#安西進とは友だちの縁切り済み
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かつて健太郎居候香麺に向かってラーメン注文せずお水だけを飲もうとしましたが、店主から『こんにゃろうおちょくってるのかゴラアッ、即座に出て行け!!💢💢』と怒鳴られお断りとなってしまいました。従って今後は家系ラーメン店でラーメン注文すると云った心構え持って、しかも臨機応変徹底せねばならない譯です。香麺のことは削除させ、俄めすらバリエーションをFMC徹底できりゃ倖いです。
2025/02/19
#ゆくる家#家系ラーメン#読解力必須#甘ったれてゃ居られない#前進#お水飲みオンリーお断り#甘神さんちの縁結び#引きこもり#ニート#穀潰し#snep#生活保護#遊び心#安西進とは友だちの縁切り済み#民王r#あのクズを殴ってやりたいんだ#楽天喪失済み#1988年~2016年#堀北真希#田代昌此#大塚賢一#吉田努#坂井紘行#田村幸二#小鳥遊なおき#菰田洋平#田村綾子#村田望海#中島里恵#2025年秋健太郎半世紀
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2024年6月4日

J1広島の本拠地、JR西のポイント導入 スポーツ施設で初(日本経済新聞)2024年6月4日
エディオンピースウイング広島での買い物でJR西日本のポイントがたまる(4日、広島市)
JR西日本とサッカーJ1のサンフレッチェ広島は4日、サンフレッチェの本拠地であるエディオンピースウイング広島(広島市)でJR西のポイントを導入すると発表した。対象店舗での支払いにJR西の交通系ICカードICOCA(イコカ)を使うとWESTERポイントがたまる。JR西によると、スポーツ施設に同ポイントを導入するのは初めて。
エディオンピースウイング広島に入る全ての飲食店16店舗で15日から導入する。イコカを使うと200円ごとに1ポイントがたまる。導入を記念して6月中旬から8月までの7試合でポイントが通常の10倍たまるキャンペーンを始める。
JR西広島支社の北村彰一郎・地域共生室長は「様々な施設と連携することで利便性を高めたい」と話している。

行列ができる呉冷麺の珍来軒、広島市中区に出店 常連客がのれん分け(中国新聞)
ご当地グルメとして知られる呉冷麺を生んだ「珍来軒」の新店が12日、広島市中区立町にオープンする。その味に魅せられ、高校時代にアルバイトをしていた40代の常連客男性が「ファンをもっと増やしたい」と一念発起した。脱サラし第二の人生を歩む。
呉冷麺は、もちもちの平麺に甘辛いスープを絡め、唐辛子をつけ込んだ「酢がらし」をかけて食べる。珍来軒は戦後に屋台で始まり、1955年から広島県呉市中心部に店を構える。夏場以外も行列ができる人気店だ。
新店「珍来軒立町店」のオーナーは鈴木裕一郎さん(48)。呉市倉橋町出身で、大学進学後も、就職で地元を離れた後も店通いを続け、2代目店主の桧垣巌さん(69)と親しくしてきた。今春、大手電機メーカーを退職。開店準備を進めてきた。
「自分がとりこになった味を、若者や外国人観光客に広く伝えたい」と張り切る。

図書館リニューアルなど巡り 平川前教育長に支払い求める裁判始まる 広島(広島ホームテレビ)2024年6月4日
市民団体が県に対し平川前教育長に約4850万円の支払いを命じるよう求めている裁判が始まりました。
市民団体は平川前教育長が親交のある児童文学評論家���赤木かん子氏に依頼した図書館のリニューアル事業や、経営者と親しいキャリアリンクと結んだ教育研修などの契約は違法だったとして、これらの契約などで支払った約4850万円の支払いを前教育長に命じるよう県に求めています。
4日の裁判では原告団の1人が「教育行政の『公正かつ公平』に対する疑いを生じさせている」などと意見陳述しました。
前教育長を巡ってはNPO法人「パンゲア」との契約などについて約5700万円の支払いを命じるよう県に求める裁判も行われています。

上期ヒット商品番付 横綱「新NISA」「円バウンド」(日本経済新聞)2024年6月4日
日本経済新聞社は2024年上期(1〜6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。東の横綱は「新NISA」。投資枠が広がった新NISA経由の個人マネーの流入が後押しし、日経平均株価は3月に初めて4万円の大台を突破した。西の横綱は歴史的円安の恩恵を受けたインバウンド(訪日外国人)がけん引する消費「円バウンド」。一方で国内では物価高に賃金の上昇が追いつかず、消費者の節約志向を映したヒットが目立つ。(詳細を5日付日経MJに)
日経平均株価がバブル時の最高値を上回り、株高に沸いた24年上期。物価高が続く中、将来をにらんだ資産形成への意欲が高まり、1月から始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)への注目が高まった。日本証券業協会によると証券10社の1〜3月の新���NISA口座開設件数は前年同期比約3.2倍に増え、投資関連書籍も売れた。
4月に一時1ドル160円台と、34年ぶりの水準まで進んだ円安もインバウンド消費を動かした。香港から来た50代の男性は「今の日本は割安感がある。前回の来日よりもたくさん買い物を楽しみたい」と阪急うめだ本店(大阪市)などで高級ブランドのかばんや宝飾品を計約300万円分まとめ買いした。
観光庁によると1〜3月の旅行消費額は1兆7505億円(速報値)で、四半期ベースでは過去最高となった。2月に当初予定から5年遅れで開業した「豊洲 千客万来」(前頭6枚目)では、訪日客をにらんだ1万円超えの海鮮丼が「インバウン丼」として話題を呼んだ。

株高が高揚感を生む一方、賃金の伸びは物価高に追いつかない。物価変動を考慮した実質賃金は3月に24カ月連続のマイナスとなり過去最長を記録した。先行きの不透明さから節約志向は鮮明になっている。
日常の生活の中でポイントをためて使う「ポイ活」が活況だ。JR東日本が5月に始めたデジタル金融サービス「JRE BANK」(前頭2枚目)やカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のTポイントと三井住友フィナンシャルグループのVポイントの統合で誕生した新生Vポイント(前頭3枚目)など、新しいプレーヤーが注目を集めた。
隙間時間にコンビニなどでできる単発の仕事を仲介するスポットワークサービスも、収入を増やしたい人々のニー���をつかんだ。メルカリが4月に全国展開した「メルカリ ハロ」(前頭2枚目)は開始1カ月で登録者が250万人を突破。メルカリによると登録者の約3割は会社員・団体職員など、本業を持つ人だという。

「Bling-Bang-Bang-Born」は国内ストリーミング再生が3億回を突破©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
守りを強める消費者の心を浮き立たせるエンタメ分野のヒットもあった。東の大関はCreepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」。クセになるリズムとダンスがTikTokを通じてまず米国でヒット。その人気を逆輸入する形で、国内のストリーミング再生は歴代2位の早さで3億回を突破した。

「不適切にもほどがある!」は昭和と令和の価値観ギャップが話題に
令和の過剰な��ラスメント対策を皮肉りつつ、昭和世代の価値観のアップデートを描いたドラマ「不適切にもほどがある!」(前頭筆頭)もコンプライアンス(法令順守)疲れした視聴者の心に刺さり、ヒットした。第1話は無料配信で340万回以上再生され、TBSの金曜ドラマ史上1位。23年度ギャラクシー賞の特別賞やマイベストTV賞グランプリを受賞した。

【台湾】J2大分がアジア戦略、小澤社長に聞く(NNA アジア経済ニュース 2024年6月4日)
日本のサッカーJ2大分トリニータは3月下旬、台中市でサッカー教室を開いた。アジア戦略の一環として台湾で初めて開催し、大分トリニータのアカデミーのコーチが台中市を拠点に活動するサッカーチームの小中学生約120人やコーチを対象に指導を行った。サッカー教室の開催に合わせて台湾を訪れた大分トリニータの小澤正風社長に、アジア戦略やサッカー教室に対する期待、台湾との交流への思いなどを聞いた。
――大分トリニータはアジア戦略を掲げている。
大分トリニータは九州の観光都市である大分県を拠点としているチーム。実はアジアに近く、アジアでサッカーをきっかけにしたビジネスを模索している。中でも台湾はわれわれにとって魅力的なマーケットだと思っている。台中市と大分県は友好交流協定を結んでおり、縁を強く感じている。
――アジアに成長を求めていく背景は。
大分には、他にもサッカークラブや野球、フットサル、プロサイクルチームなどさまざまなスポーツのチームがある。そうした中で大分のマーケットを大事に営業活動しているが、レッドオーシャン(過当競争)化している。そこでトリニータが持つ価値を考え、視点を変えてアジアを見ると、台湾やマカオなどサッカー(のレベル向上)に飢えている地域がある。そこにわれわれが入り、一緒に成長したいと考えている。
――台湾に着目した理由は何か。
アジアの中でもタイやマレーシア、シンガポールはJ1からJ3までいろいろなチームが進出しサッカー教室を開いている。一方で台湾はJリーグのクラブがまだあまり進出していない。われわれとしてはしっかり関係性をつくって、地域の子どもたちに夢を与える、活力を与える活動をしたい。そうした活動が台湾の企業に評価されて、その活動に支援をいただければ、より関係性は強くなる。
――台湾の子どもたちの印象は。
教室の練習を見たところ、非常にポテンシャルがあると感じた。コーチのアドバイスを受けて、挑戦しており、成長の伸びしろがあると思った。活動を通じて台湾、台中の子どもたちが将来Jリーガーを志すなど夢を持つことに貢献したい。
――アジア戦略でどのようなことを目指していくか。
大分県に対する貢献の部分ではインバウンドだ。台湾を含むアジア圏から大分県、別府、湯布院などに来ていただくという貢献の方法があると思う。100人以上の子どもたちが参加して、トリニータや大分に触れてもらった。こうした子どもたちが将来、大分を思い出して行ってみようと思ってもらえれば。
また、サッカー教室に参加した子どもたちの中からトリニータに入る、スカウトの目に留まるような選手たちが出てくるといいなと思う。そういう選手が1人現れると、台湾のサッカー熱は一気に変わる。
――台湾でのサッカー教室について今後の計画は。
われわれとしては継続していきたい取り組み。この台中という場所にトリニータがしっかりと根を張っていきたい。(聞き手=安田祐二)

X(旧Twitter)がついにアダルトコンテンツを許可するポリシーを発表(GIGAZINE)
X(旧Twitter)上には長らくアダルトコンテンツが存在していましたが、アダルトコンテンツを明示的に禁止あるいは許可するようなルールは存在しませんでした。しかし、Xはアダルトコンテンツに関する新しいポリシーを発表し、ついに一部のアダルトコンテンツの投稿を許可すると発表しています。

高齢者ばかりの過疎地でも「令和型書店」ならやっていける…広島県庄原市に出店を決めた「総商さとう」の勝算(プレジデントオンライン 6月4日)
��年5月、中国山地の山あいにある過疎地に書店「ほなび」がオープンした。全国で書店の閉店ラッシュが相次ぐ中、なぜこの時期、この場所で開業したのか。果たして経営は成り立つのか。ノンフィクションライターの三宅玲子さんが取材した――。
■人口3万3600人の市に書店は一軒のみ
着々と開店準備が進む本屋の店内で、地元の人たちが嬉し涙を流している。それも1人ではない。「この町に本屋ができるなんて」と、何人もの人が胸を震わせ泣いているのだ。
それほどまでに書店を人は渇望するものなのか――。
圧倒される思いとともに編集者にメールで報告したところ、こんな感想が送られてきた。
〈本屋ができることに涙を流すというのは、都会の人間には想像できないことですね。〉
同感である。しかも、大型書店から地域の書店まで、書店といえば閉店しか話題にならないこの時期に、なのだ。
広島県庄原市。中国山地の山あい、里山に囲まれた、自然の豊かな美しい盆地だ。2005年に6つの町が旧庄原市に合併されて誕生した。市の総人口は3万3600人。さまざまな地方の地域と同様、人口減少問題は深刻だ。2015年からの5年で3367人減、高齢化率は44.6%。だが面積は広島県の自治体でもっとも広く、香川県の3分の2に相当する。
この広大な庄原市にはかつて各町に書店があったが、2023年秋には、市内の北東部、東城町で1998年から営業する書店「ウィー東城店」のただ一軒となった。
■過疎地ではあるが、子どもが多い場所
今回、町の人たちの希望がかなって書店が開業するのは、旧庄原市地域で、商圏人口は2万人ほど。JR備後庄原駅の近くには庄原市役所、消防、警察、病院など、地域のインフラが集まる。
駅から徒歩15分、30台は停められそうな駐車スペースを囲んで小児科クリニックと調剤薬局、市の運営する子育て広場がお隣りさんだ。周辺には幼稚園と小学校、県立高校がある。過疎地だが、子どもたちの姿がたくさん見られる場所だ。
元コンビニエンスストアだった80坪の空き店舗が開業予定地だ。
■人口7000人の町で書店を続ける手腕
前述のウィー東城店を経営する株式会社総商さとうが出店する。代表取締役社長の佐藤友則さんからこの計画を聞いたのは昨年秋だった。筆者は3月に、11の独立書店を取材したノンフィクション『本屋のない人生なんて』(光文社)を公刊した。その3章で佐藤さんの経営するウィー東城店の物語を���かせてもらっている。
人口7200人(2021年当時)の町で、書籍を真ん中に、CD、文房具、化粧品、地域の特産品など、複合的に組み合わせて取り扱う経営手法もさることながら、佐藤さんをはじめすべてのスタッフが「徹底して来店客の心に添う」ことを目指す経営方針だった。
地域の高齢者から赤ちゃん連れまで、あるいは店の向かいにある小学校の子どもたち、さらには、学校や会社に通うことにつらさを感じる人など、あらゆる人を受け止めることにスタッフが全員で工夫を重ねていた。佐藤さんによれば、それは「本」を商っているからこそできることなのだという。人口7000人の町で書店を成り立たせている経営力は、計数の捉え方もさることながら、本の力を知る書店員の強さを見せられる思いのする、まさに「腕」だった。
だが、そのウィー東城店でも、2022年度の決算は十数年ぶりに赤字だったと佐藤さんは話した。この出店計画を聞かされたのは赤字決算の話のあとだった。しかも、今回は複合的な店舗形態ではなく、本と雑誌だけで書店をつくるつもりだというのだ。一体、何が起きようとしているのか。
■「やっぱり、本屋がないと困りますから」
「庄原に本屋をつくってほしいと頼みました。やっぱり、本屋がないと暮らしている人たちは困りますから」
庄原市議会議員の林高正さんは、言い出しっぺだ。5期目の現在、議長を務める。佐藤さんより20歳近く年齢は上だが、ウィー東城店を訪ねたことがあり、佐藤さんとは顔なじみだった。
庄原市には県立広島大学庄原キャンパスがあるが、学生数の減少や学生食堂の運営など、大学の存続に関わる問題が生じていたことも気がかりだったと林さんは言う。同大��進学して庄原市に移り住んだ学生のためにも、本屋はあったほうがよいということか。
庄原市商工会議所の本平正宏専務理事も出店を応援したという。
「ネットで検索すれば情報を得られる時代ではあります。でも、実際に書店に行って本を眺めて、その中から自分に必要な本を探しながら、自分で考えたり調べたりすることで、大切なものが積み重なっていくし、それは生きる力にもなるでしょう。だから、子どもたちのためにも本屋は必要なんです」
■人が集まり、そこから知恵が生まれる
だが、この人口減少時代、書店が開店すれば地域が再生するというものでもないだろう。林さんと本平さんに質問してみた。
――本屋ができればこの町は活性化されますか?
林さん「それは難しいだろうね。でも、そもそも『活性化』ってなんだろう、とこの町に暮らす僕らは思うわけですよ。この町に暮らす人たちの幸福観は都会の人たちのいう『活性化』とは質の違う話ですもんね。本屋には人が集う、人が集まればそこから知恵が生まれます」
本平さん「私は期待していますよ。きっとイベントなども行われるようになるでしょうし、やっぱりそこには人が集まる。周囲の学校に通う子どもたちにとっても大切な場所になるはずです」
2人は反対のことをいっているようで、「人が集まる場所は地域に必要なこと。それは本屋だからこそできること」という点では同じ意見だった。
果たして書店の船出はいかに――。
■「棚入れ」のイベントに市民が参加
空っぽの書棚が並ぶガランとした店内。この風景を静止画で見れば、このご時世、ほとんどの人が「ああ、また書店が閉店したんだな」と思うに違いない。4月25日、取次会社トーハンがこの場所に6トンの本を乗せたトラックを乗りつけた。書籍573箱、雑誌111袋、総重量6tを運んできたのだ。
4月27日、ゴールデンウィーク初日の朝9時半、開業を控えた店舗内に30人近い人が集まっていた。空っぽの本棚に本を並べていく「棚入れ」の作業を公開で行おうとしていた。
ヨチヨチ歩きの小さな子や小学生を連れた家族から県立広島大学の学生、ベテラン世代まで、庄原市内外から集まった人たちだ。地域の人たちと本屋をつくっていくプロセスを共有したいと佐藤さんが発案し、呼びかけたところ、この日から3日間で150人から手があがったという。
ジャンルを記したラベルの貼られた棚に、届けられたばかりのダンボール箱から1冊ずつ取り出して並べていく。本が好きな人にとって心ときめく作業だ。
■破格の家賃でテナントを貸した理由
「うちの、このテナントを担当する社員から、佐藤さんにここを貸してあげてくださいって頼まれたんですよ」と笑うのは店舗物件のオーナー、長岡廣樹さんだ。長岡さんはこの物件を所有する長岡商事の社長で、本社はテナントに隣接する。筆者の試算では、この場所の坪あたりの賃料の相場からすれば、半額に近い破格の家賃で長岡さんの会社は佐藤さんと契約をしている。
「社員に、あなた、どっちの社員なんやっていったほどですよ。それくらい、うちの社員は佐藤さんに借りてほしいと一生懸命でした」
それはこういう話だった。前述の林さんが佐藤さんに「庄原に本屋を出してほしい」と言ったあと、地元の信用金庫の支店長が、コンビニエンスストアが撤退して半年以上空き店舗になっていた物件を、佐藤さんに紹介。内見に訪れた佐藤さんは一目で気に入ってしまった。だが、家賃が高くて手が出せない。
佐藤さんと商談を進めた長岡商事の担当者は、ぜひとも書店に入ってほしいと思い、社長の長岡さんに頼み、長岡さんはほだされた――。
■このエリアに休日の賑わいをもう一度
とはいえ、それで採算がとれるのか。
「ここはもともと庄原の中心部だったんですが、近年はバイパス沿いに流通店が集まって人の流れが変わってさびしくなりました。��も、ご覧の通り、周辺には幼稚園や小学校、高校があります。同じ敷地に小児科クリニックもある。ここに本屋さんができれば、きっと人の集まる場所になるでしょう。そうすれば、同じ敷地に本社のあるうちの事業にもプラスになりますから」
だが、健康関連施設など、ほかにも複数の企業から正規の家賃で借りたいという話があったとも聞いた。それでも、家賃の売上は低くとも本屋さんにきてほしい、その渇望はどこからくるのか。ここからは、長岡さんの会社の社員で「ほなび」の物件を担当した前田仁美さんの話を聞こう。
「庄原の人は穏やかでとてもやさしい気質だと思います。私はこの会社で働くようになって10年ほどですが、ほんとうにいい町です。でも、週末になるとこの一帯はがらんとして静かになってしまいます。この町に、佐藤さんの本屋ができることでまた活気が戻ってほしいです。そうしたら、ここに暮らすみなさんがうれしいと思うんです」
■「私たちの生活の根っこ」とは何か
前田さんは山口県の出身で、大阪での学生生活と社会人生活を経験したのちに、家族とともに庄原市に隣接する三次市に移り住み、この庄原市の企業に車通勤している。庄原の人たちのやさしさを語るとき、前田さんは涙ぐんだ。
長岡さんの家の歴史も影響しているようだ。曽祖父は農業の盛んな庄原で牛車の製造に携わり、起業家の父は庄原の繁栄のためにコンベンションホールやホテルの建設に取り組んだ。長岡さんが社長を務める現在はエネルギー、住宅、建設、鉄工、木工、ホテル、福祉の分野で事業を展開する。
「父は庄原が大好きでした。その点は私も同じです。それに、人と人とが直接顔を合わせて話をする、それが私たちの生活の根っこだと思います。ネットで本を買うのと、書店で本を選んで書店員や店にきた人たちと対話をする、どちらが豊かと考えるか、それは人生の価値観によるのかもしれません。私は大好きな庄原に本を選んで買う場所があればいいと思います」(長岡さん)
しかし、長岡さんの本心はもっと違うところにあった。
「きれいごとに聞こえるかもしれませんが、時代と逆行するように本を手渡す本屋をつくりたいという佐藤さんの熱情にほだされたんです。あとは、えい、やー!ですよ」
■出版社と小売店を結ぶ取次業者も応援
「棚入れ」イベントの当日、取次会社トーハン広島支社から2人の営業社員が応援にかけつけた。その1人、アシスタントマネージャーの沖田義之さんは入社17年になる。名古屋支社で長く勤務し、書店への出向経験もある。広島支社に異動して3年、出店のサポートをしたのは久しぶりだという。
「若い頃は毎月のように新店舗開業の応援に行っていましたが、ここ数年は年に一度ぐらいでした。開業に立ち会えてうれしいです」
沖田さんが「棚入れ」の参加者に向けて、本の入れ方などを説明した。
地域の人たちと一緒に棚入れをする作業については「日頃はアルバイトの人たちに指示を出して黙々とやるんですが、こんなふうにいろんな年齢��人たちが喜んで棚に入れてくれるのは、楽しいですね。今後、新規出店する書店には取り入れてもらいたいくらいです」。
だが、出版社と書店の中間地点で物流と金融のコントロールをする取次の側からすれば、書店が激減していくなか、山間地への物流コストは簡単に喜べる話ではないのではないか。
「僕ら営業の立場からすれば、新しい書店ができるのはうれしいことですし、いろんなやり方を模索しながら書店が減らないように、また、少しでも増えるように、できる限りのサポートをする、それに尽きます」(沖田さん)
■地元の信用金庫は4000万円を出資
トーハンの社としての方針は、また別の機会の取材に譲ろう。選書にあたり沖田さんのアドバイスが参考になったというのは、総商さとう専務取締役の本庄将之さんだ。
「周囲に学校があるからには、子どもたちのために学習参考書の棚をもっとしっかりつくったほうがいいとの助言を受けて、予定より棚ひとつ分、増やしました。正解だったと思います。自分たちでは思いつかなかった視点でした。大学受験用の赤本も取り扱うつもりです」
イベントには、庄原市に本店のある広島みどり信用金庫の人たちも差し入れを持って参加していた。今回、同金庫は総商さとうに4000万円の融資をした。商談をまとめた東城支店長の森田修之さんはウィー東城店のある東城町出身で、佐藤さんの庄原市での出店の力になりたいと思ったと、こう胸を張った。
「われわれは、庄原市を商圏に事業を展開しています。地元庄原で経済が循環していくために役立つのが使命です。地域に望まれて出店する書店の開業をサポートするこのような仕事こそ、信用金庫の仕事だと思います」
■「月商500万円」も実現可能
なお、庄原市内には商工会議所と信用金庫が中心に運営する地域通貨があり、新しいこの書店も参加する予定だという。
「過疎地に本屋をつくってどうするんだ、過疎地が活性化なんてしなくていい……。都会の人が大きな数字で見ればそんなふうに考えるのを理解できないわけではありません。だけど僕らのチームなら、この小さな商圏で書店を運営できると判断しました」(佐藤さん)
イベント前日。社長の佐藤さんに話を聞いた。口ぶりこそ穏やかなものの、都市を中心とした書店の捉え方には反発を感じているようだった。そして数字の根拠を次のように話した。
「考えてみてください。僕らは7000人の町で本を商ってきたんですよ。新店舗を出すこの地域は人口だけ見ても3倍近い。売上予測は月商500万円と設定していますが、家賃、光熱費、人件費などの経費とのバランスを考えると、十分にいける数字です。ただし、これが実現するのは、粗利が22%前後であるという書店業の事情を大家さんが考慮してくださったからです」
■「本屋の持つ力をみくびっているのではないか」
2021年の取材当時、東城町のウィー東城店では年商1億5000万円、そのうち書籍の占める割合は2割強。仮に3500万円だとして、それを3倍の人口で計算すると、1億500万円。月商は900万円弱となる。この数字と比較すると、月商500万円という売上予測は現実離れしていないことがわかる。
「本には人を癒す言霊があります。言霊を内包した本が集まっている本屋という場所の持つ力を、私たちの世の中はみくびっているのではないかと思います。10年後にこの本屋があるかどうかなんてことは、僕らにもわかりません。僕らにたくさんのことはできませんが、でも、ここでこうして地域の人たちに求められて一歩を始めることならできます。これから挑むことは今できることの最大限です」
総商さとうは1889(明治22)年に広島県の神石郡で行商を始めた初代に商売のルーツを持つ。中国山地の山深い地域で書籍や新聞を届けることを使命とした先代たちの働く姿を、4代目の佐藤さんも引き継いでいる。
そして5月10日に開店を迎えた「ほなび」は、3日間で1000人以上がレジを通過し、1週間で月間見込の半額に迫る売上となった。
三宅 玲子 ノンフィクションライター 熊本県生まれ。「ひとと世の中」をテーマに取材。2024年3月、北海道から九州まで11の独立書店の物語『本屋のない人生なんて』(光文社)を出版。他に『真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園』(文芸春秋)。
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ウマ娘が面白い
”キミと夢をかけるよ
何回だって勝ち進め 勝利のその先へ!”
『ユメヲカケル/スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、ダイワスカーレット(木村千咲)、ゴールドシップ(上田瞳)、メジロマックイーン(大西沙織)』
今期やってるウマ娘が面白い。
西のマーガレットサッチャーと並んで鉄の涙腺を持つと言われる
この私をもってして3回も泣いてしまった。
以下長��のでオタク特有の早口と思って聞いてほしい。
自分は競馬は全く見ない・興味がなかった人間で、
しいて言えば新聞やニュースなどで
オグリキャップ、サイレンススズカ、ディープインパクト、キタサンブラック
は聞いたことがある、程度
F1で例えるならセナ、アロンソ、シューマッハの名前は聞いたことある、
程度のごく一般レベルの知識である。
それが作品を見終わると、にわか知識であろうと
2,30頭の馬名を覚えてしまうのだから、コンテンツのちからは偉大である。
▽あらすじ
ウマ娘のあらすじを簡潔に説明すると、
日本一のウマ娘(レース優勝)を目指して、地方から上京したり、トレセン学園に通うメンバーがレースで競い合いつつお互いを高めあっていく
ざっくりいえば陸上部系スポ根青春物語である。
また、1期は1998年の名馬スペシャルウィークとサイレンススズカの悲劇を主軸とした話、
2期は1991年、初の無敗クラシック三冠馬に輝くと期待されたトウカイテイオーの度重なる挫折と復活、メジロマックイーンとのライバル関係を主軸とした群像劇である。
そしてキャラクター背景が90年代競馬史をなぞらえたフィクションであるため、
ある種ググればどういう展開になるか予想がつきやすい、オチのわかりきった結末を描いた作品ともいえる。
では、なぜそこに感動があるのか。
たとえば、1期のWヒロインの1頭であるサイレンススズカは、
圧倒的なスピードをもってして
1998年の秋天皇賞で後続に8馬身〜10馬身を広げる前例のない爆逃げをかまし、
伝説級のタイムで第4コーナーを曲がろうとした矢先に粉砕骨折が発生。
レース中に安楽死させられるという非業の死を遂げる。
youtube
サイレンススズカの悲劇は競馬ファンでない僕でも聞いたことあるレベルの話なので、つまり史実からすれば、登場人物の1人が死ぬことは既に確定しているのである。
そしてその各期における運命的なレース
『この世界の片隅に』で1945年8月6日が近づくにつれてソワソワしたようなあの不安とも緊張感ともとれない時間が、
1期では98年天皇賞開催の7話、
2期では93年有馬記念の回まで悶々と続いていく。
もちろん公式がネタバレ状態なので寧ろそういった前提知識がない層を
ターゲットとしている作品ではあるのだが、
このような各馬の悲劇と栄光の歴史を知っているオールドファンに対しても
救済だったり、思いがけない結果も予想される展開となっているのが、今作の見どころである。
つまりこれはあくまでアニメであり、
現実で起こった悲劇を、結末を、歴史の書き換えを行うことができうるのが
脚本の妙であり、唯一創作が現実を凌駕できるファンタジー表現であり、
僕が好きなドラクエ6のような、
できれば、こうであって欲しかった夢の世界
擬人化することであの時あの馬はこう思っていたのかも知れない、
現実には関係性がなかった馬も影響されていたのかも知れない、
などといったエモエモな浮遊感を伴ったIFストーリーが
努力、友情、勝利の熱いスポ根の基本線にそっと添えられていることに
あの頃のあなたも、この頃のわたしもカタルシスを感じているのかもしれない。
2期も特にスポ根青春群像劇として、仮にフィクションなら
編集にその場で突き返されるとしか思えないほど畳み掛けるように連続で理不尽な逆境が正面からぶつかってくるのだが、
でもこれ、現実なのよね、という圧倒的なリアリティをもって「ぐぅ」の音も治まって説得されてしまう。
というわけで興味を持った人はぜひ見てほしい。
音楽もいいです。
▽
余談であるが、全く競馬に縁はないのだけど、
実は日本で唯一の競馬学校が実家から歩いて10分程度の所にあった。
武豊はとっくに卒業した頃だったけど、小学校で遊んでいた近くで
後の名馬にの��沢山の未来の騎手たちが切磋琢磨していたのであった。
また同時に中山競馬場にもバスで1本で行ける所でもあったので、
G1級のレースなどが開催された時は、すぐにバスが満員になったのを覚えている。
90年代後半のあの頃、身近な所で生まれていたであろう数多の熱狂や興奮を、
よもや20年経て追体験するとは思わなかった。
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2020年5月8日午後4時50分ごろ、中国海警局所属の巡視船4隻がわが国の領海に侵入したと、海上保安庁第11管区海上保安本部(那覇)が翌9日に発表しました。
そしてそのうち2隻が、沖縄県八重山郡、尖閣列島所在の魚釣島の西南西約6・5海里において操業中の与那国町漁協所属の漁船(9・7トン)に接近した後、移動する漁船を追尾したと説明しました。中国の巡視船は約2時間後にいったん退去したものの、翌9日午後6時ごろに再びわが国領海に侵入し、10日午後8時20分ごろまでの約26時間にわたり、居座り続けました。
このような行為は、単に領海を侵犯して、わが国の漁船に危害を加えることだけが目的ではありません。わが国の領域内で警察権を行使しようと試みる、かなり悪質な主権侵害行為で、言うまでもなく重大な国際法違反です。
日本政府は11日、外交ルートを通じて厳重に抗議を行ったと発表した上で、菅義偉(よしひで)官房長官は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け(中略)中国側の前向きな対応を強く求めていきたい」と述べるにとどまりました。
それに対して中国の報道官は、わが国の巡視船が違法な妨害を行ったと非難し「日本は尖閣諸島の問題において新たな騒ぎを起こさないよう希望する」と述べ、責任を日本側に転嫁しました。その上で「中日両国は力を集中して感染症と戦うべきだ」と発言しています。
この両者の言い分を第三国の人が聞けば、どう思うでしょうか。単に「厳重な抗議を行った」と間接的に発表するわが国に対して、中国は具体的にわが国が違法な妨害行為をしたと直接的に非難し、さらに新たな騒ぎを起こすなと盗っ人たけだけしいセリフを吐いています。しかし、世界の人々の大半は、尖閣諸島の存在やその経緯など知りません。
それらの人々が今回行われた日中両政府��発表を見れば、よくて五分五分、客観的には中国の方が正しいと思うのではないでしょうか。なぜ、わが国は記者会見において、堂々と中国を非難できないのでしょうか。これは今に始まったことではなく、中国が突然尖閣諸島の領有権を主張してから今に至るまで続いています。
わが国の政府は、尖閣諸島に関して中国が何をしてきても「わが国固有の領土」という呪文を唱えるだけで、国外だけでなく国内に対しても、自国の立場を広報することを怠ってきました。
この問題に限らず、わが国の対外発信能力が低いことは今回のウイルス対策を見ても分かるように、現政権でも変わりません。このままでは中国のプロパガンダによって、日本がかつてのように悪者にされかねません。まずは内閣府に国内外向けた広報を専門とする部署を設け、諸外国並みに発信力のある報道官がわが国の立場を伝え、官房長官は実務に専念すべきです。
ここで、日本政府のPR不足を補うために、次の年表で尖閣諸島の歴史をおさらいしておきましょう。
私も年表を作成していて嫌になったほどですから、読まれた方も不快な思いをされたかと思いますが、こちらに記されている出来事は紛れもない事実です。こうして時系列に並べてみると、中国の明確な侵略の意図が読み取れるかと思います。
今回の事件に関し、与那国町議会では県や国に警戒監視体制強化と安全操業を求める意見書を5月11日に全会一致で可決しています。さらに15日には石垣市議会も抗議決議を全会一致で可決しています。ですが、地元紙の八重山日報など少数のメディアしか、このことを報じていません。
わが国の主権が侵害され、地元の議会が怒りの声を上げているにもかかわらず、大手メディアが報じないのは大問題です。マスコミの報道以外に情報源を持たない多くの人たちにとっては、報じられないことはなかったことと同じで、事件そのものも、マスコミが報じないことも知らないままです。
中国の侵略行為に直面し、一番被害を受けている漁師の声を、国や県、マスコミ、日頃は弱者に寄り添うふりをしている人たちは誰も取り上げません。こんな理不尽なことが許されてよいのかと憤りを感じます。
私は、中国が尖閣周辺に巡視船を配備するのは大きく分けて二つの理由があると思います。一つは国際社会への実効支配アピールで、巡視船が撮影した映像を利用するなどしてプロパガンダを繰り広げること。もう一つは、わが国の反応をうかがう威力偵察のようなものです。
改めて年表を見ると、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めて以来、国内法の整備や実力行使を徐々にレベルアップさせているのに対し、わが国は防戦一方の感があります。���お、中国で最初に国有化を主張した周恩来元首相は、尖閣諸島の領有権を主張し始めた理由として「国連の調査により、周辺海域に油田があることを知ったから」と述べています。
具体的な行動を起こし、報道を通じて自分たちの意思を表明する中国は、日本国内の世論を注視しています。そして、世論が弱いと見るや強い手段に出て、強いと見るや対応を緩和することで、じわじわと侵略のペースを進めてきています。
2012年にわが国が尖閣諸島の三つの島を国有化すると、中国は大騒ぎして哨戒艦による領海侵犯を常態化させました。ですが、本当は彼らこそ、その20年も前の1992年に国内法で尖閣諸島の領有を明記、つまり国有化を表明しているのです。
92年当時の日本政府はこのような重大な主権侵害を問題にしなかったばかりか、マスコミも大きく報じなかったため、多くの国民がこれを知らないまま約30年が経過してしまいました。
そして日本が尖閣諸島を国有化した12年当時、92年の国有化表明について知っている人間が少なくなっていたせいもあってか、一部の人を除いて、誰もこのことを指摘しませんでした。さらに当時の野田佳彦政権は反論するどころか、国有化直前に北京に特使を派遣してお伺いを立てるありさまでした。
日本の国有化発表後、わが国のマスコミは連日のように、中国での官製反日デモの映像を背景に北京の代弁者のようなコメンテーターたちを使い��した。そして「当時の石原慎太郎東京都知事が買い取り宣言したのが原因だ」と事実に反したコメントをさせ、まるで日本が悪いことをしたかのように報じ続けたのです。こうして日本の反中世論を封じた結果、日本国民による中国バッシングが起こらず、今日の事態を招いています。
これと同様のことが、現在のウイルス禍においても行われています。わが国のマスコミの大半は本来の原因者である中国を非難せず、自国の政府を一方的に叩き、マスコミの情報だけを見聞きしていると、いつの間にか中国ではなく日本が悪者になってしまったような印象を受けます。このままでは、日本国内において中国に対する非難の声を上げることは難しくなるでしょう。
いまさら言っても仕方のないことですが、92年当時の日中の国力の差に鑑みれば、彼らが国有化したことを理由に本格的な灯台の建設を行い、ヘリポートを復活させて公務員を常駐させるなどしていれば、今日のような事態になることはありませんでした。日本政府は公式発言として否定していますが、実際は鄧小平氏の棚上げ論にだまされ、彼らが国力をつけるまでの時間稼ぎをさせられただけでなく、政府開発援助(ODA)などにより官民挙げて技術や資金援助も行ったのです。
結果、今や空母を保有するほどの海軍を育て上げてしまった揚げ句、その見返りとして自国の領土領海を脅かされているのです。棚上げ論と言えば聞こえはよいですが、要は結論の先延ば��、嫌なことから逃げるだけのことです。嫌なことは借金と同じで、先送りにするにつれて利息が膨らみ続けるように、問題はより大きく、解決は一層困難になるのです。
中国が場当たり的ではなく、計画性を持ちながら一貫してわが国の領土を侵略しようとしていることは、共同通信の記事(2019年12月30日付)からも読み取れます。記事によると、東シナ海を管轄する海監東海総隊の副総隊長が、中国公船が初めてわが国の領海を侵犯した08年12月8日の出来事を「日本の実効支配打破を目的に、06年から準備していた」と証言しています。
この証言の意味は、1978年4月に中国の武装漁船百数十隻が尖閣諸島海域に領海侵犯したときから今日に至るまで、中国指導部による計画された侵略行為が行われ続けているということです。
間抜けなのは、日本の政官財マスコミがその間、せっせと彼らに技術や資金の支援を行うだけでなく、日中友好とばかりにほほ笑んでくる相手を疑うこともせずにこぞって友好的態度をとり続けてきたことです。一方、彼らは嘘で塗り固めた反日教育を徹底的に行ってきたというおまけ付きで、こんな間抜けな話はめったにあるものではなく、日本政府、特に外務省にお勤めであった方々には猛省していただきたいものです。
かように中国は一貫してわが国の領土を狙っているというのに、いまだに中国を擁護する人々が政官財やマスコミに少なくないのは底知れぬ闇を見るようです。
「中国が意図的に侵略している」というのは周知の事実です。しかし、共同通信の記事を通じ、中国側が当時の高官にあえてインタビューという形で発表させた理由について考えてみると、一つの仮説が浮かびます。あくまで私の臆測ですが、このインタビューは中国指導部が尖閣侵略のレベルをワンステップ上げるための観測気球ではないかということです。
こう言うと、インタビュー記事の4カ月後には、習近平国家主席の国賓訪日が予定されていたので、「中国側がそんなことをするはずがない」という声も聞こえてきそうです。しかし、それに対する反論として、2010年にわが国で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の直前に起こった出来事を挙げたいと思います。
同年9月7日、尖閣諸島沖のわが国領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船に故意に体当たりする事件が発生し、海上保安庁は漁船の船長を逮捕しました。
一方、中国は国内にいる日本人を拘束し、レアアース禁輸などの手段でわが国に圧力をかけた結果、日本政府は同船長を処分保留で釈放しました。実質的には無罪放免です。
法と証拠に基づけば、容疑者を釈放する理由など一つも無いのに、なぜそれが行われたのでしょうか。後に政府高官が自民党の丸山和也参院議員(当時)に語ったところによると「起訴すればAPECが吹っ飛ぶ」、つまり当時の胡錦濤国家主席が来なくなるというものでした。この成功体験により、彼らは国家主席の訪問が日本に対して強力な外交カードとなることを学んだのではないでしょうか。
事実、今回の新型コロナの感染拡大の際においても、習主席の国賓訪日中止が発表されるまで中国全土からの入国制限を行わないなど、日本政府は公式に認めてはいませんが、中国に対する過剰な配慮が感じられました。それは国賓訪日を成功させたいという思惑以外には考えられません。
もし今回の新型コロナ騒動がなければ、共同通信の記事に無反応な日本の世論を見て、中国は今回の領海侵犯よりも一層大きな仕掛けをしてきたかもしれません。
仮にそうした状況が発生した際、中国は日本の対応次第で「春節中、訪日旅行を禁止する」「国家主席は日本に行かない」などと言うかもしれません。そのとき、わが国が毅然(きぜん)とした対応が取れたのかというと怪しいものです。
ただ、中国が口だけではなく実際の行動に移した今、彼らが尖閣侵略のレベルを上げたことに疑いの余地はありません。
問題なのは、自覚のあるなしを問わず、彼らのプロパガンダにわが国のマスコミが加担していることです。彼らは中国のプロパガンダを報じる一方で、一部メディアを除き中国の度重なる領海侵犯を報じません。
国民が関心を持たないから報じないのか、マスコミが報じないから国民が関心を持たないのか、因果の順序は分かりません。ですが今や日本国民は、12年12月に杜文竜大佐が言ったように「中国の領海侵犯に慣れてしまった」感があります。
中国はそれを感じ取り、米中経済戦争でにっちもさっちもいかなくなった状況を打破しようと日本に助けを乞う前段として、今回の領海侵犯事件を仕掛けてきたのかもしれません。
いずれにせよ、われわれ日本人は、千年恨む隣国かの隣国と違い忘れやすい民族です。北朝鮮による日本人拉致問題にしても、02年の小泉純一郎首相の訪朝後はあれほど盛り上がったのにもかかわらず、現在はどうでしょうか。今やマスコミで取り上げられるのは、家族が亡くなられたときだけです。
尖閣の問題にしても、東京都が買い取り資金を募ったときにかなりの金額が集まったにもかかわらず、今はその募金の使い道を論ずることすらしません。今回の事件も大して騒がずにスルーしてしまえば、彼らはますます図に乗ることでしょう。
それでも、ほとんどのマスコミは沈黙し続け、国会で取り上げられることもありません。あまり知られていませんが、今年3月30日には鹿児島県屋久島の西約650キロにある東シナ海の公海上で、海上自衛隊の護衛艦と中国漁船が衝突する事件が起きています。
本件もこの事件のように、多くの国民が知らないまま、うやむやな形(自衛隊に対しては形式通りの捜査は行われているでしょうが、中国漁船に対しては恐らく何もしていないと思われます)で終わりかねません。せめて政府は海上保安庁が撮影した動画を公表するなり、あの海域で何が起こっているのかを国民に知らせるべきです。
今回の件で問題なのは「中国の哨戒艦が漁船を追尾したということ」、そして「わが国の領海に中国の巡視船が26時間も居座ったということ」です。漁船の追尾に関しては詳細が分かりませんので省きますが、昔ならい���知らず、21世紀にもなって他国の領海で26時間も武装巡視船が居座って領有権を主張するなど、私は寡聞にして知りません。
仮にあったとすれば、それは既に武力衝突のレベルです。では、何ゆえに今回そのような事態が起こったのかというと、中国側から見て「わが国が何もしないから」です。おそらく現場の海保の巡視船は、無線や拡声器、電光掲示板などで領海からの退去を要請したと思います。しかし、ただ「待て」と言われて、素直に待つ泥棒がいないのと同じで、彼らは何の痛痒(つうよう)も感じなかったことでしょう。
他国であれば警告射撃してもおかしくないのですが、わが国は憲法により武力による威嚇すら禁じられています。ですから、厳格に法令を順守すれば、相手が国家機関である今回の場合、それも適いません。外交ルートによる抗議も同様に、何らかの制裁を伴わなければ単に抗議したという記録を残すだけで、何の効力も生じません。
何しろ相手は国際常設仲裁裁判所の判決を「ただの紙切れだ」と言って無視する国です。今回は滞在したのが26時間だったからよいようなものの、もし365日、彼らが領海に居座ればどうなるでしょうか。
その場合、尖閣の領有権をあきらめるか、物理的に排除するかの2択しかありません。一部の人は「話し合えば分かる」などと言いますが、相手は何十年もの先を見据えて計画的に侵略しに来ています。その相手が乗ってくる話となると、わが国が大幅に譲歩するような場合だけです。そもそも元々存在しない「領土問題」をわが国が話し合う理由がありません。
さらに問題は、多くの国民がこの事実を知らない、もしくは薄々感じていても認めたくないので見て見ぬふりをしていることです。マスコミも、一部の専門家以外は警鐘を鳴らす人はおりません。国権の最高機関に至ってはここ数年茶番劇が続き、いたずらに時間を浪費するだけでこの問題に対して議論すらしません。
民主主義国家であるわが国においては、国民世論が盛り上がることが重要です。中国もそれを恐れているからこそ、マスコミに圧力をかけて自分たちに不利な報道をさせないようにしているだけでなく、パンダなどを使うさまざまな方法により、日本国民が中国に好感を持つような工作活動も行っています。そのため、今回のウイルス騒動に関しても、公式声明で中国を非難する政治家はほとんど見受けられず、マスコミの大半も中国責任論を報じません。
それどころかウイルス対策において、欧米と比較して桁違いに被害の少ない結果を出しているわが国の政府を叩いてばかりいます。ですから、他国とは違って、中国に対する訴訟が起こることもありません。さらに会員制交流サイト(SNS)上で中国を非難すれば、差別という話にすり替えられて逆に糾弾されるほどです(一時はユーチューブでも、中国への非難コメントが削除されていると問題になりましたが、後にこれはシステムの不具合とされました)。
このまま私たち日本国民が声を上げなければ、彼らは組み易しと思い、より一層侵略の度合いを上げてくるでしょう。それだけでなく、欧米各国がウイルス問題で対中非難を強める今、自由主義社会の結束を切り崩すために、中国がアメとムチを使ってわが国を取り込みにくることにも警戒が必要です。この期に及んで国家主席の国賓訪日を蒸し返すなど、安易に中国に加担することは現に慎まなければなりません。
1989年の天安門事件後、わが国は世界中から非難を受けていた中国の国際社会復帰を、他国に先駆けて後押ししました。その大失態を再び繰り返してはなりません。
ただ中国に対して、わが国が無為無策であるかというと、そういうわけではありませんので、公平に、ここ最近の日本の動きも紹介しておきましょう。
海上保安庁および警察の動き 16年:石垣島海上保安部に巡視船を増強し、大型巡視船12隻による「尖閣領海警備専従体制」を確立 :宮古島海上保安署を保安部に昇格 19年:宮古海上保安部に小型巡視船9隻からなる「尖閣漁船対応体制」を確立。那覇航空基地に新型ジェット機を3機配備して空からの監視体制を整備 20年:尖閣諸島をはじめとする離島警備にあたるため、沖縄県警に151人の隊員を擁する「国境離島警備隊」を発足
自衛隊における動き
16年:沖縄県与那国島に陸上自衛隊の部隊を新設
19年:海上自衛隊が今後10年規模で12隻の哨戒艦を建造し、哨戒艦部隊を新設していくことを表明
20年:宮古島駐屯地に、地対空および地対艦ミサイル部隊を配備
ただこれらは、いずれも「盾」を増強しているだけで、中国に脅威を与えるまでには至りません。ゆえに彼らは、日本がいくら部隊を増強しようが自分たちのエリアまで攻めてこないことが分かっています。ですから、守りのことは一切考えず、日本が増やした以上に部隊を増強してくると思われます。
実際中国は、今年1月から1万トン級巡視船の建造を始めています。つまり、わが国がこのような対応策をとっている限り、決して中国は侵略の野望を捨て去ることはなく、部隊増強のイタチごっこが続きます。
安倍政権は、現行法上可能な範囲内で懸命にやっているとはいえ、憲法に一言も書かれていない「専守防衛」という言葉に縛られている以上、この現状を打破することは難しいでしょう。
日本には「『矛』がないのか」と問われれば、「ある」と自信をもって答えたいところです。しかし、情けないことに米国頼みが実情です。その米国の動きを見てみると、今年の年初にライアン・マッカーシー陸軍長官が具体的な配備場所には触れなかったものの、中国の脅威に対抗し、次世代の戦争に備えるために太平洋地域で新たな特別部隊を配備する計画を明らかにしました。
4月にはフィリップ・デービッドソンインド太平洋軍司令官が、沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ、いわゆる第1列島線への部隊増強を国防総省に訴えていることが明らかになるなど、対中戦略の見直しを実行に移し始めています。
特筆すべきは米太平洋空軍が、4月29日に行われた諸外国とのテレビ会談で台湾を加えたことです。この会議は中国周辺19カ国の空軍参謀総長や指揮官を集め、新型コロナウイルスの感染状況や対応について意見交換を行いました。
台湾軍関係者は会議後のインタビューで、これまでも米国とのテレビ会議や軍事交流を実施してきたことを明らかにしています。これらの動きを見る限り、今のところ米国は中国に一歩も引かない構えであると言ってもよいでしょう。
しかし、ここで強調しておくべきは、当たり前のことですが米国は日本を守るために戦うのではありません。あくまで「自国の国益のために戦う」のであって、自国を守るためであれば「平気で日本を見捨てる」ということです。
仮に、今秋の大統領選で現職のドナルド・トランプ大統領が敗北すれば、方針が大転換されることは容易に予測できます。ゆえに、今後も対中戦略が維持される保障はありません。今回中国が攻勢に出てきたのも、米国の航空母艦が新型コロナによる感染症で航行不能に陥っていることと無縁ではないでしょう。
そのためわが国は、いつ米国に見捨てられても大丈夫なよう、法令的にも物理的にも、迫りくる侵略に備えなければならないのです。
それには憲法改正を含め、国策の大きな転換を図らなければなりませんが、わが国は民主主義国家であるため、それは国民世論の後押しがなければ不可能です。ゆえに、一人でも多くの国民に、わが国の危機的な状況を認識してもらう必要があります。
例えば、海上保安庁の大型巡視船に各マスコミの記者を同乗させた上で、尖閣諸島や竹島、北方領土のほか国境離島の取材をさせて多くの国民に国境を意識させるという方法があります。日本国民に対してわが国の危機的状況を広く周知するだけでなく、日本の正当性と隣国の傍若無人な振る舞いを世界に向けてアピールすることにもつながり、検討してみる価値はあると思います。
今の日本には、国民一人ひとりに領土問題や国防について考えるきっかけを与えていく地道な作業が必要です。しかし、それを日本を敵視する国が手をこまねいて待ってくれるはずもありません。地道な作業は続けていくとして、今すぐにでも実現可能なことも考え、実行するべきです。
中でも一番効果的なのが、かつて自民党が選挙公約で掲げたにもかかわらず、いまだ実現に至っていない次の政策です。
・尖閣諸島への公務員常駐 ・漁業従事者向けの携帯電話基地局の設置 ・付近航行船舶のための、本格的な灯台および気象観測所の設置
これらについて、日本国内で正面切って反対することは難しいでしょう。それに、憲法や法令を改正する必要もありません。さらには外交手段として、台湾に領有権の主張を取り下げてもらうことも検討すべきでしょう。実現はかなり難しいと思いますが、李登輝元総統がおっしゃっていたことを信じれば、漁業��で大幅に譲歩すれば可能性はゼロではありません。
いずれにしても、中国が今回、侵略のレベルを一段上げてきた以上、わが国も悠長なことを言っておくわけにはいきません。それなのに、多くの国民はそのことを理解しておらず、マスコミの扇動に乗って騒ぐ一部の人たちに引きずられ、本来の国難から目をそらすように些末なことで大騒ぎしています。ただ、私たち国民の一人ひとりが声を上げることも大事ですが、最終的に対応するのは政府です。ゆえに、日本政府は中国関係で何かあったときのための体制を整えておくべきです。
もしそれが難しいのであれば、政府は国民をより信頼し、正直に何もできない現状を伝えた上で、具体的な政策を説明して理解を求めるべきです。「国を守るためには、憲法をはじめとする法令を変えなければならない」と政府が持っている資料を使って説明すれば、普通の感覚を持った日本人であれば反対しません。今こそわが国は、政府国民が一体となってウイルス、そして中国の侵略にも立ち向かって行かねばならないのです。
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2020年コロナ禍時代の生きづらさを生きる(Re-paradigm shift)、ニルヴァーナへの到達。(命の危険と存在の不安)
さて美学者母です!!! 現在2020年4月27日の朝方でございますwww 完全に世の中とは時間が逆になってしまい、 昼間は基本的に寝ていますwww ある意味この深夜の静けさが心地よく、 社会との距離というものを非常に感じ、 深夜型生活の方が、 ある種客観的に社会を観る事ができるのも事実です。 まぁ現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で、 世の中が騒がしいので尚更です。 僕は30歳に初めて「覚り」を体験しました。 そして先日2回目の深淵な「覚り」を体験しました。 自己も含めて社会などが混乱している時の方が、 覚りの境地を体験しやすいのかもしれません。 私は仏門に入ったわけでもないのですが、 様々な領域の研究を通して、 仏教というものが現在において、 非常に有用なものであることを実感しています。 ですのでどこかの教団に入っているわけではなく、 仏教というものを重要にしている一人の日本人です。 そもそも家系的には、 浄土真宗本願寺派・西本願寺だと思われます。 しかし私は家系的なものは一切考慮していません。 その上で私が影響を受けた仏教の考えは、 当然仏教の開祖である釈迦(ゴータマ・シッダールタ)の、 考えであり。 それにもっとも忠実的であろうと捉えているのが、 大乗仏教であり、 龍樹(ナーガールジュナ)の中論をベースにした考えです。 私はその中でも最近は、 日本伝統仏教13宗の中でも、 禅宗である曹洞宗や臨済宗に影響を受けている。 私はそもそも芸術を専門としているので、 学びとしては西洋学問的価値観をベースに、 その様な学ぶ事を行なっているわけです。 それは日本の学校教育がそもそも、 西洋的価値観に基づいて、 日本に根付かせた。 その西洋の芸術という価値観を学ぶには、 当然その様な西洋学問的価値観を前提として、 その学びにア��ローチするわけです。 しかし日本における学校システムといいますか、 学問体系といいますか、 もう色々と無理な時代になっているのですね。 それはあからさまに、 明治以降日本の学校は、 いかにいい軍人を作るのか、とか。 いかにいい官僚を作るのか、とか。 戦後は、 いかにいいサラリーマンを作るのか、とか。 ある種明治期の産業革命を彷彿とされる様な、 いかに均一で同一で従順な日本人を、 一律に大量生産するのかという。 一つの理想的で虚像的な典型的日本人を、 金太郎飴の様に社会へ供給するシステムこそが、 西洋学問的価値観を輸入し、 その上で日本で現在も続く学校システムなのです。 しかしこの様な西洋学問的価値観をベースにした、 学校システムでは、 現代社会で機能する人間が産み出せなくなっている。 その様な事実が現実としてあります。 つまりこれは根本原理として、 西洋の一神教的価値観をベースにした、 「一つの答え」という導き、 言い方を変えれば「完全」を求める思考、 それがもはや機能しない時代になっているのです。 私はその様な考えの上で、 西洋の芸術や美術、 哲学や美学を学び、 やはり同じ様に西洋の学問、 思想、哲学、美学、思考、視座。 その様なものの行き詰まりを、 まさに体験するわけです。 しかしそこは、 私はそもそも西洋人ではありません、 日本人です。 だからこそ仏教という、 思考や視座に可能性を観ることができ、 私は「覚り」の体験を通して、 仏教的視座の現代における機能性を、 強く実感しています。 それは正に、 日本を代表する哲学者である。 京都大学名誉教授。 京都学派の創始者、 西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」、 という考え方に自然に引き寄せられるのかもしれない。 これらを誤解を招く事を前提に、 世俗的に簡便に要約すると。 西洋的価値観を「完全」を前提にしているならば、 私たち日本的価値観は「不完全」を前提にする。 つまり私たち日本人が持つ、 正に現在の現実にある。 ある種の「生きづらさ」。 2020年コロナ禍時代の生きづらさを生きるには、 明治以降から続く西洋学問的価値観である。 「完全」を捨て去り、 もともと私たち日本人が持つ価値観。 「不完全」を「引き受ける」という生き方。 そしてそれを原理にした、 視座や思考を持つという事、 そしてそれを実践するという事、 その様な、 「Re-paradigm shift」 が急務であると実感しています。 では具体的に私たちは、 どの様に「不完全」を生きていけばいいのか。 それは今回のコロナパニックでも理解できる様に、 人間が全てをコントロールできるのだという、 その様な人間の傲慢な考えを捨て去る事です。 人間の分際を知る事です。 私たちはコロナウィルスをコントロールできません。 だから「完全」にコロナウィルスを無くそうとか、 「完全」なコロナウィルス対策をしようとか、 この様な「完全」を求める思考や視座こそ、 「虚構」である事を理解する事です。 これは正に「西洋学問的価値観」の「完全」です。 私たち人間は「不完全」���あり「愚か」であるのです。 その「不完全」であり「愚か」である事を、 まずは「自己」として「引き受け」なければなりません。 それこそが「仏教」における「自灯明」を、 拠り所とするという実践です。 この世界に「完全」なものは何一つありません。 無いものを有るというのが「西洋学問的価値観」なのです。 それは正に「虚構」なのです。 この事を私の言説で表現すれば。 「西洋学問的価値観」というものは、 時間軸に対して正対し、 時間という��念の元、 後から先へと人間は進歩し進化する。 つまり人間は、 過去より現在、 現在より未来の方が有能である。 しかし人間の真理は、 時間軸に対して横を向いているのです。 それは人間の存在とは刹那的世界のみに存在し、 時間軸は並列にこの刹那に同時に存在している。 これはある種、 私たちの「認識」と「真理」の不完全性です。 2020年コロナ禍の本質は正にこの事にあります。 世界がグローバリズムという価値観の元、 一様に同じ「完全」の虚構の元、 「不安」を共有し「パニック」を起こしています。 これは正に「グローバリズム時代」を原理に持つ、 世界同時的な「存在の不安」という現象です。 私たち人間も「生物」ですから、 そもそも「命の危険」というものから、 「命」を守ろうとしていた時代がありました。 しかし私たちは「人間」です。 もはや「命の危険」によって、 「命」を無くすよりも、 「存在の不安」によって、 「存在」を無くす方が、 上回る時代に生きているのです。 この「世界」や「社会」、 「会社」や「家族」「友達」、 「組織」や「恋人」、 その中での「存在の不安」によって、 「存在」を無くすよりも先に、 自らの「命」を無くしてしまうのです。 皆様にはこの現実が理解できるでしょうか。 この様な「存在の不安」を無くすには、 まず「人間」の、 つまり「自己」の「不完全」を引き受ける事です。 「自己」の「不完全」を引き受けるとは、 まず「生きている」という認識を改める事です。 それは「生かされている」とも違います。 むしろ強制的に「命」を「課されている」、 その様に認識するべきです。 私たちは誰に頼まれて、 この世に生まれてきたのでしょう、 誰が私の名前をつけたのでしょう、 誰が私という人格を作ったのでしょう、 誰が私という性格を作ったのでしょう。 少なくとも私は、 私が望んで「存在」しているわけではありません。 つまりその様な現実的に「不完全」な「自己」、 それを「引き受ける」。 それが「存在の不安」を無くします。 そしてその様な、 「不完全」な「自己」の「存在」は、 つまり「自己」だけでは「存在」し得ないのです。 それは「自己」は「他己」との関係にのみ、 「存在」し得るのです。 これは「存在」の「真理」であり、 つまり「存在」とは「関係」であり、 それを仏教では「縁起」と言います。 つまり「自己」という「存在」の「真理」とは、 「私」とは、 それは「自己」と「他己」における「機能」なのです。 これはすなわち、 西田哲学的にいうと、 「自己」と「他己」の、 「絶対矛盾的自己同一」の上で、 「私」という「自己」と「認識」しているものは。 「機能」であるのです。 (最後にまとめ) 「自己」も「他己」も含めて「私」である。 その様な事が今回の言説で理解でき、 それはある種仏教的な「慈悲」につながる、 視座や思考であると理解できます。 現在の混迷の世の中で、 私の言説が皆様の「法灯明」となれば幸いです。 美学者母
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索引

NHKは,2017年8月13日,恒例の日本軍悪玉論にのっとった番組のひとつとしてNHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験」(五十分)を放送した.それにとどまらず「大きな反響があった」として五ヵ月後の今年一月二十一日,二倍の長さに再編集してBS1スペシャル「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」(百分)を放送した 七三一部隊とは関東軍防疫給水部の通称である.防疫給水部は日本陸軍に置かれた疫病対策を目的とした医務と浄水を行う部隊だ.七三一部隊が細菌戦の研究も行っていたのは事実だが,細菌兵器の人体実験や中国での実地使用については見方が分かれている これらの番組では,今回NHKがロシア国立音声記録アーカイブで発見した,「ハバロフスク裁判」における被告と証人の音声テープを証拠として関東軍による細菌兵器の人体実験と実地使用を事実として報道した なぜ今ごろ六十八年も前のハバロフスク裁判なのか.私は「死人に口なし」の故人被告を当時の音声テープを持ち出して一方的に裁く「第二のハバロフスク裁判」(今度は欠席裁判)を意図したと見ている.ふたたび極悪非道な犯罪者として断罪したのである ハバロフスク裁判とは,ソ連極東のハバロフスクで一九四九年十二月二十五日から十二月三十日までの六日間,主に関特演(関東軍特種演習)や関東軍防疫給水部,いわゆる七三一部隊などに関して抑留日本将兵を裁いた軍事裁判のことである.ハバロフスク地方は十五万人以上の日本人を抑留した最大の抑留地であり,かつ最後に日本人「戦犯」を集結させた収容所もあったし,日本人向けの宣伝新聞「日本新聞」を編集発行した場所でもあるから象徴的な意味を持っていた

NHKはこのハバロフスク裁判が公正な取調べに基いた公正な裁判であるとの前提で,音声テープをあたかも鬼の首を取ったかのように放送した.しかし,ソ連における「戦犯」裁判に公正な取調べも公正な裁判もなかったことはとうに明らかなのだ.この番組には共産主義独裁国家の司法制度に対する理解がまったく欠けているといわざるをえない まず日本兵のシベリア抑留が国際法(ジュネーヴ条約)とポツダム宣言の「日本兵は速やかに帰国させるべし」との規定に違反する不法な長期抑留であった.加えて,「戦犯」裁判は,弁護士の接見など容疑者の正当な権利などかけらもない密室での強要,拷問などを伴う長期の尋問によってでっちあげられた尋問調書を証拠として,まともな審理も弁護もないままあらかじめ決めた判決を言い渡すだけの形骸化した裁判だった.私はかねて日本人「戦犯」受刑者は無実の囚人だと論証してきた

その「戦犯」裁判のひとつであるハバロフスク裁判も後述するようにフェイク(偽)裁判,もしくは暗黒裁判である.それゆえ,この裁判での被告の供述と証人の証言は,たとえ当人の肉声テープであっても真実を証明する証拠と認めることはできない.言い換えれば,このテープには裁判での証拠能力がない 念のために申せば,音声テープの証言内容がすべて嘘だといっているわけではない.ハバロフスク裁判の虚妄性を踏まえた上で,個々の証言が真実なのか真実でないのか,厳密かつ公正に検証すべきなのである まずNHKは大好きな日本国憲法の第三十八条第二項をよく噛みしめてみるべきだろう 《強制,拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は,これを証拠とすることができない��� これは近代法の大原則である.国内の冤罪裁判には過敏なほど反応をするNHKなのだからこの条項の重要性はもとより承知のはずだ.仮に強制,拷問,脅迫はなかったと仮定しても,ソ連で四年の長きにわたって抑留・拘禁されたなかでの供述というだけで法廷での証拠能力は否定されるであろう ソ連はシベリア抑留の当初から捕虜にした日本人軍民のなかから「戦犯」を捜し出して裁くという行動を意図的に取った.満洲,北朝鮮,樺太,千島に侵攻したソ連軍は,悪名高い「スメルシュ(防諜特別管理局)」を使って日本人軍民の「戦犯」容疑者を摘発し拘束した.摘発の対象となったのは山田乙三関東軍総司令官などの高級将校,憲兵,特務機関員だけでなく警察官,司法関係者,行政幹部,満洲国協和会関係者,民間会社の役員などの「前職者」も含まれた.もちろん七三一部隊の隊員もターゲットになっていた ソ連内務省捕虜抑留者管理総局の昭和二十四年三月二十二日付の資料によれば,八八七〇人もの日本人が「戦犯」容疑者として登録され,うち二〇六人が七三一部隊員となっている.このなかからソ連当局が公開裁判に出廷させるのにふさわしいと認定した人が東京裁判とハバロフスク裁判に被告や証人として出廷させられ,二六〇〇人余りが二十年,二十五年といった長期刑を宣告された ソ連では逮捕―取調べ―裁判―判決という形式は一応あった.しかしそれらの内実は西側の司法制度とは大きくかけ離れたものだったのだ.若槻泰雄の『シベリア捕虜収容所』などによれば,密告が奨励され,拷問が常套手段として使われ,自白が偏重され,裁判ではまともな弁護が行われず,実行行為ではなく企図や思想や職務が裁かれ,欠席裁判が横行し,銃殺や過重な長期刑が科されたのである 容疑者は監獄か収容所で取調べられるのだが,夕方から始まって深夜や明け方に及ぶのが常だった.寝静まった夜更け,薄暗い電灯の下で尋問されるだけで恐怖を覚えさせる.不眠と疲労で意識がもうろうとするなか自白を迫るのは一種の拷問だった.取調官が拳銃をちらつかせて脅すこともよくあった.このほか絶食,減食,水攻め,寒冷攻め,脅迫,暴力などがあった
以下はNHKによる捏造虚報情宣 731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~ 戦時中,細菌兵器の開発を行った日本軍の秘密部隊,関東軍防疫給水部,通称731部隊.この組織の全貌を知る手がかりがロシアのモスクワで発見された.命を守るべき医学者が,なぜ人体実験に手を染めたのか.70年の時を経て明らかになるその真実とは 人体実験を主導したエリート医学者 当事者たちの肉声を記録した22時間に及ぶ音声テープ.終戦から4年後,731部隊の幹部らを裁くために旧ソ連で開かれた軍事裁判の音声記録だ.細菌兵器開発のために,生きた人間を実験の材料として使ったと証言されていた

「秘密中の秘密というのは,細菌戦をもって攻撃をやるという研究をやったということと.それから人体実験を行ったという2つの点であります」(関東軍 梶塚軍医部長の証言) 731部隊が実験を行っていたのは,中国東北部の旧満洲にある秘密研究所.実験材料とされ,亡くなった人は3,000人に上るとも言われている.NHKが収集した国内外の数百点に及ぶ資料から,軍人だけでなく,東大や京大などから集められたエリート医学者たちも,人体実験を主導していた実態が浮かび上がった.専門知識を持った医学者が集められ,組織されたことで,実験が大規模に進められていったのだ 中国東北部ハルビンの郊外20キロに,今も731部隊の本部跡が残る.部隊は,周囲数キロに及ぶ広大な敷地で極秘に研究を進めていた.四角い3階建てのビルには最先端の研究室が並び,その中央には周囲から見えない形で牢獄が設置され,実験材料とされた人々がとらわれていたという

731部隊が編成されたのは1936年.当時,日本は旧満州に進出し,軍事的脅威となっていたソ連に対抗するため細菌兵器を開発していた.細菌兵器は当時,国際条約で使用が禁止されていたが,部隊を率いていた軍医 石井四郎は,防衛目的の研究はできるとして開発を進めた.部隊の人数は最大3,000人.石井は細菌兵器開発のため,全国の大学から医学者を集めていた 極秘だった731部隊の研究活動を公にしたのが,終戦の4年後に旧ソ連が開いた軍事裁判,ハバロフスク裁判.今回見つかった音声記録では,部隊の中枢メンバーが,人体実験の詳細を証言していた Q 人体実験はどのように行われたのか,できる限り詳しく話してください 「昭和18年の末だと記憶しています.ワクチンの効力検定をやるために,中国人,それから満人(満州人)を約50名余り人体実験に使用しました.砂糖水を作って,砂糖水の中にチブス菌を入れて,そしてそれを強制的に飲ませて細菌に感染をさせて,そして,その人体実験によって亡くなった人は,12~13名だと記憶しています」(731部隊 衛生兵 古都証人) 医学者たちの指示の元で,致死率の高い細菌を使って人体実験を繰り返したと語られた 「ペストノミ(ペストに感染させたのみ)の実験をする建物があります.その建物の中に約4~5名の囚人を入れまして,その家の中にペストノミを散布させて,そうしてその後,その実験に使った囚人は全部,ペストにかかったと言いました」(731部隊 軍医 西俊英)

当時,日本軍は日本に反発する中国やソ連の人を匪賊(ひぞく)と呼び,スパイや思想犯としてとらえていた.ロシアで発見された資料には,逆スパイにするなどの利用価値がないと軍が判断した人は,裁判を経ずに部隊に送られたと記されている.その中には,女性や子どもも含まれていたと裁判で証言されていた こうした人体実験に,大学から集められた医学者たちは,どう関わっていたのか.当時を知る元部隊員,三角武さんは事実を知ってほしいと今回初めて取材に応じた.部隊が保有する飛行機の整備に携わった三角さんは,医学者の実験のため,囚人が演習場へ運ばれたときに立ち会っていた.囚人は頭を丸坊主に刈られ,「マルタ」と呼ばれていたという 「杭を打ってね,ずーっと杭を打って,そこにマルタをつないどくんです.実験の計画に沿って憲兵が連れて行って,“何番の杭に誰を縛る”とかって,“つなぐ”とかっていう,やるわけね」(三角さん) 三角さんたちは少年隊員と呼ばれ,1年間,細菌学などの教育を受けた.指導したのは全国の大学から集められた優秀な医学者だった 「薬学博士だとか,理学博士,医学博士なんてえのが,いっぱいいますからね.だから『731部隊』って言えば,そういった各界の権威が集まってましたよ.」(三角さん) 元少年隊員の1人,須永鬼久太さんは,731部隊の戦友会が戦後まとめた名簿を保管していた.載っていたのは731部隊に集められていた医学者たちの出身大学と名前.こうした人々は軍に所属し,技師と呼ばれていた NHKはこの資料のほか,現存する部隊名簿や論文から技師の経歴を洗い出した.その結果,最も多くの研究者を出していたのは京都大学,次いで東京大学だったことが明らかになった.少なくとも10の大学や研究機関から,あわせて40人の研究者が731部隊に集められていた

「技師」となった医学者たちは,軍医と並ぶ将校クラスとして位置づけられ,731部隊の中枢にいた.エリート医学者が部隊の研究を主導していた 大学と731部隊の知られざる関係

なぜ,これほど多くの医学者が731部隊に関わることになったのか.取材を進めるうち,部隊と大学の知られざる関係が浮かび上がってきた.最も多い11人の技師が確認された京都大学.京都大学大学文書館で,731部隊と大学の金銭のやりとりを示す文書が初めて見つかった 細菌研究の報酬として1,600円,現在の金額で500万円近い金額を受け取っていたのは,医学部助教授だった田部井和(たべい・かなう).致死率の高いチフス菌を研究していた田部井は,731部隊設立後まもなく赴任し,研究班の責任者になった 田部井がそこでどんな実験をしていたのか,部下が証言している 731部隊 衛生兵 古都証人:チブス菌を注射器でもってスイカ,マクワ(うり)に注射しました.そしてそれを研究室へ持って帰って,菌がどのように繁殖したか,または減ったか等を検査しました.そして完全に菌が増殖してるのを確かめてから,それを満州人と支那人に,約5~6名の人間に対して食べさせました 通訳:果物を食べた哀れな人間は,どうなったんですか 古都証人:全員感染しました 同じ時期,京大からは医学者7人が部隊に赴任.取材を進めると,教え子たちを部隊へ送ったとみられる教授たちの存在が浮かび上がってきた.大きな影響力を持っていたのが,京都帝国大学の医学部長を2度務めた戸田正三.戸田は軍と結びつくことで多額の研究費を集めていた 戸田の研究報告書には,陸軍などから委託された防寒服の研究で8,000円.軍の進出先での衛生状態の研究で7,000円.現在の額で合わせて2億5,000万円にのぼる研究費を得ていたことが記されていた

軍と戸田が関係を深めるきっかけとなったのが,満州事変だ.傀儡国家・満州国が建国されると,国民はそれを支持.こうした世論の中で,大学は満洲の病院などに医師を派遣.現地の人々を病気から守る防疫活動のためとして,ポスト争いを始める.東大や慶応大などと競いながら,京大は派遣する医師の数を急増させていく こうした中,大学への影響力を拡大したのが731部隊だ.部隊内で石井に次ぐ部長を歴任した川島清は,731部隊には,昭和15年度だけでも今の金額で300億円の国家予算が与えられていたとハバロフスク裁判で証言している.巨額の予算を動かしていたのが731部隊の部隊長,石井四郎だ.京大医学部出身の石井は,母校の指導教官の1人だった戸田と関係を深めていた 教え子が書いた回顧録(雑誌「国民衛生」)には,戸田が中国の731部隊の関連施設を繰り返し訪れていたことが記されている.戸田と関係が深い教授の研究室からは8人の医学者が,京大全体では11人が731部隊へ赴任したことが分かっている 京大に次いで,多くの研究者が731部隊に集められた東京大学.取材に対し「組織として,積極的に関わったとは認識していない」と回答している.その東大の幹部が石井と交流していた事実が,取材から明らかになった.医学者で東大の総長を務めた長與又郎だ 遺族の許可を得て入手した長與の日記には,総長時代から石井と接点があったこと.そして退任後の昭和15年,731部隊の本部を長與が視察した際,水炊きを囲んだ歓迎会が開かれ,石井や東大出身の部隊員らが同席していたことが記されていた

東大からは戦時中,少なくとも6人が集められたことが分かっている 石井が大学の幹部と結びつく中で,集められていった医学者たち.医学者の中には,731部隊に送られた経緯を詳細に書き残していた人もいた.京大医学部の講師だった吉村寿人は,基礎医学の研究で多くの命を救いたいと医学者を志したという.国内で研究を続けたいと思いながらも,教授の命令には抗えなかったと回想している 「軍の方と既に約束済みのような様子であった.先生は突然,満州の陸軍の技術援助をせよと命令された.せっかく熱を上げてきた研究を捨てることは,身を切られるほどつらいことであるから,私は即座に断った.ところが先生は『今の日本の現状からこれを断るのは,もってのほかである.もし軍に入らねば破門するから出て行け』と言われた」(吉村の回想「喜寿回顧」より) 生理学が専門だった吉村は,731部隊で凍傷の研究を命じられた.当時,関東軍の兵士たちは,寒さによる凍傷に悩まされていた.その症例と対策を探る目的で人体実験を行っていた様子が,裁判で語られていた 「吉村技師から聞きましたところによりますと,極寒期において約,零下20度ぐらいのところに監獄におります人間を外に出しまして,そこに大きな扇風機をかけまして風を送って,その囚人の手を凍らして凍傷を人工的に作って研究しておるということを言いました.」(731部隊 軍医 西俊英) 「人体実験を自分で見たのは,1940年の確か12月頃だったと思います.まず,その研究室に入りますと,長い椅子に5名の中国人のその囚人が腰を掛けておりました.それで,その中国人の手を見ますと,3人は手の指がもう全部黒くなって落ちておりました.残りの2人は指がやはり黒くなって,ただ骨だけ残っておりました.吉村技師のそのときの説明によりますと凍傷実験の結果,こういうことになったということを聞きました.」(731部隊憲兵班 倉員証人) 吉村は部隊で凍傷研究を進めながら,満洲の医学会で論文も発表していた.論文には様々な条件に人体をおいて,実験していたことが記されていた.絶食3日,一昼夜不眠などの状態においてから,零度の氷水に指を30分浸けて観察していた 部隊から高額の報酬を受け取っていた京大の田部井は,実験室での研究から実戦使用の段階へと進んでいく.開発していたのは細菌爆弾.大量感染を引き起こす研究を始めていたのだ.一度に10人以上の囚人を使い,効果を確かめたと部下が証言している

「安達の演習場で自分の参加した実験はチフス菌であります.それは瀬戸物で作った大砲の弾と同じ形をした細菌弾であります.空中でもって爆破して,地上に噴霧状態になって,その菌が落ちるようになってました.そして菌が地上に落ちたところを,被実験者を通過させたのと,それから杭に強制的に縛り付けておいて,その上でもって爆破して,頭の上から菌をかぶせたのと2通りの方法が行われました.大部分の者が感染して,4人か5人か亡くなりました」(731部隊 衛生兵 古都証人) 医学者は なぜ一線を越えたのか 本来,人の命を守るべき医学者は,なぜ一線を越えたのか.それを後押ししたとみられるのが日本国内の世論だ

1937年,日中戦争が勃発.中国側の激しい抗戦で日本側の犠牲も増えていった.日本軍は反発する中国人らを匪賊と呼び,掃討作戦を行った.政府もメディアも日本の犠牲を強調する中,匪賊に対する敵意が高まり,世論は軍による処罰を支持した そうした時代の空気と研究者は,無縁ではなかった.731部隊以外でも学術界では匪賊を蔑視する感情が広がっていた.それを示す資料が北海道大学で見つかっている.当時の厚生省が主催する研究会が発行した雑誌「民族衛生資料」だ.染色体を研究する大学教授の講演の記録には,軍に捕らえられた匪賊を,生きたまま研究材料としたことが,公に語られていた 「匪賊が人間を殺すならば,その報復ではないが,その匪賊を材料にしてはどうかと思いついた.死んだものは絶対にだめである…染色体の状態が著しく悪くなる.匪賊一人を犠牲にしたことは,決して無意義ではありません.これほど立派な材料は従来断じてないということだけはできます.」(「民族衛生資料」 北海道帝国大学教授 講演録) 14歳の時に731部隊に入隊した三角さんは,匪賊は死刑囚だから実験材料として利用して良いと教えられたという 「『こういう時代なんだから,そうしなきゃ,俺たちがやられるんだよ』と.そういった考えでしたね.口には出せないです.かわいそうだとかなんとかということを見ても,口に出せない.出したら,非国民だとやられちゃう.そういった雰囲気というか,そういった一般的な風潮がそうだったんです」(三角さん) 戦争が泥沼化していった1940年代.731部隊は中国中部の複数の都市で少なくとも3回,細菌を散布.細菌兵器での攻撃は国際条約で禁止されていたが,日本は批准しないまま秘かに使用した 「私がおりました間のことを申しますと,昭和16年に第1回,それから昭和17年に1回,中支において第731部隊の派遣隊は,中国の軍隊に対して細菌武器を使用しました.」(731部隊第一部(細菌研究)部長 川島清) さらに民間人にまで感染を広げる目的で,中国の集落に細菌をまいたと証言されていた 使われる細菌は,主としてペスト菌,コレラ菌,パラチフス菌であることが決定しました.ペスト菌は主としてペストノミの形で使われました.その他のものはそのまま水源とか井戸とか貯水池というようなところに散布されたのであります」(731部隊第一部(細菌研究)部長 川島清) そして戦争末期の1945年8月9日,ソ連が満州に侵攻,731部隊はただちに撤退を始める.部隊は証拠隠滅のため,全囚人を殺害.実験施設を徹底的に破壊し,箝口令をしいた.少年隊員の三角さんは,このとき死体の処理を命じられた 「その死体の処理に『少年隊,来い』って言って引っ張られて行って,死体の処理を各独房から引っ張り出して,中庭で鉄骨で井桁組んでガソリンぶっかけて焼いたわけ.焼いて全部焼き殺して骨だけにして,今度骨を拾うの.『いや,戦争っていうのがこんなものか』と.戦争ってのは絶対するもんじゃないと.つくづくそう思いましたね.ほんとにね,1人で泣いた」(三角さん) 人体実験を主導した医学者たちは,ソ連の侵攻前に,特別列車でいち早く日本に帰国.戦後,その行為について罪に問われることはなかった.アメリカは人体実験のデータ提供と引き替えに,隊員の責任を免除したのだ 多くの教え子を部隊に送ったと見られる戸田正三は,金沢大学の学長に就任.部隊との関わりは語らないまま,医学界の重鎮となった.チフス菌の爆弾を開発していた田部井和は,京都大学の教授となり,細菌学の権威に.凍傷研究の吉村寿人も教授に就任.「自分は非人道的な実験は行っていない」と生涯否定し続けた 「私は軍隊内において,凍傷や凍死から兵隊をいかにして守るかについて,部隊長の命令に従って研究したのであって,決して良心を失った悪魔になったわけではない」(吉村の回想「喜寿回顧」) 今回発見された音声記録.その最後には,被告たちが自らの心情を語った発言が残っていた.731部隊の軍医,柄沢十三夫は人体実験に使われた細菌を培養した責任者だった.戦争が終わってから初めて,罪の重さに気づいたと語っている 「自分は現在平凡な人間といたしまして,自分の実際の心の中に思っていることを少し申してみたいと思います.私には現在日本に,82になります母と,妻並びに2名の子どもがございます.なお,私は自分の犯した罪の非常に大なることを自覚しております.そうして終始懺悔をし,後悔をしております.私は将来生まれ変わって,もし余生がありましたらば,自分の行いました悪事に対しまして,生まれ変わった人間として人類のために尽くしたいと思っております」(731部隊 軍医 柄沢十三夫) 柄沢は刑に服した後,帰国直前に自殺したと伝えられている 今,私たちに問いかける医学者と731部隊の真実.それは日本が戦争へと突き進む中で,いつのまにか人として守るべき一線を越えていった,この国の姿だった この記事は,2017年8月13日に放送した 「NHKスペシャル 731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」 を基に制作しています この番組は nhk-ondemand で配信中 上記はNHKによる捏造虚報情宣
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【アンケート企画】 「2017年の3本」
WLでは読者のみなさんから2017年に見た舞台作品の中で印象に残った3本を、その理由などを書いたコメントとあわせて募るアンケートを実施しました。WLスタート以来毎年行っているこの企画、3回目の今回は20名の方にご参加いただきました。掲載は到着順です。
雨宮 縁(会社員) ・劇団四季『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・ホリプロ『パレード』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・ホリプロ『ファインディング・ネバーランド』(東急シアターオーブ ) 『ノートルダムの鐘』は何が悪なのか? 怪物は誰なのか? 人間の業と差別について圧倒的なクワイアの歌声で問われる秀逸な作品。 ミュージカル『パレード』はストレートプレイを見ているようなミュージカル。アメリカ南部で起こった実話の冤罪事件をミュージカル化した異色作。ある少女殺人事件をきっかけに人種差別や成功者への妬みなどから警察やマスコミ、政治家様々な立場の人達により犯人に仕立て上げられていく恐ろしさ。これが物語ではなく実話であるというさらなる恐ろしさに声が出ない程の衝撃だった。実力者ぞろいの出演者達で見応え満点だった。 ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』は来日公演。ミュージカルらしい作品。イマジネーションの世界は自由だと夢のあるミュージカル。窮屈な現実から解き放される感動作で前向きな気持ちにしてくれます。(年間観劇本数:24本)
小田島 創志(大学院生・非常勤講師) ・KAAT『オーランド―』(KAAT神奈川芸術劇場) ・やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』(小劇場てあとるらぽう) ・地人会新社『豚小屋』(新国立劇場 小劇場) 1.KAAT『オーランド―』…ジェンダー、言葉の意味、文化慣習、時代精神などの脱自然化を、舞台上で緻密に表現。観客の想像力を喚起する役者さんの演技も白井さんの演出も圧巻。「男である」「女である」のではなく、「男になる」「女になる」というボーヴォワール的な価値観を、演劇的にスタイリッシュに表現していて素晴らしかった。 2.やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』…個人と社会、個人と宗教の関係性を、コミカルかつ丁寧な言葉を紡いで描いた意欲作。テーマが複層的で、観客側の思考を誘う。 3.アソル・フガード『豚小屋』…個人よりも集団が過剰に優先され、個人の犠牲の上に集団が成り立つ状況下で、戦争に駆り立てられる庶民の「受難」を、北村有起哉さんと田畑智子さんの壮絶な演技で伝えていた。(年間観劇本数:53本)
豊川 涼太(学生) ・ロロ『父母姉僕弟君』(シアターサンモール) ・木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談 通し上演』(あうるすぽっと) ・ままごと『わたしの星』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 今年の3本を選んでみると、全てが再演(初演はどれも観ていない)だった。 特にロロ『父母姉僕弟君』はキティエンターテイメントプロデュースで、より大きなサイズで大きなスケールで上演できていた。 他の方々も語るように、再演賞を設ける等、演劇界全体で再演文化の定着に力を入れて欲しい。(年間観劇本数:50本程度)
なかむら なおき(観光客) ・月刊「根本宗子」『スーパーストライク』(ザ・スズナリ) ・劇団四季 『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・こまつ座『イヌの仇討』(紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA) 『スーパーストライク』は良し悪しの前にもっとも欲していることが届く作品だったので。『ノートルダムの鐘』はあえて出来事だけを表現して観客に判断を任せているのが面白かった。そして『イヌの仇討』は忠臣蔵を下敷きに目に見えない得体の知れない大きな力を描いていて続々としたなぁと。あ、これらは趣味です。 で、上演された作品を見ると、今の世の中に応答するような作品が多いように思うのです。そして小劇場界隈で育ってきた演出家が大劇場の演出を務めるようになってきているように思うのです。また少し変わったかなぁと思うのです。(年間観劇本数:100本ぐらいですかね)
北村 紗衣(研究者) ・ケネス・ブラナー演出、トム・ヒドルストン主演『ハムレット』(RADA) ・カクシンハン『マクベス』(東京芸術劇場 シアターウエスト) ・モチロンプロデュース『クラウドナイン』(東京芸術劇場 シアターイースト) 今年は『ハムレット』を6本見て、アンドルー・スコット主演版や川崎ラゾーナ版なども良かったのですが、ヒドルストンの『ハムレット』が一番好みでした。ハムレット以外の若者役を全員女性にするキャスティングが効いていました。カクシンハンの『マクベス』はまるでゴミみたいなセットでしたが、内容はゴミとはほど遠いエネルギッシュなものでした。『クラウドナイン』は大変面白かったのですが、あまりよく考えずに「レズ」とか「少年愛」などという言葉を使っているマーケティングは大変残念でした。 (年間観劇本数:121本)
町田 博治(会社役員) ・青☆組『グランパと赤い塔』(吉祥寺シアター) ・小松台東『山笑う』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・ SPAC『アンティゴネ ~時を超える送り火~』(駿府城公演特設会場) 『グランパと赤い塔』 吉田小夏が人の綾なす思いを紡ぎ、丁寧に織り上げられる。 背筋が伸び厚みと洒脱さを合わせ持つ老紳士を佐藤滋が見事に演じ、福寿奈央の初老の妻も見事。二人が作品に一本の筋を通す。 裏の主役とでも言うべき女中役を大西玲子が、目線、ことば、仕草、身体で見事に演じていた。役者が皆素晴らしい。 『山笑う』 兄と妹、地方と都会、肉親ゆえの諍い。 静かに光る小さな宝石の様な作品。 松本哲也の演出がシリアスさと笑いをバランスさせ絶妙。厚みのある演技、役者達のバランスも絶妙。 『アンティゴネ』 冒頭女優石井萠水がミニ・アンティゴネを演じ客を引き込む。 舞台は一面水。灯篭が浮かび明かりが揺れる。あの世と現世の境としての水、水上で舞台が静かに進む。背後に投射された動きが影となり、台詞、歌唱が絡み、幻想的。 「弔い」にこだわるアンティゴネ、最後、円く連なってゆく静かな盆踊りが弔いを暗示胸を締め付ける。(年間観劇本数:299本)
文月 路実(派遣社員・フリーライター) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』(都内某公園) ・NODA・MAP『足��姫』(東京芸術劇場プレイハウス) ・ 範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 「五感を総動員する」と謳っていたゴキコンの本公演は、まさにその通りの悪夢だった。入り口で目隠しされ、何が何やらまったくわからない状態で味わう地獄。四方八方から泥水や血糊や汚物や虫が飛んでくる。突然役者が飛び出してきて身体の上に載る。内容はいつも通りのひどい話だ。テント内はかなり暑く、なにやら異臭がすごい。終わったときには頭に虫がとまり、レインコートは泥や血糊でぐしょぐしょ、汗で眉毛が半分消えておったとさ。そんなに過酷だったのにもかかわらず爽快感を覚えたのは不思議。普段使わない感覚を刺激されたからか。これこそが演劇の力なのでは。『足跡姫』は勘三郎へのオマージュ。ここ数年の野田作品のなかで一番ストレートに「想い」が伝わってきて、純粋に美しいと思った。『その夜と友達』は、生きづらさを抱えた「夜」というキャラクターが個人的に刺さった。「しんどさ」を知ってしまった人間にも希望はあるのだと信じたい。(年間観劇本数:42本)
永田 晶子(会社員) ・努力クラブのやりたくなったのでやります公演『フォーエバーヤング』(人間座スタジオ) ・燐光群『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』(ザ・スズナリ) ・dracom Rough Play 『ぶらんこ』(OPA_Lab) 上演日順です。 ・説明が削られ、描くべきことだけ残った合田団地氏の劇作は、努力クラブの魅力のひとつです。同世代の俳優による静かな演技で、人生における中途半端な時間の儚さをより楽しめました。 ・燐光群の公演で、劇場という閉ざされた空間が持つ危うさを確かめました。戯曲に負けない強い演技と、暗闇にわずかな光を感じるラストシーンが印象的でした。失われた街に思いを馳せる機会にもなりました。 ・既存戯曲を本読み一回・稽古一回で上演するラフプレイを観て、演劇は一度きりの瞬間に在ると思いました。会場全体に広がる「わかりあえなさ」に、戸惑いつつも笑いました。戯曲を忠実に辿ろうとするデッサンのような行為は、dracom の新作での慎重な表現にも繋がっていたと思います。(年間観劇本数:100本くらい)
青木 克敏(地方公務員) ・SPAC『アンティゴネ〜時を超える送り火〜』(駿府城公演特設会場) ・ロシア国立サンクトペテルブルク マールイ・ドラマ劇場『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター) ・NAPPOS PRODUCE『SKIP〜スキップ』(サンシャイン劇場) あまりぱっとしない演劇状況に思えました。その中で、SPACの宮城聰さんの取り組みは素晴らしいものに感じています。アンティゴネは構成がしっかりとしていて分かりやすいかったですが、私の価値観を揺るがしてくれるほどの感動を、与えてくれました。たくらみと恋では、俳優陣をはじめとして芸術レベルの高さを見せつけられました。そして、スキップ。なんだかんだ言っても、キャラメルボックスは、夢と希望をいつだって分かち合おうと走り続ける劇団です。(年間観劇本数:32本)
矢野 靖人(一般社団法人shelf代表理事・芸術監督) ・WORLD STAGE DESIGN『The Malady of Death』(台北国立芸術大学) ・HEADZ『を待ちながら』(こまばアゴラ劇場) ・SCOTサマーシーズン2017『サド侯爵夫人 第二幕』(新利賀山房) The Malady of Death”はバンコクの盟友、僕がいちばん信頼している僕自身のプロデューサー的存在でもあるリオンが演出する作品とあってわざわざそれを観るためだけに台湾まで行った作品。そういうことが出来る/したいと思える仲間がいることに感謝。今年いちばん記憶に残っている。デュラス晩年の最後の恋人は実はゲイで、しかし献身的にデュラスを愛し、デュラスに尽くしたという。美しく儚い作品だった。鈴木忠志「サド侯爵夫人 第二幕」はこの超絶技巧のこのアーティフィシャル(人工的)な日本語台詞をねじ伏せた俳優陣に快哉。久しぶりに劇場で観劇した飴屋法水さんの「を待ちながら」はこちらが思っていた以上に泣けるほどに清々しくベケットで。選外に1作品、APAFワン・チョン氏演出の「Kiss Kiss Bang Bang2.0」を。ノンバーバル且つインターナショナルな演劇の新たな可能性を垣間見せてくれた。(年間観劇本数:43本)
野呂 瑠美子(一観客) ・劇団昴ザ・サードステージ『幻の国』(サイスタジオ大山第1) ・劇団チョコレートケーキ『熱狂』(シアターウェスト) ・文学座創立80周年記念公演『中橋公館』(紀伊国屋ホール) どの時代をどういう切り口で、どのように選ぶかは作者の意識と力量による。劇団チョコレートケーキの古川健さんは、大きな歴史の流れを巧妙に切り取り、多大な資料を元に、新たに肉付けをして、その時代がどんなであったかを観客に見せてくれる。『幻の国』『熱狂』ともに、3時間ほどの舞台からは、困難な時代に置かれた人々の思いと息遣いが伝わってくるようであった。文学座の真船豊の『中橋公館』も、殆ど知られることがなかった、外地・北京で敗戦を迎えた日本人の様子をよく伝えていて、感心した。どの作品も、過ぎ去った時代を描きながら、実は現代をきちんと映し出している秀作揃いで、感動とともに、印象深い作品となった。最近あまり見なくなった歌舞伎だが、今年は仁左衛門の『千本桜』がかかり、おそらく彼の一世一代の知盛であろうと思われて、拝見した。人生は速い。(年間観劇本数:80本)
片山 幹生(WLスタッフ) ・SPAC『病は気から』 (静岡芸術劇場) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』 ・平原演劇祭2017第4部 文芸案内朗読会演劇前夜&うどん会 「や喪めぐらし」(堀江敏幸「めぐらし屋」より) ノゾエ征爾翻案・演出のSPAC『病は気から』は17世紀フランス古典主義を代表するモリエールの喜劇の現代日本での上演可能性を切り拓く優れた舞台だった。ゴキコンはいつも期待を上回る斬新で過激な仕掛けで観客を楽しませてくれる。高野竜の平原演劇祭は昨年第6部まで行われ、いずれも既存の演劇の枠組みを逸脱する自由で独創的なスペクタクルだったが、その中でも文庫版200頁の小説を4人の女優がひたすら読むという第4部の企画の体験がとりわけ印象的だった。食事として供された変わったつけ汁でのうどんもおいしかった。(年間観劇本数:120本)
kiki(勤め人) ・日本のラジオ『カーテン』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・あやめ十八番『三英花 煙夕空』(平櫛田中邸/シアトリカル應典院) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) カーテン:この一年で拝見できた日本のラジオの作品はどれも面白かったが、結局一番好みにあったのがコレ。劇場の使い方や題材の面白さに加えて、奥行きのある人物描写で15人のキャストの魅力が充分に生きた。 三英花 煙夕空:あやめ十八番初の二都市公演で、東京と大阪の会場がどちらも物語によく似合いつつ印象はガラリと変わって面白かった。音の響きや照明も変わり、キャストも変わって、東京公演では濃密な仄暗さが、大阪公演ではエッジの効いた明暗がそれぞれ印象に残った。 アンネの日:風琴工房の題材への取り組み方にはいつも心惹かれるが、観る前には地味だろうと思っていたこの作品がこの一年で最もツボにハマった。描かれた人々の誠実さと強さ、それを演じるキャスト陣の説得力が魅力的だった。(年間観劇本数:155本)
りいちろ(会社員) ・第27班 キャビネット公演B『おやすみ また明日 愛してるよ』(シアターミラクル) ・コマイぬ『ラッツォクの灯』(石巻 GALVANIZE gallery) ・アマヤドリ『青いポスト』(花まる学習会 王子小劇場) 2017年も足を運ぶ先々に多彩な舞台の力がありましたが、中でも常ならぬ舞台の密度や呼吸を感じた3作品��。 この一年、くによし組や劇団ヤリナゲ、劇団普通、KAZAKAMI、遠吠え、キュイなど若い作り手たちの作品にも心惹かれつつ、てがみ座『風紋』、風琴工房『アンネの日』、青組『グランパと赤い塔』、うさぎストライプ『ゴールデンバット』、ワワフラミンゴ『脳みそあるいてる』など実績のある作り手の更なる進化を感じる作品も数多く観ることができました。FunIQの5人の作演での連続上演の試み,ロロの「いつ高シリーズ」やシンクロ少女の『オーラルメソッド4』のように過去作品と新作を合わせて上演することも作品の世界観を再認識させ作り手の進化を感じさせる良いやり方だったと思います。またあやめ十八番や水素74%などの歴史建造物での上演にも、スイッチ総研の諸公演やガレキの太鼓ののぞき見公演などの企みにも捉われました。(年間観劇本数:315本)
矢作 勝義(穂の国とよはし芸術劇場 芸術文化プロデューサー) ・ イキウメ『天の敵』(東京芸術劇場 シアターイースト) ・TBSテレビ『俺節』(TBS赤坂ACTシアター) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 『天の敵』は、戯曲・演出・美術・俳優など全てのピースが寸分の狂いもなく組み合わされた、これまで観たイキウメ作品の中で一番素晴らしい舞台でした。 『俺節』は、主演の安田章大の歌・芝居ともに素晴らしく、回りを固める小劇場系の俳優も一丸となり、見事に劇世界を支えていました。何と言っても、脚本・演出の福原充則の仕事ぶりが充実していました。 風琴工房の詩森ろばさんは、2017年の1年間で多数の作品を生み出していましたが、なかでも『アンネの日』は、教養エンターテイメントと名付けたいと思います。事実の羅列や解説にとどまらず、それをエンターテイメントに昇華しながらも、一つの物語として創り上げられたとても素敵なものでした。 番外として、自身の劇場制作の、青木豪作、稲葉賀恵演出の「高校生と創る演劇『ガンボ』」と桑原裕子作・演出の穂の国とよはし芸術劇場プロデュース『荒れ野』を上げておきたいと思います。(年間観劇本数:132本)
須川 渡(研究者) ・ dracom『空腹者の弁』(ウイングフィールド) ・山下残『無門館の水は二度流せ 詰まらぬ』(アトリエ劇研) ・アイホールがつくる「伊丹の物語」プロジェクト『さよなら家族』(AI・HALL) 今年も関西で多くの作品を観ました。劇場の閉館はたびたび議論になりますが、dracomと山下残はこの問いかけに作品という形で応答していました。dracomはウイングフィールドという場所で演劇を続けること、山下残はアトリエ劇研がなくなることの意味を、どちらも非常に挑戦的な方法で示していました。『さよなら家族』は、伊丹という場所と時間をかけて丁寧に向き合った秀作です。スタイルは様々ですが、観客である私も、同じ場所にとどまって演劇を観続けるとはどういうことかに思いを巡らせた1年でした。 (年間観劇本数:133本)
かいらくえんなつき(演劇ウォッチャー) ・ロロ いつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』(こまばアゴラ劇場) ・悪魔のしるし『蟹と歩く』(倉敷市立美術館 講堂) ・範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 2017年も前半は大阪にいたので、関東近辺の演劇はそこまで多くは観ていません。��はいえ、ここにどうしても挙げたいと思う関西の作品に出会えなかったのは、残念。 選んだのは今後ずっと忘れないだろうなと思う観劇体験だったものです。 この他に挙げられなかったのは、FTで上演された『忉利天(とうりてん)』 (構成・演出・美術:チェン・ティエンジュオ)。 これだけをみていうのもと思いますが、それでもいいたくなるぐらい、中国の勢いを感じさせられ、それと裏返しの日本の閉塞感を感じました。 2017年は(も?)色々と区切りとなる出来事の多かった1年だったような気がしています。 毎年同じようなことを書いている気がしますが、2018年はもっともっと新しい刺激的な作品に出会いたい!!(年間観劇本数:おそらく150本くらい)
薙野 信喜(無職) ・ Schauspiel Leipzig『89/90』(Berliner Festspiele) ・Akram Khan Company「Until the Lion」(Main Hall, ARKO Arts Theater) ・日本総合悲劇協会『業音』(西鉄ホール) 2017年は、海外で観た20数本の作品の印象が強い。パリで観たオペラ・バスティーユ『ラ・ボエーム』、オデオン座『三人姉妹』、コメディ・フランセーズ『テンペスト』、ベルリンドイツ劇場『フェードル』『しあわせな日々』、ソウルで観た Yulhyul Arts Group『Defeat the ROBOT 3』、明洞芸術劇場『メディア』の印象が強烈だった。
九州に来演した作品では、ヨーロッパ企画『出てこようとしてるトロンプルイユ』、サードステージ『舞台版ドラえもん のび太とアニマル惑星』、イキウメ『散歩する侵略者』、トラッシュマスターズ『たわけ者の血潮』 などが楽しめた。 九州の劇団では、劇団きらら『プープーソング』、そめごころ『ちずとあゆむ』、転回社『夏の夜の夢』 がおもしろかった。(年間観劇本数:156本)
でんない いっこう(自由人) ・東京芸術劇場『リチャード三世』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・新国立劇場『プライムたちの夜』(新国立劇場小劇場) ・文学座『鳩に水をやる』(文学座アトリエ) 1.リチャード三世の人格形成に身体の障害を前面に出さなかったし、最期の苦しみを、脳内の様子が突然飛び出し襲い掛かるような映像と音響で訴えたプルカレーテ演出の意外性が惹きつける。 2.人は何に向って本心を言えるのか、自身の老後は応答するロボットを考えていたが、人型のAI・スライムなら2062年でなくとも頷けてしまう身近な物語であった。人を失した悲しみ、本来わかりえない存在、一個の人間。 3.童話作家だった男、今は認知症の鳩に水をやる男。誰にわかると言うのだ、その内面の心理が。過去を生きている男に通じる回路を持たない今を生きてる者達。次点は若い俳優、演出家の成長が嬉しい『その夜と友達』『ダニーと紺碧の海』『ナイン』気になる劇作・演出家で楽しかった『ベター・ハーフ』大野一雄に惹かれ、その時代の映像が見たくて、疑念を持ちながら観たのに何故か後半引き込まれてしまった『川口隆夫「大野一雄について」』等がある。(年間観劇本数:27本)
小泉 うめ(観劇人・WLスタッフ) ・点の階『・・・』(京都芸術センター 講堂) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・神里雄大/岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』(京都芸術センター 講堂) 前半は人生最高ペースの観劇本数だったが、後半は落ち着いて、おしなべてみれば例年並みの本数になった。そのため見逃したと思っている作品も多い。演劇が演劇であるが故の悔やみである。 『・・・』 ファンタジーという言葉だけでは済まされない不思議な観劇体験となった。窓の外の雪や隙間から入ってくる冷たい空気までもが演劇だった。 『アンネの日』 詩森の戯曲はいつも緻密な取材力とそこからの跳躍力に支えられているが、この戯曲からは一人の女性として、ひいては一人の人間としての彼女の姿が明瞭にうかがえ、彼女の代表作となるだろう。 『バルパライソの長い坂をくだる話』 神里のターニングポイントと言える。再び上演される機会もあるだろうが、あの場所であの役者陣でのスペイン語上演は、当然のことながら二度とないものを観たという印象が強い。 西日本での観劇も例年よりは少なかったが、結局KACで上演された2本を選んでいるあたりも私らしいところか。(年間観劇本数:355本)
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健全に・速く・良いプロダクトを実現する、スクラム開発の極意 https://ift.tt/2ooY7CN
アイレット株式会社は2019年1月、お客様と一丸となって取り組む「スクラム開発」に最適化した新拠点を虎ノ門に開設しました。KDDI株式会社(以下、KDDI)の提供するサービス「登録エリア災害・避難情報メール」は、KDDIとアイレットによる、初のスクラム開発で生まれたプロダクトです。
約2か月半という短期間において、ユーザーテストとフィードバックまで工程に含めた開発が実現できたのは、スクラム開発ならでは。今回は、そんなスクラム開発の実際とそのメリットについて経験談を発注者と受注者が一体となった開発チームの面々に語ってもらいました。
(聞き手・アイレット広報 羽鳥)

KDDI株式会社 商品企画本部 サービス企画部 CXサービスグループ 課長補佐 東海林 新氏(写真中央) 2018年度、ソリューション営業本部から現在のサービス企画部へ異動。緊急速報メールなど災害系の災害伝言板の担当となり、2018年10月に国土交通省「住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト」に参画。プロジェクトで検討された施策の一つ「逃げなきゃコール」活動の参加企業募集に応じて「登録エリア災害・避難情報メール」開発を担当する。
アイレット株式会社 KDDIRET事業部 セクションリーダー 三沢龍成(写真右) 2013年アイレットに入社。入社当初よりWebアプリケーションの開発に従事。2017年よりiOS/Androidアプリケーション開発チームを立ち上げ、スマホアプリケーション開発にも従事。現在ではWeb/スマホ問わないアプリケーション開発を担当。「登録エリア災害・避難情報メール」開発では開発リーダーを担当。
アイレット株式会社 KDDIRET事業部 アプリ開発セクション エンジニア 篠原 理沙(写真左) 2018年からアイレットで開発に従事し、2019年に入社。iOS/Androidアプリ開発の他、スクラム開発を用いたWebアプリケーションの開発を担う。「登録エリア災害・避難情報メール」開発ではスクラムマスターを担当。
開発期間は約2か月半。国交省の公募を受けて「登録エリア災害・避難情報メール」に着手
まずは「登録エリア災害・避難情報メール」開発の経緯を改めてお聞かせいただけますか。
「登録エリア災害・避難情報メール」は、あらかじめ登録した地域における「災害・避難情報」の配信情報を受け取ることができるサービスです。離れた場所に暮らすご家族・友人に避難の呼びかけをすることができます。 2018年7月の西日本集中豪雨では、自治体から避難情報が出ても自宅に留まり、被災してしまった方が多くいました。これを踏まえて国土交通省が、災害・避難情報を迅速な避難行動に移してもらうため、家族からの声かけを促す「逃げなきゃコール」という取り組みを始めました。 その事業者募集に私たちKDDIが手を挙げ、アイレットに「一緒に開発をやりましょう」と声をかけさせて頂きました。
私のチームの業務は、スマホのアプリケーション開発がメインです。今回、KDDIから声をかけていただき、緊急速報メールという新しい領域の開発を手がけることになりました。
アイレットは、2019年1月にこのスクラム開発オフィスを開設しました。KDDIも2018年9月に「KDDI DIGITAL GATE」を立ち上げ、スクラム開発を推進していますよね。今回のシステム開発は、最初からスクラム開発で取り組む提案をしたのですか?
そうです。スクラム開発はここ3年ほどで知られるようになってきたフレームワークで、日本におけるスクラム開発を普及していくために、KDDIとアイレットが先陣を切って事例を作っていきたいなと。
また、この案件は短期間開発が必須条件でした。私たちからアイレットに声をかけたのが3月でしたが、国交省のプレス発表に合わせるために6~7月にサービスをリリースさせる必要がありました。リリース日のリミットは豪雨のシーズンを迎える前の7月8日と決まっていたので、実質的にプロジェクト全体で使える期間は3か月弱しかありませんでした。開発期間の短さもスクラム開発を選んだ理由のひとつです。

従来のウォーターフォール型開発では、最初に要件を固めるだけで1〜2か月かかるケースもありますから、開発期間が3か月ないというのは相当厳しいものがあります。一方、それを可能にするのがスクラム開発のマジックなんです。
顧客・開発者一体となったチームが「スクラム」となって開発を進めていく
「スクラム開発のマジック」についてぜひ詳しく聞かせてください。どんな仕組みで開発していくのでしょうか?
スクラム開発の大きな特徴は二つあります。一つは、開発の工程を細かい単位に分け、短期間で成果物の提出・検討・調整を繰り返していくという進め方。もう一つは、顧客と開発者が一体となったチームで開発を進めていくというチーム体制の特徴です。 まず前者から簡単に説明しましょう。スクラム開発では、開発期間を「スプリント」という1週間程度の短い期間に分けます。その後、サービスに必要な機能を洗い出し、小さな固まりに分割します。そして開発の優先順位をつけた後に、1週間ごとに小さな固まりで開発を行い、いったん形にします。その時点で顧客の確認が入り、フィードバックを得て、必要があれば軌道修正していく。これをスプリントごとに繰り返していく開発の進め方です。

なるほど。この手法によるメリットはどんなところにありますか。
従来のウォーターフォール型と呼ばれる開発手法の場合、まず発注者がきっちりとした要件定義と設計書を作成して、開発者に渡してその通りに作ってもらう、というやり方です。 この手法だと、最初の設計に時間がかかるのに加え、開発が全部終わってから初めてチェックをすることになるため、発注者と開発者との認識にズレがあったときに被害が大きくなりやすいという欠点を抱えています。
ズレが大きければ大きいほど、それまでの作業が無駄になり、修正の労力も大きくなるという二重の苦難が訪れますね。
そうなんですよね。その点、スクラム開発ではスプリントごとに検証するので、小さなズレをその都度つぶして軌道修正していくことができます。プロダクトオーナーとしてはチェックの回数自体は増えますが、スプリントを重ねるごとにズレは小さくなり、バグの検証などもこまめにできます。開発を進めながら修正点がほとんどないというところまでブラッシュアップされていきますから、結果的には楽になるんですよね。

そして、スプリントごとに開発、チェック、軌道修正を滞りなく進めていくために絶対に必要なのが、顧客と開発者が一体になったチーム作りなんです。
それが、スクラム開発の二つめの特徴ですね。どうしても顧客と、受注者である開発メンバーとのあいだには線引きがあるような意識になってしまいがちですが……。
開発者の立場から言うと、顧客との距離が遠いと、どうしても認識のズレが少しずつ生まれてくる気がします。 スクラム開発だと、顧客も開発者も同じチームなので、毎日のように顔を合わせて会話をします。そうすることによって認識のズレもなくなります。ウォーターフォール型開発のようにかっちり定められた設計書がなくても、すぐに話し合って方向性を確認していくことができるから、開発のスピードは速くなります。
私がこれまで携わった案件はウォーターフォール型の開発がほとんどだったので仕様書通りに開発をしていましたが、今回は開発する上で発生する疑問点などについてプロダクトオーナーである東海林さんの意図を直接聞くことができました。細かいチェック工程で「もっとこうしたほうがいいよね」と互いに意見を出し合って、プロダクトをブラッシュアップしていけたのが心地よい経験でした。

はじめは、パートナー企業間のやりとりだから・・・と言葉を選んでいた部分がお互いにありましたが、今ではどんどん意見をぶつけ合っていると思います。
今日、お三方を見ていても和気あいあいとしていて、チームの良い雰囲気が伝わってきます。
不安は取り除き、前向きに理想に向かって進んでいける
「登録エリア災害・避難情報メール」は7月に無事サービスインしました。今、振り返ってみて、スクラム開発はいかがでしたか?発注者、開発者それぞれの立場から所感をお聞かせいただきたいです。
発注者の立場からあえて言えば、ウォーターフォール型の開発の方が楽な場合も確かにあります。本当にシンプルなプロダクトであれば、1回設計書を渡したら、あとは完成品が仕上がってきてチェックも済んでおり、不具合等があった場合の責任区分も納期に対するコミットも明確です。でも大抵の場合は、仕様書を100%完璧なものにすること自体、難しいわけです。 実際にウォーターフォール型で開発をしていると「意図した機能になっているのか?」「進捗はどうか?」など、不安になることが多いのですが、開発者側に聞いても「進んでます!」という返事しか返ってこず、いざフタを開けてみると・・・、という事はよくある話です。 今回、スクラム開発チームに参画して、最初の半月は毎日スクラムオフィスに通いました。その後、オフィスに来るのは週2回に落ち着きましたが、電話会議で毎日会話をしています。プロジェクトオーナーとして要求されることにフルコミットするのは大変ですが、開発状況がまったく見えない状態に置かれている不安を考えたら、私はスクラム開発を選びたいですね。
東海林さんの言うとおりで、開発の現場で詰まっている部分があっても、もう少し開発チームで粘って解決したほうがいいのかなと、報告をためらうこともあります。その点、スクラム開発では「問題があります、解決策はまだ見えていません」と、従来の顧客と開発者の関係性だったら言えないようなことも共有して、一緒に解決の糸口を探っていけました。
スクラム開発は、発注者側である顧客がコミットしてくださることが必須条件ですね。「顧客vs開発者」という敵対関係にならず、同じチームとして良いプロダクトをつくりたいと考えてくださる企業には非常にフィットする開発手法です。
責任領域が一つに集約��れていることが大事だと思います。バグ一つ出ても、誰かのせいにするのではなく、チームみんなの責任と捉えて対処していく。開発がスタートしたときには、「否定だけの意見を出さず、前向きな意見を出す」「悩んだらみんなで相談する」といったアグリーメントを決めました。
とても精神的に健全なチーム作りですね。
ええ、変にメンタルを削られるようなことはなくなります。
もう一つ、スクラム開発の大きな強みだと感じたのは、開発の途中段階でユーザーテストを組み込めたことです。国交省のワーキンググループに常総市の防災担当の方も参加していて、そのご縁で住民に向けたユーザーテストに協力していただきました。
開発途中のサービスで実際にユーザーの方に操作していただき、フィードバックを得て、その後の開発の軌道修正を行いました。ウォーターフォール型開発と比べると、ユーザー評価を得ながら軌道修正を図るのに適した手法であると改めて実感致しました。
ユーザーのフィードバックを受けることは、プロダクトのクオリティを高めるために非常に効果的です。できるだけ開発の流れに組み込めるようにプランニングをすべきだと思います。
今後の展開
「登録エリア災害・避難情報メール」は現在、次の開発フェーズに入っているのですか?
はい。「登録エリア災害・避難情報メール」はウェブブラウザー上で登録するサービスですが、今後はauのスマホに搭載されている「プラスメッセージ」を使って登録や「災害・避難情報」の確認ができるよう開発を進めています。「登録エリア災害・避難情報メール」は電話番号認証が必要なサービスですが、「プラスメッセージ」は電話番号が紐付いているので、これを介することで電話番号認証の作業が不要になります。
より便利に使えるように、さらなる開発を進めているフェーズということですね! 今までお話を聞いてきて、開発スピード、プロダクトのクオリティ、そして顧客、開発者双方にとっての仕事の進めやすさなど、スクラム開発には大きなメリットがあると感じました。
今、このスクラム開発オフィスには全部で6つの部屋があります。アイレットとしては、すべての部屋でスクラム開発が進んでいる状況をつくるのが理想ですね。スクラム開発に取り組んだことのない企業の方々にも、ぜひトライしてみていただきたいです。
編集後記
エンジニアでない私は開発業務に携わることはありませんが、いろいろな開発手法があることを知りました。その中でも「スクラム開発」は、顧客と開発者がひとつのチームとして活動することで、開発時に発生するネガティブな要素を払拭することができるのはビックリしました!元々は別の立場でもひとつのチームになれば、双方の視点を活かすことができ、本当に必要な機能に着目した開発ができるため、利用するユーザーに対して高品質なプロダクトを届ける近道になるになるのではないかと感じました。
アイレットでは、東京・虎ノ門に「スクラム開発」に最適化した拠点を構えています。顧客と開発者の関係ではなく、ひとつのチームとしてプロダクト開発をしていきたいとお考えの方は、ぜひアイレットにご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
September 30, 2019 at 01:57PM
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「私は辞めない」立民・辻元清美氏に批判殺到! 自身の外国人献金問題に“大甘”対応 立憲民主党の辻元清美国対委員長をめぐる、夕刊フジのスクープが永田町を激震させている。辻元氏の政治団体が、韓国籍の男性弁護士から政治資金規正法に抵触する「外国人献金」を受けていたのだ。 辻元氏は「返金した」などと役職辞任を否定したが、閣僚の辞職を厳しく迫る同党の対応と比較して、「自分には大甘」「ダブルスタンダード」などと批判が噴出している。韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射問題などを国会で取り上げない、同党の姿勢・体質を問題視する声もある。 辻元氏側の「(外国人献金の一部は)後援会費として適切な会計処理をした」との主張にも、識者から疑問が浮上しており、辻元氏にはさらなる説明が求められそうだ。 <中略> 「国会の爆弾男」こと、日本維新の会の足立康史衆院議員は「日ごろ、安倍晋三内閣の閣僚をはじめ、あれだけ他人を攻撃し、厳しく追及しておきながら、自分の法律違反となると『返金したら問題ない』と、進退問題をスルーするとは大甘だ。どれだけダブルスタンダードやねん。『人に厳しく、自分に甘い』。訂正して済むわけないじゃないか!」と、夕刊フジの取材に怒りを込めて語った。 ■若狭勝氏「隠蔽、脱法行為の可能性も」 ネット上も、辻元氏や立憲民主党への批判であふれている。 《これがまかり通ったら、政治資金規正法が揺らぐ》 《外国人献金は、モリカケより重大案件だ》 《極端な話、万引きしても「バレたらお金払えばいい」ってなってしまう》 《厚労省の統計不正問題では「膿を出し切る」と大見得を切っていた。 自らの外国人献金も膿を出し切ってほしい》 《これでも(大阪府)高槻市民は彼女に投票するのか?》 立憲民主党が、国会の代表質問や予算委員会の審議で、韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射問題や、いわゆる「元徴用工」の異常判決を取り上げない「韓国スルー」を続けていることと関連づける意見も多い。 《だから、立憲民主党は韓国のことは沈黙したままなんだな》 《(所属議員を見ると)親韓・媚韓ばかり》 <後略> ZAKZAK 2019.2.8 https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190208/soc1902080001-n1.html https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190208/soc1902080001-n2.html https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190208/soc1902080001-n3.html 辻本清美に献金した弁護士・林範夫は在日韓国人とあるが、 ジャーナリスト須田慎一郎によれば元は北朝鮮系だそうだ。 「疑惑の総合商社」辻本清美 ・・・と二重国籍疑惑の帰化人がこう言ってますわwww そうだな、盟友の辻本に言ってやれよw 事の詳細は記事に書いてある通りでここでは述べないが・・・ 辻本清美の外国人(韓国人)弁護士からの不正献金に開き直る姿は まさにサヨクの定番Wスタンダード、おまゆー、ブーメランそのものだ。 同じ事を自民党議員がすれば口汚く罵るが、自分には大甘そのものだ。 も��とも・・・ 外国人献金は、民主党政権の時にも菅直人、野田佳彦、前原誠司など、 すべて法的には不問にされたが在日朝鮮系関係者から献金を受けていた。 元々旧社会党系政党は南北朝鮮とは関係が深い事は周知の事実だ。 外国人=All朝鮮半島系からの献金だが・・・ もちろん・・・ 売国マスゴミはこの件を早く軽く終わらせる簡素な報道である。 ネットでは炎上に近い大騒ぎだが売国マスゴミの扱いは軽い。 同じ事が自民党議員なら「鬼の首取った」大騒ぎになっていた事案だ。 朝日をはじめとする売国マスゴミは辻本の本性を絶対に報道しない。 報道しているのは産経新聞と系列の夕刊フジくらいしかない。 テレビ局ではフジテレビ系の関西テレビくらいしか報道していないそうだ。 しかしそのことが辻本清美が日本にとっては非常に危険な人物 であることを物語っているのだ。 これまで辻本清美に関する様々な反社会的集団との関係が噂されるが、 ここで簡単に列記してみると、この女が人権や平和などとは程遠い、 実に恐ろしい反日・反社会的な人物であることがわかる。 <辻本清美に関わる真っ黒い団体・人物> ●学生時代に主催したピースボートは北朝鮮に歓迎入港している ピースボートは日本赤軍と関係団体と公安から指定されている ●辻本は旧社民党時代から北朝鮮スタンスの発言が多い ●旧社会党系政党は南北朝鮮との関係が深い議員が多い ●内縁関係のある男性は極左暴力集団・日本赤軍の元メンバー ●辻本は秘書給与詐取の詐欺罪で執行猶予付き有罪判決を受ける ●選挙区の高槻市は左翼組織・日教組が強く、日本赤軍支援者・構成員がいる 日本赤軍の重信房子が潜伏していたテロ組織と関係ある地域 ●関西地区生コン支部執行委員長・武健一から規制金額以上の献金を受ける ●旅券法違反の門真市議・戸田ひさよし連帯労組関西生コン支部の役員 ●武健一初め関生コン関係者27人が恐喝その他で逮捕されている ●関西生コンは沖縄の辺野古基地移設反対運動と関わりがある ●森友学園問題の発端は豊中市議・木村真 彼も関西生コンの地方議員ネットワークの副代表 ●武健一は山口組系組長とも関係をもっている ●日本キムイルソン主義研究会副会長は 関西生コン阪南地区統括責任者・結城久 ●今回辻本に献金をしたのは在日朝鮮人・林範夫弁護士で、 公安調査庁の調査対象人物である これだけ国民に疑惑を持たれる事実があっても、 売国マスゴミは絶対にれを報道しないのである! 【有本香・石平】すべての反日は辻元に通ず!?ご自身が疑惑の反社会集団 必見! 有本かおり&石平氏が明快に説明している。 11分24秒から~ つまり・・・ 辻本清美の関係する団体とは・・・ 旧社会党系政党=北朝鮮=極左暴力集団 =暴力団=極左労組=反社会的勢力・・・! これらの事件を左翼マスゴミは絶対に報道しない! この事実からも辻本清美の朝鮮半島との関連や、 反社会的団体との関係などが事実だといえるのだ。 関西生コンの支援者名簿 https://www.rentai.org/link/link.html ↑ こういった資料や写真の類はインターネットからは 無数に出てくるが新聞・TVには絶対報道されない。 マスゴミは辻本清美が安倍政権を批判するときは、 必ず顔出しでも取り上げるが、辻本清美の不正献金、 反社会的団体との関係は絶対に取り上げない! それはなぜか? 朝日・毎日・共同通信・地方紙、NHK・民放連など、 日本のマスゴミがほとんど反日売国左翼であり、 辻本清美や立憲民主党の支援団体だからである! 立憲民主党も民主党もこの構図は全く同じ 評論家の石平氏が適確に述べているが・・・ 日本では護憲・平和・人権を主張さえしていれば、 マスゴミはどんな犯罪を働いた者でも庇ってくれ、 否、庇うどころか支援さえしてくれるのだ! 日本国民はもうマスゴミの強く主張することは信じてはいけない。 マスゴミが国民の知る権利を否定し「報道しない自由」を行使して 隠蔽した「事実」をネットで検索し知ることが重要である! 常識とまともな知性ある国民は 売国マスゴミを信じてはならない! 目覚めよ、情弱国民!
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貴方を振りまわすひと
勇利には宝物がいくつかある。昔から集めているヴィクトルの写真集やディスク、雑誌などもそうだし、そのヴィクトルと一緒につくったプログラムもそうだ。衣装、スケートシューズなど、スケートに関係するものも大切である。しかしなにより、ぱっといちばんに思いつくのは、右手の薬指にヴィクトルがはめてくれた、金色の指輪だった。これは勇利が自分で買ったものだけれど、ヴィクトルが同じ指輪をつけている、おまもり、おまじないとして彼もわかってくれている、というだけで、このうえなく貴重な、すてきなものに思えるのだった。 ところで、ヴィクトルも宝物を持っているようだ。それは勇利とそろいの金の指輪──ではなく、もっと別の、ごくありきたりのもののようだった。もちろん、高価ではなくても、本人が大事だと考えばそれは宝物だ。勇利は異論を唱えるつもりなんてないし、ヴィクトルがそういうものを持っているのはよいことだと思う。ただ、どうしてそれがヴィクトルにとって貴重なのか、その由来はすこし気になった。 ヴィクトルが大切に取り扱っているのは、真っ白いハンカチだった。いや、ハンカチではないかもしれない。よくよく見たことはないけれど、ハンドタオルというのが正確ではないかと勇利は思っていた。どこにでもあるような、なんの文字も絵も入っていない、単純なものだ。たとえば百円で品物を売る店にもありそうなものである。ヴィクトルは気に入ればどんな品でもすぐに購入するので、ごく普通のハンドタオルが宝物だというのは意外だった。勇利は、おそらく誰かからもらったのだろうと想像していた。およそヴィクトルがみずから選びそうにないものなのだ。 誰からもらったのか、ヴィクトル当人に訊いてみたことはなかった。尋ねれば答えてくれるのかもしれないけれど、なんとなく礼儀に反するような気がして質問できなかった。私的な領域に立ち入るのはよくないという思いがあったのだ。だから勇利は自分で考えてみた。ヴィクトルの大切な相手。ヤコフコーチかな? それともスケート関係の友達? クリストフかもしれない。あるいはリンクメイト? しかし、あんな一般的なハンドタオルを人に贈るのはすこしそぐわないように思う。本当はとても上質なきちんとしたものなのだろうか。もしかしたら──恋人からもらったもの? ���ィクトルはいま恋人はいないようだから、昔の恋人からの贈り物かもしれない。そういえば、長谷津へ来たばかりのころ、昔の恋人について語ろうとしたことがあった。その人のことが忘れられないのだろうか? だが、ヴィクトルがふられることはあり得ないだろうから、彼が「忘れられない」と考える状況がよくわからない。 勇利は持ち前の想像力をいろいろな方向へ使い、ヴィクトルと白いハンドタオルについてさまざまな物語をつくってみた。けれど、どれもしっくりこなかった。いったいヴィクトルはあのタオルを誰からもらったのだろう? それが彼の宝物だということは疑いようのない事実なのだ。 勇利がロシアへ来たばかりのころ、こんなことがあった。練習を終え、ヴィクトルとふたりで更衣室へ戻って着替え、そのあと食事に行った。楽しい時間を過ごし、ではそろそろ帰ろうということになったとき、ふとヴィクトルが上着のポケットに手を入れた。そのとき彼はぎょっとした顔になり、それから青ざめ、服についているすべてのポケットを探った。ヴィクトルの慌てように勇利はびっくりした。 「どうしたの?」 「ハンカチをなくした」 「え?」 ヴィクトルはかばんの中もすみずみまであらためた。だが、目当てのものはみつけられない��うだった。彼は差し迫った表情で考えこみ、それからはっとしてつぶやいた。 「リンクかもしれない……」 「リンクで使ってたの?」 「いつも肌身離さず持ってる。リンクでも同じだ」 ヴィクトルは店を出ると、クラブに戻ると言い出した。 「ごめんね、勇利。さきに帰っててくれるかな」 「ぼくも一緒に行くよ」 勇利はヴィクトルについていった。ヴィクトルは不安そうな、苦しそうな表情をして足早に歩いた。勇利は彼が気の毒で、どうかリンクにありますようにと祈った。 「あれがないと困るんだ。本当に困るんだ」 ヴィクトルはちいさく何度もつぶやいた。 ハンカチは──ハンドタオルは、ちゃんとあった。リンクサイドの、選手たちが私物を並べる棚のすみに、ぽつんと置いてあった。ヴィクトルは白いそれを取り上げると、こころの底からほっとしたように息をつき、ぎゅっと握りしめた。すこし離れたところから見ていた勇利も安心したけれど、そんなに大事なのかと驚いたものだ。 それから注意して観察してみると、確かにヴィクトルはそのハンドタオルをずっと持っていたし、大切に取り扱っていたし、なくさないように気を遣っているようだった。ほかに大きめのタオルをたずさえていても、それをかばんに残していくようなことはなかった。ヴィクトルの態度を見ていれば、どれほど大事なものなのかがよくわかった。ヴィクトルはものを粗末にするひとではないけれど、それはほかのものより、きわめて重要だという感じだった。 こんなこともあった。ヴィクトルが食堂で食事をしているとき、彼の隣にいたリンクメイトが、過って水の入っているグラスを倒してしまった。少ない分量だったので惨事にはならなかったけれど、リンクメイトの服が濡れた。そのときヴィクトルは、すぐそばにあったふたつのタオルのうち、白いハンドタオルではなく、ブランド物の上質なタオルを相手に渡し、それで拭くように言った。もちろん、どちらでもよかったのかもしれない。たまたま手に取ったのがブランド物だっただけかもしれない。大きいタオルが便利だと判断したのかもしれない。誰かに貸すのなら上質なもののほうがよいという理由かもしれない。だが、勇利はなんとなく、あれを人に貸すのがいやなのかなと考えた。ただの勇利の想像だ。ヴィクトルがそう言ったわけではない。でも、勇利の思っていることが正しくないとは言い切れない。だから勇利は、あのタオルはいったい誰からもらったどういうものなのだろうと、なんとなく気になっていた。 だが、やはり勇利は、ヴィクトル当人にそのことを問いただすつもりはなかった。ただ、ヴィクトルが大事にしてるなら相当意味のあるものなんだろうなと考えるだけだった。 ひととおりの練習を終えた勇利は、リンクサイドにいるヴィクトルのところへ戻り、息をついて「どうだった?」と尋ねた。ヴィクトルのこまごました注意を真剣に聞きながら幾度もうなずき、飲み物を飲むと、鼻をかんでから、タオルを取ろうと手を伸ばした。しかし、それがなかった。 「あれ?」 勇利はフェンスの上を見た。私的なものは、ドリンクボトルと、ティッシュボックスと、エッジカバーだけだった。 「どうしたんだい?」 ヴィクトルが尋ねた。 「タオル忘れた」 「え?」 「ロッカーに置いてきちゃった」 勇利が困ったように笑うと、ヴィクトルもくすっと笑みを漏らし、「じゃあ、俺のを使うといいよ」とタオルを差し出した。「ありがとう」と受け取った勇利は、それに視線を落としてぎょっとした。 あの白いハンドタオルだった。 「えっ?」 「え?」 勇利が仰天したので、ヴィクトルはそのことに驚いたようだった。勇利はどぎまぎした。これはヴィクトルの大切なものでは……。 「なんだい?」 「えっと、あの……」 勇利はおずおずと尋ねた。 「……いいの?」 「もちろんいいよ」 ヴィクトルは不思議そうに勇利を見た。 「なんで?」 「だって……」 人に使われるのいやなんじゃないの? 勇利は首をかしげた。それともしぶしぶ渡したのだろうか。ほかにタオルを持ってないとか……? 勇利は視線をめぐらせた。 「あ」 フェンスにはもうひとつ、ヴィクトルがよくリンクで使っている大きめのタオルもあった。なぜそちらを手渡さなかったのだろう。まちがえたのだろうか? 「そっちじゃなくていいの?」 勇利は丁寧に尋ねた。ヴィクトルはもう一方のタオルに顔を向け、「ああ」とそれを取り上げた。 「こっちのほうがいい?」 「あ、や、ぼくがじゃなくて」 「こっちがいいなら使いなよ」 ヴィクトルは笑顔でそちらを差し出した。勇利は混乱した。ぼくはどっちでもいいんだ、と思った。でもヴィクトルはちがうでしょ? 「……どっちを使ったほうがいい?」 勇利はためらいがちに尋ねた。ヴィクトルは笑った。 「どっちでもいいよ。勇利の好きなほう」 「そ、そう……」 勇利はうなずき、緊張しながら、「じゃあこっち……」と大きいタオルを取った。ヴィクトルは気にしていないようで、タブレット型端末を真剣に注視し、さっきの勇利の演技に集中していた。 「……あの、ありがとう」 「いや。今日はずっとそれ使っていいよ。俺はもうひとつあるから」 「もうひとつ」とは、もちろんあの白いタオルのことだろう。勇利はすこし考え、ためらいがちに尋ねてみた。 「……ヴィクトル」 「なんだい?」 「もしそっちをぼくが借りてても、一日使ってよかったの?」 「?……」 ヴィクトルは顔を上げると瞬きながら勇利をみつめ、ほがらかに笑い出した。 「もちろんだよ。どうして?」 あれは本当はそれほど大事ではないのだろうか。ぼくの考えちがいだったのかな。そんなふうに思った勇利だが、そののちもヴィクトルを観察していると、やはり白いタオルだけは格別な取り扱いをしているようだったので、またわからなくなってしまった。ぼくなら使ってもいいのか……? なんで……? 自分の生徒だから特別扱いしてるのかな? でもそれもくれた人に失礼じゃない? そんなことないのかな? あれはヴィクトルのものなんだし……。いろいろなことを考えていると、もっともっとわからなくなってしまった。 あれをくれたのはどんなひとなのだろう? おそらくヴィクトルの恋人だろうけれど、ヴィクトルの恋人とはいったいどういう感じなのだろうか。きっとうつくしく、かわいらしく、清楚で、魅力的なひとにちがいない。心根は綺麗で、気高く、優しく、だがヴィクトルと一緒にいるからにはどこか変わったところもあるかもしれない。それくらいでなければヴィクトルの相手は務まらないだろう。ヴィクトルをやりこめたりするのだろうか? あの飄々とした、我が道をゆくヴィクトルも、もしかしたら振りまわされることがあるのかもしれないと思えば、勇利は愉快な気持ちになった。 夏前になると、勇利はアイスショーへ出演するため、ヴィクトルと日本に帰国した。毎年ショーには出ているけれど、今年は昨季の躍進もあり、どこの会場でも、これまで以上の熱気に包まれた。勇利は楽しく過ごし、試合のときとはまたちがうスケートや雰囲気を味わった。そのあとは、一度長谷津に戻り、なつかしい人々と再会した。ロシアへ発ったのはほんの二ヶ月前なのだが、なんだかひどく時間が経ったような気がして、とても不思議だった。アイスキャッスルはせつを訪れれば、以前にここでヴィクトルとふたりきりで練習していたことを思い出し、たまらなく胸がうずいた。 「なつかしいね」 ヴィクトルもほほえんで勇利にささやいた。 「このリンク、大好きだよ」 リンクへ行ったり、まわりの地域を散策したりと、勇利はヴィクトルと楽しい初夏を過ごした。日本は暖かいと改めて感じた。真夏には辟易するけれど。勇利はふと、去年の夏、ヴィクトルが「体験したことのない強烈さだ」と言って縁側でへたばっていたことを思い出し、くすっと笑った。 「どうしたんだい?」 ふたりはいま海におり、砂浜をゆっくりと歩いていた。勇利は顔を上げてヴィクトルを見た。 「去年の夏、ヴィクトルは大変そうだったなと思い出して」 「ああ……。日本の夏はすごいよね。あんなにつらいとは思わなかった」 「でも、つらいって言いながら、けっこうすぐになじんでなかった? 日中は確かにぐったりしてたけど、それはぼくだって同じだしね。そういう意味ではヴィクトルのほうが元気だったかもしれない。買い物に行ったり遊びに行ったり、精力的だったよね」 つらい、すごい、信じられない、と言って汗をかきながら、ヴィクトルは過激な暑さを楽しんでいるところがあった。なんでもおもしろがるのがヴィクトルというひとだ。 「これがうわさに聞く日本の夏かと思ったから」 ヴィクトルは笑った。 「そっか……。ぼくはうわさに聞くロシアの冬をそんなふうにおもしろがれるかなあ」 「ロシアの冬は知ってるだろ」 「ロシア大会のときにちょっとだけだよ。ロシアの冬的にはぼくは青二才だよね」 「青二才……」 ヴィクトルは笑いをこらえるような顔をした。 そのとき、波が大きく寄せてき、波打ち際を歩いていたため、勇利の頬にしずくが飛んだ。勇利は片目を閉じた。 「つめたい……」 「濡れた?」 「すこしだけ」 「大丈夫かい?」 手の甲でぬぐえば問題ない程度だったのだけれど、ヴィクトルはポケットからハンカチを取り出した。あの白いハンドタオルだった。勇利は「いいよ、平気」と断ろうとした。それと同時に、強い風が吹き、ヴィクトルの手からタオルが舞い上がった。 「あ……」 「あっ」 ヴィクトルが口をひらき、勇利は高い声を上げた。どきりとした。もしかしたら、ヴィクトルより��勇利のほうが慌てたかもしれない。ヴィクトルの宝物が、と思った。なくしたとき──リンクに忘れたとき、あんなに一生懸命に捜したタオルが。 それはひらりと風に乗り、よくないことに、海のほうへ舞っていった。目で追った勇利はさらに声を上げた。 「あー!」 タオルは、ふわっと海に落ちた。ヴィクトルと勇利の目の前でそれはゆらゆらと揺れた。すぐに水が染みとおり、波にさらわれて、どこか遠くへ行ってしまうだろう。ヴィクトルの──ヴィクトルの、大切なものなのに。 「待って待って」 勇利はつぶやいた。波がうねり、タオルは見えなくなりそうだった。 「待ってってば!」 勇利はスニーカーを脱ぎ捨てた。彼は素足で海に入り、しぶきをたてながらタオルのほうへ駆けていった。 「勇利!」 ヴィクトルが驚いたように叫んだ。 「勇利、いいから! 戻っておいで!」 「大丈夫だよ!」 タオルはそれほど遠くまで運ばれたわけではなかった。勇利は膝のあたりまで水に浸かりながら、沈んでいたタオルを発見してそれを取り上げた。手にした瞬間、ひどくほっとした。よかった。 「ヴィクトル、あったよ!」 振り返ってタオルをかかげたとき、勇利は驚いて目をまるくした。ヴィクトルも靴を脱ぎ、海に入ってきていたのだ。 「ヴィクトル」 「勇利、大丈夫?」 ヴィクトルは急いでやってくると、勇利の手をぎゅっと握った。勇利は笑ってしまった。 「大丈夫だよ。ここ、海水浴場だよ。遠くまで浅瀬なんだ。ヴィクトルも知ってるじゃない。ほら、膝までしかないでしょ」 「でも水がつめたい」 それはその通りだった。海開きはもうすぐだけれど、まだ水は初夏らしいつめたさを帯びていた。 「おいで」 ヴィクトルが勇利の手を引いて水の中から連れ出した。砂浜へ上がった勇利は、吹きつけてきた風にぶるっと身をふるわせた。 「帰ろう」 濡れた素足をスニーカーに入れ、勇利はヴィクトルと手をつないで家に帰った。帰宅するとすぐ温泉に入り、ふたりで身体をあたためた。がたがたとふるえるほどではないけれど、水に濡れるとやはり寒い。 ヴィクトルは言葉少なだった。何か怒っているのだろうか? せっかくタオルをなくさずに済んだのに……。 湯から上がると、勇利は、玄関に置きっぱなしにしていたあのタオルを持ち、ヴィクトルの部屋をおとなった。 「ヴィクトル、これどうする?」 「…………」 「洗うよね。洗濯機に入れちゃっていいのかな」 「勇利」 ヴィクトルに招かれ、勇利はベッドに彼と並んで座った。ヴィクトルは勇利の手から濡れたタオルを受け取り、いとおしそうにそれをみつめた。勇利は、やっぱり大事だったんだ、なくさなくてよかったとほっとした。 「勇利、どうして海に入ってまでこれを取ってくれたんだい?」 「大切そうだったから……」 勇利はゆっくりと答えた。 「ヴィクトルの宝物なんだと思って……」 「その通りだよ。でも勇利にあんなことして欲しくない」 「べつにあぶなくないよ。あの海はよく入るし。ヴィクトルも去年の夏一緒に遊んだよね」 「それでもだ。いまは夏じゃない」 「それはそうだけど」 叱られてしまった。勇利はしゅんとした。するとヴィクトルは息をつき、勇利を引き寄せて髪に接吻した。 「ごめん。勇利が心配で。取ってきてくれたのはすごくうれしいよ。ありがとう。勇利が行かなかったら自分で行ってた」 「やっぱりそうだよね」 勇利は顔を上げて笑った。ヴィクトルがにらんだ。 「俺が行くのはいいんだ。俺のものだから。自分できめて行くんだ。でも勇利はだめだ」 「なん��? 大事なのに」 「タオルよりも勇利のほうが大事にきまってるだろ」 「でもヴィクトル自分で取りに行くんだよね? だったらぼくが行ってもいいじゃない」 「だから、俺が行くならいいんだよ。勇利はしちゃだめだ」 「意味わかんない」 「意味わからなくはないだろう」 「わかんないよ。ヴィクトルが大事にしてるみたいだからなくしちゃったら大変だと思ったのに」 勇利は口をとがらせた。 「リンクに忘れたとき、気が狂ったみたいにとりみだしてたじゃないか」 「……そんなにおかしくなってた?」 ヴィクトルはちょっと赤くなって口元を手で覆った。勇利は言い直した。 「いまのはおおげさだったかもしれないけど。でもかなり慌ててたよ」 「……そうか。まあね。確かに大事だから……」 ヴィクトルはふうと息をついてちいさくうなずいた。それから彼は勇利を厳しい目つきで見、「とにかく、今後は無茶しないこと」と言い聞かせた。 「そんなことよりさ」 「そんなことっておまえね……。大事な話をいましてるんだよ」 「大事といえばそのタオルでしょ」 これまで、それについて尋ねたことはなかった。私的なことは質問してはいけないと思っていた。でも、いまなら訊ける気がした。 「それ、どうしてそんなに大事にしてるの?」 勇利は瞳をきらきらと輝かせながら尋ねた。するとヴィクトルは目をそらし、「どうしてって……」とつぶやいた。 「なに? 言えないような理由なの?」 「そうじゃないが……。勇利、何なんだ? 俺に何を言わせたいんだ?」 「何をって、だからタオルを大切にしてる理由だよ」 「俺をからかってるのか? もてあそんでる?」 「なんで? ぼくはタオルの話をしてるんだよ」 「だからだよ。そんなことを言わせるなんて、勇利も人が悪いな。とっくにわかってるだろう?」 「わからないから訊いてるんだけど」 ヴィクトルはおかしなことを言う。知っていたら尋ねるはずがないではないか。ところがヴィクトルは、勇利の言葉を聞いて当惑した顔つきになった。 「どうしたの?」 「勇利、何を言ってるんだ?」 勇利もわけがわからなかった。だがすぐに、ヴィクトルは恥ずかしがっているのだろうと見当をつけた。変なひとだ。長谷津へ来たばかりのころは、平気な顔で昔の恋人のことを語ろうとしていたのに。勇利は、ここはひとつからかってやろうという気持ちになった。 「恋人からもらったんでしょ?」 ほほえんで言うと、ヴィクトルは照れたような顔になり、それから苦笑を浮かべた。 「恋人っていうか……」 「ああ、ヴィクトルはいまは恋人はいないんだっけ。昔の恋人かな」 「え?」 ヴィクトルがまた困惑した。 「でも、そんなに大事にするなんて、よっぽどそのひとのことが好きだったんだね。──ううん、いまでも好きなんだね。ヴィクトルがふられるなんて絶対にないと思うんだけど……そう考えると、昔の恋人っていうのは変だね。本当にいま恋人はいないの?」 「勇利……何を言ってるんだ……」 「昔の恋人だとしたら、いったいいつごろのこと? そういえばそのタオル、新しいほうだよね。新品とはいえないけど、下ろして何年も経ってる感じじゃない。もしかして最近の相手なの? ぼくの知ってるひと?」 「……勇利……」 「ヴィクトルの宝物だもん……、よっぽどいい思い出があるんだろうね。ねえ、どんなひと? ヴィクトルはそのひとに振りまわされたりする? なんて言ってそれをくれたの? これを自分だと思って……とか?」 「…………」 「ヴィクトル、なんで黙ってるの? そんなに照れなくてもいいじゃない。本当に好きなんだね。もしかして、人に言いたくない? ヴィクトルだけのひみつ?」 「…………」 「ヴィクトル?」 ヴィクトルは何も言わなかった。言えないようだった。彼は目を大きくみひらいて、じっと勇利をみつめていた。 「どうしたの?」 「勇利……」 ヴィクトルはささやいた。勇利は首をかしげた。 「なに?」 「おまえ……」 ヴィクトルは大きく息を吸った。 「おまえ、また忘れたのか!?」 「……え?」 ヴィクトルは勇利にあきれたような視線を向けていた。なんだか責められているみたいだ。どうしてこんな態度をとられるのだろう? 「えっと……」 「おぼえてないのか?」 「おぼえて……?」 勇利はどうにかほほえんだ。よくわからないけれど、なんだかよくない状況らしい。 「あの、もしかして……」 勇利はおそるおそる訊いた。 「ぼく、ヴィクトルがそれをもらうところ……見てたの……?」 ヴィクトルがまた目を大きくした。それから信じられないというようにはっきりとした溜息をついた。勇利は、まちがいないと思ったのに、そんなそぶりを見せられて混乱した。 「……見てたんじゃない」 ヴィクトルは勇利をにらみつけて低くうなった。 「そうじゃない」 「じゃあ何なの? やっぱりぼくの知ってる人とか?」 「ああ、知ってるだろうね」 ヴィクトルはぶっきらぼうに言った。 「え、誰?」 「…………」 「だれだれ?」 ヴィクトルは腹を立てているようだけれど、勇利は興味がわいてすこし身を乗り出した。ヴィクトルは、勇利に額をごつんとくっつけ、大きな声で言い返した。 「おまえだ!」 蝉が鳴いていた。日射しは強力で、まっすぐさし、威力は衰えそうになかった。ヴィクトルは縁側の窓をすべて開けて日陰に寝そべり、扇風機の風を浴びながらうたた寝していた。 「ヴィクトル、冷房の効いてる部屋に行ったほうがいいんじゃない?」 勇利は笑いながら声をかけた。ヴィクトルはごろりと寝返りを打った。 「ここがいいんだ」 「なんで?」 「夏っていう感じがするから」 「変なの」 勇利はもう一度笑い、ヴィクトルの隣に腰を下ろした。 「西瓜持ってきてあげようか?」 「いいね……」 「とりあえず麦茶はあります」 勇利は運んできたグラスを揺らした。氷のふれあうすずしげな音がした。ヴィクトルは起き上がり、「ありがとう」と受け取った。勇利は、ヴィクトルが喉を鳴らして麦茶を飲むのをぼんやりと見ていた。ヴィクトルの男らしい喉骨がはっきりと上下した。そのそばを、汗がつっと伝っていった。 「すごい汗……」 勇利はつぶやいた。ヴィクトルはほほえんだ。 「汗をかくのは好きだよ」 「ヴィクトルはたいていなんでも好きだよねえ……」 「嫌いなものもある」 「たとえば?」 「お偉いさんの説教」 「なるほど」 勇利はくすっと笑った。 「好きなものは?」 「カツ丼……ラーメン……ビール……西瓜……アイス……」 「食べ物以外」 「マッカチン」 「うん」 「スケート」 「うんうん」 「それから……」 ヴィクトルは優しく言った。 「……勇利」 「……うん」 勇利は真っ白いハンドタオルを取り出すと、ヴィクトルのこめかみにそっと押し当て、汗を吸い取った。ヴィクトルは勇利の手首をつかんだ。勇利はしばらくぼうっとし、急に赤くなってヴィクトルの手にタオルを押しつけた。 「それ、あげる」 急いで立ち上がり、ヴィクトルに背を向けた。 「何かの景品。ヴィクトルにあげる」 「……ありがとう」 勇利は、さっと部屋を出ようとした。しかし、ふすまのそばで足を止め、うつむいてちいさくつぶやいた。 「……ぼくも好き」 「あ……あー……」 勇利はどうにか笑みを浮かべ、頬に手を当ててうなずいた。 「そんなことも……そんなことも……あった……」 ヴィクトルは黙って勇利をにらんでいた。あきらかに彼はふてくされていて、勇利を非難したそうだった。 「うん……あった……あった……」 「おまえはいつもそうだ」 ヴィクトルが勇利を責めた。 「そうやって……いつも……」 「…………」 「これを誰にもらったのかって?」 ヴィクトルは低く言った。 「俺は誰にもらったんだっけ?」 「あの……」 「どんなひとか? 知りたい?」 「えっと……」 「綺麗な子だよ。すてきだ���清純でしとやかでね。上品でおとなしやかだ。でも時に、このうえなく凛々しくてね……。普段は平凡なんだけど、本当はたいそううつくしいんだ。たまに言うことを聞かなくて手を焼くけれど、たまらなくかわいい」 「その……」 「考え方はとても難解」 「えと……」 「俺が振りまわされるかって?」 ヴィクトルは勇利に顔を近づけた。 「もちろんさ! 振りまわされてるよ!」 「…………」 「すごく振りまわされてるよ!」 勇利は目を閉じてその言葉を聞いていた。 「いまもね!」 「……ごめんなさい」 勇利はぺこりとつむりを下げて謝った。ヴィクトルはしばらく黙りこんで、不機嫌そうに勇利を見ていたが、やがて盛大な溜息をついた。 「……なんで忘れるんだ」 彼は抗議した。 「あのときは酔ってなかったぞ」 「酔ってはいなかったよ……」 勇利はぽそぽそと答えた。 「でも……」 「でも?」 「……ヴィクトルがぼくを好きだなんて言うから……」 「…………」 「そっちに気を取られて……そのことで頭がいっぱいで……」 勇利はうつむいてもじもじした。そうか。そうか……。ぼくだったのか……。あんなに大切にしてたタオル……あげたの……ぼく……。 「う、うれしくて……」 好きだと言われたときと同じくらい、いまもうれしかった。 「タオルのことなんて、もう、考えられなくて……」 それどころじゃなかった……。そうつぶやくと、ヴィクトルは突然勇利を抱きしめ、くちびるを重ねてささやいた。 「……いまのでゆるしたよ」 勇利はまっかになった。ヴィクトルにキスされた……。 「まったく、俺も甘いなあ」 ヴィクトルが幸福そうにぼやいた。 「ところで勇利。勇利の宝物ってなに?」 「え? えーっと……指輪……」 「そんなの、俺だって指輪宝物だよ」 「それと……」 勇利ははにかんでにっこり笑った。 「ヴィクトルかな」 ヴィクトルは目をみひらいた。彼は対抗するように言い張った。 「そんなの、俺だって勇利が宝物だよ!」
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PAIPATILOMA QUEST vol.1 (4/9)ハテルマの語源と台湾原住民(※)
國立台湾史前文化博物館に来ました。
タクシーの運転手さんにgoogle map を見せて「ここに行きたい」と言っても「?」だったのが、地球の歩き方を見せた途端、「上等〜上等〜」とニコニコして連れて行ってくれました。
度々出会う、地球の歩き方バンザイの謎。
そして、数少ない日本語ボキャブラリーの中で、「上等」が出てきたのにはびっくりしました。 波照間のおじいおばあは良く「上等」を使います。
山を背にした気持ちの良い博物館。

入ってすぐ目に入ったのは、「跨越黒潮」のフライヤー。

「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」という、当時の材料・方法で船を作り、風・うねり・星から方角を読んで航海するプロジェクト。
2019年に台湾→与那国を渡ろうとする、まさに台湾と沖縄をつなぐサインにテンションがあがります。

これが実現されれば、パイパティローマ以前に、ずっと太古から波照間をはじめ八重山の島々と台湾の交流があったことの証明になるようです。
そしてエントランスを入ってすぐの「特別展示室」に無造作にかかっていた写真の数々…




これって沖縄じゃないよね…?
台湾の写真であるのは間違いないのだけど、この地で見なければ、沖縄の写真かと思ってしまうほど、纏っている空気感が力強くも暖かい沖縄のそれと同じものでした。
館内をざっと見て回り、気になったのは、「台湾の南島民族」というコーナー。 南へのつながりと、原住民の文化、祭事などを展示したものでした。

ここで見つけた「南島語族(オーストロネシア語族)」というキーワード。
オーストロネシア語族とは?
台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族である。アウストロネシア語族とも。日本語では南島語族とも訳される。 かつてはマレー・ポリネシア語族と呼ばれていたが、台湾原住民諸語との類縁性が証明された。この台湾原住民の諸語が言語学的にもっとも古い形を保っており、考古学的な証拠と併せて、オーストロネシア語族は台湾からフィリピン、インドネシア、マレー半島と南下し、西暦 5 世紀にインド洋を越えてマダガスカル島に達し、さらに東の太平洋の島々に拡散したとされる。ただしパプア・ニューギニアの大部分(パプア諸語)とオーストラリアの原住民の言語(オーストラリア・アボリジニ諸語)は含まない。 (出典:Wikipedia)

台湾、ハワイを北限として、東はイースター島、西はマダガスカル、南はニュージーランドまで広がる世界最大の、海をわたる言語。

もしかすると波照間はこのオーストロネシア語族に入っていたのかもしれません。
波照間の語源
多くの沖縄の島々がそうであるように「波照間」の漢字は当て字です。そもそも「はてるま」という言葉はどこから来たのでしょうか?その語源は2つあるとされています。
①「果てのうるま(珊瑚礁)」説

一般的でガイドブックなどにも紹介されているのが「果てのうるま」説。「うるま=珊瑚礁」で、つまりは南の果ての珊瑚礁という説です。
②インドネシア語系の「沖合いの島」説


もう一つのこの説は、人類学者金関丈夫によるもので、彼は波照間がかつてパトローと呼ばれることがあったこと、そして1477年、朝鮮済州島民が漂着時残した記録に「ポタルローマ」「ポトルマ」と書かれていることに着目しました。
彼は台湾東岸に住む先住民族ヤミ族が沖合いの島を指す言葉としてBotul,Votol,Botoru,Botrolといった言葉を用いていることを紹介します。 ここでは事例として台湾南東部の離島、蘭嶼島の呼び名「ボテルトバコ」が挙げられています。(偶然にもそこは「パイパティローマ」と推測されている島!)この「ボトル」という言葉と「パトロー」「ボトロ」が関係があるのではないかと指摘しています。
一方で、フィリピン、ボルネオから台湾東岸に多く見られる地名の語尾にran,ron,ruanがあることを指摘し、この語尾が沖縄から九州南部にかけても1.~ラン、レン、ロン 2.~ラマ、ルマ、ロマ 3.~ラブ、 といった語尾をもつ地名として(「論」「良間」「呂麻」など)幅広く分布していることを指摘します。
彼の論旨に基づけば、「はてるま」は「沖合いの島」という意味を持つインドネシア系の言葉が語源にあるということになります。
(出典:波照間島あれこれ )
このインドネシア語源説(つまりはオーストロネシア語族説)は一般的には、ほとんど知られていませんが、南へのつながり、そしてパイパティローマとのつながりを感じる、魅力的な説です。
波照間のおじい・おばあの方言は、完全に外国語で、その響きはどことなく「もっと南、もっと南」を感じさせるのです。
台湾原住民(※)
※台湾では、原住民という言葉は差別的な意味を持たず、公式に使われています。
博物館では、それぞれの特徴的なタトゥーや衣装が印象的だった台湾原住民。
現在、政府から認定された原住民族は16。
部族によって言葉が違うため、違う部族を認識するためにタトゥーや衣装が発達したそう。
今回気になったいくつかの部族をピックアップしてみました。
●ブヌン(布農)族
台湾に行く前から気になっていた原住民。 八部和音唱法という独特の歌をもつことで有名です。
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チェリストで作曲家のDavid Darlingがその歌と共に収録した作品を、友人が教えてくれたのがきっかけで、知りました。
youtube
太陽がサンサンと降り注ぐ朝にぴったりの歌です。
博物館内のmuseum shopの青年が「ブヌンの歌はハンティングの歌だ。一人が山々に向かって歌い始めると、また一人、また一人が山々に呼びかけるように歌を重ねていく。」と教えてくれました。
閉館時間が一時間以上過ぎても、話が盛り上がって色々と話してくれました。
●プユマ(卑南)族
そのmuseum shopの青年の生まれ。 現在の台東県太麻里郷美和海岸附近の山にある巨石が割れ、そこから祖先が誕生したという巨石誕生伝説があるそうです。

その青年が言っていた言葉で印象的だったのが、「プユマ族の言葉はマレーシアでも通じる。海を越えて繋がってることを知ってる。」という言葉。
自分のルーツをしっかりと知っている強さを感じました。
●パイワン(排湾)族
タトゥーや装飾品が美しいことで有名。 後の蘭嶼島でもらったこのブレスレッドもパイワン族のトンボ玉を使ったもの。

男性は彫刻、女性は刺繍が得意で、特に人物やトーテムである蛇(百歩蛇)を表現することが多いそう。 噛まれたら百歩歩くうちに死ぬとされることから「百歩蛇(ヒャッポダ)」で、 広東料理には食材として、台湾でも漢方薬の材料とされるが、パイワン族では貴族の先祖として崇拝されており、殺傷は禁忌とされているそう。
空港の木彫壁画にあった、この蛇も、どうやら百歩蛇みたい。 ヒャッポダ!

●アミ(阿美)族
ハテルマンが今回の旅で最も多く間違えられた民族。
会う人会う人に「阿美族?(アーミーズー?)」って聞かれました。 それだけ似ているならドッペルゲンガーとかいそうだから、今度訪れてみたいと思います。
歌と踊りで有名。 集落ではリズミカルな歌が歌い継がれ、フォークダンスのような踊りが日頃より行われているそう。
●タオ(達悟)族
ヤミ(雅美)族とも。
これから行く蘭嶼島にだけ居住している原住民。 ト��ウオ漁を生業とし、同時にトビウオが神様でもある。
ほかの原住民族とは大きく異なる文化を持ち、彼ら独自の文化・風習が長く保たれていた。

(by tintincai 三木淳 蘭嶼)
これはタオ族の伝統的な衣装。 最初見たとき宇宙人かと思った…
詳しくは蘭嶼篇で。
そんなこんなで博物館を後にし、明日早朝に蘭嶼島に渡るため、富岡港近くの宿に向かいます。
台東旧駅〜富岡バス
富岡行きのバスが出ている台東旧駅。
鼎東客運の海線で30分くらい。 5番線から出てます。

バスが来る頃には辺りも暗くなり、 怪しげな青と赤の薄暗い車内。 何故かBGMは沖縄民謡でした。

真っ暗な山道を通っていきます。 対岸の明かりが彼岸のよう…
youtube
途中「ここで降りるの!?」ってところで数人が降りたりしながら、揺られているうちに眠ってしまいました。
「フーカン!フーカン!(富岡)」という声で起きると運転手が目配せで「降りろ」と教えてくれました。
寝ぼけ眼で降ろされた見知らぬ土地。
完全にもう眠っている町の中をテクテク歩き、ケイトリンB&Bに到着。
パイパティローマTシャツをつくる。
蘭嶼で着るためのパイパティローマTシャツを作成します。

台北で買ったヂェン先生の服に、描いていきます。

これで喋らなくてもパイパティローマの手がかりが見つかる(予定)。
富岡漁港の朝
朝になりました。いよいよ出発です!
富岡漁港→(120分)→蘭嶼島
7:30発のフェリーに乗り込みました。

蘭嶼に釣りに行くという4人組が保力達というお酒と、檳榔をくれました。
まだ朝の8時ですが…

後に紅一点も加わり5レンジャーに。

5レンジャーのボス的存在、レッドは北海道に行ったことがあるそう。
蘭嶼が見えてきた
分厚い雲が空を覆うようになると、ダイナミックな地形の島が見えてきました。
蘭嶼島。 いよいよ上陸です…!
Part5に続く!
【おまけ】台湾の歴史
台湾原住民は台湾総人口の約2%。特に今から行く蘭嶼島のタオ族は多くの台湾人と全く違う歴史を歩んできたので、逆に多くの台湾人はどんな歴史を歩んできたかも知っておきたいと思い、簡単にまとめてみました。
先史及び原住民時代 (1624年以前)
オランダ占拠時代(1624年 - 1662年)
大航海時代にあったヨーロッパ各国のうち、オランダとイスパニア(スペイン)が、東アジアにおける貿易・海防の拠点として、台湾の地理的位置に目をつけた。 オランダは台湾南部、イスパニアは台湾北部に城を築いたが、その後オランダがイスパニアを駆逐し、台湾原住民を懐柔して台湾を支配するに至った。
鄭氏(明朝)→清朝統治時代(1662年 - 1895年)
17世紀初頭、突如せきを切ったように漢民族の台湾南部への移住が開始。
1644年に大陸では、清朝が明朝を滅ぼし中国を支配していた。 追われた明朝の鄭氏は「反清復明」の拠点としてオランダに代わって台湾を支配。反清勢力の撲滅を目指してきた清朝は、1683年に鄭氏政権を滅ぼし、台湾を制圧。
台湾領有後の清朝は、渡航条件を厳しく制限したため、台湾に残された漢民族は土着化していった。彼らの子孫が現在の台湾の大多数を占める。
日本統治時代(1895年 - 1945年)
1895年、日清戦争に圧勝した日本は、下関条約により台湾を割譲され、台湾は日本の統治下に。 日本は公学校を設け、インフラを整え、台湾の「日本化」を着々と進めていった。1945年、太平洋戦争が終わるまで、日本の統治は続いた。 「インフラの整備」をはじめ一生懸命台湾を治めた日本に対して、親日家も増えた一方、抗日運動を通して台湾人が今まであまり意識しなかったアイデンティティが強く意識されるようになった。
中華民国時代(1945年 - 現在)
【中国国民党ー蒋介石・蒋経国】
日本の敗戦にともない台湾��中国(中国国民党政府)に「返還」(不法占拠説もある)され、台湾は「祖国」復帰(=「光復」)した。 当初は、中国国民党政府軍(国府軍)を歓迎したが、彼らの士気の低さと驕りに対し、「犬が去って、豚が来た」と嘆くようになった。(日本人はうるさく吠えても番犬として役立つが、中国人は貪欲で汚いという意味。)
次第に亀裂が生じ2.28事件が勃発。この国民党に対する台湾人の「反乱」は、蒋介石によって武力鎮圧され、多くの台湾人(数万人と言われている)が闇へ葬り去られた。
ここに本省人(=台湾人)と外省人(=在台中国人)との対立が始まった。 中国大陸への精神的依存状態から、一部脱却しはじめた時期とも言える。
蒋介石はアメリカ化を促し経済活動に専念し、奇跡的な発展を遂げた。後にパソコン関係の生産は世界のトップクラスとなった。
【中国国民党ー李登輝】
台湾経済の著しい発展にともない、国民党自身も変貌した。 本省人の李登輝は台湾の民主化を推し進め、1996年には台湾初の総統民選を実施、そこで総統に選出された。
【民進党ー陳水扁】
2000年、台湾で2度目の直接総統選挙。 李登輝は高齢のため出馬せず、代わって民進党の陳水扁が総統に選出され、台湾史上初の政権交代が実現した。
【中国国民党ー馬英九】
2008年の総統選挙で国民党の馬英九が当選。 第2次政権交代が起きた。 「親中派」の馬英九政権は、徹底した「中国一辺倒」政策を採った。
【ひまわり学生運動】
2014年、立法院で馬英九政権と中国共産党とが「サービス貿易協定」を批准しようとする時、学生らが突然なだれ込み、阻止しようとした。 中国からモノやヒトやサービスが台湾へ流れ込めば、台湾経済は中国に隷属するとの危機感を持った結果である。 週末には彼らを応援する大規模デモが行われ、行政院長がもう一度審議すると約束するに至った。
【民進党ー蔡英文】
2016年の総統選挙で民進党の蔡英文が当選。 総統就任後、早速、馬英九の「中国一辺倒」政策をやめ、「新南向」政策を打ち出した。 安全保障の面では、米国と日本との関係強化を目指している。
(出典:地球の歩き方・Wikipedia)
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フロストガルド戦記1
ゼノン君、ナインス君ちゃん、アルテュールさんといっしょ
バッフィア : おや、ゼノン君じゃないか ゼノン : んー? ゼノン : お、バッフィア! バッフィア : 久しいねぇ。あの依頼以来かい。 バッフィア : 元気にしてたかい? ゼノン : 俺はまー順調に稼いでるよ。そっちは? バッフィア : あぁ、最近は順調だねぇ。武具も新調したし ゼノン : っへー………… バッフィア : もしかして、人待ちだったかい? ゼノン : そだねー……今日はもう打ち合わせ済みってやつ。 バッフィア : そのようだねぇ。頑張るんだよ ゼノン : お母さんかって……。そっちも怪我無くね~。 ナインス : (ゆらゆらと尾を揺らしつつ近づいてきて) バッフィア : あっはっは、またねぇ。 ナインス : おや、取り込み中かい? ゼノン : んーん。今終わったとこ。 ナインス : (首を傾げればまた、肩の子竜もまた同様に首を傾げた) ナインス : ああ、そうかい アルテュール : やあ、こんばんは、ゼノン。いい夜だ。 ゼノン : おー。 ナインス : ゼノン…は、久しぶりだね。 アルシエル : なんだ居たのかゼノン アルテュール : 依頼の同行者は君と……あとはそこの二人かな? ナインス : クルル、ルルルル………今日はよろしくお願い頼むよ。 ゼノン : ……さ。そろったね、行こう。 ナインス : クルルル(「人がおおいな」と喉で鳴きながら合流する) ナインス : ああ、よろしくね ゼノン : ん。 アルテュール : さて、ゼノン君は知っているだろうが…俺はアルテュールという。アルトと呼んでくれ。 ゼノン : ああ、自己紹介からか……。終わったら言って…… ナインス : ワタシはナインス。肩に乗っているこの子は、フィフスというよ。 アルシエル : アルシエル、アルで構わん アルテュール : 君はどうにも全員と面識があるみたいだしね、友人が多くて羨ましいよ。 ナインス : (指をさした子竜はクルルルと鳴いて挨拶をして) ゼノン : 友人っていうか……顔見知り、仕事仲間……友人か……! アルテュール : ナインスとフィフスか、よろしく(小さく手を振った……。 ナインス : なるほどね…交流関係が広いのは良いことだ ナインス : 戦闘はワタシではなくこの子が行うから、よろしく頼むよ アルテュール : ……おや、なるほど、君か。アル奪いのアルシエルというのは。 ゼノン : あい。 ナインス : アル奪いのアルシエル? ナインス : (アルテュールの言葉に興味深そうに尾を大きく振って耳を傾ける) アルシエル : お前もアルか。まあ今日は気分じゃないから良いけど。 アルマ:おかえりなさい。 今日はどうするの? ゼノン : (また変な異名ついてるな……) アルシエル : そら、依頼書はこれだ。行くぞ。 アルテュール : 何でも名前のアルを奪って自分のものにするとかしないとか。 ナインス : ほう…? アルシエル : 違う。4倍にして返す。 ゼノン : 長旅になりそうだなー。準備は大丈夫? アルテュール : そうなのか……。まあ噂のアルに会えて光栄だ。いこうか。 ナインス : クルルルルルル……?(「そうなのか?」と首を傾げながら鳴いた) ゼノン : アルシエルの言う事は話半分で聞いて。 クエストを開始します。 君はリーン北門へ向かっている。
ダマ山に棲んでいた山賊達を本国へ移送するため、 その護衛依頼を受けたのだ。 その本国というのが【北国フロストガルド】。 寒地らしく、アルマとハンスが防寒具の用意を勧めて来た。 それについては依頼人側で用意してくれるらしいので、 出費は嵩まずに済んだのだった。 北門へ到着すると、馬車が二台着いていた。 衛兵が手枷を填められた山賊を連れ、手続きを行っている。 依頼人が書状を渡し、それは終わった様だ。 待っていた君に気付いたらしく、近付いてくる。 依頼人 「貴方が依頼を受けた冒険者ですか。 私はベイオウルフ・アラキア・ノース。 フロストガルドの神殿騎士です。」 ナインス : ベイオ…… ナインス : 長い名前だね ゼノン : 向こうには長い名前が多いのかな。 アルシエル : じゃ、ベオだな。長い。 アルテュール : やあ、依頼を受けた……そうだな、ゼノン一行だ。よろしく。 ゼノン : え。 ゼノン : はい。ゼノン一行です。 ベイオウルフは慣れていなさそうな笑顔でそう言った。 青の長髪が目立ち、端正な顔だが神経質な目をしている。 チェインメイルの上に聖職の装衣を纏い、 細見だが長身でしっかりとした身体だった。 ベイオウルフ 「依頼の詳細を説明したいのですが、 もう一人依頼を受けた方が居ましてね。」 アルシエル : 誰だ。 アルテュール : ……うん?俺たちだけじゃないのか。 ゼノン : ……え。聞いてないけど。 ナインス : ほう、そうなのか 他にも依頼を受けた冒険者が居るらしい。 君達はその人物を待つ事にした。 ベイオウルフ 「...来た様ですね。 お久し振りです。グレン。」
グレンデル 「何だお前かよ。 で、他に依頼を受けた奴ってのは...。」 アルシエル : …… アルシエル : お前か。なんだ。 ゼノン : うえ。 アルテュール : うん…?知り合いか? アルシエル : グレンデル、酒場によく居る。同業者なのだ。 ナインス : …見覚えがあるかな。ワタシは少し見かけた程度だけど ゼノン : 顔が濃い。 グレンデル 「あ。」 ゼノン : とりあえず悪い奴じゃないよ…… あ。 アルテュール : なるほど、同業者か…色んな縁があるものだな。 グレンデル 「お前も護衛か。それなら安心だな。」 ナインス がログインしました。 君を信用しているのか、彼は頷く。 グレンデル、彼と言えば 髪を纏めたバンダナと髭に目が行くだろう。 布鎧の上にスケイルアーマーを着込んでいる。 動きが鈍らない様に工夫しているのだろう。 グレンデル 「ベイオ、依頼の詳細について教えてくれよ。」 ベイオウルフ 「...分かりました。」 アルシエル : ベイオと略すのか…… アルテュール : 短くなっていいじゃないか。 ナインス : その方がワタシは話しやすいな ベイオウルフは拘束された山賊達を指差す。 四人居り、彼等を移送するのだろう。 アルテュール : 俺のアルトのようなものさ。 ベイオウルフ 「元神殿騎士ヴロノス、兵士バルダ、 盗賊イリーナ、魔術師レンダーク。 この罪人四名を本国に移送します。」 ゼノン : あだ名か。 ナインス : 元…? アルテュール : 移送任務か、それはまた……まあ、護衛任務と思えば冒険者の依頼としては珍しくないか。 アルシエル : 更迭か、いいよ。 レンダーク 「もがもごご。」 イリーナ 「俺はフロストガルド出身じゃない、ってさ。」 彼は魔術師であるためか、詠唱を封じるため轡を噛まされている。 何か異議がある様だが、ベイオウルフは構わず続ける。 ゼノン : 国を跨ぐのは珍しいよ。 ベイオウルフ 「逃亡の見張り、及び魔物や野盗からの護衛をお願いします。 旅費に関しては全額此方から支払いますのでご安心を。」 疑問 目標値:12 <= 3d++パーセプション ゼノン : んー・・・何もなきゃいいけど。 アルシエル : ま、何かあってもどうにかするが。 アルテュール : そうなのか……。でもそうだな、リーンをそうそう出はしないし アルシエル:成功!(14)([6,2,6]) ゼノン:成功!(13)([2,5,3]+3) ナインス:失敗・・(11)([3,3,5]) アルテュール:失敗・・(4)([1,2,1]) ゼノン : ま、上出来でしょ? アルシエル : 簡単 アルテュール : おっと…見なかったことにしてくれ…。 ナインス : ふむ… ナインス : クルル…(ああ…嘆かわしいね) 何故、一介の山賊をここまでして移送するのだろうか? 何か理由があるのか、君はベイオウルフに尋ねた。 ベイオウルフ 「ヴロノスは優秀な騎士でした。 それを妬んだ者に貶められるまでは。 王は彼の復帰をお望みです。」 それを聞いたヴロノスは嘲る様に笑う。 ヴロノス 「クッ。罪人を騎士に戻すか。 王のお人好しもここまで来れば阿呆だな。」 ゼノン : うわもう身なりからして悪い…… ナインス : 戻れることは嬉しいことじゃ ないのかい アルテュール : ふむ、なかなか神殿騎士…というにはイメージが違うな。 アルシエル : あまり賢い選択には見えんがな。罪人を戻すとあればそれだけ危険も伴う。外聞も悪い。 ナインス : ワタシには そういうのはよくわからないな… ベイオウルフ 「黙れ。お前は【掃討戦】の駒に過ぎない。 王が赦そうが国に泥を塗った奴を許す気は無い。」 表情を崩さずに彼は告げるが、青筋が立っている。 依頼の説明に戻る頃には怒りを抑えていた。 ベイオウルフ 「失礼しました。」 アルテュール : ……いや、俺は気にしていないが。 ゼノン : (国のごたごたに巻き込まれちゃたまんないな……) ベイオウルフ 「国境を越えた辺りから気温が下がるので、 此方で用意した防寒具の着用をお願いします。」 ナインス : ……(怒っているのか…と尾を下げる) アルシエル : 掃討戦……ふむ……(少し聞こえた単語に気を留めるが、すぐに防寒着を着に戻った) ゼノン : 俺は別に……既に温いけど…… アルシエル : ゼノン、寒さを舐めると死ぬぞ。 アルテュール : …防寒具な…まあ、着れる限りは、ね……。 ゼノン : ……はい。そうですね……。 ナインス : 元々高山出身なのでね、寒さは平気���方 だけど ナインス : フィフスが寒がってしまうかもしれない 助かるよ ゼノン : ちっちゃいもんね。 グレンデル 「あいよ。とっとと出発しようぜ。」
乗り手 「旦那ァ!出発ですかィ?」 ベイオウルフ 「では、出発しましょう。」 一台は荷車となっており、 君達はもう一台の方へ乗り込む。
グレンデル 「...妙な里帰りになりそうだな。」 アルシエル : さて、行くか。 アルテュール がログインしました。 ボードイベント同期中。 馬車は街道を進んでいる。 ナインス がログインしました。 ボードイベント同期中。 魔物や野盗の気配は無く、順調だ。 今の所は。 ベイオウルフ 「中継地点まではまだかかりそうですね。」 バルダ 「【掃討戦】に送り込むって本気か?神殿騎士さんよ。」 ベイオウルフ 「賊に話す事等無い。」 バルダ 「怖ぇなあ。」 出発前にも聞いた【掃討戦】という言葉。 フロストガルドは一体何と戦っているのだろうか? 君はベイオウルフに聞いてみた。 アルシエル : ベオ、その掃討戦とやらについて聞かせろ ゼノン : (さらに略されてるな……) ナインス : …(ゆらゆらと尾を揺らし、相棒の子竜を抱き抱えながら周囲の様子を眺めている) アルテュール : 掃討戦ね……俺も随分と物騒な話にまで巻き込まれるようになったことだ。 ゼノン : (フードに積もった雪をはたく) ベイオウルフ 「我がフロストガルドには禁足地が有り、 其処には敵対種族が棲んでいるのです。」 ベイオウルフ 「種の王を倒すまで、この【掃討戦】は続きます。」 ナインス : ……なるほど アルシエル : ふぅん……(聞けば興味をなくしたように視線を外に逸らした) アルテュール : ……それはそれは。なるほど、掃討戦だ。 ナインス : 種族間の問題は …どうしてもね… ゼノン : 依頼追加しないでね……。 ナインス : ワタシたちもよくそんな目に遭うよ ナインス : 竜、と亜人だもの ベイオウルフ 「前回が三年前でしたか、 昔はグレンの両親もこれに参加していましたね。」 グレンデル 「...ああ、そうだな。」 アルシエル : 結構高頻度だな。 どうにも歯切れの悪い終わり方になった気がする。 ... アルテュール : ………身近なエルフと人間ですら色々とあると聞くからね。純粋ではない俺はそこらあたりは、よく分らんが…。 馬車の乗り手は車内を一瞥したが、 気に留める事も無く干し肉を齧り始めた。 そんな彼は小柄だが筋骨隆々の身体に長い髭を蓄えている。 ドワーフだろうか? ベイオウルフ 「ドワーフはフロストガルドの主要種族の一つです。 気難しい頑固者と言われていますが、 話せば意外と陽気な者達ですよ。」 乗り手 「気難しさで言やぁ旦那には敵いませんがね。ガハハ。」 乗り手の軽口にベイオウルフは苦笑する。 ベイオウルフ 「良ければフロストガルドについてお話ししましょう。 旅の暇潰しになれば幸いですが。」 ゼノン : 笑えるんだな、あんた……。 ナインス : それは、嬉しいな グレンデル 「俺は見張ってるからよ、好きにしてて良いぜ。」 何を聞こうか? アルテュール : ああ、ありがとうグレンデル。いつでも交代するから言ってくれ。 ゼノンが[フロストガルドという国]を選択しました ベイオウルフ 「放浪者ガーランドが女神イスペリシアのため興した国。 それが【北国】、【霜の国】のフロストガルドです。」 ベイオウルフ 「中央にフロストガルド城があり、 今回の依頼は此方へ向かう事になります。」 ベイオウルフ 「目的地までに通る南から中央にかけては、 比較的温暖で、畜産が盛んです。 慣れぬ者には寒いと感じるかもしれませんが。」 ナインス : ほう、畜産 ベイオウルフ 「情勢としては、現在は敵対関係にある国も無く、 敵対種族への【掃討戦】と国内の安定に注力していますね。」 何を聞こうか? ゼノン : …… ゼノン : おいしいものないかな。 アルテュール : フロストガルドか…どんな植生か楽しみだ。 アルシエル : 何を食べてもそれほど変わらんだろうに…… ナインス : 盛んなら…食文化は豊かそうだね。 ゼノンが[おすすめの店]を選択しました ベイオウルフ 「ふむ...?食事処という事でしょうか。」
ベイオウルフ 「城下町であれば大酒場の【モロウの大鍋】が良いでしょう。 労働層が多く通っており、"安く多く"がモットーだとか。」 ベイオウルフ 「燻製肉やソーセージとエール、ミードを頼む者が多いですが、 カブとムールー肉のシチュー 【ムルホブ】という家庭料理も有ります。」 ナインス : ムールー…? ベイオウルフ 「【アルディーン亭】は 英雄アルディーンが好んでいる菓子の店です。」 ゼノン : ホブ。 ベイオウルフ 「店主に聞けば フロストガルドの英雄譚を嫌ほど聞かせてくれますよ。」 ベイオウルフ 「彼が使っていた神器、【アルヴェテニル】が飾られていますし、 観光として行くのも良いかも知れませんね。」 何を聞こうか? アルテュール : 俺の地方は比較的暖かったから、寒い北の方に行くのは初めてだし……食事も楽しみだな。 ナインス : ……難しい言葉が多いな ゼノン : 鍋かあ。寒いとこにはぴったしだなあ。 アルテュール : ……植物をスケッチする時間があればいいが。 アルシエル : 知らん固有名詞ばかりだな。 ゼノン : んなもんでしょ。異国だし。 ゼノンが[種族について]を選択しました ベイオウルフ 「まずは【ヒューマン】。一般的な種族ですね。 フロストガルドではヒューマンと他種族の混血は、 ヒューマンと見做されています。」
アルテュール : そうだな……俺も聞いたことが無い。 アルテュール : ふむ、じゃあ俺もヒューマンになるか。 ベイオウルフ 「他種族との交わりが多い国ですので。 主要種族であり、人口の三割ほどを占めています。」 ナインス : その言い方だと 固有種が多いのかな… ゼノン : んー……。 ベイオウルフ 「【ドワーフ】は先程も言いましたが、 頑強で採掘、冶金、鍛冶技術に優れた人種です。」 ベイオウルフ 「地神モロウの加護を受け、防護や回復魔法に適性が有ります。 こちらも主要種族であり、人口の三割を占めています。」 ベイオウルフ 「次に【ナイトエルフ】。"夜空の様な"肌の色を持ち、 非常に長命で知識、魔術、エンチャントに優れた人種です。」 ベイオウルフ 「水神マナの加護を受け、血魔術に適性が有ります。 主要種族ではありますが、人口の二割程です。」 ベイオウルフ 「最後に【ホークマン】。有翼人種と呼ばれており、 背中に翼を持ちます。国内の流通業は彼等の領分ですね。」 ベイオウルフ 「風神セルディの加護を受け、風魔法に適性が有ります。 主要種族ではありますが、人口の二割程です。」 何を聞こうか? ゼノン : ……、耳慣れない種族いたね。 アルテュール : ヒューマン種が混血を含めて3割か、なかなかやはり変わった国のようだな。 ナインス : ああ、リーンでは聞いたことのない種族もいるんだね ゼノンが[宗教について]を選択しました ベイオウルフ 「我が国では 【女神イスペリシア】を主神とする【血教】のみ存在します。」 ナインス : ワタシ達のような種族にも寛容そうで嬉しいな ベイオウルフ 「他国の者は血と聞いて物々しさを感じる事が多い様ですが、 この北の地にて 暖かき生命の魔法を伝える役割を持っています。」 ベイオウルフ 「【女神イスペリシア】【地神モロウ】【水神マナ】【風神セルディ】。 以上の【四神】がこのフロストガルドを護っているのです。」 アルシエル : ふぅん…… アルテュール : ふむ、女神を最上位として、残りの三柱……といったような感じかな? アルテュール : 残念ながら俺は宗教学は専門でないが…。 ゼノン : 宗教はよくわかんないや…… ベイオウルフ 「気を付けるべき点は"血の通わぬ者"を認めない。という事です。 魔法人形...ゴーレム等の類は持ち歩かない方が宜しいかと。 無論、貴方がそうであるなら隠しておいた方が良いでしょう。」 ナインス : ふむ…? ゼノン : (……連れてこなくてよかった。) ベイオウルフ 「...私も命の通わぬ土くれは嫌いですので。」 ゼノン : (よかった………………………………。) ナインス : ……そうなのか アルシエル : そ。ま、価値観はそれぞれ。 アルテュール : なるほどな……機工の街とやらに彼らがきたら大騒ぎだろうな。 何を聞こうか? ゼノン : …………もう聞くことおもいつかない。 ゼノンが[聞き終えた]を選択しました ... アルシエル : じゃ、何も聞かなきゃ良いんじゃないか。私は着くまで寝るぞ ベイオウルフから話を聞き終えてから暫く経ち、 喚く山賊をよそに旅路を見つめる。 遠方の北西に山岳地帯が見える。 あれがフロストガルドだろうか。 グレンデル 「ありゃグリーデンの山だな。 俺の記憶が正しけりゃあ、友好国だったハズだ。 山岳の迂回路を通って行けばフロストガルドに着く。」 ゼノン : あんた今回やる気無さ過ぎなー…… アルテュール : グリーデンか、それは聞いたことがあるよ。 アルシエル : 昼は眠いのだ…… アルテュール : リーンに騎士団がいただろう、たしか。 アルテュール : おや、夜型か。俺と一緒だな。 ゼノン : あー。あの……脳筋たち! アルテュール : ははは!脳筋たち!たしかにな。 ナインス : ああ、あの騎士団の国か アルシエル : お前も夜の方が活動的というわけ…… グレンデル 「このまま着いてくれると楽なんだがな。」 ゼノン : ウケるんだ…… 旅路はまだまだ続く様だ。 アルシエル : ま、私は夜であれ眠いがな・ 馬車はグリーデンの迂回路を通り、 フロストガルドの国境も間近に見えて来ている。 辺りは急に冷え込んできたため、 君達は防寒具を身に纏っていた。 山賊達にも凍傷になられると困るとの事で配られている。
旅路はもう終わるだろうか、そんな事を考えている時だった。 ふと、馬車が止まる。 アルテュール : ……しかし今日は曇ってくれていて助かったな。……ん? ナインス : ? 乗り手とベイオウルフは神妙な面持ちで言葉を交わしている。 何があったのだろうか? 気配 目標値:13 <= 3d++パーセプション アルシエル : む…… ゼノン : …… アルシエル:失敗・・(8)([3,2,3]) ゼノン:成功!(15)([1,5,6]+3) ナインス:失敗・・(11)([1,5,5]) アルテュール:失敗・・(12)([6,3,3]) ゼノン : ま、上出来でしょ? アルテュール : おっと…見なかったことにしてくれ…。 アルシエル : うん? ナインス : クルル…(ああ…嘆かわしいね) 前方の草原に何かが潜んでいる。 そして、敵意と悪意。 ベイオウルフ 「何者だ?姿を現せ! 我等はフロストガルドの者だ!」 がさり、と草原から現れたのは、 毛皮の装備に身を包み、武装した男だった。 肩に斧を当て、下卑た笑いを浮かべている。 ゼノン : 起きて。 アルシエル : 嫌だ。ゼノン……お前がどうにかしろ。 ゼノン : うるさい。いいから起きて。 ナインス : ……襲撃かい? アルテュール : ……なんだ、何かいるのか? アルシエル : うるさい……(鬱陶しそうに起きた) ゼノン : ……雰囲気、おかしいよ。 * 「いやいや、バレちまうとはねえ。」
* 「まあこんな身なりだ、アンタも事情は分かるでしょ。 食料と装備、後は女も居るかね。ここに置いてきな。」 典型的な野盗。国境付近のキャラバンを襲っているのだろう。
気配を察知された事に驚いてはいるが、随分と慣れている。 雪の積もっている箇所もあり、 その裏に他の輩が隠れているのだろうか。 ナインス : ……ふむ? グレンデル 「フン、野盗か。」 戦闘が回避出来るならば、それに越した事は無いのだが、 ベイオウルフの山賊達への態度を見るに、それは有り得なさそうだ。 アルテュール : なるほど、護衛任務、ね。 ゼノン : 慣れてるね……。 ベイオウルフ 「我等は王の勅命を受けている。 貴様の行いは王へ弓引く事と同義だぞ。」 ナインス : これは、対処することになる かな? 野盗 「そりゃあおっそろしいねぇ。 アンタ等をここで始末すれば報告する奴は居ないワケだ。」
ベイオウルフ 「ならば此処に骨を埋めるがいい。 願わくば水神の導きのあらんことを。」 野盗 「野郎共!出番だぜ!!」 * 「ヒャッハー!」 ベイオウルフは乗り手に馬車の護衛を頼んだ。 ベイオウルフ 「馬車と山賊達を頼みます。」 乗り手 「父オステロと地神モロウの名に誓い、守りますぜ!」 ベイオウルフ 「では皆さん、野盗狩りと参りましょう。」 グレンデル 「おう。」 ゼノン : 防寒着汚したくないのになー…… ナインス : …ああ、行こうかフィフス 君は頷き、武器を取った! アルシエル : 汚さんようにやるが良い。 ゼノン : 無理なんだよ……! ナインス がログインしました。 ボードイベント同期中。 ベイオウルフ 「雪原に注意してください。 迂闊に足を踏み入れれば、身動きが取り辛くなります。」 グレンデル 「野盗の割にゃ手練れが揃ってんな。 気ぃ引き締めて行くぞ。」 アクティブシーンになりました。 Round 1 自動スクロールを解除しました。 アルテュール : さて、頼むよ。俺は援護担当だ。残念ながらね(ケープを状の防寒具を強く巻き付けた。 ゼノン : はー。いつもの感じで動けないな、寒い…… アルシエル : 焼き払う。寄るなよ。 ア���シエルは移動した。 アルシエルは[5,9]へ移動した。 ナインスは移動した。 ナインスは[6,9]へ移動した。 ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,9]へ移動した。 野盗の風使い : 風の壁! 野盗の頑強戦士に風の鎧が与えられる! 達成値:18 ([6,1,1]+10) 野盗の頑強戦士は[風殺]になった ベイオウルフ : 岩の皮膚! アルテュールに加護が与えられる! 達成値:17 ([4,2,6]+5) アルテュールは1のSPを回復した。 アルテュールは[岩の皮膚]になった 野盗の堕落神官 : 水神の大雫! 周囲に水神の癒しが与えられる! 達成値:17 ([2,3,6]+6) 酷薄のガザンは[水神の大雫]になった 野盗の堕落神官は[水神の大雫]になった 野盗の頑強戦士は[水神の大雫]になった 野盗の頑強戦士は[水神の大雫]になった 野盗の血魔術師は[水神の大雫]になった 野盗の血魔術師は[水神の大雫]になった 野盗の風使いは[水神の大雫]になった 野盗の頑強戦士 : 防護! 野盗の頑強戦士に加護が与えられる! 野盗の頑強戦士は[防護]になった 野盗の頑強戦士 : 防護! 野盗の頑強戦士に加護が与えられる! 野盗の頑強戦士は[防護]になった グレンデルは移動した。 グレンデルは[4,9]へ移動した。 野盗の血魔術師 : 奉血! 野盗の血魔術師は血を水神に捧げた・・・ 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を3つ獲得した。 野盗の血魔術師 : 奉血! 野盗の血魔術師は血を水神に捧げた・・・ 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を3つ獲得した。 酷薄のガザンは待機した。 アルテュールは移動した。 アルテュールは[7,9]へ移動した。 野盗の血魔術師 : 奉血! 野盗の血魔術師は血を水神に捧げた・・・ 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を3つ獲得した。 野盗の血魔術師 : 奉血! 野盗の血魔術師は血を水神に捧げた・・・ 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を3つ獲得した。 アルシエル : 拡散! アルシエルの魔力が増幅する! ナインス : イリュージョン! ナインスがゆらりと移動した。 ナインスは[6,7]へ移動した。 ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,7]へ移動した。 ナインスのジャグリングは距離が合わず失敗した。 アルシエル : 黒曜の矢! 魔法の矢が飛んでいく! 達成値:19 ([2,3,6]+8) アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 アルテュールは1のSPを回復した。 野盗の頑強戦士に24のダメージ ([5]+27) アルテュール : ああ、助かる。 グレンデルは[浸雪]になった ナインスは[6,9]へ移動した。 酷薄のガザンは8回復した。 (([4]+12))/2 野盗の堕落神官は8回復した。 (([3]+12))/2 野盗の頑強戦士は9回復した。 (([6]+12))/2 野盗の頑強戦士は7回復した。 (([1]+12))/2 野盗の血魔術師は7回復した。 (([2]+12))/2 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を1つ失った。 野盗の血魔術師は7回復した。 (([2]+12))/2 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を1つ失った。 野盗の風使いは9回復した。 (([6]+12))/2 Round 2 アルテュール : ……む、変わった魔力だが……回復の類か? ゼノン : ……こっちじゃ見かけない魔法が多くない? アルシエル : 何だ来んのか。同地点を狙う。踏み込むなよ。 ナインス : そうだね アルテュール : 俺は待機だ、必要があれば前に出よう。 ゼノン : ……様子見する。 キャンセルしました。 ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,8]へ移動した。 野盗の風使いは移動した。 野盗の風使いは[5,3]へ移動した。 野盗の血魔術師は移動した。 野盗の血魔術師は[4,4]へ移動した。 野盗の堕落神官 : 施し! 野盗の頑強戦士に回復の施しが与えられる! 達成値:18 ([1,6,5]+6) 野盗の頑強戦士は10回復した。 (([1,6]+12))/2 野盗の頑強戦士は移動した。 野盗の頑強戦士は[5,6]へ移動した。 酷薄のガザンは移動した。 酷薄のガザンは[6,6]へ移動した。 グレンデルは移動した。 グレンデルは[浸雪]でなくなった グレンデルは[4,8]へ移動した。 野盗の血魔術師は移動した。 野盗の血魔術師は[8,4]へ移動した。 野盗の頑強戦士 : 防護! 酷薄のガザンに加護が与えられる! 酷薄のガザンは[防護]になった アルシエル : 拡散! アルシエルの魔力が増幅する! ナインスは移動した。 ナインスは[6,7]へ移動した。 アルシエル : 黒曜の矢! 魔法の矢が飛んでいく! 達成値:19 ([3,2,6]+8) アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 アルテュールは1のSPを回復した。 酷薄のガザンに21のダメージ ([4]+27) 野盗の頑強戦士に24のダメージ ([5]+27) 野盗の血魔術師に23のダメージ ([2]+27) アルテュール : ああ、助かる。 野盗の頑強戦士は[重傷]になった 野盗の風使いの雷撃は距離が合わず失敗した。 野盗の血魔術師の吸血は距離が合わず失敗した。 野盗の堕落神官 : 施し! 野盗の頑強戦士に回復の施しが与えられる! 達成値:19 ([4,4,5]+6) 野盗の頑強戦士は9回復した。 (([1,5]+12))/2 野盗の頑強戦士の攻撃は距離が合わず失敗した。 酷薄のガザンの攻撃は距離が合わず失敗した。 野盗の血魔術師の吸血は距離が合わず失敗した。 ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:33 ([6,6,3,6]+12) アルテュール : プレイ! 酷薄のガザンは抵抗しようとした。([4,4,4]+14) アルテュールは祈りを捧げた。 酷薄のガザンのクリティカル! 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([6,6,3,1] => [6,6,3,6]) ナインスは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 酷薄のガザンはクリティカルで抵抗した。 酷薄のガザンに0のダメージ ([2,5,1,3]+18) グレンデルは[浸雪]になった 酷薄のガザンは9回復した。 (([6]+12))/2 野盗の堕落神官は9回復した。 (([6]+12))/2 野盗の頑強戦士は7回復した。 (([1]+12))/2 野盗の頑強戦士は8回復した。 (([4]+12))/2 野盗の血魔術師は7回復した。 (([1]+12))/2 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を1つ失った。 野盗の血魔術師は7回復した。 (([2]+12))/2 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を1つ失った。 野盗の風使いは7回復した。 (([2]+12))/2 Round 3 ナインス : …凌いだかい アルシエル : 2発続けて撃つ。巻き込まれるなよ。 アルテュール : すまないな、俺も魔力を回したんだが……一歩及ばずだ。 ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,7]へ移動した。 野盗の風使い : 雷撃! 野盗の風使いは雷を放った! 達成値:20 ([1,3,6]+10) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 ナインスは回避した。 達成値:27 ([1,1,6]+19) 酷薄のガザンは攻撃した。 達成値:20 ([1,2,3]+14) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 ナインスは回避した。 達成値:32 ([4,5,4]+19) 野盗の血魔術師 : 寒気! ナインスの体温を奪う! 達成値:17 ([1,6,2]+8) ナインスは抵抗しようとした。 ナインスは抵抗に失敗した。 達成値:15 ([6,1,5]+3) ナインスは[寒気]になった グレンデルは移動した。 グレンデルは[浸雪]でなくなった グレンデルは[4,7]へ移動した。 野盗の頑強戦士は移動した。 野盗の頑強戦士は[8,6]へ移動した。 ベイオウルフ : 障壁! アルテュールの周囲に障壁を作り出す! 達成値:18 ([2,5,6]+5) アルテュールは1のSPを回復した。 アルテュールは[障壁カウンター]を10つ獲得した。 野盗の頑強戦士は移動した。 野盗の頑強戦士は[5,7]へ移動した。 野盗の血魔術師 : 吸血! ナインスの生命力を奪い取る! 達成値:18 ([2,3,5]+8) ナインスは防御した。 ダメージを5軽減! ([]+9) ナインスに9のダメージ ([6,6]+11) 野盗の血魔術師は9回復した。 野盗の堕落神官の施しは距離が合わず失敗した。 アルシエル : 拡散! アルシエルの魔力が増幅する! ナインス : イリュージョン! ナインスがゆらりと移動した。 ナインスは[6,9]へ移動した。 ナインス : ショータイム! ナインスが演目の始まりを告げる! 達成値:25 ([4,6,3]+12) 酷薄のガザンは抵抗しようとした。 野盗の頑強戦士は抵抗しようとした。 酷薄のガザンは抵抗に失敗した。 達成値:16 ([6,1,2]+7) 野盗の頑強戦士は抵抗に失敗した。 達成値:17 ([3,1,4]+9) ゼノン : ありがと、助かる! アルテュール : ああ、助かる。 アルシエル : お礼は言っておく アルシエル : 黒曜の矢! 魔法の矢が飛んでいく! 達成値:20 ([5,6,1]+8) アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 アルテュールは[障壁カウンター]を2つ失った。 アルテュールは1のSPを回復した。 酷薄のガザンに22のダメージ ([5]+27) 野盗の血魔術師に22のダメージ ([1]+27) アルテュール : ああ、助かる。 野盗の血魔術師は[重傷]になった 野盗の血魔術師は[気絶]になった ゼノン : フェイント! ゼノンは攻撃するふりをする! 酷薄のガザンは3のAPを失った 野盗の頑強戦士の攻撃は距離が合わず失敗した。 野盗の堕落神官の施しは距離が合わず失敗した。 ゼノン : クイックトリック! ゼノンは素早い攻撃を行った! 達成値:24 ([5,6,6]+7) 酷薄のガザン : ディフレクション! 酷薄のガザンは武器を使って敵の攻撃を回避しようとした! 酷薄のガザンは回避に失敗した。 達成値:21 ([4,1,2]+14) 酷薄のガザンに12のダメージ ([4,3]+15) アルシエル : 黒曜の矢! 魔法の矢が飛んでいく! 達成値:19 ([5,1,5]+8) アルシエルはWillを使用した! アルテュールは1のSPを回復した。 酷薄のガザンに20のダメージ ([3]+27) 野盗の頑強戦士に21のダメージ ([2]+27) 野盗の血魔術師に27のダメージ ([6]+27) アルテュール : ああ、助かる。 酷薄のガザンは[重傷]になった 野盗の血魔術師は[重傷]になった 野盗の頑強戦士は[浸雪]になった ナインスは[6,7]へ移動した。 酷薄のガザンは9回復した。 (([5]+12))/2 野盗の堕落神官は7回復した。 (([1]+12))/2 野盗の頑強戦士は9回復した。 (([6]+12))/2 野盗の頑強戦士は7回復した。 (([1]+12))/2 野盗の血魔術師は9回復した。 (([5]+12))/2 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を1つ失った。 野盗の風使いは8回復した。 (([4]+12))/2 Round 4 アルシエル : 2発。わざわざ当たりに行くなよ。 ナインス がログアウトしました。 ナインス がログインしました。 グレンデル : エンゲージ! グレンデルが立ちふさがる! 野盗の頑強戦士は[移動禁止]になった グレンデルは[移動禁止]になった ゼノン : クイックトリック! ゼノンは素早い攻撃を行った! 達成値:19 ([3,6,3]+7) 野盗の頑強戦士は防御した。([1,1,1]+7) 野盗の頑強戦士のファンブル! ナインスは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 野盗の頑強戦士に11のダメージ ([4,5]+15) 野盗の風使い : 風の壁! 酷薄のガザンに風の鎧が与えられる! 達成値:20 ([1,5,4]+10) 酷薄のガザンは[風殺]になった 野盗の血魔術師 : 奉血! 野盗の血魔術師は血を水神に捧げた・・・ 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を3つ獲得した。 野盗の頑強戦士は攻撃した。 達成値:20 ([6,1,6]+7) ゼノンは回避しようとした。 ゼノンは回避した。 達成値:27 ([4,4,2]+17) 野盗の頑強戦士 : 防護! 野盗の堕落神官に加護が与えられる! アルシエルの反射は距離が合わず失敗した。 アルテュールは1のSPを回復した。 野盗の堕落神官は[防護]になった 野盗の堕落神官 : 施し! 野盗の血魔術師に回復の施しが与えられる! 達成値:14 ([1,5,2]+6) 野盗の血魔術師は10回復した。 (([5,2]+12))/2 ベイオウルフ : 悪性解除! ナインスの異常が取り除かれる! 達成値:14 ([2,6,1]+5) アルテュールは1のSPを回復した。 ナインスは[寒気]でなくなった 酷薄のガザン : ソードダンス! 酷薄のガザンがまるで踊るかのように辺りを切り裂く! 達成値:28 ([2,6,6]+14) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 ナインスは防御した。 ゼノンは回避しようとした。 ゼノンは回避した。 達成値:30 ([4,6,3]+17) アルテュールは[障壁カウンター]を2つ失った。 ナインスは回避に失敗した。 達成値:28 ([1,2,6]+19) 野盗の頑強戦士に29のダメージ ([3,3,5,6,5]+20) 野盗の頑強戦士は[気絶]になった ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:25 ([2,5,1,5]+12) 野盗の頑強戦士に19のダメージ ([4,2,3,5]+18) アルシエル : 拡散! アルシエルの魔力が増幅する! アルテュールは移動した。 アルテュールは[6,7]へ移動した。 グレンデル : バッシュ! グレンデルは武器を力強く叩きつけた! 達成値:21 ([5,4,1]+11) 野盗の頑強戦士 : 魔法の盾! 野盗の頑強戦士の前に魔法の盾が現れる! アルテュールは1のSPを回復した。 ダメージを12軽減! ([4]+12) 野盗の頑強戦士に0のダメージ ([2,1,2]+16) 野盗の血魔術師 : 吸血! ゼノンの生命力を奪い取る! 達成値:22 ([3,5,6]+8) ゼノンは抵抗しようとした。 ゼノンは抵抗に失敗した。 達成値:9 ([2,1,1]+5) アルテュールは1のSPを回復した。 ゼノンに11のダメージ ([1,1]+11) 野盗の血魔術師は11回復した。 アルシエルの黒曜の矢はAPが足りず失敗した。 ゼノン : クイックトリック! ゼノンは素早い攻撃を行った! 達成値:18 ([3,3,5]+7) 野盗の頑強戦士に4���ダメージ ([1,1]+15) 野盗の堕落神官 : 施し! 野盗の血魔術師に回復の施しが与えられる! 達成値:15 ([4,3,2]+6) 野盗の血魔術師は10回復した。 (([3,4]+12))/2 酷薄のガザンは攻撃した。 達成値:25 ([1,4,6]+14) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 アルテュールは[障壁カウンター]を2つ失った。 ゼノンは回避した。 達成値:30 ([3,3,5]+19) アルシエルの黒曜の矢はAPが足りず失敗した。 アルテュールは[浸雪]になった 酷薄のガザンは9回復した。 (([6]+12))/2 野盗の堕落神官は7回復した。 (([1]+12))/2 野盗の頑強戦士は7回復した。 (([2]+12))/2 野盗の血魔術師は8回復した。 (([4]+12))/2 野盗の血魔術師は[奉血カウンター]を1つ失った。 野盗の風使いは7回復した。 (([1]+12))/2 酷薄のガザンは[水神の大雫]でなくなった 野盗の堕落神官は[水神の大雫]でなくなった 野盗の頑強戦士は[水神の大雫]でなくなった 野盗の頑強戦士は[防護]でなくなった 野盗の血魔術師は[水神の大雫]でなくなった 野盗の風使いは[水神の大雫]でなくなった Round 5 ゼノンは、ポーションを使った。 ゼノンは6回復した。 ([3]+3) 野盗の風使いは移動した。 野盗の風使いは[5,6]へ移動した。 野盗の血魔術師 : 吸血! アルテュールの生命力を奪い取る! 達成値:19 ([4,4,3]+8) アルテュールは抵抗しようとした。 アルテュールは[障壁カウンター]を2つ失った。 アルテュールは抵抗した。 達成値:30 ([5,4,6]+15) アルテュールは1のSPを回復した。 アルテュールに3のダメージ ([4,6]+11) ベイオウルフ : 障壁! ゼノンの周囲に障壁を作り出す! 達成値:20 ([5,4,6]+5) ゼノンは[障壁カウンター]を10つ獲得した。 野盗の頑強戦士は移動した。 野盗の頑強戦士は[7,7]へ移動した。 野盗の堕落神官は移動した。 野盗の堕落神官は[6,2]へ移動した。 グレンデルの移動は状態によって失敗した。 酷薄のガザン : ソードダンス! 酷薄のガザンがまるで踊るかのように辺りを切り裂く! 達成値:26 ([4,5,3]+14) ゼノンは回避しようとした。 ゼノンは[障壁カウンター]を2つ失った。 ゼノンは回避に失敗した。 達成値:27 ([2,6,2]+17) アルテュール : 夜霧の森は抜けさせない! ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 アルテュールは[障壁カウンター]を失った ナインスは回避した。 達成値:28 ([1,4,6]+17) 野盗の頑強戦士に24のダメージ ([2,3,5,1,3]+20) 野盗の頑強戦士は[重傷]になった アルシエル : 拡散! アルシエルの魔力が増幅する! ナインスは移動した。 ナインスは[5,6]へ移動した。 アルシエル : 黒曜の矢! 魔法の矢が飛んでいく! 達成値:14 ([4,1,1]+8) アルテュールは1のSPを回復した。 酷薄のガザンに22のダメージ ([5]+27) 野盗の血魔術師に27のダメージ ([6]+27) アルテュール : ああ、助かる。 野盗の風使いは攻撃した。 達成値:17 ([1,3,3]+10) グレンデルは防御した。 ダメージを7軽減! ([]+14) グレンデルに0のダメージ ([1,3]+12) 野盗の頑強戦士は攻撃した。 達成値:18 ([2,5,4]+7) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 アルテュールは回避した。 達成値:31 ([5,5,4]+17) 野盗の堕落神官 : 施し! 酷薄のガザンに回復の施しが与えられる! 達成値:17 ([2,6,3]+6) 酷薄のガザンは9回復した。 (([3,2]+12))/2 グレンデルのバッシュはAPが足りず失敗した。 ナインスは移動した。 ナインスは[5,4]へ移動した。
自動スクロールを有効にしました。 Round 5 Round 6 自動スクロールを解除しました。 ナインス がログインしました。 アルテュール がログインしました。 アルシエル : 奥のを狙う。 キャンセルしました。 グレンデル : エンゲージ! グレンデルが立ちふさがる!([2,2,2]+8) グレンデルのファンブル! ナインスは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 野盗の風使い : 風の壁! 野盗の堕落神官に風の鎧が与えられる! 達成値:24 ([5,6,3]+10) アルテュールは1のSPを回復した。 野盗の堕落神官は[風殺]になった ゼノン : チャージ! ゼノンは力をためた! ゼノンは[チャージ]になった アルシエルは移動した。 アルシエルは[6,7]へ移動した。 野盗の頑強戦士は攻撃した。 達成値:17 ([1,3,6]+7) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 ゼノンは回避した。 達成値:27 ([3,2,5]+17) 野盗の堕落神官は移動した。 野盗の堕落神官は[6,3]へ移動した。 ナインスは移動した。 ナインスは[5,7]へ移動した。 グレンデル : バッシュ! グレンデルは武器を力強く叩きつけた! 達成値:23 ([2,4,6]+11) 野盗の頑強戦士 : 魔法の盾! 野盗の風使いの前に魔法の盾が現れる! 野盗の風使いは回避しようとした。 野盗の風使いは回避に失敗した。 達成値:22 ([1,4,5]+12) アルテュールは1のSPを回復した。 ダメージを11軽減! ([3]+12) 野盗の風使いに17のダメージ ([6,3,6]+16) ゼノン : インビジブルアタック! ゼノンは、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:28 ([5,6,5,2,3]+7) アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 野盗の風使いは回避しようとした。 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([5,1,5,2,3] => [5,6,5,2,3]) 野盗の風使いは回避に失敗した。 達成値:23 ([6,1,4]+12) 野盗の風使いに24のダメージ ([5,2,3,2]+15) 野盗の風使いは[重傷]になった 野盗の風使いは[気絶]になった アルシエルは移動した。 アルシエルは[6,5]へ移動した。 ナインス がログアウトしました。 野盗の堕落神官 : 施し! 野盗の頑強戦士に回復の施しが与えられる! 達成値:19 ([4,3,6]+6) 野盗の頑強戦士は10回復した。 (([1,6]+12))/2 ナインス : チャージ! ナインスは力をためた! ナインスは[チャージ]になった ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:29 ([6,6,2,3]+12) 野盗の風使いに38のダメージ ([3,4,2,6,2,6]+18) 野盗の風使いは[昏睡]になった アルシエル : 理よ綻びろ、貪り、嘗め尽せ、 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:24 ([2,6,2,6]+8) アルシエルはWillを使用した! 野盗の頑強戦士の魔法の盾はAPが足りず失敗した。 アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 野盗の堕落神官は抵抗しようとした。 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([2,6,2,1] => [2,6,2,6]) 野盗の堕落神官は抵抗に失敗した。 達成値:16 ([4,1,4]+7) アルテュールは1のSPを回復した。 野盗の堕落神官に29のダメージ ([5,5,4]+23) アルテュール : ああ、助かる。 野盗の堕落神官は[重傷]になった 野盗の堕落神官は[気絶]になった ナインスは[浸雪]になった ゼノンは[チャージ]でなくなった 酷薄のガザン 「こ、コイツ等...。」 ナインスは[チャージ]でなくなった 酷薄のガザンを撃破した! 酷薄のガザン 「俺とした事が、相手を見誤っちまったか。 まあ良い、ここは一旦退くとする...」 その時だった。 * 「グルルオオオオオォォォ!!」 * 「うわあああ!」 腹の底に響く様な恐ろしげな咆哮。 それを聞くと同時に一人の野盗から悲鳴が上がる。
ナインス : む アルテュール : っ、なんだ……! 見るにそれはトカゲに近い姿の獣だった。 だが、その四肢に生える爪は尋常の物ではなく、 喰らう為では無く、ただ引き裂く為の存在と感じさせた。 ゼノン : あ。 * 「たっ、たすげぶっ」 抵抗虚しく、野盗は引き裂かれた。 酷薄のガザン 「お、おい...。何でコイツがこんな所に居るんだよ!?」 ベイオウルフ 「馬鹿な、国境に【血族】が現れるのか!?」
野盗の長が困惑している最中にも、 その獣は次々に獲物を引き裂いた。 何人かは這うように、散り散りに逃げ始める。
しかし、逃げようとした彼等は何かに引き摺られる様に、 一点へと吸い寄せられていく。 アルシエル : ……? ゼノン : ……、どういう…… * 「ホホホホホ」 ナインス : あれが 敵対してる種族なのかな? その先に居たのは異様な雰囲気を身に纏った亜人だった。 傍らに先程の獣に似た物を侍らせている。 彼が手を翳した先に野盗達が転がり寄せる。 亜人が何かを詠唱すると、彼等は苦痛に悶え始めた。 * 「あぎいいいいいいいっ」 アルテュール : ……妙じゃないか…?……っ…。(左腕を枝に絞め上げられ、顔を少し歪めた……。 野盗達の顔が瞬く間に蒼白へと変わっていく。 生命か、血か、吸収しているのだ。 一通り吸い飽きると、萎びたそれを放り捨てる。 ゼノン : ……うわあ。 そして、君達をじっと見つめる。 ベイオウルフ 「あれらは【血族】。この地に居た堕ちた戦神の落とし子。 そして、我らがフロストガルドに敵対する種族です。」 アルシエル : ふぅん…… アルテュール : …なる、ほどね……っ……。 ナインス : あれらと戦っているのか… ベイオウルフ 「目に付く人間を次々に襲う、悪意に満ちた存在。 だが、彼等の生息地は遥か北西の筈...。」 グレンデル 「馬鹿野郎!なにくっちゃべってやがる!」 野盗を引き裂き終えた獣が、 グレンデルへと爪を振り下ろしていた。 彼は直剣でなんとかそれを防いでいる状態だった。 ベイオウルフ 「グレン!今助ける!」 ナインス : 加勢しよう、このままじゃ ワタシ達も危ないな ベイオウルフ 「すみません、残りの二体を宜しくお願いします。 私は彼の補助へ回ります!」 アルシエル : 良いよ。 ゼノン : ……連続か。 アクティブシーンになりました。 Round 1 * 「カロロロ」 * 「ホホホホホホホ」 自動スクロールを解除しました。 アルテュール : まずい…か……集中させてくれ、頼むから…っ…。 ゼノン : ……アルト。振り絞って。 ナインス がログアウトしました。 アルテュール : ……ああ、勿論、だ…。 ナインス がログインしました。 血族の裂爪獣 : 飛びかかり! 血族の裂爪獣が飛び掛かった! 達成値:22 ([5,3,2]+12) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 アルテュールは回避した。 達成値:33 ([5,4,5]+19) 血族の裂爪獣は[6,11]へ移動した。 ナインスは移動した。 ナインスは[6,9]へ移動した。 アルシエルは移動した。 アルシエルは[5,9]へ移動した。 ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,9]へ移動した。 血族の獣乗り : 奉血! 血族の獣乗りは血を水神に捧げた・・・ 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を3つ獲得した。 アルテュールは移動した。 アルテュールは[6,9]へ移動した。 血族の獣乗りは移動した。 血族の獣乗りは[5,4]へ移動した。 ナインスは移動した。 ナインスは[6,7]へ移動した。 アルシエルの黒曜の矢は距離が合わず失敗した。 ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,7]へ移動した。 血族の獣乗り : 拉致! 血族の獣乗りは手を翳した! 達成値:13 ([1,4,6]+2) アルテュールは抵抗しようとした。 アルテュールは抵抗した。 達成値:29 ([6,4,2]+17) アルテュールは[5,4]へ引き寄せられた。 アルシエルの黒曜の矢は距離が合わず失敗した。 アルシエルの黒曜の矢はAPが足りず失敗した。 アルテュールは[浸雪]になった 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を1つ失った。 Round 2 アルテュール : …なっ……! ナインス : ショータイム! ナインスが演目の始まりを告げる! 達成値:23 ([4,6,1]+12) 血族の裂爪獣は抵抗しようとした。 血族の裂爪獣は抵抗に失敗した。 達成値:20 ([5,4,4]+7) アルテュール : ああ、助かる。 ゼノン : ありがと、助かる! アルシエル : お礼は言っておく ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,9]へ移動した。 血族の獣乗り : 奉血! 血族の獣乗りは血を水神に捧げた・・・ 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を3つ獲得した。 血族の裂爪獣 : 狩り! アルシエルは牙と爪で攻撃した! 達成値:26 ([4,6,6]+10) アルテュール : ミラージュ! 幻影が攻撃を惑わせる。 アルシエルは回避した。 達成値:28 ([3,5,3]+17) アルシエル : 理よ綻びろ、貪り、嘗め尽せ、 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る([6,6,6,4]+8) アルシエルのクリティカル! アルテュール : プラーナ! 血族の裂爪獣は抵抗しようとした。 アルシエルの力を呼び覚ます! 血族の裂爪獣は抵抗に失敗した。 達成値:21 ([4,5,5]+7) アルテュールは1のSPを回復した。 ナインスは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 血族の裂爪獣に40のダメージ ([6,6,6]+23) アルテュール : ああ、助かる。 アルテュールは移動した。 アルテュールは[浸雪]でなくなった アルテュールは[6,8]へ移動した。 血族の獣乗り : 拉致! 血族の獣乗りは手を翳した! 達成値:17 ([6,4,5]+2) アルシエルは[5,4]へ引き寄せられた。 アルシエルは[拉致]になった ゼノン : チャージ! ゼノンは力をためた! ゼノンは[チャージ]になった ナインス : イリュージョン! ナインスがゆらりと移動した。 ナインスは[6,10]へ移動した。 ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:35 ([6,6,5,6]+12) ナインスはWillを使用した! 血族の裂爪獣は抵抗しようとした。 血族の裂爪獣は抵抗に失敗した。 達成値:22 ([6,3,5]+8) 血族の裂爪獣に27のダメージ ([3,4,3,5]+18) 血���の裂爪獣のクイックトリックは距離が合わず失敗した。 アルシエル : 理よ綻びろ、貪り、嘗め尽せ、 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:28 ([3,5,6,6]+8) アルシエルはWillを使用した! アルテュール : プレイ! 血族の裂爪獣は抵抗しようとした。 アルテュールは祈りを捧げた。 アルテュールはWillを使用した! 血族の裂爪獣は抵抗に失敗した。 達成値:26 ([3,6,4,5]+8) アルテュールは1のSPを回復した。 血族の裂爪獣に29のダメージ ([4,3,5]+23) アルテュール : ああ、助かる。 ゼノン : インビジブルアタック! ゼノンは、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:35 ([6,6,5,5,6]+7) ゼノンはWillを使用した! 血族の裂爪獣は回避しようとした。 血族の裂爪獣は回避に失敗した。 達成値:28 ([3,6,5]+14) 血族の裂爪獣に20のダメージ ([4,2,1,6]+15) 血族の裂爪獣は[重傷]になった 血族の獣乗りは移動した。 血族の獣乗りは[5,5]へ移動した。 血族の裂爪獣の攻撃は距離が合わず失敗した。 ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:31 ([4,5,5,5]+12) ナインスはWillを使用した! 血族の裂爪獣は抵抗しようとした。 血族の裂爪獣は抵抗に失敗した。 達成値:22 ([3,5,3,3]+8) 血族の裂爪獣に22のダメージ ([3,1,4,4]+18) 血族の獣乗りの吸血はAPが足りず失敗した。 アルシエル : 理よ綻びろ、貪り、嘗め尽せ、 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:27 ([4,6,6,3]+8) アルシエルはWillを使用した! アルテュール : プレイ! 血族の裂爪獣は抵抗しようとした。 アルテュールは祈りを捧げた。 アルテュールはWillを使用した! 血族の裂爪獣は抵抗に失敗した。 達成値:24 ([6,3,4,3]+8) アルテュールは1のSPを回復した。 血族の裂爪獣に25のダメージ ([2,1,5]+23) アルテュール : ああ、助かる。 血族の裂爪獣は[気絶]になった ゼノン : インビジブルアタック! ゼノンは、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:32 ([5,6,5,6,3]+7) ゼノンはWillを使用した! 血族の裂爪獣に26のダメージ ([4,6,4,5]+15) ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:31 ([5,5,6,3]+12) ナインスはWillを使用した! 血族の裂爪獣に23のダメージ ([4,1,2,6]+18) アルシエル : 理よ綻びろ、貪り、嘗め尽せ、 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る([5,5,5,3]+8) アルシエルはWillを使用した! アルシエルのクリティカル! アルテュールは1のSPを回復した。 ナインスは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 血族の裂爪獣に38のダメージ ([6,6,6]+23) アルテュール : ああ、助かる。 ゼノン : インビジブルアタック! ゼノンは、敵の死角を突いて攻撃した! 達成値:35 ([6,6,4,6,6]+7) ゼノンはWillを使用した! 血族の裂爪獣に21のダメージ ([3,6,2,3]+15) アルシエルは[浸雪]になった ナインスは[5,8]へ移動した。 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を1つ失った。 ゼノンは[チャージ]でなくなった Round 3 アルテュール : よし、獣は片づけてくれたな…助かった。 アルテュール : あとは、本体か…… ゼノン : あーこわ…… ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,7]へ移動した。 血族の獣乗り : 吸血! 血族の獣乗りの生命力を奪い取る! 達成値:18 ([4,1,6]+7) アルシエル : 反射! 魔法を反射する! アルテュールは1のSPを回復した。 対象を 血族の獣乗り に変更した。 アルテュール : ああ、助かる。 アルテュールは1のSPを回復した。 血族の獣乗りに11のダメージ ([6,3]+12) 血族の獣乗りは11回復した。 アルシエル : 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:28 ([2,6,6,6]+8) アルテュール : プレイ! 血族の獣乗りは抵抗しようとした。 アルテュールは祈りを捧げた。 血族の獣乗りは抵抗に失敗した。 達成値:22 ([3,5,5]+9) 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([2,1,6,6] => [2,6,6,6]) アルテュールは1のSPを回復した。 血族の獣乗りに24のダメージ ([1,2,5]+23) アルテュール : ああ、助かる。 ナインス : イリュージョン! ナインスがゆらりと移動した。([4,4,4]+12) ナインスのクリティカル! ナインスは[劇的カウンター]を1つ獲得した。 ナインスは[5,6]へ移動した。 アルテュールは移動した。 アルテュールは[6,6]へ移動した。 ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:23 ([3,2,4,2]+12) 血族の獣乗りは抵抗しようとした。 血族の獣乗りは抵抗に失敗した。 達成値:17 ([1,4,2]+10) 血族の獣乗りに20のダメージ ([1,4,5,3]+18) ゼノンは移動した。 ゼノンは[6,5]へ移動した。 血族の獣乗り : 吸血! アルシエルの生命力を奪い取る! 達成値:15 ([1,3,4]+7) アルシエルは抵抗しようとした。 アルシエルは抵抗に失敗した。 達成値:13 ([6,2,5]) アルテュールは1のSPを回復した。 アルシエルに9のダメージ ([1,2]+15) 血族の獣乗りは9回復した。 ナインス : ジャグリング! ナインスは曲芸を披露する! 達成値:28 ([5,4,2,5]+12) 血族の獣乗りは抵抗しようとした。 血族の獣乗りは抵抗に失敗した。 達成値:18 ([1,4,3]+10) 血族の獣乗りに22のダメージ ([5,4,4,2]+18) ゼノン : フェイント! ゼノンは攻撃するふりをする! 血族の獣乗りは3のAPを失った ナインスは[5,8]へ移動した。 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を1つ失った。 アルシエルは[拉致]でなくなった Round 4 ナインス : ショータイム! ナインスが演目の始まりを告げる! 達成値:0 ナインスの失敗した。 ゼノン : フェイント! ゼノンは攻撃するふりをする! 血族の獣乗りは3のAPを失った 血族の獣乗り : 奉血! 血族の獣乗りは血を水神に捧げた・・・ 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を3つ獲得した。 アルシエルは移動した。 アルシエルは[浸雪]でなくなった アルシエルは[6,7]へ移動した。 ゼノン : フェイント! ゼノンは攻撃するふりをする! 血族の獣乗りは3のAPを失った 血族の獣乗りの拉致はAPが足りず失敗した。 ナインス : イリュージョン! ナインスがゆらりと移動した。 ナインスは[5,6]へ移動した。 アルシエル : 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:28 ([6,6,4,4]+8) アルテュール : プレイ! 血族の獣乗りは抵抗しようとした。 アルテュールは祈りを捧げた。 血族の獣乗りは抵抗に失敗した。 達成値:22 ([5,2,2,3]+10) 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([6,2,4,4] => [6,6,4,4]) アルテュールは1のSPを回復した。 血族の獣乗りに19のダメージ ([1,2,3]+23) アルテュール : ああ、助かる。 ゼノン : クイックトリック! ゼノンは素早い攻撃を行った! 達成値:16 ([6,2,1]+7) アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([1,2,1] => [6,2,1]) 血族の獣乗りに13のダメージ ([5,6]+15) 血族の獣乗りは[重傷]になった ナインス : チャージ! ナインスは力をためた! ナインスは[チャージ]になった 血族の獣乗りの吸血はAPが足りず失敗した。 ナインスは攻撃した。 達成値:23 ([4,4,3]+12) 血族の獣乗りの防御はAPが足りず失敗した。 血族の獣乗りに22のダメージ ([5,1,2,3,6]+18) ナインスは[浸雪]になった ナインスは[5,8]へ移動した。 血族の獣乗りは[奉血カウンター]を1つ失った。 ナインスは[チャージ]でなくなった Round 5 アルテュール : そろそろ向こうさんもお疲れだ、魔力を回すから頼んだよ! ゼノン : さむい……身体動かない…… ナインス : …支援に回ろう キャンセルしました。 ゼノン : フェイント! ゼノンは攻撃するふりをする! 血族の獣乗りは3のAPを失った 血族の獣乗り : 拉致! 血族の獣乗りは手を翳した! 達成値:18 ([6,6,4]+2) ナインスは抵抗しようとした。 ナインスは抵抗��失敗した。 達成値:10 ([1,2,6]+1) ナインスは[5,5]へ引き寄せられた。 ナインスは[拉致]になった ナインス : ジョーク! ナインスは軽快なジョークを飛ばした。 達成値:20 ([1,3,4]+12) アルシエルは2のAPを回復した。 アルシエル : お礼は言っておく アルシエル : 混沌の焔! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:17 ([3,3,1,2]+8) 血族の獣乗りは抵抗しようとした。 血族の獣乗りは抵抗した。 達成値:27 ([6,2,4,5]+10) アルテュール : 世界樹の一滴になり得ればよいが! プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。([2,2,2]-4) アルテュールのファンブル! アルテュールは1のSPを回復した。 血族の獣乗りに11のダメージ ([2,3,5]+23) アルテュール : ああ、助かる。 ゼノン : フェイント! ゼノンは攻撃するふりをする! 血族の獣乗りは3のAPを失った 血族の獣乗りの吸血はAPが足りず失敗した。 ゼノンは攻撃した。 達成値:17 ([3,6,1]+7) 血族の獣乗りに8のダメージ ([4,2]+15) 血族の獣乗りは[気絶]になった ナインス : ジョーク! ナインスは軽快なジョークを飛ばした。 達成値:19 ([4,1,2]+12) アルシエルは2のAPを回復した。 アルシエル : お礼は言っておく アルシエル : 混沌の焔! 君は血族に勝利した! 地を焼き尽くす焔が奔る 達成値:28 ([4,6,6,4]+8) アルテュール : プレイ! アルテュールは祈りを捧げた。 命中判定の最も低いダイスを6に変更した。([4,6,3,4] => [4,6,6,4]) アルテュールは1のSPを回復した。 血族の獣乗りに26のダメージ ([4,6,3]+23) アルテュール : ああ、助かる。 あちらの二人もどうにか倒したようで、 こちらに向かって来る。 アルシエルの混沌の焔はAPが足りず失敗した。 ナインスは[浸雪]になった グレンデル 「倍額でも割に合わねぇぞ、こりゃあ。」 ベイオウルフ 「申し訳ない、これは想定外でした。 通常、血族は南方に現れる事は無い筈...。」 ゼノン : それな!!!!! ベイオウルフ 「早急に王へ報告する必要があります。城へ急ぎましょう。」 ゼノン : さむいさむい…… グレンデル 「おう、とっとと出ようぜ。」 アルテュール : 夜も来るしね、早く移動しよう。 ナインス : やれやれ、なんとかなったかな アルシエル : あわただしい事だな…… 君達は野盗と血族の残骸の痕を抜け、 フロストガルドへと向かうのであった...。 自動スクロールを有効にしました。 ボードイベント同期を開始しました。 イベント同期が完了しました。 君達はようやくフロストガルド城下町へ到着した。 時間は昼頃で、頭上には日が差し、それを雪が反射している。 門の前で、ドワーフの門番が馬車を制止する。 門番 「はいはい、ここで止まってくれ。 後ろの髭面とそのツレについて話して貰うぜい。」 ナインス がログインしました。 ボードイベント同期中。 アルテュール : 冒険者、ゼノン一行だ。 グレンデル (髭面は手前もだろ!) ベイオウルフ 「こちらは山賊の護送依頼を受けたリーンの冒険者達です。 奥に居ますのは山賊の四名、書状はこちらに。」 門番 「書状は結構、通ってよーし!」 ベイオウルフ 「有難うございます。」 神殿騎士であるベイオウルフが信頼されているのか、 それとも門番の検閲が緩いのか、 とにかく、手間もかからず通る事が出来た。 城下町は人々でごった返し、露天商が並んでいる。 樽のジョッキを描いた看板の店は酒場だろうか? この時間から営業しているらしく、 奥では赤ら顔のドワーフが騒いでいるようだ。 グレンデル 「あそこが【モロウの大鍋】だな。 大鍋だってのに看板は樽なんだぜ。 俺もこっちに帰った時はあそこで一杯やってるぜ。」 アルテュール : ふふむ、あれが話に聞いた酒場か ナインス : 食事が気になっているから、それはとても嬉しいな ゼノン : ……当然のように言ってるけど、グレンデルってこっちの出身なんだ? 上空にはバッグをさげた有翼人が移動している。 グレンデル 「アレはホークマンの運び屋だな。 ベテランは人も運べるんで、重宝されてるんだと。」 アルテュール : (誤字修正点 アルシエル : 寒い。早く行って休むぞ そんな話をしている内に、馬車は城門前に到着した。
ベイオウルフは馬車から降り、 門兵に山賊達を引き渡す。 つまり、ようやく依頼が終わったという事だ。 ベイオウルフ 「護衛の依頼、有難うございました。 では、今回の報酬を...。」 グレンデル 「ちょっと待て。」 グレンデル 「血族の件はどうした? あんなモンと戦わせてシケた金じゃ困るぜ。」 ゼノン : それな!!!!! アルシエル : ディードみたいな事を言うな…… ナインス : …む、たしかし? アルテュール : おお、流石熟練冒険者。しっかりしてるな。 ナインス : (に ベイオウルフ 「しかし、契約内容に則っていますので。」 グレンデル 「おいおい、 フロストガルドの王は随分とケチ臭ぇなあ?」 アルテュール : ……だってさ、ゼノンリーダー? ゼノン : あ……? ベイオウルフ 「...何だと?」 グレンデルはベイオウルフを挑発しつつ、 君に同調する様に目配せする。 ゼノン : 二度と来ねえ…… 君は、ベイオウルフに 「確かに、これでは割に合わない」という旨を伝えた。 ベイオウルフ 「...ふむ。分かりました。 私から王に掛け合ってみましょう。」 ベイオウルフ 「報酬は城にてお渡しします。 私用が終わりましたら、来てください。」 グレンデル 「ククク、期待してるぜ。」 ゼノン : ほんと騎士って…… ナインス : では、それまでは観光かな グレンデル 「うし、俺はオミロへ帰るぜ。」 ナインス がログインしました。 ボードイベント同期中。 グレンデル 「じゃーな、今度はリーンでな。」 グレンデルはオミロという街か村に帰るそうだ。 君はこのまま城へ向かっても良いし、 フロストガルドの城下町を見回ってもいい。 アルテュール : ああ、また。道中気を付けて。 アルシエル : ではな。 ゼノン : ……どうする。 アルシエル : どうする?私は眠いのでさっさと休みたいのだが。 自動スクロールを解除しました。 店主 「はい、特製のアイスだよ!買った買った!」 魔術師のナイトエルフ 「パピルス紙の買い付けに行ってる所さ。」 ナインス : 広い街だね、見て回っていたら時間が掛かりそうだ 英雄アルディーンが愛したポンヌの店!
_____オキュレオスの【アルディーン亭】 目利きのホークマン 「ん~、そろそろ買い時かね。」 運び屋 「ん?何処か行きたいトコがあんのかい?」 労働者のドワーフ 「昼休みだ。」 店主 「朝採れたてのオレンジは如何かね~。」 ゼノン : ……活気あるな。人々が元気だ。 キャンセルしました。 店主 「回復のスクロール、要るなら払いな。」 アルテュールは、ベリーアイスを使った。 *しゃくしゃく* アルテュールは1のSPを回復した。 店主 「回復のスクロール、要るなら払いな。」 ゼノンは、フロストバーを使った。 *しゃくしゃく* ゼノンは1のSPを回復した。 アルテュール : んー……!……こんなところで、氷菓子とは……頭がキーンとするな……。 アルシエル : よく食うな……寒いのだが? アルテュール : いやあ、たしか��そうなんだが、美味いよ? アルテュール : 本当は暖炉の前で食べるのが一番良いのかもしれないがね。 ナインス : (キョロキョロと周囲を見渡し、興味深い物を見かけると子竜と共に走り出す。その姿はまるで子供のようだ) アルテュール : ナインス君!転ばないでくれよ?(駆ける背中に声をかけた……。 ナインス : だいじょうぶ だいじょうぶ…クルルルルル ゼノン : ……どっか店入ろうよ。さむい! ナインスは、アイスムルームを使った。 *しゃくしゃく* ナインスは1のSPを回復した。 ナインスは、フロストバーを使った。 *しゃくしゃく* ナインスは1のSPを回復した。 アルテュール : じゃあ、ナインス君が楽しんだら件の酒場に行こうか?少し飲み食いしてからでも怒られないだろう。 ナインス がログアウトしました。 ナインス がログインしました。 英雄アルディーンが愛したポンヌの店!
_____オキュレオスの【アルディーン亭】 樽のジョッキを描いた看板がある。 飲むならココ!
_____【モロウの大鍋】 ナインス : ……ポンヌってなんだろう ゼノン : ナインス、こっち。 ナインス : ゼノン、ポンヌってなぁに? ゼノン : ……え、んー? ゼノン : ごはん。 ナインス : (すんすんと目の前の飲食店の香りに興味を示す) ゼノン : 向こう行くよ、はーやーく。 ナインス : ……こっちが気になったけれど、わかったよ ゼノン : はしごできたらしよ。 アルテュール : ……ん、観光は満足したかい?行こうか。 自動スクロールを有効にしました。 ナインス がログインしました。 陽気なドワーフ 「もっともってこーい!」 赤ら顔のドワーフ 「うぃ...アンタ等冒険者かぁ? まあ一杯飲んでけよ。」 ヒューマンの兵士 「いつもここでランチを取ってるのさ。」 ナイトエルフの兵士 「南の野盗退治は進んでいるのだろうか。」 静かなナイトエルフ 「スクロールを作るのは大変さ...。」 気怠いヒューマン 「昼間っから酒盛り、最高だよぉ~。」 ゼノン : ちょうど四人席。 店主 「あいよ!注文は?」 アルテュール : ふむ、これがムルフホブか……。(店主の煮込む鍋を見つめている……。 取引をしました。 [ムルホブ] を手に入れた。 11ルド失った。 [フロスト・ハート] を手に入れた。 ナインス : 席は空いてたようだね アルシエルは、ムルホブを使った。 *むしゃむしゃ* アルシエルは2回復した。 アルテュール : (修正、ムルホブ) アルシエル : 寒いしちょうどいいな アルシエルは、フロスト・ハートを使った。 *ごくごく* アルシエルは1のSPを回復した。 アルシエルは3のSPを失った ナインス がログアウトしました。 ゼノンは、エールを使った。 *ごくごく* ゼノンは1のSPを回復した。 ゼノン : あーーっ!おいし。 アルテュールは、フロスト・ハートを使った。 *ごくごく* アルテュールは1のSPを回復した。 ゼノン : もうほんと疲れた……、エールうま……。(机に突っ伏す) ナインス がログインしました。 アルテュール : ……ん、おいしいなコレ…(グラスを口から離してにこにこと笑った…。 ゼノン : ここのエール、風味豊かで美味い…… ゼノン : 稲が強いのかな…… アルテュール : 酒といえば俺はエールばっかりだったんだが、なかなか果実酒もいけるな。 アルテュール : お、いいな……。俺も夜に飲むときはエールにするかね。 ゼノン : 果実酒ねー。あっまいのがあんまり…… ナインス : …お肉のお料理も多いんだね ゼノンは、燻製肉を使った。 *むしゃむしゃ* ゼノンは2回復した。 ナインス : (注文した肉料理を子竜へと分け与える) ナインスは、燻製肉を使った。 *むしゃむしゃ* ナインスは2回復した。 アルテュール : 俺は甘いのも得意だからあまり参考にはならんかもしれんが…これはなかなかしっかり酸味があるぞ。 ナインスは、ムルホブを使った。 *むしゃむしゃ* ナインスは2回復した。 アルテュール : 北の寒冷な育ちだから、甘味がそこまで出ないのかもね。 アルテュールは、ムルホブを使った。 *むしゃむしゃ* アルテュールは2回復した。 ナインス : ……ワタシはお酒は、苦手 ゼノンは、ムルホブを使った。 *むしゃむしゃ* ゼノンは2回復した。 アルテュール : おやそうか。人それぞれ得意不得意はあるからね。 アルテュール : この果実を使ったジュースもあればよかったんだが……オレンジだけかな? ゼノン : あの独特の苦みとか苦手な人多いし。 ナインス : ああ、苦味や味の強いモノは苦手少しなんだ。果実程度であれば問題はないのだけど ゼノン : ……もうなくなっちゃった。おいしかった、 アルシエル : 暖まったしそろそろ城に行くか。 アルテュール : そうなのか、何かここで気に入るものがあればよいね……と、酔う前に行くか。 ナインス : ……うん、お腹も満たせたよ。 アルテュール : さすがに泥酔して城内入りはまずいしね(立ち上がった…。 ゼノン : はー、次は向こうの方行くか・・・ ボードイベント同期を開始しました。 イベントは既に終了しました。 ナインス がログインしました。 樽のジョッキを描いた看板がある。 飲むならココ!
_____【モロウの大鍋】 フロストガルド城へ向かいますか? (クエストクリアのイベントとなります) アルシエルが[行く]を選択しました 君はフロストガルド城門に向かって行った。 ボードイベント同期を開始しました。 イベント同期が完了しました。 君は、兵士にベイオウルフの元へと案内されていた。 ナインス がログインしました。 ボードイベント同期中。 到着すると、高貴な出で立ちをした黒い肌のエルフと、 ベイオウルフが口論をしている。 エルフ 「報酬を上げろだと? 全く、最近の冒険者は欲をかき過ぎるのでは無いかね! さらに城へ入らせたらしいな!?」 ベイオウルフ 「しかしながら、オロウード様。 "はぐれ"の【血族】を倒してのける力...。 先に手を打ち、我らの戦力とするのが上策かと。」 オロウード 「甘い、甘いぞベイオウルフよ。 あのような力の持ち手の"欲"というのは、 我々の想像を超えるのだ。」 オロウード 「何より何処の馬の骨とも知らぬ奴を 頼るような国と思われたくも無い!」 ベイオウルフ 「"放浪者を歓迎せよ"とは フロストガルドの信条ではありませんか。 ともかく、全ては王が決める事でしょう。」 オロウード 「ふん、先に玉座の間に戻る! 王にはよ~~~~く言っておくからな!」 オロウードはしかめ面で玉座の間へと向かって行った。 ベイオウルフは君に気付くと、ばつの悪そうな顔をした。 ベイオウルフ 「失礼しました。あの方は大臣補佐のオロウード様です。 どうも、過去にエルフの男冒険者に痛い目を見たそうで...。 いえ、これは関係の無い話ですね。申し訳ありません。」 ナインス : …嫌われちゃった のかな アルテュール : ……彼の前では学者と名乗っておこうか。 ゼノン : ああいうのは余所者には誰に対しても基本ああだよ。 アルテュール : いや本業だしね、うん。 ベイオウルフ 「王が"冒険者を玉座の間へ"、との事です。 分かっているとは思いますが、 くれぐれも、粗相の無い様にお願いしますね。」 君はフロストガルドの王へ謁見する事になった。 ただ、報酬を受け取りに来ただけなのだが...。 ... 玉座の間は荘厳という程では無く、 最低限の装飾が施された武骨な物であった。 近衛兵が控え、玉座にはフロストガルドの王が座していた。 ベイオウルフが片膝を付き、首を垂れる。
君は... アルシエル : 大袈裟な事になったな? ナインス : …? ナインスが[特に何もしない]を選択しました オロウード 「無礼者!!」 王 「ハッハッハ!放浪者はこうで無くてはな。」 玉座に坐するは"武人"と称するに相応しい大男だった。 その頭には肩身の狭そうな王冠が乗っている。
ゼノン : うっさ・・・。 アルシエル : めんどくさい…… 王 「私がフロストガルドの王、ガーランドだ。」 君は王へ名乗った。 ガーランド王 「貴公の活躍は聞いているぞ。 野盗のガザンのみならず【血族】までも下したとか。」 ガーランド王 「南部に出たあれらは"はぐれ"と呼ばれている。 通常有り得ない事象、これが意味する事は、 新たなる【柱】の誕生だ。」 ベイオウルフ 「!!」 ガーランド王 「大臣!説明を。」 アルテュール : すまない、そういう作法…とかいうのは…よく知らなくてね…。 大臣 「ひゃい!」 大臣 「だ、大臣のトリトットです。 以後お見知り置きを...。」 ガーランド王 「こやつは此処では珍しいハーフリングでな。 性根は臆病だが、知恵者だ。」 ナインス : 柱? トリトット 「【柱】は一際強力な【血族】の別名です。 血族は禁忌の地に在ると言われる、 【戦神の遺体】から生まれているとされています。」 トリトット 「これまでに確認された【柱】は 【戦の子、グローレイン】【復讐者ウェヴェ】 【氷纏い、ビサルカ】の三体です。」 トリトット 「ウェヴェ、ビサルカの二体は既に亡く、 残すは最初の柱であるグローレインのみ...。」 トリトット 「しかし、新たな【柱】が生まれた時、 【血族】は活発な動きを見せる事が多く、 王の仰る通り、今回は柱の出現を意味する事かと。」 ガーランド 「早急に【戦神の地】を調査する必要が有る!」 ガーランド 「ベイオウルフよ、 "はぐれ"を倒した冒険者はもう一人居たと聞くが?」 ベイオウルフ 「彼はデラークの者でして、 オミロ村に帰郷しております。」 ガーランド 「ヴォリッドのせがれか...。 それならば、期待は出来んな。」 ガーランド 「では、貴公に【戦神の地の調査】を依頼する!」 君は、まず今回の報酬を受け取りたいと伝える。 アルテュール : …ん?んー……? ゼノン : 帰ろう・・・もう・・・。 アルテュール : そんなにさらっと追加依頼してくるかい? ナインス : むずかしいお話?(首を傾げながら子竜の頭を撫でて) ガーランド 「おお、すまん! 先ずは報酬が先だったな。」 アルテュール : とりあえず最初のお金をもらうシンプルな話さ…。 【フロストガルド戦記_第一章】
おわり to be continued... クエストをクリアしました。
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首が擡げる
新年だ。
今年は楽器を色々と練習する。
元旦。
新年を迎えて2時間もしない間にライブをやった。今までで一番手応えがあったような気がする。最後に友達のRemixをプレイした時は恥ずかしくらい大泣きしてしまった。ライブ中に泣けるのは良いことだと思う。ここぞという時にここ一番のライブが出来たのはおれにとって自信になった。ライブにおいて、ある程度は自分のことを信じていいのだと思った。
年越しイベントでお酒も沢山出たが、落ち着いた気持ちで年を迎えた気がする。おれはしっぽり楽しんで、しっぽり松屋で友達と飯を食って、割に早く帰って敷布団に転がった。長いことやっているゲームのガチャの引きも良く、幸先の良いスタートになった。
2019年にやり残したマスターをメンバーに終えてもらって、ようやく新年会に向かった。2ヶ月前に年内締め切りと伝えられていたのに、デモを作ったのが12月29日だったので、メンバーには申し訳ないことをしたと思う。でも、本当に良い作品になった。リリースが楽しみだ。
新年会はしっぽりと友達と飲んだ。そのうち一人は、ここ三年元日を一緒に過ごしている。多分頑張ることになる、という話をした。頑張ろう、ではなくて。
年越しも元日も、割に落ち着いたものだった。そういう日は良い日だ。平坦な映画のようだ。
nimino - Time Heals(feat.Tao)
1月某日。
今年は幸先が良い。
元旦の朝に、おれが11月に2万かけても当たらなかったレアキャラが1発で当たった。スマホゲームの話だ。そも、それまでに2万もかけてるのか、という話ではあるが、それでも運が良いなと思った。
年末は忙殺されていたこともあり、元日以降は家にも出ずゆっくりと過ごそうと思った。が、思いのほか暇だった。暇と体力を持て余していたので、無駄に10kmも散歩してしまったし、書きかけの物語も原稿用紙5枚分には筆が進んでしまった。あまりに暇なので誰かと話したい、と思った。その矢先にお世話になっている先輩のDJから飲みのお誘いが来て、すぐさまに「おっけー!」と返事を返した。なんて良いタイミングなのだろう。
飲みには、どうやらそこそこの人が集まるらしい、とグループラインのメンバー数見て分かった。実際、蓋を開けてみれば20人ほど渋谷の居酒屋に集まった。部署の飲み会みたいな人数だ。ただ、別にアーティストでもない人たちばかりだったので、暑苦しい音楽論を語らずに済んだ。喋りすぎずに終わったので安心した。
どういう理屈かは知らないが、ウーロンハイが100円で飲める店だった。なので、水を注ぎ足すようにウーロンハイを飲んでしまった。そこまで酔うことはなかったが、帰りの電車で尿意に襲われることが心配だった。だから、居酒屋を出る前にしっかりと用を足した。「居酒屋を出る前にしっかりと用を足すようになったら、大人になったってことだ」と友達が言っていたことを思い出す。
しかし、尿意は来た。終電に乗ってから、針で刺されているような痛烈な程の尿意に襲われた。電車は最寄りに辿り着くまで1時間かかる。最悪だ。1時間以上我慢しなければならない。なるべく気持ちの落ち着けるチルハウスを再生しながら座席に座り続けていたが、途中駅でやたら長く電車は停車をした。これはマズい。どうする。電車を降りてトイレに駆け込んで終電を失くすか、それともこのまま我慢できるとも思えない我慢をするか、あるいは最悪の事態か。どのみち覚悟が必要だった。だが、痛烈な尿意に耐えきれず、結局電車を降りて一目散にトイレへ向かった。用を足して一つ懸念は消えたが、ああ今日はしっかり帰ろうと思ったのに、と落ち込んだ。せめて、最寄り駅により近い所で夜を過ごそうと思いホームに戻った。まだ電車は停車していた。驚いた。ヘッドホンをしていたので気づかなかったが、前に走る電車が異音を感知したため長いこと停車していたのだ。ヘッドホンをしてなかったら一目散に走る必要もなかったのだが、それでもラッキー、それもかなりのラッキーだと思った。絶望から幸福へと転じた時、人は「運が良い」と思うらしい。しかも年始なら尚、縁起の良さを感じる。
汚い話を申し訳ない。ただ、どうしてもこの幸運を話したくなった。全ての懸念は消え、愛しい地元と家に帰っている。今日は2つタイミングの良いことがあった。これで御神籤を引いて「凶」でも出たら困惑してしまうので、今年は御神籤を引かないことにする。
Bella Boo - Can't Leave You Like This
https://youtu.be/H9EvprkkCvQ
1月某日。
寝正月だ。
寝るだけで正月が終わってしまうことを嘆く人もいるが、寝るだけで休暇が終わることを許されているのはなんと贅沢なのだろう。おれが寝続けていても、この休暇の間は誰も怒る人はいないのだ。愛おしい。月初めの4日間は全て正月にしないか。
おれが新年会やゲーム、睡眠で幸せを感じているのに、世界は不穏だったりする。世界の不安とおれは接続されていない気持ちになる。でも正月でなければ、おれはおれが寝続けていることで怒る人と接続されている。同時におれが寝続けていることで怒る人は、おれが寝続けることで迷惑を被る第三者と接続されている。第三者も別の第三者と接続されていて、そんな感じで芋ずる式にみんなが世界と接続されているのだ。芋ずるの先に不安がある。
不安は不安のまま終わって欲しい。おれはいま幸福を感じながら正月を終えるので、水を差さないでくれ。
ScHoolboy Q - Chopstix
1月某日。
酔っている。
酔っている時の万能感は一体何なのだろうか。早く家の床につきたいはずなのに、妙に乗っている電車が元々自分の私物だったかのような気持ちにさせられる。ここで大声を出しても、服を全部脱いでも、何事もなく済む気がしてしまう。脳細胞が殺されているってことなのか、これは。
2日前だか3日前も酔った。ここ一年で一番激しく酔ったかもしれない。ハチ洗いとかいうドンブリいっぱいの日本酒を飲んで、まったくわけがわからなくなった。あそこで見た光景は思い出せるのに何を喋ったかが思い出せない。忘れるほど酔う経験がなかったので何かセクハラめいたことをしてないかひどく不安になる。セクシャルなことはあまり好かないのだが、それでも忘れていることに不安は覚える。
あまりの酔いの激しさに、翌日の17時に起きてしまった。起きると仕事の連絡が沢山溜まっていて泣きそうになった。その日はひどい二日酔いでろくに仕事も捌けず、翌日と翌々日にドッサリと溜まった仕事に着手せねばならず、たまらなく苦しい思いをした。酔うものではない。分かっているのに、また酔っている。
明日は京都へ車を出してもらって行く。初めてのライブ遠征だ。旅すがらはいつも誰かとケンカしてしまわないか心配になる。みんな仲良く帰れたら嬉しい。酔って終電を逃すように、関西から帰れなくならないように。
The Mcfaddin - Blue Tank
2019年9月~2020年1月。
去年の9月から危機を感じている。
薄ぼんやりと、しかし日が経つにつれて危機が迫っているような気がする。
危機の中に渋谷プロテストレイブと全感覚祭があった。おれは何に危機を感じているんだろう。イラクへの空爆は潜んでいた危機が表に出てきたように思えた。戦争に対する危機なのか?それとも政治?貧困?健康?親の老い?それとも自分の老い?分からない。
ひたすらに危機が迫っているという感覚がある。それにおれは追い立てられている。懸念で首が擡げる。
Kendrick Lamer - Alright
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【ロクでもないステきなBlog vol.11~今日も生きる〜】
オハヨウゴザイマス!こんにちはー!コンバンワ!
せーの、ふぁいてぃん!
https://youtu.be/tObESU1BYrI
韓国の国民的オーディション番組PRODUCE48の動画からひとつ。ちょっとお調子者の韓国のアイドルチェイェナとAKB48の中西さん、混ざればこんなに癒されるんですね。最後中西さんがオクトパァス(ドヤ顔)で不正解なの最高すぎる。いやしかしこの動画めちゃめちゃ元気出るので見ていただきたい。今日も生きれるよ。
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大好きなものに日々生かされて生きている人たちこんにちは。
ROCK SEADY WASEDA所属二年生の西澤結里奈です。
さて、11月4日開催、早稲田祭2018 Rock Steady Waseda presents.
「 HARU HARU 」のご予約はもうお済みでしょうか?
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2018.11.04 sun 早稲田祭2018×RSW presents, [ HARU HARU ]
場所:早稲田大学早稲田キャンパス7号館412教室
時間:open 13:30 / start 14:00
出演者:The Floor / ヤナセジロウ(betcover!!) / Tigermilk
入場券: 一般¥3000 (※ドリンク代なし)
予約方法: [email protected] 又は下記のGoogleフォームまで。
https://goo.gl/forms/QIp5Ud6F2MqJTtbC3

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素敵なフライヤーたちでしょ?素敵過ぎるくらい。
フライヤーのデザインについて話すと、作成してくれたのは私ではなく、私の友達みはるんことミハルちゃん。わたしには中学から(正確には幼稚園から)の幼馴染の子がいて、高校は別の学校に通っていました。そこで、幼馴染の子から高校に私と趣味が合いそうな子がいると報告を受けて、それならぜひ会わせて!とすぐに津田沼のお好み焼きをたべにいきました。そこで、みはるんはデザインの学校に通っていることを知りました。
ミハルちゃん、知り合えたとき話が合いすぎて、まわりに音楽のことを話せる友人がいなさ過ぎて悲しくなっていたので、地元にもこんな情熱的な人がいるんだと心底感動しました。この企画をちょうど考え始めたときに、みはるんと知り合えたので、フライヤーを頼みたいとすぐに思いついて、すぐにみはるんに相談し、わたしのふわっふわすぎる要望を申し訳ない気持ちで伝えて、それで作ってもらいました。最初の案送ってもらったとき、めちゃめちゃ可愛すぎて現物が来たときもめちゃめちゃかわいくて、いろいろな方にかわいいからと押し付けているくらいです。
もうフライヤーだけで魅力が節々と伝わってくるこのこのイベントについて、さらに魅力をお伝えするために私なりのアーティスト紹介と、きっかけの様なものを書いていきたいと思います。
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The Floor

最初は、わたしが愛してやまないバンドです。
2012年に結成。北海道札幌市在住の4人組バンド。2018年にビクターエンタテイメントから「ターミナル」にてメジャーデビューをしています。2016 年5 月にリリースした1st mini album「ライトアップ」で、タワレコメンに選出され、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZOにも出演をしました。
彼らのサウンドの特徴は、ボーカルササキハヤトさんの透き通って伸びやかな歌声と、US、UKインディーズサウンドを取り入れたサウンドでありながら日本人のわたしたちの耳にきちんと残るメロディー、自然と体が動き出してしまうライブパフォーマンス。札幌のギターヒーローとライブでも紹介されるリードギター永田涼司さんのギターの音色は聞いた人の心を掴んでくる唯一無二の音。しっかり、かつ優しく刻むコウタロウさんのドラムとミヤシタヨウジさんのベース。リズム隊の安心感がものすごい。メンバー4人が唯一無二であるといっても過言ではない。
歌詞を書いているのはササキハヤトさんとコウタロウさん。The Floorの歌詞はとても暖かくて前向きな気持ちを生み出す。二人の暖かさは違うように思える。違う暖かさを持っているが、どこか駄目な所もあるありのままを受け入れてくれるような歌詞が心を包む。圧倒的なメロディセンスを生み出すのはギターヒーローの永田さん。新曲を聴くたび可能性が無限大で、泣きそうになります。新曲を始めて聞くタイミングで毎度泣いてしまうのは、永田さんのせい。「下北沢にて」で始めて『ドラマ』のギターリフを聴いたときに、思わず笑いが止まらず感動してしまって、音楽以外のことを考えられなくなってしまった。彼らは各CDによって、色が違って、何度聞いても飽きることを知らない。
彼らを知ったのは、たぶん2016年のTOKYO CALLING。友人がこのライブに出ていたフロアをみて褒め称えていたツイートを見て知った。わたしが高校3年生のとき。その後始めてライブを見に行った日にちを忘れることはない。この日の感想のメモが残っている。
『こんな自分が楽しみたいように楽しめたの久々だ~!とにかく楽しいの塊だった。人ってこんなに体が自然と乗るんだなって思った。音楽大好きだ』
(文章力が高校三年生のときから進歩していなくて泣けてきた。)
2016年12月23日の下北沢Daisy Bar。この日の対バンは、O,AでGRASAM ANIMAL、大阪からナードマグネット、vivid undress。びくびくしながら入ったDaisyBar。前のほうで少し下手に寄った場所で見たあの景色は、一生忘れるこ���は無い。とにかく楽しくて楽しくて堪らなくてギターの永田さんのギターにたぶん心を打ち抜かれたんだと思う。恋しちゃったんだと思う。DaisyBarは廊下で物販をやることもあるので、物販やってます~と言っていたハヤトさんの横をビクビクしながら通って、ナードマグネットのすださんに会釈しようとしてやめて年末の下北沢を足早で帰った。そして、一ヶ月にひとつライブに行ければ良いほうだったわたしのスケジュールに、大きな変化が起こり、12月26日の渋谷O-nestのライブに電撃で行くことを決めたのであった。この日のライブは2016年最後の東京のライブで、最後にやっていたのは知らない曲だったけど、ファンの子が泣いていたのをすごく覚えてる。後々にあの曲は『夢が覚めたら』という曲だということを知り、わたしのだいすきな曲となる。
その後、「MUSIC GOLD LUSH」というテレビ番組でThe Floorが特集されていて、密着取材と23日のライブ映像が使われていた。勿論録画して、保護して、その当時繰り返し見た番組をいまでも繰り返して見ている。あの時、物珍しかった下北沢の映像はいまでは日常に過ぎない。
2017年に一番ライブを見に行ったのはこのバンドで。人生を大きく変えてくれた。ライブハウスに沢山通うことになった今の生活を創り出してくれたのは彼らである。底抜けに明るいサウンド、なのに背伸びしすぎていない歌詞。絶対楽しいと信頼をおけるライブ。世の中において一番困るといってもいい質問のひとつに「誰がすきなの?好きなアーティストはなに?」という質問がある、ほんとに困る。人によって伝わる伝わらない問題はやはり存在してしまう。そんな問題にわたしは迷わず「札幌のThe Floor」と答えている。
フロアの中で一番好きな曲がある。
2016.12.14 に発売された「Re Kids」の2曲目に収録されている『パノラマ』という曲。テレビ番組でもこの曲のライブ映像が使われている。この曲の歌詞が大好きだ。
” 毎日毎日挫折して ダメかというところで起死回生 地獄の淵に立ち尽くして初めて見えた色もあったんだ "
" 音は止まない 愛は止まない 止まないんだよ "
引用元:https://www.oricon.co.jp/prof/669866/lyrics/I232176/
好きなところはここじゃ収まりきらない。強いて言うのであれば、ここの部分で。パノラマには何度も心を救われた。ライブでやるとき、CDとは違ったアレンジで入るところもギターもベースもドラムもギターもすべての音色がただ愛おしい。下北沢シェルターの初ワンマンでもこの曲をやっていたけど、
" このままどこまでやっていけるのか しらない しらなくてもいいんだよ "
の部分は、誰よりも高く拳を突き上げたつもりである。
フロアを知るまで、実は洋楽にあまり縁が無かった。そもそも洋楽に入る入り口が上手く掴めなかった。そんな時、テレビで永田さんが自分たちのルーツとして「Two door cinema club」「Vampire weekend」を挙げていたので、若干の抵抗はありつつすぐに聞いたとき、衝撃だった。めちゃめちゃキャッチーで踊れて深みがあって。英語という言葉で敬遠していたのがむかついちゃうくらいだった。それから、好きになった人のルーツを探ることがすきになった。The Floorは色々な音楽を聴くきっかけのようなものをくれた、音楽的に尊敬して愛してやまないバンドである。メジャー1stシングル「革命を鳴らせ」に収録されている『FASHION』という曲は、walk the moonっぽくて初めて聴いたときついつい心がぎゅっとなった。新しいものが出るたびにすきが募り、既存の曲をいつまでも愛せる。最近の彼らのライブパフォーマンスは磨きがかかっていて、完璧という言葉が似合うし、この景色をずっと見ていたくなる。このThe Floorというバンドが何かのきっかけとしてあなたの記憶に残るといい。
https://www.cinra.net/interview/201801-thefloor
ヤナセジロウ(betcover!!)
二組目は、betcover!!のボーカルヤナセジロウさん。今回「HARU HARU 」には弾き語りで出演してくださいます。彼は1999年生まれの青年。わたしも1999年生まれなので、同世代です。ロッキングオン社が主宰するアマチュアアーティストコンテスト『RO69JACK』で優勝し、年末の大型フェス『COUNTDOWN JAPAN 16/17』にも出演しました。小学5年生でギター、中学生のときに作曲を始め2016年夏に本格的に活動をしています。文化祭というイベントに彼のような学生に近い立場の方が出演してくださるのは、言わばスパイスのようなもので、何かきっかけを生み出すと思ってます。ですが、彼をみるときは年齢を意識しなくていいかもしれません。
https://www.cinra.net/interview/201712-betcover
このインタビューがすきです。
ヤナセジロウさんを初めて見たのは今年の6月13日、渋谷ClubAsiaでのイベント「Ajam」。Ajamのトリを務めていた彼をその時初めて聴いて、見て、目が離せなくなったのを覚えています。高い天井と高いステージがすごく似合っていた印象が強い。正直に言って、運命の出会いかと思うくらい釘付けになってしまった。まだまだ知らない音楽がありそれを聴いて育った別の人生を歩んでいる同世代のアーティストがいて。幸せなことだと思います。
https://youtu.be/2m7ZZGFohfc
これはCDJのライブ映像。今の彼と印象が違くてこんなんきゅんきゅんしちゃうよ。ヤナセさんは、自身の中にあるマイノリティや世界がきちんとあるので、本当に同世代だとは思えない。ライブでのbetcover!!がすごくすきだ。特に「high schoo !!」に収録されている『台北』がかっこよくて大好きなのだけど、いつかライブで聞いてみたい。「high school !! 」も「サンダーボルトチェンソー」も全��違う色を持っているため、是非全曲聴いていただきたい。こんなアーティスト他に出会ったことがない。『セブンティーン』は何故かとても泣きそうになってしまう。ギターの音色と力強いドラムと彼特有の歌い方。音楽に年齢は関係ないけれど、彼の高い音楽性と若さゆえの共鳴が泣きそうになってしまうのだと思う。そんな彼の弾き語り。今からわくわくしてしまってます。待ち遠しい。シンセサイザー!
Tigermilk
最後にご紹介する3組目はTigermilk。
https://soundcloud.com/user-98109660/driftin-demo
都内在住4人組バンドTigermilk。ひとまず聴いてほしい。
このバンドを知ったのは今年の6月。まろさん主催の渋谷LUSHのイベント「はにほへゆ」でわたしのすきなバンド、時速36㎞というバンドが出ていたイベントの対バンに彼らがいた。わたしは「はにほへゆ」には行くのをやめてしまったけど、このイベントの後日に本当に行けばよかったと心底後悔した。「はにほへゆ」の出演していたバンドを一通り聞いてみたときにtigermilkの『Driftin』という曲がわたしの中に落ちてきたというか、ほかのバンドからは感じることのできないものを感じた。この企画のことを考えて思い悩んでいた時と彼らに出会ったタイミングがちょうど同じで、思い悩んでる部分をなくしてくれたのはTigermilkだった。ぶっちゃけ彼らしかいないと思った。だから、あなたも一度聴いて見てほしい。その2ヵ月後、8月に渋谷LUSHにてライブをするというので観にいったときに初めてライブを見ることが出来て、目が離せなくて、企画を一緒にやりたい!という気持ちが確信に変わりました。
Tigermilkの特徴はメロディセンスがとてつもなく素敵すぎるところだと思う。わたしは音楽を聴くときにメロディが先に頭に入ってくるタイプで、Tigermilkを初めて聴いたときも頭に残るギターの音が一番に入ってきた。どの曲を聴いてもすぐに「あ、良いな、好きだな」と思える。こういう気持ちはとても愛おしいし、何度でも感じたくなる。
https://www.youtube.com/watch?v=BGNAKmEAw00
https://www.youtube.com/watch?v=gGzEyBH5c_Q
大好きなライブ映像が二つあるので、絶対見てほしい。
ライブ映像を発見して、初ライブを見るまでわたしはこの動画でどうにか息を繋いでいた。(音源がまだ発売されてなかった。)この動画の概要に歌詞が載っていてわたしは歌詞をみてまた好きが募った。背伸びし���ぎていなくて、歌詞の主人公がどんな人か想像でき、自分の気持ちに正直になれるような、さらに情景も想像できる。間奏のメロディがさらに心をぎゅっと締め付ける。Tigermilkをすきなひとたちは、みんなみんなこのバンドを愛している。
人によって好きなバンドや音楽に対する好きという感情の順位もちろんあって、ずっと好きでいようという音楽、ずっと聴いていたい、なんなら売れないでずっとそこにいてほしいなんてずるい感情だって生まれてしまうような、わたしはTigermilkにそんな感情を抱く。わたしが、そんな感情を抱くバンドがここにいる。わたしは私自身の感覚を信じているので、わたしがこんなに好きなんだから、きっとあなたも好きになると思うのです。聞いたら絶対に好きになれるバンドTigermilkを絶対に見てほしいと思うのです。音楽的分析などわたしは頭がわるくてできない。感覚で聞くわたしだからこそこのバンドに出会えたと思います。この音楽はきっと貴方を包んで離さない。わたしがこんなに言うんだから、きっと好きになるはず、わくわくしちゃうよね。ね?
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紹介と言いつつ、ほぼわたしの感情をつらつらと書いてしまいした。最後にわたしについて少しだけ。
都内の大学に入学し、ライブハウスに沢山遊びに行けるようになりました。新しいバンドにも沢山出会えて友達にライブハウスに行ってくると伝えると「またァ!?www」みたいな反応をよくされるほど、ライブハウスに入り浸る生活をしていました。そこで出会ったのが、「自ら企画を打つ人」。イベントを生み出すことがわたしにでも出来るんじゃないかと、できるのであればやってみたいと思うようになりました。そこで、縁がありロクステに入り、今こうして大好きな音楽を通じて企画を打っています。
学生時代のころは、学校そこまですきじゃなくて、どちらかというと地味な方で、行事に対してもいつしか関心もなくなって、音楽ばかりきいていました。それなりにコンプレックスがあって人と比べては落ち込む毎日で。だからこそ、音楽があってよかったです。ライブハウスという場所があってよかったです。ライブハウスに行って、初めて聴く音楽を「あ、好きだ」と思えるあの空間と時間がとてもすきです。
人によって好きな音楽というものはちがって、皆様のすきは一つかもしれないし多方面にわたるかもしれない。だけど、企画というのはひとつのものであるから、すきが一つでも、きっと通じるものはあるのです。
学校という、日常に近い空間で、なにも着飾ることをせず、できればありのままのあなたの感情で、できれば等身大で、音楽だけを感じて、この「HARUHARU」で感じたものを、いつしか大切に思い出せたらいい。
「HARU HARU」は韓国語で「一日一日」という意味です。
日常の中にある一日、特別な一日、きっと素敵な一日になるはずです。
長々と失礼しました。お読みいただきありがとうございました!
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遠くへ行って思うこと(2016年11月)
11度目の海外旅行。よくもこんなにも飛び回らせてくれたもので恐縮するばかりですが、一応自分で稼いだお金では初の出国です。若いうちに世界を知っておくことはいいことだとか、可愛い子には旅をさせよとか言いますが、加減もあろうこと。状態として随分と旅慣れはしたものの、改めて考えてみると、どうしてこんなにも旅行しているのだろうと思います。趣味欄に旅行と書いたこともないし、だいたい観光はあまり好きではない。というか観光とはいったいどういう行為を意味するのだろう。ということで、ここに僕なりに旅を肯定したく旅論をしたため、以て今回のニューヨーク行きの記録としたく思います。
行先 そんなわけで、パリへのあこがれだとか、魅惑のハワイに誘われとか、そういう動機ではないので、たいてい行先も深い理由なく決まっていまう。安い航空券が取れたからとか、この大陸にはまだいってないとか。ニューヨークにしようといった��は僕だけれど、理由はアメリカ合衆国のメインランドには行ったことがないというのが正直なところなのかもしれない。「アメリカに行ったことある?」という問いに対して、「ハワイなら…。あ、バンクーバーならあるんですけど」「ああなるほど…」みたいなやり取りを幾度かしてきたことが、どこかプライドに傷をつけてきた部分があって、それで、せっかく行くなら東海岸にも行ったことにしたいから、ニューヨークあたりかな、くらいな付箋が付けられてく。そしていざどこか旅行へ行くという話になったときに参照するという、いわば動機の飛躍みたいなものは少なからずあると思う。それゆえに、「どうしてニューヨークにしたの?」「何しに行くの?」といったたぐいの質問は、なんて返すのが正解の回答かな、と一瞬考え込んでしまうのです。そもそも、世の中の大概の理由は理由じゃない。とはいえ一応美術系の職に就いて、ニューヨークに行くとなったならばしたいこと、見たいものはいくらでもあるわけです。ただ、たとえばMoMAに行きたいからニューヨークに行くという順序ではなかったということ。そんなことはどうでもいいのかもしれないけれど。
期待 日常から解放されて非日常を味わわんとするとかみなさんさも当然のことのようにおっしゃいますけど、のんびりとした日常にそんなに不満もないし、たしかに刺激は若干不足しているけれど、その反動でいざニューヨークにというのも動機としては過剰だと思う。行ったらそんなこんなで楽しいんだろうけど、旅行に対して楽しみ!という感じはどうにも乏しくなった。例によって荷造りも直前までやらなかったし、これは盛り上がったら負けというような変なプライドすら生まれている様相。どうせ大概の旅行用品はすでに持っているし、足りなければ現地で調達すればいいというそれだけの話で、乾いていそうな服を適当に詰め込んで出てきたものの、そんなだからやたらセーターを持ってきた割には下着が少ないということが起こるわけです。 学生時代はそれでも、一応図書館で地球の歩き方でも借りたりしていたものの、今回に至っては本屋で30分ばかし雑誌を立ち読みした程度。ニューヨークでは美術館めぐりをしようと、千住さんの『ニューヨーク美術案内』を古本で買ってしっかり予習していこうと意気込んだものの、プロローグだけ読んでこれは面白そうと期待感だけ高めておいて、それ以降読み進める気にならず、終わってみれば第1章のメトロポリタン美術館の先は読まずじまいで帰国の途につくこととなっています。 同行の友人が、せっかくニューヨークに行くからといろんなアクティビティーを追加してくれました。オペラ座の怪人、アイスホッケーの試合、自由の女神、等々… どれもぼく一人だったら興味を示さずに終わっていたかもしれないものながら、少しばかりの好奇心を胸に抱きつつ、高いお金を支払うのでした。
お金 やはり物価がとても高いこの町では、日本での金銭感覚でやっているとなにも食べれずなにもできない状態となってしまうので、今回は項目別に、食費は1日いくら目安といった具合に予算を設定しました。これまでの旅行では、その場その場で気分でカードを使っては、後日請求がきて青ざめるというのを何度もやらかしていて、結局なにしにいったんだろうという反動もなかなかのもの。しかしながら、ただでさえも高いものがチップ文化によってさらに高くなるので、どんどん金銭感覚を狂わせていかないとやっていけません。そして、貨幣価値を平行移動させてものを考えないようにしないといけない。ここでこれを我慢すればあれが買えるとか、さっきあれを買わなかったからここで贅沢ができるとか。パッケージ化されないぶん、いくらでも費用は節約したり膨張しうるわけですが、1対1の等価交換の図式を持ち込んでしまったならば面白くない旅になるだろうし、そいつは随分と面白くないやつ。けれどどうしてもそんな図式は我々の思考回路に埋め込まれてしまっているから、あれこれと無数の言い訳を拵えてきたわけですが、もう何も考えないというのがいちばんで、数字感覚に乏しくて良かったかもと、また言い訳をひねりだしています。
失敗 慣れない街でせわしない行程を消化していると、どうしても予定外の失敗は発生するもので、それもまた旅の醍醐味なんでしょう。何度も移動していろんなところに行って巡る旅もしてきたけれど、移動するたびにそんなリスクを取っていて疲れるばかりだから、今回は1都市滞在にしようとまずもって企図しました。そして、いちいちwifiを求めて何度もカフェに出入りするのも結局安くないことに気づいたので、1都市滞在をいいことにポケットwifiを貸借しておきました。その結果、日本にいるときとほとんど同じ感覚で経路を調べられたので、ほとんど苦労もないはずでした。加えてニューヨークの街区はまったくもって計画的に整備されていて、地下鉄もわりあい南北-東西方向に分かりやすく伸びているような、移動はしやすい都市だと思います。それでも自分が現在向いている東西南北が定まらず逆方向に歩いたこと幾許か。滞在期間と合致したこともあり地下鉄の7日間パスを買ったものの、3日目あたりで紛失し、再購入したので結局交通局には70ドルくらい落としたことになります。それでもいちいち損得勘定をし始めると都市内を繰り返し縦横無尽に移動しなければならない旅程のいちいちがストレスになってしまうので、ぽいっと買い直したのは吉でした。あとは、MoMAでウォーホルTシャツを買ったら子ども用だったとか、シャツと思って買ったものがタイツだったとか、チケットの受け取り場所がみんな適当で延々たらいまわしにされたとか、時差ボケがひどくてミュージカルは半分くらい寝てたとか、成田からの足はやっぱり事前に確保しておかないととくに得しないとか、良い思い出になりそうです。このあたりが旅の本質の一つでしょうか。
目的のアート いざここまで旅が展開してしまえば、この旅の目的は芸術鑑賞です。メトロポリタン、MoMA、グッゲンハイム、ホイットニー、そしてDia Art Foundationの美術施設。移動日を抜けば実質5日間で回るにはぎりぎりの日程。どこもまったく施設が大きくて、ものすごく多くのお客さんでにぎわっていて、名作を簡単に展示していて、この都市の底力を見せつけられました。しかしながら作品数が多すぎて、この旅程の中で見ていくには時間的にも体力的にも厳しく、狙った作品周辺以外は流し見程度でどんどん進んでいかざるを得ませんでした。けれど、思い切ってどんどんパスしていくのもひとつの能力だと思います。高校の修学旅行でルーブルへ行ったとき担任の美術教諭が、素人は全部真面目に見てしまうから必要以上に疲れてしまうというようなことを言っていた意味がいまはよくわかります。見る目を養うことと自分の趣味を知ることは、究極的には軌を一にするのかもしれないけど、とりあえずいまのぼくの守備範囲はまだまだ狭く、心大きく動かされた体験もそんなにはないので、逆に見るべき作品の目星をつけることはある程度容易でしたが、漫然と全部回っていたら苦痛でしかなかったと思います。昨春スペインで美術館巡りをしたとき、マドリードでプラドとソフィア王妃芸術センターを訪れたけれど、歴代王家のコレクション中心の前者は途中から完全に息切れして一周するので精一杯だったのにたいし、そのあといった後者では急に元気になって嬉々としてめぐったのを思い出します。日本で展覧会を見ている分には、どれもせいぜい1時間ちょっとで出てきてしまう分量になってしまっているので、嗜好の差がそれほどでないところ、自らの趣味を知る強烈な体験でした。 ハイライトは、シャガールの優しさに触れたことと、デ・マリア作品の意味、そしてモネのMoMAのモネ室あたりでしょうか。千住さんが件の本で、MoMAでピカソを見て脳のブレーカーが落ちたようなことを原体験として語っていて、そこまでといっては大げさな気もしますが、見惚れてにやついてとまららないのもなかなかないこと。小さいころ、おそらく小学生のころ、母に連れられ広島県立美術館にマルク・シャガール展を見に行ったのが、物心ついてからおそらく初めて行った美術館だったと思います。図録がほしいと言って、家に帰ってもしばらくシャガールを見ては、この絵のタイトルはなんでしょうと両親に問題を出し続けて飽きさせていたことを思いだしました。帰国後その図録を眺めてみたら、やっぱりちょっとどきどきします。その次に母といった美術展がモネ展で、その図録も先日実家から直島に引き上げてきましたが、モネとシャガールにいまこうして魅せられているのは、まさに三つ子の魂百までを地でいくものだと我ながら驚いています。もう1冊一緒においてあったエルミタージュ展の図録はあまり眺めた記憶がないものの、これからの人生でなにかしら顕れてくるのか、楽しみ���もあります。 デ・マリア作品は、ニューヨーク郊外のDia:Beaconと、SOHOのThe Earth RoomとBroken Kilometerの3作品をめぐることができました。寡作の作家で、かつ作品の体験にこだわる人なので二次情報に乏しく、直島の2作品から彼の思うところの広がりを探るにも正直なところ限界があって、長い時間作品の中で過ごすことで、また時間季節による変化に触れることで、ふとはっとその奥深いところにあるものが侵入してくるような瞬間があるものの、一方でいまいちどこかもう一歩届かないような感覚を持ったまま紹介したりもしていた作家でした。知識として聞いていた話と、それを上回るような、思わず声にならない嘆息が漏れるものがニューヨークでの体験にはありました。一歩彼の世界に近づいた気分です。しかしながら、Dia:Beaconでの彼の展示がポストカードの写真の図とは異なっていて、よく観察すると床の木目とも少しずれて配置してあったのはなんだったのだろう。 そしてモネ。3枚続きと2枚続きの大装飾画2枚が向き合って展示されて、その合間に長椅子が配置されていたけれど、あまりに広大な美術館の中では休憩スポットともなりかけていて、落ち着いて見れる場所でもないのはもはや仕方ないのかもしれない。数日前のことでありながら記憶をあまりたどれないので、その程度の印象だったのかもしれない。 専門的な美術教育を受けたわけではないし、たまに気が向けば特別展に行く程度はしていたものの、足しげく美術館に通い始めたのはここ1年半くらいもので、少しずつ楽しめるようになっていく過程も面白いものです。以前どこかで見たあの作家の作品がある、なるほどちょっと雰囲気が違うなどという具合に、複数の機会でもってその作品に触れることで深みが見えてくる体験が何度かありましたが、今回もそんな体験となりました。デ・マリア然り、ベネッセハウスミュージアムで見た作家の作品の多くとニューヨークの美術館でも対面することになり、その意味でも直島がいかに特別か、逆に思い知らされることにもなりました。
お土産 美術館に行けば充実したミュージアムショップがあり、お土産選びに精が出ます。ところが、僕の趣味がずれているのかなんなのか、購買意欲をそそられるものは限定的で、なおかつ気にいった作品のものに限ってポストカードがない。職場用にポストカードを買いこんでやろうとたくらんでいたところ、ちょっと狙いが外れました。ちょうどグッゲンハイムでやっていたClaudia Angelmaierの展示で、ゲルハルト・リヒターの『ベティ』のポストカードを彼の娘ベティ原寸大に拡大して展示することで、ポストカードと複製することの意味、そしてそれを思い出にしたり誰かと共有する手段とすることを問い直そうとした作品が出ていて、良い企画だったと我ながらにんまりしたものです。 観光地に行って、お土産屋に行って、あてはないけど誰かにあげるかもといろいろと買い込むわりにはお土産を何度も余らせてきたので、今回のお土産プランとしては、もう自分使い用にはほとんど買わないことにして、菓子箱を空港で買えばいいやということにしていました。これが結構大きな節約策にきっとなってくれているはずなのですが、大きな誤算が、空港でお土産になりそうなものをほとんど売っていなかったこと。これは帰国後も延長戦となりそうです。酒買って帰るから飲み会しようね企画どうしよう。 ニューヨーカーに大人気!的な店を事前にチェックしてちゃんとお土産をそろえていた同行の連れの戦略は正解だったようです。ただ、大人気!ってなんなんだろうという疑問はどうしても湧いてきます。人気のお好み焼き屋と地元の人が行くところは違うような。というか、この国ではおみやげ文化自体が乏しそう。
写真 フィルムからデジタルになり、スマホで簡単にパシャパシャ写真も動画もとれる時代。みんなどこへ行ってもカシャカシャやっています。直島の美術施設の基本的考え方として、写真に残るようなのでない体験をしてほしいというものがありますが、それでもあちらこちからかカシャッという音が響いてきます。あまりにインスタントになった写真文化には辟易させられているところで、今回の旅行では個人的に、できるだけ写真はとらないことに決めました。結果は、計10枚。内訳は、アメリカ自然史博物館の稲作関連の展示のされかたが興味深かったので6枚、お使いを頼まれていたカメラフィルムの写メ、友人がおもしろいTシャツを買っていた図、Dia:Beaconはキャパシティ1200人ですというサイン、そしてビルとビルの合間から昇る朝日の図。思い出語りは、Googleで画像検索すれば済む話。そもそもそんなに旅行の思い出話をすることもいままでなかったっけ。たいていはまったく関係のない場面で、そういえばむかし行ったどこそこでこんなのがあって、いまこれを見てそれを思い出したわ、みたいなことになるもので、それでいいのです。旅行の思い出をアルバムにして共有するのでなしに、こうやって長文にしたためて残そうとしたのも、SNSに何を乗っけるかという発想から行動が統御されていくことにせめてもの抵抗を試みようとしている意図もあります。結局は人と違ったSNSの使い方をしようとしているだけで内実にどこまで新規性があるかは謎ですが。
時差ボケとアクティビティ 今回は初めてのアメリカ東海岸への旅で、その点油断があったかなと反省しているのが時差ボケです。これまではできるだけ日本を深夜に出るフライトを取ったり工夫をしたものですが、最近は1日ちゃんと寝ればOKレベルでそんなに時差ボケで悩んだことも少なかったので、プランの示すままに夕方発夕方着の便を取ったはいいものの、そこから晩は眠れず早朝に目が覚め、夕方に猛烈に眠くなるの繰り返しが結局ほとんど旅行の最後まで続いてしまいました。その結果、20時スタートのオペラ座の怪人は途中から完全に不機嫌な睡眠モードに入ってしまい、アイスホッケーの試合は20分ごとの15分休憩が眠すぎて途中で退散でした。またそれに拍車をかけて、夕食を食べ損ねたまま寝落ちるような日々を繰り返してしまったのも反省です。朝食で贅沢して、10時に美術館がオープンし、見ていたらお昼を大きく回ってお腹を満たし、睡魔と闘いながら午後のアクティビティをこなすリズムはよくなかった。ただし結果的には、夕食分の食費が浮いたのは大きかった。 そんなコンディションだったこともあるにせよ、その手のアクティビティにいまいち乗り切れなかったのは、自分の趣める範囲の境界線を知ることにもなりました。どうやら、エキサイトするのがあまり得意でないようです。Exciting, amazing, fabulousな文化であふれているタイムズスクエア周辺はやっぱりどうにも落ち着かない。どちらかというと、やっぱり落ち着いて何かを愛でたい。
現地人になりきる 各地でテロ事件が起こったり、海外は心配とはよく言われるし、まったく不安がないわけではないですが、しかしながら日本が安全かといえばそうも思えず、ただ神様に守られるかどうかに尽きるのだと思うわけです。それでも不必要なリスクは低減させて然るべきで、まずはむやみに目立たないのが一番かと思います。 どこへ旅行しても日本人観光客がいて、日本語が聞こえてくるとなんだか萎えてしまうのは誇り高き旅行者を気取るプライドからか、それとも日本人観光客がどこか浮ついているように見えるからか。ニューヨークでは季節柄か巡った場所の趣味のせいか、日本人を見かけることはかなり少ないものでした。それでもリバティー島行きのフェリーのなかで何組か見かけた日本人は、目に不安があふれているか、あるいはあまりに軽い視線を投げかけているか、そのどちらかに見えました。そうやって蔑んでみて、この人たちとは一緒にされたくないと心のどこかで思ったりするのも間違いなく変なプライドのせいですが、そうやって逆のアイデンティティ意識を持とうとするのは性分のようです。どこかアトラクションをめぐることよりも、街を歩いてはその国訛りの英語にすぐに同化していったり、歩き方や表情をその土地の人のするように真似してみたり、そんな都市の愉しみがいつも僕の旅の中心にある気がします。
この国の文化 しかしながら、チップ文化と何を言ってるかわからない店員のジョーク、そして何度も聞かれる"How are you?"には最後までどうも馴染めませんでした。貨幣経済の中心地でありながらというか、だからこそなのか、心づけなんていう不確定要素を付随させるとは。そしてお金はより循環していく。決まりきった文句を言い続ける店員もいれば、だるそうに欠伸しながらもよく分からないジョークを言ってくるお姉さんもいる。美術館スタッフの人たちも、みんな壁によっかかって退屈そうにしているように見えながら、服のせいか体格のせいか十分に威圧感があるので、作品は十分に守られている。みんな美術館慣れしていることもあるだろうけれど。べつに接客文化の比較批判としたいわけではないものの、帰国後カレーが食べたくて吉野家に入ってぼんやりしようと思ったもののそんな間もなく商品を出してくる接客態度はつねに下から下から。あまりに定型化された日本の店員さんの態度は、冷静に見るともはやコントなんじゃないかというような気がしてきました。出国前に東京駅の定食屋でお��さんが店員に暴言を吐いて出禁になる瞬間を目撃してしまったことを思い出したけれど、心づけはある種の潤滑油になっているのかもしれない。
距離を隔て、なお思うところのもの 慣れ親しんだあれこれから離れ、話す言葉も売っているものも違うところで日々を過ごしているうちには、いろんなことを感じ、また考えます。そんなことを、忘れてしまわないようにメモ帖に書きつけたり、記念のお土産品を買ったり、写真を撮ったりします。そして、こんなことがあったんだよと、お土産話を蓄えこんでいきます。そんな経験のいちいちを、どうしたいだろう。たとえばこの置物を家のどこそこに飾ろうとか、だれかに頼まれたお土産をちゃんと買ってきたよと渡すときのことを想像したり、あるいは次の旅行はどこにしよう、誰と行きたいだろうと考えてみたり。インスタントにSNSへどんどん投稿してしまうこともできるし、実際今回はポケットwifiを持っていたので4sqへはリアルタイムで投稿していたけれど、遠く離れているからこそ、そんなときにこそ思うこと、想う人がいて、それが日常の中で大切なものだったたんだと気づかせてくれる。繋がらくなったときにこそ、帰ったらまず何をしよう、だれと会おう、と考える。大抵のやることなすことは、ごく個人的なことでさえ誰かへの意識が隠れている。完全な自己完結など本当はほとんどしていないはず。日常ではあまりに取るに足らないことだと思っていたそれらが揺らいだときに、すり寄りたい縁がだれしもきっとあって、そんな気付きを与えてくれることにこそ、遠く日常を離れてみる意味があるのではないか。そんなことを考えてみました。そんな隔たりそれ自体にいろんな思いを託してみたりとか、いろいろしてみたけれど、やっぱりどこか一抹の寂しさもなお残ることに気づき始めているところです。旅をするたび、ぼくはその残滓を確かめているような気がします。
各地を訪れては、なんだこんなんでいいのか、と日々の当たり前を崩していった結果、ひねくれを極め数々の妄言を吐いては失笑を買ってきました。よく言えば視野が広く、悪く言えば遠くを見すぎてピントが合いません。いいことなのかどうか、投資に見合うことなのかどうなのかはわかりません。けれど、許される限りはそんな生き方を続けていることでしょう。
米国北東部は大寒波で、少しタイミングがずれていたら帰ってこれないところでした。日本も寒波と騒いでいますが、ニューヨーク仕様でコートを卸したのでこの程度は大丈夫。無事に仕事復帰できそうでよかったです。
畑もイノシシにやられてませんでした。再び美しい日常の再開です。
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