する小学校「もうだめか」  石森さんは宮城県石巻市出身。震災当時は東京都内で1人暮らしをしていたが、同市渡波の実家には母と妹がいた。  「揺れの直後は一度だけ家族と連絡が取れましたが、すぐに通信が途絶えてしまった。報道ではなかなか石巻の情報が得られず、一晩中ツイッターにかじり付いていました」。東京にいる自分にできることはないか。石森さんはネットや報道で得られた石巻市内の被害状況や避難情報を、自身のブログに「スクラップ」していった。被災者や故郷を案じる人のため、せめてもの行動だった。  夜が明けた午前6時ごろ、炎上する石巻市内の小学校や津波で押し流された家屋の空撮映像がテレビで流れた。「実家や家族も、もうだめじゃないか」―。最悪の想像が頭をよぎったが、数日が経った後、石森さんの実家が流失を免れ、中にいた母や妹も無事だったことが分かった。しかし、石巻市雄勝町で病院職員として働いていた伯母は、大津波で帰らぬ人となった。 ◇ヤシマ作戦  震災直後から、東京では輪番停電(計画停電)が始まった。エヴァには、使徒を倒すために日本中を停電させ、その電力で陽電子砲を撃つ「ヤシマ作戦」という場面がある。石森さんはNERVのツイッターアカウントで、計画停電をヤシマ作戦に例え、連日必死に協力を呼び掛けた。  「怪しい」といぶかしむ人もいたが、次第に賛同する人は増えた。アニメの版権元は「あくまで非公式」としつつ、NERVの名称やロゴの使用を容認してくれた。石森さんはこれ以降、NERVのアカウントを徐々に「国内最速の防災情報アカウント」へと発展させていく。  災害情報共有システム(Lアラート)から避難情報などを受信できるようにし、気象業務支援センターとも専用線をつないでもらった。ゲヒルンは防災情報発信だけでなく、有名企業のセキュリティー診断を手がける企業として成長し、2016年にはさくらインターネットの子会社に。NERVの緊急地震速報は、テレビのテロップ表示を速度で上回ることも多く、災害時に多くの人が頼る情報インフラの一つとなっていった。 ◇防災アプリ、始動  ただ、ツイッターでの防災情報発信には限界も感じていたという。「全国の情報が全部流れてくることは、メリットでもデメリットでもある。一度でも煩わしいと思われたら、フォローを外されてそれっきり、その人の役には立てなくなってしまう」(石森さん)。ツイッターの運営企業の方針変更に振り回され、アカウントが突然「凍結」されてしまう事件も起きた。ニーズに合わせた防災情報を自主発信するため、自社アプリの制作を決断した。  「防災の日」に当たる2019年9月1日、ゲヒルンはiPhone用アプリ「特務機関NERV防災」をリリース。わずか1日で10万人超がダウンロードするほど大きな反響があったという。エヴァの版権元からは「社会的に意義のある活動」として正式に名称やデザインの使用許諾を得られ、気象庁も「使命を共にする頼もしいアプリ」と太鼓判を押した。2025年3月時点で、Android向けを含めたアプリの総ユーザー数は680万人を超える。 ◇「国内最速」無力感を糧に  現在、ゲヒルンの社員は15人。国内最速レベルの通知を実現しているのは、石森さんを含む少数精鋭の技術者たちが日々、システム改修と効率化を進め、人間には知覚できない「1ミリ秒」を削る努力をしているからだという。その背景にあるのは、石森さんが震災時に痛感したという「無力感」だった。  「大学で情報科学を勉強していたので、情報の取り扱いには長けていると思っていました。でもあの災害で、自分は家族や親戚にとって何の役にも立てなかった。あの日、自分がブログに情報をスクラップしていたように、全ての災害情報を一カ所にまとめたい。必要な情報を、大切な人に一瞬でも早く届けられたらと思い、開発を続けています」(石森さん) ◇「会社辞める」心折れた過去も  伯母を亡くした震災から今年で14年。スマートフォンの普及や技術の発展で、災害の情報は当時より早く、必要なときに必要な分だけ届けられるようになりつつある。ただ、石森さんはかつて、「このままSNSで防災情報をつぶやいていても、本当に人を救えるのか」と疑念を持ち、周囲と連絡を絶った時期もあった。  防災アプリ公開から半年前の2019年2月。きっかけは、親会社とのグループ会議で、防災事業の赤字をとがめられたことだった。「防災情報で儲かるのか」「社員と信頼関係は結べているのか」。役員からの厳しい言葉に、石森さんは強いショックを受けた。「この会社ではやりたい���とができない。辞める」。そう言い残して、石巻市の実家に帰ってしまったという。 ◇情報は完全じゃない  再起のきっかけは、たまたま見に行ったリアス・アーク美術館(宮城県気仙沼市)で出会った東日本大震災の展示だった。「現代人は情報に命を託している」「しかし、あのような大規模災害が発生したなら、情報を待つ前に、想像力を働かせ、自ら行動しなければならない」―。常設展示の解説にあったこの一文が、石森さんの心に刺さった。  震災の日、伯母がいた石巻市雄勝町の雄勝病院。周辺に第1報として発表された大津波警報は「高さ6m」で、3階建ての病院屋上に逃げればやり過ごせたはずだった。しかし、実際に雄勝町を襲った津波は最大16.2メートル。雄勝病院は屋上まで津波にのみ込まれ、入院患者40人と、伯母を含む職員24人が犠牲となった。  「情報は完全じゃないし、答えじゃないし、届かないこともあるし、遅れることも、間違っていることもある。情報の役割は、その人に『判断をもたらす』ところまでなんです。情報に依存しないで、自分で考えて行動することを、自分は開発者として伝えなければならない。そう気付きました」  東京に戻った石森さんに、ゲヒルンの専務で、少年時代からの友人でもある糠谷崇志さんは「みんな待ってるよ」と声を掛けた。再起した石森さんを、ゲヒルンの仲間たちは温かく迎えてくれた。「心の整理がついて、それからは迷わず仕事に向き合えるようになった」と、今は思える。 ◇「1ミリ秒」削り続ける  防災アプリの運用コストは、精度や性能の向上とともに年々膨らみ続けている。「広告を見たら無料で使えるとか、課金したらより良い情報が得られますというのは、防災アプリとしてはあるまじき姿。一方で、ユーザーからは、『このアプリがなくなったら本当に困るので、課金させて欲しい』という声も寄せられていました」。そこで、2020年9月から「サポーターズクラブ」を開設し、運営費の一部を有志に支援してもらうことにした。  ただ、サポーターからの収益で賄えているのは、サーバー代などで年間1億円を超える運用コストの1割程度という。「あったらあっただけシステム改良に使ってしまうから、どんどんコストが大きくなる」と石森さんは笑う。  東日本大震災では、指定されていた一次避難所に身を寄せたにも関わらず、津波にさらわれ命を落とした人々がいた。情報は命を救うこともあれば、奪うこともあると、石森さんは言う。「怪しいアカウントの情報だから間違っている、気象庁や自治体、報道機関の情報だから正しいということでもないんです。情報の正確さと共に、自分の想像力も大事にして行動してほしい」。情報で人を救うことまではできなくても、少しでも早く伝え���れたら、その人はどう行動するか判断できる。そのために、NERVは今後も「1ミリ秒」を削り続けていく。  <この記事は、時事通信社とYahoo!ニュースの共同連携企画です>
「情報で人は救えない」心折れた過去◆特務機関「NERV」、それでも削る1ミリ秒 #知り続ける(時事通信) - Yahoo!ニュース
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shinomiyagames · 9 months ago
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月間「しのみやさんち」10月度実況・執筆活動連絡表
やっぱりどうしてくそ暑いと言えなくもない微妙なくらいに じわった暑さが気になる10月の日程になります。
例により、後遺症+気管支喘息との闘病・体調の不穏のため、 記述内容は参考程度に留め置きいただくことを推奨します。
長文になりますため、各位様気になる個所を狙い撃ちご覧ください。
#しのみやさんち #ゲーム実況 #ゲーム実況者
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   ★ はじめに ★
無理しない・頑張らない・地道に一歩ずつ。 これが守れないと体調的にも休まざるを得なくなります。
無理になりそうなときはやむなく時間変更などの対応を取ります。 「いのちだいじに」精神を守り、皆様を笑顔にしていくためにも 一実況者また一執筆者として活動することをご了承ください。
健康……早く戻ってこないかな……
SNSによる動画投稿報告や配信実施告知などは、 下記プラットフォームより行いますので、もしよろしければ アカウント登録の上でフォローくださいますと超喜びます。
よろしくお願い申し上げます。
   ★ YouTube ★
金曜と土曜の25時(つまり土曜と日曜のAM1時)を目安として、 多彩なゲームを遊びつつ視聴者様のコメントからおしゃべりを 交えていく夜更かし配信を行っております。
最近になって特定のゲームを遊びつつという感じでございます。
9月末まではスーパードンキーコング2/3を遊んでまいりましたが、 今月より新しく下記のゲームを全クリまで遊ぼうと思います。
 ・ヨッシーアイランド with 夜更かし/朝活配信
同じく最近になってコメントや登録をいただくことも増え、 大変ありがたい限りでございます。
引き続きご愛顧いただけますようよろしくお願いします。です。
 ・真・女神転生 を 仲魔禁止縛りでプレイ
の件については、もうしばらくレベル上げの時間をください。 経験値入手量が少なくてかなり時間を使っています。つらいです。
でも何とかしてやって魅せたいと思っています。
そして現在まで続いてきました、
 ・Final Fantasy Pixel Remaster        ~実況者異世界転移シリーズ~
についてですが、下記の五部のシリーズすべて完結となりました。
 ・第一部:Final Fantasy ~光の実況者たち~  ・第二部:Final Fantasy II ~光と闇の実況者編~  ・第三部:Final Fantasy III ~千変万化の実況者編~  ・第四部:Final Fantasy V ~孤高を極める実況者編~  ・第五部:Final Fantasy IV ~月夜に輝く実況者編~
そのため、最終章として以前より計画していたスターシステムを 起用し、各部でお名前を拝借した方々のみでお送りする最終章・
 ・Final Fantasy VI ~集結!実況者たちの最終幻想~
の開催のため、再度お名前の拝借打診を各位様に出しましたところ、 すべての方から許諾をいただくことができましたため、 10月5日の午前1時より満を持して開始することになりました。
うれしいです。
えっと、FF4の月夜編、名前どうしたの?
と疑問をお持ちの方もいることと思います。 先月の連絡に記述していました、
名前を借りたという体で架空の実況者を生み出してプレイする
というアホなプレイでやってきました。 (それでも手厚く立候補くださった方が1名いましたが)
「FF6のために名前貸してくれって言えるならできたやろ」
なんていうツッコミはご容赦を。
 ・密室のサクリファイス  ・魍魎戦記MADARA2
の二つについては編集を地道に続けておりますが、 体調等の事由によりかなり遅れていることを謝っておきたいです。
ちゃんと更新するので、他のチャンネルでも見つつお待ちください。
サクリファイスの編集法はもうちょっと簡易化する予定です。 (ゆっくり実況の編集者は尊敬に値する。マジで。行程多すぎ)
そんな僕のYouTubeチャンネル「しのみやさんち」、  下記URLよりぜひお越しください。
   ★ ニコニコ動画 ★
ちょっとしたDr.MARIO動画も終わっちゃいました。 ので、兼ねてより考えていたシリーズに取り掛かる予定です。
 ・俺の屍を越えてゆけ リメイク版(R版)
例により字幕編集は控えめにしつつカット多めでお送りする予定。 です。R版「異聞 心家神代記」の方をまずはお待ちください。
あとはどうするか考えています。
ひとまず、ニコニコ動画のページは下記URLよりどうぞ。
   ★ 小説家になろう ★    ★ カクヨム ★
本項目は執筆者名義「森羅 葉」としています。お間違いなきよう。
 ・『ロリババアって“職業”なの??』  ・『あれっ、もしかして理解ってない?』
は体調上の事由により10月も休載の方針を取っています。
お楽しみいただいている皆様には大変申し訳ございませんが、 療養優先とさせていただきたくご容赦願う所存です。
この様子ですので、来月以降の再開見込みも不明瞭です。
こちらも他の作品を読了しながら気長にお待ちください。
各々のページは下記よりそれぞれお越しください。
   ★ 終わりに ★
各項目に記述しましたURLより、興味のあるジャンルやページ、 チャンネルなどをご参照の上、ご視聴/ご愛読ください。
もうそろそろ暑さはいらないです。 クーラーも扇風機も必要ない寒々しい季節が待ち遠しいです。
しかし、コロナ後遺症から気管支喘息の症状を受けて1年… この期間中、一度は冗談なく死ぬ思いをし、 また一度は左目の失明体験までしました。
皆様に於かれましても、今ある健康は当然と思うのではなく 享受することに有難みを感じつつ日常を何事もなく過ごすことを、 僕から各位様へ自愛いただけるよう祈念したく思います。
ちゃんと健康に気を遣って長生きしてね。 僕との約束だぞ。
なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
余談:干し芋
寄付感覚でもいいですが、基本スルーで大丈夫です。 万が一来てくれたら、甥と姪が喜びます。
送ってもいいゾと思ってくれるだけでも感謝です。
以上、月刊「しのみやさんち」10月表でした。
皆様の健康をお祈り申し上げます。それではまた!
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gagago-001 · 11 months ago
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一端だけ書いては放り投げてた日記を完成させる もう8月も中旬なんですけど!
7〜8月上旬
7/9
ない器官が漏れ出して、ない気道が錆びていて、ない頭がパンクしている 喉が膨れ上がっている 上半身の中身がゴロゴロとしている
要するに、頭痛
空腹なのか気圧なのかわからない
ギリギリまで頭痛薬を出し渋っていたので効くまでずっと体が傾いている 薬を飲む痛みに気づくまで遅い どうもできない
帰り道 波も風もなく、川がただ静かに橋上の様子を映していた
7/11
用事が終わった後ソフトクリームのアフォガード
店頭にベンチで食べる まだ猛暑日と言うほど暑くもなく、風がたまに吹いてくる室内から出ても快適な天気だ
一口目はスプーンで掬うと反対側にこぼしてしまいそうなので口を持ってくる さくっとつまめた 固めのソフトクリームで積もった粉雪のように食べる瞬間にギチギチする しかし二段ほど食べるとぬるい空気に触れた外側はやわらかさをもつようになってしまった 普通のソフトクリームだ…… 美味しさは変わりないが、触感が楽しかったので残念
コーヒーが溢れてきた! おいし〜…… バニラと混じってしゃくしゃくするコーヒーの氷がたまに当たる それを舌で押しつぶし食べる
7/16
昼ご飯後、なるべく静かな場所に置かれたベンチを選び腰を落ち着かせる
次の講義まで数時間余裕があるので何もしないことが可能 やった〜
集中もなにもできないので耳に何か流そ〜と思ったが、思っていたより頭がぼやぼやしており、ひなたぼっこのみを行う 10数分ほど続けた ずっと考えが浮かんでは飛び散るを繰り返し無心になることすらできない 計画を黙って立て続けることもできない 落ち着きたいとき、体が外に触れている感覚と呼吸と音だけを追いかける擬似座禅をよくするのですがそれでも居心地の悪さが下らない
どうしようもないので移動する ��書館 体が熱を帯びていることに気づいた 内側がどくどくしている 汗をかくまではいかずとも、体温に蒸されている たまにあたる冷房の風が心地よいと感じてしまうほどには暑い
課題に手をつけられない ひとつでも完成させれば少しは上向きになるとそれすらできない うお〜 諦めて課題と全く関係のない本を読む 時間をただ流すだけで終わらせたくない謎の意地 文学作品のある2階にまで昇るのが億劫で雑誌類を手に取る 自身が基礎的な部分だけ知ってる分野を選んだので度々既知の知識と出会ってわ〜と手を振る気分になる 特に意味はない ちゃんと段階を見据えた構成があり、補足で隙が埋められたように感じる文章を読むと、その伝わりやすさですげ〜かっけ〜となる ミチミチに詰まった情報を飲み込む満足感
課題に手を出すのを渋ってるときにしか生まれない熱量と集中で、結局空き時間は雑誌を読むのに使ってしまった なんとも………… 時間に中身はあったが……
日時不明
あっっっつ 暑というか“湿度” 湿気のせいで匂いが苦しい
行きの時間がちょうど雨だったので歩いて帰る え? この中を? 日差しが強くて体が東側に傾きそう きつい 
nakano4 聴く保冷剤 キューと締まる音 イヤホンの外から蝉の鳴き声が聞こえるのも良い その後アイオバーの陰陽師×unwelcomeが流れてきて汗だくになった アツすぎ
【今朝の夢】
血が繋がってるらしい人から右足を弓矢で刺される、増える複数人からの怒号、とにかく逃げる、部屋で落ち着いているときに家戸を強く叩く音にビビる、ひたすら隠れる
でも全部何事もなく過ぎていく
おい! わかりやすすぎ……
7/26
かび掃除
本棚の片側面にかびが薄ら付いてる 嫌…… 嫌………… 放っておくと広がるので拭く 乾いたシートをちょうど切らしてきたので、キッチンペーパーを使う アルコールで濡らした面が茶なり緑なりに染まり、あぁついてますね〜となる ついてますね〜……
床一帯も拭き、壁に近い本を避難させて終わる
元気になった
やはり運動が一番身体にいい
卯月の六周年雑談を聞きながら爪を塗る
元気なので
体が震える 心当たりのどれが当ってるのかわからない たぶんねむい ねた じとじとする
7/27
コンサートよ〜〜〜〜
予定があると特に何も考えずに���ける 今後ばんばん立てなさい
冷凍していた酢鶏を二本解凍し、味噌汁を飲む 意欲がある こんなにはやく生活の渦に入れるなんて
会場まで三十分足らずで行けるらしいので呑気にする
呑気にする
呑気にする
そろそろでないといけない
そろそろ
家を出て、途中昼食をとりながら会場を目指す
モスバーガー
落ち着いて考えたら全然余裕で間に合うことに気づく 開場時間だけを頭にいれていたので余裕しかない 開演を目安にするとダメなことはわかっていたので何分後の間があるのかも覚えていなかった 過去私、感謝
思っていたよりスムーズに公共機関まで移動ができる場所だったので苦しくなることなく腰をおろす
駅〜 でっかいガラス張りで眩しい なかなか見れない量の木々が生え盛っており視界の情報量が凄まじい ひぐらしの音も凄まじ 開放感のある風景で嬉しくなる
ホールに入る 時間が迫る感覚と会場の見慣れなさで思考が縮む 頭と体で優先する動きがめちゃめちゃになり、めちゃめちゃになった かむかむレモンと水 落ち着き
物販に寄ってから席につく
思っていたよりも前の方で嬉しい 演奏者の表情まで視認できる近さ ホールはよくわからん吊るし板がない造りでシンプルな印象 良 しかし上によくわからん長方形の箱が幾つも吊るしてありよくわからない 照明というわけではなさそうで、でも反響に役立つような見た目でもなくよくわからない
開演までパンフレットを読み潰す
山場の音圧が強くなる箇所で、外から音の壁を投げられたり一点で刺してきたり、内から這って響く音にえずきそうになったりと盛り上がりに種類があった すご…… 情緒がメロディーにしかなく音自体は単調な曲が、すべて情動的に組み立てられていて感情がグチャグチャ 揺れ揺れ揺れ動く 楽器との距離が近いので楽譜上の音だけでなく、鳴らしたことで出る木の音まで聞こえてきてコンサートだ〜〜〜〜〜となった ピアノの打撃音や弾かれた弦の音が場内に響いている
コンサート、考えることが多すぎる 音感がないのでこの音はこうで〜調がこれで〜などは全く推測などできないけど、それでも多いのだから音楽を専門としてる人の頭の構造って未知すぎと演奏を目の当たりにする度に思う ただ単に情報と情緒に気圧されている 耳で聞いたものを追ったり、今流れているものを振り分けたり どんどん厚みが追加されていく 全身が水に浸かり呼吸も手足も忙しく回ってるような状態 どんな姿勢で自分が聞いていたのか覚えていない
また、指揮者が愉快な方でところどころコミカルに動いていてよかった
アンケートをロビーのソファ上で書く もらった演奏を自分のなかでまだ落ち着かせられておらず、また内容を覚えるのに一杯一杯で「〇〇が〇〇でよかった」等をズラズラと続ける中身の薄い感想しか書けなく悔しい 感謝と称賛の筋肉がない
帰って物販で購入した品を開けて眺める 良い 良い…… 期待の何倍も素晴らしくキャッキャと喜ぶ
なぜか明日も予定があるのでさっさと寝るよう努める
7/31
ズッタズッタと飛び歩く子供 ぎこちないスキップのような動き
限りなく現実的な感情の夢 見たものは朧な光景すぎて全く記憶に残ってないが、自分らしき人が唸ってたものは自分のように思っていた
最後の講義だしな〜と気合いを入れて向かったが特に何も起こらず終わる それはそう あまり馴染まない構成の授業形態だったので、まあ終われてよかったんじゃないか? はあ……そう…………
疲れたのでお弁当を買って帰った 夜だし夏だし定休日だしで、好きなごはん屋にまで行くことができない 【求】はやめの秋
8/3
ひ、一筋の光〜〜
まあそんなわけでなんとなく将来とやらを描けたわけですが、就活ね…… 就活………… 誰か、わたくしに1から説明と型をつくってくれませんの? 就活の相談室にいこう
私ってまだ
8/8
本当は火曜日に終わらせるはずだった予定どもを終わらす マイナスの状態から動かないといけないので常に腰が重い ゼロになってくれ 善処します
まあいくら夏休みシーズンとはいえ、二・三日の間のどっか一席くらいは空いてるでしょ〜〜とたかをくくっていたら来週近くまで満席だった 本当なら数週間前に予約をとれるような人間だったんです、信じてくれ ギリギリでも大丈夫いけるいけるなんとか���るに甘んじて生きている 店長でなく森様をみて共感できるようになってください 来週はミチミチの質量のある夏休みにしてやるよ
本を買ってウキウキで帰る 夏がはじまる〜
きれいに月が弓状になっていて良い しかし撮るとふとったり、潰れたりする 写真より目で見たろうがきれいだが、後にアルバムを眺める等したら写真をきれいに思ってしまうんだろうな〜と両方の月を消さずに残した
8/10
荷造りをしよう
荷造りをしてない
最最最最最低限の家事だけ消化した
なんかまた眼鏡フレームが痛くなってきた フレームが原因なのか、他の心当たりで痛く思うのかわからない とりあえず荷造りをしよう
「そら、なるがちゃうんだろ」 ←大好き ロウアイキューさんの新作��見れて最高にHAPPY たくさん詰まっててHAPPYなクッキー缶だ 動画はもちろん、流れるコメントの雰囲気が好き かゆいところに手が届く
「卒業しましょう、先輩」 ←大好き よう言った これを真っ直ぐに伝えられるフォロー上手はあんたしかいないし、隣が別の人でいいわけない これが音頭ってことね…… デフォルト顔のこのシーン見て〜切り取ってくれ〜
雑記
最近プレイリストへの飽きが来ている 3つくらいのアプリでお気に入りの曲を詰める作業をしており、そのどれもに飽きを感じている 飽きというよりも強く聴きたいと思う曲を『次に再生』にピックアップできない
普段はシャッフル再生をかけて、2曲目以降に気分の曲をじゃかじゃか放り込み、あとはランダムに好きな曲が流れてくるのを聴いている この二番目の意欲があまり湧かなくなり、ただ順番待ちの曲を消去している
まだ追加していない好きな曲を大量に詰め入れるしかない
が、目も気も疲れるのでいいか〜となっている状態 なので、お気に入りの曲をつくっている好きな方のお気に入りの曲とそれをつくっている方のお気に入りのプレイリストを探すやつをします
そのうち
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hokuto-yuasa-journal · 1 year ago
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20240502
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釣りを始めた。
正確には再開した。
子供の頃はバス釣りブーム世代で最後に釣りをしたのは多分大学生ぐらいだったと思う。もう二十年も前の話だ。
夏に帰省したはいいが暇過ぎて物置から道具を引っ張り出して夜中に釣りをした。湖面に反射する橋の街灯の明かりを狙うとブラックバスが釣れた(つか夜釣り禁止)。思えばインターネットの全面的な普及前夜、ましてiphoneもYouTubeもSNSもない世界。田舎の夜の闇には茫漠として底知れない暗さがあった。
その後実家の車に竿を入れておいたらお袋が窓に挟んでへし折り、いつしか釣りもやらなくなった。
東京時代は下宿のまん前に多摩川がありスモールマウスバスやサクラマスまで釣れるポイントだったという。ただ哀しい哉、我が身の振り方でそれどころではなかった。
その後帰郷してからこれまで10年以上、目の前に富士五湖があるにも関わらず釣りをしようという気は起こらなかったが、これはどっかで釣りをタブー視していたからだと思う。
私はギャンブルを覚えたらやばい自覚があり若い時分から一切手を出さなかった。(年末の宝くじ以外。)
なんというか釣りもそれと同じ匂いがする。あとサッカー観るのもそう。
私にとっては(強調)釣りもサッカーも技術、釣法、戦術云々よりあくまで偶然や運、カイヨワの分類でいうアレア(サイコロ遊び)の領域や属性であって退屈と興奮のフォーミュラ、その妙が重要なのだ。
それが去年ぐらいからYouTube上にある山奥の源流部まで遡上して野営しながらテンカラやルアーで岩魚を釣る動画を見ていたらだんだんと釣りが気になり始めた。
つり人社のチャンネルの動画
☞ https://www.youtube.com/watch?v=Ctgz92afs_I&t=2358s
今年になり雪山登山を解禁した流れで釣りもやってみようと思った。
いざ何を釣るかとなると加齢に伴う趣向の変化もありバス釣りってのもしっくりこない気がする。もうちょっと燻製臭さというか少し枯れた感じが欲しい。渓流釣りが理想だが実釣するまでに踏む過程が多く敷居が高い。海釣りも然り。
試しに本栖湖に行ってみてこれだと思った。
スプーン(金属製の疑似餌)の鱒釣り。
その足で湖仙荘に行って遊漁券の年券を買った。
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水が栄養化した河口湖や他の湖と違って本栖湖は藻類が乾いた生臭さが一切ない。静けさの中青く透き通った水と富士山や周辺の山々を見ながら水面に糸を垂らしていると釣れなくてもそれはそれでいいという気になってくる。
聞けばデスレイク呼ばわりされるほど釣れないがそれでもハマって通う釣り人が多いのだという。
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少し飽きたらお湯を沸かしてコーヒーをたてて、鳥の声や水の音を聴きながら星野道夫のエッセイ集や最近買った西川美和の短編小説を読んだ。雪化粧した山並みをぼーっと眺めている時ふいに、田舎に帰っても何もないぞと嘲りを含んだ知人の言葉を思い出す。
確かに何もなかった。
だがこれ以上の何があるというのだろう。
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小学生以来に買った釣り竿とリール。
リールはバス用、竿は万が一の大物も対応できるネイティブトラウト用。共にシマノ製。下手の横好きは自認しているのでそれなりの道具で満足。いわゆるハイエンドの機種ではないが釣りに興味がない人からすれば安くもない。
兎にも角にもいっちょ前の太公望である。
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本栖湖はその透明度の高さから水が青く虹鱒の背が保護色で青くなるという。誰が呼んだかブルーバック・レインボー、幸せの青い鳥ならぬ青い鱒を追うのだ。
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休みの日の夕方か明け方に数時間、何日か通ってみるも噂通り、全然釣れない。何もかも手探り状態でこの釣りの最適解がわからない。
まじで釣れねえ。
釣れない釣りはどこか宗教的行為に近い。何かの到来を期して待つという部分では、リールのハンドルを回すのもチベット仏教の仏具、マニ車を回すのも特段の違いはない。
奇しくも釣れないことを俗に「ボウズ(坊主)」という。
連続ボウズ記録更新中の三月のある日の明け方、突き出た岬の中腹の辺り。日の出に合わせてティムコの赤金の10gのスプーン���投げる。ティムコってちんこみたいだなと思いながら表層を早巻きしているとゴツ…ゴツ…とアタリ。
目をこらすと黒い影がスプーンの周りをビュンビュン動いている。
ぐっと堪えて食った瞬間合わせた。
しかし久しぶりすぎて合わせが甘く何回か跳ねた後足元に手繰り寄せたとこでバラしてしまった。30cmぐらいの何らかの鱒。銀色の残像だけで噂の青い背中はわからなかった。
それから全く釣れなくなり、取り逃した魚の感触ばかりを思い返す日々。
Life is like fishing、初恋は祟る。
それからさらに経ち四月の上旬。
3時に起き毎度の国道139号線。
青木ヶ原樹海の脇を抜け明け方4時前にいつものポイントに着くと裏手の山の森でトラツグミが幽霊みたいに恨めしく鳴き、時折鹿が奇声をあげて合いの手を入れる。
空を見上げれば人工衛星かはたまたUFOか。謎の発光体が明滅もせず南東の方角へゆっくり移動していく。あれは一体何なのだろう。
遠くの浜の方から波の音が微かに聞こえてくる。
湖は風もないのに音を立てて荒れていた。
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ライトで照らすと黄泉の国の入り口が浮かび上がる。
まるでタルコフスキーのソラリス。水深120mという深さと日本屈指の透明度もあり波が立つと湖全体がうねり一つの生命体に見えてきてすごく不気味だ。
東の空が白み始めるのを待って釣行を開始。まだ一投目だというのに私は一体何をしているのだろうという気持ちがすでに頭をもたげている。
今日も釣れない気がする。
あまりに釣れないことが続くとその行為の目的を問う��識が海嘯の如く内面に向かい始める。
同年代の人々は疾うに人の親になったというのに、とか。どうやら私の両親は私の子供を抱くことはない、だとか。そんな世間から押し付けられたのか、はたまた自身の先への不安や負い目なのか最早わからなくなった色んなアレコレ。それをぶん投げてとりあえずしまっといた暗い部屋。その扉の隙間からドロドロの中身が泡を立てて上がってくる。
酷かった子供時代のこと。誰かを傷つけたこと。誰かを憎んでいること。これまで飲み込んだ人の悪意、ありとあらゆる負の記憶たち。それが湖の波の形になってグニャグニャと湖面を揺らしている。
何の本で読んだか、文化人類学者の中沢新一が原始的な仏教の形が色濃く残るバリ島で呪術師に悟りについて尋ねると毎晩夜釣りに連れて行かれたという。釣りそのものに意味があるのではなく、暗闇の中の気配に意識を集中することで心の深淵に下りていくのだと。
眼前に広がるのは湖へ投射され顕現した潜在意識だ。
ヘドロの塊のようでいてどこまでも透き通っている。
思えば昔からよく水辺に行って水を眺めてきた。
釣りをやめてからは眺めるだけ。村上春樹のいうところのデタッチメント。一定の距離を保つ。
子供時代に海に連れて行ってもらったことはない。
多摩川も川岸に座ってただ眺めるだけだった。川面は光を反射し時に透過させその内側の世界を私に見せる。
釣りはその細い糸一本を通して水の中の世界との交感を試みる行為である。
気づけば再び水との境界線を越えていた。
たかだかおっさんが趣味で釣りを始めただけのくだらない話だが私にとっては何か象徴的な儀式みたいに思えた。
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天子山地の向こうから山肌を舐めるようにドロドロと下りてきた雲が湖を渡り東側の富士の樹海上空にどんよりと溜まっていたが、その雲をかき分けて陽が昇り的礫と水面を照らす。
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水面は朝日を反射し偏頭痛かLSDの見せるサイケデリックなビジョンみたいに幾何学的に像を結び、解ける。つか酔いそう。黒曜石の破断面のようにも見える。
前に釣りかけた時のティムコのスプーンに執着していたがパターンを捨てた。
所詮過去だ。
過去の魚は釣れない。
当たり前だが。
アワビの貝殻のキラキラが貼ってある赤金の少し小さいスプーンを直感で選ぶ。予感…、シンクロニシティが起きる直前と同じ気配がする。
朝日が照り返す辺りへ向けて50m近く遠投する。重い金属製のスプーンの釣りは根掛かりこそ多いが、かっ飛ぶので爽快だ。
着水し巻き始めた直後にゴン!とアタリ。距離かナイロンラインの特性か少し伸びる感じ。今度は確実に合わせた。
魚は針を外そうと二度水面を飛び跳ねる。慌てて竿先を水中に入れた。鱒は口が弱いらしく合わせてから取り込むまでの距離が長くてヒヤヒヤした。
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手掴みで取り込む。
青い。
ランディングネットは一匹釣れるまではと用意していなかった。
弱らせないように針を外し写真を撮ってすぐ逃した。
そういえば大きさを計り忘れた。35cmぐらい。
ほんとに釣れた。
最初に釣った魚は逃がそうと何となく決めていた。
一瞬だけ交わりもう会うことはない。
私の釣ったあの鱒は今も深い湖のどこかを泳いでいる。
それを想像するとなんだか不思議な感じがする。
心の奥の森にいつしか魚のいなくなった湖がある。
そこに青い背をした魚を放した。
そんな感じ。
静かな気持ちだ。
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さて。
次は食う。
多分。
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shingoiwasaki-blog-blog · 1 year ago
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全体責任なんよ😂女の霊と、閻魔大王=ママ☁だったでさ、みんな、閻魔大王の、息子に😂地上で、すでに、出会わせられてるということは、みんなの、未来、あまり、明るくないのよ😂カンカン、カクン、カクン、この子の、右足に、ご注目。バックの、音と、リンクしてるから。Facebookさ、実は、金で😂幼児レイプしてるのよ😂だからさ、それが、ひっかかって、神に、捧げることが、できんで、俺の、動画、削除したり、動画おくらせたり、してきてるのよ😂で、今さ、すでに、子供、純粋な子供に、霊的能力、多少元々、みんな、あったんやけど、剥奪されるのよ、😂つまり、それが、大人に、なるってことなんよ😂でさ、これ、重要なんやけど、すでに、今の、地球の、子供たちの、霊的能力、本人ら、気づいてないだけで、メチャクチャ上げられてるのよ😂ただし、テレビに、今、出てる、子役たちには、😂与えられてない、ただの、凡人ちゃんたちなんよ😂でさ、😂祐実、この子の、動画、だいぶ前から、俺、投稿、繰り返してるよな😂で、家なき子に、出た、エリカ、似てるじゃん😂つまり、これはさ、爺ちゃん【仏様🦠】は、anoが、お前の、元旦那、芸人、あまーい、に、似た男を、anoが、You Tube投稿すること、このときから、知ってたんよ😂カンカン、カクン、カクン、女の子の、右足に、ご注目👀メチャクチャ、コエーから👀私の嫌いな人という、ただ、純粋に、それだけの共通の、集団、=永久地獄=永久成長地獄。一般人だろうが、芸能人だろうが、そこは、関係なく、今日、私の、こさえた永久地獄が、私の嫌う人々全てに、平等に、ゆきわたり、永久地獄が、永久【とこしえ】成長しますように、ここに、祈りを、ささげます。私の、ひな形ロボットの、永久【とこしえ】成長、そして、いつの日か、私が、無に、帰れますように、そのための、私の、ひな形ロボットを、残し、永久地獄運動が、さらに、永久【とこしえ】までに、昇進が、繰り返されますように、ここに、お祈りを、捧げます。顔面、三角、没落貫通くり抜き、地獄、永久、連発、毎秒、永久秒、成りて☹️💬、🍎、この人ね、イルカに、パフォーマンスを、するたびに、餌を、与え続けて、ある時から、一切、与えないで、いると、イルカが、新しい、パフォーマンスを、発案、生み出すっていう、実験の、話しを書いた人は。で、精神科医の、斎藤学先生は、彼の、本に、興味を、持っておられて、自分の、精神医学の話しの中に、彼の本の、内容を、盛り込まれたって言う話しは。そして、何故❓そんな、君たちが、未だに、生きているか❓は、私よりも、はるかに、爺ちゃん【仏様🦠】のほうが、したたかで、残酷だからだよ。そして、そんな、私を、産み出したのは、なにをかくそう、キミたち、人類、なのだから。つまり、キミたちは、自殺するのだ。【殺される】ことも、含めて。そう、自分で、自分の、永久地獄をこさえてしまったのだ。カルマ🚗によって、毎秒、永久秒の、スピードで、自分の、向かう、永久地獄を、生産しているのだ。生きている限り、こさえ続けているのだよ。そう、生きている時間が、長ければ、長いほど、葬られる、自分の、永久【えいきゅう】永久【とわ】地獄の、残虐性は、増す、一方なのだよ。私は、皆を、指導したいなどと、これぽちも、微塵にも、考えて、いない。そう、私の、崇高なる望み、渇望することは、そう、ただ、ただ、純粋に、私が、嫌う人間が、永久に、どれだけキツイ地獄で、苦しめることが、できるのか❓そう、ただ、ただ、日々、私は、考えて、生きている。そう、私の、考えつく、総最大の、努力を、捧げ、私の、嫌う人類が、永久に、永久なる、地獄で、もがき苦しむさまを、望むだけなのである。牛傳【ぎゅうてん】大魔王【ライマホウ】の、出現。致知【チチ】、蘭蘭と、光り、輝く、黄金太陽【オウコン、タイヨホ】に、廊喝【ロウカツ】な、前歯を、持って【モツテ】遮二無二【シャにむに】喰らひつく、大型の、捕食者、爬虫類。そうさ、俺は、無からは、何も、生み出せないけど、こういうヒントが、あれば、いくつでも、芸術地獄を、こさえる、ことが、できるのさ、あの、コイツを、熱々の、白ごはんの、上に、のっけてさ、今日の、朝飯に、しろよ🤣🗯️中園こうじの、絵。彼の、絵も、私の、snsや、描く、絵、文章同様に、未来、起こることを、神の、導きによって、描かれた絵だ。そして、彼は、神から、人類への、メッセージの、絵を、描き終わったころ、海に、命を、とられ、あの世に、旅立った。中園こうじ=海で溺れ死に😭💬やつ、メチャクチャ、苦しかった😂言うてるよ😂なんか、長いらしいよ😂溺れ死ぬの😂で、死んだあと、メチャクチャ😂楽しいんだって😂で、みんなは、永久溺れ、メンバーの、寄せ集めな。😂だってさ、地上で😂閻魔大王と、出逢って、もうたんやもん😂中園は😂出逢ってないのよ😂ただ、俺が、彼の絵が、好きで😂画本、Amazonで、買っただけなんやけど😂
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今なお、海で、溺れ続ける、人々。
自分たちで、つくったの。慎吾は。そして、絶対に、殺しちゃ、いけない人を、あなたたちは、殺して、しまったの。見てみないフリして。
心配しないで、私達は、あなたたちが、慎吾を、嫌ってる、数千兆倍、あなたたちの、ことを、嫌いだから。
あなたちが?、今後?何か?偉く?なれるはずが?ないじゃな〜い。
慎吾は、再臨の、地獄を、嫌というほど、味わって、とうとう、殺されてしまったの。そして、そんな、彼の様子を、知っている人は、たくさんいたんだけど、彼を、馬鹿にして、彼を、誰も、助け出る人は、現れなかったの。霊界の、霊体たちは、みんな、そんな、あなたたちを見てたの。そして、そんな、あなたたちに、霊界の、霊体たちは、心の底から、あなたたちに、対して、腹のなか、煮えくり返ってるの。今も。そんな、あなたたちが、今後、幸せな、死後の世界を?むかえれる?と、思う?
つまり、この、SNSに、つながって、しまった人たちは、長く、生きれば、生きるほど、Karma🚗の、雪だるま⛄が、たまって、死後、の、世界が、大変な、ことに、なる人の、集まりなの。
勿論、あなたちちが、ウンコや、オシッコ、オナラ、を、してるの、も、みんな見てるの。そして、誰と?、セックスして、誰を?考えて、自慰行為を、して、いる、のか?も、知ってるのよ。誰を?殺した?ことがあって、あなたたちが、これから、誰に?どうやって?、殺されるのか?も、全て、私たち、知ってるの。
あなた達のことを、そう、ずっと見てたのよ。どういう?意図が、あって、そういう、言動を、されてるのか?を。みんな、霊界では、いつも、見てるのよ。あなたたちのことを。
追記。ママ☁と、話した、内容、思い出した部分、あるから。
そう、で、ここからだよ、ママ☁に、酷なことを、告げられて、真夏の、公園の、空き地を、ぐるぐるぐるぐる、まわって、霊界の、地獄の、再臨が、スタートしたのは。まーだ、俺が、留位置所入ってるときや、出たあと、すぐ、森田童子🕶に、面倒見てもらってるときの、アカシジアや、その他、モロモロの、苦しみなんか、この、ママ☁と、再会して、霊界の、本当の、再臨はじまる、前は、いかに、楽だったか。この、ママ☁と、交信した、直後、俺の部屋に、浅井健一の、未来の亡霊、現れて、俺に、ブチ切れて、こう言ってきたんだよ。俺、おまえのせいで、殺されたんやけど❓ってな。
で、俺、留位置所出て、雲のバケモン、ママ☁に、突如、出会うわけだけど、ママは☁、ホンマル=仏様🦠のことを、こう、言ったんだよ。【ダイジョウブ、カレハ、ワルイヒトデハ、ナイノヨ。デモ、アナタト、イツシヨニ、イルジカンガ、オワッタカラ、カレハ、キエタノ。ソレヨリ、アナタ、ホントウニ、チジョウニ、トドマラナクテ、イイノ❓アナタガ、モシ、チジョウニ、トドマラナイナラ、ワタシ、アナタニ、コレカラ、トテモ、コクナコトヲ、タクサン、イワナケレバ、ナラナイノ。】って、言ってきたんだよ。ママ☁が。で、俺、ここから、地上の、人間に、陰で、たくさん、悪口言われてて、その中でも、特に、俺が、傷つく陰口を、ママ☁は、ピンポイントで、ピックアップしてて、それを、俺に、告げるんだよ。延々と。で、俺が、そんな陰口を、素直に、受け入れて、俺の、再臨の仕事には、この程度の、悪口言われても、仕方がないと、無理に、思い込もうと、するたびに、ママ☁は、こう、言うんだよ。駄目、その、考え方で、自分で、無理に、納得して進むと、あなた、楽になるじゃない。そうしたら、あなたを、今、せっかく、霊界に、来れるように、計らって上げてるのに、全部、無駄になるのよ。だから、本気で、霊界に、行きたいなら、そっちの、楽観的な、考え方で、私の、話しを、受け止めないで。と、こういうこと、ママ☁俺に、言ってくるんだよ。→大丈夫、彼は、悪い人ではないのよ。でも、あなたと、一緒に、過ごす時間が、終わったから、彼は消えたの。それより、あなた、本当に、地上に、とどまらなくても、いいの❓地上に、もし、とどまらないなら、これから、あなたにとって、とても、酷なことを、わたし、告げ、続けなければ、いけないの。って、俺は、勿論、じゃあ、その、酷なことを、なんでも、俺に、言ってくれよ。それで、俺を、あんたと、同じ、霊界に、住まわせてくれよと。このときは、俺、彼女☁のこと、俺の、ママ☁だとは、知らなかったんだよ。でも、やけに、色気のある、話し方するから、その時点で、彼女☁の、こと、惚れたんだよ。で、このとき、ママと、話した内容、すべて、俺、忘れたんだけど、どっかで、全く、同じことを、聴いたこと、あったんだけど、未だに、それが、いつ、❓聞いたか、思い出せないんだよ。で、最初に、言った、ママのことが、もう一つ、あんだよ。【あなたが、再臨じゃないわけ、ないじゃないの(笑)、あなたは、再臨なのよ(笑)】でさ、イエス・キリストも、ママも、同時に、2つの、言葉を、一緒に、話せるんだよ。つまり、全く、違う、話しを、同時に、俺の、脳のなかに、メッセージで、送る、術を、持ってんだよ。で、俺、勿論、中度知的障害者なんだけど、同時に、2つのことを、メッセージで、送られても、2つとも、100%、不思議と、同時に、理解、できんだよ。
日本🇯🇵政府、精神障害者の、通所する、A型作業所を、撤廃する、動きを、とっている。そして、昨夜、そのようなことを、発案し、すすめている、政治家メンバーは、深海誠、つまりは、永久に、溺れる、ポケット宇宙の、なかの、地球🔵に、放り込まれるとのことを、爺ちゃん仏様🦠から、報告を、受けた。
女の霊と、閻魔大王=ママ☁だった
でさ、みんな、閻魔大王の、息子に😂地上で、すでに、出会わせられてるということは、みんなの、未来、あまり、明るくないのよ😂
全体責任なんよ😂女の霊と、閻魔大王=ママ☁だったでさ、みんな、閻魔大王の、息子に😂地上で、すでに、出会わせられてるということは、みんなの、未来、あまり、明るくないのよ😂カンカン、カクン、カクン、この子の、右足に、ご注目。バックの、音と、リンクしてるから。Facebookさ、実は、金で😂幼児レイプしてるのよ😂だからさ、それが、ひっかかって、神に、捧げることが、できんで、俺の、動画、削除したり、動画おくらせたり、してきてるのよ😂で、今さ、すでに、子供、純粋な子供に、霊的能力、多少元々、みんな、あったんやけど、剥奪されるのよ、😂つまり、それが、大人に、なるってことなんよ😂でさ、これ、重要なんやけど、すでに、今の、地球の、子供たちの、霊的能力、本人ら、気づいてないだけで、メチャクチャ上げられてるのよ😂ただし、テレビに、今、出てる、子役たちには、😂与えられてない、ただの、凡人ちゃんたちなんよ😂でさ、😂祐実、この子の、動画、だいぶ前から、俺、投稿、繰り返してるよな😂で、家なき子に、出た、エリカ、似てるじゃん😂つまり、これはさ、爺ちゃん【仏様🦠】は、anoが、お前の、元旦那、芸人、あまーい、に、似た男を、anoが、You Tube投稿すること、このときから、知ってたんよ😂カンカン、カクン、カクン、女の子の、右足に、ご注目👀メチャクチャ、コエーから👀私の嫌いな人という、ただ、純粋に、それだけの共通の、集団、=永久地獄=永久成長地獄。一般人だろうが、芸能人だろうが、そこは、関係なく、今日、私の、こさえた永久地獄が、私の嫌う人々全てに、平等に、ゆきわたり、永久地獄が、永久【とこしえ】成長しますように、ここに、祈りを、ささげます。私の、ひな形ロボットの、永久【とこしえ】成長、そして、いつの日か、私が、無に、帰れますように、そのための、私の、ひな形ロボットを、残し、永久地獄運動が、さらに、永久【とこしえ】までに、昇進が、繰り返されますように、ここに、お祈りを、捧げます。顔面、三角、没落貫通くり抜き、地獄、永久、連発、毎秒、永久秒、成りて☹️💬、🍎、この人ね、イルカに、パフォーマンスを、するたびに、餌を、与え続けて、ある時から、一切、与えないで、いると、イルカが、新しい、パフォーマンスを、発案、生み出すっていう、実験の、話しを書いた人は。で、精神科医の、斎藤学先生は、彼の、本に、興味を、持っておられて、自分の、精神医学の話しの中に、彼の本の、内容を、盛り込まれたって言う話しは。そして、何故❓そんな、君たちが、未だに、生きているか❓は、私よりも、はるかに、爺ちゃん【仏様🦠】のほうが、したたかで、残酷だからだよ。そして、そんな、私を、産み出したのは、なにをかくそう、キミたち、人類、なのだから。つまり、キミたちは、自殺するのだ。【殺される】ことも、含めて。そう、自分で、自分の、永久地獄をこさえてしまったのだ。カルマ🚗によって、毎秒、永久秒の、スピードで、自分の、向かう、永久地獄を、生産しているのだ。生きている限り、こさえ続けているのだよ。そう、生きている時間が、長ければ、長いほど、葬られる、自分の、永久【えいきゅう】永久【とわ】地獄の、残虐性は、増す、一方なのだよ。私は、皆を、指導したいなどと、これぽちも、微塵にも、考えて、いない。そう、私の、崇高なる望み、渇望することは、そう、ただ、ただ、純粋に、私が、嫌う人間が、永久に、どれだけキツイ地獄で、苦しめることが、できるのか❓そう、ただ、ただ、日々、私は、考えて、生きている。そう、私の、考えつく、総最大の、努力を、捧げ、私の、嫌う人類が、永久に、永久なる、地獄で、もがき苦しむさまを、望むだけなのである。牛傳【ぎゅうてん】大魔王【ライマホウ】の、出現。致知【チチ】、蘭蘭と、光り、輝く、黄金太陽【オウコン、タイヨホ】に、廊喝【ロウカツ】な、前歯を、持って【モツテ】遮二無二【シャにむに】喰らひつく、大型の、捕食者、爬虫類。そうさ、俺は、無からは、何も、生み出せないけど、こういうヒントが、あれば、いくつでも、芸術地獄を、こさえる、ことが、できるのさ、あの、コイツを、熱々の、白ごはんの、上に、のっけてさ、今日の、朝飯に、しろよ🤣🗯️中園こうじの、絵。彼の、絵も、私の、snsや、描く、絵、文章同様に、未来、起こることを、神の、導きによって、描かれた絵だ。そして、彼は、神から、人類への、メッセージの、絵を、描き終わったころ、海に、命を、とられ、あの世に、旅立った。中園こうじ=海で溺れ死に😭💬やつ、メチャクチャ、苦しかった😂言うてるよ😂なんか、長いらしいよ😂溺れ死ぬの😂で、死んだあと、メチャクチャ😂楽しいんだって😂で、みんなは、永久溺れ、メンバーの、寄せ集めな。😂だってさ、地上で😂閻魔大王と、出逢って、もうたんやもん😂中園は😂出逢ってないのよ😂ただ、俺が、彼の絵が、好きで😂画本、Amazonで、買っただけなんやけど😂
カンカン、カクン、カクン、この子の、右足に、ご注目。バックの、音と、リンクしてるから。
Facebookさ、実は、金で😂幼児レイプしてるのよ😂だからさ、それが、ひっかかって、神に、捧げることが、できんで、俺の、動画、削除したり、動画おくらせたり、してきてるのよ😂で、今さ、すでに、子供、純粋な子供に、霊的能力、多少元々、みんな、あったんやけど、剥奪されるのよ、😂つまり、それが、大人に、なるってことなんよ😂でさ、これ、重要なんやけど、すでに、今の、地球の、子供たちの、霊的能力、本人ら、気づいてないだけで、メチャクチャ上げられてるのよ😂ただし、テレビに、今、出てる、子役たちには、😂与えられてない、ただの、凡人ちゃんたちなんよ😂
でさ、😂祐実、この子の、動画、だいぶ前から、俺、投稿、繰り返してるよな😂で、家なき子に、出た、エリカ、似てるじゃん😂つまり、これはさ、爺ちゃん【仏様🦠】は、anoが、お前の、元旦那、芸人、あまーい、に、似た男を、anoが、You Tube投稿すること、このときから、知ってたんよ😂
カンカン、カクン、カクン、女の子の、右足に、ご注目👀メチャクチャ、コエーから👀
私の嫌いな人という、ただ、純粋に、それだけの共通の、集団、=永久地獄=永久成長地獄
一般人だろうが、芸能人だろうが、そこは、関係なく、今日、私の、こさえた永久地獄が、私の嫌う人々全てに、平等に、ゆきわたり、永久地獄が、永久【とこしえ】成長しますように、ここに、祈りを、ささげます。
私の、ひな形ロボットの、永久【とこしえ】成長
そして、いつの日か、私が、無に、帰れますように、そのための、私の、ひな形ロボットを、残し、永久地獄運動が、さらに、永久【とこしえ】までに、昇進が、繰り返されますように、ここに、お祈りを、捧げます。
顔面、三角、没落貫通くり抜き、地獄、永久、連発、毎秒、永久秒、成りて☹️💬
🍎、この人ね、イルカに、パフォーマンスを、するたびに、餌を、与え続けて、ある時から、一切、与えないで、いると、イルカが、新しい、パフォーマンスを、発案、生み出すっていう、実験の、話しを書いた人は。で、精神科医の、斎藤学先生は、彼の、本に、興味を、持っておられて、自分の、精神医学の話しの中に、彼の本の、内容を、盛り込まれたって言う話しは。
そして、何故❓そんな、君たちが、未だに、生きているか❓は、私よりも、はるかに、爺ちゃん【仏様🦠】のほうが、したたかで、残酷だからだよ。
そして、そんな、私を、産み出したのは、なにをかくそう、キミたち、人類、なのだから。つまり、キミたちは、自殺するのだ。【殺される】ことも、含めて。そう、自分で、自分の、永久地獄をこさえてしまったのだ。カルマ🚗によって、毎秒、永久秒の、スピードで、自分の、向かう、永久地獄を、生産しているのだ。生きている限り、こさえ続けているのだよ。そう、生きている時間が、長ければ、長いほど、葬られる、自分の、永久【えいきゅう】永久【とわ】地獄の、残虐性は、増す、一方なのだよ。
私は、皆を、指導したいなどと、これぽちも、微塵にも、考えて、いない。そう、私の、崇高なる望み、渇望することは、そう、ただ、ただ、純粋に、私が、嫌う人間が、永久に、どれだけキツイ地獄で、苦しめることが、できるのか❓そう、ただ、ただ、日々、私は、考えて、生きている。そう、私の、考えつく、総最大の、努力を、捧げ、私の、嫌う人類が、永久に、永久なる、地獄で、もがき苦しむさまを、望むだけなのである。
牛傳【ぎゅうてん】大魔王【ライマホウ】の、出現。
致知【チチ】、蘭蘭と、光り、輝く、黄金太陽【オウコン、タイヨホ】に、廊喝【ロウカツ】な、前歯を、持って【モツテ】遮二無二【シャにむに】喰らひつく、大型の、捕食者、爬虫類
そうさ、俺は、無からは、何も、生み出せないけど、こういうヒントが、あれば、いくつでも、芸術地獄を、こさえる、ことが、できるのさ、
あの、コイツを、熱々の、白ごはんの、上に、のっけてさ、今日の、朝飯に、しろよ🤣🗯️
中園こうじの、絵。彼の、絵も、私の、snsや、描く、絵、文章同様に、未来、起こることを、神の、導きによって、描かれた絵だ。そして、彼は、神から、人類への、メッセージの、絵を、描き終わったころ、海に、命を、とられ、あの世に、旅立った。
ねじまき鳥クロニクルに、出てくる、クミコ = 主人公の妻は、霊界に、存在させた。彼女は、海ではない、雨 = 水の精霊として、ある日、私の、前に、現れた。去年、夏の終わり頃、早良区有田付近の、飲み屋、【月の雫しずく】という、飲み屋に、亡霊の、anoと、合体している私は、二人で、その、店に入り、カウンターで、飲んだのだ。飲み屋の、ママさんと、従業員の、女性と話していたら、anoの、機嫌が、悪くなり、気まずくなった私は、会話に、困った。すると、突然、ねじまき鳥クロニクルの、クミコ、と、言っても、主人公と、一緒に暮らしているほうの、クミコではなく、メタファーてきな、クミコが、突如、俺に、話しかけて、きたのだ。そう、主人公の妻が、仕事に行っている、間に、ちょくちょく、主人公に、セクシーな声で、テレフォンセックスを、望んでくる、ほうの、顔のない、実態のない、クミコが、突如、anoと、私の前に、あらわれ、話しかけてきたのだ。そう、私は、いつも、ギリギリに、切羽詰まった状態のときにだけ、新しい、なにか❓を、存在させることが、できる、性質なのだ。爺ちゃん【仏様🦠】は、私の、その、性質を、よく、見抜いていたから、なるべく、私が、助けを、欲しいときも、じっと見守るだけにして、限界にきた、私が、なにやら、奇妙なことを、やらかしたり、新しい、宇宙、新しい、霊体を、無からではなく、私が、生前、読んだ書物、観た、映画、聴いた音楽、読んだ、アニメ漫画、などを、ヒントに、創り出す、ことに、いつも、期待しているのだ。ちなみに、クミコは、とても、優秀で、冷徹で、冷静な、霊体だ。木🌲の、精霊に、驚くほど、似ているが、よく、耳を傾けていると、やはり、違う。木🌲の、精霊のほうが、優しく、温厚だ。
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tokyomariegold · 2 years ago
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2023/4/8〜
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4月8日 昨日の入院のおどしが効いていて、心がざわざわして頭が冴えて眠れなかった。友人に少し取り乱したメッセージをおくってしまった。 そのうち1人からはおすすめの豆腐バーとヨーグルトを教えてもらい、もう1人からは、頑張ってとしか言えない。ごめん。と返信が来た。 がんばれない! でも、ハッ、と何か冷静になった感もあり、ギャラリーへの連絡を手配して展示の仮押さえをできた! 以前に作ったブックを更新させたい。
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午後からみなみちゃんと展示を梯子する予定があり、準備を終えて、あまり一人でいたくない気持ちだったので早々に家を出た。 池袋のジュンク堂で開催されている最果タヒ書店へ行くことにした。 何だかんだジュンク堂に初めて入ったかも。かつての神保町三省堂くらいの充実した本屋さんでとても楽しかった。最果タヒ書店のコーナーでグッズのお香(海とまくらの詩)と“チーズ・イン・コーベ”という写真家さんがとった写真が入った小さい本を購入。 書棚にはどろんこハリーや虫の歌、永遠でない方の火など、好きな本もたくさん並んでいた。 1階でお会計する前に立ち寄った雑誌コーナーで東京人の百貨店の号をみつける。こないだの百貨店展に合わせた刊行の様で購入。まだ蒲田に屋上遊園地があるらしい! やっぱり本屋さんってどんな本が世の中にあるのか、を知れるのが楽しい。 昨晩見つけた豊洲の海やゆりかもめを眺望できる図書館へ行ってみたい。
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六本木で待ち合わせにシャルロットデュマの展示を鑑賞。 そのあとみなみちゃんと合流してsnow comtemporaryで写真展を鑑賞し、��澄白河へ移動して“さばかれえぬ私へ”を鑑賞。 作品のことや、お互いの新年度の職場のこと、家のことなど、移動中にたくさんお話をした。でも大江戸線が運行中とてもうるさかった(レールの音?)。
クリスチャンディオール展はもう行くことを諦めている。クリスチャンディオールが人の名前なんだろうか?と言っていた私たちは、とても鑑賞し甲斐があると思うのに。 たくさんの話をしたけれど“さばかれえぬ私へ”を鑑賞した後に、東日本大震災みたいに、当時全く同じところにいなかった人と「あの時どうしていたか」を話せるポイントってあるよね、と言っていて、マイケルジャクソンが死んだ時の話からできたはずの、坂本龍一の死について、それと、エビアンを沸かす生活の話、長島先生のトークイベントと作品レビューの話、をし忘れてしまった。
明日は何かの選挙がある。
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4月9日 今日はいい天気で、こうゆう風のある春の日はスルスルと体のいろんなものがすり抜けてしまう。何かを膝に乗せたり、コートの縁をぎゅっ、と持ったりしてないと保っていられない感じ。
朝、選挙の会場へとりあえず行ってみると、いま住んでいるまちの議員選だった。選べる候補が少なすぎてここに住んでいるのがまた少し嫌になった。一駅隣のまちは、ポスターを見ると女性議員もいたり、もっと候補者も多い。
その後クリーニング屋さんへ冬のコートを受け取りに行く途中、立候補者の1人の事務所(昔、他のクリーニング店が入っていた空きテナント)に大きいだるまが置かれていた。
今日やっておきたかったことが一通りできたのでよしとしたい。でも確かに体の力がするするぬけて、ふわふわする感じは、体重がある値から低下した時に起きがちなので気を付けつつ、気持ち���保てるほどに食事をしていきたい。
何でもないのに、ずっととっておいた春のワンピースを下ろして、やっぱり可愛くて、服っていいな〜と、zozousedで何とかまた服を買った。
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東京人の続きを読んでいると、森鴎外が三越が刊行していた雑誌に“腰弁当”というペンネームで詩を応募していた、とあった。 昨晩は久しぶりにアメリカのwebサイト“DEAD MALL SITE”を眺めた。 youtubeチャンネルもあって、見てみると、サイトに挙げていた閉店したショッピングモールの中を歩きながら回した動画が挙げられていた。 今日も天気が良かったからか、近くのショッピングモールは少し人が少なかった。みんなスタバを片手に焼きそばや自持ちの弁当を食べていて、おしゃれなカフェ=スタバのイメージってもうないんだろうな。 コージーコーナー的糖分摂取スポット。
来週はハードモードお仕事1週間なので、倒れません様に。
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oy4z · 3 years ago
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褐色属性を嫌わないでくれ
※注意※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 1. 気持ちが悪い話をするので、オタクがニチャニチャしてるのが嫌いな方はブラウザバックしてね
2. この記事には"褐色"というワードが頻繁に出てくるよ 途中で「クソ記事つまらん、読む価値ねえ」と思ったら"褐色"が記事中に何回登場するか数えながら最後まで読んでみよう!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
無論こんなブログを書いている身なのでアニメに出てくる女の子が好きなんですよ 中でも特に好きな属性として褐色というのがあるのでちょっとキモ語りをば
褐色⊃黒ギャル 、褐色≠黒ギャル
淡麗な色白美少女に比べ褐色はそこまで人気の属性ではないのはわかってる...
ただひとつだけおっさんの小言を言わせてもらうと、黒ギャルだけが褐色じゃない
黒ギャルのイメージで褐色キャラといえばちょっと下品という誤解が若干ある気がする
むしろ褐色が性癖な人にも黒ギャル属性は苦手という人もいるくらい
褐色属性ってのは単に肌が少し浅黒いキャラを指すだけで、キャラの性格は作品でバラバラ
もちろんその中で黒ギャル属性が好きな人もいるけど、「褐色属性が好き」というのは一般に「このキャラが好き、更に褐色だからいいよね」という風な加点要素のことだと思ってる
そんなもんで、もし身近に「褐色が好きなんですよぉ~」という人がいたら安易に黒ギャルキャラを勧めないでやってほしい (というかむしろそんなキャラへの性癖を常日頃からオープンに話すのもどうかとは思うけど)
褐色属性、頭に浮かびますか?
褐色キャラの魅力を伝えるには皆さんがかつて見たアニメの褐色キャラを想像してもらうのが早いと思うんだけど
そもそも印象が強い黒ギャル以外で褐色キャラが思い浮かびますか...?
...
......
はい、そんなに出てこないよね それもそうで褐色キャラはわりと希少で「どんなキャラいたっけ」ってのがあると思うので...
イチオシ褐色キャラを並べさせてくれ!頼みます!! これをやりたいがために記事を書いてるんだよ!!
はい
じゃあ思いついた順にじゃんじゃん並べていきます
チョイ(たまこまーけっと)
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たまこまーけっとに登場する南国から来た女の子。かわいい
けいおんのあずにゃんのそれと同系統の魅力がある、加えて褐色なので健康的で見ていて健康になる
阿波根うみこ(NEW GAME!)
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プログラマ班の班長、主人公の青葉より年上のお姉さん。かわいい
2期から登場回数が増えてより魅力的なキャラになる。基本厳しいけどいい上司役という古き良きお姉さんスタイルのキャラクター
褐色!!!!丸眉!!!ほら、これが好きなんだろ!これが!!って感じが最高
ひびき(ダンベル何キロ持てる?)
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この作品の主人公、筋トレを始めた無邪気な女の子。かわいい
この作品は全体的に露出が多くて、見ていて元気をもらえる。
ジャヒー(ジャヒー様はくじけない!)
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タイトルの通り主人公、だいたいかわいそうな目にあっいる。かわいい
大人バージョンと子供バージョンの2形態あり、1作品で2度美味しいを味わえる。どちらもその肌が映えるような服装をしていてこの原作者から感じる並々ならぬ褐色愛が感じられる、いい
武本うるか(ぼくたちは勉強ができない)
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シンプルなスポーティ元気っ子。かわいい
ハーレムものなのでひとりひとりはそこまで凝った属性をしていないからこそ、こういうスタンダードな褐色元気っ子いいよね
黒部夏美(先輩がうざい後輩の話)
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大人な褐色お姉さん、おねショタのおね、かわいい
古き良き褐色金眼お姉さんなのに出たのは割りと最近、まさに温���知新
青沼ねいる(ワンダーエッグ・プライオリティ)
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エリートでクーデレな女の子、かわいい
登場人物の中で一番女の子らしい格好してるくせに本人がクールぶろうとしているのがいい
ラルク(トップをねらえ2!)
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トップをねらえ2の方に出てくるヒロイン、かわいい
だいたいノノとこの子がゴタゴタしてるせいであんまり明るい表情してる気がしないが、それはそれとしておでこがいい
長瀞(イジらないで、長瀞さん)
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褐色でドSな後輩、かわいい
作品自体は主人公があまりに情けなさ過ぎて見てられなくなるが、それを補う長瀞さんの魅力でギリギリ見れたというものだった
でもどちらかというと黒ギャルに近い部類な気もする
遠井成美(はるかなレシーブ)
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主人公ペアのライバルとなるクール系少女、かわいい
ビーチバレーを扱う作品上、必然的に露出が毎回多くなり健康的な褐色肌がたくさん見られる。同作品のかなたちゃんも褐色系でたいへん良い
ナディア(ふしぎの海のナディア)
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海が似合う儚げかつわがままな女の子、かわいい
褐色の子と言ったらこの子だろうってくらい有名だが実際可愛い
ただ無人島編以降から以上にナディアのわがままが強くなってもはや暴君と化すので、ナディアというキャラを楽しみたいなら個人的にはノーチラス号編まででいいと思っている
夜一(BLEACH)
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性癖破壊お姉さん、かわいい
褐色、紫髪、金眼、お姉さん...こんなキャラが夕方のアニメで流れたら少年たちの性癖はぐちゃぐちゃになっちまうよ...
黒猫からこのお姉さんに変身したときの衝撃はやっぱりスゴかった
夜一さんとソイフォンとのバトル好き
スレッタ(機動戦士ガンダム 水星の魔女)
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褐色丸眉のニュービー、かわいい
つねにおどおどしているところとその容姿からネットでタヌキ扱いされている、めちゃカワ
ガンダムシリーズは全く見たことなかったが、スレッタに惹かれて見始めて無事ハマり今季の楽しみになっている
ネメシス(ToLoveるダークネス)
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エッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
ネメシスのせいで全部壊された。狂わされた。助けてくれ。
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emily-et-tommy · 4 years ago
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生まれてはじめて言葉にする、私の恋愛に対する感覚についての話ーアセクシュアリティのことー
「私って”アセクシュアル”だったんだ。」これまでずっと自分だけのものとして曖昧に受け止めてきた自分の恋愛や性愛に対する感覚や感情が、客観的に分類され、定義付けされうるものであることを、私は29才の今になってはじめて知った。
 そのきっかけとなったのは、昨年末から今年の初めにかけての、一連の映画体験と読書体験だった。私は年末、友人から勧められ、自分でも気になっていた『燃ゆる女の肖像』という映画を観に行った。この作品は、端的に言うと、出会ったばかりの二人の女性が、日々共に時間を過ごす中で対話や交流を通して互いに心を通わせ、徐々に惹かれ合ってゆく物語なのだが、私はこの作品を観て「私はやっぱり女性に恋愛感情や性的欲望を抱くわけではないんだな」と、突然はっきりと自覚することになった。
それまで私は、子供の頃から異性への恋愛感情を強く持ったことがなく、むしろ同性である女性の芸能人ばかりに熱烈に惹かれ応援しているようなところがある人間だったので、「もしかしたら私は女性が好きなのかもしれない」と、自分のセクシュアリティに曖昧さを抱きながらずっと生きてきた。けれども、この映画を通してはじめてちゃんと女性同士が恋愛的に惹かれ合い求め合ってゆく姿を目の当たりにしたことで、それが自分が必要としているものでも、自分に起こりうる感覚や感情でもないということを、明確に理解したのだった。
そして同時に、自分の中で「私は同性愛者であるかもしれない」という一つの可能性が消えたことで、それまでフェミニズムやジェンダー関連の本を読む中で時々見かけてきた「アセクシュアル」や「アロマンティック」という言葉が、ふいに頭に浮かんできた。すぐにオンライン書店で「アセクシュアル」という言葉を検索し、唯一出てきた『見えない性的指向 アセクシュアルのすべてーー誰にも性的魅力を感じない私たちについて』(明石書店)(以下、『アセクシュアルのすべて』)という本を取り寄せた。
読み始めてみると、そこに書かれていることの一つ一つがあまりにも「そう、それそれ!」と思うことばかりで、私は正真正銘「アセクシュアル」なのだとわかった。
 ほぼ時を同じくして読んだ、大前粟生さんの『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』という小説も、その確信をさらに強くさせた。表題作の「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の主人公である七森という男の子は「ひとを友達として好きという気持ちはわかる。恋愛対象として好き、というのがわからない。」という思いを抱えながら大学生活を送っているのだが、彼の感覚や思考は、まさにほとんどそのまま、学生時代や今の私そのものだった。その物語の中でも、解説や帯でも、七森がアセクシュアルだなんてことは一言も書かれていない。でも彼の恋愛に対する感覚は、まさしくそれでしかあり得ない、と思った。
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 アセクシュアルとは「誰にも性的に惹かれない人の性的指向」であり、アロマンティックとは「誰にも恋愛感情を抱かない人を指す恋愛指向」のことを指す。アセクシュアル(誰にも性的に惹かれない)であることとアロマンティック(誰にも恋愛感情を抱かない)であることは別の問題で、アセクシュアルでも他人に恋愛感情を抱いたり、恋愛関係を築きたいと思う人(ロマンティック)もいれば、アセクシュアルでアロマンティックの人も存在する。
ロマンティック指向にも様々な種類があって、異性や同性に恋愛感情を抱く人がいるのはもちろん、めったに恋愛感情を抱かないものの、感情的に親密になった人にだけ恋愛感情を抱くことのある(外見などでの一目惚れはしない)「デミロマンティック」や、アロマンティックとロマンティックの中間の曖昧なロマンティック指向を持つと自認する「グレイロマンティック」など、かなり多様な種類やグラデーションがあるらしい。(『アセクシュアルのすべて』にはとても詳しく丁寧にセクシュアリティやロマンティック指向について書かれているので、気になる方はぜひ読んでみてください。)
ちなみに私は今のところ、自分のことをアセクシュアル(誰にも性的魅力を感じない)・グレイロマンティック(かなり希薄だが、恋愛感情を感じることがある)だと認識している。
 大学生の頃に、ゼミでの活動や学びを通して自分の考えや思いを言葉にする術を獲得してから、私はSNSを通して割とあけすけに、自分の好きなものや、自分が見たり読んだり経験したことについてたくさんのことを言葉にしてきたけれど、「恋愛」に関してだけは、ほとんど口を閉ざしてきた。恋愛に関しての友人との会話の中で、自分と同じ感覚を持った人の話は聞いたことがなかったし、今まで読んだり見たりしてきたどんな漫画や小説、ドラマ、映画にも、自分と近しい恋愛や性愛についての感覚を持った人物は登場してこなかった。だから、「恋愛の好きがわからない」という自分の感覚は、誰かに話していいものなのかもわからなかったし、話しても、心配されたり、信じてもらえなかったり、変だと思われるかもしれないと思うと、自然と、自分から進んで恋愛に関することを口にすることはなくなっていった。
でも、「アセクシュアル」という言葉や概念の存在を知った今、私はようやく、「ああ、私がこれまで抱いてきた感覚や感情は、決して私一人だけのものではなく、この世にちゃんと存在している、誰かと共感し合えるものだったんだ。だから、もっと堂々と言葉にしてもいいんだな。」とはじめて思うことが出来た。
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 思い返せば10代の頃から、私は恋愛感情の「好き」があまりよくわからない、と思いながらずっと生きてきた。小学生の頃や中学生の頃は仲の良い男友達もいて、「好きな男の子」という存在もいちおういた。中学三年の時、一緒に話していてすごく楽しい、一番仲の良いクラスメイトの男友達のことを「好き」なのだと思って自分から告白して付き合ったことが一度だけあったけれど、付き合い出してしばらくして、自分がその子に対して抱いていた「好き」という感情は、世間一般でいう恋愛の「好き」とは違うものなのだと気づくようになった。自分の中で、彼に対しての気持ちが恋愛としての「好き」ではないのだという思いが日増しに大きくなっていく一方で、彼の中では恋愛としての「好き」の感情が大きくなっていくのを感じて、居心地の悪さと申し訳なさでいっぱいだった。
元々人として大好きな友人であり、自分から告白した手前、なかなか別れを切り出せずにずるずると半年ほど付き合っていたものの、もう恋人として付き合っているのは限界だと感じて何とか「別れたい」と告げた時には、彼を傷つけて泣かせてしまい、その時私は「もう誰かに軽々しく好きと言ったり付き合ったりするのはやめよう」と心に誓った。
 高校生の頃も、文化祭で知り合って親しくなった、地元が一緒の他校の男の子と、放課後に会って公園のベンチでお互いの共通の趣味や部活の話をしたり、好きな音楽のCDを貸し合ったり、休日にカフェで一緒に勉強したり、二人で遊びに行ったりと、はたから見たらほとんどデートのようなことをしていたこともある。私には、彼と一緒にいて楽しい気持ちや居心地の良さ、好ましさは感じても、それが恋愛の「好き」なのかどうかはやっぱりわからなかった。そして、手を繋ぎたいとか、キスをしたいとか、その先に進みたいとか、そういう感覚や感情についてはもっとわからなかった。
 その男の子は私のことを恋愛感情として好きでいてくれて、高校の三年間の間に三回も告白してくれたのだけれど、恋愛の「好き」の気持ちがわからない私は、どうしても彼と「付き合う」ということに踏み切ることが出来ないまま年月が過ぎ、いつしか彼とは疎遠になった。付き合うことはしないのに会い続ける関係性を、女友達から「残酷だ」と言われたこともあった。
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 私の中には、恋愛感情の「好き」という気持ちや、誰かに性的に魅力を感じるという感覚が、ほとんど存在していない。友達に感じる、一緒にいて楽しいとか嬉しいとか、大切だな、好きだな、愛おしいなと思う気持ちと、家族に対しての愛情や素のままの自分をさらけ出すことの出来る居心地の良さや安心感、そして眩しく輝いている同性の芸能人の女の子たちの存在とその魅力に強く惹きつけられる気持ち。私が人に抱く「好き」の感情は大きく分けてその三種類しかなくて、それは30歳を目前にした今でも変わらない。
「恋愛の好きがわからない」、「これまで一度も盲目的に好きになるような恋をしたことがない」、「恋愛や異性にあまり興味がない」という話をすると、過去に何か嫌な経験やトラウマがあると思われたり、同性が好きなのかと思われたり、”まだ”本当に好きな人に出会っていないのではないかと思われることが多い。実際、私は物心ついてから大人になるまで、男性芸能人には一切興味がなく、女性芸能人しか好きになったことがないので、「私はもしかしたら女性が好きなのかもしれない」と思っていたこともあるし、”まだ”みんなのように心から好きだと思う人に出会っていないだけなのかもしれない、と思っていたこともあった。
 でも、以前She isで書かせてもらった、眩しい世界で活躍する同性の女の子たちに強く惹かれる気持ちを綴ったエッセイ(https://sheishere.jp/voice/201802-emily/)にも書いた通り、私は強い気持ちでアイドルやモデルや女優として輝く魅力的な女の子たちに尋常ならざる「好き」の気持ちを持ち続けてきたものの、それが恋愛感情や性的な感情であったことは一度もなかったし、どんなに大好きで大切に思う女友達のことも、恋愛や性的に惹かれると言うまなざしで見つめたことは一度たりともなかった。
 そして、10代後半から20代を経て、30代を目前に控えた今になっても、物語の中や世間一般の価値観として幾度となく触れてきた、恋愛感情を伴った「好き」という気持ちを、私は誰か特定の人に対して抱くことは出来ていない。20代前半の頃までは”まだ”そういう人に出会えていないだけなのかもしれないという気持ちがうっすらとあったけれど、もうここ数年は「私はきっとそういう感情を抱かない人間なのだ」と思うようになっていた。
それでも、やはり他に同じような感覚を持つ人に出会ったことがなかったので、私はなんだか煮え切らないような、曖昧で漠然とした不安や心許なさのようなものをずっと抱えていた。
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 ご存知の方もいると思うが、私は去年の夏に、約5年交際し、3年ほど一緒に住んでいた7歳年上の男性のパートナーと結婚した。彼とは以前勤めていた会社で出会い、二人でご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしているうちに、付き合うようになった。彼に対して明確な言葉でそう伝えたことはないけれど、私は出会った頃から今まで、彼に対してもやはり、恋愛的な意味で強く「好き」と思ったことはない。彼の存在は、私にとって「恋人」というよりも「家族」がしっくりくるものだ。 
 はじめて仕事終わりに二人で飲みに行った時から、私は彼と一緒にいると、普段のままの素の自分でいられたし、緊張したり会話が弾まなくなったりして気まずくなることもなかった。彼と出かけるのは楽しかったし、一緒にいるのは安心出来て、とても居心地がよかった。お互い、特別趣味や興味関心が大きく一致しているというわけでもないけれど、お互いの好きなものを押し付けたり否定したりすることなく、干渉しすぎず、尊重し合え、素の自分でいられ、生活面でも無理なく協力し支え合える関係性が心地良いと思っている。
それでも、彼は私と同じアセクシュアルなわけでなく、最も一般的なシスジェンダー(性自認が生物学的な性別と一致している)・ヘテロロマンティック(異性に恋愛感情を抱く)でヘテロセクシュアル(異性に性的魅力を感じる)の男性なので、私のような恋愛・性的志向を持つ人と一緒にいることをどう思っているのか、彼のことを傷つけてしまっていないか、不安に思わないわけではなかった。
さらに、これまでの人生で触れてきた様々な物語やエピソードの影響によって、結婚とはどこか「この人しかいない!」という運命的な強い感覚や感情を伴うべきものであると思っているところのあった私は、彼と結婚することを何を根拠に決意していいのか、ずっと逡巡していた。学生時代の友人や、同世代の会社の同僚たちが次々に結婚し、自分も結婚に向けて進んでいく中で、世の中の人たちは、一体何を決め手に結婚に踏み切っているのか、切実に知りたいと思ったりもした。
でも、自分がアセクシュアルであると明確に理解することが出来た今は、結婚することの根拠を、必ずしも恋愛・性愛的な感情の強さに求めなくてもいいのだと思えて、今のパートナーと結婚することに決めたことを、これでよかったのだと素直に納得することが出来るよう��なった。
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 統計によると、アセクシュアルの性的指向を持つ人は、人口の中で1%にも満たないらしい。それを知って、道理でこれまで生きてきて、ほとんど誰にも理解されないし、物語の中にも出てこないし、同じような感覚を持つ人に出会えなかったわけだ、と納得した。
『アセクシュアルのすべて』の中でも詳しく書かれているけれど、アセクシュアルの人は誰かに対して性的に惹かれるという感覚を持たないため、「ない」ものを他人に証明したり可視化したりすることが難しく、また、本人ですら気づきづらく、明確にそうであると断定することが難しい。だからずっと存在しないものとされ、透明化されてきた。
私自身は正直、アセクシュアルであることを、これまでの人生でそれほど深刻に思い悩んできたわけではない。「自分は普通の人と違うのかな」「恋愛感情が欠落しているのかな」と思ってもやもやすることはあったし、自分と同じ感覚を持つ人たちがドラマや映画、漫画の中にほとんど登場しないことに、少し心許なさや物足りなさを感じたり、世の中のあれこれが恋愛や異性愛を中心に回っていることに違和感を抱くことはあった。でもそれ以上に、学校生活や仕事や友人と過ごす時間、様々な趣味の存在によって、私の日々や心はとても充実していたし、何不自由なく楽しく、満たされてもいた。
 それでもやっぱり、アセクシュアルという性的指向が、他者に恋愛的・性的に惹かれない人がいるということが、世の中で当たり前に認められていたら、「自分は普通じゃないのかな」と思い悩まなくてもよかったし、他人から「恋愛しないともったいない」とか、「もっと恋愛した方が魅力的になるのに」などという余計で的外れなアドバイスをもらわなくて済んだかもしれないと思うし、不当に傷つけられることなく、否定することなく、もっとありのままの自分で生きやすくなる人が多くなるはずだ、とも思う。
 何もアセクシュアルを、この世界の性的指向の中心やスタンダードとみなしてほしいとか、過度に注目して話題にしてほしいと思っているわけじゃないし、腫れもののように扱ってほしいわけでもない。ただ、いつまでも「ないもの」「見えないもの」として無視し続けないでほしいし、「普通じゃない」とか「おかしい」だなんて思ったり言ったりしてほしくない。とにかく、異性や同性に恋愛的・性的に惹かれる人がいるのと同じく、誰にも惹かれない人がいることが、当たり前に認められてほしいだけなのだ。
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 ここまで私の個人的な経験や感覚をもとにこの文章を書いてきたけれど、ここではっきり言っておきたいのは、私が語ってきたアセクシュアリティはあくまで”私の”アセクシュアリティでしかない、ということだ。一番のマジョリティであるヘテロセクシュアル(異性愛)だって、誰のどんなところに惹かれるのか、は当然人によって千差万別だ。それと同じで、同じ「アセクシュアル」を自認している人でも、そのディテールは人によってかなり大きく異なるし、様々なグラデーションがある。
例えば、アセクシュアルというと「誰にも性的に惹かれない=性欲がない」と思われがちだけれど、実際には、まったく性欲がない人もいれば、他人に対して性的魅力を感じたり性的欲望が向いたりすることがないだけで、性欲自体はある、という人も多い。
映画や漫画などの物語にしても、恋愛を描いた物語に全く共感出来ず、つまらないとか苦痛だと思うアセクシュアルの人もいれば、ラブストーリーを物語として見たり読んだりするのを積極的に好んで楽しむ人もいる。
アセクシュアルでも、結婚したり共に生きるパートナーが欲しいと思う人や、子供を産み育てたいと思う人だっているし、そうじゃない人もいる。
 私自身は、子供の頃から今まで、恋愛ものの漫画や小説を読んだりするのは好きな方だし、性的な描写が強い作品もむしろ楽しんで読んでいるくらいだ。主人公の抱く恋愛感情や関係の機微に共感して胸が苦しくなったり、きゅんとしてたまらない気持ちになったり、興奮したりすることも多々ある。友人の恋愛話を聞くのも、いつだって楽しい。
それでも、物語の中では擬似的に感じたり共感したりすることもあるその感情や感覚を、私が現実の世界で生身の他者に対して抱くことは(ほぼ)ないのだ。
 そして、私はアセクシュアルだけれど、異性のパートナーと結婚して家族になることを選んだし、将来的には子供を産んで育てられたらいいなと思っている。結婚や子供を産み育てることに対する願望は、自分の中では子供の頃から、あまり違和感なく存在するものだった。
 これらのことについて、「そんなの矛盾しているじゃないか」と思う人もいるかもしれない。それでも私は「そうだからそうなんだ」としか言えないし、それは性別もセクシュアリティも人種も関係なく、みんな一人一人が違う人間なのだから、当たり前にそれぞれ異なる指向や価値観や好みを持っているということに他ならない。
 これまで、私は自身のセクシュアリティに曖昧さを抱えながら生きていたので、LGBTQ+に関してもずっと漠然とした当事者意識を持っていた。そして今回アセクシュアルであると自覚したことによって、私は本当に当事者であり、セクシュアルマイノリティだったんだな、と改めて気づくことになった。
自分の曖昧だった感覚や感情が、客観的に言葉や概念で定義し、誰かと共感し合えるものであると知った安堵の気持ちと、「マイノリティ」として括られてしまうことへの怖さや心許なさを同時に感じて、カテゴライズする/される���とのメリットとデメリットの両方を、初めて自分のものとして実感出来るようになった気がしている。
 アセクシュアルを自認してから、改めてアセクシュアルについて書かれた書物や作品や物語などを探そうと少しずつ試みているものの、それらは驚くほど少なくて、なかなか思うように見つけることは難しい。
これまで29年間、自分自身ですらはっきり認識出来ず、じっくり向き合って言葉にしてあげられていなかった思いや経験が溢れんばかりに自分の中にあったので、この文章は随分と気が遠くなりそうなほどに長くなってしまった。けれどもこれまでずっとほとんど可視化されず、語られてこなかったことだからこそ、これからは出来るだけたくさん、丁寧に言語化していきたいと思うし、それによって少しでも、誰かが一人じゃないと安心したり、気づきや光を感じたり出来たらいいなと思っている。
 女友達から「〇〇って本当に女を使わないよね」と言われたことも、年を重ねるにつれ、(恋愛対象や性的対象として見られる可能性が高いと感じていたから)異性とどこか距離を置いてしまいがちになっていたことも、生まれてから一度もモテを意識したことがなかったことも、学生時代、音楽を聴いたり歌ったりすることが好きだったけど恋愛のことばかり歌う歌詞が多くて全然共感出来なかったことも、「女」としてじゃなく「人間」として見てほしいと思っていたことも、どうしてみんな、そんなに簡単に他人に身体を見せたり開いたりすることが出来るのかわからないと感じていたことも、自分がこれまで抱いてきた様々な感情や取ってきた態度や行動が、すべてアセクシュアリティからくるものだったとわかって妙にしっくりきたし、深く納得することが出来た。
フェミニズムの思想を大切に感じるようになったのも、アセクシュアリティとの親和性の高さが理由の一つでもあったのかもしれないと、今となっては思う。
「私ってアセクシュアルってやつみたいなんだよね」と、『アセクシュアルのすべて』を見せながら内心恐る恐るパートナーに打ち明けた時、「自分のことがもっとよくわかるようになってよかったね」と彼が言ってくれたことが、私はとてもうれしかった。だって私自身も、まさしくそう思っていたから。
 私自身、アセクシュアルを含むセクシュアリティやジェンダーについてはまだまだ学び始めたばかりで、きっと理解や認識が不十分で不完全な部分も多い。これまで自分自身のことはもちろん、自分とは異なるセクシュアリティや恋愛指向を持った人への理解も、同じように全然足りていなかったと思う。
だからこれからは、自分のためにも他の誰かのためにも、もっとセクシュアリティやジェンダーについて学びを深めていきたいし、丁寧に考え、対話し、言葉にして、”もっとよくわかる”ようにしていきたい。
そのための一歩として、この文章を、私自身とこれを必要とするかもしれない”誰か”へ、捧げ���いと思います。
2021.03.14
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crispy-moratta · 4 years ago
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民藝の100年 memo
白樺同人は印刷物として、西欧の美術動向を吸収するのに役立った。
リーチ、lovelyとメモるのかわいいな、、、
交通手段として失われていく船を前近代の象徴として、またインターナショナルなイメージとして、北前船の交易品は蒐集された
朝鮮民族美術館の宮廷の建物をミュージアムにした際に、朝鮮家具の卓子という書棚が展示ケースとして活用される。また日本民藝館のケースはこれがルーツであり、鈴木繁男が拭漆を施したものである。
日本民芸術館設立趣意書 「自然から産みなされた健康な素朴な活々した日を求めるなら、民藝Fork Artの世界に来ねばならぬ」と、蒐集対象は民衆に用いられた日常の雑具と規定した。表紙は青山二郎の染付羊歯文平猪口
船箪笥の図案が文字っぽいあしらいがされているところがあり、また留め具が非常に多い。上に持ち運びのための取手?がついている。
越後タイムスは吉田正太郎の依頼を受けたもので、中身は新聞のような紙版がなされている。下手物が特集?されていて、紙面中央には器の図版、特集タイトルの上にある花の図案は何だろうか。、、また展示体系のして、額装してあるが、マージンにマージンをとる、ビジュアル的な良さがあった。
東こぎん肩布の図案は菱形の図形が組み合わされ、また縫い?の荒さ?がとても良い。が肩布って何に使うもの?
日本民藝品図録の紙面、民藝品が画面中央にモノクロ印刷で置かれており、右下にノンブルが漢数字で入っている。このノンブル、各ページ同ポジになく、圖三十二 など。 印刷方法に依存しているところもある?
紙縒卍文八角膳の天板の模様が気になる。中央から何かそういう形で押し付けたような、掘ったよあなかたち。木目ではないが、荒い目でみるとそういうふうに認識してしまう。漆を塗る過程によるものな気はするが。
柳宗悦や濱田庄司らはイギリスと韓国の家具を高く評価する。またハーバード大学附属フォッグ美術館の招きを受け、欧州経由で渡米。スウェーデンの北方民族博物館やスカンセン(野外博物館)にしょくさつされて、将来の民族美術館の構想を温める。アメリカでは素朴な味わいの聖書の挿絵を蒐集。ボウバックアームチェアスプラッタあるタイプの意匠が非常に好き。たびたび出てくる、クネクネとした。人のような植物のような版画的に造形、図版は何に由来しているんだ、、。
スパリップウェアが掛け流しの重要な参照点となる。
マイケルカーデューの紙皿がとても素晴らしい。化粧土をかけた後に櫛形を施したらしいが、櫛形の曲がるときのスナップが妙な歪さをうんでいる。たぶん私が好きな最たる理由は色だが。
聖書の挿絵が意外とコミカルでおもろかった。ノンパースで、バットが空間に浮いていてお祈りしてるもか、そんな高くない。高座にいるとか。ドイツのもの。
1920-30 日本の近代化にあわせ、大正末から昭和の初期にかけて、矛盾が露呈してきて(誰目線だ?)都市に対する郷土という概念が成立する。民俗、民家、民具、民藝などの生活文化を再評価する動きが高まり、都市生活者の趣味という側面とともにかっぱつかする,
柳田と柳が話したのは一度だけらしく、過去の歴史を正確にするのが民俗学であると柳田は主張し、柳はこうあらねばならくという世界に触れていく使命を担うのが民藝だと説いたが、ふたりはその違いを確認するにとどまった。表層的だが、柳田の民俗学論に共感するが、どちらが善でどちらが悪という話でもなく、どちらも持ち合わせているような気もするので、派はないがグラデーション的には柳田スタンスか、私は。
緑草会編 民家図集の紙面が良かった。頁上部に図版があり、下に設計?ラフとテキストが200字ほど、これらは印刷工の仕事?1930
京郊民家譜の河井寛次郎の装丁が素晴らしく良い。イッチン描き風の文字が現代的な視点ではかたりパンクだが、実際イッチン的な素朴さを当時は感じていたのか?
20世紀初頭、大津絵が再評価されるが、これが良いのが格子の裂を多用した表装で柳も大津絵の新しい見せ方と高く評価したそう、普通にタータンっぽくもあるが、もう少しばあさんっぽい。
芹沢銈介は絵馬を集めてたらしいワ。
山本鼎の木鉢のデザイン画がとっても良いが、クラフト紙に水彩?で書いてる、これが一発書きとは思えないので、これを書いていく過程で決まるかたちもあると思うが、逆にこれを見て作れる職人もすごいな、設計図とか別にあるのかな、
民藝同人によって蒐集されたものの中には道具としての生命を終えたものもあるが、煙で燻され、磨き込まれて深まった色合いや皿の味わいを「見る」という用途をもっていると柳はいった。
赤絵丸文繁鉢、丸という枠に図案をされる。赤と緑、生成りのような黄色なかな。活発である。縁の黒が効いているのもあるか。アウトラインをつけることによって、おもちゃ感が強い。がキムチとかをポンと入れたくなる高貴さはある。
美の標準 そのニ 工藝第2号において、柳はふたつの挿絵を入れ、なぜ一方が不十分で、一方が優れているかを示しこれによって美の標準をはっきりさせたいと思っている。これは言葉によらず、具体的に一見して分かるから読者にも興味があると思う。とかなり読者に寄り添った、へんしゅうをしているが、悪いものの例には有名なものを、いい例には無名なものをいらるという編集方針がとても良い。そのものを押し出すのではなく、考えを押し出すのだ。また12回の連載を終え、悪い方の例になるものを写真に撮るのがなかなか面倒になったらであるなどといっている、笑
雑誌 工藝 は雑誌そのものが工芸的な作品であるべきであるという発想のもとつくられており、布表装にしたり、用紙に和紙を使ったり、豊富な小窓絵と写真を使ったりという工夫が凝らされてた。
雑誌 工藝の芹沢銈介のはたらきがめちゃくちゃに良い。扉絵の挿絵、これらのにじみなどに芹沢の影を感じた。また、線の形として、あまり勢いはなく、熟考された上での手癖っぽい感じ、またそれが直線とのコントラストを産み、なお良い。
民芸フォントと題されたところで、柳が「非個人的な字」を見出したとある。壺の局面に書く際のいっちんの手法の不自由さが、個性の角をとるということだが、浄瑠璃、芝居の番付、提灯の文字、将棋の駒なども近しいという。が芹沢の手癖的な文字の方が私は愛おしいと思うが、あれは違う?いっちんのパンクな感じは、もしかしてグラフィティてきなところに繋がりを感じられるかもしれない。不自由な手法という意味では。
柳も仮名のかたちとして注目した、浄土真宗初期の版本の文字が非常に良いが、版画なのか、、文字の上に家紋的な図版が、レイヤーで捺印されていて、字と図の境界を曖昧にしている。が良くみると推されている圖はぜんぶおなじで、なんか訂正印みたいでもあるが、なにか用途がある?
織物の袖無長衣 サイシャット族 | 台湾の色彩と図案のバランスが素敵だが、テキスタイルの柄に依存して、ライン先の記事全体の形がキュッとなっているのもかわいい。また、ライン的に入る柄には縫いの位置ととても関係性がありそうで、これも素朴さの所以かもしれん。
雑誌 民藝でも見られたが、柳は本文ページと表装のコントラストがないことを嫌ったそうだった。「表具���用いる素材としての布又は髪の色をら本品と近いものから選びますとその結果が至って無難なことが見出されました」とある。
山陰新民藝品展覧会 1932のパンフレットが美しい。図版が自由に配されつつ、その周りにキャプション、中央に四角く囲った民藝品のリストが固く組まれている。
柳の拭漆机の棚に彫られた、4枚の花の図案が美しい。深く掘りエッジを立たせることで、シャープな印象をつくるが、これも柳のシャープ好きを裏付けるものか?
日本民藝地方民窯展 展示風景1940がめちゃくちゃによい、地図から糸を引き、器よ結びつける。非常によい。
柳と芹沢で制作された全長13メートルの巨大な日本民藝地図、旧国名による区分に都道府県を協会を重ね、オーバラップさせる。また鉄道網を走らせ、民藝品を記号化したものをつかい、500を超える産地をマッピングしたよのたが、ここまでのレイヤーを作るながら、意外とあっけらかんとした。色面の印象が強い、ビジュアルで、いけいけとしながも力強い。芹沢の色彩感覚がめちゃくちゃよく、赤、深緑、黄色、緑っぽいグレーに、白文字金文字、ときおり赤文字で入る地名のカリグラフィーがめちゃくちゃ心地よい、地図はベタで、海は陸に沿って若干コントラストがついている。ふわふわしそうな、色使いたが、鉄道路線の黒がコントラストを1番上のレイヤーでつくり、横に広がり続けるビジュアルに流れる視線を留めてくれる。民藝品のアイコンが素敵、そこまでディテールを排除せず、色数も極端に絞らず、揚々としている。
抱瓶とよばらる酒瓶の一種でかたちが三日月型のらいんになっているのは腰に当てて方から下げて携帯したことによるもの。しかし現在でではサイズ感的に絶対置きだろと思いつつ、なんなら水指であるが、これも用途の転換と呼べるものか。
生成り本文頁にモノクロの写真をおく、だんだんページは焼けてきて、独特なコントラストをつくる。
青森の伊達げら、の模様がかわいい。記事のつくりによって図案がワープしている。
芹沢銈介の海外中の挿絵が良かった。家が消失してもなお、仕事が続けられる体制がとれているところに自分的に芹沢を見た。どんな状況でもものづくりに向き合えるのは最低限の環境、それなりのスペースと採光、そんなに必要とされる条件は厳しくないのかもしれない。
文字絵 忠 | 考 朝鮮半島 文字絵芹沢のものが有名なので、あまり朝鮮などにそういう意識がなかったが、なんか図の割合多くないという感じと、なんかちょっと稚拙な図案に強筆という印象。
スウェーデンのヴィルヘルムコーゲの澱青釉碗がすごく、深く名前の通り澱んだ青としているにもかかわらず、輝きがあり、骨太なかたちが素敵だった。
河井寛次郎のキセルシリーズの現物を始めてみたが、ネットで見るよりも格段にエロティックで、原案デッサンは至って素直な感じ。メカニカルなエロさがあるが、河井寛次郎自身も、「本当の民衆的工芸のメカニカルは機械産業が後継になる」って言った
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kennak · 6 months ago
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”2024/12/3追記” コメントで厳しい指摘のある通り、つがる病院の件は裁判を経た賠償ではなく、「産科医療保障制度原因分析委員会や県外の複数の産婦人科専門医の意見等を踏まえ」て病院が責任を認めて賠償金を支払ったものだった。 また、事態の詳細記事を寄せてくれた増田もいた。ありがたい限り。 以下の本文は自戒を込めて元記事のままにしておくので、該当部分は「コイツ日本語読めてねーわ」と思って読んでほしい。 ====== 2024年11月だけで、産科をとりまく嬉しくないニュースが続いてしまった。 ・双子の出産時に医療事故・第2子に重い脳性まひ 「つがる総合病院」が責任を認め患者と家族に損害賠償金約9100万円を支払いへ 青森県 https://news.yahoo.co.jp/articles/2632e03d1c188d54560b78feb4a26de359d2c6f0?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20241128&ctg=loc&bt=tw_up ・検討会で弁護士暴論「産科医は医療安全に前のめり」 https://reiwa-kawaraban.com/politics/20241116/ 市中病院で、帝王切開という形で産科医療に関与する麻酔科医の目線から上記のニュースを考えてみる。 【前提】 まず話の根底として、妊娠から出産の過程で低確率ながら母子の死亡が起こりえる。 厚労省のデータ(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001118039.pdf)によれば妊産婦の死亡事例は減少傾向にありつつも、令和3年で2.5/100000出産例とされる。(死亡の原因は様々だが、こちらのスライド(https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/20211208_2.pdf)によると、「産科危機的出血」「脳出血」「羊水塞栓」で半分近くを占める) 平成12年には6.3であったというから、およそ20年で半減してきている計算で、これは原因の究明や対応できる組織構築を行った医療従事者や、薬剤や機材の開発・流通を整備する関連企業の不断の努力の賜物に違いない。 日進月歩の医学的取り組みをしてなお死亡率をゼロにできないものが妊娠と出産である、という点がまず客観的な事実として存在する。 そうした妊産婦死亡を防ぐ手段の1つに帝王切開がある。 経腟分娩でなく帝王切開を選択する理由について信頼できる統計データがネット上には見つけられなかったが、職務で見てきた中では「双子」「胎盤の位置異常」「前回が帝王切開=今回の分娩がハイリスク」「合併症(妊娠高血圧など)予防のためやむをえず」といった背景が多い。 胎盤の位置異常や帝王切開歴などは妊婦検診の過程で分かることであり、予め調整して計画的に帝王切開をすることで上記の出血などによる死亡例を防ぐことができる。 問題は、全ての帝王切開が予定通りには進まないということだ。 予定帝王切開の日程を定めていたとしても、まったく予期せぬタイミング(予定の数週間前など)で破水したり陣痛が始まってしまうことは日常茶飯事であるし、経腟分娩で予定されていたお産が胎児の心拍低下などで緊急に帝王切開となる事態もよくある。帝王切開ではないが、経腟分娩を終えたものの出血が止まらないため緊急手術になる事例も時折ある。 短く纏めるなら「妊産婦死亡を防ぐには帝王切開がどうしても必要な場合があり、そしてそれは緊急に起こりえる」となる。 【現場の実態】 では、緊急帝王切開が決まったとして、手術はどのように進むのだろうか。 緊急という言葉から一分一秒を争う事態を想像するかもしれないが、実は事情に応じてどの程度待てるか段階分けされている。 施設によって呼び方や規定時間はある程度幅があるものの、こちらの資料(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/42/1/42_57/_pdf/-char/ja)に示されるものが一つの指標になるだろう。 同日中に娩出すれば問題ないものは大きなトラブルになることはまずなく(見たことがない)、1-2時間以内に子供を出したいとなると手術室は忙しくなってくる。 そして、我々麻酔科医にとって最も恐ろしいものが、超緊急帝王切開、いわゆるGradeAの宣言だ。 資料中にもあるように、GradeAでは可及的速やかに胎児を出す必要があり、以前所属していた施設では「宣言から30分以内」を目標としていた。この30分という数字をどう受け取るかは人によって様々であろうが、手術室の動きと所要時間から考えてみたい。 帝王切開を全身麻酔で行う場合、手術室看護師は必要な器械(メス、各種鉗子、血液吸引機などなど)を準備し、麻酔科は麻酔器のセットアップや薬剤・器具の準備を大急ぎで進めていく。 麻酔器のセットアップを全くゼロから行う場合は、機種にもよるが10分近く時間をとられる。どんなに短くても3-5分という印象だ。 また、使用する薬剤の種類は通常の全身麻酔とあまり変わらないものの、一部の薬剤は鍵付きの金庫で保管されているため、鍵の持ち主である看護師に持ってきてもらう必要があるのだが、看護師も器械の準備に全力を注いでいるのですぐにとはいかない。 全ての薬剤を準備するのに(鍵を無視しても)最速でも2-3分。人工呼吸のための気管挿管デバイスを準備するのにもう1-2分。麻酔器のセットアップと並行で行えるので単純に足し算ではないが、これに移動時間、各所へ電話連絡の時間、薬剤と道具をかき集める時間を加味すると、連絡を受けて10分後に独力で全ての準備を整えられるかは分の悪い勝負になりがちだ。 マンパワーがあれば多少改善するものの、夜間や休日であれば人員は最低限に留められているため、素早いヘルプも期待できない。 大抵の場合、産科医も連絡をしてきた時点で手術室へ患者と向かっているので、慌てて手術室へ飛び込んだら患者が先に入室していた、ということも珍しくない。 全ての道具の準備を整え、産科医は滅菌ガウンと手袋を装着し(これにも1-2分はかかる)、全身麻酔をかけると同時に執刀を初めて数分後に胎児を体外へ出す。 言葉だけ並べると案外間に合いそうに見えるが、必要な検査結果を最低限確認したり、患者を手術台へ移動したりと無数の手順が間に挟まることで時間はどんどん圧迫され、時間が経過するごとに胎児(と場合によっては母体)の生命は目の前で消えようとしていく。 今まさに苦しむ母体と、見えないところで死に向かっていく胎児を目の前にして、正確に、安全に、迅速に全ての手順を協同して進めていく緊張感が伝わるだろうか。 そして上記の描写は、近隣でも有数の規模の病院で、スタッフの経験値と各種対策が練り上げられた環境でのものである。比較的規模の小さい病院では経験値やマニュアルも整備されておらず、これより時間がかかってしまうだろうことは想像に難くない。 【記事の内容について】 こういった現状を踏まえた上で双子の判決についての記事を読むと>> 10分以内に新生児を取り上げる超緊急帝王切開の体制が取られておらず、重大な障がいに至ったなどとする判断を受けました バランスを見ますと産科は医療安全にかなり前のめっていすぎるというふうに私自身は判断しまして(中略)結果が異常である可能性があるということで水準を簡単に上げすぎるために、産科の世界のバランスが他の診療科に比べて崩れているのではないかと(中略)医療安全、悪く言えば原理主義的になりすぎないように、ということを是非ご注意いただく
麻酔科医から見る最近の産科関連ニュースについて
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taichish · 4 years ago
Text
好きな映画全部
インターステラー
寄生獣
LIFE!
パルプ・フィクション
インセプション
ファイトクラブ
渇き。
ゼロ・グラビティ
レ・ミゼラブル
ダークナイト
ショーシャンクの空に
セブン
ホーム・アローン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
風立ちぬ
プリズナーズ
地獄でなぜ悪い
レオン
千と千尋の神隠し
リトル・ミス・サンシャイン
ジャージー・ボーイズ
ソーシャル・ネットワーク
アルゴ
それでも夜は明ける
キック・アス
ダラス・バイヤーズクラブ
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ホーム・アローン2
ホーム・アローン3
塔の上のラプンツェル
ダークナイト ライジング
ディパーテッド
桐島、部活やめるってよ
かぐや姫の物語
イエスマン “YES”は人生のパスワード
英国王のスピーチ
イングロリアス・バスターズ
ドラゴン・タトゥーの女
ロード・オブ・ザ・リング三部作
白ゆき姫殺人事件
トイ・ストーリー3
モンスターズ・ユニバーシティ
トレインスポッティング
シン・シティ
となりのトトロ
ゴッドファーザー
マルコヴィッチの穴
ホビット三部作
リアリティのダンス
レザボア・ドッグス
ファインディング・ニモ
ノーカントリー
127時間
Mr.インクレディブル
スター・トレック
ヒックとドラゴン
ザ・タウン
レイダース/失われたアーク《聖櫃》
シュガー・ラッシュ
モンスターズ・インク
トイ・ストーリー
レミーのおいしいレストラン
ローン・レンジャー
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
トイ・ストーリー2
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
アラジン
ウォーリー
ライオン・キング
シュレック
フランケンウィニー
カーズ
バグズ・ライフ
プリンセスと魔法のキス
ナショナル・トレジャー
Disney's クリスマス・キャロル
ファンタジア
カーズ2
リロ&スティッチ
ロジャー・ラビット
スラムドッグ$ミリオネア
ジャンゴ 繋がれざる者
ソウ
マイティ・ソー
ウォッチメン
her/世界でひとつの彼女
アメイジング・スパイダーマン2
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
X-MEN:フューチャー&パスト
青天の霹靂
スタンド・バイ・ミー
月に囚われた男
銀河ヒッチハイクガイド
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
LOOPER/ルーパー
凶悪
ジュラシック・パーク
ハート・ロッカー
クラッシュ
ミリオンダラー・ベイビー
ディア・ハンター
スティング
西部戦線異状なし
ファーゴ
インサイド・ルーウィン・デイヴィス
バーバー
ビッグ・リボウスキ
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
グランド・ブダペスト・ホテル
パシフィック・リム
アイアンマン3
ハリー・ポッターと賢者の石
スノーピアサー
バットマン ビギンズ
シャッター アイランド
X-MEN:ファースト・ジェネレーション
アイアンマン
トゥルーマン・ショー
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
トランスフォーマー
ヒューゴの不思議な発明
ウルヴァリン:SAMURAI
プライベート・ライアン
RED/レッド
ネブラスカ
キル・ビル
ナイトミュージアム
アイアンマン2
バイオハザード
ミッション:8ミニッツ
宇宙人ポール
ターミネーター2
ミスティック・リバー
ゾンビランド
硫黄島からの手紙
ボーン・アイデンティティー
プロメテウス
死霊館
ターミネーター
ナルニア国物語:第1章/ライオンと魔女
2001年 宇宙の旅
トランスフォーマー/リベンジ
21ジャンプストリート
セント・オブ・ウーマン/夢の香り
グッドフェローズ
ローマの休日
タクシードライバー
宇宙戦争
ゾディアック
戦火の馬
ジョーズ
X-MEN2
天使と悪魔
コンテイジョン
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
クローバーフィールド/HAKAISHA
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
エイリアン
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
マイ・ブラザー
アダプテーション
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
バットマン リターンズ
悪魔のいけにえ
ターミネーター3
アイアン・ジャイアント
ザ・ファイター
インシディアス
3時10分、決断のとき
プレデター
ジュラシック・パークIII
激突!
アメリカン・グラフィティ
ダーティハリー
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
THE 4TH KIND フォース・カインド
AVP エイリアンVS.プレデター
スパイキッズ3-D:ゲームオーバー
デッド・サイレンス
独裁者
市民ケーン
イーグル・アイ
テキサス・チェーンソー
ゴーストシップ
マン・オン・ザ・ムーン
ワイルドバンチ
地獄の黙示録
アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
くまのプーさん (2011)
エイリアン2
ボラット:栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
ハロウィン(ロブ・ゾンビ版)
ポセイドン
プレデター2
リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
トレジャー・プラネット
ピンクパンサー (2006)
ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀
ライオン・キング3/ハクナ・マタタ
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
ショーン・オブ・ザ・デッド
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
バイオハザード II アポカリプス
ディセント
ウォレスとグルミット、危機一髪!
ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!
崖の上のポニョ
容疑者Xの献身
リアル 完全なる首長竜の日
ポテチ
歩いても 歩いても
ゴジラ
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
ワンダフルライフ
仁義なき戦い
機動警察パトレイバー2 the Movie
機動警察パトレイバー THE MOVIE
ホーホケキョ となりの山田くん
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
殺人の追憶
少林サッカー
コーヒーをめぐる冒険
カポーティ
MUD -マッド-
トゥモロー・ワールド
96時間
現金に体を張れ
フォックスキャッチャー
はじまりのうた
クロニクル
ミッキーのクリスマス・キャロル
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
奇跡
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
狼の死刑宣告
ブギーナイツ
アメリカン・スナイパー
ワイルド・スピード EURO MISSION
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
22ジャンプストリート
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
セッション
インヒアレント・ヴァイス
素晴らしき哉、人生!
プールサイド・デイズ
ザ・レイド
ザ・レイドGOKUDO
キッズ・リターン
そして父になる
アウトレイジ ビヨンド
3-4x10月
十三人の刺客
シンデレラ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
エターナル・サンシャイン
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
マッドマックス 怒りのデス・ロード
インサイド・ヘッド
ナイトクローラー
ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2
フロム・ダスク・ティル・ドーン
アントマン
続・荒野の用心棒
ゾンビ
ミーン・ストリート
悪の法則
茄子 アンダルシアの夏
バクマン。
野いちご
ヴィジット
食人族
グリーン・インフェルノ
ダイ・ハード
007 カジノ・ロワイヤル
007 慰めの報酬
007 スカイフォール
知らない、ふたり
イントゥ・ザ・ワイルド
サイコ
残穢 -住んではいけない部屋-
サウルの息子
鬼談百景
オデッセイ
スティーブ・ジョブズ
恋人たち
ババドック 暗闇の魔物
ヘイトフル・エイト
デスプルーフ in グラインドハウス
横道世之介
冷たい熱帯魚
メガマインド
ビースト・オブ・ノー・ネーション
イコライザー
ドライ��
[リミット]
マジカル・ガール
スポットライト 世紀のスクープ
ボーダーライン
バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生
ズートピア
モヒカン故郷に帰る
ブロンソン
レヴェナント 蘇えりし者
ハロウィン(オリジナル)
ヘイル,シーザー!
アイアムアヒーロー
ディストラクション・ベイビーズ
ヒメアノ~ル
海よりもまだ深く
晩春
クリーピー 偽りの隣人
FAKE
10クローバーフィールド・レーン
エクス・マキナ
死霊館 エンフィールド事件
用心棒
シン・ゴジラ
もらとりあむタマ子
シング・ストリート 未来へのうた
ジャングル・ブック
スキャナー・ダークリー
エンド・オブ・ウォッチ
ナイスガイズ!
ハドソン川の奇跡
怒り
真夏の方程式
永い言い訳
オーバー・フェンス
SCOOP!
ソーセージ・パーティー
アウトロー
ぼくのおじさん
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
最後の追跡
葛城事件
ダゲレオタイプの女
淵に立つ
無垢の祈り
CURE
GO
回路
ソドムの市
エブリバド・ウォンツ・サム!!
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
ロッキー
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー・ザ・ファイナル
アメリカン・スリープオーバー
将軍様、あなたのために映画を撮ります
ミラーズ・クロッシング
アンジェラの灰
トーキョードリフター
アンタッチャブル
パッチギ!
沈黙ーサイレンスー
はなればなれに
くもりときどきミートボール
クリード チャンプを継ぐ男
福福荘の福ちゃん
お嬢さん
鉄男 TETSUO
その男、凶暴につき
アシュラ
哭声/コクソン
ダンボ
ピノキオ
ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日
キングコング:髑髏島の巨神
SING/シング
ムーンライト
牯嶺街少年殺人事件
64 -ロクヨン-
T2 トレインスポッティング
夜は短し歩けよ乙女
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
マンチェスター・バイ・ザ・シー
美女と野獣
NINIFUNI
スプリット
昼顔
ラースとその彼女
リング
ヴィンセントが教えてくれたこと
パーソナル・ショッパー
岸辺の旅
ジョン・ウィック:チャプター2
キング・オブ・コメディ
ハウルの動く城
戦争のはらわた
ワンダーウーマン
イップ・マン 序章
はじまりへの旅
仁義なき戦い 広島死闘編
マングラー
20センチュリー・ウーマン
人生タクシー
ミラクル7号
人魚姫
カンフー・ハッスル
西遊記~はじまりのはじまり~
私はゾンビと歩いた!
マイティ・ソー/バトルロイヤル
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
彼女がその名を知らない鳥たち
スリー・ビルボード
青春の殺人者
ノッティングヒルの恋人
霊的ボリシェヴィキ
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
ぼくの名前はズッキーニ
羊の木
シェイプ・オブ・ウォーター
先生を流産させる会
おかえり
どこまでもいこう
誰も知らない
ノクターナル・アニマルズ
蛇の道
タイタニック
ゲット・アウト
レディ・プレイヤー1
予兆 散歩する侵略者
旧支配者のキャロル
ちはやふる3部作
泳ぎすぎた夜
君の名前で僕を呼んで
幼な子われらに生まれ
太陽がいっぱい
Wの悲劇
ゲティ家の身代金
ピーターラビット
デッドプール2
フロリダ・プロジェクト
緑色の部屋
HYSTERIC
雷魚
デトロイト
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
ファントム・スレッド
海を駆ける
レディ・バード
やくたたず
ウインド・リバー
赤ちゃん泥棒
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
ミッション:インポッシブル/フォールアウト
検察側の罪人
きみの鳥はうたえる
寝ても覚めても
ラッキー
パリ、テキサス
イレイザーヘッド
エレファントマン
インランド・エンパイア
ゼイリブ
大いなる幻影
アンダー・ザ・シルバーレイク
灰とダイヤモンド
ザ・マスター
1987、ある闘いの真実
教誨師
遊星からの物体X
パリの恋人たち
893愚連隊
仕立て屋の恋
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日
マンディ 地獄のロード・ウォリアー
blue
新宿乱れ街 いくまで待って!
A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
鉄西区
それから
白夜
ヘレディタリー/継承
ジャイアンツ
恐怖の報酬(フリードキン)
スウィートホーム
バムソム海賊団、ソウル・インフェルノ
蜘蛛の巣を払う女
ストライキ
女優霊
サスペリア
ランボー
NAGAHAMA/八月八日
ファースト・マン
ちいさな独裁者
女王陛下のお気に入り
悪夢の香り
バーニング 劇場版
メリー・ポピンズ
アクアマン
わらの犬
大統領の陰謀
グリーンブック
運び屋
スパイダーマン:スパイダーバース
ウィッカーマン
ラブホテル
水で書かれた物語
手をつなぐ子ら
キャプテン・マーベル
暗殺の森
八つ墓村
Seventh Code
13回の新月のある年に
マルタ
ブラック・クランズマン
ドゥ・ザ・ライト・シング
ウォルト・ディズニーの約束
ダンボ(ティム・バートン)
生きてるだけで、愛。
赤い暴行
ワイルドツアー
E.T.
アベンジャーズ/エンドゲーム
北野武、神出鬼没
不滅の女
ヨーロッパ横断特急
THE COCKPIT
囚われの美女
麻雀放浪記2020
トウキョウソナタ
Guava Island
任侠ヘルパー
LOFT
日日是好日
ドッペルゲンガー
ローズマリーの赤ちゃん
リング2
回転
男と女 人生最良の日々
セインツ -約束の果て-
きみと、波にのれたら
ハウス・ジャック・ビルト
ニンゲン合格
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
アンダルシア 女神の報復
蜘蛛の瞳
さらば愛しきアウトロー
シークレット・サンシャイン
ブルース・ブラザース
ブンミおじさんの森
生気の光
アルキメデスの大戦
絞殺魔
リュミエール!
デス・レース2000年
スイス・アーミー・マン
さらば、わが愛 覇王別姫
ベニスに死す
渚のシンドバッド
ドント・ウォーリー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト
未知との遭遇
あの店長
ミッドナイト・トラベラー
インディアナ州モンロヴィア
クロール -凶暴領域-
サタンタンゴ
イエスタデイ
ノスタルジア
サクリファイス
ガリーボーイ
ポリス・ストーリー 香港国際警察
救いの接吻
象は静かに座っている
ワイルドライフ
ルナシー
幸福なラザロ
COLD WAR あの歌、2つの心
アイリッシュマン
ゾンビランド:ダブルタップ
コマンドー(日本語吹替版)
突然炎のごとく
ブラザー・ベア
こおろぎ
女の中にいる他人
雪の断章ー情熱ー
哀しき獣
裸の町
マリッジ・ストーリー
暴力行為
6アンダーグラウンド
静かについて来い
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
クレイマー、クレイマー
卒業
その女を殺せ
女が階段を上る時
フォードvsフェラーリ
書を捨てよ町へ出よう
続・激突!カージャック
グエムル -漢江の怪物-
動くな、死ね、甦れ!
初恋
山の焚火
ピクニック
かくも長き不在
炎628
私はモスクワを歩く
凪待ち
火口のふたり
50/50 フィフティ・フィフティ
FRANK -フランク-
ロスト・エモーション
仮面/ペルソナ
パディントン
ドニー・ダーコ
第三の男
ミッション:インポッシブル
海炭市叙景
女は女である
フライト
スプリング・ブレイカーズ
スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団
ソナチネ
ハク���ー・リッジ
幻の光
ビトウィーン・トゥ・ファーンズ:ザ・ムービー
ゲームの規則
冬冬の夏休み
夏をゆく人々
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!
吸血鬼(カール・ドライヤー)
ようこそ、革命シネマへ
戦場のメリークリスマス
フレンチ・コネクション
フランケンシュタイン
ビッグ・フィッシュ
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
死霊のえじき
許された子どもたち
グッド・ボーイズ
キートンの大列車追跡
CLIMAX クライマックス
四季~ユートピアノ
自転車泥棒
透明人間(リー・ワネル)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
嵐電
フランケンシュタインの花嫁
謎のストレンジャー
DISTANCE
ナイブズ・アウト
タンポポ
無言歌
新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争
極道戦国志 不動
DEAD OR ALIVE 犯罪者
ディア・ホワイト・ピープル
自由への闘い
ドイツ零年
サハラ戦車隊
アンジェリカの微笑み
ラ・ジュテ
スワロウテイル
バスターのバラード
ヒトラーの狂人
脱出
マン・ハント
れいこいるか
マトリックス
ハッピーアワー
ラストレター
ケス
ハスラーズ
コロッサル・ユース
レ・ミゼラブル(ラジ・リ)
何も変えてはならない
外套と短剣
ある女優の不在
豹/ジャガー
殺しが静かにやって来る
オープニング・ナイト
海辺のポーリーヌ
満月の夜
緑の光線
友だちの恋人
ひかりの歌
欲望の翼
ペイン&ゲイン
デンジャラス・プリズンー牢獄の処刑人ー
ブルータル・ジャスティス
鉱 ARAGANE
ヘンリー
フリークス
エヴァの匂い
5時から7時までのクレオ
鵞鳥湖の夜
マリアンヌ
ロシュフォールの恋人たち
PERFECT BLUE
トマホーク ガンマンvs食人族
セノーテ
ヴィタリナ
御用牙 かみそり半蔵地獄責め
暖流
アンダー・ザ・スキン 種の捕食
悪人伝
しとやかな獣
アニエスによるヴァルダ
幸福(しあわせ)
ジャック・ドゥミの少年期
ムクシン
日子
グッド・タイム
アナトリア・トリップ
楳図かずお恐怖劇場 蟲たちの家
女体
ノー・データ・プラン
サッド ヴァケイション
サンダーロード
アンセイン 狂気の真実
アニエスv.によるジェーンb.
ユリイカ
ロケーション
血を吸うカメラ
喜劇 女は度胸
喜劇 男は愛嬌
オフィシャル・シークレット
TOURISM
ゲンセンカン主人
オン・ザ・ロック
ブックスマート
ワンダーウーマン1984
リバー・オブ・グラス
続ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
シカゴ7裁判
マザーレス・ブルックリン
ペイン・アンド・グローリー
マーティン・エデン
ウェンディ&ルーシー
風の中の牝鶏
1917 命をかけた伝令
秋刀魚の味
小早川家の秋
ザ・ライダー
赤ひげ
椿三十郎
酔いどれ天使
JSA
ロスト・イン・ラマンチャ
mid90s
息を殺して
KIDS
新しき世界
細い目
ナイト・スリーパーズ
アーリーマン
シチリアーノ 裏切りの美学
ほえる犬は噛まない
子猫をお願い
幸せへのまわり道
花束みたいな恋をした
トキワ荘の青春
はちどり
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kinakotrpg · 4 years ago
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妖しは恋し、にぎやかし
今日で此処ともお別れだ 飲んで歌ってお別れしよう おやおや人の子、我らが見える? これはめずらし、面白し 宴に混ざれ、飲め飲め歌え
inSANe「妖しは恋し、にぎやかし」
いつの間にか迷い込んだのは 満開の桜が咲く山の中 目の前には人ならざる者達 ああ、もう のまなきゃやってられない! ------------------------------------------------------ PL 人数: 2 人 リミット:3 狂気カード:6 ~ 8 枚 傾向: 協力型 。どんちゃん騒ぎ、王道。 時間:テキセ 5 ~ 8 時間、ボイセ 2 時間 ・PC1 貴方は散歩に立ち寄った山で奇妙な出来事に遭遇する。 周囲でどんちゃん騒ぎをする『人ならざる者』。 彼らが妖怪であることは分かったが、なぜ酒を飲んで暴れているのだろう。 しかも自分はまきこまれてしまった。逃げられない。 貴方の使命は『無事この山から帰ることだ』 ・PC2 どんちゃん騒ぎをしている、貴方は妖怪と呼ばれるもの。 皆で酒を飲み、わいわい思い出話に浸っている。 今日でこの山ともお別れなのだ。 寂しいけれど住めなくなるならしょうがない。 珍妙な客もやってきたし、さあもう一杯飲もうか。 貴方の使命は『最期の宴を楽しむ』ことだ。
※これより先はネタバレを含みます
【シナリオ背景】 妖し山を守っていた妖怪ミノリさま、彼が封印されてしまった事により山は妖怪達が住める場所ではなくなってしまいます。 皆がばらばらになってしまう前に、妖怪達は最後の宴を開きます。 そんな時、下見に訪れていたPC1はたまたま妖怪が見えるようになってしまいました。 このまま開発計画を進めるか、妖怪達の住む場所を残すか、PC1は決断を迫られます。
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 ☆PC作成について PCの設定によって職業は自由に選んでいただいて構いません。 ただ、PC1は成人にしてください。 PC2は妖怪という設定になりますが、手当が得意な妖怪だから医者でつくったよ~、等こじつけしつつご自由に作成してください。 
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 ◆PCハンドアウト
 ・PC1 貴方は散歩に立ち寄った山で奇妙な出来事に遭遇する。 周囲でどんちゃん騒ぎをする『人ならざる者』。 彼らが妖怪であることは分かったが、なぜ酒を飲んで暴れているのだろう。 しかも自分はまきこまれてしまった。逃げられない。 貴方の使命は『無事この山から帰ることだ』
 秘密 ショック:なし 貴方はこの山の開発事業の責任者または協力者である。 その下見に訪れただけだったのだが、山ではこの騒ぎだ。 本当にこの山を開発して大丈夫なのだろうか?  貴方の本当の使命は『この山の開発が安全なのかを見極めることである。』  ああ、もう飲まなきゃやってられない。 
 ・PC2 どんちゃん騒ぎをしている、貴方は妖怪と呼ばれるもの。 皆で酒を飲み、わいわい思い出話に浸っている。 今日でこの山ともお別れなのだ。 寂しいけれど住めなくなるならしょうがない。 珍妙な客もやってきたし、さあもう一杯飲もうか。 貴方の使命は『最期の宴を楽しむ』ことだ。 
 秘密 ショック:なし 貴方は此処に訪れる人間���最近やたらと多い事に気が付いている。 何かをたくらんでいるのかもしれないし、この山の主ミノリさまに手を出したのかもしれない。 この人間も仲間だろうか。 皆は宴で浮かれているが、自分は気を引き締めておかねば。  貴方の本当の使命は『この人間が何者かを見極める』事である。  悪い奴でないのならば、一緒に酒を飲むくらいやぶさかではないのだ。
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◆調査ハンドアウト一覧
  ・HO:妖し山  どこかにある、自然が残る山。 今は此処で妖怪が大宴会を行っている。 
 秘密 ショック:なし 今、この山は枯れかけている。  いずれ人による開拓が行われるだろう。 ミノリという妖怪の力で自然も守られ、人の手からも守られていた。 現在はこの妖怪の大騒ぎに森の妖気が濃くなり、たまたま波長が合ってしまったPC1は妖怪たちが見えるようになってしまった。 これは一時的なものであり、PC1にそのような能力が備わったわけではない。 宴が終わればまた見えなくなるだろう。
 ・ HO: ミノリさま この山の主であった妖怪。 ある日姿が見えなくなり、妖怪達はこの山が嫌いになってしまったのだと思っている。 ミノリさまが居ない事で森は枯れかけており、妖怪達は引っ越しを余儀なくされているようだ。
 秘密 ショック:全員 どうやら彼は封印されてしまったらしい。  この山には彼の御神木もあるが、その御神木が枯れてしまえば悪鬼となってしまうという。 枯れていない事から、まだ生きてはいると思われるがこの山が枯れてしまえば御神木も無事とはいかないだろう。 【HO:祓い屋】が追加される。
 ・ HO: 祓い屋 ミノリさまに手を出したと思われるもの。 この辺に祓い屋はいなかったと妖怪達は話している。 
 秘密 ショック:全員 彼は「この山の妖怪達を祓ってほしい」と依頼されてミノリさまを封印した。  ミノリさまは小さな瓶に閉じ込められ、今も祓い屋の手元にある。 どうやらミノリさまを式神か使い魔のように扱うつもりらしい。 この山の妖怪達の事も、狙っているようだ。 【拷問】で恐怖判定を行う。 
 ・ HO: 山へ入る人々 最近山にはよく人間が訪れている。 いったい何をしに来ているんだろう。 
 秘密 ショック:PC2  彼らはこの山の開発計画を考えているようだ。 別荘が立ち並ぶリゾート地へと変わるらしく、人間たちはその下見や準備でこの山を訪れているのだ。 【HO:開発計画】が追加される。 
 ・ HO: 開発計画  この山をリゾート地にするべく始まった開発計画のようだ。
 秘密 ショック:なし 予定が前倒しになり、今日から開発計画が始まることになったようだ。  トラックもその作業のためにやってきていた。  このトラックは【罠】の判定を行って妨害をしていない場合、クライマックスフェイズの2ターン目終了時に「御神木の伐採」を行う。
   儀式:封印破り 壺に封印されたミノリさまを助けるための手段。 祓い屋の生命点を0にし、【破壊】の判定に成功するとミノリさまを開放することができる。  これは失敗するとミノリごと瓶を破壊することになってしまう。 ※つまりは一階きりの勝負です。 この判定に回想シーン、武器、お守りは使用することが可能です。
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◆導入
まだ寒さの残る春の日。 桜の木には蕾が膨らんでおり、もうじき美しい花を咲かせるのでしょう。 街から少し離れた山の中を、PC1は歩いていた。
そんな折、突然の強い風。 思わず目を瞑り、また開いた時、そこは。
満開の桜が咲く山の中だった。
桜の木の下では、あきらかに「人ではない者たち」が宴会を開いている。
「今日で終わり」 「今日で最後なんだ」 「ああ、名残惜しい」
彼らは口々にそういっていた。
PC1とPC2の出会いの場面です。 PC2は宴会をしている妖怪達の一人で、妖怪達はPC1を宴会へと誘い込みます。
【HO:妖し山】【HO:ミノリさま】が調査可能となります。
※妖怪達に話を聞くならば、この山は明日には枯れてしまい妖怪たちが住めるような場所ではなくなると話してくれます。 これはPC2も知っている事です。
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◆マスターシーン
▽第1サイクル終了後 最近はよくトラックが通り、この森に入ってくる人間がいます。今も山の中に止められているようです。 一体何をしに来ているかはわからないが、話し合ってあちこち見て回っています。
【HO:山へ立ち入る人々】が追加される。
トラックにはゾーキングをすることができ、調べてみると積まれているのはチェーンソー、手鋸、鉈などが積まれています。
このトラックの真上には崖があり、その上には大岩がある。 頑張って押せば転がして下に落せそうだとわかります。 酔っている妖怪達はいたずらをしてしまえ、とはやし立てています。
【罠】で判定すると落すことが出来る。
この時失敗したとしても、【計画判定】として自分の手番を消費し再挑戦することも可能です。
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◆クライマックスフェイズ
3サイクルが経過するとクライマックスフェイズへと移行します。
桜は散り始め、もうほとんど葉桜になっている。この山の自然はもうなくなってしまうのだ。
寂しそうに妖怪たちがつぶやいているところに、がさがさと誰かが足を踏み入れる音が聞こえてきます。
やってきたのはスーツの中年の男性と、和服に身を包んだ男性でした。
「いやぁ、此処はお化けがでると有名でしてねぇ。念には念をというのもやはり必要でして。ああ、信じてはいないんですけどね」
スーツの男はハンカチで汗をぬぐいながら和装の男性に話しかけている。
「いますよ、妖怪は。……ああ、あんなにうじゃうじゃといるじゃぁないですか」
着物の男はするりとこちらを指さした。
スーツの男もつられて視線をこちらへと向け、首をかしげている。彼に妖怪は見えてはいないようだ。けれど、その視線はPC1へと向けられます。
「おや、PC1くん、こんなところで何をしているのかね」 驚いたようにスーツの男がPC1へ話しかけてきます。
「ほら、そんな所に居ないでこちらにきなさい」
スーツの男は、PC1を呼びます。 PC1に、着物の男も話しかけてきます。
「なるほど、なるほど。ほだされたのですね」 「……君は、人間の味方ですか? それとも、妖怪の肩を持つんですか?」
▽【罠】の判定に成功していた場合 もしトラックにいたずらする事を選択していた場合には、トラックが埋もれていて焦る描写も追加してください。
「あああ!! こんな、ひどい……!!」
スーツの男性は慌てふためいています。 それを見た和装の男性はPC1をじろりとにらみつけた。
「これは妖怪達の仕業ですね……ああ、貴方が悪知恵を授けたんですか? 人間のくせに、妖怪の味方なんですか?」
「今謝罪し、こちらに戻るなら許すこともやぶさかではありませんよ」
クライマックスはPC1の選択を待つことになります。 妖怪側に残るか、人間たちの方へ戻るかを選んでもらいます。
▽PC1がこちらの残る選択をした うぉぉ!!と妖怪たちが歓声を上げる 「見直したぜ人間! いや、酒を共に交わしたからにはもう友人だな」 「良く言ったぜ」 「そこまで言われて、俺たちがあきらめるってのはなぁ、なあPC2!!」
【封印破り】の儀式が公開になり、クライマックス戦闘となります。
▽PC1が妖怪達と離れる決断をする。 【◆PC1がスーツの男の方へ戻る】へと移行します。
------------------------------------------------------ ◆PC1がスーツの男の方へ戻る PC1がスーツの男たちのほうへ戻ることを選択すると、開発計画が進められることになります。 PC1は病院送りにはなりませんが、妖怪達は祓い屋に捕らわれてしまいます。 その後は【PCが戦闘不能になる】を参照してください。  ------------------------------------------------------
【エネミー】 祓い屋 生命点6 《拷問》《罠》《破壊》《恨み》 【基本攻撃】《拷問》 トリック《罠》 プロットは6へ。PC2を集中的に狙います。
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◇戦闘レギュレーション トラックをとめていなかった場合には、それをとめることも必要になります。 2ラウンド後には、御神木が切り倒されてしまいミノリを助ける事をできません。 これは自分の手番を消費し、判定【罠】をすることでトラックをとめる事ができるとします。
☆クライマックス終了条件 ・儀式の成功/失敗 ・PCの脱落 ------------------------------------------------------ ◆END・A:儀式の解放に成功する  解放が成功すると、あたりは一面に桜が咲き誇ります。 ミノリの帰還に妖怪達は大歓声。 祓い屋は妖怪達にどこかへ連れていかれてしまいます。
残った妖怪達はまた酒を取り出す。 「さあ、宴を始めようか!」 「飲めや歌え、妖し賑わし我らの山よ!」
PC2とPC1ももみくちゃにされながら、宴を楽しむことになります。
この宴の最中、PC1は酔いが回ったか、眠たくなってくる。
目を覚ますと、ただただ静かな森が広がっていた。 あれほど咲き誇っていた桜もない。
……けれど、髪にはひとひらの桜が。
最初で最後、妖怪達とのにぎやかな宴。 桜だけが、あれは夢などではなかったと告げていた。
結局、開発計画はおじゃんとなり。妖し山はこれからもそこにあり続けるでしょう。
時々、楽しそうな声があの山から聞こえるのだと怪談話が広まるようになるのは、もうすぐそこの話。
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◆END・B:儀式に失敗し、ミノリごと破壊する ミノリが破壊されてしまうと、森はみるみる枯れていく。妖怪達も引っ越しを余儀なくされます。PC1はこの山の開発の責任者を任されることになり、妖怪達の居ない山をどのように開発するのかは、PC1に託されます。 PC2はまた新たな住処を捜して仲間たちとふらりと旅に出る事��しょう。
いつか帰ってきたとき、妖し山はどのように変わっているのかを思い描いて。 ------------------------------------------------------
◆END・C:PCが戦闘不能になる ミノリを助ける事も出来ず、PC1は病院で目を覚まします。目の前には祓い屋がいます。「あなたのおかげで大収穫ですよ」 そういって大量の人型の紙や瓶を取り出す。 そのうちの一つには「PC2」の名前も付いていた。
彼らは、この祓い屋に捕らわれてしまったのです。 もう、妖し山で妖怪達の宴が開かれることは二度とありません。
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◆シーン表
1:山の果物で作った果実酒だ。甘酸っぱくさわやかな味がする。 2:「妖怪殺し」という強い酒。……これは、飲んでも大丈夫なのだろうか。 3:山の花から作られた甘い優しい香りのするお酒だ。ほんのりと桃色で美しい。 4:しゅわしゅわと泡が出ているお酒だ。この山にはラムネ水がわく場所があるのだそう。 5:そろそろ酔いが回ってきた。お水で一休み。 6:真っ黒で煙が出ているお酒。長年の研究で作り上げた薬酒らしい。まずい。
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のめのめ、歌え。 これが君と共にする最後の宴。
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同  受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同  湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠   ゆつくりとガラスを滑る霙かな 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………  
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊樹 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深き節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同  ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都   磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都   寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて  都   春雷や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き��所にて聖書読む 同  永く生きすぎた気もして春の風 同  どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同  針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 岬月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪   寒鴉申し合はせしごと啼かず 同  観念をしたる如くに大枯木 同  温石に温石と云ふ石の貌 同  薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同  春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同  銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷を張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同  凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪   華やかに古りし虹屋の桐火桶 同  凍て様も金輪際や檻の鶴 同  人の世の枷を解かれし古火桶 同  寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪   勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同  乾杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同  うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希   路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉   シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同  雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同  佐保姫来式部の像の辺りより 同  古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪   其の頃はへつつひ二つ竈猫 同  お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同  春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少し暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂   大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝利 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 浮かみくる七色の泡春の池 愛   集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ���けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜   枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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heyheyattamriel · 5 years ago
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エドワード王 二巻
昔日の王の一代記、二巻
ファーストホールドでの再会
エドワードは赤い空に目を覚ましました。太陽は西の山々に上ったばかりです。彼らは各面が炎に輝く塔のすぐそばに来ていました。ドラゴンは急に方向を変えて近くに飛び、炎の長い息を吐き出しました。彼らが突然高度を下げると、塔の頂上で何度か光が点滅しました。エドワードのお腹はとても変な感じでした。彼はため息をついて身体を動かすと、モラーリンが右手でエドワードを抱けるように体をずらしました。彼は身体を伸ばしてあくびをしました。
「もうすぐだ。クリスタルタワーからファーストホールドまでは馬で数日だが、アカトシュは1時間以内に連れて行ってくれると思う」
「塔には寄らないの?アイリック―」
「軽々しくその名前を使うんじゃない。私にさえもだ。アーチマジスターは向こう何日かは戻らない。ユニコーンは風の兄弟分で、同じぐらい早く旅をする。荷物があってもな。だが、ドラゴンが飛ぶほどじゃない。エルフの故郷がドラゴンの帰還の始まりを迎えているのがわかるだろう。人類の幸運を祈るんだな」
エドワードの視線は深い森の中と、無骨な丘をさまよいました。人のいる印は見えませんでした。「きれいだね」彼は謙虚に言いました。「でもハイロックほどじゃないや」忠誠心からそう付け加えましたし、それは事実でした。「街も、村も農場もないの?」
「ファーストボーンは森の奥深くに住まっている。彼らは大地を引き裂��ないし、新しく植えもしない。だがオーリエルが差し出すものは喜んで受け取る…そしてお返しをする。ああ、成長するものの青臭いにおいだ」
確かに、その空気はエドワードが父のカップからすすったことがあるワインと同じような感じがしました…「お腹空いた」
「そうだと思った」少し体を動かし、モラーリンの左手が小さな葉っぱの包みを取り出しました。浅黒い手は大きくて力強く、人にも動物にも見えませんでした。エドワードは嫌悪しながらその手を見つめ、やがてその手に触れないように極めて慎重に包みを取りました。モラーリンが身体を強張らせるのがわかり、エドワードを抱く手が少しその力を弱めました。エドワードは自分の行動を恥ずかしく感じました。この状況で気を悪くさせるのは、親切でも賢明でもありませんでした。モラーリンは簡単に彼を落とすことができるのです。「僕お風呂に入りたいけど、君もだよね」彼はぎこちなく言いました。モラーリンがわざと彼の反応を誤解してくれたことを、エドワードは知っていました。「ああ、私はとても汚れている」エドワードがケーキをかじると、それは見た目よりずっとおいしいことを証明しました。「母さまはそんな風に僕を見ていたよ―少なくとも、そうだった。でも多分、僕はまずお風呂に入るべきだよね?」
「お前はその選択の必要はないと思うが。ああ、やっとだ!」ドラゴンはその翼を広げて空に舞い上がり、巨大な炎の固まりを吐き出すと、広い空き地に降り立ちました。着陸は急角度で、大きな衝撃がありました。エルフたちが急に現れて、彼と、やっと目を覚まして半狂乱でぐるぐる走り回り、エドワードの足元で喘ぐシャグに腕を伸ばしました。
銅の色の炎のような髪をした背の高いエルフが、礼儀正しく彼らに挨拶しました。「ご機嫌麗しゅう、我が王よ。ご婦人がお待ちかねです。エドワード王子、ファーストボーンの地へようこそおいでくださいました。我が民に成り代わり、歓迎申し上げます。ここでのご滞在が心地よく、実りあるものでありますように」
モラーリンは恭しく頷きました。「ありがとう。わが女王は十二分にお待ちになった。すぐにお目にかかろう」エドワードの肩に置いたモラーリンの手が、彼を見たこともないほど大きな木に導きました。その幹は空洞で、中に入ると上に導かれました。開口部にはさらに階段があり、丈夫な枝に橋が架かっています。彼らは大きなひさしがついた、部屋のように椅子とチェストがしつらえられた台に着くまで、それに沿って前に進みました。金色の肌の女性が彼らに微笑みかけ、手招きをして立ち去りました。背が高くほっそりした、蒼白い肌の黒い髪の人間の女性が彼らに歩み寄りました。彼女の眼はエドワードを捉えていました。エドワードだけを。
「どうしていなくなっちゃったの!」その叫び声は彼の深いところから現れ、彼の全身に響き渡りました。その声は彼の数歩手前で彼女を立ち止まらせました。今度は彼女の目がモラーリンを見上げました。彼はエドワードが聞いたことのないような厳しい調子で言いました。「お母様に敬意を持ってお話をなさい、無作法な子だ!」その瞳の一瞥の衝撃で、彼の目に水が溜まりました。
アリエラは素早く彼に近寄り、両手を彼の胸に置きました。「おかえりなさい、旦那様。あなたと息子を無事に私の下に連れてきてくださったノトルゴを称えましょう」
「竜たちの盟主と盗賊さんにも感謝いたしますわ。彼らなしでは私のぼうやをあれ以上きれいに連れてくることはできませんでした。アーチマジスターもうまくことを運んでくださったのね」モラーリンの浅黒い手がそっと優しく彼女の腕に置かれました。彼は落ち着いて幸福そうに笑いました。でも、彼の胸に置かれた両手は、彼を労わるようでもあり、障壁を作っているようでもありました。
「私は本当に恵まれているわ。でも、息子と話すのは久しぶりなのです。二人だけなら、もっと話がしやすいかもしれません」
モラーリンの笑顔がさっと消えました。「3人でいるより2人の方が言葉が見つけやすいと?まあ、そうかもしれないね。時にはね、奥さん」彼は踵を返して去って行きました。橋が揺れて軋みましたが、彼の足は少しも足音を立てませんでした。
アリエラは彼の背中を見ていましたが、彼は振り向きませんでした。エドワードは、また彼の敵に苦痛を与えたことで、好奇心と満足感と後悔が混ざったような気持がしました。「エドワード、私の坊や。ここにきて座ってちょうだい」
エドワードはその場に立っていました。「お母さま、僕は何年も待って、答えを求めて何リーグも旅をしました。僕はもう待ちません。一歩だって動きません」
「何と言われていたの?」
「父が客の名誉を信頼しながら夜眠っている間に、魔法の助力を得て最も卑劣な方法で誘拐されたと」
「お父さまがそう言ったのね。モラーリンは?」
「完全に自分の意思で来たと言いました。あなたの言葉で聞きたいのです」
「私がなぜあなたのお父さまの下を去ったか、どうしてあなたを連れて行かなかったのか、どちらが聞きたいですか」
エドワードは間を置いて考えました。「母上、僕は本当のことが聞きたいんです。ですから、僕は本当のことを知らされなければいけません。あなたが僕を置き去りにしたことを。もう一つの方は、僕は知っていると思います。あなたがそれ以上に、またはほかに話したいと願わない限り、僕はわかっているだろうし、わかると思います」
「真実ですか?真実とは、それを理解している者から独立して存在するたった一つのものではありませんよ。でも、あなたに私の真実を話しましょう。そうすればきっと、あなたは自分の真実にたどり着くでしょう」
アリエラは静かにクッションのおかれた椅子に歩いて戻り、姿勢を正しました。ルビーの色をした小鳥がすぐそばの小枝に停まって、彼女の穏やかな声に伴奏をつけました。
「私の両親が私の結婚を故郷の習慣通りに決めてしまったのです。私はコーサイアを愛していませんでしたが、初めは彼を尊敬していましたし、良い妻でいようと努めました。彼は私を気にかけもしなければ、世話もしてくれませんでした。ですから、彼は私の尊敬を失い、手をかけてもらえない植物が枯れていくように、私は毎日少しずつ死んでいたのです。あなたといる時だけが私の幸福でしたが、コーサイアは私があなたを軟弱にすると考えました。『女みたいに』と彼は言いましたわ。そうして、あなたの3回目の誕生日のあと、私は毎日たった1時間だけ、あなたと過ごすことが許されました。あなたの泣き声を聞きながら、何も考えられずに座って泣いていました。ようやくあなたが泣き止んで私を求めると、私の心は空っぽになりました。私は護衛を一人か二人しか付けずに、長い時間一人で散歩をして、馬に乗るのが癖になりました。そんな時、モラーリンがやってきたのです。彼はロスガー山脈にある黒檀の鉱山を欲しがっていました。彼が使いたがっていた土地は、私の持参金の一部でした。彼は私たちの民に彼の技を喜んで教えてくれましたし、ダークエルフが作った武器を差し出してさえくれました。そのお礼に、私たちの民はゴブリンを遠ざける彼の手助けをして、ハイロックに彼の民の植民地を作ることを許したのです。コーサイアは土地には興味がありませんでしたし、本当に武器をとても必要としていました―最上のものでしたからね―ですから、彼はその申し入れを喜んだのです。話し合い、決めるべきたくさんの細かい事柄があって、その交渉への干渉が私にも降りかかりました。コーサイアはダークエルフを嫌っていましたし、タムリエルで最も優れた戦士として既に名声を得ていたモラーリンに嫉妬していたのです。
「でも、モラーリンは熟練の戦士以上の人でした。彼は読書家で、太陽の下にあるものすべてに興味を持っています。ヤー・フリーとジム・セイから教えを受けたように歌い、演奏することもできました。彼は、私が夢でしか会えないと思っていた、それ以上のお相手でした…誓いますわ。私たちは二人とも外にいるのが好きで、話し合いは乗馬と散歩の間でしたが、いつも彼の部下とコーサイアの部下が一緒でした。すべてが整った時、コーサイアは条約を祝って大きな宴会を開きました。ハイロックのすべての貴族がやってきて、他の地域からもたくさんの人たちが訪れました。最後に、酔っぱらったコーサイアが血でなければ洗い流せないような侮辱の言葉を漏らしました。私は他の貴婦人たちととっくに席を立っていましたから、それが何だったのかは知りません。でも、私はコーサイアがそのような言葉をため込んでいることを知る程度には、個人的に充分聞いてきました。モラーリンは決闘を申し込み、それまでに彼がウィットを取り戻すかもしれないと、コーサイアに昼までの猶予を与えました。
「そしてモラーリンが独りで私の部屋に来て、何が起きたかを話してくれました。『奥様、彼はあなたの弟君を決闘相手に選ぶだろうと思います。いずれにせよ、もう二度と関わることのできない血の河が、私たちの間に流れるでしょう。私はあなたの愛なしで生きていくことはできます。だが、あなたに憎まれることには耐えられない。共に来てください。妻として、あるいは名誉ある客人として、それはあなたの選択です。そして、ご親族の代わりに、あなたは血の代価として貢献なさるでしょう』
「そして、月明かりの下で、恐れおののいて、眠っている貴婦人たちのそばで、私は彼を愛していることを知ったのです。彼なしで生きて行けるかは疑わしかったけれど、それでも、あなたをそれ以上に愛していたの!『息子は』私は囁きました。『置いては―』『奥様、選ばなければなりません。お気の毒ですが』わかるでしょう、エドワード?もし留まれば、私の弟の死が―彼の無垢な若い血が流れるのです。あるいはあなたのお父さまの血が!あるいは、そんなことは起きないと思っていたけれど、私の愛する人の血が流れたかもしれません。モラーリンの戦闘技術はそれだけでも優れていましたし、この類の出来事には、彼は同じくらい優れている魔法の力も借りるでしょう。『連れて行けますわ』でもモラーリンは悲しげに首を振りました。『私にはそんなことはできない。父と子を引き離すことは、私の名誉に反する』
「愛する者を一人ぼっちにする、私は義務には慣れていました」アリエラは誇らしげに言いました。「あなたを父親から、あなたの大好きなおじさまから盗んで行けばよかったでしょうか?そして、おそらくコーサイアは生き残り、この件で私を責め、私を遠くにやってしまう言い訳にしたはずです。コーサイアは私がいなくなれば喜ぶだろうと考えました。彼が本当に武器を欲しがっていることは知っていました。あなたと過ごす時間を得るために、それで取引することもできると私は考えました。モラーリンが私を見ずに立って待っている間、すべてが私の中を駆け巡っていました。
「マーラ様、正しい選択をお助け下さいと私は祈りました。『本当に私を妻にしたいのですか?私は―私は厄介ごと以外何ももたらしませんのよ』
『アリエラ、私はあなたを妻に迎える。私が求めているのはあなた自身だけだ』彼はマントを脱ぎ、布団を引き剥がしながら私の体を包みました。
『モラーリン、待って―これは正しいことかしら?私がしようとしていることは?』
『奥様、もし間違いだと考えているなら、私はここに立ってなどいない!あなたに与えられた選択肢の一つは、私には最も正しいことに思えます』彼は私を抱き起して、馬に運んでいきました。そうして、私は彼のマントだけを身に着け、彼の前に座って馬に乗り、あなたのお父さまの家を去ったのです。野蛮な喜びと悲しみが混じって、自分がどう感じているかわかりませんでした。これが、私の真実です」
エドワードは静かに言いました。「でも、彼は結局、僕とお父さまを引き離した」
「本当に渋々だったのです。そして、ドラゴンが、本当には、あなたとお父さまの心は既に離れてしまっていると言ったからです。何リーグかだけのことです。これはあなたの安全を保つ方法なの。モラーリンはここに来ることを決めるのは、あなたの自発的な決断であるべきだと言いました。それと同じに、戻りたい時に戻っていいのですよ」
「モラーリンは僕をただ連れて行こうとした!アイリ―その、アーチマジスターが同意しなきゃいけないって言ったんだ」
「彼は忍耐強い性質ではないのです。そして、彼はコーサイアを傷つけてしまわないか不安でした。彼がその議論をどこかほかの場所で続けられると考えていたことは間違いありません」
「肝っ玉の小さい王だって呼んだんだ。そして笑ったよ。どうして?ダガーフォールの人の肝臓はエボンハートの人のより小さいの?第一、それに何の関係があるの?父さまはとても怒ってた。きっと戦いたかったと思うな。でも、父さまが僕を嫌ってるのは本当だよ。わかってるんだ。でも、わかりたくなかった。だからそうじゃない風にふるまっていたんだ。モラーリンはそうじゃないと思うけど」
「ええ」
「でも、彼は嘘をついた。彼は僕の父親だって言おうとしてた。わかるんだ」
アリエラは頭を後ろにそらせて、鈴を転がすような声で笑いました。彼は遠い記憶からそれを思い出し、背中がぞくぞくしました。「もしあなたにそう思ってもらえたら、きっとものすごく、心からそう言いたかったに違いないわ。彼はいつでもせっかちなの。そして、彼は誓いの下では決して嘘をつかないし、愛するものを傷つける嘘はつかないわ」
「僕のことを愛してなんかいないよ。僕のことを好きでさえないんだ」
「でも、私は愛しているのよ、私の大切な坊や。あなたは―」エドワードは彼女が大きくなった、と言おうとしているのだと思いました。大人たちはいつでも彼の成長を見てそう言うのです。一週間前に会ったばかりでも。奇妙なことに、年のわりに、彼は小さかったので。彼女はその代わり、「私が考えていた通りだわ」と母の深い満足を湛えて言いました。
「彼はあなたのことを愛してる。でも彼は使いっぱしりの小僧じゃないと言った。でも、あなたは彼がそうみたいに下がらせた」
アリエラの顔と首が真っ赤になりました。
「確かに、私は召使いに格下げされたようだね」うず高く食べ物が積まれたお盆を持って、モラーリンが静かに入ってきました。「椅子を取ってくれないか、少年。私が給仕役をやれるなら、お前も給仕役をやれるだろう。お前はお腹が空いているだろうし、妻が私の欠点の残りの部分を話す前に戻った方がいいと思ったのでね。それを挙げ連ねるのにほとんどまる一日かかるから」彼は鎧を脱いで風呂を浴び、細いウエストの周りに銀のサッシュを巻いて、洗い立ての黒いジャーキンとズボンを着ていました。でも黒い剣は、彼の横で揺れていました。
「まあ、なんてこと。小さな軍隊がお腹いっぱいになるほどの食べ物を持っていらしたのね。それに、私は朝食を済ませましたの」アリエラは小さな手でエルフの腕に触れ、愛撫するように下に滑らせて彼の手を握って力を込めると、それをまだほてっている首に持ち上げ、唇でその手をなぞりました。彼女の美しさに向かい合う浅黒い肌に居心地の悪さを感じながら、エドワードは素早く目を逸らしました。
「これは私用と、少しは坊やのためにね。でも、ご相伴してくれると嬉しいよ。君は痩せてきている。私にとっては針みたいだ、本当にね」彼女の黒い巻き毛の束を指に巻き付け、軽く引っ張ってにやりと笑いました。それから、食べ物に移ると、人間がするように指で食べるのではなく、小さな銀色の武器で飢えた狼のように襲い掛かりました。その食べ物は―素晴らしかったのです。エドワードはもう何も入らなくなるまで食べました。
「立ち聞きしていたんだが」彼は思慮深そうにもぐもぐと言いました。彼は食べている間、モラーリンの欠点を口の中でもそもそと挙げ続けていました。そして、もっと早く大きな声で言えばよかったことがわかりました。
「ゼニタールよ、坊や、君たち人間は、個人的な話を木の上全体に聞こえるような大きな声で叫んでも、私が耳に綿を詰めて聞かないでいてあげると期待しているのかね?」彼は大きなとがった耳をとんとんと叩きました。エドワードは急いで何を話したか思い出そうとしました。嘘をついたと言いました。ああ、なんてことでしょう。彼が聞いていませんように。
「それで、私は嘘つきなんだって?坊や」ヴァー・ジル、彼に救いの手を、エドワードは溺れ死ぬような気持がしました。このエルフは心を読めるのかしら?彼はそれが父親が彼に使った侮辱の言葉ではないことを願いました。「僕―僕は、そのことを考えていると思ったって意味で言ったんだ。口ごもったもの」エドワードは喘ぎました。彼はものごとを悪い方に転がしていました。
「たぶん、私は思い出そうとしてたんだよ…」皮肉っぽい響きが戻ってきました。
「僕のことなんか好きでもないくせに!」エドワードが大きな声で言いました。
「だからって、本当の父親がお前に主張するのを止めることになるようには思えないね」
「モラーリン、やめて!」アリエラが遮りましたが、エルフは片手を上げて彼女を黙らせました。
「わからないんだ」エドワードがちらりと見ました。
「どうしてあんなことを言ったんだね?」
「わからない―ロアンが言ってた―ことなんだよ―そして、僕はちっとも父さまに似てないんだ。みんなそう言うよ。そして話をやめてしまうの」
「言ってたこと―とは何だね?言いなさい、坊や!」
「二人が若かったころ、どれほど母さまがおじさまのことを好きだったかって。母さまが連れていかれたあと、彼がどんなに悲しんで怒ったかって。弟じゃなくて恋人みたいだったって彼女は言った。とってもかわいらしくそう言ったけど、何か他の意味があるみたいだった。口に出すのがとても汚らわしい何かだよ。他の時には、あの人は僕がとてもエルフっぽく見えるって。僕が結婚したあととても早く生まれたことも。あの人の一人目の息子みたいじゃなかったって」
モラーリンは跳び上がりました「何だって!戻ってあの女狐の首を絞めてやる!人間は―」彼は悪態をかみ殺しましたが、その赤い瞳は怒りに燃え上がり、筋肉がはちきれるように膨らんで、髪は逆立っていました。「お前はエルフと人間の子供には見えない。私が母上に出会ったのは、お前が母上のおなかに宿ってから4年後だ。どうやらロアンはどちらの嘘を使いたいのか決めかねたのだろうね。だが、近親姦などと!私ができないなら、ケルが代わりに鉄槌を下しますように」背の高いエルフは怒り狂って部屋の中を歩きました。カジートのようにしなやかで、片手は剣の柄を撫でています。その台が揺れて、少し下がりました。
「エドワードに比べれば、彼女は自分の息子たちに大望を持っている。疑問なのは、彼女の話を信じる者がどれほどいるかだ。彼を殺させる計画をしているなら、充分ではないだろう」アリエラのなだらかな眉に小さなしわが寄りました。「あのね、私は彼女を嫌ったことはないのよ。彼女もそう。あの方は私の立場を欲しがっていて、私はエドワードを救うために喜んで譲ったわ」
「僕に王様になってほしいんだね。そうしたら黒檀の鉱山を持てるから」エドワードはパズルを解きました。
「まあ、黒檀なんてどうでもいいの。おそらく彼が手に入れるでしょうし。あなたのお父さまがお亡くなりになったら、ロアンの子供たちと協力するよ���良いチャンスを持っているの。彼らには感謝する十分な理由がありますし、いい取引よ。そうは言っても、彼らの両親のことを考えると、契約にサインするのに充分なほど、自由に口が利けるかどうかは見込み薄だけれど」
「それじゃ、なぜ?僕のこと好きでもないのに」
「マーラ、お助けを!人を『好き』と思うことは人間の概念だ。ある日、彼らは��前を好む、次の日は好まない。火曜日にはまたお前のことを好んで戻って来る。私の妻は私に対してそうするが、彼女が私を好きじゃない時でも私を愛していると言うよ。彼女がどちらもしない日と、リアナの騎士団に加わる話をする時以外はね。そんな時は、私は彼女が正気に戻るまで狩りに行く」
「大げさね、そんなの一度しかなかったし、よく知っているくせに」
「回復期間は大いに楽しんだのを覚えているよ。もっとあってもいいかもね」二人はお互いににやりと笑いました。
「だけど、どうして僕に王様になってほしいの?」エドワードは食い下がりました。
「言っただろう、それはアカトシュの意思なのだ。それと、アーチマジスターのね。私は遠乗りに付き合っただけさ。彼らに聞いてごらん」
「アーチマジスターに会ったら聞いてみよう」
「素晴らしい考えだ。我々と北に旅立つ前に、お前は2、3週間タワーで過ごすことになるだろう」
「それだけ?」
「お前の母上と私と一緒に冬を過ごす計画がそんなに嬉しくないかね?」
「そんなことは…ないです。でも、アイリックと一緒に行くって言ったんだ」お前じゃなくて、口に出さなかった言葉が、二人の間にありました。
「そうなるだろう、そのうちね。今、そこでの数週間は、魔法の訓練を始めるのにちょうどいいだろう。私はお前に呪文を教えてやれる。だが、お前は強くならなければならない。お前の体が心に追いつかなければいけないんだ。それはアーチマジスターの意思なのだよ」
「戦闘の魔法?僕は他のことを勉強したいな。獣の呼び出し方、癒し方、そして浮き方…」
「それも学ぶだろう、必ずね。それと、お前は戦士は癒せないと思っているのか?それはお前がいちばん最初に学ぶ呪文だ。だが、王は戦い方を知らねばならない」
「得意じゃないんだ」
「ドラゴンの歯だよ、坊や!まさにそれがお前が学ばねばならない理由だ」
「もしできなかったら?」
「お前は勇気があって、澄んだ頭を持っていて、魔法を学ぶ潜在的な力がある。それは大抵の者が持っている以上のものだ。残りの部分は私が教える」
エドワードの頭が、不慣れな賞賛にぐるぐる渦を巻きました。「僕が?本当に?君が?」
「お前はお父上の愚かな王宮の者たちがドラゴンとユニコーンの前に丸腰で向き合って、アーチマジスターとタムリエルの英雄に、彼らの正義を要求すると思うのかね?正義だって!そんなものを前にしたら、彼らはどうにか慈悲を請うのが関の山さ、それだって疑わしいが、口が利けるものならね」
「僕、そんなことした?したのかなあ?」エドワードはすっかり驚いてしまいました。彼は知らなかった、考えたこともなかったと付け加えたいと思いました。
「ああ、したとも。そして、それはここからモロウィンドに向けて歌われる行いだ。私はそのバラードを作曲しよう―昼寝をしたらすぐにね。ドラゴンの背中の上ではあまりよく眠れないんだ」
「僕とシャグに眠りの魔法をかけたね!」
「そして城の他の者にもだ。友人に手伝ってもらってね」
「うわああ。宙にも浮けるの?見せてくれる?」
「そう急ぐな。私はドラゴンの背中に一晩中とどまっているように、動きを固める魔法を全員にかけていたんだ。休むまではマッチを使わずにろうそくに火を灯すこともできないよ」
「ああ、わかった。それでも僕は、戦士よりもアーチマジスターみたいになりたいな」
「はっ!アーチマジスターが戦えないなんて、そりゃニュースになるな!彼がお前に杖の扱い方を見せる時間があることを願うよ。初期の訓練には最適の武器だ。そして彼以上の講師は望めない。さあ、お前が前に見た四人の中で、誰が一番優れていると思う?」
エドワードは数分の間、慎重に考えました。「僕の判断は本当に粗末だけど、それでもよければ、タムリエルのチャンピオンって称号を使う人が一番優れているはずだと思う。でも、アーチマジスターは君の魔法の先生ではないの?そして武器の扱いもよく訓練されているみたいだ。だから、誰が勝っているか?ドラゴンの炎と爪と歯に太刀打ちできる人間がいるかな?それに、とても足が速くて、尖った角と蹄があること以外、僕はユニコーンのことは何も知らないんだ。とってもおとなしかったし。それで、君が尋ねたその質問には、正しく答えられそうにないんだ」
「いい答えだ、坊や!単体の近接戦闘ならユニコーンは簡単に勝てる。人間も、ドラゴンでさえ、あんなに早く一撃を当てられないし、炎で焼くこともできないし、魔法や属性の力も効かない。その蹄は致命的で、その角は一度触れただけで、どんな敵でも殺してしまう。角自体は燃えてなくなってしまうけれどね。それでも、一番強力なのは、それをすぐに再生できることだ。
「そして、4人のタムリエルの英雄は、互いに戦えばおそらく敗者になるだろうが、その称号は馬鹿げた自慢ではない!モラーリンは一流であることに慣れていない。結果として、私の行儀作法は苦しんでいるかもしれないがね」
「わが王よ、あなたには心から感謝申し上げます。あなたは僕に偉大な栄誉と貢献を与えてくださいました。ご恩返しできることがあれば、致しましょう。僕の乱暴な言葉と不躾をご容赦ください。僕は粗野で粗暴な中で暮らしてまいりました。そして、僕には父がないようです。あなたをそう呼ぶことをお許しいただけない限りは」エルフは少年に手を差し出し、彼はその手に自分の手を置きました。エドワードの味気ない気分はすっかり消え…まるで魔法のように…思考が彼の心を漂います…すると彼は手を離して、モラーリンの腰にしがみつきました。エルフの手は黒い髪を撫で、薄い肩を掴みました。
「ありがとう、奥さん。結婚からたった5年で、君は私に9歳のすばらしい息子を贈ってくれた。非凡で、本当に…魔法のようだ」
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keihamms · 7 years ago
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お元気ですか?久しぶりワタクシ、かんだくんです🤙今日は#坂本善三美術館 へKeiと一緒に行きました🚍昨年の#くぬぎの森寄生計画 で子ども達と一緒に作った作品【ベース】の撤去をする為です‼️かなり長い間寄生させてもらいましたが、もう今日で終わりです😂 山下さん、江藤さん、えりさん、まいさん、関係者の皆様ありがとうございました😊 最後は”カエル”の寄生も見ることができました‼️”くぬぎの森寄生計画は終了” #keihamm #landscape #country #contemporaryartist #kunuginomori #阿蘇 #小国町 #くぬぎ森寄生計画 #坂本善三美術館 #カエル #野生 #吉村形 #かんだくん #木彫り #パワースポット #くぬぎの森寄生計画 (坂本善三美術館)
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sorairono-neko · 6 years ago
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最愛の貴方
 試合が済み、クロージングバンケットも終了し、あとは帰国するばかりとなったころ、ヴィクトルはひとりホテルの庭園に出、そこをそぞろ歩いた。本当は勇利と来たかったのだけれど、彼はまだ部屋で寝ていた。たいした庭ではなかったのですぐに飽きて、彼は近くの森林公園に足を運んだ。こちらは緑が多く、大気も澄んで、早朝のさわやかな風が吹いていた。 「あれっ、ヴィクトル?」  水鳥がぽつぽつ浮かんでとりすましているちいさな池に出たとき、知った声がしてヴィクトルは振り返った。 「やあ」 「おはようございます! 勇利は一緒じゃないの?」  ピチットは携帯電話を片手に笑顔で駆けてきた。どうやらあちこちで写真を撮っていたようだ。もちろん、風景写真ではない。 「まあね。まだ寝てるんだ」 「わかった! ヴィクトルが遅くまでかわいがってたんでしょ!」  ピチットは恥ずかしげもなく元気に言った。ヴィクトルは苦笑を浮かべた。 「だったらいいんだけどね」 「ああ、まあ、試合が終わってすぐにそういうことするのも疲れそうかも。バンケットだったし」  ピチットは池を背景に、一緒に写真を撮っていいかと身ぶりで示した。ヴィクトルはうなずいてピチットと並んだ。 「それはそうだけど、あまり関係がないな」  ヴィクトルは言った。 「え?」  シャッターを切ったピチットが、意外そうにヴィクトルを見る。ヴィクトルは肩をすくめ、それからおどけて笑い、「忘れて」とつぶやいた。 「待って、じゃあ……」 「忘れてくれ。余計なことを言った」 「ヴィクトルと勇利って、まだ……」 「しゃべったことがばれたら勇利に怒られる」 「…………」  ピチットはぱちぱちと瞬いてヴィクトルをみつめた。 「……勇利がいやがってるの?」 「そうじゃない」 「だったらヴィクトルがしたくないの? ──そんなわけないよね」  ピチットは考え深そうな目をした。 「勇利が踏み切れないんだね」 「俺が頼りなくて至らないからだろう」 「…………」 「あるいは、俺にそういうことを望んでいないかだな。俺は彼の神様らしいから」  ヴィクトルは苦笑いを浮かべた。 「……ヴィクトルはそれで平気?」 「平気じゃない。いずれはきちんと愛しあいたいと思っているよ。でも、無理にそうしても意味がないからね。勇利にそういう気持ちが生まれるまでは待つつもりだ。努力は怠らないけれど……」  そこでヴィクトルは言葉を切った。申し訳なさそうにピチットを見る。 「本当に余計なことを言った。君は勇利の友人だから油断してしまう。なかったことにしてくれ」  ピチットはにっこり笑った。 「ヴィクトル、もうすこし一緒に写ってくれない? ヴィクトルがいるといいねの数がちがうんだよね」 「構わないが……」  ヴィクトルはそれからしばらく、ピチットに付き合って何枚か写真を撮った。ピチットは撮影するそばからインターネットにアップロードしている。精が出るな、とヴィクトルは感心した。彼もそういうことには活発なほうだけれど、ピチットほどではない。勇利もこの半分でも熱心にやればいいのに、とすこし可笑しかった。 「今回は勇利とも一緒に写真いっぱい撮れたし、収穫が多いよ」 「それはよかった」 「ヴィクトルも勇利との写真たくさん上げてるよね」 「あの子はあまり写りたがらないんだ。俺がしつこく誘うから、もうあきらめてるみたいだけどね」 「わかる。デトロイトにいたころは、勇利を撮るのを使命みたいに感じてたよ。よく勇利のファンからお礼を言われたなあ」 「勇利は君にひみつをたくさん握られていそうだ」  ヴィクトルは冗談を言って笑った。するとピチットがじっとヴィクトルをみつめた。 「なんだい?」 「ヴィクトル……」  ピチットが急に声をひそめた。 「勇利のひみつ……、知りたい?」 「え?」 「僕がどんな勇利を撮影したか、知りたい?」 「…………」  ヴィクトルはわずかに緊張した。ピチットがほほえむ。 「大丈夫。変なことはないよ。勇利は本当に健全で、こんなに純粋でいいのかなって心配したくらいなんだから」 「そう……」 「でも、たまに変わるね」 「たまにって?」 「ヴィクトル」  ピチットは笑顔になった。 「たくさん写真に応じてくれてありがとう」 「いや……」 「勇利がよく、『ヴィクトルは優しい』ってのろけてくるんだけど、本当だったね」 「そんなことを言ってるのか、勇利」 「ヴィクトル、お礼にこれあげる」  ピチットが携帯電話を操作した。 「僕、ヴィクトルってもっと絶対無敵の完全無欠って感じだと思ってたんだ。もちろんスケートではそうなんだけど……、勇利のことになると変わるんだね。ほっとしちゃった。──あ、そうそう、最後のはちゃんと止めたからね。『ヴィクトルは?』なんて騒がれちゃったけど、それはそれとして……、安心して!」  帰国するまで、ヴィクトルはそのデータをひらくことはなかった。動画だったので、ひとりでゆっくり見たいと思ったのだ。ホテルでは勇利と同室だから、自然と彼の目に入ってしまう。  自宅へ戻り、荷物を片づけ、このたびの試合に関する取材に応じ、数日後にようやくひと息ついた。ヴィクトルはそのころには、ピチットから受け取ったデータのことをすっかり忘れていた。勇利が入浴しているとき、旅先で新しく撮った写真を整理しようとして、それでようやく思い出したのだ。 「そうだ。ピチットからもらったものがあったな……」  いったい何だろう? そういえばあのときは勇利の話をしていたのだった。もしかしたら勇利に関するものかもしれない。ヴィクトルは急に好奇心がわき、急いでそのデータを呼び出した。ベッドにごろりと寝転がり、マッカチンを撫でながら、ディスプレイに集中する。生活感のある、いかにも学生風の部屋が映った。デトロイトでの勇利の住まいかな、と思ったとき、カメラが動いて、ソファベッドに���座をしている勇利が映った。 「勇利」  ヴィクトルは目を輝かせた。いつごろだろう? いまとちっとも変わらない。もっとも、いまでも学校通いの少年みたいな風貌をしているから当たり前かもしれない。 「ねえ、勇利」  ピチットの声が聞こえた。撮影しているのが彼なのだろう。 「んー、なにー?」  勇利が間延びした声で答える。ヴィクトルはおやと思った。この声音。このしゃべり方は……。 「大丈夫?」 「んー?」  勇利はヴィクトルをじっと見た。正確には撮影者を見たのだろうが、ヴィクトルは勇利と目が合ったような気がした。 「大丈夫ってー、なーにがー?」  勇利はまっかな顔で、とろんとした目つきをしていた。口ぶりもとろけている。ヴィクトルは溜息をついた。酔っている……。 「だって、結構飲んだでしょ?」 「いーんですー!」  勇利がふくれた。かわいい。かわいいけれど、ヴィクトルは頭痛がした。俺のいないところで飲むなんて……いや、このときは知り合いじゃないんだけど……でも……。 「こぉれは、やけ酒なんですぅ!」  勇利が何かの瓶を引き寄せ、抱きしめるようにした。あの中にまだ酒が入っているのだろう。 「飲まんとやってられんとよ」 「勇利、英語。英語でしゃべって」 「んー」  勇利はへらっと笑った。うっ、かわいい……。ヴィクトルは一瞬目を閉じた。 「勇利、自己紹介してよ」 「えー、なんで?」 「記録に残してるからさ。今日という日の勇利を大事にしないとね」 「なんでー」 「だって記念日でしょ? いや、記念日は数日前だけど……試合中はそんなの祝ってられないからね」 「なんで記念日?」 「いいからいいから」 「うん、はーい」  勇利は素直にうなずいた。かわいいな、とヴィクトルはまた思い、まるでプログラムの構成を考えているときのような思慮深い顔つきになった。勝生勇利は人生の真理だ。 「お名前は?」 「かつきゆうりでーす。どこにでもいる日本の特別強化選手で、二十歳、でーす」  二十歳! ヴィクトルは目をまるくした。結構前なんだな、とびっくりした。本当に変わらない。勇利は「二十歳でーす」とまた言い、左右の指を二本ずつ立てて、カニのように動かした。ヴィクトルは手で口元を覆った。かわいい。キスしたい。 「勇利は試合から帰ってきたところなんだよね」 「そうでーす」 「結果は?」 「よ、四位……」  勇利はしょぼんとしてうつむいた。ヴィクトルの胸が痛んだ。大丈夫。俺が金メダル獲らせてあげるからね! 「それで、グランプリファイナルは?」 「うう……」  勇利がおもてを上げた。彼はうるんだ瞳を近づけてき、赤い頬をしてささやくように言った。 「の、逃してしまいました……」 「元気出して!」 「ううーっ」  勇利は目元に手を押し当て、洟をすすった。 「だからこれはやけ酒なのです……」 「チャオチャオに知られたら怒られるね!」 「怒られる……」  うんうんと勇利はうなずいた。 「カツ丼食べたい……」  食べさせてあげたい、とヴィクトルは思った。 「でも待って、勇利」  ピチットが明るい声で言う。 「試合の結果はよくなかった。でも、それは置いといて……、今回は、勇利の人生において画期的なことが起こったんでしょ?」 「え?」 「ほら、言ってごらんよ!」 「え……えぇ~……」  勇利が気恥ずかしそうに頬を押さえ、うつむいて、ちらと上目遣いでヴィクトルを見た。 「でもぉ……」 「いいじゃん。言いなよ、ほら」 「いやぁ……」 「そのための記録なんだからさ。記念だよ、記念。言ったでしょ?」 「ぼくぅ……」  勇利はもう一度ヴィクトルを見た。彼はまっかになり、吐息混じりのささやき声で言った。 「は、恥ずかしかぁ……」  ヴィクトルは思わず股間を押さえた。 「ほら! 勇気出して!」 「う、うん……」 「ゆーうーり! ゆーうーり!」 「ん……」 「ダバーイ!」 「はい!」  勇利は突然おとがいを振り上げ、両手を胸のあたりで組み合わせて、乙女の誓いのような姿勢になった。彼はけなげにヴィクトルをみつめると、可憐なくちびるをひらき、瞳をうるうるとうるおわせて、思いきったように言った。 「ぼくは先日、う、生まれて初めて……、初めて、最愛のヴィクトルに会いました!」  ヴィクトルは動画を止めた。とりあえず携帯電話を手からすべり落とし、身体を横にして脱力した。死んでしまう。  マッカチンが心配したのか、ヴィクトルの頬を舐めた。ヴィクトルは「大丈夫だよ……」とよわよわしい声で言った。 「ちょっと破壊力が強すぎてね……」  続きを再生する。 「わーおめでとー!」  ピチットが歓声を上げた。勇利は赤く染まった頬を押さえながら、「あ、ありがと」ととろとろした物言いで礼を述べた。 「どうだった? ヴィクトルどうだった?」 「う、うん……かっこよかった……」 「近くで見た? 何かしゃべった?」 「しゃべったりしないよ……そんなのこわいもん」 「だめだよー。ちゃんと売りこまなきゃ。貴方を愛してる者ですって!」 「えええー! そんなこと、言えないよぉ!」  勇利ははしゃいでかぶりを振った。 「ばかだと思われるよぉ」 「そんなことないよ。勇利かわいいからヴィクトルもいちころだよ」 「だめ!」  勇利はとがめるようにヴィクトルを見た。 「ぼくにまいっちゃうヴィクトルとか……だめ!」  腰に手を当てているその姿勢のなんとかわいいことか。 「なんで?」 「だーって、ヴィクトルは……すっごいひとなんだよぉー……」  勇利はまたへらっと笑った。 「そっか、すごいひとなのかー」  心得ているらしいピチットはそれ以上は言わず、話を別のほうへ向けた。 「ヴィクトル、どんな人だった? かっこよくて、それから?」 「えー、うんと、綺麗でー……」 「うんうん」 「ファンのスケーターが群がったら、ちゃんと対応してあげててー……」 「勇利も行けばよかったのに」 「そうだぞ、なんで来ない」  ヴィクトルは思わず文句を言った。 「すっごく優しく笑うひとなの!」  勇利は、まるでそこで自分が笑いかけられたかのようにうっとりした。 「それから、声がとってもセクシーで……」 「ああ、インタビューなんかで耳にするといい声だよね。勇利、あれ間近で聞いたんだ」 「ぼくがストレッチしてるとき、急になんかいい匂いするなーって思って、ふっと顔上げたら、ちょうどヴィクトルがそばを通り抜けて歩いていくところだったのー!」  勇利は両頬をてのひらで挟み、少女のようにはしゃいだ。 「すっごくすっごくいい匂いなの! ぼく、思わずマットに倒れこんで、チェレスティーノに『どうした!』って心配されちゃった」 「正直に『ヴィクトルがいい匂いだったので』って言った?」 「えー、言えないよぉ……」  勇利がまた上目遣いをする。ヴィクトルは鼻を押さえた。鼻血が出そうだ。 「それから? それから?」 「ホテルのロビーで見かけたんだけど……」 「わあ、いいね! 君かわいいね、デートしないって誘われたりした?」 「するわけないじゃん!」  勇利がじたばたと動いた。最初は正座をしていたのに、もう脚は崩れて、なぜだかゆらゆらと身体が前後左右に揺れている。 「それチェックアウトのときで……。ぼく、トランクが何かの段差の溝にはまって動かせなくなっちゃったんだけど」 「え! もしかしてそこに!」 「そこに、最愛のヴィクトルが通りかかって!」 「きゃー!」 「『どうしたの? きみ』」  勇利が急に声を低くした。酔っているので相変わらずかわいいし、舌足らずだが、どうやらヴィクトルのまねらしい。 「『ああ、動かせないの? そっちから押して。ひっぱってあげる。倒さないように気をつけてね』」 「きゃーきゃーきゃー!」 「『ほら、できた。よかったね。ひとりで旅行してるのかな? しっかりしてるね。気をつけるんだよ』」 「きゃー! ……ん?」  そこでピチットは騒ぐのをやめた。 「……ヴィクトル、勇利のこと認識してなくない?」 「うん、してない!」  勇利が元気に答えた。 「そのときジャージ着てなかったから……いや、あんまり関係ないか……」 「関係はあると思う。でも……」 「ぼく、たぶんヴィクトルに中学生くらいに思われてたー!」  勇利は言って楽しそうに笑った。ピチットも「わー!」と声を上げた。 「まあ気持ちはわかるけど! ロシアって、ジュニアの選手ですでに僕らより年上に見えるよね!」 「うん! ヴィクトル完全にぼくを子ども扱いしてた! でもかっこよかった! やっぱりいい匂いした!」 「よかったね、勇利!」 「ぼくうれしくて、そのとき泣き出しちゃったんだけど」 「さらっと言うな。そんなことだろうと思った」 「ヴィクトルが『どうしたの?』って背中を撫でてくれて」 「いやらしい!」 「ちがう! ヴィクトルはそんなんじゃない!」  勇利が頬をふくらませてヴィクトルをにらんだ。ヴィクトルはめまいを起こした。 「うんうん、ごめん。わかってるよ。冗談冗談。それで勇利はどうしたの?」 「そのまま一緒にいたら死ぬって思ったから、お礼言って思わずホテルから飛び出しちゃった」 「えっ、チェックアウトは?」 「あとでヴィクトルがいなくなったのを確かめてから戻ってしたよ」 「勇利なにやってんのー!」  画面が揺れる。ピチットが相当に笑っているらしい。 「はあ、ヴィクトル……」  勇利は頬に手を当て、溜息をついた。 「本当に綺麗だった……かっこよかった……スケートも最高にすてきだった……大好き……」 「うんうん」 「一緒にファイナル行きたかった……向こうはぼくのことなんかわかってないけど……」 「でも勇利、しあわせそうだね」 「ヴィクトル……すっごく紳士だったの……」 「そっかあ」 「また会いたいな……」 「会えるよ」 「同じ氷の上に立ちたい……」 「立てるよ」  ピチットが優しく言った。ヴィクトルは、うん、とうなずいた。同じ氷の上に立つどころじゃないぞ。俺はきみのコーチになって……きみをロシアへ連れて去って……ひとつ屋根の下で住み暮らして……、俺は、俺は……きみのことを……。 「ね、勇利。ヴィクトルに伝えたいことがあるなら言ったら?」  ピチットが提案した。 「え?」 「もしかしたらさ、何年かしたら勇利はヴィクトルと友達になって、いろいろ話す機会があるかもしれないじゃない」 「えぇ……ないよぉ、そんなの……」  勇利はうれしそうに否定した。 「あるよ。あるある。そのときにさ、この動画見せて、初めて会ったときこんな気持ちだったんだよって言えるように」 「えぇー……」 「勇利の愛のひとつのかたちを見てもらうんだよ」  勇利は清楚な感じでためらった。 「やだ、そんなの、ヴィクトル迷惑だよ……」 「そんなことない。うれしいにきまってるよ」 「そうかなぁ……」 「そうだよ。そもそも、勇利はヴィクトルのこと愛してるんでしょ?」 「うん」  勇利は素直にこっくりうなずいた。ヴィクトルは胸を押さえた。 「だったらさ、その愛をここで告白しておくのも大事なことなんじゃない?」 「そうかな……」 「そうだよ。だってヴィクトルへの愛だよ? 愛してるって言ってもらえないヴィクトルなんて考えられる?」 「考えられ���い」  勇利はふるふるとかぶりを振った。 「じゃ、言わなきゃ」 「そっかー……」 「そうそう」 「ん……」  勇利はもぞもぞと身じろぎ、脚をまた折り曲げて正座をした。彼はそばにあったおむすびのぬいぐるみを子どものようにぎゅうっと抱きしめると、ひどく切実な表情になった。 「……ヴィクトル」  せつない声で呼びかけられ、ヴィクトルは「なんだい」と思わず返事をした。 「あ、あの……、ぼく、勝生勇利っていいます……」 「うん」 「どこにでもいる日本のフィギュアスケーターで、十九歳……」 「え?」 「勇利、勇利、まちがってるよ」 「あ、えーっと……二十歳……」 「そうそう」 「かわいい……」 「ヴィクトル」 「なに?」 「最愛のヴィクトル」 「…………」 「貴方はぼくのことなんか知らないだろうけど、ぼくは、ぼくは貴方のこと……」  ヴィクトルは目のふちを赤くした。どきどきと鼓動が打つ。 「あ、愛してます……」 「……うん」 「もう、ずっと、ずっと前からなんです……」  勇利がまつげを伏せ、あえかな吐息をついた。ヴィクトルはたまらない気持ちになった。 「スケートをするときはいつもヴィクトルのことを考えています」 「……うん」 「家に帰っても、ヴィクトルのことを考えています」 「うん……」 「食事をしていても、勉強をしていても、ヴィクトルのことを考えています」 「…………」 「夜寝るときも、寝てからだって、夢の中で……」  勇利は泣き出しそうな表情で訴えかけると、すぐにおもてをさしうつむけ、ほのかに赤いくちびるをふるわせた。 「……大好きなんです……」  ヴィクトルはなぜだか泣きたくなった。勇利。勇利……。 「俺もきみを愛してる」 「最愛のヴィクトル……」 「勇利」 「ぼく……、ぼく……」  おもてを上げた勇利の瞳はうるみきっている。その目がはらむ甘美ではかりしれぬ熱情は、ヴィクトルの胸に猛威をふるった。 「ぼく……」  勇利のけなげな目つきがたまらない。何をしてでも守ってあげたいし、生涯愛し抜くと誓いたくなる。勇利のおさなげなくちびるに、すぐにでもくちづけしたい……。 「ぼく、あの、迷惑かもしれないけど……」  勇利の腕から、ぽろりとおむすびのぬいぐるみがこぼれ落ちた。彼は眼鏡を外し、楚々としたしぐさでわきに置く。 「え?」  ヴィクトルはぽかんとした。勇利は服の裾をつかみ、一気に引き上げて、それをすっぽりと頭から抜いたのだ。一瞬だけ、ぎゅっとまぶたを閉じた彼の子どもっぽい顔が見えた。 「ヴィクトル、ぼく、ぼく、貴方になら──」 「ゆ、勇利」 「貴方になら、ぜんぶあげてもいいと思ってるんです!」 「勇利!」  勇利がヴィクトルのほうへ迫ってきた。視界が揺れる。いや、画面が揺れたのか。ヴィクトルは激しく動揺して、思わず携帯電話を取り落としたが、それと同時に動画も途切れた。 「…………」  ヴィクトルの頬は紅潮していた。どうしよう。よくわからないけれどそう思った。どうしよう……。 「あー、気持ちよかったー」  寝室の扉がひらいた。勇利がにこにこしながら入ってくると、マッカチンが喜んで彼にまとわりつく。 「実家から送ってもらった温泉のもと入れちゃったー。あれ、いいよね。うちの温泉にはかなわないけど、でもじゅうぶん……、ヴィクトル?」  勇利がヴィクトルを見て不思議そうな顔をした。 「どうしたの? なんだか様子がおかしいけど」 「…………」 「え、温泉のもと入れたかった? ごめん、ぼくが使ったので最後なんだ。また送ってって言っておくから……ヴィクトル?」  ヴィクトルはベッドから降り、ふらふらと勇利に近づいていった。勇利の左右の二の腕をつかんで、黒い目をのぞきこむ。 「勇利……」 「ど、どうしたのヴィクトル……」  勇利がまっかになった。視線が合っただけでこんなふうになるなんて、俺のまなざしはいまいったいどれほど欲情の色を帯びているんだろうと思った。 「痛いよ……離して……」 「勇利、きみを愛してる」  勇利が耳まで赤くなった。そのうぶな表情ときたら! 二十歳の勇利と変わらぬ、いかにも若ざかりといったあどけなさに、ヴィクトルはもう戻れないものを感じた。 「は、恥ずかしいよ、ヴィクトル……」 「きみは?」 「あの……」 「きみはどう? 俺を愛してる?」 「…………」  勇利はまつげを伏せた。それから、うすくれないに染まったとろんとしたまぶた越しに、ヴィクトルのことをちらと見る。くちびるはさくらんぼのようなみずみずしさだった。勇利は、ほんのかすかに──ヴィクトルにわかるかわからないかといった具合に、こくんとちいさくうなずいた。 「きみが欲しい」  ヴィクトルは熱心に言った。勇利が気恥ずかしそうにうつむいた。でもすぐにヴィクトルを見た。いまは酔っていないはずなのに、まるで酩酊したように、夢見るような目つきをしていた。 「きみのすべてが欲しいんだ」  勇利がちいさくあえいだ。彼は涙でうるみきった瞳で純真にヴィクトルをみつめると、きわだってあまったるい声で、慎ましやかに返事をした。 「ええ、差し上げます。もらってください……」  背後からあたたかく勇利を抱きしめたまま、ヴィクトルはあの動画を見せてあげた。最初はただ見るのをいやがっていただけの勇利も、最後には悲鳴を上げ、両手で顔を隠して、「止めて! 止めて!」と叫んだ。 「どうした? なんで恥ずかしがる?」  ヴィクトルは機嫌よく言った。 「逆になんで恥ずかしくないと思うの!? ヴィクトル頭おかしいの!?」 「ワーオ……初めて愛を交わした直後に『頭がおかしい』なんて言われたの、きっと世界で俺が初めてだろうね」 「ピチットくん何してくれてるの!? もう、ひどい! 抗議しなきゃ……」 「抗議? お礼のまちがいだろう」 「ヴィクトル、英語の能力低下してるんじゃないの!」 「勇利はさっき下がりきってたよね。英語で話せなくなって、なんだか日本語で……」 「わー!」 「ね、『イッチャウ』ってどういう意味?」 「わー!」 「『ダメ』はわかるよ。知ってる」 「わーわーわー!」 「『キモチー』とか……」 「わあああああ!」  勇利は何も言わなくなってしまった。刺激が強すぎたかな、とヴィクトルはくすくす笑う。勇利は顔から手を離してそっと振り返り、ヴィクトルのことをにらみつけた。かわいいだけでちっともこわくない。ヴィクトルは彼の身体をくるっと自分のほうへ向け、くちびるをちゅっとついばんで「愛してるよ」とささやいた。勇利がうつむいてヴィクトルの胸に額を当てた。 「そんなのあったんだ……」 「おぼえてないの?」 「うん……」 「俺への愛の告白なのに」 「……ヴィクトルは、ぼくがトランクで困ってたこと、おぼえてるの?」  ヴィクトルはにっこりした。 「おぼえてないよ」 「やっぱり」 「でも……、俺が通り過ぎた瞬間、ぱっと顔を上げて、俺にぼうっと見蕩れて、柔軟マットの上に死んだように転がって、コーチに心配されてたかわいい日本の選手のことはおぼえてるよ」 「うそ!」 「本当」  ヴィクトルはまぶたをほそめた。 「コーチに、『どうした! また精神的な何かか! 精神的なあれか! 例のあれか!』って言われてた」  勇利が目をみひらいた。ヴィクトルは彼のくりっとした大きな瞳をのぞきこんだ。 「……ね?」  勇利の双眸がしっとりとうるおった。彼はヴィクトルに抱きつくと、「好き」と聞こえるか聞こえないかの声でささやいた。ヴィクトルは愛情いっぱいのしぐさで力強く彼を抱きしめた。 「でもね、最愛の勇利……、もう俺がいないところでは酔っ払っちゃだめだよ。次は俺が勇利の愛を記録してあげるし、その場合……、『ぜんぶあげる』って言いながら迫ってきても、止めないから」  ヴィクトルはいたずらっぽく言って片目をつぶった。 「ばか!」  勇利は怒った。 「そんなこと言うなら、『イッチャウ』の意味教えてあげない!」
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