#もし、出会ったとしても、相手にされない気がする。
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キビネナゴは怪物だ。食物でなく、人の認識を喰らって生きている。記憶を食べ散らかして生きている。
仮に生き物のヒエラルキーの中に組み込むとしよう。するとそれは人の上に立つ。しかし、奴らのピラミッドを想定するならば概ね中層下部か下層の存在でしかない。ただの小魚にすぎないのだ。
神格は殆ど放棄されている。人間が技術でそれの存在の根拠たる現象を克服出来ると思っているからだ。神というかたちを与えて、どうにもならない事象として恐れる必要が無くなったからだ。
それは今、小さな願いと幾つもの恐怖と積極的な認識によって存在している。かたちを与えられて存在させられている。
ふと目を逸らした時、目を瞑る事が出来た時、それは何処かへ消えてしまうだろう。元から何も無かったかのように。
しかし目を開いた時、それを認識してしまった時、それはそこに居るだろう。いつもそこにあったかのように。
#(カショウ)キビネナゴ#大体固まってる構想。#もし、出会ったとしても、相手にされない気がする。#それにとって、私の相手をする事に利益は殆ど無いから。次に繋がらないから。#それの目的は出来るだけ長生きすることだから。#(書きながら、少しだけ寂しいと思ったのは事実…)#ちなみにキビネナゴは個体名で、種族名は別に存在する。#まだ構ってくれるのは、それ程までに飢えているか、変わり者なのかも。#眠れないかもしれない、まあいいや。
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