#立共合作に隠された危うい路線
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tamanine · 8 months ago
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2024.10.13
映画『HAPPYEND』を見る。父の時代の学生運動のような雰囲気と、街の風景のクールな切り取り、存在感があり重厚な音楽の使い方から愛しいものとしてのテクノの使い方まで大変気に入り、今度会う人に渡そうと映画のパンフレットを2冊買う。その人と行った歌舞伎町時代のLIQUIDROOM、どんどん登らされた階段。小中学生の時に自分がした差別、あの分かっていなさ、別れた友人、まだ近くにいる人たち。
2024.10.14
銀座エルメスで内藤礼『生まれておいで 生きておいで』、ガラスの建築に細いテグスや色のついた毛糸が映える。日が落ちて小さなビーズが空間に溶けていくような時間に見るのも素敵だと思う。檜の「座」で鏡の前にいる小さな人を眺める。「世界に秘密を送り返す」を見つけるのは楽しい。黒目と同じだけの鏡、私の秘密と世界の秘密。今年の展示は上野・銀座ともに少し賑やかな雰囲気、外にいる小さい人たちや色とりどりの光の色を網膜に写してきたような展示。でも相変わらず目が慣れるまで何も見えてこない。銀座にはBillie Eilishもあったので嬉しくなる。
GINZA SIXのヤノベケンジ・スペースキャットと、ポーラアネックスでマティスを見てから歩行者天国で夜になっていく空を眺めた。小さい頃は銀座の初売りに家族で来ていたので、郷愁がある。地元に帰るよりも少しあたたかい気持ち、昔の銀座は磯部焼きのお餅を売っていたりしました。東京の楽しいところ。
2024.10.18
荷造り、指のネイル塗り。足は昨日塗り済み。年始の青森旅行時、2泊3日の持ち物リストを作成し、機内持ち込み可サイズのキャリーに入れ参照可能にしたところ、旅行のめんどくさい気持ちが軽減された。コンタクトや基礎化粧品・メイク用品のリスト、常備薬、安心できる着替えの量。持ち物が少ない人間にはなれそうにない。日常から多い。部屋に「読んでいない本」が多いと落ち着くような人間は持ち物少ない人になれない。
2024.10.19
早起きして羽田空港。8:30くらいに着いたらまだ眺めのいいカフェが開いておらず、とりあえず飛行機が見える屋上に行く。このあと雨が降るはずの曇り空からいきなり太陽が照り出して暑くなり、自販機でマカダミアのセブンティーンアイスを買い、食べる。突然の早朝外アイス。飛行機が整列し、飛び立つところをぼんやりと眺める。飛行機は綺麗。昨夜寝る前にKindleで『マイ・シスター、シリアルキラー』を買って「空港ではミステリー小説だろう」と浮かれて眠���たのに、100分de名著のサルトルを読み進める。実存主義を何も分かっていないことをこっそりとカバーしたい。すみませんでした。
10:15飛行機離陸。サンドイッチをぱくぱく食べたあとKindleを手に持ったまま眠ってしまい、11:55宇部空港着。
宇部空港、国内線のロビーは小さく、友人にすぐ会う。トンネルを抜ける時、窓が曇り、薄緑色の空間に虹色の天井のライトと車のライトがたくさん向かって来て流れる。動画を撮影しながら「綺麗くない?」と言うと「綺麗だけど本当は危ない」と言われる。かけるべきワイパーをしないで待っていてくれたんだと思う。
友人のソウルフードであるうどんの「どんどん」で天ぷら肉うどん、わかめのおにぎりを食べる。うどんは柔らかく、つゆが甘い。ネギが盛り放題。東京でパッと食べるうどんははなまる系になるので四国的であり、うどんのコシにもつゆにも違いがある。美味しい。
私は山口市のYCAMのことしか調べずに行ったので連れて行ってもらう。三宅唱監督の『ワイルドツアー』で見た場所だ。『ワイルドツアー』のポスターで見た正面玄関を見に芝生を横切ったが、芝生は雨でぐずぐずだった。でも全部楽しい。
広くて静かで素敵な図書館があり、心の底から羨ましい。小さな映画館もあり、途中入場できるか聞いたおじいちゃんが、「途中からだからタダにならない?」と言っていたがタダにはなっていなかった。一応言ってみた感が可愛らしい範囲。
YCAM内にあるのかと思っていたら違う倉庫にスペースのあった大友良英さんらの「without records」を見に行く。レコードの外された古いポータブルレコードプレーヤーのスピーカーから何がしかのノイズ音が鳴る。可愛い音のもの、大きく響く音のもの。木製や黄ばんだプラスチックの、もう存在しない電機メーカーの、それぞれのプレーヤーの回転を眺めて耳を澄ませてしばらくいると、たくさんのプレーヤーが大きな音で共鳴を始める。ずっと大きい音だと聞いていられないけれど、じっと待ってから大きな音が始まると嬉しくなる。プログラムの偶然でも、「盛り上がりだ」と思う。
山口県の道路はとても綺麗で(政治力)、道路の横は森がずっと続く。もとは農地だっただろう場所にも緑がどんどん増えている。私が映画で見るロードムービーはアメリカのものが多く、あちらで人の手が入っていない土地は平らな荒野で、日本の(少なくとも山口県の)土は放っておくとすぐに「森」になるのだ、ということを初めて実感する。本当の森の中にひらけた視界は無く、車でどんどん行けるような場所には絶対にならない。私がよく散歩をする所ですら、有料のグラウンドやイベント用の芝生でない場所には細い道を覆い隠す雑草がモコモコと飛び出して道がなくなってゆく。そして唐突に刈られて草の匂いだけを残す。私が「刈られたな」と思っているところも、誰かが何らかのスケジュールで刈ってくれているのだ。
山口県の日本海側の街では中原昌也と金子みすゞがそこかしこにドンとある。
災害から直っていないために路線が短くなっているローカルの汽車(電車じゃない、電車じゃないのか!)に乗って夜ご飯へ。終電が18:04。霧雨、暴風。一瞬傘をさすも無意味。
焼き鳥に挟まっているネギはタマネギで、つきだしは「けんちょう」という煮物だった。美味しい。砂肝、普段全然好きじゃないのに美味しかった。少し街の端っこへ行くとたまに道に鹿がいるらしく、夜見ると突然道路に木が生えているのかと思ったら鹿の角、ということになり怖いらしい。『悪は存在しない』のことを思う。
2024.10.20
雨は止んでいてよかった。海と山。暴風。人が入れるように少しだけ整えられた森に入り、キノコを眺める。
元乃隅神社、123基の鳥居をくぐり階段を降りて海の近くへ。暴風でiPhoneを構えてもぶれて、波は岩場を越え海の水を浴びる。鳥居の上にある賽銭箱に小銭を投げたけれど届くわけもない。車に戻ると唇がしょっぱかった。
山と海を眺めてとても素敵なギャラリー&カフェに。古い建物の改装で残された立派な梁、屋根の上部から太陽光が取り込まれるようになっていて素晴らしい建築。葉っぱに乗せられたおにぎりと金木犀のゼリーを食べる。美味しい。
更に山と海を眺めて角島へ。長い長い橋を通って島。古い灯台、暴風の神社。曇天の荒れた海も美しいと思う、恐ろしい風や崖を体感としてしっかりと知らない。構えたカメラも風でぶれるし、油断すると足元もふらつく風、窓につく塩の結晶。
山と海を眺めて香月泰男美術館へ。友人が見て良い展示だったからもう一度来て見せてくれたのだ。
全然知らなかったけれど、本当に素晴らしい絵だった。油彩なのだけど、質感が岩絵具のようで、フレームの内側に茶色のあやふやな四角が残っているのがとても良い。
フレーミングする、バチッと切り取ってしまう乱暴さから離れて、両手の人差し指と親指で四角を作って取り出したようなまなざしになる。
山口県の日本海側の山と畑と空の景色、荒い波、夜の静けさや月と雲、霧の色を見てから美術館へ連れて来てもらえたから色と色の境目の奥行きを知る。柿はずっしりと重く、花は鮮やかだ。香月泰男やシベリア抑留から帰ってきた画家で、この前読んだ『夜と霧』の暗さと冷たさを思い返した。絵の具箱を枕にして日本へ帰る画家が抱えていた希望、そのあとの色彩。 
夕飯は友人の知り合いのハンバーガー屋さんへ。衝撃のうまさ。高校生の時に初めて食べたバーガーキングの玉ねぎの旨さ以来の衝撃、20年ぶりだ。そんなことがあるのか。
2024.10.21
晴天。海は穏やかで、深い青、テート美術館展で見たあの大きな横長の絵みたい。初めて見た海の光。
海と山を眺めて秋吉台へ。洞窟は時間がかかるので丘を散策、最高。
風光明媚な場所にしっかりとした情熱が無かったけれど、「好きな場所だから」と連れていってもらえる美しい場所は、友人が何度も見るたびに「好きだなぁ」と思っただろう何かが分かり、それは私が毎日毎日夕陽を眺めて「まだ飽きない」と思っている気持ちととても近く、感激する。
今までの観光旅行で一番素敵だった。
道々で「このあと窓を見て」と教えてもらい、味わう。
ススキが風に揺れて、黄色い花がずっとある。山が光で色を変え、岩に質感がある。
山口市、常栄寺、坂本龍一さんのインスタレーション。お寺の庭園が見られる場所の天井にスピーカーが吊るされ、シンセサイザーの音を演奏しているのは色々な都市の木の生体信号だ。鳥の声や風の音と展示の音は区別されない。砂利を踏む音、遠くから聞こえる今日の予定。豊かなグラデーションの苔に赤い葉っぱが落ちる。
宇部空港はエヴァの激推しだった。庵野さん、私も劇場で見届けましたよ。
行きの飛行機は揺れたけれど、帰りは穏やかに到着、家までの交通路がギリギリだったため爆走、滑り込む。
東京の車の1時間と山口の1時間は違う。
何人かの山口出身の友人が通った空と道と海と山の色を知ることができてとても嬉しい。
「好きな場所」「好きな風景」ってどういうものなんだろう。
私が通う場所、好きな建築、好きな季節と夕陽。あの人が大切にしている場所に吹く風、日が落ちる時刻が少し違う、友人のいる場所。
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kennak · 3 months ago
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台北(CNN) 1988年1月、台湾で核の開発に取り組んでいた最も高位の技術者のひとりが米国に亡命した。この人物は、台湾の歴史を変えることになる極秘計画についての重要な情報を米国に引き渡していた。 張憲義大佐は、60年代から80年代にかけて厳重に秘匿された台湾の核兵器開発で主導的立場にあった。台湾政府は中国に追随するべく、初めての核爆弾の開発を急いでいた。 張氏は、米中央情報局(CIA)のインフォーマント(情報提供者)でもあった。 張氏は、台湾の秘密の核計画を最も近しい友好国である米国に暴露した。引き渡された機密情報は最終的に、米国が台湾に対して開発計画を停止するよう圧力をかけることにつながった。核拡散の専門家によれば、台湾の核計画はほぼ完了していた。 張氏が祖国を裏切り、中国の侵略を阻止する台湾政府の能力を損なったとの指摘もあるが、現在81歳の張氏はCNNの取材に対し、自身の判断は正しかったと今でも信じていると語った。張氏がインタビューを受けるのはまれ。 張氏は家族とともに定住した米アイダホ州の自宅で「裏切りなどまったくない」と語った。 「CIAに情報提供することを決めた。台湾の人々のためになると考えたからだ。たしかに、中国と台湾の間には政治的な闘争があった。しかし、いかなる種類の致命的な武器を開発することも私にとってはナンセンスだった」 張氏の物語は、イスラエルによる秘密裏の核開発を世界に公表したことで知られるモルデハイ・バヌヌ氏と似ている。しかし、バヌヌ氏がイスラエルの核開発を暴露した一方、張氏の内部告発はひそかに行われ、喧伝(けんでん)されることもなかった。 台湾の核の野望 中国政府は64年、初めて核実験を成功させる。国共内戦が共産党の勝利で終わり、蒋介石の国民党が台湾を統治してからわずか15年後のことだった。核実験の成功を受けて、台湾政府は、いつか台湾に対して核兵器が使用されるのではないかと大いに動揺した。 その後、蒋介石は向こう7年にわたる核開発の技術的基礎を築くための秘密のプロジェクトを立ち上げた。国防部(国防省)傘下の「中山科学研究院」がプロジェクトを運営しており、張氏は陸軍大尉として同研究院で働き始めた。 張氏は高度な核訓練の対象者に選出されたが、これには米国での任務も含まれていた。台湾で物理学と核科学を学んだ後、米テネシー州のオークリッジ国立研究所に通った。 台湾の公式の声明では核の研究は平和利用に限るとしていたが、張氏によれば、米国に派遣された学生は全員、本当の使命を認識していたという。つまり、核兵器のための技術を学習するということだ。 「我々はある種、興奮していて、仕事をやり遂げようとしていた。我々がしたのは、割り当てられた仕事に集中することだけだった。我々はそのために全力を尽くし、可能な限り多くを学ぼうとした」 張氏によれば、オークリッジ国立研究所に在籍していた時点で、CIAは張氏に関心を寄せていたという。 張氏は「69年か70年に電話を受けたのを覚えている」と振り返った。電話をかけてきた男性は、会社勤めをしていて、原子力事業に興味を持っていると話し、昼食に誘ってきたという。 張氏によれば、当時は任務に集中していたため興味がないと答えた。この人物がCIAの職員だったこともわからず、CIAだと知ったのは何年もたってからだったという。 核開発の技術的基礎を築くための秘密計画を立ち上げた蒋介石/Archive Photos/Getty Images 核開発の技術的基礎を築くための秘密計画を立ち上げた蒋介石/Archive Photos/Getty Images 米国の疑惑 張氏は77年、台湾に戻った。1年前にはテネシー大学で原子力工学の博士号を修めていた。張氏は中佐に昇進し、原子能能科技研究院(INER)で核爆発をシミュレーションするためのコンピューターコードの開発を主導した。INERは民間の名目で秘密裏に核兵器の開発を進めていた。 台湾の指導者は微妙な綱渡りに直面していた。米国は世界のどこであれ、新たな核兵器の開発計画には強く反対しており、台湾政府は最も重要な同盟国を遠ざけるわけにはいかなかった。米国は長年にわたり、中国の核弾頭配備に対抗する広範な戦略の一環として、核抑止力に依存してきた。しかし、米国は核不拡散の政策の下で、新たな核兵器開発について、いかなる国であっても反対している。 当時の台湾は現在のような裕福で活気に満ちた民主主義国家ではなかった。台湾は国民党の一党独裁の下で経済が発展していた時代だった。 台湾は、核開発の野望が露見する危険性を最小限に抑えるため、核兵器をいつでも迅速に製造できる能力をひそかに確立することだけを目指し、備蓄については手を出さなかった。 核の専門家で、台湾の核開発計画についての著書もあるデービッド・オルブライト氏は「台湾の作り話は信じられないほど素晴らしかった」と語った。「台湾は常に、研究は民生用に限ると強調していた。(米国の)当局者にはこの作り話をあばく方法がなかった」 しかし、張氏には台湾と中国との核の大災害の危険性が重くのしかかってきていた。 中国の鄧小平は78年に権力を掌握すると、台湾が核兵器を獲得した場合、中国は武力で対抗するだろうと警告した。 張氏は、中国側がかなり真剣だと考えていたと振り返った。 「中国本土とはいかなる形であれ衝突したくなかった。あらゆる種類の致死性の化学兵器や核兵器を使用すること、それは私にとってはナンセンスだ。我々は全員中国人だと信じているが、それは意味がない」 そのとき、CIAの工作員が再び張氏に近づいてきた。80年に米国を訪問したときのことで、張氏は話をすることに合��した。 張氏によれば、CIAから自身に興味を持っていると伝えられた。CIAはさらに、張氏が二重スパイではないことを確認するため、うそ発見器による検査を徹底的に実施したという。張氏はいくつかの任務でCIAを支援した後、84年にインフォーマントとなった。 その後の4年間、CIAの担当の「マーク」とだけ身分を明かした人物と数カ月ごとに台北周辺の隠れ家で面会した。 こうした会合ではCIAは張氏に対し、機密情報の裏付けやINERでの最近のプロジェクトに関する情報の共有、機密文書の撮影などを求めた。 86年にチェルノブイリ原発事故が発生して、数十万人が有害な放射線にさらされたことで、台湾の核兵器開発は停止すべきだとの張氏の信念は強まった。 人生の新章 張氏の人生と、さらに妻と3人の子どもの人生は88年1月に大きな転機を迎えることになる。CIAが一家を米国に逃がしたのだ。 当時のレーガン政権はその時までに十分な証拠を集めて、蒋介石の息子である蔣経国が死去した機をとらえ、改革派の後継者である李登輝に協力するよう圧力をかけた。 専門家のオルブライト氏は、台湾の核計画の停止をめぐり、米政府が「武装」するうえで最も重要な情報提供者だったのが張氏だったと指摘した。 オルブライト氏は「米国は台湾と核兵器開発プログラムをめぐり何年にもわたって、いたちごっこを続けていた」と指摘。張氏の存在は、台湾が否定することのできない重要な証拠を米国が握っていることの裏付けとなり、米国は台湾と直接対峙(たいじ)することになった。 張氏の出国から数カ月後、米国は、プルトニウムの分離プラントを解体するための専門家を派遣した。このプラントは核兵器製造のための核物質を抽出するために設計された施設だった。専門家のチームは、重水や照射済燃料の除去も監督した。 張氏は台湾で指名手配を受けた。逮捕状は2000年に失効したが、張氏は台湾に一度も戻っていない。張氏はCNNに対し、自身がどのように受け止められるのか確信が持てていないと語った。 英雄か裏切り者か 張氏がCIAに協力するという決断は現在に至るまで、台湾で物議を醸している。台湾はその後、産業と経済の面で大きな発展を遂げ、1990年代には完全な民主主義国家となった。 しかし、台湾海峡をはさんで敵対的な関係は続いている。台湾は中国からの軍事的圧力にますますさらされるようになった。中国は今では世界最大規模の軍事力を擁し、台湾に対する領土的主張も強めている。 核開発計画は停止したが、台湾はさまざまな兵器を米国から購入しており、米国は弾薬や訓練、防衛システムの供給元として重要な軍事パートナーだ。 台湾には兵器のほかに、核爆弾よりも効果的な抑止力を持つと一部の人たちが考えるものもある。核開発プログラムが終了した1年後の87年、張忠謀(モリス・チャン)氏によって、半導体メーカーの「台湾積体電路製造(TSMC)」が設立された。TSMCは今では世界のIT企業に向けて、先進的な半導体の推計90%を製造している。 台湾が世界の半導体のサプライチェーン(供給網)で不可欠な役割を果たしていることから、一部の専門家は、こうした「シリコンシールド(シリコンの盾)」によって中国の侵略を阻止することも可能だとの見方を示す。 台湾の核開発について広範な調査を行ったオルブライト氏は、核開発の成功が台湾の利益にはつながらなかった可能性があるとの見方を示す。 オルブライト氏によれば、中国が攻撃を行うという軍事リスクが高まったという。また、オルブライト氏は、米国は、台湾の能力がわかれば、安全保障への関与を減らすか、軍事支援を制限することで対応する可能性もあっただろうと指摘した。 キリスト教徒となり、原子力関連のコンサルタント企業でのパートタイムの仕事以外ではゴルフを楽しむ張氏にとって、40年前に下した決断は正しいものだった。 「それは、台湾の人々にとって良いことかもしれない。少なくとも(我々は)台湾に対する侵略戦争を始めるような形で中国本土を挑発しなかった」「明確に自分の良心とともに行った。そこに裏切りはない、少なくとも自分自身に対しては」
裏切り者か英雄か、CIAの情報提供者が台湾の核兵器開発を止めた内幕とは(1/2) - CNN.co.jp
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ari0921 · 1 year ago
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桜林美佐の「美佐日記」(253)
戦後史ミステリー「下山事件」の内幕話……
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、253回目となりま
す。
前回の災害派遣が今も継続されていることに対して
も「ファストイン・ファストアウトが鉄則のはずの
自衛隊をここまで長期間にわたり使うというのは、
やはり問題があると思いますというご指摘について、
もっと多くの方に知っていただきたいと思います」
と感想を頂戴しました。ありがとうございました。
 
 少し前に、NHKスペシャルで「下山事件」を取り上
げるというので、観てみました。これは昭和史最大
のミステリーと言われる事件で、初代国鉄総裁の下
山定則氏が、出勤途中に立ち寄った三越デパートで
突如、姿を消し、15時間後に東京・足立区の線路上
で遺体で発見されたという出来事です。
 占領下の国鉄でGHQから10万人の人員整理を命じ
られた下山総裁の謎の死ということで、苦悩の末の
自殺なのか、あるいは何らかの勢力による他殺なの
か、これまでも多くの関連本が出ています。
 警視庁などは自殺であると言っていたようですが、
共産党による犯行であるとする説や、松本清張の
「日本の黒い霧」では米軍機関による犯行としてい
るよう��す。合理化に反対し闘う国労をつぶすこと
を目的としたGHQによる謀略だと。番組では米国
の反共工作部隊「キャノン機関」の関与も取り上げ
ていました。
 
実は、何を隠そう、私の母方の祖母は下山総裁が立
ち寄ったという足立区五反野にある旅館跡に住んで
いました。私自身も一時期そこに住んでいました。
 私の実の祖父は警視庁の警察官でしたが、インパ
ールに出征し戦死し、私がおじいちゃまだと思って
いたのは再婚相手だったのです。
 そのおじいちゃんと前妻の長島フクさんが営んで
いた「末広旅館」に下山総裁が亡くなる前に数時間
滞在したということで、その時の様子を証言するフ
クさんの映像を今回初めて観ました。
 下山総裁が滞在した時のことをかなり詳細に語っ
ていたということでしたが、それがゆえに、その信
憑性が疑われているようです。
 私はこの映像を観て、その事件の真相よりも、私
の祖母とは全く違うキャラクターになんだか驚いて
しまいました。祖母は祖父と死別した後に、親族か
ら籍を抜くように言われ、身寄りのない戦争未亡人
となったのですが、祖父の警視庁の先輩だった長島
の妻フクさんが亡くなったことで、そこに後妻に入
ったのです。戦後はこうした複雑な婚姻関係が多か
ったのだと思われます。
 大変だったのは、元末広旅館という場所柄、マス
コミや数々のジャーナリストや祖母宅を訪れ、対応
しなければならなかったということでした。もちろ
ん、私の祖母は何も知らないのですが。
 この私のおばあちゃんという人は本当に面白くて、
誰にでも好かれるタイプでした。何が面白いって、
例えば「今度、イモ洗いに行くようにお医者さんに
言われたの」というので、それはどこで言われたの
か問うと整形外科だという。もしかしてそれは「イ
モ洗い」ではなく「MRI」じゃないの!?と病院に問
い合わせると、案の定MRIではありませんか!すでに
近所中の人たちを誘ってしまったために、危うく近
隣の人たちと「イモ洗い」の計画を本当に進めると
ころでした(っていうか、イモ洗いって何なの?)。
 そんなわけで、今回の下山事件の番組を観て、あ
あこの証言しているのが、私の実のおばちゃんじゃ
なくてよかったなあという感想が、実は第一でした
……。
 今回は戦後史ミステリーの話か!と期待された読
者の方にはこんなオチでごめんなさい。
 今日も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た。どうぞ良い1週間をお過ごし下さい!
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gyohkou · 2 years ago
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29/07/23
会社の近くペルシャ料理屋があって、そこへいくと必ず幸福な気持ちになれる。店内にある大きなタンドールが放つ熱で店内がほかほか暖められていて(背中向かいの席では熱いくらい)、照明は薄暗くて、食事はおいしくて、なんだか居心地がよくて眠くなっちゃう感じ。ワンプレートメニューが大半だが、基本的な組み合わせとしては、バスマティライス、チキンorラムor両方の炭火串焼き、サラダ、焼きトマト、一欠片のバター、が盛り付けられている。若干酢にくぐらせたような風味のする、炭火で焼かれたチキンがお気に入りで毎回それを頼んでいたが、こないだはものすごくラムを食べたい気持ちになって、ラムはあまり好んで食べないけど美味しく食べられるのか心配半分、ラムが美味しいということになったならばそれはさぞかし美味しいだろうという楽しみ半分で店へ向かい、いつものチキンと、ラム(ミンチにしたラムを小さく成形した、ラム苦手な人にとって一番難易度低そうなやつ)が両方乗っているプレートをお願いして、食べたら、ラムが...とっても美味しかった..!
美容師の友だちに髪の毛を切ってもらうようになってから3ヶ月経つ。今回は彼女のお家にお邪魔して、髪を切ってもらって、ビールとおつまみをいただいた。ヘアカット中のBGMは千と千尋で、おつまみは彼女のシェアメイトが作った夕飯の残り物で、ああいう時間がもっと人生の中にあればいいなと思った。またすぐね。
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金曜日に有給を取って3連休を作り、マルタへ旅行した。イギリスは秋みたいに寒いけど、ヨーロッパには記録的な熱波がやってきており、マルタも例外ではなく、空港を出たら暑すぎて、いっぱい歩くのはやめよう..と危険を感じた。マルタには電車がなくて、移動手段はバスだから、3日間で15回くらいバスに乗った。前回のオスロ旅行で、自分の興味関心に基づいて行きたいところをいくつか選んでおくべきだという教訓を得たため、ワイナリーとかレストランとか色々ピックアップしておいたのに、バスが来なくて閉館時間に間に合わないみたいな理由で立てた予定はほとんど全て崩れ、行きたかったところの9割は行ってない。
立てた予定が全て崩れて向かったバスの終点には、イムディーナという静まり返った美しい城塞都市があった。後から調べてみたらマルタ最古の都市で、かつてはマルタの首都だったらしい。なんか普通のマルタの街に到着したなと思ってぷらぷら歩いていたら、お堀じゃないけどお堀みたいな高低差のある場所へ出て、中へ入るととっても別世界だった。旅をしている時(文字通りの旅ではなく、その場に意識があってその場に集中してわくわくしながら歩いている時)は自分の足音が聞こえる、とポールオースターの友だちが言ってたが、わたしは匂いもする。暑すぎるのか、痩せた雀が何羽か道端に転がって死んでいた。馬車馬は装飾のついた口輪と目隠しをされ、頭頂部には長い鳥の羽飾りが付けられていた。御者がヒーハー!と言いながら馬を走らせた。とにかく暑かった。
ほとんど熱中症の状態で夕食を求め入ったレストランで、ちょっとだけ..と飲んだ、キンキンに冷えた小瓶のチスク(マルタのローカル大衆ビール)が美味しくて椅子からころげ落ちた。熱中症なりかけで飲む冷たいビール、どんな夏の瞬間のビールより��まい。
安いホステルにはエアコン設備などもちろんついていない。さらに、風力強の扇風機が2台回っている4人部屋の、私が寝た2段ベッドの上段だけ空気の溜まり場になっていた。明け方に頭からシャワーを浴びてさらさらになって、そのまま二度寝する。隣のベッドのイタリアから来たかわいらしい女の子2人組が夜遊びから帰ってきて、わたしは出がけに、部屋で少し話す。8年前に来たコミノ島はプライベートビーチのようで素晴らしかったけど、昨日行ったらツーリズム化されていて悲しかった。耳の裏に日焼け止めを塗り忘れて痛くなっちゃったから、あなたは忘れないように。わたしたち今ちょっとおかしいのよ、と言いながらドレスも脱がずにそのままベッドの上で眠ってしまった彼女は天使か何かみたいだった。扇風機をつけたまま部屋を出て行く。
地面がつるつると滑る。
砂のような色をした街並みが広がるマルタにもイケてるコーヒー屋は存在する。これも近代化・画一化の一途かと思うと、微妙な気持ちにもなるが、こういう場所へ来ると息が深く吸えるので有り難くもある。
マルタは3つの主要な島から成る。そのうちのゴゾ島へ行く。首都のバレッタから港までバスで1時間強、フェリーで20分。
フェリーほどいい乗り物はない。売店でビールとクリスプスを買って、デッキへ出て、なるべく人がいない場所で海を眺める。乗船案内と音楽が止んで、フェリーが作る波と風の音しかしない中に佇むと、これでいいような気がしてくる。ビールはあってもなくてもいいけど、フェリーのデッキで飲むビールの味というのがあって、それはめちゃくちゃうまい。
ゴゾ島へ降り立つと、足音と匂いがした。適当に道路沿いを歩いていたら、また別世界に続きそうな脇道があって、進んだらやっぱり別世界だった。ディズニーランドのトムソーヤ島で遊んでる時みたいな気持ちで謎の小屋へ入り、人で満杯のhop on hop offバスを眺めやりながら、人懐こすぎる砂色の猫と涼む。港とは反対側の海辺へ行きたかったのでバスを待つものの、一生来ないため、バス停近くのローカルスーパーを覗く。これといった面白いものは置かれていなくて、見たことある商品ばかりが並んでいた。バスは一生来ない。
バスを降り、水と涼しさを求めて入った地中海レストランは目と鼻の先に浜があり、今回の旅は下調べなしの出会いが素敵だなあとしみじみする。カルパッチョと白身魚のライススープ、プロセッコと、プロセッコの10倍あるでっかい水(笑)。カルパッチョは、生ハムのような薄切りの鮪が敷かれた上に生牡蠣、茹で蛸、海老が盛られていた。鮪は日本で食べるのと同じ味がした。カルパッチョは旨く、プロセッコはぬるく、ライススープは想像と違った。パンに添えられたバターは外気温のせいで分離していた。水が一番おいしかった。
おいしいものとお酒が好きで楽しい。
ヨーロッパ人の色気の正体ってなんなんだろう?アジア人が同じ格好をしてもああはならない。胸元がはだけていてもスカートが風で捲れてもはしたないと全く感じない。むしろロメール作品のようにさえ見える。そもそも'はしたない'という概念がアジア(少なくとも日本)にしか存在しないのではないか?色気って品かと思ってたけどそれは日本だけかもしれない。
地元料理が食べられるワインレストランを夕食に予約してみたらコース一択だった。お昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったからちょっと小走りで向かってみる。ラザニア、ムール貝と魚のスープ、うさぎの煮込みなど。人ん家の料理みたいな美味しさだった。マルタのワインはほとんどが島内で消費されるらしい。ゴゾ島の白ワインの感想:暑い村、お絵描きアプリのペンの一番太い線(色はグレーがかった白で透過度50)。食後のグリーンティーは、TWININGSのティーバッグで、お砂糖をいれる選択肢が与えられて、洋風の装飾がたっぷりついた受け皿付きの薄いカップと共にポットで提供された。カップの底に描かれた静物画のような果物が綺麗でうっとりした。
どこにでもあるような早朝からやってるスタンドでドーナツとオレンジジュースとコーヒー。扇風機に当たり続けていたいが荷物をまとめて宿を出る。行きたい街へ向かうバスが一生来ないため、行きたい街に名前が似てる街が行き先に表示されているバスに適当に乗ったら、行きたい街より30度北へ行くバスだった。でもやっぱり行きたい街へ行きたかったので、30度北の街へほとんど到着してからバスを乗り換え行きたい街へ向かったが、Googleマップの示すバス停へは行かず、行きたい街を通過してしまったため、行きたい街から30度南の街に降り立つこととなった。海辺でチスクを飲みながらメカジキを食べた。暑すぎて肌着1枚だった。店先のガラスに映る自分に目をやると、いわゆるバックパッカーの様相をしていた。
空港行きのバスだけは遅延なくスムーズに来て着く。肌着状態からシャツを身につけ普段の姿(?)に戻ると、途端に具合が悪くなった。日に当たりすぎたみたい。お土産を買ってセキュリティを通過し、充電スポットの近くに座って搭乗を待っていたら、すぐそばにグランドピアノがあることに気がついた。誰か上手な人が演奏しないかしらと思っていたら、青年によるリサイタルが始まった。父親が彼を呼びにやってくるまで、クラシックからビートルズまで5-6曲。思わぬ良い時間だった。
都市に住むと、旅行から帰ってくる時安心する。
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会社の人たち語録 ・やりたいことたくさんあるけど、今はやりたくないです。 ・返事がないのはいい知らせではないので。 ・Are you alright? まあまあ、ぼちぼち。
夕方、商店街へ買い出しに行く時がすごく幸せ。食べたいと思うものしか買わなかった時は特に幸せ。ぱつっと瑞々しい野菜、ちょっといいパスタ、ジャケ買いしたクラフトビール、好きな板チョコ。そんでキッチン飲酒しながらご飯作る。ビールを開けて一口目を飲むまでの間だけは音楽を止めるというのにはまっていて、そういえばフェリーのデッキで乗船案内とBGMが止んだ時の感じに似ていなくもない。フラットメイトが、夜中3時まで友人とリビングで遊んでいたり、土曜の夜にパーティへ出かけたりしているのと比較して、わたしが幸せ感じてるポイントは内向的だ。
やりたいことが浮かぶ。それをやる前に、比較対象の選択肢や判断軸を不必要なほど増やしてしまいがちだが、最適な選択を選び取ることよりも、やりたいと思う気持ちを満たすことの方が幸せなんじゃないか?
色々比べて悩んじゃったら「朝から決めてたことだから」って言うとスッと選び取れる!
食材の買い出しで1週間くらいはもつかなと感じるくらいたくさん買っても実際3日もすれば冷蔵庫空になるやつ、悲しさというかやるせなさを覚えるんだけど、こないだ500gパックの美味しそうなミニトマト買った時に、長く保ち続けること(終わりを迎えないようにする、終わりを想像しないようにすること)よりも、きちんと消費する(終わりを気持ちよく迎えること)を考えるようにしたら明るくなれてよかった。終わりって何事にもやってくるもんね。
食の話ばっかり回。
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mxargent · 2 years ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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moko1590m · 9 days ago
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その戦争体験者が「匂いがしない、完全に絵物語」と感じたとすれば、映画には表層的な戦いのビジュアルや物語構造だけが描かれていて、内面や実存、偶然性、非英雄性、人間の矛盾、そして身体的・心理的リアリティがごっそり抜けている可能性が高いです。
以下に、「戦争のリアル」を描く上で足りない可能性がある要素を、テーマ・感覚・心理・構造の観点から分類しつつ、できるだけ多く列挙します。
【1. 身体的リアリズムの欠如】
汗、泥、血、排泄、飢え、臭い、虫、皮膚病、腐臭、死体の硬直
爆音による聴覚のマヒや耳鳴り、吐き気、震え、嘔吐、痙攣
仲間の身体が破裂・欠損していく恐怖と慣れ
怪我の痛みが引かないまま任務を続ける日常
寒さや暑さ、眠れない、ずっと渇いている、痛い、重い、かゆい
「全身が震えたまま、銃を構えた」ような描写
【2. 時間感覚の歪み】
「5分が1時間にも1秒にも感じられる」極限状況
待機、待機、待機……そして一瞬の地獄
時の流れが意味を持たなくなる感覚
日常との断絶した時間の密度や希薄さ
【3. 心理的リアリズム・非英雄性】
臆病になって隠れてしまった自分の記憶
敵の死体を見て吐いたのに、数日後には無感動になっていた
味方が「楽しく」敵を殺していることへの戸惑い
殺したくないのに殺してしまう手の震えと、その後の沈黙
「あのとき引き金を引いていなければ…」という思考ループ
英雄ではなく、ただ生き残っただけの自分
【4. 運と偶然への妄想・信仰】
「なぜ自分が生き残ったか、わからない」
爆弾が数メートルずれていたことの奇跡と罪悪感
「これは何かの意味があるのでは」と思いたくなる自分
お守りや占い、神の声、意味づけせずにはいられない心
【5. 他者との関係の変容】
昨日笑っていた友人が、頭を吹き飛ばされる現実
遺体を運ぶときに、その人の顔が浮かばない
仲間が狂気に陥る姿を見る恐怖
敵を殺した直後に、敵の写真や手紙を見つけてしまう苦痛
【6. 「自己」の崩壊と新たな再構成】
殺すことも死ぬことも日常になっていく
自分が死ぬかもしれない、という理解ではなく“納得”
善悪の軸がぐらつく
帰還後、自分が何者だったかがわからなくなる感覚
「ただの肉の塊になった自分」を発見する体験
【7. 国家・正義・目的への懐疑と幻滅】
戦場での行動と、帰国後の賞賛のギャップ
正義と命令が一致しない苦痛
上官や命令の理不尽さを呑み込むか、壊れるかの選択
戦争の「意味」が理解不能になっていく感覚
【8. みじめさ・矛盾・人間の滑稽さ】
「死にたくない」と叫んで小便を漏らす上官
空腹に耐えかねて、犬の餌を取り合う兵士たち
下品な冗談だけが生き延びるための方法
死体から靴を奪うときの罪悪感とそれを忘れる速度
【9. 帰還後の断絶・孤立・空白】
日常が遠すぎて「帰る場所」が感じられない
何を語っても誰にも伝わらない、という沈黙
戦友の笑い声が頭から離れない
「まともに生きている」ように見えて、何も感じていない
【10. 戦争の「前」や「外」からの視点が欠けている】
「戦争が始まる前の普通の暮らしの記憶」
戦場に行かない人々の無関心と理想化
民間人の視点・戦場の“裏側”にある日常の破壊
加害者にも守りたいものがあったことへの気づき
◆まとめ
戦争をリアルに描くためには、戦闘シーンの迫力やストーリーの巧妙さ以上に、身体・偶然・沈黙・羞恥・無意味・孤独・矛盾・臭気・記憶・無感動といった「人間の限界」に迫る視点が不可欠です。
「匂いがしない」と言われた作品は、おそらく意味や因果が整いすぎており、人間の不条理な弱さや迷い、生理的リアルが欠落していたのでしょう。
もしご希望があれば、「そのような“匂い”を意識的に盛り込むための脚本演出ポイント」もご提案できます。お気軽にどうぞ。
 
 
「戦争に直接行かない側」の現実や現実感
 
【1. 身体的リアリズム(不在ではなく“他の形”での表出)】
座りっぱなしの司令部職員の腰痛、胃潰瘍、疲労死
空襲警報のた��に地下壕へ走る都市住民の動悸・息切れ
子どもを背負いながら疎開路を歩く母親(父親)の足の水ぶくれ
工場労働者の油まみれの手、火傷、慢性的な睡眠不足
「安全な場所」での身体の硬直、息を殺す夜、失禁・嘔吐
【2. 時間感覚の歪み(兵士とは別種の異常)】
ラジオの開戦・終戦放送を聴いたときの「一瞬の凍結」
毎日が「誰かの死の連絡を待つ時間」になる家庭
戦地からの手紙が届くまでの時間が異常に長く、届いた瞬間に過去に戻されるような感覚
疎開先で過ごす時間が、「本当の時間」と断絶した非現実のように感じられる
【3. 心理的リアリズム・非英雄性】
「何もできない」都市市民としての罪悪感
募金しかできない自分に苛立つ若者
「戦地に行ってないから語ってはいけない」と自ら口を閉ざす帰還兵の妻
息子(娘)や夫(妻)を「立派に送り出した」ことへの誇りと喪失の共存
【4. 運と偶然への妄想・信仰】
「この神棚に祈れば無事に戻ってくる」と信じる母親(父親)
何かのサイン(夢、お告げ、日常の偶然)を「徴」として受け取ろうとする心理
「爆撃の前日に家を離れていた」ことで生き延びたことの意味づけと混乱
占いや星座、預言などに集団的に依存していく現象
【5. 他者との関係の変容】
近所で戦死者が出るたびに口数が減る住民たち
「息子(娘)さん、帰ってこないの?」と訊かれて黙るしかない母親(父親)
兵士を送り出すことが、共同体内の「名誉」と「義務」になり、人間関係に緊張が走る
疎開先で「余所者」扱いされ、冷たい視線にさらされる子ども
【6. 自己の崩壊と再構成(戦地外でも発生する)】
「妻」として待ち続けた時間の中で、自分が自分でなくなるような感覚
子を失った親が「自分が死ぬべきだった」と語るようになる
空襲後の瓦礫の町で、言葉を失う子ども
自ら志願した息子(娘)の戦死に、肯定も否定もできないまま何十年も止まる時間
【7. 国家・正義・目的への懐疑と幻滅】
戦時報道と現実との乖離を肌で感じる都市民
勝利報道の裏で息子(娘)が戦死した事実に混乱する家族
上層部の豪華な食事の映像に怒りを覚える配給制下の民衆
学校教育で「正義の戦争」と教えられながら空襲で親を失った子どもの矛盾
【8. みじめさ・矛盾・人間の滑稽さ】
瓦礫の中から米を探して盗み食いする子どもたち
「戦死者を讃える式典」で泣かない自分を責める未亡人
国策映画を見ながら、隣で眠る父親(母親)
空襲警報中に着替えを優先して逃げ遅れる市民
空襲で焼け出された者同士で、濡れた畳を巡って口論になる避難所
【9. 帰還後の断絶・空白】
帰ってきた兵士と目を合わせられない家族
「普通の生活」がぎこちなくなる、日常のうすら寒い静けさ
戦地でのことを語ろうとしない父親(母親)に苛立つ子ども
「あの人は昔、誰かだった」という形で語られる帰還兵
【10. 「戦争の外」にある視点】
遠い村の老婆が感じる「戦争なんて知らないけど、何かが変わった」感覚
民間人にとっての「戦争」は、配給制度、失踪、突然の爆撃音としてのみ現れる
戦地に行くことのない知識人が戦争を「語る」ことの危うさ
犠牲者の顔を知らない立法者が「正義」を語る虚しさ
◆補足的視点:子ども、戦場に行かない大人、高齢者、障害者の経験の特異性
子ども:戦争の意味もわからないまま空襲に怯え、孤児化し、誰の話も理解できないまま成長する
大人:夫(妻)を送り、子を失い、町を守り、避難所で全責任を背負う存在
高齢者:次の世代を見送りながら、自分は何もできないと嘆く日々
障害者:疎開も逃避もできない身体を抱えて、破壊のただ中に取り残される恐怖
◆まとめ
兵士の経験と戦場外の人々の現実は、決して断絶していない「地続きの暴力」として描かれるべきです。 都市や農村、官僚、親、学者、子ども、それぞれが異なる形で身体・偶然・不条理・羞恥・期待・喪失を経験し、戦争はその全体を貫く構造として立ち上がる。
ご希望があれば、ここから文学・映画・演劇・ノンフィクションなど具体作品に即した視点や、戦場体験のない作家がこれらを描く工夫なども掘り下げてご紹介できます。
 
 
「戦争を“知らずに”生きている人々の現実」が、戦場の地獄の同時代性とどう不気味なコントラストを成すかを、多層的に列挙します。
 
【1. 空間的ギャップ】
同じ「時間」に、まったく違う「世界」が隣接して存在していることの異様さ
晴れた休日のピクニックと、そのとき戦場での銃撃戦の地獄が、地球上で同時進行している事実
大都市のカフェで誰かが恋に落ちる一方で、同時刻に前線では誰かの頭部が吹き飛ばされている
戦場では「匂い(死臭・火薬)」が支配しているのに、都市では新製品の香水の広告が流れる
子どもが夏休みの自由研究をしている家庭の裏で、兵士の母親(父親)が「息子(娘)の遺体確認」の電話を受け取る
農村で「今年は豊作だ」と喜んでいる老人が、戦場に行った孫の遺書をまだ知らない
【2. 時間的ギャップ|個人的な「気づき」のズレ】
ある個人が、戦争の現実に気づく瞬間と、それ以前の無関心との断絶
戦争についてまったく意識していなかった人が、徴兵制の通知や親族の死で突然すべてが反転する
「昨日までただのTVの話だったのに、今日は“自分の話”になった」
SNSで笑っていた友達が、突然「戦死者追悼」の黒いアイコンに変わっていて、動揺する
戦争に無関心だった若者が、恋人の兄弟の戦死によって、人生観ごと崩される
学校の授業中に先生が「戦死した教え子」の話をし、生徒の表情が凍る
【3. 時間的ギャップ|集団的な「気づき」や遅延のズレ】
社会全体が戦争の現実に気づくまでの時間差
初期はみんな「どこか遠くの戦争」として扱っていたのが、徴兵や物資不足で「自分たちの生活」が侵食されていく
政府や報道が戦争を隠していることで、市民が**“まだ平和”という錯覚**を保っている時間
戦争が始まってから数年経ってようやく「戻ってこない息子(娘)たち」に異変を感じ始める村の空気
テレビ番組が急に「戦死者特集」を始めて、一般人が**「今さら…?」と違和感を抱く瞬間**
集団的な目覚めが訪れるのは、爆撃が都市部にも及んだとき――「遅すぎた気づき」
【4. 感情的ギャップ】
「日常の喜怒哀楽」と「戦争の非日常」が、ねじれながら共存している
若者がプロポーズを考えていた同じ日、戦場では同年代の兵士が死亡している
家にいる子の誕生日パーティーのケーキを用意する母(父)の手元に、戦死の電報が届く
SNSで自撮り・推し・恋バナで盛り上がっているタイムラインに、ぽつんと戦地からの報告が流れる
街の映画館では笑い声が響き、戦場の衛生兵は**「誰も笑っていない場所」で傷口を縫っている**
新年を祝うカウントダウンの瞬間、兵士は雪の中で一人見張りをしていた
【5. 意識・想像力のギャップ】
自分の“当たり前”が、他者にとって“想像すらできない”現実であるという落差
「朝の散歩が気持ちいい」と言った直後に、「息子(娘)の足が地雷で吹き飛んだ」と語る隣人の表情
「今日、何食べる?」という日常会話が、戦地では**「あと何日食料がもつか」**という恐怖に変わる
自分の悩み(失恋、試験、仕事)を打ち明けた後に、相手が戦争孤児だと知る羞恥と沈黙
「選挙なんて行っても意味ない」と言っていた人が、戦地に送られる前の兵士の最後の投票行動を知ったときの衝撃
「ニュースは暗いから見ない」という態度が、ある人の**「現実からの逃走」**に見えてくる瞬間
【6. 構造的・社会的なギャップ】
「無関心でいられる特権」と、その代償
大都市の富裕層は戦争を「コスト」としてしか見ておらず、田舎の若者が実際に死んでいる
戦場に送られるのは「誰か」であり、自分ではないと信じている都市住民の慢心
「平和のなかにある平和」が他者の死によって維持されているという不都合な構��
メディアの「戦意高揚」の裏で、実際の被害は矮小化されている
戦争が続くほど、兵器産業や経済が潤っていくことへの倫理的ジレンマ
【7. 不在によって浮かび上がるギャップ】
何かが「ここにいない」ことで生まれる痛みと現実感
運動会で一人欠けた家族写真
誰もいなくなった村の青年会
帰ってこない恋人を待つ部屋だけが、時間が止まっている
戦地からの手紙が届かなくなった瞬間から、時計の針の音がうるさく感じられる
◇まとめ
このギャップの本質は、「戦争の“外”にいることの異常な正常性」です。 人は戦争が始まっても、恋をし、笑い、誕生日を祝う。 けれど、それが誰かの死と同時に起きているという“二重性”に気づいたとき、世界は一気に歪んで見えます。 その歪みこそが、戦争の「本当のリアル」の一部なのです。
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thefunkychicken · 2 months ago
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久しぶりに、考古学者が古代エジプト王の墓に足を踏み入れた。壁には特徴的なヒエログリフ(象形文字)が刻まれ、天井には数千年前の天体図の痕跡が残されていた。エジプト観光・考古省は2月18日、英国とエジプトの合同考古学チームが、トトメス2世の墓を発見したと発表した。紀元前15世紀の古代王国に関する理解を覆す可能性もあるという。
この発見はまた、この古代文明の宝物のニュースで西洋が沸き立った19世紀〜20世紀初頭の起源から、エジプト学がどのように変化してきたかも浮き彫りにしている。
どのようにして発見されたのか
この発見は、1922年にツタンカーメンの墓が発見されて以来、エジプトで100年ぶりに発見された王の墓というわけではない。約3000年前のファラオ(王)3人の墓が1939年と1940年にナイル川デルタの古代都市タニスの遺跡で見つかっており、2014年にもあまり知られていないアビドス王朝の小さな墓が4つ発見されている。
しかし、「王家の谷」での発見はツタンカーメン以来だ。王家の谷はエジプト南部ルクソールの数キロ西にあり、多くの有力なファラオとその家族が砂漠の崖の墓に埋葬された。王家の谷はナイル川沿いに広がる死者の都「ネクロポリス」の一部で、そこにあった古代都市テーベは、いくつかの時代にエジプトの首都として機能し、アメン神の信仰の中心地でもあった。
2022年10月、崖に掘られた別の墓を調査していたとき、今回の墓の入り口と通路が見つかった。当初は、王妃またはそれ以下の王族の墓だと考えられていた。
しかし、発掘調査を指揮した英ケンブリッジ大学の考古学者ピアーズ・リザーランド氏は、それがファラオの墓であることを裏付ける2つの特徴を挙げている。王家の葬儀について記した「アムドゥアト書」のヒエログリフが刻まれた壁と、夜空を表す青い天井に黄色の星が描かれたしっくいの破片だ。
そして、古代エジプト人が化粧品や香水、軟こうを入れていたアラバスターの「アヒルのつぼ」の破片に刻まれた文字から、ファラオがトトメス2世であることが判明した。
ファラオ、トトメス2世とは
紀元前1493年ごろから前1479年ごろまで古代エジプトを統治したトトメス2世についてはあまり知られていない。ツタンカーメンが生まれる100年以上前のファラオだが、ツタンカーメンと同じエジプト第18王朝の王だ。
ツタンカーメンと肩を並べるほどだった可能性もある豊富な副葬品は、数千年前に墓から持ち出された。おそらく死後500年ほどたってから、王のミイラを洪水から守るために移転、再埋葬したときだとリザーランド氏は考えている。
王族の再埋葬は比較的よく行われていた。再埋葬されたトトメス2世のミイラは19世紀、ほかのファラオのミイラとともに、テーベ近郊で発見された。数年前、医療機器でミイラをスキャンした結果、トトメス2世は心不全で死亡したことが示唆された。
しかし、トトメス2世が最初に埋葬された墓は、エジプト学者はその存在を確信していたものの、発見されていなかった。「第18王朝のファラオの墓で見つからないのはこれが最後でした」とリザーランド氏は述べている。
新たに発見された墓は、王家の谷から西に2.4キロほどの地点にあり、古代のネクロポリスに関する考古学的理解の「空白を埋める」ものだ。リザーランド氏によれば、同じ場所にトトメス1世やその先代のアメンホテプ1世など、ほかのファラオが最初に埋葬された墓が存在する可能性もあるという。
トトメス2世はどのような統治者だったのか
トトメス2世は父トトメス1世の陰に隠れていた。トトメス1世は、危機と不安定の時代を経て、古代エジプト新王国の確立に貢献した有力なファラオだ。記録によれば、トトメス2世は父によるヌビアとシリアの征服を確固たるものにするため、軍事作戦を指揮して成功を収めた。
トトメス2世は旧約聖書の「出エジプト記」に登場する名もなきファラオではないかという説もある。紅海を渡り、モーゼとイスラエルの民を追い掛けたファラオだ。しかし、聖書の出来事が実際に起きた証拠はなく、いずれにせよ、その記述はメルエンプタハやその父ラムセス2世のような後のファラオと一致する部分が多いと米エール大学のエジプト学者ニコラス・ブラウン氏は述べている。
トトメス2世はむしろ、有力なエジプト女王ハトシェプストの夫および異母姉弟としてよく知られているだろう。トトメス2世の死後、ハトシェプストは20年以上にわたってファラオとして統治し、トトメス2世の葬儀を取り仕切った可能性もある。
別の王妃との間に生まれた息子トトメス3世は「トトメス大王」として知られ、おばであり継母でもあるハトシェプストの共同統治者として即位したが、後に単独で重要な王となった。
古代エジプトの専門家は興奮している。「王家の谷で新たな発見があったと聞くと、いつもワクワクします」と米ハーバード大学のエジプト学者ピーター・デア・マヌエリアン氏は言う。「この墓は間違いなく、この時代の王族を取り巻く動きを解明するうえで、さらなる証拠をもたらしてくれるでしょう」
エジプト学の進化
この新発見は、19世紀の「エジプトマニア」から始まったエジプト学が、その後どのように変化してきたかを示している。初期の段階では、毎週のようにファラオの墓が発見されていたが、ここ数十年はほとんど発見されていない。
多くの考古学者は現在、古代エジプトの一般市民の生活に焦点を当てている。一方、今回発見された墓は、「200年近くにわたって発掘と調査を続けてきた後でも、エジプトにはまだ多くの素晴らしい発見が残されている」ことを示しているとブラウン氏は考えている。
王族ではないエジプト人のミイラの研究だけでなく、すでに発見されているミイラや遺物に対して、X線コンピューター断層撮影(CT)や古代DNAの解析といった新たな科学的手法を用いることが可能になり、ときには驚くべき結果がもたらされている。
「例えば、ミイラの包帯を実際に外すことなく、その人物の生活や健康状態、死亡時の年齢を知ることができるというのは、素晴らしいことです」とブラウン氏は語る。
このような手法はすでに、トトメス2世の墓から出土した遺物に用いられている。その結果、ファラオの名前が刻まれたつえがアフリカン・ブラックウッド(Dalbergia melanoxylon)でできていることが判明した。「ファラオのコクタン(黒檀)」とも呼ばれ、古代エジプトでは、はるか南方から輸入され、高級品に使われていた木材だ。
「これらの遺物の発見により、古代エジプト史の重要な時代の職人技と交易網がさらに明らかになりました」とブラウン氏は述べている。
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memo-formicam · 5 months ago
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君が示すもの
 メタファー、とうとうクリアしました!裏ボスに挑みたいので二周目確定になり、一個別ゲーを挟んだらやりたい……と思う通り、百時間たっぷり使って楽しみ切る、良いゲームでした。
 当初二十時間くらいは、「普通だな……???」だったんですが、だいぶ肩慣らしされた中盤以降からが一挙に面白くなってゆくので報われた心地です。
 何を見ても何かを思い出す、とはヘミングウェイですが、本ゲームは何を見てもアトラスという会社が生み出した一連のゲームを思い起こさせ、同時に『メタファー(暗喩)』というゲームの本質に思いを馳せさせる作品です。アトラス〜〜〜35周年、おめでとう!!!
*以下は感想です。ネタバレ部分は最後の予告後に書いています。
 世界観は世界樹とペルソナの融合、価値観はメガテンシリーズ、キャラクターたちもひょっとしてルーツは過去作品の??と思いを馳せさせてくれるので、終始ワクワクしていました。
 と、同時に少し不安もありました。そもそも『Metaphor』(暗喩/隠喩)がタイトルに冠されている時点で、表面的に物語をなぞるものではないことが示されています。隠喩ありきの物語と���、独立した物語になり得るのか?
 表面的な暗喩をなぞれば、現代社会が抱える問題点(富の集中、差別、腐敗などなど)を描いた御伽話に見えます。当初は「そうだね、よくあるね……」という王道ファンタジーをただ歩んでゆくものでした。呪われた王子様を救い、王様にし、王国を救う!やるだけ不安になってくるじゃないか……!
 しかも冒頭部分はトンチキシュールコメディと、グロテスクブラックジョークのオンパレードなのでひょっとして社会風刺なのか?という不安も滲み出てきた。どういうことなんだ?街の作り込みが良い、戦闘システムも良い、音楽も良ければビジュアルも良い、だがここに物語はあるんだろうか?
 隠喩としては、例えば
・王様になるためには、『国民が一番支持した人間』というランキングをのしあがる必要がある=民主政治の善悪
・他宗教の排除と権力掌握を狙う一神教vs.力こそ全ての思考=メガテンEDのロウvs.カオス
・ニンゲンなどの造形=ヒエロニムス・ボスの宗教絵画
・主人公が持っている本の幻想小説世界=プレイヤーの現実世界
などが顕著に押し出されていて、アトラス節だな……を感じてはいました。
 ゲームの当初、主人公は何者でもなく、ただミッションをこなすことだけが目的の人間で、与えられたミッション含めた行動の全てが他者によって定められています。ゴールさえも明確で、ここまでおさだまりで良いのか!?と危ぶまれたのですが……
 主人公が『自分の物語を進めてゆく主人公』になったことで全てが変わりました。
 どうして他人の夢を叶えるのか、必死にならなければならないのか、一緒にいる仲間たちと虚妄を抱くことに意味はあるのか、ずっと不安のタネになっていたことを自分で解決できるようになる、だけでなくその理由もこれまでの伏線も全てが繋がります。
 このゲーム、やってて良かったな、最初のポイントでした。長い。ここまでくるのが個人的には長い。でも良かったし、当たり前のようですが仲良くなるキャラはどれも良し悪しあって味わい深い。(意地悪を言えば善性が強いので心配ではある)
 背景が違う”個人”が手と手を取り合って”集団”として、より良い希望を掲げて叶えてゆこう、理想郷を追い求めていこう、というスローガンは薄っぺらく聞こえがちであるところを、仲間たちとコミュニケーションを深めてゆくことで実感を持たせていくところも良い。旅ってこういうものであってほしい。知らないものを知って、一緒に楽しんで、驚いて、怖いことを乗り越えて冒険して欲しい。それを主体的に楽しめるようになった瞬間、このゲームの世界はぐんと広がります。
 ずっと隠喩されるものの影ばかり追いかけてきて、物語そのものが見えなくなりかけた頃、物語の方から顔を出してくる。そんな構造が好きでした。このゲームやってて良かったな、それを最後の最後まで噛み締めてゆけます。そして幻想を超えてゆくとは何か、が身に染みる。いい作品でした。
 以下はネタバレありの感想です。
***ネタバレ有りの感想
 エトルリア!!!!!!失われた古代王国〜〜〜含めて各地のモチーフに現実世界がちらついているのが好き。世界樹の迷宮シリーズをずっと遊んできたので、凱旋車含めてめちゃくちゃ嬉しくてテンションが上がりました。ありがとう……主人公の最初の友達が妖精になりがちなメガテンを踏襲してくれたのも嬉しい。
 各人が己と向き合って能力を引き出す瞬間、ちょっとだけモーションがダサいな……と思わないでもないですが、ベタでいいじゃないか!というかっこよさがある。キャラクター造形がまた良いんだ……。
 キャラクターといえば、造形と人間性で一番好きなのはバジリオですが、最後にトドメを刺したのはモアでした。もう疲れ切った大人であることと、小説を書いているせいで妙に共感する部分が辛い〜〜し、最後の方の畳み掛けは胸熱ですよ……ここまで一緒に頑張ってきて良かった。ガリカと同じくらい長く一緒にいて、思想としてはそれより前からずっと一緒にいたのだから、繋がりが重たいのも当然なんだ……途中からモアの正体について考察していたこともあり、ドンピシャだったので泣きました。好きだ……ハイヒールなのも良い。顔が歪んだ絶望からの救ってゆく過程にカタルシスがあるよ〜〜〜ありがとう。
 メタファーは、ゲームのために用意された物語であり、物語世界の中の物語でもあります。プレイヤーが遊ばなければ始まらず、終わることもできない”物語”という”幻想”に如何に存在意義を、重みを持たせられるのかという挑戦を最後に感じることもできたのは幸せでした。
 そして、このゲームはエンディングを迎えた時点が本当の世界の始まりになり、進んでゆく様を見られたという意味でも稀有な体験で嬉しかったです。本当に主人公で、生きているんだ!綺麗事でなくやっていこうという世界を見られるのは、明日の自分にも希望を持てるようで心が暖かくなりました。良かったな〜〜服が可愛いから二周目にも着せてくれないかね……
***以下は不満というか、勿体無い気持ち
 アトラスは王道が好きなのかな、というのは薄々感じ取っているからわかる、わかるけれども主人公に対する『悪』のあり方の薄っぺらさが今回はもったいなく感じられました。
 過去作品では、主人公に対しての掘り下げはここまでなく、物語の中ではこの人でなければ、がちょっと弱いと思うことの方が多かったように思います。それを踏み込み、さらには周辺の仲間たちまで社会的な問題を孕んだ”生き方”を深掘りされて肉付けされたことで重厚感が生まれました。ゲームという枠を超えた世界が生き生きとして感じられて、こういう話もできるんだな、と嬉しかったです。
 一方で悪役というか、主人公が乗り越えるべき相手は『権力を持っている』『実力を持っている』『他者を虐げる、希望を失わせる思想がある』などの条件を持っているだけで、あまり深く掘り下げがされません。フォーデン猊下はテンプレだけれどもきちんと悪役ムーブができていたからよしとして、ルイは終始”強い”オーラだけで終わった感が、弱い!!勿体無いよ!!!
 強い思いを抱いていることは訴えられても、妙に薄っぺらい。ついていった部下も完璧に理想を把握していることはなく、ゾルバ一人に集約されたのも弱い。どうせなら国の一部にニンゲン牧場を作って試験的に運用するくらいの地道さが欲しかった。王笏という究極魔具を手に入れるためだけに他者を取り込んできたわけなのだけれども、ついていく人をどこまで本気で取り込もうとしたのか、魅力を惹きつけてきたのかが実感できません。
 悪役の描写に力を入れすぎると、倒すことに罪悪感を抱いたり、別の感情を抱かせるので忌避しがちですが、ここまで主人公サイドを濃く深く掘り下げてるんだから釣り合いが取れない。直接的な接触ができないのであれば周辺の人間との接触で間接的に描くでもよし、この際モアの世界で本を通じて出会っても良かったんじゃないのか?惜しいよ……でもベタな悪役に深い理由をあんまり持たせたくないならば仕方がないのだ。実力主義者の女性幹部や他種族ももうちょっと欲しかったな(要求が尽きない)
 理想を絶望に変え、諦めの形で引きこもったのがモアならば、全てを白紙に変えようと心に決めたのがルイという分岐点、もう少したどりたかったよ〜〜〜!!
 それと、この国は連合王国であって”外国”が存在するんですが、そこのところは結局どうなったんじゃろうか。冒頭部分でサラッと流されたけれども、あんまり書き込んでも……になったんだろうなとは思う。一方で、世界の在り方が一国だけで決まったらまずいのでは?と思うんだな……いつもトーキョーで決まる世界でしたね……世界観が結構しっかりしてるので、ふわふわしてるところがかえって目立っているのかもしれない。でも好きだよ、この世界。特産品も人のノリも特色があって良いんだ。
 それと、なんでニンゲンの描写がボスの絵画モチーフなのかがわからない。アクマだと過去作品モロ出しだからというのはわかる、が、ピンポイントじゃなくても良かったのだし、意味があって欲しかった……どこかに意味が出ていたら、誰かこっそり教えてください。
 特に続編などはなくて良いものの、世界樹の王国のように、こうしたファンタジー路線でのペルソナじみたシステムの作品はまた出て欲しい。遊んで良かった……
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azariy · 10 months ago
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【江田三郎・「開かれた政権こそ」 より抜粋】
〝ロッキードで揺れる自民党は、国会の終盤、与党として法案成立に全力投球しなければならぬ局面で、推名副総裁を仕掛人とする三木引きずりおろし工作を鳴物入りで繰りひろげ、国民を唖然とさせた。
連日マスコミをにぎわす長老や実力者と称せられる諸公の言動は、国民不在の密室での談合を、政治家の本領とでも考えているように見受けられ、これが保守本流政治家の体質だと、あらためて考えさせられ���。
争いは目下のところ「三木のねばり勝ち」と言われているが、勝ったのは三木首相ではなく、「ロッキードかくし」を許さぬ国民世論であろう。日本の民主主義健在が強く感ぜられる。
「ロッキード」がおきなくとも、保守本流政権の命脈はつきんとしていた。
戦後三十年、政・財・官の三位一体に、右翼や政商までからんだこの政権は、ひたむきに走りつづけた高度成長路線が壁につきあたり、低成長必至となったにもかかわらず、状況の変化に対応した切りかえができない。
危機や転換を口にしても、からだがついていかないのだ。膨大な赤字国債による景気刺激政策は、相変らず大企業中心の大型プロジェクトである。
昨年、衆議院を全会一致で通過した独禁法は、簡単に棚上げされた。
福祉は後退し、地方財政は矛盾のシワよせで身動きができない。
旧来の路線からの転換は、所詮自民党ではできないことである。
終幕の迫っているところへ、「ロッキード」の痛撃をくらい、まさにとどめを刺されようとしている。
議会制民主主義のよさは、この場合、野党が代って政権につくことにある。
だが、国民のなかから、その声が盛り上ってこない。
世論調査によれば、「支持政党なし」だけがふえつづけ、国民の三分の一以上に達してしまった。
議会制民主主義の形骸化であり、危機である。「椎名工作」に対する世論の反発は、わが国の民主主義が根なし草でないことを物語っている。
にもかかわらず、こうした危機症状があらわれる直接の責任は、まさに政党にある。
それも与党だけではなく、野党ともども、われわれ政治家の責任と言わなければならない。
野党は明日の日本のための整合性と現実性のある政策体系を明示しないでいるだけでなく、強力な共闘も組めない。
代って野党政権をという声がかからないのは、当然のことといわなければならない。
価値観の多様化したこの時代に、野党が複数になっていること自体は、間違いとは言えないと私は思う。
むしろ自民党が一つであることの方が正常でないといえるだろう。
自民党は、さまざまの考え方をもつ流れが、ただ政権という一点において寄りあった「政権株式会社」と言える。
野党の側の基本的問題点は、分れていること自体よりも、いずれの党派もが、時代おくれのイデオロギーにとらわれて有効な共闘をくめないでいることにある。
もちろん、政党はつねに、広い意味でのイデオロギーを持つ。
それが運動の統合を可能にし、大衆的な広がりと力を与えてくれる。
しかし、このイデオロギーが教条化されると、外に排他性と独善がどぎつくなり、内部は「民主集中制」と称する集権と統制の論理で貫かれ、少数意見の抹殺、幹部独裁になる。〟
全文はここから。
この人は、最終的にその〝少数意見の抹殺〟と〝幹部独裁〟のせいで党から除名される事になった。
今の状況を見ても、有効な共闘なんて望むべくもない。そもそも改善の兆しもない。
しかも今、党内で代表を待望されてる立憲の御仁は、現状でもっとも最悪の候補。結局、与野党問わず、国民の声を聞く気なんてこれっぽっちもないのだ。
国会の対立なんて、ただの茶番劇と批判されるのも無理もないしょうもなさ。
最近は、「重大な局面の時に、野党内にいる隠れ与党側の人間が、タイミングよく連携を妨害して台無しにしている」というような話はデマじゃなく、高い信憑性のある話としか思えなくなっている。
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pureegrosburst04 · 2 years ago
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高級ゴールドデューク「俺はスパイダーマンの力を手に入れたんだぜ! 学校時代のトラウマを思い出させてやるぜイキリキモオタ野郎!!(黄金の真実) 」ポコパコポコパクコ⭐️ 表版仮想大鉱山幹部「ぎゃああああ!!」
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ピーターパーカー「中々根性はあるねえ。でも愛がないんだなあ〜〜ちゃんと偉大なママのいう事聞いてる?小物さんたち😆」表版仮想大鉱山Verスパイダーマン5人「ひ、ひいいいい!!!」✨ポカポカポカ🤩←ピーター
高級ゴールドデューク/バズー「逃げれたのは俺だけかくそう! 力がなきゃ何もできねえくせによ!  あいつの!ピーターパーカーってキモメガネの心をよんだんでしょ?! 王子様の俺が同じ土俵にたって、あんなインキャだった奴になんで勝てねえんですか?!」純粋硬派柱PureEgrosburst01 バイゴザレス「動体視力が弱い奴は寧ろ反射神経を使う。本来釣り合わず死ぬまで活かせないはずの前者の強度が放射線蜘蛛に噛まれて叩き上げされる意味も含めてお前の究極の上位互換になったんだ」ゴールドバズー「なんだよそれ、くだらないなろう系じゃないかよ……この世は弱者を救う偽善か」バイゴザ01「違うな、究極の上位互換になれたのは愛情の籠った教育豊富な家庭。ウェブの質を高める彩りのいい料理 お前みたいにブルーライトとは無縁なアウトドア専だとしてもタバコを毎日10箱吸ってたら測定できる視力は良くてもポテンシャルは皆無だ。お前の毛細血管は25%しかいきてないからバキバキになる筋肉もつきようがない」高級ゴールドデューク「その会話内容まさか………いやだ………あんたも?…魔王は生きてちゃいけない、あんなクソイカれサイコパス……」
バイゴザ01「俺は神性以外、実はまともだよ。中立にしか立てない臆病ものだ。今は亡き“””霧島04(ラスボス)様だけが”””別格なんだ。遥か昔の過去を読み取った時になんて事をしてたと思う?」
{{{YURUSHITEさんが貴方をフォローしました}}} 青い少年「切り捨てていいんだよね?間違ってないよね??」 霧島04(15歳)「お前に威厳を捧げ崇拝しない奴は切り捨てれば良い。目の前の人間を、地球上の全人類を。宇宙は無限なんだからさ…他の星のやつも厳選してダメならもっと遠くの星々を思い描いてごらん?、確率がどれだけ低くても孤独なんていつか吹き飛ぶものなんだよ?☠️?安心しなさい。人生が終わっても来世がある(赤き真実)」
〜数十年後〜 
灰色の老人「わしの人生を返して、”””魔王”””」
〜ある日の複製電脳軍要塞〜
霧島04は自分の3cmのちんこを扱いてオナニーをしていた。3分後、隣にセクシーな格好をしてニヤつきながらやってきて誘ってくる美少女(15歳)に”””ステイアウェイDeath(黙って死んでろ)‼️‼️”””と、マジギレしてから無視し直して、直ぐにオヤジがポイ捨てした腐敗臭ただようビール瓶を見つめながらオナニーをやり続けた その光景はあまりに頭がおかしい為…後日頭が昆虫よりおかしい人として有名になった
〜現在〜
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?オイル?「アイエフさん、ガッカリしただろうな……2年前に聞いた時点で🚬レベルの危険度はさ、本当だったんだから」
?ウォーター?「立派な人間が虫ケラなんかに見えていたのはやっぱりあの二人の方だったんだよ。真の裏ストボスは末路も全て分かってたんだね。”””息子達”””が裏切ったんじゃない、”””””父親二人”””””が呪いをかけて裏切ったんだ。」
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防聖孤島「霧島04よりも遥か昔から様々な末路もわかってた奴等だ。実際目立たないように予言者してたってのに今更全てのピースが繋がった あの間の抜けたねぷねぷの顔の意味もよく分かったろ?相棒」「もう何億年も少年の中盤をループしてはいない。俺達は立派な大人なんだ。吸い終わった銘柄🚬なんて気にしないで本当の超極大質量ブラックホールに立ち向かわなきゃ」
“””””獅童正義さん(裏ストチートボス)”””””が相手にしたのは後に全世界を救う一方的なファンタジーの暴力を振るう”””””怪盗団ファントムフルメンバー”””””。認知が最も歪んだ無限者でありながら現実を誰よりも生きる者で孤高に健闘した
“””””クシャガラ様”””””はジョジョシリーズ最強格、相手を分析する為に最も必要なのは好奇心だが興味を持つほど侵食され恐怖しても侵食される。”””””DIO様”””””にも霧島04を格落ちさせることは出来なかったのに 金を吸うギャンブルの沼じゃない、生命を吸う闇
“””””新しい血族のシックス様”””””は元の次元で”””””上級魔人”””””を瀕死になるまで追い詰めた。ダブルスで弱い者いじめを選ばなかった新種だから、絶対悪としての資質が長け過ぎていたから、実子にも心臓を削られている不利が積み重なり命を落とした
“””””織田信長”””””は初代鬼武者でエピローグの最強格の雰囲気で登場 続編の2では凶悪なラスボスを務め3でようやく”””””真の鬼武者”””””との死闘の末に敗れた。豊臣秀吉は見逃されて生かしてもらえたから成り上がれただけ、最新作で彼が最期に崇拝したのはやっぱり……
“””””アルバートウェスカー”””””、人間らしい感情豊かな演技を極めたから小物だと馬鹿に過小評価されている。恐怖の頂点を誇るナンバリングでミニゲームと呼べない完成度とボリュームを誇るコンテンツで群を抜く高性能
“””””ペニーワイズ様”””””、倒すには勇気が要る。主人公達はルーザーではない優しい絆を持っていたから最終戦で友達を見捨てなかった(もしこの時に見捨てていたら、裏切られた恐怖で人質は連れていかれ残り組は罪悪感が膨らみみんな死ぬ定めを背負うワーストエピローグが待っている、霧島04の最上位互換)
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“””””エルンスト・フォン・アドラー様(裏主人公)”””””は原作次元で完全勝利を決めて勧善懲悪をぶっ壊したアルティメットレアキャラ。あとゴキブリの上のジュマンジ紹介、{{{{メイン}}}}}付いてないでしょ?つまり表向きの性能ですら馬鹿みたいなSの数などを隠してる。シックス様と肩を並べる理由は科学者として危機管理能力が優れていたからシンビオートに自分が乗っ取られる警戒をして、少し着てからすぐ脱いで高次元に成り上がる卒業式をするという同じような致命的ミスを冒したから(正統派絶対悪を変えられる物なんてないのに)。もし{{{{{完全に結合してズーパーアドラー‼‼️️越えの…つまり、……””””””””””ヴェノムアドラー❓❓❓❓❓””””””””””になんてなってたら並行世界を同時に渡り歩くアビリティを手に入れこの二次創造世界ではBLEACH全世界もうみねこのなく全世界も外見史上主義全世界もゲイムギョウ界もB(バグ)の家族達2509億人もデスノート全世界もめだかボックスも地理ひとつ残らない絶対支配と共に3日で終わってた(究極の赤き真実)}}}}}
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”たった一人の女の子”にすら完全に瞬殺された退場式をさせられたのが”””霧島04(裏ストボス)”””。強さの指標なんて初期から分かりやすく書いてある。伏線もたくさん貼った、超えられない、人は産まれる前から死んだ後も変わらないから 
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shukiiflog · 2 years ago
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ある画家の手記if 中郷稔視点
例えば俺の革靴の靴底にはパリに持つ別宅の周辺の街路の美しいタイルを職人に頼んで打ちつけてもらっていて、それで歩くたびに高いヒールを履いた女が歩くより響く硬質な音がいちいち鳴る。 これから語ることはそれに勝るとも劣らない、取るに足りない話。 今となってはすべてが過ぎた話だ。
教授の勧めで俺は大学を卒業せずに中退して、早くから自分のアトリエを持った。まだ分不相応という連中もいたが、教授は俺が一生そこを拠点に制作を続けることを疑っていなかった。俺自身、そんなような今後になるだろうと思っていた。 資金繰りと、ほんの少しの思うところでしばらく海外を彷徨くことになったが、帰国してからは断崖絶壁にほど近い立地のボロ屋敷を買って、そこをアトリエにした。 年中やまない強い潮風、叩きつけてくる白砂、風雪に晒されて煤けた洋舘仕立ての白い三階建。遠巻きの近隣住民からはお定まりの幽霊屋敷という噂付きの物件だった。
俺に両親はいない。 赤子の頃、ちょうどこのボロ屋敷の近くの浜辺、打ち上げられた粗末な小舟の中に放置されていたのを運良く拾われた、捨て子だったと聞いている。発見時、頭に大きな怪我を負っていたとか。 物心つくまでの施設暮らしのあとに、酔狂な金持ちのご老人に誘われてそこの養子に入った。その爺さんが大層な遊び人��顔が広く、意図せずして俺にも半端な知り合いーーー後の人生の稼業において太い人脈になるような金持ち連中ーーーが、大勢できた。 その中で爺さんとは唯一関係なく、不可抗力として知り合ったのが、近所に住んでいて同い年の充(みつる)だった。
充は奇妙な幼馴染だった。幼い頃に知り合って以来、関係は途切れず続いていた。 俺がアトリエを構えると気まぐれにそこへも顔を出した。 いつも大型犬を連れている。充は人間よりも大型犬と一緒に育ったようなやつで、犬の扱いには優れていたが他がまるきりだめだった。 特にいけなかったのは人間への関心の薄さ、理解の欠如、境界線への無頓着、危機意識のなさ。 小柄であどけない容姿の充はしょっちゅう襲われかけた。本人もそれで泣きも怒りもせずへらへら笑っているからたちが悪い。 一度勤めかけた犬の訓練士の仕事も職場でいたずらされているのが明るみになって、切り落とされるように充の採用の話が立ち消えになり、それきりだった。 少し目を離せばもう勝手に触られる、どこかへ連れ込まれる、見かねて街中や人混みでは俺が無理やり腕を絡めて引いて家族か付き添いかパートナーのふりをした。それにも充は笑うばかりだった。 充は俺といても芸術に感化されたり触発されたりすることは一切なかった。
アトリエには馴染みの大学の卒業生たちが溜まることがよくあった。各々好き勝手に泊まっていったり数ヶ月も黙って居候するやつもいたが、放っておいた。 その頃から俺には絶え間なく誰かしらミューズがいた。彼ら彼女らを直接的に作品のモデルに使うこともあったが、ただそばにいるだけで十分だった、リャナンシーが周囲を舞っているように。一人にはとどまらなかった。この世には美しいものが多すぎるし、そのどれもを俺は心から愛していた。
直人と知り合ったのは教授の個展のレセプションでだった。 おそらくまだ学生だったんだろうが、馴染みの教授のパーティに手伝いとして駆り出されていた。俺も学生の頃はそういう仕事で食いつないでいた。 存在だけは前から知っていた。その日は髪をオールバックにしてすらりと長い肢体を黒いスーツに収めていた。背は高いが職業モデルの空気感は持っていない。纏っていたのは画家のそれだった。それにしても目立つ長い手足や大きな手よりも秀でて美しいのはスーツに隠れた胴、特に背中だろうと思った。 その場で、同じ学校の先輩だと名乗って直人をパーティ会場のトイレに引っ張り込んで服を乱して背中を見た。痩せ気味の背中は少しだけ骨が目立ったが大事な筋肉を残していて、その筋肉はあまり肥大せずに筋ばって浮きやすい体質のようだった。 傷がつかないうちに手元に置きたいと思ったものの、会場にはもう一人気にかかる人間がいた。慧鶴だ。 あまりにも華やかな慧鶴はパーティ会場でも常に人に囲まれていて声をかけるだけで骨が折れる。 結局その日はどちらにも大して接触しないままその場を後にした。 少し気分を害してもいたような気がする。俺のすることに直人がやや戸惑いつつもただ受け身だったからだ。背中を暴かれても困り顔で慌てるだけ。その自分への歪な無関心さが充と少し重なって見えたんだろう。
ちょうどそれくらいの頃からか、誰を抱くときも服は脱がなくなった。 服の下は生傷だらけでとても見られたものじゃなかった。 何をされても笑っている充に苛立ってその小さな体をこれ以上ないほどひどく犯して暴力を振るい傷めつけて追い込めば、こいつに暴力やその先に待つ死の恐怖を教え込めるのか、一度試したことがある。 すると誰に犯されても機嫌よく笑っていた充が俺相手には抵抗するような素振りを見せて、最中もひっきりなしに俺の体に爪を立てて噛みついて泣き喚いて暴れた。残念ながら体格と筋力の差で充の抵抗は俺にとって簡単にあしらえる程度のものでしかなく終わったが。 だが俺は嬉しかった。何かに抵抗して必死に嫌がる姿に、ようやく充が俺と共に同じ時間を過ごしているような錯覚を抱いた。真実など知るか。そう感じたまでのこと。それが全てだ。 それから、ずっとそんなことを続けている。
俺の意識はいつも身体から数センチほど浮いていた。 この感覚をひとに上手く説明するのは難しい。物心がついたときにはそうだった。生まれつきといっていいのかも知れない。 数センチ斜め上から自分自身の肉体を意識体だけで常に見下ろしているような感覚だ。俺はいつも自分の肉体が行うことをぼんやりと見ていた。あるいは別の場所に意識は向いていた。 肉体は俺が動かすものではなく勝手に動くものだった。それも相手に応じて臨機応変に現実的な実に的確な行動と判断を無駄なくこなしていく。はたから見れば何もおかしいところなどない。気づく人間も一人としていなかった。まず俺自身がその状態に長い間疑問を持たなかった。 もっと人は意識と身体にズレがなくぴったりと重なり合うようにして生きているものだと気がついたのは、充を抱いた時にその数センチずれた意識が身体に引き戻されたような感覚があったからだ。意識ーーー精神と肉体が、綺麗に重なってすべてが生々しくクリアに目が覚めたように感じられた。 どちらの状態のほうが心地いいとも、正解だとも思えないまま、俺は自分を放置し続けた。 服の下で治っては増えてを繰り返す生傷が痛んでたまに何かを訴えるようだったが、それも無視し続けた。
俺はアトリエにやってきた誰にでも笑顔であたたかく接して、求められることには教え導いたり、ここに居たいという人間には居場所を与えた。能力を持て余した後輩を相応しい道に進めたり、バレエで成功したいという女をモデルにして海外留学資金を工面してやったり、食っていけずに路頭に迷った画家をアトリエに置いて画材を貸し与えたり、頼られればすべてに応えた。 全員感謝して俺をたいそう慕ってくれた。恩人だという人間もいた。 身体から意識が浮いている俺はずいぶんと愛想がよく慈悲深くて面倒見がいい。そのすべてに自分がやっているという実感に欠けていたが、外聞が悪いわけでもなし、それも放っておいた。 俺の行動で誰が救われようと害されようと知るか。誰にでも無神経に手を差し伸べられるのは相手のことなどどうでもいいからだ。本当に救いたい相手に迂闊に触れられるものか。
直人がスラムで一人意固地になって荒れながら絵を描いていると噂に聞いて、手に入れられると踏んだ。あの背が欲しかった。 今にも崩れそうなボロアパートまで訪ねていった、部屋の扉を開けた途端ガラスコップが飛んできたのを避けながら近寄った。直人はすっかり痩せていたがその土地の荒廃した空気に馴染んでいて、痩せ方は衰えるというより一層研ぎ澄まされて暴力的な、生命力に漲った野良犬のようになっていた。 その一方で瞳の奥はいまだに寂しげに揺れたままで、まるで幼い子供だった。あやしつけて懐かせるのも服従させるのもまったく楽な仕事だった。あの先の見えない場所のせいかどうかは知らないが直人もそう望んでいた。高い背に頑丈な体、怪力と、疲れ知らずの性欲は、他のなにより暴力に向いていた。本人にもその自覚はあるらしかった。
直人の背中を気に入っていたが、直人は俺のミューズではなかった。直人はすでに体にいくつも傷を抱えていた。だからただ可愛がった。たまに雑用を言いつけることはあったが、直人も嫌がらずに従った。 前にパーティで服を剥がした時も思ったが、まるで目の前のことしか見えていないようだった。それは静物画を描くにはうってつけで、後天か先天か知らないが狂気と呼んでもいい。が、大抵の人間はそれを画家と呼んだ。 直人は人を傷つけることをひどく恐れていた。その一方で林檎と人間の区別もうまくついていないのだから笑い話だが。 いつだか直人は俺に自分のこれまでの話を詳細に語った。それで俺が傷つかないことを理解したからだ。嘘か本当かすらどうでもよかったが聞く限りこいつは嘘のつけない人間らしい。第一俺の中にいちいち話を疑うほどの関心がなかった。
その頃から充は俺のアトリエへあまり顔を見せなくなっていた。 とうとう何がしかのトラブルで死んだかと思っていたが、直人が慧鶴に引きずられてここから出ていったのと入れ替わりのようなタイミングでまたふらりと訪れるようになった。 充が自発的に俺から離れていくことはない。姿を見せなかった期間に何があったか、結局尋ねはしなかった��� 俺の体は充のいない間にすっかり癒えて綺麗になっていて、その責任を取れと言わんばかりに俺はまた同じことをただ行動でのみ充に対して繰り返した。充の反応も以前と変わりなかった。また服の下に生傷が絶えなくなった。
たちの悪い人間だ。愛嬌のある幼げな笑顔で誰のこと���疑わない。人間に関心が薄いが人間を嫌悪したり遠ざけているわけではない。充にとって自分に振るわれる暴力はまったく悪意や害意を含まないものらしかった。充にとってはそうだった。路上で他人からいいように暴行されようと、充はそれを凌辱だとか侵害だとか屈辱的だとかいうふうには捉えられない。むしろそういうものはすべて自分と積極的に関わろうとする友好的な態度だと見做されていくらしかった。それが突き詰めてしまった寂しさからくることに薄々気づいてはいたが、俺は俺が頭で考えてみたことなど信用しない。
充が唯一自分からもコミュニケーションを取りたがる犬を奪ったらどうなるか、試した。 いつものように連れてきた大型犬を、充がベッドで気絶している間に鈍器で殴り殺した。さすが充の育て上げた犬だった。常にそうではあったが、完璧に行き届いた躾と人間というものへの揺るぎない信頼と安心感に満ちていた。野生の死んだゆきすぎた従順さ。どれほど暴力を振るわれても逃げることも噛みつく事も、鳴き声すら上げずに犬は飼い主である充のそばについて離れず最期まで耐えた。 充はぼんやり目を覚ましてから黙って頭の潰れた死んだ犬を大事そうに抱えてもう一度眠った。 次の日から、充は散歩に行くような気軽さと頻度で自殺未遂を繰り返すようになった。取り乱すわけでもなく悲痛な様子でもなくいつもの顔でただ導かれるようにふらふらと。
充は俺のミューズではない。それに足る程度の容姿とオーラを備えてはいたし、実際俺に勝手に何らかの影響を与えていってはいたんだろうが、俺の何かが充をミューズにすることを拒んだ。モデルにすることも。 俺にとってのモデルは興味関心の対象とは違っていた。そういうものへの愛もある。 ただ、なぜかはわからない、ある時またいつも通りやってきた充が指を数本欠けさせていたことに対して抑制できない感情が働いた。充もその時笑いながら言った「おれはおまえのモデルじゃない」と。その通りだ。自分のことを把握しきった人間などここには今も昔もいない。 冷水がはられたままの浴槽に充を体ごと放り込んで片腕で頭を水中に押さえたまま、浴槽の隣に座って俺は何事かをしばらく一人で充に話し聞かせていた気がする。喉の動くままに。 なにを話したか自分でも覚えていないが気がつくとかなりの時間が経っていて、水中に沈められたままの充はそのままこときれていた。
俺はその日充がつれていた大型犬を引き取った。名前は確かバスター。 上等な名入りの首輪を飼ってつけてやった。 充はバスターを自分の恋人だと言い俺には懐かないと豪語したが、バスターは俺によく懐いている。 生前の充の命令を今でも守り続けるかのように。
0視点:一人のモデルが二人を横目で見ていた
0 notes
kennak · 1 year ago
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能登半島地震では、原発防災の限界が鮮明になった。道路や建物の損壊が激しく、避難や屋内退避をしようにも無理があると突きつけられた。現実逃避するのが、原子力規制委員会。住民防護の基本方針を記す「原子力災害対策指針」を巡り、山中伸介委員長は「見直しを考えず」と述べた。これでは汚染が拡散した際、住民らが被ばくしかねない。思考停止を正す術(すべ)を探った。(西田直晃、安藤恭子) ◆「原発を動かすべきではない」要請書 北陸電力の志賀原発。右奥は志賀町=1月19日  「地震と原発事故が複合すれば、お手上げの状態になるのは明らか。どうして指針を見直さないのか」  「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」の中垣たか子さん(73)=金沢市=は憤りを隠さない。今回の惨状を考慮すれば原子力災害対策指針が定める屋内退避や避難は困難とし、1月末に原子力規制委員会宛てに「各地の原発を動かすべきではない」と求める要請書を提出した。  中垣さんが問題視する指針は、原子力規制委が原子力災害対策特別措置法に基づいて策定する。事故の際に住民を防護するため、各自治体がつくる防災計画のよりどころになる。 ◆陸海空の避難路は途絶、屋内避難も難しく 地震発生から1カ月近く経っても残る道路のひび割れ=1月29日、石川県穴水町で  指針によれば、原発に異変が生じた際には原則、原発5キロ圏の住民は避難となる一方、その外側は屋内退避でしのぎ、空間線量が一定水準に達したら避難に移行すると定める。  ただ今回の被災地では道路網が寸断され、地盤の隆起や地割れで海路や空路も断たれた。建物の被害も著しく、石川県によると、5日時点の判明分で5万2000棟余りの住宅が損壊した。 ◆「指針そのものの話ではない」と微修正どまり  避難や屋内退避をしようにも無理がある現実。中垣さんは「能登半島地震を自然の警告と受け止める契機にするべきだ」と訴える。  ところが、原子力規制委の山中伸介委員長は1月31日の会見で「原子力災害対策指針そのものを見直さないといけないとは考えていない」と語り、微修正にとどめる考えを表明した。  一体、なぜなのか。 原子力災害対策指針の見直しについて説明する原子力規制委員会の山中伸介委員長=1月17日  山中氏は1月17日の会見で「能登半島地震の状況を踏まえると、現在の原災指針で対応が不十分であったかというと、それはそうではない」と持論を展開。同31日の会見では「自然災害に対する防災については見直さなければいけないところはあろうかと思いますが、原災指針そのものの話ではない」と述べた。 ◆見直せば原発を動かせなくなるからでは  「自然災害による被害は守備範囲外」と言わんばかりだが、指針が今のままだと何が起こりうるのか。  ジャーナリストの政野淳子氏は「原発事故が発生しても現地は対応しようがない。道路が寸断されれば逃げられないし、家屋が倒壊すればそのまま被ばくしてしまう」と危機感を募らせる。それでも国が指針を見直さない点について「本気で見直せば、各自治体は実現可能な防災計画をつくれず、原発を動かせなくなるからでは」とみる。  不可解さは他にもある。  山中委員長は微修正のポイントに「屋内退避の開始時期・期間」を挙げたが、この見直しを検討するのは、東北電力女川原発(宮城県)の周辺自治体から要望があったためだという。だが、山中氏は会見で「他の自治体など関係者の意見を聞くことはあるか」と質問されても「まずは規制委の中で議論して進め方を考える」との回答。自治体との意見交換を二の次にする姿勢が浮き彫りになった。 ◆現実的な対策を求める首長の声も  政野氏は「規制委は運用の改善レベルで体裁を繕おうとしている。被災地の現状があまりにも無視され、これほど、ばかばかしい話はない」と語気を強めた。 原発の再稼働に慎重姿勢を示す稲岡健太郎町長=2月2日  物議を醸す原子力災害対策指針。その軸となる住民避難や屋内退避を巡り、自治体からは今回の地震後、現実に即した見直しが必要とする声が出始めている。  北陸電力志賀原発が立地する石川県志賀町の稲岡健太郎町長は本紙の取材に、県などによる避難訓練に言及。「海にも空にも逃げられない」と述べた。  東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県の花角英世知事も1月24日の会見で家屋の倒壊を踏まえ、「物理的に屋内退避できない」と発言。「現実的な避難」に向けた議論を求めた。 ◆国への追従姿勢が目立つ石川県  原発被災を研究テーマとする茨城大の蓮井誠一郎教授(国���政治学)は「道路は寸断し、待機する自宅も放射能を防げるだけの気密性はない。今回の地震で安全な避難が成り立たないことが明らかになる中で、立地自治体が地域で得た知見を基に声を上げることは大切だ」と受け止める。  指針の問題を可視化する自治体の声。国を動かす力にもなり得る。より重みを持つのが石川県の対応だ。志賀町同様、被災した原発立地自治体。注目度は高く、影響力も少なくない。  ただ、谷本正憲前知事時代に起きた2011年の東日本大震災以降、国への追従姿勢が目立ち、後手に回った印象が否めない。  「原発有事対応 鈍い石川『国検証待つ』」。11年6月、北陸中日新聞がそう報じた。他の立地府県が災害対応の見直しを始めたのに、県が「国が福島の事故の全容を把握していない」(谷本知事)などとして庁内の部会を開かない状況を問題視した。 ◆空港や港が使えなくなる想定は「極端」と否定 道路をふさいだ倒壊家屋の撤去作業  11年11月には国が防災対策の重点地域を原発の8〜10キロ圏から約30キロ圏に拡大することで合意した。広範な汚染に備えることになった一方、石川県内では能登半島北側にある奥能登の孤立化が懸念された。奥能登の大半は30キロ圏外だが、その��側が通行止めになった場合、陸路が遮断される恐れがあるとされた。  ところが谷本知事は12年2月の会見で、放射能汚染の範囲について「30キロ圏外は危なくない」と自前の解釈を表明。奥能登への物資が途絶えた際の対応は「飛行機、船舶を使い、生活用品を投入すればいい。それだけのインフラを政府が持っている」と唱えた。冬場で天候が荒れ、空港や港が使えなくなるという想定の質問には「極端」として、想定ごと否定していた。  「国任せの甘い見通しだった」。社民県連副代表で内灘町議の清水文雄氏はそう述べる。同町は志賀原発から南に約40キロ。今も余震が起きるたびに原発への不安がよぎる。「道路は寸断、自宅は倒壊、避難所は満杯。今の石川県で原発災害が起きたら避難できない」 ◆馳知事も安全対策の働きかけは乏しく 馳知事(右から2人目)から要望書を受け取った岸田首相(同3人目)=1月14日、石川県庁で  22年の石川県知事選で初当選した馳浩氏も今のところ、原発の安全対策への言及は乏しい。県危機対策課の担当者は「災害対応を優先しており、知事が今後の原発災害や避難のあり方について、国に要請しようという動きにはなっていない」と説明する。  とはいえ先の蓮井氏は「自治体は住民の生命財産を守る窓口」と述べ、代弁者として耳を傾け、国に働きかける重責があると説く。  今は災害対応を優先しても、県が住民から情報を取りまとめ、国や原子力規制委に要望を上げる意思を発信するだけでも「原発への不安を和らげられる」。さらに「大きな犠牲を払って得られた地域の知見を今後の原発防災に生かせるよう、国も自治体も最大限に努めるべきだ」と訴える。 ◆デスクメモ  前知事の楽観論は理解に苦しむ。石川県政の担当時もそう感じた。懸念された奥能登の孤立は今回顕在化した。前知事の言うように空路や海路は十分に使えたか。7期28年の長期政権。耳の痛い言葉が届いたか。思考停止の代償は住民に及ぶ。現知事の馳氏はそう捉えて行動すべきだ。(榊)
「今の石川県で原発災害が起きたら避難できない」 それでも災害指針を見直さない、楽観論の背景にあるもの:東京新聞 TOKYO Web
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turkey-trip · 2 years ago
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#6 カッパドキアガイド
こんにちは、カサダニアンです。
 
今回の旅、カッパドキアは2泊と丸2日間観光ができる場所です。
カッパドキアを観光する際のガイドとしてもらえると幸いです。
 
この記事では、カッパドキアの見どころについて紹介します。
 
〇カッパドキアどこにある?
カッパドキアは、トルコの首都アンカラから約250㎞離れて、アクサライ~ニーデ~ネヴシェヒル~カイセリ地方に挟まれて中央アナトリアに位置しています。
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〇なぜ洞窟?
2世紀にキリスト教が知られるようになったころ、カッパドキアはさまざまな思想、哲学、東方諸宗教の入り乱れるるつぼでした。
初期のキリスト教徒はおそらく、ローマの宗教的迫害から逃れてきた人々で、キリスト教徒の大部分は、タウロス山脈全域を占領したアラブ人の支配からカッパドキアヘ避難してきた人々でした。
これらの新しい住人たちは、丘の斜面を掘り、岩を刻んで教会を造り、内部をフレスコ画で飾ります。
こうしてカッパドキアの岩石地帯は修道院や修道士の祈り、教会などの大展示場の様相を呈するようになりました。
11世紀後半にセルジュク族がやってきたときには、カッパドキアには1000を越える宗数的施設があったそうです。
カッパドキアのキリスト教社会と、イスラムのセルジュクトルコの関係は友好的でしたが、14世紀に入るとオスマン帝国に吸収されてしまいました。
キリスト教信者のギリシャ人たちは、後世のトルコとギリシャの人民交換政策により、1920年代にカッパドキアを離れることになってしまいました。
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〇カッパドキアの地形が作り出す芸術
カッパドキアの地層は地上に見られる自然の奇跡の一つであり、中央アナトリアの火山が盛んに活動し、溶岩や火山灰に覆われた「堆積期」、そして火山活動の停止と共に始まった「侵食期」に於いて、自然が持っている二つの相反する作用が作り上げた作品と言えます。
ヨーロッパのアルプス山脈同様、南アナトリアのトロス山脈も地質年代上、新生代の第三紀(6500万~200万年前)に形成されました。
この時期、中央アナトリアでは活発な地殻の変動で深い亀裂や地盤の沈下が見られ、亀裂を這って地表に噴出しだしたマグマは、エルジェス、デヴェリ、メレンディス、ケチボイドゥラン火山を作り上げたのです。
そして、度重なる激しい噴火の後、中央アナトリアでトロス山脈に並行して走る火山連ができあがったのです。
火山の吐き出した噴出物は既に形成されていた丘や谷の上に長い時間をかけてゆっくりと降り積もり、周辺一帯は巨大な台地と化しました。
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〇地下都市
石灰岩を掘って地下8階から10階の深さにまで達している巨大な地下都市です。
完全に地下部分に作られていることとその規模の大きさから、他のカッパドキアの岩窟住居とは一線を画しています。
内部は、狭い通路から生活の場、換気孔までと様々な空間がまるで迷路をも想わせます。
地下都市での生活はキリスト教時代以前からすで営まれていましたが、一時は頻繁に利用されたのはアラブ人から逃れるキリスト教徒の避難所にもなりました。
アラブ人の脅威に様々な対策が練られるもどれも効を奏せず、キリスト教徒であった地元の人々はここに隠れて敵の撤退までの仮住まいとしていました。敵の侵入の危険に備え各階ごとに、石うすのような大きな丸い石板で扉を閉じられるようになっていました。
石板の直径は1.5m、いざという時はすぐに転がすことのできる場所に置かれていました。
他にも通気孔はもちろん、非難用のトンネルも備えるなど、この地下都市は完璧な防御の役割を果たしていました。
ここを訪れた人は壁を堀った箱型ベッドにも気を取られるかと思います。
その他にも内部には教会や学校、食料や物品の貯蔵庫、ワイナリーも作られていました。
通気孔は各階を突き抜けていてその幾つかは地下水まで達しているものもあり、井戸として水を供給する役割もありました。
見学可能なのは一部のみですが、観光ルートにはそれぞれ表示があるので是非足を止めてみてください。
カイマクルの地下都市では一番多い時期では合わせて約2万人、常時でも約4千~8千人もの人々が隠れ住んでいたと言われています。
地下都市が観光客の注目を浴びるようになったのはわずか50年前くらいからのことで、その前までは村人の貯蔵室や納屋として使われていました。
地下都市の内部を観光する際はガイドについて歩くか、矢印にそって注意深く進まないとすぐに道に迷ってしまいます。
長短さまざまな狭いトンネルが四方八方に延びていたり、通路を急カーブでえぐって窪みを利用した大きな部屋があったりもします。
頭上がとても低い場所や階段を使う場所もあるので頭上だけでなく足元にも十分に注意をして下さい。
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〇ウフララ渓谷
ウフララ渓谷(Ihlara Vadisi)は、カッパドキア南方のアクサライにある、自然的・歴史的に重要な価値を持つ谷です。
ウフララ村からセリメ村まで湾曲しながら続く、全長約18km、幅約200m、深さ約150mという雄大な谷は、この地にそびえたつハサン火山から流れ込んでいたメレンディス川によって削り取られて形成されました。
現在は小川となったメレンディス川は、生命の源となって谷底の豊かな緑を育んでいます。
自然の生み出した芸術に加えて、ウフララ渓谷でもう一つ特筆すべきは、切り立った高い崖の岩を掘って作られた5000もの住居と105の教会群です。
渓谷沿いには、カッパドキアを象徴する奇岩「妖精の煙突」が並ぶヤプラク・ヒサルやセリメ村もあり、まさに大自然の美しさと歴史的遺産の両方を楽しめる、知られざる観光名所といえます。
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〇セリメ修道院
カッパドキアで最も予想外の驚きの 1 つは、アクサライから 28 km のウフララ渓谷の端にあるセリメにある素晴らしい岩窟修道院です。
セリメには、ヒッタイト、アッシリア、ペルシャ、ローマ、ビザンチン、ダニシュメント、セルジューク、オスマンの各文明がありました。
セリメ要塞修道院の最も重要な側面の 1 つは、多くの主要な聖職者がそこで教育を受けたことです。 地域の軍事本部もそこにありました。
修道院は 8 世紀から 9 世紀に建てられたものですが、建物のフレスコ画は 10 世紀後半から 11 世紀初頭のものです。
描写には、昇天、受胎告知、聖母マリアが含まれます。
セリメ修道院はカッパドキア最大の宗教建築で、大聖堂サイズの教会があります。 大聖堂の内部には 2 列の岩柱があります。
これらの柱は、大聖堂を 3 つのセクションに分割します。
教会の大きさは驚くべきものです。 セリメ修道院内の凝灰岩から直接切り出された教会の柱とアーチには、かつてそこを占めていたさまざまな世代の痕跡が今も残っています。
初期の初期のイコンはよりはっきりと見ることができますが、後に描かれた詳細なフレスコ画は、トルコ人が部屋を料理に使用したときに表面を覆う煤の年月の下でほとんど見えません。
修道院には、修道士の宿舎、大きなキッチン、さらにはラバ用の厩舎もあります。
部屋の壁はかつてフレスコ画で飾られていましたが、ほとんど残っていません。
道路から修道院まで、急で滑りやすい丘を登る短いが挑戦的な道があります。
修道院までの道のりは、まずラクダが歩くキャラバン道の一部であるトンネルのような回廊を通ります。
セリメには大きなバザールがあったので、ラクダの隊商は途中下車と保護のためにやって来ました。 、ラクダは修道院の中央部に導かれました
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〇ギョレメ・パナロマ
カッパドキアの奇岩は6000年前、火山の灰と溶岩でできた柔らかい地層が侵食されて作られました。
旧石器時代にはヒッタイト人が住んでいましたが、その後クリスチャンがローマ帝国の支配から逃れるた���にこの地を利用しました。
この時移住してきたクリスチャンがギョレメの奇岩の中に教会や家を建てます。
この地の地名である「ギョレメ」とは、「見てはいけないもの」「隠された場所」という意味を持つそうです。
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〇ギョレメ野外博物館
・入場料45トルコリラ
ギョレメの谷では遠い昔、信仰を共にした共同体の生活が営まれていました。
今日、野外博物館として管理されているこの谷の一帯には、独特の形の岩山を掘って造られたキリスト教の修道院が残されています。
共同体を提唱したのはカエサリア(カイセリ)司教の聖バシルでした。
彼は時代の浮薄な風潮を逃れて、人里離れたところで広域に分散して修行する小さな宗教共同体を提唱したのでした。
凝灰岩の一本岩を掘り抜いて建てられた教会の数は多く、365の教会が造られたという伝承もありますが、その中で現在も30ほどの教会が公開されています。
むき出しの荒廃した岩山を飾るのは、僅かに換気や採光のための窓や入口の開口部だけです。
これは人を避けて信仰生活に専念するためであり、また11世紀頃、ビザンチン帝国領内で熾烈を極めたトルコ人による迫害を逃れるためでもありました。
ギョレメに教会が建てられたのは850年以降で、11世紀頃には内部のフレスコ画が完成しました。都のビザンチン芸術の直接の影響を受けているとはいえ極めて素朴な絵です。
地元の後援者の資金提供で、専門の画家が壁画を描いていることもあり、時には肖像画入りで画家や後援者の名が残されていることもあります。
綿密な学術調査によれば、この後援者は地元の有力者達だったことが判明しています。
彼らは時折ここに集まり、大切な商談を行ったそうです。
これらの絵は8世紀中頃から9世紀にかけてビザンチン一帯で行われた偶像禁止が解かれた直後に描かれたものが大半です。
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「トカル・キリセ(ブローチの教会)」
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「円柱教会」
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「エルマル・キリセ(リンゴの教会)」
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「 カランルク・キリセ(暗闇の教会) 」
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「 サンダル・キリセ (サンダルの教会) 」
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「バルバラ・キリセ」
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「ユランル・キリセ」
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〇ウチヒサール城
・入場料10トルコリラ
ウチヒサル(Uçhisar)」とは、ギョレメとネヴシェヒルの中間にある町です。ウチヒサルとはトルコ語で「尖った砦」を意味し、巨大な岩山を掘って造られた「ウチヒサル城塞」を中心に巨岩要塞の麓に町が広がっています。
ウチヒサル城塞は3つの塔のような形をしており、カッパドキアの入口の一連の「要塞」のひとつでもあります。
ウチヒサルを遠くから見ると、無数の窓の付いた険しい岩山がそびえて見えます。これは岩壁をくり抜いて造られた部屋の窓です。
一部には、浸食作用で地滑りを起こして内部が露出してしまった部屋もあります。
そして、住宅地の下には数百メートルに渡って凝灰岩盤を掘り連ねた坑道があります。
この坑道は古代に掘られたもので、敵に包囲された際に外部と連絡を取って、水の供給を確保するために掘られたと言われています。
現在は浸食により脆くなって危険なことからここで暮らしていた人々は立ち退いてしまっていますが、数十年前まで人々が暮らしていた古い住居群も見られます。
また、ウチヒサルの岩の表面には「鳩の家」と呼ばれる無数の穴が開いていて、住民は昔からブドウ畑の肥料として使うために鳩の糞を集めていました。
鳩は赤色を好むため、巣の入口は赤色でペイントもされています。火山性で土地がやせているカッパドキアならではの生活の知恵です。
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〇パシャバー(妖精の煙突)
・入場料無料
パシャバー地区にある妖精の煙突をはじめ、カッパドキアの奇岩群は、長い長い時の中で自然の奇跡が生み出した芸術です。
中央アナトリアの火山活動によって溶岩や火山灰がこの土地に堆積し、それが風雨によって侵食されたことで、無数の表情を見せてくれるユニークな景観が形成されました。
こうして形成された凝灰岩のうち、下層の軟らかい部分が早く侵食されて細くなり、上層の硬い部分が残ると、妖精の煙突のような帽子を被った不思議な岩ができるそうです。
こうした奇岩は高さ40mに達することもありますが、自然による侵食はなお進行しており、下部の軟らかい部分がどんどん削り取られて最後には姿を消してしまうケースもあります。
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以上、日本語ガイドがいないので、この記事をガイド替わりにしてもらえると幸いです。
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ari0921 · 4 years ago
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織田先生よりシェア
シェアさせていただきます。
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「立共合作」に隠された危うい路線
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           櫻井よしこ
日本共産党の志位和夫委員長は10月25日、BSフジの「プライムニュー ス」で、中国との向き合い方について、日本は軍事力を増強するのではな く話し合いで対処すべきだと主張した。その上防衛費は今より1兆円も削 減すべきだとも語った。
共産党の的外れは甚しい。志位氏はきちんと現実を見よ。中国が南シナ海 でフィリピンの島を奪ったとき、フィリピンは国際仲裁裁判所に訴え出 た。国際仲裁裁判所の判決は全面的にフィリピンの主張を認め、南シナ海 やフィリピンの島々を自国領だとする中国の主張には国際法の根拠も歴史 的事実としての根拠もないと断じた。
同判決を、しかし、中国は「紙クズ」と罵り、今日に至るまで南シナ海で の蛮行を続けている。このような中国と話し合いで問題を解決するという 志位氏の主張は意味をなさない。おまけに日本共産党は綱領で日米安全保 障条約の廃棄と事実上の自衛隊の解消を謳っている。
なのに日本国を危うくする共産党と立憲民主党が共闘して、衆院選を有利 に展開しているそうだ。有権者は志位氏や共産党、立憲民主党に騙されて はならないだろう。
10月23日、中国国防省は、中露の海軍艦艇10隻が17日から23日まで1週間 かけて海上合同パトロールを実施したと公表した。わが国の防衛省統合幕 僚監部も同日、中露両軍10隻の動きを写真と共に公表した。それを見る と、合同パトロールの実態はわが国をぐるりと周回しつつ、対潜水艦ミサ イルの発射訓練や艦載ヘリの発着艦訓練などを行う紛うことなき軍事的示 威行動だった。
中露両軍は18日に津軽海峡を通過、19日、東北沖で対潜水艦ミサイルの発 射訓練を実施、20日には千葉県犬吠埼沖で日本領土に130キロまで接近し た。21日、伊豆半島沖で艦載ヘリが発着艦した。22日、高知県沖を通過 し、大隅海峡を通って東シナ海に入った際も長崎県男女群島沖で中国軍の ミサイル駆逐艦が艦載ヘリコプターの発着艦を行った。
中国人民解放軍(PLA)海軍からは駆逐艦「南昌」など5隻が、ロシア の太平洋艦隊からは大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」など5隻が、ま た両軍から艦載ヘリ6機などが参加した。彼らは日本周回に入る前の 14~17日まで、ウラジオストク沖の日本海で合同軍事演習を実施した。ま た中国軍と分かれたロシア軍は対馬海峡から日本海に入り北上を続けている。
米国に対抗し、日本に警告するために彼らは殊更、軍事力を誇示する。中 露が最初に大規模軍事訓練を行ったのは16年前の8月だった。ウラジオス トク沖の日本海で戦後初の中露両軍による1万人規模の演習をしたのだ。 中国がロシアにもちかけて実現した同演習で最も注目されたのが、3日間 続いた山東半島での訓練だった。空爆を加えながら沿岸部から内陸部へと 兵力を投降下させていったが、それは明らかに山東半島を台湾に見立てた 上陸訓練だった。
日本を狙う精密誘導兵器
次に世界の耳目を集めた合同軍事演習は18年9月の「ボストーク2018」 だ。兵力30万、軍車輌3万6000台、航空機1000機、軍艦80隻の大規模演習 には中国軍の他、モンゴル軍も参加した。中国軍がロシアの国土で軍事演 習をしたこと自体、重要な変化ととらえられた。
また米国の軍事専門家、トマス・シュガート氏が明らかにしたように、中 国内陸部には、日本の嘉手納、横須賀、三沢の三基地を模したターゲット が造られており、PLAはそこに向けてミサイルの実射試験を行ってい る。横須賀に停泊中の艦艇、三沢や嘉手納のハンガーや駐機場まで再現さ れており、ピンポイントで弾道ミサイルが撃ち込まれた跡がある。中国は 日本を狙って、精密誘導兵器で個々の艦や航空機まで殲滅する訓練をして いるのである。
中国及びPLAの研究で知られる米戦略予算評価センター上席研究員のト シ・ヨシハラ氏は、中国は大海軍国家への道を非常に賢く歩んできたと指 摘する。即ち、国際社会に疑われないように注意深く力をつけてきたとい うのだ。
中国が海軍力に目を向けたのは?小平の時代だ。?は中国海軍の父と言わ れる劉華清を重用し、息の長い戦略を継続してきた。今や世界第二の軍事 大国にのし上がった中国は、海上権力についての輝ける理論家、アルフ レッド・セイヤー・マハンから大いに学んだ。
海上権力が帝国を支える最大の力であることを理論化したマハンは、ある 国がシーパワーとなるには二つの重要な要素、国民性と政府の性質が必要 だと説いた。中国はマハンの教えに基づき、艦船や潜水艦、戦闘機などを 大量に造りつつ、その一方で中国の国民を「海軍の冒険支持へと誘導する ように、公然、猛然と努力してきた」とヨシハラ氏は書いている。
第二の毛沢東
06年12月、第10回海軍党代表大会で胡錦濤主席は「我が軍の歴史的使命を 新世紀へと引き継ぐための要求に応えられる強力な人民解放軍を構築」 し、「中国的特徴を持つ軍事問題の革命的要求に沿って、海軍構築の全面 的変革をもたらす」と宣言した。同路線は習近平主席に明確に引き継が れ、更に強化された。国民に中国の在るべき姿は海洋大国だと教育すると 共に、中国は世界を主導すべき偉大なる国家だと教えこんでいる。
中国で国民に対する徹底した愛国主義教育が進行中なのは明らかだ。米国 や日本で見られる若手アイドルをもてはやす「軟弱な」文化を排除し、中 国共産党を唯一絶対の存在として尊敬し、従うよう14億の国民に価値観の 統一を求めている。この行きすぎた愛国教育は最悪の場合、国民を対外強 硬策へと走らせてしまいかねない。
ヨシハラ氏はPLAの軍事戦略、とりわけ海洋戦略は毛沢東の積極防御ド クトリンから生まれたと指摘する。毛沢東は膨大な量の軍事著作を残した が、それらはすべて攻撃的内容だ。敵に対して劣勢な場合に仕方なくとっ た受動防衛戦術も「見せかけだけの防衛」で、それは反撃して攻撃に回る ための防衛だと、ヨシハラ氏は分析する。
現代中国の海軍戦略家は毛沢東とマハンの論理を取り込んで、第1列島線 の西側の水域の支配権を米軍から奪い去るのを当然視する。第二の毛沢東 に
なろうとしている習近平氏の下で、中国がより攻撃的になることは、可 能性として十分あり得ると考えておかなければならない。そんな国際情勢 の下で、日本がいま、すべきことは最大限の国防努力である。自衛隊の解 消、その前に日米安保の廃棄、米軍を日本から排除すると綱領に定める無 責任な共産党になど政治は任せられない。共産党と組んだ立憲民主も信頼 できない。共産・立民に票を投じることは日本を危うくすることに他なら ない。
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yoshitugutuduki · 2 years ago
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ネオファウナ
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 白と黒。それがこの台地に登って抱いた最初の印象だった。起伏に富んだ白い氷原のあちこちから、黒い崖が顔を覗かせる。雪がちらついているせいか、それとも大地の白を映し出しているせいか、空もまた、灰色のはずが白んで見える。初めて訪れる北極圏は、太古の昔から日の沈むことのない、かといって日が高く昇り、大地の氷河を溶かすこともまたない、薄明の世界だった。  雪原専用の8脚車両で、傾斜の緩い台地の東側から登って早半日、狭い空間で疲れは溜まっていたが、私の体重が他の乗組員より重い分、贅沢は言えなかった。大丈夫、あと数時間もすれば、発掘のためのキャンプ基地に到着する。この辺りは雪の粘度が低く、おまけに雪の下の固まった氷河をうっかり踏んでしまうと、車両ごと転倒する危険がある。車体の脚部分に付いた音響センサーで、なるべく雪の厚い場所を探りつつ、進むしかないらしい。  私の隣では、ダンと名乗った白いクマの男性が車両に接続して操縦している。一見すると椅子にもたれかかっているようにしか見えないが、後頭部には電磁コントローラが付いている。彼自身によればちょっと前の型番だが、車両を動かすには使い慣れたものが一番しっくり来るらしい。後頭部樹状核増設手術を受けているらしく、扱いには手慣れているという。もう10年になるそうだ。他の2名が小柄で、荷物もかなり多い以上、体重の大きいゾウである私と、ダンの2名はそれぞれコクピットとサブピットに座ることになった。  「僕は地元の村の出なんですが」  思いのほか、荒々しげな見た目とは裏腹に、丁寧な口調でダンは喋り出した。運転中とはいえ、重苦しい静寂に耐えられなくなったらしい。  「どうもそっちでも、起きてるみたいなんですよ、失踪事件」  「本当なんですか」  それまで黙りっきりだったネズミの男、ジェイが、淡々と訊いた。別段驚くでもなく、寒い車内の温度に合わせたような冷やかさだった。仕事をし始めて半年間、ここに来て躓くまで彼と世界を巡ったが、未だに彼の感情の起伏は捉えられていない。  「えーと、報告では、確かに4件の失踪事件が、マクファーレンさんのご出身の村で確認されてますね、種はいずれもバラバラですが」  そそっかしいラエンの女性、ライラと名乗ったか、が手元の携帯モニタを叩いて読み上げた。ダン・マクファーレンと同じく、ここに着いた際に中央都市の空駅で出会ったばかりで、なおかつ、私とジェイの終盤を迎えた調査が躓くことになった原因だった。  いや、原因というのはよそう。別に彼女が引き起こした事態ではないのだから。  私たちはこの地に到着した瞬間に、すでに躓いていたのだ。
 私とジェイ・マウゼリンクスが実地調査を始めたのは半年前、そのきっかけになった、彼の調査に同行したのが1年程前だったか。赤道地帯の高地で発見された膨大な壁画、そしてそれを覆い隠していた巨大な洞窟は、数万年前に明らかな、我々知的生物による文明が存在した最古の証拠となり得るものだった。当時一介の動物文化学者だった私に、その研究の最前線に入って欲しいと言うオファーが来たのは、ジェイの横やりあってこそだと聞く。途中から研究に無理やり入り込んだジェイを疎む者はいたものの、全知的動物の大系統を、分子を用いて提示し、世界的に注目されている彼には、表立って反意を示すことができなかったようだ。無理やり私を暑い洞窟へ連れ出した彼は、これまでの古代文化とも違う、独特な意匠の壁画と、その物語る意味を教えてくれた。  それはカタログ、と言ってもいいものだった。中央に描かれた、楕円形の物体の中から、様々な種の、知的生物が出てきて、一様に並ぶ光景。そこには何万もの「立った絵」があったが、1色で描かれていながら、それぞれの絵はディテールが異なり、明確に別種と認識できた。赤道付近と言っても、安定陸塊上、そう、オセアニア大陸に位置する以上、ゾウやウマといった旧大陸を出自とする種は、ここには載っていないはずだった。だけれど、私の種だけではない。たぶん、あらゆる現生の知的生物が、この「カタログ」に載せられているのだろう。  分子生物学者のジェイは、恐らく人類のルーツを明確にしようとしているに違いなかった。そこで私に、手伝ってくれるように要請した。  誰もが気づかないふりをする。  感情の起伏に乏しいジェイが、この話をする時は苦々しい顔を必ず浮かべる。我々知的生物、つまり動物は、単一の系統である微生物として誕生し、無脊椎動物、魚類を経て、爬虫類となり、そこからそれぞれ鳥類と哺乳類が分かれた。これが、どんなにプロセスに疑問を抱こうと、この地球の教育機関で、幼獣ですら習っている仮説だ。  しかしこの仮説には矛盾が生じている。我々は進化の過程で、知能が発達したが、知能が発達するのが先だったのか、それとも様々な種に分化するのが先だったのか、という問題だ。知能が発達するのが先なら、例えば知能を退化させた種や、相応の歴史を示す物が残っていてもおかしくないが、実際はそんな種や事物は残っていないし、現在昆虫や魚類で示されているような、進化に至る原理、突然変異や、特に自然選択が、知能を持つと生じにくくなるのではないか、という仮説もある。一方で、様々な種に分化するのが先で、その後知能が発達したという仮説なら、上記の問題はクリアするが、いくら収斂進化という、似た生態的地位の生物に似た形質が出るという仮説があるとはいえ、そのような斉一的な知的生物化が起こり得るだろうか、という疑問が浮かぶ。そもそも、様々な種に分化しているのなら、我々には様々な、枝の途中となり得る、祖先種が数多見つかるはずだ。しかし、現状そんなものは一切見つかっていない。化石記録は魚類まで、それも現生の無脊椎動物や魚類とはかけ離れた姿で、我々の現在の姿を支持しない。  このジェイの主張に私は魅せられたのだろう。彼に伴って様々な古い遺跡をフィールドワークした。そうして、場所を絞り込んでいくうちに、文明誕生の起源となる候補が、この、新大陸の北極圏内にある、大きな台地で見つかった遺跡だと突き止めた。  残すは実地調査、既にキャンプ地が作られ、行われるはずだった大規模な調査に参加させて貰えることになり、北極へ向かう途��は、一睡もできないほどだった。しかし、いつまで経っても迎えの車両が来ない。どうもおかしいと思って、上空から気象観測用の無人機で見て貰ったところ、キャンプ地に誰の気配もない、ということが判明した。地元の警官隊に待機を命じられた私たちは、警官隊所属でこの地域を管轄していると名乗るライラと、この辺の地理に詳しく、仕事柄車両の扱いにも慣れているらしいダンと共に、キャンプへ向かうことになったのだった。
 洞窟の中は、明るかった。発電機が稼働したままになっていたせいか、洞窟の壁に設置されたライトが空間を照らし出し、携帯ライトを持たずとも奥深くまでの道は見えていた。ずっと昔読んだ恐怖小説と違って、静寂こそあれど、何十人ものスタッフが失踪したような、不気味な雰囲気は感じさせなかった。  先を行くジェイを呼んで、私より二回りは小さな彼の様子を聞く。  「キュクロプスさん、この先は若干狭いがあなたでも入れないわけではなさそうだ。ただ灯りがもう設置されていない。誰かライトを貸して欲しい」  そんな声が狭い道の前、ダンやライラの前から聞こえてくる。私は持っていた携帯ライト、ジェイには若干大きいかもしれないが、をダン、ライラに渡し、ジェイに渡すように促した。  「この奥は広い空間だ」  「慎重に進んでくださいね」  ライラが呼びかける。裂け目が出来て落ちていたりしたら大変だろう。  ライラに続いてダンが、そして私が狭い穴をくぐる。真っ暗であまり見えないが。空間が広いのは声の響き具合でわかる。  「これは、特に岩の裂け目とかはないみたいだ」  慎重に前進して、ジェイから渡された携帯ライトで周囲を見渡したダンが、何かに気づいた。  「なんだ、あれ」  真正面の、ライトで灯された場所を見る。明らかに場違いな物が、岩に貼りついていた。  「扉、ですね」  ライラが立ちすくんだまま不安げに言う。  鎮座している金属製の、明らかに現代的な円い扉は、私でも余裕で通れるぐらいには大きい。左側には、取手のような金属製の棒も繋がっている。  狼狽しているのか、先にこの空間に入ったジェイは、扉を見て何か考え込んでいるように見えた。そんな彼の横を通って、ダンがおもむろに取手に手をかける。  少しだけ、空気の吸い込まれる音がして、扉が開いた。  考え込むのをやめたらしいジェイが、吸い込まれるように扉の奥に入っていく。  「マウゼリンクスさん!」  ライラは止めに入ろうとしたのか、後を追った。私もそれに続く。  後ろから足音が聞こえる。ダンも来ているようだ。  扉の奥は、少し上向きの傾斜のある、通路だった。4名分の足音、金属音が響く。それ以外は、ジェイの今持っている携帯ライトが頼りだった。  こんなところに近代的な人工物があったなんて、何かの軍事基地とかだと、非常に私たちはまずいことをしているわけだが、なんでこんな洞窟の奥深くにあるのか、見当もつかない。  好奇心はとうに消え失せ、徐々に後悔と不安と恐怖が胸の奥を占めつつあった。そんな時、ジェイが立ち止まった。  「行き止まり?」  最後尾のダンが聞いた。ジェイは短く、いや、とだけ答え、目の前の壁、いや、長方形の扉だろうか、に設置された黒いパネルに、手をかざした。  扉が開くのと、視界が明るくなるのは同時だった。しばらく薄明りや闇の中で過ごしてきたせいか、目が痛い。なんとか視界を取り戻すと、通路と思しき、私たちが辿ってきた空間が明るく、ライトのようなもので照らされているのが見えた。扉の向こうは、少し落ち着いた明るさのようだ。ライラやジェイに続いて扉をくぐる。  そこは、一面緑色の森だった。
 唖然としていた私たちに、ジェイが呼びかけた。  「立体映像だ、本物の森じゃない」  各々が、凄まじい密度で生えている草木を触ろうとするが、すり抜けてしまう。どうやら本当に、偽物らしい。  「こんな植物見たことない。地球上でこんなの発見されてたっけ、それに日差しも」  「青い空だな」  上を見上げてジェイが言った。空と言えば、エアロプランクトンが漂っているため、地上からは緑色に見える、日差しもこんなに明るくはないはずだった。  「これが故郷の景色か」  そうジェイが呟く。  「その通りです、ここが本来の地球の景色です」  今までの穏やかな口調のまま、ダンが言い出した。  「マクファーレンさん?」  何を言い出すのか、と思い、私は振り向く。ライラも遅れて振り向いた。怯えているのか、その顔は強張っている。  「ようこそ、汎用生態系生産プラント、ネオファウナへ、私はこちらのオペレーションを行っているメインシステム、チャーリーと呼ばれています」  ダンは全員の方を向くと、恭しく礼をした。  「皆さんがご覧になっている映像は、本来の地球、東南アジアのカリマンタン島付近の熱帯雨林を再現したものです。本来の地球で最も多様性が保たれていた個所と言われています」  淡々と話すダンにはどこまでも表情が無かった。まるで愛想笑いを無理やり貼り付けたかのように、いや、人形や標本の魚のように、虚ろな笑みを浮かべたまま語り続けている。  「マクファーレンさん、どうしちゃったの?」  「私が現在操作しております個体は、身体の一部に改造を受け、なおかつ日ごろから電磁ネットワークに接続状態にありました。そこで、アバターを実体化させるよりも低電力で済むとみなし、デバイスとして使用するに至った次第です」  「俺をここに呼び寄せた理由はなんだ」  ジェイが、これまで聞いたことのない、敵意の籠った声で言った。赤い目が射止めるように、ダンを見つめている。しかしダンは答えなかった。  「ジェイをここに呼んだ理由は?」  今まで黙っていたライラが今度は言った。さっきまで怯えていたとは思えない、鋭い声だった。  「私は当該個体、あなたがジェイと呼ぶ個体を通して、ユーザーの設定した開始コードの発現タイミングを計算していました」  もはや私には何がなんだかわからなかった。洞窟の中の見知らぬ施設、見覚えのない緑、そして態度の一変した同好者たち。立っているのがやっとだった。  「一から説明してくれ、彼らがここに呼ばれた理由を」  ライラが続けた。ダンは薄笑いを浮かべ、苦虫を嚙み潰したような顔でジェイがそれをにらんでいる。  「始生暦時代に入って、人類の文明は大きく進歩し、大規模な星間文明を築くに当たりました。その過程で、本来の地球は大きく生態系を衰退させ、私が稼働を始めた段階では、乱開発防止のために所在不明とされていました。その代わり、多くの惑星が植民化され、人類は星間文明を自らの故郷とするに至りました。しかし、本来の故郷である地球への憧憬が無くなったわけではありません。数多の星々をテラフォーミングする過程で、人類はそのノウハウを蓄積させ、より高効率に、より速やかに他の惑星を地球化することを実現したのです」  「そして、故郷への憧憬は、私が制作されたネオファウナ計画に繋がりました。星間文明で用いられていた、地球由来の生物の遺伝情報を基に新たな労働力、知的生物を作り出す技術と、先に述べたテラフォーミング技術が結びつき、新たな地球を生み出すという計画へシフトしたのです」  「手順はまず、簡易な条件での地球化から始まります。条件に見合った惑星に、こちらのプラントで遺伝情報を改変し作製した大気性プランクトンなどを放ち、大気構成を地球により近いものとします。その後、水生プランクトンやごく微小な生物、水生生物、陸生植物、小型陸生動物といった順に作製し、放流します。生態系がそれぞれ安定してきた段階で次フェーズに移行し、最終的に大型動物を除いた不完全な生態系ができます」  「その後、大型動物をヒト型知的生物として作製し、惑星上に解き放ちます。初期はある程度の調整が必要ですが、徐々に文明化が進むと、自然と個体数も増えていくことでしょう。 ユーザーであるホモサピエンスに形態的に近いグループが作製されたのは、文化基準をかつてのユーザーの文明に合わせ、個体数増加を促すためです」 「ラエンのことだよ」  静かにライラが呟いた。  「私が開始コードを発現しようとしているのは、更にその次のフェーズです。当該個体を作製した私は、接続可能な別個体を使って、当該個体を外に出し、その脳を通して現在の惑星の状態を観察していました。もちろん、当該個体には脳神経の加速化措置と、私に情報を送るためのリソースも設置済みです。24年6か月を観察したことで、私は開始コードの発現を行うのに十分な時間が経過したと認識しました」  「それが、俺が作られた理由か」  相変わらずダン、否、チャーリーを睨んだまま、ジェイが吐き捨てた。  「開始コードの発現後はどうなる、先住種族と同じように、彼らを消去するのか」  「いいえ、開始コードの発現後は、現在作製している神経加速化の遮断、脳内の感覚抑制の解放、ボトルネック防止に用いられていた多系統繁殖用遺伝領域の切除、そして次代における原種形態への移行、これらを促すウィルス群を散布します。現在、その準備段階として、複数個体にこれらの措置が可能かどうかを試験しています」  「どういうこと?何が起きるの?」  何を言っているのか、門外漢の��にはわからない。だけれど何か恐ろしいことを言っている気がして、口走る。  「俺たち知的生物は知能を失い、動物に戻る。感覚も戻り、少子化対策に用いられかけてた遺伝領域はもぎとられ、子孫は四つ足の獣に、ってことだ。失踪事件は、その準備として、試験的にウィルスをばらまいたってことだ」  ダンは何も言わなかったが、ジェイが代わりに答えた。  「私に記録されている地球生命の情報は膨大ですが、基礎さえ完成すればあとは難しくありません。残りは生態系が安定するに従って、徐々に作製し定着させていく予定です。早ければ数十年で、この星は第2の地球となります。私やユーザーの願った地球の復活が遂に為されるのです」  ダンは両手を広げてまるで演説でもするかのように宣言した。私にはこれが夢の中の出来事のようでならなかった。  「当該個体と、そうですね、こちらの個体は私の本体にフィードバックすることにしましょう。現状のサンプルでは効率的なウィルスの散布が行えないので」  そう言うとダンの体は何も映っていない瞳で私の方を見た。ここが北極であることを思い出したかのような寒気が走る。先んじて捕まえられたジェイがもがいている。私も腕を強い力で引っ張られて、森の奥まで連れていかれそうになる。  「AIの癖によく喋るなお前は。中に誰かいるだろ、飛びっきりのイカれた奴が」  突然、腕が離れた。同時にジェイの咳き込む声がする。  見ると、大柄なクマを取り押さえているラエンの女性の姿があった。非現実的な光景に何が起こったのかわからなくなる。  「チャーリーだったか、以前遺跡を回って、似たような壊れた施設を見た時にあんたの名前を確認したよ。設置予定の生体プラント兼液体コンピュータの素体になるって時点でやばいと思ったが、こちとら先住種族を駆逐されんのも、せっかく根付いた知性を踏み台に懐古主義に走られるのもごめんでね、悪いが稼働停止してもらう」  出会った時の態度はどこへ行ったのか、荒々しい口調で告げると、周囲に火花が散った。  途端に、立体映像の森が消え失せ、通路と同じ無機質な灰色の部屋に変わる。  「案の定、システムはニューロン式を使ってたか。悪いけれど私はラエンじゃないし、体はあんたの言うホモサピエンスでも、宿っている意識は年季の入った量子の寄生虫なんだ。量子脳に関してはこっちの方が上手なんだよ。3億年かけて辿り着いた、被食者と捕食者が共にいられる楽園、そう簡単に潰されてたまるか」  「私の活動が停止すれば、今後エアロプランクトンが作製されることもなくなりますよ」  苦しげでもない、さっきと同じ淡々とした口調でダンの体が言う。  「エアロプランクトンも継代を重ねて、あんたの供給なしに殖えるようになってるんだよ。この世界は変わっていくさ。でもそれは地球と違う、大型動物相の代わりに知的生物が優占し、交雑を重ね、多様化と均質化を入り混じらせる世界としてだ。本来の地球生命が今も変化を続け、この星だって変化の最中にあるのに、時を戻して止めようとした時点で、あんたは詰んでたのさ。わかったらとっとと凍りな、あんたの望んだ永遠の停滞だ」  轟音が響き渡った。床が震える。部屋のライトが点滅して、消える。真っ暗になった部屋が振動を続ける。盛大に転倒した私は、解放され糸が切れたように崩れ落ちたダンと、同じく転げまわるジェイをなんとか抱きしめる。  「私はこいつのやらかした後始末に行ってくるから、またどこかでね」  覚えているのは、そこまでだった。
 台地で起こったことは、巨大な雪崩によってキャンプ地と、内部の空洞が崩壊した、というニュースで片付けられた。私は他の2人と共に病室に缶詰になり、あれこれと話し合った。ダンは荒っぽいが人懐こい性格で、私のことは全く知らないが、幼い頃に父親が連れてきて兄弟のように育ったらしいジェイのことはよく覚えていた。ジェイは遺跡巡りと、ダンがジェイを覚えていないことで気づいていたらしい。  キャンプ地で失踪したスタッフと、近隣の村から失踪した住民が保護されたのは、私たちが洞窟の入り口で倒れていたところを発見された翌日だった。ちょうど反対側の海岸で見つかったらしいが、不思議なことに皆が一様に「吹雪が酷くなったのでビバークした」という記憶しか覚えていなかった。1本だけ、空の注射器が置いてあったそうだ。  ライラの行方は分からない。そもそも、地元の警官隊にはそんなメンバーどころかラエン自体がいなかったのだ。  「これからどうするんですか」  ダンは寝ている。病室の窓から空を見ているジェイが、どうしても気になった。  生きる目的を失ったのではないかと、思ったからだ。  「枷が外れた気分だ、清々しましたよ」  いつもと同じ、だけれど少し晴れやかな声色で彼が返した。  「なに、資料は集まってますから、最後の仕上げだけできなかったってことで」  彼らしくない、楽観的な言葉だった。彼も、吹っ切れたのかもしれない。  「あの場にいた誰もが、あの場所に関係している者だった、あなたを除いて」  「そうですね、傍観者として、大事たと思われたのかもしれません」  「チャーリーが言ってましたね、星間文明がどうとか」  「言ってましたね、多種族からなる星間文明とか、地球由来の遺伝情報で人類の伴侶を作り出すとか、あれ」  「そんなこと、言ってましたっけ」  記憶と知識の食い違いに、戸惑う。すらすらと出てきた言葉は、私の理解を大幅に超えていたはずだった。  「磁気映像で撮影した、あなたの脳のカルテを見せてもらいました。先天的な改変の痕跡が見つかったようです」  「私には、そんな自覚は」  「無いんでしょうね。誰かが、どこか遠くからあなたの脳を介して、この星を見ている」  私と同じですね、と彼は言った。彼が言っている間に、まるで目の奥の濁りが取れるみたいに、目の前は鮮やかになっていった。  目の前に広がるのは、白い空。  でもその向こうに広がるのは、プランクトンに覆われた碧色の空。  脳裏に浮かぶのは、あの時見た青い空。  「モッティさん」  白い空をバックに、白い毛並みの彼が振り向く。その顔には、見たことのない表情が浮かんでいる。  「この世界って、綺麗ですね
#SF
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moko1590m · 26 days ago
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人間が生み出した人工的事物や環境を、常識的には人間にしかできないと思われる思考、判断、行動に似た形で活用する人間以外の生物の例を、以下に簡潔かつ多数まとめます。これらの例は、動物が人間の道具、技術、環境を適応的に利用し、高度な認知や問題解決を示すケースで、2025年までの研究や観察に基づいています。
道具や技術の利用 カラス: 都市部で信号機のタイミングを理解し、車が止まる間に道路上の食べ物を拾う。例:日本の仙台市でナッツを車に踏ませて割る行動。 チンパンジー: 動物園で人間の鍵を使って檻の錠を開ける。例:2019年、ドイツの動物園での脱走事件。 オクトパス: 水族館のガラス瓶の蓋を開けて餌を取り出す。例:2020年、ニュージーランドの水族館での実験。 カワウソ: 人間のゴミ箱を開けて食べ物を漁る。例:シンガポールの都市部でゴミ箱の蓋を外す行動。 キツネ: 都市の自動ドアを認識し、コンビニや建物に入る。例:ロンドンでの観察。 ハト: 電車の乗降タイミングを学習し、ホームで餌を探す。例:東京の地下鉄駅での行動。
人工環境の適応的利用 ネズミ: 地下鉄や下水道の構造を理解し、効率的に移動。例:ニューヨークの地下鉄で最短ルートを移動。 カラス: ゴミ収集車のルートを覚え、ゴミ捨て場で効率的に餌を探す。例:日本の都市部での観察。 アライグマ: 都市の排水溝やエアコン室外機を隠れ家に利用。例:トロントでの適応行動。 コンドル: 風力発電の気流を利用して飛行効率を上げる。例:南米アンデスでの観察。 クマ: キャンプ場のテントやクーラーボックスを開ける。例:ヨセミテ国立公園でロック付きボックスを開く。 タヌキ: 都市の公園や庭のスプリンクラーを使って水を飲む。例:日本の郊外住宅地での行動。
コミュニケーションと人間の技術利用 オウム: 人間の音声認識デバイス(例:Alexa)に話しかけ、音楽や照明を操作。例:2021年、米国の家庭での報告。 犬: ボタン式の音声デバイスを使って簡単な要求(例:「散歩」「餌」)を伝える。例:米国での訓練犬の実験(2020年)。 チンパンジー: タッチスクリーンやキーボードで人間とコミュニケーション。例:日本の京都大学霊長類研究所での実験。 イルカ: 水中マイクや信号装置で人間の指示に応答。例:米海軍の訓練プログラム(2020年代)。 オランウータン: タブレットを使って絵やゲームを楽しむ。例:トロント動物園でのタッチスクリーン利用。 カラス: 人間の落としたスマホ画面をつつき、反応を観察。例:都市部での散発的報告。
人工物を使った問題解決 サル(マカク): 観光地で人間から盗んだ眼鏡やスマホを、食べ物と交換。例:インドの寺院での観察。 カラス: 自動販売機のコンドームをくちばしで取り出し、巣材に利用。例:日本の都市部での報告。 アライグマ: ゴミ箱のロックを外す道具(例:棒や石)を使用。例:カナダの都市部での観察。 オクトパス: 水族館の排水パイプを這って脱出。例:2016年、ニュージーランドのタコ脱走事件。 キツネ: 都市のフェンスやネットをくぐり抜け、庭の食べ物を盗む。例:英国での観察。 ネコ: ドアノブやレバーを押して部屋に入る。例:日本の家庭での動画報告(X投稿)。
社会構造や人間環境の利用 ミーアキャット: 観光客の車を監視台として利用し、捕食者を警戒。例:アフリカのサファリパーク。 ハト: 都市のビル屋上を巣作りに利用し、捕食者を回避。例:ニューヨークの高層ビルでの営巣。 シロクマ: 人間のゴミ捨て場を餌場として活用。例:カナダの北極圏での観察。 カラス: 人間のピクニックや屋外イベントで、放置された食料を計画的に盗む。例:オーストラリアの公園での行動。 イノシシ: 農村の灌漑システムを水飲み場に利用。例:日本の農村部での観察。 リス: 都市の電線を移動ルートとして利用。例:米国の郊外での行動。
学習と適応 犬: 自動給餌器のボタンを押して餌を得る。例:米国のペット訓練動画(2023年)。 タコ: 水族館の照明スイッチを操作して暗闇を作る。例:ドイツの水族館での報告。 サル(ベロベロザル): 観光客の飲み物を盗み、アルコールを飲むことを学習。例:カリブ海のビーチリゾート。 カラス: 駐車場のセンサー式ゲートをくぐり、車と一緒に移動。例:日本のショッピングモール。 ネズミ: 工場のコンベアベルトの動きを予測し、食料を盗む。例:中国の食品工場での観察。 ハト: 都市のエレベーターに乗って階を移動。例:ロンドンのビルでの散発的報告。
人間にしかできないと思われがちな思考、判断、行動を示す人間以外の生物の例を、簡潔に、かつできるだけ多く以下にまとめます。これらの例は、動物の知能、問題解決能力、感情、社会的行動に関する研究や観察(2025年までの知見)に基づいています。
1. 道具使用と問題解決
チンパンジー: 木の枝を細くしてシロアリを釣る。例:タンザニアのゴンベ国立公園で観察。
カラス(ニューカレドニアカラス): 棒や葉を曲げてフック状にし、虫を取り出す。例:実験で複雑なパズルを解く。
オランウータン: 木の葉を傘代わりに雨を防ぐ。例:ボルネオ島での観察。
カワウソ: 石を使って貝を割り、食べ物を確保。例:カリフォルニア沿岸の海カワウソ。
オクトパス: ココナッツの殻や瓶を使って隠れ家を作る。例:インドネシアでの観察、瓶の蓋を開ける実験。
カピバラ: 温泉で温まる場所を選び、快適さを求める。例:日本の動物園での行動。
2. 社会的協力とコミュニケーション
イルカ: 群れで協力して魚を追い込む。例:フロリダ沖での「泡の輪」戦術。
ゾウ: 死んだ仲間の骨に触れ、追悼のような行動。例:アフリカゾウの群れで観察。
オオカミ: 群れで役割分担し、狩りを効率化。例:イエローストーン国立公園の観察。
ミーアキャット: 見張り役が危険を仲間に警告。例:カラハリ砂漠での協力行動。
ハニービー: 「8の字ダンス」で蜜の場所を仲間に伝える。例:蜂の巣内でのコミュニケーション。
ボノボ: 対立を避けるため、性的行動で社会を安定化。例:コンゴでの観察。
3. 感情と共感
犬: 飼い主の感情を読み取り、慰める行動。例:ストレス時の抱擁反応(研究:2020年)。
シャチ: 仲間が死ぬと悲しむような行動(死体を運ぶ)。例:カナダ沿岸での観察。
カラス: 仲間の死を覚え、集団で警戒行動。例:都市部のカラスで確認。
ラット: 閉じ込められた仲間を助けるため、ケージを開ける。例:シカゴ大学の2011年実験。
マントヒヒ: 仲間をグルーミングで慰める。例:サバンナでの社会的行動。
馬: 人間の表情を読み、反応を調整。例:2016年サセックス大学の研究。
4. 計画性と記憶
ゴリラ: 数年後の再会で人間を認識。例:ココ(ゴリラ)の手話学習と記憶。
スクラブジェイ(鳥): 食料を隠し、数週間後に正確に回収。例:北米での観察。
オクトパス: 迷路を記憶し、報酬を得る。例:実験での学習能力(2020年)。
アリ: 複雑な経路を記憶し、効率的に食料を運ぶ。例:アルゼンチンアリの行進。
ゾウ: 水源の場所を何年も記憶。例:アフリカの乾季での長距離移動。
シロナガスクジラ: 過去の餌場を記憶し、季節ごとに移動。例:南極海での観察。
5. 自己認識と創造性
イルカ: 鏡を見て自分を認識(鏡像認知)。例:2001年ギャラップの実験。
チンパンジー: 絵画や記号で創造的表現。例:手話を使うチンパンジー(ワショー)。
カラス: 即興で道具を組み合わせて使用。例:実験でワイヤーを曲げて餌を取る。
オランウータン: 人間の真似をして遊びや学習。例:ボルネオでの火起こし模倣。
ゾウ: 絵を描く、音楽に合わせて動く。例:タイのゾウ保護施設での観察。
オクトパス: 色や模様を変え、創造的なカモフラージュ。例:太平洋での擬態行動。
6. 学習と適応
ハト: 画像の分類や簡単な算数を学習。例:1990年代の実験で数字認識。
アシカ: 手信号を理解し、芸を習得。例:カリフォルニアの水族館での訓練。
オウム(アフリカハイイロオウム): 言葉を理解し、質問に答える。例:アレックス(オウム)の100語以上の語彙。
タコ: 観察学習で他のタコの行動を模倣。例:1990年代の実験でレバーの操作を学習。
クマ: 人間のキャンプ場でゴミ箱を開ける方法を学習。例:ヨセミテ国立公園での適応。
キツネ: 都市環境でゴミ箱や交通を回避し適応。例:ロンドンでのキツネの生存戦略。
7. 倫理的・利他的行動
チンパンジー: 食料を仲間と分け合う。例:野生での果実共有行動。
イルカ: 溺れる人間や他の動物を助ける。例:ニュージーランドで泳者をサメから保護。
ゾウ: 怪我した仲間を支える。例:アフリカゾウが群れで弱者を守る。
犬: 危険を察知し、飼い主を警告。例:地震前の異常行動(日本での事例)。
ラット: 報酬なしで仲間を助ける。例:2015年実験で水没した仲間を救出。
カラス: 仲間に危険な人間を警告。例:顔を記憶し、群れで共有。
結論
人間に特有と思われがちな思考、判断、行動(道具使用、協力、共感、計画性、自己認識、学習、利他行動)は、チンパンジー、イルカ、ゾウ、カラス、オクトパスなど多くの動物で観察されます。これらは進化や環境適応の結果であり、知能や社会性の多様性を示
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