#羽暗ろく
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#デビキル#ラグナ ロク#羽暗ろく#四家六花#六ろく禄ろくろく#THE DEVIL'S KILLING MERRY-GO-ROUND#DeviKill#Rokuroku Roku#Hanekura Roku#Yotsuya Rikka#No Plan.#last in my cult#shitara#Moshi Kono Gyakusetsu de Sekai wo Kaerareru to Shitara#jpop#jrock#もしこの逆説で世界を変えられるとしたら#のーぷらん。#ラストインマイカルトラスティマ#roku#ART × GOTHIC × HIPHOP#grungy#darkcore#kawaii#aesthetic#idol#dailyjidols#nekura
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Scan and transcription of the Persona 3 part of Newtype Magazine February 2016


春、夏、秋を経て冬、理が出す答えを見届けて
監督 田口智久
死を見つめる季節のフィナーレに
第1章でコンテ、第2章で監督を務めてこられた劇場版「ペルソナ3」ですが、ファイナル・シーズンである第4章は、どのような気持ちで臨んだので��ょう?
田口 第3章で自分が監督としてかかわっていない劇場版「ペルソナ3」を見ることができたのが、刺激になりました。自分とはまったく違う方法論で構築されていて、僕がやったら確実にこうならないですし、なんというかジェラシーのようなものを感じまして。ああ、ペルソナって、こういうふうにつくることもできるんだ、と。それを受け止めることができたからこそ、第4章では、自分のやり方を突き詰めたフィルムにしなくてはと思いました。あとは、やっぱりフィナーレということでのプレッシャーが大きかったです。
第4章の物語の関となるのは?
田口 理と綾時の関係性ですね。そこヘシャドウの母体であるニュクスが襲来したり、それに伴ってみんなの心がダウナーになって⋯⋯という展開で、ずいぶん重いものになっています。でも、みんなが悩んでいる部分にしっかり尺を取って描いているので、映画ならではの見せ方ができているのでは、と思います。
理にスポットが当たっていきますが、どのように描きましたか?
田口 第3章に、理が旅館の池に落ちて笑うシーンがありますけど、あの理を経ての理をしっかり追っていこうと考えていました。今作では、抱えきれないほどの絶望を前に、悩み、立ち止まってしまうというところまで、みんなが落ちてしまうんですけど、そのなかで理が見つけ出す答えというのが、全4章通してのテーマでもあり、象徴的なセリフになっています。そして、それは、第3章で笑った理がいなければ、たどり着けなかった答えなんじゃないかな、と。
それから、綾時とアイギスも、重要な存在ですね。
田口 すごく極端な⋯⋯本当に超極端な言い方ですけど「綾時と理は両想い。アイギスは理に片想い」っていうのを、こっそり頭の片角に置いてました(笑)。もちろん僕独自の解釈なので、いろんなとらえ方をしてほしくもあるのですが。ただ、そうやって、アイギスがヒロイン然としているわけではないからこそ、ペルソナならではの仲間感が出る、というのもあるんですよね。
理と綾時に重点が置かれていくとなると、その二役を演じられている石田彰さんのアフレコもすさまじいものになったのでは。
田口 石田さんだけ別の週に理以外の綾時を中心とした声を録らせていただいてから、全体アフレコの週に理としてみんなといっしょに録らせていただいた感じなんですけれど、本当にすばらしかったです。演技に対するストイックさが本当にプロフェッショナルで、ご自身で「今のは少し綾時が出てしまったから」とリテイクを申し出てくださったり。
全体的にも、とてもスムーズなアフレコになったそうですね。
田口 圧倒的にスムーズでした。特に今回は静かなシーンが多くて、感情的にセリフを吐くような���面はほとんどないんですけど、その淡々とした空気感を成立させるのは難しいはずなのに、自然にスッとやってしまえるのがこのチームの方々の成せる技。こんなに研ぎ澄まされた現場は、なかなかないのではないかと。
細かな心情描写という意味では?画づくりにもこだわられたのでは?田口監督の描き出すダウナーな情景描写が楽しみです。
田口 カッティングが終わった後に、編集さんに言われたひと言が「暗っ!」でしたからね(笑)。刺されて死ぬとか大惨事が起こって死ぬとかのサスペンス的な死ではなくて、非常に観念的な死についての物語なので、精神的にどうやられていくかというのを、どう表現するかが課題で。光や色味の演出であったり、降ってくる雪の量で表現していきました。アニメで雪が降りつづけている作品もあまりないんじゃないかと思うんですけど、心情とマッチさせたいなあというところで、力を入れています。作画もすごいアニメーターさんたちが集まってくださっていて、誇張された動きというよりはリアル寄りの芝居をていねいに描いてくださっています。全然動いているように見えないところにも実は枚数が割かれていて、作画枚数もこれまででいちばん使っているんですよ。
最後に、今作を描くうえでの最大のポイントだったと考えるシーンを教えてください。
田口 ラストですね。それは第4章を担当すると決まったときから、見据えていたビジョンでもあります。第1章の春からともに季節を経てきた理と仲間たちが迎える、そのラストを見届けてほしいです。
#1 Spring of Birth
1日と1日のはざまに隠された影時間。そこにはびこる怪物・シャドウに襲われて、無気力症となってしまう者が町に続出していた。対抗できるのは、ペルソナという特殊な能力をもつ者だけ。春、私立月光館学園に転校してきた結城理は、ペルソナの力に覚醒し、同じくぺルソナの力をもつ者たちが集う特別課外活動部へと引き入れられる
#2 Midsummer Knight's Dream
夏休みに屋久島旅行に向かった特別課外活動部。そこでアイギスという女の子に出会う。彼女は対シャドウ特別制圧兵装のラストナンバーであり、なぜか理のそばにいることを望むのだった���理たちは影時間の謎を追いながら、さらに新たな仲間と出会い、きずなを深めていく。だがそこにストレガと名のる者たちが現われ⋯⋯
#3 Falling Down
季節は秋。特別課外活動部は、影時間を終わらせるため、シャドウや滅びを望むストレガとの死闘を重ねていた。ある者は仲間や家族の死と向き合い、ある者は護るべき者に気づき、ある者はこれまでの戦いの意味に葛藤する。そんなとき、理の前に謎の転校生、望月綾時が現われる。その出会いの先にあるものは⋯⋯
「PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth」
●1月23日土全国ロードショー
●第3章Blu-ray&DVD 1月20日水発売
WEB▶http://www.p3m.jp/
Twitter▶@P3movie
illustrated by YUKIO HASEGAWA, finished by SAORI GODA
background by BIHOU, text by HITOMI WADA
©ATLUS ©SEGA/劇場版「ペルソナ3」製作委員会
STAFF 原作=「ペルソナ3」(アトラス) 脚本=熊谷純 スーパーバイザー=岸誠二 キャラクターデザイン=渡部圭祐 ペルソナデザイン=秋恭摩 プロップデザイン=常木志伸 色彩設計=合田沙織 美術監督=谷岡善王(美峰) 美術設定=青木薫(美峰) コンポジット&ビジュアルディレクター=高津純平 編集=櫻井崇 音楽=目黒将司、小林哲也 音響監督=飯田里樹 第4章監督=田口智久 制作=A-1 Pictures
CAST 結城理=石田彰 岳羽ゆかり=豊口めぐみ 伊織順平=鳥海浩輔 桐条美鶴=田中理恵 真田明彦=緑川光 山岸風花=能登麻美子 アイギス=坂本真綾 天田乾=緒方恵美 荒垣真次郎=中井和哉 イゴ ール=田の中勇(特別出演) エリザベス=沢城みゆき
#persona 3#p3#ryomina#that tag's deserved i think#'Ryoji and Makoto are in love with each other. Aigis' feelings for Makoto are unrequited'#insane
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2025/ 4/ 18 周囲は4月生まれの家族や知人で溢れてる。キッカケさえあれば、頭の中にある引き出しからそれらが飛び出して知らしめる。 自らピックアップは決してしない。そう誓ってる。そんなことをしたら閉じ込められている情報が大洪水になるのは目に見え��るからだ。 なのにここ数年、誰かの誕生日を耳にする頻度が増えていて、聞いた瞬間の光景や、また増えてしまったな‥と苦笑いする自分をも記憶する。どんどん蓄積される一方だ。 消去専用ブラックホールなるものを創る必要があるのかもな、なんて思ってしまう。出来ることならば、なのだが。 2025/ 04/ 19 昨日のひとりごとを読み返してみるうちに、今世ご縁を頂いた方々を忘れずにね‥ってことなのかな‥なんてね、地下鉄に乗っているときにフッと思った。 消去専用ブラックホールを創造するのもよいが、なくてもいい選択を私はしていたのかもしれない、誕生する以前に。そう決めていたんだ、たぶん。 2025/ 04/ 20 前回の美容室での施術でカラーをもうひと段階明るくしてもらったら、日毎に色が抜けて今世最大級の明るさになってしまって落ち着かない。 次の予約まで待ち切れなくて、その前に予約出来ないかしらとアプリで確認してみると、担当美容師さんが超絶人気過ぎて予定はバツ印でいっぱい。 それ以前に私の予定も勤務で埋まっていたのだった。必然の予約日ってことだ。 2025/ 04/ 22 春の暖かさを感じて薄手の上着を羽織る。身軽になって嬉しい。 ついでにバッグも小ぶりにしたら、イヤホンを忘れて来てしまった。前日のバッグに入れっぱなしだったと思い出して途端にさみしくなる。 お見舞い兼お土産に、スナッフルスの季節限定ケーキとシュークリームを買った。 2025/ 04/ 23 今日から2連休。久しぶり。 待ちに待った美容室予約日。今世最大級の明るさになっちゃったという例の髪を、今度はもうひと段階暗くしようかと思案中。経験豊富な専門家に委ねるしかない。 ┈ 追記 ┈ 美容師さんと相談の末、今希望の髪色と今後の色が抜けた際を考慮して、とても落ち着く色にして頂いた。 施術中アシスタントのかたに、お仕事柄明るくて大丈夫でした?って質問されたので、ハラハラドキドキ落ち着かなかったと打ち明けると深く同情してくださったが、彼女の髪色は金髪とも白髪とも見える不思議なもので、さまざまな色を渡り歩いて来た末の共感だったのかもなと、ランチしながら思っているところである。 髪をきれいに整えて頂いたあと外へ飛び出すと、今年初の桜と出会った。

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#おでかけ #チームラボプラネッツ
入場列に並んでいると、周囲に日本人の姿がほとんどなくて外国人ばかりで驚きました。どうやら浅草並みに東京観光の定番の場所なんだそう。騒がしい人混みが好きではない私、ビクビクしながら入場を待ちます。
そして中に入ると、まず出迎えてくれるのはずらりと並んだ大量のロッカーです。荷物は全てここに置いて、持って行くのはスマホのみ。水の中に入る箇所もあるとのことで、靴下も脱いで裸足で入場します。
水に入るといっても、まあ足首が浸かるぐらいでしょ、となめてかかっていたのです��、まず最初、一枚目の画像の暗い坂道から水の洗礼を受けます。これ、足元には水が流れているんですが、これが意外に濡れる。私はロングスカートをたくし上げて入りましたが、ジーンズを少し捲った程度だと間違いなくビッチョビチョに濡れると思います。
暗い坂道を抜けて、まず最初の展示へ。


…………!!??
暗闇からの、一転。
いきなりの光の洪水におののく。
ただ入口付近は立ち止まるわけにいかないので、人の流れに沿いながらふらふらと奥に進んでいきます。光に抗えない羽虫ってこんな気分なんだろうか。
動画をアップすると画質が死亡してるんですが、とにかく光の洪水に身を投じる感じです。
この部屋、天井からテープ状のLEDがびっしりと吊り下がっていて、人間はその隙間を縫って歩いていきます。床も天井も四方が鏡になっているので、まるで光の空間の中に投げ出されたような感覚が味わえるというわけです。
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One Day - Lyrics + Translation

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Kanji:
【All】 「おはよう」そして「おやすみ」を
生まれてきてくれて 有難う
これからもずっと傍に…
【Ei】 月にエスコートされて太陽は
【Sh】 空を目映く照らし出す
【Ki】 小鳥のさえずりを伴奏に
【Ei・Ki・Sh】 「いってらっしゃい」を愛で語ろう
【Ng】 街の賑やかさが
【Va】 高揚感を連れ出して
【Ng・Va】 今日も笑顔が咲いてゆく
【Ya】 後悔と反省は
【Ej】 暗くなる前に
【Ej・Ya】 手を繋ぎ合って
【Ng・Va】 希望と勇気に
【Ej・Ya】 変えてゆこうよ
【All】 幸せが「おかえり」って花ひらくから
【All】 一日の始まりから終わりまで
共に廻る 色とりどりの景色
どんな日々も (La la la)
一緒ならば (La la la)
いつだってアニバーサリー (アニバーサリー)
365日 そしてその先へ 丁寧に重ねてゆこう
【Ei】 四季折々のフェスティバルや
【Sh】 尊き誕生日はもちろん
【Ki】 ありふれた毎日の中さえ
【Ei・Ki・Sh】 奇跡は起こってゆくものだから
【Ng】 遊びだって 何だって
【Va】 手加減ナシの本気モード
【Ng・Va】 今日もついつい夜更かしさ
【Ya】 たまにするケンカは
【Ej】 信頼の証
【Ej・Ya】 喜怒哀楽が
【Ng・Va】 織り成していった
【Ej・Ya】 トクベツが ほら
【All】 日に日に かけがえのない場所になるんだ
【All】 うたた寝に温かなブランケット
揃いのカップ 涙に甘いカフェオレ
共に過ごす (La la la)
日常ぜんぶ (La la la)
羽ばたいたアニバーサリー (アニバーサリー)
365日 ひとつひとつから 愛を教わったんだよ
【Ei】 暁が高らかに 世界の
【Sh】 誕生に舞い 黎明は唄う
【Ki】 Morningの���々しさが育みを
【Ng】 Middayの輝きが 営みを
【Va】 黄昏は 喜び叫んでく
【Ya】 そしてオウマガトキ 抱きしめ合うように
【Ej】 互いを大切に想う 宵闇
【All】 空が移ろうたび 降り注ぐ祝福…
【All】 共鳴する夢と 感謝の歌を
最初からひとつだった魂
名前を付けよう (La la la)
この瞬間を (La la la)
美しきアニバーサリー (アニバーサリー)
365日 そしてその先へ 丁寧に重ねてゆこう
【All】 「おはよう」そして「おやすみ」を
命の限り 贈り続けよう
いつの日も「愛してる」を
Rōmaji:
【All】 “Ohayō” soshite “oyasumi” o
Umarete kite kurete arigatou
Korekara mo zutto soba ni…
【Ei】 Tsuki ni esukōto sarete taiyō wa
【Sh】 Sora o mabayuku terashi dasu
【Ki】 Kotori no saezuri o bansō ni
【Ei・Ki・Sh】 “Itterasshai” o ai de katarou
【Ng】 Machi no nigiyaka-sa ga
【Va】 Kōyōkan o tsuredashite
【Ng・Va】 Kyō mo egao ga saite yuku
【Ya】 Kōkai to hansei wa
【Ej】 Kuraku naru mae ni
【Ej・Ya】 Te o tsunagi atte
【Ng・Va】 Kibō to yūki ni
【Ej・Ya】 Kaete yukou yo
【All】 Shiawase ga “okaeri” tte hanahiraku kara
【All】 Ichinichi no hajimari kara owari made
Tomo ni meguru irotoridori no keshiki
Don’na hibi mo (La la la)
Issho naraba (La la la)
Itsu datte anibāsarī (anibāsarī)
Sanbyaku rokujū go nichi soshite sonosaki e teinei ni kasanete yukou
【Ei】 Shikioriori no fesutibaru ya
【Sh】 Tōtoki tanjōbi wa mochiron
【Ki】 Arifureta mainichi no naka sae
【Ei・Ki・Sh】 Kiseki wa okotte yuku mono dakara
【Ng】 Asobi datte nan datte
【Va】 Tekagen nashi no honki mōdo
【Ng・Va】 Kyō mo tsuitsui yofukashi sa
【Ya】 Tama ni suru kenka wa
【Ej】 Shinrai no akashi
【Ej・Ya】 Kidoairaku ga
【Ng・Va】 Orinashiteitta
【Ej・Ya】 Tokubetsu ga hora
【All】 Hinihini kakegae no nai basho ni naru nda
【All】 Utatane ni atatakana buranketto
Soroi no kappu namida ni amai kafeore
Tomo ni sugosu (La la la)
Nichijō zenbu (La la la)
Habataita anibāsarī (anibāsarī)
Sanbyaku rokujū go nichi hitotsuhitotsu kara ai o osowatta nda yo
【Ei】 Akatsuki ga takaraka ni sekai no
【Sh】 Tanjō ni mai reimei wa utau
【Ki】 Morning no mizumizushi-sa ga hagukumi o
【Ng】 Midday no kagayaki ga itonami o
【Va】 Tasogare wa yorokobi sakendeku
【Ya】 Soshite oumagatoki dakishime au yō ni
【Ej】 Tagai o taisetsu ni omou yoiyami
【All】 Sora ga utsurō tabi furisosogu shukufuku…
【All】 Kyōmei suru yume to kansha no uta o
Saisho kara hitotsu datta tamashī
Namae o tsukeyou (La la la)
Kono shunkan o (La la la)
utsukushiki anibāsarī (anibāsarī)
Sanbyaku rokujū go nichi soshite sonosakihe teinei ni kasanete yukou
【All】 “Ohayō” soshite “oyasumi” o
inochi no kagiri okuri tsudzukeyou
itsu no hi mo “aishiteru” o
Translation:
【All】 “Good morning” and “Good night”
Thank you for being born
Please stay by my side forever...
【Ei】 Escorted by the moon, the sun
【Sh】 Begins to dazzlingly illuminate the sky
【Ki】 Accompanied by the chirping of birds,
【Ei・Ki・Sh】 Let’s lovingly tell each other “See you later”
【Ng】 The bustle of the city
【Va】 Brings forth a feeling of exhilaration
【Ng・Va】 Today, too, smiles will blossom
【Ya】 Before it gets dark,
【Ej】 Let’s turn any
【Ej・Ya】 Regrets and remorse
【Ng・Va】 Into hope and courage
【Ej・Ya】 By holding hands
【All】 Because happiness blooms with a “Welcome home”
【All】 From the beginning to the end of each day,
We cycle together through a world of colorful scenes
No matter what kind of days may come, (La la la)
As long as we’re together, (La la la)
It’s always an anniversary (Anniversary)
365 days, and beyond — let’s carefully add to them one by one
【Ei】 Not just in the seasonal festivals
【Sh】 And precious birthdays, but even
【Ki】 Within our ordinary days,
【Ei・Ki・Sh】 Miracles are always happening
【Ng】 Whether we’re playing or doing anything else,
【Va】 It’s always serious and wholehearted, no holding back
【Ng・Va】 Today, we ended up staying up late again
【Ya】 The occasional argument
【Ej】 Is a sign of trust
【Ej・Ya】 Joy, anger, grief and pleasure
【Ng・Va】 Have woven together
【Ej・Ya】 Creating something special, you see
【All】 Day by day, it becomes an irreplaceable place
【All】 A warm blanket for a nap,
Matching cups, sweet café au lait for your tears
All the everyday moments (La la la)
We share (La la la)
Become a soaring anniversary (Anniversary)
From each of those 365 days, we’ve learned about love
【Ei】 Dawn rises high, celebrating the birth
【Sh】 Of the world and daybreak sings
【Ki】 Morning’s freshness nurtures,
【Ng】 The brightness of midday is alive
【Va】 And dusk shouts for joy
【Ya】 Then, by twilight, we hold each other close
【Ej】 We cherish each other deeply at midnight
【All】 Each time the sky changes, blessings rain down upon us…
【All】 A song of similar dreams and gratitude
From the start, our souls have been one
Let’s give a name (La la la)
To this moment (La la la)
A beautiful anniversary (Anniversary)
365 days, and beyond — let’s carefully add to them one by one
【All】 “Good morning” and “Good night”
For the rest of our lives, let’s keep exchanging these words
Everyday, let’s say “I love you”
#uta no prince sama#utapri#translation#english#he★vens#heavens#eiichi otori#kira sumeragi#nagi mikado#eiji otori#van kiryuin#yamato hyuga#shion amakusa#one day#lyrics
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Yuuri's VA new song for Yuuri was released! I bought it online, so I still don't know the official lyrics 🤣 and I'm not very good at recognizing sounds that are heavily modulated?... like what he does at the end of words, so it still contains some mistakes, I'm sure.
But the song.... The LYRICS... It really made me cry... 😭😭
It's 10000000000% worth the money, so consider supporting the artist!
((Forgot the title... It's 氷上の翼 Hyoujou no Tsubasa (Wings on Ice)))
Kimi (you) - Toyonaga -> Yuuri
Anata (you) - Yuuri -> (most likely) Victor
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独り 暗い 落ちこんでるの I Hitori kurai ochikonderu no? I Still not sure about this line, I can't catch the last sounds of the words... "Alone, in the dark, are you feeling down?" But I'm not sure if it's a question or what 🤔 Anyway, this part is Toyonaga -> Yuuri.
山の頂 夢もまた夢さ I Yama no itadaki, yume mo mata yume sa I The top of a mountain, but dream is just a dream.
期待に 押しつぶされ 今日も 君は萎れてゆく I Kitai ni oshitsubusare, kyo mo kimi wa shiorete yuku I Crushed under other people's expectation towards you, today as well you wither away little by little
周りのせいにしてまで I Mawari no sei ni shite made (??) I I'm very unsure about this line -> probably, "So much that you blame people around you for that"
自分を 信じられなくて I Jibun wo shinjirerarenakute I You can't believe in yourself
心のエッジ 削られてゆく I Kokoro no ejji kezurarete yuku I The edges of your heart are shaven off little by little
独り 暗い 落ちこんでた (??) I Hitori kurai ochikondeta I Alone, in the dark, you felt down (?) (But again, I'm not sure)
奇跡なんて 起こるわけない I Kiseki nante okoru wake nai I It's impossible for a miracle to happen
そんな出会い 信じられない I Sonna deai shinjirarenai I I can't believe for such a meeting (between people) to be possible
後ろ向きな その背中に 翼を生やす人がいる I Ushiromukina sono senaka ni tsubasa wo hayasu hito ga iru I There is somebody who makes wings grow on this back that always faces backward
この氷上で 君は自由になる I Kono hyojo de kimi wa jiyu ni naru I On this ice, you become free
誰も見たことのない 君にしか描けない夢を I Dare mo mita koto no nai kimi ni shika egakenai yume wo I A dream that only you can give a shape to, one that nobody has ever seen
<Next is Yuuri -> Victor>
あなたがいれば、僕は鳥になれる I Anata ga ireba, boku wa tori ni nareru I If you are with me, I can become a bird
もっと高く羽ばたかせて 信じてるから I Motto takaku habakasete shinjiteiru kara I Let me fly higher, I trust you
<This part, I think, is about Victor>
(OMGGGG in this next part strings are more in the front of the music????, just like in Yuri on ICE, when Victor appears in Hasetsuuuuuu.... TOOSHIIII... 💀💀💀💀💀💀 Strings = Victor 😭😭😭😭😭😭😭😭)
光と闇 背中を合わせた I Hikari to yami senaka wo awaseta I Light and darkness standing back to back (Whaaat...? Is Vicchan the light, you mean....? Tosssshi.....)
あなたは 何を求めているの I Anata wa nani wo motometeiru no? I What it is that you want?
笑う顔が ただ見たくて I Warau kao ga tada mitakute I I'd just like to see you smile
見るとなぜか 泣きそうになり I Miru to naze ka nakisouni nari I But when I see it (you smile), for some reason I feel like I'm about to cry
僕よりも僕を信じて I Boku yori mo boku wo shinjite I Believing in me more than I myself believe in me
翼は気まぐれに空を飛ぶ I Tsubasa wa kimagure ni sora wo tobu I The wings fly in the sky at whim (as they want)
この氷上であなたのために舞う I Kono hyoujou de anata no tame ni mau I On this ice, I dance for you
他の誰でもない あなたと描きたい夢を I Hoka no dare demo nai anata to egakitai yume wo I The dream that I want to give a shape to (paint) with you, nobody else
僕ならできる 信じてくれるでしょう I Boku nara dekiru shinjitekureru deshou I I'm able to do it, you believe that, don't you?
最後まで見届けてよ 変われるから I Saigo made mitodokete yo Kawareru kara I Watch me till the end, because I can change
この氷上で 僕は自由になる I Kono hyojo de boku wa jiyu ni naru I On this ice, I become free
誰も見たことのない 僕にしか描けない夢を I Dare mo mita koto no nai boku ni shika egakenai yume wo I The dream that only I can give a shape to, one that nobody has ever seen
あなたがいれば、僕はどこまでも 飛べる I Anata ga ireba, boku wa doko made mo toberu I If you are with me, I can fly no matter how far (everywhere)
愛をこめて届けるよ そこで見てね I Ai wo komete dotokeru yo, soko de mite ne I I'll deliver it to you, with my love. Watch me from there.
I meaaaan.... Tosshi... OMG 😭😭😭😭😭
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)3月29日(土曜日)弐
通巻第8715号
フォートノックス砦に金塊のストックはホントにあるのか?
日本政府が紙幣を発行すれば「打ち出の小槌」となるか?
*************************
フォートノックス砦に巷間いわれるほどの金塊のストックはあるのか? 八二〇〇噸の金塊は本当に地下金庫に備蓄されたままなのか?
このような疑問を抱く政治指導者があらわれた。トランプ大統領、イーロン・マスク、ランド・ポール上院議員らは金備蓄の検証と監査を求めている。米国の金準備は連邦準備制度ではなく 米国財務省の所有物である。
これは金本位体制復帰議論と聯動するのか、あるいはトランプ政権がすすめているビットコインなど暗号通貨の国家備蓄議論と表裏一体の関係があるのか。
不思議な疑問がでてくるだろう。ドル紙幣を発券しているのは政府ではなく、ゴールドマンサックス、JPモルガンらが株主の民間銀行=FRBである。そのFRBが発券している紙幣(グリーンバック)に、なぜ財務長官が署名しているのか。FRBと財務省の関係に曖昧なところがある。
独立戦争から南北戦争までの間、アメリカには統一通貨がなかった。州ごとに銀行が勝手に紙幣を発券していた。政府も合衆国紙幣も発行していた。しかし南北戦争以後、アメリカは政府紙幣を発行していない。
フォートノックス砦を監査する目的には金塊が盗難にあっていないかの検査、公式の金準備高は8133・46トンと報告されているが、過去40年間、監査が行われていない。
そのうえ、評価額は1オンス=42ドルのままであり、2025年3月の相場は1オンス=3000ドルを超えている。
金融関係の有力シンクタンクは年内に1オンス=3500ドル、十年以内に5000ドル突破を予想している。
フォートノックスに眠る「財務省が備蓄する金塊」はルーベルト大統領が金本位制を廃止し(EQ6102)、国内の個人所有の金を没収したことを淵源に、米国人が保有していた金をめしあげたことから開始された。
経済学者ウィリアム・C・ウッドは、 「フォートノックス金庫は今や金本位制時代の遺物であり、大恐慌時代の金貨の溶解、第二次世界大戦中の金貸し契約、そして金本位制下での政府の運営から生まれたものである」とその特徴を述べた。
ルーズベルト政権が金本位制のもとでドル保有者に対する義務を履行しなかったことは、広い意味での債務不履行(デフォルト)だったのではないのか。
▼国民から金を没収した意味は、事実上のデフォルトだった
チェンバレンは「ルーズベルトは、米国民への金での償還を拒否することで、国内債務の全額を債務不履行にすることに決めた」と指摘した。つまり莫大な財政赤字のせいで、1930年代初めまでに金が底をついていた。
さらにニクソン政権下の1971 年に米国は金兌換をやめた。ドルは紙屑となった。
これはブレトンウッズ体制の規定にあった外国政府に対する債務を履行しなかったことになる。米国政府は外国政府に支払うべき債務を誤魔化したことになる。
その後、一九七四年からペトロドル体制に移行し、さらに一九八五年のプラザ合意によって為替が変動相場に移行するや、ドルは「商品」となり、金本位は忘れられた。
日本円を発行するのは日本銀行である。日本政府が株主である。
ところがドルを発行する「アメリカ銀行」は存在しない。ドルを発券し、供給しているのは連邦準備制度理事会(FRB)という「民間銀行」なのである。
植民地時代から独立戦争までアメリカの各州は独自の通貨を発行していたことはみた。日本でも江戸時代は各藩が藩札を発行していた。これは一種の約束手形で通貨と解釈された。東京と大坂が異なる通貨を流通させていた(江戸は金本位。関西は銀本位)。その江戸時代の通貨政策とアメリカの通貨体制の成熟過程は酷似する。
一七七六年の独立後、初代大統領ワシントンの政権で、ハミルトン財務長官が通貨統一を目指して「合衆国銀行」を設立した。この合衆国銀行の資金は連邦政府(米国の中央政府)が2割を、残りはニューヨークの金融資本や欧州の国際金融資本が負担した。
南北戦争が勃発し、リンカーン大統領は政府紙幣の発行を行った。
グリーンバックと呼ばれる財務省紙幣に加えて、政府の統制下の「ナショナル・バンク」に紙幣発行権を与えた。条件は国債を引き受けさせることだった。
これが原因となってリンカーンは暗殺されたのだとする説がある。それも根強い陰謀説である。通貨発行権を独占してきた国際金融資本が、リンカーン暗殺の犯人に資金提供していたという。
政府紙幣発行には反対だった金融資本は、ならば金と等価交換される兌換紙幣を発行するシステム(金本位制)の採用を要求した。
▼JFK暗殺も通貨発行と深く繋がっていた?
FRBの執行機関である理事会のメンバーは大統領が指名する。
通貨発行権をめぐる政府と金融資本との確執はJFK暗殺に繋がった。ケネディ大統領は大統領令で合衆国紙幣を財務省に発行させた。当時、アメリカ国内には2つのドル紙幣が存在していた。しかしジョン・F・ケネディ大統領も暗殺され、財務省発行の合衆国紙幣は回収された。
さて昨��、アメリカの各州は金銀を米ドルの代替通貨とする取り組みを始めた。驚きである。多くの州が金や銀を貯蓄や投資だけでなく、日常の買い物や支払いの通貨としても使えるようにする法律の成立をめざしている。
先駆はユタ州である。州議会は金と銀を取引通貨として使用するため、州から業者への支払いに金と銀の使用を認めた。この法案は2025年3月18日にユタ州議会を通過した。州知事が署名すれば、ユタ州はアメリカで初めて「取引用金」が通用する地域となる。
「貴金属の重要な要素の一つは、お金の購買力を維持する能力です。そのため、インフレによってドルが減価した場合、貴金属は通常、法定通貨よりも購買力を維持することができます」とユタ州財務長官のマーロ・オークスが発言している。ユタ州といえばモルモン教の総本山がソルトレークシティにある。
現在、25州が同様な準備を始めている。ミシシッピ州議会も法案を提出した。この法案が可決されれば、住民は金貨や銀貨を借金の清算や私的な取引に利用できるようになる。
2024年12月、ミズーリ州は「憲法通貨法」を導入し、その中で金と銀を法定通貨として認めることとなった。
「コンスティチュショナル・カレンシー」の調査では、アラバマ州、アラスカ州、アリゾナ州、アーカンソー州、フロリダ州、ジョージア州、アイダホ州、インディアナ州、アイオワ州、カンザス州、ルイジアナ州、モンタナ州、ニューハンプシャー州、ノースカロライナ州、ノースダコタ州、オハイオ州、オクラホマ州、サウスダコタ州、テネシー州、テキサス州、ユタ州、ウェストバージニア州、ワイオミング州などに同様な動きがある。
1930年代まで、アメリカの銀行は発行した紙幣の合計額と同額の金を保管しなければならなかった。1929年に大恐慌が始まったとき、金を銀行に預ける代わりに蓄え始めたため深刻な金不足を招いた。
金の供給が枯渇し、金本位制から離脱を余儀なくされた。ましてFRB(連邦準備制度理事会)が厳格な通貨供給政策を持続させたため、米国経済は縮小した。
▼日本政府が紙幣を発行すれば「打ち出の小槌」となるか?
ここで思い出すのが丹羽春喜教授の「打ち出の小槌」論である。
「政府紙幣」や「無利子国債」の発行の是非論争とは丹羽春喜教授が火をつけた政府の通貨発行特権を活かしての、景気回復をめざした「打ち出の小槌」論が嚆矢である。
高橋洋一が、「政府紙幣」25兆円の発行を提言した。「日銀が何もしないのならば、政府がやるしかないではないか」と論じ、エコノミストの田村秀男も、「政府紙幣発行の好機」と説いた。
これに対して深尾光洋(��経研究センター理事長)は「政府紙幣や無利子国債は「打ち出の小槌」にはなりえない」とし、佐藤隆三は「有権者を愚弄する奇策」と批判した。
ところが提唱者の丹羽教授は「日銀券」の流通額が約76兆円規模で、新規に「政府紙幣」を数十兆円、数百兆円も発行・流通させることは無理だという。
要するに「国(政府)の貨幣発行特権」(シニョーリッジ権限)の「発動」で財政危機は救えるとする主旨だった
わざわざ政府紙幣を刷らなくとも、国(政府)が無限に持っている無形金融資産である「貨幣発行特権」のうちから、所定の必要額を日銀に売ればよいのであって、この方法は現行法で可能であると唱えたのである。
こうした議論が再燃する気配となった。
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Crying B Japanese Transcription
Feel free to use this how you like with no credit to me required. Credit should go to Yamanaka.
エス: Es
ムウ: Muu
1|ミルグラム監獄内尋問室
薄暗い尋問室の中。
さめざめと泣くムウの声が響いている。
椅子に座っているエスがイラつき貧乏ゆすりをしている。
ムウ 「......っ......ひっく......ひっく......」
エス 「はぁ......」
呆れた様子で見ながら、ため息をつくエス。
ムウ 「ぐす......っ......うう......」
エス 「おい、いつまで泣いている囚人番号4番ムウ。尋問が始められないだろう」
ムウ 「......尋問って何絶対ひどい目に合うんだ......やだ......」
エス 「そんなことはしない、と何度も言っているだろう。もう5分経っている、時間は有限なんだぞ」
ムウ 「ぐすっ、信じられるわけないもん......こんな変なところに連れてくる人が......変なことしないわけないもん」
頑として聞かないムウに頭を悩ますエス。
エス 「気持ちはわからんでもないが......話を聞くだけだ。お前の罪を判断するための参考にな」
ムウ 「......本当に話だけ?」
エス 「あぁ。それが僕の方針だ。暴力を用いての拷問や脅迫などはするつもりはない。僕なりにきちんとお前らのことを知りたいからな」
ムウ 「......」
エス 「......いいな」
エスの瞳を見て、ゆっくりと口を開くムウ。
ムウ 「......楠:夢羽。15歳。あと何を言えばいいの......」
エス 「ふむ。......少し気になっていたんだが、その顔だち、ハーフというやつか?」
ムウ 「うん......ダブル。ママがフランスの人。日本生まれ日本育ちだけどね......」
エス 「ふむ。その容姿だと、さぞ目立ったことだろうな」
ムウ 「うん......そうだね......おうちもお金持ら、やっかみとか、たくさん......」
エス 「ふぅん......そういうものか��
ナチュラルに自慢を混ぜるムウ。興味なさげなエス。
エス 「ミルグラムの生活はどうだ?」
ムウ 「......どうもこうもないよ。早く帰りたい」
エス 「ほう?なぜだ。お前たちにはそれなりに自由も与えている。嗜好品の類も最低限支給している。事実、お前からもミルクレープの申請があった」
ムウ 「そっ、それはそうなんだけどミルクレープは食べたけど......おうち、帰りたいよ......」
エス 「......ふむ」
ムウ 「絶対にパパとママが心配してるもん......ぐすっ......」
さみしげなムウ。再び涙ぐみはじめる。
ムウ 「だいたいなんなの、ここ。なんでムウがこんなとこに連れてこられなきゃいけないの......」
エス 「簡単な話だ。ヒトゴロシだからだろう」
涙まじりのムウを意に介さず続けるエス。
エス 「ミルグラムはヒトゴロシを集めてくる。そこは間違いないようだ」
ヒトゴロシの言葉に反応して前のめりになるムウ。
ムウ 「ヒトゴロシ、って......なんでそんなひどいこというの!ムウ悪くないもん!」
エス 「ふぅん......殺してない、とは言わないんだな」
ムウ 「そ、それは......」
エス 「それは?」
もじもじと言いよどむムウ。
ムウ 「......んん」
エス 「どうした?」
ムウ 「......殺したよ。でもあっちが悪いんだよ。殺さなきゃいけないくらい、ムウ辛かったんだもん」
下を向いたまま口をとがらせるムウ。
エス 「報復、ということか......」
ムウ 「たしかに殺したかもしれないけど、そうじゃなきゃ逃げられなかったんだし、ムにひどいことすほうが悪いもん......」
エス 「ふむ......続けろ」
ムウ 「殺しちゃ駄目って言うなら、ムウはずっとつらい思いをしとけばよかったってことなの?」
開き直るムウ。
エス 「ふむ。理由はどうあれ、お前は明確に殺意をもって人を 「殺しているな」
ムウ 「なに......それがどうしたの......?」
エス 「『うちへ帰して』と言っていたな。仮に......だが、ここを出られても、警察の世話になることになるだろう?」
エスのくちぶりに身体をこわばらせるムウ。
エウ 「......!」
エス 「そもそもムウが人を殺したことについて、警察は動いていないのか?」
ムウ 「知らないよ......やっちゃった後からしばらく記憶がハッキリしないもん。気付いたらここにいたし......」
エス 「そう、なのか......」
初めて知る事実に少し驚くエス。その様子に頬を膨らませるムウ。
ムウ 「自分たちが連れてきたくせに......」
エス 「ふむ......ミルグラムには10人の『ヒトゴロシ」が収監されている。どうもこれは日本の法律に照らした殺人犯や犯罪者に限った話ではないようだ。ミルグラム独自の広義のヒトゴロシのようだ。それは何人かに話を聞き、わかってきた」
ムウ 「そう......なの?」
エス 「ただ、ムウ。オマエは殺意も明確。シンプルだ。オマエたちがいうところの刑法119条殺人罪というものに当てはまるだろう」
ムウ 「知らないムウそんなの詳しくない......」
エス 「言っとくが僕も別に詳しくない。参考までに書庫にある資料で調べただけだ。��•••••ここで重要なのはお前たちの法律に照らせばアウトだという事実だ」
バッサリ切り捨てるエスに不満げなムカ
ムウ 「しょ、少年法っていうのがあるんじゃないの......」
エス 「ある。だが、16歳以上であれば刑事裁判を受け、懲役だ:死刑こそ免れるようだがな。ムウが望むようなマトモな生活は送れないだろう」
ムウ 「ちょ、懲役......やだ、そんなの......」
エス 「やだといって聞いてくれるものか」
ムウ 「やだなの!!」
子供のように駄々をこねるムウ。それを見て少しおかしくなるエス。
エス 「くっくっくミルグラムは僕の方針で囚人たちに相当自由を与えているが、実際の刑務所はそうはいかないだろうな。もちろんミルクレープもなしだ」
ムウ 「やだ、やだよ......おかしいよ、ムウ悪くないのに懲役なんて......そんなのおかしい」
エス 「そうだな......じゃあ、こう考えてみろ。..ミルグラムは法律からオマエを守っていると」
思いがけない言葉にきょとんとするムウ。
ムウ 「ま、守ってる?ムウを?」
エス 「そうだ。ミルグラムは現状、あくまで現状だが、法律を善悪の基準としていない。最終的に僕がどう思うかでしかない」
頬を膨らませるムウ。
ムウ 「看守さんの言ってること難しくてわからない......もっとわかりやすく言ってほしいよ」
エス 「『私は悪くない』ずっと、オマエはそう言っているだろう......そのとおりだ。殺人それ自体はミルグラムでは罪ではない」
ムウ 「......そうだよね?悪くないよね?」
エス 「そうだ。最終的に僕もお前は悪くないと思うかもしれない。僕がムウのことを知り、ムウと同じ感覚であれば、オマエは赦されるだろう」
ムウ 「......看守さん......」
言葉尻だけで、エスを味方だと感じ安堵するムウ。
意地悪そうに笑むニス。
エス 「赦されたければ......そこに賭けるしかないんだよ。オマエは」
ムウ 「ど、どうすればいいの?どうすれば看守さんは赦してくれるの?ムウ、なんでもするよ?あっ、痛いこととか恥ずかしいことはやだけど......あと、怖いのもやだ......」
エス 「お前な......」
ムウ 「だってそうでしょ?つまり看守さんに気に入られればいいんでしょ?ムウ言うこと聞く。何すればいいの?」
エス 「......さぁな。殊勝な態度だが、僕がどう考えるかは僕もわからない」
ムウ 「え......?」
エスの言葉に違和感を覚え、顔が険しくなるムウるエス。
エス 「ふふ。それこそ、オマエが美人だから赦す。美人だから赦さないもあり得るという話だ。それを決めるのがミルグラムだからな」
ムウ 「ちょ、ちょっと待って看守さん。......あの......」
エス 「なに、ちょっとしたジョークだ。僕次第ではそうなる可能性も......」
ムウ 「いや、そうじゃなくて......気になるんだけど......」
言いよどむムウ。その様子にようやく気づくエス。
エス 「......?どうした?言ってみろ」
ムウ 「看守さん。なんで全部他人事みたいなの?」
エス 「......え?」
ムウ 「どうなるかわからない........って。自分の話なのに......なんでそんな他人事みたいなの......」
エス 「何を......言っている......」
ムウ 「え?だって、お、おかしいよ。看守さんの意思で決めるんでしょ。看守さんが今どう思ってるのか聞いてるのに......」
ムウの言葉を頭が理解するのを拒み、言葉が出ない。
息が吸い込めないエス。
ムウ 「ねぇ」
エス 「......」
ムウ 「看守さんの言う僕って......誰?」
エス 「......ッ......ぁ......」
ムウ 「看守さん......?」
様子のおかしいエスに気づき、心配そうなムウ。
椅子を倒し、床に手をつくエス。
エス 「......ッ......ァ......ハァ!ハァ!ハァ!」
ムウ 「看守さん!どうしたの!!看守さん!!」
エスに駆け寄り、背中をさするムウ。
ムウ 「ねぇ、看守さん!!!」
エス 「うるさい!!さわるな!!」
ムウ 「ひっ!」
その手を思いっきり振り払うエス。
感情を爆発させたエスに、悲鳴をあげるムウ。
何が起きたかわからず、目を丸くするが、状況がわ
かり、徐々に目から涙が溢れ出す。
エス 「ハァ......ハァ......」
ムウ 「ひ......ひ............ひどいぃぃ......ムウ心配しただけなのにぃ......」
エス 「......」
ムウ 「ぐす......ぐす............もうやだぁ......看守さん嫌いぃ〜......」
突然どこからともなくドスッと机の上に乗っかってくるジャッカロープ。驚くムウ。
ムウ 「キャッ......ぐす......うさ、ジャッカロープ......どこから......?」
エス 「......ジャッカロープ......?」
ジャッカロープはエスに何かを話しかけている。ただその声はムウには聞こえない。そのため見てはいけないものを見るような表情のムウ。
エス 「あぁ......わかってる......わかってるよ......」
ムウ 「う、うさぎと喋ってる......?」
エス 「......言われるまでもない僕にもわからないが、もう大丈夫だ。行ってくれ。僕の仕事だから......ああもう......うるさいな。保護者じゃないんだから、小言はもういい......行け!」
満足気にジャッカロープが去っていく。見送るムウ。
ムウ 「......ジャッカロープ、行っちゃった......」
エス 「......はぁ、すまない、取り乱した」
ムウ 「......おかしくなっちゃったの......?看守さん......」
エス 「いや、ジャッカロープの声は僕にしか聞こえないんだ」
ムウ 「あぁ......完全におかしくなっちゃってるんだ......」
エス 「違う。憐れみの目で見るな」
憐れみの目で見ていたムウ。ぷっと吹き出す。
ムウ 「ぷっ......」
エス 「あん?」
ムウ 「ふっ......うふふふ、変なの......」
エス 「......なんだ。さっきまで泣いていたくせに」
ムウ 「なんかもう......ワケわからないことが続いて、一周回っちゃった......難しいこと言ってたと思ったら、うさぎと話しだすし......ふふふ」
にやけるのが止まらないムウ。少し馬鹿にされているようで不服なエス。
エス 「......」
ムウ 「なんだっけ......何を聞こうとしてたかも忘れちゃったいいや、怖くなくなったし......」
エス 「はぁ、それはなによりだ」
すべきことがわかり、声に明るさが出てくるムウ。
ムウ 「つまり、看守さん好みの人になればいいんだよね。そしたら赦してもらえるんだ......」
エス 「......そういうことになるか?」
ムウ 「そうだよ。看守さんも人間だし。ムウがんばる。看守さんの好みを知るよ......うさぎと話す可哀想な人だけど。ぶふつ......]
エス 「もうそれでいい。お前との話はテンポが悪くてかなわん」
ムウ 「ムウ、絶対帰るから......パパとママの元へ帰るんだもん......赦してもらえればきっと帰れるよね?」
エス 「......知らないけどな......」
ムウの希望的観測に対して、聞こえないように呟くエス。
聞こえないムウは笑顔を見せ始める。
ムウ 「うん、やっぱり......考えてみれば���然悪くないムウを捕まえようとする駄目な警察よりも、ミルグラムの方がいいかも」
エス 「はぁ......まぁ、それはそれでいいか......大人しく尋問を受けてくれるなら......」
突如部屋にある時計から鐘の音がなり、部屋の構造が変化していく。
ムウ 「きゃあ......何?壁が動いてる......何が起きてるの?」
エス 「はぁ......もう時間か···......あまり話せた気がしないが、まぁいい。お前の心の中、覗かせてもらう」
ムウ 「......歌にするってやつい、痛くない?」
エス 「多分な」
ムウ 「......痛いならやだ。やらない......」
エス 「駄目に決まっているだろう。痛くないから安心しろ!」
ムウ 「じゃあやってもいいよ......」
エス 「はぁ......そもそも選べるものじゃない」
ムウ 「看守さん、せっかくやるんだから、ちゃんと見ててね。ムウ、絶対悪くないか......仕方ないって思うはずだか......」
エス 「あぁ、見せてもらうとするよ」
妖しく笑うムウ。
ムウ 「......変な判断したら、赦さないからね」
エス 「......っ」
その雰囲気に一瞬気圧され、息を飲むエス。
エス 「僕を、馬鹿にするなよ」
ムウの肩に手を載せるエス。
エス 「囚人番号4番、ムウ。さぁ。お前の罪を歌え」
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Episode 10(Ep.34): A Ghost Story / 第10話(第34話)『怪談(かいだん/Kaidan)』
紅娘(ホンニャン)「猫猫(マオマオ)、紹介(しょうかい)するわ。翡翠宮(ひすいきゅう)に来(き)た新(あたら)しい侍女(じじょ)たちよ。三姉妹(さんしまい)なの」
Hon’nyan “Maomao, shokai-suru-wa. Hisui-Kyu’ni kita atarashii jijo-tachi-yo. San-shimai nano.”
Hongniang “Maomao, let me introduce you. These are new ladies-in-waiting who’ve joined the Jade Pavilion. They’re all sisters.”
白羽(ハクウ)「白羽です」
Hakuu “Hakuu desu.”
Haku-u “I am Haku-u.”
黒羽(コクウ)「黒羽です」
Kokuu “Kokuu desu.”
Koku-u “I am Koku-u.”
赤羽(セキウ)「赤羽です」
Sekiu “Sekiu desu.”
Seki-u “I am Seki-u.”
猫猫(よく似(に)た姉妹(しまい)だな…)
Maomao (Yoku nita shimai dana…)
Maomao (Wow, they look alike.)
白羽「お元気(げんき)でしたか?」
Hakuu “O-genki deshita-ka?”
Haku-u “Have you been well?”
愛藍「はい。お久(ひさ)しぶりです」
Airan “Hai. O-hisashi-buri desu.”
Ailan “Yes, long time no see.”
猫猫「ん?お知(し)り合(あ)いですか?」
Maomao “N? O-shiri-ai desu-ka?”
Maomao “Do you know each other?”
桜花(インファ)「ええ。みんな同郷(どうきょう)で顔(かお)な��みなの。長女(ちょうじょ)の白羽さんは、玉葉(ギョクヨウ)様(さま)と同(おな)い年(どし)よ」
Infa “Ee. Minna dokyo-de osana-najimi nano. Chojo’no Hakuu-san’wa, Gyokuyo-sama’to onai-doshi-yo.”
Yinghua “Yes, we’re all from the same hometown and know each other. Haku-u, the eldest, is the same age as Lady Gyokuyou.”
猫猫(同郷の人間(にんげん)だけで固(かた)めるのか。暗殺(あんさつ)されかかったことのある玉葉様には、その方(ほう)が安心(あんしん)だな)
Maomao (Dokyo’no ningen-dake’de katameru-noka. Ansatsu sare-kakatta koto’no-aru Gyokuyo-sama’niwa, sono-hoga anshin dana.)
Maomao (Limiting the staff to only those from the same hometown, I see. That’s a safer way to go about it, especially for Lady Gyokuyou, who was almost assassinated before.)
白羽「あなたは?」
Hakuu “Anata’wa?”
Haku-u “And you are?”
猫猫「毒見役(どくみやく)の猫猫です、黒羽様」
Maomao “Dokumi-yaku’no Maomao desu, Kokuu-sama.”
Maomao “I am Maomao, the taster, Lady Koku-u.”
白羽「私(わたし)は黒羽じゃないわ」
Hakuu “Watashi’wa Kokuu-ja nai-wa.”
Haku-u “I am not Koku-u.”
猫猫「あれっ…じゃあ、赤羽様…」
Maomao “Are… Jaa, Sekiu-sama…”
Maomao “Huh? Um, well, Lady Seki-u?”
白羽「白羽よ」
Hakuu “Hakuu-yo.”
Haku-u “It’s Haku-u.”
猫猫「あぁ…」
Maomao “Aa…”
白羽「これからは、名前(なまえ)と同じ色(いろ)の髪紐(かみひも)を使(つか)うから、それで見分(みわ)けて」
Hakuu “Kore-kara’wa, namae’to onaji iro’no kami-himo’o tsukau-kara, sore’de miwakete.”
Haku-u “From now on, we’ll all wear hairbands that match the colors in our names, so that you can identify us.”
猫猫「はい、分(わ)かりました」
Maomao “Hai, wakari-mashita.”
Maomao “Yes, understood.”
猫猫(全(まった)く見分けがつかない…。まぁ、追(お)い追い覚(おぼ)えればいいか)
Maomao (Mattaku miwake’ga tsuka-nai… Maa, oi-oi oboe-reba ii-ka.)
Maomao (I can’t tell them apart at all. I guess I’ll have plenty of time to learn.)
――――――――――――――――――――――――――――――
猫猫(それよりも問題(もんだい)は…)
Maomao (Sore-yorimo Mondai’wa…)
Maomao (More importantly, the issue is…)
桜花「猫猫!ちゃんと部屋(へや)に戻(もど)りなさい!」
Infa “Maomao! Chanto heya’ni modori-nasai!”
Yinghua “Maomao! Go back to your room already!”
猫猫「いえ、物置(ものおき)で問題ありません。紅娘様にも、ここが私の部屋だと言(い)われましたし、このまま使わせて頂(いただ)きます!」
Maomao “Ie, mono-oki’de mondai ari-masen. Hon’nyan-sama-nimo, koko’ga watashi’no heya-dato iware-mashita-shi, kono-mama tsukawasete-itadaki-masu!”
Maomao “No, I’m quite comfortable in the storage shed. Lady Hongniang also said that this is my room now. I’ll continue to use it!”
桜花「ダメに決(き)まってるでしょ。また冗談(じょうだん)を真(ま)に受(う)けて。ぐぬぬ…」
Infa “Dame’ni kimatteru desho. Mata jodan’o ma’ni ukete. Gununu…”
Yinghua “There’s no way that’ll work! You took the joke too literally!”
猫猫「いや、でも、荷物(にもつ)も全部(ぜんぶ)部屋から持(も)ってきましたし…」
Maomao “Iya, demo nimotsu’mo zenbu heya’kara motte-kimashita-shi…”
Maomao “But I already moved all of my things to the shed…”
桜花「新しい侍女たちにも示(しめ)しがつかないわ!ふっ…うぅ…」
Infa “Atarashii jijo-tachi-nimo shimeshi’ga tsuka-nai-wa! Fu…uu…”
Yinghua “You’re setting a bad example to the new ladies-in-waiting!”
猫猫「ぐぬぬ…うぅ…」
Maomao “Gununu…uu…”
紅娘「何(なに)やってるの、あなたたち!」
Hon’nyan “Nani yatteru-no, anata-tachi!”
Hongniang “What do you think you’re doing, you two?!”
桜花「うぅ…」
Infa “Uu…”
猫猫「うぅ…」
Maomao “Uu…”
――――――――――――――――――――――――――――――
玉葉妃「あらあら。物置は、すっかり猫猫の巣(す)になっていたの?小屋(こや)は好(す)きにしていいわよ」
Gyokuyo-hi “Ara-ara. Mono-oki’wa, sukkari Maomao’no su’ni natte-ita-no? Koya’wa suki’ni shite ii-wayo.”
Concubine Gyokuyou “Oh, so the storage shed is Maomao’s nest now? You can do as you wish with that shed.”
紅娘「でも、寝(���)る時(とき)は元(もと)の部屋を使ってちょうだいね」
Hon’nyan “Demo, neru-toki’wa moto’no heya’o tsukatte-chodai-ne.”
Hongniang “But please sleep in your original room.”
猫猫「分かりました」
Maomao “Wakari-mashita.”
Maomao “I understand.”
猫猫(いい上司(じょうし)たちだな…)
Maomao (Ii joshi-tachi dana…)
Maomao (They are such good bosses.)
――――――――――――――――――――――――――――――
猫猫(新しい侍女が来て、一人当(ひとりあ)たりの仕事(しごと)の量(りょう)はぐんと減(へ)った。玉葉様が懐妊(かいにん)して、今以上(いまいじょう)に人手(ひとで)が必要(ひつよう)になる翡翠宮にとって、人材(じんざい)の補強(ほきょう)はありがたいことだが、これは、多数(たすう)の侍女を連(つ)れている楼蘭妃(ロウランひ)の柘榴宮(ざくろきゅう)と釣(つ)り合(あ)いを取(と)るためでもあるのだろう)
Maomao (Atarashii jijo’ga kite, hitori-atari’no shigoto’no ryo’wa gunto hetta. Gyokuyo-sama’ga kainin-shite, ima-ijo’ni hitode’ga hitsuyo’ni naru Hisui-Kyu’ni-totte, jinzai’no hokyo’wa arigatai koto-daga, kore’wa, tasu’no jijo’o tsurete-iru Roran-hi’no Zakuro-Kyu’to tsuri-ai’o toru-tame-demo aruno-daro.)
Maomao (With the new ladies-in-waiting joining, the amount of work per person went down dramatically. Given Lady Gyokuyou’s pregnancy, the Jade Pavilion needs more workers than ever. So, these new arrivals are helpful, but… This is also to balance things out with Concubine Loulan’s Garnet Pavilion, which has a huge headcount.)
猫猫「お疲(つか)れさまでした。では私は小屋へ…」
Maomao “O-tsukare-sama-deshita. Dewa watashi’wa koya’e…”
Maomao “Thank you, everyone. Well, I’m off to the shed now…”
桜花「あっ、猫猫!」
Infa “A, Maomao!”
Yinghua “Hey, Maomao!”
赤羽「桜花さん、猫猫さんは部屋ではなく小屋に住んでいるのですか?」
Sekiu “Infa-san, Maomao-san’wa heya’dewa-naku koya’ni sunde-iruno-desu-ka?”
Seki-u “Yinghua, does Maomao live in the shed, not her room?”
黒羽「本当ですか?玉葉様の侍女なのに…」
Kokuu “Honto desu-ka? Gyokuyo-sama’no jijo nanoni…”
Koku-u ���Really? Even though she’s Lady Gyokuyou’s lady-in-waiting?”
桜花「いや…えっと、ウフフ…」
Infa “Iya…etto, ufufu…”
Yinghua “No, um… Haha…”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「ん…」
Infa “N…”
猫猫(桜花様が、小屋に引(ひ)きこもるのを止(と)めたのは、お節介(せっかい)だけど私のことを考(かんが)えてのことだろう。早(はや)く新しい侍女たちに慣(な)れてほしいという、桜花様らしい気配(きくば)りだ)
Maomao (Infa-sama’ga, koya’ni hiki-komoru-no’o tometa-nowa, osekkai-dakedo watashi’no koto’o kangaete’no koto daro. Hayaku atarashii jijo-tachi’ni narete-hoshii-to-iu, Infa-sama-rashii kikubari-da.)
Maomao (I don’t appreciate Lady Yinghua pulling me out of the shed, but I know she did it out of benevolence. She wants me to get comfortable with the new ladies-in-waiting quickly. Very considerate of her, as always.)
猫猫「フゥ…。すみません。勝手(かって)なことばかり」
Maomao “Fuu… Sumi-masen. Katte’na koto-bakari.”
Maomao “I’m sorry to be so selfish all the time.”
桜花「別(べつ)にいいけど…ねぇ猫猫、少(すこ)しは反省(はんせい)してる?」
Infa “Betsu’ni ii-kedo… Nee Maomao, sukoshi’wa hansei shiteru?”
Yinghua “Well, I don’t mind that much. Hey Maomao. Do you regret what you did, even a bit?”
猫猫「え?してますけど…」
Maomao “E? Shite-masu-kedo…”
Maomao “Huh? Yes, of course.”
桜花「本当(ほんとう)に?私に悪(わる)いと思(おも)ってる?」
Infa “Honto’ni? Watashi’ni warui-to omotteru?”
Yinghua “Really? So, you feel like you owe me one?”
猫猫「ええ、それはもちろん…」
Maomao “Ee, sore’wa mochiron…”
Maomao “Oh, yes, certainly…”
桜花「だよねぇ!じゃあ早速(さっそく)今夜(こんや)、付(つ)き合(あ)ってもらうわよ!」
Infa “Dayo-nee! Jaa sassoku kon’ya, tsuki-atte-morau-wayo!”
Yinghua “I know, right? In that case, you’ll be accompanying me tonight!”
猫猫「えっ?」
Maomao “E?”
Maomao “Huh?”
桜花「今晩(こんばん)暇(ひま)なのは、私と猫猫だけなのよ。ちょうどよかったわ!ウフッ」
Infa “Kon-ban hima-nano’wa, watashi’to Maomao-dake-nano-yo. Chodo yokatta-wa! Ufu.”
Yinghua “You and I are the only ones free this evening. Perfect timing!”
猫猫(やられた……)
Maomao (Yarareta…)
Maomao (She got me…)
――――――――――――――――――――――――――――――
猫猫「あの、今夜の外出(がいしゅつ)、紅娘様は…」
Maomao “Ano, kon’ya’no gaishutsu, Hon’nyan-sama’wa…”
Maomao “Um, does Lady Hongniang know about our excursion tonight?”
桜花「大丈夫(だいじょうぶ)よ。許可(きょか)はもらってるわ」
Infa “Daijobu-yo. Kyoka’wa moratteru-wa.”
Yinghua “Don’t worry. I got permission.”
猫猫(後宮(こうきゅう)の北側(きたがわ)…この辺(あた)りは、古(ふる)い建物(たてもの)しかないはずだけど…)
Maomao (Kokyu’no kita-gawa… Kono atari’wa, furui tatemono-shika nai-hazu-dakedo…)
Maomao (The north side of the rear palace… There should only be old buildings out here.)
桜花「あっ、猫猫、これ。こんな感(かん)じでかぶって」
Infa “A, Maomao, kore. Konna kanji’de kabutte.”
Yinghua “Oh! Maomao, put this on. Like this.”
猫猫「暑(あつ)くないですか?」
Maomao “Atsuku-nai-desu-ka?”
Maomao “Aren’t you too warm?”
桜花「いいの。涼(すず)しくなるから」
Infa “Iino. Suzushiku naru-kara.”
Yinghua “Don’t worry, it’ll get chilly really soon.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「ここよ」
Infa “Koko-yo.”
Yinghua “Here we are.”
年嵩(としかさ)の女官(にょかん)「いらっしゃい。参加者(さんかしゃ)は2人(ふたり)ね」
Toshi-kasa’no nyokan “Irasshai. Sanka-sha’wa futari-ne.”
Old court lady “Welcome. Two of you will be joining us?”
桜花「はい。よろしくお願(ねが)いします」
Infa “Hai. Yoroshiku onegai-shimasu.”
Yinghua “Yes, thank you.”
猫猫「お願いします」
Maomao “Onegai-shimasu.”
Maomao “Thank you.”
年嵩の女官「行灯(あんどん)は消(け)して、これを代(か)わりに」
Toshi-kasa’no nyokan “Andon’wa keshite, kore’o kawari’ni.”
Old court lady “Put out your lamp, and take this instead.”
猫猫(綺麗(きれい)だけど、ずいぶん年(とし)のいった女官だ…)
Maomao (Kirei-dakedo, zuibun toshi’no itta nyokan-da…)
Maomao (She’s pretty, but quite old for a court lady.)
年嵩の女官「では行(い)きましょう。…ここは先帝(せんてい)の時代(じだい)に使われていた場所(ばしょ)なのよ。昔(むかし)に比(くら)べて女官がだいぶ減ったけど…こういう時にはぴったりよね…」
Toshi-kasa’no nyokan “Dewa iki-masho. …Koko’wa sentei’no jidai’ni tsukawarete-ita basho nano-yo. Mukashi’ni kurabete nyokan’ga daibu hetta-kedo… ko-iu toki’niwa pittari-yone.”
Old court lady “Now, let’s go. This place was used during the era of the late emperor. Compared to then, the number of court ladies has gone down quite a lot. But for occasions like this, this place is perfect.”
年嵩の女官「空(あ)いている所(ところ)に座(すわ)って」
Toshi-kasa’no nyokan “Aite-iru tokoro’ni suwatte.”
Old court lady “Sit in an open spot.”
――――――――――――――――――――――――――――――
年嵩の女官「揃(そろ)いましたね」
Toshi-kasa’no nyokan “Soroi-mashita-ne.”
Old court lady “We’re all here.”
猫猫(こんな暑い日に、閉(し)め切(き)った部屋に12人(じゅうににん)も集(あつ)まって…)
Maomao (Konna atsui hi’ni, shime-kitta heya’ni ju-ni-nin’mo atsumatte…)
Maomao (Twelve people on such a hot day, in a closed-off room…)
年嵩の女官「皆(みな)さん…お話(はなし)の準備(じゅんび)はできていますか?今宵(こよい)は、肝(きも)が冷(ひ)える十三(じゅうさん)の話を楽(たの)しみましょう」
Toshi-kasa’no nyokan “Mina-san… o-hanashi’no junbi’wa dekite-imasu-ka? Koyoi’wa, kimo’ga hieru ju-san’no hanashi’o tanoshimi-masho.”
Old court lady “Did everyone come prepared with your stories? Tonight, let us enjoy the thirteen spine-chilling tales.”
猫猫(十三の話?��
Maomao (Ju-san’no hanashi?)
Maomao (Thirteen tales?)
桜花「ひぃ…!」
Infa “Hii…!”
女官「それからというもの、夜(よ)な夜な北門(きたもん)の堀(ほり)では、身投(みな)げを繰(く)り返(かえ)す下女(げじょ)の姿(すがた)が…。哀(あわ)れに思った女官が堀に花(はな)を浮(う)かべると、どこからか声(こえ)が聞(き)こえてきます。ハッ!として堀を覗(のぞ)き込(こ)むと、下女の白(しろ)い顔(かお)が浮(う)かび上(あ)がり、女官が慌(あわ)てて逃(に)げようとすると、突然(とつぜん)足(あし)を掴(つか)まれて…水(みず)から這(は)い上がって来(き)た下女は言(い)いました。『あの日(ひ)、私を突(つ)き落(お)としたのは…お前(まえ)か~~~!!』」
Nyokan “Sore-kara’to iu-mono, yona-yona kita-mon’no hori-dewa, minage’o kuri-kaesu gejo’no sugata’ga… Aware’ni omotta nyokan’ga hori’ni hana’o ukaberu-to, doko-kara-ka koe’ga kikoete-kimasu. Ha! to-shite hori’o nozoki-komu-to, gejo’no shiroi kao’ga ukabi-agari, nyokan’ga awatete nigeyoto-suruto, totsuzen ashi’o tsukamarete…. Mizu-kara hai-agatte-kita gejo’wa ii-mashita. ‘Ano hi, watashi’o tsuki-otoshita-nowa… omae-kaaaaaaa!!’”
Court lady “And from then on… Every night, at the moat at the north gate, the servant could be seen throwing herself into the water, over and over. When a court lady who pitied her came to scatter flowers on the moat, she heard a voice from somewhere. And when she gazed into the moat to find the source… The servant girl’s pale face came floating up… When the court lady tried to escape, something suddenly grabbed her feet! The servant girl rose up from the water, and said… ‘The one who pushed me in that day… It was you!’”
女官たち「キャ~!」
Nyokan-tachi “Kyaaa!”
女官たち「ひぃ~!」
Nyokan-tachi “Hiiii!”
桜花「うぅ…うぅ…」
Infa “Uu…uu…”
猫猫(どっかで聞いたような話…。怖(こわ)がりだけど、好(す)きなわけね、桜花様…)
Maomao (Dokka’de kiita-yona hanashi… Kowagari-dakedo, sukina wake-ne, Infa-sama…)
Maomao (Sounds kind of familiar. So, Lady Yinghua is easily scared yet enjoys these stories.)
女官「ふっ」
Nyokan “Fu.”
猫猫(どうやらこれは、座(すわ)り順(じゅん)に怪談話(かいだんばなし)をして、話し終(お)わったら火(ひ)を吹(ふ)き消(け)すという催(もよお)しらしい。しかしまぁ、話は後宮内(こうきゅうない)の噂程度(うわさていど)のもので、肝(きも)が冷(ひ)えるほどではない)
Maomao (Do-yara kore’wa, suwari-jun’ni kaidan-banashi’o shite, hanashi-owattara hi’o fuki-kesu-to-iu moyooshi-rashii. Shikashi-maa, hanashi’wa kokyu-nai’no uwasa-teido’no mono-de, kimo’ga hieru-hodo-dewa nai.)
Maomao (Seems like this event involves taking turns telling ghost stories, then blowing out the candle when you’re done. However, the stories are more like rumors heard in the rear palace. Not sufficiently spine-chilling.)
猫猫(なにせ後宮は娯楽(ごらく)が少ない。こういう語(かた)らいも認(みと)められているようだ)(あくび)
Maomao (Nanise kokyu-nai’wa goraku’ga sukunai. Ko-iu katarai’mo mitome-rarete-iru-yoda.) (Akubi)
Maomao (It’s hard to find entertainment in the rear palace. Speaking together like this is allowed, it seems.)
子翠(シスイ)「こんばんは~」
Shisui “Konbanwaaa.”
Shisui “Good evening!”
猫猫「子翠」
Maomao “Shisui.”
Maomao “Shisui.”
子翠「食(た)べる?」
Shisui “Taberu?”
Shisui “Want a bite?”
猫猫「もらう」
Maomao “Morau.”
Maomao “Thanks.”
女官「さて…これは、私の故郷(こきょう)の話なんだけど…。そこには、古くから『入(はい)ってはいけない』と言われている森(もり)があった。もし入れば、呪(のろ)われて、鬼(おに)に魂(たましい)を食(く)われてしまう。でも、ある時、一人の子供(こども)が禁忌(きんき)を破(やぶ)った。その年(とし)は作物(さくもつ)が不作(ふさく)で、あまりにもお腹(なか)が空(す)いた子供は、食べ物を求(もと)めて森へと入った。子供は母親(ははおや)に告(つ)げた。『いいこと教(おし)えてあげる。あの森には、たくさん食べ物があるよ。』けれど、森に入ったことが村人(むらびと)たちに知(し)られて、母子(おやこ)は村八分(むらはちぶ)になった。孤立(こりつ)した母子は食べるものもなく、痩(や)せ衰(おとろ)えていったけれど、誰(だれ)も手(て)を差(さ)し伸(の)べようとはしなかった」
Nyokan “Sate…kore’wa, watashi’no kokyo’no hanashi-nan-dakedo… Soko-niwa, furuku-kara ‘haitte’wa ike-nai’to iwarete-iru mori’ga atta. Moshi haireba, norowarete, oni’ni tamashii’o kuwarete-shimau. Demo, aru-toki, hitori’no kodomo’ga kinki’o yabutta. Sono toshi’wa saku-motsu’ga fusaku-de, amari-nimo onaka’ga suita kodomo’wa, tabe-mono’o motomete mori’e-to haitta. Kodomo’wa haha-oya’ni tsugeta. ‘Ii-koto oshiete-ageru. Ano mori’niwa, takusan tabe-mono’ga aru-yo.’ Keredo, mori’ni haitta koto’ga mura-bito-tachi’ni shirarete, oyako’wa mura-hachibu’ni natta. Koritsu-shita oyako’wa taberu-mono’mo naku, yase-otoroete-itta-keredo, daremo te’o sashi-nobeyo-towa shinakatta.”
Court lady “So. This story is from my hometown. Near the village, there existed a forest, which the villagers had always been told not to enter. If you went in, you would be cursed, and demons would eat your soul. But one day, a child broke the rule. That year, the crop yields had been low. The child was so hungry, he wandered into the forest in search of food. The child told his mother, ‘Let me tell you a good secret. There’s lots of food in that forest.’ But when the other villagers found out that he’d gone into the forest, the boy and his mother were ostracized. The two, now alone, had nothing to eat and grew thinner every day, but nobody tried to help them.”
女官「ある夜(よる)のこと。母子の家(いえ)に、ゆらゆらと光(ひかり)が入っていくのを見(み)た者(もの)がいた。翌日(よくじつ)、その知(し)らせを聞いた村長(そんちょう)が母子の家を訪(たず)ねると、子供は既(すで)に死(し)に、母親も亡(な)くなる寸前(すんぜん)だった。母親は村長にこう言った。『ねぇ、いいこと教えてあげる…。』そこまで言って、母親は死んだ。その死に顔は、不気味(ぶきみ)に笑(わら)っていたの。結局(けっきょく)、何を伝(つた)えようとしたのか分からないまま、今も森は禁忌の地(ち)と恐(おそ)れられ、破(やぶ)った者の家には鬼(おに)が現(あらわ)れ、魂を食われると言う…。ふっ」
Nyokan “Aru yoru’no koto. Oyako’no ie’ni, yura-yura-to hikari’ga haitte-iku-no’o mita waka-mono’ga ita. Yoku-jitsu, sono shirase’o kiita soncho’ga oyako’no ie’o tazuneru-to, kodomo’wa sude-ni shini, haha-oya’mo nakunaru sunzen datta. Haha-oya’wa soncho’ni ko itta. ‘Nee, ii-koto oshiete-ageru…’ Soko-made-itte, haha-oya’wa shinda. Sono shini-gao’wa, bukimi-ni waratte-itano. Kekkyoku, nani’o tsutae-yoto shita-noka wakara-nai-mama, ima-mo mori’wa kinki’no chi-to osore-rare, yabutta mono’no ie-niwa oni’ga araware, tamashii’o kuwareru-to-iu… Fu.”
Court lady “One night, someone saw a light floating into the family’s house. The next day, the village elder heard the news and went to visit them. The child was already dead, and the mother was on the verge of death. The mother said to the elder, ‘Let me tell you a good secret.’ But at that moment, she died. She had a strange smile on her face as she passed. And so, no one knows what she was trying to say. The locals still fear the forest, regarding it as forbidden land. Anyone who entered would be attacked by a demon in their homes, and their souls would be devoured.”
猫猫「う~ん、なるほど」
Maomao “Uuun, naru-hodo.”
Maomao “Ah, I see.”
子翠「なるほどって、何が?」
Shisui “Naruhodotte nani-ga?”
Shisui “You see what?”
猫猫「後(あと)で教える」(あくび)
Maomao “Ato-de oshieru.” (Akubi)
Maomao “I’ll tell you later.”
猫猫(なんか眠(ねむ)い…。狭(せま)い所に大人数(おおにんずう)だし、少し人酔(ひとよ)いしたかな…)
Maomao (Nanka nemui… Semai tokoro’ni oo-ninzu-dashi, sukoshi hito-yoi shita-kana…)
Maomao (I’m sleepy for some reason. I guess it’s a lot of people in a small space. Maybe I’m dizzy from being around too many people.)
年嵩の女官「あなたの番(ばん)よ」
Toshi-kasa’no nyokan “Anata’no ban’yo.”
Old court lady “It’s your turn now.”
子翠「は~い。…これは、遠(とお)い遠い東の国(くに)のお話…。とある国の僧侶(そうりょ)が、遠方(えんぽう)での葬儀(そうぎ)を終(お)えて帰(かえ)る途中(とちゅう)、いつの間(ま)にか日(ひ)が暮(く)れてしまった。辺(あた)りはススキだらけの平原(へいげん)で、どうやら野犬(やけん)の群(む)れもいる様子(ようす)。焦(あせ)る僧侶の前(まえ)に現(あらわ)れたのは、一軒(いっけん)の古びた民家(みんか)だった」
Shisui “Haaai. …Kore-wa, tooi tooi higashi’no kuni’no o-hanashi… To-aru kuni’no soryo’ga, enpo-deno sogi’o oete kaeru tochu, itsuno-ma-nika hi’ga kurete-shimatta. Atari’wa susuki-darake’no heigen-de, do-yara yaken’no mure’mo iru yosu. Aseru soryo’no mae’ni arawaeta-nowa, ikken’no furubita minka datta.”
Shisui “Yes. This is a story from a distant land, far to the east. A monk from a foreign nation finished performing funeral rites in a distant land. On his way home, he realized the sun had set at some point. He was surrounded by tall grass, and wild dogs could be heard nearby. The monk was eager to get out of danger, and suddenly, an old house appeared in front of him.”
僧侶「夜分(やぶん)に失礼(しつれい)。ごめんください」
Soryo “Yabun’ni shitsu-rei. Gomen-kudasai.”
Monk “Excuse me, sorry to disturb you so late at night.”
妻「どうされました?お坊様(ぼうさま)」
Tsuma “Do sare-mashita? Obo-sama.”
Wife “What is the matter, venerable one?”
僧侶「山(やま)を越(こ)える前に、日(ひ)が暮れてしまって…納屋(なや)の隅(すみ)で構(かま)いませんので、一晩(ひとばん)泊(と)めていただけませんか」
Soryo “Yama’o koeru-mae’ni, hi’ga kurete-shimatte… Naya’no sumi’de kamai-masen-node, hito-ban tomete itadake-masenka.”
Monk “I was trying to cross the mountains but couldn’t make it before nightfall. Would you allow me to stay overnight? Just a corner of your shed would be fine.”
妻「まぁ…それは、お疲れでございましょう」
Tsuma “Maa… sore’wa otsukare-de gozai-masho.”
Wife “Oh, you must be so tired.”
子翠「妻(つま)は僧をもてなし、寝床(ねどこ)まで用意(ようい)してくれた。心(こころ)を尽(つ)くしたもてなしに、何も持(も)ち合わせておらぬ僧は、せめてものお礼(れい)にと経(きょう)を上げることにした」
Shisui “Tsuma-wa so’o motenashi, nedoko-made yoi-shite-kureta. Kokoro’o tsukushita motenashi’ni, nanimo mochi-awasete-oranu so’wa, semete-mono orei’ni-to kyo’o ageru koto’ni shita.”
Shisui “The wife welcomed the monk with food and bedding. The monk was grateful for the heartfelt welcome, but had nothing to give in return. He thought the least he could do was to chant a sutra for her.”
僧侶(鈴(すず)の音(ね)か?いや、鈴の音に聞こえるが、これは…人の声か?)
Soryo (Suzu’no-ne-ka? Iya, suzu’no-ne’ni kikoeru-ga, kore-wa… hito’no koe-ka?)
Monk (Is that the sound of a bell…? No, it sounds like a bell, but is actually a human voice?)
妻「それで、あんたどうするの?」
Tsuma “Sorede, anta do-suruno?”
Wife “And what are you planning to do?”
夫「どうもしない。それでよかろう」
Otto “Domo shinai. Sorede yokaro.”
Husband “Nothing. It’s fine.”
妻「そんなんじゃダメだよ、あんた!あたしは一人になりたくないんだ」
Tsuma “Son’nan-ja dame-dayo, anta! Atashi-wa hitori’ni nari-taku-nainda.”
Wife “You can’t. Come on. I don’t want to be left alone.”
夫「じゃあ、どうするつもりだ!」
Otto “Jaa do-suru-tsumori-da!”
Husband “Then what do you suggest we do?”
妻「もう耐(た)えられない…!」
Tsuma “Mo tae-rare-nai…!”
Wife “I can’t take this any longer.”
僧侶(言い争(あらそ)っているのか?止(と)めに入(はい)った方(ほう)がいいか?いや、経は止(や)めてはいかん。そんな気(き)がする)
Soryo (Ii-arasotte-iru-noka? Tome’ni haitta-hoga iika? Iya, kyo’wa yametewa ikan. Sonna ki’ga suru.)
Monk (Are they arguing? Should I intervene? No, something tells me I must not stop chanting the sutra.)
夫「あの僧を代(か)わりにするんだ」
Otto “Ano so’o kawari’ni surunda.”
Husband “Let’s use that monk as a replacement.”
妻「それしかない…」
Tsuma “Sore-shika nai…”
Wife “It’s the only way.”
妻「さぁ…やるよ!どこだ?あの僧は…ハァ…ハァ…逃(に)げたのか…?いない…いないよ!見つけないと…でないと、あたし…あたし!あんたを!」(咀嚼音(そしゃくおん))
Tsuma “Saa…yaru-yo! Doko-da? Ano so-wa… Haa…haa… Nigeta-noka…? Inai… Inai-yo! Mitsuke-naito… de-naito, atashi…atashi! Anta’o!” (Soshaku-on)
Wife “Come on, let’s do this. WhERe iS thAt moNK? Did hE esCaPE? He’S nOT hEre… hE’s noT hERE! I hAvE to find Him! OtHErwiSe, I… I HaVE to tAKe YOU INSTEAD!”
子翠「僧侶は、咀嚼音(そしゃくおん)が聞こえなくなるまで経を唱(とな)え続(つづ)けた。音(おと)が止(や)み、僧侶は外(そと)へ出た。若(わか)い夫婦(ふうふ)の姿(すがた)はなく、そこには、虫(むし)の羽(はね)が落(お)ちていた。僧侶はそっと手を合わせ、経を唱えたまま、夜明(よあ)けまで歩(ある)き続(つづ)けましたとさ」
Shisui “Soryo-wa, soshaku-on’ga kikoe-naku-naru-made kyo’o tonae-tsuzuketa. Oto’ga yami, soryo’wa soto’e deta. Wakai fufu’no sugata’wa naku, soko-niwa, mushi’no hane’ga ochite-ita. Soryo’wa sotto te’o awase, kyo’o tonaeta-mama, yoake’made aruki-tsuzuke-mashita-tosa.”
Shisui “The monk continued the chant until the chewing sounds stopped. Once it was quiet, the monk stepped outside. The young couple was gone, and instead… All he found there were the wings of insects. The monk clasped his hands together and continued to walk, chanting the sutra, until dawn.”
猫猫(話(はな)し方(かた)がうまいなぁ…)
Maomao (Hanashi-kata’ga umai-naa…)
Maomao (What a good storyteller.)
子翠「ふっ」
Shisui “Fu.”
猫猫(まるで別人(べつじん)みたいだ。ん?この横顔(よこがお)…何か見覚(みおぼ)えがあるような…)
Maomao (Marude betsu-jin-mitai-da. N? Kono yoko-gao… nanka mi-oboe’ga aru-yona…)
Maomao (It’s like she’s a different person. Hmm? Her face at this angle… why does it seem familiar?)
――――――――――――――――――――――――――――――
子翠「猫猫、次(つぎ)だよ」
Shisui “Maomao, tsugi-dayo.”
Shisui “Maomao, you’re next.”
猫猫「え?あぁ、そっか」
Maomao “E? Aa, sokka.”
Maomao “Huh? Oh, right.”
猫猫(何を話そうか…)
Maomao (Nani’o hanasoka…)
Maomao (What shall I talk about?)
猫猫「養父(ようふ)から聞いたのですが、墓地(ぼち)に人魂(ひとだま)が出(で)るという噂(うわさ)が立(た)ちました。いかにも怪(あや)しいと、勇敢(ゆうかん)な若者(わかもの)たちが正体(しょうたい)を探(さぐ)りに行きました。すると…」
Maomao “Yofu’kara kiitano-desuga, bochi’ni hito-dama’ga deru-to-iu uwasa’ga tachi-mashita. Ikanimo ayashii-to, yukan’na wakamono-tachi’ga shotai’o saguri’ni iki-mashita. Suruto…”
Maomao “I heard this from my adopted father. Rumors went around that floating spirits had been seen in a graveyard. Suspicious, a group of brave young men stood up to investigate. Then…”
若い男たち「ハッ…」
Wakai otoko-tachi “Ha…”
猫猫「同じ町(まち)に住(す)む男(おとこ)が、たいまつを片手(かたて)に歩(ある)いていただけでした」
Maomao “Onaji machi’ni sumu otoko’ga, taimatsu’o katate-ni aruite-ita-dake-deshita.
Maomao “It was just another man from the same town, walking with a torch.”
桜花「あ……それだけ?」
Infa “A……Sore-dake?”
Yinghua “That’s it?”
猫猫「はい。男の正体は墓荒(はかあ)らしで、怪(あや)しげな呪(のろ)いにはまっていて、墓地を掘(ほ)り起(お)こして死体(したい)の腹(はら)を割(さ)いては、万病(まんびょう)に効(き)くという人の肝(きも)を…」
Maomao “Hai. Otoko’no shotai’wa haka-arashi-de, ayashigena noroi’ni hamate-ite, bochi’o hori-okoshite shitai’no hara’o saite’wa, manbyo’ni kiku-to-iu hito’no kimo’o…”
Maomao “Yes. The man was a graverobber. He grew an unhealthy interest in a strange curse, and went around digging up graves to cut up corpses and harvest human livers which he believed were cures for―”
桜花「もういい!」
Infa “Mo ii!”
Yinghua “Enough!”
猫猫「うわ!う…以上(いじょう)です…ふっ。次、桜花様ですよ」
Maomao “Uwa! U… Ijo desu… Fu. Tsugi, Infa-sama desu-yo.”
Maomao “That’s all. You’re next, Lady Yinghua.”
桜花「ん?あぁ…え~っと…ある所に男が…いや、老婆(ろうば)…だったかなぁ…?えっと…あ~えっと、その…」
Infa “N? Aa… Eeetto… Aru tokoro’ni otoko’ga… Iya, roba…datta-kanaa? Etto… Aaa etto, sono…”
Yinghua “Huh? Oh, um… Once upon a time, there was a man… Or… was it an old woman? Um…”
――――――――――――――――――――――――――――――
年嵩の女官「では、次は私が」
Toshi-kasa’no nyokan “Dewa, tsugi’wa watashi’ga.”
Old court lady “Then, I will go next.”
猫猫(そういえば、この女官は最初(さいしょ)に「十三の話」と言っていた。ここに集まったのは12人なのに、どういうことだろう…)
Maomao (So-ieba, kono nyokan’wa saisho-ni ‘Ju-san’no hanashi’to itte-ita. Koko’ni atsumatta-nowa ju-ni-nin nanoni, do-iu koto daro…)
Maomao (Coming to think of it, she said ‘thirteen stories’ at the beginning. There are only twelve of us here. What does that mean?)
年嵩の女官「先帝時代の話です。その頃(ころ)、後宮は次々(つぎつぎ)と人が増(ふ)え、区画(くかく)を広(ひろ)げておりました。何(なん)のために?その頃強大(きょうだい)な権力(けんりょく)を振(ふ)るっていた女帝(じょてい)である太皇太后(たいこうたいごう)が、先帝の嗜好(しこう)に合う娘(むすめ)を揃(そろ)えるためでした…」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei-jidai’no hanashi-desu. Sono-koro, kokyu’wa tsugi-tsugi-to hito’ga fue, kukaku’o hirogete-ori-mashita. Nan’no tame’ni? Sono-koro kyodai’na kenryoku’o furutte-ita jotei-de-aru tai-kotaigo’ga, sentei’no shiko’ni au musume’o soroeru-tame deshita…”
Old court lady “This was during the late emperor’s reign. Back then, the rear palace was always growing, constantly adding new sections. For what reason? At the time, the Great Empress Dowager, also known as the Empress, wielded immense power. She was trying to find girls who would fit the late emperor’s tastes.”
猫猫(ん…何だ…?)
Maomao (N… Nanda…?)
Maomao (What is this…?)
年嵩の女官「先帝は、年端(としは)もいかぬ少女(しょうじょ)を選(えら)んではその花(はな)を散(ち)らし、手折(たお)られた少女たちは、外に出ることを許(ゆる)されぬまま、時を過(す)ごしました。その中(なか)に、一人(ひとり)身(み)ごもった少女がおり、先帝に訴(うった)えましたが…少女は後宮を出ることも許されず、死ぬ間際(まぎわ)に一言(ひとこと)…『次はお前たちの番だ!』」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei’wa, toshi-ha’mo ikanu shojo’o erandewa sono hana’o chirashi, taorareta shojo-tachi’wa, soto’ni deru-koto’o yurusarenu-mama, toki’o sugoshi-mashita. Sono naka’ni, hitori migomotta shojo’ga ori, sentei’ni uttae-mashita-ga… shojo’wa kokyu’o deru-kotomo yuru-sarezu, shinu-magiwa’ni hito-koto… ‘Tsugi’wa omae-tachi’no ban-da!’”
Old court lady “The late emperor chose the youngest girls, deflowering them one after the other. The girsl spent their days in the rear palace, barred from ever leaving. One of these girls became pregnant. She petitioned the late emperor, but… She was never allowed to leave the rear palace. Right before her death, she said… ‘It’s your turn next!’”
猫猫「ハッ」
Maomao “Ha.”
桜花「猫猫?!」
Infa “Maomao?!”
Yinghua “Maomao?!”
猫猫「ハァ…!」(頭(あたま)がボ~ッとするわけだ!)
Maomao “Haa…!” (Atama’ga boootto suru-wake-da!)
Maomao (No wonder I was getting dizzy!)
猫猫「桜花様!子翠!ぐったりしている女官を、窓(まど)や扉(とびら)の近(ちか)くへ!」
Maomao “Infa-sama! Shisui! Guttari-shite-iru nyokan’o, mado-ya tobira’no chikaku’e!”
Maomao “Lady Yinghua! Shisui! Move the unconscious ladies near the door and windows!”
桜花「えっ、一体(いったい)どうしたの?」
Infa “E, ittai do-shita-no?”
Yinghua “Huh? What’s wrong?”
猫猫「早(はや)く!消(き)えずに残(のこ)った火(ひ)のせいで、体(からだ)に害(がい)をなす空気(くうき)が部屋に充満(じゅうまん)しているんです!」
Maomao “Hayaku! Kiezu’ni nokotta hi’no-sei’de, karada’ni gai’o nasu kuki’ga heya’ni juman shite-irun-desu!”
Maomao “Hurry! The smoldering fire is filling the room with bad air!”
桜花「わ…分かった!」
Infa “Wa…Wakatta!”
Yinghua “G-Got it!”
猫猫(気付(きづ)くのが遅(おそ)すぎたな…)
Maomao (Kizuku-noga oso-sugita-na…)
Maomao (It took me way too long to realize.)
年嵩の女官「あぁ、もう少しだったのに…」
Toshi-kasa’no nyokan “Aa, mo-sukoshi datta-noni…”
Old court lady “Oh, I was so close…”
猫猫「ハッ!」(あの女官は……)
Maomao “Ha!” (Ano nyokan’wa……)
Maomao (That court lady…)
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「ハァ…何かバタバタだったわね。主催者(しゅさいしゃ)の女官もいなくなって」
Infa “Haa… Nanka bata-bata datta-wane. Shusai-sha’no nyokan’mo inaku-natte.”
Yinghua “What a night. The organizer disappeared, too.”
子翠「猫猫~!」
Shisui “Maomaooo!”
Shisui “Maomao.”
桜花「さっきの?」
Infa “Sakki’no?”
Yinghua “You’re from earlier…?”
猫猫「知り合いの女官です」
Maomao “Shiri-ai’no nyokan desu.”
Maomao “She’s an acquaintance of mine.”
子翠「ねぇ、猫猫。さっきの話は何だったの?」
Shisui “Nee, Maomao. Sakki’no hanashi’wa nan-datta-no?”
Shisui “Hey, Maomao. What was that story about?”
猫猫「さっきの?」
Maomao “Sakki-no?”
Maomao “The story?”
子翠「ほら、禁忌(きんき)の森(もり)の話だよ」
Shisui “Hora, kinki’no mori’no hanashi-dayo.”
Shisui “You know, the forbidden forest.”
猫猫「あぁ…『禁忌の森』なんていうのは迷信(めいしん)でしょうが、禁忌になったいわれが全(まった)く無(な)いとは言い切れないって思って」
Maomao “Aa… ‘Kinki’no mori’ nante iu-nowa meishin desho-ga, kinki’ni natta iware’ga mattaku nai-towa ii-kire-naitte omotte.”
Maomao “Ah. The ‘forbidden forest’ is probably just a superstition. But some things have a reason to become forbidden, and this could be one of those.”
子翠「へぇ…?」
Shisui “Hee…?”
Shisui “Huh?”
猫猫「森は食べ物が豊(ゆた)かですが、食べられない物も豊富(ほうふ)にあります。他(ほか)の土地(とち)から来た人間が、森にあるものを食べて体を壊(こわ)してしまう。すると『森のものをむやみに食べてはいけない』…と言われるようになるでしょう。そしてそれは年月(としつき)を経(へ)て禁忌になります。その後(あと)も飢餓(きが)が起(お)こった時には、誰も食べていいものと悪(わる)いものの区別(くべつ)がつかなくなっていた。あの話の母子は、不作(ふさく)��年で飢(う)えていました。掟(おきて)を破(やぶ)るのだから、暗(くら)くなり始(はじ)めに森に入り、食べ物を採(と)って、日が落(お)ちると家に帰ったのでしょう」
Maomao “Mori’wa tabe-mono’ga yutaka desu-ga, tabe-rare-nai mono’mo hofu’ni ari-masu. Hoka’no tochi’kara kita ningen’ga, mori’ni aru mono’o tabete karada’o kowashite-shimau. Suruto ‘Mori’no mono’o muyami’ni tabetewa ike-nai.’ to-iwareru-yoni naru-desho. Soshite sore’wa toshi-tsuki’o hete kinki’ni nari-masu. Sono ato’mo kiga’ga okotta toki-niwa, daremo tabete ii-mono’to warui-mono’no kubetsu’ga tsukanaku-natte-ita. Ano hanashi’no oyako’wa, fusaku’no toshi’de uete-imashita. Okite’o yaburuno-dakara, kuraku nari-hajime’ni mori’ni hairi, tabe-mono’o totte, hi’ga ochiru-to ie’ni kaettano-desho.”
Maomao “Forests are full of food, but also full of inedible things. If someone from outside entered the forest, ate something, and got sick, it would be natural for word to get around that you should be very careful when eating things from the forest. This, over many years, could morph into something ‘forbidden.’ Later, by the time famine broke out, people no longer knew what could and couldn’t be eaten. The mother and son from that story were starving from the bad harvest. They must have entered the forest as it grew dark, since they were breaking the rules. Then they foraged for food, and went home as night set in.”
猫猫「ツキヨダケ、という、ヒラタケに似たキノコがあります。とてもおいしそうですが、毒があって、暗くなると光(ひか)る特徴(とくちょう)があるんです。夜道(よみち)を歩くところを村人が遠目(とおめ)に見たら、人魂(ひとだま)に見えたかもしれません。毒性(どくせい)は強(つよ)くありませんが、飢(う)えて体力(たいりょく)が落(お)ちた母子が食べたらどうなるか…。母親は死に際(ぎわ)に、こう言いたかったのかもしれません」
Maomao “’Tsukiyo-dake’ to-iu, hiratake’ni nita kinoko’ga ari-masu. Totemo oishiso-desu-ga, doku’ga atte, kuraku naru-to hikaru tokucho’ga arun-desu. Yomichi’o aruku tokoro’o mura-bito’ga toome’ni mitara, hito-dama’ni mieta-kamo shire-masen. Doku-sei’wa tsuyoku ari-masen-ga, uete tairyoku’ga ochita oyako’ga tabe-tara do naru-ka… Haha-oya’wa shini-giwa’ni, ko iitakattano-kamo shire-masen.”
Maomao “There’s a type of mushroom called the moonlight mushroom. They resemble oyster mushrooms and look delicious, but they’re poisonous and glow in the dark. If a villager saw someone carrying these mushrooms from a distance in the dark, it might have looked like a floating spirit. It’s not a powerful poison, but if eaten by a starving, weakened person… Maybe, as she was about to die, the mother was trying to say…”
母親「おいしいキノコが森の中にあるよ…」
Haha-oya “Oishii kinoko’ga mori’no naka’ni aruyo…”
Mother “There are delicious mushrooms in the forest.”
猫猫「自分たち母子を見捨(みす)てた村人への復讐(ふくしゅう)として」
Maomao “Jibun-tachi oyako’o mi-suteta mura-bito’e-no fukushu-to-shite.”
Maomao “As a way to take vengeance against the villagers who abandoned her and her son.”
子翠「そういうことだったんだ!うん!スッキリした!じゃあ、私こっちだから~!」
Shisui “So-iu koto dattanda! Un! Sukkiri-shita! Jaa, watashi kocchi-dakaraaa!”
Shisui “So that’s what it was! Great, it’s all cleared up now! Okay, I’m going this way, bye!”
桜花「ふん!タネが分かれば、大(たい)したことないじゃない。きっと他の話も、そういう裏(うら)があるんだわ」
Infa “Fun! Tane’ga wakareba, taishita-koto nai-ja nai. Kitto hoka’no hanashi’mo, so-iu ura’ga arunda-wa.”
Yinghua “Hah. Now that I know the truth, it’s not scary at all! I’d bet all the stories have backgrounds like that.”
猫猫「さぁ…どうでしょう?」
Maomao “Saa… Do-desho?”
Maomao “Well… who knows?”
桜花「そこは頷(うなず)いてよ!」
Infa “Soko’wa unazuite-yo!”
Yinghua “Humor me just this once, would you?!”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「戻(もど)りました」
Infa “Modori-mashita.”
Yinghua “We’re back.”
紅娘「あら、思ったより早かったのね」
Hon’nyan “Ara. Omotta-yori haya-katta-none.”
Hongniang “Oh, you’re earlier than I expected.”
桜花「ちょっとした騒(さわ)ぎがありまして…」
Infa “Chotto-shita sawagi’ga ari-mashite…”
Yinghua “There was a bit of a commotion.”
紅娘「まぁ…やっぱり…不慣(ふな)れな人が仕切(しき)ると、色々(いろいろ)あるわよね」
Hon’nyan “Maa…Yappari… Funare’na hito’ga shikiru-to, iro-iro aru-wayo-ne.”
Hongniang “Ah, I expected as much. I guess things could happen when the organizer is new.”
猫猫「不慣れな人?」
Maomao “Funare’na hito?”
Maomao “New organizer?”
紅娘「去年(きょねん)までやっていた女官が亡くなったから、今年(ことし)は誰(だれ)が引(ひ)き継(つ)いだのか心配(しんぱい)だったのよ」
Hon’nyan “Kyonen-made yatte-ita nyokan’ga naku-natta-kara, kotoshi’wa dare’ga hiki-tsuida-noka shinpai datta-noyo.”
Hongniang “The court lady who organized that event passed away last year. I was a little worried about who was taking over for this year.”
桜花「え?」
Infa “E?”
Yinghua “Huh?”
紅娘「気の利(き)くいい人で、私もお世話(せわ)になったのよ。結局後宮から出られなかったのよね。実(じつ)は先帝のお手付(てつ)きになった方(かた)で、あの集(あつ)まりが唯一(ゆいいつ)の楽(たの)しみだったそうなのよ。亡くなった翌年(よくとし)から集まりがなくなるのも、いかがなものかと思っていたから」
Hon’nyan “Ki’no kiku ii hito-de, watashi’mo osewa’ni natta-noyo. Kekkyoku kokyu’kara derare-nakattano-yone. Jitsu’wa senteii’no otetsuki’ni natta kata-de, ano atsumari’ga yui-itsu’no tanoshimi datta so-nano-yo. Nakunatta yoku-toshi’kara atsumari’ga nakunaru’nomo, ikaga-na-monoka-to omotte-ita-kara.”
Hongniang “She was a nice person, very helpful. I got a lot of help from her as well. I guess she never got to leave the rear palace. She actually had relations with the late emperor. She said that gathering was the only fun she ever had. It would have been too bad if the event ended the very next year after she passed away,”
桜花「うわ~~~!」
Infa “Uwaaaaaaa!”
紅娘「続(つづ)けてくれる人がいて良(よ)かったわ」
Hon’nyan “Tsuzukete-kureru hito’ga ite yokatta-wa.”
Hongniang “so I’m glad someone took over.”
桜花「い~~~っ!あぁ…あっ…あの話…」
Infa “Iiiiiiii! Aa…a…ano hanashi…”
Yinghua “That story…”
猫猫「ハッ」
Maomao “Ha.”
年嵩の女官「先帝は、年端もいかぬ少女を選んではその花を散らし、手折られた少女たちは外に出ることを許されぬまま…」
Toshi-kasa’no nyokan “Sentei’wa, toshi-ha’mo ikanu shojo’o erandewa sono hana’o chirashi, taorareta shojo-tachi’wa soto’ni deru-koto’o yuru-sarenu-mama…”
Old court lady “The late emperor chose the youngest girls, deflowering them one after the other. The girls spent their days in the rear palace, barred from ever leaving.”
猫猫(あの女官の話は、己(おのれ)の身(み)の上(うえ)だったのか、それとも、事情(じじょう)を知る誰かのいたずらか…。世(よ)の中、よくわからないことは、たくさんあるものだ)
Maomao (Ano nyokan’no hanashi’wa, onore’no mi’no-ue datta-noka, sore-tomo, jijo’o shiru dareka’no itazura-ka… Yono-naka, yoku wakara-nai koto’wa, takusan aru-mono-da.)
Maomao (That court lady’s story was her own experience. Or is it a prank pulled by someone in the know? The world is full of things I can’t fully understand.)
年嵩の女官「今宵は、肝が冷える十三の話を楽しみましょう」
Toshi-kasa’no nyokan “Koyoi’wa, kimo’ga hieru ju-san’no hanashi’o tanoshimi-masho.”
Old court lady “Tonight, let us enjoy the thirteen spine-chilling tales.”
猫猫(あの時、あの場(ば)には年嵩(としかさ)の女官を含(ふく)めて12人しかいなかった。とりあえず、13(じゅうさん)番目(ばんめ)の怪談(かいだん)にならずに済(す)んでよかった…)
Maomao (Ano toki, ano ba’niwa toshi-kasa’no nyokan’o fukumete ju-ni-nin-shika ina-katta. Tori-aezu, ju-san-banme’no kaidan’ni narazu’ni sunde yokatta…)
Maomao (Including her, there were only twelve people there. I’m glad we didn’t end up becoming the thirteenth ghost story.)
桜花「ま…猫猫…」
Infa “Ma…Maomao…”
Yinghua “M-Maomao…”
猫猫「はい…」
Maomao “Hai…”
Maomao “Yes?”
桜花「今晩(こんばん)、一緒(いっしょ)に寝(ね)て~!」
Infa “Kon-ban, issho’ni neteee!”
Yinghua “Please sleep with me tonight!”
――――――――――――――――――――――――――――――
桜花「うっ…うぅ…うぅ…」
Infa “U…uu…uu…”
猫猫(背筋(せすじ)が凍(こお)るどころか、寝苦(ねぐる)しい夜(よる)になったのだった…)
Maomao (Sesuji’ga kooru-dokoro-ka, ne-gurushii yoru’ni nattano-datta…)
Maomao (Instead of becoming a spine-chilling night, it turned into a hot, stuffy night.)
桜花「うぅ…うぅ…」
Infa “Uu…uu…”
猫猫「暑苦(あつくる)しい……」
Maomao “Atsu-kurushii…”
Maomao “So hot…”
(Continue to Episode 11/Ep.35)


#apothecary english#apothecary romaji#the apothecary diaries#apothecary diaries#learning japanese#japanese#薬屋のひとりごと#薬屋のひとりごと 英語#薬屋 英語 学習#japan#KNH#season 2
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無題
過日、夕方からローカルニュース番組をぼんやり眺めている。市内の書き初め大会を報じるコーナーで、インタビュイーの女子中学生が「全力投球の投の字の、又の部分がすっと抜けるようで気持ちいいけん」と言いかけたところで、彼女は咄嗟に「あっ」と口元に手を当ててはにかみ、「気持ちいいので」と言い直していた。訛語はインタビュー向けのフォーマルな言葉ではない、という感覚があることを知った。
*
昼下がりに、襖を閉めた和室の向こうから、物と物が衝突する鈍い音がドンッとし、家人と目を見合わせた。強盗も跋扈する物騒な火宅である。恐る恐る襖を開けると、和室は暗くひんやりと静まり返り、電灯を点けても、物が落ちたり倒れたりしたような形跡は無い。北向きの掃き出し窓にはブラインドが降りている。嫌な予感にざわめきながら、昇降コードを引っ張り上げると、果たして、ガラス窓の真ん中辺りに細かい鳥の羽がこびりついていた。犬走りの砂利に墜落した鳥の姿は無かったが、正面の柵の上に一羽のシジュウカラが留まっており、呆けたように嘴を半開きにしていた。
*
初売りを見に行く暇もないのでインターネットの通販サイトを巡回して、MHL.のスリッポンを見初めた。ソール部分のゴムは月星が受注生産しているらしい。親類縁者に関係者がいるので贔屓にしている。子どもを抱っこしたまま履ける靴の必要にも迫られているため、良い買い物をしたと思う。スリッパのようにポンと履けるからスリッポンというのだと思っていたけど、違うんですってね、slip-onなんですってね。
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長いけど読む価値のある記事。 要約すると、 ・死亡弔慰金はロシアの貧しい家庭にとって魅力的 ・その額は60歳まで働いた総支給額より多い ・なので願望を満たせる聖杯に例えられている。なお命と引き換え。 ・そして受け取った遺族がそのカネを使うことによって経済が回っている。いいじゃん! ・しかし、そのカネはロシアの屋台骨を削りながら払われている ・おかげでインフレが止まらねえし、ダブつく金を吸い取る利率も下げるどころか上げる羽目に ・ついでに単純労働力がごっそり減ってる。具体的に農民が20万人ばかり。これは食糧不足に陥るフラグ ・ロシアの将来は真っ暗 こんな感じ。
Xユーザーのわいるどうぃりぃさん
X���ーザーのロイエンタール新領土総督さん: 「「死の経済」がロシア経済の原動力」 / X
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体育の授業が終わった後の校庭は、汗と笑い声が響き合い、生徒たちがぞろぞろと教室へ戻っていく。僕は片付け当番に選ばれてしまい、体育倉庫でボールやマットを片付ける羽目になっていた。薄暗い倉庫の中は少し埃っぽく、使い古されたバスケットボールをカゴに放り込み、重いマットを棚に押し込む作業に没頭していると、背後で小さく床がきしむ音がした。
振り返ると、そこには彩花が立っていた。黒髪のショートカットがトレードマークの彼女は、いつも明るくよく笑うクラスの人気者だ。最近グラビアアイドルとしてデビューしてからは、男子たちの間でさらに話題に上るようになった。整った顔立ちと、屈託のない笑顔が、制服姿でも輝いている。実は僕、彩花のグラビア写真を見て何度も…その、ひとりでドキドキしたことがある。特に、彼女が2月に発売した写真集での大胆なビキニ姿は、頭から離れない。だから、こんな場所で急に会うなんて、心臓が跳ね上がるのも無理はない。
「何だよ、彩花。びっくりしたじゃん」と軽く文句を言うと、彼女は「ごめんごめん!」とケラケラ笑いながら近づいてきた。「片付け手伝おうかと思ってさ。ひとりで大変そうだったから!」
「いや、いいよ。もうほとんど終わったし」と答えると、彩花は「そっかー、じゃあちょっとだけおしゃべり付き合ってよ」と、体育倉庫の隅に置かれたマットの上にぴょんと座った。彼女のスカートが軽く揺れて、体育の授業後の汗ばんだ空気がほのかに漂ってくる。グラビアの彩花とは違う、身近な彼女の姿に、妙にドキドキしてしまった。
「ねえ、体育の授業さ、今日めっちゃ暑かったよね。汗だくになっちゃった」と彩花が笑いながら言う。「うん、そうだな。走り回ったからな」と返すと、彼女は「でさ、実はちょっと笑いものなんだけど…」と声を潜めて、いたずらっぽい笑顔を見せた。
「何だよ、笑いものって」と聞くと、彩花は「えへへ、実はさ、スカートの下にブルマ履いたままなの。体育の後、脱ぐの面倒でそのままにしちゃって」と、顔をくしゃっとさせて笑った。彼女の無邪気な笑顔に、頭が一瞬フリーズした。グラビアの彩花を何度も思い出してしまっていた僕は、急にその…いやらしい想像が頭をよぎってしまって、顔が熱くなるのを感じた。
「え、マジで? ブルマって…あの紺色のやつ?」と、つい声が上ずってしまった。彩花は「うん、そうそう! 懐かしいよね、ブルマってさ」と、またケラケラ笑う。「でもさ、こんなこと言うのも変だけど、グラビアやってるからって、そういう目で見られると恥ずかしいんだからね!」と、軽く頬を膨らませて言うけど、その表情があまりにも可愛くて、ますますドキドキしてしまった。
「そ、そんな目で見てないって!」と慌てて否定すると、彩花は「ふーん、ほんとかな? グラビア見て何か企んでそうだけど?」と、からかうように笑った。彼女にそんなこと言われると、図星すぎて何も言い返せない。実際、彼女の水着姿を何度も思い出して…その、ひとりでどうにかしたことがあるなんて、絶対に言えない。
「ねえ、ちょっと見たい?」彩花が急にそんなことを言い出して、僕は目を丸くした。「え、いいの?」と聞くと、彼女は「うん、いいよ! 別に変な意味じゃないし、友達として見せるだけだからね!」と、明るく笑いながら立ち上がった。彼女の無邪気な態度に、逆にこっちが緊張してしまって、心臓がバクバクする。
彩花は体育倉庫の隅に移動すると、「じゃーん!」と元気よく言いながら、制服のスカートを軽く持ち上げた。紺色のブルマがその下に現れ、体育の授業そのままの姿が目の前に広がった。ブルマの生地が彼女の太ももにぴったりとフィットしていて、グラビアで見るような華やかな姿とは違う、リアルで無防備な彩花がそこにいた。グラビアの彼女を何度も思い出していた僕にとって、この距離でこんな姿を見るなんて、頭がクラクラするほど刺激的だった。
「どう? 懐かしい感じでしょ?」と彩花が笑う。僕は「う、うん…懐かしいな」と、なんとか言葉を絞り出した。すると、彼女は「じゃあ、もっとちゃんと見せてあげる!」と、くるりと後ろを向いた。スカートを軽く持ち上げたまま、紺色のブルマが再び視界に入る。彼女の背中から腰にかけてのラインが、ブルマ越しに見えて、体育の授業で動き回った後の汗がほのかに生地に染みているのが分かった。
僕は思わずその姿をじっくりと見つめてしまった。紺色のブルマが彼女のヒップにぴったりと張り付き、太ももの柔らかな曲線が際立っている。グラビアの彩花とは違う、身近でリアルな彼女の姿に、青春の甘酸っぱさと、ちょっとした背徳感が混じり合って、胸が締め付けられるようだった。彼女の黒髪が首筋にかかり、背筋が軽く伸びた姿勢が、体育倉庫の薄暗い空間の中で妙に鮮やかに映る。
「ねえ、じっと見すぎだよ! 恥ずかしいんだけど!」彩花が振り返り、顔を真っ赤にして笑った。彼女はスカートを下ろし、「もう、変な目で見ないでよね!」と、軽く僕の肩を叩いてきた。僕は「ご、ごめん! つい…」と慌てて謝ったけど、彼女の明るい笑顔に救われた気がした。彩花は「じゃあ、片付け終わったら一緒に帰ろ!」と、いつもの元気な声で言って、倉庫を出て行った。彼女の後ろ姿を見ながら、さっきの光景が頭から離れず、青春のドキドキが胸いっぱいに広がっていた。
それからというもの、体育の授業がある日は、彩花が倉庫にやってくるのが恒例になった。彼女が「今日もブルマ履いたままなんだ!」と笑いながらスカートを軽く持ち上げるのがお決まりの流れ。最初は見るだけでドキドキしていたけど、回数を重ねるごとに、僕の心の中の好奇心が少しずつ膨らんでいった。
ある日、いつものように彩花が「じゃーん!」と元気よくスカートを持ち上げて紺色のブルマを見せてくれた時、僕は思い切って口を開いた。「な、なあ、彩花…もっとじっくり見せてくれない?」声が少し震えてしまって、自分でも恥ずかしくなったけど、彩花は「えー、じっくりって何? 変なこと考えてるでしょ!」と笑いながら、顔を赤くした。
「そ、そんなんじゃないよ! ただ…その、近くで見てみたいだけ」と慌てて弁解すると、彼女は「ふーん、しょうがないなあ。特別だよ!」と、明るく笑いながら一歩近づいてきた。彩花がすぐ目の前に立って、スカートを軽く持ち上げると、紺色のブルマが目の前に広がった。いつもより近い距離で、ブルマの生地が彼女の肌にぴったりと張り付いているのがよく分かる。体育の授業で動き回った後の汗がほのかに染みて、生地の質感がリアルに感じられた。
「どう? 近くで見ると恥ずかしいね」と彩花が笑う。彼女の明るい声に、緊張が少しほぐれたけど、心臓はバクバクしたままだった。グラビアの彩花を何度も思い出していた僕は、目の前の彼女があまりにも身近でリアルで、頭がクラクラしてきた。
数週間後、恒例の時間がまたやってきた。彩花が「今日もブルマだよ!」と笑いながらスカートを持ち上げ、後ろを向いて見せてくれた時、僕はさらに一歩踏み込んでみた。「なあ、彩花…その、ブルマ…触ってもいい?」自分でも大胆すぎると思ったけど、好奇心が抑えきれなかった。
彩花は一瞬目を丸くして、「えー! 何それ、変態っぽい!」と笑いながら顔を真っ赤にしたけど、「まあ…ちょっとだけならいいよ。変なことしないって約束してね!」と、いたずらっぽく笑った。彼女の明るい態度に救われながら、僕は恐る恐る手を伸ばした。
彩花がスカートを軽く持ち上げた���ま、紺色のブルマが目の前に広がる。ブルマの生地は体育の授業で動き回った後の汗でほのかに湿っていて、太ももにぴったりと張り付いている。指先がブルマの裾に触れると、ポリエステル特有の滑らかな感触が伝わってきた。ゆっくりと指を動かすと、生地が彼女の肌に密着しているせいで、太ももの柔らかさがほのかに感じられる。ブルマの端っこには、体育の授業で擦れた小さな毛玉ができていて、リアルな使用感が妙にドキドキを誘った。汗の湿り気が生地に染みて、ほのかに温かい感触が指先に伝わり、グラビアの彩花とは違う、身近な彼女の存在に頭がクラクラしてきた。
「ねえ、くすぐったいよ! もういいよね?」と彩花が笑いながら言うけど、僕はもう少しだけ撫でていたくて、「う、うん、もうちょっとだけ…」と呟いてしまった。彼女の太ももの内側に近い部分を軽く撫でると、ブルマの生地が微かに伸びて、彼女の肌の柔らかさがよりはっきりと伝わってくる。心臓がバクバクして、ズボンの中で自分が勃起しているのが分かった。
数日後の体育の授業後の倉庫で、彩花がまた「じゃーん!」と元気よくスカートを持ち上げて紺色のブルマを見せてくれた時、僕はふと気づいてしまった。ブルマの裾から、ほんの少しだけピンクの生地がはみ出している。よく見ると、ブルマの右側の裾が少しずれて、ピンクのパンツのレースの縁がチラリと覗いている。レースの模様は小さな花柄で、ブルマの紺色とのコントラストが妙に鮮やかだった。体育の授業で動き回ったせいか、ブルマがずれてパンツがはみ出してしまったらしい。
「彩花、ちょっと待って! ブルマから…その、パンツがはみ出てるよ」と、思わず指摘してしまった。彩花は「えっ、うそ!?」と顔を真っ赤にして、慌ててスカートを下ろそうとしたけど、すぐに「どれどれ、見せて見せて!」と、逆に僕にからかうように笑った。
「ほら、ここ。ピンクのレースがチラッと見えてる」と、恥ずかしさを隠しながら指差すと、彩花は「うわー、ほんとだ! やっちゃった!」と、顔をくしゃっとさせて大笑いした。「体育の後、ブルマ履いたままだったから、ずれてたのかも。恥ずかしいなあ!」
彼女の明るい笑顔に、僕の緊張が少しほぐれたけど、心臓はバクバクしたままだった。グラビアの彩花を何度も思い出していた僕は、目の前の彼女があまりにも身近でリアルで、頭がクラクラしてきた。すると、彩花が「ねえ、ちょっと見てみてよ! どうなってるか教えて!」と、いたずらっぽく笑いながらスカートを再び持ち上げた。
彩花が少し前かがみになってブルマを見せると、ピンクのパンツのレースがさらに見える。ブルマの裾が太ももに食い込むようにずれて、パンツの縁がブルマの生地に押しつぶされて、微かにシワが寄っているのが分かった。パンツのレースは繊細な花柄で、ピンクの色が彼女の白い肌に映えて、妙に可愛らしかった。体育の授業後の汗がブルマとパンツの両方に染みて、ほのかに湿った生地がリアルで、グラビアの彩花とは違う、身近な彼女の姿に興奮が抑えきれなかった。
その時、彩花が僕のズボンのあたりを見て、「ねえ、ちょっと! 何それ、めっちゃ勃ってるじゃん!」と、顔を真っ赤にして大笑いした。「やばい、めっちゃ分かりやすいんだけど! 私のパンツ見てそんなになっちゃったの!?」と、からかうように笑う彼女に、僕は恥ずかしさで顔を覆ってしまった。
「う、うそ、ごめん! つい…彩花が可愛すぎて…」と、慌てて弁解すると、彩花は「もう、しょうがないなあ! でも、変なことしないって約束だよ!」と、ケラケラ笑った。彼女の明るい笑顔に、緊張が少しほぐれたけど、ズボンの中の熱は収まらなかった。
「せっかくだから…パンツも見たい?」と、彩花がいたずらっぽく笑いながら言った。「え、いいの?」と、声が上ずってしまった。彩花は「うん、いいよ! 別に変な意味じゃないし、友達として見せるだけだからね! でも、変な目で見ないでよ!」と、顔を赤くしながらもケラケラ笑った。彼女の無邪気な態度に、逆にこっちが緊張してしまって、心臓がさらにバクバクする。
彩花は体育倉庫の隅に移動すると、「じゃあ、特別だよ!」と元気よく言いながら、ブルマを少しだけずらした。ピンクのパンツがチラリと見えて、ブルマとはまた違う柔らかな生地が彼女の肌にぴったりとフィットしている。体育の授業後の汗がほのかに染みて、生地の質感がリアルに感じられた。グラビアで見るような華やかな姿とは違う、リアルで無防備な彩花がそこにいて、頭が真っ白になるほどドキドキした。
「どう? 恥ずかしいけど、悪くないでしょ?」と彩花が笑う。僕は「う、うん…可愛い」と、なんとか言葉を絞り出した。すると、彼女は「じゃあ、もっとちゃんと見せてあげる!」と、くるりと後ろを向いた。ブルマを少しずらしたまま、ピンクのパンツが再び視界に入る。彼女の背中から腰にかけてのラインが、パンツ越しに見えて、体育の授業で動き回った後の汗がほのかに生地に染みているのが分かった。
「ねえ、じっと見すぎだよ! 恥ずかしいんだけど!」彩花が振り返り、顔を真っ赤にして笑った。彼女はブルマを元に戻し、スカートを下ろして、「もう、変なこと考えないでよね!」と、軽く僕の肩を叩いてきた。僕は「ご、ごめん! つい…」と慌てて謝ったけど、彼女の明るい笑顔に救われた気がした。
数日後の体育の授業後の倉庫で、彩花が「ねえ、覚えてる?」と、急にいたずらっぽく笑いながら言った。「この前、私のパンツ見てめっちゃ勃ってたよね! めっちゃ分かりやすかったんだから!」と、顔をくしゃっとさせて大笑いした。彼女の言葉に、僕は一瞬で顔が真っ赤になった。「う、うそ、そんなこと言うなよ! 恥ずかしいだろ…」と、慌てて言い返すけど、彩花は「えー、でもほんとだったもん! ズボンめっちゃ膨らんでたんだから!」と、からかうように笑い続ける。
彼女の明るい笑顔と、からかうような言葉に、頭がクラクラしてきた。グラビアの彩花を何度も思い出してひとりでしていた時の感覚が蘇り、ズボンの中でまた熱くなってくるのを感じた。彩花の無防備な姿を見ていると、抑えきれなくなって、つい口に出してしまった。「な、なあ、彩花…その、オナニーしていい?」
彩花は一瞬目を丸くして、「えー! 何それ、急にどうしたの!?」と大笑いした。「私のこと見てそんな気分になっちゃったの? もう、しょうがないなあ!」と、顔を赤くしながらもケラケラ笑��。彼女の無邪気な態度に、逆にこっちが緊張してしまって、心臓がさらにバクバクする。
「でも、変なことしないって約束してね! 見るだけだから!」と、彩花が念を押しながら、マットの上で体育座りをした。彼女はスカートを軽く持ち上げ、ブルマとパンツを少しずらして、ピンクのパンツをチラリと見える状態にした。「これでいい? 恥ずかしいんだけど…」と、顔を赤くしながらも笑う。
僕は彼女の隣に座り、緊張しながらもズボンの前を緩めた。彩花の無防備な姿を見ながら、グラビアの彼女を何度も思い出してひとりでしていた時の感覚が蘇ってくる。紺色のブルマが彼女の太ももにぴったりと張り付き、ピンクのパンツのレースがチラリと見える。体育の授業後の汗がほのかに染みた生地の質感が、リアルで生々しい。彩花の明るい笑顔と、彼女の無防備な姿に興奮が抑えきれず、手が自然と動き始めた。
「ねえ、彩花…その、ブルマに…ぶっかけてもいい?」と、掠れた声で聞いてしまった。彩花は「えー! 何それ、ぶっかけるって!?」と、目を丸くして大笑いした。「うそ、めっちゃ変態っぽいんだけど! でも…まあ、いいよ。特別だからね! でも、ちゃんと洗うんだから!」と、顔を真っ赤にして笑いながら、ブルマを少しずらして太もものあたりを差し出してくれた。
彩花の許可をもらった瞬間、頭が真っ白になった。彼女のブルマの生地が目の前にあり、体育の授業後の汗が染みた部分がほのかに湿っている。ブルマの裾が太ももに食い込む様子や、生地が彼女の肌に密着している質感が、妙にリアルで興奮を誘う。彩花の明るい笑い声が耳に響き、彼女の無防備な姿を見ながら、どんどん高ぶっていくのを感じた。
「あ…やばい、出そう…」と呟いた瞬間、身体がビクッと震えて、射精してしまった。白い液体が彩花のブルマに飛び散り、紺色の生地にべっとりと付着する。ブルマの汗ばんだ部分に混ざって、ほのかに白く濁った跡が広がっていく。彩花は「うわー! ほんとにやった! めっちゃ出てるんだけど!」と、顔を真っ赤にして大笑いした。「何これ、恥ずかしいんだけど! ちゃんと洗ってよね!」と、からかうように笑う。
数日後の体育の授業後の倉庫で、彩花が「ねえ、さ」と、急にいたずらっぽく笑いながら言った。「この前、私のブルマにぶっかけたの、めっちゃ恥ずかしかったんだけど…なんか、変な感じで面白かったかも!」と、顔をくしゃっとさせて笑う。彼女の言葉に、僕は一瞬で顔が真っ赤になった。「う、うそ、そんなこと言うなよ! 恥ずかしいだろ…」と、慌てて言い返すけど、彩花は「えー、でもほんとだったもん! ブルマ洗うの大変だったんだから!」と、からかうように笑い続ける。
「ねえ、さ」と、彩花がさらに続ける。「この前、連れオナって言ってたよね? あれ、なんか面白そうだったから…今日、一緒にやってみる?」と、顔を赤くしながらもケラケラ笑った。彼女の言葉に、頭が一瞬フリーズした。「え、マジで? いいの?」と、声が上ずってしまった。
「うん、いいよ! 別に変な意味じゃないし、友達として一緒に楽しむだけだからね! でも、変なことしないって約束してよ!」と、彩花が念を押しながら、マットの上で体育座りをした。彼女はスカートを軽く持ち上げ、ブルマとパンツを少しずらして、ピンクのパンツをチラリと見える状態にした。「これでいい? 恥ずかしいんだけど…」と、顔を赤くしながらも笑う。
僕は彼女の隣に座り、緊張しながらもズボンの前を緩めた。彩花の無防備な姿を見ながら、グラビアの彼女を何度も思い出してひとりでしていた時の感覚が蘇ってくる。紺色のブルマが彼女の太ももにぴったりと張り付き、ピンクのパンツのレースがチラリと見える。体育の授業後の汗がほのかに染みた生地の質感が、リアルで生々しい。彩花の明るい笑顔と、彼女の無防備な姿に興奮が抑えきれず、手が自然と動き始めた。
彩花は「ねえ、私も…その、ちょっとだけしてみようかな」と、顔を真っ赤にして呟いた。彼女はブルマの上から軽く手を動かし始め、太ももをそっと撫でるようにしている。彼女の指先がブルマの生地をなぞるたびに、微かに生地が動いて、ピンクのパンツがチラチラと見える。彩花は「うわ、めっちゃ恥ずかしいんだけど…なんか、ドキドキするね」と、顔を赤くしながらもケラケラ笑った。
体育倉庫の薄暗い空間で、彩花の明るい笑い声と、彼女の無防備な姿を見ながら、僕たちは一緒にドキドキを共有した。彩花の指先がブルマの上を動くたびに、彼女の太ももが微かに震えて、体育の授業後の汗が染みた生地がほのかに湿っているのが分かる。グラビアの彩花を何度も思い出してひとりでしていた時の感覚が、目の前の彼女と重なり合い、頭がクラクラしてきた。
「ねえ、彩花…めっちゃドキドキする…」と、掠れた声で呟くと、彩花は「えー! 私もだよ! なんか変な感じ!」と、顔を赤くして笑った。彼女の明るい笑い声が、緊張を少しほぐしてくれたけど、僕の興奮は抑えきれなかった。彩花の無防備な姿と、彼女の笑顔が頭を支配して、ついに我慢できなくなった。
「あ…やばい、出そう…」と呟いた瞬間、身体がビクッと震えて、射精してしまった。白い液体が飛び散り、彩花のブルマにべっとりと付着する。紺色の生地に白く濁った跡が広がり、彩花は「うわー! またブルマにかけた! めっちゃ出てるんだけど!」と、顔を真っ赤にして叫んだ。その瞬間、彩花の身体がビクンと震え、彼女が小さく「んっ…」と声を漏らした。彼女の太ももが一瞬ピクピクと動き、ブルマの上からでも分かるくらい、股の部分に小さなシミが広がっていくのが見えた。体育の授業後の汗とは明らかに違う、ほのかに透けたシミが、彼女の興奮を物語っていた。
彩花は「うわ…何これ、めっちゃ恥ずかしい…」と、顔を真っ赤にして体育座りをしたまま動けなくなった。彼女は「立てない…恥ずかしすぎて…」と、顔を両手で覆いながら呟き、しばらくその場で固まってしまった。僕も射精後の脱力感と、彩花の反応に動揺して、しばらく言葉が出なかった。
「ねえ、彩花…ごめん、大丈夫?」と、ようやく声をかけると、彩花は「う、うん…大丈夫だけど…めっちゃ恥ずかしいんだから!」と、顔を赤くしたまま笑った。彼女���明るい笑顔に、緊張が解けて、青春の甘酸っぱさが胸いっぱいに広がった。
「じゃあ、片付け終わったら一緒に帰ろ! 早くズボン直してよ、恥ずかしいんだから!」と、彩花がようやく立ち上がり、いつもの元気な声で言って、倉庫を出て行った。彼女の後ろ姿を見ながら、さっきの時間が頭から離れず、体育の授業後の秘密の時間が、ますます特別なものになっていくのを感じていた。
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(二) 先だって両国の東京都復興記念館に行った。だいぶ前に一度訪れたことがある。このすぐ西は隅田川である。対岸には学校がある。かつては都立蔵前工業高校と言った。この学校の講師を数年間務めていたことがある。 学校の教官室越しに東京都復興記念館が見えていた。その校舎は建て替えられ名称も変わっていた。都立蔵前工科高等学校である。東京工業大学はここを発祥の地としている。 今回東京都復興記念館へ行ったが昔とまったく同じだった。記念館内部も薄暗く陰気であった。関東大震災では十数万人が亡くなっている。印象的だったのは館の片隅ある映像コーナーでは二人の子を連れた外国人が震災の実情を伝えるビデオを熱心に見ていたことだ。 記念館に隣接して旧安田庭園があった。ここで老婦人に出会った。85歳という彼女は国民学校低学年のとき新潟に疎開に行ったと。 「辛かったという思いはありませんね、田舎に旅行に行って友達と雑魚寝した想い出しかありませんね」 「新潟には柏崎刈羽原発がありますね。世界で最も大きい原発ですね、なんかあれを動かそうとしていますね、とても怖いと思いますね」 (三) 世界情勢は刻々と動いている。先だって行われたウクライナの「蜘蛛の巣作戦」は世界を震撼させた。密かにトラックので運ばれた荷から遠隔操作されたドローンがロシア各地の飛行場を襲い、機の大半に被害を与えた。思ってもみない奇襲である。 「怖いと思いました。夜闇に紛れてこっそりと日本海側から小舟を送りこみ、ほどよく近づいたところでドローンを発射させて原子炉を襲う、そんな可能性も出てきたと思うのです」 「怖いですねぇ」 「そう世界は怖いですね、今何が起きるか分かりませんから」 (震災の熱で溶けた釘。旧安田庭園)
Web東京荏原都市物語資料館:下北沢X物語(5197)―壊れかけた世界と「紅梅荘」― - livedoor Blog(ブログ)
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2024.10.13
映画『HAPPYEND』を見る。父の時代の学生運動のような雰囲気と、街の風景のクールな切り取り、存在感があり重厚な音楽の使い方から愛しいものとしてのテクノの使い方まで大変気に入り、今度会う人に渡そうと映画のパンフレットを2冊買う。その人と行った歌舞伎町時代のLIQUIDROOM、どんどん登らされた階段。小中学生の時に自分がした差別、あの分かっていなさ、別れた友人、まだ近くにいる人たち。
2024.10.14
銀座エルメスで内藤礼『生まれておいで 生きておいで』、ガラスの建築に細いテグスや色のついた毛糸が映える。日が落ちて小さなビーズが空間に溶けていくような時間に見るのも素敵だと思う。檜の「座」で鏡の前にいる小さな人を眺める。「世界に秘密を送り返す」を見つけるのは楽しい。黒目と同じだけの鏡、私の秘密と世界の秘密。今年の展示は上野・銀座ともに少し賑やかな雰囲気、外にいる小さい人たちや色とりどりの光の色を網膜に写してきたような展示。でも相変わらず目が慣れるまで何も見えてこない。銀座にはBillie Eilishもあったので嬉しくなる。
GINZA SIXのヤノベケンジ・スペースキャットと、ポーラアネックスでマティスを見てから歩行者天国で夜になっていく空を眺めた。小さい頃は銀座の初売りに家族で来ていたので、郷愁がある。地元に帰るよりも少しあたたかい気持ち、昔の銀座は磯部焼きのお餅を売っていたりしました。東京の楽しいところ。
2024.10.18
荷造り、指のネイル塗り。足は昨日塗り済み。年始の青森旅行時、2泊3日の持ち物リストを作成し、機内持ち込み可サイズのキャリーに入れ参照可能にしたところ、旅行のめんどくさい気持ちが軽減された。コンタクトや基礎化粧品・メイク用品のリスト、常備薬、安心できる着替えの量。持ち物が少ない人間にはなれそうにない。日常から多い。部屋に「読んでいない本」が多いと落ち着くような人間は持ち物少ない人になれない。
2024.10.19
早起きして羽田空港。8:30くらいに着いたらまだ眺めのいいカフェが開いておらず、とりあえず飛行機が見える屋上に行く。このあと雨が降るはずの曇り空からいきなり太陽が照り出して暑くなり、自販機でマカダミアのセブンティーンアイスを買い、食べる。突然の早朝外アイス。飛行機が整列し、飛び立つところをぼんやりと眺める。飛行機は綺麗。昨夜寝る前にKindleで『マイ・シスター、シリアルキラー』を買って「空港ではミステリー小説だろう」と浮かれて眠ったのに、100分de名著のサルトルを読み進める。実存主義を何も分かっていないことをこっそりとカバーしたい。すみませんでした。
10:15飛行機離陸。サンドイッチをぱくぱく食べたあとKindleを手に持ったまま眠ってしまい、11:55宇部空港着。
宇部空港、国内線のロビーは小さく、友人にすぐ会う。トンネルを抜ける時、窓が曇り、薄緑色の空間に虹色の天井のライトと車のライトがたくさん向かって来て流れる。動画を撮影しながら「綺麗くない?」と言うと「綺麗だけど本当は危ない」と言われる。かけるべきワイパーをしないで待っていてくれたんだと思う。
友人のソウルフードであるうどんの「どんどん」で天ぷら肉うどん、わかめのおにぎりを食べる。うどんは柔らかく、つゆが甘い。ネギが盛り放題。東京でパッと食べるうどんははなまる系になるので四国的であり、うどんのコシにもつゆにも違いがある。美味しい。
私は山口市のYCAMのことしか調べずに行ったので連れて行ってもらう。三宅唱監督の『ワイルドツアー』で見た場所だ。『ワイルドツアー』のポスターで見た正面玄関を見に芝生を横切ったが、芝生は雨でぐずぐずだった。でも全部楽しい。
広くて静かで素敵な図書館があり、心の底から羨ましい。小さな映画館もあり、途中入場できるか聞いたおじいちゃんが、「途中からだからタダにならない?」と言っていたがタダにはなっていなかった。一応言ってみた感が可愛らしい範囲。
YCAM内にあるのかと思っていたら違う倉庫にスペースのあった大友良英さんらの「without records」を見に行く。レコードの外された古いポータブルレコードプレーヤーのスピーカーから何がしかのノイズ音が鳴る。可愛い音のもの、大きく響く音のもの。木製や黄ばんだプラスチックの、もう存在しない電機メーカーの、それぞれのプレーヤーの回転を眺めて耳を澄ませてしばらくいると、たくさんのプレーヤーが大きな音で共鳴を始める。ずっと大きい音だと聞いていられないけれど、じっと待ってから大きな音が始まると嬉しくなる。プログラムの偶然でも、「盛り上がりだ」と思う。
山口県の道路はとても綺麗で(政治力)、道路の横は森がずっと続く。もとは農地だっただろう場所にも緑がどんどん増えている。私が映画で見るロードムービーはアメリカのものが多く、あちらで人の手が入っていない土地は平らな荒野で、日本の(少なくとも山口県の)土は放っておくとすぐに「森」になるのだ、ということを初めて実感する。本当の森の中にひらけた視界は無く、車でどんどん行けるような場所には絶対にならない。私がよく散歩をする所ですら、有料のグラウンドやイベント用の芝生でない場所には細い道を覆い隠す雑草がモコモコと飛び出して道がなくなってゆく。そして唐突に刈られて草の匂いだけを残す。私が「刈られたな」と思っているところも、誰かが何らかのスケジュールで刈ってくれているのだ。
山口県の日本海側の街では中原昌也と金子みすゞがそこかしこにドンとある。
災害から直っていないために路線が短くなっているローカルの���車(電車じゃない、電車じゃないのか!)に乗って夜ご飯へ。終電が18:04。霧雨、暴風。一瞬傘をさすも無意味。
焼き鳥に挟まっているネギはタマネギで、つきだしは「けんちょう」という煮物だった。美味しい。砂肝、普段全然好きじゃないのに美味しかった。少し街の端っこへ行くとたまに道に鹿がいるらしく、夜見ると突然道路に木が生えているのかと思ったら鹿の角、ということになり怖いらしい。『悪は存在しない』のことを思う。
2024.10.20
雨は止んでいてよかった。海と山。暴風。人が入れるように少しだけ整えられた森に入り、キノコを眺める。
元乃隅神社、123基の鳥居をくぐり階段を降りて海の近くへ。暴風でiPhoneを構えてもぶれて、波は岩場を越え海の水を浴びる。鳥居の上にある賽銭箱に小銭を投げたけれど届くわけもない。車に戻ると唇がしょっぱかった。
��と海を眺めてとても素敵なギャラリー&カフェに。古い建物の改装で残された立派な梁、屋根の上部から太陽光が取り込まれるようになっていて素晴らしい建築。葉っぱに乗せられたおにぎりと金木犀のゼリーを食べる。美味しい。
更に山と海を眺めて角島へ。長い長い橋を通って島。古い灯台、暴風の神社。曇天の荒れた海も美しいと思う、恐ろしい風や崖を体感としてしっかりと知らない。構えたカメラも風でぶれるし、油断すると足元もふらつく風、窓につく塩の結晶。
山と海を眺めて香月泰男美術館へ。友人が見て良い展示だったからもう一度来て見せてくれたのだ。
全然知らなかったけれど、本当に素晴らしい絵だった。油彩なのだけど、質感が岩絵具のようで、フレームの内側に茶色のあやふやな四角が残っているのがとても良い。
フレーミングする、バチッと切り取ってしまう乱暴さから離れて、両手の人差し指と親指で四角を作って取り出したようなまなざしになる。
山口県の日本海側の山と畑と空の景色、荒い波、夜の静けさや月と雲、霧の色を見てから美術館へ連れて来てもらえたから色と色の境目の奥行きを知る。柿はずっしりと重く、花は鮮やかだ。香月泰男やシベリア抑留から帰ってきた画家で、この前読んだ『夜と霧』の暗さと冷たさを思い返した。絵の具箱を枕にして日本へ帰る画家が抱えていた希望、そのあとの色彩。
夕飯は友人の知り合いのハンバーガー屋さんへ。衝撃のうまさ。高校生の時に初めて食べたバーガーキングの玉ねぎの旨さ以来の衝撃、20年ぶりだ。そんなことがあるのか。
2024.10.21
晴天。海は穏やかで、深い青、テート美術館展で見たあの大きな横長の絵みたい。初めて見た海の光。
海と山を眺めて秋吉台へ。洞窟は時間がかかるので丘を散策、最高。
風光明媚な場所にしっかりとした情熱が無かったけれど、「好きな場所だから」と連れていってもらえる美しい場所は、友人が何度も見るたびに「好きだなぁ」と思っただろう何かが分かり、それは私が毎日毎日夕陽を眺めて「まだ飽きない」と思っている気持ちととても近く、感激する。
今までの観光旅行で一番素敵だった。
道々で「このあと窓を見て」と教えてもらい、味わう。
ススキが風に揺れて、黄色い花がずっとある。山が光で色を変え、岩に質感がある。
山口市、常栄寺、坂本龍一さんのインスタレーション。お寺の庭園が見られる場所の天井にスピーカーが吊るされ、シンセサイザーの音を演奏しているのは色々な都市の木の生体信号だ。鳥の声や風の音と展示の音は区別されない。砂利を踏む音、遠くから聞こえる今日の予定。豊かなグラデーションの苔に赤い葉っぱが落ちる。
宇部空港はエヴァの激推しだった。庵野さん、私も劇場で見届けましたよ。
行きの飛行機は揺れたけれど、帰りは穏やかに到着、家までの交通路がギリギリだったため爆走、滑り込む。
東京の車の1時間と山口の1時間は違う。
何人かの山口出身の友人が通った空と道と海と山の色を知ることができてとても嬉しい。
「好きな場所」「好きな風景」ってどういうものなんだろう。
私が通う場所、好きな建築、好きな季節と夕陽。あの人が大切にしている場所に吹く風、日が落ちる時刻が少し違う、友人のいる場所。
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26歳ニワトリを抱えて なにがだけど
先日わたしは26歳になった。去年は日付を跨ぐ頃にシャワーを浴びて入念に耳の後ろを泡立てていると25歳を迎えた記憶があるが、一年というのはなんと早いものだ。今年は前期授業の最終日で鮮やかに寝坊し、タクシー出勤をした(寝坊したわたくし 野良タクシー )。前期が終わるということで、次に行くのは9月。当分大学には出向かないということで、普段会わないひとたちにも挨拶をしようと各部署各学科を巡り、歩き挨拶してまわったがほとんど結局誰とも会えず。唯一ちゃんと会って話せたのは成澤さん、農園の管理人である。「ひさしぶりだね〜」 と成澤さん。最近の近況報告から生活のなかの自家発電の話になり、わたしはセルフカットと最近のセルフお洗濯の話をした。成澤さんは家の畑および田んぼと山羊&ニワトリと、大学の畑を整備するNOW ON 二毛作をしているのだが、その話を聞き、あとは最近始めたカヤックについて教えてもらった。十分な装備で行わないカヤックは"命懸けのレジャー"だと言うことで、(レジャーが命懸けなの良すぎるだろ)と思いながらお話しした。せっかく農園まで上がったので、誕生日にニワトリを抱えるのはオツかもしれん。と思い農園のニワトリ(家畜ゆえに名前がない)を抱きかかえ、成澤さんに写真をとっていただいた。この日はニワトリの機嫌が悪く抱えてもすぐに羽をばたつかせ降りてしまうので成澤さんに、おとなしくなってもらう方法がありますかと聴くと「それはね、ラグビーボールみたいにして脇に抱えてやったらいいよ〜」 と言いながら、ニワトリをトライするかの如く脇で挟み込み、加えて顔を掴み、「暗くしてやるとね〜、すぐ寝るんだよ〜」 といういつものクレイジーさを見せてくれた。「成澤さん、今寝かせてくれなくてもいいですよ。」というと、そう〜?といいながら降ろし、わたしも同じように抱え、ほんとにおとなしくなって笑った。成澤さんは写真を撮るときシャッターを切りながら(いいね〜)とおっしゃっていた。農園から降りるときに実のつきたてのししとうたくさんと、ニワトリが一日に一個しか産まない卵をもらった。うれしい。
お昼すぎまでだった授業はその後に卒制の相談を2件ほど受け16時前に。そこから成澤さんと話し込んだので帰宅したのは19時であったが、夜になるとゆかりさんから家に行っていいですかとのこと。誕生日だからかなケーキかもなと思い、「でもフォーク足りないかも!」と電話口にて伝えると、『桐島部活辞めるってよ』 の名シーン 「ごめんね、なにがだけど」 頭の中でがリフレインする。だれもケーキなんて言ってないのにフォークがないかもと言うわたし……、 「なにがだけど、ね笑」と補足した。
21時半頃にカイくんとゆかりさんがうちにくる。夜ごはんのおすそ分けに豚キムチまで持ってきてくれ("まで"ってなにがだけどね……) 「タイヘイはあっちで待っててと一旦部屋を出される。ふたりが何かを準備している間にスピーカーにつながっている自分のiPhoneでスティービーワンダーの『Happy Birthday』を流した(いえ、さっぱり、なにがなんだけどね)。しばらくすると部屋に呼び戻され、わたしは健気に"何か"を取り分けるであろうお皿を両手に持って部屋に戻ると、なんとそこには小さなとらやの包みに入ったプレゼントとミニケーキが3ピースあり、ケーキには炎色反応のギミックがすこし特別なロウソクが刺さっていた(ほんとにありがとう)。ケーキを前にして雑談をし、いい加減にして、ありがとう〜とロウソクを吹き消し。拍手してもらった。プレゼントは何かまったく検討がつかなかったのでクイズ形式に。箱の中身はなんだろな的な要領でここにあるのはなんだろう。目を瞑って開封を行ったが、まったく検討がつかず答えには到底辿り着けなかった。プレゼントはキャンプ用のガスコンロであった(最高すぎ)。とてもうれしい気持ちに包まれ誕生日プチパーティーまで開いてもらい。大満足であったが、最後にもう一歩誕生日の権限を振りかざし、3人で写真を撮ろうと提案した。試し撮りでふたりの写真を撮って画角を調整してから、セルフタイマーで10連写の設定で撮ると、1枚ごとのインターバルが半秒ほどあったおかけで、1枚しっかり決め込むよりもとても力の抜けたいい表情のわたしたちが撮れた。これがなによりの誕生日プレゼントだわね……。メッセージやSNSで祝ってくれた人たちもありがとう。26歳も鋭意……。
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Yuuri's VA new song for Yuuri!
I haven't seen the official lyrics yet, but the preview is most likely something like this:
Kimi (you) - Toyonaga -> Yuuri
Anata (you) - Yuuri -> (most likely) Victor (although I saw somebody's analyzing that before Victor, it could be Vicchan or Yuuko maybe, etc.)
独り 暗い 落ち込むなよ Hitori kurai ochikomu na yo
([You're?] Alone in the dark (but?) Don't feel down [this word can have a different form at the end, but I'm hearing "na yo"... This whole line can be completely different, bc there is no much connection between the words 🤔])
山の頂 夢もまた夢さ Yama no itadaki, yume mo mata yume sa
(The top of a mountain, A dream is just a dream, though)
期待に押しつぶされ 今日も君は萎れてゆく Kitai ni oshitsubusare, kyo mo kimi wa shiorete yuku
(Crushed under [sb's] expectations [towards you], today as well you feel more and more disheartened)
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奇跡なんて起こるわけない Kiseki nante okoru wake nai
(It's impossible for a miracle to happen)
そんな出会い信じられない Sonna deai shinjirarenai
(I can't believe for such a meeting [of two people] to be possible)
後ろ向きなその背中に翼を生やす人がいる ushiromukina sono senaka ni tsubasa wo hayasu hito ga iru
(There is a person [or "there are people"] who make(s) wings grow on this back that is always facing backwards [it's like a play on words - it means both "to face backward" and "to have negative attitude towards something])
この氷上で君は自由になる Kono hyojo de kimi wa jiyu ni naru
(On this ice, you can be free)
誰も見たことのない 君にしか描けない夢を dare mo mita koto no nai kimi ni shika egakenai yume wo
(A dream that only you can give a shape to, one that no-one else has ever seen)
あなたがいれば、僕は鳥になれる Anata ga ireba, boku wa tori ni nareru
(If you are with me, I can become a bird)
もっと高く羽ばたかせて 信じてるから Motto takaku habatakasete shinjiteru kara
(Let me fly higher, I trust you)
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