#備前焼を愉しむ
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柿
平皿 Takahiro Hosokawa -柿-
曇り空の岡山です。
今日は冷え込んでいますね。
さて、柿が食べごろを迎えました。
いただく前に備前焼へのせて撮影を。
細川さんの平皿。
シンプルな造形のうつわで、
見込みの牡丹餅の景色がとても綺麗です。
たっぷりと胡麻がかかり見ごたえのある仕上がり。
八寸弱の程よいサイズ感で日常使いにおすすめです。
この機会に揃えてみられては。
これくらいのサイズの備前焼を贈られたら
とても喜んでいただけると思います。
ちょっとしたギフトにもいかがでしょうか。
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--深海人形-- 死にたくて死んだ幸福な人達
※閲覧&キャラ崩壊注意
※雑多にネタをぶち込み
※少し男リョナネタあり(※マジでしょーも無いレベル)。
※じーくあくすが酷過ぎてgndm自体の不買運動初めました
gndm界のYGOAV、其れがじーくあくす(※ほぼ確定)。
…。
…シロカスは、素で、スタダとホープに嫌われそう(※スタダが嫌うからスタダ不在でしかジャンド使えない。だけど、メタ的に言えば、スタダあったら嫌と言う程無双されるからね)。
…。
其うだ。アレだ。ライディングMS決闘で闇のゲーム!!したから、天パに赤い阿保が狩られたんでしょ(※赤い阿保よ、ちゃんとデッキを積み込みしないから其うなるんだぞ??)。
…。
…バーニィが、闇のゲームで、散々実体ダメージ受けた末に負けて、神経が完全に焼き切れる話とかしたいな(※闇のゲームはYGO恒��行事 ※決闘 ※闇のゲームに負けたら、敗北者の神経が完全に焼き切れるのは、普通の事だから、全く気にしないで欲しい)。
…。
じーくあくす一番くじ半額??無料でも要らんわwwww(※換金するの面倒)。
…。
父方の実家で、今は亡き妹がおねしょして、その報告を母親にしたら「もう何年も前に死んでるよ、何言っているの」みたいに言われた夢
…。
窓に山の景色が見える屋内で、暖房の温度が上昇し続けて蒸し焼き寸前にされる手前で目が覚めた夢を見た
…。
イオリ「じーくあくす見てたら、gndmにお金かけるの莫迦莫迦しくなって……ちゃんと投資や貯金しなければ……もっと英語とか中国語を勉強しなきゃ……簿記二級を取らなきゃ……と思い初めて……(※此れで奇跡的にもまともになった)。」
※イオリ……お前もついにgbdm卒業か(※おめでとう)。
…。
…「うぉおおおおおおお!!!!!!!!買わないww(※グッズ出るのは嬉しいけど、買いませんww)。」なんてYGO是〜VRの時に見飽きたんだけど(※じーくあくす)。
…。
?「何?!プロ決闘者は職業では無いのか?!!!(※プロ決闘者は職業だろう?!?!?!!)。」
…もし、プロ決闘者が職業で無ければ、プロ(笑)、無⭐︎職⭐︎(笑)になるのですが其れは()。
…。
シロカス君とかニュータイプは、どんなカードゲームでも『対話拒否デッキ(※ニュータイプの癖に)』しか使わないイメージがある(※決闘者失格)。
…。
もしも、シロカス君が、じーくあくすに出て来て、無様な登場&退場構ましたその時に、対異形生物専門の男娼に落とすから(※寧ろ出て来なくても落とす ※鋼の意志)。…『上位存在の搾取(※或いは非暴力的虐待)』は、大変エグい事で名が知られて居りますので、頑張って下さい(※人間の精神性が彼方側に全て筒抜けで、どんなに拒絶しても、傍若無人に弄ばれて、一方的に責め立てられるだけの儀式がずっと続く)。
…。
…カードは拾った←→カードは金で揃えた(※対義語)。
…。
なぜ軍人は自殺率が高いのか?
s://gigazine.net/news/20240706-military-dying-by-suicide/
…。
----イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたし��ちに御父をお示しください』と言うのか。 わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。 わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。 はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。 わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。 わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」
----ヨハネ 12:9-14
…。
※……以下、多重クロスオーバーネタ注意
ブレア・デイム御嬢様と(不)愉快な執事達 ⭐︎決闘⭐︎外伝案ノート プロンプト
※クロスオーバー・キャラ崩壊注意
※執事パロ
御嬢様から渡されたのは、サイバース族デッキのEXAGQXサイバースデッキ。
ガトカス「御嬢様、これは私のイメージには合いません…。」
御嬢様「ですけど、使いなさい。強いから。」
ガトカス「御意!」
…。
ガトカス「ここの人々は、意外に使えるジャンクを利用すると言う事を知らぬようだ。」
其れから結構後日。
御嬢様「ねぇ、どうしてかしら??何故、特注の新品D-バイクを使わないの??」
ガトカス「此方の方が良いです。派手にクラッシュさせても、申し訳無さを一段と���減できますので。」
御嬢様「…まぁ、随分とエコロジーなことね……。折角の晴れ舞台で使うと言うのに……。」
…。
中東某都市でのライディング デュエル エキシビジョン マッチ特別参加枠当日
ガトカス「よろしく頼む。」
無⭐︎職⭐︎王「執事であろうと誰であろうと決闘者が決闘者であることには変わりはない。しかし、キングに挑むとは中々肝が据わっているな!!」
ガトカス「いや、御嬢様の御命令なので。」
Riding Duel Acceleration!
1ターン目
先攻 ガトカス
「どうした?俺ですら見たことがないぞ!そのモンスターは?!デッキは?!!!」
ガトカス「カードは(※御嬢様一族が持つ財閥の)金で揃えた。」
無⭐︎職⭐︎王「そのD-バイクもか?!!」
ガトカス「バイクは拾ったのを(※其の財閥の)金でレストアした。」
3ターン目
無⭐︎職⭐︎王「L召喚か!確かにF、XやPに並ぶ脅威ではあるが!然し、此のキングのSモンスターを破れは���んぞ!」
ガトカス「……はぁ、では、儀式召喚はどうなのだ??」
無⭐︎職⭐︎王「俺のターン!!ドロー!!」
その後接触事故を装って無⭐︎職⭐︎王にリアルダイレクトアタック、スピードカウンターを1つ増やすことに成功
無⭐︎職⭐︎王「……おい、其処の執事!…其の手のソリティアは御主人様の屋敷でやってくれ!(※本来なら蟹等辺に言うべき台詞)」
ライディング決闘ルール
(OCGと折衷しているので)LP6000 スタート
スピード・ワールド Neo mk-2
フィールド魔法
お互いのプレイヤーはお互いのスタンバイフェイズ時に1度、自分用のスピードカウンターを1このカードへ1つカウントする。(お互い12個まで)。自分用スピードカウンターを取り除く事で、以下の効果を発動する。
●4個:自分フィールドにいるモンスター1体の攻撃力守備力を400上げる。スピード カウンターが溜まっていれば連続使用可。
●7個:自分のデッキからカードを1枚ドローする。
●8個:自分フィールドに各種召喚素材として出来るスピードトークン1体を特殊召喚する
スピードトークンのレベル・ランク・リンクの数値と種族と属性は特殊召喚したプレイヤーが任意に設定出来る
スピード トークン
レベル・ランク・LINK?/?属性/?族/ATK0/DEF0
自分フィールドに召喚されたスピード トークンを召喚素材以外に使用した場合、自分はLP1500のダメージを受ける
●9個:デッキから4枚カードを引き、モンスカードが出た数x100ポイントのダメージを
相手ライフに与える。その後はデッキから引いた4枚のカードは墓地に送られる
●10個:フィールド上に存在するカードを2枚破壊する
普通に魔法カードは使える。P召喚も出来る
(Pモンスターは魔法カード扱い)。
何方かプレイヤーのスピード カウンターが0になっても敗北にならず何方かのLPが0になる迄ゲームを続行
※此処の次元でのD-wheelは、組合公認のD-wheel専門メカニックが関わり、設計・改造の時点でライディング決闘目的で作られた決闘者の魂であるバイクの事を指す。其の一方、D-バイクは、元々ライディング決闘用に設計・改造されて居ない物をライディング決闘用が出来る様にしただけのリアリスト御用達でしか無い代物。大富豪にも関わらず、純粋にD-wheelを用意出来無かったのは、D-wheel専門メカニックの数が未だ未だ少な過ぎて、幾ら金を積んでも彼等を雇えなかった為である(※決闘への熱い優遇と特別視はYGOシリーズでは普通の事です)。
…。
老害紳士「貴族の高貴な社交界にカードゲームとそれを稼業にする輩を持ち込むとは感心しませんな。」
エド「……はぁ、感心しませんね。…職業差別ですか??」
シロカス「常に現役最前線のプロ決闘者か……。」
エドは、決闘者界隈でも非常に人気のある美男子でありながら、ムカつくと言うか見るだけで胸が悪くなるウザ顔をする事に定評があった。其の顔を見た者は誰もが自分を否定されている気分になるのであった。無論執事シロカスも、其のドヤ顔を見て滅茶苦茶気に障った。
シロカス「いくらプロとはいえ、そんな小生意気な態度で決闘をして、私に勝てると思うのか??」
エド「いい加減にしてくださいよ。プロがアマチュアに負けるわけがないじゃないですか。」
シロカス「そちらこそいい加減にしてくれたまえ、あるすらーん⭐︎ざら君。」
エド「誰があるすらーん⭐︎ざら君だ?!!僕はエドだ!!トゥー!ヘァー!!!!!」
幻奏デッキ vs. D-HERO with 他HERO
スタダ不在ジャンド vs. も
エド「…其れでも、スタダの無いジャンドは胡瓜の無いサンドイッチの様な物だね。誰もが胡瓜が無いのは物足りないと言う。」
シロカス「私は、胡瓜が嫌いだが。」
エド「僕もだよ!」
※不動蟹「な、何の話だ!?!?!?(※流石の蟹でも理解不能)。」
…。
執事シロカスは純粋な興味で、カイトの為人、デッキ、Dr.Fakerについての手掛りについて調べて行く(※そして、カイトの中身が原作通りアレ過ぎるのでドン引く)。
…。
御嬢様との旅行先で、通常魔法『笑顔世界(※例の特級呪物 ※要英訳)』マシュマロ君であったが……?
…。
スタダ不在ジャンドシロカス(※ドロー力最低)とサイドラ地獄皇帝(※サイバー流積み込みとも言うべきドロー力)
…早速、シロカス君、自分の場にいるモンスターをキメラテの融合素材にされて本気でムカつき初める。
決闘にて御互いにドロー時にセカンドディールし、ダブルセカンドディール状態に(※セカンドディール執事 vs. ヘル セカンド ディーラー ※皆はルールとマナーを守って楽しく決闘しよう!)、
…そしてLP100残してシロカスが勝つが(※何方も不正により両者敗北扱い)。
シロカス「私のターン、ドロー。」
セカンドディール
このテクニックを「セカンド・ディール」というカードは一番上のカードを
ドローするという 心理的盲点をついて実は2番目のカードをドローする高等テクニックだ
熟練者によるなめらかな指の動きでドローされると人間の目では セカンド・ディールをとらえる事は不可能
しかもこの男シロカスはどのカードがどこにあるか記憶できる上にエスパーとしての勘が働くのだ
ヘル セカンド ディーラー 「俺のターン、ドロー。」
セカンドディール
このテクニックを「セカンド・ディール」というカードは一番上のカードをドローするものという
心理的盲点をついて実は2番目のカードをドローするという 高等テクニックだ
熟練者によるなめらかな指の動きでドローされると人間の目では セカンド・ディールをとらえる事は不可能
しかもこの男ヘル セカンド ディーラーはどのカードがどこにあるか記憶できるのだ
(※此れ等の元ネタは第三部寄り)。
ヘル セカンド ディーラー 「お、お前に……表サイバー流を託す……(※…出来たら、裏も……)。」
シロカス「ジャンドで十分だ(※蟹並感)。」
…。
マシュマロ君「…此のデッキは……デッキ破壊と手札破壊と墓地破壊がメインですね。」
御嬢様「…貴方、騎士を自称するのに、其んなデッキを使うんですの?」
マシュマロ君「…後、『Smile world(※英語版)』もありますよ(※実は英語版カードでした)。」
※注:日本での非公式大会なら、日本語版だけでなく他言語版をデッキに混ぜて使えます(※但し、理解と友情ある仲間達と相談して使う事)。
…。
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「当たり前」を手放したら、人生が豊かになった フランスでやめた100のこと 単行本 – 2023/6/15
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不便・時間がかかる・常備しない。 そして、いつでもどこでも、手に入らない……。 「時短」や「つくおき」、「レンチン」がもてはやされる日本では、ネガティブにとらえられがちなこうした感覚がフランスではあたりまえ。 しかし、実際のところは……? 体験してみれば、意外にも、合理的だったり、おいしさの秘訣だったり、無駄がなかったり、節約だったり。 家庭料理を学ぶべく渡仏した著者が20年間にわたる経験で知った、フランス人の食生活。 見習いたいのはフランス料理ではなくて、「食生活」だった!
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フランス人はケチだ。徹底してお金を使わない。 それでも、なぜか優雅に見えてしまう。 フランス人はそれほど几帳面ではない。 にもかかわらず、美しく暮らしているように見える。 なぜか? パリに20年暮らした著者が解き明かすフランス流「お金をかけない上質な暮らし 手間をかけない丁寧な暮らし」の極意。 たとえば著者は「中高年になったら、遠くの親戚より近くの他人が大事」と語り、人を家に招くことをいとわない。 そんな時に役立つ、ささっと作れておいしいフレンチ惣菜や、あっという間にできて必ず歓声が上がるスイーツの作り方を伝授。 また、部屋を彩るインテリアファブリックを縫う技、ポイントを押さえた掃除術も披露。 家のあちこちに置かれた小物は想い出深いものばかり。 身にまとう服は思い入れのある布から作った愛着の一枚。 お金と無関係な贅沢を味わい、限りある人生を目いっぱい充実させるための「群れない、真似ない、面倒がらない」生き方。
パリの朝食はいつもカフェオレとバゲット ―フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか? 単行本 – 2016/10/28
国末 則子 (著)
著者は、夫の仕事の関係で、フランスに家族4人で住む機会を得た。 2001年から2004年と、2007年から2010年の二回、パリ市内のアパルトマンで暮らしたが、計6年半フランスに滞在して何よりも驚いたのは、働く母親が多いことだったという。フランス人の女性たちはいったいどうやって、仕事と子育てを両立しているのだろうか。 日本では難しいことが、なぜフランスでは可能なのだろうか。2人の子どもを現地校に通わせ、フランス人と知り合う中で、両立を可能にする実情がだんだんとわかってきた。 長い歴史と豊かな文化のある国フランス、人生を楽しむフランス人のライフスタイルから学ぶことは多い。本書では、仕事と子育ても含めた、フランス人の普段の暮らしを紹介します。 毎日を楽しく過ごす��めのヒントが満載の1冊です。
ワカメちゃんがパリに住み続ける理由 単行本 – 2016/4/26
長谷川 たかこ (著)
「サザエさん」のワカメちゃんが綴る、愛しくておかしいフランスの真実!お茶の間のアイドル的小学生、磯野ワカメのモデルとなった著者がフランスに住み、 はや30年。 この30年もの間に、自由を愛し、自分勝手でしたたかな国に辟易しな がらも、そこに根付いた人々の精神、文化の真髄を知る と同時に、改めて日本の 姿を再発見したようです。例えば、ワカメちゃんの目を通してみると、 ・街角には流行がない(でも、なぜかお洒落に見える)。 ・ドケチ(でも、 本当の贅沢を知っている)。 ・モノが少なすぎ(でも、想像力が鍛えられる)。 ・誰もかも、口ぐせが「セ・パ・モア/私じゃない」(でも、なんだか憎めない ……)。 ・変化がない(日本と歩み寄ったらちょうどいい! ) etc……苦笑 することだらけ!ほかにも、昨今のテロ事件で揺れ動く社会の風景から、政 治界ウォッチング、毎日繰り広げられる責任のなすりつけ、 年老いても男・女磨 きに余念がない人々、料理教室に勤しむフランス人、街角のお洒落観察など、 フ ランスの素顔を知るためにぴったりなトピックを、エスプリがきいたユーモアたっぷ りに綴ります。そもそもなぜワカメちゃんは30年前、誰も知り合いのい ないフランスに飛んで行ったのか? 今まで明かされなかった思い出話、そして日 本への愛情がたっぷり詰まっています。●表紙・本文中のイラストはすべ て、伯母のDNAを受け継いだワカメちゃんの娘が描き下ろし!
12年目のパリ暮らし パリジャン&パリジェンヌたちとの愉快で楽しい試練の日々 単行本 – 2013/7/20
中村 江里子 (著)
パリ生活12年目を迎えた中村江里子が初めて語る、パリでの愉快で楽しい!? 試練の日々 マルシェの肉屋の巨大なフックにだらりと吊り下げられたウサギたち、公衆トイレに落ちていたピンク色のトイレットペーパー、カヴァリエなギャルソン、22時を過ぎても始まらないディナー、いきなり服を脱ぐように言うあやしい医者、約束の時間に30分以上遅れても一言の���詫びもないパリジェンヌ、タバコの煙で充満した部屋で血の滴る肉を食べながら勝手にわめき散らす友人たち…… そんなすべてに「ありがとう」の気持ちを込めて。
パリごはん duex 単行本 – 2010/6/1
雨宮 塔子 (著)
パリに渡って十年あまり。帰国時、かつての同僚とつまむお寿司、親友の差し入れのホカホカ「揚げたてカレーパン」、大人数で出向き、みんなで料理の腕をふるう「ジト合宿」、友をもてなすための女同士のキッチン、娘が作った「フルーツタルト」……。食卓を囲む人を「想う」気持ちで、ごはんはもっと美味しくなる。温かくて幸せな日記エッセイ。
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「藤田は,敗戦によって国家が崩壊し,人々が自然状態に投げ出された戦後の闇市的状況のうちに「戦後経験」の原点を見る。人々は国家以前の自然状態のなかで自らの経験に基づいてたがいに交流し,生存のための規範を編み出そうとする。人々は国家に奉仕する公人としてではなく,国家よりも私生活に高い価値を置く私人として生きることによって,経験に基づく社会の創造の可能性を手に入れたのである。(中略)つまり藤田は,日本が高度成長に突入する以前の敗戦直後の社会に,敗戦を経験すると いう意味での「戦後経験」が存在した,と言うのである。藤田はそれがいかなる意味にお いて「戦後経験」であるのかをつぎのように説明する。「戦後経験」の核心は,敗戦によって国家が崩壊し,この国家の崩壊が「不思議にも明 るさを含んでいる」(藤田省三[2003]224頁)ということにある。ただし,この明るさは, 敗戦の「悲惨と欠乏と不安」(藤田省三[2003]225頁)のなかにはらまれる明るさであり, 社会秩序が崩壊した中で,新たな社会を展望する無限の可能性をはらんだ明るさであった。(中略)だが藤田が検出した上記の「戦後経験」は,その後日本が戦後復興を遂げ,高度成長に突入していく過程で消滅していく。藤田にとって,高度成長が進展していく過程は,物や 事柄との相互交渉を意味する経験が,当事者から「遊離して一つ『物』として人間の外に 存在するように」(藤田省三[2003]223頁)なる過程にほかならなかった。そして,この「戦後経験」の物化と喪失という視点に立って高度成長を位置づけるとき,高度成長は ≪全体主義≫としての相貌をあらわにする。藤田はこの高度成長を「『安楽』への全体主義」と名付ける。それは,この全体主義が「安楽」という日常生活の精神的態度(人々の「心の動き」)に立脚するものだからである。 藤田は,高度成長を支える高度科学技術文明の根底に,この文明を受け容れていくつぎ のような人々の「心の動き」があることを注目する。科学技術が開発する設備・装置・製 品をつぎつぎと無批判的に受け入れていく人々の生活態度には,「私たちに少しでも不愉快な感情を起こさせたり苦痛の感覚を与えたり��るものは全て一掃して了いたいとする絶えざる心の動き」(藤田省三[1994a]3-4頁)がある,と。(中略)「かつての軍国主義は異なった文化社会の人々を一掃殲滅することに何の躊躇も示さな かった。そして高度成長を遂げ終えた今日の私的『安楽』主義は不快をもたらす物全てに 対して無差別な一掃殲滅の行われることを期待して止まない」(藤田省三[1994a]5頁)。(中略)市場経済は,「戦争の全体主義」や「政治支配の全体主義」と対立する体制ではなく, この二つの全体主義を,姿を変えたかたちで継承し深化させる二〇世紀全体主義の普遍的 性格を体現している。高度に発展し複利的な成長を続ける市場経済は,ありとあらゆるも のを商品化し,市場に取り込む。そのために,人や物や情報や知識がたえず流動化し,使 い捨てられ,資本の価値増殖の運動に巻き込まれていく。人々はそのなかで,たがいの社 会的なつながりを断ち切られ,孤立させられ,無社会状況に追いやられる。それらの諸個 人を消費生活に向けて動員し,安楽の一元的な感覚の支配に向けて囲い込んでいく,それ こそが「『安楽』への全体主義」にほかならない。
斉藤日出治「原子力の産業的利用と「市場経済全体主義」 ―藤田省三,カール・ポランニー,ミシェル・フーコーの 市場経済認識の検討を通して」『大阪産業大学経済論集 第 14 巻 第1号』
大学生たちは会社にかようように学校にかよい、伝票をつけるように教授の話をノートにとり、帳簿そっくりの字を書き、ベルが鳴るとおとなしく椅子からたちあがり、食堂で牛乳とパンを食べ、どの教授のゼミナールにでると就職率がいいとかわるいとか、早くも四年先の入社試験のことをあれこれと思いめぐらしていた。私が少年少女の手紙を翻訳したり、古倉庫で草根木皮をきざんだりしているあいだに日本社会はどうやら大きな変化があったらしかった。怜悧で、確実で、逸脱を知らない、時計のように平安で冷酷なものが主役として登場したのだ。まだ焼跡はいたるところにあった。しかし、いたるところに家やビルが建ちはじめていた。商人たちは戸外で叫ばなくなった。闇市は市場となった。物や商品はいくらでもあふれ、人びとはそれを並べることより飾ることに心を砕いていた。新聞や雑誌に登場する知識人たちの声はたちあがるまえにすわることを考える姿勢を匂わせた。(中略)創造よりは洗練が、混沌よりは調和ある詠嘆が、直叙や断言よりは暗喩や衒学趣味が迎えられ���仲間同士は心のなかでバカと思ってもけっして口にはださず、擁護しあい、あらそって推薦文を書きあい、満腹しながらけっして満足しないことがかさなって一種のうつろな仰々しさが全方角にあらわれはじめていた。(中略)荒らしく、しかもこのうえなく優しい顔をした巨人的な自然は後退し、膝をつき、すみっこにかがみこみ、もう風を呼ぶことも、雨を降らすこともできなくなってしまった。それは港の埋立地のあたり、大阪城の周辺へでもいかないと見られなくなってしまった。計算機やタイム・レコーダーや月賦の時代がきたのだ。さえぎりようなくそれがきたのだ。人びとが自然から力をあたえられていた時代はすぎた。さえぎりようもなくあっけなくそれはすぎてしまった。地平線はちらとあらわれ、たちまち消えてしまったのだ。疫病のように、カビのように、眼に映るのはただ壁と、ガラス窓と、屋根と、埃っぽい書類の山。かがみこんだ背。うなだれた頭。
開高健「青い月曜日」(集英社文庫,2018)
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2024.1.14sun_kanagawa
昨日はアドレナリンが出ていて、いつもより遅く寝着いたが、いつも通りの6時に目が覚める。でも今日は休みだ、と安心してもう一度寝て、7時に起床。洗面を済ませ、着替えてお砂糖とミルクがたっぷりのインスタントコーヒーを飲む。これは私が子どもの時からのルーティーンだ。SNSやLINEをサッと確認して返信を打つ。ワクワクするお誘いに心浮き立つ。 今日は初めてのWSに参加する予定だ。でも、その前に知り合いのイベントに行ってみよう。まだ��団の中の夫に「いってきます」と告げ、足取り軽く家を出る。車を運転すること30分。鶴川にあるセントラル商店街という何ともノスタルジックな場所に到着。早くも聞こえてくるお囃子の音に自然と駆け足になる。角を曲がると、威勢のいい声と同時に餅をつく人、返す人、手を叩いて笑顔でエールを送る人たちのエネルギーで溢れかえっていた。年始初めて会う知り合いみんなに声をかけ、再会の歓びを分かち合う。人生で初めての豆花をいただいた。ほんのりと甘く、重すぎず、いろんなの食感を味わえるいくちゃん(食堂pocoさん)の豆花。今の身体に最高の食べ物だ!お腹は満たされていたが、あちこちからいい匂いがしてきて、まだ食欲が止まらない。古いストーブの上で温められていたのは豚汁だ。そのすぐ下にはブタの置物。なんてシュールな…この後の予定を考えてやめておいた方がいいと言う私と、いや、身体も温まるしとにかく食べたいと言う私でせめぎ合う。次の瞬間お代の300円をお店の方に手渡していた。椅子に腰掛け、豚汁をいただく。やっぱり大正解だ。豚汁とカレーは、大きな鍋でたくさん作られたものがなぜか美味しい。きっとこれもそうだ。大満足で完食すると、目の前には『うどん』の文字。食べたい気持ちをグッと我慢し、私は席を立った。

知り合いに会い、美味しいもので満たされた私は、今日のメインイベントへ。Googleマップを頼りに10分ほど歩くと、茶色いムーミンハウスのようなジブリに出てきそうな窯が見えてきた。そう、今日私は陶芸を教えてもらうのだ。でも、その前にヨガ。��パートの入り口を探して扉を開けると、木と光のぬくもりが溢れるスタジオと慣れ親しんだ顔が目に飛び込んでくる。いつもお店に来てくれる人も、たまたま今日初めての参加だったのだ。驚いて嬉しくなり、初めて会う方々にも紹介し、紹介され、その場が明るい雰囲気で包まれていた。

ヨガ講師である美しい笑顔のみちこさんに挨拶をし、急いで着替えを済ませ、ヨガマットの上に座る。はて、私はヨガ何年ぶりだろうか…3年前までピラティスはやっていたが、ヨガは5年ぶりくらいかしら…身体が硬い私は、『家でストレッチしてくればよかったな。急にヨガやって大丈夫かしら…またどこか傷めないかな。』と不安になってきた。それを察してなのか、みちこさんが「私のヨガ教室は、自分の身体に目を向け、自分の呼吸に耳を傾けて、自分自身を感じるためのヨガです。無理に身体を動かしたり、ポーズを極めたりするのではなく、ストレッチとトレーニングを繰り返していきます。筋肉に負荷がかかるトレーニングの後には、その筋肉を緩める動きを入れていきますので、決して無理のない範囲で身体を動かしていきましょう。」と説明してくれた。なんてすごいタイミングと思いながらもホッと胸を撫でおろす。呼吸を整え、先生の出してくれる指示に従いながら身体を動かし始める。先生の声の質感や声量、テンポの心地よさに耳を預け、普段あまり伸ばさないところを心地よく伸ばしていく。動きの指示を優しく出しながら、先生はその反対の動き(左右)をし、ポーズの名前や由来を教えてくれた。時々『あれ?今私合ってるかな?』と不安になり、周りをチラチラと確認しながらも、身体を動かす心地よさを感じながら、私はどんどんヨガの世界に浸り始めていた。しかし、恐れていたことが起きてしまったのだ。仰向けで脚を頭の後ろに持っていくポーズになると、なん��か苦しく、少し気持ちが悪くなってきた。そう、動く前に食べ過ぎたのだ。私はその動きを中断し、仰向けに戻ってしばし休憩。みんなが気持ち良さそうなのを横目に、やはりな…と反省(でも、美味しかったから後悔はないw)。そして、その後の動きから合流し、ヨガの時間1時間半が終了した。 副交感神経が働いているせいなのか、まだ頭がボーッとしている中、みんなでお昼ご飯の準備が始まった。マットを片付け、テーブルを出すと、梅ちゃん先生(陶芸の講師)がいい匂いのする鍋や炊飯器を持ってきてくれた。この香りはカレーだ。ターメリックで黄色く色付いたご飯の横にカレー2種をかけ、それぞれの席に配る。テーブルの上には鮮やかな野菜たちの炒め物やサラダが所狭しと並んでいた。みんなで「いただきます」をしてから食べ始める。カレーをひと口、ふた口と食べ進めると、辛くもないのに、頭皮の毛穴が開き、スースーするような感じがした。スパイスが私の身体の中から作用している。不思議な気持ちになりながらも、どんな風に作ったのか、どこで手に入れた食材なのか、どんな風に出会った料理なのか、それぞれの先生に尋ねたり、日常の話をしたり、みんなとする食事の時間を愉しんでいた。

食べ終わるとオラクルカードの時間。年始にひいてみるのが恒例となっているそうだ。私がひいたカードは、鮮やかな緑の上に明るいピンク色がのっていて、そこに白いマーガレットのような花がたくさん描かれているカード『世界を維持する者 ヴァースデーヴァ』というものだった。みちこさんが手渡してくれた解説書を読むと、ふむふむ…リラックスしましょう。休息しましょう。それが次なるエネルギーとなるでしょう。と書いてある。年末年始でこの言葉を聞くのは3回目だ。一つ目はしいたけ占いの水瓶座。二つ目は前日にみてもらったカラーセラピー。そして三つ目がオラクルカード。よほど休んだ方がいいらしい…頭の片隅に置いておこう。 さぁ、今日の愉しみはまだ終わらない。別の部屋に移動して、エプロンをつけ、サンダルに履き替えると、梅ちゃん先生の陶芸教室の始まりだ。陶芸こそ初めてではないが、人生で三度くらいしかやった事のないもの。今回教わるのは手轆轤という器具を使うものだそうだ。あらかじめ用意していた作りたいイメージの器の写真を用意し先生に確認すると、私の分の陶土を用意してくれた。みんなに作業確認や指示を出しながら、先生はそれを捏ねていく。捏ねている土の動きをただただ見続けていた。少ししてから菊練りという段階に入ると、さらに土の動きや模様が美しく、感嘆がもれる。永遠に見続けられると思っていると、あっという間に菊練りは終わってしまった。それを手轆轤に少し乗せ、潰して円を作る。その上に長細くした土を重ね、どんどん高くしていく。そして、そこから好きな形に伸ばしていくそうだ。先生が湯呑ならこのくらい、お茶碗ならこのくらい、煮付けの小鉢ならこのくらい、と言いながら、まるで魔法のように次々に形を変えていく。

圧倒されていると、自分の番が回ってきた。手を動かすことは大好きなのだが、いざ始まると、えっと…まず何でしたっけ?という状態。先生に確認しながらまずは土に触ってみる。ヒンヤリと冷たく、粘土よりも少し硬い。水分を含んでいて、少しだけスズリのような香りがした。それを丸めたり伸ばしたりしながら、教えてもらったように形を作っていく。どうしたら繋ぎ目がきれいに無くなるのか、頑丈な器になるのか、厚さが均等になるのか、分からない事は多いがとりあえず手を動かしてみる。参考作品の写真を何度も確認し作り進めるのだが、なかなか思うような形にはならない。夢中になって作り続け、2時間ほどだろうか、やっとなんとか納得できる形になったようなので手を止めた(本当は永遠に形をあ���これ変え続けていたい気持ちだったが…)。集中力が解け周りを見渡すと、様々な形が出来上がっていた。どれもこれもみんな生きているようで何とも愛おしい。次回は『けずり』と言われる作業なのだそうだ。また来月の愉しみが増えたことに心が躍る。先生の淹れてくれた生姜紅茶とみなさんからの旅行土産の差し入れででホッとひと息。ふと我にかえると心地よい疲労感や達成感が押し寄せてきた。 今日を共にできた先生や生徒のみなさんに挨拶をし、アトリエを後にする。車に乗り込み、夕焼けを眺めながらのしばしのドライブ。だんだん暮れて色が変わっていく空の様子を観察しながら、今日のことを思い出し、ひとり笑顔がこぼれる。音楽を聴きながら唄いながら家路についた。なんてキラキラとした時間のつまった一日だったのだろうか。また明日から頑張ろう!
-プロフィール- 野沢ちか 39歳 神奈川県 花綵hanazuna
2023年4月東京都町田市にある簗田寺のかたわらにある白い建物“tem”にてアトリエをオープン。 簗田寺の里山に生きるたおやかな草花を摘み、花生けのお教室やリース作りのWSなど、草花を身近に感じられる暮らしの提案をしています。 Instagram @hanazuna_style hp https://www.hanazuna-style.com/
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2023年3月31日(金)

今年度最後の日、1年間務めた組長と町内会計係の引き継ぎを行った。我が家の所属する組は東回りで交代していくのだが、隣家が引っ越されるとのことでもう1軒東のTさん宅へ、回覧板と町費徴収時に使用する領収書の綴りを届けた。次年度会計係は西へ3軒隣のKさん宅、会計簿・通帳・領収書綴など一式を大きな手提げ袋に入れて挨拶した。やれやれ、職場(私立女子大学)の年度替わりはいつものことだが、町内については原則10年に1度のこと、安堵感が半端ない。よし、今夜は自分を慰労しよう、呑むぞ!

元日から使ってきた日めくり、肝腎の数字が読みづらく、誕生花と言いながら草木の名前だったりしてあまり面白くない。明日からは、別の日めくりと入れ替えることにした。

奥川ファームの手打蕎麦は今回分終了、昨日出町柳駅で購入した<志津屋・カルネ>を朝ご飯にいただいた。これ、軽くオーブントースターで焼くと本当に美味しい。

2男のおにぎりはツレアイ担当、ご飯が残っていたので3人分の弁当を用意した。
可燃ゴミ、20L*1&30L*1。
ツレアイを職場まで送る。
洗濯物を干す。
選抜高校野球は準決勝、メジャーリーグの開幕で大谷翔平が先発、もちろんテレビはつけっぱなし。大谷君は快投なれどチームは負け、選抜は報徳学園が桐蔭を下して決勝進出。
組長の引き継ぎと会計の引き継ぎを時間差で完了する。
ライフ西七条店で買物、新ジャガ・トマト・ワイン(アルパカ)*2。

早めに夕飯準備、昆布締めポークソテー、新ジャガ蒸しバター、コンニャクピリ辛煮、レタスとトマト。
ツレアイは4月からは勤務形態が変更、今夜はとっておきの(?)スパークリングワインにシャンペングラス、息子たちも一緒に彼女を慰労する。
早めに切り上げて片付け、入浴前に散髪して貰う、明日は入学式だ。
体重は前日より200g減、しかし高値安定なので土日に頑張って減らさねば。
明日から新年度開始、さらに健康に留意して愉しく過ごすことを意識しよう。

辛うじて3つのリング完成、水分は1,860ml。
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2022.5.3
3991歩+自転車移動
すごく悲しい夢を見て起きる。悲しい夢だったな、と思い、夢の中だけで起きる生々しさを引きずる。昨日焼いた微妙な仕上がりのスコーンに板チョコを挟んであたため、コーヒーを淹れて新聞を読む。
昨日はとても美味しい唐揚げも揚げたが、焼いてみたスコーンはかなり微妙な感じで、焼き立てを食べれば美味しいと言えなくはないが、お店で出されることはありえない小麦粉の焼き菓子として仕上がった。小麦粉ってこんな味だったな、と思うような味。板チョコを食べることが久しぶりで、挟んでみたら想定よりもだいぶ甘く、製品として食べるチョコスコーンはチョコの量もちゃんと調整されているんだな…と噛みしめる。
憲法記念日。改憲と言っても、どこをどうしたいのよ、どういう意図なのよ、が抜けていては意味が何もなく、どこかを何のためにどうしたいのか、そもそも憲法は対住人でなく対政治権力に向かって効力を持っているわけで、人権とかをどうしたいのよ政府、本当の緊急事態が起きた時にガーゼマスクをもっと配りたいのか政府、収支報告をちゃんとしてよ政府、コロナに関連して会見の人数や質問数を制限したままなのは他のイベント制限と全然辻褄が合ってないじゃないですか政府。
2年前くらいに本当の緊急事態が発生した時、じゃあ本当はもっと何をしたかったのか?(何もできなかっただけだろうなということは分かってる、憲法が、なんて3歳児の言い訳みたいだ。3歳児ですらそれを言い訳であると認識しながら言っているが、嘘を言っているうちに嘘と本当の見分けができなくなりそうな人間が政治に手をつけている)
香港での反政府運動弾圧の恐ろしさ、息苦しさはずっと続いている。
TBSラジオに出て喋っていた彼女は、今どんな気持ちで暮らしているんだろう。ラジオクラウドアプリでは、2019年の彼女のインタビューをまだ聞くことができる。雨傘運動について日本で話すことができる彼女。私たちはその後の、弾圧された後の彼女の話を聞くことができない。Twitterアカウントは止まっていて、渡航もできず、彼女は自由な言葉を発信できない。聞きたいのに、ずっと聞きたいのに、私は彼女の話をまた聞きたいのに。音楽は彼女の耳に届いているだろうか、デバイスもネットも管理されているんだろうか?
感染症対策の名目で、社会運動やデモや言論を踏み潰すことは国や政権にとってあまりにも都合が良い。たかが首相会見・官房長官会見ですら人数制限を解かない。改憲の集会の方がずっと人数が多いだろうし、発声だってしていそうだ。この理由もやっぱりた��の嘘なのだ。日本の自公政権に対しては心の底からの不信感だけがあり、不愉快極まりない。
嘘は恐ろしい。嘘に飲まれて、嘘で注目されることに慣れてしまっていて、制御がきかなくなっていて本当にやばいと思った人が数名いる。あれは悲しい。人間関係を積み上げていく、ということが全くできないのだ。一部分は優しい、一部分はチャーミングで、だけど人格が組み上がっていない。本人が自分の本心を理解できていない。長く話していると矛盾が出る。話し始めてすごく早い段階で、「私はこういう部分を気にしていない/私はこういう人を憎んでいる/私はこういう人になりたい/こういう人を信用できない」が15分間の吐露の間にぐっちゃぐちゃ、みたいな人の場合はすぐ気がつけるのでうわーと思って離れることが簡単で良い。嘘は恐ろしい。
東京オリンピックも嫌で嫌で仕方がなかったけど、しょぼしょぼのまま始まり、東京では人が死に、そして終わって、決算発表が無い。日本の歳出・予備費の詳細だって分からない。立派なことをしたなら堂々と発表して欲しい。コソコソと隠して誤魔化され、気持ちが悪い。
何年もこのような不愉快さが続き、私はジャーナリストでは無いので、もう無理だと思えば放り出して違うことをする。怒りを持ち続け、ジャーナリストとしての矜持を持ち続け、書き続けたりラジオ番組をずっと続けて優しさを保っているかたを心から尊敬している。酷いことが多すぎる。
今日は鎮痛剤を飲み血まみれになりながら、この臓器取り出せないのかしら、こんな迷惑な臓器のために年間数万円分の薬代と物品費がかかり、あと15年分くらいでいくらかかるんだこれ…メリットが無いのになんで温存してるのよ…としみじみと感じる、嫌すぎる、せめてもっと良い医療を受けられたら良いのに、世界には技術として存在しているのに、女性差別のせいで日本に無い、気持ちが悪すぎる、それだけで保守系政党の全てに対してフレッシュな自分ごととしての強い怒りが溢れる。
何もかも嫌だけれども、でも私が憎み・怒っている人間のせいで死ぬのは癪に触るので、あいつらが死ぬのを見届けなくてはいけない。誇り高く見届けてやる。
怒りと憎しみが、私の手元から、甘やかな「死んじゃおっかな〜」を奪っていった。未来の展望が真っ暗でも、あいつらのために死ぬのは癪に触る。
※
5月3日
午前10時頃起きて、コーヒーを淹れ、かなり微妙な仕上がりのスコーンを食べ、新聞を読み、『非戦』の全面広告を眺めた。本当の改憲論争になったら、もっともっと大きなお金で広告が出るんだろうなと思う。オリンピックすら止められなかった、小池百合子さんは国政どうするのかしら(都知事、落とせませんでした…)、岸田さんの喋りかたも随分気持ちが悪くなってきたなぁ。
でも参院選で、維新以外の野党はズタボロに負けるだろう。無惨な負け方をするだろう。こんなに贔屓目に見ていても立憲に投票する理由が消えていく。国民民主のコケにされかたもすごい、何故それがうまくいくと思ったのか…?だけど投票をしない決断はするわけにはいかず、自公にもいれない。
ご年配のとても著名な評論家のかたが、「選挙には行かない主義」と堂々と書いていたが、ノンポリのことは評価なんてできない。残念ながらもっと切羽詰まっている。ご高齢なので、逃げ切れていいなぁ、男性だしね、と思う。
※
美術館には2ヶ所行ったし、映画も明後日見るけれど天気も良いので何を理由に外に出るか迷う。
綺麗な服を着てメイクもして綺麗な街に出るか/ぼちぼちの服を着て近場のショッピングモール的な場所に行くか/自転車に乗って大きめの書店がある場所まで行って書い損ねていたルシア・ベルリンの本を買うか
で自転車に乗る。昨日は顔すら洗わなかったが今日は顔も洗い髪の毛もなんとかして日焼け止めを塗り眉毛を描く。
午後3時半になっており、途中ラーメンを食べる。心地よく過ごしていると、10時に起きてぼちぼち何かを食べ絶対にコーヒーを飲み、何かをして3〜4時にお腹がへる。お店が空いていて都合が良い。
ラーメン屋さんのカウンターにはスポーツ帰りらしい2人組がいたが、食券を出して待っている間に帰ってしまい、店内には賄いを食べる店員さんと私だけになる。カウンター越しの厨房には巨大な寸胴が並び、右の寸胴から左の寸胴へ、骨か何かをザルで濾しながらスープが移されていく。工場製ではない、料理としてのラーメン。千円ぐらいの食事でも、業務用のビニールの中からちまちまとお皿に移されて温められただけの定食らしき何か、から、美味しいものを出す気で作られたラーメンからパスタまで色々ある。全然違う行い。料理を作る気がある場所で、美味しかった場合は、「おいしかったです、ごちそうさまです」と言う。1万円を越えていてとても美味しいものを出していただいた場合はあの料理のあれが美味しかったです、と数十文字増やす。
※
書店で、ルシア・ベルリンを見つけ、並んでいた「暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて」アーシュラ・K・ル=グウィン著/谷垣暁美 訳 もあわせて買う。私は本が大好きだけれども、分厚い訳書2冊で5000円を越える。高い。本って高い。千円で収まる文字の少ない本の方が売れるのもよく分かる。
父からの誕生日プレゼントに、いつも図書カードを貰う。アマゾンギフトにしようか?と聞かれたのだけど、書店で本を買いたいので図書カードにしてもらっている。書店で本を買いたい。
大学生の頃は、新宿ルミネにあった青山ブックセンターに週4で行っていた。青山ブックセンターが一度倒産したときに本が運び出されるのを見に行ってしまい、リアルに泣いた。
本を読むことにしがみつきたい。本と映画は、ずっと変わらないまま、10年も20年もそこにいてくれる。私という人間が変わってしまっても、本は変わらずにそこにいてくれる。
私という人間は何かの寄せ集めでしかなく、DNAに刻まれた本は、私のDNAが破損しても修復してくれるんじゃないかと思う。肉体よりもずっと確かだ。
「暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて」アーシュラ・K・ル=グウィン著/谷垣暁美 訳 はとても面白い。
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【SPN】見えない手錠
警告:R18 ※スカ描写(排尿シーン)、性描写
ペアリング:サム/ディーン
登場人物:ディーン・ウィンチェスター、サム・ウィンチェスター、アーサー・ケッチ
文字数:約7800字
設定: バンカーにて、賢人アイテムに呪われて拘束されたディーンと、兄をないがしろにして後悔するサム。
言い訳: 拘束シチュを最大限活かさなかった。 いつも通りの謎時系列で兄弟の他にケッチが出てきます。
◇
今日も今日とて賢人基地の謎は深い。 ここのところ曜日を決めて基地の倉庫の整理をしている。その日は他のハンターたちからのヘルプコールがなければ事件には関わらず、食料も前日のうちに買い込むか、残り物だけで済ませて外出はしない。朝から晩まで資料とアイテムに埋もれ続ける平和で知的冒険心が満たされる(サムにとっては)休日だ。サムは地道に整理分類を続けていたが兄のディーンにそこまでの情熱はなかった。 サムは兄の態度が不満だった。サム以上にこのバンカーを”我が家”として認識している兄が、その我が家にどんな秘密が隠されているのか――もしかしたら時限付きの危険物だってあるかもしれない――無関心なことが理解できない。 今日もまた予定していた休日。ベッドから出てこないディーンを無理やり引きずり出してコーヒーを淹れさせ(この鬼!と怒鳴られた)、ハムとチーズのサンドイッチを手に倉庫へ直行する(飯くらいキッチンで食べろよ、とディーンはいう)。 サンドイッチを齧りながらデスクに向かい、前回整理した目録を確認していると、コーヒーをすすってぼーっと突っ立っているディーンが目の端に入る。「ヒマならその棚の埃でも払っといてよ」と若干いらつきながら指示する。声音は穏やかだったはずだが弟のいらつきに敏感な兄は「ハイハイわかったよ」と逆らわずに棚へ向かった。 パタパタとディーンが働く音だけを耳にしながら目録をデータベースに入力する作業に没頭していた。しばらく後に「あ」と声がしたが他に大きな物音もしなかったので無視した。コーヒーに手を伸ばすとすっかり冷めていたので集中しすぎてあっという間に一時間程度は経ったんだなと思う。 「なあサム」 棚の間からディーンが声をあげる。 「何だよ、もう飽きたの?」 「そうじゃなくて、なあ」 「何だよ、もう」 ため息を吐いて立ち上がり、兄のもとへ向かう。ディーンは壁に設えられた棚の前に立ち��くしていた。こっちを向いて後ろ手に腕を組んでいる。 「何? ナチのお宝でも見つけた?」 軍隊の”休め”のポーズに似ていたのでまた質の悪いジョークを思いついたのかと眉を寄せる。そうじゃなくて、と返す兄の顔が少し強ばっているのにようやく気づく。 そういえばこの棚はまだ手を付けてない。サムが把握していないアイテムが並ぶ棚は、ディーンの偶に発揮される凝り性によってきれいに埃が払われていた。 「ディーン……?」 「おれ、呪われたみたいだ」 ゆっくりと後ろを向いたディーンの腕は、まるで手錠にかけられたように手首が交差して重なっていた。 棚にはいかにも呪われたアイテムっぽい骸骨の手があって、土台にはご丁寧にギリシャ語で「見えない手錠」と書かれていた。
『見えない手錠?』 ディーンが呪いのアイテムに拘束されてから半日、サムは倉庫をひっくり返す勢いで解呪の資料を探したが全く手がかりがない。ディーンは今のところ”後ろ手で卵を割る”遊びにハマっていて楽観的だが、サムはそうはいかない。自分のおざなりの指示でディーンが呪われてしまったのは痛かった。 「そう書いてあった。同じ棚には他にもアイテムはあったけど、全部封印されたままだったしディーンの状態からして原因はそれで間違いないと思う」 電話の相手はアーサー・ケッチだ。かつての敵で今も腹で何を考えているのかわからない相手に自分たちの窮状を話すのは抵抗があるというかはっきりと嫌だったが、賢人のアイテムについて尋ねるのに彼を除外するわけにはいかなかった。 『君たちといると退屈しないね』とケッチがいうのでサムは「いないだろ」という言葉を飲み込んだ。 『まあ端的にいうと仲良くなるまで外れない手錠だ』 「は?」 『乱交大好きなギリシャの富豪が十七世紀に作らせたものだったと聞いてる。アイテムが置かれた土地の所有者とアイテム自身が認識する所有者が連動する。主人以外の人物が触れると拘束し、その拘束は主人と激しいファックをすることでしか解けない』 「おい……」 『つまりアイテムは君がその基地の主人だと判断した、ディーンではなく。確かヘンリーは君たちの父方の血筋だったな? ふーん、興味深い……』 「やめろ、僕らの血筋について興味を持つな」 サムは髪をかきあげた。「ふざけないで解呪方法を教えてくれ。どうしたらいい」 『だいたい君は賢人の道具の扱い方を心得てない。しまい込まれた道具にはそれなりの理由があるんだ、封印された位置にすら。まあ、確かに放置するには危険だし、五十年代のアメリカ賢人の収集品を整理するのは意義があることだが……サム、君には疎い分野だし、アドバイザーが必要だ。今回のようなことがないように、次からは私も付き合おう。もちろん、君たち兄弟がよければ』 「いや、よくない。ありがとう。さっさと解呪方法を教えてくれ」 急に無音になった電話に、通話口をふさいで舌打ちするケッチの姿を想像する。コホンと咳が聞こえて通話が再開した。 『解呪方法はさっき言ったとおりだ���本来は複数人での性行為中にランダムで誰かが拘束されるのが正しい遊び……使い方だったと記憶してる。他に誰もいなければ勝手に土台に戻るはずだが、側に置いておいたほうがいいな。ほら、骸骨の手首があっただろ? あれが土台だよ』 「それはわかってる」 『他に何か聞きたいことは?』 「ない」 『そうか、お役に立てて何より。次の木曜日に伺う……』 サムは黙って通話を切った。
ギリシャのふざけた富豪が作った乱交目的の拘束具が、なぜアメリカの賢人たちの手によって基地に保管されていたのかその理由を聞けばよかったとサムは思った。だけど、聞くまでもないと思い直す。これまできっと、数えきれないほど悪用されてきたに違いない。 「というわけなんだ」 解呪方法の説明を黙って聞いているディーンに、サムの罪悪感の嵩は増す一方だ。「ケッチが言ったことの裏は取れてないけど嘘をつかれてる感じでもなかった。もっと調べることもできるし、最悪、ロウィーナに聞くこともできるけど……」 「そいつは最悪だ」 ディーンは唇をすぼめる。 「だろ? 見返りに何を要求されるかわかったもんじゃない」 二人は無言になった。サムはいたたまれなくなって自分の足を見つめる。呪いを解くためにファックするなんてどうかしてる。兄の呪いを早く解いてやりたいけど、そのために早く自分と寝ようなんて軽々しく口には出せない。 「サム、おまえとやるのはいいんだが、その前に何か食いたい」 「へっ?」 「腹減った。何か食わせてくれ」
ディーンが割りまくった卵でフレンチトーストを作ろうとしたが、色々と怪しい手つきを見てディーンが「スクランブルエッグでいい」というのでそっちにした。 調理台のスツールに座ってディーンはサムが食器やら飲み物やら用意するのを眺めていた。腕が使えていたら頬杖でもついていたに違いないのんびりとした表情だった。サムはディーンのやわらかい視線を感じながらフレンチトーストを諦めたパンをオーブンで温め、山盛りのスクランブルエッグと共に調理テーブルに並べた。 冷蔵庫からビールを取り出そうとすると、ディーンに止められた。 「すぐにやるんだからワインがいい。やってる最中にげっぷ出まくったらやだろ?」 サムはガタガタ音を立ててビールを冷蔵庫に押し戻し、グラスにワインを注いだ。 「喉が渇いた」 というので先にワインを飲ませてやる。今更ながら解呪方法を探すのに忙しくしていて、肝心の兄本人の世話を全くしていなかったことに気が付いた。後ろ手でドアは開けるし卵も割れるかもしれないが、コップから水を飲むことはできない。自分は兄を呪いにかけてしまっただけでなく飢えさせていたのだと思うと���己嫌悪で鉛を飲んだように胸が重くなった。 「卵」「パン」と指示されるままに兄に給仕していく。そのうちディーンは何もいわなくなった。サムも無言になった。自分が運ぶスプーンが兄の唇に包まれるさま、兄が咀嚼して飲み込むまでの一連の動きから目が離せなくなる。 ディーンに注いだワインを飲み干してしまうと、彼はにやっと笑っていった。 「サミー、もっと、楽しもうぜ」 サムは自分にと注いだグラスにまだなみなみとワインが残っているのに気が付いた。手を伸ばしてグラスをつかみ、ゆっくりと仰いで咥内に留める。ディーンはまたあののんびりとした表情をしてサムが顔を近づけてくるのを待っていた。 グラスが二つとも空になると、ディーンは酔いでうるんだ瞳でサムを見つめた。 「トイレに行きたい、サム」
二人してバスルームに駆け込んだ。後ろ手で拘束されているディーンは上に着ているTシャツとネルシャツは脱げない。サムが下半身だけ脱がせ、シャワーブースに入った。裸になったディーンのを後ろから抱き込み、下腹部にシャワーの湯をかけた。 「あれ、当たってるぞ。おまえ、脱いだ?」 「うん」 「なんで?」 「だってお湯がかかるから」 「あー、おまえだけ、ずるい」 「お尻は僕が洗ってあげる」 そういって湯のすべりを借りて指を潜らせると、「バカ!」と怒られ肩で胸を突かれる。「朝からトイレ我慢してんだ! 先にオシッコさせろ!」 「ええ? トイレ、一度も行ってないの?」 地底を這いつくばるような声でディーンはいった。「行ったよ、ああ、見えない手錠で両手が繋がれててもトイレには行ける。でもな、足の指でベルトは外せない!」 「ごめん」 サムは指を抜いて尻を撫でた。「全然気づかなくてごめん。おしっこしていいよ」 ディーンはうーんと唸って首を落とした。ネルシャツの襟もとからすんなり伸びたうなじにサムの食欲が湧く。ディーンは排尿に集中しようとしているようだが、ワイン一杯分の酔ったふりでは羞恥心を打ち消すには至らず、苦労しているようだった。 サムはディーンのペニスに手を伸ばした。 「サミー!」 「両手で持つ? 片手で持つ? いつもどうしてるの?」 ディーンは首を振ってまたうなった。「両手……」 サムはシャワーを壁に固定して、両手でペニスを持って構えた。 「これでいい? ディーン、目をつぶって。僕も目をつぶるよ。シャワーで全部流れるまで目をつぶってるから」 肩口に顔を乗せて、ディーンにも見えるように目をつぶる。ハア、と熱い溜息が頬にかかった。シャワーの熱気に一瞬なじみのある臭気が混じる。どういうわけかそれにますます食欲をそそられて、サムはすぐ側にあるうなじに嚙り付いた。ひっとディーンは仰け反って、排尿の勢いが増したのがサムにはわかった。まるでイッたみたいだ、と思った。 「あ、あ、サム……まだ出る……」 顎、それから開かれた口にもかぶりついて、サムはいいよ、と励ました。それから僕も、といった。「僕も出していい?」 朝からトイレのことなんて頭になかったから、今さらもよおしてきた。サムは片手をディーンのペニスから放して彼の顎をつかみ、きつく唇を押し付けて下半身も密着させる。熱気に喘ぎながら唇を吸って、サムは溜まっていたものを排出した。 ディーンのペニスを握りながらディーンの尻におしっこをかけている。これってファックするよりもどうかしてるよな。 「あ……つ………」 ディーンが漏らす言葉を飲み込みながら、ああ、向かい合ってすればよかった、とサムは思った。そうすれば自分もディーンの熱いおしっこをかけてもらえたのに。 自分が出し終わってディーンのペニスを何度か根本からしごくと、ディーンが肩を回してやめるよう訴えてきた。 「もう終わった、終わったから」 「じゃあ洗うけど、いい?」 「ああ……」 「中もだよ?」 「いいって言ってんだろ」 ディーンは疲れているみたいだ、と思った。当然だ、一日中腕を拘束されて過ごしているのだ。言わないだけで腕は強ばっているだろうし痛みもあるに決まってる。呪われてパニックになるサムをよそにディーン本人は「どうにかなる」といって泰然としていた。もしかしたら長期戦になると思って体力を温存していたのかもしれない。ディーンはそういう野生動物みたいなところがある。
貪るように体を重ねていたのはサムが地獄に落ちる前のことで、お互いまだ精神的にも肉体的にも若かった。不安や疑惑を欲望のエンジンにお互いを引きずり落としあうようなセックスができたのは若く未熟だったからだ。 サムにとっても我が家となった基地にメアリーが戻ってきてから、何となく関係を控えるようになった。全くやらないわけではないが、今日我慢すれば明日は出先のモーテルでやれるという場合は諦めるのもそれほど苦ではなかった。昔は衝動が起こったら今すぐにファックしなければ死んでしまうと思うくらい切羽詰まっていたからずいぶんと平和に落ち着いた。 平和? 平和などまやかしだ。一時の小康状態にすぎなかったのだ。きっかけさえあればサムはいつでも欲望に火をつけることができるし、言い訳があればなおのこと大胆になれる。 呪いを解くために。腕を後ろ手で拘束された兄の負担が減るように。 上に乗ってくれる? そのほうが、ディーンが一番楽だと思うんだ。 ただ騎乗位の兄が見たいだけのサムの提案を、吟味する間もなくディーンは頷いた。楽というならもっと別の体位がありそうなのは、サムよりよほどマニアックな性技にくわしいディーンならわかるだろうに、バスルームでの洗浄と執拗な拡張ですっかりのぼせていて、考えが巡らないようだった。本当なら休ませるべきだとわかっていたが、ここで言い訳、一刻も早く呪いを解いてあげないと。 激しいファックってどれくらい激しくしなきゃならないのかな。 ディーンは膝立ちでベッドの上を移動して、サムの腰をまたいだ。さすがに体幹がいいから腕がきかなくても倒れ込んだりしない。今はのぼせているから、ちょっとフラフラしているけど。 勃起したサムの上を、ディーンが前後に揺れながら下りてくる。 「ゆっくりでいいから……」 体の自由を奪われた相手を、自分のいいように動かす。久しぶりに感じる、たまらない愉悦。 よだれを垂らしそうになりながら兄が太腿を震わせて挿入に苦労しているのに見入っていたので、彼が涙の溜まった瞳で睨みつけているのに気づくのが遅れた。 「えっ?」 「えじゃねえよ、まぬけ。鬼。ビッチ。入るわけねえだろ、少しは手伝えよこっちは手が使えねえんだぞ」 「え、大丈夫、入るよ。先端がちゃんとハマればあとは自然と入ってくるって。中をあれだけ柔らかくしといたんだから」 唖然とした兄の頬にぽろりと涙がこぼれた。本人の胸に弾かれてサムの腹に落ちる前に消えてしまったが、美しいものを見てサムは興奮した。 「ディーン、僕も手伝うから、一個お願いを聞いてくれる?」 返事もきかずにサムはディーンのネルシャツの裾をまくって内側にまるめ、上に引き上げていく。何かを悟ったが信じられないという表情の兄に首をかしげてみせ、開かれた口の中にまるめた裾を押し込んだ。 日に焼けても赤くなるだけですぐに色が引いてしまうディーンの今の肌は真っ白だ。体毛のない腹から胸にかけてのなだらかな曲線、ピンと立った赤い乳頭がいじらしくおいしそうで、見ると唾液が湧いてくる…… 鼻息が荒くなったサムにディーンが身を引いた。サムは両手を伸ばして脇腹を掴む。そのまま手を上にすべらせて親指で乳首をこすった。 「んーっ!」 シャツの裾を強く噛んだあと、ペっと吐き出してディーンは叫んだ。「お、おまえは、おれを、何だと」 「ごめん、本当にごめん」 兄をいじめたいが、この状況では不謹慎にもほどがある。「呪いを解こう。ちゃんとやるよ。僕が当てるからちょうどいいと思ったら下りてきて」 ハアハアと荒い息を抑えながらディーンは弟をにらみつける。 「偉そうに、呪いが解けたら、ぶん殴ってやるからな」 サムはディーンの尻を左右に開いて先端を割れ目に押し当て、ぬかるんだ鍵穴を探した。腹をむき出しにしてディーンが仰け反る。ぷっくりと縁がふくらんだ穴にペニスの先が当たったのを感じると、サムは尻を支えていた手を放した。疲れ切ったディーンが自然に落ちてくるまで時間はかからなかった。 「これ……いつ……解けるんだ?」 挿入を続けながらディーンは目を閉じた。 「さあ。ケッチに騙されたのかも」 「あ――あ――やばい、サム、やばい……今……」 根本まで入りきったと思ったすぐだった。急にディーンの顔色が変わり、一瞬にして上り詰め、風船が割れるように弾けた。何が起こったのかサムにも本人にもわからなかった。 くたくたとディーンが倒れ込み、サムは慌てて肩を支える。紅潮した全身から発汗した彼は起き上がるとき、サムの胸に手をついていた。 「……嘘だろ?」 サムは茫然とつぶやいた。「今のが、激しいファック?」 あまりに唐突なので拍子抜けしてしまった。サムは動いてもいないし、ディーンだってそうだ。理解できなくてサイドテーブルに置いた土台の骸骨の手を見つめてしまう。”見えない手錠”��土台に戻ったからといって”見えない”ままなのは変わらないが――。 明言はされなかったが、ケッチのあの言いようでは、”主人”である自分がフィジカルな絶頂を迎えた時が解呪のタイミングだと思っていた。 「なんだ……何が不満だ……悲しそうな顔すんなよ……サミー」 すぐ側で、汗と涙できらめいた睫毛がまたたいた。ディーンが熱い手でサムの頬をつつむ。パタパタと軽く叩いて笑い、ちゅっと口に吸いついた。 「――入れただけで相手をイかせて呪いを解くなんて、ハ、たいしたご主人様じゃねえか」 サムは息を呑んだ。 「……ディーン……ワオ……ディーン……そのせりふ、かなりやばいよ」 「殴るのはもうちょっと後にしてやる」 ディーンは自由になった腕を上げてシャツを脱いだ。
◇
きっかけはサムの失態から呪われてしまったディーンを解呪するための”激しいファック”だったが、おかげで以前の狂った情動がなくても情熱的に愛し合えると再確認できた。何となく周りに気まずいからという理由で遠慮するのをやめた。 ディーンは幸せそうだしサムもそうだ。仮初��平和は消えたが、今まで築いてきた兄弟の関係が変わったわけでもない。ただ一つ、今までと変わったことといえば、彼が時々拘束されたがるようになったことくらいだ――本当に手錠を使ったりしない。呪いを受けたときのように、”見えない手錠”を使う。ディーンは拘束されたふりがうまい。 同じ疑念が三回目に心に浮かんだとき、サムはディーンの携帯端末からこっそりケッチの電話番号を消してしまおうとした。だが思いとどまって、目録の備考欄に一文を付け足した。 ――”見えない手錠”――愚かな臆病者を目覚めさせるあなたの策略それから愛
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柘榴
八寸皿 Yoshiteru Takariki -柘榴-
今日も快晴の岡山です。
過ごしやすい気候になりましたね。
さて、柘榴の実をいただきました。
高力さんの八寸皿に乗せて。
シンプルな造形に、うっすら胡麻と緋襷の落ち着いた景色。
サイズも八寸と料理の盛り付けに活躍してくれるうつわです。
派手目な景色のものに目が行く備前焼ですが、
永くご愛用いただけるのはこれくらいの落ち着いた仕上がり。
使っていくと、しっとりと味わいが生まれてくるのでおすすめですよ。
永く使っていただきたい備前焼のうつわ、
この機会にいかがでしょうか。
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リハビリ|入力と出力の間(28)
今日から3月である。暦上の立春はとうに過ぎ、気象学的にも今日から春に入った。だが、コロナ禍による緊急事態宣言は、大阪など6府県については先行解除されたものの、首都圏は依然として解除されていない。
この備忘録を始めたのは2020年2月5日。4月からサバティカルで在外研究に入る予定にうきうきしており、台湾での長期滞在記録も兼ねようという心づもりだった。
ところが、新型コロナ・ウィルスの感染拡大で、2月下旬からのリヨン滞在も予定を一週間切り上げて帰国することになり、4月になっても、夏を過ぎても、台湾には出発できないまま。結局、サバティカルの1年間は今月で終わろうとしている。
楽しみにしていた久しぶりの長期在外研究が果たせなかっただけに、この備忘録を週1回ペースで1年間継続できた、こんな小さな出来事にも、しみじみ喜びを感じてしまう。世の中は、思うに任せないことばかりだから。
新年度に向けた準備もそろそろ始まった。このブログも、週1ペースで更新するのは3月末までとなりそうだ。
リハビリ病院の食事はデイ・ルームで摂るので、このテーブルで三食ごとに顔を合わせるメンバーとは自然と親しくなった。車椅子から歩行器に移行するあたりでナース・センターから離れたテーブルに移り、最初の病室で一緒だったキッコさんがテーブルの向かい側、その隣にイトさんに手芸を習う会を企画した情報通のミンさんがいた。テーブルを移動して数日経ってからだったか、空いていたわたしの隣にやってきたのは、ふわふわの白髪が素敵な中国出身の老婦人。中国語が話せるということで、わたしの隣に席が決まったようだが、日本語はきわめて流暢。それもそのはず、医学のために日本に留学し、そのまま日本の病院に就職した日本滞在歴数十年の元お医者さんなのだった。
ここの食事は、以前のテーブルで一緒だった仲良し白髪組の健さん康さんが褒めていたように、なかなかに気が利いていた。それぞれの病状に配慮したカロリーや食材という制限があるにもかかわらず、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、できるだけ美味しく食べられるようにしようという配膳時の工夫もあった。
とはいえ、お見舞いの家人がときおり持ちこんでくれるお弁当や差し入れには敵わない。80代になろうという母が、ピンシャンしているとはいえ、わざわざ電車を乗り継いで持ってきてくれる塩おにぎりや卵焼きには、どんな美食にも代え難い滋味がある。料理人の弟が、手作りカレーをタッパーに入れて差し入れしてくれたこともあった。こだわりスパイスに、肉がゴロゴロ入ったカレーは、とても一人では食べきれない量だった。
そうだ、夕食の時間にテーブルの皆とシェアしよう。そう思って意気揚々とタッパーを持ち込んだ。「これ、弟が作ったカレーです。食べきれないので、一緒にどうですか?」。ぱかっと蓋を開けると、「わあ、美味しそう!」。キッコさん、ミンさんが歓声をあげた。すると、これを聞きつけた看護士さんが飛んできた。「だめですよ! 外から持ち込んだ食べ物をシェアしたら」。コロナ禍のいま振り返ってみれば、衛生に気を遣う病院内では、当然の注意である。
だが、皆で食べる気満々だっただけに、しょぼーんと気持ちが縮む。テーブルにはカレーの香りが漂っている。さてこのカレーどうしよう、と思っていると、隣の白髪の老婦人が、自分のスプーンをタッパーに豪快に差し入れて、カレーを掬って白飯の上にかけ、お転婆少女のように目くばせした。そのまま、黙ってカレーとご飯を口に運んで、にんまりしながら、わたしたちの顔を見回した。
笑い上戸のキッコさんが、声を立てずに笑いながら、自分のスプーンをカレーのタッパーに差し入れ、わたしたちの顔を見回してから、同じように���レーを掬い取ってご飯に乗せた。続けてミンさんが、さきほど去っていった看護士さんのほうをチラリと見て、にやっとしながらスプーンを差し入れた。
わたしたちは、授業中に隠れて悪戯している小学生のように、互いに目くばせをし、小さなクスクス笑いをもらしながら、カレーを食べた。たぶん、看護士さんも気づいていたのだろうが、良い歳をした大人に何度も注意する気にはなれなかったのだろう。
隣席のオチャメさん(と呼ぶことにしたい)は、脳卒中後とはいえ、麻痺の程度は軽いようで、一週間もすると杖なしでスイスイ歩く姿が見られた。一度など、「娘が付き添うから」と嘘をつき、入院中にもかかわらず一人で電車に乗ってお出かけしていた。嘘がばれてしまった後には、看護士さんにお目玉をくらっていた。ものすごい行動力である。しかも、都合が悪くなると、日本語がよくわからないフリをする。演技派でもある。
見た目は品の良い老婦人、入院生活でもネックレスやイヤリングをつけ、ショートの白髪をカーラーでふんわり巻いて、キッコさんと同様にお仕着せのウェアではなく自前のトレーニングウエアを身につけるお洒落さん。「小さな頃からお転婆だったの」というオチャメさんの話に、ミンさんもキッコさんも、「そりゃ、そうだろう」という顔でうなずいていた。
見た目の年齢から逆算すると、新中国成立前に生まれたはずのオチャメさんは、数千万人規模の餓死者を出した大躍進政策や、多くの若者が農村に下放された文化大革命を経験していることになる。お転婆な少女時代は、過酷な時代でもあっただろう。だが、オチャメさんがそうした経験を語ることはなかったし、わたしたちも聞くことはなかった。
患者はみな、思い通りにならない身体を抱えている。生き物としての限界を経験している。だからだろう、持ち込んだカレーを一緒に食べるという悪戯めいたことを共有はしても、他人のプライバシーに不用意に踏み込むことはしない。生きることはままならない。そう知っているからこそ、「いま、ここ」を無心に楽しむ。あんなに「愉快な味」のカレーを食べたことはなかったと思う。
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歯車の塔の探空士 「???号」のかがやき 生命点0点目
カリーナ号の冒険を見届けた数日後。GMは、新たな探空士たちと卓を囲んでいました。 体験卓ということで声がけをし、ルールブックが無くても参加できるよう準備をしていましたが、なんとこの卓のPLさんたちは全員ルールブックを購入済み。 ならば…やるしかないでしょう。このシステムの醍醐味である、飛空艇の設計を!! 大いに盛り上がったプリセッションをお楽しみください。
!注意! 初心者によるてんやわんや進行、身内ノリ、茶番などが大量に含まれます。苦手な方は回れ右です。
GM : では、歯車の塔の探空士、セッション開始したいと思います! 良いセッションにしましょう、よろしくお願いいたします! シシィ : よろしくお願いします~! ミカゲ : よろしくお願いします!!!! ミル : よろしくおねがいします! マーム : よろしくお願いします! GM : では最初にキャラメイクの詰めをしていきましょう~ 盤面上の自分のキャラに、名前や年齢性別などつけてあげてください
【多機能オーブン型コッペリア】 マーム : ママっぽい方が覚えやすそうだったので名前の方にした シシィ : マーム!! GM : マームさんのキャラデータに(リトルキッチンシリーズ)の銘がついてることに気付いて口からお茶が出るところでした マーム : ネタのつもりでやっているのでたくさん笑ってください GM : どんどんやってください マーム : やった!お許しを得た! マーム : 50年前はコンパクトな最新型でしたが、今はリトルといいつつ、かなりデカいはずです ラップトップパソコンなイメージ GM : 機能を盛りすぎた結果どんどんサイズが シシィ : なるほどwww マーム : この「ホットミルク」専用モードはいるのかな? GM : すごい!ホットミルクのための20もの完璧な工程が!? シシィ : ホットミルク専用モードwww ミカゲ : wwwwwww マーム : ホットミルクのためにダイヤルが3,4つついてる マーム : マニュアルが分厚い
※マニュアル全10冊+保証関係の冊子+追加機能カタログ+保守メンテナンス用冊子とかわさわさついてくるやつ。
【キャラ絵を設定しているときの会話】 ミル : デフォルト立ち絵 リットラなのでサイズ感で正解を引いてしまった気がする マーム : 始まる前から正解し続ける㍑さん ミカゲ : 完璧だ GM : ㍉㍑ ミル : ばれた GM : なんだって シシィ : なるほど…!! マーム : mLなのか マーム : たまにはデシリットルも使ってあげて欲しい ミル : 兄か父が怪しいですね シシィ : なるほどねwww マーム : 祖父にガロンとか強そうなのがいそうですね GM : ガロン強そう
※ファイアーがエムブレムするゲームでお城守ってそう。
【オッケーデスカ?】 GM : 全員個人情報の入力よろしいでしょうか! マーム : はい!正しく個人情報を漏洩しました GM : 漏洩たすかります!ありがとうございます!
※たすかります。
【探空士スキルを決めよう】 シシィ : 年を微妙に悩んでますが、初期キズナどころで決めます! GM : はい大丈夫です! GM : では探空士スキルを割り振りましょう! シシィ : はーい! GM : 回避運動持ちの方~ シシィ : あ、確かそれだった気がする! マーム : ツタを大きく伸ばして回避の運動~ GM : ちゃーんちゃちゃーんちゃちゃーんちゃーん
※ラジオ体操第二。
GM : 他にいなければフネの舵はシシィさんに一任するということでよろしいでしょうか マーム : おまかせできたら助かりますワ! ミカゲ : お願いします! シシィ : がんばりまーす! ミル : わーいおねがいしまーす シシィ : 私の胃を守るためにがむばってくれ…… GM : では探空士スキルのところに記入をお願いします! シシィ : はい! GM : 次、弾道学持ちの方~ マーム : どうだっけ!?その辺がとりたかったな~と思ってたけど話し合いを忘れてしまった GM : ここで話し合ってくれて全然良いのですよ ミカゲ : コッペちゃんが弾道大学を志望してた気がする マーム : 人権ないけど弾道大卒業していい? GM : 探空士学校弾道学専攻ブッコワスゾコースですね シシィ : ブッコワスゾコースwww マーム : コッペリアとして合格したからカウントされなくて合格枠が一人あいた マーム : いやむしろ、カウントされないからもうもぐりでとったかもしれない ミカゲ : そこにないのでなかったコペ権
※そこに無ければ無いですね。
GM : 弾道学ユニットを搭載したのかもしれない マーム : 教室にあるオーブンとして弾道学を学びました GM : ソレダ ミル : 設備!! シシィ : なるほどな!? ミカゲ : ホットミルク出しながら学んできたのか… マーム : 休み時間になるたびにパンを温める学生たちが後をたちませんでした シシィ : なんていい教室なんだ…… マーム : 少し別の設備と動かすとすぐ水蒸気ブレーカーが落ちました
※きっと旧式なので燃費が悪い。
GM : では探空士スキルに記入をお願いいたしますね!他に弾道学専攻したい方~ マーム : 確か誰かは被るんだよね GM : ですね。他にいなければお二方は鳶職です。頑張ってマルチに駆け回ってください! ミル : とびとびが やりたい 得意そう マーム : 飛び級コースですか ミカゲ : 能力的に鳶職で修理人を目指す感じです GM : はい!では探空士スキル欄に「鳶職」と記入をお願いします! ミカゲ : 記入しました! ミル : エンダーマンくらい移動します マーム : チェスト隠さなきゃ…… GM : リットラはガチでエンダーマンみたいな距離移動するので怖いなと思います ミル : しゅっ シシィ : ガチのやつだ! GM : 鳶職お二人は、記入したら「移動力」を1点増やしてください! シシィ : 素早いものが多い ミカゲ : こっそり湯沸かし器でカップラとか作ってよう シシィ : 素早さの活かし方www GM : これでミルさんの移動力がシシィさんとマームさんの二倍になるわけです シシィ : ふぁ マーム : なんてこと!カップラはオーブンでブンしてくれ! GM : カップラはブンしたら焼けるのでは!? マーム : 大丈夫ですワシシィさん!私たちが力を合わせれば……! シシィ : そうだ!それだ!!合体! ※なんで? マーム : シュン! GM : 植物と機械が合わさりさいきょうにみえる シシィ : ほんとだ。すごく最強だ ミカゲ : 「まずいんだが」 GM : あーっとしかしここで味に駄目出しが入ったーー ミカゲ : だめだ力がでないもうだめだ シシィ : 死ぬなミカゲーっ マーム : 出発する前から一人倒れてしまった GM : かわいそうに system : [ ミカゲ ] 移動力 : 3 → 4 system : [ ミル ] 移動力 : 6 → 6 GM : 移動力おっけーです!ありがとうございます! ミル : ココフォリアに悪戦苦闘してる間にカップラーメンとミカゲさんがダメになってしまった
※なんでだろうね。
マーム : 私員数外だからドッジボールでもずっと外野なんだ……ミカゲさんが倒れても助っ人に入れない…… マーム : 代理になれない…… GM : ずっと外野、最強では マーム : やっぱりぶつけられても永遠にセーフ!判定が入って永遠に内野にいるほうがより悲惨だろうか ミカゲ : 判定してもらえないコッペ… シシィ : コぺ虐ぅ GM : シシィさん、キズナの処理ですが、もう決めてしまいますか?シナリオ開始してからにしますか? シシィ : あ、どっちがいいでしょう! GM : 決め打ちしたいか、流れでなんとなく決めたいか シシィ : 正直、積極的にキズナをぶんどりにいこう……と思っているので、誰でもウェルカムなんですよね シシィ : 生命点を回復したい子よっといで的な マーム : 楽しそうだけど備品だし主人公として映える人がよさそうだな~と思っていた 誰がいちばんケガするポジなのかな? GM : データ的な処理が始まるのはフライトフェイズからなので、私としては導入終わってから決めてもらっても大丈夫です! シシィ : 流れできめる~~それもいいなぁ…! シシィ : あ、じゃあそうします!>導入終わってから GM : はーい!ではそういうことで! マーム : はーい!
【飛空艇を作ろう】 ※GMも初の飛空艇設計ということで、途中までルールがふわふわしたまま進行します。途中で正規ルールに修正されますので生温かく見守ってください。
GM : では皆さんお待ちかねかもしれない、飛空艇の建造を行います! 場にはサンプルとしてアルバトロス級のデータをご用意しています シシィ : やったーー!!建造だーー!! ミカゲ : ふーね!ふーね! ミル : (あわててルルブをめくっています) GM : 基本的なルールはP54からですね。ご相談のうえ、納得のいくフネを作ってください マーム : 基本的にデータ詰めるのがあんまり得意ではないので、フィーリングで希望を出してきたいな~ 面白そうな奴…… どれどれ GM : 原則的には、パーツの底辺が繋がっていて移動経路が確保されていればオッケーです。パーツの上下には、はしごかエレベーターが無いと移動できません GM : 武装系パーツの威力の見方 Dxx(攻撃範囲:P104参照)/x(攻撃回数) シシィ : どの設備も魅力的でとても悩む…… ミカゲ : 船の図書室にとても浪漫を感じる シシィ : すごくロマン マーム : いいとおもいますワ! ミル : 殺人光線がある!(完全に名前だけ見て言っています)
※運命の一言であったという。
マーム : 私もすごく気になっていますワ! マーム : 火炎放射器か殺人光線はどっちかの文字列があったら心強くて愉快だなあと思う マーム : 火炎放射器にはこれからの(空戦の)常識を変えるって描いてあるし…… シシィ : なにそれかっこいい ミル : 人間への……憎悪がある……?って震えています マーム : 違いますワよ!新しい常識には適応したいだけですワよ! マーム : まあでもこの船人間さんいないよね ミカゲ : 殺人光線、説明文に「これを使うぐらいなら大砲を使った方がマシ」と書かれてて、俄然好きになってしまった シシィ : wwwww マーム : やっぱり殺人光線は必要じゃない? GM : GMですが船員が物騒です マーム : 毎日プールの消毒槽みたいに殺人光線を浴びるの
ミカゲ : 船たるもの光線くらい出せなきゃな
シシィ : そうだね、船だもんね GM : 「船たるもの光線くらい出せなきゃな」で声が出ました ミル : チッチッチ、ただの光線じゃないよ、怪しげな光線 ミル : しかも効果音はビビビ マーム : そこなの!そこ!かわいい! マーム : でも効果が実はよく分かっていないんだ 何を選んでるのかなこの数字は GM : 例えばD46だと GM : 着弾点がここだとして GM : これが攻撃範囲ですね(P104) GM : D46/1なのでこの攻撃を1回 マーム : ほう……?ほう……?
マーム : なるほどね!Dがまんなかで位置をあらわしているのか ありがとうございます GM : カノン砲を試射してみましょうか GM : D/4 D/4 > [縦4,横9],[縦6,横8],[縦6,横10],[縦3,横8] ミカゲ : 着弾点をDとして、指定された周囲の数字マスにも着弾だ 789 4D6 123 シシィ : テンキー!
※天才の洞察力。
ミル : すうじがいっぱいあってすうじがいっぱいあるなっておもいました GM : ��D/4」だと攻撃範囲はD(1マス)で、4回撃つのでこんなかんじ!
マーム : 待ってくれ……すごく軽い気持ちで遊覧飛行に来ようと思ってたんだけど結構……この船墜ちる!? マーム : 楽しくなってきちゃったな ミル : 攻撃範囲がD!なるほど ミカゲ : 意外と生き急ぐなこのコッペ GM : そのための回避運動 GM : オラわくわくすっぞ シシィ : ひっ ががががむばる マーム : もう保証対象年過ぎちゃったからね マーム : あとは打ち上げ花火だよ マーム : 夢だった弾道大学も行けたしね…… ミル : 移動力が6もあるので自分だけ逃げ延びられないか考えています GM : 飛空艇は空の孤島なんだよなぁ シシィ : おちるときは皆一緒だよ! ミル : 移動力が6あるのに!?!??! GM : 一蓮托生! ミル : リットラなので蓮の上でスペース取らないですしね シシィ : 座布団あげたい>蓮の上でスペース取らない GM : 蓮の上…員数外… マーム : 座布団を配置するか マーム : バリスタでコーヒーいれよう?って思ったら違った モンハンのバリスタだ マーム : 操縦系と機関系が一つ必要なんだね GM : ですです マーム : 操舵系でご希望ありますかみなさま! マーム : 今私は革張りがめっちゃウケるなというところだけ読んでいる GM : ぶるじょわ GM : 操縦系と機関系が一つ あとは員数分の「居住性」を持つパーツが最低限必要です。倉庫も依頼に必要なので配置してほしい気持ち マーム : よし倉庫を配置しましょう! マーム : なんか転がり込んでくるみたい! ミル : しゅっ ミル : 難易度をいくつにする系がほしいとか ありますかね GM : 判定の難易度は基本的に2d6で7になるので、難易度下げる系はシンプルに便利です ミル : かっこいい革張りはかっこいい シシィ : なによりかっこいい革張り マーム : 革張りはかさばるようだし、効果がなんかちょっと玄人っぽさありますよね……ネタとして好きなんですけど! ミカゲ : 快適な革張りいいな マーム : あとはしごって1列バーって配置しておけばいいのかな GM : 連続しておかなくても大丈夫ですけど、連続してたほうが導線はスマートになるかなあと ミル : 使いやすいとこに一列ばーってやっとくと多分まとめて駆け上りたい時にS字クランクせずに済む なるほど ミカゲ : 候補に入れておいて、はみ出しそうなら考えよう>革張り シシィ : 回避しやすいのがいいかなぁ 革張りすきだけど シシィ : うんうん マーム : 了解です!ありがとうございます!
※この時点ですでに全員「革張りの操舵輪」にだいぶ心を動かされている。
ミル : 逆に回避の難易度を上げることもできますよ!!(どうして)
※「コックピット」のこと。1×2マスの省スペース設計。ただし回避の難易度は8となっております。
ミカゲ : 自ら追い込んでいくスタイル GM : デモ 省スペース ダヨ! シシィ : ドオシテ
※「回避運動」担当のかぼそく震える声。
ミカゲ : あと人数分の船室? マーム : 3人分でいいですからね!と思ったけどNPCさんが…… マーム : 倉庫におすまいアリエッティなのかしら GM : アリエッティです GM : 倉庫はNPC1名を収容しておけるので ミル : しまっちゃえる マーム : 親近感を感じます シシィ : しまっちゃう庫 マーム : 機関系がホブゴブリン気になるな……フライクリスタルとマッドブイエイトはなんか使い方が難しそう マーム : めちゃくちゃ好きなんですけど GM : マームさんは「員数外」なので「居住性」があるパーツを必要と��ません もちろんあえて船室を用意することもできます ミル : アホの科学者が発明したどうしようもない装備、ちょくちょくあってつい誘惑されます
※機関系パーツで言えば「マッドブイエイト」のこと。玄人探空士たちはこれと「突撃衝角」でヒャッハーしてるっぽいのが、公式タグで散見されます。
マーム : いいんですよ、私は……私は革張りの操舵輪のところに住みますから マーム : めっちゃ快適 GM : 一番快適なとこだぁ マーム : モノなんで消防法的にも大丈夫ですわ お気になさらず シシィ : 私の中の提督心が宮沢式発動機改二!!!て騒いでるけど、 速力と燃費がいいやつがよさげだね GM : 宮沢式は省スペースなので被弾しにくいメリットはあります マーム : 速力と燃費があるんだねえ シシィ : メリットがあった! ミカゲ : フライクリスタル、ミカゲのHPで燃素を補えるのか
※運命の気付き。
シシィ : えっまじ マーム : かまたき?ができなくなるらしいぞ マーム : ご飯食べられなくなるかも知れない ミカゲ : じゃがりこあるから大丈夫 マーム : ならいいか GM : フライクリスタルは燃素を燃やすかわりに命を燃やすので シシィ : 命を燃やす船…… マーム : フライクリスタル揚げる? マーム : いや!速力が2しかないぞ ミカゲ : 速力2 ミカゲ : 命を燃やして速力2 マーム : 速力が2しかないということがどういうことかはわからないんだけど GM : メリットは、いちいち燃料投入しに行かなくていいとこですかね GM : 速力はイニシアチブチェックで同値になった時に速力が高い方が優先されます ミル : もっと燃やして燃やしてって声かけるの、やだなあ(そっと命を燃やす側からのがれる) マーム : 防御力が0になるけどMPの消費が0になる装備とかと同じくらいやりこみゲーマー向けな気がする GM : 燃費は…戦闘でラウンド終了時に1ずつ減っていくんですが、0になって放置してると航行不能になります シシィ : つまり毎ターン命を… GM : 皆で命を削れば大丈夫❤
※本来、フライクリスタルは「魔法スキルを修得しているキャラクター」の生命点を使用しますが、GMは全員の生命点を使用できると勘違いしたままセッションが進行します。ご了承ください。
シシィ : 命!皆で削れば怖くない! マーム : 私はコッペちゃんなので燃料にはなりませんワ マーム : 魔法使えないと思うんだ多分 マーム : ゴミに出すときも粗大ゴミのシール貼らないとダメだと思う GM : 魔法使えなくても消費対象に選べるから大丈夫です^^
※本来は消費対象に選べないのでだいじょばない。
シシィ : やったね! ミル : よかった! ミカゲ : 全員等しく命を燃やす船になれる マーム : いのちの輝きじゃん マーム : まかせてくださいよ…… マーム : この船に貢献できることを嬉しく思います マーム : 中の人が漏れ出しすぎてキャラクター性が分からなくなってきた GM : 特攻兵のそれだあ GM : キャラクター性は歪むもの ミカゲ : 開発者の人格が漏れてしまう ミカゲ : 今ピックアップされてる装備だけでもだいぶ愉快になってきたな!! GM : スゴイフネダァ マーム : 私、殺人光線さえあれば笑いがこみ上げてくるので、どんな船でも実は満足できますワ マーム : カップヌードル食べたくない?湯沸かし器いる? ミカゲ : カレーヌードル食べたい シシィ : 湯沸し器はなんか他のパーツとシナジーがあったし、置いてた方がよさそうな感じする ミル : シーフード味がいい シーフード……? マーム : 効果が簡単そうでいいですよね湯沸かし器 不得意を得意にでしたよね GM : 見張り台 スゴイサムイ 湯沸かし器でお茶ノム アッタカイ 見張り台 サムクナイ マーム : シナジーもあるのか!流石蒸気機関だなあ ミカゲ : 役立つ!!! シシィ : さむくない!! マーム : 見張り台もおすすめされてる気がする カートに入れて良い? ミカゲ : 偵察系かな? マーム : この湯沸かし器を買っている人はこんな見張り台も買っています! GM : 見張り台で偵察判定をして手に入る「手がかり」は、道中表を振り直せます マーム : ですね!p64 ミル : いろんなみはりだい!! ミカゲ : 二人で入れるデートスポットみたいな展望デッキもあるのね シシィ : 展望デッキも良さそう…洗濯物とか干せそう ミル : 相手は付属してこない シシィ : デートスポットを洗濯物干しにしてしまった ミカゲ : 生活感 ミカゲ : かなしい 一人でお茶入れて一人で洗濯物干す マーム : 員数外なのでデート相手に入らないんですね GM : なぜ偵察系パーツは物干し台になるのか ミル : そこに洗濯物があるから
※???「チュン……」
マーム : 私とデートしても「一人で何してたの?怖……」って言われる GM : 「え…コッペリアと…」���備品とデートしてたの…?こわ…」 マーム : あまりにかわいそう マーム : 展望デッキも好きです!兵器足りなくなったりするかな?おけるかな? マーム : あ、展望デッキも白湯でしのげってかいてある GM : サムイヨ マーム : カートにいれる?あとでまとめて注文しよう ミカゲ : お空の上だもんなあ GM : 操舵系の「ブリッジ」でも偵察判定できたりする サムクナイ シシィ : なるほど…! ミル : すごい マーム : 色的に赤が足りない気がする…… マーム : お弁当の彩り的に ミル : たんぱく質系ですね シシィ : 彩は大事 ミカゲ : 武器を調達だ マーム : どれが実用的なのかピンときてないんですよね マーム : 殺人光線はピンときたんですけど ミル : 殺人光線はだって 殺人光線だもの シシィ : ビビビ マーム : ビビっと来ましたね GM : 純粋に手数の多い兵装は楽しいと思います マーム : 独特な発射音からポンポン砲と呼ばれている……ラピッド砲…… マーム : これ、これあったらギャグ補正で生き残れる気がしませんか? マーム : 墜ちても次のセッションの時には治ってそう ミカゲ : るるぶに「小さなパーツを取得するほど飛空艇全体は強力になっていく」と書いてあった GM : P70ですね マーム : フライクリスタルしまってぜんぶファルコネット砲にする?9マス マーム : すごいTASとかがやりそう GM : 面積が狭いと被弾する確率が下がるということです マーム : GMの解説!天才的だ! マーム : フライクリスタルって人の命を燃やしておきながら9マスで速度2なの? GM : ソウダヨ マーム : 好きになっちゃう…… ミカゲ : でかいほど格好の的に! ミカゲ : 殺人光線といい「何でそれを船に?」みたいなラインナップが揃ってて、好きになっちゃうこの船 GM : 「釜炊き」分のアクションをしなくていいのが長所ですよろしくね💗 シシィ : かわいい……好き マーム : 私としてはかなり完璧な船だと思うんですが、どうも感覚がわからなくて、GM的に「やめとけ」ってところはありますか マーム : 今のこの最高の船に…… GM : 武装はもういっこあったほうがいいかなとは GM : 自由移動枠が三人��て、今だと二人しか攻撃に参加できないので マーム : ありがとうございます! ミカゲ : ヤッター!武器積もうぜ! マーム : やっぱり彩りなんだよ
※そのりくつはおか…いや合ってるのか…?合ってる気がしてきた…ウン……
シシィ : あー3つあったほうがいいか…! ミカゲ : ひとり1武器 シシィ : 長射程とかついてるのはなにかボーナスがありますか? GM : 射程に関してはP60です! ミル : ほうほうほう シシィ : ありがとうございます! GM : 長距離はレンジが「長距離」の時の「難易度上昇」を無視できて GM : 短距離はレンジが「長距離」だと攻撃回数が1回になるデメリットがあります ミカゲ : おお~~~~~ マーム : リボー砲が必殺っぽいアクションがあるようだ…… GM : 武装3つというか、3マス分ですね マーム : けど横3マス……あ、殺人光線の隣あいてない? シシィ : あ、なるほどなるほど! GM : リボー砲は誰かがアクションでパーツを使用してからでないと砲撃できない浪漫砲となっております ミル : 殺人光線は2マスで2人入れるからあと1マスが必要? シシィ : ロマン砲だー! マーム : ロマン砲なのですか!ちょっと弾道大学では習ってないかも…… ミル : ロマン!すき!! マーム : やっちゃう?合体攻撃? ミル : できるかな!?できるかな!!? ミカゲ : 浪漫乗せていこうぜ マーム : 被空挺はロマンでとんでいますからね マーム : ロマンが尽きたときには墜ちます GM : ツイッターァだったらいいねしてました GM : パーツ決まったら導線考えつつ良き感じに配置していってくださいね~ マーム : リボー砲カートに入れました ミカゲ : 当船は浪漫と皆様の命で飛んでいます マーム : GM!普通お船ってぎっちぎちに配置するもんですか? マーム : お弁当のように? GM : 卓によります!! ミカゲ : 船室とはしごの間の空白を埋めないと、全員見張り台経由で移動することになる? ミル : なんか大事なパーツは外ににがしてあげろって記述をどっかで! シシィ : あったあった真ん中よくないって マーム : 大事なパーツって殺人光線かな? GM : パーツ間は上下移動できないので GM : 現状だと船室二か所と図書室と展望デッキに入れませんね マーム : ひどい導線をつくったせいで船員2人が遭難した ミカゲ : 船内で孤島ができてしまったな GM : でも導線考えると真ん中にあったほうが行きやすい…というジレンマ シシィ : ああ~~~ マーム : じゃあたてにながいやつははじっこがいいかな マーム : 機関パーツだし……ってことであってるのかな ミル : (パーツ取得上限をみています) GM : 全マスみっちみちにしても良いんですよ GM : なお戦闘 ミル : 52ページの上限が……! GM : あ、そうだそうだ失念してた!
※マジで失念していました。ミルPLさんありがとうございます。ここから正規ルールでの飛空艇の設計が始まります。
ミカゲ : (ニョリニョリパーツが動いていてとても楽しい) ミル : にょりにょりってかわいい GM : 機関系はどっちかいっこですね マーム : 命を燃やすか…… ミル : 迷いなく修羅の道突っ込んでてすき シシィ : 安定でいくか、命を燃やすか… GM : 偵察系もどっちかいっこ ミカゲ : 見張り台or展望デッキ マーム : ぐう……おまかせします マーム : はしご6つとってって書いてあるけどサンプルが5つだなあ GM : 6つ同時取得なので、何個か破棄しても良いのよ ミル : 6階建てにするときは6つなんだきっと ミカゲ : 適度にこう…生命回復の手段を画策しつつ、いのちを燃やしてみたい… シシィ : なるほどなるほど
※ロブスターMkⅣとフライクリスタル、選ばれたのはフライクリスタルでした。
GM : グッバイエッビ シシィ : 燃やしていこう いのち ミカゲ : いのちの燃える船へようこそ ミル : もえちゃっちゃ…… マーム : お客様、こういう船は初めて? GM : で、設備系もどっちかいっこ…なので、図書室or湯沸かし器ですね マーム : うおあおおおおおおおおおおおおおおそれはつらい シシィ : おーのー! ミル : 追加取得枠はそしたら砲撃系ですかの? マーム : 命燃やすから凍えてもいいんじゃない? マーム : カップヌードルは諦めて貰うけど…… ミカゲ : 図書室か湯沸かしかー! GM : ですね、武装もまずどっちか避けてもらっ��… GM : ハブられた子たちで敗者復活戦みたいな ミル : なるほど シシィ : 敗者復活www ミル : すごい ロマンの塊みたいな船に見える GM : ちなみに大きいパーツは底面マス意識すると導線確保しやすくなりますよ ミカゲ : 中央の殺人光線の輝き好き ミル : 殺人光線の輝き 見えた時にはだいぶやばいやつだ! マーム : 殺人光線と隣の部屋は可哀想だなあってくっつけられないでいる マーム : 私はいくらでもなんですけれども ミル : 底面マスを通って移動ってことは、でっかいパーツの上側と接してるパーツから飛び降りて移動はできないですか? マーム : 飛び降り、ダメージありましたね…… ミル : あっ あるんだ こわい ミル : ただでさえ命が燃えるのに GM : 飛び降りて移動はできますが、「落下」扱いになり、着地地点で移動が終了します GM : 落下距離1マス×1d6ダメージです ミカゲ : 結構あぶない当たりどころがある数字だ ミル : 移動力が6あるのですが!!(移動力信者) 多分そんなことしないで歩いて行けってことだ GM : レビテーションとかファーリィの飛翔能力があればペナルティなしですけどね! ミル : なるほどお! シシィ : なるほどお! ミカゲ : あ、図書室or湯沸かし 湯沸かしでカップヌードル食べられたら良いです! マーム : うう……図書室はみんなの心の中に入れましょうか…… シシィ : そうだね……いつか増築(できるのか?)しよう…… GM : 偵察系2つのオーディションは展望デッキ当確ですかね シシィ : 展望デッキに一票ぅ…! ミカゲ : 広い物干し台がほしい! ミル : デートスポット! ミカゲ : ロマンチックだね……(SE:はためく洗濯物音) GM : では最後に、好きなカテゴリからパーツ1つなので敗者復活戦ですかね シシィ : なんか機関系は上にパーツおくより、下にパーツ置いたがいいって書いてある(ヒントに) マーム : ねぇ、聞こえる?この駆動音。命が燃える音よ…… ミル : そうだ 命燃やしてた シシィ : ロマンがチックだ…… ※私の知っているロマンがチックとちょっと違いますね。 マーム : これ違うな 世界を滅ぼして見る奴だな マーム : 世界が終わってるときにやるやつだわ シシィ : 敗者復活! ミカゲ : 武器をもういっこ? ミル : GMおすすめはやっぱり武装ですの? マーム : GMのおすすめが武器でしたかしら GM : ハイ ミル : 圧をかけてしまった GM : でもPL同士で納得できるのが最良だと思います GM : 俺はこいつと旅に出る(フライクリスタルゥ)的な ミカゲ : 命を燃やしながら革張りと展望台で、現状とても納得のいく船です マーム : 私、殺人光線さえあればあとはなにもいりませんワ! シシィ : こんな素敵な船がおちたら泣いちゃうから、武装でよいと思います! ミル : 短射程ちゃんじゃない武装がいてくれると心強いです シシィ : あ、殺人光線、短射程か…! マーム : なに砲にしよう 一人一個じゃないって聞いて直感で……強そうだからリボーがいいなーって言っちゃったけど別に専用じゃなかったんですよね マーム : リボーちゃんでいいのかな GM : 短射程武器でも操舵士がイニシアチブ取り続けてレンジキープすればいいんですよ(ニッコリ) マーム : フライクリスタルちゃん、ふわふわだからね シシィ : でもこの船の速力は、、、 ミル : フライクリスタルでね ミカゲ : 短距離しか飛ばないビームで愛しさが増してしまった GM : びびび(距離減衰) シシィ : かわいい マーム : リボーを展望デッキの上あたりにはりつけていいのかな ミカゲ : リボーちゃんで良いですよ! GM : 展望デッキは「外周限定」なので マーム : アッ GM : 外の空気が吸えるところにおいてあげてくださいね ミカゲ : 船室1個よせる? ミル : デッキは一番外側!なるほど! GM : 形になった! ミカゲ : やんややんや!!!!! マーム : 上の出っ張ってるはしごいる?あれロマン?
※初期取得分のはしご6個分をそのまま縦にだーっと並べて配置している。
マーム : ロマン部? ミル : ロマン部 マーム : なんか潜水艦だったらあそこから狙われそう ミル : よりによってそこが壊れて「上のはしごー!!!!」って全員で泣くやつ GM : はしご、「耐久無視」ついてるのであっても困らないんですよね実は ミカゲ : 予想外の強さ シシィ : あ、機関系ってどうなんだろ、P70に上に置くほうがいいよ~て書いてあったんだけど GM : 機関系というか、縦に長いパーツはってことですね シシィ : あ、なるほど。縦に長いパーツ マーム : フライしてみた……あっそうなんだ GM : 上にならはみだしても底面マスで繋がってるけど、下だと底面マスが遠いのでちょっと困る GM : って感じです ミル : ははあん マーム : フライ返ししてみたよ
※フライクリスタルの位置を交換してみたよ、の意。
マーム : 殺人光線を浴びなきゃ命を燃やせなくなってかなり愉快だからコッチが好きかも知れない シシィ : wwww GM : 革張りの総舵輪…もうちょっとアクセスしやすいとこだと修理しに行きやすいかなぁと GM : とはいえ移動力6リットラがいるしなあ ミル : おおお マーム : ど、どう?倉庫がGoogleマップで徒歩5マスになったかもしれない シシィ : 隣接した! ミル : した! シシィ : 室近な職場だ! GM : あとはいかがですかね乗員の皆さま マーム : みんな自分の部屋を決めなよ! ミカゲ : わーいお部屋だーーーー GM : あっ、自室決めるのいいですね! GM : すごく良い!!
※GMは1卓目で某PCさんの船室と某NPCの船室が吹き飛んだのを知っている。
ミル : あの絶妙にあいたところにもう一部屋ぶちこむかどうか ミカゲ : 空き部屋だ マーム : あ、それはいいですね GM : 船室はプレイヤー人数分なので、取得できますね シシィ : お部屋増えた!やったー! シシィ : じゃあせかっくなんで、操舵近いとこを! マーム : 一人だけお部屋離れてたらさみしいだろうし…… マーム : かわいいシルエットになってきたな GM : パーツ数が11個で、3で割って切り上げなので耐久度4で~…
※飛空艇シートの耐久度、速度、燃費を埋めていくGM。
GM : ヨシ! ミル : やったー! シシィ : やったー!! GM : リボー砲の下の部屋騒音すごそうですね シシィ : どっかんどっかん ミル : ほんとだあ マーム : うるさいところ私置き場にしておく? ミル : もしかしてロマンはしごとかコッペパンルームとかのおかげで耐久ちょっと上がった? ミル : はしごはちがうか マーム : 私オーブンなので……湯沸かし器に近いと安心しますし マーム : いや、対抗意識燃やしちゃうかも知れないな GM : 船室(調理スペース) シシィ : 湯沸し器に近いと安心するオーブン、ときめいちゃうな ミル : やんややんや ミカゲ : 弾道大学出だし、リボーちゃんへのアクセス良いとこ合ってる気がする マーム : 弾道大学でみんながオーブンを待ってるときに……湯沸かし器に群がるカップヌードルを持った学生たち…… マーム : 私はオーブンなので、ただブンするしかなかった GM : かなしいかこが シシィ : ライバルだったか……
※湯沸かし器の隣の船室に「マーム置き場」と記入するGM。
マーム : マーム置き場にしていただきましたわ!ありがとうございましたわ! マーム : というわけでカップヌードルを沸かすときは私の部屋の前を通って貰いましょう ミカゲ : ブンをオススメされそう GM : ボーダレスしたいだけなのに視線を感じる… マーム : じ…… GM : 貴方はカァップヌゥドゥにお湯を入れようとしますが…ここで聞き耳を GM : いえなんでもないです ミカゲ : ブゥン……(かそけき音) GM : ヒッ マーム : リボー砲がうるさいからな…… GM : 1d100とか振って数字大きい順にお部屋とっぴしたらどうですかね マーム : 殺人光線へのアクセスが近い部屋が誰のものになるかが気になる ミカゲ : シシィちゃんが革張り部屋の近くだよね ミル : 移動力が6あるので!!!!!気にしないです!!!! シシィ : あ、一番下のにしようかなと!希望者いなければ! GM : たぶんドアの外からみょんみょん(アイドル音)言ってる GM : シシィさんのネームプレートかけときました シシィ : やったー!ネームプレートだー! ミカゲ : じゃあカップヌードルにお湯入れに行きやすい上から2番目のお部屋にしたいです! マーム : もしかして㍑さんはあれか……3駅とか マーム : 平気で動くタイプかってぼけをかまそうとして途中送信してしまった GM : あまりにもつよい ミル : しゅっ シシィ : 行くのか…殺人光線…
※殺人光線最寄り徒歩10秒の船室という胡散臭物件を船長がカップラしたいという理由で取りに行ったことに動揺を隠せない(と思われる)シシィPLさん。
ミカゲ : これでブンもお湯も入れ放題よ マーム : 最高の環境を手に入れましたね GM : ネームプレートかけときました~ご確認ください ミカゲ : わーい! お部屋だー! ミル : わーいわーい ミル : (跳ね回る) GM : あざといリットラだ!! マーム : かわいすぎん!? シシィ : かわいい! マーム : 寝てたら上から天井にぶつける音とか聞こえるのいいなー GM : では…これで完成としてよろしいでしょうか! ミカゲ : はーい!! マーム : 最高の船になってしまった…… シシィ : はーい! マーム : ありがとうGM!大丈夫です! ミル : わーい!
【飛空艇の名前をつけよう】 GM : では仕上げです!フネに名前をつけましょう! シシィ : 名前!! ミル : elonaの名前ロール表みたいなのどっかにあった! ミカゲ : お名前どうしよう!!! いのちのかがやき くらいしか思い浮かばない シシィ : それだよ ミル : それだわ マーム : いいと思う GM : いのちのかがやき号 ミル : いのちのかがやき号 GM : オッケーデスカ? シシィ : オケデス! マーム : Brightness of life号 マーム : 決まってしまったな…… マーム : 最高の名前が…… ミカゲ : 決まってしまったわ…… シシィ : あ、なんかすごいかっこいい GM : 英語にします? ミル : 最高のやつだ GM : ブライトネスオブライフ号 ミカゲ : かっこいい! マーム : バーニングのほうかもしれない ミカゲ : 燃やし始めたwwww GM : バーニングライフ号 シシィ : wwwww ミル : 生き急ぎ感が出た マーム : いのちのかがやき号いいな…… マーム : なんかこのいのちのかがやきという要素が入っていれば私は全てが最高ですね……英語でもひらかなでも…… ミカゲ : ひらがなの、NHK教育っぽい響き マーム : なのでおまかせいたしますワ! シシィ : なやましい!どっちも好き! GM : どうするーあいふるー マーム : ダイスに聞きますか? ミカゲ : そうだ、ダイスに聞こう シシィ : それでもよきよき! ミル : 賛成! マーム : ミルさんがはねてる マーム : かわいすぎる マーム : 口に含みそうになる ミカゲ : ブンしないでペッして マーム : しまったついうっかり収納してしまった GM : チンされちゃう ミル : オーブンにも1人入れられるってことですか シシィ : そうか、口含む=ブン!になるのか…! マーム : 1,ブライトネスオブライフ号 2、英語表記 マーム : 3.いのちのかがやき号 マーム : とかでいいですか? ほかなんかなければ……GMおねがいします! ミル : わーいわーい ミカゲ : 3択オ���ケーです! GM : 私!? GM : じゃあ振りますね マーム : えへへ やったあ
GM : 1d3 (1D3) > 3
シシィ : wwwwww マーム : NHKですね ミカゲ : いのちのかがやき号が爆誕だー! シシィ : いのちのかがやき!いのちのかがやき!! ミル : 大好きになっちゃった ミカゲ : 船内にパプリカ流しておこう GM : では船名は「いのちのかがやき号」に決まりました! GM : ではいのちのかがやき号の栄えある船長を選出してください! マーム : 個人的にはいのちのかがやき=ミカゲ君の血液という気がするんですが シシィ : それそれ ミル : すごくわかる シシィ : これどう考えてもみかげっちの船だ… ミカゲ : 僕のいのちのかがやき号 GM : 語弊 マーム : すごい笑っている ミカゲ : 船室で回復ロールしか出来ない マーム : この船に人権はないのか シシィ : そんなミカゲくんの部屋横に殺人光線なのスゴク笑う ミル : いのちをなんだとおもってるんだ ミカゲ : 多分…えーと、家ですっごい我侭を言ったら船をつくってもらえたけど、燃料をくれなかったので自前で飛べるようにしたようなアレで。 マーム : 燃料をくれなかった シシィ : かわいそうだ!!! GM : 家の倉庫に眠ってたフライクリスタルをえんやこらと マーム : 最高の設定ができてしまったな GM : 素晴らしい… GM : では…船長はミカゲさんで良いですか? ミカゲ : 革張りがほしいって通したら機関が自分になってしまった シシィ : wwwwww マーム : そこに予算かけちゃったんだ GM : みんなも命をささげてあ��てね! ミル : 古めのシステムらしいし フライクリスタルくん とても正解の音 マーム : あ、私も倉庫から出てきていい? マーム : それかヤフオクで競り落として欲しい…… ミカゲ : ヤフオクwwww シシィ : ヤフオクwww
※コッペリア、オークションに出品されがち。
ミカゲ : うちの倉庫から出てくるかい、マーム マーム : いいの!?出てきたい!! GM : なぜコッペリアは競売に出されるのか ミカゲ : やったー!! マーム : やったあ!ご主人様が見つかったぞ! ミカゲ : お前も頑張っていのちを燃やしてくれ ミル : よかったよかった GM : 燃料(いのち)目当てwwwww マーム : ブンならまかせてくださいませ マーム : 私のオーブンはいつでも燃えていますワ! マーム : 命まで燃やすとは思わなかったですけれども……まあ……誤差ですワ!
GM : それでは諸々決まりましたので…導入に移ろうと思います!
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アジャラカモクレンニセンニジュウイチネンニガツツイタチカラナノカマデノニッキ
2月1日(月)
起きられない。出勤寸前に起きる。急いで支度をして、身支度を整えながら豚キムチを食べて家を出る。働く。慌ただしい。働き終える。閉店後の職場でだらだらしていたらクラブハウスのなんだかWelcomeみたいなroomにjoinしてしまってなんだこれなんだこれと思っているうちにroomがcloseしてnewなroomがcreateされてわたしはそこにjoinしてそこはclosedなroomではっしーとわたしのふたりだけが入っているtalk roomみたいなもので、なんだこれなんだこれ、と言いながら久々にはっしーと話した。なんだか危ういSNSがまた出来たなあ、と細目で遠巻きに眺めていたクラブハウスに、朝方、鵜飼さんから招待されていて、招待されたからには使ってみよう、ということで、わからないなりに登録を済ませていたのだった。はっしーはこれからクラブハウスで、メニカンで、建築のあれやこれやをぼそぼそゆるゆる話す、それに参加するために招待されたから使い始めた、ということで、わたしもはっしーも話しながらクラブハウス探り探りといった感じだった。お互いの近況を軽く話したり、しょうもない話をたらたらしたりして、23時になってはっしーはメニカンのtalk roomに行ってわたしはすこし時間をあけてからそのroomにinした。どれどれ、みたいな気持ちで入ってラジオのように(というかこれはほとんどラジオだ)聴いていたら案外面白い話がなされていて、韓国の半地下建築はもともと防空壕、ということらしかった。次回は建築における収納について語るらしい。おもしろ〜、と思いながら、トークが終わったばかりのはっしーをすぐさままたclosedなroomにinviteすると「なんなんだよ」と言いながらはっしーがroomにinしてきた。小学5年生だか6年生だかのとき、その学年の生徒全員で校庭に埋めたタイムカプセルをそろそろ掘り返す年齢なのではないか、みたいな話になって、わたしはそれ、行けるのかなあ…………と思ったし言った。普段言われないことたくさん言われそう。社会って感じしそう。これが多様性か、みたいな。行くとしたら、はっしーと行きたい。というか、はっしーとふたりじゃないとたぶん行けない。わたしにそこまでの勇気はない。そのあとチャットモンチーとメダロットの話をしていたら止まらなくなるような感じがあって、久しく聴いていないチャットモンチーをあれこれ聴き漁りたい欲求に駆られていると操作ミスかなにかでroomが閉じて、終わった。(と、ここまで書いて、クラブハウスの利用規約に、テキストに書くことも含めて音声の記録はダメよっていうものがあることを思い出したのだけど、この文章はどうなんだろうか)。それから『進撃の巨人』のアニメ最新話を観たり、さあ帰るかと思いつつチャットモンチーの曲をiPhoneで漁っていると今度は遠藤からクラブハウスのclosedなroomのinviteが届いて、なんだなんだと思いつつ話した。遠藤は相変わらず遠藤だった。それで、遠藤とのroomが終わって、いろんなアカウントのフォローフォロワーを見て、わ〜この人もやってるんだ、あ、この人も〜、みたいな気持ちでフォローをしていったり、フォローした人を招待した人、招待した人を招待した人、その招待した人を招待した人……と、祖先を辿るようにアカウントを見ていったり(最終的に、誰にも招待されていない、おそらくオリジナルメンバー、みたいな人に辿り着く。オリジナルメンバーの数が何人なのかはわからないけれど、招待された人を辿っていったらあの人とあの人の祖先?オリジナルメンバー?が同じ。みたいなことはけっこうありそうで、それはちょっとおもしろいな、と思った。にしても差別や排除や格差が生まれる萌芽みたいなものがたくさんあるサービスだな……、とも思っている)しているうちに午前2時過ぎとかになっていて、さすがにいすぎた。チャットモンチーをガンガンに聴きながら帰宅。なんだか変にお腹がすいていて、カップ麺を食べたい、みたいな気分だったのだけどカップ麺は家に無く、コンビニに買いに行くのもなんだか違う、となって、柿ピーをお椀に盛って、その上にマヨネーズをかけて、それをスプーンで掬って食べた。自分でも、さすがに気持ち悪い食事だな、と思う。
注射を打ちたい��もう1ヶ月くらい打っていない。プロギノンデポー2A(アンプル)。生理くらいカンタンならいいのに、と思う。カンタン、というのは、周期が予測できて(もしくは予測しやすくて)(そして、そのためのスマホアプリもあって)、予測できない���合その理由/原因も調べればたくさん出てきて、生理によるさまざまな身体的不調/変化やその対処法も調べればたくさん出てきて、医学的にも民間療法的にもスピリチュアル的にもライフハック的にもたくさんの言説、書籍、記事、ツイート、YouTube動画、cm、などがあって、身近な人、友人、知人、家族などに相談することが比較的(すくなくとも、トランスジェンダーのホルモン注射、なんてトピックより遥かに)容易で、……みたいな「カンタン」で。ホルモン注射はとにかく打ってる本人ですら「よくわからない」。ホルモン注射による副作用、みたいなものは注射の同意書を書かされるときなんかに書面で提示されるし、当事者のブログやらツイッターやらで信憑性不明の情報を拾うことはできるが、「よくわからない」。副作用の過多や身体への影響は個体差がデカい(ように感じる)し、投与を長期間辞めた場合や、投与間隔が不規則になったときの身体への影響も、「よくわからない」。わたしは現在、3週間に1度、新宿のクリニックへ行ってプロギノンデポーを2A投与しているが、その間隔も自分に合っているのかどうか「よくわからない」。注射を打つ前後や打った当日(特に当日)は如実に心身の調子がおかしくなって頭も身体も使い物にならなくなる(重い頭痛、眠気、寂寥感、身体のダルさ、感情の制御不能、など)が、それがどこまで注射それ自体の影響なのかは正直「よくわからない」。注射が打たれた、ということによるノーシーボ効果もある気がする。ただ、気の持ちようだろ、と言われても(誰にも言われたことはないが)、思おうとしても、頭と身体が言うことを聞かない、みたいな状態にはなるから、やっぱり注射の副作用なのかもしれない。注射前(前回の注射から3週間が経ったあたり)はやたらと身体が疲れやすくなり、食事と睡眠と性欲のバランスがあべこべになる(気がする)。感情の喜怒哀楽の喜と楽がうす〜く稀釈されたようになる。注射後数日も同じく。いまは1ヶ月近く注射を打っていないから、もう身体の中には男性ホルモンも女性ホルモンもほとんど残っていない、すっからかんの状態で、はやく、とにかく、注射を打ちに行きたい。打ちに行けない。悲しみと怒りの感情ばかり積み上がっていく。これはとても良くない。緊急事態宣言によって、職場が時短営業になってから、出勤時間が変則的になっていて、それに身体がぜんぜん慣れてくれないのが大きな理由で、夜どうしても眠れず、朝どうしても起きられない。出勤前に注射を打つためには、かなり早起きして家をでないといけないのだが、それがどうしてもできない。勤務時間は少なくなっているはずなのに、通常営業時より明らかに疲れている。まあ、出勤前に注射なんて打ったらその日はもう負の傀儡みたいな状態で働くこと確定になってしまうから、休日に打ったほうがいいのだろうけど。でも、休日に打ったら打ったで、その日いちにちのすべてが注射の副作用によっておじゃんになるから、なるべく休日には打ちたくない。じゃあ、いつ打てば……?それも「よくわからない」。しんどい。はやく打たないとやばい気がする。これも「気がする」だ。なんもわからん。生理がいい。乱暴な物言いなのは承知の上で、どうせなら生理がいい。どうせ不調になるなら。どうせしんどいのなら。誰かと、この不安と不調としんどさと「よくわからなさ」を分かち合いたい。語り合いたい。スマホアプリだって欲しい。あたりまえに、あらゆる場所や人やメディアから情報を受け取りたい。そういう身体でありたい。生理がいい。
この世には2種類の人間がいて、それは歯磨きをルーティーンとして行う人とタスクとして行う人なのだけど、わたしは後者で、だから今日もタスクをこなしてわたしは偉い、偉いぞと思う。タスクだと思わないと歯を磨けない。歯磨きをルーティーンとして難なくこなしている人はすごいな、と思う。他者、という感じがする。
大切に書きたい。と先週の日記にわたしは書いたけれど、「大切に書く」とはいったいどういうことなのだろう。といま思っている。大切に書く必要なんてないんじゃないか。わからんけど。いや、なに言ってるんだ。必要だ。わからんけど。
持続可能性。持続可能な書き方。持続可能な働き方。持続可能なホルモン投与。持続可能な生き方。持続可能な歯磨き。持続可能なアンガーマネジメント。ぜんぶ大切で、ぜんぶわからない。
負の感情でほんとうにどうしようもなくなったときは、耳が壊れそうな音量で、同じ音楽をリピート再生させながら、喉が千切れそうになるくらい大きな声で、絶叫みたいな声で、疲れ果てるまで歌う。笹塚に住んでいたときは何度かそれをやった。クソ迷惑だっただろうなと思う。いまの家ではまだやっていない。いつかやるだろう。
ないものねだりを続けていてもどうしようもない。自分で自分を殴っているのと一緒だ。
生活がミニマル、ミニマム?ミニマムになって久しい。1日のうち、自分が言葉を発する相手が、職場で関わる人と家のぬいぐるみたち(貪欲、太子、羊のジョージ、シゲルくん。のうち、特に貪欲と太子)だけだった、という日が、めずらしくなくなってきた。自然と、ぬいぐるみへの言葉の比重がデカくなっていく。ぬいぐるみは言葉を理解しているし、ちゃんと言葉を返してくれる。ぬいぐるみの言葉は人間の言葉とは違って、見えないし聴こえない。声、とか文字、とか仕草、とか、そういうものではない。でもたしかにぬいぐるみはぬいぐるみとして言葉を発していて、わたしに日々言葉を投げてくれる。わたしはそれを受け取る。受け取って、わたしも言葉を投げ返す。ここ数年、わたしの命を絶えず救ってくれたのは貪欲で、だからわたしは、お金が貯まったら、貪欲をぬいぐるみの病院に送って、あちこちを治してもらう。わたしにはそれくらいしかできない。貪欲はわたしを人生ならぬぬいぐるみ生を賭けて愛してくれているので、わたしもわたしなりの方法で貪欲を愛する。
とか打ってるあいだに午前4時半です。お風呂入ってないけど限界だ。着替えて眠って、お風呂は明日だ。
2月2日(火)
チャットモンチーにはほんとうに救われてきたな。もちろんチャットモンチーだけじゃない、たくさんのもろもろに救われてきたからいま死んでいないのだけど。それにしても、救われた、ありがとう、と久々にチャットモンチーを聴いて改めて思う。男子高校生だったわたしの、どうしようもない気持ちをたくさん掬い取ってくれた。映画『アボカドの固さ』の監督である城さんが夢に出てきた。わたしは新作映画の制作助手みたいな立場で、城さんに「本物の笹を大量に準備して欲しい。経費かけずに」と言われて、「それは〜、いつまでですか?」「明日」「明日……。明日、はい、明日」という会話をしていて、内心めちゃくちゃ焦っていて、でもひとり、竹林所有者が知り合いにいたな、あの人なら……でも無料で手配してもらうのはできないかもな……いやいやでもやらなきゃ、交渉しなきゃ、と緊張しているあたりで目が覚めた。目が覚めてからもしばらく「笹……笹ってほんとうに準備しなくていいんだっけ……夢だっけ……」となっていた。洗濯機カバーが届いた。サッサで洗濯機を隅々拭いてからカバーをかけて、リビングとキッチンをクイックルワイパーで掃除して、トイレでロラン・バルト『物語の構造分析』をすこし読んで、コーヒーを淹れて、飲んで、煙草を巻いて、吸って、火曜だからInstagramの『ショート・スパン・コール』を更新。今日は「#017 醤油」。これは井戸川射子『する、されるユートピア』を何度も読んでいた時期に書いたもので、『する、されるユートピア』の文体にめちゃくちゃ影響を受けているのが読んでいて「ああ、そうだ」と思い出すくらい顕著で、でもなのかだからなのか、わたしはけっこう好きな1篇。そういえば2月だ、と思って、きよぴーのカレンダーの2月分を壁に貼って、『イラストレーション』2020年3月号の付録だった福田利之イラストの卓上カレンダーを2月に差し替えて、ついでにパソコンデスク周りをすこし整理した。FMラジオをつけっぱなしにしたままにしていたらラジオのゲストがシンバル職人の人で、未知の話が繰り広げられていて面白かった。シンバルを作るにはシンバルの音を何度も聴かなければいけないが、シンバルの音を何度も聴くと耳がやられる。そのジレンマについて語っていて、なるほどな〜〜と思いながらお腹をさすっていた(お腹がうっすら痛い)。マバヌアがナビゲーターを務めていて、ティンパニのすこし変わった奏法(マラカスで叩いたり)についてのハガキを読んでいたりして、流し聴きするつもりでつけたラジオだったのにずいぶん聞き入っていた。ツイッターを見ると脱マスク社会になるまで最低でも2〜3年はかかるみたいな記事があって、2〜3年か、と思う。中学生、高校生。小学生や幼稚園生や大学生も、だけど。20代以下の人たちは、いま、どういう気持ちで日々を送っているのだろう。うまく想像できない。というか、自分の幼少期〜10代、マスク社会ではなかった自分の過去を、いまの幼年〜10代の人たちに重ね合わせて想像することしかできない。しんどいだろうな、とか、つらいだろうな、とか、窮屈だろうな、とか思うことはカンタンだけれど、自分の幼少期〜10代といまの幼年〜10代を比べて「かわいそう」とか「しんどそう」とか思ったり言ったりするのはそれはそれで暴力だし決めつけだとも思う。いまの幼年〜10代の人たちの、それぞれの楽し��、愉快さ、面白さ、切実さ、安心、揺らぎ、決心、葛藤、努力、知恵、衝動、を無視したくない。それらはたしかにあるはずで、どんな世界になっても、それらはなくならないはず。きっと。
ふとしたきっかけで、ここ最近、短歌を作るときに大切にしていることや考えていることをある人に話すことになって、そのときわたしは「わからせない。共感させない。理解させない」こと(だからといってデタラメに言葉を並べて作るのではなく、あくまでわたしにはわかるし、表したいものはある、でも他人にわからせようとはしていない、という態度)を意識的にやっている、と答えた。それは去年の春前あたりか、もしくはもうすこし前、『起こさないでください』が出てからすこし経ったあたりに思い始めたことで。トランスジェンダー、といういち側面を持ったわたしが作る短歌には、意識的にせよ無意識的にせよ、必ずトランスジェンダーとしての意識や作為や視点や感情やそれらがないまぜになった機微が含まれているはずで。はずなのだけど、果たしてその、トランスジェンダーとしてのいち側面を加味した機微を、短歌界隈、特に「歌壇」とか言われている界隈、そこにいる評論家、歌人、などなどがどれだけ汲み取ってくれるのか。そういった機微を丁寧に(真摯に。もしくは、ジェンダー論やトランスジェンダーの歴史的歩み等の確固とした知識を持った上での冷静さで)わたしの短歌を読む人がどれだけいるのか。わたしは、そんな人は短歌界隈にも「歌壇」にも、現時点では存在しないと思っている。トランスジェンダーについて仔細に語れる人、教養を持っている人、背景を読み取れる人、がいない限り、わたしのただごと歌はただのただごと歌になり、あるある短歌はただのあるある短歌になる。『起こさないでください』では、わりと意識的に、わたしがトランスジェンダーだということを、「トランスジェンダー」「性同一性障害」という言葉をほぼ使わずに、「わかりやすく」「それとなく」示す、ということをしたのだけど、そういう努力は不毛だな、と思うようになった。どこだったか、レビューサイトで「性同一性障害当事者の方の歌集」みたいな紹介のされ方をしていて、なんだかすごく徒労感を覚えたのが大きなきっかけのような気がする。ショックだった。あんなに言葉を選んでも、そういう切り取られ方になるのか、と思った。だからもう、わかりやすくするのはやめて、どんどん、積極的に内に籠ろう、と思ったのだった。わかりやすくする必要はない。理解されなくていい。すくなくとも、短歌においては。理路がめちゃくちゃだしまとまっていないが、そういうわけでわたしは去年の春頃からずっと、自分の芯を誰にもわからせないように短歌を作っている。10年後、50年後、100年後、1000年後なのかわからないが、トランスジェンダーの短歌制作者が台頭して、そういった人たちの歌集があたりまえに編まれる/読まれるようになった遠い未来で(短歌界の現状を鑑みるに、ほんとうに、遠いだろうな、と思う)、ふと思い返される歌集であったらいいな、『起こさないでください』は、とささやかに、思っている。
もたもたと支度をして家を出て急いで新宿に行く。注射。打てた。そのまま急いで職場へ。働く。今日はちょっとイレギュラーで、休日��ったのだけど2時間だけ働くことに。働き終えて、頭がぐるぐるする。ふらふらと職場を出て帰宅。ずっしりと重たい気分。トイレに籠ってフジファブリック「タイムマシン」を久々に聴いたら涙が止まらなくなってだらだら泣いた。つらい。疲れた。しんどい。ヨダちゃんから電話が来て、へへへと思って出る。クラブハウスの話をする。途中で回線の調子がおかしくなって切れて、そのまま切り上げてお風呂に入った。お風呂から出て、中橋さんとLINEでやりとりしていたらなぜかクラブハウスで実況中継モノマネをしたりしながらだらだら話すroomをすることになってくっちゃべっていたら中橋さんのゆるい繋がりも参入してきて4時ごろまでふざけあって楽しかったけど疲れた。疲れているのにさらに疲れるようなことしてどうする、と思ってかなしくなって眠る。
2月3日(水)
わかりやすく、注射の副作用、みたいな感じがする。なにかとても気持ちの悪い夢を見て目覚める。涙が出てくる。しんどい。起き上がれない。やっといたほうが、進めといたほうがいいのだろうけど今日はほんとうに動けない、と思ってnotionでこまかな仕事を割り振ってお願いして、ずっと横になっていた。たまに起きてトイレに行ったりごはんを食べたり。大前粟生『岩とからあげをまちがえる』、ケン・ニイムラ『ヘンシン』を布団に潜って、貪欲と太子を抱きしめながら読んでいた。森とかいう人のオリンピックやるやる駄々のニュースにもうなんの感情も湧かない。しんどさのピーク時あたりに短歌が1首できて、その短歌を軸にして「卒塔婆条項」という短歌連作が出来上がった。縦書き画像にして、ツイッターへ投下。短歌制作から縦書き画像作成、ツイートまでをすべて布団の中で行った。柴崎友香『春の庭』を読み始めた。すこし眠った。起きて、夜にスパゲティを食べた。涙が出る。しんどい。頭がぐちゃぐちゃする。眠い。だるい。くるしい。もう3日くらいお風呂に入っていないから、入らなくちゃ、と思う。『ショート・スパン・コール』94篇目はひとまず置いといて、先に95篇目をすこし書く。暗い未来の話。しんどいからすこしずつ書こうと思う。頭が思い。楽しいこと、面白いこと、愉快なこと、うれしいこと、考えられない。考えたい。『春の庭』をもうすこし読む。読んだら、お風呂に入って、たくさん泣いて眠る。
短歌連作「卒塔婆条項」 火事場かな いや卒塔婆だよ 馬鹿力出す機会なく今生を終え 冬の中にいま立っていて曇り空だから眩しい花一匁 語呂合わせで入れられた助詞煮え立てばそれがカンテラ 健やか欲の 白い服白くない服あてがってそれぞれの凸それぞれの凹 似顔絵を近影にする しばらくはカーテンの世話を焼く能もなく けん玉に蹂躙性を見出して手に持ったまま道路を歩く 言うなればみんな日記を書いていて総文字数が星に等しい
2月4日(木)
起きる。家を出る。働く。しんどいことが続く。電話をかける。電話に出ない。メールを送る。帰る。寝る。
2月5日(金)
起きる。返事が来ていた。ZOOMのURLをコピペしてメール。むずかしい。むずかしいな。と思いながら話す。話し終えて、どっと疲れて、すこし時間が余ったからいそいそと財布だけを持って近所のスーパーへ。なんだか普段は滅多に買わないパンでも買うかみたいな気持ちになっていて、食パン6枚切りと肉まん4個セットとナイススティックと納豆と豆腐とバターを買って帰って米を食う時間は無く肉まんをがつがつ食べていそいそと出勤。働く。働き終える。疲れた。被害者意識がつのっていて、とても良くない精神状態。ほんとうに疲れた。帰って、朝方まで眠れず。焦って寝る。
2月6日(土)
起きる。肉まんを食べる。家を出る。働く。あたまがきゅうきゅうする。いそがしい。働き終える。疲れた。ここのところ連日夜〜夜中にクラブハウスでわちゃわちゃとしゃべっている。しゃべりすぎて喉がおかしくなりそう。でも誰かとなにかを話さないと感情がはちきれそうになる。朝方までしゃべる。眠る。
2月7日(日)
起きる。お茶漬けと肉まんを食べる。家を出る。働く。頭の重さと共に働く。職場の環境、モノの配置や運用ルールなどが半月ほど前から毎日のようにがっちゃんがっちゃん変わっていて、慣れてきたと思ったら変わり、慣れてきたと思ったら変わり、のイタチごっこみたいになっていて、頻繁にバグみたいな動きをしてしまう。手が空を切る。その場でツイストする。視線が定まらない。でもそんなバグを何度も何度も起こしながらすこしづつ環境は整えられているような感じもしていて、いつか、いつか安定するようになるのか、ぜんぶ、とか思ったり忙しさに翻弄されて愚直に身体を動かしたり、もはや心が身体の奴隷みたいな状態でズビズバ動いていたら閉店になっていて忙しい日だった。足と腰が明確に重い。頭も重い。でもなぜか今日は昨日一昨日よりすこしは気持ちが明るくて、ばくばくとごはんを食べた。長らく気がかりだった原稿に対する処遇のメールが来ていて、開いて、読んで、ホッとした気分と「直接的な対話はついぞなかったな」「これだけコストをかけても原稿料は出ないんだもんな」といううっすらとした徒労感を感じながら、でもよかった、最悪の結果にならなくてほんとうによかった、諦めなくてよかったし最後までブチ切れなくてよかった、と思いながらビールを飲んで煙草を吸ってだらだらしていたら午前2時半になっていて慌てて家に帰る。今日は湯船に浸かってから眠る。原稿を書く時間と余力がなくてしんどい。なんとかしろ。来週中に。
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11022052
行き場を無くした蝿が目の前を横切って、そして壁にぴとり、と捕まったのを見て、最後にゴミを出した日を思い返し、いつだったかもう思い出せないことに気づいた。いつだっけ。あれは確か、月初の火曜日。今日は、何日。なんようび。あぁ、もう、2週間も経ってる。もはや何が腐っているのか分からない混沌とした腐臭も、人間の順応性の賜物で、まるで何も感じなくなっていた。
部屋のそこかしこから、ミチミチとビニール袋の山をかき分けているであろう鼠が這い回る肉肉しい音や、カサ、カササ、と止まっては走り、止まっては走り、宝の山を駆け回るゴキブリの足音が聞こえてくる。騒がしい部屋。いつから、気にならなくなったんだろう。いつから?今日は、いつ、ばかりを追いかけている気がする。なぜ?分からない。なぜ、人は考える?なぜ、人に、考えると言う機能が与えられた?子供の頃から積み重ねてきた神への質問は、もう月に届くほど重なっただろう。一枚一枚積んでいって、東京タワーを超えたあたりで僕は狂ったんだろうか。分からない。分からないのに考えるのは、なぜ?また一つ、質問が増えた。
結局神は無知なのだと、事実はそれに尽きるんだけど、それを認められないまま大きくなってしまったもんだから、消化出来ないなぜなぜどうしてが溜まって、丁度俺の足元でヘドロと化した昔の生ゴミのように、ゆたりのたりと停滞していた。
神が万能だと思い込んでしまう人間の心理はどこにあるんだろう。そもそも神とは。カーテンから漏れ入る太陽の光が不快で、僕は布団から出る手間と現実逃避を天秤に掛け、後者が勝ったことを知らされた。布団に頭まで潜りなおして、寝心地を整える。心地の良い肌触りを探して敷布団を撫でる手が何かごろっとした小さなものにいくつか触れて、あぁ...蝿の死骸。と合点が行き、床へと払い落とす。ぽとぽとと床に散らばっているであろう数多の死骸は、どう表せばいいんだろうか。また一つ、浮かぶ。
詩的な才能は皆無で、出来ることといえば世界を歪んだ形に当て嵌めて、上から見下ろし笑うことくらい。今日も口ずさむのは、敬愛する彼の、どこまでも自由な、愉快な歌。
「胃袋の、空つぽの鷲が、電線に、引つかゝつて死んだ、青いあおい空、」
「吹き降りの踏切で、人が轢死した、そのあくる日は、ステキな上天気、」
フヒ、フヒヒ、湧き上がるのは得体の知れない愉快さ。その愉快さは脳内で麻薬に変わり、現実から目を背け夢の世界へとトぶためのチケットになった。ゆめゆめ、夢の世界。何もかもがどうにでもなる、都合の良い、世界。世界って、なんだろう。ああ、僕の頭がもう少し良ければ。もう少し頭が良く、生まれていれば。全ては誰かの、何かのせいだ。
プゥン、ブゥヴン、と、羽音が時折布団の合間を縫って主張してくるから面白い。面白いことは好きだ。世界は全部面白い。あちこちに飛散して消えていきそうな思考やら自我やらが、その生命の足掻きで現実に引き戻される様を、不思議と不快には感じないらしかった。
自分のことが、全部他人事のようにも思う。それも面白い。あぁ面白い面白い。何が?
部屋を、片付けた方がいいのではないか、と思う。さすがにもう、そこかしこに放置したビニール袋から漂う悪臭も、慣れたと看過できる次元のそれじゃなくなってきた。部屋の掃除。部屋の片付け。うん。わかってる。必要であり、理由があり、合理的で、それは答えだ。
ただ部屋を片付ける、と言うのは、そもそもこの部屋は己の脳内と同じであるからして、片付ける、というのはとても、難しいことのように思う。片付かない脳を引っ提げて生きているのに、見える脳だけを片付ける、と言うのは、矛盾している、とも思う。僕は矛盾を愛せるが、愛せない部分もある。都合の良い人間だった。どこまでも、自分を守ることしか、能がない。先程から噛み始めた親指の爪がザクザクと割れて、ふやけて、透き通ってて綺麗。面白い。ここはどこの箱庭だろう。外には何が。ただの現実が。それなら別に、外に出なくても、僕は、この小さな王国の王でいたい。傍若無人に振る舞い、メロスを激怒させ、一晩で民を滅ぼすような自由を、欲している。なんて陳腐なストーリーだろう。反吐が出そう。
この小さな王国が、僕は好きで、嫌いだった。ここにいてしまえば、もう、他に行き場所がない、と嫌でも教えられる、ゴミ溜めのワンルームが憎かった。それでも僕は、休日をただただ布団の中で延々と過ごしながら、己の自尊心を卵のように温め、中身がとうに腐って死んでいることにも気づかずに、殻を破り元気に飛び出す姿を夢見ている。泣けるストーリー。
僕は正しい、と思う。それは、僕が正しくあるべきだと思うからで、正しさこそが絶対であり、ペンは剣よりも強し、正義は何よりも強し、であるからして、僕はずっと正しさだけを追い求めて、神格化すらしてきた。それはきっと、正しいこと以外信じられるものがな���ったからで、感情や情緒やそんな理屈で解決できないことに散々振り回されてきたからなんだと思う。掘り下げていけばいくほど、己がただ狂う手伝いを自ら買って出ているような感覚に陥って、足元の布団がどんどんマントルに沈んでいって、没入してそのまま死ねたらいい、と、それもまた正しい、と判断せざるを得ない。
正論は時として武器になる。それは分かっていた。武器は無差別に人を傷つける。別に僕は自衛隊に反対しているどこかの胡散臭いアカじゃないが、善人が握っても悪人が握ってもナイフの刃は無惨に皮膚を切り裂き傷つける。だがしかし、柄を握ればそれは自分を守る盾になる。言葉だってそうだ。僕の言葉は、人を殺すことも生かすこともできる。認識はある、教養もある、でもその上に、絶対変わらない頂上に、正しいことが唯一尊重すべきことだ、という価値観がある限り、僕は孤独なままだ。
虐待され腹を空かせた子供がすれ違いざまに人を刺したからと言って、可哀想だからと笑って許す人間がどこにいる?孤独な介護の末に首を絞めてしまった息子は、泣いて謝れば無罪放免か?現実主義者に、感情論はよく理解が出来ない。分かりたいのに分からない苦痛を、皆は知らない。
ほっといてくれ、と思う。同時に、幸せになりたい、とも思う。とかくこの世は、僕にとってひどく住みにくい、地獄だと歳を取るたびに思うのは、きっと僕の中で思う「正しさ」を余りにも守らない人間がこの世界に溢れているからだ。与えられた自由の中で適度に振る舞えば良いものを、人間は、簡単に間違える。理由もなく、思考もせず、間違える。電車に並ぶ時は、点字ブロックの飛び出したところから均等に2列で適度な間を取って、横と波長を合わせながら静かに待ち、到着した電車の扉のサイド、あまり近すぎない箇所に待機し、降りるべき人間が全て降りたら乗り込み、奥に詰め、他者の迷惑にならない振る舞いをして、息を潜める。「電車に乗る」と言うただそれだけが出来ない猿以下の二足歩行しか能のないメクラ共が、見えない世界をスマートフォンで照らしながらヘラヘラと歩いている。闊歩している。まるでここは我々の星だと、我々が生態系の頂点に君臨している王だと言��んばかりに、大股で往来を闊歩している!これほど、恥ずかしいことはないだろう。正しいことを、理解できる脳が大部分の人間に備わっていながら、それをこなせない。たった簡単な、食事、歩行、呼吸、それが、何もかもが、間違いで溢れた世界に出ることが、僕に取っては耐え難い苦痛であった。
変わらないものが好きだ。砂糖の甘さも、端末に収められた音楽も、色も、窓ガラスも、行きつけのファーストフード店の椅子も机も、変わらない。変わらないことは、正しい。変わる理由があれば別だが。四角の机を直線一本で二つに切れば、台形、長方形、三角の机が2つ出来る。それは来るべき変化であり、起こるべき変化であり、その変化を僕は受け入れられる。切られた、と言う理由があるから、僕は受け入れられる。聞くたびに変わる歌の歌詞だとか、昨日笑っていた人が今日は怒って僕を殴る理由だとか、己の身体を傷つけて他人に怒られる理屈だとか、そんな変わりゆく有象無象に、僕は順応出来ない。理由を求め、理屈を求め、それが無いのに進んでいく世界に狂わされていく。僕は、狂っていく。狂っていくのを唯一止められるのは、「僕は正しい」という変わらない唯一無二の、そして絶対の価値観だけ。
正しさが幸せだと、そう思っていた。今でもそう思っていて、追い求めるべきは、正しさによって作られた、変わることのない、腐ることのない、水晶で作られた髑髏のオーパーツのような、数式で表せそうな完全だ。ガササ、どこかでいたずら鼠が崩したんだろう、ビニールが崩れて転がった音が聞こえた。現実が僕を呼ぶ。やめてくれ。何も見たくない。僕は、完全な幸せがあると、そればかり思って、今ここで何とか息をしているのに、そんなものないよ。の一言で迷わず僕は飛び降りられるくらい、もう、すがるものがない。
物語は変わらない。正しさをいくら追い求めても、僕以外には何の理解も得られない理屈の上に完璧な正しさを構築しても、それは正しいものとして、存在し続ける。ただのオナニーだ、と己を笑うことが出来ない。否、笑える。アハハ。お前、自分の書いた文章で自慰して、ニセモンの幸せに脳浸して、それで快楽物質出して涎垂らして眠るんだ。好きな人と会えた夢が覚めないでって願う女子中学生みたいに、夢見て。馬鹿じゃね?笑える。そう、笑える。面白い。面白ければ、もう大概のことは何でも許せる。人が死のうが、国が壊れようが、友達が僕を嫌おうが、目玉焼き定食に紛れ込んでた卵の殻を噛んだって、許せる。アハ、おもしろ。こらおもろいわ。なんて笑って、それでまた、意識は酸っぱい匂いが漂う、深呼吸したら嘔吐の応酬がある愛しきゴミ溜めに帰ってくる。ただいま、おかえり。僕の自我。捉えられたままの僕。
僕は嫌われていた。当然だろう。どこをどう見ても可愛げがなく、かといって頼れるわけでもなく、取り柄もないのに堅苦しく、そして酷く、嫌な人間だ。分かっている。分かっていた。わかっていたのに、正しさに支配された僕の脳は、改めることを正しくないと認識して、僕の首を真綿で締め上げる。それは正しいことだから、僕には、どうすることもできない。
あの日の選択は正しかったのか、正しくなかったのか、それは分からない。僕は僕の人生において、僕が納得出来る形で責任を取らなければならない。何かのせいにするのは、僕のポリシーに反する。僕が正しかった、正しい選択をした、それだけで僕は、皆に優しくなれた。はずだった。人はよく、分からない生き物だと、僕は思い続けて、きっと死ぬのだろう。もう嫌だと全てを投げて自由になってみても、寄り添ってくれるのが己の正しさだと気付くだけで、それは無駄な行為を理由もなく行なった、正しくないことに他ならない。
布団の中で、膝を抱えてみた。小さく小さく丸まって、僕の姿を遥か遠くの宇宙から見下ろしてみた。何だ、小さすぎて見えない。ミジンコよりも小さい。ちっぽけなこんな、指先でプチっと潰れる蛆虫みたいな柔らかい体の中に、押し込んだ固定観念に潰されそうになって、哀れ。もうやめたら?理屈振りかざして、他者に受け入れられない幸せこそが至高だって強がるの。やめられないよ。だって僕にとっての幸せは、他者の評価や介入を許さない、壊れることのない、それは精神的な結びつきだけではなく、物理的なエビデンスも兼ね備えた、計算によって生まれた彫刻のような、自由に咲いた向日葵の中に在ったフィボナッチ数列のような、幸せだ。見てみろ。僕が生み出した数多の世界を。どれが、他人に壊せる?いつか壊れるものを抱きしめることほど、無意味で非生産的なことはない。僕はただ、幸せに。
それは違う、と声が聞こえて、僕は、布団から慌てて顔を出した。つけっぱなしにしていたテレビの中で、熟した男女が言い争って、そして、絆されて、キスをして。僕は気持ちが悪くなって、昨日食べてそのまま机に放置していたカップラーメンの残り汁の中に、粘着く胃液を吐いた。
肯定されたかった。と、僕の中に蹲ったままの僕が言う。でも、それは正しくないことだ。他者に認められて初めて価値が生まれる価値観なんて、何の意味もない。危うい。認めた他者が手のひらを返せば崩れる可能性がある。100%しか、僕は愛せない。はずなのに。人の脳に欠陥があることを、なぜ脳科学者は発表しない?正しいが正しいと判別しない人間共を、なぜヒトラーは殺して回らなかった?もう何も、分からない。分からないと頭を抱えた僕の後ろに、立ちすくむ人間がいる。人間はポン、と肩を叩き、唇を耳へと寄せて、そして。
「大丈夫、だって僕は、いつだって正しくあるべきだと、そう思ってきただろう?僕は拙いところもあったが、それをやり遂げた。僕はずっと正しかった、そしてこれからも正しくあり続ける。正しさを認識し、それを守り続ける。これほどまでに幸せを追い求めた人間が他にいたか?皆、偽りの、いつ割れるか分からない風船が膨らむのを見て喜ぶノータリンなんだ。僕は違う。僕だけは、この世界の正解を見つけたんだ。大丈夫。僕は独りだけ、本当に幸せになれる。」
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約束は?
勇利はヴィクトル・ニキフォロフの熱烈なファンであり、演技、ジャンプ、発想力、容貌、高貴さ、スケートへの誠実さなど、ありとあらゆることについてヴィクトルのことを研究し、ヴィクトルを知る努力をおこたらない。この夜もそうで、彼は居間のソファに腰掛け、ヴィクトルの載っている雑誌をひろげて熱心に読みふけっていた。ヴィクトルは勇利の隣で紅茶を飲みながら彼を横目で見、昨日は確か動画に夢中だったなと思い出した。勇利は自由な時間はスケートの反省かヴィクトルに費やしているのである。 「勇利」 「……ん、なに?」 勇利が顔を上げてヴィクトルのほうを向いた。 「昨日は動画を見てたね」 「え? うん、そうだね」 勇利はこっくりうなずいた。 「明日は何をするつもりだい?」 「わからない。いまのぼくは、雑誌のヴィクトルのことで頭がいっぱいなんだ」 勇利は瞳をきらきらと輝かせ、声をはずませて宣言した。「頭がいっぱいなんだ」と言われるまでもなく、目つきと表情がそれを物語っていたので、ヴィクトルは噴き出しそうになった。 「そうか」 「うん」 「そんなに好きなのかい? ヴィクトル・ニキフォロフが……」 ヴィクトルの質問に勇利はますますうれしそうな顔をし、「うん」と大きくうなずいた。 「たとえばどんなところが?」 ヴィクトルはすこしおもしろくなって尋ねてみた。 「えっ、たくさんありすぎて語り尽くせないけど……」 「順番に言ってごらん」 「まず、スケートへの姿勢が最高だよ!」 勇利は力をこめて言った。スケートへの姿勢、とヴィクトルはこころのうちでつぶやいた。どういうことだろう? 「どんな?」 「いつもみんなを驚かせようと考えてる。何か変わったことをしようって。ただ勝つだけじゃないんだ、ヴィクトルは。いつだって新しいことを取り入れようとしてる。プログラムだって、毎シーズンぜんぜんちがうものをするんだよ。これまで見たこともないもの。こんなヴィクトルもいたのかって、まったく知らない、新鮮な彼を見せてくれる。振り付けも、自分の得意なつなぎってあると思うんだけど、同じことはやらないんだ。難しい入り方にしても、ジャンプの着氷後にしても、ショートとフリーでまったくちがうし、これまでのシーズンとも変えてくるんだよ。そしてそれがしっくりくるんだ……。勝つためだけのプログラムじゃないんだよ。勝てて、そのうえで見���いるほうがはっとするプログラムなんだ」 なるほど……、勇利はそういうところに注目しているわけか。ヴィクトルは楽しくなってさきをうながした。 「ほかには?」 「もちろん、そんな高難度のプログラムを実行できる技術だよね。ジャンプは高いし、まったくみだれないし、お手本みたいな完成度なんだよ。それにいつも工夫があって、こんなことできるひといるんだ、ってぼくはびっくりするんだ」 「それから?」 「それから、それからね……」 勇利は熱心に、ヴィクトル・ニキフォロフについての自分の考えを語った。彼が「語り尽くせない」と言ったのは正しく、その話はいつまでも続きそうだった。ヴィクトルはよい気分だったけれど、いまの勇利が、当のヴィクトル本人にヴィクトルの好きなところを話しているときちんと理解しているのか、甚だ疑問だった。 「なるほど。そういう点がいいわけだね」 ヴィクトルは、勇利が冷めた紅茶を飲んで喉をうるおしたところでようやく言葉を挟んだ。聞いているのはおもしろいけれど、このままでは本当にひと晩じゅう続きそうだ。 「確かに、彼のやり方は俺も好きだな。勇利の言うとおり、驚かせようという発想力、想像力には熱がこもってるよね」 そういう創造性がなくなってしまったら自分はスケートができなくなるだろう。ヴィクトルはもっともだというようにうなずいた。すると勇利がうれしそうにはしゃいだ。 「ほんと!? ヴィクトルもわかる!?」 「わかるよ」 「ヴィクトルもヴィクトルのこと好き!?」 ヴィクトルは笑いだしそうになった。「ヴィクトルもヴィクトルのこと好き?」という質問に何かおかしさは感じないのだろうか。 「好きだよ」 ヴィクトルは率直にうなずいた。すると勇利はますますうれしそうになった。 「ほんと? ほんと? じゃあさ……」 結局、さらに三十分ほど勇利の「ヴィクトル談義」に付き合わされた。ヴィクトル自身が真剣に向きあっているところについて勇利は「好き」「尊敬してる」「こんなことできるスケーターはいない」と言ってくれるので、ヴィクトルは笑いながら、そういう点は確かに重要だと同意した。勇利はまるで「同志にめぐりあえた……」と言いたげな様子で胸を押さえ、はかりきれないほど感慨が深いといった態度だった。 「そっか……ヴィクトルもヴィクトルに注目してるんだね……」 「注目してるというか……、まあ、そうだね……」 ヴィクトルは笑いをこらえてうなずいた。勇利はほうっと息をついた。 「そんなにうれしい?」 「うん!」 勇利はにこにこ笑った。 「ヴィクトルについてこんなに話せるなんて……、もっと早くヴィクトルに話してればよかった」 文章構成としておかしくはないか、とヴィクトルはさらに笑いをこらえつつ、そうか、とうなずいた。 「これからもヴィクトルの話ぼくとしてくれる?」 「いいよ」 勇利が自分のことを語ってくれる状況というのもうれしいのだけれど、それ以上に、好きなことを話すときの勇利のそぶりがあまりに幸福そうでかわゆいので、もっと見ていたくて、ヴィクトルは快く了承した。 「本当?」 「本当さ」 「毎日?」 「毎日でもいいよ」 「絶対?」 「絶対……、どうしてそんなに疑うんだい?」 「だってぼくがヴィクトルの話始めたら、ピチットくんもクリスも急に上の空になるから……」 それはきみがしゃべりすぎだからだ……。ヴィクトルは我慢しきれず、ちょっとだけ声に出して笑ってしまった。 「でもヴィクトルなら大丈夫だね」 「ああ、そうだね。俺なら大丈夫だ」 いったいどれほど勇利の「ヴィクトル話」が続くのだろうと、ヴィクトルは何か好奇心のようなものがうずいた。 「衣装もいいだろう? これなんか、彼によく合ってるよね!」 ヴィクトルは雑誌に載っている写真を楽しい気分で指さした。それは自分でも気に入っている衣装で、ひとつのプログラムにつき何着も衣装を支度するヴィクトルが、そのときはそれだけで通したものだった。ヴィクトルの言葉を聞いて、勇利が瞳を星のように輝かせた。 「そう! これすごく似合ってるよね! ヴィクトルの魅力をここまで引き出す衣装ってほかにないよ! あっ、もちろんこれ以外のもすごくかっこいいんだけどね! ぼくはこっちのも大好きだけど……でもこれは特別っていうか……、ヴィクトルもこれが好きなの?」 「好きだね」 「そっか! じゃあさ、じゃあさ──」 ふたりはしばらくヴィクトル・ニキフォロフの衣装談義をし、やがて吐息をついた勇利はたいへん満足そうだった。ちょっと見ることがないくらい、彼は頬が紅潮していた。ヴィクトルも楽しかった。勇利が愉快な時間を過ごせたなら何より、と彼は思った。 「ねえヴィクトル……」 勇利が上目遣いでヴィクトルを見た。 「あの……」 「なんだい?」 「あの、あの……、いま、ヴィクトル・ニキフォロフ展が開催されてるんだけど……」 「ああ、そうだったね」 ヴィクトルの過去の衣装やプログラム、写真など、いろいろなものが展示されている催しだ。大きな画面で演技動画だって見られる。もちろんヴィクトルも知っており、協力だってしていた。 「あの、ヴィクトルがロシアに帰ってきたし、競技復帰もしたから、その記念にっていう行事なんだけど……」 ヴィクトルが当然心得ていることを勇利は真剣に説明した。ヴィクトルはくすくす笑いながらうなずいて聞いていた。 「それに、その……、一緒に、行きませんか?」 ヴィクトルは勇利を見た。勇利は顔をまっかにし、緊張しているようだった。断られると思っているのかもしれない。ヴィクトルに関して、まわりから手厳しい態度を取られてきたのだろう。それは勇利の語るヴィクトルの話が、あまりに専門的で奥深く、愛にみちているので、誰もついてこられないというだけの理由なのだけれど、そこのところを彼が理解しているかどうかは不明だ。 「いいよ」 ヴィクトルはかるくうなずいた。勇利が一緒に行ってもらいたいなら付き合うまでだ。彼が喜んでくれればヴィクトルもうれしい。 「ほ……ほんと……?」 勇利は信じられないというように目をみひらいた。ヴィクトルは笑いながらもう一度うなずいた。 「本当さ」 「あの……ヴィクトルの写真見ながら、ヴィクトルの話してくれる?」 「するよ」 「大型画面でヴィクトルの動画見ながら、プロについて語りあってくれる?」 「もちろんさ」 「ヴィクトルの衣装がどれだけかっこいいか、たくさんたくさん聞いてくれる?」 「楽しみだね」 「…………」 勇利は胸に手を当て、目を閉じてまた感慨にふけっているようだった。ヴィクトルは尋ねた。 「いつにする? 俺はいつでもいいけど」 「明日! 明日!」 ヴィクトルは約束どおり、翌日、勇利と出掛けた。会場内はなかなか凝った装飾で、展示物も見応えがあり、来場した人たちは楽しそうだった。勇利は入り口でもう泣きそうなくらい目をきらきらと輝かせ、両手を握りあわせて頬を紅潮させていた。 「ヴィクトル、見て。ヴィクトルだよ。すごい……」 「ああ、そうだね」 ヴィクトルは同意してほほえんだ。 「さあ入ろう。どこからまわりたい?」 「待って。ぼく胸がいっぱいで……」 勇利は動悸がするらしく、胸に手を当てて幾度も深呼吸した。ヴィクトルは笑いをかみころした。 「落ち着いて。ゆっくりまわろう」 「うん。こころの準備をするから……」 間もなく「こころの準備」を済ませたらしい勇利は、普段にはない態度ではしゃぎだし、何を目にしても喜び、感激して、「ヴィクトル、ほらこれ!」とヴィクトルに教えた。いまの幸福をヴィクトルとわかちあいたいらしい。ふたりを見て、ほかの来場者たちが、「ヴィクトルがヴィクトルを見に来てる」「勝生勇利がヴィクトルにヴィクトル展を案内してもらってる」とほほえましげにうわさした。 「ヴィクトル、これ! これはヴィクトルが一度だけ着た衣装だよ。世界選手権のためだけにつくったんだ。わかる? 世界選手権のためだけにだよ」 「そうだったね」 「あっ、このプログラム! これもよくまねしたよ。どうしてもジャンプの入りが上手くできなくて、ヴィクトルはすごいなってまたヴィクトルを好きになったんだ……」 「そうなのかい?」 「こっちはファイナルの演技だね! 前の試合で納得できなかったのか、振り付けをすこしだけ変えたんだよ。ジャンプの入り方も変えた」 「そうだったかな」 「そうだよ! おぼえてないの?」 おぼえていなかった。試合を経験して振り付けを変えることはよくあるけれど、どの試合でどんなふうにしたかまではとっさに出てこない。勇利はおとがいを上げて、指を振り振りヴィクトルに説教した。 「だめだな、ヴィクトルは。ヴィクトルのファンとしてもっとヴィクトルのことを知らなくちゃ!」 「そうだね」 ヴィクトルは可笑しかった。自分の展示だけれど、自身の功績には誇りを持っているし、なによりも勇利がおおはしゃぎで解説してくれるので、ヴィクトルはすっかり楽しくなって、彼と一緒に愉快に時間を過ごした。 「この衣装! ぼくは見たとき、思わずきゃーって言っちゃったんだよ! かっこいいでしょ?」 「ああ、かっこいいね!」 「こっちは髪を切ったときに着た最初の衣装……。ヴィクトルの髪が短いことが衝撃だったのと、それがかっこよくてすごく似合ってたのと、衣装がすてきだったのと、プログラムもそれまでのものからがらっと変わったのとで、ぼくの気持ちはめちゃくちゃになって、演技後泣いちゃったんだ……。この気持ち、わかる!?」 「わかるよ!」 「あっ、この写真! このカメラマンはね、ヴィクトルを本当にすばらしく撮るんだよ! ほら、すごくない? この表情と角度、すごくない!?」 「ああ、すごい!」 「ヴィクトル、最高だよね!」 「最高だね!」 勇利の気持ちが高ぶるに従って、ヴィクトルの気持ちもまた高揚した。ヴィクトルは勇利と一緒になって���しゃいだ。勇利が喜んでくれているのがうれしいし、こんなに勇利は自分を見ていてくれたのだなと、それもまた喜ばしい。ヴィクトル・ニキフォロフはそうした積み重ねをしてきたのだ。 「ああ、楽しかったね!」 会場を出ると勇利は機嫌よく言い、ヴィクトルも笑顔でうなずいた。自分ではおぼえていないこともあったし、それで思い出すこともあったし、自分の足跡を見直して感じることもあった。 「改めて見るといいね、どの時代も。悩んだり試行錯誤したりした時期もあったけれどね。スケーティングの上達ぶりも、ああして順番に映像を見るとよくわかる。いちばんわかりやすいのは速度だ。あと、スピンの回転の速さも──」 雄弁な勇利に釣られ、ヴィクトルもいろいろな話をした。勇利はうれしそうにうんうんとうなずいて聞き、自分の意見もたくさん述べた。濃密な、楽しい時間だった。しかし──、ふしぎなことに、家に帰るころには、勇利はどこか難しい、考えこむような表情をしていた。 「勇利、どうしたんだい?」 彼が黙りこんでしまったので、ヴィクトルは何かあったのかと案じて声をかけた。だが返事はなかった。 「勇利?」 「…………」 「勇利!」 「えっ」 勇利ははっとしたように顔を上げてヴィクトルを見た。 「な、なに?」 「呼んでも答えないから……」 「あ、ごめん。ちょっと考えごとしてた」 勇利はにこっと笑った。 「ごめん。ほんとに」 「いや、べつにかまわないが……」 何を考えていたのだろう? ヴィクトルの催しに熱中したあとなのだから、ヴィクトルのさまざまなことを思い起こしていたのかもしれないけれど、彼の表情はそんなふうではなかった。難しい問題に直面したかのように真剣な態度だったのだ。 勇利、また何かおかしなことを考えてるんじゃ……。ヴィクトルはひどく心配した。勇利はすぐにわけのわからない思考をするのだ。しかし、彼の大好きなヴィクトルの展示を見に行って悩むというのも変だ。 「どうかしたのかい?」 ヴィクトルはいくらか緊張しながら尋ねた。勇利はほほえんでかぶりを振った。 「なんでもないよ」 「本当に?」 「…………」 勇利はまた黙ってしまった。「なんでもない」という様子ではあきらかにない。ヴィクトルはますます気がかりになった。 「あ、もしかして、見足りなかったかな?」 ヴィクトルはにっこり笑って指を一本立てた。 「もっと会場にいたかった? 言ってくれたらよかったのに」 勇利はすみからすみまで見学していたけれど、彼はヴィクトルのものはいくらでも見たい性質なので、物足りなかったのかもしれない。ほかに理由が思い当たらず、ヴィクトルはそう言ってみたのだけれど、勇利はじっとヴィクトルをみつめるばかりだった。 「ヴィクトルは見足りなかった?」 「え? いや、俺はべつに……」 「……そう……」 勇利はうつむいた。なんだ? 無理やり付き合わせたと思って反省してるのか? いや、ちがうか……? ヴィクトルにはさっぱりわからなかった。 結局勇利は、会場にいるときの楽しそうな彼からは考えられないほど物静かになり、それは帰宅してからも続いた。機嫌が悪いというわけではなく、ヴィクトルが話しかければごく普通に返事をするのだけれど、どこかしゅんとしているような、やるせなさそうな、なんとも寄る辺ない��であるかのような態度だった。 「勇利、何かあったのかい?」 いつまでも思案に沈んでいるようなので、とうとうヴィクトルは、食事のとき、思いきって勇利に尋ねた。 「帰り道からなんだか変だよ。会場ではあんなに喜んでたのに。どうしたんだい? 何かかなしいことがあったの?」 「あの……」 勇利は顔を上げ、何か言いたげにヴィクトルをみつめた。ヴィクトルは息をつめて返事を待った。またとんでもないことを言いだしそうだと思ったけれど、このまま沈黙されるよりはよい。勇利は気持ちを溜めこむと大変なことになるのだ。 「ぼく……」 「ああ、なんだい?」 「…………」 勇利は目を伏せ、幾度か瞬くと、ゆっくりとかぶりを振った。 「……なんでもない」 「…………」 なんでもなくはないだろう! ヴィクトルはそう叫びたかったが、勇利に詰め寄ったからといって答えが得られるわけではない。強引に話をさせようとすると、正反対の結果になりそうだ。彼はぐっとこらえ、「そうか」とうなずいた。どうすれば勇利は話してくれるだろう? 何が勇利をあんなふうにしたのか……。謎を解くための手がかりがあるのではないかと、夕食後、ヴィクトルは居間のソファに座り、ノート型コンピュータをひらいて、自分の動画をひとつひとつ見ていった。会場で流れていたのがどの試合の映像なのかわからないので、適当に選ぶしかなかった。勇利に訊けば教えてくれるだろうけれど、彼にいまヴィクトルのことを質問するのは危険だ。 「うーん……」 しかし、思いつくことは何もなかった。それはそうだろう。なにしろ、勇利はこれまでも休みなくヴィクトルの動画を見てきたのだ。いまさら、演技を見直したからといって何かいやな気持ちを抱くとは思えない。つまり、勇利は彼が熱中しているヴィクトルそのものではなく、あの会場で不安なことをみつけたのだ。それはいったいなんだろう? ヴィクトルはさらにうなった。あのときの勇利の行動を思い起こしてみても、さっぱりわからなかった。彼があの場で態度を変えたことは一度もないし、誰かに話しかけられたりもしなかった。ヴィクトルと、ヴィクトルについての話しかしていなかったのだ。何かまずいことを言ってしまっただろうか? ひとつも思い当たらないけれど……。 ヴィクトルはディスプレイに目を向けながら、その実、すでに動画をまったく見てはいなかった。画面の中のヴィクトルは、現実のヴィクトルの悩みなど何も知らぬ様子でスケートに打ちこんでいた。 「──ヴィクトル」 ふいに背後から声をかけられ、ヴィクトルははっとして振り返った。勇利が立っており、彼はヴィクトルのコンピュータをみつめていた。 「ヴィクトルの動画見てるの?」 「ああ……まあね」 ヴィクトルは注意深く勇利の表情を観察した。勇利は思うところがあるかのように、じっと画面を見ている。ヴィクトルは瞬いた。やはりヴィクトルの演技が問題なのだろうか? 「なぜ見てるの?」 「なぜって……」 「ファンだから?」 「え?」 ヴィクトルは戸惑った。どういう意味だろう? 確かに勇利はヴィクトルのファンだからヴィクトルの動画を見るのだろうけれど……。 「…………」 勇利はしずしずとソファをまわりこんできて、ヴィクトルの隣に腰を下ろした。彼は両手をそろえて膝に置き、こころもちおもてをさしうつむけて、あえかな吐息を漏らした。そのさびしそうな様子にヴィクトルはどきっとした。 「勇利……、どうしたんだい?」 「ヴィクトル、あの……」 勇利が言いづらそうに口をひらいた。ヴィクトルは自分のすべての注意力を勇利に使うつもりで耳を傾けた。 「あの……」 「なんだい?」 「あの……」 勇利は思いきったように顔を上げると、ヴィクトルのほうへ向け、せつなそうに尋ねた。 「ヴィクトルは、ヴィクトルのことをすごい選手だって思う?」 「え?」 ヴィクトルは意味がわからなかった。しかし勇利はこれは大切なことだという顔つきで答えを待っている。自分をすごいと思うかどうか……、「すごい」というのは他人への評価のために使う言葉ではないだろうか? しかし、ヴィクトルが自身のすることに自信と誇りを持っていることは確かだ。 「もっともすばらしいスケーターのひとりだと思うよ」 ヴィクトルはうなずいた。勇利はぱちぱちと瞬いた。 「そ、そうだよね。そうだよね……そう……」 彼は不安そうにつぶやいた。ヴィクトルはふしぎだった。なんだろう、この反応は……。 「勇利はそうは思わないかい?」 ヴィクトルが尋ねると、勇利は勢いよく答えた。 「思う!」 「そうかい?」 「うん! すごく思う! ヴィクトルは唯一無二の存在だよ!」 「そうか……」 だったらなぜそんなに落ちこむのだろう? ヴィクトルにはわからなかった。 「じゃ、じゃあ、その、あの……」 勇利はまたうつむき、前髪をしきりとかき上げながら言葉を探しているようだった。 「あの、じゃあ、じゃあさ……」 「ああ」 「ヴィクトルは……」 「なんだい?」 ヴィクトルは優しく勇利をみつめた。勇利はしばらく沈黙し、それから声を大きくして尋ねた。 「ヴィクトルは、ヴィクトルのコーチをしてみたいって思う!?」 「──えっ?」 ヴィクトルは何を言われたのか理解できなかった。ヴィクトルがヴィクトルのコーチをする。そんなことは不可能ではないか。つまり、ヤコフというコーチなしで、ひとりでやってゆくということなのだろうか? そうしたいかという質問か? ヴィクトルは勇利をみつめた。勇利は必死の思いがこもっている目で、せつなそうにヴィクトルを見返した。彼を見ているうちにヴィクトルの中で何かが輪郭をつくり始め、それはすぐにはっきりしたかたちになった。 勇利にとってのヴィクトルコーチが、選手のヴィクトル・ニキフォロフのコーチをしたいかということか!? つまりはそういうことなのだろうか。自分よりもヴィクトルのほうをコーチしてみたいかと、勇利はそう訊いているのだろうか? いやしかし……それは……なんというか……まさか……。 「ぼくよりヴィクトルのほうに興味を感じる?」 まさか、というヴィクトルの思いとは裏腹に、まさに勇利はそれを意味することをためらいながら訊いた。 「い、いや……」 「ぼくのコーチはやめて、ヴィクトルのコーチをしてみたい……?」 「…………」 ヴィクトルは謎が解けたような気がした。勇利が催しの帰り道で不安そうになったのは、ヴィクトルがあまりにもヴィクトルの演技を褒め、評価し、はしゃいで語ったからなのだ。確かにヴィクトルは、勇利以外のスケートをあそこまで熱心に分析したりはしない。よいと思う演技はそのままよいと口にするけれど、情熱的に話すことはない。今日は勇利の熱狂的な態度に釣りこまれてそうなっただけなのだけれど、勇利は「ヴィクトルはぼくに興味をなくし始めている」と感じたのだろう。 「あ、あの……」 勇利は頬を赤くして一生懸命に訴えた。 「ぼくヴィクトルのことは大好きだし、すごいスケーターだと思うし、尊敬してるし、永遠にみつめていたいし、愛してるけど……」 「…………」 「だけどヴィクトルには……ぼくだけ見ていて欲しいんだ……」 勇利の瞳がしっとりとうるんだ。彼は両手を胸の前で握りあわせ、ヴィクトルのほうへわずかに顔を寄せた。 「ぼくはヴィクトルみたいな才能はないし、彼ほど完成度も高くないし、精神的にももろいし、おかしな失敗をすることも多いけど、」 勇利はヴィクトルの瞳をいちずにのぞきこんだ。 「でもぼくがんばるんで! ヴィクトルに負けないようにがんばるから! ぼくだけのスケートをしてみせるから! だから、ヴィクトルは……」 勇利は熱意のこもった口ぶりでささやいた。 「ヴィクトルは……ぼくだけ見ていてください……」 「…………」 ヴィクトルは言葉もなかった。なんのことはない。勇利は、ヴィクトルコーチのことで、ヴィクトル選手にやきもちを焼いていたのだ。そういうことだったのだ。そうか。そうか……。 そうか。 ヴィクトルは安堵のあまり、しばらく口が利けなかった。そうか。そうだったのか。やっぱり勇利だな。意味がわからない。普通、そんなものの考え方をするか? まったく。まったく……。 「ねえ……、何か言ってよ……」 勇利が上目遣いでヴィクトルを見た。 「どうして黙ってるの? ヴィクトルはやっぱりヴィクトルのコーチがしたいの?」 「いや……」 「ヴィクトルはぼくのコーチじゃん……」 勇利はくちびるをとがらせてぶつぶつ言い始めた。 「ワールド五連覇してくれないとだめって言ったじゃん……ぼくから目を離さないっていう約束じゃん……なのに……」 彼はきっとヴィクトルをにらむと、こぶしをにぎりしめ、子どものように叫んだ。 「ヴィクトルの��そつき!」 ヴィクトルは大きな声で笑いだした。本当に、勇利はどうしようもない。こんなことを言いだすなんて思ってもみなかった。どうしようもなく変で、どうしようもなく……、かわゆい。 「ああ、勇利、うそじゃないさ。俺は勇利だけを見てる。勇利だけのコーチだよ」 「だってヴィクトルの動画ずっと見てたじゃん」 「それにはちゃんと理由がある」 「今日だって、ヴィクトルのことずーっとずーっと褒めてた。楽しそうだった」 「きみに釣られただけだ」 「そうなの?」 「そうだ」 「じゃあ本当はヴィクトルのことすごいって思ってないの!?」 「…………」 それも気に入らないらしい。まったく勇利は難しい。 「いや……、思ってるよ」 ヴィクトルは笑いをこらえながらかぶりを振った。 「でも俺は勇利の演技を愛してるからね。ほかなんて目に入らないさ」 「ヴィクトル・ニキフォロフの演技でも?」 「ああ、ヴィクトル・ニキフォロフの演技でもだよ」 「…………」 勇利は物珍しいものでも見るような目つきでヴィクトルを眺めた。 「ヴィクトルが目に入らないなんて……、ヴィクトル、変わってるね……」 「ヴィクトルコーチはそうなんだよ」 ヴィクトルは勇利の腰を抱き、おもてをのぞきこんだ。 「それにヴィクトル・ニキフォロフには、ヤコフっていう優秀なコーチがいるだろ。彼ってあまり言うことを聞かないらしいし、大変な思いはヤコフにまかせるよ」 もっとも、ヴィクトル・ニキフォロフよりも勝生勇利のほうが手がかかるけどね……。ヴィクトルはちいさく笑った。 「もしヤコフコーチがいなかったら、ヴィクトルは……」 「そういうことを言わないでくれ。俺は勇利しか見えないと言ってるのに、ほかの選手の話をするなんて、勇利は俺をいじめてるのか?」 「そんなんじゃないけど、だってヴィクトルが……」 勇利は頬を赤くしてまつげを伏せると、甘えるようにちらとヴィクトルを見て、「えへっ」と笑った。 「じゃあ、証拠見せて」 「証拠?」 「ぼくしか目に入らないっていう証拠」 「いいよ」 そんなのは簡単なことだ。ヴィクトルは勇利を抱きしめ、顔を傾けてくちびるに優しくキスした。 「!」 その瞬間勇利は身体をこわばらせ、目をみひらいてヴィクトルを凝視した。予想外のことをされたという反応だった。えっ、とヴィクトルは戸惑った。こういうことじゃないのか? 「ば──ばか!」 勇利はヴィクトルの肩を押すと、口元に手を当て、頬をまっかにした。 「何してるんだよ!」 「だって勇利がきみだけだっていう証拠を見せろっていうから……」 「ぼくが言ったのはそういう意味じゃないの!」 勇利は気恥ずかしそうに叫んだ。 「今日ヴィクトルのことを話したみたいに、ぼくの演技についてたくさん語って欲しいっていうことなんだよ!」 「……なんだ」 そういうことだったのか……。ヴィクトルは可笑しくなった。ぼく以外見ちゃいやだ。ぼくの演技について話して。ぼくだけのコーチでいて……。 勇利はなんてかわゆいのだろう。 「本当に、おまえしか目に入らないよ」 ヴィクトルはその証拠に、もう一度勇利を抱いてキスした。
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・ ・ 京都で制作する陶芸家:瀬津純司さんの新作酒器。流れるようなグラフィカルな景色にコントラストのある色彩。 シックな黒白から金、備前焼を想起する茶色など4種類の新作ぐい呑。 Youtubeで続きをどうぞ。 https://youtu.be/Qcanx8XEQns ・ ・ #京都 #うつわ #うつわ好き #うつわが好き #うつわのある暮らし #器 #器好き #器のある暮らし #器のある生活 #ぐい呑 #酒器 #暮らしを楽しむ #暮らしを愉しむ insatapottery #nikonz6 #tableware #pottery #ceramic #japan #gallery #cup #京焼 #陶芸 #瀬津純司 #ギャラリー #うつわや悠々 (和食器 ギャラリーうつわや悠々) https://www.instagram.com/p/B_J-CLtlVeJ/?igshid=1apld6jukwfn
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エドワード王 三巻
昔日の王の一代記、三巻
教訓
黄金の日々は足早に過ぎました。エドワードはほとんどの時間をもっぱら両親の仲間と過ごしていました。彼はほかに数人の子供に会いました。誰も彼らの木には住んでおらず、ウッドエルフの主人と、奇妙な組み合わせでも愉快なモラーリンの6人の仲間だけでした。不遜だ、とエドワードは思いました。ダガーフォールでは、彼らがモラーリンとアリエラを絶えずからかっているように、彼の父に話しかける王宮の者も召使いもいません。でも、彼らは召使いでも王宮の人間でもないのです。ただの…仲間です。一人だけがダークエルフでした。カジートの女性と、ウッドエルフの二人は兄妹で、モラーリンよりも大きなノルドの男性、奇妙な見た目のトカゲのような男性は、彼のシュッと言うようなアクセントのせいで、エドワードは彼が何を言っているのかちっともわかりませんでした。ノルドの男は「モラーリンの奴隷」、あるいは単に「奴隷」と短く呼ばれていましたが、モラーリンはいつも彼を「私の奴隷」という意味の「マッツ」と読んでいました。マッツはみんなの武器を手入れし、夜に燃やす火の薪を集めていました。でも、他の人たちが木を運ぶのは珍しいことではありませんでし��。モラーリンは必要があるか、そうしたいと思った時にはよくマッツの斧を借りて木を集め、薪を割っていました。
彼らは大抵の時間を、三々五々森の中や平原をうろうろして狩りをしたり、食べ物を集めることに費やしました。普段、モラーリンとアリエラとエドワード、シェイドは一緒にいました。彼らは狩りのために弓を持って行きました。エドワードがモラーリンに射撃を教えてほしいと頼んだ時、彼は同じように上手に撃てる母に頼むように言われました。そして、端正なアヒルを撃ち落としたのは母の矢だったのです。二本の矢が当たり、彼らはアヒルの方に走り寄りながら、どちらの矢がアヒルを殺したのかを言い争っていましたが。
「まったく!」モラーリンはおしりに刺さった黒い矢羽根のついた矢を引き抜きながら強い口調で言いました。「君と結婚する前、私がどうやって食べ物を調達していたんだかわからないよ」
「お仲間がいたじゃないの」
「ああ、ウィローとビーチに出会う前は、マッツとミスと私はみんな餓えていたよ。」モラーリンは歯で彼の黒いダガーを抜くと、動物の体の皮を剥ぎ始め、そばに来て見るようにとエドワードを呼びました。「動物のことを学びたいんだろう?」
「生きてるやつだよ」エドワードは味気なさそうに言いました。彼の上品な母は、熱心に皮を剥ぎ取っていました。
「食うとは人をこうもタフにするものだね」ダークエルフが言いました。「マントを貸してごらん。運びやすくまとめてあげよう」
「僕は王子だ、荷運び馬じゃない!」
「今晩腹ぺこになりたくなければ、自分の食い扶持は自分で運ぶんだ」エルフは彼の得意なユーモアを失っていました。
「やらないよ。僕は食べない。僕に強制なんかできないよ」
モラーリンは背筋を伸ばし、その言葉について考えているようでした。「私が強制させられないって?」彼は挑発するように言いました。
「エドワード、お願いよ―」アリエラが彼に助け舟を出します。
「教えてくれないか、王子さま。では、自分が食べる肉を自分が運ばないなら、どうやってそれを食卓に乗せるのかね。王子が肉を運ばないなら、確かに王と女王も肉を運ばないだろうね…王子が王になるのは、能無しから脱却した時ではないのかね?」
「召使いがいるよ!」
「蟻に給仕させるか?それは名案だ。人間にしか考えつかない妙案だよ!蟻は運搬が得意だからな、メモしておこう。そうは言っても、私は彼らに言うことを聞かせる技を知らない。おそらくお前は教えられるんだろうがね」
「召使いだよ!ここにいるマッツみたいな!」エドワードは叫びました。彼はからかわれるのが大嫌いでした。マッツと他の仲間たちもやってきて、彼らが獲物の上でどなり合うのを聞いていました。
「マッツ?お前は私に鹿の肉を運ばせることもできないと思っているのに、マッツにはそうするように命令できると思うのか?」モラーリンはブロンドの巨人を見上げました。「さて、百聞は一見に如かずだ。マッツ、鹿を運べ」
ブロンドの男は頭を掻き、思慮深げに顎を引き締めました。「閣下、これ以上の名誉はありません…が、大きな鹿ですし、背中の古傷が痛んで…もう少し小さいのを仕留めていてくだされば、できたと思うんですが」
「さて、王子、何か言うことは?」
「あなたが彼を懲らしめるんでしょ」
「何のかどで?かけっこでは勝てるよ。マッツ、私があの樫の木に先に着いたら、鹿を運ぶんだぞ」マッツはゆっくりと首を横に振りました。
「あなたとのお約束はヒーラーとしての約束でした、旦那様。それ以上の訓練を積むまでは、あなたの相談事に干渉することを控えても、許して下さるでしょう。棒で打ち据えてもマッツの背中の傷は良くならないと判断します。もちろん、間違ってるかもしれませんが」
「シルク、お前が鹿を運ぶんだ」
「私がですか?旦那様。すみません、ちょうど思い出したんですが、私は天国の女王ディベラの5番目の家の4番目のいとこなんです。私の立場では、何かを運ぶことを禁じられています」
ウィローとビーチは、ジョーンの月が上がっている間は、いかなる動物の部位も運んではならないとメイジから禁じられていると主張しました。
「王子、このルールが本当にわかるかね?これが人生をとても不便にしているように見える。我々は鹿を焼くために木を運ぶことができる。何時間もかかるし、ここで野宿することになるがね。部分によっては生肉を食べることもできるが、その選択肢を魅力的に感じるほど、私の胃袋はまだ空っぽじゃない。アリエラ、聞いてもいいかな?ハイロックの人たちは、どうやって肉を食卓に乗せるんだね?」
「旦那さま、私がそこにおりました時に確信を持っておりますけれど、魔法を使っていたようですわ。召使いがいましたが、彼らはとてもイライラさせるし、怠惰で、役に立つ以上に手を焼かされました。エドワード、私の坊や、この決まりが当てはまるのはハイロックだけかしら?」
「そうだと思う…」
エドワードは、自分の分の肉を背中に乗せて運びましたが、彼は不平を言いませんでした。そうしてこの件は丸く収まり、その夜の食事はとても楽しいものになりました。でもその数日後には、もし仲間たちが彼が何か運んでいるのを見かけたら、彼らは心配そうにハイロックの王子はそんなことまでするのかと尋ねることでしょうね。
「マッツが召使いじゃないなら、どうしてみんな彼のことを『モラーリンの奴隷』って呼ぶの?」エドワードは眠たくなるようなある日の午後に訊きました。
「まあ、彼は私の奴隷だ。私は彼にお金を払った。ミスと私が持っていた有り金全部をね。リーチ・パース砦の近くで、男が彼を打ち据えているところに行き合った。彼は死にかけているように見えた。ミスと私がやめさせようとすると、その男がマッツは逃げ出した奴隷で、彼はマッツに何をしてもいいのだと言った。それで、私は自分の金を投げ出して、これを持って立ち去れ、さもないと私が手に負えないような殺し方をしてやると言ってやった。彼は後者を選んだ。だから、私はマッツに主人の遺産としてその金を持って、好きなところに行けと言ったんだ。彼は我々に同行することを選んだ。だから、我々は彼の主人と金を埋葬して、それ以来マッツは我々と一緒にいる」
「マッツがそうしたいと思えば出ていける?」
「もちろんだ」
「あそこのベリーをちょっと摘んで来てもいい?」エドワードが尋ねると、モラーリンは頷きました。
アリエラは身体を丸めて横向きに眠っていました。モラーリンは木にもたれながら彼女の隣に座り、彼女の長い黒い巻き毛を片手でもてあそんでいます。彼の眼と肌は明るい日差しに弱いのです。シェイドは近くの太陽の下で身体を伸ばして眠り、彼の黒い毛皮が日光で銀色に輝いていました。エドワードは茂みの中をさまよって、明るい色のグローベリーを摘みました。今はどちらかと言えば鈍い灰色をしていますが、夜になると光るので、そう呼ばれているのです。もしたくさん食べたら、自分も夜光るのかしら、と彼は考えました。または、それを潰して果汁を集めたら…茂みが彼を捕らえました。やがて彼はその中を通るトンネルのようなものを見つけ、それに沿って早足で歩いて行きました。どこに出るのかと不思議に思いながら。
そのトンネルは、積み石の手前の小さな空き地で終わっていました。そこには穴が開いていて、中に何かがいました。エドワードは少し下がって、喉の中で小さな音を立てました。何かが身体を持ち上げて、歯をむき出して唸る牙のある顔を出し、地面に蹄のある足を乗せました。少年はゆっくりと後ろに下がりました。獣は頭を下げ、肩を怒らせて、突進に備えてその巨大な体を縮こまらせました。エドワードは茂みに身体を投げ出そうとしました…でもその場所はありませんでした…するとその時、信じられないことにモラーリンが彼の前に、獣と彼の間に立っていたのです。閃光が光り、衝突音がして、エルフは後ろに何フィートか跳び上がったようで、エドワードの目と鼻の先にしゃがんで着地しました。彼の剣が自分の意思のように飛び出すと、空気が笛のような音を鳴らしました。彼の周囲で空気が弾け、焦げたようなにおいがしました。そして、沈黙が訪れました。
「ここから逃げるんだ、坊や!早く!」
エドワードは、茂みに向かって走り寄り、彼を呼ぶ母の名を呼びながら逃げ出しました。彼女は彼を抱き寄せ、代わりにモラーリンを呼び始めました。答えはありません。すると、どうしたものか、エルフは無傷で、刀を鞘に納めてそこにいました。でも、彼の息は乱れていました。
「殺したの?けがは?」
「どちらもノーだ。シールドで防いだんだ。辛うじてな。お前は雌豚の巣に入り込んで出産の邪魔をしたんだ。運よく最初の一撃で充分だったようだが。敢えて言うなら、彼女はそのあとでも立ちっぱなしの敵を探すのに不慣れだった」
「どうして殺さなかったの?」激しい恐怖のあとで血に飢えたような気持を感じながら、エドワードは強い口調で訊きました。「母豚に対峙する時は、刀や、黒檀の剣すら選ばないだろう。多分、槍だ。長ければ長いほどいい。しかも、彼女を見逃しておけば、来年の今頃にはここに6匹の豚がいるだろう、運が良ければね」
「魔法の盾を作ったんだね」エドワードが目を見開いて言った。
「そうとも、シールドで防いだんだ。タフな老いぼれのダークエルフにいくつかかすり傷をつけて行ったよ」
「エドワード、命の恩人に感謝なさい」母が促しました。
「ありがとう」質問がいっぱいで心が忙しく、エドワードは自動的に言いました。どうやってこのエルフは彼の危機を知ったのでしょう?どうしてこんなに素早く移動できたのでしょう?
「わが子の命を救ったことに感謝する必要などない。ありがとう、シェイド」モラーリンが言いました。「その猫が、何かが起きていると教えてくれた」
エドワードは膝をつき、満足げに喉を鳴らす猫を抱きしめました。「大好きなシェイド。いつでも頼りにしてるよ」
「息子よ」 「私たちの息子」 少なくとも言い訳としては、その言葉は誇らしげに響きました。エドワードは少しの間混乱しました。これには説明が必要ですね。モラーリンが単にまだ彼のことをよく知らず、よく知らない相手に疑念を持つことに利益があると考える傾向があるのは気に入っていました。いずれは…でもその間は、それを楽しんでいたのかもしれません。それは…いいことでした。自分を誇りに思う父がいて、一緒にいることが好きで、色々なところに連れて行ってくれて、話しかけてくれ、耳を傾けてくれる。そして最も特筆すべきことは、そうしたい時は一人にさせてくれる。モラーリンは単に、バラードを作曲する時は、本当に一人でいることが好きなだけでした。
エドワードはビーチとウィローに母豚のことを話しました。「彼がそう言ったから逃げたんだ。わかる?そうしろって言ったから。他に助かる方法は思いつかなかった。だけど…」ビーチとウィローは注意深く聞き、ちらりと視線を交わして、彼らはそのことについて考えてみるだろうと言いました。
夕食後に火を囲んでいると、ウィローが小さなハープを取り出して秋の午後とベリーの喜びの歌を歌いました…モラーリンが少年をベリー摘みに行かせたことは除いて。彼らはその部分を勘違いしていました。モラーリンは鋭く座り直すと辺りを見回しましたが、他の者たちはその場からそっと暗闇に姿を消し、ウィローは彼を見ていませんでした。ミスはベリーを摘み、音を立てて食べるような身振りをしながら、小刻みな足取りで炎の明かりの中をぶらぶら歩いていました。モラーリンは頭を下げて唸りました。ミスは何かを見つけたようなパントマイムをして、嬉しそうにスキップしました。マッツの頭と肩が炎の光に閃きました。ミスが手を伸ばして彼を軽く叩き、マッツが牙で彼を切り裂こうとすると、金切り声を上げて後ろに飛びすさりました。巨大な牙と豚の鼻が彼の顔を飾っていました。ミスは大げさに怖がりながら両手で顔を覆いました。シルクは黒づくめで、火花のシャワーを散らしながら跳び上がって、ミスとマッツの間に降り立ちました。ジャーキンを後ろ前に着て、ズボンは膝の辺りまでずり下がっていて、靴を履いていませんでした。手を剣にかけましたが、マッツが突進してそれを宙に飛ばし、くるくる回って視界から消えました。マッツは四つ這いになって飛び掛かりましたが、ミスを取り逃がしました。でも、ズボンは破りました。ミスはマッツを追いかけて火の周りを回りました。シルクは片手に剣を持って、もう片方の手でズボンを引っ張りながらマッツを追いかけ、彼を剣で打ち据えました。
もう一人の人影が現れました。アリエラの青いガウンに身を包んだビーチの頭が、黒い長髪のカツラを乗せて突き出しています。ミスは彼女のスカートの後ろに隠れました。彼女がマッツを睨み付けると、彼は凍り付きました。シルクは彼の背中によじ登りました。ビーチは彼女の髪を後ろに払い、安心させるようにミスの頭をぽんぽんと叩きました。濡れた指で眉を撫でつけると、のんびりと弓を取り出し、狙いをつけて弦をはじきました。
マッツは飛び下がり、シルクの上に倒れ込んで、ガラガラと非常に真に迫った大きな音を立てました。ビーチとミスは、マッツの下でのびているシルクを無視して抱き合いました。モラーリンは、シルクが最初に飛び上がると笑いました。アリエラはビーチが現れるのを待っていました。彼女の頬に涙が流れています。モラーリンは身体を二つに折って大笑いしながら、木に拳をぶつけました。澄んだ笑い声の波紋と忍び笑いが広がり、金貨のシャワーが輪の中に落ちました。仲間たちは集まって、人間がするようにお辞儀をしました。
「もう一回、もう一回やって!」
「やめてくれよ!」モラーリンはまだ笑いながら喘ぎました。「母豚よりもお前たちはよっぽど私を殺しかけたよ!どうかお慈悲を!」
「また今度ね、素敵な皆さん…私たちの王には長い1日でしたもの。みんな、本当にありがとう」
街中が見ていたのでしょうか?エドワードは後ろを見つめましたが、すべてが暗闇に溶けて行きました。「本当のことじゃないんだ」彼は叫びました。「あなたは英雄だ。みんなあなたをからかったんだ」
「そう、そうだよ。そうだとも。特に最後がね。イェフレのお恵みだ、楽しかった!」
「みんなが見てたよ!みんなにもう一回やってもらうの?」エドワードは呆れかえりました。すべてが馬鹿馬鹿しく見えたのです。
「みんなにやってもらう?間違いなく何世紀もタムリエル中で何度も上演されるよ。でも、こんなにうまくやることはないな」
「でも全然あんなじゃなかったよ」
「もしマッツが―つまり、母豚がもう一度突進してきたらそうなっていたよ。アリエラの弓は私の貧弱な剣よりずっと効果的だっただろう。それに、彼女はモラーリンをカジートみたいに跳び上がらせたんだからね!」彼は指で眉を撫でつけるアリエラの特徴的な素振りをまねして、また長い間笑いました。「ああ、矢を見つけられなければ、彼女は獣を目だけで殺していただろうよ。マッツ、お前は彼女以上に母豚に似てるよ。大きいしな。誓ってもいい!ミス、この年を取ったごろつきめ、無邪気に見せられるのはお前だけだな」
「でも―ほんとじゃないんだ!」エドワードは抗議しました。
「坊や、真実は一つしかないと思っているのかね?今日、お前が見たことが真実かい?真実のすべてを見たのかな?何が起きたのかを。今夜お前が見たものは、見えていない真実の数々を照らし出したのだ。もしお前がそうしたければ…一生をかけてこのことを考えてみても、すべてを見ることはできない。それはずっと遠く、深いところに行って、私たちすべてを超えて、永遠の深い静寂へと、池の中の波紋のように広がっていくからね。何が起きたかは、真実の中のちっぽけな一部に過ぎない…一番小さな部分かもしれない。そして、お前が見たものは、やっぱり小さいんだ」
それでもエドワードは、王というものは、本当にもっと威厳を持つべきだと考えました。でも、口には出しませんでした。
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