#リンボウ先生の書斎のある暮らし
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findareading · 7 months ago
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そして、本を読む時は、平机の上に「書見台」を置く。これがいちばん疲れません。(中略) 特に日本語のような縦書きの文字を読むには、平机の上に置いて読むと、毎行毎行、遠く、近く、遠く、近くと焦点を変えながら読んでいかなきゃいけない。ために目の疲労が倍加し、つれて肩凝りや頭痛腰痛などを惹起しかねないことは、すでに書いたとおりです。 でも、本を書見台に置いてしまえば、殆ど目と文字の距離が同じまま読み進められる。目への負担がかなり違います。なおかつ、書見台を使うと、仮に正面に窓があるとしても、その窓を通して差し込んでくる陽光の、本のページ上への反射光が絶対にありません。
— 林望著『リンボウ先生の書斎のある暮らし〜知のための空間・時間・道具〜』(2007年9月Kindle版、光文社知恵の森文庫)
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