#この地域では、雨は珍しいことで
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雅之

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【かいわいの時】慶応二年(1866)五月十四日:大坂市中および近在の米屋打ちこわし(大阪市史編纂所「今日は何の日」)
第2次長州戦争のため将軍家茂をはじめ幕府側の諸軍が大坂に駐留中起こった大うちこわしで、当時「大坂十里四方ハ一揆おこらざる所なし」(幕末珍事集)といわれた。開港、万延の貨幣悪銭に加えて内戦にともなう長州藩の赤間関での流通閉鎖、大量の軍勢の大坂滞留という条件が加わって、米価が高騰した。そのため1866年(慶応2)5月8~10日に兵庫・西宮・灘・池田でうちこわしが起こった。13日夜から大坂三郷に隣接した摂津難波・木津・今宮・九条・上福島の各村で群衆し、難波村では14日早暁から竹槍をもって米屋等をうちこわし、雨中大坂市中をまきこんで、酒屋・搗米屋〔つきごめや〕・油屋を攻撃した。当時張紙に難渋者より老中様として大坂市中を焼き払うとあり、事件後逮捕された者は張本人は「当城内にいる」(将軍家茂のこと)とのべてはばからなかった。単なる都市貧民の蜂起とみるだけでなく、政治的意義の大きいものといえる。その後6月と9月に江戸とその周辺でうちこわしがあり、倒幕寸前の民衆運動が、大坂・西宮・兵庫から高揚した点が注目される(酒井一)。Web版尼崎地域史事典『apedia』による「慶応2年のうちこわし」の解説。
(写真)「時世のぼり凧(いか)」1866(明治大学博物館蔵)
この絵は慶応二年(1866)に描かれた『時世のぼり凧』という錦絵です。当時流行していた凧あげの様子を描いています。よく見ると、凧に品物の名称が書かれています《略》たびは真ん中あたり、ろうそくは真ん中より少し上、米は一番上に描かれています。実はこの絵、慶応二年の物価上昇につい��描いたもの。上方にある凧に書かれた品物ほど、物価が高騰していたことを示しています。一体どれぐらい物価が変わったのでしょうか(明治大学博物館)。刑事部門収蔵品紹介「江戸の物価と世直し一揆」より。
万延元(1860) 大坂米相場で1石=銀148匁だった米価が、慶応二(1866)、大坂商人の投機により、一時銀1000匁以上に高騰(コインの散歩道)。
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滋賀県文化財保護協会は、近江八幡市の日野川の中で見つかった江頭南遺跡が、5世紀後半~6世紀前半の古墳時代の前方後円墳だったと発表した。川の中で古墳が見つかるのは全国的にも珍しく、同協会は「川や谷に埋没した遺跡の存在を物語り、古墳の築造工程を知る重要な資料」としている。(矢野彰) 江頭南遺跡は2019年、バードウォッチング中の住民が川の中の埴輪を見つけたのをきっかけに調査が行われ、円筒埴輪が6点、川の中州に一列に並んでいるのを発見。古墳の存在が明らかになった。 古墳時代の琵琶湖の水位は今より低く、陸地にあった古墳が川の流れで運ばれた土砂に埋もれていたが、近年の豪雨や河川改修の影響で再び現れたとみられる。県が行う日野川の河川改修工事に伴い、同協会が22、23年度に発掘調査していた。 今回は、前回埴輪が見つかった近くの土が盛り上がった場所など約450平方メートルを調査。土の中を調べると、整地した後に盛り土され、粘土を含んだ強固な構造となっていることがわかり、古墳の墳丘の一部と判断した。 また、19年に見つかった埴輪の南側に、一列に配置された13点の円筒形の埴輪が新たに見つかり、埴輪が「ハの字」に並んでいることが判明。埴輪は古墳の形に合わせて並べられることが多く、前方部の両側の埴輪列にあたると考えられることから、前方後円墳の前方部と推定したという。 後円部の大半や古墳の裾にあたる部分は川の流れで浸食され、古墳の正確な大きさは不明だが、少なくとも高さは1・5メートル以上に及んだとみられる。前方部の形や須恵器窯で焼かれた埴輪の特徴から築造年代を絞り込んだ。 京都橘大の中久保辰夫准教授(考古学)は「約1500年前に造られた前方後円墳が一部でも川の中��ら見つかるのは奇跡だ。当時の築造技術の高さを示している」と説明。「有力者がいる地域だと示すランドマークの役割もあったのではないか」と推測している。 調査地の立ち入りが危険なことから、現地説明会や一般公開は行われず、すでに古墳は埋め戻されている。
川の中で発見の前方後円墳、識者「奇跡だ」…ハの字に並ぶ埴輪も見つかる(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
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私の週末は雨ばかり
休日になると雨という日が多く、鳥写にほとんど行けなくてこまっている。8月5日も、澁澤龍彦の命日なので絶対に労働しないと決めており、休みを取っていたのだが、探鳥会があるというので出かけたら、会場の山頂が雷雨のため中止になってしまった。 麓はまぶしいくらいの晴れなのに……とロープウェイに乗ると、山頂は霧で真っ白だった。 昨日も雨だった。数分ごとに土砂降りと晴天を繰りかえし、とてもではないがカメラをかまえているわけにはいかない。 それでもすこしだけ砂浜で遊ぶメダイチドリを撮影した。Instagramに載せたら、野鳥の会の人に「これはオオメダイチドリです」と教えてもらった。鳥の同定も少しずつできるようになってきた気がするが、まだまだ難しい。
最近、ササゴイを見つけた。サギの仲間では県内で最も発見数が少ないらしく、会に発見の記録として報告することになった。「見つけた」という報告をしてから、わたしは(荒天続きで!)観察にほぼ行けなかったのだが、ほかの会員のひとたちが足繁く通って様子を見てくれて、いろいろなことがわかったようだ。 今まで漠然と、探鳥会に参加して鳥の探し方を教えてもらったり、鳥の種類を教えてもらったりしていたが、こんな風に生態や生息地の調査をしているんだ! と知った。 ちなみにササゴイを見つけた場所には、天候運最悪ながら見計らって何度か行っていたのだが見つけることができなかった。今日ようやく、見つけることができた。警戒心の強い鳥で、すぐに飛んでしまうし、潮が引いていると遠くにいて、見つけづらい。 そして何より、思ったより「小さい」のだ。 「サギ」という名を聞いてまず思い浮かべるのが、多くの人はアオサギやシラサギと呼ばれるダイサギ・コサギだろうと思う。まあコサギは小さいのだが、「サギ」のイメージとしては「なんかでかいけどそんなに逃げない鳥」というイメージがあるんじゃないだろうか。 だけど、ササゴイは小さい。どれくらい小さいかというと、わたしが最初に見つけたとき、「大きめのシギチ(シギ・チドリ)がいる」と思ったくらいの大きさだ。つまりかなり小さいのである。 写真を撮ってみて、拡大したら、「えっ、これササゴイじゃん」と気づいた。とてもとても小さい……。 もっと大きいと思っていたのに、小さすぎて、まず「サギ」だとすら思わないという……。しかも、派手と言えば派手な色��いだが、これが干潟でたたずんでいると見事な保護色で、見つけづらい。自然というのはうまいことできているなと思う。あんな目立ちそうな主張の強い模様をしているシマウマも、サバンナで見たら「見つからない」のかも知れない。 想像や、書物だけの知識では、わからないことがたくさんある。自然はよくできているし、人間の想像は自分の都合のいいように鳥の大きさや生態を解釈する。
そんなことを考えながらササゴイを観察し、帰る途中、友達が昨日素敵なササゴイの写真を撮っていた場所に立ち寄ろうと思ったら、大きなカメラをかまえている車がたくさん並んでいて、わたしが入る隙間はなかった。 そこで待っていれば、鳥が来てくれるかどうかは未知数だが、人間は、カメラの性能と、撮りたい写真、鳥の動線や習性を考えて鳥を「待つ」。 あの車を並べていた人たちも、ササゴイがそこに来てくれるかどうかをわからないまま待っている。あそこにササゴイが来てくれたら、きっといい写真になるだろう。 どんな撮影でもそうかもしれないが、野鳥の撮影というのは、「ここにいてくれたらいいのに」と思う場所に鳥は絶対に現れてくれない。人間の都合のいい枝に、サンコウチョウは決して止まらないし、人間が都合のいい切り株で、コマドリは囀ってくれない。
野鳥の撮影をはじめて、わたしは「ままならない創作」というものを発見したような気がする。 小説というのは、まあプロットというものがそこにあって、それに従って書いていくものだ。わたしが止まってほしいと思ったところに鳥を止めることができるし、それはどんな珍鳥でも「止められる」。なんならこの世に存在しない迦陵頻伽を「私の目の前に」現すことができる。 そして迦陵頻伽と「どんなふうに」接触したかまで決めることができるのだ。 だけど、カメラを持ってフィールドに入れば、すべてがままならない。「素敵な写真を撮りたい」と思っても、その「素敵な写真」は、どれだけ足繁くフィールドに通っても、撮ることができないかもしれないし、もっというと、「撮ったものを解釈される、その方向性」をコントロールすることができない。 「わたしはこのような「考え/創作の方向性」を持って鳥を撮りました」というものを、一枚の鳥の写真では表現ができないことがある。解釈の自由度が高い故に、「ままならない」のだ。
それは私自身の「考え」の漏出から私が隠れられる、という消極的なメリットもあるような気がするが、だが最終的に、「この写真をどう撮ったか」が写真一枚では、語られないし、読み取られないという大きなデメリットがある。 例えば、極端な例だが、絶滅が心配される鳥のひな鳥を撮影したとして「ここでこんな営みがされている」と写真のみで語るとき、ひとはその注意喚起であったり、環境をまなざす視線というものをまたぎこしてしまう。 そういう「ままならなさ」を発見し、表現すると言うこと/表現を手渡すことについて日々考えるはめになってしまった。 そして、それはきっと、自分が文章表現という場に「だけ」身を置きつ��けていたら、自省することのなかったままならなさだ。
すべての表現物は、ほんとうはみんなままならない。小説だって、写真だって、言葉と絵の両方で訴えかける漫画だって、このコントロール不可能な領域で表現をしている。
そんなことをつらつらと考えて、小説を書くようになってしまったので、「書きたいもの」というのが最近いまいちよくわからない。 「届く/届かない」だけが営為でないのに、それに拘泥していると思っている。
とまあ、こんなことを考えながら、ぼちぼち文章はいくつか作っている。みじかい作品が多いし、習作のようなものばかりで、どこかで出せることがあるのか?と思うような作品ばかりだが。 そろそろ長い、そして起伏のある物語が書きたい。
ここからは少し宣伝。
9月に刊行予定の短編集のKindle版の予約が開始しました。 紙書籍との違いは、『オメガのライカと、わたしたち』『迎え火』の収録がないことです。 『オメガ~』は単著がKindleに、『迎え火』は『山梔の處女』Kindle版に収録されています。 紙書籍の通販は、また追って。
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青と夏[from Mrs.GREEN APPLE]の話
夏が始まった合図がした
こんにちは、藤原です。いや〜!!もうめっちゃ夏じゃないですか!!まじで梅雨どこいった〜!!って感じしますね。日も長くなったし、何より暑すぎる。それともここから豪雨でもあるんでしょうか。怖いな〜、天気ばっかりはどうにもならないですもんね。 というわけで、ここ数年の夏曲代表格最右翼といっては過言ではない曲を紹介します。
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やっぱ夏曲といえばこれでしょ!!だと思います。まだ7年前の曲だということが信じられないくらい、夏曲として浸透してる感じがします。この曲聞くと、ポカリ飲みたくなるんですよね。そして、個人的にMrs.GREEN APPLE(以下ミセス)を高校生(概念的青春)の代弁者みたいに位置付けをしたフェーズ1の代表曲だと思っています。 単純に良い曲ですよね。シンフォニックな感じもあるけど、バンドサウンドもしっかり聞こえて、そのシンフォニーの感じが枠組みの中にいる高校や学生のメタファーみたいな感じもして、その中でバンドサウンドが聞こえることでロックな感じで衝動を抱えるものみたいなところが表現されていて。本当に学生とか青春の集合体みたいな曲だと思います。恋愛映画の主題歌でもあったようなので恋に主軸が置かれていますが、部活だったり勉強だったり、友人との関係だったり家族との関係だったり、思春期特有の気持ちや出来ごとが詰め込まれた感じ。 歌詞も直接的な描写がなく、言葉で概念を積み上げて作り上げていくような感じ。ところどころびっくりするくらい強く耳に残るフレーズがあるので、そこを中心に耳が歌詞を拾い始めて頭に残る感じがします。ちなみに私は主役という言葉が強くイメージで残っていたので、ここまで恋愛によった歌詞だとは思ってもいませんでした。今日このために調べてびっくりしました。MVのイメージでもっと青春の群像劇的な感じで主人公の感じだと思ってたよ。 映像的にはミセスの5人が校庭で演奏してるのもいいですよね。背景のめちゃめちゃな青空も効いてると思います。MV全体的に明暗の付け方や先負が見えない画角とか、ブレ感のような演出や編集がどうしようもない感情が揺さぶられる感じがして好きなんですが、あと2番サビ始まりみたいに動きがところどころスローモーションになったりするところや、最後の校庭のダンスシーンのところでもモーフィングされてるんじゃないかって思うくらい一瞬一瞬で繋がるところがあるんですけど、そこが特にとても好きです。本当に青春の一瞬とか1ページを捉えたみたい。視覚的にそう見えるときあるよね〜!ってなります。 すごい個人的なんですが、当時のミセスの山中さんのドラムがとても好きです。これだけ早いとリズム隊でリズムキープするの難しそうだなと思うんですが、きっちり決められてる感じがすっごいなと思います。
ミセスのフェーズ1は口ずさみやすい・キャッチー・共感性が高いという三拍子揃った良曲揃いだと思います。庶幾の唄、ミスカサズ、ロマンチシズム、lovin'、Love me, Love youあたりはとても好きで現在も聞くことがあります。ただ、フェーズ2でもある今のミセスの曲については歌う曲というよりは、まるで聞く曲とでもいうか。耳触りがとても良くて心地いいな〜と思っています。思っているんですが…、個人的に気になることもありまして。それはカラオケで歌うと歌詞がすごく滑ることが気になっておりまして。あくまでも個人的な感覚なんですけど、歌えないとか声が高すぎて出ないではなくて、フレーズに間に合わないとでもいうかハマらないとでもいうか。なんだか不思議な感じで歌詞覚えてないからかなとか聞き込みが甘いからかなと思っていたんですが。 先日アンコール放送されていたミセスの大森さんと水泳の入江選手のスイッチインタビューを拝見しまして。その中で大森さんが曲の作り方に言及されてる部分があったんですが、詞先曲先ではなくある程度の形になるときには両方が出来上がっている、そのような経緯もあり詞と曲は切り離せないというような話をされていまして。切り離せないのは他のアーティストもそうだとは思うんですが、私のあの歌詞が曲を滑る感じについてはなるほどなぁと思いました。全てが腑に落ちたわけではないんですが、おそらく勝手に察するにどの部分かに変化が生まれたのかなと思います。例えば耳障りの感触に言葉が引っ張られすぎている…とかね。現実的にあるか分かりませんが、大森さんは独学で作曲も学ばれたようですので、その独学の方法論が休養やフェーズ2、もっというとソロ活動を通してなんらかの変化をした可能性としてはあるのかなと。そうなると良い変化かそうではないのかはまだ分かりませんし、誰がどの立場で判断するのかにもよるのでしょうけど。 いずれにせよ、変化があるってことは進化していたり吸収や放出されるものがあったりってことで、生物として代謝してるってことでしょうから、これからもどうなっていくのか、楽しみですよね。
ちなみにですが、アイドルマスター シンデレラガールズというアイマスシリーズでもカバーされています。カバーしてくれているのは、乙倉悠貴(CV:中島由貴)ちゃん。中島さん、お歌上手ですので、聞き応えありますね〜。乙倉ちゃんと言えば、陸上部の快活なイメージもあり爽やかなイメージもありますので、まさにな選曲って感じですよね。個人的に乙倉ちゃん、まだまだ中1とかなんですよね…。3DCGとか見ると想像以上に高身長で、イラストで見るより大きくてとてもびっくりした気がします。なのでイラスト���メージしてボイス聴いてて、うんうんと思ってたら、踊ってもらったときによりびっくりもしちゃったんですよね。今はギャップあるな〜って思ってます。スタイルいいのは全然良いんだけど、もうちょっと健康的に太ったほうがいいぞ。お節介だけど。軽すぎて問題とかもあるし。 お歌の方は、甘めな歌声と澄んだ高音、少女の特有な感じを残した低音域がすっごい絶妙だな〜と思って聴いてます。2番の歌い方の感じとかは「声優ならではの感じ」もあるので、女性ボーカルでの青と夏に興味がある方は聴かれてみてもいいと思います。 以下、公式視聴置いておきます〜。1番Bメロ〜サビまでです。
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夏の擬人化、夏のかたまり、いろいろな表現があると思うんですけど、ここまで夏と青春が一体化している曲して切り離せないような曲も珍しいですよね。共通概念の強さみたいなものを見せつけられた気がします。 日本の音楽シーンに欠かせない存在になったミセス。いまの彼らが放つのはどんな夏なのか、わくわくしながら、そのいつかの夏を待つようにします。
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French Hand-Embroidered Baroque Style Red Macaw Earrings - Made in Russia 法式手工刺繡巴洛克風格紅色金剛鸚鵡耳環 俄羅斯製 / フランス手作り刺繍バロックスタイル赤マカオイヤリング - ロシア製
Size:11.5cm x 2.5cm
Unique Design
These French hand-embroidered Baroque style red macaw earrings are a perfect showcase of exquisite craftsmanship, blending luxury with vibrant colors. Inspired by the vitality of tropical rainforests, the lifelike macaws make every wearer feel immersed in exotic charm.
Exquisite Craftsmanship
Each earring is meticulously adorned with high-quality beads and crystals, sparkling with enchanting brilliance. The vivid reds, blues, and yellows intertwine, presenting a lively and striking style. The flowing lines and intricate embroidery techniques add a lavish dimension, making every detail radiate unparalleled artistic allure.
Jewelry Feel and Atmosphere
The earrings are designed to flatter various face shapes and capture attention in any setting. Their streamlined shape and exquisite jewelry feel allow the wearer to confidently express their unique personality and style in any occasion. These earrings are undoubtedly the perfect choice to elevate your look and make you the center of attention.
Suitable Occasions
Whether for a formal dinner, wedding, or party, these earrings effortlessly enhance your overall appearance. They are not just accessories; they are works of art that reflect the unique style and personality of the wearer.
Summary
Choose these French hand-embroidered Baroque style red macaw earrings to feel confident and elegant every time you step out. They will add a touch of luxurious color to your ensemble, becoming a treasured piece in your jewelry collection. Own them now and experience the unique charm and style this art piece brings!
獨特設計
這對巴洛克風格的金剛鸚鵡耳環是俄羅斯手工刺繡藝術的完美展現,結合了奢華與色彩的繽紛。耳環靈感源於熱帶雨林的生機,栩栩如生的金剛鸚鵡讓每一位佩戴者��佛置身於異域風情之中。
精緻工藝
每一隻耳環均由高品質的珠子和水晶精心裝飾,閃爍著迷人的光彩。色彩鮮艷的紅色、藍色與黃色相互交織,展現出活潑而奪目的風格。流動的線條和細緻的刺繡技藝,為耳環增添了華麗的層次感,讓每一個細節都散發出無與倫比的藝術魅力。
珠寶感與氛圍
耳環的設計不僅適合各種臉型,更能在各種場合中吸引眾人的目光。流線型的造型和精緻的珠寶感,讓佩戴者在任何場合都能自信地展現獨特的個性與風格。這對耳環無疑是提升造型的完美選擇,讓您在社交場合中成為焦點。
適用場合
無論是晚宴、婚禮還是派對,這款耳環都能輕鬆提升您的整體造型。它不僅是一件飾品,更是一件藝術品,能夠彰顯佩戴者的獨特風格與個性。
總結
選擇這對巴洛克風格金剛鸚鵡耳環,讓您在每一次出門時都充滿自信與優雅。它們將為您的造型增添一抹奢華的色彩,成為您珠寶箱中的珍品。立即擁有,感受這一藝術品帶來的獨特魅力與風格!
フランス手作り刺繍バロックスタイル赤マカオイヤリング - ロシア製
独特なデザイン
このフランス手作り刺繍のバロックスタイル赤マカオイヤリングは、贅沢さと鮮やかな色合いを融合させた完璧な作品です。熱帯雨林の活力からインスパイアされたリアルなマカオは、身に着ける人を異国情緒あふれる魅力に包み込みます。
精緻な工芸
各イヤリングは高品質のビーズとクリスタルで丹念に装飾され、魅惑的な輝きを放っています。鮮やかな赤、青、黄色が絡み合い、活気に満ちた印象的なスタイルを呈示します。流れるラインと繊細な刺繍技術が華やかな次元を加え、すべてのディテールが比類のない芸術的魅力を放ちます。
宝飾感と雰囲気
このイヤリングはさまざまな顔型を引き立て、どんなシーンでも注目を集めるデザインです。流線型の形状と精緻な宝飾感が、身に着ける人に自信を持たせ、ユニークな個性とスタイルを表現します。これらのイヤリングは、あなたのルックを引き立てる完璧な選択です。
適用シーン
正式なディナー、結婚式、パーティーなど、さまざまなシーンでこれらのイヤリングはあなたの全体的な印象を楽に引き立てます。それは単なるアクセサリーではなく、着る人の独自のスタイルと個性を反映するアート作品です。
まとめ
このフランス手作り刺繍のバロックスタイル赤マカオイヤリングを選んで、外出するたびに自信と優雅さを感じてください。あなたのスタイルに贅沢な色合いを加え、ジュエリーコレクションの中で大切な一品となるでしょう。今すぐ手に入れて、このアート作品がもたらす独自の魅力とスタイルを体験してください!
ต่างหูมาคอว์สไตล์บาโรกปักมือฝรั่งเศส - ผลิตในรัสเซีย
การออกแบบที่เป็นเอกลักษณ์
ต่างหูมาคอว์สไตล์บาโรกปักมือจากฝรั่งเศสนี้เป็นการแสดงออกที่สมบูรณ์แบบของงานฝีมือที่ประณีต ผสมผสานความหรูหรากับสีสันที่สดใส ด้วยแรงบันดาลใจจากชีวิตชีวาของป่าฝนเขตร้อน นกมาคอว์ที่มีชีวิตชีวาทำให้ผู้สวมใส่รู้สึกเหมือนอยู่ในบรรยากาศที่แปลกใหม่
ความประณีตในการทำ
ต่างหูแต่ละคู่ประดับด้วยลูกปัดและคริสตัลคุณภาพสูงที่เปล่งประกายเจิดจรัส สีแดง, น้ำเงิน และเหลืองที่สดใสผสมผสานกันอย่างลงตัว สร้างสไตล์ที่มีชีวิตชีวาและสะดุดตา เส้นสายที่ไหลลื่นและการปักที่ประณีตเพิ่มมิติอันหรูหราให้กับทุกดีเทล
ความรู้สึกเหมือนเครื่องประดับและบรรยากาศ
ต่างหูเหล่านี้ออกแบบมาให้เหมาะกับรูปร่างใบหน้าหลายแบบและดึงดูดความสนใจในทุกโอกาส รูปร่างที่โค้งมนและความรู้สึกเหมือนเครื่องประดับทำให้ผู้สวมใส่สามารถแสดงออกถึงบุคลิกและสไตล์ที่เป็นเอกลักษณ์ได้อย่างมั่นใจ ต่างหูเหล่านี้เป็นตัวเลือกที่สมบูรณ์แบบในการยกระดับลุคของคุณ
โอกาสที่เหมาะสม
ไม่ว่าจะเป็นงานเลี้ยงอาหารค่ำ งานแต่งงาน หรือปาร์ตี้ ต่างหูเหล่านี้จะช่วยยกระดับลุคโดยรวมของคุณได้อย่างง่ายดาย มันไม่ใช่แค่เครื่องประดับ แต่ยังเป็นงานศิลปะที่สะท้อนสไตล์และบุคลิกภาพที่เป็นเอกลักษณ์ของผู้สวมใส่
สรุป
เลือกต่างหูมาคอว์สไตล์บาโรกนี้เพื่อให้คุณรู้สึกมั่นใจและสง่างามในทุกครั้งที่ออกจากบ้าน พวกเ��าจะเพิ่มสีสันที่หรูหราให้กับลุคของคุณ และกลายเป็นชิ้นงานที่คุณรักในคอลเลกชันเครื่องประดับของคุณ รีบเป็นเจ้าของตอนนี้และสัมผัสเสน่ห์และสไตล์ที่ไม่เหมือนใครที่งานศิลป���นี้นำมาให้!
法式手工刺绣巴洛克风格红色金刚鹦鹉耳环 - 俄罗斯制造
独特设计
这对法式手工刺绣的巴洛克风格红色金刚鹦鹉耳环是精致工艺的完美展现,结合了奢华与鲜艳的色彩。耳环灵感源于热带雨林的生机,栩栩如生的金刚鹦鹉让每一位佩戴者仿佛置身于异域风情之中。
精致工艺
每一只耳环均由高品质的珠子和水晶精心装饰,闪烁着迷人的光彩。色彩鲜艳的红色、蓝色与黄色相互交织,展现出活泼而夺目的风格。流动的线条和细致的刺绣技艺,为耳环增添了华丽的层次感,让每一个细节都散发出无与伦比的艺术魅力。
珠宝感与氛围
耳环的设计不仅适合各种脸型,更能在各种场合中吸引众人的目光。流线型的造型和精致的珠宝感,让佩戴者在任何场合都能自信地展现独特的个性与风格。这对耳环无疑是提升造型的完美选择,让您在社交场合中成为焦点。
适用场合
无论是晚宴、婚礼还是派对,这款耳环都能轻松提升您的整体造型。它不仅是一件饰品,更是一件艺术品,能够彰显佩戴者的独特风格与个性。
总结
选择这对法式手工刺绣的巴洛克风格红色金刚鹦鹉耳环,让您在每一次出门时都充满自信与优雅。它们将为您的造型增添一抹奢华的色彩,成为您珠宝箱中的珍品。立即拥有,感受这一艺术品带来的独特魅力与风格!
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紅葉にはまだ早い時期、濃溝の滝・亀岩の洞窟と亀山湖を初めて訪れてみた。
「濃溝の滝」は実際にはここから少し離れたところにあり、今「濃溝の滝」と呼ばれているのは、実際には「亀岩の洞窟」であると当初から言われてきた。それ以来、名称問題が何度か持ち上がり、メディアでも伝えられてきた。どうやら今のところは、冒頭にきしたように両方を併記する形が多いようだ。地元も困惑している様子が窺える。ここはあまり堅く考えず、愛称のように使えればいいのではと思うので、併記はいいアイディアだ。

そこで、濃溝の滝。そろそろ人気は落ち着いてきたかなと思っていたが、それほど広くはない駐車場とはいえ7、8割埋まっていた。しかも、観光バスも来ており、いまだに根強い観光需要もあるようだ。ただ、見頃は洞窟に朝日が差し込む時間帯なので、私たちが到着した頃は、普通の滝の状態だった。
濃溝の滝へ向かう。水が流れているやや下方に人工的に掘られたような洞窟とその下に階段状小さな滝が流れ落ちているのが見える。これか。想像していたよりは小さい。すでに昼近くで、洞窟に陽が差し込むような高さに太陽はない。幻想的、とは言い難いが、直線的な階段と対比となる円形の洞窟はバランスよく作られている。近年の豪雨に対応して、流れ落ちる水量の調節もできるようになっているのだろうか。
続いて、より近くから見るために坂を下って降りてみる。私たちが訪れたときは、水量はかなり少なかったようだ。桟橋やデッキのような作りのところから下におり、少し水の流れがあるところを歩いて奥に進む。みんな、この辺りから撮影している、そんな場所だった。他にも撮影者は何人もいて、さらに次から次えと訪れる。ここは、場所を譲りながらの撮影となる。長居は難しいだろう。これが「亀岩」なのかと思われる大きな岩もある。その上に陣取って撮影している人もいる。そこに行くには、足元は濡れてしまうだろう。行ってみたい気持ちはあったが、ここは抑えた。ズームで問題なく撮影できる。なるほど、こんなところか、そんな印象である。とりあえず、一度見れば満足できる。
その後、この桟橋のようなところを反対方向に歩いていく。駐車場のもう一方の側に出る。なるほど、このような構造になっていたのか。だが。同じように桟橋を歩いてくる人はほとんどいない。濃溝の滝・亀岩の洞窟を鑑賞した人たちはほとんど、来た道を引き返していくようだった。実に惜しい。何かがあるというわけではないが、木々の間を抜けていく桟橋からの眺めも悪くはない。

次は、亀山湖へ向かう。
亀山湖周辺は、紅葉の名所としても知られているが、時期はやや早かった。水天宮近辺を散策する。右手のオブジェクトに開いた丸い穴から鳥居を撮影できるようになっている。このように、誰もが撮影する場所は、差別化するためにかの工夫が必要だ。鳥居かオブジェクト、どちらかをぼかそうと考えたが、良い構図が得られない。ここは、素直に諦める。偶然とはいえ、この丸い穴と濃溝の滝・亀岩の洞窟、さらに亀岩と亀山湖に共通する「亀」。何か共通点があるのだろうか。
濃溝の滝・亀岩の洞窟のように、近年ではSNSの影響で、1枚の写真や投稿をきっかけに突如として注目を集めて有名になったり、観光地化したりする例も珍しく無くなってきている。いくつか思い当たる場所がある。今や、定番の絶景スポットでは飽き足らなくなってしまっているのかもしれない。常に新しい観光スポットを開拓するのは楽しいものだ。最近では、コンビニと富士山という例が思い出される。
富士山写真家を名乗る写真家は多数いて、富士山を被写体とした写真は、場所、季節、時間帯を問わず撮り尽くされたと考えていた。2、3年前には、富士山をテーマとした写真コンテストで、富士山��月の合成写真が最優秀賞に選ばれたことも話題になった。もはや、富士山をテーマとした新たな構図の写真は登場しづらい状況になっている。そんなところに登場したのが、コンビニと富士山。構図としては単純だが、コンビニというありふれた人工物と対比された富士山がより雄大で新鮮な印象を与えてくれる。このため、このコンビニが人気化し、迷惑行為や危険な行動が多発、行政が乗り出すまでに発展してしまった。もともと観光客をお受け入れる余地のない場所であり、結果的に「悪い人気化」の例となってしまった。とはいえ、最初の投稿者に責任はない。
これは一部のインフルエンサーだけではなくSNSの影響力が、さまざまな分野・領域において、恐ろしいまでにその力を増してきていることを改めて実感させてくれる出来事であった。
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2024年10月25日

がんす横丁で知るヒロシマ 平和公園のにぎわいを探る(NHKニュース 2024年10月25日)
戦前の広島のにぎわいや暮らしをつづった人気エッセイ 「がんす横丁」です。書いたのは、NHK広島放送局の初代アナウンサー、薄田太郎さんです。
このエッセイの中に、こんな1節があります。
『その昔、元安河畔に産業奨励館と広島商業会議所が相ならんで、その名もゆかしい旧相生橋とのバランスは、慈仙寺鼻の料亭街を背景にして広島独特の川風景を描きだしていた。』 続がんす横丁より
「広島の独特の川風景」とは何か。今回は、平和公園のかつてのにぎわいを探してきました。
岡崎キャスター 「こちらが被爆前の平和公園とその周辺の写真になります。産業奨励館、現在の原爆ドームです。そしてこちらがいまの平和公園の北側にあたります。慈仙寺の鼻と呼ばれる繁華街で、たくさんの建物が並んでいて、いまの様子とは全然違います。今回は、平和公園のかつてのにぎわいを探っていきます」

教えてもらうのは、原爆投下前の広島の地域や文化に詳しい、おなじみの広島修道大学の中道豪一先生です。
岡崎キャスター 「平和公園にやってきましたけれども、ここはもともと公園ではなかったということですよね」
中道先生 「そうですね、こちらは普通に町があったところになります」
現在の平和公園の北部、旧中島本町。ここは、昭和初期まで広島有数の繁華街でした。
北から南へ流れる本川と東から西へ通る西国街道。この場所は、水上と陸上の交通が交差する要所として江戸時代から��済が発展してきました。
中道先生 「これが旧中島地区、中島本町の街並みが描かれた案内板です」
案内板には、原爆投下前の街並みが詳細に記されています。かつて中島本町は、広島の商業や文化の中心地でした。
中道先生 「まさに映画あり、カフェあり。そして現在も中央の通りは、その名残りを残していますが、ここを中島の本通りといいまして、中島本町の中でもたいへん栄えていた場所というふうに言われています」
岡崎キャスター 「ちょっと文字を見る���けでも、わくわくするような町ですね」
人がそぞろ歩きを楽しむ中島本通り。夜になると、スズラン灯が商店街を照らし、モダンで活気あふれる雰囲気を生み出していました。

『カフェー・ブラジルは(中略)大正七年ごろから市民になじまれた西洋食堂であった。和服の袴姿の中学生も、このブラジルには大手をふってコーヒーを飲みにはいったもので、コーヒーは五銭、ケーキ一皿十銭でかなりの時間ネバられたものであった。純白の制服を着たボーイは、ライスカレーの注文をうけると、「何番サン、インデァン一チョー」とまるで電報を読むような声で、客からの注文を調理室に伝えたことも思いだされる。』 続がんす横丁より
そのにぎわいを見つめ続けてきたという場所に案内してもらいました。
中道先生 「こちらには、かつて慈仙寺というお寺がありまして、そこで多くの方々が祈りをささげる、祈りの地だったということになります」
いまでは、墓石がひとつ残るだけの慈仙寺。町のにぎわいを見守る特別な存在でした。
北側の「慈仙寺の鼻」は、この寺にちなんで名付けられています。
中道先生 「動線の交わる地、それが中島本町にあたるわけですが、江戸時代から続くそうした風土、地勢上の条件は時代を超えて引き継がれていくことになります。そこで、人やもの、お金が動く動線の交わる。まさににぎわいが起こるにふさわしい場所のひとつというのが、慈仙寺がある中島本町という町の特徴になります」
そのにぎわいを支えたのは、中島本町の入り口にあたる相生橋です。
岡崎キャスター 「相生橋と言えば、Tの字型が特徴的ですよね。これって全国的にも珍しいんですか?」
中道先生 「おそらくほかの都市でこの形をみるのは、なかなかないのでは」。
相生橋が初めてお目見えしたのは、1878年(明治11年)。
有志によって、慈仙寺の鼻を挟んで、本川と元安川の東西ふたつの橋が架けられました。このときの形は、V字型。

1932年(昭和7年)、現在の場所にあった電車専用の橋が架け替えられ、電車併用の橋が完成。その2年後、中央部から橋げたを伸ばし慈仙寺の鼻とつながりました。このとき、橋の形はH字型。
初代相生橋が撤去されるまでのわずかな期間、独特の景観を生み出していました。

VからH、そしてT字へ。相生橋は時代とともに形や役割を変え、いまに至っています。

原爆ドーム近くにある相生橋址碑(あいおいばしあとのひ)。初代相生橋が撤去される際に建てられました。
岡崎キャスター 「相生橋址碑と書かれていますね、初代相生橋がここにあったよということですね」
相生橋の名には、広島の人たちの思いが込められています。
岡崎キャスター 「相生は、相手の相に生きるで相生じゃないですか、ずっと一緒に生きていくという意味で、すごく縁起のいい名前なんですね」
中道先生 「慈仙寺の鼻のところでふたつの橋が合うと。とてもロマンチックな名前で、縁起のいい言葉を自分たちの町の川にかかる橋の名前としてつけようという郷土への愛情があったということなんでしょうね。この相生という名前に込められた広島の先人の思いを受け継ぎ、考えていく必要があるのではないかと思っています」
『猿楽町から慈仙寺鼻、この鼻から鍛治屋町に架けられた二つの橋を結んでの相生橋は広島人からなじまれた名橋で、雨の降る日この橋の上を蛇の目傘が流れてゆく風景は、そのままが一幅の絵画であった。』 続がんす横丁より
焦土となったふるさとを見た薄田さんは、エッセイの中で「どうしてもこれ以上は書けない」と心情をつづっています。
『この慈仙寺鼻は原爆が落ちた��心地で、一木一草が思い出とともに焼きつくされた。広島の復興が早いなどという人たちは、文字どおり一人の生存者もなかった、この荒涼たる地点にきて、はるか爆心地にあるもと産業奨励館の赤さびたドームをながめるがよい。ヒロシマは、まだ復興されたとはいえないはずである。ヒロシマを訪れる人たちは、このあたりの風景を見てこそ広島の悲劇を繰り返すなの気持を切実に感じることであろう。』 続がんす横丁より
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to~you~♪
ですね、よく降ります(^_^;)
ということは、雨漏りのお電話もよく鳴ります。(^_^;)
これも一年の風物詩w
ご一報いただければ すぐさま惨状いたします。
といいながら 先週末から少しお休みをいただきまして、石垣島に

そして私の聖地西表島へ
ちみにここは✫星砂海岸✫

いつ行ってもええとこや〜。
西表島は一部廃村になったところがあり、道が一周まわれなく今では人が立��入れない場所がありまして、
そこに船で送ってもらうもと

そこには楽園が広がっています。

帰りたくね〜。
って私のフィールドは川でした。
それでは長年通ってる私のフィールドの川の説明!
西表島には大見謝川(オオミジャガワ)と言って珍しい川があります。
何が珍しいかというと、
海に流れ込む河口部分が岩盤で海水面からけっこうな高さの段になっていて、
そのため満潮になっても海水が混じり合わなく汽水域のない淡水だけの川なのです。
普通、小さな島には山があっても標高は低く全長は短く高低差が少ないので、海水はかなり川に入り込みます。
そんな島で海水が入らないということは
下流に汽水域がないので、普通の川の中流に住む魚が、大見謝川では下流付近に住んでるんですね。
今回石垣島にある荒川という川も今回初めて探索してきましたが、

大見謝川の下流付近の魚が、この荒川では中流までいかないといないんです。
ちなみにハゼはウナギや鮭のように、一度は海に下って 、卵を生みにまた川に登っていくんですけどね。
ってこんな話おもろないですね(^_^;)
すいません。
ゴリラ岩 !!

あなたはゴリラが1頭でしたか、
実は2頭いるとも言われてますw
とそんなこんなで、今回わたくしのハゼの師匠と共に西表島、石垣島の探索をしてきたものの一部と 師匠の専門トビハゼの展示会をやりまーす。
と偉そうにやりますなんて言うてますが、私はちょこっとお手伝いするだけなんですけど(^_^;)

その案内を自分の作った村の掲示板に貼って回る私!
こんな程度w
7月5、6、7日に水間寺境内の桜のテラスにて、
「へんなハゼ展」が開催されます。

そしてその前には
はい 和歌山の展示会!
6月29日〜3日まで
和歌山市内の小松原アートスペースにて
ほんまはこっちが本命やったんやけど、無理言ってその流れで水間の子供にも観せてあげて下さいと便乗してもらったのよね〜w
だから、いっぱい来てくださるととても嬉しい(^_^;)
師匠ありがとうございます。

やってまーす。
阪和道 貝塚インターから車で50分です。
ちょっと和歌山にドライブがてら行ってみてくださいね。
和歌山は少し遠いかなと思われる方は、
貝塚市水間町 水間寺境内
桜のテラス2階にお越しくださませ。
是非に是非にお待ちしております。
と宣伝して、今週もお疲れ様でした。
お仕事は小屋の基礎づくりしていまーす

貝塚市清児 小屋新築工事
貝塚市 岸和田市 泉佐野市 泉大津市 和泉市 泉南市 阪南市 熊取町 忠岡町 田尻町
貝塚市水間町 新築 リフォーム坂口建設
天然素材スイス漆喰カルクオウォール
リボス自然塗料取扱店
#リフォーム#新築 家を建てる#貝塚市水間町 新築 リフォーム坂口建設#リボス自然塗料取扱店#天然素材スイス漆喰カルクオウォール#坂口建設#貝塚市水間寺境内桜のテラス「へんなハゼ展」#西表島#石垣島#大見謝川#石垣島荒川#ナンヨウボウズハゼ#アカボウズハゼ#カエルハゼ
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美山牛乳ヨーグルト
最近週末になるとInstagramのストーリーズでヨーグルトに関する質問大会を繰り広げてて楽しい🥰
その中でフォロワーさんが推してらっしゃったのがこの美山牛乳ヨーグルト。
まだ食べたことない!
ということで即お取り寄せ✨
スペック
京都の美山にある2軒の酪農家さんの生乳を、兵庫の丹波乳業さんに直送して製造されるヨーグルト。
生乳100%のプレーンタイプ。
美山ふるさと株式会社さんの販売で、オンラインショップ「美山ごちそうの森」では売上個数No.1を誇る人気商品なんだとか🥇
生きて腸まで届くビフィズス菌BB-12配合。
美山
南北に広がる京都府の中央、南丹市の北東を占める地域。
元は美山町やったけど、2006年の市町村合併で他の地域とともに南丹市になったそう。
面積の96%が森林で、気候的には雨や積雪が多いらしい。
かやぶき屋根の民家や農山村の原風景が残る貴重な地域とのことで、画像検索したら想像以上に美しかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ 開封 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧
おぉ😍
わたしの好きなムチムチ系🤍
ツルッとした平らにはならず、風合いのある質感で練っても粒感の残るタイプ。
重みとふんわり感がどっちもあって、なんともおいしそう🤤
香りはあまり感じず。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ 頂きます🙏 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧
ややや!
これは意外。
なかなかしっかり酸味系。
ふんわりなめらかな食感からここまでキューっとした酸味が出てくるとは予想してなかった!
ハート直撃💘
こんなに酸味が効いてるプレーンは大手さんでは出会わんくなったから貴重!
「爽やか」というより「刺激的」って表現がふさわしいぐらい痛快な酸味が奥歯にやってくる✨
お乳のまろやかさと軸がくっきり別れてて、味が二重にあるみたいでおもしろい。
癒し系な食感とのギャップもすごい。
こんなになめらかさが気持ちいいヨーグルトも珍しく、ツンとデレを同時に摂取してる感じが癖になる🤤♡
酸味好きさん、ぜひー!
============================ 無脂乳固形分 9.9% 乳脂肪分 3.4% ————————————————— 栄養成分(100gあたり) エネルギー 64kcal たんぱく質 3.5g 脂質 3.4g 炭水化物 4.8g 食塩相当量 0.1g カルシウム 98.6mg ※全量は280g ————————————————— 原材料名 生乳(美山町内産) ————————————————— オンラインショップ価格 370円(税込) ————————————————— 製造者 丹波乳業株式会社 販売者 美山ふるさと株式会社 ============================









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世界史資料集を6歳と開く

新年明けましておめでとうございます。どうやら温暖化によって、イギリス方面から湿った空気が常に流れ込んでくるらしく、ドイツ国内で水没気味の地域がかなり拡大しています。ドルトムントでも、来る日も来る日も雨、強風、曇天。初日の出はもとより、太陽を拝む機会は皆無です…。
息子の幼稚園は来週開始。雪でも降れば楽しいものの、ぐちょぐちょびしょびしょの寒い屋外活動に魅力があるはずもなく、ほとんど自宅で過ごす毎日です。ただ、6歳になってからは、旺盛なエネルギーが知識の吸収やクリエイティビティーへも向けられ、(息子ひとりの時に限っては)走り回れなくともそれなりに過ごしようがあるのがこれまでと異なり嬉しいところ。
きょうは、昼ごはんが用意できるまでの間に世界史資料集(1999年発行…)を与えたところ、食い入るようにページを繰っていました。こちら欧州は騎士、城、ローマ遺跡… などが身近にある文化。特にこのごろの息子のハマりごとがアステリックス(※)とあって、ローマ帝国あたりの実際の歴史資料があるかしら、と開いてみせたのでした。
※アステリックスは、1959年にルネ・ゴシニとアルベール・ユデルゾによって生み出されたフランスコミックのシリーズ、およびその主人公の人気キャラクターの名である 〜Wikipediaより
わたしは試験としての歴史は全く不得手だったのですが、物語としての歴史は大好きで、資料集も好きでした。捨てずにおいたら子供が見るようになる… なんて思ってもみませんでしたが。ドラえもんで見た「土偶」、恐竜化石の多数発掘地「モンゴル」などのページに遭遇しては息子が度々反応しており、「資料集、やっぱり面白いな」と改めて感じたのでした。
そうこうしている間に、午後には雨が止むという予報。息子を散歩に誘うと、つい最近手に入れた双眼鏡をやっと外で使える、と張り切って着替え始めるではないですか。あら珍しい(いつもは、寒いと出たがらないのにw)。というわけで、年始初のアウトドアアクティビティーは、バードウォッチングでした。再び雨が降り出し、安価な双眼鏡が寒さと湿気で曇り出すまでは…。その後はやっぱり、走り回っていました!

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NOT SO BERRY CHALLENGE
Generation Nine: Green🐸#3
『陽気なオタク、サイエンスフェアを開催』
カッパーデール高校2日目
ダーリンに誘われて、コンピューターチームの課外活動に参加
すでにプログラミングスキルはレベル2以上。
コンピューターチームに参加したことで、サイエンスフェアの開催を要求できるようになりました。
陽気なオタク💿サイエンスフェアでノリノリ
自撮りしたら、手が映り込む🖐️🖐️シンプルに怖い
こっちは虫かと思ったらヘリコプターが写り込む🚁
サイエンスフェア、一体何をすればいいのか分からず
そもそもサイエンスフェアってどんなものか
イメージすらつかないので「アメリカ 高校 サイエンスフェア」でググりました。
自由研究の発表会みたいです。
「地域の水質調査 」や「犬のお手の行動研究 」などなど面白そうなテーマに沿って作成したボードの前でプレゼンするみたい。
結果発表
みんな必死にメモってる
負けて不服な様子。
楽しそうにチアリーディングしてた、ゴス家のカサンドラちゃん発見。
しょうがなくついてきてくれた感満載ですが、
一緒にプラムバイト・ピアやってきました。
ラスリ湖が宝石のように虹色に輝いて綺麗。
カッパーデールは昔、鉱山業栄えていた街。
珍しい宝石の採掘で人気を博していたらしい。
写真ブースで記念撮影
スイーツ店で買い食いアイス🍨
嫌々来た割には楽しそうに会話してます
観覧車にも乗って🎡
締めはタピオカドリンク🧋🧋
2人の身幅の違いにびっくり。クレメンタイン、カサンドラの2倍あるんじゃないかな。
タピオカ売り場の機械、タッチパネルでどのタピオカか選ぶ画面があって凝ってる!
タピオカとアメリカンドック、両手に持ってる。
食べ過ぎ
呪われた家に1人で挑戦して、走って帰宅
Read next.....
#sims4#シムズ4#ts4#not so berry challenge#ts4 challenge#notsoberry#ts4 gameplay#シムズ#nsb#green#nsb green
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2023.9.21thu_yokyo
朝9時に目が覚め、二度寝。10時くらいに目覚めるが、昨日今日と雨が降ったり気圧が安定しなくて、朝がシャッキリしない。それまでは夏の明るさで8時に起きれていたのに(私の中ではものすごく早起き)習慣化する前に秋めいて来てしまった。布団の中で、SNSのメッセージやメールを確認。気になっている案件があり、それについてのメールが返ってきているか、何度もgmailをリロードしてみるも、来てない。多分、この件も昨日今日と朝起きれない理由に関わっている。ウワ~~~~~。
のっそりと上体を起こして11時、とはいえすぐソファへ移動。ジャンプ+を体育座りでチェックし、次にやっと半分まで…は来てないけれど、2/5は過ぎた『鵼の碑』(著:京極夏彦)を読み進めるが、そんなに気分が乗らずレンガみたいな本をソファへ放置。朝昼ごはんとして、冷蔵庫にあった塩焼きそばをつくる。冷蔵庫にあったじゃがいもと萎びたごぼう、卵を溶いていれる。根菜ばっかり、久しぶりに野菜室が空っぽになってる。野菜買わなきゃ。
仕事をしたり、しなかったりしながら2時半。途中でネコとおもちゃで遊ぶ。いろんなおもちゃを買ったけれど、結局ドンキで400円くらいの虫を模したビニールとフェルトのおもちゃが一番らしい。しかしここ連日、朝夜とネコの運動に使っているからか、すでにおもちゃはボロボロ。一杯のコーヒーとほぼ変わらないなら、毎日買ってあげてもいいよなと思うけれど、ネコが飽きるまで使い倒そうとしちゃうのは貧乏性なんだろうか。
今日は18:30から池袋演芸場で柳家小里ん師匠の会があるので、少し早く移動。身だしなみを整えると少し気持ちがシャキッとする。ここ三日間ずっと着ていたTシャツを床に叩きつけ、髪をひっつめ、ドラッグストアで衝動的に買ったアイシャドウを瞼に乗せる。めっちゃオレンジだしキラキラだ!チャリで最寄り駅まで行き、池袋へ。車内で『鵼の碑』を読み進めるも、やっぱり低気圧でもんやりして眠ってしまった。
16:00に到着、駅前のコメダコーヒーはなぜか満員だったから、開演までスタバで作業。メールを確認すると、朝から胃を痛めていた件で返信があった。恐る恐る開き、良いお��事でひとまず安堵…。急いで各位へメールやらメッセージを送りまくる。イヤホンから流していたのは昨日からずっと聴いている、音沙汰の新アルバム『Musicalism』。一曲目の真夏さんとありりさんの歌声に励まされまくる。二人が出会った20年がド頭から全開になっていて、マジで震える。生きる中で、歳を取れば取るほど格差を感じたり、人生設計の難しさや先例のなさに呆然とすることが多いけれど、この二人が20周年を迎えている現実そのものが勇気。最高はこれからだぜ、ヤッホーーイ。諸々の返信を終え、昨日がFOOD COURTの締め切りだったから、残り時間でバババッとエッセイを書く。今回のテーマは『給食』、私は給食を3年弱しか食べていない…的な書き始めから、気付いたら最後はワカメごはんの話に着地していた。2200字くらい…さくまま、毎回文字数多くてごめんよ。

さて、18:00過ぎ。いよいよ池袋演芸場へ。開演10分前に入場、前から4番目の舞台から向かって右端の2席目に座る。今日の電車内で聴いていたポッドキャスト『OVER THE SUN』の「私がこれを好きな理由」というテーマに、カフェの音が好きというお便りが寄せられていた。それでいうと、私は寄席の開演前の音が好きかもしれない。右後ろで交わされるハゼ釣りと汽水域の話に半分耳を傾けながら、この居心地の良さを噛み締める。二世代以上は先輩のお客さまたちで埋まった会場は、それだけで小里ん師匠の歴史を感じる。歴7-8年そこらの私なんかはあまちゃんでしかない、人生をかけて芸を見てきたのであろう人たち。自分の趣味はなんて先が長くて、豊かなのだろうと開演前から胸がいっぱいだ。
小もんさんの『辰巳の辻占』良かった~~~。間の取り方と、目線の動かし方がすごく好きなんだ…そんで、女性の所作も良いんだよな。すごい人だよほんと。見ながらニヤニヤせざるを得ない。そして、私はやっぱり小里ん師匠が演じるすっとぼけた町人たちが大好きだ。寄席に通い始めたころ、それまでは頑張って聴いていたのに、小里ん師匠の『長短』はスッと頭と感情に馴染んで気付いたら大笑いしていた。それからずっと、雛鳥が最初に見たものを親鳥だと思うように、理由なんか考える必要もなく小里ん師匠がイッチバン大好きで仕方のない落語家さんなのだけれど、今日の小里んの会はその時の気持ちがブワ~とよみがえる感じがあった。『ろくろ首』に出てくる松公のゆっくりした表���、そして、「所帯を持ちたい」と言い淀んでいるときの、序盤の目の真っ黒さ!本当に真っ黒でギョッとしたら「目が据わってるじゃねえか!」と隠居が突っ込みを入れ爆笑。その後の、結婚相手への挨拶のくだりもゲラゲラ笑ってしまった。とにかくずっと楽しくて、ワクワクしながら師匠を見つめていた。小里ん師匠がつくる緩急が本当に大好きだ。
『三兄弟』の三男の荒々しさも良かった。兄達が抜け出したあとの布団へ、荒っぽい三男が自分の妄想をずっとつらつらと語る場面。噺の登場人物がまるで落語のように話をしている、という入れ子構造。観客も思わず聞き入ってるけど「あれ?こいつの妄想だよな?」とたまに思い出しニヤニヤする。体調優れないようで、2本目のネタが急遽変更になっていたけれど、私は小里ん師匠の「三兄弟」が聞けて本当に嬉しかった。やる予定だったネタは次回になるようなので、またその時に行けばいいのだ。とにかく健康でいてほしい。来年の一門会も絶対に行くんだ、誕生日に近い日程なのが勝手に嬉しくて、勝手に喜んでいる。勝手に誕生日プレゼントとしよう。
さて終演後は、流れるように新珍味へ。入店するときマスターがちょうどレジにいて、覚えてるかな~と顔をじっと見たら、気付いてくれた。うれし~。かつてここにいた友達の近況や、別の友達の子どもの話(今年で何歳だっけ?トーク)などをする。注文はウーロンハイと水餃子。水餃子の写真、湯気でもやもやだ。味はもちろんウマすぎ。タレのニンニク感も健在だった。


そして最後に迷って、半ターロー。久しぶりに食べるターローメンは一口目からスープの最後までずっと美味しくて、食べ進めるほどに体が火照る。汗だくだく、ニンニクモリモリ、麺もちもち、スープとろとろ。「ターローメン食べれば風邪が治る」と友達が言っていたのを思い出す。マジで、大体の不調は治ると思う。あちいあちいと言っていたら、マスターが上からうちわを持ってきてくれた。マスターはいつも優しいなあ。帰り際、「よろしく伝えて!」と友達への言伝を預かる。またみんなで食べにくるね、と言いながら退店。いつ来ても、嬉しい気持ちになる店。
池袋から新宿まで戻り、お気に入りのエクセルシオールで閉店まで作業。ターローメンのニンニクが口内から香り、汗が引かない。完��に元気になった感じがする。自律神経がうまくいってない感じがここのところあったけれど、池袋の寄席で笑いまくって帰りにターローメン食べれば大体のこと解決するな。閉店10分前にエクセルを出て、帰路に着く。帰りの電車内で本を開いたら、朝よりもぐんぐん頭に入ってきて、このまま終点まで乗り続けちゃおうかなと思ったりしたけれど、実際お財布の中身が20円しかなかったので、大人しく帰宅。宵越しの金を持たなすぎ。帰りの自転車で少し雨が降ってきたけど、なんかいやじゃなかったな。日記を書き終わったら、風呂に入って、寝ることにする。とりあえず歯磨きは終えたけど、まだ少しだけターローメンの味が鼻の奥と舌の奥から香っている。もうすぐ深夜1時だけど、寝ながら『鵼の碑』を読み進めよう。すぐ寝ちゃう気がするけど。
-プロフィール- ヤマグチナナコ 29歳 東京都 三鷹市 編集・イラストレーター https://www.instagram.com/nnk0107/
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普遍性なき真実
龍と誠葉の契
4月馬鹿企画テーマ「立場逆転」
「ひとつ願いが叶うのなら」
僧侶姿の彼はハボダの眼前に近づき、にこやかに問いかける
「貴殿が求めるそれは、例え魔法使いだとしても強欲が過ぎる願いではござらんか?」
人懐こい笑みで、それでいてハボダが立つのもやっとな殺意を振り撒く僧が、人間ではなく龍であるのは自明の理であった
(一)
発端は、前線に近い集落まるごとが消え失せた報告が人龍連合に届けられたところからだった。確かに集落があった場所に、何の痕跡もなく全てが消え失せているとなれば、例え誠葉を用いたとしても異常である。
そして、なぜだかトラブル収束名人として名高い(不本意)ハボダが、その調査員として派���されたのだ。何だって自分が、とハボダは文句を言おうとした。が、しばらく1人行動だから静かだぞ、と上の人間が爆発音を背後に告げたら、もう頷くしかなかった。先日、胃薬を受け取りに行って、あまりの顔色の悪さに睡眠薬を盛られた彼に必要なのは、静寂と平穏だったのだ。
そんな経緯で集落跡地にやってきたハボダを出迎えたのは、1人の僧侶であった。彼は人懐こい笑みで、ここに尋ね人がいたのだと説明する。こんな前線で、と怪訝な顔をしたハボダだったが、僧侶の手に握られていたのは、誰かの遺品であった。
「弔いを頼まれましたので」
僧侶の言葉に嘘は無いようだった。
「拙僧、名を玲瓏と申します。天の星を知るために、旅をしている僧侶です。貴殿は、その身なりからして遠い西の方と見えますが」
「西方の民を知っているのか」
「以前に彼の地へ近づいたことが。とは言え、乾期であったため商人に止められました。せめて雨季に向かうべきだと」
「賢明な助言だ」
西方の乾燥地帯を嫌というほど知っているハボダは、確かにこの僧侶が故郷間際まで来ていたのだと信じた。
「玲瓏殿、確かに俺は西方出身だ。名をハボダと言うのだが、今は人龍連合の一員として晦冥とも名乗っている。どちらでも好きなように呼んでくれ」
この地域ではあまり馴染みのない握手をハボダが求めれば、すんなりと玲瓏はそれに対応する。
「では、ハボダ殿とお呼びしましょう」
それで互いに挨拶は終わった。
(二)
「しかし、人龍連合のハボダ殿がここにいるということは、何かしら龍がこに集落を消したということでしょうか」
玲瓏からの問いかけ。ハボダはその問いにわからないと言って、首を横に振る。
「その調査員として俺が派遣されたのだ。……例え龍がその力を振るったとしても、こうも跡を消していくのは珍しい。そもそも、前線に近いとは言えここを襲う理由がわからない」
「ここは戦線においての物資補給所、ではなかったと?」
「ああ」
そこでハボダは玲瓏に、この集落が実は舞を奉納するための舞台があり、その舞台を維持する人々しか住んでいなかったのだと説明した。
「このような戦禍の最中、それでも舞を途絶えさせないと抗っていたのですか」
「それなりに名のある神事でもあったからな。宣言前は、祭りの日は人だらけだった」
舞い散る春の花、霞のように桃色が視界を覆い、風の姿を写しとる。その中心で一糸乱れぬ舞を踊る女人たちの姿は、荘厳の一言で表せられないものであった。
ハボダはかつて見た一幕を思い出し、その記憶の一片たりとも重ならない光景に、悲しみ覚えた。一体、この場で何が起きたのだろうか。
「ふむ、なるほど……ハボダ殿。その調査、拙僧も手伝わせていただけませんか?」
玲瓏の提案に、ハボダはタダビトを巻き込むわけにはいかないと断ろうとした。が、続く彼の言葉に躊躇いが生まれる。
「この遺品は羽衣です。きっと舞に奉仕する女人の物だったのでしょう」
彼は、と玲瓏が一区切りつける
「最後まで、この衣を手放しませんでした。そして、この地にて供養を頼むとも言われました。拙僧は、何もないこの地を見て困り果てておりましたが、これも何かの縁。ハボダ殿の調査に同行すれば、供養の道も開けます」
玲瓏の言葉は至極真っ当に思えた。
「……そこまで言うのなら、許可しましょう。ですが、危険なので俺の指示には従って貰います」
「構いませぬ。拙僧は弔いさえできれば何も望みません」
その純粋な言葉に、他の魔法使いもこうならいいのにと、ハボダは泣きそうになったし、胃痛は和らいだ。
(三)
何から調査をするのか、と玲瓏から問われた時、ハボダは土を調べると答えた。というよりも、初めてこの地にやってきた時に、彼は奇妙だと思ったのだ。
「痕跡がなくなった、集落がなくなった。この情報に含まれているのは、建物があって人がいなくなったと状態かと思ったのだが」
「実際は建物全てが消え失せていますなぁ」
「ああ、しかも倒壊とかの形跡もなし。ただただ、地面の上の物全てが消え失せている」
「だから地面を調べるのですか」
「そういう事だ」
ざり、とハボダが足元を撫でれば、変わり映えのない土が指先に着く。数度撫でて砂を退かせば、堅い大地が顕になった。が、やはりおかしいと彼は思う。
「玲瓏殿、できる限り砂を退けてください。なるべく広範囲でお願いします」
「目的は分かりませぬが、砂を退かすのですな?」
大きめの枝葉を幾つか探して来ましょう、と集落より離れたところに向かい、暫くすると枝葉の束を2つ、玲瓏は手にしていた。
「簡易の箒です。作業はこちらの方が捗るかと」
ハボダにも手渡された道具が、あっという間に砂を動かしていく。そして、結論が出た。
「ありえないことだが、建物の土台や支柱の跡すら遺されていないようだ」
顕になった大地には僅かな窪みはあれど、そこに人工物があった跡はない。全て、一様に、変化することなく、全く同じ状態の地面が広がっていた。
「足跡一つ、生活の痕跡一つ、そして火や水の跡すら残していない。異常だ」
「異常というよりも、化かされている気になってきましたな」
ハボダの出した結論に、玲瓏もまた同意する。が少しばかりユーモアも混ざった言い回しになっていた。
「周囲から見れば奇妙な空白地ですから、場所を間違えた訳ではありますまい。が、その空白に何の痕跡もないとはいやはやこれは」
一体、どのような魔法なのでしょうか、と玲瓏がハボダに尋ねた。が、ハボダは答えられない。正確には、己の持つ属性や魔法の規模が大きければ可能かもしれないが、それを可能とする龍は滅多にいないという事だ。
ハボダの契約龍からの情報なので嘘ではない。そして、契約龍はこの件には関わっていない。なぜなら、契約龍はこの規模の誠葉をウタえば、間違いなくもっと甚大な被害を出すし、制御をする概念を持たない。人がいた集落だけが消え失せさせた器用さが、あの龍にはないのだ。
だからこそ、ハボダは頭を悩ませる。間違いなく龍だ。だが、龍がなぜそんな面倒なことをしたのだ?
「ハボダ殿?ハボダどのー?」
何回か耳元で玲瓏がハボダの名を呼ぶ。1人考え事をしていたハボダはハッとなって、玲瓏に謝罪した。が、僧侶はケラケラと笑って「ハボダ殿は真面目でございますなぁ」と気にした風でもなく次の話題を出す。
「ハボダ殿は龍の仕業と疑っておりますか」
「ああ」
「では、龍がこれを行う理由があったのですな」
その玲瓏の言葉に頷こうとしたが、ハボダは思いとどまる。龍と人間は違う価値観で動いている。呼吸と同義で、天災を振り撒く龍もいるにはいるのだ。全てを人間基準で考える訳にはいかないのを、彼は伝えることにした
「龍の価値観……でございますか」
「人には人の、龍には龍の道理がある。確かに龍にとって必要なことだったのかもしれないが、それを俺たち人間が理解できるとは」
思えない、と続くはずの言葉を玲瓏が止めた。
「ハボダ殿は思い切りが良すぎ���ようですな」
人も龍も、生きているという点は変わりませぬ。感情があるのは否定できませぬ。そう、訥々と語る僧侶の言葉をハボダは黙って聞く。
「ですから、龍がここに何を求めたのかから考えませんか?」
それこそ分からん代表だと、なぜかハボダは言い返せなかった。
「まずハボダ殿にお尋ねしたいのは、なぜ舞が奉納されるようになったのでしょうか。奉納ということは、納める相手がいたはずです」
その指摘にハボダは、かつて見た神事の発祥を記憶から引き摺り出す
「桃源郷に住む貴人……への奉納だと聞く」
「桃源郷?」
「天上人が暮らす極楽、らしい」
その答えに玲瓏は「異界ですな」と呟いた。
「異界?」
「そうでございまする。こことは違う場所、こことは異なる場所。天国、地獄、あるいは川の向こう、山の向こう、海の向こうにある隔絶された場所。もしくは龍が住む人から離れた地」
「……まさか」
舞は隔絶した場所に住む龍に奉納する儀式であったのか、とハボダは驚愕した。
「龍が御伽話の存在となっても、龍にまつわる伝承は各地に多く残っております。また、ハボダ殿も承知でしょうが、龍は人の形になれましょう?ならば」
「龍が自らの身を隠して、人と交流してたのか」
「神事として残されたのならば、きっと何か契約をされたのかもしれません。その代価として、舞の奉納が続けられていた。……契約内容を推察できる何かを、ハボダ殿は知っておりますか?」
質問を受け取る前から、ハボダの脳内はずっと回り続けていた。何だ、何だ、契約内容は一体何だったのだ。
「祭の名は」
唐突に玲瓏が言った。その言葉にハボダの脳内に閃くものがある
「桜姫懐古祭……懐古!?」
舞踊る女人たちの姿、朗々と紡がれる祝詞、そして極め付けは
「桜姫という役は、まさか……」
舞を踊る女性たちの中でも、一際着飾った女性がいる。それを神事では桜姫役と呼び、舞台の中央で1人特別な舞を踊るのだ。それは栄誉なことであり、桜姫役はその年に結婚できるという伝説まであった。
桜の精だの、春の精だの、散々憶測混じりの蘊蓄を酔っ払いたちが口にしていたが、真実は違う。これは人間の女性と龍の恋愛譚なのだ。
幾年も幾年も、繰り返し繰り返し、龍に見せるための舞であり、龍に魅せるための奉納であったのだ。そして懐古祭の名の通り、結ばれた契約は龍の慰撫。愛した女性を忘れさせないための契約。そういう時に龍が与える寵愛は、愛した存在が住まう土地の守護が多いのをハボダは知っていた。
「……舞を奉納しなかったから、なのか?」
「……」
「この情勢下で舞を踊れなかっただけで、許せなかったのか!?」
ハボダの口調が荒くなる。声が張り、わなわなと腕を震わし、視線が険しくなる。怒りが彼を支配した。
「彼らは忘れてはいなかった。彼らは舞を大切に思っていた。今は舞えないかもしれないが、それでも消していい理由ではなかった!」
「ハボダ殿、落ち着いてくださいませ。何も、その舞の奉納相手がここを消したとは限りませぬ」
「だが、龍以外に誰ができると言うのだ!?」
「龍には龍の道理があるとおっしゃったのは、ハボダ殿でございましょう? それに今は戦時中です。龍も十分にそれを分かっておりますよ」
「なぜ言い切れる」
今度は逆にハボダが玲瓏を問い詰めた。
龍の動機が分かった。神事の意味も理解した。そこから導き出される答えは、散々を繰り返された悲劇でしかない。だが、
「ここを守護する龍は、龍王には従わなかった。ハボダ殿の契約龍や人龍連合におりまする龍たちと同様、人に寄り添う立場でありました」
玲瓏の言葉に、ハボダは頭に上っていた血が下がるのを自覚した。
そして、今目の前にいる僧侶の言葉に、違和感をようやく抱く。
「玲瓏殿は……なぜそれを」
口にしたのは悪手であったはずだ。何の防御策も打たずに、問いかけるなど普段のハボダならしない。にも関わらず、ハボダはまだ信じられないでいた。人懐こそうなこの少年顔の僧侶が、龍であることを信じられなかった。
いや、今の今まで気づかないほどに、彼は人の気配しかせず、言動に悪意もなく、人とそうずれたわけでもない感性で持ってハボダと会話��成り立たせていたのだ。それを龍が可能とするには、長く人と共にいなければならない。
「……彼は、人の寿命というものをちゃんと理解しておりました。いずれ消えゆ命、龍とは違う時間の歩み。それでも、僅かな時間を共にいられるだけで良かったと言っておりました」
ハボダの質問の意図とは異なる答えを玲瓏は紡ぎ始める。そこにあるのは、人と変わらぬ愛しいものへの慈愛であった。
「むしろ足掻こうとしたのは、人である彼女であった思います。あの日、彼が一目惚れした舞をずっとずっと見ていられるように、彼女の舞を受け継がせようと晩年まで躍起になって指導していたそうですから」
とは言え桜舞い散る中で踊る彼女は、老いてなお美しかったそうですよ、と玲瓏は茶化す。
「かの龍の名が忘れられ、桃源郷の貴人となっても。あの一途な女人の存在が忘れられ、桜や春の精となっても。人々の生活溶け込み、神事となり、祭りとして賑わう中で、あの日の舞が延々と続くその光景は、拙僧からしても美しいものです」
ですから、龍王の宣言を龍は受け入れず、人を守ろうとしました。
「玲瓏殿は……ここを守護する龍と」
「人にとっては長い付き合いなのでしょうな。あんなにも空を飛��回り、大地が狭いと言っていた彼が、こんな小さな土地の、こんなにも小さな命に全てを捧げる姿は」
「姿は」
「あはれ、でございました」
その言葉にハボダは絶望的なまでの差を実感する。
(四)
玲瓏の言葉に、説明に、始まりを知ったハボダは、ふとした違和感を覚えた。
集落の守護をしていた龍、そして消えた集落、跡形もなく広がる場所とその場に来たおそらく龍の玲瓏。長い話と歴史に逸らされそうになったが『根本的な部分が何一つ解明されていない』点が気になった。
今度は警戒心を持って、ハボダは尋ねる
「玲瓏殿」
「何ですかな」
「貴殿は弔いたいと言っていた。そして、この地を無くしたのは守護する龍とは限らないとも言った。では、ここは一体どこの龍によって全てを消されたと考えるべきか」
その瞬間、玲瓏の気配が変わる。
「うむむ、ハボダ殿は流されてはくれませんでしたか。人というよりも魔法使いとしては、大層な人情家をお見受けしたので、これで流されてくれるかと思ったのですが」
意外と論理的なお方だ、と言って玲瓏はそれまでの柔和な雰囲気をかなぐり捨てた。そこにいるのは、間違えようもなく龍だ。
「改めまして、ハボダ殿。拙僧は玲瓏。時に金緑とも称される龍でござます。これでも龍王軍の一員なれば、この地を守護する龍の説得要員でございました」
編笠を被り、袈裟を纏う少年は、尋常ではない生命力の気配を纏い、ハボダの前に対峙する
「その説得が功を為さず、結果貴殿がこの地を滅ぼしたのか!」
震える声を精神力で正し、ハボダは玲瓏を問い詰める。いつでも誠葉を放てるように距離を取ろうとしたが、それでも身体は恐怖で鈍くしか動かなかった
「拙僧はこの地を消してなどおりませぬ」
「では誰が」
「そも、ここは消えてはおらぬのです」
何をふざけたことを、と思ったハボダだが、玲瓏は何かしらの誠葉を口にする。ハボダはその瞬間、自らも誠葉を唱え、かの僧侶へと攻撃をした。が、そこで奇妙なことに、誠葉が共に事象を成す前に消えたのだ。
「これはッ」
「先に告げた通り、桃源郷という異界と化した場所に彼は長らくおりました。それが彼の力、彼の誠葉。拙僧相手では、それしか道が残されていない悟ったのでしょう」
つまりは神隠しですな、の説明にハボダは「馬鹿な」と言いたくなった。
「いやはや、実はちょっと拙僧も困っておりました。龍王軍としてはここの龍には退いて貰わねばならぬのですが、拙僧とは相性が悪く、こうして閉じ籠もってしまうと手出しができぬのです」
ですが、と嫌な笑いを浮かべて玲瓏はハボダを見る。
「ハボダ殿の力は、ここの龍にとっては最悪な属性でして」
「そんなことを言って、俺が貴殿に協力するとでも思っているのか!?龍王軍に味方するほど落ちぶれてはいないぞ」
啖呵を切ってハボダが言い返しても、玲瓏は特に応えた様子は見せない。
「ですが、異界に囚われた人は助けられましょう」
玲瓏の一言にハボダは息を呑む。
「龍の作り出す異界は、龍のためのもの。そこに人間への配慮はあまり為されませぬ。まぁ珍しく人への配慮がある龍なのですが、そもそも拙僧らとは根本的な体の違いがあります故、不具合はありましょう。長くいればいるほど、常人には耐えられないものかと」
「だが、」
「ここの地にいた人々は既に守護の龍の存在を忘れていたのでしょう?いくら彼らを守るためとは言え、龍王の宣言の後に出会う龍となれば、恐怖で精神を摩耗するものも出ておかしくはない」
「それでも、お前たち龍王軍がタダビトを逃すとは」
「では約束をしましょう」
この地に住まう人々は見逃そう、と玲瓏は告げる。
「守護した龍は」
「龍王に楯突いた時点で、末路は決まっておりまする。流石に彼は見逃せませぬ」
「見捨てろと?」
「全てを見捨てるか、龍見捨てるかの2択でござろう」
全てを失うよりかは、よほど良いのではないか?の提案のハボダは揺れる。
「それとも、今のこの場でハボダ殿が拙僧を倒して大団円を目指しますかな?まぁ、貴殿の力は少々厄介ですが、それでも器は人間ですからなぁ」
玲瓏の指摘通りであった。ハボダの属性は陰陽五行の中でも珍しい、陰属性だ。稀有であるし、その中でも攻撃力は高い。が、玲瓏の存在そのものが次元が違う。
「ハボダ殿の意見を拙僧は尊重しましょう。ここの集落の人々を助けて龍を見殺しにするか、龍の願いを聞き遂げて集落の人々を見捨てるか、その命を捨てて美談ぽく終わらせるか」
どう致しましょうか?の言葉に、ハボダは苦悩する。
「俺は」
「ハボダ殿は?さぁさぁ、どうしましょうか」
『そこまでにしてもらおうか、金緑』
唐突に第三者の声が割って入った。ハボダは周囲を見回すも、声の主は見えない。だが、玲瓏は驚くこともなく「遅かったでございますな、東風殿」と曰う。
その呼びかけに応えたのか、ハボダの背に龍が現れた。
『相変わらずの悪趣味さに反吐が出る』
「東風殿に言われたくないでございます。かつての戦いにおいて貴殿との策謀談議、どれだけ拙僧らが苦い思いをしたか」
『そのまま返すぞ』
ぽんぽんと気兼ねなく交わされる会話に、ハボダは目を白黒させる。
東風と呼ばれた龍は彼に『すまなかった』と言った。
『玲瓏は始めから、貴殿を利用しようとしていた。いずれ私が玲瓏の前に出なければならないように、貴殿に無茶な要求を突きつけたのだ』
「東風殿は人間に大層な情がおありですからね。例え見知らぬ魔法使いと言えども、あの選択を迷う時点でハボダ殿はこの龍の守護対象になりえましょう」
2頭の龍からの説明で、無意味な選択肢を突きつけられていたのをハボダは実感する。始めから一人相撲だったのかと、ハボダは玲瓏を睨んだ。が玲瓏は特に気にした様子はない。
「さて、東風殿。覚悟がお決まりかと思いますが、拙僧と共に」
「ちょっと待て」
「龍王軍まで」
「だから待てと」
「ご同行を」
「聞け、この陰険龍!」
「酷いでございます、ハボダ殿!拙僧、これでも龍の中では陽気な部類でございますよ!!」
『嘘つけ腹黒龍』
散々と玲瓏と東風の会話を邪魔し続けたハボダは、ようやっとこちらを見てくれたことに安堵する。対し、玲瓏は頬を膨らませ、いかにも怒っていますと顔に出していた。
それを呆れた表情で眺めるのは龍なので、いまいち締まりがない。
「もう、ハボダ殿はまだ何か言いたいことがあるのですか!?ちゃんと拙僧、約束は守りますぞ。東風殿も、そこは拙僧を信じているからこそ出てきてくれたのでしょう!?」
『いや、余計なことをこれ以上出さないようにだが?お前との約束はハボダ殿を人質に取るつもりだった』
「信頼ゼロでしたか」
「いや待て、俺を人質に取るとはどういうことだ?」
『うむ、貴殿の命を奪わない代わりに、こちらの民の命を人龍連合に保護させようと』
「俺はあなたを庇ったのだが?」
『違う。金緑は初めから人流連合の一員である貴殿の命を奪おうとはしていなかった。その力の価値を認めていたからだ』
「東風殿」
そこで初めて玲瓏が焦った表情を浮かべる。対し東風は余裕そうで、ハボダに説明した。
『金緑の口約束など端から信用などしておらん。だが、こいつはわざわざ貴殿に選択肢を与えた。人龍連合の魔法使いにそれを提示した意味を考えれば、簡単だ。金緑は貴殿に負い目を負わせたかったのだろう』
そして、と続く言葉は意外なものだった。
『問答を聞いている限り、貴殿はかなりの人情家。貴殿ならば見殺しにした龍の願いを叶えようと足掻くかもしれないし、結果金緑が求めるものを差し出すかもしれない。それは業腹だったので、私が貴殿に無理難題を押し付ける形にしたかったのだ』
(五)
ハボダは混乱していた。
消えた集落、おそらく龍に捧げられた舞の奉納、龍王軍と敵対した龍、その龍を排除しに来た龍、玲瓏にとって有益な力を持つハボダの価値。それぞれが、それぞれの立場で話を引っ掻き回し、筋道を見えなくしている。
何が正しいのか、何を目的としているのか、それが見えない。ならば、とハボダは深呼吸を一つ吐く。深く長く吐き続け、緊張を解き、思考をクリアにし、そして自身の目的を思い出す。
名はハボダ
人龍連合の魔法使い
消えた集落の謎を解き明かし、可能な限り人々を助ける
それだけだ。それが彼の芯であったのだ
ハボダの前では、玲瓏が東風に余計なことをと悪態をついている。だが、先程のよう焦りは見受けられない。ならば、まだかの龍の狙いからは離れていないのだ。だからハボダは確認しなければならなかった。確認のために、彼は自分自身へ向けて誠葉を解き放った。
(六)
ハボダの誠葉を止めたのは、玲瓏だけだった。東風は止めず、玲瓏だけが焦ったようにハボダが紡いだ誠葉の被害を食い止めたのだった。それが三者共に理解した時、次にハボダの命を狙ったのは東風であった。またもや玲瓏が止める。確かに、玲瓏にとってハボダが人質として効くようだった。
「ああもう、厄介なことをしてくれましたな!」
苛立ち混じりにハボダを抱えて玲瓏は飛び回る。飛び回りながらも東風からの攻撃を全て変化し、無力化させていた。
「それもこれも、ハボダ殿がせっかくまとまりかけてた話に横槍を入れたからですぞ!ああ、あの時無視しておけば」
「そう、それだ」
「どれですか!」
「あの時、俺に与えられた選択肢は龍を見捨てるか、人間を見捨てるかだった。だが結局は龍を見殺しにする道に誘導された」
抱えられながらも、ハボダは1つ1つを丁寧に考え始める。
「ハボダ殿は割とピンチかと思うのですが、それでも考えるのですか!?」
ああ、と頷いたハボダは舌を噛まないよう注意しながらも喋り始めた。
「玲瓏殿の目的は、この地を守る龍の排除。ただ、これまでの様子からして、貴殿は攻撃されなければ相手を攻撃できない縛りがある。あの東風と呼ばれる龍は、それに気づいて篭城戦へと切り替えた」
「対し東風と呼ばれる龍の目的は、この地の守備。集落の人間は発狂するかもしれないが、籠城戦をすればこの大地は守れる。つまり、両者とも狙いは土地であり、人間ではなかった」
「…………」
ハボダの説明に、玲瓏は何も言わない。
「そこにやって来たのが、俺だ。当初玲瓏殿は俺の力を使って、籠城戦の要である異界を壊そうとした。だが、ここで奇妙なことに土地の守護を放棄して東風は集落の人間の保護のために姿を現した。彼の説明だと、俺を使えば集落の人間が助かると思ったからだ」
しかしこれはおかしい、とハボダは思う。始めから龍たちは人間の命は度外視していた。ハボダの登場で、なぜ人間の命を天秤に乗せたのかが分からない。
しかし、玲瓏が何らかの狙いでハボダの命を守る動きをしている点を加味すれば、何となくこうではないかと仮説が浮かぶ。
「ただ一つの目的ではなく、優先順位があったはずだ。俺という異端がやって来たことで、当初の目的の優先順位が両者の中で入れ替わったのかもしれない。そこで俺を使うために、双方が人間の命を駆け引きに利用し始めた」
「たかがッ魔法使い1人の価値は重くないですよッ」
ハボダの言葉を否定する玲瓏だが、その顔の余裕はどんどんと剥がれていく。
「では、二頭の龍の狙いは何か。この土地に何があり、何故ここに両者共固執するのか。俺の力を使うと守護が壊れるのは確か。そして、この土地を欲しがる玲瓏殿にも不具合が生まれる」
さらにハボダは己の考えを述べていく。
「ここまで考えたとき、そもそも本当に舞の神事は龍の為に行われたのだろうか?という疑問が生まれた。確かに人と龍の交流があったのは事実だろうが、玲瓏殿は舞を踊る女人に一目惚れした龍が彼だった、と。龍のための奉納ではない、龍以外への奉納だ」
ならば始めから玲瓏はハボダを騙していたのだ。いや、事実の一部だけを教えて、誤解するように誘導していた。そのために、東風は業腹と言い放ったのだ。
「だが、両者ともに俺に真実を教える訳にはいかない事情もあった。俺が人龍連合に所属しているからだ」
「ハボダ殿、まだ話は続きますかな」
「ああ」
「拙僧、そろそろハボダ殿を庇いきれなくなりそうなのですが」
「嘘だな、何が何でも俺を生かしたいはずだ。陰属性……というよりも、俺が使う重力の誠葉は天の星に関わる」
その瞬間、玲瓏から表情が消える。
「玲瓏殿はその身を隠しながらも、天の星を求めると言った。東風殿は空を飛んでいたにも関わらず、大地に降りた。そして、春の訪れ、桜の開花に合わせる舞から考えれば、ここで行われていた神事は豊穣祈願。田畑のない土地に固執するとなれば」
ハボダは誠葉を紡いだが、玲瓏や東風に向けていない。
真っ黒な球体が地面を抉った。
誠葉は今度は転移もせずに発動し、大地を抉り、巨大な穴が開くとその下に隠れていたものを顕にする。
玲瓏は無表情に、東風は焦りを滲ませて、ハボダを睨んだ。
だが、ハボダの視線は巨大な穴に注がれている。そこにあったのは広々とした空間。
「人には見せたくないもの、龍が奪い合うもの、正確な暦に関係するもの、重力の誠葉で価値が変わるもの」
もう一度ハボダが誠葉を紡ぐが、東風が止めようとし、玲瓏の誠葉が予想外の現象を引き起こす。結果、その穴の中に記されたものが照らされた
「俺は正確に理解できないが、価値は知っている」
「これは星々の動きを記録し、計算し、予測された結果生み出された『数式』と『公理』だ」
(七)
ハボダが魔法使いとなったとき、契約龍から聞かされたのは重力というものの可能性だった。
重さ、質量、体積くらいまでなら分かるのだが、引力や力の釣り合い、果ては光の歪みに時間の伸び縮みなど、到底ハボダには理解できるものではなかった。
だが、契約龍自身もよく理解できていないらしい。本能でかの龍は身体に刻み込まれているため、特に苦も無く誠葉を紡げるようだった。だからこそ、人間であるハボダには無理だろうという前提で与太話として教えていた。「やろうと思えば星を降らせることも可能だ」と。
そんな馬鹿なとハボダは否定したが、契約龍は時代が時代ならやれたと豪語する。かの龍は人と龍が別れた頃に誕生した龍だ。存分にその力を振る舞うことはできなかったが、それでも独りで宙を目指したこともあったらしい。
「月に行きたかったが、生憎と誠葉が紡げなくなった。上は音のない場所だったんだ」
ハボダにとって契約龍の話は、そんな場所があるのかと好奇心が育つよりも、奇怪な御伽噺を聞かされた感覚が強い。
「なら、誠葉が届かない場所に浮かぶ星を落とすことなどできないだろう?」
「星は自らの力で位置を決めるのではなく、蜘蛛の巣のように互いを引っ張るらしい。だから綱引きのように」
引き込む力を強くすれば、星を落とせるのだ。と酔っ払いの戯言みたいなノリで教えられたのだ。
「だが、それにはどれだけの力が必要なのか確認せねばならない。人間は星を観察して、数で力を表しているとの噂だ」
「数式というやつだな」
「そうだ。誠葉は音として消えてしまうが、数式があれば」
星が落とせる日も来るかもな、と契約龍は上機嫌に教えたのだ。
もっとも、ハボダという魔法使いには到底できない力の使い方であったし、契約龍も龍王の宣言に反発していたからこそ今は人龍連合に身を寄せている。両者ともに本気で星を落とすつもりはなかった。
が、まさかである。
(八)
「秘匿されるべき数式と、俺の扱う誠葉への関与。あの契約龍の与太話かと思っていたが、まさか本気で星を落とす式があるかもしれない、などと誰が思うか」
玲瓏に抱えられたままのハボダの呟きに、今度こそ二頭の龍は沈黙した。
「龍王軍はこの式が欲しく、ここの守護者なら秘匿したい」
まさにハボダの存在がイレギュラーだったのだ。龍同士の膠着が、龍に対抗できるかもしれない方法を血眼になって探している連合の魔法使いに見つかった。しかも、鍵となる属性持ちだ。
玲瓏はこの場とハボダが欲しい。東風は例えこの場は放棄してもハボダだけは玲瓏に渡してはならない。
その思惑が今に至る。これで、ハボダはようやく龍に一矢報いる手段がわかった。
「なるほど、貴殿たちが生み出す策略に泣いたものが多いのも納得だ」
ハボダの腹の底から沸々と湧き上がる感情は怒り。せっかくの静かで平穏な調査任務。なのに!なのにである!!
「は、ハボダ殿?何を考えているのですか?」
玲瓏が恐る恐るハボダの顔を窺う。東風もまた、怪訝な顔で魔法使いを見つめた。
「やっっっっっっっってられるかあああああああああああ!!!!!」
それはハボダ渾身の叫びだった。
そのまま勢いで誠葉を唱えるが、あまりにも考えなしだったので結果、
「え?ええ?ちょ、ハボダ殿!?うわっ、重力の展開が早い」
『金緑ッ、その魔法使いを離すな!』
「無茶言うなでございます!!こんなネズミ花火みたいな状態で」
『こんな無茶苦茶な使い方があるか!私の誠葉の領域まで歪み始めた』
ハボダは玲瓏の腕から逃れ、そのまま東風の領域を穴だらけにする。
予想外の動きにそれまで散々ハボダを振り回していた龍たちは、片方は生け取りにしようと、もう片方は始末しようとした結果、慌てすぎて互いを邪魔し始めていた。
そしてその隙を逃すほどハボダも阿呆ではない。
「お前たちも目的なんか知るもんか」
地面に開けた穴から中覗き見る。
壁に床に彫られた文字、数、図形、記録の数々。その叡智が敷き詰められた空間で多くの人々が倒れ、苦しそうな顔を浮かべて絶命していた。とっくに彼らは発狂していたし、ハボダは遅すぎたのだ。
尚更彼の怒りが増大する。怒りのあまり、魔法の出力を誤った。
やめろと叫んだのは玲瓏か東風かは分からない。ハボダにとってはどうでもいいことだ。
彼は契約して得た力でもって、ありとあらゆる数式を記した壁を、床を、書物を、人を、まとめて押しつぶしたのだ。
ハボダ自身の身すら危険に晒すほどの重力の塊は、あらゆるものを飲み込む球体となる。
周囲を飲み込み続けている中、逃れる術が見当たらないことに、ハボダはとっくに気付いていた。そしてそれをくだらない最期だなと思う感性も持っていた。
とは言え、あの人間の命などどうでもいいと言わんばかりの龍たちが死守したかったものは壊せたのだ。
ならば良しとしよう、とハボダが思った矢先に別の誠葉が展開される。
「人情家ではなく激情家なお方とは思いませんでした」
やれやれと言った顔で、玲瓏が再びハボダを抱えて崩れかかった空間からあっさりと脱出したのであった。
(九)
「古代の叡智ぶち壊しは想定外でしたなぁ」
『何千年もの努力を壊すその度胸、逆に敬意を抱くぞ』
先程まで殺し合いをしていたはずの龍たちは、息のあった煽り文句をハボダにぶつけていた。
ピキピキとこめかみの血管が浮かぶほどに、それはハボダをイラつかせる。
「うるさい、黙れ、いい加減にしろ、俺は人龍連合の魔法使いだ。龍王軍とは敵対するし、人の命を奪う龍は憎む。それが俺の道理であり、このくだらない争いを止める手段だった訳だ」
龍には龍の、人には人の道理がある、と再度口にすれば、玲瓏は仕方がないと座り込んだ。
「ちょろいと思っておりましたが、案外頭が回るお方で驚きでございます。今後のために反省会を開きたいのですが、ハボダ殿の都合の良い日を教えてくださらぬか?」
『私も参加しよう。あとハボダ殿も盤上遊戯会は如何だろうか?貴殿ならきっと他の龍たちにも気に入られると』
「茶番はや め ろ」
ちぇー、つまんなーい、と文句を言う龍たちに本気でハボダは呆れる。
「で、」
「で?」
『うん?』
「何故、俺を助けたんだ?」
「それは弔いのためですよ」
最初の玲瓏の目的だったはずの言葉に、これまでほぼ全てが嘘だったのを知ったハボダは思わず「嘘だろ」と呟く。
「嘘ではございません。まぁ、確かにハボダ殿を騙す目的もありましたが、この地の慰めは拙僧らの役目ではなかったので」
何故だとハボダが首を傾げるよりも先に、玲瓏が東風殿と呼ぶ。東風は無言で玲瓏を見つめ返す。
「土地も人も憂いもなくなりました」
『ああ』
「その命を拙僧にお渡しください」
『仕方ない、あがけよ金緑』
ハボダが止める間もなく、東風は己で自身の命を終わらせる。はらはらと崩れ落ちる身体を目の当たりににした玲瓏は深々と礼をした
「さらばです、東風殿。貴殿との策略遊戯は楽しかったですよ」
震える声で送った言葉、お辞儀をしたことで見えぬ玲瓏の表情
「なぜ、何故だ!」
「龍王軍に楯突いたのです。当然の帰結でございましょう」
「だが、土地も人もなく、憂いもなくなったのなら共に」
「共に生きれませぬ。拙僧は龍王軍として抗うと決めました。そのためならば、かつての友であっても命を奪うのです」
しかし自殺だったではないか、のハボダの反論に、玲瓏は初めて敵意を露にする。
「もし仮にひとつ願いが叶うのなら、ハボダ殿は何を願いますか?」
「何を突然」
「それは犠牲なく���えられると思いですか?そんな、都合のよい、誠葉よりも万能の何かがあると思いですか?」
「だが」
「ひとつ願いが叶うのなら」
玲瓏はハボダの眼前に近づき、にこやかに問いかける
「貴殿が求めるそれは、例え魔法使いだとしても強欲が過ぎる願いではござらんか?」
人懐こい笑みで、それでいてハボダが立つのもやっとな殺意を振り撒く僧が、人間ではなく龍であるのは自明の理であった。
「無理なのですよ、最初から。拙僧と東風殿が対立した時から、どちらかしか生きられない程度には追い詰められていました。少しでも時間稼ぎをするために、篭城戦までした。貴殿の登場で僅かな希望が生まれましたが、それも潰えた。ならば、決まりきった決着をつけるしかないでしょう」
つらつらと続く言葉。
「拙僧には役目があります。それを東風殿は慮り、自ら幕を引いたのです。彼には守護する土地も人も物もございませんから」
だから、と玲瓏はハボダに告げる。
「ハボダ殿が覚えてくださいませ。この地で、この美しい花があった場所で、誰が舞を送り、誰がそれを受け取り、どうして龍が守護したのか」
「それは嘘なのだろう」
「そうでしたね」
「貴殿が俺を騙すために誘導したもので」
「ええ、もう少し騙されてくれればと思いました」
「そもそも俺は人龍連合の一員で」
「存じております」
「なのに……」
俺に弔えと言うのか、とハボダは玲瓏に尋ねる。
「ハボダ殿は人情家で激情家なお人ですから、きっと流されてくれると思ったのですよ」
先程までの龍としての圧もなく。出会ったばかりの頃の、どこか人懐こい少年顔の僧侶として、彼は微笑んだ。それでハボダはこれが断れない策略だと気付く。気付いたが、もう疲れていたのでどうでも良かった。
「玲瓏殿」
「はい」
「貴殿ともう二度と会いたくない」
「拙僧としては、また巡り合う日を楽しみにしております」
「勘弁してくれ。……だが、嘘つきで意地っ張りの馬鹿な龍の願いくらいは叶えてやるさ」
「ひどいことを仰る。春だからこそ、愚かな振る舞いをするのですよ」
お互いにね、と悪戯っぽく玲瓏は笑い、そして誠葉を紡ぐ。その身は空へ、空へと登っていった。ハボダはしばらく空を飛ぶ龍の姿を眺める。が、眩しい光に嫌気がさして、すぐに視線を集落の跡地に向けた。
やることは山積みだが、まず彼は
「静かだな」
しばしの平穏を享受したかった。
(十)
玲瓏の帰還に合わせ、彼の部下たちが出迎える。口々にこれまでの戦果や被害が報告される中、一頭の龍が玲瓏に尋ねた。
「そういえば、あの数式は手に入れられたのですか?」
玲瓏の古馴染みが守護する土地に、星に関する数式があるのは龍王軍には周知の事実だった。
「いいえ。予想外なことに全部壊されてしまいましたからね」
「おや、それは残念でしたね。あれさえあれば、玲瓏様の研究が大分進むようでしたが」
ふ、と部下の視線が壁一面に描かれた天体図に注がれる。そこには幾つもの数式もあった。
「ないものはないので、また一から研究し直しですなぁ」
ああ面倒だ、と言わんばかりに彼は記された文字の幾つかを消す。
「東風殿が拙僧の味方だったら話は早かったのですが……あの方は、拙僧と同じく龍王の存在は嫌いですが、龍王そのものは気に入っていますし」
残念でしたなぁ、と呟く玲瓏に悲壮感はない。龍王への不敬とも取れる言葉さえ軽い。
「玲瓏様。いくらあなた様が龍王様の腹心、右腕としての地位があったとしても、先程のような発言は慎まれた方がよろしいかと」
「良いんですよ、これで」
「ですが、」
「どうせ龍王は東風殿との一件すら拙僧の悪あがきにしか思っておりませんから」
慢心して貰わないと、の言葉さえ玲瓏は隠さない。
「拙僧、龍王の思惑を知っております。龍王軍の行末も察しております。だからこそ、龍王軍の右腕として策を練りましょう。龍の未来のために、人の未来のために、何故なら天の星に恋した身なので」
正気も理性もなくすほどに恋は偉大なのですよ、と恍惚な笑みを浮かべて玲瓏は星の名前を呼んだ。
END
キャラ紹介:ハボダif
人龍連合所属の晦冥の魔法使い
重力を操る誠葉を扱うが、人間のため使用には制限が掛かる
苦労人のツッコミ気質
連合の火消し担当だけど先に爆発物という名の同僚の撤去から始めるべきだと思ってる
頭はたぶん良いはず
キャラ紹介:玲瓏if
龍王軍所属、龍王の右腕であり腹心
変化変容の誠葉を操る古の龍
戦闘能力自体はあまりない。ので戦略特化で軍を従わせている
明るい性格だが腹黒いので、上の年代の龍ほど警戒度が高くなる
龍王概念嫌いと公言しているが、龍王自体は好き。龍王の狙いに便乗して、星の研究をしてる
東風(ゲストキャラ)
固定の誠葉を扱う玲瓏とは同年代の古の龍
空が好きで、星も好きで、玲瓏と飛び回っていたけど、舞を踊っていた女性に一目惚れしてから地上住まいをしてた
龍王の正体にも気付いているし、玲瓏の狙いも薄々察している
数式渡したら破滅一直線なので絶対渡すものかで対立した
立場逆転だと
・ハボダ本来の気性の荒さが全面に出る
・肉体による制限がないので、玲瓏のやっちゃいけない誠葉倫理が吹っ飛ぶ
・正史ハボダは色んな情で右腕として身動き取れなくなってるけど、if玲瓏は1つの情のために他全部切り捨てて暗躍含めて動いてる
な感じかなぁと思いました
たぶんifの方が気質的に本人たちのストレス少ないと思うけど、それはそれとして龍王軍の暗躍と暴走がより酷いことになるので、正史の方がまだ安全ぽそう
あと玲瓏ifが恋しちゃった天の星は、数多ある星々の中でも一等情のある『彼らが生きる』星です。これ以上告げてしまうのもあれだけど、お題に則したセリフ回しにすると分かりにくいので補足しました
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)5月27日(土曜日)
通巻第7767号 <前日発行>
デサンティス知事の大統領選出馬表明は大きな空振りだった
米国の分裂状態こそ、世界の安全保障にとって脅威である
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順風満帆ではなかった。船出は最初から座礁した。
ロン・デサンティス(フロリダ州知事)の2024年大統領選出馬表明は大きな空振りだった。
5月26日、ツィッターでイーロン・マスクとともにデサンティス(フロリダ州知事)は型破りの大統領選出馬表明を行った。事前の期待はかなり大きかった。
予約の回線がパンクしたらしく、開始が20分遅れとなった。そのうえ、出馬表明にとくに目新しいスローガンがなく、従来の保守の思想を繰り返しただけで、直後の世論調査はトランプ前大統領との差を縮めるどころか30ポイント以上も開いてしまった。
リベラルなメディアの多くが、『悲惨なスタート』等と書き散らしたが、サンティスが[WOKE]を繰り返し、その反リベラルな政治姿勢を批判したためマイナス面を押し出したに過ぎない。
サンティスは月末から六月初旬にかけてニューハンプシャー、アイオワ、サウスカロライナ州など12カ所を遊説にまわる予定だ。
しかし予備選の緒線地域でも、現時点では盛り上げる空気がない。所詮は「ミニ・トランプ」であり、二人の差違は何かと言えば、サンティスが「若いこと}と「軍隊経験がある」こと、嘗てサンティスの子供がトランプの本を読んでいる映像を流して選挙戦のPRに使うなど熱烈なトランプ支持者だった過去のトランプ便乗経過があり、それなら「次の次」に備えるべきだと諫める声も多い。
インフレ、スタグフレーション、失業、社会保障、銃規制、中絶反対、LGBTなど、とりわけ米国を分裂させているのは『大きな政府』vs「小さな政府』論争に収斂される。
直近のFOXニュースは久々にヒラリー・クリントンを登場させて「誰もが(バイデンの)老齢を気にしている」と言わせているが、この時の世論調査でバイデンの三大政策にアメリカ人の三分の二が反対していることが分かった。
すなわち経済政策に不賛成が66%、銃規制と不法移民対策でバイデンの政策に不賛成が67%とでた。
大統領選挙は24年11月、あと17ヶ月も先であり、これから何が起こるか分からないが現時点でのイッシューにしぼり込むと、第一の争点は中絶問題だろう。第二が大學授業料減免措置、第三が不法移民。ついでインフレ対策、銃規制か? ウクライナ支援は大きな争点にはなっていない。中国に関しても関心はかなり鈍い。
現在のところ、ウクライナ支援削減は共和党の保守系に限られている。しかしウクライナ戦争が長期化すれば、たぶん来年の予備選の開始までずれ込むとすれば、大きな争点に浮上する可能性はある。
それにしても、これほどバイデン政権は不評なのに、選挙となると、なぜ民主党が強いのか。労働組合の組織力? 若者たちの「なんとなくリベラル」? メディアの左翼偏向。共和党への蔑視?
具体的には身近な雇用、インフレ、そして中絶問題だろう。ファンダメンタルズの強い州では中絶は認められておらず、これが昨年の中間選挙で共和党が予想を裏切って、上院で勝てず、下院で辛勝だった結果を産んだ。共和党有利といわれた選挙区で女性票が土壇場で民主党に流れたからだ。
▲なぜあれほど無定見な民主党が選挙に強いのか?
バイデンが相当な自信をもって二期目の出馬宣言をした背景に大學ローン返済免除プログラムがある。返済のため生活に窮している国民がおよそ4000万人から7000万人。この人たちの多くが民主党に投票するだろう。
米国の大学授業料は高い。そのうえ大學の粗製濫造である。日本も少子化があきらかとなっても新制大学が雨後の竹の子状態だった。
これこそは文科省の最悪の愚策だが、産経新聞(5月24日)の報道に依れば、すでに19の新設大學が入学募集を打ち切った。
全国に私大は598校もある。このうちの284校が定員割れ。経営悪化が急速である。
立志舘(広島)、福岡医療福祉、帰路嶋国際、得上野学園、神戸海星女児学院などが学生募集を停止した。卒業生の就職のためのパスポートである以上、閉校とならず近くの大學に「救済合併」を待つしか無いだろう。
次に争点は不法移民である。
NYから50万人が去って、ブロンクス、クイーンズの人口が減ったが、かわりに65000名の不法移民がNYCに」雪崩れ込んだ。
それこそ一時的にはホテルを借り上げ、ウクライナ近隣諸国の風景と変わらない難民キャンプ、シェルター増設、かれらへの給食やら医療サービル。
じつに140ヶ所のシェルターで一日三食、つれてきた子供たちには学校へ通う手続き、一日に10億円。NYCは24年度の『難民対策予算』を29億ドル(およそ4000億円)と見積もる。
多くのアメリカ人は不法移民のあまりのおびただしさに悲鳴を上げ、これはバイデンが不法移民の入国を黙認したからだと考えている。失業者の怒りは外国人に職を奪われたという強迫観念に近いものがあり、不法移民の大量の流れ込みを許したバイデン政権に猛烈な批判となる。
ところが、夥しいムスリム、ヒスパニック、黒人、アジア系移民などニューカマーは移民に優しい民主党に投票する。ユダヤ人も民主党贔屓が多い。
治安悪化はリベラルな首長が治めるNY、シカゴ、サンフランシスコで顕著に悪化した。警官を募集しても応募が殆ど無い��うい惨状になった。警官がマニュアル通りに犯人を逮捕しても、それが黒人だとやっかいなことになるので警察機構が弱体化した。
ついに950ドル以下の万引きは見てみないふりをすることになった。麻薬が横行し、殺人、強盗、レイプは珍しくなく、ダウンタウンからは引っ越しが相次いでサンフランシスコの一場はゴーストタウンとなった。
かつての銃規制やユダヤロビィ教育問題などへの関心は稀釈され、ふくれあがる福祉予算が、国家の健全な財政に大きな障害となっているが、民主党支持者には、自らが受け取る福祉の恩恵、フードスタンプ、生活保護が重要なのであって、国防にカネをかける分を福祉予算委回せという考えに傾きやすい。
財源をどうするか、民主党は富裕層増税を唱え、共和党はむしろ予算縮小を主張する。だから赤字上限枠の交渉がチキンレースとなって、ひょっとして6月早々に米国はデフォルトをやらかすかも知れない。
▲大学は出たけれど。。。。。。。。。。
デフォルトとなると米国債は売られ、金利は上昇し、失業率は倍加し、600万以上が雇用を失う。株の暴落は続きドル相場はかなり下落するだろう。すでに市場はそれを織り込み済みである。
かくして米国は分裂している。
だからトランプの当選確率は51%で、確実とは言えないのだ。日本人が漠然と描いてきた、米国の『軍事大国』「守護者』『世界の警察官』などという淡い期待は『過去の遺物』である。
日本が侵略されたら米軍がくると考えている日本人はさすがに少なくなったが、それなら自主防衛力を高めようという主権国家として当たり前の声に耳を傾ける人はまだまだ少ない。
改憲がいつになるのか、すくなくとも岸田政権の政治日程にLGBT法案などという愚策はあっても、改憲への情熱は蒸発したままである。
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スーパーブルームが起こるしくみは、まだ十分に解明されていない。わかっているのは、いくつかの条件だけだ。1つは雨が多い年であること。ただし、一度に大量の雨が降るのではだめで、数カ月にわたって安定して雨が降る必要がある。第2に、夜間の気温が低いこと、第3に、十分な数の種子が蓄えられていることだ。米サンタクララ大学の植物生物学者ジャステン・ウィットール氏は、「スーパーブルームの準備は短距離走ではなくマラソンなのです」と言う。 植物学者やヨーロッパの探検家からの歴史的報告や新聞報道などを見ると、これらの条件が揃うのは10年に一度程度であるようだ。干ばつの後、米国西部で降雨量が多くなるエルニーニョ現象が起きている年であることが多いという。 しかし、気候変動がこれらの兆候のいくつかを変化させつつある。例えば、カリフォルニアでは近年、冬の数週間で1年分の雨が降るような記録的な大雨が相次いでいる。また、冬に熱波が押し寄せて、植物の発芽のタイミングを間違えさせたり、デリケートな若木をひからびさせたりすることもある。 カリフォルニア植物園の植物学者であるナオミ・フラガ氏は、カリフォルニアの在来植物がこの条件で生育するのは困難で、アフリカカラシナやオートグラス(カラスムギのような草)のような外来植物が有利になってしまうという。 「私は在来植物を大切に思っていますが、彼らはひ弱で、競争になると負けてしまうのです」。だから、花が咲いたときには丁寧に扱い、彼らが生き残って種子を残し、その種子が土に戻って将来また発芽できるようにすることが重要なのだという。 スーパーブルームは世界のほかの地域でも見られる。ウィットール氏は南アフリカで、身近な野草がいっせいに開花するのを見たことがあるという。雨が極端に少ないチリのアタカマ砂漠も、ときに花々に覆われることがある。(参考記事:「珍現象:エルニーニョで砂漠が一面の花畑に」)
砂漠が一面の花畑になる「スーパーブルーム」、2023年は起きるか | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
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