#横浜中華街と言えばせいせんしょうまん
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政治への傾倒と未来予測:危機感から見えてきた日本の課題
最近、政治の話題に深くはまっています。というのも、近い将来、日本が「中華日本 日本人自治区」になるかもしれないという、SFのような危機感を覚えているからです。
これまで、会社でのセミナーや勉強会を通して、「今ある事柄から未来を想像する」という考え方を学んできました。その中で、実生活における些細な疑問から、未来のトレンドを予測できた経験がいくつかあります。
例えば、デパートのエスカレーター。出入口から入ると上か下か片方にしか行けない構造に疑問を感じていたのですが、横浜そごうでは上下どちらにも行けるようになっていて、まさに先を行かれたと感じました。
また、約20年前には10年後のお金の使い方(決済方法)について考えていました。キャッシュレス化は想像できましたが、クレジットカードの危険性を考えると、これに代わるものが必要だと感じていました。特に、クレジットカードを持てない人でも、現金を上限に着実に利用できる仕組みが求められるだろうと。結果的に、近年PayPayなどのキャッシュレス決済が標準化され、この予測はほぼ的中しました。
直近では、2019年12月頃、横浜にダイヤモンド・プリンセス号が寄港する前にコロナ対策を始めました。手洗いやうがい、マイクの消毒などを早めに実行しましたが、お客様の反応は今ひとつでした。しかし、その後ロックダウンや小池都知事の「密です」が流行する頃には、やはり自分の対策は間違っていなかったと確信しました。
地域経済と政治への関心
このような経験を経て、政治に深く興味を持つようになりました。私の店がある大船という土地で、お客様にリピーターになってもらうにはどうすれば良いか。大手有名店なら8割の集客が見込めるかもしれませんが、個人の店ではその中の2割、さらにその中の2割くらいのお客様が来店し、店の雰囲気や価格、そして私の人間性(変態ですが)でリピートしてくれたら最高だと考えています。しかし、コロナ以降、全体的にお客様が減っていると感じています。
そこで、未来予測が始まります。夜の大船に繰り返し来てくれるお客様の数を増やすにはどうすれば良いか。そう考えると、どうしても社会の景気や税金、給料といった経済問題が気になり始めました。最初はYouTubeなどで、政治家や政治・経済のニュースを見ていました。その頃は、財務省が「赤字国債で国民一人あたり800万円の借金があるから増税だ」と主張していることを信じ、消費税増税は法人税減税によって企業の負担を減らし、従業員の給料が上がることで経済が好景気になる、と思い込んでいました。
しかし、これは騙されていたと気づきました。財務省系の緊縮財政派の論理には、どこかおかしい点があると感じ始めたのです。
財務省の「嘘」と日本の財政問題
最初に疑問に思ったのは、「国債とは何か?」「日本の国債は誰が買っているのか?」という点でした。政府が国債を発行し、それを銀行が買う。銀行は私たちの預金を運用して利益を上げるために国債を買う。だとすると、なぜ国民から借りているお金が「国民の借金」になるのか? この疑問を持った頃は、まだ日銀による国債の引き受けや、日銀が株式会社であることも知りませんでした。それでも、財務省の主張はやはりおかしいと感じつつも、赤字国債が増えれば日本の財政は破綻してしまうと考えていました。
しかし、その後、森永卓郎さんや高橋洋一さん、三橋貴明さんといった方々のYouTube動画を見て、日銀と国債の引き受け、そして**「財政健全化」の真実を知ることができました。彼らの説明を通して、貸借対照表や損益計算書を使った複式簿記の視点、戦後からの国債発行の歴史、そして高度経済成長期に市中銀行における貨幣の信用創造**によって日本国内のお金が経済成長とともに生み出されていた事実を学びました。
それでも、「お金とは何か」という漠然とした疑問は残っていました。経済活動の基本である「需要があるから供給をする」という繰り返しでバブル期を迎え、不動産や車などが高騰しました。土地が欲しい人が銀行からお金��借り(信用創造)、高値で売り、そのお金で別のものを買う。国も取引額を公表することで、あたかもその価値が上がったように見せかけましたが、実際にはそれほど価値のない山���の土地が高額で取引されていました。それが覚めてみると、例えば坪単価15万円の土地を150万円で買っていたとしたら、みんなが冷静になった時には借金だけが残る結果となりました。
そこで、日本政府はさらに土地や高騰した物への規制をかけるべきだったのに、全体に貸し剥がしをさせる政策を取ったことで、北海道拓殖銀行や地方銀行も経営困難に陥り、合併や倒産といった、昭和ではあり得なかった銀行の統合が現実となりました。
※現在の中国も土地バブル、建設バブル、そしてEVバブルが弾けましたが、中国は次々と別のものに投資し、海外への融資や利権獲得を通して、未だに経済成長を続けているように見えます(失業率などは非公表なので正確ではありません)。ただ、その政策の中に外国移民・移住計画が存在するのではないかと思われます。
話を日本に戻すと、バブルが弾け銀行が統合していた頃でも、財務省(大蔵省)はまだ高度経済成長期の政策を引きずっていました。バブル期には信用創造でお金が作られていたため、政府が国債を発行しなくても税収があり、財政は均衡を保てました。しかし、国民の消費が減少するにつれて税収も不安定になり、増税路線へと舵を切ります。この時、経団連が絡んで法人税減税の代わりに消費税が導入されました。この税が、さらに国民の消費を冷え込ませることになったのです。
メディアと政治の真実、そして迫る危機
こうして調べていくと、歴史を紐解けば、現在の財務省が絡んで、まるで過去の亡霊に取り憑かれたかのような情報がメディアを使って流されていることが見えてきました。そして、それに逆らうような報道をした場所には、国税庁が動き、偏向報道の温床とされてしまったように見えます。記憶に新しいのは、「報道ステーション」の古舘伊知郎さんや、みのもんたさんが最後の番組で体制に反抗するような放送をした後、テレビ界から干されたという話です。ちなみに久米宏さんも同様の目に遭っています。
最近はテレビを見なくなりましたが、テレビでニュースを見ている人たちは、小泉進次郎氏が活躍して米の値段を下げたかのように思っているようです。しかし、その裏では農協を悪者にし、農協の株式会社化、その後は解体して保険部門や金融部門、さらには海外部門を分割し、アメリカや中国の資本に株を売って解体しようとしていると推測されます。
そ���そも農協は、農家が個々で国や行政、大手企業と交渉するのが難しいので、地域で協同組合を作り、まとめて出荷したり、国からの補助金を引き出したり、高級乗用車並の金額のトラクター購入資金を融資したりと、農業のための集まりです。不作の時の保険や、事故・病気の際にも使えるように、様々な業務をこなしています。連結決算で赤字部門も組合員のために存続させている共同体、それがJA全農です。叩かれている農林中金の赤字問題はあるものの、日本の農業のために壊してはいけない存在です。
日本の衰退と見えない政策意図
財務省が主張する「財政健全化」が問題であり、国政では「税収は財源ではない」という事実をねじ曲げ、緊縮財政を取っています。そもそも日本国内の赤字は経済の衰退が原因ですが、経済が衰退すれば税収は減ります。減るから増税し、さらに赤字になります。その代わり、政府は黒字になりますよね。この考えが、財務省には見えておらず、国の財政のことしか見ていないのです。
ただ、30年かけて日本経済が衰退し、少子化が進むと、中国の移民政策と日本の人口対策が合致する可能性が出てきます。中国ではいくつかのバブル崩壊で貧富の差が激しくなり、失業者も出ています。一方、日本では安い労働力が減っています。だからこそ、中国企業や学校を通して日本に労働力を派遣し、そのために日本は中国人を優遇する。具体的には、滞在ビザの延長や留学先の学費免除、生活費支給、そして生活保護の支給、さらには帰化後に身元が分からなくするために夫婦別姓問題を使って戸籍制度をなくす。落ち着いて考えればすぐに分かることを、平然とやっているのです。
食料防衛の崩壊(減反政策)と少子化推進による移民受け入れ。このようなことを行っているのは、自民、公明、両民主、維新がそれぞれの思惑を持って日本を崩壊させようとしているように感じます。私の計算ではなく、経済産業省の計算では、あと10年で日本の経済は破綻する可能性が高いと言われています。
もう本当に時間がありません。
今年、参議院選挙で政権をひっくり返せたとしても、その後、政権奪取のために自民党は必死になり、さらに財務省の言いなりになる自民党を復活させる攻防をしながら、日本経済を立て直し、海外からの内部侵略に対抗して安定した経済政策が取れる世の中にするには、本当に10年ではギリギリすぎます。だからこそ、政治に興味を持ち、一人でも多くの方にこの危機に気づいてもらい、経済発展する世の中のために選挙に行って、まずは自民党に「NO」を突きつけましょう。
私の動機と今後の活動
最後に、私の個人的な動機ですが、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざが当てはまります。日本経済が良くなる → 国民の生活が豊かになる → 夜の街に飲みに出る → 街も賑わう → その中の2割のお客様が私の店に来る → 店儲かる、という図式です。自分の店が儲かるにはどうすれば良いか考えているうちに、経済や政治、さらには少子化問題や移民問題などにまで話が及んでしまいました。ちなみに、現在は暇で儲かっていませんが・・・
実際、消費税の具体的な問題点や日本円の成り立ち、具体的な解決方法にはあまり触れていませんが、政治に興味を持ち、さらに危機を感じ、それを広げなければ解決できないということに気づきました。
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2024-6月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「中華」です◆
今月は参加者の皆様に「中華」のお題でアンビグラムを制作していただいております。中華といえば漢字発祥の地。現代の蒼頡たちの宴をご覧ください。今月も逆さまな作字が集まっております。
ではまずはdouse氏から。

「麻婆茄子」 回転型:douse氏
180°回転させても同じように麻婆茄子と読めるアンビグラムです。中華には「福到了」という福の字を上下逆さにひっくり返して貼るアンビグラム的な縁起物の風習がありますが 本作は麻婆茄子が無限に到来しそうな御目出度い回転字面になっています。対応解釈が最高ですね。この語句でこの文字組みが出来るのはきっとdouse氏だけでしょう。

「酢豚」 回転型:peanuts氏
世界範囲で有名な中華料理の一つです。酢豚は日本で付けられた名称で 中華料理においては広東料理の「古老肉」や上海料理の「糖醋排骨」が該当するようです。本作は作字のデザインと対応解釈が高次で両立した理想的アンビグラムです。「乍/月」部分のギミックは美しくてかっこいいです。

「酢豚」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
左右の鏡像図地で酢豚。作者いとうさとし氏はネガポ字(図地反転)の達人です。本作は真ん中から折りたたむとピッタリ嵌ります。まるでこの漢字がもとより嵌り合う構造を持っていたかのような自然さです。
「回鍋肉」 図地反転鏡像型:douse氏
四川料理の一つ。本作は斜め鏡像の図地反転アンビグラムです。文字の組み方がテクニカルでブリリアントカットされたような光学的な装いが抜群にカッコいいです。

「回鍋肉」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
上下の鏡像で図地反転になっている回鍋肉。日本語のアンビグラムは2022年に入ったころから飛躍的に進化発展した印象がありますが とくにネガポ字(図地反転)の進化は顕著で 英語圏でも作例はさほど多くないこのジャンルが日本ではたくさん作られるようになりました。それも本作��作者いとうさとし氏の尽力が大きいでしょう。
「酸辣湯」 鏡像型:螺旋氏
中国料理のスープの一つで 酸味・辛味・香味が特徴。本作は斜めの鏡文字で組まれています。斜めの鏡像型は漢字のアンビグラム制作に向いた対応だと思います。うまく作ればアンビグラムだと見破られない作字が可能で 本作も「束」部分が自然で驚きます。

「中華そば」 敷詰振動同一型:Jinanbou氏
発想が面白いです。「華」の字の中に異なる文字を幻視し抽出するその眼力には感服します。これは文字に隠された秘密のゲシュタルトを解析する行為でアンビグラム作りには欠かせないセンスです。

「青椒肉絲」 重畳型:きいろいビタ氏
ピーマンと細切りにした肉などを炒めた中華料理。本作 重畳型は同じ図形で韻を踏み 青椒肉絲と読ませるアンビグラムです。そのまま亜細亜のどこかの国で商品のロゴとして使用されているのではと思えるほど完成度が高いレタリングです。
「杏仁豆腐(⿸广フ)」 旋回型:Σ氏
中国発祥のデザート。135°回転の旋回型アンビグラムです。「腐」の字が「广」の中に片仮名の「フ」を入れた略字になっているところが凄すぎます。この略字は実際にゲバ字(アジビラ文字)などで使用例があります。柔軟な発想ができる人のアンビグラムは読みやすいですが 本作は作者Σ氏のアンビグラムが優れている理由の一端が垣間見える好例です。
「中華/北京/上海/広東/四川」 共存型(回転・鏡像):ラティエ氏
一般に四大中国料理と言われている4つの場所に お題をプラスした多面相アンビグラム。なんと5パターンの変化が起こる作字なのです。北京/上海/広東/四川は回転型で 大きく表示された中華はその鏡像になっています。 多面相漢字アンビグラムの制作はある種「挑戦」ジャンルです。多面相を作ろうとするその発想や度胸だけでも凄いですし 本作はその挑戦に成功していると思います。
「横浜中華街」 回転型:ぺんぺん草氏
東アジア最大の中華街を回転アンビグラムに。細かい説明は無用の傑作。この完璧な対応解釈をご覧ください。けしてアンビグラマビリティは高くない語句ですが冷静的確に作字されています。最高です。
「神戸」 回転型: 「長崎」 鏡像型: 「横浜」 重畳型:.38氏
日本三大中華街。それぞれ趣向を凝らした楽しい対応解釈で可読性も充分高い設計です。 これは文字数寄にはたまらない作字ですね。そのまま都市の紋章に使用してほしいナイスデザインです。

「横浜中華街散策中隠処的拉麺店発見」 回転重畳型:超階乗氏
ブレードランナーに出てきても違和感のないサイバーパンクアンビグラムの名作。文字の各所に丼図案などが組み込まれていて そのおかげで回転重畳構造を把握しやすい親切設計です。回転重畳型とは ある図形の上に同じ図形をレイヤーで重ね、上に重ねた図形だけを規則正しく回転させて文字を形成するアンビグラムです。
「西安」 回転型:うら紙氏
陝西省の省都で、旧名は長安というのは有名でしょう。 かっちりした輪郭でありながら墨のカスレを生かしたステキなタイポグラフィですね。アンビグラマビリティの高い語句ですが図案としてきれいにまとめ���には作家の力が必要で、うら紙氏はその能力に長けています。

「Qingdao/青島」 図地反転回転共存型:ヨウヘイ氏
青島(チンタオ)は中国有数の港湾都市・商工業都市・国際都市。 図地反転で漢字の隙間にアルファベットを見出そうとすると、青島は横画が多くて打ってつけの言葉なのですね。省略があっても読み取りやすい作品です。

「シャンハイ」 旋回型:つーさま!氏
上海は中国で最高位の都市である直轄市の一つ。 五面相の旋回型。「シ/ン」の点の有無のみの差をどう表現するか難しいところですが、少し角度を変えるだけで違って見えてきますね。羽様の形状とグラデーションも読みやすさに一役買っています。すばらしい作品です。

「万里の長城」 回転型:douse氏
中国にある城壁の遺跡。中国の象徴の一つでしょう。 回転中心の作り方が見事です。「の」が伸びているのも不自然に見えず、「長」の横画を切っているので「長」のバランスもよく見えます。「万/戈」の字画接続の切り替えが見事ですね。さすがの一作です。

「麺/龍」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
どちらも中国を象徴するものでしょう。 自然に読めすぎて言うことがないですね。図地反転にピッタリすぎる組み合わせが今回のお題によって発掘されたと言えるかも知れません。一点、「龍」の上部の突き出した部分は作者も悔しいところだと想像しますが、それを差し引いても可読性最高の傑作です。
「伝奇/でんき」 振動型:kawahar氏
中国の古典的な演劇である戯曲形式の1つ。 氏の得意な「読み漢」で一作。ぐにゃりとした書体が「ん/ム」の振動などにマッチしていますね。読み漢はひらがなしか読めない人にも漢字が読めてしまう実用的な手法ですが、適用できる漢字は少なく本作のように限られた言葉だけです。
「太極図」 図地反転回転型:lszk氏
「易」の生成論において陰陽思想と結合して宇宙の根源として重視された概念である「太極」を表した図。 中央の「極」に本家の陰陽魚太極図があしらわれています。太極図の円形を「太・図」にもあしらって統一感を出していますね。図と地が絡み合い逆転しながら文字を形成しているところが、陰と陽が互いに飲み込みあい無限に繰り返す太極の思想を表しているようです。

「造書 研究」 回転共存型:意瞑字査印氏
「造書」を90°傾けると「研究」と読める対応です。造書とは文字を造るという意味。『蒼頡、鳥獣蹏迒の跡を見て分理の相別異すべきを知り、初めて書契を造る』 そのむかし蒼頡という人が鳥獣の足跡をヒントに漢字を発明した故事からの語句選択です。なるほどアンビグラム制作とは 新文字を発明する行為とも言えますね。

「東夷/西戎」「南蛮/北狄」 回転共存型:兼吉共心堂氏
四つまとめて「四夷」、古代中国で中華に対して四方に居住していた異民族に対する総称。 筆文字の効果を生かした表現がすばらしいです。「夷/西」「虫/北」ではカスレにより字画の本数を増減させ、「南亦/狄」では墨垂れで字画密度差を克服しています。真似が難しいテクニックです。
「東夷」「西戎」 重畳型: 「南蛮」「北狄」 振動型:lszk氏
「四夷」は「夷狄」あるいは「夷狄戎蛮」とも。 お誂え向きの言葉がきれいにそろっていたものですね。というのは簡単ですが読みやすく仕上げるのは難しい字形もあります。氏は知覚シフトのバランス感覚が抜群なので調整の妙もさることながらこの対応にも気付けるのでしょう。

「劉備玄徳/関羽 張飛」 回転共存型:KSK ONE 氏
「蜀漢」を建国した劉備と、劉備に仕えた関羽・張飛。三国志の武将からのチョイス。 髭文字ならではのハネなど遊びの部分を生かした作字ですね。一文字目の「劉」が読みやすくすらすらと読みを捕まえることができます。関連する名前同士でうまく対応付けできるのが運命的ですね。
「熊猫」 敷詰図地反転型:松茸氏
ジャ��アントパンダのこと。 パンダの白黒は図地反転にもってこいの題材ですね。どうやって考え付くのかわからない図案が毎回驚異的で目を白黒させてしまいます。きちんと敷詰できるのか不安になりますがちゃんと隙間なく並びますので安心してください。

「伊布」 旋回型:YФU氏
「イーブイ」の漢字表記。 久方ぶりに参加していただきました。言葉のチョイスも氏らしいですね。図形の長さを読みやすいところに調整するバランス感覚は健在です。

「マオ」 交換式旋回型:ちくわああ氏
かいりきベア氏の楽曲名より。「猫」の意味もある中国語らしい言葉の響きです。 線種を変えているのでかわいらしい作字になっています。対応付く字画も分かりやすいですね。それでもうまく敷き詰めてみるのは骨が折れそうです。

「西游记」 回転型:オルドビス紀氏
16世紀の中国の白話小説、繁体字では「西遊記」です。 簡体字をうまく活用しているのですね。「遊」よりも自然に回りますし、「記」よりも「西」との相性がよく一石二鳥です。「西・记」の右下がりのラインと「游」の右上がりのラインの視覚効果が心地よく作字として最高の仕上がりだと思います。

「 不 此 君 我 / 当 今 災 偶 成 夕 已 為 / 時 日 患 因 長 渓 乗 異 / 声 爪 相 狂 嘯 山 軺 物 / 跡 牙 仍 疾 但 対 気 蓬 / 共 誰 不 成 成 明 勢 茅 / 相 敢 可 殊 嘷 月 豪 下 / 高 敵 逃 類 」 交換型:繋氏
「山月記」より。縦に読んでください。 7×4の組全体を縦横に交換するともう一方になるという超��技巧です。「爪」(爪痕の装飾がにくいです)を基準にすると見つけやすいでしょう。じっくりご覧ください。
最後に私の作品を。
「截拳道」 交換式旋回型:igatoxin
≪友よ水になれ≫で有名なブルース・リーの武術、截拳道(ジークンドー)から。
お題 中華 のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「猫」です。長靴をはいた猫、シュレディンガーの猫、仕事猫、吾輩は猫である、猫男爵、猫目石、煮干し、マタタビ、���への扉、蚤、百閒、注文の多い料理店、ハローキティ、ドラえもん、など 参加者が自由に 猫 というワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。
締切は6/30、発行は7/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
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2023年 1月{フリー} 2月{TV} 3月{クイズ} 4月{健康} 5月{回文} 6月{本} 7月{神話} 8月{ジャングル} 9月{日本史} 10月{ヒーロー} 11月{ゲーム} 12月{時事}
2024年 1月{フリー} 2月{レトロ} 3月{うた} 4月{アニメ} 5月{遊園地} 6月{中華}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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Silent Jazz Case 5 Self Liner Notes
Twenty minutes, let me rest ちょうど1年前のre:plus中国ツアー2023年7月、蘇州にて。バス・タクシーの運転手が突然中央分離帯に横付けして「俺は4時間運転してきてるから、会社の決まりで20分休ませろ」と急に言い出して、、しょうがないからその間にiPhoneにメロを録音してできた曲。ウェザー・リポートの”Teen Town”のような、難しいパッセージでキメが多いAメロからの、サビはキャッチーみたいな曲をイメージしました。 この曲だけミックスは大津惇。以降曲のミックスの指針になり、大変感謝。
夜桜甘雨 (よざくらかんう) 桜のシーズン、わざわざ雨の日を選んで、車で出かけて桜見るのが好き。 甘雨とは草木に潤いを与える恵みの雨。 和風なフルート&バスフルート&フリューゲルによるメロディと、 フロントガラスが濡れて桜の木が印象派の絵画のようになる感じを、深いディレイのミュートトランペットで表現してみました。 ジャズミュージシャンならではのローファイヒップホップサウンドを感じていただけたら幸いです。
天神 be-bop この20年、半年ごとに福岡で何公演かするくらい縁のある街ですが、 割とbe-bopスタイルの曲を愛する人が多いなという印象。 be-bopとは1940年代後半、主にチャーリー・パーカーなどが築き上げた現代ジャズの基本スタイル、私のルーツ・ミュージックでもある。 メロディはbe-bopなオールドスクールだけど、高速ファンク16ビートなリズムをブレンドして、 古さと新しさがうまく融合された街「天神」を表現できたのではないかなと。 杉浦睦のグルーヴが美味しかったので、ミックスではかなりベースを前に出して、ほぼ全編ベースソロ状態です。
Museum in Green 私が好んでたまに行く「世田谷美術館」をイメージした曲。 砧公園の緑に囲まれた素敵な美術館。 とある日に行ったときに、ロビーで聞き覚えのある曲がかかっており、 「あれ?俺じゃん!」、なんと前作のNever Die Miles が流れておりました。 そんなサプライズも嬉しく、この曲を捧げました。 フリューゲルのワンホーンで柔らかなジャズサウンドに仕上げました。
雲仙霧中(うんぜんむちゅう) 長崎県雲仙は霧が深く、かなり視界が悪い。まさにツアー中に車で山登りのときに視界がものすごく悪く煙ったときがあり。 この曲は最初シンプルなAメロだけ作って、そのまま河野祐亮に「Bセクション」を作ってほしいと丸投げしてできた曲。突如の5拍子とトリッキーなコードワークは彼ならでは。不思議とループ感があり、なかなか刺激的かつシュールな曲になったなと。雲仙の深い霧の中を走行しているのがBセクション、その霧を抜ける感じがAセクションというイメージ。 あえてのピアノなしローズのみで、ネオソウル感もあり。
Chillin' 曽根崎 大阪梅田の曽根崎新地の名店「ミスターケリーズ」閉店に際して捧げた曲。 あらゆるプロジェクトで20年来お世話になりました。 Silent Jazz Case と、関西の超絶クリエイティブなボーカリストSOA(私プロデュースアルバム「Voice of Buoy」発売中)とのコラボ2Daysライブ、その日も大いに盛り上がりまして、 深夜は信じられないくらいの酒量でして(私は激弱なので、ほどほど)、、 翌日、ベースの杉浦睦、激二日酔い。Chillin' は酩酊状態のチルと受け止めていただければ、 ベースソロがよりグッと聴こえてくるのではないかと思います。 過去作品でも1曲はやっている「島多重オーケストラ」、駆使しております。
Sunset like a persimmon にっぽん丸でシンガポールから横浜港まで9日間の演奏旅という、たまに調子の良いお仕事をいただけることには本当に感謝しております。 台湾海峡の悪天候荒波が落ち着いたあとの、「柿色」の美しい夕日はいまでも目に焼き付いています。 Silent Jazz Case のライブでは何回かゲスト出演していただいている辻本美博にはなにかで録音参加してほしいなという思いがあり、彼のクラリネットが映える曲が書けたのでオファーさせていただきました。クラリネット・フリューゲルホーンのアンサンブルが、壮大な夕日の叙情感を表現できたのではと。
Silent Dancer 長野県辰野町在住のフルート赤羽泉美(私プロデュースアルバム「羽色」発売中)の縁でたまに行くのですが、オトトという山奥の古民家リノベした面白い連中が集うハコがあり、Silent Jazz Case を気に入っていただき演奏させていただくようになりました。 Silent Jazz Case をバックに踊りまくってくれるのが嬉しく、この曲を捧げます。 ここに限らず、近年ダンサーうけが良くなっている気がする。 ドラム大津惇が4年前くらいからレギュラーでやってくれてますが、彼のダンサブルなグルーヴのおかげもあるな。
Whisper of Rain 今年の正月に書いた最新曲。 雨音が好きなんです。ミュージシャンに多いような気もします。 ツアー中にビジネスホテルや車中で、体力的にきつくどうしてもちゃんと休みたいとき、 SpotifyのRainプレイリストを爆音で聴き、心を落ち着けます。 昔、深夜のクラブに通い続けて、そこで爆音のビート聴きながら寝るのが心地よいって言ってた某女性ジャズボーカリストがいたけど、ちょっと気持ちがわかる気がする。。
Take the S line 河野祐亮が書き上げた、熱量高めの難曲。 有名な”Take the A train”はハーレム経由ですが、S lineはグランドセントラルからタイムズスクエアへの短線。NY在住時代の想い出と、前作の”Grand Central in NY”へのアンサーソングだそうです。 Bメロの高速7拍子しかもコードチェンジも容易でなく、、彼ならではのジャズに対する厳しさと熱意を感じる曲。 ちなみにこの曲は先行配信してますが、かつて配信ではウケなかった”熱い・速い・難い・長い”曲が3週間Spotifyで2万再生超えたというのは、ジャズのコアな演奏が配信でも受け入れるようになってきた、と感じられます。今後の指針となりますね。
Floating Ocean 昨年2023年秋リリースの”Wind Loop Case 1”より、セルフカバー。 ライブでやった感触がよく、バンドバージョンで再録しました。 前述のにっぽん丸で太平洋を浮遊しているイメージ。 通なら、途中「フリーダム・ジャズ・ダンス」っぽいリフにビクんと来るはず。
Sunrise on the Bell ”Silent Jazz Case 4”より、セルフカバー。 前作ではDUOテイクでしたが、今回はバンドバージョン。 あえてスタジオセッション感を出すために、ほぼノーリバーブでドライなミックスにしました。 ちょうどコロナ禍に書いた曲で、フリューゲルホーンのベルに陽が差している様子を、「コロナの夜明け」という思いも込めてタイトルにしました(お客様のアイデアよりタイトル付け、感謝)。
[後記] ”Silent Jazz Case”と名乗るようになってから、おそらく16年。 最初はライブやオリジナル作品を作る意識はまったくなく、各レーベルから請負ったジャズカヴァー・アルバムのプロデューサー名義でした(Silent Jazz Caseで検索したら謎の作品がヒットすると思いますが、私です)。 “Jazz in R&B”という2009年i-tunes限定作品がかなりヒットしたおかげもあり、当時のレーベル”Rambling Records”さんが予算を出してくれて、”Silent Jazz Case 1”を2010年にリリースさせていただきました。思えば当時大活躍中のたくさんの演者に参加していただき、豪華に作らせていただきました。 その後"2"からは”Playwright”(ディスクユニオン)さんにお世話になり、谷口氏とも長い付き合いとなりました。きっかけはImmigrant's Bossa Bandのレコーディング参加だったかなと。今としては、若手インストシーンの憧れのレーベルとなっていてなにより。私の主宰のレーベル「等々力ジャズレコーズ」もディスクユニオン流通なので、SJC以外の他作品をお世話になっており、本当に感謝。 今では名義は”島裕介”ですが、アルバム名として”Silent Jazz Case”に+番号をタイトルとしております(レッド・ツェッペリン風)。2020年初頭から現メンバー固定となり、ライブのたびに充実を重ねております。2021年7月発売”Silent Jazz Case 4”は、Spotify100万回再生超えるなど世界中で聴いていただき、自分の新たな視界が広がった感じを得ることができました、感謝です。 "4"を出した3年前の時点で「もう出し切った感」はあったのですが、メンバーの協力・進化に触発される形で、不思議とアイデアは湧いてくるもので、全12曲オリジナルの”Silent Jazz Case 5”が生まれました。もうリーダー・自分名義として18作目のリリースとなりますが、「過去最高」と思える作品をリリースできること、なんて幸せなことでしょう!
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)1月10日(水曜日)
通巻第8086号
数年前まで欧州へ流入した中国人が大きな政治問題だった。
欧州への不法移民の国籍が激変している。
*************************
2023年にドイツに這入り込んで、亡命を申請した外国人の難民は351,915人。前年比51パーセント増となった。
当局の集計では、最も多い難民申請はシリア人で104561人、次いでトルコが62624人、アフガニスタン人が53582人だった。え? チャイニーズは?
ショルツ政権は、ドイツに流入する大量の移民を抑制するため、厳格な新措置をとることにした。亡命手続きの迅速化、亡命希望者への給付制限、国家からの財政支援の拡大など野党との妥協案に合意した。
数年前まで欧州へ流入した中国人が大きな政治問題だった。
ちょうど十年前から、この問題に焦点が当たった。中国人の流入はイギリスとフランスで当時すでに60万人。イタリアでおよそ19万人、オランダは約12万5千人だった。もっとも英仏蘭では百年も前から伝統的なチャイナタウンを形成してきた。ロンドンのチャイナタウンは横浜の中華街と同じ風景である。
この「老舗」中華街に新移民が流入し、凄まじい勢いで繁殖した。
最新の統計がでていないが、EUのシェンゲン協定により、たとえばギリシアへ入国すれば、あとは何処へ行ったか、正確な追跡調査ができない。不法移民の蝗の大群は、戦争前のウクライナ経由が主だった。
ウクライナの汚職腐敗が明るみに出たが、ウクライナ・マフィアが中国マフィアと組んで密航ルートを築き、彼らはせっせと中国人をウクライナからモルドバ、スロバキア、ハンガリーなど経由して西ヨーロッパへおくりこんだ。
アルバニアの片田舎に旅行したとき、中華料理レストランがあって驚いた。聞くと、かれらは三年前から住み着き、商いは繁盛していて、また親族を呼び寄せる予定だと言った。
日本と同様、欧州でも中国人旅行者の「爆買い」を見かけなくなった。
ルイビュトンなど高級ブランド店も収益面でチャイニーズツアーの重要性が低下した。2020年以後、武漢肺炎の蔓延で中国人の消費行動も大きく減退し、くわえて中国からの航空運賃が80%も高くなった。欧州への旅行者数は2019年比で64%激減した。
不法移民の国籍が激変している。
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240305 火
自分メモ:横浜ガンダム
【2:25】
一本満足の逆はなんだろう
名前そのものを単純に反転させたなら「マイナス一本不満足」
だが「一本で十分事足りる」という意味にフォーカスしてそれを逆にしたなら「百本不満足」の方がしっくり来る
ほとんどの人が百本食べても満足できないレベルのスカスカな食品
むしろ咀嚼コストの方が栄養��を上回る
うまい棒より遥かに満足度が低い棒
----------------------- 【2:35】
コインランドリーに行く。そして文庫本を読む
今から行くぞ、2:45には外に出てるんだ
すぐに洗濯物をまとめて出発する
----------------------- 【6:30】
おい冗談だろ。普通に準備して、ちょっとFANBOXの過去駄文いじったらこの時間になっていた
なんも建設的な作業をせず4時間??
さっきだ、体感40分くらい前だ、コインランドリー行こうと決意した時刻は。自分の行動が何も信用できない
エネルギーは確実に減り、眠気は順当に溜まっている
何かやるならiPhoneかキッチンタイマーでタイマーセット、必ずそうしろ
----------------------- 【16:00】
10時間経ったろー、コインランドリーから戻って8:00くらいから8h寝てたろー
11:30と12:30に目覚ましをセットしていた。それを止めた記憶がある
横浜ガンダム行く日なのに。19:00入場締め切りで20:00クローズ
移動は1h30かからないみたいだな。自宅よりは時間的に近い
行くか・・・正直1ミリも動きたくないが「過去の自分が決めた予定を理性の力で実行する」事こそがセルフコントロール感高め自己実現果たす為の最短ルートと自分の中で定義しているので「どうでもいい」と思える予定や約束にこそ「前のめって挑む」のが大事
そうやって仕事を選択してきただろ、この数年間
自分が選べるルートの中で一番外側に大きな「波紋」を生むルートを選ぶ。そうすりゃ自ずと周りからエネルギーと刺激が得られる
当然肉体的にも精神的にも疲弊するが「それを選択しなかったルート」よりかは確実に「面白い人生ログ」が出来上がる
疲れが癒えればそれらの記憶は「ただ面白かった」という思い出へと変わる
だって、疲労の記憶なんか都度都度取っておいても格好悪いし恨み節しか出てこないし、理性にとっては意味ないしな
寿命削ってオモシロを追うとはそういう事
かーっ・・行きたくねーーっ 超行きたくないよーー
行ってきます・・
———
【17:30】
そこそこの量の荷物を持ち、東京駅で乗り換えホーム探している時の「お出かけ」感
嫌いじゃあない
お土産屋を眺めつつ、お金に余裕あったらテキトーに弁当買ってグリーン車で食べたいな、などと思う
ああ、想像するだけで心が満たされる
出かけず会社にいたら、僕はこの安らぎを味わえ…なくもない
どこに居ようが今の僕というものは安らぎと納得をすぐに脳内でレンダリングしてしまう
今、そこそこ混んでる電車内
パニック障害持ちならぜったい安らげない環境。そんな中で僕は弁当美味しく食べてこれまでの人生振り返って悦に浸る妄想に浸っている
幸せレンダリング難易度高いシチュで勝手���幸せになるのが面白い
じゃあ刑務所に入るか廃墟にでも住んでろよな
だがどう考えても刑務所はイージーモード
だって受動的に生きててもイベント起きるから
廃墟の滞在難易度はクソ高いぞ
各種都市インフラが無いし、イベントを自分から起こさないとなんもはじまらない
まあ、心霊現象起きるならそれを記録し記憶し続けるだけで財産にはなるか…
いや! 嘘でも死者には敬意を払うことにしたぜ僕は
心霊系追いかけるのは趣味だが自ら死者や不幸な事件の跡地を侮辱するような行為は誓ってしない
ああ、オキシトシンブースト発動する為の優しさをレンダリングする上で、弱者や不幸な存在を傷つける行為は大きな障壁になる
必要以上の罪悪感を溜め込むのはリスク
だから僕は死者を冒涜しない
今朝コインランドリーで読んでいた文庫本、会社の机に置いてきてしまった。お陰でセルフで駄文を生成する事しかできない
安い通信プランでスマホ契約してるので屋外では大したエンタメ摂取できないのだ
そうだ、禍話リライトでも読もう
———
【19:00】
横浜ガンダム施設のご飯が高すぎるので中華街へ移動。
感想。古いメガネのレンズをコピーしたメガネかけて行ったからよく視えない。でも楽しかったな。楽しかったという言葉をピリオドにすればなんでも楽しかった事になる
ガンダムファクトリーの近くにMEGAドンキあるじゃん。食事もできそう。ここでいっか。雨降ってるし寒いし指の感覚無くなってきたわ、早く屋内入りたい
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愛ばっかりの愛おしい日(meiyo ONE-MAN LIVE「POP IDEA」@Live House Pangea 2024.12.8)
Twitterに書ききれない激重な気持ちを、いつもなぐり打ちするのがここです。
meiyo×侍文化の前に、去年のワンマンライブのときの気持ちを整理して残しておきます。
・夢じゃない、本物のmeiyoさん
いつも、眉まで隠れる重めの前髪に、丸眼鏡。大人しそうな印象を抱いていたmeiyoさんでしたが、ライブハウスの最前列で見たご本人は、爆イケおにいさんでした。
シルバーアクセサリーが似合う男の人って限られると思うんですけど、2連のネックレスと右手薬指のリングがとってもお似合い。おしゃれさんだ、、、
"街で声かけられたことない"なんてネタにしてるのが信じられないくらい、華のある、都会の人でした。
心���橋のPangeaは、ステージと客席に親密感があって、広すぎず落ち着く良い雰囲気。その最前列ともなると、手でも伸ばせば、うっかり触れてしまいそうな距離で。
ライブが始まってからも現実味がなくて、夢を見てるかも、、、って思うほどでした。
その夢の中で印象的だったのが、meiyoさんがかけている眼鏡の、レンズの余白越しにステージの照明が光っていたこと。
そんな風にライブハウスの照明を見たのは初めてで、ああなんて贅沢なことだろう、とぼんやり思って。
でも、そのレンズが少しだけくすんでいるのが見えたとき、これは夢なんかじゃないんだと、我に返りました。
もし夢だったら、そのレンズは作り物みたいに完璧で透明なはずで、でもそうじゃないってことは、彼はそこに実在するんだ。
ってことは、ぼーっとしてる場合じゃないぞ自分!限られた時間のライブ、今を精一杯楽しむのだ!と言い聞かせたのでした。
・音楽やっててくれて良かった
ラジオでのゆるっとしたおしゃべりの印象とは裏腹に、ライブではとてもアグレッシブでかっこよかったです。
特に、曲中でだけ見せてくれる鋭い表情にたいへんドキドキしました。
普段、思慮深く優しいであろうmeiyoさんがこんな顔を見せるのは、きっとごくごく親しい人くらいなんじゃないだろうか。
他人には簡単に見せないであろう、そんな表情や感情を、楽曲の表現として選択して、私たちに見せてくれている。
誰目線だよって感じだけど、meiyoさんに音楽があって良かったし、音楽をやっていてくれて、私たちに届けてくれて、ありがとうって思いました。
meiyoさんを音楽家にしてくれた、meiyoさんに影響を与えた人たちにも感謝したいと、そんな風にも思いました。
そして、もちろん笑顔もたくさんで、meiyoさんが笑顔になるたび嬉しくて。
自分がパフォーマンスするだけでなく、お客さんと一体になって楽しむ姿が素敵で、楽しむ私たちを見てmeiyoさんがまた笑顔になって、そのたびにもっと笑ってほしいと願って。
なんて幸せな循環だろうと思って、おかげでライブの間はずっとあったかい気持ちでした。
・曲の感想その1:打ち込み→バンドのさじ加減、絶妙すぎ
meiyoさんのライブは初めてで、ライブ動画で予習はしてきたものの、自分がうまく楽しめるのか?という不安もまだあって。
でも、1曲目にピコピコサウンドの「うろちょろ」をmeiyoバンドでやってくれて、それがかっこよかったから、いける!と確信しました。
バンドのエネルギーが感じられるアレンジ。でもバンドサウンドに完全に落とし込むのではなく、同期で打ち込みの音も一部残していて、絶妙なハイブリッドサウンド。
どの音がこの曲をこの曲たらしめているのか。楽曲のキモになる部分も、バンド編成に変換することで逆に見えてくるんだなあと思ったり。
自身で作曲して、楽曲の全体を把握し、アレンジしているから、こだわりを持って再構築することもできるのでしょう。
いやあ、すごいお人ですよ、、、
・曲の感想その2:いつまであるか
楽しくて、楽曲のキメもバチバチでかっこよくて、ビートに乗って踊るようにライブに参加した私。
そんな中で、「いつまであるか」は他の曲とは違うものを感じて、身じろぎできずにじっと立ち尽くしていました。
人は本当に感動すると無表情になるとか言うけど、それに似た感じ。いや、他の曲でも感動してましたけどね。
聴き手としての役割に徹して、じっと音を浴びていたい曲。
目の前にいるこのバンドの熱にあてられていたい。憧れていたい。この曲に込められたメッセージを、精一杯受け取りたい。
とにかくその演奏がかっこよくて、この曲をライブハウスで聴く、という体験に大きな意味があったと思いました。
・曲の感想その3:そのほかいろいろ
あとがき:meiyoさんの歌と、それに寄り添うギターの伴奏がやさしくて。その丁寧な音を余すことなく感じたくて、目を閉じて聴いていました。 目の前のご本人を見ずにいるなんて、贅沢すぎる楽しみ方。バチが当たりそう。
ココロ、オドルほうで。:ライブ映えする、かなーり楽しいアゲ曲。最後のサビ前で「跳べる?跳んじゃう?」って感じの笑顔で誘ってくれて、みんなでジャンプした瞬間はたいへんハッピーで最高でした。
レインボー:良い女〜良い男〜で指さししてくれるの楽しかったですね。いつかあそこで指さされてみたい。
STICKER!!!:ピタッとピタッと、で差し出されたハイタッチを目にして、ステージと客席の垣根を越えて、神が手を差し伸べられたのかと錯覚しました。 仮にも神と一般人の手が触れたりしたら、たぶん天変地異とか起こりそうだなと心配したので、控えめにエアハイタッチしました。楽しい。
・愛とアイデア
今回の愛にあふれたアイデアの数々は、きっとわがまま言わないと実現できなかったもの。
meiyoさんが大勢の中で我を通している姿はあんまり想像できないけど、でも、音楽をやっているときはわがままでいてほしい、なんて思っています。
meiyoさんの音楽への愛。
それを実現させる、バンドやスタッフのmeiyoさんへの愛。
それを受け取った、お客さんのmeiyoさんへの愛。
愛だらけの、素敵な空間だったなあ。
定型的なライブをするより、考えることも準備も多くて大変だったはず。手間暇かけて形にしてくれた愛、しっかり受け取りました。
そして、個人的に印象的だったエピソードを。
今回、meiyoさんへのファンレターを持参したのですが、物販購入の際にスタッフのお兄さんにお預けしたところ、少しの驚きと、なんだか自分のことみたいに嬉しそうな顔で「お預かりします」って受け取ってくださって。
ビジネスじゃない、愛がこもった反応で、こちらまで嬉しい気持ちでした。
・もうひとつのKANタービレ
他のアーティストの名前を出しても良いのか少し悩みもし��すが、今回のライブはこの名前抜きでは語れないですよね。
KANさんがよその星に行ってからファンになった私は、少しでもその音楽に触れたいと、11月12日、KANタービレに参加するために横浜にいました。
そのときは、KANさんの楽曲、愛した仲間、KANバンドの音に触れて、そこにいないKANさんの存在を逆説的に、切ないほどに強く感じて。
今回のmeiyoさんのライブも、KANさんの存在を強く感じるものだったけど、KANタービレで生まれた感情とはまた違う気持ちになりました。
やたらとライブの所要時間を詳しく教えてくれること。
IDEAのコーラス部分を、ウイウイウイウ~ってみんなで歌えたこと。
2分という、休憩にしてはシビアなタイムテーブルをはさんでくること。
ベースの人がツッコミ担当であること。
っすか?で、バンドメンバーがよく仕込まれた振り付けを披露してくれること。
実は期待してた、全曲つなげ。
あとがき。
開演前から終演までのいろんな演出を見ながら、ここにも、ここにもKANさんがいるって、それがうれしくて。
KANさんを感じるたびに、おんなじ"好き"をmeiyoさんと共有していることがうれしくて。
私がもしKANさんのライブに行っていたら、こんな風に楽しい気持ちになっていたんだろうな。
全曲つなげって、こんなに反射神経が鍛えられるんだな。
一度も行けなかった、DVDを何度も繰り返し見ていたKANさんのライブを、部分的に追体験したような気持ちになりました。
そしてお客さんの中にはもちろん、KANさんのファンでない人もいたわけですが、そういう人も置いてけぼりにしない、ちょうどいい愛。
meiyoさんは、つのまいささん(赤い公園)の音楽を"誰も仲間外れにしない"と表現していたけど、それと同じように"誰も仲間外れにしない"ライブだったと思います。
誰もが楽しめて、お客さんみんなが自分のためのライブだったと感じられる、まさに大衆的でポップなアイデアが詰まっていました。
オマージュ元であるKANさんもきっと、同じような考え方でライブを作っていたんじゃないかと思っています。
・音楽家
歌手とかシンガーソングライターではなく、「音楽家」という肩書きがぴったりの人だと、ライブを見て改めて思いました。
歌は音楽を表現するためのパーツのひとつであって、楽器の音や打ち込みの音と同等に、自分の歌も音楽の一部として位置付けている、という印象。
歌っているときも、広い視点で音楽をとらえている感じがします。
私はKANさんにも同じ印象を受けていて、音楽に対する姿勢が似ているのも、好きの理由のひとつかもしれないな。
ライブのセットリストには他アーティストへの提供曲のセルフカバーもあって(まぁいっか!の振り付きパフォーマンス、キュートでした!)、カメレオン的な楽曲の幅広さに驚いたり、これからどんな音楽に出会わせてくれるんだろうと楽しみになったりもしました。
・これからも
私がmeiyoさんと出会ったのは、2024年の3月。
その年の12月にはワンマンライブに行くって、私にしてはものすごいスピード感の出来事でした。
最近は、ピンときたときはできるだけ直感のまま��行動することにしていて、今回も私の直感大正解。
こういう日に出会えるから、ライブハウスに行くのだ(もちろん、周りに迷惑かけないように下準備は必要ですが)。
これからもっとすごい音楽家になって、もうこんなに近くでは見られなくなっていくんだろうな。
これからも追い続けたいと思った、そんな日だったのでした。

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コメント 34
たーのしそうだなぁ。 お店のぱたぱたもよく見ると、いろいろ楽しめるのね。 ぼろぼろのぱたぱた、来年は新しくなってるかな。 でも、新しくなったら、ニワトリさんも新しくなっちゃうか。 ふゆんちゃんのみたいのは、 ぼろぼろのぱたぱたのぼろぼろじゃなかったときのニワトリ! とうもろこしのぱたぱた、ほんとかわいいね、色もいい。 こーんな素敵なサボテン&多肉やさんもあるのね☆ いいな、いろいろほしくなっちゃいそう。 まるっとセットでほしいきいろいこ、今にも踊って歌いだしそうね。 by knacke (2015-06-11 13:16)
わぁ~美味しそうで楽しそうです^^ 黄色いモフモフのサボテン、上から見るとヒヨコみたいで可愛い♪ 日本大通りは緑が濃くて、お散歩したら気持ち良いんだろうな!! by y* (2015-06-11 14:12)
見てるだけでよだれがでてきた by ゆうみ (2015-06-11 17:59)
串もんじゃはないの? それにしても イカうんまそうだねぇ by (。・_・。)2k (2015-06-11 18:02)
最後のサボテン、めっちゃかわいいね~ by nomu (2015-06-11 18:35)
ソウルスメルいいな(≧∀≦) 黄色いらっかせいみたいなサボテン、歌いだしそうでかわいいね(〃▽〃)♪ by ポピイ (2015-06-11 20:43)
いい風景すてきだなぁ~ すごいな♪ by ryon (2015-06-11 21:43)
おお、分かる分かる!左が中華街で右がねー���ゃん街! サボテンの新芽は、スペインとかでも重宝されている。 でも、他に食べ物がないような世界で・・・。だから、食べるのはおよし。 また、横浜に行きたくなってきたよ! ふゆんちゃんとすれ違ったら、分かるかも(=゚ω゚)ノ by ビアンカ (2015-06-11 22:22)
トウモロコシの絵柄は、屋台のテント? めちゃイイ感じーヽ(´▽`*)ノ 露店でサボテン売ってるなんてステキ! ヤトロファって知らなかったけど、たしかにとってもかわいぃ♪ うきうきわくわく、魅力のお祭り屋台やね(・∀・`)φ by ひろころ (2015-06-11 23:40)
お祭までオシャレ 出店が違う、雰囲気が違うの。。。 イカの姿も、おいしそう、とうもろこしの絵なんて、可愛すぎ 楽しそう、ブラブラブラしちゃう 毎年待ってるお店が、見かけないのはなんだか淋しいよね 新しいお店は ワクワク スキップな気分 by engrid (2015-06-12 01:03)
お祭り、心躍ります♪ しかし心惹かれる屋台ばっっっっかり!! そして何だかオシャレ~(*^_^*) 黄色い小さいサボテン、新種の食べ物かと思いました(^^ゞ 1枚目の写真も素敵です^^ ツマ。 by kaname (2015-06-12 01:39)
ゲソ焼きうまそ~ ビール欲しくなるね^^ by crayfish (2015-06-12 06:32)
横浜のお祭り、めっちゃ美味しそうー❤ 醤油のこげた匂いはまさに「ソウルスメル」だね。笑 よく言った! サボテンちゃん達、かわいいな~^^ by Rinko (2015-06-12 07:53)
横浜のお祭り、めっちゃ美味しそうー(*^^*) 醤油のこげた匂いはまさに「ソウルスメル」だね。笑 よく言った! サボテンちゃん達、かわいいな~^^ by Rinko (2015-06-12 07:53)
カスタードクリーム色のピーナッツが乗ってるようなサボテン初めてみました ホントに美味しそうですね~最後のサボテンもチュロスに見えちゃjました^^ by mitu (2015-06-12 08:47)
おおっ、これはワクワクしますねえ。 1000円だけ握りしめて、かけていきたいなあ。 by ナツパパ (2015-06-12 10:43)
イカより肉かなぁ〜。 by 山子路爺 (2015-06-12 11:28)
確かに美味しそうなイカですね! 最後のサボテンも美味しそうだ!! 露店巡りは、楽しいね。 by ryo1216 (2015-06-12 12:44)
イカ苦手だったの~? トウモロコシも美味しそう^^ ついつい食べ物に目がいっちゃうねー 黄色のサボテン カワユイねー(゚∀゚)ラヴィ!! by coco* (2015-06-12 19:13)
最初、小さにスマホでブログを拝見��てたせいで、 サボテンが、トウモロコシ食べたあとの姿と空目。 クロアチアのサグレブを観光していたとき、 焼もろしの屋台を何度か見かけました。 親子連れが、すごい勢いでパクついているのを見て なんだかすごくおいしそうだった。 どんな味付けなのか気になりました。 by enpoko (2015-06-12 19:26)
冷えたビールがあいそなもんばっかり。 屋台もんってどれもうまそうにみえるんやけど、おっさんだから 唐揚げの匂いだけはだめなんだよねー。 横浜開港祭っていつまでやってんの? 落花生みたいなサボテンいーなー。 by けん (2015-06-12 23:05)
最初の写真、すごくいいな。 こういう出店の雰囲気っていいよね(^_^) by sasasa (2015-06-13 00:28)
薄暮のなか横切る自転車」いいな~ 何十年も中華街行っていない おもしろい名前の街、通称?あるんだ! by soujirou-3 (2015-06-13 05:18)
お醤油の焦げる匂い、そそられるな〜。 焼きモロコシのもいいけど、焼きおにぎりのお醤油のも^^。 イカは、三角のエンペラのところが一番好き♪ by Inatimy (2015-06-13 07:28)
本当だ見れば見るほど サボテンが美味しそうに見える by くまら (2015-06-13 08:12)
先っちょの黄色いサボテン、落花生みたいな形でかわいいでやすね(◎o◎)b by ぼんぼちぼちぼち (2015-06-13 21:54)
ねーちゃん街・・・ついふらふら行きそう(笑 イカは刺身、天ぷらも好きだけど 出店のイカは、雰囲気も味わえそうでいいよね。 インドの薬草屋・・・覗いてみたい。 by エア (2015-06-14 00:27)
今年は開港祭いけませんでした。来年は " イカ焼き屋と鳥屋と肉屋とサボテン屋 " に行きたいと思います ^^ 笑 特にサボテン屋に興味津々。 屋台の店でこういうの珍しいですよね。 最後のちまいヤングコーンの様なサボテン、とっても可愛いですね。ほんとだ、いくつか一緒にいないとさびしそうですけれど、欲しい ^^; そう言えば、うちのサボテン、いっしょにいるようになって久しいのですが、今年初めて花が咲きました。とってもきれいで感激しました。 ^^v by moz (2015-06-14 04:29)
モロコシの絵 わかりやすくてかわえぇ♡ カクタスさん家のサボテン リボンつけて あたしがプレゼントよ♪ みたいね by ねこじたん (2015-06-16 08:32)
日本大通り ど? ボチボチ? by (。・_・。)2k (2015-06-17 00:37)
咲き終わったのとつぼみと咲いてるのがまぜまぜだよ('ㅂ' ) by ふゆん (2015-06-17 20:53)
マジかぁ 行かなきゃ 毎年 ありがとね♡ by (。・_・。)2k (2015-06-17 23:43)
ねーちゃん街、案内希望。 by きりきりととと (2015-06-18 20:26)
ふゆんちゃんの世界いいなぁ。 by カエル (2015-07-11 19:46)
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Her Majesty (4)
穏やかな午後だ。眼の前の自分と同じ法学部准教授、後藤輝明はいつもと同じく苦しそうな声と表情で自分の立てた計画と予定を私に説明していた。彼は2つ年下の37歳。ここが京都だと分かったうえで気取っているのだ。府外から来た人間に限ってそのように重苦しい態度をあえて取りがちだ。最初は自分は京都に染まらない、快活にそして軽妙に振る舞ってみせると意気込んでいるものの、1年も経てば思った以上の京都の京都然とした雰囲気にやられてしまう。魅了されてしまうのだ。
9月末だが、非常に暑いと感じる。例年よりも暑いだろうか。陽射しもいやに鮮烈で、屋内にいても汗がにじみ出てくる。後藤はここに入ってくる時に10分以上遅刻しているのに謝罪の一つもなかった。いやはや。
極めて優秀な男だ。おそらく京都府で1番頭がいいだろう。そしてこれはお世辞でもなんでもない。場所は立零館大学法学部キャンパスのほど近くにある、CafePark MICKで、学生がよく訪れるお店。ロコモコが安いので食べ盛りの学生にはありがたいのだそうだ。私はコーヒー一つを注文し優雅に外の雰囲気を味わいながら話を聞いていた。優雅に振る舞う努力をしていただけだが。そのような意味で京都とはたんなる空間なのだ。やり方次第でいかようにもなる。
「やはり以上のことから、我々はカール・シュミットの決断主義をアインシュタインが、スイス連邦工科大学チューリッヒ校を卒業して特許局に勤めていた時期に、特殊相対性理論を精緻化した事実に適合して、業績面、倫理面双方からアプローチすることが必要だと思うんだ」
「うん、それでいいよ。昨日メールで答えたけど」
後藤からの提案に私は答える。
話し合いは1時間ほど続いた。短く済んだほうだろう。内容は法学部教員同士の研究発表に関わるもので、これは不定期に開催されるもの、だいたい半年に一回、各セメスターごとに開かれる儀礼のようなものだと見ていい。我々は別れ、私は龍安寺駅から電車に乗った。
京都市北区は夕方であっても夏のような暑さで何度かハンカチで額や腕を拭った。ハンカチはあくまでもエチケットとして持ち歩いているものだ。本来の意味のエチケット。ソニーの社員はたぶんハンカチを持ち歩かない。カップルが目立った。
キャンパス近くの駅から最寄り駅の車折神社駅までは、乗り換えの時間を含めて30分ほどの所要時間。車は持っていた。家に置いてある。
「愈現実世界へ引きずり出された。汽車の見える所を現実世界と云う。汽車程二十世紀の文明を代表するものはあるまい。何百と云う人間を同じ箱へ詰めて轟と通る。情け容赦はない。詰め込まれた人間は皆同程度の速力で、同一の停車場へとまってそうして、同様に蒸氣の恩沢に俗さねばならぬ��夏目漱石、「草枕」
私は山の中を歩く。比叡山。延暦寺。ここまでは車で来た。1時間ほど。東塔駐車場に停め、ケーブルカーに乗る。それは坂本ケーブルと呼ばれ2025メートルあり、日本で最も長いケーブルカーとなっている。そこから1キロ弱10分程歩く。あくまでドライブであり、たいそれた気は起こしていないし、妻も来ていない。ここに来たのは2度目。過ごしやすい季節で、紅葉が見られだしたようだ。天気は曇り、実に素晴らしい、来てよかった。
高校を卒業し東京に住むことにしたのは、家に金があったからだが、奨学金を受け取ることへの交渉条件という側面もあったし、主観的な理由ももちろんあった。東京に住みたかった。私が大学5年になった時にある種の転機が訪れたと言わなくてはならない。ちょうどその頃に以前から望んでいた大学院入学を決め、卒業論文の執筆と並行して院の入試勉強を行い、派遣形態でのホテル清掃のシフトも減らした。あまりにも忙しく、入試だけでなく、休学なりなんなりして卒業論文の執筆を諦めようと思ったほどだ。しかし子どもの頃から勉強は得意であるという自覚はあったし、人生最大の勝負時だと腹をくくって一生懸命頑張ったのだ。誰にも否定はさせない。そしてさいわいなことに卒業論文の審査も通り、同時に早瀬田大学大学院法学研究科への入学の資格も手にした。その後私は旅に出た。岡山県岡山市、後楽園に行ってみたかった。後楽園は岡山藩主(大名)池田綱政が1687年に作らせたもので、完成は1700年のこと。日本三名園に指定されている。岡山市の路面電車に乗りながら思った。私は二度と東京の自宅に帰らない。旅人は帰らない。魂を置き去りに。2016年3月のことだった。そうして私は大学院入学を契機に普通の人生を逸脱したのだ。「ドラえもん」のセワシくんでもない限りそう考える。大学院が普通の場所であってはならぬのだ。それが倫理であって、明治政府への敬意とみなされなくてはならぬ。私には使命感と義務感しかなかった。まったく快くはない。達成感もない。世話になった親に自慢する気にもならなかった。多分私の魂の一部は今でも岡山にある。岡山のどこかで、流転している。中部地方にベルクソンの生命がある。
大学院に入った頃ホテル清掃の仕事をやめ、歌舞伎町で働き出した。ホストクラブのボーイだった。目的は金だったが、もともと繁華街や人混みが好きでここには地元である横浜があると思っていた。実のところ新宿は横浜と似ていた。渋谷や下北沢とは違い、役所的なオートメーションがあった。それが自分のようなガリ勉にはありがたかった。ここには母親がいる。あるいは父親が。それらの順次的移行。「お母さんに甘えるのはやめなさい」誰かがそう言っている気がした。しかしここには依然としてキャバクラ嬢という母がおり、私を高揚させた。自分はたしかに都会育ちなのだ。キャバクラ嬢こそが人間だ。強くそう誓った。きっとここで関東の死滅は約束された。それこそが私小説とロナルド・D・レインの役割だ。そして風俗にも行った。2、3ヶ月に一回だろうか。そこで働いている内に私は露骨に口が悪くなった。表情のせいだ。歌舞伎町にいる人たちは表情を殺している。内面を掴まれたくないのだ。ここでは体の掌握が必要なのだから。余計な表情はピエロやクラウンのようなアルカイックなスマイルに預けておけばよい。それか日曜の朝に。
赤と深緑の豪奢な出で立ちの大講堂を通り過ぎ、左に曲がる。そこに根本中堂がある。天台宗の総本山である比叡山延暦寺の中心的な建築物。現在の根本中堂は、織田信長による焼き討ちの後、徳川家光の命により1634年から1641年にかけて再建されたもの。内部は外陣・中陣・内陣に分かれており、本尊を安置している内陣は中陣や外陣よりも3メートル低い石敷きの土間となっている。この構造は「天台造」または「中堂造」と呼ばれ、天台仏堂の特色を示しているという。中陣の天井には「百花の図」と呼ばれる極彩色の草花が描かれており、柱は76本あり、諸国の大名が寄進したことから「大名柱」と呼ばれている。このように、根本中堂はその壮大な規模と精巧な構造で知られ、訪れる者を多様に触発する。以上のことは、英語が付属するパンフレットに書いてあった。さらに奥へ進もう。みんなにこんにちは。
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instagram
同意と私
・
ちょっとした情報収集のためにSNSのリンクから飛んだ先が「今後プッシュ通知を許可しますか?」とか「クッキーを利用しても良いですか?」と聞かれ一通り断ってます。
・
その昔、横浜中華街ではなかば強引に甘栗を買わせるオバちゃんがいましたが、押しに弱い地方の観光客が渋々買わされているのを横目で見たものです。
・
栗と言えば童謡の「大きな栗の木の下で」。「あなたとわたし」に続く部分で「仲良く遊びましょう」と覚えていたのですが歌詞検索サイトでは「楽しく遊びましょう」とありました。
・
「仲良く」か「楽しく」のどちらかわかりませんが、シチュエーションも含めて私があなたから同意が取れているのか気になるところです。
・
というわけで本日のランチは栗の木ならぬスカイツリーのふもとにある #木ノ下 #麺屋木ノ下 です。
・
壁に貼られた店名の由来を眺めていたらスカイツリーの「木���下」とスープが、きのこを使った割り下で「きのした」そして生命が一休みする場所からつけた思いがありました。
・
場所柄かインバウンドの利用も多いのか前に並んでいる人は韓国からと中国?台湾?の方のようで7人くらいいましたが7分ほどで入店できました。
・
頼んだのは #特製ワンタンメン 醤油2:2です。食券を渡して8分ほどでやって来ました。丼一杯に具材が盛り付けられていて麺が完全に隠れております。
・
まずは #麺 を頂きます。かなりの細麺ですが、小麦の香りや美味しさがはっきりとわかる絶品です。そしてスープが優しい味わいなのに飲めば飲むほど旨みを感じます。
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#ワンタン は2種類あるようです。周りのぷるんとした食感の中にたっぷりと詰まった肉の旨みが感じられるものと、エビのはじける食感とどちらも美味しい。
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チャーシューは豚肉と鶏肉と2種類あって、豚肉は薄いけれどもバランスの取れた美味しさで鶏肉の方はしっとりとした美味しさです。
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半熟煮卵もトロリとして美味しいですね。想像していた以上に麺がたっぷり入っているので、後半部分で味変するために渡されたきのこ辛味を加えたら旨辛に変わりました。
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途中に味変の調味料を用意してくれていることも含めて「楽しく」過ごせました。
塩やつけ麺も気になるので「仲良く」遊びましょうと言われたら同意したいと思います。
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ジオタグが出ないので住所を記すと東京都墨田区業平1-9-9です。
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#押上ランチ #押上グルメ #押上らーめん #押上ラーメン #東京スカイツリーランチ #東京スカイツリーグルメ #東京スカイツリーらーめん #東京スカイツリーラーメン #とうきょうスカイツリーランチ #とうきょうスカイツリーグルメ #とうきょうスカイツリーらーめん #とうきょうスカイツリーラーメン #麺スタグラム #とa2cg
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春節の空気を感じて
今日は春節ですね。 日本ではあまり馴染みがありませんが中国などアジア各国では一年の中で一番大切にされる時期とも言われています。 旧暦のお正月にあたる日で家族が集まって新しい年を祝うのですよね。 日本でも横浜や神戸、長崎の中華街ではこの時期いつも以上に盛り上がるのではないでしょうか^^ 春節というと家族団らん、華やかで皆が楽しそうなお祭りみたいなイメージが浮かびます。 でも一人ひとりの胸の内はやはりさまざま。家族、親戚が一同に会するちょっとしたプレッシャーや準備や片付けに追われる忙しさなど日本と変わらない「お正月あるある」な話もあるのだとか。 なんだか親近感を感じますね。 とはいっても特別なエネルギーに満ちているこの時期。旅行先として日本は一番人気のようなので全国的に観光客も増えることでしょう。 そのパワフルな風をしばし一緒に楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
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スクレイピング・ユア・ハート ― Access to SANUKI ―
あらすじ 平凡な大学院生である丸亀飛鳥。 新規気鋭のイラストレーターで、飛鳥の後輩である詩音。 四年ぶりの再会を経て、二人は奇妙な出来事に巻き込まれていく――――
物語の始まりなんて、なんでもよかった。 偉人の言葉を引き合いに出して、壮大な問題を提起する冒頭が思いつかない。洒落た言い回しを使った、豪華絢爛な幕開けが思いつかない。ああ、思いつかない。とにかく、思いつかないの。 一般教養が足りないとか、センスがないとか、そんなんじゃない。 ただ、平坦。二十三年生きた人生に山も谷もない。 一般的な都内の中流家庭に産まれ、すくすくと成長し、苦難なく小中高大を卒業。 特に研究したいこともないが、働くのが嫌で大学院へ。研究生活の中で平均くらいの能力を身につけ、今でもゆるゆると日常を謳歌している。 そんな人間が想い描く物語だ。たとえ始まりを豪華絢爛にしたところで、面白くともなんともない。 だから、始まりなんてなんでもいいん『そんなことないわ』 ……そうかしら。それなら、もう少し頑張ってみ「お願いだから止まって、止まって!」 ……どっちよ。 これは、寝る前にするちょっとした妄想。クラスを占拠した悪漢を一人でやっつける、みたいなもの。 目を瞑っているのだから周囲は真っ暗だし、私以外の声が聞こえるわけ「先輩!先輩!しっかりして!」 うーん。うるさいわね。 聞き覚えがある女の子の声。少しガサついていて綺麗な声音ではないのだが、なぜか心地よくて、落ち着く。 ……寝る前に聞く、ちょっとえっちなASMRの切り忘れね「先輩!?」。面倒だけど一度起き『ダメよ』
身体がビクン、ビクンと震える。
表面上は高潔な雰囲気を纏っているものの、ねっとりとした厭らしさが滲みでて、根底にある魔性を隠しきれていない女性の声。 今まで一度も聞いたことがない。声の主なんて知るはずがない。それでも狂しいほど切なく、堪らないほど愛おしい。 そんな声が全身を駆け巡り、電撃のような痺れとなって身体を激しく愛撫したのだ。 『貴女の全てが欲しいの』 唐突に発せられた媚薬のような愛の囁きに、動悸が早くなって頬が火照る。恋愛感情に近い心の昂りが瞬く間にニューロンを焼き焦がして、身体にむず痒い疼きを与えた。 『貴女は快楽の熱で、ドロドロに蕩かされていく』 そう告げられると、容赦ない快感が次々と身体に打ちつけられ始めた。 堪らず身を捩ろうとするが、金縛りに遭ったように手足が動ない。舐めしゃぶられるように身体中が犯され、許しを乞うことすらできない。ただ一方的にジュクジュクとした甘ったるい快楽の波が全身に蓄積していく。 やがて許しを懇願することさえ忘れ、頭の中が真っ白に染まってしまう。もう耐えきれない、決壊してしまう。 『そして、深く深く流れ落ちていく』 そのタイミングを見透かしたように、許しの言葉が告げられる。同時に、心の器が壊れ、溜め込んだ全ての快感が濁流のように全身を駆け巡った。 意識が何度も飛びそうになって、頭のチカチカが止まらない。獣のように声にもならない嬌声をあげながら、やり場のない幸福感に身を委ねて甘く嬲られることしかできない。何もかもがどうでもよくなる程、気持ちがいい。 永遠に思えるような幸福な時間を経て、すぅっと暴力的な快楽が引いていくのを感じた。代わりに、深い陶酔の中へ身体が沈み始める。 そして、自然と強張っていた身体から力が、いや、もっと大切な何かが抜けていく。でも危機感はない。 たとえ声の主が猛獣で、彼女に捕食されている最中であっても、私は目を開けず身を任せてしまうだろう。 ゆっくりと身体の輪郭が曖昧になり、呼吸が浅くなっていく。意識が朦朧として何も考えられない。ただ、恍惚たる快楽の余韻に浸りながら、彼女の言葉の通り深く深く、流れ落ちていく。 『おやすみなさい、愛しい貴女』 赤ん坊に語りかけるような優しい声音で別れが告げられる。そして、私の意識はブレーカーが落ちたようにプツンと切れた。 遠くからぼんやり響いた悲痛な叫びは、もう私に届くことはなかった。
*** もしあたしにインタビュー取材依頼がきて、最も影響を受けた人物を聞かれたら、間違いなく先輩と答えて彼女への想いを語り続けるだろう。 コラム執筆依頼がきたら必ず先輩の金言を引き合いに出して最高のポエムに仕上げるし、ラジオに生出演したら「いぇい、先輩、聴いてるー?」が第一声と決めている。 現に初めて受賞した大きなイラストコンテストの授賞式の挨拶では、会場にいない先輩に向けて感謝の気持ちを述べた。それほどまで、高校で先輩と過ごした二年間はかけがえのない宝物だったのだ。 だから、あたしという物語の始まりは必ず先輩との思い出を引き合いに出すと決めている。 そんな小っ恥ずかしいことを寝巻き姿で平然と考えてしまう程、あたしこと讃岐詩音は浮かれていた。 なんせ今日は先輩と四年ぶりの再会である。 窓から差込む小春日和の暖かな日差しが、今日という素晴らしい日を祝福しているようにも思えた。
「詩音、朝ごはんできてるわよー」 「うん」 一階から聞こえたママの呼びかけに応じる、蚊の鳴くような声。自分のガサついた地声が嫌で、どうしても声量が小さくなってしまう。 おそらくママには聞こえていないので急いで自室から出て階段を降り、リビングに移動する。閑静な高級住宅街に建つ一軒家に相応しくないドタバタ音が鳴り響いた。 「危ないからゆっくり降りてきなさいって言ってるでしょ」 ママのお小言に無言で頷きながら、焼きたてのバターロール一個とコップ一杯のスープをテーブルに運ぶ。いつものご機嫌な朝食だ。 「バターロールもう一個食べない?消費期限今日までなの」 ママの問いかけに対して首を横に振って拒否した。少食なあたしにとって、朝の食事はこの量が限界。これ以上摂取すると移動の際に嘔吐しかねない。 「高校でバスケやってた時はもっと食べてたのに。ママ心配よ」 そう言われてしまうと気まずいが断固としてNOだ。先輩との大切な再会をあたしの吐瀉物で汚したくない。 話題を逸らすためテレビをつけると、ニュースキャスターが神妙な面持ちで原稿を読み上げていた。 「横浜市のアトリエで画家の東堂善治さんが倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが意識不明の重体です」 たしか、以前参加したコンテストの審査員だったような。国際美術祭で油彩画を見たような。あと生成AI関連で裁判がうんたら。 「東堂さんは世界的に権威のあ……また、スポンサー契約を交わしていたFusionArtAI社に対して訴……捜査関係者によると奪われた絵……」 ニュースの内容を聞き流していると、概ねの内容は記憶と合致していた。どうやら、高校を卒業してから勉学の道には進まず、創作活動に勤しむようになったあたしの記憶力はまだ健在らしい。少しだけ、ホッとした。 「最近物騒ね。よく聞く闇バイト強盗かしら。ほら、この前も水墨画の先生が殺されたじゃない。詩音も今日のおでかけ、気をつけなさいよ」 「ん、気をつける」 ママを心配をさせないために少しだけ大きな声で返事をして、深く頷いた。 食事を終えた後、アイロンがけされた一張羅に着替えて身なりを整え、先輩が待つ喫茶店へ向かった。 *** ――――ちょうど三週間前のこと。 本業のデジタルイラストの息抜きとして始めた水彩画にハマりにハマって、気がつけば丑三つ時。ふと先輩の顔が頭に浮かんだのだ。 丸筆とパレットを置いてから勢いよくベッドにダイブして寝転がり、流れるようにエプロンのポケットからスマホを取り出す。 先輩はSNSを実名で登録するタイプではない。それでも広大なネットのどこかに先輩の足跡みたいなものがないか、淡い期待を抱いて名前を検索してしまう。 そんな自分がちょっと気持ち悪い。 自己嫌悪に陥りつつ検索結果を眺めていると、思いもよらない見出し文を見つけたので間髪入れずにタップした。
「情報システム工学専攻修士1年生の丸亀飛鳥さんが、AIによる雛の雌雄鑑別システムに関する研究で人工知能技術学会最優秀論文賞を受賞しました」
ゆっくりとスクロールしながら情報を集める。やがて研究室のホームページに掲載された集合写真にたどり着く頃には、これが先輩の記事であることを確信した。 ……正直言って自分がだいぶ気持ち悪い。 「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい人だ」 先輩の活躍ぶりに足をばたつかせながら興奮していると、ピコンと仕事用のアドレス宛に一通のメール。見慣れないアドレスだったが、ユーザー名が目に入った瞬間飛び起き、正座になる。 「marugame.asuka0209って、これ絶対に飛鳥先輩だ!」 偶然にしては出来すぎているが、なんの警戒もなく開封をして内容を隈なく読み込み――――読み終える頃には呆然としていた。 要約すると研究協力の依頼であり、可能であれば一度会って話せないか、という非常に堅苦しい内容である。 気がつくと涙が頬を伝っていた。 四年ぶり、つまり先輩が卒業してから初めて貰った連絡。元気?今度ご飯でも行かない?みたいな、そういうのを期待していたあたしがおバカじゃないか。 ――――いいや、先輩が悪いわけではない。これが普通。むしろ、あたしがおかしい。 何を隠そう、あたしと先輩の間に特別な繋がりはない。友達でもなければ恋人でもない。ただ、バスケ部の先輩後輩というだけで、練習と試合だけが共に過ごした時間の全て。連絡も練習に関することだけ。そんな程度の仲。 「……それでも好き」 あたしに手を差し伸べてくれた先輩に対する想い。四年経ってもこの気持ちは色褪せていない。 でも、これが最後になるかも。もし拒絶されたら、ただの先輩後輩ですらなくなってしまったらどうしよう。そう思うと、胸が苦しくなる。だから今まで一度も自分から連絡できなかった。 ――――涙を拭い、ありったけの勇気を振り絞る。 先輩に会ってお話しがしたい、その気持ちだけで震える指をどうにか動かし、書いては消してを繰り返す。文面が完成しても、何度も声に出して読み上げ続け、早三時間。返信を完了する頃には外が薄明るくなりつつあった。 急にドッと疲れが出て、再びベッドに倒れうつ伏せになり、顔を枕に埋める。そのままうめき声を上げて、湧き出る混沌とした感情を擦り付けていく。 このあられもない姿がママに目撃されていたことは、あたしの人生最大の汚点となるのだった。 *** ――――いつの間にか私はドアの前に立っていた。 温かみを感じるレトロな木製のガラスドア。ここは大学から離れた場所に佇む、少し寂れた喫茶店の玄関前だ。私の憩いの場の一つで、よく帰り道に訪れている。 ぼーっとしていると、店内が薄暗いからか自分の姿がガラスに反射していることに気がついた。 ガラスに映る、ケープを羽織ったおさげ姿の美少女。うどんのように白い肌が彼女の纏う儚さに拍車をかけている。 彼女の名は讃岐詩音。 私の一個下で、高校バスケ部の後輩だ。 某バスケ漫画に憧れて入部したという詩音は、初心者という点を考慮しても信じられないほど下手だった。 ドリブルやパスはへんてこだし、一番簡単なレイアップシュートすらろくに出来ない。おまけに口数が少ない不思議ちゃんで、趣味と特技がイラストときた。 そのため、次第に周囲から腫れ物のように扱われるようになる。 それでも詩音は部活を辞めず、直向きに人一倍努力を続けた。 しかし、周囲からの扱いは変わることはない。下手っぴが一人で頑張っても嘲笑の対象になるだけだ。 だから私は、詩音に手を差し伸べた。少しでも彼女が笑顔になれるように。 ――――精一杯頑張る彼女の姿が、どこか冷めていた私の憧れだったから。 原因は不明だが、今、私は『詩音』の姿になっている。まるでVRを体験しているようだ。なんにせよ、玄関前で棒立ちを続けるのは迷惑だ。 混乱しながらドアを開けて入店すると、店員がにこやかに迎え入れてくれた。 「いらっしゃいませ、讃岐さんですね。丸亀さんはあちらの席でお待ちです」 会釈をするも、妙な違和感。戸惑いながら店員の案内に従い、席に移動した。そして私は大っ嫌いな女と対面することになる。 ���色の黒髪が綺麗な、リクルートスーツ姿の美女。気品のある見た目をしているが、中身は空っぽ。連絡が来ないから嫌われたと思い込み、自分を慕う後輩を四年間も放置したクズ。そんな女性が私を見て微笑む。
『久しぶりね、詩音』
そう、『『私』』だ。まるで鏡を見ているかのように、『私』が机を挟んだ向こう側に存在している。 詩音と四年ぶりに再開したあの日の夢を見ているのだろうか。 唖然とする私を無視して、目の前に座っている『私』は一方的に話を進めていき、本題に移り始める。
『研究室が推進するイラスト生成AIプロジェクトが難航しているの』
原因は技術の普及と発展に伴って、目視であっても判別できないAIイラストがウェブ上に溢れかえったことだ。 その結果、クローラープログラムがウェブを巡回してイラストを収集するスクレイピング技術で作られた学習データにAIイラストが混入し、AIプログラムが崩壊する報告が多数出ている。 余談だが、私の研究は養鶏農家から提供される写真を使用しているため、全く影響を受けなかった。それゆえ、最優秀論文賞を繰り上げ受賞してしまったのだ。
『研究用のデータ加工が大変なのよ』
これはイラストレーター達が自衛として、データをそのままウェブにアップロードしなくなったからだ。 近頃はデジタル画像を紙に印刷した作品やアナログ作品を造花などで飾り付けてからカメラで撮影する、2.5次元作品が主流となっている。 イラスト本体の解像度劣化やカメラフィルターによる色合の変化、装飾物による境界の抽象化などが原因で、2.5次元作品はAIで学習できない。 修正AIで2.5次元作品を2次元作品に加工しようとしても、誤認識のパレードである。そのため、ゆうに一万を超える大量のデータを人力で加工するしか手立てがないのだ。
『FusionArtAI社のデータも法外的な値段で八方塞がりなの』
FusionArtAI社は唯一ピュアなイラストデータを扱っているユニコーン企業だ。東堂善治のような大御所アーティストらと契約し、安定して高品質なデータを取得しているらしい。 AIやらNFTやらを壮大に語っているが事業内容がよく理解できない。それに莫大な資金が何処から出ているのか非常に疑問である。 加えて詩音がモニターとして、AIの学習を阻害する絵具を貰ったのだとか。胡散臭すぎる。
『だから詩音のイラストのデータを全て譲って欲しいの』
「……は?ちょっと待ちなさい」
今まで無言で頷いていたが、思わず声が出てしまう。
『貴女の全てが欲しいの』 「そんなこと言っていない!私は研究協力の依頼を断るように警告したのよ!!」 ことの発端は詩音がイラストコンクールの授賞式で私の名前を出したことである。偶然その授賞式に私の指導教員も来賓として出席していたのだ。 後日、ゼミで彼女の挨拶が話題に出され、私は迂闊にも恥ずかしさのあまり過剰に反応してしまった。 指導教員は詩音が語った人物が私のことだと察した。そして詩音宛に研究協力の依頼を出すよう、私に指示を下したのだ。 なんせ、詩音は今や業界を席巻する超新星。その作品を利用できれば、データの質の担保だけでなく、研究に箔をつけることができる。 下手をすれば詩音が筆を折りかねないその指示に対し、私は強い憤りを感じた。 しかし、上の言う事は絶対。だから大学から離れた喫茶店に呼び出し、密かに依頼を断るように警告したのだ。 ……加えて、授賞式のようなオフィシャルな場で無闇矢鱈に人様の個人情報を出さないよう、情報リテラシーの講義もみっちり実施した。 詩音は私の言葉を素直に聞き入れてくれた。ただし、研究室の厄介事に巻き込んだお詫び?として、週末に作品撮影のアシスタントをする約束をした。 ――――その撮影日が今日。 そこは、誰も寄りつかない瓦礫まみれのビーチ。 遥か昔、海辺に栄える水族館だった場所。 青空の下、詩音が無我夢中になって作品の飾り付けをしている。 装飾材を補充するため、彼女が水彩画に背を向けた刹那。 額縁からコールタールに似た漆黒の液体が勢いよく溢れ出し、彼女を襲う。 だから私は彼女を突き飛ばして。 悍ましく蠢く闇に、『食われた』。 「……ようやく思い出したわ」 これは、妄想でも夢でもない。相対する『私』の皮を被る怪異が起こした現象だ。 理解不能な存在に生殺与奪の権を握られている。その事実を認識した途端、体に悪寒が走り、鳥肌が立つ。今にも腰が抜けそうだ。 怪異は恐れ慄く私の眼をじっとりと見つめながら、ブリーフケースから同意書とペンを取り出し、机の上に置いた。 『貴女とはいい関係になれると思うの』 そう言いながら、怪異は小指を立てながら厭らしく微笑む。 私の生存本能が、この文字化けした書類にサインをしてはいけないと警鐘を鳴らしている。サインをすれば、死ぬ。 それでも私は震える手でペンを掴んでしまう。 ……だって、私なんかが敵う相手じゃないもの。 怖くて泣きじ���くる無様な私に何ができるの。 そうね。きっと、あっけなく死ぬのよ。 ――――そうだとしても 「大切な後輩を襲ったお前だけは、絶対にぶっ殺してやる!!」 私は決死の覚悟を決め、一世一代の大啖呵を切った。瞬時に怪異に対する怒りの炎が燃え上がり、滞っていた思考が急激に動き始める。 相見えるは常識の埒外の存在。裏を返せば奇想天外な自由解釈が可能であり、不格好でもそれっぽい仮説を立ててしまえば、私にとっては常識の埒内の存在になる。 きっとそう強く信じなければ、目の前の『私』は倒せない。 唇に人差し指をあてながら、ただひたすらに、常識や記憶の間に無理やり関連性を見出して理屈をこじつけることを繰り返す。 やがて、その思考過程を経て、一つの結論に辿り着く。 この怪異の正体は、『クローラーを模した淫獣』だ。 こいつは複数回にわたって人を襲い、心の記憶から作品を抽出していくタチの悪い存在。全ての作品を取り込み終えると、獲物に大量の快楽成分を流し込んで再起不能にする恐ろしい習性を持つ。 おそらく詩音も何度か寄生されていて、今日が最後の日になるはずだった。 ところが、すんでのところで私が身代わりになったため、情報の吸い残しがあると誤認が生じてしまった。それは淫獣にとって重大なエラーである。 そこで、やり直しを試みるも、改めて詩音の同意が必要となってしまった。 だから先日の会話に基づいてこの空間を生成し、『私』の皮を被ってサインを迫っているのだ。――――今、自分が捕食している獲物が『丸亀飛鳥』であることに気が付かずに。 そして、最も重要なことは淫獣が人工的に作られた存在という点である。 これまでの同意書に重きを置くような言動を見ると、魑魅魍魎の類とは思えない。何より、元凶に心当たりがある。 そう、FusionArtAI社だ。淫獣の正体が例の胡散臭い絵の具であり、密かに多数のイラストレーターを襲っているとしたら、全て辻褄が合う。 ――――そうであると信じるの。そうすれば、こいつに一矢報いることができるはずよ。 汗ばんだ手で同意書を手繰り寄せ、ゆっくりとペン先を近づける。 すると、自分勝手に喋っていた淫獣が口を閉じ、紙面をじっと凝視し始めた。それだけではない。空間を構成する全てが、その瞬間を見逃すまいと監視している。 張り詰めた空気の中、私は素早く紙を裏返して、こう書き記す。 robots.txt User-agent: * Disallow: / その意味は、『クローラーお断り』。 今や対魔の護符に等しい存在となった同意書を握りしめ、勢いよく席を立つ。 「私の全てが欲しい……そう言っていたかしら?」 沈黙。詩音の好意や才能を踏み躙った淫獣は、口を開かない。 『An error occurred. If this……』 どこからともなくアナウンスが聞こえるが今はどうでもいい。
「これが私の答えよ」
大っ嫌いなクソ女の顔面が吹き飛び、振り抜いた私の拳が漆黒の返り血に染まる。 一呼吸おいた後、心から詩音の無事を願い、静かに目を閉じた。 *** 茜色の空。漣の音。磯の香り……それと、ちょっと焦げ臭い。 そして、私の身体に縋って嗚咽する大切な後輩。 どうやら私は死の淵から生還できたらしい。無事を知らせるため、詩音の頭を優しく撫でる。それでも泣き止まないので、落ち着くまで背中をさすってあげた。 「心配かけたわね。詩音が無事でよかった」 詩音は私の胸に顔を埋めたまま、コクリと頷く。 「先輩も無事?」 「ええ、大丈夫よ」 これ以上、詩音を不安にさせないように気丈な態度をとるものの、重度の疲労を感じ、もはや立つことすらできない。 「こ���はまだ危ないから、早く詩音だけでも逃げて」 「やっつけたから、モーマンタイだよ」 詩音が指差す方向を見ると、黒い液体に塗れた水彩画が静かに燃えていた。焦げ臭い匂いの原因はこれか。……やっつけたってどういうことかしら。 些細なことに気をとられている場合じゃない。 先ほどから微かに聞こえる、複数の物音。 何者かが物陰で息を潜め、私たちの様子を窺っている。 今や炭になりつつある淫獣の回収が目的か。いや、それは私がでっち上げた荒唐無稽な陰謀論にすぎない。 ここは、電波が届かない人里離れた廃墟。無防備な女二人がいつ襲われてもおかしくない、危険な場所だ。 詩音も気が付いたのか、私に抱きつく力が強くなる。意地でも私から離れないつもりのようだ。高校の時から感じていたが、この子は気が弱いわりに頑固だ。 ――――息が詰まるような空気を、遠くから鳴り響くサイレン音が切り裂いた。 同時に複数の人影が足音と共に遠ざかっていき、私は安堵の息を吐いた。 「もう大丈夫。定刻を過ぎても私から連絡がなかったら、警察と救急に通報するよう、母さんに頼んでいたの」 半分は今のような不足の事態に陥った時の保険として。 「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい」 もう半分は、尊敬の念を向けている後輩から刺された際の保険として。……絶対に黙っておきましょう。 *** ――――事件から三か月後。 結局、私たちを襲った存在の正体は分からず終い。一方、あの場にいた不審な人影は東堂善治を襲撃した闇バイト強盗であった。そのため私達の不法侵入は霞んでしまい、一切お咎めなし。私達の身に何があったか、深く聞かれることもなかった。 まぁ、警察に事情を説明するにしても―――― FusionArtAI社が作ったスライム型の淫獣に襲われてデスアクメしそうになりました。奴らはアーティストの心の記憶に存在する作品データを狙っています。 という私の支離滅裂な説は口が裂けても言えない。それに、FusionArtAI社が不正会計絡みで呆気なく倒産したため、もう追及のしようがなかった。 ちなみに、詩音は黒い液体の正体が亡霊の祟りだと思い込んでいる。だから制汗スプレーとライターで除霊?しようとして、そのまま引火。あの有様となったそうな。 「貴女のおかげで助かったのかもしれないわね」 私の言葉に首を傾げる後輩は、今日も美少女だ。 あの事件以来、私達はお互いの身を案じて一週間に一回は会うようになった。といっても、毎回普通に遊んでいるだけだ。 今日は私の行きつけの喫茶店でまったりとお茶をしている。お紅茶がおいしい。 紅茶の香りの余韻を味わっていると、詩音の手招きが。 またか、と思いつつ耳を寄せる。
「先輩のケーキ、一口欲しい」
耳元で囁かれる妙に蠱惑的な声と熱の籠った吐息にゾクッとしてしまう。あの事件で私が晒した醜態から、余計なことを学んでしまったのだろう。 悪戯っぽく笑う詩音。本音を言ってしまうと非常に嬉しいのだが、どうも照れ臭くて顔を背けてしまう。 でも、これから時間をかけて慣れていけばいい。あの事件が私という物語の始まり、いや、――――私達という物語の始まりと決めたから。 二人に降り注ぐ優しい木漏れ日が、これからの日常を祝福しているように思える。 ――――そんな気恥ずかしいことを考えてしまうほど、私こと丸亀飛鳥は幸せだった。
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Ashmaze. ONEMAN TOUR 2023-24 「PARADOX」@新横浜NEW SIDE BEACH!!



Ashmaze.が新横に来てくれたので(横浜市民じゃないけどw)
道中突然の冷え込みの中雷雨と突風に見舞われ命からがらNSBへ(1時間で5度下がったらしい)
多分過去最速で箱着いた
ロビーにコインロッカーがちょっとあったと思うんだけど箱スタさんにロッカーは元々無いのでクローク使ってくださいって言われて 私いよいよ箱の中にまで幻覚見るようになったかな
とにかく中にロッカーはなくクロークがありました
久しぶりのアシュメ
暗転してSEが流れるとフロアは手拍子 幕が開くと板付き 麺コがデカい!
黒のスーツベースにモノトーン柄のノースリシャツ合わせの衣装がアダルティでしたが諒さんは上裸に生ジャケットでしたw
片側サイドバックの詩結さんと黒髪を巻いたЯyuさんは薄メイクだってFF
双真さんはサイドを刈り上げたブロンドをハーフアップにしてて可愛かった
1曲目ラベル イントロのタッピングが聴こえるとあちこちから聴こえていた麺コが止み手拍子へ
双真さんの歌声って独特なので久々に聴いたらああ!この声昨年よく聴いてたな!って思い出す
続いてリキッドルームのワンマンで初披露されたカルマへ
あの1回しか聴いてなかったけど覚えてた 馴染みやすいサビ
裏声に切り替わるところもとても綺麗
拝啓嫌いなお前へ ザアザア対バンの時にこれ結構やってたからこの曲とわかった瞬間わーーーー!ってテンション上がったよ
表情も体も大きく動かす派手なパフォーマンスの諒さん ジャケットのボタンが外れはじめて腹筋がチラチラ
Яyuさんは見る度男度を上げているように思えて ベースにストイックな一面が顔面の美よりも先に伝わるようになってきました そしてそれがすごくかっこいい
フロント4人が前に出てくる場面では一人一人の動きが派手で勇敢で華やかだった
今日のドラムセットはワンバスですが髪をブンブン振り乱し全身で叩く様がかっこいいS1TKさん 確かQだったと思うけど途中で右手のスティックが飛んでってスっと替えを抜いて叩き出すしなやかさ 熟れててスマート
詩結さんの美術品のようなヴィジュアルから想像つかないガチデスボと伸びの良いビブラートのコーラスを双真さんのボーカルに被せていくこのギャップやばい あの人歌も上手そうだけどギターもあれだけ弾けて顔はいい背は高い話面白いで逆に何ができないの?????
Hurt me これほんとかっこいいよね この旋律のサビでこのノリなのがレアで良い 脚をバンバン叩きつける諒さんのパフォーマンス好きだったんだけど今日やってなかった(笑)
お立ち台で上を向いて手で顔を撫でるような仕草をする双真さんすごい色気だったな
ラスト INSIDE MY HEAD はヘドバンジャンプ横モッシュでリピート
動いていないゾーンを見つけた時の双真さんの眼力圧なかなかだった
上下交換で盛り上がってたね
下手の2人がS1TKさんのドラム台両サイドに立ってる絵面が実に美しく一体何の神様かと
大声でありがと!!あいしてるぜ!!て投げ捨てキスww乱暴な愛の伝え方が男子!って感じで可愛くてかっこいいですね(笑)
今日も最後に詩結さんがフロアにピックを投げてました
諒さんのピックをw
~アンコール~
NIRVANA これ好きだった!今日やらないのかと思ってたから聴けて嬉しい~
と思ったら諒さんが消えた 歌いながら何が起きたのか探る双真さん しばらくして戻ってきたら全開笑顔でひとまず安心
楽器隊の躍動感すごくって楽しそうで見てる方も楽しくて幸せだった~♪♪
双:アンコールの声がデカくてすげぇ嬉しかったぁ~…ありがとね
ファイナルファンタジーみたいな2人(詩結 Яyu)だけどさ … やっぱ人間なわけよ だから嬉しんだよねそうゆうの
詩:この人(双真)はなんの話を始めたんだい?
ほんとにかっこいいと思ってるよって詩結さんの前行って 俺女子だったらすぐ言ってるわ(?)
あのぅ… 横浜 地元なんですけど
そうなの?w 息子世代だから共通の知り合いとかはいないけど友達の子供の同級生とかはあるかもしれない 笑
特にこれといって 思い出とかはなくて ww
横浜でライブしたことはあるの?
"横浜"って付く関内のライブハウスで高校生ん時ライブしたことある
うーん 横浜の思い出って言ったら GOTCHAROCKAの十夜さんに呑みに連れてってもらったことぐらいかな?
諒:1弦切れたぁ~(泣)
さっきニルヴァーナん時俺おらんくなったやろ?弦切れた…
でも1弦て…あんま使わんくない?
あれメインギターやから一本切れたらチューニングうわぁーってなっちゃうんよ
横浜!寒いのに集まってくれてありがとう!俺ねぇあの 実の兄が住んでんですよ横浜
だからよく来るんだけど
あの 元町?元町で合ってる?元町だよね?あのレトロでおしゃれな街 元町だよね?
元町中華街!!!そこにね 兄貴とよく 行くんすけど … 今月も行くんでね そん時俺ストーリーとかに書くからさ 見つけたら声掛けてよ(友達?w)
諒を探せ やる?
見つけたら何貰えるの?
んー えーとー… 俺いつも手ぶらでバックとかも持たないからなぁ か 金…?
見つけたら金貰えるの?
金あげるよ 100円ぐらい配るよ
金無くなったらどうするの?
え…? んー… タバコ…タバコみんな要らないでしょ? スマホで写真?
全然いーーよーー^^^
… でも それダメなやつじゃない?
なんか 俺の価値下がってない?
あ俺中華街で思い出したわ 俺昔カンフーマスター目指してて
wwwwwww
wwwwwwwwww
中学ん時 学校行ってなかったんだけど
カンフーシューズ買って 師匠んとこ行って弟子入りさせてくださいって言ったら
断られた?拒否られた
やばい奴だと思ったんだ
カンフーマスター双真です
(みんなと)同じになっちゃうんですけど
俺たちが活動できるのは
みんなのおかげだと思ってるんで
ほんとに こんなに集まってくれて ありがとうございます
みんなで 横浜 アリーナに行けるように 頑張ってこうな
…
締まんねぇな…
で ラストはカゲロウの錯覚
詩結さんがお立ち台から投げてました S1TKさんのスティックをww
そしてジャケットの内側からあの犬(プラッフィー)出してこちらに見せてまた仕舞って帰ってった
最後にS1TKさんが飛行機形にして飛ばしてたのはセトリかな?
会場にはダブルアンコールが響く
しばらくして再び幕が開くと詩結さんがセンターでしゃがんでいて
アンコールありがと 今日はもうできないんだけど
続きが見たければ1/22 O-EASTに来い!^
https://x.com/ashmazeofficial/status/1746148102367744361?s=46&t=uhUsDFLEfL0OfgvCYi4Eog
EASTも行けそうなら仕事抜け出して行ってくるね
next gigは19日のチッタです
See you.
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不夜城が如くネオン煌めく繁華街。煌びやかな様子とは裏腹に、一歩道を外れれば影色濃く腐臭漂う裏道へたどり着く。
男は一心不乱に走り続ける。何故自分が追われているのか皆目見当がつかない。ただちょっと扇動されて、「小包」を公園に置いただけ。最近思い当たる節と言えばその程度。たかだかその程度しか思いつかない。俺のせいじゃない、悪いのはあいつだ!
足がもつれ、運悪くごみ溜めにダイブする。走り続けた足は疲労でだるく、絶え絶えの息は腐臭を吸い込みむせる。
追跡者の影が、煌めく繁華街への出口を背におもむろに得物を取り出す。人生の終点に突っ込んでしまった男は喚き散らし、笑う膝で懸命にもがく。カチリと音がする。
男の顔に落ちた通りからさす光が、追跡者の姿で陰る。
男が最期に見たのは、銃を突きつける少女だった。
─────────────────────
ー入学ー
横浜駅。世界でも5本の指に入るとか入らないとか言われてる程の駅。掲示板と手元の地図とを眺め続けてどれくらいたっただろうか。完全に迷子である。
わたし望月愛衣は齢12…もうすぐ13だが、冷や汗出るほどに迷子になったのはいつぶりだろうか。フィーリングで目的地を目指しても今までなんとかなっていただけに地図の見方すら分からない。完全な詰み。
「うわぁ、ちょっとまずいかも…」
もしかしてなんか試験的なものなのだろうか?入口を探し当てられなければ入学すら認められないとか
そんなはずない、こんなにウェルカムな入学式の案内を送り付けておいて試験なわけが無い。てかこの地図分かりにくい、簡略化しすぎでほぼ一本道しか書いてない。
途方に暮れても仕方がない、目印のお店を探し当てるしかなさそうだ。などと再起したのはこれで3度目ぐらいか
そろそろ足が疲れてきた。近くにあったベンチに腰掛ける。
行き交う雑踏を探しても、自分と同じような制服を着た子は見当たらない。平日の昼間だというのにどこから湧いて出てくるのか分からないぐらいには人が行き交っている。
仕事に行く人だろうか、あの人は観光?あの子たちはショッピングかな?
平和そのものである。よきことよきこと。こんな日常に一人立ちしたいが為に施設から『孤児院』という学校施設がある横浜まで来たっていうのに、入学出来ませんでした〜で帰るのは格好が悪すぎる。
「どうしたもんかぁ〜」
背もたれに仰々しく身を預け伸びをする。
「どうしたの?」
見上げた先、顔を覗き込む女の子、いや見た感じ年上のお姉さんがいた。落ち着いた雰囲気、これが大人びたという表現でいいのか分からないけども。まじまじと見られている。いや、顔近。まつ毛なが。
また着慣れた感じにわたしと同じ白の制服を身にまとっている。ということは
「助かったぁ、やっと同じ制服着てる人見つかったぁ」
上級生であろう彼女がふふっと笑う。上品だ。
「きみ、新入生?駅迷いやすいよね。私もよく迷う。今もそう」
上級生でも迷うってんだ、じゃあ新入生のわたしなんかたどり着くつけないわけだ…って
「ちょっと待ってください?今も迷ってるんです?」
キョトンとした彼女は短く「そう」とだけ返した。
あぁ、完全に終了のお知らせってやつだ。
─────────────────────
と、まあ入学式の会場にはなんとか間に合ったというわけで。
あの後、彼女の寮の同室の方が怒りながら迎えに来たおかげで『孤児院』の施設、更には会場にまでたどり着けたって訳だ。
別れ際、頑張ってねと言われたが入学式に何を頑張るのだろう。長時間椅子座り耐久があるという事だろうか?
純白の制服の群れが体育館のような会場に集まっている。水銀灯が照らす会場はやや薄暗く、傍から見たらお嬢様学校もかくやあらむだろうか。近くの椅子に腰をかける。
ざっと見渡して自分含め100人?ぐらい居るだろうか。規則正しく等間隔に机付きの椅子に座って近くの子達同士でソワソワと話し合っている。
さらに数人、様子を伺っているのかコンクリ打ちっぱなしの壁際でたむろしている。
どのグループに混ざろうか吟味でもしているのだろう。当たり前だ、ここにいる子達はわたし含め孤児。12,3歳の子達が集められている。
『孤児院』からの招待状を配られた子達だ。今つるむ相手を見誤れば今後どうなるかわかったもんじゃない。
…というかみんな迷わず来れたんだね、どうやらわたしが一番最後の到着だった様だ。出入口の扉が施錠される音がした。
「どもども、隣いい?」
活発そうな、ショートヘアの子に声をかけられる。バスケとかやってそう、女子にモテる女子だ。
「あ、どうぞ」
断る理由もなく、快諾。
「あたし幸 亜里沙、ちょっとギャグっぽい名前でしょ?亜里沙って呼んでいいよ、あなたは?」
「自分で言っちゃうんだ…望月愛衣よろしくね」
「ねぇ!愛衣はどこから来たの?あたし青森から来たんだけど横浜駅めっちゃ人いすぎじゃね〜?」
ガハハと言わんばかりにはしゃいでいる。てかいきなり名前呼びか、カルチャーショックを受ける。
「おかげで人酔いしちゃったよ。わたしは埼玉から」
「埼玉か!うん、埼玉。埼玉って何があるの?」
この話題はあまり広げない方が良さそうだ。
ふと、椅子の下に箱が置いてあるのに気付く。ちらっと足元を見ると自分の椅子の下にも箱がある。
「あ、っと〜。あれ?亜里沙その足元にある箱って?」
これでも緊張していたのか、今まで気付かなかったそれを手に取る。30cm四方の箱。シルバーのケース?ジュラルミンでできた箱には開けられそうな蓋が付いているが鍵がかかっていてビクともしない。持った感じずしりと重みを感じる。他の子も箱に気付いたのか各々手に取っている。
「なにこれ?新入生へのプレゼント的な?」
中身を確かめるように亜里沙が箱を振る。蓋と本体がカタカタと鳴る以外、中から音はしない。
キーンとマイクがハウる音が響く。ありがちな。
「失礼。諸君着席を」
正面の壇上、舞台袖からツカツカと長く綺麗な黒髪に鋭い目つき真っ黒なスーツを来た大人の女の人が現れた。マ���クはインカム型なのだろうか、手には鎖のようなものを持っている。その鎖の先、遅れて舞台袖から現れたのは、手錠をはめられ目隠し、さらにヘッドホンで耳栓までされたツナギの男の人が引っ張られて現れた。
会場がどよめく、これが大人の世界なのだろうか?
「静粛に。この男の説明については後ほど。まずはようこそ『孤児院』へ。諸君らはここで一般常識から外れた存在になっていただく。座席の下にケースがある、確認がまだの者は早急に確認を。」
会場が不安げにざわめく。
「もしかしてコロシアイさせられちゃう?なんちって」
亜里沙が冗談めかしく囁く。
「そんな訳ないでしょうに、映画の見すぎ」
「これよりケースの電子ロックを解除する。各自内容物を確認するように。中身の取り出しは指示があるまで待つように、ケースは落とさぬように」
『先生』?が軽く手を挙げ合図の様な仕草をする。
ガチャリ!会場に電子ロックが解錠された音が響く。
わたしの手元の箱も、大きな音をたてた。
亜里沙と顔を見合わせる。互いに箱の中身を確認する。
恐る恐る、ケースの蓋を開ける。ビクともしなかった蓋がすんなりと開く。
中には、拳銃が収められていた。
「これから諸君らとその銃は一心同体。我々の必需品となる。紛失、破損のないようしっかりと整備すること。」
「どういうことだてめぇ!ふざけるのも大概にしろ!」
前の方に座っていた如何にも不良な感じ���子が、銃を手に壇上へ飛び上がる。
「席へ戻りなさい」
「うるせぇ!なんだこれはよぉ?映画の撮影かぁ?あぁ?いいからさっさとセンコーをだせやセンコーをよォ!」
不良生徒が『先生』?へ銃を突きつける。
あまりにも血気盛んすぎる。怖くないのだろうか?万が一これが本物の銃であったら、まずいのではないか?舞台まで止めに入る?いやこの距離じゃ間に合わないか?
マイクがハァとため息を拾う。
「なんだてめぇなにk」
ズダン!
あれは柔術?だろうか、綺麗な動作で『先生』?は不良生徒を床に叩きつけ、同時に銃まで奪ってしまっていた。不良生徒はぴくりとも動かない。気絶でもしたのだろうか?
「今年は血の気が多いですねぇ…静粛に。まだ説明の途中です。」
何事も無かったかのように説明を続け始めた。
やっぱり映画の撮影なんじゃ…?逃げるか?亜里沙だけでも連れ出せそうだけど、他の子は?唖然としてる。出口は一つだけ?会場がざわめき始める。何人かが立ち上がり
パンッ
会場に破裂音がこだまする。遅れて悲鳴。
壇上。男が倒れる。壁に赤が跳ねる。
「いいでしょう、もう面倒だ。この方が効率がいい。そこ!席を離れるな!ったく面倒臭い!」
逃げ出そうとする生徒を一蹴する。
「いいですか?聞いてください。説明します。この男は今日死刑執行の死刑囚です。国家転覆を企て捕まった犯罪者だ。今日から君たちは国家に仇なす犯罪者どもを消し去る存在になってもらいます人事担当がどう説明したかは分かりませんがつまるところ公務員になりますただ公には姿は見せずあくまでも影としてこの国を支えてもらいますそのための『孤児院』でありそのための場所になります───────」
おそらく決まっていただろう口上をめちゃくちゃ早口で垂れ流している。その間、どうすることも出来なくなってしまった会場は、すすり泣く声が聞こえ始めていた。あの男は本当に死んでしまったのだろうか?遠くからでははっきりとは分からない、前の方では吐いてる子も居る。ってことはやはりそうなのだろう。
「亜里沙?大丈夫です?」
ちらっと隣の亜里沙を確認すると、泣きはしてはいないが血の気が引いた顔でケースを抱え固まっている。
「…えっ、えぇ。あぁうん。だ、大丈夫。じゃないよ。愛衣は?逃げる?」
「いえ、下手に動くよりあの先生?の指示に従ってた方がいいかも。立ち向かったりしなければ問題なさそうだし」
落ち着かせようと話しかけるが反応が鈍い。大丈夫じゃなさそうだ。かと言って逃げ出せそうにもない。『先生』?の話は聞かざるを得ない。
「────────ということです。ふぅ、諸君落ち着きましたか?よろしい。では、諸君。その銃で隣の人を撃ってください。」
つづく
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2023.7.16
CRAZY FOR YOU @ KAAT 神奈川芸術劇場
※これはあくまでも個人的見解ひいては個人的感想であり、ただ私の個人的なCFYとアイリーンへの愛を長たらしく述べたものである。特段誰かのために書いておらず、また、今なお収めきれない自分の熱意をなんとか昇華しようと文章に直していることをご留意いただきたい。

建物表に下げられたクレイジーフォーユーの垂れ幕
「願わくばもう一度、岡村アイリーンが観たい」 と認めた4月の東京備忘録から約2ヶ月半。
結論から述べると、観れました。再会しました、私を沼に引きずり落とした女に。ということは、私はまた荒川ザングラーに年月の流れを感じ、萩原ボビーと町ポリーの恋模様にハラハラし、渡久山ランクをちょっとかっこいいな…と思ったということ。
(参考)4月の東京備忘録
当初は前回と同じく1人で観劇予定だったものの、母と姉が急遽チケットを手配したため今回は3人で観劇した。私に劣らずCFYが大好きな女たちなので、観劇後のお茶タイムが大いに盛り上がったのは言うまでもない。また、姉や私の学年が上がるにつれて3人揃って劇場に足を運ぶというのも難しかったので、意図せず10数年ぶりに母娘観劇が叶ったというのも結構嬉しかった。
話を戻す。そもそも私が同演目を好きなのは、分かりやすいストーリー且つ登場人物が誰も傷つかないから。
分かりやすい と言うことは 「展開が予想し易い」 と言い換えることもできるが、初観劇時はまだ小学生だった私にとってそれはとてもありがたかったし、多少先が読めたとてパワフルでリズミカルな歌やダンスが盛り込まれていて飽きない。
また、誰も傷つかないと言う点においては、劇団四季自身が 「観るだけで幸せになれる」 「とびきりハッピーなラブコメディ」 と謳うだけあって、登場人物の中に根っから腐ったような人間はいない。例えば、ランクも最初は嫌な奴と感じるけれど、酒場やホテルとして場を提供していることから彼は彼なりに退廃した街をマシにさせたいという思いがあるのだろうし、心底憎い奴という印象は受けない。ボビーの母親だって、息子の夢を無視して自分の理想を押し付けたりザングラーの劇場を容赦なく差押さえたりするが、1930年代 世界大恐慌下のアメリカ経済を鑑みれば、彼女の振る舞いは母親や経営者としてのビジネス役割上やむを得ないものと捉える。
そしてそれは、アイリーンについても同様に言える。最初は高飛車な態度で鼻につくが、(彼女がボビーにどういった愛情を持ち合わせているのか図りようもないが)例えボビーが彼の母親に見放されても「私が面倒を見る」 と啖呵を切ったり、わざわざデッドロックまで彼を追いかけてきたり、好いた男に対して常に強気な姿勢は、彼女の持ち合わせた懐の深さやこれまでに築いた自分への絶対的な自信が伺える。さらに、場面が展開するにあたってどんどん柔らかくなる彼女の表情や態度は、自然と引き込まれるものがあった。
私の場合 2011年、2015年とクレイジーフォーユーを観ており、2015年には岡村美南さん演じるポリーの姿を確かに目に焼き付けた。さらに言えば、2011年の夢から醒めた夢のピコも、2012年のキャッツも、2014年のウィキッドのエルファバも岡村さんだった。(過去のプログラムを開いて確認していたらほぼ全てに斎藤洋一郎がいて面白かった。洋一郎ボビー、観たかったなあ)
クレイジーフォーユーが人生で1番好きな作品という位置付けは11歳の頃から全く変わらないが、12年も前から拝見していた岡村さんに今ここまで落ちるとは思わなかった。アイリーンの気品を備えた姿と毅然とした態度が今の私の理想とする女性像に近いと言うのもあるだろうが、それを差し引いても、もっと大きい、言葉で表しようのない部分で岡村アイリーンが私の心を強く捉えて離さない。
今回の観劇は前回受けた衝撃のおかげで、アイリーンが出る場面は全て彼女に目線が奪われた。高圧的なのに愛情深い、大人の振る舞いを身につけた女性。ボビーに結婚を迫りながらも決して彼の夢を否定しない一幕、ランクの店の2階で呆れ顔で爪を手入れしつつ、周りの楽しげな音楽に不本��ながらも身体を揺らしていたThe Real American Folk Song 、未だかつて彼女が体験したことのないだろうランクの乱暴な態度に興味を惹かれ妖艶に魅惑するNaughty Baby、めでたくランクの配偶者として店を切り盛りする姿や棘が抜けたように柔らかい表情でボビーとポリーの恋の成就を祝う終盤。岡村さんの舞台での立ち居振る舞い全てに、アイリーンとしての意思が宿っていた。私の才能ない文章だけではチグハグに思えるだろう彼女の移ろいも、舞台を見れば矛盾のない綺麗な繋がりとしてアイリーンの変化が手に取るように分かる。だから、もし岡村美南のアイリーンの魅力が伝わらなかったらそれは私が悪い。とにかく、彼女のアイリーンは群を抜いて素晴らしかった。
ここまで書いてみると、宝塚の贔屓に落ちたときも似たような感情を抱いたなあと、少し懐かしい 嫌な予感が身を掠める。どうやら私は 「役に魂を込める」 を抜群に体現する役者に惹かれてしまうらしい。もう観劇オタクはしたくないのに、本当に勘弁してほしい。どうしてくれるんだ一体。
ともかく、4月、7月とクレイジーフォーユーを観たことで、私はまた舞台の面白さを思い出してしまった。本を読んだ時とも、映画を見た時とも、美術館へ行った時とも違う、舞台だからこそ感じられるこの胸の昂りを決して忘れないようにしたい。やはり、舞台は私にとって、生きる場所そのものでなくとも生きがいなのだなあと思う。
今週の千穐楽を以て横浜公演が終わる。そうすれば、8月26日からクレイジーフォーユーは全国公演へと切り変わる。その時、彼女をまた観られるのか、そもそも誰がキャスティングされるのか、一体私はどこの公演を観に行くのか、それが今からの楽しみである。そして願わくば、また彼女に会いたいと心から願っている。

萩原ボビーが投げた抵当権をキャッチしました
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中華×食べ放題×串鍋 成簽尚萬(せいせんしょうまん) 横浜中華街店 に伺いましたっ😍💕 前々から気になっていた 火鍋串食べ放題のお店です✨ ビルの3階にある 火鍋食べ放題のお店は、 店内は落ち着いた ベージュのテーブルで the中華という感じが なくて居心地がよく 気に入りましたっ🎶 今回注文したメニューは ・火鍋食べ放題2980円 ・飲み放題1500円 肝心の火鍋は、 いろいろ迷った結果、 麻辣とキノコの2種類 を頼みました💖 麻辣は辛くて汗が出てき て、めっちゃ代謝が 良くなった気がしましたっ😘 キノコ鍋はキノコの だしが出ていて良い感じ で、とっても美味しかった です🌟 火鍋は串に刺さっている肉、 野菜、キノコなどの具材を 棚からセルフで取るスタイル👑 好きなものを好きなだけ 食べれるのは私にとって とっても嬉しかったです😍 火鍋串が珍しく、女子会や 飲み会、家族での食事に オススメしたいですねっ🍀 住所 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町189 #せいせんしょうまん#火鍋#火鍋串#薬膳鍋#美味しい火鍋串#中華街#横浜中華街#火鍋で健康#美味しい火鍋#食べ放題の火鍋#火鍋食べ放題#薬膳鍋食べ放題#健康的な火鍋#横浜中華街と言えばせいせんしょうまん https://www.instagram.com/p/CLzLhUnjtK1/?igshid=k0uqw4sl4iw3
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2022/9/23〜

9月23日 今日はとにかくいろんなものを見過ぎて、 いろんな表情をつくり過ぎて、 いろんなことを喋り過ぎて、相槌を打ち過ぎて、 目と顔の筋肉と喉が痛い。
初めての逗子の町の、観光地と絶えないほどの、リゾートまで華やかではないけれど、海の町特有の小さいお店がある感じの町のつくりを中途半端に体験して、浜辺で波を見ても全然怖くなくて、気がついたら鎌倉で八幡宮のお参りをしれっとしてしていて、ばちが当たりそう。 人とお話して時間を過ごすことと、自分が街やその空間を楽しむことを両立できる日はくるのかしら。

アレック・ソスの展示は、思っていたのと違ったけれど楽しめた。 フライヤーの写真とデザインが、あまり今回の作品展と合っていない気がして、予告編だけ好きな映画ってあるかも、と思った。 山間部にハンガーかけやミラーボールをセットして生活している人のインタビュー記事の写真シリーズが好きだった。
とにかく長い時間だった気がする。 我に帰ったのは、行きも帰りも、日暮里駅の2階のサイゼリアの窓際のボックス席を車窓から見た時で「こんな時間(と、いうほどおかしな時間ではない)にサイゼリア…」と、思った時だった。 昔、雷雨で中断した花火大会の帰りに、びしょ濡れで入ったファミレスは、このサイゼリアな気がする!
一緒に展示を見た友人は、子供の話と動物の話をいつもしていて、今日も友達が子供を産んだ話をしたので、彼女自身がそろそろ子供を持つのかな〜、と思っていた。それと、動物が可愛いうんぬん、と言っていて、犬でも飼うんだろうか〜、とも思った(今日は子豚の話をしていたけれど)。
私は出産がどんなものなのか経験してみたいけれど、子育てはしたくないので、他人の子を産めば良いのかな、と考えて、でも倫理的にアウト?
帰り、旦那さんと合流して帰る友人と横浜駅で別れる。いつも私と遊ぶ時、私たちが遊んでいる場所の近くまで旦那さんが来ていたり、待ち合わせのラインを仕切りにしていたり、常に影が見え隠れする感じで、彼女との時間を過ごしている。私はいつか、彼女と2人で遊ぶ待ち合わせの場に、しれっと旦那さんもいて、今日は3人で……みたいなことになったりしないかドキドキしている。

9月24日 人付き合いがだめなターンなので、1時間くらいキュッとおしゃべりするだけでよかった。 今日は、クラシカルなメイド喫茶で本格紅茶を飲んで、人の物件探しに付き添った。
メイド喫茶は、電子ケトルで沸かしたお湯を、高い位置からティーポットへ注いでいて、やかんでなくてケトルで可愛い。
物件探しは、楽しそうなので付き添っちゃお!と思っていたのに、結果、不動産屋ってこの世の嫌い空間わりと上位に入るのでは!と気が付いたのと、人の生活に関わっている暇はない!と、自分の生活のタスクをいろいろ思い出して、先に帰ってきてしまった。
駅の広場でちいかわとサンリオのコラボグッズが売られていた。たくさんの女の子達が本当にちいかわを愛でている!と驚き、友人に報告のメッセージを送る。
メイド喫茶から不動産屋までの移動中、マンスーンさんとすれ違ったのかもしれない…でも人違いかもしれない…ちいかわグッズを見にきていたのかもしれない…テンションが上がっている、と久しぶりに実感した。


9月25日 このところの人間関係の悪態を反省して一日を過ごした。 昨日の雨で、川の水が増大していて、いつも野球やサッカーをしているところまで川が拡幅していた。ボートで何かを捜索している様子もあり、土手からたくさんの人が見ていた。
昨日投稿した日記を読み返すと、毎度のことながら誤字だらけ!最近はiPhoneで文字起こしをしているのだけれど、変換の精度が高すぎる(?)。 「うそみたい」→「朝みたい」、「かるいんで」→「辛いんで」、「ぶしょ」→「場所」、「きえないと」→「変えないと」。 読みと異なる変換を一番上に持ってくるのをやめてほしい。でもこれがiPhone的正解ワード。 30歳で変えないと!
9月26日 「落とし物が届いています」と、朝一で内線に電話が届く。ありがとうございます。まるっと落としたパスケース全部が手元に戻ってきた。
文化庁メディア芸術祭の展覧会が今日までだった!毎年、情報収集のために会場へ行っていたけれど、今年はネットで眺めよう、と、マンガ部門の大賞を確認する。北極百貨店?という素敵なタイトルの漫画をKindleでダウンロードしてみた。

9月27日 2日分の洗濯物を溜めて洗濯機を回してみた…!ドキドキ。確かにこちらの方が回し甲斐がありそう。
隣の席の上司から、アメリカのチョコレートをもらう。お姉さんが、アメリカ在住とのことで、日本に一時帰国されているらしい。最近のアメリカは、グルテンフリー 、パレオ、ケト、と健康志向の食事がブーム。マックにはあまり行かない(そもそもマックの値段が高い。ハッピーセットで1000円弱するとか。)とのこと。コーラもみんな飲んでないんだって! プレッツェルのお菓子のパッケージには“BIG TIME FLAVOR”とあり、大きい時間風味…? 大味ってこと?となった。
日本で言う、ハワイアンとかミラノ風とか清涼感とか、味覚以外で食べ物を感じる感覚の表現なのかな。
��日は出張(研修)で、乗ったことのない電車に乗って、行ったことのないところへ行くのでへとへとになってしまうと思う。

9月28日 研修のため、いつもより2時間遅い出勤。 朝にいろいろお掃除ができて精神衛生も良くなる。 空港へつながる路線、違う駅名だけど乗り換えできる駅間の30秒くらい歩く町、目印のデイリーヤマザキ、4匹の猫の親子、多分もう全部見ることはないんだと思うものばかりを通過して研修先へ行く。 (帰りに、オンライン研修でしか顔を合わせたことのなかった同期にこのことを話したら、めっちゃわかる、と言ってた。)
幼稚園や小学校の施設のにおいが苦手なので、気持ち悪くなりながら2時間歩き回った。 黒板に、前の授業の板書が残されていて“ゆでる→ものをやわらかくする。ゆで汁は捨てる。 煮る→味をしみこませる”とあり、思わずメモに書き写す。研修の報告レポートには使えない。
“BIG TIME”とは“すげーまじうまい!”的な意味らしい。
乗車駅でメロンくらいの巨大梨が売られていた。下車駅では行方不明の女の子を探すチラシを配っている人がいた。
9月29日 エドワード・レルフの場所性の本を冒頭から読み直し中。目次を見て、興味のある章から読んでいたけれど、ばかみたいに頭から読むと、ちゃんと点と点が繋がるように理解できるところが増えた。 ①物理的なもの②人々の動き③感覚 が、場所を構成していた、①と②は定量的なもので捉えやすいが、③は一概に言えるものがなく捉えにくい。そもそも①②③の相関関係を探ることが重要。 自分を中心とした同心円を描きながら人は移動をし、その円の内にいれるものに人は愛着を持つ。愛着の持てる場所には配慮があり“つつましさ”が、ある。……などなど。
研修のレポートを3枚提出した。 1から自分で文章を作り上げるのは、始めるまで気力がかかるけれど、始まってしまえば添削までずっと楽しいし、良い疲れかたができる。

9月30日 研修のレポートを上司に褒めてもらう。 内容というより、レポートの構成や読みやすさ、伝わりやすさ、独自の視点の効果的な入れどころなど。こういう場の書き物には正解がある気がしていて、それを叩き出してしまった複雑な気持ち。でも褒められるのは嬉しい。
一期下の方とロッカールーム��でおしゃべりした花金の終業後。やっぱり私はこの方がすごく好きなのだと思う。写真を撮りたい!とも思えて、その発見に嬉しくなり帰り道はなんだか明るい気分。
社会の人をみんな嫌いなわけではなくて、その人個人をみてしまって、それでもっと関わりたい!と思ってしまうこともある。
そして、昔からの友人達を撮りたいと思わなくなったのは、新鮮さがなくなってしまったこともあると思う。 たぶん、今日ラインを交換して、「一緒に遊びましょう!」と言い合った時が、一番楽しい時だったかもしれない。 人と関わるときの新鮮さが好きなので、なるべく頻度や距離を、高めず詰め過ぎずにしたい。
やっと粗大ゴミセンターに電話を繋げ予約をした!えらい!
帰り道の遠くの茂みと、私が立っている道の間で、猫が何かを捕食していた。

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