#暗黒の木曜日
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太平YO🎵
今日の職場は他店、朝日を浴びながら太平洋海岸線を走りました。やっぱり太平洋はデッカいよう(笑) 今日は何の日? 今日 10��24日(火)の記念日・年中行事 • 霜降 • 国連デー • 世界開発情報の日 • 暗黒の木曜日 • ツーバイフォー住宅の日 • 文鳥の日 • 吾郷会の日 • マーガリンの日 • 天女の日 • ルミナス医療脱毛の日 • ブルボン・プチの日 • 地蔵の縁日 • 愛宕の縁日 •…

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連休二日目、大平は厨房職員の出勤前に開錠し、再び床に入った。昨日の母親とのやり取りが尾を引いているらしく、布団を頭から被った。嗚呼、辛い、淋しい…。この思いを誰に吐露したらよいかと、彼は何度も寝返った。
それから一時間経った頃、ドア越しに声がした。
「大平先生、検食お願いします」
彼は寝ていた訳ではないのですぐ布団から出た。ドアを開けると、其処にいたのは管理栄養士の石川忍だった。彼女は、
「何だ、起きてたンですか。もうすぐ生徒さん来ちゃいますよ」
と言った。
「あぁ、すみません…。今行きます」
そう言って大平は食堂へ向かった。食堂には、朝食を作り終えた厨房職員が休憩をしていた。石川も、今日は日曜日で人手が足らないとの事で厨房業務をしていたらしく、
「早く厨房職員、増やしてくれないかなァ〜。アタシ、朝弱いのよ」
と言った。向かい側で食事をしている大平は、
「でも、いつも美味しいよ。助かるわ」
と話した。
「たまに、亜鉛やタウリンたっぷりの献立も考えないといけないのよ。幸田理事長が、年頃の男子はヴァイタリティがなくては勉強やスポーツに良い成績が得られないって。まァ、亜鉛は味覚を感じるのに必要な栄養素だから仕方ないかァ〜」
「たまに遊びに来るよ、ウチの生徒が」
「あら、大平先生。ビンビンなのね? 絶好調なンだ〜」
「ほらほら、朝から際どいよ」
石川も、このK高校の裏の裏も読んでいる様だった。彼女も所謂「ボーイズラヴ」系の漫画が大好きで、半年に一回は特別メニューとしてマカを含んだドリンクを付けたり、すっぽんエキスを使った鍋などを出したりもしていた。大学時代に居酒屋でのアルバイト経験があり、たまに貢が理事会を開催する時には刺身や焼き鳥も作っていた。
検食を終えると大平は、
「今度、カキ食べたいなァ」
と、検食簿を書きながら言った。
「カキ? 寒くならないとダメでしょ? 美味いけどね〜」
「だよなァ…。ご馳走様」
返却棚に使った食器を戻すと、大平は宿直室に戻った。嗚呼、今日は何をやろう…。そう思いながら彼は布団を片付けた。
午前十時過ぎ頃、寮の駐車場に一台の四WDが停まった。宿直室で保健体育の教科書を開き、連休明けの授業の準備をしていた大平は、モニターでその車を確認した。丁度、半袖のポロシャツにジーンズという格好で正美が階下にやって来たので、大平は宿直室から出て聞いた。
「ご両親とお出掛け?」
「おはようございます。否、母の幼馴染でもある中学校の恩師です」
「夕方までには帰るンでしょ?」
「はい、ちょっとドライヴです」
大平は「中学校の恩師」と「ドライヴ」という単語が��味深だなと思った。大概は家族などが迎えに来たり、逆に実家へ一時帰宅したりする場合が多いが、これまでに中学校時代の恩師というのは前例がなかった。もしかしたら、「恋仲」��?と彼は疑った。すると、車から七三分けに髪を整えたほぼ同世代の男がやって来た。彼は水色のオックスフォード生地のボタンダウンシャツに、ベージュのチノパンツという格好だった。その男は八坂だった。彼は大平に挨拶し、
「黒木正美がお世話になっております、八坂周二です。今日はドライヴも兼ねて正美君に会いに来ました。よろしくお願いします」
と自己紹介をした。大平も会釈をし、
「私は一年生の保健体育を担当しております、大平雅之です。今週は寮の宿直をしております」
と言った。正美は、
「おじさん、待ってたよ。行こう!」
と靴を履き替え、何故か手を繋ごうとした。八坂は、
「ダ、ダメだよ。そんな人前で…」
と苦笑したが、
「イイじゃん、早く行こう!」
と正美は疾る気持ちを抑えきれない様子だった。八坂は正美に急かされるまま、
「門限までには帰りますので…」
と言った。
大平は、これまであんな無邪気そうな笑顔を見せる正美を見たことがないと思った。たまに、
「セッ◯スしてぇ〜!」
と、公然と口走る印象しかなかった。しかし、あの八坂もスラッとした雰囲気でイイなァと大平は思った。
その頃、亮司は昨日と同様に刈払い機を片手に校内の除草作業をしていた。この時期は雑草が伸びるのも早く、正直「いたちごっこ」ではあった。昨年は定期的に業者が来訪してやってはいたが、単科大学の方で来年度から従来の経済学部に加え社会学部も新設されるとの事で、極力コストを抑えたいという貢の考えがあった。彼は、
「熱中症にならない程度に草取りしてね」
と、一昨日絡み合った後に言ったのだ。亮司は、
「何だ、愛してるなら手伝えよ」
と布団の中で貢の片脚に自分のものを絡ませながら訴えたが、
「理事長も大変なンだよ、休ませてよ」
と亮司に接吻しながら詫びた。
昨日より日差しが強く、早くも頭の方から汗が噴き出す。亮司はペットボトルのスポーツドリンクのキャップを開け、数口飲んだ。嗚呼、この空気が何だか「あの頃」を思い起こさせるなァと、彼は再び秀一のことを想った。
亮司が顧問を務めていた陸上部に秀一が入部して三ヶ月が経過した頃、都立A高校に近い河川敷でジョギングをすることを練習メニュー��していた。未だ「根性で乗り切る」という考え方が根付いていた時代である。練習中に水分を摂ることを制限され、ギブアップしそうな生徒には「忍耐力が足らない」と叱責するのが当たり前だった。亮司もその一人で、指導するにも必ず怒��り声を上げていた。
そんな猛練習の中で、秀一は朝イチの新聞配達をしながら個人的に走り込みもしていた。周囲に話すことはせず亮司にも黙っていたが、たまたま犬の散歩をしに河川敷を歩いていた時に亮司は秀一がジョギングをするところを見かけていた。他の教師から秀一の家庭が火の車であることを聞いていた亮司は、そんな彼に少しずつ想いを寄せる様になっていた。
ある日の夕方、いつもの様に河川敷のジョギングをしていた時だった。普段であれば余裕の表情を見せていた秀一の足取りが徐々にペースが落ち、その場に倒れ込んでしまった。他の部員は一時的に足を止め、彼の許に駆け付けた。亮司は、
「益子!」
と身体を揺さぶった。意識はあるが朦朧とした様子だった。彼はその日の部活動を中断し、学校に戻ることにした。
保健室に連れて行った亮司は、ベッドに横たわる秀一を眺めていた。
「どうやら、睡眠不足の様ね」
と女性の養護教諭は言った。
「『睡眠不足』?」
「確か、益子君ってお母さんだけよね? お姉さんは看護婦さんで…。新聞配達もしながら成績も優秀だし、かなり頑張っている筈よ。それで部活なンだから」
「…そうか」
亮司は、秀一の学校以外の一面を知らずにいたことを悔やんだ。そもそも部活動の時にしか関わらないし、他の生徒に対しても同様だった。
秀一が目覚めた時には、とっくに夜の帳が下りていた。養護教諭もずっと残っていたが、
「とりあえず、何か美味しいものでも食べなさい。あとは無理はダメよ」
と彼に言った。
「佐々木先生、色々とありがとうございました」
亮司はそう頭を垂れ、秀一と学校を出て行った。秀一の家は河川敷近くにあったが、亮司は神田の方だった。今夜は、ずっと付き添い気持ちがあった。そうだ、駅前に食堂があるから連れて行くかと、秀一と一緒に山手線に乗って秋葉原駅前の定食屋へ向かった。カツ丼は大盛り、その他に秀一はカレーも注文した。あまりの食い込みのよさに亮司は驚き、
「普段、何食べてるの?」
と聞くと、
「普通に食べてますよ。でも、すぐお腹空いちゃう」
と秀一は話した。
「今日は沢山お食べよ」
まるで息子を一人持った様な感覚に、亮司は陥った。嗚呼、何とかしてあげたいと思いながら。その日は、秀一とは秋葉原駅で別れたが、回数を重ねるごとに逆に亮司が彼のところまで送って行く様になっ��。時折、無意識のうちに手を握り合うことも多くなり、互いに教師と生徒という関係を越えつつあった。
そんな二人の想いが通い合ったのは、夏休みが近づいた七月の中旬のある夕方だった。いつもの様に秋葉原駅前の食堂で食事をした後、西日暮里駅を下りて秀一をアパートまで送るその矢先だった。亮司はこれまで押し殺してきた彼に対する想いを河川敷の橋桁で告白した。突然唇を奪われた秀一は、最初は何が起きたのか理由が解らない状態だったが、
「…先生、僕も好き」
とおのずと舌を絡ませてきたのだ。一瞬、唇を離すと二人の唾液が一筋の糸でつながっていた。亮司はそのまま秀一を叢に横たわらせ、
「申し訳ない…。でも、秀一が好きなンだ。愛してるンだ。オレ、お前が欲しいンだ」
と、ワイシャツの第二ボタンを外しながら未だ十六歳になったばかりの「やわ肌」に手を忍ばせ、同時に首筋に唇を押し付けた。
「せ、先生。そんな、あぁ、あん…」
初めて経験するエクスタシーに忽ち秀一は酔い、今度は彼自ら亮司のネクタイを緩め、ワイシャツのボタンを外し、ランニングシャツの片側を肩からずり下げた。日焼けした肌に黒々と浮き出た乳房を弄った。
「し、秀一! オ、オレ、そんなつもりじゃ、あぁぁ…」
叢の上で、二人の体位は逆転した。周囲はすっかり暗くなっていた。人気もない。橋桁の上なので、たとえ声を上げても車の往来でガタガタという雑音でかき消された。スラックスを互いに脱ぎ捨て、二人はブリーフを片脚に絡ませた状態で肉棒を咥え合った。秀一は、銭湯でしか他人様のチ◯ポを見たことがなかったが、微かに小便の「匂い」がしつつも抵抗なくその裏側を舌の先でなぞったり、また先端を口の中で弄んだ。あまりに気持ちよく遊戯してくれていることに亮司は、
「し、秀一! 気持ちイイ! イイ!」
と歓喜を上げ、そのまま愛液を秀一の口の中に放出した。
「あッ、あん! あぁん! あん!」
亮司は頬を赤らめながら、うっすら涙を浮かべつつ、全身を震わせた。一方、あまりに卵白の様にヌルッとした感触だったからか、オルガズムが終わると秀一はすぐその場に亮司の愛液を吐き出した。
彼は、
「…先生、僕、我慢できない」
と訴えた。
亮司は、秀一に「お前の愛液を顔にかけて欲しい」と求めた。言われた通りに、秀一は亮司の顔の目前に下半身をさらけ出し、今にも多量に噴き出しそうにいきり勃った秀一の肉棒を亮司はしゃぶったりしごいたりした。そして、
「嗚呼、 イク!イッちゃう! 出ちゃう!」
と、見事なほどに熱く粘度を含んだ乳白色の愛液が亮司の顔面に飛び散った。「���ャワー」の様に浴びた亮司は、うっすらと微笑を浮かべた。
初めてにして変態的な「痴情」を経験した二人は、それからこの様な濡れ事を重ねに重ねた。間もなく夏休みを迎えたが、すぐに亮司は仮住まいとして、西日暮里駅と都立A高校の間にアパートを借り、其処を「愛の棲家」とした。週二、三回は部活動の後、亮司自ら夕食を振る舞い、一緒に近くの銭湯へ行っては愛し合ったのだ。
『嗚呼、若かったよなァ。オレも』
木陰から漏れる日差しを時折見上げながら、もう一口スポーツドリンクを飲み、亮司は再び刈払いを始めた。
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2025年1月30日 木曜日 15:14 19:06
彼の家を彼の外出から約1時間後に出た。彼が置いていった鍵を持って、鍵を閉めた。彼が東京で買ってきたカラフルなモチーフが提げてある。どちらに回したら鍵がかかって、どちらに回したら鍵が空くのか、感覚で分かり始めるようになった。
彼は街の中心地のそばにアパートを借りていた。最初に聞いたときは驚いたけれど家賃は学生が支払うのに適しているほどだった。ミントグリーンの縦長のアパート。その近くには綺麗なマクドナルドが2店舗あって、どちらも異なった綺麗さを持っていた。去年の秋、飲んだ翌日の15時にお昼ご飯を食べに行った。ローファーをおろして、黒いローファーと黒いスカートのひらひらの間から、新しめの赤い靴下が見えて気分がよかった。よく晴れた秋晴れだった。今日はそのマクドナルドとは違う方を選んだ。
そのマクドナルドは小さなスクランブル交差点に面していて、大きなガラス張りになっている。ガラスにカウンターが沿っていた。そこで手帳を書いて、この前買った村上春樹を読みたいと思った。こういう時のアイデアには力強く動かされるのが自分だ。こういう時の自分がとても好き。マクドナルドのホットケーキを食べたことがなかったし、なんだか余計なものを身体に入れたくなかったので、ホットケーキとホットコーヒーの小さいのを、小さいぬりかべみたいな液晶からお願いした。
ボードの番号は16だった。あたたかいホットケーキのあたたかさは犬みたいだった。一昨年亡くなった愛犬の腹を思い出した。全く悲しくない意味で。思い浮かべるものよりも頼りがいがあるバターとメープルシロップが着いてきて、おー、と思った。環境のためと称された木のフォークとナイフはそれぞれ逆の向きで袋に入っていた。特に損は無いが、切れているのか切れていないのか実がない感じで、切ると言うより二本でちぎって食べた。優雅な気もしたがやはり穏やかに犬の腹を開け続けている感じがしてそれが相殺されていた。何にしろ美味しかった。またいつか食べようと思った。
9月か10月から、授業の開始と伴に毎週水曜日は彼の家に泊まっている。昨日も例に従ってそうだ。彼の家にお昼まで、遅ければ16時前までいることが通常になっていたけれど、今日は彼と同じ時間にしっかり起きて支度をした。彼は20分で支度をする一方私は化粧等に40分近くかかるけれど。その行動が正しかったように、彼の1回目のアラームが鳴る8:30にちゃんと眠気が無くなっていった。
それも、ちゃんとしようと思ったからである。ちゃんとしてるところを見せようと思ったからである、の方が正しいかもしれない。
この前、初めて彼が死にたいと言った。そういう暗さがない、見えない人では当然ないのだが(私が恋人にする以上暗さがあることは自明である)、彼が内に向けたネガティブなことをそこまではっきり口にしたのが初めてだった。誰かに怒ったり、全員を突き放したり、ネガティブな気持ちを棘として発することはあっても自分の内に向けているのを見るのは初めてだった。その誰も寄せ付けないようにしたいんだ、というような姿に、何を言ったらいいのかひどく悩んだ。今まで自分のものも人のものも、死にたい気持ちを見つめてきたつもりだったしつもりだが、彼のものは別物に見えた。自分の出来ることは、願うことだけであるように感じたし、彼が楽しい状態でいられるために何が出来るだろうと考えずにはいられなかった。できる限りの言葉をかけて、できる限り出来ることを調べた。彼が彼の本当の内側に(そういうものがあるとしたら)入れてはくれなかったけれど、それ以上に出来ることもするべきこともなかった。
昨日18:25からの上映前に駅の中のサイゼリヤで夕食をとった。16:50に新潟駅に着くよ、と連絡をして待ち合わせをした。私を見つけた彼があたたかに笑って少し歩幅を広くしたように見えた。おつかれさま、と声をかけて合図なく歩きかけたあたりで、彼が「元気になったよ、ありがとう。」とこちらを見て優しく笑ってくれた。その言葉は私の安心のためにわざわざ言って''くれた''のではないような気がして���しかった、彼がこういう笑い方が出来るようになってよかったと思った。正直彼が死にたいと言った日は、ずっとその事を考えていたし、その次の日の授業中も、死にたいという人にどのようにしたらいいかをずうっと調べていた。「死にたいという発言を受け止めた人にもケアが必要」と書いてあるいくつかのホームページに対して、そんなことどうでもいいから絶対的な答えが欲しいの と思った。そんな時間や気持ちがもうどうでも良く、彼の「ありがとう」という一言が嬉しかった。その一言だけで、わたしはどこまでも頑張れるんじゃないかと思った。
きっと、彼と私は近付き過ぎたのだと思う。彼と私はと言うより、彼に私が。お互いの輪郭がわからなくなるくらいに近付いて、液体��たいに揺らいだ彼と混同してしまいたい、溶け合ってしまえばいいと思っていた。私は彼に甘えすぎていた。何度も喧嘩をして、彼は「嫌いなところもあるから好きなところもあるんだ」と言ってくれた。その理屈をよく分かっていないままハグをしていたけれど、やっと分かってきたのかもしれない。彼は「好きだから」私を受け入れてくれているのだと。そして私も、同様に、彼を「好きだから」受け入れ続けて来たのだ。今まで彼には呆れることも理解し難いこともあった。でも彼を手放すなんて答えは当然のようにどこにもない。彼のことが好きだからだ。好きで好きで、どれだけ傷付いて泣いても、彼のいない生活を考えるのはそれ以上に痛いことだと明確に予想できていた。きっと彼もそうで、私に傷付けられたり私に腹が立ったり、私を理解出来なかったりしただろうと思う。でもその度、やっぱり向き合ってくれた。それは、好きだからだ。思い返すと彼は、私があなたを困らせるから一緒にいない方がいい、などと(思ってもないことを)言った時、「それでも好きだから」と言ってくれていた。どうしようもなく好きなんだと。
好きでいてくれる気持ちや、好きだからこそしてくれていることやしないでいてくれていることを当たり前だと思うのは傲慢だ。言い訳だが、そういう思いやりや優しさを当たり前みたいに振り撒ける彼だからこそ、自分にも常にそうしてくれるような気がしていた。彼だって優しく出来ない時があるし、彼だって優しくされたい時があるという当然のことが見えていなかった。
昨日はセックスをしなかった。それは生理周期によって(意識的にではなく)決まったことなのだが、昨日はするべきでなかったように思う。身体としては彼が欲しくてたまらなかったけど、精神は理性を見つめていた。彼に身体を触られると、(彼が私の内側に入らなくても、)すごく気持ちが良かった。外側を触られていると、内側まで繋がっているような感じがした。彼の中で私を見つめるんじゃなく、世界の中で、自分という存在と、彼という存在を同等に見つめる。彼も私と一緒のまだ若い人間なんだ。
彼が甘えたいときに甘えてくれたらいいし、泣きたいときに泣いてくれたらいいと思う。彼は誰にも頼らずに生きてきたようだし、付き合った当初から「一人で生きてきたんだ、」と揺らぎなく言った。でも彼は私と一緒に生きようとしてくれている。私も彼と一緒に生きていきたい。「迷惑をかけられることも、頼まれることも、嬉しいことなんだよ」と私は彼に言った。迷惑や不安という言葉は似合わない。好きな人が大切に抱えている荷物やその人が集めてきた痕跡を見せてくれて、それを一緒に持ったり確かめたりしながら隣で歩けるのは否定の余地などなく幸福である。自分の対面している相手は、自分にわがままを言われて振り回されることもうれしいのだと、それくらい私は彼を信じているのだということを、ゆっくりゆっくり知ってくれたらいいと思う。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)11月21日(木曜日)
通巻第8514号
トランプは「二十一世紀のアンドリュー・ジャクソン」
オーバルルームに倉庫から第七代大統領の肖像画を飾る
*************************
第七代米国大統領はアンドリュー・ジャクソンである。つい先日まで20ドル紙幣のデザインはジャクソンの肖像画だった。オバマが黒人女性活動家の肖像に切り替えを命じた。理由はジャクソンが300人の黒人奴隷を雇って1000エーカーの農地で綿花栽培を経営していたからだ。
ジャクソンはましな教育を受けていないが、独学で法律をまなび州の検事総長にもなった。黒人との土地紛争では前線にたって黒人征討の指揮をとったとも言われ、また夫人が侮辱されたことで決闘を挑み、相手を殺している(決闘は当時合法)。荒っぽいというより、無謀な生き方が、当時のアメリカの独立戦争から南北戦争へいたる時代の政治的雰囲気であって、現代の価値観で判断するのは間違いである。
トランプは、このアンドリュー・ジャクソンの信奉者なのである。
ジャクソンは大統領を二期務め、先駆的なMAGA路線を突き進んだ。
現代では人種差別撤廃、男女平等の法治が普及した社会となったため、ジャクソンはアメリカ史で悪人扱いである。信長が数万の仏教徒を虐殺したが、現代の歴史家は「政教分離」の先駆者と高く評価する。
価値観が転倒している。
アンドリュー・ジャクソン大統領は二期務めた(在任は1829-1837)。
そのうえジャクソンは独立戦争を闘った歴戦の勇士であり、初の民主党所属の大統領だった。
州の権限を重視し連邦法と闘うことを辞さなかった。銀行の新設を認めず、紙幣を信用しないあたり、ビットコインを擁護するトランプと似ている。
トランプとの酷似は二回の暗殺未遂事件に遭遇しながらも、犯人がふたつ用意したピストルは不発だった。トランプの暗殺未遂は耳をかすっただけで済んだが、「神の加護があった」とジャクソンと台詞も同じだった。
そもそも二人とも信仰するのはプロテスタントの長老会(プレスビテリアン)である。
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ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。 8月14日(水)のテーマは『トランプが当選したらやってくる暗黒世界? アメリカZ世代が恐怖を訴える「プロジェクト2025」とは』。「NY Future Lab」に所属するアメリカZ世代が、「プロジェクト2025」の全容を議論し、その危険性について語り合いました。 ◆アメリカの若者たちが警戒する「プロジェクト2025」とは何か アメリカ大統領選まであと3ヵ月を切りました。カマラ・ハリス氏の正式な出馬が承認され、ミネソタ州知事のティム・ワル��氏が副大統領候補に決まり、民主党は勢いづいています。 世論調査ではいまだトランプ氏と拮抗していますが、ハリス氏がリードのデータも増えてきています。そうしたなか、若者たちが何としてもトランプ氏にだけは当選してほしくない大きな理由があります。それは、トランプ氏を支持する極右のシンクタンク「ヘリテージ財団」が作成した、新政権の青写真と言われる「プロジェクト2025」です。一体どういった内容なのでしょうか? ラボメンバーから詳細を聞いてみます。 メアリー:みなさんが「プロジェクト2025」について知らなかったら、ぜひ調べてみて。本当に恐ろしいことになると思うから。たとえば次期トランプ政権では、政治的ではない政府機関、例えばFDA(食品医薬品局)などの機関を、専門家でない人たちに置き換えようとしている。要するに大統領に忠誠を誓う人ってこと。 そうなると、今食べ物に含まれないように規制されている鉛が規制されなくなる可能性がある。企業にとっては鉛を使うほうが安くつくし、それと癒着している共和党のリーダーにとっても利益になるからね。 ミクア:本当にあり得ないよ。私が心配しているのは、「プロジェクト2025」で財政支援や助成金がカットされること。そうなると、主にマイノリティや低所得の子どもたちが、大学教育を受けられる機会が減ってしまう。 そういう人たちは今、学校や在宅勤務のためにWi-Fiや電話、ノートパソコンなどを助成金で与えられているけども、それすらも取り上げようとしている。これがどれほど多くの人々に影響を与えるかは明らかでしょう。 ノエ:トランプ新政権が「プロジェクト2025」を採用したら、アメリカの将来にものすごくネガティブな影響を与えるよね。そう考えると、多くの人が何としてもそれを防ぎたいと思うのは当然じゃないかな。 「プロジェクト2025」は、第2次トランプ政権のための広範な計画をまとめた文書であり、政府の規模を極端に縮小し、大統領に権力を集中しようとするものです。トランプと同じ思想を持つ人材の採用から、特定の政府機関の解体、Woke(ウォーク)と呼ばれる社会的正義を重視するエリート主義の排除、政府から独立している連邦準備銀行も、大統領の支配下に置くとしています。 同時に、女性やLGBTQなどの人権を縮小、大量の移民を強制送還し、アメリカを50年以上前に戻そうというプランでもあります。さらに社会保障や公共事業を減らし、環境規制をなくして気候変動対策も後退させるというようなことが、900ページにわたって細かく書かれています。 ◆恐るべき未来を避けるため、投票に参加する若者が増える? 「プロジェクト2025」は、アメリカだけでなく私たち地球の未来にも大きな影響を与えます。計画によると、他の安全保障よりも核兵器開発を最優先し、すべての核兵器プログラムの開発と製造を加速させるとしています。その内容はこれまでのアメリカの歴史のなかでもっとも大規模で野心的なもので、そのためには核抑止のための国際条約を拒否するとも書かれています。 一方で、トランプ氏自身は「プロジェクト2025」との関与を否定し、「誰が関わっているかも知らない」と主張しています。しかしながら、このプロジェクトには、かつてトランプ氏に仕えた100人以上の官僚や政治家が関わっており、何よりも彼が常に語ってきたことの多くが反映されています。 また先日、トランプ氏は「プロジェクト2025」の作成者、ヘリテージ財団会長のケビン・ロバーツ氏と、大統領専用機内で親しく語り合う写真がスクープされました。さらに、J・D・バンス副大統領候補は、同じヘリテージ財団の本に前書きを書くほど、近い関係であることもわかっています。 トランプ氏が当選し、「プロジェクト2025」が現実のものになると大変なことになる。若者たちはその未来を恐れています。 ミクア:「プロジェクト2025」は本当に怖い。知れば知るほど「実際にそれが起きてしまったら……」と感じるし、もっと怖いと感じる。私にとっては、誰に投票するかを決めるのに十分な理由になった。実は、最初は投票するかどうかわからなかった。 「どうせトランプが勝つのにバイデンに投票して何の意味があるのか」と思っていたこともあった。でも、「プロジェクト2025」について知ってしまったあとでは、絶対に投票する意味があると感じた。これは本当に酷すぎる。 「プロジェクト2025」を阻止するために、ハリス氏に投票する。そう感じている若者が増えているのは間違いないでしょう。その危機感が、もっと多くの若者たちを投票所へ向かわせるのでしょうか。 「若者はもともと民主党寄りですが、さまざまな理由で投票率が低いです」とZ世代専門家のシェリーが解説するように、若者の投票率アップがハリス氏有利につながっていきます。 一方、ハリス候補に変わってから、若者の民主党への好感度は飛躍的にアップしています。その追い風にもなっているのが、新たな副大統領候補のワルツ氏の起用です。「なぜワルツ氏が人気なのか、果たして若者の投票率を上げることはできるのか。それは次の機会にお伝えしたいと思います」とシェリーはコメントし、話題を締めくくりました。 ---------------------------------------------------- 8月14日放送分より(radiko.jpのタイムフリー) 聴取期限 2024年8月22日(木) AM 4:59 まで ※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。 ---------------------------------------------------- <番組概要> 番組名:NY Future Lab 放送日時:毎週水曜日18:40~18:55放送 出演:シェリーめぐみ 番組Webサイト: https://www.interfm.co.jp/nyfutureweb 特設サイト:https://ny-future-lab.com/
トランプ氏勝利と、米保守系の政策案「プロジェクト2025」に揺れる米Z世代「アメリカの将来にものすごくネガティブな影響を与える」 - TOKYO FM+
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P3 Club Book Shinjiro Aragaki short story scan and transcription.


料理天国、食べたら地獄
······ったく、 何で俺がこんなこと······」
「す、すいません荒垣先輩······っくしゅん!う~げほげほっ」
「ゆ、ゆかりちゃん、大丈夫?」
ここは、寮のゆかりの私室。ピンクのパジャマにカーディガンを羽織り、つらそうに咳き込むゆかりの背を、優しく風花がさすっている。体調不良を押してタルタロスに出撃し、ゆかりはすっかり風邪をこじらせていた。そんなゆかりのベッドの横には、同じく心配そうにたたずむ美鶴と、やや所在なげに立つ荒垣の姿があった。そして荒垣の手には、彼が言った “こんなこと” の成果である、温かそうな料理がトレイに乗って湯気を立てていた。どうやら、ゆかりを心配する美鶴に頼まれ、病人食の定番となる粥を作っきてくれたらしい。
「荒垣先輩って、優しいですよね」
「んな······っ!?ま、まあ、ただの気まぐれだ。気にすんな。さっさと食っちまえ」
風花の素直な言葉に、荒垣はそれだけ言ってぶっきらぼうにトレイを差し出す。
「 うう、ありがとうございます。はふ······」
ゆかりが、一見普通の粥に見えるその料理をスプーンですくい、ぱくりと口に入れた。
「どうだ?岳羽?」
熱くないか、ちゃんと飲み込めるかと、美鶴が母親のように心配げに声をかけるが、その目の前でゆかりの表情がみるみる蕩けた。
「ぅ美味しい~っ!何これ、どうやって作ったんですか? 信じらんないー!」
先ほどまでの苦しそうな様子はどこへやら、あっという間に元気を取り戻したゆかりが、凄い勢いで手と口を動かし、器の中身はさほど間を置かずに空になってしまっていた。
「どうやってつーか、ま······適当だな。普通の粥じゃ栄養が足りねえかと思って、中華風のミルク粥にしてみた」
あっさりと荒垣は言うが、じつはけっこう手間がかかったもの。ニンニク、生姜、ネギのみじん切りをゴマ油でじっくり炒め、米と具---拍子木に切ったニンジンと大根を投入して鶏ガラスープを注ぎ入れる。あとはフタをし、沸騰したら吹きこぼれないよう弱火でことこと30~40分。米が十分柔らかくなったところで、牛乳を入れて塩で味をととのえ、できあがったものがこちらにございます、という感じ。体の免疫力を高める、炭水化物や蛋白質、ビタミンA・B・Cに β カロチンを含む、まさに完璧なる病人食なのだ。
以前から、荒垣の料理はプロ並だと真田あたりが言っていたが、その現物を実際に口にしたゆかりは、想像以上の感動を味わっていた。ゆかりは素直に、その賞賛を口にする。
「適当なんてとんでもない!荒垣先輩、もう最高ですよ!尊敬します!」
「バカ野郎······なに恥ずかしいことを······」
「なーに謙遜してるんですか?食事は人間の基本ですよ。大切なことです。それをしっかりできる荒垣先輩は立派です!もう、他の男連中にも見習わせたいぐらいですよ。人として、料理のひとつもできなきゃ駄目だって、ね」
興奮気味で止まらないゆかりの演説に、そこで突然ストップがかかった。
「ちょーっと待ったぁ!」
「!?じゅ、順平?それに皆も?」
ゆかりの部屋の入り口に、順平を先頭にして寮生の面々、すなわちこの部屋にいなかった全員が集まっていた。順平の足元からはコロマルまでが顔を出している。
「何ごとよ、いったい?」
「いや、あんまりいい匂いなんでな、つい······」
正直に真田が言いかけるが、それを体ごと遮って順平がびしっと指を突きつける。
「ゆかりッチ······貴様はオレを怒らせた!」
「は、はぁ?」
「料理ができなきゃ人として駄目?料理がお上手な岳羽サマは、オレたちが人間じゃないとおっしゃるわけだよな?」
「い、いや、別にそこまでは······。そ、それに順平がまともに料理できないのは事実じゃん」
と、そこで順平は、ちっちっと指を横に振る。
「料理が “できない” と “やらない” は違うんだぜ、ゆかりッチ。それに、オレだけじゃねえぞ、お前が傷吻つけたのはな······」
くくっと、芝居の気まんまんで順平が涙をこらえるように両目を手で押さえた。その言葉に、ゆかりが周囲をあらためて見ると。 「あ」
ベッドの脇で美鶴と風花が、顔を伏せてどんよりと暗い空気をまとっていた。
「い、いや、あの。私······別にそういうつもりじゃ······せ、先輩?風花?」
「ゆえにっ!!」
ぐわっと伏せていた顔を上げ、順平は大いに 盛り上がって高らかに宣言した。
「貴様に料理勝負を挑むっ!!」
「はぁ?」
かくて、第一回巌戸台分寮クッキング王決定戦の開催が決定したのであった (どどーん)
「という訳で、本日の司会はわたくし、アイギスがお送りするであります。いかがでしょう、解説の天 田さん」
「······みなさん、ヒマですね」
「なるほど。では、審査委員長の荒垣さん」
「······ったく、 何で俺がこんなこと······」
順平が宣言した翌々日。ゆかりがすっかり体調を取り戻し、ちょうど日曜ということもあって、ついに料理対決が開催される運びとなった。おそらく仲間内でもっとも鋭敏な味覚を持つであろう荒垣を審査委員長とし、味覚がないアイギスは司会を勤めることになっている。天田も参加をうながされていたが、「なんで僕が料理なんか······小学生に何を期待してるんです?」と一蹴し、解説者の席についている。そして、残る全員が参加者兼審査員というわけだ。
当初、美鶴と風花は徹底的に拒否の構えを見せていたのだが、「お祭りみたいなもんだし」とか、「何ごとも経験だし」とかいう順平の甘言で徐々に態度を軟化させ、ついには「······にイイとこ見せるチャンスなんだけどなー」という、とある個人名を出しての決定的なひと言で、料理対決に参加するよう洗脳、もとい説得されてしまったのであった。
「では、いよいよ競技を開始するであります。最初はゆかりさんからお願いします」
「オッケー!見てなさいよ、順平!」
意気揚々とゆかりが持ってきた料理、それは本人の自信を裏切らない見事なできばえ。見た目からして美味しそうな、幕の内弁当である。卵焼き、焼き魚、かまぼこといった幕の内弁当定番のおかずに加え、小さなハンバーグやチーズチキンカツなど洋風のおかずも入っている。もちろんご飯は俵型に成型され、上にはパラパラと黒ゴマが振りかけられている。
「うん、なかなかやるじゃねえか」
卵焼きをひと口かじった荒垣の評価に、ゆかりがガッツポーズを決め、それに続いて他のメンバ ーも横から次々に箸を伸ばす。
「焼き魚は西京味噌漬けか······いい仕事だ」
「うわあ、このかまぼこの切り方、凝ってる」
「もう、優勝は岳羽で確定か?」
立て続けに上がる賞賛の声に、ちょっと照れたような誇らしいような顔でゆかりが言う。
「あ、でもね。今回は意外なライバルがいたっつーか······私も食べてみたいんだよね��� 彼の」
そのゆかりの視線の先にいるのは、自己主張が足りない気味の現場リーダーの姿。だが、前髪で隠され半分しか見えない顔に、常にはない自信がかすかに滲んでいるような気もする。
「では、続いてお願いしましょう」
アイギスに促され、2番手の料理が運ばれる。
「おお······!」
それは、ちょっとしたレストランで出してもおかしくないアサリとトマトのパスタ、ボンゴレ・ロッソであった。さっそく審査委員長の荒垣が、フォーク一本で器用にパスタを巻きつけて、ぱくりと口に入れる。
「ちょっとパスタが柔らかいが、合格点だな」
「どれどれオレにも······おおっ、美味ぇ!」
「アサリとトマトって合うのねー」
意外といえば意外だが、幼い頃に両親を亡くしてひとり暮らし歴も長い彼は、料理の腕は決して悪くないのである。ただ、あっさりした性格ゆえか、パスタや丼ものなど簡単に作れるものに限られるというのが弱点といえなくもない。
「で、次は誰だ?」
連続して出される美味い料理に、最初は苦い顔をしていた荒垣も、上機嫌になってきたようだ。やはり、楽しい食事は人を和ませる。もしかすると順平は単に、荒垣と他のメンバーとの間の距離を、少しでも縮めようとして料理対決を企画したのかもしれない。もし、そうだとしたら、その意図は十分に果たされつつあった。
だが。
そんな楽しい雰囲気は、あまり続かなかった。
「······なんだこりゃ?」
「え、えーっと、ラーメンっす」
「カップ麺じゃねえか」
荒垣の前にあるのは、お湯を入れて3分でできるカップ麺だった。ちなみにシーフード味。
「い、いやカップなんすけど!ちゃーんとオレなりの工夫があってですね。荒垣先輩のミルク粥にヒントを得て、牛乳で作ってますっ!」
荒垣がうげっという顔をする。残りの連中も、一様に嫌そうな顔を浮かべている。 「え?え?みんな何だよ?いや、マジ美味い
んだって!」
「たとえ美味くても······料理じゃねえだろ」
「順平さん、失格であります」
どこに置いていたか、アイギスが横にあった鐘をカーンと1回鳴らす。
「いいっ!?そ、そんなぁ······」
がっくりと肩を落とす順平。ただひとり、そのカップ麺をひと口すすった現場リーダーが、うんまあ不味くないよ、といった感じで順平の肩をぽんぽんと叩いていた。
「では、続いて美鶴さん、お願いします」
事態は、破滅に向かって加速していた。
「鴨肉のコンフェ、フォアグラとトリュフ添えだ。素材はすべてフランスから空輸させた」
胸を張って、 豪華な銀の皿を突き出す美鶴の顔には、しかしだらだらと汗が流れていた。皿の上の料理を凝視しつつ、荒垣が尋ねる。
「······鴨は、どれだ?」
「こ、これに決まってるだろう」
「この黒いのは?」
「と、トリュフだ」
「こっちの黒いのは?」
「フォアグラ······だと思う」
「んじゃ、こっちの黒いのは?」
「ええと······付け合せのポロ葱、か?」
聞かれても困る。
下を向いていた荒垣は、凶悪な光を目に宿らせつつ、美鶴に向かってぽつりと言った。
「全部、炭じゃねえか」
「ま、まあ多少火加減を間違えたかもしれないが、素材はいいんだ。食ってないと······」
「食えるかぁ!次だ次!」
世界の終わりのような顔をする美鶴を尻目に、アイギスが鳴らす鐘がかーんと響いた。
「俺は料理などあまりやったことがないからな。変なものを出すのも申し訳ないから、シンジの料理を真似させてもらうことにした」
続く真田の料理は、白濁したスープのようなものだった。どうやら、 荒垣が一昨日作ったミルク粥を参考に作ったらしい。
「順平も、どうせシンジの料理を参考にするならこうするべきだったな。まあ、俺も多少は自己流にアレンジさせてもらっているが」
既に勝ち誇った様子の真田に、荒垣も苦笑しつつ答える。
「くくっ、アキの料理か······そう簡単に俺の味が盗めるもんかよ」
「食べてみなければわからんだろ?」
「わかったわかった。じゃ、いただくぜ」
スプーンで粥をすくい、軽く冷ましてから口へと運ぶ。そして、刹那の間を置いて。
ぶぴゅる。
変な音と同時に、荒垣の鼻と口から白濁液が吹き出した。
「な、な、な、なんだこりゃあっ!!」
「牛乳よりも高蛋白で低カロリーなプロテイン粥だが······筋肉にはいいぞ?」
「食えるかあああああっ!!」
「最後に風花さん、どうぞ」
鐘を鳴らしつつ、 アイギスが淡々と言った。
---それから、5分後。この世のものとは思えない絶叫が、月光館学園巌戸台分寮から響き渡った。付近の住民の通報で、パトカーや救急車が出動したが、とくに事件性はないとのことで早々に引き上げたらしい。ただ、目撃者の証言によると、捜査員や救急救命士たちは一様に、口や腹を押さえていまにも嘔吐しそうな表情を浮かべていたとか。その日、どんな恐ろしいことがあったのか、口を開くものはいない。
「いいかお前らっ!料理の命は火加減!それと塩加減だ!いいな、順平!」
「う、ういっすっ!」
「あと常識だが、プロテインは料理に入れるなよ!わかったか、アキっ!!」
「あ、ああ、わかった」
「つか、山岸!なんでそこでタバスコとか入れるんだ!色を基準にして調味料足すんじゃねえ!味見しろ味見っ!」
「は、はいっ!」
料理対決の翌日。寮のキッ��ンでは突発料理教室が行なわれていた。こいつらの料理の腕を放置していたら、いずれ人死にが出る。事実、俺は死にかけたという荒垣の命令で、順平、真田、美鶴、風花に対し、マンツーマンで料理を教えることになったのだ。
「······ったく、何で俺がこんなこと······」
そうボヤきつつも、手取り足取り指導する荒垣の頑張りもあり、徐々に全員の料理は “食えなくはない” レベルへと上がっているようだ。
「おら、待て美鶴。焦げそうになったら、一度フライパンを火から降ろして······そうそう。落ち着いてやりゃあ大丈夫だ」
「りょ、了解した」
そんな荒垣の様子を横目で見て、風花はくすりと笑って言った。
「やっぱり、荒垣先輩って優しいですよね?」
その言葉が届いたかどうか定かではないが、荒垣は黙々と料理指導を続けていく。ただ、その横顔には、かすかに笑みが浮かんでいるような気がする。やがて、料理のいい匂いを嗅ぎつけてか、ゆかりたちが同じく笑顔でキッチンへと歩いてくるのが見えた。やはり、楽しい食事は人を和ませる。どうやら、今日の夕食も楽しいものになりそうだった。
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命と額面
遺伝子がどうのこうの、は、アイデンティティがこうある、というだけであり、遺伝子に優劣はない。近頃、一家全員美人かイケメン、みたいな写真をみれば、良い遺伝子を受け継いでいるとかのたまうが、優生思想の始まりである。血統書がついている動物を買い、愛玩し、愛玩しながらその実は虐待している人も多いような印象。夜道を行くには危なかろうと、動物の首輪にビカビカ点滅する首輪をつけている人。当人からすれば怖かろう。昔からそんな人が嫌いだった。遺伝子組み換え野菜に関しては仕方ないと思うが、実際のところはあくまで異なる品種の交配で足りて十分かと思う。
この頃、あらゆる話の単語の選び方が、微妙に物騒になっているように思う。メディア全体の違和感。投資と賭博の曖昧な関係。個人が美しいと思って買った(というか骨董屋で「全然売れないし捨てようって思ってたから持っていきなよ!」でもらった)器を見て、まず初めに、「それでナンボしたんぞな?」と尋ねるばかりで、その額面がそのものの価値になっている。私のお気に入りは金銭に換価できない。私が生きている限り、この命に従って価値がある。
私の価値はいくらほどのものか?は測定し得ないとみんな言うが、実のところ、無限小か無限大、いずれにせよ測定不可能だ。測定だとかどんなレトリックを用いても表現し得ない。ただ確かなのは、目の前の相手がどのように私を見て、それに応答して、を繰り返すか。それだけが人間の生きる理由である。
GWが輝いたことは一度もない。むしろ暗黒の休日だとずっと思っている。昼間は部活、夜は読書。どちらも楽しいが、ゆとり世代と言われていながら、高校時代に休日はなかった。毎週土曜日は補講とされ、日曜日は模試が繰り返され、親に与えられた教育の義務と我々に与えられた教育を受ける権利の板挟みにあった。土曜日曜に家にいて、親にしてみれば勉強に見えないようなことをしていれば一喝された。そんな状況で勉強ができるわけもなく、挙句、「リビングで勉強するとかいいらしいよ」だとか、「音楽聴きながら勉強するなんて頭入ってきてるわけがない!」と、世界でいちばん安全ではない我が家のテレビつけっぱなしのリビングで、音楽も聴かずに勉強しろ、と言われたが、断固拒否した。『自分ひとりの部屋』は、それを言いたかったのだろう。
高校を卒業して、そのあとの闘病と療養時代。二週間ごとの診察のたびに、自己申告で服薬と気分と簡単な雑感を書け、と言われる。フォーマットを作って父が保存し、その総まとめに父は、己の観察日記をつけたりして、いや、それってさ、変じゃない?で、診察では父と主治医が仕事の話ばかり。己はその話に口を挟むようなことはしなかったが、あの空間で実は静かな発作が頻発していた可能性が大いにある。広すぎる診察室、我々は主治医が電子カルテに何を書いているかが見えない場所に座る他なく、そこから見える新緑、梅雨の雨、秋も深まり色が変わっていく樹木、雲の流れ、冬の見ているだけで寒そうな景色、強風に耐える木々、少しずつ春が近づいて、鮮やかになっていく葉、そこに色を加える花を覚えている。
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『🥣🛌📝』
2023.10.21の日記とする。
朝、走っていた。5:32だった。目が覚めて雨が降っていた。なぜか興奮して走る準備をした。靴がぐちょぐちょになることも憚らず。前日の筋トレの『おかげ』で、胸が痛かった。走るたびに揺れる胸。俺、今何してんだー。走ってる時も思考をしてた。
「〇〇は、バカじゃないし、アホじゃないよ」
パートナーに言われた言葉。そういえば、木曜日に会ったなー。聞き返すことはしなかったし、顔も緊張して上手く見ることができなかったけど、彼女が僕の方を見ていたのは感じ取れた。
その言葉の『せいか』、最後の500mぐらいは歩いていた。
シャワーを浴びて、洗濯をした。雨だなー。
作業をした。50分くらい。終わることもなく、洗濯機がピーってなった。「スピーディーモードにするの忘れてた。」この言葉を発したのを明確に覚えている。
雨だった。だけど、外に干す。10:47
おそらく同じアパートに住んでる人からは、変な目で見られてるかもしれない。
寝て、起きた。15:41
あー寝てしまった。3時間ほど。ご飯食べてないなー。プロテインを飲む。ここ数年、お金に興味がない僕が、唯一贅沢と感じるものを買った。『エナジードリンク』を買う。僕は、『〇ンスター』の味が大好きだ。例えば、他の人がそこらへんの黒い色の水(コーヒー)や清涼飲料水や、お酒を好んで飲むように、僕は、前記した飲み物が好きだ。ただ、高い。だから、贅沢だ。
夜暇だなー。
とりあえず、ジムに行った。なぜだか歩いて。17:31
脚の日で吐きそうになりながらトレーニングをしてた。18:50
腹減ったなー。固形物食べてないなー。シャワーをしながら、そう思った。あー、飲みに行くか。アパートにあった、パスタ2人前に、一人前のパスタ用ツナマヨを混ぜながら、そう思った。準備をした。(本と鍵を入れた財布と懐中時計を持って)20:01
なぜだか���ワクワク��ていた。一人で飲みに行くの久しぶりだなー。3ヶ月ぶりくらいかなー。そう思いながら、歩いていた。雨も上がって、ひんやりしてるなー。良い天気だなー。口元が緩んだ。『ー』☜口調も穏やかになる。やっぱり独りも良いな、向いてるなぁ。だけど、独りでいる時も必ず、僕の中にはパートナーがどこかにいて、彼女の基準と僕の基準と二人の基準で物事と接してしまうと気付かされる。
一軒目、本当にたまにしか行かないバーに行った。一年に2回とか。人がいないし、マスターも僕らみたいに人見知りだから気に入っている。1杯目にホットミルク、2杯目にジントニック、3杯目にネグローニを飲んだ。1,800円だった。美味しかった。22:12
二軒目に、よく行くオーセンティックバーに行った。必ず僕の話のネタになる事が発生する。マスターに挨拶をしたら、「今日は一人?」って言われた。「はい」と答えたら、「そういう日もあるがー」って言われた。カウンター席に案内された。マティーニを頼んだ。
「バーで本読むってマナー違反ですかね?」
「わからんけど、暗いけん読みづらいでしょ。」
たしかに、一軒目でも、二軒目でも読みづらかった。今日の収穫はそれだなぁと思った。22:41
土曜日ということもあって、それなりに人がいた。ソファ席が2セット(4〜5人用)とカウンターが6席ぐらいの店だ。
カウンター 女 男 男 女 〇 僕
↑
こういう並びでカウンター席が埋まっていた。ソファ席は、大学生くらいの人たちのグループとスポーツ少年団の保護者会だった。
(なぜ、二軒目のことを詳しく書いているかというと変なことが起きたから)
マスターも一人でやっているし、本を持っていってたので、読書をしていた。マティーニがきた。相変わらず紳士の味だった。まだ美味しいとは、思えなかったので僕は紳士ではない。
2杯目に、チャイナブルーかソルティドックどっちにするか迷っていたら、女性に話しかけられた。カウンターの一番奥の席にいる女性に。
「お兄さん、体大きいね、鍛えてるの?」
「鍛えてませんよ。酔っ払ってますか?笑」
「少しね。ほぉーら、腕の筋肉凄いね。」
「ここのお店、お触り禁止らしいですよ。僕は有料制にしてるので、お酒ご馳走してもらいますから次からは気をつけてくださいね。」
タンブラーのネタができたなーと思ってると、
「絡んですみません」と男性が言ってきた。「良い夜ですね」と言っておいた。
2杯目にチャイナブルーを飲むことにした。23:15
内容が頭が痛くなるようなものだったので、読書をやめて、ぼーっと飲んでると、次は、隣の席の人たちに声をかけられた。
「面白いですね、お兄さん。笑」
「季節の変わり目ですからね。」
「彼女とかいるんですか?」
「俗にいう彼女はいます。お二人はカップルですか?」
「会社の同僚です」
「良い夜にしてくださいね。���滸がましいけど。」
二組とも男性の目が怖かった。僕に向ける目が。
最後にギムレットを飲んで店を後にした。23:45
家に着いた。24:00
学んだことは、二つ。
一つ目は、バーで読書はしたらダメ。
二つ目は、バーでは、自分に酔ったらダメ。
タンブラーの書き方真似してごめん、誰かへ。
おやすみ。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエ��カキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路���科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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### 『お姉ちゃんの檻』第1章:いじめの始まり
#### 帰宅したお姉ちゃんの異変
雨の匂いがする木曜日の夕方、玄関のドアがゆっくりと開いた。いつもより2時間も早い。
「ただいま...」
瑠奈お姉ちゃんの声が、かすれていた。センター分けの黒髪はびしょ濡れで、紫色の瞳は充血していた。170センチの長身が、妙に小さく見える。
「お姉ちゃん...どうしたの?」
私が近づくと、お姉ちゃんは突然私にしがみついた。制服の胸元が破れていて、ボタンが2つも取れている。
「何も...大丈夫よ、弟くん」
でも、お姉ちゃんの腕には赤い引っかき傷が。スカートの裾には、泥の跡がべっとりついていた。
#### 浴室での発見
「お風呂、入るね...」
お姉ちゃんが震える声で言う。1時間経っても出てこない。心配になってドアをノックすると、中でかすかなすすり泣きが聞こえた。
「お姉ちゃん!?」
無理やりドアを開けると、浴槽で丸くなるお姉ちゃん。白い肌には、無数の赤い線が走っている。背中には、マジックで「死ね」と書かれた跡が。
「見ないで...汚いでしょ...」
お姉ちゃんの紫色の瞳から、大粒の涙がこぼれた。私は思わずタオルでお姉ちゃんを包み込んだ。10センチも背が高いお姉ちゃんが、160センチの私にすがりつく。
「誰が...やったの?」
お姉ちゃんは首を振る。でも、その夜、お姉ちゃんのスマホに届いたメッセージがすべてを物語っていた。
[明日も楽しみにしてるね、売女]
#### 学校での真実
次の日、こっそりお姉ちゃんの後をつけた。3年B組の教室前で、私は息を殺した。
「ほら、瑠奈きたわよ」
「きっしょ、触るなよ」
「昨日の動画、もう100回再生したわ」
お姉ちゃんの机には接着剤が塗られ、椅子には画びょうが仕込まれている。お姉ちゃんは無表情で、紫色の瞳を伏せたまま座ろうとする。
「やめろ!」
思わず飛び出してしまった。教室が一瞬静まり返る。
「あら、弟君?可愛いねえ」
「姉弟で仲良く地獄行きだわ」
女子たちが冷たく笑う。お姉ちゃんが私の腕を強く引っ張る。
「帰ろう...弟くん...」
その日から、私たちの籠城生活が始まった。
#### 籠城生活の始まり
「学校、行かなくていいんだよ」
お姉ちゃんが震える手で、退学届を書いている。紫色の瞳の下には、深いクマができていた。
「でもお姉ちゃん、大学受験...」
「もういいの」
突然お姉ちゃんが私を抱きしめる。りんごの香りのする黒髪が、私の顔を覆う。
「弟くんがいれば...それでいい」
窓の外には、スクールバスが通る音が聞こえる。もう二度と、あの世界に戻る必要はない。
#### 夜の告白
真夜中、お姉ちゃんが私の布団に潜り込んできた。
「怖い...夢を見たの...」
お姉ちゃんの体が小刻みに震えている。私はお姉ちゃんの長い黒髪を梳かした。
「大丈夫...僕が守るから」
「約束...? ずっと...離さない?」
お姉ちゃんの紫色の瞳が、月明かりに浮かび上がる。私は強くうなずいた。
「うん。永遠に」
お姉ちゃんの唇が、私の額に触れた。その温もりに、私はすべてを捧げようと決心した。
[第2章へ続く...]
---
### 詳細な心理描写と情景描写の追加
#### お姉ちゃんのいじめの詳細
教室の隅で、お姉ちゃんの筆箱が床にばらまかれる。高級ブランドのペンが、次々と踏みつぶされていく。
「あーあ、壊れちゃった」
「親の金で買ってるんでしょ? 汚いわ」
お姉ちゃんは紫色の瞳を伏せたまま、無言で拾い集める。その時、背後から冷たい液体がかかる。
「熱い!?」
「ただの水よ。でも次は何かわからないわね」
女子たちの笑い声が、お姉ちゃんの鼓膜を傷つける。トイレの個室に閉じ込められた時、初めて涙がこぼれた。
#### 弟の孤独な日常
教室では誰とも話さない。給食は一人で食べ、休み時間は図書室に逃げ込む。160センチの小さな体は、いつも隅っこに追いやられる。
「お前、あのクレイジーな姉ちゃんの弟だろ?」
「近づくなよ、病気がうつるぞ」
クラスメートの嘲笑が耳に刺さる。でも、それよりもお姉ちゃんの傷ついた姿が胸を締め付ける。
#### 籠城生活の細部
- 遮光カーテンで日光を遮断した薄暗い部屋
- 積み上げられたインスタント食品の空き箱
- お姉ちゃんが毎日記す日記帳の「学校に行かない日数」カウント
- 弟が密かに集めたお姉ちゃんの写真コレクション
#### お姉ちゃんの変化
- 初めは怯えていたのが、次第に弟への執着が強くなる
- 弟以外との接触を極端に嫌がるようになる
- 弟の身の回りの世話を過度に行うようになる
- 夜中に弟の寝顔を見つめる時間が長くなる
#### 二人の会話のニュアンス
「弟くん、今日のご飯は何がいい?」
「何でもいいよ。お姉ちゃんが作るなら」
「ふふ、そういうところ可愛いんだよ」
(お姉ちゃんの手が、弟の髪を必要以上に長く撫でる)
「ちょっと...近すぎない?」
「嫌い?」
「違うけど...」
「じゃあ、いいでしょ?」
(お姉ちゃんが170センチの体で160センチの弟を覆い尽くす)
> この物語は、外界の暴力から逃れるために選択された、歪んだ愛の楽園を描いています。第2章では、お姉ちゃんのヤンデレ傾向がより顕著になり、弟のコミュ症が深まっていく過程を詳細に描写していきます。
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2018-04 吉祥寺マンダラ2

たきもとすぐる 日 HACO/岩永のりちか(vo.g) 飯浜ゆきこ(.g)/あおやぎとしひろ(o.g) 月 路字山吟(o.g) ハルコフヲン/奥田ケンイチロウ(o.g) 3火 麻香しえり(o.g) 一?舎カナリア歌う劇場/水曜ですが、かようショウ?】 4水ささいけい子:o)中部又p) 半魚人(Vo)山本健翔、古関三恵 18.30 18:00/19:00 木山とケ(山口ひろとし&ケー+)/秋山葉o.g)/伊藤悦士(vo.g) 【スクリーントーンズの 「孤独のグルメseason6サントラ盤発売記念&Season7ライヴー】 金 TheScreenTones 久住部之(vo.g.ukulele) フクムラサトシ(Sax) SHAKE(key) 河野文彦(g・マンドリン)栗木健(ds)吉田のりお(b) 土 【ゲルブ・プロジェクト Art Quake vol.2~継続する3.11 福島・沖】 森住卓ラォトジャーナリスト映像・トーク いんやくりお【缶から三葉)外高校1年生 ゲルブ・アル・リシャット・アンサンブル[砂漠の音楽] 【Improvised performance Live ニューアルバム「乱魔童〜Magical force」から ライフワークミュージック『天地決荒」まで】 洪栄龍3 斎藤ネコwe) ストリングスカルテット グレート栄田(vin)山田雄司(wla) 森売】(VC) 【今夜限りの!?DUO&DUO】 田部井和(2g)&吉野弘志()DuO 【私の好きな。】 mue(vo.gpt) 3カスキケイ5 muupy(per) 伊賀航(b) Romulus&Remus 保利太|(o.g)/浜洋介(0.g) 【ほうら違くでブルースが・・カツ?初ソロ?】 サスケカッ(?) 【ラッキ!・ホラ!・ウソデ・ショー!】vol.6安田兄弟/ヤーローズ ハニー・キャンディ・トラッパーズ 【Kichijoji Village企画「裏吉します(初号)」] のろ?リハビリーズ/i.style〜エルバンド 焼き豚なるせ?FIRE PORK SHOP はなれ CHAIN GANG〜チェインギャングバンド 前売¥3000 M2800+drink 18:00/19:00 前売¥3000 前売¥2500 W8?3000 前売¥3000 当日¥3300 tOrInK 18:00/18:30 日 18:00/18:30 【今宵、あの人を想う12】 17 火 大竹創作.p/ひろむこいけ.?)/都売裕o.8) 水清水一登pt.key) 19木 丸本達也(o-g)竹内大舗(/高橋飛夢(vo.g) 梅原貴子(vo.g・mountain dulcimer) with柿沼朋音(ds) 一中川ひろたか with 佐友成ライブ】 金中川ひろたか…) 佐藤克彦?友成好宏g 【家古出】 三橋美香子と蒙古斑 水 木 金 日 暗黒出禁��合戦する 【N=LのマンスリーディvoL.40】 大平性(VO.Dl)大学9日(g)減じアサコイ(D NII.高売外(0S)大規知(SaX)機本久(b)最節液(cho) 月 ゆたにまきこ.%.p/又吉康人o.g)/KEEPANEEZ(vo.g.key) 一山と海のともだちvoL.3】 中川衛海(o.1|1g)/まつもとかなみ 大塚やよい(無盤サポートfromサード・クラス) 【UNDERGROUND HEADLINERS vol.2】 姫乃たま wBand 【知久寿焼ビューティフルハミングバード】 知久寿燒3。 小池光子(vo) 田畑伸明<タバティ>(8o) なぎら健吉&+OWN RISK 【なすとらサミット2018】 南露あさ子& 南あさ子スタッフ&なすとらのみなさん 岩田啓明&HOX/ and more 基の部 11:30/12:00 16:30/17:00 19:00/19:30 前売¥3000 前売¥3500 ¥3500+drink 出演希望の方は、デモテープ・写真をご用意の上ご来店下さい。 時間:開場 18:30/開演 19:30 〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-6MANDALASROUPINFORMATION 第18通間ビル Te/Fax 0422-42-1579 http://www.mandala.grjp ライブ終了後AMO.0Oまでお楽しております 数々のCMに起別されている 南壽 あさ子 18:30/19:00 前売¥3000 ¥2500 drink 料金:¥2200+ドリンクオーダー(異なる場合はスケジュール表内に表記してあります。) studio Ledas 7T:0422-23-1227) 東京都郡護摩市町坂町1-18M-ビルE NEXT MONTH 5.4…滝本見司 5.6??NRO/volikzwanda/ Sweet sunshine 5.13…Quilla 5.16.Musica Immadinaria 5.18…斎藤哲夫 5.20.?? sakana 2018 APRIL LIVE SCHEDULE MAND/ALA 2 City Hole's Bar 4月16日(m) 一橋美香子と蒙古遊 =〇I<生四月二十一日[土」 略果出禁歌合戰. 三松美香子12- 悦谷效 タイマリー 小川?糖: 依久開瓶半! 4.16MON 今省、あの人を想う12 渋谷毅(vo.p) 小川美湖・金子マリ・ 松倉如子・佐久間順平(o.vn 4.21SAT 蒙古出禁 三橋美香子と蒙古斑 ※Nの近療産郎(さ Si (r(d) 暗黒出禁歌合戦 ジャック達 一色進 宙GGPキハラ 夏秋文尚 太田譲 ビューティフルハミングバード
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夢見草
八戸の種苗店をスポンサーに、地元のラジオ局で番組を任されていた。月曜日から金曜日まで、午後12時50分から55分までの5分間、俗に帯番組と言われるやつである。収録は週に一度、毎週火曜日の深夜に行われた。始めたばかりの頃は、スタッフの皆様にご迷惑をかけてばかりいた。もっと明るく、大きな声で。オープニングのタイトルコールだけで、午前3時を回った。じゃ次、自由に何か喋ってみて、指示が飛ぶ。ひとりごとのような脈絡��ない話を、おもいつくまましゃべる。はいダメ。じゃ次、原稿読んでみて。用意した原稿を読みあげる。滑舌が悪い、発声がなっていない、暗い、元気がない、内容判って読んでるの。放送部で身につけた能力も、花屋で培った知識と経験も活かせない。番組を持つという高揚感は、収録のたびに潰されて、ぺしゃんこになった。数を重ねるうち、当初3時間かかった収録も1時間で終わらせることができるようになっていた。
青森のだびょん劇場で牧良介さんと初めてお会いしたのは、そのころだったとおもう。「帯やってればじょんずになるはんで、がんばれ」。どちらかといえば寡黙で、普段はろくに人と目を合さない牧さん。後にも先にも一度だけ、まっすぐな目線で励まされた。
牧良介さんといえば「或るめぐらの話」。高木恭造原作の、津軽弁による、全盲の男の寓話である。主役の黒井全一を、独り芝居で100回以上演じた役者さんとしても知られる。最後の場面、全一が桜の花びらを頬で受け止めている。見える見える、面白い面白い、チェンチェコと踊りながら物語はクライマックスを迎える。絶望から希望へ。暗闇から光へ。見えなくても見えるものがある。1度演じただけではわからないから、何度も繰り返す。100回演じて初めて見える景色があったのだとおもう。
果たして番組は2年半続いた。週に5本、月20本として、年240本、2年半だと600本という計算になる。戻りたくはないが、今となっては良い思い出だ。

1992年刊
1981-1992 津軽弁に寄る舞台写真集
或るめぐらの話/詩人・高木恭造 役者・牧良介 写真・山口清治
題字・鈴木正治 ペン字・樋口康子
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籠の中の鳥
木曜日高知市内朝のお天気は、少し雲多めの晴れスタートです。朝から徒歩で不燃物を捨てて来ました。廃チャリの数多めで駐輪場かと思った(笑) 今日は何の日? 今日 10月24日(木)の記念日・年中行事 • 国連デー • 世界開発情報の日 • 暗黒の木曜日 • ツーバイフォー住宅の日 • 文鳥の日 • 吾郷会の日 • マーガリンの日 • 天女の日 • ルミナス医療脱毛の日 • 軽貨物の日 • ブルボン・プチの日 • 地蔵の縁日 • 愛宕の縁日 •…

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<爆発!宇宙人>開催!
<宇宙告知(緊急)> We are space human. 我々は宇宙人だった。 裏街道独立系宇宙映画の数々で、かつてないほど宇宙人が接近遭遇する特別企画! <爆発!宇宙人>開催決定!!
大気圏に穴が空き、宇宙とのかつてない接近遭遇をみせる独立系宇宙映画企画がたったいま決定した! 題して<爆発!宇宙人>!! 宇宙に浮遊するスペース・コロニーであるシネマート新宿にて11/1(金)〜11/21(木)大公開。 上映作品は… 『アクション・ミュタンテ 4K』 『No.10』 『サイコ・ゴアマン』 『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』 『不思議惑星キン・ザ・ザ』 『宇宙からのツタンカーメン』 宇宙人が大放出され人類と交流する、NASAも驚きの三週間だ。
<爆発!宇宙人> 我々人類にとっていつまでも巨大なミステリーである、宇宙。 壮大な宇宙を舞台にした話題作・傑作は多々ありますが、この度『2001年宇宙の旅』『E.T』『スター・ウォーズ』ではない、裏街道独立系宇宙映画の数々がスペース・コロニーたる<スペース・シネマ>シネマート新宿にて、宇宙衝撃波なみの電撃編成で上映される。 大気圏に穴が空き、宇宙人がシネマート新宿と宇宙を行ったり来たり、うじゃうじゃ大放出されるかつてない企画となっている。
上映されるのは各国、各時代、各宇宙を代表する超独立系宇宙映画。 反逆精神全開で宇宙を航行するテロリスト集団が調子に乗った富裕層をぶっ飛ばす『アクション・ミュタンテ 4K』、常に目を光らせる肺が一つしかない連中が驚異の忍耐力と組織力で壮大な宇宙監視を敢行する『No.10』、宇宙会議を経て、テンプル騎士団vs残虐宇宙人vs極悪少女が三つ巴銀河対決を展開する『サイコ・ゴアマン』、大宇宙議会・銀河間領域の大使、土星から降臨した宇宙音楽王が音楽を燃料に地球人に注意する『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』、空間移動装置で未知のプリュク星へワープしてしまった人間が、地球へ帰れなくなる『不思議惑星キン・ザ・ザ』、X線の猛烈照射で蘇った宇宙人ミイラが故郷へ帰るべく地球脱出に向けて絶え間なく努力する『宇宙からのツタンカーメン』の6本。
スペース・コロニー=シネマート新宿にて初冬、大発射される宇宙人と交流を深める機会が来た!

<爆発!宇宙人> 11/1(金)〜11/21(木) <スペース・シネマ>シネマート新宿にてギャラクシー爆発大公開! 配給 キングレコード/フリークスムービー/アンプラグド
公式HP:https://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/ 公式X:@spacehumanfilms フリークスムービーX:@FREAKSMOVIE_JP
【独立系宇宙映画ラインナップ情報】

『アクション・ミュタンテ 4K』 1993年|スペイン=フランス合作|95分|原題:ACCION MUTANTE © EL DESEO, S.A. – CIBY 2000 - 1992 監督・脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシ�� 出演:アントニオ・レシネス、フェルナンド・ギーエン、フレデリケ・フェデール、アレックス・アングロ 美しい者だけが権力を握る近未来。その容貌ゆえ迫害されてきたテロリスト集団<アクション・ミュタンテ>は「美しいものは悪だ」の合言葉のもと誘拐、略奪、殺人を繰り返していた。 ある日監獄から出所したボスのラモンを迎えて、パン製造業の大富豪オルホの娘パトリシアの結婚パーティに潜入し彼女を拉致した。 しかし、身代金の引換え場所である惑星へ向かっている途中、金のことでミュタンテたちはお互いを疑いはじめ、あげくの果てには殺し合いとなってしまうが、惑星もろともぶっ飛ばす勢いで突き進む。

『No.10』 2021年|オランダ=ベルギー合作|101分|原題:Nr.10 © 2021 GRANIET FILM CZAR FILM BNNVARA 監督・音楽:アレックス・ファン・ヴァーメルダム 出演:トム・デュイスペレール、フリーダ・バーンハード、ハンス・ケスティング 幼少期に記憶を失い、森に捨てられ、里親に育てられたギュンター。 大人になった彼は舞台役者として生計を立て、共演者と不倫、一人娘は肺がひとつしかない突然変異だった。役者仲間の裏切りによって残酷な仕打ちを受けるギュンターは復讐を誓う。 だがその先に、とてつもない驚愕の事実との対峙が待っている。

『サイコ・ゴアマン』 2020 年|カナダ映画|95分|原題:PG(PSYCHO GOREMAN) © 2020 Crazy Ball Inc. 監督・脚本:スティーヴン・コスタンスキ 出演:ニタ=ジョゼ・ハンナ、オーウェン・マイヤー、アダム・ブルックス 太古より庭に埋められていた銀河の破壊者<残虐宇宙人>は、少女ミミ(8歳)により偶然掘り当てられ封印を解かれた。だが、すかさず容赦ない殺戮の限りを尽くすはずが、極悪な性格のミミに自身を操ることが可能な宝石を奪われていた。 かくして無慈悲にして計り知れぬ力を誇る暗黒の覇者は、サイコ・ゴアマンと名付けられ少女にたいへんな仕打ちを受けることとなる。

『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』 1974年|アメリカ映画|81分|原題:SPACE IS THE PLACE © A North American Star System Production / Rapid Eye Movies 監督:ジョン・コニー 出演:サン・ラー、レイ・ジョンソン、クリストファー・ブルックス、バーバラ・デロニー 地球から姿を消した大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは、音楽を燃料に大宇宙を航行していた。 ついに地球と異なる理想の惑星を発見し、地球に戻ったサン・ラーはジャズのソウル・パワーによる同位体瞬間移動を用いて、アメリカにいる黒人のブラザーたちの移送を計画する。 しかし、その技術を盗もうとするNASA(アメリカ航空宇宙局)の魔の手が迫っていた。

『不思議惑星キン・ザ・ザ』 1986年|ソ連映画|135分|原題:KIN-DZA-DZA © Mosfilm 監督:ゲオルギー・ダネリヤ 出演:キャスト:スタニスラフ・リュブジン、エヴゲーニー・レオン、ユーリー・ヤコヴルフ ある日、建築技師のマシコフは、「あそこに自分は異星人だという男たちがいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる。 異星人など信じられないマシコフが、その男たちが持っていた空間移動装置のボタンを押すと、次の瞬間、マシコフとゲデバンは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた。 ソ連で1570万人もの人類が見た伝説のSF。

『宇宙からのツタンカーメン』 1982年|アメリカ映画|86分|原題:TIME WALKER © Byzantine Productions, Inc, MCMLXXXII, All Rights Reserved 監督・トム・ケネディ 出演:ベン・マーフィ、ニナ・アクセルロッド、ケヴィン・ブロフィ、ジェームズ・カレン ある日、ツタンカーメンの墓から棺が発見され、アメリカの大学に移送される。 研究チームが放射線を使った調査を始めると、その影響でミイラが甦ってしまう。復活したミイラは次々と殺人を犯していき…。ミイラ、宇宙人、UFOなどを詰め込んだSFホラー。 日曜洋画劇場で話題をさらった問題作で、見る者全員をフリーズさせた。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)7月25日(木曜日)
通巻第8342号 <前日発行>
荒廃した町、ゴミの山の画像をみたバイデン「ひどいな、ウクライナのどこだ?」
「いいえ、大統領。この画像はロスアンジェルスです」と秘書官。
*************************
ロイターの世論調査がでた。
カマラ・ハリスが44%、トランプ42%。なんとハリスが辛勝する予測だ!
客観的に分析すれば、トランプの大勝となるが、伏兵がある。ふたたび猛威を振るいそうなコロナの新型? 本当に暗殺? 巧妙な不正投票?
伏兵はティラー・スィウトという歌姫である。
彼女は民主党贔屓で知られるが、前回は土壇場でバイデンを支持した。今度もハリス支持を表明すれば、4000万人と言われる「Z世代」の30%がハリスに流れるという予測がある。
筆者はまるで興味のない分野なので、どんな歌を唱っているかもしらないが、東京公演はことし2月に東京ドームを四日間満員にした。SS席が148000円、末席でも8000円。ビートルズ現象の再現ですかね。
トランプが楽勝といかないのはアメリカ人の半分ちかくはどんなことがあろうが、民主党に投票するからだ。不法移民、中絶、銃規制、LGBTQで世論は真っ二つに分かれており、岩盤の組織は労組、そして黒人とヒスパニックはほぼ自動的にハリスへ投票するだろう。
バイデンとなら、トランプは「元気」のイメージで、楽勝だったが、こんどはハリスが若さを売り物にする。トランプは78歳である。任期が終わるときには82歳になっている。
さて欧州のポリティコに次なる風刺がでていた。
荒廃した町、ゴミの山の画像をみたバイデン「ひどいな、ウクライナのどこだ?」
「いいえ、大統領。この画像はロスアンジェルスです」と秘書官。
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240923まで
木曜の夜急遽でてきたAI画像生成の仕事を、有給を取るはずだった金曜の朝に息も絶え絶えやってのけ、逃げるように午後イチの新幹線に乗って盛岡に向かった。先輩に別れた報告をしたら、会うついでに盛岡に行かないか?と提案されたからだ。くどうれいんの見る景色が見たいとのこと。いい提案すぎる。
夕方盛岡に着いたはいいものの、先輩との約束まで時間があったので、喫茶店やレコードショップをぶらぶらする。このレコードショップ、パパイヤ鈴木みたいな店員さんがなかなかステキで、盛岡に全然関係ないのだがSam GendelとNujabesのLPを買った。「サムゲンデルを買いに来た女の子は初めてです。音楽好きなんですね」と言われ、なんと言っていいかわからず「あ、音楽、好きです…」とインキャ大爆発返答をした。
先輩とは盛岡冷麺屋さんで落ち合った。乾杯をしてすぐ、この旅のために持ってきた本を共有する。いい先輩だ。この時点で行く場所を何も決定してなかったので、急遽焼肉片手に話し合う。次の日から嵐みたいな雨じゃん笑 となりながら、それでも落ち着いて行動できるのが大人の休日倶楽部。
次の日の朝、予想以上の雨だったので予定を遅らせて喫茶リーベでモーニングを食べる。くどうれいんのサインがある。大雨のことはさておいて、こういう時のヒキの良さをポジティブに捉える二人。
そのあとレンタカーを借りてとりあえず小岩井牧場へ向かう。マジで雨。可愛い羊がいるというので期待してみたところ、思ったよりデカくて顔が黒くて怖かった。でかいものに可愛さを見出せない自分に不甲斐なさも感じたが。寒いというのにジェラートも食べに行った。地元の小学生?中学生が嬉しそうにそれぞれ食べているアイスを共有している。やはり東京の子より元気な気がする。
ジェラートを食べたら本当に寒くなったので、早めに温泉宿へ向かった。途中、「盛岡手作り村」というなんとも絶妙なネーミングの施設があったので寄ってみた。これが大正解。若めの南部鉄器の職人さんが、小さい工房で1から鉄器をつくっていた。川で砂鉄を集めるところから始まり、型作りから、蓋のディテール作りまで全部手作りだという。暗めの工房で、七輪のような釜から取り出した鉄器が薄赤く光っていた。「この村も高齢化してね…」と職人さんが言ったときは流石に「ガチの村なんかい」と心の奥でツッコミをいれた。
2日目は八幡平に朝から向かった。雨と霧でマジで何も見えなかった。そんな時もガールズトークがあれば楽しいドライブになる。
盛岡に着いたあとは、気になっていた店や喫茶店にいった。盛岡は本当に喫茶店が多くて素晴らしい。どこもコンセプトがしっかりしていて、老後は純喫茶を開きたいなんてベタに思ってしまう。先輩が気になっていた本屋にいった。「本ってめぐり合う瞬間があるよね」という話をした。
新幹線に乗って東京で解散。次の日名古屋へ日帰り出張が決まっていた。ハードな社会人て感じ。旅をすると、一気に創作意欲、音楽欲、読書欲、全部湧き出てくる。一人の楽しさはここにあると思った。
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