#穢れ無き月の毒
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amity-amygdala · 1 year ago
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The Moon's Pure Poison
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Tomie's T-shirt design.
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yanderefairyangel · 1 year ago
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葉月ゆら - Emerald Alice
小さな扉の中へ(誘われ) 黒いウサギが手招いた エメラルドの瞳の少女(楽しげに) ほらまた攫われていく
The inside of a tiny door (invites me)
The Black Rabbit beckoned
The girl with emerald eyes (joyfully)
Is once again stolen away
【憧れた世界 無秩序や矛盾も思い通りに…】 (夢に見た 童話の世界) ダメよその蜜は(一口だけで) 穢れなき命 捕える甘い罠
"The world I longed for is made of disorder and paradox at will..."
(The fairyland I dreamed of)
Enough, this honey is no more than
(Take just one sip)
A sweet trap made to catch unstainted lives !
金の髪 靡かせ 銀の剣 掲げたら 空を引き裂く雷鳴 ジャバーウォックの羽ばたき
As my golden hair flutter in the wind
I raise my silver sword
Thunder tear the sky apart
As you can hear the clap of the rising Jabberwock
善と悪を計り 心の儘に裁きを 跪くがいい 此処に 今、輝き放つアリス
I weigh out good and evil and I give judgement as my heart desire
Kneel before me here and now
I am the shining Alice
大きな帽子の彼が(ウィンクを) 笑いながらくれたお菓子(カヌレも) 私をお飲みと誘う(ほらお飲み) 綺麗な小瓶の薬(気をつけて)
The Hatter wearing his big hat (winks at me)
And laughing, he offers me sweets (canelés too)
He invites me to drink (Hey, how about a drink )
A pretty little bottle of medicine (watch your step)
不思議な世界は(不思議な世界) 悪戯に悪意を混ぜ差し出すわ ダメよその言葉(騙されちゃダメ) 信じたら心ごと奪われるでしょう
It's such a strange world ( a world of wonders)
I'll offer a mix of mischief and malice
Cut it out, or else those words (Don't let yourself be deceived)
Will take your heart away if you were to believe them
破壊と創造の狭間 独毒に侵され 美しい破片 何故どちらも儚く煌めく
Between creation and destruction, I am affected by only one poison
Beautiful particules, why are you both sparkling so fleetingly ?
光と影 朝と夜を重ね老いるなら 時を止めて眠りたいの 死と背徳のアリス
If the overlap of light and shadow, morning and night is what cause me to age
I want to stop time and sleep
I am the deadly immoral Alice
果てない物語 書き換えられた未来 私は揺るがない 強く支配するわ全てを
An endless story, a rewritten future
I am unwavering, I will rule strongly over everything
金の髪 かせ 銀の剣 掲げたら 空を引き裂く雷鳴 ジャバーウォックの鳴き声
As my golden hair flutter in the wind
I raise my silver sword
Thunder tear the sky apart
As you can hear the voice of the crying Jabberwock
善と悪を計り 心の儘に裁きを 跪くがいい 此処に 今、(穢されない) 輝き放つアリス ティアラを
I weigh out good and evil and I give judgement as my heart desire
Kneel before me here and now
I am the shining ( untainted) Alice
Crowned with a tiara
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bailonglee · 1 month ago
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授業料(スロット)
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本日は、アイムジャグラーで稼働。
少しずつ、回復してるものの、先月、今月の授業料が、高かった…w😭🤣
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4月13日の、-95,000円は、東京喰種。
5月3日も-84,000円も、東京喰種。
5月12日、13日、14日トータル-114,000円は、マギアレコード。
わかった事は、ATは、よほど引かないと、続かない。
経験としては、
鉄拳デビルは、とにかくフリーズを目指すが、よほど悪くて、粘り、-60,000円くらいの傷で済み、回復は出来た。うまくやり、トータルプラス3,000,000円まで、初めて行った。
GOD凱旋は、-1,000,000円は行く。勝ちは、8,000枚(16万円)くらいが平均。沼ハマり、抜け出し方は探さず、逃げた。
まどマギ叛逆は、少し掴み、-20,000円の時点で、コロナ。そのまま時は過ぎた。
こんな推移。
北斗、番長は通ってない。
なんとなく、自分の台ではないと直感したから、打たなかった。
そして時が経ち、挑戦を始めたのが、スマスロKing Pulser、SBJ、東京喰種、マギアレコード。
[スマスロKing Pulser]
-100,000円が、あった。
カスリもしない、ストレートに、負けてゆく。
ちょっと戻したとか、かけらも無い、負けた日は。何のゾーンも引かない、ひたすら負ける。山佐らしい勝ち方、負け方。
[SBJ]
どんなに避けようとしても、鬼のようにレギュラーに落ちる…
-70,000円台があった。
[東京喰種]
なかなか凄い負け方をする。
悪い時は、100G以上、BATTLEすら取れず駆け抜ける。
捲るように見えて、Retry4スルーしたのは、びっくりした。
episode Bonusは、何の回復にもならない。
丸一日でも、回復のチャンスなど、一度も来ない。ただし、良い時は、全部都合の良い方に転ぶが、閉店取り切れずがあった。
[マギアレコード]
第一印象から、何か、〈暫くは何一つありません〉の空気だった。
SBJの引き3,100枚を持ち、挑んだのが、1番最初。
本当に何もない、ATスルー連続、ただし、Bonusは引く。
100枚じゃ埋まるわけなく、2,200枚くらい真っ直ぐ持ってゆかれ、〚アリナミュージアム〛。
2,000枚回収したら、AT落ちてしまい、辞めた。
ただ、〈何か有りそう〉と感じたから、デカ過ぎるマイナスまで、回した。
把握してきた。
ジャグラーは、今はむしろ難しい。
1,000枚くらい期待出来たのは、4号機まで。
かなり良くて、800枚くらい。
追えない。
今のスマスロは、良い台で500〜800枚。
ゾーンが引けないなら、真っ逆さまに負けしかない。
まずは、1,000枚のゾーンが来れば、やっとスタート地点。
引く自信無い日は、800枚で辞めが、勝つ道。
しょぼい思われようが、負けなきゃ、勝つw当たり前。
まずは、負けない。
2,500枚越える稼働なら、万枚狙える。
1,000枚の壁が厚い台は、逃げるが、勝ち。
つまり、4号機のジャグラーのつもりで、打つべし。
そうしなきゃ、稼働すら出来ない。
ジャグラーに逃げるなんて、今の時代は無理。
引けそうも無いなら、
やらない。
そしたら、負けないw🤣
いや、極めて真面目な話。負けないのが、勝ちだから。
要するに、
まあまあ勝ちが、存在しない。
引いてかつてのジャグラー勝ちして、挙動見て、熱いの外したが、何となくプラス800枚なら、辞めしかない。
今のスマスロは、途中から全然違う台に化けるのは、100%無い。
ただ、真っ逆さま。
朝一勝負以外、勝ち目無い。
そんな授業料が、30万円したが、これから万枚引けるなら、安いのかなw
サイキック・スロットコンテンツを始動して、こうやって公開処刑して、良かったw😭🤣✨
スロットをやった事隠し、こそこそ負けて、いつもイライラして、何かに当たり散らす、これがかつての私だ。
そりゃ、勝たないw
勝ち負けは、半々。
要するに、勝ち掴んだ時、うまく引っ張り、負け方を知り、間違った稼働をしない。
肉体労働同様、自分が本当にやりたい事ではないのだから。
肉体労働も、スロットも、あまりやりたくない中、やる場合、本気じゃなきゃ、悪い方にしか行��ない。
それを我ら庶民は繰り返し、死ぬ。
だったら、やり方を変える。
愛を込め、誠心誠意肉体労働をやり、愛を込め、失敗をも晒し、スロットをやる。
本当にやりたい音楽の窓が開く日まで、そうやって生きれば、辿り着くと、確信したから。
人生での害悪とは、
怒り
拒絶
反発
隠蔽
であり、それらは汚れとなり、自らを穢す。
それが、〚庶民牢獄輪廻ループ〛だと、悟ったんです。
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悪癖あるなら、それを悪癖と思わないで、真正面から受け止めたらいい。
そしたら、悪い事は、自分の方から逃げてゆき、良い事しか残らない。
それが、存在という物のメカニズムと、知った。
つまり、引かない。
私はヤクザとも、不良ペルー人とも、半グレとも、色んな凶暴な相手と揉めた経験がある。
引かない。
そしたら、仲良くなるか、逆に相手が謝って来たw🤣
経験とは、本当に宝物。
グローバリストやら、創価の偉いやつやら、やり口が卑怯で、[常識人]顔(づら)した、本物の悪魔だ。
案外、横暴な人間って、わかりやすいんですw🤣
で、私達が捨てるべきは、恐怖。
持つべきは、勇気と確信と、愛。
忌むべきは、嘘つき野郎のグローバリスト。
最後に、鉄拳デビルの勝ちから、学んだ事がある。
それは、信念、そして、確率と設定の、嘘。
信念。
引くと思えば、本当に引く🤣✨
鉄拳デビルのフリーズ、1/8900くらい。
まず、1回フリーズ引いた。
安心して、上乗せ抜け、リプレイのまま、トイレに行った。
さあ、スッキリと、レバーオン、
再びフリーズを引いたw🤣🤣🤣
全然駄目だが、何だか勝てる気がした日。
夕方18:00まで、何も引けない。
食事ステータス。
ベンチに座り、考えた。
おかしい。
感覚として、フリーズ引く感覚あるのに、今の所、悪い挙動しかしない…
もう駄目か、そう考えたが、内側からの声に、何かあると思い、続けた。背中痛いくらい、打っている…
意識飛びそうになった時、
フリーズ引いたw🤣
GOD凱旋との出会い。
いつも行くホール、港区、ジャグラーしか打ってない。
凱旋、凱旋騒いでるから、何だろう?と、所持金2万円くらい、まず1,000円、やたら煽る…
ん?何これ?
で、2,000円入れてすぐ、赤777引き、6,000枚まで一気に…w🤣
翌週、いやぁ、ラッキーって有るんだなぁ、またやってみるかと、3枚投入、一発目赤777引いた🤣🤣🤣✨
だが、ある日店長と揉めた。
ホッパー空で呼んでも、3分くらい、全然来ない…
来たと思ったら、肩ぶつけられ、嫌そうにホッパー補給。
まだまだな当時の私、
「てめえ、喧嘩売ってんのか、表出ろ!」
と、やってしまったのだ。。
そこから、一度すら勝たない、他のホールでも…
それが、凱旋。
まどマギ叛逆。
かつて2万円負けで、勝負は終わった。
1/130,000の、突発フリーズを引くも、“勝ち”では終われ無かった過去。
マイホにまだ有り、懐かしいと打つと、悪魔ホムラ引きまくったw🤣
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有る、と思えば、有る。
無いと思えば、無い。
それは自分が決める事であり、他人はどうこう出来ない。
にも関わらず、毒親やグローバリストは、〘無い〙を我らに押し付け、我らを〘無い〙の牢屋に閉じ込めた。
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いるわ!!!w🤣🤣🤣🎉✨✨
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私の利益も勿論だが、これを見た人、サイキック・スロットを見た人らが、スロットに限らず、自分が諦めた事、一度失敗して辞めた事、またやってみようと、立ち上がる勇気に、繋げたい。
スロットは、悪ではない。
当然、競艇もね、競馬もねw
言ったら、株もね。
“負け”という監獄に、私達はいつまでも大人しく、入っていては、駄目。
スロットじゃないにしろ、芸術にせよ、自分が燃えるように感じるのに、毒親の否定で、折れてしまい、諦めしかない道を歩いたら、何のために物質世界に遊びに来たか、またやり直しになる。
そんな目的も、多分ありますw🙂✨✨✨
スロットを打つに当たっては、ホールの規模、客入りの現状がキモ。
どこに良い台を設定するか。
どれくらいの設定か。
客入りの時間帯。
これらは店長のセンス。
たまたま、なんてものは存在しない。
商売だ。
その演出をどうするか?
そして、資金無いホールで打つ時、どの台にどの程度設定入ってるか?が、鍵。
私は昔、そんな事は考えず、祈り、みたいもんと、運、みたいもんしか考えず、負け続けた。
何度も言うように、スロットはギャンブルではない。
水晶振動子は、間違いなく正確に機能するゆえ、正しい周波数で発振すれば、当たりしかないw🤣
そんな事したら、店は潰れるw🤣
だから、風営法でも、電圧設定は違法ではない。
つまり、“演出”なわけだ。
この島今出てる、とかの。
だから、店としては、あなたが勝とうが負けようが、どうでもいいw🤣🤣🤣
上手い演出で客入りし、利益を最終的に上げるのが、店。
遠隔は、稀だ、ほぼ無い。
だから、戦略的にスロットを打てば、勝ちしかないw🤣
私達全員が、ホールでは演者。
主役やりたきゃ、主役なりの努力しなきゃ、主役にはなれないし、なった後の立ち居振る舞いも、大事。
そこが、他のギャンブルと言われるものと、スロットの違いかもしれない。
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moko1590m · 1 year ago
Quote
無刀流を開いた明治十三年以降、鉄舟は毎年三月三十日に無礼講の宴会を開くのを常としていた。 ある年、一人の門人が鉄舟の前に手をついて何かを言おうとした瞬間、吐瀉してしまった。 鉄舟は、何を思ったか、門人が戻した汚物を片っ端から食べて、跡形もなくした。 これは、鉄舟の考える浄穢不二、つまり清いものと汚いものの区別を超越するための鍛錬だった。 弟子が「それにしても、体に毒でございましょう」と鉄舟の身を気遣うと、「畳の上の水連では役に立たない」と笑ったと言う。 このような徹底した鉄舟の態度をみると、先の色情を絶つために情欲の渦に飛び込む、という行為も鉄舟流の鍛錬に違いなかったことが分かる。 もうひとつ面白いエピソードがある。 酒席で夜中まで飲んでいると、健脚を誇る者がいる。成田山までの往復百四十キロを誰か、明日一緒に歩かないか、と豪語した。 酒席のことだから、流せばいいものを、鉄舟は「それがしが同行いたす」と受ける。それが今で言う午前一時。出発は四時。当然、言いだしっぺは起きることは起きたが、歩けもしない。 それでも、約束は約束、と鉄舟は一人で成田山まで歩き、その日の深夜にすり減った下駄の歯と共に帰って来た。
吐瀉物を食べた山岡鉄舟~鉄舟流鍛錬方法 - 木村忠啓の大江戸百花繚乱
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the-clockwork-maiden · 2 years ago
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聖痕サクリファイス
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作詞:葉月ゆら 作編曲・Choir:甲斐ユウ Guitar:音冶(Resonecia)
(乱れ散り舞う薔薇は 胸に咲き誇って 悪を饗す刺が甘やかな痛み 聖なる生贄達 興じる企み 罪も罰も恐れぬ 貴方がいるから 結ばれ狂いはじめ 倫理も砕けて 触��合えぬ距離で良い 心感じたいから)
高貴な私に下僕が膝まづく ほら一人また一人 愛されたいと願うの
誰もが心の底に持つ欲望は ただ一つそう一つ 支配され飼われたいのでしょう
紅い唇 潜むカンタレラ 純潔の欠片を散りばめた 白い肌にあの人の痕が 許されぬ恋それでもいい
嗚呼 穢れなど二人には無いの 策略は巡り踊りだした 秘密の鍵 甘やかな過去を オルゴールの音色に添えて
(誰よりも呼び合う兄は一人 月夜の影に隠れ惹かれあう 罠の中 手繰り寄せた糸なら 激情に喜び見出すだろうか 見えない未来なら捨ててしまえ 涙こそ想い伝わる雫 触れられなくても良い 見つめあえば 伝わる熱と意味 何も怖くないから)
今宵、生贄は どんな声で歌う 清楚なる淑女 毒に魅入られる
(乱れ散り舞う薔薇は 胸に咲き誇り 悪を饗す刺が甘やかな痛み 聖なる生贄達 興じる企み 罪と罰重ね合い 貴方を彩る影)
我が身の痛みを隠しながら生きて ただ少し もう少し 満ちては欠ける月のよう 望みを叶えて早く迎えにきて 今すぐに 口づけを 壊れてしまう前にどうぞ
儚い夢 含むカンタレラ 残酷な想い出 食み生きる 白い肌にあの人の熱を 嗚呼 感じたいわ 終わらぬ罪
もう楽園を求め生きるほど 愚かな子供ではいられない 果て無き夜 揺れ足掻く躯 爪を立て 只、求め出した
(誰より響きあう兄はは一人 星空に照らされて惹かれあう 蜜の中 手繰り寄せた意図なら 激情に喜び見出すだろうか 見えない支配すら愛の証 涙こそ想い伝わる雫 触れられなくても良い 見つめあえば 伝わる熱と意味 何も怖くないから)
今宵 誰のため 愛 偽り歌う 清楚なる淑女 禁忌を犯すの
紅い唇 潜むカンタレラ 純潔の欠片を散りばめた 白い肌にあの人の痕が 許されぬ恋 それでもいい
嗚呼 穢れなど二人には無いの 策略は巡り踊りだした 秘密の鍵 甘やかな過去を オルゴールの音色に添えて
(誰よりも呼び合う兄は一人 月夜の影に隠れ惹かれあう 罠の中 手繰り寄せた糸なら 激情に喜び見出すだろうか 見えない未来なら捨ててしまえ 涙こそ想い伝わる雫 触れられなくても良い 見つめあえば 伝わる熱と意味 何も怖くないから)
今宵 戯れに 嘆き含ませましょう 清楚なる淑女 血を交え祈る
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visitor-meiteigai · 2 years ago
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集合絵の余談
 3月初頭から描き始めて約4カ月、折角なので詰め込んだ要素をまとめてみようと思います。
【イラスト下部、屋台群】
・九亡ちゃん(アンポンタン・ポカンさんの代表的キャラクター)
彼岸花の飴細工を持たせました。右手は始め触地印にする予定でしたが、地面を指さしているようにしか見えなかったので、意味もなく二本指にしました。近くにある地蔵と水子は「救われぬ水子の魂」より。
・園児服の少女(2020年の落書き供養より)当時は画像を保存していなかったため、記憶を頼りに描きました。
・猫を撫でている子(「穢れ子」より)恐らく九亡ちゃんの前身となったであろう子。折角なので九亡ちゃんの側に置きました。
・撫でられている猫(「破綻者①」より)くわえている魚は「雨音」のもの。
・白い服を着た二人組(「神々の戯れ」より)黒髪の子の目の色は想像で塗りました。白髪の子の色は「練習」で類似の女の子が描かれていたので参考にしました。
・地���焼きの店主(「破顔」より)髪の毛の色塗りがとても上手くいったと思っています。後ろで釣られている頭は特に元ネタは無いです。雰囲気に合っていると思ったので追加しました。
・緑色の植物の子(「無題」2019年6月8日より)上の二人と合わせて、植物の子たちが集まる場所にしました。
・緑色の子をながめる子(「緑化活動」より)麦わら帽子も側に添えました。
・紫色の花の子(「毒花姫」「毒姫草」より)触れると猛毒ですが、人外ばかりなので大丈夫でしょう。
・赤い花の子(「摘み取られた蕾」より)摘み取られずに無事開花
・お面屋の前にいる子(「生まれ得ぬ魂」より)狐面を新調
・かき氷屋の店主(「刈る」「無題」より)かき氷機とのレイヤー分けが大変だった…
・紫髪の鬼(「無題」2021年1月5日より)雪華ちゃん。線画ではかき氷を食べているように描きたかったが、肝心のかき氷が隠れるため、カメラ目線に表情を変更しました。
・射的で遊ぶ二人組(「兵器の気持ち」より)射的との組み合わせがとても気に入っています。
・目隠ししている子(「雨音」より)屋台の上にいる白い何かは「雨」より。どちらの作品にも葉っぱの傘が登場している。
・ロボットと少女(「無題」2019年3月9日より)遠近感的にこの位置がいいと思い、描きました。戸愚呂兄弟みたいですね
・シャベルを持つ子(「無題」2019年3月5日等)
・階段にて何かを探す死神(「死神ちゃん」より)一体誰を探してるのでしょうね
・黒白猫娘(「猫魂」より)
・青い猫娘(「あそんでにゃー」より)身軽そうなので猫耳の子二人は屋台の上に。
・提灯の間にとまる鳥(「いみご」より)
【イラスト中部、階段から中腹】
・蝶々の子(「孤蝶」「傷姫」より)
・牛の刻参りする子(「牛の刻参り」より)
・鳥居にぶら下がる人形(「人形」より)顔を何度も描き直しました
・鳥居の側に座る赤い女の子(「傷姫」より)肌の色は独断で白色に
・風車(「わらう人と風車」より)
・藤色の着物の子(「花畑のひと」より)風車の近くに花も描きました
・肩車の二人組(「無題」2019年9月22日より)幸せそうですね
・一服する子(「落書き」より)
・青い中華服の子(「休憩」より)一服の子と合わせて、どちらもアイコンになったことがある二人です。
・特攻服の二人(「小さな反抗心」より)手に持っているのはエナジードリンク
・十字架を持つ機械(「無機質な心」より)
・笑顔のシスターさん(「話し合おう」より)十字架の子に出会っていたなら、意気揚々と話し合ってくれそうですね。
・怒りマークの子(「断つ者」より)怒りマークは「バニー」に合わせて三つの「>」にしました。
・ハサミを持った子(「いたずら少女」より)「断つ者」のハサミを使っていたずらしようとしている。感電するのでは
・歌う山羊の子(「山羊の唄」より)紅白幕の下には、ひっそりと取り巻きの影もいる。
・歌う白い機械(「約束」より)山羊ちゃんとのデュエット
・横断幕のこけし模様(「こけし」より)
・歌を聞く男性(「男性練習」)「約束(小説)」に登場する青年を想定したため、歌を聴いているようにしました。
・生首を引き連れる子(「望み、望まれ」より)両親の生首も色塗りしたが、手前の木々で隠れてしまいました。
・提灯に混ざる生首(「善悪の天秤」より)
・山の後ろを飛ぶ光(「はかなき子」より)新たな生に旅立つ光
【イラスト上部】
・白い百足と鬼神(「鬼神」より)ラフの時は蛇の交尾みたいな構図にしようとして止めました。
・赤い百足とヒト?(「こどく」より)頭に刺さった節足はかっこよかったので、そのままにしました。
・操り人形のような子(「捧げもの」より)
・操る御手(「踏み絵の奇蹟」)生贄と神様の組み合わせ。骨の左手は頑張りました。
・空飛ぶ天使(「お仕事がない…」より)空を飛べそうな彼女たちを夕空に描きました。
・空飛ぶ猫のような神様(「神々の戯れ」より)
・巨大なサバイバルナイフ(「種と代償」より)気づく人は少ないと思います。
・盃を掲げる子(「食の間」より)敵組織の幹部のような五人組。
・目玉を掲げる子(「しんだめ」より)全ての始まり。服装と色は推測です。
・金棒を持つ鬼(「鬼の子」より)
・帽子をかぶった子と袋(「快楽主義」より)
・蛇が巻き付いた子(「幽世の花」より)蛇の目がかわいい。側に生えている花は、イラスト下部の花束と同じものです。
 まとめていてこんなに時間がかかるとは思いませんでした。四肢欠損が無いキャラがほとんどですね。集合絵はラフを考えている時が一番楽しかったです。「この要素とあのキャラの組み合わせは良さそう!」や「この空間にあのキャラ置けるのでは」など考えるのが、パズルみたいで楽しかったです。
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etohru · 4 years ago
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🦷!!#穢れ無き月の 毒に蝕まれた 透き通る白き躰は 錆色に染まって もし私が いなくなれば この世界は やがて閉じる 赦された時間は 風の如く過ぎて 遺された大地は 薄らぎ消えてゆく。– 4 MY TSAI.
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tsuneminnn26 · 4 years ago
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Kanazawa-Kuruwa
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郭の中の金沢、辺京の小宇宙
郭_この辺京の遊郭には、金沢の美しさと醜さがくるわれている。
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郭は...
北陸の美学の結晶であった。 卯辰山へまっすぐ伸びる石畳、黒光るボッテリとした能登瓦、弁柄色の木虫籠(きむすこ、細い桟の出格子)。九谷の襖の手掛けや輪島塗りの調度品、べっ甲のかんざしや色とりどりの菓子や酒、夜遅くまで鳴り響く唄、笛、鼓の音色。
同時に人身売買の巣窟でもあった。 極めて幼い頃に身売りされた少女は、楼主と養子縁組を結び、自らにかけられた身代金を返すまで拘束を受け、芸妓・娼妓として働いた。町を彩った女のいくらかは楼主となった。
今回は、金沢の光であ���影である茶屋街について、制度・人びと・建物・遊び・性の観点から明治・大正の茶屋を前提にご紹介する。
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(参照:『金府大絵図』金沢市立玉川図書館所蔵)
明治に生まれた主計町を除けば、ひがし・にし・きた・愛宕の郭は2つの大きな川、犀川と浅野川の金沢城から見て外側に位置している。(これは、江戸の吉原が常に皇居から見て川向いに建てられて、都市の外周部に位置していたこと同様の理由で、穢の場所を都市の外側に配置するためであろう。)
その中でも、金沢人が憧れと嫉妬を込めて名付けた東の廓(言うまでもなく京都の祇園・東山にかけている)であるひがし茶屋街は、北陸の最も代表的な茶屋街であった。
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(参照:『金府町絵図』金沢市立玉川図書館近世資料館所蔵)
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A:郭の制度
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金沢の花街の仕組みは京都と同様にお茶屋が客の要望に応じて、芸妓を置屋か ら呼ぶ方式である。芸妓は置屋に所属し、お茶屋から依頼があれば、料亭やホテルなど地域外へも出張することが可能なのも、京都と同様の取引制度である。 さらに金沢の三茶屋街の特色として、お茶屋と置屋の兼業が挙げられる。つまり、お茶屋は場所を提供するのだが、同時に芸妓を抱え、他のお茶屋に派遣することもでき、食事は飲食店から取り寄せることとなる。
お茶屋には上茶屋、中茶屋、下茶屋の3つがあり、上茶屋は5等級に格付けされていた芸者の中でも、一等級のものしか置かなかった。上茶屋は農家の出や他国の婦女は抱えたがらない気風があり、それを誇りにしていた。加賀血筋を大事にし、みっちり芸と作法を仕込むとのこと。明治時代には能登半島をはじめ、日本全国から身売りされた少女が芸妓���して所属しており、朝鮮出身の芸妓の記録もある。
郭では「旦那」は芸妓の経済的な保護者であり、後援者であった。旦那は月々お手当を置屋の女将に渡すかわりに、贔屓の芸者を自分一人のものにすることができた。女将は抱え芸者の旦那から一ヶ月の手当をもらうこと大きな収入源であった。ある置屋の抱え芸者が、別の置屋の客を旦那としている場合、旦那はその置屋の女将に毎月の斡旋料を支払うこととなっていた。
お茶屋では客は一見の客は挙げない。理由は、遊興費が後でもらえるか不安なことと、もう一つは酒癖が悪い客を案じてであった。たちの悪い客の中には、火鉢の中に小便をしたり、掛け軸に盆をぶつけたり、美人画を盗む客もいたという。二度目から置屋は電話で芸者の予約を受付け、時間の打ち合わせをする。客は遊興費を何ヶ月に一度、現金で女将に直接手渡しでまとめて払っていた。
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B:郭のひとびと
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お茶屋に以下の人々が住み込んでいた。どこの家もかなりの大所帯で、大抵は十数人で寝ていた。
①女将:
多くは元芸者で、お茶屋の経営をするとともに芸妓と養子縁組を組み芸妓を育てるとともに労働者として管理する。
②芸妓、娼妓:
女将と養子縁組を結び、芸者として客に奉仕する。住み込みと通いがあったが、殆どが住み込みで、通いは芸者でも年季明けの終わった歳高の人たちだけだった。年季明けや旦那がお金を支払った場合は妾として茶屋街の周辺に暮らしていた。
③たあぼ:
行儀見習いと諸芸習得の傍ら、日中は走り使いの雑用、夕方からは芸者衆の座敷勤めな三味線をもって供をなし、供先きの置き屋とか料亭では家族用玄関の片隅で芸者衆の座敷終わりを待つ。12歳になると振り袖芸者と呼ばれ見習いの芸者とみなされ、さらに15,6歳になると留め袖芸者と呼ばれ水揚げが行われた。このころには体だけではなく、三味線・踊り包などの芸も一人前の扱いを受けた。
④ばんば:
年寄りが多く、飯炊賄いが主な仕事。
⑤べえべ:
10-40代、女中、下働きの女で賄い全般、掃除洗濯、女将の身の回りの世話をした。やりてばばあと呼ばれるべえべは客から以下にして金を使わせるか、寝床での振る舞いを芸妓に教え込んだとのこと。
男衆:
登楼のの客引き、芸者の世話役として付き添い、用心棒兼見張り役をする。
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C:郭の建物
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(参照:金沢「東の郭」の復元 平井聖・大林組)
茶屋は2つの大門を持ち、文字通り塀によってくるわれていた。門の外には妾宅が並んでいた。2本の大通りは卯辰山に向かい、卯辰山がアイストップの役割を果たしている。かつては壱番町へは小川を越えてアクセスするようになっていた。
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(参照:『浅野川茶屋町創立之図』文政3年(1820年) 石川���立図書館蔵 「旧東のくるわ」伝統的建造物保存地区保存対策事業報告書 1975年 金沢市教育委員会)
建物の外観は、1階は出格子となっており、木虫籠と呼ばれる細い縦格子がはめてある。縦桟は断面が台形になっており、外から中が見えにくい仕掛けとなっている。2階は今では小窓付きの雨戸になっており、全て開け放てる仕組みになっている。祭りの際には大通りにステージが設けられ、開け放した2階の座敷から芸者の踊りを見下ろしていたのだという。現在では失われているが、かつては木部分に紅殻色の塗装が施されており、赤い色彩と卯辰山の緑が生えたことだろう。また、屋根はかつて石置き板葺きであったが、今では釉薬を全面に施した北陸特有の黒く厚い瓦が葺かれている。
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平面は時代を経て大幅に変更されており、機能上の要求から下記図面の小さい方の平面図(明治以降)へと変更されていったようだ。
明治以降の平面図を前提に話すと、まず玄関を入ると黒漆塗りの大きな階段があり、ハイサイドライトから薄光が差し込んでいる。階段の横は長火鉢が置かれた茶の間であり、女将が座って一切を指示していた。奥座敷と茶の間は主に女将が使用する部屋で、奥座敷は仏間、寝室として使用していた。
みせの間は支度部屋で、芸妓が詰めていたから、街路には芸妓の声がよく聞こえていたことだろう
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2階は大きく表(前2階)・中・奥(広間)の3室に分けられ、表と奥を座敷とし、中はロビーのように使用されていた。間口が大きい場合は表と奥は2室に分けられ、4畳の部屋を芸妓が踊り演奏するステージのように使用していた。2階の更に奥には廊下や小階段を隔てて「離れ」があり、数寄屋風のしつらえとなっている。水揚げや日中の娼妓の使用にはこの部屋は人目につかないので都合が良かった。
3階はどの家にもあるとは限らないが、座敷を1間もつ場合がある。
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(参照:金沢「東の郭」の復元 平井聖・大林組)
座敷の土壁は紅殻色が用いられる場合が多く、柱は紅殻と灰をあわせて塗装されている。金沢では紅殻色や群青色が来客の場所に使用されることが多いようである。
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(参照:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10094.html)
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(参照:https://www.pinterest.de/pin/523332419194794021/)
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D:廓遊び 
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(参照:金沢「東の郭」の復元 平井聖・大林組)
宴会は夜だけではなく、遊びなれた客は深更にきて朝帰りということも珍しくなかったし、庄屋の番頭などが小僧の手前もあって夜抜け出せないために早朝に密かに遊びに来ることもあったし、昼遊びの客もあった。これらの時間の揚げ代は夜よりもむしろ高かったとのことである。
客としては、加賀友禅などの伝統工芸の職人の親方や商人、旅の客などがいた。
廓の花代の1単位は45分だった。1時間を1番木と言って、拍子木が隣の控えの間で打たれた。合図の1番木で、芸者は時間切れを伝えて帰り支度を���じめ、そこから客を送り出すまでを15分と見ていたようだ。これは線香1本が燃えるまでに40分かかったことからきていると聞いた。
婚礼の祝宴が夜通し続いたりすると、芸者たちは三日三晩睡眠を取ることもできないこともあった。
芸妓は昼に芸を磨いた。自由を厳しく制限された分、芸��自らの存在価値をかけたからなのであるが、当時の売れっ子は芸を磨くだけの時間的な余裕がなかった。遊客は気に入った芸妓がいると追い回し、昼夜となく名指しをしたため、彼女らは歌や踊りの稽古などしている暇がない。流行りっ子ほど無芸という結果になったのであった。しかし、芸に精進することは文字通り体をいじめ抜くことになり、体の形を崩してしまったようで、例えば、笛の達人と言われた美津は増えをあてがう下唇がミミズ腫れのように腫れ上がっていたとのことである。
お茶屋遊びは数多くあるが、ここで流行ったものに「かんざしえらび」がある。座敷で客と芸妓は輪になって歌った。
お姫さんと寝るがに かんざし引こう お姫さんを抱くがに かんざし引こう 人のかか抱きゃ せわしない ほれ せっせっせ せっせっせ
黒く塗った丸い盆の縁にかんざしが10〜20本、妓の数だけ放射状に置かれ、客たちはじゃんけんをして勝ったものからかんざしをとり、そのかんざしの持ち主と一晩寝ることとなった。
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E:郭の性
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中店以下にいる芸者は、多くは二枚鑑札を持っていた。芸者と娼妓を使い分けなくては前借りを支払うことができなかったからである。上店では芸者と娼妓の区別が一応はひかれていたが、明治から大正にかけてはほとんど建前になっており、体を張ることによって何十円と貰いが増え、前借金を返すことができたから、体を張る者も多かった。
朝から夜まで客が来た。一人は娼妓を置かなくては営業許可が降りなかったため、芸妓は自分の代わりに一日中客の相手をしてくれる娼妓には感謝していたとのことである。
日露戦争の折には、松山、習志野、大阪に加えて金沢もロシア人俘虜の収容地となり、4000人近くの俘虜が寺院などに収容された。彼らは「大切に」扱われたというが、国から通達を受けた市当局が置き屋の女将に協力を要請し、廓の芸者らがロシア人の相手をしたそうだ。廓には梅毒の予防のために「下洗い」する建物が設置され、性的搾取の対象となった。
第二次世界大戦の際には、芸者は三味線を弾くことや太鼓を禁じられ、専ら復員や動員に押しかける兵隊を相手に慰安婦、接待婦として働いた。
15歳ほどになると水揚げがある。水揚げの相手の旦那は、女将同士であらかじめ相談し、決められ多くは老人だったとのことである。若者では手荒く、過ちがあると良くないと考えられたためと、水揚げをするには大金が必要だったからである。相手が年寄りであることは女たちは皆嫌がった。水揚げというものは一回きりで一人前の女になるというわけではなく、二度も三度もしなければならない。水揚げは特別に料金が高いからお茶屋が儲かったとのことである。場所は自分の住むお茶屋とはとは限らず、離れの間が使用される事が多かった。
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(旦那衆が人目を避けて利用した梅ノ橋とかつての妾邸)
金沢の芸妓の生涯を描いたノンフィクション小説である『郭の女』(井上雪著)には花街の美しさと醜さがよく描かれている。
読者は気がつく。 あの美しく見えた芸妓は木虫籠という籠に囚われているのだと。
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gaisyo-no-iti · 5 years ago
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異邦人の庭(お試し版)
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1.  逃げねばならない。娘はひたすら盗んだ馬に乗って駆けた。うだるような夏を何日も繰り返すたびに食料は尽きた。夜闇に紛れて忍び込んだ村々から水を盗み、家畜の餌を喰らい、そのまま逃げ続けた。やがて馬が死んだので、その血を啜り、肉を喰らい、腹を壊しながら先に進む。  メシュエは逃亡者であった。小領同士の争いで村は焼けた。敵領に戦利品として捕らえられた若い娘が辿る運命などたかが知れている。  敵領に仕える者らの慰み者として弄ばれ捨てられる運命はまっぴらであった。虜囚の身から成りあがることが出来るほどの幸運と美貌、狡猾さと図太さが己にあるとは思えなかった。故に、攫われて行った侍女らの悲鳴と、更に遠くから聞こえる強制されたかのような喘ぎ(あえぎ)声を聞きながら、彼女は己を犯そうとした男を、隠し持っていた短剣で刺し殺して逃げ出した。焼けた故郷を背に、誰のものとも分からぬ馬を走らせ、死体から拾った十四の娘にはいささか重い剣を腰に佩(は)いて。
 行くあてはなかった。領は落ち、どこへ行けども敵地。安息の地など見つかりそうになかった。彼方から来た黎明(れいめい)女王(じょおう)を祖とする光の王朝が滅びて久しい。各領は争いに明け暮れ、互いの小さな土地を喰らいあっている。夜闇から魔物らが這い出てきた、などという噂もある。二つ頭の人喰い鬼や影を駆ける六本足の犬、それに、黎明女王の敵であった死を知らぬ夜の娘、名を消された魔女王(まじょおう)が蘇ったとも言われている。  メシュエは物陰でひそやかに語られてきた恐ろしい物語の数々を思い出す。黎明女王が身にまとった光輝(こうき)と威厳(いげん)によって、永遠に封じられた怪物。魔にその身を捧げた者。血まみれの圧政者。血と骨で塔を築き上げ、そこから冷酷に世界を支配しようとした恐るべき悪鬼。  生ぬるい風に乗って、正体のつかぬ何かのうめき声がする。砂と土埃広がる荒野には隠れられそうな場所はない。夏の暑さは夜になっても引くことはない。熱で枯れ果てた草を踏みしだきながらただ遠くへと行く。口は渇き、飢えは続く。メシュエは逃げなければという動物的な本能に駆られて逃げている己と、誰も知らない場所ですべてを終わりにしたい、と望む自分がいることに気付いていた。どちらにせよ、逃げなければならない。生き延びるにせよ死ぬにせよ、結末は自分で決めたかった。
 カダール領ルス村の代官の娘であるメシュエは、良家の子女にふさわしく学問や芸術を仕込まれてこそいたが、一番の得手は剣の扱いであった。父似らしく、背は成長期の少年達を追い抜かんばかりの勢い。痩せぎすな体には幾ら食べても娘らしい丸みはつかず、目は厳しすぎた。やがて、見た目の愛らしさとは程遠いメシュエには、良縁を見つけてやるより得意の剣の技で身を立てさせたほうが良いだろうと、両親らは諦める。そのような訳で、メシュエは名高い剣士の一人を師につけられ、適度に放置されて育った。  村の同世代の少年らがメシュエの性を意識するようになってからは孤独であった。同世代の娘らは少年のようなメシュエを畏怖とも恐怖とも、憧れとも嫌悪感ともつかぬ複雑な感情で見ていた。代官の子であるが故に大っぴらに嫌われてはいなかったが、村の娘らは逃げ水のようにメシュエから距離を置いていた。  結果、透けるほどに薄く青白い肌を闘志で薄紅に染めながら、師と打ち合うのが日課となる。実戦こそ知らなかったが、貴族が挨拶のように行う会話の如き優美な剣技ではなく、攻防一体の実用的な剣技はメシュエの中に叩き込まれて行った。それが何に使われるのか、意味する所をぼんやりとしか理解されぬままに。メシュエが剣の意味を知ったのは、村が襲われてからだった。奪うための武器と奪うための技法をずっと学んできたのだ。そう思うと、気持ちが悪くなる。
 夜通し歩き続ける。疲れ果てた時に気絶するように眠り、痛みを伴う後悔を覚えながら目覚める。それを繰り返す。メシュエが歩いているのは住む者の少ない荒野であった。段々村の数も減り、ここ数日は獣すら見ていなかった。メシュエはただ突き動かされるままに逃げていた。自分が今どこにいるかは皆目(かいもく)見当もつかなかった。
 日は昇り、落ちる。  疎らに生えている棘の多い木を剣で切り、そこから液体を啜る。僅かな苦みの混じる青臭い味が口の中に広がる。毒があるか、そのようなことに構っていられなかった。生きているのに疲れたが、飢えで死にたくはなかった。
 ――どこかに行けば、雇ってもらえるだろうか。  故郷なき流れ者となった己のことをふと思う。メシュエの村を襲った兵士らの中には同じ年の程の者もいた。年経た大人の中には女戦士もいた。正規の兵ではなく、雇われ戦士だとメシュエを犯そうとしていた男は言っていた。男はメシュエの兄と同じような年頃に見え、それがたまらなく気持ち悪かった。雇われ戦士になる未来をメシュエは放り投げる。もう一人のメシュエをどこかで生み出すのは嫌だった。人を踏みにじる獣に堕す(だす)己を想像すると、また空になった胃が焼けるように痛くなり、腰に佩いた剣を邪魔に感じる。人を刺し殺すのはあっさりとしており、それにためらいも感じぬ己を思い出すたびに吐きそうになる。  ――どこに行っても、同じ。  故郷のない者を誰も信用しない。故郷のない者は、雇われ戦士になるか、それが出来なければ森へ逃げて追剥(おいはぎ)まで身を落とすかしかない。どこかに所属していないものに住む地はないことを、代官の娘としてのメシュエは知っていた。父が苦い顔で締めだした逃亡者に芸人、流浪(るろう)の民達。「居つかれたら、何を持ち込むか分かったものではない――」そう、父は言っていた。  今やメシュエは面倒の種だ。そう思うと、逃げて生き延びたいという欲求は、自分の望んだ瞬間に死にたい、という諦めの混じった思いに塗り替えられる。
 何時しかサンダルは壊れ、メシュエは乾いた大地の上を、足を引きずりながら歩いていた。爪は割れ、足の所々から血が滲(にじ)んでいる。夜明けの薄い月が見える。空は青みがかった黒から淡い紫へと変わりつつある。冷えた風は何度も繰り返されたように、これから暑くなるだろう。  大岩を見つけ、メシュエはもたれかかる。もう限界であった。空腹の感覚は馴染みのあるものになりすぎて、実感がなくなっていた。渇いた喉を潤せそうな木はどこにもない。  目を閉じれば蛮行(ばんこう)の記憶が火傷のようにメシュエを苛む。  眠りに落ちれば、僅かな間は痛みから逃れられる。  ――願わくば、次は目覚めませんように。  あてのない祈りを胸に、気絶するようにメシュエは眠りに落ちた。
2.  澄んだ心地よい音がする。  ――水の音……。  メシュエは朦朧(もうろう)とした記憶の中から音の正体を思い出し、それにつられて目が覚め、胸から広がる突き上げるような痛みにうめき声が出る。  涼しい風が肌を撫でる。嗅いだことのない華やかな香りが鼻をくすぐる。ぼんやりと開いた目に映ったのは、沢山の花びらが重なりあった見たこともない花。炎を思わせる赤、輝くばかりの黄色。一点の穢(けが)れもない白……単色の花もあれば、二色���色が斑のように混じりあったものもある。それらが細い道を作るかのように、几帳面(きちょうめん)にまっすぐに植えられている。メシュエの周りは色こそ違えど、ひらひらとした香り高い花でまとめられているようであった。  ――ああ、とうとう死んだのね。  メシュエは思う。しかし、話に出てくる死後の国はこのように色鮮やかなものではなかった。白い石で出来た道と灰色の空が延々と続いているはずの死後の国にしては、メシュエがいる場所は生気に溢れていた。美を争うように咲き乱れる花達は、暗い死後の国には似つかわしくない。そもそもメシュエの飢えも渇きも残ったままだ。胸に手を当てる。鼓動(こどう)はある。まだ、生きているのかもしれない、とメシュエはぼんやりと思う。  ――魔に騙されているの? それとも、妖精に?  どちらにせよ喉の渇きは限界だ。のろのろと立ち上がり、水の音を辿る。道こそ話で聞いた死後の国と同じく白い石で出来ていたが、石の上には花びらがいくつも落ちていて、さしずめ絵のよう。空は朝ののどかな光で溢れていて、どこまでも青い。  やがて、花びらが重なりあった香り高い花の道は途切れ、一気に目の前が開ける。白い石で作られた装飾の多い階段から、広場が続いている。花壇にはやはり見たことのない花が沢山。見たことのない木にはたわわに様々な種類の果実が実り、やはり同じく白い石で作られた小さなあずま屋が木陰に一つ。中央にはきらきらと水を噴き上げている大きな石作りの泉があった。  メシュエは水場を見つけた動物的な喜びに突き動かされ、力を振り絞って泉に駆け寄り、水に口を付ける。  喉を冷たいものが通りすぎ、カラカラになった喉に、胃に、心地よい痛みが走る。  ひたすら我を忘れて飲み続ける。生への執着心がここにきて一気に噴き出したかのように。冷たい、冷たい、冷たい……。  水を飲み終わったメシュエは、石造りの広場の上でごろんと横になる。石の床も、ひんやりと冷たい。  ――そういえば、大人達が言っていたっけ。この世のどこかでは、善き仙女や妖精が暮らしていて、時折手助けしてくれるって。  何時から生まれたか分からぬ物語は、メシュエの心の中に救いのように広がる。もしかしたら、仙女が助けてくれたのかもしれない。  メシュエは再び眠りに落ちようとする。今度は、ただひたすらに安堵(あんど)の思いに包まれて――。  瞬間、遠くからぱたぱたと駆けてくる足音が聞こえた気がした。いや、足音は近づいている。無理やり甘い疲労感から意識を呼び戻せば、目の前には年のあまり違わぬであろう少女が一人。苛立(いらだ)ちを顔に浮かべてメシュエをじっと見ている。 「ちょっと、どこから入って来たの――」  少女は座り込み、メシュエの顔を検分するように顔を近づけて覗き込む。少女の肩につくかつかないかの暗褐色(あんかっしょく)の髪の毛がメシュエの顔にかける。あまりにも暗いので、黒と見間違いそうになるような���色であった。様々な花を束ねたような甘い芳香がふわりと広がる。覗き込んできた瞳もまた黒と見間違いそうになる暗褐色。少女の色味の強い肌や奇妙な短い衣とズボンもあいまって、メシュエは東からくる放浪の民の姿を連想した。話で聞く仙女は色白く、波打つ髪の毛を持つ大人の女性だった。少女ではない。 「あなたは、仙女様の小間使(こまづかい)?」  やっとのことでメシュエは問いを口にした。何日ぶりか分からない他者との会話であった。  少女は肩をすくめ苦々しい顔になる。一番聞きたくない言葉を��かされた人のように。しかし、数拍の後疲れたような諦めを顔に浮かべ、メシュエに手を差し出した。労働を知らなそうな、染みも傷も一つもない綺麗な手であった。 「生憎、わたしは仙女でもその小間使でもないから。あえて言うなら、ただのぐうたらな引きこもり庭師(にわし)。……つかまって。家に連れてくよ」  少女は吐き捨てるように言う。敵意とは違う、無関心でいて欲しいと言いたげな棘のある態度ではあったが、ここから追い出すつもりはまだないらしい。メシュエは差し出された少女の手を掴もうとするが、力が入らず手は見当外れの方に弧を描いた。それを少女は目ざとく捕まえ、メシュエを立たせようとする。しかしメシュエの足は疲れ果てたと立ち上がることを完全に放棄していた。腰に佩いた剣の重みも忘れていた。故に、体勢を崩し、少女が引っ張られる形になる。結果出来上がったのは、メシュエの上に奇妙な格好で乗っかった少女の図。 「んあああああもうっ! ゲームの最中だったのに! わざわざ来てやったのに! どうして全部上手く行かないのかな!」  メシュエはあまりにも子どもじみた少女の様子に思わず笑いだし。  気が緩み。  眠気が襲い掛かり。 「あーあーちょっと待ちなさい眠るなっ……」  意識が遠ざかる。  ぼんやりと、少女が何かを呼ぶ声が聞こえたような、そんな中でメシュエは今度こそ眠りに落ちて行った。
 再び、メシュエは目覚める。天井は木で作られていて、灯りがぶら下がりながら、こちらを照らしていた。嗅いだことのない、それでもどこか美味しそうな匂いが鼻をくすぐる。起き上がろうとすれば、柔らかな寝台(しんだい)に体が沈んで行く。それ以前に、メシュエの体は動くことを拒否していた。両手両足に力が入らない。力を入れようとじたばたした後に結局諦め、メシュエはぼんやり天井と、僅かに揺れる灯りを見た。 「起きた?」  少女の声が聞こえる。刺々しさは減っていたが、不思議と万事投げやりな感じを持つ声であった。見れば、少女は陶器(とうき)の皿に銀色の匙を持ち、白くつぶつぶとした何かに茶色い汁をかけたものを持ってきていた。料理なのだろう。 「面倒だから、レトルトで済ませた。でも、味は確かだから。ああ、素晴らしきかな文明……離れて久しいけど」  寝台の側の棚に皿を置き、少女は宙を睨み手を大きく振る。何もない場所からいくつかのクッションがメシュエの目の前に落ちてくる。どれも色鮮やかで、新品のようで、見るからに柔らかそうだ。  それから少女はああ面倒くさい、とぶつぶつ言いながらメシュエの体を起こしにかける。見た目よりも力があるようで、ぐい、と起こされたメシュエはいきなりのことに少し咳き込んだ。少女はそれにもお構いなしで片手でメシュエの体を支えながら、次々にクッションを彼女の背と寝台の後ろにぎゅうぎゅうと詰め込んで行く。 「ほら、これでちょっとは体を起こせるでしょ。ほんとの所、布団は白いから、カレーなんて何かあったらめんどいんだけど。どうせ汚れたらシーツごと捨てればいい訳だし」  ぶつぶつとメシュエには意味の分からぬ言葉をこぼす少女。メシュエは渡されるがままに陶器の皿を受け取り、どうしたらいいか分からぬままに、嗅ぎ慣れぬ匂いの間に僅かに肉汁の香りが混じった料理を匙でつんつんと突く。 「食べ方説明してなかった。白いのと混ぜて。辛かったら水を持ってくるから」  言われるがままに白い粒と茶色い汁を匙(さじ)で混ぜ、口に運ぶ。辛い? その言葉と共に燃えるような辛みが口の中を走り、メシュエは咳き込む。肉の味がほんのりとし、コクと酸味のある茶色い汁は最初の一口こそ美味だったが、ひたすらに辛かった。食べ物をいきなり得てしまった空腹の胃からも痛みが走る。 「あー、こっちの文化じゃスパイスが一般的じゃないのを忘れていたわ……一応中辛選んだんだけどな……」  また少女は意味の分からない言葉を呟いた。一応はメシュエに気を使ってくれた、のだろうか。 「待ってて、今クリームシチュー辺り温めて来るから」 「いえ、いいです、食べられなくはないので……美味しいので……」  慌ててメシュエは銀色の匙で辛い食事をかき込んだ。粘り気のある白い粒と茶色い汁は辛みこそ非常に強かったが、慣れれば食べられないこともなかった。その上、正体不明の少女の機嫌を損ねるのはまずい、と思ったのもある。代官の娘にふさわしい礼儀も何も投げ捨てて、辛みに耐えながら一心不乱に食べるメシュエ。その姿を、少女は珍しいものを観察するように眺めていた。 「水、置いといたから。むせる前に飲んで」  水はいかにも高価そうで澄んだガラスの盃に入っていた。メシュエは手を伸ばして盃を掴み、飲む。冷たい水が喉を一気に通り、辛みが一瞬和らぐ。また食べる。それを繰り返しているうちに辛さにも段々慣れる。  ――あ、これ。案外美味しいかもしれない。  そう思い始めた頃には、皿の上は空になっていた。空腹と安堵がメシュエの体を満たす。 「御親切に、ありがとうございました」 「……どうも」  少女は感謝を言われ慣れていない人のように、メシュエから視線をそらした。 「あなたは、一体」  仙女ではない、と己を称する少女は不思議な料理を持ってきて、目の前で何もない場所からクッションを降らせ、貴���ですら滅多に持っていないようなガラスの盃を当たり前のように扱っていた。 「ぐうたら庭師だよ、ここから出られず、出る気もなく、何となく生きているだけの……」  自嘲(じちょう)するような様子から、メシュエは本当のことを隠している人特有の後ろ暗さを感じた。 「そうだ、あの子の一族……きみ達に言わせれば黎明女王だっけか――は、まだ元気? ここにいると時間の感覚がなくて」  少女はまるで知り合いのように伝説の中の存在と、それに繋がる血筋のことを口にする。どう考えても本人が言うようなぐうたら庭師ではない。もしくは目の前の少女は、何でもない人間であることを演じるのを楽しんでいるのかもしれないとメシュエはいぶかしむ。 「輝ける女王陛下とそのお血筋の方々は、皆、身罷(みまか)られました」  一瞬少女の暗い色の瞳に驚きが走ったのをメシュエは見逃さなかった。それから、少女はまた先ほどのような万事投げやりな様子に戻る。 「そっかー、くたばったか。何事もハッピーエンドとは行かない訳だね。あの子の人生はそれなりにハッピーだっただろうけど」 「ハッピー?」  聞きなれぬ単語をメシュエは復唱する。 「お幸せ、ってことさ。悪い魔女王を退治して、主人公になれて、皆に慕われてさ……あの子は昔っからそうだった」  吐き捨てるような少女の様子は、どこか痛々しかった。 「知り合い、なのですか?」 「知り合いも知り合い、幼馴染だよ。それを嬉しく思ったことは、一度もないけれど――」  少女は、投げやりな様子の中に、謎めいた笑みを少しほど混ぜた表情を浮かべた。どこか、不気味さを感じさせるような、年とはちぐはぐの笑みを。 「とりあえず、ここから先はわたしの暇つぶしで独り言だ」  少女は寝台の側にあった椅子に腰かけ、ぶらぶらと足を揺らす。 「昔々の話、黎明女王がただの少女で、わたしもきみと同じただの少女だった頃。昔々、本物の十四才だった頃の話」  ふとメシュエは部屋の中が薄暗くなってきたのを感じた。灯りがゆらゆらと揺れる。宵闇が近づいてきていた。
 という訳で入稿しましたので、お試し版を! 本当は出るはずだった文フリにあわせて5月6日通販開始します。気になった方はどうぞどうぞ!
追記: 事前通販型イベント【Text-Revolutions Extra】に参加することとなりました。そのため5月6日からの通販ではなく、そちらでの新刊として頒布することになりました。二転三転してすみません。どうか皆さまの元に届きますように!
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⏰2023年03月17日 ✝全能神經典話語《神拯救人類三步作工的話語》選段96-98 ♦(二)揭示敗壞人類撒但性情與本性實質的話語 📖我的作為何其多,多過海灘上的沙粒,我的智慧何其高,勝過所有的「所羅門的子孫」,但人僅僅信我是一個小小的醫生,信我是一個無名的、教人的老師!多少人信我,只是為了讓我給其治病;多少人信我,只是為了讓我憑着我的能力將其身上的污鬼趕走;又有多少人信我僅僅是為了得着我的平安、喜樂;多少人信我僅僅是為了向我索取更多的物質財富;多少人信我僅是為了安然地度過此生,求得來世别來無恙;多少人信我是為了躲避地獄之苦,獲得天堂之福;多少人信我僅是為了暫時的安逸,并不求來世得着什麽。當我將憤怒賜給人的時候,將人原有的喜樂、平安奪走時,人就都疑惑了;當我將地獄之苦賜給人而將天堂之福奪回之時,人就惱羞成怒了;當人讓我治病時,我却并不搭理人,而且對人感覺厭憎,人就離我遠去,尋找污醫邪術之道;當我將人向我索取的都奪走之時,人都不見踪影了。所以,我説人信我是因我的恩典太多,人信我是因信我的好處太多。 ——《話・卷一 神的顯現與作工・論到「信」,你怎麽認識》 📖你盼望信神没有一點難處,没有一點患難,没有一點痛苦,你總追求這些不值錢的東西,把生命却看得一文錢不值,而把個人的奢侈想法放在真理前面,你這人太没價值!你像猪那樣生活,你跟猪狗之類有什麽區别?不追求真理而喜愛肉體的人,不都是畜生嗎?没靈的死人不都是行尸走肉嗎?在你們中間説了多少話?在你們中間作的工作還少嗎?在你們中間供應你們的有多少?那你為什麽没得着呢?你還有何怨言呢?你没得着還不是因為你太寶愛肉體嗎?還不是因為你的想法太奢侈嗎?還不都是因為你太愚蠢了嗎?你得不着這福氣還能怪神没拯救你嗎?你就追求信神以後能得着平安,孩子没有病,丈夫有個好工作,兒子找個好對象,姑娘嫁個好人家,你的牛馬能够好好給你耕地,一年風調雨順,你就追求這些。你只追求生活安逸,别讓你家出事,颳風别颳在你身上,沙子别打在你���上,洪水别淹着你家的莊稼,凡是灾都别涉及你,活在「神的懷抱」裏,生活在安樂窩裏面。就你這樣的孬種,一味追求肉體,你説你還有没有心、有没有靈?你不屬于畜生嗎?將真道白白地賜給你,你不追求,你還是不是一個信神的?真正的人生賜給你,你不追求,那你不是猪狗之類嗎?猪不追求人生,不追求潔净,不懂得什麽叫人生,天天吃飽喝足就睡大覺,真道賜給你你却没得着,兩手空空,這種猪一樣的生活,你還願意繼續下去嗎?這樣的人活着有何意義?生活卑鄙、下賤,活在污穢、淫亂之中,没有一點追求的目標,你的一生不是最下賤的一生嗎?還有何臉面去見神?這樣經歷下去,還不是一無所獲嗎?真道是賜給你了,到最終你能不能得着就在于你個人的追求了。 ——《話・卷一 神的顯現與作工・彼得的經歷——對刑罰、審判的認識》 📖在人的生命經歷當中,人常常這樣想:我為神撇家捨業,神給了我什麽?我得數算一下,檢查檢查,在這段時間我得着什麽祝福没有?我這段時間花費不小,跑了很多路也受了很多苦,神對我這段時間的表現有没有什麽應許啊?神是不是紀念我的善行了呢?我的結局到底是什麽呢?能不能得着福呢?……每一個人心裏都時時地、常常地這麽盤算,帶着存心,帶着野心,也帶着交易向神索取。就是説人的心在不斷地試探神,不斷地算計神,也不斷地與神「據理力争」自己的結局,向神討要口供,看看神到底能不能給人想要的東西。在人那兒,在追求神的同時却并没有把神當神待,始終是在跟神搞着交易,不斷地向神索取,甚至步步緊逼,得寸進尺。在人與神搞交易的同時,又與神争辯,甚至有些人臨到試煉或者臨到環境,常常軟弱,消極怠工,對神滿了埋怨。從人開始信神人就把神當成了聚寶盆、萬用箱,而人把自己當成了神最大的債主,從神手裏索要祝福、應許是人與生俱來的權利與職責,而神保守人、看顧人、供應人是神應盡的責任,這是每個信神之人對于「信神」這兩個字最基本的領會,也是每個信神之人對「信神」概念的最深刻的理解。從人的本性實質到人主觀上的追求,没有一樣東西是與「敬畏神」有關的,人信神的目的根本不可能與「敬拜神」扯上關係,就是説,人從來就不打算也不懂得信神要敬畏神、要敬拜神。就人這樣的情形來説,人的實質是顯而易見的,這個實質是什麽呢?那就是人心地惡毒、陰險詭詐、不喜愛公平公義、不喜歡正面事物,而且卑鄙貪婪;人的心對神極其封閉,根本就不交給神,神從來看不見人的真心,也得不到人的敬拜。神無論花多大代價、作多少工作、給人多少供應,人都視而不見、無動于衷,人的心始終不交給神,就想自己管着,自己説了算,言外之意就是人不想走「敬畏神,遠離惡事」的道,不想順服神的主宰安排,也不想把神當神來敬拜。這是現在人的情形。 ——《話・卷二 關于認識神・神的作工、神的性情與神自己 二》 https://reurl.cc/n7NY1n
Tamil Christian Testimony | மெய்யான வழியை ஏற்றுக்கொள்ளுவதற்கு ஏன் பல தடைகள் உள்ளன கடைசி நாட்களின் சர்வவல்லமையுள்ள தேவனின் கிரியையை ஏற்றுக்கொண்ட பிறகு, ராஜ்யத்தின் சுவிசேஷத்தை அவர் ஆர்வத்துடன் பரப்ப்புகிறார். ஆனால் அவர் தன்னுடைய போதகர் மற்றும் பிரசங்கியாரின் தடைகளுக்கும் அவதூறுகளுக்கும் ஆளாகிறார். அவருடைய குடும்பமும் அவருக்கு அழுத்தம் தருகிறது மற்றும் அவருடைய திருச்சபை நண்பர்கள் அவரைக் கைவிடுகிறார்கள். அவர் பெரும் துன்பத்தை அனுபவிக்கிறார். மெய்யான வழியை ஏற்றுக்கொள்ளும் அவருடைய பாதையில் ஏன் பல தடைகள் உள்ளன? இந்தப் பிரத்தியேகமான அனுபவம் மூலம் அவர் என்ன அறிந்துகொண்டார் மற்றும் பெற்றுக்கொண்டார்? தயவுசெய்து இந்தக் காணொளியைப் பாருங்கள். https://reurl.cc/klOxxL சர்வவல்லமையுள்ள தேவனுடைய திருச்சபை: https://ta.godfootsteps.org/
クリスチャンの証し「ついに神の声を聞いた」日本語吹き替え 別の信者の招待を受け、彼は全能神の御言葉をオンラインで読みます。すると驚いたことに、全能神の御言葉には力と権威があり、すべて真理だとわかります。一緒に真の道を調べようと、隣人たちに喜んで声をかけますが、結局邪魔され、惑わされてしまいます。真の道の考察をやめることにしたまさにその時、考察を続けさせる出来事が起こります。それは何だったのでしょうか? 彼はいかに主の御声を聞き、主をお迎えするのでしょうか? https://reurl.cc/klOxOn 全能神教会ホームページ:https://jp.godfootsteps.org 神の国降臨の福音:https://jp.kingdomsalvation.org 教会生活の証し https://reurl.cc/AdjV2E   福音映画 https://reurl.cc/V8zA0n
Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Μαθήματα από την κατανομή των εκκλησιών» Η πρωταγωνίστρια είναι επόπτρια πολλών εκκλησιών και όταν έρχεται η ώρα της υποδιαίρεσής τους, η επικεφαλής τής αναθέτει κάποιες εκκλησίες που είναι λίγο πιο αδύναμες. Η ίδια αισθάνεται αδικημένη από αυτή τη ρύθμιση και δεν θέλει να συμμορφωθεί με αυτήν. Τι μαθαίνει τελικά για τον εαυτό της μέσα από τις αποκαλύψεις των λόγων του Θεού; Ποια μαθήματα παίρνει μέσα από αυτή την εμπειρία; Δείτε για να μάθετε. https://reurl.cc/zA1vgV Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Πού οδηγεί το να μην αμφισβητείς ποτέ τους ανθρώπους που απασ Εμπιστεύεται πολύ τη Λίλι, θεωρώντας ότι έχει καλό επίπεδο και μεγάλες εργασιακές ικανότητες, γι' αυτό και δεν εποπτεύει και δεν ελέγχει τη δουλειά της για μεγάλο χρονικό διάστημα. Όταν οι αδελφοί και οι αδελφές της της αναφέρουν ότι η Λίλι αντιμετωπίζει κάποια προβλήματα στο καθήκον της, δεν τους δίνει σημασία, προτιμώντας να εμπιστευτεί τη Λίλι. Μόνο όταν εμφανίζονται σοβαρά προβλήματα στο έργο κάνει τελικά αυτοκριτική και μετανοεί. Τι διάκριση αποκτά για την ιδέα του "Μην αμφισβητείς όσους απασχολείς" διαβάζοντας τα λόγια του Θεού; Ποιες αρχές άσκησης ανακαλύπτει στο καθήκον της; Ας δούμε το βίντεο με τη χριστιανική μαρτυρία "Πού οδηγεί το να μην αμφισβητείς ποτέ τους ανθρώπους που απασχολείς". https://reurl.cc/qkVxDR Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Γιατί ανησυχώ μήπως κάνω λάθη;» Μετά τη μετάθεση της συνεργάτιδάς της, γίνεται επιφυλακτική. Είναι πολύ προσεκτική στη δουλειά της κι ανησυχεί ότι αν κάνει λάθος, θα μετατεθεί. Η διαρκής επιστροφή έργων της εμποδίζει την πρόοδο κι έτσι γίνεται αρνητική. Μέσω αναζήτησης της αλήθειας και αυτοκριτικής, αντιλαμβάνεται γιατί είναι αρνητική κι επιφυλακτική, κι αφού κατανοεί τις προθέσεις του Θεού κι ασκεί την αλήθεια, εκπληρώνει το καθήκον της χαλαρά κι ελεύθερα. https://reurl.cc/7R0gXk Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Κάνει ο καλός φίλος τα στραβά μάτια;» Στη ζωή, όταν βλέπουμε κάποιο πρόβλημα στους φίλους μας, αν και ξέρουμε ότι είναι λάθος, συχνά επιλέγουμε να μη μιλάμε για να μην τους προσβάλουμε. Τι κρύβει η ανησυχία μας μήπως εκθέσουμε τα ελαττώματά τους και τους φέρουμε σε δύσκολη θέση; Μια τέτοια συμπεριφορά ωφελεί τους ανθρώπους ή τους βλάπτει; Δείτε το βίντεο με τη χριστιανική μαρτυρία, "Κάνει ο καλός φίλος τα στραβά μάτια;" για να μάθετε. https://reurl.cc/ykLpg6 Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Μια ξεχωριστή εμπειρία πειθαρχίας» Μόλις πειθαρχείται με ξεχωριστό τρόπο, η πρωταγωνίστρια αφυπνίζεται σχετικά με τη διαμάχη της για δόξα και κύρος. Διαβάζοντας τον λόγο του Θεού, τι κατανόηση αποκτά για την εσφαλμένη της επιδίωξη; Και τι μαθήματα παίρνει; Δείτε στο βίντεο. https://reurl.cc/lvQq0l Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Οι μέρες που αγωνιζόμουν για το όνομα και το κέρδος» Όταν αναλαμβάνει την ευθύνη για το έργο της εκκλησίας, θέλει να εκπαιδεύσει κάποιους ανθρώπους το συντομότερο δυνατό, προκειμένου να βελτιώσει την ποιότητα του έργου της εκκλησίας και να κερδίσει την έγκριση των επικεφαλής. Αλλά δύο αδελφές που καλλιεργούσε μετατίθενται σε άλλα καθήκοντα από τη Ζου Νούο, η μία μετά την άλλη. Φοβούμενη ότι θα υποστεί ζημιά το έργο της και θα χάσει τη θέση της, θέλει να δώσει μάχη για να τις πάρει πίσω. Τι μαθαίνει για τη διεφθαρμένη της διάθεση μέσα από την κρίση και την αποκάλυψη των λόγων του Θεού; Ποιες αλήθειες κάνει πράξη, ώστε να σταματήσει να αγωνίζεται για το όνομα και τη θέση; https://reurl.cc/9Vvjrv Μαρτυρία της εμπειρίας των χριστιανών «Ένα καθήκον δεν μπορεί να αποδώσει καρπούς χωρίς αρχές» Για να αποδείξει την ικανότητά του να εργάζεται, και να κερδίσει την έγκριση των επικεφαλής του, επιδιώκει γρήγορη επιτυχία, παρακάμπτει τα καθήκοντά του και δεν αντικαθιστά ούτε προάγει ανθρώπους σύμφωνα με τις αρχές. Κατά την περίοδο αυτήν, οι συνεργάτες του του το υπενθυμίζουν πολλές φορές, αλλά εκείνος εξακολουθεί να ενεργεί σύμφωνα με τις δικές του ιδέες. Ως αποτέλεσμα αυτού, το έργο διαταράσσεται και παρεμποδίζεται από την ακατάλληλη χρήση ανθρώπων. Αφού τον αναφέρουν και τον εκθέτουν οι αδελφοί και οι αδελφές του, αρχίζει να κάνει αυτοκριτική. Τι ανακαλύπτει και τι μαθαίνει για τον εαυτό του; Τι κερδίζει; Παρακολουθήστε το βίντεο. https://reurl.cc/MROakX Εκκλησία του Παντοδύναμου Θεού: https://el.godfootsteps.org/ Ευαγγέλιο του Ερχομού της Βασιλείας: https://el.kingdomsalvation.org/
فيديو شهادة مسيحية | قصة إلقاء موعظة على قس (دبلجة عربية) إنها إحدى عاملات الإنجيل. سمعت أن القس، الذي كان يؤمن بالرب لسنوات عديدة، يريد أن يتحرى الطريق الحق – لكنها قررت في قلبها أن معظم القساوسة أمثاله يتشبثون بالكتاب المقدس، ويعلقون أهمية كبيرة على المفاهيم الدينية، وأنه ربما لا يكون هناك أمل في أن يقبلوا عمل الله في الأيام الأخيرة. فهل شاركته الإنجيل في النهاية؟ وهل قبل هذا القس عمل الله القدير في الأيام الأخيرة؟ https://reurl.cc/4QrKA2 فيديو شهادة مسيحية | "احتجزني" والدي (دبلجة عربية) تستقبل مع شقيقتها إنجيل الله القدير في الأيام الأخيرة وترحب بعودة الرب، لكن والدها يتمسك بمعتقداته ويعترض سبيلها ويقمعها. كما يهاجمها أقاربها الذين اقتنعوا بالشائعات والأكاذيب ويمارسوا الضغط عليها، مما يجعلها تغرق في السلبية. يملؤها إرشاد كلام الله بالإيمان وتتمكن من المواظبة على اجتماعاتها وأداء واجبها رغم المراقبة والاحتجاز القسريين من عائلتها. فماذا تعلّمتْ وربحتْ من هذا الاختبار؟ يُرجى مشاهدة الفيديو لمعرفة ذلك. https://reurl.cc/o0RkWj فيديو شهادة مسيحية | تأملات حول لا تعامل الآخرين بما لا تحب أن يعاملوك به (دبلجة عربية) عندما ترى لدى شخص مشكلة تعاني منها كثيرًا أنت أيضًا، فهل تتحدثُ عنها؟ إن كنت لا تستطيع فعل شيء حيال المشكلة، فهل يحق لك أن توضحها لدى الآخرين؟ هل تشعر بالقلق عندما تريد أن تفعل شيئًا لا تريده أن يحدث لك؟ هل يتفق هذا المنظور مع الحق؟ ما الذي يكمن وراءه بالفعل؟ هذه الشهادة سوف تحل هذا الموقف المربك لك. https://reurl.cc/5Mvj06 كنيسة الله القدير: https://ar.godfootsteps.org/ إنجيل جيل الملكوت: https://ar.kingdomsalvation.org/
Hindi Christian Testimony Video | समझने का ढोंग करके मैंने आफत मोल ले ली क्या तुम्हारे साथ कभी ऐसा हुआ है? अपने काम में किसी ऐसी चीज से वास्ता पड़ा हो जो तुम समझ न सकी हो, पर कोई नीची नजर से न देखे, इसलिए तुमने समझने का ढोंग किया हो। अंत में, तुम्हें खुद को कष्ट देने और कलीसिया के काम में देर करने के अलावा कुछ न मिला हो। समझने का ढोंग करना न समझने से भी बुरा क्यों होता हैं? इसके पीछे कौन-सा भ्रष्ट स्वभाव छिपा होता है? यह जानने के लिए देखिए एक ईसाई की गवाही समझने का ढोंग करके मैंने आफत मोल ले ली। https://reurl.cc/AdjVNK सर्वशक्तिमान परमेश्वर की कलीसिया: https://hi.godfootsteps.org/   राज्य के अवरोहण का सुसमाचार: https://hi.kingdomsalvation.org/
♦什么是灵交♦ . 神说:“灵里的交通不拘于形式,也可能有事、也可能没事,有时候有话、有时候没话,有事的时候就把事跟神说一说,作个祷告,平时应该多揣摩神是怎么爱人、怎么牵挂人的,神为什么修理对付人,到底什么是顺服神,等等这些问题,随时随地跟神交流,向神祷告、寻求,这就是灵里的交通,简称“灵交”。有时候你在路上想起一件事心里挺难过,你不用跪下来,也不用闭眼睛,就在心里跟神说,“神哪,临到这事我不知怎么做合适,求你在这事上引导我”,你的心动了,就说点心里话,神就知道了。有时候你想家,说“神哪,我很想家”,也没有说具体想谁,就是心情不好,跟神说一说。能向神祷告说心里话才能解决问题,跟人说能解决问题吗?如果遇到明白真理的人还好,不但能解决问题还能得着益处,如果遇到不明白真理的人就解决不了问题了,可能还会影响到人家。你跟神说,神会安慰你、感动你,如果你能安静在神面前读一读神的话,再能揣摩、祷告就能明白真理解决问题,神的话能让你找到路途渡过难关,渡过这个小小的坎儿,这个坎儿就不会绊倒你,不会使你受辖制,也不会使你尽本分受影响。有时候你突然觉得灵里下沉,有点昏暗,就应赶紧向神祷告、亲近神,就是随时随地跟神说说心里话、交交心,你的情形就能得到扭转。你心里必须得有信心,就是“神随时陪伴在我左右,从来没有离开过我,我能感觉得到。无论我在哪里,无论我在做什么,聚会也好,或者是在尽本分也好,我心里知道神在牵引着我的手,没有离开过我”。有时候回想这些年这样一天天走过来,感觉自己的身量已经长了,都是神在引导着,是神的爱在一直保守着,这样想的时候,心里就祷告,向神献上感谢:“神哪,我感谢你!我这个人太软弱、太懦弱,败坏太深,如果不是你这样引导我,凭我自己没法走到现在。”这是不是灵交?如果人能常常这样跟神相交,人是不是有很多话跟神说?就不会多少天跟神都没有一句话可说。跟神没话说那是你心里没有神,你如果心里有神,对神有信心,你心里所有的话,包括你跟知心人能说的话,都能跟神说。” ——《话・卷三 末世基督座谈纪要・常常活在神面前才能与神有正常关系》
精彩节目录音|卢台长【节目录音+字幕】求不灵千万不能怨菩萨 https://reurl.cc/ZXe2d3
被殺,橫死的人也是因果定律嗎?惡人為何沒有惡報?善人卻被殺了呢?How Come Bad People Seem to Have Good Lives? https://reurl.cc/5MvjrV
卢台长【精彩开示】一切随缘心平安。|2017年5月21日 澳大利亚布里斯班法会|卢台长观世音菩萨心灵法门 https://reurl.cc/mlMEN9
✝全能神經典話語 《神末世審判工作的話語》 ♦(三)揭示敗壞人類宗教觀念與邪説謬論的話語 📖信神該怎樣認識神?就是根據神現時的説話、現時的作工來認識,不可偏,不可謬,先認識神的作工,這是認識神的基礎。凡對神的話没有純正領受的各種謬論都屬于宗教觀念,都是偏謬的領受。宗教人士最善于把以前所領受的神的話拿到今天,來跟今天神的話對號。把以往聖靈所開啓的東西持守住來事奉今天的神,這就成了打岔的事奉,也成了老舊的實行,完全變成了宗教儀式。若你認為事奉神的人必須外表謙卑、忍耐……而且把這樣的認識拿到現在來實行,那這些認識就是宗教觀念,這些實行就成了假冒為善的表現。所説的宗教觀念就是指過時的老掉牙的東西(包括對以前神所説的話的領受,聖靈直接開啓的亮光),若拿到現在來實行就是打岔神的作工,對人没有什麽益處。屬于宗教觀念的東西若在人裏面除不掉,會給人的事奉造成極大的攔阻。有宗教觀念的人没法跟上聖靈的作工步伐,一步落後步步落後,因為這些宗教觀念都使人變得特别自是,特别狂妄。神對自己以前所説的、所作的尚且不留戀,過時便淘汰,難道你就不能放下觀念嗎?你持守以往神所説的話,就能證明你認識神的作工嗎?你不能接受聖靈現時的亮光,而是持守以往的亮光,能證明你是跟隨神脚踪嗎?你還不能放下宗教觀念嗎?那麽,你將成為抵擋神的人。 ——《話・卷一 神的顯現與作工・認識神現時作工的人才可事奉神》 📖由于神的作工總有新的進展,這樣,有了新的作工隨之也就有了過時的、舊的作工。這些舊的作工與新的作工并不矛盾,乃是相輔相成的,是一步一步接續下來的。因為有新的作工,舊的東西當然得淘汰。例如多少年來人的一些實行與人慣例的説法,再加上人多年的經驗與教訓,在人心中就形成了形形色色的觀念。因着神并未將其本來的面目、原有的性情向人全部公開,再加上多少年來那些古往今來的傳統學説的流傳,更有利于人觀念的形成。可以説,人信神的過程中,由于各種觀念的薰陶,人對神的種種觀念的認識在不斷地形成,不斷地發展,以至于許許多多事奉神的宗教家成了神的仇敵。所以説,宗教觀念越强的人越是抵擋神的人,而且越是神的仇敵。因着神作工總是常新不舊,從不形成規條,而且在不斷地發生着不同程度的變化、更新,這樣的作工是神自己原有的性情的發表,也就是神原有的作工原則,也是神為了完成他的經營的一種作工的手段,若不這樣作工,人不會變化,不能認識神,撒但不會被打敗,所以,他的作工在不斷地發生着似乎是無規律但又是周期性的變化。而人的信神法也就大不相同了,持守舊的已經熟練了的規條、制度,而且是越舊越合乎人的口味,人這如同石頭一樣的敲都敲不動的愚笨腦袋怎能容得下神這麽多令人不解的新的作工與説話呢?人都討厭常新不舊的神,只喜歡舊的老掉牙的、走不動的白髮蒼蒼的神。就這樣,因着神與人各有「所好」,人便成了神的仇敵,甚至更多的矛盾存到今天,就是神作了幾乎六千年新工作的今天,這些矛盾已經不可挽回了。也不知是人頑固不化,也不知是神的行政不容任何人觸犯,那些宗教官員、官太太們還是持守着那些舊得發了霉的舊書、舊報,而神似乎是旁若無人地繼續作着他還未告終的經營工作。雖有敵我矛盾,甚至不可調解,但神對這樣的矛盾根本「心不在焉」,似乎有又似乎没有,而人却還在堅定着自己的「信」「念」,從不放下。但有一點是不言而喻的,儘管人的「立場」堅定,而神的「脚跟」總是挪動,總是隨着環境在改變他的「立場」,但人到最終却是不打自敗的對象,而神却是所有敗將的最大的「仇敵」,也是所有敗與不敗的人類的「冠軍」。誰能與神較量而得勝呢?似乎人的觀念來自于神,因為許多觀念是隨着神的作工而逐步誕生的,但神却并不這樣原諒人,更不因着人隨着神的作工而「為神」生産出一批一批的神作工的額外的産品而對人贊賞不已。相反,他對人的觀念與舊的虔誠的信仰極度地反感,甚至無心去理睬這些觀念的誕辰之日。他根本不承認這些觀念是因着他的作工而造成的,因為人的觀念只是來自于人的傳染,發源地是人的思維與人的大腦,不是神,而是撒但。神作工的原意本是新的、活的,并不是舊的、死的,他讓人持守的是分時代、分階段的,并不是到永遠的、一成不變的,因他是使人活而新的神,不是讓人死而舊的魔鬼,這一點你們還不明白嗎?你對神有觀念而且放不下,是你的腦袋不開竅,并不是神的作工太没道理,也不是神的作工不近人意,更不是神總是「不務正業」。你的觀念放不下,是你的順服成分太少,而且没有一點受造之物的樣式,并不是因為神與你過不去,這一切都是你造成的,與神毫無一點關係,一切的苦楚、禍端是人造成的。神的意念總是好的,他不願讓你産生觀念,而是願意讓你隨着時代的轉移而更新、變化,而你却不識好歹,不是研究就是分析,不是神與你過不去,而是你對神没有敬畏的心,悖逆的心太大。一個小小的受造之物竟敢用神以前給的僅有的一點點微不足道的東西反過來攻擊神,這不是人的悖逆嗎?可以這樣説,人根本没有資格在神的面前發表自己的意見,更没資格隨意擺弄自己那一文錢不值的臭的腐爛的文言彙語,更何况那些發了霉的觀念呢?不更是没有一點價值嗎? ——《話・卷一 神的顯現與作工・認識神現時作工的人才可事奉神》 https://reurl.cc/1evR3D
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bailonglee · 1 year ago
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過保護と、自立
大田区は、随分と創価学会員がいる。
環境、それが区民殆ど創価学会みたいな状況を作ったのかもしれない。
徳川幕府の罪悪、士農工商というカースト。
そこには、“穢多非人”という、言われのない差別発生回路が、仕組まれていた…
大田区こそ、被差別部落、そして敗戦寸前まで、
「戦争万歳」
の、町だった。
なんてことはない、武器下請け業者の町だったゆえ。
そして終戦を迎える。
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原爆投下の少し前、アメリカはサイパンという攻撃拠点を得て、
1945年3月9日〜10日、
東京大空襲…
死者なんと、10万人…
私の居る大田区の人々は、そんな悲劇を体験した…
家もない…
食べ物もない…
勿論お金も、全て何もない…
そんな時、人はどうするだろう?
ただ天を仰ぎ、祈るしかない…
復興、再出発に向けて、人々は、協力なしには、先に進めない。
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池上本門寺には、力道山も埋葬されている。
玉音放送があり、ポツダム宣言受諾、敗戦日本の庶民に希望を与えたのは何か?
そう…
街頭テレビ。
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まさに、大田区体育館、力道山は、体の大きな外国人を、空手チョップでやっつける…
さて、
日蓮。
日蓮は、鎌倉時代に、法華経を開祖したそうな。
鎌倉時代と言えば、“禅宗”まっさかりw
つまり、己を律して、座禅を組む、内観する、そんな流れの中、
「南無妙法蓮華経を唱えれば、皆救われる」
それが、日蓮宗。
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池上さんとは、日蓮を支持した金持ち。
そして、日蓮が病気療養で茨城に向かう途中、今の池上本門寺で息を引き取った。
これは本当に、ルターの宗教改革そっくりだw🙂
ルターの宗教改革の背景、それはローマカトリック教会が売り捌いた、“免罪符”。
《免罪符さえあれば、どんな罪人も救われる!》
として、ルターの居たドイツにて、乱売騒ぎとなった…
日蓮の200年くらい後の、神聖ローマ帝国の話。
ローマカトリック教会は腐敗し、堕落し、お金を使い〘レオ10世による贖宥状〙さえ買えば、あらゆる罪は許されるというw🤣✨
さて、
一方日蓮。
鎌倉時代、
《南無妙法蓮華経さえ唱えれば、救われる》
、禅宗のような厳しさがなく、わかりやすい。
そして、日蓮の、強引さ、過激さ。
他の宗教を徹底批判、幕府に、そして朝廷に、「法華経に改宗せよ」、と迫る。
日蓮は、「外国が攻めてきて、日本は滅びる」という予言もした。
最初は相手にされなかった日蓮は、元寇により、各方面から着目される。
その日蓮の縁の地、大田区。
創価学会は、「我々は日蓮正宗だ」と主張するが、破門されてるw🤣
55年体制崩壊、あの頃、
「日本は政教分離なのに、創価学会は堂々と“公明党”を掲げている!」
、そんな批判は沢山あり、今のように、当たり前に創価学会が政治に口出しするなど、考えられない時代だった…
大田区の人々が広く知る、日蓮入滅の大田区。
そして、単なる利益団体の創価学会が、あたかも日蓮と直接的に関係あるかのごとく、物凄い勢いで信者を集めた。
簡単に言えば、
創価学会とは詐欺団体だw🤣
パソコンのプリンターで作った御札を、数万円で売ったり、仏壇を法外な値段で売りつけたり、信者は餌にしかなっていない…
だが、
親が創価学会、或いは地域丸ごと創価学会、人間関係上、抜けられない、結果、大田区丸ごと創価学会、SDGsみたいな惨状となったわけだw🤣✨
さて、本題に戻りたいw
過保護と、自立
、過保護とはつまり、
《親と子の同化》
を指す。
「おまえは俺の子供だ!だから、おまえは俺のコピーだ!」
、それが同化だ。
コピーな訳だから、自由意志など認めないw🤣
親の言う事を聞き、親の示す道を進め!、って訳だ。
そして、親が年老いたら、親の面倒を見ろ!、その代わり、財産はやる!
これが、大日本過保護帝国なわけだw🤣🤣🤣✨😎🥸💨
じゃあ、新しく生まれる生命は?
何も新しい物は生まれず、何も新しい意見も、文化も、生まれない。
今までやってきた事をひたすら踏襲し、その《維持》だけを考える…
つまり、
搾取する側に都合の良い、奴隷ファーム製造システムが、過保護であるw🥸💨🤣✨
わかるだろうか?🤣
さて、
万教帰一を、知って欲しい。
5教合一という、世界紅卍。
何かしらの真摯な信者が入会条件の、フリーメイソン。
そして、カオダイ教。
万教帰一。
全ての宗教は、一つである…
当たり前やん、
宗教とは、家畜育成インフラストラクチャーだよw🤣✨😎
おかしいと思いませんか?
有名な宗教たちは、一つだ、一つだと叫ぶ中、
ヴェーダ、ヨガ、ウパニシャッド、禅宗だけ、除外されてるんです…
つまり何か?
国家という概念自体、選民思想そのものです。
つまり、国民、市民、臣民、庶民には、自立させないというねw🤣✌️
アセンション。
私達もれなく幸せになるには、私達もれなく、自立する必要がある。
フローレンス.スコーヴェルシンさん。
私達には、“表層意識”、“潜在意識”、それだけではなく、“超意識”があると、説く。
それこそが、キリストが示した道、
許すという事。
許す、許容、寛大さ、これこそが、超意識の扉を開きます。
宗教とは、人間の“潜在意識”に働きかける。
だから、だから信者は、色々不思議な体験も出来るが、《カルマ》因果応報から、逃れられない…
しかし、許すことにより、許される…
つまり、普通なら出来ない、《リセット》を可能にする、それが許す、寛大さだ。
だからキリストの示した技、病気が治る、つまり、許された。
死者が生き返る、リセットされた…
現状もそう。
誰か支配者がいて、誰か搾取され続ける。
奴隷の歴史は、とてつもなく、長い…
それを終わりにするのが、アセンションだ。
しかし、ニューソートだの、生長の家だの、馬鹿どものトンチンカンな解釈により、アセンションは随分遅れてしまったw🤣🤣🤣✨
艱難辛苦を愛で越した者だけが、本当のアセンションの意味を、紐解ける。
艱難辛苦を金やら、憎しみやら、戦いで越した者は、永遠にアセンションに辿り着かない。
生きるとは、己を知る事である。
己を、愛する事である。
己を愛し輝き始め、お互いがお互いを、照らす。
他力本願では、駄目、他力本願=宗教ですw🤣
私達に必要なのは、
己を知る、ヨガ、禅宗。
逃げる必要は、もう無いw✨
己を知れば知るほど、他人をも知ってゆく。
自己否定を強いる毒親に、逆に子供であるあなたが教えてあげて下さい。
親という字を良く見て下さい。
木に、立って、見てるんです、親。
つまり、ケツを拭いてやる必要が無くなれば、見ていてあげて下さい。
子供は、決して親のコピーではありません。
血肉をあげたんです。
「なんで!?じゃあ親は損ばかりじゃないか!」
…馬鹿を言うな。
今親であるあなたも、その親から血肉をわけて貰ったんだ。
今の立場でのぼせ上がり、あなたはあなたの親から貰ったものまで、最初から自分のものみたいに考えてる。
だから、子供をコピーだと思える。
さあ、簡単で、難しい扉が開きます。
己を知れ。
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eyes8honpo · 5 years ago
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風花が夏に染む
カップリング/ReS。・・・巽&マヨイ
 消毒剤の匂いというのは、かすかであろうとやはり自分にとっては毒の類いなのであろうと、マヨイは思う。  持て余した両手を何度も組み替えながら、鼻をかすめるそれに思いを馳せる。清められた空間というのはどうにもそれだけで居心地が悪い。天井から降り注ぐ蛍光灯の光にはこのひと月ほどで随分と慣れたものの、ここには瘴気を取り除こうとする人々の願いが痛いほど込められている。自分のような穢れた存在がこんなところにいては、その切実な願いを害してしまいそうで、酷く落ち着かない。 ――あぁ、ですが。  前回訪れた時は、こんなことを考える余裕など、ありませんでしたね。  緊張によるまばたきを幾度となく繰り返しながら、それでもマヨイはこの居心地の悪さに、少しだけ安堵していた。マヨイがここを訪れるのは二度目だ。あの日は完全に気が動転していた。目の前の人の安否だけがただただ心配で、今これほどまでに強く感じる匂いのことが、ちっとも分からなかった。
 自分より慌てている人を見ると逆に落ち着くというのは、本当なのですな。  額に脂汗を浮かべながら、世紀の大発見でもしたかのような顔で、無邪気に言った巽のことを思い出す。何をのん気な、と思いながら、マヨイは必死になってその体を支えた。病院について受付が済んだあと、長引きそうなので先に帰っていいですよ、などと言われても、簡単にはい分かりましたと頷くことはできなかった。  本当に、一日がかりになってしまいそうなので。助けが必要になった際には、必ずマヨイさんに、連絡を致しますので。……一彩さんと藍良さんを放っておく方が、心配なので。  どうか俺の頼みを聞いてくれませんか。最後の最後にそう言われ、まっすぐに目を見つめられてようやく、あぁ、これはもう折れるしかない、とマヨイは首を縦に振った。本当に強情なひとだと思った。一彩と藍良が心配だったのは本心だろうし、マヨイとしても気を揉んでいたので、巽のほうから二人を支える役割を与えられたことは有り難くもあったのだが。  ポーン、と前方で電子音が鳴る。  診察室との間に掲げられた電光掲示板が、三桁の番号を映し出す。診察室、五番にお入りください。アナウンスに従って、一人の患者がゆっくりと立ち上がり、歩いていく。マヨイは長く息を吐き出したあと、馴染みのない清浄な空気をめいっぱい体に取り込んだ。十数分前、青磁色の後ろ髪が吸い込まれていった三番の診察室は、いまだにその扉を固く閉ざしている。  あの日はきっと、帰って正解だったのだろう。  右の親指で、左手の手袋のふちをいじりながらそんなことを考える。ただ待つことしか出来ないというのは思った以上にこころを削られる。きっと巽は、一彩や藍良だけでなく、マヨイのことをも気遣ったのだろう。やるべきことがある、というのはそれだけでいくらか安心を得られるものだ。あの日最後まで巽に付き添っていたら、あまりの無力さに、己を責めてしまったかもしれない。  ポーン、とまたひとつ、電子音が鳴った。  マヨイは静かに深呼吸を繰り返す。薬品の匂い。清らかな人々の願い。肺に満ちていくそれに、けれどマヨイは消えてしまいたいとは思わなかった。今日は決して帰らない。最後まで側に居る。誰に役割を与えられたのでもない。自分の意志で決めたことだった。ひと月前なら、こんなことは考えもしなかった。光におののきながらも、清らかな毒にあてられながらも、マヨイがここに座っていられるそのわけを、くれたのは巽だった。  もちろん巽だけというわけでは決してない。多くの友人を得た今、マヨイの存在を肯定してくれるひとは信じられないほど多くいる。それでも、最初の最初にそれを与えてくれたのは、確かに彼だった。  さんさんと降り注ぐ蛍光灯の白。真新しい匂いが鼻をつくエレベーター。あの日の呼吸のしやすさを、マヨイはきっと忘れることがない。  同じものを返したい。  ただそれだけの願い。
 伏せたまつげの先に記憶を思い返していると、がらがらと扉の滑る音がした。失礼致します。低く、それでいて澄み切った声が礼儀正しく響いて、マヨイは顔をあげた。マヨイから見てずっと右側、診察室の奥に向かって軽くお辞儀をする巽の姿が見える。巽は青磁色の頭をゆっくりと起こすと、身を翻して歩き出した。相変わらずわずかばかり片足を庇うような仕草はあるが、引きずるほどの不自然さはないので、マヨイはほっとした。  巽はいつもの穏やかな表情で待合室の硬い床を踏み、マヨイの元へと戻ってきた。巽さん。マヨイが小声で呼びかけると、視線が絡んだ。途端に巽がきょとんと目を見開いたので、マヨイは思わず息を飲んだ。 「た、巽さん? どっ……どうかされましたか?」  瑞々しい葡萄によく似たふたつの瞳が、マヨイをじっと見下ろしている。 「いえ」  二、三度まばたきをしたあと、巽は戸惑ったように答えた。一拍遅れて浮かべた笑みは、どこか、ぎこちなかった。 「待合室で、俺を待っている人がいる、というのが。その……どうも、慣れなくて」  随分と、くすぐったいものなのですな。  最後にぽつりと独り言のようにこぼして、巽はマヨイの右隣に腰をおろした。分厚いソファのクッションが、鈍く沈んで音を立てる。横目に盗み見た唇からは、深く長く、息が吐き出されていた。それが疲労の色なのか、ほどけた緊張の証なのか、マヨイには分からなかった。 「あ、あの。いつもは――」  口にしかけて、飲み込んだ。 「……いつも。お一人、で」  数秒ののちに辿り着いた問いかけは、適切なものだったらしい。 「ええ」  当たり前のことのように、軽やかに頷いた巽のことを、マヨイはまっすぐ見ることが出来なかった。 「私」  握っていた両手に力を込める。  しわを作る黒い布地を見つめたまま、マヨイはまばたきを重ねた。 「私、ずっと。思い違いをしていました。巽さんは、私と違って……とても、とても優しくて。人望があって、頼りになって、ですから。……ですからきっと。そこには多くの慰めと労わりがあったものだとばかり」  すみません。  込み上げてくる罪悪感から逃げるようにして、謝罪を述べた。それはあまりにも身勝手で、卑怯な行いで、マヨイはすぐに後悔した。ごめんなさい。自己嫌悪と謝罪とを繰り返しながら、深くうなだれてしまったマヨイに、巽は困ったように眉を寄せて笑った。 「マヨイさんは、やはり俺のことを買いかぶりすぎですな」  風早さーん。  看護師が、はきはきとよく通る声で名前を呼んだ。立ち上がろうとする巽の腕をとっさに支えると、巽は少し驚いたあと酷く嬉しそうに微笑んで、ありがとうございます、とマヨイの手を握った。二人一緒に並んで歩いて、看護師からクリアファイルを受け取った。痛み止めが出ています、と説明を受けて、院内を移動する。痛むんですか。おずおずと尋ねると、なだめるような声色で「お守りのようなものですよ」とはぐらかされてしまった。  待合室に並んで腰掛けて、番号が表示されるのを待った。同じように順番を待つ人々は、一人だったり、連れ合いがいたりと様々だった。不安げな表情。慣れた様子。疲れ切った顔。落ち着いた佇まい。見えるようで見えない、ありとあらゆる感情が、人の数だけそこにあり、整然と同じ方向を向いて並んでいる。 「……つらくは、ありませんでしたか」  ポーン、と会計を促す電子音が鳴り響く。  三桁の数字がいくつも掲示板に映されて、前方に座っていた老人が、よろめきながら立ち上がった。 「どうでしょうか。あまり、悲観したことはなかったように思います。一人でいる時も、神は俺と共にありましたし」  問いかけは、電子音に掻き消されることなく、きちんと巽に届いたらしい。失礼なことを聞いたのではないか、とマヨイが青ざめた頃、巽はようやく口を開いた。 「むしろ、それは俺にとって、幸運なことだったかもしれません。自らの過ちを省みる時間が、俺にはどうしても必要でした。俺は……どうしようもなく、人間ですから。虚勢を剥がし、己の罪と向き合う、ただそれだけのことが。一人にならなければ、為せなかったのです。やはり神は俺のことをよく見ておられますな」  穏やかな声だった。  あまりにも穏やかだったから、マヨイは言葉を失ってしまった。  一体この柔らかな面差しに、どれほどの苛烈さが内包されているのだろう。その理不尽なまでの孤独に対し、己を罰するために必要であったなどと、どれだけの人間が同じように言い切れるだろう。眩しいひと。清らかなひと。己の内側に生まれた黒い染みをただのひとつも赦すことができず、渦巻く怒りも後悔も失望も何もかも、たった一人で抱きしめて昇華してしまったひと。  悲しいほどに強いひと。  この世の全てを恨んでもおかしくなかったはずなのに。 「――ですが」  焼き切れそうなくらいに乾いた喉が、細く弱く、息を吸い込んだその時だった。わずかに湿度を帯びた声が、俯き続けたマヨイの顔を上げさせた。巽は、どこか遠くの方を、ぼんやりと見つめていた。 「今。一人きりの病室で、再びベッドに横たわったとしたら、それは」  陰りを見せた紫色が、静かに伏せられていく。落ちた視線の先。くの字に曲げた右の足。おもむろに手を伸ばし、膝のあたりを軽く撫でつけると、巽はまばたきを重ねた。 「それはとても。……とても寂しいでしょうな」  聞き覚えのある声色だった。  思い出す。  よく晴れた空の下。生い茂る木々の緑。  密やかに、無防備にさらけ出されたこころのひび割れ。  ポーン、と電子音が鳴り響いた。はっとした巽が、掲示板の数字を見て「あぁ」と息を漏らす。数人の患者が椅子から立ち上がり、窓口に向かって歩いていく。膝に置いていた手に、ゆっくりと体重をかけていく巽を見て、マヨイは慌ててその腕を掴んだ。巽は、やはり一瞬驚いたように目を見開いて、それからほっとしたように眉尻をさげて微笑んだ。ありがとうございます、マヨイさん。律儀に礼を告げると、巽はマヨイの腕に掴まった。
 院内処方の薬を受け取ったあと、会計を済ませて病院を出た。自動ドアのガラスが左右に別れると、途端に蒸し暑い空気が襲ってきて、マヨイは思わず呼吸をとめた。真夏日ですなぁ。感心するように呟いた巽が空を仰ぐ。つられてマヨイも顔を上げる。冴え冴えとした青の空は、もう随分と高いところに太陽を招いている。マヨイは顔をしかめて、空いた左手を目の前にかざした。夏は苦手だ。こんなに眩しくされては薄汚れたこの身がいつ蒸発してしまうか分かったものではない。降り注ぐ日光に耐えかねて弱々しく呻き声を漏らすと、くすりと巽が笑った。 「日傘のひとつでも持って出るべきでしたな。気が利かず、申し訳ありません。なるべく日陰を通って帰りましょう」  繋いだ手と手が、巽の声に合わせて微かに上下する。巽が一歩、足を踏み出す気配を察知して、マヨイもゆっくり���歩き出した。 「そろそろ正午を過ぎた頃でしょうか。もう少し早く終わるかと思っていたのですが、なんだかんだ長引いてしまいましたな。藍良さんたちには、先に食べてくださいとお伝えしましょう」  足もとに出来た短い影を踏みながら、巽が言った。タッツン先輩たち、午前中で終わるんだったら、お昼は一緒に食堂で食べようよォ。出かける少し前、寝ぼけ眼で提案してきた愛らしい子のことを思い浮かべる。それは名案ですな。嬉しそうに笑って返した声のことも。 「お腹をすかせて俺たちを待っているようでは、あんまりですから。もっと早くに、連絡をしてあげればよかった。俺はどうも、すまほを持ち歩いていることを忘れがちでいけません。……マヨイさん、もう大丈夫ですよ。手を離してくださっても」  巽はそう言うと、重ねていた指先から力を抜いた。 「熱いでしょう。俺の手は」  マヨイは日射しに目を細めたまま、巽を見た。マヨイと目が合うと、巽は少しだけ首を傾けて、促すように繋がった手を揺らした。  数センチだけ背の高い彼のことを、以前はとても、とても大きく感じたものだった。その透き通るような美しい髪の色も。グラスに注いだ葡萄酒のような目のことも。眩しすぎて、直視するのを避けることすらあった。 「……マヨイさん?」  返事のないマヨイを不安に思ったのか、巽の表情が硬くなる。  マヨイは足を止めた。一拍遅れて巽も立ち止まった。まだ手は触れ合っている。ゆるんだ巽の骨ばった左手を、黒い指先が捕まえている。マヨイは視線を落とした。外へ出てから数分も経っていないのに、手袋の内側でかいた汗が、じんわりと指の付け根に滲んでいた。 「どうされました。具合が悪いのですか。もうじき木陰に入りますから、そこで少し休んで――」  マヨイはごくりと一度喉を鳴らすと、節くれ立った指のあいだに自分の黒い指を滑り込ませて強く強く握った。巽の声は、そこでふつりと途切れた。  熱い。  脈打つ自分の指先が更に温度を上げていく。火照るからだ。降り注ぐ真昼のひかり。あぁひと月前ならこんなこと想像もつかなかった。この手が彼に触れる日など永遠に来ないと思っていた。触れたら最後、清らかさに当てられて消し飛んでしまうと本気で思っていた。馬鹿げた自分の思い違いにこの人は一体何度心を痛めたのだろう。  何度自分を責めただろう。 “本当は俺なんて清くも正しくもないのに”  べたつく親指の腹で、滑らかな指の側面をなぞる。布越しに骨のかたちを確かめていると、ゆるんでいた指先が次第に強張っていくのがよく分かった。マヨイさん。困惑を訴えるかのように名を呼ばれても、マヨイは手を離さなかった。遠くでごうごうと風が唸り声をあげている。数秒遅れて熱風が、強く頬へと吹きつけた。視界の端で三つ編みが踊る。長い横髪がばらばらと広がって、カーテンのように目の前を遮る。マヨイはその隙間から、一瞬、ぼんやりと虚空を見つめた。脳裏をよぎる。見たこともないのにやけにはっきりと浮かぶ。薄暗い病室。ベッドに横たえた身体。一人、手を組んで静かに祈るひとのすがた。  寂しい。  どこか遠くへ攫われてしまいそうな儚さで、横顔が呟いた。 「――毎日」  首筋を伝う大粒の汗が、ゆっくりと胸元まで落ちていき、白いシャツに染みを作る。 「毎日、お見舞いに行きます。私が」  じりじりと肌の焼かれる音がする。それは次第に痛みを伴って、マヨイの意識を引き戻す。  何度目かのまばたきののち、ぼやけていた視界が鮮明になっていくのを感じて、マヨイははっと面を上げた。 「あっ……あぁ、ちが……違うんです! そんな、不幸な未来を願っているわけでは決して! わたし、私はただ、その――」  必死で首を横に振りながら釈明の言葉を並べる。けれど最後まで言い切ることなく、マヨイは息を詰まらせた。隣で立ち尽くす巽は風に乱された前髪を整えることもせずマヨイのことを見つめていた。怖いくらいに真剣な目つきだった。乞うような視線だった。重たい沈黙が、続きを急かすかのように横たわる。あぁ、やっぱり、さっき見たのは。マヨイは軽く目を閉じて呼吸を整えたあと、握りしめていた巽の手を、胸の高さまで持ち上げた。 「もしも。また、巽さんが長く、長く病床に臥せることがあったとしても。私が。きっと寂しくさせません。一彩さんも藍良さんも、同じことを言ってくださるはずです。巽さん」  骨ばったぬくい手の甲に、もう片方の手のひらを重ねる。汗でべたついた黒の手袋が、じっとりと他人の肌に密着するのを感じて、マヨイは生唾を飲み込んだ。こんなもの、不快に思われて振り払われても仕方がない。不潔だと罵られて、突き飛ばされても文句は言えない――以前ならそう思っただろう。マヨイは目尻に涙を溜めた。  目の前のひとは嫌がる素振りひとつ見せなかった。  それが、それがどれほど。 「……巽さん。藍良さんから、連絡が来ていましたよ。遅くなっても、私たちが帰ってくるまで待っていると。……気をつけて帰ってきてね、と」  マヨイは両手に力を込めた。いつもそうだった。巽はただの一度もマヨイのことを拒まなかった。もう少しも躊躇うことはない。清くも正しくもないその身に触れてただありのままを受け入れたい。あなたが私にそうしてくれたように。 「私が。私たちが、共にあります。今は。巽さんのすぐ隣に」  指先が、喉が、心臓がどくどくと脈を打っている。倒れてしまいそうなほど熱い。暑い。こめかみから滴り落ちる汗をそのままにして、祈るように手を握っていると、不意に何かがマヨイの顔に触れた。 「本当に」  熱を孕んだ指の背が、頬の汗を拭い取る。  優しい手つき。まるで壊れ物でも扱うかのような。 「本当に、怖かったんです。足を失うことよりも何よりも。次は、君たちを失ってしまうのかと」  この距離でなければ、聞き取ることも難しいくらいに、低くて、かすれた声だった。  包み込んでいた巽の指が、強い力でマヨイの右手を掴み返す。こんなに幸福でいいのでしょうか。指先に込められた痛いほどの力に反して、あまりにも弱々しく呟くものだから、マヨイは潤んだ目を細めて少し笑った。 「……貴方が教えてくれた幸福ですよ。一人ではないのだと。人は、認め合い、支え合い……生きていくのだと」  マヨイが言うと、巽は、静かにゆっくりとマヨイの腕に寄りかかってきた。痛みますか。できるだけ優しく問いかけた。巽はかすかに頷いて、小さな声で「少しだけ」と答えてくれた。
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20kitan · 4 years ago
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エガキナマキナ/登竜門錦
「同志諸君、斉唱せよ!」 「気色悪ィな、お前は人間か?ええ?」 「我々は公共の敵だが、諸君はどうだ」 「歴史を穢した者は歴史に復讐される。それも承知の上だろうな?」 「俺はこの美しい国を愛しているんだ」 「さあ、誇り高き大和の子らよ!我々こそが進化の火を灯すもの!」 「改革は人が死ぬ!血が流れる!それがどうした!奪われたものを取り返せ!諸君らの手でこの国の癌を切除しろ!」 「大声で笑いたい気分だったんだがな……」 「そろそろ悪辣なやり方を市民が忘れたころだ」 「俺たちの鉄火の音を思い出させてやろうじゃないか」
◆錦身上調査書
姓名、略称:登竜門錦(とうりゅうもんにしき)/偽名  年齢:30代後半 性別:男 血液型:A型 誕生日:5月5日 星座:牡牛座 身長:166cm 体重:60kg 髪色:暗い赤 根元が黒い 瞳の色:薄い青 視力:左右2.0 きき腕:左 声の質:低くよく通る声 手術経験や虫歯、病気:整形手術、外科手術など多数の手術を経験する 上の歯が人工歯 身体の傷、アザ、刺青:額に傷、背中に鯉と菊の和彫り、首周りや胸、腕にトゲの刺青 その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):異様に若く見える 白目が黄色く、大規模な整形手術により表情が不自然になり、ひきつった微笑み程度にしか動かない セックス体験、恋愛、結婚観:経験はあるが恋愛ごとに熱くなりにくいタイプで、常に損得勘定で相手を見てしまう。ニジゲンとの結婚歴あり。 尊敬する人:三島由紀夫 恨んでる人:なし 出身:神奈川県 職業:歌人、随筆家、評論家、活動家 所属:無免連 将来の夢:日本を世界で一番の富国にする 恐怖:夢を見届けないまま死ぬこと 癖:腕を組む 酒癖:機嫌が良くなるが、酔っていない
*交流向け 一人称:俺 二人称:お前、君、貴兄、諸君 呼び方:フルネーム+くん または呼び捨て
*概要
 無免許連合に所属する歌人。複数のテロ行為への関与を疑われ指名手配されているため数年間海外に逃亡していたが、顔と名前を変えて日本へと戻った。無免連きってのタカ派であり、過激な賛同者を募って武力行使による著作倫理法の撤廃、および創務省解体を掲げている武闘派をまとめている。
���性格
 過激な愛国者かつ他人の痛みを楽しむサディスト。意志のあるはっきりした性格で、なによりも行動することを好む。感情表現が直裁。現在の著作倫理法が日本を蝕む癌だと考えており、それらを排除するためには文字通りなんでもやる。  頭が良くただちに状況を把握し、物事は順序立てて行う。理想主義者でありながら極めて現実的な思考を持ち、実現するまでは決して諦めず手段を考え続ける策謀家。効果的であると判断すればそこにどんな犠牲があろうと厭わずやってのける。  また口先だけの甘い言葉ではなく本気の言葉で他人を自分の味方につけようとし、過激な活動家ながらも賛同者を募っていち共同体として活動するなどリーダーとしての気質も併せもつ。また現在の体制に縛られている人物を見ると憐みを覚え、自分も他人も自由でないことを嫌い、考えて行動しない者を軽蔑する。
*人間関係
 数年間姿を消していたことに加え、身分を変えているので顔見知りは少ない。無免連に古くからいる同志、古馴染みの内通者とのコネクションは健在であり、さらに若い世代の同志を募るためにあちこちに現れる。  対人関係では基本的に友好的ではあるが、すぐに相手を支配し自分が優位に立とうとする癖があるため威圧的。同志の仲間に対しては非常に献身的で自身が殿となることも厭わないが、捕縛されてしまうような状況ではさっさと姿をくらます。
*家族関係、幼少期体験
 日本のごく一般的な家庭に生まれ、真面目で頭の良い子供として育つ。主に詩歌や音楽など言葉に興味を持ち、15歳から認可作家でもあった。倫理著作法に興味を持ち法学部に入学する。しかし18歳の頃事故で頭部に大怪我をした頃から性格が豹変。人格に変化があったのか本性が出たのかは分からないが、倫理著作法の撤廃を求め活動家への道をしはじめた。  父母は一般な倫理観の真面目な人々であり、ごく普通に愛されて育った。息子のことは既に死んだと知らされている。現在は名前も顔も変わっているため会うことはない。  どうやったのか大学を卒業し司法試験をパスして弁護士バッジも手にしている。
*能力
 機をみるのが上手く適切な場面で適切な行動をとることができる。目的のためなら非合法な手段を取ることも躊躇しないため、今までも大胆に活動しているわりには司法の手から逃げおおせている。必要な人物とは連絡を欠かさないまめな部分もあり、持ちつ持たれつで綱渡り。  破壊力の高い爆弾のマキナを持つ。想像力の働かせれば本物のプラスチック爆弾のように形を変えることも可能であり、また手を離れて任意のタイミングで爆破されられる。錦本人が認識できるのであれば数も制限がないが、意識から外れれば消えてしまう。  言葉を操るのに長けており、演説や討論、弁護、他人の説得が抜群にうまい。隠れ蓑にしている「歌人」という職業においても一定の評価を得ているがこちらは趣味の色合いが強い。
*著作、作品の評価
 専門は詩歌。俳句や短歌など。日本や四季折々を題材にした古典的かつアバンギャルドな作風。美しく侘びしい日本の描写が多く、力強い男性的な表現も多い。「魚」と「骨」がよく登場する。またカストリ雑誌に載せるようなエログロナンセンスに傾倒した発禁ものの本を出版したこともある。
『歌集 夾竹桃』  花と恋を題材にした唯美的な作風の歌集。日本の上品でわびしさを感じる短歌を多数収録。
『歌集 国破れて山河あり』  力強く男性的な作風の歌集。栄華の衰退と戦うことへの訴え。受賞歴あり。
『歌集 火車』  人間の根源的な苦悩、欲望などを題材にした歌集。印象的なフレーズが多く、コアなファンが多い。
『どれだけのことをしてきたか』  戯曲。男が学のない乞食に対して人類が誕生してから行ってきた功績を訥々と語る。おもに医学、法律にスポットが当てられるため内容が難解だが、内容として間違っている箇所はあまりない。
『血よりも赤き残照』  著作倫理法が制定された背景や真実と銘打ち、法と創務省に反感を抱くように誇張された思想本。地下出版のち即発禁となった。なお当時の本名や住所まで記載があり、同志が集まったと同時に当然ガサ入れにもあった。
『アカよりピンク』  カストリ雑誌で連載されたエログロナンセンスコラム。可愛らしく毒のある絵とともに歴史上発禁になった順に事細かく猥雑怪奇な世界に誘う。発禁本。
『展翅』  醜悪で汚らしく、猥褻で退廃的、残酷で倒錯的。反良識、反社会を体現した詩集。絶版発禁本。 『禁色』-登竜門錦名義  華美な古典的表現と現代的ニュアンスの入り混じる歌集。知識がなくても楽しめるがあるとさらに奥深い構成。一部難解な隠喩も散りばめられており錦の趣味満載の一冊。 『ニルヤ』-登竜門錦名義  女神エガキナマキナの顕現後にひそかに出版された群像劇短編集。当時の作家たちの感情の揺れ動き、国への忠義、死とエロティシズム、創作物の死を克明に描く。
※夾竹桃、国破れて山河ありは同著書名、ほかはバラバラの名前で出しているが、すべて夾の会を介して出版されている。
*一般社団法人「夾竹桃」 (画像は組織図)
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 錦が海外逃亡前に旗本に立っていた「夾の会」を覆い隠すために作られた一般社団法人。公的に認められた組織で、公益事業、収益事業、本部事業の3つに分かれ「夾の会」は詩歌結社として本部事業扱いとなっている。主にアート関係、印刷物、展示会などのイベント関連を事業にしており、無免連の活動とはまったく関係ない従業員も多数存在する。  夾竹桃の運営は主に霧島・錦が取り締まる。
*結社「夾の会」  一般社団法人「夾竹桃」の詩歌結社。俗称は「マル夾」。表向きは結社誌の発行などを行っているが、実質は登竜門錦を頭目に置いた無免連の活動家集団。独自の連絡方法で作戦を共有し、決起集会や活動を行う。入会は紹介やスカウトで、夾竹桃巴の紋が入った透明のスタンプが体に押される。スローガンは「用心しろ」。
* メンバー(クリックでCSに飛びます)
登竜門錦(頭領)
霧島隆史(理事)  40代。錦が海外逃亡する前から所属し夾の会のカバー企業として「一般社団法人夾竹桃」を立ち上げたやくざな男。ツクリテではない。武器は長いアイスピック。
絹井麻里(秘書)  20代。錦に心酔する頭のネジが吹っ飛んだ女。腕の良いメイクアップアーティスト。マキナはさび付いたトゲ付きの金棒。
��石一誠  19歳の大学生。錦を盲信する軽薄な男。 DTMミュージシャン。マキナはアシッドボムで、処置しないと後遺症が残る厄介な酸入り。
伊勢京也
化野静
化野桃花
*所属ニジゲン
ヒルフェ(元創務省)
茂上淳/須瞳(元創務省)
ドアマン
*関係者
鬼屋敷あざみ(夾竹桃所属モデル)
丹治兪ら(創務省の内通者)
*好きなもの
食べ物:ピザ、鯛の天ぷら、水炊き、ちらし寿司 飲み物:日本酒、紹興酒、茶 季節:冬 色:赤 香り:「トム フォード プラム・ジャポネ」甘くダークな奥深い梅の上品な香り スモーキー系 煙草:ホープ たまに吸う 書籍:漫画、小説、随筆、法律や討論の専門書籍 動物:犬 異性:愛せるのなら誰でも ファッション:動きやすくスタイリッシュな服、派手な着物。 場所:屋上などの街を見下ろせる高い場所 愛用:真っ赤なハイカットスニーカー 趣味:詩を作る、カラオケ *よく現れる場所 カフェ クラブ コンセプトバー 飲み屋 歓楽街 盛り場 商業施設 競馬場 ギャンブル施設 美術館 水族館 若者に話題の場所 街頭 カラオケ 商業ビル 旅館 ホテル
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the-clockwork-maiden · 2 years ago
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サラマンドラの踊り子
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作詞:葉月ゆら  作編曲:Drop
真夏の夜の荒地に 紅い炎 燃え盛る 薄絹を身に纏い 祈りを捧げる少女
願いは戦場へと 旅立つ彼の無事を 他にはいらない 涙を届けて欲しい
髪を靡かせて 細い手で凪いで しなやかに舞い踊り 鈴を鳴らし 揺れる
妖精は哀を 食んで歌うよ 炎蒔いて 導いて彼方へと 熱く惹かれあう 彼の手へ もう一度 逢わせて
流れた星を数え 運命の行方 占う 白い肌に走るは 火のトカゲの紅い舌
少女へ恋に堕ちた 炎統べる王は言う 我が為 踊れば 望みを聞き届けよう
長い睫毛 伏せ 細い足首に 金のアンクレット 月の光が満ちる
妖精は羽を交わし歌うよ 炎焦れて 捕まえる世界ごと そして逃げられぬ 彼の腕 情熱で焼け付く
甘やかな囁き一つ 穢れ無き少女には毒 戸惑い抗うだけ 憂いに満ち輝く
髪を靡かせて 細い手で凪いで しなやかに舞い踊り 鈴を鳴らし 揺れる
妖精は哀を食んで歌うよ 炎蒔いて 笑み浮かべる
長い睫毛 伏せ 細い足首に金のアンクレット 月の光が満ちる
妖精は羽を交わし歌うよ 炎焦れて 捕まえる世界ごと ���して逃げられぬ 彼の腕 情熱で焼け付く
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monqu1y · 4 years ago
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王様の自滅  自国を滅ぼす方法など
⦅操縦七術[韓非]から続く⦆
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〖国を滅ぼす王様の特徴〗 01_王様が宮殿や庭園の建築にうつつをぬかし、車や衣服珍品集めなどの道楽に凝って、国民から絞りあげては浪費する。   殷 ( いん ) の 紂 ( ちゅう ) 王が象牙の箸をつくらせた。   箕子 ( きし ) (紂王の叔父。狂ったふりをして身を守った)は恐怖を覚えた。  彼はこう思ったのだ。  象牙の箸となれば、汁のうつわも素焼きの土器ではすまなくなる。  きっと 犀 ( さい ) の 角 ( つの ) か玉でできた豪華なうつわを使うだろう。  玉のうつわに象牙の箸ということになれば、豆や豆の葉という質素な料理ではすまなくなる。  きっと 旄牛 ( からうし ) ・象・ 豹 ( ひょう ) の胎児などの美味珍味とならざるをえない。  こうした美味珍味を食べるとなれば、着るもの住む家も普段着や 茅 ( かや ) 葺きではすまなくなる。  きっと 錦 ( にしき ) を重ね、広大な屋敷をつくるだろう。  こうして釣り合いを求めていけば、いつしか天下の富を根こそぎつぎ込んでも、まだ不足する。  ほんの小さな兆候候をも見逃さず、始まりを見て結末を察知するのが聖人だ。  箕子が象牙の箸を見て恐怖を覚えたのは、その段階で、天下全体ものを使っても不足する結果を見抜いたからだ。   殷 ( いん ) の 紂 ( ちゅう ) 王は、部屋の窓を閉ざして明かりを灯し、百二十日を一夜として「酒池肉林」の宴を続けたために、日がわからなくなってしまった。  「さて今日は何日だったかな」と、お側の者にたずねたが、誰一人としてわからない。  そこで、 箕子 ( きし ) のもとに使いを出して、たずねさせた。  箕子は家臣にこう言った。  「天下の 主 ( あるじ ) となりながら、国中誰も日がわからないという。  これでは天下は保てまい。国中誰もが知らないことを、わたし一人が知っていたとなれば、わが身があぶない」。  そして、自分も酔ってわからない、と使者に答えたという。  桓公が管仲に尋ねた。「富には限界があるのだろうか」。  「水の限界は水のなくなるところ、富の限界は人がそれに満足したところです。ところが、人間は満足することができず、富をむさぼって、ついには身を滅ぼしてしまいます。これが富の限界でしょうか」。   紹績昧 ( しょうせきまい ) は酒に酔って寝てしまい、皮の上着をなくした。   宋 ( そう ) 王が不思議に思って、彼に聞いた。  「酒に酔ったくらいで皮の上着までなくすものか」。  「 夏 ( か ) の 桀 ( けつ ) 王は酒で天下をなくしました。それゆえ 康誥 ( こうこう ) (書経の一篇)には『酒を 彛 ( い ) するなかれ』とあるのです。酒を彛するとは、酒を常にするという意味です。酒を常飲すれば、天子は天下を失い、庶民も自分の命を失うのです」。  昔、 弥子瑕 ( びしか ) という美少年が、 衛 ( えい ) の 霊 ( れい ) 公の寵愛を受けていた。  衛の法律では、許しなく王様の車に乗った者は、足切りの刑に処せられる。  ところが、弥子瑕は夜中に母が急病だという知らせを受け、君命といつわって王様の車を使った。  それを聞いた霊公は、罪を問うどころかほめるのだった。  「親孝行なことではないか。母を思うあまり、自分が足を切られるのさえ忘れるとは」。  また、ある日、霊公のお供をして果樹園に散歩に行ったとき、弥子瑕が桃を食べたところ、あまりにおいしいので、半分残して霊公に薦めた。  霊公は、「王様思いではないか。自分が食べるのを忘れてまで、わしに食べさせてくれるとは」。  だが、やがて弥子瑕の容色が衰えて、霊公の寵愛がうすれてきた。  すると、霊公は、弥子瑕が前にしたことに腹を立てて、「こいつは、嘘までついてわしの車を使ったことがある。またいつぞやは、わしに食いかけの桃を食わせおった」。 02_吉だ凶だと日柄を気にし、 鬼神 ( きしん ) をありがたがり、占いの結果を真に受けて、何かといえば、 祭祀 ( さいし ) をやりたがる。亀の甲に穴を開けて火であぶったり、 筮竹 ( ぜいちく ) を数えて占った結果に従って戦をした 燕 ( えん ) や 趙 ( ちょう ) は、負けることが多かった。 03_限りない欲張りで、利益とみれば見さかいなく飛びつく。   宋 ( そう ) の国に 監止子 ( かんしし ) という金持ちの商人がいた。  あるとき、他の商人と時価百金の 粗玉 ( あらたま ) を 競 ( せ ) りあったことがある。  監止子はまちがったふりをして粗玉を落とし、傷をつけた。  百金の弁償をして引き取り、きれいに傷を磨き落として売ったところ、千金あまりの大金を得た。  一般に、何かを行って失敗しても、何もやらなかったよりもましな場合がある。  監止子のように、タイミングよく責任を引き受けた場合がそれだ。 04_法に基づかず、無原則に刑罰を加える。空理空論に耳を傾け、現実に役立つかどうかを考えない。外見を飾り立てて、実用を無視する。 05_独善的で協調性がなく、 諫言 ( かんげん ) されればむきになる。国家全体のことを考えずに軽率に動き、しかも自信満々だ。  食客のなかに、不老長寿法を教えるという者がいたので、 燕 ( えん ) 王は家来のひとりに習わせたが、その家来がまだ習い終えないうちに、食客は死んでしまった。燕王は怒って家来を殺した。食客が自分を騙したのに気づかず、習い方が遅いといって死刑にしたのだ。道理に合わないことを信じて罪のない家来を殺すとは、また浅はかなことであった。  誰でも一番大切なのは自分の体のはずだ。その自分が死を免れないでいて、他人の燕王を不老長寿にすることなどできるはずがない。 06_王様がずぼらで、およそ反省ということをせず、どんなに国が乱れていても自信満々で、自国の経済力を考えずに、隣の敵国を組みしやすしとする。 07_国が弱小であるのに、尊大にふるまい、強国を警戒しない。国境を接している大国をバカにして、礼をもって対しようとしない。  昔、晋の公子 重耳 ( ちょうじ ) が亡命し、曹に立ち寄った。  曹の王様は服をはだけさせて重耳を見せ物にした。  そのとき 釐負羈 ( きふき ) と 叔瞻 ( しゅくせん ) が曹の王様に付き添っていた。  叔瞻は曹の王様に申した。私、晋の公子を観ましたところ、ただ者ではございません。王様はこれに無礼をなさいました。彼がもし時を得て国に帰り、挙兵すれば、恐らく曹の害となりましょう。王様はこれを殺してしまうのがよいでしょう、と。  しかし曹の王様は聴き入れなかった。  釐負羈は帰って浮かぬ顔をしている。  妻が問うた。あなたは外から帰ってきて浮かぬ顔をしておられるのは何故ですか、と。  釐負羈は言った。私はこう聞いている。良いことには 与 ( あずか ) らず、悪いことには連なる、と。今日我が君は晋の公子を招き、無礼をはたらいた。私はそのとき付き添っていたので浮かぬ顔をしているのだ、と。  妻は言った。私が晋の公子を観るに、大国の主のようです。その左右の従者は大国の宰相のようです。それが今、窮乏して曹に立ち寄り、曹はこれに無礼をはたらきました。これがもし国に帰ることになりますと、必ずや無礼を 誅 ( ちゅう ) しましょう。曹はその手始めとなりましょう。あなたはどうぞ今のうちに 誼 ( よしみ ) を通じておきなさいませ、と。  釐負羈は言った。よろしい、と。  黄金を壺に盛り、食べ物で蓋し、玉壁をその上にのせ、夜、使者を公子に遣いさせた。  公子重耳は使者に会い、再拝の礼で食べ物を受け取り、玉壁は辞退した。  公子は曹から楚に入り、楚から秦に入った。  秦に入って三年、秦の 穆公 ( ぼくこう ) は群臣を集め 謀 ( はかりごと ) をして言った。昔、晋の献公と私が仲良く交流していたことは諸侯のうちで知らぬ者はいない。献公は不幸にも群臣から離れて亡くなり、十年が経つ。その 世嗣 ( よつ ) ぎは出来が良くない。私は心配だ。このままでは晋の 宗廟 ( そうびょう ) は清く保たれず、 社稷 ( しゃしょく ) の供物が絶えはせぬかと。このような状態にもかかわらず晋の足元を固めてやらないのは、献公との交流してきた道に反する。私は重耳を助けて晋に入れようと思うが、どうであろうか、と。  群臣は皆言った。よろしゅうございます、と。  穆公はそこで挙兵した。  革鎧の戦車五百乗、騎兵二千、歩兵五万、重耳を助けて晋へ入れ、立てて晋君にした。  重耳は即位して三年後、挙兵して曹を 伐 ( う ) ちに向かった。  そこで重耳は使者を送って曹の君主に告げさせた。叔瞻を城壁から懸け下ろして出せ、私が殺して処刑してやる、と。  また使者を送って釐負羈に告げさせた。我が軍勢が城に迫っている。私はあなたが礼に 背 ( そむ ) かなかったことを知っている。あなたの住まいに目印をたてておかれよ。私は命令して軍勢がそこを攻めぬようにさせよう、と。  曹の人々はこれを聞き、親戚をかき集めて釐負羈の住まいへ逃げ込む者が七百余家にも及んだ。 08_王様が臆病で信念が貫けない。すなわち予測するだけで決断ができず、やらなければと思うだけで手が下せない。   呉 ( ご ) 王の 闔廬 ( こうりょ ) が、 楚 ( そ ) の都の 郢 ( えい ) を攻め、三戦三勝した。  呉王は 伍子胥 ( ごししょ ) に意見を求めた。  「このぐらいで引き揚げてよいだろう」。  「いけません。人を 溺死 ( できし ) させようとするとき、一飲みさせたところで、止めたのでは、溺死するわけがありません。手をゆるめず押さえつけ、このさい、徹底的に沈めてしまうべきです」。 09_都合が悪ければ理屈をつけて法をまげ、何かにつけ公事に私情をはさむ。その結果は 朝令暮改 ( ちょうれいぼかい ) 、次から次へと新しい法令が発せられる。   斉 ( せい ) が 魯 ( ろ ) を破ったとき、魯の宝である 讒 ( ざん ) という 鼎 ( かなえ ) を要求した。  魯はニセ物を持って行かせたが、見破られてしまった。  「ニセ物ではないか」。  「いや本物です」。  「それでは貴国の 楽正子春 ( がくせいししゅん ) ( 曾子 ( そうし ) の弟子)を連れて来てもらいたい。彼なら信用できる」。  魯王は楽正子春にうまくごまかしてくれるように頼んだ。  楽正子春は魯王に尋ねた。  「なぜ本物を持って行かせなかったのです」。  「本物は惜しいからさ」。  「わたしも自分の信用を惜しみます」。 10_もともと地の利に恵まれないうえに、城郭も欠陥だらけ、物資の蓄えはなく、生産力も低い。すなわち長期戦に耐える力がないのに、軽挙妄動して戦いをしかける。 11_視野が狭くてせっかちで、 些細 ( ささい ) なことで簡単に行動を起こし、すぐにカッとなって前後の見境がつかなくなる。 12_怒りっぽいうえに戦好きで、本務たる農政に力をいれず、何かといえば武力を発動する。  大臣を侮辱してプライドを傷つける。庶民に厳しい刑罰を加えて、過酷な使役に駆り立てる。これを当然のこととして繰り返せば、謀反を 企 ( たくら ) むものが、必ず現れる。 13_王様が大利を目前にして傍観するばかり、また禍いを予測していながら対策を立てようとしない。そして防衛ということにまったく無知でありながら、「仁義」によって自己の行為を飾り立てようとする。 14_雄弁だが「法」という筋が通っていない。聡明ではあるが、肝腎の「術」を心得ていない。能力そのものはあるのだが、「法」によって事を運ぼうとしない。 〖本心を隠す〗  王様が心の 裡 ( うち ) を見透かされると、 家来 《 けらい 》 たちに付け込まれる。   楚 ( そ ) の霊王が細い腰の美人を好むと、 楚 ( そ ) の都には絶食して痩せようとする者があとをたたなかった。   臥薪嘗胆 ( がしんしょうたん ) の故事で有名な越王 勾践 ( こうせん ) は、勇者を好んだ。越の決死隊は、呉の陣の前で一斉に自分の首を 刎 ( は ) ねた。呉軍の兵卒は、あっけにとられ、その隙に奇襲攻撃をかけられて総崩れとなった。   斉 ( せい ) の桓公は好色で嫉妬深かった。 豎刁 ( じゅちょう ) は、自ら去勢手術を受けて、後宮の 宦官 ( かんがん ) になり、信頼を得て大臣に任命された後、謀反を起こして桓公を部屋に閉じ込め飢え死にさせた。  桓公は食い道楽でもあった。料理人の 易牙 ( えきが ) は、自分の長男を蒸し焼きにして差し出した。易牙も、豎刁の謀反に参加した。   燕 ( えん ) の 子噲 ( しかい ) は人格者を好むと思われていた。大臣の 子之 ( しし ) は、国を譲られても受けないと公言して信頼を得、政治を任されて実権を奪った。伝説時代に、 堯 ( ぎょう ) という天子がいて、 許由 ( きょゆう ) という隠者に天下をゆずろうとしたが、許由は受けず、耳が穢れたといって耳を洗ったという。子噲は子之が辞退するのを確かめておいて、堯のまねをしたのに、子之の方が上手だった。  王様が好悪を見せなければ、家来は素を表わし、王様はだまされない。   堂谿 ( どうけい ) 公が、 韓 ( かん ) の 昭 ( しょう ) 侯に尋ねた。  「 価 ( あたい ) 千金の 玉杯 ( ぎょくはい ) があったとする。もし底がなかったとしたら、これに水を入れることができるでしょうか」。  「だめだ」。  「では素焼きの器があるとする。これには底があって漏らないとしたら、酒をつぐことができるでしょうか」。  「できる」。  そこで堂谿公は言うのだった。  「素焼きの器はとるにたらぬ粗末なものですが、漏りさえしなければ酒をつぐこともできます。価千金の玉杯はまことに貴重なものですが、底がなくて漏るとしたら、水さえ入れることができません。まして、これに飲み物を入れる者があるでしょうか。家来の言葉を他人に漏らす王様は、ちょうど底の抜けた玉杯のようなものです。いくら王様に知恵があっても術をつくすことができないのは、人に漏らしてしまうためです」。  それからというもの昭侯は、大きな計画を考えているときには、必ずひとりで寝た。  寝言を聞かれて、他人に計画が漏れることをおそれたのだ。  斉国の正室が亡くなったとき、大臣の 薛 ( せつ ) は、 威 ( い ) 王の意中の人を新しい正室に 推薦 ( すいせん ) しようと考えた。薛は、玉の耳飾り九組に特に美しい耳飾りを一つ加え十組にして王に献上した。翌日、薛は、特に美しい耳飾りをしている側室を確認して王に推薦した。 〖信ずる者は 騙 ( だま ) される〗  王様が妻を信じたら、腹黒い家来は王様の妻を利用して私欲をとげようとする。   優施 ( ゆうし ) という役者は、 晋 ( しん ) の 献 ( けん ) 公の愛妾 麗姫 ( りき ) に取り入り、世継ぎの 申生 ( しんせい ) を殺して、麗姫の子 奚斉 ( けいせい ) を擁立した。  王様が我が子を盲信すると、腹黒い家来は王様の子を利用して私欲をとげようとする。  趙の武霊王(在位 前325年~299年)は 胡服騎射 ( こふくきしゃ ) (騎馬民族の戦法)をいち早くとりいれ、趙を軍事的に発展させたが、寵愛した恵后のために後継問題の処理を誤った。太子に決まっていた長子 章 ( しょう ) を廃嫡して、恵后の子 何 ( か ) (恵文王)に王位を譲り、自分は 主父 ( しゅほ ) と称して院政をしいたが、恵后の死後、廃嫡した長子 章 ( しょう ) の処遇に迷い内乱を起こさせてしまった。主父も、 沙丘 ( さきゅう ) の別宮で三箇月包囲されて餓死した。そのときの包囲軍の指揮官は 李兌 ( りたい ) だった。  妻子でさえ裏切ることがあるのに、他人である家来を信じたら、 悲惨 ( ひさん ) な結果が待っているかもしれないことを知らなければならない。  王様の世継ぎが立てられたら、妻は、我が子の即位を待ち望むもの。  男は五十になっても色好みはやまないのに、女性は三十になれば容色は衰える。  衰えた容色で色好みの夫に仕えれば、疎まれ 貶 ( さげす ) まれるようになり、「これでは我が子は、あとを継げないのではないか」と、妻は疑う。我が子が王様の座につけば、何でも命令できるし、嫌なことも禁止できる。男女の楽しみは、夫の死後も以前にも増して楽しめる。大国を思いのままに動かしても、誰からも文句は出ない。  毒を盛ったり、闇打ちをしたりのお家騒動が尽きないのも、こういうところに原因がある。   桃佐春秋 ( とうさしゅんじゅう ) には、「まともな死に方をする王様は半数に満たない」と書かれている。   魏 ( ぎ ) 王が 楚 ( そ ) 王にひとりの美女を贈った。   楚 ( そ ) 王はこの美女がすっかり気に入った。   楚 ( そ ) 王の側室 鄭袖 ( ていしゅう ) は王がこの美女を可愛がるのを見て、王が可愛がる以上に自分も可愛がり、衣裳でも何でも彼女の欲しがるままに与えていた。  王はそれを見て言った。  「 鄭袖 《 ていしゅう 》 はわたしがあの女を可愛がるのを知って、わたし以上に可愛がってやっている。まるで親孝行な子が親をおもい、忠臣が王に仕えるようではないか」。  …「王様は自分が嫉妬していないと信じ��いる。これでよし」と思った 鄭袖 《 ていしゅう 》 は美女に「王様は女性が手で口を覆う仕草が好きだから、王様に近づくときは手で口を覆うようにしなさい」と教えた。美女はその話を信じ、始めて王様とのお目見えする際にさっそくその仕草を実行する。事情を知らない王様がその理由を周囲に尋ねると、鄭袖が「あの女は王様の匂いを嫌って手で鼻を覆っているのです。」とウソを付いた。王様は、激怒し、美女の鼻を削ぐよう命じた。 〖人材活用〗   楚 ( そ ) が 陳 ( ちん ) を攻めたとき、 呉 ( ご ) は陳を助けた。   楚 ( そ ) ・ 呉 ( ご ) 両軍は三十里をおいて 対峙 ( たいじ ) した。  ある夜、十日も降り続いた雨がやみ、星が見えた。   楚 ( そ ) の 左史 ( さし ) の 倚相 ( いしょう ) は将軍の 子期 ( しき ) に言った。  「十日の雨のあいだに、呉軍は準備をととのえたはずです。きっと攻めてくるにちがいありません。備えた方がよろしいでしょう」。  そこで、 楚 ( そ ) 軍は、陣形をととのえたが、はたして、準備が終わるか終わらないうちに、呉軍がやって来た。  しかし、 楚 ( そ ) 軍に備えがあるのを見ると、戦わずして引き返した。  左史は言った。  「呉軍は往復で六十里歩かなければなりません。帰れば疲れて将軍は休む、兵士は食事をするはずです。一方わが方は三十里ですみます。すぐ攻めれば勝てましょう」。   楚 ( そ ) 軍は呉軍を追いかけ、これを破った。  孟嘗君率いる斉・魏・韓の連合軍が函谷関に攻めてきたとき、秦の昭襄王は大臣に「三国の兵が秦に深く攻め込んでいる。河東郡の数県を与えて和睦しようと思うが、どうか」と尋ねた。  大臣は、「河東郡の数県を与えるのは、大きな損失です。王子様とご相談なさってはいかがでしょうか?」と答えた。  王様から相談された王子は、「和睦してもしなくても、後悔は避けられません。…和睦したら、『三国はもともと引き上げようとしていたのに、むざむざ三城もただでやってしまった』と、後悔するでしょう。…和睦しなかったら、 韓 《 かん 》 に集結した三国軍に大損害を与えられ、『しまった、三城をやらなかったばかりに、こんなことになってしまった』と、後悔するでしょう。」と答えた。  昭襄王は、「後悔するのなら、三つの城を失って後悔する方が、国が危険な状態になって後悔するより余程マシだ。」と考え、和睦を決めた。   管仲 ( かんちゅう ) と 鮑叔 ( ほうしゅく ) が相談をした。  「このご乱行では 斉 ( せい ) の 御代 ( みよ ) も変わるにちがいない。斉の公子のなかで、将来性のあるのは 糾 ( きゅう ) さまか、 小白 ( しょうはく ) さまだ。この二人にわれわれは一人ずつ仕え、先に出世した者が他を引き立てることにしよう」。  こうして管仲は糾に、鮑叔は小白に仕えた。  はたして斉は混乱状態におちいり、王様が殺された。  そしてまず小白が亡命先から帰国して王様の座についた。  管仲は糾とともに 魯 ( ろ ) に逃れていたが、魯の人につかまって小白に引き渡されたが、鮑叔の口添えによって宰相になることができた。 〖王様への意見の出しかた〗  [説得]は、相手の心を正確に見ぬき、自分の意見をそこに合わせることが必要。知識や弁舌だけでは不十分。  名声の高さを求める相手に、利を得る術を説けば、下劣で卑しい奴と思われ、遠ざけられる。利を求める相手に、名声の高まる術を説けば、気配りできず現実に疎い者と思われる。  名声を大切にしているように見せかけながら、内心では利を求めている相手に、名声の高まる術を説けば、得心した様子を見せられながら、実際には疎んじられるだろう。逆に利を得る術を説けば、得心させても、用いられることはない。 01_王様が自分の利益を満たそうとしているときには、国法を述べてそれを強制する。それでも欲望を捨て切れないときは、欲望に理屈をつけてやる。実行に移せない道義には、とやかく言わないでおく。 02_理想が高すぎて非現実的なときは、理想の欠点をあげ、実行しない。それは難しいでしょうなどと、ケチをつけてはならない。 03_知識・見識に自信もってる相手には、同類の別の事例を挙げて下地を準備しておき、相手が自ら選ぶように仕向けて、そしらぬ顔をする。 04_他国と友好関係を保つように説得するには、立派な名目を上げてやり、それとなく自分の利益にもなることを示す。 05_国の害になることを分からせるには、道義に反しているとはっきり言い、自分の損にもなると分からせる。 06_直接相手を誉めるよりは、相手と同じ事をしているものをほめ、他の事で王様の計画と同じものがあれば、そのことを議論で取り上げた方が効果がある。 07_王様と同じ失敗をした者は、たいした過失ではないと言って弁護しておく。相手がよい計画だと思っているのに、悪いところをあげつらって追いつめてはいけない。 08_長い月日を経て、王様の信任も厚くなり、立ち入った策を奏上しても疑われず、王様と言い争っても罰せられなくなったならば、堂々と利害を判断して述べ、自分の意見を実現化して事の是非をずばりと述べることを身上とする。こうして王様と対等の関係を保てるようになれば、これこそが献策の最上のものとなる。 〖 和氏 《 かし 》 の 璧 ( へき ) 〗  昔、 楚 ( そ ) の国に 和氏 ( かし ) という男がいた。  ある��き、彼は 楚 ( そ ) 山の山中で 粗玉 ( あらたま ) を見つけ、これを 厲 ( れい ) 王に献上した。  厲王は宝石師に鑑定させた。  「これは、ただの石でございます」。と宝石師は言った。  厲王は和氏をペテン師として足切りの刑を命じ、左足を切らせた。  厲王が死に、 武 ( ぶ ) 王が即位した。  すると、和氏はまた同じ粗玉を献上した。  武王は宝石師に鑑定させた。  「石でございます」。と宝石師が言った。  武王は和氏をペテン師として足切りの刑を命じ、右足を切らせた。  武王が死に、 文 ( ぶん ) 王が即位した。  今度は和氏は粗玉を抱き、 楚 ( そ ) 山のふもとで泣き続けるのだった。  三日三晩がたった。  涙は枯れはてて、眼に流れるものは血であった。  文王はそのことを聞くと、和氏のもとに人をやってわけを尋ねさせた。  「世の中に足切りの刑にあった者も多いが、どうしておまえは、そんなに悲しげに泣くのか」。  「わたくしは足を切られたことが悲しいのではありません。宝石が石ころだと言われ、正直者がペテン師だと言われた。それがわたくしは悲しいのです」。  文王は、宝石師にその粗玉を磨かせてみた。  はたしてそれは宝石であった。  その宝石は、彼の名をとって、「 和氏 ( かし ) の 璧 ( へき ) 」と呼ばれた。  宝石というものは、王様が喉から手が出るほど欲しがるものだ。  そして 和氏 ( かし ) が献上した 粗玉 ( あらたま ) が、もし宝石でなかったとしても、王様が何の損をするわけでもない。  それにもかかわらず、和氏は両足を切られてから、はじめてその粗玉が宝石であると認められたのだ。  王様が欲しがる宝石でさえ認められるのは、これほど困難なのだ。  ところが[法・術]となると、王様は「和氏の 璧 ( へき ) 」のようにこれを欲しがってはいない。  王様たちは、それほど熱心に家来や国民のかげの悪事を抑えようとはしていないのだ。  [法・術]を主張する者が、王様に殺されずにいるのは、彼がまだ[法・術]という粗玉を献上していないからにすぎない。  王様が「術」を使ったとしたら、大臣が政治を専断することも、側近が王様の威を借りることもなくなるだろう。  「法」が国に行きわたれば、流民の 類 ( たぐい ) は姿を消し、すべての国民は農耕に追いやられ、事あるときには戦場で生命の危険をおかすことになるだろう。  つまり[法・術]は、家来と国民にとっては、 禍 ( わざわい ) となるものだ。  したがって、王様が、大臣の反対と国民の非難を押しきって、[法・術]に耳を傾けようとするのでなければ、たとえ命を進言したとしても、[法・術]が王様に取り上げられる見込みはない。 〖使いこなせない者とは〗  もし人が衣服を着ることもなく、食事をとることもないのに、餓え凍えることがなく、また死もこわくないとすれば全て満ち足りており、お上に仕える気はとんとならないであろう。すると、王様によって支配されることを嫌う気持ちになる。そのような人物は、臣下として使いこなすことはできない。 〖小さな信用を重ねる〗   呉起 ( ごき ) は外出先で知人に出会い、食事に招いた。  知人は承知して、「のちほど伺うから、それまでお待ちいただきたい」。  「では、あなたがおいでになるまで、お待ちいたしましょう」、呉起はそう答えた。  その知人は日暮れになっても来なかった。呉起は食べずに待った。  そして、翌朝、知人を呼びにやり、彼が来てから食事した。  越王 勾践 ( こうせん ) が呉王 夫差 ( ふさ ) を攻め、 降伏 ( こうふく ) させた。  呉王夫差が謝罪して 赦 ( ゆる ) しを願った。  越の大臣たちは、越王勾践に、「天命が[越]を与えようとしたとき[呉]が受け取らなかったから、今、天命は[呉]を[越]に与えようとしているのです。天意に 背 ( そむ ) いてはなりません。」と言った。  呉の大臣は、越の大臣に手紙を送った。「すばしっこい兎が狩りつくされてしまうと、猟犬は煮て食べられる。敵国が滅びると、軍師は殺される。呉を赦して残せば、貴方はまだまだ仕事ができる。」  越の大臣は、これを読んで大きくため息をつきながら、「呉が滅べば私は用無しになるのか…」とつぶやいた。
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xf-2 · 7 years ago
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◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成30年(2018年)4月16日(月曜日)          通巻第5673号  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  孫政才の裁判で再び浮上した温家宝(前首相)一族の闇   段偉紅という謎の女政商が、悪名高きインサイダー取引の裏側で何をしたのか ****************************************  簫建華が香港で拉致されてから一年以上になる。消息はまったく途絶えており、北京に拘束されているのか、或いはすでに消されたか?  中国共産党は拉致の事実さえ認めておらず、香港の主権を侵した事実を消した。この簫建華なる男は「明天証券」という金融の旗艦企業を拠点に、中国市場で、ほとんどのインサイダー取引に絡んだ元締めだった。 しかも簫建華は江沢民派と強い絆で結ばれていた。共産党幹部の子弟らが依拠する太子党のビジネスに深くコミットしてきた。かれの背後にいたのが、米国へ亡命し、盛んに習近平、王岐山らの秘密を暴露している郭文貴であり、その黒幕は江沢民の右腕、曽慶紅である。郭文貴はブレア首相夫妻と親しくなり、英国政界にも深くコミットし、そのコネを利用して中東の大金持ちとも親交があった。  4月12日、突如失脚して拘束されていた孫政才(前重慶書記、政治局人)の裁判が開始された。うなだれて法廷に立った孫は嘗ての栄光の雰囲気は消えうせ、悄然として孫は収賄の罪を認めた。 この裁判で再び浮かび上がってきたのが温家宝(前首相)一族との裏での繋がりであった。温家宝一家の腐敗ぶりは米国のメディアがとくに熱心に取り上げた。夫人は中国の宝石ビジネスの黒幕といわれ、また平安保険の本社ビルの大きな部屋をあてがわれて、多くの利権に絡んだ。息子はインサイダー取引にせっせと手を出していた。  この温家宝一家のスキャンダルを追っていくうちに、突然消えた政商がもう一人いることが判明したのである。 大富豪で実業家を自称する段偉紅女史は簫建華と同じく、拉致されたのか、逮捕拘束されたのか視界から消えて、まったく所在不明となっていた。 この段偉紅(49歳)は個人資産が60億ドルともいわれた。何をしているか分からない投資グループ「開封財団」を率いて、米国の教育関係の「アスペン財団」に多額の寄付をしつつ米国社交界でも有名な存在だった。 彼女は米国などで文化財、骨董などを買い集め、NYとロンドンにも私邸を保有し、謎の女傑政商として、欧米のメディアにもよく登場した。 段偉紅の出世物語も、温家宝一族と絡んでいた。 北京五輪前に不動産開発に乗り出し、北京空港周辺の土地を買い占め、さらには平安保険の株式を上場前に3%取得した。購入金額は6500万ドルだったが、上場後、この株式の時価は37億ドルに跳ね上がっていた。 JPモルガンは中国進出にあたり、この女性を2006年から二年間、どのような役割を担ったのか曖昧な「顧問」として契約し、月給を7万500ドル支払っていたとNYタイムズがすっぱ抜いた(同紙、2018年2月7日)。 こうして簫建華と段偉紅という「行方不明」だった二人の動静が、孫政才の裁判を通じて明らかにされ、二人の裁判も近く始められるとの予測が香港情報筋からあがり始めたのだ。       ○◎▽み□△◎や◇◎□ざ▽◎○き○□□ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   ビットコインの投機的な暴騰、そして直後からの暴落が何を意味するか  仮想通貨は「ネズミ講」が基本スキーム、誰も最後には得をしない「暗号資産」   ♪ 渡邊哲也『今だから知りたい「仮想通貨」の真実』(ワック) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@  ウォーレン・バフェットは、自らが主催するバークシャー・ハザウェイの年次総会のあと、テレビに出演し「仮想通貨はろくな終わり方はしない」と明言した。  その記憶が鮮明な頃、評者(宮崎)はラオスに取材に行った。首都ビエンチャンの中心地のレストランの看板に「ビットコインの支払いOK」とあって、驚いてしまった。金融システムの未整備なラオスで、しかも自国の通貨が信用されていない国で、はやくも仮想通貨決済が進んでいるとは!  日本政府、中央銀行は仮想通貨の導入に前向きだった。ブロックチェーンの研究と開発、実践化に意外と積極的であり、またメジャーな銀行も大商社と組んで仮想通貨発行に意欲を燃やしていた。  正反対にビットコイン規制に乗り出したのが中国と韓国だった。  韓国は甚大な被害に見舞われ、おそらく北朝鮮のハッカー集団と見られる犯行グループにあらかたの資産を強奪された。中国の場合は、狂信的なブームを前に一党独裁の中国共産党が、人民元の価値が、政府のコントロールの行き届かないところで下落したり、いや大暴落を演じるリスクを恐れたからである。あくまで経済の末端までを管理支配しようとする独裁メカニズムがさきに働くからだった。 さてビットコインを仮想通貨と翻訳したのは印象操作の類いで、英語圏では、これを「暗号通貨」と読んでいる。事実、3月にブエノスアイレスで開催されたG20で、ビットコインを含む仮想通貨を「暗号資産」と呼ぶことになった。 基本スキームは「ねずみ講」である。日本でも安愚樂牧場、トヨタ商事、等々、高利で資金を募って回転資金に回していた詐欺行為の悪例がやまのようにあるが、ビットコインの基本概念も、これと同じ��考えて良いだろう。 今後、ビットコインに前向きの姿勢を取るのか、規制を強化するのか、日本の最終的な態度はまだ決まっていない。 日本の財務省はブロック・チェーンの普及に前向きである。この政府の姿勢が曖昧なため、コインチェックをマネックス証券が買収すると報じられるや、後者の株式が異様に上昇するという不思議な現象も市場では起きた。 しかし政治経済学の基礎に戻れば��通貨とは「主権」の問題であり、米国はドル基軸態勢を脅かす仮想通貨を敵視するスタンスを変えることはないだろう。 著者の渡辺哲也氏は、この面妖なる通貨の将来についてこういう。 「通貨としての価値を保証する資産の裏付けがなく、国や公的機関による利用者保護もほとんど期待できず、一日に20−30%の値動きも珍しくない投機性の高い仮想通貨は、ハイリスク、ハイリターンのマネーゲームを煽っている面が強く、それを保有することで、日本国民の多くが得をし、幸せになる要素はほとんどない」  基本を理解する上で、本書はこのうえない参考書である。       ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1717回】          ――「支那人の終局の目的は金をためることである」――廣島高師(6)   『大陸修學旅行記』(廣島高等師範學校 大正3年)    ▽ やがて遼陽の地を離れ、「熱い満洲の日を右頬に受けて長春線の線路を歩」み、「愈深く滿洲の廣野と高粱の美を感じ」ながら奉天へ。清朝発祥の地である奉天でも清朝ゆかりの地を歩くが、その多くが「幾世の風雨に曝されて丹朱も剥げ、柱楹も蟲喰み、?金色した瓦も落ちて、いたましい程に草が生へて居る」。ここで再び日本式漢文口調の詠嘆の辞に続いて、彼らを案内した「支那通の梅森氏」の「支那人は廢滅と云ふ間際でないと修繕などは加へませぬ」と解説が記されていた。 やはり「支那人は廢滅と云ふ間際でないと修繕などは加へ」ないのである。  2種の「旅行日誌」の後に「第五 ?育状況の一般」「第六 大連中央試驗所参觀記」「第七 通信部報告」「第八 衞生部報告」「第九 會計部報告」「付録一 殖民地?育と南滿洲(講演要領筆記)」「付録二 殖民地?育展覧會概況」と続くが、そのなかから興味深い記述を拾っておきたい。   先ず「第八 衞生部報告」の「上海及び南京衞生雜感」から、  「城内は街幅狹く馬車人車等相會する時は實に困難を感ず。道は石を敷きあれどもか甞修繕を加へざれば一凸一凹頗る歩行に難む。不潔なる事は言語に絶し異臭鼻を打ち一たび此地に足を入れば再びするの勇氣なし斯く不潔汚穢のありたけを盡して流行病の傳播せざるこそ不思議なれと思へば決して然らず。コレラ赤痢の流行は珍しからず只支那人市街に隠匿して世に知られざるまでと聞きて尤の次第なりと思へり」―― 次いで「第九 會計部報告」。旅行中の諸費用を含めじつに子細な会計報告がなされているが、殊に興味深いのが「會計係所感」だが、そのなかの「支那人と金錢」から以下に引いてみたい。  「支那人の終局の目的は金をためることである。と言えば何だか彼等を侮辱したようであるが實際に於て支那人の大部分はこの金を得んが爲めには如何なる手段をも敢えてするのである」。「思慮の淺い目先ばかりを見る者どもは物を僞り人を瞞かして小利を得ようと」し、「遠き慮をなす者は眼前の利に迷ふことなくよく大局を見とゞけてあくまで忍耐刻苦して目的の貫徹を期するのである、故に支那人の中にはどうしても信用の置けない人間も多いがまた取引等に於て甚だ堅い大商人も少なくないのである」。かくして「何にしても金の儲かる所には如何なる苦しみにも耐へてよく勤めるといふのが支那人の特質」となる。 続いて「支那人と金錢」の視点から辛亥革命と反袁世凱の第二革命を論じている。 先ずに辛亥革命ついては、「其名目は如何にも花々しく支那民族覺醒の聲を聞くようであるが(中略)丸で是れ利慾の輩の暴動である、銃劍や衆力を以て強奪を試みようといふのが彼の革命の動機の一半であるらしい」。  次いで第二革命における反袁世凱勢力が敗北した原因は、「砲の響の威嚇よりも財布のチャランチャランの魅力」が袁世凱軍に「比して遥に劣つて居たからだ」。  総じていえることは、支那三千年の?史を見れば随分偉い人物も出て居る、併し彼等が率ひる萬衆は皆利の爲めに動くといふ輩であるからしてこれに啗はすに少ない利を以てすれば忽ち背を向けるといふ有樣だ、で彼等史上の偉人物の生涯には波瀾が非常に多く光明の後には必ず暗憺の影の添ふのを見るのである」。  以上は「只觀察見聞によつて痛切に感じた」ことだが、「旅行中尤も五月蠅く感じた」「車夫馬丁の賃錢をねだる事」から「彼等の金錢に對する執着心」を身を以て知っただろう。 やがて廣島高等師範學校を卒業し先生となった彼らが、実際に教室で生徒に接して隣国の状況をどのように教えたのか。旅行中の体験を、必ずや熱く語ったに違いない。 《QED》         ▽□◎ひ▽□◎い□▽◎ず□◇◎み▽□◎   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    ♪ (読者の声1)貴誌6672号「シリア情勢」ですが、私は馬淵睦夫先生のユーチューブでのお話を聞いたり、著作をよく読ませていただくのですが、氏によれば、トランプ大統領が中東撤退の意思を示している今、シリアが毒ガスを使う理由はなしし、その証拠もない。証拠を出しているのは「人権団体」という最も信じてはいけない組織だけとおっしゃっていました。 さらに言えば、メインストリームメディアは、フェーク写真(例:油まみれの鳥、土座衛門の子供、911同時テロも?)や、フェークニュース(慰安婦、ロシアゲート、アベゲート等々)で世論をコントロールしてきた実績がありますし、証拠が無ければ南京虐殺ねつ造問題と同じことです。 また、メディアは挙証責任をシリア側に転化しています。 参考: https://www.youtube.com/watch?v=VWN9ZZmrDNs  株式市場については、私の見立てでは、日本株市場は短期的にシクリカルな上昇トレンドに入り、アメリカ株下落も一段落したようにみえます。 但し、長期的な世界株式市場全体には、1)米金利上昇、2)メルケルの今後とEURO、3)シナ経済崩壊(シナ共産党がドイツ大企業株主)という巨大時限爆弾が潜んでいますから、中期長期は見込み薄とみています。 宮崎先生が掛かれているようにシナと関連の深い東南アジア市場(マレーシア、タイ、シンガポール、インドネシアなど)も影響は深いと思われます。結局長期的には、世界経済の大矛盾は中規模の(短期間の)戦争によって終わるのではという悲観的な予感がしています。 トランプ大統領がツイッターしたミサイル攻撃は共和党主流派のガス抜きと米ロ会談への口先効果を狙ったものではないでしょうか。 前回のミサイル攻撃のように、ロシアに事前に連絡のうえでロシア軍とは関係のない地点へミサイルを撃ち込むという国内向けデモンストレーションはありえますが、ロシアは地中海艦隊を死守する腹だろうし、シリアを破壊すれば難民がEU圏へ入ることになる。ネオコンにはメリットあるかもしれませんが、トランプ大統領(アメリカ)にメリットはありません。 トランプ、プーチンの両大統領の認識は一致しており、日本伝統の「腹芸」を世界的規模で繰り広げているような印象を受けます。   (R生、ハノイ)   (宮崎正弘のコメント)シリアの子供達が化学兵器でやられている映像、どうしてあの「現場」に居合わせ、迫力ある画像を撮影できたのか。あれほど劇映画のように立ち会えたのでしょうね?  欧米露中、そして中東の政治とは、このような手口は常習です。  トこう書いている間に米国はシリアを英仏と共同でミサイル攻撃し、地上軍を派遣することはせずに、「作戦は終了した」としました。   ♪ (読者の声2)貴誌前号のシリアの化学兵器ですが、軍事評論家の鍛冶俊樹氏の「軍事ジャーナル」(4月13日)に「シリア化学兵器は北朝鮮製か?」と題して次の考察があります。 (引用開始)「シリアがまたしても化学兵器を使用したとかで、米軍がシリア攻撃を検討している。奇妙なのは、4日にトランプ大統領がシリアからの米軍撤退の準備を指示した3日後にシリアで化学兵器が使用されている点だ。シリアのアサド政権にしてみれば、シリアの反体制派を支援している米軍が撤退してくれることは、この上ない僥倖である。化学兵器などを使用しないでいれば、米軍の撤退は目に見えている訳で、ここで敢えて米軍を挑発するような行動を取る理由が不可解であろう。 米軍の駐留の継続を望むのは、シリア反体制派であるから反体制派の仕業と言う見方も成り立つ。同胞を犠牲にする筈はないと思うのが常識だが、常識の通用しないのが中東である。また一口に反体制派と言っても色々な派閥があり、必ずしも同胞とは限らないのである。 米軍が攻撃に慎重な姿勢を示すのも、この辺を見極めようとしているのであろう。ところが昨日、フランスのマクロン大統領が「アサド政権が化学兵器を使用した証拠を掴んでいる」とテレビのインタビューで述べた。シリアはかつてフランスの植民地であり、現在でもフランス情報部のシリアへの浸透は米英独を上回りロシアと並ぶ。そのフランスの大統領が断言した以上、この情報は信頼できる。つまりアサド政権は化学兵器を使用したのである。 昨年4月にもシリアでは化学兵器が使用され、トランプ大統領がフロリダの別荘で習近平との会談の最中に、シリアにトマホーク59発を撃ち込んだのは記憶に新しい。この時もトランプ政権がアサド退陣を求めないと声明した4日後に化学兵器が使用された。つまり今回と同様、アサド政権が化学兵器を使用するメリットがないのである。これについては昨年4月9日号「シリア化学兵器は北朝鮮製」で詳述したから参照されたい。 http://melma.com/backnumber_190875_6512306/ 要するに、前回の化学兵器が北朝鮮製だとするならば今回も北朝鮮製だと見るのが当然の理である。北朝鮮の狙いは米軍を中東に釘づけにして対北攻撃を回避する事だ。一方米国は英仏をシリアに代理介入させて、米軍主力を予定通り東アジアに振り向ける算段であろう」(引用止め) 以上です。 (NK生、茨城)
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