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音楽制作システム
モノづくり塾に置く音楽制作システムのハードウェアが揃いました。 Ubuntu Studioをインストールした第12世代Core i5搭載ミニPC、MOTU M2オーディオインターフェース、YAMAHAのモニタースピーカー、オーディオテクニカのコンデンサーマイク、KorgのMIDIシンセサイザーという構成です。 Ubuntu Studioは音楽制作、画像編集、動画編集などを行うソフトウェアが予めインストールされたLinuxディストリビュー��ョンで遅延の少ないカーネルが使われています。 それを動かすのに過不足のない第12世代Core i5搭載のミニPCには32GBのRAMと512GBのM.2 SSDが載っています。Windows 11がインストールされていたようですが、一度も起動せずにUbuntu Studioをクリーンインストールしました。 MOTU…

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自室の記録

5年前からルームシェアをしているSと一緒に引越しをしてから、3年が経った。寝室をSが、リビングを私が自室としている。私の部屋の正面には大きな窓があり、左右にもそれぞれ小窓がある。

小窓1
装身具類の置き場所。ピアスを置いている鳥のレモン絞り器は、Fさんから貰ったもの。Fさんはよく動物のものをくれる。犬の形をした栓抜きや、野営をするくまの置物も彼からのプレゼントだった。
カートリッジインクの空き容器には、ヘアピンやネックレスを入れている。私の父は吸引式の万年筆を好んでいて、父から贈られたペンもインク瓶とセットのものが多かった。実家を出て外にいる時間が増えてからは、インクを切らすことが怖く、自然と替えのインクを持ち運べるカートリッジ式の万年筆を使うようになった。それからしばらく経ち、1年前にプログラマを辞めたことを手紙で報告すると、その数日後に「励まし」とボールペンが送られてきた。以降ずっとそのペンを使っているから、手持ちの万年筆はどれもインクを抜いてある。
よく付けるピアスは窓の縁に置いていて、どこかの喫茶店で使われていたらしい伝票入れには、硝子のオーナメントやトライアングルのビーターを差している。

Hのくれたトライアングル本体は、腕時計とブレスレットを失くさないための場所として機能している。良くない使い方だと罪悪感を覚えてはクロスで磨いている。

小窓2
『陶の家』を見かけたらひとつ買うというのを続けていて、現時点で3軒が建っている。少しずつ街になっていく。家の奥には、ミナペルホネンの好きなQさんにプレゼントしたものと色違いのタイルを置いている。

小窓3
すぐぼろぼろにしてしまう指先のケア用品を置いている。H先輩に貰ったネイルオイルの磨硝子が好きだった。Fさんが動物をくれるように、この人は硝子をよくプレゼントしてくれる。硝子のオーナメントも、ステンドグラスのくまもH先輩から貰っている。

窓を開閉するハンドル(オペレーターハンドルというらしい)に紐をかけて、ケーブルや電源類をまとめている。先日Eから貰った白いカールコードのシールドもここに下げている。黒い服ばかり着ているのに、Eには乳白色のイメージがある。“誤って人間として産まれてしまった天使”だと感じさせる人と知り合うことが何度かあり、Eもその中のひとりだった。

向かって左には仕事用のシャツ、右には外套を何着か掛けている。秋冬用の服ばかりある。

机
ここに越すことが決まってから最初に選んだ家具。プログラマになったばかりの頃、メモリの重要さを机の広さに喩えて教えられた。それで机は広いほど良いものだと認識したのか、気付けば横幅のある机ばかり探していた。天板の色を緑に決めて、部屋の軸に据えた。

職場で割ってしまったマグカップに無線イヤホンや保湿クリームを入れている。シャツを濡らしたまま破片を持つ私を見て、笑ってくれる会社の人たち。これ以上は無いとよく思う。
ヘアクリップ入れにしている、ままごと用のような小さな花瓶も気に入っている。渋谷の蚤の市で友人へのプレゼントを選んでから、度々その人の店でものを買うようになった。銀色のトレイやハート型の赤い缶もその人から買った。
銀色の電源タップは前の部屋から持ってきたもの。あらゆる電子機器の電力をここから供給している。

ギターをくれた友人たちが別の年の誕生日に合同出資してくれたオーディオインターフェースがモニターの下にある。未だに1-2と3-4の入力を同時にする方法が分からず、2つずつ付け替えながら使っている。これを貰ってからAudacityで曲を作り始めて、今もそのやり方をしている。会社の先輩には「システムを0と1だけで作ろうとしているみたいなものだよ」と言われたけれど、その頓馬さを含めて自分に馴染むので、Audacityをずっと使っている。キーボードがちょうど上に乗る。

モニターの横にはmicroKORGを置いている。普段は誕生日に贈り物をしないと取り決めているSだけれど、数年前に何かで手を貸した際「この恩は倍にして返します」と言い、その年の誕生日にmicroKORGをプレゼントしてくれた。このシンセサイザが部屋に来てから、自分の生活が向かうことのできる方角が増えたように感じている。大切な楽器。

microKORGには、新しい部屋で出した『野良の花壇』のマグネットを付けている。本来は冷蔵庫のために作られたマグネットだけれど、皆とスタジオにいる時にあって欲しく、ここに付けている。プリクラで来られなかった友達の似顔絵を描くような感覚。私の黒い冷蔵庫には、ピーター・ドイグの青鬼の絵と油絵の花のマグネットだけがある。

机の下に、PC・トランクケース・スーツケースを置いている。PCはSのお下がりで、MacBookしか使ったことのなかった当時の私は、こんなに大きな箱がPCだなんて、と思っていた。PCの上に付けたアンテナは狐の顔のような形をしている。
トランクケースは大学2年のころ大枚をはたいて手に入れたもの。どこか遠出をする時はこれに荷物を詰めている。畳み終えた洗濯物をSの部屋へ運ぶ時のかごや、ギターを弾く時の足置きとしても使用。頑丈さに安心する。
スーツケースはついこの間、京都に長く滞在するために買った。銀色の次に、灰がかった青が好きだと思う。

ギター・くま・本棚

ギターは高校時代の友人たちが誕生日にくれたもの。19歳になったばかりの頃、当時の交際相手と出掛けた帰り、気が付いたら楽器屋にいた。ギターを2本持ったその人に「どっちがいい」と訊かれ、指差した方を買ってくれた。私にギターを与え、弾き方を教えてくれたことにずっと感謝している。その人と別れてしばらく経ち、誕生祝いに何が欲しいかを訊かれ、ギターを頼んだのだった。友人たちは「あえて白にしてみた」と笑っていた。今思えば、このギターを貰ってから白を自分のものにすることへの抵抗が弱くなった。ギターの届いた日、触っているのが楽しくて大学を休んだのを覚えている。
YAMAHAのアンプは義兄が使っているのを見て購入した。私が真似をしていると知って嬉しそうだった、と姉から教えてもらった。

左端のくまは、元は白だったのだけれど、深い青のシーツで眠るのに付き合わせたせいで黝くなってしまった。Kの小説に「ヤニや涎で汚れてしまったのかしら」と書かれてからは、布で包んでいる。いつかぬいぐるみ病院に連れて行きたい。隣は一度も会ったことのない人が贈ってくれた黒いくまと、高校時代の交際相手が留学先のお土産として連れてきてくれた焦げ茶のくま。誰かとビデオ通話をする時にはよくパペットのくまに代理出席してもらっている。右は、地元や旅先の雑貨屋で見つけて連れてきてしまった(“しまった”という意識がずっとある)小麦と白のくま。グレーのワゴンに小さなギャッペを敷いて、くまたちの場所としている。

低い本棚の上
蓋のない宝箱。小物たちというより、質量のある記憶群という方が実感に近い。
西荻窪にあった喫茶店の閉業を知って沈んでいると、H先輩が「お店で使っていた品物を販売しているみたいです」と教えてくれた。黒い花瓶のあるおかげで、ずっとその店を忘れずにいられる。今はEのく���た竹とんぼや、Aさんのくれた花を入れている。ポストカードをしまっておける箱のついた額縁には、Aの写真を入れている。過去、「__の写真を写真展に出してもいいですか?」と、もう搬入の終わった状態で確認の連絡が来たことがあった。Aがごく稀に見せる、こういった強引さが大好きだった。展示を了承する代わりに譲ってもらったその時の写真たちは、勾配天井の部屋に暮らしていた時に飾っていた。上京してから借りたどの部屋にもAの写真を飾っている。そのほか、江の島で拾った石や、Tさんがライブ終わりに嵌めてくれた指環、Uさんと行った犬吠埼のイルカの置物、書ききれないほどの誰かと紐付いた宝物がある。

声の依頼を受けた際、お礼にといただいた絵。額装までしてくれていた。元々この人の絵が好きだったので大喜びした。一度この絵を裏返さなければいけない時期があったので、また飾ることができて嬉しかった。

高い本棚の上
小さなギターは、Kさんと一緒にRさんの部屋でパーティをした日、中古のおもちゃ屋で買ったもの。Rさんの部屋に戻った後もご機嫌に鳴らしていて、そのあと火事が起きた。カセットコンロの火がテーブルクロスに引火して、火が早送りのように広がっていくのを見た。三人で死ぬ映像がちらついた、次の瞬間には火が消えていて、振り向くと花瓶を持って息を切らしたRさんが立っていた。チューリップを活けていた水での消火。このおもちゃが生き延びた証明になっている。このあいだのアルバムに入れたフィールドレコーディング曲にはその日の日付が付けられていて、火のはじける音やこのおもちゃギターの音が入っていた。volca keysは初めて触ったシンセサイザ。自分ひとりである程度のことができるようになりたくて、リズムマシンとマルチエフェクターを買った。
銀色のバットはひとつ前に住んでいた部屋の近くにあった台所道具の店で買ったもので、前日と翌日のあいだの時間に携帯品を置いておく場所として使っている。

Artekのスツール60を、椅子やベッドサイドテーブルとして使っている。パーティめいたことをする時には、3脚くっつけて大きなテーブルとして使う。雑貨屋でまとめて購入したので、その日で店のポイントカードが1枚分溜まった。そのカードをイッタラのキャンドルホルダーと交換してもらった。
銀色のトレイは、先述の蚤の市で知った店で買ったもの。部屋のポケットとして使っている。
“拯”の字は、精神がどうしようもなく落ちていた今年の始めに、Uさんが「書初めをしよう」と言って筆を持たせてくれたもの。翌月にまた京都を訪れた際に、国際会館のカフェスペースで焼き上がったものを渡してくれた。頭でばかり考えてはすぐに身体と疎通できなくなる私に、四肢のあることを思い出させてくれる友人。
本の上には気休めの紙魚対策として除湿剤と防虫剤を置いている。

小窓4
Fさんからの犬の栓抜きと、Hに貰ったコンクリートの置物、H先輩が分けてくれた犬の箸置き。母の好きなミニチュアを贈る際、色違いのチューリップを自分にもひとつ購入して、端に置いている。自分のために生きた花を買えない反動か、花のモチーフのものを見かけると嬉しくてつい手が伸びる。

キッチン
私の洗面台を兼ねている。私もSも、料理と呼べるような自炊は殆どしないので、調味料や調理器具が少なく、キッチンの収���部にはそれぞれの私物が仕舞われている。

Mさんが引越し祝いに買ってくれたカセットコンロ。パンを焼く時やカフェオレを淹れる時に使う。組み立てる際の動作がロボットアニメのワンシーンを思い出させるので、人前で使う時には「変身!」と言うようにしている。
隣の空き瓶は元々ジンの入っていたもので、誰かに花をいただいた時には一旦ここに活けている。

この部屋に越した時にIがプレゼントしてくれたローズマリーの石鹸の匂いが好きで、貰った分を使い切ってからも自分で買い直している。歯磨き粉はGUM以外だと落ち着かないので旅行先にも持っていく。歯ブラシはKENTのもので、最初に使ったあとの歯の滑らかさに感動して、誰かに共感してほしいあまりSに押し売りをした。それからSも同じものを使っているので、それぞれのストックも合わせると10本近くこの歯ブラシがある。右端はリングホルダー。左手の薬指に��を嵌めるようになってから、指環が好きになった。今は5本の指環を付けている。

食器棚
H先輩のくれたくまを吊るしている。緑の石鹸はMさんのスペイン土産。ここに写っている鉄鍋も鉄フライパンも、写っていない3本の包丁も2枚のお盆も貰いもの。




ソファ
机の天板に合わせて布を選んだ、三人掛けのソファ。毎日ここで眠っている。Sの部屋にある質の良いベッドよりも、薄いマットレスを敷いたソファの方がよく眠れる。枕に近い小窓のハンドルにエジソンランプを括りつけて、普段はその光で睡眠薬が効くまでを過ごしている。

部屋のすぐ向かいには線路があり、3面の窓から電車の通る音や光が流れる。最終電車の後は、スケートボードの走る音や、酔った誰かの歌が聞こえる。この部屋で生活をしている。
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つじしまみちこ 特別インタビュー
新譜「Goodbye to AI」について
日本を代表する音楽プロデューサーつじしまみちこが2025年4月29日、5年以上の沈黙を破り、新譜をBandcampにて発表した。つじしま���史曰く、この度の新譜は、令和に元号が変わってから初めてのものであり、発表と同時に、シリアや北朝鮮、東欧地域からの注文が相次いでいるという。本誌は、新譜の発表に際して制作者であるつじしまみちこ本人に独占インタビューを行った。
はじめまして、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。全く存じ上げないのですが、つじしまみちこさんは何者なのでしょうか? 世界的な音楽家ですが、コロナ禍に体調不良(後述)に見舞われ、表舞台から一度降りたので、日本の皆さんがご存じないのは無理もございません。2010年代より「つじしまみちこ」名義で純音楽の作曲に勤しんでおりましたが、平成末期の頃、電子音楽に興味を持ち、ウェブ上でいくつかの作品を公開しておりました。
つじしまみちこさんの名前の由来を教えてください。 ネトウヨに刺される恐れがある為、その質問への回答は差し控えさせていただきます。
つじしまみちこさんは、太宰治の妻であった津島美知子さんと何か関係があるのでしょうか。 ない。
つじしまみちこさんは、こしじまとしこさんから影響を受けておりますか? とても良い着眼点です。ないです。
つじしまみちこさんが最も影響を受けたアーティストは誰ですか? 何人もおりますが、一番影響を受けた人物を挙げるとすれば、子供の頃に目撃した、河川敷で黙々とドラム缶を半裸で殴打する名も知らぬ老人です。ヴィジュアル、音響、発想、その全てが芸術的でした。
つかぬ事をお聞きしますが、本当につじしまみちこさんは、専業の音楽家でしょうか? 音楽だけでは一年当たりの手取りが2000万円ほどしかなく、これだけでは食べていけないので、普段は株式、債券、金やレアメタルへの投資で生活費の大半を稼いでいます。所謂「億り人」です。
つじしまみちこさんにとって音楽とは何ですか? 単なる聴覚異常の原因でしかありません。実はコロナ禍に、頭の中で中島みゆきの「糸」が止まらなくなる奇病を患った事があり、心療内科・脳神経外科・内科・循環器科・耳鼻咽喉科・性病科をハシゴしたのですが、何処の病院に掛かっても原因が不明故に一向に快方へ向かわなかった為、処方された薬をゴミ箱に捨て、代わりに朝昼晩の食前食後に日本酒を飲んで自己治療をしている内に、恐らく音楽が原因ではないかと思うようになりました。非常に辛��思いをしたので、もう音楽なんてやめたくて仕方がなかったのですが、覚醒剤と同じでやめたくてもやめられませんでした。
つじしまさんが音楽制作を始めた理由は何でしょうか? 2010年代の半ば、それまで勤めていたブラック企業を解雇された後、楽して稼げる方法はないかと模索を始め、やがて、音楽配信と広告収入で不労所得が得られる事を知り、菊池有恒の「楽典―音楽家を志す人のための」や放送大学のテクスト「音楽理論の基礎」を熟読して音楽理論を独学し、楽曲制作に明け暮れていた時期があるのですが、殆ど誰にも見向きもされず、どれ程営業努力をしても数千円の収入しか得られませんでしたので、空しくなって3ヶ月ほどでやめてしまいました。当時の音楽シーンを見渡すと、病気や精神障害を抱えた人しか活躍していない惨憺たる有様でしたので、心身共に健康でおまけに京大卒と言う絵に描いたようなエリートである私に居場所などある筈もありませんでした。その後は、マーケットに戻り、生き馬の目を抜くビジネスの世界で活躍していたのですが、人が一所懸命汗水流して世界経済を動かしている最中、いい年して子供の遊びに夢中になり、事あるごとに感情的な言葉を下水道から逆流した汚物の如くSNS上にぶちまける所謂クリエイターと呼ばれる輩が憎くて仕方がなくなった為、彼らへの嫌がらせの一環としてウェブ上で不快極まりないミュージックを次々と公開し、戦いを始めたのが「つじしまみちこ」誕生のきっかけです。
今回の作品ですが、発表しようと思ったきっかけは何でしょうか? Bandcampのページ内のライナーノーツに記載の通りです。
今回の作品ではAI技術を活用したNEUTRINOというボーカルシンセサイザーが大々的にフィーチャーされております。ボーカロイド等の音声合成技術はお好きでしょうか? 好きで使っているのではなく、予算と私の人徳の問題でボーカリストの協力が得られない為、仕方なしに利用しています。NEUTRINOにせよボーカロイドにせよ、未だプロのボーカリスト程の歌唱力や表現力を持っておらず、また活用できる楽曲のジャンルは基本的にエレクトロ色の強いポップミュージックに限られていると感じており、不満の方が大きいです。
ジャケットに描かれた化け物は何ですか? 生成AIに「みちこ」の画像を生成するよう命令した所、アジア系の少女の画像が出力されたので、それをポリゴン加工し、目と口をつけました。化け物ではなく、AIと私のコラボレーションによって生まれたつじしまみちこの肖像です。
私は今回の作品で��じしまみちこさんの作る音楽を初めて聴いたのですが、いずれの楽曲も、オウム真理教が布教の為に作った音楽や旧ソ連の人々がジャーマンテクノなどに代表される西側のニューウェーブを模倣して作った電子音楽を彷彿とさせるものでした。実はインタビューの前に公安関係の方から、つじしまさんは以前よりオウム真理教や〇〇〇〇〇(自主規制)との関係が噂されていると聞いたのですが、これは本当でしょうか? (記者の問いかけに対し、額に手を当て沈黙するつじしま)
つじしまさん、もうオウムなんて辞めて創価学会に入りませんか。楽しいですよ。 断る。私は尊師を裏切る事は出来ない。
真面目な質問に軌道修正しますが、つじしまさんの新譜は、キング・クリムゾンやピンク・フロイド等の往年のプログレッシブ・ロックの影響が色濃いように感じるのですが、つじしまさんの年齢は、一体おいくつですか? つじしまみちこ自体は平成生まれの永遠の27歳であり、年を取らないのですが、中の人はGHQ統治時代に生まれた昭和世代の為、年齢が年齢だけに、新しい音楽を聴いても、作風にアップデートが掛かりません。近頃は耳そのものが聞こえなくなってきました。
コード進行、曲の展開が非常に独特ですが、何か曲作りの上での拘りはございますか? 私は楽典にもポピュラー音楽理論にも知悉しておりますので、音楽理論に基づいた作編曲が出来るのですが、ロック、古楽、雅楽、民族音楽、果てはノイズミュージックに至るまで、古今東西の様々な音楽を聴き続けた結果、不協和音さえもハーモニーと捉えられる程に感覚がおかしくなった為、最早、自分でも一体全体何をしているのか分からない状態で作品作りをしております。 かつて「躁鬱ポップ」を標榜し、Aメロはメジャーコードのクリシェで安定しつつも停滞した印象付けをし、その後のBメロはオーギュメントコード、ディミニッシュコード、クラスターコードの嵐という混沌状態、サビはメジャー・マイナーが混在する90年代的な懐かしい進行とし、リスナーが散々苦しんだ末に救済されるような構造の作品を濫造していましたが、今回はサイケデリック・ロックを彷彿とさせる不気味な進行の楽曲を、メロディーとアレンジを熱心に研究・工夫して、ポップミュージックに仕立て上げました。陽気ながら、どこか不気味で違和感溢れる仕上がりとなったと自負しています。 新譜の発表前、音楽業界の関係者に「マイク・オールドフィールド以来のプログレの名盤が出来たので聴いて欲しい。内田裕也の跡を継ぐロッカーとして、ネット出身の軟弱なアーティスト達を日本の音楽シーンから駆逐したいと考えている」と伝え、私の作品の試聴をお願いしたのですが、視聴直後より、誰もが次々と体調不良を訴えたり、家庭環境が崩壊したりと様々な災いに苛まれるようになったようです。唯一、異なる反応を見せたのは数年前から懇意にしているディスクユニオン新小岩店の店長で、曰く「このアルバムはプログレの棚には並べられない。そもそもロックミュージックのアルバムと言うより、歌謡曲のシングルと呼んだ方がしっくりくるので『つのだ☆ひろ』の中古8cmシングルと同じ棚に置く事になる」とのことでした。「せめて『人生(ZIN-SÄY!)』と同じ棚にして欲しい」と頼んだのですが「当店には既に『人生(ZIN-SÄY!)』は在庫がない」と言われました。ピエール瀧が逮捕された時期に一掃されたそうです。
新譜制作に当たって使用した機材を教えていただけますでしょうか? 20世紀末に購入した古いNECのPC-98マシンで制作をしました。PC-98と言っても今のZ世代は分からないと思いますが、かつてMicrosoftのWindowsやAppleのMacintosh、フリーOSのLinuxと拮抗していた日本産OSです。既にサポートどころか新製品の販売すらされなくなって久しく、ウィルス感染が怖いのでオフラインで利用しています。楽器についてですが、3トラックとも、電子音は、全て初代Moogを手弾きしたもので、ピアノは10年以上愛用しているSteinway、パーカッションはJazzの名盤から抽出した音源で、予定調和の展開を悉く破壊して心をざわつかせる民族楽器の類は現地の方に弾いてもらったものです。今回の作品の為にモニタースピーカーやオーディオインターフェースは一新しており、自宅も防音仕様に改築しました。
機材を一新したとの事ですが、これまでとの曲作りで大きく変わった点は何でしょうか? 曲を仕上げた後、火照った頭と体を鎮める為に夜の街へ飲みに出かけるようにしているのですが、以前は炭水化物抜きで日本酒とつまみだけで飲み続けていたのを、今回からは、シメにご飯物を頼むか、あるいは最初から丼物を頼んで酒を愉しむようにしました。一年ほど前から一升ほど酒を飲むと正体不明になって、自宅に帰る途中に車道で寝てしまったり、気が付くと明け方のゲイバーで店主と口論になっていたりと大変な事態に見舞われるようになっており、当初は年のせいかと思ったのですが、どうやら、医学的には酒を飲んだ時は炭水化���を摂った方が良いとの事でしたので、飲酒の仕方を大きく変えるようにました。太るかと思ったのですが、毎朝、酔っぱらった状態でジョギングをしたり、ジムでトレーニングをしている内、代謝が良くなり、沢山食べても体形が変わらなくなりました。時折、血尿が出���すが元気で暮らしています。
アナログシンセの音作りが絶妙にレトロで、YMOを想起させますが、坂本龍一氏と同じクラシック畑出身のつじしまさんは、坂本氏にどのような印象を抱いておりますか? 彼の作品は「千のナイフ」と「音楽図鑑」しか聴いた事がないのですが、電子音楽という形態を取らず、ピアノや管弦楽器などの生楽器を主体とした編成の方が良いものになると思っておりました。彼にこの事を伝えようと、上野辺りに呑みに誘おうとしていたのですが、その前に癌で亡くなってしまいました。
つじしまさんがヨーロッパ出身というのは本当ですか? はい。フランスで生まれました。
虚実入り混じるお話を延々として頂いた所で恐縮ですが、最早、誰もが理解不能な内容になっている上、好い加減、私自身が耐えられなくなっておりますのでインタビューを仕切り直したく思います。ここから先は真剣に答えていただけますか? 構いません。
つじしまみちこ 特別インタビュー
新譜「Goodbye to AI」について
日本在住の音楽プロデューサーつじしまみちこが2025年4月29日、5年以上の沈黙を破り、Bandcampにて新譜を発表した。本誌は、新譜の発表に際して制作者であるつじしまみちこ本人に独占インタビューを行った。デビュー以来、初めて真実を語るつじしまに迫りたい。
2020年代に入って音楽活動を事実上停止していたつじしまみちこさんがこの度、新譜を公開した背景は何でしょうか。 事の発端は昨年2024年11月にアメリカの大統領選挙でドナルド・トランプが再び大統領に選出されるという歴史的場面を目にした事でした。開票結果の出た日、私は、アメリカの知識人たちが民衆に対して語る言葉や伝える力を失った結果、あのような事態を招来したと感じました。同時に、私自身も、これまでの音楽活動の中では、具体的な説明を放棄し、受け手である視聴者に冷淡な態度を貫き、事あるごとに辛辣な言葉を浴びせかけてきたものの、よくよく考えると、私のしていた事は、反知性主義者の前に脆くも破れ、時代の敗者となったアメリカのインテリゲンチャと変わらない事に気付き、これまでの態度を猛省し、次こそは、難解な事柄を理解出来る知性を持つ少数者が聴いても、そして、前提知識のない愚昧な一般大衆が万が一聴いてしまっても、両方の層が楽しめるような作品を作ろうと一念発起した事が新譜制作の動機です。
今回の作品では全ての曲で、NEUTRINO(AI技術を用いたボーカルシンセサイザー)が使われておりますが、理由は何でしょうか? 私はボーカロイドやUTAUなどの従来のボーカルシンセサイザーには、歌唱力や表現力の点で落胆させられてきました。発売当時から、キャラクター性やCVを担当した声優の人気に頼る以外、セールスポイントがない代物とさえ思っています。しかし、2020年に登場したNEUTRINO��別格でした。従来のボーカルシンセサイザーに特有の発声の不自然さはなく、人間の歌声と遜色がないものでしたので、是非自身の楽曲に使いたいと思いました。調声はAI任せなので殆ど弄れませんが、素晴らしい技術であるのは事実です。それにも関わらず、NEUTRINOが大きな話題にならないのは、非常に残念に思います。今回の作品では、何も知らずに聴いた場合、私がボーカリストに頼んで歌ってもらったと思われるような楽曲にしようと考え、飽くまで生成された歌声に合う音作りを心掛けました。NEUTRINOにもボーカロイドのようにいくつかのキャラクターがあるのですが、私はボーカルシンセサイザーにせよ人間の声にせよ単なる音、楽器の類と捉えておりますので、キャラクターの情報を出しておりませんし、楽曲のテーマは、あらかじめ設定されたキャラクターの性格とは関係がございません。
いずれの楽曲も3分未満のたいへん短いものですが、これは何故でしょうか? 飽くまで、NEUTRINOの実験の為の楽曲と自身の中で位置付けており、一般流通する音楽とは異質なものにしたかった為です。今の時代とは異なり、20年以上前のウェブ上には、一般市場に流通する音楽作品とは一線を画した、実験的な音楽作品が数多く存在していたと記憶しておりますが、かつての「作品未満の作品」が気軽に発表出来た時代の雰囲気を再現できればと思った事ももう一つの理由です。既に過ぎ去った過去であるのは間違いありませんが、リアルな世界では体験し得ないような出来事に遭遇する事がゼロ年代のインターネット上にはあり、当時の私はバブル崩壊以来の「失われたウン十年」を打ち破るポテンシャルをインターネットに感じ、明るい未来を期待をしていたのですが、その後、年を重ねた私の目の前に現れたサイバー空間は最早、フィルターバブルによって正気を失った輩が、自分とは何の関係もない事柄に首を突っ込んで気狂い沙汰を起こす、ただただ不愉快な世界となっており、現実世界と何の違いもなくなっておりました。しかし、私はシニシズムに陥る必要はないと考えています。今回の作品では、サイバー空間、そして、過去への郷愁にさえ別れを告げ、新たな世界へ出発する事を全楽曲を貫くテーマとしています。当初、新譜のタイトルは「Goodbye to Vaporwave」とするつもりでしたが、楽曲がVaporwaveと程遠い質感のものしか出来なかった上に、既にVaporwaveの時代でもないので「Goodbye to AI」に変更しました。
それぞれの楽曲のテーマは何でしょうか? ライナーノーツにも英語で記載しておりますが、1曲目は「SNSにおけるデジタル・ファシズム」、2曲目は「過去との決別」、3曲目は「青年期」です。
ご説明頂きありがとうございます。しかし、楽曲を聴いた際の印象との乖離が激しく、説明していただいたのにも関わらず理解が追い付きません。 以前から同様ですが、歌モノの楽曲を制作する際は、曲調とは対照的なテーマを設定し、それを元にして作詞をしております。今回は長調の曲しかないので、テーマは���ずれも、暗く、重く、深刻なものです。 私は元々Aphex TwinやClarkのようなIDMに強い憧れを抱いて音楽制作を始めたのですが、その後、プログレッシブ・ロックや現代音楽等の方面へと音楽の関心が広がるにつれて、趣味も作風も著しい変化を遂げ、今ではOrchestral Manoeuvres in the Darkのようなスタイルに行きつきました。尤も、意図的に似せようとしている訳ではなく、また、歌詞が英語ではなく日本語の為、楽曲のメロディーやコードは全くの別物です。
制作に当たって苦労された点は何でしょうか? NEUTRINOは基本的にAI任せの為、生成される声には細かな調節がききません。望んだようなボーカルが生成されるまで、音声合成の為の処理を幾度も走らせる必要がありましたが、まるで、スタジオにおけるレコーディング作業において、延々ボーカリストにリテイクを求めるのと同じ思いがしました。人間に匹敵するAIを使いこなす為には、人間が行った場合と同じ労力が求められるのではないかとさえ思い奇妙な気分になりました。 アレンジについては、実験作品でもあるので、音数を出来るだけ少なくし、チープな質感を出そうとしていたのですが、NEUTRINOは、発声の再現度が高すぎてピッチが怪しいものや息切れしかかった歌声までもが生成される場合があり、ボーカルのサポートの為に楽器を足している内、結局、30トラック超のアレンジにならざるを得ず、いつもの事ながらミックスにたいへんな時間を取られる事になりました。また人間的で生々しいボーカルとの調和を図る為、オケは電子楽器であっても生演奏感が出るようにピッチやテンポ、ベロシティを細かく調整し、揺らぎが出るようにしています。 マスタリング工程では、AIに因んだ作品ですので、Bandlab MasteringというAI技術によるマスタリングサービスを利用したのですが、敢えて音にアナログテープの質感を持たせるような形でマスタリングしています。音割れする程に音圧を上げた作品が流通している時代ですが、私は元々高音圧のマスタリングが好きではないので控えめに仕上げています。飽くまで、視聴する側で音量を調整すれば良いと思っています。
その他、新譜制作の際のこぼれ話はありますか? 久々の音楽作品制作でしたので、MP3配信の他に有料のアナログレコードかソノシートを用意しようとしたのですが、思いの外、高額な見積もりとなり、予算の都合が付かず、実現できませんでした。尤も、売る売らない以前に、単純に、自分の楽曲がアナログ盤になった場合、どういうものが生まれるか関心がありますので、1枚だけでもよいので、いつの日か作��てみたいと思っています。
質問に対して真摯にご回答いただきありがとうございました。つじしまさんが案外、まともな方で安心しました。 はい、仰る通り、実際の私は至って常識人です。
個人的な相談なのですが、この間、実家の猫が認知症になり、自分の前世が尿結石だと語り始め、家の中で妹に四六時中DVを振るうようになりました。果ては、近隣住民や自治体とトラブルを起こすようになった為、私は家族と協力して、止むを得ず、市長を山に埋めたのですが、以来、私も家族も霊障に苦しめられています。夏休み子ども科学相談室にも相談しましたが納得のいく回答が得られず、一向に解決の兆しがありません。妹は私のDVに耐え兼ね、手首の傷を増やす日々を送っております。家業の競輪でも立て続けに負けており、不幸の連続で、このままでは一族郎党離散せざるを得ないのですが、どうすればよろしいでしょうか。 病院行ってください。
最後になりますが、リスナーの皆様へ何か一言お願いいたします。 特にございません。ありがとうございました。
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2024.12.23
オーディオインターフェースの関係で
OS Xを、その都度アップデートしないのだが
相互性も取れてるし、安定もしてるので
久々にアップデートしてます。
この待機時間に、勉強するのだが
アナログレコードを聴いてる間、
ドタバタせずに、ライナーノーツを読んでる感じ。
A面聴き終えたら、ターンオーバーしてB面に…
つまり、音楽をそれだけ大事にする時間を取ってた訳
サブスク含めで、ジャケット眺めたり、
ライナーノーツ読んだりもせず、
TikTokの15秒だけ持てば良い楽曲が
入れ替わり立ち替わりだと、そりゃ残らないよな
OS Xが変わると、新しく機能が追加されたり
バグが改善したり…様々な発見がある
音楽時間と似た経験が、今はコンピュータで…
切なくもあるが、やはり音楽や音には
拘るからオーディオ機器に力を入れるのだろう
何故なら、気付けなかった音や、
聞こえなかった音、陶酔出来る瞬間、
トランスを求めて、ギアに拘るのだろう
それが、非日常を創造するものなのだから
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前に書いた気がしていたけど、書いてなかったようなのでDJのコントローラの話。
しばらく前に写真のVestaxのVCM-100を買った。正確な値段は忘れてしまったけど、一部反応しないボタンがあるとかで難あり品で、2,000円くらいだった。でも一回分解掃除をして、緩んでるネジを締め直したりしたらほぼ全部動くようになった。一部反応が悪いボタンはあるけど、まあそんなに使わない所だからいいかな…。
このVCM-100は出た当時(15年前くらい?)は、すごくほしかったけど、高くて全然手が出なかったもの。この手のコントローラでは珍しく、ボリュームがロータリー、さらに全体がかなりコンパクト(今では大きめな方かもだけど、当時はこんな小さいのなかった)、4outのオーディオインターフェース内蔵、と今見てもなかなかいい機種な気がする。昔ハウスのロングミックスに憧れたので、プラッターはそんなにいらないし、とにかくボリュームがロータリーは嬉しい。
そして今では考えられない金属ボディで1.8kgという重さでびっくり(笑)。重いほうが使ってるときに動いたりしなくていいんだけど、「軽量・コンパクト」な機材が受ける今では絶対流行らないだろうな~。でも重いけど、おそらく各パーツがしっかりしているせいか、掃除した程度でまだまだ使えるというのはすごい。信頼性高そうだし、モノとしてもかっこいいし、やっぱりいいな。重いけど。
ただ、欲を言えばエフェクト用のノブがいくつかほしかったなあ…。別のMIDIコントローラをつないでエフェクトはそっちでやってもいいんだけど、ここにオンオフとDry/Wetくらいだけでも���いてたら最高だった。でも別のコントローラをつなぐのを試しにやってみたら、ボリュームの調整で手一杯で、エフェクトかける余裕はなかった。
ソフトはDjay Proがよさそう。やっぱりTraktorなのかなと思ったけど、それほど難しいこともしないし、Djay Proで十分かな…。Djay ProはVCM-100がほぼ完璧に対応していて、すぐ使えるのもありがたい。15年前に比べると、PCDJも色々変わったんだなあ…。ちなみにTraktorでVCM-100は使えないことはないものの、微妙だった。元々Traktor向けのコントローラのはずだけど、Traktor側のバージョンが上がってしまったからか…。
金曜の本番に向けて準備もしないとだけど、あんまりかけるもの決めすぎてもつまらないなあという気もするし、塩梅が難しい…。
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奈良亜香希のMac mini M2レビュー:アイドルが語る最新デスクトップの魅力
奈良亜香希のようなプロフェッショナルなクリエイターにとって、Mac mini M2は理想的なワークステーションとしての地位を確立している。コンパクトなボディに凝縮された圧倒的なパフォーマンスは、限られたスペースでも最大限の創作活動を可能にする革新的なソリューションである。
M2チップの優れた処理能力は、動画編集、グラフィックデザイン、音楽制作といった高負荷な作業においても安定したパフォーマンスを発揮し、創作者の想像力を制限することなく表現の幅を広げる。特に4K動画の編集や複雑なエフェクト処理においても、従来のマシンでは考えられないほどスムーズな作業環境を提供する。
また、macOSの直感的なインターフェースと豊富なクリエイティブソフトウェアとの親和性により、アイデアから完成品までのワークフローを大幅に効率化できる。Final Cut Pro、Logic Pro、Adobe Creative Suiteなどの業界標準ツールとの最適化により、プロフェッショナルレベルの作品制作が可能となる。
さらに、省電力設計による静音性は、集中を要する創作活動において重要な要素である。長時間の作業でもファンノイズに悩まされることなく、純粋にクリエイティブワークに没頭できる環境を実現している。Mac mini M2は、奈良亜香希のような現代のクリエイターが求める全ての要素を兼ね備えた、まさに最適なワークステーションなのである。
声優・アーティスト活動に必要な高性能と省スペース性を両立する理由
奈良亜香希さんのような声優・アーティストにとって、Mac mini M2が最適な選択肢となる理由は、その独特な活動環境と作業要件にあります。声優業界では、自宅での音声収録やオーディション用ボイスサンプルの制作が日常的に行われており、高品質な音声処理能力を持つコンピュータが不可欠です。M2チップの優れた音声処理性能により、複数のオーディオトラックを同時に扱うDAWソフトウェアでも快適に動作し、プロフェッショナルレベルの音声編集が可能になります。
また、アーティスト活動においては、楽曲制作や動画編集作業も頻繁に発生します。Mac mini M2は、従来のIntel版と比較して最大1.4倍の処理速度向上を実現し、4K動画編集や複雑な音楽制作にも対応できる十分なパフォーマンスを提供します。特に、メモリ統合アーキテクチャにより、大容量ファイルの処理でも効率的に動作し、創作活動の生産性を大幅に向上させることができます。
省スペース性も重要な要素です。声優の多くは限られたスペースで防音環境を構築する必要があり、大型のデスクトップPCでは設置場所に困る場合があります。Mac mini M2は手のひらサイズのコンパクト設計でありながら、ファンレス設計に近い静音性を実現しているため、繊細な音声収録環境を損なうことなく高性能な作業環境を構築できます。このように、限られたスペースでプロ仕様の作業環境を実現できる点が、声優・アーティスト活動における大きなメリットとなっています。
音楽制作からライブ配信まで幅広く活用できる実践例
奈良亜香希さんのようなプロの音楽家にとって、Mac mini M2は音楽制作からライブ配信まで多様な場面で活用できる万能なツールとなっています。
音楽制作の現場では、Logic Pro XやPro Toolsといった高性能DAWソフトウェアを快適に動作させることができ、複数のトラックを同時に録音・編集する際もスムーズな処理が可能です。M2チップの優れた処理能力により、レイテンシーを最小限に抑えながら、リアルタイムでエフェクトを適用したり、バーチャル楽器を演奏したりできます。また、大容量のサンプルライブラリを扱う際も、高速なSSDアクセスにより瞬時にサウンドを呼び出すことができるため、創作の流れを止めることなく作業を進められます。
ライブ配信の分野においても、Mac mini M2の性能は遺憾なく発揮されます。YouTube LiveやTwitchでの音楽配信では、OBS Studioを使用して高画質な映像と高音質な音声を同時に配信できます。複数のカメラアングルを切り替えながら、同時に楽器演奏の音声をミキシングし、視聴者とのチャットコミュニケーションも並行して行うことが可能です。M2チップの効率的な電力消費により、長時間の配信でも安定したパフォーマンスを維持できます。
コンサートやライブイベントでの活用例も豊富です。Mac mini M2をステージに持参し、MainStageアプリケーションを使用することで、キーボードやギターの音色を瞬時に切り替えたり、複雑なサウンドエフェクトを適用したりできます。コンパクトなサイズながら、大規模な会場でのPA システムにも対応できる高品質な音声出力を実現し��す。さらに、MIDI機器との連携により、フットスイッチやコントローラーを使用した直感的な操作も可能になります。
レコーディングスタジオでの作業においても、Mac mini M2は重要な役割を果たします。クライアントとのやり取りでは、AirDropやiCloud連携により、楽曲データの共有が瞬時に行えます。また、Thunderbolt 4ポートを活用することで、高品質なオーディオインターフェースや外部ストレージを接続し、プロフェッショナルなレコーディング環境を構築できます。複数のモニターを接続すれば、DAWの操作画面と楽譜表示を分離し、効率的な作業環境を実現することも可能です。
Mac mini M2で奈良亜香希の創作活動がさらに充実する
Mac mini M2は、奈良亜香希さんの創作活動において革新的な変化をもたらす理想的なクリエイティブツールです。このコンパクトながら高性能なデスクトップコンピュータは、彼女の音楽制作、動画編集、配信活動のすべての領域で飛躍的な向上を実現します。
M2チップの圧倒的な処理能力により、複雑な楽曲制作時の多重録音やエフェクト処理がスムーズに行え、創作のインスピレーションを妨げることなく、思い描いた音楽を形にできます。特に、アイドル活動で培った音楽的センスを活かした楽曲制作において、レイテンシーの少ない録音環境と高品質な音声処理は、プロフェッショナルレベルの作品創出を可能にします。
また、統合されたメディアエンジンは、4K動画編集やライブ配信での高画質映像処理を軽々とこなし、ファンとのコミュニケーションをより豊かで印象的なものに変えます。Mac mini M2の省電力設計は長時間の創作セッションでも安定した動作を保ち、静音性によって録音環境を最適に保持します。
さらに、macOS環境下での創作アプリケーションとの完璧な統合により、Logic ProやFinal Cut Proなどのプロフェッショナルツールを最大限に活用できます。コンパクトなデザインは限られたスタジオスペースでも設置しやすく、モバイル制作環境の構築も容易です。
Mac mini M2は、奈良亜香希さんの多彩な才能を技術的な制約から解放し、より自由で創造的な表現活動を実現する最強のパートナーとなるでしょう。
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*✍︎ Computer music [DTM] に必要なもの
・Computer (コンピュータ): これがないと始まらない。ラップトップでOK。 (例) MacBook pro 16 ▶︎ 『 PCの必要なスペック 』
・DAW (ダウ / ディーエーダブリュー): Digital Audio Workstation の略。 PC上で音楽制作を実行するためのソフトウェア。 (例) Logic pro (Macのみ対応)
・Audiointerface (オーディオインターフェース): マイク、楽器の音をPCに取り込むための機器。 PCからスピーカー等に出力するためにも使用する。 𖤐 PCのサウンドよりも高音質な音の出入力が可能。 (例) Steinberg UR22C
・MIDIキーボード/ PAD: DAWの音源をコントロールする機器。 ( 私の場合、打ち込みはKORGキーボードのみ使用。)
・入力(録音)機材: (例) コンデンサーマイク:AT4040 [ マイクガード、コード ]
・出力機材: (例) ヘッドフォン:ATH - M50x 𖤐 モニタースピーカーがあると◎
- - - 単 語 - - - - Software (ソフトウェア) =コンピュータを動かすプログラム、データ集合体の総称。
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Universal AudioのUAD Monsters of Compression Bundleは、LA-2Aや1176、Fairchild 670など、歴史的な名機コンプレッサーを10種類収録したプラグインバンドルです。
アナログ機材の質感を忠実に再現し、ボーカルやドラム、ミックス全体に対応。
UADネイティブ対応で、どんなオーディオインターフェースでも使用可能です。
この機会に、プロ仕様のコンプレッションを導入し、サウンドクオリティを向上させましょう。
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令和に生まれた「高性能CDウォークマン」。ハンディサイズでバッテリーも内蔵 | ギズモード・ジャパン
・DM13 BT – FIIO Japan
以下引用
ハンディサイズというところにも注目です。 特異なスペックを持ったオーディオ機器ってバカ高くなりがちなんですけど、さすがFIIO。高性能なCDプレーヤー「DM13 BT」を2万9940円で販売するというのですからお見事すぎます。 なん��いってもバッテリーを内蔵しているところが、良い。音系同人即売会のM3に持っていったら、買ったCDに聞き惚れながら帰宅できるもん。
CDの音を左右するDACも、 シーラスロジック製の「CS43198」を左右独立で2基搭載。最新のデジタルオーディオプレーヤーや、リーズナブルだけど高精度なオーディオインターフェースで使われているチップなんですよね、コレ。
オペアンプもSGM8262を2基、使っています。モニター用のヘッドホンを駆動できるパワーもあるし、aptX HDにも対応したBluetoothチップを搭載しています。ハイレベルな性能を持ちながら、ポータブルプレーヤーとしての素質も備えているところ、素晴らしいよね...。 カラーはBlack 、Silver、Red、Transparentの3色+いちスケルトンだけど、選ぶならTransparentかな! CDの盤面が見えるってのもワクワクするじゃんねー。
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2024/12/24 この場所で唯一のデジタルくん
クリスマス、去年はあたたかい地方にいた。
一昨年は、もうなんか精神状態がわけのわからないことになっていて、悲しい気持ちと無理して楽しんでいた気持ちをかき混ぜた感じだった。
今年はやや下にいる。いつも通り仕事終わらせて、何もない一日を過ごす。
人とのコミュニケーションの難しさを知る。
わたしは、動画とかで人の話を聞くのがすごく苦手。
ハイ、教えたところまでやってみて!みたいなのをされると、聞けなくて怖い。みんなはできてるのに…?!となる。
絵の世界はそんなことがあまりないから居心地が良かったのかもしれない。
デジタルのツールはそれが原因で使いこなせないし、知り合いだんだんわからないことを聞くために存在している人たちみたいになってしまった。
わかるのはその人の喋る声のふんわりとした音階のみ。
理解力が周りの人と比べて乏しいのだと思う。いつもそういうことじゃないと言われる。覚えると楽なのだが、理解するまでが長い。理解できてないことを呆れられたら悲しいから、あまり言いたくない。
それはつまり呆れられたことがあるからこうなっている。
ただそれだけで社会の道から逸れて良いわけではない。わたしはお金に対してだいぶ不安な気持ちがあるので、社会の道から逸れるわけにはいかない。
「普通に」上手く擬態していかなければならない。
この前友人たちと仕事の話になった。わたしはどうやら「普通ではない」みたいな括りの中にいて、なんかめっちゃ考えながら仕事をやってます、の中にいるらしかった。ここでもあまり話を理解していなかった。
仕事と制作を割り切って考えているから別に仕事に人生をかけていないなどと言える雰囲気ではなかった。
仕事をしているから何かをしていると言える人は羨ましい。わたしは仕事してても制作をしていないので何かしているとは言いたくない。
仕事に人生の意味を見出すことは一生ないと思う。
かと言って、フリーランスで生きていくつもりもあまりない。
あくまで社会人として、社会の歯車を回しながら自分のやりたいことをやっている。
自分の性格的に働くのはだいぶ向いていないけど、それで「自分のペースで」などと自分を甘やかすのは許さないから働いている。というだけ。
あと結婚〜みたいな話にもチラッとなった。自分は自分の人間性的に結婚はしない方がいいと思っているし、友だちとして接してくれる方が嬉しい。
将来はいじわるばあさんとして近所の人に煙たがられていたい。昔は他者に依存しまくってたけどいまは全然ひとりでいいと思ってる。他人に対する罪悪感もなければ言動に対して不安に感じることもない。それは自分が人間関係において最も望んでいたことかもしれないし。
人生の節目みたいなものが嫌い。節目などない。
来年は車を運転できるようになりたい。
そうすればひとりで遠くへ行ける。
今年のクリスマスプレゼントはキーボードのケース。
オーディオインターフェースのケースもかって、どこでも録音あそびをしたい。
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2024.10.03
悪戦苦闘してた店のiMac。
設定を一からやり直して、見事、iCloud、
コンピュータ認証もクリア!
めちゃストレスフリーやわ
コンピュータが安定すると、ストレス減りますね(^^)
気分良い序でにiPhoneのiOSもアップデート
17から一気に18にしてみた。
そりゃiPhone16がリリースされりゃ、
Apple intelligence対応に向けて、
各OSがアップデート必須になる
しかし、自宅のコンピュータは慎重に
2020年からintelMacを廃止の方向に向かい
Apple silicon CPU、M1チップシリーズがリリース
それとmacOSのアップデートに伴い、慎重になるのが
オーディオインターフェースの互換性だ。
ソフトウェアが追いついていないのに
アップデートは出来ないからね
案の定、まだ完璧ではなさそうなので
自宅のコンピュータは、暫く現状維持だな。
現在テスト中なので、暫し待て!って感じだね
↓
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2024年12月5日木曜日 19時9分
言い訳をします。
歌の練習頻度の下がったことの。
練習部屋のコンセ��トが壊れているんです。
二穴のうち一つが生きていないんです。
パソコン、オーディオインターフェース、オートチューン、マイク、ケーブルを繋ぎ合わせて練習をしているんですが、コンセントが一つ生きていないがゆえに、練習後にパソコンを居間に運んで充電しているんです。
練習しようという時は、居間からパソコンを練習部屋に運び、パソコンをオーディオインターフェースにつなぐんです。
すでにセットされていてすぐに練習ができるのと、運んでつないでようやく練習を始められる、というのは、なんというか全然違うんです、ちょっとやろか(練習を)ということが起きにくくなったんです。
練習環境が常設の状態だと、隙間時間にも歌えるのです。
閑話休題。
問題はパソコンの持ち運びにあるんです。
なぜ居間で充電をしているのか?
それは、練習部屋の生きているはずの一穴で充電していた時、いざ練習しようとした時にパソコンのバッテリーがほとんどなくなっていたことがあったからなんです。
生きている一穴さえも疑わしい、嘆くべき我が練習部屋のコンセント。
大家さんに相談しなさいよ。
いや、本当にそうなんです。
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DJの機材について

DJの世界は多種多様ですので、自分に合った機材を選ぶことが大切です。
DJ機材の基礎知識
DJの機材は大きく分けて以下の3つに分類されます。
音源を再生する機器: ターンテーブル、CDJ、DJコントローラーなど
音を混ぜ合わせる機器: DJミキサー
音を聴くための機器: ヘッドホン、スピーカー
音源を再生する機器
ターンテーブル: アナログレコードを再生する定番の機器。スクラッチなど、よりダイナミックなプレイに適しています。
CDJ: CDやUSBメモリーに保存されたデジタル音源を再生します。クラブシーンでは主流の機器です。
DJコントローラー: パソコンと連携してDJプレイを行うための機器。初心者でも扱いやすく、多彩な機能を搭載したものが多くあります。
DJミキサー
複数の音源を混ぜ合わせ、クロスフェーダーを使ってスムーズに曲の切り替えを行います。エフェクト機能を搭載しているものもあり、クリエイティブなプレイを可能にします。
ヘッドホン、スピーカー
ヘッドホン: 曲のキューイングやモニター用として使用します。
スピーカー: パーティーやイベントなどで大音量で再生する際に使用します。
DJのスタイル別機材選び
DJのスタイルによって、必要な機材は異なります。
アナログDJ: ターンテーブル、DJミキサー、カートリッジなどが必須です。
デジタルDJ: CDJ、DJミキサー、またはDJコントローラーとパソコンが必要です。
PCDJ: DJコントローラーとパソコンがあれば、手軽にDJプレイを始められます。
初心者におすすめの機材
初心者の方には、以下のものがおすすめです。
DJコントローラー: 操作が簡単で、パソコンとUSBケーブルで接続するだけで使えるものが多くあります。
オールインワンDJ: DJコントローラー、ミキサー、オーディオインターフェースが一体となったものです。
機材を選ぶ際のポイント
予算: 機材の価格はピンキリです。自分の予算に合わせて選びましょう。
プレイスタイル: どんなスタイルでDJをしたいかによって、必要な機能が異なります。
設置場所: 自宅で練習するのか、イベントで使うのかによって、サイズや重量も考慮しましょう。
まとめ
DJ機材は、あなたの音楽の表現方法を大きく左右します。自分に合った機材を見つけて、楽しいDJライフを送りましょう。
些細な日常
好きで離れて又好きだったcapsuleを2008年のmore more moreで最高潮に懐かしむ
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7月9日 日記
最近めっきり文章を書かなくなってしまったが、月に一度くらいはせめて日記だけでも書くようにしようと思う。
最近は文章も書いていないし、写真も全然撮っていない。そうすると、後から今の時期を振り返ろうと思っても手がかりがなにもないので、まったく思い出せない。自分がどんなふうに暮らしていたか、それを一本の線で結んで今の自分につなげるためには、とにかく何かを残していかなきゃいけない。
積み重ねていくことがとにかく大事だと思う。そして私はそれがすごく苦手だ。興味あることに手を出しては、すぐに飽きてほっぽり出してしまう。しばらくしてもう一度写真を撮ろうとか、文章を書いてみようと思ったときに、以前考えていたこととか試みていたことをすべて忘れてしまっていては、一からやり直すのと同じになってしまう。それではいつまで経ってもどこへも行けない。
日常の記録であっても同じことだ。自堕落な生活を送っていると、昨日も今日も明日も全部同じようなもので、そこになんら質的な違いがないという毎日を過ごしていると、本当に自分が一直線の時間を生きているのか不安になってくる。バラバラの似たような毎日の断片的な記憶が、ランダムに錯雑しているような。
方向性を据えて継続的になにかに取り組むということだけが、毎日を一本の線にしてくれる。
かといって、目的や目標を絶対的なものにしたくはない。目的を忘れて没頭する瞬間に、歓びを感じることができるのだということもまた知っている。適度に新しい目的地を選ぶ。そしてそちらへ向かって走り出す。でも興が乗ってきたらルートを変えてもいいし、最初の目的地とは全然違うところに着いてもいい。
とにかく、ぐだぐだ言ってないでさっさと走り出せばいい。
こう書いているのも、私が常に意識していることを書いているわけではなく、むしろわたしがしょっちゅう忘れてしまうことについて書いているのだ。書きながら思い出し、忘れるなと戒める。どうせまたすぐ忘れるのだが。
最近は何をしているかというと、音楽にはまっている。
iPadのAUMというDAWソフトでシンセサイザーやサンプラーを鳴らしてビートを作ったり。会社で使っているオーディオインターフェースもあるのでギターを繋げて音を録ることもできる。
高校生の頃はバンドもやっていたしギターもそれなりに練習していたのだが、大学に入って映画に興味を持ってからはまったく触らなくなっていた。約10年ぶりの再燃である。でも当時使っていたマルチエフェクターとか今でもちゃんと取ってあったので我ながら物持ちが良くて偉い。
最近まわりの友達も音楽をやっている人がなんとなく多いので、その影響もあったと思う。普通に飲んだり遊んだりしているときに友達とギターを適当に弾いたり歌ったりするのが楽しくて、自分でもやりたくなった。
自分でやり始めると音楽の聴き方って変わるな。今まではただ「気持ちいい〜」とか「かっけえ〜」と思いながら聴いていたのが、どのパートがどんなニュアンスを加えているかとか、音色が変化しているから複雑に感じるけど進行はシンプルなんだなとか、そういう分析的な意識で少しは聴くようになった気がする。技術を学ぼうとする聴き方と言うか。
こういう変化は映画を学んでいた頃にもあったことで、何事も、分析ができるようになるにつれて、「何も考えずに楽しむ」ことはできなくなっていく。映画を観ていても、例えば急に予想外の出来事が起こった時、それを観ながら「なぜプロット上このイベントが必要だと制作者は考えたのか」みたいなメタ読みをしてしまうようになる。
こうなってしまうと、ほんとうの意味で純粋に映画を楽しむことなんてできはしない。でも映画を作っている人たちは全員がそういう目を持っていると思う。音楽も同じだろう。音楽をやっている人は微細なニュアンスを聴き分けられる耳を持っている。しかしそれは、音楽を聴きながら常にメタ分析が脳内で展開されることを意味する。純粋に楽しむためには、こういうメタ思考は本来邪魔なものだ。
でも作る側になりたいのだったら、こういう目や耳を持つしかないのだと思う。子どもの頃に聴いたすごい音楽や昔観たすごい映画、あのときの衝撃がもう二度とやってくることがないのはそういうわけだ。でもまあ、それでもいいじゃないか。いろんなことができるようになるっていうのは、楽しい。
最近の昼飯事情はすこぶる充実している。前も書いたかもしれないが、4月くらいから会社でのお昼ご飯は近所のお弁当屋さんで買うようにしている。
お店のインスタグラムで、10時過ぎくらいに開店のお知らせが投稿される。そうしたら急いで買いに行かないと、ものの30分でみんな売り切れてしまう。私はちょっとタバコを吸いに外へ出るふりをして、自転車に乗って買いに行く。
どのお弁当も500円、しかもご飯少なめにしたら50円引き。元の量がとても多いので私はいつもご飯少なめ。
メニューは日替わりで毎日数種類のお弁当が並ぶのだが、それに加えて日替わりの海鮮丼もある。こちらも500円で、しかもスーパーのお刺身とは比べ物にならないうまさ。私は最近は毎日海鮮丼を食べている。
基本的にコンビニの食べ物があまり好きではなくて食べたいものが全然ないので、一時期はずっとサラダといなり寿司だけを食べていたのだが、その頃に比べたらQOL爆上がりである。
そういえば髪を切った。いつぶりだっけと思ってカレンダーを見たら最後に切ったのは7か月前だった。胸のあたりまで伸びていたのを肩くらいまで短くした。
いつもは近所の顔なじみの美容室に行っていたのだが、そこのオーナーが気さくだけどちょっと合わないんだよな……と思っていた。男で髪伸ばすならこういう感じにしないと男らしく見えないよ! とか言ってくるので、別に男らしくしたくないんだけど……と思ったり。
かと言って、行ったことのない美容室もハードルが高い。そもそも美容師という職業で話が普通に合う人っているんだろうか? と彼女にぼやいてみたら「美容師ってね、いないのよ」というシンプルな答えが返ってきた。
そんなこんなでまあ駅ビルの中の入りやすそうな美容室を選んでいってきたのだが、店に入った瞬間に「あ、ロン毛が来た」みたいな店員たちの視線をすごく感じる。別にそこには「あ、ロン毛だ」以上の意味は込められていないと思うのだが、それでもいきなり視線が集まるとウッとなる。
切ってくれた人は若いオシャレなお兄さんで、普通に上手かったからまた次もここで切ってもいい。ただ初回40%OFFだったので、次から正規の料金でリピートするかどうかというのが微妙に悩みどころ。
仕事は、今年の年度頭から本格的に運用し始めた会社のYoutubeチャンネルが登録者1000人を超えた。意外とコツコツやれば伸びるもんだ。しかしいくら伸びたところで私の評価が上がるわけでも、ましてや給料が上がるわけでもないので、頑張りすぎない。これ大事。給料が少ないのはこの歳にもなるとさすがに苦しくもなってくるが、キャリアと無縁で別に最低限やってればいいや、っていう環境が結局自分には合っているのかもしれない。
最近KORGのnanoKey2というmidiキーボードを買ったんだけど、これ見た目があまり鍵盤に見えないので堂々と仕事中にパソコンの前に置いてソフトシンセをいじっている。会社の人には映像編集ソフトとシンセサイザーの画面の区別なんてつかないし。
彼女とはそろそろ結婚しようと思っていて、普通にまわりの友達とかにも言っているのだが、なかなか腰が上がらず結婚式だとか結婚指輪とかどうするっていうのがはっきり決まらない。
しかしなんか気づいたら友達や親戚から結婚祝いをもらったりしていて、どうやら周りの人たちの認識ではもう私たちは結婚しているようだ。
結婚って結局なんなのよ? っていうのはずっと考えてきて、昔は抵抗もそれなりにあった。まず日本の婚姻制度時代がいろいろと問題含みのもので、それに乗っかること自体が家父長制への加担だから、事実婚でも別にいいじゃないか��などと言ったこともあったけれど彼女にしてみればそんなのは屁理屈にしか聞こえないわけで、そしてまたそれを言う私の側も実のところ言葉の下に「なんとなく縛られたくない」みたいな我儘を隠してもいた。
今ではそういうのも色々とどうでもよくなって、彼女が喜ぶなら結婚式もやった方が良いし、ずっと一緒にいるんだったら婚姻届を出したほうが税制上の恩恵も得られるし、みたいな感じで、別になんの抵抗もなくなった。
こういうのも「大人になる」って言うんだろうか。結局いろんなことがどうでもよくなっていくことが大人なのだろうか。子どもの頃の私がそれを知ったらがっかりするだろうが。私はいま結構幸せだ。
しかしそれでも時々、毎日会社へ行くのをあとうん十年も続けなければならないことには未だに絶望するし、発狂ゲージも貯まるし、それを騙し騙しやっていかなければならないという現実に打ちのめされたりもする。あるいは夏休みが二度とやってこないということに。
こんな異常な暑さになっても私はやっぱり夏は好きだ。バイクでぬるい空気を切り裂くのは気持ちがいい。日陰で吸うタバコも美味しい。
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