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【省エネで経済的】フィルター式ウォーターサーバーのメリットとは?






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日本人同士でも「些細な生活文化」の違いがカルチャーショックや摩擦を生む例は多く、 以下にジャンル別に簡潔な例をできるだけたくさん挙げます。
🍳 食事・食卓まわり
目玉焼きに醤油/ソース/塩こしょう/何もつけない
納豆に砂糖を入れるか入れないか
おでんに味噌をつけるかつけないか
カレーをスプーンで食べる/箸で食べる
パンにごはんを合わせるのはアリかナシか
弁当に冷たいまま食べる派/温めて食べる派
お米に梅干しをのせると汚れると嫌がる/OKな人
スイカに塩をかける派/かけない派
🚿 トイレ・風呂まわり
ウォシュレットを必ず使う/使わない
風呂は家族で続けて入る/毎回入れ替える
シャワーだけで済ますのが普通/失礼
歯磨きは風呂の中/洗面所限定
トイレ後の手洗いを必ずする/しない
家のトイレは男女で分ける/気にしない
温泉・銭湯で身体を洗ってから入る/いきなり入る
👨👩👧👦 家族との関係
両親に敬語/タメ口
親のことを**「お父さん/パパ/おやじ」**
家族の食事は毎回揃って食べる/各自自由
家族内での上下関係が厳しい/フラット
家にいるときも上下スウェットでOK/ちゃんと着替える
🧼 掃除・生活習慣
掃除機は毎日かける/週末だけ
洗濯物を夜干す/朝干す
布団を毎日たたむ/敷きっぱなしOK
靴を脱ぐ場所は玄関/玄関の外で
帰宅後すぐ手洗い・うがい/しない
外出着でベッドに寝るのはアリかナシか
💬 言葉づかい・コミュニケーション
「ありがとう」は頻繁に言う/言い過ぎはよそよそしい
「ごめんね」は軽く言う/あまり言わない
目上でもニックネームで呼ぶ/必ず敬称をつける
電話は一言目に名乗る/いきなり本題
メールやLINEに絵文字を使う/使わない
👫 対人距離・交際観
恋人でも手をつなぐのは恥ずかしい/平気
デート代は割り勘/男性が払う
異性との交際を家族に話す/秘密にする
飲み会でのお酌文化/セルフでOK
初対面でもフレンドリー/丁寧・形式的
🏘️ ご近所・地域文化
���近所に挨拶を毎日/あまりしない
ゴミ出しの時間に厳格/適当でも黙認
回覧板を丁寧に回す/雑に回す
音の出る生活(洗濯・掃除・楽器など)は時間帯を厳守/気にしない
町内会に必ず入る/入らないのが普通
📚 教育・子育て
子どもに早くから敬語を教える/自由に育てる
子どもの勉強は親が積極的に見る/本人に任せる
お年玉の額は多め/少なめ
習い事は複数/一つに絞る
「叱る」ことは必要/否定的
🔚 その他
お正月は家族で集まる/どこかへ旅行
結婚式は神前式/チャペル式/しない
宗教的行事(お盆・法事)に積極参加/形式だけ
ご希望があれば、「世代別」や「地方別」「カップル間」「職場内」での事例に特化した一覧もお作りできます。
日本社会では、表面的には「中流的な同質性」が維持されているように見えますが、富の偏在・経済格差は、日常生活のごく些細なレベルに滲み出ます。 ここでは、特に意識されにくく、でも隠しきれずに表れる些細な生活文化のズレを、できるだけ簡潔に多数列挙します。
🛋️ 家・住空間まわり
玄関に靴がきれいに揃っている/靴だらけで雑然
玄関マットの有無/高級ブランドか100均か
インターホンの種類(カメラ付き/ピンポンだけ)
表札がある/ない
窓ガラスが曇っている/ピカピカに磨かれている
マンションの郵便受けの壊れ具合・落書きの有無
🍽️ 食生活
食卓にペットボトル/水差し/ウォーターサーバー
食器がバラバラ/統一されている
調味料が業務用/オーガニック/百均商品
おやつがスナック菓子/焼き菓子/フルーツ
米のグレード(無洗米/玄米/コシヒカリ/古米)
油がサラダ油/オリーブオイル/こめ油/ギー
魚を丸ごと買う家庭/切り身のみ/缶詰中心
👚 衣類・身だしなみ
Tシャツがヨレヨレ/アイロンがけされたシャツ
靴下に穴/同じ��で揃っている
洗濯物を外干し/浴室乾燥/ランドリー利用
部屋着が上下スウェット/ユニクロ/ブランド品
学生服の傷み・サイズ感/ランドセルの劣化
コートのブランド・手入れの有無
📱 モノの持ち方・使い方
スマホケースの汚れ・ひび割れ/清潔感ある保護
バッグがロゴ付きブランド/ノンブランド布袋
イヤホンが有線/AirPods/中華製の謎Bluetooth
傘がコンビニ傘/折りたたみ/高級傘
筆記用具が100均/文房具ブランド/何年も使い込まれたもの
🧼 清潔・衛生感覚
歯の黄ばみ・矯正・虫歯の有無
手の爪が短く整えられているか/伸びっぱなし
靴の汚れ具合/かかとのすり減り具合
カバンや財布の表面の傷・年季
手拭き用のハンカチを持っているかどうか
部屋の芳香剤の香り/無臭/カビ臭さ
🧒 子育て・教育まわり
子どもの習い事の数/種類(ピアノ、英語、塾など)
読んでいる本が漫画のみ/絵本・図鑑・学習まんが
自由研究の質:手書きで丁寧/印刷で美麗/丸写し
名前の書き方:漢字で丁寧/書きなぐり/カタカナ
親が子どもの宿題を見るか放置か
学校提出物が期限内/いつもギリギリ/未提出も
👫 人間関係の所作
お礼の手土産がある/ない
来客時にお茶を出す/出さない
言葉遣いが丁寧/荒っぽい/だらけた印象
LINEの文面が敬語/ため口/語彙が粗雑
メールや申請書に誤字脱字が多い/丁寧で整っている
🏘️ 地域・移動・余暇
自転車のサドルが破れている/カバー付き/新品
車が軽・中古・外車・所有しないなどの選択
旅行が年に数回/日帰りのみ/全く行かない
休日の過ごし方:ショッピングモール/図書館/庭いじり/ギャンブル場
📚 教養・会話の中で滲む違い
漢字や敬語の使い方で育ちがにじむ
ニュースや時事の話題に無関心/興味を示す
「これ知らないの?」という一言に含まれる階層感
食���名・ブランド名・地名の発音ミス/正確さ
「エレベーターじゃなくて階段で」→健康志向/節約志向/エレベーターない住宅事情
💡まとめ:**
これらの違いは、あからさまではありませんが、日常の所作・物・空間にじわじわと「見えてしまう」ものであり、多くは「本人がそれを生活水準の差だと気づかないまま」露呈してしまうことが、静かなカルチャーショックや関係性の齟齬を生みます。
ご希望があれば、これらを「物語」や「場面対比」で描写したり、世代別・職場別のバージョンも作成できます。
あからさまに経済格差が可視化されやすく、貧困層にトラウマや劣等感を感じる可能性がある生活の違いを、ジャンル別に簡潔に列挙します。
🏠 住まい・環境
家が豪邸/タワマン/古い団地/築古アパート
部屋が広くて個室がある/家族で1部屋共有
冷暖房が全室完備/扇風機のみ/電気代を節約
庭がある/ベランダすらない
自室にデスク・ベッド/布団とちゃぶ台だけ
インテリアが高級家具/リサイクルショップ/段ボール代用
🚗 移動・乗り物
通学・通勤が送迎車/自転車/徒歩+乗り換え多数の公共交通
車が外車/新車のファミリーカー/ボロボロの軽/持っていない
旅行が年数回の海外/年1の国内/一切行かない
修学旅行の費用を全額自腹/補助あり/不参加
🍽️ 食生活・外食
外食が高級フレンチ/ファミレス/牛丼/スーパーの弁当
普段の買い物が百貨店/オーガニック専門店/業務スーパー/コンビニ見切り品
おやつがブランドチョコ/駄菓子/なし
水がミネラルウォーター/浄水器/水道水そのまま
誕生日ケーキが専門店のホール/手作り/カットケーキ/なし
🎒 教育・学習環境
塾・習い事に複数通う/1つだけ/一切通わない
所有している教材がZ会・進研ゼミ/100均ドリル/学校配布のみ
自宅に本棚/図鑑/電子辞書/勉強机がある/ない
オンライン学習がタブレット完備/スマホを使い回し/利用不可
大学進学の選択肢が私立でも余裕/奨学金必須/断念せざるを得ない
👚 衣服・身なり
制服・私服が常に新品/��下がり/破れを縫って使う
髪型が美容院で定期整髪/親がカット/伸ばしっぱなし
靴がブランドスニーカー/量販品/靴底がすり減っている
季節ごとの服がそろっている/1着で使い回し
カバンがハイブランド/丈夫な通学用/紙袋/破れてる
🎉 イベント・娯楽
誕生日やクリスマスのプレゼント有無/価格差
家族旅行の有無と宿泊施設の質(高級ホテル/民宿/日帰り)
お年玉の額が万単位/千円以下/ゼロ
お祭りやテーマパークに毎年行く/一度も行ったことがない
🧑🤝🧑 交友・人間関係
「家に遊びにおいで」に招待できる家か/無理な家か
「みんなでご飯食べに行こう」で行ける店に限りがある
「修学旅行のおこづかい」などで使える額が違う
「どんな家に住んでるの?」という質問が地雷化する
SNSで豪華な投稿に傷つく/自分の暮らしを出せない
🛠️ 医療・衛生
歯列矯正をしている/できない
予防接種・健康診断を定期で受けている/避ける
メガネやコンタクトが適切な度数/古いまま使い続ける
お風呂・シャワーが毎日入れる/節水で数日に一度
📱 所有物・日常的なモノ
スマホが最新機種/親のお下がり/持っていない
ゲーム機が複数台/中古/なし
ノートPCが個人所有/家族共有/使えない
通信環境が光回線/ポケットWi-Fi/フリーWi-Fi頼り
📈 総合的にあらわれやすい場面
宿題に親が付き添ってくれる/親がいない・時間がない
家族の会話が教育的・建設的/愚痴と疲労と怒号
「今週末の予定は?」に対し遊園地/勉強/バイト/何もない
✅ 補足
こうした差は、金額やブランドの違いとして現れるだけでなく、「当然できると思っていたことができない」「できないことを責められる」ことによって、深い劣等感やトラウマを形成する原因になります。 また、**他人との比較が起きやすい場面(学校、SNS、外出時、贈り物など)**で強く露呈します。
ご希望があれば、これらを物語的に描写したり、子ども視点・思春期・大人の恋愛・職場など、それぞれのステージ別での格差の「見え方」も��提供できます。
富裕層の中にも、あえて「質素」「節約」「ミニマリズム」を実践することで精神的・美的・社会的満足を得る人がいます。2025年の日本において、以下のような生活パターンが考えられます。
🍚 食生活
自炊中心で一日500円以下の食費(玄米・味噌汁・納豆・ぬか漬けなど)
外食を断る/チェーンの朝定食のみ利用
断食・1日1食生活で「感覚を研ぎ澄ます」
食材は道の駅・業務スーパー・無農薬農家直送から厳選
雨水で野菜を育て、自給自足の一部実践
🏠 住まい
都心の高級マンション所有でも実際は郊外の古民家暮らし
狭小住宅/築50年以上の家をセルフリノベ
賃貸住宅で家具は最小限(折りたたみ・移動式)
照明はLED1灯、暖房は湯たんぽと重ね着
電気契約は20A以下、水道・ガスも最低限の使用量
👚 衣服・持ち物
私服は毎日同じ(黒T+黒パンツ)=思考の無駄を省く
服はユニクロ・ワークマン・古着のみ
高級腕時計は所有していても、普段はノーブランドのチープカシオ
布製エコバッグを何年も使い込む
衣替えなし。季節ごとに2セットで回す
📱 通信・テクノロジー
格安SIM/サブスクはすべて解約/Wi-Fiなし生活
古いiPhoneを使い続ける(最新機種には興味なし)
スマホの使用時間を1日30分以下に制限
SNSは見る専、または一切使わない
🧘 修行的・精神的側面
冷水シャワーで意志鍛錬
瞑想/坐禅/朝の読経が日課
家計簿や支出管理を徹底し「1円で幸福を感じる」訓練
「所有しない」ことを誇りにする(家・車・保険すら手放す)
週末はネット断食・無言の時間
💬 対人関係・社会活動
交際費ゼロ、外出・飲み会は最小限
贈り物・年賀状・季節の挨拶を省略(相手の時間を尊重)
チャリティやNPOには匿名で寄付し、派手な寄付報告は避ける
SNSでは「節約術」や「ミニマル生活」を情報発信して影響力を持つ
ラグジュアリー系の交友関係を意図的に避け、地域の古老や子どもとつながる
🚲 移動・消費
車を持たず電車か徒歩、もしくは古い折りたたみ自転車
移動中にオーディオブック・経典・哲学書を聞く
キャッシュレス決済は使わず現金主義(出費の可視化)
美容院は年2回・セルフカットで済ませる
🎨 美意識・趣味
「美は節約の中に宿る」と信じる
読書は図書館・青空文庫・古本市のみ利用
収集はしない。モノは循環させる
趣味は散歩、写経、路地裏観察、物々交換
室内に花を活けるが、野草や拾った枝で表現する
🧾 その他象徴的な行動
医療費を抑えるために健康管理を極める(歩行・呼吸法)
銀行口座は1つのみ。投資や運用は一切しない「無財産主義」
「毎月○万円生活」や「持たない幸福」ブログを発信
世界一周など豪華な経験はしていても「今は粗食こそ贅沢」
高級品は「借りる/体験だけ/手放す」で完結
✅ このような人物像:
「修行系ミニマリスト」「侘び寂び系富裕層」「思想的節約家」「反消費アスリート」「アナーキスト風僧侶」
所有しないが影響力は大きく、静かに社会をリードしているタイプ
ご希望であれば、こうした人物をモデルにした物語・キャラ設定・思想的背景の分析などもお手伝いできます。
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新しい時代のウォーターサーバーで始める、心地よい暮らし
https://af.moshimo.com/af/c/click?a_id=4784685&p_id=5581&pc_id=15305&pl_id=72312 こんにちは!今回は、日々の生活に「おいしい水」をもっと手軽に、もっと経済的に取り入れられる便利アイテムとして、注目のウォーターサーバーについてご紹介します。「ウォーターサーバーは便利だけど、コストが気になる」「ボトルの交換や保管が手間」といった悩みを抱えている方も多いですよね。実は、そんなお悩みを解決してくれる画期的なウォーターサーバーが登場しているんです。水道水を使って、いつでも安心でおいしい水が楽しめる「ウォーターサーバー」です!ウォーターサーバーの特徴とメリット1.…
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230125 TL
【15:24】
昨日は0:00に寝て。6:00くらいに起きて8時くらいまでぼーっとして。
そこからまた二度寝して13:00に起き。合算11時間くらい寝てた。
14:00-14:30までゲーム企画の会議参加して。
この時間まで特になんもせずぼーっとしてた。
さて動くか。
これを読む皆にとってはこのテキストだけが唯一「リアルな僕」を想像する為のとっかかりであり。動くと書いたなら動くんだろうな、と想像せざるを得ない。
正直自分も自分の言葉に騙されて生きている。
ここに「動く」と書いたから動かないと申し訳ないと思って動いてるところあるし、ノリで発信した何かの辻褄合わせの為にしぶしぶなんかやってるところある。本音はオールウェイズ・ゴミだから。ゴミ感情は無視して理性使って建設的な事やっていこう。
いつもご飯なに食べるか迷う。職場ごとに近くの店舗が微妙に異なるので、エリア別「食事ルーティーン表」をローカルで用意しよう。
0memoに「sho食事どうする?.txt」を作成。今日はこのファイルを詰めていこう。
----------------------- 【15:50】
sho食事どうする?.txtの荻窪ルーティーンができた。 とりあえず自己満シェア。
--- 【荻窪食事ルーティーン】
何はなくともまずは水を確保。 ウォーターサーバーで水くみ。気分転換にスープ作って飲んでからいろいろ考える。 迷っていると食事に行くまでに3時間くらい経ってしまうのでサクサク決めてやる。
--- ■移動距離ちょうどいい系(意識冴え度:A+) 「100ロー」で「パンと揚げ鳥」買って歩きながら食う。 その後まいばすけっとでサラダ×2と好きなパックジュース買って戻って「スイートコーン」をかけて食う。サランラップが無いと保存できないから無ければそれも確保。 米を食べるととにかく寝るんで食べない���癒やしにチョコミントアイス。これが基本。 夕飯はクリーム玄米ブラン。タンパク質不足なら夜ドンキに皮なしソーセージ買いにいく。
--- ■ドンキ起点系(意識冴え度:A~B) ドンキで皮なしソーセージ2個買う。豆腐も買う。ブレンディ切らしてたらそれも買う。 まいばすけっとでサラダ買って戻り、ソーセージと豆腐のサラダ作る。 ストックのカップ麺作って食べる。その際サラダに麺だけ載せて食べてもよい。 残ったスープはジャーに入れてとっておき、小腹空いたらオートミール入れて食べる。 その後はクリーム玄米ブランで繋いでいく。
--- ■スーパーSEIYU起点系(意識冴え度:B~C) まずはB1Fでサラダを2個確保。冷凍からあげも確保。時間帯によってはおつとめ品の弁当が買えるかもしれないのでそれもチェック。1Fでチョコミントアイスがあれば買う。気分でサラダチキンも確保。スープ切らしていればそれも。
--- ■外食系(基本、昼寝しても大丈夫な日) 日中なら日高屋か、りぼう。夕方なら吉牛かすき家かケバブ屋か、すた丼。深夜なら松屋か家系ラーメン。炭水化物でむっちゃ眠くなるので仕事しない日だけにする。
予算は900円まで。これを食べたらその日はサラダかクリーム玄米ブランだけで凌ぐ。 タンパク質足りなければ皮なしソーセージでフォロー。---
今日は意識を冴えさせておきたいから「移動距離ちょうどいい系」だな。じゃ、行くか。
----------------------- 【16:45】
買い出し終わりアンド食事おわり
ふむ。ふつうに1h近くかかったか。パンと揚げ鳥とサラダで済ませても結構かかるものだな。昨日今日、寒波だ雪だと騒がれているけれど夕方の荻窪は体感温度15℃くらいあった。息も全然白くない。
18:30までアレのハッチ設定描く。本編で既にちょろっと開いてるとこ見えたけど設定なしの「見なし」で描かれてる。僕が仕事おっせーから。すんまそん。
----------------------- 【18:30】
やば。TwitterのDM確認してFANBOX記事書いてたらもう18:30になってたわ。 タイムロス。なんとなくハッチ設定は朝まで出来上がらない気がしてきた。 果たして「言葉の力」でなんとかなるか? なったら凄いよほんと。
----------------------- 【28:00】
書いて即9時間くらい寝た。もう4:00。ダメだった。
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Hello, With my love,
スティーブ・ロジャース、プロジェクトマネージャー、32歳。基本項目を入力して画面に現れる質問に4段階で答えていく。『自分の知識が生かせている?』イエス、『仕事にやりがいを感じる?』イエス、『職場の環境は快適?』どちらかといえばイエスかな、自販機のメニューがもっと豊富になれば嬉しいけど。『最近の懸念は?』ええと――
「――トレーニング用の鶏肉レシピに飽きつつあること……」 記述項目まで漏れなく打ち込んで送信ボタンを押す。画面に現れた「ご協力ありがとうございました」のポップな字体を確認してからスティーブはタ��を閉じた。 定期的に行われる社内のストレスチェック。トレーニングジムをいくつか展開しているスティーブの会社は、オフィス側の人間だけなら両手で数えられるくらいの規模のものだ。それこそ、ストレスチェックなんて面談で済ませば事足りる程度の。それでもオフィスにはほとんど顔を出さないジムのトレーナーのケアが目的だというこの作業を、スティーブはランチ後の眠気覚ましとして使っていた。 画面そのまま現れたメールボックスを眺めながら、コーヒーを口に運ぶ。新店舗立ち上げのプロジェクトが進行中なこともあり、最近は未読メールが溜まるのも速い。それらの一つ一つを処理していけば、顧客対応をしているスタッフからの転送メールに行き当たった。 (……珍しいな) オープンにしている会社のアドレスには一般の問い合わせに混じって営業のメールが送られてくることも少なくない。基本的にはスルーしてしまうことが多いが、彼のお眼鏡にかなったものが、ごく稀にスティーブの元に転送されてくるのだ。そして例にたがわず今回も外部からの営業メール。そのメールは礼節を守ってこう始まっていた。
『Dear Sirs and Madams, ――』 内容には、自分たちはジムの利用者用にトレーニングの管理アプリを作っている会社であるというこ��。パーソナルトレーナーも利用することができ、顧客管理にも役立てられることなどが綴られていた。 『もし興味を持ってくれたなら詳しい話をさせて欲しい。 your sincerely, James Barnes 』
スティーブはメールを最後まで読み終えると、文末に添えられていた会社のURLをクリックした。IT系らしく洗練されたサイトによると、ジェームズの会社は2年前に立ち上がったスタートアップらしい。アプリの紹介ページを開き、内容を精査していく。スティーブの元に届いた時点で有象無象の営業メールからは抜きん出ているのだが、それにしたって全ての業者に会うほど暇ではない。そうした審査の気持ちでページを見ていくと、スティーブの目がふと興味深い内容に行き着いた。どうやら彼の会社はもともとリハビリ用の管理アプリを病院や施設に提供していたらしい。そのノウハウを踏まえ、今度はジムの方面にも挑戦してきたというわけだ。 (……丁度良いかもしれない) 最近ではトレーニングジムにもユニバーサルデザインを取り入れ、特に身体にハンデを持つ人でも利用できるような施設が増えている。そして企画進行中の新店舗も、まさにその一つになる予定だった。 新店舗は新しいサービスを導入するのに最適なタイミングだ。なにより彼らに話を聞けば、新しい店舗へのアドバイスも出てくるかもしれない。そう考えたスティーブは丁寧に返信を打ち始めた。
『Dear James―― メールをありがとう。プロジェクトマネージャーのロジャースです。提案いただいたアプリについて――』
最後に署名を添えて送信ボタンを押した。忘れないうちに顧客対応のスタッフにも『ありがとう』の一言を送っておく。諸々を考慮してこのメールを届けてくれたのだとしたら、彼の功績を称えなければいけないだろう。ビジネスだけじゃなく、何事においてもタイミングは重要だ。 程なくしてジェームズから返信が届いた。不特定の誰かではなく『Dear Steve』に変わったメールには、目を通してくれたことや営業のチャンスをもらえたことへの感謝、会社が近い場所にあるのでスティーブの都合にあわせて訪問したい旨、そしていくつかの日程が心地よい文体で書かれていた。営業をかけているのだから丁寧になって当然だが、ジェームズのメールはスティーブにとって特に読み心地が良いものだった。早々にフランクになる相手は苦手だし、反対にかしこまられすぎても居心地が悪い。メールの文体というのはたとえビジネスであっても千差万別なもので、良い印象を持ったままでいられることは意外と少ない。特に自分のように人見知りの気がある人間にとってはどうしても敏感になる部分だった。 一通りのやり取りを終え、スティーブはすっかり冷たくなったコーヒーを口に含んだ。ふう、と一息ついて、会えるのを楽しみにしていますというジェームズからのメールを眺める。どんな人物だろう。スタートアップといえば若いイメージがあるが彼はどうか。メールの雰囲気から浮ついた感じはしないが、正直言って自分は初対面の人間と会話をすることに少し苦手意識があるから、願わくば話しやすい人であって欲しい。そう思いながら続々と返ってきているその他のメールをさばいていった。
ジェームズからのメールを受けた翌々日。またも昼下がりのオフィスで、スティーブはそのジェームズの来訪を待っていた。窓際に置かれた観葉植物には気持ち良さそうな日光が当たっている。四月のニューヨークらしくまだまだ外は寒いが、日差しだけを見れば春が近づいてきているのがわかる。スティーブは植物たちを眺めながら、来客時用のジャケットを羽織った。 丁度その時、入り口から来客を知らせる声があった。振り向くとスタッフの隣に一人の男性が立っている。 「スティーブ、お客さんよ」 その声に手を挙げて答えると、隣の男性がスティーブに気づいて微笑んだ。上品なグレーのニットに濃いブラウンのスラックス。目があった男性は、驚くほど整った顔をしていた。 スティーブはノートパソコンを抱えて男性の元へと向かう。 「はじめまして、ジェームズだ」 自己紹介とともに差し出された手を握る。遠目からではわからなかったがジェームズは長い髪を後ろでひとまとめにしていて、微笑むと口角がキュッと上がるチャーミングな男性だった。灰色がかったブルーの大きな目が優しげに細められている。 「スティーブだ。来てくれてありがとう」 「こちらこそ、時間をもらえて嬉しいよ」 そう言ったジェームズをミーティングスペースへと案内する。彼が動いたと同時に控えめなムスクの香りがした。 席に着くとジェームズは簡単な会社の紹介のあと、ipadを使ってアプリの説明を始めた。 「リリースして間もないから荒削りな部分は多いけど、むしろフィードバックには柔軟に対応できると思う。それが小さい会社の強みでもあるしな」 そう言って実際にアプリを動かしてみせてくれる。なぜか彼の左手には薄手の手袋がはめられたままだった。それに気をとられていたのがわかったのか、ジェームズは軽く左手を振って「怪我をしてるんだ、大げさですまない」という言葉とともに申し訳なさそうに笑う。 スティーブは不躾に凝視してしまったことを恥じ、それを補うかのように彼の言葉を補った。 「今、新しい店舗の計画が進んでる。うちのジムは一つ一つの規模が小さいから、今ままでは専用のシステムは入れてなかったんだ。もしそのアプリが有用だと判断できたら、このタイミングで導入できればと考えてる」 「本当に? 良かった。実はまだ導入実績が少なくて。いくつか話は進んでるけど……だから新しい店舗で要望があれば、こっちもそれに合わせてある程度改修できる」 ジェームズは朗らかに答えた。エンジニアを信頼している物言いが好ましい。スティーブは一つ笑うと、兼ねてからの相談を持ちかけた。 「……実は、こちらから一つ相談があるんだ。君の会社のサイトを見たけど、リハビリ業界でも仕事をしていたんだろう」 そう言ってスティーブは新しい店舗をユニバーサルデザインにする予定であること。自分のジムでは初めての試みだから、よければ意見を聞かせて欲しいということを伝えた。営業に対して駆け引きじみた提案ではあるが、想像に反してジェームズはわお、と破顔してくれた。 「そんな、嬉しいよ。このアプリを作ったのも元々そういうジムが増えてきて、もっと細かいデータ管理になるだろうと思ったってのもあるんだ。だからもしできることがあるなら喜んで手伝うよ」 ジェームズの反応にスティーブは安堵する。「……有難いな。詳しく説明すると、例えばマシンの導入とか配置とかを見てもらって、もし気になったと箇所があれば教えて欲しいんだ」 「ああ、もちろんいいぜ」 彼がよく笑うせいか、打ち合わせは非常に朗らかに進んだ。同僚にはよく恐そうな印象を与えると言われてしまう自分には驚くべきことだ。メールの印象も良かったが、実際に話してみるとその印象が更に強まる。ジェームズには押し付けがましかったり、斜に構えたりする部分がない。そしてこちらの要望を理解するのも速かった。 「無理のない程度で構わないんだけど、ユーザーになりうる人に話も聞��てみたくて。誰か、そういった人に心当たりはあるかな」 スティーブが尋ねると、彼はあー、と空中を見つめた。おそらくツテを考えてくれているのだろう。アプリには直接関係のない話にも関わらず真摯に対応してくれる彼に心の中で感謝する。スティーブは温かな気持ちで彼の返答を待った。 しかし、しばらく経ってもジェームズは相変わらず小さく唸ることをやめなかった。そればかりか、うっすらと眉間に皺が刻まれている。優しげだった目元が一転して凶悪ともとれる雰囲気になる。スティーブはたまらず目の前で唸る彼に声をかけた。 「ジェームズ……? あの、無理して探してもらう必要はないんだ。もしいればくらいの気持ちで」 その言葉にジェームズはパチリと目を瞬かせた。眉間の皺が消え、きょとんとしている彼は今までよりも随分と幼い。その顔を見るに、どうやら自分が不吉な表情をしていることには気づいていなかったようだ。どこか慌てた様子のスティーブに気づいたのか、彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。ころころと変わるジェームズの表情に、スティーブもつられて笑う。 「ああ……ごめん、少し考えすぎた。ええと、モデルケースが欲しいんだよな?」 「まあそうだね」 「身体にハンデがあるけどジムに通いたいか、あるいは通ってる人間? 年齢はどのあたりを考えてる?」 「そうだな……一旦は20代後半から40代かな。男女は気にしないよ」 そう言うとジェームズは再び小さく唸ると、ええと、と口を開いた。 「関係者を辿ればそういう人間は何人か紹介できると思う。けど――」 「……けど?」 「まあ、もう少し手頃なところにぴったりの奴がいるなと思って……。えっと、そのまあ、俺なんだけど」 え、というスティーブの言葉を待たずに、ジェームズは左手を覆っていた手袋をはずす。その下から現れたのは銀色をした滑らかな義手だった。 「俺、左腕が義手なんだ。年齢は30代。ランニングと、筋トレは家でやってる。……な、ぴったりだろ」 そう言ってジェームズは吹っ切れたように笑った。先ほどの逡巡はおそらく自分を挙げるかどうかを迷っていたのだろう。予想外の内容に、今度はスティーブが口を詰まらせる番だった。それを見越していたのか、ジェームズがすぐに言葉を続ける。 「ごめん、いきなりで驚いたよな。あんまりバレないから自分で言うことも少ないんだけど……イメージを聞く感じ誰かに話を回すより俺の方がいいんじゃないかと思って」 苦笑しながら告げるジェームズを見てスティーブはハッと我に返った。ごめんなんかじゃない。一体自分は何をしているんだ。彼が謝ることなんてないのに。 「僕こそごめん! 少し驚いたのは本当だけど、君が謝ることじゃないよ。むしろ、そうだな。君が手伝ってくれるなら……その、嫌じゃないなら……すごく嬉しいよ」 実際ジェームズの申し出はありがたいものだ。関係者をたどって、紹介してもらってとなるとお互いに負担が増えるのは確かであるし、そこまで望んでしまう申し訳なさもある。何より、本来の営業から��れているのに、ジェームズ自身が請け負うと言ってくれたことがスティーブには嬉しかった。彼はとても責任感の強い人間なんだろう。スティーブの中でジェームズに対する好感度がぐんぐんと上がっていく。彼と仕事ができたらどんなに良いだろう。 「そうか、なら良かった」 ジェームズもスティーブの言葉に安心してくれたようで、ふっと優しげに笑う。不思議な感覚だった。彼の笑顔でこちらの心まで軽くなるような気がする。横広の大きな目が雄弁に気持ちを伝えてくれているようだ。スティーブがふわつく心を持て余していると、ジェームズがちらりと時計を見てあ、と声をあげた。 「悪い、結構長く居座っちまった。ええとそしたら……」 そう言って今後の約束をいくつか交わし、驚くほどの収穫を得た打ち合わせは終了した。何より、ジェームズとの関係は今日が初めてだとは思えないほど良好だ。終盤にはだいぶフランクに話していたことに気づき、スティーブは今更ながら気恥ずかしさを覚える。 オフィスの入り口まで同行すると、最後にスティーブは今日の礼を述べた。先ほどはきちんと言えなかったことも。 「じゃあ、ジェームズ。今日は本当にありがとう。それと……君の腕のこと、不躾に見たりしてすまなかった。気を悪くさせていたら申し訳ない」 ジェームズはその言葉に少し目を見開き、柔らかく微笑んだ。 「いや……優しいんだな、スティーブは。むしろこっちが驚かせて悪かったけど……そうだな、そしたら俺も一個質問をしても?」 「もちろん、仕事のこと?」 ジェームズは少し眉をひそめて、周囲を伺うようにスティーブの耳に口を近づける。そして、声をひそめてこう告げた。 「いや――、ジムの社員になるって、その胸筋が必須なのか?」 「……え?」 ぽかん、と一瞬呆気に取られた隙にジェームズはぽんとスティーブの胸を軽く叩いた。同時にふはっと快活な笑いをこぼし、すばやく身を離す。 「ごめん、冗談。立派な体つきだからつい。さっきのこと、本当に気にしてないんだ。今日はありがとう」 そう言うと彼はさっとオフィスを後にしてしまった。からかわれたと思ったのは一瞬で、それがスティーブの気を軽くする為のものだったと気づいた頃には、ドアの向こうに彼の姿はなくなっていた。きっと、自分が申し訳なさそうな顔をしていたから。気にしすぎる性分だと見抜かれていたのだろう。彼は……彼は、きっとすごく優しい人だ。 (……うわ) 彼に触れられた胸がじんわりと熱を持っている気がする。スティーブはしばらくドアの前に佇んだまま、その熱が収まるのを待っていた。
『Hello Steve, ―― 今日は時間を取ってくれてありがとう。アプリのデモ版を送るから使ってくれ。あと、新店舗の詳細はいつでも大丈夫だ。都合のいい時に連絡をくれ。 Regards, James Bucky (周りはみんなバッキーって呼ぶんだ。もしそうしてくれたら嬉しい)』
夕方に届いたメールは少しフ��ンクになった挨拶から始まり、続いて今日の礼が綴られていた。そして彼の愛称も。こんな風に誰かとの距離が近づいていくのを嬉しいと思うのはいつぶりだろう。たとえ仕事上のつきあいだったとしても、ジェームズ――バッキーは間違いなく魅力のある人間だったし、それを嫌味に感じさせない軽快さも好ましかった。スティーブはその距離を嬉しく思いながら返信を打ち始めた。
『Hello Bucky, ――』
そうして始まったバッキーとの仕事は至極順調に進んだ。アプリの導入も本格的に決まり、スティーブもバッキーも相応に忙しい日々を送っていた。
『Hi Steve, ―― 週末はゆっくり休めたか? 先週もらった内容だけど――』
『家の掃除で一日潰れたよ。クローゼットは悪夢だ。そうだね、トレーナーによると―― Thanks, Steve 』
バッキーのレスポンスは速いし無駄がない。そしてそこにさりげなく添えられる気遣いの一言は、スティーブにとって日々の潤いと言っても良かった。なんなら定型文だって構わない。多くの関係者とやり取りしている今だからこそ、彼からのメールは一際嬉しいものだった。 バッキーはそういったバランスを取るのが非常にうまい人間だった。時折チャットのようになるメールも、こちらからの質問――特にバッキーをモデルケースにしている件だ――に丁寧に答える文面も、タイミングを計り間違えることがない。向こうが自分をどう評価しているかはわからないが、スティーブにはこれが稀有なことであるという確信があった。 彼の会社が近いというのは本当で、何度かランチミーティングをした際には共同経営者だというサムを伴ってくることもあった。彼はなんと元カウンセラーで、その仕事をやめてバッキーと会社を立ち上げたらしい。すごい決心だと素直に述べると、サムは「こいつと一緒にいたらわかるよ」と苦笑していた。バッキーが気のおけない様子でサムの脇腹を小突いている。その光景に笑いを返しながらも、スティーブは胸の内に靄がかかるのを自覚していた。 バッキーは魅力的な人間だ。それはこの1ヶ月で十分にわかっている。そんな彼だからこそ、自分よりも先に出会った人間が自分と同じように彼と仕事をしたいと、夢や未来を共有したいと思ってもそれは仕方がないことだ。でも、もし自分の方が早かったら? もし彼ともっと前に出会えていたら? そう思うと、まだ距離があるバッキーと自分との間に少なからず悔しさを覚えてしまう。ましてや、自分は仕事上の関係でしかない。そこに別のものを求めてしまうのは我儘だろうか。 スティーブはコーヒーを飲みながら、次のランチはバッキーと2人であることを密かに願った。
街を行く人たちの手から上着がなくなり、代わりににアイスコーヒーが握られる。時間はあっという間に過ぎていく。工事の視察、トレーナーや業者との打ち合わせ、やることが山のようだ。オープンがいよいよ間近に迫ってきたスティーブは、追い込み時期らしく夜遅くまでオフィスに残ることが多くなっていた。早く帰りなさいよという同僚を後ろ手に送り、一人になったオフィスで堪らずにため息をつく。 「疲れたな……」 思わず口にすると一気に疲労がやってきた。ネオンの光こそ入��てこないが、金曜日の21時、街が一番賑やかな時間に、静かなオフィスでタイピングの音だけを響かせている。 (土日はゆっくり休もう……) 大きく肩を回してパソコンに向き合うと、期せずしてバッキーからのメールが届いていた。
『Steve, ―― 悪いがこの前言っていたアップデートにまだ時間がかかりそうなんだ。週明けには送れると思うから、もう少しだけ待っていてくれ。 Bucky, 』
取り急ぎ、という感じで送られたそれに苦笑しながら返信する。どうやら彼もこの休前日を楽しめていないらしい。
『Hello Bucky, ―― 構わないよ。むしろ最近はいつでもパソコンの前にいるから君達のペースでやってくれ。 Thanks Steve, 』
送信ボタンを押すと、ものの数分で返信を示すポップアップが表示される。 『わお、残業仲間か。まだオフィス?』 『そうだ。早くビールが飲みたいよ』 『俺もだ。飯は食った?』 『いや、まだだ』 チャットのようにお互いの苦労をねぎらっていると、ふとバッキーからの返信が止んだ。作業が進んだのかと思いスティーブも資料に目を通し始める。3ブロック先で彼も同じように眼精疲労と戦っているのかと思うと、少しだけ気分が軽くなる。こちらのオープンに合わせて作業をしてもらっているから、彼の忙しさの一旦は自分に責があるのだが。そんなことを考えていると、再びポップアップが表示された。スティーブはその内容を確認して思わず目を見開いた。 『差し入れ、要る?』 「……わお」 思いがけない提案にスティーブの胸は跳ね上がった。彼が自分を気遣ってくれている、そしてここまでやってきてくれるなんて。遅くまで頑張っている自分へのギフトかもしれない。スティーブはニヤついてしまう口元を抑えながら、極めて理性的に返信を打った。 『魅力的な言葉だ、でも君の仕事は?』 『あるにはあるけど、今はエンジニアの作業待ちなんだ。というか、俺も腹が減って死にそう』 そこまで言われてしまえば答えは「イエス」しかない。 『じゃあお願いしようかな』 『了解、嫌いなものはある?』 正直この状況で出されたらなんだって美味しいと言えるだろう。たとえ嫌いなものがあったって今日から好きになれる気がする。そう思いながら『何もないよ』と返信する。少し待っててと言うバッキーのメールを見つめて、スティーブは今度こそ楽しげに息を吐き出した。
30分後、スティーブが契約書と格闘していると、後ろからノックの音が聞こえた。振り返るとガラス張りのドアの向こうでバッキーが手を挙げている。スティーブはすぐさま立ち上がりドアのロックを解除した。バッキーを迎え入れると、いつもはまとめてある髪が下されていることに気がついた。よう、と首を傾げたのに合わせて後ろ髪がふわりと揺れる。正直にいってスティーブはそれに真剣に見惚れた。 「お疲れさま。チャイナにしたけど良かったか?」 スティーブの内心など露も知らないバッキーが手元のビニール包装を掲げる。途端に鼻腔をくすぐる料理の匂いが、一点で止まっていたスティーブの意識を現実に引き戻した。 「あ、ああ。ありがとう……ええと、そこにかけて待っててくれるか?」 呆けていた��を動かし、バッキーに休憩スペースをしめす。ウォーターサーバーから水を注ぐ間も、うるさく鳴り続ける心臓が治まってくれる気配はない。それどころかコップを差し出したタイミングでこちらを見上げたバッキーに「皺がすごいぞ? チャイナは嫌いだったか?」などと言われてしまい、さらに動揺するはめになった。 「いや、好きだよ……ちょっと疲れがね……」 「お疲れだな、よし、食おうぜ」 これが炒飯で、これがエビチリ、とバッキーは次々に箱を開けていく。その姿を見ながらスティーブは悟られないように深く深く息を吐いた。 だって、びっくりするほど格好良かったのだ。初対面からハンサムだと思ってはいたが、ほんの少し違うだけの姿にこれほど動揺するとは思っていなかった。挨拶と同時にキュッと上がる口角も、こんなに目を惹きつけるものだったろうか。見慣れない髪型に引きずられて、バッキーが別人のように見えてしまう。スティーブは思わず手元の水を口に運ぶ。落ち着く為の行為だったはずなのに、ごくりと大きな音がしてしまい返って赤面する羽目になった。 「髪の毛……おろしてるのは初めてだ……」 耐えきれずに口に出す。バッキーは料理に向けていた目線を持ち上げるとああ、と笑った。 「夜まであれだと頭が痛くなってくるんだ。飯を食うときは結ぶよ」 そう言うやいなや手首にはめていたゴムで素早く髪をまとめてしまう。スティーブは自分の失言ぶりに思わず舌打ちをしそうになった。そのままでいいよと反射的に言葉が浮かぶが、この場でそれはあまりにもおかしい。結局、いつものバッキーに戻ったおかげでなんとか気持ちを飲み込んだスティーブは、気を取り直して目の前の料理に意識を向けることにした。 買ってきてもらったことへの礼を述べて料理に手を伸ばす。熱で温まった紙箱を掴むと忘れていた空腹が急激にスティーブを襲った。 「……思ってたより腹が空いてたみたいだ」 「はは、良かった。いっぱい買ってきたから」 紙箱を手に、真面目につぶやくスティーブが面白かったのかバッキーが目を細めて笑う。 「……チャイナ食ってるとさ、小難しいことを言わなきゃいけない気がしてくる」 しばらく黙々と料理を口に運んでいると、ふいにバッキーが呟いた。 「……マンハッタン?」 「あ、わかる? 家ならまだしも、公園なんかで食ってても思い出すんだよな」 なんなんだろうな、と苦笑するバッキーにつられて笑う。人気のないオフィスに紙箱とプラスチックのスプーンが擦れる音、そして2人の笑い声が静かに響いている。 「……映画、好きなのか?」 スティーブが尋ねるとバッキーはうーん、と曖昧に頷いた。 「俺、怪我で引きこもってた時期があってさ、その時には良く見てた」 「……その、腕の?」 「そう。結構前のことだからもう忘れてる映画も多いけど」 何でもないことのように告げると、バッキーは「スティーブは映画好き?」なんて聞いてくる。それに答えられるはずもなく、スティーブは静かに尋ねた。 「それは、事故で……?」 「え……ああ。車の事故で、当時は結構荒れたんだけど今はまあ、時間も経ったし、いい義手も買えたから。死なずに済んだだけ良かったかなって……ええと、そんな深刻な意味じゃなくてさ」 からりと笑う彼がジムのモニター以外で腕のことに触れたのは、初対面の時と今日で2度目だ。その間、彼はなんのハンデもないかのように笑っていた。バッキーはそう言うが、スティーブは眉を寄せるのを止められない。それを見て、バッキーは困ったように微笑んだ。 「まあそれこそジムにはちょっと行きにくいけどな。それ以外は、今の仕事もこのことがあったから始めたようなもんだし、サムに出会ったのもそうだ。悪いことばかりじゃないよ」 そう言われてしまえば、ステイーブはそれ以上何も言うことができなかった。きっと彼は同情や心配を厭というほど受けて、今こうして話してくれているのだから。 「……君がジムの件を引き受けてくれて、心から感謝してるよ」 精一杯の気持ちをその言葉に乗せる。それは間違いなく本当のことだったし、それ以上のことも。相手に伝えたい気持ちと、少しも傷つけたくない気持ちを混ぜ込んで、ぎりぎり許せるラインの言葉をスティーブは押し出した。たとえその中に、その時の彼の傍に居たかったなんていう傲慢な気持ちがあったとしても。 「いや、こちらこそ。会社としてもいい機会だったし……何より、下心もあった」 「――え?」 思わぬ言葉に口を開けたスティーブに、バッキーはニヤリと口元を引き上げた。こんな時でさえ、その表情がとても様になっている。 「今度できるジム、俺の家の近くなんだ。だからめい一杯俺好みのジムにして、会員になろうかなって」 「え、そうなのか?」 「そうだよ。まあ場所は途中で知ったんだけど」 たしかにバッキーにも一度工事中のジムに足を運んでもらった。実際に見てもらうに越したことはないからだ。そのときは何も言っていなかったのに。 「……だったら、名誉会員扱いにしないとな」 「え、そんなのがあるのか。プロテイン飲み放題とか?」 目を煌めかせたバッキーを見て、今度こそ2人で笑う。こうしてずっと彼の笑顔を見ていたいと、スティーブは強く思った。強くて優しい彼の笑顔を。 「あ、じゃあ僕もそっちのジムに登録し直そうかな」 「ん?」 「そうしたら君と一緒にトレーニングができるだろ」 そう言ってバッキーに笑いかける。この仕事がひと段落したら彼に会えるペースは少なくなるだろう。たとえアプリで継続的に関係が続くと言っても、今ほどじゃない。ましてや顔を突き合わせて話す機会なんてぐっと減るはずだ。そう考えたらジムの案は自分でも良い提案のように思えてくる。どう? と彼の顔を伺うと、バッキーは一瞬なんとも言えない顔つきをした後、小さくわおと呟いた。 「……あんたと一緒にトレーニングしたら、その胸筋が手に入る?」 「どうだろう、でも僕のメニューは教えてあげられるよ」 バッキーはついに耐えきれないといった様子で破顔した。眉を思いっきり下げたそれは、彼の笑顔の中でも特にスティーブの好きなものだった。 「最高だ」
その時、タイミングを見計らったかのように、机に置いていたバッキーの携帯が鳴った。バッキーは横目で画面を確認すると、スプーンを置いてそれを取り上げる。しばらくして画面に落とされていた目がスティーブ��捉えた。 「アップロードが終わったって。URLを送るってさ」 「え、あ、そうか。良かった」 「ああ……、じゃあ、これ片付けちまわないとな」 そう言ってバッキーは手元の紙箱から炒飯をすくった。スティーブも我に返ったように残りの料理を食べ始める。いつの間にかそれらはすっかり冷めていて、でも不味いとは全く思わない。それでもこの時間が明確に終わってしまったことが残念で、ちらりとバッキーを覗き見る。しかし、目の前の彼と視線が合うことはなかった。 2人は今まで食事もそっちのけで話していたのが嘘かのように無言で料理を口に運び続けた。
『Hello Steve, ―― 新店舗オープンおめでとう。最後の方はとにかく慌ただしそうだったけど、体調は崩してないか? これがひと段落したらゆっくり休めることを祈るよ。アプリの方も一旦は問題なさそうで良かった。また何かあったら教えて欲しい。 今回スティーブの会社と一緒に仕事ができて良かったよ。いろんなデータが得られたし、現場のフィードバックがもらえたのも、うちにとって大きな財産になった。もちろん、個人的に協力させてもらえたことにも感謝してる。今の会社も腕のことがあってのことで、そうやって自分が感じてきたことが本当の意味で役立てられたような気がして、すごく嬉しかったんだ。微力でしかなかったけど、何かしら良いアドバイスができていたら嬉しい。(まあそれはこれから自分で体感するんだけど) 改めて、おめでとう。今後もお互いの仕事の成功を願ってる。 Best regards, Bucky』
『Hello Bucky, ―― 嬉しい言葉をありがとう。やりがいのある仕事だったよ、だけで終われたら良いんだけど、正直ヘトヘトだ。今度の土日は自堕落を許すことにするよ。 僕も君と、君の会社と仕事ができて良かった。本当に、心からそう思ってるよ。君らとの仕事は驚くほどやりやすかったし、いろんなことを助けてもらった。君の想像以上にね。新しくオープンしたジムが成功したなら、それは間違いなく君たちのおかげでもあるよ。ありがとう。 それから、君と出会えたことにも深く感謝している。君と出会うまで僕がどれだけ狭い世界に生きていたかを思い知らされたよ。この年齢になってもまだ学ぶことが多いと気付かされた。そしてそれを教えてくれたのが君で良かった。 君も、いろいろ我儘に付き合ってくれてありがとう。しっかり休んでくれ。 Regards Steve, 』
スティーブは画面の文章を何度も読み返し、おかしな所がないかを入念にチェックした。新店舗のオープン日に届いていたメールは、現場で奔走していたスティーブの目に一日遅れで入ってくることになった。メールを読んだときは思わずデスクに突っ伏してしまったし、そのせいで同僚から白い目で見られた。しかしスティーブにそんなことを気にしている暇はなかった。はちきれそうな嬉しさと、すぐに返事ができなかった申し訳なさでどうにかなりそうだったのだ。そして大至急返事を認め、長くなりすぎたそれを添削しては寝かせてまた添削するという作業を繰り返していた。 ビジネスで仲良くなった相手に送る文章としてはおそらくこれが正解だ。そして自分の気持ちも正直に告げている。バッキーに出会えたことでスティーブが得たものは、言葉にできないほど大きかった。3度目の確認を終えて、スティーブはゆっくりと送信ボタンを押した。
ふう、と吐き出したそれには、しかし多少の迷いが込められていた。 (……本当にこれだけで良いのか?) この文章で、きっと今後も彼とは良い関係を築いていけるだろう。ジムの約束もしたし、彼との仕事上の付き合いは多少頻度が減ったとしても続いていく。それでも、スティーブが一番伝えたいことは、今のメールには含まれていない。まだ名前をつけていないステイーブの気持ち。それを伝えるのに、今を逃したら次はいつになるのだろう。――いや、きっと次なんてない。 スティーブはもう一度返信画面を開き、素早く文章を打ち込んでいった。心臓がバクバクとうるさい。気をそらすな、不安に負けるな。全てはタイミングだ。そしてそれは、今だ。
『追伸 もし良ければ、君の連絡先を教えてもらえないだろうか。できれば、私用の』
送信ボタンを押して深く深く息を吐く。そしてスティーブはすぐさまメールを閉じようとした。 その瞬間、デスク上に置いておいた携帯がいきなり震えだす。 「わっ」 気が抜けていたせいで変な声が出てしまった。画面の表示を見ると知らない番号から着信がきている。スティーブは動揺を押し隠しながら画面をスワイプした。 そうして聞こえてきた呆れ声に、すぐにその顔は笑顔になる。 『――さすがに奥手すぎだろ、スティーブ』
きっと近いうちに、彼らの挨拶はもう1段階進んだものになるだろう。
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ウォーターサーバーについての説明
ウォーターサーバーは、家庭やオフィスなどで使われる、清涼飲料水や温水を提供する機器です。一般的に、ウォーターサーバーには冷水と温水の2つのタイプがあります。 ウォーターサーバーの主な特徴は次のとおりです: 冷水と温水の供給:ウォーターサーバーは、冷水を提供する冷水タンクと、温水を提供する温水タンクを備えています。これにより、飲み物や調理に必要な温度の水を簡単に利用することができます。 安全で清潔な水:ウォーターサーバーは、浄水フィルターやUV殺菌ライトなどの機能を備えており、安全で清潔な飲料水を提供します。これにより、水道水の味や品質に不満を抱える人々にとって、良い代替手段となる場合があります。 経済的で環境に優しい:ウォーターサーバーを使用することで、ボトルウォーターの購入やプラスチックボトルの廃棄物を減らすことができます。これは経済的であり、同時に環境にやさしい選択肢となりま…

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9/1防災の日に向けた防災意識調査「FRECIOUS」調べを発表 注目の防災対策ローリングストック法の実践度は4割程度 - 東洋経済オンライン
9/1防災の日に向けた防災意識調査「FRECIOUS」調べを発表 注目の防災対策ローリングストック法の実践度は4割程度 東洋経済オンライン [���像7: https://ift.tt/2wuYcpM ]. 暮らしになじみやすい機能性とデザイン性を両立した、世界的に活躍するプロダクトデザイナー安積 伸氏によるデザインのウォーターサーバーです。レンタルか購入のいずれかのプランをお選びいただけます ... and more »
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ウォーターサーバーの安全性
確かに被害は水質に関しては普通にあります。
調べるときお願いを伝えて何個かの予算を取る事で時価が把握出来、その専門に優れているとした優良な専門家を紹介してもらえるかもしれません。
一般にに紹介されているような水よりよくなり、当たり前に安価に済みます。
自身の目的にマッチした専門家を選びたいですよね。
心配無用です!害は水質に関しては一般的になります。
加えてウォーターサーバーから申し込みを宅配する方が懸念された方だとした福島原発事故による放射能漏れも心配ありません。コーヒーやサーバーを月に発送てもらってますが特に問題ないようです。
ただ調達する経費がかなります。飲むためには電気代がかかります。
もちろん専門家によっては安心な感じで価値はあります。
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【初回1ヶ月分無料】フジサンウォーター、サーバーレンタル無料の富士山の軟水!! 皆さん、こんにちは。グルメ好きブロガーの前田です。今回は、ウォーターサーバー業界最安値圏である「フジサンウォーター 」をご紹介したいと思います。 世界遺産に登録されたことで各方面で再注目されている富士山。富士山は天然水の産地としての評価も上がっています。フジサンウォーター は、まさにその富士山の麓、静岡県富士宮市で採水されています。 富士山のふもとにある自社工場より、日本の料理や飲み物と相性が抜群である富士山の天然水です。 フジサンウォーターの安心の秘密 毎日口にする水が、どんな工程を経て自宅に届けられる気になりますよね。早速、動画で見てみましょう。 ボトルの洗浄からフジサンウォーターの充填、出荷までの製造工程に到るまでの全体が、きちんと管理されているのが分かります。 HEPAフィルター(空気清浄機で使われる)で充填部の空気を洗浄したり、天然水そのものも何度も濾過したりと、普段見られない実際の製造工程を確認できるので興味深いです。 しっかりと検���している事が伺えしれるので、安心できますよね。 動画で紹介されていますが、富士山で地下水ができるまでに、なんと200年もの歳月がかかるなんて驚きでした。気の遠くなるような年月をかけて、富士山の土壌でじっくりと濾過された 天然水だからこその美味しさなのでしょう。 フジサンウォーターの3つの特徴 【特徴その1】 フジサンウォーターは、富士山自社工場の強みを活かし、なんと500mlあたり62円という業界最安値圏の低価格を実現しています。 日本全国送料無料なので、どこでも富士山のお水がとてもお得に届きますよ。 【特徴その2】 フジサンウォーターは、日本人に好まれており、日本の料理や飲み物と相性のいい軟水をお届けします。 200年以上かけてゆっくりと富士山の地下に潜り込みながらバナジウムを沢山吸収したお水を、本来の美味しさやミネラル分を損なわないように加熱処理、殺菌を行って出荷しています。 まさに富士山の大自然が産んだ、恵みの水です。 【特徴3】 フジサンウォーターは環境のことも考えられており、ペットボトルとして処分できるエコボトルを使用しています。もう空のボトルの置き場に困ることもありません。 フジサンウォーターの定期配送サービスのメリット いかがだったでしょうか。 面倒な湯沸かしも冷水も下記画像にあるウォーターサーバーが1台あればOKです。冷水と温水それぞれがワンタッチで使用できる便利なウォーターサーバーは設置スペースに応じて、ショートサーバー(卓上型)かロングサーバー(床置型)を選ぶ事ができます。ご自身の生活スタイルに合わせて選べ流のが嬉しいですね。 ウォーターサーバーを契約すると自宅、 もしくはオフィスに富士山の麓から、天然水の入ったボトルを定期的に届けてくれます。 重たいペットボトルを家まで運ばずに済みますし、ペットボトルとして処分できるのでエコにも繋がります。そして、いつでも「冷たい水」「暖かいお湯」を使用できるので、とても使い勝手がいいです。 初回1ヶ月分無料となっているので、この機会に是非フジサンウォーターを試してみてください。お申し込みは下記リンクよりどうぞ!! 初回1ヶ月分無料!サーバーレンタル無料の富士山の天然水ウォーターサーバー【フジサンウォーター】
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23rd Sep. 2018, Sunday
PLPロンドン_1週目_Yuki OSA
初出勤からようやく1週間。
とにかく職場に慣れるように、そしてボス、同僚たちに早く仲間として見てもらえるように、必死についていく1週間でした。

月曜日、9時に出勤してまずはレセプションに通され、日本にいる間もメールでやり取りをしていた総務のSonal氏と待ち合わせ。
緊張感が漂います・・。

レセプションエリアには、今現在進行中のロンドン市内のプロジェクトの模型などが、並んでいました。

コーヒーなどを頂き、待つこと10分。ようやくSonal氏が現れ、会議室に通されます。

会社の創立からの概要や、社内の構成及び業務範囲、勤務時間、年間の有給日数について、社会保険、年金保険(任意←1年なのでもちろん入りませんでしたが)、社内研修システム、勤務管理システムなどについて、30分程度説明を受けたあと、実際のオフィスへ通されます。

まずは、プレジデントのLee氏とメインパートナーのDavid氏のところへ挨拶。
日本から持参した木箱入りの玉露&煎茶を手渡したところ、喜んでいただけました。
その後は、社内の案内と、これから直属の上司になるKarl氏に面会。
Karl氏は第一印象、とても気さくな温かい雰囲気の持ち主で、安心感を覚えると共に、直属のボスになる人なので、気を引き締めてご挨拶しました。
その後は、席へ通されKarl氏プロジェクトメンバーの集まるエリアの1席を、自席として使うように指定されました。具体的に��署編成などは行われておらず、その都度プロジェクトごとに各パートナーの近くの席に移動して作業する、といった形式のようです。
ただ、どの座席もデュアルディスプレイとなっており、CAD作業や3D作業がとてもしやすい環境が整っています。

オフィス内には、進行中プロジェクトの図面やビジュアルなどが、掲示してあり事あるごとに、プロジェクトメンバーやパートナーの方々が、立ち止まっては議論している姿を見かけます。

座席に一度通されたあと、再度Sonal氏に呼び出され、初期手続きの書面への記入事項や、ビザ・パスポート・BRPカードの複写など事務手続きを進めます。
その後、銀行開設のための紹介状を作成してもらい、午前中のうちに口座開設のためのアポイントだけでも取って来たらどうかと、促され、渡された地図を片手に近くの銀行へ向かいました。

通常1度アポイントを取ってから、指定された面会時間に再度伺ってようやく口座開設ができるようなのですが、その日はたまたますいていたのか、銀行についてものの30分程度で、新規口座開設ができました。英国の銀行は基本スマートフォンアプリを介して口座管理することができます。また、口座開設から1~2週間程度の郵送期間を要しますが、特筆すべきは「コンタクトレスカード」という銀行カードにスイカのような電子マネー機能がついたデビッドカードが渡され、パブでの食事から、スーパーでの買い物、電車の乗り降りなど、すべてにそのカードをかざすだけで支払いができる、大変便利なカードがもらえます。スマートフォンと連携すれば、(僕のアイフォンは古いので無理でしたが)、カードなしでも、携帯をかざすだけで支払い処理ができるという、中々の優れものです。



という感じで、スムースに口座開設を済ませ、会社に戻ると既にお昼過ぎ。
9時から18時の間で1時間の昼休憩は、各自好きな時間に取っていいため、まだ仕事している人もいれば、食事に出かけている人、食事から帰って来てコーヒーを飲んでいる人など、様々です。
職場でとても喜ばしいのが、パントリー周りが充実していること。
フリーで飲めるコーヒーやウォーターサーバー、毎朝届くフレッシュな果物たちなど、仕事がひと段落するとみんなキッチンに集まり、雑談をしながら休憩を取っています。


マグカップは白色のシンプルなもので統一されており、内装含め一貫されている印象です。(個人のものもあるようですが。)
いつも夕方近くになると、掃除のおばさんが、各席を回ってマグカップやお皿を回収&洗ってくれるので、基本的にデスク周りが清潔に保たれ、業務に集中できる環境が整っているように感じます。(おばさんに感謝。。)

ちなみに僕の持参した玉露&煎茶も、お茶コーナーに置かれました。

その後は、ITマネージャーのChris氏からネットワークに関する説明やメールアドレスの新規作成、BIMマネージャーのDuncun氏から英国でよく使われているMicrostationというCADソフトの簡単な使い方などの講習を受け、ようやく自席へ戻ります。
Karl氏からは、待っていたよとばかりに、プロジェクトの説明及びメンバー紹介、2週間後のクライアントプレゼンに向けた準備事項など、ものすごいスピードで説明を受け、やや頭がパンク気味になりました。
プロジェクト編成は、Karl氏の他、Elefzheriaというギリシャ人の同じ年くらいの女性と、私の3人。
この1週間、Elefzheriaにはさまさまで、Microstationの使い方から、社内手続きの方法などまで色々教えてもらいました。
18時過ぎには、続々と同僚たちが帰宅し始め、19時には10%程度の人しか残っていません。
ただ今週木曜日に、突然Karl氏から、「2週間後だったクライアントプレゼンを前倒しで金曜日の12時半からTV会議をすることになった。」と言われ、Elefzheriaと大慌てで作業を進め、その日は2���時過ぎまでかかってしまいましたが、目処がついたので帰宅。
金曜日には無事、会議も滞りなく終了しました。
(お客さんの英語がネイティブではないため、とても聞き取りづらく、Elefzheriaから会議の後で翻訳をしてもらいました笑。)

といった様子で、あっという間に1週間が経ちました。
金曜日には、毎週18時前から会社前のパブで同僚たちが数時間飲んでから帰るのが通例、ということで少し顔を出すことにしました。
1週間の間に、知り合った人も、そうでない人も、仕事の内容関係なく話すことができ、とても楽しい時間を過ごせました。
中でも、今週のTuesdayトーク(※毎週火曜日のお昼の時間帯に、みんなでサンドイッチを食べながら、週毎の立候補プレゼンターの話を聞く)で登壇していたJamesと話すことができ、とても刺激的でした。
(↓Tuesdayトーク時のJames)

今週のTuesdayトークでは、彼が南米アマゾンを仲間4人と6ヶ月間旅をした話を紹介していて、現地で木製の船を製作&途中途中で、デザインを改良しながら、船上で寝泊まりできるような屋根付きの家に改造する話など、とても刺激的なアドベンチャーな話を聞くことができました。Jamesは、ロンドンでも家ではなく、船上で生活をしており、「家賃はかからないけど、数日留まると港代が発生するから、都度移動して暮らさなければいけないんだ。」など、とても不思議なプライベートの話も聞くことができました笑。
Tuesdayトークは結構人気で先まで埋まっており、遅くなってしまうのですが、私も10月半ばくらいに、会社紹介と、日本でやって来たプロジェクト紹介を兼ねて話すことになりました。
プレゼン準備しなければ・・と今から焦っています。。
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と、仕事の内容で長くなってしまいましたが、
プライベートでも今週は色々な出会いがありました。
木曜日には、森田さんに紹介してもらった英国在住の日本人建築家たちが集まる、キングスクロスの会(いつもは金曜日にキングスクロスのパブのため、通称キンクロ会というらしい)に行って来ました。
ザハ事務所やホープキンス事務所で働いている方々、日本から一時的に来られているCLTを研究している助教の方(共通の知り合いが海老沢さんという不思議な出会い)、メーカーの方、英国で建築を学んでいる学生など、総勢15名程度の賑やかな会になりました。
毎月やっているそうなので、ぜひ今後も顔を出したい集いです。

また、宿泊先のThe Collectiveでは、住み始めて気がついたのですが、キッチンで料理をしていると、誰かしら集まってくる、という現象があります。
「いい匂いだね。」
「何作ってるの?」
「ちょっと味見してみる?」
といった具合に、作っている料理が徐々に減っていきます笑。
ただ、そういった流れで仲良くなり、夜みんなで食事を楽しむ良い関係が生まれて、とても楽しい(少し疲れますが・・)環境です。
たまたま一緒に食事をした全く建築の関係のないエクアドル人の親子から、エクアドルの地震の時に、坂茂事務所が仮設を建てていた話を聞いたり、銀行で働いている人もいたり、シェフの人もいたり、とまさに十人十色の人種・世代が集う、刺激的な環境です。
(↓僕がポトフを作っていた時に、集まったメンバー。その後捕まって明け方まで飲むことに・・)

今週は「ロンドンオープンハウス」というイベントもあり、街中の施設が開放されていて、僕もノーマンフォスター事務所や、その他施設を見て来ましたが、長くなってしまうので、ダイジェスト版の写真だけ掲載します。
https://photos.app.goo.gl/UsN2XCWoVU32QsHu5



















































最後にマーケットで、

↓ドーモくんらしきキャラクターに遭遇しました笑。


また来週もガンバリマス。
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■「仮面ライダーアマゾンズ season2」のメモ
■「仮面ライダーアマゾンズ season2」を観た。前作でなんとか生み出しかけた「正義の種」すらも粉みじんにし、見る者を「正義の奈落」へと引きずり込んでいく壮絶な物語に圧倒された。「もう、行くところまで行ってやる」という制作陣の狂気に震撼させられた。

■だが、その感想をまとめる前に、「season1」のおさらいもかねて、ちょっとばかり長めの「寄り道」をする。
■人間=ホモサピエンスは、大きな脳を持ってしまったせいで、他の動物よりも早く生まれてくる。他の動物のように自分で自分のことができるようになるまで母体で育ってしまうと、産道に頭がひっかかりお産が困難になるからだ。
■そんな未熟な存在の子育ては当然大変だ。だから母親は1人で子育てをして生きていくことができず家族・親族・仲間を作って共同生活を送らねばならなくなる。
■だが、ミツバチなど他の生き物とは違い、人間は集団での協力が遺伝子にプログラムされていない。
■そのため、仲間との共同生活の必要性から巨大な脳を生かした「共感力」が発達した。仲間の痛みをまるで自分のこととして共感できることで、仲間を守ろうと思えるし、逆に仲間からも守ってもらえるからだ。
■だが、この「共感力」は「どこからどこまで」通用するのか、あらかじめ決まっているわけではない。だから同じホモ・サピエンスでも共感力が通じないことがある。実際に狩猟採集時代には群れの足手まといとなる老人や障碍者は躊躇なく置き去りにされたし、女性は生贄にされることも多かった。
■また、逆に犬や家畜、場合によっては植物であっても共感できることもある。そのことが、この世にあるものには皆「霊魂」が宿っているので、人間だけが特別なのではないとするアニミズムの基礎ともなったのだろう。
■そして、その「共感力」が突然変異的に拡張することで起きたのがユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」で言うところの「認知革命」だ。
■「認知革命」とは言語を編み出すことで、目に見える事柄に関するコミュニケーションだけでなく、目にみえないもの=「虚構」をホモ・サピエンス同士で共有することができるようになったことを指す。なお、それは7万年ほど前に起きたとされる。
■神、国家、法人…などは抽象的で目には見えないし「あるかないか」でいえば、そんなものは「ない」。にもかかわらず、文字を編み出したことで目に見えない抽象的なことも考えられるようになった人間は、「そういうものがある」と互いに想像し合えるようになった。
■そしてこの革命により、見ず知らずの人間同士が「我々は神Aに選ばれた民なのだ」「我々は国家Aの国民という仲間なのだ」と、協力関係を結べるようになったという。
■これこそが人間=ホモ・サピエンスが、ネアンデルタール人など他にも6種類ほどいた「ホモ族」を押しのけ繁栄することができた最も大きな理由だという。人間は「単体」では攻撃力も、防御力も弱いにもかかわらず「虚構」の力で大規模な協力関係を築き、その「団結力」で他を駆逐したのだ、と。
■とはいえその過程で、たとえばオーストラリア大陸では大型哺乳類24種のうち23種が、アメリカ大陸では107属のうち84属が人間のせいで絶滅したのだが。。
(※いや、実際にはハラリ自身は共感→虚構を直結させていない。が、共感がなければ協力しようと思わないし、協力しようと思うから虚構が生み出されるのではないか。よって、以降、乱暴ではあるが「共感」「虚構」を陸続きのものとする)
■ともあれ、「虚構」の力で繁栄した人類は、その能力で協力できる「仲間」たちの数を飛躍的に増加させた。特に大きな役割を果たしたのが、「帝国」「宗教」「貨幣」だという。これらの「虚構」により、人類は世界規模で見知らぬ者たちとの間に協力関係を築くことができるようになった。
■そして、グローバルな規模での人類の協力関係を後押しする「虚構(思想)」として「あらゆる人間にあらゆる権利が等しく認められるべきであり、あらゆる人間のあらゆる尊厳が尊重されるべきだ(「ゲンロン0」p154)」とするリベラリズムが生み出された。
■しかし、今、現実に起きていることは「意気揚々とグローバル化から撤退するトランプ主義」であり、「ブレグジット」であり、欧州の移民制限であった。つまりは、「リベラリズムの崩壊」であった。
■これがなぜ起きているのか?「人類みんな」が信じることのできる「虚構」は原理的に作り出せないのか?それとも一時的にできていないだけなのか?自分には答える能力はない。
■ただ、「共感」「虚構」はホモ・サピエンスが「仲間との協力関係」を作るために生み出されたものなので、必然的に「仲間」と「そうでないもの」を分けてしまう。そのため「全員が仲間」ということになったら「そうでないもの」もなくなってしまい、結局は「仲間」自体もなくなってしまう。そのため、グローバル化が進み「全員が仲間」になろうとすればするほど、「そうでないもの」を作ることで「仲間」を維持するようになってしまうのかもしれない。
■いずれにせよ「リベラリズムの崩壊」により人は「全員が仲間」だとは思えなくなった(なっている)。そして「虚構A」を信じられる範囲=仲間A、「虚構B」を信じられる範囲=仲間B…となり、仲間Aと仲間Bが協力関係を取り結ぶことが困難になった。仲間Aはどうしても仲間Bに「共感」を抱くことができなくなっている。
■一方…大きな脳がもたらす「共感力」と、その拡張形態である「虚構」の力により繁栄した人類だが、その原動力となった「共感力」は「どこからどこまで通用するのか、あらかじめ決まっているわけではない」と先述した。
■だから、共感力は人間以外の生物に対しても引き出されてしまうことがある。
■人間は生きるためには他の生物を殺して食わねばならないにもかかわらず、そのことに「罪悪感」や「イヤな感じ」を覚えることがある。それはここに震源地があるからだろう。
■つまりは、食われる存在に「恐怖」「痛み」「苦痛」などを「共感してしまう」から。食われる存在の痛みを「我がことのように」感じてしまうから。
■それだから、人間は「生きるために殺す」ことから逃げ回ってしまう。それしか生きていく方法がないのだから、そこに「罪悪感」など覚えなくてもよいかもしれないにもかかわらず。
■そして「生きるために殺す」ことから逃げ回るべく、権力を使ったり、他人の弱みに付け込んだりして「生きるために殺す」ことを別の人間にアウトソースする。
■最初は強制的かもしれないが、次第にその作業は「洗練」されていき、貨幣経済や分業などが生み出される。「他人に殺すことを強制的にやらせている」のではなく「彼はお金がほしいからやっているのであって強制はしていない」、「生きるために殺しているのではなく、肉を売りたいという業者がいるから彼のために肉を解体しているだけだ」…という具合に。
■こうして、「生きるために殺して食う」という「苦痛(むごたらしさ)」からの回避が「分業」「資本主義経済」など高度に発達した文明を生み出すに至る
■また、「共感力」が引き起こす「苦痛からの回避」は、自分にも跳ね返ってくる。生きるために殺して食う時に「食われる側」がみせる「苦痛」が我がことのように跳ね返ってくる。
■だから、死ぬことが怖くて苦痛になる。そして「死にたくない」と思うようになる。この「死にたくない」「死の苦痛からの回避」もまた高度な文明を生み出す原動力となる。
■その帰結が「死の苦痛」から人を解放する「不死の技術」=バイオテクノロジーの発達だった。そして、そのバイオテクノロジーは、クローンなど「新たな人類」を生み出すことができるようになった。
■また、先述のユヴァル・ノア・ハラリによれば、こうした「新たな人類」は、遺伝子移植など「生物工学」、バイオニック・ハンド(義手)や脳とコンピューターを直接結ぶような「サイボーグ工学」、コンピュータープログラムのような「非有機的生命工学」などの力によって、今後も急速に進化を遂げていくという。
■その結果「(彼ら新たな人類は)私たちがネアンデルタール人を見るのと同じぐらい見下した目で私たちのことを見る」ようになるかもしれないとも言う。
■そんな「新しい人類」たちと、ホモ・サピエンスは協力関係をとり結ぶことができるのか?彼らとの間に新たな「虚構」を立ち上げることができるのか?
■こうして人類は、人間内でも同じ虚構を共有することが困難になり、「新たな人類」とも虚構を共有できるか不安な状態となった。人類の繁栄を後押しした「共感力」「虚構」は、その「内側」からも「外側」からも掘り崩されそうになっている。
■「仮面ライダーアマゾンズ」シリーズは、そんな現代の状況を鋭く反映する作品となっている。
■「season1」では、先述した「死の苦痛から人間を解放するバイオテクノロジー」が暴走。逆に人々は死の恐怖へと引きずり込まれた。
■巨大製薬会社「野座間製薬」は、生物研究の一環とし���「ある細胞」の培養を行っていた。その細胞とは、人の肉を食う細胞。通称「アマゾン細胞」だ。
■アマゾン細胞は、培養されると途中までは人間の姿で成長するが、その後「覚醒」。怪人のような姿になってしまう。その性質を利用し、同社はこの細胞を「生物兵器」として他国に輸出しようと計画していた。他国に「人間」としてアマゾンを紛れ込ませ、途中で覚醒させれば、その国をパニックに陥れることができる…ということだろう。
■しかし、研究中に大事故が起こり、細胞約6000体が空中に飛散。東京の?街に紛れこんでしまうのだった。
■人間を食う「化け物」などまとめて始末するべき?だったら人間も他の生き物を食うが…。しかも、彼らは途中までは人間と変わらぬ姿で、感じ、考え、生きている。中には「自分は人を食いたいわけではない。それでも…」と悩んでいる「アマゾン人間」すら存在する。そんな存在をみれば人間ならではの「共感力」が引き出されてしまう。彼らの苦しみを自分の苦しみとして感じとってしまう。
■それでも、「共感」したまま放置しておけば、今度は、人間たちが食われてしまう。ならばどうすれば…
■「人は生きるためには他の生き物を殺し食わねばならない。そういう仕組みなのだから」…ならば、自分が「食われる側」になってもそれが言えるか?「そういう仕組みなんだからしょうがないね」と素直に食われるか?自分が嫌な事を「しょうがないでしょ」と押し通して生きている人間に正義など語れるか?
■こうして、飛散したアマゾン細胞をどうするべきかを巡りドラマでは、いくつもの正義がぶつかりあうこととなる。
■「アマゾン細胞は人を食う。こんな存在とは協力関係を築いてはいけない。こんな存在を生み出してしまったことが間違い。それゆえ、アマゾンは1匹残らず処理をする!」と主張するのが「赤いアマゾン」・鷹山仁。
■彼は、もともと野座間製薬でアマゾン研究にたずさわっていた科学者だったが、自らの研究が生んだ結果に責任をとるべく、自分の体内にアマゾン細胞を注入。「赤い仮面ライダーアマゾン」に変身し、「アマゾンの全駆除」へと突き進む。そして、飛散した6000体を処理したのち「この世から1匹残らずアマゾン細胞を消す」ため、自らの命を絶つ…これが彼の考える「正義」だ。
■それに対して「人間が自分の都合で人を食う細胞を生み出しておいて、都合が悪くなったら全駆除とは身勝手すぎる。狩るべき者は狩るが、守るべき者は守るべき」と主張するのが「緑のアマゾン」・悠。
■彼は、仁と同じく野座間製薬でアマゾン研究をしていた水澤冷華の「息子」。彼女が培養したアマゾン細胞に彼女自身の細胞を注入することで生み出された「アマゾン人間」だ。
■彼は物語が進む中で、アマゾンに共感することもできるし、同じ虚構を共有することもできるかもしれないと気づいていく。もちろん、共感が通じ、協力関係が結べるのは「ずっと」ではない。彼らが覚醒すれば、人間たちを襲ってしまう。
■しかし、それまでは…「共感が通じ」「虚構が共有できる」間は、できる限り共存の道を探るべきではないか…これが「緑のアマゾン」の正義だ。
■そして、そのはざまで、「この状況で誰もが納得できる“正解”などない。だから自分たちは“正義”を目指さない。俺たちが動くのは金になるか?ならないか?だ」と主張するのが、志藤真をリーダーとする「駆除班」。
■彼らは野座間製薬の命を受け、「セキュリティ会社」の名目で飛散したアマゾン細胞の全駆除に動いている。彼らが危険な仕事を引き受けたのは「金がいるから」。娘の移植手術の費用、母の介護費用、人をだましたツケで必要になった金…皆、背に腹は変えられぬ事情で金が必要となり「駆除班」に参加した。
■だが、物語が進むにつれ「単なる金目当て」ではない彼らなりの正義のあり方が浮かび上がってくる。
■この状況は、人間の「死の苦痛からの回避」がもたらした。「生きるために殺すことの苦痛」から逃れ回るための洗練された高度文明が引き起こした。ならば、俺たちは、その逃げ回りから「逃げ回らない」。「生きるために殺す」ことを自らの手で引き受ける。その「罪悪感」を自ら背負って生きる…これが彼らなりの「スジの通し方」=正義のようなものだと分かってくる。
■こうして3つの正義が火花を散らしながら、ストーリーは展開。その後、三者は、野座間製薬による「アマゾン細胞駆除のための薬剤散布作戦」、通称「トラロック作戦」の実行後、それでも生き残ったアマゾンたちを殺すため/守るため、彼らが集まる浜辺へと乗り込んでいく。
■そして…赤と緑のアマゾンは壮絶な殺し合いを演じた後、同士討ち!あまりの陰惨さに何もできず呆然と立ち尽くすしかない駆除班の面々をよそに、かろうじて生き残った赤いアマゾンはその場を去り、そして、同じくなんとか生き延びた緑のアマゾンも、他のアマゾンたちを引き連れ浜辺を去っていく…
■「人間」と「新しい人類」との共存は可能か?「人間」と「新しい人類」との共存は可能だという人間と、「人間」と「新しい人類」の共存は不可能だという人間同士の共存は可能か?
■そんな問いに対し、ドラマはこう答えていたように思う。
■偶然出会ったにもかかわらず、同じ任務に命をかけるうち「仲間」となった駆除班の面々のように「人間」と「新しい人類」―志藤・望・福田・三崎 / 悠・マモル—の共感は可能だ。ドラマの名シーンに例えれば、見も知らぬ「売り手」と「買い手」を偶然結びつけける貨幣(5円玉)を、かけがえのない「仲間の証」に変えることは可能だ。

■だから、そんな共感可能性を軸にした「食わせ合い」により両者は共存できないか?具体的には、覚醒し腕に食らいついてしまったマモル隊員に対し「マモルを撃つな!俺なら大丈夫だ!」とそれを受け入れた三崎のように、「自分の一部を食わせ合う」ことで両者の共存がはかれないか?人間は「新しい人類」に「肉の一部」を提供し「新しい人類」は「生体データの一部」を人間に提供することで両者を生かしあうような。
■それでも、共感は「どこからどこまで可能なのか」があらかじめ決まっていない��ならば共感が可能となるまでは両者距離をとることで「時間をかせぐ」ことができないか?生き残ったアマゾン達を引き連れ浜辺を去った悠のように。
■「人類」と「新しい人類」の「共感」は可能だ(リチャード・ローティのいう「感情教育」「偶然による連帯」は可能だ)。その共感可能性を担保に両者の「距離の設定」「時間稼ぎ」「食わせ合い」で共存をはかること。
■のたうち回るような展開を繰り返した末、ドラマは、こうして「正義の種」のようなものをかろうじて撒いた。
■だが、先述したように「seazon2」はそうやってなんとか生み出した「正義の種」ですらも粉々にし「正義の奈落」へと観るものを引きずり込んでいく。
■「seazon2」では「season1」で共存の核となっていた「共感力」「同じ虚構を信じる力」こそが「人間」と「新しい人類」を苦しめ、追い詰める元凶となっていく様を描き出す。
■というわけで、ようやく長い寄り道から戻る。今作のあらましはこうだ。
■物語の舞台は「トラロック作戦」から5年後の世界。作戦によりアマゾンの大部分は死滅したが、それでもなお一部は生存。そのため政府と野座間製薬は今後起きうるアマゾン被害の対策と研究のための施設「特定有害生物対策センター」、通称4Cを設立していた。
■そして某日その4Cに1人の少年が運び込まれてくる。彼の名は千尋(前嶋曜)。彼はある事件の現場に1人残されていたところを捕獲されたが「アマゾン怪人に育てられていたのではないか?」として、この施設に送られてきた。

■そこで4C所長・橘らは、彼の身体を調査。すると、千尋の体内にアマゾン遺伝子が確認された。これを知った橘は、彼を仮面ライダーとして育てることでアマゾン残党たちの駆除に役立てようと考えるのだった。
■だが、ある日の調査中、「俺はアマゾンとして扱われたくない!」と千尋は施設を脱走。そして、街で人に紛れて暮らすアマゾンに暴行を加える「オヤジ狩り」ならぬ「アマゾン狩り」に明け暮れていた長瀬裕樹率いる不良集団「チームX」に拾われ、彼らの一員となる。その後、彼らのアジトである常連のクラブに住まわせてもらうことになった千尋。そのクラブのマスターの名は志藤真。「season1」で活躍した旧駆除班のリーダー。今は駆除班をクビになりここでマスターをしていたのだった。
■一方、4Cでは逃げた千尋の足取りを追うとともに「新たな事件」の対策に乗り出していた。なんと人に感染する「新種のアマゾン細胞」(溶源性細胞と呼ばれている)が確認されたのだった。これまで怪人となって人を食うのはアマゾン細胞の持ち主だけ。だが、今度は普通の人間がアマゾンと化し人を食うようになる。速めに対策を打たねばとんでもないことになる。
■こうして4Cはお抱えの特殊部隊を使って調査を開始。そして後日「感染源」が特定される。あるメーカーのウォーターサーバーの水だった。そこで4Cは、特殊部隊の1つ黒崎武率いる「黒崎隊」に、逃げた千尋の回収→彼の隊への編入、ならびにサーバー水の水源調査にあたらせる。
■なお、この「黒崎隊」には元駆除班メンバーの福田隊員も所属。さらに回が進むうちアマゾン研究者で野座間製薬本部長・水澤令華の娘、水月も参戦。彼女は母・令華が生み出した「緑のアマゾン=悠」の「妹」だったが、「この状況では闘う選択肢もアリだと思う」という「兄」の言葉に心を動かされ入隊を決意した。もし「兄」がアマゾン怪人となり「人間の敵」となった時は、自らの手で愛する家族を楽にしてあげたい。それが彼女なりの「正義」なのだろう。
■ちなみに、この黒崎隊長役の三浦孝太さんは、初めて見た役者さんだがなかなかカッコイイ。物憂げな中に殺気が漂う演技に惹かれる。系譜でいえば、染谷将太、池松亮らの「死んだ目」系なのだろうが、年代が少し上なのでより凄みがあっていい。

■さておき、命を受けた黒崎隊は、すぐさま千尋の居場所を特定。そして現場に直行し、千尋と対峙することとなる。相対する千尋は、いきなり目の前に黒崎隊が現れ意表を突かれる中、ある存在に目がとまる。それは黒崎隊の女性隊員・イユ(白本彩奈)。見た目は女子高生のようだが片目は黄色の義眼で、終始「心ここにあらず」なたたずまい。そして「アマゾン」の声とともに怪人のような姿に変身してしまう。「自分と同じ種族なのか…」と驚く千尋。だが、同時に彼女に心惹かれてしまう。


■そんな彼は、その後、黒崎隊に回収され部隊の一員として働くことになるのだが、そこで不思議な少女「イユの真実」を知ることとなる。
■彼女は「死体にアマゾン細胞を埋め込むことで誕生した新しい生命体」だった
■イユは、アマゾン化した実の父親に殺されてしまい食われそうになっていた(彼女が義眼なのは父に目玉を食われたため。「やがて~星が降る~」と鼻歌を歌いながら実の娘の目玉に食らいつく父の姿は、どうしようもなくグロテスクだ、、)。だが、駆けつけた黒崎と、なぜかそこに現れた悠により、父親は駆除。肉体はかろうじて残っていたため、そこにアマゾン細胞が注入され「新たな生命体」として「生き返る」こととなった。
■なお、隊長・黒崎は、ドラマ内では終始アマゾンに冷淡な態度を示すがその原点はここにある。「わが娘を食う父」という人間にとって最もおぞましい事態を引き起こした「アマゾン」になど絶対に共感できない。そんな「新しい生命との共感不可能性」が彼の態度の核にある。
■だが。「生き返った」とはいうものの、イユは痛みも感じなければ、感情もない。ただただ命令を「了解」と受け入れるだけ。それでも、彼女に心ひかれた千尋は、なんとかして「生前の姿」、つまり「意志や感情を持った一人の少女・イユ」を取り戻したいと考えるようになる。とはいえ、彼女を遊園地に連れ出すなど千尋は試行錯誤を重ねるがイユは一向に「死体」のまま。さらには、黒崎に「あいつはアマゾンだが駆除しちゃいけないやつなんだ」と教えられ、「千尋、駆除しちゃいけないやつ」の「名ゼリフ」が飛び出す状態。自分が心惹かれた少女から「駆除しちゃいけないやつ」というあんまりな覚え方をされる男子の心中を察するや胸が痛む(笑)
■一方…「アマゾン-人感染」の感染源を特定した黒崎隊だったが、時を同じくして、山中の水源に向かおうとしている者たちが。志藤、望、三崎…旧駆除班の面々だった。彼らもまた「新種のアマゾン細胞」の存在を知り、再び「アマゾン狩り」に立ち上がる。「自分でもなぜ立ち上がるのか分からない。でも放ってもおけない。俺達はそれくらいアマゾンに関わりすぎてしまった」と漏らす志藤。
■だが、水源にたどり着いた彼らの前に現れたのはマモル隊員。アマゾン細胞の持ち主でありながら、かつて駆除班で志藤たちと共に「アマゾン駆除」を行ってきた「仲間」だった。水源に「新種のアマゾン細胞」を混入した悪魔の正体は彼。ある場所で「新細胞を持つ生物の肉片」を見つけた彼は、これを使い、自分たちの仲間を大量虐殺した人間への復讐を企てたのだった。
■前作では、体は青年でも小学生程度の知能しかなかった彼が「邪魔しないでもらえないかな、志藤くん!」とすごむ姿はかなりの超展開だ。
■こうしてかつての「仲間たち」、旧駆除班とマモル率いるアマゾン軍は5年の時を経て、今度は互いに互いの命を狙い合う「敵同士」になってしまう…。それでも…命を奪おうと旧駆除班に食らいつくも、嘔吐してしまうマモル。かつて培った「共感可能性」が邪魔をする。「敵」なのにどうしても「殺せない」。
■それに加えて、この両者の間に、突然現れた悠が介入し始め、事態は複雑化の一途をたどっていく…
■さらに…複雑化する事態をさらに複雑にする存在が。突如、千尋の目の前に現れた「赤いアマゾン」鷹山仁だった。彼こそ、千尋の実の父。「season1」での悠との壮絶な戦いの後、生死の境をさまよい錯乱状態となった彼は、狂いゆく意識の中で、同行していた七羽との間に子供を作ってしまう。
■その後、錯乱状態を脱した彼だが事態を知ると絶望の淵に叩き落される。「アマゾンを1匹残らず消去して自分も消えようと思っていたのに…そんな自分が新たなアマゾンを生み出してしまうなんて…」
■そんな仁が何をするか察した七羽は、無言でおなかの子供とともに彼の前から姿を消す。そして��数か月後、彼女から生まれたのが千尋だった(なお、仁の大学時代の恩師がイユの父親。そして仁を追っていた悠は、その過程でイユの父と出会う。アマゾン化した父によるイユ殺しの現場に悠が居合わせたのはそのためだった)。
■千尋は人間とアマゾンが融合した特殊な細胞を持つ少年。おどろくべき速度で成長し、わずか5年で高校生のような姿にまでなった。
■そして後に明らかになるが、彼の特殊な細胞こそ「溶源性細胞」。マモルがみつけた「新細胞でできた生物の肉片」は、千尋のものだったようなのだ。
■「千尋、お前を殺す!」、突然現れた仁は狂ったように「我が子」に襲い掛かる。前作では、一貫した論理に基づき自らの罪の清算を行う彼の方が、その時々で感情に流され「狩るべきもの/守るべきもの」の姿を見失う悠に比べ、とても倫理的にみえた。だが、今作ではかつて倫理的にみえていた仁が、もはや「論理にからめとられた狂人」のようにしかみえない。逆に「合意できる正義」など容易に見出しようのない状況の中、その場、その場で、悲しみを最小限に食い止めようとアドホックに動く悠の方に頼もしさを覚えてしまう。非常によく考えられた描き方だと思う。
■「仁さん、もう罪は十分償いましたよ。自分が壊れてるのが気づかないんですか?自分の家族でしょ」と諭す悠に「家族?そんな上等なもんが俺に持てるかよ!」と耳を貸さない仁。「俺は罪深い存在なんだ。だから最愛の家族を殺すほど罪深いことをするのだ」と自分に言い聞かせるように、自分を罰して、罰して、その果てに息子を殺めようとする仁…「論理にからめとられた狂人」の背後に透かし見られる深い悲しみに胸が締め付けられる。
■こうして、前作以上に分岐するいくつもの「正義」が時に交わり、時にぶつかり合いながら物語は展開。もはや「合意点」をそこに見出すことなど不可能な状態に。「熟議」などおもちゃでしかないような状態に。そして、死んだと思われていた千尋の母、七羽が「新種のアマゾン怪人」として皆の目の前に現れるという「超超展開」を挟みつつ、ドラマは、悲しみ、切なさ、希望?…いくつもの感情を喚起する「得も言われぬ」結末へとなだれ込んでいく…
■人間をどうするか?アマゾンをどうするか?新種のアマゾンをどうするか?…登場人物が増えるにつれ、立場は次々と分岐していく。しかも、時間が経つにつれ思いも変転していく…だから、ざっと図示しただけでも分かるとおり、誰ひとりとして立場が重ならない。
◆図の説明◆
➀「緑のアマゾン」悠
→アマゾン族は、攻撃してこないなら守る。攻撃してくるなら殺す。人間も攻撃してこないなら守る。攻撃してくるなら殺す。新アマゾン族も、攻撃してこないなら守る。だが、ラストに態度変更…?
②「赤のアマゾン」仁
→人間は守る。だが、アマゾン族、新アマゾン族ともに、無条件で全部殺す。息子だろうと七羽だろうと殺す。そして自殺。手続き的正義の自動機械=リベラルの狂気。
③「青のアマゾン」・千尋。
→自分が新種アマゾンだとしても生きたい。イユを守りたい。そして、自分とイユを攻撃してくるならアマゾン族も人間も殺す。
④「黒いアマゾン」・イユ。
→意思はない。どんなものでも命令に従うのみ。だが途中で自我が回復?命令があれば人間、アマゾン、新アマゾンともに殺す。だが、千尋は殺さない。
⑤「モグラアマゾン」・マモル。
→アマゾン族を絶滅に追いやる人間は全員殺す。全員か条件つきかで悠と敵対だが、共同生活した旧駆除班は殺せない。
⑥黒崎(派)
→人間は守る。人間を攻撃する恐れのあるアマゾン族は、攻撃してこようが来まいが全て殺す。新アマゾンは「上の命令」なので殺さない。「死にたくない」が原理だったが…
⑦旧駆除班(志藤、望、三崎)
→人間は守る。人間を攻撃するアマゾン族、新アマゾン族は「金になるなら」殺す。 だが、共同生活をしていたマモルは金でも殺せない。「正義になるな」が正義。
⑧福田隊員(旧駆除班→黒崎派)
→人間は守る。人間を攻撃するアマゾン族は殺す。新アマゾンは命令で殺さない。 だが、母が新アマゾン化し、我が手で殺めてからは、アマゾン族は、攻撃してこようが来まいが全て殺すに変わる。「人/アマゾンの分離共存は、自分の手で殺めることから逃げる責任逃れだった。」
⑨水月(悠→新駆除班)
→人間を攻撃する恐れのあるアマゾン族、新アマ���ン族は、攻撃してこようが来まいが全て殺すが原則。よって悠も殺しのターゲットとなるが、結論がでない自分が生き残るためには自分の手で自分の生き残りの敵を殺めることが正義
⑩水澤令華(悠の「母」)
→人間は守る。アマゾン族はできのいい「悠」のみ守り、残りは殲滅。新アマゾンも殲滅。
⑪ノザマ製薬会長
→生物は生き残ろうと思えば、その阻害要因になる敵を殲滅するのは「自然の理」。強い生物が勝って生き残れば、どれが滅び、どれが生き残ろうがよい。たとえ自分が食われる側になっても「自然の理」を推し進めるのなら本望。
■さらに。「season1」では、こうした正義の分岐を“とりあえず”食い止める鍵を握るものとして「共感」「虚構」が描かれていた。だが本作ではその「共感」「虚構」こそが登場人物たちを苦悩へと追いやっていく。
■自分たちを絶滅に追いやる人間が憎くて仕方ないのに、「共感」ゆえに殺せず苦悩するマモル(逆も真なり。旧駆除班も同様だ)。
■最も「共感」を寄せていた悠を殺すことになり苦悩する水月(逆も真なり。悠も苦悩する)。
■マモルに「共感」を寄せていたせいで「殺すべき時に殺せなかった」。それゆえ彼の復讐のせいで最愛の母がアマゾン化し、自らの手で親を殺さねばならなくなった福田。その苦悩たるや計り知れない。
■そして「共感不能な敵」を生み出したことが罪なのではない。むしろ「敵なのに共感可能」なものを生み出したことが大罪なのだとして狂気に追いやられていく仁…
■では、どうすればよいのか?極論すれば「生きるために虚構を捨てる」か「虚構のために生きることを捨てる」か、ではないか?
■そのことは本作のラストで描かれた「生きたいか?死にたくないか?」を巡る印象的なシーンでも示唆されていないか?
■最終話で野座間製薬会長から「生物は生き残ろうと思えば、その阻害要因になる敵を殲滅するのは自然の理。強い生物が勝って生き残れば、どれが滅び、どれが生き残ろうがよい。たとえ自分が食われる側になっても“自然の理”を推し進めるのならそれは本望。」という言葉を聞いた黒崎は、部下の植盛とこんな会話を交わす。
■「お前、死にたくないって思ったことがあるか?」「今がそうですけど」
■「じゃあお前、生きたいと思ったことがあるか?」「同じじゃないですか?」
■首をかしげる植盛を前に、黒崎は銃を置きどこかに行ってしまう。
■「生きたい」と「死にたくない」…どう違うのか?自分にもよく分からない。ただ、「死にたくない」には「苦痛の回避」のニュアンスがある。それに対し「生きたい」には「苦痛の回避」をも厭わない衝動を感じる。それは本作でも何度も描かれる「食べたい」にも似ている。「食べたい」ときは「これを食べないと餓死するし、それは不利だ」などと論理的に考えてはいない。とにかく食べたい。
■この違いによるならば、「生きたい」は「生きるために虚構を捨てる」に対応し「死にたくない」は「虚構のために生きることを捨てる」に対応しないか。
■「共感」「虚構」を守れば、「生きるために殺す」ことが「苦痛」や「罪」だと感じられるようになり、ポジティブに「生きる」ことができない。だから「生きたい」を徹底するなら「虚構」を捨てなくてはいけない。
■一方、人間は単体では生きられない。だから「共感」「虚構」が必要とされた。だがその「共感」が「他者を殺して生きることの苦痛」を引き起こしてしまう。だからその苦痛を回避するべく、先述したようなやり方で苦痛をアウトソースする。そして「苦痛の回避」=「死にたくない」の原理で生きるようになる。つまりは、ポジティブに「生きる」ことを捨てなくてはならなくなる。
■もちろん、「生きるために虚構を捨てる」も「虚構のために生きることを捨てる」先述したように極論であって、本当に実行すれば、いずれにしても死んでしまう。もしくは、「共感」は守りつつも、それが引き起こす「他者を殺して生きることの苦痛」を他者に押し付けて回避し「不正義」に生きるしかなくなる(今の我々だ)。
■だから程度問題になるしかないが、逆に「どの程度、誰がどっち側なのか?」で各登場人物の立場を整理できると思う。
A:人間との共感(虚構)を捨てて生きる(生きたい)
B:人間との共感(虚構)を持って「生きる」を捨てる(死にたくない)
…として、登場人物を図示すると…
■ここから、何を読み取るべきか?やはり際立った立場に注目するべきだろう。とすれば、会長、千尋、仁…ということになる。
■やはり、ここはドラマの主人公、千尋に注目したい。
■「生きたい」はドラマの中で、彼が何度も叫び続けた言葉でもある。人を見ると食いたくなってしまう自分、自分の意志でなく覚醒してしまい4C内を地獄絵図にしてしまう自分、そして人類に有害な存在だとして追い立てられる自分…新種のアマゾンという自らの境遇を嫌悪し、呪いながらもその言葉を叫び続けた。
■そして、ラストで仁と悠に追い詰められ「自分は人類と共存不可能な存在だ」と自ら悟った時でさえ「それでも俺は生きたい。だから闘う!」と叫び、2人に襲い掛かり、散って行った…。
■その姿は、「生物は生き残ろうと思えば、その阻害要因になる敵を殲滅するのは自然の理」と言い放つクレイジーな会長の言葉に限りなくにじり寄っていく
■たしかに、生きよう、生きようとして目の前の相手に挑みかかる姿には「他者を殺して生きることの苦痛」を乗り越える強い衝動を感じる。
■だが彼は生きようとすればするほど目の前の相手を殺すしかなくなり、人との共存可能性(虚構の共有可能性)を失っていく。
■やはり「生きるために虚構を捨て」ても絶望…「死にたくないために虚構を守って」も「他者を殺して生きることの苦痛」にさいなまれ「この世に生まれたことが消えない罪」となり絶望…しかないのか?
■だが、教会でのシーンをみると少し印象が変わる。
■そこは七羽が千尋を産み落とした場所だが、祭壇の上には散っていった千尋のベルトと同じく彼との逃亡中に命を落としたイユの腕輪が。
■ドラマの中で何度も「意志や感情を持った一人の少女・イユ」を取り戻そうとして失敗し続けた千尋。だが、最後の最期でイユは意志を取り戻したかにみえ、千尋との間に「共感可能性」が生まれたかにみえた。
■その後、あえなく死んでしまったが(といっても元から死んでいたのだが)、ベルトと腕輪のシーンをみると「その続き」が別の世界(来世?)で始まっているようにもみえる。
■「一体、おまえは何が言いたいのか?」と思うかもしれない。何が言いたいかといえばこうだ。つまり、現世+来世という今とは別の時間感覚を導入することで、千尋は「生きたい」を貫徹しながらも「(イユとの)共感可能性」を確保したようにみえる、と言いたい。
■今とは別の時間感覚(たとえば輪廻転生)を導入すれば「生きるために虚構を捨て」ても絶望…「死にたくないために虚構を守って」も「この世に生まれたことが消えない罪」となり絶望…を乗り越えられるのではないか、と。
■いや、すごいところまで来てしまった…と我ながら思う。しかし、たとえば近年、人工知能研究が発達したことで、AIに機械学習をさせればレンブラントの"新作"を出力させることができるようになった。生前の彼の作品からいくつものデータを取り込むことで、「今彼が生きていたら、たとえばリンゴをこういう風に描くだろう」という作風の再現が可能になったというのだ。そうだとするなら、彼は人工知能という形で「今も生きている」と言えなくもない。そして、こうしたことがやがて常態化していけば、人間の死生観や、生と死の時間感覚も変化するかもしれない。
■だとするなら、これからどんな世界がやってくるか分からない以上「宗教だから」「○○だから」といって「思考のカード」は捨てるべきではない、と思う。どうやらドラマは「season3」に続くことが決まったようだ。だから、今後も、あらゆる「思考のカード」を用意して、次作の配信を待ちたい。
◆エンディングテーマ「DIE SET DOWN」
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いまウォーターサーバーがママに人気の理由とは
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小さいお子さんがいる、これから赤ちゃんが生まれる、といったご家庭の多くで気にされることが、『飲み水』の問題。
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利用者が急増!特にママたちに支持される訳は…
ウォーターサーバーを導入するご家庭は年々増加しています。矢野経済研究所によると、2014年度の市場規模はなんと1,095億円(※2)にもなります。
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