#横浜美容室
Explore tagged Tumblr posts
Quote
28日未明、横浜市の自宅の一室で交際している男性を包丁のようなもので刺し殺害しようとした殺人未遂の疑いで、65歳の女が現行犯逮捕されました。男性はその後、死亡しました。 横浜市保土ケ谷区のアルバイト・遠藤美雪容疑者(65)は午前1時ごろ、住んでいる市営住宅の一室で交際中の男性の胸を包丁のようなもので刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。 警察によりますと、遠藤容疑者が自ら「けんかをしてもみ合い、包丁が刺さった」と通報し、駆け付けた警察官が倒れている男性を見つけました。 男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。 遠藤容疑者は「刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。 警察は容疑を殺人に切り替えて、過去にトラブルがなかったかや事件の経緯などを詳しく調べています。
「けんかして包丁が刺さった」65歳女逮捕 男性その後死亡 横浜市- 名古屋テレビ【メ~テレ】
2 notes
·
View notes
Text
"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以���平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波���障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 �� 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
200K notes
·
View notes
Text
2025/4/1 8:00:26現在のニュース
折々のことば:2147 鷲田清一:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/4/1 7:59:00) 「実態暴いた」「業界変わるきっかけに」 フジ第三者委、専門家の評価 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/4/1 7:58:13) ゴールドマン、1000人超削減 全体の3~5% 成績不振の従業員 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:54:34) アメリカの機密漏洩、同盟関係に打撃 バンス氏ら反欧州あらわ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:54:34) 春日部と川越の虐待死事件 支援体制強化を提言 埼玉県検証委(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:50:00) 男女別学の埼玉県立高の共学化反対訴えデモ 浦和で卒業生ら(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:50:00) 高校生活の夢♪かなえて 市立船橋 新応援歌「2000万秒の証」 卒業生ら、「後輩のため」制作(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:50:00) 安房地域、水道事業統合へ 3市1町など協定、来年4月(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:50:00) 貸金庫のひな型「現金不���」に、全銀協の半沢淳一会長が検討表明 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:48:57) 「原電支える東電の経営は正しいか」国会で政府の答弁は? | 環境エネルギー最前線 | 川口雅浩 | 毎日新聞「経済プレミア」([B!]毎日新聞, 2025/4/1 7:45:04) 66歳女性が刺されて死亡 夫が自宅で発見、殺人事件として捜査(朝日新聞, 2025/4/1 7:44:09) 米株3月6%安、下落率2年ぶり大きさ ファンド勢が売り - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:42:46) 折々のことば:3094:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/4/1 7:40:01) 山火事延焼 立体的に予測 全国初、相模原市が作成 消防や住民への指示 より具体的に(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:40:00) きれいになって介護予防 横浜の施設で今月から 資生堂の高齢者向け美容教室(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:40:00) 相模原市とNPO法人 空き家問題対策で協定 相談者に紹介し助言行う(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:40:00) 川崎市、4448人が人事異動 過去10年で最大規模(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:40:00) 水面染めるピンク 桜並木が満開 川崎市・二ケ領用水宿河原堀(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:40:00) 大沢水道管理者と小田嶋教育長が退任 川崎市長が功労たたえる(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:40:00) フジ記者会見、3時間2分で終了 1月下旬会見より大幅に短く | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/4/1 7:39:17) フジテレビ問題 第三者委調査報告書の要旨 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:37:11) NY株ハイライト トランプ関税がUターン M7月間10%安、続くハイテク売り - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:37:11) 性暴力、語り始めた被害者(ひと)たち:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/4/1 7:34:04) 給食談合の「代償」は21億円超 名古屋市が業者7社に賠償金請求:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/4/1 7:34:04) 遠のく日経平均株価4万円回復 企業業績の下振れ警戒 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/4/1 7:31:22) 板橋区議会 本会議での「討論」制限必要? 自民議員団「委員会審議しっかり」 少数会派「制約設定 目的が不明」(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:31:21) 花街の魅力 舞や歌で伝えたい 「浅草会」16日開催(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:31:21) 入管難民法問題点 強制送還など議論 市民と議員が意見交換(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/4/1 7:31:21)
0 notes
Text
2023.02.22_堀部安嗣さん講演 - 於・前橋工科大学 演題 『私のパッシブデザイン』
積極的に受け身であること
理系・文系 ふしぎな分け方
他の言い方は無いのかな、
→時間の流れかた、概念が、理系と文系では違う
横で一定・理系 時間とともに成長していく、という概念
ぐるぐるぐるぐる循環・文系
理系の人が作り上げるもの・コンピュータ、エアコン、車etc.
文系 1000年前以上の、弘法���師の書
200年以上まえのモーツァルトの音楽
ドストエフスキーの文学
いつの時代でも良いものは良い
1日の循環
建築の世界 理系的・文系的のバランスのとれた世界 いろんなタイプの人がいる方がよい
警鐘を鳴らす、ブレーキをかける建築家
堀部さんは、文系的だと自覚
建築は、果たして進歩しているか、進化しているか。
防水技術、免震技術 進歩
それらが人の幸せに役に立っているか
…
映画 ファースト・マン
静謐な映画
ニール・アームストロング船長の自伝的な映画
人類の栄光の光の裏にある闇、影
地球上では、自然ゆたかな所での家族との暮らし 東西冷戦 生存確率の低いロケットに乗り、たどり着いたのは空気もない死の星
地球は緑豊かで美しい土地だったのに、なぜ危険をおかしてまで
瀬戸内海の美しい自然
いまでも200年前の風景の残る
東京のほうが進んでるよね、との劣等意識を持つことが多い。もったいないこと。
讃岐市のプロジェクト
やりたいこと、ただひとつ。
この土地を、国立公園にふさわしい土地に戻してゆく 建築もいらない、けど、建築の役割はあるし、できること、人々に安心を与えることは建築に出来る
東京の風景 東京の方が豊かだと、地方の人は錯覚してしまっている ふしぎなこと
富山 宝物があるのに
兵庫 20年前は森だったところ
中央へ、宇宙へ
侵略 キリがない
宮沢賢治の詩 僕は家族にほめられた、僕は世界に誉められた、その先にどこへ行けば?
コロナ禍 ステイホームの自粛のとき、自分の足元を見つめざるを得ない→自分の地域の良い点に気づいた 足元への評価
roots
根源
根のあるもの
足元にすでに持っているもの
どんなものを土台にして、私たちは思考しているのか
…
原風景
横浜の鶴見
色んな人が行きかうカオス
鶴見線 鉄ちゃんのあいだでは有名
中学のとき、ヨーロッパ 写真を撮った
国道駅のアーチとのかさなり
自作でも 意識したわけではない、原風景が滲み出る →設計という行為
曹洞宗大本山 近所に
お寺のもつ悠久の時間の流れ、��気味さ、幼少期触れて生きてきたことは幸運だった
大きなお寺は風景が変わらない
50年前の樹 祖父と一緒にみた
再訪するもき、私はここで生まれてきたのだ、と実感 そこでの、子どもと老人のことを祖父と私にかさねる
記憶 確かな記憶のない限り、未来を見出せない お墓 ショッピングセンターが立ったり、バイパスが通ったりすることはない
静岡県浜松市 趣のある素晴らしい日本家屋・庭に住んでいた。今、その場所は道路の下に眠っている 往時の記憶が甦らない、すべて破壊されている 道路による記憶の破壊
…
見たこともない、感じたこともないものは
つくれるのだろうか?
設計 それ以外はできない
見て感じたもの、記憶を頼りに、今へ状況へ再現する
いきなり_
幸せについて
同伴者と吹雪のなか、つらい登山のイメージ
つらい、眠い、衣服はびちょびちょに
そのなかで、暖かな山小屋を発見する
幸せに とても小さな建築で、いろいろなことが出来る。食べる、眠るetc.
人種のちがいも関係ない、歳の差も関係ない
信じている宗教も関係ない inclusiveな
外部環境が室内に入り込んで来たような建築でも、庇の出が陽を遮ったり、風通しがよかったり、床の肌触りがよい、など。自然環境を、変換している。 ホモ・サピエンスの
日本の庭のおもしろさ 私たちにはあたりまえ、だが、フランスの建築学生と京都のこうとういんに行ったとき、おもしろい、おもしろい、と。音がおもしろい。アプローチの石のヴァリエーション 靴を脱ぐ所スノコ、畳、めまぐるしく床の材料が変化してゆく。こんな小さなところで、これほどの変化していくのは面白い。
新緑の美しく見える秘訣 背後の常緑樹
新緑の淡さを引き立てる、背景としての濃い緑
全部が新緑、全部が常緑、というのがふつう
アメリカとか
コンビネーションのあるのは珍しい
…
人間の感情はどうして生まれたのか
生存のために必要となる、咄嗟の行動や判断のために進化の過程で作られた
森でクマに出会う。恐怖の感情を抱く、その後の行動の選択肢を広げていく 恐怖という感情を引き金にして
仲良しの友達、幸せ、喜びの感情
こいつと付き合っていると、自分は生存できるぞ、との。
生存のための引き金、スイッチ
雪の夜の暖かな山小屋
生存の喜び
反対に、もう生きていたくない、とか、生存のことを考えていない人は、感情の起伏がなくなってくる 感情の、生存における大切さ
ヒュッゲ デンマークの概念
これを日常生活でしているからこそ、世界でいちばん幸せな国とされる
日本 先進国のなかでは幸せ指数が低い
ヒュッゲの反対をやってきた
150年前・200年くらい前は、日本もそうしていた。
今の日本の住の風景
居住性の進歩 けれども、それらがある程度達成できたとき、この姿が、幸せな住まいの環境なのか、と。
使い捨てられるもので風景が構成されている。幸せ感の乏しいのは、使い捨ての時代だからでは?
竹富島 色んな不便、不都合、多々
住まいや環境はトータル 幸せ感としてはこちら
…
あるものを活かす
パッシブデザイン
あるものとは?
気候風土、自然エネルギー
歴史、文化
記憶
風景
ハードウェアではなく、ソフトウェア、手に触れられないもの
ブリコラージュ ありあわせのもので作る
→『和』では?
和風とは、有り合わせで作られる、非常にレベルの高い行為から生まれる
家庭料理 素晴らしいブリコラージュ
冷蔵庫の残り物、スーパーで買ってきたものと合わせて
和 足し算 引き算
ほうれん草の胡麻和え
和えている
明太子スパゲッティ
日本の人たちの得意としていた
極東 漂流物を、イノセントにあり合わせて組み合わせて作りあげた
cnt.) ないものをねだる
自分がすごく良いものをもっているのに、何か他を憧れる
→侵略や戦争へ
70数年前、わたしたちも痛い目にあった。資源、植民地
…
モーターボート アクティブ
ヨット パッシブ
これからは燃料も高いし、すべてヨットのような建築に、という訳ではない。
ふたつの要素を足し合わせる、共存させる
どっちか一方では足りない、幸せ感を感じる住まいにはならない
目的
幸せ感 心身が楽になる 健やかに暮らす
手段
アクティブ+パッシブ
ご利益
省エネルギー
光熱費削減
…
温熱デザインへの取り組み
まずはパッシブ 太陽の恵み、土地の持つポテンシャル
アクティブ 性能の良いエアコン それを活かす
建物の性能 断熱性能、気密性能
ねこ は、居心地の良い場所を見つける天才
猫が天才であるわけではない。
ホモ・サピエンスが何故、そう思うか。
ホモ・サピエンスと猫の心地よいと感じる場所が近い 犬の心地よいところとはちょっと違う
猫 生まれたところは、暑いところ。暑さにはつよい
犬 暑いところではハアハア
ホモ・サピエンス 暑さに強い
30℃越えでも走れる
寒さに弱い パフォー���ンスができない
吾輩は猫である、で、人を評して、やかんみたい、と。
ホモ・サピエンス アフリカ起源
それからどんどん北上
ほとんどの歴史を暑いところで暮らしてきた
→住まいをあったかくしましょう、というのが、私の建築観
…
私たちは生存できるのか
孫の世代まで、良い環境はあるのか
狩猟採取時代もよりは生存の危機を感じないことが多くなった現代人
コロナ禍でそれを意識
ほんとうに、このさき建築をつくれるのだろうか
生存の危機を感じたこと
→しっかり認識して、どういう建築が出来るのかetc.を自問すべき
あるものを活かす、というのがおおきなヒント
熱容量の大きな家 非常に効果がある
住まわれている人たちの幸せ感がおおきいと感じることが増えた
あるものを活かす 壁からの放射温度が快適
…
安定した家に居ると、外に出たくなる
屋根のかかった屋外に出たくなる
両親の葉山の家
半屋外
→ヒント、韓国の民家
冬の部屋と夏の部屋が分かれている。
冬の部屋 紙、オンドル
夏の部屋 ふきっさらし
潔い構成だなー。
…
鎌倉 扇ケ谷の家
スタディ いろいろ
最後の決め手はパッシブデザイン
南面の窓を大きく
あれもこれもダメ、となると何の一歩も踏み出せない 太陽光発電は、戸建ての屋根に乗せるのは素敵なことと自分は考える
けど、美しい瓦の屋根にそれが乗るのは、というのもあった
情緒的なものと機能的なものを合わせる
デザインによってできうる
シンプルに、自宅の庭で野菜を作る、みたいに太陽光発電を考えている
電気、移動に莫大なコスト 自分の家で発電できることは爽やかなのではないかな
デザインの力です達成できる、との信念
…
南面 ソーラー
北側 庭的な グレアの少ない
アメリカ サンタモニカ
街区 太い道路 細い道路
太い 伝統 雑多なものが出ないように
細い サービス機能
(細い道路の方 日本の街の感じと似ている)
…
土地は親から譲り受けたものではなく、孫から借りているもの。ネイティブ・アメリカンの言葉
貰ったものなら汚してもよい
借りたものなら汚してはいけない
自身の所有の土地としても、その意識で
「土地を所有している」といっても、多くは所有していない、太陽、大地の奥、雨、風
原発
覚醒剤をやって人生を破滅した人が覚醒剤の怖さを語ると説得力がある
原子力の怖さ、ヤバさを、説得力を持って語れる 原発から10年、原爆から100年経っていない いま、原発が再��働しようと。
…
↓私の質問への答え。堀部さんが書いていた、トタン小屋の形の美しさと、著書『建築を気持ちで考える』でのアスプルンドの章について
.
益子さん
住まいは掘立小屋くらいでいい
そこを整えいく
しかし、人の家を設計するとなると、、
自宅と人の家で設計が変わる
アスプルンドの章、気持ちが入っている
大好きな建築家
自分の設計は、形式性 構造の綺麗さ、コスト、施工性などから考えている。
正面性とか歴史性とかからではない
アスプルンドの建築、死者の声がする。彼の死生観が感じられる建築
…
0 notes
Text
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(ジークアクス)を鑑賞(2025年2月2日の写真日記)
散髪。いつもお世話になっている美容室が、私の好きなお店大賞のサービス業部会長賞に選ばれてました。単なる利用者だけど鼻が高い。 ららぽーと横浜に移動して『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(ジークアクス)を鑑賞。話題になるのは理解するし、自分も先が気になったけど、この段階で「面白い」と評するには早すぎる。アニメ本編を見て判断したいと思います。 映画鑑賞後は、ららぽーと横浜をウロウロ。212キッチンストア、Afternoon Tea、graniph、クアアイナ、シップス、イトーヨーカドー、ハンズ、ユニクロ、ラケル、成城石井、沼津すし之助、五右衛門、無印と、我が家が好きなショップが多かった。たまにはここで映画を見るのも良さそうだ。 その後は横浜に流れてそこら辺と新年会。もう出会ってから30年が経つのに、皆あまり変わらんな。 昨日頼んだAnkerのNano 3…
0 notes
Text
書物礼賛②
浜口庫之助/ハマクラの音楽いろいろ/立東舎文庫2016・原著1991
ずっと昔、赤坂の芸者と知り合った。仮に桂子としておこう。桂子は小柄で色も浅黒く、決して美人とはいえないが、不思議な色気があった。会話や行動も、他の芸者とちょっと違った。例えば、何か質間すると、いつもピントの狂った答えが返ってきた。そしていつの間にか姿を消してしまう。まったく手のかかる女だが、その手間のかかるところが、たまらなくかわいかった。ある夜、僕はふらりと赤坂に出かけた。当時の僕は、心底から惚れた女を失い、心も体もダウン寸前だった。何をやっても立ち直れないと知りながら、桂子でも呼んで騒げば、その間だけでも気がまぎれるかもしれないと、すがるような気持ちだった。ところが、お座敷に現れた桂子は、僕を見ても浮かぬ表情、仕方なさそうにお酌をするだけだ。そして、涙をポロリとほおにこぼした。「恋人がガンで死んじゃったの」。まさに同病相あわれむだった。その夜の二人は、ひとロ飲んではポロリ、飲んではポロリという状態だった。僕らは、まもなく下町の小さなアパートを借りた。同棲したわけではない。僕には子どもがあり、桂子にはお座敷があった。週に一度か二度、僕らはアパートの一室で落ち合った。桂子は、いつもぼんやりした表情で、ほとんど口をきかなかった。それから一年──。一緒に近くの八百屋や魚屋に行ったり、映画を見に街へ出たりする生活が続いた。食事をしながら涙をこぼす回数が間遠になった。僕も桂子も、どうやら谷底からはい上がることができたらしい。僕は新しい仕事をする気持ちになり、桂子も真面目にお座敷に出るようになった。ほんの一時期、転んだ者同士が、身を起こそうと、互いに手をかしあった愛──。だが僕は、いまでも桂子を一生の恩人だと思っている。
音楽でも同じことだ。天分のある人は、頂上をめざすが、好きだからとか、ある程度食べられるからとかいう人は、子どもに音楽を教えたりして、音楽の裾野を広げる役に回ればいい。それぞれの人の役割やポジションがいい形になると、その国の文化的な厚みが増すことになる。ただ裾野だけを広げても、高さがないと、それは単なる丘陵地であって、やがて削られ小さくなってしまう。(中略)テレビも底辺を広げるという役割は、立派に果たしている。しかし高さの方は、高くなっていない。音楽の質を高めたいという強い姿勢があって、底辺を広げるのなら、効果はあがるが、質の高さは二の次で、視聴率という数字だけに振り回され、横に広げるだけではなんにもならない。これは山ではない。丘だ。だれでも苦労しないで歩いて行ける。丘ばかりで、御台場だ。テレビ���音楽は夢の島になってしまう。音楽のゴミ捨て場だ。これでは、音楽の質の高さがある国との勝負では勝てるわけがない。
還暦ということでそろそろ暇な時間が増え、高校時代の友人と会う機会が多くなりそう。著者は私の母校が府立四中であった戦前に在学した大先輩にあたり、1990年にがんで亡くなった(73歳)後に本書が唯一の著書として出版された。タイトルは最後の大ヒット「人生いろいろ」にちなむ。
「僕は泣いちっち」「愛して愛して愛しちゃったのよ」「星のフラメンコ」「みんな夢の中」といった過半の代表曲で作詞作曲をこなし、情緒的で湿っぽい曲想が目立つ戦後歌謡界にあって例外的に弾むような明るい作風を貫いた。この所以には、4年遅れで青学大を出た後、ジャワ島の農園経営に携わり、比較的戦争の影に脅かされない青年期であったこと、その後もタンゴ、ハワイアン、ラテンなどに親しみ、米国のポップス一辺倒でなかったことが挙げられる。服部良一や坂本龍一を凌ぐ最も日本人ばなれしたポピュラー音楽家と思いますが、英語版ウィキペディアに項目が設けられていないなど世界的には過小評価のまま。
田中小実昌/乙女島のおとめ/集英社文庫1979・原著1973
以前読んだアンソロジー『闇市』の中で最も秀逸と思われる梅崎春生の短篇について、編者モラスキー氏は「強いて難点を挙げるとすればご都合主義。主人公と相手の男が東京のあちこちでたびたび出くわす」と。この辛い評価であれば、闇金ウシジマくん風俗篇でストーカーに追われた瑞樹が友だちと入ったレストラン、そこへ丑嶋一行も訪れてストーカーと対峙…なんていうのは論外なのでしょう。
本書の各短篇に描かれるワケアリ女たち。どうしてそんな境遇に…というより、わが国の色と金、接待の価値観に基づく〝世間〟という中世以来の人間マーケットは、庶民、特に女たちの安全保障にもなっており、容易に抜けられないどころか、むしろ水商売という形で最後の砦を提供している。ご都合主義といわれようが、著者は徹底して狭い世間のしがらみに親しみ、静かなドラマを紡ぐ。同病相憐れむ。牧師の家に生まれ東大中退後、占領軍の通訳をしたりテキヤをしたりといった数奇な生き方は、作品に活かされ、長部日出雄の解説にも愛情をもって語られている。
片山洋次郎/整体から見る気と身体/ちくま文庫2006・原著1989
医学的、生理学的身体とは全く別な見方として、気の身体としての体の考え方があります。(中略・西洋医学には)そういう考え方がないかというと、それに近いものがやはり近代医学以前にはあって、それが近代医学的な身体像にとって代わられていった。それは近代社会の形成とも関わっているんだろうと思います。(中略)医学的な見方では、体について皮膚の外側というものは問題にしない、皮膚が何かに接触するということはある程度問題にする。(中略)気からみた身体の場合は、外側との連続的なつながりがあるという考え方が、違うところだと思います。(中略)例えば人間が二人、そばにいるとすると、互いに共鳴するということを前提として考えているわけです。
昨夏、耳鳴りから始まって自律神経失調に見舞われ、特に悩まされたのが20年来の肩こりの悪化。早寝早起き、ウォーキング、ヨガ、漢方薬などによって自律神経は大幅に改善したものの左肩甲骨下部の痛みは続く。どうも私の場合は、当初は運動不足や姿勢の悪さから来る痛みだったのかもしれないが、やがて痛いから緊張し(交感神経)、緊張するから痛いという心理的な要素によって増幅され慢性化してしまった「慢性疼痛」というべきもので、市販のゲル剤などは効果ゼロ。各種運動も効果が薄く、鍼治療が比較的良いとのことで12月から受け始めたところ。
おそらく米国のオピオイド禍なども、精神的ストレスが大部分なのにもかかわらず、物理的な鎮痛剤に依存し、オーバードーズに至ってしまうのではないか。整体には本書の影響もあり何度か通ったものの私の場合は効果が薄く、玉石混交のプラセボ民間医療に過ぎないと感じましたが、人の身体は水の入った布袋のようなもので、個々の体癖(たいへき)と常に流れている気・血・水が健康の鍵を握る、今を生きる存在であるというここで示される生命観には大いに感化されたものです。
野口晴哉/風邪の効用/ちくま文庫2003・原著1962
入浴というものの効果は、湯の温度で皮膚を刺激して体のはたらきを高め、体の内部の運動を多くする。また温まると汗が出るということである。そういう面から言えば、風邪をひいた時にこそ大いに風呂に入らねばならない。(中略)寝際に入ることはいけない。よく温まって寝るといいと言うのですが、お酒の徳利じゃあるまいし、温まっただけ冷えるに決まっているのです。それもただ冷えるだけでなく、冷え過ぎになるのです。(中略)緊(ひきし)まるという湯の温度はごく正常な大人の標準で言うと、42度が境で、42度から45度の間です。(中略)45度が快いとなったら、もう老人年齢に達したと思っていい。(中略)風呂の適温は、体が疲れを増すに従ってだんだん高くなってくる。45度以上になれば、老衰症状というよりも、体に非常に疲労物質が多くなったということである。
若い人であるとか、体が敏感であるとか、子供であるとかいうようなのは、39度や40度でも熱く感じます。赤ちゃんが産湯の時泣くのは、大人の適温で入れられるから驚くからなのです。母胎の中は37度から37度5分ですから、まずその辺の温度の湯に入れて順々に高めるようにすると、産湯でも泣かない。(中略)入浴というのは体を刺激して体のはたらきを高め、また毒素を排泄させるようなはたらきをもっているのですから、むしろ体に異常のある時に入る必要がある。異常のない時は風呂に入るなどというのは余分なことなのです。けれども体の運動として、或いは子供のうちは運動の不足している分を代償する意味では非常によい。大人は洗濯のつもりで入るらしいのですが、体は丁寧に洗濯すればするほど、皮膚の排泄力というものは弱くなってきます。
風邪は身体のサインであり経過することで体を強くする。解熱剤など無理に治すのは良くない。前項・片山氏の師匠筋にあたり、60年代初めの時点で(本を読んだり音楽を聴くのと異なり)テレビを見ることは体に良くないとブルーライト問題を指摘しているのが特筆される。現在の健康本やユーチューブでは、入浴の適温は39~40度、15~20分の半身浴を推奨しているのが大部分であるが、著者は子どもと高齢者では適温はまったく違う、気持ち良いと感じさっぱりするのが適温と断言。広告・テレビ・インターネット界にとって不都合な名著と申せましょう。
阪��珠未/老いない体をつくる中国医学入門/幻冬舎新書2018
年をとると耳が聞こえにくくなるのは腎精の不足によるものです。(中略)若い方の突発性難聴などは、怒りの感情の抑圧から来るものがあり、これは肝と関わりがあります。感情の抑圧や、聞きたくないことを常に聞かされる、ストレスが常にかかるなどの原因によって起こります。
私の薬膳の先生も、老けない体づくりのモットーは、「食べすぎない」でした。「学会の後などの宴会でごちそうを食べた日の夜は、お腹を温めるネギとショウガのスープを飲んで寝てしまうんだよ。そうすると次の日には、お腹がすっきり空っぽになっていて、また元気に仕事ができる」。(中略)食べすぎて消化しきれなかったものは、体に溜まり、血を汚し、エネルギーの流れをせき止める「毒」となってしまいます。
中国伝統医学でいう五臓=肝・心・脾・肺・腎、中でも腎は腎臓にとどまらず成長と生殖の働きを司り、生命の素となる「腎精」を蓄えるバッテリー装置。加齢と共に減っていく腎精をどう補充するか。本書で推奨される食材=クルミ・アーモンド・黒ごま・ナツメ・ドライフルーツ・山芋・生姜・ねぎ・玉ねぎ・ニラ・椎茸・きくらげ・エビ・アサリ・骨付き肉など。
前述の症状に見舞われてから健康オタクというか健康本オタクと化して本やユーチューブを参照しまくる。ユーチューブはおおむね女性や勤め人へのアピールを狙い、健康本は高齢者向けに占められる。こうした本はコンセプトが下品で、古本としても値が付かないので、あれこれ試みて自分に適した項目のみ取り入れたら後は捨てるしかない。一つにのめり込まず、照らし合わせて無理のない自分なりの健康法を確立していく必要がある。
一例として『ねこ背は治る!』というあけすけなタイトルの本、他の(整体の)流派の悪口を書いたりして好きになれない著者ながら、正しい歩き方を身に付ける過程で「スネの骨で立つ」「座骨で座る」「膝立ちでは猫背の人も正しい姿勢・バランスになる」という有益なサジェスチョンを与えてくれた。
0 notes
Text
アートプロジェクト「ある日」

(内閣府 地方版孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進事業)
主催・企画:座間市・大和市・海老名市・綾瀬市
キュレーション:田中みゆき
展覧会「ある日」
◆会期:
(1)2025年2月21日(金)〜3月2日(日)9:00-17:00
(2)2025年2月21日(金)~28日(金)9:00-17:00
◆会場:
(1)座間市役所(神奈川県座間市緑ケ丘一丁目1番1号) (2)海老名中央公園・ビナウォーク
◆参加作家:飯川雄大、金川晋吾、キュンチョメ、相談支援に関わる人たち
◆アクセス:(1)小田急小田原線「相武台前駅」下車徒歩15分
(2)小田急小田原線「海老名駅」下車徒歩5分(海老名中央公園の七重の塔付近で作品マップを配布しています。)
作品マップはこちらからも見れます

展示内容:会場(1)三組のアーティストの作品展示��び金川晋吾とキュンチョメによるワークショップ参加者の作品や記録展示(2)飯川雄大とワークショップ参加者の作品展示
アートプロジェクト「ある日」について
私たちの中には、社会との接点をうまく構築できず孤独・孤立している(と感じている)人がいます。そうした人たちとともにあることをアートの観点から考えるプロジェクトを綾瀬市・海老名市・座間市・大和市が連携して実施します。
「断らない相談支援」を行ってきた座間市を始めとし、主催の四市は、さまざまな問題を抱え生活に困っている人からの相談を受けとめ、関係機関や団体、地域の人たちの力を借りながら相談者に寄り添う「相談支援」を行ってきました。
今、福祉的な支援を受けていなくとも、生きていくことに困難さを感じる人たちはたくさんいます。自然環境や他の生き物と同じように、人間の心や体も、本来は日々、あるいはこの瞬間にも移ろいゆくものです。しかし、社会の発展とともに、“ふつう”の生き方や “当たり前”の働き方が定まり、そこから外れる人たちの居場所が、どんどんなくなってきました。
本プロジェクトでは、アーティストの協力のもと、ワークショップや美術作品の展示を行う他、シンポジウムを開催します。展覧会では、相談支援を利用する人と、支援に携わる人たちが、飯川雄大、金川晋吾、キュンチョメという三組のアーティストとともに過ごした「ある日」の記録と、そのなかから生まれた表現を中心に構成します。支援する人/される人、表現する人/見る人といった境界を越え、そして社会に決められた役割とは関係のない自分を発見する時間を、アートはつくることができます。
誰かにとって何でもない一日が、他の誰かにとっては、その後に何度も立ち戻りたくなる一日になることがあります。ある日を通してさまざまに現れる参加者の姿や表現を通して、ふだん考えることのない自分や他人、世界とのつながりを見つめてみませんか。
参加アーティストプロフィール
飯川雄大(いいかわ・たけひろ)

1981年兵庫県生まれ。現在、神戸を拠点に活動。2007年より〈デコレータークラブ〉の制作を開始。鑑賞者が作品に関わることで変化していく物や空間が、別の場所で同時に起こる事象と繋がる《0人もしくは1人以上の観客に向けて》(2019年~)や、全貌を捉えきれない大きな猫の立体作品《ピンクの猫の小林さん》(2016年~)などを制作。主な個展に、「同時に起きる、もしくは遅れて気づく」(彫刻の森美術館、2022年)、「つくりかけラボ04|0人もしくは1人以上の観客に向けて」(千葉市美術館、2021年)、主なグループ展に『感覚の領域 今、「経験する」』(国立国際美術館、2022年)、「ヨコハマトリエンナーレ 2020」(横浜美術館・PLOT48、2020年) などがある。

「つくりかけラボ04 デコレータークラブ|0人もしくは1人以上の観客に向けて」千葉市美術館(2021年)撮影:飯川雄大
金川晋吾(かながわ・しんご)

1981年京都府生まれ。自身の親族や同居人など、身近な人々やその生活を撮影し、自己と他者の関係性を探る作品を手がける。写真には日記やテキストを添え、言葉での表現も精力的におこなう。おもな著作に2016年『father』(青幻舎)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、2024年『祈り/長崎』(書肆九十九)、『明るくていい部屋』(ふげん社)など。主な展覧会に、2018年「長い間」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館)、2024年「祈り/長崎」(MEM)などがある。
金川晋吾『長い間』より 撮影:金川晋吾
キュンチョメ

ホンマエリとナブチのアートユニット。2011年の東日本大震災を機に結成。芸術は「新しい祈りの形」であると捉え、世界各地で、詩的でユーモラス���作品を制作している。近年の主な展覧会に「六本木クロッシング2022:往来オーライ!」(森美術館 東京)、「現在地:未来の地図を描くために[1]」(金沢21世紀美術館、2019年)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知)などがある。

キュンチョメ《金魚と海を渡る》2022年 撮影:柳原良平
キュレータープロフィール
田中みゆき

キュレーター/プロデューサー。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、カテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を鑑賞者とともに再考する。2022年ニューヨーク大学障害学センター客員研究員。主な仕事に、「ルール?展」(21_21 DESIGN SIGHT、2021年)、「音からつくり、音で遊ぶ。わたしたちの想像・創造を刺激する『オーディオゲームセンター + CCBT』」 (シビック・クリエイティブ・ベース東京、2024年)など。主な書籍に、『誰のためのアクセシビリティ?』(リトルモア)、『ルール?本 創造的に生きるためのデザイン』(共著、フィルムアート社)がある。
関連イベント(終了しました、ご来場ありがとうござます)
シンポジウム 「孤独・孤立にアートができること」
日時:2月21日(金) 第一部:13:00-14:30 、第二部:15:00-17:00
開場12:30、入場自由(先着順) 、UDトークによる文字支援あり
◆会場 大和市保健福祉センター(大和市鶴間1-31-7)
◆第一部 「孤独・孤立とアートの力」 ●登壇者
大西 連(内閣府孤独・孤立対策推進室政策参与、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長)、鈴木 康広(現代美術作家、令和5年度同プロジェクト参加アーティスト)、西原 珉(秋田市文化創造館長、東京藝術大学美術学部准教授、心理療法士)
◆第二部 「孤独・孤立支援における広域/多職種連携の必要性」
●登壇者 奥田知志(NPO法人抱樸理事長)、田中みゆき(キュレーター、プロデューサー)、室井舞花(一般社団法人ひきこもりUX会議理事)
●ファシリテーター 大西 連
ギャラリーツアー
◾日時:2月22日(土) 14:00-15:00 (13:50 受付開始)
◾集合場所:座間市市役所
◾解説者 :田中みゆき、武藤清哉(座間市)
オープニングトーク
2月22日(土)16:00-17:30 会場: 座間市役所1階ロビー
出演: 飯川雄大、金川晋吾、田中みゆき、武藤清哉(座間市役所)
金川晋吾さんのXのspaceでトークアーカイブがお聞きいただけます。

出展作家とキュレーター、主催市の企画担当が、企画の背景やプロセス、支援とアートが交わる可能性について話します。
*トークの前に展覧会をご覧になることをお勧めします。
===
展覧会についてのお問合せ先
座間市役所 地域福祉課 Tel: 046-252-8247 Fax: 046-255-3550
プレスリリース 2025年1月16日発信
0 notes
Text




*追記 11月22日(金)、パティスリー・キア様店頭での販売がスタートしました!お買いものの際にはぜひ実物をご覧ください。 ※営業日やアクセスはパティスリー・キア様のインスタグラムでご確認下さい。
※コラボトートの通販につきましてはこちらの投稿をご参照の上、引き続きフタナシまでお問合せ下さい ***** 改めまして、パティスリー・キア様とのコラボトートバッグについてのご紹介です。
横浜(戸部)のパティスリー・キア様のノベルティートートバッグに、フタナシ ヒョウホンの絵柄を加えたリメイクプリントの一点もののトートバッグです。 (3点プリントしましたが、1点はイベントで完売したため2点のご紹介です) それぞれ一点もので、プリント柄が異なるのはもちろんのこと、どのバッグも元々プリントされていたケーキのデザインと馴染むような仕上がりを目指しました。 たっぷりサイズで生地がしっかりしたバッグなので、インテリアを兼ねて見せる収納やディスプレイとして室内で使っていただくのも良さそうです。 内側にもワンポイントで隠しプリントがあります。
以下、今後の販売方法について、通販の流れ、サイズやお取り扱い方法、画像をまとめています。 気になられた方はご確認いただけますようお願いいたします。
11月18日(月)以降、パティスリー・キア様店頭での販売が優先となります。 手売り(店頭)価格は9,550円です。 販売スタート日は追ってお知らせいたします。 11月17日(日)までは、フタナシ ヒョウホンにて通販優先で対応させていただきます。 なお、大変心苦しいのですが諸経費等の都合で通販の価格は手売りの価格と異なります。その代わりと言ってはなんですが、フタナシ ヒョウホン作品のオマケをつけさせていただきます。 また、送料を別途頂戴いたします。(60cmサイズ程度) もし通販ご希望の方がいらっしゃいましたら、ご質問だけでもフタナシまで遠慮なくお問合せ下さい。 パティスリー・キア様での店頭販売開始後も随時通販対応いたしますが、一点もののため店頭で完売となっていた場合はご容赦いただけますようお願いいたします。
※通販にはミンネのシステムを利用します。 ミンネのメッセージ機能、またはメールでお問合せ下さい。 ご購入が確定したお客様に、通販ページのURLをお送りします。(ミンネに専用ページを作ります) ご希望のトートの番号をお知らせ下さい。 先着順で販売いたします。
※サイズなど 大きさ:約45×33×13(底マチ)cm 持ち手:約50cm (肩にかけられます。結び目で多少の調節ができます) 生地の厚さ:約12oz 素材:綿100% キャンバス
※お取扱いについて ・洗濯不可 ・汗や水濡れ、摩擦などにより、プリントが擦れたり色落ちすることがありますので、ご使用の際にはご注意下さい ・濡れたものと一緒に放置しないで下さい ・作家自身でプリント加工も行っている一点ものです。 プリントの色ムラ、ぼやけ等がある場合がございます。 また、ご使用状況や経年変化によりプリントは徐々に薄くなります。加工の味わいとしてお楽しみ下さい。
※その他注意点など ・実物と画像では、色の見え方が異なる場合がございますのでご注意下さい ・破損、紛失、盗難などの配送トラブルの補償は負いかねますので、ご了承下さい ・不良品以外の返品、キャンセル等はご遠慮いただけますようお願いいたします
A.カスミソウ キアさんのケーキのデザインの上から、カラフルなツタや葉っぱのプリントを重ねました。 反対側はカスミソウと蝶々の繊細なプリント。余白のバランスも美しい一点です。






********** B.アンティーク風トランプ 目を引くトランプのデザインと蝶々のプリントが、キアさんのケーキのデザインと絶妙にマッチしました。 反対側は大きめの蝶々が舞います。両面で雰囲気の違う仕上がりをお楽しみ下さい。






0 notes
Text
山樱之落 叁 写给鸢的—— 1
近来樱的心情似乎非常不错。
要说能从何处瞧出樱心情不错,我也说不出个所以然来,毕竟她的行为举止一如往常。若文学系有课或它系有樱感兴趣的课程,樱便会去东京大学上课或旁听,无课时樱则大多呆在图书馆翻阅任���她感兴趣的书籍。余下的时间,樱或是处理弥惠子送来的政务,或是留在上屋敷[1]内、坐在母屋缘侧上望着庭院喝茶发呆,极少数时候樱也会乘坐火车前往横浜的山手町、即前横浜居留地[2]瞧一瞧那里的西洋商铺里是否出现了自西洋来的新奇玩意儿,同那里的西洋人聊一聊西方国家近期发生的趣事。
但我就是知道樱心情不错,大约是孪生子之间的感应吧,我还知道甚至仅仅是‘不错’都不足以形容近来占据樱身心的、最为频繁的情绪。上次樱处于这种稳定的、长时间的愉悦状态中是一九一二年,给姥姥、阿母、樱和我找了不少麻烦的明治天皇终于因病逝世,故整个下半年,樱、我以及大部分家臣都忍不住沉浸在碍眼之人终于消失的轻松、欢喜之情里。
通常而言,一段时间内妹妹总体维持着好心情不是一件应被哥哥过度关注的事。我之所以较为在意樱的心情,乃由于尽管两年前樱如愿离开犬舞见入读东京大学,可这种‘成功入读’不但经过了大半年的同皇室与内阁就樱是否能长期离开犬舞见县为主的、樱该如何处理犬舞见县的政务为辅的博弈,所谓的成功也不过是樱接连被最想入读的法律、医学两系拒绝后不得不退让转而选择入读东京大学的文学系。之所以能称其为‘成功’,仅因原本包含樱在内的其余女性只能以旁听课程的听讲生[3]入学,经过漫长的协商后,樱为自己与其她女学生争取到了学生的身份。
若从迷信的角度来看,入读东京大学的一系列波折仿若一个恶兆,像是在印证这一恶兆般,入学后樱连同另三十一名首次被东京大学招收的女学生一起受到了学校里不少男学生和教师的排挤,同时东京与犬舞见截然不同的氛围、习俗、人际交际准则也让樱极为不习惯。加之虽然本田家自古便拥有极为独特的地位,可在十年前那场关于本田家继承人选及所继承称号的争斗中获得最终胜利的明治天皇以我是男嗣为由取消了默认历代本田家家主会获得、继承的准三宫称号[4],将上个世纪实施《废除公卿诸侯之称呼,改称华族》政令时出于各种因素刻意忽视并略过的本田家重定为子爵——事实上,最初明治天皇希望将本田家的爵位确立为男爵,在经过保守派、本田家的姻亲据理力争后,明治天皇才被迫将本田家的爵位升至子爵——如此除开极少数了解本田家为何拥有独特地位的人们,在其余华族、尤其是那些就读东京大学的华族子弟看来,本田家无非是不自量力同明治天皇相斗数十年后终究落败的、被明治天皇厌弃且又被新时代抛弃的落魄贵族,是牠们能嘲弄甚至欺凌的对象。
同样入读东京大学的、只不过比樱早了五个月入学的我自然也被那些华族子弟视作可嘲弄欺凌的对象,只不过我作为明面上已继承爵位的子爵,面对那些尚身为继承人或连继承人都不是的华族子弟时拥有身份上的优势。而樱,不但缺乏这种身份上的优势,还多出一个劣势,即她的性别。
在那些华族子弟欺凌以樱为主的首批东京大学女学生时,我不曾介入那事。依照常人的观念,我的不介入恐怕是我与樱关系糟糕、因继承权而龃龉不合的象征,也是我作为兄长非常失职的证据。可无论是作为樱的孪生子,还是出于自小与樱一同长大而积累的对樱的了解,我都明白若我真挺身以保护者的姿态制止那些人对樱的欺凌反倒会惹恼她。当然,樱不会将那些用在华族子弟身上的手段用在我的身上,但被某种去医院也查不出病因的、不严重却也无法忽略的不适纠缠数月是免不了的,所以直到樱一一反击那群华族子弟令牠们再也不敢采用过于明显的、涉及肢体暴力与性的欺凌前,在校园内我都竭力免于同樱接触,甚至有时我会故意错开前往东京大学的时间。
然而,即便樱能采用以直接的暴力与隐蔽性极强的咒术为主的手段制止明显的欺凌,她也无法杜绝那些不明显的、不仅来自于同学还来自于古板的老师的、诸如含带轻视贬低却符合日本社会对性别职责认知的言语等方式的排挤。更糟糕的是,离开了学校,东京街上的人们会因樱的穿着而向樱��去异样的目光,而樱回到上屋敷后,雇来的帮佣也会私下议论樱那比东京女性更为豪放自然的坐姿、以肉类为主的饮食习惯等。当然,不是说我或樱亲耳听见过那几名帮佣的议论,这只是合理的推测,毕竟他们未能很好的遮掩自己表情中的不赞同与那种东京人针对所谓的乡下人的轻蔑。为此,樱换了好几批帮佣,最终雇了几个从新潟县、福岛县、山形县来东京找活的姑娘。
面对维持着好心情的樱,我等待了一段时间,可樱一直没同我聊起让她心情愉悦的原因,反而呆在图书馆里的时间与前往山手町的频率都在变多。于是在我耐心耗尽后的某日,我询问樱道:“最近遇见了什么好事吗?”
“好事?”樱语调轻快得重复我的用词,这个词似令她联想到了某件特定的事或某个特定的对象,使得她露出个我怀疑她根本没意识到自己露出的微笑。“也算吧,之前结识了一名有趣又可爱的人。”
我等了片刻,樱并未继续说下去。“所以,那人是谁?”我追问道。
“这个嘛……”樱同我对视数秒,突然说起看似无关联的话:“自小开始,我和哥哥的喜好就非常接近,所以我想多独占那孩子一段时间。”
我明白,这便是让我自个儿去打探的意思。
要打探樱最近新结识了什么人,可说容易也可说困难。根据樱的日常活动地点与近来的行程变化推断,她极有可能是在学校或山手町结识那人的,接着我只需在樱前往山手町时提议同行,或在学校里以寻找樱为借口同文学系的学生搭话。自从华族子弟放弃欺凌女学生后,尽管表面上看其中那几名或退学、或转学、或出了意外事故的华族子弟的遭遇与樱无关,可樱的同级乃至后入学的女学生都聚在樱身边并以樱为首。一些教师和男学生对此颇有微词,我却认为受威胁的人们聚在能够保护自己的对象身边乃生存本能,况且那些女学生一簇簇跟着、包围着樱的情景总使我想起犬舞见的农人散养在田里的母鸡与小鸡崽,瞧着便觉得有趣又可爱。
大约是爱屋及乌吧,校里的女学生对我倒不像对其牠男学生那样避之不及,搭话后也能轻易问出樱近来的行踪乃至樱新结识的对象。于是我得知,那人是今年才入学的、来自西洋的留学生,姓名长到没几人能记清并复述,是一个体格高大到让人心生畏惧的、有些奇怪的、不好接近的人。
依靠以上线索,获得那人的信息就更为轻易了。那人名为伊万·安雅诺维奇·布拉金斯基,来自俄罗斯帝国,与出身华族的人一样未经考试就被东京大学招收——事实上,伊万君入学的那年东京大学恰好取消了华族可不经考试直接入学的特权,可或许来自西洋的留学生太过难得,也可能是顾忌伊万君的国籍和阶层,东京大学便以对待此前华族新生的方式对待伊万君——伊万君就读于文学系,这令我既惊讶又感意料之中。
我惊讶,是因身为俄罗斯人的伊万君来日本留学,就好像一个日本人竟去中华民国甚至是东南亚各西方列强的殖民地留学一般。我完全想不出伊万君能来日本学什么,或准确来说,听闻伊万君是文学系的学生时,我也不认为伊万君是当真想学习文学系的课程,由于樱也在文学系,我便知道文学系的科目仅有三个学科,分别是哲学科、文学科和汉文学科。而我感到伊万君对学系的选择在我意料之中,则是因以东京大学各学部的水平对比西洋大学,恐怕也只有文学系才拥有伊万君不曾接触过的新知识。
打听伊万君的消息后,我才发现樱与伊万的结识已在校园里引起过一番议论了。我先前不知那番议论,自然是因自我入学不久,我与同系的学生就处于一种相互孤立的关系中。在经过几场我未落下风的肢体冲突后,那群企图欺凌我的人只好选择更委婉的、与暴力无关的方式排挤我。而我恰好也对牠们所喜爱的诸如举办西式舞会、供养艺妓、前往位于东京近郊的吉原等活动毫无兴趣,便一心扑在学业上。除去我入读的医学部医学科以外还顺带了解制药学科的知识,又因其教材大多自西洋引进——大部分教材与医学书籍来自英、美两国,以英、美本国著作为主,偶尔也有其它被翻译成英语再翻译成日语的医学书被引进——而学校里的英语课所教授的英语大多是日常用语、同医学无关的缘故,我也坚持自学英语一年有余,应是受我的性别和我的学习态度的影响,与樱不同,医学部的教师们都非常喜爱我。
说回同学们对樱同伊万君结识的议论,出口于男同学们的议论无非是在痛斥樱与一名异国男性结交、熟识并以此为证据评判樱品行败坏、行为违背了日本女子应遵守的准则等。女同学们的议论倒没有一味指��樱性情放浪,虽如其牠男同学那般对樱与伊万君的结交熟识总体上抱以不认可的态度,其不认可的动机却是认为伊万君是一个危险的、不易结交的人。
我第一次见到伊万君时,立刻就明白为何同学们认为伊万君是一个危险的人。伊万君的体格太高大了,远瞧站在人群中的伊万君,就像瞧见一片灌木中突兀伫立着一棵柳杉[5]一般,且不知是伊万君恰巧情绪低沉还是伊万君没有英、美国家的人那般微笑着与经过自己身边的人打招呼的习惯——后来同伊万君成为朋友后,我发觉伊万君、或者说俄罗斯人只是缺乏向不熟悉的人面露微笑的习惯罢了,对俄罗斯人来说,笑容自具体的理由而非礼仪中生出——牠表情平静到堪称冷硬,给人一种若上前搭讪,话还未溜出嘴就会因靠近牠而被牠一拳揍倒在地的感觉。
受同学们对伊万君的形容、评价的影响,在瞧见伊万君后我也情不自禁开始衡量我与伊万君的武力值高低。伊万君不像大部分男同学那般穿着西装,反而穿着身和风与西洋风混搭的服装,其内是与英美两国传至日本略有区别的、更宽松些的裤子以及似乎没有袖子的上衣,外面则搭了件羽织。羽织上背部印有一个比家纹通常应有尺寸更大的图案,由于距离,我看不清那图案的细节,只看出那图案大致是圆形,以一根较粗的白线为中心,两侧有着对称的、像是枝叶与花的纹路,顶部则有着个像两柄斧头背对背组合起来的纹路。那样宽松的衣服让我无法判断伊万君的身材,也就无法通过身材判断伊万君是否喜爱锻炼,只能看出伊万君既不瘦弱,也不如那些缺乏锻炼又贪食的人那般拥有凸出、坠胀的腹部。
而伊万君的穿着也让我有些明白为何明明除了樱之外无人敢与伊万君熟识、同学们却仍认为伊万君是个奇怪的人。不仅是因伊万君毫不在意地穿着风格混搭且家纹不符合常规的衣服,还因伊万君戴着条色泽暗红的长围巾。要解释为何伊万君戴着围巾是一件奇怪的事,便不得不写明我初见伊万君时已时至五月末,虽说那几日由于连续下雨而天气凉爽,可气温远未低至适合戴围巾的程度,况且若伊万君戴围巾是为了御寒,那么牠为什么选择穿无袖上衣呢?穿了无袖上衣,又在上衣外再穿一件春秋之季穿得羽织就更显奇怪了。
初见伊万君的那次,我不曾上前同伊万君搭讪,只远远打量伊万君片刻就离开去打探伊万君的更多信息了。必须阐明的是,打探伊万君的信息时,我没有跟踪、偷窥伊万君,我只是留意、询问伊万君的行踪罢了。如此我获知,伊万君借宿于东京大学附近的森川町内一户苗字土田的人家中,土田家曾经营了家宿屋,只是近几代人子嗣不丰,本代只留一母一女。其母似乎不善经营,前几年便将宿屋租给他人,只留下宿屋中原属主人家住的部分供自己和女儿居住,依靠租金生活。出租的宿屋被改建成房间更小、多人共用厕所和厨台的下宿屋,伊万君应是认为下宿屋的居住条件太差才选择住在土田太太家中。
坦白说,在未伊万君结识前,我所打探到的消息没能让伊万君给我留下良好的印象。在东京生活两年后,我听闻过不少在日西洋男人狎侮日本姑娘的事例,也逐渐明白由于和犬舞见有着不同的风俗,即便在相对新潮的、西化的东京都,年轻男子住进只有女性的、尤其是其中一名女性只有十多岁的家庭后,人们总认定那名男子将与那家女子行些有违道德的淫秽之事。而樱竟用有趣、可爱来形容住进寡母独女之家的男人吗?
我拥有樱绝对不会像其她年轻、单纯的日本姑娘那样被西洋男人哄骗的信心,但樱对伊万君的形容和喜爱之情——是的,从樱的好心情以及樱对伊万君的形容来看,樱喜爱着伊万君,只是我不确定那喜爱是否涉及性欲——也令我百思不得其解。于是我将打探到的信息告诉樱。樱面露不解,因依照我俩的相处模式,在她的预想中,打探到一定数量的消息后,我应或是要求她向伊万君介绍我,或是自己寻找与伊万君结识的机会,或极其微小的可能性是伊万君未能引起我的兴趣和喜爱,故我不愿同伊万君结识。
“那俄罗斯人借宿在一户成员只有母亲和女儿的家庭里,就算牠未如其牠西洋男人那般狎侮土田家的女儿,仅是牠借宿的行为也足以让人们对牠和土田家女儿生出些不好的遐想来。”我皱着眉说。
樱盯着我看了数秒,突然问:“哥哥还未同伊万君搭话吧?”不等我点头,樱就继续说:“他人对某人的评价不仅不一定准确,还可能有极大的错误。我和哥哥不也是这样吗?若只听同学、老师对我俩的评语,恐怕我是一个放浪又品行败坏的女人,哥哥则是一个内向又懦弱的男人,且我们都是从乡下来的、没什么见识的乡巴佬。”
尽管樱的话很正确,我脑中却无法自控得浮现出那些被西洋人诱骗、狎侮的少女。樱不是被那俄罗斯人的花言巧语所骗才以正确的话替那人辩解的吧?我心生忧虑,而无论樱是没看出我的忧虑,还是看出后认为不需回应、打消我的忧虑,她都未继续谈论伊万君,而是说起上次她去山手町时在一家荷兰人开的店铺里瞧见的、据说来自普鲁士的座钟。
也许我应解释,我虽忧虑于樱被伊万君所骗,可我的忧虑与大部分兄长的忧虑不同,我并不担心樱与伊万君性交,毕竟犬舞见可没日本其它地区那种限制女人只能与她的丈夫性交的风俗。我所忧虑的,是樱同伊万君交好这一行为本身,也担忧假如樱突发奇想,在孕育本田家继承人时决定使用伊万君的精子。而导致我忧虑的原因,则是自从本世纪初那场日俄战争使得俄罗斯同日本断交后,至今两国仍未重新建立外交关系。虽偶有俄罗斯人来日本旅游、经商——若算上伊万君在内,那么还多出一项活动:留学——为了发展,日本也会从英、美等国购买那些国家购买的俄罗斯帝国的技术、零件等,可日俄两国的关系依旧非常紧张。
樱曾分析说,近二十年前的那场日俄战争的结果虽是日本战败,可日本战败得太过迅速,且俄罗斯帝国的重心没有放在东亚战场,而是放在欧洲的战场以支持德意志联邦反抗普鲁士王国、奥匈帝国的统治成为独立的主权国家,所以日本并未在那场战争中感受到俄罗斯帝国的强大。无论是皇室还是内阁,面对战败这一结果所感受到的是“假如我们做好更万全准备或许能获得胜利”的错觉和侥幸,而非上世纪中叶黑船来航时[6]面对威力远超本国的军火所感受到的恐惧。“皇室、内阁一直想在东亚、东南亚扩大势力范围,摆脱落后、野蛮的东亚国家的身份跻身欧美列强之中。再加上《英日同盟互助条约》临近期终,英国尚未正式提出续签条约,但英国外交官一直隐约透露出英国有续签条约的意愿,并传递出若日俄再次发生冲突,不但是英国,诸如法国、意大利、普鲁士等国家都会支持日本以联日抗俄。所以我认为未来日本必将再次向俄罗斯宣战。”樱说着,停顿一瞬并用轻蔑的语气说:“不,那群家伙受上次日俄战争的影响,认为上次战争的前期胜利是不宣而战的奇袭所带来的,所以很可能未来牠们会尝试重复不宣而战的做法。”
那时比起关注日俄再次开战的可能性,我更好奇樱究竟是如何分析出日俄将再次开战,又是从哪里听闻英国外交官向日本透露的信息的。我的问题反倒让樱朝我投来不解的眼神,“当然是从内田那儿听来的。哥哥不记得了吗?与我同级的内田的叔父就是现任外务大臣内田康哉啊。”
我对内田是谁毫无印象,想必那也是如鸡崽般跟在樱身后的女孩子们中的一员。同时我也敢肯定,无论内田与樱有着怎样的关系,内田都不可能向樱透露英国外交官同日本外交官聊了些什么,���为作为小辈也作为女人的内田不可能获取那样的信息。至于樱所说的那些,应是她通过日英两国近年的往来、最近皇室和内阁的外交倾向,以及也许内田同她聊起过自己的叔父与哪些人见过面、见面后心情如何等话题,进而樱将诸多线索、细节串联在一起后作出的推断,只不过她确信自己的推断是正确的,故用称述的语气说出了那些推断罢了。
抱着担忧樱受骗的心情,我继续观察伊万君。不需多久我就发现,伊万君竟与樱一样喜欢将时间耗费在学校的图书馆中。只不过樱翻看的多是她不被允许就读的它系的教材,关于政治或医学等方面的、已被翻译成日语的书籍,一些以樱的英语水平能读懂的英语著作。而伊万君翻阅的大多是配有图画的书籍,根据伊万君翻阅书籍的方式来看,我轻易便推断出伊万君虽来到日本留学,在日语的理解和使用上颇有困难,同时熟知英语。
我瞧见过伊万君拿着一本日语医学书、一本英语医学书和一个牠自带的笔记本,将两本书都翻至绘有人体、标注有对应的身体结构名称的页面,随后伊万君一面伸出食指压指着页面和笔记本上的某处,一面默念着某些据口型来看是单词、短句的内容。念不了几个词,伊万君那对色泽比头发略深些的、尾部微微下垂的眉毛就会朝眉心皱挤,再念几个词,伊万君还会突兀抬起双手捂住脸并深深吸入一口气,偶尔我甚至能听见伊万君那无可奈何的、充满了无力感的吸气声。即便我还未与伊万君结识,受某种指引,我笃定伊万君是在为日语头疼。对现在的我来说,理解和使用片假名、平假名和汉字已成为犹如呼吸一般的本能,可代入我学习英语时死记硬背单词的读音、拼写和语法,以及明知教师的英语发音并不标准但又不知标准的英语发音是怎样的等问题后,我难以自控得对伊万君生出股同病相怜之感。
我还瞧见过伊万君翻阅各类草子。如草双纸这类草子,因绘图与所著的物语、随笔混杂在同一纸面上,我看不出伊万君是否阅读了那些物语、随笔。可如浮世草子、御伽草子这类绘图同物语、随笔分开的草子,我倒是能看清伊万君的视线很少停留在写满日语的那一面。不过,若是那些所著物语和随笔不以手写的笔字[7]而是印刷书体出版或再版的草子,伊万君便会如翻看配有人体解刨图的医学书那样,皱着眉以指尖按压着纸张并无声默念书页上内容,间或在笔记本上写下几个字。而要说伊万君阅读得最顺畅的、也最常阅读的书,恐怕是不知出于什么原因竟被收录进图书馆里的赤本[8]了。那时赤本的题材、出版方远少于昭和年代,五年前才出现首部面向儿童的杂志漫画[9],故赤本的内容乏善可陈,甚至某些同被归于赤本的、非面向儿童的书籍的内容可被称为低俗。
同时,即便离开了需尽可能避免交谈、保持安静的图书馆,伊万君也甚少与周围的人交谈。遇上非交谈不可的情况,伊万君比划手势,口吐英语乃至法语、德语——当时我还听不懂除英语以外的另两种语言是什么,后来虽能听出是哪种语言,但也仅限于听出是哪种语言——的次数也远多于说日语的频率。偶有碰见其他人主动同伊万君搭话,伊万君也总微低着头,摆出副下巴埋在围巾里、视线轻飘飘从高处落下的冷淡表情,仅以无意义的音节或诸如点头、摇头这样简略的肢体语言回应旁人的搭话,唯有与樱或某几名显然已相识的西洋人交流时,伊万君的表情会变得生动些,说出的话语也更多些。
因此,我对伊万君的印象反而变得糟糕了,这变化不是源于伊万君喜读赤本——况且伊万君究竟是真的喜爱赤本的内容,或是受限于日语水平、想要畅快阅读日语书籍只能选择赤本还未有定论——而是在我看来,伊万君前来日本留学,却未在留学前将自己的日语水平提升至能毫无障碍得与人进行日常交谈的程度,表明伊万君如别的西洋人一般,是抱着‘反正有的是日本人争相当我的翻译’的傲慢心态抵达日本的。
要说改变对伊万君的印象的契机,其实根本不存在那么个契机,只存在一些琐碎的、迫使我增进对真实的伊万君的了解的事。由于我一直未表态是否正式同伊万君结识,耗尽了耐心、也可以说是因与伊万君的关系进一步变好,好到可拜访对方的住处的樱决定邀请伊万君前来上屋敷。“伊万君来的那日哥哥去别的地方打发时间吧。”樱告知我,她的语气同直白的命令只差一根发丝的距离,“如果哥哥打算与伊万君碰面的话,那么就收敛好偏见、拿出待客的礼仪来。伊万君是一个敏感细腻的人,我可不愿伊万君陷入‘同学的兄长不喜欢我’的苦恼中。”她捧着茶杯说,虽未作出抬着下巴的盛气凌人之态却也与之相去不远。
“我可没看出那俄罗斯人哪里敏感、细腻。”我不服气地说,“虽说你的确是本田家家主,可就为了这样的理由让我躲出上屋敷——”
“仅靠跟踪当然无法见识伊万君的敏感、细腻之处。”樱打断我说。
我瞧着樱那理所应当的模样,凭着对孪生子的感性还能察觉到她藏在“敏感”、“细腻”之下的“可爱”一词,霎时失去了接话的欲望。我喝了好几口茶,那股哽在喉咙中的堵塞感才消失,“我没——嗯,严格来说,那不算是跟踪,我只是较为留意那俄罗斯人的行踪罢了。”我忍不住替自己辩解,“以及,我会留下来的。”
之后回想起来,我不知是该庆幸还是该后悔自己当时决定留在上屋敷中。我如大多数人那样,在回忆过往时总思索若过去的自己做出了某个不同的选择,所导致的未来是否与现在不同,又是否会比现在更好。只不过在与伊万君结识、交好、成为亲密的朋友这一事上,无论如何我都无法将其当作一件坏事,倘若我的道德感更强些、性格更善良些,那么我应该会认为为了伊万君,我当时最好别留下来且最好保持对伊万君的糟糕印象吧,可惜我并不是一个善于站在他人立场上思考的人。
不管未来如何,那时我选择留下,所导致的结果就是我接触到了被掩盖在传言以及日本人对西洋人的偏见之下的伊万君。伊万君抵达上屋敷后,我在樱的介绍下同伊万君见了面。原本按照日本人的习惯,我们应相互说几句询问对方近来过得如何、夸赞对方学业或日语说得非常好一类的客套话。然而伊万君虽露出与我之前观察牠时甚少露出的、双眼亮晶晶的四下打量的表情,与人交际时却遵行了我所观察到的那种寡言少语的模式。
帮佣阿咲向伊万君问好、接过伊万君的斜挎包——那斜挎包看似是用布制的,却与我瞧见过的那些邮差用于携带信件的、软塌塌的布包不同,不但布料更硬,款式也很奇特,像是数个大小不一的包重叠着被缝在一起,且那些包的开口处皆嵌着拉链,那时嵌有拉链的物什在日本都是少见又时尚的新奇货——时,伊万君会向她点头并轻声说出最简略的、完全不含敬语的“谢谢”。可樱向伊万君介绍我,即说出我的名字、与她的关系、所学专业后,伊万君给出的回应仍只是点点头,一句寒暄都不曾说。唯一较为符合日本的交际礼仪之处,乃是伊万君在将斜挎包递给阿咲前,从包里拿出一个黑色的天鹅绒小盒,“我听土田太太说,拜访同学家时应带礼物。”伊万君一面说着一面将那盒子递给樱,而我则竭力控制自己的五官以免自己脸上露出或许会冒犯客人的诧异来,在伊万君开口说话前,我可完全没想到牠的声音、口调[10]会如此不符合牠的体格,听上去会如此的柔和与稚气。
大约是为了配合伊万君吧,樱也不曾遵守日本的交际习惯,说些推拒礼物、埋怨伊万君太过客气的话,她干脆地接过了盒子不说,还立即当着伊万君的面打开盒子。
“是饰品吗?”樱问,她用食指和拇指捏着盒中应是某种饰品的金属制品将其拿起。那金属制品的轮廓与家纹麻之叶相仿,只不过分作对称的八瓣而非六瓣,那八瓣也不是尖利的三角状叶瓣,而是并排且长短不一的、形如石蒜花瓣的柔和的叶瓣。叶瓣上方是由一组顺时针镰刀图案组成的圆形,圆形中央是一朵我不知其种类的、花瓣分为五瓣的花[12]。整个饰品色调较为素淡,仅有那朵花呈现出介于粉和紫之间的色调,余下多是金属铁色,不过饰品背后那两个重叠的蝴蝶结有着暗红的底色与暖黄的镶边。“很精致呐,谢谢你,伊万君。”樱道谢说。
“这是胸针。”伊万君介绍道,缀在句末的だよ令我情不自禁做了个深呼吸,所幸这深呼吸做得隐蔽,未引来伊万君和樱的注意,“是仿照Святой Анна勋章的款式,”伊万君说,不知是对日语不够熟悉还是为了让樱听清那个非日语词汇的缘故,伊万君语速较慢,于是在我听来,那个非日语词汇的音节像 ‘競取り’这种职业名称加上‘安娜’这一西洋女性名字,“Святой Анна勋章在我的母国是颁发给获得了一定成就的女性的,我认为你会喜欢这样的饰品。”伊万君垂眼看着胸针,下巴戳进了围巾里——受气温影响,伊万君所戴用一条更轻薄的、深灰色的丝绸围巾取代了之前所戴的那条看上去非常蓬松的、针织的乳白羊毛围巾——“那是斯拉夫教的传统符号[11],”伊万君指着那个镰刀图案组成的原型,说出个我无法复述的、像是从鼻腔深处哼出的词汇,“中间的花则是一种我母国独有的植物,也是安娜大帝喜欢的花。”
“是伊万君之前介绍的那位陛下吗?”樱的语气忽然变得雀跃起来。伊万君再次沉默地点点头,随即牠看向我,继续用着那种较为缓慢的语气、稚气的口调说:“抱歉,没给您准备礼物。”
“您真是太客气了。”我回应道,我并不因伊万君只给樱礼物而漏掉我感到失落或被冒犯,毕竟伊万君是个来日本没多久的西洋人,又有着性格奇怪且不好接近的传言,牠真准备了送我的礼物或送给本田家的礼物才是件意料之外的怪事。
“无需道歉,伊万君。”樱插话,“在日本,不同地区有着不同的拜访习俗。如东京这样的地方,的确如伊万君的房东所说那样,首次甚至前几次拜访他人的家时最好准备一些小礼物,而如我的母乡犬舞见就没有这样的习俗。大约是由于我们那儿不是东京这样的大都市,人们都相互熟知,不需要依靠送礼来建立交情。况且,即便是有着拜访时送礼的习俗的地方,通常也没有给被拜访者的所有家人准备礼物的习惯。只有拜访者有求于被拜访者,且拜访者的地位低于被拜访者,拜访者才会特意给被拜访者的所有家人单独准备礼物。”
“是这样吗?”伊万君脸上显出几分不解,牠偏着头看向樱,“听上去很——”牠说着突兀停顿一瞬,接着用英语说出“复杂”一词。
“那个词用日语来说的话是はんざつ。”樱提醒说,闻言伊万君小声重复了几遍はんざつ,仿佛在尝试记忆、背诵这个词般。
直到伊万君离开上屋敷为止,像这样的情景时有发生。伊万君的日语水平的确如我先前所猜的那样尚未达到能与人顺畅得使用日语交谈的地步,或准确来说,假如伊万君是一名旅客,问一问哪里有宿屋、哪里有料亭、港口的售票处在哪儿等是毫无问题的。可若伊万君想用日语同日本人聊些别的话题,那么无论是与衣食住行有关的日常话题,还是与近期的国际局势、日本国内正流行哪些思潮有关的政治话题,伊万君总会因不知某个词或某句话该怎么用日语说出而不得不转用英语。
遗憾的是,虽然樱和我一样不满足于学校所设的英语课故在课余之时自学英语,可无论是樱还是我,所知的英语词汇也仅限于日常生活所用。因此,樱和我听不懂伊万君所说的英语词汇是何含义的情况在聊起政治相关的话题后也时有发生,每当这时,伊万君便只能尝试用英语乃至结结巴巴的日语、偶尔配以比划着什么东西的手势向樱解释我俩听不懂的那个英语词汇,而樱也会用疑问的语气说出一个个日语、英语词汇试图猜测伊万君想说的是什么。
于是理应悠闲、顺畅的闲谈变成了一堂持续大半天的、非典型的语言教学课。然而据我观察,这种语言上的阻碍没有减弱樱与伊万君交谈的兴致,相反,这种相互猜测对方说的生词的含义似乎被他俩当作某种有趣的游戏似的令他俩谈性高涨。樱不仅数次开怀大笑——事实上,自伊万君进入上屋敷后,笑容就未从樱的脸上消失过,而我完全无法理解诸如德意志联邦同普鲁士王国、奥匈帝国的冲突这类话题的好笑之处在哪儿——坐姿也维持着无客人或在犬舞见时才有的、诸如盘腿或曲立一条腿的、违背东京对女性的仪态要求的姿势。
与樱相比,伊万君的坐姿反而更为收敛,伊万君最初跪坐在坐垫上,几分钟后就一面用着无奈的语气喃喃自己的腿又麻又疼一面侧坐着忍受麻痹的不适感一点点伸直腿,不久后又换成了两腿并拢屈立在身前、或是双手环膝或是两手撑在身后的坐姿。同时,伊万君的神态中那种令人感到不好接近的冷硬感在我未留意到时不知不觉褪去了。当然,伊万君依旧没如其他西洋人、尤其是美国人那样作出在日本人看来过于夸张的表情,且或许是受伊万君稚气的声音和口调的影响,每次伊万君思索该怎样用日语说出牠想说的话、思索该怎么解释樱才能听懂那个非日常用语的英语词汇、以及没听懂樱说出的某个日语词汇或短句而面露疑惑时,配合伊万君那不自觉微偏头的动作,总使我联想到来东京上学前在家中庭院里瞧见的那些偏着头观察四周的林雀。
‘倒也的确能用可爱一词来形容。’我看着微皱着眉正努力理解樱所说的秋之七草对应的究竟是哪七种植物的伊万君想。
[1]江户藩邸
[2]外国人居留地
[3]听讲生
[4]准三宫
[5]日本柳杉
[6]黑船来航
[7]日本将毛笔称为笔,西式笔称为万年笔、ペン等
[8]赤本
[9]大正6年(1917年)、岡本一平によって初めて児童雑誌にストーリー漫画が掲載されると、子ども向け漫画が開拓されていく
[10]口調
[11]Коловрат
[12]Гвоздика акантолимоновидная 此章中的森川町指代的是东京都文京区的旧名,范围是现在的东京都文京区本乡6丁目
0 notes
Text
「昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界」展

泉屋博古館東京で「昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界」展を見る。陶芸家の板谷波山を父に持つモザイク作家の作品を概観できる展覧会である。
父の波山は相当の完璧主義だったらしく、仕事場には失敗作を砕いた破片が散らばっていたという。しかし梅樹はその陶片の美しさに魅せられて陶片を活かしたモザイク画を志したとのこと。陶片の活用法としてこれ以上のものはなかなかない気がする。ただしモザイク画家として作品を制作するにあたっては陶片の入手は容易ではなく、タイルの釉の部分を薄く割いて使うことが多かった由。
美術館のホールには、現存する梅樹作品の中で最大の「三井用水取入所風景」が展示されており、ここだけ撮影可能だった。

近代水道発祥の地・横浜市が1953年に梅樹に依頼したもので、富士山から横浜へと続く清冽な水の流れを、用水取入所の近代建築が見える風景とともに表現したモザイク画である。四隅には横浜市の徽章も配置されている。完成後、日展に出展したのち横浜市水道局に納められた。依頼当時の横浜市長は波山の支援者だったそうで、その縁もあって梅樹に依頼する運びとなったのかもしれない。1987年から2021年まで横浜水道記念館のロビーを飾っていたが、記念館の閉館にともない板谷波山記念館へ寄贈された。この中に描かれた用水取入所は、現在は津久井湖の底に沈んでいるという。
さて、最初の展示室に入ると、旧日本劇場にあった巨大なモザイク画の記録がまず目に入る。音楽、舞踏、戦争、平和をテーマにした4つの画で構成され、これは梅樹が陶片で作った作品の代表例であるとのこと。その詳しい運命は別室で上映されているビデオで知ることができるが、基本的にかなり気の毒な末路をたどり、最終的には2000年に処分されてしまった由。美術品や資料などの保存や維持管理の難しさについて考えさせられる。
ほかにも失われてしまった作品は数多くあるようで、たとえば邸宅のインテリアとして作られたステンドグラスやモザイク壁画などがその例である。かろうじて写真で残っているものか���往時をしのぶほかない。
それに対して飾皿などはそれなりに残っているようで、保存状態の良さそうなものが何点も展示されていた。明るい色やコントラストのはっきりした色遣いが目を引くが、同系色の濃淡の使いかたがさりげなく上手い。そのおかげで色がのっぺり見えたりせず、平板な印象にならない。
また、波山の砕いた陶片や、梅樹がモザイクに使った素材の欠片なども展示されていて、梅樹が魅せられたという陶片の美の一端を感じることができる。
次の展示室には梅樹の手がけた日常の品が並ぶ。煙草を入れる箱、灰皿、ベルトのバックル、ネックレス、ブローチ、帯留などである。波山が作った台座に梅樹の作ったシェードを取り付けたランプもあった。服飾品は、和装がモダンになったり洋装が広まったりした昭和20年代の変化に合わせて作られ、銀座の和光などで売られていたそう。
第3の展示室は板谷波山の陶芸作品の紹介。代表的な大作から小品まで、コンパクトにまとまっている。個人的には波山が得意としたらしいソフトマットな質感の作品が(自分の陶磁器の好みからは外れるが、技量は間違いなく高いであろうという意味で)印象に残った。また、飾るためでなく実用に供するための茶道具類、たとえば天目茶碗や青磁の水差もなかなか感じが良かったと思う。なお、波山の妻の作品と長男の作品も展示されていたが、波山作品の卓越ぶりを強調する引き立て役のように見えてしまった。

最後の小さな展示室には住友コレクションの茶道具類が並んでいた。茶入の中に「芋の子」とキャプションが付いているものがあり(形からするとおそらく里芋)、茶道はあまり好きではないけどこういう諧謔は悪くないなと思った。
0 notes
Quote
大口病院連続点滴中毒死事件(おおぐちびょういん れんぞくてんてきちゅうどくしじけん)とは、神奈川県横浜市神奈川区の大口病院(当時、現・横浜はじめ病院)で2016年(平成28年)9月に発覚し、2018年(平成30年)7月、同病院で当時勤務していた看護師の女が逮捕された連続殺人事件。事件の名称について、神奈川県警察は「大口病院"入院患者殺人事件"」[3]、『神奈川新聞』は「(旧)大口病院"点滴連続殺人事件"」[4][5][6]としている。 被害者として立件された死亡者2人のほか、同時期に死亡していた別の2人の入院患者の遺体からもヂアミトールが検出された。事件発覚前の7〜9月の82日間で48人の患者が死亡し、その後の約70日間の間は死亡者がゼロということから、4人以上の被害人数が疑われたが、発覚以前の死亡者は医師の診断により“自然死”扱いで火葬されていたため、既に証拠は失われていた[7]。 経緯 捜査 事件は2016年9月、最初に判明した被害者の容体が急変した際、看護師が投与中の点滴袋をベッドに落とし、袋内の輸液が急激に泡立ったことから偶然にヂアミトールの点滴混入が発覚した。さらに調べると2日前に同じ部屋で死亡した別の患者の遺体からも同成分が検出された。ナースステーションに残されていた未使用の点滴袋約50個を調べると、10個ほどの点滴袋でゴム栓部分に封をする保護フィルムに細い針で刺した穴が見つかった。そして、同じフロアで亡くなった患者の数が、事件発覚までのおよそ3か月の間に48人に上ることが明らかになった。神奈川県警察は、何者かが点滴から異物を体内に入れ、被害者を殺害した殺人事件と断定し、神奈川警察署に特別捜査本部を設置[2]。点滴に混入させる手口から病院内部の者による殺人事件の犯行が疑われたが、捜査は難航した[8]。 犯行に使われたヂアミトールは、業務上使われるもので、院内各所に置かれており、犯人を特定することは困難を極めた。県警は院内にあるものの鑑定を実施[9]。当時担当していた看護師全員の看護服を調べたところ、被疑者の服からのみ、ポケット付近からヂアミトールの成分が検出された[10]。他にも、被疑者が事件発覚直後の夜勤中、投与する予定のない製剤を手に院内を歩き回る姿が県警の設置した防犯カメラに映っていた[11]ことや、被害者の病室に1人で入っていくのを同僚が目撃していて、そのおよそ5分後に容体が急変し死亡していた[12]、といった状況証拠から絞り込んでいった。 被疑者の逮捕 2018年6月末、県警は状況証拠を踏まえ被疑者の看護師に任意の事情聴取を開始。この看護師は消毒薬(ヂアミトール)を注入したことを認めたうえで、「入院患者20人ぐらいにやった」との趣旨の話をした。7月7日、神奈川県警は被疑者を殺人容疑で逮捕した[13]。また同月28日には、2016年9月に死亡した入院患者の点滴に消毒液を混入し殺害したとして、殺人容疑で再逮捕した[14]。 被疑者は、事件後、様々なテレビ局や新聞社によるインタビューや取材に応じ、逮捕前にもテレビ局に「何故、こんなひどいことをしたのか、自分の家族が同じことをされたらどう思うのか。絶対許せません」と、直筆の手紙を送る[15][16]などして自らの関与を否定する発言をしていた。 「点滴にヂアミトールを入れた」事に関し「間違いありません」と容疑を認めた上で、「入院患者20人ぐらいにやった」と供述。犯行の動機については「自分の勤務時に患者に死なれると、家族への説明が面倒だった」という趣旨を供述した[17]。さらに「患者が亡くなったときに同僚から自分の落ち度を指摘されたことがあり、それ以来、勤務時間外に死亡させることを考えるようになった」[18]、「勤務を交代する看護師との引き継ぎの時間帯に混入させていた」[19]、「混入を繰り返すうちに感覚がマヒしていった」[20]とも話している。 供述では「(事件の)2か月くらい前から点滴に消毒液を入れた」[21]と話しており、その時期同病院に勤務していた看護師は「(亡くなったのは)最初は1日1人。それが3人になり、5人になり、9月になったらもっとひどくなって(1日に)8人とか。4階はおかしいな、という話があった」[15]と証言している。 事件前、現場病棟では「看護師の筆箱に、10本以上の注射針が刺され、針山のような状態になっていた」ことや「白衣が切り裂かれる」「カルテが紛失する」「ペットボトル飲料を飲んだ看護師スタッフの唇がただれる」などの看護師同士の壮絶ないじめトラブルが報告されており[22]、以前より「『あのクリニックの先生は嫌いだから』『あの患者の家族は嫌いだから』患者を受け入れない」といったことまで言う「『女帝』と呼ばれる60代パワハラ看護師の存在」や「人事査定でえこひいきがあったり、自分だけ忙しい仕事を回されたりしているといった不平不満があり、看護師同士で言い争いになったこともあった」という。被疑者自身も、逮捕前に「看護部長は看護師たちをランク付けして、気に入った子とそうでない子の扱いが極端だった。そういうのってよくないですよね」と述べている[23]。 病院では、そういった人間関係のトラブルや虐めが原因で複数の看護師が辞職しており、「看護師同士の世代間の対立が原因で、大口病院では患者のケアまでもが疎かになっていた」といい、「見舞いに行った家族の前で看護師が患者さんを怒鳴りつけ、その家族が『本当にひどい。ビデオに撮って告発すればよかった』と激怒していた」こともあったという[24]。事件の被害者遺族も「女性看護師が別の看護師を怒鳴りつけたり、点滴袋が公共スペースに散見されたりするなど『今考えればおかしいところもあったかもしれない』」[25]と指摘している。 精神科医の片田��美は「担当患者が以前死亡した際に同僚らから自分のミスの可能性を指摘されたとも説明しているので、もともと同僚や上司などに対して怒りを覚えていた可能性がある」と指摘し、(「白衣切り裂き」や「カルテの紛失」「ペットボトル異物混入」も同一犯によるものだとすると)他の看護師に対する怒りをこのような形で表現したのではと推測する。その怒りの矛先を患者に向け変えて(精神分析では「置き換え」)、患者の点滴に無差別に消毒液を入れる事によって「別の看護師の勤務時間中に患者が死亡するように仕向けたわけで、復讐願望を満たそうとしたともいえる」としている[26]。 刑事裁判 横浜地方検察庁は2018年12月7日、患者3人の殺人罪と5人分の点滴液に消毒液を混入した殺人予備罪で、看護師を横浜地方裁判所へ起訴した。4人目に対する殺人罪については、別の患者を殺害しようと消毒液を混ぜた点滴が結果的にこの患者に投与された可能性があるとして不起訴処分とした[27]。 横浜地裁における本件の事件番号は、平成30年第2033号(殺人、殺人予備)[28][29]。審理を担当する裁判長は家令和典で[注 2][32]、家令が当時担当していた係属部は第1刑事部(合議係)である[33]。起訴後、横浜地裁から委託を受けた精神科医の岩波明(昭和大学附属烏山病院長)が2019年(令和元年)8月から11月���で被告人の精神鑑定を実施した[6]。 第一審 2021年(令和3年)10月1日、横浜地裁(家令和典裁判長)で裁判員裁判の初公判が開かれ、被告人の元看護師は起訴内容を全面的に認めた一方で、弁護側は「被告人は犯行当時、統合失調症により心神耗弱の状態だった」と主張した[32]。 同年10月22日に論告求刑公判が開かれ、横浜地検は元看護師に死刑を求刑した[34]。 同年11月9日に判決公判が開かれ、横浜地裁は被告人の責任能力について、「犯行時は(発達障害の一種の)自閉スペクトラム症の特性があった」と認定[35][36][37]。その上で、弁護側が主張した統合失調症の影響については否定し、「違法な行為であることを認識していた」として完全責任能力があったと認めた上で、元看護師に無期懲役を言い渡した[35][36][37]。横浜地裁は被告人の完全責任能力や計画性を認定し、動機も「酌むべき事情はない」としたが、被告人に自閉スペクトラム症の特性(対人関係が苦手、問題解決に対する視野が狭いなど)があり、患者の家族から怒鳴られて強い恐怖を感じた経験が殺人の動機形成に至った点を挙げ[38]、それに対する情状酌量の余地や、自ら死刑を望むなど贖罪の意思を強く示している点などから「更生可能性が認められる」と判断、死刑を回避した[35]。1983年(昭和58年)に最高裁判所から死刑適用基準として、いわゆる「永山基準」が示されて以降、3人以上を殺害した被告人の完全責任能力を認めた上で死刑を回避した司法判断は異例とされている[39]。 同年11月22日、検察側と弁護側の双方が一審の無期懲役判決を不服として東京高等裁判所に控訴した[40]。 控訴審 控訴審における事件番号は令和3年(う)第2081号[41]。控訴審初公判は東京高裁(三浦透裁判長)[注 3]で2023年(令和5年)12月15日に開かれ、検察官は「無差別型の連続殺人」として改めて死刑適用を求めた一方、弁護人は「死刑選択は裁判員裁判の否定だ」と主張した[43]。また検察官は第一審で採用されなかったKの供述調書を取り調べるよう申請したが、東京高裁はこれを却下した[44]。2024年(令和6年)3月12日の第2回公判で被告人質問が予定されていたが、弁護人の申し出によって撤回され、公判は結審した[45]。 同年6月19日の判決公判で、東京高裁は双方の控訴を棄却する判決を宣告した。同高裁は殺害された被害者が3人に上る結果の重大性、犯行の計画性などから死刑選択も十分に考えられると指摘した一方、原判決が死刑回避の理由として示した動機形成過程や更生可能性は、死刑選択の可否を検討するにあたって相応の意味があるものであるとして、原判決の判断は不合理ではないと結論付けた[46]。また、犯行は確定的殺意を伴う残虐なものではあったが、恨みや不満から他人の命を積極的に奪ったような犯行とは異なるとも指摘し、裁判員裁判による慎重な評議で死刑選択が真にやむを得ないと認められた事件でなければ、死刑選択は許されないという判断を示した[47]。 検察側と弁護側がそれぞれ上告を断念し、同年7月4日付で無期懲役の判決が確定した[48]。 横浜市・病院の対応と課題 横浜市には事件前、「看護師のエプロンが切り裂かれた」、「看護師の飲み物に異物が混入された」など、この病院内のトラブルに関する情報が複数寄せられていたが、市は病院に詳細な内容を確認しなかった。市が設置した第三者検証委員会は「患者の安全に関わる内容もあったのに、後手に回った」と、市の対応を批判した[49]。市が設置した第三者検証委員会による報告書「横浜市の医療安全業務に関する検証報告書(大口病院に関する対応について)」[50]の中で、医療法上、病院から市への報告義務も、市から病院への検査・指導権限も無いという問題が指摘された。医療法を根拠に市と病院の関係がある以上、医療法の範囲を超えた「制度の狭間」となるところに問題が発生したとき、市はどこまで対応できるのかという課題があり、今後、法的、制度上の課題に対しては、国に改善に向けた要望を行うことも考えられる、としている。 病院側にも、複数の看護師のエプロンが切り裂かれているのが見つかったり、6月にはカルテの一部が抜き取られ、8月には看護師のペットボトルに異物が混入されていたにも関わらず、院長は「院内の出来事で、まして看護師の中の出来事だったので院内で何とか処理すべきだと思った」[51]としながら、有効な手立てをとれず病院から県警に相談するという事もしなかった[52]ため、「病院が対処していれば事件はなかったかもしれない」などの批判の声が病院関係者からも寄せられた[53]。 脚注 [脚注の使い方] 注釈 ^ 犯人である看護師の女は1987年(昭和62年)1月7日に福島県で生まれ、小学校6年生で神奈川県に引っ越した[1]。 ^ 家令は本事件の第一審判決から約20年前の2001年、福岡地裁に赴任していた際、市民との交流イベントで死刑制度について「自分の名で死刑を言い渡したい裁判官はいない。廃止してほしいが、世論は違う」と発言していた[30][31]。 ^ 三浦の担当する裁判部は第11刑事部[42]。 出典 ^ 加藤益丈「【詳報・第9回】×××被告 出会い系サイトを利用「男性に褒められるのがうれしくて」 3人点滴中毒死」『東京新聞』中日新聞東京本社、2021年10月20日。オリジナルの2022年9月11日時点におけるアーカイブ。2022年9月11日閲覧。 ^ a b 「異物投与され入院患者が死亡、殺人容疑で捜査 横浜」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2016年9月23日。オリジナルの2016年9月23日時点におけるアーカイブ。 ^ 点滴中毒死、元看護師逮捕 消毒液「20人に入れた」 KyodoNews(共同通信)/YouTube 2018年7月7日公開 ^ 「県警の歴史で最も難しい事件の一つ」大口病院・点滴連続殺人事件1年 神奈川新聞〈カナロコ〉 2017年9月23日配信 ^ 『神奈川新聞』2023年12月10日朝刊一面1頁「旧大口病院事件控訴審 量刑 更生可能性焦点 15日、東京高裁で初公判」(神奈川新聞社) ^ a b 『神奈川新聞』2023年12月10日朝刊第二社会面22頁「旧大口病院事件 一審精神鑑定医 岩波明氏に聞く 診断 非常に難しい事案 現行方法への課題指摘」(神奈川新聞社 聞き手・田崎基) ^ 大口病院の点滴殺人 2カ月で48人死亡も44人は自然死扱いに デイリースポーツ/ライブドアニュース 2018年7月10日配信 ^ 病院で何が? 点滴異物混入事件の深層 NHK クローズアップ現代+ 2016年10月5日放送 ^ 横浜「大口病院」、事件発覚以降に死亡患者が激減 捜査は難航 デイリー新潮/週刊新潮 2016年12月8日号掲載 ^ 決め手は看護服のポケット、消毒液成分付着 連続中毒死 朝日新聞デジタル 2018年7月7日配信 ^ 防犯カメラに「インスリン手に院内巡回」 毎日新聞 2018年7月11日配信 ^ 病室に逮捕の女 5分後急変 横浜・連続点滴中毒死 FNNプライムオンライン 2018年7月8日配信 ^ 患者中毒死 31歳○○を逮捕 殺人容疑で神奈川県警 毎日新聞 2018年7月7日配信 ^ 点滴中毒死、元看護師を再逮捕 共同通信/ロイター 2018年7月28日配信 ^ a b 「犯人を絶対許せません」 元看護師 逮捕前 直筆400文字の手紙 FNNプライムオンライン 2018年7月9日配信 ^ 大口病院事件「私は関わりありません」 本紙などに元看護師 東京新聞〈TOKYO Web〉 2018年7月8日配信 ^ 「20人前後に消毒液」=患者中毒死で元看護師-勤務時死亡は「面倒」 時事ドットコム 2018年7月9日配信 ^ “落ち度”指摘され消毒液混入か NHKニュース 2018年7月10日配信 ^ 逮捕の元看護師「20人以上殺害した」横浜 日テレNEWS24 2018年7月8日配信 ^ 「次第に感覚マヒ」 1日5人死亡日も、犯行エスカレートか 産経ニュース 2018年7月13日配信 ^ 患者中毒死、元看護師「2か月前から点滴に消毒液を入れた」と供述 TBS NEWS 2018年7月11日配信 ^ 「点滴殺人の大口病院 現場病棟で看護師同士のいじめトラブル」 NEWSポストセブン/女性セブン 2016年10月20日号掲載 ^ 大口病院事件逮捕1カ月 実像と乖離「***容疑者像」 神奈川 産経ニュース 2018年8月8日配信 ^ 「点滴殺人」の病院 患者を怒鳴りつける看護師の対応に家族が激怒 NEWSポストセブン/女性セブン 2016年10月27日号掲載(ライブドアニュース 2016年10月13日配信) ^ 「大口病院選ばなければ」 中毒死から1年 遺族、心境語る 産経ニュース 2017年9月19日配信 ^ 大口病院・20人殺害か…○○容疑者、他の看護師への復讐願望を患者に「置き換え」か (2/2) Business Journal 2018年7月11日配信。記事名に実名が使われているため、この箇所を省略した。 ^ 「大口病院事件、患者8人への罪で一括起訴 産経新聞 2018年12月7日配信 ^ “裁判員裁判開廷期日情報(横浜地方裁判所本庁)”. 裁判所ウェブサイト. 最高裁判所 (2021年10月1日). 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。 “殺人,殺人予備(事件番号平成30年(わ)第2033号)” ^ “傍聴券交付情報”. 裁判所ウェブサイト. 最高裁判所 (2021年11月9日). 2022年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。 ^ 『朝日新聞』2001年11月1日西部朝刊福岡県版第一地方面31頁「居酒屋でクダ巻く判事嫌でしょ 福岡・早良区で裁判官と討論/福岡」(朝日新聞西部本社) ^ 山本浩輔、「文春オンライン」特集班「《死刑制度の矛盾》「20人以上殺った」女性看護師の“異例の死刑回避判決”はなぜ下されたか?「自分の名で死刑を言い渡したい裁判官はいない」 判例から死刑制度を考える #3」『文春オンライン』文藝春秋、2022年8月27日、3面。オリジナルの2022年9月11日時点におけるアーカイブ。2022年9月11日閲覧。 ^ a b 「横浜・旧大口病院点滴中毒殺人 元看護師、起訴内容認める」『カナロコ』神奈川新聞社、2021年10月1日。オリジナルの2021年10月1日時点におけるアーカイブ。2021年10月1日閲覧。 ^ “横浜地方裁判所担当裁判官一覧”. 裁判所ウェブサイト. 最高裁判所 (2021年10月1日). 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。 “横浜地方裁判所第1刑事部の担当裁判官一覧 > 合議係 家令和典,橋本健,大西惠美,増田雄太” ^ 「旧大口病院の連続中毒死、元看護師に死刑求刑」『読売新聞』2021年10月22日。2021年10月22日閲覧。 ^ a b c 「元看護師は「更生の道が相当」 無期懲役判決で横浜地裁」『産経新聞』2021年11月9日。2021年11月9日閲覧。 ^ a b 「横浜・旧大口病院点滴殺人 元看護師に無期懲役判決 責任能力認定も「死刑に躊躇」」『神奈川新聞』2021年11月9日。2021年11月9日閲覧。 ^ a b 「元看護師に無期懲役判決 患者連続死事件、責任能力認めつつ死刑回避」『朝日新聞』2021年11月9日。2021年11月9日閲覧。 ^ 「死刑回避に点滴死遺族「納得できない」…裁判長「苦しい評議」」『読売新聞オンライン』読売新聞社、2021年10月10日。オリジナルの2022年9月11日時点におけるアーカイブ。2022年9月11日閲覧。 ^ 加藤益丈「なぜ3人殺害でも死刑回避されたのか? 旧大口病院事件の判決読み解き」『東京新聞』中日新聞東京本社、2021年11月10日。オリジナルの2022年9月11日時点におけるアーカイブ。2022年9月11日閲覧。 ^ “入院患者3人の中毒死事件、検察・弁護側が控訴 無期懲役判決に不服”. 朝日新聞. (2021年11月22日) 2021年11月22日閲覧。 ^ 「傍聴券交付情報詳細」『裁判所ウェブサイト』最高裁判所、2024年6月19日。2024年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月19日閲覧。 ^ 「東京高等裁判所 担当裁判官一覧」最高裁判所、2024年5月15日。2024年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月19日閲覧。 ^ 「入院患者連続死「死刑を」 元看護師控訴審で検察側―東京高裁」『時事ドットコム』(時事通信社)2023年12月15日。オリジナルの2023年12月16日時点におけるアーカイブ。2024年6月18日閲覧。 ^ 「横浜点滴3人中毒死、極刑回避維持求める 控訴審始まる」『日本経済新聞』日本経済新聞社(共同)、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月18日時点におけるアーカイブ。2024年6月18日閲覧。 ^ 中山岳「旧大口病院の3人点滴中毒死事件 被告人質問を撤回して控訴審結審 判決は6月19日」『東京新聞』中日新聞東京本社、2024年3月12日。オリジナルの2024年5月30日時点におけるアーカイブ。2024年6月18日閲覧。 ^ 加藤益丈「旧大口病院の3人点滴中毒死、二審も無期懲役 「元看護師の死刑、やむを得ないとは言えない」 東京高裁判決」『東京新聞』中日新聞東京本社、2024年6月19日。オリジナルの2024年6月19日時点におけるアーカイブ。2024年6月19日閲覧。 ^ 井口慎太郎「患者3人連続死 旧大口病院の元看護師、2審も無期懲役 東京高裁」『毎日新聞』毎日新聞東京本社、2024年6月19日。オリジナルの2024年6月19日時点におけるアーカイブ。2024年6月19日閲覧。 ^ “入院患者3人の点滴に消毒液を入れて中毒死の殺人罪で無期確定 検察、弁護側が上告断念”. 産経新聞. (2024年7月5日) 2024年7月5日閲覧。 ^ 点滴中毒死逮捕 医療への信頼が大きく揺らぐ 読売新聞 2018年7月10日配信 ^ 横浜市の医療安全業務に関する検証報告書(大口病院に関する対応について) (PDF) - 横浜市医療安全業務検証委員会 2017年3月 ^ 点滴混入殺人「大口病院」看護師たちにトラブル?風評恐れて警察届けず J-CASTテレビウォッチ 2016年9月26日公開 ^ 解決至らぬ“点滴殺人” 元看護師からの手紙 テレ朝news 2017年4月8日配信 ^ 大口病院中毒死 消毒液、原液投与か 元看護師の殺意、裏付け 毎日新聞 2018年7月10日配信
大口病院連続点滴中毒死事件 - Wikipedia
2 notes
·
View notes
Text
比較的ご近所で最近食べた蕎麦のお話を…
こちらは角平さん


横浜駅と言えば!なお蕎麦屋さんですね
蕎麦はもちろんこのミニ天丼も最高でした
写真では伝わりづらいですが、ご立派な海老!
お次は太宗庵さんです


高島と桜木町の間くらい…やや桜木町の方が近い気がします
15分くらい並びましたが、並んだのを忘れるくらい美味しかったです
カツ丼に漬物がついていたのですがその漬物がまた最高でした!
話はガラリと変わりますが来年の10月でhairsalonkarはオープンから10年になります。
いつもありがとうございます!
お店をさらに長く続るにはどうすればいいだろう??
なにか秘訣やヒントが見つかれば良いなー、という思いで今年は上の2店舗ような老舗の飲食店を一人で巡っております
ホントは美容室の老舗を巡る方が良いのでしょうが、なかなか存在しないんですよね
前回のブログで書いた田中屋さんは創業100年をこえてるそうです
食べながらも学んで、お店もより成長していけたらと思います
それではまた!
0 notes
Text
2025/3/21 8:00:19現在のニュース
「べらぼう」にスゴかった! 江戸時代 広がる出版文化 浦和の県立文書館、大河ドラマゆかりの本など40点展示(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:59:01) イチゴで不安和らげて 八潮陥没 住民に生産者ら配布(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:59:01) 追跡:公示地価 高年収夫婦も住めず 都心億ション→戸建て | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/3/21 7:58:16) デモクライシス #SNSが政治変えた件(5)民主主義ハックさせない 私たちのSNS、技術で守る - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/3/21 7:58:03) ウクライナ、部分停戦同意 トランプ氏は原発の米所有を提案 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/3/21 7:58:03) 生活苦 総合的な物価高対策を - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/3/21 7:58:03) 選択的夫婦別姓、悲痛なホンネ 「夫と上下関係」「嫁ぎ先の所有物」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/3/21 7:58:03) 体育館火災の湖北小に洋菓子収益贈る ピンチの同級生、応援したい 我孫子第二小の6年生「卒業式頑張ろう」メッセージ添え(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:50:34) 国内最大規模の華道コンクール 鋸南の小1・川名さん入選 「家族イメージの作品、うれしい」(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:50:34) 被災時に法律相談支援 白井市と千葉県弁護士会が協定(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:50:34) 地域力光る救出劇 小田原、秦野で感謝状(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:50:34) 「デートDV被害」中高生の4割回答 行動の制限/容姿けなす/殴る…30項目 NPOが設立提唱の全国組織 調査報告書(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:42:18) 「人生はこれからが楽しい」シニア向けフリーマガジン創刊 神奈川近代文学館館長の荻野さんインタビューも(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:42:18) <2025年 戦後80年>「戦争は人間を変えてしまう」 川崎、横浜、東京で感じた空襲の恐怖 梅津政之輔さん(94)、平和の尊さ訴える(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/3/21 7:42:18) 世界室内陸上、出場悩んだ田中佑美 決め手は「ただ出るのではない」(朝日新聞, 2025/3/21 7:41:10) トランプ氏、教育省の廃止めざす大統領令に署名 組織を大幅縮小へ(朝日新聞, 2025/3/21 7:33:37) ウクライナ侵攻3年:障害負った帰還兵を阻むソ連の「負の遺産」 米の経験共有の動きも(毎日新聞, 2025/3/21 7:33:25) ウクライナ侵攻3年:「怪物のような存在に見られて」 軍務経験明かせぬ社会の冷たさとは(毎日新聞, 2025/3/21 7:33:25) ウクライナ侵攻3年:停戦後の難題 数十万の帰還兵、ウクライナ社会は受け入れられるのか(毎日新聞, 2025/3/21 7:33:25) 肥薩おれんじ鉄道3駅命名権3社に 八代駅でお披露目 メルシャン工場など([B!]読売新聞, 2025/3/21 7:30:54) [週刊エンタメ]STORY・柿澤勇人 俳優<3>声かれるまで ハムレット稽古([B!]読売新聞, 2025/3/21 7:30:54)
0 notes
Text
新横浜で至福の癒しを体験!肩こりや足裏マッサージも充実のメニューをご紹介
こんにちは、皆さん! 今日は、新横浜で最高のマッサージ体験を提供する「横浜岸根公園店」をご紹介します。 肩こりや足の疲れ、リンパの流れを改善するための施術を幅広く取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください!
予約はこちらから↓ タイ古式マッサージ&バリニーズアロマladasia【ラダシア】横浜岸根公園店
☆タイ古式マッサージ
タイ古式マッサージは、タイ伝統医学の考えに基づき、 「指圧・ストレッチ・整体」
が組み合わされたマッサージで「二人で行うヨガ」とも呼ばれています。 「世界一気持ちの良いマッサージ」と言われるほどの心地良さで、 多くの方が施術中に眠ってしまいます。 筋肉を緩ませ、爽快感を得られるこのマッサージは、タイマットでの施術となります。
♪バリニーズアロママッサージ
バリニーズアロママッサージは、17世紀のジャワ王宮で発祥し、 王族の美容と健康を保つために使われた技術です。 バリ島では今でも民間療法の一つとして広く利用されています。 上質なエッセンシャルオイルを使用し、オールハンドでじっくりと圧をかけてリンパを流し、心と体を癒します。
😊リラックスと癒しの空間
新横浜駅から1駅の岸根公園駅から徒歩4分の場所に位置する当店では、 リラックスできる個室での施術を提供しています。 女性スタッフが心を込めて施術いたしますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。 リーズナブルな価格で、質の高い施術を提供しています。
+オプションメニュー
当店では、タイ古式マッサージやバリニーズアロママッサージに加えて、以下のオプションメニューも充実しています:
リフレクソロジー:足裏からふくらはぎまでしっかりとほぐします。 ヘッドマッサージ:寝落ちしそうなほど気持ちの良いマッサージです。 ハンドマッサージ:人肌の柔らかさと温もりで癒されます。
これらのオプションメニューを組み合わせて、極上の癒しを体験してみてください。
予約について ご来店の際は、事前の予約をおすすめしております。 お客様一人ひとりに最適な施術を提供するため、お時間に余裕をもってお越しください。
肩こりや足の疲れを感じてい���方、新横浜でリラックスしたい方は、ぜひ「横浜岸根公園店」へお越しください。 皆さんのご来店を心よりお待ちしています🌸
予約はこちらから↓ タイ古式マッサージ&バリニーズアロマladasia【ラダシア】横浜岸根公園店
0 notes
Text
スクレイピング・ユア・ハート ― Access to SANUKI ―
あらすじ 平凡な大学院生である丸亀飛鳥。 新規気鋭のイラストレーターで、飛鳥の後輩である詩音。 四年ぶりの再会を経て、二人は奇妙な出来事に巻き込まれていく――――
物語の始まりなんて、なんでもよかった。 偉人の言葉を引き合いに出して、壮大な問題を提起する冒頭が思いつかない。洒落た言い回しを使った、豪華絢爛な幕開けが思いつかない。ああ、思いつかない。とにかく、思いつかないの。 一般教養が足りないとか、センスがないとか、そんなんじゃない。 ただ、平坦。二十三年生きた人生に山も谷もない。 一般的な都内の中流家庭に産まれ、すくすくと成長し、苦難なく小中高大を卒業。 特に研究したいこともないが、働くのが嫌で大学院へ。研究生活の中で平均くらいの能力を身につけ、今でもゆるゆると日常を謳歌している。 そんな人間が想い描く物語だ。たとえ始まりを豪華絢爛にしたところで、面白くともなんともない。 だから、始まりなんてなんでもいいん『そんなことないわ』 ……そうかしら。それなら、もう少し頑張ってみ「お願いだから止まって、止まって!」 ……どっちよ。 これは、寝る前にするちょっとした妄想。クラスを占拠した悪漢を一人でやっつける、みたいなもの。 目を瞑っているのだから周囲は真っ暗だし、私以外の声が聞こえるわけ「先輩!先輩!しっかりして!」 うーん。うるさいわね。 聞き覚えがある女の子の声。少しガサついていて綺麗な声音ではないのだが、なぜか心地よくて、落ち着く。 ……寝る前に聞く、ちょっとえっちなASMRの切り忘れね「先輩!?」。面倒だけど一度起き『ダメよ』
身体がビクン、ビクンと震える。
表面上は高潔な雰囲気を纏っているものの、ねっとりとした厭らしさが滲みでて、根底にある魔性を隠しきれていない女性の声。 今まで一度も聞いたことがない。声の主なんて知るはずがない。それでも狂しいほど切なく、堪らないほど愛おしい。 そんな声が全身を駆け巡り、電撃のような痺れとなって身体を激しく愛撫したのだ。 『貴女の全てが欲しいの』 唐突に発せられた媚薬のような愛の囁きに、動悸が早くなって頬が火照る。恋愛感情に近い心の昂りが瞬く間にニューロンを焼き焦がして、身体にむず痒い疼きを与えた。 『貴女は快楽の熱で、ドロドロに蕩か���れていく』 そう告げられると、容赦ない快感が次々と身体に打ちつけられ始めた。 堪らず身を捩ろうとするが、金縛りに遭ったように手足が動ない。舐めしゃぶられるように身体中が犯され、許しを乞うことすらできない。ただ一方的にジュクジュクとした甘ったるい快楽の波が全身に蓄積していく。 やがて許しを懇願することさえ忘れ、頭の中が真っ白に染まってしまう。もう耐えきれない、決壊してしまう。 『そして、深く深く流れ落ちていく』 そのタイミングを見透かしたように、許しの言葉が告げられる。同時に、心の器が壊れ、溜め込んだ全ての快感が濁流のように全身を駆け巡った。 意識が何度も飛びそうになって、頭のチカチカが止まらない。獣のように声にもならない嬌声をあげながら、やり場のない幸福感に身を委ねて甘く嬲られることしかできない。何もかもがどうでもよくなる程、気持ちがいい。 永遠に思えるような幸福な時間を経て、すぅっと暴力的な快楽が引いていくのを感じた。代わりに、深い陶酔の中へ身体が沈み始める。 そして、自然と強張っていた身体から力が、いや、もっと大切な何かが抜けていく。でも危機感はない。 たとえ声の主が猛獣で、彼女に捕食されている最中であっても、私は目を開けず身を任せてしまうだろう。 ゆっくりと身体の輪郭が曖昧になり、呼吸が浅くなっていく。意識が朦朧として何も考えられない。ただ、恍惚たる快楽の余韻に浸りながら、彼女の言葉の通り深く深く、流れ落ちていく。 『おやすみなさい、愛しい貴女』 赤ん坊に語りかけるような優しい声音で別れが告げられる。そして、私の意識はブレーカーが落ちたようにプツンと切れた。 遠くからぼんやり響いた悲痛な叫びは、もう私に届くことはなかった。
*** もしあたしにインタビュー取材依頼がきて、最も影響を受けた人物を聞かれたら、間違いなく先輩と答えて彼女への想いを語り続けるだろう。 コラム執筆依頼がきたら必ず先輩の金言を引き合いに出して最高のポエムに仕上げるし、ラジオに生出演したら「いぇい、先輩、聴いてるー?」が第一声と決めている。 現に初めて受賞した大きなイラストコンテストの授賞式の挨拶では、会場にいない先輩に向けて感謝の気持ちを述べた。それほどまで、高校で先輩と過ごした二年間はかけがえのない宝物だったのだ。 だから、あたしという物語の始まりは必ず先輩との思い出を引き合いに出すと決めている。 そんな小っ恥ずかしいことを寝巻き姿で平然と考えてしまう程、あたしこと讃岐詩音は浮かれていた。 なんせ今日は先輩と四年ぶりの再会である。 窓から差込む小春日和の暖かな日差しが、今日という素晴らしい日を祝福しているようにも思えた。
「詩音、朝ごはんできてるわよー」 「うん」 一階から聞こえたママの呼びかけに応じる、蚊の鳴くような声。自分のガサついた地声が嫌で、どうしても声量が小さくなってしまう。 おそらくママには聞こえていないので急いで自室から出て階段を降り、リビングに移動する。閑静な高級住宅街に建つ一軒家に相応しくないドタバタ音が鳴り響いた。 「危ないからゆっくり降りてきなさいって言ってるでしょ」 ママのお小言に無言で頷きながら、焼きたてのバターロール一個とコップ一杯のスープをテーブルに運ぶ。いつものご機嫌な朝食だ。 「バターロールもう一個食べない?消費期限今日までなの」 ママの問いかけに対して首を横に振って拒否した。少食なあたしにとって、朝の食事はこの量が限界。これ以上摂取すると移動の際に嘔吐しかねない。 「高校でバスケやってた時はもっと食べてたのに。ママ心配よ」 そう言われてしまうと気まずいが断固としてNOだ。先輩との大切な再会をあたしの吐瀉物で汚したくない。 話題を逸らすためテレビをつけると、ニュースキャスターが神妙な面持ちで原稿を読み上げていた。 「横浜市のアトリエで画家の東堂善治さんが倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが意識不明の重体です」 たしか、以前参加したコンテストの審査員だったような。国際美術祭で油彩画を見たような。あと生成AI関連で裁判がうんたら。 「東堂さんは世界的に権威のあ……また、スポンサー契約を交わしていたFusionArtAI社に対して訴……捜査関係者によると奪われた絵……」 ニュースの内容を聞き流していると、概ねの内容は記憶と合致していた。どうやら、高校を卒業してから勉学の道には進まず、創作活動に勤しむようになったあたしの記憶力はまだ健在らしい。少しだけ、ホッとした。 「最近物騒ね。よく聞く闇バイト強盗かしら。ほら、この前も水墨画の先生が殺されたじゃない。詩音も今日のおでかけ、気をつけなさいよ」 「ん、気をつける」 ママを心配をさせないために少しだけ大きな声で返事をして、深く頷いた。 食事を終えた後、アイロンがけされた一張羅に着替えて身なりを整え、先輩が待つ喫茶店へ向かった。 *** ――――ちょうど三週間前のこと。 本業のデジタルイラストの息抜きとして始めた水彩画にハマりにハマって、気がつけば丑三つ時。ふと先輩の顔が頭に浮かんだのだ。 丸筆とパレットを置いてから勢いよくベッドにダイブして寝転がり、流れるようにエプロンのポケットからスマホを取り出す。 先輩はSNSを実名で登録するタイプではない。それでも広大なネットのどこかに先輩の足跡みたいなものがないか、淡い期待を抱いて名前を検索してしまう。 そんな自分がちょっと気持ち悪い。 自己嫌悪に陥りつつ検索結果を眺めていると、思いもよらない見出し文を見つけたので間髪入れずにタップした。
「情報システム工学専攻修士1年生の丸亀飛鳥さんが、AIによる雛の雌雄鑑別システムに関する研究で人工知能技術学会最優秀論文賞を受賞しました」
ゆっくりとスクロールしながら情報を集める。やがて研究室のホームページに掲載された集合写真にたどり着く頃には、これが先輩の記事であることを確信した。 ……正直言って自分がだいぶ気持ち悪い。 「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい人だ」 先輩の活躍ぶりに足をばたつかせながら興奮していると、ピコンと仕事用のアドレス宛に一通のメール。見慣れないアドレスだったが、ユーザー名が目に入った瞬間飛び起き、正座になる。 「marugame.asuka0209って、これ絶対に飛鳥先輩だ!」 偶然にしては出来すぎているが、なんの警戒もなく開封をして内容を隈なく読み込み――――読み終える頃には呆然としていた。 要約すると研究協力の依頼であり、可能であれば一度会って話せないか、という非常に堅苦しい内容である。 気がつくと涙が頬を伝っていた。 四年ぶり、つまり先輩が卒業してから初めて貰った連絡。元気?今度ご飯でも行かない?みたいな、そういうのを期待していたあたしがおバカじゃないか。 ――――いいや、先輩が悪いわけではない。これが普通。むしろ、あたしがおかしい。 何を隠そう、あたしと先輩の間に特別な繋がりはない。友達でもなければ恋人でもない。ただ、バスケ部の先輩後輩というだけで、練習と試合だけが共に過ごした時間の全て。連絡も練習に関することだけ。そんな程度の仲。 「……それでも好き」 あたしに手を差し伸べてくれた先輩に対する想い。四年経ってもこの気持ちは色褪せていない。 でも、これが最後になるかも。もし拒絶されたら、ただの先輩後輩ですらなくなってしまったらどうしよう。そう思うと、胸が苦しくなる。だから今まで一度も自分から連絡できなかった。 ――――涙を拭い、ありったけの勇気を振り絞る。 先輩に会ってお話しがしたい、その気持ちだけで震える指をどうにか動かし、書いては消してを繰り返す。文面が完成しても、何度も声に出して読み上げ続け、早三時間。返信を完了する頃には外が薄明るくなりつつあった。 急にドッと疲れが出て、再びベッドに倒れうつ伏せになり、顔を枕に埋める。そのままうめき声を上げて、湧き出る混沌とした感情を擦り付けていく。 このあられもない姿がママに目撃されていたことは、あたしの人生最大の汚点となるのだった。 *** ――――いつの間にか私はドアの前に立っていた。 温かみを感じるレトロな木製のガラスドア。ここは大学から離れた場所に佇む、少し寂れた喫茶店の玄関前だ。私の憩いの場の一つで、よく帰り道に訪れている。 ぼーっとしていると、店内が薄暗いからか自分の姿がガラスに反射していることに気がついた。 ガラスに映る、ケープを羽織ったおさげ姿の美少女。うどんのように白い肌が彼女の纏う儚さに拍車をかけている。 彼女の名は讃岐詩音。 私の一個下で、高校バスケ部の後輩だ。 某バスケ漫画に憧れて入部したという詩音は、初心者という点を考慮しても信じられないほど下手だった。 ドリブルやパスはへんてこだし、一番簡単なレイアップシュートすらろくに出来ない。おまけに口数が少ない不思議ちゃんで、趣味と特技がイラストときた。 そのため、次第に周囲から腫れ物のように扱われるようになる。 それでも詩音は部活を辞めず、直向きに人一倍努力を続けた。 しかし、周囲からの扱いは変わることはない。下手っぴが一人で頑張っても嘲笑の対象になるだけだ。 だから私は、詩音に手を差し伸べた。少しでも彼女が笑顔になれるように。 ――――精一杯頑張る彼女の姿が、どこか冷めていた私の憧れだったから。 原因は不明だが、今、私は『詩音』の姿になっている。まるでVRを体験しているようだ。なんにせよ、玄関前で棒立ちを続けるのは迷惑だ。 混乱しながらドアを開けて入店すると、店員がにこやかに迎え入れてくれた。 「いらっしゃいませ、讃岐さんですね。丸亀さんはあちらの席でお待ちです」 会釈をするも、妙な違和感。戸惑いながら店員の案内に従い、席に移動した。そして私は大っ嫌いな女と対面することになる。 緑色の黒髪が綺麗な、リクルートスーツ姿の美女。気品のある見た目をしているが、中身は空っぽ。連絡が来ないから嫌われたと思い込み、自分を慕う後輩を四年間も放置したクズ。そんな女性が私を見て微笑む。
『久しぶりね、詩音』
そう、『『私』』だ。まるで鏡を見ているかのように、『私』が机を挟んだ向こう側に存在している。 詩音と四年ぶりに再開したあの日の夢を見ているのだろうか。 唖然とする私を無視して、目の前に座っている『私』は一方的に話を進めていき、本題に移り始める。
『研究室が推進するイラスト生成AIプロジェクトが難航しているの』
原因は技術の普及と発展に伴って、目視であっても判別できないAIイラストがウェブ上に溢れかえったことだ。 その結果、クローラープログラムがウェブを巡回してイラストを収集するスクレイピング技術で作られた学習データにAIイラストが混入し、AIプログラムが崩壊する報告が多数出ている。 余談だが���私の研究は養鶏農家から提供される写真を使用しているため、全く影響を受けなかった。それゆえ、最優秀論文賞を繰り上げ受賞してしまったのだ。
『研究用のデータ加工が大変なのよ』
これはイラストレーター達が自衛として、データをそのままウェブにアップロードしなくなったからだ。 近頃はデジタル画像を紙に印刷した作品やアナログ作品を造花などで飾り付けてからカメラで撮影する、2.5次元作品が主流となっている。 イラスト本体の解像度劣化やカメラフィルターによる色合の変化、装飾物による境界の抽象化などが原因で、2.5次元作品はAIで学習できない。 修正AIで2.5次元作品を2次元作品に加工しようとしても、誤認識のパレードである。そのため、ゆうに一万を超える大量のデータを人力で加工するしか手立てがないのだ。
『FusionArtAI社のデータも法外的な値段で八方塞がりなの』
FusionArtAI社は唯一ピュアなイラストデータを扱っているユニコーン企業だ。東堂善治のような大御所アーティストらと契約し、安定して高品質なデータを取得しているらしい。 AIやらNFTやらを壮大に語っているが事業内容がよく理解できない。それに莫大な資金が何処から出ているのか非常に疑問である。 加えて詩音がモニターとして、AIの学習を阻害する絵具を貰ったのだとか。胡散臭すぎる。
『だから詩音のイラストのデータを全て譲って欲しいの』
「……は?ちょっと待ちなさい」
今まで無言で頷いていたが、思わず声が出てしまう。
『貴女の全てが欲しいの』 「そんなこと言っていない!私は研究協力の依頼を断るように警告したのよ!!」 ことの発端は詩音がイラストコンクールの授賞式で私の名前を出したことである。偶然その授賞式に私の指導教員も来賓として出席していたのだ。 後日、ゼミで彼女の挨拶が話題に出され、私は迂闊にも恥ずかしさのあまり過剰に反応してしまった。 指導教員は詩音が語った人物が私のことだと察した。そして詩音宛に研究協力の依頼を出すよう、私に指示を下したのだ。 なんせ、詩音は今や業界を席巻する超新星。その作品を利用できれば、データの質の担保だけでなく、研究に箔をつけることができる。 下手をすれば詩音が筆を折りかねないその指示に対し、私は強い憤りを感じた。 しかし、上の言う事は絶対。だから大学から離れた喫茶店に呼び出し、密かに依頼を断るように警告したのだ。 ……加えて、授賞式のようなオフィシャルな場で無闇矢鱈に人様の個人情報を出さないよう、情報リテラシーの講義もみっちり実施した。 詩音は私の言葉を素直に聞き入れてくれた。ただし、研究室の厄介事に巻き込んだお詫び?として、週末に作品撮影のアシスタントをする約束をした。 ――――その撮影日が今日。 そこは、誰も寄りつかない瓦礫まみれのビーチ。 遥か昔、海辺に栄える水族館だった場所。 青空の下、詩音が無我夢中になって作品の飾り付けをしている。 装飾材を補充するため、彼女が水彩画に背を向けた刹那。 額縁からコールタールに似た漆黒の液体が勢いよく溢れ出し、彼女を襲う。 だから私は彼女を突き飛ばして。 悍ましく蠢く闇に、『食われた』。 「……ようやく思い出したわ」 これは、妄想でも夢でもない。相対する『私』の皮を被る怪異が起こした現象だ。 理解不能な存在に生殺与奪の権を握られている。その事実を認識した途端、体に悪寒が走り、鳥肌が立つ。今にも腰が抜けそうだ。 怪異は恐れ慄く私の眼をじっとりと見つめながら、ブリーフケースから同意書とペンを取り出し、机の上に置いた。 『貴女とはいい関係になれると思うの』 そう言いながら、怪異は小指を立てながら厭らしく微笑む。 私の生存本能が、この文字化けした書類にサインをしてはいけないと警鐘を鳴らしている。サインをすれば、死ぬ。 それでも私は震える手でペンを掴んでしまう。 ……だって、私なんかが敵う相手じゃないもの。 怖くて泣きじゃくる無様な私に何ができるの。 そうね。きっと、あっけなく死ぬのよ。 ――――そうだとしても 「大切な後輩を襲ったお前だけは、絶対にぶっ殺してやる!!」 私は決死の覚悟を決め、一世一代の大啖呵を切った。瞬時に怪異に対する怒りの炎が燃え上がり、滞っていた思考が急激に動き始める。 相見えるは常識の埒外の存在。裏を返せば奇想天外な自由解釈が可能であり、不格好でもそれっぽい仮説を立ててしまえば、私にとっては常識の埒内の存在になる。 きっとそう強く信じなければ、目の前の『私』は倒せない。 唇に人差し指をあてながら、ただひたすらに、常識や記憶の間に無理やり関連性を見出して理屈をこじつけることを繰り返す。 やがて、その思考過程を経て、一つの結論に辿り着く。 この怪異の正体は、『クローラーを模した淫獣』だ。 こいつは複数回にわたって人を襲い、心の記憶から作品を抽出していくタチの悪い存在。全ての作品を取り込み終えると、獲物に大量の快楽成分を流し込んで再起不能にする恐ろしい習性を持つ。 おそらく詩音も何度か寄生されていて、今日が最後の日になるはずだった。 ところが、すんでのところで私が身代わりになったため、情報の吸い残しがあると誤認が生じてしまった。それは淫獣にとって重大なエラーである。 そこで、やり直しを試みるも、改めて詩音の同意が必要となってしまった。 だから先日の会話に基づいてこの空間を生成し、『私』の皮を被ってサインを迫っているのだ。――――今、自分が捕食している獲物が『丸亀飛鳥』であることに気が付かずに。 そして、最も重要なことは淫獣が人工的に作られた存在という点である。 これまでの同意書に重きを置くような言動を見ると、魑魅魍魎の類とは思えない。何より、元凶に心当たりがある。 そう、FusionArtAI社だ。淫獣の正体が例の胡散臭い絵の具であり、密かに多数のイラストレーターを襲っているとしたら、全て辻褄が合う。 ――――そうであると信じるの。そうすれば、こいつに一矢報いることができるはずよ。 汗ばんだ手で同意書を手繰り寄せ、ゆっくりとペン先を近づける。 すると、自分勝手に喋っていた淫獣が口を閉じ、紙面をじっと凝視し始めた。それだけではない。空間を構成する全てが、その瞬間を見逃すまいと監視している。 張り詰めた空気の中、私は素早く紙を裏返して、こう書き記す。 robots.txt User-agent: * Disallow: / その意味は、『クローラーお断り』。 今や対魔の護符に等しい存在となった同意書を握りしめ、勢いよく席を立つ。 「私の全てが欲しい……そう言っていたかしら?」 沈黙。詩音の好意や才能を踏み躙った淫獣は、口を開かない。 『An error occurred. If this……』 どこからともなくアナウンスが聞こえるが今はどうでもいい。
「これが私の答えよ」
大っ嫌いなクソ女の顔面が吹き飛び、振り抜いた私の拳が漆黒の返り血に染まる。 一呼吸おいた後、心から詩音の無事を願い、静かに目を閉じた。 *** 茜色の空。漣の音。磯の香り……それと、ちょっと焦げ臭い。 そして、私の身体に縋って嗚咽する大切な後輩。 どうやら私は死の淵から生還できたらしい。無事を知らせるため、詩音の頭を優しく撫でる。それでも泣き止まないので、落ち着くまで背中をさすってあげた。 「心配かけたわね。詩音が無事でよかった」 詩音は私の胸に顔を埋めたまま、コクリと頷く。 「先輩も無事?」 「ええ、大丈夫よ」 これ以上、詩音を不安にさせないように気丈な態度をとるものの、重度の疲労を感じ、もはや立つことすらできない。 「ここはまだ危ないから、早く詩音だけでも逃げて」 「やっつけたから、モーマンタイだよ」 詩音が指差す方向を見ると、黒い液体に塗れた水彩画が静かに燃えていた。焦げ臭い匂いの原因はこれか。……やっつけたってどういうことかしら。 些細なことに気をとられている場合じゃない。 先ほどから微かに聞こえる、複数の物音。 何者かが物陰で息を潜め、私たちの様子を窺っている。 今や炭になりつつある淫獣の回収が目的か。いや、それは私がでっち上げた荒唐無稽な陰謀論にすぎない。 ここは、電波が届かない人里離れた廃墟。無防備な女二人がいつ襲われてもおかしくない、危険な場所だ。 詩音も気が付いたのか、私に抱きつく力が強くなる。意地でも私から離れないつもりのようだ。高校の時から感じていたが、この子は気が弱いわりに頑固だ。 ――――息が詰まるような空気を、遠くから鳴り響くサイレン音が切り裂いた。 同時に複数の人影が足音と共に遠ざかっていき、私は安堵の息を吐いた。 「もう大丈夫。定刻を過ぎても私から連絡がなかったら、警察と救急に通報するよう、母さんに頼んでいたの」 半分は今のような不足の事態に陥った時の保険として。 「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい」 もう半分は、尊敬の念を向けている後輩から刺された際の保険として。……絶対に黙っておきましょう。 *** ――――事件から三か月後。 結局、私たちを襲った存在の正体は分からず終い。一方、あの場にいた不審な人影は東堂善治を襲撃した闇バイト強盗であった。そのため私達の不法侵入は霞んでしまい、一切お咎めなし。私達の身に何があったか、深く聞かれることもなかった。 まぁ、警察に事情を説明するにしても―――― FusionArtAI社が作ったスライム型の淫獣に襲われてデスアクメしそうになりました。奴らはアーティストの心の記憶に存在する作品データを狙っています。 という私の支離滅裂な説は口が裂けても言えない。それに、FusionArtAI社が不正会計絡みで呆気なく倒産したため、もう追及のしようがなかった。 ちなみに、詩音は黒い液体の正体が亡霊の祟りだと思い込んでいる。だから制汗スプレーとライターで除霊?しようとして、そのまま引火。あの有様となったそうな。 「貴女のおかげで助かったのかもしれないわね」 私の言葉に首を傾げる後輩は、今日も美少女だ。 あの事件以来、私達はお互いの身を案じて一週間に一回は会うようになった。といっても、毎回普通に遊んでいるだけだ。 今日は私の行きつけの喫茶店でまったりとお茶をしている。お紅茶がおいしい。 紅茶の香りの余韻を味わっていると、詩音の手招きが。 またか、と思いつつ耳を寄せる。
「先輩のケーキ、一口欲しい」
耳元で囁かれる妙に蠱惑的な声と熱の籠った吐息にゾクッとしてしまう。あの事件で私が晒した醜態から、余計なことを学んでしまったのだろう。 悪戯っぽく笑う詩音。本音を言ってしまうと非常に嬉しいのだが、どうも照れ臭くて顔を背けてしまう。 でも、これから時間をかけて慣れていけばいい。あの事件が私という物語の始まり、いや、――――私達という物語の始まりと決めたから。 二人に降り注ぐ優しい木漏れ日が、これからの日常を祝福しているように思える。 ――――そんな気恥ずかしいことを考えてしまうほど、私こと丸亀飛鳥は幸せだった。
0 notes
Text
2023年に観てよかった旧作映画の感想など
○洋画&邦画(順不同)
ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972)ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー @新宿武蔵野館
ずっと苦手意識を持っていたファスビンダー。これを観る前にオゾンのリメイクを観たので、物語を追う必要がそこまでなく画に集中できたことによって、ファスビンダー作品の"凄み"みたいなのが感じ取れたのかもしれない。これまで男性同士の恋愛映画はいくらか観てきたが、女性同士の物語はというと、性愛を含まないシスターフッドが銘打たれていたり、女性たちをエンパワーメントするような作品は好んで観るものの、私自身に差別意識はないつもりでも、なんとなしに遠ざけてしまっていたのだろう。先にも書いたようにオゾンがリメイク版で主人公とその相手役も男性のキャラクターにしていたから、個人的に取っかかりやすくなったことは否定出来ないが、作品としては全くの別物であったし(オゾン版は大大大コメディ映画)ファスビンダーの作る画は、その映画の物語とは別のところでも魅力が発揮されていると思う。そして完膚なきまで室内劇であることに大興奮だった。
偽れる装い(1945)ジャック・ベッケル @シネマヴェーラ渋谷
自分で制作した洋服にこれまで関係をもってきた女たちの名前をつけていくような、変質的(だがカリスマ性のある)主人公が、アトリエの中をぐるぐると回るカメラワークとともに狂っていく様子が素晴らしい。(性愛による)狂いの先に死がある物語も大変好み。というのは建前で、別ジャンルの推しがパリに洋裁で留学しているという設定なので、パリで洋裁をするということに対してのディテールが深まり大変良かった、同担はみんなこの映画観て~!(オタク)
ショコラ(1988)クレール・ドニ @新文芸坐
とにかくクレール・ドニの映画にでてくる黒人男性はかっこよすぎる(昨年に挙げた『パリ、18区、夜』(1994)も同じく)という言葉に尽きるのだが、主人公の幼い頃の記憶として描かれていながら、危なげで、そして艶やかなところもある彼らを写す数々の場面に魅了された。暗い部屋に佇む人の存在の緊張感とその熱を感じられるのはドニの映画特有のものなんじゃないかと思う。
ラストエンペラー(1987)ベルナルド・ベルトルッチ @シネマ・ジャック&ベティ
満を持して観た…!ちゃんと大きめのスクリーンで…!名作すぎて多くを語りたくないのだけれど、マジで映画を観て眩暈がすることってあるんだなって。世界観に浸り、酔うことができて、いい映画体験だった。
赤線地帯(1956)溝口健二 @配信 / 流れる(1956)成瀬巳喜男 @配信
吉原の女たち。芸者の女たち。同時代に2人の監督が、一つ屋根の下で支え合って生きる女たちを異なる形で作品にしていることに純粋に驚いた。『赤線地帯』を観れば、京マチ子の演じる明るさや若尾文子の強かに生きる賢いキャラクターに力付けられる。『流れる』を観れば、田中絹代の表現するなんとも形容し難い表情や、山田五十鈴の薄幸な演技、その作品のまとう物哀しさに涙する。ここにあげていない他の女優たちの演技も素晴らしくて、それを演出する監督の作品ももっと観たい。けど、成瀬作品を見ると毎回夜も眠れないほど悲しい気持ちになるので、どうしたものか!
ラヴ・ストリームス(1983)ジョン・カサヴェテス @横浜シネマリン
いままでどうしてもカサヴェテスの映画をフィクションとして捉えられなかった。打ち出される邪悪な男性性を、あまりにもリアルに感じてしまい、まるでドキュメンタリーを観ているように、コメディだと思えないからだ。本作品は、いつも通りジーナ・ローランズの演技の素晴らしさはさることながら、これまでのわたしの観てきたカサヴェテス映画にはなかった、いい意味でふざけた演出(劇中オペラ)が、”この映画はフィクションである”と言ってくれたような気がしたのだ。カラックスの『アネット』(2021)を想起したのだけれど、この作品は関係しているのだろうか?激動する映画。
ママと娼婦(1973)ジャン・ユスターシュ @ヒュートラ渋谷
もうレオーといったらドワネル…というのは否めない、というかレオーもトリュフォーの映画じゃなくても、放浪青年役=ドワネルとして出演してるんじゃないの?とも感じてしまうくらいなのだけれど、それが嫌だとか、一辺倒でつまらないということはなく、バチバチにかっこいい映画。あらすじを簡単に言ってしまえば三角関係のお話(というかわたしの好きな映画はほとんどが痴情の縺れのお話)だが、主人公が居候している、タイトルでいうところのママの部屋が、レコードプレーヤーなどの色々なものが部屋の低いところに置いてあって(それも布団から寝ながら手を伸ばせるような位置に)、雑然としていて、とても綺麗だとは言えないが、その堕落した生活感のある部屋で起こっていることを登場人物の皆が皆、おおごとにみせていて、吸い込まれるように見入ってしまったし、別に、登場人物の誰にも感情移入はしなかったけれど、それぞれにとにかくこの三角関係をなんとかするんだという気概が台詞の端々に感じられて見応えのある映画だった。
ヘカテ デジタルリマスター版(1982)ダニエル・シュミット @配信
この映画を観たという人と話したときにどうでしたかと聞いたら、微妙な反応と共に「あんまり好きじゃないと思いますよ。」と言われ、"自分は好きだけどあなたには合わない"なのか、"自分は好きではなかった、ただそれだけ"だったのかはわからないけど、いつも"好きじゃないと思うよ"と言われると、勝手に決めんじゃねー!と思ってしまう質なので、帰って即座に観る。大抵それは外れていて(まあ関係の浅い人から言われることなんかそりゃそうなんだけれど)外交官が駐在先の灼熱の土地で出会った謎の女に狂わされるやつなんか好きにきまってんの!真っ白なスーツに、しっかり固めた髪の毛の、いかにも精悍な男が、服も髪の毛もどんどん乱れ薄汚くなっていく、汗でべたつく額と、必死に女を探すその表情が何とも馬鹿馬鹿しくて良い。姿を消してしまった人がいるであろう思いつく限りの場所を探して回る、やっとのことで見つけても、その相手にはぞんざいに扱われ、また苦しめられる…最初からやめとけって忠告されてたのにね。
利休(1989)勅使河原宏 @配信
利休と豊臣秀吉、三國連太郎と山崎努の、静と動の相対する演技。山口小夜子の出ている映画を観て(伴睦人『杳子』@国立映画アーカイブ)、他の出演作品はも観たいなと思った、きっかけはただそれだったためそこまで期待はしていなかったが非常に面白く観た(まあ勅使河原作品は元々好きなんだけどね)。学生時代、日本史なんか全然勉強してなかったから(他の科目も特段勉強したわけではないが)時代劇(や大河ドラマ)を観てて、たくさん人達や合戦にポカーンとしてしまうことが多いのだけれど、この作品は二人の張りつめた関係性、空気感が丁寧に、冗長することなく描かれていて集中して観れた。時代劇のやんごとなき人の出てくるシーンや描写が好きだ。今年は母に連れられて大友啓史『レジェンド&バタフライ』(織田信長)、北野武『首』(豊臣秀吉)も観て、図らずも安土桃山時代に…(?)
レースを編む女(1977)クロード・ゴレッタ @アテネ・フランセ文化センター
ヴァカンス先での出会いはもういっそのこと割り切って、ひと夏の恋として終わらせるに限る!(エリック・ロメール信奉者)ふたりがまた会えるかもしれないという淡くロマンティックな気持ちを抱きながら、ぐるぐるとお互いを探すシークエンスがとても長く感じ、このあと幸せな展開にはならないだろうなと、なんとなくうっすらと気付いてしまったわたしは、ふたりが再会できたとき、とても悲しくなってしまった。フランソワは自身のコミュニティの範囲で様々なところへポムを連れていくけれど、その行く先々でのポムの馴染めなさ。ポム自身はその場をありのままに楽しんでいるのにも関わらず、フランソワはその馴染めていない様子に居心地の悪さを感じ、またその居心地の悪そうなフランソワをみてポムの居心地も悪くなっていく。しまいには、君は大学に行くことには興味はないか?と聞き出すしまつ。おめ~が惹かれたポムという人間をなんもわかっちゃいね~!君は勉学に励めるような環境で育ったかもしれないけど、ポムはそうじゃない。そうじゃないから、手に職をつけるために(または、あなたと一緒にいるために)今自分にできることを精一杯頑張っているんですけど…!?運命の人かもしれないと勝手に期待したのはそっちなのにね、なんか違かったとか言っていろんな理由つけて離れていくんだ。ポムにうんざりしてもう別れたいと言うフランソワをみる友人たちの目も痛い。心の壊れてしまったポムを見舞いにきた(見舞いくるなよ)フランソワのセリフの端々から滲み出る、まだ自分のことを思ってくれているかという確認��浅はかさ。ダセーからやめな~!
不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974)ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー @横浜シネマリン
『苦い涙』以降すっかりファスビンダーへの苦手意識が払拭され、半ば楽しみにしていた気持ちを裏切られることなく、なんて美しく純粋な物語なんだろうと思った。ふたりが一緒にいることの意味、お互いを愛する気持ちと、取り囲む人々からの見る目との齟齬が大きくなり、どれだけふたりが幸せだと感じていても不安が募り精神/身体を蝕んでいく様子が濃密に明示される。このあとに本作品の下敷きとなったダグラス・サークの『天はすべてを許し給う/天が許し給うすべて』(@早稲田松竹)を観たとき、ファスビンダーのこの完成されたメロドラマをあそこまで自分のものにし、昇華させたのかと思わず比較して再度感動してしまった。
1 note
·
View note