#ぼくキミ展
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ベッドの隣の小さな机に置かれた皮がきれいに剥かれてカットされたリンゴに目をやる。そしてそれはリンゴではなく、中身がオレンジ色の果物「マイナ」だという知識を、脳の記憶から引き出した。
「どうだ?まだ痛そう?外傷はだいぶ治ったみたいだけど」 さらに隣の椅子に座っている男はこの体の元主の兄貴であることを認識した。確か名前は、ベルクと言う。 「そう、だな。まだちょっとめまいが……」 「そうかー、んじゃゆっくり休んでて、今日の当番も代わっておくよ」 「うん、ありがとっ」
ベルクが少し怪訝そうな表情を浮かべつつも話しかけてくることはなく、ほどかれた包帯と軟膏が入った壺を持って出入り口から出て行った。 今の返事がまずかったか。でも、仕方ない。いきなり自分の家族だと認識せざるを得なくなった赤の他人と自然に交流しろだなんて、土台無理な話だ。
もう一度、隣のマイナに視線を移す。 「こんなスタートで大丈夫かいな……」
微かな果物と薬草とカビが混じり合った匂いにくすぐられ、ちくちくした布団に身を沈めながら先日女神との会話を思い出していく。
* * *
「なーにが世界救えだ、漫画の読みすぎだろ。いきなり言われてはいそうしますっつ人いるもんか」 「マンガ? それはアナタのほうだろう? 実際、私のお願いにアナタの心はわずかだが興味を示している」 「待て待てっ、やっぱお前俺の心読めてたろ! なんなんだよ!」
彼女の願い――共に星を救うことをきっぱり断ったが、願い自体に興味が湧いてしまったのも事実だ。 古今東西の冒険譚、英雄伝説、あるいはファンタジーもの全般、そういうおおよそ現代社会の歯車として生きてきた人間にはもっとも無縁な世界を、空想の物語に綴られたメディアの数々摂取することで俺はかろうじてあの潤いのない生活を凌いでいけた。それなのに、 もう火傷の痛みどころか、感覚すらない手を握ってみては放す。何かが手からこぼしてい��て消えていくような、そんな錯覚に陥る。
「興味イコール受け入れたいってわけじゃないんだよ」 「ふーん、それだけじゃないみたいだ。もっと別の何か……」 「あのさぁ、本人の前で心を分析しないでくれる?」 どうにも覗かれてるみたいで気分が悪い。 「では直接に聞こう、なぜ断った」そんなどんよりしている俺をよそに創造主と自称する女神が話しかけてくる。 「自称とはなんだ、事実だが」 「いやだ・か・ら! 心読めるなって! まあその、事情だけはまず聞いておくから、アンタの星に何が起こってるのか」 「そうだな、私が焦ってた。では、聞いてちょうだい」
女神の言葉と共に星を映った画面がズームインされ、とある小さな町が映された。 その中に人々はある建物を修繕するため道具や材料を運んでいる。木材は一つ一つ、高く組まれた丸太足場に運ばれていく。それらは――宙に浮かんでいた。
「なにあれ、魔法?!」完全にファンタジー物語でしか見れない風景を前にして俺はつい大声を出して飛び上がってしまう。 「風の元素を操ってモノを運べてるのだ。次にこれを」
視線の先にまた場所が変わっていた。黄金色の稲田の中から黒い塊たちが覗かせて蠢いている。 人、にしては細すぎる肢体をくねらせ、頭と思わしき部位から触手らしきものを伸ばせ、何かに群れてむさぶり喰っているようだ。ただ、生き物の動きにしてはどこか不自然で、操り人形がぎこちなく動かされている、と言ったほうがまだ近い。 加えてその異様な光景が稲田に現れてることから、まるで都市伝説の『クネクネ』を目撃してしまったような、そんな怪談読後の嫌な寒気が背筋を這い上がる。
「奴らは『|瘧魔《デーネー》』と呼ばれている」女神は魔物に指さしてその名を告げる。魔法がある以上こんな厄介な空想生物みたいのも付きものだと、ノンフィクションを多読している俺にそういった認識があった。 ただ、おそらく目の前は現実だ。
「えっと、もっと画面近くまで映せないのか?」 「できるけど、人間から曰く、かなり気持ち悪いらしいぞ?」 「そ、そっか、じゃやめておこう」 「|瘧魔《デーネー》とは、元素の突然変異によって生じたモノだ」 「変異?」女神は怪物を注視しながらその成因を説明するが、それが何だか引っかかって俺は眉をひそめる。
「人間が過度に自然の元素操作を行うとその濃度の均衡が崩れて歪んでしまう。異変した元素の果てに、|瘧魔《デーネー》が顕現するのだ」 「えっ」
それはつまり、魔物の誕生に人間が関与しているとでも言っているのか?
俺はその事実に呆気を取られる間にも女神は淡々と話を続けていく。その声調のあまりの無機質さはどこか残酷で、しかし裏側には諦観か、あるいは何か途方もない感情を押し殺しているかのように感じ取っていた。
「人間社会が発展していくにつれ、元素の濫用も起きるようになり、国まで発展した頃から均衡の崩壊、すなわち|瘧魔《デーネー》の横行が顕著になっている」 状況を説明している女神はここで一旦止まり、俺が異状に気づいたのを見抜いたように俺の目を見据える。
「ま、待ってよ、みんな使ってるんじゃ、やつは次々と生まれてくるのではっ、それも人が多ければ多いほど、こんな、めちゃくちゃじゃないか!」 「そうだ、まさにメチャクチャだ」 女神は罪の意識にでも苛まれるかのように物憂げな表情でうつむいた。
「……ヴァーレナは私が初めて創った星だ。経験もないゆえにこんなにも不安定な形になっている」 「それでも進化の壁に突き当たったと、割り切れてるつもりだ。仮に人間がこうやって滅亡していくとしてもな」 そう言いさしたところで女神は顔を上げて表情を怒りへ一変させる。
「だが、コイツは違う」
稲田から瞬時に荒々しい大地へと切り替わり、そこに巨大なカルデラが姿を現した。中に見えるはずの清澄の湖の面影がなく、かわりにどす黒い泥が窪地を充満している。
「おおよそ三年前、極度に変異したモノを観測した。ヴァーレナでもっとも繁栄した国を滅国まで蹂躙し、周辺の軍隊と激闘の末負傷、ここまで逃げられたのだ。人呼んで『|瘧魔の王《デネーシー》』」
滅国、だと? 大きな国一つが犠牲されても倒せないものなら、いずれやつが再起したら、どうなる? 口の中に苦味が広がる気がした。 俺はその恐ろしいほどにさざ波ひとつなく、靜寂に包まれる黒泥から目を背ける。
「星を救うなんて柄じゃねえ、この世界でのうのうと生きてもいいぜ、なんて、思ったけどな」 「そうともいられないのが現状だよ」 「コイツは看過するにはあまりにも異質な存在だ。何としても排除したい」
ここまで聞いて大抵の流れは把握した。俺が読者だったら、願いを了承した勇者のこれからのご活躍を楽しみに次のページをめぐればいい。 ただあいにく、というより最悪なことに願いを聞かれた対象は俺という一般人だ。
「それで、俺とアンタ二人でこのデネー何とかを倒せと? アンタの無敵の加護とやらでか?」 「いいえ、私は基本自分の星に干涉はできない、それこそもっともの均衡崩壊になりかねないから。よって君に私の力を渡すことも憚れる」 「おいおいじゃどうしろってんだよ」
「一つ|瘧魔の王《デネーシー》を討伐する遠征隊が結成されてる。私の見込みだとこの集団の討伐成功率は最も高い。君という保険も入ってもらってその行方を私の指示の元導いてもらいたい」 先導者になれってことか? お供の間違いじゃなくて? 俺は冒険隊の後ろにのこのこと歩く歩荷のイメージを浮かべる。
「そう簡単にいくもんかね……、まあ、どんな人たちだ?」 「紹介しよう」
カルデラを移された画面はとある場所の廊下に変えていく、目の前のドアの隙間から何やら湯気が漏れてるような……
「ストップ――ッ! いったん止まれ!!」 「あ?」 女神は不可解に首を傾げるが画面の進行は止まれない。とうとう木製の浴槽に浸かってる人影が目に入ってしまう前に俺は急いで背を向けた。 「なに人が風呂入ってるとこ見せるんだよ!? プライバシーの侵害だぞ!」 「何だそれ、私が私の創ったモノをどう見せるかに何か問題でも?」
ダメだこいつ。
「いやいや、仮にも生身の人間だ、それを自分のモノだなんてっ」 「ふん、理解不能だ。何をそんなに遠慮する必要がある?」
どっと疲れた。これが人と神の価値観の違いか? 普通の会話もままならないとは。 俺は先が思いやられそうな予感に頭を抱える。
「とにかく、写真だけでもいいから」 「シャシン?」 「ええっ、知らないの? えっと、顔だけ見せてくれれば」
女神は俺を一瞥して、めんどくさそうに画面を切り替える。すると一人若い女性の顔が映された。ただ視界の至るところ半分のうちが投影された画面なので、当然顔だけを映されることはなく、不意に下に見ると女性の湯船に浸かってるうっすらと浮かぶ肌が、
アウト!!!!
「うおおおおぉ! もういい! 見せなくていいから!!」 「チッ」 字面通り頭を抱えて膝をつきながら叫んだ俺に女神がまたしも舌打ちをして画面を真っ暗にした。これで二度目だがめんどくさいと思われてるに違いないな。
「まったく面倒くさいぞキミは」 「……」 もうさっさと会話を切り上げてしまいたいという切実な願望を堪えて俺は要点を伝える。
「とりあえず、話は一旦ここまでにして、その依頼を受けるかどうかは後から決めてもいいか?」 「ここまで聞いておいてまだ躊躇するのか? 今すぐ答えを出してもらいたいんだが」 「それは、悪い。けど何もかも一筋にはいかないんだよアンタの願いは」
俺はあくまで一般人だ。そんな前からまだパソコンと睨めっこしていた人間にいきなり魔王に直面して倒せなんて、簡単に快諾する人はいないだろう。というより、やっぱり断るべきか。怖いし。
「……キミは拒否を選ぶならキミを元の場所へ帰すことはまだできるが、どうする?」 「えっ?!」まさかの第三選択肢を聞かれて思わず面食らう。 地球に帰ることもできるってことか? でも、 「この前ほぼ死んでるって言ったよな? それって、実際はまだ生きてるの? 地球の俺」 「しばし待て、状態を見せてくれるよう地球の主に要請する」
女神は話を中断してすっと沈黙になる。よく見ると目から光の束みたいなものが奔っているような、構造が光ファイバか? それにしても、地球の創造主っていうの、すごい気になるけど。
「繋げた」女神はそう言うと空間が再び映像を出現させた。
そこには白くて無機質な病室が現れた。複雑そうな設備がいくつも置かれており、治療用のベッドの周りには電線や管状のものが伸びて、それぞれが設備に繋がっている。
――ああ、察しはついたはずだ、こうなることを。
ベッドの上に、有機体であろうモノが横たわっていた。 ソレの頭から足の先ま��分厚い包帯で覆われている。かろうじて覗く目の口の周りの皮膚になるべく直視しないようにして、口から人工呼吸器らしき機械に繋がっている太い管に目をやった。胸のあたりが機械のリズムに合わせてかすかに上下している。
目を瞑らずにはいられない。目の前の凄惨な現実をこうもあっさりと見せつけられて、どうしようもない無力さばかりが思い募る。
ふと、いらぬ考えが頭をよぎってしまう。 ひょっとしたら、アイツは、見舞いに来たり、するんだろうか。
「廊下か、誰かが待っているような場所に移動できないか���」 地球の創造主は応じたのか、ふわりと場所が変わった。簡素なソファがいくつか並び、休憩室のような空間が見えた。そこに、見慣れた人影がいた。
彼女たちは、近くに住んでる鈴木さん親子だ。俺の容態はもう見てたのだろう、どっちも沈痛な面持ちをしている。あの時以来よくお世話してもらってる親切な隣人だ。自分のあんな様子を、二人には見せたくなかったんだが。
「会話を、聞きたいけど」 俺がそう伝えると、これまで無声だった映像から二人の会話が妙にクリアに聞こえてくる。
「もう一度、話しに行こうよ!」 「隣で聞いてたでしょ。あんな態度じゃ、もう聞き入れてもらえると思わないわ」 「いや、だって、おかしいでしょ! 見舞いは家族の義務なんだぞ!? あの野郎、浅かっただし歩けてた! なのに、なんで私たちに代われなんてっ」 「瑛子……私、|光《アキラ》さんに会えて良かったと思ってるのよ」 「��れは、私だってっ、でもそれとこれは! ぐずっ、この、ド畜生っ! さっさと捕まってればっ」
ゴウォォ。 目の前に炎が燃え上がるように真っ赤に染まった。
「瑛子、やめなさい。夜にもう一回面会できるから、私たちで見に行こう? 光さんは深く眠ってるって、先生が言ってたのよ……分かるでしょ?」 「もういい」 今ので充分に分かった。 「キミの判断の実情についてだが、」 「もうどうでもいいんだ、どっちにしろ禄ではないさ」
思い上がりも甚だしい、無関心ですらなかった。そう受けてしまえば案外身軽になるもんだな。 |死に損ない《アイツ》は最後まで憎悪で己の子を焼き尽くそうとした。それがすべてだろ。ならば、これ以上誘蛾灯に飛び込む愚かな羽虫でいるなど、やめるまでだ。
「アンタの願いを受けよう」 ああ、やってやるよ。やればいいだろ。 耳元で炎が吹き荒ぶ音がまだ止まない。心の中で渦巻いていた感情すべてが黒いカスへ燃え尽くされていく気がした。
「……助かる、アキラ」女神は何か言いたげだが、口にはせず目を元に戻した。 「今の俺はもうアキラじゃない、だろう?」
自分の名前にもう価値を感じないのか、それとも、嫌な記憶ごと封じ込めたいのか、女神にそう呼ばれることに拒否感が湧きあがった。
「そうだな。タルク、それが私が選んだ人間の名だ。今後はキミにタルクと呼ばせてもらおう」 「うん、それでいい。とりあえず、一度はアンタの星に行かせてくれ」 「そのつもりだ、キミは先ほど果物にぶつかられて気絶していた。しばらくは休むといい」 「ははっ、あれか。また死ぬかと思った」 「キミが私に会えるのは失神か睡眠中の時だけなわけだから、回復した時にまた夜に会おう。説明は追々伝える」
女神が話を終えると同時に視界が緩やかにぼやけていく。 次に起きたら新しい人生か? 俺はそのことに一切抵抗なくそのまま誘う深い暗闇に意識を任せた。
本当は、このまま起きなくても構わないと思うのだった。
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friendly lab unlock(); 感想
まだ就寝2つと7日目の盗撮があいてないんですけどとりあえず書いとこうと思ったので
・よかったところ とにかく2人の関係性がよく、またキャラクターがかなり練り込まれているなと感じる 描写の丁寧さもだけどキャラクターの言動が口に出してる言葉と裏にある本心とキャラクターの背景に結びついて プ��イヤーに「もしかして?」と思わせるのが凄く上手く 最近の流行はとにかくわかりやすく!キャラクターの感情はサブテキストではなくはっきり言語化する!なので良〜〜〜となりました あとやっぱりBGMが基本的になくて時計の秒針の音だけ、ボイスもなしなのも良かった。
なんかすんごい徹底してるんですよね 色々な事が ニシくんとヒガシくんって基本的に抱きしめ合わないんすよ ガスでセックスをしても、END10でニシくんだけでいいという答えになっても。 アプリでも姫抱っこしたり肩を組んだりするけどハグをしたり抱き合ったりという事がない ニシくんの誕生日王子様でエッチな展開になっても距離がある これは2人の問題を解決して幸せにならないと抱きしめ合わないんじゃないかな〜〜〜 と思ってる もしかしたら私が見てないガチャで抱きしめあってるやつがあるかもしれませんが……
・難易度 難しいというより初見ちょっと理不尽かな〜〜〜と思った 情報なし初プレイだと着地点がわからないんですよね。2人を幸せにしよう!でどうすれば幸せなのかが解らないし でも「2人の記憶を戻そう」とかだとニシくん記憶あるから難しいよなあ 10日間だとヒガシくんの問題を解決する、だけどフレンドリーラボという大枠としては「2人の問題」だからな…… Time Outの電源を切るみたいな演出にショックを受けてしまっただけともいえる。 「実験物」は明らかにヒガシくんの記憶を刺激するためのものばかりなので 1回終わったらある程度実験概要みたいなのがオープンになるなど目的を提示してくれたら嬉しかったかな でもそういうのやったら世界観壊れちゃうかも?どうだろう
アプリの記録みながらやったけどどれがどのキーワードに関するのか、どこがフックで開くのかよくわかってなかったぜ! エンド差以外、道筋としてはほぼ一本道なので流石に途中でガイドオンにしちゃった。 それを見込んでガイド機能があるのだろうが……! クレバーな人ならもっと上手く攻略してるのかも。 途中で超スキップ駆使してましたがEND6に行けた時はヨッシャ!になったので最初の躓きやすいポイント越えればそうでもないかな?と思った。 でもまだ就寝が2つと7日目の盗撮が1つあいてなくて……これもしかしてご飯あげないとかかなあ。ヤダー
ただ、今までにない感じのゲームなのでチャレンジングな所かなり好き。
・キーワード キーワードは1回開いたら次からはオープンでも良かったのでは 毎回「????」に戻るので攻略メモとるのちょっと面倒くさかった
贅沢を言えば%表示もされてて、一回開いた項目は「実験項目��キーワード1**%、キーワード2**%」みたいになってたら良かったかも 実験者なんだからメモを…してくれ!と思った。 自分でメモを取ればいい話ではありますが。(実際取ってた) これ、システムじゃなくてもPDF配布でいいので白紙の「実験記録」みたいなの配布してくれてたら面白かったかも〜 キミだけの実験記録を作ろう! ところでキーワード14ってなんなんですか?
・追加要素 アプリ版では頑なに着脱しないニシくんの上着が活躍したので良かったです。 まさかスケベがガスだけとは思いませんでしたが、ニシくんは鉄壁の意志があるので10日間で合法的にセックスに持ち込むには確かにヒガシくんから迫られるというニシくんが諦める逃げ場を無くした上で理性を焼き切らないと無理だなと思いました。 アリスネット特典、ステラワース特典で10日間を越えれば(多分ヒガシくんにとっての大きな問題と事件を消化できれば)ヒガシくんにもそういう余裕ができると思うので今後の展開に期待したい アプリにない要素はどれもワクワクしました。END10の恨みは忘れてませんが……。 実験項目はアプリの方でほぼほぼ見てたので、エンドに関与しない追加の実験物があってもいいかも?と思った。 アプリのガチャアイテムみたいな小話のやつ。 でもこういう系統のゲームとしては低価格だから難しいよな〜 ENDもどれも違う味がして美味しかったです。END10は許してねえからな。
・ギャラリーモード なんでないのだ のだ のだ 盗撮だからアルバムみたいな感じであってもよくないですか!? もしかしてあるけど私が開放してないだけとか? ヒガシくんの絵を飾ってあるような演出のギャラリーモードほしいな ヒガシくんの絵、ほんとに好きなのでパネル展でも1つでもいいから飾って欲しかったな
・その他 虐待や性暴行については確かに注意書きが欲しいかなあと思いました。 私も流石にEND10はウッとなりました。数日ガチで沈んでました。 ていうかBLゲームとか乙女ゲームってそれが含まれるのが普通なのか? 普段「CERO Aで火刑って大丈夫なんですか?」とかいう世界にいるから…
わかりやすいハッピーエンドがないのはそもそも2人の実験が終わってないからだと思いますが アプリの方ガチャがずっと復刻ばかりのようでちょっと不安ではあります。 割とあからさまに複数謎がそのままだったり、アプリも「主被験者がニシくんに」(Cool-B情報)となっていたので なんとなく次の展開が近いのかな、とは思っていますが発表がないからわかんないよね。 これは多分続きあるな〜という空気を感じてるので大丈夫だろうとは思ってますけど 突然終了宣言されたら暴れちゃうよ私も。 あとPC版の続編が出るとして、逆カプだったら泣いちゃうな……と思いました。 でもアプリ版でずっと逆カプ推してる人からしたら次は逆出してよ!って感じだよな 固定マンの辛い所ね 2周年に何もないのかな、��私もそれ見て確かにってちょっと不安になった 去年は「来年のエイプリルフールもお楽しみに」と書いてあったので…… いや逆に何かでっけえ告知があるんじゃないか!?と思っていますが……。
私の周りに勧めはしたけど他のことで忙しい、ホラーが駄目、BL商業をそもそも摂取しない、ゲームする時間がない、お前が勧めるのはハッピーなやつしか信用できねえ、など言われているので誰も……居ないんだが!?みたいになっています。フレラボはハッピーエンドだが?(過激派) どう勧めればいいんだ。後半自業自得では?それはそう。
そういえば「BLゲーだと思ってなかった」ってのをちらほら見たのでそれは…なんで!? と思ったけどアプリストア見たらたしかにどこにもBLとは書いてなかったわ でもこのアイコンでBLじゃないは無理がないか?
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続隠居勢のお気持ちエッセイ・THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Shout out Live!!! 2日目編
隠居勢なので完全に部外者の感想だということに注意して下さい
「Next chapter」「Athanasia」「ソウソウ」の話に終始します

■会場入り~開演まで
雨が降ったり止んだりで湿気が多い天候でしたね。涼しくてよかったけど。
ライラさんのフラスタ多くてすげえなと思った。10個ぐらいあったんじゃないか。法被の方もいっぱいいたね。
晶葉Pからのフラスタにうわやられたと思った。そういう結婚式の電報的なお付き合いはとても大事だと思える社会人n年目。ロボフレンズも諦められないよなあ。
早く着き過ぎたし、早く会場に入りすぎでしたね。ぼっち参戦なので知り合いもいるわけじゃないし。(でもああいうシチュエーションで周りを眺めるのは好きなんだよな)

■Next chapterについて
何を置いてもこれについて話さねばなるまい。「ライラさんのデビューを見に行ったと思ったら、そこにいたのはソル・カマルだった」という感想がしっくり来るのだ。これは良い意味で言っている。褒めている。それでいいのだと思っている。 アイドルのライブには疎いので「ああこういうことなので」というのも最初は分かっていなかったけど」どうも出演者は3グループに分割されていて、それぞれのセクションで出てくるらしい。1つめのセクションではライラさんは出てこなかった。ジャンルから離れていた年寄りにも優しい「オルゴールの小箱」のアレンジを楽しんだり、はあこういう感じなんですね色々と。横の人はトラプリ担当ですか、前の人はペンラ持たずに指で強弱付けるタイプね……などと考えつつ、どこか心ここにあらず感があった。当たり前だと思う。焦らされていたと思う。 ここから記憶が割と曖昧なんだけど、確か1セクション目のMCが終わった直後だったと思う。2セクション目の冒頭でそれはやってきた。総選挙ユニット曲「Next chapter」。来るならこの曲だと後��なって思えば当然なのだけど、まあ予習してなかったんですわ。イントロで分かれよ。聴いておけよ事前に。そこに「いた」。さすがに演者さんの名前ぐらいは頭に叩き込んでいたので、前のビジョンで名前が出た瞬間に理解した。市ノ瀬加那さん。いつもお世話になっております。 心の準備はまるでできておらず、とりあえず個人ペンラは付けて、ただ汎用ペンラは青色のままで、そんなことしてるうちにどんどん足の接地感が無くなってきて……みたいなことをやっている間に、市ノ瀬さんがアップで映った。こんなことを書くのは申し訳ないんだけど、ド緊張していた。表情がはちゃめちゃ硬かった。それを見てホッとしたのも確かなのはある。当たり前だ。こちらもそちらも初めてである。しかもそちら側はキャパ6800人の会場の前でステージに立っている。今をときめく前作ガンダムの主人公で、多忙なスケジュールの合間を縫ってそこに立っているのである。そら緊張もする。そういう演者さんに対して、こちら側からできるのは腕を振って声を出すことだけで……そういう非対称な関係性を一瞬で飲み込んだ。 ただ、それでもやはり同じ会場にいる、腕を振っている群の一部としてあちら側から見えているという実感は何物にも代えがたく、現地にいてよかった!と思えた瞬間でもあった。第4の壁は透明で、透明だから向こうから見えているのだ。そういう確かな実感が現地にはあった。
■Athanasiaについて
次曲「Dreamy Anniversary」は記憶がないです。「なみだのくに」良かったですね。演者さんの表情がコロコロ変わるのが良くて。 その次、ライラさんとナターリアのソル・カマルで「Athanasia」。なんとびっくりこれも未予習。いやーバカだよね。ナターリア歌ってるってのにさ。 こういうしっとりした曲でUO折るのはどうかと思ったけど、まあオレンジ要素があるんだから仕方ないやないかい。折りました。一瞬で消えました。なんだあの儚い180円の棒は。 でも、しかし、これも良かったよね……。慣れているナターリアの演者さん(生田輝さん)にエスコートされるような楽曲。後から調べて気がついたんだけど、この方は舞台役者に軸足を置いている方らしく、もう場馴れ感というか、正直地に足付き感はこちら側よりあったよねというか。レヴュースタァライトの双葉さんだと言えば話は早いんだけど。 いやーエスコート感、エスコート感だったなあ……ライラさん(市ノ瀬さん)の表情もだいぶ和らいでいて。「またこの歌がいつか誰かに届いてくれればいいな」という歌詞も良くてさあ。シンプルなメロディを繰り返すのもまた良くてさあ……。うん、良い。良かった。「あ���がとう」しか出てこなくて何回か下向いたくらいなのであんまり詳細に話せることがありません。
■ソウソウについて
MCも挟んで、タイプ別ユニットがあって、でその次。ナターリアの「ソウソウ」。アルペジオのイントロを聴いた瞬間に膝から崩れ落ちるかと思った。 そもそもナターリアの方はあまり追っていなかったんだけど、それでも事前に聞いていてとてもいいなと思っていた曲の1つだった「ソウソウ」とにかくこの曲は歌詞です歌詞。作詞作曲編曲は世界のTAKU INOUE。作詞側で言えば「アンチグラビティ・ガール」なんかも良いよね。アイマスじゃないけど。 ・ナターリア(生田輝) ソウソウ 歌詞 - 歌ネット とにかく歌詞を読め、としか言いようがないんだけど、全文貼り付けるのは行儀がよろしくないのでリンク先で読んで下さい。「ねえ君を待ってたんだずっと」からもう今日のための歌なんですよこれ。勝手にそう思っている。 そして神の采配・てめえら歌えと言わんばかりの歌詞大写し。「レレヤレレヤレヤ」からサビまで「思い切り叫ぶよ」。声出し解禁ありがとう。これは何を差し置いても大声で歌うべきだったと胸を張って言える。歌えるメロディに歌わなきゃいけない歌詞が乘っている。間違いない。 あとはどうしても触れておきたいことがあって、「キミがどこの誰だってさ かまわないぜ」の一節が放つ強いメッセージ性のことについて。本籍不詳のライラさんを迎えるにあたり、ここまで強い光を当てる太陽が他にあるだろうか、ということ。あなたが歌えるなら、あなたが歌うなら「どこの誰だって」構わない。そういう解釈をしています。 いやまさか褐色つながりで組んだようなこのユニットにここまでのメッセージが乗るとは正直思っていなかった。曲と演者さんの力だと思う。とても良かった。もう一度歌いたいんだけど、あのライブもう一回やらない?

■その他
MCについてもあんまり覚えてないけれども、月と太陽の耳飾りについては、もうありがとうとしか言いようがない。
西日本総合展示場タイプのオールフラットの会場だったけど、結果的に席ガチャはある程度当たりだった。公式で上がってる画像の少し後ろのイメージ。目の前に大型ビジョンがあって、出演者のアップ映像が結構見やすく、双眼鏡はいらなかった。
でも手持ちの双眼鏡使いづらかったな……なんか中古で手に入れておきたいな。大口径のやつがいい。
特に厄介勢にも遭遇せず。斜め後ろの奴がバカみたいな声で叫んだ時は鼓膜破れるかと思ったけど、1回こっきりなのでまあ。
終演19:20。規制退場で19:35。中部国際空港駅の特急は3番ホームから出るので覚えておこう。死ぬかと思った。
これもどうしても書いておかなきゃいけないんだけど、私はライラさん役の市ノ瀬さんについてFF14のミンフィリア/リーン役で先に触れている。で、当日の容貌(髪型含む)と歌声があまりにリーンに寄り過ぎていて、「あれリーンもいる?ライラさんだけでなく?」とちょっと混乱したところはある。基本的にこういうことはお行儀の悪いことだと分かってはいるんだけど、いやでもリーンもいたんだよな。来年のファンフェスに市ノ瀬さんが出てきたら「うわライラさんおる」とか考えてしまうかもしれない。これはコンテンツに触れる順番の話なのでしょうがない。
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2023年になりましたね。 新しい年が始まる時って、真っ白なノートを目の前にしているみたいで「さぁ描くぞ!」となんだか楽しいキモチになるんですよね。 さぁ描くぞ~! さて。 1月21日(土)に詩画集「いとしきモノ」がいよいよ出版&販売されることとなりました。 また、東京/町田市民文学館ことばらんどにてワタシの個人展「いとしきモノ展」を開催いたします。 詩画集は、これまで描いてきた絵と文を短編の絵本のように、またひとつの連なったお話のような構成で仕上げています。 ココロの森を歩くように読み進めていただけると嬉しいです。 個人展は、詩画集の内容をより立体的に体感していただけるような仕掛けの展示、アニメーションの放映、moritaMiWブランドのプロダクト商品づくりのご紹介コーナーなど、広い空間ならではの展覧会にさせていただく予定です。 展覧会期中には、会場をお話しながら巡る【アーチストトーク】、刺繍で苔石をつくりブローチに仕上げる【苔石ブローチのワークショップ】(写真5枚目)、ワタシが描いた無題の絵にタイトルやことばをつけて応募いただく【想いをことばに】(写真6枚目)など、イベントも盛り沢山です。 ※応募方法など詳しくは町田市民文学館ことばらんど @machida_kotoba のサイトをご覧ください 詩画集をはじめ、ハンカチやバッグ、新商品のコースターやランチョンマットなどmoritaMiWの商品 @kusubashi_towel も1Fにてお買い求めいただけますので、ぜひお土産にどうぞ。 詩画作家・森田MiWの絵とことば「いとしきモノ」 ◼️とき◼️ 2023年1月21日(土)~3月19日(日) 10:00~17:00 休館日 : 毎週月曜日・2/9・3/9 ◼️ところ◼️ 東京/町田市民文学館ことばらんど @machida_kotoba ……… 写真1枚目の、詩画集や個人展ポスターなどに使っている絵は、これらと同タイトルの「いとしきモノ」という絵。 アトリエの窓から見える処に2022年の夏まで居たモサモサと名づけていたケヤキの樹が登場しています。 … 「いとしきモノ」 ゆうべ降った雨は 草の匂いを巻きとってソラにのぼっていく。 ワタシとキミは ひんやり気持ちいい水溜りに足を浸している。 丘の大きな樹は モサモサモサと風と歌っている。 此処はいとしき世界。 いとしいモノで溢れているから。 キミの愉しみも哀しみも ワタシの高揚も落胆も この今という時にすべて在る。 さぁそろそろ。 また新しい風が吹く。 … #moritaMiW #森田MiW #モリタミウ #もりたみう #町田市民文学館ことばらんど #ことばらんど #町田市 #art #いとしきモノ #森田MiW個人展 #森田MiW✖️楠橋紋織 #楠橋紋織 (町田市民文学館ことばらんど) https://www.instagram.com/p/Cm5g1nBvZeS/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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episode 5 - KAWAI K5000W
1988年春、ついにKORG M1発売!!! タメにタメ、待ちに待��た救世主の降臨に市場もコルグ社員も湧いた!!! 同時にROLANDも新型廉価版LA音源シンセ・キーボードによるちゃきちゃきのラインナップD-20、D-10、同LA音源モジュールD-110を発売。既に前年に歴史を変えたD-50とともに世界は一気にPCMサウンドへとなだれ込んだ。
そこへ同時デビューしたのはCASIO VZ-1。それまでの人気商品CZ シリーズからさらに踏み込んだ新開発iPD音 源とグラフィックLCDとをひっさげ、事実上のデジタル・フル・モジュラー・シンセとなるも14万8千円というお値打ちな戦略プライス。
しかし不運にしてその新音源iPD方式とは難攻不落のFM 方式をさらに上回る高度な変調方式となってしまい、音創りは超難解。でもそれだけならまだシンセ・ヲタにとって挑戦しがいがあったはずなのだが、タイミング悪くPCMサウンド時代到来にはちあわせしてしまいVZ-1は埋没。PCM波形を使う方が単純明快な理論で仕組みも分かりやすく結論も早くおまけに音が斬新とくりゃ、いくら名機でも相手が悪かったとしか言いようがない。
そしてそれは5年に及ぶ無敵のラインナップを誇っていた鉄壁のFM音源シンセたちと言えども、時代の潮流が変 わったことを思い知る運命の瞬間であった。
♬ ♬ ♬
ついにやってきた本格的デジタル・シンセ時代。上から下まで計5機種に及ぶPCMシンセが一気に発売されたことで堰を切ったようにサンプル・ベースの音色が世界を席巻。最安価のキーボード・シンセはROLAND D-10、メーカー小売価格12万8千円、しかもまだ当時珍しいベロシティ対応鍵盤も搭載。さぁついにキミやボクにもPCM音色をタッチ・センス・フル対応でどうぞ!
と思ったその矢先......!!!
第6のPCMシンセ、ダークホースKAWAI K1、61 鍵ながらに可搬性に優れたコンパクトなボディにたくさんの PCM 波形を搭載しアコピの音もばっちしでお値段きゅっきゅっぱ! しかもベロシティだけじゃないよアフタータ ッチも装備、おまけに鍵盤はクラス初おもりつきで“カワイらしく”タッチもよろしいのよ、さりげなくベクトル合 成までできたのよ♬
まさかのPCMシンセが10万円を切る値札付けて登場、思わぬ伏兵にD-10、D-20、D-50、M1に至るまで親亀コケたら皆コケるが如く足をすくわれ総ずっこけ。しかも相手はKAWAI。よもやこんなにセンスの良いあかぬけたフレンドリーな機種を投入してくるとは誰が予想し得たであろう。ってかそもそもカワイってシンセ作ってたっけ? やんごとなき良家の坊っちゃん嬢ちゃんがお行儀よくヤノピを習うカワイ音楽教室? KAWAIの電子オルガ ンことドリマトーンなんて覚えてる? エレクトーンはYAMAHAの商標ですよ。バブル期のことなんてもう忘れたってか?
しかしその源流は、実は狂乱バブル期どころか日本が焦土と化し灰燼(かいじん)と化し、すべてがただの焼け 野原となりただただ空だけが広く明るかった敗戦の翌年にまでさかのぼるのであった。
♬ ♬ ♬
TEISCOとはTokyo Electric Instrument and Sound Companyの略だという。その前身となるアヲイ音波研究所が設立されたのが敗戦翌年の1946年。その2年後辺りからはテスコというブランドでハワイアン・ギターやアンプを販売。まだ日本が謙虚にもの作りしていたころであり、朝鮮戦争へ行った米兵が買っていったという話もあ り、いずれにせよビザール・ギターとして欧米で知られることに。
1958年、なんと日本初の電子オルガンことテスコ・スーパーエレガン(TEISCO Super Elegan)発売。モノフォニックの真空管式オルガンであり、ここからKAWAIの電子オルガンことドリマトーン・シリーズへとつながる。そしてついに、1964年にテスコは株式会社となり、2年後KAWAIすなわち河合楽器製作所の系列会社になり、電気楽器メーカーとして頭角を現すようになった。
GS(グループ・サウンズ)ブームとともに個性派ギターを連発したTEISCO。映画『エレキの若大将』にも映っているという。有名なのはスプリット・ピックアップを6つも搭載したSpectrum 5シリーズ。なんですかこれは、ピックアップ加算合成方式のギター・シンセですか? いやこれぞまさしくビザール・ギター見参!
だがギター・ブームが下火になるとともに、入れ違いに盛り上がりを見せてきたシンセ・ブームにあやかるべく、1976年テスコ初のシンセ100FをTEISCOブランドとKAWAIブランドの両方にて発売。これが黎明期の混沌にふさわしく機種名すらもが不定で、
・100F ・S-100F ・Synthesizer 100F
などと表記。 100Fは 37鍵のアナログ・モノシンセであり、1VCO/1VCF/1VCA/1HPFという構成で一番最後にハイパス・フィルターが来るのがちょっと面白いが、多分これはEGが暴れて低音ぶっぱなしてアンプぶっとばすのを防ぐためであろう。お値段は9万5千円と、当時としては少し安めな印象もあって興味深い。しかもじつはさりげなくオシレーターでフィルターのカットオフモジュレーションができたのよ♬ まるでプロ5とかOberheimみたいだね!
以来、テスコはカワイの傘下にありながらTEISCOブランドでもって次々とアナログ・シンセを世に送り出 し、YAMAHA/KORG/ROLANDの御三家とはまたひと味もふた味も違う、ビザール・ギター・メーカーにふさわ しいひねりの効いた独自路線でクールな機種展開を魅せる。
そんなふうにちょっと変わった個性派アナログ・シンセを“Sシリーズ”や“SXシリーズ”として輩出したテスコ。 そのテスコがそれまでのアナログから脱してデジタルへと足を踏み出した次世代シリーズが、KAWAIブランドの“Kシリーズ”であった。時に1983年DXシリーズ降臨、デジタル・シンセ台風の暴風圏内、KORG DW-8000が 逆風の中で後出しジャンケン負けの崖っぷち、ROLAND JX-10 "Super JX" がそれでもなんとか踏みとどまろうとしていたとき、突如として出現したみょーなシンセKAWAI K3とは?

1.序
Kシリーズ初号機K3は、2基のデジタル・オシレーターとアナログのVCF/VCAによる6音ポリのハイブリッド・ シンセ。そのデジタル・オシレーター波形とは、KORGのDWGS音源と同じく、現実のサンプルをフーリエ解析しサイン波倍音加算合成にて再合成したものであった。
なれど正直、K3はなんとも言えない機種であった。音源構造といいUIといい、どう見てもKORG DW-8000を大 いに参考にしているのはさておき、外観デザインがイケてない家具みたい、ホイールなんかピッチ・ベンド用1つしかない。しかしK3にはDW-8000には無いメリットがあった。音源波形が32種類もあって、ハイブリッド・シンセ最大級のバリエーションであったとか、LFOにS/H波があるとか、アフタータッチで波形2つの比率を変えられる などなどといった地味にヲタなアドバンテージがあっただけでなく、一つ明らかに抜きん出たところがあった。
たった1個だけとはいえ、音源波形を自作できたのである。
なんとK3において、33番目の音源波形とはユーザーが作成する波形であった。その実態は128倍音から32個を選び、それらを加算した結果をレンダリングさせ波形メモリーに記憶させ1波ループさせることで音源波形として利用する、つまりユーザー・エディットできるサイン波倍音加算合成であった。当時KORG DSS-1、ROLAND S-50、CASIO FZ-1、E-MU Emax SEのごときサンプラーでもないのにユーザー音源波形を自力で生成できる減算方式シンセというのは寡聞にして聞かない。しかもサイン波加算合成とは理論こそフランス革命直後の18世紀末ジョ ゼフ・フーリエによるフーリエ展開のころからあれど、具現化にはおびただしい数の正弦波発振器をただただひたすら愚直に並列に配置し、愚直にいちいち発振器ごとに周波数だのエンベロープだのなんだのとパラメーターを設定せねばならず、リアルな音を出そうものなら最低でも数十基はサイン波オシレーターが必要となり、デ��タルによるシミュレーションの到来まで待たねばならなかった。そんな愚直にもほどがあるシステムを実用化しユーザー に開放すべく、民生機シンセとして本格的に挑んだのがKAWAIのKシリーズだったのである。
当時デジタル化に乗り遅れ、息も絶え絶えだったKORG。瀕死の彼らが力尽きて手が届かなかった音創りへの夢を、実は黙って引き継いでいたKAWAI。奇妙なK3の開発には、実は稀代のプロデューサー佐久間正英氏がかかわっていたとも言う。音創りに賭けたKAWAIの想いはその翌年、大化けすることになる。
2.破
ROLANDが革命的な主砲D-50をファイアしたのと同じ1987年、KAWAI K5ローンチ! D-50と同じ16音ポリでほぼ同じプロ価格、2基の63倍音加算オシレーターでもって最大127ものサイン波倍音をユーザーが設定し加算合成する方式、しかも2オシレーター個別に4基の多ポイントEGで倍音構成を制御したのちデジタル・レゾナン ト・フィルターとデジタル・アンプで加工するという、怒涛のパラメーター群の襲来に飲み込まれてしまう、ガチで恐ろしい超弩級ヲタ・シンセであった。
さらに民生機初グラフィックLCD装備。7ステージEGはもちろん、倍音加算状況をスペアナのように分かりやすく図示してくれるSF映画のごとき進化ぶりに誰もが腰を抜かした。ぐっと外観も当世風イケてるデジタル・シンセ になり、ただプログラマブル127倍音加算合成というDX7すらもが顔面蒼白で逃げ出す膨大な数のパラメーターを設定せねば音創りできず、あまりの道のりの遠きにか��わるのもためらわれるほどで、誰もがK5の存在には気がついていないふりをして布団の中にもぐってしまっていた。だから意外に知られていない(笑)。しかしそれは知られ ざるKAWAIが放つ超弩級音源シンセ、前代未聞の巨大アーキテクチャーを誇る革新的シンセであった。
なお、K5の音源方式はARTS音源(Additive Real Time Synthesis)となっていたが、商標にでも引っかかったのか、後からADD音源(Additive Digital Dynamics Synthesis)となった。
3.急
そして翌1988年、冒頭で紹介した驚愕の廉価版シンセK1見参! なんせタッチ・センス完備の16音ポリデジタ ル・シンセが9万9千8百円。してその音源波形はPCM波形と、DWGS音源みたいなサイン波加算合成で生成し たVM波形なるものとで合計256波形に達し、そのうち4波形を選んでおのおのに音量エンベロープかましてミックスするだけ、あとは必要に応じてAM変調もカマすだけ、ジョイスティックまであってベクター合成ごっこするだ け、これまた壮絶にシンプルな加算合成シンセであった。フィルターすら持たないコロンブスの卵シンセであり、 逆にその限定っぷりが潔く音創りに見切りの早さと創意工夫とをもたらし、画期的コスト・ダウンも実現せしめた。KORG M1がデビューした熱狂の影で、K1もまた人気を呼んでいたのである。
そのさらに翌1989年には16ビット・デジタル・オシレーターにデジタル・レゾナント・フィルターとマルチエフ ェクトとを加えたPCMシンセK4を投入。K1はリバーブ/ディレイを追加したK1 IIへと置き換わり、ここにKAWAI Kシリーズはラインナップ完成。腕っぷしの強いドラマーがたたいたみたいな頼もしい音がするリズム・マシンR- 50シリーズ、メリケン人の熱きご要望に応えたというこだわりのパーカッション・シンセ・モジュールXD-5、庶民の味方シーケンサーの名機Q-80、明らかに“分かってる”人が開発した便利アイテムMIDIミキサーMM-16、明らかに“分かってる”人が開発した4チャンネル・セミモジュラー・リバーブRV-4などなど、KAWAI機種だけを買えば いっちょまえにかっちょええ“分かってらっしゃる”自宅スタジオが、しかも比較的にお買い得なお値段で実現するというシンセ・キッズにうれしい夢が実現、奇跡のようにきらめくデジタル・シンセ音が誰でもお手軽に手にでき るKAWAIシンセ黄金時代を迎えた。
廉価機種で輝いていたKAWAIに対し、当時のKORGはM1とTシリーズという20万、30万、40万円するプロ価格 帯にフォーカスしていたので、KORGとKAWAIとでPCMシンセ市場の棲み分けができていたとも言える。プロからアマまで広くPCMシンセでカバーしていたのはROLAND1社だけであり、YAMAHAはFMシンセの着地点をどう見つけるか決断を迫られていた。してYAMAHAはV80FDという幻のFMフラッグシップ・シンセをデビュー目前にして葬り去り、代わりにSY77というFM+PCM からなる新RCM音源の開祖へと舵を切る。
このときCASIOはVZ-8Mという、冒頭に出てきたデジタル・フルモジュラー・シンセVZ-1の同時発音数を8音 ポリへと半減させた1Uラックの普及機を出したもののそこから広がらず、明らかに時代はPCMシンセのものとなっ ていた。ここへ来てCASIOはプロの音楽文化からは距離を置くようになり、電子楽器全体の民主化へと専念するよ うになる。電卓屋CASIOの本分はテクノロジーの民主化にあり、FZ-1みたいな29万8千円プロ仕様プロ価格サンプ ラーを出すと“CASIOらしくない!”と言われて、10万円安いFZ-1GXへ交代させるなどかわいそうなところもあっ た。その一方、CASIOのおかげで安くなった液晶をニンテンドーが黎明期のゲーム機に使用したわけであり、他方 CASIOシンセの孔を埋めたのはスノッブなプロ文化ともつながりうるKAWAIのPCM/加算合成シンセであった。
4.SHIN
だが1990年代になってからKAWAIはDTMへ方向転換、その数年後GMegaという、音が良い32音ポリGM音源モ ジュールの名機を見た。GMegaをK1のボディに入れたキーボード・シンセ版K11というシンセもあった。デジタ ル・レゾナント・フィルターをシリパラ可変できたが、評判は聞かない。DTMではROLANDとYAMAHAに後追い となって今一歩、シンセも数年間ラインナップを放置したせいか存在感もディケイ。ついにテスコも影も形もなく なって河合楽器に完全吸収。KAWAIシンセは沈黙した。
そのまま数年が経過、他社シンセも数世代が経過、KORG TrinityとROLAND XPシリーズとが世界を席巻してい た1996年、シン・エヴァのごとく突如として新解釈で出てきたプロ仕様シンセが本稿の主役、KAWAI K5000シリーズである。こんにちのピアノ専業っぷりからは想像もできないKAWAIのシンセさしずめ“シン・Kシ リーズ”とでも言うべきか、それは一体どのような機種だったのであろう?
♬ ♬ ♬
“写実派PCM音源の時代に終止符を打つ、印象派『アドバンスト・アディティブ』音源搭載”
K5000シリーズのカタログには、そう書いてあった。そこには以下のラインナップがあった:
・1996年発売 KAWAI K5000S 16万8千円 素のシンセ ・1996年発売 KAWAI K5000W 21万8千円 ワークステーション・シンセ ・1997年発売 KAWAI K5000R 12万5千円 ほぼK5000S の2Uラック・マウント音源モジュール版
プロ仕様の割に比較的お値段がフレンドリー。してその実態は、シンセ・ヲタを黙らせた鬼のフラッグシップK5 をさらに発展させたる前人未到のシンセシスAA音源(Advanced Additive Synthesis)。

それは凶悪な倍音加算合成に飽き足らず、悪魔の128バンド・デジタル・フォルマント・フィルターを追加、さら にPCM音源波形とも組み合わせ今度こそめんどくさいシンセ・ヲタどもを完全に沈黙せしめたるもの。すなわち、
①16基の言わば“倍音加算ジェネレーター”が64サイン波倍音加算合成を行い、2基ペアで128倍音加算も可能 ②26基の128バンド・デジタル・フォルマント・フィルター ③36基のDCOこと、ピッチや波形の概要パラメーター設定部 ④46基のDCFことマルチモード・レゾナント・デジタル・フィルター ⑤56基のDCA
倍音加算ジェネレーターの代わりにPCM音源波形オシレーターを使うときは上記3から音創りが始まる。こうし て最大6基のオシレーターにて倍音加算サウンドとPCMサウンドとをレイヤーして音創りする。
倍音加算合成にはマクロ・エディット機能もあり、奇数次倍音のみ、偶数次倍音のみ、などと特定の倍音グルー プに絞ってエディット可能なばかりか、さらに驚愕するのは個々の倍音ごとにEGを設定可能。そんな128倍音ごと に個別に多ポイントEGなんか設定してられっか!という至極まっとうな向きには、モーフ・モードを使うことによ り、時間軸上の4点タイム・スライスに128倍音スペクトラムを設定することで、その4点をモーフィングするウ ェーブテーブルを作成可能。つまりAA音源とはウェーブテーブルを自作できる音源方式!! この快挙はほとんど世に知られていない。

それをさらにデジタルならではの最凶128バンド・フォルマントフィルターや、さらに別のレゾナント・デジタ ル・フィルター、デジタル・アンプ、ADDSRという2段ディケイ装備の多段EGなどで加工。
のちのバージョン・アップでは、0.5秒くらいの短いWAVファイルを外部から読み込み、それを逆フーリエ変換 で解���、さらにフーリエ変換でもって整数次倍音のみで再合成、つまりアナリシスとリシンセシスとを行うとい う、空前の機能すら付いてきてゾクゾクさせた。あまりのパラメーター暴風雨ぶりにグラフィックLCDでのエディ ットはもちろん、あとからPC/Mac版エディター・ソフトEMAGIC SoundDiver for K5000が一緒に付いてくるようになった。
“写実派PCM音源の時代に終止符を打つ、印象派『アドバンスト・アディティブ』音源搭載”
このカタログ・キャッチ・コピーは、奇しくもD-50開発者ROLAND菊本氏が命題としてきたシンセのシンセた るゆえんそのものである。鏡写しにリアルな写実主義よりも理想的な音を求める印象派。お手本を忠実になぞり過 ぎるお行儀の良いサンプラーではなく、ハミ出まくるやんちゃ坊主こそ自由を謳歌できるシンセ。
リアルよりアイディアル(理想的)そのままに、AA音源では狙ったところに倍音を立てられる便利さにうれしく なる。これがFM音源とかだとレシオだのモジュレーター出力レベルだの、あるいは減算方式だと音源波形選択やカ ットオフ、レゾナンス、各種変調ソースからの変調デプスなどなどのバランスだの、ともかくいろいろ周りから堀 を埋めるがごとく遠隔操作しているようでまどろっこしいことを想起すれば、直接に当該倍音を操作するAA音源に は納得しかない。
しかも和音で弾いたとき音が濁りにくい。多彩なデジタル音も太いアナログ音も出る上にクリーンでクリアで内 蔵エフェクトも高品質。アコピのサンプルに至ってはKAWAIピアノらしい重厚で太くてプログレッシブな音がして 良い。
1990年代も後半に入ったとき、あらためて隆盛するPCMシンセへのアンチテーゼが登場したのである。それは
リアルさばかり求められる時代へ歯向かうデジタル・シンセの聖戦、その布告であった。
♬ ♬ ♬
アゴが外れるほど驚愕させられたのは、その愚直なまでに広大だった音源方式だけではない。シリーズ唯一、か つKAWAI初のワークステーション・シンセとなったK5000Wにはこれまた広大なMIDI シーケンサーが内蔵された だけでなく、APG(Auto Phrase Generator)という一種の原始的なAIみたいなやつがフレーズを自動生成してく れる機能すらあった。
ユーザーがレコーディングしたシーケンス・データをなんとK5000Wが解析、別途ユーザーが指定した音楽ジャ ンルなどに則して勝手にK5000Wが最大8パートのマルチトラック・シーケンス・データを作成。しかもコード進 行を提案までしてくれる! 挙げ句、自動生成したシーケンス・データをご主人様がを気に入らなければ何度でも リトライ、K5000Wが都度違う楽曲データをご提案。最大で8,000通りくらいの場合分けで勝手にデータを作成し てくれる。
ユーザーが指定できる音楽ジャンルはプリセット105、ユーザー2つ。え、ユーザー?......そう、ユーザーが電子 オルガンやアレンジャー・キーボードなどで伴奏スタイル・データを作成し、それを読み込ませることでプリセッ トにない新しいジャンルを追加可能。未知のジャンルに至るまで人間様の感性を見抜いて提案してくれるのです よ、シンセが! プリセットされたジャンルには1990年代らしく“ランバダ”もあったが、APG機能の本質はAI支援 作曲、つまり機械が人間をアシストする時代への一歩二歩であった。さぁほら、落ちたアゴを拾いたまえ。
そうでなくともK5000Wの内蔵シーケンサーは当時のワークステーション・シンセとしては巨大な代物で、40ト ラック/4万ノート記録ができるという、およそ規格外と言っていいくらい大規模なものであった。MIDI端子すら IN/OUT/THRUを2セット計6端子も装備し、もはや広大なMIDIシステムの中核を成すキーボード・コントローラ ーですらあった。いわばKAWAIのPCなんか使わないぞ宣言、なのであろうか? SoundDiverはエディターであっ てシーケンシングじゃないしね。

普通にPCMワークステーション・シンセとしても卓越した素養があり、加えて革命的な目玉機能も目白押し、し かも値段も比較的にいいところを突いており、ビルド・クオリティもさすがのメイン・イン・ジャパン、鍵盤タッ チも素晴らしいところはヤノピの老舗ならでは。ワークステーションではないK5000Sに至ってはノブがたくさん 付いて、例えば奇数次倍音だけをえいや!っとひねって制御。宣伝にはクリヤ・マコト氏を起用、まだ氏が���ヴァ のクロージング・テーマを手掛ける前のことである。
主役は最後に現れる。1990年代も後半、ノストラダムス最後の審判が見えてきた世紀末、世も押し詰まったころ 遅れて出てきた意欲作、それはデジタル・シンセ最後の聖戦であった。
デジタル・シンセの時代。
新しいテクノロジーが新しい音と表現をもたらし、技術こそが未来を切り拓く。健全な未来観。シンセは未来。 シンセはSF。技術的センス・オブ・ワンダー。まぶしいくらい無邪気にテクノロジーを信じ、ハイテクで世界が一 つとなり、音楽が世界を一つにするというビジョンに歓声を上げる。約束された未来、痛々しいまでにナイーブな 未来感覚。そしてデジタルだからこそ多彩な音が可能となり、それはスター・ウォーズ異星人のようにチグとハグ の多様性であり、だからこそ多彩たり得た。
かつてCASIOがキーボード業界に乱入してきたとき、彼らのデジタル技術レベルはYAMAHAよりも5年は先を行 くものであったという。すなわち楽器業界にてデジタルはCASIOの独壇場だったのであり、CASIOのおかげで楽器 は初めて民主化しえた。
そこから始まった楽器のデジタル化が15年かけてたどり着いたK5000。ようやくインターネットがお茶の間に入 り込み、新しい世界の足音が聞こえ始めたその時。だが他方、迷いが出てきてどんどん感情的になっていくとき、 なんでもできてしまうデジタルへの疲れから人は限定を求め始めたのか。そして再び人が主役の時代へ、人の出番 が多いシンセへ、それはアナログ・シンセであった。
しかしアナログへの回帰とは、今やギターと同じくらい定番と化したアナログ・シンセ音色への懐古と郷愁でも あり、人は生まれる前の時代に対してすら懐かしさを抱きしめて生きるものであるという真理の追認でもある。デ ジタルもアナログもどちらが古いとかではなく、等しく未来へ向かうテクノロジーではなかったか。それこそFM音 源もMinimoogの同窓生たる古いテクノロジーだったのであり、だからこそ永遠に新しいのではなかったか。定番 と化したアナログ・シンセへ還ることはたやすい。だがシンセはそれで良かったのか? 前を向くのが新しい楽器 ではなかったのか? 楽器のフロンティアを開拓するのは、へんてこなシンセたちではなかったか。
♬ ♬ ♬

テスコのたましい百までも。
K3では、DW-8000が実現できなかったユーザー波形を。K5では、FM音源がなし得なかった倍音のダイレクト 操作を。K1では、ROLAND D-50でのPCMとシンセ波形との組み合せを格安プライス上質キーボードで。K4で は、KORG M1でも実現できなかったPCM波形を加工するデジタル・レゾナント・フィルターを。K11では、ROLAND JD-990と同じくセミモジュラー構成のPCM音源を安価かつ良質なキーボードで。K5000では、優れて 柔軟な音源と、来たるべきAI時代を予見する機械作曲の曙光を。
他社に学びつつも、他社がたどり着けなかったいま一歩最後の詰めをKAWAIのシンセは探求し続け、K5000Xと いうまぼろしの76鍵フラッグシップまで企画されていたという。しかし発売から2年後、K5000シリーズは一斉 に値下げされて在庫一掃セールが始まり、同年ステージ・ピアノの名機MP9000が入れ替わりに発売。そのまま河 合楽器は本業であったピアノに専念し、ごりごりのシンセの火は消えた。
時に西暦1998年。ついに世紀末が始まろうとしていた。Y2K問題が現実のものとして立ちはだかり、その対処に 翻弄され中小企業に至っては経営に大きな打撃をこうむり、世の中は終末ムードに覆い尽くされ、新しい世紀への 胎動もまた始まっていた。とっくにアナログ回帰への胎動と心音が聞こえてきた中、その過程で既に3年前に史上 初のバーチャル・アナログ・シンセCLAVIA(NORD) Nord Leadがデビューしていた。無名のメーカーから突如 として彗星のように登場するそのさまは、かつてのアナログ名機SEQUENTIAL Prophet-5を思わせた。ハンドメ イド・イン・スウェーデン、ニュー・タイプにふさわしく赤い彗星は高速演算DSPシンセ、感受性豊かな木製ピッ チ・スティックと石製に間違えられたモジュレーション・ホイール装備、EGのアタックが食い付くように激速でク ール!
ここからPCMシンセへのアンチテーゼが続出するようになり、それはKORG ProphecyやZ1、ROLAND JP- 8000やJP-8080、ACCESS Virus、WALDORF Q、QUASIMIDI Raven といった一連の変わりもんシンセた ちとなった。それは既存シンセへのもう一つのアンチテーゼとして独DOEPFERがユーロラック規格を提唱し始める ころであり、実はK5000もその同じ時代の空気を吸って生まれた果実の一つであった。そのミームは2003年 にROLAND V-Synthシリーズとなって結晶化する。V-Synthは売れはし��かったがその怪物性が話題となった現代 のレジェンドであり、楽器店から“ローランドさんやっちゃいましたね♬”と言われたらしい。が、それでももう20 年ほどたつ。へんてこなシンセたちが挑戦するフロンティアは依然としてまだまだ開拓が始まったばかり。
へんてこシンセの挑戦は今やシンセの本流へと還流し、YAMAHAはMontageにて8オペ88アルゴリズムのFM音源へ回帰、KORG はKronos/Nautilusにて9つの音源を同居、ROLANDは変幻自在のZEN-Core音源にてハード/ソフト/モバイルの垣根をクラウドで超える大統一理論的存在になろうとしている。
一方、もう一つのアンチテーゼたるシンセの先祖返りも進み、ついにモノホンのアナログ復権を見た。それを 重々に認めながらもそれでもなお前を向こうとしたSEQUENTIALのデイヴ・スミス爺。そのProphet-5 Rev.4登場 に、Rev.1でもRev.2でもRev.3でもRev.3.3でもない、たった一つ時代の流れに歯向かう橋頭堡のようなビンテー ジ・ノブを回しきったRev.4サウンドに、電子楽器の歴史の縮図と宿命と可能性とを見る。さらにその彼方にある Rev.5サウンド、いまだ見たことも聴いたこともないサウンド、私たちはいかなる音色を次世代Rev.5世代へと贈り とどけるのか? Rev.5、Rev.6、Rev.7、Rev.8、Rev.9、Rev.10、私たちはいまだ4にしか到達しえていないでは ないか。次のRevisionはどんな音なのか、それがアナログであれデジタルであれハイブリッドであれハードであれ ソフトであれアプリであれクラウドであれ、まだ見ぬ全く新しいなにかであれ。
歴史のまにまに運命へと消えたK5000シリーズ、その恐るべき愚直な倍音加算合成はひょっとしていにしえの TEISCOの変態ギターSpectrum 5シリーズに見た“ピックアップ加算合成”に由来するのか? 春の遠雷を聞くか のようにその遠いこだまするエコーなのか? いや違う、多分違うと思うけど、そう想像するのは楽しい。
デジタル・シンセの春、デジタル・シンセ最後の聖戦は、ここに海外からアナログとモジュラーという先祖返り したかのような新しい黒船の到来を迎える。次からはそのルーツとなった海外からの波を俯瞰してみたい。きっと それはここまでの電子立国にっぽんシンセ自叙伝テクノロジー・ドリブンな歴史観とは全く違った、地球人類ならではの必要性と必然性に迫る視座からのものになるであろう。パンデミックにもめげず、ここまでお読みいただき まことにありがとうございました。まだまだWeb連載は続くで。ぜひぜひぜひとも皆さまおすこやかに~~~~! Stay healthy, and stay cool!!!!!!
(2022年2月10日Sound&Recoeding公式サイト初出)
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Awakening World—Lyrics and translation
Awakening World by Yokazenohorizon
Romaji
Takaku sobietatsu biru no sukima kara boku wa nani o mitsukerudarou ka tameiki wa yozora o kumora sete kensō no naka ni kieta
kono nagaku hateshinai kansen dōro wa doko de owari wotsugeru no ka sōzō mo tsukanakute hashiri tsudzukeru kurushimi o daite kyō mo machi wa kagayaku
kitto kidzukanai furi sa migihidari mizu wataru ōdan hodō mō mezamenai tsumori kai sō itte kan kōhī nomihoshite ita
Awakening World hatenai michi wa Tell me Your Word darekaga-kiri hiraita yume no atoda sō yume no atona nda Awakening World boku wa fumidasu mōichido kimi no kotoba o atama ni hibika senagara mada ikeru-sa
hitogomi de ikigurushī kōsaten hitori o motomete samayotte hitoshikiri aruite furikaeru michisuji surechigau hito no kao mo koe mo sōiya nan ̄tsu oboeteinai ya doko o muite aruite kita ka sura mō wakaranai ya
(sonna yatsu nante) angai a chifurete ite (sonna boku datte) mezurashi kunaidarou (sonna naka datte) akirameru tte koto sura muishiki ni sakete iru
Awakening World nigete kita ato mo Tell me Your World boku ga hashiri tsudzuketa akashida sō boku no akashina nda Awakening World kono machi wa doko ka mōichido kimi no kotoba o omoidasaseru mitaide mabushi sugita nda
nagai rasen kaidan no tochū de ochi kakete mo tenbō-dai o mezasu boku wa iru no darou ka
mō mezamenai tsumori kai yeah... Kidzuite yo
Awakening World... Awakening World hatenai michi wa Tell me Your Word darekaga-kiri hiraita yume no atoda sō yume no atona nda Awakening World boku wa fumidasu mōichido kimi no kotoba o atama ni hibika senagara mada ato sukoshi ikeru-sa
ikeru-sa Wow...
~
English translation
From the gaps between the towering buildings I wonder what I can discover The clouds in the night sky sigh And then disappeared in the hustle bustle
I didn't know where this long endless highway would end Carrying the pain to continue running The city shines today too
I'm sure you didn't notice The crossing stretching across left and right I wasn't going to wake up anymore That's why I was drinking a cup of coffee
Awakening World The endless road Tell me Your Word It's a dream's trace opened up by someone Yes, it is a dream's trace Awakening World I step forward While keeping your words echoeing in my head one more time I can still keep going
Crossing the road in the crowd I search for solitude by myself The path of walking and looking back The faces and voices of people walking by There's no way I'd remember them I don't even know where I'm walking
(Such a guy) He's unexpectedly everywhere (Even someone like me) Probably isn't unusual (Even in such a case) I'm unconsciously refusing to give up
Awakening World, the traces that ran away Tell me Your World It's proof that I kept running Yes, it is my proof Awakening World, Where is this city? It seems to remind me of your words again It was too bright
Even if I fall in the middle of a long spiral staircase Will I be at the observatory that I was aiming for?
I don't plan on ever waking up again yeah... Please notice
Awakening World...
Awakening World The endless road Tell me Your Word It's a dream's trace opened up by someone Yes, it is a dream's trace Awakening World I step forward While keeping your words echoeing in my head one more time Just a little further, I can still keep going I can still keep going
~
Kanji
高くそびえ立つビルの隙間から 僕は何を見つけるだろうか ため息は夜空を��らせて 喧騒の中に消えた
この長く果てしない幹線道路はどこで 終わりを告げるのか想像もつかなくて 走り続ける苦しみを抱いて 今日も街は輝く
きっと気づかないフリさ 右左見ず渡る横断歩道 もう 目覚めないつもりかい そう言って缶コーヒー飲み干していた
Awakening World 果てない道は Tell me Your Word 誰かが切り拓いた夢の跡だ そう夢の跡なんだ Awakening World 僕は踏み出す もう一度 キミの言葉を頭に響かせながら まだ行けるさ
人混みで息苦しい交差点 独りを求めて彷徨って ひとしきり歩いて振り返る道筋 すれ違う人の顔も声も そういや何ーつ覚えていないや どこを向いて歩いてきたかすらもう分からないや
(そんな奴なんて)案外あちふれていて (そんなぼくだって)珍しくないだろう (そんな中だって)諦めるって事すら無意識に避けている
Awakening World 逃げてきた跡も Tell me Your World 僕が走り続けた証だ そう僕の証なんだ Awakening World この街はどこか もう一度 キミの言葉を思い出させるみたいで 眩しすぎたんだ
長い螺旋階段の途中で落ちかけても 展望台を目指す僕はいるのだろうか
もう目覚めないつもりかいyeah... 気付いてよ
Awakening World...
Awakening World 果てない道は Tell me Your Word 誰かが切り拓いた夢の跡だ そう夢の跡なんだ Awakening World 僕は踏み出す もう一度 キミの言葉を頭に響かせながら まだあと少し行けるさ
行けるさ Wow...
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a letter of sorts vol. 0
生焼けおじさんの遺言 - 焼き畑を遠く離れて
I
天文学者と物理学者はようやくその日渋谷で起きたことについて彼女の話をきく機会を得た。頼んで4回めか6回めか74回めか816回めかもわからないがききいれてもらえて安堵していた。彼女は二人の学者のもたらす無気味な気圧に戸惑いをおぼえつつおごそかに口を開いた。あの日わたしが見た人とわたしはたしかにかつて付き合ってたことがありました。その人は確かに生焼けおじさんだったんですね、と物理学者が念を押す。ええ確かにあの人は部下からそのように呼ばれてました、彼女は返す。あの人は色黒なのに肌が弱くて季節のかわりめになるとよく頬のあたりの皮がむけて赤くなるのが目立つんでそれが焼肉の焼けてないところみたいに見えるから生焼けおじさんとか呼ばれていたようです。もうとっくに別れたあとだったし正直顔も見たくなかったんですがわたしが渋谷の映画祭に行ったらあの人も同じものをみにきてたんです。自分の行きつけのラーメン屋のオヤジがこれこそが重要なんだと強調する差し水にあやかるように物理学者は話につっこむ。ではあの星を我々がナマヤケオジサンと命名することに異論はありませんか。もうわたしには何の関係もないことですからあなたたちが好きにしてくださっていいんじゃないでしょうか。まあいいじゃありませんか、それよりあの日見たことをもう少しくわしくききたいのですと天文学者は朝出がけに食べたミカンの筋がスキ間にはさまった前歯を見せながらその場を収め学者たちは彼女の語りをききにかかる。やおら彼女は語る。あの日映画��始まる前に外の喫煙所であいつを見かけたんです。あの人はタバコはすわないんでそこの自動販売機の紙パックのジュースを飲んでたんです。何しろ上に弱くて下に偉ぶる奴なんで敵もたくさんいたんです。観終わってわたしが駅までゆっくり歩道橋を歩いていたらあいつも歩いてたんです。あいつとわたしの間に大きな足音をたてながらあの花柄シャツのひともいたんです。あれはわたしと同期で同じ仕事先に入ったひとです。その人があの人を明らかにあの人とわかったうえで追いかけていたのです。その時に歩道橋の下のガソリンスタンドの辺から酔っぱらった歌声が聞こえてきたんです。イヤでも耳に入るほどの大声でした。3人の若い男たちのうた。1人はアフリカ系に見える黒いダウンジャケットの大きな男、1人はジーパンとカットソーの日本人の普通の若者に見える男、1人は東欧系っぽいジャケット着た鼻の高そうな白人でした。3人とも後姿しか見えませんでした、だから鼻が高そうというのも想像にすぎません。なにを唄ってるのかは音ではわかりませんでしたが3人が同時に同じ身振りをしていたことでわかりました。腰とヒザと腕の動きであれは五木ひろしの歌なんだとわかってしまったのです。もっと若ければわからないのでしょうが残念ながら、と肩をゆすりながらかすかな思い出し笑いを含めつつ彼女は語る、わかってしまう年代なのです。出自の異なる若者3人が五木ひろしでつながっていたのです。その大きな歌声があの人にも聞こえていたのか歩きながら同じ手足の振りをしはじめた、まさにその時に花柄シャツの人が肩を怒らせたことははっきりとおぼえています。わたしはあの人の強引な口説きにのってしまったことでイヤな思いをさんざんさせられたんです。花柄シャツの人もさんざんあの人にイヤミを言われてた。その記憶がこの時マザマザとよみがえってきたのです。よし何がおこるか最後までこの二人を追いかけてみようとわたしが思ったのはまさにこの時です。歩道橋の下からはガソリンのニオイとやつれたくすり指、と五木ひろしをうたう高低混ざった歌声がきこえ、わたしの頭の中はアフリカンビートと以前図書館で借りて聴いたルーマニアかどっかの民族音楽が交じりあった音が充満していました。あの人も花柄シャツの人もわたしも歩道橋をおり坂を下っていきました。花柄シャツの人の怒り度数が坂を下るにつれ反比例し上昇していることがうしろからハッキリわかりました。JRの駅前への最後の信号を渡るとき、急に花柄シャツが走り出しあの人のすぐ後ろについてトントンと肩を叩きました。あの人が振りむいたとともにチカラまかせに思い切り頬をひっぱたき、すぐさま逃げていきました。花柄をなびかせ向こうへ疾走していきました。そのまま交番も山下書店も越えて東横線の高架あたりまで行くつもりだったんじゃないでしょうか。あの人はただ唖然としてました。たいしたダメージもないし誰に叩かれたかもわからないようでした。様子がかわったのは歩行者信号の青が点滅し赤になる寸前にあの五木ひろしでつながった3人が駆けこんできた時です。走り終えた3人がいっせいに同じ演歌を唄いはじめたとき、あの人は浮き上がりました。ぶたれた頬を軸にして、あれなんていいましたっけ撮影するやつですそうですドローンみたいにあの人は回転しはじめたんです。空中で、軸になっているぶたれた頬に生焼けな色を残しながら。あの人は最初は手足をバタバタしていましたがしばらくして両手が力なく下がっていた。でも回転数はどんどんあがっていってブンブン音がきこえました。そしてあの人がわたしの真上にきた時、たしかに聞こえたんです。あの人の歌声が。思い出したくない歌声が。その歌声はあの人自身の回転音でしだいに聞こえなくなりました。あの人の高度はみるみる上がっていき、しだいに小さくなり、そして見えなくなりました。これがわたしの見たすべてのことです。彼女は話し終えた。物理学者は脂ぎった額を彼女に向けいう、あなたが聞いた生焼けおじさんの最後の言葉ですね。でも心配はいりません。私の計算では彼は宇宙で恒久に回転しつづけます。ひっぱたかれた頬を軸にして。彼女は言った。わたしにはそんなことどうでもいいんです。もうじゅうぶんでしょう、帰ってください、帰ってください。ああめんどくさい、帰ってください。
II
あれはまだ僕が都心の近くに住んでいた頃の話だ。その日僕と彼女はデパートの、あれたしか地方物産展みたいなのだったかな、そこ行って地下で広島風お好み焼きを買ってそれから帰るとこだった。たしか帰りの電車で夕焼けがかすかに見えた記憶がある。電車降りて僕らの部屋へ向かうときなんかすごく彼女と手をつなぎたくなった、そんなこと思ったの自体すごく久々な気がした。西日に照らされたふたり。僕の左手と彼女の右手がつながり、彼女の左手は元気に振れ、僕の右手はしっかりお好み焼きの入った袋をにぎってた。で角をまがった。あのイスが捨ててあった。4つある脚のうちの左前の1本だけが折れて捨てられてたイス。それを見て彼女が急に僕から手をふりほどいて言った。イスを見ながら「焼き畑だ……」って。よくあるウス茶色のラッカーの塗られた普通のイスだよ、細い4つの脚を補強するように横に2本ずつ補強がされた。座るとこの盛り上がった白いビニールの部分見ながら焼き畑だっていったんだ。僕たちがつきあう前に彼女が焼き畑見たとかよく言ってたのは知ってた、なんかライブに行ったら好きなアーティストのパフォーマンスがすごくて観客席が焼き畑になった、とか言ってた。そういうこと言われれば、だって君は客席にいたんだろ、だったら君も焼き畑の一部じゃんってそりゃ言いたくなるよ。事実そう言ったんだ、そしたら黙って上目づかいでこっちを見るだけだった。その時にはもうそんな話も忘れてた。彼女は僕の左手を振りほどいてその捨てられたイスを両手にとって走り出した。あわてて僕も追いかけた。焼ける、焼ける、焼ける、わたしはどこに?どこへいく?そんなことをうわごとのように彼女はいいながら走った。自分たちのアパートの入口でようやく追いついたらいつもはエレベーターに乗るのに彼女は走って階段を昇りはじめた。昇りながら別のうわごとが聞こえた。焼かないと、焼けないと、焼かないと、焼けないと。階が重なるにつれその声は呼吸にまぎれて聞こえなくなっていった。部屋の鍵は僕が持ってたんで、ようやく彼女に追いついてから無言の鋭い視線を感じながら急いで開けた。部屋に入ったらすぐに居間の窓際に立った彼女が「イス!」と言って僕にゴミだったイスの運搬を命じ、持ってきた広島焼の箱を手荒に開け中身をイスの上にじかに載せた。折れた前脚のせいで今にもひっくりかえりそうだった。なんか彼女が言ったけどよく聞こえなくて「え?」ときき返せば彼女は苛立って「だから押さえててヨ!」と叫び、僕はあわてて前の辺を押さえた。あしたゴミに出す予定だったマンガも持ってきて、重ねて折れそうな脚の傍で抑えたんだ。すると彼女はキッチンに行って電気釜のフタをあけ、自分の茶碗に残りもののゴハンをよそい、それをイスの上のお好み焼きの上にドーンっとこぼした。それからまた台所にいきサラダ油のペットボトルを持ってきた。いつも僕が、キャノーラ油は買わないでね、ちゃんとよーく見てサラダ油買ってきてよ、こっちのほうがおいしいんだから、って言ってた油のプラスティックのビン。秋だからその頃にはもう夕陽もだいぶかたむいてて、窓からの光でイスと卵のはみ出たお好み焼きとゴハンの山と深い黄金色のサラダ油のビンの影はそれこそ途方もなく伸びていたことをよくおぼえている。彼女がサラダ油をイスの上からかけると、それはイスの上から僕の手にかけて光りを受けながら垂れていった。彼女は戸棚からマッチ箱をとってきて箱を右手にマッチを左手に持ち勢いよく擦った。擦ってイスの上に落とそうとした。あのさ、ゴハンは残りもので水をじゅうぶん含んでる、キミが思うように焼けるわけないだろ?夕陽を背中に浴びながらそう思ってた。そこから先の記憶はない。彼女のことももういいし。でも今でもキャノーラ油は買わない。ちゃんと選んでサラダ油を買ってる。
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200803
うん。
なんか嫌な事ないかな・・・
嫌な事がない時は昔のことを思い出すようにしてる。
いい事ない時もいっしょだけどね。
いい事も、嫌な事も、全部過去に置いてきた。
いまはぜーんぶ、ウソ。まがいもんの出がらしまぼろし吹き曝し。
・ ・
昔の方がなんでも本気だったから、侮辱されるとちゃんとリアルにショックを受けてた。
今じゃそれより遥かに悪意のある、作為的な嫌がらせをされても「はいはい」って感じだ。
どーも、暇なこって、って。何をそんなに頑張って環境改善しようとしてるんだ、と。 僕を排除したところで、また新しいゴキブリめいた存在がキミの周りにはまた湧いてくるよ、どーせ、と。
僕のせいじゃない。僕は普遍的な悪だ。いくらでも湧いてくる類の。
だからやっつけたってムダさ。それだけは約束できる。
僕を倒して手に入る満足や報酬は、ゴミみたいなもんだ。かけたカロリー分に見合わない爽快感。
それ自体を申し訳ないと思う。経験値の少ない敵ですまん、的な。
倒すと大きな経験値が手に入る敵って、現実ではどん��だ。
どんなやつだ、それは。
ただ物理的に殺したところでスッキリなんてしないはずだ。
そんな事(暴力)でスッキリするやつはそもそも大した悩みなんて抱えないだろう。もしくは超臆病な人間だったら「安心」が手に入る事によるスッキリ感というか、ホっとしたという気持ちにはなるだろうが。
・ ・
楽しいことはコストがかかる。楽しいって事自体が報酬ではあるが、大体お金は儲からない。この日記は僕にとって楽しい行為だろうか?
お金を払わないとエントリーがかけなかったとして、僕はお金を払うだろうか?
多分払う。僕は「書く」という行為によって何らかの「報酬(脳内麻薬的な意味での)」を得ている。1エントリーにつき40円ぶんくらいの「快」を感じている。
じゃあDiscordはどうだ。あれは一体いくら払って遊びたい環境なんだ。
100円。たぶん100円は出す。しかも一日100円じゃなく、30分100円でも、だ。一日中いじってたいんだから3000円くらいは必要になりそうだ。
ネカフェ一泊分と似たようなコストか。
ああ、眠い。
いいぞ。つまらない気分になってきた。バカバカしく、虚しい気分になってきた。これでいい。これでいいんだ。 寝て起きたらDiscordサーバーは全部消えてなくなっているし僕も誰ともDiscordでラクガキなんてしていない。
全部なかったことになる。その展開はとてもリアリティがある。ちっとも驚かずに僕はそれを受け入れるだろう。夢か夢じゃないかの確認なんていちいち取らない。
そりゃそっか、って思って超やりたくない仕事を愚痴いいながらやるだけだ。
なんか有益なことしなくちゃな、他のやつらはいいよな、自分ほど無理して何かをやってなさそうで、っつって。
無理じゃなく自然体でできる事なんて、なにひとつ・・・ そう、それこそ「この日記」くらいしかない。
暗い事を書くのは好きだ。得意技だからだ。高校時代のトラウマを思い出せばいつでも自信と元気を失える。
自虐と冷笑の視点を取り戻せる。
そう、全部無かったことになる。消えてなくなる。
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12/8 閃華の刻28 年納 お品書
12/8閃華の刻28 年納に参加いたします。
場所🌸青海
スペース🌸Aホール チ08ab
サークル🌸C-strawberry
いつも通りオールキャライメージアクセサリーにてスペースを頂きました。端っこの方で寂しくしておりますので足を運んで頂けると嬉しいです。
新作 関東イベントでは初頒布の新作になります。
絆シリーズ 主のための根付 各¥1,500-
現時点で持込み予定は小狐丸、石切丸、今剣、清光、安定、和泉守、堀川、山姥切国広、長谷部、大倶利伽羅、鶴丸、村正、蜻蛉切、御手杵、こてぎり、明石、青江、陸奥守になります。

新作は以上です。以下からの継続頒布アクセですが、キャラが追加作成されているものもあります。
絆シリーズ 主のためのネックレス 各¥2,300-

現時点で持込確定キャラは以下になります。
三日月宗近、小狐丸、石切丸、髭切、膝丸、鶴丸国永、山姥切長義、山姥切国広、加州清光、歌仙兼定、蜂須賀虎徹、陸奥守吉行、大和守安定、和泉守兼定、堀川国広、大般若長光、巴形薙刀、豊前江、南泉一文字、小烏丸、日向正宗、千代金丸、浦島虎徹、小夜左文字、宗三左文字、江雪左文字、鶴丸国永、鶯丸、大包平、へし切長谷部、日本号、白山吉光、一期一振、鳴狐、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎、薬研藤四郎、乱藤四郎、五虎退、秋田藤四郎、前田藤四郎、平野藤四郎、厚藤四郎、博多藤四郎、後藤藤四郎、信濃藤四郎、包丁藤四郎、毛利藤四郎、太郎太刀、次郎太刀、今剣、大倶利伽羅、燭台切光忠、御手杵、北谷菜切、蜻蛉切、物吉貞宗、明石国行 間に合えば他追加持込致します。
※赤字は今回新規作成の刀剣男士になります。
絆シリーズ 政府刀バングル 各¥2,500-

山姥切長義 白山吉光 に命ずる
これより本丸にての任務とする。
戦況を打開せよ
審神者を助け、先んじ顕現している刀剣男士の助けとなれーーーーー
現時点では山姥切長義、白山吉光のみの持込予定ですが間に合えば肥前忠弘、南海長尊も持ち込みたいと思います。
※画像のスワロは星型ですがカラーバリエーションの関係で頒布品は星型ではなくスクエア形のスワロになります。
絆シリーズ 初期刀バングル 各¥5,000-
初めまして、あるじ。
初めまして、お刀様。
そんなにかしこまらないで欲しいな。
君は今日からこの本丸の将なんだから。
若輩者です、戦のない世で育ってきました。
私と一緒に本丸の礎となって頂けますか。
貴方方は本日からこの本丸の双璧です。
時に叱り、励まし合いながら歩んで下さい
時の政府より

5通りの使い方のできるバングル、ブレスレットのセットです。
絆シリーズ 初期刀ブレスレット 各¥2,800-
コンセプトはバングルと同じです。サイズ的に政府刀バングルと重ね着けをすることが可能です。

※前回山姥切国広とセットでのみ頒布した山姥切長義ブレスレットですが余裕があれば前回同様セットのみで少量頒布予定です。コンセプト上セット以外考えられないためご了承下さい。
絆シリーズ 初鍛刀ピアス 各¥2,300-
初めまして、あるじ様
初めまして、私の初鍛刀
ぼくたちをあなたの懐刀にしてくれてありがとう。
私の声に応えてくれてありがとう、これから頼りにさせて下さい。
そんなやりとりをしませんでしたか…
そんな審神者と初鍛刀の絆のためのこんのすけからの贈り物です。


現時点で持込予定キャラは基本的に現時点でイベント鍛刀を除く鍛刀可能な刀のみとなります。
※初期刀に関しては他アクセでの作成が多いため作成予定は現状未定です。
ドレスアップシリーズ 4Wayネックレス ¥3,500-
ドレスアップシリーズ バッグチャーム ¥2,000-
現時点での在庫のみでの持ち込みになる予定です。


ロケットキーネックレス ¥2,000-
こちらも在庫のみでの持ち込みになります。三日月、鶴丸、清光は在庫がありません。 ※ロケットキー画像はブログ容量制限のためお取置きフォームからご確認下さい。
カケラシリーズ
伯仲ゆりかごのピアス 各¥5,500
揺り籠のようにゆらりゆらり
あなたのココロに守られて…

源氏ラリエット風ネックレス 各¥6,500-
伯仲戦装束ネックレス 各¥4,500-
沖田組ラリエット風ネックレス 各¥6,700
※キミと刻む時間 ¥4,500
琉球刀珠洲ネックレス ¥5,000
こちら5種は今回は展示のみになります。※以外であれば13:30(予定)以降頒布対応要相談となります。
今回は現時点で取置きは予定しておりませんが、相互フォローのサークル参加の方に関してはご相談頂ければ対応したいと思います。合わせて前回中止になったスパークでお取置き希望されていた方は同一内容であれば承ります。
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總舖師(2013 Taiwan)

中華圏って「食」 対決物映画大好きだよなー といつも思う。どれだけ「食べること」がアイデンティティなんだwと。
ストーリー展開は荒唐無稽だし、キャラクターも台湾コメディにありがちな悪役のはずが 根っから悪くないどころか 実はみんないい人コメディキャラで、みんなハッピー! というベタっぷりが、気軽に笑いながら観て、観終わったころにはなんかベッドに入るまでハッピーな気分になるにはもってこい。主演の夏于喬嬢も可愛いし。
台湾映画って、「自分達はキミと違うんだよね。やっぱり元はイギリス植民地で国際都市だからさ(ふっ)」感がはかとなく漂う香港映画や「がしがし成り上がってなんぼだぜ!行くぜ!おらーーー」感を噴き出してるか、 「中華3000年の重みをありがたく感じなさい」感をまとってる大陸映画と違って、「え?僕たち田舎者っすよ。いいじゃないっすか。いいとこですよー。食べ物も美味しいし、自然も素晴らしいし、人も親切だし」を隠してない感がするんだな。
でもこの映画の面白いところは台湾の食文化をしっかりと描いているところ。北部、南部の味の違い(南部は甘い!)、そしてこのタイトルとテーマそのもの、台湾漢人独特の宴会スタイル「辦桌」(お祝い時に廟や学校の広場、自宅近所の空き地等々広いところを借り切って開く友人家族近隣の人ウェルカムな野外宴会)を取り仕切るシェフ「總舖師」。 台湾の有名な料理の多くはこの食卓文化に由来すると言われているらしい。
正直、戦後大陸から来た広東や上海のような おセレブ御用達の洗練された料理ではないけれど、みんなでワイワイ楽しみながら食卓を囲みたくなるような料理ばかりで深夜観賞厳禁。
主役の母という脇役キャラなのに、ババーンとポスターのセンターを張っているのは台湾のドラマを観ている方には馴染みのある女優・林美秀姐。豊満ばでぃに明るい突き抜けた人情味豊かなおかんキャラといえばこの方ですな。でも実は彼女、大学は舞踊専攻、台湾の大スター藍心湄のバックダンサー出身だそうで。


こんなにナイスバディだったのに,,, キャリアの重みでプラス40kgになりましたとさ。(恐怖)

でも脚がすっごい綺麗なのはさすが元ダンサー。

そういえば、初めて観た食対決映画はこの1995年の香港の春節電影、「金玉満堂」。香港らしいベッタベタな吉本新喜劇的ギャグ満載だけど、 B哥も靚靚も熊きんも羅家英もワタクシの目には見えておらず、哥哥しか見てなかったのです。

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Klavquill 1-4
ユガキョの続き書きました、どんどん季節から遅れて行きますが話の中で夏くらいまではぼんやり展開が決まってるので追いつきたいです…
I’ve written the next part of Klavquill. In Japan, cherry blossoms are in full bloom but it’s December in this plot...I’m thinking about the sequel until summer vaguely, I want to catch up.
Chushin-gura is a famous period play in Japan which is often televised at the end of the year. It is a story about the loyalty of samurai, I believe Simon loves it.
*******
Simon entered the allay with Klavier and looked at him. Klavier still had tearful eyes.
“Are you all right you came out?”
“Yeah...sorry”
“It’s not your fault. Don’t laugh foolishly at such a remark”
“Well, some people like me and others don't. I’m used to being told “I hate you””
“...I have done something unnecessary”
“No, you haven’t. I was glad. It’s the first time just a friend, who isn’t concerned about music has ever protected me, if I can call you a friend. Thank you”
Klavier smiled and his wet lashes glowed in streetlight, Simon felt pain in his chest for some reason.
“What are you going to do now?”
“I’ll go home”
“I’ll walk you home, if we can go there by walk”
“...Thank you”
Simon didn’t want to leave him alone but he didn’t know why, he decided to walk Klavier home despite he wasn’t a child.
It took about 30 minutes to walk to Klavier’s apartment, they started walking slowly. They had had almost nothing, Klavier asked Simon if they would order something to eat at Klavier’s place but Simon declined it because he had a plan early tomorrow morning.
“Are you going to work?”
“No, ...I’ll go to the grave of my mentor”
“I see, with Fräulein Cykes?”
“No, I’ll go alone. We haven’t talked about my mentor yet, but we must do it someday”
Simon had little to tell someone about it but he felt he could talk to Klavier, then he confessed it. Klavier seemed surprised a little and looked up at him.
“Well, I’m not sure you two should talk about it, but it’s precious that you can share your grief with someone”
Simon noticed that Klavier was careful not to cross the boundary and felt guilty that he might have confused him but his gentle voice sounded pleasant for Simon.
“...I see”
“You are lucky to have someone to die”
It was the first time for Simon to be told so, he didn’t know if it was unusual.
“Don’t you have anyone?”
“No, I...I can’t, I’ve never thought like that”
He regretted asking Klavier such a thing after saying though Klavier looked unconcerned.
“I wonder what they would do to our plan on New Year’s Eve. You should go”
On New Year’s Eve(three days later),Apollo would come back and the same members as today planned to have a hot-pot party, going through the years and visiting a shrine for the first time in new year. Klavier seemed wondering how the plan would be going.
“I don’t know. If they don’t go, they will notice you. You don’t have to hesitate”
“Well... I’m looking forward to seeing Herr Forehead”
“It’s a bit of pity that I’ll miss “Chushin-gura” on TV”
“Won’t you record?”
Klavier asked strangely, Simon answered that he didn’t have a recorder.
“Oh, I’ll record it. If you don’t have particular plans on New Year, would you come and stay?”
Simon was upset by an unexpected invitation inwardly, he accepted it with equanimity.
“This is my apartment, see you again on New Year’s Eve”
The building was too big to see where the entrance was, Simon looked over Klavier’s back in the site of the building.
Simon was walking in the cold air of late December and got a message from Athena.
“Are you okay?”
He called her right away and she answered.
“I’ve walked him home of his. Maybe he’s alright”
“That sounds good, how about you, Simon? Have you eaten dinner?”
“I’ll have something properly, don’t worry. Sorry for confusing you”
“Well...Ema said sorry for you”
“It’s no use apologizing to me”
“She seems to have texted Prosecutor Gavin, they might talk something”
Simon felt a little surprised.
“Are you close to Prosecutor Gavin?”
“I don’t know we are close, but he did me a good turn without any return. No matter what someone says he is a good fellow for me. I can’t overlook in silence when someone insults him”
“I see...he is so kind that you can get along with him!”
He is kind, of course he is kind to everyone.
Even though, Simon would never forget his secret rehearsal, the voice like an angel, embarrassed smile and the warmth of his hand. If they were not special for Klavier, they were special for Simon.
“Ema is going to leave for Khura'in tomorrow as Prosecutor Sahdmadhi called her up. Though we can’t see her in person, is it okay as planned on New Year’s Eve?”
“That doesn’t matter. Gavin seemed to be going too”
“Then I’ll tell him it”
“...Athena”
“What?”
“What will you do tomorrow?”
Simon felt her nervous throughout the phone.
“Well...I’ll go to the grave of my mother”
“Me too. Will you go with me?”
“...Yes, of course I will!”
“Then, I’ll meet you at seven”
“Seven!?”
“Is it too late?”
“No!”
Simon felt a little brighter with her cheerful voice.
*******
牙琉検事と路地裏に入ったユガミ
背中から手を放して、まだ涙目の牙琉を見る
「お前まで出てきちまって良かったのか」
「うん…ごめんね」
「別にテメエのせいじゃねェよ。いいのか、ヘラヘラしてて」
「そりゃ…好きって言ってくれる人も、そうじゃない人もいるからね。キライって言われるのも慣れてるよ」
「…余計なことしちまったな」
「そんなことないよ、嬉しかった。音楽関係じゃない、ただの友達が…キミをそう呼んでも良ければだけど…庇ってくれたのなんか初めてだよ」
ありがとう、と微笑む牙琉のまつげが濡れていて街灯の明かりで光って見えてなぜか胸が苦しくなるユガミ
「これからどうするんだ」
「帰るよ」
「送ってくぞ。…歩ける距離ならな」
「…ありがとう」
なんとなく一人で帰らせる気になれなくて、子供でもないのにと思いながら一緒に帰ることにしたユガミ
牙琉検事の家までは歩いて30分くらいで、ゆっくり歩き出す二人
ほとんど何も食べずに出てきちゃったので、うちに寄って出前でも取る?と聞く牙琉検事に、明日早いからやめておくと言うユガミ
「そうなんだ。仕事?」
「いや……師匠の墓参りにな」
「……そうなんだね。お嬢さんと一緒に?」
「……一人だ。……まだ、師匠の話はできてねェんだ。いつかはしなきゃなんねェだろうがな」
あまり人に話したことのないことだったけれど、彼になら話せそうな気がして打ち明けてみると、牙琉は少し驚いたようにユガミを見上げる
「そっか。話をした方がいいのか、ぼくには分からないけど、悲しみを分かち合える人がいるのはステキなことだと思うよ」
牙琉が踏み込みすぎないように意識しながら話してくれているのが分かって、気を遣わせてしまったかと思いつつ、彼の優しい声を心地よいと思うユガミ
「…そうだな」
「命までかけられる人がいて、キミは幸せだね」
ユガミはそんなことを言われたことがなかったけれど、そんなに変わったことなのだろうかとふと思う
「お前さんにはいねェのか」
「…ぼくにはムリだよ、そんなこと考えたこともないもの」
聞いてから、拙い質問だったかと思うけど牙琉検事は特に気にした様子もない
「大晦日はどうするんだろう、キミは行きなよ」
31日にはオドロキくんが帰ってくるから同じメンバーで事務所で鍋をして年越しして初詣に行く予定にしてたから、その行く末を気にしているらしい牙琉検事
「さアな、やめんなら何か言ってくるだろ。別に、てめえが遠慮するこたねェだろうが」
「うーん…そうかな、おデコくんが帰ってくるし、ぼくも楽しみにしてたしね」
「忠臣蔵が見られねェのが心残りだがな」
「録画しておけば?」
不思議そうに言う牙琉に、そんな機械持ってねェよと言うユガミ
「そうなんだ。うちで録っておいてあげるよ。予定なければそのままうちに泊まりに来るかい?」
ユガミは思いがけない誘いにちょっと動揺しつつも平静を装って承諾する
「ちょうどここだよ。また、大晦日にね」
どこが入り口なのかわからないほど大きいマン��ョンの陰に消えた牙琉検事の背中をぼんやり見送るユガミ
ユガミが12月の冷えた空気の中を自宅まで歩いてたら携帯にメールが届いて、見たらココネちゃん
「大丈夫ですか?」
電話をかけたらすぐに繋がって、
「牙琉なら家まで送った。まあ、大丈夫なんじゃねェか」
「それなら良かったですけど…あの、夕神さんの方は…ご飯とか食べましたか?」
「心配すんな、適当に食う。悪かったな、騒がせて」
「あの…アカネさんが、ごめんなさいって…」
「俺に謝ってもしょうがねェだろうが」
「ガリュウ検事にも、メールしてたみたいなんで…何か連絡してるんだと思います」
「…そうか」
ちょっと意外に思うユガミ
「あの…夕神さん、ガリュウ検事と仲いいんですか?」
「…仲がいいかは知らねェが、あいつは俺を気遣ってくれた、何の見返りもねえのにな。誰が何と言おうが、俺にとっちゃあいつはいい奴だ。目の前で馬鹿にされて、黙っちゃいられねェよ」
「そうなんですね…ガリュウ検事は親切だから、きっと仲良くなれますよ!」
牙琉は親切なのだ。もちろん、誰にでも…
それでも、ユガミは、彼の優しさも天使のような声も、照れたような笑顔も手の温もりも絶対に忘れないだろうと思った、牙琉にとって特別ではなくたって、彼にとっては特別だったから。
「アカネさん、ナユタ検事に呼ばれて明日からしばらくクラインなので、直接は会えないですけど、大晦日は予定通りでいいですか?」
「俺は構わねェぞ。牙琉の奴も行く気はあるみてえだ」
「あ、じゃあ、連絡しておきます」
「…ココネ」
「どうかしましたか?」
「明日は何すんだ」
電話の向こうから緊張が伝わってくる
「あの…お母さんの、お墓参りに」
「俺もだ。…一緒に行くか」
「…はい!」
「そうしたら7時に待ち合わせンぞ」
「7時⁉︎」
「遅すぎるか」
「いえ!全然!」
ココネちゃんの元気な声に、少し気持ちが明るくなったように思うユガミ
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「星と小石」 輝く力は 自分の中にあるんだよ。 だってキミも この星の一部なんだから。 小さな星が降りてきて そっとおしえてくれました。 ーーーーーーーーーー かとうようこ展2023 日程:5月22日(月)〜27日(土) 初日(月):14:00〜19:00 (火)〜(金):12:00〜19:00 最終日(土):12:00〜17:00 *私は期間中毎日14時より在廊予定です。
場所:ピンポイントギャラリー https://ift.tt/dSvrLwT 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-49-5 RハウスTEL 03-3409-8268
表参道駅B2出口より徒歩3分 (行き方)青山通りの花の館ビルと灘屋酒店の間の道を入り、一本目を左に曲がる。「おひつ膳田んぼ」という和食屋さんの隣。 @pinpointgallery_1988 #かとうようこ #個展 #表参道 #絵 #ほのぼの #水彩 #癒し #星 #小石 https://instagr.am/p/Cr-eOJJJEoH/
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虜囚図
cydonianbanana
「聞いたかね」下家が山に指を伸ばし、「昨日、北半球第四図が燃えたらしい」と一筒を切る。
地図が燃えた?「それは、地図が稼働しているサーバーが燃えたって意味ですか?」ぼくは上家が切るのを待って尋ねる。
「いいや。文字通り、地図が燃えたのさ。後に残ったのは、風が吹けば崩れ去るのみの焦げた断片と、鼻を突く黒煙のにおいだけだったんだと」
ぼくは窓の外に目をやる。地平線まで一面となった灰色の地面と黒い空が見える。この月面図がいま燃えたとしたら、ぼくらはどこへ逃げればよいのだろう。
「観世音、南無佛」下家がなにか呟きながら牌を切る。二筒だ。
「えぇ?」
「ほら、牌の横に刻まれてるだろ? 延命十句観音経だよ」
言われて雀牌の側面を注意深く触ってみると、竹の部分にごくごく細かい溝が掘られていることに気づく。
「あ。これ、お経が彫られているんですか? またどうして」
「マニ車みたいなもんさ。牌ってのは初め山に積まれて、それから河へ流れていくだろう? 一局終われば河から再び山へと還る。この繰り返しだ。つまり、牌は循環しているんだよ。これほど輪廻転生的な回転運動を活用しない手はない。牌にマントラを彫っておけば、麻雀を打つだけでどんどん徳が溜まっていくって寸法さ」
「じゃあ、身心こめて打たなきゃいけませんね」ぼくは山から引いた中に掘られた経文を読み取れないかと人差し指を擦りつけてみるが、諦めてそのまま切る「こんな細かい文字、よく読めますね。ぼくには、なんとなく凸凹してるってことしかわかりませんよ」
「盲牌ができれば、そう難しいことじゃあない」
「なるほど」ぼくたちはいつも手で山を積んでいる「あなたと打つのが急に怖くなってきました」
「オレは積み込みなんてしない。徳が減るからな」そう言って下家は一萬を切る。
雀卓の上に山河が繰り返し形成され、絶えず変化し続けることは示唆に富んでいる。麻雀を打つことは、地図を描くという行為の反復に他ならない。雀卓を時間軸にそって俯瞰すると、それは考えうるあらゆる可能な地図のバリエーションを包含する超地図へと向かわねばならない。浄土=地図宗の僧侶もたしかそう言っていた。
「ところで、キミはこの地図に住んで何年たつ?」下家の口数が多い。手が悪いのかもしれない。
「そろそろ四年になるはずです」ぼくは答えて二枚目の中を切る。
「その前に住んでいた地図を思い出せるか?」
「よく覚えていません。海辺の街だったような気がするんですが」
縮尺一分の一の地図に住んでいる以上、地図飛躍はつねに話題の中心になる。地図の中の地図、あるいは地図の外の地図への出口を暴きたいという欲望はヒトの社会的欲求の根本に接続しているらしい。巧妙に隠蔽された出口の発見にはアルキメデス的発見の快楽が伴うのだ。
「海辺の街か、いいな。ここよりはずっと楽しそうだ」
月面図に来てすぐのころは目新しい風景に喜んだものだが、数日も過ごせばどこもかしこも同じ景色ですぐに飽きてしまう。ほんの先月まではこの月面図にも両手で数えるくらいの人がいたのに、いまでは面子を四人揃えることさえできなくなり、今日もこうして三人麻雀を打っている。
「まるで囚人のようですね」脱獄の閃きを待つだけの囚人だ。
「どんなに穴を掘っても、その先はまた次の牢屋につながってる」下家が引いてきた赤五筒を河にたたく。どうやら染めているらしい。
上家の河からは何をやっているか読み取れない。対子系の手かもしれない。
「北」ぼくは北を抜いて、切れるうちに三索を切っておく「だんだん、この卓が牢獄に思えてきました」
「それは正しい認識だ。オレたちはこの卓に新しい地図を描いている。地図と地図の中の地図との間に挟まる地図をな。雀卓ってのは、地図という牢屋を生み出しつづける牢獄なんだ」
そう言って下家が三枚目の中を切ったときだった。
「ロン」今までずっと黙っていた上家が唸りながら牌を倒した。その一三牌は、すべてが互いに異なる么九牌から成っていた。
ぼくと下家が息を呑む。卓上に異なる幾何学と計量へ向かう座標変換が生じ、一〇八枚の牌に隠蔽されていた地図が展開される様が透視されたかのようだった。上家の姿は忽然と消えている。
「上がったか」下家がボソッと呟く「先を越されたな」
「また次の囚人を待ちますか」二人で麻雀は打てない。
「一人二役で打ってもいいぞ」
「ご冗談を」月が新たな虜囚を得るまで、麻雀はお預けだ。ところで……すこし焦げ臭いにおいがしませんか?
宇宙地図の成立よりも、ずっと前の時代の話である。
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2021年の総まとめ!しのわくフェス開催🚩
こんにちは!しのわスタッフです!
4月になり、だいぶ温かくなってきました。新1年生のしのわく利用も始まり、新しい顔ぶれで毎日にぎやかに活動しております🌸
さて、少し遅くなりましたが3月25日(金)に開催したイベント『しのわくフェス』の様子をお送りします🚩
今回のしのわくフェスでは、子どもたちが2021年度の1年間しのわくスクールを舞台に取り組んできた活動の集大成として、発表やお店屋さん、アトラクションなどを子どもたち中心に行いました✨
晴天の下、オープニングは校庭で行いました!どきどきワクワク💓

2時間に渡るイベントの幕を開けてくれたのは、ダンスの定期プログラムに参加してくれた子たちによるHIPHOPダンス発表💃 50名近くのお友達・保護者の方々・先生方の前で精一杯3か月間の成果を披露しました♬とってもかっこよかったです✨

ダンス発表で盛り上がったところ、今日のイベントの説明がありそれぞれ行きたい場所へ散り始めます📢手にチラシを持って、「さあどこへ行こう?」

まず多目的室の一角では、『アトモン』というポケモンと化学の知識を融合させたちょっぴり難しいカードゲームの大会が開催されました♣ アトモンがとても得意な1年生男子たちが主催してくれ、トーナメント形式で白熱した対決が繰り広げられていました🌟優勝者には素敵な景品も♡

多目的室のもう一角では、おなじみのScratchで作ったオリジナルのゲームセンターと最近盛り上がりを見せているタイピングゲーム『寿司打』の大会が💻 他の所を回る隙間時間にちょっと寄って楽しんで行く子もたくさんいました!

隣の図書室では、子どもたちによるお店屋さんが開かれていました。まずは編み物大好き&大得意な1年女子たちによる「あみものくらぶ」☆

色とりどりの毛糸を使って、3種類の編み物の中からお客さんが選んだものを店員さんが教えてくれました💖

少し時間はかかりましたが、店員さんたちの教え方がとても優しく上手でみんな素敵な編み物作品を完成していました🍎

図書室にはまた「漢字マイスター」による「漢字クイズコーナー」も!! 「漢字マイスター」たちは、ハードな条件をクリアしてマイスター称号を獲得した漢字の強者たち。 小学生とは思えない難しい漢字をたくさん知っていて、大人も舌を巻いてしまいます👀 そんな彼らは今回、お客様向けに激ムズ漢字よみかたクイズを作って楽しんでもらいました⚡

「吃逆」「海豚」「時雨」、、、皆さん、何と読むか、分かりますか??? 辞書まで持ってきて真剣に取り組む3年生の姿も…ほほえましいです^^

多目的室と図書室の間の廊下には、子どもたちがコツコツと作ってきたLaQやレゴの作品展示がありました✨マイクラの村人やゾンビ、鬼滅の刃の煉獄さんまであります👀この1年で工作も、レゴも、LaQもびっくりするぐらい上手になりました!

さてさて、少し離れたランチルームでは「ヘアアレンジマイスター」の5年生女子と元美容師のスタッフによる「ヘアアレンジコーナー」が🎀

マイスターの女の子は、忙しい中時間を作って毎週しのわくに来てくれ、メニューの中身を考え、マネキンを使って練習したり、メニュー表やポスターを作ったりしてくれました💖 編み込みやスプレーでのちょっとしたカラーリング、リボンでの飾り付けなど盛りだくさんでそれはそれは大繁盛!!!

2時間弱で20名以上のお客様に素敵なヘアアレンジをプレゼントしてくれました💓

同じくランチルームでは、「ピアノマイスター」らによるピアノの発表もありました🎹子どもたちお手製のポスターもお見事✨

少し恥ずかしそうでしたが、思い思いの曲を演奏してくれました♬ 飛び入り参加もたくさんいましたね。隣のヘアアレンジコーナーのBGM的な感じで相性も抜群でした🎵

この1年間校庭遊びの時にひたすら異学年でやっていたドッジボール⚽ いつもはマイルールもありで自由にやっていますが、今日は競技ドッジボールの公式ルール・公式ボールでのドッジボール大会を開催しました✨

公式ルールでは1チーム12人らしいのですが、集まってみたらなんとちょうど24人!2チームに分かれて思う存分楽しみました🚩

盛りだくさんのお店&アトラクションの時間はあっという間に終わり、興奮冷めやらぬままではありますが、図書室に集まってエンディングの時間です🏳
エンディングではまず、「ぼくとしのわく」というテーマで1年間しのわくに通い続けてくれた1年男子からプレゼンテーションがありました🎤 緊張した様子でしたが、しのわくが好きな理由について、とってもハキハキと自信を持って発表してくれ、他のみんなもとても真剣に聞いてくれていました✨

続いては「キミの夢は?」プロジェクトの成果発表です✨ このプロジェクトでは、子どもたちの夢の共通項である「動画制作」に1月から3か月間毎週取り組んできました。記念すべき第1回目の動画は、子どもたちがネタ出しから出演、撮影まで自力で取り組んだ『小学生あるある』です^^

「確かに~!」「ある、それある~!!」と観客からの反応も素晴らしく、上映が終わってからは「アンコール!!」の声まで上がったくらいです💖

最後には責任者の岳先生のスライドと一緒に「こんなことあったね~」「これ楽しかったね~」 と1年間のしのわくの活動を振り返った後、恒例の「いいね投票!」結果発表とスタッフが贈るしのわくオリジナル賞の表彰式がありました👍
「心があたたまりましたで賞」や「グッドゲームデザイン賞」「グッドマイスターデザイン賞」「ベストプロジェクト賞」などなど、子どもたちの頑張りを色々な形で認めてあげられるような表彰式だったと思います💛 他のお友達の受賞を皆で認め合う雰囲気もあり、1年間での成長と一体感の芽生えを感じられて感激でした✨

こうして幕を下ろしたしのわくフェス。1年間子どもたちと本当にたくさんのことに取り組んできたなと改めて感じます。 2022年度の終わりに行う『しのわくフェス2023』はまたどのような姿になるのでしょうか?今から楽しみでなりません。 今年度も子どもたちが好きなこと、得意なこと、挑戦してみたいことに一緒に打ち込みながら一緒に創っていくいくしのわくでありたいと思います💛
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Scrap Days
古い紙特有の匂いがする。埃っぽいなと呟いて、ここに居るぞと主張する。ばさばさと音を立てて落ちて来る紙の資料の向こう側で、「あいよ」と聞き慣れた声がした。資料探しを手伝いに行ったまま戻らぬ相棒を捜して踏み入れた芸術家どもの魔の巣窟は、徹夜続��のアルコールの匂いと僅かに珈琲の匂いと交じって煙草の煙と、妙に甘い匂いがした。声、らしきものは先程返事をしたもののみで、後は唸り声ばかりが響いている。踏み入れてはならない場所に来てしまったような気がしても、何時だって後の祭りだった。そもそも、ここカルデアでは珍しくもない光景でもある。ぱっと思いつくだけでも、数多の国から色んな時代の者達が集まっているのだ。文化のサラダボウルだと言うと、エジソン辺りが合衆国の建国について一言申して来そうな気もするが、安心して欲しい。発電マニアどもはエレナ女史の付き添いで『ちょっと』遠出している。何事もマハトマのお導き、大丈夫だ問題ない。 「友よ、」と声が聞こえた。意味のある音だ。視線を向ければ、平常からしてすでに色の白い名探偵中の名探偵が、迷探偵面をして視線を空に彷徨わせていた。考えるまでもなく、何処かに中身が旅立っているようだと頷く。探偵が座るこの部屋で一番高そうな革張りの赤いソファは、何をひっくり返したものやら濡れたような染みの痕がある。すぐ横の丸い猫脚のテーブルの上には、「 absinthe 」とラベルの張られた謎の瓶が幾つも空になって転がっていて、猫脚ににゃあとも鳴かない童話作家が頭を預けて低い声で唸っている。寝心地が悪いのだろう。そう言えば静かだなと辺りを見回せば、劇作家は据わった目つきで種火はもう食べさせないで欲しいとぶつぶつと呟いており、心持ち腹が膨れているような気もした。いつものメンバーだなと安堵したところで、ここでは見慣れぬ音楽家の二人が無言でダイスを転がしてカードを出しあっており、やれ「産地チェック」だとか小さい声で呟いている。唯一正気らしい復讐者、いいや、影のどうしようもない相棒はこてりと首を傾げていつの間にか目の前に立っており、「どうかしたのか共犯者よ」とそう言いながら卒倒した。末期だ、とてつもなく世紀末だ。なんぞかの合同の死がどうとか食堂でこのメンバーが会合をしていたのは知っていたが、謀反でも起こすつもりか。いやいや、と首を横に振る。そこでもう一つ。 「ロビン!」 素直に名前を呼んで助けてくれと主張を最大限にする。早く連れ去って欲しかった。だってここは、とっても教育に悪い現場だ。 「いや、まあ、なんです?締め切り前だから助けて欲しい、時給が出るってんでして。このご時世何かと入用でしょ、お互い。いざって時の貯蓄みたいなもんですよ。」 彼の言い分はこうである。別に悪くないし、仲間との交流を深めるのは今までの彼を思えばいいことだろうと頷いた。ロビンはそんな、……カルデアのマスターを前にして、盛大にため息をつきたいのを堪えた。朴念仁とは言うまい。気の使い方は人それぞれだ。好意に鈍感でなければ、発狂しかねない程パーソナルスペースを侵されているのにこの子供は指摘しない。できようもないのであろうが。今だって、個室に二人きりという環境がどうのとマスターである子供を思って、「保護者」と主張する何名かに視線をすれ違いざまに向けられた。マスターの部屋に誰かがスタンバイしているのはいつものことだ、と誰もが理解している筈だと言うのに。そもそも、保護者と主張している何名かというか正直なところ、ロビンにとって源の大将は頭の痛い種の一つではあった。アジア人の見た目が幼いということを抜きにしても、マスターである子供は生前のロビンよりは明らかに年下だった。懐かれるのは気分は悪くなかったし、距離を縮めれば時々甘えるような言動をするのが良かった。そういう趣味を持ち合わせているわけではないのだと言い切れるが、初めてありがとうとはにかんでくれた時は一瞬息を飲んだものだ。だって、ちっとも、この子供は心から笑うということをしなかったから。 以来、ロビンは保護者ではないが傍に居る。駄目そうだなと判断すれば手を伸ばすし、まだ頑張れそうだと思えばただただ見守っている。騎士中の騎士である円卓の面々に、「忠義あふれる行いだ」などと評された時は本気で喧嘩になりかけたが、特にマスターに報告はしてはいない。だって、ロビンは騎士にはなれない。柄でもないというのもあったが、主義に合わないのだ。何処にでも居て、ただ学校に通い、どうということもなく過ごせる筈だった子供。だから誰かが守らなくては、勿論、別にロビンは自分がそうでなければいけないとは思っていない。顔を隠して、影のように付き従う復讐者のような相棒にもなれない。何もかもが中途半端な立場で、でもそれでも英霊だから。幸いただの人間に負けるようなことは在り得ない。いつかいつもの日常が戻る時、その日に備えておくのだ。抜け駆けだとは誰にも言わせるつもりはない。これは正当な報酬なのだから。 「時間延長料金は貰うつもりですけどね。」 きょとりと瞬いた子供にロビンは笑いかけて、アンタにとっても悪い話じゃないぜと囁いたのだ。 ごう、と風が吹く。白い大地に雪が降り注ぎ、果ては見えない。今どこに居るのかと問おうとして、口を閉ざした。思考が明瞭になる。懐かしい瞬間は程遠い。次の氷雪の大地へと向かう筈だった一行が、不意に妙な隙間に迷い込んでから数日。時間経過はまったくない謎の領域で、本来であれば夏だった筈の日々を過ごしている。――ルルハワってなんだっけ、妙なワードが過ったが忘れた。忘れることにした。あまつ、NYに行きたいかあと声が聞こえた気もしたが、全くの幻聴であろう。 「先輩、良いお知らせと悪いお知らせがあります。どちらからお聞きになりたいですか。」 洋画でよくある台詞って、使ってみたいけど現実に使おうと思うと使えるタイミング全くないよね、なんて会話をしたのが五分前だった。頷いていた探偵に、思わず二度見をしたがこれも気のせいだろう。だと言うのに、愛すべき後輩は天然を惜しみなく発揮させ、結果的に場の空気を和ませることに成功していた。これを奇蹟と言わずして何と言おうか、そんなムニエルの叫び声も気のせいだろう。なんだっけ、これ、いつかの惨状に似ているなと立夏は思ったがなかったことにした。シリアスな状況が続かないのは仕方のないことで、空腹すら存在しないこのただ白い景色が続く退屈な時間は、精神的にひたすら摩耗するからなのだった。何の肉を使ったか当てよう、所長のお手製料理コンテストはすでに行った。マシュのましゅましゅコントは可愛かった。ダヴィンチちゃんのうんちくトークはもうマニアックなのでやめて欲しい。様々な要求があったが、ムニエル氏のお悩み相談コーナーは異常に盛り上がった。スタッフの探偵と接する時の会話のテンポが難しい、年頃であるマシュと立夏の情操教育上に正しい行動とはだの、割と平和じゃないかなと立夏が遠い目をしたくらいには時間が経過している、筈である。曖昧な時間が、焦燥感へと変わる。その瞬間はすぐそこだとわかっているのに、何も出来ずにいた。 「……良いお知らせは、特異点を発見したことです。悪いお知らせも特異点を発見したことです。」 つまりどういうことだってばよ、と立夏は瞬いた。うっかり忍者のような物言いをしたなと思ったものの、誰も同じ国の出身者がいなかった為にそのネタは通じなかった。唯一、ムニエル氏だけが口元をにまにまとさせていた。 「つまりだね、立夏くん。特異点が見つかったんだ。この何もない筈の氷雪の大地の上に、突如として現れたんだよ。」 ドクターみたいな物言いをしたダヴィンチが、咳払いをした。意識をしたのかもしれない。立夏は小さくはにかんで、こくりと頷いた。後にすることはわかっている。特異点があるならば調査をする必要があった。何か不測の事態が発生していることは確かだったから。 そうして氷雪の大地に踏み入れた途端、立夏の足は緑に覆われた大地に辿り着いたのだ。あっという間だった。まるで目隠しをされていたかのように、そこに在った。ぶあ、と生々しい生き物の気配が襲い掛かる。情報量は急に多くなり、立夏は一瞬眩暈を覚える。でも、懐かしいと感じた。何故だろうと首を傾げた横に、ダヴィンチが降り立つ。上を見上げ青い空を、周りを見回し木々の木漏れ日を、耳を澄ませて鳥のさえずりを。「なんて、うつくしい」と幼い声でダヴィンチが言った。立夏は頷き、思い切り息を吐き出して、続けて胸いっぱいに吸い込んだ。冷たくない、温かな空気だ。���シュが恐る恐る降り立ち、探偵ことホームズは眩しそうに目を細めた。探索はいつも通り、二人で。何かあるかわからないと言う割に、ダヴィンチは危険性は低いと思うよと確信をもった様子で言い切る。ホームズは「成程、」と妙に嬉しそうに笑うのだ。 「常々、思っていたのだがね。会いたい、と言葉にしない理由を。成程、確かに願うまでもなかったわけだ。」 きょとりとする立夏に、ホームズは「さあ、行ってくるといい。懐かしい旧友に会えるだろう」と満面の笑みで言う。立夏は逆に警戒心を高めてしまいながら、マシュの手を強く握った。おや、と眉を跳ねあげたホームズは、今の言葉の何処に警戒心を高める理由があったのかということについて、すぐにダヴィンチに視線で訴えた。ところが全く伝わらず、ダヴィンチはお土産を楽しみにしていると手を大きく振ったのだった。 歩いて、歩く。踏みしめる大地の上に足跡が残る。雪に埋もれてすぐには消えない。振り返れば帰る場所へと通じる道筋はすぐにわかった。迷いそうでいて、迷わない程度にわかりやすく誰かが踏みしめたような小道があって。恐らくこの森の何処かに森の主が居るのだろうと容易に察せられた。特異点と言うからには敵も居るだろうと思ったのに、二人の行く手には何も遮るものがない。あるのはただ木々と、諸動物の気配と。人里を離れて、迷い込んだ森。そんな気分にさせられながら、立夏は歩みを進める。こんな風な場所を皆と歩いたなと思いながら、懐かしむ余裕すらでてきた。野営をすることはないだろうが、あまり遠くへは行かない様にしようかと手を繋いだマシュを振り返る。 「先輩、パンでもちぎって歩けばよかったですね。」 誰かに捨てられたわけでもないのにマシュがそう言って、立夏は食べる方が建設的じゃないかなと肩を竦めた。色気より食い気だからと言い訳をしてみて、マシュをちらりと見て。マシュはそれでも先輩と一緒なら、と笑うのだった。森の木々は時折かさりと音を立て、二人はその度に足を止めた。でも、その度に正体までは掴めずに、必死に気配だけを辿った。まるでわざと残されているような痕跡、歩いていた足が途中から走り出して、無我夢中に。アプリコット色の髪が揺れたのが見えたら、もう駄目だった。 白衣が、翻って。困ったように笑って。樹皮に縦に割れ目の走る、赤い小さな果実を無数につけた一際背の高い木の下で。その人は申し訳なさそうに、そこに居るのだ。 「「ドクター!」」 声が揃った。繋いでいた手もそのままに走って、押し倒さんばかりでしがみつく。誰なのかも、本人なのかもわからないまま、感じ慣れた気配ただそれだけに縋りつく。涙腺が緩んだ。頬を勝手に伝うものは止められずに、恋しくて寂しくて、手を伸ばしても届かなかったその人の名前を呼ぶ。ロマニ、ロマン、永遠に消えてしまった人。助けられなかった二人。後悔はいつだって尽きない。その中でも前所長とドクターだけは、二人に焼き付いているのだ。半ば呪いのように。 「……申し訳ないけど、先に言っておくよ。ボクはロマンその人ではないんだ。生前、ダヴィンチちゃんからのお願いで、ボクはボクのAIを造っていてね。だからこれは、ボクの代替品と言うか……データの集合体でしかない。この体は確かに人間によく似たものだけれど、年を取ることはない。あ、でもボク達が旅をした日々のこと、これまで二人がここに至るまでのこと。全部把握はしているよ。何せ、これはボクの我儘でもあるんだ。形がどうであれ、ボクは君達のつくる未来が見たかった。」 両腕は二人の背に回り、疑似的な回路で体温が点った手の平が二人の背を撫でる。撫でて、それだけでは足りなくて。頭やら頬を撫でて、触感を確かめるように。「柔らかいな、女の子だもんね」と言えば、マシュに無言で睨まれたりもして。 「オリジナルのボクは、立夏くんとマシュのことをとても愛していた。データの集合体であるボクにあるこの感情を本当だと信じてくれるなら、ボクだって二人のことが大好きだ。……そういうわけで、」 少しだけ間をおいてロマニは言うのだ。 「戦闘に役立てるかと言うと全くなんだけれどね。ああ、本来のボクよりはその辺はマシになってるけれど。……―――なにより、おかえりって言えるんだ。また、キミ達に。」 また零れて来る涙を拭って、マシュが縋り付く勢いでしがみつく。何処へも行かないでもう二度と、なんて言葉を言わなくてもきっと伝わっている。偽物かかどうかなんて判断するまでもなかった。二人にはわかっていたから。 帰り道すがらにロマニを挟んで手を繋いで歩く。両手に花だと立夏が言うと、「確かに若い子を連れて歩くのは、気分はいいな。」などと神妙な態度でロマニは頷く。積もる話もあったが、いつものようなやり取りが何よりも。立夏が楽しそうに話して、マシュがロマニにほんの少し甘えた素振りをして、ロマニが困ったように笑って。何時だって、ここにダヴィンチが居て、メンバーは入れ替わっていったりもした。でも、ロマニが居なければやっぱり駄目なのだ。おかえりの声がないと言うだけで、踏みしめる足は心細くなる。もう大丈夫歩いて行けると思っていたのに、こんな風にされてはもう駄目なのだ。優しさに飢えていたわけではない。新所長や、スタッフ、ホームズもダヴィンチだって。こんな状況であっても、尽きぬものだ。人の優しさ、温かさ。触れ合って、例え壊してしまう世界の向こう側であっても。もしかしたら狡いのかもしれないと立夏が言うと、マシュが不安そうにロマニを見上げた。ロマニはやっぱり困ってしまったように笑って、 「というか、ボクそのものはボーナス支給みたいなものなんだ。そもそもの発端は君達もよく知る彼のお願いからで、ダヴィンチちゃんとボクは相応の対価と引き換えに実現したに過ぎない。それでも有り余る資源はこうして今目の前にあるわけなんだけど、……よく考えてごらん。森、目隠し、そして、――イチイの木。」 今の今まで歩いて来た方向を振り返り、ロマニは嬉しそうに口にする。 「サーヴァントには好かれていないってデータがあったけれど、記録を読む限りではそうではないと思うんだ。少なくとも、『認められていた』ってね。何よりボクはあの彼にそう願われたことが、何よりも嬉しい。」 好かれているとは思わなかったのだと語る口調は楽しそうでもあって、訝し気に見上げるマシュの手を揺らして、ロマニはまあまあ、と宥める。歩いて、歩いて、その内に森の終わりが見えてきて。またふわり、と幻影のように森が消えそうになったところで、ロマニが二人の手をやんわり解いて振り返り叫んだ。 「ロビンくーーーーーーーーーーーーーん!やっぱり二人に黙って置くのはかなり無理があると思うんだ!大体使い切れないリソースを廃棄するのはもったいない。限りある資源こそ有効に使うべきだ。肉体のあるロビンくんなら、戦力としても護衛役として十分な筈だろう?!」 ぶっと噴き出したのは立夏で、マシュはぱちぱちとしきりに瞬いている。一方、叫び声の木霊する森はゆるゆると消えて行き。やがてぽつんと緑色のマントを纏う人影へと姿を変えた。あの森そのものが彼の宝具だったとは、まさか思いもよるまい。立夏は何か逸話に大幅な変更でもあったのかと首をひねるが、勢いよくフードをとったロビンは舌打ち交じりに言い放つ。 「仕様変更でも何でもねえっての。こちとら、持ってるところからせっせとバイトをして隙間産業しながら溜め込んだんだ。聖杯?上限迎えてるってのに、人に捻じ込んで来たのは何処の何方でしたでしょーか。」 じと、と見つめる視線に立夏は何と無く気恥ずかしくなり、ロマニの後ろの隠れた。何だかビミョーなお年頃のような反応をされ、ロビンは閉口する。今それか、今になってそれかと内心で突っ込みつつ、ロビンにしては積極的に歩み寄って襟首をつかんで引きずり出せば、合わせる顔がないと来たものだ。ぼそぼそと語る言葉を繋ぎ合わせれば、もう会えないと思っていたから、だの、いつかまた会えたらいいとは思っていた、だのと。 「立夏くん、そこは素直に会いたかったでいいと思うんだ。データから見ても、こういうのはリリカルな展開を経てメイ・キングなだけにメイキングラブになると思うんだ。」 ロビンがついロマニの肩を軽く小突いた。流石に今のはなかったな、とお互いに視線を交わしたところで、マシュが咳払いをし、 「つまり……、どういうことなんでしょうか。ロビンさんは、あのカルデアに居たロビンさんなんですか?」 「まあ、なんです。宝石剣をちょいとレンタルしましてね。出所については聞かないでくださいよ。面白くもない苦労話が付録につくだけだ。――あー、そもそもあの宝石剣ってのは平行世界の」 「ロビン、もっとわかりやすく。」 立夏がかみ砕いてくれと言うと、そうでしたね、とロビンは立夏の頭を撫でる。こういう時、孔明大先生が居たらなとロビンは思うのだが、居ないものは仕方あるまい。 「宝石剣で平行世界からマジックパワーを集めたよってところですかね……」 「雑だね。ロビンくん。」 ロマニに雑などと言われると、ロビンも思うところはある。思うところはあるが、突っ込みを返した���ころで泥沼になるのが目に見えていた。まじっくぱわあ、とぼやいた立夏はじーとロビンを見上げている。 「そんなに熱心に見つめたところで、ハンサム顔があるだけですよ。」 「クラスがキャスターになったってこと?」 「違うな???」 「でもドルイドの関係なら、キャスターわんちゃん。」 「どこぞの御子様でもあるまいに、木を燃やすなんて真似しませんよ。一面焼け野原にでもなっちまったら、隠れる場所なくなるでしょうが。」 「あー、成程。そういう流れでなしなんだ。」 「いやまあ、どっかの誰かが新たな逸話でも発見したなら在り得ない、とは言い切れないけどな。…………、この話今必要だったか?」 「あんまり。」 「ですよね。」 成程と頷いている立夏の調子が相変わらずマイペースだなと思いながら、ロビンはふっと視線を逸らす。すると目に入ったのがにやにやしているロマニと、したり顔のマシュなのだから手におえない。まだそう言うんじゃないと主張したところで、もう手遅れだろう。ダヴィンチが顔を覗かせているのが遠くに見えるし、ここから待ち受ける盛大な言い訳と、新所長への御目通りと。これからのことを思えば、決して容易い日々ではあるまい。でも、立夏はそこに居て、守りたい者とその日々は此処にあるから。
かくて、愛と希望の日々はまだ続き、旅はまだまだ終わりそうにもない。ロビンは冷たい曇り空を見上げ、肩を竦めて。仕方なさそうな素振りで笑って返して、いつもと変わらない素振りでそこに居るのだ。
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歯車の塔の探空士 「いのちのかがやき号」のかがやき 生命点3点目
!注意! このプレイログには、以下のものが含まれます。苦手な方は回れ右です。 ・初心者によるてんやわんや進行 ・身内ノリ ・茶番 ・公式シナリオ「いつか夢見た空の上で」のネタバレ ・GMによる「フライクリスタル」の生命点消費処理の間違い
GM : ~前回までのいのちのかがやき号~ シシィ : 前回までのいのちのかがやき号がツボる GM : フネを出して丸一日ほど。ついにキミたちは「どくろ雲の空域」へとたどりついた。あたりには怪しい黒雲が立ち込めており、太陽の光は届かず日中だというのに薄暗い。空域に差し掛かってすぐ、キミたちに近づいてくる1隻の飛空艇があった。砲身はこちらを向いており、いつでも戦いをふっかけられる状態だ。 ミカゲ : そうだいきなり吹っかけられていた GM : ~ここでなんかみんなで走るOP~ ~ここから今回放送分~ シシィ : OP! マーム : コミカルなポーズをします ミル : ちょっと身長からは想像つかない高さでジャンプします ミカゲ : ドヤ顔貧血を回収します GM : サビのあたりでミカゲくんがフライクリスタルに重なる絵があると思います ミカゲ : 吹き出してしまった シシィ : なにそのかっこいい! マーム : クリアファイルにして売ろう ミル : いのちがかがやいている GM : ぬりえとか展開しよう マーム : もうだいぶ元が取れたんじゃないか!?撮れ高が半端ないなこの船 ミカゲ : また商業展開が増えてしまったな…
GM : 船の拡声器越しに、汚い声が暗雲の中に響きます GM : 「ヨーゥヨウヨウ! 子猫ちゃんたち。ココがオレたち”バガボンド号” の縄張りだって知ってのお通りかい?通行料が必要ですって、張り紙に書いとかなきゃならねぇのかなぁ?!」 シシィ : ばかぼんど号 ミル : 名前に濁点がいっぱいある!わるいやつらにちがいない! シシィ : 同じにおいをかんじた マーム : 汚い声 ミル : 通行料ってのどあめとか? ミカゲ : 普段女子たちの声ばかり聞いてるからつらい マーム : じゃあきーんと響く声にこうちょっとナプキンを詰めるようなコミカルな仕草をまじえていよう GM : マームに聞こえたかどうかはわかりませんが、ロイが怒気のこもった声で呟きます。「あいつらだ…!」 ミカゲ : 「ひえ、いきなりビンゴ」 シシィ : やつらだった! GM : そしてロイは拡声器を手に取ります。「アニキを連れ出した人たちですね!」 マーム : レスバ!!! GM : ヴィクトリア・ディヴィジョン! シシィ : ラップバトル!! ミカゲ : チョロいからすぐ煽られて負けちゃうよお マーム : チンする方のラップしか分からない ミル : あのラップ、家によって分厚さが違うのがちょっと愛しい
※説明しよう!飛空艇には一台に一つヒプノ寿司マイクが備え付けられておりうんぬんかんぬん。
GM : 怒気のこもった叫びを聞き、空賊はキミたちのフネの周囲を旋回しながら、訝しげな声をあげる。 GM : 「アン? ああ、新入りのお友達かい。おら新入り、かわいいお友達だってよ! ゲヒャヒャヒャ!」 ミカゲ : なんかすごいバイクでブォンブォン煽られてる気がする GM : じゃあリクエストにお応えしてパイプから黒煙をふかしましょう ボボーッ マーム : 黒煙で汚れてげほげほしてよう ミル : かわいいって言われちゃった!!! シシィ : いわれちゃったね!!! ミル : ね!!!! GM : イワレチャッタネー マーム : まあ、たぶん。お友達ではありますわね! GM : 「ロイ、その声はロイ坊なのか?」 ミカゲ : アニキ! GM : 「アニキ!!僕だよ!ロイだよ!!迎えに来たんだ!!!」 GM : 「この親切な探空士の皆さんが協力してくれて…だから…!!」 ミカゲ : 帰っておいで~~~~~~~ GM : 「おい、新入りィ。卒業試験だ。」 シシィ : 大学だった!?
※バガボンド大学設立の瞬間であった。
GM : 「あのフネを……沈めろ。それで俺たちの仲間入りさせてやる」 ミカゲ : バカボンド大学アオリ学科…… シシィ : アオリ学科わらう マーム : 口頭試問じゃん GM : 「なんだって……そんな! 僕はただ……!」アニキの戸惑う声が拡声器から漏れ聞こえる。次にそこから聞こえたのは、怒気を荒げ、この現実に打ちひしがれた青年を罵る空賊の声だった。 GM : 「それが出来ねぇってんならお前は腰抜けだ! 倉庫にぶち込んでおけ! ヒャヒャヒャ!」 GM : 「���めろ……! ロイ坊……ロイ坊ーっ!」 シシィ : アニキ~~!!! GM : 「アニキーーーッ!!」 ミカゲ : アニキー! ミル : アニキ しまわれてしまった? ミル : あ!!!! マーム : そんな!卒論提出期限なのに! ミカゲ : 「アニキ割と正気で良かった」 マーム : よかったね……ほんとね…… ミル : ふねでた!!! ミル : ふねでたね!!!! GM : チラミエシテタネ!
※敵船MAPを出したのだが、序盤に操作ミスで一瞬見えちゃったりしてました。てへ。
ミカゲ : ひゃー! マーム : しまわれてるアニキかわいいな シシィ : ああああ秋津洲工廠エンジン ミカゲ : あっ 船長室なんて乗せてる シシィ : この船をいただこう ミカゲ : マーム、僕船長室ほしい ミル : 追加の船室がいっぱいあるよ! シシィ : アニキ!アニキのドットがかわいい…
※こわい。
船長 : 「ヒャーーッハァ!!スカウトは失敗したが良い獲物が…」 船長 : 「いや、なんだあれ。なんだあのヘンテコな武器…引くわぁ」
※言う間でもなく、いのちのかがやき号の武装、「殺人光線」のことである。
シシィ : 引かれたwwww ミカゲ : 「なんだとごらぁ!(怒号)」 ミル : ビビビをばかにするなよ!!! 船長 : 「あぁん?声からして尻の青い船長さんみてぇだなぁ!」 シシィ : ミカちゃんの怒号、ありがとうございます。 ミル : 健康にいい ミカゲ : 「あいにくそちらほど枯れちゃいないんだよぉ!」 シシィ : ビビびはすごいんだぞ! マーム : 「そうですわねえ。あまり暴れないでくださいまし、お坊ちゃま。お掃除がたいへんですワ!」 マーム : もう(敵船を)貰う気でいる 船長 : 「ハッハー!威勢が良いのは結構だが、命乞いの言葉でも考えてたほうがいいぜぇ、子猫ちゃんよぉ!!」 ミカゲ : 良かった、ちゃんとケンカができそうです! マーム : 若干子猫チャンってよばれるたびにちょっとかわいいなって中の人がうずく シシィ : わかる ミカゲ : 僕は可愛いので子猫ちゃんは否定しない GM : ドヤァ マーム : 正しい マーム : それも塗り絵にしたい ミカゲ : ドヤドヤァ シシィ : どやどや GM : 勝利条件は敵船の「航行不能」 4つ以上のパーツを大破させるか、機関系パーツを大破させれば勝利です! シシィ : 宮沢式改二か…! 船長 : 「コンパクトで良い機関だぜ!ハッハー!」 ミル : 卑怯だぞ!当てやすくしろー! ミカゲ : 機関狙ってアニキ被弾しない? ミル : うわ、確かに GM : アニキは身動きができません☆ GM : HPありますが、先ほど説明したように死にはしませんので マーム : なんて実用性のありそうな船なんだ 腹が立ってきたぞ シシィ : アニキのおかげで宮沢式改二が守られている… マーム : はしごが2列に並んでいるところとかがおしゃれで腹が立つぞ シシィ : ほんとだ!おしゃれ! ミカゲ : 見晴らしの良いところに船長室なんて置いちゃって…! シシィ : 展望デッキもあるじゃん!
※君らめっちゃ敵船褒めるやん…
GM : ちなみに戦闘フェイズは、ややこしいですが「戦闘ルールが適用されるクエストフェイズ」という扱いになります。 GM : 移動なんかの処理はP97~ 戦闘時の特殊な処理はP109~です GM : P100下部のイラストが移動についてとてもわかりやすいです!
※わかりやすいです!!!(https://www.amazon.co.jp/dp/4040739159/)
ミカゲ : あっ 分かりやすい ミル : あ、かわいい ミル : こんなむさくるしい船に展望デッキ(ルビ:デートスポット)なんか置いてどうする気だ! 船長 : 「決まってんだろうが!空見酒だよ!!」 シシィ : 風情があるな!! 空賊A : 「洗濯物もゆったり干せるぜ!!」 シシィ : 意外と清潔感を大事にする船だ…… ミカゲ : 空賊A…突然生活感を出してきた… マーム : 「それは……なんといいますか。ちょっと羨ましいですわね……」 ミル : 「こっちなんてお月見デートしたもんね!!!!」 空賊A : 「なん…だと…」 空賊B : 「テメーらのフネの展望デッキもなかなかだな!」 ミカゲ : 良い人たちでは? シシィ : 「うちの船は操舵輪が革張りだし!!」 シシィ : いい人たちだな…… マーム : やっぱり空軍の塵にするのは惜しい 船長 : 「こっちのフネは船長室がオレ様の部屋だぜ!!どうだ!!」 ミカゲ : 「どうせ自分ひとりでしか楽しんでないんだろ、船員にひっそり嫌われるぞ」 船長 : 「そ、そんなことねえぞ!!!な!?!?」 空賊A : 「………」 空賊B : 「………」 マーム : 革張りの操舵輪は公共の公園だもんな マーム : かわいいぞこいつら シシィ : 不和が ミカゲ : 引き抜けそうな気がしてきた
船長 : 「ぐぐ…!!うるせえうるせえ!!!おら!!主導権チェックだ!!!」 ミル : 進行をしてくれる マーム : 「主導権チェックですって!?」 ミカゲ : 戦闘を進行してくれるNPCの鑑!
※進行に付き合ってくれるPCの鏡!
シシィ : 主導権チェックだ!好き 船長 : 「操舵系パーツにいる代表キャラクターを一人選びなぁ!!」 シシィ : なんて親切なんだ…… マーム : 負けていられませんワ!運転手だとシシィさんですかね? シシィ : 私かな!?今いる人でいいなら振りたい人でもいい!? 船長 : 「主導権チェックに参加したPCは『行動済み』になってムーブとアクションができなくなるぜえ!!気を付けるんだなヒャッハー!!」 シシィ : すっごい親切!!! ミカゲ : 親切…!!!!!! シシィ : じゃあ私がいいかな ミカゲ : だめだ好きになっちゃう シシィ : その船を捨てて投降してほしい ミル : もうだいぶ好き マーム : 「なんてこと……それなら主導権チェックをするキャラクターは慎重に選ばなくてはなりませんのね!」 ミカゲ : マニュアル感のある返答wwwww シシィ : 上手いwwww 船長 : 「ヘッヘッヘ…物分かりがいいじゃねえか!!各自の役割を意識して選ぶのが大切だぜ!!」 マーム : 多分ゲームだったら「ここはシシィ様を選んでみましょう!」って矢印がぴこんぴこんしていたりするんだろうね

ミル : チュートリアルだ!見たことある!! ミカゲ : シシィちゃんにお願いしよう「うちのゆるふわ操舵士 感覚にすぐれたフローレスのシシィだ!」 シシィ : ピコンピコン 船長 : 「判定に使用する技能は『感覚・教養』!オレ様と対抗になるぜぇ!!」 ミカゲ : 大好きだなもう マーム : シシィ様を選んで……「ええと、操舵系の上にいるキャラクターですから、革張りの操舵輪、を選べばいいのですわね?」 マーム : 「シシィ様、よろしくお願いいたしますワ!」 シシィ : 「わーい革張り!シシィ革大好き!」 シシィ : えーと感覚が得意だから マーム : 今こう、「感覚」が「得意」だからって文字に色がついてみえたな GM : ロイ「み、みなさんさっきから判定とか技能とかなんの話を…」はわわ マーム : あっメタ視点についてこないキャラクターだ!カワイイ! ミカゲ : 多方向に手厚い!!!! シシィ : キーワード太文字! シシィ : 3d6であってますか!? 船長 : 「ヘッヘッヘ…感覚が得意かい、嬢ちゃん。3d6を握りな。俺様の2d6と勝負だ!!」 シシィ : やさしいがすぎるwwww ミカゲ : 親切……!!!!! ミカゲ : バガボンド大学思ったより先生が優しい マーム : みんななんのかんのとうまいこと就職できそう ミル : ばがぼんど号を卒業して我々の仲間になる試験ってことにならない!? シシィ : 「ありがとう船長さん!!にぎりまーす」 ミカゲ : アニキ割と立派な空賊になれそう マーム : 門前の小僧なんとやらというしチュートリアルバッチリだよな シシィ : 先生の手厚い指導のもと、立派になってそうだアニキ 空賊A : 「受講料はテメエらの有り金とフネだ!ヒャッハー!!」 空賊B : 「判定どうぞ!」 シシィ : いいのか…?フライクリスタルで…… ���シィ : 3d6 (3D6) > 9[2,6,1] > 9 シシィ : もうちょっとがんばって出目 船長 : 2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6 船長 : 「バ、バカな!!俺様のフネより早い!?」 シシィ : 「これが、いのちのかがやきです!」 ミカゲ : 「でかしたー!」 マーム : きらーん ミル : ぴかあ! マーム : 「チャンスですわ!」
※ここ、チュートリアルの指示を完遂したプレイヤーへのメッセージ的なやつですね、わかります。
GM : キミたちのフネは速力でこそ劣るが、シシィの的確な操舵により、有利なポジションを迅速に確保することができた! 船長 : 「先行を取られるか、あるいはレンジを変更されてしまう…!!!」 シシィ : 「先行とレンジ、どちらがいいかな」 ミル : すごいぞシシィちゃん! シシィ : どやどや マーム : どっちがいいのかじつはわかっていないんだ マーム : 分かってたらこう説明役に回ったんだけど…… シシィ : 「私たちのレンジは中距離だね!」 マーム : 貴方のオーブンはいつでもお手元に 船長 : 「【中距離】は特に何も気にせずにお互い撃ちあえる距離だ…【短距離】武装でも気にせずに撃てちまうな…」 マーム : バカボンド大学じゃん!!! ミカゲ : 先生ー! シシィ : 先生!!先生ありがとう! ミル : 先生だいぶすき シシィ : 空賊やめて講師になるといいよ… ミカゲ : 受講料がお高いのよねえ 船長 : 「チッ、まあいい。ヤツらはトーシロだ…先攻を取るなんて考えもつかんだろうな。」 マーム : 光ってる 今選択肢が光ってる ミカゲ : (P111を見てます) マーム : ニア先攻 レンジ シシィ : すごく先攻を選んだほうがいい気がしてきた! ミル : うちたいうちたい!先にうちたい!先手必勝! GM : レンジ変更であれば、速力の高い敵船が先攻だとして処理いたします(業務連絡) シシィ : よし!先攻だ! マーム : 手厚い ミカゲ : いのちのかがやきは速度2だからな!
※心拍数60くらい。
ミル : GMさんもすき ミカゲ : すごく優しい GM先生が的確な業務連絡を入れてくれる GM : 以降は、敵船が「主導権チェック」に勝利して「先攻後攻の入れ替え」を行うまで、自船側が先攻として処理しますね マーム : 俺たちいのちのかがやき小学校 ミカゲ : わーい、さっさと壊してフネを頂こう GM : ではシシィさんはターン終了となります 行動順は任意です!どうぞ! シシィ : はい!みんながんばれ~! ミル : あっそうだ!しつもん! GM : はい! ミル : ここから移動力がこう 効いてくる感じですよね!? GM : です! マーム : スウーッと効いてくる移動の力 GM : 自分の移動力より遠くに行こうとする場合、「ダッシュ」で生命点を減らしながら移動することになります。P100のイラストを見てね! シシィ : 二倍速のミルさんが見れる ミカゲ : はやいぞ GM : スタートは現在地点からです! ミル : 例えばミルとマームちゃんは両方ともリボー砲の1マス目にはギリギリたどりつける移動力をしてるんですが、この場合も2人で入ろうと思ったらいのちを燃やす必要がありますか! GM : ありますね! ミル : はあい! GM : あ、私からも相談ございまして GM : リボー砲の処理ちょっと読み取りにくくて… ミカゲ : はい! GM : 「Q効果」に「砲撃力を得る」って書いてるので、「パーツを使用」して初めて「砲撃力」を持つものだと解釈してるんですが ミル : ふんふん マーム : 弾道大の出張講義だ マーム : 聞いておかなきゃ GM : このラウンド中一回だけ「D/6」の砲撃を行える、みたいな読み方もできるのかなと GM : ちょっと悩んでおります ミカゲ : 1ラウンド1発分のD/6砲撃? マーム : 難しいものをお通販してしまったね ミカゲ : 浪漫を優先したからね シシィ : 装填に時間がかかる~だったので、GMが最初にいったほうのイメージでした! GM : 中破効果のとこで「上記のQ効果で得られる」ってのも書いてるのでたぶん 一番最初の解釈でいいっぽいですよね シシィ : うんうん! GM : ありがとうございます!ちょっと確定させておきたかったので! ミル : 同じラウンド内に準備のひと1と砲撃のひと1あるとD/6が1回うてるやつであってますか GM : で、この解釈だと次のラウンドで装填というかQ効果切れるんですよね GM : そうそう シシィ : あ、そういう方法もあるか…! マーム : なるほどなあ GM : 実際回避が一回しか振れないので妥当な効果だとは思います マーム : リボ払いはおっかないな~ シシィ : さすがリボだね マーム : 大学では教えてくれなかった マーム : ふわっとですが了解です!個人的にはなんか上にいるし1T目はリボーのほうにいって待機しようかなと思ってます あってるかなあ GM : ということで、 PC①が「パーツを使用」した場合、 同ラウンド内にPC②が「D/6で砲撃できる」という解釈にしましょう! ミカゲ : 毎回ふたりがかりで、装填&砲撃をする武器になる理解であってます? GM : です! ミカゲ : よかった!!!!
※こういうGMとPCの認識のすり合わせ作業、大事だと思います。PLの皆さんありがとうございました。
ミル : ミカちゃんのカリスマで一人でうつこともできそう GM : お時間いただきありがとうございました! シシィ : 了解です!共同作業ロマン砲! GM : あとは「作業機械」もありますね 2アクション使える シシィ : ああー! マーム : ムーブのかわりなので1T目は無理そうな気がしていました!2Tからかな マーム : >自身のターン開始時に宣言できる。ムーブを行う代わりにアクションを行うことができる。同じパーツ効果を2回使用することもできる。 GM : ですね!
GM : ではごゆるりと作戦会議と行動をどうぞ! マーム : 私はリボー砲のいちばん手前にジャムりに行こうと思っているよ 合ってるかな? マーム : 3マスしか動けないから手前にプキュってなる ミカゲ : プキュ ミル : プキュ好き シシィ : ぷきゅ マーム : 特許を差し上げるので使ってください シシィ : 特許www ミル : おおおおお 確かにマームちゃんはリボーの方にいっててもらうのがよさそうだ ミルはどうしよう ミカゲ : ミルちゃんも脚力でリボー砲近辺に辿り着けそう マーム : 私よりもあなたの方が使いこなせそうですね ミル : 1マス無理してリボー奥に入ってもいいし、ビビビをしてもいいな どっか壊れたら向かいたいから真ん中辺でビビビをしようかな 船長 : 「おいおいなんだあのハリボテみたいなでっかい大砲は!あんなもん本当に扱える気でいんのかよ!」 空賊A : 「へっへっへ、移動力に優れた奴がダッシュして弾込めにでも行かねえ限り、すぐにぶっぱなされる事は無いと思いますぜ!」 ミカゲ : 親切なチュートリアルが続いている…!? マーム : じゃあビビビのプキュでいきます? ミル : あっ ばがぼんど大学のzoom講義を受信した気がする シシィ : zoom講義www マーム : 私もですのよね 船長 : 「おっ、そうだな!万が一全弾命中でもしたら一瞬でフネがお釈迦だが…そんなこた無ぇだろうな!」 ミカゲ : 船長!!! マーム : フラグ定期預金でもしているのか!? シシィ : フラグです船長! マーム : フラグ投資信託している ミカゲ : 殺人光線はミカゲも届くか? GM : みんなのこだわりの殺人光線 GM : 輝きが見てみたい気持ちはあります ミカゲ : お前の距離で減衰する輝きを見せてくれ ミル : ちょっとダッシュでぷきゅを超えていきます そしたら準備役でミルが先に動いた方がいいかな? GM : リボー砲、弾薬庫があったらD/7なんだなぁ… シシィ : 弾薬庫!! マーム : まあいのちの弾薬庫はありますし GM : 4つもありますね いのちの弾薬庫 ミル : ミカちゃんはねえ、多分ビビビ手前側まで6マス、リボー手前側まで8マスがあるからねえ、1時間目はマラソンだけで終わるとおもう ミカゲ : あ、そうか、操舵室を抜けるまでがちょっとかかるね GM : 生命点2点減らしてダッシュで殺人光線まで行けますね、ミカゲくん ミカゲ : いのち減らし放題で迷っちゃうな マーム : 血反吐マラソンやめて マーム : (ネットミームのやめてなのでやめなくてもいいです) GM : ミカゲくん 吐血塗り絵 シシィ : 吐血塗り絵www ミカゲ : い、いや、テレパシーと燃料に一応取っておこう…… ミル : だいじだいじ シシィ : いのちのかがやき だいじに ミカゲ : もしかして初発、ミルちゃんにカリスマしたらリボーぶっぱなせる? フライクリスタル : フィーン フィーン(それっぽいかがやきのおと) マーム : ふええ……赤いニルンルートが見つからないよぉ…… マーム : ミルちゃんとリボ払いする? マーム : 私が1ダッシュしておくにプキュってもいいのかもしれない ミル : あ、そしたら命を削らないですむマームさんにカリスマリボ払いしてもらって私がビビビするてもあります どっちがいいかな マーム : リボーでいうところの「ボ」ね GM : First...step...ボ シシィ : カリスマリボ払い ミカゲ : あ、それいいなあ>マームちゃんにカリスマ ミカゲ : で、ビビビ シシィ : ビビビリボー マーム : 理解した シシィ : カリスマに船長以外が習得してたら悲惨って書いてあってふいちゃった GM : ちなみにカリスマ、「未行動」ではなく「行動済みでないとき」って明記されてるので、ムーブかアクションどっちかは行えるものとして解釈しております シシィ : おおお! ミカゲ : ハシゴあたりまで移動は出来そうな気配 シシィ : 移動しながらカリスマを発揮するミカちゃん ミル : すごいぞすごいぞ GM : 指定できるのは「行動済み」のキャラって点はご注意くださいませ ミカゲ : 親切! マーム : ひとりオルガン演奏をリボ払いする?(リボー砲ぶっぱなしてみる?) マーム : リボーの「ー」のほうまで詰まれば……作業機械でひとりオルガンできそう シシィ : オルガン演奏リボー ミカゲ : ぶっぱなしてみようぜ 殺人光線も見れてお得な���ース ミル : マームちゃんの撃つリボー砲、見たいな……! ミル : お得なコース GM : お得なコースリボー払い GM : 敵船の宮沢式と比較して、フライクリスタルでっかいなーって思ってじわじわきてます マーム : かわいいでしょう ミカゲ : 圧倒的存在感 シシィ : 圧倒的あてやすさ かわいさMAX ミル : おっきいあげもの!おいしいね! ミカゲ : 俺のHPなんすよwwwwww シシィ : wwwwww マーム : あのかがやきwww俺のHPなんすよwww マーム : ひどい GM : wwwwwwwwwww マーム : 多分この船でイカとか釣れるよ
※大丈夫?3×3の発光体で釣れるイカ、でっかくない?
ミカゲ : ナンカァイノチカガヤカセテタラァ、イカトカヨッテキタンデェ GM : そっかあの時の貿易風のイカはフライクリスタルの輝きに導かれて… GM : クリスタルの輝きに導かれしイカ(ここでFFのメインテーマ) シシィ : ふらいふぁんたじー! ミル : FFだ! ミカゲ : お二人の行動が終了してからミカゲが動いて、マームちゃんにカリスマリボ払いを依頼します マーム : では移動はしても良さそうですね!アクションは特にしたいことはないのかも マーム : 動きます!リボー砲の「ー」のところまで!
※リボー砲の右端のマスまで、の意。
GM : はい、どうぞ! マーム : ではダカダカとやってきて!なんか蒸気を吐き散らしながらリボー砲をシャカシャカ準備しています マーム : フレーバーでした!以上です! GM : あっ ミル : えっ GM : (ここで「パーツ使用」アクションしておけば、��作業機械」使わずに次のカリスマのアクションで砲撃できるのでは…?という顔) シシィ : そう!それだ…! マーム : あっ、持続してくれるんですか!? マーム : これいじょう借金しなくていいんですか!? GM : パーツ使用による効果が切れるのはラウンド終了時なので(敵のターンまで全部終わったタイミング) シシィ : ラウンド中だから!大丈夫!リボーやさしいかった! マーム : 月々のアクション払いが一定で済むんですね!あ、あーー理解した!しました! マーム : カリスマ払いで踏み倒すんですね ミル : よかった!よかった! シシィ : カリスマリボ払い ミル : そう、それです! GM : 持っててよかったミカゲVISAカード ミカゲ : CMのオファーきちゃう
※この卓、めっちゃグッズ生える。
マーム : ではオルガンを弾き鳴らすようにバーって広げてよう でもリボーがなんなのかわかっていないの オルガンって書いてあるからでっかいオルガンだと思ってるよ シシィ : これもまたグッズ展開か…強い シシィ : オルガン砲なのよね GM : そうそう シシィ : パイプオルガンぽいやつ ミカゲ : かぁっこいい~~ GM : では弾丸が装填されました! マーム : (ぐぐったらしい)パンジャンドラムの息子みたいなのが出てきた! GM : ロマンだ!! ミカゲ : やったー装填したぞー! ミル : ほんとにオルガンっぽかった! ミル : 次!私! GM : はい! ミル : 殺人光線の殺人部分に移動してビビビします! ミカゲ : 殺人部分 GM : はーい、移動からどうぞ! ミル : 殺人部分からならうっかりリボーのリがやられても届くから……
※リボー砲の左端のマスの意。
マーム : かしこい!! マーム : それ弾道大で習ったかも知れないけどブンしてて聞いてなかった多分 ミカゲ : 可愛い上に賢い!!!! ミル : 「船長はゆっくりきてねー!」ってドップラー効果を発生させながら駆け出していきます GM : は、はやい ミカゲ : 「頼んだあぁああぁ(遠ざかる声)」 GM : wwwwwwww マーム : しゃかしゃかしてる シシィ : wwwww GM : 遠ざかる声好きです マーム : かんわいい マーム : このかわいさで殺人の殺人部分に座ってるのおかしくない? ミル : 頼まれた気がしながら殺人部分に到着しました! マーム : PTAに見られたくない マーム : でも今いい具合に隠れてて光線になってるな ミカゲ : ただのビビビ光線になったな マーム : 今ならビビビ光線かな?って思われてそうだね ミル : 無害な顔して座っています とても撃ちたいです どうしたらいいですか GM : では砲撃ですね!P68を参照してダメージ範囲を選んでください ダメージ範囲はテンキー、あるいはP104をご確認ください! ミカゲ : ①D46/1 ②D28/1 ③D19/1 GM : やさしい GM : 横一文字、縦一文字、斜めに一閃ってかんじですかね ミル : あっありがたい ありがとう ええと、縦の28がいいのかな へんなことをゆってたら止めて欲しい マーム : その「ゆ」、はやめに特許とか申請しておいた方がいい 殺人光線 : みゅいんみゅいん(チャージしてる音) マーム : さっちゃんもだいじょうぶってゆってる シシィ : さっちゃん ミル : 「さっちゃん、よろしくね」と撫でても大丈夫そうなところを撫でます! マーム : えがかわいいけどじがかわいくない シシィ : さつじんこうせんといっしょ ミル : ふりまあす ミル : D28/1 D28/1 > [縦5,横5][縦6,横5][縦4,横5]
※ミルの砲撃は、1発は虚空へ、2発はハシゴに命中!
ミル : うそだろ マーム : つよいのでは? マーム : さっちゃん!!! ミカゲ : しゅごいのきた シシィ : さっちゃんはできるこ!!! シシィ : ミルちゃんもできるこ!!! ミル : これ たぶん ぜんぶはしごに? ミカゲ : は、はしごー! マーム : はっつぁん! GM : では殺人光線から名状しがたいビームが放たれます!びびびび
※砲撃判定をすっかり忘れていますが、後で気付きます。おこらないでください。
ミル : びびび シシィ : びびび 船長 : 「う、撃てるのかあの玩具ァ!?」 シシィ : そのおしゃれはしごはいただいた 船長 : 「チッ、回避判定だ!!」 ミカゲ : 「撃てたなあ」 船長 : 2d6 (2D6) > 4[2,2] > 4 マーム : 「実際、初めて見ましたワ!」ってコトに勝手にしちゃった GM : びびびび どーーーん マーム : でもさっちゃんとは長い付き合いなのかも知れない…… ミル : どーーーん! シシィ : どーーん!! ミカゲ : やったー!破損だー! マーム : 船長が孤立してる シシィ : かわいそうに マーム : あそこ空の陸の孤島になってる ミカゲ : あのまま切り抜いて貰っていこうぜ マーム : それいいな GM : はしごが二か所大破しました! ミル : たいへん もうしあげにくいのですが 船長 : 「くっ!!だが、はしごは「耐久無視」だから「耐久度」に影響は無ぇな…へへっ、ヒヤッとさせやがって」 GM : はい ミル : それです GM : はい。 ミル : しょんぼり シシィ : あっそうなのか…!でも移動手段をたつのは大事! ミカゲ : 大事大事! マーム : 船長がトイレ行けなくなってギブするかも知れない ミカゲ : つらい シシィ : それだ マーム : 前向きに捉えていこう ミル : みんな ありがとう ありがとう 船長 : 「トイレはテメーらの船影を捉えたときに済ましておいたぜ!!」 マーム : バカボンド大学偏差値高いな…… ミカゲ : 用意周到じゃん シシィ : 歴戦の船長みがある…かっこいいな 空賊B : 「お菓子と飲み物も用意してあるぜ!ヒャッハー!」 シシィ : アニキ、、いい環境で育っている、、 アニキ : 「くそっ…僕にはポテトのはしっこしかよこさないくせに!!」 シシィ : なんて劣悪な環境なんだ。ゆるされない ミル : ミルはジブリでしか見ないような大粒の涙をこぼしながらターンエンドです ミカゲ : ここで合ってる? マーム : またLINEスタンプが増える
GM : 次の方どうぞ! ミカゲ : 移動した後にカリスマ使っていいですか! GM : どうぞ! ミカゲ : はい!! ミル : 最大値の移動だ! ミカゲ : 「マーム! ぶっぱなしてやれ!」カリスマでカリスマリボ払いしてもらいます シシィ : カリスマ発動がかっこいい GM : はい!ではマームさんが再行動できるようになりました! ミル : かっこいい マーム : 「アラ、よろしいんですわね?……ご主人様、しっかり手すりに捕まっていてくださいまし!」 GM : スキル使うときにRP挟むのだいすき ミカゲ : (手すりをしっかり握りました) GM : (ミルさんの手番の時に砲撃判定を忘れていた顔) GM : (次からやります) ミル : めいちゅうはんてい シシィ : あっ やさしさのGM ミカゲ : やさしさ… マーム : リボー砲を撃ちたいです! 教えて下さいませ! マーム : 弾道大を出ていませんが受講しました! 船長 : 「さっきは油断したが、連中どうやら砲撃判定すらわからないようだな!」 ミカゲ : 船長先生! シシィ : 教えて!船長先生~! マーム : たぶん船長室から映像を飛ばしてくれている先生! 船長 : 「技術・感覚:7の判定に成功してからダメージチェックすらしねえなんてよお!」 ミカゲ : 親切 大好き ミル : ああっ それだ 船長 : 「ちなみにダメージチェックはさっきのダメージを振ってから赤い照準マークを並べる一連の処理だぜえ!」 空賊A : 「へっへっへ、連中どうせレンジが「遠距離」になると難易度が8になることすら知らねえですぜ!」 シシィ : 助手の先生もやさしい ミカゲ : や、やさしい~~~~~~~ バガボンド大学~~~~~~~~ マーム : やさしいなあ マーム : 技術・感覚……!技術は得意で、感覚の苦手は湯沸かし器で打ち消しているから、3d6を振らないとならないんだな! シシィ : 湯沸し器強い! ミカゲ : 有能!!!!! 船長 : 「な、なにっ!?テメェ、どこでそれを!」 ミル : お湯を沸かして えらい! 空賊A : 「バカな!しかも奴は「��人肌」スキルで片方が「得意」だった場合「苦手」のデメリットを帳消しできるってのか!?」 マーム : でも私職人肌だから、得意/苦手の組み合わせだと、苦手なくなっていたな……。 マーム : 長いこと使ってないと、持ち主すら私も知らない機能ってあるよね マーム : 弾道学でずらすとどうなるんですか!? マーム : 弾道のずらしかたは習ったんですがどうして弾道をずらしたいのかは習いませんでした シシィ : 空賊Aの分析力がぱねーしょん GM : はい!任意の方向に着弾点をちょっとだけずらせます。判定の前に宣言が必要なことにはご注意ください。 GM : どこに当たるかはわからないけど気持ちこの辺狙いたいな~みたいな感覚です ミカゲ : なるほど~~~~ マーム : そんなふわっとした大学に通っていたのか!了解です!
※ほんとにふわっとしてるんですよ、弾道学。でも拡張ブックの「高度な弾道学」で花開くぞ!(https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000758/)
マーム : 左が壊せたから、気持ちだけ右かな~ 右にずらしてみます!先生! ミカゲ : 弾道大学の学びをいかしている GM : はーい!では判定どうぞ! マーム : 3d6 します! (3D6) > 14[4,4,6] > 14 ミル : たかい シシィ : つよい ミカゲ : 素晴らしい出目 マーム : コレが弾道大学での学び GM : どの出目でも成功ですね!D/6どうぞ! マーム : D/6 D/6 > [縦3,横8],[縦6,横7],[縦1,横2],[縦2,横12],[縦1,横10],[縦1,横10] ミカゲ : いっぱい でてきた マーム : 普通……?かな……!1があるけどまあまあ シシィ : 直撃している! マーム : してる!?弾道大学ではね 弾の飛ばし方は習ったんだ マーム : あとのことは何一つ習わなかったよ GM : 1マス右にずらしますね~
※マームの砲撃は倉庫に1発命中。倉庫にはアニキがいましたが、弾道学の効果により直撃は免れました。
シシィ : 専門大学www ミル : アニキ!!! シシィ : あ、あにきいいいいいい せーーーふ!! マーム : おお~すごいずれたきがする! ミカゲ : せふせふ!!! マーム : これが弾のきもちか マーム : ちょっと楽しい!!!! GM : 一発着弾です! ミカゲ : このランダムな当たり方とても楽しいな シシィ : 楽しそう! マーム : ほんとに「右に1」とかでいいんだ弾道大学 ミル : わーいわーい マーム : 馬券を買うような楽しさがある!買ったことないけど! GM : 弾道学ないと本当に完全ランダムですからね GM : ではこれで全員一巡しましたかね! ミカゲ : はい!! ミル : はーい!
空賊A : 「俺たちのターンだな!」 シシィ : 先生のお手本! ミル : おてほんだ! 空賊A : 「俺はファルコネット砲で砲撃だ!!」 空賊A : 2d6 (2D6) > 6[5,1] > 6 GM : 弾は雲海に飲み込まれていきました ぽーん ミル : あっ シシィ : せんせいいいいい ミカゲ : あっ ミル : 泣き止みます マーム : 泣き止むところで笑った ミカゲ : 泣き止んだwwww マーム : たぶんぱちくりみたいなかわいいなきやみかたしてるきがする シシィ : さすが先生のお手本だ…泣き止み効果があった! ミカゲ : B先生! 空賊A : 「き、きょきょきょ今日は紅茶が薄くてだな…」 空賊B : 「何やってんだ兄弟!こっちが手本を見せてやらあ!!」 マーム : あやされてにっこり 空賊B : 「ファルコネット砲で砲撃だ!」 空賊B : 2d6 (2D6) > 6[5,1] > 6 ミカゲ : B先生ー!!!!! 空賊B : 「………」 シシィ : さっきみた 船長 : 「テメエら……」 マーム : 魂の双子だな…… ミカゲ : 「お前んトコの紅茶、葉っぱが悪いみたいだぞ」 マーム : 煽り最高だな ミカゲ : ハシゴに掴まりながらお届けしております 船長 : 「うるせえ!!飲めるだけありがてえと思ってもらわねとな!!!」 シシィ : wwwww ミル : 目の赤みもひいたので鼻歌とか歌いながら周りの器具を点検します(フレーバー) マーム : さっちゃんピカピカだね! 殺人光線 : みょーんみょーん マーム : まるで新品同様 シシィ : やったねさっちゃん! ミル : さっちゃんいい子いい子 ミカゲ : ペットが生まれてしまった
船長 : 「ええい仕切り直しだ!一巡してラウンドが終了したから主導権チェックだ!!」 シシィ : はーい! 船長 : 「俺様の2d6が火を吹くぜ!!」 船長 : 2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6 船長 : (´・ω・`) シシィ : 「私の3d6がふわふわする!」 ミカゲ : 船長…… シシィ : 3d6 (3D6) > 6[1,1,4] > 6 ミカゲ : ふわふわする!!!!! マーム : ふわ~ シシィ : まじでふわうhわした ミル : あっふわふわした! GM : アッ ミカゲ : まてまてまて、テレパシーします! 船長 : 「へっへっへ、判定支援が無ければ俺様の勝ちだな!!」 シシィ : 支援でもいいよ!? ミル : 大丈夫?私の想いいる? GM : どうぞ!生命点減らしてください! マーム : いのちのしはらい GM : あ GM : そうでしたそうでした シシィ : あ、いのちのかがやきしはらってない! ミカゲ : あ、そういえばいのち燃やさないと GM : フライクリスタルに献血したい方~ マーム : いいよ~! GM : 敵船も燃料減らしました! シシィ : いいよ~! ミカゲ : 献血に積極的な皆 GM : じゃあ一番乗りのマームさんにしましょうか! ミル : 誰でもだったらはーい ミル : あっ マームさんだ! GM : 生命点一点減らして下さーい マーム : はーい! マーム : 命を燃やしました! ミカゲ : いのちがかがやいた!
※本来は「魔法を使えるキャラ」でないとフライクリスタルに献血できません。みんなはきをつけようね!
system : [ マーム ] 生命点 : 10 → 9 GM : 機関室でフライクリスタルが輝き、マームは軽い虚脱感を覚えます。 シシィ : かがやいてる!フライかがやいてる! GM : じゅわ~ GM : では次にテレパシーの処理ですね マーム : じゃあちょっとフレーバーふらっとしよう! ミカゲ : わあいわあい GM : わぁいフレーバーふらっと フレーバーふらっとすき GM : ミカゲさんは生命点を2点減らして、シシィさんのどの出目を変更するか宣言して、なんかいいかんじのRPを入れてください シシィ : ミカちゃんの貴重な生命が…… GM : シシィさんの出目は 6[1,1,4] ですね
※振ったダイスのうちから2つをチョイスするので、最大でも1,4の合計5点で負けている。
シシィ : あれ、これ シシィ : 同値でどっちにしろ負ける…? 船長 : 「俺の出目は1,5で6点だぜ…へっへっへ」 ミル : おなじになったらどーなるの! シシィ : 負ける~~!! ミル : ああー! GM : 同値だと敵船勝利ですね! シシィ : 同値だとね、たしか速力勝負…… シシィ : あ、テレパシーてどんなだったっけ ミカゲ : 判定支援だよ! GM : キズナの必要がない判定支援です! ミル : そしたら私も!私もシシィちゃんへの愛を叫んでいいですか! ミカゲ : いやまてよ、判定支援は複数人でいけるはず GM : どうぞ! シシィ : 愛が! ミカゲ : ミルちゃんキズナあるよね マーム : 頑張れコミュ強たち GM : 先にミカゲさんから処理しましょうね ミカゲ : 読み込みがだぶった! 愛だ! GM : 2人の支援で+2点入ればシシィさんの勝利になりますね シシィ : テレパシーの受信準備します びびび ミカゲ : 「シシィ! ちょ、揺らさな、ウェ、ほんと! 信じてるからな!!!!!!」(脳内に直接テレパシーをお届けしました) ミカゲ : ハシゴで死にそう シシィ : 生きてwwwww GM : 生命点2点徴収いたしまーす シシィ : 「……ハッ!!はい!はいミカちゃん!!革張りのお礼に!頑張るね!!」 ミカゲ : 酔ってしまったHP減少! マーム : ぼくらのいのちを吸ってなおかがやくぼくらの船 system : [ ミカゲ ] 生命点 : 10 → 8 GM : では妥当なところで「4」に+1で「5」で良いですかね? ミカゲ : はああーい GM : 6[1,1,4+1] シシィ : ふわっとした出目がしゃきっとなっていく…! ミカゲ : 判定支援の上乗せにしゃしゃり出ていけるの楽しいな GM : いのちつきるまで GM : はーい!ではミルさんの判定支援を処理しましょう! ミル : 船の揺れでシシィちゃんのがんばりを感じて、伝声管かなんかで「いくよー!いくからねー!!せーーーのっ!!」って掛け声だけお届けします あの一緒に革張りで遊んだ時の掛け声 GM : うまい!! GM : 良いRPだぁ! ミカゲ : あああ~~~~~かわいい~~~~~~ 回想!!!!! シシィ : わ~~!!思い出~~~!! マーム : スポ根とかですごいあるやつじゃん マーム : コツを掴んでしまったな…… GM : ではシシィへのキズナが使用済みになります シートの〇を●にしておいてくださいね! シシィ : 「あ、あの時の!あの時のやつだね!わかった!よーし!せーーーの!」 シシィ : 気合をいれて革張りを持ち直します。 GM : ではせーの!のタイミングで、5をさらに+1して6にする感じでよろしいでしょうか! マーム : 必ず革張りっていうところにこだわりをかんじる GM : こだわりの革張り ミカゲ : 革張りにしてよかった~ シシィ : 愛してるぞ革張り シシィ : せーの!のタイミング!素晴らしい! ミル : はあい 大丈夫?1を残すとダメとかないですよね! GM : あえて「1、1」を判定に使用するのでしたら止めませんよ^^ ミル : しないしないしない シシィ : わあい^^ ミカゲ : ハンデをくれてやる的なあれ マーム : 船長に言われたらやりそうになるかもしれない ミル : うっ確かに マーム : 「あえて1、1を使うってことは無いだろうなぁ!」って GM : 6[1,1,4+2] ミカゲ : 心揺れちゃう、チュートリアルに混ぜられたら困る 船長 : (うず…) ミカゲ : 船長先生! シシィ : うずうずしているwww GM : では皆の声援で、シシィさんの脳裏に今回のフライトの思い出が鮮やかによみがえります。 そうだ、あの時はこうやった! シシィ : なんてすばらしい描写 ミカゲ : エモーショナル… マーム : ㍑ゼミ GM : レンジの変更が無ければこのまま先攻維持ということでよろしいでしょうか! シシィ : はい! シシィ : 「うっかり揺らしてミカちゃんに怒られたとき!ミルちゃんとせーの!で乗り越えたあの時!」 GM : たのしかったイベントマス! シシィ : ばかぼんど大学の卒業式だ… ミル : うおおおおってなる! ミカゲ : 今ぼくたちは卒業します! マーム : 卒業します! マーム : レンジはいらなさそうですね ブンのほうでいいと思います ミル : 問題なくビビビできますからね ミカゲ : 引き続きぶっぱなしていきましょう シシィ : ブンしようブン。先行だー! GM : フライクリスタルの輝きと共に、再びいのちのかがやき号が空を駆けます。次の方どうぞ!
マーム : どうする?私は機械で一人オルガン奏者の予定です 順番はどうでもいいです 船長 : 「畜生、どうして追いつけねえ!」 マーム : ぼくら(船長)のいのちがもえつづけるかぎり! ミカゲ : リボの方によって次のRの準備に備えるか、ミルちゃんと交代して身軽にリボに向かってもらうか マーム : もっとリの方へプキュしろとかあったら教えてください GM : プキュすると作業できなくなりますわよ マーム : やっぱりオルガン弾くか…… ミカゲ : ミルちゃんさっちゃん撃っててもらう方がいいのかな 中心だから大体どこにでもいける脚力! ミル : そうそう 倉庫とかだと困るけど シシィ : あ、確かに。どこでも修理とかいける脚力! マーム : あ、そうか、故障したらガムテしないとならないのね! ミカゲ : 中心に添えたさっちゃんとまさかこんなシナジーが…… シシィ : いろんなとこにシナジーが発揮されている……なんて優秀な船なんだ… マーム : 世の中大学では習わないことばかり GM : ぼくたちのさいこうのふね マーム : 船室も良かったね…… マーム : なにもなければダイスとかで決めても良い! ミル : ミカちゃんビビビしとくのとリボに備えて移動するのとどっちが好き? GM : ミルさんが撃ってから移動するという選択肢もございますわよ シシィ : あっそういうこともできる! ミル : あ、撃って移動ありなんだ!!! マーム : ビビビプキュ? GM : 「アクション」「ムーブ」はどっち先でも良いので ミカゲ : 2回目のビビビチャンス…!? ミカゲ : 届きそうなので一回ビビビしたいです! マーム : さっちゃんとたわむれるみっちゃん ミル : うーんうーん、次のターンにできたら1人リボに装填役を入れたくて じゃあミルが殺人側から光線側に入っておくので、近所が壊れたらどっちかが修理 遠くが壊れたらミルが修理で殺人側のミカちゃんがリボーのーに入って装填 とか どうだ! マーム : ミルさん……っ!ナイスだな! ミカゲ : 賢い!!! マーム : 次は私アクション+移動ができるから誰かここまできてくれたらオルガンジャーンしてもらえるね ミル : 作業機械って1回こっきりだったよね確か! マーム : です!私の演奏は1回きりです! GM : ですね!おくのて! ミル : あそっか、装填が先になるからミカちゃんが装填しようとするとちょっと血反吐になるのか 当てるなら 近所にしてくれ ばがぼんど(季語はばがぼんど)
※ダッシュで生命点がちょっと削れるの意。
シシィ : 季語ばかぼんど ミカゲ : ちょっと血の味のする装填ですね シシィ : 次の歳時記にはきっとのっている 空賊A : 「ヒャッハー!俺たちが弾道学なんか」 空賊B : 「持ってると思ってるのかよォーッ!おめでてぇなァーッ!」 ミカゲ : 愛しいな マーム : 弾道学ね……例えばウチの船だと右に偏ってるけど右にずらすと当たりやすいのかな ミル : 好きだ…… シシィ : ばかぼんど大学は弾道学科はなかった…っ マーム : マスがずれて外にいくぶん、損をするような気もしてきた マーム : でもなんか……弾をねじ曲げるのが楽しすぎてなんか…… GM : わかる(元砲撃手感) マーム : 俺がこの物理法則に違反しているという快感がたまらない GM : あくまで座標(1d6、2d6)の最低保証がつくスキルなので GM : 動く方はどうぞ~ ミル : あっどうしよう そしたら先に動きまあす ミル : リボチョトマッテネ! マーム : お願いします!私がオルガンしてうち落としちゃったらみなさんかなしいでしょう? 船長 : 「おっそうだな」 ミル : 笑ってしまった ミカゲ : 船長www シシィ : wwww マーム : 船長やっぱり空の藻屑と消えていい人材じゃないよ ミカゲ : はやく学校を建てるべき マーム : なんかもうアニキくんもなんかたぶんそこそこ底辺よりは良い扱い受けてた気がする ミカゲ : これはアニキがついていくのもやむなし シシィ : 説得力 空賊A : 「へっへっへ、新入りにすぐ辞められたら困るからなぁ…」 空賊B : 「三食昼寝は保証してやったぜ…へっへっへ」 ミカゲ : バガボンド号待遇いいな ミル : そしたらとりあえず調子乗ってビビビしてから船長の足音きこえて「あっ」て奥につめます(できるかな) GM : できます! マーム : 光線の部分を担うわけですね
※殺人光線の右端に移動するんですね、の意。
GM : ダメージ範囲を選択してから、砲撃判定をどうぞ! マーム : 苦手科目あったら「臨機応変」でなおせます! シシィ : 殺人側と光線側があるのがすごくすき マーム : 2回まで!で、私、もう使う機会はなさそうな気がするので、臨機応変にしたかったら教えてくださいね マーム : >臨機応変:行為判定に指定された能力の1つを、別の能力に変更できる。自身以外が判定を行うときにも使用できる。 これです マーム : 他人にも使えます ミカゲ : おおーーーー ミル : ミルちゃんは苦手科目はないので へへ GM : なんと「秀才」 ミカゲ : ミルちゃん…さん… マーム : さん…… シシィ : 秀才!! シシィ : きゃー!ミルちゃーん!! ミル : ミルちゃんだよ!!!!!!!! GM : その声は今日イチ力強かったとい�� ミル : ダメージ範囲は19のにします これで多分 どっかには当たる といい ミカゲ : きっと良いところに当たる GM : はい!砲撃判定は技術・感覚:7です! ミル : はあい 技術得意の感覚ふつうでみっつふります! GM : どうぞ! ミル : 3d6 (3D6) > 8[2,4,2] > 8 シシィ : あ GM : イチタリテナイ
※振ったダイスから2個チョイスするので、最大でも2,4=6なのでイチタリテナイ。
ミル : ジブリのサイズの涙を流しておきます 殺人光線 : みゅいんみゅいんみゅい…みゅい……(いちたりない音) ミル : ああああああ シシィ : さっちゃーん!! ミル : さっちゃん さっちゃん マーム : 絆する? シシィ : 絆する? ミル : ほしい かなしいのでほしい ミカゲ : 誰の絆がいい? シシィ : コミュ強だ!! GM : 「誰の絆がいい?」の圧力がすごい ミカゲ : wwwwww マーム : カードびらってひろげてるやつ マーム : どれで支払う? ミル : ミカちゃんかシシィちゃんの二択だっけかな うっかり命が危うくなった時のためにシシィちゃんを温存してミカちゃんにお願いしようかな…… シシィ : あ、たしかに。こっちの絆支援で生命回復ができるんだ マーム : さっちゃんがいのちのかがやきをしていないね ミル : ミカちゃんとはドッをした仲だし…… 命輝かせるのにミカちゃんご利益ありそうだし…… シシィ : ドッ マーム : イベントスチル名ドッだったっけ GM : ミカちゃん大明神(いのちのかがやき的な意味で) ミカゲ : やったーご指名だ! 「ミル! なんかさっちゃん元気なくないか!? 大丈夫か!? オイル!? オイル変える!?」 さっちゃん支援Aになってるな シシィ : さっちゃん支援Awww マーム : めっちゃかわいがられてる GM : はーい!ではミカゲさんはミルさんへのキズナにチェックをいれてくださいね! マーム : アイドルなんだな…… ミル : 「そんな気がする!さっちゃん!さっちゃん!ボディふく?オイルかえる?よーしよしよしよし」 シシィ : だからセンターか…!なるほどな… GM : 8[2,4,2]ですが順当に4に+1で5で良いですかね ミル : あい! ミカゲ : はい! ミル : わあい! GM : はい!ではいちたりました! 殺人光線 : みゅいんみゅいんみゅいん GM : ダメージをどうぞ! ミル : 「さっちゃん元気になった……!さすがミカちゃんだ!!きれいな言葉をかけ続けたさっちゃんはきれいな光線を放ちます!!」 シシィ : 美美美 ミカゲ : きれいな殺人光線 GM : ミカゲの指示を受けたキミの入念なメンテナンスにより、殺人光線の光はもとの輝きを取り戻した! マーム : ビビビからのメッセージ マーム : 美しさを感じる GM : D19/1ですかね!たしか! ミル : ありがとうございます さがしていました ミル : d19/1 D19/1 > [縦5,横6][縦6,横5][縦4,横7] マーム : とてもあたってるきがする! ミカゲ : おお!!! 船長 : 「か、回避ー!!」 船長 : 「ダメージを下にそらすぞ!!」 船長 : 2d6 (2D6) > 5[4,1] > 5 船長 : 「なんでじゃーーー!!!」 シシィ : 船長~!!! ミル : 愛 マーム : リアクションが大きい敵……いい人だ…… ミカゲ : 愛しい シシィ : 船長がどんどん孤立している気がする ミカゲ : 「ミルー!! すごいぞー!!」(ハシゴぺしぺし叩いて賞賛の意を示しています)
※ミルの殺人光線が敵船の「船室」、「ハッチ」に命中。それぞれパーツの半分以上が破損したため、「大破」扱いとなり、敵船の耐久力が減少します。
system : [ GM ] がダイスシンボルを2 に変更しました。 シシィ : はしごぺしぺし愛 マーム : みっちゃんもさっちゃんとあそぶんだ! GM : どーんどーん! ミル : 「あっ船長結構近かった!だいぶきてた!」って言って奥にずれます ミカゲ : みっちゃん、感覚も技術もないからさっちゃん遊んでくれないかもしれない 空賊B : 「せ、船長ー!船室二か所に大穴がー!!」 船長 : 「バカ野郎!耐久度が下がってるぞ!!とっとと塞げ!!」 GM : はい、移動おっけーです!次の方! ミカゲ : 撃ちに行っていい? シシィ : いいぞいいぞ マーム : いこいこ! ミカゲ : わーいわーい! ミル : かもんかもん! GM : PLの笑顔が見えた ミカゲ : 殺人部分にいきます
※殺人光線の左端に移動しますの意。
GM : はーいどうぞ! ミル : 「せんちょ!さっきありがとね!殺人部分へようこそ!」と歓迎します いっぱい当たったのでごきげんです シシィ : 殺人部分www マーム : 一緒の部屋にいたら二度見してた気がする 殺人光線 : みょいんみょいん(きらきら) ミカゲ : 「すごかったぞミル!!」歓迎をうけました ミカゲ : 特に得意も不得意もないです! ミル : さっちゃん範囲の好みは! GM : そのまま振る場合は平目の煮つけになります! シシィ : 平目の煮つけwww マーム : たいへん健康的! ミル : おいしそう…… ミカゲ : えーと…縦で狙ってみようかな D28/1で! 船長 : 「へっへっへ。ダイスボットは共通だ。連中も出目が腐るに違いねえや」 船長 : 「判定に使用する技能を変更できるスキルでもない限りはなあ…」 シシィ : 船長の今日のアドバイスのコーナー! ミカゲ : せっ 船長先生ーっ マーム : あ、発想の転換って苦手でなくても使えた ミル : ほんとだ!すごい! ミカゲ : なんてことだ マーム : 好きな特技にしていいんだ! シシィ : ひえっ 強い! ミカゲ : すごい!! マーム : 感覚を教養にしていただこうか!RP的に技術がいいとかあるかな? ミカゲ : ぎじゅちゅしゃの気持ちをあじわいたい アニキ : 「ダイス…ボット…???」 シシィ : 弾道学を学んでいたミカちゃんだ! ミカゲ : アニキー! マーム : ではRPでこう……さっちゃんとの思い出でも流そうか…… マーム : ビックカメラでも下取りできないって言われて……みたいな いやわからん GM : ついにさっちゃんのスチルが開いてしまうな… シシィ : ビックカメラwww GM : 開かなかったな… マーム : でも役に立つんだ!みたいな猛プッシュとかしたのか!? ミル : これミカちゃんとさっちゃんの結婚式だったりする? 思い出ムービー BGMなにがいいかな シシィ : いのちのかがやき号に殺人光線センターおいてるの、何度見ても大好き マーム : さっ様は一緒に倉庫に埋まっていた仲… マーム : 本来でしたらスクラップになるところを……ウンタラカンタラ GM : さっ様 ミカゲ : 「思い出すな……型落ちで廃棄寸前だったんだよな……」 シシィ : びびびだもんね… マーム : 多分ご家族からすごく反対されてて…… マーム : コレを諦めたらフライクリスタルの燃料も買えるよ!?って言われてたりしたけど…… ミル : (思い出スライド) マーム : いやだ!ってなったりした……したんですか!? ミル : (服屋で流れていそうな洋楽) GM : 発明ギルドのワゴ…在庫処分市とかで一目ぼれしちゃったんだなきっと… ミカゲ : 「ぶっちゃけ他の方が全然良いって見る人全員に言われたけど、浪漫以外に乗せたいもんなんてないもんな」 ミカゲ : BGM!!!! シシィ : 思い出BGM!!!!!
※気を利かせてムーディーなやつをかけるGM。
シシィ : なにこれもう…さっちゃんヒロインじゃん ミル : これだ…… シシィ : ロマンしか乗ってないもんなこの船…最高 GM : さらっと良い台詞言うもの~~~ マーム : そうじゃないと私も乗れないんだろうな~ ミカゲ : 「僕も余り物みたいなもんだし、ピッタリピッタリ。お前がいちばん活躍できるフネはここだ」 マーム : 「どうしても技師様に依頼されるのですね。もう動かないかも知れないと言われたのに!」 マーム : 「仕方がないですわね……」 マーム : 「動かし方のコツを教えて差し上げますわ!」 ミカゲ : 「やったー!」 シシィ : 素敵!! GM : はーい!では今回の判定が「教養・感覚:7」に変更されます! マーム : 「古い機械は、頑丈で素直。今の機械のようにフクザツなことはできませんけれども……ようは【感覚】です」 マーム : って私感覚苦手なんだな まあいいや GM : あ、感覚ですかね!じゃあ技術・教養:7で! シシィ : こう、ふわっと!ふわっとした感じ! ミカゲ : ふわっと! マーム : ふわっと焼き上げよう! マーム : いいBGMで マーム : みたいな思い出で マーム : 補正をかけました GM : では3d6での判定になります! ミカゲ : 補正が入った あとはさっちゃんの機嫌次第…… ミル : さっきの判定支援、さっちゃんあてだったな……って記憶が塗り替えられてる ミカゲ : 3d6 (3D6) > 13[6,3,4] > 13 マーム : さっちゃんゴキゲンだな! ミカゲ : 愛 マーム : さすがさっちゃん マーム : Amour GM : わー!ダメージどうぞ!D28/1でしたね! シシィ : ミカちゃんずっと出目がいい…これが船長力 GM : Amour ミル : Amourだ……! ミカゲ : D28/1 D28/1 > [縦4,横9][縦5,横9][縦3,横9] マーム : さっちゃん!!!!!!! シシィ : せ、せふせふ!! マーム : さっちゃん……メインヒロインでは? ミカゲ : えらいぞ~~~~~さっちゃん~~~~~~~ 船長 : ゲェー! ミル : あっ ミカゲ : アニキあぶない シシィ : まじさっちゃんヒロイン!!絶妙にアニキを回避する ミル : 半分破損が4つになりそう シシィ : おお! 船長 : 「か、かかか回避だ回避ー! 右にそらすぞ!!」 マーム : アッ シシィ : あっ ミル : なんてことを……! ミカゲ : 右にそらしたらアニキがー! 空賊A : 「それだと新入りに当たりやすぜ!」 シシィ : やさしさ!!! ミカゲ : バガボンド大学優しい マーム : やっぱりここ労基法がある気がする 船長 : 「なぁにかまやしねえ!!俺たちは…空賊だからなぁー!!」 船長 : 2d6 (2D6) > 10[5,5] > 10 シシィ : ここでええええええ ミル : あああああああ シシィ : アニキーーーー!!!! ミカゲ : ここでーー!! 船長 : 「ヒャッハー!!」 マーム : さっちゃんがNPCの血をすってしまう アニキ : 「う、うわーー!!」 マーム : このいのちのかがやきってたにんのいのちもふくまれていたのか シシィ : なるほどな…!? ミカゲ : 妖刀みたいなことになってきたな
※船長が回避運動で着弾点をそらしたことにより、アニキがいるマスに弾が直撃。ですがこれにより、倉庫は4マス中2マスが破損したため「大破」扱いに。フネの耐久値が1減少します。他にはハシゴが二か所大破しました。
system : [ GM ] がダイスシンボルを1 に変更しました。 マーム : 一人やってしまった以上はもう戻れない GM : どーん!! アニキ : 1d6 (1D6) > 5 ミル : どーんしてしまった シシィ : うわああああ ミカゲ : すごく当たった! シシィ : 半分いったーー!! GM : ロイ「アニキーーー!!!」 シシィ : アニキには申し訳ないが、展開のドラマチックさがすごい。 マーム : わかる アニキ : 「く、くそっ……何が空に連れて行くだ…」 ミカゲ : 「うわーー! ごめんごめんごめん!! 生きてる!?」 アニキ : 「僕があこがれた探空士は…船長、あんたらみたいな奴じゃ…ない!!」 船長 : 「そりゃそうだ。俺らは空賊だぜぇ?へっへっへっへ」 ミル : あっ見切りをつけている! ミカゲ : 三食昼寝つきを蹴る気だ…! マーム : いい感じにシナリオの本筋に戻ってきている! アニキ : 「ロイのフネの皆さん!僕は気にせず、こいつらをお願いします…!!ケホッケホッ!」 ミカゲ : アニキーっ ミル : アニキ…… マーム : 殺人光線を耐えるとは…… ミカゲ : よりによって殺人が当たったなそういえば シシィ : やるなアニキ…… GM : 最大値を出さなかったのはさっちゃんのやさしさだったのかもしれない シシィ : さすがメインヒロイン… GM : では次の方! ミル : 回避されそうだからこう ギリギリでぎゅっと絞ってね マーム : ではオルガンを奏でるか!いけるかな!? ミル : いける!!(キズナリストを見ながら) シシィ : オルガン!オルガン! GM : 作業機械はターン開始時に宣言してくださいね! マーム : ありがとう!いきます!みんな東西南北どっちがすき? ミカゲ : いける!(HP燃料準備) マーム : 作業機械を使用します!そしてリボー砲を撃ちます! GM : はーい!おっけーです! GM : では一度目のアクションで装填、二度目で砲撃ですね。弾道学を使用するのであれば宣言どうぞ! ミル : どれがいいかな!? アニキいない側って気持ちもあるけど真ん中の方が設備がこちゃこちゃしてて半分破損が簡単そう! シシィ : 確かに! マーム : だねぇ……もう真っ直ぐ撃ちますか! ミカゲ : 船室に穴あいてくれたら! シシィ : いっちゃえ~! ミカゲ : 直球直球~~~~~ マーム : まず命中判定をします! ミル : いっけー! 船長 : 「やだ…物騒なこと言ってるこわ…」 GM : どうぞ! シシィ : 船長wwww ミカゲ : 船長wwww マーム : 3d6 当たるかな! (3D6) > 7[5,1,1] > 7 GM : いち シシィ : あああーーおしい!! マーム : あっ!足りない! ミル : はんていしえんがある!! シシィ : 絆~~!! マーム : 私としたことが……さっきフレーバーふらっとしたせいで! ミカゲ : フライクリスタルか… GM : はーい!支援どうぞ! ミル : あります!つかいます!いちでたりますか! GM : いちでたります! ミル : やったー! ミカゲ : たりた! マーム : 出目の募金ありがとうございます! マーム : いかんどうようして操舵輪奪いそうになった ミカゲ : (HP燃料をしまう) マーム : シシィちゃんにおこられる シシィ : wwww シシィ : 革張りは譲らない構え マーム : ではご支援いただいたので普通に撃ちます! マーム : あ、RPもらおう…… 良い感じにくれるはず ミカゲ : 同じ月を見た仲…… GM : はーい!どれ足しても足りるのでざっくり5が+1されて6になりました! GM : ソレダ シシィ : そうだ、あの月…! マーム : あの月を思い出して奮い立たせて撃つか…… ミル : 「マームちゃん、大丈夫!いっしょに、いっしょに勝とうね!!」ってこう 伝声管的なあれで声援します マーム : 「……! タダのオーブンに、……良い景色など、酔狂とは思いますが。こういうときに思い出すのは、余計な景色なのですわね……」 ミカゲ : 元気出ちゃう~~~~~~ マーム : って感じで撃ってみよう マーム : D/6 D/6 > [縦6,横6],[縦5,横11],[縦3,横6],[縦1,横3],[縦5,横6],[縦6,横10] マーム : ビンゴしてる気分になってきたな シシィ : リボーしゅごい ミカゲ : 色んなトコに判定出るの楽しい ミル : やったあ! マーム : よし!友情パワーだ! マーム : あっ!はしごが! 船長 : 「うぐぐぐ…どうずらせば」 船長 : 「…っへ。見えたぜ勝機!左にそらすぜ!!」 船長 : 2d6 (2D6) > 5[1,4] > 5 船長 : 「あぁ~~~ん;;」 シシィ : 船長が自ら分断に……あっ シシィ : 泣いちゃった~~! ミカゲ : 船長~~~~~~ GM : どーーん!!
※マームのリボー砲が「展望デッキ」と「ハシゴ」に直撃。これにより「展望デッキ」が大破。敵船の耐久値は残り1点だったため……
ミカゲ : 船長室の切り取り線が現実味を帯びてきた ミル : これでデッキ、船室、ハッチ、倉庫の4つ? GM : では、ただの備品であるはずのキミにこんなにも優しく接してくれる船員たちとのキズナを胸に…キミは、リボー砲から砲撃を放つ! ミカゲ : 胸が熱くなるな…! GM : その砲撃は見事、敵船の展望デッキを直撃した。見れば船体は穴だらけ。修復しようにも移動経路は遮断されているはずだ… シシィ : えもえもだ GM : そう考えていると、敵船のマストに白旗があがった! シシィ : 白旗!! ミカゲ : 「!!」 マーム : 白旗だ! ミカゲ : 白旗だー! ミル : やったー! GM : PCたちの勝利です!おめでとうございます!! ミカゲ : やったー!! マーム : やった~~~! シシィ : やった~!!! ミカゲ : ありがとうGM ありがとう船長先生! マーム : 船長先生のおかげでぼくらつよくなれました! シシィ : ぼくたち、わたしたち、卒業します! ミカゲ : \卒業します!/ ミル : せんせー いままで ありがとうございました! マーム : このチュートリアルを糧にしましょう マーム : レンジの右上に卒業のお花をつけておこう マーム : ちがうちがう 自我が混じった 船長 : 「く、くぅ~~~…あんなデタラメな装備を積んだフネに俺様のフネが…」 ミカゲ : 「はっはー すごいだろう 良いだろう うちのフネも船員も自慢でしかない」 マーム : オーブンです ミル : デタラメな装備ってどれのことだろう 倉庫とか? ミカゲ : ドヤドヤしておこう シシィ : どやどや ミカゲ : はみだしたハシゴかな? シシィ : おしゃれポイントが! マーム : うーん、湯沸かし器かもしれない…… 船長 : 「チクショ~~~~!!!!」 GM : では、キリの良い時間ですので、敵へのドヤりやエンディングなど諸々の描写は予備日としていた明日に持ち越しましょう。 シシィ : は~~い! ミカゲ : 明日も生きる楽しみが出来てしまった…… ミル : あっ ほんとだ ひづけかわってた! マーム : この気持ち忘れません!やった~!
※夜が明けるあのSE。
GM : \おはようございます/ シシィ : おはよーございまーす! マーム : います! ミカゲ : おはようございます! ミル : ます!! ミル : セーフにしてください セーフにしてください ミカゲ : 今きたところだから大丈夫! GM : 予鈴が鳴り終わるまではセーフです! シシィ : せふせふ!せふせふ! ミル : 好きになるかと思った みなさんの優しさを啜って生きています マーム : 時間ぴったり!天才! GM : では、本日はまとめの日ですね! 準備よければ始めますがよろしいでしょうか! ミル : はあい! ミカゲ : はーい! シシィ : はーい! マーム : 大丈夫です! GM : はーい!楽しいしめくくりにしましょう! よろしくお願いします! ミカゲ : 宜しくお願いします! シシィ : よろしくお願いします! ミル : よろしくおねがいしまあす マーム : よろしくお願いします!
GM : ~これまでのいのちのかがやき号~ ミル : 好きなやつきた! ミカゲ : OP前の振り返りだ! シシィ : 視聴者に優しい振り返りだ! マーム : わくわく! GM : 「浪漫以外にこのフネに載せたいものなんて無いもんな」 そう語った船長、そして船員たちと自慢の武装は、見事敵船を撃破した! GM : そしていのちのかがやき号の探空士たちは、ある決断を迫られる…! ~ここでOP~ GM : ~青空ぐいっとしてタイトルロゴがばーん~ ~きららジャンプ~ ミカゲ : OPだー!! ミル : (一人だけ足の位置がとても高い) マーム : さっ様とてをとってやりたい あ、いや、私はオルガンと手を取る シシィ : 皆で走らなきゃ ミカゲ : 革張りの操舵輪で「ねー!」をしてる二人が見える シシィ : 見える見える! GM : あっかわいい Bメロからサビに行くあたりの絵だ ミカゲ : ジャムをねだって「めっ」されたい シシィ : かわいい! GM : かわいい マーム : かわいい ミル : 後奏のあのぱっぱか絵が切り替わるところにミルとマームちゃんのお月見を入れてください! ミカゲ : あああ見える見える シシィ : いいないいな! GM : 絵コンテがどんどん切られていく 素晴らしい
GM : さて、キミたちは見事バガボンド号を航行不能にし、アニキを救出することに成功した! ミカゲ : やった~~~! マーム : アニキ!いったいどうしてHPが5も減ってしまったんだいアニキ……! マーム : いのちの輝きを感じる ミル : ハーフ兄貴! シシィ : ハーフアニキwww ミカゲ : ハーフwwwww シシィ : アニキ、さっちゃんはいい子なんだよアニキぃ ミカゲ : 現状いちばん死に近いアニキ GM : アニキ「もがいてたら急に壁に穴が空いて…なんかビビビって光が……」 シシィ : ビビビ マーム : 畜生、空賊め!なんてひどいことを! シシィ : 回復してあげたいなアニキ、あ、でも絆がない GM : 帰りにどこかで「休息」させてあげればよいとおもいます!フレーバーで! シシィ : そっか!休息があった! ミカゲ : ロイくんと一緒のお部屋で休んでもらいつつ帰れるのでは! GM : では、帰りはロイとアニキは一緒にマームさんの部屋にいることにしましょうか! マーム : 2マスにつまってもらおう ミカゲ : わあいわあい ミル : わあいわあい シシィ : わあいわあい GM : ロイは泣きながらアニキの手を握りますが、アニキの表情はどこか複雑です。
GM : さて。 GM : キミたちは、この不届きな空賊たちをこの場に置き去りにする選択をすることもできます。勿論、ヴィクトリア・シティまでけん引していくこともできます。 マーム : あれだけ親切にチュートリアルされるともうなんか…… ミカゲ : 連れて帰ってあげないと……船長先生…… マーム : 中の人的にはレッカーを希望していますがRPにどう落とし込もうかなあと悩んでいるところです ミル : 教職が待ってるから…… シシィ : それはもうけん引していって、教師になっていただかないと… ミル : いくよ!バガボンド! ワンワン! みたいなテンションは あります ミカゲ : エンディングスチルが生まれた音 船長 : 「クソッ…声からわかっちゃいたが、こんなガキどもだったのかよ…」 たぶん拘束はしてますよね? マーム : 今中の人が思いついたのが詫びフライクリスタルしてもらっているという体で持って帰るというものだったんだけど GM : wwwwwwwww ミカゲ : しておこうしておこう>拘束 ミカゲ : wwwwwwwww マーム : あまりにそれはなんか邪教がやることだよぉ! ミカゲ : いのちを燃やさせるwwwww シシィ : いのちのかがやきwwww ミカゲ : 恐ろしい牢獄船になったな ミル : 燃素が手に入った! GM : シティまで牽引していって、空軍に突き出せばキミたちは報酬と評判を手に入れることができるでしょう マーム : それにつけてもカネのほしさよ(下の句) ミカゲ : ちなみに放流すると、自力で修理して元気に空に帰る感じですか? シシィ : 落ちるのでは… シシィ : いや、修理できるのかな… ミル : 長旅系の12の雰囲気がある ミカゲ : 機関はいきてるね…ハシゴがだいぶ分断されてるけど… GM : ここでリリースすると…機関系は無事なのでもしかしたら自力で修復して逃げおおせるかもしれませんね できないかもしれませんが ミカゲ : はかないいのちのかがやき GM : もしかしたら修理中に空軍の掃討作戦が始まるかもしれませんが シシィ : バカボンド大学ーっ ミカゲ : 我々もはやく逃げないと掃討されちゃいそうだ マーム : じゃあどうしよう 大げさに掃討作戦の話をわざと聞こえるようにひそひそするか ミル : あっそうだった! あの ナントカカントカトテモデカイ号だっけ GM : (我らが映えある“クイーン・エスメラルダ2世” 号ですぞ!) ミル : それです シシィ : 船長室にはクラシカルな操舵輪があるのか…… GM : 革張りでない操舵輪ですね ミカゲ : 操舵輪コレクター… マーム : 「マア!掃討作戦の前にここを離れないと、お夕飯に間に合いませんわ! それで、どうします? 置いていきますか?連れて帰りますの?」 シシィ : 革張りではなかった!でもクラシカルは気になる マーム : あ、じゃあハンドルだけひっこぬいてさ フレーバーで GM : 首級のようだ… マーム : ハンドルだけ貰っていこうよ シシィ : やったね!革マニアから操舵輪マニアにジョブチェンジ! マーム : きゃっきゃ 船長 : 「そ、掃討作戦…!?」 ミカゲ : 「空軍がうろうろしてるんだよ、このあたり」 シシィ : 「空に置いていくのはかわいそうだし、連れて帰ってあげよ」呑気に 空賊A : 「ちょいと前から偵察艇がうろついてやがると思ったら、そんな話になってんのかよ…」 ミカゲ : 「僕らは巻き添えを食らいたくないのでさっさと逃げるつもりだけど、」 ミル : 「あっどくろ雲ごと消し飛ばすって言ってたっけ!」 空賊B : 「く、雲ごと…!?」 ミカゲ : 「あの船めちゃくちゃでかかったもんな……」 マーム : 「ご立派でしたわねぇ~」 シシィ : 「おっきかったね~~」 船長 : 「デカいフネ…まさか連中、軍用艇をひっぱりだしてきてんのかよ…」 船長 : 「へ、へへっ…なあ坊主たち。取引しねえか」 ミル : 「鶏ひき」 ミカゲ : 「取引”してください”?」 船長 : 「ぐぐ��…取引、しませんか…」 シシィ : 「しませんか~!」 ミカゲ : 「ふふんふふん、いいだろう」 マーム : ふふんふふんかわいい ミル : 「お話きいてくれるって!よかったね!」 船長 : 「俺様たちをヴィクトリア・シティの近くまで連れて行け。そしたら俺様たちはお前らを見逃してやる。どうだ。」 マーム : 「いけない、そろそろお夕飯の時間ではないかしら?」 マーム : 「早く出発しましょう」 シシィ : 「おなかすいたかも」 ミカゲ : 船長先生~!!!!! マーム : 船長先生が卒業しそう 船長 : 「アッ スミマセン ナマイキコキマシタ スミマセン」 ミル : 「交渉相手かとおもったけど音のなるマトだった」 シシィ : 物騒wwww 空賊A : 「ヒッ」 ミカゲ : 「なあ、死に急ぎたいんなら良いよ。空で死にたい連中もいるだろうし。でも船員もいるだろ?」 船長 : 「ハッ、知らねえな!こいつらは勝手に俺様についてきただけだ!」 空賊B : 「船長!?」 ミカゲ : 船長先生~~~!!!!!!! 船長 : 「…だから、こいつらだけでもシティの下層で離してやってくんねぇか。」 シシィ : 船長……お前ひとりで犠牲になる気か…!? シシィ : 船長~~~!!!!! 船長 : 「礼は俺様とバガボンド号の賞金だ。」 ミカゲ : 船長先生~!!!!!! ミル : 船長先生……! マーム : 男気がある どうしよう マーム : 普通に突き出せばいいと思ってたんだけど…… マーム : ホントに突き出していいのか……? GM : じゃあ突き出しやすいようにします? GM : ^^ ミカゲ : GMの笑顔…! マーム : そんな都合の良いでっぱりがあるんですか!? マーム : このゲーム建造の時に全然お金を使わなかったからな~ すごい物欲がないんだ今 シシィ : 突き出したらどうなるんだろう船長… 空賊A : 「船長…!!」 空賊B : 「俺たち…!俺たち…!!」 ミカゲ : バガボンド号のキズナを見ている…… シシィ : これは〇船長 GM : ではここで聞き耳判定です あっ 皆さん成功ですね では以下のような会話が聞こえました ミル : みみがいい ミカゲ : コロコロコロ ヤッター! 船長 : (…ってお涙頂戴しときゃスキが出るだろ。安全な空域まで行ったらその隙に…) ミル : 収入だー!! ミカゲ : 模範的な空賊だ、船長先生ー! 空賊A : (へっへっへ、さすが船長!) シシィ : 突き出しやすいバフがかかった! マーム : GMのくれたでっぱりだ! マーム : なんかフライクリスタルの下ってすっごく良いスペースだよね ミカゲ : 大事に突き出さなきゃ マーム : ちょうど3人入りそう シシィ : ほんとだ ミカゲ : しばらく飛べそう シシィ : このための3ます GM : GMはたいへん愉快に笑っています ミル : もえろもえろよ マーム : さっちゃんへのアクセスも良いし GM : そのための3マス シシィ : 完璧な導線だ…… マーム : 私、ちょっとほだされちゃったからフライクリスタル見て貰おうよ船長 マーム : 私たちのロマンを見せてあげたい GM : (ただし拘束状態で) マーム : フライクリスタルの部屋に押し込んだら逃げようと思わずに素直に逮捕される気がする GM : (生命点が1くらいになって引きずりだされる空賊ズ) ミカゲ : そうだね、立派な空賊のでっぱりを見せてもらったからにはこちらの浪漫もしっかりご案内するべきだね シシィ : 浪漫へご案内だ~~~ ミル : ぴかぴかできれいなんだよ! マーム : さすがはご主人様 GM : ここまでフライクリスタルを有効活用している卓があるだろうか いや無い マーム : 私、今のお話しにとても感銘をうけたので、みせてあげたいんです ミカゲ : 「そうか…お前たちの心意気、しっかりと 理解したよ……縄は解けないが、僕らのフネに招待しようじゃないか」 船長 : 「へへ…(うるんだ目をパチパチさせる)俺様たちもお前らのフネに乗せてくれんのか。ありがとうよ。」 マーム : 「ご案内いたしますワ!」 シシィ : 「さっちゃんとオルガンちゃんと、フライちゃんを見てほしいね!」 ミル : 「あのね、あのね、ぴかぴかできれいなの!見せてあげようね!」 空賊A : 「今までガキ扱いして悪かったな!」 シシィ : 「操舵輪は見てもいいけど触っちゃだめだよ」 マーム : ナワバリにしている ミカゲ : 操舵輪はおさわりNG シシィ : 圧をかけた 空賊B : 「ピカピカ?へえ!お宝か何かかい!(ニヤリ)」 ミカゲ : 「そうだね、僕らの心臓といって過言じゃない」 ミル : 「だいじなだいじなたからものなの!」 マーム : それじゃあいのちのかがやきツアーの旗を持ってお三方を案内します
GM : そう言って、あなたたちはドアを開けた。 GM : そこに在るのは、煌々と輝くフライクリスタル。三人が呆けたようにそれを見上げ… ミカゲ : (そういえば2R目のいのちのかがやき 献血してなかった気がした) シシィ : アッ ミカゲ : 追い献血しとこ system : [ ミカゲ ] 生命点 : 8 → 7 GM : じゃあちょうどおなかすいてますね(ニッコリ シシィ : ちょうどおなかすいてる マーム : あ、せっかくだから3人にも見えるようにしてあげましょうね GM : あなたたちは、厳重にドアを閉めた。 ミカゲ : ガチャンバタン ミカゲ : 「優雅な空の旅を楽しもうな!」 マーム : 「当船名物、いのちのバトンリレーです。ごゆるりとご堪能くださいまし!」お辞儀 ミル : 「さっちゃんと遊びたくなったら呼んでね〜!」 シシィ : いのちのバトンリレーwww GM : 「ぐ、ぐあああ!!なんだ!?力が…全身から力が抜けていく…!!」 「俺、読んだことありますぜ!昔は命を燃料にしてフネを飛ばしてたって…」 GM : 「「「ぎゃ~~~~~~!!!!」」」 シシィ : 「あ、あとこの船はよくゆれまーす」 GM : 「「「ぐえ~~~~~~!!!!!」」 ミル : 協賛顔しておきます ミカゲ : 良いリアクションだ…… マーム : またマスコット展開が増えた ミル : 元気に動いている音だ! ミカゲ : 船長室からクラシカルな操舵輪を強奪しておきたい(強欲) ミカゲ : 今日も元気だないのちのかがやき! マーム : 若い人がやると違うなあ~ フライクリスタル : ごはんおいしい! シシィ : やったねフライちゃん! マーム : これにはオーブンもにっこり GM : ではクラシカルな操舵輪を手に入れました!バキン! ミカゲ : やったー! シシィ : クラシカルだ~~! マーム : アンティークだなあ! ミカゲ : 革張りのとこに飾っておこうぜ ミル : バキン
GM : そしてキミたちがまたフネを走らせ、ヴィクトリア・シティに着くころ、空はすっかり夕暮れになっていた。 ミル : わーーーーきれい!! ミカゲ : 夕焼けだー!!! シシィ : わああああ夕焼け!!!! マーム : きれいだなあ~~! GM : 間もなく帰港、というときになって…皆きっと操舵輪のあたりにいますかね? ミル : いよういよう ミカゲ : 集合だ集合だ マーム : いますね! GM : ロイに付き添われたアニキが部屋から出てきて、重い口を開きます。 ミカゲ : あっ 複雑な顔をしてたアニキ! シシィ : あ、どうなったんだろうアニキ マーム : マームは多分働いていたので、多分倉庫を行き来していてちょうどいたところかな! GM : 「あの……今回は、スイマセンっす」 ミル : ふくざつなアニキ! GM : 「あの後色々考えたんスけど、やっぱり、近道ってないんスね……俺が間違ってました」 マーム : 導かれてる ミカゲ : (こちらこそ…HP半分減らしてごめんね…) マーム : やはり優秀な教育者なんだよあの先生は…… ミカゲ : フライデトックスで心を入れ替えてもらいたい マーム : さっちゃんもすこしビビビってあやまってたよ シシィ : フライデ���ックスwww ミル : さっちゃん「ビ……」って申し訳なさそうにしてた シシィ : かわいい…… ミカゲ : がわいい GM : 「そんなことないっす!俺…あっ、僕の知らない武器が、空にはあるんだなあって、驚きました!!」 GM : 彼は苦い顔をしてキミたちにそう語るとふいに、少し気恥ずかしそうな、だけど決意を宿す目で、キミたちにもう一度向き直る。そして深々と腰を曲げて、こう叫んだ。 GM : 「だから僕、必ず探空士になってみせます! アンタたちみたいな、そんな探空士に!」 GM : 「……ありがとうございましたッ!」 GM : 「本当に…ありがとうございました!!」 GM : ロイも一緒に深々と頭を下げます ミカゲ : ドヤ顔になっちゃう!!!!! ミカゲ : 「依頼人、これで僕らは役目を果たせたかな?」 GM : 「はい!皆さんに頼んで、本当に良かったです!色々とありがとうございました!」 GM : ~業務連絡~ 追加でやりたいことが無ければ〆に入ります 心残りのある方は奮ってRPをどうぞ マーム : 「アラアラ。一件落着ですワね! ところで、ロイ君のお兄様はトマトは大丈夫かしら? チキンは?���みたいな感じで夕飯の支度をしよう マーム : 私のやりたいことはないです!ブンが欲しければ呼んでください ミル : 「ふたりともそこしゃがんで!!」ってぐいぐい引っ張って、しゃがんだら撫でます GM : では撫でられましょう! シシィ : 「いつか探空士になって、自分たちの船ができたら是非見せてほしいな!」 マーム : アッ素敵だ! シシィ : (主に操舵輪を ミカゲ : 操舵輪をwwwww シシィ : 「そして、一緒に飛べたりできたらいいね!」 GM : 撫でられながら、マームさんには「トマト…?」って聞き返します ミル : 撫で終わったらうしろに回ってふたりの背中をバシッとします ぺそっと音がします GM : 「はい!絶対皆さんに追いついて見せます!」シシィさんに笑顔で答えるアニキ マーム : 「そろそろお腹が空かれたころでしょう?本当のお空の旅というのは、あったかいパンがなくてははじまりませんのよ!」 ミカゲ : じゃあ…ロイくんから預かった銅貨をそっとアニキに返しておこうかな「すごくよく効くお守り」 マーム : 払い戻し制なのきいてないよおおお!!!!!!! ミル : えっびっくりした 好きになった シシィ : かっこいいやつ~~! マーム : デポジット制なの聞いてなかった GM : ロイはそのお守りを、「あっ」という表情で見て、また目に涙をにじませてミカゲを見ます GM : アニキも何かを察したのか、右手に銅貨を、左手でロイの手をぎゅっと握って「ありがとうございます!」と一番の笑顔でミカゲに答えました マーム : 同時に依頼人とターゲットをビリヤードのようにうちぬいていくな ミカゲ : へへへ ミル : (RPミルはまんぞくです) ミカゲ : 笑顔もらった! RP満足です! マーム : パンをちらつかせて満足です!なんかスチルで必要になったら呼んで 台にしたりとか ミカゲ : 記念撮影用www シシィ : まんぞくです! GM : では GM : アニキはマームに「あったかいパン…ですか?」となんのことかわからないように問います。 そしてロイはアニキにこう言います。「アニキ、マームさんの作ってくれる料理、すごく美味しいんだよ!」 GM : きっと今日のキミたちの食卓は、いつもより賑やかになることでしょう。 ミカゲ : 微笑ましくてニコニコしちゃう…… シシィ : フライちゃんもおなかいっぱいだしな マーム : ね GM : 「「「………」」」しおしお GM : では〆ますね~~! ミル : むぐむぐ にこにこ マーム : はーい!
GM : アニキと、ロイ。ふたりの少年の夢に立ちふさがる壁は大きい。それは、彼らが背を向き、逃げ出してしまいたくもなるほどに。 GM : でも、キミたちに救いの手を差し伸べられた彼は、もう見誤ることはないだろう。 GM : ふたりの少年の夢が現実のものとなったのかどうか。 …それは、キミたちだけが知っているのかもしれない。 GM : 「いつか夢見た空の上で」 GM : これにて終了となります! 三日間にわたる空の冒険、お疲れさまでした! シシィ : お疲れ様でした~~~~!!!感動だ~~~!!! マーム : ありがとうございました!!!すごく楽しかったです!!! ミカゲ : わーーー!!! お疲れさまでした!!! ミル : おつかれさまでした!!ありがとうございましたあ! ミカゲ : うおーーーーー素敵だったあ…! ありがとうございました!!!!
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