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爆笑問題・太田、田中が挙げた妻・山口もえの好きな手料理ランキングを振り返った結果に衝撃「ヒドイね…」 #bakusho
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2024年5月26日放送回
満点DAMミュージックレジェンズ
文字起こし(後半)
横田さん
本当ですねぇ、いやーでもその永山のスタジオで皆さんが若い頃にこう遊ぶように練習してそして素晴らしく上手になられて、そしてもうバンドというよりは、演奏家としての技術のレベルがもう当時から凄かったということですね。
武沢さん
凄かった、特にそうなんですよ。やっぱり六土開正グループと合流した事によって。僕なんかそのほら、当然ロックは好きで聴いてましたけど、そういうブルースのセッションとかね。そのロックンロール系のセッションなんて、全然自分は。だから最初の安全地帯の頃ね、そういうこともまったくね、頭にないというか。考えてなかったですけど。やっぱり六土開正の…はなから皆プロ状態ですよね。もう全然、今と変わんない。当時から、田中ちゃんも含め。カキくんも六ちゃんも。ただ、僕はもうあれによっていい勉強になったと思ってますし、もう音楽の楽しさっていうね、そういうのをやっぱりここまでちゃんと音楽をできるようになったのも、やっぱり六土開正と一緒になったおかげだと思いますよね。
横田さん
ああ〜。
武沢さん
前にあのレコーディングでロサンゼルス行ったってつったじゃないですか。あん時話したかどうかちょっと覚えてないですけど。夜、あ、何日か居てね、ブルースセッションをやってるライヴがあるんで、武沢さんも来ませんかっていう話があってね。どういう所で、ライヴハウスとかでやってるのかなと思って、一応ギター借りて皆で行ったんですよ。セッションていっても誰がどこまで参加できるのかどういう事なのか全然分からず、行った時に、なんかホールみたいなところでやってるんですよ。結構大きめの。多分ね1000人ぐらい入るような。
横田さん
あ、そんなデカいところで?
武沢さん
そうそう。
横田さん
そんなデカいところで、セッション!?
武沢さん
で、旭川の公会堂が800人くらいだったんで。
横田さん
もっとデカいとこだってことだ。
武沢さん
もうちょっとデカくて、ま、満員一杯じゃないんですけどね。ただ、ま、自由な感じで、全員アメリカ人です。黒人も結構居て、で、やってるのは白人が多いけど、黒人もいましたね。ドラムだったかな。で、本当にブルースとかばっかりやってるんですよ。
横田さん
そこに、飛び入り参加したの?
武沢さん
そうそう、あの、まず行った時に、白人の人がギター弾いてて、多分その人がセッションとして参加した人。で、バックでドラム、ベース、ピアノも居たと思いますけど、あの聴いてる人が。セッションをやるという事で、最初から参加…、今日は僕がやるよ、みたいな感じで、集まって、でそれを観に来てる人も結構居たんですね。で、最初にそこで観た時は、その白人の結構若い人なんだろうけど、デッカイ…背デカくて、あの、僕なんかこれですから、65(165cm)ぐらいしかないんで、180ぐらいある、その人とギター弾いたんですね。ん〜、格好いい人だけど、なんか…どうなんだろうな、と思いながら…
横田さん
ああ、いまいちギターがね(笑)ふっふっふっふ…
武沢さん
いやその、何しろ向こうの人ってめちゃめっちゃ上手い人居るじゃないですか。
横田さん
まぁだからもっと上手い人居るのかなぁと思ったら、まー、そおうでもねーなー、みたいな。
武沢さん
その時ね、…なんだなぁ、と思ってて。何曲かやった後に、武沢さん行きましょうって言われて、英語で。で、そこに案内してくれたりして。で、ギター持ってって参加させてもらったんですよ。…そしたら、さっき言ってたようなセッション、で始まって、弾き出し…まぁ僕だけど速弾きとかあんまやんないの、元々ね。で、まぁでも気持ちを込めてやって。アンプかなりフルテン(アンプのつまみを全て最大にセッティングした状態)にしといて最初抑えめにしてあの、ちょっとずつ盛り上げていくような弾き方で、やってって。そしたら、その白人さんがやってた時は、おとなしかったんですよ、全然あの、
横田さん
会場がね。
武沢さん
そうそう。あぐらかいているような感じで。そうだったんですけど、僕が弾いたら急にあの、なんか、あ、聴いてくれてるかもって。
横田さん
うん。
武沢さん
で、そのブースが盛り上がってきてね。で、弾くじゃないですか。次弾くのは3コーラス目ぐらいは盛り上げるんだろうな���思って。で、盛り上げ出したら、いきなり盛り上がってきて。うん、もう嬉しかったですね。それで、で最後それをその曲3コーラスぐらいでちょっとずつ盛り上げてって、最後4コーラス目5コーラス目あたりを、行くぞ〜っ‼︎ってくらい思いっきり自分なりの感じでいったら、もうありがたい事にウワーッってなんか、
横田さん
スタンディングオベーションで。
武沢さん
に近い、ほぼそんな感じになって、もらって。「おお、イケた〜!」と思って、したら、ナーイス、なんとかボーイとかって…
横田さん
おお…
武沢さん
だから僕のこと子供だと思ったらしい。
横田さん
(笑)ハッハッハッハッハッハッハッハ、まぁ武沢さんあのーかなり童顔だからね〜(笑)
武沢さん
童顔だし小さいしね。
横田さん
うん〜
武沢さん
なんせあの身長があの、みんなよりも2〜30cm低いんで。っていうこともあって。もうナイスボーイ!とか言われちゃって。
横田さん
いやぁそうですかぁ(笑)
武沢さん
そっか小学生と間違われたんだ、それで盛り上がったのかぁ…(笑)
横田さん
違う違う、違いますよぅ。音楽が国境をやっぱり超えるんですよ。
武沢さん
でもね、本当にね、ありがたかったです。
横田さん
いや、素敵な話だなぁ。
武沢さん
うん、本当ねー。
横田さん
それはとっても素敵な経験だし素敵な思い出ですね。はい。
武沢さん
田中ちゃんのそういうセッションで、ちょっと思い出しちゃいました。
横田さん
田中さんのセッションで、あの技術を磨いたって事ですね〜。
武沢さん
そうですね。
横田さん
そうして、アメリカでも。
武沢さん
そうですね、そう、そこでもまぁ認められるようにさしていただいた、田中ちゃん中心とした六土開正(グループ)の、凄さっていうね、有難いと思いました。
横田さん
と、いうわけでじゃあもう一曲田中さんの曲、聴いていきたいと思います。
らずりんさん「田中さんのベストプレイは安全地帯35周年ライヴ『I love you からはじめよう』でお願いします。オリジナルの重厚さとは違ったスネアとバスドラの跳ねるような軽快なリズムがアニバーサリーらしく楽しさを強く感じさせてくれました。また、締めのdrrrrrの粒はフロアタムにおりていくバランスも最高。先週これを選ぶために音源を聴いてましたが、この時の田中さんの太陽のような笑顔を思い出して、見たくなって、皆んなも他のメンバーもすごく輝いていて、これが私の人生初の安全地帯のライヴで最後の田中さんのドラムだった事もあって、もう日曜の夜とかこんなの見ちゃだめだな〜」
なんて呟きがありました。その『I love youからはじめよう』聴いてください。
youtube
横田さん
はい、というわけで先程らずりんさんが言った通り最後のタム回し、素晴らしかったですね。
武沢さん
素晴らしいですね!
横田さん
うんー!本当に。
mamacanさん「『I love youからはじめよう』に一票です。素晴らしい演奏の曲が色々あって迷いましたが演奏している田中さんのトレードマークのようなさわやかな笑顔が印象的な曲だと思います。97年には生声をたっぷり聴かせてくれたのもこの曲でしたね。2017年武道館35周年ライヴは田中さんの真骨頂でした。」
という事で、武沢さん本当に素晴らしいですね、この田中さんのプレイ。
武沢さん
もう田中ちゃんのドラムはもうね、世界一ですよ!へへっ。(笑)
横田さん
本当にそう、だと思います。
武沢さん
もう玉置とおんなじ事こないだも電話で言ってましたよ。
横田さん
ああ、玉置さんが?
武沢さん
うん、そう、玉置がね。
横田さん
ああ〜、玉置さんとあの田中さんの話を電話でしたんですね。
武沢さん
ま、よくしてますよ。
横田さん
ああ、そうですか。うん〜
武沢さん
田中ちゃんはもうほんっとに、世界一だってね、まぁ今でも思ってますし。
横田さん
や、本当にそう思いますね。素晴らしいドラマー。
武沢さん
ほんとに素晴らしい。ドラム…ま、音楽に対する姿勢っていう、そういうのがやっぱり、すばらしいですよね。
横田さん
あっ、そうなんですね。そうですか。例えばどういうところが…
武沢さん
やっぱり田中ちゃんが叩いてるだけで、曲の良さと。全然良くなるじゃないですか。やっぱり存在感ですよね、田中ちゃんのね。やっぱり曲も大きくなるし、もう全体のテンションが上がるし。田中ちゃん、あの感じで明るい笑顔、それだけで全然。もう全てグーですよね。
横田さん
はい、では皆さんのお言葉を少し、ご紹介させていただきたいと思います。また、ランダムでいきます。
きなこまみ吉さん「安全地帯40周年の『情熱』です。田中さんのあの曲での映像で登場。メンバーの皆さんがパッと笑顔になり、曲のラストのドラムソロ、映像でも圧巻でした。ああ、田中さんを生で見たかったな、ファンになるのが少し遅かったようです。」
柳@ういろさん「ドラムではないのを選んでしまったら田中さんに失礼であるのは重々承知なのですが、パッと真っ先に思いついたのが、玉置さんのソロコンサートで急に促されて歌った『I love youからはじめよう』です。一昨年の紅白の流れで田中さんのためにあったかのようなタイミング。選曲だったんで。」
nanaokさん「たくさんありすぎて選ぶのは大変ですが『yのテンション』のイントロのドラムはゾクゾクします。」
ぴーたんホニョ子さん「『パンチ♾️トンチ』『cherry』『情熱』…
そんな曲もあるんですね、パンチ♾️トンチなんていうあるんですか、
『真夜中すぎの恋』『熱視線』『じれったい』『ビリケツ✖️ケチャップ』『恋はDANCEではじめよう』『ショコラ』『ジョンがくれたguitar』『SEK’K’EN=GO』などいっぱいあり選びきれませんが、『悲しみにさよなら』に一票。間奏のズドン!が田中さんにしか出せないなぁといつも感じています」
『悲しみにさよなら』にズドンなんてあるんでしたっけ?
武沢さん
間奏で?
横田さん
(笑)間奏で田中さんのズドンて…僕もちょっと思い出せないな。
武沢さん
間奏の…ああ、♪チャラララン、ズドンてあの、4拍目にあるですか、
横田さん
あ、パーンて入るのかな?リムショットかなんかいい音が…
武沢さん
あ、4小節目か、2小節おきか、にやってるやつかな。
横田さん
うんー、
武沢さん
あ、key分かるんすけど、たぶん、タムって田中ちゃん3つか。ズドンってやる、「ズ」が2つ目に大きいタムで、「ドン」がフロアタム。「ズドン」てやるやつ、の、事じゃないですかね、たぶん。
横田さん
あ、了解です!
あおさこさん「2017年武道館の初日『夕暮れ』の演奏時で武沢さんをずっと見守る表情が泣いているように見えました。あの時はファンもご病気後の武沢さんをこの目で確かめるまでは内心心配しながらの参加だったかと思います。感情が揺れながらもよく刻み続けられるなとその姿を実際初めて目撃した日でした。」と
武沢さん
ああ…ありがとうございます。
横田さん
Kazuさん「『燃えつきるまで』『夢になれ』の繋ぎでの田中さんのファンキーでかっこよすぎて…のドラム、何度も聴いてしまいたくなります。
武沢さん
ええ。
横田さん
yuccoさん「『情熱』40周年ガーデンシアターで1、2、3、4とカウントが始まった時、(え、田中さんいるの!?)とプチパニックになってしまいました。」
(ここでエンディングテーマが流れ始める♩)
あるふぁさん「one night theater 『inst#1』ドラムソロ」
karinさん「40周年の『情熱』です。」
団長さん「私のイチオシは1997年2月20日��日本武道館で田中裕二さんが歌う『I love youからはじめよう』です。
歌ったんですねぇ(笑)
玉置さんから指名されて(え!?俺が歌うの?)と一生懸命歌う田中さんに感動しました。」
ABCさん「『情熱』です」と
チャックさん「多くの方が挙げられてますが40周年の『情熱』です。元々大好きな曲でスクリーンに田中さんが登場した時、もう涙腺が崩壊しました。確かに田中さんがガーデンシアターに居ました。田中さんがあの笑顔でダイナミックにドラムを叩く姿はいつまでもファンの心に大切に刻まれています。」
という事でまぁここら辺…えーまぁまだあるんですけども残念ながらちょっとお時間がそろそろ迫ってしまいましたのでここら辺にしたいと思います。いや、でも今回田中さんの素敵なドラムを改めて聴けて良かったなと思います。
武沢さん
良かったですねぇ!
横田さん
はい〜。
武沢さん
最高です。
横田さん
というわけで、武沢さん、本日も有難うございました。
武沢さん
はい、有難うございます。じゃあね、またね!
Ending theme ♪安全地帯「ひとりぼっちのエール」
youtube
文責:mamacan
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爆笑問題田中、「X」やってないのにここ最近のTwitter騒動にやたら詳しい「慣れ親しんだものが急に変わることに動揺があるってことだろうね」
若干の某書き起こしブログ風(タイトルの癖が強い)。
「俺やんないから」 「俺は関係ないけど。Twitterもやらないし」
と念を押しながらも
「(名称が変わったりするのは)ほんとヤダ」 「サンジャポでも『番組Twitterで』を『番組Xで』とかって言い直して、しょうがないんだけど・・・」 「慣れ親しんだものが急に変わることに動揺があるってことだろうね」
そのへんのコメンテーターよりもよっぽど的確な現状把握。「Threads」だの「Clubhouse」だのワードもぱっと出てきたりして。やたら詳しい。
以前から「Twitterで話題になってること」を知ってるというトークをしたり、ちょくちょくそういう片鱗は見せてて、そのたびに"なんか裏アカでも持ってる?ROM専?"と疑ったりしてる。まぁ娘さんから情報を仕入れてる可能性のほうが高そうではあるけど。
以上、2023/8/1『JUNK 爆笑問題カーボーイ』より。
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Jun Ichikawa
- Osaka Story
1999
#jun ichikawa#Osaka Story#市川準#大阪物語#Kenji Sawada#Yuko Tanaka#Yūko Tanaka#田中裕子#沢田研二#japanese film#1999#澤田研二
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The screenshots from "Nino-San". Guests of this episode: "WEST". 28.07.2024. Part 2.
#Ninomiya Kazunari#Arashi#二宮和也#Kikuchi Fuma#Timelesz#菊池風磨#Daiki Shigeoka#重岡大毅#Akito Kiriyama#桐山照史#Junta Nakama#中間淳太#Tomohiro Kamiyama#神山智洋#Fujii Ryusei#藤井流星#Takahiro Hamada#濵田崇裕#Nozomu Kotaki#小瀧望#WEST#Nino-San#Japanese Entertainment Programme#Nippon TV
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KEU / 中田裕二
#spotify#pops#music#nowplaying#newreleases#newsong#newmusic#jpop#jmusic#音楽#音楽好き#新譜#おすすめの音楽#音楽のある生活#プレイリスト#FeriosList 197#中田裕二
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芳根京子 松下洸平 らが出演する アサヒビール アサヒ生ビール マルエフ のCM「マルエフ まろやか日本 はじまる」篇
https://www.asahibeer.co.jp/asahinamabeer/ Continue reading 芳根京子 松下洸平 らが出演する アサヒビール アサヒ生ビール マルエフ のCM「マルエフ まろやか日本 はじまる」篇
#かが屋#アサヒビール#アサヒ生ビール#ウド鈴木#ダンディ坂野#マルエフ#井戸田潤#博多大吉#戸次重幸#村上佳菜子#松下洸平#松本明子#森崎博之#永見大吾#王林#田中健二#田村裕#石田靖#秋川雅史#芳根京子#黒田博樹
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もう既にベビニト雑誌チャイルドソーイング雑誌から訣別しており、そして大人の歩みを実行しております。西暦2025年度秋を以って健太郎居候半世紀迎え甘ったれてばっかり居られなくなる為、cream/LOVE-POP/ドキュメント番組を観て雰囲気を一網打尽に変えて参らねばなりません。龍也いつの間にかトラック変更させましたが、健太郎居候龍也より搬入作業早く終了出来、いち早く帰宅準備に取り掛かってノーミス目指して収入上げてもらえればありがたいです。海老名市国分寺台の清水昌和から実質的にボコボコ味わっていただかなくても龍也より勝る心構えを持った業務に従事出来れば大体OKかと俄なりには考えられます。
2025/02/10
#お見���い#エンジョイ剥奪#ミジメ#遠藤さん😢#こどもブティック#渋谷/渋谷/渋谷#吉田#大塚#坂井紘行#田村幸二#小鳥遊なおき#菰田洋平#齋藤友宏#田村綾子#村田望海#中島里恵#内田莉紗#田中里美#三倉未来#美山加恋#能年玲奈#SIMLA#菰田和彦#小田和正#田代昌此#KISS#鬼武正子先生#三宅裕司師匠#小林浩人先生#心機一転
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Umi recreates a scene from Yowayowa Sensei manga as voted by fans for Weekly Shonen Magazine
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「企業のネットが星を 被おお い、電子や光が駆け巡っても」国家や民族が消えてなくなるほどではない近未来が舞台の『攻殻機動隊』などで、後のクリエイターに多大な影響と衝撃を与えた漫画家、士郎正宗さん(63)。デビュー40年を迎え、世田谷文学館(東京都)では初の大規模展が開催される中、読売新聞の単独書面インタビューに応じ、これまで生み出した作品や創作の秘密、AI(人工知能)がもたらす人間の未来などについて縦横無尽に語った。近年ほとんどメディアの取材を受けていない士郎さんの貴重な語録をご覧あれ。(文化部 池田創) 展覧会では、『攻殻機動隊』の主人公の素子の印象的なセリフが印刷されたのれんが来場者を出迎える(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 世田谷文学館で大規模展 ――デビュー40年を迎えられて、どのようにお感じになっていますか。 そもそも寡作な上、諸事情による中断・未発表・ボツ作品が多過ぎて読者諸氏に申し訳ないものの、何とかここまで生き残る事が出来て大変に幸運だったと思っています。活動が東京や他業種に広がるに連れて「水中を歩いて進むかの様な状態」になり、40年、色々と大変でした。また書籍などの荷物が転居や避難に適さない分量になっています(笑)。 ――代表作「攻殻機動隊」は海外でも熱狂的な人気が続いています。 最初期に出版物の海外展開を頑張りました。望外に細長く継続しており、ありがたい限りです。 ――今回の世田谷文学館の展覧会は大量の原画が間近で見ることができ、充実した展示内容です。 士郎正宗さんのコメントとともに作品世界を振り返る巨大な年表(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 今回このような機会を頂き大変感謝しております。僕程度の小規模 傭兵ようへい 型漫画家でこういった事が可能なら、日本のコンテンツ業界はもっと多様多彩な作家・作品を、深掘り探索・開発活用出来るのではないかと思います。 ――「攻殻機動隊」をはじめ、ご著書は情報化社会を予見していると言われます。 たまたま運良くタイミングや関係者の都合に合致し話題として取り上げて頂いているだけで、僕以外にもそういった作家・作品は多数存在していると思います。情報化社会の好ましくない側面があ��り大きくならなければ良いですね。物騒、殺伐、トラブルは架空妄想物語の中だけで十分です。 ――AIの発展についてどのように感じていますか。 利便性と損害可能性は表裏一体、これまで考えられなかったレベルの明るい未来の可能性が開ける一方で、悪用や視野 狭窄きょうさく が起き、見えざる支配も容易になっている。研究開発に係る方々には頑張って頂きたいなと思います。 簡易強化外骨格、遠隔操作系ロボット類の開発が現実的 ――幼少期に親しんだマンガや小説はどのようなものがありますか。 デビュー作『アップルシード』のラフスケッチなどが並ぶ展示室(東京都世田谷区の世田谷文学館で) アニメ版の「鉄人28号」や「エイトマン」から入って、雑誌「りぼん」(一条ゆかり氏、大矢ちき氏、弓月光氏などなど)、松本零士氏、永井豪氏、細野不二彦氏の影響が大きいですね。大学以降は諸星大二郎氏、星野之宣氏、大友克洋氏の存在が大きいと思います。 ――「攻殻機動隊」で描いた人間の身体と精神の関係はどのように感じていますか。 脳や体が一体として機能している中では、脳が優位の制御系があったり、体が優位の制御系(例えば副腎とか脊髄反射系とか)があったり、交換可能な部分や欠損許容部分(例えば昔は虫垂や 胆嚢たんのう を結構普通に切除していた)があったり、複雑で不思議に出来ていると思います。 義体化のような、身体交換は僕が生み出した要素ではありません。スタニスラフ・レム氏の『君は生きているか?』や、日本のマンガアニメ界においては石ノ森章太郎氏の『サイボーグ009』などの有名作品がすでにありました。サイバネティクスの一般的な目的は医療や軍事だと思いますが、今後は老化・劣化対策というのも存在感を増すかもしれません。個人的には年々増加中の災害現場における簡易強化外骨格や遠隔操作系ロボット類の開発を進める方が現実的かなとは思います。 ――ご著書に細かく書き込まれた欄外文章の役割や狙いを教えてください。 リズム感が単調になりがちな説明セリフや会話を物語内部から減らせる、それによってキャラの練度・演出を高めに設定出来る、物語と読者の距離の調整ができる、などでしょうか。昨今、いや昔もこういう方法は 流行はや りではありませんが……。 ――押井守監督のアニメーション映画版のご感想をお聞かせください。 個人的には原作に気を使っている部分が押井氏にしては多めの1作目より、押井氏節全開の『イノセンス』の方が好みです。いずれも一生懸命作って頂いてありがたいなと思っております。 ――ネット社会の広がりやAI技術の発展をどう感じておられますか。 人工知能の偏向学習、悪意ある人 達たち による人工知能活用と、対策する側の人工知能活用の格差、オンライン上に無い膨大な情報の無視や軽視など、課題は山積しているのではないかと感じています。世界は 繋つな がって狭くなると同時に、逆に分断細分化が進んで互いの距離が開き、問題解決の可否、明暗の格差も広がっている様に感じています。今まさに『言葉が通じなくなってバベルの塔が崩壊し始めている』状態でしょうか。人工知能育成では可能な限り、真実や実態に近い情報を得て優先解とするような、何らかの情報検証機構が必要でしょう。 コスパタイパ重視では驚きや発見も無い ――ネットに常時接続することが当たり前になりました。そのことをどのように感じてらっしゃいますか。 一般的なネット通販をほぼ利用しておりませんが、ネット社会になってからの方がサービスの質が低下&商品を探しにくくなったように感じています。便利、合理的、コスパタイパ重視の姿勢は内向きになりがちで、冗長性や余白が少ない分、周囲を見渡す余裕が減少し続けるし、ひいては驚きや発見も無く窮屈ですね。昔のSFでは「監視管理社会」は人々の敵として描かれるのが一般的だったのですが、現代では意外とそういう管理監視社会の利点も許容されているように思います。とはいうものの、今後もDXが進み常時接続が常識常態化し、行政サービスやインフラなどの分野で、高度化し便利で安全で充実した幸福度の高い世の中になっていくと良いのですが……。 ――「攻殻機動隊」ではサイボーグ化しても人間の内にある「ゴースト」という概念が存在します。「ゴースト」とは何でしょうか。 展示室の中央には『攻殻機動隊』の原画が並び、迫力のある筆致を間近で感じられる(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 正確か否か、定義可能か、とは別にして、宗教や哲学や文学昔話の分野で古くから使われている「たましい」「霊魂」「ソウル」などの単語が印象として一般的には伝わりやすいのではないかと思います。「何だかよくわからないが、存在しているように思えるモヤっとしたものを『ゴースト』と呼ぶ」のも娯楽分野では分かりやすくて良いかな、ということで単語を使用しています。 犬や小鳥も感情を有することが一般的にも知られており、感情は人間だけが持つ最上位の機能・特別な評価対象ではない、という観点から、マンガ版ではゴーストという単語において「感情に特別な意味��持たせていない」つもりです。当然ながら人の価値観はそれぞれなので、僕と他のアニメ版の監督諸氏とでもこうした諸々に対する考え方に違いがあるわけですが、その事自体も含めて、作品を異なる角度から捉えて楽しんで頂ければ良いなと考えています。 神話は魅力の塊なのだが… ――ご著書はシリアスな展開と迫力のある戦闘シーンの間にギャグが挟まりますね。作中におけるギャグの効用とはどのようなものでしょうか。 シリアスとギャグの挟み方や割合、そもそも混在を容認するか否か、など受け取る方々の価値観も観点も実に多様なので「万人にとって満足できる作品」というのは僕には難しいなと考えています。僕の取り扱うキャラクターたちは明日をも知れぬ立場なので、悲観的に備え楽観的に対処する、冗談でも言っていないとやっていられない、といったタイプが多めになっています。会話の軽さと行動、判断の速さ厳しさのギャップを楽しんで頂ければ良いかと思います。 ――『仙術超攻殻ORION』は日本神話をモチーフにしたファンタジーです。神話の魅力を教えてください。 神話と呼ばれる物語達は限られた要素と根源的な思考や解釈と想像力で織り上げられ、時代や民族の壁を越えて生き残っている、「選び抜かれた精鋭達」です。人々の心情や思考型や文化を映す鏡として、魅力の塊と言っても良いですね。一方で歴史を振り返ると、建築や芸術や情報戦において支配者や宗教組織や抵抗組織の都合や思惑と深く関わったと思しきものも多く、純粋に「素晴らしいか?」と問われると、答えに困る側面もあります。 ――『攻殻機動隊』のフチコマや、『ドミニオン』の小型戦車ボナパルトなど、作品からは戦車愛を感じます。 正義感にあふれる女性警察官のレオナが活躍する『ドミニオン』のコーナー(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 「頑丈で壊れにくくて安全度が高い&移動以外にも何か作業が出来る乗り物」が好きですね。作品内に描く機会はなかなかありませんが、消防関連や港湾作業用の特殊車両、土木建築系や農林作業系の特殊機能車両なども同じように楽しくて興味深いと思っています。 気負わず欲張らず、自己ベスト更新維持 ――現在はイラスト制作や、画集刊行に活動の比重を置いておられますね。 マンガやアニメやゲームの企画書・プロット・シナリオなども色々と作っているのですが、なかなか最終商品の形にまで進める事が出来ておらず、イラストや画集は関係者や予算が少なくても実現可能な 為ため か商品の形になりやすい、というのが理由かと思います。 ――女性のエロチシズムを感じさせる美麗なイラストを生み出されています。 展示室の後半は、雑誌に発表した色鮮やかなカラーイラストが目を引く(東京都世田谷区の世田谷文学館で) モノクロでは描写しにくいがカラーでは比較的描写が容易で、競合が起きにくいと思われる光沢の肌にこだわっています。近年の画集においては、似た構図やポージングの微差バリエーションを連続、重複して描くことで、アニメの原画をパラパラと連続で見る時に近い印象や効果の誘発が起きないかと工夫しています。 ――近況を教えてください。 今も40年前も変わらず東京ではなく関西にいて不規則不健康な生活をしながら昼夜延々と絵やプロットや駄文を描き続けています。視力体力の減少により、未読書籍が積み重なっています。 ――今後の執筆への意気込みや読者へのメッセージをいただければと思います。 気負わず欲張らず、自己ベスト更新維持で変わりなく、他にしたい事も無いので、ダラダラ延々と何かを作る日々を送ると思います。読者諸氏にはまた次の作品でお会いした際に、何らかの形でお楽しみ頂けると幸いです。
「攻殻機動隊」士郎正宗、ネット社会・AI発展に警鐘「言葉が通じなくなってバベルの塔が崩壊し始めている」 : 読売新聞
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爆笑問題・太田、田中が『ウイニング競馬』MCに就任したことで土日に生放送番組4本となったことに驚く「お前さ、仕事セーブするって言ってたよね?」 #爆笑問題 #田中裕二 #太田光 #bakusho #ウイニング競馬
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2024年5月26日放送回
満点DAMミュージックレジェンズ
文字起こし(前半)
Opening theme♪ワタユタケ「惑星」
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MC 横田岳史(ヨコタタカシ)さん
満点DAMミュージックレジェンズ、この番組はカラオケDAMでおなじみの第一興商の提供で札幌FMしろいしが制作し、ただいま和歌山県エフエムマザーシップ、山形県酒田ハーバーラジオ、新潟県エフエムピッカラ、秋田県ACB秋田コミュニティ放送の5局ネットでお送りしております。
てことでお聴きの皆さん、お元気ですか?番組MCエフエムしろいし“何にもせんむ(専務)”こと横田岳史です。この番組は安全地帯ギタリスト武沢侑昂レジェンドとともに心揺さぶる音楽を求めてタイムトリップしちゃう、そんな番組なんですが武沢さん元気ですかッ⁉︎
安全地帯ギタリスト 武沢侑昂さん
♪「情熱」のフレーズをギターで演奏
おはようございます!
横田さん
はい、おはようございます。 というわけで、あのー元気そうでございますというか、あのーこれはもう皆さん完璧にわかったでしょう。
武沢さん
あはは〜。これはわかる…
横田さん
これは分かんなかったらもう…うふふふふ…というわけであのま、基本的にあまりね、この放送は何日にとか言わない様にはしているんですけど、本放送がですね、ちょうど5月26日と言うことで。でまぁちょうどねその3日後の29日が田中さんの67回目の誕生日という…
武沢さん
そうですね。
横田さん
はい、まぁ今回リスナーの皆さんから田中さんのベストプレイはと言う事で、たくさんの皆さんのコメントを頂きましてね、今日は田中さんのベストパフォーマンスを聴いてみようじゃ無いかと言う事で。はい、ええ。
武沢さん
なかなかね、これはあのいわゆる、僕たちが東京へ出て、最初陽水さんのツアーやってたじゃないですか。
横田さん
はいはいはいはい。
武沢さん
で、基本的には東京に出てからの安全地帯ってなかなか田中ちゃんのソロ、っていうのがなかなか出来ない。と言うのはどういうことかって言うと、旭川時代って田中ちゃんのソロ結構あったんですよ。
横田さん
あっ、そうなんですねぇ〜。
武沢さん
そうなんですよ。結構…もう10分ぐらい演ってるんで。
横田さん
あ〜…そうか。じゃぁそれを井上陽水さんのバックでは当然出来ませんもんね。
武沢さん
出来ないし、その僕たちがツアーとか東京でライブハウスでやる時も、どっちかって言うと色んな事で、その…曲を何曲出来る、出来ないとかね。要するに与えられた時間が何分で。
横田さん
あ、時間が短いからね。
武沢さん
基本的にね。ただ、自分たちのコンサートだ〜って感じでやれる様になって漸くドラムソロも演れる。
横田さん
あー要するにワンマンライブになってから、みたいな。
武沢さん
そうですね。ワンマンライブで。ただワンマンライブをやると言っても、やっぱり曲…演奏してどんどん皆に知ってもらうって事を考えると、ライブでああいいな、と思って、基本はやっぱり歌、を聴きに来るじゃないですか。
横田さん
ああー、そうか〜。もう今はキャッチーなものを出して皆さんに知ってもらうところを考えるとドラムソロを入れてる時間が当時は無かったと言う事。
武沢さん
そう、そうですね。
横田さん
はい。
武沢さん
例えば、演奏を結構聴かせるバンドってま、日本にはあんまり居ませんけど。例えばインストゥルメンタルをやるバンドとかあるいはロック系でもインストの部分が長い人達とか、そう言う場合はドラムソロとかもやりやすいというか。やる場面がけっこう来やすいんですけど。なかなか安全地帯の曲って逆にやっぱりある程度これだ〜ってところまでいって自分達のライブを本来の自分達のスタイルで曲順とか構成とかを考えてやれる様になってから漸く田中ちゃんがソロをやったりとかする様になったと思うんですね。
横田さん
そうかそこまで、そんなにあの、最初から自分達のやりたい様に出来てたって事じゃないって事ですよね。
武沢さん
ですね。だと思うんですよ。だから今出てるCDとか探しても、80年代のライブでも、そんなに田中ちゃんのソロってなかなか出てこないんじゃないかと思いますけど、おそらく。
横田さん
あ、そうですか。
武沢さん
じゃないすか?
横田さん
うん、本日ご用意してるのはね、ちょうど1985年のね、ライブの時のやつでちょっとインストっぽいやつを、用意してますけども…
武沢さん
ああ、あの頃になって漸く出来たんじゃない。
横田さん
1985年ぐらいになって漸くって事ですか。
武沢さん
うんうん、1985年で、ある意味そのヒット曲がちゃんと見えてきて。で、自分達の構成でちゃんとしたライブが、コンサートができるようになった時初めてじゃないですか。
横田さん
そうか〜、だって1985年って言ったって、武沢さんたちが東京に出てきてからもう5年…とか経ってる頃ですよね。
武沢さん
そうですね。はい。
横田さん
まぁ逆に言えばその5年間ぐらいは自分達もっとこういう風にやりたいんだけどっていう思いはあったけどもそれはまぁ、出来なかった時代。
武沢さん
そう、ドラムソロまではなかなか、
横田さん
出来ない。
武沢さん
事が多かったので、という事でね。今日は何しろ田中ちゃんの一番いいところをね。ちょっと聴いて、もう一回聴いてみたい。
横田さん
はい。というわけで、1曲目はこちらです。
youtube
youtube
横田さん
というわけで35周年の、ライヴという事で。 ライヴから「情熱」。
武沢さん
ね!
横田さん
いやぁ〜。もうーこれが40周年に繋がると思うと…、感激ですね。
武沢さん
そうすね。
横田さん
はい。あの少しずつですが皆さんのお言葉をちょっとご紹介させていただきたいと思います。
まりねさん「35周年=40周年に繋がる、の『情熱』でお願いします。初めて田中さんのドラムを生で聴いてとても感動したのを覚えています。最後のドラムソロでは真剣な表情で圧巻のパフォーマンス。演奏を終えて立ち上がり、スティックを握った手を高く上げ、弾ける笑顔の田中さんが本当に眩しかったです。」
あ、ランダムにいきますね。
ハチドリのひとしずくさん「田中さんのベストパフォーマンスの曲は『ダンサー』です。イントロが特に好きです。エレキと息のピッタリのドラムのリズムと迫力。そしてシンバルの音がシュッと消えるところ、何度聴いても“快感”と思います。『ダンサー』のドラムの音は他の曲と比べても乾いた音だと感じますが、何の違いでしょうか。雲ひとつない青空の様な田中さんの笑顔が大好きです。」
Rieさん「40周年の『情熱』をお願いします。ガーデンシアターの初日、田中さんが現れた瞬間の会場全体が揺れるくらいの驚きと喜びと涙が忘れられません。」
我が人生に悔いはあるさん「田中さんと言えば、1997年2月20日日本武道館、『I love youからはじめよう』の歌唱です。」
え?!歌ったの?(笑)
「玉置さんからの指名で驚きや困った様な表情、照れた様な笑顔、全力で歌う姿がすごく印象に残っています。田中さんの人柄が表れています。今は見ると涙が止まりません」
武沢さん
『情熱』に絞って、あの、一つに絞ってるんじゃなくて…
横田さ���
あー、ごめんなさいね、今日なんか出来る限りたくさんご紹介したいなと思ってて色んな人の、色んな曲を紹介しつつ。まぁでも『情熱』いっぱい出てきます。『情熱』が一番多かったですから。
武沢さん
ああ、そうすか。
横田さん
まぁでも次でまず一回。
ちゃんくらさん「『ワンナイトシアター インスト#1』でお願いします。CDの方ドラムソロ、カットされていないと思うので。」
というわけで沢山の方がね、本当に田中さんのベストパフォーマンスに参加して頂いてですね、はい。
というわけでまぁ35周年の『情熱』ですけども、いかがですか?
武沢さん
そりゃもう、最高ですよ!田中ちゃんが1番いいところが全て自分でピックアップして最高のドラムソロに尽くされてるという感じ。昔からあの、さっき言った様にアマチュアの時からドラムソロやってて、何しろ…ライブでもやってたけども、永山のスタジオでね。
横田さん
はい。
武沢さん
田中ちゃんが練習してるじゃないですか。練習。田中ちゃんの練習って基本はね、色々身体を準備する体操っていうかそういうのを含めて、運動ですよ。そういうこともやりつつ、ドラムに座るとまあ色々チューニングとかそういうのもずーっとやってるんですけど。でも基本はまぁ他のメンバーもいますけど、他のメンバーいる時は曲というよりも、ドラム、ブルースセッション。
横田さん
はぁ〜、ブルースセッションをしてたんだぁ。
武沢さん
そうそうそう。カキくんと六ちゃんと、ま、僕が入ったり入んなかったり。他のメンバーが入ったり入んなかったり。まぁブルースセッションやって、次はロックンロール、まぁだいたい、3keyでまぁあの…(♪エレキギターをかき鳴らしつつ)こうですね、オーギュメント。
横田さん
あ、これがオーギュメントか。
武沢さん
そうそう。これ今歪んでますけど、これをクリアな音でやって…
横田さん
そうか!ここでオーギュメントって使えるんか!
武沢さん
ここで、使わない時もありますけど。
横田さん
ここでも使えるという事ですね。
武沢さん
で、だいたいこれをね、例えばこれを1番とすれば、2番、これの繰り返し、もっとクリアな音でね。田中ちゃんは途中でリムカット(※リムショット)っていうんですか?ドゥンカッ、ドゥ、ドゥンカッ…っててまぁこういう風にやって、で、カキくんが最初から(♪エレキでメロディを弾いて見せて)みたいな感じ。
横田さん
まぁ弾かれるわけですね。
武沢さん
で、あのまたオーギュメントの次ね。1番オモテ、(♪フレーズを弾きながら)また同じ様に…、でここで僕が(♪フレーズを弾きながら)こういうマイナー、これはAmエーマイナー、で普通(♪フレーズを弾きながら)こういうのマイナーでやるところを、(♪フレーズを弾きながら)メジャーで入ってるの。
横田さん
ああ〜…はいはいはいはい、
武沢さん
そうそうそう…(♪フレーズを弾きながら)こういう事をやりながら今度3番になると、いきなり盛り上がって。それで2番がオーギュメントで。(♪フレーズを弾いて)リズムがウラで進ませて、(♪フレーズを弾いて)で、田中ちゃんがダンッ、ダン、ダン、ダダダスッ、ダン…てもうオカズが増えていってね。
横田さん
はい、はい。
武沢さん
ほとんど後半はドラムソロみたいな感じになって、今度終わったらそのまま田中ちゃんのドラムソロ。もう何分もやってる。そんな様な練習が多かったですよ昔。
横田さん
うむー。そうかぁ〜。
武沢さん
もちろん、曲を作るアレンジしたりする練習もありましたけど、練習っつーか。こういう、田中ちゃんのドラムっていうのがとにかく、あのバンド…1番大切なところにいるんですよね。やっぱりその、テンションを保つっていうんですかね。で、基本のやっぱりブルースとロックを時々自由に演奏できる、歌無しでね。ま、ここに玉置が入ってきて、もうあの叫びまくったりとか。色々やったりするんです。
横田さん
それは楽しそうですね!
武沢さん
そうなの。だから練習が楽しくて楽しくてしょうがないっていう。もうそういう状態(笑) で、曲を挙げていってだんだんライヴを増やすんです、あ、曲のね、レパートリーを増やして。で、旭川の公会堂で、永山スタジオやりながら、公会堂で演り出した頃は、途中から田中ちゃんのドラムソロ。になったりとか、何分もやってる。
横田さん
はい〜。結構長い間やるんですか、10分とか。
武沢さん
下手すると10分…、そこまでは無かったと思うんですけど…
横田さん
まぁでも5〜6分はやってると。
武沢さん
うん、やってちょっと玉置がそこで休んでたりとか。やってた様な記憶、まぁちゃんと細かいことは僕も覚えてない。
横田さん
いやいやいや、
武沢さん
まぁその頃の方がそういうのが多かったことは確かです。
横田さん
そうかぁ〜。いやー、その頃の音源とかお持ちの方もきっと居るんでしょうね。そして今もそれを聴いて楽しんでいる方もいらっしゃるんでしょう。
武沢さん
そうですね。だから、僕も田中ちゃんのドラム聴きながら本当に素晴らしいので、そのね、その頃から。も、ドラムだけでここまでやられるんだ。…いやぁ、素晴らしい。もう…
横田さん
いや、前あのー、ドラムとかベースの打ち込みをされるっていう話をした時に、結局田中さんとか六土さんの素晴らしいプレイをずっとそばで聴いてたから、それが今自分の打ち込みにも反映されてるって。
武沢さん
ちょ、反映されてるって…いうにももちろん
横田さん
もちろん限界はありますけど。
武沢さん
だからすごい参考になるというか。基本がやっぱり分かるので。だから、どっちかっていうと僕が、特にドラムもベースもそうですけど、やっぱドラム…田中ちゃんが基本なんですよ。自分でね。その、曲を作ったりアレンジしたりする時に。
横田さん
はい。
武沢さん
だから田中ちゃんなら絶対ここでこう来るだろうとかって。田中ちゃんのあのスネアのロールワークとかハイハットとかシンバルのあのかっこよさ。タムの使い方ね。タムの回し方っていうんですか。の、やっぱりそれが基本になってるんでね、本当にそうです。
横田さん
はい。というわけで、その田中さんのドラムがフィーチャーされてると言われている「ワンナイトシアター」の中のこの『インスト#1』というのがあるということで、僕もちょっと初めて聴くんですけども。ちょっと楽しみに聴いてみたいと思います。
武沢さん
はい。
横田さん
こちらです。
youtube
(inst#1 の演奏は22:23〜25:45あたりまで)
横田さん
というわけでOne night theater1985年横浜スタジアムのライヴから、『inst#1』ですけども、これ、まさしくフュージョンでメシ食っていける、(笑)ふっふっふっふっふ…
武沢さん
メシ食っていけるって(笑)
横田さん
いやだってこれ、完全にもうその当時のカシオペアとかね、あそこらへん、ちゃんと彼らともう全く対等の張れる…いやもちろん、素晴らしい…すね〜。
武沢さん
カシオペアさんとかもね〜、素晴らしい。これ、あの、最後のところのね生ドラム、ソロのところね。その前に聞いた『情熱』の時みたいに生ドラムだけでやってるんじゃなくて、いわゆるパッドを叩いてるんですよね、ドラムの。で、パッド、まぁ承知の方もいらっしゃ���ますけど、ドラムだけじゃなくて、メインの色んな楽器、要するに打楽器のサンプルが入ってる、そのサンプルを単に入れてあるだけじゃなくて、強く叩いたらちゃんと強く鳴って、弱く叩くと弱くね。ダダダダダダっとね。で、民族楽器系のも入ってるし、シンセっぽいのも入って。当時としてはちょうど流行り出したドラムの楽器として、そういうのも取り入れながら。
横田さん
はい。
武沢さん
うん、いい感じ。
横田さん
いや、イケてる音ですね。あの、皆さんのまたお言葉を頂戴したいと思いますけども。 Junkoさん「one night theater 1985年の横浜スタジアムでの『inst#1』の田中さんのドラムソロとてもかっこよかったです。初めて横浜スタジアム。遊園地みたいなセットの中で、野外なのにしっかり聴こえて、しびれました。」
えーまだ今回もちょっとランダムにいきますけれども。
ピグレットさん「『情熱』40周年のガーデンシアターの演出は涙が出ました。ま���か翌月にそんな結果になるとは。田中さんのニコニコ笑顔今でも大好きです。最高の癒しです。」
はこべさん「one night theaterの『風』に投票します。田中さんの激しいドラムパフォーマンスも好きですが、この曲の様にそよそよと風がそよぐように歌や演奏を支え、寸分の狂いもなく刻まれるリズムにもううっとり。メンバーを見守る田中さんの後ろ姿にも胸が熱くなります。」
に〜さんさん「安全地帯版『田園』は結界のカップリングの方かもしれません」『田園』の田中さんのプレイが好きだということです。
はい、というわけで、本当にねあの田中さんのプレイ、というか皆さんのプレイ、本当に凄かったんだなぁとあらためてこう思いますね。
武沢さん
そうすね。だから、まあ今日みたいに派手なソロとか目立つのを取り上げるのは当然ということもありますけど。先ほどね、言っていらっしゃったあの『風』とかね、そういう時は、アコースティックサウンドの時の田中ちゃんのドラムの演奏の仕方とか、そういうのもね、あのなかなか素晴らしいんですよね、田中ちゃんね。
横田さん
本当ね〜
武沢さん
もうちゃんと曲を聴いてる。歌いながらも支えてる、みたいな。そういう、ところもありますけどね。もう言うことないです、田中ちゃん。
(後半へ続く)
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Scan and transcription of the Persona 3 part of Otomedia February 2016
●第4章2016年1月23日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほかにて全国ロードショー/2016年1月20日第3章Blu-ray、DVD発売
©ATLUS ©SEGA/劇場版「ペルソナ3」製作委員会
HP http://www.p3m.jp
STAFF 原作/「ペルソナ3」 (アトラス)、脚本/熊谷 純、スーパーバイザー/岸 誠二、キャラクターデザイン/渡部圭祐、ぺルソナデザイン/秋 恭摩、プロップデザイン/常木志伸、色彩設定/合田沙織、美術監督/谷岡善王 (美峰)、美術設定/青 木薫 (美峰)、コンポジット&ビジュアルディレクター/高津純平、編集/櫻井 崇、音楽/目黒将司・小林哲也、音響監督/飯田里樹、第4章監督/田口智久、制作/A-1Pictures
CAST 結城理/石田 彰、岳羽ゆかり/豊口めぐみ、伊織順平/鳥海浩輔、桐条美鶴/田中理恵、真田明彦/緑川 光、山岸風花/能登麻美子、アイギス/坂本真綾、天田乾/緒方恵美、イゴール/田の中勇 (特別出演)、エリザベス/沢城みゆき ほか
◀スイートピーの花言葉は「優しい思い出」。滅びの運命の中、理は“奇跡”を掴むことができるのか⋯⋯?
ゆ う き まこと
結城 理
声/石田 彰
4月に月光館学園に転入した2年生。類まれなるぺルソナ能力を持ち、「特別課外活動部 (S.E.E.S.)」のリーダーを務める。
バレンタイン ホワイトデー
ペルソナ使いのV&W予想
チョコをもらっても、ホワイトデ一は全無視しそう (笑)、周囲に「あんだけもらっといて返さないのかよ!」と怒られて、しぶしぶコンビニとかで気を使ってない感じのお返しを買ってそう。(田口監督)
▶両親を失った幼い日の事故の様子が明らかに!?
夜の女神が微笑む甘くほろ苦いV&Wの運命
思わぬ人物から滅びの運命を突き付けられた理。下した決断は―。全4章にわたる超大作がついに終幕!第3章での理&綾時の様子を見ていると、今作での関係の変化が気になるところですが⋯⋯?「理と綾時の関係は、一言では表せないですね。友達以上ではあると思うのですけど、親友ともちょっと違うし、兄弟とも言えない。アイギスも理にとって重要なポジションにいますが、それでもこの二人の間には入っていけないんです。関係は変わってしまいますが、お互いがどんな立場でも、強い絆で繋がっている気がします」と語るのは最終章を担う田口智久監督。しかし滅びの時が刻一刻と迫るなか、理たちのバレンタインはどうなっちゃうの!?
▲見所のひとつはコロマル(のプリケツ)!「今作中唯一の癒しポイント!」と太鼓判です
●作画/山田裕子 仕上げ/合田沙織
真冬のラブFIRE!!
LOVE
❤️💙💛本命男子サーチ&バレンタイン💚💜🩷
◀自らの正体を知り、理に重大な決断を迫る
も ち づ き りょう じ
望月綾時
声/石田 彰
理たちのクラスに転入してきた謎の少年。明るく朗らかな性格で、何かと理に接し、交友を深めていくか⋯⋯。
ペルソナ使いのV&W予想
女好きが浸透してしまって、意外ともらってなさそう。というより、むしろ配ってそうですね!気の利く男です (笑)。ホワイトデーは大盤振る舞いで、大量のお返しを用意してそう。(田口監督)
S.E.E.S.のV&W予想
本命大量!?
さ な だ あ き ひ こ
真田明彦
声/緑川 光
月光館学園の3年生。2年前からシャドウ討伐隊として活動している。トレーニングを欠かさないストイックな人物。
本命チョコをたくさんもらうのに、行事に疎くてなんでチョコをもらえるのかわかってなさそう⋯⋯。(田口監督)
お返しは手作りで
あ ら が き し ん じ ろ う
荒垣真次郎
声/中井和哉
月光館学園の3年生で、真田の幼馴染。S.E.E.S.の一員だったが、ストレガとの戦いのなかで命を落とした。
寮の女子たちすら、渡すのをためらいそう (笑)。ただ、もらったら手作りのお返しをくれそうですね。(田口監督)
見栄っ張り侍
い お りじゅんべい
伊織順平
声/鳥海浩輔
月光館学園の2年生で理のクラスメイト。時折悪のりもするが、気のいいS.E.E.S.のムードメーカー的な存在。
義理チョコ多そうですね!ホワイトデ一はもらった以上の数のお返しを用意して、見栄を張ってそうです。(田口監督)
律儀な紳士
あ ま だ け ん
天田 乾
声/緒方恵美
月光館学園初等部の5年生。S.E.E.S.最年少のためか、少し背伸びをして大人っぽく振る舞おうとする一面も。
本命多そうですね。お返しはきっちり準備して、周囲に「まだ用意してないんですか?」って言いそう (笑)。(田口監督)
みんなのアイドル
コロマル
長鳴神社の“忠犬”として話題の柴犬。長らく野良犬だったが、ペルソナ能力を覚醒させS.E.E.S.の一員となる。
街を歩くだけで、いろんな人から犬用のおやつとかもらいそうですね!ホワイトデーももらってそう。(田口監督)
#persona 3#p3#ryomina#tried so hard to get the scan to look good...#had to stich together 4 different ones#only for them to be too big for tumblr aagggghhhhhh......#i mean it still looked bad anyway...#since i edited them i saved them as a png instead of my usual png
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The screenshots from "Nino-San". Guests of this episode: "WEST". 28.07.2024. Part 1.
#Ninomiya Kazunari#Arashi#二宮和也#Kikuchi Fuma#Timelesz#菊池風磨#Daiki Shigeoka#重岡大毅#Akito Kiriyama#桐山照史#Junta Nakama#中間淳太#Tomohiro Kamiyama#神山智洋#Fujii Ryusei#藤井流星#Takahiro Hamada#濵田崇裕#Nozomu Kotaki#小瀧望#WEST#Nino-San#Japanese Entertainment Programme#Nippon TV
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ビターネス / 中田裕二
#spotify#pops#music#nowplaying#newreleases#newsong#newmusic#jpop#jmusic#音楽#音楽好き#新譜#おすすめの音楽#音楽のある生活#プレイリスト#FeriosList 196#中田裕二
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三人は「菊水通り」にあるゲイバー「Z」に到着した。すでに午後七時を回り、三社祭は「宮入り」というクライマックスを迎えていた。浅草寺周辺と比べると、合羽橋道具街につながるこの通りはひっそりとしていた。
店に入ると、すでに数名が六尺褌だけの格好でカウンターに座っていた。信也は彼らを見て驚いた。一人が声をかけた。
「あら、見慣れないね。スミちゃんの知り合い?」
「そう、知り合い。憲ちゃんが連れて来てくれたンだ〜」
「ふ〜ん。でも、『ケンちゃん』、酔っ払ってるね」
「本当ッ、酒弱いのにグイグイ飲んじゃって…。困っちゃう!」
「う、うるせぇ! オレはサッサと脱ぐぞ!」
そう言い放つと憲一は浴衣の帯を解き、六尺禅だけになった。意外と肉付きがよく、うっすらと胸毛が生えていた。彼が脱ぐと真純も帯を解き始めた。二人に同調されるかの様に信也も脱いだ。
三人は六尺禅だけになるとボックス席に座った。マスターと思しき壮年の男も黒猫褌だけだった。白髪を角刈りにし、なかなか男前である。彼は、
「はい、とりあえずビール!」
とウェルカムドリンクか、生ビールのジョッキがテーブルに並んだ。
三人は乾杯し、飲み始めた。信也にはほぼ裸の状態でビールを飲むのは、恐らく学生時代以来だった。サークル仲間と神奈川県内の海水浴場へ行った時、あの頃はビキニが流行っていたので彼も新宿のI百貨店でアルバイトをして貯めた金で買ったのだ。しかし、当時は「ノンケ」だったので、まさか今「ゲイ」としてこんな格好で飲むとは…。
時折、憲一は信也の内腿を弄り、
「信ちゃァ〜ん、カッコいい〜」
と、もうすぐ股間にまで手指を伸ばしそうになった。信也は肘を突き、
「ダメだよ! 勃起しちゃう!」
と距離をとった。そのやり取りを見ながら、
「ほらほら、未だ手を出すのは早いわよ!」
と真純が一喝した。
宴は盛り上がり、憲一は陽気に他の客とカラオケをしたり、真純は店子の様に焼酎を注いでマスターに提供したりと、二人は活発だった。一方、信也はボックス席の隅でぼんやりと店内を眺めていたが、一人の客が隣に座った。彼は自己紹介をし、名刺を渡した。「萩谷泰典」と名前が書かれていたが、その上には「(株)海◯館」とあった。白髪を角刈り風に残した泰典は、所謂「ビール腹」から臙脂色に風車の柄をあしらった六尺禅を付けていた。彼は言った。
「君、体重はどのくらいあるの?」
「…はァ? 確か九十キロだったかなァ」
「じゃあ、一度ウチへ面接に来てよ!」
「『面接』? 何の?」
「いやァ、モデルやってみないかと思って…」
「『モデル』?」
「君の、未だゲイ一色に染まってない感じが気に入った」
まァ、つい二ヶ月前まではノンケだったしと、信也は思った。しかし、もしゲイビデオに出演したことにより裕美や職場などに知られる様な事態にはならないのだろうか? よく週刊誌には、アダルトビデオに出たことが周囲に知れ渡り、退職沙汰になったり家庭崩壊を招いたりしたケースが少なくない。彼は聞いた。
「あの、ギャラってどのくらいもらえるンすか?」
「もし『オ◯ニー』だけなら一万円、『ネコ』なら二万円、『タチ』なら三万円です」
「ふ〜ん、場所は?」
「大抵、この界隈のホテルで。三社祭やサンバカーニバルが催されている時はやりません」
なかなか、もし挿れられれば二万円、挿れれば三万円もらえるなんて、それだけもらえればイイ小遣いになるなと、信也は前向きに考えた。泰典は、密かに信也の内腿に触れ、そのまま六尺褌の上から股間を弄った。すぐに硬直し、信也は恍惚の表情を見せた。このまま情事(こと)に及んだらどうしようと、彼は内心思った。泰典は言った。
「気持ちよくなる顔がカワイイね。どんなシチュエーションが好き?」
「う〜ん、スーツかなァ…」
「じゃあ、決まりだね。一度、ウチに面接へ来てください。都内在住?」
「はい、稲荷町です。『K湯』の裏のマンションに住んでます」
「へ〜、ウチから近いね」
「そうなンですか?」
「近くに『М』というコンビニがあるでしょ? その角の道に入って二本目の路地の方へ二、三軒目に『海◯書房』と書いた雑居ビルがあるので、二階に上がってください」
憲一と真純はそれぞれ他の客と談笑し、盛り上がっていた。この会話が聞こえている様子はなかった。泰典は信也から離れず、内腿を弄りながら接吻をした。微かにタバコの「味」がし、舌が痺れた。乳房が硬くなるのを感じた。嗚呼、ヤバいと信也は六尺褌から飛び出そうになった一物を両手で覆った。そんな二人をマスターは声をかけ、
「泰ちゃ〜ん、彼、『うぶ』なンだから」
と泰典の隣に座り、「雪の茅舎」という秋田の地酒を振る舞った。泰典は言った。
「ゲイビデオって、たまには『うぶ』なモデルも出た方がイイんだよ。この世界って『如何にも』っていう奴が多いでしょ? ソフモヒであごヒゲを生やしてTシャツにハーフパンツを着て、さ。あの種のタイプは見飽きたよ」
「まァ、それにタトゥーが入ってたら外国人と変わらないね〜」
「だから、今夜は君と出会えてラッキーだったよ」
と泰典は再び信也の唇を奪った。それをたまたま見てしまった憲一は絶叫し、
「オ、オレの信ちゃんを盗らないで!」
と今度は彼に接吻をされた。信也はこんなに自分がゲイ受けするとは想像もしていなかった。
その後、ゲイバー「Z」ではクローズまでどんちゃん騒ぎだった。泰典は一足早く家に帰ったが、信也と面接の日時を今週の金曜日の夕方とした。余程気に入ったのか、何度も彼の唇を奪い、抱擁もした。その都度、信也は股間を両手で押さえた。泰典はそんな様子に、
「撮影の時もリラックスしてね」
と言った。一応面接はすると言っても、ほぼ内定をもらった様なものだった。
一方、真純は泥酔した憲一をどうしようか悩んでいた。こんな彼を押上のアパートまで連れて行くのは困難だった。仕方なく、最寄りのビジネスホテル「C」に問い合わせ、シングルルームを二人で利用することにした。憲一も真純も、翌日は有給休暇を取っていた。本当なら信也は自分のマンションに泊まってもらおうか考えたが、裕美がいたら厄介だと思った。
再び浴衣を着た信也は、酔っ払った憲一を介抱しながら雷門通りへ向かう真純を見送った。何だか、理由が解らないまま一日が終わってしまったと、信也は思った。彼は、泰典や憲一に接吻をされた唇に触れ、こんなに自分が愛されるとはと信じられない思いがした。体温を感じる都度、己の一物や乳房が反応し、暴走しそうになった。異性から好かれる経験はしたことはあるが、それ以上だった。
彼は、何度も股間が硬くなりかけたからか、褌の中が濡れているのを感じた。嗚呼、恥ずかしい…。すっかり全身が性感帯と化していた。早くシャワーを浴びようと、彼は合羽橋道具街の方へ歩いて行った。
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