#不二家パイの日
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zouplans · 3 months ago
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tokyomariegold · 5 months ago
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2024/8/1〜
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8月1日 長谷川白紙の“外”がとてもよくて何度も聴いているところで、ちょうどfirst takeの動画がプレミア公開されていた。 昨晩も全ての生活のいろいろをして22時。 ちょうど動画の公開のカウントダウンの時だった。
今日は午後から東京の現場だったので、ゆっくり起きて、入院用に買ったバスタオルを洗った。 2週間家を空けるための準備もしないといけない事に気が付き、色々調べてみて、さらに入院(して家を空けたくない!)したくない!とモチベーションが下がった。 でも今日1日はずっとつらくて、イベント的お仕事もなんとか乗り切ったけれど、何か頭がぼーっとしてしまった。
勤務前に池袋に寄ったらシャッターが下りていて、地下のお菓子売り場は昨日までだったらしい。 明日から7階がお菓子売り場になるらしい。
とても桃を食べたかったけれど、自分でどうにか切ってやる元気がなく、セブンイレブンの冷凍マンゴーを二つ買った。 (まるでマンゴーアイス?が人気らしいけれど、それならマンゴーを食べた方が良いのでは?といつも思ってしまうマリーアントワネットです。)
今月もエンゼルパイミュージアムの予約に乗り遅れ、12時には全て満員だった。
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8月2日 今日からしばらくイベント的お仕事のために職場に出勤せず、そしてそのまま入院してしまうかもしれない、という実感が湧いてきて、もうとっても不安しかなく、でも誰も頼りにできないことも実感してしまいとっても焦ったり泣きたくなりながら帰宅しています。 どうしよう。どうしよう!どうしよう!!
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入院の準備があまり進んでいなかったり、二週間空けるお部屋の掃除をしなくては行けなかったりの焦りや、入院時に必ず2人の緊急時連絡先を描かなくてはいけなくて、その2人が誰も思い浮かばない不安を、今佳境のお仕事の忙しさのせいにして自分の中で曖昧にさせていたけれど、やっぱり誰も何も解消はしてくれていない。 どんどん近づくその時に、さらに焦りと不安が込み上げてきている。
なんで世の中には、自分と他人だけじゃない関係性がたくさんあってしまうんだろう。 結局はみんな他人であっても、他人にもたくさんの種類の他人がみんなそれぞれあって使い分けていて、私もそうなんだけど、頼りにしたくて頼りにできる他人が思いつかない。 一番嫌なのは、こうやって悲観的になっている自分がいることで、なんとかやれよ…と思ってしまう。
ロッテのパイの実の工場見学は、入力フォーム目で進めたけれど、タッチの差で予約ができなかった。
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kennak · 2 years ago
Quote
「徳洲会」という名前を聞いたことあるだろうか。日本No.1の病院グループである。が、多くの人にとって知名度は高くはないと思うので数字を見るのが1番かもしれない。https://catr.jp/settlements/11ce8/271558直近の業績だが、凄まじい。事業収益: 4,523億円当期純利益: 459億円もし上場していれば数千億円〜兆円クラスの企業体かつ、2位以下の医療法人と収益規模で数倍の差がある圧倒��市場リーダーである。(医療法人なので通常の株式会社とそのまま比較できるわけではないが)徳洲会は、高度経済成長・都市化のひずみによって生まれた病院の数と医療ニーズにギャップのある”医療空白地帯”を中心に拡大してきた。そんな巨大病院グループをたった一代で築き上げた創業者が今回取り上げる「徳田虎雄」だが、とても"強烈"な人物である。「人命救助のためなら、人殺し以外は何でもやれ」徳田虎雄 - Wikipedia医療のためには手段を選んでいられないという考えから赤信号を守らないなど規範意識が薄く 、部下の運転手が赤信号で停止するたびに缶で頭部を殴打するなど 、グループ内では暴君として恐れられた。徳田虎雄 - Wikipedia事実彼の歩みを見ると、時にはお金の力、時には政治の力など清濁併せ呑んで病院グループを拡大してきた連続だった。言葉を選ばず言うと、こんなヤバい人がどのように圧倒的規模の病院グループを作り上げたのか、どういった考えの持ち主なのか興味が湧いた。医療法人とはいえ、この規模の事業体をつくったという意味では傑物な起業家のはずである。 ゴッドドクター 徳田虎雄 (小学館文庫) www.amazon.co.jp 803円 (2023年07月17日 20:46時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 目次 初期病院の開業徳洲会の発足医師会との攻防成長の原動力政治への進出難病ALSを患う海外進出とプロジェクトファイナンス徳田王国崩壊と晩年番外編・徳洲会が伸びたマーケットの背景 すべて表示 初期徳洲会の「年中無休・二四時間オープン」という画期的コンセプトの1つや、医療空白地域を中心に拡大してきた原動力となったのは、徳田の幼少期の体験からだった。徳田が小3の頃、三歳の弟が激しい嘔吐と下痢に苦しんでおり、山道を走って医者を探し回ったが、やっと見つけた医者は診てくれず、弟の容態は悪化していった。夜明けに別の医者を呼びにいくが、ようやく到着したのは昼を過ぎた頃で、すでに手遅れとなった弟は亡くなってしまった。こうして医者に診療を拒絶され続けた結果として、弟が死んだという原体験、見殺しにされた怒りが「どんな��者でも診る」方向に徳田を突き動かし、「生命だけは平等だ」という理念を形成した。しかし、清い志だけの人ではない。大学時代に親族の美容院経営に肩入れし、チェーン展開させるなど商売っ気もある上に、のちに徳洲会を拡大するために総理を目指すほど野心的な人間だ。「代議士になれば、もっと病院をつくれる。総理大臣の椅子に座ろう」病院の開業https://www.tokushukai.or.jp/media/newspaper/1115/article-1.php徳田は医師として働きながら、病院を開業するために土地を探して見つけるが、土地と建物、医療機器すべて含めて1億6,000万円が開業にかかることがわかる。銀行に頼ろうにもなかなか貸してくれるところが見つからない。何件も銀行を回って、興味を持ってくれるところが見つかって面談するも、「担保物件と保証人が必要です」と断られてしまう。しかしそこで徳田は考えた。生命保険を自らに掛け、その受取人を銀行にすることで、生命保険を担保にお金を借りようとしたのだ。実際にこう掛け合う。「着工して病院を開くまで一年ぐらいかかります。もしも返済できないとなれば、病院の屋上から頭を下にして飛び降ります」すると銀行はOKと応じた。文字通り”命をかけて”病院開業資金を借りて、1年後に「徳田病院」がオープンした。徳洲会の発足1つ目の病院経営を安定させると、次の病院建設にとりかかる。医療過疎地の大東市に新病院建設の話を持ち込ませたが、市が購入した用地を競争入札で、しかも割高で購入しなくてはならなかった。だが、やらない選択肢はない。徳田は生命保険の掛け金を8億円に引き上げ、さらにお金を借り入れてベッド数200床と、1つ目の病院から3倍規模の病院立ち上げを実行した。こうして病院が増えたところで、医療法人「徳洲会」を発足させる。これを機にコンセプトが固まり、年中無休・二四時間オープン患者さまからの贈り物は一切受け取らない健康保険の三割負担金も困っている人には猶予する生活資金の立替・供与をすると掲げた。いずれも医療界の常識を覆す、画期的な声明だった。また徳田は、早くから「医療と運営の分離」を志向した。医師が診療しながら、薬や医療機器の購入、経理、人事、土地の入手まで管理・実行するのは難しい。全国展開のチェーン病院には、中央集権的な運営部門が必須であると考えた。病院の医療は院長に任せ、自分の手足となって動く運営部門を編成しようと徳田は人材をかき集め組織成長を��っていく。医師会との攻防順調に拡大していた徳洲会は、次の病院を建設するためいくつか土地も確保していたが、それぞれの地元医師会が敵として立ちはだかる。彼らは「徳洲会は儲け主義」と反発する。ある種当然ではある。徳洲会が拡大するのは医療過疎地とはいえ、患者は無限にいるわけではなく、パイの決まってるマーケットを取り合っているからだ。進出阻止をしたい医師会は、市に対して徳洲会の進出を認めるのなら、学校の校医をボイコット、予防接種を拒否する、と圧力をかける。ほかの地域の医師会も、徳洲会が病院建設用地を入手すると、徳洲会のメインバンクである第一勧業銀に取引停止を通告。医師会員の預金を全額引き出し、重圧をかける作戦をとる。しかし、結果は医師会の敗北だった。学校医のボイコットは子どもを人質にとってるように映り逆効果に、そして何よりも病院を欲しがる「民意」の追い風によって病院建設にこぎつけた。成長の原動力ゴッドドクター 徳田虎雄ここまで数年であちこちに病院を立て急成長する徳洲会の要因は、徳田の医療界とかけ離れた経営にあった。第一は、徹底的な「低コスト主義」。同時期に開院した埼玉県の市立病院と比べると違いが明らかだ。市立病院はベッド数300床で、建設費に69.7億円をかけている。それに対して徳洲会の病院は、同じベッド数300床だが、建設費は16.5億円で、ベッド一床あたり4分の1のコストで建てている。そのカラクリを徳田はこう語る。「僕に言わせれば、市民病院は市民のためのものではなくて、働く職員のためということです。デラックスで広々とした院長室、副院長室、総婦長室、外科医長室……これらはことごとく、患者にとっては無縁の設備ですよ。これに比べて、僕たちは患者のために病院をつくるわけですから、副院長室、総婦長室なんてものは、最初からつくってないわけです。理事長室なんてものもありませんよ。僕が病院に行ったら、絶えず会議室にいるわけです。」この低コスト主義は、薬剤や医療機器の仕入れと管理にも適用された。徳田は、製薬会社が個々の医師に接触して薬剤を売り込むのを止めさせて、グループ全体の薬剤の仕入れを一元管理して値を抑えるようにした。というのも、医療機関は国が定めた基準価格より安く薬剤を仕入れ、患者に使った後に基準どおりの価格で保険請求をする形だが、そもそも医薬品の値段が曖昧で、巨額の差益を生んでいたからだ。徳田はこの隠れた収益源である薬剤に目をつけた。各病院の要望を本部がとりまとめ、何が最適の薬かを見極め、一括で仕入れて配分するシステムを作った。メーカーとの価格交渉も、グループを代表して本部が行う。病院が増え、薬の使用量が膨らむと、さら��る値引き交渉が行われ、莫大な差益が生まれるスケールメリットも発生した。第二に「実力主義での人材登用」だ。医療界は閉鎖的で、教授をトップにしたヒエラルキーの元、教授の意向で、配下の医師の勤務先や序列が決まってしまうという、忠誠心が試される構造にあった。そうした構造の中、アメリカで腕を磨いた医師の多くが、帰国後は不遇な扱いを受けていた。ヒエラルキーの医局から飛び出た者は、いくら技術を高めても、忠誠心が低いと見なされて、帰国後もなかなか良いポストを与えられなかったのだ。そこに徳田は目をつけ、「アメリカ帰り」の医師を積極的にスカウトしていった。アメリカで身につけた能力が正当に評価されなかったところに、徳洲会病院の院長というポストが差し出されると、彼らは日本育ちの医師の二倍、三倍働いた。彼らは患者のために働くのは当たり前であり、「年中無休・二四時間診療」と言われても驚かず、アメリカなら当然、と受け入れる。病院を経営の観点から見れば、収益を上げられるかどうかは医師の良し悪しにかかっており、医師の質と量が経営を決定づける。そう考えると、徳洲会の成長基盤は、アメリカ帰りの医師たちがつくったといえる。政治への進出https://www.fnn.jp/articles/-/26017徳田が政治に強い関心を抱いたのは、最初の病院を建てた頃に応援した候補が市長に当選してからで、その時に医療と政治の距離の近さを実感した。政治権力を持てば、医師会という病院進出の抵抗勢力もねじ伏せられる。近い将来、制約がなかった病院の開設にも制限が課せられると予想されている中で、政治力を持てば、病院開設の許認可権を握る行政に強く当たれる。とにかく病院を沢山作るために”政治力”が必要だと思うようになった。そこで衆議院選挙に出馬することになるが、死闘の末2回も落選してしまう。3度目の正直で挑んだ衆議院選挙、対抗候補とお金で票を買収し合う凄まじい戦いになる。金で票を買うのを媒介する統括者は、買収のポイントを知る年配の熟練者で、徳田に「ここで10億打てるかどうかで、勝負が決まる。勝つか、負けるか、あんたが決めろ。諦めるのなら諦めてもいい」と迫った。徳田は、東京本部の部下に連絡し、「やれ。カネを送れ」と命じた。 それから毎日、部下は徳田が出馬している地域宛に現金を一億円、二億円と送った。投票までの一週間でちょうど10億円、選挙期間中を通して30億円のカネが投じられた。この30億円というお金は徳洲会が医療機器を仕入れる時に、関連会社を経由したり、代理店からのキックバックで作った裏金によって賄った。あらゆる手段を尽くした結果、つ��に当選し政界に進出する。初当選でまだ政治家として力ないにもかかわらず、周囲への発言から尽きない野心がうかがえる。「でも彼の言い方はですね、2期目は厚生大臣、3期目は総理大臣、4期目は世界大統領だと平気で言うわけですね。」https://www.fnn.jp/articles/-/26017「自由連合」という政党まで立ち上げ、徳洲会の資金力を目当てに政治家も複数人集まり、石原慎太郎の都知事選のスポンサーもする等、精力的に政治活動に勤しんでいく。難病ALSを患うしかし60代になると、難病・ALSが発症し病魔が徳田を襲う。ALSは筋肉を動かすための神経が障害を受け、「手足を動かせ」といった命令が伝わらなくなっていき、筋肉が衰えていく。口も動かせないので会話もできなくなり、最終的には呼吸の筋肉も動かず呼吸不全に陥ってしまう病気だ。一度罹ったら治らない難病である。海外進出とプロジェクトファイナンスそれでも執念で経営を続け、徳田の野望は「世界」に向けられていた。「世界中に二〇〇の病院を建設する。『生命だけは平等だ』の哲学で、人間主義の人道追求型病院経営を世界で展開し、世界平和に貢献したい」と徳田は大きく宣言した。しかし、資金を安定的に調達しなくては、病院を増やすのは難しい。そこで浮上したのが「プロジェクトファイナンス」だった。これは、土地ではなく、特定の事業が生みだすキャッシュフローを返済の原資にした融資であり、長期的な安定収入を見込んだ方法である。その債権を証券化して第三者に売って資金を調達したりもする。 徳洲会は、日本の医療機関ではいち早く、この新しい資金調達を取り入れた。徳洲会の主なキャッシュフローである診療報酬はかなり魅力的で、プロジェクトファイナンスにぴったりだった。なぜなら、金融機関からすると「診療報酬債権」の報酬を支払うのは公的機関であり、焦げつく怖れはない回収確実で安定的な資産と捉えられるからだ。ゆえに極めて格付けの高い債権となる。診療報酬債権の価値に目覚めた徳田は、診療報酬債権を証券に変えて機関投資家に売り、8病院は市場から年間約280億円を調達した。日本の医療界では初めての試みとなった。しかし当時、徳洲会の負債は1,300億円を超えていて、8病院の証券化でも効果は限定的だった。性急な拡大路線で稼働率の低い病院が生まれていたり、徳田の政治活動資金への荒すぎるカネ遣いが原因だった。一度は銀行に経営を乗っ取られたこともあったくらいである。そこでさらなる資金調達を模索していた時、新たに外銀・RBSが度肝を抜く提案をしてきた。徳洲会の医療法人だけでなく、関連会社を合わせた全事業をまるごと証券化し、それを担保に2,000億円を融資するというプランだ。全事業対���の証券化は前代未聞の荒業で、2年後に孫正義もボーダフォンを買収する際にこの手法を使ったことで有名だ。徳田は、ビジネス界よりも早く、事業証券化に注目した。そして一度は合意に至り全事業を証券化しようとするが、様々な制約によって見通しが立たず、つなぎ融資が財務を圧迫する。最終的に徳田は大胆な方針転換を命じ、RBSとは契約解消、他行への借り換えをすることを決定した。この判断は功を奏した。病院の建設も急ピッチで進んでいき徳洲会は絶頂を迎える。徳田王国崩壊と晩年そんな絶頂の中、徳田のALSの症状は進行し、2006年には声を出して会話できないまでになり、文字盤を目で指して意図を伝えていた。その状態でも海外展開を推し進め、事業欲が旺盛だったのが末恐ろしい。https://www.youtube.com/watch?v=CJzc5LH230oただ、体調は悪くなる一方なため、その少し前から政治活動は次男・毅に任せ、徳洲会の後継も長男・哲に移行し始めていた。ところが、徳洲会を哲へ継承しようとするのを他のファミリーが阻む。これまで徳田が一族を徳洲会には近づけないようにしていたのに、ALSが進行し身体が不自由になっていくと、一人では生きていけないため、一族は心配して近づくとともに「創業家の利得」にありつこうと徳洲会に踏み込んでくるようになってきた。こうして徳田と徳田の右腕・能宗 vs 徳田ファミリーという構図で火種がくすぶるようになる。そしてついに、徳田が過去立ち上げた政党「自由連合」への徳洲会からの巨額の貸付といった爆弾処理を巡って緊張が一気に高まることに。能宗は返済スキームを考案するが、ファミリーはバックデートで文書を作ったり等に抵抗を感じ、脱税を推進してるとして裏切り者に仕立て上げた。ファミリーは徳田にも「能宗は裏切り者」と迫る。これまで固い絆で結ばれ「大事なことは能宗に聞け」と全幅の信頼を置いていたが、この爆弾をうやむやにしたい徳田は能宗を切ることにし、解雇した。こうなれば能宗も闘うしかない。これまで右腕として握り潰してきた「選挙違反」や「政治とカネ」にまつわる数々の徳洲会の爆弾を世間に知らしめた。結果、能宗にもファミリーにも検察の捜査が入り、両者逮捕に至る泥沼に。この一連の事件で、職員は大量に辞め、徳田一族も能宗も去り、徳田本人も要職から外され、徳田王国は崩壊した。徳洲会そのものも「社会医療法人」の認定が取り消され、解体されるかどうかという瀬戸際に立った。だが、厚労省は取り消さなかった。徳洲会が地域の医療に果たす役割があまりにも大きかったからだ。徳洲会の病院が閉鎖すれば、���域の医療は破綻し、厚労省にも責任が及ぶ。王国は崩壊したが、徳田が立ち上げた現場の医療は残り、徳洲会は徳田ファミリーとは決別し今なお繁栄を続けることができている。番外編・徳洲会が伸びたマーケットの背景ここからは番外編で、徳洲会がなぜ伸びたかだ。ひとことで言えば、高度経済成長による人口動態の急速な変化が生んだ”ひずみ”を解消したことが大きい。当時、一次産業が廃れ、若くて「安い労働力」が商工業の雇用を求めて地方から都市へと急速に人口が移動した。その結果、人口急増地域は医療機関が全然足りず、医療砂漠が生まれる。一方で労働者を送りだした地方は人口が減って高齢が進み、こちらは医師が消えていく。また見通しの甘い都市・国土計画と、自由開業制による病院開設で皆が好き勝手に病院を立てたために、医療過疎や医師偏在が発生した。高度経済成長&国の制度設計の不備で生まれた需給にギャップのある空白地域をターゲットに病院を開設する戦略で、徳洲会は「住民のニーズ」を掲げて埋めていった。そこに徳洲会が成長した歴史的な必然性があった。徳田虎雄の知恵優秀な人材と仕事する「僕は自分より能力のある人間と仕事をする」「医師の場合、学閥、教室閥、年功序列にこだわることなく、実力主義で採用してます。他の病院だと、院長は大学教授の古手の天下りが多いけれど、徳洲会病院の場合は、実力とリーダーシップさえあれば、三十代、四十代の若さで院長になってもらっています」任せる力徳田は「できる」と見込んだ部下には仕事を全面的に任せた。人使いの妙がここにある。田中が猛勉強をして無影灯のメーカーを絞ると、徳田はさらに要求する。 「岸和田は三五〇床や、大型病院で徳洲会の顔になる。医療機器も最新鋭のものをそろえないとだめだ。人工透析センターも稼働させる。血管造影のCAD、バイタルサインモニタ、透析機器……、野崎にないものもぜーんぶ、交渉して決めろ」  徳洲会に入って一年経つかどうかの田中に億単位の商談が委ねられたのだった。ゴッドドクター 徳田虎雄人間ウジ虫論徳田は、使えると見込んだ人間がカネを欲しがればカネを、ポストを求めればポスト、色を欲すれば色、理想を求めるのなら理想を、瞬時に見分けて与えた。人間の欲望を掌握する勘は並外れていた。与えられた側は、自己実現の悦びにひたれる。徳田は自己実現の機会をおびただしく創出した。そうして人心を掌握し、徳洲会を拡大させた。  徳洲会を支える医師の前で、徳田はしばしば「人間ウジ虫論」を説いた。「人間なんてな、ウジ虫みたいにそこらを這いずりまわりながら、何をするかわからん生きものや。てんでんバラバラ、好き勝手をしよる。国会議員なんか見てみい、もっともひどいヤツらや。おれやおまえらもウジ虫。全然、まとまらへん。けどな、ウジ虫みたいな連中を、ガサガサ好きにさせてると、ときどき、すごい仕事をしてくれる。ウジ虫やからできる、でかい仕事がある。そこがおもしろい。徳洲会は、いろんなウジ虫がおってええんや」ゴッドドクター 徳田虎雄徳洲会の朝礼「徳洲会の理念、生命を安心して預けられる病院、健康と生活を守る病院、理念の実行方法、一、年中無休・二四時間オープン 二、入院保証金、総室の室料差額、冷暖房費等一切無料 三、健康保険の三割負担金も困っている人には猶予する 四、生活資金を立て替え・供与する 五、患者からの贈り物は一切受け取らない……」 と、声を張り上げるのに合わせて全職員が一斉に唱和していた。内容は極めて事務的だ。「これで世のなかは動いているのか。こんなに簡単なプロパガンダで職員の意識づけができているとは!」と盛岡は仰天した。 インテリは理屈ばかりこねたがるが、世間はまったく違う回路で動いている。それにしても、もう少し、言葉に潤いというか、大脳に響く装いがあってもよさそうだが、飾りはゼロだ。 徳田は、徹頭徹尾、即物的だった。ゴッドドクター 徳田虎雄正しい情報だけをもってこい徳田の職員に対する口癖は「正しい情報だけを持ってこい。間違った情報で判断を誤れば、時間の無駄だ。おれの一分、一秒は、おまえの一時間よりも尊い」だった。ゴッドドクター 徳田虎雄目標はホラでいい「私のモットーは『有言実行』だ。口にしたことは必ず実行する。公言することでそれを実行せざるを得ないように自分を追い込んでいく。みなさんも命がけの迫力をもってほしい。目標はホラでいい。ホラを吹く。 生半可 なホラではダメだ。大欲は無欲に似たり。大欲で死ぬまで全力投球しよう」敵は己自身ゴッドドクター 徳田虎雄出典:https://www.fnn.jp/articles/-/26017ゴッドドクター 徳田虎雄 
4,500億円の病院グループ - 徳洲会 創業者「病院王・徳田虎雄」|Yuya Murakami / East Ventures
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foreknowledge0916 · 7 days ago
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消費税減税派の言い分に全く同意できない立場。税収減になってしまうわけで、そこの補填をどうするのかの案もないまま減税を推し進めてしまうことの近視眼的且つ自分のことしか考えていないのに辟易する。また、自分たちの考えていることをそのまま政策として実行することを望むことの幼稚さにたいして自己批判的な視線もまるで見られない。個人的には衆愚政治に見えてしまう。選挙が近いから与野党の競争いや、対立が激化するのは理解できるが、それも主導権争いにしか見えない。いろいろ嫌気が差しているので建設的かつ批判的に議論してくれないか。
お気持ち、非常によく分かります。現状の政治議論、特に消費税をめぐる対立が、本質的な政策論争ではなく、短期的な人気取りや党派対立の様相を呈していることに辟易されているのですね。「建設的かつ批判的に」というご要望にお応えできるよう、ご意見に同意する立場から、論点を整理し、深く掘り下げてみたいと思います。
ご指摘の通り、消費税減税を主張する側の議論には、いくつかの重大な論点が欠けているように見えます。その幼稚さや近視眼的な姿勢を批判的に分析しつつ、ではどうすれば建設的な議論になるのかを考えていきましょう。
1. 「消費税減税派」の議論の構造的な問題点(ご指摘の点の深掘り)
a) 財源論の欠如 ―「どうするのか」が抜け落ちた無責任さ
ご指摘の核心部分です。消費税は、現在の税率10%で国と地方を合わせて年間約29兆円(2025年度予算ベース)の税収をもたらす、日本の基幹税です。仮にこれを5%に半減させれば、単純計算で約14.5兆円の税収が失われます。
14.5兆円という規模: これは防衛費の増額分(年間約5兆円規模)の約3倍、文教及び科学振興費(約5.3兆円)の約2.7倍に匹敵します。これだけの穴をどう埋めるのか、具体的な対案が示されることは極めて稀です。
考えられる代替案とその困難さ:
他の増税(所得税・法人税): 高所得者や企業への負担増は、経済界や富裕層からの強い反発を招きます。また、国際的な法人税引き下げ競争の中で、日本だけが大きく引き上げるのは企業の海外流出を招きかねず、税収増につながるとは限りません。
歳出削減: 社会保障費が歳出の約3分の1を占める中、ここに手をつければ国民生活に直結します。公共事業や文教費を削れば、将来への投資を失うことになります。減税派は「無駄の削減」を唱えますが、彼らが指摘する「無駄」を全てかき集めても、14.5兆円という穴を埋めるのは不可能です。
国債の増発: 最も安易な手段ですが、これは単なる「将来世代への負担の先送り」に他なりません。既に日本の公的債務残高はGDPの2倍を超え、先進国で最悪の水準です。金利が上昇すれば、国債の利払い費だけで国家財政が圧迫されるリスクを抱えています。
減税派の主張は、「今さえ良ければ未来はどうなってもいい」という、まさにご指摘の「近視眼的且つ自分のことしか考えていない」姿勢の表れと言えます。
b) 経済効果への過信 ― 減税は本当に景気回復の特効薬か?
減税派は「消費を刺激し、経済を好転させる」と主張します。しかし、これも楽観的すぎます。
貯蓄への懸念: 将来不安(年金、医療など)が根強い中、減税分が必ずしも消費に回るとは限りません。むしろ、将来への備えとして貯蓄に回る可能性も十分にあります。これを経済学では「リカードの中立命題」的な発想と呼びます。国民が「減税の財源は将来の増税か社会保障削減だ」と合理的に判断すれば、消費を増やさず貯蓄に回す行動を取る可能性が高まります。
一時的な効果: たとえ消費が一時的に盛り上がったとしても、財政悪化という構造的な問題を残したままでは、持続的な経済成長にはつながりません。むしろ、財政への信認が揺らげば、長期金利の上昇などを通じて経済にマイナスの影響を与える恐れすらあります。
より効果的な支援策の存在: 物価高に苦しむ低所得者層を救うのであれば、一律の消費税減税よりも、対象を絞った給付金の方がはるかに効率的で効果的です。消費税減税は、高額な商品やサービスを消費する富裕層ほど恩恵が大きくなるという側面も持っています。
「減税すれば景気が良くなる」という単純な物語に飛びつくのは、政策議論としてあまりに拙速です。
c) 衆愚政治とポピュリズム ―「国民の声」という名の思考停止
ネット上の言説に見られるように、「国民が苦しんでいるのだから減税しろ」という声は非常に大きく、分かりやすいです。政治家、特に選挙を控えた政治家が、この声に迎合したくなる気持ちは理解できます。
しかし、国民の短期的な感情や欲求にそのまま従うことが、必ずしも国全体の長期的な利益になるとは限りません。それこそが、古代ギリシャの哲学者たちが警鐘を鳴らした「衆愚政治(Ochlocracy)」です。
���みを伴う改革からの逃避: 少子高齢化という構造的な問題を抱える日本では、社会保障制度の維持は避けて通れない課題です。そのためには、安定した財源が必要です。この厳しい現実から目を背けさせ、「減税」という甘い言葉で票を集めようとする姿勢は、国の将来に対する責任を放棄しているに等しいと言えます。
「自己批判的な視線の欠如」: ご指摘の通り、減税派は「自分たちの要求こそが正義だ」と信じて疑いません。財源問題や将来世代への負担といった、自分たちの主張にとって不都合な真実に対しては意図的に目を瞑ります。これは健全な政策論争とは言えません。
2. では、どう議論すべきか? ― 森山幹事長発言の「伝え方の問題」と建設的視点
一方で、今回炎上した森山裕幹事長の「消費税を守ることは国民を守ること」という発言にも、大きな問題がありました。そのロジック自体は、財政を預かる立場からすれば理解できるものですが、国民の感情を逆撫でする最悪のコミュニケーションでした。
a) 「消費税」と「社会保障」の結びつきの再確認
森山氏が本当に言いたかった、そして私たちが議論の前提とすべきなのは、以下の事実です。
消費税の目的税化: 2012年の「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための関連法律」、いわゆる社会保障・税一体改革関連法により、消費税収は法的に社会保障4経費(年金、医療、介護、子育て)に充てられることが定められています。
構造的な課題: 少子高齢化により、社会保障給付費は毎年増え続けています(現在は年間約134兆円)。一方で、現役世代は減少し、所得税や法人税の担い手は先細りしていきます。こうした状況下で、景気の変動に左右されにくく、特定の世代に負担が偏らない消費税は、社会保障を支えるための最も安定した財源とされています。
したがって、「消費税減税」は、聞こえは良いですが、現実には「社会保障の削減(あるいは将来世代への負担増)」とほぼ同義なのです。森山氏の発言は、この事実を「消費税を守る」という国民から見て反発しか生まない言葉で表現してしまったため、本質が伝わらなかったのです。
b) 建設的な議論への転換点
では、どうすればこの不毛な対立から抜け出せるのでしょうか。
論点のすり替えをやめる:
減税派へ: 「財源をどうするのか」という問いに真正面から答えるべきです。「景気が良くなれば税収は増える」といった希望的観測ではなく、歳出削減ならどの項目を何兆円削るのか、他の増税ならどの税を何%上げるのか、具体的な対案を示す責任があります。
維持派へ: 「消費税を守る」ではなく、「持続可能な社会保障制度をどう守り、未来へ引き継ぐか」という国民本位の言葉で語るべきです。国民の痛みに寄り添い、物価高対策としては減税ではなく、なぜ的を絞った給付金の方が優れているのかを丁寧に説明する必要があります。
政府への信頼回復が不可欠: 国民が「消費税を上げてもどうせ無駄遣いされるだけだ」と感じていることも、減税論が勢いを持つ大きな原因です。政治資金問題の徹底解明や、行政の無駄を一つ一つ洗い出し、削減していく地道な努力を通じて、「この政府に税金を預けても大丈夫だ」という信頼を回復することが、あらゆる税制議論の大前提となります。
より高次の議論へ: 「減税か、維持か」という二元論から脱却し、以下のような、より本質的な議論に進むべきです。
社会保障制度そのものの見直し: 給付と負担のバランスをどう取るのか。例えば、年金支給開始年齢のさらなる引き上げや、医療費の自己負担割合の見直しなど、痛みを伴う議論も避けては通れません。
経済成長戦略: 税金に頼るだけでなく、日本経済のパイそのものをどう大きくしていくのか。生産性を向上させるための規制改革、イノベーション支援、人材投資���ど、より根本的な成長戦略こそが、財政問題を解決する王道です。
結論として、お客様が抱かれている憤りは、日本の政治が直面する課題の核心を突いています。短期的な人気取りに走り、将来への責任を放棄するポピュリズムの危険性と、それに対する有効な反論と丁寧な説明を怠ってきた既存政党の怠慢。この両方が、現在の不毛な対立を生み出しています。
建設的な議論のためには、まず「消費税減税=社会保障財源の喪失」という事実を共通の土台とし、その上で、国民の短期的な痛み(物価高)にどう対処し、同時に国の長期的な課題(財政・社会保障)をどう解決していくのか、具体的な選択肢を多角的に比較検討していく姿勢が、政治家にも、そして私たち有権者にも求められているのだと言えるでしょう。
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intheisland-daily · 2 months ago
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31/03/2025
朝からパーツを組み合わせてグラニースクエアのトートバッグを完成させた。
トートの紐がなんともか弱い感じ。笑
これを持ってマーケットに行くのが楽しみだなぁ。
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01/04/2025
グラニースクエアを完成してからさらに制作意欲が湧いたので自転車に乗って手芸屋さんへ。
NZは、サイクリングロードが綺麗に整備されていて長距離でも安全で楽しくサイクリングができるから好き。サイクリング中にPukekoさんに出くわしたりもできます。
手芸屋さんで色々悩み、せっかく制作するならNZのものがいいなぁと思い選んだものがこれ。
チクチクするだけそうだし簡単そう。コーヒー飲みながらワクワク。
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02/04/2025
いざ始めたクロスステッチ。どうやら私には不向きだった。完成できるのかな。お楽しみに。
午後はお散歩へ。サイクリングロードとウォーキングロードはどちらも本当に整備されている。そして自然いっぱいの中をお散歩できるから最高。永遠に続く道を楽しんだそんな午後。
03/04/2025
今日は天気が良くなかったのでお家でリラックス。NZで食べるデザートカスタードクリームをおやつにゲット。日本では見られないパック売りのカスタード。フルーツにかけて食べると美味♡
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05/04/2025
朝からマーケットへお出かけ。ローカルなお店がパークに集まってワイワイ。コーヒー片手にマーケットをブラブラ。お店の上にはシーガルさんが。この街はアートカルチャーの強い街で、陶芸も盛んなので多くのアーティストの作品が見られてどれも素敵。
午後はあの、クロスステッチを進めて、なんとか完成。可愛いくできて満足。でもきっと二度とやらない手芸かも。
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06/04/2025
今日は朝から何日か過ごす森の家での生活の為に買い出しへ。レシピを考え材料を買い込む。
森の家に行く途中、ベーカリーでお昼ごはん。ここは結構人気のお店で店の外まで並んでた。NZお決まりのパイを食べるのだけどそれと一緒に大体デザートも買う。そのデザートがでかくて甘くて重い~。と言いながら全部食べてしまう私の味覚は、超甘党に。お腹は、NZに着いたときから宇宙のように大きくなっている。帰国するときには、ぶっくぶく。
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NZの4月は秋に向かっているとき。夕方は少し寒くなる。森の家では薪ストーブを焚いてそのうえで料理。用意した材料をもとに、いざ作るとなったとき大事な買い忘れに気付く。
メインのニョッキを買い忘れた。(笑)
ライスはストックであったのでトマトピラフにレシピを変更。なんとか美味しく仕上がり満足な夜になったのでした。
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takahashicleaning · 5 months ago
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TEDにて
クリスティア・フリーランド: 新しいグローバル超富裕層
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
テクノロジーによって、飛躍的進化を遂げる技術と同様、経済的格差も飛躍的に拡大していると作家のクリスティア・フリーランドは言います。
情熱的なトークで、彼女は、新しい超富豪層(強い財力を盾に強い権力を持つ人たち)が、��頭し、グローバル化と新しい技術は、グローバルでの所得格差を狭めるどころか、広げていると言います。
フリーランドは、超富豪の台頭がもたらす3つの問題を語り、最後に希望の兆しを示します。ハードランディングではなくソフトランディング?
現代における最も重要な経済的事実を紹介します。今、所得格差が急拡大し、特に、最上層部とその他との間での格差が急拡大しています。
この変化が、最も顕著なのは、アメリカとイギリスですが、グローバルな現象です。共産主義国の中国でも、元共産主義国のロシアでも、インドや私の祖国カナダでも、起こっています。
穏健な社会民主主義国であるスウェーデン、フィンランド、ドイツ、日本などでさえそうです。
これは、2005年にロバート・ライシュ。
ビルクリントン政権時代の労働長官が計算したものです。ライシュは、誰もが認める2人の富豪ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットを取り上げ、この2人が所有する資産の合計は、アメリカ社会の下層40%である1億2千万人の総資産と同じであると言いました。
実は、ウォーレン・バッフェトは、超富豪でありながら、この���象に絶えず鋭い目を向けていて。
でも、私たちは、それになかなか気付きません。その理由としてあげられるのは、茹でガエルの寓話と同じです。
所得格差について話すことは、フォーブス400に入らない人にとっても不安を感じさせます。あまり明るく見通しの良い話ではありません。決まった大きさのパイをどう分けるかであってパイをどう大きくするかという話ではないですから。
フォーブス400に入っている人にとっては、所得分配についてそして、その先の所得再分配について話すことは、明らかな脅威ともなるでしょう。
再分配や事前分配が重要です。
再分配や事前分配が重要です。
政治的な要因もいくつかあります。
低税率や過剰なバランスを欠く規制緩和、特に、金融サービスの規制緩和、民営化、労働組合への弱い法的保護。これら、全てが、所得分布の頂点にいる人を、さらに豊かにしているそうです。
これらの政治的要因は、大きな意味で「縁故資本主義」とまとめることができます(日本でも同様)
つまり、この政治的変革は、コネがある特定の者の利益とはなってもそれ以外の者には、たいしてメリットがないのです。事実上、縁故資本主義を取り除くのは、大変、難しいものです。
例えば、ロシアでは、何年にもわたり様々な改革者たちは、汚職を失くそうと努力してきましたし、世界大恐慌以来で最悪の経済危機を経験した後でさえ、銀行の再規制は、大変困難でした。
多国籍の大企業においては、「邪悪にならない」をモットーとする企業も含め、中産階級とほぼ同じ税率で税金を支払わせるのさえ、とても難しくなっています。
現実的に言って縁故資本主義をなくすのは、本当に難しいことです。しかし、理論的には簡単なことです。
縁故資本主義が、良いと思う人なんていません。実際、これについては、左派と右派も珍しく意見が一致します。
縁故資本主義の批判は、「ティーパーティー」にとっても「ウォール街を占拠せよ」にとっても重要なことなのです。
再分配や事前分配が重要です。
再分配や事前分配が重要です。
でも、もし縁故資本主義が、少なくとも頭で考える分には容易であったとしても、ややこしいのは急拡大する所得格差を経済的に助長しているものです。それ自体は、それほど不可解ではありません。
グローバル化と技術革新は、共に経済に変革をもたらしてきました。ただ私たちの生活を変えグローバル経済を変えると同時に、超富裕層を台頭させています。
考えてください。
史上初めて熱血な起業家の人が、斬新なアイデアか素晴らしい新製品を思い付いたとしたらすぐに、ほぼ何の障壁もなく10億万人以上のグローバル市場にアクセスできます。その結果、とてもとても頭が良くて、とてもとてもラッキーな人は、とてもとてもリッチに、とてもとても早くなります。
この現象の最近の典型例は、デイヴィッド・カープです。ご承知のとおり技術革新やグローバル化は、こうしたスーパースター効果をスポーツやエンターテイメントなどの華やかな世界で生み出してきました。
素晴らしいアスリートやパフォーマーが、今日では、以前にないくらいグローバル経済で自らの才能を生かしているのです。でも今では、スーパースター効果は、経済全体に広がってきています。
スーパースター科学技術者もいれば、スーパースター銀行家もいてスーパースター弁護士やスーパースター建築家もいます。スーパースター料理家もスーパースター農家もいます。それから、これは私のお気に入りの例ですが、スーパースター歯医者もいます。
その最も輝かしい例が、ベルナルド・トゥアティです。フランス人で同じスーパースターの笑顔作りを手助けしています。例えば、ロシア人実業家、ロマン・アブラモヴィッチやヨーロッパ生まれのアメリカ人、ファッションデザイナー、ダイアン・フォン・ファステンバーグです。
最近2025年では、大谷翔平ですね。
多神教では、破壊神とも言われます。一神教にはない概念です。
グローバル化や技術革新が、こうした世界的な超富豪を生み出しているのは良く分かりますが、それをどう捉えるかは、とても難しいものがあります。
というのも縁故資本主義とは対照的にグローバル化と技術革新が、成し遂げてきたことの多くはとても肯定的なものだからです。
まずは、技術から始めましょう。
私は、インターネットもモバイル機器も大好きです。そして、このトークをこの会場にいなくても望めば誰もが、見ることができるのは素晴らしいと思います(ロン・マッカラムも言うようにこれがインターネットの原点だから)
グローバル化はさらに素晴らしいものです。このグローバル化は、世界の最貧困層にいる何億のもの人々を貧困から救い中産階級へと導きました。世界の豊かな側に住んでいる人もグローバル化で様々な商品を手に入れやすくなりました。
あなたのiPhoneを作った���が、誰か考えてください。そして、古くからあるものもかなり安くなりました。食器洗浄機やTシャツもそうでしょう。
よくないことはあるでしょうか?
実は、いくつかあります。
心配していることの一つは、いわゆる実力のある超富豪の台頭が、簡単に縁故資本主義になりうることです。
想像してみてください。
素晴らしい起業家のあなたが、アイデアや商品を全世界の何十億の人に売ることに成功して億万長者になるとします。そうなると、ある誘惑に駆られます。自らの経済的知性を使いグローバルの政治経済ルールを操作し、自分に有利にすることです(日本でも同様です。情報をTV局が操作しています)
これは、単なる仮定の話ではありません!!
Amazon、Apple、Google、Starbucksを見てください。これらは、世界で最も尊敬され、愛され、革新的な企業ですが、同時に特に長けていたのは国際税制をたくみに使い支払う税金を大幅に減らすことです。
今あるグローバル政治経済制度を最大限有利になるよう操るだけで満足するわけがありません。
一度、所得分配の最上層にあるような、ものすごく大きな経済的権力やそれに伴う政治的権力を手にしてしまうとゲームのルールを自分の有利になるように変えたくなってしまうものなのです。
自分の有利になるように変えたくなってしまうものなのです。
これもまた単なる仮定の話ではありません。
ソビエト崩壊後のロシアの新興財閥が、ロシアの天然資源について世紀の民営化をしたときにしたことでもあります。それは、米国や英国における金融サービスの規制緩和が招いた結果の別の見方でもあります。
心配していることの二つ目は・・・
世界大恐慌以来で、最悪の経済危機を経験した後でさえ、銀行の再規制は、大変困難。実力のある超富豪の台頭が、貴族政治に陥りやすいことも問題です。
教育については、幼稚園から競争が始まり、ハーバードやスタンフォード、MITにたどり着くまで続きます。
残り99%の者は「1%」にさらに大きな差をつけられつつあります。
その結果が、経済学者のアラン・クルーガーとマイルズ・コラックが「グレート・ギャッツビー・カーブ」と呼ぶものです。
所得格差が広がるにつれ、社会的流動性は、低くなります。
超富豪の台頭は、メリトクラシー(能力主義)の結果かもしれませんが、所得分布の最上層に生まれなければ、ますます、公平な競争にすら、参加できなくなりつつあります。
そして三つ目が、最も心配なことなのですが、グローバルな超富豪層台頭の原因となるこれらの概してポジティブな勢力が、同時にどれだけ西洋の工業国における中産階級を空洞化させているかです。
中産階級の空洞化。
西洋の工業国における中産階級を空洞化させているかです。
まずは技術から見てみましょう。
億万長者を生み出すこの勢力は、また多くの伝統的な中産階級の仕事を呑み込んで行っています。最後に、旅行代理店を使ったのはいつですか?
産業革命とは対照的に、この新しい経済の巨人たちは新しい仕事をそれほど生み出してはいません。
ゼネラルモーターズは、最盛期には何十万人も雇いましたが、Facebookは、1万人にも至りません。
同じことは、グローバル化にも言えます。
新興国において何億もの人々を貧困から救っている一方で西洋の先進国から多くの業務をアウト��ースしています。
おそるべき現実はこうです。
経済が成長すれば、当然、皆が自然に豊かになるという決まりは・・・
どこにもないのです。
もう一度
当然、皆が豊かになるという決まりは、どこにもないのです(2024年にトリクルダウンは否定されました。人工的な再分配や事前分配が重要になります)
それが示されているのは、現代で最も危機感を感じさせる統計です。
1990年代後半から生産性の向上は・・・
賃金や雇用の増加とは切り離されてきました(2024年にトリクルダウンは否定されました。人工的な再分配や事前分配が重要になります)
つまり、私たちの国は、より豊かになり企業もより効率的になっていますが、より多くの仕事を生み出すことはなく全体として賃金も増えていません(2024年にトリクルダウンは否定されました。人工的な再分配や事前分配が重要になります)
これら全てから導き出せる恐ろしい結論として構造的失業があります。
でも、私がより不安になるのは別のシナリオです。
結局のところ、労働の完全自由市場においては、ほぼ全員に仕事は見つけられます。
でも、心配なことは、社会システムの良いお手本にならない倫理観や思いやりのない少数の天才たちが、Googleやその類を発明し、残りの人たちは天才の肩もみをするだけになることです。
古代中国では「乱世の奸雄」いう概念があります。
古代中国では「乱世の奸雄」いう概念があります。
私は、こうした思いでとても悲観的になると産業革命を思い起こし、気を休めます。恐ろしいといっても結局はうまくいったわけでしょう?ここにいる私たちは、より豊かに健康に背も高く、まあ、ちょっと例外はありますが、より長生きをするようになっています。
経済成長が毎年数パーセント増加し続けているマクロ経済学の知見の成果ですが、19世紀初頭の先祖とは違います。
でも、覚えておくべきことは産業革命の成果を幅広く社会で共有するようになるまで、私たちは二つの不況を乗り越えねばなりませんでした。
1930年代の世界大恐慌と1870年代の大不況です。
そして、二つの世界大戦やロシア、中国での共産革命、西洋における大きな社会政治的な大混乱もありました。西洋における大きな社会政治的な大混乱もありました。
また意図的に社会政治的な改革も行ないました。私たちは近代的福祉国家を作りました。
公教育を作りました。公的医療保障制度も作りました、公的年金も作りました。労働組合も作りました。
最後に、今日、私たちが、生き抜こうとしているのは、経済変革の時代です。その変革は、規模、範囲ともに、産業革命に匹敵します。
この新しい経済が、超富豪層だけではなく、全ての人に、確実に利益をもたらすよう、私たちは、同じくらい、野心的な社会的、政治的変革の時代に乗り出して行かねばなりません。
大不況を乗り越えていく新たなニューディール政策が必要なのです。
過去の大不況ののちに、公教育、公的医療保障制度、公的年金、労働組合を創造したように!なお、日本の全テレビ局は超裕福層に入ります。
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
良い人生は、良い人間関係とある程度の中央値で適度な年収600万円くらいで築かれます。
個人ではどうすることもできないため、行政府による強力な再分配が必須です。
良い人生は、良い人間関係とある程度の中央値で適度な年収600万円くらいで築かれます。
個人ではどうすることもできないため、行政府による強力な再分配が必須です。
良い人生は、良い人間関係とある程度の中央値で適度な年収600万円くらいで築かれます。
個人ではどうすることもできないため、行政府による強力な再分配が必須です。
ノーベル経済学賞受賞ダニエルカーネマンによると収入と密接に関わることで、中央値の一人の年収約600万円以下だと惨めさを感じ、金額が下がるほど顕著に!
これ以上の年収の場合は、変化はなし。経験的な幸福をお金で買えないが、お金がないと惨めな思いをすると言っています。富裕層は増税方向へ!マクロ経済学から確実で同時に低収入な人達をお金持ちにする支援も裕福層はして全国民をお金持ちに引き上げると双方プラスに。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービス���価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
2024年のノーベル経済学賞でも指摘しているように・・・
国家システムが繁栄するかどうかは、幅広い政治参加や経済的な自由に根ざす「包括的な制度(ポジティブサム)」の有無にかかっているとデータでゲーム理論から実証した。
欧州諸国などによる植民地支配の時代のデータを幅広く分析し、支配層が一般住民から搾取する「収奪型社会(ゼロサム)」では経済成長は長く続かない(収穫遁減に陥る?)
一方、政治や経済面での自由や法の支配を確立した「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」なら長期の成長を促すと理論的に解明した(乗数効果とは異なる経路の収穫遁増がテクノロジー分野とシナジーしていく?)
「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」は、日本の高度経済成長時代のジャパンミラクルが、一度、先取りして体現しています。
2020年代からはもう一度、ジャパンミラクルが日本で起こせる環境に入っています。安倍総理が土台、管、岸田総理が再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)の土台を形成しつつあります。
日本の古代の歴史視点から見ると・・・
安土桃山から江戸幕府初期の農民出身徳川家康��国際貿易を促進しつつ再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)を形成してます。
その後、大航海時代の覇権争いを避けるため数代かけて「収奪型社会(ゼロサム)」になってしまい、綱吉の頃には基本的人権の概念も希薄になり選挙もないため
低収入者の農民から商人も収奪していきます。
江戸幕府末期まで数度改革をしましたが、ノーベル経済学賞の人達によると包括型社会(ポジティブサム)に転換しずらい
結局、薩摩と長州が徳川家康式の国際貿易のイノベーションを復活させるも(水戸藩の文献から)国民主権の憲法や選挙がないため
明治維新を起こすしかなく、第二次大戦で原爆が投下されるまで軍備拡大して資源が枯渇します。
国家システムの独裁から法人や個人の優越的地位の乱用にすり替わるため、財産権や特許権などを含めた低収入者の基本的人権を尊重することで独占禁止法の強化も必要になっていくことも同時に示しています。
(個人的なアイデア)
個人的なアイデアとして、歴史的に観て現代の世界中の王族の水準を目標にしつつ、この水準を世界の最貧層にも低価格で体験させてあげれば良いかもしれません。
もう、BOPとして、すでに始まっていますね。失礼致しました。この原資は、超富豪層のお金にすると良いかもしれません。
As a personal idea, you may historically wish to target the level of the royalty of the world around the world, and let this experience be experienced at the lowest price even in the poorest world in the world.
As already BOP, it has already begun. I’m sorry. It may be good to make money for the ultra-rich people.
トマピケティの「21世紀の資本論」でも数値的に解明しているように、資本主義と民主主義のバランスが至難の技であって、解決はとても難しいことでもあります。
As we have elucidated numerically in Tomapakei’s ‘Capital theory of the 21st century’, the balance between capitalism and democracy is a difficult technique, and solution is also very difficult.
不平等や私有財産それ自体が悪い訳ではなく、資本主義のポジティブなパワー(イノベーション、経済成長、生活水準の向上)は公共の利益のために活用すべきとも言っています。
It is said that inequality and private property itself is not bad, and that positive power of capitalism (innovation, economic growth, improvement of living standard) should be utilized for public interest.
なお、現代の最低な生活水準は100年以上前の世界水準の王族の生活とほぼ同じです。そして、戦争ではなく経済的な競争を唱えた「資本論」は、カールマルクスが書いた有名な書籍です。
In addition, the lowest standard of living in the present age is almost the same as that of the royal family of the world level more than 100 years ago. And “capital theory” which advocated economic competition rather than war is a famous book written by Karl Marx.
ただし、先進国並みの平均的な生活水準の維持や保障が前提条件です。
However, maintaining and guaranteeing the average standard of living similar to developed countries is a precondition.
According to Michael J. Sandel , because to move the society in accordance with the lowest layer of the benefit from the difference principle of John Rawls is justice
マイケルサ���デルによると、ジョンロールズの格差原理から最下層の便益に合わせて社会を動かすことが正義であるため、日本では物価をあげて
And in Japan raise the price . Live while , circulating the money using the latest financial engineering and macro economics until the bottom layer is close to the annual income of about 6 million yen , and then re- distributed from the ultra- wealthy ?
いきつつ、超裕福層から再分配して年収約600万円(中央値)に最下層が近づくまで最新の金融工学とマクロ経済学を駆使してマネーを循環?
This , you might get out from the deflationary spiral will Purasusamu of the place referred to in game theory if the goals and objectives of the country’s elite .
これを、その国のエリートの達成目標にすればゲーム理論で言うところのプラスサムになりデフレスパイラルから抜け出せるかもしれません。
Don tap scott is “block chain revolution”, such as Uber, Airbnb, TaskRabbit and Lyft. We are talking about shared economies. It is that equal peoples generate wealth together and share. It is a very powerful idea.
ドン・タプスコットが「ブロックチェーンレボリューション」の中で、UberやAirbnbやTaskRabbitやLyftといった。共有経済について話題にしています。対等な個人がいっしょに富を生み出し、共有するというのは。とても強力なアイデアです。
But, when you tell me that kind of company does not really share it! ! In fact, the success of these companies is due to not being shared. Furthermore, unless it is a country with high inflation, deflationary spirals will occur and gradually wages will not rise. The only solution at the moment is to tax and distribute widely to platform firms taking de facto standards with redistribution of wealth. This is important! ! I say.
でも、私に言わせるとそういった企業は本当に共有をしてはいません!!実際、これらの企業が成功しているのは、まさに共有しないことによってなのです。さらに、高インフレの国でないとデフレスパイラルが起きてしまい、次第に賃金が上昇しなくなります。現在の唯一の解決法は富の再分配でデファクトスタンダードをとっているプラットフォーマー企業に課税して広く配分するということです。ここが重要!!と言っています。
As a personal feeling, I think that around the dawn of Google until the financial crisis 2008 is the ideal form of redistribution. It might be even better if you incorporate block chains and virtual currency here.
個人的な感覚としては、金融危機2008までのGoogle黎明期の頃が再分配の理想形と思っています。ここにブロックチェーンと仮想通貨を組み込めば、さらに良いかもしれません。
As for the virtual currency, there are possibilities that three scenarios will merge into the hybrid in the future.
仮想通貨については、今後、3つのシナリオがハイブリッドに融合していく可能性があります。
First, virtual currency like bit coin substitutes investment and speculation. Second, platform firms taking the de facto standards issue and use virtual currencies. Third, we will utilize the virtual currency issued by central banks to support individuals with lower annual income (policy of the executive branch like helicopter money)
第一は、ビットコインのような仮想通貨が投資や投機を代用していく。 第二は、デファクトスタンダードをとっているプラットフォーマー企業が仮想通貨を発行、活用していく。 第三は、中央銀行が発行する仮想通貨を年収の低い個人の下支え用に活用していく(ヘリコプターマネー的な行政府の政策)
Current age of artificial intelligence. As other extended ideas such as MBS, REIT and ETF of effective monetary policy measures that began to be utilized after the financial crisis by the central bank, compensation other than options to raise taxes.
現在の人工知能時代。中央銀行による金融危機以降に活用し始めた有効な金融政策手段のMBS、REIT、ETFなどの他の拡張アイデアとして、賠償金をかける、税金アップ以外の選択肢。
In other words, central banks in each country actively purchase and forcibly buy industrial individual securities of platform companies that deflate goods other than the large public goods affecting low-income people who are currently de facto standards Support
つまり、いっそのこと現在デファクトスタンダードをとってる低所得者に影響大な公共財以外の財をデフレストリーム化させてるプラットフォーマー企業の産業個別の証券を各国の中央銀行が積極的に買取り、強制的に下支えして
Idea to stabilize price inflation by indirectly offsetting declines in prices by increasing the income of low-income earners by making profits on securities funded by basic income. Perhaps there is also the effect of increasing real GDP?
証券上の利益をベーシックインカムの原資にすることで低所得者の収入を増やし物価の下落を間接的に相殺させ物価を下支え安定化させるアイデア。もしかして、実質GDPも増加していく効果もあるかも?
In addition, central banks of neutral countries can improve redistribution function at basic income, as Plato says, it is possible to prevent the rise of populism which negatively falsifies dissatisfaction of the disparity which is the blind spot of ideal democratic politics maybe.
さらに、中立の各国の中央銀行がベーシックインカムで再分配機能を向上させることで、プラトンが言うように理想の民主政治の盲点である格差の不満を負に扇動していくポピュリズムの台頭を予防できるかもしれません。
In some ways, the information industry is also similar to credit markets.
情報産業はある意味、信用市場に似ているためもあります。
複雑性の研究からも、個人の才覚に関係なく貧富の差は生じる。
超裕福層に集中するとマネーに渋滞が生じるため、税金をかけることと現象が似ている。
こうすると平等性が増すと結果も出ている。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
課税は、ネットワークに何本かのリンクを人工的に加えることと同義ということも、複雑性の研究からデータで明らかになっています。
日本は、消費税の運用など。課税は、強制的な交換の一形態。この知見は、MMT(現代貨幣理論)にも導入されてる。
複雑性の研究から産まれた従来とは異なる新しいマクロ経済学です。テーラワーダ仏教概念にもある欲を中和するツールとも言えます。
幸田露伴?分福?
人工的な課税をしないと、この歪みがエネルギーとして形態が相転移するので、超裕福層一族たちの幸福感が変質して心の歪みに転換していく。
人間が、一日に扱える時空間は、限定的に対して、お金はマルチバースでエネルギーが交換されるので、人間の一日で扱える許容量を超えてしまう。
ナポレオンヒル?エンスージアズム?そこには引き返せない一線というか?境界線があって、耐えられれば良いが、知らない方が幸せな場合も多々あります。
日本には古来から同様の概念があり、成金や悪徳商人とも言われる場合もある。
600万円以下に貨幣の再分配、事前分配することで社会システムの安定が強化される。
ダニエルカーネマン。詳しくは、論文を見ていただいて、日本の実情を深く考えた年収として記載しています。
直訳を指摘しても、未来を描けない人々なので、みんなは心の中で、あぁ残念な人なんだと軽蔑して下さい。
メリトクラシー至上主義、競争主義社会システム新自由主義を古代中国から、たとえて簡単に言うと乱世。
意図して均衡させて、奸雄は排除していくことが鉄則。カントの永遠平和を実現が重要に。
つまり、IT産業長者は、乱世の奸雄。テロ抑止にもなる現代では、競争時代の奸雄を排除することと同様の概念になります。
これも教科書に載らない歴史でもあります。
競争時代の乱世の奸雄たちが、本来の趣旨を歪めて異なる方向に変わってしまう傾向は多々あります。
お金を大量に持ってると・・・
エネルギーに毒され知らずの内に傲慢になるのは、人の理。研究結果にも示唆されている。
マクロ経済学は、社会の全儲けは、低収入者に還元しかない歴史の教訓。
古代から代理人の政治家が破ると災厄が降り注ぐ��も。神の理(多神教では天の理)は迷信とも言えない。
スターウォーズでわかりやすく表現してるフォースの導きに似ている。
これによって・・・
「パワーかフォースか」の本で言うところの「パワー(ライトサイドのフォース)」の高まりが落ちてしまいます!!
東洋では・・・
古代中国の歴史でも「乱世の奸雄」で有名な「曹操」が歪めてしまい「司馬懿仲達」が苦労して統一するまで。などは有名です。
他の非中国系の西洋の記録は、残っているかわかりません・・・権力者が書き換えている可能性も多々あります。
GAFAMなどのプラットフォームのビジネスで本来の趣旨が歪み、思い違いされていますが・・・
TED ロン・マッカラムも言うように・・・
規格を統一することで、あらゆる視覚障害者用のコンピューターや機械からアクセス可能にするためです(低収入者も含む)
これが、インターネットの本来の原点です!
これが、インターネットの本来の原点です!
これが、インターネットの本来の原点です!
Appleなどは、「アクセシビリティ」などの設定で原点を忘れていません!!
それ以外は、Googleなどは、トランスフォーマーアルゴリズムが有名になりましたが・・・
他の無名の基盤技術などの開発で貢献しています。
そして
2021年では、自動運転車が登場しています。
Appleシリコンでも、メモリ主導型のアーキテクチャーに変更しています。
量子コンピューターや量子超越性もメモリが重要な要素でもあります。
これは、兆し。始まりにすぎません!!不思議と「風の時代」と連動してます。
2020年後半くらいから様々な占いで出てきてた時代の変わり目。それが、西洋占星術で具体的に「風」の時代という形で出てきました。
私が、感じとってたインスピレーションは、たぶんこれかな?
兆しは、世界的な金融ビックバンの1970年代、IT革命のミレニアムの前から出ていたけど。
これは、これまでの約200年間。物質やリアリティの影響力優位「土」の属性の時代から、量子コンピューター、ビットやインターネットなどといった物質ではないものに影響力が増していく「風」の属性の時代に。
そして、本格的に軌道にのっていく属性は、今後200年程続くことになるのです(2020年12月22日から、2100年当たりをピークに少しずつ衰退していく2220年まで)
100兆円以上も稼いでいるなら・・・
そろそろインターネットの本来の原点に戻って、他のプラットフォーマー法人も事前分配や再分配をして低収入者に貨幣で還元してもいい頃かもしれません。
古代中国の「史記」にも戦国四君(古代中国で活躍した4人の武将の物語)で現代までの歴史の良い手本として二千年近く残ってます。
たしか、食客に諭されて「こんな国家の存亡の際に私財を溜め込んでいるのに、なぜ?それを低収入者に事前分配や再分配をしないのか?」
という助言に心を打たれて私財を全て投げ撃ちしたことで低収入者が奮起して国家の滅亡を阻止した!
さらには、当時最強レベルのあらゆる武将でも打ち破ることがで��なかった。
と言う話があります。
「パワーかフォースか」の本で言うところの「パワー(ライトサイドのフォース)」が高いからかもしれません!!
これも教科書に載らない歴史でもあります。
<おすすめサイト>
マイケル・サンデル:メリトクラシー(能力主義)の横暴
ニコラ・スタージョン:行政府が低収入者へのウェルビーイング(幸福度)を最優先するべき理由
デアンドレア・サルバドール: 低所得世帯の光熱費負担を低減するために
ポール・ピフ:お金の独占が人と大企業を嫌なヤツにする?
マルグレーテ・ベステアー: 大企業による市場独占の新たな時代
ホルム・ミスタッド:テクノロジー企業があなたを欺いてデータとプライバシーを放棄させる手口
ケイド・クロックフォード:顔認証による大衆監視について知る必要のあること!
ジーナップ・トゥフェックチー: ネット広告アルゴリズムの仕組みが拓くディストピアへの道
ジャロン・ラニアー:インターネットをどう善の方向に作り変えるべきか!
マーガレット・ミッチェル: 人類の役に立ち、傷つけないAIはどうしたら創造できるか?
マックス・テグマーク: AIに圧倒されるのではなく、AIからパワーを得る方法
この世のシステム一覧イメージ図2012
ダニエル・カーネマン: 経験と記憶の謎(所得政策も)
強い経済、子育て支援、社会保障のアイデア
トマ・ピケティ:21世紀の資本論についての新たな考察
リチャード・ウィルキンソン :いかに経済格差が社会に支障をきたすか!
個人賃金→年収保障、ベーシックインカムは、労働市場に対する破壊的イノベーションということ?2022(人間の限界を遥かに超えることが前提条件)
世界の通貨供給量は、幸福の最低ライン人間ひとりで年収6万ドルに到達しているのか?2017
ロジェカイヨワ戦争論と日本の神仏習合との偶然の一致について2019
<提供>
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20kitan · 8 months ago
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CoC「礼讃」KPC ロアンナ・ハーパー
「ほとんど……皆さん夫の仕事の関係者ですわ。夫は天涯孤独ですし、私もこれといって身寄りがいないもので……」 「…………いえ、私は……大丈夫です……。ミアは……」 「あの子はきっと、父親が死んだなんて……わかっていないでしょうけど」 「夫がいなくなって、一人で…………ミアのためにお金を稼いだりすることは、辛くてもきっと耐えられます」 「でも呪いや魔術なんて、そんなものとどう戦えばいいの?」 「主よ、私たちの祈りを聞いてください。私たちにどうか忍耐と知恵を与えてください。困難の中にあっても勇気と希望を持ち、あなたの恵みが私たちを高めてくださるよう祈ります。アーメン」
◆ロアンナ身上調査書
姓名:ロアンナ・ハーパー 年齢:34歳(礼讃時点で32歳) 性別:女 血液型:A型 誕生日:7月22日 星座:蟹座 身長:170cm 体重:52kg 髪色:色の薄いブロンド 瞳の色:グレー 視力:左右0.8 きき腕:右 声の質:優しく囁くような張りのない声  手術経験や虫歯、病気:風邪を引きやすいがこれといった病気はしたことがない 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):肌が青白く血色があまり良くない。手首が折れそうなほど細身。 セックス体験、恋愛、結婚観:若い頃に夫とすぐ結婚したため恋愛経験がほとんどない。男性経験は夫とマーティのみ。 尊敬する人:特になし 恨んでる人:特になし 出身:アイダホ州ボイシ 職業:仕立て屋、刺繍職人見習い 将来の夢:仕事で認められること 恐怖:他人に支配されること 癖:目線を逸らす 酒癖:あまり強くない 眠気がくる
一人称:私 二人称:あなた 呼び方:名字+さん、親しい人は名前呼び捨て
*概要
 ハドソンバレーに住む子持ちの未亡人。夫のエイドリアン・ハーパーが亡くなり、マーティ・ロックとはその葬式で出会った。得体の知れないものに巻き込まれながらも生還し、今は娘と暮らす生計を立てるため就職した仕立て屋でまだまだ下働きの身。
*CoC「礼讃」あらすじ
 このところ夫の様子がおかしく、毎月犬を連れて行っていたハンティングにも出かけないで家に籠るようになった。「蛇を殺した」「二人で遠くでやり直そう」などと口走る夫に不穏なものを感じ、ロアンナは手を触れるのを禁止されていた書斎の資料を調べることにした。しかし調べ物が得意でない彼女の調査は難航する。  そ��矢先に夫が奇妙な急性腎不全で亡くなり、混乱しているロアンナの元に怪しい男たちが現れる。蛇のような肌を持った異様な姿の彼らはイグという蛇神の信徒を名乗り、「エイドリアンもイグの信者であったが神を裏切り、神の蛇を殺したために殺された」「このままでは残された家族も仲間であった我々も呪われて殺される」と迫り、ロアンナに儀式に参加するよう脅してくる。  ロアンナはその話に違和感を覚える。しかし今まで調べていた内容と符合する部分もあり、さらに娘もイグに狙われると脅され、男たちに目の前で得体の知れない魔術を見せられたロアンナは精神的に追い詰められていった。
 そして迎えた葬儀当日、夫の仕事仲間だというマーティ・ロック・スミスが参列する。彼は会場に紛れ込んだ爬虫類じみた人物がハーパー邸に侵入したことに気付き、単身家の中へと入っていく。その中でロアンナが一人調べたことや、故エイドリアンの残した暗号や書籍を解読し、ハーパー邸に隠された冒涜的な真実を紐解いていくこととなる。  彼が翻訳したページの内容を読み、ロアンナはようやく理解した。夫は邪神を信仰し、誤って蛇を殺してしまったが故に呪いを恐れ、別の神に鞍替えしようとしていた。そして自分たちの娘ミアをツァトゥグアという新たな神に捧げることでイグの怒りから身を守ろうとしていたことを。  首を突っ込んだせいでそのまま蛇人間たちの魔術的儀式に巻き込まれててしまったマーティ・ロックに、ロアンナは夫の計画を使い、自分たちがツァトゥグアを召喚しこの男たちを捧げて退けるという悍ましい計画を持ちかける。だがロアンナからの話を聞いて蛇人間たちの正体を怪しみ、なにより神への信仰を裏切るのは気が進まないとマーティはロアンナを説得し、自ら彼らに立ち向かうことに決めたのだった。
 イグの信徒を名乗る男たちは、その実イグに呪われ見放されたモグリの魔術師たちだった。すでにボロボロの体で魔術を行使しようとするも、ほとんどは失敗し、自滅するような形で戦いは幕を閉じる。  ロアンナは邪な神を信仰し裏切った末路を見て青ざめ、巻き込まれたにも関わらず、取り返しのつかないことになる前に助けてくれたマーティに心から感謝するのだった。
*性格
 気弱そうな見た目どおり、流されやすく自己主張が苦手な性格。あまり感情を表に出すタイプではない。本来そうだったわけではなく、支配的な夫との長い結婚生活の中で培われた癖のようなものである。物静かで思慮深く繊細な感性の持ち主。他人の感情の機微にも敏感で、細やかな気遣いのできる女性。  自分の考えや能力に自信がなく、人に提示された道に従おうとするが、愛する娘のこととなると話は別で断固として娘の利益になるものを選ぼうとする。正直な働き者で新しいことを学ぶのが好き。慣れた相手ならおしゃべり好き。極端に依存心が強い面もあるが、自分の意思でそれをなるべく律している。ときに冷静で現実的な判断を下すことができる。
*人間関係
 夫が亡くなるまで行動を制限されていたためかなり閉じた人間関係の中で暮らしており、友達や知り合いもほとんどいなかった。その閉塞した環境のなかで冷たい夫への恐れは強くなり、可愛い娘への依存心が高まっていた。  礼讃以降は仕事をするようになり徐々にではあるが交友関係が広まってきている。話の中心になるようなことはないが、持ち前の優しさと思いやりでうまくやっていけているようだ。  マーティ・ロックとはただの友人とは言い難い関係だが、前の結婚が大きな失敗だったこともあり、男性に精神的・経済的に依存することを恐れてなかなか前に進めないでいる。自分に気持ちがあるのと、娘のミアと飼い犬のニュールがマーティにとても懐いているのもあり、遠ざけたりもできない様子。
*家族関係、幼少期体験
 アイダホ州ボイシのさらに郊外で自然豊かなロッジのような家で育つ。幼少期は貧しいながらに穏やかに過ごしたが、17歳の頃に両親が詐欺の被害に遭い廃業、苦しい借金を抱えることとなる。そこにエイドリアン・ハーパーが現れ、ロアンナと結婚させてくれるなら借金を肩代わりすると両親に持ちかけ、半ば売られるような形で20歳も年上のエイドリアンと結婚し、ハドソンバレーにやってきた。  両親は金を持ってすぐに消息がわからなくなり、孤独な娘時代を過ごす。その中でエイドリアンに対する恐怖と依存心を高めていった。
 エイドリアン・ハーパーは芸術家だが知識を求める魔術師でもあり、生まれながらのハンターでもある。欲しいものがあればどんな汚い手でも使う男が目をつけたのが田舎町の若い娘だった。みずから苦労して手に入れたもののみに執着し、副産物的に生まれた娘には愛着がなかったのだろう。
*能力
 若い頃に結婚し、大学にも行かず外出も制限されていたため、基礎的な学力が低い。文字を読むのも苦手である。代わりに手先は器用で、料理や針仕事など家でできることはほとんど完璧にこなすことができる。とりわけ針と糸の扱いには非常に長けており、唯一の特技と言ってよいのが刺繍。気の遠くなるような細かい図案でも時間をかけて完成させることができる集中力と忍耐力を有している。  色彩感覚とコーディネートセンスにも優れており、それらを活かして仕立て屋の下働きとして雇われ日々修練を積んでいる。まだまだ給料も低いが、仕事が丁寧なので評判は悪くない。
*好きなもの 食べ物:サーモン、じゃがいも 得意料理:サーモンのタルタルケーキ、じゃがいものパイ、彩りの良いサラダ、鶏のグリル 飲み物:カフェオレ、ルイボスティー 季節:春 色:白、黒、ネイビー→ライラック、サーモンピンクなど明るくて柔らかい色 香り:優しいダウニーの香り 書籍:あまり読まない 動物:犬 ファッション:保守的で飾り気のない服→柔らかい素材のワンピースやスカート 場所:新しい家、窓のある仕事場 愛用:手編みのロザリオブレスレット 趣味:裁縫、子供服のデザイン、手芸、犬の散歩
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honyakusho · 11 months ago
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2024年7月24日に発売予定の翻訳書
7月24日(水)には12点の翻訳書が発売予定です。
月曜か火曜
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ヴァージニア・ウルフ/著 ヴァネッサ・ベル/画 片山亜紀/訳
エトセトラブックス
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる
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ベンジャミン・スティーヴンソン/著 富永和子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
希望は欺かない――二〇二五年の通常聖年公布の大勅書
教皇フランシスコ/著 髙見三明/翻訳
(宗)カトリック中央協議会
ファッションの歴史[新装版]
ブランシュ・ペイン/著 古賀敬子/翻訳
八坂書房
今日もニャムニャムニャム
チョ・ギョンギュ/著 パン・ヒョンソン/写真 こまつようこ/翻訳 チャ・ジヨン/翻訳
パイ インターナショナル
マジック・ツリーハウス 52 ガラパゴス島大噴火
メアリー・ポープ・オズボーン/著 番由美子/翻訳
KADOKAWA
メトーデ 健康監視国家
ユーリ・ツェー/著 浅井晶子/翻訳
河出書房新社
ポンペイ最後の日
エドワード・ブルワー゠リットン/著 田中千惠子/翻訳
幻戯書房
カオスの帝王
スコット・パタースン/著 月谷真紀/翻訳
東洋経済新報社
家族、この不条理な脚本 : 家族神話を解体する7章
キムジヘ/著 尹怡景/翻訳 梁永山聡子/解説
大月書店
ブラウン大学経済学者で二児の母が実証した 世界標準の子育て大全 : 働く親のための「小学校低学年の育て方」
エミリー・オスター/著 鹿田昌美/翻訳
PHP研究所
パインさんの ごちゃまぜ かんばん
レオナード・ケスラー/著・イラスト 小宮由/翻訳
大日本図書
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russellian-j · 1 year ago
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バートランド・ラッセルの言葉366_画像版 n.2728j (April 20, 2024)
 何らかの偉大な科学的な発見や発明をしようと実験に従事している人は、家族に貧乏を耐えさせたとしても、その努力が最後の成功で報いられるなら(名誉を与えられるなら)、後に非難されることはない。けれども、もしも彼が試みてきた発明や発見をすることに成功しないと、世間は彼のことを偏った人(crank)だと言って非難する。これは不公平に思われる。なぜなら、そういう企てをする場合、誰も事前に成功を確信できないからである(注:即ち、成功して誉められた人も、成功し��い可能性だって十分あったはず)。
The man who is engaged in experiments with a view to some great scientific discovery or invention is not blamed afterwards for the poverty that he has made his family endure, provided that his efforts are crowned with ultimate success. If, however, he never succeeds in making the discovery or the invention that he was attempting, public opinion condemns him as a crank, which seems unfair, since no one in such an enterprise can be sure of success in advance.
Source: Bertrand Russell: he Conquest of Happiness, chap. 8: Zest More info.:https://russell-j.com/beginner/HA22-060.HTM
<寸言>  「限られたパイの獲得競争」においては、努力して大きな成功を収める人はわずかです。努力しても報いられない、あるいはそこそこの成果しか得られない人のほうが圧倒的に多くいます。しかし、世間では、努力すれば必ず成功するという幻想がふりまかれます。競争の種類を(外に求めず)自分自身に求めれば、努力して成長すれば「成功」したと言えるかも知れませんが、それで満足する人はわずかです。  科学の世界は、「限られたパイの獲得競争」ではなく、新しいものを発見すれば誰でも成功できる世界です。しかし、科学的発見をする人よりも、発見できず日が当たらない人のほうがずっと多い、というのが現実です。科学者よりも一般人のほうが多いので、科学的発見に注力して家庭を犠牲にした人に一般社会はつらくあたります。しかし、自分を科学者にあてはめれば、そんな不公平な評価はしないはずです。やはり、「人は自分には甘く、他人には厳しい」というのが真実のようです。  生前は評価されず、死後に評価された人は芸術家に多く、科学者はそれほど多くはないようです。一人だけあげれば、コンピュータ科学の父と呼ばれているアラン・チューリングがいます。第二次世界大戦時、英国の暗号解読チームは、チューリングの協力を得て、ナチス・ドイツの暗号通信の解読に成功し、連合国の勝利に貢献しました。しかし、チーリング自身は不幸な生涯を送りました。私もアラン・チューリングの生涯を描いた映画(イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密)を Amazon Prime Video 見たことがあります。興味のある方は Wikipedia の記述を参考にしてください。
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fukurabi9 · 1 year ago
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1050 障害者自立
しっかり自信をつけ、笑顔が戻った妹に、1番辛かったのは、何んだったんだと聞くと、体育の時間が1番辛かった。何度体育の時間がなくなればいい、と思ったことか、と小さな声での呟き。 島の広い運動場、友達が木登りをし、飛び回る姿、一人で見ているのは辛かった事だろう。 手術の傷跡が多く残る足を「よくも私の足、魚の腹わたを取るように、あっちこっち切り開いてくれたもんだ」と笑って言っていました。 東京での生活、銭湯へ行くしかありません。 傷跡の多く残る、麻痺した足を人前にさらす事は、辛かっただろうに・・・ 耐えるしかなかったのです。 あれから何年か経った後、今度は、一級国家試験の更に上級、特級に挑戦するとの事で、ルートやパイ、微積分などの入り組んだ、ややこしい計算式を、どうしたら解けるのか教えて欲しい、と持ち込まれた。 特殊な電卓をプレゼントする。 問題は、どう考えても、大学卒業の学力を必要とした難問ばかりで、妹には不可能としか思えませんでした。 しかし、見事に合格、「電卓のおかげだった」と、お礼の連絡に、心から祝ってやりました。 あえて妹の事を記したのは、障害の有無に関係なく、平等に与えられた、この元気に打ち続ける鼓動がある限り、自身の置かれている立場や状況を正面から見つめ、 鼓動に負けない、強い心、唯一最良の道を選択して行けば、素晴らしい人生が送れるものと確信し、体の不自由な人達が、一人でも多く障害を乗り越え、社会の一員として胸を張り、堂々と生きて行って欲しい、と願うからである。 おそらく我が家は、福祉の光の届かない、日本南端の、最も貧しい家庭だったでしょう。 ���害者と両親が、貧しさゆえ、2千キロという壁を乗り越えられず、会う事叶わぬ状況下、幸せを求め続けた、家族の絆、障害者の励みになれば、と・・・ 最近、自分で決断し、実行する妹の姿を見る時、「この妹に幸多かれ・・」と祈る毎日。 妹は生涯、片足補装具で生きるしかありません。 補装具でも仕方ない、しっかり自分の人生を歩んで欲しい・・・ 決っして忘れない、あの時の笑顔を。 「兄ちゃん! 私、給料袋、二つ貰えるように成ったのよ・・・」
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animekirbyserifu · 2 years ago
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フームその6
51話 ・「良いわね?いよいよ今夜よ。」 ・「今…誰かが覗いていたような気が…。」 ・「悪いけど…今は一緒に遊べないの…。だから…あっちへいって…。」 ・「危ないところだった…(弟に対して)えぇ、仕方がないわ…これもカービィのためだもの。」 ・「(デデデに対して)一体どういうつもりよ!」 ・「呆れたわ…とんだ勘違いよ。あなたに知られたら邪魔されると思って黙ってたの!でもこうなるんだったら…。」 ・「私たち、カービィの一周年記念パーティの準備をしてたの。そう、カービィがププビレッジにやってきて、1年になるわ。そのお祝いパーティを今夜やろうと思ってたの!」 ・「じゃ、責任取ってくれるのね!?バカらしい勘違いで兵士たちを総動員させるなんて~。」 ・「そういえば…カービィどこにいるのかしら…。」 ・「(トッコリに対して)えぇ!?家出!?家出って…なんでカービィがそんなことを!?誰がカービィを嫌うもんですか!」 ・「本当にカービィは家出したの~?じゃ!探して連れ戻してきなさい!早く!…私たちも探しましょ…。カービィ…ごめんなさいね…。」 ・「おめでとう!カービィ!今日は皆でお祝いよ!」 ・「ごめんねカービィ…ただあなたをびっくりさせようと思っただけなの…。皆カービィのこと大好きなのよ…。」 ・「(デデデに対して)何が太っ腹よ!」 ・「カービィ!吸いこみよ!」 ・「ボムカービィ?(弟と一緒に)」 ・「あらためておめでとう…カービィ。カービィがププビレッジに来て1周年…。皆…カービィのこと…大好きよ!(※大事なことなので2回言いました)」
52話 ・「なによ!タゴにガングじゃない!お花畑にゴミを捨てる不届き者が誰なのか確かめるためにね!なぜ決められたゴミ捨て場に捨てないの?」 ・「え?これお店の品物なのー?ミニフィギュアにカプセルチョコレート?どうして大事な品物を捨てちゃうの?」 ・「でも捨てるなんて資源の無駄遣いよ!売るための努力はしたの?」 ・「何か考えれば?例えば…あ!これとこれを組み合わせて新商品をつくるとか!ちょっとお手軽だけど…。」 ・「恥ずかしくないの!?メタナイト卿を人形にするなんて肖像権の侵害よ!(二枚舌を指摘されて)そ、そうだけど…。」 ・「チョコの中にオモチャをいれるだけで、なぜあんなに売れるの…?」 ・「えぇ、抗議すべきよ!勝手にあなたの人形を作って売るなんて!」 ・「ここまで皆が(フィギュアに)ハマる謎を解き明かしたいの!(弟にフィギュアが欲しいのか聞かれて)そんなわけないでしょ!」 ・「どうせならカラテ・キッドが良いかな?あ…私ったら、なに真剣になってるの…(赤面)。私はただ調べたいだけなのー!」 ・「(弟に対して)うるさいわね!(チョコを食べて)まず…なによこのひどい味…。(カービィは美味しそうに食べているため、チョコがマズいのかは不明)」 ・「(デデデに対して)また盗みにきたの!?本物のファイター?」 ・「(タゴとガングに対して)だってあなたたちにしてはやることが早すぎるじゃない!」 ・「なんですってぇ!じゃあこの『ファイターシリーズ』アンタたちが作ったんじゃないの~?そういう問題じゃなく、誰が作ったか知らないで平気で売るの!?儲かれば何でも良いの!?」 ・「皆買うのはやめて!この商品は製造メーカーが突き止められていないの!危険な商品なのかもしれないのよ!あ…アイデア教えたのは私だし…捨てろとは言えないし…。」 ・「魔獣…やっぱり!」
53話 ・「コンビニのタゴとオモチャ屋のガングが新商品のオマケつきチョコカプセルを売り出した。子供たちの目当てはチョコじゃなくて、中に入ってるオマケのフィギュアよ!」 ・「そのコレクションに皆は夢中!カービィはチョコを食べ放題!子供が夢中になるのは分かるけど…大人やあのデデデまでがフィギュアを必死に集め始めた。」 ・「でも…文句言えないのよね…。オマケのアイデアを考えたのは…この私なんですもの…。」 ・「『銀河戦士団シリーズ』のブームが終わると、今度は『ファイターシリーズ』が売り出された。皆レアもののファイターを集めようと必死…。でもそれは…デデデの罠だったみたい。」 ・「だからいったでしょ!デデデの仕業よ!」 ・「その通りよ!フィギュアをせっせと買って、村を魔獣だらけに責任は皆にもあるわ!こんなちっこいの、大したことないわ!」 ・「皆…あきらめないで!」 ・「嘘…こんなの嘘よ!私の一言でこんなことになってしまって…夢なら覚めて!」 ・「皆すっかり見物人になってる…。」 ・「(5人がかりでカービィに波動で攻撃するファイターに対して)なによ!最初から反則じゃない!」 ・「顔をげんこつで殴るのは反則でしょ!(今更過ぎるけど)」 ・「油断しちゃダメ!太極拳は手ごわいわよ!」
54話 ・「(キハーノに対して)助けられたのに攻撃なんて、騎士道に背くんじゃない?」 ・「(魔獣ではないか聞かれて)当たり前でしょ!」 ・「やめなさい!カービィ!(キハーノに)関わっちゃダメ!」 ・「(メシを食べるキハーノに対して)悔いも食ったりって感じね。」 ・「ねぇ、あなた誰なの~?」 ・「ねぇ、もしかしてあなた…星の戦士?」 ・「(デデデに苦しめられてるのは)まぁ…大体当たってるけど…。」 ・「うふふ、メーベルったら困ってる…。でも(過去のことを)あんなに詳しく普通に話せる?あそこまでもっともらしい嘘をつけるもん?」 ・「(キハーノの宇宙艇内を見て)片づけられない男のようね…どこから手をつけたら良いのかしら…。」 ・「ブン、そういうものを見るのは、掃除が済んでから!あら?」 ・「(漫画を見て)『遍歴の騎士キハーノ』か…。」 ・「そんな…キハーノ!」 ・「カービィ、吸いこみよ!」 ・「ミラーカービィ?」 ・「キハーノ!見た?何言ってるの?」 ・「メーベル…あなたも本当に王女様みたいだった。」
55話 ・「それで何が困るの?」 ・「(デデデを見て)気持ち悪い笑いなのは確かね…。」 ・「(怒らないデデデを見て)信じられない…。」 ・「デデデは本当に変わったみたい…。」 ・「デデデが急に優しくなるなんて、ちょっと変だけど良かったわね~。」 ・「エスカルゴンどうしたの?」 ・「愛の魔獣マニュアル。危険につき取り扱い注意。まさか!」 ・「やめなさい!エスカルゴン!」 ・「エスカルゴン!このマニュアルに書いてあること、あなた読んだの?いい?よく聞いて!何をされても怒らないが、やられた分だけ怒りのパワーが溜まる。そのパワーが許容量を超えると、爆発するのよ!」 ・「(デデデが)元に戻ったわ…。」 ・「魔獣『トゲイラ』よ!」 ・「カービィ!吸いこみよ!」 ・「皆がデデデをイジメた分だけ、パワーがあるのよ。そうだわ…来て!ワープスター!」 ・「どうかしらね?このハンマーに聞いてみると良いわ。」 ・「(デデデは)我慢していた分だけ、殴りたくてたまらないんだわ…。」
56話 ・「(スカーフィを見て)この魔獣が?」 ・「でもカービィみたいによく食べる~。」 ・「(スカーフィに夕飯を横取りされて)全く!しつけがなってないわ!デデデのヤツ!あんなに食べてまだ食べるの…。」 ・「まぁ~今に手のつけられないワガママに育つでしょうねー。」 ・「笑い事じゃないでしょ!ペットを捨てるなんて恥ずかしくないの!?誤魔化してもダメ!アンタみたいな無責任な飼い主がいるから、ペットが野生化して皆が迷惑するのよ!」 ・「失敗だ…あのペットフードが…(スカーフィを魔獣にしたのね)。」 ・「カービィ!吸いこんで!」 ・「あれよカービィ!デデデのハンマーを吸いこんで!」 ・「あのエサを吐き出させればいいのよ!」
57話 ・「顔にパイがべちゃ!スカッとしたわ~(笑)。」 ・「(デデデに対して)アンタたち頭どうかしてるわ~。」 ・「反対意見も許さないの!?」 ・「もうあったまきた!デデデー!食糧不足で困ってる国もあるって言うのに、もったいないでしょ!」 ・「カワサキ!何やってんの?こんなことに便乗して商売なんて恥ずかしくないの?」 ・「ちょっと!皆どうしたの!もういい加減にして!デデデは明日また来るわよ!アイツはもっとバカなことを考えてるに違いないんだから~!皆!団結して戦いましょう!」 ・「カワサキ!パイの準備は?本当はいけないけど、急いで増産して~!」 ・「カービィ、大丈夫?」 ・「(パイが直撃して)もうカービィったら!(パイを味見して)マズーい!」 ・「パイ魔獣は誇りを傷つけられたのね…。」 ・「カービィ!吸いこみよ!(怒)え?やなの?どうして?」 ・「(メタナイトに対して)でも、今あなたもマズいって言った!(お前も言ってるじゃん)」 ・「どうしよう…吸いこみができないなんて…。カービィはどうやって戦ったらいいの?」
58話 ・「教育機関?」 ・「(『デデデ小学校』に入学しろと言われて)パパ気は確か~?デデデの気まぐれにつき合いたくないわ~。」 ・「(学級委員に任命されるエスカルゴンに対して)エスカルゴンは教頭じゃないの?」 ・「良かった…(教えるのが)デデデじゃなくて。(急に性格が変わる)サト先生どうしたの?」 ・「(ホッヘをぶん投げたサトに対して)ひどい!間違えたら体罰!?」 ・「サトさんがそんな人とは思わなかった。じゃあこの問題!デデデ校長は解けるの?」 ・「(電卓使ってるし)思いっきりインチキじゃん…。」 ・「え!?これって確か…火薬の原料じゃ…!?」 ・「プルトニウム!?バカ!この国を蒸発させたいの!?(プルトニウムの入った機械をハンマーで殴って破壊する)」 ・「サト婦人もレン村長も、先生になると人が変わった…。」 ・「でも!古代プププ文明の遺跡を発掘したのはキュリオ先生です!」 ・「(キュリオに渡された歴史の教科書を読んで)ひどい!何もかもデタラメ!」 ・「何よこれ!強制収容所じゃない!」 ・「もう耐えられない!みんなやめましょ!こんな訓練…戦争に役立つだけよ!み…みんなだって面白くないわよね?」 ・「何でみんなが罰を受けるの!?罰なら私1人にしなさいよ!」 ・「これ全部宿題!?世界一の国王は○○○です。こんなのカービィはやらなくていいわ!(そもそもできないでしょ)あなたもよしなさい!ブン!」 ・「(デデデ達を覗いて)…たく呆れたもんね。行くわよ。」 ・「何よこれ…あ!これってもしかして学校の材料!?」 ・「どんな生徒も大人しくさせる…。極めて優秀な教師は必ず身につけねばならないもの…(眠くなる)。例えば教師の指導に対して生徒の…。」 ・「絶対おかしいわ…ボルン署長といいメーベルといい…ん?(粘土でデデデを作る弟を見て)何作ってんのよブン!皆おかしくなってる!」 ・「やめなさい!目を覚ますのよブン!」 ・「あ…この帽子…分かった!この帽子を被ると、誰でも魔獣になるんだわ!」 ・「このー!次は社会の授業よ!カービィのような落ちこぼれ児童!秩序の破壊者は抹殺せねばならない!(凶暴化する)」 ・「吸いこんでカービィ!」 ・「そうだ!それを吸って!魔獣教師はタダの暴れ者…そのどれでも吸えばファイターになれる!」 ・「学校も程々に限るわね…。」
59話 ・「(カワサキの新メニューに対して)悪いけど試食はパス。そのメニューの発表はやめなさい…。」 ・「(ワドルディ達に対して)カワサキをどうするの~!」 ・「ウチは権威に弱いからねぇ。」 ・「カービィ…デデデ達が帰るまで私たちの晩ごはんはお預けよ…。」 ・「(まずまずな味の料理をマズいというデデデに対して)最低のギャグね。」 ・「失礼ねぇ!(エスカルゴンにクッションを投げつける)」 ・「(デデデの新番組に対して)そうよ!全くひどい番組ね!」 ・「はぁ~デデデが始めた番組だもの…カービィ、乗せられちゃダメよ。」 ・「(ハニーの家をディスるエスカルゴンに対して)人の家を覗いてどっちが失礼なのよ!よそんちが何を食べようと勝手でしょ~!」 ・「(デデデのヤツ)全く世話が焼けるったら!」 ・「デデデ!もうこんなバカげた番組はやめるって約束しなさい!」 ・「カービィ…吸いこんで!(フライパンを投げる)」 ・「コックカービィ!」 ・「カービィ!その魔獣は(カニだから)横にしか動けないのよ~!」 ・「いくらカービィだってあんな気持ちの悪いモノ食べないわよね~?(※食べようとします)カービィ!?やめなさ~い!」
60話 ・「カービィ…もう遅いから今夜はウチに泊まりなさい。」 ・「え?流れ星…?」 ・「魔獣かしら…?カービィ!いらっしゃい!」 ・「(シリカに対して)あなたは誰?メタナイト卿が狙いなの?」 ・「ギャラクシア?」 ・「いったい何者!?メタナイト卿にそんなこと言う権利があるの!?」 ・「嘘よ!信じると思うの!?」 ・「(メタナイトの)意識がないわ…。」 ・「頑張ってメタナイト卿…もうすぐ薬が来るわ…。」 ・「シリカ…と言ったわね。彼女はあなたがギャラクシアを盗んだと…。何故誤解を解かなかったの?話せばわかるのに…(あんだけ気が立っていたら話し合いなんて通じなさそうだけど)。でも、あなたが説得できなかったら誰ができるの?」 ・「まるで生き物ね…いくらあなたの剣だって話せないでしょ?」 ・「(カブーの話を聞いて)あなたの剣にそんな歴史が…でも、ギャラクシアを奪い返したとき…ガールードに何が起きたの?」 ・「さぁ!手当てするわよ!メタナイト!」 ・「無茶よメタナイト!そのケガじゃ!」 ・「カービィ!(ソードナイトの剣を)吸いこみよ!」 ・「ソードカービィ!」 ・「彼女も持ったのね…ギャラクシアを持てる力を…。」
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shukiiflog · 2 years ago
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ある画家の手記if.124  告白
香澄と一緒に車で家を出た。留学から帰ってくる絢の迎えに。 絢と僕らはもう親戚ってわけじゃないけど、僕も香澄も少しでも早く会いたかったから。 かいじゅうくんキーホルダー、役に立ったかな…。 出てくる前に香澄とじゃれてた名残でまだ少し体があつい。車内の空調を強くしたら髪の毛が後ろに靡いた。 香澄も僕もだいぶ髪が伸びた。僕の髪はちょっと前は大型犬の尻尾くらいの長さだったけど、今はクラゲの触手くらいの長さになってる。
空港で会えたのは絢だけじゃなくて、ちょうど同じタイミングで帰ってきたまことくんと雪村さんと光くんもだった。 絢に「おかえり」って言って頭を撫でたら撫でた手に噛みつかれた… 合間をみて雪村さんにちょっと大きめの箱を渡す。「帰国祝いです」って笑って渡したら向こうも笑って受け取ってくれた。 いい包装紙がなかったから山雪の工房を借りて、大きな紙に自分で描いてデザインしたかいじゅうくんと絢ちゃんの柄を刷ってみた。包装するリボンにも、綺麗にレタリングしたアルファベットとかいじゅうくんと絢ちゃんの顔を描いて、シルクスクリーンで刷って入れた。 かいじゅうくんもだけど、雪村さんにあげるなら絢ちゃんも一緒に入れたほうが喜ばれるかなと思って。絢が僕に絢ちゃんを見せてくれたのは病院に持ってきてた一回くらいだけど、たまに送られてくる画像にもよく写り込んでるし特徴は覚えてた。 絢はたまに、みんなにじゃなくて僕だけに画像だけ送ってきてくれたりする。嬉しい…んだけど、謎の画像が多くて、どれも絢が外を歩いてて撮った写真みたいなんだけど、枯れた蓮のドアップだったり、寂れて朽ちて顔の印刷が禿げた公園の動物の遊具だったり、…謎だ。毎回一応送ってくれた写真にはコメントしてる。
帰って来るやいなや絢と一緒にあっという間に香澄も攫われていって、残された僕とまことくんとでぽかんとその場に立ち尽くす。 正確には僕一人。まことくんはそこまであっけにとられたふうでもなくて、慣れてるみたいな涼しい顔で絢たちを見送ってた。オーストラリアでもこんなことあったのかな。 このまま香澄も一緒に行かせちゃっても特に危険はないと思う…わがまま言ってるふうでいて絢がそう判断してもいるんだろうし…。 絢の家族の人間性とか危険性については香澄からも絢からも僕はほとんど聞いたことがない。それぞれ個人についてなら間接的な情報を聞けたこともあったし、それが無意味ってことじゃないけど。情香ちゃんからの報告も、つまるところあくまで情香ちゃんへの対応なんだと思う。 僕は香澄みたいに彼らと個人的な関係を築けてるわけじゃない。…でもみのむしくんは渡せた、これ以上は高望みかな。 ひとつ音にもならないくらいのため息をつく。煙草…はここは禁煙かな。 となりのまことくんのほうへ視線をやって話しかける。僕はまことくんにも話しがあったんだった。 「まことくんは機内でなにかもう食べた? 僕は空港内のカフェで軽く食べて帰ろうと思うけど、よければ奢るよ」 にっこり笑って誘う。「君と少し話せたらなって思って」 「え?や…ありがとうございます…」 まことくんは愛想笑いでも警戒するような感じでもなく、僕に対して特にどういう感情もなさそうな顔。 「食べて帰ろうかと思ってますけど…  香澄も絢も居ないのに俺だけなんか悪いですし」 お辞儀してそのまま一人で行っちゃおうとするから、もう一声かけてみる。 「香澄も絢も居なくていいかな。できれば君と個人的な話が二人でできればいいなって思ってたから。…無理強いはできないけど」 まことくんがカフェに向かって歩き出す僕の斜め横にくる。 「そういうことならありがたく奢ってもらいます。院生て金無くて。留学とか行っといてなんですけど」 今の言葉でとまってくれたのかな。その前と言ってることはほとんど変わらないけど、どこで思いとどまってくれたんだろう…。 「お金があってもなくてもやりたいことはやらなきゃね」 院生か。僕は院には行ってないけど卒業後それなりに極貧生活だったな。まだやってることがはっきりとは結実しない期間ってことなのかな。 院には慧が行ってた、その慧の部屋に僕はしばらく入り浸ってたから、まことくんと慧では分野は違うだろうけど院生がそれなりに忙しいスケジュールを抱えてるわりにまるで儲からないのはなんとなく知ってる。 一緒に来てくれるってことで、まことくんの肩からひょいっと荷物を預かる。僕のランチの提案で重たい荷物を抱えて当初の予定より余計に歩かせることになるから、せめて。飛行機から降りたばっかりだし。 そのとき気付いた。まことくんの荷物の端っこで揺れる、荷物に付けてあるキーホルダー…木彫りの、かいじゅうくん、僕が香澄と一緒に作った 「ーーー……」
まことくんと二人で入ったのは飛行機の離着陸や滑走路が見える日当たりのいい綺麗なカフェ。 軽く食べるっていっても僕はもともとが一度にそんなに食べきれないから小さなワッフルとコーヒーだけ。 夏だけど僕はコーヒーは一年中ホットで飲んでる。空港内は涼しいからまことくんもこの季節に見てて暑苦しいってほどじゃないはずだ。 テーブルの向かいの席にまことくんも座る。 こうして綺麗に正面から姿を見るのは初めてかもしれない。 絢や香澄と一緒に家に遊びにきてたことは何度もあるけど、まことくん個人と面と向かって話したことはない。 顔立ちはシャープな印象だけどパーツや骨格の造り自体はそんなに細く鋭く尖ってるわけじゃない、骨ばってもない、てことは表情でかなり顔が変わるのかな? 造形より印象が圧倒的に強く出てる。 表情豊かな人だ、多分。造作的な表情の変化の幅が大きくて広いって意味じゃなくて、ほんの少しごく僅かな表情の変化だけで内面や感情を非常に雄弁に物語る、って意味で。 少ない情報…出力から、相手に膨大な入力をもたらす相貌、ひとの顔は見る人間と見られる人間の双方の視線で織りなして編まれる、出入力のアンバランスが造作より印象が圧倒的に勝る容貌に繋がってるのか…どうかな… まことくんが飲み物しか頼まないから「好きなもの頼んでいいよ」って言ったら僕と同じワッフルを頼まれた…   さっきお金ないって言ってなかったっけ…  あんまり量食べないほうなのかな 余計なことかもしれないけど、店員さんにメニューの中からいくつか腐りにくい日持ちしそうな料理を頼んでテイクアウトにしてもらった。 コーヒーに口をつけながらまずはなんてことない話を始めてみる。 昔、慧につっこまれた、突然本題を相手の顔面にパイみたいにぶつけていく話し方やめろ、それは会話じゃない、って。 そのパイをぶつける話し方って案外、美術講師をやってた頃には生徒に通用してたんだけど。先生と生徒なら、要点が話の頭に来たほうが早くて助かる、ってことだったのかな。 「そういえばまことくんの名前って本名じゃなかったんだね、最近香澄が呼び方を変えたので初めて知ったよ」 まことくんも飲み物を飲みながら答える。 「そうですね。まことって呼んでたのは香澄の勘違いというか…本名は張磨寿峯です」 ことねって名前がふとした話題に出てきたとき、最初僕は香澄が誰の話をしてるのか分からなくて、新しい友達ができたのかなと思った。なんとなく、香澄も呼び方を変えてすぐにしっくりきたわけでもないみたいだった。 名前、というより呼び方なのかな、相手そのものの僕の中での存在のあり方を呼称って形で包括してる。呼び方を変えるときは相手の存在形式が大幅に変わったときか、変えるときで、だから僕の中では絢はずっと絢だったりする。 …僕は名廊に絢がいたときから、絢のことを「絢」って呼んでたから。あの日理人さんと会って。今でも僕が「絢」って呼ぶとき、それはなんとなく「雪村絢」の絢じゃなくて「絢人」を略したものとしての絢だったりする。…言わなくてもいいことだから、言わないけど。 「はりまことね… 綺麗な名前だね。…僕も呼び方変えたほうがいいかな?」 香澄から呼び方を変えた経緯とかは聞いてないからまことって呼ばれるのになにか不都合が起きたんじゃ… 「呼びやすいように呼んでください。絢はまだまこって呼んできてて、逆にぬいぐるみのサメに寿峯って名前つけてんですよ。まぁそういうのも別にいいかなって思います」 杞憂だった。 絢はまことくんにもぬいぐるみ買ってたのか…。 …そう言われれば…こう、鋭利な印象と魅力的な部分に相似が…  もしかして絢もそう感じた…? 「サメ…  ………まことくんがサメに似てるから…?」 訊いてみたらまことくんの表情のニュアンスが少し変わった。嬉しそう…楽しそう…? 「そうそう、サメ似てるって…絢から聞いてました?」 「いや、僕は何も聞いてなかったけど、印象が似てると思って…」 絢はぬいぐるみが好きなのかな。そういえば僕によくノエルぶつけてくるね。好きな人にそのイメージのぬいぐるみをあげてたりするのかな。 僕から見るとサメってすごくかっこいいけど、絢から見てもまことくんはそんなふうに見える? なんとなくにこにこする。 そのまま立て続けてサメからゆきちゃんからノエルからかいじゅうくんからみのむしかいじゅうくんの話をしそうになって一度冷静になる。 留学から帰ってきてまだそのままだし、そんなにここに長居させるわけにもいかない。国が変わると空気とか水とか匂いに慣れるまでに時間がかかるとか体壊すとかって前に稔さんから聞いたような…。 僕とまことくんとはしょっちゅう会えるわけじゃないから聞きたいことがあるなら今聞いておかなくちゃ。 「そういえば絢から通話で聞いたよ。まことくん、絢と付き合い始めたんだって?」 僕が聞きたかったのはそういう話。 まことくんはさっきの顔からまた元に戻って短く答えた。 「ああ…はい」 「…」 こういうのって、例えば家族とかでも本来は無遠慮に聞いていい話じゃないんだろうな。誰とどう交際するとか結婚するとかって。 名廊はそのへんも古いからな…そろそろ誠人くんがそういうのにも耐えがたくなって変えてそうな気もするけど。男女関係なく、誰かと交際するときはもちろん結婚前提だし、相手もそれなりの家で、相手の家の親族は軽く洗ってあまりに見るに耐えかねる人物がたとえ遠縁にでもいたらそこで話は終わり、とかだった。 ずっと家の子供たちを幼稚舎から西蘭に通わせる理由にそれもある。あの学内だけでプライベートな人間関係が構築されるなら、西蘭には名家の子や一定レベル以上に優れた能力を持つ子しか入らないから、学内で普通に恋愛しても家曰く「ひどいハズレ」を引くことがない、とかなんとか。…考えてて嫌になるし、実際嫌になったから僕は大学は別のとこにいったんだっけ… 「…立ち入ったことだったかな」 眉を下げて訊いたらまことくんがフォローを入れてくれた。 「いえ、絢が香澄と直人さんに伝えたのは聞いてました」 まことくんと絢が付き合い始めたのが留学期間中であってるなら、まだそんなにどういう交際になるのかとか、はっきりしてないのかもしれないし、僕は別に波風立てたいわけじゃ…ない。 「…伝えてきたのは絢の行動であって君の積極的な意思が伴ってたのかはわからないし、だから僕がその事実関係を知ってることを君も知ってることと、僕がその関係について絢じゃなく君にも遠慮なく踏み込んだ話をしていいのかは、別だから…」 慎重に言葉を選ぶ 相手を悪戯に傷つけないように 土足で踏み込まないように 「君が嫌なら金輪際絢との関係については話題にしない…って言いたいけど、最低限僕が君としたい話だけ、ここで僕にさせてくれるかな」 どこまで僕がエゴを抑えて話せるか 「答えられることなら」 まことくんはさっきまでと同じ声で答えた。 「絢が香澄と直人さんに伝えたいって思うのは納得できてますし、俺もそれは了承してます。でも今は俺しかこの場に居ないから。俺一人で答えられる範囲じゃ無いって思ったら、それはすみませんけど、話せないってこともあるかも。それでもよければ」 むしろここに絢もいたら、絢は僕がまことくんに聞きたいことや話したいことを茶化したり誤魔化してくるか混ぜっ返してくる。そしてもう一度同じ話題に戻れない流れを作る。絢はそういうのが上手い、ここでは厄介な存在だから、今はいないほうがいい。 …なにから話せばいいのかな   絢とまことくんが付き合うって知って頭を掠めたものはなんだったっけ …髪留め
「…邪推の域を出なくて申し訳ないけど、僕はずっとまことくんは絢じゃない別の人のことが好きなんだと思ってたんだ。今もそうなのかなと、僕は思ってる。…僕はなにか勘違いをしてるかな?」 向かいでまことくんが唖然と…ぽかんと…?してる。 脱線してないことを示そうとしてにこっと笑って続ける。 「…僕は君がその人の誕生日に髪留めを贈ったのを知って、そうなのかなと思ったんだけど。」 「え」 まことくんの食べてる手が止まった。目が合う。…これもあんまり僕からは言っちゃいけないことだったかな。  これに関しては何も攻撃の意図はないから最初に声をかけた時のまま、穏やかな笑みを崩さないでおく。 「香澄のことですか」 「うん。決められたたった一人の相手としか恋愛や交際をしちゃいけないとは僕は思ってない、けど…自分の大事な子たちに無節操に軽い気持ちで手を出されるような動きをされると心中穏やかじゃない。香澄にも絢にも、幸せになってほしいから」 香澄は僕が幸せにするけど、香澄に髪留めを贈って、絢に告白されたら付き合って、僕はどっちのこともいい加減に扱われていたずらに気を持たせて蔑ろにされたようで   少し怒ってて でも  …どういう行為が本人の中で下衆な行いだって認識されてるのか、その行動を一人一人の相手がどう受け取るのかは、分からない…場合によってはそれでいい関係だって多分あるんだ    今回は僕がただ拭えない違和感を感じただけで、それだって僕は本来部外者だし… 僕と香澄と情香ちゃんの関係だって、信じがたい、受け入れがたい、って人はいる   パーティでそういう声も聞いたから だから結局僕の気持ちより絢の気持ちのほうがずっとずっと今は大事にしなきゃいけない でも絢は… 傷つけられても、…気付けないかもしれない 「…君は絢のことをどう思ってるの」 まことくんは訝しげな表情で僕にしっかりした声で返した。 「俺は付き合うなら一人だけです。絢と付き合うなら二股とか浮気はしません」 眉が下がっていく… 一緒に目線も下がって、手元のコーヒーをじっと見つめることになった。 「それは君の主義信条方針であって君の気持ちは一言も出てきてない。僕はそれが怖い。僕は、絢のことをどう思ってるのかって聞いたのに。…」 どんな崇高で堅牢な主義思想や人道的な判断を貫くより絢のことを誰より一番に最も深く愛してほしい、どれだけ道に外れることになっても愛の形が歪になってでも   …どこからが僕の本当の願いで、どこからが変えられなかった過去だ 悲しい顔した僕の向かいでまことくんは少し気分を害したみたいな空気で言った 「…好きですよ」 その言葉に、僕は「お前ごときに絢を幸せにできるとでも思うのか」って怒鳴りたかった、そうしなかったけど その言葉は本来はまことくんに向けられたものじゃない、その怒りも、本当は僕に向けられたものだ、だから言わなかった 今ここでこうして絢の恋人相手にあれこれ訊いてみるなんて滑稽な真似してまで僕は絢に幸せになってほしい、 そうじゃないと僕が困るから? 絢は僕の犯した因果から産まれた 僕一人では負いきれないほどの咎を、まるで無関係のはずのまことくんに負わせてしまったような気持ちでいる、 僕が 絢を幸せにしてあげられればよかった 誰より深く優しく愛して死ぬまでそばにいて慈しんであげられたら それはできない 僕が絢を一人の連続した人間だってふうに思えるようになったのは、香澄に会って 香澄と愛し合ったから 深く優しく慈しむような愛し方も 僕の中には元々なかった 香澄と関わって育まれたものだ それは香澄と僕で編んだもので、僕が一度そういう愛し方を学んだからって誰しもにそれを適用できるわけじゃない  あくまでその人との関係の中で生まれたものを途切れないように大事に紡いでいくだけで、それがどこに行き着くかどんな形になるのかは、そうしてみないと分からないし、香澄とまったく同じ形になることは相手が誰でもきっと起きない
「…」 少しの間黙り込んじゃったけど、手元のコーヒーを一口飲んでからまことくんに柔らかく微笑みかけて、話を続ける。 「そう…  それならよかった。…僕が訊いて君が答えてくれたのに、言われたことを鵜呑みにもできなくてごめんね。君を信頼してないってこととも違うんだけど…。」 好意なんてものを単純に絢にとって良いものだなんて信じられるわけがない、絢だけじゃない、好意をかさに着て香澄に好き勝手に振舞ってきた人間がどれほどいたか いつも好意はどんな悪意より尚たちが悪かった 好きだって、まことくんの言ってる好意がどういうものかは、真実を僕が知ることはなくてもせめてこうして話さないと何も分からない 「…僕は当人と直接一対一でのコミュニケーションを重ねないことにはどうにも個人像が得難いらしくて、今まで君のことも家で幾度となく見かけて挨拶を交わしたりもしてるのに、僕には君をどういう人間のようにも思えなかった。こうして多少不快なやりとり���通してでも僕は君のことを知りたかった、絢を傷つける人間を僕はもう二度と絶対に許さないから。」 理人さんも、誠人くんも、僕も。 流石にもう分かってるよ、理人さんが優しくて儚げで壊れそうなお兄さん、なだけじゃなかったこと。…誠人くんも。…僕も。 まことくんは…どういう人なのか。プロファイリングみたいな成果がこの会話で欲しいんじゃない、お互いの中にまず一人の人間として根を下ろす覚悟がまことくんにも僕にも必要じゃないかなってことなんだけど…。 まことくんが僕の少々重たい言葉を継いだ。 「…絢がすごく真剣に物事考える奴だってことは俺も感じてます。だから正直なんで俺?って思いましたけどね。直人さんみたいに周りに絢を心配する人が居るのはあいつにとっていいと思いますよ。俺は俺が関わる以上のことは絢にしてやれないんで」 ………。 絢に…何かを要求してるわけじゃない…? 関わる以上のことはできない…  なら、 どう関わりたいかだけがネックだ。 「僕はもう絢にとっては親戚でも従兄弟でもなんでもない存在だから…正直どこまで僕の一存で絢に鬱陶しくいつまでも構っていいものかはずっとはかりかねてるんだけどね…。君は、絢とどういうふうに関わっていきたいと思ってるの?」 ここまで訊いていいのかな、嫌なら「答えられない」で済むからいいのかな、とか思ってたらまことくんの顔から力が抜けた…僕なにか変なこと訊いたかな… 「どうっていうか… 俺わりと絢はそのまんまで好きなんで。絢がやりたいようにやってるとこ見てられればそれで」 「ーーー……」 「俺も絢もやりたいこと違うと思うんですけど、それでも相手の興味あることが自分の糧になったりもしますし」 「………」 ………そっか…  絢は今度は 際限なく尽くして相手の欲求や混乱を鎮めて満たしていくような関係は 自分を少しでも損なうような関係は、望まなかった…のか 絢のことが…  そのままで好き…… 「………まことくんは、なんで自分なのかって言ってたけど、僕は今すごくよく分かったような気になったよ…あの家を出たあとの絢らしいね… 前からいい子だったけど、ずっとずっといい子になった…」 自分で言ってて優しい気持ちと一緒に笑みが溢れる。 「僕だけかもしれないけど話しを聞けてすごく安心したよ。好意を振りかぶって傷つけてくる人間が、大勢いたから…好きだから付き合うってだけじゃどうしても警戒心が抜けなかったんだ」 そのままの絢が好き… 絢に何を求めてるんでもない、何でもこなす器用なあの子にそのスペックを自分との恋愛に活かしてほしいだとか、あの美しい容姿を連れ���いて自己顕示の道具にしたいだとか、ただ愛玩したいだとか、そういうのじゃなかった…  僕がほっとしてる間にまことくんは「はぁ。そうですか」てまた元の顔に戻っちゃってる。…?違う感じもする… おたおたしながらコーヒーに口をつけて弁解みたいなことを言う。なんとなく目が泳ぐ。 「ご、ごめん、絢の話ししてたのに自分語りみたいになっちゃったね。喋るの苦手で…話すとき言葉が抜けがちとか主語がないとか日本語じゃないとかよく言われるんだ…」 正直に白状したらまことくんに笑われた。苦笑いみたいな感じだけど。 マグの向こうをそっと見る。この子ちょっと困ったような感じの苦笑みたいな笑顔が映えるな。少し痩せ気味の体型とも合ってて全体の空気に統一感がある。苦笑に皮肉や嫌味っぽい暗い雰囲気が混じらないから向けられたほうも嫌な気持ちにならない。無表情に近いときの顔の造作がそういう笑みの印象から…遠くはないけど、でもすぐに思い描ける感じでもないから、そこに少しのギャップがあるのかな。 「日本語になってないって…」 まことくんは苦笑したまま返してきた。 「や、別に、会話って言語外のニュアンスが色々ありますから」 「…ニュアンス頼りだと齟齬にいつまでも気付けないこともあるし…」 僕の場合はニュアンス以前な気がするけど… 「香澄に会ってからは気をつけようとはしてるんだ…あの子ははじめて会った頃はあんまりどういう言外のニュアンスも醸さなかったから、僕も何も汲まなかったひどい歴史があって… …絢はそういうとこは醸すかどうかしっかり統制してるからこれもやっぱり僕には難しいんだけど…相手が汲んでほしくないものは汲めないし…」 「そういうものじゃないですか、人間関係は」 僕がおたおたしてたら総まとめにされちゃった…。 続けづらくて黙ってコーヒーを飲んでたらまことくんが続けてくれた。 「俺は前まで絢が好きなのは香澄だと思い込んでたんですけど まぁ、そういう…はっきり言われないとわからないこともありますね。絢が香澄を好きなのは間違いないと思いますが」 「…?うん。…?」 絢は香澄が好きで香澄も絢が好きでまことくんは香澄が好きだけど絢も好きで付き合ってて、…いい関係だと思うけど… 「留学最終週とか絢ずっと香澄に会いたいとかくっつきたいとか色々言ってて、それで今日会った途端あれじゃないですか。マジで置いてかれたし…」 まことくんがちょっとおかしそう?に笑ってる 絢、もうすでにまことくんに甘えきってるな… 「置いてっても君ならちゃんとそこにいると絢が思ってるからでしょう。両想いだね」 僕がそう言ったらまことくんは笑顔の余韻を漂わせてる。 「あー…まぁ…だといいですね…」 真っ先に駆け寄っていく相手と、置き去りにしていく相手。どっちがどうとは言えないけど、違う形の信頼関係が両者とそれぞれにあるってことかな。 「僕は絢が君を選んだことがすごく嬉しいよ。どれだけ今の段階で深く愛しあってても、絢が香澄を恋人に選ぶよりも、君を選んだことが。 あの子は生まれた時から自分のすべてをたった一人のひとに捧げて、その生き方を愛ゆえだと思うことで耐えて生きてきた。本当に愛かもしれなかった、それはもう分からないけど、絢の世界ではずっと愛し愛されることはあの子が身を削る形のものでしか成立しなかった。 でも君はそのままの絢が好きだって言った。絢はやっと身を削��なくてもそのままでいるだけで愛し合える相手を見つけて、そういう君のことを、自分の意思で選び取れたんだと思って。」 きっと怖かったんだろうな。がんばったね絢。 笑んだ目元に自然と涙が薄く浮かんだ。僕のほうにまっすぐ視線を向けたまま、まことくんは黙ってた。 僕から続ける。 「それに君はいくら恋人でも絢のために身を削る真似はしない、…ような気がした。」 にっこり。これから変わるかもしれないけど。 「まぁそうですね」 そうであってくれるから、絢はまことくんを選んだんだろう。 僕の勝手な想像だけど、絢から聞く限りでは、絢がまことくんとの関係を恋人って形にするのを少し急いたのは、絢が香澄と今後も一緒にいるためでもあったような気もする。 自分の気持ちの成就もあっただろうけど、絢の人間関係はそれほど大きな広がりを見せることはもうないはずで、絢と香澄はそうならないように思いあっているものの、お互いに少し、お互いのことになると我が身を省みなくなるところは…あるよね。 長々話し込んだけどコーヒーも飲み終わったし、まことくんも食べ終わってるから日が落ちる前に空港を出る。夜道の運転は暗所が見えない僕は避けたほうがいい。 「食べ終わったし、そろそろ僕らも帰ろうか。送っていくよ」トレーを持ってワッフルを包んでた紙を丸めてゴミ箱に入れながらまことくんのトレーも彼の手から預かって片付ける。 「はい。じゃぁ…ほんといいんですか奢ってもらって」 「もちろん」 会計しながら話す。 「まことくんは遠慮しそうな気もするけど、ご飯作るのが面倒だったりお金がなかったらいつでもうちに泊まってってたくさん食べてってね。一人暮らしだって聞いたし。香澄も喜ぶよ」 「ありがとうございます。機会があれば」 丁寧に「ごちそうさまです」って言って僕に頭を下げる、わかりやすい愛想はそんなにないけどどこも無礼じゃない…躾の行き届いた子?っていうのかな…?いや、この年齢ならもう躾とかってことじゃないのかな…。
香澄と絢は向こうの車で帰ったみたいで、ロールスは駐車場でいい子に待ってたから後部座席にまことくんを乗せる。 僕が持ってたまことくんの荷物も乗せて、その横に食料を乗せた。 ふと思いついて運転席からバックミラー越しに提案する。 「今日はうちに泊まっていったら?今夜は香澄も絢のところに泊まるみたいだから僕も家に一人だし。おいしい晩ごはん作るよ」 さっき香澄と絢から連絡が来てたのを見た。僕一人だとちょっと寂しい。 「いや、さすがにそれは…帰って荷ほどきとかもしたいんで」 「そっか」 今まではずっと留学先で絢と同室だったみたいだし、急に一人の部屋に戻って一人で寝起きするのも寂しいんじゃないかなと思ったんだけど、一人のほうが落ち着くし静かでいいって場合もあるし、これも無理強いはできないな。 「じゃあせめて家まで送っていこう」 そこから先はまことくんのナビで一緒にまことくんの下宿までいく。 車の運転はなるべく安全運転で。 後ろのまことくんに話しかける「そのキーホルダー、絢からもらった?」 荷物についてたかいじゅうくん。僕と香澄がお守りに渡したものを他の人に渡すなんてよっぽどだ。 まことくんは「借りてるだけで返します。それも何度も断ったんですけど」って言ってる。相当絢が食い下がったな。お守り、自分よりまことくんに持っててほしかったのかな。
まことくんの下宿についたら、車から荷物を持って降りる彼に、カフェで受け取った大きな袋を運転席から差し出す。 「これ、さっきのお店のメニューで日もちしそうなやつをテイクアウトしといたんだけど…疲れてるかなと思って、数日は料理しなくていいように」 慌てて付け足す。 「アレルギーとかあったり食べきれなさそうだったらこのまま僕が持って帰るよ」 「あーありがとうございます…なんか色々してもらって」 絢を呼べばぜんぶ処理できる気はするけど、絢ももしかしたら今頃はしゃぎすぎて熱出してるかも。 まことくんは袋の中身を確認して「助かります。いただきます。ありがとうございました」って綺麗にお辞儀した。 背筋もいいけどお辞儀の仕方が綺麗なだけじゃない、茶道じゃない…何か武道をやってたのかな。 「役に立ちそうならよかった。それじゃあ、お疲れさま。留学先から絢を無事に帰してくれてありがとう。おやすみ」 運転席の窓を閉めて車を出す。
聞きたいことが聞けたのとはちょっと違ったけど、それより当初の目的は達成できてる気がする。 最初はたしか香澄の話題に頻出していた、名前だけの存在だった”まこと”くんに、実体が伴い、造形が伴い、存在感が伴い、今日ようやく僕なりの像が得られた。 これからそこに少しずつ違うものが追加されていったらいいな。
香澄視点 続き
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yfuga · 2 years ago
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20230913
#オーストラリア旅行記 01
成田空港でウルトラライトダウンを落とし、ケアンズで飛行機を逃し(時計設定ミスで過去を生きていた)、余計な支出に加え想像以上に寒い。灼熱の日本にいながら、20度以下の気温を真面目に想像できなかった。ブリスベンのユニクロにウルトラライトライトダウンはあるだろうか。もしくは、暖かくなるまでタスマニアに行かないか。
9/8 Russell Islandに着いた。Samidaはアーティストであり、家中に素敵な絵、階下には工房がある。昨年引っ越してきたという家は洋風の二階建て、一階は倉庫的なつくりで二階にすべてが収まっている。Qennslander というらしい。ふたり暮らしにちょうどいいサイズ感。友人のGrammeの家に行った、彼には16歳上の夫がいる。庭、というか敷地にところせましと植わっている植物は全部食べられるらしい。パーマカルチャー式。they help each otherと言っていた。雑多に見えるが、木は常に植え続け、結果生え続けている状態にしたいらしい。パパイヤ、ミント、ターメリック、ミルクで作ってくれたスムージーが美味しかった。
Samidaはフィジー生まれのインド人で、15人の兄弟はみんなNZに住んでいる。食べ物に非常に気を使う人。すごくシンプルで美味しい料理を作る。初日のジャガイモと玉ねぎと鶏肉をシーズニングで軽く炒めトマト缶とミント、ハーブ、パセリ、ローズマリーをいれてオーブンで仕上げた鍋が美味しかった。
対してSteveはとてもオーストラリアンな人。非常に背が高く、怪獣っぽい見た目をしている。背が高すぎて歩行に支障をきたしているようだった。wi-fiのパスワードがToo tallなのは自虐なのかただのギャグか、かつてのニックネームか何かか。パイが好きで、私がパイの話をしたら冷凍のパイを買ったばかりにもかかわらずお店のパイを買ってくれた。会社の昼休みにもパイを食べるらしい。ちなみにミートパイは、真ん中に穴をあけてケチャップをいれるのがオーストラリアンスタイル。マスタードでも良い。
この家で非常に助かったのはSamidaの食意識。紅茶を好み、ジンジャー、モリンガ、ジャスミンなどのお茶をいつでも飲んでよい。寒さで完全に風邪をひいていたためジンジャーティーに大変助けられた。コーヒーの家だったらどうなっていたことかと思う。多くを食べず、野菜が好き。すっからかんの冷蔵庫をあけて、「I am not poor」といっていた。いっぱいにしたくないらしい、鮮度が大事で。どちらかというと「I am poor, give money」と言われがちだったので(主にマラウイ)なんか斬新な気分だった。
仕事は主にガーデニングに近く、彼女の新しい庭に植物を移植する。しきりにBONZAIっていうの、何かと思ったら盆栽だった。有名らしい。小さい木、的な。
月曜は島内のアートセンター的なところへGrammeと一緒に行き、それぞれのアート作品を仕上げる。Grammeは水の流れる仕様の置物みたいなものを作っていた。私はペイントを手伝う。Grammeは何かをトリガーにして身体の状態が変わり、ろれつが回らなくなり、あとときどき奇声を発する。大変そう。月曜からアートをしに集まる奥様方を見て、リッチやなあ…などと思う。
Samida、主婦なのかと思っていたら、経営者でもあった!不動産的な会社を持っているらしい。オフィスはメインランドにあるとか。…余裕のある主婦だと思っていた。彼女のアートは素晴らしい。
帰りがけに絵をくれた。「meaning of Life」すべてのアートには意味があるのよ、と初日に渡したアイヌハンカチを見ながら言っていたことと同じ話をする。meaning of Life、昨日話した食べることに通づるとも。
フィジーのアクセサリーもくれた。大事なものなのでは…って言いたかったけど言い方分からず、ありがたく受け取った。最終日にひたすらペンキ塗りをして労働!!に加えて謎の餃子と寿司をつくった結果非常に喜んでもらえてよかった。さすがに少し疲れなので翌朝に出発することにした。
寿司に関しては正直結構残念な仕上がりで、真面目に勉強しようと思った、というか正直こんなにもメジャーで、求められるとは思っていなかった。寿司専門学校に通おうか。
ところでこの島はとても静かで、いろんな種類のアーティストが住み、ところどころにパーマカルチャー的思想をもった人がいる。帰りのフェリーにも、全身でアートを表現しているようなカラフルお姉さんがいた。全体的には経済的余裕のある人たちのように見えるが、どうなんだろう。
そういえば、femaleのカニはとらない話面白かったな。罰金だから、もし間違ってもらったカニがメスだったら庭に埋めると言っていた。キャーー!なんでfemale!!!!ってなるらしい。徹底しているな。
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tsuyo-gee · 1 year ago
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返済日
休み明けの木曜日、高知市内のお天気は晴れ、降水確率は0%です。 今日は何の日? 今日 3月14日(木)の記念日・年中行事 • ホワイトデー • 円周率の日 • 数学の日 • パイの日 • 国民融和日 • 美白デー • 国際結婚の日 • さーたーあんだぎーの日 • 切腹最中の日 • ホームインスペクションの日 • 花贈り男子の日 • ピカジョの日 • 不二家パイの日 • オキシクリーンの日・オキシ漬けの日 • 採用担当者へありがとうを伝える日 • 丸大燻製屋・ジューシーの日 • クラシコ・医師の日 •…
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herbiemikeadamski · 2 years ago
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. (^o^)/おはよー(^▽^)ゴザイマース(^_-)-☆. . . 3月14日(火) #赤口(辛未) 旧暦 2/23 月齢 21.8 年始から73日目(閏年では74日目)に当たり、年末まであと292日です。 . . 朝は希望に起き⤴️昼は努力に生き💪 夜を感謝に眠ろう😪💤夜が来ない 朝はありませんし、朝が来ない夜 はない💦睡眠は明日を迎える為の ☀️未来へのスタートです🏃‍♂💦 でお馴染みのRascalでございます😅. . . 昨日の嵐で、寒が戻っちゃった みたいですよね❄️🍃☃️折角の 暖かな空気が吹き飛ばされた感💦 帰りは日が沈む夕焼けを眺めて 早めに上がりました🤚上着の下 一枚でしたからチト🥶でしたよ。 今朝の気温は昨日の半分で7℃ ですから寒暖の差が激しいです。 この時季は体調崩しやすいから 気をつけて行きましょう🤣😆 . . 今日一日どなた様も💁‍♂お体ご自愛 なさって❤️お過ごし下さいませ🙋‍♂ モウ!頑張るしか✋はない! ガンバリマショウ\(^O^)/ ワーイ! ✨本日もご安全に参りましょう✌️ . . ■今日は何の日■. #切腹最中の日.  浅野内匠頭が吉良上野介への刃傷事件から切腹をされ、のちの「忠臣蔵」へとつながるのが元禄十四年三月十四日のこと。  「忠臣蔵」にまつわる数々の事柄を多くの人に語り継いでいただこうと、自社商品に「切腹最中」(せっぷくもなか)を持つ東京新橋の和菓子店「新正堂」が制定。  「新正堂」は浅野内匠頭が切腹された東京新橋の田村右京太夫屋敷に在する大正元年創業の老舗和菓子店で「仮名手本忠臣蔵味こよみ」「景気上昇最中」などの人気商品がある。  . . #赤口(シャッコウ・シャック). 「火の元や刃物に注意すべき日」と言われており、凶や死のイメージが付きまとうため、お祝いごと では次で紹介する「仏滅」より避けられることが多いです。  この日は午の刻(午前11時ごろから午後1時頃まで)のみ吉で、それ以外は1日大凶となります。 . #大明日(ダイミョウニチ). 民間暦でいう吉日の一つ。  通例、甲辰・甲申・乙未・乙丑・丙辰・丙午・丁卯・丁未・戊辰・己卯・己酉・庚戌・辛未・辛酉・辛亥・壬午・壬申・癸巳・癸酉の一九日とされるが、異説もある。  この日は、建築・旅行・婚姻・移転などすべてのことに大吉であって、他の凶日と重なっても忌む必要がないともいう。 . #大犯土(オオツチ).  選日の一つ。  土、椎、槌。  庚午から丙子までの7日間を大犯土、戊寅から甲申までの7日間を小犯土という。  その間の丁丑を間日、犯土間日、中犯土といい、この日は犯土には含まれない。 あるいは犯土には含まれても犯土の禁忌は存在しない。  犯土期間には土公神が本宮、あるいは土中にいるため土を犯してはならない。  土に休養を与えるべき日とされ、土に関することは慎むべきとされています。   . #血忌日(ケコニチ、チコニチ、チイミビ).  暦注の一つ。  血に関係したことを忌む日で、鳥獣の殺生や手術などに凶の日。  鍼灸や狩猟や死刑執行といった行為もご法度の日。 . . #国際結婚制定(#国際結婚の日). 1872(明治5)年に英国で行われた長州藩のイギリス留学生の南貞助とイギリス人女性ライザ・ピットマンとの結婚が 翌1873(明治6)年6月3日(月)に日本政府太政官に許可されたことで、これが日本における法律上の国際結婚第一号であるとされる。  この法律をもって、日本で外国人と結婚することが、公式に認められたのでした。  因みに、両人は後日、離婚して居ます。 . #バカヤロー解散.  1953(昭和28)年3月14日(土)大安.の衆議院解散の俗称である。  この解散に伴って第26回衆議院議員総選挙が行われた。 . #さーたーあんだぎーの日. . #不二家パイの日. . #採用担当者へありがとうを伝える日. . #円周率の日. . #数字の日. . #数学の日. . #パイの日. . #ホワイトデー. . #キャンデーの日. . #マシュマロデー. . #ピカジョの日. . #花贈り男子の日. . #国民融和日. . #ホームインスペクションの日. . . ●美白の日(美白デー). . ●オキシ漬けの日(オキシクリーンの日). . . ●丸大燻製屋・ジューシーの日(毎月14日). . ●生命保険見直し月間(1日~31日). . . ●アンドラ憲法記念日. . ●エストニア母語の日. . . ■本日の成句■. #まさかの時の友こそ真の友(マサカノトキノトモコソシンノトモ). 【解説】 不慮の窮地に手を差し伸べてくれる友人こそが本当に友人というべき存在である、という意味であるこの諺。 . . 1969(昭和44)年3月14日(金)友引. 山口 智充 (やまぐち・ともみつ) 【お笑いタレント、ものまねタレント、俳優、声優、ミュージシャン、司会者】 〔大阪府四條畷市〕. . . (Tsujidoumotomachi, Fujisawa-shi) https://www.instagram.com/p/CpvzNgMv54nDUzgEr1Q74ZlHxwQrV1Uqc_B4eY0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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harinezutaka · 4 years ago
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一年前日記14(2020年4/1~4/7)
4月1日 蟹が送られてきたので、今晩は残ってるレタスとチャーハンにしてあんかけにしよう。スペアリブは明日に延期だと決めたところで目が覚めた。蟹は送られてきていない。レタスとスペアリブはある。もう、いろんなことが夢であって欲しいし嘘であって欲しい。自分の健康を維持することを第一に。あまり余計なことを考えないこと。情報を見過ぎないこと。朝は鍼に行く。時間を間違えていて30分ぐらい早く着いた。私の前にお客さんは2人。誰もコロナの話なんかしておらず、いつも通りでなんかほっとする。私の後は妊婦さんだった。声だけで姿は見ていないがなんだか尊くて少し涙が出てしまう。こんな時でもやっぱり羨ましく思える自分に少し驚いた。帰り、寄り道したい気持ちをぐっとおさえてまっすぐ家に帰る。隣町の図書館には寄った。中で本を読んでる人もいたが、ゆったり間隔を空けて座っていた。ネット句会のお誘いがあり、参加してみることに。早速投句する。西東三鬼忌でひとつは読んだ。俳句だと弱音がはけることも発見した。必要にせまられて、俳号のようなものも作る。恥ずかしいが、だんだんしっくりくるんだろうか。名前がもう一個あるっていいよね。借りてきた本を少し読む。精神科医の中井久夫先生の文章が今めちゃくちゃ染みる。感染症とも戦ってきた世代の人だからかな。どんどん読もう。夕方、母から電話があった。今日はMRIを撮ってもらったらしい。やっとコロナウイルスという名前を覚えた様子。���はレタスのお粥と、スペアリブと大根の煮物。少しだらだらしてて寝るのが遅くなった。今日から気が向いたら増えた感染者数を記録することにする。今日は239人。累計2469人。
4月2日 掃除をしたり本を読んだりする日。スライトエッジという本を読んでいる。習慣は馬鹿にできない。複利で増えていくのだということが500ページぐらい延々と書いてある本。ウイルスも指数関数的に増えるのであれば、良い習慣をつけることでこちらは対抗したいものだなと思う。夕方に少し長めの散歩と買い物に行く。コンビニで新聞も買う。松本隆が出ているらしいので。夜ご飯、鯵の開き、大根おろし、ネギとパクチーのサラダ、おすまし。
4月3日 仕事に行って帰りに実家に寄る。舌平目を炊いたやつを持って帰れと3回言われて、この間カレイを食べたとこなのでいいと3回断った。実家についた時には知人と電話していて結構しっかりしてる感じだったんだけど。少しだけ味見させてもらうと美味しかった。やっぱり時期的にも落ち着かず、すぐ帰る。またいちごをお土産にくれる。何度目のいちごだろうか。晩ご飯、豚肉とアスパラのオイスターソース炒め、カリフラワーとうす揚げの煮物。夫がコンビニの焼き鳥を二本買って帰ってくる。温めて一緒に食べる。録画してたマツコ会議を見ながら。録画してまで見るほどでもないと思うけど、マツコかタモリじゃないとダメなときがあるので、そういう時のためにうちのテレビにはマツコとタモリがストックされている。
4月4日 土曜日。夫の機嫌があまりよくなくピリピリしている。仕事のことと言っているが、低気圧がだめなのもあるんじゃないかなと思っている。定期的にこんな感じ。私までビクッとしてしまう。巻き込まれている。歩いて桜でも見にいかないかと誘うが断られたのでひとりで歩きにいく。音だだ漏れのカラオケ喫茶から、「しあわせになろうよ〜」と歌が聞こえてくる。だったら家にいたほうがいいんじゃないのとついイラッと思うが、家族で楽しんでおられるのかもしれないな。八つ当たりは良くない。途中でスーパーに寄る。晩ご飯はカツオのたたき、ジャガイモとふきのとうのガレット。志村どうぶつ園と太田和彦の番組を見ながら食べる。感染者数361人増、累計3489人。
4月5日 友達とランチ。一週間前は近くならいいかなという感じで約束したものの、雰囲気は変わっている。畑の見えるカフェはなかなか流行っていた。普通に営業されている感じ。普通でいることの難しさも感じるので、それはそれで素晴らしいと思う。ランチだけしてまたねと言って解散。またね、にも思いがこもってしまう。東京マッハをネットで聞きながら、がさごそ家のことをしていた。夫は少し復活していたので懲りずに散歩に誘ってみる。8000歩ぐらいの本格的な散歩。晩ご飯は用意していたが、どうしてもどこかに寄りたくなって、ちょっとだけ回転寿司に寄ってしまった。我慢は続かないし、無理やり楽しむのも疲れてしまう。普通に淡々と何もなかったように過ごそう。生きるために、耳も目も半分ぐらいでいい。周りの友人が大切なことは教えてくれるだろう。
4月6日 朝、昨日作ったいちごのパイの残りを食べる。パイといいながら薄力粉で作ってしまい、がっちりとしたタルトみたいになってしまったが、美味しかった。来年も作ろう。粉にバターをまぜるのが上手になっている気がする。もうすぐ、緊急事態宣言が出るとか。仕事はどうなるのかなと考えていると、少し不安になってきた。グラデーションのあった世の中が、だんだん同じ色になってきている感じ。でも先を歩いている人がすでに前を向いて歩き出しているのを目にすると勇気が出る。もうテレビは見ないでいいや。ラジオだけにしよう。頭はなるべく使わないように。体の声が聞こえるように。それにしても昔の感染症のほうがどう考えてもこわいのに、よく乗り越えてきたもんだなと思う。週に一度は心拍数があがるぐらいの運動をしようと思い、少し走ってみたが、ペースが早かったのもあるが、5分も走れずだった。走れるぐらいの体力がないと生き残れない気がするのでコツコツ頑張る。夜ご飯は、焼き餃子、ちくわとえのきのスープ、茎わかめ。餃子を食べて、「これ作ったん?」と夫が言う。これは好きなときの誉め言葉だ。累計感染者数は4103人、前日比248人増。
4月7日 仕事の日。事務所は時短で開けることになった。私はもともと超時短なのでまあ変わりない。来るのが嫌なら来ないのも推奨とも言われた。状況を見ながら考えようってもう考えるのが嫌なんだってば。社員の人も来なくてもいいが、その場合の収入の補償は今のところ考えてないとのこと。もちろん私も。そのときはそうなのかと受け流してしまった。帰りに立ち飲み屋さんのお惣菜を持ち帰りした。すじこんと、せりの白和え。日々の生活の中でと思うと微々たることしかできない。GOTOとかも、一ヶ月ぐらいすればお互い疲れてしまうのが目に見えているし、世の中の空気もそれさえ後ろめたくなってるんじゃないか。とりあえず自称でもいいから困ってる人にはすぐ現金給付して欲しい。特段困ってない人は少し我慢してもいい。それが普通に公平なんじゃないの。少々ずるい人がいてもいいと思う。どこのお店がというより、もっと大きなものが根こそぎ失われてしまいそうなのが悔しいのだ。今いろんなものがふるにいにかけられているのであれば、私はふるいからこぼれてしまう方の世界の人間だと思う。何が怖いかも大事なものの優先順位も人それぞれ違って、その違いを認め合うことができないことが、とても悲しいししんどい。何を言っても誰かを傷つけてしまっているような気がするし、やすやすと傷ついてしまう。今日はテレビを見過ぎたと思う。自分のモヤモヤから勝手に敵を作ってしまう。月がきれいらしいが見なかった。ささやかな抵抗なのかもしれない。
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