#心掛けます。怒らない。謙虚で。真面目にと言うか、きちんとします。
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moji2 · 5 months ago
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「初詣」
やっとこさ、石清水八幡宮さんへお参りして来ました。
何をお願いしたのと聞かれたので、笑って過ごせますようにと祈願したよと伝えたところ!
笑って過ごすには、どうすればいいのか、わかってんのか!と問われた。えっ?どうするの?
怒らんことや!って一喝されました。
そうですね。ごもっともです。なんか気が晴れたような気分で帰路についたとさ。
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heyheyattamriel · 5 years ago
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エドワード王 二巻
昔日の王の一代記、二巻
ファーストホールドでの再会
エドワードは赤い空に目を覚ましました。太陽は西の山々に上ったばかりです。彼らは各面が炎に輝く塔のすぐそばに来ていました。ドラゴンは急に方向を変えて近くに飛び、炎の長い息を吐き出しました。彼らが突然高度を下げると、塔の頂上で何度か光が点滅しました。エドワードのお腹はとても変な感じでした。彼はため息をついて身体を動かすと、モラーリンが右手でエドワードを抱けるように体をずらしました。彼は身体を伸ばしてあくびをしました。
「もうすぐだ。クリスタルタワーからファーストホールドまでは馬で数日だが、アカトシュは1時間以内に連れて行ってくれると思う」
「塔には寄らないの?アイリック―」
「軽々しくその名前を使うんじゃない。私にさえもだ。アーチマジスターは向こう何日かは戻らない。ユニコーンは風の兄弟分で、同じぐらい早く旅をする。荷物があってもな。だが、ドラゴンが飛ぶほどじゃない。エルフの故郷がドラゴンの帰還の始まりを迎えているのがわかるだろう。人類の幸運を祈るんだな」
エドワードの視線は深い森の中と、無骨な丘をさまよいました。人のいる印は見えませんでした。「きれいだね」彼は謙虚に言いました。「でもハイロックほどじゃないや」忠誠心からそう付け加えましたし、それは事実でした。「街も、村も農場もないの?」
「ファーストボーンは森の奥深くに住まっている。彼らは大地を引き裂かないし、新しく植えもしない。だがオーリエルが差し出すものは喜んで受け取る…そしてお返しをする。ああ、成長するものの青臭いにおいだ」
確かに、その空気はエドワードが父のカップからすすったことがあるワインと同じような感じがしました…「お腹空いた」
「そうだと思った」少し体を動かし、モラーリンの左手が小さな葉っぱの包みを取り出しました。浅黒い手は大きくて力強く、人にも動物にも見えませんでした。エドワードは嫌悪しながらその手を見つめ、やがてその手に触れないように極めて慎重に包みを取りました。モラーリンが身体を強張らせるのがわかり、エドワードを抱く手が少しその力を弱めました。エドワードは自分の行動を恥ずかしく感じました。この状況で気を悪くさせるのは、親切でも賢明でもありませんでした。モラーリンは簡単に彼を落とすことができるのです。「僕お風呂に入りたいけど、君もだよね」彼はぎこちなく言いました。モラーリンがわざと彼の反応を誤解してくれたことを、エドワードは知っていました。「ああ、私はとても汚れている」エドワードがケーキをかじると、それは見た目よりずっとおいしいことを証明しました。「母さまはそんな風に僕を見ていたよ―少なくとも、そうだった。でも多分、僕はまずお風呂に入るべきだよね?」
「お前はその選択の必要はないと思うが。ああ、やっとだ!」ドラゴンはその翼を広げて空に舞い上がり、巨大な炎の固まりを吐き出すと、広い空き地に降り立ちました。着陸は急角度で、大きな衝撃がありました。エルフたちが急に現れて、彼と、やっと目を覚まして半狂乱でぐるぐる走り回り、エドワードの足元で喘ぐシャグに腕を伸ばしました。
銅の色の炎のような髪をした背の高いエルフが、礼儀正しく彼らに挨拶しました。「ご機嫌麗しゅう、我が王よ。ご婦人がお待ちかねです。エドワード王子、ファーストボーンの地へようこそおいでくださいました。我が民に成り代わり、歓迎申し上げます。ここでのご滞在が心地よく、実りあるものでありますように」
モラーリンは恭しく頷きました。「ありがとう。わが女王は十二分にお待ちになった。すぐにお目にかかろう」エドワードの肩に置いたモラーリンの手が、彼を見たこともないほど大きな木に導きました。その幹は空洞で、中に入ると上に導かれました。開口部にはさらに階段があり、丈夫な枝に橋が架かっています。彼らは大きなひさしがついた、部屋のように椅子とチェストがしつらえられた台に着くまで、それに沿って前に進みました。金色の肌の女性が彼らに微笑みかけ、手招きをして立ち去りました。背が高くほっそりした、蒼白い肌の黒い髪の人間の女性が彼らに歩み寄りました。彼女の眼はエドワードを捉えていました。エドワードだけを。
「どうしていなくなっちゃったの!」その叫び声は彼の深いところから現れ、彼の全身に響き渡りました。その声は彼の数歩手前で彼女を立ち止まらせました。今度は彼女の目がモラーリンを見上げました。彼はエドワードが聞いたことのないような厳しい調子で言いました。「お母様に敬意を持ってお話をなさい、無作法な子だ!」その瞳の一瞥の衝撃で、彼の目に水が溜まりました。
アリエラは素早く彼に近寄り、両手を彼の胸に置きました。「おかえりなさい、旦那様。あなたと息子を無事に私の下に連れてきてくださったノトルゴを称えましょう」
「竜たちの盟主と盗賊さんにも感謝いたしますわ。彼らなしでは私のぼうやをあれ以上きれいに連れてくることはできませんでした。アーチマジスターもうまくことを運んでくださったのね」モラーリンの浅黒い手がそっと優しく彼女の腕に置かれました。彼は落ち着いて幸福そうに笑いました。でも、彼の胸に置かれた両手は、彼を労わるようでもあり、障壁を作っているようでもありました。
「私は本当に恵まれているわ。でも、息子と話すのは久しぶりなのです。二人だけなら、もっと話がしやすいかもしれません」
モラーリンの笑顔がさっと消えました。「3人でいるより2人の方が言葉が見つけやすいと?まあ、そうかもしれないね。時にはね、奥さん」彼は踵を返して去って行きました。橋が揺れて軋みましたが、彼の足は少しも足音を立てませんでした。
アリエラは彼の背中を見ていましたが、彼は振り向きませんでした。エドワードは、また彼の敵に苦痛を与えたことで、好奇心と満足感と後悔が混ざったような気持がしました。「エドワード、私の坊や。ここにきて座ってちょうだい」
エドワードはその場に立っていました。「お母さま、僕は何年も待って、答えを求めて何リーグも旅をしました。僕はもう待ちません。一歩だって動きません」
「何と言われていたの?」
「父が客の名誉を信頼しながら夜眠っている間に、魔法の助力を得て最も卑劣な方法で誘拐されたと」
「お父さまがそう言ったのね。モラーリンは?」
「完全に自分の意思で来たと言いました。あなたの言葉で聞きたいのです」
「私がなぜあなたのお父さまの下を去ったか、どうしてあなたを連れて行かなかったのか、どちらが聞きたいですか」
エドワードは間を置いて考えました。「母上、僕は本当のことが聞きたいんです。ですから、僕は本当のことを知らされなければいけません。あなたが僕を置き去りにしたことを。もう一つの方は、僕は知っていると思います。あなたがそれ以上に、またはほかに話したいと願わない限り、僕はわかっているだろうし、わかると思います」
「真実ですか?真実とは、それを理解している者から独立して存在するたった一つのものではありませんよ。でも、あなたに私の真実を話しましょう。そうすればきっと、あなたは自分の真実にたどり着くでしょう」
アリエラは静かにクッションのおかれた椅子に歩いて戻り、姿勢を正しました。ルビーの色をした小鳥がすぐそばの小枝に停まって、彼女の穏やかな声に伴奏をつけました。
「私の両親が私の結婚を故郷の習慣通りに決めてしまったのです。私はコーサイアを愛していませんでしたが、初めは彼を尊敬していましたし、良い妻でいようと努めました。彼は私を気にかけもしなければ、世話もしてくれませんでした。ですから、彼は私の尊敬を失い、手をかけてもらえない植物が枯れていくように、私は毎日少しずつ死んでいたのです。あなたといる時だけが私の幸福でしたが、コーサイアは私があなたを軟弱にすると考えました。『女みたいに』と彼は言いましたわ。そうして、あなたの3回目の誕生日のあと、私は毎日たった1時間だけ���あなたと過ごすことが許されました。あなたの泣き声を聞きながら、何も考えられずに座って泣いていました。ようやくあなたが泣き止んで私を求めると、私の心は空っぽになりました。私は護衛を一人か二人しか付けずに、長い時間一人で散歩をして、馬に乗るのが癖になりました。そんな時、モラーリンがやってきたのです。彼はロスガー山脈にある黒檀の鉱山を欲しがっていました。彼が使いたがっていた土地は、私の持参金の一部でした。彼は私たちの民に彼の技を喜んで教えてくれましたし、ダークエルフが作った武器を差し出してさえくれました。そのお礼に、私たちの民はゴブリンを遠ざける彼の手助けをして、ハイロックに彼の民の植民地を作ることを許したのです。コーサイアは土地には興味がありませんでしたし、本当に武器をとても必要としていました―最上のものでしたからね―ですから、彼はその申し入れを喜んだのです。話し合い、決めるべきたくさんの細かい事柄があって、その交渉への干渉が私にも降りかかりました。コーサイアはダークエルフを嫌っていましたし、タムリエルで最も優れた戦士として既に名声を得ていたモラーリンに嫉妬していたのです。
「でも、モラーリンは熟練の戦士以上の人でした。彼は読書家で、太陽の下にあるものすべてに興味を持っています。ヤー・フリーとジム・セイから教えを受けたように歌い、演奏することもできました。彼は、私が夢でしか会えないと思っていた、それ以上のお相手でした…誓いますわ。私たちは二人とも外にいるのが好きで、話し合いは乗馬と散歩の間でしたが、いつも彼の部下とコーサイアの部下が一緒でした。すべてが整った時、コーサイアは条約を祝って大きな宴会を開きました。ハイロックのすべての貴族がやってきて、他の地域からもたくさんの人たちが訪れました。最後に、酔っぱらったコーサイアが血でなければ洗い流せないような侮辱の言葉を漏らしました。私は他の貴婦人たちととっくに席を立っていましたから、それが何だったのかは知りません。でも、私はコーサイアがそのような言葉をため込んでいることを知る程度には、個人的に充分聞いてきました。モラーリンは決闘を申し込み、それまでに彼がウィットを取り戻すかもしれないと、コーサイアに昼までの猶予を与えました。
「そしてモラーリンが独りで私の部屋に来て、何が起きたかを話してくれました。『奥様、彼はあなたの弟君を決闘相手に選ぶだろうと思います。いずれにせよ、もう二度と関わることのできない血の河が、私たちの間に流れるでしょう。私はあなたの愛なしで生きていくことはできます。だが、あなたに憎まれることには耐えられない。共に来てください。妻として、あるいは名誉ある客人として、それはあなたの選択です。そして、ご親族の代わりに、あなたは血の代価として貢献なさるでしょう』
「そして、月明かりの下で、恐れおののいて、眠っている貴婦人たちのそばで、私は彼を愛していることを知ったのです。彼なしで生きて行けるかは疑わしかったけれど、それでも、あなたをそれ以上に愛していたの!『息子は』私は囁きました。『置いては―』『奥様、選ばなければなりません。お気の毒ですが』わかるでしょう、エドワード?もし留まれば、私の弟の死が―彼の無垢な若い血が流れるのです。あるいはあなたのお父さまの血が!あるいは、そんなことは起きないと思っていたけれど、私の愛する人の血が流れたかもしれません。モラーリンの戦闘技術はそれだけでも優れていましたし、この類の出来事には、彼は同じくらい優れている魔法の力も借りるでしょう。『連れて行けますわ』でもモラーリンは悲しげに首を振りました。『私にはそんなことはできない。父と子を引き離すことは、私の名誉に反する』
「愛する者を一人ぼっちにする、私は義務には慣れていました」アリエラは誇らしげに言いました。「あなたを父親から、あなたの大好きなおじさまから盗んで行けばよかったでしょうか?そして、おそらくコーサイアは生き残り、この件で私を責め、私を遠くにやってしまう言い訳にしたはずです。コーサイアは私がいなくなれば喜ぶだろうと考えました。彼が本当に武器を欲しがっていることは知っていました。あなたと過ごす時間を得るために、それで取引することもできると私は考えました。モラーリンが私を見ずに立って待っている間、すべてが私の中を駆け巡っていました。
「マーラ様、正しい選択をお助け下さいと私は祈りました。『本当に私を妻にしたいのですか?私は―私は厄介ごと以外何ももたらしませんのよ』
『アリエラ、私はあなたを妻に迎える。私が求めているのはあなた自身だけだ』彼はマントを脱ぎ、布団を引き剥がしながら私の体を包みました。
『モラーリン、待って―これは正しいことかしら?私がしようとしていることは?』
『奥様、もし間違いだと考えているなら、私はここに立ってなどいない!あなたに与えられた選択肢の一つは、私には最も正しいことに思えます』彼は私を抱き起して、馬に運んでいきました。そうして、私は彼のマントだけを身に着け、彼の前に座って馬に乗り、あなたのお父さまの家を去ったのです。野蛮な喜びと悲しみが混じって、自分がどう感じているかわかりませんでした。これが、私の真実です」
エドワードは静かに言いました。「でも、彼は結局、僕とお父さまを引き離した」
「本当に渋々だったのです。そして、ドラゴンが、本当には、あなたとお父さまの心は既に離れてしまっていると言ったからです。何リーグかだけのことです。これはあなたの安全を保つ方法なの。モラーリンはここに来ることを決めるのは、あなたの自発的な決断であるべきだと言いました。それと同じに、戻りたい時に戻っていいのですよ」
「モラーリンは僕をただ連れて行こうとした!アイリ―その、アーチマジスターが同意しなきゃいけないって言ったんだ」
「彼は忍耐強い性質ではないのです。そして、彼はコーサイアを傷つけてしまわないか不安でした。彼がその議論をどこかほかの場所で続けられると考えていたことは間違いありません」
「肝っ玉の小さい王だって呼んだんだ。そして笑ったよ。どうして?ダガーフォールの人の肝臓はエボンハートの人のより小さいの?第一、それに何の関係があるの?父さまはとても怒ってた。きっと戦いたかったと思うな。でも、���さまが僕を嫌ってるのは本当だよ。わかってるんだ。でも、わかりたくなかった。だからそうじゃない風にふるまっていたんだ。モラーリンはそうじゃないと思うけど」
「ええ」
「でも、彼は嘘をついた。彼は僕の父親だって言おうとしてた。わかるんだ」
アリエラは頭を後ろにそらせて、鈴を転がすような声で笑いました。彼は遠い記憶からそれを思い出し、背中がぞくぞくしました。「もしあなたにそう思ってもらえたら、きっとものすごく、心からそう言いたかったに違いないわ。彼はいつでもせっかちなの。そして、彼は誓いの下では決して嘘をつかないし、愛するものを傷つける嘘はつかないわ」
「僕のことを愛してなんかいないよ。僕のことを好きでさえないんだ」
「でも、私は愛しているのよ、私の大切な坊や。あなたは―」エドワードは彼女が大きくなった、と言おうとしているのだと思いました。大人たちはいつでも彼の成長を見てそう言うのです。一週間前に会ったばかりでも。奇妙なことに、年のわりに、彼は小さかったので。彼女はその代わり、「私が考えていた通りだわ」と母の深い満足を湛えて言いました。
「彼はあなたのことを愛してる。でも彼は使いっぱしりの小僧じゃないと言った。でも、あなたは彼がそうみたいに下がらせた」
アリエラの顔と首が真っ赤になりました。
「確かに、私は召使いに格下げされたようだね」うず高く食べ物が積まれたお盆を持って、モラーリンが静かに入ってきました。「椅子を取ってくれないか、少年。私が給仕役をやれるなら、お前も給仕役をやれるだろう。お前はお腹が空いているだろうし、妻が私の欠点の残りの部分を話す前に戻った方がいいと思ったのでね。それを挙げ連ねるのにほとんどまる一日かかるから」彼は鎧を脱いで風呂を浴び、細いウエストの周りに銀のサッシュを巻いて、洗い立ての黒いジャーキンとズボンを着ていました。でも黒い剣は、彼の横で揺れていました。
「まあ、なんてこと。小さな軍隊がお腹いっぱいになるほどの食べ物を持っていらしたのね。それに、私は朝食を済ませましたの」アリエラは小さな手でエルフの腕に触れ、愛撫するように下に滑らせて彼の手を握って力を込めると、それをまだほてっている首に持ち上げ、唇でその手をなぞりました。彼女の美しさに向かい合う浅黒い肌に居心地の悪さを感じながら、エドワードは素早く目を逸らしました。
「これは私用と、少しは坊やのためにね。でも、ご相伴してくれると嬉しいよ。君は痩せてきている。私にとっては針みたいだ、本当にね」彼女の黒い巻き毛の束を指に巻き付け、軽く引っ張ってにやりと笑いました。それから、食べ物に移ると、人間がするように指で食べるのではなく、小さな銀色の武器で飢えた狼のように襲い掛かりました。その食べ物は―素晴らしかったのです。エドワードはもう何も入らなくなるまで食べました。
「立ち聞きしていたんだが」彼は思慮深そうにもぐもぐと言いました。彼は食べている間、モラーリンの欠点を口の中でもそもそと挙げ続けていました。そして、もっと早く大きな声で言えばよかった��とがわかりました。
「ゼニタールよ、坊や、君たち人間は、個人的な話を木の上全体に聞こえるような大きな声で叫んでも、私が耳に綿を詰めて聞かないでいてあげると期待しているのかね?」彼は大きなとがった耳をとんとんと叩きました。エドワードは急いで何を話したか思い出そうとしました。嘘をついたと言いました。ああ、なんてことでしょう。彼が聞いていませんように。
「それで、私は嘘つきなんだって?坊や」ヴァー・ジル、彼に救いの手を、エドワードは溺れ死ぬような気持がしました。このエルフは心を読めるのかしら?彼はそれが父親が彼に使った侮辱の言葉ではないことを願いました。「僕―僕は、そのことを考えていると思ったって意味で言ったんだ。口ごもったもの」エドワードは喘ぎました。彼はものごとを悪い方に転がしていました。
「たぶん、私は思い出そうとしてたんだよ…」皮肉っぽい響きが戻ってきました。
「僕のことなんか好きでもないくせに!」エドワードが大きな声で言いました。
「だからって、本当の父親がお前に主張するのを止めることになるようには思えないね」
「モラーリン、やめて!」アリエラが遮りまし��が、エルフは片手を上げて彼女を黙らせました。
「わからないんだ」エドワードがちらりと見ました。
「どうしてあんなことを言ったんだね?」
「わからない―ロアンが言ってた―ことなんだよ―そして、僕はちっとも父さまに似てないんだ。みんなそう言うよ。そして話をやめてしまうの」
「言ってたこと―とは何だね?言いなさい、坊や!」
「二人が若かったころ、どれほど母さまがおじさまのことを好きだったかって。母さまが連れていかれたあと、彼がどんなに悲しんで怒ったかって。弟じゃなくて恋人みたいだったって彼女は言った。とってもかわいらしくそう言ったけど、何か他の意味があるみたいだった。口に出すのがとても汚らわしい何かだよ。他の時には、あの人は僕がとてもエルフっぽく見えるって。僕が結婚したあととても早く生まれたことも。あの人の一人目の息子みたいじゃなかったって」
モラーリンは跳び上がりました「何だって!戻ってあの女狐の首を絞めてやる!人間は―」彼は悪態をかみ殺しましたが、その赤い瞳は怒りに燃え上がり、筋肉がはちきれるように膨らんで、髪は逆立っていました。「お前はエルフと人間の子供には見えない。私が母上に出会ったのは、お前が母上のおなかに宿ってから4年後だ。どうやらロアンはどちらの嘘を使いたいのか決めかねたのだろうね。だが、近親姦などと!私ができないなら、ケルが代わりに鉄槌を下しますように」背の高いエルフは怒り狂って部屋の中を歩きました。カジートのようにしなやかで、片手は剣の柄を撫でています。その台が揺れて、少し下がりました。
「エドワードに比べれば、彼女は自分の息子たちに大望を持っている。疑問なのは、彼女の話を信じる者がどれほどいるかだ。彼を殺させる計画をしているなら、充分ではないだろう」アリエラのなだらかな眉に小さなしわが寄りました。「あのね、私は彼女を嫌ったことはないのよ。彼女もそう。あの方は私の立場を欲しがっていて、私はエドワードを救うために喜んで譲ったわ」
「僕に王様になって��しいんだね。そうしたら黒檀の鉱山を持てるから」エドワードはパズルを解きました。
「まあ、黒檀なんてどうでもいいの。おそらく彼が手に入れるでしょうし。あなたのお父さまがお亡くなりになったら、ロアンの子供たちと協力するより良いチャンスを持っているの。彼らには感謝する十分な理由がありますし、いい取引よ。そうは言っても、彼らの両親のことを考えると、契約にサインするのに充分なほど、自由に口が利けるかどうかは見込み薄だけれど」
「それじゃ、なぜ?僕のこと好きでもないのに」
「マーラ、お助けを!人を『好き』と思うことは人間の概念だ。ある日、彼らはお前を好む、次の日は好まない。火曜日にはまたお前のことを好んで戻って来る。私の妻は私に対してそうするが、彼女が私を好きじゃない時でも私を愛していると言うよ。彼女がどちらもしない日と、リアナの騎士団に加わる話をする時以外はね。そんな時は、私は彼女が正気に戻るまで狩りに行く」
「大げさね、そんなの一度しかなかったし、よく知っているくせに」
「回復期間は大いに楽しんだのを覚えているよ。もっとあってもいいかもね」二人はお互いににやりと笑いました。
「だけど、どうして僕に王様になってほしいの?」エドワードは食い下がりました。
「言っただろう、それはアカトシュの意思なのだ。それと、アーチマジスターのね。私は遠乗りに付き合っただけさ。彼らに聞いてごらん」
「アーチマジスターに会ったら聞いてみよう」
「素晴らしい考えだ。我々と北に旅立つ前に、お前は2、3週間タワーで過ごすことになるだろう」
「それだけ?」
「お前の母上と私と一緒に冬を過ごす計画がそんなに嬉しくないかね?」
「そんなことは…ないです。でも、アイリックと一緒に行くって言ったんだ」お前じゃなくて、口に出さなかった言葉が、二人の間にありました。
「そうなるだろう、そのうちね。今、そこでの数週間は、魔法の訓練を始めるのにちょうどいいだろう。私はお前に呪文を教えてやれる。だが、お前は強くならなければならない。お前の体が心に追いつかなければいけないんだ。それはアーチマジスターの意思なのだよ」
「戦闘の魔法?僕は他のことを勉強したいな。獣の呼び出し方、癒し方、そして浮き方…」
「それも学ぶだろう、必ずね。それと、お前は戦士は癒せないと思っているのか?それはお前がいちばん最初に学ぶ呪文だ。だが、王は戦い方を知らねばならない」
「得意じゃないんだ」
「ドラゴンの歯だよ、坊や!まさにそれがお前が学ばねばならない理由だ」
「もしできなかったら?」
「お前は勇気があって、澄んだ頭を持っていて、魔法を学ぶ潜在的な力がある。それは大抵の者が持っている以上のものだ。残りの部分は私が教える」
エドワードの頭が、不慣れな賞賛にぐるぐる渦を巻きました。「僕が?本当に?君が?」
「お前はお父上の愚かな王宮の者たちがドラゴンとユニコーンの前に丸腰で向き合って、アーチマジスターとタムリエルの英雄に、彼らの正義を要求すると思うのかね?正義だって!そんなものを前にしたら、彼らはどうにか慈悲を請うのが関の山さ、それだって疑わしいが、口が利けるものならね」
「僕、そんなことした?したのかなあ?」エドワードはすっかり驚いてしまいました。彼は知らなかった、考えたこともなかったと付け加えたいと思いました。
「ああ、したとも。そして、それはここからモロウィンドに向けて歌われる行いだ。私はそのバラードを作曲しよう―昼寝をしたらすぐにね。ドラゴンの背中の上ではあまりよく眠れないんだ」
「僕とシャグに眠りの魔法をかけたね!」
「そして城の他の者にもだ。友人に手伝ってもらってね」
「うわああ。宙にも浮けるの?見せてくれる?」
「そう急ぐな。私はドラゴンの背中に一晩中とどまっているように、動きを固める魔法を全員にかけていたんだ。休むまではマッチを使わずにろうそくに火を灯すこともできないよ」
「ああ、わかった。それでも僕は、戦士よりもアーチマジスターみたいになりたいな」
「はっ!アーチマジスターが戦えないなんて、そりゃニュースになるな!彼がお前に杖の扱い方を見せる時間があることを願うよ。初期の訓練には最適の武器だ。そして彼以上の講師は望めない。さあ、お前が前に見た四人の中で、誰が一番優れていると思う?」
エドワードは数分の間、慎重に考えました。「僕の判断は本当に粗末だけど、それでもよければ、タムリエルのチャンピオンって称号を使う人が一番優れているはずだと思う。でも、アーチマジスターは君の魔法の先生ではないの?そして武器の扱いもよく訓練されているみたいだ。だから、誰が勝っているか?ドラゴンの炎と爪と歯に太刀打ちできる人間がいるかな?それに、とても足が速くて、尖った角と蹄があること以外、僕はユニコーンのことは何も知らないんだ。とってもおとなしかったし。それで、君が尋ねたその質問には、正しく答えられそうにないんだ」
「いい答えだ、坊や!単体の近接戦闘ならユニコーンは簡単に勝てる。人間も、ドラゴンでさえ、あんなに早く一撃を当てられないし、炎で焼くこともできないし、魔法や属性の力も効かない。その蹄は致命的で、その角は一度触れただけで、どんな敵でも殺してしまう。角自体は燃えてなくなってしまうけれどね。それでも、一番強力なのは、それをすぐに再生できることだ。
「そして、4人のタムリエルの英雄は、互いに戦えばおそらく敗者になるだろうが、その称号は馬鹿げた自慢ではない!モラーリンは一流であることに慣れていない。結果として、私の行儀作法は苦しんでいるかもしれないがね」
「わが王よ、あなたには心から感謝申し上げます。あなたは僕に偉大な栄誉と貢献を与えてくださいました。ご恩返しできることがあれば、致しましょう。僕の乱暴な言葉と不躾をご容赦ください。僕は粗野で粗暴な中で暮らしてまいりました。そして、僕には父がないようです。あなたをそう呼ぶことをお許しいただけない限りは」エルフは少年に手を差し出し、彼はその手に自分の手を置きました。エドワードの味気ない気分はすっかり消え…まるで魔法のように…思考が彼の心を漂います…すると彼は手を離して、モラーリンの腰にしがみつきました。エルフの手は黒い髪を撫で、薄い肩を掴みました。
「ありがとう、奥さん。結婚からたった5年で、君は私に9歳のすばらしい息子を贈ってくれた。非凡で、本当に…魔法のようだ」
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2ttf · 13 years ago
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xf-2 · 6 years ago
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「教育の究極の役割は、人類文明持続への貢献だ。加えて、わが国の命運もかかっている。私はいまの教育と世相に大いに怒っている」――。2001年にノーベル化学賞を受賞し、現在は科学技術振興機構の研究開発戦略センター長を務める野依良治博士は、日本の未来、そして教育への危機感をあらわにする。令和の時代が始まったいま、ノーベル賞受賞者には日本の教育がどう見えているのか。教育新聞の小木曽浩介編集部長が聞いた。 【写真】ノーベル賞受賞者が見る教育の未来「野依博士に聞く」
[写真]「本気で怒っている」と語る野依博士(撮影:志和浩司)
学校教育は「金持ち」になるためではない
――日本の教育はいま、大変革期を迎えています。先生が座長を務められた教育再生会議(※1)から干支がほぼ一回りし、令和の時代に入りましたが、いまの教育をどう見ていますか。  私は教育の専門家ではありません。だが、この硬直化した教育の状況について言いたいことはたくさんある。本気で怒っています。本来、なぜ教育があるのか。まず、個々の人々が豊かな百年の人生を送るため。国の存立と繁栄をもたらすため。さらに人類文明の持続に資することが最も大事で、この根幹を忘れてはならないと思うわけです。  問題は、じゃあ、どういう人生、あるいは国、あるいは人類社会であるべきか――ということ。そこに理念あるいは構想がなければ、とても教育はできませんね。  日本は戦後、欧米から民主主義や人権など多くのことを学んできたものの、残念ながら受け身であり続け、自らが考えた「国是」、英語で言うナショナルビジョンが共有されていないことに、根本的な問題があると思っています。 ―― 学校教育については、どうでしょう。  学校教育は、社会のためにある。個人が自由に生きる権利は大切だが、決して入学試験に合格するためだとか、あるいは金持ちや権力者になるためにあるのではない。教育界というのは日本であれ、あるいは世界であれ、あるべき社会を担う人を育まなければいけない。健全な社会をつくることが、国民それぞれの幸せにも反映するわけです。  日本は他国並みではなく、格段にしっかりした次世代を育てなければなりません。行政にも現場にも、その覚悟が求められる。  そして、多様な文化を尊重する文明社会をつくっていかなければいけない。 (※1)教育再生会議=教育改革を検討するために第1次安倍政権が2006年に設立。各界有識者16人がメンバーに選ばれ、野依氏が座長を務めた。第2次政権発足を受け、2013年に教育再生実行会議として復活した。
時代を生き抜く若い世代をつくるのが教育
―― 多様な文化とは何かを詳しく。  私は、文化は4つの要素から成ると思っています。「言語」「情緒」「論理」、そして「科学」。  言語は地域によってものすごくたくさんあり、他方で科学は一つしかない。情緒や論理の多様性は、その言語と科学の間にあ��。これらの文化的な要素をきちんと尊重しなきゃいけない。決して軍事力や経済力で踏みにじってはならない。  私は科学者ですが、将来を考えると科学知識や技術だけでは、人々は生きていけないと思います。やっぱり文化に根差す思想がないと、未来を描くことも、実現することもできない。 ―― そのためにも、教育しなければいけない、と。  その通りです。同時に人は時代と共に生きているわけで、その時代が求める知は何かということです。教育は教条的ではいけない。昔の教育と今の教育は違うはずで、近未来も含めて時代を生き抜く若い世代をつくることが、個人のためにも、社会のためにもなるのです。
科学教育の本質は「無知の知」
―― 科学者の立場から見て、科学教育とは何でしょう。  科学とは、真理追究の営みです。ポール・ゴーギャンの「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」という絵がありますよね。この問いにまっとうに答えるのが科学だと思っています。  科学は客観性の高いものですが、人々の営みとか自然観、人生観、死生観などの、まっとうな主観を醸成します。いたずらに経済的利益追求に貢献するだけではなく、これが本当の意味での科学の一番大事な役割なのです。 ―― 非常にスケールの大きい命題ですね。  そうです。科学は森羅万象に関わるからです。とはいえ、そんな大きな命題にはなかなか答えられない。だから個々の人は身の丈に合った科学的課題を選び、研究をし、ささやかでも人類共通の資産をつくるのです。そして誰かが、その知識を使うことになる。  ソクラテスは「無知の知」と言っていますが、科学教育の本質はまさにここにある。人々は謙虚でなければいけない。つまり、何かを発見したら、その背後にはまた、大きい未知が残っていることが分かる。  ニュートンは「私がかなた遠くを見渡せるのだとしたら、それはひとえに巨人の肩に乗っていたからです」と言っています。ニュートン自身もすごい科学者でしたが、ガリレオやケプラー(※2)の業績の上に乗っていたからこそ「遠くが見えた」と。科学の本質は知識の積み上げです。だから、いつの時代にも若い人が未知に挑む。最高水準の研究をして、新しい知に挑んでいる。 (※2)ニュートン(1642~1727)は「万有引力の法則」を発見した英国の物理学者。ガリレオ(1564~1642)は「地動説」を主張したイタリア���物理学者。ケプラー(1571~1630)は惑星運動の「ケプラーの法則」で有名なドイツの天文学者
「科学者に必要なもの」野依博士の答えは?
―― 次代を担う若者たちですが、学力についてはどうでしょう。  その話をするには、まずこちらから質問しましょう。科学者として成功するには、何が必要なのか分かりますか。 ―― 観察眼やセンスでしょうか。  それらも必要でしょうが、違います。ものすごく単純なんです。自分でいい問題を見つけて、それに正しく答えるということです。この生き方を貫くのです。 ―― そう言われますと、新聞記者も同じですね。自分でいい問題を見つけることが一番重要です。  もちろん、そうでしょう。それで日本の青少年の基礎的な学力ですが、PISA(※3)やTIMSS(※4)などの国際調査結果などを見ると、割と頑張っています。  ただ問題は、学びが消極的な点。積極的に定説に対して疑問を投げ掛けたりすることがない。教科書などに書いてあったら、「ああ、それはそうですね」で済ませ、自分で考え「そうじゃないんじゃないか」と、工夫して挑戦しないのですね。  創造性のある科学者に必要なのは、いい頭ではなく、「強い地頭」。自問自答、自学自習ができないといけない。  それから、感性と好奇心。これが不可欠です。そして新しいことに挑戦しなければいけないから、やっぱり反権力、反権威じゃないと駄目ですね。年配者や先生への忖度(そんたく)は無用です。先生や社会は若者のこの自由闊達(かったつ)な挑戦を温かく見守る必要がある。  今の大きな問題は、好奇心を持って自ら問う力、考える力、答える力。これらが落ちているということ。なぜそうなるのかというと、社会全体を覆う効率主義、成果主義のせい。しかも実は本当の成果を求めていない、形だけの評価制度は許せない。評価は本来、人や物の価値を高めるためにあるのですが、そうなっていない。問題の全体像をつかみ、自ら考えて、答えを得るというプロセスがなければ、知力を培うことは絶対にできません。 (※3)PISA(ピザ)=経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査 (※4)TIMSS(ティムズ)=国際教育到達度評価学会(IEA)の国際数学・理科教育動向調査
「目次」に関心のない現代の大学生
―― 全体像を把握する力も足りていませんか。  例えば私たちは一冊の本があったら、まず第1章、第2章、第10章、第15章と、前から目次を順次眺めながら、全体の学問の構造を勉強しました。目次は大事です。  しかし、今の大学生は目次には関心がなく、索引を見ます。例えば索引で万有引力の部分を読んで、「おお、万有引力とはこういうことか」と。細胞死なら細胞死の記述だけを読んで「これは分かった」と。だから知識が体系化されず、ばらばらで断片的なのです。
“教育最貧国”の日本「先生が気の毒」
―― “巨人の肩に乗る”格好にならないのですね。  そう、なりません。ドローンでさっと舞い上がって、あらかじめ見たいものだけをピンポイントで見てくるようなものです。  考える力、答える力が落ちていると言いますが、最も心配なのは「問う力」がほとんどないこと。誰かに作ってもらった問題に答える習慣が染み付いている。幼い子供たちは好奇心を持つが、学校教育が疑いを持つことを許さないのではないか。発展につながるいい問題を作るのは、与えられた問題にいい答えを出すよりも、ずっと難しいのです。平凡な既成の問題に答えてもまったく意味を成さないはずで、なぜこんなことが分からないのか。  しかし、これは生徒が悪いのではなく、国なり、社会の教育に対する考え方が、科学研究を損なっているのです。  私は教育再生会議(※4)の座長を務めましたが、やはり「社会総がかり」で教育に取り組まないといけない。その意味で日本は“教育貧困国”なのです。学校だけに任せては駄目です。学校教育だけでなく、家庭、近所、地域、さらに産業界、あらゆるセクターの組織、あるいは人々が教育を支えるという気持ちにならないといけない。そして教える側自身も、そこから多くを学ぶ。  しかし実際には、今の小学校から大学の教育を見ても分かる通り、教育が学校に偏重している。そして皆、自分の義務を果たすことなく、「学校が悪い、先生が悪い」と言っていて、先生たちが気の毒です。一方でメディア報道によると、身勝手な教育者らしからぬ先生も大勢いるようです。不祥事は根絶しなければなりません。  学校の先生に全部任されてもね。「親の顔が見たい」という言葉がありますが、家庭でしつけのできていない子供たちを教育できませんよ。学校教育はもちろん大事で、教育の中核を成すものだと思いますが、あくまで教科が中心でしょう。現代、そして将来の社会を支える人をつくる、そして、その個人が幸せに生きるということを、社会全体で考えない限り駄目です。
若年層の創造性を損なう入学試験の弊害
―― 何がひずみを生んでいるのでしょう。そして、教育界はどうするべきなのでしょう。  わが国の教育界は、個々の若者に新たな社会環境を生き抜く力を与えるとともに、国全体の知的資質と資産の最大化に努めるべきです。あらゆる分野で人材不足で、特に均質性が気になる。  私は、入学試験の弊害がものすごく大きいと思います。若年層の創造性と感性を損なう非生産的な過当競争は絶対に避けるべきだが、一方、現状を利する守旧派勢力は大きい。教育を取り巻く全てのセクターが世界の変化を直視し、近未来を担う若者を育てるべきです。  まず入試にある科目しか勉強しないことは大問題だ。確かに学力は合否判定の軸です。しかし、筆記試験の成績が神のご託宣のように思われているが、その「信仰」の根拠は何か。この「神」は一人ひとりの獲得点数を1点刻みで正確に知っている��、人物の内容については何一つ理解していません。  入学者の選抜においては、子ども、青年たちが、この学校・大学に入ってどのくらい成長するかという観点で、総合的に判断すべきだと思います。筆記試験で今まで詰め込んだ知識の量はそれなりに測れるかもしれないが、それだけでは不確実性に満ちた時代に生きる成長性は全く判断できないではないですか。  人には個性と意志がある。学校も個性と意志を持つ。どういう若者を育てたいのか。子供たち、青年たちの過去の経験や、特技、人柄、志を勘案して、法人として自主的かつ総合的に選抜しなければいけないと言っているんですよ。  「評価」は「分析」と異なり、本来は客観じゃなく主観です。大学はそれぞれに特色があるので、どういう学生が望ましいかは、みんな違うはずです。文学部と医学部、体育大学と外国語大学、芸術大学、みんな同じわけがない。  もちろん最近の医学部入試のように不当差別があってはならず、公器たる大学が自らの意志で、あらかじめ評価の観点、項目を明確化し、公表することが不可欠であることは言うまでもありません。  数量的物差しだけでは、事の本質を測れない。人の精神の営みや感性、文化的特質は計量化できないはずです。だから学生を受け入れる学校側が、自分たちのこととして、しっかりと見る目を持たないといけない。一般的な商品の購入には客観データが助言してくれるかもしれない。しかし工芸作品の美しさや文化作品の品格の鑑定は難しい。  ましてや、人間の面白さや大きさはね。人々の人生にとって最も大切な伴侶の選択は、いかになされるべきか。人を物質化、機械化した客観的数値評価で幸せが得られるわけがないでしょう。
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kanglo · 2 years ago
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この世は修行場。従って、人生は修行。人間に生まれたからには、この修行を持って生きねばならない。「え?修行って、お坊さん、僧侶がするものでしょ?私たちのような一般人には関係ないんじゃないの?滝に打たれてとか、お経読んでとか、そういうのお笑いのネタだし。」「確かに生きることそのものが修行のようなものですね。毎日が辛いことばかり。楽しいことなんてほんの一瞬。これがあと何十年も続くかと思うと、死んでしまった方が楽かも。」「修行修行とか言って、意識高い系はうざい!どこか行ってほしい。人生楽しけりゃそれでいいじゃん?態々大変な方を選ぶ必要なんてあるわけないし。毎日、カラオケやって、アイス食べて、ゲームやって、おしゃべり出来たらそれで充分!人生最高!」「私は、罪深い人間です。だから喜んで修行をします。ですが、あまり辛いのは無理です。やさしいコースでお願いします。」「よく上司からおまえは修行が足りん!って怒られます。何のことだかさっぱりで…。私なりに一生懸命に仕事しているつもりなんですけど…。」「私にとって修行とは、心の成長っていうか、人生道を学ぶことです。どのような時も平常心でいたいですし、もっと修行をして、人生の成功者になりたいんです!何か良い修行の研修があったら教えて下さい!」…。人間が解釈する「修行」とは、様々あるようだ。古典なものでは、「修行」とは、財産・名誉・性欲といった人間的な欲望から解放され、生きていること自体に満足感を得られる状態を追求することを指すと云われている。己、世俗的な習練、習い修めを表す語である「修業」と混同することなかれ。人間は、人間である限り、完全無欠な者はいない。「いやあそんなことはありません。私は完璧です。社会的にちゃんとした地位も身分も財も信望もあって、自分なりに毎日真面目に生きています。これまで誰にも後ろ指をさされたことなどした覚えもありませんし。だから私は巷の人たちとは違います。一緒にしないでほしい!」と思っている者、案外多し。もし僅かでもそのような自己流の性根でいるならば、もう一度、一から人間やり直した方がいい。あの世で修行が足りん!とされるだけ。人間は知らないことがあまりにも多い。だから道理を悟るため長い時間を掛けて繰り返し人間やっている。謙虚に素直に正直に、今は人生修行に励むしかない。そのことを肝に銘じ、道理への学びと真理への探究、実践を怠らず、日々、修行に勤しみます。有難う御座います。
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hyouset · 3 years ago
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三日目
三日目です。今日は、近くのサンマルクカフェから書いています。
昨日は確か、クラブでサッカーをやるか、中学の部活に入るかで中学の部活を選んだ、渋々な部分もあったけれど、とにかく中学の部活に入ることになった、というところまで書いたと思います。今日は中学サッカーを振り返ってみます。
小学校の卒業直前、近くの公園で、一学年下だけど僕より遥かにうまい子と練習をしました。僕は完膚なきまでに叩きのめされました。その子とはよく一緒にボールを蹴っていたのですが、本気で練習するのこの日が初めてでした。僕は近くの���の軒下で、ひとり泣きました。今でこそあまり泣かないのですが、この頃はよく泣いていたような気がします。
その子は「中学でレギュラーくらいなら今のままでも獲れるだろうけど、このままだったらプロは無理だ」と言いました。僕もその言葉を真に受けました。見立てが甘過ぎです。僕は中学の三年間、一度もレギュラーになることができませんでした。初回の練習からだめでした。イメージは完璧でした。でも、実際にピッチに立ったらまったくわけが違います。僕は、ドリブルで全員抜くイメージを持っていました。全員は誇張ですが、モデルはメッシでした。まずは目の相手をドリブルで抜くこと。何度も書きますが、イメージは完璧でした。右にフェイントをかけて左から抜くとか、右にフェイントを入れて左から抜くと見せかけて股を抜くとか、頭の中には多様なパターンがありました。でも僕には、それを実行に移すほどの度胸がなかった。かと言って、理想を捨てて実現可能なプレーにだけ集中するほど謙虚でもありませんでした。ボールを受けると、基本的にはパニックです。ドリブルがしたいけど、面と向かって勝負を仕掛けることはできません。でもパスも出しません。とりあえずキープです。相手が寄せてきたら、その勢いを利用して突破します。自分からドリブルするわけではなく、ドリブルせざるをえない状況を自分で作り出していました。
何かを自分で決めて行うということは、他のすべての可能性を捨てることだと思います。僕にはなかなかそれができません。捨てた可能性の方により大きいものが眠っていたらどうしようと考えてしまいます。なにより、自分で決めてドリブルするより、ドリブルせざるをえない状況に自分を追い込んだ方が周りから怒られないと思っていました。僕はいつも怒られました。判断が遅い、周りが見えていない、持ち過ぎ。ドリブルするなら、前に突っかけていくべきだった。どうせ怒られるんだったら、自分が一番したいプレーをするべきでした。
うまい子は一年生のときから試合に出ていました。三年生の先輩がいなくなって、新チームが立ち上がったときには、もうレギュラーとして試合に出ていました。無回転シュートを決めていた人、ボランチでチームの舵を取っている人、僕はずっとBチームでした。なんだか暗くなってきた気がします。
本当に、なぜサッカーをやっていたのか。今は、ちょっと楽しいなと思えるときがあります。それは、小説を書いているときだったり、小説を読んでいるときだったり、小説じゃなくても本を読んでいるときだったり、その本について誰かと話したときだったり、今、サッカーとは関係のないことをしていることで、ようやくサッカーをやっていた頃の自分が、相対的に見えてきたような気がします。
中学一年生のときは、クラスにも友達がいました。近くの席にいた男の子ひとり、女の子二人とよく話していました。四人でスポッチャに行ったこともありました。とても楽しかったことを覚えています。スポッチャに行ったこともそうですが、授業中にふざけたりしていたことが楽しかったです。先生のモノマネをしている子がいて、それを見て笑ったりしていました、迷惑な生徒だったと思います。でも楽しかった。この頃はまだ、サッカーに全部染まっていませんでした。いや、サッカーとか関係なく、衒いなく人と話すことができていたのだと思います。思ったことを思ったままに話していました。でも、振り返ってみて思うのは、この頃の僕は、人を傷つけていたのではないかなということです。
小学校のころ、僕は一人の子を避けていました。避けていたというか、嫌っていました。僕だけじゃなく、僕の友達も、その子のことを嫌っていました。本気で嫌いだったというより、嫌いという言葉を使うことで、その子と自分が違う存在だということを強調したかったのだと思います。最近、読んだ本の中に、「差別」は、不当な位置づけによって自分が相手より優れていると思い込むことだ、という旨のことが書かれていました。間違った理解かもしれませんが、要するに、自分のために相手を貶めることだと思います。僕はまさにそれをやっていました。冗談半分ではありました。でもそれは、僕の立場でそうだったというだけの話です。その子がどう思っていたかは分かりません。完璧には分からないということで、傷つけていたことに間違いはないと思います。
こういうのは本当に自己満足で、僕が楽になりたいから、今ここで申し訳ないことをしたなと、言っているのだと思います。聲の形を思い出しました。小学校のときにいじめていた子に、高校生になってから会いに行って、今度は真剣に交流を深めようとする話です(めちゃくちゃ雑な解釈だけど)。僕はその話を高校になってから読んで、すごくいいなと思いました。でも最近、少し離れた目で見るようになって、あまりにも都合の良すぎる話のようにも思うようになりました。虐めていた側の都合で会いに行って、謝罪を受け入れてもらって、そこから継続的に、会ったり、遊んだりする。実際にそんなことはあるんでしょうか。当事者次第としか言えませんが、一方的にいじめることも、一方的に誤りに行くことも、本質的にはそこまで変わらないのではないかと、僕は思います。自分が楽になるために、相手を使っていると思うからです。
僕はあまり共感能力が高くありません。というか自己中です。でも虐められていた側は、謝られたときに何を思うのか考えたいと思います。多分、嬉しくはないはずです。虐められてた側にとって思い出すことも辛い記憶である場合は、どんな事情であれ、再び姿を現す時点でアウトだと思います。たとえ、傷が癒えていた、癒えているように感じていたとしても、出会うことで思い出す可能性もあります。じゃあ、謝りに行くなんて、するべきではないのか。謝っても、謝らなくても、楽になってはいけないと思います。自分は一人の人間を傷つけていたという意識は持ち続けるべきだと思います。自分は人を虐めるような人間だから〜、みたいに卑屈になるのは違う気もしますが、罪の意識は絶対に持っておくべきです。
虐められていた側が、謝られることによって楽になる可能性はあるのでしょうか。今までの人生で、謝られて気持ちが軽くなったことは、考えてみるとあまりありません。お互いに悪いところがあったような場合は、相手が謝ってくれたことで、自分にも謝る機会が生まれるというありがたさがあります。でも、自分は何もしていないのに一方的に虐げられたのなら、謝られても困るのではないでしょうか。虫が良すぎると思うのではないでしょうか。
許せない相手から謝られることで何かが変わる可能性はかなり低いと思います。自分が特に気にもしていなかったことで謝られたときは、少し温かい気持ちになるようなことがあります。先に書いた、お互い悪い部分があったときも、謝ることで変化が望めます。でもいじめに関してはどうでしょうか。
でも、謝ったところでまた相手を傷つけるだけだと考え、自分のなかだけでずっと抱え込んでいくというのも、結局、楽をしようとしているのかもしれません。分からない。自分が傷つくことに問題はないのです。問題は、相手を傷つけていないか、ということです。この考え方は、基本的に自分のことばかり考えている人間にのみ適用できる話だと思います。他者のことを常に慮る人は自分のことを考えた方がよくて、自分のことばかり考えている人間は、他者のことをもっと考えた方がいいのだと思います。
今、僕は漠然と苦しさを感じています。何にたいして苦しいと思っているのかは分かりません。というか、人間なら誰しも感じるようなものを、自分のなかで勝手に大きくして、大袈裟に捉えているだけかもしれません。でもこの苦しいという状態は、そう悪いものではないと思います。曖昧な表現になりますが、苦しんでいるときは、苦しんでいないときよりも、物事を丁寧に扱えるような気がするからです。丁寧にというか、いつもなら何も考えず適当にやってしまうようなことでも、一歩立ち止まって考えることができます。僕はこれを失いたくないと思っています。だから、意図的に苦しみを作っているのかもしれません。
多分、今まで、山のように他人を傷つけてきたのだと思います。自分が認識しているものも、できていないものも含めてたくさん。細心の注意を払って行動しても、誰かを傷つけることは、ほとんど免れないのだと思います。でも多分、全部の傷が悪いわけではなくて、鋭い刃で切った傷は治りがよくて、鈍で切った傷は治りが遅いように、傷にもタチの良いものと悪いものがあるのだと思います。虐めるとか、自分のくだらない損得のために人を傷つけることは明らかに後者です。書いているうちによく分からなくなってきました。
今日はここまでにします。明日も、どうかよろしくお願いいたします。
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higashiazuma · 4 years ago
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ヤンヨグ鮭卓ログ #3 遭遇!神話級のヤベーヤツ!~あの終業ベルを鳴らすのはあなた
!ご注意! このログには、裁定ミス、吟遊プレイ、内輪ノリなどが大量に含まれます。 どんとこいガハハ!な方のみ、お酒でも飲みながらのんべんだらりとお楽しみください。
ちなみに文中で使用しているナイスな各種シートは公式サイト(http://www.bouken.jp/pd/yy/)からDLできるぞ! るるぶを購入したら、今日から君もヤンキーだ!!
GM : では、うろつきフェイズ、2サイクル目です! 劔 理一(PL) : じゃあ、私はとりあえずまた情報収集スキルを使おう… GM : はーい!判定どうぞ! 劔 理一 : !roll 2d6 ダイスボット : @リヒト rolled 2. (1+1=2) 劔 理一(PL) : アッ GM : 寿司屋のおっちゃんに話を聞いてみましたが、「悪い、どうにも記憶があいまいでよ…」と 稲原 アギト(PL) : 大丈夫大丈夫 もうバッドヤンキーの場所は分かっている 事故はそうそうないだろう…… 劔 理一(PL) : 仕方ないね…
※実はここ、GMの裁定ミスです。今回配置されている「お祭り舞台」は、2サイクル目に必ずバッドヤンキーが立ち寄る【ナワバリ効果】があるため、この効果を発揮させるためには1サイクル目でPCがこの施設をナワバリにしている必要があります。メンゴメンゴ。…それはそれとして、リヒトくん、おなかいっぱいでちょっと眠くて頭が働かなかった説ありませんか。
GM : 2サイクル目で取れる行動は、「行きたい施設を宣言」か、「他のPCに同行」、「その場で待機」です。 GM : 先ほどと同じく、「いっせーの、せ」で、「行先の施設の番号」、「〇〇に同行」、「待機」のどれかを宣言してください。 稲原 アギト(PL) : あ、さっきと隣接したところにしかいけないんでしたっけ! GM : です! 稲原 アギト(PL) : オーケーです!悩む必要なかった 劔 理一(PL) : 私もOKですー GM : はーい!ではいきますよー GM : いっせーの、せ
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GM : では順番に! GM : ドワーフの洞窟。さっき格闘家ヤンキーが置いてった書類が山積みになってます GM : 皆さん死んだ目で名前を書いたり金額を書いたりハンコを押したりしてます 劔 理一(PL) : ドワーフたちが過酷な事務仕事を… GM : 手をおさえて倒れる人もいますね 劔 理一 : じゃあ、もともとは美しい珊瑚の洞窟だったであろうそこに踏み入れて  「なんだこのザマはよ、せっかく上等なモン作る腕があンのに、役にも立たねえ紙切れの山に苦戦しやがって」  と、おもむろに書類の山の一つに歩み寄っていってその山をバッサーと GM : では黄金の炎��ボンッと 劔 理一 : 「おいテメェら! その手は何のためにあンのかもう一度思い出しやがれ!」 劔 理一(PL) : みたいな? GM : 次々に書類が消滅していきます GM : その喝に、ドワーフたちの目に徐々に光が戻っていきます 「そうじゃ…ワシらの手は…」 「このようなものにかけるためのものでは…無かったはずじゃ…!」 稲原 アギト(PL) : 書類仕事をするドワーフがかなり面白くて面白さが勝ってしまう 劔 理一(PL) : 絵面は最高に面白いんですけどね…絵面は… GM : ちっさいしかくいとこにハンコを押すドワーフ 稲原 アギト(PL) : そのはんこを彫るときとかはちょっとマシな仕事になるんだろうな…… GM : ドワーフたちが声のした方に目をやると、入り口から差し込む陽光を背負ったリヒトさんがいるわけです 劔 理一(PL) : かがやけるヤンキー GM : 「ヤンキー様!!」「おお!伝説のとおりじゃ!!ヤンキー様じゃ!!」 GM : 皆さん涙を流しながら手を合わせますよ 劔 理一(PL) : ありがたいかんじになっている! GM : 1サイクル目でもひどい目にあってたからね! 稲原 アギト(PL) : あとできっと彫られるんだろうな 稲原 アギト(PL) : 腹いせのようにすごい量彫られそう GM : 掘られますね 伝説のヤンキーリヒト像 GM : めっちゃ掘られてお土産屋さんに並ぶ 稲原 アギト(PL) : 後光が差しててすごいかっこいいやつ 劔 理一 : 「チッ…そんな死んだ爺さん拝むみてえなのはやめろよな…」と鼻を擦りつつ  しかしまんざらでもない 人の役に立つのは嫌いではないのだ GM : 仏像みたいな 稲原 アギト(PL) : リヒトまんじゅうとかも開発していこう GM : いいですね 劔 理一(PL) : 味にうるさい本人がちゃんと監修しよう 稲原 アギト(PL) : 「本人監修!」ってちっちゃく丸い絵を乗っけよう ※充実していくコーラルキングダム土産物会議 GM : 「ありがとうございますじゃ、必ずやヤンキー様のご活躍を後世に伝えるといたしましょう…!」「おお、インスピレーションが滾ってきたぞ…!!」 GM : もう後ろの方では彫り始めてます 劔 理一 : 話が早い! GM : お土産用リヒト珊瑚像 稲原 アギト(PL) : さいごには買って帰りたいね 稲原 アギト(PL) : 「う、あれは……夢だったのか……」 稲原 アギト(PL) : 「こ���は……リヒト像」 GM : 「お礼にこちらを。武器の扱いが記された、ワシら秘蔵のリーフレットですじゃ」 稲原 アギト(PL) : そういう!!!方向性!!! 稲原 アギト(PL) : 書類に紛れて隠してきたんだろうなあ GM : 「お仲間様のぶんも、ささ」 劔 理一 : 「おう、悪いな。武器つっても俺は竹刀ぐらいしか解らねえが、あいつらなら色々使えるんだろ」 GM : リーフレットの在庫をみかん箱に入れてたのでバレずに済みました 劔 理一 : リーフレットをありがたく受け取っておきましょう 劔 理一(PL) : そのへんのチェックがわりと甘いな!? GM : ドワーフだもの
※A4フルカラー中折り16P。観光案内所とかにも置いてる。
GM : ということで、ドワーフの洞窟がPCのナワバリになりました! 稲原 アギト : おれは拳だからハルが喜びそうだ GM : ハル「きゃっきゃっ」 稲原 アギト(PL) : さすがだリヒトさん!
GM : そして城では… GM : 先ほどのヤンキードワーフが「おう、追加の書類回収してきたぜぇ」イワン「ウワーッ!!!!」 稲原 アギト(PL) : まだ定時が遠いな GM : イワン君の目が濁っていきます 稲原 アギト(PL) : シンデレライワンくん GM : ガラスの靴は書類に埋もれて取り出せないし GM : カボチャの馬車も納期が遅れてるの 稲原 アギト(PL) : 12時の魔法はでろっでろに溶けちゃうし 劔 理一 : つらい 稲原 アギト : しんどい
GM : 寿司屋さん。客足が戻ってきたようです 劔 理一(PL) : よかったよかった 稲原 アギト(PL) : 回復したところも描写あるんだ! GM : 店主のお寿司を食べた人たちが、「俺たちは何を…」「家にある書類、本当に書く必要あるか…?」ざわ…ざわ… 稲原 アギト : 書類しんじつに気がつき始めたようだな
GM : お祭り舞台。画定が追加のお仕事を持ってきて皆さん目と心が死にました 稲原 アギト(PL) : わんこそばのように追加される書類 GM : 「皆さん、期限は待ってくれませんよ?さぁさぁ手を動かして。レシートは全部ありますか?領収書は?」 稲原 アギト(PL) : すごいまっとうなきがしてくるのはどうしてだろうか 劔 理一(PL) : うん…大事なことだよね… 劔 理一(PL) : (実家が自営業感) GM : バッドヤンキー本人は苦しむ人たちを眺めてニコニコしてます 劔 理一(PL) : やはりじゃあくだった
GM : では人魚の村。サーモン漁と冷凍サーモンの出荷が再開されました GM : 皆さん「ヤンキー様のご恩に報いるためにも、俺たちもしっかりしないと!」と GM : 活き活きと働いていますね 稲原 アギト : 「タフだな……。おれはもうすこし休んでもいいとおもうが」 GM : あ、すみません処理一個忘れてました GM : 喧嘩上等に勝利したので、アギトとハルのテンションが一段階上昇します 稲原 アギト(PL) : わーーーい!!! 稲原 アギト(PL) : ホカホカしてます GM : ハルもサーモン美味かったっすねーってホクホクしてます 稲原 アギト : おれはほめられてホクホクしているのは内緒だ GM : かわいい 劔 理一 : かわいい 稲原 アギト : 一段階だとテンアゲくらいですかね? GM : ですね、今テンアゲです GM : みんなテンアゲ 稲原 アギト : おっとサマリーがあったわ!ありがとうございます!
GM : で、港です GM : 港は、海と町と��玄関口になっています GM : ちょっとした屋台やお店、船乗りたちを癒す酒場、船舶管理事務所なんかもあったりします GM : 海面が近いので、町の上よりも多数の珊瑚で構成されています。見渡せば色とりどりの珊瑚の建造物が立ち並んでいますが… GM : やはりここでも、誰もが書類を無言で書いています GM : 酒場の戸口には無常な「CLOSED」奥では客も店主もカリカリ...ポン...船着き場では船員も船長も木箱の上でカリカリ... 稲原 アギト : 「このままほうっておけば書類に埋もれて何一つ成せないままのたれじぬことになるな」 稲原 アギト : おれはCLOSEDのふだをひっくり返して入っていこう 劔 理一(PL) : シーンが完全に西部劇 GM : 「違いないっすねぇ。気が狂いそうですよぉ…いや、もう狂ってるンすかね。ここの連中。」アギトについていきます GM : カラン... GM : ではあの西部劇の扉を開けると、「何か」が店主の目の前に新しい書類を置いたところでした GM : それは、あなた方のほうをギロリと睨みつけます 稲原 アギト : では構わず書類を崩しながら「注文をいいか? おれはドキュメントのスペッスをむげんにうめるつもりはない」 GM : ではそれは、鉤爪でガッとアギトの肩をつかみますね。少し描写します
GM : その腹部と触覚と鉤爪はまるで昆虫のようでもあり、その皮膚と目はまるで人間のようでもあり、背に生えた翼は蝙蝠のようでもあり…
GM : 腐乱した死体のような臭気を発する異形の生物が、あなた方の前に姿を現します。
GM : 人の世の理から外れたこの異形を目の当たりにした探索者は、全員(1/1D6)の正気度ロールを行ってください。
稲原 アギト(PL) : あ、強いやつだ 劔 理一(PL) : そういえばビヤーキーだった GM : ですが、あなた方はヤンキーなのでしなくていいです。なんかキモいのがいます。 劔 理一(PL) : つよい 稲原 アギト(PL) : めんじょされた GM : いじょうです
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※なんかキモいの。探索者は死ぬ。
稲原 アギト(PL) : 一瞬どの能力値だ!?ってキャラシを参照しにいくところだった GM : ビヤーキーくんが顎をカチカチ言わせてますね 稲原 アギト : 「���れがようがあるのはヘンな虫でもスペッスでもないな」 稲原 アギト : プイプイ拳を構えますね GM : 「ビヤー!!!キー!!!!」「なんか怒ってないっすかぁこいつぅ」 GM : 「喧嘩上等」です! GM : ではPC側からどうぞ! 稲原 アギト(PL) : わーい!できることふえたかな?一応武器攻撃はできるんだけど~ GM : はーい!武器攻撃もできますよー! GM : 今ならテンアゲで攻撃力がさらに+1だドン! 稲原 アギト(PL) : 武器って持ってるモノですか?あとはなんだ ベイブを呼んでマジギレになってコークスクリューという手もありそうだけど 稲原 アギト(PL) : でもボス戦でやりたい気もするな~ GM : 武器の攻撃力はこちらをご覧ください(※公式の武器データ表のリンクを貼るGM) GM : 「扱いにくさ」ぶん達成値がマイナスされます 稲原 アギト(PL) : マグロってGMのおふざけじゃないんですか???? GM : 公式ですが??????? 劔 理一(PL) : 冒企だからね…
※公式ですが??????????????
稲原 アギト(PL) : マグロ2d6+6か 扱いにくさ2だけどいいな GM : サーモンなら扱いにくさ1ですよ GM : プレイシートのすみにこっそりデータ作っておきましたよ 稲原 アギト(PL) : 1d6+6だ! GM : マグロより小さいから1d6でいいかなという安直なデータ 稲原 アギト(PL) : 9出さないとマグロは振れないのかな 目標値いくつでしたっけ GM : アギトくんは修行で振るなら目標値7ですね 稲原 アギト(PL) : ありがとうございます!マグロを振りたいです 大きいので GM : はーい!ではカウンターの手頃な場所に解凍中の冷凍マグロがありました! 稲原 アギト : !roll 2d6 ダイスボット : @アギト rolled 5. (1+4=5) GM : ンッ 稲原 アギト(PL) : だめだ すっぱぬけてしまった! 稲原 アギト : 「おまえのまねをして武器を使ってみたが、あつかいが難しい……てほんを見せてくれ」 GM : どうします?ハルから友情修正出します? GM : 一度使うと使えなくなりますけど
※修正などに用いた友情度には「リスペクト」欄にチェックが入り、チェックが外れるまで使えなくなります。
稲原 アギト(PL) : 決戦までとっておきましょう 稲原 アギト(PL) : マグロは冷凍します GM : らじゃです! GM : ではマグロは明後日の方向に飛んでいき GM : ヤンキーオーラに導かれて開いた冷凍庫にホールインワンしました GM : パタン 劔 理一(PL) : タベモノダイジニ! 稲原 アギト(PL) : ふぃーと汗を拭う GM : えらい GM : ハル「おもしれーことするじゃねーっすかセンパイ!…ところで俺ェ、さっき波止場で変わったモン見つけて来たんスよォ」 稲原 アギト : 「めざといな。真の男はチャンスを逃さない……」 GM : 魔法の爆弾 出目次第では仕留めきれないことに気付いた GM : うー うー
※魔法の爆弾の威力は7D6-13。GMの中の人は出目運が悪い傾向があるが、せっかくなので使ってみたい欲望と円滑に進行��せたい気持ちで揺れている。
稲原 アギト(PL) : 1回で倒さないとダメでしたっけ! GM : しとめたい!! GM : メインフェイズの戦闘は1ラウンドきりなので!! 稲原 アギト(PL) : そうだったのか!あっそうかシノビガミとかそうだ! 稲原 アギト(PL) : とととととりあえず昆虫の居所を抜いて…… ※アギトPLは こんらんしている!!! 稲原 アギト(PL) : 攻撃食らったら病院いく?院卒になれるかもしれない 稲原 アギト(PL) : ギプスになんか硬派な一文を書いてもらおう。 稲原 アギト(PL) : 占拠で武器攻撃の威力があがってたりしません? GM : 病院送りはないですが、クライマックスに兵士を残したくないきもち GM : じゃあこうしよう、ごとっと取り出した魔法の爆弾に怯えて逃げ出したビヤーキーに GM : サーモンを投擲しましょう GM : 突然サーモンが突き刺さって死ぬかもしれない 劔 理一(PL) : 軟弱だなビヤーキー!
※おろかな探索者を*すぞーと息巻いて現れたら、こっちを見て怯みもしない奴らがマグロだの爆弾だの持って襲い掛かってくるビヤーキーの身にもなってほしい。
稲原 アギト(PL) : GMの温情温泉が湧いた GM : でもGMなので一人芝居なんだ ごめんよ 稲原 アギト(PL) : この温泉はダイスに効くんですね GM : ふらぐやめて やめて 劔 理一(PL) : 効能:ファンブル、いちたりない 稲原 アギト(PL) : すまない どうしてもマグロを振り回したくて…… 稲原 アギト : この機会を逃したらもう一生TRPGでマグロを振る機会は訪れないんじゃないかなと思うとつい GM : わかる>マグロ
※君のスタイルが「喧嘩殺法」なら「しこみ武器」の武器を「マグロ」ということにしても良い(要GM許可)。
GM : 【サーモン】で【武器攻撃】します!目標値はさっき説明しました5! GM : !roll 2d6 ダイスボット : @GM rolled 8. (3+5=8) GM : (サーモンが)刺さったー!! 稲原 アギト : 当ててくなあ~ GM : ダメージ GM : 1d6 GM : !roll 1d6 ダイスボット : @GM rolled 1. 稲原 アギト(PL) : フフッ 劔 理一(PL) : ウン…
※GMの中の人は(同)
GM : 1+6+戦闘スタイル2+二つ名修正1+テンアゲ1 稲原 アギト(PL) : あと施設効果の+2はいりませんか! 稲原 アギト(PL) : 同時だと入らないかな 劔 理一(PL) : あっでも結構補正が入るぞ! GM : ありますね!! 稲原 アギト(PL) : イマジナリーリヒトが伝えてくれるはずだ GM : なので合計で~13! GM : 施設なくても11! GM : たまたま吊るされてた荒巻鮭がビヤーキーを粉砕しました GM : なんだこの字面 稲原 アギト(PL) : ビヤーキー不運すぎない??? 稲原 アギト(PL) : お祓いとか行った方が良い 劔 理一(PL) : こんな異世界に喚び出されておきながら荒巻鮭に粉砕されるなんて 稲原 アギト(PL) : でもPCはそんなことしらないのでハイタッチします GM : では皆さんハッと顔をあげて…アギトさんの目の前の店主も書類を持つ手が震えていて… 稲原 アギト : 「あの角度、あの位置、あの鮭……おまえはすべてを計算しつくしていたのか……」 GM : 「たまたまっすよぉ、たまたまぁ」ヘラヘラ 稲原 アギト : 「この鮭をハル鮭と呼ぼう」 GM : 「それはやめてください」 劔 理一(PL) : 正直なのはよいことだハルくん 稲原 アギト : 鮭をダンッと床の上に刺して伝説の鮭にします 劔 理一(PL) : 真の男だけが引き抜くことのできる伝説の鮭だ!
※リヒト像、伝説の鮭。確実に異世界に爪痕を残していくヤンキー。
稲原 アギト : 「謙虚なことだ。それでこそ真の男というわけか……」 GM : では刺したとこにたまたま書類が落ちてたことにして GM : 書類が黄金の炎を上げて燃え尽きます GM : 港中で同じ現象が起きたのでしょう、港は大歓声に包まれます 稲原 アギト : 鮭のうろこが炎を反射してキラキラと輝いたことでしょう GM : 美しい GM : あ、もちろんハルはパイセンとハイタッチしますいえーい GM : 「なんだ今のは!」「そういえばさっき通りかかったのってヤンキー様じゃないのか!?」 稲原 アギト : 「今回のたて役者はハルだったな……おれはしかと見ていた」嫌そうじゃなかったら港の人に交じってたくさん胴上げしよう GM : 人々が酒場の周りに押し寄せますね。鳴りやまぬヤンキーコール GM : じゃあハルは胴上げされますね。「うっひょー!」とか喜んでる 稲原 アギト(PL) : マグロもサーモンもきっとびちびちはねている GM : イカもタコも、すべての水揚げ品がヤンキー達を祝福している 劔 理一(PL) : もうエンドロール入ってもいいような光景
※ワーッショイ!!ワーッショイ!! ビチビチ......ビチビチ.........(流れるクレジット)
稲原 アギト : 「おれはこの感動を末永くリヒトにも語り継いでいかないとならない使命にかられている」 GM : アギトくんももれなくベイブといっしょに胴上げされます GM : 「何かあったら絶対駆け付けるからな!!」「この町を頼んだぜヤンキー!!」 稲原 アギト : 「おれはなにもしていないのだが胴上げをしたいというのならかまわない(ちょっと嬉しそう)」 劔 理一(PL) : ベイブもちゃんと胴上げしてくれるのやさしいなあ GM : 港がPCのナワバリになりました!異世界の人々からの友情度を1点獲得します 稲原 アギト : 「なんてことだ。連中ははたらくことしか頭にないのか……?」 GM : 「まあまあ。協力するっつってんだからいいじゃないっすか。」 GM : 「ここの人らの世界なんだし、ちーったぁ働いてもらいましょうって」 稲原 アギト : 「それもそうだな。ベイブもプイプイいっているようだから良い方向に進んでいるんだろう」 GM : ベイブ「プイ!」
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GM : では2サイクル目が終了したところで GM : 「襲撃シーン」が発生します! 劔 理一(PL) : いよいよですな GM : 各々の思いを胸に皆さんが施設から出てくると、無数の木っ端ビヤーキーが家という家、施設という施設のドアを開けて出てきます。 GM : 皆、手には大量の書類を持っています。あれがイワンの元に集まったら…… 劔 理一(PL) : ヒエッ 劔 理一(PL) : 心が折れてしまう 稲原 アギト(PL) : 笑い事じゃないんだけど律儀に書類でSANを削ってるのがすごい笑ってしまう GM : 提出書類を運ぶ神話生物 GM : ではリヒトさん。ドワーフの洞窟から…どこかへ向かう途中ですかね。イワンくんがいるお城ですかね 劔 理一(PL) : まあ寿司屋に戻る理由もないですしお城行きですかねえ 劔 理一(PL) : その途中で名状しがたい光景に遭遇すると GM : そこで、道を塞ぐほどにあふれかえる木っ端ビヤーキーの群れに遭遇するわけです GM : そうそう 稲原 アギト(PL) : PDFをプリントしてはんこ押してスキャンしてPDFにして提出する仕事が待っている 劔 理一(PL) : グワーッ生々しい! GM : ファックスをエクセル形式に直す仕事が GM : クソガ 稲原 アギト(PL) : そこには……おびただしいエクセルの非表示セルが…… GM : ハルとアギトの方も同様ですね、お城に向かう道を書類配達ビヤーキーがわさわさと GM : 「これ…イワンの奴、ヤバくないっすか!?」 稲原 アギト : 「!まずい!定時までに間に合うか……?」 稲原 アギト : 「かんがえるのは真の男らしくなかったな。急いでから考えることとしよう」 稲原 アギト : スッタカター 劔 理一 : 量が多いから単に喧嘩挑んでも無理っぽいかな…? GM : ですが道をビヤーキーが塞いでいて通れない!そこに… GM : リヒトのほうは、背後から銃声がしますね 劔 理一 : !? GM : 振り返ると、先ほどのドワーフたちが(現代人目線では)古い銃を手に、ビヤーキーの群れに立ち向かいます
※フリントロック式とかのなんかいいかんじのやつ。
GM : 寿司屋のおっちゃんもいますね GM : マグロふりまわしてます 劔 理一 : おお…! GM : アギトのほうは、槍を持った人魚たちが頑張って陸にあがってきてビヤーキー��立ち向かいます GM : あと港の方々もいます GM : 人々の健闘により、城までの道が開かれます! 劔 理一 : 「なんだオッサンたち、無茶すんじゃねえよ! テメェらは自分の持ち場に戻りやがれ!」  と言いつつもちょっと頼もしいのである GM : 「アンタのおかげで目が覚めたんだ!これくらいはやらせてくれよな!!」「城にいるあのヒョロくさいエルフの坊主を頼んだぞ!!」 劔 理一 : 「…おう! とっとと終わらせて戻ってくるからそれまでヘバるんじゃねえぞ!」と城へ急ごう 稲原 アギト : 「おびただしい真の男たちの群れ……! 今がぜっこうのチャンスだ。おれはこのチャンスをみすみすのがすほど節穴ではない。ダイブするしかないだろうな」 GM : あ、リヒトくんのところには、あの老人が姿を現しますね GM : 「ヤンキー様!ワシです!先ほどお会いした、この町の町長ですじゃ!!」 GM : 「皆様のおかげで、この町の絶望の気配は薄れ…町人たちの気付けのおかげで、ワシもこうして正気を取り戻せました!」 劔 理一(PL) : あああやっぱりそうだったのか! GM : 「どうかイワンを!イワンを助けてやってくだされ!!」 劔 理一 : 「! てめェか、もうゴミ拾いなんざする必要はねえ! 後は俺らに任せな!」 劔 理一 : こうなったら何がなんでもやるしかないモードである 稲原 アギト : 「おれの計算によると勝率はせいぜい9割ごぶってところだろうな……」(弱気のつもり) 稲原 アギト : 「だが行くしか選択肢はない」 劔 理一 : まさか別行動の二人がマグロと荒巻鮭で敵を粉砕していたとは思ってもみないのである ※思ってたら狂人だと思います。 GM : お城には木っ端ビヤーキーたちが書類を手に手に集まっています。イワン君は今にも書類に押しつぶされそうです。どうぞお好きに暴れRPしてください。 GM : イワンくんを助けてしまってください GM : 本丸はその後です 劔 理一(PL) : じゃあ、とりあえずどっかで適当に合流したことにしましょうか 稲原 アギト(PL) : いいですね LINEしますか? GM : ライーン 劔 理一 : こう、「特攻(ブッコミ)」みたいなスタンプが GM : やってやんぞと 稲原 アギト :  「断る   理由は   ないな」  みたいな筆字スタンポがタイムラインを流れていく
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GM : では、ハルが物珍しそうにアギトのスマホをのぞき込んだりしてましたが GM : 皆さん問題無く合流して…いえ、せっかくだから木っ端ビヤーキーをちぎっては投げしながら合流したことにしましょうか 劔 理一(PL) : そうそう ちぎっては投げちぎっては投げ 稲原 アギト : 「こうか、だんだんコツがつかめてきた」 GM : マグロですか サーモンですか 稲原 アギト : ハルのまねをして武器を使ってみたりなどするRPをする 稲原 アギト : あ、じゃあサーモンで 稲原 アギト : 取り回しがいいので 稲原 アギト : マグロは懲りました 劔 理一 : そのへんに落ちてた棒を竹刀か木刀に見立てて振り回したりしつつ GM : ではサーモン一振りで 劔 理一 : 何故かサーモンを振り回しているアギトに気付いて疑問符が無限湧きしたり GM : !roll 1d20 ダイスボット : @GM rolled 5. GM : 5体くらいビヤーキーがふっとびました 劔 理一 : 普通に無双している GM : デーンデデデデーンデン(※三國無双のBGMを表現しようとしている) 稲原 アギト : 初期刀サーモン 稲原 アギト : こっちはリヒトを見つけて「!」が沸いてる GM : 後ろではマグロを振り回すハルもいます「スジ良いっすねぇパイセン!!」 GM : あ、そうだ GM : ハルとアギト、喧嘩上等で勝利したので友情度+1、テンション+1です
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稲原 アギト : じゃあ今回はリヒトを見かけてテンションが上がった 劔 理一 : 順調に殴り合いで友情を深めている…! 稲原 アギト : 知らない異世界 ちょっと心細い そんなところに知った顔を見つけてじゃっかん嬉しかった……かもしれない 稲原 アギト : わーいわーい GM : 「リヒトさん、こっちっすー!!」 GM : マグロぶーんぶーん サーモンぶーんぶーん 劔 理一 : こっちも湧き出す疑問符をとりあえずどっかにやって「おう、二人ともキレてるみてえだな!」 GM : ビヤーキーぐしゃーぐしゃー 劔 理一 : それでも抑えきれない疑問はあるけれど 他に何かなかったのかっていうのはあるけど 稲原 アギト : さすがにビヤーキーに疲れてきたのでサーモンをちょっと囓る GM : おいしいです 稲原 アギト : そして何事もなかったかのように戦いを再開する 劔 理一(PL) : 生食可能な新鮮さ! 稲原 アギト(PL) : 一度冷凍してあるから寄生虫のしんぱいもないのだ GM : そして執務室!邪悪な書類に包まれてグッタリしているイワン!おおブッダ! 劔 理一 : じゃあくなしょるいをガッサーとかき分けて掘り出してあげよう GM : イワンはうわごとのように「仕事…しなきゃ…仕事…」とつぶやいています 稲原 アギト : 「フレックス!!!!!!」という呪文を唱えながら書類をなぎ倒そう 稲原 アギト : フレックスだと永遠に労働しそうだな…… 稲原 アギト : 裁量労働制(定価働き放題) GM : かわいそう GM : でも助けようとする心意気はサーモンを黄金のサーモンへと変えました 劔 理一 : なんて???? 稲原 アギト : サーモン+1 GM : サーモンから黄金の炎がほとばしり、書類が燃え上がって消滅します! GM : 本当に必要なのであろう数枚の書類だけを残し、執務室は綺麗になりました。イワンがハッとした表情でリヒトを見ます 稲原 アギト(PL) : あっクエストアイテムだ GM : サーモンは役目を果たしたと言わんばかりに普通のサーモンに戻りました 稲原 アギト(PL) : この世界詰み防止システムはいってる GM : クエスト属性です 劔 理一(PL) : 重要NPCには不死属性がついてるタイプのオープンワールドRPGだ…
※何ダー何ロールズなんだ…
GM : 「皆さん…あれ…仕事は……?あんなに山積みだったのに……」 劔 理一 : 「おい、モヤシ野郎。そろそろ定時だ、退勤の準備でもしとけ」 劔 理一 : 「残業するのは俺たちだけで十分だ」 GM : カッチョイイ GM : 「私は…ああ、帰れる…帰れるんですね…!?定時で…!定時で…!!」ぽろぽろ
※定時で………!!!!!
稲原 アギト : 「よくきたな、イワン。残念だがおれは必要いじょうにはたらいてやる気はない……すぐにけりをつけることになる」 GM : 「ま、ここまでやったんだし。俺も最後まで付き合いますよぉ。」ハルは相変わらずヘラヘラしてます GM : 「ありがとうございます…!ありがとうございます…!!」 稲原 アギト : 「そう時間はとらせないはずだ」 稲原 アギト(PL) : ハルくんここで戦ってくれるのやさしみ やさしみ温泉が湧いている 稲原 アギト(PL) : やさしさ源泉かけながしだ~~~ GM : 「バッドヤンキーは…画定は、お祭り舞台にいるはずです。」 GM : 「及ばずながら私も、皆さんについて行きます。皆さんのヤンキー伝説を、最後まで見届けさせてください…!」 GM : イワンの大切な夢を守ったことにより、PC全員のテンションが一段階上昇します!
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※これにより、アギトとハルがテンション最大値「怒りMAX」に突入します。ダメージボーナスはなんと2D6!! 劔 理一(PL) : ヤッター!!! 稲原 アギト(PL) : わーいわーい しかし定時退社して仕事を見に来るってワーカーホリックだなあ 稲原 アギト(PL) : 帰らなくて良いのかい……?いや、明日から毎日定時で帰れるんだ…… 稲原 アギト(PL) : 週休も完全週休二日になるんだ 劔 理一(PL) : わりとこうなる前から社畜体質だったのかもしれませんねこの世界の人々… 稲原 アギト(PL) : 逆に仕事をとりあげたら発狂して死ぬかもしれないな…… GM : 珊瑚彫刻ももしかしたら副業かもしれない 稲原 アギト(PL) : はいほーはいほーしごとがすきー GM : 城の外に出ると、「異世界の人々」もいますね。皆PCについてきます。 稲原 アギト : (あまりチームを組むことがないからちょっとむずむずするな……) GM : では「決闘フェイズ」に移ります!
TO BE CONTINUED...
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chaukachawan · 4 years ago
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あ、明けてる
2020年もあと少しで終わりですね。振り返ればこの1年、年代問わず本当に色々な人と出会い、話し、自らの視野や価値観を広げることに徹した年だったように思います。
何もせず、何なら役者紹介も書かず、このまま終わってしまうのもどうなんだともう1人の私が言っているものですから書きますね。書き終わるかな(笑)
30期の皆さんありがとうございました!(以下敬称略)
 渡邉あみ
私の初めての舞台であったオムニバス公演で共演した方。この頃、稽古場に全然現れず特に話をするわけでもない私を気遣ってか、良く声を掛けて下さいました。ただ、口下手な私はその気遣いへの対応の仕方を掴めず只々微笑むしかなく、そして時間は過ぎていきました。心を閉ざしてしまった訳ではなく、キャッチボールが下手だっただけです。
スタッフ関係で、全休の日にわざわざ時間を割いて下さったことは今でも感謝しています。お世話になりました!
 樹木ききっ…♡
役者として共演することはありませんでしたが、照明班で大変お世話になりました。
ききさんといえば、与えられた役はもちろん、自分と関わりのある役についてもその特徴を考え抜き、どうすれば観客の印象に残すことができるかについて真剣に考えているというイメージを持っています。何故なら彼女が演じる役や脚本はどれを採っても面白く、皆が楽しそうだから。ききさんはお笑いや大阪が好きな方なのかなと思うこともしばしば。人の心に寄り添い痛みが分かるその人柄は、本当に尊敬します。これからも頑張ってください!
 lulu
彼女は陰ながらちゃうか民を愛し見守っているという印象を私は常に持っている。
ちゃうかに入りたての頃、発声や立ち回りが出来ていない私に度々アドバイスして下さいました。良い意味でオブラートに包まないluluさんの言葉には本心がよく表れており、会話の中だけでなく間接的にでも聞こえてきた時には非常に参考になり有難かったです。なんか、本当に相手のことを考えているからこその台詞なんですよね。周りはびくびくしてましたけど(笑)ご指摘通り、自分でも最近笑えてないなぁとは薄々感じていましたね。まあ、そのうち気付いたら笑っていると思います。
これからも夢を叶えられるように頑張ってください!応援しています。
 小澤祐貴
この方は役者だけでなく人としても素晴らしい方だと思います。
私が初めてオッズさんの演技を観たのは2019年の新歓公演でした。「ヒエッ」のひと台詞で笑いを巻き起こし、他の公演においては台詞無くして笑いを取り、彼にしか出せない味を毎公演出している姿は純粋に凄いなと感じました。彼の純粋無垢で優しい人柄は、どこか安心感のある雰囲気を生み出していたように思います。ありがとうございました!
 岸田月穂
直近でお見かけしたのはzoom読み合わせ以来ですが、私がちゃうかに入った頃には度々お話させて頂きました。学部が同じなので、留学やその他気になる事をバシバシ質問した気がするのですが、いつでも笑顔で丁寧に対応してくださり嬉しかったです。他の劇団の公演に参加されていたり、留学もされたりと活動の幅が広く、凄いなぁと思います。
これからもその素敵な笑顔でご活躍下さい!応援しています。
 東崎望
お名前だけは存じ上げておりました。いつかお会いしてみたいなと思っていたので、12月公演の際お見かけすることができ、少し感激しました。
ゲネ以降よく客席に座っていらした時に、アンさんからの物凄い視線を感じることが多々あったのですがあれは気のせいでしょうか...?
ま、それはともかく、看護学を専攻されており、お忙しいそうですがこれからもお時間あれば公演観に来てくださいね!
 木下梨実
きりみさんに可愛い可愛いと言われていた時代が懐かしく感じます。
1年経ちすっかり可愛げも無くなってしまった私ですが、ちゃうかにおいて、照明や宣美、ちゃかさんと、きりみさんとは関わる機会が多かったように思います。外公の帰り道にお話ししながら帰ったことは今でも良く覚えています。どの役を演じる際も観客の印象に残る演技をされており、発声や動き方はとても参考になりました。
お世話になり、本当にありがとうございました!
 大不自然 賃夫
多分、秋公演の時に触れるべきだったんですよね、これ。ただちょっとタイミングを逃してしまったので今敢えて突っ込んどきますが、面白い芸名ですね。おはようさぎが現れたかと思ったら今度は賃夫さんが。やっぱりちゃうかって面白いですね。(ただこの名前で呼ばれることに困惑しているとも聞いたのでいらん事言ってたらすみません)
私はオムニバス公演の際、この方の脚本に出た。理由は新歓公演を観た時、古家さんの演技が余りに上手く、関わってみたいなと思ったから。オムニの期間を通じて、彼は異常なほどに人をよく観察しその表情や仕草から性格を見抜いているように感じた。それがあの演技力に繋がっていると感じたし、同時にどこでその洞察力を身に付けたんだろうとも思った。他の人が私の演技を自然な演技だと褒める一方で、彼は私に、経験から感情を持ってくるのがうまいと言い、また急に怒る演技をした際には何で急に切れるんだろうと言っており、全てを見抜かれているような心地になった。まあ、それは今も変わらないが。
きあらには好きなことをして欲しいと度々彼には言われたが、正直あの時自分は好きなことを出来ていると感じておらず、あの言葉を反芻する自分がいたからこそ、今年色々な場所を訪れ今まで出会ったことの無かった人達と対話し経験を積み、今好きなことを出来ていると自覚できているのかなと思う。あの言葉が原点になっているように感じる。
共演は叶いませんでしたが、古家さんの演じている姿をまた観られることを楽しみにしています。本当にありがとうございました!
 髙木悠
「デーブデブデブデブデブ~」の印象が余りに強すぎて、ばたけさんといえばあの役というイコール関係が頭の中で成立してしまいました。
彼とはこれまで話すことは正直多くなく、関わる機会もほとんど無かった為、一傍観者として観察していることが多かったのだけれど、12月公演を通じて少し距離が縮まったように私は感じています。心根が優しい一方で、意外とさみしがり屋なのかもしれない(笑)ばたけさんの演技は、ばたけさんにしか出せない物が良く出ていたと思います。お疲れ様でした!
 備前桃子
みこさんとはオムニバス公演の際、よくお話しした記憶があります。私が初めて土曜日にかさね裏の稽古場に行った際、誰もおらず困惑していた時、声を掛けて下さいましたね。
あの頃私は眼鏡をかけていたので、「同じ眼鏡どうし、親近感沸くね~」と言いながら、気さくに話しかけ色々とお気遣い頂き、嬉しかったです。
これからのご活躍をお祈りしています。ありがとうございました!
 GEO
彼は本当に明朗な性格で、一度決めたら突き進むタイプの人だという印象を持つ。
ブラック企業とか落ち着きがどうのとか、しばしば耳にするが、寧ろだからこそあの演技ができるし、慕われているのだと私は感じる。彼も私がちゃうかに入りたての頃、よく演技についてコメントして下さった。オムニの通しの時に上手くいかず口数少なかった私に声を掛けて下さったこともよく覚えている。
合宿のバスの中ではお互いの留学経験を語り合い、楽しかったですね。またお話しできると嬉しいです。ありがとうございました!
 LUCE
お名前も大集にいらっしゃることも把握していましたが、結局一度きりの「こんにちは」の会話だけで終わってしまいましたね。え、ちなみに私の存在は把握されていましたか。あ、存じ上げて頂けていたようで安心しました。
音響オペに携わっておられたそうで、直接的な関わりは無かったものの、間接的にはお世話になっていたと思います。またちゃうかにいらしてくださいね。
 三葛麻衣
オムニの際に演補としてお世話になっただけでなく、外公の際にも共演させて頂いた。
前にも書きましたが、本当に真面目で一生懸命な方で、自主練されている姿は見習うべきだと感じていました。面倒見が良いのは兄妹構成も関係しているのかもしれませんが、12月公演で演じられているのを舞台袖から観ている際、きららさんの純粋で正直で、自分を犠牲にしてでも人に何かをしてあげたい、人を信じたいと思う性格が演技に素直に現れていて、なんだかほっこりしました。私はそういう考えは当の昔に捨ててきてしまったので、羨ましくはあるのですが、時々見かける表情に少し心配になる事もあります。多分性格が相まってか色々と傷ついたこともあるのではないかなと。私は色々経験を通して「何事も程々が一番いい」ということに数年前に気付いてしまったので、程々の意味をはき違えてテキトー人間になりつつありますが笑、きららさんはその心優しい性格を失わないで欲しいなと思います。私のファンなのかもしれないと言って下さり、凄く嬉しかったです。1人でも応援して下さる方がいると思うと頑張れます。本当にお世話になりました。ありがとうございました!
 渡部快平
寡黙な人なのかなと初めは思っていましたが、頭の中は常に動いている人だと今は感じています。ちゃかさんを通じて初めて話して、わかさんの性格や特徴を色々と発見でき面白かったです。ちゃうからしくない脚本と言われることも多々あったかと思いますが、私はわかさんの作りこまれた脚本、結構好きでしたよ。合宿の時、脚本を書くために何冊も本を読んでいて、何よりも世界観が良いなと思います。期待に沿えなかった部分もありますが、色々とお世話になりました。ありがとうございました!
 え
えあさんとは照明作業の時に何度か会話したことがありましたね。謙虚すぎるのではないかと思うくらい常に謙虚で、えあさんの「いいと思います~」をよく耳にした気がします。
回し読みやキャラ読みの際、読み方や声の高さ、抑揚の付け方が本当に上手な方だと感じました。またお会いできることを楽しみにしています。
 小林秋人
ハベさんの演技を初めて観たのはこれまた2019年の新歓公演でした。ものすごく大胆にズッコケてはけた役者さんがいらっしゃり、うわ、演技上手だなと思ったのですが、次場面で出てきた2人の表情を見て、あ笑、と悟りました。ご無事でよかったです。
ハベさんとはBSやGSの話で盛り上がりましたね。その話を先に聞いていたので、スタッフの作業時やその他指示を出していらっしゃる際の手際の良さには納得しました。前には出ず、縁の下の力持ちという立ち位置をとられていたのがいいなと感じました。
ありがとうございました!
 年の瀬の梅田はどこもシャッター街と化し、人の通りも思いの外少ないものなのだなと感じれば、家の前のスーパーは40%引きや半額に群がる人で賑わっていた。私もその1人ではあるんだけれど。まあそれはさておき、皆さんは来年をどんな1年にしたいですか。
ではまた逢う日まで。
小宮山珠里
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angyeong-12 · 5 years ago
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“推し”に関するアンケート
▼アンケート概要
【実施期間】2019.3/14〜3/18
【回答件数】224件
【実施方法】グーグルフォーム上のアンケートに回答
私のツイッター(ANGYEONG)と、このブログで呼びかけ
▼推しに関する質問
【韓流オタク歴に関して】
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1位 「1年間」 24.1%(54件)
2位 「2年間」 21.9%(49件)
3位 「3年間」 14.7%(33件)
4位 「6年間」 8.5%(19件)
5位 「4年間」 7.6%(17件)
6位 「5年間」「8年間」 6.3%(14件)
8位 「9年間」 4.9% (11件)
9位 「7年間」 3.1%(7件)
10位 「10年間以上」 2.7%(6件)
という結果になりました。
1年間〜3年間という方が半数以上を占めています。
今回のアンケートでは年齢をお聞きしておりませんが、前回のアンケート結果から中高生〜大学生が多いと予想します。
【韓流オタクになったきっかけ】
ここから先は、多かったものや私が気になったものを抜粋いたします
MステのソシのMr taxi
KARAが流行った時にアルバム買ってもらってから
私は一年前までEXOを知りませんでした。同期とカラオケに行きa-nationのwolf を見せられジョンデとチャニョルを知り、そこからEXO沼にはまりました。
祖母と一緒にドラマを見て
Twitterで推しの画像が流れてきた
イケメン画像探してたら出会った
いとこにSHINeeのDVDを見せてもらった時
ママが東方神起好きだった
母親に教えこまれた
お姉ちゃんがBTSの曲を流してて!
TVでsjを見て一目惚れで韓流オタクになりました。
もともと、ほかのアーティストが好きでコラボしている様子をみた時に気になって調べたことがきっかけ
TVに出てる韓流アイドルを見てハングルの発音が面白くてYouTubeで調べてたらいつの間にかハマった。
お母さんが車で流していたBoAの曲に惚れてから
SHINeeをYouTubeで見つけ、その後すぐ見た으르렁がどうしてもタイプだった
昔印象に残っていた曲を久しぶりに聞いたら思っていたよりもよかったので
韓国ドラマにハマったのが先だったのですが、ドラマに出演していたメンバーの表情に惹かれ、彼がアイドルだという事を知ってアイドルとしての彼も見てみたいと思い、調べたことがきっかけです。
インスタのストーリーで友達がEXOのチャニョルを流してて誰だろこの人?っと思ってEXOのエレキスとココボップ見たら沼りました
セブチのマンセのMVを妹に無理矢理見せられてハマりました。でも今はEXOが好きです。でももちろんセブチも好きです。どちらかといえばEXO!
TikTokでバンタンの動画を見てからこのグループなんじゃっ!?ってなって即沼にはまりました
YouTubeのオススメ欄に出てきた曲をなんとなく再生したら曲もダンスもクオリティが高くてヲタクになった
BIGBANGの『뱅뱅뱅』を聞いて「何この変な曲!」と衝撃を受け、そのまま色々調べていくうちに立派なオタクに……。
母が元々シャヲルでたまたまチケットがダブった日に連れて行って貰ったのがきっかけです
youtubeで、自分が好きな女性のユ―チュ―バーさんが韓国旅行へ行った時の動画を見た事がきっかけでその方以外の、ユ―チュ―バーさんの韓国旅行動画を見る様になるとオススメに韓国ドラマの予告動画をオススメされる様に。韓国ドラマも、見始めたらいつの間にか韓流にハマるっていました。
何かは忘れたが1度BEASTにハマってそれから色々手を出した
WOWOWで春が来たでカイくんを見て、主題歌を聞いて衝撃が走ったから。
小学生の頃、韓流が爆発的に流行って少女時代、東方神起、KARA…などテレビでよく見るようになり、当時見てたアニメのOPを東方神起が歌ってたこと、です多分。
YouTubeを見てたら関連に出てきて神様が結びつけてくださいました。
韓ドラを見てOSTにハマり、ケーポの道へいきました……
母が韓国語教室に通い始めたのがきっかけで色々知るようになった。
給食で流れてきたK-POPにハマってから
すごい好みの歌を顔が最高に良い人達が歌ってたから
【推しを決めた理由に関して】
ジョングクとユンギ ジョングクは静止画をみたときはそこまでピンと来ませんでしたが動画を見て笑った顔や声が可愛らしく好きになりました。ユンギは知らない間に画像を多く保存していることに気づき知らぬ間に好きになっていました。
セフン focus ver.を見た時、身長、体格、ダンスの上手さ、顔の男らしさがドツボにハマった。
ジョングク 好み 全てにおいて完璧なところ メンバー思いなところ
私の推しはナンバーワンで言うとパクチャニョル氏なんですが正直に存じますと顔が超絶どタイプでしまぁ顔ペンからなんですごめんなさいすいません。それでチャニョの画像を見た時になんじゃこのイケメンはやべぇどタイプふぉぉ(語彙力)ってなって調べてみたところまさかの低音ボイスの高身長で明るい人らしくそこもまた私のタイプでえ、、、この世の中にすべて完璧に揃えてる人物が君臨していたんだなと思いもう顔から入りました顔ペンからですねすいません(2回目)それでまぁEXOを調べてるうちにあれ???金があれ???ってなり完璧にEXO沼にハマってしまいましたねでも基本SMの皆さんに浸ってるっすね。そしてEXOのチャニョルに浸ってるうちにEXOペンなら誰もが来たであろうしうちゃんデレ期になりだめだデレ期なんてしうペンに怒られてしまうと思い抜け出そうとしてもあれ??可愛いこのシウミンとやらのミンソクあれ??長男??いや5歳だろって感じでもうしうちゃんにも浸ってしまい結局ニョルシウペンになってしまって2人が絡むことなんて滅多にないからもう絡んだら即発狂もんですよねはい。ってな感じでよくわかりませんが私はニョルシウペンです。
ベッキョン:smtのライブビューイングで初めてまじまじと顔を見た。exoがどんな子たちかも名前も何も知らなかったし顔の区別すらつかなかったのにベッキョンだけはわかった。顔もタイプじゃないのに一目惚れして、その日から毎日自然にベッキョンのことを調べるようになった。
EXO セフン 元EXO タオ
・セフン 実はあまり具体的なきっかけは覚えていないのですが、MonsterのMVでセンターで踊っているときのミステリアスな三白眼の目線で落ちました。推しを迷った記憶はなくて、気がついたらセフンばっかり追っていた感じです笑
・タオ セフンにやられて、EXOにもっと興味を持ってから過去のMVを漁り始めて…それで見たEXO KのhistoryのMVの途中でMメンバーが1人ずつ一瞬出てくるシーンの最後のタオちゃんの人を殺せそうなくらいの鋭い目に一瞬でやられました。今までにないくらい魅力を感じたのを今でも鮮明に覚えてます笑
EXO ギョンス君→東方神起しか興味なかった私が弟分として唯一顔と名前をはっきり覚えたのが彼。その後ズブズブに沼る ベクちゃん→双子を愛さねば。
wanna one/ オーディション番組から推してたから細かいかもしれません、、。ペジニョン君→私の初めてで最後かもしれない顔から好きになった男の子です。メキメキと成長する姿が何とも! ジェファン君→ ベクちゃん似の鬼歌うまい人、サイコパス、見てて疲れなんて吹っ飛ぶ
CNBLUEのヨンファ、ドラマに出てくるたびにかっこよく、歌も上手でかわいいから。SF9のテヤン、笑った顔に一目惚れ。
EXOでチャンベクシ 当初はシウミンだったけれどメンバーの良さを前よりも感じるようになって、誰が推しなのかわからなくなった結果こうなりました!元々しうるぅ推しだったけれどチャンベクもやばいってなってシウミン+チャンベクになりました!(語彙力なくてごめんなさい!)
EXOカイ→ライブDVDでのパフォーマンスで落ちた、EXOスホ→MVの投げキッスで落ちた、MONSTA Xキヒョン→歌声で落ちた、SHINeeテミン→気づいたらCD買ってたし気づいたらソロコン行ってたし気づいたら推してた、PENTAGONシノン→残念イケメンのギャップで落ちた、NCTジェノ→笑顔で落ちた、NCTテイル→もともと歌声が好きだったけどペンサ貰って完全に落ちた
テミン 可愛いと思ったらセクシーでかっこいい萌キュンポイントが多いところももちろん魅力ではあります。しかしそれだけではなく、ペンを大事にしてくれることや、アーティストとしてステージを作ることに一生懸命なところ、いつも笑顔で人との接し方が丸くて優しいところなど、人として尊敬できる部分が多く、応援したいなと思ったからです!
ドギョンス 人と違うオーラに惹かれたのとツンデレ
ユンギさん ツンデレ具合が神でした、、
EXO ギョンス カイ 最初EXOのwolfというMVを見せてもらい
うわぁ!この人いいなって思ったのがカイです!その後に笑った顔が可愛かったのでギョンスも好きになりました!!!
ユンギ 反対を押し切ってまでラップを続けたことに引かれた (私はすぐ折れてしまうので
)
シウミン 初めはあまり好きな顔じゃないと思ってました…でもバラエティとか���ているうちに可愛らしい面や男らしい面に惹かれて今は全てが大好きです笑
SHINeeのキム・ジョンヒョン 全てがタイプすぎる。歌声にやられた。わんこみすごい。
(EXO – CHEN)EXOに関してはMVからではなく純粋に曲だけまず最初に聞いたんですけど、その時に一際タイプの声があってその人の声を覚えてからMVを見たら我らがジョンデが輝き過ぎてて沼に落ちました。(MAMAMOO – HWASA)最初はツイッターに流れてた너나 해(Egotistic)で知って、そこからGoogle先生を駆使して曲名を探し当て初見でファサ様の美しさ、セクシーさに見事撃沈しました。一目惚れというやつです。
(UP10TION – GYUJIN)インスタのEXOのヲタ垢でUP10TIONの曲をストーリーにあげている人がいてそれを見たのが知るきっかけでした。その曲はCANDYLANDなんですが、この曲でUP10TIONに興味を持ってプロフィールやら何やら調べるうちに大人びているのに10人の中で下から3番目で、身長が181cmもあってタレ目で優しくて太ももがしっかりしていて鎖骨が綺麗で…(省略します)という感じでギュジンくんにすっかり惚れてしまいました。EXOのチェンの方が推してる年数(?)は長いのに、 UP10TIONのギュジンくんにはマジのリアコです。(長くてすみません)(そして語彙力もなくてすみません)
ドギョンス 若いのに貫禄のあるあの雰囲気と謙虚さ。たまにメンバーにデレるというギャップ。
一発ギャグを見て面白かったからソクジン
最初はジョンデを目で追っていて、youtubeでジョンデとチャニョルがラジオ番組でアフレコ?をしているのを見てチャニョルがイケメン&イケボ過ぎてチャニョルを追うようになりました。気がついたら頭の中がチャニョルしかなかったので推しになっていました。
ビジュアルやダンス、歌声がやはり圧倒的に多かったですが、それよりも「気付いたら目で追っていた」という運命的な方もたくさんいらっしゃいました。
【新規と古参に関する壁】
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70%以上の方が壁を感じる、という回答をしていらっしゃいました。
このような壁の質は、グループによっても差が出るかもしれません。
【オタクの迷惑な行動に関して】
他メンバーは要らない等の発言
メルカリ等へ売り目的でfcグッズを大量購入する方.自分が推しているグループが賞を獲得出来なかった時に,賞を受賞したグループを批判する方.
インスタライブ中に電話をかける
新規の人を全員無理。とか、にわか、顔ペンだとか言うこと
ライブ会場でペンラとうちわを胸上であげる人、通路側に寄ってくる人、迷惑レベルで大声で歌う人
他のグループの批判をする
ファン歴=好き度合だと思っている人
何か問題が起きた時無駄に擁護する
アイドルの私生活に踏み込む
公共のポスターなどにキスマークをつける
MC中などにメンバーが反応してくれるまで名前を叫び続ける行動
ヲタク辞めようかなってツイートしたらFF外から挨拶もなしに「グッズ譲って下さい」って言われたことですかね?♡
推しグルのアンチや嫌韓の人に対して推しの魅力を知ることを無理強いさせること。アンチへの言葉遣いが荒い反論をしているのを見るとバカバカしくなります。
グッズ販売で並んでいるとき、友達と合流フリをして横入りしてくる
【素晴らしいオタクの行動に関して】
語彙力があり表現力に富んでいる方
オタクの身分をわきまえてる方
常識を守って、本人たちを第一に考える。
新規でも優しく教えてくれて、接してくれること
礼儀正しくて、場をわきまえて行動できる人
推しが好きでも、きちんと悪いことは悪く、良いところは良いと褒められる人
推しのためにダイエットできたり留学できたり大きなことが有言実行できる方
互いの推しを尊重してくれる人
年下とも年上とも分け隔てなく関わりを持てる人。
普通が1番
要点よくライブの感想や番組の面白い部分を翻訳して載せてくれる人
自分の推し方を貫いている人
イベントに行くことに抵抗を感じない。イベントが決まったら全ステは当たり前というように動ける人
ルールを守るオタク
コンサートの銀テを取れなかった方に譲る
好きだからその人しか見えなくなる気持ちも分からなくないけど、広くその分野において知識をもった上でそのグループのオタクをしてる人は理想的に思う
他のグループの批判をしない人。
他人を不快にさせない人。
国と国を繋げるバイリンガル翻訳ペン
イモトさんや鬼龍院翔さんのような方の考え方です。
▼「新規と古参の壁を感じる」と答えた方への質問
ここからは、新規と古参の壁を感じるかどうかで質問項目を変えました。
【どのような場面で「壁」を感じますか?】
ファン歴 グッズの数の差
Twitter上での推し方
ライブ、ツイッターでの投稿
デビューして二桁年数以上経っているグループを推す時
昔はこうだったのに…とかがあるから
Twitterで新規のくせにとか、書いてあること
メンバーが昔のファンとの思い出や苦労話をした時、古参と同じ熱量で話が聞けなかったこと
知識量とか、見てきた場数・年数が違うので、純粋に深いところまで知ってるのと、新規では補いきれない部分があると思います。
色々な騒動があった時にTwitter上で色々騒ぐ新規と昔の動画等を載せて励まし合いながら待っている古参。
ライブの当落があった後などTwitterなどでなんで新規が当たるん?新規とかまじいらんわって書かれた時に感じました。
デビュー当時、練習生時代の話をする時
新規の方は知識が浅かったりする
推しが必ずしも正しいと思っている人を見ると新規なのかなあと感じてしまう
おそらく新規の方と古参の方の意見、両方とも抜粋出来たと思います。
新規古株の確執をいたるところで感じる、という方が多いようです。
【ご自身は新規と古参、どちらですか?】
※新規と古参の壁を感じると答えた方への項目
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壁を感じると回答した方は、4人に3人が新規の方でした。
特に壁を感じるSNSが「TIKTOK」であると、一つ前の質問にて答えてくださった方も多く、SNSの種別による差もありそうです。
▼「新規と古参の壁を感じない」と答えた方への質問
【壁を感じない理由に関して教えてください】
歴で差別する方にまだお会いしたことがないから
よく教えてください!とかメッセージくれる人いるけど私よりも知ってることとかあるし、カイくんも言ってるように好きになった時期は違ってもみんな愛する気持ちは一緒だって言ってるからみんなEXOが好きなのは変わらないから特に差は感じないです!
別にファンになってまだ全然経ってなくても経っててもファンはファンだから分かり合えることはある!
新規でも古参でも推しを想う気持ちは同じだから
自分が新規だった時も笑顔で迎えてくれた
新規がいるということは、推しグルにまだまだ人気があるということだし、新規を快く受け入れるのがEXO-Lだと思っているから。
自分は古参の部類に入ると思うけど、新規のペンの人達が増えると、また新しくペンが増えたさすがEXOまだまだ凄い人気だねーって嬉しくなるので、新規が嫌と思ったことがないからです。
Twitterとかを見てると新規の人を見下すような発言などが少ないから
【ご自身は新規と古参、どちらですか?】
※新規と古参の壁を感じないと答えた方への項目
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▼色んなオタクに関する質問
【同ペン拒否に関して】
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【同ペン拒否に関してどう思いますか?】
(頂いたご意見を同ペン拒否派、理解はある派、理解できない派に分けました)
◉同ペン拒否派
UP10TIONに関しては私自身が同ペンさんと繋がるのを遠慮させていただいてるので理解はあります。
ですが、過激な思考は理解できません。
学校での同ペンは少し嫌だけど、ネット上の同ペンは大丈夫だから同ペンが嫌なのも少しは分かっているつもりです。
私も同ペン拒否勢なので気持ちはわかるけど、全面的にその主張をする必要はない。ただ、同ペン拒否だということを理解してもらわないと他ペンの人であっても仲良くはなれないと思う。
私は「推しくんが彼氏!」というタイプではなく、同ペン拒否したいわけじゃないけど、同ペンは見たくない……→結果同ペン拒否というタイプです
自分がそうなのでなんともないです
私も多分そう。推しについて語りあった方が楽しいって言われるけどあんまりそう思わない。でも過激派ではないのであんまり深く考えてないです。
自分がTwitter上などで絡んでる分には同担拒否ではないのですが、私生活で同担を見つけると拒否が出るので気持ちは分かります。
自身が同ペン拒否なので同ペン拒否の方と仲良くなりやすい
実際に同ペン拒否と記載して頂いた方のご意見を一部抜粋しております。
SNS上では平気でも、私生活(学校など)での同ペンはちょっと、、という場合があるみたいですね。
また、接触イベが多い事務所さんは、同ペン拒否が増える傾向にあるみたいです。 (実際に私もキッスさんの現場で同ペン拒否の方を何度も拝見しましたし、複数人でイベントにいらしてる方はだいたい他ペンさん同士でした)
◉理解はある派(否定はしないけど、、という感じ)
人それぞれだからいてもいいけど、言ってはいけない事言ってる一部は好きじゃない
仕方ないとは思うが、暴言を吐くのは違う
人へ危害を加える同ペン拒否は害。
そうでなければ勝手にやって下さいと思っています。
そういう考え方もあるんだなぁ程度に思ってます。同ペン拒否は理解できないけど否定しようとは思わないです。
好き過ぎて同ペン拒否になる人の気持ちも分かるが、過激派は別。迷惑かからなければ良いと思う。
同ペン拒否自体に関して否定はしないが過激過ぎる同ペン拒否はよく思わない
それだけその人のことが好きなのだからいいと思う。
好きの種類が異なるだけだと思う。
別にいいと思う。それくらい推しを愛してるってことだから。でもそれを同ペン無理とかあからさまにされるのは嫌です。出来ればみんなと仲良くしたい人なので、同ペンの皆さんごめんなさいとかのほうが気持ち的にはショック度はないです。
私は尊さを語り合いたいので全然拒否じゃないです。でも応援するスタイルはそれぞれなんで皆自由に楽しく応援するのがいいと思います。
ある程度理解はあるが、同ペン拒否ではない方々です。
◉理解できない派
独占欲が強いのかなと思う
同ペン拒否ならTwitterをやらない方がいいと思う。拒否でもいいが、いちいち同ペンに大して文句言うのはないと思う。過激派多数
私は推しが同じ人との方が会話が弾むと思うので、同ペン拒否は少しもったいなあとは思います。
「え、3件だけ?」っていう気持ちは分かります
理解出来ない派のご意見、拝見致しましたが、ちょっと過激なのが多くて。
波風立てないようなものを抜粋させていただきました。
【ストーカー、いわゆるサセンに関してどう思いますか?】
絶対にだめだと思います。その行動でアイドル活動ができなくなってしまったら元も子もないと思います。
アイドルのプライベートまで追い掛けているので最低行為。アイドルの人権を考えていない
まずは許せない、そして可哀想
それから明日は我が身かもしれない
その為にあまりアイドルに依存しないように心がけています。
度が過ぎた行為を繰り返してアイドルに精神的、肉体的苦痛を与える存在であるように思う。しかし、誰でもサセンになりある可能性があることを、いつも念頭に置きながらオタ活しています。
サセンは人間としてどうかと思います。他人のプライベートを追いかけることは人権侵害ではないですか?そんな暇があるならもっと有益なことをしろと思います。取り締まりを強化してもらいたいです…。
疲れが溜まってるのにサセンのせいでもっと疲れ溜まったらどうするの?って思う
アイドルのプライベートは守ってあげるべき。ステージで輝く彼らが私たちオタクの1番の幸せだから、そのためにもアイドルに自分から負担をかけにいくなんていけないことだと思う。
ビッグヒットがブラックリストを公開し、結構有名なマスターさんもサセンだったようで写真やら動画やら個人情報もたくさん流出してましたよね。
非公開スケジュールへの悪質な訪問や、メンバー搭乗飛行機情報を違法入手及び同乗とかありました。
このアンケートの中に、実際にサセンの方もいらっしゃいました。
ご自身の人生や親御さん、そして大好きな推しを大切にしてくださいね。
▼最後の質問
【普段、トレカどうしていますか?】
推しの大好きなものはスマホに挟む、他はトレカケースに入れる
CDにそのまま、2つ以上あったらスマホケースに入れることも
スマホケースに挟んでいるセフンと、勉強用ルーズリーフにはって勉強の活力にしているたのるがいます。
部屋にかざっている
ほとんど収納。現場がある時のみスマホケースに挟む
筆箱に入れてます(笑)
収納したり、現場の日に食べたご飯と一緒に撮って思い出に残すために使います
スマホが水没してトレカがぐちゃぐちゃになってからトレカケースに入れてたまに観賞しています。
初めて自引きしたトレカはスマホケースに挟んでいる
小さいポシェットに入れてる
学生証に入れたり、硬質ケースに入れる。
メルカリに出してる
このようなアンケートを��期的に行っています、ぜひ次回も御覧ください。
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sumisato2renen · 6 years ago
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鵐家に対する所感
黒巫鳥さんが多め。 誕生日のあれそれ
黒巫鳥さんがひっくり返したので、頬赤さんは前から呼びと逆呼びで言い方が二通りのもの、 鶴喰さんの牌から見て蒿雀さんは渦状銀河かと思ったけどどうなんだろうか。 上の二人が遊び心を含んだものだから、もっと明解なものかもしれないけど、むずかしい。
黒巫鳥さんのボムのRNA「レトロウイルス」に対して
RNAが不安定なものである事が、鵐の三人が移ろいやすい(蜻蛉ED)というのも含んでいるのかな、とか。
スペル牌の遺伝「逆転写メッセンジャー」から見て
「遺伝」もとい遺伝情報が『「二重(頬赤)」で「螺旋(蒿雀)」』を連想させるものだったり、 メッセンジャーRNAの「コピー・転写(黒巫鳥)・発現」や「遺伝子導入」という部分から想像すると、
能力発現開発を旨とした研究結果としての戦略兵器(頭脳知識【人工天才?】・冷熱魔法・召喚魔術【儀式魔術?】) 的なものとして創り出されたのだとしたら、あの三人(黒・赤・青)の結束感ある所や、 生きても死んでもいない魂だったり、二つ入りの魂だったり、滅茶苦茶美味しそうな魂だったりな鵐三人の魂事情も含め、 色々気になる。 能力を持つ事が表立っては知られていない中での、 頬赤さんと蒿雀さんが「魔法使い・召喚師」的なファンタジー枠なのも不思議。 「秘匿される立ち位置」=研究所みたいな感じなんだろうか? でも現実の世界大戦や戦争でも、験担ぎだったり黒魔術だったり呪いだったりの実行は有ったので、 そのへん絡みの目的で実験・研究してたら本当に発現した感もある。 科学も魔術も大本は錬金術(拡大解釈)みたいなところはあるし、 そうなると錬金術=モナドで頭抱えますな! 黒巫鳥さん軍師呼びで怒る・頬赤さんの正面きっての単独制圧的な感じ(司令官は前線へ)・蒿雀さんの巨大生物類の召喚感 国家転覆を何度も見ている・三人の会話や能力から、 『大多数への侵攻・制圧』を旨とした戦争で投入されたっぽい感じもする。 蒿雀さん「大きいもの」や嫌いなもの関連ばかり召喚に縁が有るのが不思議。 むしろ逆で、そういうものばかり呼び出せたり縁が有り過ぎて嫌いになった? 黒巫鳥さんが歴史・宗教が嫌いなのも、敵を理解・把握し制圧する為の軍略、そして戦争に必要なものだから? それでいて先史学・考古学・宝物・星空が好きな黒巫鳥さんロマンチストよなっていう。 もし黒巫鳥さんが人工的に創られた天才だとしたら、建前上の謙虚として発言していた 「天然(本物)の天才」である『玄鳥にはかなわない』 だったりする部分もあるのかなとか。 天影戦記でのEDでの諸所、 蜻蛉(私が玄鳥を超えてもいいじゃないか) 都 (暗く淀んだ目で見下ろす)等、 どちらも最終的に各勢力の「頂点」を「もぎとる」、 无現里の「頂点である『闡裡』」を「預かり就任」した玄鳥さんへの対抗? 黒巫鳥さんの底にある思いはどんなものなんだろうなあという気持ち。 けれど蜻蛉ルートにおける会話での「考えがある」的な事を言っていたので、 (都ルートでは「宝探しのついで」とも。でも本心はわからず) 組織的なものの長になって遂行したい・やってみたい事が有った? 頬告鳥さんが「基盤」的な何かで、(唯一「女性」と判っている事も含め)黒赤青の三人はそれに準じたっぽい存在?
无現里で頬告鳥さんの事をあまり言及しない所や、黒赤青の三人のひとまとめ感が強いのは、何か有るんだろうか?
頬告鳥さんが玄鳥さんに割と心酔気味なところもあるっぽいから、そこが三人との違い(溝?)として大きく出ている?
勿論、あまり口にしない(黒巫鳥さん・頬赤さん・頬告鳥さん)のは「『あいつ』なら大丈夫」という信頼から成り立つもの (ブックレットでは頬告鳥さんがそうだった)という素敵な観点や、 メタ視点から見る作品の仕様上やプレイヤー視点的に出てこないだけだったという部分もあるし、 何より口に出して「言葉」にすると辛いものが有るのかもしれない。
でも三人、帰れるかどうかというのは気になるみたいだけど、黒巫鳥さんと頬赤さんは帰れなくても平気と言う。 あくまでも対外的にそういう反応なだけで本心はまた違う所に?
雀巳さんと蒿雀さんの会話からするに、頬告鳥さんもかなり強そう感。 「科学者(本人否定)」だし、玄鳥さんや黒巫鳥さんみたいに、けど変わった「弾幕兵器(玩具)」造って持ってそう?
謎!
象牙の杯=白=頬告鳥さん MTGのカラーパイ的な何か? 『学者一家』は「鵐の4人」を指すもの? (科学者(「もどき」及び本人は否定)・先史学者(専門)、頬赤さん蒿雀さんも何かの学者?) あくまでも割と専門(一部得意)もある広義的な「学者」ってことでいいのかな? ただ、「一家」は「家族」という観念において「親」という存在が今の所示唆されていない事や、 「鵐家」の周辺事情が未だに不明、ブックレットで提示されたのは頬告鳥さんとハルさんの範囲のみなので、 「鵐家=4人」というふわっとした認識でよいのだろうか。 「外の世界の科学」が、というか、 外の世界の情報があまり提示されない・外から来た人物達があまり口にしない・口にしてもとても科学が進んでいる、 しかし「割と碌でもない方向性」感が強いので、 「外の世界の科学」から感じるものが不穏というか、烏蛇さんの「ひともどき」な関連や、 なんとなくハルさん(機械嫌い)(頬告鳥さんのハルさんに対する「玄鳥さんを投影・期待」的な態度) からもそれっぽい何かを感じるという話。 謎! 雀巳さんに頬赤さんが狙われたのも、戦術含めた「大抵の『魔法』を使えて」 「戦闘特化」染みているという、スペル牌抜きの戦闘だと一番厄介感があるから?そういうハミィさんも、 アルディさんに(対ゼノアさん時)戦闘に於いて「お前が言うなんてよっぽど」と言われているあたり、 ハミィさんは暗殺技術というか『殺し合い』(肉体労働担当とも)の地力が人格の中でも一番得意そうと感じた次第。 スペル牌(无現里式)の戦いではアルディさんが二回戦目を担当したり得意そうだったり、 「能力」を戦いで有効的に駆使する方面や歴史を知る為に色々画策する頭脳労働担当なのかな? ただ、能力や技術をみると頬赤さん(というか鵐家)は「対軍・多人数制圧」 ハミィさん「不意打ち・一対一」感が得意分野的な感じなのかな? だからこそ得意な土俵に持ち込まれて、腕を取られてしまったのか。 それら(戦いの厄介度)を抜きにしても、会話から見て、雀巳さん的には頬赤さんの「二重性」が 自身の多重性(モナドの属性的なアレなのか複数人格なのか多重魂入りかは不明)との類似性 (アルディさん「知識的な意味で」が知りたがりそう)を知りたくて 三人の中でも狙いを定めて攻撃を仕掛けたのかなぁとか。 又は、「モナド」(一元論)と「Dualism」(二元論)の概念ファイトなんだろうか? 難しい! 概念というと、「懐かしいもの」感じる「近い存在」の ゼノア(確率論的な何か?)さんと闡裡(「内を開く」概念?二重真理?)と雀巳(一元論)さんは そういう何かなんだろうか? 謎! 頬赤さんのあれそれ 頬赤さんの能力と人格と魂のあれは元々の個が分かたれたものなのか、魂が二つ入って顕現した力なのか、 「能力のせいで割れた」ものなのか、一つから成り両立していたからこそ得られた能力なのか。 連縁で数あるスペル牌の中でも、頬赤さんの冷華「勿忘草」・ 「フォーゲットミーノット」が特に好きなのだけれど、 来たばかりの(次元間とはいえ)无現里で、「天賦」なので念じただけで作れる事をふまえるなら、 この牌は「どっちの」頬赤さんの影響で出たものなんだろうか? 弾幕的に見るなら「冷」なのかな? 「熱」な方の意思を汲み取って「冷」側の方が表現したりとか? 勿論「両方」の意思が入っていて「頬赤」さんが「使っている」のも素敵だと思う。 テーマにしている勿忘草に纏わるお話や花言葉を考えると 意識的か無意識的だったのかも気になる��れど、 それは幾つかある「どの花言葉」を指し、「誰に宛てた」ものになるんだろう? どんな意味が込められているのかは判らないけれど、 花形態からの広がりや展開が、広がったあのまばらさが花束になった時の勿忘草を連想させる感じの弾幕の表現が、 頬赤さんの存在と相まって非常に好き。
黒巫鳥さんの頭の三角布はシオンさん(生きている幽霊)と同じく 「生きても死んでもいる魂」的な表れって事でいいのかな? 黒巫鳥さんが「鏡が嫌い」ってそこに何か通ずるものが有るんだろうか? 普通に自身の反転が気持ち悪いというのは有るんだろうけど、 鏡というと「吸血鬼(亡者)=姿が映らない(変身後の姿の場合も)」とか、 「閻魔の浄玻璃鏡=生前の行いすべてを映し、亡者の罪を映す」的な。 閻魔様の場合嘘がばれると舌抜かれるしなあ…… 「生きても死んでもいる」のは『亡者』として見てよいのだろうか? でも黒巫鳥さんそれ以前に金の亡者じゃないですかやだー! というか「反転が嫌い」とすると无現里で得た能力が「表裏を逆転させる的な能力」なのは 黒巫鳥さん的にOKなんだろうか?『反転』ではなく『表裏の逆転』だから良し? 『鏡』が苦手な事に対する方便? 「表裏一体」の存在として明示されている「无現里」と「外」において、 黒巫鳥さんの能力はどう作用していくんだろう? 黒巫鳥さん自身「役に立たない」と嘯きながら、能力について思案してる部分もみられるので非常に気になるところ。 「外」の世界で頬告鳥さんとハルさんが「无現里」に行こうと色々しているみたいなので、 黒巫鳥さんが能力で関わったりサポートする可能性も有るんだろうか?
スペル牌の色 天影戦記でボスとして出てくるキャラの周りを、牌が舞っている演出が好き。 使い終わった牌が黒・展開中の牌が赤色・未展開が灰色(白?)なのも解りやすい。 それとも連縁的に白・赤・黒と見るべき? 无現里からでもあるけれど、発動時のスペル牌の色が各々のテーマカラー的なのも特に好き。 「天賦」だと念じただけで現れるみたいなので、展開時の色がその人の��質的な何かの色だとすると、考えるのも楽しい。 雀巳さんの牌が真っ赤なのとかとてもアレ。 そうだとすると黒巫鳥さんのスペル牌が「紫」でも「黒」でもなく「暗めの青」なのが気になったという話。 「赤」と「青」を含めた色として?の「紫」の上着を着ていたり、「紫」がかった黒髪など、 象徴的な色の一つである「紫」ではなく、 本人の拘りというか、名前の色的な事を含めた「黒」でもなかったりと、 黒巫鳥さん天影戦記での都ルートや蜻蛉ルートでのEDや、蛇叢釼で「黒」と呼ばれると嬉しそうだった事とか、 それらを考えると色々と切ないものもある。 青や紫の染料の濃度を強めたものが「黒」と称される事もあり、 多くは色味の濃い「緑・青・紫」の三色が「黒」と例えられていた部分があるので、 厳密には「黒」ではなく「黒(暗)に近い『青』」が黒巫鳥さんの色ということなんだろうか。 黒巫鳥さんのあの黒いもこもこした帽子ってなんて言うんだろう? 家や食事がお金が蓄えられても質素(簡素)だったり ピェンロー鍋とか素材の味系ごはんが好きだったり、黒巫鳥さんなんぞナチュラルだなっていう。 素朴というか服装も三人ともシンプルパーカー(ただし形で個性を出す)だし。 でもあのパーカーなんかハイテクそうな気もする。 神社組のようにある程度「衣住食」を呈されているわけでもなく (烏蛇さんは必死に都勤め・クラウゼさんは行き倒れその後保護) 巻き込まれたのに文化も環境を解らない謎世界に無一文・無所持で放り出され放置って 普通なら途方に暮れて心折れるあの状況で、悲壮感をあんまり感じないのは 率先して指示したり保護を考えたり年長者というか司令塔というか、 「がめつさ」なんかも含め「逞しさ」を感じる黒巫鳥さんの存在が大きいと思いました。   もちろん三人の能力がそういう生活に応用が利くというのもあるし、 (というか天影戦記での鵐家のスキル台詞が軒並み生活やりくり庶民感溢れているの吹いた) 黒巫鳥さん蒿雀さんが頭よくて知識がある 頬赤さんの趣味がキャンプや料理だったりするのも大きいとは思います。 でも流石に「杜撰な丸太小屋→丸太漆喰ログハウス」の進化具合は… もう少しおうちにお金かけても良いと思うの……とは思う。 けどログハウスって住み心良好なので寧ろいいのかな? もう毎日がキャンプファイヤーみたいなものなんだろうか 普段は学び舎の方にいるから家はあんまり気にならないという方向性? 手段はどうあれ養おうと家族を大事にする黒巫鳥さんカッコいいねっていう。(なお无現里住人に対する所業の数々) 色んな意味で黒巫鳥さんマジ鵐の大黒柱。 天影戦記の鵐さん家 どう見てもカツア(ry どう見てもヤ(ry 借金鳥より借金取りしてる悪党(鵐一家)ルートの会話めっちゃ楽しかった。 天影戦記ではメインショットが敵に当たってジュワジュワしてるのや、 オーラで敵の弾幕をパチパチ消すのも楽しくて、頬赤さんばっかりメインに選んでしまう。 中央に陣取り接近した際の攻撃力と敵体力ゲージの減りっぷりが凄いの面白い! 強い!熱い!お得! 黒巫鳥さんの弾幕兵器 いつも何処に仕舞ってるのかなっていう想像。 数からしてパーカーの「円のところ」なのかなっていう でも玄鳥さんの墨・ナノマシンみたいにパッぱと消したり出したりしてそう。 天才だからもっと便利に色々出来そうな感じ。 天才って便利な言葉だな?! 「天才が作る小型遠隔操作レーザー照射兵器」とか ある種浪漫の塊みたいなものを平然と使う黒巫鳥さんカッコいいっていう。 あれの他にどんなタイプの弾幕兵器があったんだろう? 急に巻き込まれたから持って来れたのはアレだけだった的な? パーカーの矢印のあれで方向性や角度をある程度操作とか出来たりするのかなとか。 おおよその範囲はあの矢印の二方向で指示? 力を使うと虹色に光るって言われている、パーカーのあの部分に対応する「能力」は、 无現里に来てからのものを指しているのかな? 无現里に来る前からそうだった場合何が該当するんだろう? 天才=頭を使うことそのものが能力=人工天才とかそういうのだったりするんだろうか。 藪雨さんが二つだったり天堺さんが4つだったりとか、 数とか模様や形容がキャラに関連あるものとするならば、 黒巫鳥さんのサブショットが「鳥」の形を模していて、最終的に数が「4」機になるのがなんだか素敵。 パタパタ羽ばたきしてるのかわいいよねっていう。
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nyantria · 8 years ago
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「ボーダーランド 1997年4月号 」P.29より転載 横尾忠則 宇宙人とのコンタクト体験・全告白 愛と確執 ”彼ら”は何のために地球にやってくるのだろうか。 人類を精神的な高みへと引き上げるためなのか。 横尾忠則氏はあくまで個人的なコンタクトの体験談であるとことわりながらも、 宇宙人からのメッセージを本誌読者のために、ここまで語った!  取材/編集部 文/八木沢由香 「彼らは執着を捨てろ、と迫った。  その頃の僕には、死にたいと思うほどつらくて苦しい体験だった」 ぼくがデザイナーから画家へ衝撃的に転身したのは1980年のことでした。 きっかけはニューヨークの近代美術館のピカソ展を見たことなのですが、 後に、我々がETと呼んでいる宇宙生命体との出会いによって、その本当の理由が明らかにされました。 実は、ぼくの芸術活動は宇宙の原理原則に基づいて制作され、いわば送られてくる波動によって描き、 ぼくの作品を通して宇宙の波動を観る人に伝えるという目的からコンタクトが始まったわけです。 また、そんな絵を描くことを自らが選んだというわけです。 彼らとぼくとの接触は、聞く人によっては眉唾ものに思えるかもしれません。 でも、彼らとの幾ステージかにわたる数々のコンタクトがあって、今のぼくが存在していることは、 紛れもない事実です。 彼らとどうかかわり合っていたかを述べる前に、ぼくの初めてのUFO体験について話をしましょう。 それは高校3年生の時でした。 当時、兵庫県西脇市に住んでいたぼくは、夜、英語の塾に通っていましたが、ある日その仲間数人と自転車に乗って帰る途中、川向こうにある3階建ての商工会議所のやや上に、 洗面器大の光体がクルクルと回転しているのを見たんです。 まるで花火が炸裂する瞬間のような強烈な光で、驚くぼくたちの目の前をスーッと尾を引くように 50メートルほど川の上流で水平移動したかと思うと、次の瞬間目にも止まらぬ速さで上空に消えてしまった。 その時の驚きと恐怖!! 友人たちは皆、クモの子を散らすように我先にと逃げ帰ってしまい、ぼく自身は、それが何だったのか皆目見当もつかないまま、現実の物質ではないという思いにだけかられていました。 まだUFOも空飛ぶ円盤という言葉も知らない頃です。 だけど、その体験自体はいつまでも鮮明な記憶として意識に残留していました。 「日ごろからUFOに関心があった」と語るコンタクティは多いのですが、ぼくは30歳の前半頃まで、 まったくUFOには関心がなかったんですね。 だけど1970年、交通事故に遭って4か月の入院の後、急に精神世界に惹かれ始めました。 まだこの種の本が1冊も世の中にない時代です。 そんなある日、アダムスキーの「空飛ぶ円盤同乗記」という本を手にした時から、僕の中で意識改革が起こったんです。 そこに書かれていた宇宙哲学は、ぼくをおおいに興奮させました。 できれば、アダムスキーがいう、”宇宙意識”をこの体で体験してみたい、そのため、ヨガの瞑想を習い、座禅を組み、インドを訪ね、日本全国のコンタクティや霊能者たちを訪ねながら、15年間、精神世界を探究し続けたんです。 アダムスキーの本と出会って間もない頃、「1か月間毎晩空に向かって呼び掛けたら、実際にUFOがやってきた」という青年に会った。 そんな彼の話に触発され、それから毎晩のように空を見上げて願い、UFOの到来を待つようになりました。 1か月どころか、1年もねばりました。 その間、流れ星1つも現れない。 だけど、ある雑誌の仕事で鳥取の皆生温泉に行った時、とうとう彼らがやって来た。 ホテルのベランダにサマーベッドを持ち出して、いつものように「来てほしい」と願いながら夜空を見上げているぼくの目に、星と同じような明るさの物体がスーッと横に動くのが見えたのです。 ベランダに出てからすでに約4時間は経過していたでしょう。 次の瞬間、その光体はものすごいスピードで下に落ちてきたかと思うと、V字を描くようにまたビューっと上昇して消えてしまいました。 あまりに突然の出会い。 1年半もの長い間、例の彼がやっていたように「地球と宇宙のために何かしたい」という思いを心の中で発信し続けてきましたが、 時間がかかったのは、後に彼らから聞かされたところによると、その思いが強すぎて、こだわりが執着になってしまっていたらしいですね。 執着は、自分の周りにバリヤを張ってしまう。 それは信じていない状態、何も伝えていない状態と同じだと言われました。 それとぼくの忍耐強さを試されていたようにも思いますね。 いずれにしても、やっと応えてくれたんです。 この瞬間からぼくの現実は宇宙まで視野に入ってしまいました。 それ以来、UFOはたびたび姿を現すようになった。 しかし、それでもぼくにはそれが本当にUFOなのか信じられませんでした。 疑えば疑うほど、その疑念を晴らすかのように、必ず視界の中にUFOが現れる。 日常生活の中に彼らが現れるようになった一方、やたらとUFOや宇宙人の夢を見るようになりました。 同時に、常に誰かに見られているような感覚を覚えるようにもなったんです。 何をしていても、あるいは何もしていない時でも、いつも誰かの視線を感じる。 悪いことも良いこともすべて見られている。 その感覚はいつしか、ぼくの行動や精神を縛り始めていきました。 人間の決めたモラルや倫理といったものにまで縛られ、 「うそをついてはいけない」なんて、宗教のごとく自分自身で戒律を作り、がんじがらめになっていったのです。 彼らに対する畏敬の念から起こったこととはいえ、こういった執着は彼らがぼくのために計画したプロジェクトを進めていくうえで大きな障害となったように思います。 さっきも言ったように、UFOに乗る夢、宇宙人と会っている夢など、ぼくは夢を頻繁に見るようになっていきました。 いずれも夢でありながら、何とも鮮烈で、まるで実際に体験してきたかのような妙な現実感が残る。 それもそのはず、夢だと思っていたものは、実はドリームコンタクトという、夢を媒介にした一種のコンタクト。 彼らから送られてくる波動��テレパシーが夢を見させ、またぼくのアストラルボディをUFOに乗せてくれたりもしていたんです。 ある日の夢では、海岸にUFOが着陸し、中からものすごくハンサムな西洋人風の宇宙人が現れて 握手を求めてきました。 握手した瞬間、とてつもない愛の念波が電流のようにぼくの全身を通り抜け、足元からブワーっと地面に放射されていくのを感じました。 「宇宙人の愛の波動は何てすごいんだろう」 と感動したことを覚えています。 それから彼は、宇宙船に僕を乗せてくれました。 中は母船のように広く、木のベッドが無数に並んでいました。 何のためのものか尋ねると、 「日本人のためのものです」と言う。 世紀末にでも起こる大破局の時、空中枚挙によって救助した日本人を乗せるのかしら、とそんな日が来ることをぼくは少し恐れました。 いつ必要になるのか尋ねてみましたが、その時期については今は言えないと言うんですね。 だけど心の中で選ばれる人間になりたいとも思いましたね。 そのためには霊性を高めなきゃとね。 宇宙船が飛び立つと、右目には離れていく地上の風景が、そして左目にはこれから連れていかれる惑星の風景が映し出されました。 まったく違う映像が1つの画面上に映し出されている、そんなイメージを思い浮かべてもらえばいいかもしれません。 この夢と前後して、何とも不思議な体験もしました。 唯一、夢が実はコンタクトなのかもしれないと認識できた出来事といっていいと思います。 昼間、ホテルの一室で寝転がって頬杖をつきながらテレビを見ていた時のこと。 そのままの状態でぼくの体がスッと15センチメートルほど浮き上がったのです。 その途端、部屋の風景が、ステンレスのような金属の壁に覆われた宇宙船の内部に変わっていました。 驚くぼくの前に、長い廊下の向こうから3人の宇宙人が滑るようにやって来て、テレパシーで語ってきました。 「横尾さんですね。我々は長い間あなたを見守っていました。  やっとお会いできて非常にうれしいです」 続けて彼らは、 「もっと密な交信が図れるよう、あなたにあることを行ってもいいですか」 とやはりテレパシーで語りかけ、ぼくの首の後ろをいじり始めたんです。 次の瞬間、ぼくはそのビジョンの中で気絶していました。 その時は何をされたのかわからなかったんですが、後にそれがぼくのアストラルボディに施された アストラル手術であったことを聞かされました。 手術というと大げさに聞こえますが、アストラルボディだから肉体的には何の痛みもない。 触れられているという感触もなかったような気がしました。 このことは夢ではない���思うんですが、他の夢でのドリーム・コンタクトは、実に7年間に及びました。 この体験を表現すれば、夢は夢なのに、現実とは違うもう一つの世界として存在している。 そんな感じでした。 今にして思えば、ドリームコンタクトを通していろいろな経験を積んだこの時期は、後に訪れる彼らとの顕在的コンタクトに向けた準備期間だったように感じます。 ぼくにとっても彼らにとっても必要な時間だったのでしょう。 次にいよいよ彼らとの顕在的コンタクトが始まりました。 それは唐突にやってきました。 呼べばすぐにUFOが現れ、何度となく夢の中で宇宙人と接触していたにもかかわらず、 かなり長い間それ以上のことが起こらなくて、あまりの発展性のなさにぼくは焦燥感を覚えていました。 やがてUFOにも精神世界にも興味を失い、ぼくはデザイナーから画家へと転身。 芸術的創造に全力を注ぎ出したんです。 画家宣言をしてから何年かたった1987年、セゾン美術館で開かれたぼくの個展の後、 20歳後半と思える1人の見知らぬ女性が現れました。 彼女の話によると、 「あなたはいずれ、ある特定の人に我々のメッセージを伝える役割を果たしてもらうことになる」 と告げられたといいます。 彼女は彼女でチャネラーとなるために、ある宇宙神霊に手塩にかけて育てられてきたらしい。 「あなたも相手の人も準備ができた」と言われ、その相手の人は「横尾忠則」だと指定されたというのでした。 突然のことで、半信半疑でしたが、ぼくは彼女をテストしてみることにしました。 少し前にユリゲラーとテレパシーの送信実験をしたことがあるので、その方法でぼくの頭の中のビジョンを彼女に念として送ってみたのです。 その結果、彼女が本物であることを確信しました。 さらに、金銭的な要求も禁じられているといって、一切なかった。 こうしてぼく1人のための専属チャネラーが誕生したというわけです。 まだ日本にチャネラーという言葉もない頃です。 それ以来、彼女を通してコンタクトが始まりました。 トランス状態の彼女の口から、 「天使ミカエルの力の権限の一部を持ってる者だ」 という答えが返ってきました。 相手が宇宙人でなかったことに少し失望しました。 「えっ、天使!?」 という感じです。 「横尾は聖書を読んだり、天使の絵を作品の中に登場させていたことを我々は知っている」 とも言われました。 とにかくぼくの内外の出来事を完璧に調べつくしていましたね。 当時のぼくは、芸術的創造に行き詰まりを感じている時期でした。 「もう一つ自分の絵が思うように描けない」、 そんな話をすると天使は、 「実はそのことでカリキュラムを行おうとしている」 と答えてきました。 ぼくの芸術活動は、宇宙の原理原則に従ったところから表現されていくものでなければならない。 なのに、現実には現代美術にあまりにこだわり過ぎ、その制度に組み込まれること、 言い換えれば、現代美術界で大成したいという執着が強すぎる。 その執着を捨てなければならない。 そのためには、芸術ばかりでなく、家族、物質、仕事などへの執着を捨てる訓練が必要だと言って、 いろいろなカリキュラムが組まれ、いよいよ本格的な教育とサポートが行われようとしていたんです。 天使とのコンタクトが5~6回に達した頃でしょうか。 トランス状態になっている彼女の口から、突然いつもと違う言葉が飛び出しました。 誰だかわからずにいると、相手がピンボケのような状態で姿を現したんです。 長い金髪をした背の高い西洋人タイプの女性の生命体でした。 宇宙人的でした。 そう思ったぼくの心を読んだのか、 「怖いですか?では、あなたの好みの女性になりましょう」 と言って、完全な西洋美人になってくれました。 変身したのではなく、ぼくの脳に影響を与えてそう見えるようにしたんだそうです。 それにしても、こんなビジョンが見えたこと自体が奇跡に思えました。 「何て科学なんだろう」ってね。 実は、これこそ宇宙人だったのです。 女の生命体でした。 ぼくにまでビジョンが現れたんです。 ほかにもいろいろ超常現象が起こり、チャネラーを疑うようなレベルをすでに超えていましたね。 その宇宙人は自分がK(頭文字)というコードネームであり、ずっとぼくの夢を担当していたと語りました。 彼女が金星の基地から初めて地球に飛来(彼女は「降球」という言葉を使った)した時、 まず最初にぼくの絵の波動をキャッチし、以来ぼく自身に興味を持つようになったというのです。 以前、夢の中で出会ったハンサムな宇宙人は、実は彼女であり、ぼくが夢の中で勝手に男性にすり替えてしまったのだと説明されました。 気付くと、ぼくは彼女とともに、北極上空の地球磁気圏内に浮かぶ都市型宇宙母船の中にいました。 というより、そのビジョンを見せられていたんです。   UFOはどこから来るのかがよく話題となりますが、この母船は常に地球磁気圏内に停泊しているそうです。 そこで、彼女の仲間を3人紹介されました。 他は男性でしたが、出身地は異なるようでした。 中には、母船の中で誕生し、成長する人もいるということでした。 母船内にはたくさんの宇宙人がいましたが、東洋人的な顔立ち、西洋人風、背が高い者、低い者、と いろいろな種類の人たちがいるそうです。 北極の熊の足の裏にものすごく興味を持っていたり、紹介されると恥ずかしくてポッと顔を赤らめてしまったり、そんな少女っぽい人たちもいました。 UFOのことを、できればShip(シップ)と呼んでください。とも注文されました。 この女性の宇宙人とのコンタクトを機に、天使と宇宙人との合同コンタクトが始まりました。 宇宙人側のぼくの担当者は、彼女の他、もう一人の男性のKとSを合わせた3人。 Sは金星の芸術顧問で、油絵具の調合の仕方など芸術面に関することを一切担当してくれました。 女性の宇宙人は常にUFOで飛び回っていて、実際の訓練を担当するというよりも精神的なサポート役で、彼女だけがぼくのことを「タダノリさん」と呼んでくれるのがなんとなく嬉しくてね。 ぼくの心の訓練を担当してくれたのは主に男性のKと天使(神霊)で、特にKは、冗談好きの、宇宙人の中でも仲間から変わり者と言われている人物です。 ぼくが山下清の物まねをやると、大いに喜んでくれたし、「丹波哲郎だぞ」「おい、横尾、宇宙の電通だぞ」なんて冗談の好きな宇宙人で、時々天使に「これこれお、いい加減にしなさい」とたしなめられたりしていました。 ぼくはそんな時「ざまあみろ、怒られた」なんて言って彼を冷やかしました。 だけど、彼とのやり取りはある意味では楽しく快適でした。 もう、この頃になると、チャネラーの女性もトランス状態にならなくても、普通に、いつどんな時でも交信できるようになっていました。 その反面、彼のぼくに対する訓練は非常に厳しいものでした。 彼らの目的は、宇宙の摂理を踏まえたうえでの芸術活動をぼくにさせること。 そのためには、ぼく自身の肉体と魂のバランスを形成することが必要でしたが、ぼくには物事にこだわる性格があり、それがバランス形成の上で大きな障害となっていたんです。 その執着から解放されることが一番の重要課題でした。 彼らは、家族や芸術に関することなど、ぼくがこだわりそうな事柄を取り上げ、押し付けてきました。 それをテーマにされるだけで、ぼくの執着は深まり、深まると「執着を断て」と無茶苦茶な要求を言ってきました。 かなり高いレベルを要求されていましたが、彼らのぼくに対する調査では、ぼくがそのレベルに到達できる可能性を十分持っていると判断していて、その水準まで引っ張り上げようとしてくれていたのです。 しかし、ぼくにとって彼らの訓練は辛いものでしかなく、それゆえ、教官役のKとケンカしたり、 意地を張ったり、真剣にやり合ったこともたびたびでした。 気に触るようなことを言われて「Kさんにはプロジェクトから降りてもらいたい」と言ったこともあったけど、 そんな気の強い性格も、逆に喜ばれたりしたことがあります。 だけど、夜中、布団の中で彼を憎んだこともあった。 憎しみの波動は母船の中の彼に全部届いてしまい、僕のその波動にやられて、彼は3~4日間も カプセルの中で回復を待たなければならないということもあったんです。 宇宙人の肉体は、憎しみのようなネガティブな想念に非常に弱く、時には肉体の組織が破壊されて死に至ることもあると、後から天使に注意されました。 そんな日々でも、コンタクトは続行され、テレパシー能力を高める訓練に始まり、執着を捨てる訓練など、 彼らとのコンタクトが回数を重ねるうちに、ぼくは日増しに苦痛を感じるようになっていきました。 一生懸命やっているのにわかってもらえないというもどかしさも働き、 朝目が覚めると、その日のコンタクトのことを考えては憂鬱になり、いっそのこと死んでしまいたいとまで思うようになっていたんです。 自殺はしたくないけど、事故や病気でも死んでこの苦痛から解放されるなら何でもいい、というところまで思い詰めていた。 だけど、基本的には彼は物凄く愛に満ちた優しい人です。 時には霊界の両親や、三島由紀夫さんや、親しい今は亡き人たち、それに外国の有名な芸術家たちをぼくの求めに応じて、心霊の計らいで、つないで交信させてくれたりもして、なんとか頑張ってコンタクトを続けようとしました。 しかし、彼らとの付き合いは1年半ほどで終わりを迎えることになります。 「我々は君を肉体想念から解放するためにサポートしている。  しかし、愛情を持ってしている行為が、結果として君を苦しめているのなら、手を引くしかない」 という言葉を残して突然去って行ったのです。 コンタクトの体験を出版するように言われていたけど、人に知られるのが怖くて、本を書かなかったことも切られた原因の1つだと思いますね。 ぼくはしばしの開放感を得ることができましたが、同時にとてつもない寂寞感にも襲われたのです。 というのは、一方では信じられないほどの愛情と友情を与えられ続けていた��らです。 それから二日後、これは奇跡と言っていいでしょうが、新たなチャネラーというか、パートナーが現れ、 今度は、「愛」と「勇気」と「希望」の3つを兼ね備えた3人組の天使たちとのコンタクトが始まりました。 彼らとのコンタクトには、時たま、秋田のマリア様も参加してくれましたが、 以前のハードなコンタクトに比べると、「こんなのでいいのかな」と心配になるほど楽でした。 このコンタクトでは、以前���宇宙人は完全に姿を消してしまっていました。 だけど、天使に頼んで無理やり、どこの宇宙人でもいいからつないで欲しいと頼んだら、 見知らぬ宇宙人が現れました。 「誰ですか?」と尋ねたら、「今は内緒」と言ったのです。 このコンタクトも1年半ほど続きましたが、その途上、別の3人組のチャネラーが出現して、 最終的にぼくは日本の神界とコンタクトすることになりました。 日本の神様とのコンタクトは、いわばぼくにとっての最終ステージにあたるといってもいいでしょう。 日本の神様を中心としたステージが始まって間もなくの頃です。 天界を通して三島由紀夫さんからメッセージが来ました。 三島さんからは、最初のコンタクトの時代にも何度かメッセージが届き、宇宙というものは礼節あるいは礼道というもので保たれている、 それが最も大切なことであると教えられ、随分励まされました。 三島さんのメッセージが終わると、 「おい、横尾、元気か!」 という懐かしい宇宙人の教官Kの声が飛び込んできました。 返ってきたのです。 最初の連中、女の宇宙人も芸術担当のSも、いわゆる宇宙人3人組が。 「日本の神様に目をかけてもらうなんて、お前のエラくなったな。  あの頃は役割上、言いたくないことも言ったけれど許してくれな」 とひょうきんで冗談好きな彼の言葉は、ぼくの胸をつまらせました。 とにかく、以前サポートしてくれていた宇宙人、天使たちがウワーッと現れて、次から次へと再会の歓びのメッセージを伝えてきました。 ものすごい数の歓びのメッセージ、ぼくの目からは涙があふれ出し、どうにもとまらなくなっていました。 彼らも会えないと思っていたのか、泣いて歓んでくれました。 そしてなんと、大天使ミカエルも現れ、ぼくに励ましのメッセージをくれたのです。 そして彼らは素直に、我々の君に対するコンタクトは失敗だった、許してほしいと誤ったのには驚きました。 最初は我々には失敗はないと言っていたんですがね。 懐かしい彼らとの再会、「もう二度と会えない」と思っていた人々との再会で、コンタクト疲れていたぼくの心は、一気に回復していきました。 すべて神界の日本の神様の計らいだったのです。 そして、2回目に「今は内緒」といった宇宙人もこれからのコンタクトの新しい担当の一人だったのです。 あの時点でぼくの未来が決定していたんですね。 今ぼくは自立の時期に入っています。 直接的なコンタクトはなくても、彼らのメッセージはぼくの直感なり、想いなり、衝動による行動なりに込められ、 絵の制作を通じたり、日常の中でのさまざまな表現を通して、彼らからの波動とサポートを受けています。 UFOは呼べばいつでもぼくの視界に現れて、波動を送ってくれます。 彼らとの付き合いには確かに辛いこともたくさんありましたが、その中でさまざまなことを学ぶこともできました。 「インディペンスデイ」に登場するような宇宙人が決していないとは言い切れません。 しかし、少なくとも、現在地球上の至る所でコンタクトしている宇宙人たちの大半が、 地球人が一刻も早く目覚め、自立して、自分たちの仲間となることを望んでいるように思います。 人間には、死後に生まれ変わり何度も地球上で転生を繰り返す人と、霊道を通り抜け宇宙新人類として再生する人もいます。 宇宙人の中にはかつて地球人として生きた人も少なくありません。 彼らが求めているのは、少しでも多くの地球人が輪廻の輪を抜け、高次元の意識体として成長することです。 カルマを生産し、輪廻の輪から脱することを望んでいるはずです。 その手伝いをするために、彼らは地球を訪れ、さまざまなサポートをし続けています。 以前、彼らからコンタクトできる条件を教えてもらったことがあります。 「純粋であること」 「素朴であること」 「無垢であること」 「謙虚であること」 「神への敬虔な気持ちを持っていること」 の5つです。 この条件を満たすことは人間にはなかなか難しいそうですが、それでも彼らはサポートを諦めません。 その根底には、かつて自分たちも地球人であった時代があったからだと思います。 地球人も宇宙人の一種です。 宇宙には宇宙連合や銀河連合といった地球の進化をサポートする組織が確かに存在し、 その連合に属さない星の方が少ないくらいだという。 地球が遅れているのは事実です。 最終的には一人ひとりが霊性に目覚めて、自立した生き方が大切になってくるのだと思います。 肉体に翻弄されていることに気づき、魂に忠実に従うことで、宇宙と共存できるはずだと彼らは言いたいんだと思います。 でなきゃ、人類のネガティブな欲望の想念によって、地球を破滅させないとも限らない。 ぎりぎりのところにきているとでも言いたいように、ぼくには思えて仕方がない。 ぼくに関して言えば、このコンタクトはまだまだ新展開を見せるような気がしてなりません。 「彼らには、芸術には狂気が必要だと教わったんです。  それまでネガティブにとらえてたんだけど、あらゆる角度から説明を受けました。」 いまでも油絵の具の調合は、宇宙人に教えられたとおりに行っている。
横尾忠則氏の宇宙人とのコンタクト体験・全告白 | 風変わりな日記  https://ameblo.jp/0405ryu-i-s3017/entry-11527933641.html 横尾さん、ちょっと病んでいたんではなかろうか…。
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sakura-whirlwind-blog · 5 years ago
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【小説】JOKER 第二部ジョーカーvsラットマン
第一章 異邦人
 〈1〉
   慶田盛探偵事務所所長慶田盛敦は、たった一人の事務員兼秘書三島陽菜と仕出し弁当で昼食を取っていた。
 応接セットはそれなりのものを使っているが、職員の机は開業した時のまま、譲り受けたスチール机と華奢な椅子だけだ。
「所長、お昼が終わったら相談一件、二時半から地裁掛け持ちですよ~」
 呑気な口調で陽菜が言う。
 陽菜は敦より二十歳ほど年下の娘のような女性だ。
 元々長年に渡り陽菜の母親が事務と秘書をやっていたのだが、失業中の娘をどうにかしてほしいというので採用したのだ。
「相談は日本人ではない��て話だったね」
「はい、日本語があまり上手では無かったですし」
「友人が殺人事件の容疑者にされたと」
 つたない日本語と慣れない事務では詳細は望めない。
 殺人事件の容疑者という事で早くも脳裏に三浦探偵事務所への連絡が浮かんでいる。
 日本では立件されたが最後99%が有罪となる。
 それを嫌がらせのように押し下げようとしているのが、慶田盛弁護士事務所と三浦探偵事務所だ。
「殺人事件って本当に多いですよね~。どうして年間百件に収まるのかな?」
「それを知った所で僕らの仕事が減る訳ではないよ」
 言って慶田盛は弁当を食べ終わって、簡素なシンクで軽く洗って事務所の前に弁当箱を出す。
 そこで薄暗い階段を上ってくる浅黒い肌の青年と目が合った。
「時間早かったですか?」
 青年の言葉に敦は頭を振る。
「いや。僕が事務所にいる時間ならウェルカムだよ」
 慶田盛はドアを開いて青年を招き入れる。
 陽菜も弁当箱を洗っている所だ。
 青年を応接セットのソファーに座らせると陽菜が湯飲みを差し出す。
「あの、これ、お茶ですけど、コーヒーや紅茶の方が良かったですか? 普段は何を飲んでるんですか?」
「気にしない、いいよ。お茶飲める。ケダモノセンセイ?」
 青年が顔を向けてくる。名前が一字違うだけで犯罪者のようになるのはなぜだろう。
「ケダモ、リ。ね。ケダモノだと犯罪者になってしまうからね」
 慶田盛は冗談めかして言う。
「日本語難しいね。やっぱり分かってきたよ」
 青年がポケットからスマートフォンを取り出す。
 Google翻訳にした方が手っ取り早いと判断したのだろうか。
「センセイこれ見る」
 音量を絞ったスマートフォンの暗い映像の中で、人間の姿が揺らめいている。
 だが、暗いと思ったのは無数の黒い物体のせいだった。
 首から上はシャンプーハットを逆さにして守っているが、全裸の身体に無数のネズミが食らいついているのだ。
 映像の中の女性が声の限りに叫ぶが、ネズミは本能のままに肉を貪る。
 慶田盛は食べたばかりの昼食が逆流するのを感じる。
 仕事柄死体の写真は見慣れているが、死んでいく姿を見る事は稀だ。
「これが被害者なのか?」
 慶田盛の言葉に青年が頭を振る。
「ニャンの妹。ニャンはヤクザを殺したと言われて警察に捕まった」
「どういう事かな……この映像は被害者ではないと?」
 こちらの言う事はちゃんと分かるらしい。青年が首を縦に振る。
「フホウタイザイシャだけど、フホウタイザイシャじゃない。二百万円払って日本に勉強に来たよ」
 それを聞いて慶田盛はヤクザの外国人ビジネスを考える。
 発展途上国で日本で日本語と職業の勉強ができると言って人を集める。
 集めた人間を女性なら性風俗、男性なら肉体労働で強制的に働かせるという訳だ。
 しかも、金を払っているのに違法な形で就労している為に警察に訴える事もできない。
「ヤクザが殺されて、この映像を見つけた警察が僕たちがフクシュウしたんだと決めつけた。でも、家族や仲間がどこでどんな風に働かされているか、僕たちには分からないね」
「このスナッフビデオが出て来たから、ヤクザを殺したのは外国人だという話になった訳か」
「たぶん、そう」
 青年の言葉に慶田盛はため息をつく。
 いつもながら警察の短絡的な発想には驚かされる。
 映像の被害者の兄だから、ではなく、外国人だから、という理由が正解なのだろう。
 強制送還で母国の警察に引き渡してしまえば万事解決だ。
「状況は分かった。詳しいアリバイ何かは当事者のニャンさんに聞かないと分からないだろうね」
「ニャンはもっと訳が分かっていないね。ビデオも見てないと思うね」
「それは分からないだろうね。でも、弁護する為には本人と契約しなきゃならないんだ。それと、君の名前を聞けるかな」
 映像で驚いてしまったが、最初に聞くべきなのは相手の素性だった。
 慶田盛は待ち受ける裁判を思い身体を奮い立たせた。
  〈2〉
  「さみー。何でヒーター壊れてんだよ」
 屋内でダウンジャケットを着た健が、真夏の蠅のように両手をこすり合わせる。
「いきなり大金使ったら税務署に嗅ぎつけられるからでしょ」
 こちらもダウンベストを着た加奈が身体を丸めて言う。
 三浦探偵事務所は目下冬将軍と熾烈な戦いを繰り広げている。
 コートに身を包んだ清史郎は残念な思いで石油ファンヒーターを眺める。
 五年ほどしか使っておらず、特に壊れるような事もしていないのだが、十二月に入りいよいよという所でスイッチを入れた所全く反応しなかったのだ。
 ファンヒーターくらい買っても税務署は動かないだろうが、先の事を考えるとジョーカーとして稼いだ金はなるべく温存しておきたい。
「そもそもさ、何で調査費用が十万円とかなんだよ。一週間以上かかってんだからもっと取らねぇと割に合わねぇだろ」
「私一人の時はそれでもやれてたんだ」
 清史郎はため息をつく。健と加奈はよくやってくれているが、急に価格を上げたりしたら慶田盛探偵事務所が潰れてしまう。
「私、あんまり役に立ってないのかな」
「そりゃ、俺たち寒がってるだけだもんな」
「営業に行けとは言わないよ。仕事が増えてもこなせないんじゃ意味がない」
 清史郎は苦笑する。
 実際、健と加奈は充分に捜査の役に立っているし、依頼もこれまでにないほど順調にこなせている。
 ――問題は価格設定か――
 清史郎は今更ながらにどんぶり勘定の事務所の事を考える。
 商店街の好意が無かったら今頃廃業していてもおかしくないのだ。
 と、事務所の電話が着信を告げる。
 すかさず加奈が電話に応答する。
「はい、三浦探偵事務所でございます。はい……ああ、慶田盛さん?」
 声のトーンが余所行きのものから身内のものにトーンダウンする。
「……今から、いいですけど……二時半から地裁だから? ミンさんを置いていく?」
 加奈の通話を傍から聞いているだけではさっぱり意味が分からない。
「分かりました」
 言って受話器を置いた加奈が顔を向けてくる。
「ヤクザが不法滞在者を使ってスナッフビデオを作ってて、ヤクザが殺されたから犯人は不法滞在者だって事になって、ミンさんの友達のニャンさんが警察に捕まったんだって」
 要点をまとめた話だが、まとめられ過ぎていて話を理解しづらい。
「詳しい事は慶田盛さんとミンさんから。で、慶田盛さんは二時半から地裁で裁判があるから、長居はできない」
「相変わらずあのオッサン、無茶振り半端ねぇな」
「それだけ多くの人に信頼されてるんだよ」
 清史郎は健に答えて言う。
 加奈がガスコンロで茶を入れる為に湯を沸かし始める。
「なぁ、ジョーク、スナッフビデオって何だ?」
 手持ち無沙汰な様子の健が訊いてくる。
「殺人の様子を写したビデオや死体を損壊するビデオだな」
「それって写したヤツは殺人犯か死体損壊じゃねぇのか?」
「殺人ほう助にも相当するな」 
 清史郎が言うと健がPCのキーボードを叩く。
「どの道ヤクザが人殺しをしたって事には変わりないんでしょ?」
「今の段階では何とも言えないな」
 清史郎は腕組みをして言う。
 ジョーカー事件で矢沢が失脚した為、矢沢組は現在若頭の緒方が臨時的に取り仕切っている。 
 新庄市でトップにならないという事は、緒方にはそれなりに慶田盛や清史郎のリスクが見えているという事になるだろう。
 だとすれば、理性的な緒方がスナッフビデオなどというリスキーでリターンの小さいビジネスに手を染めるとは考えにくい。
「問題は殺されたヤクザが本当に不法滞在の外国人によるものなのかって事だ」
 清史郎はかじかむ手を揉みながら言う。
 加奈がガスコンロをつかっているせいか室温が幾らか上がった気がする。
「警察はそう考えてるんだろ」
「もっと穿った見方をすれば、日本語も満足に話せない外国人を犯人に仕立て上げて、強制送還で証言できないようにすれば検挙率を上げられるという話にもなるな」
 健に答えて清史郎は言う。
 目下最も高い可能性がそれなのだ。
 ヤクザの死体発見がいつで、被告がいつ逮捕されたのか不明だが、殺人事件がそんなに簡単に解決する訳が無い。
 ドアが開き、慶田盛と浅黒い肌の東洋人が姿を現す。
「清史郎、すまん。次の裁判まで時間が無い」
 慶田盛が息を切らして言う。
「分かった。そこの……ミンさんから話を聞けばいいんだろう?」
「また後で話を聞かせてくれ」
 慶田盛が慌ただしく事務所を出ていく。
「どうぞおかけ下さい」
 加奈がミンを事務椅子に誘導する。
 座面の破れていない唯一の椅子だ。
「私たちは依頼者の秘密は守る。盗聴の心配は無用だ」
「まぁ、絶対の防諜ってのは無ぇんだけどな」
 健が余計な事を言う。
 ミンがスマートフォンを取り出して経緯を語る。
「ジョーク、すまねぇ、俺、トイレ行ってくる」
 スナッフビデオを見た健がトイレに行こうとする。
「ちょっとあんた我慢……」
 加奈が胃袋の辺りを押さえて言葉を詰まらせる。
「二人とも、トイレは一つだからな」
 清史郎が言うと二人が先を争うかのようにしてトイレに向かう。
「殺されたヤクザの事は?」
「私たち知らない。分からないよ」
 ミンが皆目見当がつかないといった様子で言う。
「つまり現状では訴えの被害者すら分からないという事か……」
 拘留中のニャンに会いに行かない事には、殺されたヤクザの名前も分からないという事だ。
 慶田盛が弁護士として拘留中のニャンに会いに行く事は正当な権利として認められるが、清史郎は会いに行った所で面会すらさせてもらえないだろう。
「うえぇ~、今日絶対うなされるわ、これ」
 げんなりした様子で健が戻ってくる。
「殺されたヤクザはヤザワグミとかいうヤクザ」
 やはり、と、言うべきか。新庄市最大、関東広域指定暴力団ともつながりの強いヤクザだ。
 健がヘッドフォンをつけてPCの操作を始める。
「矢沢組構成員畑中猛二十八才。住所は市内。仕事は外国人労働者のブローカー。矢沢組の方から捜査依頼をかけたらしい」
 健が早速情報を拾って来る。何度か新庄市警に侵入し、健に言われた通りに機材を設置して来たのだ。
 お陰で警察のデータベースは好きなように見る事ができる。
「現場の写真って……これもスナッフ何とかじゃねぇか!」
 PCの画面からのけ反るようにして健が言う。
 風呂の椅子程度の椅子に立たされ、首に輪をつけられた男が吊るされており、回転ノコギリが片足に押し当てられる。
 それもすぐに切り落とすのではなく、職人が金箔を張るようにゆっくりと嬲るようにだ。
 被害者のヤクザは何とか首つりを逃れようとする。
 映像を早送りすると片足が切り落とされた時点で、まだヤクザは持ちこたえている。
 覆面をした男がヤクザの頭から蜜のような粘液室のものをかける。
 覆面をした男が消えると画面に丸々と太った無数のネズミが現れる。
 ネズミたちが先を争うようにヤクザの身体に食らいつく。
「何、今度は拡大して見てんの?」
「違うって。こっちは殺されたヤクザの方だ」
 戻って来た加奈に答えて健が言う。
「殺人の手口を見ると同一犯のようだな」
 清史郎は考える。
「健、ミンさんの映像とこの殺人現場の映像の場所を比較できるか?」
 清史郎の言葉を受けて健がキーボードを叩く。
 ミンのデータが引き延ばされ、画面に表示される。
 二台のディスプレイにそれぞれの殺人現場が表示される。
 部屋はどちらもコンクリート打ちっぱなしの地下室のような光源の無い部屋だ。
 もっとも、被害者は絶叫しているだろうから防音も兼ねているのだろう。
「似てるけど……違う」
 画面を観察しながら加奈が言う。
 一見すると同じような部屋に見えるが、加奈は早くも何か発見したのだろうか。
「被害者の目。光の映り込みがニャンさんの妹さんは左右からなのに、ヤクザは正面全体になってる」
 加奈に言われて観察すると確かに被害者の瞳に反射している光の光源が違う。
「床もホラ……最初の部屋はフローリングっぽいのに、二回目の部屋は床がリノリウムみたいにフラットになってる」
 加奈がグロテスクな映像を確認しながら言う。
「つまり殺害現場は別という事か」 
 清史郎は腕組みをして考える。
「死体遺棄現場の映像出すぜ」
 健が言うとヤクザの方の画面に静止画像で全身を食い荒らされ、正体不明になった男の映像が映る。
 場所は矢沢組の門の前、車から放り出されたらしく血が飛び散っている。
 少なくとも遺棄された時点では瀕死とはいえ息はあったという事か。
 死体の傍らにはスナッフビデオのDVDのディスクの入ったケース。
 これは死体を放置した後に放られたものらしい。
「こりゃ矢沢組キレるって」
 健がため息をついて言う。
「指紋や遺留物は?」
「ケーサツそこまで調べてねーよ」
 健がミンが持ってきたのと同じ映像を画面に表示させる。
 画面が分割され、加えて七件のスナッフビデオが映し出される。
「つまり、八人の外国人が殺されたから、同じような方法でヤクザを殺したって考えた訳?」
「そーゆー事らしいぜ? これまでの八人は死体も出てねぇんだし、模倣犯の線が濃厚だ……と」
 加奈に答えて健が画面に事件のファイルを表示させる。
 被害者は十二月三日、矢沢組の門の前で見つかった。
 矢沢組は警備会社と契約しており、門には監視カメラがあったがタイムラプスビデオで軽トラックが近づく所と去る所しか映されていない。
 タイムラプスビデオとは長時間録画をする為に数秒間に一コマの映像となっている。
 従ってタイミングを知っていれば数秒間は完全に画面から消える事ができるのだ。
 画面に移された軽トラックは流通量の最も多いハイエース。
 ナンバープレートには段ボールで覆いがしてあり陸運局に問い合わせる事はできない。
 運転席に映っている運転手と助手席の人物は目出し帽子を被っており性別の確認もできない。
 DVDを見た刑事課は市内の工場で不法滞在で働いているニャンを逮捕。
 強制送還の方向で事件は解決に向かっている……。
「不法滞在者による狂気の大量殺人……これが警察のプレス発表だっての?」
 加奈が声を上げる。
「ええと……現在国内には多くの外国人がおり、犯罪が頻発しています。今回の事件はこうした外国人の起こした猟奇的なものであり、日本国民が傷つけられるという最悪の事態を引き起こしました。警察は今後外国人の取り締まりをより厳重なものとし、厳罰化していく所存です」
 健が警察発表の草案を読み上げる。
「何かおかしくない? 仮に八件と別の犯人だとしても、殺されているのは外国から来ている人なんでしょ?」
「論点をすり替えているんだ。事件が起こった事が問題ではなく、外国人がいる事が問題なんだとな」
 加奈に答えて清史郎は言う。
「誰がどこで働こうと勝手じゃない。それに外国人の人たちは保険や年金も使えないんでしょ?」
「日本人の税金を外国人に使うな、って意見の方が多いみたいだぜ?」
 プレス発表より先に漏洩したネットニュースに反応した人々の書き込みを健が表示する。
「外国人が日本に来て死ぬのは当然の結果か……モラル低下もここまできたか」
 清史郎は苦い気分で言う。安い労働力として何の保障もなくこき使っておきながら犯罪者扱いする。
 外国人がアジアから来ている場合には特に顕著だ。
「この事件、このままじゃダメだよ。ね、ジョーカー」
 加奈の言葉に清史郎は頷く。
「まずは警察側の発表を覆さないとな」
 清史郎は合計九件のスナッフビデオを画面に表示させる。
 犯行個所は三か所と見られ、外国人が殺されている映像と畑中の殺されている場所が同じものが二つ存在している。
「ホラ見ろビンゴだ」
 健が声を上げる。これで九件の事件は同一犯の可能性が高くなった訳だ。
「そもそもこれだけ大量のネズミを飼育しておける環境が必要なんだ。模倣しようとしてもネズミを急に揃えるなんて事ができる訳が無い」
 清史郎の言葉に加奈が画面の一転を指さす。
「白いネズミ! どの映像にも必ず白いネズミが映ってる」
 よくよく見れば薄汚れているがグレーに近い灰色のネズミがどの映像にも混じっている。
「よっしゃ! これで犯人は同一犯ってこったな」
 健が声を上げてPCのキーボードを叩く。
 事件現場の映像とネズミの映像をまとめてファイリングする。
「でも真犯人に近づいたって訳じゃない」
 加奈が苦い表情で言う。
 確かに警察のロジックは崩せるが、肝心の犯人については不明のままなのだ。
「警察の野郎、市内の外国人を抜き打ち調査するつもりみたいだぜ」
 データを引き抜いた健が眉を顰める。
 大規模な取り締まりをすれば市民の目が逸れると考えているのだろう。
「この事件を起こしたのが何人かなどという判断は現段階ではできない。まずは事件の真相を探る」
 清史郎の言葉に健と加奈が頷く。
「よろしくオネガイシマス」
 ミンが小さく頭を下げた。
  〈3〉
 
  清史郎は新庄市警本部の窓口を訪れている。
「三浦探偵事務所の三浦清史郎です。捜査一課の風間警部補にお話しがあります」
 周囲が警察官だらけという落ち着かない環境下で、清史郎は周囲を観察する。
 事件の事を知っている者も多いのだろう、清史郎が来ただけでおおよその要件は掴めているようだ。
「まずはアポイントメントをとって下さい。取材であれば後日広報が応対致します」
 窓口の女性警察官が言う。
「これから警察が嘘たれ流そうとしてんだよ! 証拠持って来てやったんだぞ!」
 健が声を上げると周囲の警察官の目が集中する。
「情報提供です。警察が入手されているスナッフビデオに関して重大な証拠がありました。お会いできないと言うのであればインターネットで公開します」
 清史郎の言葉に受付の警察官が動揺を浮かべる。
「インターネットは情報として証拠能力を持ちません。情報をどのように流されようと結果は変わりません」
 上席らしい警官が窓口に現れて言う。
「そうでしょうか? ではスナッフビデオも画像加工された証拠能力の無いものとみられるはずです。それを根拠に犯人を捜される事の正当性を伺いたい」
「捜査情報はこちらからは漏らせん。貴様どこから情報を得た?」
「矢沢組です」
 清史郎の言葉に警官が気圧されたような表情を浮かべる。
「少々お待ち下さい」
 矢沢組の名前を出した途端、警官の態度が変わり内線で電話をかける。
 ややあって捜査一課の風間真一が姿を現す。
 髪をオールバックにした固太りの男で二人の警官を従えている。
「どうぞこちらへ」
 睨みつけるようにしながら顎をしゃくる。
 清史郎は二人を連れて警察署の廊下を歩く。
 盗聴器は手にしていないが、仕掛けてある盗聴器は作動している。
 三人は風間に続いて取調室に入った���
「ワレ、矢沢組の名前だしてどういうつもりじゃゴルァ!」
 風間がスチールのデスクに拳を叩きつけて声を上げる。
「被害者の一人は組員でしょう?」
「ア、   コラ、適当抜かすと任意同行でしょっ引くぞ」
 風間が息がかかる程の距離に顔を近づけてくる。
「一つ忠告する。矢沢組の組員が被害者になっている事件で、適当な真似をすれば報復を受ける事になる。立件した後に模倣犯が出て矢沢組の組員に死者が出た時どう落とし前をつけるつもりなのか伺いたい」
 清史郎の言葉に風間の顔色がどす黒いものとなる。
「随分上から目線じゃのぉ、警察ナメとんのかドルァ!」
「目線の問題ではなく、事実を申し上げたまでです。今後同様の事件が起きた時、矢沢組に対してどう釈明するつもりですか?」
 清史郎の淡々とした口調に風間が奥歯をぎりりと鳴らす。
「なんぞ証拠があるんかい。出せるもんなら出してみぃや!」
 清史郎は健の肩を叩く。
 健が落ち着かない様子でDVDディスクを取り出す。
 DVDを手にした風間が顎をしゃくると警官がノートPCを抱えて慌てて戻ってくる。
 DVDの映像を見ていた風間の額に汗が滲む。
「映像情報から判断する限り、全九件は同一犯の可能性が濃厚です。外国人が報復したというシナリオは使えません」
 清史郎の言葉に風間が鼻白む。
「だからなんじゃ、映像が証拠になるとでも思うとるんか」
「そっくりそのままお返しします。映像証拠で外国人を摘発するんですか?」
 清史郎の言葉に風間がスチールデスクを殴りつける。
「ド畜生の三流探偵が!」
「矢沢組の体面、もう少し慎重に捜査された方がよろしいかと」
 清史郎の言葉に風間が舌打ちする。
「去ねや! 顔も見たくないわ!」
 言うだけ言って室内から風間が出ていく。
 これで風間はプレス発表を控えるだろう。
 警察が体勢を立て直す前に真犯人を捕らえて起訴するのだ。 
 
 
〈4〉
  「もーやだ。警察行きたくねー」
 警察署を出た健ががっくりと肩を落として言う。
「任意同行って、何の容疑だっつーの」
 加奈が肩を怒らせる。
「これから何度でも相手をする事になるんだ。慣れておけ」
 清史郎の言葉に二人がため息と共に首を縦に振る。
「で、これからどーすんだ? 警察のプレス発表遅らせただけだぜ」
「矢沢組だ。これからようやく捜査ができるんだ」
 清史郎が言うと健がさも嫌そうな表情を浮かべる。
「警察の次はヤクザなんてどんな厄日だよ」
「そういう職業なんだよ」
 清史郎は改造したフォルクスワーゲンビートルに乗り込む。
 健が後部座席に、横に加奈が乗る。
 清史郎はエンジンをかけながら矢沢組の短縮ダイヤルを押す。
『はい、矢沢組です』
「三浦探偵事務所の三浦清史郎と申します。若頭の緒方さんに取り次いで頂けますか?」
『少々お待ち下さい』
 清史郎が車を走らせていると、ややあってよく通る低い声が響いた。 
『緒方です。三浦探偵事務所様がどういったご用件ですか?』
「昨日未明に玄関で殺されていた畑中氏の事件を調査しております。是非一度現場を見せて頂きたく思いご連絡させて頂きました」
 清史郎が言うと一瞬間を開けて。
『その事件については警察は既に解決したと言っています』
「それを覆す証拠が出たのです。警察はこのまま冤罪を推し進めるでしょうが、それが矢沢組にとって有益だとはとても思えません」
『覆す情報?』
「全九件の画像を確認した結果、犯行は同一犯によるものである可能性が濃厚になりました。畑中氏が殺されたのは外国人による報復という事は文脈から読み取れません」
『そういう事であれば……』
「これからお伺いさせて頂いて構いませんか?」
『現場は若い衆に命じて掃除してしまいましたが……』
「可能な限り可能なものを収集させていただきたいと思います」
『分かりました。調査の邪魔にならないよう手筈を整えます』
 言った緒方が電話を切る。
「何かヤクザのが警察よか紳士的じゃね?」
 後ろで聞いていた健が言う。
「実るほどに頭を垂れる何とやらでな、力を持ってるヤツの方が謙虚なんだよ。まぁ、怒らせれば話は別だがな」
 清史郎が言う脇で加奈が頷く。
「私たちは貧乏でも謙虚じゃない?」
「お前たちは充分人間ができてるよ」
 清史郎は苦笑して言う。
 今回の事件はまだ何の手がかりも無いに等しいが、この二人が居れば難解な事件も解決できる筈だった。
  「ご苦労様です。緒方です」
 鋭角的な顔立ちの、ビジネスマンといった風体の細身の男と清史郎は握手を交わす。
「三浦探偵事務所の三浦清史郎です」
 清史郎が言うと緒方は軽く息を吐いた。
「堅苦しい話は無しで行きましょう。同一犯の証拠というのは?」
 清史郎は健の肩を叩く。
 健がラップトップを叩いて画像を表示させる。
「犯行現場、殺害方法、殺害に用いたネズミが一致するんです」
 清史郎はかいつまんで言う。
「なるほど、確かに。しかし、彼らが同胞を殺したという見方もできるのでは?」
「そうなると犯人がどのようにターゲットを絞っているのかが不明になります。畑中さんは明らかに日本人ですから」
 清史郎の言葉に緒方が顎を摘まむ。
「畑中は外国人労働者を買うブローカーをしていました。シノギとしては小さなものです。外国人労働者から恨みを買う事は充分に想像できます」
「確かにその通りです。だとするなら同胞を殺した事は……」
「理屈に合わない。確かに。ではこの事件は外部何者かによる意図的なものであると?」
「意図は分かりませんがね。玄関の監視カメラの映像を見せて頂いて構いませんか?」
 清史郎が言うと緒方以外の組員が身体を固くする。
「ご自由にご覧下さい」
 清史郎は緒方についてモニタールームに向かう。
 矢沢組の周囲と内部を写したカメラ映像が二十四枚並んでいる。
 清史郎は潜入した事があったが、これだけの監視カメラを潜り抜けるのは至難の業だった。
「犯行の映像が映っているのは玄関のカメラだけでした」
 緒方が言うと組員が畑中が捨てられていく一瞬を映し出した。
「残念ながら映像は捨てる前と後しかありません」
「タイムラプスビデオでは仕方がありません。ですがここに見逃せない点があります」
「ここに?」
「まず、タイムラプスビデオの六秒の間に瀕死の畑中さんを捨てなければならなかった。これは玄関のビデオのタイムラグを知らないと不可能です」
「内部犯という訳か?」
 緒方の口調が苦いものとなる。
「更に六秒という事を考えると、一度車を停めてから降ろす時間的余裕は無かったはずです。だとすれば荷台に最低二人は乗っていないと実行は困難。即ち運転手と助手席に人間を合わせ最低四名は犯行に必要だったという事です。従って単独犯という事はあり得ません」
 清史郎が言うと健と加奈も驚いたような表情を浮かべる。
「タイムラプスビデオに映っているという事は時速二十キロ以下に減速していたことは間違いないでしょう。大人二人で荷台から放り投げたと考えるのが現実的です」
「つまりはこの映像を入手できる者で、なおかつ四人以上のグループという訳だな?」
 険しい顔で緒方が言う。
「そういう事になります」
 清史郎は二十四枚のディスプレイを眺める。
 普通の人間は他人の家の防犯カメラの映像など入手できない。
 しかし、警備関連の企業に勤めていたり、矢沢組を出入りする人間の数を考えると途端に関連する人間の数は多くなる。
「組員では無いと信じたい。あのような拷問を無差別に行う組織だと思われれば商売が成り立たなくなる」
 緒方が眉間に皺を寄せる。口調こそ穏やかだが、犯人が目の前にいれば問答無用で殺すかも知れない。
「畑中さんの当日の動向は分かりませんか?」
「畑中はフューチャー人材ネットという会社の社員をしていました。会社の方に記録が残っているはずです」
「その会社は……」
 清史郎が訊こうとすると緒方が口元に薄い笑みを浮かべた。
「現代の奴隷商人ですよ」
 本当に恐ろしいのは風間のようにがなり立てるのではない、こういった事を涼しい顔で言える人間なのだ。
  〈5〉
  「ヤクザって結構マトモっぽくね? もっと警察みたいに怒鳴られるのかと思ったぜ」 
 フューチャー人材ネットに向かう途中、キーボードを叩きながら健が言う。
「私は何か怖かったな。人があんな惨い殺され方をしてるのに」
 加奈が恐ろしいものでも見たかのような口調で言う。
「ヤクザはナメない方がいい。殺す時は問答無用だし、殺されても死体なんぞ出てこないからな」
「マジっすか?」
 健が声を上げる。
「お前、工事現場で働いてたのに何も聞いてないのか?」
「現場とヤクザっすか? 仕事を回してもらうとかあるみたいっすけど」
「コンクリートミキサーに死体を放り込んでみろ、DNAも出てこないぞ。大型の開発やビルなんかじゃ何人砂粒になってるか分からない」
 清史郎が言うと加奈が首を竦める。
「怖っ!」
 健が声を上げる。現場勤めが長かったから光景が想像できたのだろう。
「で、これから行くフューチャー人材ネットってのはどんな会社なんだ?」
「黒い人材派遣会社っすね。有給が使えないとか、病欠したくても電話がつながらないとか」
 検索していた健が言う。
「良かったぁ~。私登録しようとしてたんだ」
「やめとけやめとけ。解雇通告無しに解雇して保証金も払わない会社だ」
 加奈に答えて健が言う。
「まぁ、ヤクザが経営している人材派遣会社だからな」
 清史郎は苦笑する。元から人材派遣などという業態は真っ当ではない。
 労働量が同じでも正社員のように保障がある訳ではなく、退職金も出ないのだ。
 気概があるなら独立した方がまだまともな人生を歩めるだろう。
「世の中にまともな部分がどれだけあるかって考えちゃう」
「考えるだけ無駄だって。この会社が不法滞在の外国人のブローカーの表の顔なんだろ」
 健が加奈に答える。
「腐る大捜査線かぁ~」
 加奈の言葉に清史郎は小さく噴き出す。
 昔似たような名前の刑事ドラマがあったからだ。
 近くのコインパーキングにビートルを停め、フューチャー人材ネットの入った雑居ビルに足を踏み入れる。
 フューチャー人材ネットは広さは三浦探偵事務所とさほど変わらないものの、水色の絨毯が敷いてあり、パーテーションで区切られた現代的な雰囲気の事務所だった。
「三浦探偵事務所の三浦清史郎です」
 清史郎が受付で言うと奥から同年代のハゲタカを思わせる痩せた男が出て来た。
「フューチャー人材ネット代表鴻上純也です」
 名刺を交換し、パーテーションで区切られた面談室に案内される。
「緒方さんから話は聞いています。可能な限り協力しろと言われています」
 清史郎は内心で頷く。緒方は既に手を回してくれているらしい。
「まず、畑中猛さんの一昨日の勤務状況を伺えますか?」
「九時五時ですね。実際には六時半まで残業、以降は一人で帰っています」
「寄り道、例えば行きつけのバーなどはありませんか?」
「最近の若い子はあまり飲まないようですね。オフの事は残念ながら分かりません」
「勤怠について最近異常はありませんでしたか?」
「ありません。何故いきなり死んだのか分かりません」
 鴻上は本気で当惑しているようだ。
「念のため畑中さんの住所と電話番号を伺えますか?」
 鴻上が持参していたラップトップを操作する。
「住所は新庄市高台十二―五メゾンハイツマンション五〇五。電話番号は070―××××―××××です」
「御社は海外の人の派遣も行っていたそうですが、トラブルはございませんでしたか?」
 清史郎が言うと鴻上は意外にも同様した素振りも見せなかった。
「海外の人材とのトラブルは特にありませんでした。彼らは日本では地盤がありませんし、地元ではヤクザの力が強い。ご存知無いかも知れませんが世界最大のマフィアは日本の組なんですよ。経済力で言うと最大の組だけで日本の企業上位六位の八兆円の規模になります。弱小国家など相手になりません」
 鴻上にとって組に所属する事は汚名では無いようだ。
「つまり逆らう事など思いもよらないと」
「そういう事になりますね。もっとも現地では現地人を使っていますが」
 鴻上が言った所で四人に茶が運ばれてくる。
 剣呑な話をしているはずだが、事務員に動じた風は無い。
「同業他社とのトラブルは考えられませんか?」
「日本のヤクザは互いに杯を交わして兄弟となっています。互いのビジネスに悪影響を及ぼす事は代紋に泥を塗る事になります。それは断じてありません」
 最もありそうな可能性が早々に否定された。
 もっとも、あったとしても表ざたにはできないという所もあるのだろう。
「単刀直入にお聞きしますが、殺された事に心当たりはありませんか?」
「ありません。あったとすれば、殺された外人が高跳びしたと考えて探し出そうとしていた事くらいです」
「では外国人労働者の死亡も知らなかったと」
「寮の連中も突然消えたと言っていたくらいです。とはいえ隠している可能性もありましたので地元とも連絡を取って探してはいました」
 フューチャー人材ネットは消えた外国人労働者を捜索していた。
 実際に捜索していたかどうかはミンなりニャンなりに訊けば分かるだろう。
「では捜索中に殺されたという可能性もある訳ですね?」
「何をしている最中だったかは分かりかねます」
 鴻上が答える。これ以上質問しても有意義な答えは返ってこないだろう。
「外国人労働者の寮のある場所を伺えますか?」
「パレステラスガーデンの二階が寮になっています」
 清史郎はパレステラスガーデンの住所を控えると健と加奈を連れてフューチャー人材ネットを後にした。
  〈6〉
   清史郎は家主に事情を言って鍵を開けてもらい、畑中のマンションを訪れていた。
 ワンルームの壁の薄い建物で、床にはカップ麺とスナック菓子の袋が散乱している。
「健、あんたの部屋とどっちが汚い?」
「せめてどっちが綺麗って聞き方しろよ。俺の部屋の方がきれいだって!」
 健が加奈に応じて言う。
「健、PCで分かる事を探ってくれ。加奈は俺と一緒に部屋の中を探ってくれ」
 清史郎が言うと健が畑中のPCに取り付き、加奈が口元をハンカチで押さえながら部屋の奥へと入っていく。
 健が持参したPCを畑中のPCに接続して操作し始める。
 画面上でパスワードの黒い●が点滅している。
「健、何をしているんだ?」
「パスワードを割ってるんっす。文字の数字の組み合わせは天文学的な数になるから手作業なんてしてられねぇっつーか」
「〇〇三一五は?」
 デスク回りを見て清史郎は言ってみる。
「あー! 何で分かったんっスか! ジョークすげぇ!」
「すごいも何もデスク周りの写真がかたっぱしから自撮りだろ? それだけ自分が好きならオレサイコーって入れてもおかしくないだろう」
「超馬鹿っぽい! でもパスワード解析する手間が省けたぜ」
 健が猛然とキーボードを叩き始める。
 加奈は部屋のクローゼットの前に屈みこんでいる。
「加奈、何かあったのか?」
「いや、意外に勉強家だったんだなぁ~って」
 加奈が調べていたのは語学のテキストの山だった。
 海外の人材を集めていたのだから英語は必須スキルだったのだろう。
「ヤクザでも仕事は一生懸命にやってたって事か」
 一所懸命に悪事をするというのは依然知り合った殺し屋円山健司を思い出す。
「そっちは英語の参考書っすか?」
「ああ。そっちはどうだ?」
「英語のオンラインレッスンとゲームとエロサイトばっかりっすね」
 畑中は英語だけは真面目にやっていたらしい。
 清史郎は玄関に戻ってドアの周りを丹念に調べる。
 ピッキングされた形跡は無く、靴の乱れも無い事から突然押し入られたという事でも無いらしい。
 部屋から連れ去られたので無ければ、移動中に拉致されたという事だろうか。
 ――やはり顔見知りの犯行が濃厚か――
 しかし、それならば緒方が何か知っていても良さそうなものだ。
 ――今は地道に情報を集めるだけだ――
 外国人労働者の寮は一階に大日警備保障という警備会社の入ったマンションにあった。
 立地から考えて大日警備保障も矢沢組系列だろう。
 清史郎たちが訪ねるとミンが仕事から帰った所だった。
 ワンルームの部屋に二つ二段ベッド��並べられ四人が生活しているようだ。
「ミウラさんこんにちは」
「ミンさんこんにちは」
 清史郎が挨拶するとミンが同僚に向かって早口の外国語で説明する。
 狭苦しい中に招き入れられ、ジャスミンティーを勧められる。
「これまで殺された人はみんなこの寮の人かい?」
 清史郎は心苦しく思いながらも八人の映像を見せて訊ねる。
「ちがう人もいるよ。知らない人もいるよ」
 残酷な映像に顔を顰めながらもミンが言う。
「同じ寮の人は?」
「リンとホワン」
 ミンが二人を指さす。この寮の人間は合計三人殺されたという事だ。
 この寮で働く人間にとっては気が気ではないだろう。
「殺された人たちに共通点は?」
 映像を確認する限りある程度若いという以外は年齢も性別もバラバラだ。
「分からない」
 残念そうにミンが言う。
 言葉が足りないせいでこちらも質問する言葉が出てこない。
「ニャンさんの妹さんの家族か同僚の人は?」
「女の子の寮は別にあるよ。ニャンは警察に捕まったよ」
 ミンの言葉に清史郎はため息をつく。
「女の子の寮は?」
「会社が違うから分からないよ。フウゾクの会社だよ」
 連絡が充分につくという環境でも無いらしい。
「最近誰かに見られてると思ったり、尾けられてるって思った事は?」
「ツケラレテル?」
「尾行されてる……追われている……追跡されてる……」
「ごめんなさい。分からないよ」
 ミンが頭を振って言う。
 どうやらこれ以上聞き出せる内容は無いようだ。
「邪魔したね。取り合えず身の回りには充分に気をつけて」
 言って清史郎は健と加奈を連れてパレステラスガーデンを後にした。
  第二章       錯綜
  〈1〉
   十二月四日午前四時。
 スマートフォンの着信音で清史郎は目を覚ました。
 このような機械を発明した人間を呪いたくなりながら通話ボタンを押す。
「はい、三浦です」
『緒方だ』
 切羽詰まった口調で電話をかけて来たのは矢沢組の緒方だ。
「こんな時間にどうしたんですか? 事件に進展でも?」
『鴻上が殺された。例のネズミ殺しだ』
 突然の言葉に一気に目が覚める。昨日フューチャー人材ネットで会ったハゲタカのような男が一夜と経たずに殺されたのだ。
「警察には?」
『警察から連絡があった。新聞配達のバイトが死体を発見したらしい』
「場所は?」
『フューチャー人材ネットの入っているビルの真ん前だ』
 死体を発見したバイトはさぞかしびっくりした事だろう。
「分かりました。現場に向かいます」
 言って通話を切った清史郎は愛車のビートルに乗り込んだ。
   フューチャー人材ネットのビルの前には二台のパトカーと救急車が停まっていた。
 三人もの警官が動員されており、死体は既に救急車に搬入されている。
 周囲は黄色いテープで保護され、警官たちは近づこうとする人々を制止している。
「掃除が終わるまでしばらくの間近づかないで下さいね~」
 現場を見ようとした清史郎に警官が言う。
 証拠品は無いのか、何か手がかりになるようなものは。
 清史郎が身を乗り出すと赤黒い染みが見えた。
 鴻上が放置されていた場所だろう。
 フューチャー人材ネットの入っているビルの前には監視カメラは無く、今回の加害者は時間的余裕をもってビルの前に放置した事だろう。
 証拠は幾らでもありそうなものだが、警察が浚った後ではロクな収穫は望めない。
「三浦さん、朝早くからすみません」
 朝早くから一分の隙も無くスーツを着こなした緒方がやって来る。
「そういう商売なんでね」
「オイ、そこの警官。先生をお通ししろ」
 低い声で緒方が警官に向かって言う。
「……あの、どういったお話……」
「矢沢組の緒方だ。署長にでも確認を取れ」
 言ってズカズカと現場に踏み入って行く。
「三浦さん、犯罪捜査じゃこちとら素人だ。どうすればいいですか?」
 怒りを滲ませながら緒方が言う。
「被害者の身体はネズミに食い荒らされて指紋の類は無いでしょうし、犯人は手袋をしてい��可能性が高いです」
 清史郎は赤黒い染みに近づいていく。
「車から降ろされたならまずブレーキ痕。後、血液に付着した微細証拠品がカギになる場合があります」
「ポリ! 先生の言う通りにしやがれ」
 緒方が言うと警官たちが右往左往する。
 どうやら鑑識キットも準備もして来ていないらしい。
「仕方ない。私の方で調べます」
 空が白々としてくる中、清史郎は道路に残された血液のサンプルを採取する。
 更に周囲を歩き回り、ブレーキ痕を確認する。
「ブレーキ痕は一般的な軽自動車のものです。急停止し痕が残ったものと思われます」
「前はタイムラプスビデオを避ける為だったな」
「今回は人目を避ける為でしょう。これは仮説ですが、死体にはブルーシートか何かがかけてあったのではないでしょうか」
 ビニールシートで巻いた死体を端を持って車から放り出したのだろう。
 やり方は荒っぽいが、証拠は残りにくい。
「現場にDVDは残されていませんでしたか?」
 清史郎が警官に尋ねると険悪な視線が返ってくる。
「DVDは無かったかと聞いているんだ」
 緒方が言うと警官がDVDを差し出してくる。
 差し出された所で再生できる機器も無い。
「指紋を採取してこれまで警察で採取されたものと照会して下さい」
「差し出がましい事を言いやがると……」
「言われた事をやりゃあそれでいいんだ」
 緒方が言うと血を上らせかけた警官が大人しくなる。
「後は近くの防犯カメラに軽トラックが映っていないかどうかですね」
 清史郎は言う。幸い三件隣にコンビニエンスストアがある。
 トラックの影くらいは残っているかも知れない。
「緒方さん、私はこれで」
「朝早くから済まなかったな。明日は畑中の葬儀だ。何か分かるかも知れない」
 緒方の言葉にうなずいて清史郎はコンビニエンスストアに足を向けた。
  〈2〉
  「新庄工科大学?」
 モーニングコールでいつもより早く呼び出された健が清史郎の言葉に問い返す。
 事務所の寒さは外気温と左程変わらず、早急なヒーターの購入の必要性が感じられる。
「それって鑑識的な事をするって事?」
 加奈が朝七時にも関わらず張り切った口調で言う。
「ああ。血液とネズミの唾液くらいしか出ないだろうが、死体は少なくとも現場に一度は降ろされたはずだし、何かに包まれて遺棄現場まで運ばれたはずだ。つまり、殺害現場と包んだものの痕跡が残っている可能性があるんだ。血液には粘着力があるからね」
 清史郎は採取した小さなビニールの密封パックを見せる。
「でも、現場に最初からあったゴミも付いてる訳よね?」
「それを大学の分析機器で分析してもらうんだ」
「ジョーク大学のセンセに顔がきくのか?」
 驚いたように健が言う。
「付き合いがあるからね。じゃあ出発だ」
 清史郎は二人を連れて市内の工科大学に向かう。
 前もって連絡していたせいもあり、工科大学の環境科学科の柴田一太教授が生徒たちと共に準備を整えている。 
「三浦さん久しぶりだね」
「柴田さんお久しぶりです」
 柴田は中肉中背よりやや中年太りをした男だが、ふくふくとした顔立ちをしておりメタボリックにありがちな不健康な印象は受けない。
「血液に付着したサンプルを採取したいという事だね」
「ええ。現場でこそげ取ったので道路のカスも多いと思いますが」
「それは優先的に除外するよ。確か現場候補のサンプル映像があるとか」
 柴田が興味深そうに言う。
「かなりグロテスクですが……」
 清史郎は健に映像を表示させる。
 柴田が口元を押さえながらも映像を食い入るように眺める。
「証拠らしい証拠は出ないかも知れませんよ?」
「と、言うと?」
「床がフローリングやリノリウムのような材質で、殺人の前後に清掃されている可能性が大きい。輸送中のビニールシートか何かに付着した物質なら検出可能だろうけど」
「おっさん、ここでは何を調べられるんだ?」
 健が柴田に向かって言う。
「ガスクロマトグラフィーと液クロマトグラフィー、更に原子吸光器もある。分析化学に必要な機材は揃っているよ」
「具体的にはどういった物質が検出できるんですか?」
 加奈が健が訊きたいであろうことを尋ねる。
「血液であればたんぱく質や鉄分や塩分が検出できるし、それを除外して町中を車で移動したなら排気ガスなんかを検出する事もできる。ビニールシートが新品なら保護用の粉末なりがあるだろうし、死体を縛ったなら何かの繊維が検出されるかも知れない」
「そんな細かいモンで何が分かるんだ」
 健が不思議そうに言う。
「それを考えるのが探偵だ。じゃあここは柴田さんに任せて慶田盛にニャンさんの話を聞きに行こうか」
 清史郎は一同を促してビートルへと戻った。
  「奇妙な事になったね」
 ニャンの弁護をする事になった筈の慶田盛が事務所の応接セットで言う。
「加害者が拘置所の中にいるのに十番目の被害者が出た」
 清史郎は湯飲みを両手で包み込むようにして言う。
 茶の淹れ方は加奈の方が上のようだ。
「警察側は不法滞在者の組織的犯罪として押してくるかも知れないね」
 慶田盛が茶をすすりながら言う。
「不法滞在者は矢沢組の監視下にある。寮の下に警備会社が入っているくらいだ」
 清史郎は昨日得た情報を慶田盛に告げる。
「警察にとっては犯人を逮捕する事が重要なんであって、逮捕する相手が誰かという事は自分たちに都合さえ良ければいいという事なんだ」
 慶田盛の言葉を清史郎は反芻する。
「矢沢組の外国人ブローカーは社長まで殺された。外国人ビジネスから撤退するのであれば警察との間で手打ちができるか……」
「外国人ブローカーがいいとは言わないけど、それじゃ何の解決にもなっていないんじゃない?」
 加奈が言う。確かにこれで十一番目の被害者が出てくるという事になれば外国人を一斉摘発しても元の木阿弥という事になる。
「つーかさ、気になってたんだけど、このエグいビデオって他人に見せるのが目的なんだろ? ンでこんな凝った殺し方してんだろ? だったら視聴者がいるんじゃねぇか?」
 健が指摘する。確かに他人に見せるつもりが無いのであればこれほど凝った殺し方をする理由が見当たらない。
「スナッフビデオの愛好者は世界中にいるからな……」
 慶田盛が腕組みをする。
「最初は八人連続でアジアの労働者だった。次はブローカーだ。外国人の労働者の失踪が珍しくない事なのだとしても、日本人でしかも会社の社長というのはな」
 清史郎は考える。単にスナッフビデオを撮影するというだけなら、残酷な話だが外国人労働者だけで良かったはずだ。
 ここに来てヤクザを殺し始めたというのは一体どういう風の吹き回しなのだろうか。
「一応、外国人保護のNPOに連絡はとってある。矢沢組との兼ね合いはあるけど、摘発という事になったら保護する段取りはできているよ」
 先手を打ったらしい慶田盛が言う。
「矢沢組もこれ以上組員の死体が出ればなりふり構わないだろう。犯人だってその恐ろしさは分かっているはずだ」
「これってアレだな、ラットマンVSジョーカーって感じだな」
 健が緊張感の無い事を言い出す。
「犯人の行動指針が全く読めない。これで事件は完全に終わりなのか、続きがあるのか、その行方も分からない」
 ラットマンがこの先も犯罪を続けるなら、警察の一斉摘発も空振りに終わるだろう。
 そうすれば警察の面目は丸つぶれだ。
 ――犯人の狙いはそれなのだろうか――
 だとしても根拠が薄弱すぎる。
 清史郎は健と加奈を引き連れてビートルに戻った。
  〈3〉
  「ジョーク、頼みがあんだけどさ」
 ビートルの車内で健が頼みづらそうに言う。
「何だ? 言うだけならタダだぞ」
「途中のホームセンターで石油ファンヒーター買ってくれ。外と室内とどっちが寒いか分からねぇし、指がかじかんでキーボード叩けねぇんだよ」
 清史郎はため息をつく。寒いのは仕方ないにしても、キーボードの叩けない健は文字通りただ飯食らいだ。
「しょうがないな。まぁ、長く使うものだしヒーターくらい買ってもバチは当たらないか」
「やりぃ!」
 健が嬉しそうに声を上げる。
「その分仕事もたくさんこなさないとね」
加奈の声も弾んでいる。
「所で健、さっきの話だが、誰かに見せる為に撮影したなら、その誰かを探し出すような事はできないのか?」
「ムリっす。動画配信だとしても、会員制になってるだろうし、そんなサイト幾らでもあるだろうし」
 確かに健の言う通りだろう。発信者と受信者のどちらも分からないのでは手の打ちようがない。
「気になるんだけどさ、あのビデオライト当たってたじゃん? あれって相当強いライトなんじゃない? 芸能事務所が使うようなさ」
 加奈の言葉に清史郎は頷く。
 確かに映像が鮮明過ぎた。普通のPCやスマートフォンのカメラで、普通の照明で撮影されたのであれば、あそこまで鮮明な映像にはならないはずだ。
「まさか……芸能事務所がそんな事をしてるとは思えないが」
「それは無いと思う。前に光源の話をしたと思うけど、芸能事務所やスタジオならレフ版とか使って光の当たり方を均一にするはず」
 加奈がその可能性を既に考えていたのか意見を述べる。
「じゃあ、4KカメラをPCにつなげて強い光を当てて……って、投光器あんじゃん! 現場用の」
 健が声を上げる。
「投光器ったって、ホームセンターで幾らでも買えるだろう?」
 清史郎の言葉に健が肩を落とす。
 ホームセンターで石油ファンヒーターを買い、ガソリンスタンドで灯油を買い込んで事務所に戻る。
 前の石油ファンヒーターは五年頑張ってくれたがこれで引退だ。
「はあぁ~、生き返る。これぞ文明の機器」
 健がファンヒーターの前で頬を緩ませる。
「あんたがそこにいたら室内に温風が回らないでしょ」
 コーヒーを沸かしながら加奈が言う。
「少しくらいいいじゃねぇか。減るもんじゃなし」
「ったく、事件の事も考えてよ。ジョーカー、何か分かった事無いの?」
「ブレーキ痕があったくらいだよ。深夜とはいえ急いでたみたいだな」
「フューチャー人材ネットに的かけてるとか?」
 健が席に戻りながら言う。
「それは昨日話したし、それなら外国人労働者を殺している理由が成り立たない」
 加奈が冷静��言う。
「誰かがフューチャー人材ネットの不正を暴こうとしてる」
「その為に殺人をも厭わないというのは、正義を働こうとしている人間のする事じゃないだろうな」
 清史郎は健の言葉をやんわりと否定する。
「何か良く分からない事件よね。殺人にはすごく凝ったり、痕跡にはすごく気を使ってるのに、殺す相手は行き当たりばったりみたいな」
 加奈の指摘は的を得ているかも知れない。
 被害者が外国人労働者だけで、これまで通り死体を残さないのであれば事件にすらなっていなかったはずだ。
 それが日本人の被害者が出て、スナッフビデオまでが現場に残された。
 しかも二人目の日本人はブローカーの社長で、裏のビジネスを知っていたとするならヤクザだという事も知っていたはずだ。
 それならばその報復が半端なものではない事は簡単に想像がつくだろう。
「犯人の目的ってそもそも何なんだろな。スナッフビデオで儲けるっつっても、普通に売れるような代物じゃねぇんだろうし、性別だってバラバラだろ? エロビデオなら大体若い女の子じゃね?」
 健が首を捻りながら言う。確かに言われてみればスナッフビデオとして売り出すとしても客層はネズミを使った殺人方法にしか興味が無い事になる。
 それでは商売にならないだろう。
「大量のネズミを飼ってるんだ。コストや隠し場所も馬鹿にならないだろう」
 清史郎は脳裏に新庄市の地図を描きながら言う。
 機材も使っているのだし、どこかに手がかりがあるはずだ。 
 清史郎が考えあぐねていると電話の呼び鈴が鳴った。
「お電話ありがとうございます。三浦探偵事務所飯島でございます」
 加奈が電話を取って言う。
「はい、三浦ですね。少々お待ち下さい」
 加奈が受話器を置いて清史郎に顔を向ける。
「工科大学の柴田さん」
 清史郎は受話器を取る。
「三浦です。何か分かりましたか?」
『参考になるかどうかわかりませんが、興味深い事が分かりましたよ』
「どんな些細な事でも結構です」
『トウモロコシ何かの穀物の微粉が検出されました』
「それはどういった意味になるのでしょうか?」
『あくまで仮説ですが、犯人はネズミを飼育するのに犬の餌を使っているんじゃないですか? 他にもそれを示唆するような牛骨粉も検出されています』
 現場に関する証拠は見つからなかった。
 ――しかし……犬の餌か……――
 これまたホームセンターで簡単に手に入る代物だ。
「ありがとうございます。また何か分かりましたら教えてください」
清史郎は通話を切る。
「ジョーカー、何だって?」
「犬の餌が検出されたんだそうだ。犯人は普段はネズミに犬の餌を与えてたんだろうな」
「餌ならホームセンターで買えんじゃね?」
「ちょっと待って、ケージはどう? あれだけたくさんのネズミを飼っておけるケージは相当大きいか幾つかに分けられているんじゃない?」
 加奈が言う。確かに狭いケージに肉の味に慣れたネズミを押し込んだら共食いをする事だろう。
「あ! 昔町の外れの方にデカいペットショップが無かったか? もう潰れちまってるけど」
「行こう」
 健の言葉に清史郎はビートルの鍵を手にする。
 ようやく手がかりらしい手がかりが見えて来たようだ。
   郊外型の大型ペットショップは廃棄されたままの姿で佇んでいた。
 正面のガラスが近隣の悪ガキの悪戯で割れており侵入が困難という事は無い。
 スナック菓子の袋やペットボトルが散乱しているが、どれも古く最近のものでは無いようだ。
 ここでかつて何が行われていたかは考えるまでも無いだろう。
「汚ぇトコだな。ま、誰も掃除なんかしやしねぇんだろうけどさ」
 健がぼやきながら先に進んでいく。
 清史郎はポケットから取り出したマグライトで床を照らす。
 床にはホコリが溜まっているが、何者かが侵入したような形跡がある。
 ――当たりを引いたか――
「見てジョーカー、バックヤードにだけ新しい鍵がついてる」
 清史郎は加奈の言葉を受けてバックヤードの観音開きのドアにライトを向ける。
 取っ手に鎖が巻き付けてあり南京錠でロックされている。
「それじゃあお宝を拝見するとするか」
 清史郎にとって南京錠などは鍵とも言えないものだ。
 ピッキングツールで難なく開いたドアを開けて中へと足を踏み入れる。
 瞬間、小便を腐らせて煮詰めたような強烈な臭いが鼻を突く。
「うげっ! 何だ? この臭い」
 健が顔を背ける。
「嫌な予感しかしないんだけど」
 口を押えた加奈が言う。
 清史郎は袖で鼻と口を押えながらマグライトでバックヤードを照らす。
 が、そこにはがらんとした空間が広がっているだけだった。
 ……床の汚泥のような物体以外は。
「何も無ぇ……てか、これ……」
「ネズミの糞だろうな。飼い主は閉じ込めておくのに耐えかねたんだろう」
 バックヤードでケージを積んでネズミを飼っていたのだろうが、飼い主の方が臭いに耐えかねる状況になったのだろう。
「この臭いじゃ毎回運ぶ気にもならない……ジョーカー、床に引きずったような痕がある」
 加奈の言葉にマグライトを下に向ける。
 確かに汚泥が削られたようになり、ケージを引きずり出したような痕がある。
 犯人はネズミのケージをここからもっと風通しのいい所に移動させたのだろう。
「何だよ。また振り出しに戻るのかよ」
「いや、これで犯人がネズミを飼育していた事は判明した」
 清史郎は健に向かって言う。
「犯人はどこに消えたのかしら? たくさんのネズミを飼っておける場所って……」
「郊外に出れば廃屋なんて幾らでもあるし、廃棄された養豚場や養鶏場もあるだろう」
 清史郎は郊外の様子を想像しながら言う。
 新庄市の北部の山林地帯にはかつては多くの畜産業者が存在していた。
 その残骸の多くはハイウェイを通る時に見る事ができる。
「一軒一軒回るのか? このクソ寒いのに?」
「寒いのはともかく、当てもなく山を探し回っても拉致が明かないんじゃない?」
「警察なら人海戦術でやるんだろうな……」
 清史郎はひとまずペットショップの外に出る。
 寒空だが悪臭の中に比べると北風の方がマシに思える。
「ジョーク、何か案は無ぇのかよ」
「あんたこそ空撮とか何かできないの?」
「googleearthだってそこまで精密には見れねぇよ」
 健の言葉を清史郎は反芻する。
 犯人も忘れ去られたような施設まで把握はしていないだろう。
 だとすればハイウェイから見えてなおかつ、一般道では入り込めない場所という事になる。
 更に移動に軽トラックを使っている事から、車��乗り入れのできる場所という制限も付けられる。
「とりあえず、ハイウェイから入っていける横道を探した方がいいだろうな。もしこの犯人が利用している施設ならネズミの糞が乾燥していない事から、最近場所を移動したんだろう。だとすれば脇道を封鎖する私有地の看板みたいなものは新しいはずだ」
「なぁるほど、確かに。でも、誰かの家に出ちまったらどうなんだ?」
「聞き込みに来たって言えばいいじゃない」
 健に答えて加奈が言う。
「じゃあドライブに行くとするか」
 清史郎はビートルの後部座席に健を乗せると運転席に乗り込んだ。
  〈4〉 
 
 「どーせ森林浴するなら秋とかのが良かったんじゃね?」
 幾度目かの横道を試す中、健が愚痴をこぼす。
 街乗りの車として作られているビートルは車高が低く、エンジンなどは新型に換装してあるが底がこすれ振動もひどい。
 岩で車体の下を破壊されたら帰る事もままならない。
「森林浴ってどっちかって言うと夏じゃない?」
 加奈が健に向かって言う。
「だって夏の山って蚊が出るじゃんよ」
「あんたって本当にアウトドアに向かないわよね」
「海には行きたいぜ。目の保養に」
 健の言葉に加奈がため息をつく。
 ハイウェイからの脇道は意外に多かったが、多くが途中から藪に包まれていた。
 まともに通れた道もあるが、高齢者の農家が猫の額のような畑を耕しているだけだった。
「ジョーカー、私たちで人海戦術は無理があるんじゃない?」
 加奈の言葉に清史郎は山道の中でブレーキを踏む。
 ビートルの新型のエンジンの振動が静かに車体を震わせる。
「確かにそれはそうなんだが……」
「もう少し条件絞った方がいいんじゃねぇの?」
 健の言葉に清史郎は考える。
 私有地の新しい看板は想像以上に多かった。
 恐らくは土地の相続が難しく売りに出されたものだろう。
 農家もそれとほぼ同数存在している。
 ――だとすれば――
「健、不動産で売り出されている土地の情報と、農協に作物を収めている農家のデータを検索してくれ」
「不動産はネット見れば分かるけど、農協には何の仕掛けもしてないし侵入できないぜ?」
 健が答える。健はITの天才のように見えるが、種と仕掛けが無いと普通のITボーイなのだ。
「近くの農協に仕掛けてくれればやるけど」
 キーボードを叩きながら健が言う。
「いいわよ。こっちで直接電話で聞くから。新庄神谷の田舎なんてそんなに人が住んでないでしょ」
 加奈がスマートフォンとシステム手帳を広げて言う。
「じゃあ、俺は一旦ビートルを戻してコーヒーでも買うか」
 清史郎は近場のコンビニに向かって車を走らせた。
  「で、不動産で売り出されている土地を除外して、農家も除外した結果がこれ」
 コンビニの駐車場で健が地図を表示する。
 地図が色分けされ、幾つかの空白地帯が出現している。
「土地って言っても宅地と農地と山林を省いて、酪農? 的な所は空白のままにしてる」
「昔酪農をしてた農家があったんだって。丁度この辺」
 加奈が地図の一点を指さす。
 二人はほぼ条件にそってターゲットを絞り込んでいたらしい。
「じゃあラットマンとご対面と行くか」
 清史郎はビートルを発進させた。
 黄色いプラスチックの鎖を外し、立ち入り禁止の看板を無視して山道にビートルを乗り入れる。
 まだ新しい轍が山の中へと続いている。
「なんかそれっぽくね?」
「でもジョーカー、犯人がいて、武器とか持ってたらどうするの」
「そういう時の為にくぎ抜きがあるんだよ」
「頼りねぇなぁ、モデルガンでも持って来れば良かったじゃねぇか」
「ああいうのを持ち歩いていると職質された時に面倒なんだよ」
 清史郎がビートルを走らせていると、林が開けて納谷と牛舎が姿を現した。
 エンジンを停めて外に出てみる。
 納谷を後回しにして牛舎を見るが静まり返っている。
 が……
「あったぜ! ジョーク���ネズミの糞だ!」
 牛舎の床の部分に大量のネズミの糞が散らばっている。
「ジョーカー! こっちに犬の餌がたくさんあるよ」
 納谷を覗いていた加奈が言う。
「よっしゃあ! ラットマンのアジトを突き止めたぜ!」
 健がガッツポーズを取る。
「だが、ネズミがここにいないという事は、犯人は次のターゲットを既に拘束している可能性がある」
 清史郎の言葉に健と加奈が目を見開く。
「おそらく窓の無い遮音性の高い部屋を幾つか確保しているんだろう。一日二日ならネズミに餌をやらなくても死にはしないだろうしな」
 清史郎はスマートフォンを取り出して緒方をコールする。
『緒方だ。捜査に進展はあったか?』
「犯人がネズミを飼っていた場所を確認した。が、今は運び出されている。恐らく次のターゲットを拘束したか、そうでなくても狙いを定めたんだろう」
『仕事が早くて助かる。こっちは組員の点呼を行う』
「外国人労働者の方は?」
『フューチャー人材ネットの社長と社員が死んだんだ。手を回せる状況ではない』
 組関係者が立て続けに死んでいるというだけで緒方は手一杯だろう。
「とりあえず地図は送る。犯人が来たら捕らえられるようにしておいてくれ」
『捕らえるだけで済めばいいがな』
 緒方が通話を一方的に切る。
 清史郎は現場の写真と地図をメールに添付して送る。
「ヤクザが味方ってのは心強えな」
「裏を返したら失敗したらタダじゃ済まないって事でしょ」
「とりあえず事務所に戻ろうか」
 清史郎はビートルに足を向けた。どの道ここに留まっていても何かができる訳ではないのだ。
  〈5〉 
 
 「NPO法人ジャーニーオブアースの高田美恵と言います」
 四十代のキャリアウーマン風のスーツ姿の女性を前に、緒方は戸惑いを感じていた。
 ラットマンの事件がようやく片付きそうだと言うのに、どんなトラブルが舞い込んだのだろうか。
「慶田盛弁護士からこちらで違法に働かされている外国の方がいらっしゃるとか」
「ウチはただのケツモチでビジネスは企業がやっています。我々が直接関与している訳ではありません」
「それならばどうして外国の労働者に続いてそちらの企業舎弟の方々が殺されたのですか? 無縁という事は無いはずです」
 頑として引き下がらない様子で高田が言う。
「だとして一体どうなさりたいのですか?」
 緒方は尋ねる。NPOなどという胡散臭いものがヤクザに一体何の用があると言うのか。
「我々は国内の外国人の人権を保護しております。滞在に違法性がある場合、また、行政が適切な援助を行っていない場合、司法的手続きによって人権と合法的滞在を要求します」
 面倒くさい相手だと緒方はため息を押し殺す。
 外国人ビジネスはそこそこの収益率がある事と、麻薬の生産地である現地との繋がりもある事から簡単に手を引く事はできない。
 ――フューチャー人材ネットを切るか――
 フューチャー人材ネットで管理している外国人はせいぜい二百人といった所だ。
 だが、二百人も司法で戦うという事になればNPOも音を上げるだろう。
「いいでしょう。我々の知る限り、外国人労働者のデータをお渡ししましょう」
 言って緒方は若い衆にフューチャー人材ネットの裏帳簿を持ってくるように命じる。
 ――矢沢組はここの所踏んだり蹴ったりだな――
 
 「ニャンさんとの面会も上手く行ってね。不法滞在の外国人の滞在許可を正式に取得する為にNPO法人に依頼したよ」
 事務所に戻ると早々に慶田盛がやって来た。
「不法滞在者の弁護なんてできるものなのか?」
 慶田盛に椅子を勧めながら清史郎は訊ねる。
「そこが法の難しい所だ。パスポートはあるがビザは無い。本来強制送還という所だが、強制的に働かされており、今後も働かされる予定が存在し、生活の基盤も日本に存在している。と、なれば彼らの人権を守る為に裁判をすることはやぶさかじゃない」
 慶田盛が加奈の淹れたコーヒーに口をつける。
「今後も、と、言うが、フューチャー人材ネットは社員に続いて社長が殺されて運営が危うくなっている。緒方は会社を捨てるかも知れないぞ?」
「日本で働いていたなら、本来労基法が適用される。それが無視された状態で働かされていたなら、当然順守が求められる。フューチャー人材ネットが倒産したとしても、就労実態があったとして国は失業保険を支払わなければならないし、フューチャー人材ネットも相応の保証金を支払わなければならないだろう」
 そもそも、と、慶田盛は続ける。
「日本国憲法の基本的人権という考え方は国籍を問うていないんだよ。帝国憲法は臣民の、と、書いてあるから明らかに天皇の主権統治下にある、と、読めるけど現在の日本国憲法はそうじゃない。一九七九年、最高裁のマクリーン判決でも憲法第三章の基本的人権の保障は在留する外国人に等しく及ぶべしと言っている。判例が前例として存在するんだ」
 慶田盛が全員に聞かせるようにして言う。
 確かにその通りなら不法滞在などという言葉そのものが違憲という事になるだろう。
「これは一九四八年の国連の世界人権宣言でも批准されている事で……」
「言いたい事は大体分かった。要するに人類皆兄弟という事だろう」
「まぁ、それが理想ではあるんだけどね。最近は何かと閉鎖的になって来ている気がしてね」
 やれやれと慶田盛が肩を竦める。
「とにかく、外国人の保護はNPOに依頼したから何とかなるだろうし、法廷闘争という事になれば僕の出番だし何とかなるよ」
 言ってコーヒーを飲み干した慶田盛が席を立つ。
「ニャンさんの容疑が晴れそうだと思ったらまた地裁だよ。じゃあな」
 慶田盛が嵐のように事務所を去っていく。
「慶田盛のオッサンって法律の鬼みてぇだな」
「だから法の番人なんだろ」
 健に答えて清史郎は言う。
「不法滞在の人たちの弁護なんかしてお金になるのかな……」
「なるようなら俺たちだってもっといい暮らしをしてるだろうさ」
 加奈の言葉に清史郎は苦笑で答える。
 慶田盛弁護士事務所と三浦探偵事務所は利益度外視が持ち味なのだ。
  『組員は厳戒態勢だ。ラットマンのアジトも確保した』
 スマートフォン越しに緒方が言う。
『に、しても会社一つ取られるとは思ってもみなかった』
 緒方の言葉は苦い。どうやらフューチャー人材ネットの外国人労働者は慶田盛が解放する形になったのだろう。
「太っ腹だと思われた方が近所受けはいいんじゃないのか」
 清史郎が言うと苦笑が漏れる。
『震災の炊き出しの方が余程いい宣伝になる。まぁ、これでラットマンを仕留められれば意趣返しにもなるんだがな』
 緒方が好戦的な口調で言う。不法滞在者でスキャンダルを抱え、組員を殺された事で怒りのベクトルがラットマンに向いているのだろう。
 に、しても、と、清史郎は考える。
 矢沢組が総力を挙げるという事は矢沢組の中にはラットマンはいないという事になるのでは無いだろうか。
 だとすれば畑中の事件のタイムラプスビデオのトリックが仕掛けられない事になる。
 矢沢組の外の人間で三浦探偵事務所以外にハッキングを仕掛けている所があるとは思えない。
「警察に突き出すつもりなら殺さないでくれよ」
 清史郎が言うと小さな笑い声と共に通話が切れた。
  第三章       ジョーカーVSラットマン
  〈1〉
   十二月五日。清史郎は目覚まし時計で六時半に起きると地元のニュースにTVのチャンネルを合わせ、玄関に新聞を取りに言った。
『……速報です。本日午前六時新庄市警組織対策本部長が惨殺体が発見されました。新庄市警は連続殺人事件との関係を捜査中としており、同一犯の場合フューチャー人材ネットを狙った二つの殺人に続く第三の殺人であるとして捜査本部を設置し……』
「何だとぉ!」
 清史郎は思わず声を上げた。
 ヤクザが厳戒態勢の中、ラットマンは市警の、それも最もヤクザと緊密な組織対策本部長を狙ったというのか。
 ヤクザが警戒しているから警察を狙ったとでも言うのか。
 ――そんなバカな話がある訳が無い――
 清史郎はワンルームの室内を動物園の熊のようにうろつき回る。
 昨日ラットマンはネズミを運び出していた。
 ラットマンは昨日の時点でターゲットを捕捉していたのだ。
 と、言う事は最初から狙いは警察の組織対策本部長だったのだ。
 ――何故組対なんだ?――
 ヤクザを庇っているように見えたからか。
 だがこの殺人は外国人労働者による殺人という文脈から完全に外れている。
 ラットマンの狙いは一体何だと言うのか。
 清史郎は身支度を整えると事務所に向かう。
 定時の九時を待たずに加奈と健が事務所に現れる。
「ジョーク、ラットマン何考えてんだよ?」
 健が訳が分からないといった様子で言う。
「それが分かれば苦労しないし、この事件も起きていない」
「ヤクザの守りが固いからって言っても市警の組対本部長も相当よね」
 加奈が言う。個人としては狙う事もできるだろうが大物と言えば大物だ。
「でもこれで外国人労働者の線は完全に消えた事になる」
 清史郎は言う。外国人労働者が無差別に狙ったとして市警の組織対策本部長に当たる可能性は限りなく低いからだ。
「現場にはやっぱりお巡りがいっぱいいんのかな?」
「そりゃ、警察は警官が殺されたら本気になる組織だからな」
 清史郎は健に答える。警察は民間人の被害者には冷淡な事が多いが、身内の警察官となると目を血走らせて犯人を追いかけるものなのだ。
「何か納得できない。今回の殺人も死体を見せつけた訳でしょ? ラットマンは外国人の時は見せつけるような事はしなかったけど、ヤクザから先はわざわざ死体を見せつけてるのよね? 何かメッセージがあるんじゃないのかな?」
「殺人ビデオを作ってたヤツがか?」
 加奈の言葉に健が答える。
「それよりこれから市内は検問だらけの戒厳令みたいな事になる。ラットマンはアジトに戻るか高跳びしていないと逃げ場がなくなるだろうな」
 清史郎は腕を組む。
「軽トラックにネズミ乗っけてれば簡単に見つかりそうなモンだけどな」
 健が頬杖をついて言う。
「これが最後の犯行だとすればネズミを下水に逃がせばいいだけだ。ケージだって畳むなりプレスに紛れ込ませるなりすれば見つからないだろう」
「そっか……この殺人事件って、凶器は逃がせば消えるって事なんだよね」
「でもよ~、どう��うミスリードなんだ? 全然繋がらねぇじゃんよ」
 清史郎は冷えたコーヒーに口をつけて考える。
 何かが引っかかる。単純だが、見落としてはならないもの。
 矢沢組の玄関のタイムラプスビデオ、市警組対本部長。
 ――まさか――
「健、大日警備保障に警察OBがいるか分かるか?」
 清史郎が言うと健が不思議そうな視線を向けてくる。
「大日警備保障は矢沢組のフロントだろう? で、警備会社とくれば警察OBの天下りだ。大日警備保障なら矢沢組のセキュリティも分かるだろうし、市警の組対本部長のスケジュールも手に入るかも知れないだろう? しかも大日警備保障はミンさんたちの寮を監視するみたいに事務所を構えていた。外国人労働者を監視するのが大日警備保障の役目だったとすればどうだ?」
 清史郎が言うと健が猛烈な勢いでキーボードを叩き始める。
「大日警備保障の人が外国人のスナッフビデオで小遣いを稼いでいて、それがバレそうになったからフューチャー人材ネットの社員と社長を殺した、って言うのは分かるんだけど、その後どうして警察の幹部を狙ったのか分からない」
 加奈が首を傾げて言う。
 清史郎にはその言葉に答える術が無い。
 まだパズルのピースは穴だらけのままなのだ。
「従業員の三分の一は警察OBだぜ。ほとんどシルバーだけどな」
 健がPCのディスプレイに一覧を表示させる。
「ヤクザと警察のパラダイスね」
 皮肉るような口調で加奈が言う。
「大日警備保障の昨日のシフトは分かるか? なるべく現役に近いヤツで非番のヤツは?」
「新田卓ってヤツかな……警察を暴力事件でクビになって採用されてる」
 健が履歴を表示させる。
 新田卓三十四才。空手三段柔道五段。元警備部巡査部長。デモの警戒で出動中市民に対する暴力で謹慎。謹慎中にNPOの代表を襲撃して重傷を負わせて依願退職となっている。
「空手三段柔道五段じゃあ私らじゃあ手も足も出ないんじゃない?」
 加奈が忠告するようにして言う。
 三人がかりでも新田を捕らえるなどという事はできないだろう。
 しかも現状ではただ怪しいというだけなのだ。
「新田の住所は分かるか?」
「もちろん。でもどうすんだ?」 
「スナッフビデオを動画配信で売ったならPCに痕跡があるはずだろう?」
 清史郎が言うと健が珍しく考えるような表情を浮かべる。
「新田本人がやったなら別にいいんスけど、新田が完全に肉体派で家にPCも無かったらどうすんだ? それに最初複数犯って言ってたじゃねぇか」
 健の指摘に清史郎は額に手を当てる。
 その可能性を忘れていた。
「新田のメールを覗く事はできるか? 組織的犯行なら組織が割れるかも知れない」
「もしかしたら組織だから組対本部長を消したのかも」
 加奈が言うと健がさも人使いが荒いといった様子でPCを叩き始める。
「だが、普通組対というのは暴力団対策部の事だぞ?」
「それくらい知ってるってば。でも、暴力団の中の暴力団って事もあるじゃん?」
「それなら一昨日の時点で刑事部の風間が何か知っていても良さそうなものだろう?」
「風間から組対に話が行ったって可能性は?」
「可能性はあるが、それならどうして風間を殺さなかったんだ? ラットマンを追う可能性があったのはあの時点では風間だったんだぞ?」
 清史郎が言うと突然健が触っていたPCから『君が代』が流れ出した。
「何だ? どうした?」
 清史郎が言うと健がPCの音声をミュートにした。
「新田は愛国防衛戦線って団体の構成員だったみたいだ。これサイトな」
 画面上では日章旗がはためき、スナッフビデオへのリンクも張られている。
「こいつらが外国人を殺してたっての?」
 加奈が声を上げる。
「でも、それがどうしてヤクザを殺す事になった?」
 清史郎は画面をのぞき込む。
『日本を愛し、日本を守る。汚らわしいドブネズミ、土人どもを取り除き、美しい日本を取り戻す。子供たちに残そう愛すべき祖国』
 清々しい程のヘイトだがそれがこの団体のスローガンであるらしい。
「これを素直に読むと、外国人を呼んでくるヤクザもターゲットになるって事じゃない?」
 加奈の言葉に清史郎は虚を突かれる。
 そこまで短絡的だったとするなら、フューチャー人材ネットを襲った惨劇には納得が行く。
 しかし、警察の組織対策本部長を殺した事には依然として結びつかない。
「健、この組織の構成員何かは分からないのか?」
「これ、ロシアのサーバーに作られてんだ。結構腕のあるヤツが組んでるっぽいし、相手のIPアドレスを掴んだくらいで組織が割れるなんて事は無いと思うぜ?」
 健の言葉に清史郎はスマートフォンを取り出して緒方をコールする。
『予想外の展開だな』
 挨拶も無く緒方が応じる。
「一つ聞きたいんだが、愛国防衛戦線という組織に心当たりは?」
『右翼団体で最近はネットを中心に活動しているらしい。親は同じだが組が違うから詳細は分からん』
「お宅の大日警備保障の新田がメンバーだった。で、そのサイトでスナッフビデオが垂れ流しになっている」
『大日警備保障は確かに親は同じだが組が違う。だが、大日警備保障か……』
「心当たりがあるのか?」
『外国人に警備が必要だと言って頭超えてから割り込んできたのが大日だ。てっきり小遣い稼ぎをしに来ているものだとばかり思っていたが……』
 緒方も知ってはいるものの詳細は分からないらしい。
『愛国防衛戦線は無動正義という男が代表を務めている……現在は新庄市に移り住んでいるらしい』
「その無動正義というのは何者なんだ?」
『ヤクザとしては三流だが、ネット右翼の最先鋒で荒しなんかで稼いでる男だ。与党を宣伝する書籍や中国や韓国を罵倒する書籍も発行している。最近は新しい道徳と歴史の教科書も作ってるそうだ』
 緒方も何か調べているらしい様子で言う。
 健が無動正義を検索してウェブサイトを表示する。
 『愛国心』と大きく書かれた下に禿頭の男の写真が載っている。
 よくよく見れば小さく愛国防衛戦線へのリンクも存在している。
「こっちでも確認した。一応文化人というカテゴリーには入れられているようだな」
 与党側のご意見番といった形でTVやラジオにも出演しているようだ。
『矢沢組としては親に判断を仰ぐしかないな』
 苦々しい口調で言って緒方が通話を切る。
「ジョーカーどうするの? 一応文化人らしいけど」
「やっている事は石器人並みだがな」
 実行犯ではないにしろ、無動正義の指示で愛国防衛戦線と大日警備保障が動いた事は間違いないだろう。
「無動って野郎をふん捕まえて吐かせりゃいいんじゃねぇか?」
「大日警備保障を忘れないでくれよ。俺たちは探偵で警察じゃない。暴力じゃなくて知力で物事を解決するのが仕事なんだ」
「それには証拠を探さないとね」
 加奈が応じて言う。
「見つけるべき証拠は殺害現場、軽トラック、ネズミが入っていたケージ、投光器、撮影用のカメラ。こんな所か」
「軽トラックなんて警備会社は幾らでも持ってんじゃねぇのか?」
 健が言う��
「新田の事務所の軽トラックからルミノール反応が出ればビンゴだ」
「大日警備保障の事務所は市内だけで八か所だ。それにコーンを乗せて動いてるかも知れなねぇし……」
「殺害現場が一番動かぬ証拠なんじゃない?」
 健に続いて加奈が言う。
「窓の無い部屋。地下室か、人の出入りの無い地下駐車場か……」
「それこそ検索できねぇよ」
 キーボードに触れずに指だけ動かして健が言う。
「忘れてる。現場は水で流して掃除できないと血が残るって事」
 加奈が言う。
 確かに最初の頃の映像は床がフローリングのようだったが、途中からリノリウムのようになり、照明も明るくなっていた。
 犯人グループは最初の頃の反省を踏まえ、条件のいい場所を探し当てたのだろう。
「ネズミをケージなりに戻す為にも密室が必要か……」
 清史郎は頭を巡らせる。間口がかなり狭くないとネズミの大脱走が起きる事だろう。
 そうすれば近所に知られる事になる。
 そしてこれまでの被害者の住所から考えて市内にある事は間違いない。
「コンテナだ」
 清史郎は言う。
「健、大日警備保障が警備している港のコンテナは分かるか?」
「なるほど、貨物のコンテナなら密室でライトを持ち込んだりすればそれらしくできるし、洗うのも簡単……」
 加奈が言うと健がPCのキーボードを叩き始める。
「パシフィックアジアって貿易会社と契約してやがる」
 健がgoogleearthで埠頭のコンテナを拡大する。
 黄色の貨物コンテナが八基並んでおり、そのうち一つか幾つかが犯行に使われた可能性が高い。
「ジョーク、乗り込むのか?」
 健の言葉に清史郎は考える。
 鍵を開けて中を確認するにはピッキングをしなければならないが、昼間にそれをすることは困難であり、そもそも大日警備保障が警備をしているのだ。
 新田に遭遇したら三人まとめてコンクリート詰めにされて、ドラム缶で海に沈められかねない。
 やるなら夜だ。
 現場を特定し、証拠を手に入れ、実行犯と無動正義を殺人容疑で起訴するのだ。
 
 
〈2〉
   深夜零時。清史郎は久々にジョーカーの衣装に身を包んでいる。
「僕は殺しが仕事で警護は仕事ではありません」
 ボートの上でスーツ姿の円山が両手に手袋をはめたまま言う。
「致命傷を負わせて欲しいんじゃない、殺されたら困る」
「あなたは殺し屋を何だと思ってるんですか」
 清史郎は今回の作戦に当たって円山健司に警護を依頼していた。
 緒方に兵隊を借りるという方法も無くは無かったが、矢沢組は格上であるとはいえ、愛国防衛戦線と同じ指揮系統に属しており、いざという時にどう動くか分からなかったからだ。
 健司と一緒にボートを漕いで岸壁に近づく。
 夜でも尚荷物の積み下ろしのある港は多くのライトで照らされている。
 大日警備保障のハイゼットが横付けされた黄色いコンテナがゆっくりと拡大されて来る。
「警備員……新田がいやがんな。こっちには気づいてねぇみてぇだけど」
「消して来ましょうか? 友達価格で一人五万円で手を打ちますよ」
 健に答えて円山が言う。
「もっと高額でいいから目を逸らせてくれないか?」
「中途半端が一番難しいんです」
 言いながら円山がアタッシュケースから花粉防止用のマスクのようなものを取り出す。
「円山くん、それ、何なの?」
 加奈が訊ねる。
「入手に苦労しましたがクロロホルムですよ。マスクに染み込ませてあります。これをかけてしまえば当分起きる事は無いでしょう。柔道家や空手家と戦って勝てるなんて思っていませんから」
 円山なりに気を使ってくれているらしい。
 ボートが岸壁に近づき、積まれたパレット越しに新田の頭が見える。
「それでは先に僕が行きます」
 円山が岸壁に腕をかけて身軽にパレットの裏に回る。
 ポケットから昔のカメラのフィルム程の大きさのものを少し離れた場所に放り投げる。
 瞬間、カメラのフラッシュのような光が瞬いた。
 新田が確認するかのように動き始める。
 円山が足音を殺して警備員の背後に回り込んでクロロホルムのマスクをかける。
 新田が身体を捩り、円山がコンクリートの床の上を転がる。
 新田が警棒を抜くと円山の手に拳銃が出現する。
 新田が一瞬動きを停めたかと思うと膝から崩れ落ちる。
 倒れた新田を円山がパレットの裏まで引きずってくる。
「その銃本物なのか?」
 健が健司に向かって訊ねる。
「まさか。クロロホルムが効くまでの時間稼ぎですよ。僕はもう少し周囲を探って来ます」
 健司がコンテナの影から影に移動するようにして姿を消す。
 これほどの人間に一度でも命を狙われていたのかと思うと恐ろしいものがある。
「ジョーカー行きましょ」
 作業員の服装の加奈が先に上がり、清史郎もそれに続く。
 健は清史郎と加奈の頭と肩と胸についたカメラの操作が仕事だ。
 清史郎は大日警備保障のハイゼットにルミノール反応液を振りかける。
 死体はブルーシートか何かに包まれていたのだろうが、靴跡がくっきりと浮かび上がる。
 足の大きさは二十七センチはゆうにあるだろう。
 実行犯に新田が加わっている事は確定的だ。
 続いて近場のコンテナの鍵を開ける。
 最も近いコンテナの中は空だった。ルミノール反応も見られない。
 続いて隣のコンテナの鍵を開ける。
 真っ暗な洞のような室内を照らすが血痕らしいものも機材を持ち込んだ形跡も無い。
 パトカーのサイレンが聞こえてくる。
 ――警察が来たならジョーカーの出番も無しか――
 清史郎はパレットの影に戻って加奈と合流する。
 やって来たのは覆面パトカーで、コンテナの前まで来るとサイレンを止めた。
 運転席から風間刑事が出てくる。
 周囲の様子を覗いながら一つのコンテナに向かって歩いていく。
 スーツ姿の手にはラバーの手袋がはめられている。
 ――おかしい――
 警察が来たなら何故一台、それも覆面パトカーなのか。
 他に警官も居なければ何故両手にラバーの手袋をしているのか。
 一番妙なのは……
 風間がポケットから取り出したキーでコンテナの鍵を開けようとする。
「ホワイトクリスマース!」
 清史郎はモデルガンのグレネードを抜いて飛び出す。
 鍵を手にしたままの風間が振り向く。
「チックタックチックタック宝箱の中身は何でしょう!」
「ジョーカー! この道化が!」
 鍵を放って風間が銃を引き抜く。
 刑事は事件性が無い限り銃の携帯は許されない筈だ。
 しかも手に握られているのは警察の正式拳銃のS&Wではなくトカレフだ。
 轟音が響いて清史郎の耳が一瞬聞こえなくなる。
 耳のすぐ傍を弾丸が通過したらしい。
 清史郎はグレネードを構える。
「ラップトップデスクトップトーテムポール!」
 清史郎が引き金を引くと花火が打ち出される。
 花火がコンテナに当たり色とりどりの光を放つ。
「見かけ倒しか! 愛国無罪! 死ぬがいい!」
 風間がトカレフの引き金を引く。
 清史郎は死ぬ思いでコンクリートの上を転がる。
 トカレフの装弾数は八。
 二発使ったから後六発残っているはずだ。
 轟音が立て続けに二回響く。
「トカレフモロゾフカラシニコフ!」
 清史郎は目くらましに花火を放つ。
 深夜の埠頭に水平に放たれた花火の光と轟音が響く。
 続けざまに轟音が三回。
 強運なのかどうやらトカレフの餌食にはならずに済んでいるようだ。
「我らの大義、邪魔はさせん!」
 轟音が響き、続いてカチリという金属音が響く。
 風間はトカレフの弾丸を打ち尽くしたらしい。 
「外国人の悲運も今日は我が身、ラットマン! 貴様の命運もここまでだ!」
 清史郎が歩み寄ると風間がS&Wを抜く。
「尽忠報国の志、英霊たちが共にあるのだ!」
 リボルバーが火を噴く。
 清史郎は反則だと思いながら再びコンクリートの上を転がる。
 警察官として発砲したなら、一発一発まで報告の義務があるはずだ。
 ――それすら無視すると言うのか――
 もう避け切れないと思った清史郎の周囲で銃弾が爆ぜる。
 銃を手にした風間の足が二日酔いのように揺らいでいる。
 瞬間、清史郎の目がコンテナの上に立つ円山の姿を捉える。
 円山が花火と銃撃の間にクロロホルムを振りかけていたのだ。
 揮発性の高いクロロホルムを吸い込んだ風間は意識を失いつつある。
「何故組織対策本部長を殺した?」
 清史郎は歩み寄りながら訊ねる。
 銃を構えようとした風間の手から銃が落ちる。
「薄汚いドブネズミ……土人どもの一掃作戦を無視したからだ。そもそも、最初のチンピラの死で新庄市の土人どもは一掃されるはずだったのだ。それを弁護士やら探偵やらが邪魔をしたのだ。土人を引き入れた悪逆非道のブローカーを殺し、土人の組織がやったのだと上奏したのに組織対策は受け入れん。だから殺したのだ。だが組織対策本部長が殺されたとあれば、土人どもが結託して美しい日本を汚そうとしている事を疑う者もいるまい。これから美しい日本を取り戻す戦いが始まるのだ」
 意識朦朧としているせいだろう、聞いてもいない事までペラペラと風間が喋る。
「それは無動正義の指示か?」
「無動閣下は総理を代弁し天皇陛下の目を覚まさせる為に戦いを始められたのだ! 私のような一兵卒は臣従するのが……務め……というもの……だ……」
 清史郎の前で風間が崩れ落ちる。
 清史郎は風間の放った鍵を拾ってコンテナの扉を開く。
 無数の歯ぎしりをするネズミの鳴き声が響き、ネズミのケージ、TVスタジオのような照明装置、そして殺された被害者が吊るされていた現場が姿を現す。
 清史郎は健に映像と音声を切るように合図する。
「私は愛国という言葉が嫌いだから郷土愛と言わせてもらうがな、郷土愛っていうのは自分の国を移り住んだ人が住んで良かったと思える国にする事だ。他人に冷たい人間は自分にも優しくできない。誰かを迫害する人間に国を愛する事はできないんだ。覚えておけ」
 清史郎は倒れた風間に向かって言う。
「ジョーカー、今の一言バッチリもらったから」
 加奈が楽しそうに言う。
「動画配信する時は削除しろ。俺はジョーカーなんだぞ」
『言って無かったっけ。これリアルタイムで動画配信してんだ。しかもようつべとヌコヌコで』
 イヤホンから健の声が聞こえてくる。
 清史郎は顔から火が噴き出るような気分になる。
「だったらショータイムだ! これが愛国防衛戦線と���日警備保障の悪の城だ!」
 清史郎はコンテナの照明のスイッチを入れる。
 暗かった殺戮の舞台がステージのように映し出される。
 遠くからパトカーのサイレンが聞こえてくる。
 今度こそ警察の大群が押し寄せてくるのかも知れない。
『ジョーク、動画停めたぜ』
 健が言うと円山が音も無くコンテナの上から飛び降りてくる。
「それではお暇しましょうか? 警察は厄介ですし」
「違いない」
 円山が素早くボートに飛び乗り、清史郎は加奈が乗ったのを確認して乗り込む。
 健がエンジンをかけて波を切る。
 入れ違いになるように港に赤いパトライトを点滅させたパトカーの群れがやって来る。
 パトライトの明かりが港の明かりに溶ける頃、清史郎はようやく詰めていた息を吐いてジョーカーのマスクを脱いだ。
「みんなお疲れ様だな。これで事件は一件落着だ」
 清史郎の言葉に三人の笑顔が答えた。
  エピローグ 
 
 
「……被告はビザを有しておらず、六十日を超えて無許可で労働していたのであり、これは入国管理法違反に相当します。従って強制送還が適当であると検察は判断します」
 検察が法廷で声を張り上げる。
「被告は六十日を超えて就労できるとしたフューチャー人材ネットの詐欺によって滞在したのであり、そもそもが入管で適切な説明を受けておりません。入管では入国目的を確認しているはずであり、六十日を過ぎて当人に確認を行わなかった入管に不備があるのでは無いでしょうか? 加えて被告は一日十八時間を超える労働に従事させられており、これは国籍を問わずに労働基本法違反に当たります」
 慶田盛が答弁する姿を清史郎は健と加奈に挟まれながら眺めている。
「異議あり! 被告の労働条件は入管法とは関係ありません」
 検察が慶田盛の陳述を遮る。
「異議を却下します」 
「そもそも日本国憲法三条十一項の基本的人権は日本国籍保有者のみに与えられたものではありません。一九七九年、最高裁のマクリーン判決の判例を資料として提出します」
「異議あり! 弁護人の資料は時世にそぐわぬ古いものであり判例として相応しくありません。二〇一八年十月二日改正出入国管理法案を資料として提出します」
「異議を認めます」
「出入国管理法は出入国に関する法律であり、被告は既に国内で就労済みであり法の適用外であります。また弁護人は改正出入国管理法に対し、一九七九判決に基づき違憲審査を請求します」
 慶田盛の言葉に法廷が騒然となる。
「一時休廷します」
 裁判官が言って慶田盛と検察を呼んで法廷を出ていく。
「慶田盛のオッサンって弁護士なんだな」
「昔から弁護士だよ」
 健に答えて清史郎は言う。
「何かドラマ見てるみたい」
加奈が呟く。
「私たちが風間や無動やらの事件を暴けなかったら、不法滞在どころか殺人容疑だったんだ」
「そう考えると俺たちすごくね。もっと注目されても良さそうだけどな」
「現場押さえて風間とやりあったのはあくまでジョーカーなんだから」
「へいへい、元優等生は言う事が一々真面目ですね~」
「うっさい!」
 清史郎が二人のやり取りを聞いていると裁判官と慶田盛、検察が戻って来た。
「本法廷は被告に情状酌量の余地があるとし、在留カード取得の意志の有無を確認し、在留の意志のある者には発行するものとする」
 裁判官が重々しい口調で言ってハンマーを打つ。
「これって慶田盛のオッサンが勝ったって事か?」
「概ね勝利って所だろうな」
「ミンさんたち幸せになれるといいね」
 加奈が嬉しそうに言う。
「どうだかな。国籍があってもヒーター一つでひいひい言わなきゃいけない国だからな」
 清史郎が言うと健と加奈が笑い声を上げた。
 
 
「と、いう訳でウチに入国管理官やら何やらが来て大わらわだ。こっちはシノギを一つ潰されたのに割に合わない話だ」 
 緒方は『殺し屋』のカウンターに座って焼酎を飲んでいる。
「それでも組員を殺した相手には意趣返しができたんでしょう?」
 言って殺し屋円山がグラスを磨く。
「動画配信でジョーカーに全部持っていかれたよ」
 組員に呼ばれて途中から映像を見ていたのだが、ジョーカーの一人舞台と言っても良かっただろう。
 内密に知っていれば大日警備保障と愛国防衛戦線を締め上げて金を巻き上げられたのだが、これでは踏んだり蹴ったりのままだ。
「その割には嫌そうな顔をしていないんですね」
 円山がいつもの笑顔のまま言う。
「欲の皮の突っ張った野郎はまだ見逃せるが、能書き垂れて悪さする野郎には反吐が出るんだよ」
 緒方が言うと円山の笑顔の質が変わったように見える。
「ええ。確かに。だから僕も殺し屋であって殺人鬼ではないんです」
 円山の言葉に緒方は久しぶりに笑い声を立てた。
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candyrope365 · 8 years ago
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下北リーダーズ #5
東京をリードする下北沢をさらにリードするすげぇやつら、通称「下北リーダーズ」、今日は5回目。
今宵のリーダーはどんな人なのだろう、どんな活動をしているのだろう。そんなことを考えながら私・Kは下北沢を彷徨い、8時間。
もう今日は見つからないのかもしれない。そんな日もある。そもそも、そんなに簡単に会える人たちではないのだ。そう思っていた矢先、自転車を押すひとりの男が私に声を掛けてきた。
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「あの、ぼくリーダーなんですけど。」
ついにリーダーが!しかもまさか、リーダーが自ら話しかけてくれたのだ。やっと出会えたリーダーに、私の心は踊った。
だがしかし、だ。そんなことがあるだろうか?リーダー自ら話しかけてくるだなんて。いや、そんなはずはない。だって、これまで彼らを探すのにどれだけ苦労してきたと思う?
今さらリーダーが見つかるはずがないだろう。半信半疑が止まらなくなってきたそのとき、彼は言った。
「ぼく、「ハイヤーバイヤー」って言って、タクシーの値段を決めてるリーダーなんです。」
それっぽい。あまりにそれっぽい。しかし、やはり胡散臭い。「ハイヤーバイヤー」を名乗るものが、下北沢をリードできるとは思えない。だって、あの下北沢だよ。「ハイヤーバイヤー」って何だよ。「ハイヤーバイヤー」には無理に決まってる。
「ぼくと一緒にタクシーを値踏みしませんか。」
何を言っているのだこの男は。どうやらリーダーじゃなさそうだ。私はこの不審な男を無視することに決めた。
K「結構です。邪魔しないでいただけますか。」
「ちなみに『アンハッピーパラダイス☆エクスプロージョン』に出演してます。12/20~24、下北沢OFFOFFシアターにて。20日19時の回がおすすめですよ。」
…!?
「ぼくと一緒にタクシーを値踏みしませんか。」
K「ちょっとすみません。今、何て言いました?」
「だから、ぼくと一緒にタクシー値踏みしませんか。」
K「その前です。その前。」
「タクシーの値段を決めてるリーダーなんです、ぼく。「ハイヤーバイヤー」って言って。リーダーなんです、取材してくれませんか。」
K「『アンハッピーパラダイス☆エクスプロージョン』っていま、」
「言ってません。そんなこと、言ってません。『アンハッピーパラダイス☆エクスプロージョン』なんて、一言も言ってません。」
空耳だったのだろうか。彼は確かに、あの『アンハッピーパラダイス☆エクスプロージョン』に出演してる、と言った。ような気がした。
その公演の名を口にするということは、これまでと同様、彼もやはりリーダーなのだろうか。信じるべきなのだろうか。
いや待て、そんなはずはない。これまで会ったリーダーたちは、みんな謙虚で、自分の活動にプライドを持っていた。自らリーダーを称するような図々しい男がリーダーなわけがない。
「あと、ぼくハーバード大卒なんです。」
絶対にリーダーじゃない。確信した。
K「すみません、ふざけてる場合じゃないんです。リーダー探しに忙しいので。失礼します。」
「だから、ぼくがリーダーだって言ってるじゃないですか。「ハイヤーバイヤー」なんですよ。下北沢を走っているタクシーの値段を決めているんです。いくらで売れるのかって。あ、今通ったのは、27万8000円。」
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絶対嘘だ。嘘に決まってる。リーダーなわけがない。怒りがふつふつと湧いてくる。
K「いい加減にしてください。どうせあれでしょ、タクシーがこれまで走ってきた距離とか稼いだ料金とかで値段決めるんでしょ。だいたいわかりますよ。
私はそんな生ぬるい、リーダーもどきには興味がないんですよ。これまで会ってきたのは「道路・味確かめ」、「セルフキャッチボールマン」、「前髪ジンジャーエール」、「点字点字レボリューション」。
彼らはみんな素晴らしいリーダーたちでした。自分の活動に誇りを持っている。利益なんか省みずにね。見逃したものがあれば、ブログをさかのぼってください。
それに比べて、「ハイヤーバイヤー」って。値踏みって。資本主義の犬め。リーダーを騙るな。下北をリードする下北リーダーを、馬鹿にするな!」
「……」
K「どうしましたか。」
「あなたこそ、馬鹿にしないでください!!!!!!」
K「…え?」
急に叫んだ彼に、私はひどく驚いた。
「あなたこそ…あなたこそ、馬鹿にしないでください。ぼくだって、この仕事にプライドがあります。」
K「…じゃあ、じゃあどんな活動なんですか。言ってくださいよ!」
「ええ、言わせてもらいますよ。「ハイヤーバイヤー」、つまりぼくはね、ただタクシーを中古で売るために値段を決めてるんじゃないんです。タクシーに宿る愛の値段を計っているんです。」
K「あ、愛の値段?」
あまりにも突拍子もない言葉にいささか面喰い、思わず素っ頓狂に繰り返してしまった。タクシーに宿る愛の値段?何を言っているんだこの男は?
「そうです。例えば、さっき��27万8000円のタクシー。昨日までは2万円でした。でもね、今朝。ある若い男性のお客さんが、病院に向かってそのタクシーに乗ったんです。なんでかわかります?まあ、あなたみたいな冷たい人にはわからないでしょうけど。
あのね、その人は、子どもが産まれそうと連絡を受けて、病院にいる奥さんに会いに行ったんですよ。普段はタクシーになんか乗れない、貧しい若者が、タクシーに乗ったんです。
自分の財布の中身を一切かえりみずにタクシーに乗った彼は、無事出産に間に合いました。元気な男の子が産まれたそうです。彼は間に合うことができたんですよ、タクシーのおかげで。自分が父親になる瞬間に間に合ったんです、タクシーのおかげで。
この愛がわかりますか?。ひとりの若い男が、ひとりの父親になる。そのときに生まれる愛が。きっと、あなたにはわからないでしょうね。
ぼくは、そのとき生まれた愛に値段をつけて、価値をつけているんです。 タクシーに宿る愛を、数字という目に見える形にしているだけなんですよ。 だって、そのほうがみんなタクシーを好きになれるでしょう?
料金は高くっても、あのタクシーはこれだけの愛を運んだんだ、そう思えたら、タクシーを好きになれるでしょう?
やたら乱暴な運転をするなんて言われ、嫌われてしまうタクシーだって、あのタクシーはいま急いで愛を届けてるんだ、そう思えたら、それがわかったら、タクシーを好きになれるでしょう?
わかりましたか?「ハイヤーバイヤー」の本当の活動が。  「ハイヤーバイヤー」の、本当の意味が! 」
K「……」
私は自分を恥じた。自分の愚かさを恥じた。彼がリーダーかそうじゃないかなんてどうでもいい。そんなことは何の意味もない。
私はようやく理解することができたのだ。大事なのは、彼が自分の活動に、誰よりも愛を持っているということが。そして、その活動が、何よりも美しいということが。
私はそのことをわからず、思い込みで否定してしまった。こんなことではインタビュアー失格だ。
気がついたら、涙が止まらなくなっていた。
「わかってくれたみたいですね。」
K「…本当にごめんなさい…無礼を許してください。私は、私は、なんて最低なんだ…。」
「…いいんです。いいんですよ、もう。泣かないでください。わかってくれればいいんです。誤解されやすいことはわかってます。だからこうして、あなたがわかってくれたことが、何よりもぼくは嬉しんです。だから、お願いですから泣かないでください。それよりほら、一緒にタクシー値踏みしませんか。」
K「でも私には…」
「大丈夫、できます。簡単ですよ。心の眼で見れば、わかるんです。タクシーに宿る愛が。一緒に、愛を計りましょう?」
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(※許可を得て撮影しています。)
K「ありがとうございます……。「ハイヤーバイヤー」、あなたこそ、真のリーダーだ。ついていってもいいですか。いえ、ついていかせてください。私に、愛を教えてください。お願いします。」
「もちろんですよ。一緒に活動してくれる人がいると、ぼくも嬉しいですから。」
こうして、私と「ハイヤーバイヤー」は、夜の下北に繰り出していった。タクシーを値踏みするために。愛を、知るために。
そういえば、彼が果たして本当に『アンハッピーパラダイス☆エクスプロージョン』に出演しているのかどうかは、わからずじまいだった。川本という名前で、出演しているのかもしれない。そうでないのかもしれない。わからない。でも、いい。私はこうして愛を知ることができたのだから。そしてそれはつまり、人生の喜びを知ることができたということなのだから。
「ちなみにぼく、ハーバード大卒なんです。」
やはり、謙虚ではないみたいだが。
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kuroda-kanbee · 8 years ago
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数年分のコピペ002
「変態」⇒「ある種の知識に精通している」 「悪趣味」⇒「自分の世界を持っている」 「臭い」⇒「フェロモンが溢れ出ている」 「愛想が悪い」⇒「媚(こび)を売らない」 「愛想笑い」⇒「空気を読める」 「飽きっぽい」⇒「気持ちの切り替えが早い」 「浅はか」⇒「行動を起こすのが早い」 「いい加減」⇒「おおらか」 「意地っ張り」⇒「意志が強い」 「内気」⇒「おしとやか」 「おこがましい」⇒「威勢がいい」 「ガラスのハート」⇒「繊細」 「気が弱い」⇒「優しい」 「キモい」⇒「存在感がある」 「きれやすい」⇒「素直」 「暗い」⇒「落ち着いている」 「オンチ」 ⇒「誰にもマネできないアレンジ」 「計画性がない」⇒「行動力がある」 「愚痴を言う」⇒「スッキリする」 「孤独」⇒「自立している」 「寂しがり」⇒「優しさに敏感」 「舌ったらず」⇒「愛嬌がある」 「緊張感がない」⇒「肩の力が抜けている」 「ぐうたら」⇒「自分の気持ちに正直」 「睡眠不足」⇒「趣味をたくさんもっている」 「ずるい」⇒「頭がいい」 「短絡的」⇒「決断が早い」 「デブ」⇒「おいしく食事をできる」 「泣き虫」⇒「感情を素直に表現できる」 「能天気」⇒「前向き」 「ばか」⇒「素直」 「悲観的」⇒「想像力豊か」 「不公平」⇒「人間らしい」 「プライドが高い」⇒「誇り高い」 「利己主義」⇒「合理的」 「ルーズ」⇒「リラックス」 「わがまま」⇒「自分のことが好き」 「ヲタク」⇒「ある種の知識に精通している」 ネガティブな言葉をポジティブに変換する方法 (via petorushi) (tomtomjpから)
Wikipedia見てびっくり! 志位さんは「陸軍中将の孫」で おじが「関東軍情報将校」で 後にソ連の「二重スパイ」と公安に自白 志位正人 陸軍中将 志位正二 陸軍陸軍少佐 世の中、まだまだ知らない事が一杯あるわあ…
1位・新宿駅 2位・池袋駅 3位・渋谷駅 4位・大阪駅(梅田駅含む) 5位・横浜駅 6位・北千住駅 7位・名古屋駅(名鉄・近鉄含む) 8位・東京駅 9位・品川駅 10位・高田馬場駅 ※日本のではなく世界のランキングです あじゃじゃしたー - 世界の駅乗り降り数ランキグンwwwwwwwww (via darylfranz)
子供の頃に 「人類みな兄弟」「人は話し合えば気持ちが通じる」「世界平和」 などど子供の頃に平和ボケ教育を受けた奴らが役員になって 中国に進出とかしてるんだよ、 世界は平和なんかじゃない、 とくに中国と韓国は契約なんて守らない 非常に危険な国だった ちゃんと子供の頃から学校で教えてないとダメなんだよ 【拡散】日本企業の中国撤退は事実上不可能である事が判明!!!!! 退職金支払いや追徴課税、数年にも渡る税務当局の調査で撤退がどんどん先延ばしに!!!!! そして、万が一裁判を起こされたら一巻の終わり!!!!! 社長が物理的に出国不可能となる恐怖の法案「中国民事訴訟法231条」が発動する!!!!!! 2ch「おい、なんだこれ??」「チャイナリスクなんて言ってられるレベルじゃなくなってきた・・」「すっげぇ・・完全に民族ぐるみ、国籍ぐるみの乗っ取りじゃないか・・・」 - News U.S. 中国・韓国・在日朝鮮人崩壊ニュース (via 774rider) (koke-musumadeから)
世界中の科学者が集う学会の開催宣言にて スイスのある重鎮学者「科学の世界の公用語は皆さん、英語であるとお考えだと思いますが違います。科学の公用語は”へたな英語”です。どうかこの会期中、あらゆる人が進んで議論に参加されることを望みます。」 かっけえw
2015/7/28 大雑把に、こんな感じ? 70年間、中共の命令・指導下で( 日本侵略滅亡を目指していたが( 世界情勢の変化により方向性がずれてきた。 在日利権派: すぐに本格侵略より地方を朝鮮自治区にして利権を得る方がおいしくて現実的と思ってる。半島には帰る気はない。草加の多数はココに所属( 在日サヨク派: 北系在日多数と日本人サヨクが混ざってる。北の中共派粛正で中共サヨクと微妙になった。統一の多数はここに所属( 中共サヨク派: 中共の日本侵略をめざす。 232 :名無しさん@おーぷん :2015/07/28(火)22:56:51 ID:6n6 ( コミンテルンの関与が弱すぎる( やり直し とりあえず( ヴェノナ文書でググろう( さすればGHQの影響が( 如何なるものだったかが理解出来る( 在日の問題はその延長に過ぎない ※参考 ベノナ - Wikipedia ベノナないしベノナ計画(英: Venona project、ただし一部機関では、VENONA と大文字表記する)は、1943年から1980年までの長期にわたって、アメリカ合衆国とイギリスの情報機関が協力して極秘裏に行ったプロジェクトである。主要任務は当時のソ連が第二次世界大戦後半に発信した暗号文を解読することであった。アメリカ合衆国とイギリスがこの作業に用いたコードネームは少なくとも13あったことが知られている。「ベノナ」はその最後のものである。「ベノナ」の意味は現在も不明。先立っては「JADE」、「BRIDE」、「DRUG」という名が使用されていた。この計画に関連した日本における出版物では、ベノナをヴェノナと表記したり、解読されたファイルを指してベノナファイルと表記されることがある。 極めて高度の機密とされていたが、1995年7月に原爆研究やマンハッタン計画へのソビエトのスパイに関する文書が公開され、さらなる公開で約3000に上る解読文書が公開された。( ・・・ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%8A 第9回 追悼・感謝 英霊顕彰・県民の集い【ヴェノナ文書が暴いたルーズヴェルトの戦争責任】 | スタジオ日本 日曜討論 「ヴェノナ文書」が暴いたコミンテルンの戦争責任 ■コミンテルンのスパイを暴いた「ヴェノナ文書」の衝撃 第二次世界大戦前後の時期に、アメリカ政府内部に多数のソ連のスパイが潜入していることを暴いた「ヴェノナ文書」の公開以降、同国内では、「ルーズヴェルト政権はソ連や中国共産党と通じていたのではないか」という古くからの疑念が、確信へと変わりつつある。当然、当時をめぐる歴史観の見直しも進んでいる。しかも、そのピッチは近年、急加速していると言ってよい。 ヴェノナ文書とは、第二次世界大戦前後の時期にアメリカ国内のソ連のスパイたちがモスクワの諜報本部とやり取りした秘密通信を、アメリカ陸軍情報部が秘密裡に傍受し解読した記録である。1995年、アメリカ国家安全保障局(NSA)が公開した。 これら機密文書が次々と公開され、その研究が進んできた結果、ルーズヴェルト大統領の側近であったアルジャー・ヒス(傍線は共産党員又は協力者と思われる人物。以下同じ)を始めとする二百人以上のスパイ(あるいは協力者)が政府官僚として働いていたことが立証されつつあるのだ。【略】( ・・・ http://touron.l-mate.net/archive/seminar130804.php 「『ルーズヴェルト政権はソ連や中国共産党と通じていたのではないか』という古くからの疑念が、確信へ」( 「ルーズヴェルト大統領の側近であったアルジャー・ヒスを始めとする二百人以上のスパイ」 233 :名無しさん@おーぷん :2015/07/28(火)23:04:57 ID:6n6 ( ヴェノナの次はミトロヒン文書な( とどめにフランクフルト学派を理解すれば( 現代にまで存続する陰謀の( 大半は氷解する 一人前の陰謀論者になりたければ( ここまでは頑張って欲しい
税金? 罰金? 稼いだら罰金 → 所得税 買ったら罰金 → 消費税 所有者は罰金 → 固定資産税 動かすと罰金 → 自動車税&ガソリン税 飲んだら罰金 → 酒税 吸ったら罰金 → タバコ税 死んだら罰金 → 相続税 継いだら罰金 → 相続税 貰ったら罰金 → 贈与税 住んでると罰金→ 住民税 働かないと賞金→ 生活保護
ロマンティック・コメディに必要な要素は以下の通りです。 その1「出会いはキュートに」 その2「反発しながら惹かれ合う」鉄板です。仕事のライバルでも可。 その3「嘘をついて接近する」もちろん愛が芽生えはじめた大事な瞬間にその嘘はバレます その4「婚約は一度は破棄される」バリエーションとして「結婚が無効になる」があります。最近だと「ラブ・アゲイン」はこのバリエーション。 その5「高嶺の花にはかならず手が届く」このままハッピーエンドになる場合と、振り向いてくれた憧れの対象ではなくて身近にいた相手に気がつくパターンに分かれます。 その6「デートもキュートに」デートアイデアを提供してくれないようなロマコメはロマコメではない。意外なところだと、アダム・サンドラ主演作のデートはいつもひねりがあって面白いです。 その7「プレイボーイ/プレイガールはかならず陥落する」高嶺の花とはまた違うパターン。各自が持っている「恋の法則」「恋の哲学」が使えなくなる時がかならず来ます。 その8「恋敵は上手に退場させる」これが難しい。ここでつまずくラブコメ多数。ノラ・エフロンさえ一度失敗している。「Baxter」は「退場する恋敵」を主人公にした映画で、ラストにツイストがありました。 その9「適切なアドバイスをする第三者がいる」影の重要人物です。「ここで恋を逃したら後悔する、行け!」『ステイ・フレンズ』のジャスティンには二人もいました。この「適切なアドバイスをする第三者」をオネエキャラのゲイ友にする脚本家はサボっています。 その10「失った相手は取り戻せる」どうやって取り戻してみせるかが脚本家の腕の見せ所。デート並みにキュートなアイデアが必要です。 その11「告白もキュートに」「好きだ」「愛している」の代わりに「黙って(カードを)切って」というのが映画です。今年一番良かった告白は「いつかパンケーキを焼いてあげる」(今年年末公開の映画) その12「ハッピーエンド」ロマンティックな曲がかかり、飛行機が飛び立つシーンで終われば文句なしです。
朝鮮の歴史というのは、服属した宗主国が没落崩壊していくのを、朝鮮が狼藉陵辱を尽くして溜飲を下げていった歴史と言っても良い。あまりにも、前宗主国への侮蔑が露骨で酷いため現宗主国の怒りを買った例すらある。その歴史において、前宗主国が復活した例は無いのだが、唯一の例外が日本国なのだ。韓国人にとって、日本ほど目障りな国は無いのかもしれない。
まず肯定 ・ゆっくり喋る ・早く反応し過ぎない ・正論が正しいとは限らないことを理解する ・言う必要がないことは言わない ・弱点をつこうとしない、探さない ・話を素直に聞く態度 ・疑問を抱き過ぎない ・断定系を使わず提案するような疑問系を使う 自覚はないのに「言い方がキツイ」「上から目線」と言われる原因と対策について考えてみた - Togetter (via fffff9)
11月 7, 2015 最近蚊が増えてよく噛まれるけど、Twitterで知った「蚊の毒は、50度で壊れる」のおかげでめっちゃ助かってる。ポットのお湯を紙コップに入れて、ちょっと水で温度下げて刺された所にチョイチョイと掛る。熱っ!ってなるけど、面白いほどピタッと痒み止まる。オススメです0 Twitter / ShadowCodex (via gkojax) (元記事: lastmomentlines (pipcoから))
11月 7, 2015 人って「して欲しいこと」をしてくれる人の優しさには気づきやすいのに「しないでもらいたいこと」をしないでいてくれる人の優しさには中々気づけなかったりするんですよね。何かの時に裏切らないでいてくれるとか、酷いことを言わない・しないでいてくれるとか…いざという時のそんな優しさ、超大事。 Twitter / chilime (via gkojax) (rebreから)
11月 5, 2015 1.国籍 2.魂(精神) 3.人種(民族)の内、国籍と魂は一致させるのが望ましい�� 実は「そんな事をするのは日本人じゃない」と日本人が言うのは「魂」の事を言っている事が多いのだ。 日本人が意識した方が良い事として国籍と人種は違う事。 - 言霊と革命を超えて (via shinjihi)
11月 16, 2015 こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく
11月 16, 2015 一事を必ずなそうと思ったら、ほかのことがダメになっても嘆いてはいけない、人から悪く言われても決してきまり悪く思う必要などない。すべてのことを犠牲にしなくては、第一の大事はなすことができない(兼好法師) 11月 16, 2015 「言ってはいけない事を、最も言いたい時に言わない」のが大人 小池一夫さんはTwitterを使っています: “どンなに腹が立って怒りが込み上げてきても、相手の「魂の領分」に係わる事で相手をやり込めては絶対いけない。言った方は一時溜飲を下げるだろうが、言われた方は一生忘れない。人は舌でつまずく。「言ってはいけない事を、最も言いたい時に言わない」のが大人と言うものだ。(小池一夫)” (via c610) (sasami120gから)
11月 15, 2015 「水の如くであれ。水は障害物があるときはとどまり、なくなれば流れ出す。四角の器に入れば、四角になるし、円い器に入れれば円くなる。この謙虚さが、何よりも人間を強くする(老子)
11月 16, 2015 自衛隊の練度の高さはアメリカでも語りぐさになっているそうですな。 ・演習後、アメリカの誇るトップガン出のエリートたちが口をそろえて 「空自とだけは戦りたくない」と明言。  エリートのプライドを木っ端微塵に打ち砕かれたか、再教育志願者が続出した。 ・実弾射撃演習のためにアメリカ派遣された陸自砲兵部隊。ばかばかしいほどの命中率にアメリカ側が恐慌を起こした。  アメリカ側が、「超エリートを集めた特殊部隊を作っても意味がない」と本気で忠告してきた  (もちろん陸自は通常編成のまま)。  ついでに、その演習を見に来ていたWWII&ベトナム生き残りの退役将校が、 「彼らがいてくれればベトコンを一掃できたし、あんなに死人が出なくてすんだのに」と泣いたというオチが付く。 ・ホークだかパトリオットだか忘れたけど、演習でアメリカ側の発射したトマホークの 迎撃訓練で、数十発を全弾撃墜した。  なお、数十発のうち、後半は超低空・対地誘導その他、隠蔽技術をフルに活用した上で この成績。 スターファイターでイーグル相手に撃墜判定をたたき出した故ロック氏の例を挙げるまでもなく、少数で、様々な制約を課せられているが故に、その制限枠内ギリギリ まで戦力を高めようとする努力の結果なんでしょうけどね。 人種の優越とか、 才能とかじゃなくて、文字通り体が擦り切れるような過酷な訓練の成果だと思うと、 自然と頭が下がります。 こんな人々に守られて、私らは平和と繁栄を謳歌してるんだなぁ、 としみじみ感謝の念を噛み締めることがありますよ。 (via shinjihi) (satobon99から)
11月 29, 2015 悪人は亡ぼすこともできる。だが、惑わされた善人ばかりは、どうすることもできない。 幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341)) / アーサー C クラーク - 電子書籍 名言まとめ (via rokuroku)
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。 現代の人たちは、悲壮な顔をしてあくせく働いている人が多い。 成功や栄誉や勝ち負けにこだわってばかりで、熱中することを忘れてしまったんじゃないか。 好きなことに没頭すること自体が幸せのはずなのに。 「成功しなかったら、人生はおしまい」と決め込んでいるのかもしれないが、成功しなくてもいい。 全身全霊で打ち込めることを探しなさい。
第ニ条 しないではいられないことをし続けなさい。 打ち込めることを探すには、好奇心を大事にすればいい。 好奇心がわき起こったら、とことん熱中してみる。 そうすると、「しないではいられないこと」が姿���あらわす。 それでも見つからないなら、無我夢中で遊びや趣味に没頭した子どもの頃を思い出して見なさい。 初心に帰って、仕事にあらためて喜びを見出すのもいいし、ずっとやりたかったのに我慢していた趣味をやってみるのもいい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。 我を忘れて没頭できることを見つけたら、ひたすら自分の道を進めばいい。 周囲の目や評判を気にして「世間のルール」に合わせようなどとしてはいけない。 とことんやっていくと「奇人」とか「変人」と呼ばれるようになる。 実際、彼らは幸福な人が多いことが分かった。 あなたも奇人変人になりなさい。
第四条 好きの力を信じる。 水木先生が幸福だと言われるのは、勲章をもらって偉くなったからではない。 好きな道で60年以上も奮闘したから。 漫画を書くことが好きな水木先生は、漫画の筋を考えるため、売れなかった時代でも、原稿料の大半は漫画の筋を考えるのに役立ちそうな本や資料を買い込むのに使っていた。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。 好きなことにのめり込み、才能が開花してどんどん伸びたとしても、努力に見合う金はなかなか得られないもの。だからといって悲観してはいけない。ただただ好きな道で努力するべき。大好きなことに熱中すること自体が喜びであり、幸せです。その行為が金銭的に報われる方がいいに決まっているが、結果の良し悪しには運がつきまとう。
第六条 なまけ者になりなさい。 努力をしても結果はなかなか思い通りにはならない。だから、たまにはなまけないとやっていけないのが人間。中年を過ぎたら愉快になまけるクセをつけるべき。水木先生は中年を過ぎたころ、連載の本数を減らして、世界中の楽園や妖怪の住処を訪れる「世界妖怪紀行」を始め、今までに78回も世界を旅した。
第七条 目に見えない世界を信じる。 これは宗教の話ではありません。世の中には、人間の五感ではつかまえられないものがいる。世の中には「見えない世界」が広大無辺に広がっている。その代表が妖怪だが、現在絶滅の危機に貧していて、その存在が薄れるとともに、どうも人間はつまらなくなった。彼らは人間を活気づけ、生き生きとさせる不思議な力を持っているのです。 ********************************* 大正時代の貧しい家で生まれ、戦争に行ってはマラリアに掛かり、空襲で左腕を失いました。 帰国して職を転々とし、紙芝居作家になるが飯が食えず、漫画家になっても鳴かず飛ばず。 そんな水木先生が漫画で食べられるようになったのは40歳を超えてから。 成功を手にするまでに過ごしてきた半生は、実に壮絶なものだったようです。 そんな長い人生を駆け抜けてきた人生の大先輩からの貴重なアドバイス。 ぜひ、心に留めておきたいですね。 出典元:水木サンの幸福論 (角川文庫)
12月 2, 2015 大音量で音楽鳴らして走っている車からいい曲を聴いたことがないように、声がデカいやつの意見にはロクな意見がない。真実は常につぶやかれるものだ。
12月 5, 2015 アメリカでは、相続税が40%とられるはずなので、マーク・ザッカーバーグ氏の資産を計上すると、2兆円以上を支払わなければいけないという。しかも、ほかの税ももろもろ計上されてしまい、5・5兆円の株式資産があります、と言ったところで、実は手元に残るのは2兆円ほどと試算される、と。 しかし、創業者が自身の保有する株式を全部お金に換えてしまえば、価格崩壊が起き、会社は成り立たない。 何を言ってるか分からない? 要は、たった今、もし仮にの話だが、マーク・ザッカーバーグ氏が何らかの不幸に見舞われ、死亡したとしよう。生まれたばかりの娘は大量に自動発生する相続税を「事実上」支払うことができず、何にもできないままに「破産してしまう」可能性がある、というのだ。 ではそれを回避するにはどのような方法があるのか? その回答の一つが今回のマーク・ザッカーバーグ氏のとった行動である。要は「寄付する」という名目で「新しい団体」を設立してしまうのだ。アメリカにはドネーション(寄付)文化が根付いている、という話が所々で聞かれるが、私もアメリカで生活して実感したことだが…これは寄付だけではない。 簡単に言ってしまえば、「節税対策」なのだ。 大量の資産を保持する人間は社会貢献のために「寄付」という��で何らかの「団体」を設立する。すると、あくまで社会に対する「寄付行為」でしかないので、その金額に該当する税金が免除されるという仕組みだ。なので、アメリカの多くの富豪たちがドネーションを行うのだが、実態はただの節税対策だったりするのが実態なのだ。 話をザッカーバーグ氏の件に戻そう。 このままでは、生まれたばかりの娘に、大変な税金が発生してしまうが、創業者の株式を税金を納付するためにそこまで一気に売却などできない。しかも、その金額が、2兆円以上ときたもんだ。 そこで、「世界の教育に役立てるため」とか何とか言って「慈善団体」を設立する。そこで、なんの仕事をしなくてもいいので、ザッカーバーグ氏本人や生まれたばかりの娘を… 役員として登録する。 すると、5・5兆円は入ることはないが、5・5兆円の基金の「利子分」は自分たちでお小遣いとして自由に動かすことができるようになるというからくりだ。もし預けた銀行の利息や何らかの運用で2%のゲインがあったと仮定しよう。5・5兆円の2%だ。 1100億円だ。 なんと、生まれたばかりの彼女の手元には、毎年、利息だけで1000億円以上のお金が転がり続けてくるのだ。この利回りが4%だった場合、年間2000億円以上だ。もはや、国でも運営してくれ、の世界である。 単純に「世界の教育のための、子供たちのための団体を作ってそこに寄付します」と言われると惑わされがちになるのだが、これはアメリカでは富豪たちが意外と誰でもやっているレベルの「ただの節税対策」だったりする。 Facebook創業者のM・ザッカーバーグ氏の寄付は「いい話」でもなんでもないという現実 (via c610) (flow7から)
12月 5, 2015 やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ 話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず 山本五十六(1884-1943) ZDNet Japan Blog - 真水不足のミッドウェイ:貧乏だったワケじゃないけれど (via mnky) (via hustler4life)
12月 5, 2015 ●100年以上創業している企業の数 韓国・・・・5社 中国・・・・1000社 欧州・・・・4000社くらい 米国・・・・1万社 日本・・・・5~10万社 かんべえの不規則発言 (via pdl2h)
12月 5, 2015 1898年 日本の抗議にもかかわらず、アメリカが謀略によってハワイ王国を併合。 1899年01903年 アメリカ・フィリピン戦争。アメリカがスペインから独立させたフィリピンを植民地に。 1919年 日本は国際連盟規約宣言の中に人種平等の原則(人種差別撤廃条項)を挿入する事を提案し、17票中11票の賛成を得ましたが、委員長のアメリカ大統領ウィルソンは、「斯かる決議には全員一致を要する」との理由で拒絶。 1922年 アメリカ最高裁が「黄色人種(日本人)の帰化権はない」と判決。既に帰化した日本人の権利まで剥奪出来るとしました。 1924年 「絶対的排日移民法」が成立。アメリカは、ヨーロッパからは毎年何十万人もの移民を入れていた時、日本人移民を一人も入れない法律を作りました。 1939年3月 アメリカは、中国が軍用機や発動機を購入の為に1500万ドルを借款。 1939年7月26日 アメリカが日米通商航海条約を破棄。 1940年1月4日 アメリカが錫、屑鉄の対日輸出額を前年度の半分にすると通告。 1940年6月5日 アメリカが工作機械の対日輸出を禁止。 1940年7月31日 アメリカが航空機用ガソリンの東半球への輸出を禁止。 1940年9月25日 アメリカが重慶政権に2500万ドルの借款。 1940年9月26日 アメリカが屑鉄の輸出を全面禁止。 1940年11月3日 アメリカ大統領が重慶政権に更に5000万ドルの追加借款。 1940年12月2日 アメリカが蒋介石の重慶政府に一億ドルの借款供与。 1941年3月31日 ルーズベルト大統領が提出した武器貸与法案が成立。米海軍が護衛する輸送船団により連合国へ武器供与を開始。 1941年7月23日 ルーズベルト大統領など米国首脳が、フライング・タイガースによる日本本土爆撃計画に署名。 1941年7月25日 在米日本資産を凍結。 1941年8月1日 アメリカが対日石油輸出を全面禁止。 1941年11月26日 ハルノート提示。 1941年12月7日 真珠湾攻撃。 日米近代年表 米国が日本に戦争を仕掛けた事実|本当の日本の歴史: 2010-12-20 (via nandato) そら真珠湾やられても何も文句言えないだろ (via sierra7) 爽やかなぐらい明白な戦争行為 (toshikawaから)
12月 4, 2015 相手の全部を受け入れることと相手の中身を変えることの両方をやってのけないことにはアイシテルもヘチマもないのである。(富岡多恵子)
12月 15, 2015 息子が「とうちゃん、黒いネクタイ、買いに行こうよ」と言ってきたのです。 「黒いネクタイ? そんなもん、どうすんだ?」 「だからさぁ、疑似裁判で締めるんだよぉ」 アメリカの高校生たちの疑似裁判については昔、紹介しましたが、早い話、運動神経が鈍い「勉強お坊ちゃんたちの体育会」だと思って下さい。 「おまえのコーチは、そんな間抜けなコト言っているのか?」 ここで僕は三原山の噴火みたいに、カーッと頭に血が上ったわけです。 「貴様っ、法廷ではパワー・タイ(power tie)を締めるものなんだっ! 間違っても、葬式のネクタイ(funeral tie)じゃない」 横からワイフが「あら? でも先生からのメールで、白いシャツに黒いタイって、書いてあるじゃない?」 「ちがーう! 法廷では、ふてぶてしい自信(confidence)を、そこいらへんに振り撒く必要があんだ。黒いタイじゃ、お悔やみ(condolence)申し上げますになっちまうじゃないかっ!」 「あんたの言う事なんか、アテになんないわ。コーチの言う事の方が、正しいと思うけど?」 「ばかもん、おまえにビジネスの何がわかる! オレはこう見えても昔、JP fucking モルガンに居たんだ。パワー・タイが何を意味するかということぐらい、わきまえている。よし、これからメンズ・ウエアハウスにネクタイを買いに行こうじゃないか。そこで仕立師の主人に聞けば、誰が正しいか、わかるから」 そこで息子と僕は、クルマで近くのメンズ・ウエアハウスに行きました。 ところが出て来たのは二十歳くらいの短大出たばかりのようなクネクネしたオネエチャンです。(嗚呼、万事休す……) 案の定、オネエチャンは、オサレなネクタイを次々に広げ始めます。どれもこれもクソ軟弱な、ファッションボーイみたいな柄です。 「ちがーう。そうじゃない!」 その場の異様な雰囲気をセンサーでキャッチしたのか、店の裏から白髪の仕立師の老人が出てきました。 「どういう御用ですか?」 「あ、息子が疑似裁判で原告弁護士を務めるんです」 「ふむ、パワー・タイじゃな」 そう言うと、仕立師は、まるで手品のように5本ほどのネクタイを出してきました。真っ赤なものや、鮮やかなブルーも含まれています。そして息子に向かって「お若いの、大統領のネクタイを、テレビで観た事、あるかな?」 「………」 「大統領がテレビに出る時、締めているネクタイは、全てパワー・タイだ。悪い事は言わん。疑似裁判で勝ちたいと思うなら、コレとコレにしておき」 僕が大きく頷いたことは、言うまでもありません。 「ときに若いの、ちゃんとした靴は、もっているのか?」 ここで僕は得意になって、割り込みました。 「先日、新調しました。黒のキャップ・トウ、オックスフォードの6穴レース・アップです」 「キミの父上は、よくおわかりだ。で、スーツは?」 「黒です」 「よかろう。タイはウインザー・ノットに締めたまえ」
読者の皆さんは「なんで下らないファッションの事など、投資ブログに書いているの?」と思われるかもしれません。でも若しグローバル・エリートの話をするのであれば、少なくともコンサルタントや弁護士やバンカーの世界では、「服装の自由」という事は、ありえないのです。 グロマチョ筋トレ道場 服装編 - Market Hack (via itokonnyaku) (darksidejediから)
12月 15, 2015 自分の考えに気をつけよう。それは言葉になる。 自分の言葉に気をつけよう。それは行動になる。 自分の行動に気をつけよう。それは習慣になる。 自分の習慣に気をつけよう。それは人格になる。 自分の人格に気をつけよう。それは運命になる。
フランク・アウトロー(米国の実業家)の言葉より。 Ange 編集部:自戒を込めて。人格の出来方。 http://eyes.soreccha.jp/e191487.html (via kingcurtis) (iamhigeから)
12月 15, 2015 アメリカ帰化申請には5つの条件があります。 1つ目は、永住資格を取得後5年間居住すること。 これはその国に住まずしてその国の文化は理解できない��らです。 2つ目は、道徳的人格を備えた者であること。 日本にも素行が善良であることという規定がありますが、アメリカは徹底しています。 過去5年に遡って、殺人、薬物所持、ギャンブルによる違法収入、売春、重婚といった具体的犯罪歴がないか、FBIが調査するのです。 3つ目は、読み、書き、話し、聴くといった英語能力で、英語能力なく��てアメリカを理解することはできないからです。 4つ目は、国旗に敬意を払い、国歌を歌い、戦没者に… (話の途中だが会場からかなり大きな拍手が沸き起こる) 戦没者に追悼に意を捧げることを始めとして、アメリカの歴史と文化、そして政府の仕組みに関する知識を取得することです。 これら4つがクリア出来て、最後に5つ目の忠誠宣言が行われます。 この宣言で、帰化申請をする外国人は、母国に対する忠誠を放棄し、もし要請があれば武器を持って合衆国軍の一員として戦うことを誓うのです。 (かなり大きな拍手と賛同の声) 母国とアメリカが一戦を交えることがあっても、アメリカ人として武器を持てるのか!こうした覚悟が無ければアメリカ人としての市民権つまり国籍は与えられない!ということです。 (大きな拍手) たかだか250年の歴史しかない移民大国のアメリカでさえ、自国の歴史に誇りを持ち、国家への忠誠心、具体的には国防の義務と参政権はセットとして考え、国籍のバーゲンセール、安売りは絶対にしません。 (かなり大きな拍手) 2600年も連綿と続く日本が、日本人としての生活習慣や文化、日本語の能力、日本の歴史や政府の仕組みに関する知識の取得、そして日本に対する忠誠心をなぜ新しく日本人になる人に要求出来ないのでしょうか? (本日一番とも思える大きな拍手と賛同の声) 日本が今なすべきは、国籍取得のハードルをもっと高くして、 (話の途中だが会場から大きな拍手) 日本に忠誠を尽くすことを誓う外国人にだけ国籍を与えるように法律を改正することです。 (かなり大きな拍手と賛同の声) 歴史と伝統を誇るこの素晴らしい日本を守るために外国人参政権付与法案と国籍の安売りを絶対に阻止しましょう。 正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現 河野太郎が売国法案提出へ「特別永住者等の国籍取得特例法案」在日は届出だけ審査なしで日本国籍 (via bochinohito) (tra249から)
12月 15, 2015 外国人に生活保護してるのは1950年11月27日、 在日朝鮮人が生活保護を要求して長田区役所を襲撃し、長田区役所襲撃事件の後も、 在日朝鮮人は、1951年の下里村役場集団恐喝事件、1952年の万来町事件など、生活保護費受給を求める騒乱事件を相次いで起こしたことなどによる これ、初めて聞いた。 Twitter / peponist: 外国人に生活保護してるのは1950年11月27日、 … (via gasarak) (muuuuから)
12月 26, 2015 鼻腔のひだひだが充血して膨らんで気道を狭めるからですよ。膨らむ理由は炎症とか、鼻の骨のゆがみとかがあるからと思います。左右の目の瞳の下の頬骨のとがった辺り(「しょうきゅう」って言う所あたり。)を人差し指と親指で右側左側をはさむようにしてマッサージして見てください。頬骨が開く方向になると息が少しし易くなります。鼻が詰まっていると血行が悪くてその指で押している所はかなり痛いですが、痛くならないくらいまでマッサージします。程よく血行がもどったら鼻の通りはそれよりもよくなると思います。 鼻が詰まる理由について - Yahoo!知恵袋
本当だ! (via kwwwsk)
12月 26, 2015 日本人の言う無宗教ってのは単に人間の作った宗教団体に所属する気は無いって言ってるだけだよ 社会や自然に対する帰属意識はちゃんと持ってて道徳や感謝はそれで維持出来てるから安心しろ 宗教全否定する奴ちょっと来いや - スチーム速報 VIP
12月 30, 2015 日本は教科書に韓国の歴代政権の言葉を載せた方がいいと思う。
朴正熙:完全かつ最終的な解決 金泳三:慰安婦の賠償は求めない 金大中:日本は謝罪した。私が謝罪を受けた 盧武鉉:任期中に過去史の話はしない 李明博:日本に謝罪は求めない 朴槿恵:最終的な解決
漫才教科書。 慰安婦問題が絶対に解決しない事が一目でわかる『息をするように嘘をつく韓国人』の習性 - ハムスター速報 (via darylfranz) (dormouse0から)
12月 29, 2015  見かけの効率と真の効率との違いを考えさせられる、こんな例もあります。人々に狭い出口から早く出てもらうには、出口付近に柱などの障害物を置くといいのです。歩行の妨げになると思うかもしれませんが、むしろ人の流れがよくなります。  これは一升瓶に入れたお米を出すとき、口に割り箸を差し込むと米がより多く流れ出るのと同じです。障害物がぶつかりを減らし、流れをよくするのです。  人が出口に殺到すると、ぶつかりあってその度に0.3秒くらい通常より時間がかかります。これに対して手すりや柱を置くと流れが分割され、互いにぶつからずに済むのです。 “アリの行列”と“蛍の光”から考える効率性:NBonline(日経ビジネス オンライン) (via nakano)
12月 29, 2015 ■1.二人のインドネシア人■  大東亜戦争というものは、本来なら私たちインドネシア人が、独立のために戦うべき戦争だったと思います。もしあの時私たちに軍事力があったなら、私たちが植民地主義者と戦ったでしょう。大東亜戦争はそういう戦いだったんです。  1950年8月に成立したインドネシア共和国の首相モハマッド・ナチールはこう語る。  もう一人、日本軍の設立した青年道場で軍事訓練を受け、義勇軍設立と幹部教育に尽力し、独立戦争中は情報面の責任者として活躍したズルキフリ・ルビスの言葉を聞こう。  オランダに再植民地化をあきらめさせる中心となったのは義勇軍出身者でした。日本がインドネシアにもたらしたもの中で、最も素晴らしかったことは訓練ですが、それがインドネシアの独立にとって最も重要な要素となったのです。…もし義勇軍がなかったならば、インドネシアの独立は南米のスリナム共和国のように長期間かかっていたかもしれません。スリナム共和国は、オランダから独立するのにインドネシアの独立からさらに30年もかかりましたから。  インドネシアが独立の夜明けを迎えるのに、日本軍は大きな役割を果たした。それがどのようなものだったのか、この二人の証言を聞いてみよう。 ■2.日本軍にびっくり■  ルビスは大東亜戦争開戦時はジャワ島中部のジョグジャカルタの高校生だった。当時のほとんどの家庭は子供を学校に通わせる余裕はなかったが、裕福な旧家に生まれたルビスは限られた例外の一人だった。  1942年3月、突然、日本軍がジャワ島に攻めてきました。町が急にあわただしくなってきました。  それまでオランダ植民地政庁はインドネシア人にとって絶対的な力を持っておりましたから、たとえ日本軍が攻めてきたとしても微動だにしないものだと思われていました。 しかし、ジョグジャカルタがあわただしくなって数日もしないうちにオランダ植民地政庁は日本軍に降伏してしまいました。ジョグジャカルタでは戦闘もなく、あまりにも簡単にオランダが降伏したので、私たちはびっくりしてしまいました。  インドネシア総督のチャルダは逮捕され、町にいたオランダ人たちもどこかに逃亡した。  それまでインドネシアを支配していたオランダ人がいなくなり、インドネシア人ははじめて自由というものを感じました。大人も子供も訳もなくオランダが敗れたことを喜び、興奮し、やがて日本軍が町や村へ来ると大歓迎しました。インドネシアでこれほど歓迎された外国人は、これまでなかったでしょう。  ところが、ジョグジャカルタにやってきた日本軍を見ると、どの日本人も私たちと同じように小柄で、同じ色の肌をしているので、さらにびっくりしました。 ■3.画期的な教育政策■  日本軍がやってきた時、ナチールは33才、イスラム協会の会長として社会改革運動に従事していた。日本軍はオランダ植民地政庁を倒してくれたが、単に支配者が交替しただけかもしれない、と疑っていた。  しかし、日本軍はナチールの予想もしなかった事を次々と始めた。第一に幽閉されていた独立運動の指導者スカルノ、ハッタを解放し、インドネシア側代表の位置につけた。第二にイスラム教に対する制約を撤廃し、マシュミ(インドネシア回教連合会)を作って、イスラム教の指導者達が初めて直接話ができるようにした。  日本軍のやったことで三番目に注目すべきことは、インドネシアの教育に力を入れたことでしょう。  これもオランダの政策とまったく違っていました。オランダの植民地政庁は長い間愚民政策を採ってきました。インドネシア人を教育すると、目覚めてオランダに反抗するかもしれませんし、また、農業に従事するだけなら教育は必要ありません。・・・学校に通うことのできるインドネシア人は全体の数%くらいではなかったでしょうか。・・・  ところが日本軍は、やって来ると、さっそく教育に力を入れ始めました。戦争でいったん休校になった学校を再開し、すぐに3年間の初等国民学校と、その上にさらに3年間勉強できる国民学校作りました。・・・日本軍がきてわずか1年あまりで、それまでの倍近くの子供が学校に通うようになりました。  日本軍は行政機構への現地人登用を進め、ナチールはバンドン市の教育部長に任命された。そして権限を与えられ、仕事を任せられた。これもオランダ時代にはなかった画期的なことだった。  教育に関する日本軍からの命令は、オランダ語の禁止と、日本語、唱歌、教練を含めることだけだったので、ナチールはインドネシア人としての自覚を持たせるようなカリキュラムを組んだ。本格的にインドネシアの歴史を教えるようにしたが、これもはじめてのことだった。また日本軍からインドネシア語の外に地方語の教育も勧められていたので、バンドンで広く���われていたスンダ語の授業を取り上げた。 ■4.熱心に仕事をする以外に独立を実現する道はない■  半年ほどもすると、バンドン市の属するプリアンガン州の内政部長として姉歯準平が赴任してきた。戦前に長くスラバヤやジャカルタの総領事を務めて、インドネシアとは関係の深い外交官だった。  姉歯はよくナチールや市の有力者数人を集めては日本軍の軍政に関する意見を聞き、また自身の考えを語った。  日本がインドネシアにやって来た目的は、インドネシアの独立を支援することで、日本人がここにいるのはあとわずかだろう。まずこれをしっかり頭に入れてほしい。  次に、将来、インドネシアが独立したなら、インドネシア人の中で首相が選ばれるだろうが、私は皆さんの中から首相が出ることを期待している。  そう述べた上で、朝7時から午後2時までの定時間を務めればすぐに帰ってしまうナチールらを注意した。姉歯は6時頃まで仕事をし、さらに書類を家に持って帰って仕事を続けていたのである。  インドネシア人は独立、独立と叫んでいるようだが、熱心に仕事をする以外に独立を実現する道はない。独立してもきちんと行政ができるように今から準備すべきで、そうでなければ、独立国としてやっていけないだろう。他の人はどうあれ、まずみなさんが率先しなければならない。  ナチールは恥ずかしい思いをすると共に、姉歯の考え方に共鳴した。 ■5.「青年道場」■  ジョグジャカルタに日本軍がやってきて数ヶ月した時、日本の青年訓練所でインドネシアの青年に軍事訓練を施すから希望者は集まれ、というビラが貼り出された。日本軍がオランダ植民地政庁を倒すのを見て、独立のためには自らの軍隊を持たねばならない、と考えていたルビスは、絶好の機会だと思って、 すぐ応募した。  数百名の希望者の中から選抜で90名が選ばれ、ルビスも無事合格した。そこで3ヶ月の軍事訓練を受けた後、昭和18(1943)年1月、ルビスと3名はより本格的な訓練を受ける為に、ジャカルタ近郊のタンゲランに新しく設置された「青年道場」に派遣された。  青年道場には、インドネシア各地の青年訓練所から選りすぐった二十歳前後の青年47名が第一期生として入学し、現場の責任者の柳川宗成中尉の訓示を受けた。  訓示の内容は、アジアを解放するために日本軍はインドネシアに来たが、独立は自分の力で成し遂げるものである。 しかしインドネシアは教育や軍事などあらゆる面で遅れているので、いますぐ独立はできないだろう、日本軍は知っていることをすべて教えるので、一日も早く学んで立派に独立してほしい、というものでした。  訓示の中で、悠長に構えている暇はないと度々強調されましたので、私たちの間には、緊張感が漲り、一刻の猶予もないのだ、とにかく早くいろいろなことを習得しなければならないという思いがいっぱいになりました。 ■6.日本軍の率先垂範教育■  青年道場では、朝5時から夜10時まで、軍事訓練、精神訓話、体育訓練、実地訓練などが行われた。精神訓話では、「正直であれ」、「勇気を持て」、「常に前進せよ」の3点を厳しく叩き込まれた。またインドネシアの歴史を初めて学んだ。  実地訓練は、教官が自ら率先してやってみせる、という教え方がとられ、自営農場での農作業では、柳川中尉自らふんどし姿で肥おけをかついだ。中上流の家庭出身者が多い訓練生たちは農作業の経験もなく、臭くていやがったが、やりながら自分のものにしていった。こうして教官と生徒の間の一体感も生まれていった。  ある時、午前中の野外訓練が終わった時、厳しさが欠けているというので、一人の小団長候補生が銃を持って立っているように命令された。午前中だけでもくたくたになり、その上の炎天下で直立不動というのは、大変な罰だった。その時、中隊長の土屋競中尉が、何も言わず、小団長候補生の隣で同じように 直立不動で立ち始めた。二人は一時間ほど、午後の訓練の合図まで立ち続けた。  私たちはそれをずっと見ていましたが、すばらしいことだと思いました。これまでインドネシアでこのような教育をする人はいませんでした。・・・インドネシアの若者全員に知れ渡り、全員感動しました。  土屋中隊長は、まだ20代半ばで、私たちとそれほど年齢は離れていませんが、常に私たちのことを考えていたと思います。訓練期間中、苦しくて倒れそうになると、いまはインドネシアが独立したときの要人を育成しているのだとか、インドネシア国軍が創設されたとき中心になる軍人を育成しているのだ、といって私たちを励ましてくれました。  同じ中隊にいたスハルトも土屋中隊長からは深い感銘を受け、大統領に就任してはじめて日本に行ったとき、土屋中隊長にだけはぜひ会いたいといって探してもらい、20数年ぶりに会っています。  ルビスは日本軍から受けた教育を次のように総括している。  そこでの教育はインドネシア人の民族精神を改革した画期的なものといえるのではないでしょうか。まず愛国心を育てたことであり、次に死を恐れぬ精神を植え付けたことです。さらにいえば、向上心を涵養したことなどもあげられると思います。 ■7.「ムルデカ17805」■  ナチールは独立後の首相となり、またルビスの青年道場での同期生スハルトは第2代大統領となった。独立は自らの力で勝ち取るものであり、そのための人材育成こそが急務であるという日本軍の方針は、見事に奏効したと言える。  この二人の証言に共通しているのは、姉歯準平氏、柳川宗成中尉、土屋競中尉らとの心の通った人間関係である。インドネシアの独立を願うこれらの日本人のまごころは、ナチールやルビスに伝わったのである。  日本軍の降伏した2日後、1945年8月17日に後の正副大統領スカルノとハッタは急遽インドネシア独立を宣言する。しかしオランダは再植民地化しようと軍隊を送り込み、インドネシアは4年5ヶ月もの独立戦争を戦わねばならなかった。  この中心となったのが、ルビスら、日本軍によって鍛えられた義勇軍だった。日本軍は彼らに大量の武器を渡し、また1~2千名の日本兵が、独立軍に身を投じて一緒に戦い、そのうち400名ほどの人々が戦死した。ジャカルタ郊外のカリバタ国立英雄墓地にもインドネシア独立の戦士たちとともに11名の日本人が手厚く葬られている。[a,b]  インドネシア独立に命を捧げた日本人将兵らは、現在上映中の映画「ムルデカ17805」[c]に描かれている。ムルデカとは「独立」、17805とは独立宣言の日付で、皇紀2605(西暦1945)年8月17日の事である。日本軍の独立支援への感謝として年号を日本の皇紀で表したのである。  我々の父祖の世代が、どのような思いでインドネシア独立に身命を投じていったのか、この映画を通じて偲ぶことができる。 JOG(193) 地球史探訪:インドネシアの夜明け (via chikuri) (rupazoから)
12月 29, 2015 アメリカの企業が、「クリスマスにサンタさんに電話しよう」と言うキャンペーンを開く
→広告に載った電話番号が間違っていた
→それどころか、アメリカ中央防衛空軍基地の、最重要ホットラインの番号だった
→総司令官が電話に出ると、小さい女の子からの「サンタさんですか?」
→最初はイタズラ電話だと思い冷徹に対応していたが
→事の重大さに気づいた女の子が泣き出してしまった
→慌てた司令官 「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」
→以後、毎年クリスマスには、NORADがサンタさんの追跡をするのが恒例となる 今年で60回目 クリスマスにサンタさんに電話しよう - 続・妄想的日常 (via darylfranz) (fortyniner045から)
12月 28, 2015 1月1日0時0分0秒 宇宙誕生(137億年前)
元旦に宇宙誕生。めでたい。こんなときこそ明けましておめでとうと言いたいものだ。
2月 バレンタインデーですがまだ地球ができてません。 3月 卒業シーズンですがまだ地球ができてません。 4月 お花見にでも行きたいところですがまだ地球ができてません。 5月 新緑の季節なので友達とピクニックにでも行きたいですがまだ地球ができてません。 6月 梅雨の季節はジメジメしてイヤですがそもそも地球が存在しないので梅雨でもじめじめすることはありません。ヤッタネ!と言いたいところですが一緒に喜ぶ仲間は存在しないしそもそも嫌がる自分も存在しません。 7月 そろそろセミが鳴き始める季節かなと思いますがセミなど存在しません。なぜなら地球が存在しないからです。 8月 地球誕生 (46億年前) ついに地球ができました! 季節は夏真っさかり! みんなでプールに行きたいところですが地球ができただけでみんなもいないし私もいません。
9月中旬 原始生命誕生(38億年前) 原始生命が誕生しました! 原始生命とかいう響きは難しそうですが要するになんかアメーバみたいなやつです(※正確には違います)。 10月 アメーバ的な 11月 あまりにもアメーバ的な 12月 アメーバ的 12月1日 アメーバ 12月2日 アメーバじゃん 12月3日 あれ? アメーバさんですよね? 12月4日 アメーバかよ 12月5日 アメーバさん五番テーブル入りまーす! 12月6日 あ 12月7日 め 12月8日 え  12月9日 ば 12月10日 マジ一年終わるぞ 12月11日 アメーバ空気読めよ 12月12日 進化しろよボケ 12月13日 気持ち悪いんだよボケ 12月14日 単細胞野郎が 12月15日 うねうねすんな 12月16日 完全に水飴のパクリ 12月17日 アメーバさんの進化待ちです 12月18日 魚類誕生(5億年前)  やっと魚。間に合うのかこれ。
12月19日 早く陸上がれよな空気読んで
12月20日 両生類誕生(4億年前) 頑張った、おまえ頑張ったよ。マジ呼吸とか大変だと思うけど頑張れ
12月21日 両生類とか 12月22日 魚類もい���よ!
12月23日 恐竜誕生(3億年前) クリスマスを目前にして恐竜がきた! プレゼントに恐竜がほしいよパパ!
12月24日 恐竜 12月25日 ダイナソー
12月26日 哺乳類、鳥類誕生(2億年前) やっと哺乳類がきた。駄目な小学生の夏休みみたいなプランだな 12月27日 恐竜黄金時代 12月28日 地球の支配者ダイナソー
12月29日 恐竜滅亡(6500万年前) 早すぎ。セミ以下。見損なった。
12月30日 そんで人類は 12月31日0時 いやマジで 12月31日1時 終わるから 12月31日2時 一年終わるからさあ 12月31日3時 大晦日なんですけど 12月31日4時 早く二足歩行しろや 12月31日5時 火とか発見しろって 12月31日6時 何やってんの? 12月31日7時 ほら、大晦日の朝ですよ! 12月31日8時 石器とか超便利だから 12月31日9時 進化しろって 12月31日10時 猿とかいいから 12月31日11時 マジでほら 12月31日12時 もう昼になったから 12月31日13時 悪いこと言わないでほら進化 12月31日14時 なんか忘れてない? 12月31日15時 そうそう進化だよ進化! 12月31日16時 忘れてるって! 12月31日17時 ほら、マジで日が暮れてきたから! 12月31日18時 紅白始まるっつーの 12月31日19時 ほんと頑固だな 12月31日20時 もういい 12月31日21時 勝手にしろ
12月31日21時30分 ヒト誕生 (400万年前) やっとヒト。遅すぎる。そしてヒトだといってもアウストラロピテクスとかであり、半裸でマンモスを追いかけるタイプの人類なのであまり共感はできません。
12月31日22時 ほら、 12月31日22時10分 まだまだやることあるだろ 12月31日22時20分 おまえら文明とか知らねえだろ 12月31日22時30分 めっちゃ便利なんだぞ 12月31日22時40分 石器はいいから 12月31日22時50分 すげーんだよ新幹線とか 12月31日23時00分 早く! 12月31日23時10分 エジソンまだ? 12月31日23時20分 馬鹿じゃねーの 12月31日23時30分 ウホウホじゃねーよ 12月31日23時40分 インターネットとか発明しろよ 12月31日23時50分 除夜の鐘鳴ってるから! 12月31日23時51分 発明しろって 12月31日23時52分 何でも良いから 12月31日23時53分 恥ずかしいでしょ 12月31日23時54分 いつまでも半裸だと 12月31日23時55分 だからウホウホじゃねーよ 12月31日23時56分 あと4分だから 12月31日23時57分 年明けまで! 12月31日23時58分 おまえ猿丸出しじゃねーか 12月31日23時59分 もういい 12月31日23時59分1秒 知らん 12月31日23時59分2秒 12月31日23時59分3秒 12月31日23時59分4秒 12月31日23時59分5秒 12月31日23時59分6秒 12月31日23時59分7秒 12月31日23時59分8秒 12月31日23時59分9秒 12月31日23時59分10秒 好きにしろ 12月31日23時59分11秒 12月31日23時59分12秒 12月31日23時59分13秒 12月31日23時59分14秒 後悔するのはお前だからな 12月31日23時59分15秒 12月31日23時59分16秒 12月31日23時59分17秒 12月31日23時59分18秒 俺言ったし 12月31日23時59分19秒 すげー言ったし 12月31日23時59分20秒 マジアドバイスしたし 12月31日23時59分21秒 12月31日23時59分22秒 12月31日23時59分23秒 12月31日23時59分24秒 12月31日23時59分25秒 12月31日23時59分26秒 12月31日23時59分27秒 12月31日23時59分28秒 いや 12月31日23時59分29秒 12月31日23時59分30秒 マジ? 12月31日23時59分31秒 12月31日23時59分32秒 12月31日23時59分33秒 12月31日23時59分34秒 アホなん? 12月31日23時59分35秒 12月31日23時59分36秒
12月31日23時59分37秒 縄文時代(10000年前) やっと縄文!? 馬鹿じゃねーの!? 土器とか作ってる場合じゃないだろ
12月31日23時59分38秒 いやほんと 12月31日23時59分39秒 マジで年明け間近なんですけど 12月31日23時59分40秒 あれでしょまだ原始人でしょ 12月31日23時59分41秒 ヤバいって 12月31日23時59分42秒 間に合わないから 12月31日23時59分43秒 とりあえずさ 12月31日23時59分44秒 森繁久彌とかもう作っとかないと 12月31日23時59分45秒 間に合わないって 12月31日23時59分46秒 ていうか織田信長とかもまだか 12月31日23時59分47秒 せめて聖徳太子をそろそろ 12月31日23時59分48秒 マジで 12月31日23時59分49秒 あ、卑弥呼! 卑弥呼つくろ! 12月31日23時59分50秒 ね、ほら、機嫌なおしてさ 12月31日23時59分51秒 俺も言い過ぎたって 12月31日23時59分52秒 あと10秒切ってんじゃねーか 12月31日23時59分53秒 ちょっと下手に出たら調子に乗って 12月31日23時59分54秒 おい!
12月31日23時59分55.4秒 西暦0年(約2000年前) やっとキリストとか生まれた! 12月31日23時59分56秒 頑張ったよ 12月31日23時59分57秒 なんとかなるもんだね 12月31日23時59分58.12秒 鎌倉幕府誕生 12月31日23時59分58.45秒 鎌倉幕府滅亡 鎌倉幕府が0.33秒で滅亡。良い国つくれるはずもない
12月31日23時59分58.95秒 ザビエル ザビエル遅すぎ
12月31日23時59分59.07秒 江戸幕府 12月31日23時59分59.65秒 ペリー 日本の鎖国が0.58秒で終わったよ 12月31日23時59分59.945秒 上田(私)、生まれる ついに俺が生まれた! 12月31日23時59分59.957秒 上田、小学校入学
12月31日23時59分59.971秒 上田、小学校卒業
12月31日23時59分59.977秒 上田、中学校卒業
0.020秒で義務教育が終わった。 12月31日23時59分59.99885秒 上田、バイトをやめる(半年前) 12月31日24時00分00秒 現在
やっと現在に辿り着いた。つまり、宇宙の歴史を一年だとすると、俺が働いてない期間は0.00115秒だってことだ。 よーし、まだまだ大丈夫だぞー! No.13500 宇宙の歴史を1年であらわすと - コピペ運動会 (via edieelee) (clann-jpから)
1月 4, 2016 ストークスさんも堂々と真実を述べているが、愚かな連中に真実を述べても 豚に真珠を与えるようなものだということも、また真理であるといえるね http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1451795640/ 【政治】「侵略戦争」は連合国の宣伝、日本は植民地アジアを解放した★2 c2ch.net (via worldwalker2) (toutiku-m44から)
1月 4, 2016 自分が常識と思っていた事、そうして見えない枠として自分をしばっていた事、それを共有しない人が現れる。最初、それは非常識な人、変な人に思えるかもしれない。だけど、それが変だと感じることで、自分が当たり前だと思っていた事を自覚するようになる。見えない枠が見えるようになる。(野矢茂樹)
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exningen · 8 years ago
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マイノリティは理解よりも共生を求めている
放送界のダイバーシティを検証する
田原 牧 :東京新聞・中日新聞 特別報道部デスク2017年9月6日
マジョリティが寄ってたかって線を引いて、「納得できるマイノリティ像」をつくろうとしているような…(撮影:尾形文繁、今井康一)第一線の新聞記者であり、ノンフィクション作家としても活躍する田原牧さんは、トランスジェンダーであることをカミングアウトする希有な存在として、LGBTの問題とも向き合ってきた。昨今のダイバーシティ推進の風潮について、その本質と問題点を指摘してもらった。「多様性」という言葉はどういう文脈で使われているか
『GALAC10月号』(9月6日発売)(上の雑誌表紙画像をクリックするとブックウォーカーのページにジャンプします)
ダイバーシティ、多様性ということの理念そのものは肯定的にとらえています。ただし、言葉というのは文脈のなかでしか意味を成さないところがあるので、多様性という言葉がどういう形で使われるのかということはまた別の問題としてあると思います。つまり、使われ方次第でたくさん地雷が埋まっているというイメージも持っています。
多様性という言葉はその語感からしても、誰もが納得できるものだと思うんですが、逆に「反差別」といった言葉を覆い隠すために使われているという疑念もあります。普通に考えれば、多様性を強調することは、同時に「差別を、偏見をなくしましょう」ということなんだと思うんです。ただ、差別という言葉を使うと事が荒立つというか、トゲトゲしくなるので、多様性という言葉が使われてきているという面もあると思うんですね。
確かに、多様性を「反差別」という言葉に置き換えると、これまで行われてきた偏見や中傷について、多数派側が反省するという構図になるわけです。それだと事が荒立つから、多様性という言葉で丸く収めましょうと。ある意味でハレーションを回避するニュアンスが拭えないんじゃないでしょうか。
多様性の問題は、マイノリティの人にとってはありがたいことではあるけれど、実は自分たちの問題ではないんです。つまり多様性というのは、マジョリティ側の問題なんです。差別される側ではなく、差別する側の問題なんですね。
卑近な例で言うと、マツコ・デラックスさんがたくさんテレビに出ることによって、言い換えればLGBTの人たちがメディアを通じて可視化されることで、多様性が促進される面はあると思います。それは基本的にいいことだと思うんです。ただ、マツコさんがテレビで活躍しているのを見て「多様性っていいよね」と思っている人が、はたして自分の身内にああいう人がいるとなったときに同じ反応をするのかというと、やはり懐疑的になってしまいます。
ひとごとだからこそ、「マツコはいいよね」という評価ができるし、多様な社会になってほしいという話ができるんでしょうけれど、実際に自分の子どもがそうだとなったときに、泰然と構えられるかというと、そういう人はまだ少ないでしょう。
マツコさんのような人たちがテレビに出て、一般の人が「オネエだ、オネエだ」と笑いものにすることを怒る人もいます。ゲイのなかでも生真面目な方は「私たちは嘲笑の対象でいいのか」と思うわけです。でも、私は「とりあえず見慣れてもらう」ということは大切だと思っています。一昔前は出ることすら難しかったわけですから。ただ、そこで止まってもらうと困るんだよなぁと。自分の子どもがそうであっても泰然と受け入れる自覚を持ってもらえるところまで行ってほしいと思います。
つまり、差別の問題を自分の問題として考えられるかどうかというところだと思うんです。差別というのはその当人を突き刺す言葉で、だからこそトゲトゲしてしまうんですが、多様性という言葉に置き換えると、どこかひとごとで済んでしまうという面は、あるんじゃないかと思います。
反差別の問題を超越しない多様性って何?
昨今、ダイバーシティという言葉がもてはやされている背景には、マイノリティのなかにある才能の活用とか、あるいはマイノリティの市場といった文脈で使われることが多いんです。特にアメリカではLGBTマーケットという言葉が普通に使われますが、市場や人材活用といった面を強調すればするほど、差別という側面や概念は薄まってきます。
『人間の居場所』という本にも書いたんですが、稲田(朋美・元防衛大臣)さんがLGBT問題の特命委員会を作った。そこで掲げられたのは、「カムアウトする必要のない社会」を実現すると。ものは言いようだなと思ったんですが、差別禁止事項みたいなものを持ち込むと、かえってマイノリティの人たちは孤立しかねないからということで、これはまさに怪しい意味での多様性の論理なんです。
つまり、よくよく考えるとやはりこれはマジョリティ側の論理そのものなんですね。孤立するかしないかは、当人(被差別側)の意思ではなくて、問題は孤立させるかさせないかなんですが、多数派に今までの偏見に対する反省を促す方向に持って行くとハレーションが起こるから、こういう物言いになるんです。でも、それを超えない多様性って何なの?という疑問は、根本的に残るわけです。
もう一つ、多様性の文脈で「理解」という言葉が出てきます。私は「理解」と「共生」というのは、全然別の次元の話だと思っています。なぜなら、理解しないと共生できないわけではないからです。ともすると危ないのは、理解するのはいったい誰かと。これもまた同じように、マイノリティ側ではなくマジョリティ側なんです。そうなると、マジョリティの感覚でマイノリティを解釈する、言い換えれば少数派を多数派の言語に置き換えるということが、理解なんです。
それはつまり、マジョリティが納得できるマイノリティ像を作るということであって、納得できないマイノリティはダメだということを、暗に意味しているのではないか。結局それは、同化の方向に誘導するだけの話ではないのかと。こういう話は、差別問題には付きものともいえるもので、沖縄や在日の問題でも同じです。たとえば大阪にいる沖縄人が差別を受けてきたと。そうしたときに沖縄人はどういう行動を取ったかといえば、一昔前は革新政党の側に付くというのがありました。差別問題を固有の問題としてではなく政治問題、階級闘争に置き換えるというスタンスです。まぁ、階級闘争に勝利すれば差別はなくなるというのは幻想にすぎないんですが、そういう方向に行く人は一定程度いたわけです。
それから、著しく自分の出自を隠す人もいて、また自分たちのコミュニティに引きこもるという人もいました。それはなぜかというと、自分たちのコミュニティのほうが楽に生きられるからなんです。人に理解してもらおうとすると、どうしても「納得してもらえるような自分像」を作らざるを得なくなるので、それが面倒だと。在日の一部の人たちなどは特にそうですね。
そうしてみると、理解ということの危うさが浮かび上がってきます。理解してもらうに越したことはないけれども、マジョリティ側が「理解できる」と断言することは、やはり問題をはらむことになります。
理解できなくても共生することはできる
たとえば日本人が朝鮮の文化を完全に理解することは、たぶん無理な話です。沖縄でもそうでしょう。LGBTともなればかなり難しいと思います。だから、別に理解しなくてもいいんだと思うんです。問われているのは理解するかしないかではなくて、一つのシステムのなかで同じ権利を有するかとか、あるいは共存、共生できるかでしょう。私は理解しなくても共生はできると思います。「よくわかんない人たちだけど、まぁいいか」みたいに。お互いに攻撃を仕掛けないかぎりにおいては、それでいいわけですよ。無理に理解という言葉に置き換えて強調すればするほど、「善意の暴力」になりかねないと思います。
マイノリティの人たちは、理解よりむしろ共生を求めているんだと思います。ですから、共生のための工夫がもっと必要なんです。
ただ一方で、マイノリティのなかにも、マジョリティに理解されようとする人はいて、ある種の分断が起こるわけです。自分たちのアイデンティティを守ろうとすると、ある程度引きこもらざるをえないが、引きこもりっぱなしというのはよくないから、表向きは共生という方向によって理解を求めていくことになるんですが、実際はなかなか大変なことです。
今後、多様性ということがさらに強調されるようになってくると、マイノリティは自らを防衛するためにとりあえず引きこもっておくという傾向が強まってくる気もします。正確に言えば、マイノリティのなかの一部にそういう傾向がより強まってくるということです。「マジョリティの言語で解釈される自分たちは、自分たちではない」と。
改めて言うと、多様性の問題はマジョリティ側の問題なのです。マジョリティ側が熱心に多様性の問題を強調すればするほど、日本の社会にある同調圧力も高まるわけです。同調圧力のなかで多様性を語るというのは、喜劇でしかないです。まず自分の頭で考えるという所作がない社会で、どれだけ多様性を言ってみても、根本的に馬鹿げた話になってしまいます。まずするべきことは、同調圧力の数値を下げることではないかと思ったりもします。
長いものに巻かれろという諺がありますが、長いものが今、多様性ということなら、ただそれだけのことなんですね。今のダイバーシティ、多様性を語る文脈というのは、上品に言えば「不十分」、下品に言えば「インチキ」です。
パターナリズムに陥るよりわからないままのほうがいい
LGBTのことを説明するときに、よく「こころの性」と「からだの性」という概念が持ち出されます。「からだの性」はまぁわかりますが、「こころの性」って何だと。私からすると「こころの性」なんてないんですよ。たとえばピンク色が好きなのが女の子で、青色が好きなのが男の子。それかよと。じゃあ、男の画家がピンクや赤を使って絵を描いたらおかしいのかという話になりかねませんからね。
マジョリティの側にもそういう話はあって、「オレは女の気持ちがよくわかる」と豪語している男を見たとき、そのとおりだと思う女はいないと思います。「こいつ馬鹿じゃねぇの」ってなりますよね。男と女の話に置き換えればよくわかる話が、ことマイノリティの話になると、「こころの性」の問題に置き換わってしまう。
いわゆるパターナリズムです。パターナリズムに陥ると、紋切り型の表現が横行するわけです。その段階ですべてひとごとになってしまう。「こころの性」「からだの性」はその典型で、それじゃあ「こころの性って何だ?」と突っ込まれたときに、何も言えなくなってしまう。
性的マイノリティの人たちがいろいろなことで困っていることが多いのは確かですし、メディアはそのことを浮き彫りにしていく必要はあるんですが、自戒も込めて、メディアというのはパターナリズムに陥りがちなのです。特にオピニオンリーダーというのはともするとパターナリズムに陥りがちな人が多いわけです。私はもっと謙虚になるべきだと思いますね。
性というものはそもそも二元化できるのかという議論も、一方であるんです。男の人に「どういう女の人が好きですか」と聞いてもみんなそれぞれ違うように、たとえばゲイの人にしても多様なんです。だけれども、おそらくLGBTのことがわからないから、わかりやすくしたいんだと思いますね。でも、わからないならわからなくていいんですよ。わからなくとも同等の人権があればいいという風にまとめたほうが、よっぽとスッキリすると思います。あるいはそのほうが助かるといいますか。変に「マイノリティの人たちにはこうしてあげましょう」とか言われると、困っちゃう当事者の方が多いんじゃないですか。
理解できないことなんて、世の中にいくら��もあるんだということは、むしろ一昔前の人たちのほうがわかっていたと思います。今は妙に、きっちりと二元化しないと気が済まない人が増えていて、それはけっして賢い態度ではない気がします。
(構成:鈴木健司)
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minecism · 8 years ago
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【ライヴレビュー】祝春一番2017
 遅くなりましたが今年もゴールデンウィーク5月4日~6日の3日間に渡り大阪の服部緑地野外音楽堂で行われました<祝春一番コンサート2017>を見てきました。2013年から5年連続で有志スタッフとして参加。21歳の時に初めて春一番事務所に行き、もう今年間もなく26歳になろうとしております。
 社会人1年目で忙しかった2014年は書けなかったですが、観客として見た2012年から例年ライヴレビューを書いています。2012年、2013年、2015年、2016年と並べて読んでいきますと、春一番というイベントの変化(1971年スタートである長い歴史の中では本当に“直近”ではありますが)、また自分の春一番の見方、ライター・評論家として分析力・筆力の上がり下がり、上京を含めた自分の周りの環境の変化も時系列で追えるものになってきました。楽しい。
 ●2012年
「いっちゃんええ音楽を届ける春一番」
●2013年
・春一番で見た美しい風景①~スタッフ・事務所・裏方編~
・春一番で見た美しい風景②番外編 音楽ジャーナリズムを文献調査~センチメンタル・シティ・ロマンス事件を通して
・春一番で見た美しい風景③~供養編~
●2015年
・開催前【コラム】30回目の祝春一番、GWにホンモノの風を吹かせる
・開催後【ライヴレビュー】祝春一番2015
●2016年
【ライヴレビュー】祝春一番2016
 なので今年も所業、ライフワークとしてライヴレビュー書いていきます。6年目の定点観測だ。“春一番を広める!”というような大義はございません。70年代から現在まで継続している稀有な音楽イベントの“現場で鳴っている音楽をしっかり解釈して記録する”という、音楽の文章において大切な役割でありながらも、最近希薄化しているような気がする行為を自分は丁寧にやっていきたい。その行為の結果は後からついてくると思います。決して譲れないぜこの美学 ナニモノにも媚びず己を磨くんですよ。足跡からも学ぶぜ謙虚にですよ。ってそりゃRHYMESTER、関係ねぇ。
 それでは参りましょう。つきましてはもう春一番というものがどんなコンサートなのかという部分は再三書いておりますので、上記これまでのライヴレビューや公式HPをご確認くださいませ。
祝春一番2017公式HP
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 昨年祝春一番2016年のライヴレビューで私は最終段落にて「年々それほど大きく変わらぬラインナップに伝統化や70年代の追体験的見方をされることもあるが、風太は勝手に言わせておけばええ、こっちはこっちでおもろいことやったんねんと誇りをもって春一番を作り続ける。」という書き方をした。その上で演者の気合いの入ったステージだったり、ここでしか体感出来ない春一番の独特の空気感が大きな魅力として一貫していて、その魅力が体現されている様々な模様を毎年切り取ってレポートしてきたし、変わらない姿勢の素晴らしさを伝えてきた。そんな中での今年。これまでの姿勢は崩すことはなく、加えて70年代からずっと日本のロック・ブルース・フォークを鳴らしてきた春一番の音楽を、2017年現在にどう伝えるのかということに意識を置いている場面が多く伺えた。その点は大きな進化と言っていいだろう。そんな今年ならではの素晴らしい風景を中心に書き連ねていく。
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<今年の春一番のシンボル>
 毎年野音のステージ上にはその年のテーマに応じた木造の大道具が設置される。今や春一番のステージにはなくてはならないイラストレーター諸戸美和子による演者全員分をレタリングした「めくり」は定番となっているが、ステージセットとして過去には2階建ての居酒屋風のセットが組まれたり(演奏中のバンドのすぐ頭上で出演終わりの演者が2階に上がって打ち上げしているという奇怪な光景が生まれていた)、2015年には高田渡10周忌に際して生前愛用していた3輪車が吊るされていたり、毎年様々な趣向を凝らしている。今年は羽が3枚付いた大型の風車がステージに登場した。これはTHE END(4日出演)の演奏中遠藤ミチロウが雄叫びを上げる後ろで、また有山じゅんじ(6日出演)が「ぐるぐる」を演奏するタイミングなどでスタッフがよじ登り回転させるダイナミックな可動演出がなされ歓声が沸いていたが、それ以外にある明確な意味をこの風車に持たせていたのだ。各日中盤でその羽は外され、外枠の円の中に鳥の足跡を逆さまにしたような風車の骨組みで構成された、ピースマークが現れた。そうすると遡ってわかるのは3枚の風車の羽は原子力発電所のシンボルマークを示していたこと。羽が外されること(=脱原発)によって平和が訪れるというストーリーの演出は主催者福岡風太が度々口にする70年代からの春一番の基本理念、「反戦・反核・反差別」を体現するメッセージだ。羽に塗られた色も1日おきに描き加えられ3日間通して来た観客も毎日気を向かせる。逆に見れば今一度この理念を明確に���ち出さなければいけない方向に世の中が向かっているかもしれない。誰しもがハッとするような見事な今年の春一番のシンボルとなっていた。
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<加川良の曲を受け継ぐgnkosaiBAND、たくさんの演者たち>
 またそんな変化に加えて開催1か月前の4月5日にかねてから闘病中だった加川良が亡くなったことは大きな衝撃だった。春一番初回の71年から出演し続け、また昨年まではいつも通りの自由な佇まいで元気に歌っていたのに。また久々に『みらい』という素晴らしいオリジナルアルバムを完成させたばかりなのに。という悲しみが癒えないままに迎えた今年のゴールデンウィーク。福岡風太は初日4日のトップバッターを加川の息子gnkosai(Vo,Dr,ポエトリーリーディング)が率いるgnkosaiBANDに任せた。春一番は演者のタイムテーブルを発表せず、また11時の客入れ開場と同時に演奏が始まる。席も全て自由席だ。その中の1曲目、ゆったりしたビートで始まりドラムを叩きながらgnkosaiが歌いだした。<北の果てから南の街へ ほっつき歩いて…>一瞬加川良が歌っているかと思った。この「ラブソング」は加川の代表曲の一つ。加川を思わせる声でこの曲が始まったことに、入場門には早く中で見たいと観客が押し寄せる。加川良の不在を受け入れる覚悟をしながら、席に着きじっと耳を傾ける観客の光景が忘れられない。ステージ最後には「加川良 with gnkosaiBANDでした」と言って今年の春一番の幕開けを告げた。ここ数年でもう常連の演者となったgnkosaiだが、春一番で父との共演はなかった。加川自身が恥ずかしがって同日出演になることすら恥ずかしがるように避けている様子もあった。しかし今年初共演にして一気に加川良の存在を自らの音に乗せて観客一人一人の中に昇華してしまうようなステージだった。(前述のアルバム『みらい』では全面的にドラムとして参加、親子共演が音源で聴くことが出来る。)
 また3日間の開催中、加川良の曲をカバーしたのはgnkosaiだけではない。以下に列挙しておく。
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・gnkosaiBAND「ラブソング」
・金佑龍「教訓I」(ワンフレーズ)
・MOJO CLUB Special「こんばんわお月さん」
 ※三宅伸治がこの曲演奏時に使ったストラトギターは本曲収録作品『アウト・オブ・マインド』(1974年)に参加しており、一昨年亡くなった石田長生のものだという粋な気遣いを見せた。
・小谷美紗子「教訓I」
・有山じゅんじ「コスモス」
・ハンバートハンバート「伝道」「あした天気になあれ」(メドレー)
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 一番の代表曲といえるだろう「教訓Ⅰ」を歌ったのは小谷美紗子(5日出演)、グランドピアノ弾き語り一発、<命は一つ 人生は一回>で始まるこの曲が再び反戦歌として機能し始めている2017年の野音の空に小谷の声が突き抜けていく心地がまたよかった。また裏話だが今回誰がどの加川良の曲をカバーをするのか主催側に演者から問い合わせがあり「この人はこの曲レパートリーにあるのでやるかもしれません…/昨日はゲンキバンドが「ラブソング」やりました」としか答えることが出来ずに探り合っていたということもここに記しておこう。ハンバートハンバート(6日出演)は春一番のステージで加川良とよくコラボしていた「夜明け」から始まり、加川の曲「伝道」~「あした天気になあれ」とメドレーで繋ぐ。誰もが特にMCで思い出を語り感傷に浸るわけではなく、それぞれのレパートリーとして演奏する。それは加川が晩年ザ・ブルーハーツ「青空」や泉谷しげる「春夏秋冬」を本当に自分の曲のように気に入り歌っていたことと同じのように。それは福岡風太が度々「俺たちは懐メロやないよ/カヨー曲とはちゃう」と口にしてきたかのように。加川良の曲がそれぞれ残ったものに引き継がれ、新たな価値観でもって演奏される様が痛快だった。
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<自分の道を記録し、新たな動きを見せるベテラン勢>
 少しライヴの本筋から外れてしまうが、福岡風太は春一番を作品だと言う。自身のアウトプットとして春一番という野外コンサートを作り続けてきたことがそのまま足跡になっているが、彼の世代は紛れもなく日本のロック・フォーク・ブルースを最初に定義し生み出してきた世代だ。春一番に関連のある人物の中でも近年各々がその足跡を残す動きをしていることは注視しておく必要があるだろう。昨年は春一番の会場にも姿を見せていたベルウッド・レコードの三浦光紀は2012年の創設40周年頃から「三浦光紀の仕事」としてトークイベントや本の出版、またリイシューを手掛けるなどの活動を活発化させており、45周年となる今年は10月に記念コンサートも予定されている。その三浦のアシスタントからキャリアをスタートさせ、シュガー・ベイブ(及び山下達郎、大貫妙子)や福岡風太も長らくロードマネジャーを務めていたセンチメンタル・シティ・ロマンス、またフリッパーズ・ギター、L⇔Rなどを手掛けた音楽プロデューサー牧村憲一はいわゆる90年代渋谷系までの足跡も含めてハイペースで書籍の執筆や自身の体験を語るイベントなども行っている。またより春一番との関連が深いところで言えば毎年入口付近で雑誌“雲遊天下”や関連本・CDの物販を出しているビレッジプレスの村元武は大阪労音に参加し、URCでの“フォークリポート”に参加していた60年代から、80年代まで関西の音楽・演劇・お笑い・映画などカルチャー全般に大きな影響を残した“プレイガイドジャーナル”の創刊から会社を離れるまでの回顧録を昨年と今年に分けて2部作に渡って発表している。2冊とも必読。(「プレイガイドジャーナルへの道 1968~1973」「プレイガイドジャーナルよ1971~1985」)。また長年ミュージシャンや芸人などを撮り続けてきた写真家・糸川燿史は御年83歳で病気とも闘いながら、すでに話芸に達しているほどの流暢で柔和な喋りでもって今なお写真展やトークイベントで自身の経験を伝えている。現在大阪・北浜で行われている90年代の「マンスリーよしもと」で撮られた写真展「糸川燿史写真展・大阪 芸人ストリート」が行われている。今週末までの開催なので関西方面の方は是非行っていただきたい。(私も行きたくてしょうがない…)
 上記はいわば裏方的な活動をしてきた方たちが自分の口で、あるいは文章・イベントで形に残す活動だったが、一方で演者の中でも久々に新しいアルバム作品に取り組む動きが出てきており、春一番のステージでも新鮮な姿が感じられた。初回からザ・ディランⅡとして春一番の顔的役割を果たしている大塚まさじは現在約17年ぶりのスタジオアルバムに取り組んでいる最中だ。一緒にバンド月夜のカルテットで活動していた島田和夫(ex憂歌団)が2012年に自死で亡くなったことから発起。新たな曲作りに踏み出し、ようやく今年はアルバムという形になる過渡でのステージだったがアルバムに収録されるだろう「いのち」から、代表曲「男らしいってわかるかい」まで披露、99年の西岡恭蔵の自死を始め様々な仲間に先立たれ残ったものとして、いつだってラストの覚悟、ただ最後まで歌い・生きるということでは不変で例年通りの図太いステージだった。そんな大塚と好対照なのは春一番を1年間の活動報告と捉え、毎年バンドの体制や曲を変え続けている中川五郎。彼も久々にオリジナルアルバムとして下北沢ラカーニャでのライヴ録音2枚組の大作『どうぞ裸になってください』を先日リリースしたばかり。それを受けて今年は、録音メンバーの沢知恵とハンバートハンバートの佐藤良成を迎えたどうぞ裸にトリオでの出演だった。長いキャリアの中でも「一台のリアカーが立ち向かう」、「風に吹かれ続けている」など、正しく現代のプロテストフォークと言える楽曲の制作に取り組み続けており、常に衝撃と説得力でもって響いてくる。昨年のセンチメンタル・シティ・ロマンス中野督夫らとのバンドTo Tell The Truthでのステージでも披露し、安倍晋三の東京五輪誘致スピーチに曲を付けた「Sports For Tomorrow」も、昨年は会場中をそのアイロニーのセンスに爆笑と“やったれ!”、“ええぞ!!”の野次に包まれていたが、一年経ちより現政権が暴走する現状にこの曲は全く笑えない。“世界有数 安全な都市 東京”なんてどの口が言うのかという怒りを込めた合唱が会場で起こっていた。アコギをかき鳴らしながら、無理矢理に音を歪ませ、暴れ倒すステージング。今なおフレッシュな中川五郎の凄味が存分に感じられた。
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<初のトリを任された金佑龍>
 一方で前述の初日トップバッターgnkosaiBANDしかり、今年の春一番ではベテラン勢の息子~孫世代にいつになく大役を与え、その期待を見事に果たしていたところも素晴らしかった。金佑龍(4日出演)はバンドcutman-booche時代から春一番には出演していたが初のトリを任された。これまでバンドやオカザキエミ(moqmoq)をサポートに迎えた形での出演が多かったが、今年は客席中央に設けられたへそステージで、一人弾き語りで臨んだ。日が陰り、西日が昼間っから酒の入った客席を容赦なく照り付ける中の出番。自分の曲は酒に合うからと言ってステージから会場後方のドリンク売店のイカ松商店に「お金僕出すんで、この曲の間だけお酒半額にしてくれませんかー!?ハッピーアワー!!」と��願いし、場景にばっちりな「暁の前に」を歌い始める。ヒップなラプソディーを歌う今年の彼の姿には、デビュー当時から度々引き合いに出されていたG・ラヴの近年ルーツに回帰しつつある動きとますます重なる。人たらしな性格も含め客の心を見事に掴んでいた。最後に演奏したのはすでに彼のレパートリーとして欠かせないフィッシュマンズのカバー「ナイトクルージング」。最後のMCで「「生活の柄」とか歌った方がいいんかもしれないですけど、自分のルーツはやっぱりここやから。いい曲だから聴いてほしい」と、福岡風太の養子になりたいとまで言うほどに春一番を愛しているウリョンだからこそ、トリの大役に敬意を払って自分のやりたい曲をやって締める姿が印象的だった。
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<今年のニューカマーにしてMVP、アフターアワーズ>
 また孫世代として今年初出演だったアフターアワーズ(6日出演)は間違いなく今年のMVPだろう。昨年結成されたばかりだというショーウエムラ(Ba,Vo)、ドナ・タミハル(G)、上野エルキュール鉄平(Dr,Vo)による3人組。このバンド名は春一番とも縁が深い上野の父がやっている梅田のバーの名前から。上野については幼少期から春一番に連れてこられていたという。メンバー3人ともが有志スタッフとして以前から参加しており、今年満を持して福岡風太に直談判し、ライヴに来てもらい認められ念願の抜擢となった背景がある。アフターアワーズの結成と春一番にかける思いについては、ショーウエムラのブログを見ていただきたい。 
ショーウエムラのジョーホー:祝春一番2017 
 
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福岡風太にアフターアワーズの出演について後日聴くと「聴いたらわかるもん。ハルイチの客も納得さすて」とのことでした。そんな最終日6日は予報の通り開演直後から雨に見舞われていたが、彼らの出番直前に突如雨が上がり雲の切れ間が見えた、天は彼らに味方した!福岡風太から「ぶちかませ!アフターアワーズ!!」と紹介され勢いよく飛び出す。言葉を吐き捨てていくボーカルと、手グセ感が強くもメロディアスなベースライン、たどたどしい立ち振る舞いのショーはTheピーズやキャロル、甲本ヒロトを。若干23歳にしてパブロックやロカビリーなどに影響を受けたスイングするギターを、全力で暴れながら弾きこなすタミハルはストレイ・キャッツや国内で言えば台風クラブ。粗削りに見えて、的確に必要十分のビートをついてくる上野鉄平は初期LOST IN TIMEを、とそれぞれが思うロックの理想形の要素を端々に残しながら、とことんシンプルで初めに衝動ありきで仕上げたロックンロールに胸がすく。中盤上野が幼少期からの春一番との関わりをMCで話、友達について歌いますと言って始めた「あべのぼるへ」。言わずもがな長年福岡風太と共に春一番を支えた名物音楽プロデューサーあべのぼる(2010年死去)について歌っている。遠藤ミチロウの「大阪の荒野」、AZUMIの「河内音頭あべのぼる一代記不常識」で歌われ、またハンバートハンバートがあべの楽曲「オーイオイ」「何も考えない」をカバーしているなど、今なお春一番の演者の楽曲の中で生き続けているが、間違いなく彼らがあべの遺伝子を継承する最後のミュージシャンだろう。そんな春一番の客に一目置かれる場面を作りつつ、ラストは「バイバイ」、「16」と前のめりでまくし立てる歌で観客をアジりながら終了。正式音源もなく、3曲入りのデモ音源のみ。しかし終了後から物販にはそれを求める客が殺到彼らが持ってきた50枚以上が全て売れてしまった。大阪のひねたチンピラバンドが最初に音楽シーンに名を刻んだ瞬間だ。
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 しかしここで終わらないのが春一番。このアフターアワーズとしてのステージはフリに過ぎず、彼ら3人に用意されたのは3日間のフィナーレを飾るバンド、THE WINDとしての舞台だった。出演者発表の早くから名前が出ていたTHE WINDだが当日までメンバーが誰で何者なのか明かさぬままを本番を迎えていた。その正体は福岡風太がドラムを叩くバンド。だからTHE WIND(風)。その風太を支えるバンドメンバーとしてアフターアワーズを招集したのだ。福岡風太がドラムに座り大歓声の中、ゲストボーカルとしてまずリトルキヨシを呼び込んで高田渡「生活の柄」、ROBOWの阪井誠一郎が歌うザ・ディラン「プカプカ」とラストにふさわしいスタンダードナンバーが演奏される。そして最後は会場にいる演者全員をステージにあげボブ・ディランの「I Shall Be Released」を歌い繋いでいく。間奏では豊田勇造、AZUMI、ヤスムロコウイチの間に挟まって、タミハルもギターバトルに参戦し、対等に渡り合っていた。さらにボロアコースティックギターを持ってきて振り下ろして叩き割るパフォーマンスもやってのけ、周りのお膳立てもある中でしっかり魅せる役割を果たした。当のドラムを叩いていた福岡風太は早々に疲れてステージ横に退散してしまっていたが、最後は中央に立ち中川五郎と1つのマイクで歌い、ぐだぐだへろへろのジャンプで曲を終わらせ、生き残され組やなぁ俺らとつぶやきつつ「解散!」の一言で今年の祝春一番は終焉した。
<まだまだある、名場面>
 これまで書いてきた以外にもたくさんの美しい風景があった。かまやつひろし追悼で「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を歌った金子マリpresents 5th element will。へそステージに上がり「雑居ビルの4階、でたらめな酒場…」と徐々に喋りのグルーヴを作っていき、笑いをかっさらい、酒をぐっと飲んで「春一番2017へよぉこそー!」と怒鳴るとこれ以上にない観客一体の歓声が上がる出演者の中で唯一の芸人、ナオユキ。今年は本編中の出演がなく3日間とも開場前に客が並ぶ野音前で演奏していたが、最終日には転換の間に風太から「こいつら歌わしたって」と本編に出演させる粋な計らいで本編に登場したブルースデュオ歌屋BOOTEE。今年のぐぶつは2日目のトップバッターで登場し、そのまま豊田勇造→アチャコ&ミキまで出ずっぱりで音楽の闇鍋状態をバックでしっかり支えていた。AZUMIはイタコ的に先日亡くなったチャック・ベリーを自分に降臨させるギター一本での長尺フリースタイル・ブルース「アズミ説法」を展開。関西弁のチャック・ベリーがAZUMI自身に薫陶説きながら「ジョニー・B・グッド」を日本語で歌う。盛り上がる内に上がった雄叫びはあべのぼるを降臨させる。働くなちゅうとんねん!!!金なんかあるとこから盗ったらええねんあほんだら!!!歌え!!!アズミ!!!…AZUMIに影響を与えた故人に向けたレクイエムは酒臭い夕方の会場の空気をぐっと引き締めていた。ステージ以外の場面でも、会場入り口のチラシ置き場にはつぶれた銭湯からもらってきた下駄箱が活用されていていい味を出していたり、珍しくイベントグッズとして出演者が載ったトートバッグを売っていたり(余談ですが300枚作り、スタッフみんなで「誰が買うねん」と言ってたものの、初日から凄い勢いで売れすぎてしまって、各日の数量を制限することとなりました)。2日目のトリ小川美潮Rhythm &meでは珍しく福岡風太自身が会場最前列で身体を揺らして踊っていたりetc…書き尽くせない光景を見ることができた。
 3日間通して伝えるべきもの、残すべきものが明確に観客に伝わるような演出、出演順、会場運営がなされていて、巷の寄せ集めフェスとは全く違うことを例年以上に感じることが出来た。今年はMBSちちんぷいぷいの取材も入って15分に渡って番組内で特集されたり、またそもそもここ数年60~70年代の日本の音楽が聴きなおされシティポップとして再解釈されていることもあるのか徐々に若い観客も増えてきたように、春一番の良さが外に向かって知れ渡っているように感じる。1971年の初回開始から46年、回数にて32回。まだまだ春一番は進化を続けるとしておき、また来年に期待しよう。終了後数日経って福岡風太のものを訪れた。その時に言ってくれた言葉を記して本稿を締めよう。
「今年こんだけおもろかってんから、来年もっとおもろせなあかん。大変やで」
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