#その最低ラインを親に阻まれてしまったら、かわいそ
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富裕層以外の子供は、 スマホで「ほぼ無料のネット情報源」を必死で使いこなせ、必死でググれ、AIに聞け、紙でも何でもあらゆる安い手段を駆使して情報を最効率的に整理して反復して身につけよ、ググり能力AI活用力は迷わず最高化を目指せ。 目的に対して最適に手段を取捨選択編成することに絶対躊躇するな。意味を考えろ。(親を含め)バカに耳を貸すな。ごまかし切って進め。同世代のバカには必ず勝てる。
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ホロコーストからガザへ パレスチナの政治経済学 サラ・ロイ著 (編訳:岡真里+小田切拓+早尾貴紀)
第二部「イスラエルによる占領と反開発」 (・・・)ロイはパレスチナにおける「開発(development)」の問題に関して、いわゆる「低開発(underdevelopment)」と、開発を根本的に阻害する「反開発(de-development)」とを理論的に明確に区別する。「反開発とは、強大な力でもって、意図的かつ計画的に既存の経済を破壊することであり、それは、低開発が歪んだかたちであれ一定の経済発展を許容しているのとは対照的であり、質的に異なる」。(GS,p.4) 従来の代表的な理論である近代化論および従属理論が扱えるのは、せいぜい低開発問題までであり、第三世界の後進性や先進国による搾取が主たる分析となる。 だがそれでは、イスラエルによるパレスチナ占領を分析するには不適切であるとロイは言う。第一にそれは、先述のように、シオニズムによる入植政策が、一般的な植民地主義とは質的に異なることに起因する。すなわちパレスチナの被占領地は、近代化論と従属理論に特徴的な「中心-周縁」関係における「周縁」としての第三世界でもないのだ。一般の第三世界に対する植民地主義的搾取論では、その地における住民の潜在的な生産力を活用して利潤を発生させることを目的としているが、それに対してシオニズムが目指すのは純粋なユダヤ人国家であり、パレスチナの土地は欲しくともパレスチナ人は消滅してほしいと願っている。(GS,pp.123-128)
出自/ジェダイズムについて 母の家族で戦争を生き延びたのは、母とその妹のフラニアだけでした。一九三六年にパレスチナへ移住していたショシャナおばさんを除いて、ほかの者は全員、非業の死を遂げました。母とフラニアおばさんは、パバニスとロッズのゲットーで七年を過ごしたのち、アウシュヴィッツ、そしてハルプシュタットの強制収容所へ移送されました。そのあいだ二人は、戦争が終わるまでなんとか離れ離れにならないようにしていました−−ある一度を除いては。 それはアウシュヴィッツでのことでした。二人が選別の列に並んでいたときのことです。そこには大勢のユダヤ人が並んでいました。彼らの運命はナチの医師ヨーゼフ・メンゲレに握られていました。ひとり彼だけが生きる者と死ぬ者を決定するのです。おばがメンゲレの前に立ちました。メンゲレはおばに右側、つまり労働用の列を示しました。それは束の間の死刑執行延期を意味します。母の番になったとき、メンゲレが示したのは左側、つまりガス室で殺されるグループでした。でも、母は奇跡的に選別ラインにもう一度もぐりこむと、再度メンゲレの前に立ちました。彼は母を労働の列に加えたのでした。二人は本当に仲がよかったにもかかわらず、戦争が終結を迎えると、母はおばと別れるというつらい決断をしました。フラニアおばさんはパレスチナ/イスラエルに渡ってショシャナおばさんのところに行くことに決めました。ユダヤ人にとって安全な場所は唯一そこにしかないです。母はいっしょに行くことを拒みました。私が生きるうえで母が幾度となく語ってくれたことですが、イスラエルでは暮らさないという母の決断は、戦時中の体験から母が学びとった強い信念に基づいていました。それは、人間が自分と同類の者たちのあいだでしか生きないならば、寛容と共感と正義は決して実践されることもなければ、広がりを見せることもないという信念です。母は言いました。「ユダヤ人しかいない世界でユダヤ人として生きることなど、私にはできませんでした。そんなことは不可能でしたし、そもそも望んでも今せんでした。私は、多元的な社会でユダヤ人として生きたかった。ユダヤ人も自分にとって大切だけれども、ほかの人たちも自分にとって大切である、そのような社会で生きたかったのです。」 傷と倫理 イェヒエル・デ=ヌールという名前の男性についての話です。彼はトラックから降ろされると、逃走し始めるや振り返り、驚くナチス親衛隊に向かって、「私は人間だ! 悪魔ではない! 人間として生きたいんだ!」と叫んだのです。デーヌールはそうして雪に覆われた森へと逃げていきました。ガザで殺された無実の人たちは、きっと同じことを叫んでいたことでしょう。「私は人間だ! 悪魔なんかではない!」、と。 ホロコースト以降の復興における本質的な問題ですが、私たちは平常でいられるでしょうか。他の人びとを周縁に追いやることで自らの避難場所を求め、他の人びとの剥奪と破壊において自らの救済を求めているときに、普通でいることなどありうるでしょうか。家屋の破壊、障壁(隔離壁や検問所やロードブロックなど)の設置、生活維持の阻害、無実の人びとの破滅のうえで、耐え難い安楽を黙認しているときに、どうやって創造的なことができるでしょうか。ローズの言葉を借りれば、「歴史上の苦痛に対する万能の回答」を探し求めながら、どうして〔他者に〕同情を寄せることができるでしょうか。 老人とロバのはなし 友人たちと通りに立っているときに目撃した現場です。向こうから年輩のパレスチナ人がロバを引いてやってきました。老人の孫なのでしょう、三つか四つくらいの小さな男の子もいっしょでした。傍らに立っていたイスラエル兵たちが唐突に老人に歩み寄り、彼の行く手を制しました。兵士のひとりがロバに近づき、その口をこじあけて言いました。「おい、お前。ロバの歯が黄ばんでるぞ。なんで白くないんだ。ちゃんと歯を磨いてやってるのか!?」。 老人は愚弄され、幼い少年は目に見えてうろたえていました。兵士はもう一度、質問を繰り返しました。今度は大声で老人を怒鳴りつけながら。他の兵士たちはそのようすを面白がって眺めていました。子どもは泣き始め、老人はじ���と黙ったまま、そこに立ちすくんでいました。辱められながら。同じ場面が何度も繰り返し演じられるうちに、群集が集まり始めました。すると兵士は老人に、ロバの後ろに立つよう命じました。そして、ロバの尻にキスしろと言ったのです。最初、老人は拒みました。けれども、兵士が老人をどやしつけ、孫がヒステリックに泣き叫ぶと、老人は身をかがめ、言われたとおりにしたのでした。兵士たちは���笑いしながら去って行きました。 私たちはおし黙り、そこに立ったままでした。恥に打たれ、互いを見合うこともできませんでした。ただ、少年がやみくもにすすりなく声だけが耳に響きました。老人は貶められ、打ち��かれて、しばらく身動きしませんでした。それは、ずいぶん長い時間であったように思われました。私もまたその場に立ちすくんでいました。信じられない思いにただ茫然として。私がそのときただちに思い出したのは、両親が私に話してくれた逸話の数々です。一九三〇年代、ユダヤ人がまだゲットーや収容所に入れられる前、ナチスによっていかに扱われていたか。歯ブラシで歩道を磨くよう強制されたこと、公衆の面前であごひげを剃り落とされたことなど。あの老人の身に起きたことは、その原理、意図、衝撃において、それらとまったく等しいものでした。人を辱め、その人間性を剥奪すること。一九八五年の夏のあいだずっと、同じような出来事を私は繰り返し目撃しました。パレスチナ人の青年たちがイスラエル兵たちによって無理やり四つん這いにさせられ、犬のように吠えさせられたり、通りで踊らされたりする姿を。 救済について 最後に作家イレーナ・クレプフィスの言葉を引用して、この話を終えたいと思います。彼女の父親は、彼女とその母親をワルシャワ・ゲットーからこっそりと逃がすことに成功し、その後、彼自身はゲットー蜂起で亡くなりました。 私がたどり着いた答え、それは、闘い、抵抗し、そして亡くなった、私たちの愛するこれらの者たちを哀悼する一つのやり方とは、彼らの同胞の日常生活が破壊されたときに、それを眼前にした彼らの見方や彼らの怒りを私たちが決して手放さないということだった。私たちが日常生活のなかでつつがなく生き続けることを可能にするために必要なのは、この怒りなのだ。その怒りを、ユダヤ人の情況であれユダヤ人以外の者たちの情況であれ当てはめることなのだ。公共生活が崩壊する、そのどんな兆しでも目にしたならば私たちの行動と洞察を活性化するために私たちが呼びおこすべきはこの怒りなのだ。 射殺された十代の者者の死を夏く母親の狂乱。滅茶苦茶にされた家、あるいはされた家の前で茫然と立らすくむ家族。分断され追放された家族の姿。恋意的で不当な法律が商店の開閉時刻や学校の始業終業時刻を命じること。文化が自分たちとは異質であることを劣等性の証拠とみなしてその人びとを辱めること。市民権もなく、路上に放り出された人びと。軍の統制下で生きる人びと。これらの悪が平和の障碍であることを私たちは身をもって知っている。こうした情況を認めたならば、そのときこそ私たちは過去を想起し、ワルシャワ・ゲットーのユダヤ人たちを鼓舞したあの怒りと同じものを抱き、その怒りが現在の闘いへと私たちを導くようにするのだ。 したがって、私たちは亡くなった人びとを想起しなければならないのですが、その死をたんに記憶しておくためではありません。そうではなく、パレスチナ人とユダヤ人両方の日常生活を肯定することによって、彼らの生を讃えるためでもあるのです。それゆえこれが、エドワードが言ったように別の夢を見る可能性を生み出す、私なりのオルターナティヴなヴィジョンなのであり、そこでは、最後にまたT・S・エリオットを引用すると、「火と薔薇とは一つ」なのです。 サラ・ロイ Sara Roy 一九五五年アメリカ生まれ。政治経済学。ハーバード大学中東研究所上級研究員。パレスチナ、とくにイスラエルによるガザ地区の占領問題の政治経済学的研究で世界的に知られる。ホロコーストの生き残りのユダヤ人を両親にもつ。主な著書に The Gaza Strip: The Political Economy of De-Development, Institute for Palestine Studies, 1995
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米軍の弱体化
いざとなったら米軍が助けに来てくれる──。そんな戯言を言える時代は過ぎ去りました。いまや米軍を〝スーパーマン〟のごとく頼ることはできません。
米軍は現在も世界最強の軍隊ですが、その力はこの20年で低下しています。また中国軍が急激に力をつけ、いまやアジア太平洋地域のパワーバランスは逆転しつつあるのです。
現に8月、シドニー大学米国研究センターによる報告書では、米国は太平洋における軍事的優位性をすでに失っており、同盟国を中国から防衛するのは困難になる恐れがあると警告しています。
冷戦の真っ只中だった1980年代、アフガニスタンを侵略し、北海道をも奪おうとしたソ連に対して、当時のレーガン政権は圧���的な軍事力と経済力を背景に、日本やドイツなどの同盟国と連携して立ち向かいました。「侵略は許さない」という態度を示すだけでなく、軍事力を徹底的に強め、ソ連を心理的に屈服させようと考えたのです。その戦略は的中し、ソ連は侵略を断念。冷戦は終結しました。
その後、米国は国内問題に専念しようとしますが、9.11同時多発テロが起こります。米軍の戦略は「テロリストたちをやっつけない限り、米国の平和は守れない」と主張するネオコン勢力に引きずられ、ソ連や中国といった「大国相手の戦い」から「テロとの戦い」へとシフトしました。米軍の役割が「正規軍との戦い」から、イスラム過激派らのテロを防ぐことに変わったのです。この戦略転換が、今日の米軍弱体化を招く一つの要因となりました。
ところが、米軍がいくら中東の紛争に関与しても平和と安定は訪れず、紛争は拡大するばかり。兵士たちも自爆テロなどで死傷し、国民の不満も高まった2009年、「対外戦争で米国の若者を殺さない」と主張したオバマ〝民主党〟政権が誕生します。
オバマ大統領は「米国は世界の警察官ではない」と広言し、急激な軍縮を実施。世界の平和と安定を維持するための努力も怠(おこた)りました。米軍関係者が自嘲的に〝米国封じ込め政策〟と呼んでいたのが印象的です。
息子ブッシュ〝共和党〟政権時代の「テロとの戦い」への方針転換と、オバマ〝民主党〟政権による〝米国封じ込め戦略〟によって、米国の軍事戦略から中国やロシアの脅威は軽視され続けてきました。特に急速に国力をつけた中国に対しては、国内のパンダハガー(Panda Hugger:パンダを抱擁する人)と呼ばれる親中派によって、軍拡に対応するどころか、中国と組んでテロを防ぐ方向に誘導されていったのです。
かくしてこの20年間、政党は関係なしに、米国は「世界各地のパワーバランスを維持しながら紛争を抑止する」というレーガン政権の外交・安全保障戦略を見失っていました。
思い返してみれば米軍は1991年の湾岸戦争以来、正規軍と血みどろの戦争をしていません。いまの幹部も正規軍との戦争経験がない人がほとんどで、正規軍、しかも大国の正規軍との戦争をできるのか、米軍内でも多くの人が不安を持っている実情です。
同盟国を守る「能力」の低下
危機感を抱いたトランプ大統領は政権発足後、「国家安全保障戦略」で中国とロシアを「現状変更勢力」、いわば〝敵〟として位置づけました。さらに「国防戦略2018」でも中国を念頭に、「大陸間角逐」こそ最大の脅威であると再定義し、軍事費を毎年7兆円程度増やして懸命に軍拡しています。大国との戦争を念頭に置いた軍事戦略に回帰させたのです。息子ブッシュ政権以来となる国家戦略の全面的な転換でした。
トランプ氏が当選した直後のマスコミの論調を思い出してみてください。「トランプは安全保障の素人だ」「孤立主義を採用しアジアへの関与が失われ、日本も危うい」などと不安を煽(あお)っていたでしょう。実体は正反対で、トランプ政権はまともな対外政策に回帰させたに過ぎないのです。
しかし一度、軍縮した影響は計り知れません。まず国防産業が衰退しています。トランプ政権は現状から80隻増となる350隻の軍艦をつくると明言しましたが、製造を急いでもつくり終えるのは2050年になると言われています。そこでアジア太平洋地域に兵力を優先的に振り分けるべく、トランプ政権はシリアからの撤兵などを断行したわけです。
2019年10月27日、米国特殊部隊の奇襲作戦によって、ISの指導者アブ・バクル・バクダディが死亡しました。この作戦についてトランプ大統領の発言と記者会見の内容がホワイトハウスより発表されましたが、それを読むとトランプ大統領は「私は兵士たちが(シリアやトルコから)家に帰ってほしいし、何か意味のあることと戦ってほしい」とはっきりと言っています。トランプ大統領は限られた兵力を「意味ある戦い」に振り分けたいと明言しているのです。
さらに米国のインテリジェンス能力も落ちていて、トランプ政権は必死に立て直しを行っています。オバマ政権時代、予算削減のため情報収集の担当者を次々とクビにして、情報収集体制はボロボロになりました。平壌の空爆と金正恩の「斬首作戦」が実行されなかったのも、インテリジェンス能力の低下によりミサイルや核が保管されている地下の軍事秘密基地、さらに金正恩の居場所や本人確認のDNA情報の入手ができなったことが理由の一つだと言われています。
いまもマスコミでは「トランプは日本を守る気がない」「同盟関係を重視していない」との声が支配的ですが、このようなトランプ大統領の姿勢は「意志」ではなく、「能力」の問題なのです。トランプ大統領がいくら同盟国を守りたいと思ったところで、現実に同盟国を助ける能力を失いつつあるというのが正しい見方でしょう。
もちろん、圧倒的な核戦力によって中国軍が米軍に手出しできないのは事実で、日米同盟は「抑止力」として機能しています。しかし、いまや米軍が「通常兵器」で中国に対抗できなくなりつつあるという現実を踏まえ、同盟国である日本は防衛体制を全面的に見直さなければなりません。
「在韓米軍不要論」の深意
もう1点、日本が直視すべきなのは米韓関係です。
米国側は韓国に対する嫌悪感がこれまでにないほど高まっています。日米間で北朝鮮をめぐる協議をしているときも、「慰安婦問題で日本は謝罪をしていない」「日本大使を韓国に戻さないのはおかしい」と難クセをつけてくるのですから当然です。
米国は七十年前、韓国の赤化を防ぐために朝鮮戦争を戦いました。その記憶がある米軍の幹部たちは、「我々は北朝鮮から韓国を守ろうとしているが、もし韓国で被害が出たら〝米軍のせいで犠牲になった〟と言ってくるに違いない。こんな連中を助ける必要があるのだろうか」と思い始めているのです。
米国も当面は韓国への影響力確保の観点から米韓同盟を維持していくでしょうが、米軍を韓国に駐留させておくリスクが高まってきていることも無視できません。
戦闘機などの整備の一部は現地、つまり韓国企業が担いますが、文在寅政権は発足直後、北朝鮮のスパイを取り締まる国情院(国家情報院)の長官に極左の徐薫氏を起用しました。その結果、北朝鮮のスパイを取り締まる機能は麻痺し、韓国企業には労働組合を通じて北朝鮮のスパイが入り込んでいると思われます。そうなると、もはや韓国企業に在韓米軍の艦艇や戦闘機などの整備を任せることはできません。
軍事戦略面からも、米軍が韓国に駐留する必要性は低下してきています。米国にとって最大の脅威は、中国海軍のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)です。いまのように軍事バランスが不均衡なままでは、SLBMを搭載した中国の原子力潜水艦が太平洋へ進出し、米国本土を核攻撃できるような状況が生まれかねません。すでにそうなっているという分析さえあります。このままでは、核戦力の優位すら危ぶまれることになります。
そこで日本・ベトナム・フィリピンに地対艦ミサイルを配備し、中国海軍を抑え込む「ミサイル・バリア構想」を在韓米軍が担う方向で議論が進んでいます。在韓米軍の一部がベトナム、フィリピンなどに展開していく、という話です。台湾海峡危機に対応するためにも、限られた部隊を韓国に置いておくよりは日本に戻し、日本・台湾ラインで中国海軍を抑え込んだほうが効果的と考えられています。
圧倒的な物量不足
冒頭でも指摘しましたが、とにかく米軍はいま、中国軍と比べて物量で劣勢に追い込まれているのです。
北朝鮮漁船による瀬取り、台湾海峡や尖閣諸島など東シナ海の問題、南シナ海における「航行の自由作戦」を主として担当するのは、駆逐艦です。現在、これらを担う米海軍の第7艦隊の駆逐艦はわずか8隻、潜水艦を含めても艦艇は70隻しかありません。日本の海上自衛隊の兵力は135隻で、日米両国の兵力を合計すると約205隻となります。
一方、中国海軍の駆逐艦は公表しているだけで33隻、潜水艦を含めれば750隻あるといわれ、艦艇の数だけを見ても中国の兵力は日米両国の約4倍もあるのです。
しかも中国は「ロケット軍」というミサイル専門部隊をつくっていて、いわゆる〝空母キラー〟といわれる対艦弾道ミサイルなどを次々に開発しており、その膨大な、かつ高性能のミサイル攻撃を仕掛けられたら、現在の日米両国のMD(Missile Defense:ミサイル防衛)体制���はとても対応できません。
昨年来、英国・フランス・オーストラリア・ニュージーランドなどが南シナ海と東シナ海に軍艦や飛行機を派遣しているのも、米国一国では中国海軍を抑止できないからだと見るべきでしょう。
「ハイブリッド戦争」に備えよ
中国の軍拡の源は、潤沢な資金です。資金が枯渇(こかつ)すれば軍の整備ができなくなり、動かない戦闘機や艦船が増える。物量で劣っているのなら、まずは貿易戦争で経済力を徹底的に奪うしかない──米中貿易戦争は、物量で劣る米国の〝時間稼ぎ〟という側面もあります。
またトランプ政権が最も警戒しているのは、中国の「ハイブリッド戦争」です。ハイブリッド戦争とは、電磁波、プロパガンダ、サイバーなど、ネットワークや通信を破壊する手法で2014年、ロシアがクリミア半島を占領したときに用いられました。ウクライナの国会議員の携帯電話を使えなくさせたり、フェイクニュースを流したりして抵抗能力を徹底的に排除したのです。
実際に習近平政権は台湾などを念頭に、ハイブリッド戦争を実行するため、準備を進めています。2015年12月、人民解放軍の大改革を行い、陸海空とロケット軍の4軍に「戦略支援部隊」を加え、5軍体制としました。戦略支援部隊は通信機能を麻痺させるために通信の基幹部分を抑えたり、プロパガンダを行う専門部隊で、ハイブリッド戦争遂行のために創設されたのではないかといわれています。
ハイブリッド戦争に対抗するには、敵国の通信技術が自国に流入することを防ぐ必要があります。だからこそトランプ政権は徹底してファーウェイを締め出しているのです。さすがに防衛省は『防衛白書』などで中国のハイブリット戦争について注意を喚起していますが、日本の経済界の反応は鈍いと言わざるを得ません。
今年はトランプ政権が宇宙軍を創設する法案を提出したことも話題になりました。これも中国の軍拡に対抗するものです。中国はミサイル戦や通信戦を念頭に、宇宙軍を強化しています。中国の宇宙空間での覇権を許してしまえば、いざというとき米軍の通信機能は麻痺させられ、中国の攻撃に全く対応できなくなってしまうのです。
日本海の争奪戦
マスコミが大々的に取り上げることはありませんが、日本海の争奪戦はすでに始まっています。
東シナ海では中国の軍艦や公船による尖閣諸島周辺への領海空侵犯が常態化、中国軍機を対象とした航空自衛隊のスクランブル(緊急発進)回数は過去最多を更新しようとしています。
日本海では2017年、対馬海峡を中国軍機が初めて通過し、昨年度は7回通過、過去最多を更新しています。2019年に入ってからは中国軍機とロシア軍機が竹島上空を合同飛行し、ロシア軍機は領空侵犯しました。そして空自機と韓国軍機がスクランブルしています。
そんななか、韓国の国防費が日本の防衛費を上回ったというデータが公表されました。経済不況に苦しんでいるにもかかわらず文政権は国防費を増やし、昨年は日本が約5兆3999億円、韓国が約5兆5310億円と初めて追い抜かれました。
さらに「緊張緩和」と称して38度線に配備していた韓国軍を減らし、『国防白書』からも「北朝鮮は主敵」という文言を削除、来年度の国防予算には「周辺国に対抗する戦力を確保する」という項目を新設しています。「周辺国」には当然、日本も含まれます。文政権は「李承晩ライン」の復活を狙っているでしょう。
1952年、当時の李承晩大統領は国際法に反し、竹島も含む漁業管轄権を一方的に主張しました。韓国はその後、日本と国交を回復する1965年までに約4000人の日本人漁師を拘束し、8人を死亡させています。先日、鹿児島に出張した際に李承晩ラインで拿捕された枕崎の漁師の親族の方とお会いしましたが、拿捕された漁師たちはヒドい虐待を受けたと聞きました。
今後、文政権は日本の漁船や輸送船への嫌がらせを行い、尖閣と同じように「サラミ戦略」で対馬海峡を含む日本海を〝韓国の海〟とすべく、動き始めるでしょう。
一方、日本海の豊かな漁場である大和堆では北朝鮮漁船が違法操業を続けています。そしてその北朝鮮漁船をロシアが拿捕した──すでに韓国、北朝鮮、ロシア、そして中国による〝日本海の争奪戦〟が始まっているのです。
一体、どれほどの人が、日本海が尖閣諸島海域のような「紛争海域」になると想定しているのでしょう。「北朝鮮の違法操業はけしからん」程度の認識のままでは、ますます危機に追い込まれていくことになります。
継戦能力低き自衛隊
「日本の自衛隊は優秀だから、韓国軍相手ならば大丈夫」という声も聞かれますが、もし一触即発の事態になったとき、憲法9条に縛られた自衛隊法の解釈では初動の遅れでやられてしまうでしょう。
実際に2016年には元空自航空支援集団司令官の織田邦男氏が、東シナ海上空で中国軍の戦闘機が空自機に対し「攻撃動作を仕掛け、空自機がミサイル攻撃を回避しつつ戦域から離脱した」とする記事を発表しました。攻撃動作を仕掛けられたことは、冷戦時ですらありませんでした。
事実関係は防衛省幹部も大筋で認めたようですが、萩生田光一官房副長官、河野克俊統合幕僚長(ともに当時)はこれを否定しました。あくまで推測ですが、空自機が攻撃動作を仕掛けられながら戦域から離脱したことが判明すれば、同盟国である米国から「何という弱腰」と批判されることになるからだと思われます。
しかし中国の戦闘機と日々向かい合っている空自としては、攻撃動作を仕掛けられた場合に「戦域を離脱し領空侵犯を容認する」のか、「阻止するために反撃する」のか、政府に方針を決めてもらわなければ困ります。だからこそ、あえて情報を漏らしたのかもしれません。
領空侵犯を容認したら、「領空侵犯しても反応してこなかった」と中国に制空権主張の根拠を与えることになります。「撃墜もやむなし」と指示するには国際的な世論戦で負けないための宣伝能力の強化、日米連携の深化、敵基地攻撃能力の保持が不可欠です。
中国は「世論戦」を重視し、米国をはじめ主要先進国に中国が有利になるようなニュースを流す体制をつくり上げています。予算は1兆円とも言われ、米国のケーブルテレビで中国政府が作成したニュースを流したり、ニューヨーク・タイムズには中国共産党の機関紙『人民日報』の英語版が織り込まれているほどです。
一方、慰安婦問題という例を挙げるまでもなく、日本の対外宣伝力の弱さは知られています。韓国に対する「ホワイト国除外」でも、広報不足により国際社会では「日本が経済力で劣る韓国をいじめている」と報じられていたほどです。いまの状態で中国や韓国との間で紛争が起これば、日本は「悪者扱い」される可能性が高いと言わざるを得ません。
それだけでなく、中国は「日本政府から戦闘を仕掛けられた」と宣伝し、ミサイル攻撃を仕掛けてくる可能性すらあります。事実、米国務省の「中国に関する年次報告書2014」では、中国は短期激烈戦争(ショート・シャープ・ウォー)として「大量のミサイルを短期間に日本列島に発射し、米国の助けが来る前に日本を降伏させる」というシナリオが検討されているほどです。
日本はMDシステムを導入していますが、これだけで日本全土を守れるわけではありません。MDシステムは2段階に分かれていて、第1段階ではミサイルが大気圏にいる間に海上自衛隊のイージス駆逐艦が察知し、迎撃します。第2段階では、イージス駆逐艦が撃ち漏らしたミサイルを大気圏突入段階で空自の迎撃ミサイル、ペトリオットPAC-3で対応する仕組みになっています。
問題は第1段階では日本列島全体をカバーしていても、第2段階になるとPAC-3を配備している半径数十キロしか守れないことです。つまりPAC-3が配備されていない札幌を除く北海道、青森を除く東北、新潟などの日本海側、中国、四国、南九州はミサイル攻撃にまったく無防備なのです。
そしてそもそも防衛費の関係で在庫を抱えておらず、対応する迎撃ミサイルの数も足りていません。ミサイルだけでなく弾薬や燃料も不足していて、元自衛隊の幹部が言うには「おそらく海上自衛隊の護衛艦などが戦闘状態に入ったとして、戦い続けることができるのはせいぜい十数分だろう。自衛隊の基地が相手から攻撃を受けずに戦い続けることができたとしても1カ月持つかどうか」とのことでした。
トランプを救った安倍外交
米軍の弱体化と中国の軍事的台頭、米韓同盟の変質──日本を取り巻く安全保障環境の変化に、安倍政権はどう対応しようとしているのでしょうか。まずは外交戦略です。
トランプ政権は当初、中国に対抗するためにロシア��組もうと考えました。ところが関係改善は進まず、アジア諸国と関係を強化する方針に転換します。しかしフィリピンのドゥテルテ大統領は反米、ベトナム戦争の記憶があるベトナム、さらに核武装に踏み切ったインドなどとも関係は良好とはいえません。さらに「一帯一路」による買収工作で、中国批判を口にできない国も多くなっていました。
途方に暮れていたトランプ政権に救いの手を差し伸べたのが安倍首相だったのです。安倍首相は第二���政権が発足した2012年12月、英文で「アジアの民主的セキュリティ・ダイヤモンド構想」という英文の論文で、日米同盟を広げて東南アジアやオーストラリア、インドにいたるまでの連携網を構築する構想を発表しました。
この構想に基づき「地球儀を俯瞰する外交」で当該国との関係を深化させていったのです。特にインドとは同盟関係と言えるほど良好な関係を保っています。
一昨年、アメリカで会った米軍の元幹部は「セキュリティ・ダイヤモンド構想がなければ、南シナ海や東シナ海での中国の横暴はさらにひどく、紛争が勃発していたかもしれない」という認識を持っていました。
安倍首相がトランプ大統領とゴルフをラウンドしたり、トランプ大統領が安倍首相の誕生日を祝う姿に「アメリカの言いなり」「対米従属」と批判する向きもありますが、安倍外交が米国の大統領から頼りにされていることの証明です。
トランプ政権と日本との関係が良好でなければ今頃どうなっていたことか、想像するだけでゾッとします。
こうした戦略的な外交ができたのは安倍首相個人の資質だけでなく、政治の仕組みを抜本的に変えたことも一因です。第二次安倍政権は、発足と同時に日本版NSC(国家安全保障会議)を創設し、軍事・外交・インテリジェンスを連動させた安全保障戦略をつくる体制を構築しました。
内閣人事局は「官僚いじめ」か
これまで日本の安全保障戦略は、防衛省が策定してきました。しかし霞が関で防衛省は3流官庁といわれていて、防衛庁時代は他省庁から相手にされず、防衛費の折衝すら直接財務省とできなかったほどです。
しかしNSCは内閣総理大臣直轄なので、安全保障戦略の主導権は官邸に移動し、ほかの省庁を巻き込んで安全保障政策を策定できるようになりました。そのような意味で、この改革は画期的といえます。
防衛、安全保障は防衛省の管轄と思われるかもしれませんが、住民保護や通信なら総務省、軍需産業による武器・弾薬の補給なら経済産業省、自衛隊の移動や戦闘機の離着陸なら国土交通省、戦闘によるけが人の対応なら厚生労働省……基本的にすべての省庁に関わっています。
NSCの話になると出てくるのが「内閣人事局」です。マスコミは内閣人事局を安倍政権批判の道具にして「官邸が好き勝手やるためにつくられた」「役人いじめ」というのですが、それは霞が関の現実を知らない人の謬論です。
内閣人事局は総合的な国家戦略を策定するための〝道具(ツール)〟にすぎません。さらにいえば、国益を考える有能な官僚を守るための道具です。
官僚たちにとって、守るべき最大の原則は「前例踏襲」──先輩たちが行ってきたことを守り、否定しないこと。これこそ出世の必須条件です。しかし「前例踏襲」では肝心の「国益」が守れないことも多い。
そんななか、安倍政権が内閣人事局をつくったことで幹部官僚人事を左右できるようになり、おかげで「国益のため前例を変えたい」と考える幹部官僚たちは上司に対し、「内閣人事局のせいで官邸からの指示には逆らえないので、やむを得ず先輩たちのやってきたことを改革します」と〝言い訳〟ができるようになりました。官邸が〝悪者〟になることで、各省庁の「前例踏襲政治」を改革しようとする国益重視の官僚たちを守ることができるのです。
「省庁縦割りの前例踏襲政治」から「内外情勢に機敏に対応できる国益重視の政治」へと官僚機構を変えるための道具が、NSCと内閣人事局というわけです。
令和の「富国強兵」を
NSCといえば9月、2つの大きな動きがありました。
まずNSCの実務部隊であるNSS(国家安全保障局)局長が外務省出身の谷内正太郎氏から、警察庁出身で首相側近の北村滋氏に変わりました。北村氏はインテリジェンスのプロで、拉致被害者奪還のためにウラで動き回ってきた人物です。
この人事はトランプ政権の方針と関係しているでしょう。トランプ政権はインテリジェンスに軍とCIAを使っていて、国務省をあまり関与させていません。というのも、国務省はパンダハガーだらけで情報がすぐ中国に漏れてしまう恐れがあるからです。国務長官にCIA出身のポンペオ氏を起用していることからも、トランプ大統領が国務省の官僚たちを信頼していないことはわかります。
一方、日本で国務省のカウンターパートは外務省なので、トランプ政権は外務省や外務省出身の谷内氏にできるだけ情報をわたさずに、内閣情報官だった北村氏にわたしていたという噂(うわさ)を米軍関係者から何度なく聞かされました。
外務省は谷内氏の後任にも同省出身者が就くことを期待し、谷内氏もそれを希望したようですが、外務省は外されることになりました。
この人事について朝日新聞は「官邸主導が強まる」「官邸にノーを言う人が少なくなる」という論調の記事を掲載していましたが、外務省は自分たちがNSCの主導権を握りたい、朝日もパンダハガーが多い外務省に担わせたいという意志が伝わってきます。
安倍政権としては北村氏をNSS局長に据えることでインテリジェンス重視を明確にし、トランプ政権との連携をさらに深めようとしているのでしょう。とはいえ、外務省などの抵抗が予想され、予断を許しません。
もう1つは、NSSに技術流出や産業スパイに対応する専門担当部局として「経済安全保障部門」を設置するという報道が出たことです。これまで技術流出や産業スパイに関しては経済産業省が外為法(外国為替及び外国貿易法)や不正競争防止法などを通じて対応してきましたが、中国企業による知的財産窃盗問題などには十分に対応できずにいました。
安倍政権としてはNSSに経済安全保障部門を新設することで、米中貿易戦争に対して的確、かつ迅速に対応しようとしているのでしょう。これらの動きにも大いに注目しておきたいものです。
米国は一枚岩ではありません。アジアの平和のために日本は弱い方がいいと考える「弱い日本派(ウィーク・ジャパン)」と、強い日本がアジアに安定をもたらす「強い日本派(ストロング・ジャパン)」が存在します。これまで日本は米国の「弱い日本派」によって、軍事的に抑え込まれてきました。
しかし幸いなことに、トランプ政権は中国の軍事的台頭に対抗するため、「強い日本」を求めています。危機はチャンスです。「強い日本」再建に向けた絶好のチャンスを生かすためにも、憲法改正だけでなく、デフレからの早期脱却、対米依存の是正を前提とした防衛費のGDP比2%増など、令和の「富国強兵」を断行したいものです。
江崎道朗(評論家・拓殖大学大学院客員教授) 1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(PHP研究所)、『日本は誰と戦ったのか─コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ』(ワニブックス)、『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)ほか著書多数。
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杉山厩舎2022年9月10、11日
節目の180勝…今週はセントライト記念!! 杉山厩舎LINEスタンプ line.me/S/sticker/13219494 #杉山厩舎 #オフィシャルだよww 9月10日(土) 中京 06R タイセイエピソード 3歳上1勝クラス ダ1800m 牡3 松若 風馬 1着3人 ゲートは5分のスタート。 ゆっくり馬なりでの追走だったが、ペースが遅かったのとタガノが早めに動いたことでエピソードも持ってかれ気味に進出。 それでもある程度は我慢出来ていたし、内に入れて3、4角でもう一度息を入れることができたのが良かった。 直線もワンテンポツーテンポ追い出しを我慢すると、ラスト2Fで逃げたスキピオを一気に交わすと2着馬の追撃を凌いで1着でゴール。 前走は直線で不利を受けた影響もあって不完全燃焼だったが、今回はスムーズな走りができた。 また、松若騎手の進言もあって距離延長がプラスになったのも確か。 距離に幅ができたし、時計的な課題はあるがクラスが上がっても良い走りを期待したい。 07R ストームゾーン 3歳上1勝クラス ダ1200m 牡3 松若 風馬 11着4人 大出遅れ。 ゲートを出ないというなんとも言えないスタートとなってしまった。 時間にして2秒から2.5秒くらい。 単純計算とは行かないがまともなら掲示板争いは出来ていた数字にはなる。 それくらい大きな出遅れとなってしまったし、以前から言っているようにゲートは厩舎としての課題。 馬の問題ではあるのだが、それをどうするのかは人間の仕事。 考える必要のある問題だ。 まともならもっとやれる馬だし、次走での巻き返しを期待したい。 09R スズカルビコン 日進特別 ダ1800m 牡4 加藤 祥太 6着8人 ゲートはまずまずも出ムチを入れて押して押して先団好位を確保。 流れには乗ってスムーズな走りは出来ていたが、3角過ぎからペースが上がると追っ付け通しの怪しい手応え。 それでも、直線は粘りを見せて6着。 内容はここ2戦に比べて悪くはなかったが、気性的にズブいのかスピードが足りていないのか、判断はしかねるがちょっとクラスの壁に阻まれている印象も。 こういう脚抜きが良い馬場の方が合っているのかもしれないが、まだもうしばらくは様子見が必要だろう。 12R ケイサンフリーゼ 3歳上2勝クラス ダ1200m 牝4 松若 風馬 5着4人 ゲートは速かったが内に速い馬がいて、好位からの競馬となった。 終始内々でロスのない走りはできていたが、勝ち馬が作り出したハイペースの流れは厳しく、さすがに最後はいっぱいになってしまい5着に敗れた。 初の1200m戦でいきなりこの流れを経験できたことは次に繋がるだろう。 次走さらなる前進を期待したい。 ただ、上位馬は減量騎手ばかりで…。 9月11日(日) 中山 11R ベレヌス 京成杯オータムハンデ 芝1600m 牡5 西村 淳也 5着4人 シュリ除外で楽にハナへ。 しかし、3分3厘態勢が決まったところで岩田騎手のミッキーブリランテが一���に来て、ハナに立たれてしまった。 ただ、そこで慌てず我慢させた西村騎手はナイス判断だった。 4角ではもう一度前に馬体を併せに行ったものの追いつけず、そこから一杯になるかと思われたが直線は思った以上の粘りを見せて5着に頑張った。 自分の形ではない中、57キロ背負ってこの内容。馬は完全に本格化したと言っても良いだろう。 ただ、今日のような展開は逃げ馬の宿命とも言うべきで、いかにマイペースで走れるかが今後もカギとなる。 胸前の筋肉は逞しく、今の体つきを見ると短距離やダートでも良さそうだ。 11R ミスニューヨーク 京成杯オータムハンデ 芝1600m 牝5 M.デムーロ 4着3人 ゲートもシッカリ出てある程度のポジションを取りに行った。 好位で追走も非常にスムーズに走れていたし、位置取りしても悪くはなかった。 ただ、いざ追い出すと前は狭くなるし、外にも出せない厳しい状況。 ゴール前強引にこじ開けたところを突っ込んだが4着が精一杯。 ターコイズSのような直線一気をイメージしていたものの、馬場的にもこれが精一杯の走りか。 ミルコ騎手が戻って早々に「ついてない」とひと言。 枠順が災いして外に出せなかったのが痛かったが、クリノの松岡騎手の通ったラインを走れていれば突き抜けていただろう。 それでもスローペースの展開の中頑張っているのも確か。ゴール前にミルコ騎手が強引にクリノにぶつけて裁決に呼ばれたのもご愛敬。 ぜひ、次走での巻き返しを期待したい。 中京 03R ルフレーヴ 2歳未勝利 芝1400m 牡2 川田 将雅 7着3人 5分にゲートを出て、前を見ながら先団好位を追走。 ただ、行きっぷりがイマイチで終始追っ付け通し。 なかなかギアが上がらない走り。 直線も行き場を失って外に持ち出すロスも確かにあったが、最後までなだれ込むようにしか脚を使えず7着に敗れた。 距離短縮で脚が溜まらなかったか。 ちょっと1400mは短かったか。 距離延長で見直したい。 07R ルヴェルジェ 3歳上1勝クラス ダ1200m 牝3 ▲服部 寿希 2着3人 5分にゲートを出ると多少行きたがるところもあったが我慢して先団好位を追走。 内々でロスなく走れていたし、直線外に持ち出すタイミングもバッチリ。 勝ち馬には及ばなかったものの、ゴール前は少し前に出ていたかと思ったが2着同着。 ノルマンディークラブから大抜擢された服部騎手もクラブの懇親会を前に最低限の仕事は出来たのではないか。 単独での2着かと思ったが同着となってしまったのは、直線でずっと同じ手前で走っていたのが影響したか。 この辺りは今後の課題だが、このクラスは能力上位だしすぐに順番がまわってくるだろう。 2022年 芝 (20-9-11-9-9-70)128 ダ (11-10-13-15-16-67)132 障害(0-0-0-2-0-2)4 合計(31-19-24-26-25-139)264 TOTAL 芝 (95-69-68-66-67-492)857 ダ (79-97-78-82-93-586)1015 障害(6-3-5-4-2-20)40 合計(180-169-151-152-162-1098)1912
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2022年3月12日
2022 明治安田生命J1リーグ 第4節 FC東京サンフレッチェ広島@味の素スタジアム 1万4415人/ 60分 森重真人、61分 アダイウトン、84分 鮎川峻
20歳の若武者が“3日前”同様の股抜きゴール…広島FW鮎川峻「自分の勢いにつながる」(ゲキサカ)
今季リーグ戦初ゴールを奪取した。サンフレッチェ広島FW鮎川峻は「これからの自分の勢いにつながる」と力を込めた。
3日前の9日、U-21日本代表候補で結果を残したばかりだった。横浜FMとの練習試合。前半36分にピッチに送り込まれると躍動する。同41分にスルーパスから抜け出して相手GKの股を抜くシュートを決めると、後半22分には味方の落としたボールに走り込んで右足ボレーでネットを揺らした。
代表で2得点とアピールを成功。「代表の活動で結果を出せた。その勢いのままにと試合前から思っていた」。勢いそのままにクラブでも結果を残すこととなる。
ベンチスタートとなった鮎川に出番が巡ってきたのは、0-2と2点のビハインドを背負って迎えた後半24分。「チームが負けている状況だったので、何としても同点に追い付こうと思ってピッチに入った」と得点への意欲を見せると、5分後の同29分に輝きを放つ。
中盤でボールカットしたMF塩谷司が前を向いて運ぶと、鮎川が反応。最終ライン裏に抜け出してボールを呼び込み、一気の加速で相手選手に置き去りに。最後は距離を詰めたGKヤクブ・スウォビィクの股を抜くシュートを流し込む。3日前同様の股抜きゴールで今季リーグ戦初得点を記録した。
チームの勝利には結び付かなかった。当然、悔しさは残るだろう。しかし、「得意な形を出せたし、それが結果につながったのはこれからの自分の勢いにつながると思う」と語ったように、20歳の若武者が“自信”を手に入れたことも間違いないだろう。(取材・文 折戸岳彦)

2021-22 Yogibo WEリーグ 第13節 サンフレッチェ広島レジーナ 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ@広島広域公園第一球技場 790人/12分 北村菜々美、33分 山本柚月

制裁でISS落下の恐れ ロシア国営宇宙開発企業(AFPBB)
【3月12日 AFP】ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモス(Roscosmos)のドミトリー・ロゴジン(Dmitry Rogozin)社長は12日、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう同国の補給船の運用が西側諸国の制裁で阻害されれば、ISSが落下する恐れがあると警告し、制裁の解除を求めた。
制裁の一部はロシアのウクライナ侵攻以前からのものだが、ロゴジン氏は、そうした制裁措置によって、ロシアのISS補給船の運用に支障が出る恐れがあり、その結果、ISSの軌道修正を担うロシア区画が影響を受け、500トン近いISSが海か地上に落下しかねないと述べている。
さらに、「ロシア区画のおかげで、宇宙ごみの回避などを含め、ISSの軌道修正が(年平均11回)確実に実施されている」と主張。
ISSの予想落下地点を表す地図を公開し、ロシアに落下する可能性は低いとする一方で、「しかし、他国の国民、特に『戦争の犬』に率いられた国民は、ロスコスモスに対する制裁の代���について考えるべきだ」として、制裁参加国を「常軌を逸している」と非難した。
ロゴジン氏は先月もツイッター(Twitter)で、ISSが地上に落下すると主張し、西側諸国の制裁を非難していた。

雪に書いた反戦メッセージで有罪、ロシア市民に広がる自主規制(ロイター)
[ロンドン 11日 ロイター] - ベラ・コトワさんは8時間に及ぶ警察による拘束と裁判所での手続きの末、罰金3万ルーブル(約2万6000円)を言い渡された。軍の信頼を傷つけるような行為を刑事罰の対象とするロシアの新法により、有罪判決を受けた第一号の1人となった。
コトワさんはシベリア地方の街クラスノヤルスクで、ソ連の初代指導者レーニンの銅像の足元に積もった雪に、「戦争反対」というメッセージをハートマークを添えて書き込んだ。それが罪状だった。
クラスノヤルスクの地方裁判所は罰金刑を言い渡し、コトワさんは控訴した。
この事件は地元メディアや対話アプリのテレグラムで取り上げられ、広く知られるようになった。地元の警察官が、コトワさんが書いたメッセージを足で消す様子を映した映像も広まった。
コトワさんの事件を担当したウラジミール・ワシン弁護士は、「いわゆる軍事非難法で最初の事件、最初の判決の1つだ。雪の上に、自分の意見をたったの単語2つ書いただけで有罪になった」と話す。
ロシア連邦議会は4日、ロシア軍の信頼を損なわせようとする行為を刑事罰の対象とし、軍に関する「偽情報」の拡散を禁じる新法を可決した。プーチン大統領は先月24日、ウクライナを「非ナチス化」するための「特別軍事作戦」だとして侵攻を開始。民主国家を侵略するための偽りの口実だとして、国際社会から非難が集まっている。
<失職と報復>
コトワさんは控訴し、まだ罰金の3万ルーブルは支払っていない。ロシアの平均給与は月約7万8000ルーブルだ。
コトワさんだけでなく、抗議活動に参加する人たちは、戦争への疑念を表明したことで、自分や家族の雇用までもが脅かされるのではないかと心配している。新法の導入により、戦争に反対する市民が自分の発言や表現を「自主規制」しなければならなくなるケースが増えている。
「妊婦を演じた役者だ」ロシア大使館の投稿、ツイッター社が削除(朝日新聞)
ウクライナの産科病院がロシア軍に爆撃された問題について、在英ロシア大使館が「病院は閉まっていた」などと根拠を示さずに主張したSNS投稿が10日、ツイッター社により削除された。
ウクライナのゼレンスキー大統領らによると、同国南部の港湾都市マリウポリの産科病院が9日、ロシア軍に爆撃され、女の子1人を含む3人が死亡し、17人が負傷した。破壊された建物から毛布を体に巻き付けて避難する妊婦の姿など、被害の深刻さを伝える写真が世界中に広まった。
これについて在英ロシア大使館は10日、「産科は長らく閉鎖されており、ウクライナ軍や、ネオナチなどの過激派に使われていた」「女性は、妊婦を演じた役者だ」「写真も、著名なプロパガンダ写真家に撮影された」などと根拠を示さずに投稿。妊婦の写真に「フェイク」のスタンプを押した画像も併せて投稿した。
ツイッター社は同日中にこれらの投稿を削除。英BBCによると同社は削除理由を「暴力事件の否定に当たる」と説明したという。
ウクライナのキスリツァ国連大使も11日の安全保障理事会で、ロシアの主張を退けた。妊婦と赤ちゃんの写真をタブレットで議場に見せた上で、「女性は昨夜元気な女の子を出産した。名前はベロニカです」と述べ、実在する妊婦だったと示した。
爆撃された病院をめぐっては、ロシアのラブロフ外相も10日の会見で「病院はすでに過激派に占拠され、その拠点になっていた」などと主張した。(ロンドン=金成隆一)

ウクライナ国民、「ロシア撃退可能」が9割 世論調査(AFPBB News)
【AFP=時事】ウクライナ国民の9割がロシアによる侵攻を撃退できると考えていることが、11日に発表された世論調査結果から明らかになった。
ウクライナの世論調査機関レーティング(Rating)は8~9日にかけて、親ロシア派武装勢力の支配下にある東部ドンバス(Donbas)地方とロシアに併合されたクリミア(Crimea)半島を除いたウクライナ全土を対象に、1200人に世論調査を実施。回答者の92%はロシアを撃退できるとし、6%は撃退できないと答えた。
80%が、何らかの形で国家防衛に貢献していると回答。39%が「ボランティア」として軍や市民を支援していると答え、37%は金銭的な貢献をしていると答えた。
バイデン米大統領、ウクライナのために第3次大戦は戦わない(ブルームバーグ)
バイデン米大統領は第3次世界大戦に発展するまでに至っても北大西洋条約機構(NATO)加盟国の領土は守るが、ウクライナでロシアと戦うことで紛争を拡大させるリスクはとらないと言明。飛行禁止区域は設定しないとの考えも示した。
バイデン氏は11日、フィラデルフィアで演説し、「ウクライナへの支援を提供する中で、引き続き欧州の同盟国と結束し、NATO加盟国の領土は徹底的に守るとの明白なメッセージを送る方針だ」と発言。「仮に彼らがいったん行動に出て、われわれが応じた場合、それは第3次世界大戦だが、われわれにはNATO加盟国の領土に関する神聖な義務がある」と論じた。
しかしバイデン氏は、飛行禁止区域の設定を含め、米国がウクライナでロシアと戦うことはないと改めて表明。「ウクライナの地で第3次世界大戦は戦わない」と語った。

パキスタンにミサイル誤射 インドが発表(AFPBB)
【3月12日 AFP】インド国防省は11日、同国軍が誤って隣国パキスタンに向けミサイルを発射したと発表し、「深い遺憾の意」を示した。
同省は、10日の定期点検の際、「技術的な誤作動」によりミサイルが誤って発射されたと説明。ミサイルの種類は明かさなかったが、パキスタン領内に着弾したとした。誤射について「深い遺憾の意」を示し、「人命が奪われなかったことに安堵」していると述べたが、AFPの問い合わせに対しそれ以上の情報は明らかにしなかった。
パキスタン外務省はこれに先立ち、「インド発の『超音速飛翔(ひしょう)体』による一方的な領空侵犯」があったと非難。駐パキスタン・インド臨時代理大使を同省に呼び出し、「強く抗議」したと説明していた。
ヒンズー教徒が人口の多数を占めるインドとイスラム教国のパキスタンは、1947年に英国の植民地支配から独立して以来、3回の戦争を行い、うち2回は両国が領有を主張するカシミール(Kashmir)地方をめぐって争った。
インドがパキスタンにミサイル誤射、「技術的不具合」と説明(ロイター)
核保有国同士で、カシミール地方の帰属などを巡って対立関係にあるインドとパキスタンについては、以前から事故や誤算のリスクが指摘されている。今回の誤射により、両国間の安全メカニズムについて改めて疑問が生じる結果となった。
パキスタン当局者によると、ミサイルは弾頭を積んでおらず、東部ミアンチャヌ付近に着弾した。パキスタン外務省は駐イスラマバードのインド公使を呼び出し、旅客機や市民が危険にさらされる恐れがあったと抗議。インド国防省が誤射を公表すると、パキスタンのモイード・ユスフ国家安全保障担当首相補佐官は、誤射について直ちにインド政府から連絡がなかったことは「極めて無責任」だと非難した。

【本日 (3/12)の広島県内の感染状況】(広島県)
【国内感染】新型コロナ 141人死亡 5万5328人感染 (12日18:30)(NHKニュース)
北海道 新型コロナ 9人死亡 新たに1701人感染確認(NHKニュース)
東京で新たに9164人感染、14人死亡(共同通信)前週土曜より1600人余り減
愛知県 新型コロナ 13人死亡 新たに3574人感染確認(NHKニュース)
大阪府 新型コロナ 13人死亡 新たに5579人感染確認(NHKニュース)
“国内の結婚 2年間で約11万件減の可能性“と推計 コロナ影響(NHKニュース)
新型コロナウイルスの影響で、おととしと去年の2年間で、国内の結婚の件数が合わせておよそ11万件少なくなった可能性があるとする推計結果を東京財団政策研究所などのグループがまとめました。
この推計結果は東京財団政策研究所の千葉安佐子博士研究員らのグループがまとめました。
グループでは2019年までの10年間の国内の結婚件数の推移を分析し、仮に新型コロナウイルスの影響がなかった場合に、おととしと去年の結婚が何件だったかを推計しました。
そして、実際に報告された件数と比較した結果、おととしは新型コロナがなければ推計でおよそ57万6000件だったのに対し、実際にはおよそ52万6000件、去年は新型コロナがなければ推計でおよそ56万4000件だったのに対し、実際にはおよそ50万2000件で、2年間で合わせておよそ11万3000件少なくなったとみられることが分かったということです。
また、この影響で将来的に生まれる子どもは15万人から20万人少なくなる可能性があるとしています。
千葉博士研究員は「感染拡大の影響で重要な意思決定をしなくなったことや出会いが減少したことなどが要因として考えられる。新型コロナ対策では医療への負担に目が行きがちだが、それと同時に中長期的な影響も考えるべきで、両方の視点を持った政策が求められる」と話しています。
2月にコロナ感染した児童生徒ら全国で20万人超え 過去最多(NHKニュース)
先月、新型コロナウイルスに感染した児童や生徒が初めて全国で20万人を超え、過去最多となったことが分かりました。
文部科学省の調査によりますと先月、感染が確認された児童や生徒��どは20万5291人と、初めて1か月間で20万人を超えました。
内訳は、▽小学校で13万1837人、▽中学校で3万5480人、▽高校が2万7975人、それに▽幼稚園が7750人、▽特別支援学校が2249人となっています。
また、先月末までの2か月間でみると、小中学校、高校のいずれも半数以上の感染経路が「不明」でしたが、判明したケースでは「家庭内感染」が最も多く、小学校で30%、中学校で34%、高校で22%となっています。
文部科学省は、感染が拡大している地域では、卒業式や入学式での感染対策に加えて、春休みの間も健康観察を行うなど対策の徹底を呼びかけることにしています。

コロナのパンデミック宣言から2年 出口は見えた?(AFPBB)
【3月12日 AFP】2020年3月に世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)を宣言してから、11日で2年が経過した。一部の国ではコロナ関連のさまざまな規制を緩和・解除し、「コロナとの共生」を目指す動きもみられる。
世界保健機関(WHO)は世界人口の約70%がワクチンを接種すれば、今年半ばにはパンデミックの「急性期」を脱する可能性があると述べている。
■パンデミックからエンデミックへ?
スペインをはじめとする国々は、新型コロナを「エンデミック」の段階に移行したと見なすアプローチを提唱している。つまり、インフルエンザのように人類が共生可能な季節性の感染症ととらえる考え方だ。
だが、英オックスフォード大学(University of Oxford)のウイルス進化学者、アリス・カツラキス(Aris Katzourakis)氏は「『エンデミック』という言葉は、今回のパンデミックでも最も誤用されている言葉の一つだ」と言う。
同氏は最近、英科学誌ネイチャー(Nature)で「エンデミックであると同時に広範で流行する致死率が高い伝染病もある」と述べ、2020年にはマラリアで60万人以上、結核で約150万人が全世界で死亡していると指摘した。
英政府の非常時科学諮問委員会(Scientific Advisory Group for Emergencies)は、想定し得る今後数年間のシナリオをいくつか示している。そのうち「妥当な最良のシナリオ」は、地域や季節で流行する規模が縮小し、また新型コロナの感染者数が多いほどインフルエンザの感染者数が少なくなるというものだ。
一方、最悪のシナリオは、予測できない変異株の出現と流行の波が繰り返され、厳格な規制を復活せざるを得なくなるというものだ。
こうしたシナリオを左右するのは、変異株の出現とワクチンの長期的な効果という二つの不確定要素だ。
■変異種の脅威
ワクチンの観点においては感染力の強い変異株「オミクロン株」は戒めとなると同時に試金石ともなった。
疫学者の多くは、新型コロナを感染が広がるまま放置しておくと、新しい株に変異する可能性が高まると指摘している。しかも新しい変異株が弱毒化する保証はどこにもない。
「ウイルスは、時間とともにより穏やかなものに進化するという楽観的な誤解が広まっている」とカツオラキス氏は警告する。例えばデルタ株は、中国・武漢(Wuhan)で発生した最初の株より致死率は高いと指摘した。
またオミクロン株は、既存のワクチンによる免疫をすり抜けることもある。ただし重症化や死亡を防ぐためにはワクチン、特に現在世界中で実施されている3回目の追加接種(ブースター接種)は、非常に効果的だ。
■ワクチンの今後
イスラエルやスウェーデンなどでは4回目の接種が始まっているが、専門家はブースター接種を際限なく続けるのは近視眼的な戦略だと懸念している。
ワクチンがターゲットとする対象を新型コロナ以外に広げる考え方もある。
米政権のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)首席医療顧問ら3人の研究者は、新型コロナだけではなく、動物由来で新たなパンデミックを引き起こす可能性のある別種のコロナウイルスにも効果がある「万能コロナウイルスワクチン」を開発する必要性を訴えている。
しかし、克服しなくてはならない問題/障害も多く、人を対象とした最初の試験は始まったばかりだ。
その一方でWHOは、富裕国がさらに接種を進めるよりもワクチンを他国に提供することが、パンデミックの急性期を終わらせる最善の方法だと訴えている。
WHOによると、アフリカ大陸での2回目のワクチン接種完了率は2月末時点で13%にとど���り、今年半ばまでの目標とされる70%をはるかに下回っている。(c)AFP/Julien DURY
新型コロナ新規感染1500人超 都市封鎖、市長更迭も―中国(時事通信)
【北京時事】中国政府は12日、新型コロナウイルスの市中感染者を11日に1524人確認したと発表した。1日1500人以上の新規感染は湖北省で感染爆発が続いていた2020年2月以来約2年ぶり。
中国は経済活動や市民生活を犠牲にしても感染拡大を抑え込む「ゼロコロナ」政策を継続しており、東北部の吉林省では人口約900万人の省都・長春市が11日、事実上のロックダウン(都市封鎖)を開始。吉林市では、大学で発生した集団感染��の対応を怠ったとして市長が更迭された。
中国本土のコロナ新規感染者1807人、前日の3倍超(ロイター 3月13日)
[北京 13日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会によると、12日に確認された症状のある新型コロナウイルス新規感染者は1807人で、前日の476人から3倍超となった。過去約2年で最多となる。
1807人のうち114人は最初は無症状で後に症状が確認された。
感染が深刻な吉林省の新規感染者は1412人で、前日の134人から急増し国内全体の感染者の78%を占めた。
このほかに南部の深センも新規感染者が60人で2020年初め以降で最多となった。
新たに無症状者とされたのは1315人で、前日の1048人から増加した。増加は4日連続。
新たな死者は報告されていない。
新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(11日午後8時時点) 死者602.6万人に(AFPBB)
【3月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は602万6306人に増加した。
これまでに世界で4億5124万1582人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
10日には世界全体で新たに6146人の死亡と182万3123人の新規感染が発表された。
過去1週間の新規感染者が最も多い地域は欧州で、501万4935人(世界全体の45%)の感染が確認された。2番目に多いのはアジアの462万5826人(同41%)。
過去1週間の死者が最も多い地域は欧州で、1万7247人(世界全体の37%)が死亡。次いでアジアの1万270人(同22%)となっている。
過去1週間の人口10万人当たりの死者数が多かった国・地域(人口50万人未満の国を除く)は、上位から香港(23.8人)、リトアニア(5.95人)、デンマーク(5.52人)、ジョージア(5.29人)、ラトビア(5.2人)。
過去1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が多かった国・地域は、上位から韓国(3605人)、香港(3002人)、ニュージーランド(2934人)、オーストリア(2737人)、オランダ(2566人)。
ここ数日間で、1週間の新規感染者数が過去最多を記録した国・地域は、バヌアツ、トンガ、ベトナム、韓国、リヒテンシュタイン、オーストリア、ニュージーランド、マレーシア。
最も死者が多い米国では、これまでに96万5464人が死亡、7945万4920人が感染した。次いで死者が多い国はブラジルで、死者数は65万4086人、感染者数は2924万9903人。以降はインド(死者51万5714人、感染者4298万4261人)、ロシア(死者35万9585人、感染者1724万2043人)となっている。
人口10万人当たりの累計死者数が多い国は、上位からペルー(641人)、ブルガリア(518人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(476人)、ハンガリー(462人)、北マケドニア(438人)となっている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染者として集計されないままとなっている。
NHKまとめ(3月11日 23:59 時点)
日本 感染 567万5188人 死亡 2万5943人
広島 感染 8万1804人 死亡 423人
北海道 感染 19万1910人 死亡 1851人
宮城 感染 4万7500人 死亡 157人
東京 感染 110万5063人 死亡 3923人
愛知 感染 36万4168人 死亡 1823人
大阪 感染 71万9240人 死亡 4271人
福岡 感染 26万2305人 死亡 1040人
沖縄 感染 10万8054人 死亡 430人
新庄監督が敵地広島で大フィーバー 沿道で鯉党も出待ち「広島出身の気分になっちゃう」(デイリースポーツ 3月13日)
「オープン戦、広島1-4日本ハム」(12日、マツダスタジアム)
日本ハム・新庄剛志監督(ビッグボス)が、敵地広島で大フィーバーとなった。
試合前から広島ファンを含めて注目を集め、「俺のファン多いよね。嬉しいよね。ビッグボスって(ボード持って)。広島出身の気分になっちゃう」と笑顔。試合中は近藤に指揮を託して一塁コーチャーに立ったが、声援に応えた。
4-1で勝利した試合後、バスで引き上げる際には沿道が広島ファンも含めて人々でいっぱいとなった。これには新庄監督もすぐにインスタグラムを更新し、「広島市民の皆さんの暖かさは昔から感謝しかないです。本当に沢山球場に足を運んでもらい選手達もハツラツとプレーできます。近藤監督、ナイス采配!!」と感謝を記した。
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#02 - Cetus
ここでお会いするのもまだ記憶に新しいですね、この度のご来場誠にありがとうございます。”Ruina”と申します。
最近は前髪が燃えたり日焼けが酷くてお風呂で騒いだりしております。
只今より私利私欲の産物”Cetus”(ケートス)について、それはもう事細かに短編小説を書く勢いで好き勝手にオタクしていこうかと思います。いつも通りですね。よろしくをお願いしたい所存です。
今回も多大なる自慢にお付き合い頂くことになるかと思います、予めご了承下さい。お楽しみ頂ける事を切に願って。
それでは早速参りましょう、まずは全体像。

「ぽっ」(画像を添付した時の効果音を口で出している
まず最初に強引に眼玉をこじ開けてくるのはトップ材担当、バックアイバール氏。
白を多く保有したまるであの有名な海賊映画の宝の地図のような風貌。高級ベースブランドを彷彿させる陶磁器のような上品な色合い。

もちろんただの気品漂う材ではない。
中心からハの字に伸びる髭のような穴、ネック周りに茶色が多い事からブリッジ付近にも茶色を付与した。

加えて、両サイドから扇を広げ、なぞるようにびっしりとボディを埋め尽くす杢目、メイプル系にも匹敵する杢をも内包した大変ユニークな模様(杢の名前に詳しい方居ましたら教えてください!

そして、この手の材にありがちな穴をレジンで埋めず、少量の樹脂を流し込み固定したのちコーティング。このボコボコは触るたびにニヤニヤと笑みをこぼすことが出来る(ニチャニチャ
続いてミドル材担当、ブビンガ。

表から見えないのにも関わらず杢目の出たアコースティックギター用の贅沢な材をあしらった(完全に自己満足
この層があるのと無いのでは大きな違い、木材は重ねれば重ねるほどかっこいいのである(暴論
そしてお馴染みのバック材、アッシュ。
木材に関しては至って普通だが、形状に注目して頂きたい。

ベースなどでありがちなシングルカット仕様なのだが、ご覧の通り穴が空いている。思わず眼が吸い寄せられ、うっかり眼球を埋め込みたくなるような異質な容姿、握り込んだ際には穴から親指が生えてくるのだ、かわいくて仕方がない。

また、ご覧の通り背面も落とし込んでいる。
どこかで見た、と言う方は静かに笑みを浮かべて頷いてみて欲しい。”アレ”である。

ボディは厚いものから削り出している為、外見より軽く感じられ、身体との接地面積が多いので非常に抱えやすい。もちろん例のジャックも採用している。
そしてこの凹み加工の延長線、ネックジョイント部も見て頂きたい。

“太陽系と小人の帽子” と製作中に自慢したところ、皆揃って意味がわからないそうな顔をしていた。
無用だとは思うが念の為に説明しよう。
ボディからネックに行く過程であるネックポケット部に、ミドルでも使用したブビンガを挟んでいる、この材のラインをよく見て欲しい、帽子に見えてこないだろうか(見える(強要

そしてその帽子の先端から伸びる潰した楕円のような形状、これが教科書などで図表として描かれている太陽系に見えた、と言うわけである。
そしてこの意味不明な造形物に巻き込まれた被害者、ネック。
ローズウッドを贅沢に削り出し、1ピースで使用。

非常に綺麗な縦のラインを貫く柾目の材に加え、カーボンロッドを2本、ハの字に入れてある。気合い十分である。

そして、1番のこだわりポイントを紹介しよう。眼を取り出して見てほしい。

まるでバックアイバールによる荒廃した土地に、アッシュ・ローズウッド・ブビンガの手によって半円型のアーチ橋が現れたではないか。
ボディ背面の凹みも相まって、空中都市のようなこの造形、まさに創り出したかった理想そのものである(やったぜ
そして本個体の”軸”を担当する指板材も忘れてはいけない。

まるで幼いシマウマような茶色い縦縞模様の毛並みを持つマッカーサーエボニー。
そう、これをピックアップにまであしらっている。まるでシマウマの兄弟が並んでいるようにも見える(強引

1つの材から各パーツに分割し製作した為、木目の繋がった完全な一点物仕様。

そしてこの木目、実はヘッドプレートまで繋がっている。親戚のシマウマの子供が登場したわけだ(上手いことが言えたと思っているのでシマウマが頭から離れない。
ヘッドからピックアップまで途切れる事なく繋がった木目。まるで世界三大河川の1つに加わったかのような表情を浮かべている事が伺える(擬人化するな

カラーリングとしてだけでなく木目も統一させてみたのだが、いかがだろうか。読者の皆様も興奮で鼻息を荒くしているとなれば筆が乗ると言うものである。
そしてこだわりのヘッド、ペグの角度に注目してもらいたい。

「三味線か?」
操作性はもちろん、このスチームパンクな円柱のボタンも相まって武器感が溢れ出ているのがもうたまらない。機械龍のようなこの佇まいによだれが垂れる。

この円柱ペグだが、見た目的な恩恵だけでなく回した際のグリップ感、持ち運びの際のチューニングの狂いを抑える、などの効果を期待し採用したが、感想は”個人差があります”と言い切れる範疇に留まるだろう。グリップ感については非常に好みであったが結局見た目である(重要
そしてヘッド周りの特徴と言えば、ゼロフレット機構や共振防止のスポンジはもちろんのこと、実はナットもかなり希少な逸品を使用した。

Ivoryである。象牙である。アイボリー(しつこい
数年前、とある有名な象牙彫刻家の方のお話を聞いた時の事。
講演終了後も飽きずに象牙をいじくり回す僕。いつまで経っても帰る気配のない僕。すると諭すように
「持って帰って好きなだけ削りな」
と言われ、高級印鑑の代名詞。森の真珠とも言われるあの象牙を手に入れるに至ったのである。もちろん正規輸入品。

象牙といえば密輸などの問題もあり、ワシントン条約も介入してくるデリケートな品ではあるが、環境省によれば
“象牙のカットピース、端材、印材、製品を出品することは、特に手続き無く可能であり、個人的な利用を目的としたこれらの購入も可能です。”(引用)
との事である。つまり、個人で使って楽しむならOK!って感じらしい。
ちなみにゼロフレット機構の為、弦はナットよりもゼロフレットを支点に振動する。つまりナットの干渉はわずかなもので、せっかくの希少な象牙も音響特性に全く関係ないと言えるだろう。結局ただの自己満足だったというわけだ。
だが、逆に言えば負担がゼロフレットへ向かう為、ナットは長年使えるはずだ。また、材質の特性上、経年劣化により秀美性にも磨きがかかること期待ができる。あとは自慢が出来る。

ちなみに質感だが、繊維質を強く感じ、きめ細やか、切削も快適であった。非常に優秀な材質。柔らかい。
象牙ならではの美しい格子状の模様が大変気に入り、まさしく一点物に相応しいナットになったのではないだろうか。気になるお値段の方だが7弦ギター用ペグワンセット分だと思ってもらって差し支えない。

『Ivory nut』(アイボリーナット…////
それにしてもいい響き…つい言いたくなるもん。特有のツヤ感はなににも変えがたい。
さて、続いては肝心な音に関してだが、その前にブリッジに関してさらっと説明しておこう。
ABMシングルサドル(ドイツ製品すき
カラーは全てブラックで統一した、今後の気分次第では混合する可能性もある。乞うご期待。
そしてここ、注目して欲しい。

こちら、弦ゲージ .009-.042 の6弦セット、そして7弦に.062 が張られる事を想定し、弦間のピッチが均等になるよう、各ブリッジが調整され鎮座している。
低音弦での弾き心地や、コードを鳴らした際の振り抜き感などの好みの関係で標準仕様とした。なによりこの弦間を身体が覚えてしまい、これじゃなきゃダメな右腕になっているのだ。

ちなみに僕の尊敬する”Skervesen Custom Guitars”と完全に同じ機構を模倣しているが、好みの世界である。どちらでもいい趣味の枠を超えない話に過ぎない。
ただ、ブリッジが7個も弦ゲージを考慮し並べられている様子を眺め、アイスコーヒー片手に至福のひとときに興じたいと思うのは人間の心理としてとても自然な事ではないだろうか(いや色々おかしい
さて、しつこいがまた裏側の話に戻る。

こちら裏蓋、ギター製作者から見たら大したことないとは思う。だが、市販のギターではあまり見かけない仕様になっているので説明しよう。最高な刻印があることも忘れないでね。

実は、裏蓋とキャビティの縁取り部分に磁石が埋め込まれている。
3点の磁力により貼り付けられているが表面に指などを引っ掛ける場所がない。
どうやって取り外すのか、その謎を解明すべく、流石にアマゾンの奥地までは向かわなくても大丈夫なので安心して欲しい。
キャビティの形状をみて察しがいい方ならもうわかるだろう。
この縁取りのない部分に力をかけるのである。

上部以外の三方向からは下に縁取りがあるので力を加えても外れはしないが、上部の縁取りのない部分を押せば簡単に外れるのである。
わかってしまえば大した事ない内容を大層に語ってしまったが、スマートに取り外し出来、ネジで木目の流れを阻害したくないとかいう意味のわからない理由。ここはオタクフェチポイントの1つなのでご了承頂きたい。
よし!もう流石に音の話に行こう!

ピックアップはお馴染み、
Nazgul / Sentient の仲良しペア。
コントロールは
1Vo. 3Way switch
あと、ボリュームノブを引っ張るとシングルコイル化する。
音は…まあ想像はつくだろう、楽器屋にたくさん置いてあるメタルなギターのイメージ、そのままである。以上。

楽器の説明をする記事なのだが、音に関する内容が薄いのはどうなんだろうか。だがそろそろ指が痛い。あとがきに移らせてもらう。
【謝辞】
毎度、並々ならぬ協力をしてくださるGoさん(GTI: @go_drums )

(写真: GTI)
今回は指板周り・ピックアップカバー・裏蓋文字入れなどの図面作成、CNCの操作。
他にもPUのスラント化を始め、塗装のあれこれだけでなく、昼食に連れ出してくれたり銭湯に一緒に入ったり、深夜まで熱く語り合ったり…多大なる技術指導をしてくださいました。
お世話になりました、これからもご迷惑お掛けしますよろしくお願いします。

(写真: GTI)
〜あとがき〜
いやいや、今回も長文過ぎた…ここまで読んで下さってる方、相当な時間を頂戴してしまいました。お楽しみ頂けていると幸いです。
ちなみに、最近帰宅した”Cocytus8”

こちらの"Cocytus8"と今回製作した”Cetus7”はいわゆるプライベートストックとして手元に置いておきますのでご指名とあらば試奏可能です。
追記:2020/3/20
コキュートスは現在、ヘビーグルーヴメタルコアバンド"Delusionist"(ディルージョ二スト)のコンポーザー兼、ボーカルを担当するYuza氏に貸し出し中。
Delusionist : @delusionist_jp / Yuza : @Br1ngMeAGu1tAr


「遊び行こ!」
なんて嬉しい声をかけて下されば、すぐに駆けつけます、お待ちしてます。声かけます。仲良くしてください。夏なのでキャンプしたいです。あと先日、ついに成人を迎えました。おめでと。酒!酒!
実は“Cetus” は自分への誕生日祝いというこじつけもあり、これ以上ないくらい廃課金な仕様にしました。

(写真: GTI)
ちなみに名前の由来ですが、シングルカット部がクジラの頭に見える事から、それに関するものを探していたところ”Cetus”と言う表現がありまして。
どうやら鯨座というトレミーの48星座の中の1つのようです。前作である”Cocytus”を派生させるコンセプトで固めていた為、名前もシリーズっぽくてかわいいので採用しました。
また”海獣”という意味もあるらしく、まさしくこれだ!とはしゃいで命名してみました、いかがでしょうか。クジラを連想してもらえていたら幸いです。

毎度ですが、読者の皆様からの質問・意見・アドバイスなど何かしらで反応頂けたらもう飛んで喜びます。よろしくお願い致します。
それでは今回もお付き合い頂き誠に有難うございました。
これからも”Ruina Miyashiro”の活動をお楽しみくださいませ。
それではまたお会いしましょう。
ぽ(効果音

【Spec】
Model: Cetus
string: 7
Scale: 25.5-26.5
1Vo. 3way switch coil split
・Body
Top: Buckeye burl
Middle: Bubinga
Back: Ash
・Neck
stainless 0fret / 24fret
Rose wood 1peace neck
Macassar ebony fingerboard
・Head
Macassar ebony top plate
・Hardware (Black)
ABM Single saddle
Hipshot tuners
・Pickup
Seymour Duncan Nazugl / Sentient
Macassar ebony cover
Nut: Ivory
: 新しい項目が追加されました。
『New model : Cetus (ケートス)』
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新型コロナウイルスの検査にかかる費用は18000円と厚労省が発表した事に対する疑問と麻生財務大臣の「国が要請出してかかる経費は払うのは当たり前でしょ?」という言葉について
つまんないこと聞くねぇ 麻生大臣の正論
北海道の若き知事が行った小中学校の1週間休校の措置に続くように、大阪市では幼小中学校の休校・・となり、各自治体が先行して対応を検討しはじめた後追いで、安倍総理が全国春休みまで休校!という指示を出したのだけど
その直後の該当インタビューで、学校の先生が「え?聞いてませんが・・」と困惑していた事や、具体的にの内容説明を求められた文科省だっけ?の大臣?は、各自治体にうまく対応してくれ みたいなぶん投げっぱなしジャーマンスープレックスをかました所でびっくり仰天(゚Д゚;)
根本的に集団になりやすい学校からの感染を抑止するための休校なだけで、休めるのは子供だけ。善悪も人の怖さもまだわからない小さな子供だけ家において、出社しなければいけないシングルマザーなどから、そら不安の声もでてきますよね
また、会社にテレワークを要請したり、不要不急の飲み会や会議を止めるように要請もだしてます。だから社会的に会社も全部休みにするべきでは?その間の費用負担は国でだしてくれるのか?
そういう意図で麻生財務大臣に記者が質問して返ってきた言葉が・・
つまんないこと聞くねぇ だった訳だけど
政府が要請を出してかかった費用は財務省が出すのは当たり前だよね?という男気溢れる正論を言って記者をぴしゃりと黙らせたというエピソードでした
大手新聞社が財務大臣を叩くかのようなタイトルをつけつつも「負担は国でしてやっから!気にするな!( ̄ー ̄)ドヤ」みたいなさすが麻生大臣!と、とてもほめたたえる真逆の内容
じゃ、会社休みにしてかかった経費もろもろをしっかりと記録して、国に申請する準備をすればいいんだろうと中には即座に休みにできるシステムの会社もあるかもしれないので、一定の支持を得る発言ではあるが・・
厚労省 新型ウイルス検査費用 18000円と発表
もしかして自分はすでに感染しているけど、症状が発生していないだけの陰性で、いつか発症するのでは・・と不安に思っている人や検査してくれよ!と保険所に連絡するも、検査されずに追い返された人たちからすれば、待ちに待った新型コロナウイルスの検査だが
・・え?18000円Σ(゚Д゚;)高 と思った人もいるだろう、てか全員思うわ! 保険適用でも5400円!?(゚Д゚;)CTやMRIレベルじゃねーか!?
さて、そうなってくると次に発生する可能性があるパターンについて
任意で受けた感染なし者からの同調圧力・差別の問題
例:例えば、Aさん、Bさん、Cさんという3つの隣接する家があったとします
Aさんは家族5人を連れて、27000円費用を払って検査してきた結果、全員感染なしとなったので、BさんとCさんに言いました
「もしかしたら、意外と感染してないかもよ?」と検査を促してきました
Bさんは家族3人を連れて、16200円払って検査に行くと、両親二人は感染なし、子供一人だけ感染してはいるものの陰性と判断され隔離されてしまったためBさんは
「私らは感染なしだったけど、子供が陰性だったのよ・・」と報告
するとAさんとBさんは、「Cさん・・あなたのうちは・・検査行ってきた?」とCさんに声をかけました
Cさんは「え、でも・・検査費5400円でうち家族7人分は費用的に厳しいのよね・・」というと
AB「は?そういう事言ってる場合じゃ・・あ、まさか!!うちの子が感染したのって・・」とBさんがCさんの家からの感染ではと責任転嫁を始めます
これによりCさんは貯金を切り崩して、なんとか7人家族分の費用の37800円を捻出して検査を受けましたが、結果は全員感染なしだったので、今度はAさんとCさんがBさんを追求します
AC「ちょっと!あなたの子供いつから感染してたの?どこいってたのよ?」 B「え、ちょっとまって・・私ら子供一緒に住んでて感染なしでしょ?おかしくない?」
そういってもう一回、18000円(保険適用外)の費用を払って再検査を受けに行くと、今度は感染ありの陰性と診断され隔離されてしまいました
ACさん「え?なんで?感染なしだったのに、検査いったら陰性になるってどういう事!?」
はい、こんな事が各地で起きる可能性が非常に高い理由として日本ではあんまり報道されてない(偏向報道なので)けど、先に対応している外国のニュースなどに目を通していればわかります
検査の問題点:正確性と再検査費用について
各国で行われているPCR検査精度の正確性が現状では低いという事
正確性を出す意味では、検査データを多く集めるほどに判断要素が正確にはなっていくと思いますが、初期段階での判断が100%正しいものなのか?という点が曖昧なまま統計データを集めていくと
感染してない人を陰性として判断し隔離
感染してない人を陽性として判断し隔離
感染してて症状が出ているのにも関わらず陰性と判断
風邪の症状があるが感染はしてない
これだけイレギュラーのケースがある中、例えば、70%の確率で判断できますって言われた納得できますか?
不安を煽る事を助長してる訳ではありません
日本よりも発症者、検査数が多くデータが豊富な海外で検査の結果の事例で、陰性となって一定期間隔離後に開放された後で陽性となるパターンは結構聞こえてきているため、そもそも検査の正確性についての証明が疑問だという事です
そこで問われるのが再検査の条件と再検査時の費用について
上記に書いたようなご近所事情で、Bさんは一緒に住んでいる家族(子供)が感染していたのに、自分たちは感染していない!?この不可思議な状況から、もしかして、子供のほうの審査結果が間違っているのでは!?と思う(思いたい)のは普通ですよね?
同じ空間にいた両親二人が問題ないんだから、きっと子供の診断結果のほうに問題がある!だったらもう一度検査してくれよ!(# ゚Д゚)ノという心情は察することができますが
じゃ、そんな簡単に再検査って申し込めるんでしょうか?って話 そこにはおそらく再検査を受けるに至る条件、ルールが作られるでしょう(当然の話)
その内容は知りませんが、症状が出たらまた来てね?って感じかな(おそらく厚労省が発表するでしょう)
そのくらいライトに検査を受けられる可能性がある理由として、先日発表された日本の医療技術があります
通常PCRでは一人ずつ6時間ほかかる判定が一回4人ほど10~30分という短時間で判断できるSmartAmpという技術を導入する模様です。これにより時短ができるので、判定に納得がいかない!もう一度調べてくれ!という人(実際は迷惑)がいても対応に遅れはでにくいと考える事ができます
そうなると問題は、再検査にかかる費用負担についてです
予想ですが、最初の一回は保険適用、再検査からは保険適用外、回数制限なし、判定率70%となればもう(金に物いわせて「感染なし」が出るまでガチャを楽しんでください)
そうなるかもしれませんね (゚∀゚)
ユーチューバーが金に物を言わせて「新型コロナウイルス検査を連続でやったら感染なしが陰性や陽性になるのか?を検証してみたいと思います!」だったら、再生数は簡単に1000万はいくだろうし、国内外まで需要があるので拡散されれば、憶単位の再生数も余裕で行くかもしれない今しかできない企画
みんな表向きは(# ゚Д゚)ノけしからん!貴重な検査薬を無駄遣いしやがって!って思うだろうけど
間違いなく見るし結果を知りたいと思ってる。だって、その結果は自分もそうだし、自分の大事な家族にとっても貴重な判断データになる
だから見る、結果がどうあれ見た人は必ず拡散する
せいぜい5~10回くらい試すだけ、初回診断で感染なしだったのが、その過程で陰性や陽性が一回でも出たら検査の正確性は100%ではない=結果に意味がなくなるって事。医療ミスのレベルではないという事
ま、炎上上等ユーチューバーさんお願いしますって感じです(。-人-。)Σ(゚Д゚)ナゲタ
もちろん、医療機関、製薬機関、政府機関でも治験は行ってからだと思うけど、二重チェックが働いていない政府の信頼性を考えれば、民間のファクトチェックという意味で誰かがそれを実行すればちゃんとした証明と安心感を得られる訳で、最初は叩かれるだろうけど手のひら返す反応で世論を巻き込む大旋風になると思うけどね
※これは不謹慎でおふざけな思い付き企画なので使命感のある人以外は間に受けないように (個人的には治験者として多くの人が抱えてる不安を解消する偉業だと思う)
で、そんなこんなで、冒頭のあの財務省大臣の頼もしい発言ですね!
つまんないこと聞くねぇ 政府が要請を出してかかった経費は負担するでしょ 当然の事なんじゃないですか?
この新型コロナウイルスの検査は任意ではなく国の要請(自治体へ)でしょうか?それとも国民が任意で医療機関を受診する個人負担扱いなんでしょうか?
個人的には最初からSARS級だわこれ(;´∀`)って国動かないの?と思ってた私としては・・(1/22日書いてます)
中国の新型コロナウイルスはSARSと考えて対策を
結果的に春節の最初の感染拡大を緊急に阻止できなかったインパウンド収入目的での初動の遅さがあったために、大量に訪日した中国人に国内のマスクを買い占められ、おまけに国内市中感染が広がり初期にマスクが足りない(今は少しずつでてるけど後手対応)という状況が発生
危機警告が遅いために発生した日本経済のダメージは仕方ないとしても、その現状を終息に向かわせるための感染源となるクラスターの特定をするためのウイルス検査作業ですよね?
つまんないこと聞くねぇ 政府が要請を出してかかった経費は負担するでしょ 当然の事なんじゃないですか?
財務大臣は当然払うよ!って言ってるのに、加藤厚労相はこう言ってます
新型コロナウイルスの検査費用は18000円
保険適用されて5400円とはいえ、ポン!と家族全員分を出せるかと言えば、そうではない家庭もたくさんいるという現状を国はわかってないのかな?
年収400万以下の家庭が多く、200万以下の層も増えているという国のデータと照らし合わせて考えてもらいたい
それで全員が任意のウイルス検査に応じるか?と言えば、検査を受けない(受けたくても受けれない)という人もでてくるだろう
しかし、冒頭で語ったAさん、Bさん、Cさん宅のように、周りが受けているのに、自分たちが受けていないというだけで、感染源なのでは?と疑いをかけられて住みにくくなってしまう人も出てくる可能性は非常に高い(近所付き合いもギズギズする)
また、ウイルス検査を受けたのか?受けてないのか?によって、感染源となるクラスターの地域や行動エリアの絞り込みもできないので、はっきり言ってガバガバで無意味な結果に終わってしまう
実行するなら穴があってはいけない、そういう意味での緊急措置なのに厚労省はなぜ金をとろうとするのか?
ここに実は重大な懸念材料がある
薬業界は冷静なビジネス判断 一過性の薬は研究費が回収できない
色んな製薬系の情報を調べて言った時に、薬剤師の方たちがなぜワクチンの開発が遅い、作られないのかについて語っていた
まず初期の発生時の検体と拡散する拡大期ではウイルスの変異性があるため有効な薬を作り出すのは難しい
多くの人に感染するほど強くなった流行期になると、共通項目から有効な成分の検出などが容易になるため、ワクチンの開発を始める事ができる しかし、終息期になると、無害化、免疫力での自己回復等、薬の必要性が薄まる事があり、完全に感染拡大が終了すると、作ったワクチンの在庫はまったく用途がなくなってしまうため作り損になってしまう
ここで思い出してほしいのが、厚労省の会見でも、専門家会議でも、テレビのニュースでも 「いまはここ!(感染期)この1~2週間が大事なんです!」を強調してた事
これって国民には???(;´・ω・)だから?え?どうすれば?って話です
ですが、これは製薬業界からすれば、利益見込めるかな?っていう判断ライン
今からデータ集めて研究費用をかけて薬を作ってはみても・・もしかしたら、自然回復者も出てきてワクチンの需要がないんじゃないか?
将来的な感染者数=利益確保のための製薬業界のビジネス的な慎重な判断をするラインの事だと思います
感染ありが多い(需要):急いで生産 感染あり陰性(将来的需要):感染が広がるのを待つ 感染なしが多い:生産の価値なし
そのため、既存の出来上がってる薬をまず試す→次の薬→次の薬・・とインフルエンザ薬を試していく段階なんでしょうね
ラララ♪言えるかな~薬と利権の名前♪(ポケモン言えるかな調で)
タミフル(スイス:ロシュグループ傘下の中外製薬) ソフルーザ(塩野義製薬) リレンザ(英グラクソ・スミスクライン) イナビル(第一三共株式会社) ラビアクタ(米バイオクリスト社) レムデシビル(米ギリアド・サイエンシズ ) カレトラ(米アッヴィ) ・・・ ・・ アビガン!(日本:富士フィルム)
ア行なのに最後まで最強のアビガンはでてこないよ~! という使用優先順位があります
既存の薬で効けば、生産ラインができてるので、すぐに対応できる訳ですが、既存の薬が効かないとなると・・そこから初めて新しいワクチンの開発になる訳です
同時に進行ありませんよね?だってワクチンできました!って言っても「え?あ、リレンザ効いたからいらねw」みたいになったら完全な作り損の無駄になるだけ
アビガンが一般に知らされていなかったのは、これら一般向けに作られた薬ではなく、本当の困った特効薬、まさにリーサルウエポンであるという事の証明でもあるから
新型コロナに使われない対パンデミック薬「アビガン」の事情
つまり、製薬業界にとって先の見えない投資はしたくないよ~という状況の中、政府も予算だしたくないよ~の合間とって、だったら受けたい人から金をとればいんじゃね?(゚∀゚)アヒャ そこでこのウイルス検査に18000円(保険適応で5400円)という絶妙に文句を言いにくいこのくらいなら出せるでしょ?というお値段設定 と予想
そもそも受けるか受けないかが任意という絶妙な無責任さです
感染してて症状も出ている人、感染してるけど陰性で症状が出てない人の把握というのはとても大事で、感染者の家族や知人、行動範囲内に入る人の把握もまた地域医療対策として重要ですが
同時に、感染もしてなければ症状もでていないのに、自主的にウイルス検査を受けに来るという人は単純に利益(カモ)になります
そして、感染もしてないし?症状もでてないからいかない!という自己判断をする人、自己管理と対策をしている人であっても「周りがみんなウイルス検査受けてるのに、拒否するって迷惑なんだけどぉ?」という同調圧力に屈して検査を受けざるを得ない流れに巻き込まれます
まるで踏み絵ですね
結果、現状効果のあるワクチンのあるなしに関わらず、製薬業界及び、これから出てくる検査機器メーカーは利益を保証される事になる訳ですが
それはもうビジネスなんだからしょうがないよって話┐(´∀`)┌ヤレヤレ
そう、民間に出回る薬を作る製薬会社だってビジネスなんだよ?それを国民のためを思って提供を準備するのは国策だろ?だったら、製薬会社の研究費用やウイルス検査の費用、国内製造メーカーでの制作費だって必要経費の範囲であるからね
そこんとこどうなんですか?・・って、そんな愚問や質問言ったらきっと麻生大臣にこういわれますよね
つまんないこと聞くねぇ 政府が要請を出してかかった経費(ウイルス検査費用)は負担するでしょ 当然の事なんじゃないですか?
その辺を厚労省と財務省できっちり話し合って頂きたい所ですね
政府の中で矛盾した事言わないでくださいよ?
学校を休みにするように要請!とか総理命令だしといて、教員の現場は聞いてない!みたいなズレは勘弁です
リモートワーク、テレワークを推進するんだったら具体的な方針を提示しろ!って話です
小中学校のテレワーク授業は実質最短1日で実行できる理由
今日のニュースで北海道の学校が卒業式用の動画を作成し、一人ひとりの名前を読んで卒業証書を渡す演出を動画で配信したというグッジョブ!なニュース!最高ですね(≧▽≦)先生たちの素晴らしい判断
卒業生は大人になってもいつでもこの時はこうだったと心に刻まれるし、想い出として共有できるでしょう。このテレワークの流れは応用、工夫して全国で取り入れてほしいですね
つまんない事聞くねぇ~当然でしょ? は私の中では今年の流行語大賞ですね、「だが断る!」と同じくらい職場や学校でどんどん流行らせましょう(笑)
社会問題・テクノロジー
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中国の台湾や尖閣攻撃に対処する米最新戦略
米国有名シンクタンクCSBAが新戦略「海洋プレッシャー戦略」発表
渡部 悦和
アメリカ 中国 安全保障
ワシントンDCに所在の有名なシンクタンク「戦略予算評価センター(CSBA)」が米国のアジア太平洋地域における戦略として「海洋プレッシャー(Maritime Pressure)」 (注:海洋圧力ではなく、海洋プレッシャーを採用する) 戦略とその戦略の骨幹をなす作戦構想「インサイド・アウト防衛(Inside-Out Defense)」を提言している*1。
この戦略は、強大化する中国の脅威に対抗するために案出された画期的な戦略で、日本の南西諸島防衛をバックアップする戦略であり、「自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)」とも密接な関係がある。本稿では、この戦略の本質を分かりやすく紹介したい。
海洋プレッシャー戦略の背景
この海洋プレッシャー戦略のみを読んでも深く理解することはできない。
海洋プレッシャー戦略が発表される以前に、これと関係の深い戦略や作戦構想が発表されてきた。例えば、CSBAが米海軍や空軍と共同して発表したエアシーバトル(ASB)は特に有名だ。
そのほかに、CSBAセンター長であったアンドリュー・クレピネヴッチの「列島防衛(Archipelagic Defense)」、米海軍大学教授トシ・ヨシハラとジェームス・ホームズの「米国式非対称戦*2」、��兵隊将校ジョセフ・ハナチェクの「島嶼要塞(Island Forts)」などだ。
詳しくは拙著「米中戦争 そのとき日本は」(講談社新書)を参照してもらいたい。筆者が注目するのは、バラク・オバマ時代とドナルド・トランプ時代の明確な違いだ。
オバマ時代は中国に対して関与政策を採用し、中国に対して融和的な対応をしてきた。
ASBが登場したのはオバマ時代の2010年であるが、中国本土の奥深くまで火力打撃を行うことに対する拒否感、膨大な国防費が必要な点などを理由に、ASBはオバマ政権の公式な作戦構想にはならなかった。
しかし、ASBと密接な関係のある列島防衛戦略としての海洋プレッシャー戦略がトランプ時代に復活したことには大きな意義がある。米中覇権争いにおいて米国が真剣に中国の脅威に対処しようという決意の表れであるからだ。
既成事実化(fait accompli)をいかに克服するか?
この戦略のキーワードの一つは「既成事実化」だ。
これは、「相手が迅速に反応できる前に、状況を迅速・決定的に転換させること」を意味し、ロシアが2014年、ウクライナから大きな抵抗や反撃を受けることなくクリミアを併合した事例がこの「既成事実化」に相当する。
台湾紛争を例にとると、中国が台湾を攻撃し、米軍が効果的な対応をする前に台湾を占領してしまうシナリオを米国は危惧している。この場合、台湾占領が既成事実となり、これを覆すことは難しくなるからだ。
広大な太平洋を横断して軍事力を展開することは、米軍にとっても決して容易なことではない。
図1は作戦に関係のある主要地点からグアムまでの距離を示している。
ハワイ6112キロ、第3艦隊が所在するサンディエゴ1万キロ 、空軍基地があるエルメンドルフ5556キロ、東京2908キロ、北京4074キロ、台湾海峡2963キロであり、安全保障でよく使われる「距離と時間の過酷さ(tyranny of distance and time)」をよく表現している。
紛争地域外にいる米軍は、紛争現場に到着するために、中国の接近阻止/領域拒否(A2/AD)ネットワークを突破しなければならない。米海兵隊司令官ロバート・ネラー大将は「我々は戦場に到達するための戦いをしなければならない」と述べている*3。
図1「西太平洋における距離と時間の過酷さ」
出典:本稿のすべて図の出典はCSBAの報告書
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*3=ロバート・B・ネラー、下院歳出委員会・国防会議での証言、2018年3月7日
海洋プレッシャー(Maritime Pressure)戦略
●海洋プレッシャー戦略の要約
海洋プレッシャー戦略の目的は、西太平洋での軍事的侵略の試みは失敗することを中国指導者に分からせることだ。
海洋プレッシャー戦略は、防御的な拒否戦略で、従来提唱されていた封鎖作戦(blockade operations)や中国本土に対する懲罰的打撃を補完または代替する作戦構想である。
海洋プレッシャー戦略は、第1列島線沿いに高い残存能力のある精密打撃ネットワークを確立する。
米国および同盟国の地上発射の対艦ミサイルや対空ミサイルの大量配備とこれを支援する海・空・電子戦能力で構成されるネットワークは、作戦上は非集権的で、配置は西太平洋の列島線沿いに地理的に分散されている。
海洋プレッシャー戦略は、国防戦略委員会の要請に対する回答で、インド太平洋地域における中国の侵略を抑止するために前方展開し縦深防衛態勢を確立するなどの利点を追求すること、そして米国のINF条約からの離脱などの政策決定を勘案した案を案出することが求められた。
インサイド・アウト防衛(Inside-Out Defense)
海洋プレッシャー戦略ではまず、距離と時間の制約を克服し、米軍の介入に対する中国の試みを挫折させ、既成事実化を防ぐという作戦構想「インサイド・アウト防衛」を採用する。
インサイド・アウト防衛とは、インサイド部隊とアウトサイド部隊による防衛だ。
インサイド部隊は第1列島線の内側(インサイド)に配置された部隊(例えば陸上自衛隊)のことで陸軍や海兵隊が中心だ。
アウトサイド部隊は第1列島線の外側(アウトサイド)に存在する部隊で海軍や空軍の部隊が主体だ。
CSBAはインサイド・アウト防衛をアメリカン・フットボールに例えていて、インサイド部隊は「ディフェンスライン」で、アウトサイド部隊は「ラインバッカー」だ。
図2「インサイド・アウト防衛」
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インサイド・アウト防衛は、中国が米国とその同盟国に対して行っているA2/ADを逆に中国に対して行うことなのだ。
すなわち、西太平洋の地形を利用して、中国の軍事力を弱体化させ、遅延させ、否定するA2/ADシステムを構築しようということだ。
●インサイド・アウト防衛の中心的な考え方
インサイド部隊は、厳しい作戦環境で戦うことのできる攻撃力と敵の攻撃に対して生き残る強靭さを持った部隊だ。
アウトサイド部隊は、機敏で長距離からのスタンドオフ攻撃が可能で、中国のA2/ADネットワークに侵入して戦うことのできる部隊だ。
これらの内と外の部隊が協力して、人民解放軍の攻撃に生き残り、作戦する前方縦深防衛網を西太平洋に構築し、紛争初期において人民解放軍の攻撃を急速に鈍らせる。
米国が中国との紛争に勝利するためには、インサイド・アウト防衛だけでは十分ではないかもしれないが、既成事実化を回避することはできる。
また、懲罰的攻撃や遠距離からの封鎖といった他の作戦が効果を発揮するために必要な時間を提供することもできる。
インサイド・アウト防衛がより手ごわい防衛態勢を中国に提示することによって、危機において中国が大規模でコストのかかる紛争のエスカレーションを避け、緊張の緩和を選択するように導くことを目指している。
●インサイド部隊とアウトサイド部隊
・インサイド部隊
平時には、西太平洋に配置されたインサイド部隊が、米国のコミットメントと決意を示す戦闘的で信頼できるシグナルを提供する。
これは、中国の指導者の決定を複雑にし、軍事計画における自信を損ない、立ち止まることを促す。
これらのインサイド部隊は、グレイゾーン事態などの武力紛争のレベル以下での中国の強圧的な行動に対抗するのにも役立つ。
インサイド部隊は、空中、海上、地上の常時センサーのネットワークを使用し、西太平洋における状況認識を高め、中国の悪意ある活動を暴露する。
さらに、西太平洋に配備された持続的なセンサーネットワークは、中国の潜在的な攻撃の兆候を発見し警告を発することにより、中国の時間と距離の優位性を減少させる。
紛争が発生した場合、インサイド部隊は、第1列島線沿いおよび第1列島線内に分散し、弾力的な態勢を急速に構築し、この地域の海洋地形を利用し、中国の軍事作戦に直ちに対抗できる初期の防衛バリアを形成する。
インサイド部隊は、西太平洋有事において3つの主要な役割を果たす。
第1に、中国が軍事作戦を成功させるための必要条件として認識している航空優勢、海上優勢、情報支配を確保することだ。
第2に、中国の作戦部隊を攻撃して、米国の同盟国やパートナー国の領土を占領するなどの侵略によって目的を達成する能力を低下させ、中国が第1列島線を越えて力を行使することを阻止する。
第3に、中国の主要システムを劣化させ、中国のA2/ADネットワークに弱点を生じさせ、それをアウトサイド部隊が利用する。
移動可能で分散した地上部隊や水陸両用部隊は、これらのインサイド部隊の背骨を形成する。
カモフラージュ・隠蔽・欺瞞などの対抗手段を追加した、機動性があり発見が困難な地上部隊固有の残存性を利用して、インサイド部隊は、第1列島線の諸島を、センサー、ミサイル、電子戦システムなどのマルチドメイン能力を備えた防御基地へと変貌させる。
・アウトサイド部隊
主に空軍と海軍で構成されるアウトサイド部隊は、第1列島線に沿って配置されたインサイド部隊に対し、柔軟で機敏な支援を提供する。米国の圧倒的な戦闘力はこのアウトサイド部隊にある。
平時には、西太平洋に部隊を増派することで、アウトサイド部隊がインサイド部隊を増強することができる。
紛争が発生した場合には、第1列島線のインサイド部隊が確立した防衛バリアをバックアップし、第2列島線に縦深防衛ラインを提供する。
また、米国が同盟国やパートナー国の領土に接近できない場合、あるいは中国の攻撃による消耗によって生じたインサイド部隊の防衛バリアの穴を埋めるために、アウトサイド部隊が投入される可能性がある。
インサイド部隊は、人民解放軍の上陸作戦、着陸作戦などに対処し、領土・領海・領空を防衛する。その結果、アウトサイド部隊の反撃作戦のための良い状況を作り出す。
アウトサイド部隊は、インサイド部隊によって作られた中国のA2/ADの弱点を利用し、中国本土の目標に対する攻撃作戦を行うことができる。
最後に、中国の海外資産を危険にさらし、中国の海上貿易を阻止するために、アウトサイド部隊は行動をする。
●「インサイド・アウト防衛」の4つの作戦
「インサイド・アウト防衛」は、次の4つの主要な作戦で構成される。
・海上拒否作戦:中国の海上統制に対抗し、中国の海上戦力投射部隊を撃破するための第1列島線での作戦
・航空拒否作戦:中国の航空優勢に対抗し、中国の航空宇宙戦力投射部隊に勝利するための第1列島線における作戦
・情報拒否作戦:中国の情報支配に対抗し、米国の情報優位を可能にする作戦
・陸上攻撃作戦:中国の地上配備のA2/ADシステムを破壊し、中国の戦力投射部隊を味方またはパートナーの領土に引き寄せるための作戦
次の3つのサポート・ラインにより、上記4つの作戦が可能になる。
・競合が激しくパフォーマンスが低下する環境においてC4ISRシステムを確保し、米国の情報の優位性を可能にする
・中国のマルチドメイン攻撃から友軍と基地を防御する
・攻撃されている間、分散した戦力を維持する
①海洋拒否作戦
海上拒否作戦は、第1列島線内またはその付近での海洋支配を獲得し維持しようとする中国の努力を拒否し、中国の上陸部隊が米国の同盟国やパートナー国の領土に上陸する前に、中国の海上部隊を撃破し、海上封鎖を早期に突破し、国外に海洋勢力を投射することを妨げる。
第1列島線沿いに分散配置された場所から���対艦巡航ミサイル(ASCM)や対艦弾道ミサイルを装備した地上部隊は、中国の水上艦艇特に長距離対空ミサイル(SAM)を装備した先進的な中国海軍の水上艦艇を攻撃することができる。
紛争の早期にこれらの艦艇を無力化することは、海洋支配を確立しようとする中国の努力を大きく阻害し、中国の大陸から離れた場所での防空に隙間(ギャップ)を作ることができる。さらに、中国の商船を危険にさらすことになる。
図3「地上設置型海洋拒否システムの重複カバー図」
海軍打撃ミサイル(NSMネットワーク)や日本の12式地対艦誘導弾のような、少なくとも100海里(185キロ)の射程を持つ地上発射対艦ミサイルは、第1列島線を通過しようとする中国艦艇の潜在的な通過ルートのほとんどをカバーする。
しかし、このためには、米軍がベトナムやインドネシアなどの東南アジア諸国を含む同盟国やパートナー国の領域への広範なアクセスを有していることが前提である。
一方、射程距離が100海里(185キロ)以下の地上発射対艦ミサイルは、第1列島線の強固な沿岸防衛を提供し、一部の紛争地域をカバーする。
その特徴として、東シナ海や南シナ海から遠く離れた海域で活動する中国海軍を攻撃するための射程が不足しているが、地上部隊に射程の長いミサイルファミリーを配備することで、米軍の接近が制限されることを防ぎ、中国や台湾海峡に近い海域で活動する中国海軍を攻撃できるようになる。
高度な探索能力を備えた先進的な地上発射対艦ミサイルは、中国海軍の対抗手段にもかかわらず、地上部隊が高価値の中国海軍の水上戦闘艦や揚陸艦を選択的に標的にすることを可能にする。
これらの攻撃を容易にするために、部隊は、地上・航空センサー、OTHレーダー、潜水艦および無人潜水艇、衛星、有人・無人水上艦艇、および敵の防衛網を突破する有人・無人航空機を組み合わせて運用し、標的データを取得する。
有人および無人のプラットフォームを含む水中部隊は、前方センサーとして機能し、中国の艦艇に対する魚雷および対艦巡航ミサイル(ASCM)の攻撃を行うことによって、インサイド地上部隊を支援する。
しかし、彼らの主な任務は、特に南シナ海/東シナ海から離脱する前に、第1列島線内で中国の海中部隊を撃破することだ。
米軍の無人潜水艦の能力が成熟すると、無人潜水艇(UUV)やスマート・マイニングなどの無人プラットフォームは、第1列島線内での海中作戦を強化し、有人潜水艦を紛争の少ない海域に配置できることになる。
そして、UUVは、C2ノード(ネットワークの分岐点や中継点)やミサイル攻撃プラットフォームとして機能することもできる。
さらに、陸上からの火力は無人航空機システム(UAS)とペアになって、無人センサーによって検知された中国海軍の潜水艦を攻撃することができる。
アウトサイド部隊もまた、中国のA2/AD能力に生じたインサイド部隊がもたらした弱点を利用して、第1列島線内での海洋拒否に貢献する。
第1列島線沿いの地上防空システムの背後で活動する水上艦艇、第4世代戦闘機、爆撃機は、長距離ASCMの大群による海上拒否作戦を支援することができ、有人および無人ステルス機は、中国のA2/AD防衛網に侵入して海上攻撃を行い、陸上配備ミサイルなどの他の兵器の感知プラットフォームとして機能することができる。
②航空拒否作戦
航空拒否作戦は、第1列島線内の中国の航空優勢に対抗する作戦だ。人民解放軍が部隊を上陸させる前に、攻撃部隊を運ぶ空輸を無力化する。
H-6爆撃機などの長距離爆撃機が、第1列島線を越えて、友好国の基地、部隊、その他の目標を攻撃する力を行使することを阻止する。
主に第2列島線およびそれより遠い航空基地からの作戦距離が長いことを考えると、米軍および連合軍は、第1列島線に沿う地域での航空優勢を継続的に争うに十分な出撃回数を確保できない可能性がある。
第1列島線の島嶼に配置された改良型陸上配備型の統合防空・ミサイル防衛(IAMD)システムは、この問題を補うことになる。
IAMDはコストを相手に強要し、攻撃兵器を搭載できる敵機の数を減らすことにより、人民解放軍は空域の大部分を攻撃ではなく防空のために費やすことを余儀なくされる。
この新しい地上ベースのIAMDシステムは、ミサイル、火砲、レーザーや高出力マイクロ波などの指向性エネルギー兵器を組み合わせて使用する。
結果として、移動式、長距離、広域、短距離のポイント防空システムを含む多層防御が完成する。
陸上のインサイド部隊は、アウトサイド部隊である空軍の支援、例えば空中警戒管制機の支援を受ける。そして、敵の防御を突破する有人および無人戦闘機による中国空軍基地に対する攻撃的対航空作戦(OCA)を行ってもらう。
③情報拒否作戦
人民解放軍は、情報優越を軍事的勝利に必要な最も重要な条件と考えている。
このため、中国のC4ISRの機能を低下させる作戦や情報拒否作戦は、中国の侵略を抑止し、それを撃退する上で大きな効果がある。
情報拒否作戦は、中国のISRを複雑にし、中国の通信ネットワークを混乱させ、最終的には中国の中央集権的な意思決定を麻痺させることに焦点を当てる。
内外の部隊は、中国のセンサーや主要ノードを攻撃してC4ISRネットワークを部分的に遮断するために、陸上攻撃、対艦兵器、対空兵器を使用する。
電子戦、対宇宙(カウンタースペース)、偽発信装置や妨害装置などのサイバー能力を使用する部隊は、カモフラージュ・隠蔽・欺瞞や機動性の発揮などの受動的手段によって強化され、残りの中国のセンサーを混乱させ、通信を低下させ、中国の情報処理と意思決定を圧倒する。
防衛側の地上軍は、複雑な地上環境を有利に利用する。これらの行動が相まって、中国は執拗なターゲティング(目標指定)が必要になり、中国の意思決定者から重要な戦闘空間の状況認識を奪い、彼らの部隊のために中央集権的な決定をする能力を阻害する。
また、地上戦力を排除するために、人民解放軍が戦闘をエスカレートさせる可能性もある。
より多くの交戦すべき潜在的な標的とその配置が不確実であるため、人民解放軍はより大規模な初期作戦を実施しなければならない。これは、中国の指導者が最も都合のいいグレーゾーンの活動を明らかに上回るものである。
④陸上攻撃作戦
陸上攻撃作戦は、中国の陸上配備のA2/ADシステム(センサー、長距離ミサイル発射機、地上に駐機する航空機、地対空ミサイル)を無効化し、アウトサイド部隊が自由に活動できる状況を作り出す。
海上拒否作戦と同様に、陸上目標に対する攻撃は、潜水艦発射の巡航ミサイルおよびアウトサイド部隊である航空部隊および海軍部隊の長距離ミサイルによるスタンドオフ攻撃、より接近して攻撃を行うステルス航空機による地上目標攻撃によって増強する。
図4「陸上配備兵器による長距離打撃」
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中国本土にある5万個の重要目標の約70%は中国本土の海岸線から250nm(463キロ)以内にある。
最も深い目標地点(赤い丸)は、宇宙関連施設、衛星攻撃用兵器施設、その他の価値の高い目標の場所を示す。
INF条約の射程制限に則って開発された地上発射の陸上攻撃兵器は、最大射程499キロである。
この範囲は、第1列島線から東シナ海と南シナ海にある係争中および中国が所有する島々を攻撃するのに十分であろう。
しかし、第1列島線内のすべての標的および中国本土の標的に対する陸上システムによる攻撃のためには、現有の兵器の射程を延長するか、新たな発射プラットフォームから発射する新たな兵器が必要となる。
人民解放軍は、中距離の巡航ミサイルや弾道ミサイルなどの陸上発射の長距離精密火力において、米国やその同盟国に対して長年優位に立ってきた。
しかし、ロシアとのINF条約に制約されなければ、米国は陸上長距離攻撃能力の保有を追求することができ、中国はより多くの資源を航空およびミサイル防衛に費やすことを余儀なくされる。
大規模な一斉射撃は費用対効果が常に高いわけではないが、地上の航空機、ミサイル発射装置、大規模フォーメーション、港湾内の資本輸送船、重要なC4ISRノードなどの時間に敏感な標的を迅速に攻撃する大きな価値がある。
以上の議論はあくまでも純軍事的な議論であり、実際に陸上攻撃作戦を実施するためには国際政治上の様々な考慮が必要であることは当然なことである。
海洋プレッシャー戦略に対する評価
・米中覇権争いの様相が濃くなり、米中のアジア太平洋における衝突の可能性が取り沙汰されている。
中国が目論む台湾占領などの既成事実化を許さない海洋プレッシャー戦略は、米中紛争を抑止する戦略、日本の防衛をバックアップする戦略として評価したい。
・海洋プレッシャー戦略を成立させるためには、第1列島線を形成する日本をはじめとする諸国(台湾、フィリピン、インドネシアなど)と米国との密接な関係が不可欠である。
国防省や国務省はその重要性を深く認識しているだろうが、唯一不安な存在は、アメリカ・ファーストを主張し世界中の米国同盟国や友好国に緊張をもたらしているドナルド・トランプ大統領だ。
アメリカ・ファーストを貫くと、関係諸国との関係がより親密になるとは思えない。
・自由で開かれたアジア太平洋戦略や海洋プレッシャー戦略のためには米軍のさらなる前方展開が必要だが、米国内にはこれに抵抗するグループがいる。
米中覇権争いにおいて、米国は本当に中国の脅威の増大に真剣に対処しようとしているのか否か、その本気度が試される。
・我が国は、この海洋プレッシャー戦略を前向きに評価しつつも、これに過度に頼ることなく、わが国独自に進めている南西防衛態勢の確立を粛々と推進すべきだ。
いずれにしても、中国の増大する脅威に日本単独で対処することは難しい。常に日米同盟の強化、第1列島線を構成する諸国との連携を今後さらに推進すべきであろう。
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文在寅大統領の心の奥底を忖度する 福山隆 ○ はじめに――文在寅大統領の心の奥底を筆者が忖度 人の目に映る景色は、その人の「立ち位置」によって変わるものである。そのことは、景色のみならず、国際情勢についても同じことが言えるのではなかろうか。 朝鮮半島情勢は、我々一般の日本人の目に映るものと、5125万の国民を率い、北朝鮮の核ミサイル問題など深刻な課題を抱える韓国の文在寅大統領の目に映るものとは、明らかに異なるはずだ。 本稿では、韓国を取り巻く情勢や外交・安全保障などについて、文在寅大統領の心の奥底を筆者が忖度してみることとする。文在寅大統領の独白という形で。 ○ 文大統領の独白 勝海舟と西郷隆盛――半島での戦禍は絶対に阻止 日本人は知っての通り、勝海舟と西郷隆盛は、江戸時代末期(幕末)の慶応4年(1868年)、江戸城の新政府への引き渡し交渉を行い、徳川宗家の本拠たる江戸城は無血裏に東征軍に明け渡された。 当時、人口100万人を超える世界最大規模の都市であった江戸とその住民を戦火に巻き込まずにすんだことは、江戸開城の最大の成果であった。勝は後に西郷を「江戸の大恩人」と讃えている。 勝は東征軍との交渉を前に、いざという時の備えのために焦土作戦を準備していたという。もし東征軍側が徳川家の歎願を聞き入れずに攻撃に移った場合や、徳川家臣の我慢の限度を越えた屈辱的な内容の条件しか受け入れない場合には、東征軍の攻撃を受ける前に、江戸城および江戸の町に放火して敵の進軍を防いで焦土と化す作戦である。 私(文在寅大統領、以下同じ)の心境も、勝と西郷に似ている。トランプは、北朝鮮の核ミサイルを除去することをアメリカの最優先事項として、空爆などで先制攻撃しようとしている。 米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」は、北朝鮮が複数の核搭載ミサイルで東京と韓国の首都ソウルを攻撃した場合、死者が最大約210万人に達するとの試算を発表したではないか。 先の朝鮮戦争における犠牲者は韓国が242万人(軍人約98.7万人、市民約143万人)、北朝鮮が293万人(軍人約92.6万人、市民約200万人)で、朝鮮人はトータルで535人に上る。 核ミサイルを含み、兵器の性能が格段に進歩した今日、南北朝鮮の人民の犠牲者はジョンズ・ホプキンス大の見積もりを大幅に上回るだろう。半島は南も北も完全に焦土と化し、再生するには多くの年月がかかるだろう。自分は、一人の朝鮮人として、何としても朝鮮半島で再び戦禍が起こることは何としても阻止しなければならない、と固く決意しているところだ。願わくは、私は朝鮮民族を守るために、幕末の勝海舟と西郷隆盛にあやかり、ソウルを火の海にしなように、金正恩と阿吽の呼吸で協力したいものだ。 対米関係――米国の横暴(北爆)を阻止するために米韓関係を維持することは重要 私の立ち位置からすれば、本来アメリカ・トランプとは距離を置きたいところだ。しかし、そうはいかない。韓国は、当面、アメリカとの同盟関係を切ることはできない。なぜなら、アメリカが韓国の意向を無視して北朝鮮を先制攻撃するからだ。その前例は、1994年6月の北朝鮮をめぐる“核危機”に際し、米軍が計画した対北朝鮮軍事行動に金泳三大統領が「ノー」といって反対したではないか。その時のことを、金泳三大統領は回顧録で次のように書いている。 「6月17日未明、電話をしてきたクリントン大統領を厳しく追及した。自分が大統領でいる限り韓半島を戦場にすることは絶対にダメだ。あなた方は飛行機で空襲すれば済むかもしれないが、北は即時、休戦ラインから南の主要都市を一斉に砲撃するだろう。戦争は絶対にダメです。自分は歴史と国民に対し罪を犯すわけにはいかない、と……」 金永三大統領の言い分(主張)をクリントン大統領が聞き入れてくれたのは、米韓が同盟関係にあったからだ。もし、米韓関係が冷え切ったものであれば、クリントン大統領は金永三大統領の嘆願を無視して、北朝鮮の核施設などを爆撃したかもしれない。私は、トランプは嫌いだが、彼の暴走を許さないためには隠忍自重しながら韓米同盟を維持・継続しなければならない。このことは、割り切って考えなければならない。 北朝鮮の核ミサイル保有は許容できる 韓国は、北朝鮮が核ミサイルを保有することは許容できる。それは、無いに越したことはないが、北朝鮮が一旦開発したものを米国との交渉で廃棄することは絶対ないだろう。韓国としては、「アメリカが、先制攻撃で北朝鮮の核ミサイルを破壊するのを契機に半島に戦火が広がる」ことよりも、「北朝鮮が核ミサイルを保有することを許容」する方がましだと思う。そうではないか。北朝鮮の核は、アメリカや日本、場合によっては中国に向けられるが、同朋の韓国に向けられるリスクは低いと確信している。 もちろん、北朝鮮は核ミサイルを保有することによって、韓国を恫喝するかもしれない。 その際、韓国としては「同族を核攻撃するならやってみろ。民族史の一大汚点となるぞ!」と開き直ればよい。 また、仮定の話だが、もしも南北関係が好転するなら北朝鮮の核ミサイルは南北を問わず、「朝鮮民族の護符」としても、一定の機能があるのではないか。将来、金日成主席が1980年に提唱した高麗民主連邦共和国――一民族・一国家・二制度・二政府の下で連邦制――による統一を果たせば、朝鮮民族国家は核ミサイル保有国家となり、アメリカや中国の核の傘の庇護を受ける必要がなくなる。 もう一つの選択肢がある。韓国が核武装することだ。実は、秘密裡に着々と進めているところだが。アメリカは、韓国が核武装すると日本、台湾、ベトナムと核武装国家が拡散することを恐れているのだ。米英仏中露などの核独占状態が維持できなくなるのだ。アメリカは、手を変え、品を変え、韓国の核武装を阻止しようと執念深く躍起になっている。北朝鮮を先制攻撃してまで、韓国の核武装を思いとどまらせようとしている。そんなことは、韓国が全く望んでいないのに。 韓中同盟という選択肢 日本と比べれば、韓国は歴史的に見ても、地理的な距離からも中国に近い。韓国は中国に依存するのが自然な気さえする。朴槿恵前大統領も、限りなく中国に傾斜したではないか。韓国にとって、米韓同盟に替えて、安全保障も経済も中国との関係を深める――韓中同盟――という選択肢は、現在も有効である。中国は、アメリカの北朝鮮攻撃にも反対しており、この点は韓国と同じ立場だ。朝鮮民族の悲劇を防ぐ上では頼りになる存在だ。 米国防総省は、1月19日公表した戦略文書「国家防衛戦略」で、中国とロシアとの競争を最優先事項と位置づけ、過去15年間優先してきたテロとの戦いから方針を転換した。韓国としては、朝鮮半島をめぐる米中の対立が厳しくなることを歓迎するところだ。中国がアメリカに妥協せず、今後もさらに強硬な態度で、アメリカの北朝鮮攻撃を阻止してもらいたい。 日本は永遠に韓国政権のスタビライザー 韓国の日本に対する態度・嫌悪の根底には、小中華思想(しょうちゅうかしそう)があると思う。小中華思想とは朝鮮で唱えられた中華思想(華夷思想)の一変種であり中華文明圏の中にあって、漢族とは異なる政治体制と言語を維持した民族と国家の間で広まった思想である。 自らを「中国王朝(大中華)と並び立つもしくはそれに続く文明国で、中華の一役をなすもの(小中華)」と見なそうとする文化的優越主義思想である。 このことを、分かり易く言えば、中国を「大親分」に例えれば、朝鮮は「子分」に当たり、それよりも辺境にある日本は「チンピラ」程度だという考え方だ。この序列は未来永劫変わることはない。 朝鮮民族は、永遠に日本人の上位に位置づけられなければならない。そんな日本が、身の程も弁えず、1910年から45年までの36年間朝鮮を併合し、創氏改名を強要し、娘たちを従軍慰安婦にしたのだ。これは、2000年余にわたり、小中華思想を魂に刻み込んできたわが民族には、永劫忘れてはならない恥辱だ。 このような朝鮮人のメンタリティーから、韓国も北朝鮮も政権が不安定になれば、「日本たたき」というスタビライザーを利用するのは当然だ。 2015年12月28日の日韓外相会談で結ばれた、「いわゆる慰安婦問題の最終かつ不可逆的な解決を示した日本政府と韓国政府による合意」は、こんな朝鮮人のメンタリティーを全く理解していない日本の政治家や外交官の失敗と言わざるを得ない。「韓国側を棚に上げて」、と叱られるかもしれないが。 日本人は、あまりにも潔癖すぎる。水が豊富な国だから、直ぐに「水に流す」ことをよしとするが、朝鮮人はそうはいかない。ソウルの日本大使館前の従軍慰安婦像に拘るが、あんなものは無視すればよいのだ。この私が言うのだから間違いない。あの像は、見方を変えれば「覆らない歴史、朝鮮民族の悪夢を、未来永劫引きずっている同情すべき人々。自分たちの先祖たちが、甲斐性がなかったことを限りなく反省するモニュメント」と、理解すれば、日本人も溜飲を下げることができるのではないか。大統領の私が言うことでもなかろ��が。 ○ むすび 冒頭、「人の目に映る景色は、その人の「立ち位置」によって変わるものである」――と書いたが、上述のように、文在寅大統領の立場から朝鮮半島を取り巻く情勢を見れば、日本人が見るそれとは、大きく異なることがお分かり頂けたことだろう。 文大統領政権は、自分たちの目に映った情勢(与件)に基づいて、合理的と信ずる政策をひたむきに遂行しているのであろう。 私たちは、情勢を見る際に「諸外国それぞれの立ち位置」から映る景色に思いを致しながら、各国それぞれの情勢判断を観察しなければならないと思う。そうすることにより、一面的ではない、情勢の深読みができるのではないだろうか。
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