#物言わぬ花
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natumark · 1 year ago
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今現在いる自作キャラクター何人居るのかなという個人的興味による名前を並べ立てるだけの場所
なお、名前は登場時のもので表記するが婚姻などの理由で作中で姓が変わっていることが判明している人物は、基本的に「旧姓(新姓)名前」と表記する。
また、同一作品あるいは別作品で別名を使用(偽名や名字違い、表記揺れなど)している場合は、名前ごとに「/」で区切る。
竜ヶ崎菖蒲(『Dreamerシリーズ』『暁』)
唐鞠人(『Dreamerシリーズ』)
唐清成(『Dreamerシリーズ』)
唐夾乎(『Dreamerシリーズ』)
葛原慎/葛城慎(『Dreamerシリーズ』『暁』『愛と誠』)
徳蘭咲莉/葛城咲莉(『Dreamerシリーズ』『暁』)
野々宮累/Y(『Dreamerシリーズ』『暁』『キメラの箱庭』)
野々宮恵/X(『Dreamerシリーズ』『暁』『キメラの箱庭』)
羽生媛乃(『Dreamerシリーズ』)
芹沢雪緒(『Dreamerシリーズ』)
神冥鳳(『Dreamerシリーズ』『暁』)
村上道嘉(『Dreamerシリーズ』『暁』)
桃川匠(『Dreamerシリーズ』『暁』)
菊加乱離(『Dreamerシリーズ』)
小野宮斗真/小野宮トニー(『Dreamerシリーズ』『暁』)
黒沢蓮雨/黒澤蓮雨(『Dreamerシリーズ』『暁』)
白川鈴花/白河鈴花(『Dreamerシリーズ』『暁』『砂漠の薔薇』)
藤堂果梨(『Dreamerシリーズ』『暁』)
安東陵哉(『Dreamerシリーズ』『暁』)
椿薫/烏夜月長/椿和久(『Dreamerシリーズ』『暁』)
浅倉香/水葱/烏夜水葱(『Dreamerシリーズ』『暁』)
日仁/姫宮日仁(『Dreamerシリーズ』『暁』『天国に結ぶ愛』)
浦上更長(『Dreamerシリーズ』)
ロイス=クロノス(『Dreamerシリーズ』)
於季(『Dreamerシリーズ』)
葛城眞明(『Dreamerシリーズ』『暁』)
咲/葛城咲子(『Dreamerシリーズ』)
信(『Dreamerシリーズ』)
尊(『Dreamerシリーズ』)
すずめ(『Dreamerシリーズ』)
光一/烏夜光長/沙羅光長(『Dreamerシリーズ』)
海二/烏夜海長/海(『Dreamerシリーズ』)
空三/葛城空明(『Dreamerシリーズ』)
四葉(『Dreamerシリーズ』)
山五/烏夜頼長(『Dreamerシリーズ』)
六花(『Dreamerシリーズ』)
七火(『Dreamerシリーズ』)
風八/烏夜風頼(『Dreamerシリーズ』)
九華(『Dreamerシリーズ』)
菊加康朝(『Dreamerシリーズ』)
富永朝頼(『Dreamerシリーズ』『暁』)
夕/富永夕姫(『Dreamerシリーズ』『暁』)
舞/吉条舞(『Dreamerシリーズ』『暁』『愛と誠』)
杉尾景平(『Dreamerシリーズ』『暁』『愛と誠』)
高泉明道(『Dreamerシリーズ』『暁』)
藤子/高泉藤子(『Dreamerシリーズ』『暁』)
宗浦静信(『Dreamerシリーズ』『暁』)
宗浦佐予/黒沢紗綾(『Dreamerシリーズ』『暁』)
竜ヶ崎紫陽花(『Dreamerシリーズ』)
竜ヶ崎紫苑(『Dreamerシリーズ』)
葛城新名(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
沙羅亰一郎(『Dreamerシリーズ』)
菊加理汰郎(『Dreamerシリーズ』)
岡崎煌大(『Dreamerシリーズ』)
長谷川謙輔(『Dreamerシリーズ』)
丹羽勇磨(『Dreamerシリーズ』)
井崎保(『Dreamerシリーズ』)
藤堂俊也(『Dreamerシリーズ』)
安東明仁(『Dreamerシリーズ』)
桜井晋右衛門(『Dreamerシリーズ』)
古賀翔平(『Dreamerシリーズ』)
池田綾之助(『Dreamerシリーズ』)
若宮千歳丸(『Dreamerシリーズ』)
加納梨子(『Dreamerシリーズ』)
若宮江与(『Dreamerシリーズ』)
上原千夏(『Dreamerシリーズ』)
神冥奈々子(『Dreamerシリーズ』)
板額常葉(『Dreamerシリーズ』)
巴静(『Dreamerシリーズ』)
桂木歩実(『Dreamerシリーズ』)
乱崎望(『Dreamerシリーズ』)
村井潤(『Dreamerシリーズ』)
橋元文佳(『Dreamerシリーズ』)
竜ヶ崎葵(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
唐六連(『Dreamerシリーズ』)
菊加玖蘭(『Dreamerシリーズ』)
村上章広(『Dreamerシリーズ』)
高村澪子(『Dreamerシリーズ』)
村上実保(『Dreamerシリーズ』)
徳蘭晴名(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
葛原(徳蘭)稔(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
葛原睦(『Dreamerシリーズ』)
野々宮佳澄(『Dreamerシリーズ』)
野々宮露佳(『Dreamerシリーズ』)
村上音羽(『Dreamerシリーズ』)
桔梗(『Dreamerシリーズ』)
飛済彩瀬(『Dreamerシリーズ』)
華前朔耶(『Dreamerシリーズ』)
魚谷麗美子(『Dreamerシリーズ』『私だけのあなた』)
柳沢璋司/リッソ(『Dreamerシリーズ』)
仲村真理命/アルク(『Dreamerシリーズ』)
佐崎のの/シルウァーティ(『Dreamerシリーズ』)
篠原花代子/ヴェッタ(『Dreamerシリーズ』)
三輪凛/ラージャ(『Dreamerシリーズ』)
沙羅京/オルカ(『Dreamerシリーズ』)
梶神流/イースイ(『Dreamerシリーズ』)
亜苙恭一/ピテーコ(『Dreamerシリーズ』)
纓田大輝/ウル(『Dreamerシリーズ』)
風雅萌華/トゥナ(『Dreamerシリーズ』)
古森貴雄/フーリー(『Dreamerシリーズ』)
瑠璃満/ローリ(『Dreamerシリーズ』)
工藤明人/リュープ(『Dreamerシリーズ』)
村宇治龍星/レオンテ(『Dreamerシリーズ』)
橘田奏/チィーガル(『Dreamerシリーズ』)
八百津李央/レニェ(『Dreamerシリーズ』)
舞園博美/シュラン(『Dreamerシリーズ』)
高梨宗治/ロントラ(『Dreamerシリーズ』)
高梨愛美/ムルシェ(『Dreamerシリーズ』)
橋爪実果/プフェー(『Dreamerシリーズ』)
戸ノ塚義洋/レーエ(『Dreamerシリーズ』)
沙羅保光(『Dreamerシリーズ』『暁』)
沙羅都(『Dreamerシリーズ』)
沙羅(芹沢)茜(『Dreamerシリーズ』『天国に結ぶ愛』)
黒沢ラウル(『Dreamerシリーズ』)
黒沢琳芳(『Dreamerシリーズ』)
鹿苑要(『Dreamerシリーズ』)
飛鳥千広(『Dreamerシリーズ』)
藤宮美春(『Dreamerシリーズ』)
春宮寺鷹美(『Dreamerシリーズ』)
倉本菊(『暁』)
倉本楓(『暁』)
戸蔵百合(『暁』)
透(『暁』)
美奈子/竺川茗/姫宮美奈子(『暁』『天国に結ぶ愛』)
���宮礼仁/江宮礼史(『暁』『天国に結ぶ愛』)
馬場園彰/竺川彬良(『暁』『天国に結ぶ愛』)
藤宮倫子/藤宮(姫宮)倫子(『暁』『天国に結ぶ愛』)
竺川葵子/竺川(渡邊)葵子(『暁』『天国に結ぶ愛』)
竺川彬彦(『暁』『天国に結ぶ愛』)
千鶴/姫宮(江宮)千鶴(『Dreamerシリーズ』『暁』『天国に結ぶ愛』)
江宮礼護(『暁』『天国に結ぶ愛』)
衆樹綴(『キメラの箱庭』)
徳富延寿/徳富槐(『キメラの箱庭』)
群千在(『キメラの箱庭』)
上久世揚羽(『キメラの箱庭』)
百千拓人(『キメラの箱庭』)
濱野桜海(『キメラの箱庭』)
穂末涼(『キメラの箱庭』)
上久世浅黄(『キメラの箱庭』)
鈴鹿真昼(『キメラの箱庭』)
藤波杏七(『キメラの箱庭』『私だけのあなた』『春の墓標』)
陣内柚斎(『キメラの箱庭』『私だけのあなた』『春の墓標』)
黒森真那(『キメラの箱庭』)
柳泉文目(『キメラの箱庭』)
葛木眞/葛木䰠(『キメラの箱庭』)
夜長葵(『キメラの箱庭』)
代永蒼/ソーマ(『キメラの箱庭』)
衆樹享(『キメラの箱庭』)
衆樹聖(『キメラの箱庭』)
紀野蘭花(『キメラの箱庭』)
紀野國香(『キメラの箱庭』)
衆樹すばる(『キメラの箱庭』)
出水隆明(『キメラの箱庭』)
四倉真夜(『キメラの箱庭』)
小野田トム(『キメラの箱庭』)
葛木魁(『キメラの箱庭』)
群千秋成(『キメラの箱庭』)
荻谷純(『キメラの箱庭』『私だけのあなた』『春の墓標』)
穂末純(『キメラの箱庭』)
マヤン=リュナー・ヴァルト(『キメラの箱庭』)
杉崎和義(『私だけのあなた』)
杉崎惟義(『私だけのあなた』)
峯岸心愛(『私だけのあなた』)
御影優(『春の墓標』)
御影秀(『春の墓標』)
和泉賢路(『春の墓標』)
鴻池麻理(『砂漠の薔薇』)
朝霧浪漫(『砂漠の薔薇』)
鴻池理人(『砂漠の薔薇』)
臼井史也(『砂漠の薔薇』)
戸来(『荒れ野の茨』)
惣間(『荒れ野の茨』)
井貫(『荒れ野の茨』)
半田冬葵(『物言わぬ花』)
フリードリヒ(『物言わぬ花』)
鈴木司狼(『物言わぬ花』)
鈴木虎徹(『物言わぬ花』)
鈴木未沙(『物言わぬ花』)
鈴木宗馬(『物言わぬ花』)
アリア/Arianne Luisa Calberry(『Links of Destiny』)
ジーク/Siegward Selecis Schwarza(『Link of Destiny』)
ベル/Bernardo Emanuel Thiers(『Link of Destiny』)
リディアン/Lydian La René Ostinato(『Link of Destiny』)
エリー/Ellie Gillian Simons(『Link of Destiny』)
ジャック/Jack Law Herschel(『Link of Destiny』)
ケイト/Kate Lyl Rainer(『Link of Destiny』)
フィル/Philipp O'Carolan(『Link of Destiny』)
シェイラ/Sheila McMahon(『Link of Destiny』)
ラウロ/Lauro Carnevale(『Link of Destiny』)
尹依琳(『Link of Destiny』)
レイ/日向零鬼(『Link of Destiny』)
日向優鬼(『Link of Destiny』)
日向瑞鬼(『Link of Destiny』)
フローリァ/近衛桐鬼(『Link of Destiny』)
ジュリア/Julia Crache Schwarza(『Link of Destiny』)
リディ/Lydios Alks Rilvale(『Link of Destiny』)
辰水龍眞(『Link of Destiny』)
睦溜藍岬(『Link of Destiny』)
フューラー/Frank Feurer(『Link of Destiny』)
マリア/Maria Muriel Lowell(『Link of Destiny』)
ルーネリア/Runelia Michelle Iris-Queen(『Link of Destiny』)
サミュエル/Samuel Stefan Iris-Queen(『Link of Destiny』)
姫百合/宇都宮鬼百合(『Link of Destiny』)
播磨鬼菊(『Link of Destiny』)
日向蘭鬼(『Link of Destiny』)
エレーヌ/Helene(『Link of Destiny』)
カムイ/Kamui(『Link of Destiny』)
マヤ/Maya(『Link of Destiny』)
風銀流睡(『Link of Destiny』)
レイヴン/Raven(『Link of Destiny』)
カナリー/Canary(『Link of Destiny』)
ピーコック/Peacock(『Link of Destiny』)
パロット/Parrot(『Link of Destiny』)
ティール/Teal(『Link of Destiny』)
カイト/Kite(『Link of Destiny』)
ロビン/Robin(『Link of Destiny』)
ピジョン/Pigeon(『Link of Destiny』)
ジル/Silfried Wishel Schwarza(『Link of Destiny』)
アリオス=アレイオス/Arios Areios(『Link of Destiny』)
ジェイド=オリアーナ/Jade Oriana(『Link of Destiny』)
幽鬼(『Link of Destiny』)
カイル/海/Kyle Schwarza(『Link of Destiny』)
ソラリス/天/Solaris Schwarza(『Link of Destiny』)
アイリス/Iris Athala Wessux(『Link of Destiny』)
ルエィス/LEis(『lost story』)
ハリェン/XaRien(『lost story』)
ジ(ク)セロ/XixCero(『lost story』)
リュスヴェ/LuCвe(『lost story』)
ノーデュンレ/HoDunle(『lost story』)
オムスミェト/OmCмed(『lost story』)
ファミンシェ/FaMinXià(『lost story』)
エルフィ/HelFi(『lost story』)
エィラ/AίRra(『lost story』)
ネフォーラト/NefŌraD(『lost story』)
レオム/ReUm(『lost story』)
レオミン/ReUmin(『lost story』)
フレィディス/FlaDis(『lost story』)
ウィーノヴ/ViNov(『lost story』)
リルリュスヴェン/Lir'LuCвen(『lost story』)
フリューゥル/FlüWl(『lost story』)
ジャスティン/Justine(『無題』)
エレナ/Elena(『無題』)
クリスティー/Christy(『無題』)
ジュリエッタ/Giulietta(『無題』)
アーテー/Ate(『無題』)
シャルロッテ/Charlotte(『無題』)
双葉=沙羅(『名のない長編』)
双葉=檀(『名のない長編』)
双葉=芹子(『名のない長編』)
榊=竜胆(『名のない長編』)
榊=桔梗(『名のない長編』)
榊=藤浪(『名のない長編』)
山吹(『名のない長編』)
柾(『名のない長編』)
芙蓉(『名のない長編』)
撫子(『名のない長編』)
柘榴(『名のない長編』)
リリー/Liliana-Lilynette Eminy(『天使な悪魔!!』)
セバス/Sebas-Severo Eugenie(『天使な悪魔!!』)
ジム/James-Robert Caria(『天使な悪魔!!』)
シリウス/Sirius-Procyon Laxness(『天使な悪魔!!』)
リアム=リーガン/Liam-Regan Lupin(『天使な悪魔!!』)
ピーター/Peter-Petillant Oscar(『天使な悪魔!!』)
ルシファー/Lucifer-Narcissus Arrowfone(『天使な悪魔!!』)
レグルス/Regulus-Arcturus Laxness(『天使な悪魔!!』)
アーサー/Arthur-Eric Williams(『天使な悪魔!!』)
メアリー/Mary-Reserva Lisse(『天使な悪魔!!』)
スピカ/Spica-Perle Laxness(『天使な悪魔!!』)
アリス=ティー/Alice-Ttie Caria(『天使な悪魔!!』)
フィアナ=フィー/Fiana-Fee(『天使な悪魔!!』)
ミッシェル/Michelle-Louise Stuart(『天使な悪魔!!』)
カタリーナ/Katharina Herrstein(『天使な悪魔!!』)
ドロシー/Dorothy-Daisy Hades(『天使な悪魔!!』)
ローズ/Roselia-Rosetta Eminy(『天使な悪魔!!』)
ハロルド=ハウリー/Harold-Hawley(『融解温度黙示録』)
スーザン=ホウ/Susan-Ho/Susan-Flay Ros Marlunica(『融解温度黙示録』)
ディア=クラレンス/Dia-Clarence-Melgart Arnold Onestry(『融解温度黙示録』)
アメリア/Amelia Emu(『融解温度黙示録』)
ティエリオ/Tierio Emu(『融解温度黙示録』)
ゴードン=ラックズベリー/Gordon-Racksberry/Gordon-Racksnes Berylrield Ros(『融解温度黙示録』)
クロード神父/Claude-Melvin(『融解温度黙示録』)
オンディーナ=バルバッラ/カルラ=マリカ/Ondina−Barbarra/Karla-Marika(『融解温度黙示録』)
ギュンター/Erich Günther(『融解温度黙示録』)
マックス/Maximilian Günther(『融解温度黙示録』)
ジェラルド=ステロ/Gerardo-Stello(『融解温度黙示録』)
メイリン/Meilin(『融解温度黙示録』)
ソロモン/Salomon Keller(『融解温度黙示録』)
メリエル/Meriel Knott(『融解温度黙示録』)
ヴィオラ=エレイン/Violet-Sara-Elaine Iris-Queen(『融解温度黙示録』)
ジャック=アンドリュー/Jack-Andrew/Jean-Baptiste−André(『融解温度黙示録』)
コルネリウス/Cornelius Keller(『融解温度黙示録』)
カスパル/Kaspar Keller(『融解温度黙示録』)
ヨハンナ/Johanna Keller(『融解温度黙示録』)
ザシャ/Alexander Keller(『融解温度黙示録』)
リカルダ/Ricarda Keller(『融解温度黙示録』)
ナディヤ/Nadja Keller(『融解温度黙示録』)
フリードリヒ/Friedrich Keller(『融解温度黙示録』)
クラウディア/Claudia Keller(『融解温度黙示録』)
オーウェン=ホウ/Owen-Ho Ros Marlunica(『融解温度黙示録』)
エル=ペルリック/El-Perlick(『融解温度黙示録』)
メリー=アン/Marry-Ann(『融解温度黙示録』)
第一使徒シミオン/Simeon(『融解温度黙示録』)
ダイナ/Dinah(『融解温度黙示録』)
第二使徒ハイメ/Jaime(『融解温度黙示録』)
第三使徒フアン/Juan(『融解温度黙示録』)
第四使徒アンドレイ/Andrei(『融解温度黙示録』)
第五使徒フィリパ/Filipa(『融解温度黙示録』)
第六使徒ナータン/Nathan(『融解温度黙示録』)
第七使徒マタエウス/Matthaeus(『融解温度黙示録』)
第八使徒トマ/Thomas(『融解温度黙示録』)
第九使徒ジャコバ/Jacoba(『融解温度黙示録』)
第十使徒アダイ/Aday(『融解温度黙示録』)
第十一使徒ジュード/Jude(『融解温度黙示録』)
第十二使徒マッテーオ/Matteo(『融解温度黙示録』)
第十三使徒ヨゼフ/Yôsēp̄‎(『融解温度黙示録』)
第十四使徒パヴレ/Pavle(『融解温度黙示録』)
アリス/Samuel-Florence Allison(『PP.アンダーランド』)
白うさぎ/スノゥ/Bearice-Phyllis Gloster(『PP.アンダーランド』)
チェシャ猫/キャット/Victoria Raymond Torrington(『PP.アンダーランド』)
キティ/William Raymond Torrington(『PP.アンダーランド』)
帽子屋/ブラック/Patricia-Louis Fox(『PP.アンダーランド』)
帽子屋/ホワイト/Patrick-Kate Fox(『PP.アンダーランド』)
ハートの女王/Justine-Le-Mary Heartfilia(『PP.アンダーランド』)
紅茶屋/ティー/Raphael-Edwin Keith(『PP.アンダーランド』)
香水屋/ティア/Gabriel-Edward Keith(『PP.アンダーランド』)
時計屋/ティム/Mickael-Edmond Keith(『PP.アンダーランド』)
ヤマネ(眠りねずみ)/ドール/Emanuel-Irene Fitch(『PP.アンダーランド』)
ハートのジャック/Silfried-La-Alexandra Heartfilia(『PP.アンダーランド』)
伯爵/ドードー/Sin-Clara-Clarence Arnold(『PP.アンダーランド』)
占い師/芋虫/Kristine-Noelle Walsingham(『PP.アンダーランド』)
伯爵夫人/カナリア/Cecilia-Emily Arnold(『PP.アンダーランド』)
トカゲのリズ/Kimberley-Hector Lipscomb(『PP.アンダーランド』)
三月うさぎ/Thomas-Malcolm Olsen(『PP.アンダーランド』)
ウミガメモドキ/Ramona-Thelma Monroe(『PP.アンダーランド』)
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elle-p · 1 year ago
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Scan and transcription of the Persona 3 part of Newtype Magazine February 2016
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春、夏、秋を経て冬、理が出す答えを見届けて
監督 田口智久
死を見つめる季節のフィナーレに
第1章でコンテ、第2章で監督を務めてこられた劇場版「ペルソナ3」ですが、ファイナル・シーズンである第4章は、どのような気持ちで臨んだのでしょう?
田口 第3章で自分が監督としてかかわっていない劇場版「ペルソナ3」を見ることができたのが、刺激になりました。自分とはまったく違う方法論で構築されていて、僕がやったら確実にこうならないですし、なんというかジェラシーのようなものを感じまして。ああ、ペルソナって、こういうふうにつくることもできるんだ、と。それを受け止めることができたからこそ、第4章では、自分のやり方を突き詰めたフィルムにしなくてはと思いました。あとは、やっぱりフィナーレということでのプレッシャーが大きかったです。
第4章の物語の関となるのは?
田口 理と綾時の関係性ですね。そこヘシャドウの��体であるニュクスが襲来したり、それに伴ってみんなの心がダウナーになって⋯⋯という展開で、ずいぶん重いものになっています。でも、みんなが悩んでいる部分にしっかり尺を取って描いているので、映画ならではの見せ方ができているのでは、と思います。
理にスポットが当たっていきますが、どのように描きましたか?
田口 第3章に、理が旅館の池に落ちて笑うシーンがありますけど、あの理を経ての理をしっかり追っていこうと考えていました。今作では、抱えきれないほどの絶望を前に、悩み、立ち止まってしまうというところまで、みんなが落ちてしまうんですけど、そのなかで理が見つけ出す答えというのが、全4章通してのテーマでもあり、象徴的なセリフになっています。そして、それは、第3章で笑った理がいなければ、たどり着けなかった答えなんじゃないかな、と。
それから、綾時とアイギスも、重要な存在ですね。
田口 すごく極端な⋯⋯本当に超極端な言い方ですけど「綾時と理は両想い。アイギスは理に片想い」っていうのを、こっそり頭の片角に置いてました(笑)。もちろん僕独自の解釈なので、いろんなとらえ方をしてほしくもあるのですが。ただ、そうやって、アイギスがヒロイン然としているわけではないからこそ、ペルソナならではの仲間感が出る、というのもあるんですよね。
理と綾時に重点が置かれていくとなると、その二役を演じられている石田彰さんのアフレコもすさまじいものになったのでは。
田口 石田さんだけ別の週に理以外の綾時を中心とした声を録らせていただいてから、全体アフレコの週に理としてみんなといっしょに録らせていただいた感じなんですけれど、本当にすばらしかったです。演技に対するストイックさが本当にプロフェッショナルで、ご自身で「今のは少し綾時が出てしまったから」とリテイクを申し出てくださったり。
全体的にも、とてもスムーズなアフレコになったそうですね。
田口 圧倒的にスムーズでした。特に今回は静かなシーンが多くて、感情的にセリフを吐くような場面はほとんどないんですけど、その淡々とした空気感を成立させるのは難しいはずなのに、自然にスッとやってしまえるのがこのチームの方々の成せる技。こんなに研ぎ澄まされた現場は、なかなかないのではないかと。
細かな心情描写という意味では?画づくりにもこだわられたのでは?田口監督の描き出すダウナーな情景描写が楽しみです。
田口 カッティングが終わった後に、編集さんに言われたひと言が「暗っ!」でしたからね(笑)。刺されて死ぬとか大惨事が起���って死ぬとかのサスペンス的な死ではなくて、非常に観念的な死についての物語なので、精神的にどうやられていくかというのを、どう表現するかが課題で。光や色味の演出であったり、降ってくる雪の量で表現していきました。アニメで雪が降りつづけている作品もあまりないんじゃないかと思うんですけど、心情とマッチさせたいなあというところで、力を入れています。作画もすごいアニメーターさんたちが集まってくださっていて、誇張された動きというよりはリアル寄りの芝居をていねいに描いてくださっています。全然動いているように見えないところにも実は枚数が割かれていて、作画枚数もこれまででいちばん使っているんですよ。
最後に、今作を描くうえでの最大のポイントだったと考えるシーンを教えてください。
田口 ラストですね。それは第4章を担当すると決まったときから、見据えていたビジョンでもあります。第1章の春からともに季節を経てきた理と仲間たちが迎える、そのラストを見届けてほしいです。
#1 Spring of Birth
1日と1日のはざまに隠された影時間。そこにはびこる怪物・シャドウに襲われて、無気力症となってしまう者が町に続出していた。対抗できるのは、ペルソナという特殊な能力をもつ者だけ。春、私立月光館学園に転校してきた結城理は、ペルソナの力に覚醒し、同じくぺルソナの力をもつ者たちが集う特別課外活動部へと引き入れられる
#2 Midsummer Knight's Dream
夏休みに屋久島旅行に向かった特別課外活動部。そこでアイギスという女の子に出会う。彼女は対シャドウ特別制圧兵装のラストナンバーであり、なぜか理のそばにいることを望むのだった。理たちは影時間の謎を追いながら、さらに新たな仲間と出会い、きずなを深めていく。だがそこにストレガと名のる者たちが現われ⋯⋯
#3 Falling Down
季節は秋。特別課外活動部は、影時間を終わらせるため、シャドウや滅びを望むストレガとの死闘を重ねていた。ある者は仲間や家族の死と向き合い、ある者は護るべき者に気づき、ある者はこれまでの戦いの意味に葛藤する。そんなとき、理の前に謎の転校生、望月綾時が現われる。その出会いの先にあるものは⋯⋯
「PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth」
●1月23日土全国ロードショー
●第3章Blu-ray&DVD 1月20日水発売
WEB▶http://www.p3m.jp/
Twitter▶@P3movie
illustrated by YUKIO HASEGAWA, finished by SAORI GODA
background by BIHOU, text by HITOMI WADA
©ATLUS ©SEGA/劇場版「ペルソナ3」製作委員会
STAFF 原作=「ペルソナ3」(アトラス) 脚本=熊谷純 スーパーバイザー=岸誠二 キャラクターデザイン=渡部圭祐 ペルソナデザイン=秋恭摩 プロップデザイン=常木志伸 色彩設計=合田沙織 美術監督=谷岡善王(美峰) 美術設定=青木薫(美峰) コンポジット&ビジュアルディレクター=高津純平 編集=櫻井崇 音楽=目黒将司、小林哲也 音響監督=飯田里樹 第4章監督=田口智久 制作=A-1 Pictures
CAST 結城理=石田彰 岳羽ゆかり=豊口めぐみ 伊織順平=鳥海浩輔 桐条美鶴=田中理恵 真田明彦=緑川光 山岸風花=能登麻美子 アイギス=坂本真綾 天田乾=緒方恵美 荒垣真次郎=中井和哉 イゴ ール=田の中勇(特別出演) エリザベス=沢城みゆき
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lllusioninthehead · 24 days ago
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2025/6/3
知識はAIに聞けばわかる時代に、我らは一体何をして生きていけばよいだろう。
自室のワークスペースに籠りながら窓ガラスの小さな雨粒が滑り落ちていくのを眺めていた。そんな疑問が心の奥底で何度も反響していて少しうるさい。
大きな知識が隣にある時代、僕らの役割はもはや特大のHDを頭に作ることではない。
答えは3つ
・体験や感情を語れないやつに用はない。
・そのために実行せよ。あらゆることを。
・そこで得た問いをAIに問い、その知識を持ちまた体験せよ。
考えてみてほしい。
朝のキッチンで、まだ起き得ない誰かのために朝食を作る喜び。トマトを刻む指先の感触。あるいは、出張先で、隣に座った見知らぬ誰かと、他愛のない話に花を咲かせた時の、あの奇妙な一体感。それから、真夜中のバッティングセンターで渾身の一振りがようやくボールに当たった瞬間の小さな勝利。
AIはきっと、完璧は完璧な朝食のレシピを教えてくれるだろうし、最高の会話術をレコメンドしてくれるかもしれない。バッティングの練習方法も、きっと驚く��ど効率的なカリキュラムを提案してくれるはずだ。でも、そこで生まれる「熱」や「匂い」、胸の奥で確かに感じる「震え」は、データからは決して立ち現れない、僕たち人間だけが触れることのできる、やわらかな世界の断面だ。
知識が無限に広がる世界で、僕たちが本当に探すべきは、おそらく「知識」そのものじゃない。それは、僕たちの五感で、肌で、心で、直接触れることのできる「体験」の積み重ねなのかもしれない。ひとつひとつの体験が、まるで地層に刻まれた溝のように、僕たちの人生に確かな深みを与えていく。そして、その深みこそが、AIには決して届かない、僕たち人間の本質を照らす光になる。
雨粒を降らす、分厚い雲の向こうで星々が瞬くように、僕たちは今日も、指先の感触と、心の奥底の微かな響きを頼りに、この世界の端を彷徨っている。それだけが、僕たちがまだ、僕たちである証なのだから。
谷崎潤一郎に言わせれば「本を捨てよ」ということだろうが。
僕に言わせれば「文庫本をポケットに入れて歩き出そう」
知識や倫理に縛られるのではなく、感覚や直感で物事を理解するための一助になれ。
驚くほど静かな誕生日に。
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17 notes · View notes
simamamoru · 11 months ago
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汚辱の日々  さぶ
  1.無残
 日夕点呼を告げるラッパが、夜のしじまを破って営庭に鳴り響いた。
「点呼! 点呼! 点呼!」
 週番下士官の張りのある声が静まりかえった廊下に流れると、各内務班から次々に点呼番号を称える力に満ちた男達の声が騒然と漠き起こった。
「敬礼ッ」
 私の内務班にも週番士官が週番下士官を従えて廻って来て、いつもの点呼が型通りに無事に終った。辻村班長は、これも毎夜の通り
「点呼終り。古兵以上解散。初年兵はそのまま、班付上等兵の教育をうけよ。」
 きまりきった台詞を、そそくさと言い棄てて、��っさと出ていってしまった。
 班付上等兵の教育とは、言い換えれば「初年兵のビンタ教育」その日の初年兵の立居振舞いのすべてが先輩達によって棚卸しされ、採点・評価されて、その総決算がまとめて行われるのである。私的制裁をやると暴行罪が成立し、禁止はされていたものの、それはあくまで表面上でのこと、古兵達は全員残って、これから始まる凄惨で、滑稽で、見るも無残なショーの開幕を、今や遅しと待ち構えているのであった。
 初年兵にとつては、一日のうちで最も嫌な時間がこれから始まる。昼間の訓練・演習の方が、まだしもつかの間の息抜きが出来た。
 戦闘教練で散開し、隣の戦友ともかなりの距離をへだてて、叢に身を伏せた時、その草いきれは、かつて、学び舎の裏の林で、青春を謳歌して共に逍遙歌を歌い、或る時は「愛」について、或る時は「人生」について、共に語り共に論じあったあの友、この友の面影��一瞬想い出させたし、また、土の温もりは、これで母なる大地、戎衣を通じて肌身にほのぼのと人間的な情感をしみ渡らせるのであった。
 だが、夜の初年兵教育の場合は、寸刻の息を抜く間も許されなかった。皓々(こうこう)とした電灯の下、前後左右、何かに飢えた野獣の狂気を想わせる古兵達の鋭い視線が十重二十重にはりめぐらされている。それだけでも、恐怖と緊張感に身も心も硬直し、小刻みにぶるぶる震えがくるのだったが、やがて、裂帛(れっぱく)の気合
怒声、罵声がいり乱れるうちに、初年兵達は立ち竦み、動転し、真ッ赤に逆上し、正常な神経が次第々に侵され擦り切れていった。
 その過程を眺めている古兵達は誰しも、婆婆のどの映画館でも劇場でも観ることの出来ない、スリルとサスペンスに満ち溢れ、怪しい雰囲気につつまれた素晴しい幻想的なドラマでも見ているような錯覚に陥るのであった。幻想ではない。ここでは現実なのだ。現実に男達の熱気が火花となって飛び交い炸裂したのである。
 なんともやりきれなかった。でも耐え難い恥辱と死につながるかもしれない肉体的苦痛を覚悟しない限り抜け出せないのである。ここを、この軍隊と云う名の檻を。それがあの頃の心身共に育った若者達に課せられた共通の宿命であった。
 この日は軍人勅諭の奉唱から始まった。
「我ガ国ノ軍隊ハ代々天皇ノ統率シ賜ウトコロニゾアル……」
 私は勅諭の奉唱を仏教の読経、丁度そんなものだと思っていた。精神が忘れ去られ、形骸だけが空しく機械的に称えられている。又虐げられた人々の怨念がこもった暗く重く澱んだ呻き、それが地鳴りのように聞こえてくるそんな風にも感じていた。
 勅諭の奉唱が一区切りついたところで、一人の古兵が教育係の上等兵に何か耳うちした。頷いた上等兵は、
「岩崎、班長殿がお呼びだ。すぐ行けッ」
 全員の目が私に集中している。少くとも私は痛い程そう感じた。身上調査のあったあの日以来、私は度々辻村机長から呼び出しをうけた。あいつ、どうなってんだろ。あいつ班長殿にうまく、ゴマすってるんじゃないか。あいつ、俺達のことを、あることないこと、班長殿の気に入るように密告してるんじゃないか。同年兵も古兵達も、皆がそんな風に思っているに違いない。私は頑なにそう思い込んでいた。
 つらかった。肩身が狭かった。
 もともと私は、同年兵達とも古兵達とも、うまくいっていなかった。自分では余り意識しないのだが、私はいつも育ちや学歴を鼻にかけているように周囲から見られていたようである。運動神経が鈍く、腕力や持久力がからっきし駄目、することなすことがヘマばかり、ドジの連続の弱兵のくせに、その態度がデカく気障(きざ)っぽく嫌味で鼻持ちがならない。そう思われているようだった。
 夏目漱石の「坊ちゃん」は親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしていたと云うが、私は生まれつき人みしりのする損なたちだった。何かの拍子にいったん好きになると、その人が善人であれ悪人であれ、とことん惚れ込んでしまうのに、イケ好かない奴と思うともう鼻も引つかけない。気軽に他人に話しかけることが出来ないし、話しかけられても、つい木で鼻をくくったような返事しかしない。こんなことではいけないと、いつも自分で自分を戒めているのだが、こうなってしまうのが常である。こんなことでは、同年兵にも古兵にも、白い眼で見られるのは至極当然内務班でも孤独の影がいつも私について廻っていた。
 あいつ、これから始まる雨霰(あめあられ)のビンタを、うまく免れよって――同年兵達は羨望のまなざしを、あいつ、班長室から戻って来たら、ただではおかないぞ、あの高慢ちきで可愛いげのないツラが変形するまで、徹底的にぶちのめしてやるから――古兵達は憎々しげなまなざしを、私の背に向って浴せかけているような気がして、私は逃げるようにその場を去り辻村班長の個室に急いだ。
 2.玩弄
 部屋の前で私は軽くノックした。普通なら「岩崎二等兵、入りますッ」と怒鳴らねばならないところだが、この前、呼び出しをうけた時に、特にノックでいいと辻村班長から申し渡されていたのである。
「おう、入れ」
 低いドスのきいた返事があった。
 扉を閉めると私はいったん直立不動の姿勢をとり、脊筋をぴんとのばしたまま、上体を前に傾け、しゃちこばった敬礼をした。
 辻村班長は寝台の上に、右手で頭を支えて寝そべりながら、じっと私を、上から下まで射すくめるように見据えていたが、立ち上がって、毛布の上に、どっかとあぐらをかき襦袢を脱ぎすてると、
「肩がこる、肩を揉め」
 傲然と私に命じた。
 私も寝台に上がり、班長の後に廻って慣れぬ手つきで揉み始めた。
 程よく日焼けして艶やかで力が漲っている肩や腕の筋肉、それに黒々とした腋の下の毛のあたりから、男の匂いがむっと噴き出てくるようだ。同じ男でありながら、私の身体では、これ程官能的で強烈な匂いは生まれてこないだろう。私のは、まだまだ乳臭く、淡く、弱く、男の匂いと云うには程遠いものであろう。肩や腕を、ぎこちない手つきで揉みながら、私はふっと鼻を彼の短い頭髪やうなじや腋に近づけ、深々とこの男の乾いた体臭を吸い込むのだった。
「おい、もう大分、慣れて来たか、軍隊に」
「……」
「つらいか?」
「いエ……はァ」
「どっちだ、言ってみろ」
「……」
「つらいと言え、つらいと。はっきり、男らしく。」
「……」
「貴様みたいな、娑婆で、ぬくぬくと育った女のくさったようなやつ、俺は徹底的に鍛えてやるからな……何だ、その手つき……もっと、力を入れて……マジメにやれ、マジメに……」
 辻村班長は、岩崎家のぼんぼんであり、最高学府を出た青白きインテリである私に、マッサージをやらせながら、ありったけの悪態雑言を浴びせることを心から楽しんでいる様子であった。
 ごろりと横になり、私に軍袴を脱がさせ、今度は毛深い足や太股を揉みほぐし、足の裏を指圧するように命じた。
 乱れた越中褌のはしから、密生した剛毛と徐々に充血し始めた雄々しい男の肉茎が覗き生臭い股間の匂いが、一段と激しく私の性感をゆさぶり高ぶらせるのであった。
 コツコツ、扉を叩く音がした。
「おお、入れ」
 私の時と同じように辻村班長は横柄に応えた。今時分、誰が。私は思わず揉む手を止めて、その方に目を向けた。
 入って来たのは――上等兵に姿かたちは変ってはいるが――あっ、辰ちゃんではないか。まぎれもなく、それは一丁目の自転車屋の辰ちゃんなのだ。
 私の家は榎町二丁目の豪邸。二丁目の南、一丁目の小さな水落自転車店、そこの息子の辰三は、私が小学校の頃、同じ学年、同じクラスだった。一丁目と二丁目の境、その四つ角に「つじむら」と云ううどん・そば・丼ぶり物の店があり、そこの息子が今の辻村班長なのである。
 私は大学に進学した関係で、徴兵検査は卒業まで猶予されたのであるが、彼―― 水落辰三は法律通り満二十才で徴兵検査をうけ、その年か翌年に入隊したのだろう。既に襟章の星の数は私より多く、軍隊の垢も、すっかり身についてしまっている様子である。
 辰ちゃんは幼い時から、私に言わせれば、のっぺりした顔だちで、私の好みではなかったが、人によっては或いは好男子と言う者もあるかもしれない。どちらかと言えば小柄で小太り、小学校の頃から既にませていて小賢しく、「小利口」と云う言葉が、そのままぴったりの感じであった。当時のガキ大将・辻村に巧みにとり入って、そのお気に入りとして幅をきかしていた。私が中学に入って、漢文で「巧言令色スクナシ仁」と云う言葉を教わった時に「最っ先に頭に想い浮かべたのはこの辰ちゃんのことだった。ずる賢い奴と云う辰ちゃんに対する最初の印象で、私は殆んどこの辰ちゃんと遊んだ記憶も、口をきいた記憶もなかったが、顔だけは、まだ頭の一隅に鮮明に残っていた。
 辻村班長は私の方に向って、顎をしゃくり上げ、辰ちゃん、いや、水落上等兵に、「誰か分かるか。」
 意味あり気に、にやっと笑いながら尋ねた
「うん」
 水落上等兵は卑しい笑みを歪めた口もとに浮かべて頷いた。
「岩崎、裸になれ。裸になって、貴様のチンポ、水落に見てもらえ。」
 頭に血が昇った。顔の赤らむのが自分でも分った。でも抵抗してみたところで、それが何になろう。それに恥ずかしさに対して私は入隊以来もうかなり不感症になっていた。部屋の片隅で、私は手早く身につけていた一切合切の衣類を脱いで、生まれたままの姿にかえった。
 他人の眼の前に裸身を晒す、そう思うだけで、私の意志に反して、私の陰茎はもう「休メ」の姿勢から「気ヲ付ケ」の姿勢に変り始めていた。
 今日は辻村班長の他に、もう一人水落上等兵が居る。最初から突っ張ったものを披露するのは、やはり如何にもきまりが悪かった。しかも水落上等兵は、私が小学校で級長をしていた時の同級生なのである。
 私の心の中の切なる願いも空しく、私のその部分は既に独白の行動を開始していた。私はどうしても私の言うことを聞かないヤンチャ坊主にほとほと手を焼いた。
 堅い木製の長椅子に、辻村班長は越中褌だけの姿で、水落上等兵は襦袢・軍袴の姿で、並んで腰をおろし、旨そうに煙草をくゆらしていた。班長の手招きで二人の前に行くまでは、私は両手で股間の突起を隠していたが、二人の真正面に立った時は、早速、��し続ける訳にもいかず、両手を足の両側につけ、各個教練で教わった通りの直立不動の姿勢をとった。
「股を開け。両手を上げろ」
 命ぜられるままに、無様な格好にならざるを得なかった。二人の視線を避けて、私は天井の一角を空ろに眺めていたが、私の胸の中はすっかり上気して、不安と、それとは全く正反対の甘い期待とで渦巻いていた。
 二人は代る代る私の陰茎を手にとって、きつく握りしめたり、感じ易い部分を、ざらざらした掌で撫で廻したりしはじめた。
「痛ッ」
 思わず腰を後にひくと、
「動くな、じっとしとれ」
 低い威圧的な声が飛ぶ。私はその部分を前につき出し気味にして、二人の玩弄に任せると同時に、高まる快感に次第に酔いしれていった。
「廻れ右して、四つん這いになれ。ケツを高くするんだ。」
 私の双丘は水落上等兵の手で押し拡げられた。二人のぎらぎらした眼が、あの谷間に注がれていることだろう。板張りの床についた私の両手両足は、時々けいれんをおこしたように、ぴくッぴくッと引き吊った。
「顔に似合わず、案外、毛深いなアこいつ」
 水落上等兵の声だった。突然、睾丸と肛門の間や、肛門の周囲に鈍い熱気を感じた。と同時に、じりッじりッと毛が焼けて縮れるかすかな音が。そして毛の焦げる匂いが。二人は煙草の火で、私の菊花を覆っている黒い茂みを焼き払い出したに違いないのである。
「熱ッ!」
「動くな、動くとやけどするぞ」
 辻村班長の威嚇するような声であった。ああ、目に見えないあのところ、今、どうなってるんだろう。どうなってしまうのだろう。冷汗が、脂汗が、いっぱいだらだら――私の神経はくたくたになってしまった。
  3.烈情
「おい岩崎、今日はな、貴様にほんとの男ってものを見せてやっからな。よーく見とれ」
 四つん這いから起きあがった私に、辻村班長は、ぶっきらぼうにそう言った。辻村班長が水落上等兵に目くばせすると、以心伝心、水落上等兵はさっさと着ているものを脱ぎ棄てた。裸で寝台の上に横になった水落上等兵は、恥ずかしげもなく足を上げてから、腹の上にあぐらを組むように折り曲げ、辻村班長のものを受入れ易い体位になって、じっと眼を閉じた。
 彼白身のものは、指や口舌で何の刺戟も与えていない��に、既に驚くまでに凝固し若さと精力と漲る力をまぶしく輝かせていた。
「いくぞ」
 今は褌もはずし、男一匹、裸一貫となった辻村班長は、猛りに猛り、水落上等兵を押し分けていった。
「ううッ」
 顔をしかめ、引き吊らせて、水落上等兵は呻き、
「痛ッ……痛ッ……」と二言三言、小さな悲鳴をあげたが、大きく口をあけて息を吐き、全身の力を抜いた。彼の表情が平静になるのを待って、辻村班長はおもむろに動いた。大洋の巨大な波のうねりのように、大きく盛り上がっては沈み、���んでは又大きく盛り上がる。永落上等兵の額には粒の汗が浮かんでいた。
 凄まじい光景であった。凝視する私の視線を避けるように、流石の永落上等兵も眼を閉じて、烈しい苦痛と屈辱感から逃れようとしていた。
「岩崎、ここへ来て、ここをよーく見ろ」
 言われるがままに、私はしゃがみこんで、局部に目を近づけた。
 一心同体の男達がかもし出す熱気と、激しい息づかいの迫力に圧倒されて、私はただ茫然と、その場に崩れるようにすわりこんでしまった。
 戦いは終った。戦いが烈しければ烈しい程それが終った後の空間と時間は、虚しく静かで空ろであった。
 三人の肉体も心も燃え尽き、今は荒涼として、生臭い空気だけが、生きとし生ける男達の存在を証明していた。
 男のいのちの噴火による恍惚感と、その陶酔から醒めると、私を除く二人は、急速にもとの辻村班長と水落上等兵に戻っていった。先程までのあの逞しい情欲と激動が、まるで嘘のようだった。汲(く)めども尽きぬ男のエネルギーの泉、そこでは早くも新しい精力が滾々(こんこん)と湧き出しているに達いなかった。
 「見たか、岩崎。貴様も出来るように鍛えてやる。寝台に寝ろ。」
 有無を言わせぬ強引さであった。
 あの身上調査のあった日以来、私はちょくちょく、今夜のように、辻村班長の呼び出しをうけていたが、その度に、今日、彼が水落上等兵に対して行ったような交合を私に迫ったのである。しかし、これだけは、私は何としても耐えきれなかった。頭脳に響く激痛もさることながら、襲いくる排便感に我慢出来ず私は場所柄も、初年兵と云う階級上の立場も忘れて、暴れ、喚き、絶叫してしまうので、辻村班長は、ついぞ目的を遂げ得ないままであった。
 その時のいまいましげな辻村班長の表情。何かのはずみでそれを想い出すと、それだけで、私は恐怖にわなないたのであるが、辻村班長は一向に諦めようとはせず、執念の劫火を燃やしては、その都度、無残な挫折を繰り返していたのである。
 その夜、水落上等兵の肛門を責める様を私に見せたのは、所詮、責められる者の一つの手本を私に示す為であったかもしれない。
「ぐずぐずするな。早くしろ、早く」
 ああ、今夜も。私は観念して寝台に上がり、あおむけに寝た。敷布や毛布には、先程のあの激突の余儘(よじん)が生温かく、水落上等兵の身体から滴り落ちた汗でじっとりと湿っていた。
 私の腰の下に、枕が差し込まれ、両足を高々とあげさせられた。
「水落。こいつが暴れんように、しっかり押さえつけろ。」
 合点と云わんばかりに、水落上等兵は私の顔の上に、肉づきのいい尻をおろし、足をV字形に私の胴体を挟むようにして伸ばした。股の割れ目は、まだ、水落上等兵の体内から分泌された粘液でぬめり、私の鼻��先や口許を、ねばつかせると同時に、異様に生臭い匂いが、強烈に私の嗅覚を刺戟した。
「むむッ」
 息苦しさに顔をそむけようとしたが、水落上等兵の体重で思うにまかせない。彼は更に私の両足首を手荒く掴んで、私の奥まった洞窟がはっきり姿を見せるよう、折り曲げ、組み合わせ、私の臍の上で堅く握りしめた。
 奥深く秘められている私の窪みが、突然、眩しい裸電球の下に露呈され、その差恥感と予期される虐待に対する恐怖感で、時々びくっびくっと、その部分だけが別の生き物であるかのように動いていた。
 堅い棒状の異物が、その部分に近づいた。
 思わず息をのんだ。
 徐々に、深く、そして静かに、漠然とした不安を感じさせながら、それは潜行してくる。ああッ〃‥ああッ〃‥‥痛みはなかった。次第に力が加えられた。どうしよう……痛いような、それかと云って痛くも何ともないような、排泄を促しているような、そうでもないような、不思議な感覚が、そのあたりにいっぱい。それが、私の性感を妖しくぐすぐり、燃えたたせ、私を夢幻の境地にさそうのであった。
 突然、激痛が火となって私の背筋を突っ走った。それは、ほんのちょっとした何かのはずみであった。
「ぎゃあッ!!」
 断末魔の叫びにも似た悲鳴も、水落、上等兵の尻に押さえつけられた口からでは、単なる呻きとしか聞きとれなかったかもしれない。
 心をとろけさせるような快感を与えていた、洞窟内の異物が、突如、憤怒の形相に変わり、強烈な排便感を伴って、私を苦しめ出したのである。
「お許し下さいッ――班長殿――お許しッ ――お許しッ――ハ、ハ、班長殿ッ」  言葉にはならなくても、私は喚き叫び続けた。必死に、満身の力を振り絞って。
「あッ、汚しますッ――止めて、止めて下さいッ――班長殿ッ――ああ――お願いッ――お許しッ――おおッ――おおッ―― 」
「何だ、これくらいで。それでも、貴様、男か。馬鹿野郎ッ」
「ああッ、……痛ッ……毛布……毛布……痛ッ――汚れ――汚れますッ――班長殿ッ」
 毛布を両手でしっかりと握りしめ、焼け爛れるような痛さと、排便感の猛威と、半狂乱の状態で戦う私をしげしげと眺めて、流石の辻村班長も、呆れ果てで諦めたのか、
「よしッ……大人しくしろ。いいか、動くなッ」
「うおおおー!!!」
 最後の一瞬が、とりわけ私の骨身に壊滅的な打撃を与えた。
「馬鹿野郎。ただで抜いてくれるなんて、甘い考えおこすな。糞ったれ」
 毒づく辻村班長の声が、どこか遠くでしているようだった。
 終った、と云う安堵感も手伝って、私は、へたへたとうつ伏せになり、股間の疼きの収まるのを待った。身体じゅうの関節はばらばら全身の力が抜けてしまったように、私はいつまでも、いつまでも、起き上がろうとはしなかった。 
 班長の最後の一撃で俺も漏らしてしまったのだ。腑抜けさながら。私はここまで堕ちに堕ちてしまったのである。  瞼から涙が溢れ、男のすえた体臭がこびりついた敷布を自分の汁と血で汚していた。
 どれだけの時間が、そこで停止していたことか。
 気怠(けだる)く重い身体を、もぞもぞ動かし始めた私。
 「なんだ、良かったんじゃねぇか、手間取らせやがって」
 おれの漏らした汁を舐めながら辻村班長が言った。
 そして汚れたモノを口に突っ込んできた。
 水落上等兵は、おいうちをかけるように、俺に覆い被さり、聞こえよがしに口ずさむのであった。
 新兵サンハ可哀ソウダネ――マタ寝テカクノカヨ――
        (了)
39 notes · View notes
pricechecktranslations · 9 months ago
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食材の多い料理店
The Restaurant of Many Ingredients (Much Meat)
全身白髪だらけだと
As he strokes his red crest,
赤いとさかを撫でながら
Fry Kitchen grumbles that he's covered
フライ・キッチンがぼやく
Head to toe in white hairs
石臼での粉挽きなど
This is the first time in his life
生まれて初めて 昔は
That he's ever ground flour with a stone mortar
そんな身分じゃなかった
This hadn't been his standing in life in the past
.
屍用人に身を落としても
Though he'd stooped to the position of undead servant
家畜の姿に変わっても
Though his form had changed to that of livestock
意外と気分は悪くない
It actually isn't all that bad
今になって気がついたのさ
It was now that he realized
机に積まれた札束など
That stacks of money piled up on a desk
何の意味も無かったんだと
Don't really mean anything
.
肉の焦げた匂いが漂う
The smell of charred meat wafts through the air
次は自分じゃない事を祈る
He prays that he isn't next
.
ずっとうんざりしてたのさ
He'd always been so bored and fed up
23人の兄弟ども
So he finally bid farewell
ようやく別れを告げて
To his 23 siblings
ポーク・チョップは独立した
Pork Chop had set out on his own
嬉しい事のはずなのに
This should have been a happy thing
何故だか少し寂しい
But somehow it was a little lonesome
.
鼻を鳴らして野菜を切る
He cuts vegetables while snuffling and snorting
刃物の扱いは慣れたものさ
He's gotten used to holding a knife
何人も刻んできたから
Since he's chopped up countless people
希代の始末屋だったのに
He'd once been uncommonly stingy
今じゃのろまの従兄弟にさえも
But nowadays he can't even hold a candle
頭があがりゃしないのさ
To those blockhead cousins of his
.
熊の瞳がこっちを見ている
The bear's eyes are looking his way
獲物が自分じゃない事を祈る
He prays that he's not its prey
.
憧れのあの方にならば
Chateau Briand had declared that
食べられても構いませんわ
As long as it was by the one he admired
シャトー・ブリアンは言い切った
He wouldn't mind being eaten
あの日話しかけられなくて
He hadn't been able to speak to them that day
助ける事が出来なかった
And so couldn't save them
後悔は今も残る
His regrets linger even now
.
16人目のコックになる
He'd become the 16th cook
決意して門をたたいたけど
Though he had mustered his will and applied for an apprenticeship
既に屋敷はもぬけの殻
The mansion was already an empty husk
今ではもうあの時とは
And now everything
全てが変わってしまったけど
Is different from the way things were then
変わらないものだってあるの
Yet there are some things that haven't changed
.
けだるげな赤猫をみかける
He spies a listless looking red cat
自分のお腹の肉をなでる
It pats the meat of his belly
.
たどたどしい手つきの料理
I wordlessly gaze upon
行う弟子たちの姿を
The sight of my pupils
俺は無言で眺める
Carrying out their clumsy cooking technique
昔のことなど忘れた
I've forgotten most of my past
それでもこの調理場には
Even so, this kitchen
懐かしい匂いがする
Has a scent that brings back memories
.
誰かと旅をし料理をする
To go traveling with someone, and make food with them,
それがかつて自分が望んだ
Wasn't that the life that I had once
生活だったのだろうか
Wished to have?
店をにぎわす異界の客
These guests from the parallel world bustling through the restaurant,
彼らのために用意された
I reach for the new ingredient
新たな食材を手に取る
That I've prepared for them
.
幸せの花は赤く綺麗で
The flower of happiness is a lovely red
メインディッシュのスパイスに最適
It'll be a perfect spice for the main dish
.
再び弟子たちに目をやる
Again he looks towards his apprentices
選ばなければならない
He'll have to select
メインディッシュの食材を
The main ingredient for the main dish
不足で困る事は無い
He isn't lacking in choice
ここはとても食材の多い
This is Mister Dog's restaurant
ミスター・ドッグの料理店
Of many ingredients
30 notes · View notes
monthly-ambigram · 4 months ago
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2025-3月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
 
◆今月のお題は「春」です◆
今月は参加者の皆様に「春」のお題でアンビグラムを制作していただい���おります。沸き立つアイディアの数々をご覧ください。
皆様のコメントがいただけますと幸いです。
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「春の芽吹き」 回転型:peanuts氏
植物が冬を越えて新しい芽を出す。 合体した文字をうまくほぐしながら読んでください。植物のような柔らかな曲線とざらつきが魅力的ですね。
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「バネの季節」 回転型:無限氏
Spring。 文字送りに工夫がありますね。「季」「節」とも横画の省略がありますが違和感がないですね。
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「春/泉/バネ」回転型+交換型:化学氏
Spring三面相。 メリハリのある書体の選択が成功していますね。交換型の利用により読みやすくできていると思います。
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「はなみ」 重畳型:ラティエ氏
お花見の季節ですね。 5倍重畳。ステキな発見です。たしかに、三文字とも走り書きをすればこうなりますね。
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「桜ちらし!」 マトリョーシカ型:kawahar氏
桜を散らす雨や風。 「桜」に見出した♥が散っているのがかわいいです。「!」のために斜めにしていますが、♥にも効いています。
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「花菜」 回転型:うら紙氏
春が旬の京野菜で、寒咲きナタネの蕾を収穫したもの。 分割により読みやすくなっていると思います。躍動感がよいですね。
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「開花予想」 図地反転回転型:douse氏
ソメイヨシノはいつ咲くか。 文字相当部分が太さについてグラデーションになっているのでデザインとして自然ですね。
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「花見」  振動型:lszk氏
春といえば。 30年間以上のアンビグラムキャリアを持つ氏の真骨頂。無回転で2通りの読みが可能な「花」とも「見」とも読める絶妙な韻踏みデザインになっています。無回転アンビグラムの醍醐味はいかに上手く曖昧に描くかということなのですが lszk氏はその妙技を極めています。
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「桜ノ雨/桜の雨」 回転共存型:ちくわああ氏
halyosyさんの楽曲タイトル「桜ノ雨」より。 かわいらしい書体とデザイン。「の」を舞う花びらに模していて楽しいです。
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「桜満開」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
開花から一週間ほどで満開になるといわれます。 「桜」「満」「開」がそれぞれ上下の図地反転鏡像文字になっています。字形に電子味がありData70フォントのようでカッコいいです。
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「春と修羅」 敷詰[回転+鏡像]型:つーさま!氏
宮沢賢治の小説のタイトル。 下にある、きれいに並んだ「春と修羅」の文字図形をそのまま敷詰できるのが驚きです。図形化技術が素晴らしいですね。
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「校長式辞」 回転型:てるだよ氏
卒業式や入学式で。 ストロークだけで行っている図形化の仕方がかわいいです。花弁がよいアクセントになっているデザインですね。
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「別れ」 図地反転型:ヨウヘイ氏
卒業の一つの意味。 一目で読めるのはドット表現の力もあると思います。オンオフのバランスが絶妙です。
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「旅立ちの日に」 回転型:螺旋氏
近年の卒業式で歌われることが定番となった合唱曲。 文字の角度が躍っているのが楽しいです。字画の太さに対して点が小さいのがバランスをよくする工夫ですね。
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「獅子の大鎌」 回転型:松茸氏
しし座の頭部に相当する7つの星を繋いだアステリズムのこと。 星座内の星を文字に取り込んでいる工夫があります。書体もおしゃれですね。
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「春日俊彰/若林正恭」 回転共存型:.38氏
お笑いコンビ「オードリー」の二人の名前で。 対応付けを文字密度で比較してみると、二人の名前はなんともぴったりすぎです。「俊/林」のギミックがテクニカルです。
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「はる/HaRu」  振動型:意瞑字査印氏
春です。 無回転で「はる」と「Ha Ru」、どちらにも読めるアンビグラム。似たタイプの文字遊びに[寄せ字]というジャンルがあります。
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「春とヒコーキ」 回転型:��階乗氏
お笑いコンビの名前で。 デザインの一部を文字表現に取り入れた楽しい作品です。袋文字の活用もよいですね。
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「桜散る 木の下風は 寒からで」 回転型:繋氏
紀貫之の短歌より。「空に知られぬ 雪ぞ降りける」と続きます。 踊るような筆致が楽しく、対応付けにも生きています。「風」が隠れたような効果が面白いです。
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「あかるい未来は桜色へ染まって」 回転重畳型:すざく氏
春の色は門出にふさわしい。 文字列生成で。どの文字も読みやすく仕上がっていて見事です。回転重畳型はパズル的な側面が強く、ほかのタイプとは違う魅力があります。
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「庭に咲いた花 別れの日は、 もう一年前。」 敷詰回転型:Jinanbou氏
卒業して一年たって。 文字列生成で。こちらも、どの文字も読みやすくすばらしいです。読みやすい文字で長文アンビグラムを作るには敷詰回転型は有力な手段です。
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「卒業式/入学式」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
春のイベントと言えば。 なんと左右の図地反転鏡像文字で「卒業式」と「入学式」に読めてしまうアンビグラム。一文字一文字の略し方がすばらしいです。
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「従うか抗うか自堕落な風無草滴るはいつかの可惜夜に咲く涙」 回転型:結七氏
ヒプノシスマイク・Fling Posseの楽曲「とりまGet on the floor」の歌詞より。「風無草」が柳の意味で春の季語です。 長い文字列を見事に対応解釈して処理していますね。一文字ずつ見てもステキな顔をしています。
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「ひねもす/のたりのたり」  回転型:lszk氏
与謝蕪村の句「春の海 ひねもすのたりのたり哉」より。 4字/6字の文字数違いも何のその。海面がゆるやかにうねっているような字形に趣きがあります。
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「春空に夢ヲ志せ」 回転型:Σ氏
新たな門出に思うことは。 文字列生成にて。「すずむし」フォント風のかわいらしい文字がとてもよいです。隙間の扱いが巧みですね。文字組もぴったりで素晴らしいデザインです。
 
 
 
 
最後に私の作品を。
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「桃の酒」 回転型:igatoxin
春の季語。 桃の花を浸した酒で、これを桃の節句に飲めば、百病を除き、顔の色艶がよくなるといわれます。
 
 
お題「春」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「キッチン」です。調理、包丁、フライパン、皿洗い、揚げ物、換気扇、冷蔵庫、生ごみ、エプロン、厨房、速水もこみち、 など 参加者が自由にキッチンというワードから発想・連想してアンビグラムを作ります。
締切は3/31、発行は4/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル} 9月{日本史}     10月{ヒーロー}     11月{ゲーム}         12月{時事}
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2025年 1月{フリー}  2月{記憶}   3月{春}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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blr-blue · 1 month ago
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 今日から始まったポムポムプリンくじで一等のぬいぐるみスピーカーを当てたことで一日の運を使い果たし、その後は��イナスに転じ、ついには寿司屋で元彼に再会してしまい最悪な気持ちになるという感じの一日であった。
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 まず、サンリオショップに行ったらポムポムプリンくじが大盛況だったらしく、もうすでに3ボックスが全売れしていた。ラスト1ボックスをこれから開けるところだと言うので、それを待ってから、開けたてほやほやのくじを引く。一等が出る確率は2/70。なぜか当てた。ぬいぐるみスピーカーを当てたのだ。うれしい。
 それから、刃牙の一番くじを引きに行った。わたしはF賞のクリアファイル(花山薫がちぎったトランプ)と、G賞のアクリルスタンド(花山薫)狙いで言ったのだが、ことごとくはずれ、10回も引いたのについにわたしは花山薫グッズを得ることができなかった。まあ、ここまでは良い。
 さて、ポムポムプリンくじと刃牙の一番くじを引いたわたしと彼氏はその後おいしいお寿司屋さんに行く。これは数年前に行ったことのあるお店で、カウンターで出てくるとにかく美味い寿司屋である。
 なんと、そこに元彼がいたのだ。カウンターの10席しか席のない寿司屋で、予約時間もドン被りだった。めちゃくちゃ楽しみにしていたのに、一瞬で食欲をなくした。最悪最悪最悪。キャンセルして���りたかったが予約していたから店に迷惑をかけるので入るしかなかった。しかも元彼カップル、わたしと彼が最初に並んでたのに先に店入りやがってどんだけ図々しんだよ、死ね死ね死ね。死んでほしいのに、一番好きだった元彼には変わりないからなんならわたしが死にたくなった(わたしが振ったんだけど)。元彼とわたし、服の好みの持ち物の好みも同じ過ぎて、彼が持っていたトートバック、わたしが普段大学に行くときに使っているものと被っていた。彼がさっき持っていたトートバック、わたしも持ってる。なんなの。やめてよ。なんて同じの持ってんの。心臓がずきずきする。
 恋愛において男性は名前を付けて保存、女性は上書き保存なんてことはよく言われることだろうけど、わたしの場合は逆だ。めっちゃ名前を付けて保存派だ。元彼と元彼の今カノがここのお寿司屋さんにきたのはきっと、彼が来週誕生日だったからなのだろうなとか、そういうことを覚えて予測を立てている自分もキモいしなんかもう全体的に死にたいです。コースだから逃げるにも逃げられず、とりあえず食べ終わってから爆速で逃げるように退店した。もういやだ。
 ていうか、世の中の人って元恋人と行ったお店を使いまわすんですね? 今日のお寿司屋さんは、わたしと元彼が1年記念日のときに訪れたお店で、ふたりともそのときが初めてだった。お互いに別れて、それぞれの恋人と同じ寿司屋を予約して再会なんて。気が合いますね。店に罪はないもんな。
 その元彼と別れたとき、もう二度と恋人と別れたくないと思った。だからきっとわたしは今の彼と結婚するのだろうと思う。くるしい。
 いろいろと心が乱れているので推敲せずに上げます、読みにくかったらごめんなさいね
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yu-en · 9 months ago
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uihy
自室の記録
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5年前からルームシェアをしているSと一緒に引越しをしてから、3年が経った。寝室をSが、リビングを私が自室としている。私の部屋の正面には大きな窓があり、左右にもそれぞれ小窓がある。
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小窓1
装身具類の置き場所。ピアスを置いている鳥のレモン絞り器は、Fさんから貰ったもの。Fさんはよく動物のものをくれる。犬の��をした栓抜きや、野営をするくまの置物も彼からのプレゼントだった。
カートリッジインクの空き容器には、ヘアピンやネックレスを入れている。私の父は吸引式の万年筆を好んでいて、父から贈られたペンもインク瓶とセットのものが多かった。実家を出て外にいる時間が増えてからは、インクを切らすことが怖く、自然と替えのインクを持ち運べるカートリッジ式の万年筆を使うようになった。それからしばらく経ち、1年前にプログラマを辞めたことを手紙で報告すると、その数日後に「励まし」とボールペンが送られてきた。以降ずっとそのペンを使っているから、手持ちの万年筆はどれもインクを抜いてある。
よく付けるピアスは窓の縁に置いていて、どこかの喫茶店で使われていたらしい伝票入れには、硝子のオーナメントやトライアングルのビーターを差している。
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Hのくれたトライアングル本体は、腕時計とブレスレットを失くさないための場所として機能している。良くない使い方だと罪悪感を覚えてはクロスで磨いている。
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小窓2
『陶の家』を見かけたらひとつ買うというのを続けていて、現時点で3軒が建っている。少しずつ街になっていく。家の奥には、ミナペルホネンの好きなQさんにプレゼントしたものと色違いのタイルを置いている。
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小窓3
すぐぼろぼろにしてしまう指先のケア用品を置いている。H先輩に貰ったネイルオイルの磨硝子が好きだった。Fさんが動物をくれるように、この人は硝子をよくプレゼントしてくれる。硝子のオーナメントも、ステンドグラスのくまもH先輩から貰っている。
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窓を開閉するハンドル(オペレーターハンドルというらしい)に紐をかけて、ケーブルや電源類をまとめている。先日Eから貰った白いカールコードのシールドもここに下げている。黒い服ばかり着ているのに、Eには乳白色のイメージがある。“誤って人間として産まれてしまった天使”だと感じさせる人と知り合うことが何度かあり、Eもその中のひとりだった。
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向かって左には仕事用のシャツ、右には外套を何着か掛けている。秋冬用の服ばかりある。
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ここに越すことが決まってから最初に選んだ家具。プログラマになったばかりの頃、メモリの重要さを机の広さに喩えて教えられた。それで机は広いほど良いものだと認識したのか、気付けば横幅のある机ばかり探していた。天板の色を緑に決めて、部屋の軸に据えた。
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職場で割ってしまったマグカップに無線イヤホンや保湿クリームを入れている。シャツを濡らしたまま破片を持つ私を見て、笑ってくれる会社の人たち。これ以上は無いとよく思う。
ヘアクリップ入れにしている、ままごと用のような小さな花瓶も気に入っている。渋谷の蚤の市で友人へのプレゼントを選んでから、度々その人の店でものを買うようになった。銀色のトレイやハート型の赤い缶もその人から買った。
銀色の電源タップは前の部屋から持ってきたもの。あらゆる電子機器の電力をここから供給している。
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ギターをくれた友人たちが別の年の誕生日に合同出資してくれたオーディオインターフェースがモニターの下にある。未だに1-2と3-4の入力を同時にする方法が分からず、2つずつ付け替えながら使っている。これを貰ってからAudacityで曲を作り始めて、今もそのやり方をしている。会社の先輩には「システムを0と1だけで作ろうとしているみたいなものだよ」と言われたけれど、その頓馬さを含めて自分に馴染むので、Audacityをずっと使っている。キーボードがちょうど上に乗る。
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モニターの横にはmicroKORGを置いている。普段は誕生日に贈り物をしないと取り決めているSだけれど、数年前に何かで手を貸した際「この恩は倍にして返します」と言い、その年の誕生日にmicroKORGをプレゼントしてくれた。このシンセサイザが部屋に来てから、自分の生活が向かうことのできる方角が増えたように感じている。大切な楽器。
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microKORGには、新しい部屋で出した『野良の花壇』のマグネットを付けている。本来は冷蔵庫のために作られたマグネットだけれど、皆とスタジオにいる時にあって欲しく、ここに付けている。プリクラで来られなかった友達の似顔絵を描くような感覚。私の黒い冷蔵庫には、ピーター・ドイグの青鬼の絵と油絵の花のマグネットだけがある。
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机の下に、PC・トランクケース・スーツケースを置いている。PCはSのお下がりで、MacBookしか使ったことのなかった当時の私は、こんなに大きな箱がPCだなんて、と思っていた。PCの上に付けたアンテナは狐の顔のような形をしている。
トランクケースは大学2年のころ大枚をはたいて手に入れたもの。どこか遠出をする時はこれに荷物を詰めている。畳み終えた洗濯物をSの部屋へ運ぶ時のかごや、ギターを弾く時の足置きとしても使用。頑丈さに安心する。
スーツケースはついこの間、京都に長く滞在するために買った。銀色の次に、灰がかった青が好きだと思う。
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ギター・くま・本棚
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ギターは高校時代の友人たちが誕生日にくれたもの。19歳になったばかりの頃、当時の交際相手と出掛けた帰り、気が付いたら楽器屋にいた。ギターを2本持ったその人に「どっちがいい」と訊かれ、指差した方を買ってくれた。私にギターを与え、弾き方を教えてくれたことにずっと感謝している。その人と別れてしばらく経ち、誕生祝いに何が欲しいかを訊かれ、ギターを頼んだのだった。友人たちは「あえて白にしてみた」と笑っていた。今思えば、このギターを貰ってから白を自分のものにすることへの抵抗が弱くなった。ギターの届いた日、触っているのが楽しくて大学を休んだのを覚えている。
YAMAHAのアンプは義兄が使っているのを見て購入した。私が真似をしていると知って嬉しそうだった、と姉から教えてもらった。
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左端のくまは、元は白だったのだけれど、深い青のシーツで眠るのに付き合わせたせいで黝くなってしまった。Kの小説に「ヤニや涎で汚れてしまったのかしら」と書かれてからは、布で包んでいる。いつかぬいぐるみ病院に連れて行きたい。隣は一度も会ったことのない人が贈ってくれた黒いくまと、高校時代の交際相手が留学先のお土産として連れてきてくれた焦げ茶のくま。誰かとビデオ通話をする時にはよくパペットのくまに代理出席してもらっている。右は、地元や旅先の雑貨���で見つけて連れてきてしまった(“しまった”という意識がずっとある)小麦と白のくま。グレーのワゴンに小さなギャッペを敷いて、くまたちの場所としている。
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低い本棚の上
蓋のない宝箱。小物たちというより、質量のある記憶群という方が実感に近い。
西荻窪にあった喫茶店の閉業を知って沈んでいると、H先輩が「お店で使っていた品物を販売しているみたいです」と教えてくれた。黒い花瓶のあるおかげで、ずっとその店を忘れずにいられる。今はEのくれた竹とんぼや、Aさんのくれた花を入れている。ポストカードをしまっておける箱のついた額縁には、Aの写真を入れている。過去、「__の写真を写真展に出してもいいですか?」と、もう搬入の終わった状態で確認の連絡が来たことがあった。Aがごく稀に見せる、こういった強引さが大好きだった。展示を了承する代わりに譲ってもらったその時の写真たちは、勾配天井の部屋に暮らしていた時に飾っていた。上京してから借りたどの部屋にもAの写真を飾っている。そのほか、江の島で拾った石や、Tさんがライブ終わりに嵌めてくれた指環、Uさんと行った犬吠埼のイルカの置物、書ききれないほどの誰かと紐付いた���物がある。
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声の依頼を受けた際、お礼にといただいた絵。額装までしてくれていた。元々この人の絵が好きだったので大喜びした。一度この絵を裏返さなければいけない時期があったので、また飾ることができて嬉しかった。
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高い本棚の上
小さなギターは、Kさんと一緒にRさんの部屋でパーティをした日、中古のおもちゃ屋で買ったもの。Rさんの部屋に戻った後もご機嫌に鳴らしていて、そのあと火事が起きた。カセットコンロの火がテーブルクロスに引火して、火が早送りのように広がっていくのを見た。三人で死ぬ映像がちらついた、次の瞬間には火が消えていて、振り向くと花瓶を持って息を切らしたRさんが立っていた。チューリップを活けていた水での消火。このおもちゃが生き延びた証明になっている。このあいだのアルバムに入れたフィールドレコーディング曲にはその日の日付が付けられていて、火のはじける音やこのおもちゃギターの音が入っていた。volca keysは初めて触ったシンセサイザ。自分ひとりである程度のことができるようになりたくて、リズムマシンとマルチエフェクターを買った。
銀色のバットはひとつ前に住んでいた部屋の近くにあった台所道具の店で買ったもので、前日と翌日のあいだの時間に携帯品を置いておく場所として使っている。
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Artekのスツール60を、椅子やベッドサイドテーブルとして使っている。パーティめいたことをする時には、3脚くっつけて大きなテーブルとして使う。雑貨屋でまとめて購入したので、その日で店のポイントカードが1枚分溜まった。そのカードをイッタラのキャンドルホルダーと交換してもらった。
銀色のトレイは、先述の蚤の市で知った店で買ったもの。部屋のポケットとして使っている。
“拯”の字は、精神がどうしようもなく落ちていた今年の始めに、Uさんが「書初めをしよう」と言って筆を持たせてくれたもの。翌月にまた京都を訪れた際に、国際会館のカフェスペースで焼き上がったものを渡してくれた。頭でばかり考えてはすぐに身体と疎通できなくなる私に、四肢のあることを思い出させてくれる友人。
本の上には気休めの紙魚対策として除湿剤と防虫剤を置いている。
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小窓4
Fさんからの犬の栓抜きと、Hに貰ったコンクリートの置物、H先輩が分けてくれた犬の箸置き。母の好きなミニチュアを贈る際、色違いのチューリップを自分にもひとつ購入して、端に置いている。自分のために生きた花を買えない反動か、花のモチーフのものを見かけると嬉しくてつい手が伸びる。
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キッチン
私の洗面台を兼ねている。私もSも、料理と呼べるような自炊は殆どしないので、調味料や調理器具が少なく、キッチンの収納部にはそれぞれの私物が仕舞われている。
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Mさんが引越し祝いに買ってくれたカセットコンロ。パンを焼く時やカフェオレを淹れる時に使う。組み立てる際の動作がロボットアニメのワンシーンを思い出させるので、人前で使う時には「変身!」と言うようにしている。
隣の空き瓶は元々ジンの入っていたもので、誰かに花をいただいた時には一旦ここに活けている。
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この部屋に越した時にIがプレゼントしてくれたローズマリーの石鹸の匂いが好きで、貰った分を使い切ってからも自分で買い直している。歯磨き粉はGUM以外だと落ち着かないので旅行先にも持っていく。歯ブラシはKENTのもので、最初に使ったあとの歯の滑らかさに感動して、誰かに共感してほしいあまりSに押し売りをした。それからSも同じものを使っているので、それぞれのストックも合わせると10本近くこの歯ブラシがある。右端はリングホルダー。左手の薬指に環を嵌めるようになってから、指環が好きになった。今は5本の指環を付けている。
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食器棚
H��輩のくれたくまを吊るしている。緑の石鹸はMさんのスペイン土産。ここに写っている鉄鍋も鉄フライパンも、写っていない3本の包丁も2枚のお盆も貰いもの。
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ソファ
机の天板に合わせて布を選んだ、三人掛けのソファ。毎日ここで眠っている。Sの部屋にある質の良いベッドよりも、薄いマットレスを敷いたソファの方がよく眠れる。枕に近い小窓のハンドルにエジソンランプを括りつけて、普段はその光で睡眠薬が効くまでを過ごしている。
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部屋のすぐ向かいには線路があり、3面の窓から電車の通る音や光が流れる。最終電車の後は、スケートボードの走る音や、酔った誰かの歌が聞こえる。この部屋で生活をしている。
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sakuraironokaze · 7 months ago
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私は荒れ狂った暴れ川を撮影する専門的な写真家です。
物心ついた時、普段はうららかで大人しい川が、激しい降雨によって、濁流がどっと押し寄せて、堤防が切れて、街を吞み込んで、何もかも奪った姿を見て、荒れ狂った川と自分がまるで同じもののように感じて、それ以来惹かれるようになった。
大人しくて、抵抗できなくて、学校でいじめられていた私は、それからナイフを鞄に隠し持って、スタンガン、人を殺めることのできる毒物も入手していた。
そして、隠し持ちつつ、いじめにあっていたがある時、たがが外れて、5人のいじめっこの中で暴れ回って、半死半生の目に合わせて、退学になった。
私は今でもそれで良かったと思っているし、川は私の化身だと感じて、思い入れ持って撮影して、写真集にしていた。
見知らぬ男性に声をかけられて、どこか分からないところに連れていかれても、カバンに隠し持っているものがあれば、肝が据わっていて、女性を見下して食い物にしようとするようなつまらない男性なら、簡単に言葉だけで蹴散らかすことが出来るような言語力を持っていた。
世の中つまらない人間ばかりだと思っていたが、案外そうでもなく真っ当に生きて、確実に周りの人々を幸せにしている方たちの存在を知り、そのコミュニティーに入ることが出来た。そういう人の輪の中に入って、幸せを享受しつつ、愛する人を見つけた。
鞄に隠し持っていた危険なものはもう必要なくなっていた。お付き合いしている人に結婚を自分から申し込もうと決めた冬の日に、スタンガンを自分にあてて電流を流してみた。鋭い衝撃を受けて、その場に倒れ込んだ。薄っすらと残る意識の端で、こんな危険なものを自分は隠し持っていたのかと思った。気がつくと夕方で、薄暗くなりつつあった。
鋭いナイフで自分の手首にすっと切込みを入れてみた。こわごわ刃を滑らすと、血が滲んでなかなか止まらなかった。結構深く切ってしまったようだった。唇で吸ってみると、鉄さびの味がして、なぜか分からないが生きている確証を得た気がした。
毒物を飲んでみようと思ったができなかった。死んでしまえば何もかも終わってしまう。捨てる場所に困ったし、自分で飲むわけにはいかない。もう必要ないと思っていたが、毒物を飲む代わりに、自分を殺してみようと思った。川の上流に行き、深みのある淵に裸で身を沈めてみた。冬の水は冷たくて、刺すように痛かった。深みに沈む中で、このままどうなるか身を委ねてみようと思った。死んでしまうなら自分はそれまでなのだろう?暴れ川を撮影する写真家、川で入水自殺のセンセーショナルなニュースが流れるのだろうなと思ったが、神様は簡単に私を殺さなかった。対岸の浅瀬に流れついて、裸でガタガタ震えていると、大きな鹿が二頭私を遠くから眺めて去って行った。気を取り戻して、飛び石を渡りながら戻り、衣服を着て、車の中で毛布にくるまり暖を取った。
何か儀式めいたものがあったが、私はまだ何かやり残しているものがあるのかもしれない。翌日愛する人に自分からプロポーズした。前日の行為を全て話すと、神妙な顔つきで私の話を聴いていて、最後によく生きて帰ってきてくれたねと抱きしめてくれた。毒物は彼が処分してくれることになった。
うららかな陽の当たる河川敷で、桜の花を見ながら、お弁当をつついて過ごしている家族の姿があった。
暴れ川の写真は高い評価を得て、写真家として大成していた。嘘のない人生を送ることが出来たことを本当に幸せだと感じている。
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apothecaryscript · 3 months ago
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Episode 10(Ep.34): A Ghost Story / 第10話(第34話)『怪談(かいだん/Kaidan)』
紅娘(ホンニャン)「猫猫(マオマオ)、紹介(しょうかい)するわ。翡翠宮(ひすいきゅう)に来(き)た新(あたら)しい侍女(じじょ)たちよ。三姉妹(さんしまい)なの」
Hon’nyan “Maomao, shokai-suru-wa. Hisui-Kyu’ni kita atarashii jijo-tachi-yo. San-shimai nano.”
Hongniang “Maomao, let me introduce you. These are new ladies-in-waiting who’ve joined the Jade Pavilion. They’re all sisters.”
白羽(ハクウ)「白羽です」
Hakuu “Hakuu desu.”
Haku-u “I am Haku-u.”
黒羽(コクウ)「黒羽です」
Kokuu “Kokuu desu.”
Koku-u “I am Koku-u.”
赤羽(セキウ)「赤羽です」
Sekiu “Sekiu desu.”
Seki-u “I am Seki-u.”
猫猫(よく似(に)た姉妹(しまい)だな…)
Maomao (Yoku nita shimai dana…)
Maomao (Wow, they look alike.)
白羽「お元気(げんき)でしたか?」
Hakuu “O-genki deshita-ka?”
Haku-u “Have you been well?”
愛藍「はい。お久(ひさ)しぶりです」
Airan “Hai. O-hisashi-buri desu.”
Ailan “Yes, long time no see.”
猫猫「ん?お知(し)り合(あ)いですか?」
Maomao “N? O-shiri-ai desu-ka?”
Maomao “Do you know each other?”
桜花(インファ)「ええ。みんな同郷(どうきょう)で顔(かお)なじみなの。長女(ちょうじょ)の白羽さんは、玉葉(ギョクヨウ)様(さま)と同(おな)い年(どし)よ」
Infa “Ee. Minna dokyo-de osana-najimi nano. Chojo’no Hakuu-san’wa, Gyokuyo-sama’to onai-doshi-yo.”
Yinghua “Yes, we’re all from the same hometown and know each other. Haku-u, the eldest, is the same age as Lady Gyokuyou.”
猫猫(同郷の人間(にんげん)だけで固(かた)めるのか。暗殺(あんさつ)されかかったことのある玉葉様には、その方(ほう)が安心(あんしん)だな)
Maomao (Dokyo’no ningen-dake’de katameru-noka. Ansatsu sare-kakatta koto’no-aru Gyokuyo-sama’niwa, sono-hoga anshin dana.)
Maomao (Limiting the staff to only those from the same hometown, I see. That’s a safer way to go about it, especially for Lady Gyokuyou, who was almost assassinated before.)
白羽「あなたは?」
Hakuu “Anata’wa?”
Haku-u “And you are?”
猫猫「毒見役(どくみやく)の猫猫です、黒羽様」
Maomao “Dokumi-yaku’no Maomao desu, Kokuu-sama.”
Maomao “I am Maomao, the taster, Lady Koku-u.”
白羽「私(わたし)は黒羽じゃないわ」
Hakuu “Watashi’wa Kokuu-ja nai-wa.”
Haku-u “I am not Koku-u.”
猫猫「あれっ…じゃあ、赤羽様…」
Maomao “Are… Jaa, Sekiu-sama…”
Maomao “Huh? Um, well, Lady Seki-u?”
白羽「白羽よ」
Hakuu “Hakuu-yo.”
Haku-u “It’s Haku-u.”
猫猫「あぁ…」
Maomao “Aa…”
白羽「これからは、名前(なまえ)と同じ色(いろ)の髪紐(かみひも)を使(つか)うから、それで見分(みわ)けて」
Hakuu “Kore-kara’wa, namae’to onaji iro’no kami-himo’o tsukau-kara, sore’de miwakete.”
Haku-u “From now on, we’ll all wear hairbands that match the colors in our names, so that you can identify us.”
猫猫「はい、分(わ)かりました」
Maomao “Hai, wakari-mashita.”
Maomao “Yes, understood.”
猫猫(全(まった)く見分けがつかない…。まぁ、追(お)い追い覚(おぼ)えればいいか)
Maomao (Mattaku miwake’ga tsuka-nai… Maa, oi-oi oboe-reba ii-ka.)
Maomao (I can’t tell them apart at all. I guess I’ll have plenty of time to learn.)
――――――――――――――――――――――――――――――
猫猫(それよりも問題(もんだい)は…)
Maomao (Sore-yorimo Mondai’wa…)
Maomao (More importantly, the issue is…)
桜花「猫猫!ちゃんと部屋(へや)に戻(もど)りなさい!」
Infa “Maomao! Chanto heya’ni modori-nasai!”
Yinghua “Maomao! Go back to your room already!”
猫猫「いえ、物置(ものおき)で問題ありません。紅娘様にも、ここが私の部屋だと言(い)われましたし、このまま使わせて頂(いただ)きます!」
Maomao “Ie, mono-oki’de mondai ari-masen. Hon’nyan-sama-nimo, koko’ga watashi’no heya-dato iware-mashita-shi, kono-mama tsukawasete-itadaki-masu!”
Maomao “No, I’m quite comfortable in the storage shed. Lady Hongniang also said that this is my room now. I’ll continue to use it!”
桜花「ダメに決(き)まってるでしょ。また冗談(じょうだん)を真(ま)に受(う)けて。ぐぬぬ…」
Infa “Dame’ni kimatteru desho. Mata jodan’o ma’ni ukete. Gununu…”
Yinghua “There’s no way that’ll work! You took the joke too literally!”
猫猫「いや、でも、荷物(にもつ)も全部(ぜんぶ)部屋から持(も)ってきましたし…」
Maomao “Iya, demo nimotsu’mo zenbu heya’kara motte-kimashita-shi…”
Maomao “But I already moved all of my things to the shed…”
桜花「新しい侍女たちにも示(しめ)しがつかないわ!ふっ…うぅ…」
Infa “Atarashii jijo-tachi-nimo shimeshi’ga tsuka-nai-wa! Fu…uu…”
Yinghua “You’re setting a bad example to the new ladies-in-waiting!”
猫猫「ぐぬぬ…うぅ…」
Maomao “Gununu…uu…”
紅娘「何(なに)やってるの、あなたたち!」
Hon’nyan “Nani yatteru-no, anata-tachi!”
Hongniang “What do you think you’re doing, you two?!”
桜花「うぅ…」
Infa “Uu…”
猫猫「うぅ…」
Maomao “Uu…”
――――――――――――――――――――――――――――――
玉葉妃「あらあら。物置は、すっかり猫猫の巣(す)になっていたの?小屋(こや)は好(す)きにしていいわよ」
Gyokuyo-hi “Ara-ara. Mono-oki’wa, sukkari Maomao’no su’ni natte-ita-no? Koya’wa suki’ni shite ii-wayo.”
Concubine Gyokuyou “Oh, so the storage shed is Maomao’s nest now? You can do as you wish with that shed.”
紅娘「でも、寝(ね)る時(とき)は元(もと)の部屋を使ってちょうだいね」
Hon’nyan “Demo, neru-toki’wa moto’no heya’o tsukatte-chodai-ne.”
Hongniang “But please sleep in your original room.”
猫猫「分かりました」
Maomao “Wakari-mashita.”
Maomao “I understand.”
猫猫(いい上司(じょうし)たちだな…)
Maomao (Ii joshi-tachi dana…)
Maomao (They are such good bosses.)
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猫猫(新しい侍女が来て、一人当(ひとりあ)たりの仕事(しごと)の量(りょう)はぐんと減(へ)った。玉葉様が懐妊(かいにん)して、今以上(いまいじょう)に人手(ひとで)が必要(ひつよう)になる翡翠宮にとって、人材(じんざい)の補強(ほきょう)はありがたいことだが、これは、多数(たすう)の侍女を連(つ)れている楼蘭妃(ロウランひ)の柘榴宮(ざくろきゅう)と釣(つ)り合(あ)いを取(と)るためでもあるのだろう)
Maomao (Atarashii jijo’ga kite, hitori-atari’no shigoto’no ryo’wa gunto hetta. Gyokuyo-sama’ga kainin-shite, ima-ijo’ni hitode’ga hitsuyo’ni naru Hisui-Kyu’ni-totte, jinzai’no hokyo’wa arigatai koto-daga, kore’wa, tasu’no jijo’o tsurete-iru Roran-hi’no Zakuro-Kyu’to tsuri-ai’o toru-tame-demo aruno-daro.)
Maomao (With the new ladies-in-waiting joining, the amount of work per person went down dramatically. Given Lady Gyokuyou’s pregnancy, the Jade Pavilion needs more workers than ever. So, these new arrivals are helpful, but… This is also to balance things out with Concubine Loulan’s Garnet Pavilion, which has a huge headcount.)
猫猫「お疲(つか)れさまでした。では私は小屋へ…」
Maomao “O-tsukare-sama-deshita. Dewa watashi’wa koya’e…”
Maomao “Thank you, everyone. Well, I’m off to the shed now…”
桜花「あっ、猫猫!」
Infa “A, Maomao!”
Yinghua “Hey, Maomao!”
赤羽「桜花さん、猫猫さんは部屋ではなく小屋に住んでいるのですか?」
Sekiu “Infa-san, Maomao-san’wa heya’dewa-naku koya’ni sunde-iruno-desu-ka?”
Seki-u “Yinghua, does Maomao live in the shed, not her room?”
黒羽「本当ですか?玉葉様の侍女なのに…」
Kokuu “Honto desu-ka? Gyokuyo-sama’no jijo nanoni…”
Koku-u “Really? Even though she’s Lady Gyokuyou’s lady-in-waiting?”
桜花「いや…えっと、ウフフ…」
Infa “Iya…etto, ufufu…”
Yinghua “No, um… Haha…”
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桜花「ん…」
Infa “N…”
猫猫(桜花様が、小屋に引(ひ)きこもるのを止(と)めたのは、お節介(せっかい)だけど私のことを考(かんが)えてのことだろう。早(はや)く新しい侍女たちに慣(な)れてほしいという、桜花様らしい気配(きくば)りだ)
Maomao (Infa-sama’ga, koya’ni hiki-komoru-no’o tometa-nowa, osekkai-dakedo watashi’no koto’o kangaete’no koto daro. Hayaku atarashii jijo-tachi’ni narete-hoshii-to-iu, Infa-sama-rashii kikubari-da.)
Maomao (I don’t appreciate Lady Yinghua pulling me out of the shed, but I know she did it out of benevolence. She wants me to get comfortable with the new ladies-in-waiting quickly. Very considerate of her, as always.)
猫猫「フゥ…。すみません。勝手(かって)なことばかり」
Maomao “Fuu… Sumi-masen. Katte’na koto-bakari.”
Maomao “I’m sorry to be so selfish all the time.”
桜花「別(べつ)にいいけど…ねぇ猫猫、少(すこ)しは反省(はんせい)してる?」
Infa “Betsu’ni ii-kedo… Nee Maomao, sukoshi’wa hansei shiteru?”
Yinghua “Well, I don’t mind that much. Hey Maomao. Do you regret what you did, even a bit?”
猫猫「え?してますけど…」
Maomao “E? Shite-masu-kedo…”
Maomao “Huh? Yes, of course.”
桜花「本当(ほんとう)に?私に悪(わる)いと思(おも)ってる?」
Infa “Honto’ni? Watashi’ni warui-to omotteru?”
Yinghua “Really? So, you feel like you owe me one?”
猫猫「ええ、それはもちろん…」
Maomao “Ee, sore’wa mochiron…”
Maomao “Oh, yes, certainly…”
桜花「だよねぇ!じゃあ早速(さっそく)今夜(こんや)、付(つ)き合(あ)ってもらうわよ!」
Infa “Dayo-nee! Jaa sassoku kon’ya, tsuki-atte-morau-wayo!”
Yinghua “I know, right? In that case, you’ll be accompanying me tonight!”
猫猫「えっ?」
Maomao “E?”
Maomao “Huh?”
桜花「今晩(こんばん)暇(ひま)なのは、私と猫猫だけなのよ。ちょうどよかったわ!ウフッ」
Infa “Kon-ban hima-nano’wa, watashi’to Maomao-dake-nano-yo. Chodo yokatta-wa! Ufu.”
Yinghua “You and I are the only ones free this evening. Perfect timing!”
猫猫(やられた……)
Maomao (Yarareta…)
Maomao (She got me…)
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猫猫「あの、今夜の外出(がいしゅつ)、紅娘様は…」
Maomao “Ano, kon’ya’no gaishutsu, Hon’nyan-sama’wa…”
Maomao “Um, does Lady Hongniang know about our excursion tonight?”
桜花「大丈夫(だいじょうぶ)よ。許可(きょか)はもらってるわ」
Infa “Daijobu-yo. Kyoka’wa moratteru-wa.”
Yinghua “Don’t worry. I got permission.”
猫猫(後宮(こうきゅう)の北側(きたがわ)…この辺(あた)りは、古(ふる)い建物(たてもの)しかないはずだけど…)
Maomao (Kokyu’no kita-gawa… Kono atari’wa, furui tatemono-shika nai-hazu-dakedo…)
Maomao (The north side of the rear palace… There should only be old buildings out here.)
桜花「あっ、猫猫、これ。こんな感(かん)じでかぶって」
Infa “A, Maomao, kore. Konna kanji’de kabutte.”
Yinghua “Oh! Maomao, put this on. Like this.”
猫猫「暑(あつ)くないですか?」
Maomao “Atsuku-nai-desu-ka?”
Maomao “Aren’t you too warm?”
桜花「いいの。涼(すず)しくなるから」
Infa “Iino. Suzushiku naru-kara.”
Yinghua “Don’t worry, it’ll get chilly really soon.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
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桜花「ここよ」
Infa “Koko-yo.”
Yinghua “Here we are.”
年嵩(としかさ)の女官(にょかん)「いらっしゃい。参加者(さんかしゃ)は2人(ふたり)ね」
Toshi-kasa’no nyokan “Irasshai. Sanka-sha’wa futari-ne.”
Old court lady “Welcome. Two of you will be joining us?”
桜花「はい。よろしくお願(ねが)いします」
Infa “Hai. Yoroshiku onegai-shimasu.”
Yinghua “Yes, thank you.”
猫猫「お願いします」
Maomao “Onegai-shimasu.”
Maomao “Thank you.”
年嵩の女官「行灯(あんどん)は消(け)して、これを代(か)わりに」
Toshi-kasa’no nyokan “Andon’wa keshite, kore’o kawari’ni.”
Old court lady “Put out your lamp, and take this instead.”
猫猫(綺麗(きれい)だけど、ずいぶん年(とし)のいった女官だ…)
Maomao (Kirei-dakedo, zuibun toshi’no itta nyokan-da…)
Maomao (She’s pretty, but quite old for a court lady.)
年嵩の女官「では行(い)きましょう。…ここは先帝(せんてい)の時代(じだい)に使われていた場所(ばしょ)なのよ。昔(むかし)に比(くら)べて女官がだいぶ減ったけど…こういう時にはぴったりよね…」
Toshi-kasa’no nyokan “Dewa iki-masho. …Koko’wa sentei’no jidai’ni tsukawarete-ita basho nano-yo. Mukashi’ni kurabete nyokan’ga daibu hetta-kedo… ko-iu toki’niwa pittari-yone.”
Old court lady “Now, let’s go. This place was used during the era of the late emperor. Compared to then, the number of court ladies has gone down quite a lot. But for occasions like this, this place is perfect.”
年嵩の女官「空(あ)いている所(ところ)に座(すわ)って」
Toshi-kasa’no nyokan “Aite-iru tokoro’ni suwatte.”
Old court lady “Sit in an open spot.”
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年嵩の女官「揃(そろ)いましたね」
Toshi-kasa’no nyokan “Soroi-mashita-ne.”
Old court lady “We’re all here.”
猫猫(こんな暑い日に、閉(し)め切(き)った部屋に12人(じゅうににん)も集(あつ)まって…)
Maomao (Konna atsui hi’ni, shime-kitta heya’ni ju-ni-nin’mo atsumatte…)
Maomao (Twelve people on such a hot day, in a closed-off room…)
年嵩の女官「皆(みな)さん…お話(はなし)の準備(じゅんび)はできていますか?今宵(こよい)は、肝(きも)が冷(ひ)える十三(じゅうさん)の話を楽(たの)しみ���しょう」
Toshi-kasa’no nyokan “Mina-san… o-hanashi’no junbi’wa dekite-imasu-ka? Koyoi’wa, kimo’ga hieru ju-san’no hanashi’o tanoshimi-masho.”
Old court lady “Did everyone come prepared with your stories? Tonight, let us enjoy the thirteen spine-chilling tales.”
猫猫(十三の話?)
Maomao (Ju-san’no hanashi?)
Maomao (Thirteen tales?)
桜花「ひぃ…!」
Infa “Hii…!”
女官「それからというもの、夜(よ)な夜な北門(きたもん)の堀(ほり)では、身投(みな)げを繰(く)り返(かえ)す下女(げじょ)の姿(すがた)が…。哀(あわ)れに思った女官が堀に花(はな)を浮(う)かべると、どこからか声(こえ)が聞(き)こえてきます。ハッ!として堀を覗(のぞ)き込(こ)むと、下女の白(しろ)い顔(かお)が浮(う)かび上(あ)がり、女官が慌(あわ)てて逃(に)げようとすると、突然(とつぜん)足(あし)を掴(つか)まれて…水(みず)から這(は)い上がって来(き)た下女は言(い)いました。『あの日(ひ)、私を突(つ)き落(お)としたのは…お前(まえ)か~~~!!』」
Nyokan “Sore-kara’to iu-mono, yona-yona kita-mon’no hori-dewa, minage’o kuri-kaesu gejo’no sugata’ga… Aware’ni omotta nyokan’ga hori’ni hana’o ukaberu-to, doko-kara-ka koe’ga kikoete-kimasu. Ha! to-shite hori’o nozoki-komu-to, gejo’no shiroi kao’ga ukabi-agari, nyokan’ga awatete nigeyoto-suruto, totsuzen ashi’o tsukamarete…. Mizu-kara hai-agatte-kita gejo’wa ii-mashita. ‘Ano hi, watashi’o tsuki-otoshita-nowa… omae-kaaaaaaa!!’”
Court lady “And from then on… Every night, at the moat at the north gate, the servant could be seen throwing herself into the water, over and over. When a court lady who pitied her came to scatter flowers on the moat, she heard a voice from somewhere. And when she gazed into the moat to find the source… The servant girl’s pale face came floating up… When the court lady tried to escape, something suddenly grabbed her feet! The servant girl rose up from the water, and said… ‘The one who pushed me in that day… It was you!’”
女官たち「キャ~!」
Nyokan-tachi “Kyaaa!”
女官たち「ひぃ~!」
Nyokan-tachi “Hiiii!”
桜花「うぅ…うぅ…」
Infa “Uu…uu…”
猫猫(どっかで聞いたような話…。怖(こわ)がりだけど、好(す)きなわけね、桜花様…)
Maomao (Dokka’de kiita-yona hanashi… Kowagari-dakedo, sukina wake-ne, Infa-sama…)
Maomao (Sounds kind of familiar. So, Lady Yinghua is easily scared yet enjoys these stories.)
女官「ふっ」
Nyokan “Fu.”
猫猫(どうやらこれは、座(すわ)り順(じゅん)に怪談話(かいだんばなし)をして、話し終(お)わったら火(ひ)を吹(ふ)き消(け)すという催(もよお)しらしい。しかしまぁ、話は後宮内(こうきゅうない)の噂程度(うわさていど)のもので、肝(きも)が冷(ひ)えるほどではない)
Maomao (Do-yara kore’wa, suwari-jun’ni kaidan-banashi’o shite, hanashi-owattara hi’o fuki-kesu-to-iu moyooshi-rashii. Shikashi-maa, hanashi’wa kokyu-nai’no uwasa-teido’no mono-de, kimo’ga hieru-hodo-dewa nai.)
Maomao (Seems like this event involves taking turns telling ghost stories, then blowing out the candle when you’re done. However, the stories are more like rumors heard in the rear palace. Not sufficiently spine-chilling.)
猫猫(なにせ後宮は娯楽(ごらく)が少ない。こういう語(かた)らいも認(みと)められているようだ)(あくび)
Maomao (Nanise kokyu-nai’wa goraku’ga sukunai. Ko-iu katarai’mo mitome-rarete-iru-yoda.) (Akubi)
Maomao (It’s hard to find entertainment in the rear palace. Speaking together like this is allowed, it seems.)
子翠(シスイ)「こんばんは~」
Shisui “Konbanwaaa.”
Shisui “Good evening!”
猫猫「子翠」
Maomao “Shisui.”
Maomao “Shisui.”
子翠「食(た)べる?」
Shisui “Taberu?”
Shisui “Want a bite?”
猫猫「もらう」
Maomao “Morau.”
Maomao “Thanks.”
女官「さて…これは、私の故郷(こきょう)の話なんだけど…。そこには、古くから『入(はい)ってはいけない』と言われている森(もり)があった。もし入れば、呪(のろ)われて、鬼(おに)に魂(たましい)を食(く)われてしまう。でも、ある時、一人の子供(こども)が禁忌(きんき)を破(やぶ)った。その年(とし)は作物(さくもつ)が不作(ふさく)で、あまりにもお腹(なか)が空(す)いた子供は、食べ物を求(もと)めて森へと入った。子供は母親(ははおや)に告(つ)げた。『いいこと教(おし)えてあげる。あの森には、たくさん食べ物があるよ。』けれど、森に入ったことが村人(むらびと)たちに知(し)られて、母子(おやこ)は村八分(むらはちぶ)になった。孤立(こりつ)した母子は食べるものもなく、痩(や)せ衰(おとろ)えていったけれど、誰(だれ)も手(て)を差(さ)し伸(の)べようとはしなかった」
Nyokan “Sate…kore’wa, watashi’no kokyo’no hanashi-nan-dakedo… Soko-niwa, furuku-kara ‘haitte’wa ike-nai’to iwarete-iru mori’ga atta. Moshi haireba, norowarete, oni’ni tamashii’o kuwarete-shimau. Demo, aru-toki, hitori’no kodomo’ga kinki’o yabutta. Sono toshi’wa saku-motsu’ga fusaku-de, amari-nimo onaka’ga suita kodomo’wa, tabe-mono’o motomete mori’e-to haitta. Kodomo’wa haha-oya’ni tsugeta. ‘Ii-koto oshiete-ageru. Ano mori’niwa, takusan tabe-mono’ga aru-yo.’ Keredo, mori’ni haitta koto’ga mura-bito-tachi’ni shirarete, oyako’wa mura-hachibu’ni natta. Koritsu-shita oyako’wa taberu-mono’mo naku, yase-otoroete-itta-keredo, daremo te’o sashi-nobeyo-towa shinakatta.”
Court lady “So. This story is from my hometown. Near the village, there existed a forest, which the villagers had always been told not to enter. If you went in, you would be cursed, and demons would eat your soul. But one day, a child broke the rule. That year, the crop yields had been low. The child was so hungry, he wandered into the forest in search of food. The child told his mother, ‘Let me tell you a good secret. There’s lots of food in that forest.’ But when the other villagers found out that he’d gone into the forest, the boy and his mother were ostracized. The two, now alone, had nothing to eat and grew thinner every day, but nobody tried to help them.”
女官「ある夜(よる)のこと。母子の家(いえ)に、ゆらゆらと光(ひかり)が入っていくのを見(み)た者(もの)がいた。翌日(よくじつ)、その知(し)らせを聞いた村長(そんちょう)が母子の家を訪(たず)ねると、子供は既(すで)に死(し)に、母親も亡(な)くなる寸前(すんぜん)だった。母親は村長にこう言った。『ねぇ、いいこと教えてあげる…。』そこまで言って、母親は死ん��。その死に顔は、不気味(ぶきみ)に笑(わら)っていたの。結局(けっきょく)、何を伝(つた)えようとしたのか分からないまま、今も森は禁忌の地(ち)と恐(おそ)れられ、破(やぶ)った者の家には鬼(おに)が現(あらわ)れ、魂を食われると言う…。ふっ」
Nyokan “Aru yoru’no koto. Oyako’no ie’ni, yura-yura-to hikari’ga haitte-iku-no’o mita waka-mono’ga ita. Yoku-jitsu, sono shirase’o kiita soncho’ga oyako’no ie’o tazuneru-to, kodomo’wa sude-ni shini, haha-oya’mo nakunaru sunzen datta. Haha-oya’wa soncho’ni ko itta. ‘Nee, ii-koto oshiete-ageru…’ Soko-made-itte, haha-oya’wa shinda. Sono shini-gao’wa, bukimi-ni waratte-itano. Kekkyoku, nani’o tsutae-yoto shita-noka wakara-nai-mama, ima-mo mori’wa kinki’no chi-to osore-rare, yabutta mono’no ie-niwa oni’ga araware, tamashii’o kuwareru-to-iu… Fu.”
Court lady “One night, someone saw a light floating into the family’s house. The next day, the village elder heard the news and went to visit them. The child was already dead, and the mother was on the verge of death. The mother said to the elder, ‘Let me tell you a good secret.’ But at that moment, she died. She had a strange smile on her face as she passed. And so, no one knows what she was trying to say. The locals still fear the forest, regarding it as forbidden land. Anyone who entered would be attacked by a demon in their homes, and their souls would be devoured.”
猫猫「う~ん、なるほど」
Maomao “Uuun, naru-hodo.”
Maomao “Ah, I see.”
子翠「なるほどって、何が?」
Shisui “Naruhodotte nani-ga?”
Shisui “You see what?”
猫猫「後(あと)で教える」(あくび)
Maomao “Ato-de oshieru.” (Akubi)
Maomao “I’ll tell you later.”
猫猫(なんか眠(ねむ)い…。狭(せま)い所に大人数(おおにんずう)だし、少し人酔(ひとよ)いしたかな…)
Maomao (Nanka nemui… Semai tokoro’ni oo-ninzu-dashi, sukoshi hito-yoi shita-kana…)
Maomao (I’m sleepy for some reason. I guess it’s a lot of people in a small space. Maybe I’m dizzy from being around too many people.)
年嵩の女官「あなたの番(ばん)よ」
Toshi-kasa’no nyokan “Anata’no ban’yo.”
Old court lady “It’s your turn now.”
子翠「は~い。…これは、遠(とお)い遠い東の国(くに)のお話…。とある国の僧侶(そうりょ)が、遠方(えんぽう)での葬儀(そうぎ)を終(お)えて帰(かえ)る途中(とちゅう)、いつの間(ま)にか日(ひ)が暮(く)れてしまった。辺(あた)りはススキだらけの平原(へいげん)で、どうやら野犬(やけん)の群(む)れもいる様子(ようす)。焦(あせ)る僧侶の前(まえ)に現(あらわ)れたのは、一軒(いっけん)の古びた民家(みんか)だった」
Shisui “Haaai. …Kore-wa, tooi tooi higashi’no kuni’no o-hanashi… To-aru kuni’no soryo’ga, enpo-deno sogi’o oete kaeru tochu, itsuno-ma-nika hi’ga kurete-shimatta. Atari’wa susuki-darake’no heigen-de, do-yara yaken’no mure’mo iru yosu. Aseru soryo’no mae’ni arawaeta-nowa, ikken’no furubita minka datta.”
Shisui “Yes. This is a story from a distant land, far to the east. A monk from a foreign nation finished performing funeral rites in a distant land. On his way home, he realized the sun had set at some point. He was surrounded by tall grass, and wild dogs could be heard nearby. The monk was eager to get out of danger, and suddenly, an old house appeared in front of him.”
僧侶「夜分(やぶん)に失礼(しつれい)。ごめんください」
Soryo “Yabun’ni shitsu-rei. Gomen-kudasai.”
Monk “Excuse me, sorry to disturb you so late at night.”
妻「どうされました?お坊様(ぼうさま)」
Tsuma “Do sare-mashita? Obo-sama.”
Wife “What is the matter, venerable one?”
僧侶「山(やま)を越(こ)える前に、日(ひ)が暮れてしまって…納屋(なや)の隅(すみ)で構(かま)いませんので、一晩(ひとばん)泊(と)めていただけませんか」
Soryo “Yama’o koeru-mae’ni, hi’ga kurete-shimatte… Naya’no sumi’de kamai-masen-node, hito-ban tomete itadake-masenka.”
Monk “I was trying to cross the mountains but couldn’t make it before nightfall. Would you allow me to stay overnight? Just a corner of your shed would be fine.”
妻「まぁ…それは、お疲れでございましょう」
Tsuma “Maa… sore’wa otsukare-de gozai-masho.”
Wife “Oh, you must be so tired.”
子翠「妻(つま)は僧をもてなし、寝床(ねどこ)まで用意(ようい)してくれた。心(こころ)を尽(つ)くしたもてなしに、何も持(も)ち合わせておらぬ僧は、せめてものお礼(れい)にと経(���ょう)を上げることにした」
Shisui “Tsuma-wa so’o motenashi, nedoko-made yoi-shite-kureta. Kokoro’o tsukushita motenashi’ni, nanimo mochi-awasete-oranu so’wa, semete-mono orei’ni-to kyo’o ageru koto’ni shita.”
Shisui “The wife welcomed the monk with food and bedding. The monk was grateful for the heartfelt welcome, but had nothing to give in return. He thought the least he could do was to chant a sutra for her.”
僧侶(鈴(すず)の音(ね)か?いや、鈴の音に聞こえるが、これは…人の声か?)
Soryo (Suzu’no-ne-ka? Iya, suzu’no-ne’ni kikoeru-ga, kore-wa… hito’no koe-ka?)
Monk (Is that the sound of a bell…? No, it sounds like a bell, but is actually a human voice?)
妻「それで、あんたどうするの?」
Tsuma “Sorede, anta do-suruno?”
Wife “And what are you planning to do?”
夫「どうもしない。それでよかろう」
Otto “Domo shinai. Sorede yokaro.”
Husband “Nothing. It’s fine.”
妻「そんなんじゃダメだよ、あんた!あたしは一人になりたくないんだ」
Tsuma “Son’nan-ja dame-dayo, anta! Atashi-wa hitori’ni nari-taku-nainda.”
Wife “You can’t. Come on. I don’t want to be left alone.”
夫「じゃあ、どうするつもりだ!」
Otto “Jaa do-suru-tsumori-da!”
Husband “Then what do you suggest we do?”
妻「もう耐(た)えられない…!」
Tsuma “Mo tae-rare-nai…!”
Wife “I can’t take this any longer.”
僧侶(言い争(あらそ)っているのか?止(と)めに入(はい)った方(ほう)がいいか?いや、経は止(や)めてはいかん。そんな気(き)がする)
Soryo (Ii-arasotte-iru-noka? Tome’ni haitta-hoga iika? Iya, kyo’wa yametewa ikan. Sonna ki’ga suru.)
Monk (Are they arguing? Should I intervene? No, something tells me I must not stop chanting the sutra.)
夫「あの僧を代(か)わりにするんだ」
Otto “Ano so’o kawari’ni surunda.”
Husband “Let’s use that monk as a replacement.”
妻「それしかない…」
Tsuma “Sore-shika nai…”
Wife “It’s the only way.”
妻「さぁ…やるよ!どこだ?あの僧は…ハァ…ハァ…逃(に)げたのか…?いない…いないよ!見つけないと…でないと、あたし…あたし!あんたを!」(咀嚼音(そしゃくおん))
Tsuma “Saa…yaru-yo! Doko-da? Ano so-wa… Haa…haa… Nigeta-noka…? Inai… Inai-yo! Mitsuke-naito… de-naito, atashi…atashi! Anta’o!” (Soshaku-on)
Wife “Come on, let’s do this. WhERe iS thAt moNK? Did hE esCaPE? He’S nOT hEre… hE’s noT hERE! I hAvE to find Him! OtHErwiSe, I… I HaVE to tAKe YOU INSTEAD!”
子翠「僧侶は、咀嚼音(そしゃくおん)が聞こえなくなるまで経を唱(とな)え続(つづ)けた。音(おと)が止(や)み、僧侶は外(そと)へ出た。若(わか)い夫婦(ふうふ)の姿(すがた)はなく、そこには、虫(むし)の羽(はね)が落(お)ちていた。僧侶はそっと手を合わせ、経を唱えたまま、夜明(よあ)けまで歩(ある)き続(つづ)けましたとさ」
Shisui “Soryo-wa, soshaku-on’ga kikoe-naku-naru-made kyo’o tonae-tsuzuketa. Oto’ga yami, soryo’wa soto’e deta. Wakai fufu’no sugata’wa naku, soko-niwa, mushi’no hane’ga ochite-ita. Soryo’wa sotto te’o awase, kyo’o tonaeta-mama, yoake’made aruki-tsuzuke-mashita-tosa.”
Shisui “The monk continued the chant until the chewing sounds stopped. Once it was quiet, the monk stepped outside. The young couple was gone, and instead… All he found there were the wings of insects. The monk clasped his hands together and continued to walk, chanting the sutra, until dawn.”
猫猫(話(はな)し方(かた)がうまいなぁ…)
Maomao (Hanashi-kata’ga umai-naa…)
Maomao (What a good storyteller.)
子翠「ふっ」
Shisui “Fu.”
猫猫(まるで別人(べつじん)みたいだ。ん?この横顔(よこがお)…何か見覚(みおぼ)えがあるような…)
Maomao (Marude betsu-jin-mitai-da. N? Kono yoko-gao… nanka mi-oboe’ga aru-yona…)
Maomao (It’s like she’s a different person. Hmm? Her face at this angle… why does it seem familiar?)
――――――――――――――――――――――――――――――
子翠「猫猫、次(つぎ)だよ」
Shisui “Maomao, tsugi-dayo.”
Shisui “Maomao, you’re next.”
猫猫「え?あぁ、そっか」
Maomao “E? Aa, sokka.”
Maomao “Huh? Oh, right.”
猫猫(何を話そうか…)
Maomao (Nani’o hanasoka…)
Maomao (What shall I talk about?)
猫猫「養父(ようふ)から聞いたのですが、墓地(ぼち)に人魂(ひとだま)が出(で)るという噂(うわさ)が立(た)ちました。いかにも怪(あや)しいと、勇敢(ゆうかん)な若者(わかもの)たちが正体(しょうたい)を探(さぐ)りに行きました。すると…」
Maomao “Yofu’kara kiitano-desuga, bochi’ni hito-dama’ga deru-to-iu uwasa’ga tachi-mashita. Ikanimo ayashii-to, yukan’na wakamono-tachi’ga shotai’o saguri’ni iki-mashita. Suruto…”
Maomao “I heard this from my adopted father. Rumors went around that floating spirits had been seen in a graveyard. Suspicious, a group of brave young men stood up to investigate. Then…”
若い男たち「ハッ…」
Wakai otoko-tachi “Ha…”
猫猫「同じ町(まち)に住(す)む男(おとこ)が、たいまつを片手(かたて)に歩(ある)いていただけでした」
Maomao “Onaji machi’ni sumu otoko’ga, taimatsu’o katate-ni aruite-ita-dake-deshita.
Maomao “It was just another man from the same town, walking with a torch.”
桜花「あ……それだけ?」
Infa “A……Sore-dake?”
Yinghua “That’s it?”
猫猫「はい。男の正体は墓荒(はかあ)らしで、怪(あや)しげな呪(のろ)いにはまっていて、墓地を掘(ほ)り起(お)こして死体(したい)の腹(はら)を割(さ)いては、万病(まんびょう)に効(き)くという人の肝(きも)を…」
Maomao “Hai. Otoko’no shotai’wa haka-arashi-de, ayashigena noroi’ni hamate-ite, bochi’o hori-okoshite shitai’no hara’o saite’wa, manbyo’ni kiku-to-iu hito’no kimo’o…”
Maomao “Yes. The man was a graverobber. He grew an unhealthy interest in a strange curse, and went around digging up graves to cut up corpses and harvest human livers which he believed were cures for―”
桜花「もういい!」
Infa “Mo ii!”
Yinghua “Enough!”
猫猫「うわ!う…以上(いじょう)です…ふっ。次、桜花様ですよ」
Maomao “Uwa! U… Ijo desu… Fu. Tsugi, Infa-sama desu-yo.”
Maomao “That’s all. You’re next, Lady Yinghua.”
桜花「ん?あぁ…え~っと…ある所に男が…いや、老婆(ろうば)…だったかなぁ…?えっと…あ~えっと、その…」
Infa “N? Aa… Eeetto… Aru tokoro’ni otoko’ga… Iya, roba…datta-kanaa? Etto… Aaa etto, sono…”
Yinghua “Huh? Oh, um… Once upon a time, there was a man… Or… was it an old woman? Um…”
――――――――――――――――――――――――――――――
年嵩の女官「では、次は私が」
Toshi-kasa’no nyokan “Dewa, tsugi’wa watashi’ga.”
Old court lady “Then, I will go next.”
猫猫(そういえば、この女官は最初(さいしょ)に「十三の話」と言っていた。ここに集まったのは12人なのに、どういうことだろう…)
Maomao (So-ieba, kono nyokan’wa saisho-ni ‘Ju-san’no hanashi’to itte-ita. Koko’ni atsumatta-nowa ju-ni-nin nanoni, do-iu koto daro…)
Maomao (Coming to think of it, she said ‘thirteen stories’ at the beginning. There are only twelve of us here. What does that mean?)
年嵩の女官「先帝時代の話です。その頃(ころ)、後宮は次々(つぎつぎ)と人が増(ふ)え、区画(くかく)を広(ひろ)げておりました。何(なん)のために?その頃強大(きょうだい)な権力(けんりょく)を振(ふ)るっていた女帝(じょてい)である太皇太后(たいこうたいごう)が、先帝の嗜好(しこう)に合う娘(むすめ)を揃(そろ)えるためでした…」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei-jidai’no hanashi-desu. Sono-koro, kokyu’wa tsugi-tsugi-to hito’ga fue, kukaku’o hirogete-ori-mashita. Nan’no tame’ni? Sono-koro kyodai’na kenryoku’o furutte-ita jotei-de-aru tai-kotaigo’ga, sentei’no shiko’ni au musume’o soroeru-tame deshita…”
Old court lady “This was during the late emperor’s reign. Back then, the rear palace was always growing, constantly adding new sections. For what reason? At the time, the Great Empress Dowager, also known as the Empress, wielded immense power. She was trying to find girls who would fit the late emperor’s tastes.”
猫猫(ん…何だ…?)
Maomao (N… Nanda…?)
Maomao (What is this…?)
年嵩の女官「先帝は、年端(としは)もいかぬ少女(しょうじょ)を選(えら)んではその花(はな)を散(ち)らし、手折(たお)られた少女たちは、外に出ることを許(ゆる)されぬまま、時を過(す)ごしました。その中(なか)に、一人(ひとり)身(み)ごもった少女がおり、先帝に訴(うった)えましたが…少女は後宮を出ることも許されず、死ぬ間際(まぎわ)に一言(ひとこと)…『次はお前たちの番だ!』」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei’wa, toshi-ha’mo ikanu shojo’o erandewa sono hana’o chirashi, taorareta shojo-tachi’wa, soto’ni deru-koto’o yurusarenu-mama, toki’o sugoshi-mashita. Sono naka’ni, hitori migomotta shojo’ga ori, sentei’ni uttae-mashita-ga… shojo’wa kokyu’o deru-kotomo yuru-sarezu, shinu-magiwa’ni hito-koto… ‘Tsugi’wa omae-tachi’no ban-da!’”
Old court lady “The late emperor chose the youngest girls, deflowering them one after the other. The girsl spent their days in the rear palace, barred from ever leaving. One of these girls became pregnant. She petitioned the late emperor, but… She was never allowed to leave the rear palace. Right before her death, she said… ‘It’s your turn next!’”
猫猫「ハッ」
Maomao “Ha.”
桜花「猫猫?!」
Infa “Maomao?!”
Yinghua “Maomao?!”
猫猫「ハァ…!」(頭(あたま)がボ~ッとするわけだ!)
Maomao “Haa…!” (Atama’ga boootto suru-wake-da!)
Maomao (No wonder I was getting dizzy!)
猫猫「桜花様!子翠!ぐったりしている女官を、窓(まど)や扉(とびら)の近(ちか)くへ!」
Maomao “Infa-sama! Shisui! Guttari-shite-iru nyokan’o, mado-ya tobira’no chikaku’e!”
Maomao “Lady Yinghua! Shisui! Move the unconscious ladies near the door and windows!”
桜花「えっ、一体(いったい)どうしたの?」
Infa “E, ittai do-shita-no?”
Yinghua “Huh? What’s wrong?”
猫猫「早(はや)く!消(き)えずに残(のこ)った火(ひ)のせいで、体(からだ)に害(がい)をなす空気(くうき)が部屋に充満(じゅうまん)しているんです!」
Maomao “Hayaku! Kiezu’ni nokotta hi’no-sei’de, karada’ni gai’o nasu kuki’ga heya’ni juman shite-irun-desu!”
Maomao “Hurry! The smoldering fire is filling the room with bad air!”
桜花「わ…分かった!」
Infa “Wa…Wakatta!”
Yinghua “G-Got it!”
猫猫(気付(きづ)くのが遅(おそ)すぎたな…)
Maomao (Kizuku-noga oso-sugita-na…)
Maomao (It took me way too long to realize.)
年嵩の女官「あぁ、もう少しだったのに…」
Toshi-kasa’no nyokan “Aa, mo-sukoshi datta-noni…”
Old court lady “Oh, I was so close…”
猫猫「ハッ!」(あの女官は……)
Maomao “Ha!” (Ano nyokan’wa……)
Maomao (That court lady…)
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「ハァ…何かバタバタだったわね。主催者(しゅさいしゃ)の女官もいなくなって」
Infa “Haa… Nanka bata-bata datta-wane. Shusai-sha’no nyokan’mo inaku-natte.”
Yinghua “What a night. The organizer disappeared, too.”
子翠「猫猫~!」
Shisui “Maomaooo!”
Shisui “Maomao.”
桜花「さっきの?」
Infa “Sakki’no?”
Yinghua “You’re from earlier…?”
猫猫「知り合いの女官です」
Maomao “Shiri-ai’no nyokan desu.”
Maomao “She’s an acquaintance of mine.”
子翠「ねぇ、猫猫。さっきの話は何だったの?」
Shisui “Nee, Maomao. Sakki’no hanashi’wa nan-datta-no?”
Shisui “Hey, Maomao. What was that story about?”
猫猫「さっきの?」
Maomao “Sakki-no?”
Maomao “The story?”
子翠「ほら、禁忌(きんき)の森(もり)の話だよ」
Shisui “Hora, kinki’no mori’no hanashi-dayo.”
Shisui “You know, the forbidden forest.”
猫猫「あぁ…『禁忌の森』なんていうのは迷信(めいしん)でしょうが、禁忌になったいわれが全(まった)く無(な)いとは言い切れないって思って」
Maomao “Aa… ‘Kinki’no mori’ nante iu-nowa meishin desho-ga, kinki’ni natta iware’ga mattaku nai-towa ii-kire-naitte omotte.”
Maomao “Ah. The ‘forbidden forest’ is probably just a superstition. But some things have a reason to become forbidden, and this could be one of those.”
子翠「へぇ…?」
Shisui “Hee…?”
Shisui “Huh?”
猫猫「森は食べ物が豊(ゆた)かですが、食べられない物も豊富(ほうふ)にあります。他(ほか)の土地(とち)から来た人間が、森にあるものを食べて体を壊(こわ)してしまう。すると『森のものをむやみに食べてはいけない』…と言われるようになるでしょう。そしてそれは年月(としつき)を経(へ)て禁忌になります。その後(あと)も飢餓(きが)が起(お)こった時には、誰も食べていいものと悪(わる)いものの区別(くべつ)がつかなくなっていた。あの話の母子は、不作(ふさく)の年で飢(う)えていました。掟(おきて)を破(やぶ)るのだから、暗(くら)くなり始(はじ)めに森に入り、食べ物を採(と)って、日が落(お)ちると家に帰ったのでしょう」
Maomao “Mori’wa tabe-mono’ga yutaka desu-ga, tabe-rare-nai mono’mo hofu’ni ari-masu. Hoka’no tochi’kara kita ningen’ga, mori’ni aru mono’o tabete karada’o kowashite-shimau. Suruto ‘Mori’no mono’o muyami’ni tabetewa ike-nai.’ to-iwareru-yoni naru-desho. Soshite sore’wa toshi-tsuki’o hete kinki’ni nari-masu. Sono ato’mo kiga’ga okotta toki-niwa, daremo tabete ii-mono’to warui-mono’no kubetsu’ga tsukanaku-natte-ita. Ano hanashi’no oyako’wa, fusaku’no toshi’de uete-imashita. Okite’o yaburuno-dakara, kuraku nari-hajime’ni mori’ni hairi, tabe-mono’o totte, hi’ga ochiru-to ie’ni kaettano-desho.”
Maomao “Forests are full of food, but also full of inedible things. If someone from outside entered the forest, ate something, and got sick, it would be natural for word to get around that you should be very careful when eating things from the forest. This, over many years, could morph into something ‘forbidden.’ Later, by the time famine broke out, people no longer knew what could and couldn’t be eaten. The mother and son from that story were starving from the bad harvest. They must have entered the forest as it grew dark, since they were breaking the rules. Then they foraged for food, and went home as night set in.”
猫猫「ツキヨダケ、という、ヒラタケに似たキノコがあります。とてもおいしそうですが、毒があって、暗くなると光(ひか)る特徴(とくちょう)があるんです。夜道(よみち)を歩くところを村人が遠目(とおめ)に見たら、人魂(ひとだま)に見えたかもしれません。毒性(どくせい)は強(つよ)くありませんが、飢(う)えて体力(たいりょく)が落(お)ちた母子が食べたらどうなるか…。母親は死に際(ぎわ)に、こう言いたかったのかもしれません」
Maomao “’Tsukiyo-dake’ to-iu, hiratake’ni nita kinoko’ga ari-masu. Totemo oishiso-desu-ga, doku’ga atte, kuraku naru-to hikaru tokucho’ga arun-desu. Yomichi’o aruku tokoro’o mura-bito’ga toome’ni mitara, hito-dama’ni mieta-kamo shire-masen. Doku-sei’wa tsuyoku ari-masen-ga, uete tairyoku’ga ochita oyako’ga tabe-tara do naru-ka… Haha-oya’wa shini-giwa’ni, ko iitakattano-kamo shire-masen.”
Maomao “There’s a type of mushroom called the moonlight mushroom. They resemble oyster mushrooms and look delicious, but they’re poisonous and glow in the dark. If a villager saw someone carrying these mushrooms from a distance in the dark, it might have looked like a floating spirit. It’s not a powerful poison, but if eaten by a starving, weakened person… Maybe, as she was about to die, the mother was trying to say…”
母親「おいしいキノコが森の中にあるよ…」
Haha-oya “Oishii kinoko’ga mori’no naka’ni aruyo…”
Mother “There are delicious mushrooms in the forest.”
猫猫「自分たち母子を見捨(みす)てた村人への復讐(ふくしゅう)として」
Maomao “Jibun-tachi oyako’o mi-suteta mura-bito’e-no fukushu-to-shite.”
Maomao “As a way to take vengeance against the villagers who abandoned her and her son.”
子翠「そういうことだったんだ!うん!スッキリした!じゃあ、私こっちだから~!」
Shisui “So-iu koto dattanda! Un! Sukkiri-shita! Jaa, watashi kocchi-dakaraaa!”
Shisui “So that’s what it was! Great, it’s all cleared up now! Okay, I’m going this way, bye!”
桜花「ふん!タネが分かれば、大(たい)したことないじゃない。きっと他の話も、そういう裏(うら)があるんだわ」
Infa “Fun! Tane’ga wakareba, taishita-koto nai-ja nai. Kitto hoka’no hanashi’mo, so-iu ura’ga arunda-wa.”
Yinghua “Hah. Now that I know the truth, it’s not scary at all! I’d bet all the stories have backgrounds like that.”
猫猫「さぁ…どうでしょう?」
Maomao “Saa… Do-desho?”
Maomao “Well… who knows?”
桜花「そこは頷(うなず)いてよ!」
Infa “Soko’wa unazuite-yo!”
Yinghua “Humor me just this once, would you?!”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「戻(もど)りました」
Infa “Modori-mashita.”
Yinghua “We’re back.”
紅娘「あら、思ったより早かったのね」
Hon’nyan “Ara. Omotta-yori haya-katta-none.”
Hongniang “Oh, you’re earlier than I expected.”
桜花「ちょっとした騒(さわ)ぎがありまして…」
Infa “Chotto-shita sawagi’ga ari-mashite…”
Yinghua “There was a bit of a commotion.”
紅娘「まぁ…やっぱり…不慣(ふな)れな人が仕切(しき)ると、色々(いろいろ)あるわよね」
Hon’nyan “Maa…Yappari… Funare’na hito’ga shikiru-to, iro-iro aru-wayo-ne.”
Hongniang “Ah, I expected as much. I guess things could happen when the organizer is new.”
猫猫「不慣れな人?」
Maomao “Funare’na hito?”
Maomao “New organizer?”
紅娘「去年(きょねん)までやっていた女官が亡くなったから、今年(ことし)は誰(だれ)が引(ひ)き継(つ)いだのか心配(しんぱい)だったのよ」
Hon’nyan “Kyonen-made yatte-ita nyokan’ga naku-natta-kara, kotoshi’wa dare’ga hiki-tsuida-noka shinpai datta-noyo.”
Hongniang “The court lady who organized that event passed away last year. I was a little worried about who was taking over for this year.”
桜花「え?」
Infa “E?”
Yinghua “Huh?”
紅娘「気の利(き)くいい人で、私もお世話(せわ)になったのよ。結局後宮から出られなかったのよね。実(じつ)は先帝のお手付(てつ)きになった方(かた)で、あの集(あつ)まりが唯一(ゆいいつ)の楽(たの)しみだったそうなのよ。亡くなった翌年(よくとし)から集まりがなくなるのも、いかがなものかと思っていたから」
Hon’nyan “Ki’no kiku ii hito-de, watashi’mo osewa’ni natta-noyo. Kekkyoku kokyu’kara derare-nakattano-yone. Jitsu’wa senteii’no otetsuki’ni natta kata-de, ano atsumari’ga yui-itsu’no tanoshimi datta so-nano-yo. Nakunatta yoku-toshi’kara atsumari’ga nakunaru’nomo, ikaga-na-monoka-to omotte-ita-kara.”
Hongniang “She was a nice person, very helpful. I got a lot of help from her as well. I guess she never got to leave the rear palace. She actually had relations with the late emperor. She said that gathering was the only fun she ever had. It would have been too bad if the event ended the very next year after she passed away,”
桜花「うわ~~~!」
Infa “Uwaaaaaaa!”
紅娘「続(つづ)けてくれる人がいて良(よ)かったわ」
Hon’nyan “Tsuzukete-kureru hito’ga ite yokatta-wa.”
Hongniang “so I’m glad someone took over.”
桜花「い~~~っ!あぁ…あっ…あの話…」
Infa “Iiiiiiii! Aa…a…ano hanashi…”
Yinghua “That story…”
猫猫「ハッ」
Maomao “Ha.”
年嵩の女官「先帝は、年端もいかぬ少女を選んではその花を散らし、手折られた少女たちは外に出ることを許されぬまま…」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei’wa, toshi-ha’mo ikanu shojo’o erandewa sono hana’o chirashi, taorareta shojo-tachi’wa soto’ni deru-koto’o yuru-sarenu-mama…”
Old court lady “The late emperor chose the youngest girls, deflowering them one after the other. The girls spent their days in the rear palace, barred from ever leaving.”
猫猫(あの女官の話は、己(おのれ)の身(み)の上(うえ)だったのか、それとも、事情(じじょう)を知る誰かのいたずらか…。世(よ)の中、よくわからないことは、たくさんあるものだ)
Maomao (Ano nyokan’no hanashi’wa, onore’no mi’no-ue datta-noka, sore-tomo, jijo’o shiru dareka’no itazura-ka… Yono-naka, yoku wakara-nai koto’wa, takusan aru-mono-da.)
Maomao (That court lady’s story was her own experience. Or is it a prank pulled by someone in the know? The world is full of things I can’t fully understand.)
年嵩の女官「今宵は、肝が冷える十三の話を楽しみましょう」
Toshi-kasa’no nyokan “Koyoi’wa, kimo’ga hieru ju-san’no hanashi’o tanoshimi-masho.”
Old court lady “Tonight, let us enjoy the thirteen spine-chilling tales.”
猫猫(あの時、あの場(ば)には年嵩(としかさ)の女官を含(ふく)めて12人しかいなかった。とりあえず、13(じゅうさん)番目(ばんめ)の怪談(かいだん)にならずに済(す)んでよかった…)
Maomao (Ano toki, ano ba’niwa toshi-kasa’no nyokan’o fukumete ju-ni-nin-shika ina-katta. Tori-aezu, ju-san-banme’no kaidan’ni narazu’ni sunde yokatta…)
Maomao (Including her, there were only twelve people there. I’m glad we didn’t end up becoming the thirteenth ghost story.)
桜花「ま…猫猫…」
Infa “Ma…Maomao…”
Yinghua “M-Maomao…”
猫猫「はい…」
Maomao “Hai…”
Maomao “Yes?”
桜花「今晩(こんばん)、一緒(いっしょ)に寝(ね)て~!」
Infa “Kon-ban, issho’ni neteee!”
Yinghua “Please sleep with me tonight!”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「うっ…うぅ…うぅ…」
Infa “U…uu…uu…”
猫猫(背筋(せすじ)が凍(こお)るどころか、寝苦(ねぐる)しい夜(よる)になったのだった…)
Maomao (Sesuji’ga kooru-dokoro-ka, ne-gurushii yoru’ni nattano-datta…)
Maomao (Instead of becoming a spine-chilling night, it turned into a hot, stuffy night.)
桜花「うぅ…うぅ…」
Infa “Uu…uu…”
猫猫「暑苦(あつくる)しい……」
Maomao “Atsu-kurushii…”
Maomao “So hot…”
(Continue to Episode 11/Ep.35)
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xx86 · 6 months ago
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2024年、乗り換え、バランス、神様
今年私的一番のニュースはと聞かれたら突然20kg痩せたのに健康上何も問題なかったことだ。3ヶ月で20kg。今ふりかえってみれば仕事の、正しく言えば仕事上での人間関係からくるストレスだったのだろう。あの頃、体重減少と共に少食になってランチはいつもおにぎり1つだった。カップラーメン2つ食べてた私が。いいの、元々少し太り過ぎだったから。でもすごいよね、ストレスで20kg痩せられるんだ。元部署へ、20kg分のストレスと健康をありがとう。おかげで履けなかった���カートが履けるようになったし、大半のボトムスは履けなくなった。衣服手当ください。
私がおかしいのだとずっと思っていた。いつも怒り狂っていたし、いつでも泣けた。そんな中部署を異動したらおどろくほど精神が穏やかになった。朝目が覚めた瞬間、仕事行けないやつだ、と体が固まることもほぼない。ごはんも食べられるようになった。元々居た部署にあのままいたら確実にメンタルぶち壊して今頃休職していただろう。
異動は転職というのはうちの会社で異動を経験した人が必ず言う言葉だ。部署ごとやっている業務も担当する分野も全く異なるので、関わる人達もまるっと違うけれど、今とても恵まれた環境な気がする。大変な部署にいたんだね、と新しい部署の人達に哀れまれてようやく報われた気がした。いやあの人たちはあの人たちで正しいのだろう、あの部署では。私が順応できなかっただけで。
ただ私が今の環境を手放しで喜べないのは、目の前にきた電車にただ乗り換えただけだからだろう。環境が変わっただけ。私はなにも変わってない。根本は何も変わっていない。今はトンネルを抜けたらトロピカルビーチだったけど、いつかこの電車も塩狩峠に向かうかもしれない。それってどうなんだろう。私は前の部署で上司と面談の度、結局は自分だと思うので、と何度も口にした。苦手な人が辞めれば楽になるか、部署を異動したら楽になるかと言われれば違うと思う。一瞬それで楽になったとしても自分が変わらなければずっと同じことで壁にぶち当たると思うと。その言葉をトロピカルビーチでふと思い出すのだ。そうだよなあ、至極真っ当だ。前の会社で上司に仕事は遊ぶ金稼ぐための暇つぶしと言われたことがある。早くそのマインドを手に入れたい。でなければ私きっとまたダメになる。
懺悔として、今年はお金に対してものすごくちゃんと出来なかった年だった。反省。部屋は綺麗に保てるようになったし、生花もお手入れし絶えず飾られている。本も沢山読んだし、栄養もなんとなく考えてごはんを食べてるし、色んな出会いがあって豊かな1年だった。その裏でお金に対してだらしなすぎた。穴の空いたお財布すぎる。友人に言ったらまた始まったと呆れられそうだけど、ほんとにほんとに今年はお金を大事にしなさすぎた。
欲しいものはどうやったって欲しい女の精神で生きてきて、なんだって自分で手に入れてきた。でも今年の買い物熱は異常すぎたのだ。これはストレスじゃなくて病。自分でも引いてる。リミッター外れるとこわいよね、人間。
8年程担当してくれている美容師さんに今年一番がんばったことを聞いたら禁煙と言っていた。禁煙外来にかかったらしい。やっぱ何かを辞めるって人の手を借りることも大事だよなあ。私もお金のプロに家計管理してもらおうかな。節約するためにお金を払うのウケるけど。あとママが税理士なのに娘がお金に対してこんなに雑なのもウケるな、ウケないけど。とりあえず見て見ぬふりしてるクレジットカード明細を掘り起こすところから始めよう。
何度か話しているけれど中学生の頃、この本は大人になったら意味がわかるんだろうな、と思った小説が多かった。大人になって読み返したら刺さりすぎて失血多量でぶっ倒れた。今はそれさえも超えて、そんな風に感じた時もあったなあ、という気持ち。懐かしい、遠い過去のような。水を弾く油のように、あの頃のよにすっと入っていかない。私は今アンダスタンドメイビーを読んでも血まみれにならないだろうし、首がもげるほど頷かないだろう。なんといってもあんな重たい本読む気力もないし。読むべき時に読んでよかったと思う。私は一度も故意で体に傷をつけたことはないけど、小説を読んで自傷行為をしていたのだと思う。読書が自傷行為からただの娯楽になってくれたことを、なってくれた自分をありがたく思う。心のバランスは変わっていく。成長や後退ではなく、流動的に。
ちなみに急激に痩せたからなのか年齢なのか、体調を崩すと洒落にならない感じになってきた。心だけではなく体のバランスも変わるから難しいよね。
どうかわたしだけの神様になって。わたしのことを許して、というのはアンダスタンドメイビーを読んで当時崩れ落ちた一言だ。なぜなら読む数ヶ月前に全く同じようなことをTumblrに書き綴っていたから。それを書き残した登場人物は自殺している。私は救ってほしかった。神様が現れて、全部を大丈夫にしてほしかった。
でもさ、今その本がしっくりこなくなったのならと礼は自分で自分の神様になったんだね、と律子に何の気なしに言われた。思わず突っ伏して泣きたくなった。
その言葉にどれだけ救われただろう。そうか、いつの間にか私は私だけの神様になっていたのか。私の人生にはいつでも神様がいて、その人が全部大丈夫にしてくれていた。そんな人がいなくなっても、私は生きていけるのだと、私は私だけで自分を抱きしめてあげられるのだと思えたことが、何よりも嬉しい。
常識というのは自身が30歳までに身につけた偏見という言葉を私は結構大事にしている。来年は20代ラストイヤーなのでできるだけ沢山の価値観に触れて、ウクレレとか弾きながら気楽に生きたい。クレジットカードの明細見ながら、健康的に。
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europiumoooon · 6 months ago
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微睡幸せメモ
週末の昼からピラティスに行った。好きな先生がいて、その人担当かついつもよりハードなクラスで死んだけど楽しかった。上半身弱々。恋人と逆。
溜まりに溜まったレシートの整理ができた
カルディに寄ったらたまたま好きなバタフライピーを見つけてハッピー
東京駅に行ったら弟と出くわした。2時間ばかり話して見送った。
爪が1ヶ月折れてもないし割れてもいない!オイル効果!絶大!
あっ、カルディでチャイティも買ったよ
BGMに包まれて編み物をした
宅飲みワインした
デザートチーズ美味しかったな
手帳を買った
その手帳に今年メモした知らない言葉をまとめて書いてみたら3ページかかった。減らしたいね!
週末散歩をした眠りもよくお通じも良い
ディフューザーの中の香りをバラにして良い感じ
布団も枕も恋人の渾名を捩ったゾウのぬいぐるみも干した
洗濯物たくさん回した
週末部屋掃除楽しい
かぎ針のでっかいの買った
買い物してたら9,999円になった!
手帳見返してたときに年始の頃しっかり書いていたので恥ずかしさもありつつ私を抱きしめたくなった。来年こそは疎かにはしたくないな
ユニクロのふわふわフリースが1,990円だったので購入!寝る時のお供!
桃色が変わらず好きなことに気づいた
明日会う小学生からの腐れ縁にプレゼントを買った
髪が少し伸びてアレンジしやすくなった気がする
白菜を消費できた
後輩と飲みの後月島から三越前まで歩いて途中カフェに寄って帰った
メイクが上手く行った
好きだったヒートテックも安く買えた
M-1をみた
からからせんべいから花が出てきた
家事も一通りこなして眠りにつける
昔知り合いが、最近の幸せシェアしてくださいな、とことあることに言っていたし、嫌ではなかったのでなんとなく私自身に今週末幸せシェア
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おやすみなさい🌙
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elle-p · 1 year ago
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Scan and transcription of the Persona 3 part of Otomedia February 2016
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●第4章2016年1月23日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほかにて全国ロードショー/2016年1月20日第3章Blu-ray、DVD発売
©ATLUS ©SEGA/劇場版「ペルソナ3」製作委員会
HP   http://www.p3m.jp
STAFF   原作/「ペルソナ3」 (アトラス)、脚本/熊谷 純、スーパーバイザー/岸 誠二、キャラクターデザイン/渡部圭祐、ぺルソナデザイン/秋 恭摩、プロップデザイン/常木志伸、色彩設定/合田沙織、美術監督/谷岡善王 (美峰)、美術設定/青 木薫 (美峰)、コンポジット&ビジュアルディレクター/高津純平、編集/櫻井 崇、音楽/目黒将司・小林哲也、音響監督/飯田里樹、第4章監督/田口智久、制作/A-1Pictures
CAST   結城理/石田 彰、岳羽ゆかり/豊口めぐみ、伊織順平/鳥海浩輔、桐条美鶴/田中理恵、真田明彦/緑川 光、山岸風花/能登麻美子、アイギス/坂本真綾、天田乾/緒方恵美、イゴール/田の中勇 (特別出演)、エリザベス/沢城みゆき   ほか
◀スイートピーの花言葉は「優しい思い出」。滅びの運命の中、理は“奇跡”を掴むことができるのか⋯⋯?
ゆ う き まこと
結城 理
声/石田 彰
4月に月光館学園に転入した2年生。類まれなるぺルソナ能力を持ち、「特別課外活動部 (S.E.E.S.)」のリーダーを務める。
バレンタイン ホワイトデー
ペルソナ使いのV&W予想
チョコをもらっても、ホワイトデ一は全無視しそう (笑)、周囲に「あんだけもらっといて返さないのかよ!」と怒られて、しぶしぶコンビニとかで気を使ってない感じのお返しを買ってそう。(田口監督)
▶両親を失った幼い日の事故の様子が明らかに!?
夜の女神が微笑む甘くほろ苦いV&Wの運命
思わぬ人物から滅びの運命を突き付けられた理。下した決断は―。全4章にわたる超大作がついに終幕!第3章での理&綾時の様子を見ていると、今作での関係の変化が気になるところですが⋯⋯?「理と綾時の関係は、一言では表せないですね。友達以上ではあると思うのですけど、親友ともちょっと違うし、兄弟とも言えない。アイギスも理にとって重要なポジションにいますが、それでもこの二人の間には入っていけないんです。関係は変わってしまいますが、お互いがどんな立場でも、強い絆で繋がっている気がします」と語るのは最終章を担う田口智久監督。しかし滅びの時が刻一刻と迫るなか、理たちのバレンタインはどうなっちゃうの!?
▲見所のひとつはコロマル(のプリケツ)!「今作中唯一の癒しポイント!」と太鼓判です
●作画/山田裕子   仕上げ/合田沙織
真冬のラブFIRE!!
LOVE
❤️💙💛本命男子サーチ&バレンタイン💚💜🩷
◀自らの正体を知り、理に重大な決断を迫る
も ち づ き りょう じ
望月綾時
声/石田 彰
理たちのクラスに転入してきた謎の少年。明るく朗らかな性格で、何かと理に接し、交友を深めていくか⋯⋯。
ペルソナ使いのV&W予想
女好きが浸透してしまって、意外ともらってなさそう。というより、むしろ配ってそうですね!気の利く男です (笑)。ホワイトデーは大盤振る舞いで、大量のお返しを用意してそう。(田口監督)
S.E.E.S.のV&W予想
本命大量!?
さ な だ あ き ひ こ
真田明彦
声/緑川 光
月光館学園の3年生。2年前からシャドウ討伐隊として活動している。トレーニングを欠かさないストイックな人物。
本命チョコをたくさんもらうのに、行事に疎くてなんでチョコをもらえるのかわかってなさそう⋯⋯。(田口監督)
お返し���手作りで
あ ら が き し ん じ ろ う
荒垣真次郎
声/中井和哉
月光館学園の3年生で、真田の幼馴染。S.E.E.S.の一員だったが、ストレガとの戦いのなかで命を落とした。
寮の女子たちすら、渡すのをためらいそう (笑)。ただ、もらったら手作りのお返しをくれそうですね。(田口監督)
見栄っ張り侍
い お りじゅんべい
伊織順平
声/鳥海浩輔
月光館学園の2年生で理のクラスメイト。時折悪のりもするが、気のいいS.E.E.S.のムードメーカー的な存在。
義理チョコ多そうですね!ホワイトデ一はもらった以上の数のお返しを用意して、見栄を張ってそうです。(田口監督)
律儀な紳士
あ ま だ け ん
天田 乾
声/緒方恵美
月光館学園初等部の5年生。S.E.E.S.最年少のためか、少し背伸びをして大人っぽく振る舞おうとする一面も。
本命多そうですね。お返しはきっちり準備して、周囲に「まだ用意してないんですか?」って言いそう (笑)。(田口監督)
みんなのアイドル
コロマル
長鳴神社の“忠犬”として話題の柴犬。長らく野良犬だったが、ペルソナ能力を覚醒させS.E.E.S.の一員となる。
街を歩くだけで、いろんな人から犬用のおやつとかもらいそうですね!ホワイトデーももらってそう。(田口監督)
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kennak · 5 months ago
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兵庫県知事の疑惑を追及していた元県議の竹内英明さんが亡くなりました。自殺とみられています。SNS上に拡散された竹内元県議への誹謗中傷。その真偽を検証します。 ■「社会にも、もう希望が持てない」竹内元県議を追い込んだものは… 兵庫県議を務めていた竹内英明さん(50)。兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる百条委員会の委員として、斎藤知事を追及してきた。 兵庫県 竹内英明県議(2024年8月・当時) 「ご自身は今でもパワハラをお認めにならないんですか」 竹内さんはほぼ毎日ブログを更新していた。 2023年2月9日のブログ 「信号機が設置されました!お子さんが自転車で衝突事故にあうという衝撃的な出来事があり、要望を続けてきました」 2024年3月18日のブログ 「姫路駅前、定例の朝の街頭演説。初心にかえる、いい機会」 竹内さんは、なぜ追い込まれていったのか。 同じ会派の上野英一県議は竹内さんに異変がみられたと証言する。 兵庫県 上野英一県議 「県知事選挙中に立花発言があったり、その時分からではないか。ほとんど家にいて、暗くなってからしか出ることができないと」 斎藤知事をサポートするため知事選に出馬したNHKから国民を守る党の立花孝志党首。選挙戦の中で、亡くなった元県民局長の告発文書の作成に竹内さんが関与していたと主張していた。 立花孝志氏(2024年11月1日) 「自殺した人が1人で作ったと思っている人いません?違うんですよ。違う人物も関与していた。確実に言っていい人、1人だけいます。竹内さん、竹内県議、あっ言っちゃった」 その後、百条委員会の奥谷委員長の事務所前で… 立花孝志氏(2024年11月3日) 「出て来い奥谷。一応チャイムだけ鳴らしておこ。あまり脅して奥谷さんが自死されても困る。竹内さんのところにも行きますよ。どうやって会おうかなと思ってた」 ほかにも立花氏は竹内さんを「斎藤を貶めた主犯格」と決めつけた動画を引用し投稿。249万回閲覧されている。 知事選の翌日、竹内さんは「家族を守らないといけない」として議員辞職したが、匿名の誹謗中傷は止まらなかった。 実際の投稿 「竹内英明、フザケルな。消えてまえ」 「辞職すれば済む話じゃない。犯罪者じゃないか」 同僚の迎山志保県議は竹内さんの辞職後も連絡を取り続けていた。 立花氏による「竹内さんのところに行く」との動画が投稿された後には… 竹内さんからのLINE(2024年11月5日) 「妻が警察に連絡してほしいと昨日言ったので、電話した。立花の事務所襲来エックスなどを見てしまっていて怖いと言ってます」 そして、竹内さん自身も鬱状態に陥っていく。 竹内さんからのLINE 「(気持ち、少しは落ち着かれましたか)逆に酷くなってる。病院行ったけど診断も厳しい」(2024年11月23日) 「またうちに攻撃とかあったら耐えられません」(2024年12月1日) 「薬の助け借りてなんとか眠ってる。心配かけてごめん」(2024年12月7日) 兵庫県 迎山志保県議 「信頼関係があると思っている身近なリアルの方からも、嘘の情報を前提にしたような心配をされたりとか、『自分は本当に真摯に政治や県民に向き合ってきたつもりだったが、これまでの自分の人生も何だったんだろうかなと思うし、こういうことがまかり通っていく社会にも、本当にもう希望が持たれへんな』って」 1月18日、竹内さんは亡くなった。自殺とみられている。竹内さんが使っていた議会の机には、花が手向けられていた。 兵庫県 迎山志保県議 「竹内さん、すごく勉強家ですべての資料を置いてて。正義感に溢れている、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると、臆面もなく言い切れるような青臭い人だったなって」 ■竹内元県議の“逮捕の予定” 県警トップが完全否定し立花氏は… 竹内さんの死が報じられると、立花氏は「竹内元県議が亡くなった理由」とする動画を投稿し、持論を展開した。 立花孝志氏(1月19日公開・現在は削除) 「竹内元県会議員、明日逮捕される予定だったそうです。メディアは相変わらず誹謗中傷が原因とか。誹謗中傷で何で死ぬねんって話じゃないですか」 これに対し、兵庫県警の���ップが異例の発言をした。 兵庫県警 村井紀之本部長 「任意の調べをしたこともありませんし、ましてや逮捕するという話は全くございません」 すると立花氏は「逮捕が怖くて命を断った」という主張は間違いだったと訂正し謝罪。しかし、誹謗中傷はしていないと反論した。 立花孝志氏(1月20日公開) 「竹内さんに対して、僕自身は批判や誹謗中傷した記憶はない。これぐらいのことで自ら命を絶つような人が政治家しちゃいかん」 だが、この2日後にも… 立花孝志氏のXより 「故人が悪事を働いていた事は、明らかですが、、、その悪事が警察が把握してなかっただけ!あるいは警察が裁けない悪事だっただけでしょう!」 ■批判や擁護…SNS投稿の変化に専門家「メディアの役割」指摘 竹内さんに関する、Xの投稿はどのように変化したのか。東京大学の鳥海不二夫教授の分析をもとに検証した。 竹内さんを批判する投稿は、県議を辞職した11月18日に増加。 そして、1月19日昼ごろに竹内さんが自殺したとみられることが報道されると、その動機を「逮捕を恐れて死んだ」などとする投稿が一気に拡散された。 しかし、19日夕方、新聞3紙が県警関係者への取材をもとに「そうした事実はない」と報道すると、竹内さんを擁護する投稿が批判の4倍拡散された。 鳥海教授はメディアが誹謗中傷に歯止めをかけるため果たす役割は大きいと話す。 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「大手メディアを含め、きちんとしたところが間違った情報には『間違っている』、『正しい情報はこうですよ』、信頼を置ける形で情報を発信することは一つの大きなポイント」 ■立花氏が指摘するメールの“でっちあげ” 担当職員が否定 立花氏は、謝罪動画を出した後もなお、「竹内県議がでっちあげをしていた」との主張は変えていない。 立花孝志氏(1月20日公開) 「とにかく竹内議員が、かなりでっちあげをしていた。特に、彼自身が元県民局長の奥様に代わって、百条委員会あてに送ったメール」 でっちあげの事例として挙げた一つが、告発者である元県民局長の妻が県議会の議事課に送ったメールだ。 元県民局長の妻が送ったメール 「主人が最後の言葉を残していました。そこには一死をもって抗議をするという旨のメッセージ。そして、百条委員会は最後までやり通してほしいことが記されていました」 メールは7月12日に届いた。生前のメッセージが残っていることは、7月11日の早朝5時に新聞で報じられた。その2時間後、竹内さんがブログで記事をそのまま引用した。 立花氏はメールが届く前に竹内県議がブログを書けたのは、彼自身がメールを偽造したからだと主張している。 立花孝志氏(1月20日公開) 「元県民局長の妻のメールを、なにか偽造したのではないか」 メールの送付先である議事課が、報道特集の取材に応じた。 議事課の職員 「奥様からいきなりメールが送られてきたわけではありません。元局長が亡くなられた後、奥様からこういうメールを送りたいというお話があり、ご本人と3回やりとりした上で送信されてきたので、奥様の意思で送られたものに間違いありません」 ■斎藤知事の“要望”は事実か?「マスコミがちゃんと取材し報道していたら…」 さらに立花氏は、竹内さんが「ゆかたまつり」について、事実無根の追及をしてきたと主張する。 立花孝志党首(1月20日公開) 「事実無根のゆかたまつりなんかの、事実ではない根拠をもとに(知事を)責めてた」 2023年に姫路市で行われた「ゆかたまつり」。夏の風物詩に、姫路市長らと並び斎藤知事も出席。 その際知事は他の来賓と同じように、地元の公民館でボランティアによる着付けを受けることになっていた。しかし、竹内さんはブログでこう指摘した。 「知事は着付けを当日直前にキャンセル。他の来賓とは別に自分だけ着付けができる専門店に行って着付けした。公費で払うことになり、秘書課が負担することになった」 その後、百条委員会の県職員アンケートで「知事が激高し、翌年度から出禁」になったという回答内容が公開されると、それがあたかも竹内さんの発信としてネットに拡散され、立花氏も「竹内県議がデマをまき散らした」と投稿した。 現場で何が起こっていたのか。姫路ゆかたまつりの当日、知事をアテンドしていた芳賀一也氏が取材に応じた。 ゆかたまつり奉賛会 芳賀一也氏 「(Q.知事はボランティアスタッフの着付けで着る予定だった?)それは間違いない。婦人会にお願いして、着付け経験のある方お願いしますっていう」 他の来賓が公民館で着付けを受けるなか、知事は呉服屋で衣装を借りたいと言い出したと証言する。 ゆかたまつり奉賛会 芳賀一也氏 「わがまま言ったとか僕は全く知らんけど、当日午後2時くらいに電話があったのは間違いない。(Q.その電話の内容は?)要するに、衣装借りたいって知事が言っているから、(呉服屋を)紹介してくれと」 直前のキャンセルと呉服屋での着付け。竹内さんの発信に誤りはなかった。しかし、真偽不明の情報はネットで広がり続けている。 ゆかたまつり奉賛会 芳賀一也氏 「僕ら現場の人間からすると(知事は)めっちゃ機嫌良かった。ボランティアに罵声かけたん?そもそも公民館行ってへんから。あの時にマスコミがちゃんと取材して、何が正しくて何が間違ってるのかをちゃんと報道してたら、SNSに振り回される必要なかった」 ■立花氏に問うと…「”でっちあげ”というか僕は”疑惑”と言ったつもり」 立花氏は一体何を根拠に、竹内元県議の主張を「でっちあげ」、「事実無根」としたのか。直接、立花氏を問いただした。 日下部正樹キャスター 「『ゆかたまつり』は問題ですか?」 立花孝志氏 「『ゆかたまつり』が問題かどうかについては、私自身は実際ツイートした人からも姫路で名刺をいただいて、ただ正直こんなものを、そもそもあの(元県民局長の告発の)7つの文書に入っていない。だから全く取材していません。どうでもいいです」 元県民局長の妻が県に送ったメールについては… 立花孝志氏 「県民局長の奥様の遺書というか陳述書についても、公になる前に竹内さんは自らのフェイスブックで出しておられた。これが本当に県民局長の奥様が作られたものなのか疑惑がかかっているということです」 竹内さんがブログに掲載していたのは遺書や陳述書ではなく、それを報じた産経新聞の記事だった。「でっちあげ」と発言したことを問いただすと… 立花氏「でっちあげというか僕は疑惑と言ったつもり。(竹内氏は)疑惑に対してちゃんと弁明されたらよかった」 日下部キャスター「『でっちあげ』と絶対どこかで見た」 立花氏「疑惑とでっちあげとなると、ちょっと印象が違いますよね。僕でっちあげなんて言ってませんよね。疑惑ですよね」 立花孝志氏のYouTube(1月20日) 「とにかく竹内議員がかなりでっちあげをしていたことは、多くの人はわかっていらっしゃると思うので」 「デッチあげ」とホワイトボードに書き、発言していたにも関わらず、動画を公開したわずか4日後の24日「疑惑と言ったつもり」と発言が変わった。 立花氏「僕はそういう疑惑があるということを言っているだけ。そんなことに対して僕は別に興味がないから言ってないもん」 日下部キャスター「急に興味がなくなっちゃった」 立花氏「いやいや、そんなに強く興味がないから。疑惑であって、興味がないと言っているのは、間違えないで欲しいのは、その疑惑の真相を追究するほどの興味がないって意味です」 ■竹内元県議めぐる投稿「50%は13個のアカウントから」 “情報”どう見るべきか? 竹内さんを批判する投稿は減ったが、2か月にわたって残り続けていた。東京大学の鳥海教授は… 山本恵里伽キャスター 「なぜ批判は持続性を持ってしまったのでしょうか」 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「一般的な炎上は3日あると収まるといわれています。今回のケースだと立花氏とかがいろいろ動画で話していた。ずっと情報を出し続けている人たちが一定数いたということで、その影響がかなりあったのではないか」 批判的な投稿が1年間で11万回以上拡散された一方で、発信した人の数は… 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「今回の場合は、それほど多くのアカウントから発信されたというわけではなかった。拡散された全ポスト数に対して、50%ぐらいは13個のアカウントから発信。2番目に拡散が多かったアカウントは立花氏のアカウントだった」 立花氏以外のフォロワー数の多い人が拡散に関わっていたことも投稿数が増えた要因だと分析した。 東京大学 工学系研究科 鳥海不二夫教授 「今の情報空間はこういうものなんだときちんと理解したうえで、情報を摂取していくことを考えないと、同じようなことがまた起きるのではないか」 ■東国原氏がXに投稿した理由 タレントで元宮崎県知事の東国原英夫氏(67)は、竹内英明元県議が亡くなったというニュースをネットで知った直後、「警察から事情聴取もされていたと聞く」とXに投稿した。こうした発信がデマを拡散したという認識はあるのだろうか。 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「そういう話も“聞く”がという表現にしたが、真偽不確かであるということで反省して、反省の文と削除をさせていただいた」 投稿の根拠として、竹内さんが県警から話を聞きたいと言われていたという情報をみたという。 山本キャスター 「竹内元県議が『事情を知りたいと警察からいわれている』という話はどこで見聞きしたのですか」 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「ネットです」 山本キャスター 「ネットの情報ということですね?」 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「そうです。信憑性にかける、真偽不明というならそうかもしれませんが、そういう状況証拠を全体として自分なりに判断して。(県関係者の知人から)『どうも事情聴取を受けたということは事実らしいよ』と聞いたので、私はネットに書き込みました」 山本キャスター 「事実ではなかったことを投稿したということですよね」 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「そういうことになるんですかね。疑惑があるというのは、僕の解釈です、疑惑があるというのは事実」 東国原氏は、不確かな情報であっても自分なりに精査すれば“疑惑”として発信することは問題ないという認識を示した。これは立花氏の主張と共通する。 元宮崎県知事 東国原英夫氏 「疑惑があったことが事実なら『疑惑がありましたよね』と書く。疑惑が本当かどうかまでは追及できません」
追い詰められていた元兵庫県議の竹内英明さん 「でっち上げ」と発言した立花孝志氏は【報道特集】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
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moment-japan · 1 year ago
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今日の兼六園
無料開園最終日とあって、物凄い観光客の数でした。
桜は少しづつ散りはじめていましたが、八重系は遅咲きなので、なんとか踏ん張って咲いておりました。
そして、暑かったけどかわいい着物女子が大勢おりました。
桜と言えばこの歌。
いにしへの 奈良の都の八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
作:伊勢大輔(いせのたいふ)
意味:昔の奈良で咲いていた八重桜が、今日はこの宮中で美しく咲き誇っている。
悠揚とした調べの中に華麗なイメージの浮かぶ歌として、新古今時代の人々に普遍的に愛誦されていたこの歌。
この歌は、天皇の御前で新人女流歌人の伊勢大輔が、八重桜の受け取り役を急遽紫式部から譲られ、同席していた藤原道長によって詠歌を命じられたため、その場で即座に詠んだ歌です。
すなわち、作者・伊勢大輔は新参者として満座の中で歌才を試されたという訳です。
当時、京都では珍しかった八重桜。
「九重」は宮中の意味で、「八重」と照応させています。
「におふ(にほひ)」は色美しく咲いているの意味。
美しく咲き誇る桜花を華麗な宮中に結び付けて、当代の繁栄を賛美する心を表現しています。
場や折に適った歌で、この歌は周囲の人々に称賛され、突然の大役を為し終えた伊勢大輔は、一躍有名歌人の仲間入りを果たし、晩年は白河天皇��傅育の任にあたりました。
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petapeta · 27 days ago
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タキシード仮面様コンプリートワークス
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「か弱い女の子に暴力を振るう・・・男の風上にも置けぬ妖魔よ聞くが良い  言葉の一つであってもレディに対する心遣いを忘れないのが本当の紳士  例えばタイのレストランでは大声で「コーヒー!」などと注文してはいけない  なぜなら現地の言葉で「コー」は○○を下さい  「ヒー」は女性の大切なあの部分、すなわち幻の銀水晶を意味するからだ  そんな事を公衆の面前で叫んだ日にはウェイトレスさんは赤面  怒ったガチムチ店長さんに「お前にはこっちをくれてやるぞジャップ」などと  ムーンスティックでアクションされてしまうだろう  知らずに言ったでは済まされない事なのだから  充分に注意するがいい  でもどっちかっていうと私はそういう意味で言った  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「波寄せる美しき夜の浜辺・・・この情景を壊す無粋な妖魔よ聞くが良い  淡路島では女性器を「チャコ」と呼ぶため、ご当地出身の上沼恵美子さんは  サザンの「チャコの海岸物語」を歌う事が出来ない  これはまさに悲劇と言ってもいい  だが夕方以降の浜辺というのは音を吸収する砂と打ち寄せて岩間に反響する波の音で  男女がムーンティアラアクションしても気付かれにくい  これを利用して他県から来る小学生をプライベートビーチに連れ込んじゃう  不届きなジャップもいるそうだ  そんなものすぐ保護者に見つかってムーン袋だたきにされるので止めた方が良いのにな  あいつら土下座しても許してくれないからな  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この体臭は・・・タキシード仮面様!」 「新緑香る芽生えの季節・・・清らかな花々を踏み荒らす妖魔よ聞くが良い  貴様には見えないのか?この生命に満ちた大地そこで繰り広げられる営みが  お外でアクションすることをアオカンと言うが、その漢字は「青姦」ではない  「青邯」なのだ  元々は野外で居眠りをする言葉だった・・・だが  邯には枕という意味もあり、そこから転じて青空の下でのムーンティアラアクション  またはムーンプリンセスハレーションを指す言葉になったのだ  枕か・・・フフッ、思い出すな  この役を貰ったときのことを  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「心に優しさを忘れ・・・獣のように人々を襲い荒ぶる妖魔よ聞くが良い  そんな風に誰かを傷つけてなんになる?ライオンのセックスを知っているか?  やつらはペニスに骨が入っているため萎えることなく数時間に渡ってアクションすることができる  一方そんなやつらの爪や牙に怯えおちおち愛を確かめ合う事も出来ない草食動物はどうだ?  キリンはメスを発見すると全力ダッシュで近づき、狙い澄ましたように衝突事故みたいな挿入  直後に射精して終りという、スケベ同人でジュピターが堕ちる以上の早さだ  どうだ、これがお前の知りたがっていた獣のセックスの真相だ  ちなみに晴れてエンディミオンになった暁にはもっと時間を掛けたいものだな  クリスタル・トーキョーってラブホの名前みたいだしな  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この不快な咀嚼音は・・・タキシード仮面様!」 「人の情けを忌み嫌い・・・優しさを無碍にする妖魔よ聞くが良い  「無毛にする」と間違って覚えていた阿呆も聞くが良い  中国の一部では今でも、男の子に親愛の情を示すときにはその子の珍棒の先を摘む  じゃあ女の子の場合はどうするかというとそれは私にもわからない  ただ一つ言える事、それはこれが「賭け」であるということ  一歩間違えればただの性犯罪者になりかねないからこそ、慎重に行動せねばならないという事だ  まったく関係ないことなのだが私は明日から海外へ旅行に行く  場合によってはもう君たちには会えないかも知れないが、どうか悲しまないで欲しい  私が居なくなったら、きっとセーラースターズの出番が増える  そう思うと怖くはないんだ・・・例えメンバーの名前一人も思い出せなくてもね  でもセーラー火球って何だよそれ  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この抜け毛の量は・・・タキシード仮面様!」 「妖しくも魔なるもの・・・まさしく呪われた呼び名を持つ妖魔よ聞くが良い  例え忌むべき存在であっても心にひとかけらの優しさあるかぎり、私の声が届くはずだ  日本人が聞いた時に初めてヤバイと思う呼び名と言えば「エロマンガ島」「スケベニンゲン」等は  もはや有名所と言っても差し支えないだろう  バリ島にそびえ立つ「キンタマーニ山」も知っている人間は多いだろうな  南米アンデスの高山「チンボラソ」まで行くと少しマニアックか  チンボラソ・・・一見やばそうでそんな要素は薄い、しかし公衆の面前で発音するには憚られる  そんな危うさを秘めた薄氷を踏むような地名だとは思わないか?  ちなみにこのチンボラソには、地元で古くから伝承される「チンボラソのうた」という物も存在する  ふふ・・・聞きたかろう・・・では歌いながら解説してやろう。まず、この出だしの歌詞だが  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「セーラー戦士といえどか弱き乙女・・・そこに付け込む卑劣な妖魔よ聞くが良い  貴様らの狙うミジンコは普段は全てメスという変わった生き物だ  だが周囲の環境によって種の存続が危ぶまれるとその中で一番男らしい個体がオスになる  声優で言えば斎賀さんのようなものだ  そして周りのメスはそいつに濡れそぼり、全員がそいつとアクションして子孫を大量に残すのだ  つまりミジンコの性別は変幻自在と言えるだろう  どうだ妖魔よ  セーラースターライツという存在が何となく判ってきただろう  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このどもり気味な自己紹介は・・・タキシード仮面様!」 「見た目の違いから種を分け隔て・・・人を虐げようとする妖魔よ聞くが良い  男も女もない、人間とは皆等しく平等なもの  元は同じイブなのだ  陰茎(ペニス)だって陰核(クリスタル)から派生したものなのだ  小陰唇は男で言うとペニスの尿道海綿体であり  大陰唇はなんと陰嚢にあたる  ぶーらぶらだ  股間に同じ魂を持つ者同士、わかりあえないはずがない  なのにあいつら何かあるとすぐ陰嚢を蹴ってきやがる・・・親父にも蹴られた事無いのに  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この名刺は・・・タキシード仮面様!」 「あらゆるモノを憎み、妬み・・・そして破壊する妖魔よ聞くが良い  大切なのは柔らかな心だ。スポイトの頭の部分みたいな感じのな  あれは英語でニプル、日本語でもそのまま「乳首」という名称だ  現在日本で入手可能な乳首はシリコン製のシリコン乳首にシリコンカラー乳首  そしてラテックス製のねずみ乳首、赤乳首の4種類  シリコン乳首の名前のガッカリ感と言ったら無いが  逆にねずみ乳首などロリケモックスを彷彿させる良い言葉だと思わないか?  赤乳首の方はお大事に  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「博多豚骨・・・タキシード仮面様!」 「昨今のブームに乗って通ぶった挙句・・・粉落としなんぞを頼む妖魔よ聞くが良い  九州弁で「でもさぁ」「しかし」などの意味である「ばってん」  英語にも似たような意味の単語がある  それは「but then」  なんと発音もほぼ一緒なのだ  歴史的に裏付けがあるわけでもない、語源と言うには根拠皆無な共通性だが  九州弁とはかくも面白いものだと気付かされるな  どうだ、今回は下ネタもなく綺麗にまとまっただろう妖魔よ  今だ、ポポ・ブラジル!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「法で裁けぬ闇の住人を、我等がやらねばだれがやる。妖魔よ聞くが良い  貴様ら妖魔に対してほぼ完全な役立たずとも言える警察だが  その内部では俗に言う隠語というものが存在する  中でも面白いのは「包茎」を指す言葉だ  そんなもの普通に「包茎」と言えばいいと思うがこれがなかなか面白い  万年筆から取った「パーカー」。由来は「頭にキャップが被る」所からだ  里芋料理の「きぬかつぎ」は皮ごと蒸し、「食べる時に皮を剥く」というオネショタな理由からだな  他にも想像しやすいのは「虚無僧」「すっぽん」「みのむし」等だが  一番格好良いのは「レーザーガン」だと私は思うぞ  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「じゃ大根とー、がんもとー・・・タキシード仮面様!」 「悪魔の手によって作られた悲しき生命・・・さまよえる妖魔よ聞くが良い  2003年の春、アメリカフロリダ州で悪魔の手によって生み出されたモノを知っているか  それこそが人工処女膜「バージン・ミー」だ  クインベリルの手下みたいな名前だな  女性の局部にセットするとムーンティアラアクション時に痛みが走り、血まで出る  これにより演技ではなくスムーズなロストシーズンを装えるというわけだ  ピュアな男性の良心を欺く、実に卑劣な存在ではないか!  こちらだけが一方的に童貞を失う・・・アンフェアな取引ではないか!  少々興奮してしまったが別にこれは私の体験談ではない  私の友人、月経の騎士(つきかげのナイト)から聞いた話だ  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このブレーキ音は・・・スタッドレス仮面様!」 「厳しい寒さに耐える人々をあざ笑う・・・許せぬ妖魔よ聞くが良い  凍り付いた不毛の大地を拓き、豊かな文化を築いたアイヌという民族がいる  彼らの独特な言語、それを知った時貴様は戦慄するだろう  なにせアイヌ語で女性器は「ツ」。たった一文字の恐ろしさだ  敵の攻撃がかす��た時、電柱からずり落ちた時など思わず口走ってしまいそうではないか  だが本当の恐怖はここからだ  「ノ」「ト」・・・繋げて読めば大人気声優のこの二文字  なんと「ノ」は平常時、そして「ト」は勃起時を指しているというのだから堪らない  のとが・・・能登が・・・  正直に言おう、今の私はトだ!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「現われたと思えばまた消える・・・神出鬼没の妖魔よ聞くが良い  突如消えて困るものアンケート第一位(なかよし調べ)と言えば男性器だが  03年のスーダンでとんでもない事件が起っている  「マントを付けた謎の外国人が街をうろつき、男性の性器を消し去ってまわっている」という通報があったのだ  妖魔の仕業かと思われたがさにあらず、なんとコロ(性器収縮症候群)と呼ばれる精神疾患の一種  これがパニックにより集団感染しただけだったのだ  感染者は自分の男性器が「しぼんでいく」「体内にめりこむ」「星野光みたいになる」感覚に襲われる  当然そんな外国人もいなければ被害者の男性器も無事だったが  一つの都市全体が幻覚からパニックを引き起こし、さながら白昼の惨劇といったところだった  どうした妖魔よ、ひとのマントをじっと見つめて・・・欲しがってもやらんぞ  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「Cette rose est un smoking chose comme le masque(このバラはタキシード仮面様のものですね)」 「地球上のあらゆる民族にも属さず・・・そしてあらゆる民族にあまねく害を与える妖魔よ聞くが良い  人は国境を越え分かり合う事が出来る。それは人と妖魔も例外ではない  例えばフランスではコンドームを「イギリス人のマント」と呼び  イギリスではコンドームを「フランス人の手紙」と呼ぶ  そもそもコンドームは当時流行していた梅毒を防ぐための手段であり  つまりコンドームが広く普及しているというのはそれだけ自国にこれだけの梅毒が蔓延していますという  恥さらしに他ならなかったのだ  なので「こんな不名誉なものは自国の品ではない」と苦しい言い訳をするべく  フランスはイギリスのせいにし  イギリスはフランスのせいにし  私は謎の外国人のせいにした  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「5秒前!4・・・3・・・2・・・・・・タキシード仮面様!」 「そこだ妖魔! いかに隠れようともこのタキシード仮面の目を欺く事は決して不可能!  なぜ判ったのか不思議な顔だな。いいだろう教えてやる  カメレオンの様な能力を持つ敵というのは貴様をはじめ創作物には数多く登場する  だが、実際にはカメレオンは周囲の色に合わせて色が変わるわけではないのだ  主に暑さ寒さや空腹、恐怖などの精神的ストレスで変化し  そのバリエーションも無限というわけにもいかないようだ  もし本当に周囲の色を反映して変化するのであれば夜間はどこに居ても真っ黒になるはずだからな  ちなみに夜は彼らは真っ白になるそうだ  加瀬あつし風に言えばある意味私もカメレオンを持っているが  それは周囲のセーラー戦士に影響されて色と硬さを変えるわけではないのがこれで判っただろう  まぁ私はぶっちゃけちびうさかサターンだけでも・・・うっ・・・スターシード出る  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「(この模様は何に見えますか?という問に対して)タキシード仮面様!」 「人々の眠りを妨げる・・・世を騒がす妖魔よ聞くが良い  一日に三時間の睡眠しか取らなかったとされる偉人と言えば?  はいマーキュリー!そう、ナポレオンだ  そんなナポレオンを崇拝していた我が国の偉人、野口英世は  同じく一日に三時間しか眠らず連日の激務に身を投じ努力を重ねた  一方、ナポレオンの側近秘書官プーリエンヌが後生で語ったところによると  ナポレオンは一日八時間たっぷり寝て、さらに二度寝・昼寝もしていたというのだから堪らない  野口の耳に入らなくて本当に良かったと思う  ちなみに毎晩の街のパトロールで日中睡魔に襲われ、学校から帰るとつい  リビングのソファーでうたた寝してしまっているちびうさを私は  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「黄昏よりも昏きもの・・・タキシード仮面様!」 「か弱き人間を侮り・・・見下す妖魔よ聞くが良い  たとえ力無き者達であっても勇気と信念があるかぎり、不可能な事など一つもないのだ  かのナポレオンも「余の辞書に不可能という文字はない」との名言を残しているが  本人はそんなことこれっぽっちも言っていなかったという  いわゆるキャラクター戦略の一環、逸話というやつだな  フフ・・・連日のナポレオン推しに納得のいく答えが欲しいか?ならば教えてやろう  彼の主治医が残した記録にこんなものがある  『胸部は豊満、女性の形に似ている。また体毛は薄く、股間の隆起は小さい』  わかるか?つまり私が言いたいのはナポレオン=男装の麗人説である  遠征中に妻・ジョセフィーヌが浮気をしていたのも彼とは偽装結婚であったからではないか?  偽装の意味が今ひとつわからなくなったが、どうだ妖魔よ  なにか厨二くさい歴史物ラノベが描けそうだろう?  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・ぶりぶり博士!」 「幼い子供にまで襲いかかる・・・うらやま もとい!うらやましい妖魔よ聞くが良い  貴様のような変態的ペドフィリアな悪霊から我が子を守るために  モンゴルでは「ネルグイ」という名前を付ける事がある  ネル=名前、グイ=無いという意味で、名前を知られると魂を汚されるという言い伝えから  わざわざ「名前はありませんよ」と悪霊にアピールするのだ  他にも「ヘンチビシ(誰でも無い)」「フンビシ(人間じゃ無い)」などがあるが  もっと酷いものになると「バースト」  一見格好良さそうなこの名前の意味はなんと「うんこまみれ」  魂を汚しに来た悪霊に対しバーストしてやンぞコゾー!という、一種の攻性防壁だなイシカワ  セーラーサターン及びちびうさもバーストしそうになったら急いで私を呼ぶのだぞ  なぜならその時トイレの戸はなぜか開かなくなっているからな  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「しゃあっ!タキシード仮面様!」 「若い女性を誑かす・・・ふしだらな妖魔よ聞くが良い  男子の憧れである「ハーレム」、これ実は複数の女性を集めた桃源郷という意味ではない  その昔王族の間においておとんの妻がある程度隔離された状況あるいは場所のことを指したのだ  つまり奴隷制度か一夫多妻制が無ければ無意味とも言える  だからたった一人を愛するようなハーレムも、あったと言えばあった  逆にオスマン帝国ではオダリスク(奴隷女)を数百人も囲ったハーレム「至福の門」などもあり  そこで年齢を重ねるとオダリスクといえどある程度の権力を持ち(若いオダリスクの教育係など)  「うあああ!オ・・・オダリスクが王族の宮殿を練り歩いている!」という  そこいらの平民よりもよほど高い地位すら手に入れたという  なので私を指してセーラー戦士ハーレム最高じゃんなどと揶揄するのはまったくの間違いである  すでに仲良しグループを作っている女性の中にたった一人男子が混ざる恐怖、味わってからほざくがいい  タキシード仮面はタフでなければ務まらないのだ  今だあっ、セーラームーン!」 「おおっ!コブラ・ソード!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「力を振りかざして弱きをくじく・・・傲慢な妖魔よ聞くが良い  主に国家権力の象徴として庶民に目の敵にされている閣僚だが  その堅苦しいイメージとのギャップというものもある  アイルランドのフリン環境相、アイスランドのアハーン首相などは聞いただけでも腰が砕ける  スロバキアのコカン外相などまこちゃんに蹴り上げて欲しいのかと思う名前だ  スウェーデンのローション環境相・・・さぞエコな成分なのだろう  いずれもライス国防長官が普通の名前に聞こえるほどの猛者揃いだが  コートジボワールのマンゴ大佐がゲイ参謀総長にクーデターを起こされたという話は  「そりゃゲイだからね」とマンゴへの反逆も納得がいく  まぁ・・・名前を言ったらセーラー戦士の本名などかなりアレなものが多いが  作中一番悲惨なネーミングなのはぐりお君ではないだろうか  あいつ婿養子に行ったら「大阪ぐりお」だぞ。惜しいな!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この漫画は・・・よこたとくお先生!」 「子供達の夢と希望を奪い・・・暗闇の明日を招き寄せる絶望の妖魔よ聞くが良い  子供達に夢と希望を与える教材「学研シリーズ」その編集には並々ならぬ執念があった  「科学と学習」ではペンギンの足形を取ろうとして「頼んだぞ」と頭をなでた瞬間  ペンギンに怒りのくちばしを眼球めがけて喰らい失明寸前まで行ったり  ペットボトルロケットが暴走しロケ地の遊園地プールのアクリル壁を破壊したり  動物イラストレーターがニホンザルを追って長野の地獄谷で遭難したりと散々である  実験コーナーで水槽に顔をつっこんで歯の食べかすを魚にとらせたり  身体に本物・偽物の果物を付け、見分けがつくのかニホンザルの群れの中で寝転がった編集者もいた  ちなみに後者の実験結果は「どっちも全部とられた」だが  たった二つしかない男のフルーツをもぎ取られなかっただけでも行幸と言える荒行だな  グフフ・・・さぁ蛍くん、きみも学研からだのひみつを一緒に読もうねぇ  え、なに?赤ちゃんが?大丈夫!デキッコナイス!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「か弱い女性ばかり狙う・・・卑劣なる妖魔よ聞くが良い  近年で男性の「女子化」が進む中、ついにというかとうとうというか  ニューヨークに「女装学校」なるものができてしまった。読んで時の如くである  週末に家族の目を盗んでお化粧し、フリルのワンピースに袖を通して鏡の前に向かう  そんな「もっとキレイになりたい」男性が入学するデッドムーンサーカス団みたいな吹きだまりである  ジェンダーフリーへの関心が高まった90年代初頭に創設されたこの学校  6割以上の生徒が既婚者であるという。お前らなぜ結婚した  私もウラヌスに「お前ここに在籍しとんのやろ?」と聞いた際スターオルゴールの片方を蹴り上げられ  激痛と薄れる記憶の中、入学手続きを送付寸前まで行った覚えがあるが  フフ・・・意外と頑丈なものでまだ無事だったよ  見る?  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「そこまでだ!バスを乗っ取り人質を盾にする作戦は失敗のようだな妖魔よ  さて乗客の皆様方はメタドンバスというものをご存じだろうか?  オランダでは中毒性の高いハードドラッグの使用拡大を防ぐために  マリファナなどソフトドラッグは法的に認可されている  敵に捕まったプルートが「わ・・・私を好きにしていいからスモールレディには手を出すな!」とか言うようなものだな  さてもう薄々判っただろう。メタドンバスのメタドンとは麻薬の一種であり  自治体が運行し希望する人に麻薬を打って回っているというとんでもないサービスなのだ  時には一日で重度中毒患者が1000人近くもバスに押し掛けるというのだから  麻薬対策なんだかそうじゃないんだかもうよくわからないな  お喋りはここまでだ!サターン、サイレントウォールでバスを崖から遠ざけるんだ!  そうだバックだ。バックさせるんだ。バックでな。バックで・・・させて・・・うっスターシード  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「な・・・なんやてえええ!?タキシード仮面はん!」 「無数の分身で惑わそうとしても無駄だ妖魔よ!本物はお前だ!  なぜ判ったのか不思議な顔だな!フフフ・・・簡単な事だ  いかにも「古い友人です」「親戚です」という顔で式に参列する人達。だが待って欲しい  それはセレモニー代理屋からの派遣なのかもしれないのだ  出席するだけではなくスピーチや仲良く集合写真、余興の披露までしてくれるという  建前にうるさい日本社会ならではだな  スピーチを噛んでしまう新人もいるそうだがそれが逆に「ホンモノっぽい」と言われるという  なんとも奥の深い職業ではある  しかし所詮は金で動く他人、お仕事で出席しているということを忘れ無茶を言ってはいけないぞ  おなじ金で動くなら他人より肉親だな、ちびうさ  なんぼや・・・なあ・・・なんぼやて・・・  今だ、萬田はん!」 「ヨロシおまっせえええええええ!」
すまんの 慈善じゃなくて 腹の中なら売れる 貸付額はパンク寸前 今から会いまっせ
泣きたくなるよなネオンライト 電話もできないミッドナイト だって追い込み どうしよう ハードなマグロ漁
黒いベンツに導かれ 事務所で巡り会う 期日の残りを数え 占う俺のゆくえ 同じ地球(シマ)に生まれたの ミラクルロマンス 死んじゃっているの ミラクルロマンス
「ゲエエ!このパワーは・・・ま、まさかプリンセス・セレニティ!?」 「妖魔よ、これがセーラームーンの記憶に秘められし真の力、ムーンセレニティの輝きだ  セレニティとはセレナイト結晶、透石膏を指すのだが  この透石膏が10メートルを超え森のように林立する洞窟があるのだ  その名も「クエバ・デ・ロス・クリスタレス(結晶窟)」セラムン用語っぽいな  大変美しく価値があるにもかかわらず、気温平均45度・湿度約100%というムレムレかつヌレヌレな環境のせいで  特殊保冷服を着込んだ専門家でも中で活動できるのは20分が限界だという  私もまぁ中で活動できるのは20分くらいだが、締まりがキツいと10分くらいの時もあるんやで  みたいな小粋なジョークをジュピターに振ったのだがあれから1週間くらい会話が無くなって  まったくこれだからウブなネンネは困る  む、どうしたマーズ、マーキュリー、ヴィーナス。敵は向こうだぞ  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「清らかな乙女の純潔を奪う・・・穢れた妖魔よ聞くが良い  私か?私の話は今してないだろう  代わりにこんな話をしてやろう  アフリカに今も存在している遊牧民の一つ、ベドウイン族は結婚式の当日に花嫁の処女を確かめるため  銀水晶に指を突っ込み血が出るかどうかを確認する  ゴーマリソーン  まぁ未開部族には良くある風習だが、この時血が出なかった=処女で無かった場合はなんと  花嫁の父親かもしくは長男が斬首してもいいと言う事になっているのだ。ビッチ死すべしというわけだな  私か?私の話は今してないだろう  ただまぁ、成人してからの処女って重いし・・・後腐れ無い方が良いかなって  ・・・私の友人の月経の騎士(つきかげのナイト)が言ってた  私か?私の話は今してないだろう  おいやめろジュピターその件に関しては後で首はやめろやめるんだうさこ!うさこー!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「粗野にして粗暴・・・気品のかけらもない野蛮な妖魔よ聞くが良い  言葉の一つであってもレディに対する心遣いを忘れないのが本当の紳士  古来より教養の一つとされた和歌のオフィシャルコンプリートブック「万葉集」にはこんな歌がある  『桜麻の麻生の下草早生ひば妹が下紐解かざらましを』  実に美しい響きだな  意味としては「桜麻の麻畑の下草がもう少し早く生えていたなら、私は彼女の下紐を解かなかっただろうになぁ」  あれ?と思った諸兄はこの「下草」に注目して欲しい  下に生える草・・・もうおわかりだな。古今紳士というものはモジャモジャはおろか生えかけですら  興味を失ってしまうというストイックな生き物だったんだよ!なんだってー!  だが安心してほしい。一方で古来より女性のものは神秘的な力を兼ね備えお守りにもされている  クインベリルとの最終決戦前には・・・セーラー戦士達よ、頼んだぞ  ムーン2:マーズ1:マーキュリー1:ジュピター5:そして私のが1くらいのブレンドで頼む  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「パターン青!タキシード仮面様です!」 「暴虐の限りを尽くし・・・破壊をもたらす妖魔よ聞くが良い  およそ歴史上において暴虐の名が語られる時、必ず登場するのがローマの暴帝ネロだ  その放蕩な堕落っぷりは実の母アグリッピーナとムーンティアラアクションを繰り返していたという  有名な言い伝えだけでも十二分であるのだが  他にも男娼を招き入れた際自分が処女の花嫁役になり、花婿にバックで掘られて  「余にお前のエナジーをぶち込んでくれ!コードネームはセーラーVだ!」という感じのプレイを好んだそうな  更に殺した妻の代わりなのか、そっくりな美少年スボルスを去勢させると女装させ結婚式まで挙げた  倒錯ここに極まれりといった感じだな  個人的には狂った環境によってそれが許された上での変態よりも、社会道徳や法に反逆した変態の方が  変態としての矜持・志を高く評価したいと思う  私は百点中何点かな?フフフ  今よ、シンジ君!」 「うわああああああああああ!」
「あっ・・・タキシード仮面様」 「そこまでだ!嫌がる女性にいくら付きまとっても貴様に春は訪れんぞ妖魔よ  女性を口説くとはどういう事か、私がとっくりと見せてやろう  そもそも貴様にようにガッつきすぎるとどうなるか?それがこれだ  俳人・小林一茶の残した日記にこんな事が記されている  「八日 晴 菊帰ル 夜五交合」「十五日 晴 月見三交」「十日 晴 黄散」  なんと妻の菊と一日どれだけアクションしたかの記録なのだ。ちなみにこの時小林一茶54歳  黄散(強精剤の一種。すごい効いた。変身ペン並の便利アイテム)を使ってでも致したかったらしいが  26歳下の若妻を貰ってればそりゃヤりたいっすよねヘヘ  まぁ月見交合などは将来の私に約束されたプレイでもあるのだが  できれば月以外の衛星も含めて惑星大直列(カサブランカ・メモリー)をキメたいものだな  今だ、俺と付き合ってくれ詩織!」 「話し掛けないでくれる? あなたと幼なじみだっていうだけでも 嫌なのに」
「貴様がタキシード仮面だな! なんというか聞いていたよりもずっと・・・」 「この強大な妖気、紅のルベウス率いるあやかしの四姉妹か!  ならば聞くが良い  皆さんが日頃何気なくやっている乳頭の愛撫  これは医学用語で「ラヴィング」という格好いい名称が付いているのだ  他にも乳首を軽く摘む・前面を撫でる・揉みしだく事をそれぞれ  タポトーマン・マッセル・ペトリサージと言うのだ  どうだ、セラムンの敵幹部に居てもおかしくない名前だろう?  異名を付けるとしたらそうだな、「愛撫のラヴィング」「乳揉のペトリサージ」という感じか  どうだ、今からでも改名を  おっとすまない、泣かせるつもりはなかった。敵とは言えレディに失礼な提案だったな  ・・・泣いてるコーアンちゃん・・・ギザカワユスなぁ・・・  今だ、セーラームーン!」 「ダルクサンダー!」
「この賞金額は・・・人間台風(ヒューマノイドタイフーン)!」 「平和を踏みにじる・・・愛無き妖魔よ聞くが良い  ラブとピース無くしてはこの世に光など永遠に生まれない事を!  さてピースと言えばおなじみコッドピース。元は中世ドイツ、ショースの股間部に取り付け  スターオルゴールがぶーらぶらしないように収納するための物であった  だがファウルカップのように防護性を高めるために金属製のものへ  更にこれみよがしに装飾を施し、いらん芸術性まで高め始めていった  中には獅子の頭を模した物などもあったため、ではウラヌスのコッドピースはさぞ立派なのだろうと  見せて貰おうとした瞬間に股間への蹴り、それは、装着していたコッドピースをいとも簡単に破壊し  その時の私と言ったらラマーズ法を繰り返すだけの哀れな小動物(アルテミス)であった  なので近くを通りかかったちびうさとサターンに、いにしえよりの民間療法を懇願  早く私の患部にかけるんだ、ラブアンドピス、ラブアンドピス  今だ、ウルフウッド!」 「トンガリーーーーーーッ!」
「このジングルは・・・タキシードクイズ!」 「さぁ今夜もやって参りました、紳士による紳士のためのシルクハットなお時間  ザ・タキシードクイズ!テレビの前の妖魔よ聞くが良い  90年代アメリカでどれだけ長い時間怒張を維持できるかという「勃起マラソン」が行われましたが  この勃起とは何が勃起したのを指すのでしょうか?はいジュピター!え、手挙げてない?  そう、ペニスだ。ペニス。いうてみ・・・ほれぇ・・・いうてみぃや・・・  その時の記録は40時間、叩き出したのはわずか18歳の少年だったというのだから地球の未来も明るい  だが1971年にはすでにイタリアでそれ以上の記録が出ていたのだ  叩き出したのは27歳の男性で、記録は驚愕の54時間  ムーンスパイラルハートアタックが約6480回ぶち込める計算だ妖魔よ  その勃起を支えたネタは何だったのかというとなんと「名犬ラッシー」  まぁワンワンスタイルと言い換えれば古今東西ますらお奮い立つもやむない無双体位であるな  ワンワーン!よしいいぞサターン!もっとだ!もっと私を鳴かせてくれ!コードネームはセーラーVだ!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「あっちじゃヘリも飛ばした 戦車にも乗れたよ!100万もする武器を自由に使えた!タキシード仮面様!」 「気品もセンスのかけらもない・・・醜い妖魔よ聞くが良い  洋画に付けられた邦題で名作と言えば「ランボー」「天使にラブソングを」などは  気品とセンスに溢れた類い希な例と言えるだろう  逆に「史上最悪のボートレース ウハウハザブーン」といった「お前が最悪だよ」という感じの題名もある  さて我等がセーラームーンはというと、例えばうさぎは「セリーナ」セレニティを意識した良い名前だな  私の本名は「ダリアン」なんかそういうサイコ映画があったような気もするな  各話タイトルもうさぎ誕生日会は「バースディ・ブルース」ちびムーン活躍回は「テインテッド・ティーパーティ」など  バンドオブブラザーズ並の戦場ドラマを彷彿させる渋さとなっているが  うさぎがルナに「俺の戦争じゃなかった、あんたにやれって言われたんだ!」とか言ったり  ちびうさが「トゥインクルエール鳴らしてぇ、鳴らしてペガサス乗り回してぇよ」とか言ったりはしないので安心だ  ただし声は若干太い  今だ、セーラームーン!」 「フゥーハハハァ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「柔肌を引き裂き・・・鮮血を求める凶暴な妖魔よ聞くが良い  今ではすっかり童貞の意味で使われるようになった「チェリー」  オックスフォード辞書によれば、そもそもは組み立て前の男を知らぬ成型色  またそんな乙女という名のガンプラを初めて組み上げた際の破瓜の血の色から来ているジオン驚異のメカニズム  要するに乙女を指す言葉だったのだな  さくらんぼよりも「桜の花びら」というニュアンスで言えば納得していただけるだろうか  しかしロマンチックな例えも男からすれば実際ちょっとしたスプラッター映画  紳士的に部屋をノック「今から挿入(はい)るけどいいかな?」「ええ・・・どうぞ」なんてやりとりがあって  ワクワクしてドアを開けたら出ました紅のルベウス。紅ってかもうドス黒い  塩沢さんの声で「かかったなタキシード仮面!」とか響くわけだ。かけるのはこっちなのに  そんなん見ちゃったもんだから、もう、スターライトタワー崩壊。守るべきものを失った・・・  あっでもサターン君のは大丈夫汚くない。なんていうか、Y'ズまん  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「フッ、危機一髪だったがこの賭けは私の勝ちと言うところだな妖魔よ!  そんな時、ボールの数字を読み上げてくれるのがビンゴディーラーだ  利益をネイティブアメリカンの収入源にしていることから主にインディアンカジノで行われており  一兆円市場の業界でニーズも高く安定した優良職業  声に自信のある方はアメリカかカナダに飛んでみては如何かな?  というか私の近くにも欲しいな、ビンゴディーラー。主に寝室にスタンバってくれるやつを  んでもし当たったら、いや周期計算とかちゃんとしてるけど、ナマ気持ちいいし、だからもし当たったら  美声で「オオ・・・ビンゴゥ!」って教えて欲しい  「おめでとうございます!見事ビンゴしたのはこちらの紳士!」みたいなライトアップ付き  くす玉なんか割れちゃったりして、花吹雪も舞ってる中、笑顔のビンゴディーラーがラジカセのスイッチ入れると  エターナルセーラームーンのメイクアップBGMが流れ出したりね(エターナルッ)  ああ永久就職(エターナル)ってそういう意味かぁーみたいなね(エターナルッ)  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「単勝一番人気はタキシードカメン、オッズ1.2」 「無駄だ妖魔よ!こちらには勝利の女神がついているからな!  いわゆる「あげまん」というやつだ。伊丹監督の映画で有名になったが  「あげまん」の「まん」は銀水晶、つまり女性のオマンクスを指した言葉では無い  本来「まん」とは「間」であり巡り合わせや運などを意味する  つまり相手の運気を上げる人を総じて「あげまん」下げる人を「さげまん」というのだ  なので「男の場合はあげちん・さげちんになる」というのは真っ赤な嘘だ  そもそもさげちんって何だ。萎えてるじゃないか。女性よりも男性側に不利益が出てるじゃないか  「どうした?大気光の変身バンクでも見ちゃったか?」とか慰めたくなるじゃないか  私を見たまえ!トゥインクルエール無しでもペガサスいきり立って登場、ウマ並なのねアナタとっても  下半身のデッドムーンサーカスがテントを張ったぞ!  見えました最終コーナーを曲がって、いやそんなに曲がってないけどちょっと右曲がりで  アマゾネスカルテットの芝無し最終直線に  今だ、杉本清実況アナ!」 「タキシードカメンは遅れて六着」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「セーラー戦士達の洗脳は解けたぞ!残念だったな妖魔よ!  彼女たちが正常な状態に戻ったところで、伝えておきたい事がある  日本ではスタンダードとされる正常位だが、他の民族においては全然正常じゃない  多くは横向きに寝そべりながら挿入する側臥位が一般的  まぁ昔の庶民は狭い家で同じ部屋に家族が寝ていたため、お互い横向きでアクションする方が  隣で寝てる人にぶつかったり物音を立てたりしなくて済みそうだ  そもそも生物学的に見れば一番正常というか自然なのは後背位っぽいがな  ちなみに側臥位は動きも目立たないため隠れてアクションするには最適の体位と言える  隠れなきゃいけない様なやましい行為は私は一切してないが、魔が差すファンタジーそうさ夢だけは  私はただサターンをサンクチュアリに連れて行こうとしただけなのに。誠心誠意謝ったのに。所持品全部差し出したのに  そしたらクインベリルの声の人が「まだ命が残ってるではないですか」みたいな事言ってきて殺されるところだった  君は幼宇宙(コドモ)で感じたことがあるか!?  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
~前回までのあらすじ~ クインベリルによって洗脳されてしまったタキシード仮面は急行系カードと物件を捨て値で売り払ってしまった 「・・・ここは・・・そうか、私は今まで操られて・・・しかしそれももう終りだ!  正常に戻った私から貴様に一つ教えてやろう  日本の正常位が世界的には全然正常じゃない、という事は前回言ったが  太平洋の一部島々では座りながらワールドをシェイキングするのが一般的  女性が木などにもたれて座り脚を広げると見えたぞ、ブラック・ドリーム・ホール!  ここで相手の男性が性器で刺激し濡れそぼればOK。濡れそぼらないうちに、というか  サターn いや相手が特に脚を広げてもいないのに刺激しようとするとウラヌスに殴られたりする  医者に診せたら一目でわかる グーパン型に痛むTatoo かくせないわ  逆にこの島で日本の正常位というのはアブノーマルプレイに分類されてしまうのだ  「なぁ・・・正常位してみね?」「やだもー変態!」そんな感じ  戦時中の日本軍が教えたそうだが、日本人は変態という印象には遺憾の意を表明する  今だ、さくまあきら氏!」 「桃鉄で遊んでくれた皆さん、今までありがとうございました」
「うわああ!し、死んでる!?」 「ようこそ妖魔の諸君。君たちはそれぞれ私がちびうさにした何らかの行為を  ウラヌスとプルートにチクった共通点を持つ  よってこの館にてその罪を償って貰うが・・・生き残りたくばこれを見ろ  これは南極一号と呼ばれるダッチワイフだ  その名の通り南極観測船の隊員達がアブラカダブラポン!するために用意されたビッチである  ところが極寒の中では性欲自体が起きず、誰もポン!しなかったため結局全員ノーテンで南極にて南局終了  帰国後のインタビューで「処女にて帰還す!」という感動大作っぽい文字が躍る事になった  己の生まれた目的を果たせずに任務を終えた彼女の心中お察しする  なればこそ女性としての役割は紳士として全うさせてあげたい  ブラックレディは私のホワイトで中和できるはずだって意見したらこれだよ  毎度毎度あの巨女が。ヘリコプターに変な名前付けてるくせに。しかも撃墜されたくせに  天王号とかセンス疑うわ、私みたいにマシンタキシーダーとかにすればいい。そんなの持ってないけど  今だ、セーラームーン!」 「なんだ今の爆発音は!」「見ろ、唯一向こう岸に掛かってた橋が」
「この波動は・・・ジェダイの騎士!」 「そこまでだ妖魔よ!地の利を得たぞ!  こないだ脱衣所でうっかりウラヌスと鉢合わせ、すわラブひなか?と思われたが  雪のように白い肌の向こうに出たぞ雪原の怪物ワンパ!もっさもさやんけ!ルークあやうし!  その隙にいつもの的確な蹴りがヒット、どこにって?もう言わなくても判るよね?  ウウッ・・・もう隕石調査は諦めるしかないっ・・・!  薄れる意識の中で思ったのは、スターウォーズEP5でルークがワンパに襲われるシーン  あれは特殊メイクでもなんでもなくルーク役のマークが撮影現場へ来る途中交通事故に遭った怪我なのだ  マジモンの負傷をそのまま撮影に使うとは恐るべき機転の利かせ方と言えよう  こっちはルークどころじゃないよ。あのね、ライトセーバーが根本から伸びない。フォース全然出ない  お願いブゥンって言ってブゥンって・・・そう思い今一度パンツの中を見たら死ぬ直前のヨーダみたいなのがいた  さっきまで元気にグリーバス将軍並に振り回してたのに!弟のように思ってたのに!  今だ、レイア姫(朝日テレビ版)!」 「はいっ!」
「このエンジン音は・・・マシンタキシーダー!」 「私の愛機からは逃げられんぞ妖魔よ!  昔は白馬の騎士などという言葉もあったとおり馬に乗って颯爽と登場などが一般的だったが  その「馬」という動物、実はすでに野生には居ない。地球上から絶滅してしまっているのだ  今いるのは人間が飼育しているもの、そしてそれが「野生化」したムスタングのような種類だけだ  そんな彼らを無闇に戦いの場にかり出すのは良くないと思ってのこのマシンだが  走行シチュエーションを問わず走りを楽しみたいライダーにオススメのハイパープロ リアショック  あえて個性を主張しないスタイリングは乗る人こそが紳士たれと呼びかけているかのようだ  だがそんなマシンも乗る前に取り押さえられては真価発揮できず  またキミか!プルート君!そんなビラビラになった時空の門には興味がないと言っているだろう!  それとデッドスクリームは命中させる場所によっては私の馬が絶滅するので禁忌(タブー)だと言っているだろう!  判ったか!判ったらはやく不躾棒でちびうさのトランクまわりのチェックの続きを  今だ、田辺憲一さん!」 「ちょっと加速悪いねこれ」
「このジェット音は・・・マシンタキシーダー・スライダーモード!」 「ウイルスをまき散らす妖魔・・・いや病魔よ聞くが良い  貴様が蔓延させたこの風邪、世界各地で最も多くの民間療法を持つ病気なのだ  いわゆる「お婆ちゃんが言ってた」というやつだな  ポーランドでは玉葱丸々一個のみじん切りと砂糖で作ったポタージュ一気飲み  イタリアでは黒焼きにしたレモンを鉢巻きで額に巻き付ける。八つ墓村?  ブラジルでは生のニンニクでネックレスを作り首にかけ  そして日本ではおなじみネギを直腸に挿 どうしたちびうさ?フフッ、早くキャストオフしてごらん  ハイ来たこの痛み!例によって鋭い蹴りが人間・氷川誠としての部分をダメにした。もういいだろう!  見て下さい私のワームを・・・こんなネイティブになって謝っているではないですか・・・  その隙をついてクロックアップ、あやうくシャボンスプレーで葦原君になる所──なにっ!?  ほう、クロックアップについてこれるのか  だがお前は俺を甘く見すぎてる  今だ、加賀美!」 「運命の」
「お前は確か・・・タキシード仮面」 「こんな時間に公園で一人・・・どうしたんだセレセレ  妖魔といえどか弱いレディ。君にそんな涙は似合わないな  ほら耳を澄ませてご覧。スターオルゴールの音色が響いてくるだろう  1週間くらい巻いておいたからね。ぎりーって。理性が壊れる寸前まで巻いておいたから今ちょっとやばい  そうそう、オルゴールというのは実は日本語だ  江戸時代に海外から入ってきた見知らぬ楽器は全てオルガノと読んでおりそれが転じたようだな  つまり外国人に「俺のスターオルゴールを~」と言っても通じない  まぁちびうさにも最初は通じなかったよ。それがむしろ興奮した。スター・・・いやカオスシード出た  鞘からちょっと抜けそうになったギャラクシアの剣を頑張って定位置に戻しましたけどね  でもそこへ通りかかった蛍君が「私にもお手伝い出来る事あります?」とか言ってきて、エ、エン、エンディミON!  誰だって誰かの力になれる。それを言いたかった  さ、判ったらもうお帰り」 「・・・うん(よく判らないけど、悪いヤツじゃないのかも)」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「下劣な手段で人々の心に入り込む・・・薄汚い妖魔よ聞くが良い。  現在では笑いを伴わない猥談や露骨な性的話題も全てひっくるめて下ネタと呼ばれているが  寄席、落語の席ではエロ関係は「バレネタ」と呼び、下ネタと区別していた  では下ネタとは何を指したのか?そのものズバリ「排泄・汚物」マーズが今朝でかい音をさせていたアレだ  しかも粋や通に繋がるバレネタと違い下ネタはとにかく下劣で低俗と嫌われた  確かにマーズのはいかにもマーズ・アタック!色と大きさは例えるならニコルソンな凶暴さ  どんなウンチの時も絶対諦めない、そんな仮面な乙女のポリシーをもつ私ですら躊躇した  思わずERに駆け込んだらダグラスがナンパ目的以外で急患扱いしてくれるレベル  それに比べてプルートはどうだ!ちびうさをスモールレディと言うだけの量はある!顔をあげて とびこんでゆくの  ひり出された見事なガーネットロッドの圧倒的迫力、君自身がキング・エンディミオンだったのだ・・・  フッ、ちびうさやサターン以外でもこんなポテンシャルを持つ戦士が居たとはな  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このジングルは・・・タキシードクイズ!」 「さぁ今夜もやって参りました、紳士による紳士のためのシルクハットなお時間  ザ・タキシードクイズ!回答席の妖魔よ聞くが良い。動けば撃つ  ちんちん電車から電車を取ると何が残るでしょうか!はいジュピター!上のお口で答えて!  え?・・・あー、まぁ普通はそう言っちゃうよね。正解は「線路と駅」ですがフハハハ!  そんなジュピター大好きちんちんの形を模した大人の玩具  これ実は特許を出願する場合、該当する分類が存在しないのだ  なので「大人用玩具」なのになんと「子供用玩具」として出願される。フ、聞くだけで勃起するわい・・・  見よ、三つのタリスマンが共鳴して・・・振動して・・・リズミカルに揺れ始めた!新たな危険に誘われてここにブブブブ  思春期のサターンにはちょっとサプライズだったようだね、でもそんなに嫌がっても聖体(オスティーは)正直だな!  で、気付いたらもう眼前にディープサブマージ迫ってるわけ。はいはいまた失敗です。どうなっているのかね  聞いているのかねカオリナイトくん!魔具茶だ!はやくしたまえ!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「残念だったな妖魔よ!貴様の集めていたエナジーは全て取り戻したぞ!  この黄色くて温かくて良い香りのする液体エナジーはな!チャープチャプだ!  「男として四部ジャンケン小僧のガラスのシャワー並に浴びたい液体と言えば?」で一位の潮だが  皆がありがたがる最大の理由であるアンモニア成分、実はほぼゼロ  潮すなわちスキニー線液が尿道口から出る際に微量の尿が混ざるだけで成分的には汗と同じ!  つまり世の男性の8割がやっているマーキュリープレイはポカリスエットで代用できるのだよアンダーソン君  おっとお役立ち情報に洗浄のピスニスト達の浮動票が無所属タキシード仮面に多く傾いたかな?  だがやはり本物は違うぞ  たった100ccの中に宇宙が見える、それは彗星スノー嗅ぐや、否や、私の脳を鮮やかに刺激してスパーク  おお、ザ・ライトスタッフ(尿資格者)・・・!ラムダパワー充填  本日は若干言語野に痺れが残る。甘んじて受け入れよう。しょっぱいけど  いまならなかよし12月号に港区立十番小学校検尿日カレンダーがついてくる!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「信じて送り出した・・・タキシード仮面様が!」 「息のあったコンビネーションは見事だが、同じ二人組ならこちらが上だ妖魔よ!  はるか君とみちる君あたりにとってはもはや当たり前の用語「タチ」と「ネコ」  語源は諸説あるがタチは「太刀」というわかりやすい隠喩以外にも  歌舞伎の「立役(男の役)」から来ているとも言われている  ネコはネコ車(工事用一輪車)を押している姿がソイヤッソイヤッに似ているからソイヤッ  セーラー音頭で んちゃちゃっちゃ  私も以前キングエンディミオンの嫌がらせでうさことの仲を引き裂かれた際  何かを求めるように一の橋公園を徘徊。ねぇオーディションでこの役貰った時の事が忘れられないのぉ  あるときはルナ、ある時はアルテミス、ていうかどっちもネコ、ヤッタネ!タキシード  不特定多数との絆が魔界樹のエイリアンを打ち砕く!エイルの笛よ吹き荒れろ、やだこれ太ぉい  そうか・・・これがキングの持つ優しさの源・・・こうして歴史は紡がれていく・・・  ていうか私じゃねえか  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「人々の憩いの場を踏み荒らす・・・悪逆の妖魔よ聞くが良い  人質の皆さんも是非お子様と一緒にお聞き下さい。♪おお牧場はみどり 草の海 風がふく♪  小学校の教科書などでもおなじみスロバキア民謡  実は祖国では聞くことが出来ない。それは元の歌詞に原因があり・・・要約するとこうだ  「戦に出るから家臣達お供せよ」「銃も持たずに何を狩るというのですか領主様?」  「18歳くらいの雌の鹿が居たので馬で追い立てた後に下腹部の銃で(小指を立てながら)これモンよ!」  「う、うむ なんだか興奮してきたよ!」  当然日本では歌詞を変えられているわけだがなんとパッションな歌だろう  私だってこれやりたい。エーデルワイス舐めたい  自慢の銃で、あ、でも罠もいいな。ちいさな子鹿を餌にせつなママまでおびき寄せちゃうトラップ一家  その表情がマイ・フェイバリット・シングス。理性という名の山を越えて大人のスイスへ亡命しよう  そんな完璧な計画書を燃やした人がこのクラスにいます。先生怒らないから手を挙げなさい  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この点滅は・・・聖夜限定奥義・タキシードミラージュ!」 「まぶしかろう妖魔よ!聖なる夜を荒らし回るのもここまでだ  さぁもう安心だ子供達、お父さんお母さんの所へお帰り。あ、やっぱまだまずい  今ちょっとお父さんがね、暴れん棒のサンタクロース。クリスマス前にはっちゃけた  大丈夫別にお母さんは虐められてるわけじゃ・・・お父さんの方が泣いてた?フッ、珍しくもない  いいかい坊や、下痢止めと下剤を同時に飲むとどうなると思う?答えは下剤の勝ち  人間、我慢するより出すほうが自然なんだね  ただいまの決まり手は押し出し、押し出しでウンコの勝ち。ウンコ六連勝です。パンツ負け越し。濃いのハッケヨイ!  街を見てごらん、イルミネイションが輝いて、すっごい出た時に似てる。ブリリアントダイナマイトネオン  プレゼントは来年10月くらいまで待ってね、きっとお母さんの産道から出てくる  何?違う?DXゴーカイオー?でもまぁ豪快に合体はしてるし納得してくれ。キャベツ畑からガレオン出航  今夜はゴム無しで大いなる力、注入。なぜって?  人間、我慢するより出すほうが自然なんだね」 「まもちゃん、今頃何してるかなぁ・・・」
「私は・・・私はただ、この人と一緒に・・・」 「判った、行くが良い。妖魔と人間の恋・・・まさにロミオとジュリエットか  ラブストーリーの傑作と呼ばれるこの話、日数的に見るとかなりとんでもない  初日でロミオとジュリエットが出会いバルコニーでキス  と思ったら翌日には電撃結婚。その帰りにロミオはジュリエットのいとこに  ロミオ・スパイラル・ハートアタックをキメて殺害  その後ロミオ逃亡からジュリエット偽装自殺、勘違いにより二人とも死亡までわずか三日だ  このスピードからすると多分おセックスもしてた。絶対。判らないようにちっちゃく  「そしてロミオ中出し」とか書いてある。んでバレないうちに次の瞬間、食事シーンとかになってるの  ロレンス神父に後で聞くと「うーん、まぁフニクリフニクラ~」みたいな曖昧な事言いそう  もうねわかってる。ロミオもこれ普通に行ったらおセックスできないって理解してるから  一瞬の隙を突いて腰突いて。速攻。ラディカルグッドモンタギュー家。見習いたいね  サターンだって変身中にササっと済ませれば、そう思ってたら変身バンク無いの・・・嘘だろ・・・  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「追いつめたぞクイン・ベリル!光と闇の決着をつける時だ  光と闇。言うなれば食い合わせ。ウナギ&梅干やスイカ&天麩羅などは有名だが  はいそこの妖魔!そーです貴方です!おでんを肴に一杯。いいですねぇ  しかしこれがクセ者。なんと酒&辛子は共に結構を促し「過ぎる」ために高血圧の原因に  また茄子の漬け物&ざるそばも体温を下げる組み合わせのため身体に悪影響  普段何気なく食べてるこうした組み合わせ、実は禁忌(タブー)だったんですねぇまみちゃん  逆に良い組み合わせと言えばちびうさ&サターン  お互いの名を呼びつつも同時に達してしまう「堕ちる時は・・・一緒だよ」うん手は絡ませて!  プルート&ちびうさも「やめて、スモールレディが横で寝て・・・っ!」という感じで  声を押し殺してのお餅つき。月のお餅はベタベタしてる  というわけでTVスペシャル龍騎のラストさながらに私を囲むセーラー戦士の皆様、ガッテンして頂けたでしょうか?  あぶないっ、うさこ!」 突き飛ばされたセーラームーンが見たのは、自らを庇いクインベリルの雷に貫かれたタキシード仮面の姿だった (つづく)
うさぎの手に抱かれ、タキシード仮面のマス��の点滅がゆっくりと褪せていく 「ブレーキの壊れたピスト自転車」と呼ばれた彼に終りが近いことは、もはや誰の目にも明らかだった 「こんなの・・・こんなのないよ・・・」 「すまないうさこ、正体を隠してでも・・・ずっと傍に居てあげたかったのに・・・」 「ううん、あたし知ってた。全部知ってたんだよ  正体がまもちゃんだって事も、ずっと私達を助けてくれてた事も  冬眠中の熊は眠ったまま尿をボンジョビしたり、逆に植物で腸を詰まらせ糞をブリジストンさせない事も  20世紀初頭まで食人してたフィジー島民によると「腐りかけをタロイモの葉で巻くとうんめぇーっ!」って事も  丼物に付く沢庵は一切れだと「人斬り」三切れだと「身切り」だから二切れだって事も  テトリスの作者は特許を取ってなかったのでこれっぽっちも金が入らなかった事も  ちびうさがこないだ「お父さんって呼びたくない・・・」って漏らしてた事も全部!」 「なにそれ死にた・・・い・・・」 「まもちゃん!まもちゃああああん!」  次号、感動のフィナーレ! (つづく)
物言わぬタキシード仮面、いや地場衛の身体を冷たい宮殿の床にそっと寝かせる たったそれだけの所作にうさぎの、衛への深い愛が籠もっているかのようだった 「うさぎ・・・」「うさぎ!」「うさぎちゃん!」「うさぎ!」 戦士達がうさぎを、そして己を鼓舞するかのように名前を叫ぶ。憎しみ、悲しみ・・・どれとも違う グリコマークのモデルになったのはフィリピン人マラソン選手カタロン氏。そんな表情だった 「みんな、いくわよ!」「ええ!」 皆判っていた。戦いの果てに死があること。今まで欠けることの無かった大切な仲間 それが敵の攻撃を受け、当たり前のように当たり前の現実を見せつけた 横たわるタキシード仮面。冷たい身体。目の前の死体。ただの物。糞袋。ゴミ。粗大ゴミ。←お前らの末路 そんな言葉を振り払うように5人は突撃していった 「フン、小癪なセーラー戦士どもが・・・!」 死の女王が嗤った
「男の子の股間に付いてる『チ』で始まるカタカナ4文字なーんだ?はいセーラームーン!」 「チンポコ!」 「正解はチャックでした!ゲェいささかも怯まない」 クイン・ベリルの精神攻撃を辛くも耐えるセーラームーン。大切な人を奪われた怒りが目に宿っていた 「成長期をむかえると毛が生えて皮がズル剥けちゃうアレはなーんだ?はいセーラームーン!」 「チンポコ!」 「どうもろこしだよ!即答はやめろよ!」 プリンセス・セレニティとしてのエナジー、そして羞恥心が備わった強い精神 それをある意味尊敬のまなざしで見つめる仲間達との絆が、今のセーラームーンの力だった だが──── 「女の子が一度味を覚えるとハマっちゃう、黒くて硬いものなーんだ?ヒント『チ○コ』はいジュピター!」 「えっ、あの、あふっ・・・」 セーラージュピターがゆっくりを膝を付き倒れる。砂山が崩れるようにゆっくりと スローモーション、そう、中森明菜並にスローモーションだった 「いや・・・いやあああああ!!!」
このまま圧せば勝てる、そう踏んだはずの攻撃の手が弛む 目の前の大義も忘れセーラームーンはジュピター・・・いや「まこちゃん」の元へと走り寄った 戦士といえど思春期の女の子。過酷なさだめに何から何まで耐えうるはずもない そんな目論見が当たり冷笑を浮かべるクイン・ベリルだった 「まこちゃん!まこちゃんどうしたの!?イグの!?」 「ちょっと濁音は止めなさいよばかうさ!」 「だってレイちゃん、まこちゃんが・・・まこちゃんが!だってまこちゃんなんだぜ!?」 瞬間、乾いた音が宮殿に響く 腫れた頬を抑えるセーラームーン。涙目でそれを睨むマーズ。うろたえるヴィーナス F91の展開の早さに一言あるマーキュリー 「・・・しっかりしてよね、ばかうさ。ここまできて全部無駄にしたら、きっとまこちゃん悲しむよ」 「レイちゃん・・・そう、だね」 ふっきった顔で立ち上がるセーラームーン。続く三人の戦士。もう迷わない。もう逃げない。もう寝ない 決意に満ちた表情だった
「貴様ら・・・!?」 ばかな。確かに立ち上がれぬよう心を折ってやったはずなのに。なぜ? 一人の仲間の死、それによって他の四人も戦えなくなるはずだったのになぜ!? 困惑するクイン・ベリル。タキシード仮面の死はカウントされていなかった 目の前の華奢な少女達が、死という現実を越えてなお立ちはだかる それが理解できなかった 「・・・ふん、同じ事をあと四回も繰り返せばそれで私の勝ちよ!」 「そんなにエロ雑学覚えてきたんだ・・・」 「引く」 「う、うるさい黙れ!」 声を張り上げるベリル。だが──── 「クイン・ベリル・・・可哀想な人」 「なんだと!?」 セーラームーンの意外な言葉に、死の女王は目を見開いた
「か・・・可哀想・・・だと・・・!?」 驚きに見開いた目は、徐々に屈辱で怒りに染まっていく 「可哀想だと!!!!111111?????」 「私達がなぜ立ち上がれたのか、判らないのね。だからそうやって婚期を逃し女を諦めてまで  卑猥な雑学で相手の心を乱して漬け込み破壊しようとする」 「ばかうさ・・・」 「それ私達もやってたんやな」 「ほんとだよ。謝れよ各方面に」 「かつて・・・赤塚不二雄は歯医者に言ったわ。『知り合いを驚かせたいので歯全部抜いて下さい』って  結局医者に止められたって!」 うさぎの頬を涙が伝う。それは誰のためでもない、自分のための涙だった。自分のためかよ
セーラー戦士達のエナジーが増大する 「マーズ・スター・パワー!」 「マーキュリー・スター・パワー!」 「ヴィーナス・スター・パワー!」 「ジュピター・スター・パワー!」 ジュピター!?ジュピターナンデ!? 「ムーン・クリスタル・パワー!」 「くうう・・・滅びよセーラー戦士!この穢れた地球の未来と共に!エロ雑学と共に!」 暗黒のエナジーは戦士達を蝕んでいく。だがそれでもセーラー戦士達は諦めなかった 「絶対に皆と帰る・・・あの平和だった日々へ!楽しかった毎日へ!だから力を貸して!銀水晶(生理中)!」 「脱ぐんじゃないバカ!死ね!」
とどめとばかりに襲いかかるクイン・ベリル だがその毒牙は飛来した一輪の花によって阻まれた 「な・・・なにっ!?」
「このバラは・・・まもちゃ、いえタキシード仮面様!」 「銀水晶のエナジー、そしてうさこ・・・お前の愛がある限り私は不滅だ!  我が最愛の人を傷つける・・・妖魔の女王よ聞くが良い  傷と言えばどこのご家庭にもあるアロエ。今や家庭の医学でおなじみですね  消炎・殺菌効果が高く『医者要らず』とまで言われるこの植物だが  場合によっては要注意。何と妊婦にとって最悪の影響である流産を引き起こすのだ!  アロインという成分が子宮収縮を引き起こすためだが間違っても悪用はいけないぞ  一夜の過ちの結果を帳消しにしようと「お前の身体・・・大事にしたいからよ」などと  甘い言葉たくみにアロエを食べさせるなんてそんな不謹慎なこと・・・やろうぜっ!  あれ?なんでジュピター生きてるの・・・?あっごめんやっぱ今の無し!うそ!うそでした!  今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」 二人の切り開く未来が、地球を救うと信じて────────── そしてこの定時スクが、色んな人達に許されると信じて────────── (おわり)
おまけ -使いそうで使わなかったネタ一覧-
YESロリータ!NOビッチ!
そこは開かなくても良い方の時空門だから
処女宮!復唱するんだジュピター!処女宮!オメコのシャカ!!「天舞宝輪」あっ見ろシャカの目が
キミにはまだちょっと早いけど劇場版R前夜祭を始めようね
ウラヌスはあとでゴリラフォルダに保存してやるからちょっと待っていろ
いたいのいたいの飛んできたー
今日もまた一人寂しく子孫予備軍を大量虐殺して、2軍ベンチを温める簡単なお仕事
アメリカ横断ウルトラタキシードクイズ
この香りは・・・タイムリープ仮面様!
下手人は私だっ!
おまわりさん、この人スターライツです!
おい店主!安い酒から持ってこい!
ネットの匿名性が私を強くした
マシンタキシーダーが涙を・・・!
偉大なる聖人の使用済み染み付き聖骸布
何も考えずにエッチ展開に突入するだけのエロ漫画は私に勇気を与えてくれる
フーム・・・よし、発想を360度変えてみよう
ジュピタアアアアアアアア!!それだめ!!!剃って早く!!!111
うわ機械獣みたいなブサイク!うーん、真(チェンジ)!私のドラゴン、意気消沈
4人シートに3人しか座れないケツ・・・といえばプルートですが
バーニング・・・(ポンポンポンポンポンポン)オマンダラー!!
悪意から身を守るため、善意が牙を剥いた!
腸洗浄(マネーロンダリング)
「ゴールドボール・ランを開催する!」「サンディエゴ・ニューハーフ!」「サンディエゴ・ニューハーフ!」
人生のウルムド・アブドゥル
G(ジャイアント)・スポット!
海綿体(スポンジボブ)
え!? ゴムを付けずにデリシャスマッチを!? 妊娠(でき)らぁっ!
エロくない事言うのやめ���もらえます?
この妖魔の攻撃・・・進研ゼミでやったとこだ!
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