#両変形性膝関節症
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fa-cat · 3 months ago
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triedmanagement · 5 years ago
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要介護認定は明らかに介護度が低く出る?これってどうなの?
認定調査は明らかに介護度が低く出る?これってどうなの?
そもそもどうやって介護度が決まるのか? 介護申請できる年齢や条件
直接区役所や市役所に申請書を提出するか、居宅介護支援事業所のケアマネジャーや地域包括支援センターの職員が代行申請するパターンが一般的です。
①65歳以上なら特に何も問題なく申請できます。 ②40歳以上65歳未満の方は16の特定疾病に限られます。
がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)※
関節リウマチ※
筋萎縮性側索硬化症
後縦靱帯骨化症
骨折を伴う骨粗鬆症
初老期における認知症
進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病��� 【パーキンソン病関連疾患】
脊髄小脳変性症
脊柱管狭窄症
早老症
多系統萎縮症※
糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
脳血管疾患
閉塞性動脈硬化症
慢性閉塞性肺疾患
両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う…
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yamasatokazushi-blog · 5 years ago
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Missing the Target
N Engl J Med 2020; 382: 1353-9.
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8月某日, Bostonに住む58歳の男性が, 約2週間の経過で左下腹部から腰部, 鼠径部に広がる激しい痛みを主訴に救急外来を受診した. 痛みの他, 臍周囲から両側下肢の知覚鈍麻もあるとのこと. これらの症状に先行して外傷を負ったり, 足腰を酷使したりといったことはなかった. 尿失禁や便失禁, 発熱, 頭痛, 羞明, 体重減少, 皮疹の自覚, 血尿, 排尿困難, 下痢はなかったが, 受診3日前から排便がないとのこと. 
Radiculopathyを認めた場合には, 脊髄圧迫, 馬尾症候群, 硬膜外膿瘍の除外が必須である. 本例では, 横断性脊髄炎も鑑別疾患には挙がる.
Mantle細胞リンパ腫の既往があり, また, 数年前より脂質異常症, 逆流性食道炎に対して, Simvastatin, Omeprazoleの内服を継続しているとのこと. 
悪性リンパ腫の既往があることから, その中枢神経再発による脊髄圧迫の可能性は考慮すべきである. 
Mantle細胞リンパ腫については, 約5年前に全身リンパ節腫大と脾腫を契機として発見され, 典型的な(11;14)(q13;q32)転座が確認されており, 予後予測因子として知られるKi-67 proliferation indexは10%であった(※Ki67 proliferation indexが高値であるほど, 予後不良とされる). LDHは366U/Lであった(※MCL International Prognostic Index(MIPI) ☞ Age/Performance status/LDH/WBCより算出され, International Prognostic Index(IPI)よりも予後予測能が高い). Rituximab とBendamustine��よる化学療法を3サイクル受けた後, RituximabとCytarabineによる治療が追加された. それらの治療後に自家造血幹細胞移植を受け, 完全寛解に至った. 
特記すべき家族歴として, 弟がParkinson病, 叔父がHodgkinリンパ腫をそれぞれ発症しているとのこと. 喫煙歴・飲酒歴・違法薬物使用歴はなかった. 受診8ヶ月前にJamaicaへ旅行し, 受診2週間にNew York州北部で家族と過ごしていた(New York州北部を訪れた際にはすでに症状を自覚している状態であったと). 鯉を飼っており, 妻とともに園芸も楽しんでいるが, 特に虫に刺された覚えはないとのこと. 
Mantle細胞リンパ腫診断時のLDH及びKi-67 proliferation indexからは, 再発を起こし得るような病勢であったとは考え難く, 悪性リンパ腫の中枢神経再発以外の鑑別疾患についても引き続き考慮する必要がある. 
Vital signは体温36.8℃, 心拍数63/min, 血圧157/89mmHg, 呼吸数18/min, SpO2 99%(室内気)であり, 呼吸促迫や苦悶様表情はないものの, なんとなく具合の悪そうな様子であった. 眼球結膜に黄染なく, 咽頭所見に異常は認められなかった. 口腔粘膜は湿潤しており, 項部硬直はなく, 頚部リンパ節腫大も認められなかった. 心音及び呼吸音に異常所見はなかった. 腹部やや膨隆し, 腸蠕動音は聴かれないものの, 触診上は軟で圧痛はなかった. 肝脾腫も認められなかった. 背部に発赤や熱感, 傍脊柱筋の圧痛や脊椎のアライメント異常も認められなかった. 浮腫はなく, 末梢循環は保たれていた. 明らかな皮疹は認められなかった. 意識清明で見当識障害なく, 第II~XII脳神経障害を示唆する所見は認められなかった. 筋萎縮やトーヌス異常, 筋力低下はなく, 腹壁運動の非対称性も認められなかった. 左膝蓋腱反射が僅かに減弱している以外には, 明らかな腱反射異常は認められず, Babinski徴候は両側とも陰性であった. 臍より尾側では, 右下腹部から右下肢前外側部に痛覚低下を認めた(第11胸髄〜第2腰髄のデルマトームに一致する範囲). 肛門周囲の感覚障害はなく, 歩行異常も認められなかった. 
(参考)Superficial Abdominal Reflex; https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1308153
血小板数110,000/μL(基準値; 150,000~450,000/μL)であり, 平時の数値(80,000~120,000/μL)と比べて変化はなかった. 白血球数及び好中球数は基準値内であり, 貧血もなかった. 電解質・腎機能・肝機能は何れも基準値内であった. LDH 238U/Lで上昇を認めなかった. 尿定性及び沈渣に異常所見はなかった. 腹部~骨盤部CTで明らかな異常所見は認められなかった. 脊髄造影MRIでは, 胸髄レベルの髄膜に広範な造影効果が認められた. 馬尾神経根にも僅かな肥厚と造影効果が認められた(Fig. 1).
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Figure 1. Thoracic and Lumbar MRI Showing Leptomeningeal Enhancement around the Thoracic Spinal Cord and Thickened Cauda Equina. 
患者は悪性リンパ腫の中枢神経再発の疑いで, 腫瘍内科へ入院となり, 腰椎穿刺が施行された. 初圧は基準値内であり, 髄液糖は67mg/dL(基準値; 40~70mg/dL), 髄液蛋白は165.9mg/dL(基準値; 44mg/dL未満)であった. 白血球数は190/μL(リンパ球比率 77%)であり, 4本目のスピッツでの赤血球数が530/μLであった(1本目のスピッツでの赤血球数は30,000/μLであった). 細胞診にて悪性細胞はなく, Flow cytometryでも悪性リンパ腫を示唆する異常所見は認められず, 形質細胞様リンパ球や免疫芽細胞を含む, 多様な形態のリンパ球浸潤が認められるのみであった. 血清及び髄液検体は, 梅毒, 結核, Lyme病, VZV, HSV, HHV-6, West Nile virusに関するスクリーニング検査へ提出された. 頭部造影MRIでは, 橋前槽に於ける両側三叉神経の造影効果を認めた(Fig. 2). 眼科的検査では, 硝子体及び網膜に明らかな異常所見は認められなかった. FDG-PETを施行したところ, 頚部及び腋窩リンパ節に複数の集積が認められた. 下位腰髄にも僅かながら集積が認められた. 
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Figure 2. MRI Scan of the Brain.
リンパ球優位の髄液細胞数増加に関して, 感染症科へのコンサルテーションがなされた. 感染症科医による診察では, 左鼠径部から左前大腿部にかけて, 境界明瞭な環状の紅斑が認められた(Fig. 3). 鱗屑付着や苔癬化, 潰瘍形成は認められなかった. 他の部位には明らかな皮疹は認められなかった. 患者自身はこの皮疹に気づいていなかった. 
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Figure 3. Patient’s Left Groin and Anterior Thigh, with an Annular, Erythematous Rash(※有害指定回避のため一部改変).
Lyme神経Borrelia症の診断で, 4週間のCeftriaxone投与が行われた. なお, 12誘導心電図検査では伝導障害は認められなかった. ELISA法にて陽性であったものの, Western Blot法ではIgM/IgGともに陰性であった. 髄液検体による他の病原体に対するスクリーニング検査は陰性であり, 塗抹及び培養検査でも抗酸菌は検出されなかった. 
(参考)国立感染症研究所(NIID; National Institute of Infectious Diseases)HP; https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/524-lyme.html
米国国内に於ける2017年のLyme病報告例は, 29, 513例に上るものの, 未診断例も含めると, 年間300, 000例ほどと推測されている.
Borrelia症患者のうち, 10~15%に何らかの神経合併症(Neuroborreliosis)が生じるとされるが, 臨床症状は多岐に渡り, 診断が遅れる理由のひとつとなる. 特徴的な皮疹は診断に有用であるものの, しばしば見逃されてしまう. 
本例では初診時, 知覚鈍麻, 便秘, 複数領域のデルマトームに一致する神経根痛が認められていた. 造影MRIでは三叉神経, 胸髄, 馬尾といった広範な部位での造影効果が認められた. Mantle細胞リンパ腫の既往があったことから, その中枢神経再発が強く疑われたものの, 同リンパ腫診断時のKi67 proliferation indexは10%であり, 中枢神経再発が起き得るとされる値(>30%)を大きく下回っていた.
本例の臨床経過は, Borrelial meningoradiculitis, いわゆるBannwarth症候群に合致する. Borrelial meningoradiculitisは, (1)激しい神経根痛, (2)筋力低下, (3)脳神経障害, (4)リンパ球優位の髄液細胞数増多, (5)髄液糖低下を伴わない髄液蛋白上昇を特徴とする, Lyme神経Borrelia症の稀な病型であり, 欧州での報告例が多い. 男性により多く, また, 7月~10月に多いとされ, 何れも本例に合致する.
米国では殆どがBorrelia burgdorferi sensu stricto(いわゆるB. burgdorferi)によるものである一方, 欧州では殆どがB. garinii, あるいはB. afezeliiによるものであり, この違いが臨床症状の違いに関連している可能性がある.
米国では全ての州でBorrelia症を発症する可能性があるが, 特に北西部~中北部が流行地とされる. マダニの活動性は湿度と気温に依存するため, 気候変動により今世紀半ばまでに, Borrelia症が20%以上増加すると推定されている.
Borrelial meningoradiculitisは数週間の経過で亜急性に進行する. 神経根痛と筋力低下に加え, 不眠や頭痛, 倦怠感, 感覚異常, 遊走性紅斑, 顔面神経麻痺などが認められる. 神経根痛はほぼ全例で認められる症状であり, 皮疹部位に一致, あるいは隣接する複数のデルマトームに渡るのが一般的である. 上行性筋力低下, 弛緩性麻痺を呈した症例報告もある. 脳神経障害としては顔面神経麻痺が最も多く, 三叉神経麻痺は少ないとされる. 約半数の症例で, 経過中に遊走性紅斑が認められる. 本症例でも認められた腹痛や便秘, 偽性腸閉塞といった消化器症状は, 報告されてはいるものの, 一般的ではない.
診断については, ELISA法でスクリーニングを行ない, 陽性例に対してWestern blot法で確定するのが標準的ではあるが, 発症1ヶ月以内の患者では感度・特異度ともに十分ではない. 特に流行地に於いて, 典型的な遊走性紅斑が認められる場合には, 血清学的検査の結果に関わらず, 治療を開始することが推奨される. また, 近年では, B. burgdorferi C6 peptide antibodyが発症早期のスクリーニングに利用されている. 本例では, Rituximab及びBendamustineによる化学療法と自家造血幹細胞移植が, 患者の液性免疫に影響を与え, Western blot法の結果を修飾した可能性があるが, 治療終了時には, B. burgdorferi C6 peptide antibody陽性が確認されている. Lyme神経Borrelia症の診断に於いて, 確立されたガイドラインはないものの, ペア血清及び髄液での抗体価を確認することが推奨されている. 画像検査は他疾患の除外には有用であるものの, Lyme神経Borrelia症自体に特異的な所見はない.
Lyme神経Borrelia症の治療反応性は良好であり, 適切な抗菌薬治療を10~28日間行なえば, 約95%の症例で改善が期待出来る. そのため, Lyme神経Borrelia症が強く疑われる患者では, 検査結果を待たずして治療を開始することは妥当である. Penicillin, Ceftriaxone, Cefotaxime, Doxycyclineが有効であり, 欧州で行われた β-lactum系抗菌薬静注とDoxycycline内服の無作為比較試験では, 両者で治療効果に有意差はなかった. 
Lyme病流行地の居住歴や渡航歴のある患者が神経根症状を呈している場合にはLyme神経Borrelia症を疑うべきであること, そして, 皮膚所見も含めた身体診察が診断に重要であることが本例の教訓である. 
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2ttf · 13 years ago
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cardamomoespeciado · 6 years ago
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記事より ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧 えっ、あれも…? 巨大な健康食品市場の深い闇 週刊現代 これだけ新聞やテレビで大々的に宣伝しているんだから効くのだろう。医学的根拠もあるに違いない。そう信じて飲み続けてきたのに……。メーカーが決して言わない、サプリの「不都合な真実」。 膝の痛みに効く? 階段の昇り降りの際、膝がズキッと痛む。そんな変形性膝関節症を抱える中高年を対象に、「関節痛を���らげる」「擦り減った軟骨が再生する」と喧伝され、現在最も売れているサプリがグルコサミンとコンドロイチンだ(両方が配合された商品も多い)。 だが、武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹院長は「飲んでもほとんど効果はない」と語る。 「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨の成分であるのは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨は再生しません。 グルコサミンやコンドロイチンは、糖やアミノ酸からできており、体内に入ると分解される。それが、再びグルコサミンやコンドロイチンに再合成され、膝の軟骨になるとは考えづらい。 髪の毛の成分を飲んだからといって髪は生えないのと同じで、軟骨の成分を飲んだからといって、軟骨は再生されないのです」 その上、膝などの軟骨部分には血管が少なく、摂取したものが届くのかも不明だ。 '10年9月には英国医師会誌『BMJ』に「グルコサミン、コンドロイチンが関節や股関節の痛みに効くという明確な結果は得られなかった」という研究報告が掲載された。 また世界的権威のある医学総合誌『ニューイングランド・ジャーナル』('06年)でも「1583人を4グループに分け、コンドロイチン単体、グルコサミン単体、その両方、偽薬単体を6ヵ月間投与したが、はっきりとした差は出なかった」との報告が発表されている。 「本当にその症状に効くというデータが実証されれば、医薬品として承認されるはず。しかし、グルコサミンやコンドロイチンのサプリに、今のところそんな気配はまったくありません」(名郷氏) サプリの広告やパッケージに謳われている効果は、医学的に実証されたものではない。にもかかわらず、あたかも効果があるように宣伝するのは「誇大広告」と言われても仕方がない。 消費者庁も問題視 先頃、バストUP効果とダイエット効果を同時に叶えることができると謳ったサプリメント「B-UP(ビーアップ)」に対して、消費者庁は「景品表示法違反」に当たるとして措置命令を下した。消費者庁・食品表示対策室の担当者が語る。 「販売元のミーロードにこのサプリの効果の裏付けとして、合理的な根拠を出すように指示しましたが、適切な資料は出てきませんでした。 つまり、パッケージやWEBサイトに書かれたような効果は実際はなく、『いい加減な商品』だったというわけです。 このまま販売すると消費者を欺く可能性があるので、景品表示法違反として、消費者へ周知徹底をするように指導しました」 サプリには医学的、科学的根拠がない――。 グルコサミン同様、変形性膝関節症に効くと言われているヒアルロン酸も、国立健康・栄養研究所の報告では「ヒアルロン酸注射(関節内投与)については一定の効果が認められているが、経口摂取によるヒトでの有効性について信頼できるデータは見当たらない」と断言されている。 『そのサプリ、危険です!』の著者で、予防医療サプリメントアドバイザーを務める柴田丞氏が語る。 「いくらサプリでヒアルロン酸を飲んでも、グルコサミンやコンドロイチンと同じく、それが直接関節に作用するわけではありません。体内でブドウ糖とアミノ酸に分解されるだけです。 メーカーの宣伝には『痛みが消えた』『歩くのが楽しくなった』という使用者の声が多数掲載されていますが、それが本当かどうか確かめるすべはありません。そもそも痛みは数値化できるものではないので、本人の思い込みによる部分が大きく、エビデンス(医学的証拠)に乏しい。 効果が解明できないことを逆手にとって、悪質なメーカーが粗悪品を出していることもある」 あくまで「健康食品」 サプリを含む健康食品は、今や売り上げが2兆円に迫る巨大な産業にまで成長。'12年に内閣府消費者委員会が発表した調査によると「50代以上の約3割が健康食品をほぼ毎日利用している」という。 だが、そもそもサプリメントとは「医薬品」ではなく、あくまで「健康食品」でしかないことを忘れてはならない。 「サプリと医薬品の違いは、規格があるかないかです。医薬品には規格があり、原料がどのようにして製造され、どのような保管をされ、どのように販売されるかすべてに対して一定の基準を満たしていなければならない。 当然、効果に対しての根拠も厳しく求められる一方で、どの病気や症状に効くのかをはっきりと表示することができる。 これに対して、サプリは栄養補助食品であり、病気を治す医薬品とは明らかに違います。なのでサプリは『〇〇に効く』という露骨な表現はできません。しかし、それさえ謳わなければ、確固とした根拠がなくとも、食品なので販売できてしまうのです」(前出の柴田氏) サプリは12種類のビタミンと5種類のミネラルのいずれかが一定量 https://www.instagram.com/p/BwOEUKIjVC7/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1vlefy1un3lo
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omiznewsviews · 2 years ago
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照ノ富士は、去年9月の秋場所を両ひざのけがで途中休場して手術を受け、ことし1月の初場所の前にもひざに炎症が出ていましたが、その後、リハビリを経て春場所への出場に向けて稽古を再開していました。 しかし、7日に両変形性膝関節症と糖尿病で、今月31日までの休場を要する見込みと診断され、日本相撲協会に休場を届け出ました。
横綱 照ノ富士が春場所を休場 4場所連続16回目 | NHK | 大相撲
なんとかもう一度出たい気持ちもわかるけど、これはもう無理よなー。
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newsvoice420 · 3 years ago
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横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目 - nhk.or.jp #最新ニュース
横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目 – nhk.or.jp #最新ニュース
横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目 – nhk.or.jp 横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目  nhk.or.jp 横綱照ノ富士が休場 昇進後2度目 「両変形性膝関節症、右膝骨挫傷により3週間の加療」診断(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース  Yahoo!ニュース 【北の富士コラム】敬老の日、北勝富士が勝って気分が良かったのに大関陣の相撲で台無し…いっそ休場した方が良い  中日新聞 休場の照ノ富士が膝手術の可能性、伊勢ケ浜親方が示唆、右膝の状態は「���全に骨がずれている」 – 大相撲  ニッカンスポーツ 休場の照ノ富士は「両変形性膝関節症 右膝骨挫傷で3週間の安静加療を要する」診断書提出  スポニチアネックス Sponichi Annex Google ニュースですべての記事を見る 立浪和義監督(中日)に対する制裁のお知らせ –…
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seikai-iin · 4 years ago
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免疫アップシリーズ1=インターバル速歩
新型コロナウイルス感染爆発が起きている今、根本的対策として個人の免疫力アップが注目されています。
誠快醫院では、開院以来がん免疫アップの生活習慣改善を提案してきました。第一弾として、道具や場所に製薬されずに誰でもできる効果的な免疫アップ法「インターバル速歩」をご紹介します。 理論とやり方を詳しく説明したので長文となりますので、ご多忙な方はやり方の部分のみお読みください。
○筋力と持久力を同時に高めるインターバル速歩
今までの常識では、筋力と持久力を高めるためには個別に行う必要があるとされていました。私も2020年夏までこの常識を疑わず、患者さんにも「筋力と持久力は別物だから、両方やる必要があります」と伝えてきました。
ところが、近年この常識を覆す事実が信州大学医学部の能勢博特任教授らの実験で明らかになりました。実験では、平均年齢65歳の男性中高年者を対照群(何もしない)、筋力トレーニング群、持久性トレーニング群の3群に分け、5ヶ月間経過観察しました。結果は常識をくつがえすもので、筋力トレーニング群も持久性トレーニング群のどちらも筋力と持久力の両方で向上が見られたのです。つまり、筋力トレーニングないし持久性トレーニングのどちらか一方をするだけで、筋力・持久力ともに向上することが判りました。
それでは、筋力トレーニングと持久性トレーニングのどちらをすればよいのでしょう。トレーニングを日常生活に組み込むことを考えると、圧倒的に持久性トレーニングが取り入れやすいでしょう。もし、本格的な筋力トレーニングをしようとすると、筋肉に最大筋力の60〜80%の強い負荷を掛ける必要があります。こうした強い負荷を筋肉に掛けるには体操では困難で、マシンを使わざるを得ません。マシンを使った筋力トレーニングはフィットネスクラブで行うのが普通で、誰でもどの地域で���行うことは困難です。また、マシンで強い負荷を掛ける筋力トレーニングは、とりわけ体力の低下した中高年で肉離れ(筋断裂)や筋肉痛(筋肉炎)、関節痛といった事故を引き起こす危もあります。
これに対し、ウォーキングのような持久性トレーニングは、実行するハードルが低く、中高年の健康法として最適です。私がいつも言っていることですが、健康法は手段であって目的ではありません。だから同じ効果を期待できるならば、最小限の時間と努力と費用で済むに超したことはありません。また、そうでないと人は実行してくれないのです。実例の数字を挙げれば、2020年に厚生労働省が行った調査で運動への意欲のない人が男性37.8%、女性37.4%いましました。意欲を持たない理由として、特にない、忙しくて時間がない、面倒くさいの順でした。つまり、健康法を実行してもらうためには短時間で終わり、面倒くさくない方法でなくてはなりません。こうした条件を満たし、中高年の健康法として広く普及するための条件が4つあります。
ⅰ) 中高年を対象としたものであること
ⅱ) 効果が科学的に実証されており、怪我などの副作用がないこと
ⅲ) 男女やスポーツの好き嫌いを問わず、誰でも行えること
ⅳ)時間や場所の制約がなく行えること
この4条件をすべて満たすものとしては、ウォーキングが最適といえます。
持久性トレーニングの手段にウォーキングを選んだとして、どのようにすれば体力・健康寿命延伸に効果を上げるのでしょうか。例えば、1日1万歩歩けば大丈夫なのでしょうか。実は、本当に1日1万歩のウォーキングの効果があるのかどうかの本格的ね実証実験は今まで行われていませんでした。すなわち「何となく健康に良さそう」と行われていた1日1万歩歩行の科学的根拠はなかったのです。そこで、信州大学医学部で、中高年男女を対象に5ヶ月間掛けて。1日1万歩歩行と筋力トレーニング、持久性トレーニング(インターバル速歩)の効果を検証する実験を行い、実際には1日1万歩歩行の効果がないことを実証しました。
では、どうすれば持久性トレーニングとしてのウォーキングになるのでしょうか。その答が「インターバル速歩」と呼ばれる方法です。
○インターバル速歩のやりかた
インターバル速歩のやり方を箇条書きします。
(準備)
ⅰ)服装は軽い運動ができる程度であれば何でもよい。
ⅱ)靴は踵のクッション性が高く、膝への衝撃が少ないものを選びます。
ⅲ)スマホを持っている方はトレーニングタイマー(iPhone用)、インターバルタイマー(Android用)アプリをインストールし、トレーニング時間と休憩時間をセットする。
(歩き方)
ⅰ)歩き始めと速歩終了後の30秒くらいはゆっくり歩き、体をほぐす。
ⅱ)背筋を伸ばした姿勢をとり、軽��肘を曲げ全身を使って大股で歩く。
ⅲ)歩く速さは息が弾むか下肢がだるくなる「少しきつい」程度に調節する。
ⅳ)速歩の時間は、2分を最終目標とするが、より短時間で困難を感じる人は1分程度でから始めて徐々に延長すればよい。
ⅴ)速歩と速歩の間のゆっくり歩きの時間も1〜2分が目安だが、荒くなった呼吸が収まれば短くてもよい。
ⅵ)「速歩→ゆっくり歩き」を1セットして、1日6〜7セット(速歩合計12〜14分)を週4日〜6日行う。合計速歩時間が週50分以上になるようにして、週に1・2日は休みを入れる。ただし、中高年で体力のない人は、1日2〜3セットで1日おきから始め、徐々にセット数を増やしていく。なお、「速歩→ゆっくり歩き」は連続でなく細切れでも効果は上がる。
(実施上の注意)
ⅰ)トレーニングを行う時間は筋肉の柔軟性が高まる15時から18時が理想だが、時間の取れないときは食後30分以内を避けて行ってもよい。
ⅱ)膝関節痛や腰痛のある人の場合は、胸の高さまで水に浸かる水中インターバル速歩が勧められる。浮力により膝関節や脊柱にかかる体重が減り、水圧で静脈還流が増加するので運動強度に関わらず心拍数も平均10減少し、効果も4週間からと早く発現する。
ⅲ)女性の場合、自宅から離れて遠くまで行くのが不安な人が多いので、家の近くの周回コースを設定するとよい。
こうしたやり方のインターバル速歩を最低2ヶ月(水中では1ヶ月)続けると、効果が上がってきます。また、トレーニングを中止すると、体力を上げるのに要した時間と同じ期間で元に戻ります。例えば、5ヶ月かけて最大酸素摂取量を10%上げたとし、その時点でトレーニングを中止すると5ヶ月後に元の水準に戻ることになります。
実際にインターバル速歩を行う上で、速歩の時間とゆっくり歩きの時間をどのように確認するかが問題となります。いちいち腕時計を見るのも危険ですし、タイマーをその都度入れるのも速歩の時間とゆっくり歩きの時間を変えられません。上述のように、こうした問題点を解決してくれる便利なアプリが無料で入手できますので、可能な方には利用をお勧めします。
○インターバル速歩の効果
信州大学医学部では能勢博教授を中心としてインターバル速歩の効果について詳しく検証してきました。対象は中高年男女246名(男性60名、女性186名)で、これらの人たちを何もしない群(対照群)、1日1万歩群、インターバル速歩群に分けて5ヶ月間経過を観察しました。 その効果を以下に列記します。
ⅰ)筋力と持久力の向上
筋力は膝の伸筋と屈筋の筋力を、持久力は最大酸素摂取量を指標とし、トレーニング開始時と5ヶ月後の終了時に測定しました。対照群は筋力、持久力共に変化がなく、1日1万歩群では膝の屈曲筋力のみ僅かに増加し、それ以外は変化がありませんでした。これに対し、インターバル速歩群では男女とも膝の伸展筋力が13%、屈曲筋力が17%、最大酸素摂取量が10%向上しました。この数字は体力年齢で10歳若返ったことに相当します。
ⅱ)生活習慣病の改善
生活習慣病として高血圧、高血糖、肥満、脂質異常症の4つを選びました。中高年被検者が各疾患のある場合を1点と数え、合計点(満点4点)を生活習慣病指数とし、インターバル速歩の効果を検証しました。各疾患に当てはまるかどうかは、以下の基準によります。
①最高血圧≧130mmHgまたは最低血圧≧85mmHg
②空腹時血糖≧100mg/dl
③BMI≧25Kg/㎡
④中性脂肪≧150mg/dlまたはHDLコレステロール≦40mg/dl
被験者を低体力、中体力、高体力に分け、5ヶ月間インターバル速歩を行い効果を見ました。
開始時の生活習慣病指数は、低体力群で2点、高体力群で1点でした。トレーニング終了時の測定結果を見ると、最大酸素摂取量が低体力群で20%、高体力群で5%増加し、それに反比例して生活習慣病指数が減少しました。すなわち、低体力の人ほどインターバル速歩の効果が高く出ていましました。
ⅲ)うつ状態軽減
インターバル速歩を行うと、肉体的な能力の向上のみならず精神的な障害も軽減することが判明しました。松本市の約700人の中高年者を対象にアンケート方式のうつ自己評価尺度(CES-D、60点満点、16点以上で保険治療対象)を用いて5ヶ月間のトレーニング前後の数値を比較した報告があります。それによると実験前に睡眠障害を中心として15点以上(平均40点)の高いうつ傾向を示しましたグループの点数が、終了時には正常範囲の12.7点と激減しました。すなわち、カウンセリングなどを受けなくてもインターバル速歩のみでうつ状 態が正常化することを現しています。
ⅳ)睡眠の質改善
うつ状態の人は、不眠を訴えることが多いのですが、こうした障害にもインターバル速歩は効果を上げています。中高年者30名を対象に5ヶ月間実施してもらった結果、最高酸素摂取量が増加し、それに伴って就寝中の途中覚醒回数および覚醒時間が減少しました。このことは、睡眠の質が改善してことを示しています。
ⅴ)認知機能向上(認知症予防)
インターバル速歩が認知機能の向上にも寄与するとの報告があります。秋田県由利本荘市の65歳以上中高年200名を100名ずつ、何もしない対照群とインターバル速歩群に分けて5ヶ月間認知機能を観察しました。結果は驚くべきもので、対照群で最大酸素摂取量が2%、認知機能が7%低下したのに対し、インターバル速歩群では前者が3%(対照群との格差5%)、後者が4%(同11%)向上しました。特に両群で約20%存在した軽度認知障害(MCI=Mild Cognitive Impairment)について解析すると、対照群で最大酸素摂取量が0.4%、認知機能が12%低下したのに対し、インターバル速歩群では前者が6%(対照群との格差6.4%)、後者が34%(対照群との格差56%!)もめざましく向上しました。
ⅵ)変形性関節症の鎮痛
変形性関節症で膝関節痛を感じている中高年者946名を対象に5ヶ月間のインターバル速歩を実施してもらいました。その結果は、「大変よくなりました」人が23.9%、「少しよくなりました」人が26.0%(改善合計49.9%)、「変化なし」が46.5%、「少し悪くなりました」.1%、「大変悪くなりました」人が0.5%でした。薬物療法やヒアルロン酸・ステロイドの関節内注射は対症療法であり、一時的な鎮痛効果しか示しません。長期的な効果が期待できる方法として減量と大腿四頭筋訓練が推奨されています。インターバル速歩は大腿四頭筋のみならず膝関節周辺の筋力強化もできるので、より効果が高まると思われます。
変形性膝関節症で痛みが強い場合には、水中でのインターバル速歩が水圧による下肢循環改善効果と浮力による膝関節負荷の低減で発痛しづらくなり、試みる価値が高いでしょう。
ⅶ)骨粗鬆症改善
骨粗鬆症は閉経以降の女性に多いことが知られています。能勢博教授らは、実際にどれくらい骨粗鬆症が進行していくかを50歳以上の長野県松本市の市民346名(男性105名、女性241名)を対象にDEXA法で調べた。50歳代前半の値に比べて男性では加齢による骨密度の変化はなかったが、女性では70歳代前半には腰椎で5%、大腿骨頸部で13%減少していました。この値を年率に換算すると、骨密度低下は腰椎で0.4%、大腿骨頸部で0.6%となります。
次に50歳以上の女性119名(平均年齢68歳)を対象として6ヶ月間のインターバル速歩をしてもらい、DEXA法でトレーニング開始時と終了時の骨密度を測定しました。その結果、腰椎で0.9%、大腿骨頸部で1.0%の骨密度増加が見られました。この増加率は、年齢で換算すると2歳若返ったことになります。ビスフォスフォネート薬などで見かけの骨密度が一時的に増えることはありますが、コラーゲン代謝までは改善しないので骨質に問題が起きます。インターバル速歩による改善は、運動負荷への適応で起きた骨密度増加なのでそうした問題がなく、生活の質を上げる体質改善といえます。
ⅷ)免疫増強効果(新型コロナ対策にも有効)
インターバル速歩には免疫増強効果があることが、網羅的ゲノムワイド解析��いう手法により確認されました。速歩を実行すると、がんへの免疫作用をブロックする炎症傾向が抑制され、発がん遺伝子も不活性化されていました。
他に、ドイツ・ウルム大学での研究で、骨芽細胞が分泌するオステオポンチンが免疫細胞の比率を増加させることが判明しました。インターバル速歩による骨への衝撃刺激は骨芽細胞数を増やすので、衝撃が加わるような運動が免疫増強作用を持つことが判ります。
2021.8.11
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nakajimabone · 4 years ago
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両側膝関節置換術を受けたクライアントの特徴(片側処置を受けたクライアントに対して、同等の機能的転帰を獲得する時期が遅れる可能性がある) 片側と両側の膝関節置換術 変形性膝関節症の施術において保存療法が適応しない場合、痛みを和らげ、生活の質を向上させうる膝関節置換術には様々なタイプがあり、今日、非常に多く実施されているのは、片側膝関節置換術(UTKR)になります。 手術後の早い段階では両側処置を受けたクライアントは片側処置を受けたクライアントに対して、同等の機能的転帰を獲得する時期が遅れる可能性があります。 両側膝関節置換術を受けたクライアントは、時間の経過とともに、UTKRを受けたクライアントと同等の身体的機能を獲得することが期待されます。 UTKRを受けたクライアントは、非術肢に対して術肢の大腿四頭筋の筋力低下を示し、これは術後、数ヶ月、数年継続します。 研究が不十分ではありますが、この大腿四頭筋の筋力と体重支持における両脚間の不均衡は、両側処置を受けたクライアントにはみられません。 膝関節置換術後の身体パフォーマンス評価 膝関節置換術後の身体パフォーマンスを評価するにあたっては、年齢、女性、高い体格指数、併存疾患の多さ、手術の遅れ、術前の大腿四頭筋の筋力の弱さなどの個人特性を考慮にいれるべきであり、実際の身体活動性はクライアントの認識よりもはるかに低く、また、手術後は体重が増加する傾向にあります。 膝関節全置換術(TKR)後は、膝の痛みが減り、生活の質も向上しますが、変形性膝関節症を患っていない同年代や非術者を比べると機能レベルが低いことが多くなります。 TKR後に非術肢において合併症を招く可能性があ��、下肢の非術肢側の関節における関節変性の進行もありえます。 さらに、非術肢側に頼り続けて術肢をないがしろにすると、このような体重支持あるいは負荷の不均衡が転倒リスクを増大させて、結果として負傷を招く可能性があるために医療従事者は注意する必要があります。 #膝関節 #置換術 #手術 #トレーニング #リハビリ #柔道整復師 #インディバ #横浜 #桜木町 #野毛 #みなとみらい #nakajima整骨院ブログ #Nakajima整骨院 引用・索引Petterson SC.Mizner RL,Stevens JE Paisis L,Bodenstab A,NewcombW,and Snyder-Mackler L,Improved function from progressive strengthening interventions after total knee arthroplasty Arandomized Clinical trial with an imbedded prosprctive cohort.Arthritis Rheum61:174-183.2009 https://www.nakajimabonesetter.com/entry/blog/post-8800 (Nakajima整骨院) https://www.instagram.com/p/CR7iYEAJtO5/?utm_medium=tumblr
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kadookanobuhiko · 5 years ago
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 父の死 連載第22回 母親の異変 
 父親が亡くなって、丸7年が過ぎた。七周忌は昨年に済ませたが、今年であればコロナ騒動で、中止か延期になっていただろう。
 独り暮らしの気晴らしにと、年に何度かは母親と一緒に遠出するようにしている。といっても80代半ばの高齢なので、近隣の府県への小旅行か、博物館・美術館に行くぐらいである。NHKの『日曜美術館』を欠かさず視聴しているので、「〇〇展があるで」と誘えば、興味を示す。
 今春、大阪市内で開催される予定だった『薬師寺展』に誘った。ところがマスコミでコロナ問題が連日大きく報道されるに及んで「行くのやめとくわ」と断りを入れてきた。高齢者の死亡率が高いので、外出を控えているようだった。
 5月の大型連休明けに電話で話をしていた際、5年先の父親の十三回忌の話になった。「そんな先、生きとるかどうか、わからへん。もし生きてなかったら、(十三回忌は)お兄ちゃんにしてもらうわ」
 長男をあてにしているらしい。あらゆる儀式が苦手な私は、次男に生まれたことに胸をなでおろしつつも、母親が遠くない未来に、自らの終点を置いていることをあらためて思った。
 6月末に電話をかけると「きょうな、お兄ちゃんが家に帰ってきた。遺産相続の話をせなあかんと思とったけど、昼ごはん食べて、すぐに帰ってしもた。私もそない長生きするわけやないからな」と縁起でもないことを言う。電話での会話に、しばしば寂しい話題を差し挟むようになった。
  ◎◎◎ ◎◎◎
 春の『薬師寺展』に行くことができなかったので、夏に京都で開かれる同様のイベントに誘った。ところが梅雨に入ってすぐに、足が痛いと言い出し、「歩けんことないけど、迷惑がかかるかもしれへんから、行くのをやめとくわ」と再び断ってきた。
 聞けば両足首から下が腫れあがっているという。主治医が言うには、軟骨が磨り減るために出てくる症状で、年寄りにはよくある病気だという。鉄分をよく摂るようにとアドバイスを受けたという。腫れと鉄分がどう関係するのか、母親の話だけでは皆目わからない。「大丈夫���。心配せんでええよ」と何度も言う。何度も言うところが、怪しい。
 7月末の4連休に帰省し、様子を見に行こうと思った。その意思を伝えると、帰ってきて欲しくない様子。私が住む大阪は、東京に次いでコロナウイルスの感染者が多かったので、そのことに神経質になっているようだった。少なくとも私はそう受け止めた。
 その後も、ときどき電話して病状を尋ねたが、もうひとつ要領を得ない。症状は何十年も前からあったと言い張る。そのうち一緒に韓国に行った30年前からだと言い出した。そんな昔なら、今の私と同じ年頃ではないか。
 ひょとしたら何かのウイルスにでも感染しているのではないかと心配したが、血液検査では異常はなかったとか。
 病名を聞いても、わからないと言う。病名くらい知っとけよ、とだんだん腹が立ってくる。一度家に帰って病状を見ておく必要があるなと思っていた矢先に、母親から連絡があった。
 「先生に病名を聞いたら、変形関節炎症やと教えてくれた。腫れは血流が悪いから起こるんやて。すぐには治らへん、ゆっくり治していこうと言うてくれた。同じ病気の人もようさん病院に通ってきてるから、何も心配せんでもええで」
 病名がわかっただけ、少し安心した。パソコンで調べると、正確には「変形性関節炎」といい、膝や足の付け根、肘、肩なのの関節の軟骨が劣化し、腫れる病気であることがわかった。遺伝や肥満などのほか、加齢によっても症状があらわれるらしい。
 いったん病名がわかると、新聞広告などにそれ様の薬がけっこう載っていることに気づく。割合よくある疾患のようだ。
  ◎◎◎ ◎◎◎
 「きのうな、マサヨとショージと一緒に、ごはん食べてん」
 数週間前にかかってきた電話の母親の声が弾んでいる。マサヨは近隣の街に住む母親の妹(私の叔母)、ショージは隣家の従兄弟である。ショージ兄が運転する車で、叔母と一緒に近くの寿司屋で会食を楽しんだという。肉親・親戚同士の気兼ねのないおしゃべりが、独り暮らしに彩りを与えたようだ。
 叔母も病気がちで、ショージ兄が病院に送迎しているらしい。母親は彼の車で、たまに叔母を訪ねては、自分がつくった野菜や料理を叔母に届けたりしている。血縁でつながった、ゆるやかなネットワークが、高齢者の外出の一助になっている。
 母親から会食の知らせを聞いた、その翌日だった。叔母から私のケータイに着信があった。私が連絡することはあっても、逆は一度も無い。よからぬことでなければいいのだが・・・と思いつつ、電話に出る。
 「お母ちゃんの足の腫れ、そうとうひどいよ。歩くのもしんどそうやったで。ショージも見ておれん言うてたよ」
 第三者から初めて聞く、母親の症状だった。重症ではないか。叔母が見るに見かねて、高齢者用の手押し車を使うことを勧めると、「そんなん要ら��。自分のことは自分がいちばんようわかっとる」とにべも無かったという。
 この期に及んで、3人での会食は、母親を心配した叔母と従兄弟の思いやりではないかと、さすがに鈍感な私も気づいた。
 ショージ兄は隣家なので常日頃、母親の様子を見ているはずだ。父親が急変したとき、母親が真っ先に駆け込んだのが彼の家だった。母親を見かけて心配したショージ兄が叔母に伝え、会食が実現したのだろう。叔母は母親の様子を見るためにそれを設定したに違いなかった。
  ◎◎◎ ◎◎◎
    母親の症状が、想像以上に深刻であることに気づいたのは、いつもの電話での会話からだった。
 自宅の外装を工事中しているのだが、業者に頼む際に、ひとつだけ条件を出したという。支払い時に、銀行に車で連れて行ってもらうことである。銀行は自宅からせいぜい300メートルほどで、歩いても数分で着く。そんな近距離でも、歩けなくなっているのかーー。
 これは一度帰省して、母親の症状を見なければならない。コロナ騒動がまだおさまらない10月初旬に、私は久しぶりに実家に帰ることにした。<2020・10・12>
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gomisuteba-dayo-blog · 7 years ago
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 照明を落とした会議室は水を打ったようで、ただ肉を打つ鈍い音が響いていた。ビデオカメラに濾され、若干迫力と現実味を欠いた殴打の音が。  とは言え、それは20人ほどの若者を釘付けへするには十分な効果を持つ。四角く配置された古い長机はおろか、彼らが埋まるフェイクレザーの椅子すら、軋みの一つも上げない。もちろん、研修旅行の2日目ということで、集中講義に疲れ果て居眠りをしているわけでもない。白いスクリーンの中の光景に、身じろぎはおろか息すらこらしているのだろう。  映像の中の人物は息も絶え絶え、薄暗い独房の天井からぶら下げられた鎖のおかげで、辛うじて直立の状態を保っている。一時間近く、二人の男から代わる代わる殴られていたのだから当然の話だ――講義用にと青年が手を加えたので、今流れているのは10分ほどの総集編という趣。おかげで先ほどまでは端正だった顔が、次の瞬間には血まみれになっている始末。画面の左端には、ご丁寧にも時間と殴打した回数を示すカウンターまで付いていた。  まるで安っぽいスナッフ・フィルムじゃないか――教授は部屋の隅を見遣った。パイプ椅子に腰掛ける編集者の青年が、視線へ気付くのは早い。あくびをこぼしそうだった表情が引き締まり、すぐさま微笑みに変わる。まるで自らの仕事を誇り、称賛をねだる様に――彼が自らに心酔している事は知っていた。少なくとも、そういう態度を取れるくらいの処世術を心得ている事は。   男達が濡れたコンクリートの床を歩き回るピチャピチャという水音が、場面転換の合図となる。とは言っても、それまで集中的に顔を攻撃していた男が引き下がり、拳を氷の入ったバケツに突っ込んだだけの変化なのだが。傍らで煙草を吸って���たもう一人が、グローブのような手に砂を擦り付ける。  厄災が近付いてきても、捕虜は頭上でひとまとめにされた手首を軽く揺するだけで、逃げようとはしなかった。ひたすら殴られた顔は赤黒く腫れ上がり、虫の蛹を思わせる。血と汗に汚された顔へ、漆黒の髪がべっとり張り付いていた。もう目も禄に見えていないのだろう。  いや、果たしてそうだろうか。何度繰り返し鑑賞しても、この場面は専門家たる教授へ疑問を呈した。  重たげで叩くような足音が正面で止まった瞬間、俯いていた顔がゆっくり持ち上がった。閉じた瞼の針のような隙間から、榛色の瞳が僅かに覗いている。そう、その瞳は、間違いなく目の前の男を映していた。自らを拷問する男の顔を。相手がまるで、取るに足らない存在であるかの如く毅然とした無表情で。  カウンターが121回目の殴打を数えたとき、教授は手にしていたリモコンを弄った。一時停止ボタンは融通が利かず、122回目のフックは無防備な鳩尾を捉え、くの字に折り曲がった体が後ろへ吹っ飛ばされる残像を画面に残す。 「さて、ここまでの映像で気付いたことは、ミズ・ブロディ?」  目を皿のようにして画面へ見入っていた女子生徒が、はっと顔を跳ね上げる。逆光であることを差し引いても、その瞳は溶けた飴玉のように光が滲み、焦点を失っていた。 「ええ、はい……その、爪先立った体勢は、心身への負荷を掛ける意味で効果的だったと思います」 「その通り。それにあの格好は、椅子へ腰掛けた人間を相手にするより殴りやすいからね。ミスター・ロバーツ、執行者については?」 「二人の男性が、一言も対象者に話しかけなかったのが気になりました」  途中から手元へ視線を落としたきり、決して顔を上げようとしなかった男子生徒が、ぼそぼそと答えた。 「笑い者にしたり、罵ったりばかりで……もっと積極的に自白を強要するべきなのでは」 「これまでにも、この……M……」  机上のレジュメをひっくり返したが、該当資料は見あたらない。パイプ椅子から身を乗り出した青年が、さして潜めてもいない声でそっと助け船を出した。 「そう、ヒカル・K・マツモト……私達がMと呼んでいる男性には、ありとあらゆる方法で自白を促した。これまでにも見てきたとおり、ガスバーナーで背中を炙り、脚に冷水を掛け続け――今の映像の中で、彼の足元がおぼづかなかったと言う指摘は誰もしなかったね? とにかく、全ての手段に効果が得られなかった訳だ」  スマートフォンのバイブレーションが、空調の利きが悪い室内���空気を震わせる。小声で云々しながら部屋を出ていく青年を片目で見送り、教授は一際声の調子を高めた。 「つまり今回の目的は、自白ではない。暴力そのものだ。この行為の中で、彼の精神は価値を持たない。肉体は、ただ男達のフラストレーションの捌け口にされるばかり」  フラストレーションの代わりに「マスターベーション」と口走りそうになって、危うく言葉を飲み込んだのは、女性の受講生も多いからだ。5年前なら考えられなかったことだ――黴の生えた理事会の連中も、ようやく象牙の塔の外から出るとまでは言わなくとも、窓から首を突き出す位のことをし始めたのだろう。 「これまで彼は、一流の諜報員、捜査官として、自らのアイデンティティを固めてきた。ここでの扱いも、どれだけ肉体に苦痛を与えられたところで、それは彼にとって自らが価値ある存在であることの証明に他ならなかった。敢えて見せなかったが、この行為が始まる前に、我らはMと同時に捕縛された女性Cの事を彼に通告してある――彼女が全ての情報を吐いたので、君はもう用済みだ、とね」 「それは餌としての偽情報でしょうか、それとも本当にCは自白していたのですか」 「いや、Cもまだこの時点では黙秘している。Mに披露した情報は、ケース・オフィサーから仕入れた最新のものだ」  ようやく対峙する勇気を振り絞れたのだろう。ミスター・ロバーツは、そろそろと顔を持ち上げて、しんねりとした上目を作った。 「それにしても、彼への暴力は行き過ぎだと思いますが」 「身長180センチ、体重82キロもある屈強な25歳の男性に対してかね? 彼は深窓の令嬢ではない、我々の情報を抜き取ろうとした手練れの諜報員だぞ」  浮かんだ苦笑いを噛み殺し、教授は首を振った。 「まあ、衛生状態が悪いから、目方はもう少し減っているかもしれんがね。さあ、後半を流すから、Mと執行者、両方に注目するように」  ぶれた状態で制止していた体が思い切り後ろへふれ、鎖がめいいっぱいまで伸びきる。黄色く濁った胃液を床へ吐き散らす捕虜の姿を見て、男の一人が呆れ半分、はしゃぎ半分の声を上げる。「汚ぇなあ、しょんべんが上がってきてるんじゃないのかよ」  今年は受講者を20人程に絞った。抽選だったとは言え、単位取得が簡単でないことは周知の事実なので、応募してきた時点で彼らは自分を精鋭と見なしているのだろう。  それが、どうだ。ある者は暴力に魅せられて頬を火照らせ、ある者は今になって怖じ気付き、正義感ぶることで心の平穏を保とうとする。  経験していないとはこう言うことか。教授は��更ながら心中で嘆息を漏らした。ここのところ、現場慣れした小生意気な下士官向けの講義を受け持つことが多かったので、すっかり自らの感覚が鈍っていた。  つまり、生徒が悪いのでは一切ない。彼らが血の臭いを知らないのは、当然のことなのだ。人を殴ったとき、どれだけ拳が疼くのかを教えるのは、自らの仕事に他ならない。  手垢にまみれていないだけ、吸収も早い���とだろう。余計なことを考えず、素直に。ドアを開けて入ってきたあの青年の如く。  足音もなく、すっと影のように近付いてきた青年は、僅かに高い位置へある教授の耳に小さな声で囁いた。 「例のマウンテンバイク、確保できたようです」  針を刺されたように、倦んでいた心が普段通りの大きさへ萎む。ほうっと息をつき、教授は頷いた。 「助かったよ。すまないな」 「いいや、この程度の事なら喜んで」  息子が12歳を迎えるまで、あと半月を切っている。祝いに欲しがるモデルは何でも非常に人気があるそうで、どれだけ自転車屋に掛け合っても首を振られるばかり。  日頃はあまり構ってやれないからこそ、約束を違えるような真似はしたくない。妻と二人ほとほと弱り果てていたとき、手を挙げたのが他ならぬ目の前の青年だった。何でも知人の趣味がロードバイクだとかで、さんざん拝み倒して新古品を探させたらしい。  誕生パーティーまでの猶予が一ヶ月を切った頃から、教授は青年へ厳しく言い渡していた。見つかり次第、どんな状況でもすぐに知らせてくれと。夜中でも、仕事の最中でも。 「奥様に連絡しておきましょうか。また頭痛でお悩みじゃなきゃいいんですけど」 「この季節はいつでも低気圧だ何だとごねているさ。悪いが頼むよ」  ちらつく画像を前にし、青年はまるで自らのプレゼントを手に入れたかの如くにっこりしてみせる。再びパイプ椅子に腰を下ろし、スマートフォンを弄くっている顔は真剣そのものだ。  ふと頭に浮かんだのは、彼が妻と寝ているか否かという、これまでも何度か考えたことのある想像だった。確かに毎週の如く彼を家へ連れ帰り、彼女もこの才気あふれる若者を気に入っている風ではあるが。  まさか、あり得ない。ファンタジーとしてならば面白いかもしれないが。  そう考えているうちは、大丈夫だろう。事実がどうであれ。 「こんな拷問を、そうだな、2ヶ月程続けた。自白を強要する真似は一切せず、ただ肉の人形の用に弄び、心身を疲弊させる事に集中した。詳細はレジュメの3ページに譲るとして……背中に水を皮下注射か。これは以前にも言ったが、対象が仰向けで寝る場合、主に有効だ。事前に確認するように」  紙を捲る音が一通り収まったのを確認してから、教授は手の中のリモコンを軽く振った。 「前回も話したが、囚人が陥りやすいクワシオルコルなど低タンパク血症の判断基準は脚の浮腫だ。だが今回は捕獲時に右靱帯を損傷し中足骨を剥離骨折したこと、何度も逃亡を試みた事から脚への拘束及び重点的に攻撃を加えたため、目視では少し判断が難しいな。そういうときは、圧痕の確認を……太ももを掴んで指の型が数秒間戻らなければ栄養失調だ」  似たような仕置きの続く数分が早送りされ、席のそこかしこから詰まったような息が吐き出される。一度飛ばした写真まで巻き戻せば、その呼吸は再びくびられたかのように止まった。 「さて、意識が混濁しかけた頃を見計らい、我々は彼を移送した。本国の収容所から、国境を越えてこの街に。そして抵抗のできない肉体を、一見無造作に投棄したんだ。汚い、掃き溜めに……えー、この国の言葉では何と?」 「『ゴミ捨て場』」 「そう、『ゴミ捨て場』に」  青年の囁きを、生徒達は耳にしていたはずだ。それ以外で満ちた沈黙を阻害するのは、プロジェクターの立てる微かなモーター音だけだった。  彼らの本国にもありふれた集合住宅へ――もっとも、今画面に映っている場所の方がもう少し設備は整っていたが。距離で言えば100キロも離れていないのに、こんな所からも、旧東側と西側の違いは如実に現れるのだ――よくある、ゴミ捨て場だった。三方を囲うのはコンクリート製の壁。腰程の高さへ積んだゴミ袋の山へ、野生動物避けの緑色を��たネットを掛けてあるような。  その身体は、野菜の切りくずやタンポンが詰められているのだろうゴミ袋達の上に打ち捨てられていた。横向きの姿勢でぐんにゃり弛緩しきっていたが、最後の意志で内臓を守ろうとした努力が窺える。腕を腹の前で交差し、身を縮める姿は胎児を思わせた。ユーラシアンらしい照り卵を塗ったパイ生地を思わせる肌の色味は、焚かれたフラッシュのせいで消し飛ばされる。 絡みもつれた髪の向こうで、血管が透けて見えるほど薄い瞼はぴたりと閉じられていた。一見すると死んでいるかのように見える。 「この国が我が祖国と国交を正常化したのは?」 「2002年です」 「よろしい、ミズ・グッドバー。だがミハイル・ゴルバチョフが衛星国の解放を宣言する以前から、両国間で非公式な交流は続けられていた。主に経済面でだが。ところで、Mがいた地点からほど近くにあるタイユロール記念病院は、あの鋼鉄商フォミン一族、リンゼイ・フォミン氏の働きかけで設立された、一種の『前哨基地』であることは、ごく一部のものだけが知る事実だ。彼は我が校にも多額の寄付を行っているのだから、ゆめゆめ備品を粗末に扱わぬよう」  小さな笑いが遠慮がちに湧いた矢先、突如画面が明るくなる。生徒達同様、教授も満ちる眩しさに目を細めた。 「Mは近所の通報を受け、この病院に担ぎ込まれた……カルテにはそう記載されている。もちろん、事実は違う。全ては我々の手配だ。彼は現在に至るまでの3ヶ月、個室で手厚く看護を受けている。最新の医療、滋養のある食事、尽くしてくれる看護士……もちろん彼は、自らの正体を明かしてはいないし、完全に心を開いてはいない。だが、病院の上にいる人間の存在には気付いていないようだ」 「気付いていながら、我々を欺いている可能性は?」 「限りなく低いだろう。外部との接触は行われていない……行える状態ではないし、とある看護士にはかなり心を許し、私的な話も幾らか打ち明けたようだ」  後は病室へ取り付けた監視用のカメラが、全てを語ってくれる。ベッドへ渡したテーブルへ屈み込むようにしてステーキをがっつく姿――健康状態はすっかり回復し、かつて教授がミラーガラス越しに眺めた時と殆ど変わらぬ軒昂さを取り戻していた。  両脚にはめられたギプスをものともせず、点滴の管を抜くというおいたをしてリハビリに励む姿――パジャマを脱いだ広い背中は、拷問の痕の他に、訓練や実践的な格闘で培われたしなやかな筋肉で覆われている。  車椅子を押す看護士を振り返り、微笑み掛ける姿――彼女は決して美人ではないが、がっしりした体つきやきいきびした物言いは母性を感じさせるものだった。だからこそ一流諜報員をして、生き別れの恋人やアルコール中毒であった父親の話まで、自らの思いの丈を洗いざらい彼女に白状せしめたのだろう。「彼女を本国へスカウトしましょうよ」報告書を読んだ青年が軽口を叩いていたのを思い出す。「看護士の給料って安いんでしょう? 今なら簡単に引き抜けますよ」 「今から10分ほど、この三ヶ月の記録からの抜粋を流す。その後はここを出て、西棟502号室前に移動を――Mが現在入院する病室の前だ。持ち物は筆記具だけでいい」  暗がりの中に戸惑いが広がる様子は、まるで目に見えるかのようだった。敢えて無視し、部屋を出る。  追いかけてきた青年は、ドアが完全に閉まりきる前から既にくすくす笑いで肩を震わせていた。 「ヘンリー・ロバーツの顔を見ましたか。今にも顎が落ちそうでしたよ」 「当然の話だろう」  煤けたような色のLEDライトは、細長く人気のない廊下を最低限カバーし、それ以上贅沢を��むのは許さないと言わんばかり。それでも闇に慣れた眼球の奥をじんじんと痺れさせる。大きく息をつき、教授は何度も目を瞬かせた。 「彼らは現場に出たこともなければ、百戦錬磨の諜報員を尋問したこともない。何不自由なく育った二十歳だ」 「そんなもんですかね」  ひんやりした白塗りの壁へ背中を押しつけ、青年はきらりと目を輝かせた。 「俺は彼ら位の頃、チェチェン人と一緒にウラル山脈へこもって、ロシアのくそったれ共を片っ端から廃鉱山の立坑に放り込んでましたよ」 「『育ちゆけよ、地に満ちて』だ。平和は有り難いことさ」  スマートフォンの振動は無視するつもりだったが、結局ポケットへ手を突っ込み、液晶をタップする。現れたテキストをまじまじと見つめた後、教授は紳士的に視線を逸らしていた青年へ向き直った。 「君のところにもメッセージが行っていると思うが、妻が改めて礼を言ってくれと」 「お安い御用ですよ」 「それと、ああ、その自転車は包装されているのか?」 「ほうそうですか」  最初繰り返したとき、彼は自らが口にした言葉の意味を飲み込めていなかったに違いない。日に焼けた精悍な顔が、途端にぽかんとした間抜け面に変わる。奨学金を得てどれだけ懸命に勉強しても、この表情を取り繕う方法は、ついぞ学べなかったらしい。普段の明朗な口振りが嘘のように、言葉付きは歯切れが悪い。 「……ええっと、多分フェデックスか何かで来ると思うので、ダンボールか緩衝材にくるんであるんじゃないでしょうか……あいつは慣れてるから、配送中に壊れるような送り方は絶対しませんよ」 「いや、そうじゃないんだ。誕生日の贈り物だから、可愛らしい包み紙をこちらのほうで用意すべきかということで」 「ああ、なるほど……」  何とか混乱から立ち直った口元に、決まり悪げなはにかみが浮かぶ。 「しかし……先生の息子さんが羨ましい。俺の親父もマツモトの父親とそうそう変わらないろくでなしでしたから」  僅かに赤らんだ顔を俯かせて頭を掻き、ぽつりと呟いた言葉に普段の芝居掛かった気負いは見られない。鈍い輝きを帯びた瞳が、おもねるような上目遣いを見せた。 「先生のような父親がいれば、きっと世界がとてつもなく安全で、素晴らしい物のように見えるでしょうね」  皮肉を言われているのか、と一瞬思ったが、どうやら違うらしい。  息子とはここ数週間顔を合わせていなかった。打ち込んでいるサッカーの試合や学校の発表会に来て欲しいと何度もせがまれているが、積み重なる仕事は叶えてやる機会を許してはくれない。  いや、本当に自らは、努力を重ねたか? 確たる意志を以て、向き合う努力を続けただろうか。  自らが妻子を愛していると、教授は知っている。彼は己のことを分析し、律していた。自らが家庭向きの人間ではないことを理解しなから、家族を崩壊させないだけのツボを的確に押さえている事実へ、怒りの叫びを上げない程度には。  目の前の男は、まだ期待の籠もった眼差しを向け続けている。一体何を寄越せば良いと言うのだ。今度こそ苦い笑いを隠しもせず、教授は再びドアノブに手を伸ばした。  着慣れない白衣姿に忍び笑いが漏れるのへ、わざとらしいしかめっ面を作って見せる。 「これから先、私は傍観者だ。今回の実習を主導するのは彼だから」  「皆の良い兄貴分」を気取っている青年が、芝居掛かった仕草のお辞儀をしてみせる。生徒達と同じように拍手を与え、教授は頷いた。 「私はいないものとして考えるように……皆、彼の指示に従うこと」 「指示なんて仰々しい物は特にない、みんな気楽にしてくれ」  他の患者も含め人払いを済ませた廊下へ響かぬよう、普段よりは少し落とした声が、それでも軽やかに耳を打った。 「俺が定める禁止事項は一つだけ――禁止事項だ。これからここで君たちがやった事は、全てが許される。例え法に反することでも」  わざとらしく強い物言いに、顔を見合わせる若者達の姿は、これから飛ぶ練習を始める雛鳥そのものだった。彼らをぐるりと見回す青年の胸は、愉悦でぱんぱんに膨れ上がっているに違いない。大袈裟な身振りで手にしたファイルを振りながら、むずつかせる唇はどうだろう。心地よく浸る鷹揚さが今にも溢れ出し、顔を満面の笑みに変えてしまいそうだった。 「何故ならこれから君達が会う人間は、その法律の上では存在しない人間なんだから……寧ろ俺は、君達に積極的にこのショーへ参加して欲しいと思ってる。それじゃあ、始めようか」  最後にちらりと青年が寄越した眼差しへ、教授はもう一度頷いて見せた。ここまでは及第点。生徒達は不安を抱えつつも、好奇心を隠せないでいる。  ぞろぞろと向かった先、502号室の扉は閉じられ、物音一つしない。ちょうど昼食が終わったばかりだから、看護士から借りた本でも読みながら憩っているのだろう――日報はルーティンと化していたが、それでも教授は欠かさず目を通し続けていた。  生徒達は皆息を詰め、これから始まる出し物を待ちかまえている。青年は最後にもう一度彼らを振り向き、シッ、と人差し指を口元に当てた。ぴいん、と緊張が音を立てそうなほど張り詰められたのは、世事に疎い学生達も気がついたからに違いない。目の前の男の目尻から、普段刻まれている笑い皺がすっかり失せていると。  分厚い引き戸が勢いよく開かれる。自らの姿を、病室の中の人間が2秒以上見つめたと確認してから、青年はあくまで穏やかな、だがよく聞こえる声で問いかけた。 「あんた、ここで何をしているんだ」  何度も尋問を起こった青年と違い、教授がヒカル・K・マツモトを何の遮蔽物もなくこの目で見たのは、今日が初めての事だった。  教授が抱いた印象は、初見時と同じ――よく飼い慣らされた犬だ。はしっこく動いて辺りを確認したかと思えば、射るように獲物を見据える切れ長で黒目がちの瞳。すっと通った細長い鼻筋。桜色の形良い唇はいつでも引き結ばれ、自らが慎重に選んだ言葉のみ、舌先に乗せる機会を待っているかのよう。  見れば見るほど、犬に思えてくる。教授がまだ作戦本部にいた頃、基地の中を警邏していたシェパード。栄養状態が回復したせいか、艶を取り戻した石炭色の髪までそっくりだった。もっともあの軍用犬達はベッドと車椅子を往復していなかったので、髪に寝癖を付けたりなんかしていなかったが。  犬は自らへしっぽを振り、手綱を握っている時にのみ役に立つ。牙を剥いたら射殺せねばならない――どれだけ気に入っていたとしても。教授は心底、その摂理を嘆いた。  自らを散々痛めつけた男の顔を、一瞬にして思い出したのだろう。Mは驚愕に目を見開いたものの、次の瞬間車椅子の中で身構えた。 「おまえは…!」 「何をしているかと聞いているんだ、マツモト。ひなたぼっこか?」  もしもある程度予測できていた事態ならば、この敏腕諜報員のことだ。ベッド脇にあるナイトスタンドから取り上げた花瓶を、敵の頭に叩きつける位の事をしたかもしれない。だが不幸にも、青年の身のこなしは機敏だった。パジャマの襟首を掴みざま、まだ衰弱から完全に抜けきっていない体を床に引き倒す。 「どうやら、少しは健康も回復したようだな」  自らの足元にくずおれる姿を莞爾と見下ろし、青年は手にしていたファイルを広げた。 「脚はどうだ」 「おかげさまで」  ギプスをはめた脚をかばいながら、Mは小さく、はっきりとした声で答えた。 「どうやってここを見つけた」 「見つけたんじゃない。最初から知っていたんだ。ここへお前を入院させたのは俺たちなんだから」  一瞬見開かれた目は、すぐさま平静を取り戻す。膝の上から滑り落ちたガルシア・マルケスの短編集を押し退けるようにして床へ手を滑らせ、首を振る。 「逐一監視していた訳か」 「ああ、その様子だと、この病院そのものが俺たちの手中にあったとは、気付いていなかったらしいな」  背後を振り返り、青年は中を覗き込む生徒達に向かって繰り返した。 「重要な点だ。この囚人は、自分が未だ捕らわれの身だという事を知らなかったそうだ」  清潔な縞模様のパジャマの中で、背中が緩やかな湾曲を描く。顔を持ち上げ、Mは生徒達をまっすぐ見つめた。  またこの目だ。出来る限り人だかりへ紛れながらも、教授はその眼差しから意識を逸らすことだけは出来なかった。有利な手札など何一つ持っていないにも関わらず、決して失われない榛色の光。確かにその瞳は森の奥の泉のように静まり返り、暗い憂いを帯びている。あらかじめ悲しみで心を満たし、もうそれ以上の感情を注げなくしているかのように。  ねめ回している青年も、Mのこの堅固さならよく理解しているだろう――何せ数ヶ月前、その頑強な鎧を叩き壊そうと、手ずから車のバッテリーに繋いだコードを彼の足に接触させていたのだから。  もはや今、鸚鵡のように「口を割れ」と繰り返す段階は過ぎ去っていた。ファイルの中から写真の束を取り出して二、三枚繰り、眉根を寄せる。 「本当はもう少し早く面会するつもりだったんだが、待たせて悪かった。あんたがここに来て、確か3ヶ月だったな。救助は来なかったようだ」 「ここの電話が交換式になってる理由がようやく分かったよ。看護士に渡した手紙も握りつぶされていた訳だな」 「気付いていたのに、何もしなかったのか」 「うちの組織は、簡単にとかげの尻尾を切る」  さも沈痛なそぶりで、Mは目を伏せた。 「大義を為すためなら、末端の諜報員など簡単に見捨てるし、皆それを承知で働いている」  投げ出されていた手が、そろそろと左足のギプ���の方へ這っていく。そこへ削って尖らせたスプーンを隠してある事は、監視カメラで確認していた。知っていたからこそ、昨晩のうちに点滴へ鎮静剤を混ぜ、眠っているうちに取り上げてしまう事はたやすかった。  ほつれかけたガーゼに先細りの指先が触れるより早く、青年は動いた。 「確かに、お前の所属する組織は、仲間がどんな目に遭おうと全く気に掛けないらしいな」  手にしていた写真を、傷が目立つビニール張りの床へ、一枚、二枚と散らす。Mが身を凍り付かせたのは、まだ僅かに充血を残したままの目でも、その被写体が誰かすぐ知ることが出来たからだろう。 「例え女であったとしても、我が国の情報局が手加減など一切しないことは熟知しているだろうに」  最初の数枚においては、CもまだMが知る頃の容姿を保っていた。枚数が増えるにつれ、コマの荒いアニメーションの如く、美しい女は徐々に人間の尊厳を奪われていく――撮影日時は、写真の右端に焼き付けられていた。  Mがされていたのと同じくらい容赦なく殴られ、糞尿や血溜まりの中で倒れ伏す姿。覚醒剤で朦朧としながら複数の男達に辱められる。時には薬を打たれることもなく、苦痛と恥辱の叫びを上げている歪んだ顔を大写しにしたものもある。分かるのは、施されるいたぶりに終わりがなく、彼女は時を経るごとにやせ細っていくということだ。 「あんたがここで骨休めをしている間、キャシー・ファイクは毎日尋問に引き出されていた。健気に耐えたよ、全く驚嘆すべき話だ。そういう意味では、君たちの組織は実に優秀だと言わざるを得ない」  次々と舞い落ちてくる写真の一枚を拾い上げ、Mは食い入るように見つめていた。養生生活でただでも青白くなった横顔が、俯いて影になることで死人のような灰色に変わる。 「彼女は最終的に情報を白状したが……恐らく苦痛から解放��て欲しかったのだろう。この三ヶ月で随分衰弱してしまったから」  Mは自らの持てる技術の全てを駆使し、動揺を押さえ込もうとしていた。その努力は殆ど成功している。ここだけは仄かな血色を上らせた、薄く柔い唇を震わせる以外は。  その様をつくづくと見下ろしながら、青年はどこまでも静かな口調で言った。 「もう一度聞くが、あんた、ここで何をしていた?」  再び太ももへ伸ばされた左手を、踏みつけにする足の動きは機敏だった。固い靴底で手の甲を踏みにじられ、Mはぐっと奥歯を噛みしめ、相手を睨み上げた。教授が初めて目にする、燃えたぎるような憎悪の色を視線に織り込みながら。その頬は病的なほど紅潮し、まるで年端も行かない子供を思わせる。  そして相手がたかぶるほど、青年は感情を鎮静化させていくのだ。全ての写真を手放した後、彼は左腕の時計を確認し、それから壁に掛かっていた丸い時計にも目を走らせた。 「数日前、Cはこの病院に運び込まれた。お偉方は頑なでね。まだ彼女が情報を隠していると思っているようだ」 「これ以上、彼女に危害を加えるな」  遂にMは口を開き、喉の奥から絞り出すようにして声を放った。 「情報ならば、僕が話す」 「あんたにそんな役割は求めていない」  眉一つ動かすことなく、青年は言葉を遮った。 「あんたは3ヶ月前に、その言葉を口にすべきだった。もう遅い」  唇を噛むMから目を離さないまま、部屋の前の生徒達に手だけの合図が送られる。今やすっかりその場の空気に飲まれ、彼らはおたおたと足を動かすのが精一杯。一番賢い生徒ですら、質問を寄越そうとはしなかった。 「彼女に会わせてやろう。もしも君が自分の足でそこにたどり着けるのならば。俺の上官が出した指示はこうだ。この廊下の突き当たりにある手術室にCを運び込み、麻酔を掛ける。5分毎に、彼女の体の一部は切り取られなければならない。まずは右腕、次に右脚、四肢が終わったら目を抉り、鼻を削いで口を縫い合わせ、喉を潰す。耳を切りとったら次は内臓だ……まあ、この順番は多少前後するかもしれない。医者の気まぐと彼女の体調次第で」  Mはそれ以上、抗弁や懇願を口にしようとはしなかった。ただ歯を食いしばり、黙ってゲームのルールに耳を澄ましている。敵の陣地で戦うしか、今は方法がないのだと、聡い彼は理解しているのだろう。 「もしも君が部屋までたどり着けば、その時点で手術を終了させても良いと許可を貰ってる。彼女の美しい肉体をどれだけ守れるかは、君の努力に掛かっているというわけだ」  足を離して解放しざま、青年はすっと身を傍らに引いた。 「予定じゃ、もうカウントダウンは始まっている。そろそろ医者も、彼女の右腕に局部麻酔を打っているんじゃないか?」  青年が言い終わらないうちに、Mは床に投げ出されていた腕へ力を込めた。  殆ど完治しているはずの脚はしかし、過剰なギプスと長い車椅子生活のせいですっかり萎えていた。壁に手をつき、立ち上がろうとする奮闘が繰り返される。それだけの動作で、全身に脂汗が滲み、細かい震えが走っていた。  壁紙に爪を立てて縋り付き、何とか前かがみの姿勢になれたとき、青年はその肩に手を掛けた。力任せに押され、受け身を取ることも叶わなかったらしい。無様に尻餅をつき、Mは顔を歪めた。 「さあ」  人を突き飛ばした手で部屋の外に並ぶ顔を招き、青年はもぞつくMを顎でしゃくる。 「君達の出番だ」  部屋の中へ足を踏み入れようとするものは、誰もいなかった。  その後3度か4度、起き上がっては突き飛ばされるが繰り返される。結局Mは、それ以上立ち上がろうとする事を諦めた。歯を食いしばって頭を垂れ、四つん這いになる。出来る限り避けようとはしているのだろう。だが一歩手を前へ進めるたび、床へ広がったままの写真が掌にくっついては剥がれるを繰り返す。汗を掻いた手の下で、印画紙は皺を作り、折れ曲がった。 「このままだと、あっさり部屋にたどり着くぞ」  薄いネルの布越しに尻を蹴飛ばされ、何度かその場へ蛙のように潰れながらも、Mは部屋の外に出た。生徒達は彼の行く手を阻まない。かといって、手を貸したり「こんな事はよくない」と口にするものもいなかったが。  細く長い廊下は一直線で、突き当たりにある手術室までの距離は50メートル程。その気になれば10分も掛からない距離だ。  何とも奇妙な光景が繰り広げられた。一人の男が、黙々と床を這い続ける。その後ろを、20人近い若者が一定の距離を開けてぞろぞろと付いていく。誰も質問をするものはいなかった。ノートに記録を取るものもいなかった。 少し距離を開けたところから、教授は様子を眺めていた。次に起こる事を待ちながら――どういう形にせよ、何かが起こる。これまでの経験から、教授は理解していた。 道のりの半分程まで進んだ頃、青年はそれまでMを見張っていた視線を後ろへ振り向けた。肩が上下するほど大きな息を付き、ねだる様な表情で微笑んで見せる。 「セルゲイ、ラマー、手を貸してくれ。奴をスタートまで引き戻すんだ」  学生達の中でも一際体格の良い二人の男子生徒は、お互いの顔を見合わせた。その口元は緊張で引きつり、目ははっきりと怯えの色に染まっている。 「心配しなくてもいい。さっきも話したが、ここでは何もかもが許される……ぐずぐずするな、単位をやらないぞ」  最後の一言が利いたのかは分からないが、二人はのそのそと中から歩み出てきた。他の学生が顔に浮かべるのは非難であり、同情であり、それでも決して手を出すことはおろか、口を開こうとすらしないのだ。  話を聞いていたMは、必死で手足の動きを早めていた。どんどんと開き始める距離に、青年が再び促せば、結局男子生徒は小走りで後を追う。一人が腕を掴んだとき、Mはまるで弾かれたかのように顔を上げた。その表情は、自らを捕まえた男と同じくらい、固く強張っている。 「頼む」  掠れた声に混ざるのは、間違いなく懇願だった。小さな声は、静寂に満ちた廊下をはっきりと貫き通る。 「頼むから」 「ラマー」  それはしかし、力強い指導者の声にあっけなくかき消されるものだった。意を決した顔で、二人はMの腕を掴み直し、背後へと引きずり始めた。  Mの抵抗は激しかった。出来る限り身を捩り、ギプスのはまった脚を蠢かす。たまたま、固められたグラスファイバーが臑に当たったか、爪が腕を引っ掻いたのだろう。かっと眦をつり上げたセルゲイが、平手でMの頭を叩いた。あっ、と後悔の顔が浮かんだのもつかの間、拘束をふりほどいたMは再び手術室を目指そうと膝を突く。追いかけたラマーに、明確な抑止の気持ちがあったのか、それともただ単に魔が差したのかは分からない。だがギプスを蹴り付ける彼の足は、決して生ぬるい力加減のものではなかった。  その場へ横倒しになり、呻きを上げる敵対性人種を、二人の男子生徒はしばらくの間見つめていた。汗みずくで、時折せわしなく目配せを交わしあっている。やがてどちらともなく、再び仕事へ取りかかろうとしたとき、その足取りは最初と比べて随分とスムーズなものになっていた。  病室の入り口まで連れ戻され、身を丸めるMに、青年がしずしずと歩み寄る。腕時計をこれ見よがしに掲げながら放つ言葉は、あくまでも淡々としたものだった。 「今、キャシーは右腕を失った」  Mは全身を硬直させ、そして弛緩させた。何も語らず、目を伏せたまま、また一からやり直そうと努力を続ける。 不屈の精神。だがそれは青年を面白がらせる役にしか立たなかった。  同じような事が何度も繰り返されるうち、ただの背景でしかなかった生徒達に動きが見え始めた。  最初のうちは、一番に手助けを求められた男子生徒達がちょっかいをかける程度だった。足を掴んだり、行く手を塞いだり。ある程度進めばまた病室まで引きずっていく。そのうち連れ戻す役割に、数人が関わるようになった。そうなると、全員が共犯者になるまで時間が掛からない。  やがて、誰かが声を上げた。 「このスパイ」  つられて、一人の女子生徒がMを指さした。 「この男は、私たちの国を滅ぼそうとしているのよ」 「悪魔、けだもの!」  糾弾は、ほとんど悲鳴に近い音程で迸った。 「私の叔母は、戦争中こいつの国の人間に犯されて殺された! まだたった12歳だったのに!」  生徒達の目の焦点が絞られる。  病室へ駆け込んだ一人が戻ってきたとき手にしていたのは、ピンク色のコスモスを差した重たげな花瓶だった。花を引き抜くと、その白く分厚い瀬戸物を、Mの頭上で逆さまにする。見る見るうちに汚れた冷水が髪を濡らし、パジャマをぐっしょり背中へと張り付かせる様へ、さすがに一同が息を飲む。  さて、どうなることやら。教授は一歩離れた場所から、その光景を見守っていた。  幸い、杞憂は杞憂のままで終わる。すぐさま、どっと歓声が弾けたからだ。笑いは伝染する。誰か一人が声を発すれば、皆が真似をする。免罪符を手に入れたと思い込む。  そうなれば、後は野蛮で未熟な度胸試しの世界になった。 殴る、蹴るは当たり前に行われた。直接手を出さない者も、もう目を逸らし��り、及び腰になる必要はない。鋏がパジャマを切り裂き、無造作に掴まれた髪を黒い束へと変えていく様子を、炯々と目を光らせて眺めていられるのだ。 「まあ、素敵な格好ですこと」  また嘲笑がさざ波のように広がる。その発作が収まる隙を縫って、時折腕時計を見つめたままの青年が冷静に告げる。「今、左脚が失われた」  Mは殆ど抵抗しなかった。噛みしめ過ぎて破れた唇から血を流し、目尻に玉の涙を浮かべながら。彼は利口だから、既に気付いていたのだろう。まさぐったギプスに頼みの暗器がない事にも、Cの命が彼らの機嫌一つで簡単に失われるという事も――その経験と知識と理性により、がんじがらめにされた思考が辿り着く結論は、一つしかない――手術室を目指せ。  まだ、この男は意志を折ってはいない。作戦本部へ忍び込もうとして捕らえられた時と、何一つ変わっていない。教授は顎を撫で、青年を見遣った。彼はこのまま、稚拙な狂乱に全てを任せるつもりなのだろうか。  罵りはやし立てる声はますます激しくなった。上擦った声の多重奏は狭い廊下を跳ね回っては、甲高く不気味な音程へと姿を変え戻ってくる。 短くなった髪を手綱のように掴まれ、顎を逸らされるうち、呼吸が続かなくなったのだろう。強い拒絶の仕草で、Mの首が振られる。彼の背中へ馬乗りになり、尻を叩いていた女子学生達が、体勢を崩して小さく悲鳴を上げた。 「このクズに思い知らせてやれ」  仕置きとばかりに脇腹へ爪先を蹴込んだ男子生徒が、罵声をとどろかせた。 「自分の身分を思い知らせろ、大声を上げて泣かせてやれ」  津波のような足音が、身を硬直させる囚人に殺到する。その体躯を高々と掲げ上げた一人が、青年に向かって声を張り上げた。 「便所はどこですか」  指で示しながら、青年は口を開いた。 「今、鼻が削ぎ落とされた」  天井すれすれの位置まで持ち上げられた瞬間、全身に張り巡らされた筋肉の緊張と抵抗が、ふっと抜ける。力を無くした四肢は生徒達の興奮の波に合わせてぶらぶらと揺れるが、その事実に気付いたのは教授と、恐らく青年しかいないようだった。  びしょ濡れで、破れた服を痣だらけで、見るも惨めな���在。仰向けのまま、蛍光灯の白々とした光に全身を晒し、その輪郭は柔らかくぼやけて見えた。逸らされた喉元が震え、虚ろな目はもう、ここではないどこかをさまよってる――あるいは閉じこもったのだろうか?  一つの固い意志で身を満たす人間は、荘厳で、純化される。まるで死のように――教授が想像したのは、『ハムレット』の終幕で、栄光を授けられ、兵達に運び出されるデンマーク王子の亡骸だった。  実際のところ、彼は気高い王子ではなく、物語がここで終わる訳でもないのだが。  男子トイレから上がるはしゃいだ声が熱を帯び始めた頃、スラックスのポケットでスマートフォンが振動する。発信者を確認した教授は、一度深呼吸をし、それから妻の名前を呼んだ。 「どうしたんだい、お義父さんの容態が変わった?」 「それは大丈夫」  妻の声は相変わらず、よく着こなされた毛糸のセーターのように柔らかで、温かかった。特に差し向かいで話をしていない時、その傾向は顕著になる。 「あのね、自転車の事なんだけれど、いつぐらいに着くのかしら」  スピーカーを手で押さえながら、教授は壁に寄りかかってスマートフォンを弄っていた青年に向かって叫んだ。 「君の友達は、マウンテンバイクの到着日時を指定したって言っていたか」 「いえ」 「もしもし、多分来週の頭くらいには配送されると思うよ」 「困ったわ、来週は婦人会とか読書会とか、家を空けるのよ」 「私がいるから受け取っておく、心配しないでいい。何なら再配達して貰えば良いし」 「そうね、サプライズがばれなければ」 「子供達は元気にしてるかい」 「変わらずよ。来週の休暇で、貴方とサッカーの試合を観に行くのを楽しみにしてる」 「そうだった。君はゆっくり骨休めをするといいよ……そういえば、さっきの包装の事だけれど、わざわざ紙で包まなくても、ハンドルにリボンでも付けておけばいいんじゃないかな」 「でも、もうさっき玩具屋で包装紙を買っちゃったのよ!」 「なら、それで箱を包んで……誕生日まで隠しておけるところは? クローゼットには入らないか」 「今物置を片づけてるんだけど、貴方の荷物には手を付けられないから、帰ったら見てくれる?」 「分かった」 「そっちで無理をしないでね……ねえ、今どこにいるの? 人の悲鳴が聞こえたわ」 「生徒達が騒いでるんだよ。皆研修旅行ではしゃいでるから……明日は一日、勉強を休んで遊園地だし」 「貴方も一緒になって羽目を外さないで、彼がお目付け役で付いていってくれて一安心だわ……」 「みんないい子にしてるさ。もう行かないと。愛してるよ、土産を買って帰るからね」 「私も愛してるわ、貴方」  通話を終えたとき、また廊下の向こうで青年がニヤニヤ笑いを浮かべているものかと思っていたが――既に彼は、職務に戻っていた。  頭から便器へ突っ込まれたか、小便でも掛けられたか、連れ戻されたMは床へぐったり横たわり、激しく噎せ続けていた。昼に食べた病院食は既に吐き出したのか、今彼が口から絶え間なく溢れさせているのは黄色っぽい胃液だけだった。床の上をじわじわと広がるすえた臭いの液体に、横顔や髪がべったりと汚される。 「うわ、汚い」 「こいつ、下からも漏らしてるぞ」  自らがしでかした行為の結果であるにも関わらず、心底嫌悪に満ちた声がそこかしこから上がる。 「早く動けよ」  どれだけ蔑みの言葉を投げつけられ、汚れた靴で蹴られようとも、もうMはその場に横たわったきり決して動こうとしなかった。頑なに閉じる事で薄い瞼と長い睫を震わせ、力の抜けきった肉体を冷たい床へと投げ出している。  糸の切れた操り人形のようなMの元へ、青年が近付いたのはそのときのことだった。枕元にしゃがみ込み、指先でこつこつと腕時計の文字盤を叩いてみせる。 「あんたはもう、神に身を委ねるつもりなんだな」  噤まれた口などお構いなしに、話は続けられる。まるで眠りに落ちようとしている息子へ、優しく語り掛ける母のように。 「彼女はもう、手足もなく、目も見えず耳も聞こえない、今頃舌も切り取られただろう……生きる屍だ。これ以上、彼女を生かすのはあまりにも残酷過ぎる……だからこのまま、手術が進み、彼女の肉体が耐えられなくなり、天に召されるのを待とうとしているんだな」  Mは是とも否とも答えなかい。ただ微かに顔を背け、眉間にきつく皺を寄せたのが肯定の証だった。 「俺は手術室に連絡を入れた。手術を中断するようにと。これでもう、終わりだ。彼女は念入りに手当されて、生かされるだろう。彼女は強い。生き続ければ、いつかはあんたに会えると、自分の存在があんたを生かし続けると信じているからだ。例え病もうとも、健やかであろうとも……彼女はあんたを待っていると、俺は思う」  Mの唇がゆっくりと開き、それから固まる。何かを、言おうと思ったのだろう。まるで痙攣を起こしたように顎ががくがくと震え、小粒なエナメル質がカチカチと音を立てる。今にも舌を噛みそうだった。青年は顔を近付け、吐息に混じる潰れた声へ耳を傾けた。 「彼女を……彼女を、助けてやってくれ。早く殺してやってくれ」 「だめだ。それは俺の仕事じゃない」  ぴしゃりと哀願をはねのけると、青年は腰を上げた。 「それはあんたの仕事だ。手術室にはメスも、薬もある。あんたがそうしたいのなら、彼女を楽にしてやれ。俺は止めはしない」  Mはそれ以上の話を聞こうとしなかった。失われていた力が漲る。傷ついた体は再び床を這い始めた。  それまで黙って様子を見守っていた生徒達が、顎をしゃくって見せた青年の合図に再び殺到する。無力な腕に、脚に、襟首に、胴に、絡み付くかのごとく手が伸ばされる。  今度こそMは、全身の力を使って体を突っ張らせ、もがき、声を限りに叫んだ。生徒達が望んでいたように。獣のような咆哮が、耳を聾する。 「やめてくれ……行かせてくれ!! 頼む、お願いだ、お願いだから!!」 「俺達の国の人間は、もっと酷い目に遭ったぞ」  それはだが、やがて生徒達の狂躁的な笑い声に飲み込まれる。引きずられる体は、病室を通り過ぎ、廊下を曲がり、そして、とうとう見えなくなった。Mの血を吐くような叫びだけが、いつまでも、いつまでも聞こえ続けていた。  再びMの姿が教授の前へと現れるまで、30分程掛かっただろうか。もう彼を邪魔するものは居なかった。時々小馬鹿にしたような罵声が投げかけられるだけで。  力の入らない手足を叱咤し、がくがくと震わせながら、それでもMは這い続けた。彼はもう、前を見ようとしなかった。ただ自分の手元を凝視し、一歩一歩、渾身の力を振り絞って歩みを進めていく。割れた花瓶の破片が掌に刺さっても、顔をしかめる事すらしない。全ての表情はすっぽりと抜け落ち、顔は仮面のように、限りなく端正な無表情を保っていた。まるで精巧なからくり人形の、動作訓練を行っているかのようだった。彼が人間であることを示す、手から溢れた薄い血の痕が、ビニールの床へ長い線を描いている。  その後ろを、生徒達は呆けたような顔でのろのろと追った。髪がめちゃくちゃに逆立っているものもいれば、ネクタイを失ったものもいる。一様に疲れ果て、後はただ緩慢に、事の成り行きを見守っていた。  やがて、汚れ果てた身体は、手術室にたどり着いた。  伸ばされた手が、白い扉とドアノブに赤黒い模様を刻む。全身でぶつかるようにしてドアを押し開け、そのままその場へ倒れ込んだ。  身を起こした時、彼はすぐに気が付いたはずだ。  その部屋が無人だと。  手術など、最初から行われていなかったと。  自らが犯した、取り返しの付かない過ちと、どれだけ足掻いても決して変えることの出来なかった運命を。 「彼女は手術を施された」  入り口に寄りかかり、口を開いた青年の声が、空っぽの室内に涼々と広がる。 「彼女はあんたに会いたがっていた。あんたを待っていた。それは過去の話だ」  血と汗と唾液と、数え切れない程の汚物にまみれた頭を掴んでぐっと持ち上げ、叱責は畳みかけられる。 「彼女は最後まで、あんたを助けてくれと懇願し続けた。半年前、この病院へ放り込まれても、あんたに会おうと這いずり回って何度も逃げ出そうとした。もちろん、ここがどんな場所かすぐに気付いたよ。だがどれだけ宥めても、あんたと同じところに返してくれの一点張りだ。愛情深く、誇り高い、立派な女性だな。涙なしには見られなかった」  丸く開かれたMの口から、ぜいぜいと息とも声とも付かない音が漏れるのは、固まって鼻孔を塞ぐ血のせいだけではないのだろう。それでも青年は、髪を握る手を離さなかった。 「だから俺達は、彼女の望みを叶えてやった。あんたと共にありたいという望みをな……ステーキは美味かったか? スープは最後の一匙まで飲み干したか? 彼女は今頃、どこかの病院のベッドの上で喜んでいるはずだ。あんたと二度と離れなくなっただけじゃない。自分の肉体が、これだけの責め苦に耐えられる程の健康さをあんたに取り戻させたんだからな」  全身を震わせ、Mは嘔吐した。もう胃の中には何も残っていないにも関わらず。髪がぶちぶちと引きちぎられることなどお構いなしで俯き、背中を丸めながら。 「吐くんじゃない。彼女を拒絶するつもりか」  最後に一際大きく喉が震えたのを確認してから、ぱっと手が離される。 「どれだけ彼女を悲しませたら、気が済むんだ」  Mがもう、それ以上の責め苦を与えられる事はなかった。白目を剥いた顔は吐瀉物――に埋まり、ぴくりとも動かない。もうしばらく、彼が意識を取り戻すことはないだろう――なんなら、永遠に取り戻したくはないと思っているかもしれない。 「彼はこの後すぐ麻酔を打たれ、死体袋に詰め込まれて移送される……所属する組織の故国へか、彼の父の生まれ故郷か、どこ行きの飛行機が手頃かによるが……またどこかの街角へ置き去りにされるだろう」  ドアに鍵を掛け、青年は立ち尽くす生徒達に語り掛けた。 「君達は、俺が随分ひどい仕打ちをしでかしたと思っているだろう。だが、あの男はスパイだ。彼が基地への潜入の際撃ち殺した守衛には、二人の幼い子供達と、身重の妻がいる……これは君達への気休めに言ってるんじゃない。彼を生かし続け、このまま他の諜報員達に甘い顔をさせていたら、それだけ未亡人と父無し子が増え続けるってことだ」  今になって泣いている女子生徒も、壁に肩を押しつけることで辛うじてその場へ立っている男子生徒も、同じ静謐な目が捉え、慰撫していく。 「君達は、12歳の少女が犯されて殺される可能性を根絶するため、ありとあらゆる手段を用いることが許される。それだけ頭に入れておけばいい」  生徒達はぼんやりと、青年の顔を見つめていた。何の感情も表さず、ただ見つめ続けていた。  この辺りが潮時だ。ぽんぽんと手を叩き、教授は沈黙に割って入った。 「さあ、今日はここまでにしよう。バスに戻って。レポートの提出日は休み明け最初の講義だ」  普段と代わり映えのしない教授の声は、生徒達を一気に現実へ引き戻した。目をぱちぱちとさせたり、ぐったりと頭を振ったり。まだ片足は興奮の坩堝へ突っ込んでいると言え、彼らはとろとろとした歩みで動き出した。 「明日に備えてよく食べ、よく眠りなさい。遊園地で居眠りするのはもったいないぞ」  従順な家畜のように去っていく中から、まだひそひそ話をする余力を残していた一人が呟く。 「すごかったな」   白衣を受付に返し、馴染みの医師と立ち話をしている間も、青年は辛抱強く教授の後ろで控えていた。その視線が余りにも雄弁なので、あまりじらすのも忍びなくなってくる――結局のところ、彼は自らの手中にある人間へ大いに甘いのだ。 「若干芝居掛かっていたとは言え、大したものだ」  まだ敵と対決する時に浮かべるのと同じ、緊張の片鱗を残していた頬が、その一言で緩む。 「ありがとうございます」 「立案から実行までも迅速でスムーズに進めたし、囚人の扱いも文句のつけようがない。そして、学生達への接し方と御し方は実に見事なものだ。普段からこまめに交流を深めていた賜だな」 「そう言って頂けたら、報われました」  事実、彼の努力は報われるだろう。教授の書く作戦本部への推薦状という形で。  青年は教授の隣に並んで歩き出した。期待で星のように目を輝かせ、胸を張りながら。意欲も、才能も、未来もある若者。自らが手塩にかけて全てを教え込み、誇りを持って送り出す事の出来る弟子。  彼が近いうちに自らの元を去るのだと、今になってまざまざ実感する。 「Mはどこに棄てられるんでしょうね。きっとここからずっと離れた、遙か遠い場所へ……」  今ほど愛する者の元へ帰りたいと思ったことは、これまで一度もなかった。  終
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ensemble-clinic-blog · 5 years ago
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最初はどのような症状がありましたか?
全身のこり、 こ関節がかたくなってきた。
上記の症状はどのように良くなってきました?
治療後はからだがかるくなる。
いたみはないが、固さがやわらいできた。からだをのばす体操をおしえてくれます。
同じような症状で悩んでいる患者さんへのアドバイスやメッセージがあれば教えてください
ていねいでどんな質問にも答えてくれます。
お名前 YS
年齢 50代
性別 女
職業 パート
股関節が硬い【全身も凝って辛い】50代女性の整体治療で改善した1症例
来院時は、右肘の痛みを訴えて来院されました。お話を伺っていくと肩こりはもちろん、股関節の硬さが気になっているとのこと。
バランスの検査をすると、すべて関係している痛みとわかったので、すべての痛みや凝りを対象に施術していきました。
ご自宅が国分寺市ですが、杉並区の当院まで来院されました。
股関節が硬い【全身も凝って辛い】50代女性の整体治療的な検査
上半身左傾き右ねじれ、下半身は右ねじれ
なで肩タイプ、右ヒジの回内(++)、左側背部の筋緊張(+)
股関節はとくに左側が硬い
臀屈でお尻が上がる
股関節が硬い【全身も凝って辛い】50代女性の整体治療
1回目
整体で治療をおこなう
感想:右肘痛くない。
2回目4日後来院
右ヒジは前より痛くなっているかも。でも気にならない。全体的にはなんとなく楽な感じ。
整体治療
3回目1週間後来院
右ヒジはよくなった感じがしない。最大に曲げるとダメ。
4回目5日後来院
右ヒジはなんとなくダメ。
5回目7日後来院
あまり変化感じない。
6回目3週間後来院
股関節が痛い、右膝最近痛いことが増えてきた。ヒジはとくに大丈夫。
7回目5日後来院
最近、右ヒジまた痛く感じる。
8回目1週間後来院
今日はまずまず。
9回目1週間後来院
左のヒジが痛く感じる。右はOK
10回目1ヶ月後来院
左ヒジの痛み。整形外科でテニス肘と言われる。
11回目2週間後来院
首肩のこり、左ヒジの痛み
12回目1週間後来院
左ヒジの痛み
感想:Ok
股関節が硬い【全身も凝って辛い】50代女性の整体治療で改善した1症例の考察
ヒジの痛みは、右から左に変わってきたのですが、もともとなで肩で、ヒジは回内していたので痛くなりやすい状態にあったと思います。
股関節は両方とも"あぐら"動作が硬くできません。よくよく考えると、出産後から階段を降りるときに違和感があったそうです。お産で股関節がおかしくなったのかもしれません。
治療としては、整体のみでしたが、股関節の左右内旋を調整して、腰椎の負担をへらすこと。そして、ヒジの回内をへらすことが目的になりました。
股関節の調整をメインでおこなっていき、ヒジへの負担は減ってきたと考えられます。
股関節の痛みやヒジへの痛みでお悩みなら、お気軽にご相談ください。
https://www.enshp.com/kokansetsu-katai/
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nopposeitai · 5 years ago
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数十年前から膝の痛みあり 数年前から病院にて 両膝変形性膝関節症と診断 歩行器・杖使用・装具着用 病院ではすぐにでも手術との事 毎日湿布貼り替え、装具装具 あれこれしても痛みが変わらず 痛みを少しでも減らしたいと 紹介でのっぽ整体に来店する。 施術時間は1時間ほどかかり、 装具なし歩行時の痛みは軽減。 両下肢の浮腫・外反母趾もあり ぬびのば体操の指導を行う。 数年前に作成した装具のため 見直しの必要性を説明して終了 #変形性膝関節症 #ロキソニンテープ #歩行器 #装具生活 #歩行困難 #手術予定 #人工関節置換術 #外反母趾 #ゆびのば体操 #下肢浮腫 #歩き方改善 #整体 #奥武山公園駅徒歩2分 #オスグッド #成長痛 #那覇市小禄 #那覇市山下町 #美活整体 #おとな女子整体 #ミドル女子整体 #美活女子整体 (のっぽ整体) https://www.instagram.com/p/B-ETHXODkMo/?igshid=drxrz46mgrwe
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omiznewsviews · 3 years ago
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 横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が6日目の18日から休場した。日本相撲協会に「右踵骨(しょうこつ)骨挫傷、左変形性膝関節症による強い疼痛(とうつう)を認め、約1カ月の加療を要する」との診断書を提出した。  照ノ富士は両膝に古傷を抱え、初場所終盤に右かかとを痛めた。今場所は5日目に玉鷲に押し倒しで敗れて金星を給金。3勝2敗となっていた。休場は20年9月場所以来通算12度目で、昨年秋場所の横綱昇進以降では初めて。
照ノ富士が休場 横綱昇進以降初 右かかと、左膝の状態悪化 大相撲春場所/スポーツ/デイリースポーツ online
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newsvoice420 · 3 years ago
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横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目 - nhk.or.jp #最新ニュース
横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目 – nhk.or.jp #最新ニュース
横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目 – nhk.or.jp 横綱 照ノ富士が秋場所を休場 ことしの春場所以来 13回目  nhk.or.jp 横綱照ノ富士が休場 秋場所9日目まで5勝4敗と不振、今場所は横綱不在に(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース  Yahoo!ニュース 休場の照ノ富士は「両変形性膝関節症 右膝骨挫傷で3週間の安静加療を要する」診断書提出  スポニチアネックス Sponichi Annex 照ノ富士休場、横綱不在に 4敗と不振、右膝不安か 大相撲秋場所  産経ニュース <さじき席> 高安、戦略キラリ 金星、8年ぶり五つ目  中日新聞 Google ニュースですべての記事を見る 大谷翔平、7試合ぶりマルチで155安打ペース エ軍大敗で8年連続POならず – Full-Count 大谷翔平、7試合ぶりマルチで155安打ペース…
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seiunsky2520 · 6 years ago
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Crea athlete&beauty careに前回   DRT協会の動画を観られてご来店頂きました方   多臓器にわたり手術を繰り返されて  両下肢に神経痛が酷く出ていたのが  1度のDRTメニュー体感により驚きの変化が  出たそうです!   本日のDRTメニュー体感後も  下肢の神経痛はクリアに!  メニュープランとアフターアドバイスをさせて頂き  次回ご来店の際にどの様な変化が出るのか?  ご報告を楽しみにしております♫     【ご相談、ご��約はこちら】 ✨https://linktr.ee/crea ✨電話090-1405-0838 ✨DM ✨Therapist who changes the subconscious   #Crea athlete&beauty care  #DRT  #産後骨盤矯正 #疲労回復整体  #鍼灸  #内臓調整  #頭蓋調整  #アスリートスペシャルケア #フェイシャルエステ #ボディメイク  #水素  #腰痛改善 #ゴルフ  #競輪  #三島駅南口徒歩3分 #三島市 #長泉町 #沼津市  #肩凝り解消 #中国🇨🇳 #フィリピン #頚椎症 #変形性膝関節症 #タイ🇹🇭 #脊柱管狭窄症 #バンコク事務所 #潜在意識書き換え #今世紀最後のビジネスモデル #肩関節周囲炎 #下半身痩せ https://www.instagram.com/p/B4EuwYUgxsR/?igshid=t048uetkftgo
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