#家政婦のクマさん
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kanzume22 · 4 days ago
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ちょっとハマってる
ミニマリストを目指してるわけではないんですが、断捨離してかなり部屋がすっきりしました! やってよかったって思うタイミングってやっ家事代行ぱり一番は掃除ですね。。。 物を避けたり動かしたりする手間が省けた分、掃除が楽しくなってきましたw
昔からあまり気が進まないことをやる時に、「なにかひとつでいいから楽しみを見つける」ようにしてるんですが、家事が楽しくなるきっかけができて良かったですw ただ、だいたい毎年今くらいの時期から多忙になって家事が疎かになりがちなので、家事代行を依頼するかギリギリまで迷いますwww でもなんだかんだ言ってそれなりの値段するので足踏みしてますw
この間Xで見つけた漫画に「家政婦のクマさん」ってやつがあって、めっちゃほっこりしましたww 自分の性格に合わせた収納方法とか、この漫画を読んで目から鱗でしたね。。
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いま良い感じで物がなくて、これからまた溜め込んでしまう可能性もあるので、そうならないよう収納を工夫したいなと思いました。
物だけじゃなくて、ゲームもいくつか断捨離しようと思ってるんですよね。 あるからやっちゃう!ってやつは「保留」なんですがw もう1年以上やってないな、でも削除勿体ないな~っておもったやつはアカウントごと売ってますw 今保留にするか売るかで迷ってるのがAPEXのアカウントなんですけど、断捨離って思い切りが大事ですからね・・・! やりたくなったらまた買えいいや~くらいの気持ちでいこうと思います。。。
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xf-2 · 6 years ago
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6.4 天安門事件・世界最後の共産主義独裁国家・中国の事実
2019年06月10日
天安門事件の鎮圧は「正しい」と中国国防相 30周年を前に異例の言及
中国で起きた天安門事件から6月4日で30年を迎えるのを前に、同国の魏鳳和(ウェイ・フォンホー)国防相が2日、軍による民主化運動の鎮圧は「正しい」方針だったと、同事件について異例の言及をした。多数の死傷者を出した天安門事件は、中国ではタブーになっている。
魏氏はシンガポールで開かれた会合で、聴衆から天安門事件について質問を受けた。
中国の対応は不適切だったとする意見が今もあることに疑問を投げかけた魏氏は、「あの出来事は政治的な騒乱であり、中央政府は騒乱を収束するために対応した。正しい方針だ」と述べた。
そして、「この30年間で中国は大きく変わった」と主張。
天安門事件に当時の政府があのように対応したからこそ、「中国は安定と発展を享受している」との考えを示した。
当時、何が起きた?
1989年4月、100万人を超える学生や労働者た��が民主化を求め、北京の天安門広場を占拠。約1カ月半にわたって抗議デモを繰り広げた。このデモは中国各他の都市や大学に拡大。共産党による独裁体制の打倒やインフレ対策、賃金の上昇、住宅事情の改善などを求めた。
6月3日夜、天安門広場に軍の戦車と部隊が出動。4日朝にかけて、武器を持たないデモ参加者たちに向けて発砲し、多数を殺傷した。当局は後日、発砲による死者はゼロだと説明した。
中国政府はこれまで、デモ参加者の死者数を明らかにしていない。だが、天安門事件の死者は数百~数千人に上ったと言われている。
ツイッターが謝罪
天安門事件をめぐっては、ツイッター社が中国に関する投稿をしたアカウントを多数閉鎖し、謝罪に追い込まれる事態となっている。
ツイッターのユーザーたちは、#TwitterMassacre(ツイッター虐殺)というハッシュタグがつけられた投稿をめぐり、多くのアカウントがブロックされたことを問題視。マーコ・ルビオ米上院議員(共和党)は、ツイッター社が中国政府の検閲機関になっていると批判した。
同社は公式アカウントで、「スパムなどの不正行為を含む、プラットフォームに対する操作」に関与しているアカウントへの対抗措置をとっていると説明。「私たちの通常の行為は時として、問題ないものを問題ありと判定したり、間違いを犯したりする」とツイートした。
(英語記事 China defends Tiananmen crackdown in rare comments)
BBCニュース 2019年06月3日
https://www.bbc.com/japanese/48493511
        
>魏氏は、「あの出来事は政治的な騒乱であり、
 中央政府は騒乱を収束するために対応した。正しい方針だ」と述べた。
>天安門事件に当時の政府があのように対応したからこそ、
 「中国は安定と発展を享受している」との考えを示した。
 「天安門事件において、中国当局による徹底した
 虐殺が実行されたことを我々は忘れてはならない。
 事件の30周年を前に、中国共産党が断行した
 おぞましい組織的な迫害行為で拘束された人々は
 ただちに釈放されるべきだ」
            ・・・オータガス国務省報道官、5月30日の記者会見
 シナという地域は過去の歴代帝国においても、
 民主主義、人権・人命尊重という概念自体が、
 一度も存在した事のない専制独裁国家である。
今の若い人の中にはシナも日本や欧米みたいに人権が尊重され、
自由に政権批判ができる民主国家だと勘違いしている人がいる。
事実はまったく逆である。
シナ(中華人民共和国)では国民が自由に意見を表明できないし、
もちろん出版や集会や団体交渉権など一切認められていない。
政府批判は犯罪行為であり、すれば強制収容所に入れられる。
テレビの街頭インタービューで一般人がトランプや安倍首相を批判しても
なんら問題なく放映されるのがアメリカであり、日本やEUなのだが、
シナで習近平批判をやろうものなら速攻で逮捕監禁され収容所へ、
場合によっては、拷問され獄死または死刑に処せられるのである。
事実、一昨年に習近平独裁体制が強化されて以来、
Googl、Wikipediaなどの検索サイトは閉鎖され、
共産党政府への批判につながる言葉は一切検索できない。
習近平が「クマのプーさん」に似ているという噂がネットに登場して以来、
ネットでPoohという検索はできないしプーさんの映画も見られないのだ。
今回の
6.4天安門虐殺事件
はまさにそのシナにとって知られたくない事実なのだ。
天安門事件
とは、1989年6月4日(日曜日)に北京市にある天安門広場にて、
学生を中心に民主化を求めて集結していた非武装のデモ隊に対し、
人民解放軍が武力行使し多数の死傷者を出した事件である。
これを日本に置き換えてみると、国会前で安保法反対の集会を、
自衛隊が戦車や装甲車で集まった人々を殺しまくるような話で���る。
まず民主主義国家では考えられない共産主独裁国ならではの事件だ。
天安門事件ではシナ政府は死者319名と発表しているが、
アメリカ公文書には10454人、シナ赤十字が2700~3400人。
シナ当局が事実を公表しないので実数はいまだ不明である。
しかし解放軍総参謀部が1989年10月12日にまとめた数字によると、
6月1~10日の間の死者数3万1978人犠牲者は32000名以上
という数字があげられている。
ちなみにNHKは虐殺はなかったとクローズアップ現代で報道している。
まさにNHKは
CCTV(中国中央電視台)日本支社
を社屋内において監視される、
シナ共産党の走狗に成り下がった売国放送局である。
シナの「事実はウソ」で隠蔽報道し、南京「大虐殺」や「従軍」慰安婦など、
シナ朝��が喧伝する対日近代史の「大ウソは事実」だと世界に放送する。
これが受信料をだまし取って捏造報道する売国放送局NHKの実態である。
             
独裁体制を強めた習近平政権は容赦ない弾圧や粛清を行い、
批判や反対意見を完全に封じ込めることに成功したかに見える。
しかし事実は面従腹背の反習近平派が益々増幅しているのである。
ここにきてトランプ政権による天安門事件への猛批判が起きた。
政府の統制によって若者はもはや知らない、習ってこなかった天安門事件、
シナ共産党政府が一番言ってほしくないタブーを米政府が批判したのである。
6月4日に米議会で開かれた公聴会「中国に関する議会・政府委員会」
(米議会と政府が合同でシナの人権状況を恒常的に調査する機関)では、
「30年目の天安門事件・中国の弾圧の深化を点検する」と」題して、
大々的にシナ共産党による天安門「大虐殺」事件について非難が行われた。
トランプ政権になってウイグル・チベット問題なども遠慮なく非難し始めた。
これまでアメリカの歴代大統領は表立ってシナの人権問題を批判するどころか、
口にさえしなかった。あのノーベル似非平和賞のオバマ前大統領もしかりである。
否、国連人権理事会でさえ大々的にシナの民族浄化を批判はしなかった。
そのくせ日本の天皇に女性がなれないのは女性差別だとイチャモンをつける。
こんな国連に莫大な分担金を払っている日本政府もバカまる出しである。
           
もちろん・・・
途上国よりも劣る5流以下外交の日本は一度としてシナを批判しなかった。
しなかったどころか、天安門事件で世界的信用を失ったシナに味方して害務省は、
天皇皇后両陛下の北京朝貢を実現させるという失態を行ったのである。
日本共産党や旧社会党系の立憲民主、社民などの売国政党は言うまでもなく、
自民党内にも約3割は親中韓の売国議員が跋扈しているのである。
シナを批判できる普通の政治環境すら存在しないのが日本政治である。
さらに・・・
こういうシナ共産党政権に尻尾を振って尖閣問題の利敵行為しているのが、
玉城デニー沖縄県知事なのである。いかにこいつの言動が県民は元より、
日本国民全体を危険に晒しているかがわかるだろう。
日米の売国マスゴミはトランプ政権を誹謗中傷するが、
前大統領オバマの無能さ、冷酷さ、無関心さに比べ・・・
トランプの人権重視、ファシストを許さぬ外交は、
まさに民主主義精神を実行している政治である!
 21世紀の凶悪な共産党独裁国家、
 シナと北朝鮮は地球には要らない!
 私はトランプを断固応援するぞ!
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gem-kitchen · 5 years ago
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こんにちは、ジェムキッチンです⭐️ 部屋の片付けをしていて、子供が小さい頃遊んでたちょっと変わったサイコロが出てきました。 サイコロには数字でなくて、⭐︎や♪など色々な記号だけが描かれています。そのサイコロがいくつもあって、それを一斉に振ってそれぞれのサイコロで出た記号でストーリーを考えて話すっていうゲームです。 想像力や連想力が鍛えられて大人がやっても意外と面白いです。 ちょうどサイトにある画像をリニューアルしてて、バイオリンとリスのgemやクマとりんごのgemで何だか小さなストーリーみたいだなーと思いながら写真を撮りました。 ちなみに真ん中の3つのアルファベ��トは GEM ってなってます。 サイコロじゃないけど、これでストーリー作ったらどうなるかな。。 リスがバイオリンで楽しく音楽を奏で、そこへりんごを持って遊びに行こうとしているクマ。 道中、ウサギがそのりんごを横取りしようと影から狙い、蝶々が家政婦は見た的な感じでそれに気づきドキドキ。 だがしかし、クマをリスのところへ案内したのが実はふくろう。ウサギがりんごを狙った時に、ふくろうはクマを庇うように見せかけ、クマがウサギを襲って食べやすいように誘導。実は既にリスがウサギにクマのアレルギー物質である蜂蜜をたくさん食べさせていてリンゴを奪ってくるようそそのかす。ウサギがクマに食べられたらクマはアレルギー発作で倒れる。そう、リスとふくろうはグルで、倒れたクマの皮を町に売りに行こうと計画している、みたいな。 いやいやいやいや、ダメダメ、こんなサスペンス的なストーリーしか思いつかないのはさっき名探偵コナンを見たからです。。 写真はかわいくて人気の動物スターリングシルバージェム。ショップにて販売中です⭐️ いや、ほんと、かわいいジェムなのよ。(念押し) #ジェムキッチン #gemkitchen #カスタマイズアクセサリー #シルバーアクセサリー #シルバー925 #シルバージュエリー #スターリングシルバー #シルバーチャーム #スターリングシルバー925 #トロールビーズ #ハンドメイドパーツ販売 #ハンドメイドビーズ #ハン��゙メイドビーズアクセサリー #パンドラブレスレット #パンドラチャーム #ビーズ #ヨーロピアンビーズ #ビーチャームドビーズ #ビーチャームドネックレス #ビーチャームドアクセサリー #ビーチャームドブレスレット #どうぶつ #どうぶつの森 #火曜サスペンス劇場 https://www.instagram.com/p/B_Hx9wfH2vj/?igshid=1w4ewx2ospz0m
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darkbaron · 6 years ago
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明日のTVアニメ(地上波関東版)04/28
今日の一言:沖縄本島だけ沖縄県でどうぞ!!ほかの先島諸島は鹿児島県にしてください!!!
※今日の一言を募集しています。アニメと無関係でも全然OKですが、改行は削除して1行にまとめさせていただきますので、予めご了承ください。   投稿は http://form.mag2.com/koutrethec から。
※メルマガ版ご購読の案内は http://www.mag2.com/m/0000064431.html まで。
~本日のnotes~ ・特にありません。
※「本日のnotes」はあくまで雑記帳です。私が気が付かなかったことは書けないし、アニメとは無関係に言いたいことを書く時もあります。ご容赦を。
※当番組表は、しょぼいカレンダーさんのソースをもとに発行人がまとめ、編集委員会のメンバーで推敲しました。ですが、当然万全ではありませんので、番組表はあくまで目安と言う事で、あとは購読者の皆さんの側でご確認ください。
※この番組表は前日以前の発表に基づいて書かれています。正確な情報は当日の新聞や放送局サイトなどでご確認ください。
00:00  暦物語(再放送) #7~#8 [TOKYO MX]
00:00  暦物語(再放送) #7~#8 [群馬テレビ]
00:00  暦物語(再放送) #7~#8 [とちぎテレビ]
00:30  ぼくたちは勉強ができない #4「彼女が天才に望むもの即ち [X]である」 [TOKYO MX]
00:30  ぼくたちは勉強ができない #4「彼女が天才に望むもの即ち [X]である」 [とちぎテレビ]
00:30  ぼくたちは勉強ができない #4「彼女が天才に望むもの即ち [X]である」 [群馬テレビ]
01:00  この音とまれ! #4「初めての響き」 [TOKYO MX]
01:30  臨死!!江古田ちゃんスペシャル #4 [TOKYO MX]
06:15  GO!GO!チャギントン [フジテレビ]
06:54  愛玩怪獣 #29「トラクション」 [テレビ東京]
07:00  FAIRYTAIL(3) #306「冬の魔導士」 [テレビ東京]
07:00  スーパーブック シーズン2 #4「崩れたエリコの城壁~ラハブの決心~」 [TOKYO MX]
07:30  ちいさなプリンセス ソフィア [テレビ東京]
07:45  【新番組】わしも-wasimo-(2) #1「わしもの一日」 [NHK Eテレ]
08:30  スター☆トゥインクルプリキュア #13「ララのドキドキ初登校☆」 [テレビ朝日]
08:30  デュエル・マスターズ!! #4「人間界に参ジョー!デュエルウォーリアの正体を暴け!」 [テレビ東京]
09:00  ゲゲゲの鬼太郎(2018) #53「自己愛暴発!ぬけ首危機一髪」 [フジテレビ]
09:30  ワンピース #882「頂上戦争継がれた海賊王の意思」 [フジテレビ]
10:00  キラッとプリ☆チャン #55「キラッとときめき!これがジュエルコーデだもん!」 [テレビ東京]
10:30  ヤマノススメ(2)(再放送) #7~#8 [TOKYO MX]
10:30  日本の昔ばなし セレクション #55「大工と鬼六/海幸彦と山幸彦/あぶら売りときつね」 [テレビ東京]
11:00  フューチャーカード バディファイト #43「タスクの覚悟!さらばバディポリス!!」 [TOKYO MX]
14:55  きょうはみんなでクマがりだ [NHK Eテレ]
15:25  映画かいけつゾロリ ZZのひみつ [NHK Eテレ]
16:35  忍たま乱太郎の宇宙大冒険(4) #2「宇宙の果てまで宝探し!の段」 [NHK Eテレ]
16:55  戦隊ヒーロー スキヤキフォース ぐんまの平和を願うシーズン え、また? [テレ玉]
17:30  きかんしゃトーマス [NHK Eテレ]
17:30  BORUTO #104「小さな同居人」 [テレビ東京]
18:00  ちびまる子ちゃん #1197 [フジテレビ]
18:00  ポケットモンスター サン&ムーン #119「超速のクワガノン!マーマネ覚醒!!」 [テレビ東京]
18:30  サザエさん #2490 [フジテレビ]
18:30  リサとガスパール [TOKYO MX2]
19:00  ピアノの森(TV) #4「一番のピアノ」 [NHK Eテレ]
20:00  「蒼穹のファフナー THE BEYOND」劇場先行上映開始直前TVスペシャル [TOKYO MX]
21:30  真夜中のオカルト公務員(再放送) #3 [TOKYO MX]
22:00  群青のマグメル #4「血塗られたマリア」 [TOKYO MX]
22:30  ACCA13区監察課(再放送) #4「閉ざされた『国』のくすぶり」 [TOKYO MX]
23:00  チア男子!!(再放送) #4「壊した���もの」 [TOKYO MX]
23:00  シティーハンター2 #35「リョウはインストラクター 究極のモッコリ戦法」 [tvk]
23:30  消滅都市 #4「疑惑」 [TOKYO MX]
以下、29日
00:00  Fairy gone フェアリーゴーン #4「せっかち家政婦とわがまま芸術家」 [TOKYO MX]
00:00  ∀ガンダム #23「テテスの遺言」 [チバテレビ]
00:10  【新番組】進撃の巨人 Season3(2) #50「はじまりの街」 [NHK総合]
00:30  真夜中のオカルト公務員 #4「歌舞伎町の定点観測」 [TOKYO MX]
00:35  【新番組】ガンダム THE ORIGIN(TV) #1「ジオンの子」 [NHK総合]
01:00  洗い屋さん! #4「隠せない恋心」 [TOKYO MX]
01:05  なんでここに先生が!? #4 [TOKYO MX]
01:35  八月のシンデレラナイン #4「分かれ道に立っても」 [テレビ東京]
03:55  キャラとおたまじゃくし島 [NHK総合]
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hi-highmt · 7 years ago
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富士山一望の倉見山
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三連休の中日を利用して、ちょっと遠出して富士山方面へ。山梨県の西桂町と都留市の境目にある、倉見山に登ってきました。
倉見山は国土交通省認定の関東富士見百景の一つでもありながら、富士山麓6市町村の住民投票により富士見ハイキング部門で富士八景にも選出されているそうなので、眺望を楽しみにしておりました。
JR中央本線の大月駅から富士急行に乗り換えて、東桂駅で下車。三つ峠駅や寿駅からも登れますが、今回は倉見山と堂尾山公園を経て、葭之池温泉まで歩くコース。 東桂駅から登山口までは徒歩20分ほどですが、お喋りに夢中で看板を見逃し、2分ほど行き過ぎた所で気付いて戻りました。
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墓地を抜けた所にある登山口から(こういうパターン、結構あるんですよね)、結構な急斜面の登山道を九十九折りに登って行きます。 ちょっと行くと祠が出て来ますが、この石段は登らずに祠の前を右折です。
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登り始めは、こんな感じで結構きちんと整備されていて登りやすい道が続きます。
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登山口から25分ほどで、明るい尾根道に出ました。今回は登山口からずっと、フカフカの落ち葉の上を歩く膝に優しいハイキング。だったのですが、台風の影響なのか、尾根に出てからは次第に倒木が多くなり、潜ったり跨いだりしないと通れない箇所も。
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そして、何が気になるってこの看板。今の時期、冬眠前で食糧を求めてウロウロしている時期ですよね…。ということで、今回も早々にクマよけ鈴(何度も言いますが、ただの鈴です)をザックに装着。所々で何種類かの動物の糞を見かけたので、クマなりイノシシなり、何かが居るには居るんでしょう…。
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尾根道に出てから35分で、目印の送電鉄塔が出て来ました。
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尾根道から都留市側。天気も良く、空気もカラッとして、秋の山だな〜という感じ。
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鉄塔から1時間。だいぶ登って来ました。 ここまでまるっきりの貸し切り状態でしたが、私たちが小休止を取っていると、軽装(全くの手ぶら)のご夫婦が軽快な足取りで追い抜いて行かれました。
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倉見山分岐と思しき鞍部を過ぎ、急坂を登ると、山頂手前に三つ峠駅へと続く厄神ルートとの分岐点が現れました。が、こちらは台風の影響で登山道が崩れているため、通行禁止になっている模様。
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先ほどの分岐の看板から程なく、倉見山の山頂(1256m)に到着です!富士山が近〜い! ここで本日の2組目(男性2人組)を見掛けましたが、入れ違いで出発して行かれました。私たちの山行は割と貸し切り状態であることが多いのですが、ここまで人に会わ��いのも珍しい…。登山道では会わなくても、山頂では数組に遭遇するのが普通なのに。この山、あんまり知られていないのかなぁ。
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そしてこちらが山頂から10分程の見晴台からの眺め。富士山が更に近くに! 先ほどよりも、雲が晴れて山頂部分の山肌が見えます。やっぱり雪を被った富士山は綺麗だな〜。冠雪のせいか、先週、東海道新幹線から見えた富士山よりも風格がある気がする…。
こんな雄大な景色を眺めながら、ベンチとテーブルを独り占め(4人でね)してランチタイム。さすがに標高が高いだけあって、フリース+ダウンジャケット+ニット帽+マフラーでも寒い寒い…。う〜、温かいスープが染みるよ〜。
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ちなみに、ズームしないで引きで撮るとこんな感じ。裾野まで綺麗に見えます。
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杓子山との分岐を寿駅方面に進んで行くと、こんな感じの根こそぎ倒れた赤松が何本も出て来ました。
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幹の途中からバキッと折れた木も多々あり、落雷で芯まで焦げた痛々しい木もありました。これはもう、チェーンソーで断裁していただいていなければ、潜ったり跨いだりは出来ないレベル。林業家の皆さま、ありがとうございます!アカマツやヒノキ、このまま朽ちていくのでしょうか。良い木材になりそうなのに勿体ないですね…。
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見晴台から30分ほど尾根道を下って振り返ると、さっきまで居た見晴台(右)と倉見山山頂(左)が。そんなに歩いた感じはしないけど、結構下りて来たんだなぁ。
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さらに30分ほど下ると、ススキの野原に出ました。何だか雲が多くなって来たなぁ。秋の日はつるべ落とし。急いで下った方が良さそうです。 それにしても、そろそろ次の休憩ポイントの堂尾山公園に辿り着くはずだけど、目印の東屋はまだかな〜?
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とか何とか言いながら下って行くと、現れたのは朽ち果てて崩れた東屋…。こ、ここが堂尾山公園ですか?この崩れた東屋以外、特に何もないけれど…。 仕方ないので、倒れた柱や屋根の瓦礫に腰掛けて15分ほどのティータイム。甘いほうじ茶オレとチョコレートでホッと一息〜♫
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この公園が町民グランドを経て三つ峠駅へ向かう洞谷ルートとの分岐でもありますが、私たちは葭之池温泉へ向かうため、途中まで寿駅方面を目指します。
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公園から少し下った辺りに関東富士見百景の看板があったので、富士山の方を振り返ると…
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残念!すっかり雲にお隠れになってしまいました…。見えたら素敵なんだろうなぁ。まぁ、お昼に山頂から絵はがきみたいな景色を満喫出来たから良しとしましょう!
ここから30分程下ったところにある赤い鉄の階段を下り、登山道は終了。さらに30分ほど歩いて富士吉田市にある葭之池温泉へ。こういう時は本当にGoogleマップ様々です。
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葭之池温泉の入口の紅葉。上の方の葉っぱは既に枯れかけてますね〜。
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葭之池温泉の葭之池。オーナーと思しき男性曰く、倉見山の何とか岩に頭を突っ込んだら「旅館を開いて人を泊めなさい」という声が聞こえたので始めたところ外国人客だらけになった、とのことでした。が、HPを見ると「創業安政三年/1856年」とあるので、もちろん冗談なんでしょう…。
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ちょうど外国人のお客さまが到着したところで、オーナーさんは流暢な英語で説明をしておられました。私の勝手な想像ですが、長髪に口ひげの風貌は、若い頃に世界各国を放浪されていたのかなぁという感じ…。いえ、本当に勝手な想像ですがね。
2時間入浴は600円。ドライヤーは受付で頼めば貸して貰えます。ぬるめのカランにはシャワーが付いていないので、洗髪するなら浴槽の湯を使った方がスムーズですよ。熱めのお湯でしたが、冷えた体が芯まで温まりました。
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そして湯上がり、広間でお茶でも飲んで休んで行って…という有り難いお言葉を頂くも、電車の時間が迫っていたので徒歩2分ほどの駅へ向かったのですが、何と私が平日ダイヤで調べていたらしく次の電車は30分後であることが判明!無人駅の小さな駅舎で30分待っていたら風邪を引くので、葭之池温泉へ引き返し、お言葉に甘えて広間の炬燵で暖を取らせていただきました。ふ〜、助かった〜(写真は二回目に駅に来た時の様子。17:30でもう真っ暗!)
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本当は温泉で名物の吉田うどんを頂きたかったのですが、時間の関係で大月駅前の古民家麺処かつらさんでラーメンを。昔ながらの中華そばって感じで、美味しかった〜!
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oriori-ki · 7 years ago
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第38回 『野生の王国 群馬サファリパーク』
●ダチョウとカメラ
 あっという間でした。手にしたカメラをひったくられたのは。いや、その瞬間は何がおこったのか、皆目わかりませんでした。
 それは、ダチョウを撮影していたときのことでした。人慣れしているのか、あるいはエサをくれると思ったのでしょうか。柵の中で1羽だけ展示されているダチョウが歩み寄ってきて、柵の上から長い首を折り曲げ、ギョロリとした目をむきだしにしたまま私に顔を近づけてきたのです。
「これはいいチャンスだ、ダチョウの顔の大アップ写真を撮ってやろう」
 少しでも間近な顔を撮影しようと両手を前に突き出してカメラを構えました。そのときです、突然、ダチョウがカメラにぶらさがっていた20cmほどのストラップを大きなくちばしで咥えてカメラごとひったくり、そのまま後ろ向きにブーンと振ったのです。そして数回大きく首を回すと、咥えていたカメラを放り投げました。
 ガシャ、カラッ、カラッン
無情にもカメラは地面を転がっていきました。柵の中です。
「ああっ、カメラが」、近くにいたお子さん連れの若いお母さんが悲痛な声をあげました。私は、あっと言う間のできごとにあっけにとられ、声もでません。         
 やっと我にかえった私は近くにあったホウキでカメラを柵の中から掻き出しました。慌てて液晶モニターを見ると、「SDメモリーカードが損傷しました」と、埃と傷だらけになった画面に表示が出ています。
「今朝から撮影した写真が全部だめになったか、今からの撮影もできないのか」と、目の前が真っ暗になりました。
「壊れちゃったんですか」、若いお母さんものぞき込みながら心配してくれています。
「……はぁー、どうもそうらしいです」
 しかし、奇跡的にカメラは大丈夫でした。「念のため」といったん電源をオフにして再起動し、撮影データを再生してみると、すぐ目の前に迫ったダチョウの大きな顔は映っていませんが、それまでのデータは無事でした。自動的に閉まるレンズキャップが痛んでいてきちんと作動しませんが、新たな撮影もできます。そのまま取材が続けられます。
 改めてダチョウに目をやると、柵のすぐ側に「ダチョウは好奇心が強く、なんでもエサと思ってくわえる習性がありますので、手にもったタオルや小物、ヘア用品など、物を取られないようにご注意下さい」と注意書きが掲げられていました。
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この直後に私のカメラを奪い取ったダチョウ
●群馬サファリパーク
 富岡製糸場といえば、多くの人が中学校や高等学校の歴史で教わった記憶があるでしょう。明治のはじめ、西洋諸国に追いつこうと時の政府が殖産興業の一環として建設した国営の製糸工場です。2014年に世界遺産に登録されたことは記憶に新しいと思います。その製糸場のある群馬県富岡市の郊外の山に36万平方メートルもの広大な面積を占めて1979年に開園したのが、民営の群馬サファリパークです。全国で5番目、東日本では初めての開園でした。
 群馬サファリパークは大きく二つのエリアに分かれます。いうまでもなく一つは動物園の「サファリ・エリア」、もう一つは「アミューズメント・エリア」と名付けられた子供用の遊園地です。ミニのジェットコースター、「サファリ列車」と名付けられたミニ鉄道、メリーゴーランド、大観覧車などがあります。今回の取材目的は動物園ですので、ここでは紹介だけにとどめておきます。
 サファリ・エリアでは山の起伏や傾斜を利用して、約100種の哺乳動物や鳥類が1000頭羽も飼われています。その全てではありませんが、たくさんの哺乳動物や鳥類が自然のままに放し飼いにされているのが特色です。このエリアは、アジアゾーン・アフリカゾーン・アメリカゾーンなどのように大陸・地域別に動物が展示されている区域のほかに、おそらく当園の最大の目玉である、トラゾーン・ライオンゾーンが独立して設けられています。
 訪れた日にちは5月26日、初夏の快晴の土曜日でした。そのためか、動物園入口前にある第一駐車場にはたくさんの乗用車がおかれ、大型観光バスもひっきりなしに到着します。駐車場は第三まであります。サファリパークの入園料金は大人一人(高校生以上)2,700円、子ども一人(3歳から中学生)1,400円ですが、それに見学コースによって異なる乗車料金が加わります。園の運行するコースのうち、シマウマの柄を施した大型バスに乗って定められた道から見学する「サファリバス」コースは一人500円、トラやライオンなどの形をした中型のバスに乗って草食・肉食動物にエサを与える「エサバス」コースはエサ付きで一人1,300円、オフロードカーで時には道から外れて動物に大接近する「レンジャーツアー」は、草食動物用のエサも付いて一人1,300円となっています。
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エサバスコースのライオンバス
 これらのコース以外に自分の乗ってきた自動車でそのまま園内に入って見学するマイカーコースもあり、その場合、「ガイドラジオ料金」として1台につき500円が加算されます。もちろん、オープンカーやトラックなど、安全でない車は園内に入れませんし、園内で車の窓を開けたり、車外に出ることは禁止されています。以前、車外に出て動物に襲われたケースもあります。これらは絶対に守らなくてはならないルールであることは言うまでもありません。「群馬サファリパーク入園のご案内」には、こうした注意事項のほかに「如何なる場合も動物による車の被害には、当園は一切の責任を負いません」とも明記されています。あと��飼育員さんに聞いた話では、こうした実例は「動物のほうが慣れていて」めったにないそうですが、相手は野性をもつ動物であることを忘れてはならないでしょう。  
           ●オフロードカーに乗って見学
 どのコースにするか、一思案後、私は「レンジャーツアー」で見学することにしました。このコースは、土・日・祝日のみの運行です。他のコースはおよそ20分ごとに運行されていますが、この「レンジャーツアー」は、30分あるいは時間帯によっては60分ごとの出発で、コースを90分ほどかけて一回りします。
 オフロードカーには5,6人の見学者が乗り込めますが、10時30分発には、ご夫婦の二人連れ、私のつごう3人が乗車し、運転手兼ガイド役として若い女性の大槻さんが乗り込んできました。
「サファリーバス」や「エサバス」のコースは山の起伏をくねくねと縫うように舗装された道に沿って運行されます。一方、「レンジャーツアー」のコースは、オフロードカーで舗装された道から外れ、動物の放し飼いにされたエリアにも入り込んで行き、上下左右に激しく揺れることもあります。しかし、すぐ目の前でみる迫力のある動物の姿態は格別でしょう。
 入園ゲートをくぐると、すぐにキリン、エランド(ウシの一種)などの草食動物がいます。車が近づくと、彼らは慣れていて、一直線に駆け寄ってきて車の窓にはられた金網の隙間から口を差し込んできます。金網の幅は数センチ四方なので口といっても唇だけですが。彼らは見学者の持つエサが目当てです。「レンジャーツアー」にも2束の草がエサとして付いてくるのです。エサを隙間から差し出すとすぐに食いちぎります。金網があるとはいえ、人の顔と動物の顔がくっつくほどの至近距離です。ものすごい鼻息と唾が私の顔に飛んできます。
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オフロードカーに近づいてくるエランド
 しきりにエサをねだって車に近づいてくる彼らを見送り、お尻の縞柄色の薄いチャップマンシマウマや2.5トンも体重があるシロサイを間近に眺めながら、オフロードカーはつぎのエリアへと進みます。左側の急な崖のような斜面の端にバイソンの群れがいます。かつてよく観たアメリカの西部劇映画(最近はすっかり制作されなくなりました)には、草原を馬で疾駆するカウボーイの背景によく映っていましたから、バイソンには見覚えがあります。間近でみると、その大きさに圧倒されます。大槻さんの説明によると1トンくらいにもなるとか。でも映画とは違い、ここのバイソン、どれもがよれよれに破れかかった衣服を着ているかのように、体の半分ほどは長い毛が抜け始めてボロボロに垂れ下がった情けない格好です。
「ちょうど今、毛が冬用から夏用に生え代わるときなんです。今日は快晴でまだいいんですが、梅雨の時期になると、抜け切らない毛が雨と泥に濡れて体にへばりつき、もっとみすぼらしくなります」
「彼らは繁殖期になるとオスを中心にハーレムをつくり、オスの周りにメスを侍らせます。しかし、子育て中はメスが強くなります。『あなたはあっちに行ってて』と。人間とおなじですよ」
と大槻さん。
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エサに釣られてきた毛の生え代わり最中のアメリカバイソン、鼻息が私の顔にかかる距離
●ニホンゾーン
 次の日本ゾーンへと入っていくと、ニホンジカが数頭ゆったりとエサや草を食んでいます。シカそのものはそんなに珍しくはありません。そのすぐ側にあるニホンザルのゾーンに目が行きます。岩の上や樹下にサルたちが思い思いに毛繕いし、追いかけっこしてはしゃぎ合っております。でも、得意なはずの木登りをするサルは見当たりません。よく見ると、植えられている樹木のそれぞれの根元にはなにやらコードが巻き付けられています。
「あのコードには電気が流れています。放し飼いにしてあるので、冬に食料が不足すると木の皮を食べてしまうので、その防止のためです。もっとも今はたんなる脅しで電気は流れていません。彼らは学習能力が高いので同じような痛い目には二度とあわないのです」
 この案内役兼運転手の大槻さん、説明する動物たちのあたかも姉か母親のような口ぶりで、「彼ら」とか「あの子たち」などと丁寧にわかりやすく、しかも人さまの在りようを例えにしてユーモアをもって説明してくれます。その口ぶりの後ろには動物に対する深い愛情や尊敬さえも持ち合わせているのだと感じます。本当に動物たちが好きなのでしょう。
 なお、ニホンザルの放たれている周囲には高い板囲いが作られています。ただ高いだけではありません。なんせ身の軽いサル君たちですので、彼らが勝手に園外に遊びにいけないようにと、その一番高いところには彼らでも手がかりのないツルツルのブリキやアクリル板が内側に向けて斜めに取り付けられています。
 ニホンザルの反対側にはツキノワグマが2頭、岩の上に寝そべっています。その一画は針金の柵で囲まれていますが、柵はわずか2,3本の針金で張られており、高いものではなく、その間隔も広く、しかも簡単です。とてもクマを囲い込んでいる柵とは思えません。これには都会人は気づかず、あるいは気にもとめないでしょう。実はこれは電気柵なのです。この電気柵、昨今の農山村では秋に普通に見られます。農山村では、人口減少にともない、人の住む領域と山の領域を併せ持っていた里山が消滅した結果、本来は山深く棲息していたイノシシやシカなどが人間の領域まで侵入し、畑や水田を荒らすようになってきました。その防御のために、各地の農山村で山と田畑の境目に設置されているのです。このサファリパークでは、2年ほど前にツキノワグマによって従業員が不慮の事故に遭っていますので、念を入れて設置されたのでしょう。
●ウォーキングサファリゾーン
 ニホンゾーンを過ぎると、10m以上はある高い鉄の柵で囲まれた一画に出ます。その出入り口には、バスも通れる高さの大きな鉄柵のドアがあり、それも二重になっています。見学者はこの前で車から降り、係員の指示に従って中に入ります。車の中から放し飼いの動物を観察するサファリですが、このゾーンだけは普通の動物園のように檻に入った動物を見て回ります。
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ウォーキングサファリゾーンでの動物とのふれあいコーナー
 このゾーンには、チリーフラミンゴなど鳥類、ミーアキャットなどの小動物、アカテタマリンなどサルの仲間、ラマ・シカ・ヤギなどの草食動物がたくさん展示されています。テンジクネズミなどの愛玩動物と子どもたちが触れあえるコーナーもあります。
 しかし、何と言っても、子どもたちの人気が高いのは、ライオンやホワイトタイガーのエサやりでしょう。3cmほどの大きさにカットした肉片が5,6個入ったエサが販売されており、それを長い鉄製の火ばさみのような器具に挟んで檻に設けられた専用の窓から中に差し入れるしくみです。窓は1mほどの高さにありますので、ライオンたちは二本足で立って窓に取り付きます。エサをやる人のすぐ目の前に、大きな鋭い牙をもつライオンやホワイトタイガーの口が迫り、グォッ、ヴォーッと鼻を鳴らし唾を飛ばしながら肉に齧りつく迫力は相当なものです。大勢の子どもたちが火ばさみを持って、「ライオンさーん」「トラさーん」と黄色い声で呼びかけたり、「怖ーい」とお母さんの後ろに隠れいったりしています。
 そうそう、冒頭に紹介した、カメラをダチョウに奪われた話もこのゾーンでのことでした。
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エサに齧りつくホワイトタイガー(ウォーキングサファリゾーン)
●アジアゾーン
 ウォーキングサファリゾーンで30分ほどを過ごして、再び車に乗り込み、アジアゾーンへと向かいます。そこにも、ニホンジカが群れている一画があります。シカたちは勝手にテンでバラバラにいるように見えますが、よく観察すると、数頭で小さなグループをつくっており、グループごとに一定の方向に頭をそろえて並んだり円陣を組んだりしています。あるグループはずらりとこちらにお尻を向けて、同じリズムでしきりに尻尾を振っていました。
「オスのニホンジカにある角は年に一度生え代わります。この角は堅くて鋭く危険なので、奈良公園では人為的に年に一度切り落としています。角のある間のオスは気が強く、時にツキノワグマさえ攻撃します。でも角が落ちると、とたんに落ち込んでしまい、しょんぼりとして気の毒です。今のシーズンには赤ちゃんジカがたくさんいるんですが、見当たりませんね。実は、シカには赤ちゃんを藪の中などに隠す習性があります。ここでもあのU字抗や岩陰にいますので、よく見て下さい」
と、ガイドさん。
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人工的な木のほこらにジッと座っている赤ちゃんジカ
 なるほど、岩の隙間やU字抗などの薄暗い中に小さなシカたちがじっと座っています。「藪などに潜んだ赤ちゃんジカはお母さんが呼びにこなければ絶対に出てきません。そのため、お母さんが事故にあって来られないときなど、潜んだまま餓死したり、雨に濡れて体温を奪われて命を落としたりする赤ちゃんもいます」。赤ちゃんがそれほどまでに産んでくれた母親を頼りとし、母親がそれに必死で応えるのは動物の本能であろう。が、顧みる人間世界では、自己の欲望やわがままのために我が子でさえも虐待し、時には死に至らしめるニュースのなんと多いことか。自然のなかで培われてきた"動物としての本性"を捨て去って、己の欲望だけに生きようとする"人間の不条理"を嘆かわしく思う。動物園は動物の姿に仮託した己自身を見つめ直す場所でもあるのです。
 ヒトコブラクダやスリランカゾウを見やりながら、「ラクダのコブには水が入っているわけではありません。脂肪の塊で、この栄養分を使って砂漠でも一ヶ月は生きられます。そんなに知られてはいませんが、足の裏もぷにょぷにょしていて柔らかいんです。ゾウの妊娠期間は二十二ヶ月です」などと、相変わらずサービス精神旺盛な大槻さんのガイドに耳をかたむけながら、車は進みます。車の左方にたくさんのバイソンがいます。先ほどは崖の上の方から見たアメリカゾーンを今度は下方から見上げるのです。バイソンたちは、先日の雨でぬかるんだ泥を気にもせず、そこかしこにたたずみ、寝転び、思い思いに過ごしています。その中に今年春に生まれた赤ちゃんが2頭ほど親の陰に見え隠れしていました。
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群れ集うアメリカバイソンたち
  ●猛獣ゾーン
 車は猛獣のトラゾーン・ライオンゾーンへと進んで行きます。トラゾーンでは、大岩の上に夫婦でしょうか、2頭のホワイトタイガーが大きな肢体を投げ出したまま首だけをもたげてこちらに鋭い視線を向けてきます。ホワイトといっても真っ白ではなく、薄い墨茶色のトラ模様があります。
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放し飼いのホワイトタイガー
 車が左方向にハンドルを切ります。すると、木の下に、岩陰に、木組みの台の上にと、あちこちにライオンがたむろしています。そのほとんどが立派なたてがみを持つオスライオンです。
「自然界では、普通、ライオンは一頭のオスライオンと数頭から十数頭にもなるメスライオンたちとで一つの家族を構成しています。これをプライドといいます。狩りをするのはメスライオンの仕事です。でも、ここでは狩りの必要がないので縄張りを争うこともなく、ああして複数のオスライオンが一緒にいます。あっ、ちょうど今、エサバスがこちらに来ましたので、エサをたべるシーンが見られると思います」
と、ガイド兼運転手の大槻さん、ガタンと舗装道路を外れて、木の下や岩陰、台上のライオンにと車を急接近させます。窓ガラスに自分のたてがみが触れるほどに車に近づかれても、ライオンは意に介しません。
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オフロードカーの窓に体毛がくっつくほどの距離
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樹下にくつろぐオスライオンたち
 やがてエサバスが停車します。もちろん舗装された道路上です。するとライオンたちが一斉にバスに向かいます。
「わーっ」
「きゃぁー」
 バスの乗客から興奮に満ちた歓声があがります。窓に付けられた金網の間からエサの肉片を挟んだ金ばさみが突き出されていて、ライオンが、オスもメスもが折り重なってそれに食らいついているのです。グヴォー、ヴォーッと腹に響くような低く力強い唸り声をあげながら、バスのエサやり用の小窓に群がり集うライオンたちの迫力の凄まじさ、これがサファリパーク形式の動物園の真骨頂でしょう。
 ガイドの大槻さん、巧みにハンドルを操ってオフロードカーをライオンの鼻先にくっつけるようにして、ライオンの行き先もコントロールしています。「運転が上手くないと彼らにばかにされるのです」。こうした運転技術は、ライオンの群れ全体を管理するうえで必須で、新入社員の研修、訓練でも義��づけられているそうです。
 ところで、放し飼いのトラとライオンを分ける柵らしきものは見当たりません。
「実はトラもライオンも水がにがてなのです。わざわざ水に入ることはしないそうです。そこで水たまりを設け、それで区分けできるのです」
●アフリカゾーン
 起伏では上下に大きく揺れ、急カーブでは左右に激しく振られて、車は最後のアフリカゾーンに入って行きます。ここには、アフリカ水牛、チャップマンシマウマ、エランドなどの草食動物が水辺や小高い岩山などにかたまりになって飼育されています。
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アフリカゾーンにいるアフリカ水牛
 そのなかに数羽のダチョウが頭をツンツンと小刻みに動かして群れています。その大半が、お尻の羽が抜け落ちて地肌が丸出しです。
「気の毒ですが、ダチョウの羽は根元から抜けるとすぐに新しい羽が生えてくるんですが、途中から折れたようになって根元が残ると、すぐ生えてこず、ああした姿のようにお尻丸出しの恥ずかしい格好になるんです。他の鳥のように番で子どもを産み育てるのではなく、メスは何匹もが同じ巣に卵を産みます。で、あとは知らんぷり、オスが卵を温めるのです」
 このようにガイドの大槻さんの動物への愛情たっぷりの、そしてユーモアのある解説と巧みな運転に魅せられて、レンジャーツアーのコースはあっという間に終了したのでした。
 このサファリパークで観察できた動物たちは、どれもがその魅力と愛らしさを振りまいていました。四季それぞれに異なった姿もみせてくれることでしょう。とてもそのすべてをここで語り尽くすことはできません。あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか。
(緒方三郎)
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cinema-note · 7 years ago
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日本での公開前から、アカデミー賞の賞レースで話題となっていた『シェイプ・オブ・ウォーター』。 実際にアカデミー賞では4冠を達成しましたね!めでたい! SNSでも話題になっていて、絶対観たい!と思っていたのですが、3月1日は話題の作品が大量公開祭りだったので、遅ればせながらようやく本作を鑑賞できました。 アカデミー賞有力候補だからって同じ時期に一気に公開するのよくないよ・・・死ぬほど忙しかったよ・・・
シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water)
監督 ギレルモ・デル・トロ 脚本 ギレルモ・デル・トロ ヴァネッサ・テイラー 出演者 サリー・ホーキンス マイケル・シャノン リチャード・ジェンキンス ダグ・ジョーンズ マイケル・スタールバーグ オクタヴィア・スペンサー 公開 2017年 製作国 アメリカ合���国
あらすじ
1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。 アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の奇妙だが、どこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。 子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。 音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、イライザは“彼”が間もなく国家の威信をかけた実験の犠牲になると知る─。(公式サイトより)
『ヘルボーイ』、『パンズ・ラビリンス』、『パシフィック・リム』などを手がけてきたギレルモ・デル・トロの最新作。 2017年にべネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、見事金獅子賞を受賞。 その後一般公開され、ゴールデングローブ賞では監督賞と作曲賞の2部門、アカデミー賞では作品賞・監督賞・作曲賞・美術賞の4部門を受賞しました。 主演を務めるのは、サリー・ホーキンス。 私としては『パディントン』の人のいい奥さんのイメージが強いので、今作ではまた違ったキャラクターが見られそうです。
なんてうつくしい映画なんだろう
ギ、ギレルモ〜〜〜〜〜!!! 沁みる、すごく心に沁みます。 今まで観てきた映画の中でもかなり上位に入るほど好きな作品でした。 どこかで変態純愛映画と噂に聞いていたのですが、そんなことなくない!? 全然変態要素を感じなかったんだけど?? やっぱり前情報なんて聞くもんじゃないな! 不思議な生き物と声の出ない女性の純愛映画。 内容はシンプルで、今までも描かれてきた題材ですが、ギレルモらしい世界観とうつくしい音楽・美術で愛の形を表現しています。 切ない気持ちを残したハッピーエンドの余韻がたまりません。 サリー・ホーキンスとダグ・ジョーンズの演技も素晴らしくて、終始うつくしい、おとぎ話のような世界観を外からみているような感覚に陥りました。 とくにサリー・ホーキンスはほとんど喋らないのに、彼女の感情がしっかり伝��ってくるんですよ。 表情や立ち振る舞いの演じ方がよかったな〜
単なる異種族同士の恋物語ではない
1960年代、冷戦中のアメリカが舞台。 政府の研究施設で掃除係として働く一人の女性が、施設にやってきた不思議な生き物と出会い、やがて恋に落ちていく物語。 一言にまとめれば異種族同士の恋物語ですが、そこに現代のかかえるマイノリティの問題を掛け合わせている、社会ドラマな作品でもあります。 ここ数年のアメリカ映画は、マイノリティの抱える問題への提起を描いた作品が多いですし、話題になりますね。 それだけ、アメリカでは人種差別やLGBT、男女差別の問題が大きくなっているということなんでしょう。 主人公のイライザは、幼少期のトラウマがきっかけで、声が出せなくなっていました。 それでも彼女は音楽を楽しんだり、映画を観たり、時には友人のゼルダに助けてもらったりして日々を平和に過ごしていました。 そんなある日、掃除係として働いている施設に謎の生き物が運び込まれてきます。 彼女はその生き物に興味を持ち、接触をはかろうとします。 イライザが毎日その生き物に会いにいくうちに、彼も彼女に興味を示し、二人は心を通わせていきます。 しかし施設は彼を解剖してその生態を調べようとするのです。 イライザはなんとか彼を連れ出そうとするのですが、ここで彼女は、同居人で絵描きのジャイルズに協力をしてほしいと申し出るときに、彼への気持ちを爆発させるんですね。 彼女は「ありのままの私を見てくれる」と感情を爆発させながらいうのですが、このシーンとセリフがすごく好きです。 ありのままの自分を見て、愛してくれる人に出会えたら、それはとても素敵なことだよなあ。 このシーンが一番心にグッときました。 このあとイライザは周囲の助けを得て、生き物を施設から逃すのですが、そこからのラブロマンスがまたたまらないくらいロマンチック。 水を満たしたお風呂場で二人で抱き合ったり、イライザが歌を歌いながら踊ったり、ロマンチックでうっとりしちゃうんです。 もちろん楽しいい日々は続かないのです・・・ イライザは彼を元の住んでいたところに返そうとし、そして彼の監視員であったストリックランドは彼を取り戻そうと血眼になりながら迫ってきます。 ラストはハッピーエンドではありますが、これは見方によってはちょっと切ない。 結局社会のはみ出し者は、社会から外れたところで孤独に暮らすしかないのかな。 その方がお互いにとって幸せなのでしょうか。 あの終わり方も、現代の混乱した社会へ、のけものから訴えかけるメッセージの一つなんじゃないかと思います。
違うカテゴリーで生きる人々の世界
この作品には、社会からのけものにされてきた人々が中心になっています。 声が出せないイライザ、人間ではない謎の生き物、同性愛者のジャイルズ、黒人のゼルダ。 本編のクライマックス、ゼルダの元にやってきたストリックランドに、「彼」の居場所を教えた夫にたいして放つゼルダのセリフも、パンチのある一言でしたね。 「わからないくせに。彼女の気持ちなんてわからないくせに。いつも何も言わないんだから、こんな時も何も言わないで。」 普段から何も言わない人が、ある特定の話題で世間が盛り上がっているときになぜか一緒になって声をあげるというのは日常茶飯事ですが、まさに当事者からしたらこんな気持ちなわけです。 何もその話題のことを知らないのに、ただ世間の風潮に乗っかって好き勝手言うヤツが、どんなヤツよりも愚かで浅ましいですよね。私も気をつけよう・・・ そして、違う世界に生きるもの同士でも、心を通わせようとすることはできるのです。 ストリックランドのように、暴力で相手を服従させようとするのなんてありえない。 それが娯楽、エンターテイメントなんだと本作を観て感じました。 イライザと彼は、音楽と映像、ダンスなどを通じて心を通わせていきます。 イライザが歌い出して、彼と一緒にテレビのなかのセットで踊るシーンなんかはロマンチックでよかったな〜 これはそのまま現実の世界にも当てはまりますよね。 言葉が通じなくても、音楽やダンスを通して心を通わせて、仲良くなって、というのはよく聞く話だし、実際に体験している人もいるでしょう。 それこそ映画というのは、同じ時期に公開されて(日本は時々キレそうなくらい遅いけど、笑)、世界共通でおなじように盛り上がって、感動して、最強のコミニュケーションツールのひとつかもしれませんね。 こういった社会問題に訴える作品を観ると、いつもMr.Childrenの「掌」という曲を思い出します。 曲中に「ひとつにならなくていいよ 認め合うことができればさ」という歌詞があるんです。 私のマイノリティに対する考え方は、まさにこの歌詞の通り、私たちはひとつにはなれないだろう、でも認めてほしいし認めたい、と思っています。 そういえば、ジャイルズは語り手の立ち位置でもありましたが、絵描きという設定やあの見た目や格好がすごくギレルモのように感じて、もしかしてこの人はギレルモなのか?と思ったんですよね。 誰か賛同してくれる方いませんかね・・・(笑)
サリー・ホーキンスの表情がステキ
主演を務めたサリー・ホーキンスの演技、とてもよかったですね〜 喋らずに、表情と手話であそこまで感情豊かに演じられるのはさすが。 特に彼女の表情がすごくよかった。 一人でぼんやり考え事をしているときの表情もよかったですが、やっぱり彼と過ごしているときのサリーの表情が素晴らしい! 彼に恋しています、好きで好きでたまりません、というのが伝わってくるほどのうっとりとした表情。 みているこっちまでうっとりしちゃいました。 お風呂で抱き合っているシーンで、ジャイルズが風呂場に乗り込んでそのままそっと扉を閉めてしまった気持ちがわかります。 謎の生き物役には、ダグ・ジョーンズ。 あれは全身特殊メイクなんだよね・・・多分。 人間ではないなにかであるのがわかるような、首の動きや手の動き。完璧です。 あの二人が演じたからこそ、より完成された世界観ができあがったんだと思います。 ピュアな雰囲気というか、穏やかで主張しすぎない雰囲気をまとっていますよね。 悪役に徹したストリックランド役のマイケル・シャノンもよかったな〜! どんどん頭がおかしくなっていく、典型的な地獄に堕ちていくタイプの悪役を見事に演じていました。
クラシカルな雰囲気の世界観
本作品が素晴らしい作品になった要素として、美術・音楽が大きく貢献していると思います。 衣装や町並み、建物や家具などの1960年のクラシカルな雰囲気が、ファンタジーっぽさを洗練させていますね。 全体的に絵面がシックで暗い色調になっているのも好きです。 イライザの衣装もシックでかわいかったな〜! 60年代に流行っていたんであろうワンピースのあのデザインが素敵。 イライザたち掃除係の衣装もかわいらしかったです。 彼と結ばれた翌日に、イライザが赤いヒールを履いていた演出もかわいい。 ゼルダがそれをしてきしたあとにぶっこまれた下ネタは面白かったな。 そういう話しちゃうのね(笑) イライザが性に関する興味・関心が人並みにあるのがわかる演出も印象的でした。 女だってそういうの興味あるし、人と話します、みたいなね。 衣装といえば、彼女のバンダナも、徐々に色がモスグリーンから赤になっていったりチェック柄になったり、彼女の心のように変わっている細かい演出がにくい。 衣装で心情を表現する演出っていいよな〜 使われている音楽もクラシカルでしっとりめの曲が多かったです。 ピアノ一本だったり、音が少なくて、全体的に静かな曲調のBGMが印象的でした。 作曲賞受賞も納得。いや今回はどの賞も納得でした。 そういえばエンドロールで気付いたのですが、特殊メイクには、今年のアカデミー賞でメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘さんの名前がありましたね。(ちなみに受賞作品は『シェイプ・オブ・ウォーター』ではなく『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』) あの生き物は全身特殊メイクってことなのかな? すごい細かいとこまでつくりこまれているのが画面越しでもわかるんですよ。 全身のひだやウロコ、皮膚なんかは、とてもつくりものとは思えないほどリアルにできてます。
良かった点
・作品の世界観 ・メインキャスト2人の演技 ・音楽と衣装 おとぎ話のような世界に飲み込まれて、す��かり溺れてしまいました。
悪かった点
・特になし 悪いとこを探す方が難しい・・・
まとめ
今までみてきた作品とはちがう、怪物とお姫様のおとぎ話。 ギレルモの生み出した、しっとりしたクラシカルな雰囲気がまたたまりません。 心にじんわりしみてきて、気付いたら自分も水の中に沈み込んでいるような気持ちになりました。 オールタイムベストTOP10に入りそうです。いや入りました(笑) 文字にした感想を読むよりも、実際に作品を観て、心で作品のよさを感じてほしい、そんな作品です。 ギレルモ監督、アカデミー賞4冠おめでとう!
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karasuya-hompo · 8 years ago
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Skyrim:足跡を辿って 4
【ドラゴンとサルモール?】
 俺がカイネスグローブに着いたとき、この小さな村��ドラゴン出現に大混乱になっていた。といっても10人いるかどうかの住民に衛兵がひとつまみトッピングされているだけだから、騒ぎといったってささやかなものだ。  逃げてきた女性を掴まえて聞くと、村の後ろの丘にドラゴンが現れたという話だった。うまく合流できた俺とデルフィンは、さっそくそこへ向かった。
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 そこで見たのは、黒いドラゴンが墓に向かってなにやら話しかけているところだった。俺がドラゴンボーンとやらだとしても、ドラゴン語が分かるわけじゃない。分かるのは、出てきたドラゴンを倒せばいいってことくらいだ。  しかしこれが、ソルスセイム島ではるかに厄介なドラゴンを相手にしてきた後だったから、今更どうということもないどころか雑魚レベルなわけで、復活するなり即座に墓に逆戻りしてもらうことになった。ま、小さな村がドラゴンに焼きつくされなかったんだからいいだろう。  俺がドラゴンを倒し、魂を吸収するのを目にしたデルフィンは、それでやっと俺がドラゴンボーンだということを認めた。で、本物のドラゴンボーンだということが分かったからには、リバーウッドでこの後について話しあおうと言われた。もちろん俺は、走ってなんか帰らなかったぞ?
 さすがに俺もこのへんで、あまりにも話を聞いていないのはまずいと自覚し、次の話はちゃんと聞くことにした。あと、今からでも尋ねて教えてもらえそうなことは聞いておくことにした。  デルフィンの見立てでは、ドラゴンを復活させたのはサルモールかもしれない、とのことだった。とはいえそんなものはただの疑惑にすぎず、デルフィンは、真実を確かめるためサルモールの要人のところへ忍び込む計画を持ち出してきた。  行き先はサルモール大使館だ。スカイリム中で嫌われている連中の大使館なわけだから、警備は極めつけに厳重だ。だが幸い、手引きをしてくれる仲間がいるという。そいつはマルボーンというウッドエルフで、ソリチュードで落ち合う手筈にしてあるとのことだった。
 そんなわけで次の行き先はソリチュード、そしてそこからサルモール大使館だ。  そのときの俺がいつ、どんなルートでソリチュードに行ったかは覚えていない。だがまず間違いなく、リバーウッドから直行はしなかった。だがもしその話をした後すぐ向かうとしたら、どんなコースを辿っただろうか。  ホワイトラン経由でいくのが一般的なルートかもしれない。しかしその場合は、またラビリンシアンを越えるか、ホワイトラン地方に出た後でまるで引き返すみたいにファルクリー���地方を通って行くことになる。  そんなくらいならむしろリ、リバーウッドを西に出て、最初っからファルクリース経由で進んだほうがいい気がした。
【ファルクリース地方】
 今日もいい天気に恵まれている。村を出て少し行けばすぐファルクリース領内だ。
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 スカイリムに来て間もない頃、アルヴォアからバルグルーフ首長への言伝を頼まれたわけだが、そのときには首長と執政が言い争う意味がイマイチ分からなかった。俺:「リバーウッドに援軍を送ってほしいって言ってた」→首:「よし送ってやろう」→執:「ファルクリースは挑発と受け取りかねません」→首:「これ以上俺の民が殺されるのを」云々。  だがさすがにここで3年余もすごし、ある程度の地理を知った今は、執政アヴェニッチの懸念もなるほどと思える。  領地ごとに分かりやすくした地図を見れば一目瞭然だが、リバーウッドはホワイトラン地方とファルクリース地方の境目近くにある村だ。ここに兵士を派遣することで、すぐ南のファルクリースが余計な勘繰りをしないとも限らなかった。執政アヴェニッチはそれを懸念したが、首長バルグルーフは、リバーウッドの人たちがドラゴンに襲われてはならんと、衛兵の派遣を決めたことになる。  俺は、バルグルーフの判断を「領民思いの良い領主だ」と思うほどガキじゃない。見捨てたと思われることで、州境にある村がいざというとき自分を見限る可能性だってある。つまり、優しさじゃなく実利だろう。それに、虚栄心とかってヤツもあるのかもしれないが、なんにせよ、首長も執政もご苦労さんだ。  それに、他の要塞の首長たちを見てきた後になると、内乱まっただ中のスカイリムの中央なんていう政治的に超厄介な場所で、ほんとにいろいろとがんばってたと思うよあの人たちは。二代目のドラ息子みたいなのが治めてるところとか、執政と有力者の傀儡みたいな首長がいるところとかある(あるいは”あった”)しなぁ。
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 とかなんとか物思いしながらも馬は順調に進んでいく。  イリナルタ湖の南岸をたどっていく旅路は比較的 安全だし、なにより景色が気持ちいい。  街道はきちんと整備されていて、林の中を抜ける際もたまにクマが出る程度だ。リフテン傍の林でやたら襲われるような頻度ではないから、いざとなったら走って、あるいは馬を急がせて逃げればいい。
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 ただ、この平和そうな材木工場にだけは注意が必要だ。  ここの住民は俺の知り合いがもう”立ち退かせて”しまったから正直に言うが、ハーフムーン工場に住んでいた二人は吸血鬼だった。「こんなところに住んでいて不便じゃないのかと言われるけど、旅人から必要なものは手に入るから」とか言ってたが、その手に入れ方ってのは穏当な売買じゃなかったってことだ。動物の解体小屋みたいなところには人骨も混じっている。いったい何人の旅人がここで殺されたんだろうか。  あと、この工場のすぐ近く、北西の丘にある石碑の傍に、自殺したらしいダークエルフの死体がある。鋼鉄のダガーも小銭入れもこの男のものには違いない。花に囲まれた静かな場所で、死に場所として選ぶのに悪くはないが、何故彼が自ら命を断ったのか、知れるような手がかりはなにもない。
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 道なりに行くとやがて、開けた原野を見下ろす場所に出る。正面に見えるのは……ドラゴンでも埋まってたのかもしれない見た目だが、少なくとも今はもう安全だ。  少しのんびり来すぎたのかもしれないと思ったのは、雨が降ってきたからだ。まだ昼前だというのに辺りは急激に薄暗くなった。天気の悪い日の陰気さは、俺が生まれ育ったシロディールにはないもので、未だになんとなく気が滅入る。  幸い道は十字路を素直に北へと向かっていくだけだし、道中にはロリクステッドにドラゴンブリッジと、小さいながらもしっかりとした村があるから、旅人にとっては不安の少ない道程だろう。とはいえ、街道の傍でも山賊かなにかに殺されたらしい死体が見つかることもあるから、油断は禁物だが。
【ロリクステッドからドラゴンブリッジ】
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 進んでいくとやがて右手に、ひょろりと背の高い石碑が見えてくる。これがグジュカールの記念碑だ。「愛の書」の依頼の最後の目的地がここだったが、100年ほど前にこのへんであった争いについては、俺は今でもよく知らない。話題にしてる人はいないし、本で読んだことがあるとも聞かない。大学の読書家に聞いてもそうなんだから、今となっては誰も知らない戦なんだろう。1000年前ならともかく、ほんの100年前、エルフなら余裕で生きてる程度の昔なのにな。そんなに簡単に忘れ去られるもののために戦って、殺したり死んだりなんて、俺にはまるっきり馬鹿げて思える。
 少し行ったところで、とぼとぼと歩く農民の夫婦を見かけた。戦���、あるいはドラゴンの襲撃で焼け出された農民たちだ。俺は彼等を見かけると、せめて5ゴールドなりとも渡すようにしている。  俺は食うにも暮らすにも困っていないし、一財産と言っていいほどの金もできた。家だって買った。けれど彼等にはその日その日の食い扶持すら覚束ない。俺はそこまで困窮したことはないが、もしそうだったらと考えてみるだけの想像力はある。宿に泊まるのだって10ゴールドはかかるから、できればもう少しまとまった金を渡したいんだが、ノルドたちはそのあたり、恩義は受けるけど施しは受けない、という自尊心があるらしい。……にゃーこなら、くれるってものは一つ残らずもらうんだろう。そう思うと少しだけ笑えるから、彼女の存在はある意味 偉大だ。  少しだけ気分が軽くなったついでに、馬の足を速めることにした。  晴れてさえいれば、遮るものの少ない広々とした原野に、空が半分を占める壮大な景色も、雨模様ではやっぱり陰気なだけだ。ロリクステッドに着いたら、宿屋で軽く飯にして、少し時間を潰してみようか。その間に雨が上がってくれるといいんだが。
 ロリクステッドは小さな村だ。民家が4軒ほどに宿屋が一軒。あとは少し立派な畑があるくらいで、他にはなにもない。  だが俺には、ロリクステッドと言えば赤のラグナル……じゃなくて、ロキールだ。囚人の移送馬車で一緒だった馬泥棒のおっさん。俺と同じくダークウォーター・クロッシングのあたりでうろうろしていて逮捕劇に巻き込まれ、処刑場から逃げ出そうとして射殺された男だ。  俺は初めてこの村に来たとき、誰か彼の家族、縁者がいないものかと探した。だが誰一人、ロキールの名前すら口にしなかった。もしかするとあいつは、だいぶ前に村を出たっきり寄り付かない、ともすると鼻つまみ者だったのかもしれない。たしかに、ちんけなこそ泥には違いなかったんだが……。  逃げ出したロキールを冷酷に射殺させた女将軍と、最後には俺は肩を並べて戦うことになった。そもそもヘルゲンを脱出するとき、どうして帝国兵であるハドバルと一緒に逃げたのかは、俺自身にもよく分からない。まあ、組織はともかく個人として見れば、ハドバルはいい奴だし、別になんの文句も問題もないんだが。
 宿屋で飯を食い、体を温めるために軽く飲み、エリクと無駄話したりしてすごした。一時間ほどそうして過ごしても、雨はまだ降り続いていた。仕方がないので先を急ぐとしよう。
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 ロリクステッドを出て北に向かうと、すぐ左手に小さな小屋がある。ルンドって奴の住まいだったらしいが、今ではスキーヴァーの住処だ。  以前に立ち寄って覗いてみたことがある。手記の類は残って��らず、なにがどうなったのか真実は分からない。ただ、家の中の様子や外にある小さな墓、そこに供えてある指輪から見て、ルンドは奥さんに先立たれ、悲しみに耐え切れず自殺したんじゃないかと思える。  小屋に住み着いているスキーヴァーは、彼等が飼育していたんだろう。前にギルマスから聞いた話だが、スキーヴァーを訓練して敵を襲わせる計画を立ててた奴もいたっていうし、ソリチュードの宿屋の主は子供の頃に育ててたって話だ。あの巨大ネズミをペットにするのは、無理なことじゃないらしい。ルンドの小屋にも、死ぬ前に最後のエサとして置いたに違いない肉が残っていた。  ……エサがある内はいいが……それを食いつくしたら次になにを食うか……そのときには、そこにある肉の塊が自分の飼い主かどうかなんて、ネズミに分かるんだろうかな? ミーコみたいな犬なら、慕って離れないことはあっても、腹が減ったからって食いはしないだろうが……少なくとも俺は、二度とこの家に入る気はない。  ところで、こういう死体を見つけたときに、懐をあさって身ぐるみ剥ぐことはできても、埋葬してやるって選択肢がないのが不思議でならないスカイリムだ。
 ルンドの小屋を過ぎたあたり、ハイヤルマーチとの州境にほど近いT字路で山賊に襲われた。  宝箱を積んだ荷車の傍にハナっから死体が一つあったのは、最初は商人かなにかかと思ったが、よく見てみると山賊の一人だった。仲間割れだろうか。なんにせよ、連中のものなら遠慮はいらない。もらっていこう。  こういうのは出たり出なかったりで、運が良ければまったく出くわさなくて済む。  が、このルートを通るとき否応なく気をつけないといけないのは、追い剥ぎ峡谷だ。街道の上に橋をかけて獲物を待ち構える、タチの悪い山賊がたむろしている。俺の家のすぐ傍だから、帰宅したときにはついでに片付けるようにしてるんだが、すぐまたどこかから湧いてきやがる。今日は面倒なので相手にせず、駆け抜けることにした。落石の罠なんか仕掛けておいて、しかも手動で落としてくるから、通るときはもたもたせず馬で走り抜けてしまうといいぞ。
 モーサル方面とドラゴンブリッジ方面への分かれ道には、今も馬の死骸が転がっている。旅商人の夫婦が山賊に襲われた名残だ。こんなものを目印にするのは可哀想だが、ここを西に進めば間もなくドラゴンブリッジだ。  ドラゴンブリッジにかかった橋でマドラン隊のみんなに出くわした。昔はソリチュードの沿岸沿いに進んで無理やり海を渡ってた気がするのに、さすがに無茶すぎると、モーサル経由にルート変更したんだろうか。  ドラゴンブリッジといえば、皇帝の近衛兵だかなんだかが駐留してる村だ。ペニなんとかいう長い名前で、品のよろしくない俺たちは「ペニ公」と呼んでネタにしている。大学にはそんな呼び方を聞くと顔を赤くするお��品な学友や、白い目で見てくる高貴なお嬢様なんかもいるが、そんな名前がどうしてネタになるのか分からないらしいとんだおこちゃまもいたりする。そう考えると、赤面なり白眼視なりするほうは意味は分かるんだから、純粋さでいったら天然ちゃんのが上だよなぁ。
【ソリチュード、そして大使館へ】
 ドラゴンブリッジを北に出ると、街道はやがて東に大きく折れ曲がる。  その道の脇に、ストームクロークの野営地が残っている。内乱が帝国側の勝利で終わり、しかもそれに加担した俺は、ストームクロークにとって潜在的な敵になってしまった。テュリウス将軍からは「野営地を見つけたら潰せ」と言われたものの、政治だの戦争だのには極力関わりたくもないから無視している。第一、じゃあ殲滅してやろうと思ったところで、雑兵はともかく部隊長クラスの奴はイモータルだぞ? なんでそんなことを知ってるかっていうと、ガチガチの帝国派の知り合いから、「超やる気になって殴りこみをかけたが、ボスだけは倒せず結局引き下がるしかなかった」と聞いたからだ。
 さて、ソリチュードまでは東へと街道を行くだけだし、特にまぎらわしい道もない。一応、山のほうへ向かうY字路みたいな場所はあるが、案内板をちゃんと見ていれば問題ないだろう。  相変わらず雨は降り続いていた。とっととウィンキング・スキーヴァーに行って毛皮を乾かさないと風邪を引きそうだ。  この宿屋が、マルボーンと出会った場所でもある。
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 マルボーンの話は、俺にとっては衝撃的だった。  サルモールはヴァレンウッドで大虐殺をやったという。マルボーンの家族はそれで殺され、彼はその恨みを晴らすため、できることならなんでもするつもりでいた。  戦争の話ならたびたび聞いたが、その「戦争」って言葉には、どこか対等、どっちもどっちってところがある。だから「やるなら勝手にしてくれ」と思っていられるが、虐殺ってのは一方的だ。戦う意志のある軍人や兵士がぶつかり合うんじゃなく、強い奴が弱い奴を、戦うつもりのない連中まで含めて片っ端から殺していく、それが「虐殺」だろう。  俺が少しなりともこの世界の情勢に興味を持つようになったのは、マルボーンの身の上話を聞いたからだった。  彼が座っていたテーブルはあそこ、奥の壁際だった。だが彼はもういない。  まだ日没までは間があった。それなら大使館を覗いてこよう。もちろん、「思い出深い場所」なんて表現できる場所じゃあないし、門前からそっと見るだけだが。
 余計な荷物を置いて簡単に着替え、宿を出るとすっかり晴れていた。  ちなみにあのとき、大使館へは徒歩で向かったわけじゃない。警備の厳しい大使館��入り込むため、俺は大使エレンウェンが主催するパーティの招待客に化けた。そのための服や招待状、そして要人らしく乗り付けるための馬車を、デルフィンがカトラ農場に用意していた。  潜入したあと必要なものはマルボーンに預けておいた。彼は大使館で給仕、コックとして働いていたから (恨み骨髄の敵に囲まれて、へりくだり愛想笑いして過ごしてたわけだ。そう考えるとぞっとする。マルボーンの抱えてた闇みたいなものに) 、自分の荷物に紛れ込ませて持ち込むことが可能だった。俺は農場でそれらしい服装に着替え、丸腰で送迎馬車に乗り込んだ。  パーティにはサルモール、それから帝国側の要人が招待されていた。マルカルスにいたオンドルマールとか、ソリチュードの従士エリクール、それにリフテンからはメイビンのおばちゃん。知り合いが多くてぎょっとしたが、幸いみんな、俺がここにいるのはおかしいとは思わなかったようだ。まあおばちゃんは自分の利害に関わらなければ口出しなんてしてこないだろうし、堂々としてれば各自勝手になにか、俺がここにいる理由を見つけてくれるもんだ。それに、いざとなったらマルボーンが間に入って誤魔化すことにもなっていた。  で、俺は酒飲みのおっさんに一杯奢って騒ぎを起こさせ、その隙にマルボーンの手引きで厨房に忍び込んだ。
 結局のところ、アルドゥインの復活にサルモールは関係していなかった。連中もあれこれ調べているところだと判明しただけだ。それはもちろん荒っぽい調べ方で、拷問室には男が一人つながれていた。そいつはラットウェイにいたところを捕まったってことだった。  そのあたりのことは、リフテンに行ったときにでも思い返してみよう。  それより今俺が思い出してやるべきは、マルボーンのことだろう。手引きしたのがバレて連行され、そして、助けてやれなかった。  恨みと憎しみに凝り固まって生きるのは、幸せじゃないとは思う。楽しくもないだろう。俺はおふくろが笑った顔を見たことがない。ただ、だからって死んだほうがマシかどうかは分からない。それは俺が決めることじゃない。
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 こんな気分には、馬鹿みたいに晴れた空より、雨模様のほうが似合う。だがまあ、俺のご機嫌うかがいする天気なんて気味が悪いだけだ。晴れているのを幸いに、暗くなる前に宿に戻って、明日の計画を立てよう。  明日はとりあえずリフテンに向かい、ウォーレンズを歩きまわる気はしないから、軽くギルドの連中の様子でも見てこようか。ついでに仕事をいくつか引き受けてもいい。もしこの後 立ち寄る街でのものなら、ついでにこなしたっていいからな。
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