#職業挿絵
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yeonji-illustration · 5 months ago
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Job illustration - A nurse/職業イラスト - 看護師。/직업 삽화 - 간호사
I redrawn the previous illustration to understand more easily.
この前の絵をもっと理解しやすいようにもう一度描いてみました。
저번 그림을 더 이해하기 쉽도록 수정해서 그려봤어요.
(children's book/fairy tale book/그림책/絵本)
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kennak · 10 months ago
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タイトルのとおりである。俺はどうすべきなのか。 一応、家族の紹介だけする。父母は直接は出てこない。 自分…約3年前まで実家暮らし。今は別の場所で一人暮らし。  兄…ずっと実家暮らし。フリーターと思われる。 父母…兄と3人暮らし。どっちも高齢だけど仕事してる。普通に尊敬してる。 【以下本文】 俺さ、子どもの頃にポケモンカードしてたんだよ。 増田利用者の男性だったら、30代前半くらいまでだろうか。子ども時代に初代ポケモンカードをプレイしていたのは。俺も小学生の頃は土間張りしていた。多い日だと、1日のうち8時間くらいはカードショップでプレイしてた。カード好きの同年代とか、中高生とか、面倒見のいい社会人とかいて、いっつもワイワイガヤガヤやってたっけ。 夜8時までお店にいて、母親に無理やり連れ戻されたこともあった。正直ガチ勢だった。お年玉も全部ポケモンカードに使ったし、かっこいいカードはプレイ用とは別に保存用にしておいたし、最初期のパックに至っては、記念に未開封のものを何袋か取り置いた。 最終的には何枚あったのだろう。今では確かめようもないが、顧問カードを含めると五千枚はいってると思われる。 しかし……中学に上がってしばらくすると、ポケカをやらなくなった。 同い年の男子連中は、すでに違う趣味に走っていた(性的な意味ではない)。コロコロコミックなど、みんなもはや読んでなかった。 ジャンプとかマガジン、その他青年向け雑誌に移っていた。漫画そのものを卒業する層も当然出てくる。 当時の俺は、「もう大人が近いんだし……」と感慨にふけりながら、小学生の頃から使っているリュックサックにポケモンカードのボックス一式を入れて、押し入れに仕舞ったのだ。14才の頃である。 時は変わって、そろそろアラサーを終えようとしている。 おかしいと思ったのが今年の4月末頃だ。メルカリを見ると、『かえんリザードン 旧裏 極美品 引退品です』みたいな見出しで、カードが売られていた。 「懐かしいな~」と思って商品画像を眺めると……写真に映っているカードボックスが、俺が小学生の頃に使ってたやつだった。心なしか、スリーブの色も……。 気のせいかと思った。でも、カードの販売額(※12万くらい)が額だけに、気になってその出品者の他出品を見てい��た。 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああ 頭の中がマジでこうなった。 GWまで待てなかった。急いで100km以上は離れた実家に帰り、元俺の部屋の押し入れを開けると、14才の頃に仕舞ったリュックサックが��えていた。 兄の部屋をノックすると、「うるさい帰れ、あとにしろ」という声が聞こえた。何度もノックを繰り返すと、無視するようになった。 怒る気持ちを抑えて、晩近くまで台所で兄を待ったよ。夜になって、ようやく夕食に出てきた。 父母がいないことを確認して、いろいろ問い詰めていった。 ・もうわかってるんだが、なんでカードを売ったの? ・犯罪だよ。自分がなにしたかわかってるのか ・カード説明には「家族の遺品」とあったが、俺はまだ死んでない とにかくひどい返答だった。兄は、悪びれもせずに「普通に売った。いらないかと思って。カードが可哀想で」という言い方だった。 最後には、キレながら「うるせえんじゃ。消えろボーーーーケッ!!」と吐き捨ててきた。 こいつ、今はフリーターだけど、これでも元は正規職の区役所職員である。合格した当時は「経歴はかなり盛ったけど、まあなんとかなるっしょ~」とかほざいていた。一体何をどう盛ったのか聞くと、かなりとんでもない盛り方だった。父に物凄く怒られていた。 いったい何が起きたのかはわからんが、数年前に退職してからはこの調子である。近所のラーメン屋でアルバイトをしているようだ。 メルカリだけど、もし兄が販売履歴を消してないと仮定すると、カードの販売総額は50万円ほどになる。 なんかさ、ポケカが高騰してるってニュースは聞いたけど、これほどとは思ってなかった。いろいろ調べていくうちに、その50万円というのもヘタクソな売り方だとわかった。 ほぼ傷のない状態でのカードショップの買い取り額が「10万円」とあるものを、メルカリでは2~3万円で売っていた。いや、早くカタを付けたかったのかもしれないが、もうちょっと考えて売れば……と被害者である自分ですら思った。 いや、実際どうすればいいんだよ。兄に弁償を求めようにも、俺には客観的な価額とかわからないし、請求した時点で兄が持ち金を隠すのはわかってる。昔からそういう人間だ。金自体を持ってない可能性だってある。 父や母はまだ余裕で健康だけど、正直相談していいかもわからない。保護者ということで今回の弁済を求めたいくらいだ。 いや、そんなことしないよ。そんな、父母を心配させることはしたくない。あくまで個人的な心情としてだ……。 父にも母にも尊敬の気持ちがある。できればそんなことはしたくない。けど、起��ったことは正直に伝えるべきだとも思ってる。 増田で書いてると気持ちが落ち着いてきた。やっぱり書くっていいことだよな。 俺の心は、あれから三か月経った今でも沈んでる。あれからすぐ、兄からリュックサックを奪い返したけども、(デッキで一軍入りするレベルのやつで)残ったカードはほとんどなかった。アルバムコレクションもそうだ。残っていたのはプラスチックの箱に仕舞ってたコモン���ードばかりだったよ。 いや、思い出残ってるからいいけどさ。 残ったレアカードは1~2枚だけだった。最初期のリザードンのやつと、まだ幼かった頃、父母と兄と一緒に映画館に行って手に入れた――あの頃は家族みんな仲良くて平和で楽しかったな――古代美優のポケモンカードである。映画パンフレットに挿入されていた。 これらについて、絵柄は素朴なんだけど、シンプルで味があっていい。見た目は相当にキレイである。売ろうなんて思わない。こいつらだけは一緒に墓場まで持って行ってやる。 あー、マジでどうしたらいいんだ。 頼むから、増田の人で、これに類する経験がある人がいたらアドバイスがほしい。 以前も、他愛ないことを相談して回答をもらったことがある。 今回も、どなたかからアドバイスをいただけたら嬉しいのだが。
家族に無許可でポケモンカード売られた
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yutakayagai · 1 year ago
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月日は流れ、秋になった。県芸術祭に出展した大畠の作品が「佳作」となり、新聞の地方欄にも掲載された。
この話を一番喜んだのは仁志だった。モデルを務めたこともあるが、やはり大畠の精神的な支えにもなったことが彼の創作意欲にひと役買ったのが、この上ない喜びだった。
その作品を大樹や佐伯も観に行った。スーラの様に「点」で、淡い色調で物憂げにうつむく短髪の青年が描かれたその下には、「Sa jeunesse」とあった。
「『青春』か…」
大学時代に第二外国語で仏語を履修していた佐伯は、この単語に大畠の仁志に対する愛情の様なものを感じた。一方、英語しか知らない大樹は、
「英語じゃないよね?」
と聞いた。
「『青春』って意味だよ、仏語で」
「『青春』か…」
自分の幼なじみが、まさかこの様なかたちで描かれるとはと、大樹は仁志を羨ましく思った。大畠の眼には、恐らく仁志がこんな風に見えるのだろう。
その後、休日に今度は勇人が光代を連れて訪れた。光代は、彼女が知ってい���仁志と雰囲気が違っていることに、
「仁志に似てるけど、何か違うわね」
と言葉をもらした。この言葉に、
「大畠先生と言う、仁志にとってかけがえのない男(ひと)と出会ったからだろうね」
と言った。すると、光代はもしかしたら仁志も同性に目覚めたのかと、
「それって、つまりあの子も…」
と尋ねた。この言葉に勇人は、
「まァ、オレと川嶋みたいな感じだな」
と苦笑した。
「嗚呼、そんなところまで似なくてもイイのに…」
と、光代は溜め息をついた。
私立S高校では、この作品について大畠に対して仁志とはどの様な関係か問い詰める生徒や教師もいたが、そのことについて宇佐見が、
「かの有名なピカソだって、複数の女性と関係を持つ毎に作風も変わったンだ! 愛は芸術を生むんだ! 大畠先生と武田君の間に何かあっても、こんな素晴らしい作品が生まれたンだ! どうでもイイじゃないか!」
と強気に出ると、おのずと消滅していった。もし関係を知られたらと怖気づいていた大畠は、
「宇佐見先生。噂も消えてホッとはしてますが、そんな『愛』なんて…」
と話したが、
「だって、セックスしてたンでしょ!? 幸福(しあわせ)なンでしょ!? だったらイイじゃん! オレなんて『セフレ』もいなくて淋しいのに!」
と、タコの様に唇を尖らせた。
「こ、声がデカい!」
と、大畠は宇佐見のあまりに率直すぎる発言に冷や汗をかいた。
すっかり校内の「有名人」となってしまった仁志は、休みの日にモデルをしに大畠の家に来た際、こう言った。
「僕、これ以上モデルを務めると先生に迷惑をかけると思う」
内心は、大畠に対する思いは変わらず、できればずっと続けたいと願っていた。仁志は彼を愛していた。その言葉に対し、
「気にすることないよ。オレは仁志をもっと描きたい」
と大畠は言った。
絵筆を置けば、二人はベッドの上で愛し合った。仁志は身体の諸部位を愛撫サれると喘ぎ、両腕で大畠を求めた。肉体同士が重なれば乳房は隆起し、肉棒はますます反り返った。羞恥心を垣間見せるも大胆に開脚すると、大畠はその間に入り込んだ。
「…仁志、君はなんて卑猥なンだ」
孤島に押し寄せる波の様に、大畠は仁志の下半身の穴に肉棒を挿入(い)れ、抱き寄せた。
「あッ、ああん!」
この様な情事を二人は続けた。
そ��後も、大畠の作品はあちこちの公募展に出展し、入賞した。気付くと、季節は春になっていた。梅の花が咲き乱れる二月中旬、彼は母校であるT大学芸術学群の大学院で学ぶ為、三月いっぱいで私立S高校を退職することになった。そのことを聞いた仁志は、
「…先生、嫌だ! 辞めないで! 遠くに行かないで!」
と泣きじゃくった。大畠も涙を流しながら、
「…申し訳ない。でも、夢を追いたいンだ」
と頭を垂れた。人気ない美術室で大畠は仁志を堅く抱擁し、接吻した。込み上げてくる思いを抑えきれなかった。彼は、
「…愛してる。仁志なしでは生きられない」
と告白した。
すると、突然ドアが開く音がした。途端に二人は平然を装ったが、現れたのは宇佐見だった。彼はいつもの調子で、
「大畠先生も武田君も、君たちの愛ってそんな軟なもンなの!? 別に外国へ行っちゃうンじゃないンだし…。いつだって会えるじゃん!」
と苦笑した。
「う、宇佐見先生! 声がデカい…」
と、大畠はドアの方を気にしながら注意した。宇佐見は仁志にハンカチを渡しながら、
「武田君、愛してるンでしょ? だったら遠距離恋愛すりゃイイじゃん。つくばなら、土浦まで常磐線で行けば路線バスでちょっとだよ。泣くほどじゃないよ!」
と両肩を叩いた。
「宇佐見先生…」
「先生は、二人の愛を応援するよ!」
仁志は、これまで宇佐見を煩わしく思っていたが、実は表裏がなく気持ちが良い先生なのだなと見直した。一方、大畠は赤面していた。あまりに仁志のことが頭から離れず、自分の近くにいて当然だと思っていたのだ。よく考えてみれば、確かに茨城県内なのだし、土日祝日は茨城町に帰ればイイではないか。そんな彼を目前に、宇佐見は仁志に話した。
「武田君。『恋は盲目』の状態になるほど、大畠先生は君を愛しているンだよ」
「『Love is blind』か…。そうかもしれない」
宇佐見が話した言葉を、大畠は認めざるを得なかった。
同じ頃、嶋田は池野辺に案内されるまま、茨城町に近いカトリック教会の納骨堂へ行った。晩秋だったが、この日は小春日和で、墓参りをするには丁度良かった。
池野辺はすでに免許を返還していたので、運転は嶋田が行った。当時はニュータウンは整備されておらず、未だ雑木林のまま放置されているところが多かった。途中、とうもろこし畑と思われる耕地があちこちあり、随分寂しい場所に納骨堂があるなと嶋田は思った。
カトリック教会の納骨堂に着くと、池野辺は「墓誌」の様な御影石に指をさした。そこには、洗礼名に加えて「谷田部大輔」と刻まれてあった。彼は言った。
「大輔、嶋田君がお参りに来てくれたよ」
名前で呼んでいるのを聞き、池野辺が谷田部と切っても切れない絆に結ばれている関係になっていたと、嶋田は思った。花束を捧げ、彼は両手を合わせて黙想した。心の中で、
『谷田部先生、まさかオレが悪態をついた後、惨めな思いをされていたとは。もっと早くあなたに会って和解したかった。でも、池野辺先生があなたを愛してくれて安心しました。今、この場をもってあなたに謝罪します。申し訳ありませんでした』
と、嶋田は言葉をかけた。
背後で見ていた池野辺は、うっすらと涙を浮かべていた。彼は、元気だった谷田部との日々を思い巡らしている様だった。その場に座り込み、彼は語りかけた。
「…大輔。お前の過ちは罪であったが、その報いを再三受けてきた。でも、嶋田君もお前と同じ教師となり、今、幸福(しあわせ)に生きている。彼も赦しているし、安らかに眠ってくれ…」
隣で黙想をする池野辺が、嶋田には淋しく思えた。昔は日活スターの様に凛々しく、校内でも人気があった教師だった。しかし、齢のせいもあるかと思うが、随分小さくなった気がした。まァ、オレもそうかと思い返した。
その後、寄り道をせずに嶋田は池野辺を家まで送って行った。玄関に着くと、妻の梓が迎えてくれていた。彼女は、
「お忙しいのに、どうもすみません」
と笑顔で会釈した。
恐らく、池野辺とはもう会わないだろうと、嶋田は予感していた。梓の方は年相応に齢を重ねている様に見えたが、彼の方は老け込んで見えたからだ。谷田部と直接ではないが和解したから、これで役目を果たした感があった。
数日後、その池野辺が亡くなった。新聞の「おくやみ」欄で知り、嶋田は電話で梓に確認した。すると、
「本当、急にあの世へ逝ってしまって…。これまで大病もなく元気でしたので、枯れる様に…」
と彼女は話した。
受話器を置くと、嶋田はその場に泣き崩れた。両肩を抱えながら嗚咽を上げた。嗚呼、オレの予感は的中したと、彼は思った。池野辺と過ごした日々が流れる様に思い出される。この夜は独りプライベートバーで、再会した時に飲んだシングルモルトを片手にボトルを空けた。
告別式に嶋田はカトリック教会を訪れた。何十年ぶりかに着た礼服に袖を通し、讃美歌が聞こえてくる中、彼は頭を垂れていた。予め、妻・梓からは基督教での葬儀は仏教と違い、神の懐に還る祝福であり喜ぶべきものであると聞いていたが、内心はそう簡単にいかないと思っていた。別離は別離に変わりはない。教壇に立つ時以外は、ふと涙が出てしまっていた。
それは大樹が目前にいても同様だった。嶋田の方から声をかけ、家に招いて共に食事をした後、ベッドの上で大樹を求めた。唇を重ね、身体の諸部位に接吻しながら、時折堅く抱きしめ、
「…大樹。淋しい」
と込み上げてくる感情を露にした。大樹はそんな嶋田に応えるべく求め、慰めようと努めた。
情事の後、大樹は嶋田に尋ねた。
「池野辺って先生、そんな好きだったの?」
「あぁ、オレの恩人だった」
「でも、谷田部って先生と一緒になったンでしょ?」
「あぁ」
「…何だか複雑だなァ。好きだったのに一緒になれなかったなんて」
恐らく、自由にあちこちの男(ひと)と関係が持てる大樹には、オレに対する池野辺の思いなんて解らないだろう。嶋田は、淋しさを拭い切れないことに苛立っていた。しかし、何度思ってもそれはもはや叶わぬものだった。池野辺はすでにあの世へ逝ってしまったのだから…。
棺桶の中に横たわる池野辺の亡骸は、これまでになく穏やかな表情をしていた。カサブランカの花弁が顔の周りに覆われ、嶋田は枯れた筈の涙を流した。彼は卒業間近に告白をした時、眼鏡を外して微笑んだ、あの笑顔を思い出した。これで谷田部のいる天国(パラダイス)へ行けるのだと、心の中で己に言い聞かせた。
妻の梓によれば、池野辺が洗礼を受けると話したのは谷田部が亡くなった数日後らしかった。彼は、初めて自分がバイであったことを告白した。彼女は特に驚かなかったと言う。逆に、
「最初から、谷田部さんを愛してたことなんて判ってましたよ。あんな熱心に職を探してあげたり、住む場所も見つけてくれたり…。なんで話してくれないのかなって、かえって思ってましたよ」
と笑ったと、話していた。意外と理解があったのだなと、嶋田は思った。
告別式が終わると、火葬する為に斎場へ向かう梓は会釈をし、
「これまで主人によくしてくださり、本当にありがとうございました」
と言った。嶋田は、
「いいえ、奥様もお身体に気を付けて」
と言葉を返した。
礼拝堂の中央にあるマリア、ヨセフ、イエスの聖家族を描いたステンドグラスが、石畳に淡い色彩で照らされていた。
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catonoire · 6 days ago
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「黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化」展
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印刷博物館で「黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化」展を見る。活版印刷術を確立した人物として広く名を知られているグーテンベルクの功績に、ドイツの出版印刷文化を通して迫る企画である。展示されている印刷物のキャプションには印刷を手がけた人の名や印刷された場所の名が記されており、この企画からすれば確かに入れてしかるべき情報ではあるのだが、これまで見たことのないタイプのクレジットなので、新鮮にも感じられた。なお、全面的に撮影不可だったため、印刷博物館のYouTubeアカウントで公開されているショート動画へのリンクを随時挿入する(動画には音楽が入っているので再生の際は音に注意)。
グーテンベルクは、もともとはいわゆる免罪符などの小規模な印刷物を刷っていたとのこと。ページ数の多い本格的な書物の印刷は聖書が初めてで、それはのちに42行聖書またはグーテンベルク聖書と呼ばれることとなる。その旧約と新約の零葉や復元活字が展示されていた。また、グーテンベルクが使っていた印刷機を想定して復元したものもあった。印刷の際に圧をかける機構はブドウ絞りにヒントを得たのだとか。
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聖書の完成が近づいたころ、グーテンベルクは負債を返していなかっため融資者フストに印刷機を取り上げられてしまう。その後フストは、グーテンベルクの工房で働いていた職人とともに印刷業を営むようになる。また、グーテンベルクが拠点としていた都市マインツで動乱が起こったため印刷工房の人々が各地にちりぢりになり、それも印刷術の伝播につながる。このようにして各地に活版印刷が伝わり、ドイツのみならずイタリア、フランス、スペイン、オランダ等々あちこちに印刷工房ができる。イタリアには早い時期に印刷術が伝わり、本家ドイツをしのぐ数の工房ができたようである。特にヴェネツィアはヨーロッパ最大の印刷センターに発展したとのこと。展示されていた書物の例としては、キケロの著作『弁論家について』やプリニウス『博物誌』が挙げられる。いずれもヴェネツィアで印刷されたもので、『博物誌』のほうは現代人にも馴染みのあるローマン体を書体として採用しており、ここまでの展示品でほとんど読めない黒っぽい字(後述)ばかり見てきた目には感動的に読みやすい(ラテン語を解さなくともローマン・アルファベットとして文字は識別できる)。ルネサンス期イタリアが眩しく見える。
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ドイツからちょっと脱線してしまったが、ドイツで印刷された興味深い書物もある。たとえば『往生術』と題された本は、黒死病が流行したことにより、正しい態度で死ぬ方法が記された手引書とのこと。『阿呆船』という風刺文学の本にはデューラーが挿絵を描いていた。どちらもケルンで印刷された本である。
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ルターの発行した小冊子や書物なども各種展示されており、ルターの宗教改���は印刷術無しには成し得なかったであろうと思わされる。ルターのドイツ語著作全集などというものもあり、全12巻の立派な鈍器本セットだった。
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さて、『博物誌』のところで、書体がローマン体で感動的に読みやすいと書いた。展示されている印刷物の多くは、ブラックレターと呼ばれる種類の書体を使っている。
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展示では、このブラックレターがドイツの国家的アイデンティティと結びつく様相も取り扱われており、書体が政治性を帯びることがよく伝わる内容だった。グーテンベルク聖書に使われたのもブラックレターの一種で、そののちもドイツではブラックレターのバリエーションが生まれ、使われた。さまざまなブラックレターの書体をデザインしたルドルフ・コッホの仕事も紹介されている。しかしドイツといえどもブラックレター一辺倒ではなく、たとえばラテン語書籍や科学書のような国際的知識に属するものにはローマン体が使われたとのこと。ドイツの子どもたちは両方の文字を習わねばならず勉強が大変だったらしい。ブラックレターとローマン体、どちらを使うべきかの議論もしばしばなされつつ、20世紀前半ごろまでブラックレターがドイツの標準文字となっていたが、ナチスドイツにより標準がローマン体に変更された。他国で権力を行使するにはローマン体のほうが都合が良かっ���ためだそうで、身も蓋もないが、極めて合理的ではある……。
以上、展示のごく一部を紹介したに過ぎないが、グーテンベルクの事績の影響がとんでもなく広範囲であることに改めて驚かざるを得ない。グーテンベルク本人も死後500年以上経ってこのような展示がなされていることを知ったらちょっと驚くかもしれないし、興味津々かもしれない。
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kozuemori · 4 months ago
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花粉がたくさん飛んでいますね。目も鼻も耳も喉も辛いこの時期、どうぞご自愛ください。今日は国際女性デー、ミモザの日です。国連で1975年に3月8日が『国際女性デー』に制定されて今年で50周年を迎えます。国内でも色々なイベントが開催されるようです。
先日、北の丸公園で満開の河津桜や銀色の綿毛に包まれた蕾をつけた木蓮を楽しんだ後、公園の一画にある東京国立近代美術館で開催中の『ヒルマ・アフ・クリント展』に行って参りました。抽象絵画の先駆者として近年注目を集めているスウェーデンの画家ヒルマ・アフ・クリントのアジア初となる大回顧展です。3年前にドキュメンタリー映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』を観て以来、いつか現物の絵と対面したいと思っていた夢が割とすぐに叶って嬉しいです。(映画の感想はこちらで書いています)
スウェーデンの裕福な家庭に育ったアフ・クリントは、17歳頃から当時人々の関心を集めてい��スピリチュアリズムに興味を持ち、瞑想をしたり交霊会に参加し始めます。また、彼女が18歳の時に10歳の妹を流行病で亡くしたことでさらに霊界通信に興味を持ち、秘教的思想を深めていったと言われています。25歳でスウェーデン王立芸術アカデミーを卒業した後、彼女は当時まだ珍しかった女性職業画家のパイオニアとして活躍し、肖像画や風景画から児童書や医学書の解剖図にいたるまで多岐にわたってその才能を活かしました。
1896年、他の4人の女性たちと一緒に「5人(De Fem)」という名のグループを結成し、定期的に交霊会を行うようになります。交霊中にトランス状態となって霊界からメッセージやインスピレーションを受け取り、それを自動書記や自動描画に残しています(上の最後の写真)。
展覧会の中で圧巻だったのは、アフ・クリントが高次の存在から啓示を受け、わずか2ヶ月間で完成させた高さ約3メートルのシリーズ『The Ten Largest』です。彼女の代表作とも言われるこの10点のテンペラ画は、人の一生を幼年期、青年期、成人期、老年期に分けて表現しています。当時彼女が傾倒していたルドルフ・シュタイナーが提唱した『7年周期の人生観』が持つ視点との共通点があるように思え、興味深かったです。作品の周りを囲むようにしてベンチが作られているので、ゆっくりと座って鑑賞できるのが嬉しいです。
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幼年期と題された上の2枚の作品は青を基調とした地色にリズミカルな曲線、女性を表す百合と男性を表す薔薇、女性を表す青と男性を表す黄のそれぞれの正円が並んでいます。アフ・クリントが影響を受けていたと思われるアニー・べサントの『思いは生きている』によると、青は高尚な霊性や献身を象徴する色です。花が成長していく様子を思わせる楽しさと喜び、動きに溢れた力強いイメージが大胆に描かれ、幼少期にとって大切なのは心身を育み、溢れるほどの愛を受け取ることだと語りかけているようです。
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続く2点の青年期には一変して明るいオレンジ色が使われています。前述のべサントによるとこの色は怒り、高慢、野心のシンボルなので、思春期や反抗期を迎えるこの時期にピッタリなのかもしれません。青と黄の円は形を変えながら分化し、螺旋やカタツムリ、「ave maria」という聖母への祈りの言葉も現れます。自我が目覚め、抽象的、概念的な思考が生まれ、困難や苦難を体験し、自分と他者、理想と現実との違いを学び、ゆっくりと着実に成長しながら高次の存在に気づき始めているイメージです。
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成人期の4枚にはラベンダー色の地色が敷かれています。紫色は前述の『思いは生きている』では愛情と献身の合一を表し、高い理想を掲げると同時にそれを実現する能力をも表していると書かれています。文字に加えて記号、図式のような要素が現れ、より複雑な構成です。数多くの青と黄の円はバラエティに富んだ形になって散らばっています。成長の過程で形成されてきた経験や知識、感情などの基盤をもとに、自分の判断で行動しながら経験を積み重ね、個性や創造性、社会性を身につけていく過程が描かれているようです。
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老年期の2点は淡いベージュピンクの地に左右対称性を持つ幾何学的な構成となり、青と黄が初めて9分割された四角形で表現されています。べサントはピンク色を絶対的な非利己的愛情のシンボルとしています。空白のような部分が多いのは目に見えないものへの接近によって直感が冴え、高次な知恵を得ることを表しているように見えます。青と黄が花のように描かれている部分は、花のモチーフが印象的な幼年期への復活という、アフ・クリントが興味を示していた輪廻思想を表しているのかもしれません。
その他にも初期のデッサンや油絵、絵本の挿絵、大好きな白鳥シリーズや薔薇シリーズ、迫力満点の祭壇画、シュタイナーから影響を受けたと思われるにじみ絵、霊界から受け取った自動描画や自動書記によるメッセージが描かれた交霊会の記録などがあり、盛りだくさんの内容です。職業画家として描いていた初期の作品にはアフ・クリント自身のサインがあり、後期の抽象画にはないことに気づきました。それはきっと、それらは高次の存在からのインスピレーションによってもたらされたものであり、自分は霊界の道具であるに過ぎないと、この霊媒画家が自覚していたからかもしれません。
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ドロップイン・ナイト 
3月13日(木)19:00〜20:00 会員限定・参加費2,500円
5月29日(木)19:00〜20:00 会員限定・参加費2,500円
7月24日(木)19:00〜20:00 会員限定・参加費2,500円
内容:指導霊(スピリット・ガイド)のサイキックアート
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。
過去の開催の様子はこちらからご覧ください。
・・・・・
サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
3月16日(日)12:30〜14:00 担当ミディアム:亜笠・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
ご参加は、どちらも以下のリンクよりどうぞ。
5月25日(日)12:30〜14:00 担当ミディアム:森
6月15日(日)12:30〜14:00 担当ミディアム:森
7月13日(日)12:30〜14:00 担当ミディアム:森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
5月〜7月へのご参加は全て以下のリンクよりどうぞ。
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エビデンシャル・ミディアムシップ  〜指導霊と繋がる〜  
4月6日(日)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
4月7日(月)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
料金:1回 8,000円(アイイス会員・税込)・10,000円(非会員・税込) 両日共に同じ内容です
中級〜上級向けですが、どなたでもご参加いただけます
最少催行人数:3名
この6時間ワークショップは『イマジネーション・サイキック・ミディアミスティック』の3種類のエネルギーの違いについて学びながら、自分だけのミディアムシップを完成させていく『自分自身を信頼する旅』です。 微細なエネルギーに触れ、理解し、それと繋がることは、自分自身を知ることでもあります。 
自分の霊性を信頼し、霊界を信頼し、いつもあなたの傍で見守っている指導霊との繋がりを信頼することです。 霊性開花の学びを始めるきっかけや動機は皆、違います。他の人と比べたり、真似をする必要はありません。 あなたにはあなただけのために用意されたドアがあります。そして、そのドアの鍵はあなたしか持っていません。 
スピリット・コミュニケーションを行うためには、心配や不安、恐れから自分を解放して自分自身の本当の姿に出会う必要があります。 
そして、あなたの人生の中にある物質的な側面を捨て去り、 あなたの精神的な側面を明らかにする必要があります。 
すべての真実、すべての知識、すべての愛、すべての癒しの根源を、まず自分自身の中に見つけましょう。 人生経験を通した霊的な成長が、ミディアムシップの質と比例する中核的な要素です。 あなたが自分自身を信頼すれば、全てが花開いてゆきます。 それ��は、あなたが霊界と一体となって生きることが大切です。 
春は、種まきの季節です。あなたという唯一無二の光の種を撒きましょう。でも、その前に土を耕し、水を引かなければなりません。種を少し発芽させてからまいたほうがいいかもしれません。 急ぐ必要はありませんが、順番を間違えないようにしながら確実にあなたという光を育ててゆきましょう。 
アイイスでの講師歴10年、ミディアム歴9年、イギリスのアーサー・フィンドレイ・カレッジにて数回に渡って講師・プロの為のミディアムシップ、サイキックアート、トランス、シャーマニズム等のワークショップに参加し、海外のミディアムとも交流を持つ講師によるレクチャーと実習を通じて『自分自身を信頼する旅』に出てみませんか。 
主なレクチャー内容 
 ・自分自身を信頼する旅の準備  ・霊的成長の段階  ・さまざまな個性を持つミディアム   ・3つのエネルギー:イマジネーション・サイキック・ミディアミスティック   ・エビデンシャルなミディアムシップとは  ・指導霊との信頼関係を結ぶ 
主な実習 
 ・シッティング・イン・ザ・パワー   ・直感により深く繋がるための各実習   ・指導霊により深く繋がるための各実習    ・サイキック、ミディアムシップ、トランス各実習   ・エビデンシャルミディアムシップに挑戦 
このワークショップは以下のような方に向いています 
 ・直��に繋がりたい  ・イギリス式ミディアムシップについて知りたい  ・具体的なエビデンスが含まれたミディアムシップを目指したい    ・指導霊と繋がりたい    ・自分を信頼したい    ・人生を豊かにしたい  ・人生の目的を探りたい  ・自分自身の可能性や能力を探りたい     ・霊性開花を通して人の役に立ちたい、社会に貢献したい
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アウェアネス・ベーシック後期 Zoomクラス   
このクラスは、2025年春学期以前のベーシック前期クラスを受講された方のみ、ご受講いただけます。
土曜日:19:00~21:00 日程:5/24、6/7、6/21、7/5、7/19
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アウェアネス・ベーシック通信クラス
開催日程:全6回 お申し込み締め切り:5/14
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アウェアネス・オールレベルZoomクラス
火曜日:19:00~21:00 日程:5/27、6/10、6/24、7/8、7/22
木曜日:10:00〜12:00 日程:5/22、6/5、6/19、7/3、7/17
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アウェアネス・マスターZoom クラス
月曜日:19:00〜21:00 日程:5/19、6/2、6/16、6/30、7/14
火曜日:19:00〜21:00 日程:5/20、6/3、6/17、7/1、7/15
金曜日:19:00〜21:00 日程:5/23、6/6、6/20、7/4、7/18
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サイキックアートZoomクラス
日曜日:17:00~19:00 日程:5/25、6/8、6/22、7/6、7/20
水曜日:16:00~18:00 日程:5/21、6/4、6/18、7/2、7/16
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インナージャーニー 〜瞑想と内観〜 Zoomクラス  
木曜日:19:00~20:00 日程:5/22、6/5、6/19、7/3、7/17
土曜日:13:00~14:00 日程:5/24、6/7、6/21、7/5、7/19
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マントラ入門 Zoomクラス  
金曜日:10:00~12:00 日程:5/30、6/13、6/27、7/11、7/25
土曜日:13:00~15:00 日程:5/31、6/14、6/28、7/12、7/26
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トランスZoomクラス
木曜日:10:00~12:00 日程:5/29、6/12、6/26、7/10、7/24
土曜日:19:00~21:00 日程:5/31、6/14、6/28、7/12、7/26
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サンスクリット・般若心経 Zoomクラス 
水曜日:19:00~21:00 日程:5/21、6/4、6/18、7/2、7/16
金曜日:10:00~12:00 日程:5/24、6/7、6/21、7/5、7/19
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アイイス・スプリングフェスティバル
アイイスのフランチャイジーと一緒に、春の訪れを祝いませんか?たくさんの人が集まってお互いの光を持ち寄り、共に祈り、笑顔で楽しむと、霊界からも大きな光と愛と癒しがもたらされます。生命が息づき、輝き、成長し始める春を一緒に賛美しましょう!
開催日:4月13日(日) 13:00〜16:15    出演ミディアム:  森 梢・本村 香耀・澤輪 燕・亜笠 未來・蒼井 ふみ・恵子    タイムテーブル:    13:00 開会の祈り(蒼井)  13:03 遠隔ヒーリング(阿笠)  13:11 サーモン(森)  13:21 ヒーリング希望者募集  13:25〜霊界通信のデモンストレーション    13:25〜13:35 蒼井ミディアム(先祖・身内・知人霊)    13:35〜13:45 澤輪ミディアム(指導霊)    13:45〜13:55 亜笠ミディアム(先祖・身内・知人霊)    13:55〜14:05 恵子ミディアム(過去世)    14:05〜14:15 本村ミディアム(先祖・身内・知人霊)    14:15〜14:25 森ミディアム(指導霊)  14:25〜ヒーラー有志によるヒーリングタイム<別室>   <同時進行>  14:25〜14:35 レクチャー『スピリチュアリズムの発展』(本村)  14:35〜14:50 瞑想(恵子)  14:50〜14:55 休憩  14:55〜霊界通信のデモンストレーション    14:55〜15:05 蒼井ミディアム(指導霊)    15:05〜15:15 澤輪ミディアム(先祖・身内・知人霊)    15:15〜15:25 亜笠ミディアム(過去世)    15:25〜15:35 恵子ミディアム(先祖・身内・知人霊)    15:35〜15:45 本村ミディアム(指導霊)    15:45〜15:55 森 (サイキックアート)  15:55〜ワンポイントメッセージ(ミディアム全員)  16:10 閉会の祈り(恵子) ご参加は以下のリンクまたはミーティングIDからどうぞ!
ミーティング ID: 875 7391 5547
参加費は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています
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studio2xdiary · 7 months ago
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なかよしインターネッツ286アペンディックス(その2)
前半に引き続きイトッポイドさんのなかよしインターネッツにゲストで出演しました。今回もSpotify・YouTube・Apple Podcastsで聴けます。
前半は主にインターネット老人会の内容でしたが後半は風邪ひくほど濃い内容になっています。前半も濃かっただろうとは思うのですが比じゃないです。そのくせフワフワした内容なのでぜひお楽しみください。そして質問をいただいた吉花こころさん本当にありがとうございました。
左ききのエレン
読んでないアピールは単純に無礼で恥ずかしいものなので失礼いたしました。その上で左ききのエレンは当時原作版を読んでいました。ブルーピリオドも最初読んでたのでこれを機に改めて読みたいと思います。
あとトキワブルーに憧れて(リンク先はリニューアルした2015年版ですが2004年くらいに牧 鉄兵さんの個人サイトで読んでいました)などが個人的に刺さってる漫画です。
違和感がない状態がある種の完成系
これはずっと意識している部分というか自分を納得させる理由でもあります。ただ「何かズレると即違和感として出る」というのはよく思っています。人間の目は違和感を強く意識し、それによって注目したり警戒したりするので、良くも悪くも視覚デザインは人の注意力をコントロールする部類だと思っています。
良いデザインを見つけてくれる人はそもそもデザインに興味を持っていただいている状況なので、そういう方の存在は非常にありがたいと思っています。
全ての人がフェアに認められてほしい
例えばグッズを発表して、その評価がグッズをデザインしたデザイナーではなく絵を提供したイラストレーターに集中する、という状況をもっと良くしたいと考えています。
これをやりたかった誰かが居るはず
これもずっと思っています。2Xはプラダを着た悪魔でナイジェルがアンドレアに言い放った「命を投げ出しても皆が働きたがる職場で、君は働いてくださってるんだもんな」という言葉がめちゃくちゃ好きです。
グッズに関して言えば「JPGでいいじゃん」という状態を超えたいと考えています。グッズにする必要性があるのか?という疑問は常に持っていて、惰性的にグッズになっているものを見ると悲しくなります。2Xはナダレさんのグッズは他の誰よりも手にいれて満足できるものにしたいと思い作っています。
商業性と作家性
この点は個人的にずっと課題だったんですが、デザイン業界でいうとアートディレクション・クリエイティブディレクションという言葉によって個人的には少し腑に落ちたかなと考えています。
デザインやオペレーションはオーダーされたものをいかに実現するかではありますが、アートディレクションやクリエイティブディレクションになればなるほど「どう絵・体験を作るか」という0→1の領域が増え、そこに作家性が滲み出てくるのでは?と。
ただこの領域の話は永遠の課題なのかなとも思っています。
ライトノベルのフォント
有名どころだとゆず屋さんの書体の研究あたりかと。当時は染谷さんのオタクとデザインをはじめとしデザイン関係の同人誌がいっぱい出て「同人誌ってデザインしていいんだ!?」みたいな空気感が定着していった気がします。
自分は同人音楽シーンに居たのでそれより以前からデザイナーの存在感は同人でも強かったのですが、多くの同人誌にまで波及していったのはこの辺りからな気がしています(その前からかんざきさんやCHOCOさんは凄かったですが)
Photoshopを使うわけですよ
これはもう少し補足すると「ピクセルで定義しディスプレイで出るものはPhotoshop」「ベクターで定義し印刷で出るものはIllustrator」みたいな使い分けをしています。
Photoshopを使う場合ピクセルパーフェクトにしたいからPhotoshopにしている、というケースが多いです。掘り下げるとどんな���作物もPSDやAIファイルができた瞬間じゃなく「目に入る瞬間」が本当の視認なので、そこへのケアを最大限にしたいと考えています。
エンゲージするまでが大変
実体験としてもあるしこれからも何回か同じことを書くと思うのですが、コンテンツに向き合う時間が増えたことで「瞬間的な視認性」は重要かと思っています。
あとこの辺り目的と手段の言い回しがぐちゃぐちゃですね…。
かんざきひろさんの画集
こちら。デザインは染谷さん。今見たらとんでもないことになっていたので必見です。
帯って考えれば良いんでしょ?
この辺り台湾の本屋とかが全然帯なくて広告的側面がどれくらいあるかの差が面白かったです。
総合格闘技な体験
2Xはデザインをある種体験だと考えているので最初から最後まで徹底した体験が提供されると感動します。帝国ホテルは通販で送られてくるメールまでエレガントで驚きました。良いものを体験しろってこういうことか、という気づきがあったりします。
新ゴ
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どうせやるならちゃんとやろう
2Xは諦めが悪いのでワンチャンこの縛りプレイで何か逆手に取れないかというアイデアを考えがちです。あと先ほどのグッズの話にもつながりますが惰性でグッズが作られるのはフードロスに近い悲しみを覚えるのでもっともっとよくしたいと思っています。
やるやらの判断を自分の立場でできない場合も多いとは思うので、どうせやるならちゃんとやろうというマインドは個人的にも意識しています。
入場料を取らないイベントをやるな
お金を払うことによって「元を取ろう」という意識は少なからずはたらくので色々なものに注意が向きやすくなると考えています。無料体験は注意力が少ない状態での体験をされがちで作り手の満足度が得られにくいし、自分もそうなので。
ユーザーは読まない
今回言いたいことその1。
お風呂にいるとか頭が痛いとか寝起きとかもありますが、それ以外にも駅で電車を待っている時とか、LINEの返事を待っている合間とか、何かと注意を逸らされやすい環境でコンテンツに向き合っている人は多くいらっしゃいます。
だから自分たちが一生懸命考えた文章やイラストや漫画や音楽も大多数のユーザーは瞬間的に見て見送るものだと思っています。それくらいコンテンツが多く溢れているのが今の状況かと思っています。
2Xの場合、ユーザーは絶対読まないから「読まなくてもわかる」ものを作る意識をしています。それは文章量を少なくするとか、文章は二行程度にして挿絵を必ず設けるとか、アイコンを置くとか、視覚的に流しても大体何を伝えたいのかがわかるようにしたいと思っています。
皆が自分たちのコンテンツに本気で向き合ってくれると思わないでほしい
今回言いたいことその2。
もちろん自分たちのコンテンツに本気で向き合ってくれる人のことは大切にしたいのですが、デザインも含め多くのコンテンツはその他大勢にも向けられているものなので、そういう元々興味がなかった人たちに向けた「ふと見た瞬間の良さ」は大切かと思っています。
多分世の中のコンテンツがもっと少ない時代はこうじゃなかったと思いますが、今はそうではないので。
その上で、本気で向き合ってくれてる人が気づける細かい伏線があると素敵ですよね。昨今のアニメやソシャゲのシナリオにはそういうものが多い気がします。
ジャンプ率がいいか、リズム感がいいか
ジャンプ率やリズム感はこういう話題の時に伝えやすいのでよく言葉にしています。 この辺りはノンデザイナーズデザインブックなどが分かりやすいです。
ユーザーが見るものはすごく小さくすごく遠い
技術の進歩で高解像度化はしていますが最終的に人の目につく瞬間はどんどん小さく遠く瞬間的なものになっています。先も同じことを書きましたがデザインのゴールはPSDやAIができた時ではなく「人の目に入った瞬間」です。その瞬間を最大限良くしたいと思っています。
自分たちの非を少なくしたい
これは本当にそうだし自分にも自戒の念を込めて言うんですけどなるべく自分たちが要因の問題点を少なくしたいです。そうしないと問題の起因がどこにあるか分かりにくくなってしまう。
そう言う点だとイトッポイドさんはマジですごくて、その辺りの話をどこかでちゃんとしたいなと思っています。
情��の順番
特に告知物の順番が重なる時などは意識する内容かと思います。一昔前はAppleの発表でしたし今でもゲームの次回作発表とかその辺りの結晶かと。
でも情報を出す人が多すぎるのでコントロールすること自体は完全にはできないと思っています。ホームランを打つことを意識するだけでなく、打率を上げる事も大切だと思っています。
恒常的に帯のように更新する
これ僕はナダレさんだと思っています。定期的に何かが出てくると言うのは「継続は力なり」の結果かと思います。
出したがる傾向
自分のことになると周りが見えなくなります。でも今更自分の新規制を売るほど世の中のコンテンツが枯れているわけではないよな、と言う気持ちでタイミングも大切かと最近は考えています。このポストも時間帯は意識しています。このあたりは目的の優先度によって対応が変わります。
目的と手段
ポッドキャストの話とはずれますが「目的のためには手段を問わない」「手段を目的としない」と言う点は意識しています。
BSPカフェについて
ありがたいことにナダレさんのコラボカフェの宣伝をさせていただきました。大量のグッズも紹介されております。何度もこの箇所は聞いて欲しいです。
BSPカフェはロゴのバランスが実はすごく悪く単純に中央寄せすると重心がおかしくなるのですが「2Xが全部やるから全部自分でコントロールすれば良いだろう」と言う気持ちでやっています。
それぞれのグッズの満足度を最高にする
グッズは大量に作ったので全てを手に入れることは難しいと思うのですが、それとは別に何を買っても満足感を得られるようにはしています。このあたりはヴィトンのラインナップの話(この話自体は奥山清行さんが話されてた内容に影響を受けています)が的を得ていると思っています。
持たざるを知る
2Xは雑な扱いを受けることも多いのでなるべく周りを幸せにしたいです。このあたりは個人的な思いが大量に詰まっているのであらためてどこかでお話ができたら嬉しいです。少なくとも自分の周りでアンフェアな状況を生みたくないので、頑張っていきたいと思います。
サンプルの画像について
サンプル画像もちょっとだけ作り込むことが多く、これは実際印刷したらどうなるのかをなるべくリテラシーに関係なく理解できるようにしたいという思いがあります。
例えばアクリルフィギュアなど透明な印刷物はホワイト版という白インクをCMYKとは別に置けるのですが、これらは大抵データ上は真っ黒で配置しろと指示されています。この状態だと完成した時どのような見た目になるのかが他の方に伝わりにくい(そして2Xは時々白だけでグッズを作るので入稿ミスのように見られる)ので「出来上がるとこんな感じです」という状態は可能な限りわかりやすくしています。
あとこれは��編の「手触り」の話に近いのですが、グッズは完成するまで時間がかかるし手元に届かないものも場合によってはあるのでなるべく早い段階で完成形に近いものを愛でたいという気持ちがあります。
冬コミのお知らせ
2日目(月曜日)に下記で参加しております。
西1ホール め-56ab「SAKURAMBO LAVISH」(こちらがナダレさん)
東6ホール テ-36a「C-media records」(こちらがCD)
ではまた次回。
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bearbench-3bun4 · 11 months ago
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猫は知っていた 7月4日 土曜日
さて、7月4日になり、仁木兄妹が箱崎医院に引っ越してくるところからです。
夏空に“ソフト・アイスクリーム”の形の入道雲という表現が面白いです。 今なら、ソフトクリームですね。
不二家が、昭和26年(1951年)にソフト・アイスクリームを作る機械をアメリカから輸入したそうです。 昭和27年(1952年)5月13日の朝刊に不二家洋菓子の広告に〈ソフトアイスクリーム〉の掲載があります。 昭和28年(1953年)には、ソフトクリームブームが到来したみたいです。   でも、ここでソフト・アイスクリームと表現したということは、不二家の影響が強いのでしょうか? 恐るべし不二家ですね。
荷物は、小さなオート三輪で運んできました。 昭和34年の話だとして、小さなオート三輪なら昭和32年に発売された「ミゼット」でしょうか?
さて、案内された部屋は七号室でした。 八号室では夕日のせいで暑くなるだろうからという理由でです。
わざわざ八号室から七号室に移ることを明確に書いているということはなにかあるのでしょうね。 というか、何かあるとしたら、部屋を変えさせた人物が関係しているのかも。 箱崎医院の関係者ですかね。
家永看護婦の嫌味がチクリと刺さりますが、これも伏線でしょうね。 階段の上り下りはギシギシとでも音がするのでしょうね、手術があったので静かにといってます。
悦子は、そんな家永看護婦のようすを“権柄尽く”といってます。 権力に任せて、強引に事を行うことですね。
2階に上がると今度は野田看護婦とあいます。 野田看護婦は、悦子の持っているブラックの絵に関心を示します。 ブラックとしか書かれていませんが、ジョルジュ・ブラックですかね。 パブロ・ピカソとともに「キュビスム」を生み出したフランスの画家です。凡人には全くわかりません。
この後、入院患者がわざとらしく紹介されます。 これも、何かの伏線でしょうね。
一号室は、小山田すみ子という中年の婦人で、頸部リンパ腺炎だそうだが、もうほとんどいいらしい。一人で入院している。 二号室が例の平坂勝也です。例のというのは、プロローグに出てきたからですね。 清子夫人が付添って看護しています。 職業は貿易商で、外人に日本の浮世絵や古美術品を売りつけているみたいです。 三号室は空室です。 五号には若い男の患者がふたりはいっています。 宮内正は26、7の機械技師で職場で左手を負傷したのだが、もう痛みもないので毎日を退屈しきっている。 桐野次郎は大学生でサッカーの練習中ころんで足を折り、つい二日ばかり前に入院した。 六号室は、工藤(くどう)まゆみで、十三��らいの女の子です。 背中におできができて手術したのが今日です。 七号室は、引越し先ですね。 で、不思議なんですが、八号室についてはかかれていません。 誰かが入っていればそれを書くのでしょうから、空室なんでしょうがなぜそのことにふれないんでしょうか?
で、部屋の片付けの途中で、 兄が大事にしている“フレウム・アルピヌス”(Phleum alpinumフレウム・アルピヌムのことですかね)にちょっとふれてます。 これは、兄が植物学を専攻していることと、それ以外にもなにかの目的があってここに挿入されいるのかもしれません。 フレウム・アルピヌムは学名で、みやまあわがえり(深山粟返り)の頃らしいですが、7月だと花がしている時期だと思うのですが、そのことにはふれていません。
片付けをしていると、夕食の案内にユリさんが入ってきます。 ところが、このユリさん、様子が変です。 心ここにあらずで、顔色も青く、寝不足の時のように、いらいらと血走った目をしています。 これは、何かありますね。
さて、夕食です。 院長夫妻、おばあちゃん、英一さん、幸子ちゃん、それに仁木兄妹の七人が食卓を囲んでいます。 箱崎家のはなれの八畳の茶の間です。
・気分が悪いというユリのこと。 ・仁木兄は、大好きなくせにアルコールに弱く、すぐ眠くなってしまう。 ・幸子ちゃんが、金魚の模様のゆかたのことを。 ・おしゃれにうるさい敬二は、四月から医大へ行っていて、中野で下宿している。 ・病院と台所が離れているので、患者や看護婦の食事を運ぶのが大変だと。 ・洗濯も、病院専用の大きな電気洗たく機を買ってからは、楽になった。 ・調理場も建て増しして、家族と別にする。 ・親が読んでためになる小さい子供の音楽のおけいこに参考になる本このこと。
と多岐にわたります。
そして、これが一番の核心なんでしょうか。 英一が、“ヒヨドリジョウゴ”は、毒草なのかと、仁木兄に尋ねます。
鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)は、つる性多年草で日本全土の山野に分布しています。 ジャガイモの新芽に含まれることで有名な有毒成分である“ソラニン”を含むみたいです。 なんと、種が鳥や土に運ばれて、家庭の庭やベランダのプランターから突然生えてくることもあるようです。 他にも、モクレン科の常緑小喬木であるシキミにも、きれいな実がなるが、猛毒で子供が食べて死んだりします。 もともと『悪しき実』と呼ばれていたのが、シキミという名になったらしいです。 直接ではないのかもしれませんが、毒による事件でも起こることの伏線ですかね。
夕食の最後に女中のカヨさんが、水蜜桃を運んで来ます。 水蜜桃とは桃全体のことを意味しているみたいです。 そのため「水蜜桃」という品種はなく桃はほとんどがもと���と「水蜜桃」だそうです。 知りませんでした。 ももではなく「水蜜桃」というと、通っぽくていいですね。
その後、仁木兄妹は、英一の書斎を訪ねることになります。
英一の書斎は、家の東側にあたる八畳の和室です。 窓際に勉強机と腰掛があって、本のぎっしり並んだ大きな書棚が二つあります。 きちんと整頓されていた書棚は、英一の几帳面な性格を表しているようです。 専門の医学書が大部分で、通俗科学書も少しありそれ以外の本は見当たらないようです。
英一は、平たいボール箱を探しますが、見当たらないようで、悦子が、壁ぎわの書類ののっている机を指さして「ここにあったのでは?」といいます。 理由は、丁度箱ぐらいの大きさの四角な物ぐらいに、ほこりがななかったからでした。 それに、英一は、例の用心深い目の色で、じっと悦子を見つめ、“置いてあったのは、人から預かって置きっ放してあったのを、返した”と答えます。 これも、なんだかわざとらしく挿入されていますね。 これも伏線なんでしょうか? いったいどんな箱なんでしょう?
英一が、探偵小説が好きなのかと悦子に振ります。 その部屋には敬二の本棚があり、探偵小説ずらりと並んでいます。
いくつか名の売れた一級品として挙げられています。
「ABC殺人事件」 ・1936年発表。 ・アガサ・クリスティの推理小説。 ABC殺人事件 (創元推理文庫) ISBN-10 ‏ : ‎ 4488105386 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488105389 ポアロの元に、「ABC」と署名された挑戦状が届いて、その通りに事件がおきます。 面白そうです。
「赤い家の秘密」 ・1921年発表。 ・A・A・ミルンの推理小説。 赤い館の秘密【新訳版】 (創元推理文庫) ISBN-10 ‏ : ‎ 4488116027 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488116026 「赤い館」で「銃声のような音が聞こえた」と、そこに人が倒れている。 この事件の謎を素人探偵のアントニー・ギリンガムが調査します。
「血の収穫」 ・1929年発表。 ・ダシール・ハメット作の1929年の探偵小説。 血の収穫【新訳版】 (創元推理文庫) ISBN-10 ‏ : ‎ 4488130062 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488130060 悪党たちの対立によって荒廃した町に主人公が現れ、複数の陣営に接触して扇動や撹乱を行い彼らの抗争を激化させて殲滅する。 ハードボイルドやアクション小説というところでしょうか。 大好きなジャンルなので、今度読んでみたいですね。
「Xの悲劇」 ・1932年発表。 ・エラリー・クイーンの長編推理小説。 Xの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫) ISBN-10 ‏ : ‎ 4488104436 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488104436 密閉状況での殺人やダイイング・メッセージとして「X」の形を作っていたなど、推理小説しては非常に面白そうです。
「カナリヤ殺人事件」 ・1927年発表。 ・S・S・ヴァン・ダイン作の長編推理小説。 カナリア殺人事件【新訳版】 (創元推理文庫) ISBN-10 ‏ : ‎ 4488103200 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488103200 殺害現場が密室で犯人を特定するために、ポーカーによる心理探偵法を実践するという話です。
日本の作家がないのが残念ですが、ここにのは載せられないような事情があるのでしょうね。
英一と仁木兄は、毒草のことで盛り上がっています。 ヤマトリカブト(山鳥兜)は、特に根にアコニチン(アルカロイド)と呼ばれる毒が大量に含まれているみたいです。 アコニチンは、猛毒で、嘔吐・痙攣・呼吸困難・心臓発作を引き起こすみたいです。 そんなのここにあっていいのでしょうか?
英一さんのところから自分たちの部屋に帰るとき、桑田のおばあちゃんとあって、ユリさんの状態を確認します。 この状況は、ユリさんの部屋から出てきた桑田のおばあちゃんと仁木兄妹が会ったという感じでしょうか? その後、桑田のおばあちゃんは、脇玄関の戸をあけて外に出て行きます。 何をしに外に出たのかは説明されいません。 そのとき、桑田のおばあちゃんは、そでの中に何かをかくしてでもいるような感じだったとあります。 何かを持って外へ出たみたいですね。 様子のいおかしいユリさんも気になりますね。 これもなにかの伏線なのでしょうか?
これで、翌日に続きます。 特に何も起きないのが、かえってワクワクしますね。
つづく
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helloharuo-diary-2023 · 11 months ago
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お見舞い
Tuesday 4 August 2014
真観は禅寺へ行った。今朝はちゃんと坐禅会があった。坐禅部屋は改めて思うが素晴らしい環境だと思う。とても気持ち良い。茶畑庵に戻ってからは東京行の準備を進めた。真観は、9時台のバスに乗る為にバス停まで行ったが忘れ物に気付きまた茶畑庵に戻った。それでも時間の余裕があった。気持ちの余裕もあった。10時台に乗ったバスが新宿駅に着いたのは12時少し前。ヨドバシカメラに行き現像されたフィルムのピックアップをする。ローライフレックスの120フィルムだ。その後、Canonサービスに行く。G12の三脚ネジ穴の修理を出す。修理完了は20日の予定。宅急便で静岡まで送ってもらうことにした。その後、学校へ。図書室のSさんとおしゃべり。図書室も少しずつ落ち着きを見せているがSさんの仕事量は多い。夏休みに顔を出すことが出来て良かった。職員室はやめておいた。個人用のロッカーに保管しておいた作品2点(巳由希、十人)をピックアップ。桐箱が壊れているので修復したいし茶畑庵のライブラリーに戻したかったからだ。オフィスに向かう。タクシーにしようかと思ったが止めて電車で。オフィスに着くと誰もいなかった。iPhotoのデータを送る。あのお上人の作品。3時過ぎ、真観は御茶ノ水駅を降りた。ニコライ堂を横目に見ながらUさんの病院へと向かった。病院に着き7階のUさんの病室へと向かう。カーテン越しに『Uさん』と声をかけるとUさんが返事をした。2人で病院の外に外出した。近くのイタリアンカフェでお茶。手術は成功し病人ではあったが元気だった。Uさんの入院してる耳鼻咽喉科の病院は歴史がある病院らしく興味を引いた。開業は明治44年(1911年)だそうだ。東京で4代に渡り病院を維持するのは大変なことだ。代々の人柄が良いんだと真観は思った。Uさんは後数日で退院する。次に真観は渋谷経由で自由が丘駅まで向かった。神谷可奈子の個展を見る為だった。正し個展は明日からで今日は搬入の日。でも明日来ても可奈子とは会えない。だから今日になった。絵画の展示、そして可奈子の絵がデザインされたテキスタイル商品の陳列もあった。陶芸家とのコラボの作品もある。絵は、新作らしく動物の絵だった。貘、烏、象、栗鼠、梟、シーラカンス、牛などなど。クワガタや天道虫、蝉の絵もあったな。可奈子らしい作品だった。この個展の搬入を手伝っていたのがAちゃん。Aちゃんとは随分昔に会ったことがあった。久しぶりだった。でも気兼ねなくおしゃべりが出来た。搬入が終わり、自由が丘駅近くのカフェでお茶を飲をする。真観は、自由が丘駅前の古本屋で見付けた「バイオリン」という絵本の話をした。その絵本は、絵本の挿絵の代わりに写真を使っていた。それはありそうでない試みで珍しく実際撮影は大変だと真観は感じた。でも自分でもやってみたいなと思った。その後2人と別れて真観は1人大井町線の乗って大井町駅、そして水道橋駅まで移動した。オフィスに着く。さあ、この後銭湯に行くかどうか迷ったが行かないことにした。理由は面倒くさいからだ。オフィスの冷房が効いて来ると汗をかいたことも忘れるくらいさっぱりして来た。真観は、濡れタオルで全身を拭いた。1日動き回って疲れもあったが中々寝れず時間は1時を過ぎたのに眠くなかった。
電車の中吊り広告で、どこかで見た女性の写真を見た。TEDに出ていた奇麗なお姉さんだった。やっぱり綺麗だからこうやって露出されるんだなと思った。しかし真観は綺麗だから素敵な人だとは思っていない。
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karasuya-hompo · 1 year ago
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手放さなかった円盤の話1・洋ドラ編
 異動の話が出たとき、新店に勤務するのは「2年くらい」という話だった。しかし5年いた挙げ句、退職しても更に10年、同じアパートに住み続けていた。  15年も居座れば購入した物品の数もけっこうな量になる。DVD・BDも例外じゃない。音楽や本はDLでいいや、電子書籍でいいやとなっても、映像コンテンツに関しては何故か購入=物理で、厳選してはいてもそこそこの数が手元にあった。  今回の引っ越しに際して大半を処分したが、手放せなかったものが今、ここにある。つまりは今後も繰り返し見るに決まっている、好きな映画・ドラマ・アニメということだ。  実家に戻ったはいいけれど職はなく、時間だけはあるので、この機に自分の思い出メモとして、持ち帰ったそれらを列挙しつつ、なにがどう好きなのかなど、気ままに書き綴ってみたい。
【「シャーロック・ホームズの冒険」BOX】  ホームズものと言えば「シャーロック」がブレイクしたけれど、自分が好きなのは俗に"グラナダ版"と呼ばれるこれ。  ホームズ役であるジェレミー・ブレットは原作の挿絵イメージにかなり忠実だと思う。ワトスン役は初期とそれ以降とで二人いるけれど、元気で愛嬌のあるデビッド・バークによるワトスンも、穏やかで落ち着いたエドワード・ハードウィックのワトスンも、ホームズの相棒としてはこのうえもないほどフィットしていた。  初期の放映分は、ホームズの奇矯な振る舞いというのがいい具合に織り込まれているし、物語としてもかなり良質だと思う。  終盤に近づくにつれ、面白くないアレンジや無闇な引き伸ばしなどでお粗末になっていったし、ジェレミー・ブレットが確か病気のせいで太って(というよりむくんで)しまって、「鷲のように鋭い印象」がなくなってしまったのは残念だった。  それでも手放そうと思えないくらい好きな回は大好きで、ふと思いついては見てしまう。
【Person of Interest(S1・S2)】  TSUTAYAではアルバイト・正社員合わせて8年くらい働いていた。だから日々の"業務"として洋ドラのタイトルくらいはほぼ全部知っているのが当たり前だった。  ただし、見ているとは限らない。  「24」、「プリズン・ブレイク」、「冬ソナ」、「HEROS」など、知ってはいたしちょっと見てはみたけどハマることはなかった。  そんな自分が初めて洋ドラにハマったのがPOIである。設定が気になって見てみたら面白くてたまらず、速攻でS1のBD BOXを買った。S2も予約購入したはずだ。  しかしS3、S4と見ていくにつれ、つまらなくなってきた。  ドラマとしては上質だったと思う。ただ、シーズンを越えて通っているメインのストーリー=つまり縦軸は、自分の見たいPOIじゃなかったのだ。  自分は横軸が好きだった。1話ごとに独立した"その回だけの物語"のほうだ。社会保障番号が知らされる。犯罪に関わるのは確かでも、犯人7日被害者なのかは分からない。どちらにせよ半沿いを未然に防ぐため、フィンチ大好きリースくんが活躍する。そして、ターゲットが犯人になる人物だったのか、被害者になる人物だったのかが判明し、一段落。  その中で少しずつ縦軸に関するものが匂わされ、明らかになり、続いていく。S1・S2では縦軸についても興味津々で見ていた。しかしS3からは、ドラマのほとんどが敵味方合わせた主要人物を中心にして展開するようになり、"その回だけのターゲット"の物語はどんどん薄れていった。それが自分にはしんどくなってきた。  そのため、S4まではBOXで買ったが、手元に残したのはS2までになったのである。
【オールモスト・ヒューマン】  これも洋ドラだが、有名なものではまったくない。どこで知ったのかと言われるともう覚えていない。確かなのは、手元にBOXがあるということだ。  S1だけのあからさまな打ち切りで、ちりばめられた謎や伏線は全力放置。それでも気に入っている。  近未来の世界で刑事として働く主人公ジョンと、相棒のドリアン。ジョンは人間だが、ドリアンはアンドロイドである。ただし、他のアンドロイドには搭載されていない感情がある。それは時に、ジョン以上に人間的な言動として表れてくる。  "杓子定規にしか判断しないアンドロイド"警官が大嫌いなジョン。(とある事件の際、命の危機にある人間の同僚をなんとか助けに行きたかったジョンなのだが、相棒の警官ドロイドは淡々と撤退を進言し、実行してしまう) 相棒として付けられたアンドロイド警官が気に入らないと、車から突き落として"壊して"しまうような男だ。それでもこの世界の警察官は、アンドロイドの相棒と組んで行動するように規定されている。そんなジョンと、他のアンドロイドとはまったく異なるドリアンが共に事件解決に奔走しつつ、友情を築いていく。  ドリアンには謎の記録……記憶があるし、脇を固める同僚たちも個性的で面白い。ライバルみたいな立ち位置でいっつもいがみ合ってる同僚なんてのもいるし、オタク系の技官みたいなのもいる。ジョンの父親の事件(殉職)、元カノにもなんらかの謎があって、これから少しずつそれらが絡み合い、解明されていくんだろうな、というところで、打ち切りだった。  しかし、ダラダラ続くうちに面白くなくなることも珍しくないので、これはこれで良かったのかもしれないとも、思っている。
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gallerynamba · 1 year ago
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◇Vivienne Westwood(ヴィヴィアン ウエストウッド)◇2024年春夏新作帽子が入荷しました。 2024年SPRING&SUMMER 【UNIVERSITY OF PEACE COTTON THERMO BERET】 定価:13,200円(税込) 素材:コットン71%、ポリエステル29% カラー:(本体)ライトグレー、(プリント部分)レッド×ネイビー サイズ:M~S 頭周り:約 57.5cm 高さ:約 9cm ツバ:- 直径:約 25cm アジャスターで約57.5cm(Mサイズ)から約55.5cm(Sサイズ)まで調整可能 コロンと丸みのあるサーモベレー。 トップ部分にプリントされたキャラクターは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』に登場する双子のキャラクター「トゥイードルダムとトゥイードルディー」風のデザイン。 『鏡の国のアリス』の挿絵も描いたイギリスのイラストレーター、ジョン・テニエル風のタッチです。 イギリスのニュースペーパーに掲載される風刺画の様にも見えます。 サーモベレーは熱を加えると溶けて固まるサーモ糸(熱融着糸)を混ぜ込んで編んだ帽子を、金型に入れて成型しています。 それにより柔らかくハリがある綺麗な形状を保ち、型崩れしにくいことがポイント。 また、通気性も良いので春夏秋と長い期間で御使い頂けます。 男女兼用のデザインです。 弊社は正規取扱店で有り、勿論未使用、新品です。 ※ご覧頂いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。 ◆GW 10%OFF優待 招待状◆ 開催日:4月26(金)から5/6(月祝)まで 場所:Gallery なんばCITY本館1階店 皆様の日頃の御愛顧に感謝を込めて、ゴールデンウィークである4月26(金)から5/6(月祝)まで、「Gallery GW全品10%OFF 優待」を開催。 既に70%OFF等のSALE商品や普段SALEにならない商品も期間中のみ更に10%OFF。 御支払い方法は一切問いません。 現金、カード分割払い、シティ・パークス共通ショッ��ング チケット、ポイント利用、ギフト券併用 等、選択自由。 (但し、御取り置きの内金、既に御取り置き頂いている商品の御精算、修理代、通販は10%OFF対象外) 店頭にある商品の詳細は、弊社各サイトからも御覧頂けます。
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【夏物続々入荷】 パリ、ミラノ、ロンドン、ベルリンからレディス・メンズ共に20ブランドの春夏物厳選200点以上入荷。 2024年春夏物最新作も全て10%OFFになるのは業界でもレアケースです。 Vivienne Westwood 2024年春夏物最新作や雑貨をはじめ、その他の全ブランド除外品無し。 この期間のみ店頭表示価格より10%OFF。 通常セール対象外のVivienne Westwoodの腕時計、財布、コインケース、シガレットケース、携帯灰皿、ライター、ZIPPOライター、ベルト、靴、雨傘、日傘、帽子、ストール等の小物類が全品10%OFFで御購入頂けます。 【ヴィヴィアン ウエストウッド 腕時計在庫限り】 ヴィヴィアン ウエストウッドの腕時計は国内メーカーが生産終了、さらにメーカー側に在庫ゼロの為、弊社は現在の在庫が無くなり次第販売終了となります。 腕時計は再生産・再入荷・新規入荷の予定も御座いません。 国内ラスト1点のモデルも多数店頭に揃えております。 ヴィヴィアンの腕時計の購入を今迄、御検討されていた方はこの機会に是非、御決断下さい。 【ヴィヴィアン ウエストウッド 6/1よりライター・ZIPPO値上げ】 今までメーカー側の努力で価格を抑えて御提供してきましたが、世界的な原材料の高騰に伴い、6月1日(土)より全国一斉値上げが決定致しました。 大人気のオイルライター、チェーン付きオイルライター、ZIPPO等も対象です。 アイテムにより3,000円~9,000円の値上げとなります。 まとめ買いが予想される為、価格改定前に一度品切れになると再入荷は困難です。 是非、価格改定前に御早めに御買求め下さい。 【ヴィヴィアン ウエストウッド傘 在庫限り】 毎年大人気の晴雨兼用傘、雨傘、折傘は、メーカーより今年は新作が発売されません。 おそらく傘は弊社でしか現在取り扱っておりません。 【artherapie 新作ネオドラゴン】 artherapie(アルセラピィ)から進化したドラゴンシリーズ、Neo DRAGON(ネオ ドラゴン)がリリースしました。 長札(ファスナー・がま口)、がま口折り財布、パスケースの3種類御座います。 型押しの精度が高められ、より迫力のあるドラゴンになりました。 さらに、ドラゴン部分に陰影を付け、定着に時間を掛け、立体感を出すことにベストを尽くしています。 ジャンポール ゴルチェのドラゴンと全く同じ職人と生産背景で製作しております。 特にこの水準の盛り上げ加工が出来る職人は国内に3人しかいません。その為、希少数しか生産出来ません。 一旦完売すると、約8ヶ月待ちになる為、是非この機会に御検討下さい。 ※期間中一般の御客様には店頭表示価格のまま販売しておりますので、必ずこの御招待状をスタッフに御提示下さい。御連れ様も一緒に御利用頂けます。 (御提示の無い場合は10%OFFになりません)、通販は対象外。 ※この優待セールはGalleryが独自に行っているもので、なんばCITY主催ではありません。くれぐれも御間違えのない様御願いします。 ※期間中の精算は全てポイント加算対象です。 ※他の割引サービスとの併用は出来ません。 ※ポイント10倍イベントより遥かに御得です。 ※店頭にこの優待のPOPや案内は掲示していませんので御注意下さい。 いいね・保存・コメント大歓迎です! ご来店お待ちしております。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館1F 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】4月無休、5月無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected]
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maco-makotohara · 1 year ago
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〔お仕事〕 株式会社 日本実業出版社様 『転職回数が多い、非正規だった…… それでも採用される! 転職面接の受け方・答え方』(日本実業出版社発行) 本文挿絵 一式(19点)を担当させていただきました。
全国の書店やネットショップにて発売中です。
制作:2023年 Tool : Illustrator、Photoshop
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yeonji-illustration · 6 months ago
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I drew a job illustration thinking of the nurse I met a few days ago. 職業イラストで先日お会いした看護師さんを思い浮かべながら描いてみました。 직업 삽화로 며칠 전 뵌 간호사님을 떠올리며 그려봤어요.
(children's book, fairy tale book, 그림책, 絵本)
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💌 [email protected] https://www.instagram.com/yeonji.illustration/
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takeo-tsunamoto · 1 year ago
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綱本武雄 プロフィール
ペンと色鉛筆、絵の具を駆使して描くイラストレーター。 日常を切り取る四コマ漫画から空間の広がりで魅せる鳥観図までを描く一方で、地域や社会の課題解決に貢献できないか考えています。 特に、計画的な視点や概念が先行しがちな行政計画においては、施策を市民生活レベルに落とし込んで理解と共感を得られるような表現を心がけています。
●略歴
1976年 神奈川県生まれ 1981年オランダ・アムステルダムに移住。画家・吉屋敬に水彩画を師事(~1983年) 1999年 多摩美術大学美術学部建築学科 卒業 2001年 関西学院大学総合政策研究科(都市政策)修了  株式会社 地域環境計画研究所(兵庫県尼崎市)入社 2014年 同社取締役に就任 2020年 同社退職 手しごと舎 種tane 代表として活動開始
●著書 2021 「絵本朝鮮通信使」柏山泰訓との共著  「嶋屋」友の会刊 2014 「大阪名所図解」酒井一光/江弘毅/高岡伸一との共著 140B 刊 2013 「更地の向こう側」東北学院大学トポフィリアプロジェクト名義 かもがわ出版刊 2012 「工場は生きている」加藤正文との共著 かもがわ出版刊 2005 「工場を歩く」加藤正文との共著 神戸新聞総合出版センター刊 2003 「僕はアマイモ」森本茂樹との共著 尼いもクラブ刊
●連載等 2022 ~ 「阪急沿線あの駅のこと」(WEB 連載)/140B 2016 ~ 2018 「よくわかる大阪学院大学」大阪学院大学広報紙 ロルロージュ 2007 ~ 2015 「阪急沿線ちょい駅散歩」TOKK /阪急コミュニケーションズ 2011 ~ 2012 「森さんぽ」森発見 自立した森再生センター便り/日本万国博覧会記念機構 2008 ~ 2009 「Talk about bridges!橋の話をしよう」月刊島民/ 140B ※ぽむ企画との共同執筆
●挿画(書籍) 2022 「福祉環境デザイン原論 居住のブリューイング」森一彦著 大阪公立大学共同出版会 2021 「55 歳からは「まち」の人」 田中保三著 苦楽堂刊  2018 「わがまちゆか���の偉人」 ㈱自然総研トイロ倶楽部編 神戸新聞総合出版センター刊 2018 「コミュニティ防災の基本と実践」 大阪市立大学都市防災研究グループ編 阪公立大学共同出版会刊 2013 「いのちを守る都市づくり アクション編」大阪市立大学都市防災研究グループ編 2012 「いのちを守る都市づくり リサーチ編」大阪市立大学都市防災研究グループ編
●挿画(行政計画等) 2022 「彦根市総合計画」概要版 彦根市/都市空間研究所 2021 「ほっとかへん かわちながのつながり・支えあい推進プラン(概要版/キッズ版)」河内長野市/河内長野市社会福祉協議会 2021 「地域力×テクノロジーでつくる少し先ゆくまちづくり」河内長野市/咲っく南花台事業者の会 2021 「サッカーチームと共に発展するまちをめざして」河内長野市/日建設計 2017 「でばんですよ!尼崎市自治のまちづくり条例読本」尼崎市/地域環境計画研究所 2016 「尼崎未来新聞」尼崎市/株式会社三菱UFJ リサーチ&コンサルティング 2015 「まちメガネでみるあまがさき 2015 都市計画読本」尼崎市/地域環境計画研究所 2012 「ひとさきまちさきあまがさき 45 人のまちづくりBOOK」尼崎市/地域環境計画研究所
●その他 2020 尼崎市立歴史博物館ナビゲーションキャラクターおよび各展示室のイメージイラスト 尼崎市/丹青社 2015 有馬温泉鳥瞰絵図(有馬温泉観光協会発行/ 2020 年第2版) 2012 JR 伊丹駅前鳥瞰絵図(伊丹酒蔵通り協議会・アリオ名店会発行/2020年第4版) 2000 「たうんらいふ」表紙イラスト たうんらいふ編集室発行/~2005年
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yutakayagai · 1 year ago
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八月になった。この年は午前のうちに三十度に達し、陽射しも強くうだる様な暑さが続いた。嶋田も途中からワイシャツにネクタイを締めずに出勤し、大樹も嶋田の家に泊まることを前提に、週一回は仁志を連れて阿字ヶ浦に行っていた。一足早く嶋田のプライベートバーに入った仁志はあの夜の翌日、さっそく大樹に話した。すると、
「え〜、ずるいなァ! 嶋田先生、オレには何も話してくれなかったよ!?」
と悔しがった。
嶋田は、急に自分の子どもが二人できた様に感じ、内心嬉しかった。妻・幸絵とは今年の正月以来、会っていない。二人の娘たちとも。あのプライベートバーにはリキュールのボトルやグラスを拭きに月一回は入るのだが、時折酔いたい時には自らシェーカーを振り、独り飲むこともあったが、流石に淋しかった。それを考えてみると、あの空間に未成年ながら客人が増えたのは、嶋田には朗報だった。
お盆が近くなり、学校の中も出勤する職員がまばらになると、嶋田も有給休暇をとることにした。もしかしたら、幸絵が二人の娘たちを連れて帰って来るかもしれない。その前に、久しぶりに水戸市街で飲もうと思った。
嶋田の行き付けはいくらでもあった。その中でも、南町にあるオーセンティックバーは、彼の謂わば「終着駅」の様なところだった。居酒屋やダイニングバーなど、四軒ほどはしごした後、彼はそのバーに立ち寄った。時計の針はすでに午後十時を回っていた。
嶋田は「ちゃんぽん」しても悪酔いしなかった。学生時代に銀座のオーセンティックバーで働いていた時、今は亡き店主から酒の飲み方を伝授してもらっていたからだった。
「チェイサーは必ず飲むこと」
彼は、一杯目からビールでなく日本酒を頼む「呑兵衛」だった。大抵、日本酒を六合ほど飲んだらチェイサーを頼み、注文する酒も「ハイボール」や「チューハイ」など低アルコールのものに切り替えていた。バーでシングルモルトやカクテルを愉しむ為だった。
この夜は、お盆が近いからか店内は空いていた。カウンターには七十代前半と思われる、髪を角刈りにした白髪の男が座っていた。白いワイシャツに黒いスラックスと言う格好で、椅子の背もたれには黒いジャケットが掛けられている。
『葬式でもあったのかな?』
と嶋田は気になった。
その男はシングルモルトを飲んでいた。目前には「ラフロイグ」が置かれている。スコットランドの「アイラ島」に蒸留所があるウイスキーである。「ピート」と言う粘炭を樽に含ませ寝かせた、「アードベッグ」よりはクセのない口当たりで、嶋田も好きだった。
カウンターに座り、嶋田はバーテンダーに声をかけた。
「『グレンファークラス』でも、ストレートで飲もうかな?」
グレンファークラスは、同じスコットランドでも「ハイランド地方」にある蒸留所のウイスキーで、ピーティーではない。この蒸留所で作られる「105」は、イギリスの前首相・マーガレットサッチャーが愛飲していたと言われ、アルコール度数は六十度である。コニャックの様な口当たりの良さで、アルコール度数の割にはスムースに飲めた。
グラスに手を取り、一口含みながら嶋田は、彼方に座るその男に視線を向けた。色付きのレンズの眼鏡をかけ、見たことが風貌だった。もしかしたら…? 嶋田は、
「あの方の隣に席を移してもイイですか?」
とバーテンダーに聞いた。
「聞いてみますね」
と、バーテンダーはその男に声をかけた。一瞬、彼は嶋田と視線を合わせた。やはり池野辺先生だと、嶋田は認めた。
その男から嶋田の隣に席を移した。彼は眼鏡を取り、
「…嶋田君か?」
と聞いた。あの眼差しに目前の男が池野辺であることを認識し、嶋田は言った。
「池野辺先生…」
本来であれば抱擁したいくらいであったが、周囲の視線もあったので互いに片手を差し出し、握り合った。急激に胸が熱くなり、二人はすすり泣いた。嶋田は言った。
「最近、先生のことが気になって…。会いたくて仕方なかったです…」
池野辺は両手で嶋田の左手を包み込む様に握った。彼のその手を額に当て、嗚咽を上げつつ、
「嗚呼、まさかこんなところで…。先生も会いたくて…、でも色々あって周りが許してくれなかった…」
と池野辺は話し続けた。
握られた左手の温もりを感じつつ、嶋田は池野辺も齢をとったと思った。
二人は、互いに人生の中で遭ったことを語り合った。池野辺は、卒業を控えた頃に嶋田から告白されたことを内心喜んだが、教育者としての責務があったことに付け加え、妻が敬虔なカトリックの信徒だったことを話した。彼は信仰していなかったが、同性愛は聖書では禁じられていたし、三人のうち一人も妻の影響で信じていたので、プラトニックな関係でも許されないと思ったと、池野辺は話した。
また、谷田部は性暴力の件を受けて教職員として懲戒免職となったが、それと同時に妻子と離婚を申し出されてしまったと、池野辺は言った。双葉台に建てた家も、失職した故に住宅ローンが支払えない為に手放し、一時期は自暴自棄になったと言う。この事実を聞かされ、嶋田は自分自身を責めた。こんなにまで谷田部を追い詰めてしまったのか…? グラスの中を漂うウイスキーの琥珀色を見つめながら、彼は池野辺の話を聞いていた。
「でも、大輔の犯した罪は罪だ。その報いを彼は受けて当然だった」
失業保険を受け取りながら、また時折池野辺が様子を見に行きながら、谷田部は第二の人生を模索していたのだが、その年の晩夏に彼から電話があった。
「池野辺先生、オレには生きていく価値もなければ権利すらないです」
そう言って電話は切れたが、池野辺は慌てて家を出た。もしかしたら、彼は自殺するのでは? 車を走らせ、心当たりのある場所を探した。いつしか、大輔と一緒に日立の河原子海岸へ行ったな…。谷田部の実家はその近くにあった。
黄昏に染まった頃、ようやく河原子海岸に着いた。池野辺は彼方に谷田部が裸足で海の中で入って行くのを認め、
「谷田部!」
と自らも海の中に入って行った。下腹部まで海水に浸かった状態で谷田部は振り向き、
「来るな! 死なせてくれ!」
と叫んだ。徐々に海水が谷田部の身体に浸かっていく。その時にようやく池野辺は彼を捉え、力づくで浜辺に連れて行った。泣きじゃくる谷田部に池野辺は平手打ちをした。
「馬鹿、大馬鹿! 死んでも黄泉に下るだけだぞ!」
「地獄に行ってもイイさ! オレなんて! オレなんて!」
「馬鹿!」
池野辺は込み上げてくる感情のままに谷田部に叱責し、抱擁し、唇を奪った。両腕を彼の背中に回し、舌を絡ませ、身動きできない程に激しく愛した。
「池野辺先…」
「死ぬな! 死なせてたまるか! オレがお前を守ってやる!」
太陽が水平線の彼方に沈んでいく。海水で濡れた二人の衣類は乾かないままだった。ようやく涙が止まった谷田部は、池野辺の左肩に頬を寄せ、離れずにいた。彼は怖気づいていた。また独りになったら死のうと考えてしまう。彼は言った。
「池野辺先生…。オレ、どうしたらイイの? 何もかも失ってしまった…」
「お前、挫折してこなかったな? 確か、T学芸大学に現役合格し、そのまま教員免許を取って採用試験に合格して…。だから逆境に弱いンだ」
「…池野辺先生。オレを見捨てないで」
この後、二人は旧那珂町の連れ込み宿で絡み合った。濡れた衣類がルームサービスでクリーニングされるまでの間、池野辺は谷田部の身体の諸部位に接吻をした。
「池野辺先生…」
「もう『先生』じゃないだろ?」
谷田部は度重なる接吻により全身が火照り、感じやすくなっていた。一物も太く硬くなり、先端が紅潮し先走り汁が止まらなかった。そんな肉棒を池野辺は自らの穴に挿入(い)れ、激しく全身を揺さぶった。
「『大輔』! 内(なか)に出して!」
初めて池野辺は谷田部を名前で呼んだ。これまで「教育者」と頑なに言い張っていた者(ひと)が、肉欲のままに乱れに乱れ、自分を求めている…。谷田部は内心信じられなかったが、絶望の淵にあった自分を助けてくれ、しかも今愛してくれていると思うと、彼の想いに応えなければならないと思った。
ベッドがきしむ音が天井に響き、熱気が部屋中に満ちていた。谷田部は時折、池野辺の乳房を吸い寄せながら両腕を彼の背中に絡ませた。
「『勝』、愛してる!」
「大輔!」
総てをかなぐり捨て、二人は何者でもない「ただの二人」になった。全身から汗が噴き出し、絶頂は目前にあった。度重なるエクスタシーの極地に達した時、
「あ、あッ、ああ、ああん!」
と谷田部は声を上げた。池野辺も、
「あ、熱い! 壊れそう! ああん!」
と叫び、ピュッと透明の先走り汁が跳んだ後でドロッと粘土を含んだ乳白色の愛液が、肉棒の裏へとめどなく垂れた。
オルガズムを迎え、二人はしばらく堅く抱擁したまま動かなかった。息を切らしながら互いに見つめ、そっと唇を重ねた。池野辺は言った。
「大輔、もう『死にたい』なんて言うな」
「…絶対言わない」
「人生、何とかなるさ」
こうして二人は契りを交わした。
その後、池野辺は自宅のある末広町に近いところに、高校時代の同級生が不動産屋を経営しているとの事で借家を探してもらい、その借家のある栄町に谷田部は引っ越した。谷田部も勤め先を上水戸のタクシー会社に決め、池野辺の妻が通う教会にも通い始めた。
新生活が始まり、池野辺はいっそう谷田部を愛する様になった。自殺未遂を図った晩夏のあの夕刻と比べると、谷田部は幸福そうに見えた。抱擁と接吻を繰り返す毎に、
「勝、死にたいなんて絶対に言わないよ」
と言った。両腕の中に谷田部を抱えながら池野辺は、
「絶対に言わせない、言わせるものか」
と繰り返した。
その年のクリスマス、谷田部は洗礼を受けた。池野辺も同席したが、
「あなたも早く教会に行きましょうよ」
と妻・梓は言った。それに対し、
「あくまで信仰は個人の自由だろ? あいつは基督教を信じたくて教会に行き始めたンだ。オレはそう思わない」
と池野辺は話した。
「まァ、強制する権利はないけど」
と、梓は苦笑した。
そんな谷田部との日々を池野辺は嶋田に語った。嗚呼、幸福だったのだなと嶋田は安心した。ウイスキーはすでに二杯目を飲み終えていた。池野辺は「オールドパル」、嶋田は「B&B」を注文した。いずれもウイスキーベースのカクテルである。嶋田は、何故礼服を着ているのか聞いた。池野辺は一瞬ためらったが、
「実は、大輔が死んだンだ」
と告白した。嶋田はとっさに口を手で覆った。
「…何故?」
「この数年前から、あいつは難病を患っていたンだ。確か、『筋萎縮性側索硬化症』って言って…。最終的には寝たきり状態になって、呼吸すらできなくなってしまったンだ」
池野辺は、グラスの中の赤褐色を見つめながら言った。嶋田の両眼からは、再び涙が頬を伝った。
「でも、死ぬ直前にあいつはオレに、声は出せなかったが、こう言ったンだ。『愛してる』と…」
まるでドラマの様な最期だと、嶋田は思った。池野辺はカクテルを一口飲み、グラスをカウンターにそっと置くと下を向き、すすり泣いた。嗚呼、先生は谷田部を愛していたのだと、嶋田は感じた。
二人はクローズまで一緒に飲んだ。バーを出た時には午前三時を回っていた。新聞配達のバイクが行き来していた。
嶋田は、この時間だと始発まで待った方がイイなと、水戸駅まで歩いて行くことにした。一方、池野辺の家は末広町にあったので、タクシーで帰った。
その前、二人は二軒先のTブックセンターのエレベーター前で接吻した。あの頃にはできなかった愛の告白。未だに池野辺の方が身長が高かった。彼は、
「ありがとう。本当に、ありがとう」
と両腕で堅く抱擁した。
嶋田は、近日中に谷田部の墓参りをしたいと話した。カトリック教会の納骨堂は、茨城町の大戸に近いところにあった。池野辺は、
「その方が大輔も喜ぶし、安心するだろう」
と微笑した。
池野辺はタクシーに乗り、出発してもずっと嶋田に向かって手を振っていた。嶋田も、タクシーが見えなくなるまで見届けていた。
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manganjiiji · 1 year ago
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原村の住所いま鵜鷺棲む
かなり具合が悪かった。そこまで体力を使いすぎた感じもしないが、気圧上昇にここまで左右されるのは、体力量というより、基礎体力が落ちているということだろうか。なんとか不調でも1日4時間は立っていられないと困るので、具合は悪かったが区役所目指して出かけた。こういう時、意味不明にかばんに本とノートと筆記具を遮二無二詰め込んでいくから肩が死ぬのだと思う。無事区役所で諸々の手続をすませ、もう立っていられないと思いドトールで休んだ。ミルクレープを食べて何とか回復し、『差別はたいてい悪意のない人がする』の続き、4章までを読む。途中かなり眠かったのだが、トイレに行ったらしゃきっとしたし、やや体調が回復していた。左どなりに座ったスーツのジジイ2人が(一方は64歳だと言っていた)、なんだか変な会話をしていたので気になった。ニーチェの神は死んだを、ヨーロッパの産業革命や科学革命により神の創造した世界の記述が覆され、その結果神はある意味で死んだも同然、という意味で私はこの言葉を理解していたのだが、彼らはなんというか、そのままの意味で使っているようだった。「あいつは神を信じてたから」「それで死ねたから幸せだよな」「神は死んだじゃないけど(俺らは神を信じてないけど、というようなニュアンス)」「ニーチェとかな」というような雰囲気の会話をしていて、え…?神は死んだという結論に至る経緯をまったく斟酌せずに、神の存在を信じないこと=神は死んだ、だと思っているのか…?とかなり胡乱な気持ちになり、なんだか恐ろしかった。その2人は会話もあまり噛み合っていないというか覚束なく、仲がいいのか悪いのかよく分からなかった。2人とも小説を書いているらしいが本業ではなさそうだった。64歳と言っていたのではないほうのジジイが電撃文庫がどうこう言っていて、自分の文章は電撃のターゲット層とはマッチしないみたいなことを(関係者に?)言われてなんとかかんとか、と言っていて、こんな年輩の方も今の電撃に応募しようという気持ちがあるのか、とかなりびっくりした(その方も再雇用がどうとかの話をしていたので60は超えていると思われた)。64歳の方のほうは、自分の話に挿絵がつくのはいい、というようなことを言っていて「でも低俗な雑誌ですよ」みたいなことを繰り返し、どうやら官能小説の雑誌に今も掲載作を書いている、というような感じだった。それを電撃云々のジジイのほうは、書き溜めて自分で文庫にして出せば、みたいな頓珍漢なことを言っていたので、何だこの人…となった。神は死んだ云々を言い出したのもこの人で、気持ち悪いな…と思った。でも小説を書いているんだな、と思った。謎だ。小説を書くのもいいが、全般的にもっと社会や世界の仕組みを知った方がいいのでは?と思ってしまったが、それでも定年まで勤めあげたであろう人なのだ。どうやったらこんなあやふやな感じで定年まで仕事が出来るのだろう、もしこれが女性だったら、こんなふわふわした感じでここまで生き抜いてくることはできないだろうな、とか意地悪なことを思ってしまった。全ての物事に対しての見識が曖昧だし基本的に間違っているしその癖相手のことを見下している感じ(謎の自分の優位性を疑わない態度、相手も優しすぎる)で、怖気が走った。というようなことを聞きながら、頭の片隅で考えながら、本(差別はたいてい悪意のない人がする)を読んだ。今日読んだところは、差別される側が保守的な行動を取ると、差別構造を自ら維持することになる、自分の置かれた差別構造に気づけず社会を肯定してしまう(その悪循環で差別は温存・助長される)、というあたりだった。4章はユーモアと侮蔑の話だったが、そのあたりで猛烈に眠くなり、半分寝ていたが、トイレに行って目が覚めた。『客観性の落とし穴』も進めたかったが、あまりにも具合が悪く、もはや文字を追えなかった。そのわりに電車を降りてから、ウーバーイーツよりはましだろうと思い、吉野家で牛すき鍋(単品)を食べた。吉野屋では言動がおっかないおじさんとか、明らかに若い女性店員にだけクレームを言うおじいさんとか、子供の要求を無視し続ける不機嫌な母親(飯が来るまで喋るなという旨のことを言い黙らせていた)とかがいて、結構おそろしいなと思った。それでも、吉野家のおそらく学生バイトの女の子は誰にでも愛想良く笑顔で接客していて、「そんな低い時給でそこまでのサービスを提供しなくていい!」と叫び出したかったが、自分も学生の頃そうだったなと思った。愛想良く笑顔で「相手を圧する」「屈しないことを示す」という戦略もある。それに何より、愛想良く接客している方が自分に「正義」がある感じがして気分がいい。たとえ舐められるとしても、本当に心の底で舐めているのはこっちなのだから別にいい、と思っていた。多くの善良なお客様に対しては愛想良く対応した方が気分がいいし、お客様によって態度を変えるのも変なので、全力で感情労働なるものをしていたと思う。社会人として接客していく中で、そこまで過剰に演技せず、自然体で接客してもいいんだと気づいてからはやめた。最初の接客が200%の感情労働を求めるマクドナルドだったことにも、私の初期接客態度への原因がありそうだ。
深夜のマクドナルドで、全ての店の中に存在するものを掃除し磨いていない部分がないようにする、というタスクがあり、いちばん汚いゴミ箱の中を拭く時は、私は小柄だったので、体ごと入って内側の激しく汚れているマクドナルドのゴミ箱を拭いていた。かなり力がいる、肉体労働である(その他、トイレ、机、椅子、仕切り、カウンター内の各機器、器具、全てを清掃する※深夜客の対応をしながら)。そして接客も全力の笑顔でやっていた。ゴミ箱に潜って中を拭いている時、サラリーマンの40くらいの男性(なんとなく斜に構えている感じの人)が「そんなに頑張らなくていいんじゃない?」と私を気遣って声をかけてくれた。私は、これが私の仕事で、順当に賃金をもらっているので、ただ正当に職務を遂行しているだけで…と思っていたので、おじさんの言っている意味が全然わからず、「え、特に頑張っているとかではないです😄普通にこれタスクなんで…ありがとうございます😄」と困惑しながらも心配ありがとー!みたいな気持ちだった。そのおじさんの気持ち、今ならわかりますね。そんな低い賃金で、そこまで己を削るな。差し出すな。搾取されていることに気づけ。ほどほどに手を抜け。本当にそう言いたい気持ちが今ならわかる。ただ、私は何事も全力で完璧にやり遂げるのが、人間の「ふつう」だと思っていたので、その理路が理解できなかった。ふつうにやる=一切手抜きしない、というのが仕事だと思っていた。その考えは私にその後も根強くあり、自分の本来の力の60%くらいで仕事も何事もこなさなければ生活全体を回せないのだから、全力で仕事をしてはいけないし、誰もそこまで求めていないということをはっきりと言葉にして気付かされたのは、33歳の時であった。かなり最近。嘘でしょ。他の人が、仕事から家に帰ってきた時点で、まだ40〜30%の体力を残しているのが普通で、2%とかで帰ってきて床に倒れるのはおかしいのだと、その時初めて人に聞いて知った。
それから最近は、具合が悪くてもとりあえず仕事に行って、パフォーマンスが低くてもとりあえず勤務時間をやり過ごす、そこに「いる」、仕事をとにかく「(できる範囲で)やる」ということが重要なんだということもなんとなくわかってきた。仕事で他の人に並びたいあまりに、98%の力を出してはいけない。自分は鈍麻で低脳な人間で、非効率でお荷物であるという事実を受け入れ、そういう人間として60%で仕事をこなす。出力パワーを抑える。そうして私生活やほかの活動を維持する。そういうことが長期的に見て仕事を続けることに繋がる。98%の短期決戦だからいつも数ヶ月〜2年でへばっていたのか。なるほど。と思った。生活ができなければ仕事も出来なくなっていく。当たり前だ。その当たり前が全く分からないまま30歳を過ぎていた。というか、仕事の仕方というものを考えている余裕がなかった。どんな時も具合が悪く、体力勝負で、そしていつもいつでも過去の記憶(生まれた家庭の記憶)に苦しめられていた。自分が帰る安全な場所を持たない人間というのは、全ての尺度が異常になりがちなのではないか。価値観が狂っているが、それを狂いだと自覚できない。安心して帰れる家ではない場所で育った人間は、仕事に過剰適応しようとする傾向があるかもしれない。先日友人と話していて思った(高校の同学年の彼女(36歳)は未だに実家に縛られ、金銭もケア労働も搾取され続けている)。その友人もかなり親に洗脳されているが、とにかく家を出ろと、先日100回以上言った気がする。親のことなんてお前が責任持つ必要ない。そんな最低な人間ともう関わるな。外野がいくら言っても、それでも、私たち子供って、親のこと、きょうだいのことが、好きなんだよね。難儀です。
今日はあんスタの天城一彩の誕生日でした。TLが誕生日絵で溢れかえっており、仕事始めの日に生まれるなんてやるなあ!と思った。それで元気づけられている方がいらっしたので。一彩の故郷では仕事始めという概念はないが、誕生日が判明しているということは暦があり、新年という概念はありそうだ。年明けに生まれた子、めでたい。その瞬間を思い、とてもいい気持ちになる。
どんな子供でも、どんな親でも、やはり生まれた時のことを思わずにはいられない。多くの愛情が、もしくは僅かな愛情がそこにはあり、だれかが抱き上げたり、寝かせたり、ご飯を食べさせたりしたのだ。だからみんな、今生きている。残念ながらそうはならなかった子供もたくさんいるが、成人まで生き延びることができた人間は、かならず、養育者やその他の人間にある程度は「生かされて」きたということで、そこに愛情はなかったかもしれなくても、もっともっとそれ以前の、言語化されないなんらかの情は存在した。だれかが子供を抱き上げて、乳を飲ませ、排泄させ、風呂に入れ、着替えさせたということだ。その事実に私は毎時毎瞬新鮮に感動することができる。
2024.1.4
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junmoriuchi-donut · 2 years ago
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【今日の美術館】高崎で #竹久夢二 の展示をやっていたので、撮影後、美術館を訪問。絵画はもちろん、デッサンから掛け軸、本の表紙や挿絵など充実の展示。職業柄、本の表紙や挿絵のところで立ち止まってしまう。しかし大正時代の文化はどうしてこんなに自由でのびのびとしているのだろう。電車の時間が迫っていたので短い滞在時間になったが、ものすごく刺激を受けた。
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