#誰かに怒られるギリギリの漫才
Explore tagged Tumblr posts
Text
【注:以下、ニューヨークと銀シャリの漫才に関する「ネタバレ」あり】
「ザ・ベストワン」でニューヨークの「誰かに怒られるスレスレの漫才」を観た。「炎上」の「火種人(ひだねじん)」の方じゃなく、「薪人(まきじん)」の方を「本物」と称して、「本物が立ち上がるからやめてくれ」とか「本物は〔ラッパーみたいに怖い人〕には近づかない」とか、「占い師自体が本物」だとか、「本物」を嘲笑いつつ、「本物」がニューヨークのこの漫才に対して「立ち上がらない」ようにしているところがウマい。ニューヨークのことは「ラヴィット」とかで知っていたけど、ネタを見たのはほぼ初めて。だから、元ADと味音痴のコンビという認識しかなかったけど、今回、見直した。ニューヨーク、すごく好かった。
一番笑ったのは、銀シャリの「すもももももももものうち」。ももももものすごく愉しかった。トドメの「庭に埴輪鶏がいる」も。埴輪鶏!ああ、あと「そもそもすもも」も。
0 notes
Text
12/3(土)大阪2日目 昼&夜公演 日替わりと感想など!🕺🕺
・しゅんりーさん大暴れ(?)夜公演
夜公演、しゅんりーさんがめちゃくちゃ台詞飛ばしはったのですが、いや正直めちゃくちゃおもろかったです🥹笑。ことの始まりはドローンでドボンが終わったところの台詞……
いつも「君たちをだましていたのには変わりない。コンビでこの企画を続けるがどうかよーく考えてくれ!」みたいな台詞でラストワルツスポットライトに行くのに、なぜか言えずにめちゃくちゃグダる。
島(下手上からツッコミに入る)「なにひとりでテンパってんすか?笑」
田尾「俺テンパってる??」
島「ぜんぜん(頭に説明が)入ってこん 笑」
田尾「(なおも次に行く感じの台詞出ない)」
高砂「MCがほわほわすんな!!」
田尾「(なんか無理やりまとめる)」
ラストワルツのスポットライト当たって「よっしゃやってやろうぜ!」からは順調に進む。
田尾「じゃあ4組参加ってことだな!」のあとの、「手紙を使わずに済んでよかったよ!」が出ない。だから、���人たちは、掲げられた手紙を見つめてるんだけど、話が進まん笑。和田くんか誰かが「何なんだよそれ」「誰から?」とかなんか助け舟出すも、しゅんりーさん「何だと思う?」「誰からだと思う?」とか聞き返して進まん笑。
ミハル「あの人怖いよ〜🥹」笑
「時浦くん、君のお母さんはとっても素敵な方なんだね」らへんを無理やりやってなんとか次に行けました笑。
その後のアツソーパズルで出てきた島「今日は楽しくなるぞ〜ッ」笑
田尾「脱出したいかー!もう緊張しないぞーー!!」笑笑
この間基本染谷さん見てたんですが、そめやさんがやや笑いというかなんとも言えん「あ〜」て顔しながらしゅんりーさん見守ってるのめちゃくちゃかわいかった(ファン)。あとつっこみワードの「ほわほわ」が染谷さんがYouTubeとか配信でしばしば使う語彙でそれが咄嗟に出てきたのがなんか和んだ(ファン)。このあと洞窟の呪いの説明で
田尾「洞窟に入った私は……ご覧の通り説明したいことをちゃんと言えなくなりました!」
高砂「謝れ!」
田尾「すみませんでした!!」
で回収されてた🫶🫶🫶。
最後企画ネタバラシ後にも田尾さんが担がれるとこで坂本さんが「今日はしょうがないね」って言って、みんなにうおーって担がれ直されて前のボタン全部外れてたね…。でも正直とっても楽しかったしシリアスなとこも熱量高くてとても素敵な公演だったです。
・かつてなくボケ倒す時浦くん
あと、夜公演、時浦くんもボケかましまくっててヤバかったです。まず、スタジオ前で坂本さんに名前間違えられるやつがEXILEだったのを、三代目のR.Y.U.S.E.I.ダンスやりだす。
島「ここで天然出すか??EXILEさんに謝れ!」笑
その後滝にドボンする際にR.Y.U.S.E.I.やってから落ちていく時浦。
そしてキャンプの夜、なぜかずーーーっと上着を裏表逆に羽織ってる時浦。そして台詞を間違える時浦。「俺の財布が、あっちがうわ岬さんの財布がなくなってた!」からの、「岬さんはそんな俺を見てきた、なのに!あれはぜったいわざと!」のとこで島がとうとうつっこむ。「ずっと気になっててんけど、服逆やで」時浦「!!!」←なぜ気づかない時浦。
・あるある
昼 たこ焼きあるある
島「お前大阪人やったら誰でもたこ焼きあるあるあると思うなよ!お前がやれ!!」→時浦がやらされる
時浦「……ワ〜。2個タコ入ってる〜」(むちゃくちゃスベる)
時浦「……(リュック勢いよくぶん投げる)」
響き渡る「ガン!!!」音。
東雲「時浦パソコン持ち歩いてな��った!?!?」←それな
時浦「やばいやばい!!」急いで拾う時浦笑。
島くんわろてもうてました🫶
夜 USJあるある
島くんが「UFJて言われまう」って言ったのに終わらずに、なぜか時浦エルモ勝手にやる、でもあんま似てない、締まらない場、島くんがなぜか東雲を巻き込み、「お前もやれ、クッキーモンスターやれ」とか言い出す、でも多分マジで溝口くんがクッキーモンスター知らんくて笑、「クッキーモンスターだよ」とてきとうにやるも、なぜか若干クッキーモンスターみがあったため、島が拍手。
東雲「やった!!でもらまあいまのは無理だと思うけど、あるあるって稼げるらしいよ」笑。
・スタジオ前の諸々
昼 高砂くんと島くんジャンプ。怒鳴り散らす坂本さんをガン見する高砂くん。
坂本「何見てんだよ!」
高砂「見るだろ!!あっち見てればいいのかよ!!」(下手向く)(島くんに坂本さんの方に戻される)笑。
坂本「ほららふちゅーぶも早く入って!あ、えーと……江戸っ子ブラザーズもはやく!」
時浦「てやんでい」(鼻啜る)笑
・ドローンのドボンする時セリフ
日に日に時浦vs.ねあんでるの蹴落としあいと島vs.高砂の蹴落としあいが過激になってる、今日島くん台詞ギリギリまで高砂とほぼ取っ組み合ってた。かわち。あと滝から上がってくる時、高砂が岬を引っ張り上げようとして変な掴み方して岬がイテテってなって高砂が怒られるの最近毎回やってはる気がする。
昼
バンバン「芸人、卒アルに「一生お笑い」って書きがち!!」 島「それはおもろい」
岬「平民どもは落ちるが…俺は上がる!」高砂「華麗に落ちたな!!」
夜 バンバン「芸人はあ!!劇場の近所のラーメン屋でサインを…求められなくて…ちょっと落ち込みがち!!」(長い笑) 島「尺とお笑いを揃えてこい!!!」
岬「じいや!机の引き出しの二段目に!」高砂「何が入ってんの!?」
・今日夜ねあんでるがロングリードのとこでなんもやらんくて、おや?と思ったら、子供みたいに駄々こねんなよ!でミハルが、なるほど、と納得顔して階段に座って渋い声で「ちょっときみ、座りなさい」って言い出して渋い感じで駄々こね始めて「こういう企画をやっていったほうが君のためになるんじゃないか?お酒でも飲むか?」「子供みたいに駄々こねんなって言ったら、渋いおじさんになって駄々こね始めた!!」だった🫶
・島はリアクション芸人としてやっていくんだって〜!
夜「島はこれから、リアクション学校に入学してやっていくんだってー!」(マシュマロ棒渡される)「ウィンガーディアムレビオサ!!!!!!」
・高砂くん懺悔
昼 高砂「ポケモンカード全部売っちゃった!」
岬「うおおおい!いくらで?」
高砂「端金(はしたがね)だよ」
岬「おまえがいうなぁ!!」それはそう笑
ここ、最初は高砂くんがひとボケして終わりだったのがだんだんやりとりで岬くんのツッコミでオチまでついてて、ラストワルツのファン��感涙です(笑うところです)。
夜 森林伐採部だったので口に蜘蛛入れてました
・バンバンの芸風
昼 ミハル「鰯の群れと生活してました!」
夜 ミハル「1ヶ月海中��活してました!!!」
バンバン「…ッ、!2週間を超えたあたりから、ウミガメが友達だったぜ!!!」(純真無垢笑顔)
ミハル「浦島太郎ーーーーーーーーー!!!」(⁇)
島「みんなちゃんとしよな」(しゅんりーさんいじり笑)
・洞窟
今日まさかの(?)高砂が岬よりランタン消えたパニックから先に落ち着くパターン始まってずっと見てた身としてはかなりウケました。
高砂単独大暴れ→二人で大暴れ→岬が最後まで大暴れして先に高砂が落ち着いてるという謎の変遷……🫶
夜公演
高砂「パニックになろうぜ!!(大暴れ)」
岬「(大暴れ)」
時浦「ちょっと!!!!落ち着いてください!!!」
(その横で早めに静かになった高砂くん静かに岬を見てる)
島「なんかこの人落ち着いてたわ」
高砂「なんか今我に帰った」帰るなよ!笑 泣き疲れてなんで泣いてたか忘れた子供みたいなお顔でめちゃくちゃおもろかった。
からの、和解からの、
高砂「ボケろーーーーーーーーッこんなに丁寧に振ってんだから、ボケろーーーーーーーーーーーッ!!!来いよ……ボケろよ……………お前がボケて俺がツッコむ………お笑いデスマッチだ(????????)………」お笑いデスマッチとは🤣
岬「真剣な空気が台無しじゃねえか!」
時浦「どんな慌て方ですか!目ぇデカ笑」
高砂「だって怖いじゃんかよ」
爆走しすぎて「怖いじゃんかよ」なくなってた日とかありましたそういえば…。
・東雲「お礼とか言う人でしたっけ?」
ここの岬くんの暴れ具合が日によってぜんぜんちがう。最初立ち上がって、言う人だよ!元から!、くらいだった気がするんすけどあるときから、東雲の元まで行くようになり、ある時このメモにもどっかで書いた通りナマステ!!!が現れ、その後は軽く詰め寄るスタイルだったが、今日マチソワどっちかで、謝謝!!!が現れました。(大千秋楽後追記、見た限りだと、ナマステと謝謝だけ謎の登場でした。あれなんやったんやろう。なお、ナマステはこんにちはなのでマジでめちゃくちゃです🫶)
・ラストワルツの漫才のつかみ
昼 高砂「アクスタ買えよ!!!!!!!」笑 大阪から売り切れなくなったので……笑。帰り、「グッズ買う?」「アクスタは買わないと怒られるから……」と笑顔で物販に向かうラストワルツのオタクの方がいてニコ…になりました。グ���ズカウカハモチロンジユウ……デモチョットオモロカッタ……。
夜 高砂「嘘つくなよ口開けて寝てたから俺おまえの口ん中に蜘蛛入れたもん」
・湘南に連れてこられた高砂くん
昼 「ひっかけ橋かあ?ひっかけるぞ〜、君かわいいねともだちとの約束…」染谷さんに入れ知恵してるの誰?笑
夜 「いよいよUFJかぁ!?」
・この日の夜公演、漫才4組とも今まででいちばんおもろかった!会場もめちゃくちゃウケてたと思う。キレキレだった〜。昼間初めて木津くんがネタ飛ばしたというかめちゃくちゃ大事なツッコミ台詞飛ばしたままいってたのですがバチボコに修正してて🫶
・キャラソンメドレーみんな最初出てくる時いつも、下手の中尾染谷大平(敬称略)は肩組んでとっても可愛いのですが、上手の溝口和田木津(敬称略)は最近謎の振り付けやってくることが多くて、今日昼が念仏(木魚ポクポク的な)で、夜は高砂くんのタバコの火野球⚾️で消す振り付けで揃えてきて、なに?になりました。
▼以下は染谷俊之さんファンによる忘れたくないポイント覚書感想です(今ここまでもそうでしたが)。
昼公演、最後キャラソンメドレーの全員ピンスポのキメに行く時なぜか染谷さんが大平くんのとこにササって近づきはって、なぜ、と思って見てたら大平くんのスーツの後ろの襟直してあげてたっぽくて大平くんが??ってなって変になってたよ〜的なことを(多分)言ってちょいちょいって直してよゆう〜で自分のバミりに戻っててもうキュン300個でした。さすがソメヤ・シカイガヒロイ・トシユキさんだなと思いました。
夜公演、高砂くんが洞窟で岬に「書く気になってくれてありがとな…」のとこ今日カッコつけまくって、髪かきあげたらほんとにカッコよくて(??)、いや笑えんカッコいいやんになった(笑いました)。その後時浦くん同じのがやって、島に「似合わんな」言われて終わったんですが、洞窟出るときの3人かたまってるときに島くんが「めっちゃ髪型カッコいいことなってますよ」て真顔で言い出して、高砂くんが「ほめるなよ!下げて上げるなよ!どうすればいいんだよ」て言っててなんか……🫶🫶🫶そのあと脱出できたあとの「信じてたってばよ!」で中尾くんといつもアイコンタクトしてるやつ、中尾くんが染谷さんにむかって髪かきあげてくれててかわいかった、はあ。さらにその後 battle cryの最後で大平くんが染谷さんの方見てる時にまた髪かきあげてウインクバチコンやってて大平くんがイェイ!!みたいなリアクションしててめちゃくちゃ🫶🫶🫶はけるときも髪めっちゃかきあげてた。かわいいかよ……
あとこれは今日の公演どうこうじゃなくて、ラストワルツの話なんですが、岬はさ、最初のスタジオのとこもさ、時浦とエンカ��ントしてもうたとき、一回ふりかえるやん、高砂を探すやん、どうかで時浦ネタ帳見せる時も、一回高砂の方を見て、見せていいかなあみたいな感じで、高砂くんが頷いてから見せるやん……うぇーん(情緒)。岬、おまえ高砂くんのこと大事に思ってるってもっとちゃんと言葉にしろよ!
岬「もっとお前と話をするべきだったな」
そうだよわかってるじゃねえか!ヨシ!!!!(???)
てかやっぱ台詞昨日のままだった、これは岬くん台詞変わってるやつですよね、、そしてそれで固定にしたっぽい、、、、和田琢磨さん、岬の解釈深めてくれて、、、、ありがとうございます泣。よかったな、高砂!!!泣
やっぱ洞窟で岬が時浦に真相話してるときのそめやさんのお芝居マジで胸にくるものがある……。悲しみ、憤り……、高砂………。最初、悲しそうにというか、じって聞いてるんですが、お前が怖かったって岬が言い出したあたりから、体に力が入っていくのがわかって、呼吸も荒くなって、ぐぐぐぐって堪えられんくなってきて、やめるよ、って岬が言い出したときに、グッ!って手をギュ!てして、ワッて走り出して叫んで、、、、あとはもうご覧の通り最高の高砂くんです、、いや〜円盤にあそこのお芝居入らんのかと思うと……明日見おさめか……高砂……。見納めよう……。やっぱ洞窟は毎公演最高を更新してきてくれる、大好き……
そんで最後キャラソンメドレー終わりのbattle cryは高砂じゃなくて、岬が高砂くんの肩に手を乗せて出てくるのがいいよ。これ多分途中からこれ固定になったんよな……涙。あと最近二人しゃがみでニコニコしながら出てくるのとっても魅力です!あと、ワルツを超えてで二人手を取り合うところでいつも岬が高砂を振り回す感じなのもとても魅力。ありがとうございます。
今日夜公演めちゃくちゃすきだったぜ!東京前楽夜公演ぐらいすきだぜ!後半は今日がさいこうだぜ!(個人の感想です)
明日で終わりか!おい!ラストワルツ!一生漫才してくれよ!!!!!
2 notes
·
View notes
Text
遂に公開!映画『明日の食卓』初日舞台挨拶が開催されました!
本日5月28日(金)、遂に公開初日を迎えた映画『明日の食卓』の「初日舞台挨拶」がイオンシネマみなとみらいにて行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督が本作で初めて観客を前に登壇いたしました。
横浜での舞台挨拶となり、「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画の公開への喜びを口にした瀬々監督。また主演を務めた菅野も、コロナ禍の中で「公開になるのかな?という気持ちで過ごしてきましたが、映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改め��感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。
映画の中で夫婦を演じた菅野と和田、尾野と大東、そして姉弟を演じた高畑と藤原という3組のペアでの登壇となったが、それぞれの共演について振り返ると、菅野は和田が演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない(笑)」と話して笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田は「菅野さんは、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」と指摘。
そんな2人の激しいケンカシーンについて和田は「(菅野さんが放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです。女優さんが入るので心配してたんですが、菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かす。菅野も2人の激しいやり取りを振り返り「育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね…。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。
続いて高畑は、藤原が演じた弟について「どうしようもない弟でしたけど、季節さんだったからなのか?どうにも嫌いになれなくて…」と困ったような表情で語り、いっぽうの藤原は高畑との近距離での芝居について「体臭とか大丈夫かな?と心配してました。瀬々監督の映画に出るということで“匂い立つ”感じが出ればと、お風呂に数日入らなかったんです」と驚きの告白をする場面も…!
尾野と大東も劇中でかなり激しいやり取りを見せているが、尾野は「私たち、関西人でして、気を抜くとすぐに関西弁になる危機感を持ちながらやっていました(笑)」と述懐。大東曰く、2人とも関西弁の中でも「かなりコテコテのほう」とのこと。そんな2人は壇上で、現場でのやり取りを再現。尾野がコテコテの関西弁で「標準語でいきたいねん、今日は」と言���ば、大東が「そやな。シュッとしよ、今日は」とこれまた関西弁で返して笑いを誘い、尾野が大東が演じたとんでもない夫について「イヤですね。でも、全部が全部、イヤじゃなかったような気もしました」と言うと、大東は「それは…?大東くんが…?演じているから…?って、全部俺が言うてまったやん!言ってくれや(笑)!」と返すなど見事な夫婦漫才を繰り広げ、会場の笑いを誘っていた。
最後に菅野は「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」と本作に想いを込め、「物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました!この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。
さらに瀬々監督も「いま、すごくつらい状況だと思います。この映画もつらい状況を扱っていますが、そんな状況でも、出会いがあったり、別れがあったり、気持ちが昂って、感動的な瞬間が訪れたりするんだということを描こうと思い、作った映画です。こういう状況の中でも、みなさんの中にそんな出会いや『いいなぁ、今日は』という瞬間が訪れることを願っていますし、そういう映画になっていれば幸いです」と強く呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。

1 note
·
View note
Text
深刻さ
世間が忙しない。
3月某日。
文章が書けなくなる。
精神のバランスが乱れた。
追われるように書くことはないので、書かないことにした。仕事ももう辞めようと思う。
ソロセットにずっとキリキリマイになっている。準備もそうだが、自信がなくなってきた。自分を全てさらけ出したとして、誰にも受け入れられなかった時の恐怖に襲われた。その瞬間、ひどい倦怠感と吐き気がやって来て、まるでコロナの症状のようだった。実際のところ、コロナなのかもしれない。興奮と絶望に振り回されて、心だけが疲弊している。やろうなんて思わなきゃよかった、なんて思う。
でもやるしかないんだ。
それは出演が決まっている、ということに以上に、このクソみたいな状況に対してちゃんと怒りをぶつけなきゃいけないってことだ。コロナも、政治や経済、ノイズやリテラシー、さらに言えばシステムに、おれはクソだと言わなきゃいけない。そう考えた時に、緊張してるとかバッド入ってるとか、そんな事してる場合じゃないって思った。おれは怒っている。確かに。それを明日ぶつけるのだ。そのために11月から用意して来たじゃないか。全方位にクソって言うために。誰にも刺さらないとしても、おれはそれをやらなきゃいけない。
Igloogohst - Lockli
3/8 行きの電車にて。
思えば絶望してきたばかりの人生だ。
些細なことばかりに絶望してきた。人と意見が合わないとか、課題の提出が間に合わないとか。絶望を見つけるのが上手いと思う。
おれは普段怒らない。怒ると何かが壊れて、壊れた時の気まずさに耐え切れないような気がするからだ。怒るべき瞬間をいままで見逃してきた。
怒りを向けるということは、自分にとって、それについて絶望している、と同義なのかもしれない。どうしようもなく絶望して、堪え切れず叫んでしまうことが怒りだ。ずっとみっともないと思っていた。生活の中では、今でも刷り込まれた意識が、恥じらいを覚えさせている。そこに正当さがないように思えるのだ。
アートに正当性がないと知ったのは半年前のことだった。最後に希望がなくとも、アートは人に届くのだ。その救いのなさが、ある種の起点になる時がある。それはビジネスではきっと真っ先に跳ね除けられてしまうだろう。この正当でないことを、アートは守ることができる。人間という領域を狭まないように、アートは生まれたようにも思えてきた。疚しさや悪意をも、アートは肯定してくれる。
その怒りに正当性がなくとも、論理的な整合性がとれなくとも、アートはそれを認めてくれるならば、その場では怒ってもいいのではないか。おれの飲み込み流してきた怒りを、今日は流さないで済むのではないか。それを受け入れない人々や、痛々しく思う人もいるだろう。むしろ大多数がそうかもしれない。だけど、ほかにおれは怒る場所を知らない。どうしても強壮でないおれは、ここに逃げ場を求めている。今日は怒ろう。おれがいままで眺めてきた絶望と怒りの一つの終着点として、今日おれは怒るのだ。
umru, osno1 & Laura Les - Popular
3月某日。
サイバーパンクが好きだ。
攻殻機動隊に出会ってというもの、すっかりディストピア的なSFにハマってしまって、それ以来自分の想像力のベースになっている。出来ることなら押井守のような存在になりたい、なんて思う。
今日は疲れもあって一日まるっと休みだ。前日の午前2時から翌日の7時まで起きていたのだ。流石にいいだろう。
目が覚めてから、ゴロリと布団で横にながら、あるいはベランダでタバコを吸いながら、今まで聴いてきた曲を聴いた。何年かの空白から戻ってきて、phaiを始めながら聴いてきた曲。色んなものに影響を受けた。その前も含めると、本当に色んな音楽や体験を経ていて、文脈めいたものを感じざる得なくなる。
ライブで"APOCALYPS"という曲をやった。7,8年前に組んでいたバンドのボーカルを立てて、その7,8年前の曲を3曲、それから彼があとに始めたバンドの曲を1曲、それらを盛り込んでひとつにまとめた曲をやった。このクソみたいな状況が世界の終末にように思えたのと、昔やっていたバンドがもう完全に終わってしまったことを重ね合わせた。現在の文脈と個人的な過去の文脈が重複していて、それが終末であるというのはなんとも皮肉な結末だと思う。だけど、その落日の中で何かアクションを起こさないといけない、という義���感に駆られた。それは今回のセット全てに言える。
クソみたいな状況に対して、何らその改善に有効な手立てはとれないが、少なくとも怒りを表明することは悪くないんじゃないか。ただ、それがノイズになってしまわぬよう、しっかりと媒介を用意して伝えなければならない。
Tzusing - 日出東方、唯我不敗
3月某日。
せわしない一週間を終えて、反動でポップソングを聴いている。
なんとなく余韻に浸ってるせいか、行く予定じゃなかったライブに行ったり、逃す予定じゃなかった終電を逃したりしていた。終電を逃してから、友達とファミレスで話し続けた。珍しい組み合わせだったのもあって、おれがあまりしないような話題を楽しめたし、良い余韻の浸り方をしたような気がする。
それからは頭痛に苦しんでいる。咳もなければ熱もないのだが、1日寝込むほどには頭痛が酷い。頭の中に砂が入っていて、少しでも動くとそれがシェイカーのように揺れている感じがする。ネットで調べたら、どうやら緊張性頭痛というものらしい。肩こりや首こりだ。サウナか銭湯にでも行かなければと思う。
1日寝込んでみると頭が痛い以外は体調もすこぶる良くて、ほぼ無職のようなものだから返す気にならなかった返信でもして、溜まった曲のアレンジをして、ソロ用のサイトでもデプロイしようかという気分になる。日曜日の余韻と疲れをようやく断ち切れたような気がする。沢山褒められて、何もやりたくなくなるくらいには気分が良かったのだ。褒められる予定でもなかったし。
けれども、日曜日を終えても世界はクソみたいな状況で、未だにおれの中の怒りは絶えなかった。また、ライブをしなければ、と駆られる。サウンドやパフォーマンスじゃなくて、次は意図も皆に伝わるといい。また何か機会があれば、と思う。
SPENSR - Navy Slumbers
高校時代
たまたま、通っていた高校の今年の進学実績を見た。
結果は散々だった。昔は学区制が敷かれていて、県北の地域出身者は県南の高校に通えなかったのもあり、県北の優秀な生徒が全員目指すような高校で、県内でも一番、二番手を争う進学校だった。けれども、おれが入学する頃にはとっくに学区制はなくなっていて、当然のように都市部の県南に学生が流れ、既に自称進学校へと落ちぶれていた。そして、今日日の進学実績はおれが通っていた頃よりも酷いものだった。
全国では珍しい旧制中学のままの公立の男子校で、私服・染髪も許可されている自由な校風だ。おれは中学時代みたいに舐められないようにと、入学してすぐに髪を染めた。悪びれて、授業中にゲームをしたり、軽音部の部室で授業をふけた���もした。イキっていたと思う。
イキり倒して、人から尊敬を集めようとした結果、他人と距離ができて、どんどん友達は少なくなっていった。白ジャージにロン毛に茶髪のパーマ。所属は評判の悪い軽音部。高2、クラスメイトは数人しかおれに喋りかけない。おれはずっと休み時間、机に突っ伏しながら、スマッシング・パンプキンスとレディオヘッドを聴く始末。はっきり言って最悪だった。暇なので音楽を聴くか、勉強するほかなかった。
音楽をディグり続けていたら誰とも音楽の趣味が合わなくなった。合わせることしかできなくなった。おれはエイフェックスツインの話をしたかったのに。どこまでも続く閉塞感に苛まれ、より学校に行かなくなったし、ずっと家でエヴァンゲリオンを観ていた。あの頃から暗い作品に気持ちを浸らせるようになったと思う。喋るのもどんどん下手になった。
高3になっても上手く人間関係を築けず、学校行くのを1学期のうちに辞めた。むこう3ヶ月は学校に行かなかった。ずっと家でアニメか映画を見るか、漫画か本を読むだけの毎日。受動的にダラダラと、しかし病的な中毒のようにコンテンツを貪っていた。そのせいか、随分カルチャーに詳しくなった。勝手に色んな作品を覚えていった。今考えれば、守られている義務教育のうちにそうした作品を知れて良かったような気がする。そのせいで社会的な利益を生産しない人間にもなってしまったが。
退学するかどうか迷ったが、秋学期になって学校に行くことにした。何で行くことにしたか、もう思い出せない。気が向いたのか、社会のレールから外れたくなかったのか、それは分からない。ただ復学して気づいたが、うちのクラスはいわゆるオタクが多くて、引きこもってる間に沢山アニメを観た甲斐もあって、そういう話を皆と出来るようになった。それから友達がクラスに沢山出来て、カラオケに行くか、ファミレスに行くか、それだけの半年間だけれど、楽しい高校生活を送ることができた。
無事大学も合格して、ギリギリの出席日数でなんとか卒業することもできた。終わりよければ全て良し、なんて思った。良し、というのは結局友達に支えられての良しだ。友達がいなければどうにもならなかった。それは今でも同じで、結局おれは孤独のままでは何もできない凡才だ。友達に支えられてやっと何かできている。逆に友達が少ない時は、いつでも最悪だった。そういう最悪の経験が、音楽に活きたりもするのだが。
もう高校の友達とは数人しか最近は会っていない。大学に入ってすぐは度々集まって、雀荘にでも行っていたが、もうそんなこともなくなった。社会人を全うしていて、結婚したヤツも少なくない。そんなドライさが母校らしさという気もする。復学したおれが馴染むことができたのは、引きこもりだろうと別に気にしない寛容さと、他人に踏み込まない関心のなさだった。いずれ死ぬまでに何度か会うだろう。その時にまた近況でも聞いて、懐かしい話をすればいい。大したことのない普通の高校で、大したことのない経験をした。今でもきっと大したことのない高校だ。深刻だったのはおれだけで、みんなはさほど深刻じゃなかった。そんな母校の軽さが、おれは好きだったりする。
Anderson Paak. - Off The Ground
https://youtu.be/h9oq3z_aKhE
youtube
youtube
youtube
youtube
youtube
2 notes
·
View notes
Text
【この胸のムズがゆさに】37!!?【いつもギリギリ手がとどかない】
錦秋の…否、初冬の候、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。本日は定時過ぎからの会議二本立てにより労働への純然たる怒りを抱えて帰路に就いた次第ですが、アンデッドアンラック……そしてアンデッド+アンラックの力で森羅万象に感謝し涙を流しています。本日発売WJ掲載分のネタバレを含むいつもの拙い感想文になります。単行本派の方はこんな文章に目を通している場合じゃない。何故なら5巻の発売までの間に必ず読み切り版も履修しておかなければならないからだ。信じろ。私を信じろ。
何て!!?(全読者が声に出して読んだ煽り)
しかし単行本には入らない煽りが勿体無い。いきなりジュイス様がぶちこんできましたね…『正義!!螺旋弾』を……アニメ化の折には気合いの入った技名シャウトを期待しております。『ド腐れ』とか言ってるのも正直興奮する。ボスが公式で君伝深読み考察ガチ勢であることが開幕たったの1頁で判明してしまった。スーパー戦隊でクール系ブルーないしブラックが崩壊する回の趣を感じます。好きです。ちゃんと挙手ができるトップ君。えらいね。
S F 長 編 少 女 漫 画
待ってくれ…『SF』は初耳だ。君伝、サイエンスフィクションだったの……?こんなこと誰が考察できたんだよ 無理だよ 労働基準法ブラックゾーンのアンデラ考察班が過労死を待たずにショック死するよ 落ち着け 落ち着いてますけどぉ!?
「いい漫画描いて持ち込みゃいいんじゃねーか?」
「「は!?」」
読者と400%シンクロするタチ風のリアクションも無理はねぇよ…いやアンディさんアンタいくらなんでもそれは
(間髪入れずに次コマから始まるバクマン)
待ってくれ、待ってくれ!!僕を置いていかないで戸塚慶文!!!そして風子の正論突っ込みも何のその、話をずんずん進めていく旦那。『手塚が漫画盛り上げてた時に』という台詞回しは本当に���まい。アンディのキャラクター設定を遺憾なく発揮していく…単行本2巻のオマケページを読んでいると、そっかまぁアンディだもんな…と読者を納得させてしまう。御大の漫画力で身体が吹き飛ぶ。
「お前はただ」に続く台詞については後述するので一旦置いて…「もっともっと…強い不運を呼べるから!!」と風子が言うページ。アンディが先程ジュイスから知らされた事実を思い出しているようなコマの後に、「ああ それは楽しみだ」と言うんですよ。お互いの表情が見えない位置で。これね、以前にも似た台詞がありました。3巻。『そいつは… 楽しみだ』。あの時はお互いの事をしっかり見ているんです。想いが募る程に 直接顔見ては言えない…(脳内を流れ始める[君の好きなとこ/平井堅])
「いいね 最高だ!!!」
久々にシンプルな決め台詞キターッ!!とはしゃぐ間もなく怒濤の展開!展開!!展開!!!!ムイ「ちゃん」だしミコ「ちゃん」なの、本当に良い。トップ「君」の時もそうでしたが、この『呼び方』の変化だけで、まだ本編では描かれていない空白の時間が確かに存在していることを証明しているのが天才過ぎますね。ところでミコちゃんは仮面ライダー好きなのかな。シェンは筋トレしてろ 公式の扱い 完璧な流れすぎて笑った。
答え合わせロボアーム!!海苔!!!サブリミナルボウミコ!!!!(歓喜)
タチアナちゃんが思ったより元気そうで安心した。いや、きっと元気ではないけれど。『友達』がちゃんと相互になってるアンタッチャブルアンラックも好きです。塞ぎ込んでちゃいられないよな。頑張れ女の子~ッ!!!
「手伝おう」「助かる」のコマ、急にオフィス感が出てくるの何でだと思いましたがふたりともジャケットオフだ。ジュイス様の美しい御髪が結われている…良…はなちょうちんのチカラくん。良。よく寝て男子高校生!
他がロボアームなのに素手のムイちゃん、露伴先生的な漫画力がある疑惑。一方その頃師匠は。
出雲風子がカッコよすぎてイイ女過ぎて困る。困る。
持ち込みパート、アンディがコスプレぶったぎられて落ち込むくだり、御大もしかしなくても気に入りましたか?久しぶりにクロちゃんの顔見れて嬉しい。あと風子のネクタイが腕に巻いてあるの、トップ君式で可愛い。母国だけど、もう母国語は無いんだな…
さていよいよだどんなトキメキ少女漫画を描いてくれたのかな
【アンデッド+アンラック】
…………………………………………
……………え?
………、……………………え…?
(本誌を1度閉じる)
……………………………
…………
負けたー!!
今日はなんて いい日だ!!
謝謝!!
これでボクは もっと 強くなれる!!!
(本誌に戻る)
御大が実際に言われたことも入ってるのかなぁ すごいなぁ まさか読み切り版が 読み切り版が本編で…あれ待ってくれよアンディがネームやったとはいえベースは風子が『死ぬほどときめくカレシとシチュエーション』なんですよね。え?…お、おまえ、おま
アンデッド+アンラック は、風子の特大ラブレター…?????
待ってくれよ、そんな、まさかな、ハハハ そんな
「君が本当にこの主人公(ヒーロー)が好きなんだってことが」
き…[君だけのPOP STAR/平井堅]……
「そんな人がもしいたら」
「好きになっちゃいますね」
(本誌を閉じる)
([君の好きなとこ/平井堅] サビに突入)
(レインボーのクセスゴコントのジャンボ顔)
風子の表情や台詞には色々な受け取り方があります。感想を書いている人の多くは、風子はアンディにまだ恋をしていない、と。実際私も今まではその考え方でした。でもね。今日は脳内のシェンがやけに叫ぶんですよ。
どーかなぁ!!
現に『ボク達』との闘いでボクは
『キミ達』の可能性を見たよ!!
離ればなれは、勿体無い。そうだよな、シェン。あぁ、そうだよ。自分を死から救ってくれて、必要だと言ってくれて、誰にも渡さないと約束してくれた。風子が、アンディに『恋』しない理由は何処にある?何処にもない。何処にもないんだ。風子の切ないそのはにかんだ笑顔は、そう、きっと………
ほら 今 この気持ち 君に言ってみたら
困った顔するかな?
その逆ならいいな
今日はもうずっと[君の好きなとこ/平井堅]が流れています。一瞬POP STARも流れたけど。
はぁ~…次回センターカラー……また色付きのアンデラが脳内に流し込まれる…気が狂いそうだ…読み切り版も電子で20回くらい読んでいるけど、今改めて読んだら何だかわからないけど涙が出るんだ……そして紙の方の単行本1巻は感想書く度に読み返しすぎてボロボロになる日も近い 受験生の参考書か?余談ですが今日の感想のタイトルは【アンダッテ】【アンドーナツ】になりかけていました。
0 notes
Text
【黒バス】love me tender/tell me killer
2013/10/27発行オフ本web再録
※殺し屋パロ
「はじめまして」
「……はじめまして」
「っへへ、やっぱ声も思ったとおり綺麗だわ。な、俺、タカオっての。お前、名前は?」
伝統の白壁作りの家々は、夜の闇にその白さをすっかり沈めてしまっている。時刻は零時を丁度回ったところ。街路樹が全て色を変えた季節のこと。
この国の秋はもう寒い。話しかけられた男の方は、きっちりと白いシャツのボタンを首筋まで止め、黒いネクタイを締め、黒いコートを風にはためかせている。コートを縁どる赤いラインがやけに目立った。話しかけた男はといえば対照的に、夜闇でも目立つ真夏のオレンジ色をしたつなぎを着ているのみだ。チャックを引き上げているとはいえ、その中身は薄いTシャツかタンクトップだろう。
しかし突然話しかけられたにも関わらず男は無表情を保ったままで、鮮やかな髪色と同じ、眼鏡の奥のエメラルドの瞳は瞬き一つしなかった。そしてまた対照的に、オレンジのつなぎを着た男は軽薄というタイトルを背負ったような顔で笑っている。不釣合いな二人は、真夜中の淵、高級住宅街の一つの屋根の上で会話をしていた。
「何故名乗らねばならん」
「え、それ聞いちゃう? だってそりゃ、好きな人の名前は知りたいっしょ」
「成程」
初対面である男に唐突な告白を受けても、緑色の男はやはり一つの動揺も見せなかった。その代わりに僅かに、それは誰も気がつかないほど僅かに、白い首を傾げた。白壁すら闇に沈む中で、その首筋の白さだけが際立っていた。
「ならば、死ね」
魔法のように男の手に現れたサイレンサー付きの拳銃から、嫌に現実的な、空気を吐き出す僅かな音。
雑多な人種が集い、少年が指先で数億の金を動かし、老人が路地裏で幼子を襲い、幼子がピストルを煌めかせるような腐った街で、世界を変える力など持たない二人の男が、この日、出会った。
【ターゲットは運命!?】
「ねえ真ちゃんー、愛の営みしようよー、それかアレ、限りなく純粋なセックス」
「お前が言う愛の営みの定義と限りなく純粋なセックスの定義を教えろ」
「やべえ真ちゃんの口からセックスって単語出てくるだけで興奮するわ」
高尾がそう告げ終わるか否かの瞬間に彼の目の前をナイフが通り抜けた。それは高尾が首を僅かに後ろに傾げたからこそ目の前を通り過ぎたのであって、もしもそのままパスタを茹でていたら今頃、寸胴鍋の湯は彼の血で真っ赤に染まっていただろう。壁に突き刺さったそれを抜き取りながら、彼は血の代わりに塩を入れる。
「お腹空いてんの?」
「朝から何も食べていない」
「ありゃー、それはそれは」
お仕事お疲れさん、と高尾は笑う。時刻は深夜一時、まっとうな人間、まっとうな仕事ならば既に眠って明日への英気を養っている時間帯である。
そしてその両方が当てはまらない人間は、こうやっておかしな時間帯に、優雅な夕食を食べようとしていた。落ち着いた深い木の色で統一されたリビングで、緑間はさして興味もない新聞を眺めている。N社の不正献金、農作物が近年稀に見る大豊作、オークション開催のお知らせ云々が雑多に並ぶ。
「しかし久々にやりがいがある」
「真ちゃんがそこまで言うなんてめずらし」
「ああ、俺の運命の相手だ」
緑間がそう告げた瞬間に、台所の方からザク、という壁がえぐれるような音がした。椅子に座る緑間は新聞から目を外すと、僅かに首を傾けてその方向を確認する。見慣れた黒髪と白い湯気。
「……ねえ真ちゃん、詳しく聞かせてよそれ」
「どうした高尾、腹が減っているのか」
「そうだね……俺は昼にシャーリィんとこのバーガー食ったかな……」
微笑みながら振り返る高尾の左手には先程緑間が投げたナイフが握られている。それなりに堅い建材の壁が綺麗���えぐれていることも確認して、彼は小さく溜息をついた。
(台所は本当に壁が傷つきやすいな)
寝所やリビングはもう少しマシなのだが、と周囲を見渡せば、そうはいうもののあちこちに古いものから新しいものまで、大小様々な切り傷や銃創が残っている。床、壁、天井、家具、小物にタペストリー。無傷なものを探すほうが難しい。彼は一通り確認して、もう一度台所に視線をやって、さらにもう一度、リビングを確認する。
(この家は本当に壁が傷つきやすいな)
そう認識を改めると、緑間は満足げに頷いた。自分が正しく現状を認識したことに満足して。もしもここにまともな感性の人間がいたならば、壁が傷つきやすいのではなく、お前たちが壁を傷つけているのだと頭を抱えただろう。良い家だが、と緑間は思っている。その良い家を傷つけているのが誰かというのは、気にしない。
「はい、真ちゃん、どうぞ」
高尾は左手でナイフをいじったまま、緑間の前にクリームパスタをごとりと置く。ベーコン、玉ねぎ、にんにく、サーモン、それから強めの黒胡椒。
「そろそろ引越しを考えるか」
「え、どうしたの、別に良いけど」
そして悲しいことに、あるいは都合のいいことに、この部屋にはまともな感性の人間など一人としていないのであった。
引越しだ、引越しをしなくてはいけない。
*
緑間真太郎と高尾和成はフリーランスの殺し屋である。特殊な職業だねと八百屋の青年は冗談で流すかもしれないが、それは特殊であるというだけであって、この街ではありふれた職でもあった。なんなら、その八百屋の青年は、夜になったら配達先でナイフを燐かせているかもしれない。その程度である。その程度のありきたりさで、緑間と高尾はコンビで殺し屋をしていた。
しかし殺し屋がコンビを組むのは珍しいことではないが、コンビを組んだまま、というのはこの街でも非常に珍しいことだった。報酬の取り分や仕事のスタイル、そういったことで直ぐに仲違いをして、どちらかがゴミ溜めの上で頭から血を流すことになるのがオチだからである。
かといって、誰もがそんな下らないことで命を落としたくないと考えているのもまた事実で、コンビを組むのは一回か二回、そこで別れるのが一般的にスマートなやり方とされていた。
殺すも殺されるも一期一会と下品な男たちは笑う。
「ま、俺と真ちゃんは運命だから、そんなことにはなりませんけど」
笑いながら高尾は、真昼の路上を歩いている。彼にとって報酬はどうでもいいものであり、ただ緑間真太郎の隣にいることが彼の報酬そのものといえた。
別れるくらいなら死んだほうがマシ。いや真ちゃんが悲しむから死なないけど、あーでも真ちゃんかばって死ぬならまあギリギリ有りかな……いやいや高尾和成、人事を尽くせよそこは一緒に生き残るだろう? でも真ちゃんが万が一俺と別れたいと言ってきたらどうする? 緑間真太郎を殺して俺も死ぬか? いやいやいやいや、何がどうあれ、俺が、真ちゃんを殺すなんてありえない。ありえない!
微笑みを浮かべながら闊歩する高尾の脳内は地獄さながらに沸き立っている。けれど誰も彼を気に止めない。夕飯の買い物やのんびりとしたランチを楽しむ善良な市民たちに溶け込んで、柔らかい日差しを吸い込んでいる。世界に何億人といる、特徴のない好青年。その程度の存在として高尾は歩く。歩きながら考えている。
そう、そもそもそんなことになる筈がないのだ。だって、俺の運命の相手は緑間真太郎その人なんだから。
「運命の相手、ねえ……」
昨晩、正式には日付を跨いでいたので今日の夜だが、その夜、に、当の緑間真太郎が告げた台詞が高尾和成を苦しめている。俺の運命の相手。運命の相手。運命。いやいやいや、俺の目の前で真ちゃん、他の男の話とか無しっしょマジで。
意気消沈する高尾は、しかしそれで諦めるほどかわいらしい精神をしていない。彼がみすみす獲物を逃すことはないのである。逃すくらいなら奪って殺す。けれど彼に緑間真太郎を殺すことはできない。何故ならば愛しているからだ。ならば、彼の取るべき手段は一つだけだった。
「運命の相手の方殺すしかねーだろ」
いや別に殺さなくてもいい、相手が緑間真太郎を振ってくれるならそれでいい。いや、あの緑間真太郎を振る? それこそ万死に値するお前ごときが何真ちゃん振ってんだよそれはそれで死ねよもう。
自分で出した問いと答えに自分で怒りを爆発させるという器用なことをしながら、高尾和成は尾行していた。緑間真太郎を。
真ちゃん、今日も一日美しいね。
*
「ねえ真ちゃん、真ちゃん今日一日何してた……」
「仕事だが」
「うん、そうだね、そうだよね」
ビーフストロガノフを頬張りながら高尾は溜息をつく。その向かいでは黙々と緑間が口にスプーンを運んでいる。湯気で僅かに眼鏡がくもっているが本人は気にしていないらしい。
「ねえ真ちゃん、ちなみにどんなお仕事なの」
「個人の仕事には口を出さないのがルールだろう」
「それも知ってた……」
そう、フリーでコンビを組んでいるとはいえど、二人の得意とする分野はまるで違う。だからこそ互いに補い合えるわけだが、逆に言えば苦手な分野でない限りは、どちらか一人で事足りてしまうのだ。
そもそもコンビを組むまでに築き上げてきた地盤もお互い全く別のもの。必要以上の情報は公開しないことはお互いのためにも必然だった。
「あーあー、もー。高尾くんがこんなに悩んでんのに真ちゃんはお澄ましさんだもんなー」
「悩んでいるのか? おめでとう」
「ありがと」
お前に悩むだけの脳みそがあったことに乾杯、と言いながら緑間は赤ワインを傾ける。それに応えながら、高尾は左手に持っていた食事用のナイフを壁に投擲した。それはまるでバターを切る時のように白壁に刺さる。とすり、と軽い音。
「今度引越しをしよう、高尾」
「それこの前も言ってたね」
「ああ、俺が運命の相手を見つけたら、すぐにでも」
なに真ちゃん別居宣言なのいくらなんでも酷くない?! 泣きながらビーフシチューを掻き込む高尾に緑間は首を傾げていた。
高尾、食べやすいからと言ってライスを噛まないのはよくないぞ。
*
尾行が四日目にもなれば、いくら『人生楽しんだもん勝ち』を座右の銘に掲げる高尾といえど、纏う空気は重くなるというものだった。それもそのはず、この四日間緑間真太郎はといえば、近くの図書館にこもりきりなのだから。
「いや、でも、わかったこともある……」
窓際に座る緑間が見える、図書館向かいのカフェでジンジャエールをすすりながら高尾は溜息をつく。
まず、緑間真太郎が本を読みに行っているわけではないこと。毎回場所を変えてはいるけれど、常に入口が見える位置に陣取っていること。つまり、緑間は図書館に訪れるであろう誰かをずっと待っている。
それはわかった。しかしそれは、一日目の段階から薄々わかっていたことであった。ならば後は緑間が接触した相手を尾行し、暗がりにでも連れて行き、少し脅してどこか地球の裏側に行ってもらうか空の国に行ってもらえばいいと、彼はそう高をくくっていたのである。ところが、だ。
「なんで真ちゃん誰とも会わねーの……」
そう、緑間は誰とも接触をしていなかった。ただ黙々と本の頁をめくり、そして閉館時間までそこにいるのである。本に何かの暗号が隠されているのではと、その後忍び込んでみたが、まあ面白い程に何も無かった。
では本の種類か、と思ったが一体全体星占いの本で何を伝えるというのか。では帰り道か、そう思ってつけてみれば、そのまま家へと直帰したので夕飯の支度をしていなかった高尾は慌てふためいた。何せまだ夜の八時、普段からすれば早すぎるのである。
どうやら緑間は運命の相手探しとは別に、他の仕事をいくつか同時に請け負っているようだった。それが無い日は早く、あれば帰りにさっとどこかに寄って仕事をこなして帰っている。そして今の仕事は図書館で星占いの勉強だ。どうなってる、と高尾は頭を抱えることしかできない。
つまり朝家を出て、図書館に行き、帰る、今の緑間は基本的にはそれだけのことしかしていないのである。たまに何か軽い仕事をして帰る。何かに似ていると思ったら、職を追われたことを妻に隠して公園で鳩に餌をあげるサラリーマンだった。
そして今日も緑間真太郎は閉館時間まで本を読んでいる。もうその本を確認する気にもならなかった高尾は、緑間が立ち上がると同時に立ち上がった。
この図書館に何かあるのは間違いない。館内は飲食禁止というのを律儀に守る緑間真太郎は、毎晩腹を空かせて帰ってくるのだから。昼を食べに外に出ることも惜しんでいるのだろう。その間にターゲットが来てはたまらないから。そこまで緑間に想われている相手が憎くもあり、羨ましくもあり、そして今日も出会わなかったことに少しの安堵を覚えつつ、夕飯は何にしようと、高尾はもう考え始めている。
まずは胃袋をつかめって言うしな!
*
「ねえ真ちゃん、俺に何か隠し事してない?」
「数え切れないほどあるが」
フリットを黙々と頬張りながら緑間真太郎は首を傾げる。この姿を見るといつも餌付けしているような気持ちになって、高尾の心の独占欲やら征服欲やらが幾分か満足するのだが、今ばかりはその小首を傾げた姿が憎らしい。昼飯を抜いている緑間はよく食べる。とはいえど、もともと食が細い方なため、これでようやく高尾と同じくらいなのだが。
「いや仕事以外でさ、仕事以外」
「む」
少し遠回りに何かヒントでも出して貰えないだろうかとやけくそで告げた言葉だった。しかしその瞬間に緑間の眉が僅かに跳ね上がったのを、高尾は見逃しはしなかった。何かある。間違いない。
もしも心暗いところが無ければ、こんな質問は一蹴されて終わりなのに緑間はまだ頬張った白米を咀嚼しているのだから確定である。きっかり五十回噛んだのち、緑間はゆっくりと口を開いた。
「何故バレた」
「バレたっていうか、自分であんだけ色々言っておいてバレたも何も無��っつーか……」
「仕方がないだろう。住所やら証明印やら保証人だか何だかが必要だとぐちゃぐちゃ抜かしてくるから、カードごと叩きつけてきたのだよ」
「ごっめん待って真ちゃん俺は一体全体何の秘密を暴いちゃってるわけ?」
全く噛み合わない会話に高尾は額を押さえた。これはまずい、とカンカンカンカン警鐘が鳴る。響き渡っている。これは、恋や愛などのロマンチックなものではなく、もっともっと切実な話だ。
「? 俺のラッキーアイテムのことを言っているのではなかったのか」
「真ちゃん今度は何買ってきたの?!怪しい骨董買うのはもうやめなさいって言ったでしょ?!」
「怪しくは無いのだよ。曰くつきではあるが」
ちらりと視線をやった先には緑間が愛用する真っ黒ななめし革の鞄。フォークを置くのもそこそこに高尾が飛びついて中を確認すれば、ご大層なジュエルケースが無造作に突っ込まれていた。
「し、んちゃん、これ、何カラット……?」
彼が震える手で開いてみれば、そこには美術館で赤外線センサー付きガラスケースに収まっているような宝石がごろりと存在感を放っていた。青い光が安い蛍光灯の光を反射して奇しく光る。角度を変えれば色も虹色にさんざめいた。
「百七だったか。ポラリスの涙とかいう宝石で、手にした者は皆その宝石の美しさにやられて、目から血を流して死んでいくだとかなんだとか」
「それってただ単にこの宝石巡って争い起きまくってきましたってだけだろ! おい待てこれちょっとおい怖い聞くの怖い、いくら俺でも聞くの怖い怖すぎる怖すぎるけど聞くけどいくら」
「オークションで七億」
「俺たちの全財産じゃねえか!」
緑間真��郎は占いに傾倒している。そのことを高尾は出会って少ししてから知ったが、その理由は知らない。けれど事実として、緑間は好んで占いの情報を入手するし、そこに書かれていることは実行しようとする。物欲の無い緑間の、唯一の趣味だと高尾は思って普段はそれを流しているが、それにしても今回のは過去最高額も最高額、記録をゼロ二桁ほど抜かしてしまった。
手の平に収まる石が高尾をあざ笑うように輝く。
「それが身分を確認するだとかなんだとか面倒くさいことを言うし、まさか言うわけにもいかないし、仕方がないから口座のカードに暗証番号書いて叩きつけて来たのだよ」
「ああ、なるほど、そこに繋がるわけね?! 確かに俺たちの口座普通に偽名だし辿られても問題ないと思うけど、待ってまさか分散させてた口座全部」
「叩きつけてきた」
「もう普通に殺して奪えよ!」
愛は盲目とは言うが、盲目であっても腹は減るし、愛で空腹は満たせないのである。名の通った殺し屋として法外の報酬を得てきた二人にまさか明日の食事を気にしなければならない日が来るとは高尾はついぞ思っていなかった。
カードに暗証番号を全て書いて怒りながら叩きつけた緑間���思うと、本当に何故そんな手段しか取れなかったのかと高尾は純粋に疑問で仕方がない。方法は他にもっとあった筈である。いや、そもそも七億の宝石を買おうと思う時点でおかしいのだが。せめて盗め、ていうかもう殺して奪え、そう思う高尾の主張は、ろくでなしとしては非常に正しかった。
「馬鹿が。普通に殺すとはなんだ。殺しとは普通のことではない。そして普通、モノのやりとりには正当な対価が必要なのだよ」
「そうだね、でも俺たち殺し屋だからね?!」
しかしそれは同じろくでなしである筈の緑間には全く通用しないらしかった。台詞だけを取り出せば間違っているのは高尾だろうが、この状況を見れば正しいのは自分だと彼は自分を慰める。知らぬ間に目尻に浮かんだ涙に、それを宝石に落としてしまっては一大事だと高尾は慌てて輝くそれをしまった。
そして、どうやら一文無しになったことを悟った高尾は項垂れた。確かに二人の口座は共有で、さらに緑間は、今はもう抜けた組織の下にいた頃に膨大な金を蓄えている。割合で言えば緑間の取り分の方が余程多いだろう。
それでもそのうち一億くらいは俺の取り分だったと思うんだけどな、と高尾は涙目を隠しきれない。それは自分の分の報酬を取られたことではなく、明日からの食事の献立を考え直さねばならないことに対しての涙だったけれど。
あまりにも凹んでいる高尾の様子に、流石に罪悪感を覚えたのか緑間は僅かに視線を泳がせながら打ちひしがれる高尾の方に手をおいた。
「高尾、その、なんだ」
「真ちゃん……」
「明日には二百万稼げるから」
「そういう問題じゃねーよ! いやでもそういう問題か?! じゃあ明日も豪華な飯作るからな?!」
半泣きになりながら告げる高尾に緑間は頷きながらグラタンが良い、と答えた。
また適度に面倒くさいモン注文するよなお前は。
*
「で、真ちゃんそれいつ買ったの」
「一週間前」
一度落ち着こうと、二人はテーブルでコーヒーをすすっている。緑間の方は牛乳を入れすぎてもはや殆ど白い色をしているがそれで本人は満足らしい。
「あーー、一週間前じゃもう完全に差し押さえられてるよな……」
「だろうな」
「はーあ、真ちゃんの我侭にも困ったもんだわー」
机に頬をつけるようにして高尾は溜息をつく。左手でくるくると回していたナイフを机に突き立てればあっさりとめり込んだ。その様子を見て緑間は繰り返す。高尾、引越しをしよう、と。それにへいへいと頷きながら高尾はまたそのナイフを引き抜いて、寸分違わずに同じ場所に差し込む。
「あーあー、もー、真ちゃんのこんな我侭許してあげんの、俺だけだからな? 真ちゃんの運命の相手だってこんなの許してくれないよ?」
「お前は何を言っている。運命の相手に許すも許さないも無いのだよ」
「あー、はいはい、もうそんなの超越してるって?でもさ」
「いや、だから」
お前は何を言っているんだ? 本気で当惑したような表情の緑間に、どうやらこれは腰を据える必要があると高尾は顔をあげた。机に刺さったナイフは幾度も繰り返し繰り返し差し込んだことでついに貫通してしまっている。
取り敢えず、真ちゃん、コーヒーのおかわりいる?
*
「小学生?!」
「ああ」
「し、真ちゃんって、そんな趣味だった、の、いやお前年上好きって……でも俺今から小学生に……」
「違う、が、その少年しか手がかりが無いのだよ」
高尾の動揺を全て無視して緑間は説明を続けた。曰く、その少年が持っている物がほしい。曰く、姿格好や出会った時間帯から小学生であることは間違いない。曰く、出会ったのは運命だ。
「で、なんでそれが図書館につながるわけ?」
「この街で小学校に通うということはそれなりに裕福な家庭だろう。服も仕立ての良いものだったからな。そしてその年頃の子供の移動範囲は広くない。行ける施設も限られているだろう。治安が良い場所で、そんな小学生が行く場所といったら図書館しかない」
「いやいやいやいやいやいやいやいや」
自信満々に超理論を展開する緑間に、高尾は渾身の力で首を振った。この男は殺しに対してはとんでもない頭脳を発揮するし、普段からその利発さは留まることを知らない、才能の塊だと高尾は思っているが、たまに、とんでもなく、馬鹿だ。
「まあ小学生なのも移動範囲狭いのもいいとして、旅行者かもとか親に連れられてたかもとか色んなのも置いといて、なんで図書館なんだよ!」
「ほかに何がある」
「漫画あるとこでもいいし街中でもいいし公園とかでいいだろ! 図書館とか最も行かねえよ!」
あまりの言われように緑間も何か言い返そうと口を開いたが、「お前がいる間図書館に来た子供の数思い出せ!」という一言には反論ができなかったらしい。口を閉じて悔しそうに高尾を睨みつける。
いや、そりゃそうだろうと高尾は思う。そもそも図書館自体が上流階級の持ち物だ。緑間は何の気負いもなく入っていったが、高尾だってそうそう入りたい場所ではない。そこに、いくら身なりが整っているとしても子供が入っていく筈が無いだろう。
ふてくされた表情のまま、じゃあどうすればいいのだよと緑間は問う。
「その近辺の子供が行きそうな所しらみ潰しに探すしかねえだろ。路地裏とか屋上とか廃屋とか、公園とか、まあ、そういうの」
「面倒だな……」
「言いだしっぺお前!」
露骨に嫌そうな顔をした緑間に左手でナイフを投擲すれば緑間は瞬きもせずにその先を見送った。それは緑間の耳の真横を過ぎていったが、彼は微動だにもしない。ただ壁にナイフが刺さる音と、真新しい傷が一つ増えただけだった。
「てか何をそんなに探してるわけ?」
「俺もわからん」
「はあ?」
もう投げるナイフは無いんだけどなと思いながら高尾は笑顔で続きを促す。普通の人間ならばこの笑顔だけで凍りつかんばかりの恐怖を覚えるのだが、こと緑間にそれは通用しない。何も悪くないといった様子のまま、堂々と信じられない言葉を紡ぐ。
「わからん、が、あの子供に会えば自ずとわかるだろう。その少年が全てを握っているのだよ」
一体全体どこの組織の黒幕だ、といった内容だが、緑間の話しぶりからして恐らくただの中流のちょっと上くらい、育ちの良い所の坊ちゃんでしかないだろう。真に受けるにはあまりにも馬鹿らしい主張だが、緑間真太郎は嘘をつかない。会えばわかるのだろう。会えば。つまりどうしても会わなくてはいけないらしい。そして、一度決めた緑間真太郎を止める要素など高尾和成は持っていなかった。
「いーよ、協力するよ協力します」
「良いのか」
「いや、遠慮するポイントがいまいちよくわかんねーよ真ちゃん」
苦笑を浮かべながら、その表情にそぐわない満足気な声で、高尾はため息のように言葉を継いだ。
「俺はお前の目だからね」
その言葉を緑間は否定しない。否定しないということは肯定しているのと同じことだ。そのことは高尾を満足させるに十分である。
まあ、運命の相手が自分が考えていたものと違っただけえでも御の字とするべきだろう、そう高尾は考える。気持ちも浮上していく。つい先程七億円を失ったことなどすっかり頭の隅に追いやって、高尾はご機嫌に尋ねた。良いだろう、緑間真太郎が探すものならこの俺が探してやろう。俺の目から、逃れられるものなど、そういやしないのだから。
「で、真ちゃん、特徴は?」
サクッと見つけてこの問題を終わらせようとした高尾の、当然の質問は長い沈黙で返された。今まで一度も返答をためらわなかった緑間が、それこそ七億の時ですら堂々としていたあの緑間真太郎の目が泳いでいる。背中をつたう汗に気がついて、高尾の骨が僅かに震える。ここに来てまだこの愛しいお馬鹿さんは爆弾を落としてくれようというのか。おいまさか、おい、緑間。
「……………………ええとだな」
「特徴は?」
頑なに視線を合わせようとしない緑間の顎を掴んで無理矢理自分の方へと向けた高尾の瞳の奥は笑っていない。それでも視線を合わせようとしない緑間は、長い長い沈黙のあとに、聞こえなければいいというような小声で呟いた。
「………………小さかった」
「子供はみんな小さいし、だいたいの人間はお前より小せえよ! お前にデカいって言われるような小学生こっちがお断りだわ! てかお前それで探してたの?! あいかわらず人の顔覚えないのな?!」
「興味がないものを覚えても仕方がないだろう!」
「いや運命なんだろ?! 頑張れよ!」
「見ればわかる!」
「いやいやいや、俺が見てわかんなきゃ協力しようがないじゃん!」
ここぞとばかりに糾弾すれば言い返せないことが悔しいのか緑間の眉がどんどんひそめられていく。
鬱憤晴らしに顎を押さえていた手を離し、両手でエイヤと高尾が緑間の頬を挟めば男前も形無しの唇を突き出したような顔になって高尾は笑ってしまった。ここまでなすがままにされる緑間というのもレアである。どうやら今は何をしても良さそうだとその頬をいじる高尾の手は数秒後に跳ね除けられた。
流石にやりすぎたか、でも元はといえば真ちゃんが、そう言おうとした高尾の目に映るのは、僅かに微笑みを浮かべた緑間真太郎。
「そういえば高尾、お前、何故俺が図書館にこもっていたことを知っていた?」
先程投げて壁に刺さっていた筈のナイフがその手に握られている。
形勢逆転、ちょっと待ってよ真ちゃん。
*
「あ、緑のおじちゃんだ!」
「おじちゃんではない。おい、お前、この前のあの飲み物はどこで手に入れた」
夕方の公園���イチョウやカエデが舞い落ちる真っ赤な広場で、厳しい瞳をした緑間は無邪気そうな子供に話しかけている。高尾はといえばベンチに腰掛けてぐったりとしていた。
いくらなんでも瞳を酷使しすぎた。既にあの会話をした日から三日間が経過し、高尾はその広い視野を使って全力で子供を探していた。
ようやく見つけた少年は五歳ほどで、せめておおよその年齢くらいは指定が欲しかったと彼は目の周りをほぐしながら思う。
「この前の? 飲み物? ああ、おしるこのこと?」
「わからんがそれだ」
「あれはお母さんの手作りだよー」
遠くからその会話を聞きながら、いやわからないのにそれだとか断言しちゃって良いの真ちゃん、と高尾は心でツッコミを入れる。ナイフを投げる気力は残っていない。当の緑間はといえば、いたって真面目に、そうか、と頷くとコ��トの内ポケットから一つの袋と白い封筒を取り出してその少年に渡す。
「いいか小僧、あの味は素晴らしかった」
「そお? 甘すぎて僕そんなに好きじゃないなあ」
「あの良さがわからないとは……まあいい。今から俺が言う所にそのおしるこを持っていくのだよ。いいか、この紙と一緒に持っていけ。赤司征十郎に会わせろ、そう言うといい。手土産にはこれで十分だ」
しばらくやりとりを続けたあと、緑間が何を言ったのか高尾はもう聞き取れなかったが、どうやら子供は納得したらしい。明るい笑顔で駆けていった。その眩しい背中を見送る高尾に、緑間は、終わった、とそう一言声をかける。
「ねえ真ちゃん、あの子赤司ん所に送っちゃってよかったの?」
「何だ、何か問題でも」
「いや、普通、自分の命狙ってる奴のところに子供送らないでしょ」
緑間真太郎は友人であり元家族である赤司征十郎に指名手配されている。その原因でもある高尾は少しそのことを申し訳なく思っていなくもないのだが、当の本人だけは全く気にしていない。
「ふん、赤司は無駄な殺しはしないのだよ。俺に関わったというだけで殺していてはこの街が全滅だ」
逆に、関わったの定義が街全体に及び、その気になれば全滅させられるのだということを暗に示しているその言葉は恐怖しか呼び起こさないが、緑間は何故かそれを安全の担保にする。あいつは子供が好きだしな、という言葉には高尾の方が意外そうな顔をした。
「すでに行き詰まった大人と違って未来の可能性に満ちているから、らしいぞ」
「いやその資本主義やめようぜ」
高尾の言葉を無視して、緑間は家路を辿ろうとする。置いていかれそうになった高尾は慌てて立ち上がって隣に並んだ。真っ黒いコートと、オレンジ色のつなぎは夕日の色合いに似ている。そして高尾が必死についてくることを当然のように享受しながら、緑間は、まあともかく、と言葉を継ぐ。
「俺に関しては、ただちょっとばかし秘密を知りすぎているから取り敢えず殺しておけ、くらいのノリなのだよ」
「いや軽すぎ軽すぎ」
やはり変人の友人は変人だと、変人を愛する高尾は自分を他所にそう考えている。そして腹が鳴った瞬間に、そんなことも忘れてしまった。
「ま、全部終わったお祝いだし? 真ちゃん今日何食べたい?」
「できるだけ簡単なものでいい」
「ありゃ」
大げさに首をひねりながら、なんだろ、サンドイッチとかかな? と適当に言えば、ああそれが良いとこたえが返ってきた。
お祝いって言ってるのに、なんだか欲がないのね真ちゃん。
*
ガシャンと窓の割れる音がしたのと、二人がテーブルから飛びずさったのはほぼ同時だった。床板をはねあげて高尾はナイフを数本取り出し、緑間は棚を引き倒して奥にあるピストルを手に取る。
次の瞬間、ライフルとマシンガンの音が玄関先から飛んでくる。勿論、音だけではなく、銃弾も。入口からは死角になる場所で二人は身を小さくして様子を伺っていた。
「あーあー、食事中なんだけどな!」
「ふむ、やはり来たか」
「え、まさか真ちゃんだから簡単なので良いって」
「赤司のもとに人をやったからな。久々に真太郎を殺しに行ってもいいな、とか思われる可能性があるとは思っていたのだよ」
「だから軽すぎんだよお前の元家族!」
呆れた顔で高尾は手近にあった鏡を銃弾の嵐の中に投げ込む。投げた瞬間に全て粉々に砕けたが、その一瞬と散らばった破片で彼には十分だった。その動作を当たり前のように見ながら、緑間はやれやれとでも言いだしそうな顔で続ける。
「だから引越しをしようと言っただろう」
「いやいや、ええ、嘘だろ?! えっ、あれってそういうことなの?!」
運命の相手を見つけたら引越しをしよう。そんなことを確かに言っていたような気もするが、その説明は一言も無かった。もうちょっと説明があっても良いと思うんだけど、と、その言葉を口にはせずに高尾は鏡の反射で見えた人物像を緑間に告げる。男六人。全員黒髪で恐らくイタリア系。
「真ちゃん誰か知り合いいる?」
「いいや、知らん。外部から雇ったんだろう」
「そっか、じゃあ誰も殺せねえなあ」
鳴り止まない銃声の中で二人は呑気に会話を続ける。恐らく出口は全て塞がれている。銃声は段々と近づいてくる。どうやら絨毯爆撃ローラー作戦よろしくじわじわと追い詰めるつもりらしい。それでも二人に焦る様子は無い。
「真ちゃーん、貴重品は持ちましたかー」
「新しい銀行口座と印鑑持ったのだよ」
「俺との愛は?」
「お前が持ってろ」
台所に付けられたナイフの痕。あまりにも傷つきすぎて、それは、そう、きっと、大きな衝撃を与えれば崩れるだろう。爆発のような、大きな衝撃があれば、穴が空く。
良い家だったと緑間は笑う。笑いながら構えたのは、改造されたショットガンSH03-R。
「俺と真ちゃんの運命は切り離せないっての!」
轟音。
*
新居のあちこちに鼻歌をしつつ隠し扉や倉庫を作っていた高尾和成は、いつになく幸せそうな緑間真太郎の様子に首を傾げた。引越しの片付けを手伝うでもなく、ソファに座って何か手紙を読んでいる。この上機嫌は、先程届いた巨大なダンボール箱を開けてからである。あまりにも幸せそうな様子に、こっそりとその箱を覗いてみれば、そこにはぎっしりと同じ種類の缶が詰めこまれていた。
「新商品、デザート感覚で楽しめる魔法のスイーツ飲料『OSIRUKO』……?」
はっ、として会社を見てみればそれは赤司征十郎の経営する会社の傘下である食品会社の一つであり、オシルコという名前に高尾は聞き覚えがある。まさか、と思い振り返れば、緑間は同封された手紙を読み終わったところだった。
「し、真ちゃん、それ見せてもらえない?!」
「構わんぞ」
機嫌が最高潮に良いらしい緑間はあっさりと自分宛の手紙を高尾へと回した。そこに書いてある文面を読み終えて、彼は新居の床にうずくまる。
『親愛なる真太郎へ。
元気にしているようだね。少年から事情を聞いたよ。今年はアズキが豊作過ぎて廃棄していたから丁度良かった。お陰様で新商品が出来たので送る。お前が好きなら定期的に送ろう。それくらいの利益は出させてもらったのでね。刺激が足りないだろうと思って幾人かフリーの殺し屋を手配しておいたので一緒に楽しんでほしい。ではまた。これから寒さが厳しくなるが風邪などひかないように』
いやいやいや、殺そうとしてる相手に風邪の心配とか殺し屋サービスとかちょっと意味がわからないし、新商品? あのオシルコとかいう飲み物が? 緑間はそれを狙って赤司のところに少年を送ったのか? っていうかもう新居の場所バレてんじゃん?
数限りなく溢れてくる疑問とそれがもたらす頭痛に高尾は呻く。
高尾の視界の端で、緑間は幸せそうにオシルコの缶を開けている。よくよく見ればもう三缶目で、お前の運命の相手ってそういうことだったのと高尾は肩を落とさざるを得ない。そうだね、お前、コーヒー苦手だったもんね。
もういい、問題は全て投げ出してしまおう。やけくそになって高尾も缶のプルタブを開けた。勢いだけで喉に流し込む。噎せる。
どうも緑間の運命は、緑間に甘くできているらしい。
【昔の話Ⅰ】
「ひさしぶりー」
「そうだな、昨日ぶりだ」
暗に久しぶりではないと告げながら、黒いコートをまとった男の顔は目に見えて引きつった。初回に、死ね、と銃を顔面すれすれに撃ち込んでも瞬き一つしなかった、やけに自分を気に入っているらしい同業者のことはここ数日で危険人物として認定されている。この場から消えようにも、如何せん仕事前で、この場所は最も良いポイントだ。タカオと名乗る男は、恐ろしく目ざとくいつも彼を見つけた。
「ねえ、いい加減に名前教えてよ」
「断る」
「本当にほとんど毎日仕事してるよね? 疲れない? 休みたくならない? 手とか抜きたくなったりしない?」
「別に、そこにやるべきことがあるから人事を尽くしているだけだ」
お前には関係ないだろうと睨む緑髪の男には、出会った当初には伺えなかった諦めの色が僅かに浮かんでいる。どうせそう言っても、このタカオと名乗る男は気にしないのだろうと。
「うーん、やっぱ格好いいわ。好きだよ」
百発百中の殺し屋、誰にも媚びず決しておごり高ぶらない、緑色の死神。
「なんだそれは」
「え、知らないの? 巷じゃこっそり噂になってんだよ。緑色の美しい死神がいるってさ」
「下らない」
取り付く島もない返事にも、タカオは楽しそうに笑う。一体全体何がそんなに楽しいのかわからないまま、死神と呼ばれた男は苛立ちだけを募らせていく。早いところ、殺してしまった方が良い。殺してしまったほうが良い。けれど、今はまだ出来ない理由が彼にはあった。
【ターゲットは瞳!?】
「ねえ真ちゃん、いっぱい働こうね」
「なんだいきなり」
「お前が男らしく七億使った直後に引越し、装備も半分くらい置いてく羽目になって揃え直し、まあ金がねぇんだよ! 借金まみれだよ!」
「働いているぞ、俺は」
「俺もね! それでも全然足りないの!」
カレーを頬張りながら不満げな顔をする緑間に、高尾はこめかみを押さえる。緑間の金銭感覚がまともではないのは出会った当初からだが、今まではそれを支えるだけの収入と貯蓄があった。しかしいかな売れっ子殺し屋の二人とはいえど、七億の宝石は手に余る存在だった。なまじ緑間が派手に買っていったためにしばらくは闇に流すのも問題がある。いまいち状況を理解していない緑間に恨みがましい瞳を向けながら高尾は苦言を呈した。
「ご飯にも困るし、三食赤司からのおしるこは駄目だろ」
「それはそれで構わないが」
「栄養考えて! 俺は別に糖尿病の真ちゃんでも愛せるけどさ! でも糖尿病になって欲しいかって別の話じゃん!」
そもそも俺甘いものそんな好きじゃねえし、そう泣き言を言えども、緑間はお前の好みなど知ったことではないと取り付く島もない。新居は白い家具で揃えられているが、そこに切り傷が付くのも時間の問題と言えた。
「言っておくけど、このままだとラッキーアイテムも買えなくなるぞ」
「それは困る」
最終手段として持ち出してみれば、ようやく緑間は食いついた。カレーを丁寧に掬い取って口に入れる前に、仕方がない考えておくのだよ、とありがたいお言葉が高尾に降り注いだ。
なに真ちゃん、三大欲求よりラッキーアイテムですか。
*
「昔ペアを組んだ相手?」
「ああ」
数日後から緑間は頻繁に外に出るようになったが、その表情は日に日に厳しくなっているようだった。これは緑間には珍しいことである。彼は基本的に性格に難アリでも仕事に関しては天才だ。行き詰まるということは滅多にない。日を追えば追うほど狙いに迫り、予定日に目的を果たす。緑間のグラフは右肩上がり以外の形を取らない。
その男が、日を重ねるほどに重い空気を纏う。はて、何か難航しているのだろうかと高尾が首を傾げた頃、緑間の方から声がかかった。
「次の依頼はお前の協力がいる」
「おお?」
シチューを煮込む手を止めて高尾が緑間のもとへ向かえば、人に物を頼もうとしているとは思えないほど嫌そうな顔が高尾を出迎えた。緑間が何かを頼む際はおおよそ常にこのような感じなので高尾はもう気にしていない。むしろ愛する人から頼られて嬉しくない男がいるだろうかと、反比例するかのように高尾はご機嫌である。
「なになに珍し��ね、いいよ手伝うけどどういう感じなの?」
「お前がいれば簡単な仕事なんだがな、俺だけでは少し厳しい」
「それこそ珍しいね。なんで?」
「俺のやり方を知っている相手がいる」
「んんん? どういうこと?」
そして緑間の口から告げられた言葉に、新しい家に記念すべき一つ目の傷がつけられたのであった。
「昔ペアを組んだ奴が相手だ」
ねえ、なんか前も言った気がすんだけど、だから他の男の話なんてしないでよ真ちゃん。
*
「組んだのはお前と会う前の一度きりだったし、顔を見て暫くしてようやく思い出したくらいの奴なんだが」
「それでも、真ちゃんが覚えてるなんて珍しいね」
「ああ」
なかなかに、印象的な奴だったからな、と他意なく言ったのであろう緑間の言葉に高尾は手に持っていたフォークを机に刺した。
緑間真太郎は興味の無いことは覚えない。関係の無い人物は覚えない。それはいっそ清々しいほどに全て忘れる。その緑間の意識に残っているというだけで高尾からすれば嫉妬に値した。けれどシチューに生クリームを垂らしている緑間は気にすることなく食事を続ける。
「それで? そいつがどうしたって?」
「今回の俺の標的に、そいつがボディガードとしてついている。そして、ここからが一番問題なんだが、どうやら俺に狙われていることを今回の標的は知っているらしい」
「情報が漏れてるってこと?」
「恐らく」
緑間が嫌そうな顔をしている理由がわかって高尾も溜息をついた。引き抜いたフォークで青いブロッコリーを突き刺す。さくりといく。
標的が緑間のことを知っていることが問題なのではない、情報が漏れていることの方が致命的なのだ。今バレているということは、これからもバレる可能性がある。単純な話だ。そしてそれは暗殺という点で致命的だった。その流出源を突き止めるのは、人を殺すよりもよほど面倒で手間がかかる。
「まあそちらを突き止めるのは後回しだ。時間がかかるしな」
「あいよ。ボディガード雇うってことはどうせお偉いさんでしょ」
「ネムジャカンパニーの社長だな」
「ああ、あの。なんだっけ、この前新聞で見たわ。ガウロ氏だっけ。結構長生きしてる会社じゃん。十年前くらいから勢い増してるとこか。まあ勢い良くなるのと一緒に悪い噂も増えたけど」
「どうせどこかで恨みを買ったんだろう。どうでもいい」
緑間がどうでもいいと言うならば、彼にとってそれは本当にどうでもいいことなのだ。どうやらこの話題は彼にとってあまり面白くないものらしいと高尾は悟った。自分から振ってきた仕事の話なのになあと彼は溜息をつく。ウイスキーを割りながら高尾はこの話題を終わらせるべく次へ進むことに決めた。
「で、次のチャンスっていつなわけ」
「明後日だ」
あまりにも急な話に高尾の喉から漏れたのはウイスキーと細かく砕きすぎた氷の欠片だ。噎せている高尾を、緑間は汚いと一蹴する。ごめんごめんと謝りながらも、何故自分が謝っているのか高尾は分かっていない。
ねえ真ちゃん、連絡はせめて一週間前って習わなかった?
*
「射程距離は一キロ、標的まで直線が開いてさえいれば決して外すことのない百発百中のスナイパー」
B級映画のような宣伝文句、それを現実に実行してしまう男がこの世の中にいるとは誰も思わないだろう。そう、緑間真太郎と、出会わなければ。
オーダーメイドのスーツに身を包み、新品の革靴を光らせ、髪の毛をきっちりセットした高尾は薄笑いを浮かべながら、現在八百mほど離れた屋上にいる男に思いを馳せる。まあ人外だよな、と彼は思う。
熟練した銃の狙撃はただでさえ厄介だ。それが一キロ先ともなれば視認することはまず不可能。周囲一キロを全て護衛することなど大統領クラスでなければ到底できやしない。いいや、今まで暗殺に倒れた大統領の中で、誰が数百メートル先からの銃弾に当たっただろうか。それは全て、至近距離からのものではなかったか。キロ単位なんて前代未聞。
そして一キロの距離を、弾丸は一秒で詰める。
それを避けられる人間がいるならば見てみたいと高尾は思う。
「失礼」
するすると宝飾にまみれた人ごみを避けて高尾は歩く。その動きは不審ではないが、もしも誰かがじいっと見つめていたらその滑らかさに感嘆したかもしれない。
けれど、どれだけ滑らかに動けども、人が歩く速度には限界がある。乗り物に乗って移動するにも限度がある。バイクに乗っても一キロ先に行くのに一分はかかるだろう。
そう一キロ先からの狙撃とは、そういうことだった。捕まえることが、出来ないのだ。
仮に一分でたどり着くとしても、その一分の間に緑間は装備を解体して車に乗り込むことができる。後は逃げればいいだけだ。それも、一キロ離れた狙撃元を明確に理解できていたら、というとんでもない前提をもとにした話、実際はそううまくはいかない。探す時間を含めて三分で済めば奇跡だろう。そしてそれは逃亡するには十分な時間である。
サイレンサーを付ければ音も消え、狙撃元はよりわかりにくくなる。
まだ高尾が緑間と直接出会う前、緑の死神と風の噂で流れては来たが、彼の緑色を捉えた時点で、その人物は相当の人間だったのであろう。普通は、その姿を見ることなく全て終わるのだから。
「招待状をこちらへ」
「お招きに預かり光栄です、ガウロ氏のお屋敷一度拝見したいと思っておりました」
人好きのする笑顔を浮かべながら高尾は招待状を差し出す。ポーターは無表情のまま招待状を受け取って裏へと消えていく。その間は警備員が高尾を見張っている。招待状は無論偽物だがバレるとは思っていない。ここでつまづいていては話にならないのだ。裏で招待状が綿密にチェックされている間、欠���を噛み殺して、彼は愛する緑間真太郎を思う。この寒空の下、呼吸すら失ってただ静かにタイミングを待っている男のことを。
銃の射程距離は遠距離狙撃で三キロ以上のものもある。一キロという着弾距離自体は、別にないものではない。しかしそれが、百発百中というのが問題なのだ。問題。そう、緑間のそれは災害とも言うべき問題だ。一キロ先。天候や筋肉の微細な動き、銃の調子、全てがそれを左右する。一ミリのずれは、一キロ離れればメートル単位の誤差だ。それが百発百中というのだから、その技術がどれだけ繊細で神がかっているかわかるだろう。
「ようこそおいでくださいました、ミスタ」
暫くして出てきたポーターは招待状を高尾に返すと僅かに微笑んだ。うやうやしいお辞儀に見送られながら高尾は赤い絨毯を踏みしめる。
着飾った婦人と紳士の間を交わしながら、彼はホールへと向かう。この豪邸から少し離れた場所では子供たちがゴミ山で暖を取りながら埋もれていることなど信じられないような、きらびやかな世界。
しかしその華やかさとは裏腹に、全てのカーテンは分厚く閉ざされ、少し閉塞感を生み出していた。ご丁寧に固定され、風や客の手遊びで開いたりすることのないようになっている。
(成程、こりゃ確かにバレてるわ)
しかし緑間の正確さ、それは逆に言えば、つまり緑間の視界から外れさえすれば、狙われることは無いということである。
見えないものに向かって撃つことはできても、狙うことは出来ない。
これが緑間の正確さの弱点でもあった。他にも緑間には、自分の信念に基づいた致命的に大きな制限がある。故に、彼を相手にする際、他者を巻き込むような乱射や爆破に注意する必要は無い。スナイパーライフルは巨大だし、小型のピストルだって会場の入口で持ち物検査で引っかかって終わりだ。今回も勿論高尾は綿密なチェックを受けている。そもそも近距離で殺してしまっては、そこから逃げ出せるという緑間の特性が全く生かされない。
わざわざシェルターに閉じこもらなくとも、カーテンを締め切るだけで、緑間の視界からは外れる。単純だが効果的な手段だ。一生、緑間の目から逃れられるなら、緑間に殺されることはない。
けれど、金持ちが誰にも合わずにいられるはずもないのだ。
全くもって皮肉なことだと高尾は思う。金持ちになればなるほど恨まれやすくなり、標的になりやすくなる。そして、金持ちであればあるほど、社会的に上の立場にいればいるほど、彼らはそれをアピールしなければならない。そういった付き合いをしなくてはいけない。自分の権力を、財産を、力を、知らしめなければいけない。それが彼らの仕事の一つだ。そうしてまた、恨みを買っていく。その連鎖。
今回、高尾が潜り込んだのは、手に入れた宝石のお披露目パーティーとやらであった。その話を聞いた時はあまりのくだらなさに呆けてしまったものである。命を狙われていると知っているのに、しかもそれが緑間真太郎であると知っているのに、こんな下らないパーティーで命を危険に晒すというの��。
(ま、しかし赤司さまさまだわ)
それとも、潜り込むことなど出来ないという自信でもあるのだろうか。確かに緑間は近接の暗殺には向いていないし、コンビである高尾の存在を知らない人間は多いだろう。そのためにも、二人、極力別々に仕事をしているという側面もあるのだ。
まあ、それが運の尽きだと、何の感慨もなく彼は飲み込む。高尾和成を知らないことが、運命に選ばれなかったということなのだと。
(確かに赤司いなかったら厳しかったかもだし)
金持ちの親戚付き合い知り合い付き合いというのは広い。誰それの娘婿の弟の従兄弟の云々。関係は蜘蛛の巣のように広がり絡まっていく。そして結束を強くし、いらないものを切り捨てて肥えるものは益々肥えていく、それが金持ちの常套手段だ。顔も知らない相手を、利益になりそうだからと平気で招く。だからこそ招待カードには華美と工夫が凝らされるわけだが、それさえ偽造できてしまえばあとはこちらのものだった。
そして大抵の招待状は赤司の元に届いている。
それを緑間がどのようなやりとりの結果入手したのかは知らないが、流石に本物を使うことは禁止されていたが、本物があれば高尾にとってそれを偽造することはたやすい。緑間と違って近距離、接近しての暗殺がメインの高尾が長年の間に身につけた技術であった。
立食形式になっているらしい会場で、白い丸テーブルがランダムに、けれど一定の景観を損ねないように並んでいる。盛り付けられた花やレースは美しく、どうやらプランナーは一流のようだった。主席が来るであろう位置を確認した高尾は、それに背を向けるようにして適当なテーブルに陣取る。手持ち無沙汰にしている一人の婦人を見つけて笑いかける。そしてボーイから二つグラスを受け取って近づいていった。
さて、どうしましょうかね。
*
耳に当てた通信機から、数秒おいて悲鳴と怒号が聞こえたことを確認して緑間は伸びをした。数時間同じ姿勢で微動だにしなかった筋肉は固まっている。ストレッチをしながら、耳元の悲鳴をBGMに、仕事が成功したらしいことを思う。
てきぱきと荷物を片付けると彼は走ることもなく、平然と階段に向かっていく。下手に目立つことをする方が危ないと彼は知っている。どうせ、この場所を見つけるまでに五分はかかるのだから。焦る方が間抜けだと彼は思っていた。
さて、これからどうやって情報流出者を突き止めようかと次のことを考えていた彼の耳元で、唐突に音が途切れた。叫び声が消え、途端に夜の静寂が彼に襲いかかる。聞こえるのは彼自身の呼吸だけ。
通信が途切れた緑間は首を傾げた。無音。自分の機械を確認してみるが電源は変わらずに点いている。
脱出し、落ち合うまで通信機は入れっぱなしであるのが常である。何か非常事態があって電源を落としたとも考えられるが、そもそも通信機は見た目でバレるようなものではない。持ち物検査でも気がつかれないのだ。緑間から高尾に飛ばせない、高尾から緑間への音声の一方通行である代わりに、最大限に小型化され、洋服に仕込まれている。
数秒固まった緑間は、僅かに眉を潜めると屋上でコートを翻して走り出した。手すりに引っ掛けるようにしたロープを掴んで、減速することなく飛び降りる。ビルの下にはバイクがつけてある。
今高尾は潜入するために丸腰だ。小型通信機の持ち込みだけで精一杯。故障や何かの不慮の事故で電源が落ちただけならばいい。
けれどもしもそうでなかったなら、もしも見つかってしまったなら。もしも、緑間の仲間だと気がつかれたなら。
さて、どうしてやろうか。
*
「よくまあ気づいたよなあ。俺、目立つような行動一切してなかったはずなんだけど」
「お前がシンと一緒に歩いている所を見た」
「んあー、成程、そういうこと」
顔面から血を流して高尾は笑う。骨折まではしていないようだが、十分に痛めつけられているとわかる姿で、彼は一人の大男に引きずられていた。手足は拘束され、身動き一つ取れない状況で、屋敷の奥へと無理矢理連れられながら高尾は笑う。
「そうだよなあ、真ちゃんは目立つからなあ」
「よくあの男をそんな風に呼べるな」
「真ちゃん? 真ちゃんを真ちゃんって呼んでいいのは俺だけだし、真ちゃんって言葉じゃ表現できないくらいにかわいくてかわいくて仕方ないけど、でも別にそのかわいさを教えてやるつもりもないしなあ」
「いや、わかった、お前も相当にクレイジーな奴だ」
捉えられている筈の高尾は陽気に、そして引きずっている筈の男のほうが顔を引きつらせながら曲がりくねった廊下を歩く。侵入者を拒むように、複雑に作られた屋敷。
セレモニーの場に現れた男、今回のターゲットが額から血を溢れさせた時、高尾はその男に背を向けて談笑していた。目の前の婦人の悲鳴、さもそれで気がついたかのように後ろを振り返り、緑間の仕事が見事に成功したことを悟り、気を失いそうな婦人を介抱するフリをして外へ出ればそれで高尾の仕事は完了だったわけだが、どうやら本当に運の悪いことに、緑間とペアを組んでいた男は、高尾の顔も知っていたらしい。
いや、緑間が顔を見て思い出したと言っていた。そのことを高尾はこの期に及んで思い出す。緑間から見えたということは、この男からも見えたということだ。その時、高尾が側にいなかったと、誰が断言できるだろう。自分の迂闊さに彼は血の味しかしない口をあげて笑う。
「で、なんで殺さないわけ……って、わかりきってるか、そんなの」
「ああ」
「大分ボコってくれたけど」
「人の命を奪っているのだから、それくらいの報いはうけろ」
「そりゃ、その通りだわ」
高尾の左ポケットに入れていた通信機は衝撃で壊れている。小型はヤワでいけないねえと彼は改良を心に決めた。緑間に現状を伝える術はない。それでも、引きずられている自分の姿と、その男から伝わる振動に、高尾は笑っている。
ああ、もう、本当に、これだから!
*
「ようこそ。君がシンの相棒?」
「ありゃ、随分とちっせえなあ」
高尾が連れてこられた場所は屋敷の最奥、巨大な樫の木の扉を開いた応接室だった。扉を正面に、革張りの椅子に座る人物は、その椅子の重さに比べて、随分と軽そうな、男。
「ええ、ですがあと数年もしたら伸び始めますよ」
そう、男というよりは、少年という方が的確だった。まだ伸びきっていない手足に、滑らかな肌、声変わりをしたのか定かではない柔らかい声。
「あんたがこの屋敷の主人?」
「ええ」
「随分若いんだね」
「今年十六になります」
「そりゃ良いね」
「いやあ、良い事なんて何も無いですよ」
椅子に合わせた机にも、少年の体は不釣り合いだ。それでも、そこに座るのが当然といった様子で彼は微笑んでいる。何かに似ている、と思った高尾は、一度だけ遭遇した緑間の元家族を思い出して溜息をついた。世の中には、たまにとんでもない子供が生まれるものだ。
「六歳の時に父さんや母さん兄さんを殺したまでは良かったんですけど、当時の僕は馬鹿でね、六歳なんて社会的になんの力も説得力もないということに気がついていなかったんです」。
「あんた、家族全員殺したのか」
「まあ、そういうことになりますけど、どうでもいいじゃないですか」
「そうかな」
「ええ」
僅かに目を細めた高尾に気がついているのか気がついていないのか、少年は話し続けている。その頬が僅かに上気していることに気がついて、高尾は僅かに哀れみを覚えた。
「殺してもらった彼は遠い遠い親戚なんですが、僕の力でここまで来れたというのに段々調子に乗ってきてね……まあ幸いにも、僕も自分の意思が認められる年齢になりましたから、ここらで死んでもらおうと思いまして」
これは、少年の自慢話なのだ。
「依頼主はぼくですよ」
種明かしをするように楽しそうに少年は笑うが、そんなことはこの部屋に入った瞬間から高尾にはわかっていたことであった。
「じゃ、なんで俺は捕まえられたわけ? あんたの希叶って良かったんじゃないの?」
「殺し屋を捕まえたほうが後継は楽でしょう」
そしてまた予想通りの答えに高尾は苦笑してしまう。
この少年が社会的にどういった扱いになっているのかはしらないが、ガウロを殺した実行犯を見つけ、ついでに誰か適当な人間をそのクライアントだったと糾弾し、自分がこの屋敷の正統な血統だと証明して跡を次ぐ。そんなシナリオを描いているのだろう。正直な話し、稚拙だ。稚拙で、単純である。しかし稚拙で単純なストーリーは人々の心に届きやすい。それは、わかりやすさに繋がるからだ。その点で、この少年は確かに正しかった。
「あなたたちのこと調べさせて頂きました。百%の達成率を誇る殺し屋。あの男が万全の警備をすることはわかりきっていましたしね、殺せないんじゃ仕方ない」
「別に俺たち以外にも適任は沢山いたと思うけど」
「調べさせてもらったと言ったでしょう。あなたがたは依頼された人物以外は殺さない。女子供老人若者、一般人もマフィアも。何故そんなポリシーを持っているのかは知りませんが、何より、敵に襲撃をされても殺さないというのは驚嘆に値します。だったら、僕が君たちを裏切っても、君たちは僕を殺せないでしょう?」
そう、少年の計画は単純ながら、単純ゆえに、正しかった。ただ、前提を圧倒的に間違えていただけであった。
「いや、君のこと頭良い少年かと思ったけど全部撤回するわ。君、ただの馬鹿だわ。それも、大馬鹿。ただのガキんちょ」
「なんですって」
「そんなちっこい体? あれ? 君百六十ある? ギリそんくらいだよね? まあそんな体でこんな計画して調子乗っちゃってんのはわかるけど、そんなでっけー椅子にふんぞり返って座っても大人にゃなれねえよ」
「負け惜しみですか」
「んん? 別にそう思ってもいいけど、真正面からお前に向き合ってる人間にそういうこと言うのはどうよ」
上気していた少年の頬は今怒りで赤く染まっている。それを見て、高尾はやはり哀れみしか覚えない。馬鹿だなあ、と、そう思うのみだ。そもそも十六歳という年齢に頼らなければ大人を従えられないという時点で器は知れていた。
赤司、お前と似てるとか言っちゃってごめん。少なくともお前は自分の年齢を言い訳になんて一度もしなかった。
「いやー、なんでこんな奴ん所で働いてるわけ?」
今までの全ての口上を無視して自分を連れてきた男に高尾は話しかけた。その様子に少年は気色ばんだが、話しかけられた男は、なんてことないようにその質問に答える。
「今度子供ができるんだ」
「なるほど」
満足げに笑って、高尾は少年に向き直った。その顔は笑ってはいたが、その瞳は猛禽類のように尖っている。少年は僅かに怯んだが、それはきっと、高尾に怯えるには少し遅すぎた。少年が、世界を知るには、遅すぎた。
口を開く最後の瞬間まで、高尾の表情は笑顔で象られていた。
「だってさ、真ちゃん」
「成程」
その瞬間、空気がかすれるような音が二発響いた。
いいや、殆どの人間には一発にしか聞こえなかっただろう。それほどまでにその音は連続しており、微笑む高尾の前で、少年は額から血をあふれさせている。そうしてそのまま、机にうつ伏せるように倒れた。その表情は高尾に怯えた瞬間のまま、自分が死んでいることにも気がついていない。
扉に空いた穴は一つ。正確な射撃は、一発目と全く同じ軌道で、一ミリもずれることなく二発目を撃ち込んだ。
障壁を壊す一発目はどうしても軌道がずれる。それをカバーするように、全く同じ軌道で撃ち込まれた二発目は正確に少年の額を貫いた。それは、先程ガウロを殺した時と全く同じ手段。
次の瞬間にドアノブが外側から高い金属音を立てて飛び散った。開く扉の向こうでは緑間が冷たい瞳で待っている。その瞳はたった今一人の少年を殺したとは思えないほど凪いでいた。
「俺の目から逃れられると思うな」
そう告げる緑間の言葉は、少年には届かない。
狙われた人間は緑間の視界から外れれば、死なないで済む。それは絶対の真理だ。緑間の目に、映らなければ。そう、風の噂で緑の死神を知っている人間はいれども、その死神にコンビがいることを知っている人間は少ない。
死神の瞳が、四つあることを、知っている人間は少ないのだ。
「久しぶりだな、ビル」
「廊下には十五人配置しといたんだけどなあ」
「百人用意しておけ」
十五人の警備がいたという廊下からは呻き声が聞こえる。死んではいないが、手足は使い物にな��なくなっているのだろう。
うつ伏せて死んでいる少年に目もくれずに緑間は高尾のもとへと歩く。へらりと笑った頭を思い切り叩くと、拘束具をほどきにかかった。そのあまりの唯我独尊ぶりを、相変わらずだなとビルと呼ばれた男は笑う。
「あんたの相棒にちっとは手を出したが、そうじゃなきゃ俺が雇い主に疑われるんだ。骨まではやってねえ。勘弁してくれ」
ちらりと高尾から視線を上げると、緑間は暫く無言だったが、苦々しげに吐き捨てた。
「……まあ、お前には家族がいるしな」
その一言に、やはりまだあのルールは有効だったのかとビルは笑う。
緑間真太郎が自らに課した最も大きな制限、それは、家族がいる者は殺さない、そんな歪んだ正義である。その理由を知る者は少ない。緑間も正しいと思っているわけではなく、ただそれが彼のルールであるというだけだ。依頼を引き受けるか否かの基準も基本的には全てそれである。家族がいなければ良し、いれば断る。
彼が周囲の他の人物を殺さないのは、襲撃をされても決して殺さないのは、ただ、家族がいるかどうか咄嗟にはわからないから、その一点のみである。もしも天涯孤独の身の上ばかりをターゲットの周りに配置したならば、きっと緑間は無表情のままマシンガンを乱射していただろう。
「しっかしビルさん震えすぎだろマジで。俺笑い堪えんの必死だったわ」
「当たり前だ、緑の死神に依頼したって聞いた時はションベンちびるかと思ったぜ」
冗談を装っているが、実際にビルに触れてここまで連れてこられた高尾はその言葉が嘘でないことを知っている。彼はずっと怯えていた。元ペアを組んだ、緑の死神を、ずっと恐れていた。その振動は、引きずられている時から伝わっていた。その気持ちはわからなくもないと高尾は思う。間近で見ていたからこそ、その恐ろしさを知っている。
緑間の武器は銃全てだ。何もスナイパーライフルのみではない。ただ、安全面から遠距離を選択しただけ。近いのと遠いのだったら、逃げるとき遠い方がお得だろう、そんな単純な理論で彼は一キロ先からの狙撃を実現させた。
屋敷の奥、招待客がいなくなった場所で、緑間が遠慮する理由など一���もない。
「しかしまあビルさん、これから大丈夫なわけ? 依頼主死んじゃったし、報酬もないんじゃない?」
「別に警備団長ってわけじゃなし、そもそも殺し屋だ。こっち方面で評判が落ちたって気にすることじゃねえやな」
そうやって笑うビルには怯えた様子はもう見受けられず、なかなかにタフな男だと高尾は認識する。この世界で生き残っていくために必要な臆病さとタフさを、彼はしっかり兼ね備えているようだった。
「エリーは元気なようだな」
「お陰様で。今度見に来るかい」
「断固断る」
しかし目の前で高尾のわからない話を始める二人に、殴られても捕らわれても笑みを崩さなかった高尾はみるみるうちに不機嫌になっていった。
「ねえ真ちゃん!」
「なんだ」
「俺の前で前の男と話さないでよ!」
その瞬間に容赦なく振り下ろされた拳に、ビルは呆れたような溜息をついた。
緑の死神も、随分と俗物になったもんだ。
*
「え、真ちゃん、どうしたのこのお金」
「今回の報酬だ」
「いや、だって依頼主殺しちゃったじゃん?」
「俺のところに来た依頼は、カンパニーの社長を殺せ、という依頼だったからな」
「え?」
アタッシュケースを放り出した緑間は興味がないのか、くるくるとぬいぐるみの熊の手をいじっている。それは昨日までこの部屋に無かったはずのもので、どうやら緑間はまた散財をしたらしい。しかしそれを注意する余裕は今の高尾には無かった。
「何故名前の指定がないのかと思ったが、表と裏で二人いたのなら納得だ。全く、こんなことならもう少しふんだくればよかったのだよ」
「え、いや、だって依頼主ってその裏の少年の方で」
「ああ、そちらから、あの男、ガウロを殺せという依頼を受けて、ほかの奴からはカンパニーの社長を殺せという依頼がきた」
「同時に受けたの?!」
「同時期に来たのだから、両方受けて両方から金をもらうほうがお得だろう」
まあ今回は結局片方からしか受け取れなかったわけだが、零報酬よりはマシだったのだよと緑間は何でもないかのように言う。標的が同時期にかぶるというだけでも偶然の力は凄いが、じゃあお得だしという理由で両方同時に受けてしまう緑間の図太さも並大抵のものではない。
「嘘はついていないのだし」
と本人は言うがギリギリのところだろう。しかし。
「これで借金が返せるな」
と、そう言葉を継がれては高尾に返す言葉はないのであった。
真ちゃんって、本当に素直でかわいいおバカさんだよね。
【昔の話Ⅱ】
「いい加減に教えたらどうだ」
「何を?」
「お前の家族構成だ」
「えー、どうしよっかなー」
連日現れるタカオに、彼は苛立っていた。いらないことはべらべらと喋る癖に、肝心なことは一つも話そうとしない。
「早く教えろ、でなければお前を殺せない」
「情熱的だなあ」
へらへらと笑いながらも、タカオは彼に教えようとしない。銃口を突きつけても全く動揺する気配がない。家族構成を知らなければ殺せないと、口を滑らせるべきではなかったと彼は後悔する。けれど、最初の弾丸に全く怯えなかった時点で、この男に下手な脅しは無意味だと薄々気がついてしまったのだ。
「あ、じゃあさじゃあさ」
「なんだ、教える気になったか」
「名前! 教えてくれたら俺も教えるよ。どう?」
「却下だ」
一瞬もためらわずに切り捨てたことにタカオは落胆の色を隠さない。
「なんで? そんなに悪い条件じゃないと思うんだけど。俺はもう名前教えてるしさ、別に名前知られたら死ぬわけじゃないだろ? 日常生活、全部本名で暮らしてるわけじゃないだろうしさ」
「断る」
「なんで」
「名前は、家族だけが知っていればいいものだ」
「ええー」
一般とはかけ離れたその理論に、タカオは首を落とす。そうしてしばらく唸った後に、彼はさも名案を思いついたと言わんばかりにこう告げたのだった。
「じゃ、俺、お前の未来の家族になるわ!」
これは、いつかのどこか、昔の話である。
【ターゲットは君!?】
緑間真太郎が朝目覚めてみると高尾和成の姿がなく、朝食の準備もされていなかった。普段嫌というほどまとわりつき、朝になればベッドに潜り込んでいることもある煩い男は、忽然と姿を消した。
その日一日、彼は何も無いまま過ごした。そして高尾の作りおきのおしるこが無くなったことを確認して、缶のしるこを飲み、缶のしるこが残り八缶である、そのことを確認した。流石に夜になると腹が空いて仕方がなかったので、外に食べにでかけた。
そんなことを三日ほど繰り返したある日、彼は先日仕事で久々に再開した男にまた出会った。そういえば、と彼は思う。街で高尾と一緒にいるところを見られたのだから、似たような場所に住んでいる可能性は高かった。
*
「今日はタカオくん、一緒じゃないのか」
「消えた」
「え、大丈夫なのかよ、いつ」
「三日前の朝だ」
あまりにも常と変わらない緑間の様子にビルは戸惑っているようだった。以前の様子から、二人が互いのことを憎からず思っているのは自明の理のように思えた。それがどうだ、消えたというのに、片割れは平然とスパゲッティを口に運んでいる。
「お前、タカオくんのこと好き?」
「馬鹿か」
「あっそ、彼はのろけまくってくれたのにな」
「会ったのか」
「おう。つっても今日じゃねえよ。あれの四日後くらいかな。エリーって誰だって滅茶苦茶しつこく聞かれた。面白かったから言わなかったけどよ、お前、猫だって言ってなかったのか」
「そういえば言っていなかったな」
ビルの家族は猫だ。両親と死に別れたというビルは天涯孤独の身の上である。それを知った時、ではお前は殺してもいいな、と緑間は呟いたが、その時に彼は必死に主張したのだ。
確かに俺には親も恋人もいないが、俺にはエリーっつう大切な奴がいる。娘でもないし親でもないし恋人でもないが、俺の家族だ。
その主張を緑間は受け入れた。猫なんてあんな動物を家族と思うだなんて、お前は随分と変わっているなと、そのことは緑間の意識に強く残った。今度生まれるという子供も、そのエリーの子供だろう。
「そもそもお前、アイツと、タカオくんとどうやって出会ったんだよ」
猫を家族と呼んで憚らない男は、食事のつまみに思い出話を求める。
なあ、なんか、ロマンチックな出会いでもしたのか?
*
「何故昼間までついてくる……」
「いや、冷静に考えたんだよね」
「何をだ」
「なんで俺のこと信じてくれないかって。それで思ったんだけど、やっぱいきなり夜這いはまずかったよね。ちゃんとお日様の下、清く正しいデートをしてからのお付き合いが必要っつーか」
「死んでくれ」
仕事の時に毎回現れる男が、まっ昼間のカフェで現れた時、今度こそ彼は逃げようと思った。運ばれてきたばかりの前菜など知ったことではない。消えよう。立ち上がろうとする男に、タカオは勝手に向かいの席に座ると注文を済ませてしまう。そのタイミングでスープが運ばれてくれば、完全に彼は時期を逸してしまった。
「ねえ」
「なんだ」
「名前」
「断る」
サラダを食みながら緑髪の男はあっさりと切り捨てる。何度も尋ねればいずれ答えてもらえるとでも思っているのだろうか。何度聞いても答えはノーでしかないというのに、である。
けれどわざわざ昼間に出てくるだけあって、今度のタカオは少し方向性を変えたようだった。
「じゃあさ、あだ名教えてよ」
「は?」
「あだ名っつか、コードネームみたいなのあるだろ。仕事の都合で使う名前。本名じゃなくていいからさ」
「何故教えなくてはいけないんだ」
「だって俺これからもつきまとうけど、教えるつもりは無いんだろ? 俺に馴れ馴れしく『お前』とか呼ばれ続けたい?」
「…………」
「な、本名じゃなくていいから」
そしてきっと、彼が折れてしまったのも、ここが長閑な昼間のカフェだったからに違いないのだ。
「…………シン」
「え?」
「シン、だ。呼ぶなよ」
「わかった! じゃあシンちゃんね!」
「は?!」
渋々教えた仕事用の名前が、そら恐ろしい響きのものとして返ってきたことに彼は驚いた。それは、怯えに近いほどに驚いた。彼はそのように呼ばれたことなど無かった。それを発したタカオはといえば、遂に名前のはし切れを教えてもらえたことが嬉しいのか上機嫌でシンちゃんシンちゃんと繰り返す。
「即刻やめろ。今すぐにやめろ」
「ふふふーん、シンちゃんシンちゃん」
「やめろと言っているだろう、タカオ!」
激高した彼は街中だというのに普通に怒鳴ってしまった。視線が彼に集中する。しまった、と思うがすでに遅い。しかし、それに対してタカオが反省するでも怒るでもなく、酷く嬉しそうにしているもので、周囲の注意は案外すぐに逸れることとなった。
「今、俺のこと呼んでくれたね?!」
「はあ?」
「初めて俺のこと呼んでくれたじゃん! うわ、超嬉しい!」
どうやら自分がうっかり相手の名前を呼んだことにここまで喜ばれていると悟って、彼は遂に体から力を抜いた。真剣に対応している自分が酷く馬鹿らしく、滑稽に見える。
運ばれてきたメインディッシュを見て、彼はフォークをひっつかんだ。食べることに集中しよう。そう思ったのである。
そもそも何故こんな奴にまとわりつかれなくちゃいけないんだ。
*
「お前は何故俺にこだわる」
「シンちゃんのことが好きだから」
「ふざけるな」
そういえばその理由というものをしっかり聞いたことがなかったと、彼はことここに至ってようやく気がついた。いつもいつも、好きだ愛してる名前教えてと適当な言葉で誤魔化されて、本心など聞く前に疲弊しつくしていたのである。
タカオは左手でくるくるとパスタを巻きながら笑っている。誤魔化すつもりらしい。けれど彼に折れるつもりが無いのだと悟ると、タカオにしては珍しい、気まずそうな表情で語りだした。
「俺さ、実は前にシンちゃんにあったことあるんだ」
「なんだと?」
「いや、会ったっつーか、会ってないんだけど、なんつーかさ」
そこで僅かに首を傾げる動作を入れて、タカオは考え込んでいるようだった。それは、話す内容に悩んでいるというよりは、話している自分に疑問を抱いている、といったような様子である。
「俺の獲物横取りされたわけ」
「は」
「俺もさ、こう見えてもそれなりに仕事にゃプライド持ってたし、ちゃんと周囲に他に人がいないかとか全部気をつけてたのに、それでもお前に気がつかなかった。まさか一キロ先から狙撃してくるとは思ってなかったけどさ、そういう想定外の存在がいたっつーのが、なんか、悔しくてな」
「悔しいのか」
「悔しいさそりゃ」
怯えられ、恐れられ、疎まれることこそ始終だったが、悔しいと言われたことが初めてだった彼は戸惑った。以前一度だけ都合上仕方なくコンビを組んだ相手も、お前が怖いと、はっきりと彼に告げていた。そうはっきりと告げるだけ、そのコンビの相手はやりやすかったとも言えるが、それでも、だ。それでも、彼の周囲につきまとうのは怯え、あるいは、それを上回る怒りのみだった。
それ以外の感情を、彼に教えたのは、唯一。
「お前は、少し、赤司に似ているな」
「アカシ? 誰それ」
「…………俺の家族だ」
今度こそ完全に口をすべらせたことを悟って彼は舌打ちをした。その様子をタカオは不思議そうに眺めていたが、小さく「アカシ、ね」と呟くと、何事もなかったかのように続きを話し始める。
「ま、そんなわけで悔しくて悔しくてぜってーいつかお前超えてやると思って色々頑張ったり調べたりしてるうちになんかすっかりファンになっちゃって、好きになっちゃって、以上」
「全くわからないのだよ」
「恋ってそんなもんじゃねえの。じゃ、次シンちゃんの番な」
「は?」
「俺ばっかり話しても仕方ないじゃん。タカオくんから質問ターイム」
ふざけるな、俺は話さないぞ、そう言う前にタカオは笑みと共にたたみかけた。
「アカシって誰?」
ああ、やはり、昼間に会うべきではなかったのだ。彼の胸に襲い来るのは果てしない後悔である。何が何でも消えれば良かった。けれど日差しは柔らかく、人々が笑いさざめいているこの穏やかな世界で、無駄な波乱を起こすことは、どうも彼にはためらわれたのだ。
「…………家族だと言っただろう」
「家族ねえ」
「ああ」
「家族かあ」
タカオは首を傾げている。シンちゃんは、家族を大切にするんだねえ、と一人で納得している。その様子が何故か不快で、これ以上話すまいと思っているにも関わらず彼の口からは言葉が飛び出した。
「家族を大切にしない奴はいないだろう」
「そうかな。家族でも酷いことするのなんてありふれた話じゃん」
「それは、家族ではないのだよ」
「ふーん?」
楽しそうにタカオは話を聞いている。けれど実際、楽しそうなのはその表情だけで、瞳の奥が全く笑っていないことに彼は気がついていた。家族は、誰にでも存在する、誰にでも存在するからこそ、誰もの傷に直結しているのだと、そう彼に教えたのも赤司だった。
「シンちゃんにとっての家族ってなにさ」
「家族は、家族だろう」
「血の繋がりってこと?」
「結婚した男女間に血のつながりはないだろう」
「そういうものじゃない。もっと精神的なものってこと?」
「そうだな、血が繋がっている必要は、無い」
「成程成程」
じゃあさ、とタカオは尋ねる。笑いながら尋ねる。けれど、その瞳の奥は確かに燃えている。彼にとって家族という存在が全ての基準になるように、タカオにとってもまた、その言葉は看過することのできない鍵の一つだったのだろう。
「もしも家族に殺されそうになったらどうすんの」
「家族は、殺さない」
「いや、そうじゃなくてさ」
「家族は、殺しあわないものだ。家族は、家族を殺さない」
そう、赤司が言っていたのだよ。そう告げた彼の表情を見て、タカオは先程までの炎はどこへやら、呆けたように彼を見つめていた。彼の、エメラルドの瞳を見つめていた。
「ごめん、ごめんシンちゃん、意地悪な質問した。ごめん。だから泣かないでよ」
タカオの言っている言葉の意味が彼にはわからない。泣いてなどいないのだよ。そう告げれば、でも泣きそうだよと笑われた。
「なあ、俺、わかった」
暫くの間、二人の間には沈黙が降りた。ウエイターが食後のコーヒーを持ってきたことを皮切りに、タカオはまた話し出す。俺、わかったよ。
「シンちゃんはさ、やっぱ、普通に幸せになるべきだ。素敵な幸せを手に入れるべきだ。こんなんじゃなくてさ。こんな殺し屋なんてやめちゃいなよ。シンちゃんなら他にいくらでもやりようがあるよ。この街ならやり直しなんていくらでもきく。そんでさ、幸せな家族作るべきだよ。『ただいま』って言ったら、『おかえり』って返ってきて、美味いメシとあったかい風呂があってさ、なんか適当にじゃれあいながらその日のこと話したりして寝るの。そういう、普通の幸せ。そういう家族をさ、手に入れるべきだって。」
微笑みながらタカオは畳み掛ける。シンちゃんはそれがいい。シンちゃんは、お日様の下が似合うよ。
「そしたら、俺は邪魔だけどさー」
笑いながら彼は告げる。暗殺者にふさわしくない、太陽のような笑顔で告げる。
シンちゃんがそれで幸せになるなら、俺は嬉しいなあ。
*
「真太郎」
「なんだ、赤司」
「次の依頼だ。ちょっといつもとは勝手が違う」
「どういうことだ」
「相手はお前と同じ殺し屋だ。どうも最近しつこく嗅ぎ回られて不愉快だからね」
「わかった」
「お前なら大丈夫だとは思うけど、一応相手もプロだから気をつけて。無理はするなよ。お前が怪我をするところはあまり見たくない」
「心配するな。俺なら問題無い」
「ああ、信じているよ」
「これが、資料か」
「ああ、そうだ。勿論相手に家族はいない。きっちり調べてあるから間違いない。遠慮なくいってくれ」
「…………」
「真太郎?」
「なんだ」
「僕はお前の家族だよ」
「……ああ、知っているのだよ」
「それなら良いんだ」
「赤司」
「なんだい?」
「…………いや、なんでもない」
「うん。それじゃあ、『行ってらっしゃい』」
*
「え、あれ、嘘、シンちゃんから会いに来てくれるとか、なにこれ夢かな?!」
真夜中の零時。彼の前でタカオは笑う。二人の距離は五メートル。走れば一秒かからないであろう距離。
けれど弾丸は、それよりも早い。
「なーんて、んな訳ないよなあ」
「っ、タカオ!」
銃声は一発、タカオが一瞬で左手に構えたナイフを弾き飛ばした。
それを成したのは常に彼が愛用しているスナイパーライフルではない。M28クレイジーホース、その愛機を彼は置いてきた。代わりに手にするのは近距離用リボルバー。
「はは、シンちゃん、手加減してくれたんだ」
直接撃ち抜かれたわけではないとはいえ、ナイフ越しに至近距離で当てられた左手は痺れて感覚も無いだろう。骨が砕けていてもおかしくない。
それでもタカオは笑っている。
「今、俺の頭撃ち抜けばそれで一発だったのに。それで全部終わったのに。なんでそういうことしちゃうかな、シンちゃんは」
「タカオ、お前は」
「俺、期待しちゃうじゃん」
その言葉が終わるか否かのうちにタカオは彼に向かって一直線に突っ込んできた。使えなくなった左手の代わりに、右手に別のナイフを持っている。
彼は咄嗟に、またそのナイフを狙った。迷いなく引かれた引き金は、そのナイフを弾き飛ばす。
「な、」
はずだったのだ。
けれど引き金と同じタイミングで、タカオはナイフを投げた。一直線に。真っ直ぐに。それは決して彼の弾道がブレないと信じているからこその賭けである。ナイフの中心を一ミリもずれずに狙った弾は、一ミリもずれることのないナイフに弾かれた。
次の瞬間、タカオの手には次のナイフが現れている。
「!」
次の瞬間には彼を押し倒すようにして、喉元にナイフをつきつけるタカオがいた。その額には、彼のリボルバーが突きつけられている。互いの命を互いが握っている状況で、タカオは笑っている。
「ダメだって、近距離戦じゃ。シンちゃんの武器はさ、それじゃないっしょ」
「お前、今の、ナイフ捌き」
「ああ、うん、気がついた?」
タカオは笑っている。悲しそうに笑っている。
「俺は右利きだよ、シンちゃん」
今まで、彼の記憶の中��タカオは常に左手を使っていた。物を食べるのにも、ナイフを構えるのにも、全て。
「お前に憧れて、左使ってただけ」
*
「お前、何故、赤司のことを調べ回ったんだ」
「……シンちゃんの家族が気になって」
「余計なお世話だ」
互いの急所に武器をつきつけて二人は会話している。今まで、こんなに近くに来たことがあっただろうかと、彼は場違いにも考えている。
出会ったのは、秋だった。木々の色が変わる頃。この国の秋は寒い。けれどどうだ、今はもう、日差しは柔らかくなった。いつの間にか冬すら超えて、季節はもう、春になろうとしている。
「赤司ってあのジェネラルコーポレーションの社長だろ。そんでもって、お前に殺しをさせてる張本人」
「俺が望んだことだ」
「おかしい、それは絶対に、おかしい」
「何が」
「だって、家族は殺しあわないんだろ」
かつて彼がタカオに告げた言葉が今返ってくる。彼の喉がひくりと震える。喉元に突きつけられたナイフは、その動きに合わせて僅かに深く刺さった。
「おかしいだろ。だって赤司は、お前を殺しの現場にやってんだろ。自分は安全な場所にいて、お前は死ぬかもしれない場所にやってる。それって間接的にお前のこと殺そうとしてるのと同じだろ」
「違う」
「違わない」
「違う」
「違わない!」
耳元で聞くタカオの怒鳴り声に彼は黙った。それは初めて聞く怒声だった。叫んだことを自ら恥じたのか、彼は顔を歪める。
「だが俺は殺し屋なのだよ。事実それ以外の道はない」
「そんなことない」
「ある」
「そんなことない」
「あるのだよ。お前は、俺のことを知らないだろう」
今度はタカオが黙る番だった。彼が言うことは正しかった。彼らはいくつかの季節を共に過ごしたかもしれないが、それが酷く偏った時間であることは自覚していた。否定することのできないタカオは、それでも必死に喉から声を搾り出す。
「……それでも、俺だったら、一緒に行くよ。行くなって言いたいけど、そこしか無いってんなら、その場所に行くよ。安全な場所で待ってたりなんかしない。お前が死にそうになってる場所に行って、一緒に死んでやれる」
*
どれだけの間、そのまま二人膠着していたのかはわからない。先に動いたのはタカオだった。首にかざしていたナイフをゆっくりと外して、放り投げる。彼の上からゆっくりと、どいていく。
「お前」
「はは、俺にシンちゃん殺せるわけないじゃん」
「タカオ、お前は」
「でも本当にさ、お前の方がずっと強いのにこんなことになっちゃうんだから、情けとかかけちゃダメだぜ。一発で決めろよ。できれば遠くから。そしたら多分、きっと、あんまりシンちゃん死なないだろうし」
対して、彼はゆっくりと立ち上がりながら、照準はずらさない。その銃口は、ぴたりとタカオの額を向いたままである。うっすらとタカオは笑っている。その瞳は燃えている。既に、覚悟を決めた瞳である。
「タカオ」
「なあに、シンちゃん」
「お前の家族構成を教えろ」
「……はい?」
今にも銃弾が額を撃ち抜くかと思っていたタカオは、想定外の質問に柄にもなく間抜けな顔をさらした。唖然、といった顔だった。段々と、その表情は苦笑に変わる。
「そんなの、もう赤司から情報回ってんだろ?」
「答��ろ」
「いや、だからさ」
「答えろ!」
タカオにはわからない。何故彼が泣き出しそうな顔をしているのか。以前一度、泣かせかけてしまった時、その表情の美しさにタカオは一瞬見蕩れてしまったものだが、その時はタカオの言葉が原因だった。今はその理由がわからない。
いや、わかるのだ。ただ、それが真実だとタカオは信じられずにいる。
「赤司から、書類を受け取った」
「うん」
「だが、情報が一つ足りなかったのだよ」
「へ?」
「だから俺は、確かめる必要がある」
その声は震えている。眉を釣り上げ、睨みつけるようにして、彼は怒るように泣いている。その顔を見て、タカオは、自らの想像を確信に帰る。
「……おふくろは生まれた時にはいなかった。親父はアル中で、酔っ払ったところでマフィアに絡んであっさり殺されたよ。育ての親は俺のことが邪魔になった途端に殺そうとした。兄弟姉妹はいるのかもしれないけど俺は知らねえ。年齢はわかんねえけどまあ真ちゃんと大差ないくらいじゃねえかな。勿論誕生日もわからねえけどお前と相性が良いって信じてる。血液型はO型。これは前に輸血もらった時に聞いたから確実。そんでもって、」
「未来のお前の家族予定」
「……緑間真太郎だ」
「……へ?」
「俺の名前。色の緑に、時間の間、真実の真に、太郎は説明しなくてもわかるな」
「へ、あ、シンちゃん、いや、え、真ちゃん」
「家族の名前を知らないのは、おかしいだろう」
「……高尾和成です」
「高い低いの高いに、鳥の尾羽の尾、和を成す、で和成」
*
「何故お前に話さなくてはいけないんだ」
「へいへい、こりゃタカオくんも苦労するだろうな」
ビルの頼みをあっさり断って、緑間は珈琲を飲む。久々に飲むそれはミルクを大量に投入してもまだ苦く、彼は顔をしかめる羽目になった。
「それ、珈琲の味するのか?」
「する」
そういえば、高尾と初めて一緒に食事をした日、まだ互いの名前も知らなかった頃、同じことを聞かれたなと彼はふと思い出した。その時、緑間はなんと答えたのだろう。きっと、同じように答えたに違いなかった。
「なあ、シン、ずっと気になってたんだが」
「なんだ」
「お前さ、家族殺されたらどうするんだ?」
その問いも、やはり、あの日高尾が投げかけたものによく似ていた。家族に殺されかけたらどうする。
「一体全体どういう答えを求めているのかわからないんだが」
「求めてるとかじゃなくて、ただ気になるんだよ。お前の答えが」
「そうだな。もしもアイツが殺されても、別にいたぶったり懺悔させたり或いは……なんだ、まあ無駄なことをするつもりはない」
苦い珈琲を飲み干して緑間は答える。
「誰でも一発で殺してやる」
*
「いやさ、真ちゃんって家族持ち殺さないじゃん、けど俺って家族いねーわけ。天涯孤独の身の上だぜ? だからさ、全然真ちゃんは俺のこと殺しちゃって良いわけよ。だけど真ちゃん、俺が何しても俺のこと殺さないんだぜ? この前ベッドに押し倒したけど、ウザそうな目で『何してる』って言われただけで、それだけだぜ? いやいやいや俺も抑えましたよ、やっぱね、こういうのは順序踏んで優しくしたいからね。でもさ、これってすげーことだろ。真ちゃんは俺のこと殺さねーんだよ、家族もいない俺を殺さねーんだよ。やっぱ愛だよなこれって。だから俺も真ちゃんのことめいっぱい大切にしたいわけなんだけど、あー、でもいつか真ちゃんに家族って認められたらそん時はもうためらわずに行っちゃうかな。いっちゃうよ。もうなんつーか、狼になります。だって家族になったってことは、それってつまりオッケーってことだろ。いまはまだ家族予定だけどさ。うん? そうだよ。俺は、家族予定の候補者なんだよ」
*
一人取り残されたカフェで、いやはや、とビルは首を振る。おい、タカオくん、お前はどうやらとんでもない勘違いをしている。お前の執着は、どうやら、とんでもない勘違いをしている。
背中にびっしょりとかいた汗に気がつかないフリをしながら、彼はきつい酒をメニューから探す。
彼はわざと家族、と言ったのだ。一言も、高尾とは言わなかった。けれど緑間は自ら言ったのである。「アイツ」、と。それはそう、つまり、彼の中で、もう高尾は家族として認識されている。そうしてためらうことなく言うのだ。
「誰でも殺す」と。
こと緑間に限って、その言葉の重みをビルは知っている。誰でも。誰でも。恐ろしい言葉だ。家族の有無はそこに意味をなさない。いいや、究極的には、高尾の死に、関係が無くともいいのだ。誰でもとは、そういうことなのだ。老若男女、貧富も聖人悪人も何も関係なく、きっと彼は殺すだろう。例えばそれは、街一つくらいは。それくらいは軽くやりかねないと、正面からその時の緑間の瞳を見ていた彼はそう思うのだ。
なんで俺は、あいつに出会った時、いつもと変わらないなんて思っちまったんだろう。
*
「ただいま、真ちゃん」
「おかえり、高尾」
血まみれの高尾が入ってきた時、緑間真太郎はソファで興味の無い新聞をめくっていた。廊下にはぽたぽたと赤い染みがつき、折角引っ越したばかりの白い家具で統一された部屋を汚している。
「ごめんね真ちゃん、あったかいご飯食べよう」
「ああ」
その前に少し寝たらどうだと緑間は尋ねる。高尾は笑って、そうさせてもらおうかなと答える。実は結構眠くて死にそうなんだ、これが。
「死ぬなよ」
「死なないよ」
でも寝るわ。そう言ってバランスを崩した高尾を緑間は抱きとめた。さりげなく怪我を確認するが、いくつか深く切れている箇所は全て動脈を避けている。残りは返り血が主なようだった。
「真ちゃん」
「なんだ」
「今日も愛してるよ」
「そうか」
「真ちゃん」
「なんだ」
返事が返ってこないことに気がついた緑間は、腕の中で眠りに落ちている高尾和成に気がついた。僅かに首を傾げると、そのまま血が付くのも構わずに寝具に寝かせる。手早く応急処置をする。
安定した寝息に微笑むと、その額に僅かに触れるか触れないかの口づけを落として、緑間は笑みを崩さないまま、愛用するライフルの確認をした。それはあの日使わなかった、M28クレイジーホース。
「行ってきます」
*
高尾が目覚めてみれば、血だらけだった洋服は清潔な物に変えられ、傷には適切な処置がされていた。ああ、少し血が足りないなと思いながら彼がリビングへ向かえば、彼の愛する家族がリビングでつまらなさそうにナイフをいじっている。
「あー、真ちゃん」
「起きたか」
「色々ありがと」
「フン、洗濯もしてやったのだよ」
「嘘?! 真ちゃん洗濯できたの?!」
「馬鹿にするな」
「いや待って真ちゃん、これちゃんと染み抜きしてないっしょ�� うわ、めっちゃまだらになってる! やっべえ俺の血でシーツめっちゃまだら! やべえ!」
「うるさい。さっさと飯の支度をしろ」
「はいはいはい」
笑いながら高尾は支度を始める。こんな生活がいつまでも続くはずがないと彼らは知っている。
いつか報いを受けて惨たらしく死ぬだろう。惨めに、哀れに、けれど同情の欠片もなく、唾を吐かれ踏みにじられて死ぬだろう。
「そうだ、言い忘れてた」
けれど今ここにあるのは、確かに一つの幸福な。
「おかえり、真ちゃん」
「ただいま、高尾」
Love me tender
Tell me killer
死が二人を分つまで
0 notes
Text
もはや犯罪!「道端でわざとぶつかってくる人」の心理とは
集計期間:2020年3月11日~3月13日 回答数:13769
道端で誰かに偶然ぶつかってしまった経験、ありますか?
人間ですから、誰でも注意力散漫になってしまう時はあるもの。しかし、世の中には悪意をもって誰かに体当たりをする、不届きな輩もいるようです。
2019年9月26日には、歩きスマホの女性を狙って体当たりを繰り返していた男が、傷害容疑で逮捕されるという事件もありました。
この男は以前、歩きスマホをしていた人物と衝突し、階段から転落する事故に遭っていたそうです。そして、そんな経験から、歩きスマホをしている人物を狙っては「注意を促すため」体当たりをするようになったということです。
確かに、周りを気にせず歩きスマホをしている人を迷惑に感じることはあります。事故に巻き込まれたことも気の毒ですが、だからといってそれを理由に暴力行為をはたらくことは断じて許されません。
そこで今回は「道でわざと誰かにぶつかられた経験」について調査をしました。みなさんから寄せられた経験談をシェアすることで、注意喚起になれば幸いです。
Q1. 道でわざとぶつかってくる人に遭遇したことはありますか?
回答者13769名のうち、道でわざとぶつかられた経験を持つ人は全体の約3割という結果になりました。
ここからは、具体的なケースを見ていきましょう。
こんなにいる!道でわざとぶつかってくる人
<こんな人がぶつかってきた:男性編>
・渋谷駅で手を前に突き出しながらぶつかってきたリュック姿の男性
・痴漢のようなもの。ぶつからないようによけたのに寄ってきたから吹き出しそうになった。
・自転車に乗ってる時に自転車に乗ってるじいさんにぶつかられた
・大男二人連れが歩道を塞ぐように歩いていて、避けようと道の端によるとそちらの方へ寄ってくるということが2年ぐらい前に毎日あり皆さん迷惑していたが、最近見かけなくなった。
・歩道歩いてたら、前から歩いて来たおじさんのリュックのアルミボトルが右側バストに当たり痛くて涙が出た。家に帰って見たら、痣になっていた。
・夕方、暗くなった頃に道路右端を歩いていた時、前から人が来たので止まって通過を待っていたところ、私の左肩にショルダータックルされた。これが複数回あり、いい加減頭にきて呼び止めたが無視して去って行った。ただ、それ以降そのおじさんに会うことはなくなった。
・駅から駅への移動時に向かい側からくる男性(だいたい年配)がわざとガーンと肩をぶつけて来ます。駅の階段を登っている時にすれ違いざまの下の人にぶつかられた事もあります。
・サラリーマンの男性でした。ぶつかると言うより、押し倒されました。一瞬、何が起きたかわかりませんでした。
・池袋の地下通路であります。明らかに人の流れと逆に歩いて、譲る気は全くない感じ。別の時は、前を歩いていた50~60才位のおじさんが若いお姉ちゃんばかりに何人も追い越しざまに、わざとぶつかって歩いていた。いつも何度もやっているであろう犯人、暴行か痴漢かで捕まえて欲しい。
・手をケガしていて、片手しか使えないのですが、前から来た、サラリーマン風の男性がチラチラこちらを見てたので、なんとなく嫌な予感がしていて、近づくにつれ、一旦は離れていったので距離があり少し安心したのですが、すれ違う寸前に急にこちらに来て、ケガしていた手に自分の荷物と手を思いきりぶつけてきました。あまりの痛さにその後すぐに通院中の病院に電話し、理由を伝え、予約日を早めてもらいました。お陰で治療が長引いてます。アザになってしまったので。。。それは現在の話です。世の中、怖いと改めて実感しました。
・ベビーカーを押して端っこを歩いていたらこちらを睨みながら向かってきたので止まって様子を見ていたら舌打ちしながらわざと私にぶつかってきた。私服の中年男性でした。
・東京に行ったときに駅構内で歩きながらスマホでちょっと時間を見ていたら反対方向から歩いてきた男が急にこちらに近づいてきた。歩きスマホだと思ったのだと思う。こちらは時間を見てすぐにポケットにしまったので、男の動きの不自然さは全て見ていた。
・子供と手をつなぎながら歩いていたら、前方から男の人が歩いて来たので、反対の端の方に寄ったのにわざわざ寄ってきて肩がぶつかり…邪魔じゃ?!っと吐き捨てられました…子供が居たので怖かったので、足早に去りました。
・高齢者の男性とすれ違う時に、向こうが避けないのでこちらから避けたら追いかけるようにぶつかって来た。そして、若い者は礼儀がなって居ない。高齢者が道の中央を歩いて、若い者は道の端をあるけと怒鳴られた。戦国時代じゃあるまいしと思った。
・私の前を歩きスマホしている若い女性に体当たりしているのをみた。女性は携帯を道に落とし、携帯は割れていた。泣き寝入りだった。こちらも胸糞悪かった。勢いづいたまま早足で去って行ったあの男に制裁してやりたい。
<こんな人がぶつかってきた:女性編>
・男が女にわざとぶつかるのはちょっと前にニュースになってたけど、私によくぶつかってくるのはおばさんが多い。チャリで突進してきた事もあった
・よくあります。2年前など、大阪で、前から来た外国人の女性が肘を立てて、当ててきましたため、上腕に真っ黒なアザができました。あまりの痛み、突然の出来事に驚いてしまい、一瞬のことでしたから、同行していた家族らも気がつかなくて…。追いかけることも捕まえることも出来ませんでした。
・横断歩道で向かいから、おばちゃんが思い切り体当たりして来て、吹っ飛びそうになったから、「痛いなー!」と私が言ったら、「痛い事あるか!」と逆ギレしてきた。
・道だけでなく、スーパーでカートを圧しながら突っ込んでくるおばさんに遭遇。子ども連れや、家族での買い物の際によく遭遇…
・今日調度ぶつかられました(笑)娘は年少ですが、長い入院生活を送っていたのもあり、少し体の面でも発達遅滞があり、階段が好きなのですが、手すりをつかまないとまだ階段下りれないので、いつも練習も兼ねて端っこの手すりにつかまってちゃんと他の方の場所は通れる空間は空けるようにしてゆっくり下っていたのですが、ずーっと下向いたまんま階段上ってきた眼鏡のでか女がわざとぶつかってきました。娘にぶつかって来なくて良かったですが(* ´ㅁ`*)💨 私の住む地域は普段からぶつかってくる人、近づいてくる人が多いので日常茶飯事ですよ(笑)
・カップルの女がワザとぶつかって来る。私は女だけど骨太でガッチリ体型なのでぶつかって、か弱い自分を演出したいのか高確率でカップルの女がぶつかって来ます。
<ぶつかられそうになって避けた結果…>
・あきらかに、わざとぶつかりに来て��そうな人がいたのでギリギリまで引き付けてよけたら後ろの人にぶつかって絡んでいた。後ろの人ごめんなさい
・ぶつかる前から、ぶつかって来るさっしがついたので、ぶつかって来る瞬間体は避け、足だけ残すと、つまづいて転びろうになっていて、笑えた。
・東京メトロで乗り換えがわからず、端で立ち止まってスマホで乗り換えを調べてたらガラガラだったのに凄い勢いでぶつかられそうになって、つい癖で避けたらぶつかる気で向かってきてた人と目があって舌打ちされた。隣にいた妹の心の悪魔の声が漏れて思いの外響きわたり、その人がみんなの注目を集めてしまい少しかわいそうだった。
・乗り継ぎ駅や待ち合わせに使われる様な場所で多く発生している気がします。ぶつけるために力がこもっているせいでしょうが、寸前で避けると「スカッ❗」ってなるのが、ちょっと面白いですけど、後ろからこられたときは、怪我するかと焦りました。
・すれ違いざまにぶつかろうとしてきた人を避けようとしたら最終的に足を引っ掛けて転ばされた。
<まさかのリピーター>
・おじさんが老夫婦にぶつかっているのを見かけてその時は偶然ぶつかったのかもとあまり気にせず通り過ぎたが、その30秒後くらいに同じおじさんにぶつかられてビックリ。そのおじさんからは離れて歩きました。
・すれ違い様に肩を当てるように半ばタックルされました。シレッとスルーしましたが、反応が気に入らなかったのか、追いかけてきてもう一度正面からぶつかられた事があります。
<被害者ヅラ>
・わざとぶつかってきたのに、痛い!っていわれた。私はぶつからないように避けたが、わざと近づいてきた人でした。
<混雑している場所を強行突破タイプ>
・混雑していて前に進めない状態の所を後ろから肩をガシッとつかまれ退かされドンドン前に進んでいく人がいてとても腹が立った。
・混雑した通勤時の駅でラグビーのボールを抱える様にカバンを抱え、ガタイのいいサラリーマンがぶつかりながら無理やり走って行った。私も肩を擦るようにぶつかって、よろけた。
<もはや傷害>
・前方から歩いてくる人を見て、なんとなくいやな感じがしたのですが、見た目で判断してはいけないと思い、そのまま歩いていくと、すれ違いざまにアザができるほどの肘鉄をくらわせられました。私自身驚いて声も出せず、助けてくれる人もいませんでした。
・駅でわざとぶつかられて、ケーキが崩れたり携帯の画面が割れたことがある
・駅の階段を登っている時に前から勢いよくぶつかられ、10段ほど下まで頭から落ちた。そこから記憶はないが、周りにいた人たちが取り押さえてくれて、救急車と警察を呼んでくれたらしい。
・お母さんがぶつかられたうえに、スパナで殴られて(腰・肝臓)背骨を剥離骨折する重症をおった。
・昨年赤羽駅ですれ違い様にいきなりお腹を殴られた。身長150センチの私に対して相手は190センチ近くあり、痛さと驚きで暫くうずくまって動けなかったが周囲は無反応。怖くて暫く赤羽周辺には近付けなくなった。
・やられた側です。捻挫をしていたので、エレベーターのない駅の階段を脚を引きずってゆっくり歩いていました。すると、対向する乗換の集団がやってくるのが見えました。避けようとのろのろと端に寄りましたが、対向集団の中から走りながら手を広げて私の方に向かってきてぶつかられました。なんとか踏ん張って転びませんでしたが、捻挫は明らかに悪化。手を広げる様子が悪質で周囲の人が引いていました。
<もはや痴漢>
・駅でわざわざ斜めに歩いてきたかと思ったらわざとぶつかってきた瞬間にお尻まで触ってきた(怒)『え?!』って一瞬何が起こったのか分からず固まってしまった事があります
・荷物を両手で持っていた時、前から来た男性を避けようとしたが胸を腕で触るようにぶつかって来た。あまりの早さで声も出なかった。趣味でやっていると思う。
<やり返したという報告も>
・ジョギングの最中にあおり運転の車があったので蹴りました。
・東京のスクランブル交��点でありました。自分も避けずにぶつかり、向こうを飛ばしてやりました。
・しっかりと、ショルダーアタックをして差し上げました。その後、一人と思ってオラついてきたので、同行していた友人4人で、通行の皆様の邪魔にならない場所に移動し、30分程度スマホで動画撮影しながら謝罪を受け、名刺までいただきました。
・ぶつかられたので追いかけてキレた。相手は追いかけられると思わなかったらしくビックリしていた。
・駅構内で前からぶつかってこられました。その喧嘩を買おうとのり出したら、近くにいた駅員さんに相手が押さえ込まれました😁
・私にぶつかってきた人が、後日違う人とぶつかってもめ事になっていたので警察に「その人は常習でわざとぶつかりに行ってます」と教えた
・20歳頃にスクランブル交差点で、明らかに私に突進してきたおじさんがいたので、待てコラ!と呼び止めて文句を言ってたら信号が変わり、周りがざわつき始めたけど、謝るまで逃さなかった。
・筋肉質の体型なのでぶつけて来た方が痛がっていた。
・もちろん相手の髪つかんで地面に体ごと抑え付けて謝罪させたよ震えながらごめんなさい すみません って嗚咽してて笑って動画撮ったぶつかってきたらこのくらいするべきだよみんなぶつかる方が悪いんだから
・駅で他の改札口あいているのに急に後ろに来てぶつかりながら暴言吐いて去って行きましたが、むかついたので走って追いかけて注意しました。びっくりした顔をして逃げていきましたが後から考えると、危なかったかもと思います
・捕まえて、腕を折ってやりました。
<その他>
・すれ違いざま腕を振って肘を当ててくる人に遭遇しました、それはそれでなかなかの技術だと思いました。
・いろんな人にわざとぶつかって、『気を付けろやぶっ殺すぞー!』と叫んでました
・酔っ払いだった。道行く人にいちいちぶつかって行って、文句を言っていてとても怖かった。
・若い頃はツッパリやヤンキーが多かったので、そいつと道端でバッタリ会ってすれ違うとき向こうから肩とか腕とかぶつかってきます当然喧嘩になるけど強い方が勝つそんな時代がありました今では余程のことがない限り、そんな頭のおかしな人は見かけませんね
・何がイラつくのか知らないけれど、弱そうな女性や年寄りにぶつかっていた。私は寄せて肩透かしにしてやったけど、中年以下の年齢の男性には向かっていなかったので、心が弱い人なんだと思った。
・高校近くのアーケード商店街にいました。2、3人横並びで朝からキャッキャしながら歩く女子高生が気に入らないようで突進してくるのです。今思えば、こちらも迷惑行為をしていたと反省します。そのうち、学校から横並びに歩くなと注意があり、学年ごとに別の通学路が指定されたりしました。
・車椅子なんだけど、それでもわざとぶつかってきて邪魔と言われたことがある
・早朝犬の散歩をしていたら すれ違いざまにぶつかってきて 殺すぞ って怒鳴られた…物凄く恐怖を感じた
・田舎の出身の私は、横浜駅の通路を歩いてて、人混みを歩く事に慣れてないのでぶつかったことがあります。すみませんって言ったけどシカトされた。ぶつかっても謝らないのかな?と不思議な気持ちになったことがあります
・散歩をしていたら歩きスマホをしている大学生?にぶつかられました。「すみません」と慌てて謝ったものの チッと舌打ちをされてまたスマホに目を向けていました。正直日本にこんな人がいるなんてちょっとがっかりしました。
・娘と横浜に買い物に行った際、かなりの勢いでぶつかったので、凄くびっくりしました。私が悪かったのかと思いましたが、あまりの痛みに直ぐに振り返り相手の方をみたところ振り返らず早足で立ち去る姿に、わざとだったんだと思いました。娘が犠牲にならずに良かったと思いましたが、痛みも怒りも暫く続きました
・自転車で信号待ちしてたら自転車をわざとぶつけて来て「進路を塞ぐな!車来てないなら赤でも渡れ!」って文句言われた。
・繁華街の路地で行きなりぶち当たってきていちゃもんつけてきた。グルと思われる第三者が止めに来て『代わりに自分を殴ってくれ』と言い出した。恐らく当たり屋。その手の輩に詳しい後輩がいて無事に済んだ。
まとめ
被害に遭われた皆さんの気持ちを思うと 、落ち込んでしまうようなエピソードばかりでした…
まとめると、
・ぶつかる強さは、明らかに故意であることがわかるレベル。ケガをしたり物が壊れることも
・やり返したり捕まえようとすると、たいていは驚いて逃げていく。稀に逆ギレされる
・1度ではなく2度ぶつかってくるタイプもいる。避けようとすると進路を変更してまで強引に来るパターンも
といった具合ですが、悲しく、腹立たしい気持ちになるという点はどのエピソードにも共通しています。特にケガ人や子どもに対する暴力は、どんな理由であれ許されるものではありません。
やり返す側も、気持ちはわかりますがくれぐれも行き過ぎた暴力をはたらき、同じ穴のムジナにならないように…
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
グノシーの「アンケート」タブにて、毎日新しいアンケートを更新しています。ポイントが手に入るものもあるので奮ってご参加ください。

こちらの記事に関するお問い合わせは [email protected] までお願いします。
0 notes
Text
ぼくとスーパーダンガンロンパ2 CAPT. 1
というわけでChapter 1。グラブルのギアスコラボが挟まったりでクリアまでにかなりの時間をかけてしまったので既に記憶が曖昧だったりする。社会は悪い文明。誰か5000兆円とは言わないから50000円ぐらいくれない?
今作では隣の部屋は十神くんらしい。というかこのアイコン前作から使いまわしたな? ……あれ? 前作の隣の部屋の主って……。 いきなり前作のモノクマコインに変わる要素としてカクレモノクマの説明をされたが、このゲームの欠点として調査中のカーソル移動速度が遅いというのがあるんだがその欠点が如実に現れる要素だがいいのか? やること自体は好きだからいいけど360度旋回式のマップに隠したら怒るからな。
そして島の中央に仕掛けられたバカでかいタイマー。どう見ても爆弾かそれに準ずる危険アイテムだがどうせ話進んだら爆発するだろうから考えなくていいや。ここで記憶奪って1年だと錯覚させていたくだりをやってしまうあたり、前作とは違った趣向ではなく、前作と同じコンセプトを出した上で、その先を超えていく気概を感じる。だからこの年頃の人間の成長誤魔化すのはまいどまいど無理あるんじゃないか? と思うが考えても仕方ないので以下略。 ただ奪ったのがクマじゃなくてミの方というのが若干引っかかる。その辺は世界観の話につながってると思うので考えても仕方ない。そればっかりだな今回。しかしアローラ十神の安定感と言ったら。なんかやたら修羅場をくぐり抜けたとか言ってるし前作の彼との接点を匂わせたくて仕方ないという雰囲気を感じる。どうせ殺すのにご苦労なことで。
ただ、これほどまで1の続き、ということを推してくるのであれば以前に予想した前作と趣向を変えてくるだろう、という予想が全く当たらない気がしてきたので覚悟をしておこう。違うベクトルからアピールするのではなくあくまで同じ路線で上を行く、というのであればプレイヤーとしては願ったり叶ったりである。
自由時間。前作で下手に後回しにすると泣きを見ることを思い知らされたのでとりあえず見た目で上から行く。というわけで初手王女。
拘束衣渡したらクッソ不評だった。さもありなん。キャラクター的にはまあこんなもんか、というべきか必要以上に天然だったり世間知らずだったりしなくてよかった。そもそも前作からしてこの会話で明らかになるキャラクター性なんか本編とズレてるんだけど(極限状態である、という前提はもちろんあるが)。
これは好き。
よし! パーティをしよう! という話から流れるようにくじ引きを取り出し負ける狛枝。こんな事もあろうかとって何だよ……。 というか名前が前作主人公のアナグラムなの今気付いたわ!!!!!!!!!!! おっそ!!!!!!!!!!! そしてここまで全く良いところのない極道。極道に期待してたムーブをマネージャーがやってくれてるのでこいつが何したら良いのか分からなくなってきた。この後ちゃんと見せ場ある? 大丈夫?
パーティ会場。とりあえず事務室でクソ高い位置のブレーカー見た瞬間に今回のタネを察する。ボディーチェックされたり一緒に危険物探したりアローラ十神にやたらとスポットが当たってるのとなんか過去のことをやたら強調して匂わせてきたりしてる当たりでなんとなく先の展開も察する。そしてなぜここまで察しておいて「ああ鉄串? 最初から一本足りなかったよ」だけはナチュラルにスルーした俺ェ! 「リストと数が合わないものがあるようだが?」「鉄串のことだね、それは気にしなくていいよ」なんて会話されたらつまり足りてないのは鉄串だろーが! なにリストの画像とにらめっこして「えー、このサイズの文字読んで数えるの嫌だなあ……」とか言っとるんじゃ! もっとホンシツを見ろホンシツを! キャシゴ!(鳴き声)
そして案の定停電が起き何かごたごたがあって…… うーん通算9話出演にしてついにご臨終なされてしまった……。 案の定というかアローラのすがたはここで退場してしまった。前作キャラ(?)を引っ張りすぎるとろくなことがないし、何より前作の頃と比べて異常に人間性が向上しているのでこの状態で学級裁判しても波乱が起きそうにない(推理力が向上していなかった場合それはそれでまずいことになりそうだが……)。結局、初見のインパクトから好き放題プレイヤーを振り回した挙げ句そのままお星様になって消えていってしまった。うーん、男性陣で顔に興味があるのが狛枝だけになってしまった……あいつかぁ……
突然こんなこと言い出した挙げ句に
前作のギリギリちゃんのポジションまで一人で確保していくやつのこと純粋な目で見ろっての無理でしょ……なんだこいつは……。
捜査開始。といっても今作初事件なので短い。
朝日奈枠だと思ってたこの子も自発的に行動してくれるし何より��真情報を提供してくれるので杞憂が晴れて本当に優しい気持ちになった。保健委員とかも捜査に協力的で、なるほど十神白夜とギリギリ響子という不穏分子の居なくなった集団はこんなにも強調が生まれる(しないと殺られるとも言う)のか、と感心。その分日本舞踊家がゲーム的にもキャラ的にもヘイト製造機になってるのは流石に何かあるだろうからまだ許す。これで何もなしに生き残ったら余りにも余りにもすぎる。極道あたりと刺し違えねえかな(本音)。
トイレはずっと埋められてて、外の見張りのゲーマーいわく外に出た子はいなくて、外をうろついてた極道が中に入る手段はなくて、床板は隙間がでかくて、凶器は細く鋭利ななにか。ふーん、鉄串ね。床下から刺し殺したんやろなあ。誰がやったんだろ~~~~。そこまで考えたなら露骨に怪しいやつが一人いたことに気づけ、僕!!!!!!!!!!
……これ、逆転裁判3みたいな設定がこいつに付いてるわけじゃないとしたら犯行を露骨にごまかそうとしてるようにしか見えないのだが? まさかの散々匂わせといて1話で退場タイプか? 舞園さやかの系譜か? と思ったけどこいつまで退場したら意味深要員がいなくなって非常に薄味になるだろうから無いわ。万が一ここで退場したらそのまま裏で暗躍してるパターンだわ。
というわけで証拠集めが終わって場面転換。ガンダムとかいう扱いにくそうなキャラを捜査に絡めつつ厨二力を存分に発揮していく脚本には脱帽。 証拠だけ見てるとあからさまに狛枝が怪しいのでそういう話題には行くと思う。その後真犯人になるかどうかは知らん(だから床下から鉄串という推理とテーブルにナイフを隠す行動が矛盾してい���ことに気付け!!!!!!!! もう少し自分の論理を信用しろ!!!!)。個人的にはもう面倒くさいから極道が退場してほしい。 しかしスキルが選択習得方式になってずいぶん楽になった。迷うことなくエイム力向上スキルとタップバトル緩和スキルを習得しいざ学級裁判。
学級裁判全体のシステムについて。 ・賛成 純粋に楽しい。逆転裁判出身なのでやはりノンストップトークが一番基本にあるので、これのバリエーションが増えるのは喜ばしい。 ・なんか切るやつ 爽快感はあるがボタン連打要素が邪魔。惜しい。あと弾を選択する下りが妙に分かりづらい。 ・アナグラム 楽しくなった。でも初回から「て」「つ」「し」は難易度高すぎるッピ! ・タップバトル なんでこれが続投してるんじゃ! 相変わらず意味分からんわ! ・漫画のやつ コマが順に提示されるようになって難易度が上がって手応えが出来た。でもアスペには厳しい。例によって漫画のクオリティがよい。
いざ裁判が始まると完全に狛枝ペースである。苗木+ギリギリは反則だなあとか思ってるうちに何かおかしな流れになる。
前作主人公と同じようなこと言ってるはずなのに受ける印象がぜんぜん違うっていうのが本当に演出の妙って感じ。
……うん。まあ、そういうことね。はい。 そっかー前作ボスが絶望フェチだったから今回は希望フェチかーなるほどねー分かる分かる……分からんわ……いや分かるけども! 詳しく掘るのは後にするけど根本的にこの子ら別に頭脳が優れている(ただし何かに特化している時点で少なくとも脳の機能自体は優秀だと考えられるが、それは置いておく)肩書じゃない人たちもいるからこの点でそこまで自分のこと卑下する必要ないんじゃないかな! しかしゲーマーと保健委員の活躍で自体は進展を見せる。オアーッ、前作の似たようなポジションは十神白夜に完全に抑えられてたから驚きの展開! これぞ2! というか澪もガンダムも貢献したり活躍機会が平等に振られている感がいいぞ! あ? 日本舞踊家? 知ーらね! そしてついに地下への侵入口の話題に! 最初完全にトイレから行ってるもんだと思ってから忘却の彼方に合ったが倉庫に積まれた荷物の下にあったらしい。うん忘れてたわ! もっと素直に制作陣の出したヒントを受け取れ! 逆転裁判3のこと思い出しとる場合ちゃうかったやんけ!
そうなれば後は一直線で、結局蛍光塗料は普通に用意できるもんなのか? という疑問は完全に触れられなかったがついに凶器の隠し場所が明らかになる。骨付き肉……
……
サイズ感が分かりづれぇ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!! ついでに超高校級の才能回収してきやがった~~~~~~!!!!!!!!!!!!! いや普通に床下に置いといたらいいんちゃうの!? それはポイ捨て判定になるのか? 確かに十神くんがヒントくれてたけどさぁ! そして決着。なるほど前作よりも序盤から各キャラの動きがはっきりしている。絶対強者の不在はこれほどまでに場を混沌とさせるのか。おしおきにてっきりモノケモノ使うのかと思ったらそうではなかった。ちゃんと南の島活かしててよかった(KONAMI)。
「誰かに会いたい」「真実を確かめたい」の一心で反抗に走るのは前作と同様で、なるほど踏襲するかという感じ。次回以降の提示される動機やテーマにも注目である。 ちょっと首をひねったのが「確かに記憶は返す……返すとは言ったが、その時期までは指定していない!」のくだりで、これまで散々これは前作の続きだということをアピールしておいてそこで同じ設定でまだ引き伸ばすのかという印象を受ける。ただ今回の事件も含め記憶返しちゃうと事件の起きうるシチュエーションがかなり制限されかねないのでまあゲーム成立のために犠牲になってしまったのかあという感じ。まだ2話とかで返してくれるかもしれんからこの点に文句言うのはまだ早い。 そして何よりも王女様! 裁判終了後の「頑張りましょう」はズバリそれを待っていた!!!!!!!!!!! よし! 今の所不穏な要素は見られないので安心して推して良いな! ……本当に? 妙に国家のこと引き合いに出すから3話ぐらいで崩壊する自国の映像見せられて豹変したりしない? やめてね。
という感じの1話であった。全体を通して感じられる「お前ら前作は当然やったよな? 覚えてないやつは置いていく」という制作陣の心意気が非常に頼もしい。周回すると選択肢が増えて新しいルートに行けるタイプのノベルゲームと同じ空気を感じる。そう、続編に求めてるのはこれだよ。嬉しいなあ。 ガラッと一新されたキャラクターたちではあるが前作にいなかったタイプを主眼に起きながら友好的,敵対的,積極的と言った集団に対する姿勢は1のバランスのまま、そこに狛枝とかいうとんでもない不穏分子を放り込むことで芯を残したまま混沌を生み出しており俺たちの学級裁判はこんなもんじゃねえという熱いメッセージが見える。なるほどこれはやらざるを得まい。そもそも前作から思っていたがいくら絶望的な状況だからってわざわざ殺し合いするとか敵の手の内にはまらなくても……もっと信頼しろよ……と言いたくなるが僕にも心当たりがあって、あ~~~友達が少ね~~~みんなオタクやめていって終いにはぼっちだ~~~とか言ってるオタクが僕含め周囲に何人かいてそいつらと永遠のYU-JO 友情 を誓っているのだが当の僕自身がこいつら絶対僕より先に卒業するわと内心思ってるので人間そういうもんだね。悲しいね。
・魔法少女ミラクルモノミ プレイ環境の問題なのだがボタン配置がアクションゲームとしてあるまじきことになってしまっており完全にクソゲーになってる。1話を遊んだ清々しい気分で遊びに行ったら10分で完全に余韻が吹き飛んだので勝手にキレてる。
・キャラクター所感
・ゲーマー さすがはOPの登場順がヒロインの位置の女、といった感じで今作におけるギリギリちゃん並の発言強度を持っている。事件前から裁判に至るまですべてのムーブがあまりに完璧すぎてゲーマーは世を忍ぶ仮の姿、みたいな展開になったりしない? 自由人タイプかと思ったら割とそうでもなかったのでちょっと意外。今のところは死にそうにないが……。 ・ガンダム 葉隠枠とか言ってごめん、chapter 1時点で葉隠の貢献ポイントを既に超えたわ。厨ニキャラとかいうさっむいさっむい設定になりかねないハンデを乗り越えて今日も元気に高笑いしている。最初は意外な犯人枠とか言ってたけど今回のコンセプトを考えるとやっぱり被害者ポジかもしれない。彼をおしおきすると必然的に動物が絡んできて然るべき団体から抗議来そうだし(最悪の予想法)。 ・日本舞踊家 完全にただのヘイト製造機1号になってるが流石に何かあるだろう。よりによって1話で貢献ゼロなのが最悪。ただ明確に保健委員(とメカニック)に悪感情を向けていることが分かるのでそういう方面でイベントがあるだろう……多分……こいつが山田枠になるかもしれんけど……。今の所ヘイトの売り方が安すぎてあんまり生死予想したくない。生き残っても殺しても殺されても文句しか出そうにないので掘り下げ待ち。そう言って掘り下げられなかったやつが前作にいたけど……うんまあ……続編だから改善されてるだろ……きっと……。 ・極道 ヘイト製造機2号。1号とは別ベクトルで虚無のヘイトを生む。 chapter 1 でも何一つ見せ場がねえ。大丈夫か?
ところでそのネクタイの柄は何? 逆向いたクソ? ・カメラマン 朝日奈枠だと身構えていたがきちんと自分の頭で考えられる子だったので良かった。いやでも朝日奈も考えてはいたよな。人の話全く聞いてないだけで。まあでも全然違うんだけど枠的には朝日奈だから前作の反動受けそうだよなあ……(思考が呪われている)。 ・保健委員 あの場面で自分の意見を言える子は伸びる。謎のお色気シーンは正直良くわからんかったが検死スキル持ちは強いぞ。日本舞踊家とあわせて異常にくどい絡みを見せられるのは正直分からんが……。とりあえず序盤は生き延びられそう。 ・軽音楽部 可愛いからいいや! 頭悪いから茶化すしか無いバカ、のポジションは前作にもいたが明確に協力の姿勢が見えるので見た目で許せる。実際貢献したし。いや前作の連中も協力する意思はあったと思うんだけど……。 豹変パターンが無い限り死んでも死ななくてもちょっと微妙な感じがするので生きそう。生きて。 ・マネージャー クソじゃあああああああああ!!!!!!!!!!!! 割とこいつも何もやってねえわ! 2話か3話の被害者っぽい! ・オワリ 立ち振舞いが完全にさくら枠だった。見た目バカなのであんまり頭脳戦に向かなさそうだがどうするんだろう。でも前回も十神白夜(遺伝子組換えでない)が余計なことしたし今回も余計なことするって宣言しやがったやつがいるから犯人ポジになってもやっていけそう。 ・ペコ 風紀委員と同じように随所で協力の意思は示されているがアピールできるタイミングが無かったのがちょっと痛い。戦闘タイプのキャラとしてオワリと枠を争うことになるのでどちらかは脱落しそう。殺されるとしたらこっち、という気はする。 ・王女 今の所推せる度一位。求められてる振る舞いをビシッと決めてくれるのはやはり高感度が高い。現状新しい指導者に祭り上げられそうな空気があるのでとりあえずchapter 2の間は生き延びられる気がするがこの混沌渦巻く空間で統治が長く続くとは思えないので一悶着起きたタイミングでどのポジションにいるかがカギ。豹変して殺人犯になるパターンだけは避けてほしい。 ・メカニック 完全に野球部枠だと思ったら生き残った上に意外とツッコミが鋭いので割と需要が上昇した。
ここ普通に「かずいちちゃん」って呼んでるはずなんだけど「わーちゃん」にしか見えなくて困った。こいつはわーちゃんだ。 ・シェフ ・御曹司 前回たまたま最後に書いた(約一名は別とする)2人が消えた。 消える予想まではあっていたが両方共被害者ポジだったのでうーんという感じ。まあ二人共やることやっただけマシだよ。
・超高校級の幸運 お前だよお前お前お前お前混沌の原因の99割お前だよ!!!!!!!!!!!! 希望フェチというなるほどと頷かざるを得ない属性を引っさげて現れた前作主人公(ではない……本当に?)。ただ絶望フェチに比べればしっくりくるので咀嚼自体は可能。なるほどこの異常なまでに歪んだ自己評価に惹きつけられるわけだ。確かにこんなキャラがこいつらと二年間(?)過ごしたら少なくともこの初期状態のままでいるのは不可能だろうから記憶を戻さないのも分かる。この劣等感のようなものを維持し続けるのは辛いだろう。戻したら戻したで「君たちへの憧れは高まっていくばかりだったんだよ! だから君たちならこれぐらいなんてこと無いはずさ! 僕には分かるよ!」とか言い出しそうだけど。アナグラムなのは依然気になるがもうこれは主人公だから出来なかったことをやるためのキャラとして見たほうが良いかもしれない。あんまり前作主人公に囚われないほうが良さそうだ。言葉の圧はあまりにも強いが言っている事自体はそれなりに筋が通ってはいるので、しばらくは場をかき乱し続けるだろう。十神白夜(アローラのすがた)の責任感ある行動には経緯を表しているっぽいし。何というか別に人殺しじゃなくてもこの状況を相手に言い分を全く飲まずに切り抜けるのも普通に希望っぽくない? とか言いたくないわけではないが思わず画面の向こうに反論したくなるキャラである、というのが大事なのだ。少なくとも今のところは。 ……いやまあ、全部演技で腹の底では全く別のことを考えている黒幕、と言われても違和感がないのが困りどころではあるが……。 ただ、前作では明らかに救うべき過去を持ったキャラクターが救済された例は殆ど無い(結果的にヒロインだったギリギリちゃんでギリギリ。しかもあくまで本人の手に委ねられている)ので、この歪み(そう言って良いのかは知らんがとりあえずこう表しておく)が訂正される機会が来るのかどうかは非常に謎である。訂正されないまま死んでいく可能性のほうが圧倒的に高そう。
・超高校級の主人公 今の所まあ主人公マインドだなと言う以外にあまりコメントがない。こいつが16人目、前作で言う戦刃むくろのポジションである、というような示唆はいくらか見られたのでなるほど今回は主人公ポジである狛枝が日向くんを受け入れるような展開になるのか、と思ったりもしたが狛枝が豹変してしまったのでちょっと怪しい展開になってきた。というかそもそも前作において自分の才能を覚えていなかったのはギリギリちゃんなので、(CVと合わせて)こいつが今作の探偵である、とか言い出してもおかしくないよなあ……でも流石に安直かなあ……。前作メチャクチャ胡散臭かった主人公もなんだかんだ胡散臭くなかったので今作もまあ主人公であることを期待しては良いと思う。出来ればここの予想自体は裏切らないでほしい。
追伸:
1話で包丁が使われるのはシリーズ伝統か~~~~???? とか一瞬思ったが全く関係なかった。
1 note
·
View note
Text
込める秘め事
※昨年、2016年のこめひめ3周年記念イベント内で二人にプレゼントした記念冊子の僕の小説部分のみを抜粋しました。
文章
湯ノ浦ユウ
https://twitter.com/yunourayu?lang=ja
表紙イラスト
琴葉とこ
https://twitter.com/kotohatoko0804?lang=ja
http://kotohatoko.web.fc2.com
「込める秘め事」
♪
殺伐とした風景の中に一つ。
いつも視界に映る。教室の窓側、一番後ろの席。
肩よりも伸びた綺麗な黒い髪が揺れる。
放課後の時間になると決まってその娘の手はページをめくって、物語を進めていく。
私は教室の前方に友達と集まって他愛無い話をしながら横目でその娘の様子を盗み見た。
文字を追う大きな瞳に吸い込まれそうになる。
「本、好きなのかな?」
「えっ、なにー?」
隣にいた友達が反応する。私は慌てて取り繕う。
「わっ、ごめん、ごめん。なんでもなーい」
いけない、いけない。思わず声に出てしまっていた。
この学校に入学して二週間ばかり。徐々にクラス内のグループが固まり始めたり、入部する部活が決まったり。私はやっとのことクラスメイトの顔と名前を半分くらい覚え始めたところ。
早速、時間の経過においてきぼりにされそうだ。
いつも本を読んでいるあの娘の名前は確か……。「ひめ」って周りから呼ばれていた気がする。
あんなに夢中になんの本読んでいるのだろうか。
私の無駄に旺盛な好奇心が「気になる、気になる」と心の中で連呼して揺さぶりをかけてくる。
なんとも生きづらい性格である。
「でさー、話聞いてるー?」
「えっ?」
「だから、今日この後一緒に甘いものでも食べに行く?」
「あーっと、今日はやめておこうかなー」
「そっかー、分かったー。じゃあまた今度ねー」
曖昧な態度に見えただろうか。少し怒らせてしまったかもしれない。流石に目の前にいるのに上の空だったな。私のいけないところだ。
興味のあるものに目を惹かれると、周りが見えなくなってしまう。
そんな感情が浮かんでは消え、その繰り返し。
グループのみんなは私を残して教室から消えていく。
私とその娘だけの空間。
校庭からは部活動の声が重なってノイズみたいに聴こえて来る。
窓の外を見ると雲一つない空が広がっていて、なんて運動日和だろうか。皮肉だなぁ。
私はなるべく不自然な様子がないように、あまり足音も立てることなく近づく。
「ねえ」
思い切って口を開いてみた。
その娘は上目遣いで私を見る。当たり前の話だけれど目があってしまい、私は目の外し方が分からなくなってしまう。
自分の想像以上に心臓はギリギリと音を立てていた。
錆びた機械みたいだ。今すぐにでも油を差してもらわないとネジが飛んでしまいそう。
「なに?」
凛としていて、優しそうな声。
幼くもない、大人びてもいない、不思議な声だった。
私はチラッと手元のブックカバーの掛かった本を見る。
「何読んでるの?」
その娘は目を丸くした。
「本、好きなの?」
質問に質問で返されてしまった。
「ああ、ごめんなさい。あまり本が好きそうなイメージがなかったから意外で……」
「あははー、そうかなー、そうだよねー。実際その通りなんだけどさー」
「じゃあ、尚更どうして聞いてきたの?」
「いやー、そのー、入学してからずっとそうやって本を読んでるから、本というよりあなたが気になったっていうか。そんな感じかなー」
「なにそれ、可笑しい」
「あっ」
彼女は綺麗に笑った。
あどけなくて、さっきまでの緊張感が和らいだ。
「変な娘ね」
「ずーっと、そうやって本を読んでるあなたもね」
「私は教室で誰かと喋らなくても変に思われないために読んでいるだけなの。ちゃんと本も好きだけどね」
「何それ」
お互いクスクスと笑みが溢れた。
「夜は短し歩けよ乙女」
「何それ?」
「私が読んでいた本」
「やっぱり知らないや」
「読み終わったら貸してあげる。もう私何回か読んだから」
「何回も読むんだ!」
「まあ、気が向いた時に。漫画も読み返したりするでしょ?」
「そういえばそっか!」
「何それ……」
私の稚拙な返答に必死に笑いを堪えている姿が愛らしい。
「私でも読めるかな」
「うん、読みやすいから大丈夫だよ」
「そっか、それなら読んでみようかな」
満足気に二度、三度と頷いてみせる。コロコロと表情が変わっていく娘で、見ていて飽きない。
「そうだ、本を貸してもらう代わりに私のとっておきの場所を教えてあげる」
私はそう言うと、その娘の手を引き、教室を飛び出す。
初めは驚いていた様子だったが、走り始めてすぐ繋いだ手を強く握り返してくれた。
突拍子もない行動だったかもしれないと反省しつつ、その反応だけで十分だった。
鼓動のリズムが跳ねていく。
廊下を駆け抜けて、階段を駆け上がった、その先へ。
♪
殺伐とした風景の中にも、彩る何かを見つけられたなら日常もそんなに悪くないものなんだろうな。
卒業するまでに素敵なものに出会えたら、なんて考える。
階段を登りきり、扉を開ける。
先程までぼやけて聴こえていた運動部の声が鮮明になった。
外の空気を目一杯吸い込むと、汗ばんだ体に染み込んでいくのが分かった。
「屋上がとっておきの場所?」
その娘は息を荒げながら、目をパチクリさせて私を見る。
「たまにはね、本の中の文章だけじゃなくて、外の景色を眺めるのも悪くないもんだよ」
「そっか、うん、そうだよね」
沈んで行く夕日が眩しい。オレンジ色の光を全身で浴びているような感覚。
「私でよかったら、どこでも連れていってあげるから」
「そうしたら、私はあなたに本の中の世界を教えてあげる」
「おっ、それ、名案だね」
「おあいこ、だね」
私達はまた控えめな笑いが溢れてしまう。私達、意外と相性が良いのかもしれない。
「私、ひめ。これからよろしくね」
差し出された手をギュッと握り返す。
「私はこめつぶ、よろしく」
「それって本当の名前?」
「さあ、どうだろう?」
伝えなければ動かないきっかけもある。
私はそんなものが動き始めたんじゃないかって……。
大袈裟かなぁ。
隣にいるひめの顔を眺める。
遠くを見つめている。
どこまでも伸びていく影が目に映る。
時間が止まったみたいだ。
今いる世界の外側を夢見て。
やがて未来を空想する。
♪
廊下がザワザワしている。
うとうと、うとうと。
意識は夢に霞む。
今日は、えっと、なんだっけ……。
何か大切な日だった気がする。
それより眠気にやられてしまいそう。
いいや、このまま……。
……。
……。
グー。
……。
……。
うーん。
あー。
そうだ、今日は卒業式だった。
朝礼の後、先生から別れの挨拶として一人一人に言葉を送られて、それから急に眠気に襲われて……。
教室には誰の姿もない。
気がついたら時計は十一時を指している。
もう、式始まってるし。
誰も声かけてくれなかったんだな。
三年間、本ばかり読んでいてまともに友達も作れなかったしね。
自業自得といえばそれまで。
仕方の無いこと。
私はひとまず伸びをして曲がった背筋を正す。
「うーん、どうしようかな」
教室に私の声だけが響く。
世界に一人になったみたいだ。
今から式に出るのも気が進まない。このまま帰ってしまおうか。
私は机の傍に掛かったカバンを取り、足を進める。
当たり前だけど、廊下にも誰もいない。
通り過ぎる人も、すれ違う人もいない。
高校生活と例えるわけではないけれど、三年間過ごしてみて、偶然でも人と関わる瞬間っていうのは奇跡的なものなんだな、と今になって思った。
別に感傷的になったわけではない。
でも、少しだけ体育館、見てみようかな。
私は足早に向かうと、前方入り口の隙間から館内を覗き込む。
そこにはクラスメイト達がいて、泣いている人もいれば、期待に満ちた真っ直ぐな目をしている人もいた。
あっ……。
一人の少女が目に飛び込んでくる。
あれは確か……。「こめつぶちゃん」って言ったっけな。クラスのみんなはそう呼んでいた気がする。
あまり関わることもなかったなー。
三年間で挨拶程度を交わしたくらいか。
ちょっと話しかけてみたい人ではあったんだけどね、残念。
私は一通りクラスメイトの顔を見渡すと、もう満足だった。
最後に、この学校に、思い出でも作ってから帰ろうかな。
三年間、興味はあったけど結局行けなかったあの場所。
学園生活と言えば付き物の、あの場所。
私は校舎に戻り、階段をゆっくりと登る。
踊り場を抜け、床の模様が変化していくのを目で追いながら、最上階の扉の前へ。
ドアノブに手をかけた時のことだった。
ああ、そうだ。思い出した。
ここでよく顔を合わせている大切な人がいるじゃない。
そこで視界は真っ暗になって、私は安心した。
ここは逃げ水の中。
もう、すぐに、溶けて、覚める世界。
♪
「うーん」
意識が戻る。夢を見ていたみたいだ。
こうやって今みたいにこめつぶちゃんと話すことのなかった世界。
三年という時間が無くなってしまった世界での出来事。
夕日が目にしみる。もうこんな時間。風が少し肌寒い。
「起きた?」
私は隣から飛んでくるその声でホッと胸を撫で下ろす。
「うん、怖い夢を見たの」
「どんな?」
「えっとー」
私は迷った末に、人差し指を唇に当てる。
「秘密っ!」
こめつぶちゃんは目を丸くする。手を握られて屋上に連れて来られた、いつかの私みたいだ。
「どうして?」
「怖い夢を現実にしないために、さ」
本当は不快な思いをさせたくなかった。
「そっかー。うんうん、なるほどねー、了解。気になるけど聞かないでおく」
「卒業式の日にでも話すよ」
私が可笑しなことを言っているのか、こめつぶちゃんは妙に嬉しそうだ。
「何それー、まだまだ先の話だよー」
「大丈夫、三年なんてあっという間だよ。そう遠くないよ」
私の言葉を聞いて深く首肯する。
「じゃあ、三年後にちゃんと聞かせてね」
「うん、もちろん」
「それが聞けて安心した」
「どうして?」
こめつぶちゃんはにんまりと笑う。これ以上ないってくらいに。
そして言い放つ。
「だって、私達三年後も一緒にいるってことでしょう」
その言葉を聞いて自分の顔が熱くなっていくことがすぐに理解できた。
私は次の言葉、何を伝えればいいのか困ってしまう。
ううっ……。
「えっと、えっと」
あー、なんだろう���
���っと、この人は人を喜ばせる天才なんだろうな。
なんとも例え難い気持ち。
でもこれだけは言える。
これだけはどう転んでも間違いない。
その言葉を聞いて本当に安心したのは私の方なんだ。
込める秘め事/了
1 note
·
View note
Text
【15thAnniversary】vol 21 津山三十人殺しとファイト!を結ぶ線
戦前期における娯楽、というとどんなイメージをお持ちでしょうか。 まァモノの本を読めば分かりますが、1930年代くらいになると今とそれほど違うわけではない。もちろんテレビやインターネットは存在しないけど、映画も歌もステージも普通にあったわけでして。 それ以前、となると、さすがにいろいろ違います。 しかし、永久不滅の娯楽と言っていいと思うのですが、おそらく太古の昔から、少なくとも江戸時代からは確実にある娯楽として「性風俗」ってのがあるわけです。 なんてことを書くとフェミニストの人に何て言われるかわからないけど、歴史的に男性を性的にもてなすサービスは綿々と続いてきた。女性はもちろん男色を好む人向けのサービスも江戸時代にはすでにあったんだからね。 しかしこれはあくまで都会の話。田舎には遊郭のような場所はありません。ま、当たり前ですが。 だからと言って性的な娯楽がないと思うのは間違いで、田舎は田舎なりの性的娯楽を楽しんでいたのです。 ただし江戸時代くらいまではそこまで性的知識が成熟しているわけではない。性的娯楽イコール性交、つまりセックスそのもの以外はあり得なかった。やはりフェティシズム的なことは性文化の成熟が不可欠なんです。 例えば覗き行為、なんて性癖があります。かつては狭い庭にタライを置き、そこで行水をするのは普通のことでした。もちろん女性だって真っ裸で行水をしていた。 ところが明治時代になるとこれを覗いて喜ぶ性癖の人間が出没します。 頻繁に覗き行為を行っていた男は逮捕された。彼の名前は池田亀太郎。彼は<出っ歯>という身体的特徴があったことから「覗き行為=出っ歯の亀太郎=出歯亀」(転じてスケベや変態的性的趣向として出歯亀という言葉が用いられることもある)という符号まで誕生してしまったわけでして。 ま、覗き行為なんてのは、実際にやる人間はかなりイカレてると思うけど、現代男性なら誰でも欲望はあると言っていい。本当にやるから問題なだけで、欲望レベルならさすがに「変態的な発想」とは言えないと思うんです。 これはね、性文化が成熟してフェティシズム的欲望が多様になった証拠でしょう。というか、今ではよほどのことでない限り「変態的な発想」と思われなくなったと言っていい。ほんの数十年前まではフ◯ラチオとか文句なしの変態行為だったのにね。 かつては性的な侮辱は絶対やってはいけないものでした。それこそ風俗嬢が男性のイチモツを馬鹿にする、なんてことはご法度だったわけです。 それがSMなんてもんが出てきて、女王様なる女性が男性を一方的に侮蔑する、それにたいしてやられた男性が性的興奮をおぼえる、なんてのも「やったことはないし、やりたくもないけど、そんな世界は知ってる」のが当たり前になった。つまりこれも変態行為とは言い辛い。 何が言いたいのかというと、こういったことに理解があるのは、極めて現代的な現象なのです。 いやもう、イチモツを侮蔑されるまでいかなくても、男性的でないことにたいして女性が口にするのを憚られた。何故ならものすごい怒りを買ってしまうから。 都井睦雄、という男がいました。昭和のはじめの話です。彼が生まれ育ったのは岡山県の、今で言えば津山市にあたる場所です。 彼は結核その他の理由で、村の女性との関係を断たれたらしい。真偽のほどはさだかではないけど、男性扱い出来ないことにたいする侮蔑的な言葉を女性から吐かれたとも言われています。 これも事実関係がさだかではないとは言え、都井睦雄が育った村は<夜這い>が常態化していた、という話があります。 アタシはね、夜這いというものを決定的に誤解していた。出歯亀、つまり覗き行為ですね、をはたらくうちにムラムラきて女性を襲う、というようなイメージだった。 しかし実態はまったく違った。夜這いとはいわば風習のようなもので、つまりは村という閉塞的な場所における性的な娯楽だったのです。 今の常識から考えるなら、極めて性的に乱れた <みだらな村>ということになってしまうのですが、都会と田舎の差異が今と比べものにならないほど大きかった時代に今の常識を当てはめるのは間違っています。 おそらく都井睦雄の育った村だけでなく、日本中に似たような風習のある村が存在していたであろう、と考えるのが妥当であり、そんな村だからこんな事件が起こった、と考えるのは誤りです。 しかしそんな村で、女性関係を拒絶された男の悲哀と怒りは、今の感覚でも十分理解出来る。理解出来たからって許せるとかという話ではないんだけど、まったく同情がないかと言えば違うわけでして。 思わせぶりな書き方をしてしまいましたが、都井睦雄の怒りは頂点に達し、彼は村人を次々殺害、結果として30人もの大量殺人を敢行してしまうのです。 話としては逸れるので以降の詳細は割愛しますが、犯行後、都井睦雄は自殺していますし、都井睦雄との関係が噂された女性も村人も、村ぐるみの性的な乱れにかんしては否定しています。 ま、そりゃ否定するよな。当時だって別にエバれた風習ではなかったんだし、ましてや時代が変わって「狂ってたのは都井睦雄だけでなく村人全員だ」なんて思われたくないだろうからね。 さてさて、話は急激に変わります。 2002年になってアタシは生まれて初めて「東京都内で通勤する」というのを味わったのですが、聞きしに勝る凄さで、ラッシュ時の混雑ぶりは生まれ育った関西では味わったことのないものでした。 それより驚いたのが、みんな、本当に「死んだ目」をしていたことで、ティーアップの漫才のネタで言えば「死んだ魚みたいな目やないやろ。死んだ魚の目みたいな目やろ」ってことになるか。(←これ、よく考えたらダウンタウンの「カモシカのような足」のネタのバリエーションだな) 同僚のひとりがそんな光景を話しながら奇妙なことを言い出した。 「あれを見てると中島みゆきの歌を思い出す」と。 同僚の言う「中島みゆきの歌」とは、名曲と誉れ高い「ファイト!」のことです。具体的には駅の階段で子供を突き飛ばした女性を目撃した、という箇所を指します。 アタシは歌詞というものにはとんと興味のない人間ですが、中島みゆきだけは例外で、というのも彼女の歌をね、何というか、半分コミックソング��つもりで聴いているのです。 ♪ みィちィにィ倒ォれてェ だッれかの名をォ 呼びィ続ゥけたァことがァありますゥか〜 名曲「ひとり上手」の出だしですが、何だか人生幸朗でさえもボヤくのを躊躇うんじゃないかと思うくらい、絶対あり得ないシチュエーションです。これはもうナンセンスと言って差し支えない。 しかしまるでナックルのような、こんなコミックソングまがいのものに混じって、165キロの豪速球を投げてくるのも中島みゆきの中島みゆきたる所以でして、「ファイト!」はあきらかに豪速球の系譜に入る名曲です。 しかし完全に豪速球かというと<微妙にボールが動いている>ムービングボールで、<ファイト>といういくらでもウワベだけで使えそうな言葉をパロディ的に使い、しかし人間のエゴを残酷なほど描くことで、今度は<ファイト>が「そんなことしか言えない、ギリギリの人間が絞り出した言葉」に聴こえてくるんです。 もうこれだけで中島みゆきが文句なしの天才だと言うのがわかるっつーか。 この歌のクライマックスは「♪ 薄情もんが田舎のォ町にィ」からの箇所でしょう。 要するに「東京に旅立とうと決意した少女が、村の人間に脅迫まがいに村を出ることを拒絶されて、結局東京行きを諦める」というような内容なのですが、最初この歌詞を聴いた時はショックだった。いや、戦慄が走ったと言ってもいい。 方言からしてあきらかに九州が舞台になっており、アタシは似たような体験をしたわけではないけど「ここならそんなことが起こりかねない」みたいな話を聞いていたので、よりリアリティを感じたんです。 とにかく、しばらくの間、東京行きを決意した少女に感情移入し、脅迫までして東京行きを阻止した村の人間を「一切理解出来ない、自分とは敵対する存在」として認識していたと。 ただ疑問がなかったわけではありません。 東京行きを反対する人は「お前の身内も住めんように」と言ってることからしても、身内ではないわけですよ。なら何故、身内でもない人間がそこまで強硬に反対出来るのか、そして何故受け入れざるを得なかったのか。それがどうしても理解出来なかった。 しかしある日、閃いた。「ファイト!」という歌と津山30人殺しという事件が突然リンクしたんです。 先ほど「都井睦雄が育った村は<夜這い>という、現代で考えるならかなり性的に乱れた風習があった」と書きました。 それは、まァ、そんな時代だったんだ、で済ますことは出来ます。でも新たな疑問も湧いてきてね。つまり「じゃあ、子供の存在はどうなるんだ」という。それだけ性的な乱れがあれば、もう誰の子供かはっきりしないのではないか?というね。 しかし良くしたもので(別に良かァないけど)、子供は<その夫婦の子供>というよりは<村の子供>なんですよ。だから村人全員で育てる感覚があったっつーか。 これなら「ファイト!」の謎も氷解する。身内でないにもかかわらず身内以上に介入してくる、身内もそれを許しているのは、「ファイト!」の登場人物の女性はあくまで<村の子>なんです。村の子なんだから、いずれば<村の大人>になって命が尽きるまで村を、そして村の子を支えていく。 それでもう、おそらくその村はそれで何百年やってきたんだろうし、急に「自分ひとりだけ村を離れる」というのは村の常識からすれば考えられないことなんじゃないかと。 たしかにね、ものすごく閉鎖的だとは思うんですよ。しかし昔は村には村の常識があった。そうやって生き長らえてきたんだから、その常識を守ろうとするのは当然とも言える。 「ファイト!」の登場人物の子はね、いわば常識はずれの行動をしようとした突然変異種なんです。馬鹿な、何を血迷ったことを言ってるんだ。それで今までやってきたのにお前は村の常識を壊す気か。そんな人間の身内をこの村に置いておくわけにはいかない、みたいな。 都井睦雄は誰がどう見ても加害者です。同情すべき点は多々あるけど、加害者であるというのは変わらない。 それで言えば、「ファイト!」の子も都井睦雄と同じなのかもしれない。別に性的な嫌がらせをされたってことではないのかもしれないけど、村を破壊しようとしたってことで言えば同類なのかもしれないなと。 もちろん、都井睦雄のやったことは法に触れることで「ファイト!」の子はただ村を離れようとしただけです。だから「ファイト!」の子は被害者的立場として、歌を聴くものに受け止められたと思う。 しかしさ、中島みゆきだよ?そう単純なことなのかねぇ。そうやって一面だけで捉えていると、影で中島みゆきがニヤッと笑う顔が浮かんでくるんですよね。 (初稿 2010年04月22日更新「ひとり」、2012年5月19日更新「津山三十人殺しとファイト!を結ぶ線」他・改稿 2018年10月15日)
0 notes
Photo

ノンスタ・石田、舞台袖で号泣……犬猿の仲だった笑い飯・哲夫との感動エピソード(トレンドニュース(GYAO)) お笑いコンビ・天狗(てんぐ)の横山裕之が、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が舞台袖で号泣する姿を見たことがあると告白。涙の裏には、石田と犬猿の仲であるお笑いコンビ・笑い飯の哲夫が関係していたらしい。 ノンスタ石田が舞台袖で泣き崩れた日>> 天狗は、映像配信サービス「GYAO!」にて公開中のトーク番組「よしログ」に出演。石田率いる“石田軍団”のメンバーでもある横山は、かつて舞台袖で泣き崩れる石田を見たことがあると明かす。後日横山が聞いたところによると、涙の理由はこんなものだった。 当時のNON STYLEと笑い飯は犬猿の仲。哲夫は舞台上でも「NON STYLEはおもろない」と公言しており、誰かがスベッたときに「NON STYLEか!」とツッコミを入れるなどしていた。石田が激怒して殴り合いのケンカに発展したこともあったらしい。 ところで漫才頂上決定戦「M-1グランプリ」優勝のため、石田は試行錯誤の末に“太ももを自分で叩(たた)く”ギャグを生み出した。しかし、大会まで時間もギリギリで、ネタを試す場はもう限られていた。そして、最後にネタを試す場となった営業先では、くしくも笑い飯と一緒だった。NON STYLEは、満を持して披露したネタが予想よりもウケず、「『M-1』で通用しないんじゃないか」と不安を覚えながら出番を終えた。しかし、すれ違いざまに哲夫は「NON STYLEのくせに何をおもろいことしてんねん」と声をかけてきたのだった……。 横山は、「それを聞いた石田さんが泣き崩れた。『やっと認めてくれた。やっぱりこの漫才、面白いんや。これでいけるんや』って。その漫才で2008年に『M-1グランプリ』優勝したんやって」と興奮気味に語った。 よしもとの人気芸人が日替わりで登場する生トーク番組「よしログ」は毎週月~金20時30分~22時30分で「GYAO!」にて生配信。 どこまで信じればいいかが難しいな・・・ やってもいないのにレビューしてる人もいるだろうしね。 わたしが気になっているのはコレ・・・ 効果についてのレビューは、悪評はないみたい。 ほとんどが【怪しい】と考えてることが前提の推測ばかり。 ただネットの商品って詐欺が多いって聞くし購入して、始めてみたいけど・・・ 本当に悩むなー。 Source: 今まさにニュース
0 notes
Text
数年分のコピペ002
「変態」⇒「ある種の知識に精通している」 「悪趣味」⇒「自分の世界を持っている」 「臭い」⇒「フェロモンが溢れ出ている」 「愛想が悪い」⇒「媚(こび)を売らない」 「愛想笑い」⇒「空気を読める」 「飽きっぽい」⇒「気持ちの切り替えが早い」 「浅はか」⇒「行動を起こすのが早い」 「いい加減」⇒「おおらか」 「意地っ張り」⇒「意志が強い」 「内気」⇒「おしとやか」 「おこがましい」⇒「威勢がいい」 「ガラスのハート」⇒「繊細」 「気が弱い」⇒「優しい」 「キモい」⇒「存在感がある」 「きれやすい」⇒「素直」 「暗い」⇒「落ち着いている」 「オンチ」 ⇒「誰にもマネできないアレンジ」 「計画性がない」⇒「行動力がある」 「愚痴を言う」⇒「スッキリする」 「孤独」⇒「自立している」 「寂しがり」⇒「優しさに敏感」 「舌ったらず」⇒「愛嬌がある」 「緊張感がない」⇒「肩の力が抜けている」 「ぐうたら」⇒「自分の気持ちに正直」 「睡眠不足」⇒「趣味をたくさんもっている」 「ずるい」⇒「頭がいい」 「短絡的」⇒「決断が早い」 「デブ」⇒「おいしく食事をできる」 「泣き虫」⇒「感情を素直に表現できる」 「能天気」⇒「前向き」 「ばか」⇒「素直」 「悲観的」⇒「想像力豊か」 「不公平」⇒「人間らしい」 「プライドが高い」⇒「誇り高い」 「利己主義」⇒「合理的」 「ルーズ」⇒「リラックス」 「わがまま」⇒「自分のことが好き」 「ヲタク」⇒「ある種の知識に精通している」 ネガティブな言葉をポジティブに変換する方法 (via petorushi) (tomtomjpから)
Wikipedia見てびっくり! 志位さんは「陸軍中将の孫」で おじが「関東軍情報将校」で 後にソ連の「二重スパイ」と公安に自白 志位正人 陸軍中将 志位正二 陸軍陸軍少佐 世の中、まだまだ知らない事が一杯あるわあ…
1位・新宿駅 2位・池袋駅 3位・渋谷駅 4位・大阪駅(梅田駅含む) 5位・横浜駅 6位・北千住駅 7位・名古屋駅(名鉄・近鉄含む) 8位・東京駅 9位・品川駅 10位・高田馬場駅 ※日本のではなく世界のランキングです あじゃじゃしたー - 世界の駅乗り降り数ランキグンwwwwwwwww (via darylfranz)
子供の頃に 「人類みな兄弟」「人は話し合えば気持ちが通じる」「世界平和」 などど子供の頃に平和ボケ教育を受けた奴らが役員になって 中国に進出とかしてるんだよ、 世界は平和なんかじゃない、 とくに中国と韓国は契約なんて守らない 非常に危険な国だった ちゃんと子供の頃から学校で教えてないとダメなんだよ 【拡散】日本企業の中国撤退は事実上不可能である事が判明!!!!! 退職金支払いや追徴課税、数年にも渡る税務当局の調査で撤退がどんどん先延ばしに!!!!! そして、万が一裁判を起こされたら一巻の終わり!!!!! 社長が物理的に出国不可能となる恐怖の法案「中国民事訴訟法231条」が発動する!!!!!! 2ch「おい、なんだこれ??」「チャイナリスクなんて言ってられるレベルじゃなくなってきた・・」「すっげぇ・・完全に民族ぐるみ、国籍ぐるみの乗っ取りじゃないか・・・」 - News U.S. 中国・韓国・在日朝鮮人崩壊ニュース (via 774rider) (koke-musumadeから)
世界中の科学者が集う学会の開催宣言にて スイスのある重鎮学者「科学の世界の公用語は皆さん、英語であるとお考えだと思いますが違います。科学の公用語は”へたな英語”です。どうかこの会期中、あらゆる人が進んで議論に参加されることを望みます。」 かっけえw
2015/7/28 大雑把に、こんな感じ? 70年間、中共の命令・指導下で( 日本侵略滅亡を目指していたが( 世界情勢の変化により方向性がずれてきた。 在日利権派: すぐに本格侵略より地方を朝鮮自治区にして利権を得る方がおいしくて現実的と思ってる。半島には帰る気はない。草加の多数はココに所属( 在日サヨク派: 北系在日多数と日本人サヨクが混ざってる。北の中共派粛正で中共サヨクと微妙になった。統一の多数はここに所属( 中共サヨク派: 中共の日本侵略をめざす。 232 :名無しさん@おーぷん :2015/07/28(火)22:56:51 ID:6n6 ( コミンテルンの関与が弱すぎる( やり直し とりあえず( ヴェノナ文書でググろう( さすればGHQの影響が( 如何なるものだったかが理解出来る( 在日の問題はその延長に過ぎない ※参考 ベノナ - Wikipedia ベノナないしベノナ計画(英: Venona project、ただし一部機関では、VENONA と大文字表記する)は、1943年から1980年までの長期にわたって、アメリカ合衆国とイギリスの情報機関が協力して極秘裏に行ったプロジェクトである。主要任務は当時のソ連が第二次世界大戦後半に発信した暗号文を解読することであった。アメリカ合衆国とイギリスがこの作業に用いたコードネームは少なくとも13あったことが知られている。「ベノナ」はその最後のものである。「ベノナ」の意味は現在も不明。先立っては「JADE」、「BRIDE」、「DRUG」という名が使用されていた。この計画に関連した日本における出版物では、ベノナをヴェノナと表記したり、解読されたファイルを指してベノナファイルと表記されることがある。 極めて高度の機密とされていたが、1995年7月に原爆研究やマンハッタン計画へのソビエトのスパイに関する文書が公開され、さらなる公開で約3000に上る解読文書が公開された。( ・・・ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%8A 第9回 追悼・感謝 英霊顕彰・県民の集い【ヴェノナ文書が暴いたルーズヴェルトの戦争責任】 | スタジオ日本 日曜討論 「ヴェノナ文書」が暴いたコミンテルンの戦争責任 ■コミンテルンのスパイを暴いた「ヴェノナ文書」の衝撃 第二次世界大戦前後の時期に、アメリカ政府内部に多数のソ連のスパイが潜入していることを暴いた「ヴェノナ文書」の公開以降、同国内では、「ルーズヴェルト政権はソ連や中国共産党と通じていたのではないか」という古くからの疑念が、確信へと変わりつつある。当然、当時をめぐる歴史観の見直しも進んでいる。しかも、そのピッチは近年、急加速していると言ってよい。 ヴェノナ文書とは、第二次世界大戦前後の時期にアメリカ国内のソ連のスパイたちがモスクワの諜報本部とやり取りした秘密通信を、アメリカ陸軍情報部が秘密裡に傍受し解読した記録である。1995年、アメリカ国家安全保障局(NSA)が公開した。 これら機密文書が次々と公開され、その研究が進んできた結果、ルーズヴェルト大統領の側近であったアルジャー・ヒス(傍線は共産党員又は協力者と思われる人物。以下同じ)を始めとする二百人以上のスパイ(あるいは協力者)が政府官僚として働いていたことが立証されつつあるのだ。【略】( ・・・ http://touron.l-mate.net/archive/seminar130804.php 「『ルーズヴェルト政権はソ連や中国共産党と通じていたのではないか』という古くからの疑念が、確信へ」( 「ルーズヴェルト大統領の側近であったアルジャー・ヒスを始めとする二百人以上のスパイ」 233 :名無しさん@おーぷん :2015/07/28(火)23:04:57 ID:6n6 ( ヴェノナの次はミトロヒン文書な( とどめにフランクフルト学派を理解すれば( 現代にまで存続する陰謀の( 大半は氷解する 一人前の陰謀論者になりたければ( ここまでは頑張って欲しい
税金? 罰金? 稼いだら罰金 → 所得税 買ったら罰金 → 消費税 所有者は罰金 → 固定資産税 動かすと罰金 → 自動車税&ガソリン税 飲んだら罰金 → 酒税 吸ったら罰金 → タバコ税 死んだら罰金 → 相続税 継いだら罰金 → 相続税 貰ったら罰金 → 贈与税 住んでると罰金→ 住民税 働かないと賞金→ 生活保護
ロマンティック・コメディに必要な要素は以下の通りです。 その1「出会いはキュートに」 その2「反発しながら惹かれ合う」鉄板です。仕事のライバルでも可。 その3「嘘をついて接近する」もちろん愛が芽生えはじめた大事な瞬間にその嘘はバレます その4「婚約は一度は破棄される」バリエーションとして「結婚が無効になる」があります。最近だと「ラブ・アゲイン」はこのバリエーション。 その5「高嶺の花にはかならず手が届く」このままハッピーエンドになる場合と、振り向いてくれた憧れの対象ではなくて身近にいた相手に気がつくパターンに分かれます。 その6「デートもキュートに」デートアイデアを提供してくれないようなロマコメはロマコメではない。意外なところだと、アダム・サンドラ主演作のデートはいつもひねりがあって面白いです。 その7「プレイボーイ/プレイガールはかならず陥落する」高嶺の花とはまた違うパターン。各自が持っている「恋の法則」「恋の哲学」が使えなくなる時がかならず来ます。 その8「恋敵は上手に退場させる」これが難しい。ここでつまずくラブコメ多数。ノラ・エフロンさえ一度失敗している。「Baxter」は「退場する恋敵」を主人公にした映画で、ラストにツイストがありました。 その9「適切なアドバイスをする第三者がいる」影の重要人物です。「ここで恋を逃したら後悔する、行け!」『ステイ・フレンズ』のジャスティンには二人もいました。この「適切なアドバイスをする第三者」をオネエキャラのゲイ友にする脚本家はサボっています。 その10「失った相手は取り戻せる」どうやって取り戻してみせるかが脚本家の腕の見せ所。デート並みにキュートなアイデアが必要です。 その11「告白もキュートに」「好きだ」「愛している」の代わりに「黙って(カードを)切って」というのが映画です。今年一番良かった告白は「いつかパンケーキを焼いてあげる」(今年年末公開の映画) その12「ハッピーエンド」ロマンティックな曲がかかり、飛行機が飛び立つシーンで終われば文句なしです。
朝鮮の歴史というのは、服属した宗主国が没落崩壊していくのを、朝鮮が狼藉陵辱を尽くして溜飲を下げていった歴史と言っても良い。あまりにも、前宗主国への侮蔑が露骨で酷いため現宗主国の怒りを買った例すらある。その歴史において、前宗主国が復活した例は無いのだが、唯一の例外が日本国なのだ。韓国人にとって、日本ほど目障りな国は無いのかもしれない。
まず肯定 ・ゆっくり喋る ・早く反応し過ぎない ・正論が正しいとは限らないことを理解する ・言う必要がないことは言わない ・弱点をつこうとしない、探さない ・話を素直に聞く態度 ・疑問を抱き過ぎない ・断定系を使わず提案するような疑問系を使う 自覚はないのに「言い方がキツイ」「上から目線」と言われる原因と対策について考えてみた - Togetter (via fffff9)
11月 7, 2015 最近蚊が増えてよく噛まれるけど、Twitterで知った「蚊の毒は、50度で壊れる」のおかげでめっちゃ助かってる。ポットのお湯を紙コップに入れて、ちょっと水で温度下げて刺された所にチョイチョイと掛る。熱っ!ってなるけど、面白いほどピタッと痒み止まる。オススメです0 Twitter / ShadowCodex (via gkojax) (元記事: lastmomentlines (pipcoから))
11月 7, 2015 人って「して欲しいこと」をしてくれる人の優しさには気づきやすいのに「しないでもらいたいこと」をしないでいてくれる人の優しさには中々気づけなかったりするんですよね。何かの時に裏切らないでいてくれるとか、酷いことを言わない・しないでいてくれるとか…いざという時のそんな優しさ、超大事。 Twitter / chilime (via gkojax) (rebreから)
11月 5, 2015 1.国籍 2.魂(精神) 3.人種(民族)の内、国籍と魂は一致させるのが望ましい。 実は「そんな事をするのは日本人じゃない」と日本人が言うのは「魂」の事を言っている事が多いのだ。 日本人が意識した方が良い事として国籍と人種は違う事。 - 言霊と革命を超えて (via shinjihi)
11月 16, 2015 こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく
11月 16, 2015 一事を必ずなそうと思ったら、ほかのことがダメになっても嘆いてはいけない、人から悪く言われても決してきまり悪く思う必要などない。すべてのことを犠牲にしなくては、第一の大事はなすことができない(兼好法師) 11月 16, 2015 「言ってはいけない事を、最も言いたい時に言わない」のが大人 小池一夫さんはTwitterを使っています: “どンなに腹が立って怒りが込み上げてきても、相手の「魂の領分」に係わる事で相手をやり込めては絶対いけない。言った方は一時溜飲を下げるだろうが、言われた方は一生忘れない。人は舌でつまずく。「言ってはいけない事を、最も言いたい時に言わない」のが大人と言うものだ。(小池一夫)” (via c610) (sasami120gから)
11月 15, 2015 「水の如くであれ。水は障害物があるときはとどまり、なくなれば流れ出す。四角の器に入れば、四角になるし、円い器に入れれば円くなる。この謙虚さが、何よりも人間を強くする(老子)
11月 16, 2015 自衛隊の練度の高さはアメリカでも語りぐさになっているそうですな。 ・演習後、アメリカの誇るトップガン出のエリートたちが口をそろえて 「空自とだけは戦りたくない」と明言。 エリートのプライドを木っ端微塵に打ち砕かれたか、再教育志願者が続出した。 ・実弾射撃演習のためにアメリカ派遣された陸自砲兵部隊。ばかばかしいほどの命中率にアメリカ側が恐慌を起こした。 アメリカ側が、「超エリートを集めた特殊部隊を作っても意味がない」と本気で忠告してきた (もちろん陸自は通常編成のまま)。 ついでに、その演習を見に来ていたWWII&ベトナム生き残りの退役将校が、 「彼らがいてくれればベトコンを一掃できたし、あんなに死人が出なくてすんだのに」と泣いたというオチが付く。 ・ホークだかパトリオットだか忘れたけど、演習でアメリカ側の発射したトマホークの 迎撃訓練で、数十発を全弾撃墜した。 なお、数十発のうち、後半は超低空・対地誘導その他、隠蔽技術をフルに活用した上で この成績。 スターファイターでイーグル相手に撃墜判定をたたき出した故ロック氏の例を挙げるまでもなく、少数で、様々な制約を課せられているが故に、その制限枠内ギリギリ まで戦力を高めようとする努力の結果なんでしょうけどね。 人種の優越とか、 才能とかじゃなくて、文字通り体が擦り切れるような過酷な訓練の成果だと思うと、 自然と頭が下がります。 こんな人々に守られて、私らは平和と繁栄を謳歌してるんだなぁ、 としみじみ感謝の念を噛み締めることがありますよ。 (via shinjihi) (satobon99から)
11月 29, 2015 悪人は亡ぼすこともできる。だが、惑わされた善人ばかりは、どうすることもできない。 幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341)) / アーサー C クラーク - 電子書籍 名言まとめ (via rokuroku)
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。 現代の人たちは、悲壮な顔をしてあくせく働いている人が多い。 成功や栄誉や勝ち負けにこだわってばかりで、熱中することを忘れてしまったんじゃないか。 好きなことに没頭すること自体が幸せのはずなのに。 「成功しなかったら、人生はおしまい」と決め込んでいるのかもしれないが、成功しなくてもいい。 全身全霊で打ち込めることを探しなさい。
第ニ条 しないではいられないことをし続けなさい。 打ち込めることを探すには、好奇心を大事にすればいい。 好奇心がわき起こったら、とことん熱中してみる。 そうすると、「しないではいられないこと」が姿をあらわす。 それでも見つからないなら、無我夢中で遊びや趣味に没頭した子どもの頃を思い出して見なさい。 初心に帰って、仕事にあらためて喜びを見出すのもいいし、ずっとやりたかったのに我慢していた趣味をやってみるのもいい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。 我を忘れて没頭できることを見つけたら、ひたすら自分の道を進めばいい。 周囲の目や評判を気にして「世間のルール」に合わせようなどとしてはいけない。 とことんやっていくと「奇人」とか「変人」と呼ばれるようになる。 実際、彼らは幸福な人が多いことが分かった。 あなたも奇人変人になりなさい。
第四条 好きの力を信じる。 水木先生が幸福だと言われるのは、勲章をもらって偉くなったからではない。 好きな道で60年以上も奮闘したから。 漫画を書くことが好きな水木先生は、漫画の筋を考えるため、売れなかった時代でも、原稿料の大半は漫画の筋を考えるのに役立ちそうな本や資料を買い込むのに使っていた。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。 好きなことにのめり込み、才能が開花してどんどん伸びたとしても、努力に見合う金はなかなか得られないもの。だからといって悲観してはいけない。ただただ好きな道で努力するべき。大好きなことに熱中すること自体が喜びであり、幸せです。その行為が金銭的に報われる方がいいに決まっているが、結果の良し悪しには運がつきまとう。
第六条 なまけ者になりなさい。 努力をしても結果はなかなか思い通りにはならない。だから、たまにはなまけないとやっていけないのが人間。中年を過ぎたら愉快になまけるクセをつけるべき。水木先生は中年を過ぎたころ、連載の本数を減らして、世界中の楽園や妖怪の住処を訪れる「世界妖怪紀行」を始め、今までに78回も世界を旅した。
第七条 目に見えない世界を信じる。 これは宗教の話ではありません。世の中には、人間の五感ではつかまえられないものがいる。世の中には「見えない世界」が広大無辺に広がっている。その代表が妖怪だが、現在絶滅の危機に貧していて、その存在が薄れるとともに、どうも人間はつまらなくなった。彼らは人間を活気づけ、生き生きとさせる不思議な力を持っているのです。 ********************************* 大正時代の貧しい家で生まれ、戦争に行ってはマラリアに掛かり、空襲で左腕を失いました。 帰国して職を転々とし、紙芝居作家になるが飯が食えず、漫画家になっても鳴かず飛ばず。 そんな水木先生が漫画で食べられるようになったのは40歳を超えてから。 成功を手にするまでに過ごしてきた半生は、実に壮絶なものだったようです。 そんな長い人生を駆け抜けてきた人生の大先輩からの貴重なアドバイス。 ぜひ、心に留めておきたいですね。 出典元:水木サンの幸福論 (角川文庫)
12月 2, 2015 大音量で音楽鳴らして走っている車からいい曲を聴いたことがないように、声がデカいやつの意見にはロクな意見がない。真実は常につぶやかれるものだ。
12月 5, 2015 アメリカでは、相続税が40%とられるはずなので、マーク・ザッカーバーグ氏の資産を計上すると、2兆円以上を支払わなければいけないという。しかも、ほかの税ももろもろ計上されてしまい、5・5兆円の株式資産があります、と言ったところで、実は手元に残るのは2兆円ほどと試算される、と。 しかし、創業者が自身の保有する株式を全部お金に換えてしまえば、価格崩壊が起き、会社は成り立たない。 何を言ってるか分からない? 要は、たった今、もし仮にの話だが、マーク・ザッカーバーグ氏が何らかの不幸に見舞われ、死亡したとしよう。生まれたばかりの娘は大量に自動発生する相続税を「事実上」支払うことができず、何にもできないままに「破産してしまう」可能性がある、というのだ。 ではそれを回避するにはどのような方法があるのか? その回答の一つが今回のマーク・ザッカーバーグ氏のとった行動である。要は「寄付する」という名目で「新しい団体」を設立してしまうのだ。アメリカにはドネーション(寄付)文化が根付いている、という話が所々で聞かれるが、私もアメリカで生活して実感したことだが…これは寄付だけではない。 簡単に言ってしまえば、「節税対策」なのだ。 大量の資産を保持する人間は社会貢献のために「寄付」という形で何らかの「団体」を設立する。すると、あくまで社会に対する「寄付行為」でしかないので、その金額に該当する税金が免除されるという仕組みだ。なので、アメリカの多くの富豪たちがドネーションを行うのだが、実態はただの節税対策だったりするのが実態なのだ。 話をザッカーバーグ氏の件に戻そう。 このままでは、生まれたばかりの娘に、大変な税金が発生してしまうが、創業者の株式を税金を納付するためにそこまで一気に売却などできない。しかも、その金額が、2兆円以上ときたもんだ。 そこで、「世界の教育に役立てるため」とか何とか言って「慈善団体」を設立する。そこで、なんの仕事をしなくてもいいので、ザッカーバーグ氏本人や生まれたばかりの娘を… 役員として登録する。 すると、5・5兆円は入ることはないが、5・5兆円の基金の「利子分」は自分たちでお小遣いとして自由に動かすことができるようになるというからくりだ。もし預けた銀行の利息や何らかの運用で2%のゲインがあったと仮定しよう。5・5兆円の2%だ。 1100億円だ。 なんと、生まれたばかりの彼女の手元には、毎年、利息だけで1000億円以上のお金が転がり続けてくるのだ。この利回りが4%だった場合、年間2000億円以上だ。もはや、国でも運営してくれ、の世界である。 単純に「世界の教育のための、子供たちのための団体を作ってそこに寄付します」と言われると惑わされがちになるのだが、これはアメリカでは富豪たちが意外と誰でもやっているレベルの「ただの節税対策」だったりする。 Facebook創業者のM・ザッカーバーグ氏の寄付は「いい話」でもなんでもないという現実 (via c610) (flow7から)
12月 5, 2015 やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ 話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず 山本五十六(1884-1943) ZDNet Japan Blog - 真水不足のミッドウェイ:貧乏だったワケじゃないけれど (via mnky) (via hustler4life)
12月 5, 2015 ●100年以上創業している企業の数 韓国・・・・5社 中国・・・・1000社 欧州・・・・4000社くらい 米国・・・・1万社 日本・・・・5~10万社 かんべえの不規則発言 (via pdl2h)
12月 5, 2015 1898年 日本の抗議にもかかわらず、アメリカが謀略によってハワイ王国を併合。 1899年01903年 アメリカ・フィリピン戦争。アメリカがスペインから独立させたフィリピンを植民地に。 1919年 日本は国際連盟規約宣言の中に人種平等の原則(人種差別撤廃条項)を挿入する事を提案し、17票中11票の賛成を得ましたが、委員長のアメリカ大統領ウィルソンは、「斯かる決議には全員一致を要する」との理由で拒絶。 1922年 アメリカ最高裁が「黄色人種(日本人)の帰化権はない」と判決。既に帰化した日本人の権利まで剥奪出来るとしました。 1924年 「絶対的排日移民法」が成立。アメリカは、ヨーロッパからは毎年何十万人もの移民を入れていた時、日本人移民を一人も入れない法律を作りました。 1939年3月 アメリカは、中国が軍用機や発動機を購入の為に1500万ドルを借款。 1939年7月26日 アメリカが日米通商航海条約を破棄。 1940年1月4日 アメリカが錫、屑鉄の対日輸出額を前年度の半分にすると通告。 1940年6月5日 アメリカが工作機械の対日輸出を禁止。 1940年7月31日 アメリカが航空機用ガソリンの東半球への輸出を禁止。 1940年9月25日 アメリカが重慶政権に2500万ドルの借款。 1940年9月26日 アメリカが屑鉄の輸出を全面禁止。 1940年11月3日 アメリカ大統領が重慶政権に更に5000万ドルの追加借款。 1940年12月2日 アメリカが蒋介石の重慶政府に一億ドルの借款供与。 1941年3月31日 ルーズベルト大統領が提出した武器貸与法案が成立。米海軍が護衛する輸送船団により連合国へ武器供与を開始。 1941年7月23日 ルーズベルト大統領など米国首脳が、フライング・タイガースによる日本本土爆撃計画に署名。 1941年7月25日 在米日本資産を凍結。 1941年8月1日 アメリカが対日石油輸出を全面禁止。 1941年11月26日 ハルノート提示。 1941年12月7日 真珠湾攻撃。 日米近代年表 米国が日本に戦争を仕掛けた事実|本当の日本の歴史: 2010-12-20 (via nandato) そら真珠湾やられても何も文句言えないだろ (via sierra7) 爽やかなぐらい明白な戦争行為 (toshikawaから)
12月 4, 2015 相手の全部を受け入れることと相手の中身を変えることの両方をやってのけないことにはアイシテルもヘチマもないのである。(富岡多恵子)
12月 15, 2015 息子が「とうちゃん、黒いネクタイ、買いに行こうよ」と言ってきたのです。 「黒いネクタイ? そんなもん、どうすんだ?」 「だからさぁ、疑似裁判で締めるんだよぉ」 アメリカの高校生たちの疑似裁判については昔、紹介しましたが、早い話、運動神経が鈍い「勉強お坊ちゃんたちの体育会」だと思って下さい。 「おまえのコーチは、そんな間抜けなコト言っているのか?」 ここで僕は三原山の噴火みたいに、カーッと頭に血が上ったわけです。 「貴様っ、法廷ではパワー・タイ(power tie)を締めるものなんだっ! 間違っても、葬式のネクタイ(funeral tie)じゃない」 横からワイフが「あら? でも先生からのメールで、白いシャツに黒いタイって、書いてあるじゃない?」 「ちがーう! 法廷では、ふてぶてしい自信(confidence)を、そこいらへんに振り撒く必要があんだ。黒いタイじゃ、お悔やみ(condolence)申し上げますになっちまうじゃないかっ!」 「あんたの言う事なんか、アテになんないわ。コーチの言う事の方が、正しいと思うけど?」 「ばかもん、おまえにビジネスの何がわかる! オレはこう見えても昔、JP fucking モルガンに居たんだ。パワー・タイが何を意味するかということぐらい、わきまえている。よし、これからメンズ・ウエアハウスにネクタイを買いに行こうじゃないか。そこで仕立師の主人に聞けば、誰が正しいか、わかるから」 そこで息子と僕は、クルマで近くのメンズ・ウエアハウスに行きました。 ところが出て来たのは二十歳くらいの短大出たばかりのようなクネクネしたオネエチャンです。(嗚呼、万事休す……) 案の定、オネエチャンは、オサレなネクタイを次々に広げ始めます。どれもこれもクソ軟弱な、ファッションボーイみたいな柄です。 「ちがーう。そうじゃない!」 その場の異様な雰囲気をセンサーでキャッチしたのか、店の裏から白髪の仕立師の老人が出てきました。 「どういう御用ですか?」 「あ、息子が疑似裁判で原告弁護士を務めるんです」 「ふむ、パワー・タイじゃな」 そう言うと、仕立師は、まるで手品のように5本ほどのネクタイを出してきました。真っ赤なものや、鮮やかなブルーも含まれています。そして息子に向かって「お若いの、大統領のネクタイを、テレビで観た事、あるかな?」 「………」 「大統領がテレビに出る時、締めているネクタイは、全てパワー・タイだ。悪い事は言わん。疑似裁判で勝ちたいと思うなら、コレとコレにしておき」 僕が大きく頷いたことは、言うまでもありません。 「ときに若いの、ちゃんとした靴は、もっているのか?」 ここで僕は得意になって、割り込みました。 「先日、新調しました。黒のキャップ・トウ、オックスフォードの6穴レース・アップです」 「キミの父上は、よくおわかりだ。で、スーツは?」 「黒です」 「よかろう。タイはウインザー・ノットに締めたまえ」
読者の皆さんは「なんで下らないファッションの事など、投資ブログに書いているの?」と思われるかもしれません。でも若しグローバル・エリートの話をするのであれば、少なくともコンサルタントや弁護士やバンカーの世界では、「服装の自由」という事は、ありえないのです。 グロマチョ筋トレ道場 服装編 - Market Hack (via itokonnyaku) (darksidejediから)
12月 15, 2015 自分の考えに気をつけよう。それは言葉になる。 自分の言葉に気をつけよう。それは行動になる。 自分の行動に気をつけよう。それは習慣になる。 自分の習慣に気をつけよう。それは人格になる。 自分の人格に気をつけよう。それは運命になる。
フランク・アウトロー(米国の実業家)の言葉より。 Ange 編集部:自戒を込めて。人格の出来方。 http://eyes.soreccha.jp/e191487.html (via kingcurtis) (iamhigeから)
12月 15, 2015 アメリカ帰化申請には5つの条件があります。 1つ目は、永住資格を取得後5年間居住すること。 これはその国に住まずしてその国の文化は理解できないからです。 2つ目は、道徳的人格を備えた者であること。 日本にも素行が善良であることという規定がありますが、アメリカは徹底しています。 過去5年に遡って、殺人、薬物所持、ギャンブルによる違法収入、売春、重婚といった具体的犯罪歴がないか、FBIが調査するのです。 3つ目は、読み、書き、話し、聴くといった英語能力で、英語能力なくしてアメリカを理解することはできないからです。 4つ目は、国旗に敬意を払い、国歌を歌い、戦没者に… (話の途中だが会場からかなり大きな拍手が沸き起こる) 戦没者に追悼に意を捧げることを始めとして、アメリカの歴史と文化、そして政府の仕組みに関する知識を取得することです。 これら4つがクリア出来て、最後に5つ目の忠誠宣言が行われます。 この宣言で、帰化申請をする外国人は、母国に対する忠誠を放棄し、もし要請があれば武器を持って合衆国軍の一員として戦うことを誓うのです。 (かなり大きな拍手と賛同の声) 母国とアメリカが一戦を交えることがあっても、アメリカ人として武器を持てるのか!こうした覚悟が無ければアメリカ人としての市民権つまり国籍は与えられない!ということです。 (大きな拍手) たかだか250年の歴史しかない移民大国のアメリカでさえ、自国の歴史に誇りを持ち、国家への忠誠心、具体的には国防の義務と参政権はセットとして考え、国籍のバーゲンセール、安売りは絶対にしません。 (かなり大きな拍手) 2600年も連綿と続く日本が、日本人としての生活習慣や文化、日本語の能力、日本の歴史や政府の仕組みに関する知識の取得、そして日本に対する忠誠心をなぜ新しく日本人になる人に要求出来ないのでしょうか? (本日一番とも思える大きな拍手と賛同の声) 日本が今なす��きは、国籍取得のハードルをもっと高くして、 (話の途中だが会場から大きな拍手) 日本に忠誠を尽くすことを誓う外国人にだけ国籍を与えるように法律を改正することです。 (かなり大きな拍手と賛同の声) 歴史と伝統を誇るこの素晴らしい日本を守るために外国人参政権付与法案と国籍の安売りを絶対に阻止しましょう。 正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現 河野太郎が売国法案提出へ「特別永住者等の国籍取得特例法案」在日は届出だけ審査なしで日本国籍 (via bochinohito) (tra249から)
12月 15, 2015 外国人に生活保護してるのは1950年11月27日、 在日朝鮮人が生活保護を要求して長田区役所を襲撃し、長田区役所襲撃事件の後も、 在日朝鮮人は、1951年の下里村役場集団恐喝事件、1952年の万来町事件など、生活保護費受給を求める騒乱事件を相次いで起こしたことなどによる これ、初めて聞いた。 Twitter / peponist: 外国人に生活保護してるのは1950年11月27日、 … (via gasarak) (muuuuから)
12月 26, 2015 鼻腔のひだひだが充血して膨らんで気道を狭めるからですよ。膨らむ理由は炎症とか、鼻の骨のゆがみとかがあるからと思います。左右の目の瞳の下の頬骨のとがった辺り(「しょうきゅう」って言う所あたり。)を人差し指と親指で右側左側をはさむようにしてマッサージして見てください。頬骨が開く方向になると息が少しし易くなります。鼻が詰まっていると血行が悪くてその指で押している所はかなり痛いですが、痛くならないくらいまでマッサージします。程よく血行がもどったら鼻の通りはそれよりもよくなると思います。 鼻が詰まる理由について - Yahoo!知恵袋
本当だ! (via kwwwsk)
12月 26, 2015 日本人の言う無宗教ってのは単に人間の作った宗教団体に所属する気は無いって言ってるだけだよ 社会や自然に対する帰属意識はちゃんと持ってて道徳や感謝はそれで維持出来てるから安心しろ 宗教全否定する奴ちょっと来いや - スチーム速報 VIP
12月 30, 2015 日本は教科書に韓国の歴代政権の言葉を載せた方がいいと思う。
朴正熙:完全かつ最終的な解決 金泳三:慰安婦の賠償は求めない 金大中:日本は謝罪した。私が謝罪を受けた 盧武鉉:任期中に過去史の話はしない 李明博:日本に謝罪は求めない 朴槿恵:最終的な解決
漫才教科書。 慰安婦問題が絶対に解決しない事が一目でわかる『息をするように嘘をつく韓国人』の習性 - ハムスター速報 (via darylfranz) (dormouse0から)
12月 29, 2015 見かけの効率と真の効率との違いを考えさせられる、こんな例もあります。人々に狭い出口から早く出てもらうには、出口付近に柱などの障害物を置くといいのです。歩行の妨げになると思うかもしれませんが、むしろ人の流れがよくなります。 これは一升瓶に入れたお米を出すとき、口に割り箸を差し込むと米がより多く流れ出るのと同じです。障害物がぶつかりを減らし、流れをよくするのです。 人が出口に殺到すると、ぶつかりあってその度に0.3秒くらい通常より時間がかかります。これに対して手すりや柱を置くと流れが分割され、互いにぶつからずに済むのです。 “アリの行列”と“蛍の光”から考える効率性:NBonline(日経ビジネス オンライン) (via nakano)
12月 29, 2015 ■1.二人のインドネシア人■ 大東亜戦争というものは、本来なら私たちインドネシア人が、独立のために戦うべき戦争だったと思います。もしあの時私たちに軍事力があったなら、私たちが植民地主義者と戦ったでしょう。大東亜戦争はそういう戦いだったんです。 1950年8月に成立したインドネシア共和国の首相モハマッド・ナチールはこう語る。 もう一人、日本軍の設立した青年道場で軍事訓練を受け、義勇軍設立と幹部教育に尽力し、独立戦争中は情報面の責任者として活躍したズルキフリ・ルビスの言葉を聞こう。 オランダに再植民地化をあきらめさせる中心となったのは義勇軍出身者でした。日本がインドネシアにもたらしたもの中で、最も素晴らしかったことは訓練ですが、それがインドネシアの独立にとって最も重要な要素となったのです。…もし義勇軍がなかったならば、インドネシアの独立は南米のスリナム共和国のように長期間かかっていたかもしれません。スリナム共和国は、オランダから独立するのにインドネシアの独立からさらに30年もかかりましたから。 インドネシアが独立の夜明けを迎えるのに、日本軍は大きな役割を果たした。それがどのようなものだったのか、この二人の証言を聞いてみよう。 ■2.日本軍にびっくり■ ルビスは大東亜戦争開戦時はジャワ島中部のジョグジャカルタの高校生だった。当時のほとんどの家庭は子供を学校に通わせる余裕はなかったが、裕福な旧家に生まれたルビスは限られた例外の一人だった。 1942年3月、突然、日本軍がジャワ島に攻めてきました。町が急にあわただしくなってきました。 それまでオランダ植民地政庁はインドネシア人にとって絶対的な力を持っておりましたから、たとえ日本軍が攻めてきたとしても微動だにしないものだと思われていました。 しかし、ジョグジャカルタがあわただしくなって数日もしないうちにオランダ植民地政庁は日本軍に降伏してしまいました。ジョグジャカルタでは戦闘もなく、あまりにも簡単にオランダが降伏したので、私たちはびっくりしてしまいました。 インドネシア総督のチャルダは逮捕され、町にいたオランダ人たちもどこかに逃亡した。 それまでインドネシアを支配していたオランダ人がいなくなり、インドネシア人ははじめて自由というものを感じました。大人も子供も訳もなくオランダが敗れたことを喜び、興奮し、やがて日本軍が町や村へ来ると大歓迎しました。インドネシアでこれほど歓迎された外国人は、これまでなかったでしょう。 ところが、ジョグジャカルタにやってきた日本軍を見ると、どの日本人も私たちと同じように小柄で、同じ色の肌をしているので、さらにびっくりしました。 ■3.画期的な教育政策■ 日本軍がやってきた時、ナチールは33才、イスラム協会の会長として社会改革運動に従事していた。日本軍はオランダ植民地政庁を倒してくれたが、単に支配者が交替しただけかもしれない、と疑っていた。 しかし、日本軍はナチールの予想もしなかった事を次々と始めた。第一に幽閉されていた独立運動の指導者スカルノ、ハッタを解放し、インドネシア側代表の位置につけた。第二にイスラム教に対する制約を撤廃し、マシュミ(インドネシア回教連合会)を作って、イスラム教の指導者達が初めて直接話ができるようにした。 日本軍のやったことで三番目に注目すべきことは、インドネシアの教育に力を入れたことでしょう。 これもオランダの政策とまったく違っていました。オランダの植民地政庁は長い間愚民政策を採ってきました。インドネシア人を教育すると、目覚めてオランダに反抗するかもしれませんし、また、農業に従事するだけなら教育は必要ありません。・・・学校に通うことのできるインドネシア人は全体の数%くらいではなかったでしょうか。・・・ ところが日本軍は、やって来ると、さっそく教育に力を入れ始めました。戦争でいったん休校になった学校を再開し、すぐに3年間の初等国民学校と、その上にさらに3年間勉強できる国民学校作りました。・・・日本軍がきてわずか1年あまりで、それまでの倍近くの子供が学校に通うようになりました。 日本軍は行政機構への現地人登用を進め、ナチールはバンドン市の教育部長に任命された。そして権限を与えられ、仕事を任せられた。これもオランダ時代にはなかった画期的なことだった。 教育に関する日本軍からの命令は、オランダ語の禁止と、日本語、唱歌、教練を含めることだけだったので、ナチールはインドネシア人としての自覚を持たせるようなカリキュラムを組んだ。本格的にインドネシアの歴史を教えるようにしたが、これもはじめてのことだった。また日本軍からインドネシア語の外に地方語の教育も勧められていたので、バンドンで広く使われていたスンダ語の授業を取り上げた。 ■4.熱心に仕事をする以外に独立を実現する道はない■ 半年ほどもすると、バンドン市の属するプリアンガン州の内政部長として姉歯準平が赴任してきた。戦前に長くスラバヤやジャカルタの総領事を務めて、インドネシアとは関係の深い外交官だった。 姉歯はよくナチールや市の有力者数人を集めては日本軍の軍政に関する意見を聞き、また自身の考えを語った。 日本がインドネシアにやって来た目的は、インドネシアの独立を支援することで、日本人がここにいるのはあとわずかだろう。まずこれをしっかり頭に入れてほしい。 次に、将来、インドネシアが独立したなら、インドネシア人の中で首相が選ばれるだろうが、私は皆さんの中から首相が出ることを期待している。 そう述べた上で、朝7時から午後2時までの定時間を務めればすぐに帰ってしまうナチールらを注意した。姉歯は6時頃まで仕事をし、さらに書類を家に持って帰って仕事を続けていたのである。 インドネシア人は独立、独立と叫んでいるようだが、熱心に仕事をする以外に独立を実現する道はない。独立してもきちんと行政ができるように今から準備すべきで、そうでなければ、独立国としてやっていけないだろう。他の人はどうあれ、まずみなさんが率先しなければならない。 ナチールは恥ずかしい���いをすると共に、姉歯の考え方に共鳴した。 ■5.「青年道場」■ ジョグジャカルタに日本軍がやってきて数ヶ月した時、日本の青年訓練所でインドネシアの青年に軍事訓練を施すから希望者は集まれ、というビラが貼り出された。日本軍がオランダ植民地政庁を倒すのを見て、独立のためには自らの軍隊を持たねばならない、と考えていたルビスは、絶好の機会だと思って、 すぐ応募した。 数百名の希望者の中から選抜で90名が選ばれ、ルビスも無事合格した。そこで3ヶ月の軍事訓練を受けた後、昭和18(1943)年1月、ルビスと3名はより本格的な訓練を受ける為に、ジャカルタ近郊のタンゲランに新しく設置された「青年道場」に派遣された。 青年道場には、インドネシア各地の青年訓練所か��選りすぐった二十歳前後の青年47名が第一期生として入学し、現場の責任者の柳川宗成中尉の訓示を受けた。 訓示の内容は、アジアを解放するために日本軍はインドネシアに来たが、独立は自分の力で成し遂げるものである。 しかしインドネシアは教育や軍事などあらゆる面で遅れているので、いますぐ独立はできないだろう、日本軍は知っていることをすべて教えるので、一日も早く学んで立派に独立してほしい、というものでした。 訓示の中で、悠長に構えている暇はないと度々強調されましたので、私たちの間には、緊張感が漲り、一刻の猶予もないのだ、とにかく早くいろいろなことを習得しなければならないという思いがいっぱいになりました。 ■6.日本軍の率先垂範教育■ 青年道場では、朝5時から夜10時まで、軍事訓練、精神訓話、体育訓練、実地訓練などが行われた。精神訓話では、「正直であれ」、「勇気を持て」、「常に前進せよ」の3点を厳しく叩き込まれた。またインドネシアの歴史を初めて学んだ。 実地訓練は、教官が自ら率先してやってみせる、という教え方がとられ、自営農場での農作業では、柳川中尉自らふんどし姿で肥おけをかついだ。中上流の家庭出身者が多い訓練生たちは農作業の経験もなく、臭くていやがったが、やりながら自分のものにしていった。こうして教官と生徒の間の一体感も生まれていった。 ある時、午前中の野外訓練が終わった時、厳しさが欠けているというので、一人の小団長候補生が銃を持って立っているように命令された。午前中だけでもくたくたになり、その上の炎天下で直立不動というのは、大変な罰だった。その時、中隊長の土屋競中尉が、何も言わず、小団長候補生の隣で同じように 直立不動で立ち始めた。二人は一時間ほど、午後の訓練の合図まで立ち続けた。 私たちはそれをずっと見ていましたが、すばらしいことだと思いました。これまでインドネシアでこのような教育をする人はいませんでした。・・・インドネシアの若者全員に知れ渡り、全員感動しました。 土屋中隊長は、まだ20代半ばで、私たちとそれほど年齢は離れていませんが、常に私たちのことを考えていたと思います。訓練期間中、苦しくて倒れそうになると、いまはインドネシアが独立したときの要人を育成しているのだとか、インドネシア国軍が創設されたとき中心になる軍人を育成しているのだ、といって私たちを励ましてくれました。 同じ中隊にいたスハルトも土屋中隊長からは深い感銘を受け、大統領に就任してはじめて日本に行ったとき、土屋中隊長にだけはぜひ会いたいといって探してもらい、20数年ぶりに会っています。 ルビスは日本軍から受けた教育を次のように総括している。 そこでの教育はインドネシア人の民族精神を改革した画期的なものといえるのではないでしょうか。まず愛国心を育てたことであり、次に死を恐れぬ精神を植え付けたことです。さらにいえば、向上心を涵養したことなどもあげられると思います。 ■7.「ムルデカ17805」■ ナチールは独立後の首相となり、またルビスの青年道場での同期生スハルトは第2代大統領となった。独立は自らの力で勝ち取るものであり、そのための人材育成こそが急務であるという日本軍の方針は、見事に奏効したと言える。 この二人の証言に共通しているのは、姉歯準平氏、柳川宗成中尉、土屋競中尉らとの心の通った人間関係である。インドネシアの独立を願うこれらの日本人のまごころは、ナチールやルビスに伝わったのである。 日本軍の降伏した2日後、1945年8月17日に後の正副大統領スカルノとハッタは急遽インドネシア独立を宣言する。しかしオランダは再植民地化しようと軍隊を送り込み、インドネシアは4年5ヶ月もの独立戦争を戦わねばならなかった。 この中心となったのが、ルビスら、日本軍によって鍛えられた義勇軍だった。日本軍は彼らに大量の武器を渡し、また1~2千名の日本兵が、独立軍に身を投じて一緒に戦い、そのうち400名ほどの人々が戦死した。ジャカルタ郊外のカリバタ国立英雄墓地にもインドネシア独立の戦士たちとともに11名の日本人が手厚く葬られている。[a,b] インドネシア独立に命を捧げた日本人将兵らは、現在上映中の映画「ムルデカ17805」[c]に描かれている。ムルデカとは「独立」、17805とは独立宣言の日付で、皇紀2605(西暦1945)年8月17日の事である。日本軍の独立支援への感謝として年号を日本の皇紀で表したのである。 我々の父祖の世代が、どのような思いでインドネシア独立に身命を投じていったのか、この映画を通じて偲ぶことができる。 JOG(193) 地球史探訪:インドネシアの夜明け (via chikuri) (rupazoから)
12月 29, 2015 アメリカの企業が、「クリスマスにサンタさんに電話しよう」と言うキャンペーンを開く
→広告に載った電話番号が間違っていた
→それどころか、アメリカ中央防衛空軍基地の、最重要ホットラインの番号だった
→総司令官が電話に出ると、小さい女の子からの「サンタさんですか?」
→最初はイタズラ電話だと思い冷徹に対応していたが
→事の重大さに気づいた女の子が泣き出してしまった
→慌てた司令官 「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」
→以後、毎年クリスマスには、NORADがサンタさんの追跡をするのが恒例となる 今年で60回目 クリスマスにサンタさんに電話しよう - 続・妄想的日常 (via darylfranz) (fortyniner045から)
12月 28, 2015 1月1日0時0分0秒 宇宙誕生(137億年前)
元旦に宇宙誕生。めでたい。こんなときこそ明けましておめでとうと言いたいものだ。
2月 バレンタインデーですがまだ地球ができてません。 3月 卒業シーズンですがまだ地球ができてません。 4月 お花見にでも行きたいところですがまだ地球ができてません。 5月 新緑の季節なので友達とピクニックにでも行きたいですがまだ地球ができてません。 6月 梅雨の季節はジメジメしてイヤですがそもそも地球が存在しないので梅雨でもじめじめすることはありません。ヤッタネ!と言いたいところですが一緒に喜ぶ仲間は存在しないしそもそも嫌がる自分も存在しません。 7月 そろそろセミが鳴き始める季節かなと思いますがセミなど存在しません。なぜなら地球が存在しないからです。 8月 地球誕生 (46億年前) ついに地球ができました! 季節は夏真っさかり! みんなでプールに行きたいところですが地球ができただけでみんなもいないし私もいません。
9月中旬 原始生命誕生(38億年前) 原始生命が誕生しました! 原始生命とかいう響きは難しそうですが要するになんかアメーバみたいなやつです(※正確には違います)。 10月 アメーバ的な 11月 あまりにもアメーバ的な 12月 アメーバ的 12月1日 アメーバ 12月2日 アメーバじゃん 12月3日 あれ? アメーバさんですよね? 12月4日 アメーバかよ 12月5日 アメーバさん五番テーブル入りまーす! 12月6日 あ 12月7日 め 12月8日 え 12月9日 ば 12月10日 マジ一年終わるぞ 12月11日 アメーバ空気読めよ 12月12日 進化しろよボケ 12月13日 気持ち悪いんだよボケ 12月14日 単細胞野郎が 12月15日 うねうねすんな 12月16日 完全に水飴のパクリ 12月17日 アメーバさんの進化待ちです 12月18日 魚類誕生(5億年前) やっと魚。間に合うのかこれ。
12月19日 早く陸上がれよな空気読んで
12月20日 両生類誕生(4億年前) 頑張った、おまえ頑張ったよ。マジ呼吸とか大変だと思うけど頑張れ
12月21日 両生類とか 12月22日 魚類もいるよ!
12月23日 恐竜誕生(3億年前) クリスマスを目前にして恐竜がきた! プレゼントに恐竜がほしいよパパ!
12月24日 恐竜 12月25日 ダイナソー
12月26日 哺乳類、鳥類誕生(2億年前) やっと哺乳類がきた。駄目な小学生の夏休みみたいなプランだな 12月27日 恐竜黄金時代 12月28日 地球の支配者ダイナソー
12月29日 恐竜滅亡(6500万年前) 早すぎ。セミ以下。見損なった。
12月30日 そんで人類は 12月31日0時 いやマジで 12月31日1時 終わるから 12月31日2時 一年終わるからさあ 12月31日3時 大晦日なんですけど 12月31日4時 早く二足歩行しろや 12月31日5時 火とか発見しろって 12月31日6時 何やってんの? 12月31日7時 ほら、大晦日の朝ですよ! 12月31日8時 石器とか超便利だから 12月31日9時 進化しろって 12月31日10時 猿とかいいから 12月31日11時 マジでほら 12月31日12時 もう昼になったから 12月31日13時 悪い���と言わないでほら進化 12月31日14時 なんか忘れてない? 12月31日15時 そうそう進化だよ進化! 12月31日16時 忘れてるって! 12月31日17時 ほら、マジで日が暮れてきたから! 12月31日18時 紅白始まるっつーの 12月31日19時 ほんと頑固だな 12月31日20時 もういい 12月31日21時 勝手にしろ
12月31日21時30分 ヒト誕生 (400万年前) やっとヒト。遅すぎる。そしてヒトだといってもアウストラロピテクスとかであり、半裸でマンモスを追いかけるタイプの人類なのであまり共感はできません。
12月31日22時 ほら、 12月31日22時10分 まだまだやることあるだろ 12月31日22時20分 おまえら文明とか知らねえだろ 12月31日22時30分 めっちゃ便利なんだぞ 12月31日22時40分 石器はいいから 12月31日22時50分 すげーんだよ新幹線とか 12月31日23時00分 早く! 12月31日23時10分 エジソンまだ? 12月31日23時20分 馬鹿じゃねーの 12月31日23時30分 ウホウホじゃねーよ 12月31日23時40分 インターネットとか発明しろよ 12月31日23時50分 除夜の鐘鳴ってるから! 12月31日23時51分 発明しろって 12月31日23時52分 何でも良いから 12月31日23時53分 恥ずかしいでしょ 12月31日23時54分 いつまでも半裸だと 12月31日23時55分 だからウホウホじゃねーよ 12月31日23時56分 あと4分だから 12月31日23時57分 年明けまで! 12月31日23時58分 おまえ猿丸出しじゃねーか 12月31日23時59分 もういい 12月31日23時59分1秒 知らん 12月31日23時59分2秒 12月31日23時59分3秒 12月31日23時59分4秒 12月31日23時59分5秒 12月31日23時59分6秒 12月31日23時59分7秒 12月31日23時59分8秒 12月31日23時59分9秒 12月31日23時59分10秒 好きにしろ 12月31日23時59分11秒 12月31日23時59分12秒 12月31日23時59分13秒 12月31日23時59分14秒 後悔するのはお前だからな 12月31日23時59分15秒 12月31日23時59分16秒 12月31日23時59分17秒 12月31日23時59分18秒 俺言ったし 12月31日23時59分19秒 すげー言ったし 12月31日23時59分20秒 マジアドバイスしたし 12月31日23時59分21秒 12月31日23時59分22秒 12月31日23時59分23秒 12月31日23時59分24秒 12月31日23時59分25秒 12月31日23時59分26秒 12月31日23時59分27秒 12月31日23時59分28秒 いや 12月31日23時59分29秒 12月31日23時59分30秒 マジ? 12月31日23時59分31秒 12月31日23時59分32秒 12月31日23時59分33秒 12月31日23時59分34秒 アホなん? 12月31日23時59分35秒 12月31日23時59分36秒
12月31日23時59分37秒 縄文時代(10000年前) やっと縄文!? 馬鹿じゃねーの!? 土器とか作ってる場合じゃないだろ
12月31日23時59分38秒 いやほんと 12月31日23時59分39秒 マジで年明け間近なんですけど 12月31日23時59分40秒 あれでしょまだ原始人でしょ 12月31日23時59分41秒 ヤバいって 12月31日23時59分42秒 間に合わないから 12月31日23時59分43秒 とりあえずさ 12月31日23時59分44秒 森繁久彌とかもう作っとかないと 12月31日23時59分45秒 間に合わないって 12月31日23時59分46秒 ていうか織田信長とかもまだか 12月31日23時59分47秒 せめて聖徳太子をそろそろ 12月31日23時59分48秒 マジで 12月31日23時59分49秒 あ、卑弥呼! 卑弥呼つくろ! 12月31日23時59分50秒 ね、ほら、機嫌なおしてさ 12月31日23時59分51秒 俺も言い過ぎたって 12月31日23時59分52秒 あと10秒切ってんじゃねーか 12月31日23時59分53秒 ちょっと下手に出たら調子に乗って 12月31日23時59分54秒 おい!
12月31日23時59分55.4秒 西暦0年(約2000年前) やっとキリストとか生まれた! 12月31日23時59分56秒 頑張ったよ 12月31日23時59分57秒 なんとかなるもんだね 12月31日23時59分58.12秒 鎌倉幕府誕生 12月31日23時59分58.45秒 鎌倉幕府滅亡 鎌倉幕府が0.33秒で滅亡。良い国つくれるはずもない
12月31日23時59分58.95秒 ザビエル ザビエル遅すぎ
12月31日23時59分59.07秒 江戸幕府 12月31日23時59分59.65秒 ペリー 日本の鎖国が0.58秒で終わったよ 12月31日23時59分59.945秒 上田(私)、生まれる ついに俺が生まれた! 12月31日23時59分59.957秒 上田、小学校入学
12月31日23時59分59.971秒 上田、小学校卒業
12月31日23時59分59.977秒 上田、中学校卒業
0.020秒で義務教育が終わった。 12月31日23時59分59.99885秒 上田、バイトをやめる(半年前) 12月31日24時00分00秒 現在
やっと現在に辿り着いた。つまり、宇宙の歴史を一年だとすると、俺が働いてない期間は0.00115秒だってことだ。 よーし、まだまだ大丈��だぞー! No.13500 宇宙の歴史を1年であらわすと - コピペ運動会 (via edieelee) (clann-jpから)
1月 4, 2016 ストークスさんも堂々と真実を述べているが、愚かな連中に真実を述べても 豚に真珠を与えるようなものだということも、また真理であるといえるね http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1451795640/ 【政治】「侵略戦争」は連合国の宣伝、日本は植民地アジアを解放した★2 c2ch.net (via worldwalker2) (toutiku-m44から)
1月 4, 2016 自分が常識と思っていた事、そうして見えない枠として自分をしばっていた事、それを共有しない人が現れる。最初、それは非常識な人、変な人に思えるかもしれない。だけど、それが変だと感じることで、自分が当たり前だと思っていた事を自覚するようになる。見えない枠が見えるようになる。(野矢茂樹)
0 notes
Text
サイレントあとがき※ネタバレ含みます
リイドカフェにて「サイレント」全3話、読んでくださってありがとうございます。ツイッター等で感想や反応を見させて頂いて、いいねしております。本当にありがとうございます。誉められるととても嬉しいです! 好きなだけ誉めてください。
ここから先は、サイレントの内容を含む話がありますので、サイレントを全部読んだうえに、クッソ長い文章を読みたいという方だけ続きを読んでください。内容は、サイレントを描くまでの経緯などです。興味なかったら読まなくて大丈夫です!! イラストとか無いので!
リイドカフェにBLコーナーができたとき、おっ!ええやん!BL描いたろ!と思ったのが始まりでした。それから数日でサイレントの大体の形が決まりました。それで、担当さんに「BL描かせてください」と頼んだら「ダメ」と言われ、私の燃え上がる創作欲は、その勢いを保ったまま蓋をされてしまいました…
その後、童貞の哲学が完結し、担当さんに「単行本出るまでになんか読み切りとか発表しましょうよ。何か温めているネタとかありますか?」と言われ、「BL…ですか?」と再度持ちかけました。「わかったからとりあえずBLのネームを送ってください」と担当さんが折れてくださいました。ありがとうございます。
そうして28ページの読み切りを送ったのですが、「これ読み切りじゃなくて3話ぐらいにしましょう」と言われ、今の形になりました。最初これ28ページの読み切りのつもりだったんです。ジェットコースターかよ。3話になったことで、佐田が松若のことを好きになっていった過程などを1話使ってじっくり描けてよかったと思います。本当にありがとうございます。まあ完全に1話でBLになると見せかけて2~3話で読者の心を引き裂く構成になりましたが。
最初はもっと「いつも女王様(女装)がM男を責めるみたいなネタばっかりしてる、そのためにコンビ組んでる」みたいな感じで考えていたのですけど、「そんな不純な目的でお笑いをやるのは怒られるのでは…」と思ってこういう話になりました。
で、担当さんに「くっつかないBLなんですよ」などと言っていて、第1話の公開3日前くらいまでBLで押し通す気満々だったのですが、いろいろあって「いやこれBLちゃうわ…」「これBLって言って出したら怒られるわ…」と気付き、担当さんに「私これBLって言ってたんですけどBLじゃないので、BLって書かないでください…」とギリギリで頼み、担当さんに「僕はBLじゃないって前から思ってましたよ」と言われました。やっだ~気づいてなかったのあたしだけ~!?
リイドカフェはBLのこと詳しくなさそうだから(怒られる発言)、キスも告白すらないうえに片方が女とくっつくENDでも、BLを冠してくれるだろうと思っていましたが、冷静に考えて、それをBLとして読まされた人の大半からは「詐欺だ」って言われるのでは?ということに気づけて良かったです。(でもこれをBLだと感じた人は、その気持ちは間違いじゃないです)(?)
途中、時間が飛びまくったり、場所もコロコロ変わったりして読むのが大変ですね。本当にすみません。 時間の進む演出もワンパターンで、私が未熟なせいです。 でも必要な時間経過だから許してください。 もっとマンガ上手くなりてえ~。もう少しページ数があったら自然にできたのかもと思いましたが、無駄なエピソードが増えそうなので、これぐらいがちょうど良かったんだと思います。
ラストなのですが、当初は松若夫婦がテレビ見てるページで終わる予定だったのですが(地獄か?)、担当さんに促されてラスト1ページを加えました。いい感じになったと思います。担当さんありがてぇ。ていうか私が鬼では?
私は多分マンガを描くときに「読む人に笑ってほしい」と「読む人に驚いてほしい」がメインで描いているのですが、それの後者がだいぶ出た作品になったと思います。これはBLですか?(人それぞれのBLがあります)
あと、自分の苦手な要素(異性愛! 結婚! 非童貞! 夫婦! 子供!)が強くてなんでこんなネーム描けたのか謎です。なんだこの話…つらいぞ…
関係ないんですけど、タイトルになっている「silent」という言葉には(後で知ったのですが)「活動しない、休止した」という意味があるらしくて(休火山とかに使うっぽいですけど)、ピッタリだな~って思いました。
ネームの時点ではそれこそ「くっつかないBLいいよね!」ぐらいの軽い気持ちで描いておりましたが、2~3話の作画をしているときは、いろいろなことを考えさせられました。読んでくださった皆さんも、この作品からいろいろ感じ取ってくださったのなら、私はとても嬉しいです。
サイレントの二次創作とかやったら教えてください。佐田と松若をどうにかこうにかしてくっつけた作品とかお待ちしております。(そんなこと言っていいんですか?)
サイレント描く際に参考にした芸人さん(敬称略)とかの話や小ネタのことなど
・ マンガ描く、マンガ読む、アニメ見る…以外で好きなものがあまり無いので、自分の好きな分野の知識などを使ってマンガを描くことができねぇな~と思っていたが、お笑いが結構好きだということに気づいて、お笑いコンビのマンガを描いた
・作中のコントを考えるとき、何か参考にしようと思って、ラーメンズがYouTubeで無償公開しているコントを何本か見たが、レベルが高すぎて参考にできなかった
・にちようチャップリンで、ペコリーノ(男女コンビ)の男のほうが「相方のことが好きになって、近づくためにお笑いコンビを結成した」と言っていた
・2016年末のオールザッツ漫才で「女キャッチャー」(守谷日和)を見て、この人はきっと女装趣味などではないのに、笑いのためだけに女キャッチャーという役に扮して、女性らしい発言と仕草をしているんだなぁと思った。他にも「笑ってはいけない」で俳優がアキラ100%の芸をやったり、「笑演」で俳優がネタのために全身タイツで顔塗ってみたいな格好をしているのを見て、「笑いのためならなんでもする」の面白いな~と思って松若がああいう感じになった
・ゴッドタンの「コンビ愛確かめ選手権」で、「普段ネタを考えてないほうが、相方にネタを指示する」コーナーのアルコ&ピースを見て、こんな恥ずかしいネタを、相方が言ったことだからと躊躇せずすぐに実行するのがコンビ愛!って感じでよかったので、また松若がああいう感じになった
・水曜日のダウンタウンで、「売れない芸人に可愛い彼女いる説」とかやってたので、松若に可愛い彼女がいても不思議ではないなと後で思った
・サイレント考える際、いろんなコンビの解散を調べているうちにコンマニセンチの解散動画を見た。「最後に、あなたにとってコンマニセンチとはなんでしたか?」と相方に質問したら「無駄」と答えていたのがとても悲しかったので、3話のラストでああいうことを佐田に言わせた
・佐田が何年経っても可愛くて成長しないのは?→ロザンの菅ちゃん可愛いですよね。まあそれは後付けですが…
・引退後の松若に職を紹介する先輩とは?→ビッキーズの木部さんがたむけんの焼肉屋に再就職したことを参考にした(ので、事務所の先輩が副業で経営してる店で松若を雇ってくれた)。ビッキーズ解散めっちゃびっくりしたよね。関係ないけどサイレントのために調べものしてる途中でハム解散してるの知って驚きました
・ピンになった佐田の芸名→解散してもコンビ名を名前につけてピンとして活動してる方がたまにいるので、そういう感じで
・告知イラストに花が多い→花言葉で表現するという術を身に着けました
・佐田のスマホケースの花柄→フリージア(でもあんま深いことは考えてないです)
・1話中盤の佐田の服→レインボーフラッグ(白黒だけど)
・2話の佐田の服→ピンク・トライアングル(白黒だけど…)
・2話で佐田が誰かと寝てない?→そういうこともある
・2話ラストの松若なんであんなムチムチなの?→調子こいてやりすぎた(筋肉を描くのは楽しいので)
・3話で松若の鞄が今までと変わっている→奥さんが買ってくれた
・3話の最後で家にいる松若が無精ヒゲでメガネなのは?→趣味です(オフ感を出すためです!!!)
0 notes
Text
【15thAnniversary】vol 19 声ってスゴイよね
アタシはね、人間の運命というか、損得は<声>で決まると思っているんですよ。 イケメンとか美女はトクだ、とは言われるけど、見栄えってのは磨かないと珠にはなれないんです。いくらイケメンでもダサいファッションをしてたり、美女の素質はあってもだらしない生活をしているとだらしないカラダになったりする。 けど声は、よほどの不摂生をしない限り保たれる。これはとんでもないことなんですよ。 イケメンや美女でもモテるモテないがあるように、声も、たとえば麒麟の川島のような声である必要はまったくない。そういういわゆる美声とは違う意味での「人を惹きつける声」ってのがね、たしかにあるんです。 アタシは植木等を深く敬愛していますが、植木等の最大の魅力はあの声だと思っている。つかあの声があったからこそ、数々の植木節や主演映画が成立したと思っているわけで。 東宝クレージー映画の中で個人的に最高傑作だと思う「ニッポン無責任野郎」の名台詞でいえば 「オッス!ご苦労さん!」 「いやぁ、時間の経つのは早いもんですなぁ!」 「ィやタケーなぁ!あのマダム、ロクなサービスもしないクセに!」 「ファイトファイト!ファイティング原田で行け!」 「ンフッ!そんなもんですかね!?」 もちろんこの映画のセリフは植木等に当て書きされたものですが、これらのセリフは植木等があの声で発しないと、面白くも可笑しくもないですよ。でも植木等が言うと「可笑しい」にとどまらず爆笑まで行ってしまう。 しかも植木等の声はただ単に可笑しいだけじゃない。 植木等映画というと、主人公がアレヨアレヨという間に出世を果たしてしまうのですが、コートームケーな設定でもさほど不自然さを感じないのは、あの声があるからなんです。 ものすごく変なことを言うようだけど、出世する声ってのはね、あるんです。もちろん異性にモテまくる声なんてのもある。植木等は両方を兼ね備えた声なので、いくらトントン拍子に出世しようが、女にモテまくろうが、ま、そりゃそうだよな、みたいな説得力があるっつーか。 アタシが「これは、年配からモテるだろうな」と思える声の持ち主は指原莉乃です。 指原莉乃はけして美声ではない。しかし年配の人が話していて安心出来る声質を持っている。ジジ殺しなんて言われるけど、それはあの声があればこそです。聞き疲れせず、もっと話を聞いてあげたいと思わせる声質と言えばいいのか。 声なんだから努力云々はあんまり関係ないんです。いわば天賦の才能と言っていい。それを指原莉乃は持っていた。だからこそ自分の言葉で喋ることが出来るバラエティ番組でのし上がれたと思うわけで。 こうなると容姿などまるで関係がなくなる。つかよほど醜悪でない限りは下手なイケメン美女よりもモテることになるんじゃないかと。 さらに言えば、もう「容姿自体は見たこともないけど、声だけでヤラれた」なんてことも出てきます。 一番わかりやすい例はラジオのディスクジョッキーでしょう。作家の落合恵子は深夜ラジオのディスクジョッキーをつとめることで「レモンちゃん」という愛称でアイドル的人気を誇ったと言いますが、そりゃまあ、落合恵子の容姿は醜悪ではないけど、美女まではいきません。でもその声だけで、当時の若者は彼女に淡い恋心を抱いたわけでしてね。 今のFMの女性パーソナリティも一緒ですね。時代が変わったせいか「可愛い」よりも「美女」を連想させるような声の持ち主が人気を得る傾向があるけど、実物を見て「あれ?」というような容姿の人もいる。誰とは言わないけど。 美人ではないけど美人声、可愛くもないけど可愛い声があるように、もちろんイケメン声なんてのもある。当世風に言うならイケメンヴォイスか。 「機動戦士ガンダム」でシャア・アズナブルの声を担当した池田秀一なんか、もうまさにって感じでして、こう言ってはファンを怒らせそうだけど、池田秀一本人はどう見てもイケメンではないからね。 昨今の声優ブームは、まず最初に声があって、声に見合った容姿が求められる時代になったってことでしょう。 アタシは声優ブームには何の興味もないけど、けして悪い現象とは思わない。それだけ市場が成熟したってことなんだろうしさ。 しかし昔はそこまではいってなかった。ま、昔ったっていろいろあるけど、アタシが中学生の頃はまさに第一次声優ブームでして、それそこ先に挙げた池田秀一なんかその中に入っていました。 しかし容姿まで整っていた人は少なかった。女性声優で言えば、堀江美都子と潘恵子、飯島真理くらいはまずまず容姿も良いけど、という感じでした。 この当時、アタシが「この人の声、可愛いなぁ」と思う人がひとりだけいた。しかし彼女は声優ではない。声優業のようなことも少しはやってたみたいだけど、広義に言えば歌手にカテゴライズされると思う。 その人の名は松谷祐子。「ラムのラブソング」を歌っていた、と言えば、ああ、と思われる人も多いでしょう。 当時から好きな声だったけど、後年「ラムのラブソング」を聴き返して正直ビックリした。これは極めて珍しい声質の持ち主だぞ、と。 大雑把に分けるなら「可愛い声」に分類されると思う。けど、可愛い声と聞いて連想するようなキャピキャピ声でもフニャフニャ声でもなくて、声質自体はどっちかっていうとダークなんですよ。 ダークな声質で可愛い歌を歌っていたといえばザ・ピーナッツですが、たしかに「ふりむかないで」とか歌自体は可愛いんだけど、印象としてはダークな方が勝っている。ま、ピーナッツの場合は見た目との合わせ技でギリギリ可愛いをキープしていたって感じです。 しかし松谷祐子は違う。何しろほとんど表に出てきてないので(辛辣に言えば歌手として売れなかったので)容姿面でのプラスアルファはない。画像検索で出てくる数少ない写真を見ても、特別容姿に恵まれた人ではなかったようですし。 だから下駄なし。純粋に声だけで、しかもダークな声質なのに可愛さをキープしているってのは相当すごい。 ここからは反対に、声に恵まれているとは言えない人について書いていきます。 2008年、WOWOWで「藤子・F・不二雄のパラレルスペース」なるドラマが放送されました。 全6回。主に青年誌上で発表されたSF短編のドラマ化なのですが、第1話として「値ぶみカメラ」が長澤まさみ主演で作られた。 これがまァ、何というか、ヒドイ出来でして、漫画のコマをそのまま実写映像に置き換えるムチャをしている。当たり前だけど、漫画と実写ドラマはまるでテンポが違い、というか見せ方自体がまったく違うものです。実験作なのはわかるけど、そう突飛な発想でもないし(ぶっちゃけ言えば誰でも思いつく)、こんなことする意味がどこにあったのか、もう疑問しか出てこない作品でした。 何よりヒドイのは、尺が放送時間にぜんぜん足りず(そりゃ「まんま」やったら30分も持つはずがない)、インタビューやなんやらで埋め草をしたことです。 クリエイターの人に悪感情があるわけじゃないけど、藤っ子のアタシからしたら「舐めんな」としか言いようがないわけで。 しかし、たったひとつ取り柄を挙げるなら、埋め草として長澤まさみの歌を流したことです。これがね、地声で歌っていて、かなり良かったんですよ。 長澤まさみは歌手ではない。と思う。アタシは別段ファンではないので彼女の活動のすべてを把握しているわけがないんだけど、やはり女優にカテゴライズされる人だと思う。 長澤まさみって人はとかく演技力で批判されることが多い。でも、まァ特別上手くはないけど、言われるほど下手でもないんじゃないの?と。 演技が下手に見える理由は簡単で、彼女の声に問題があるんです。あの、ちょっと舌ったらずな声で喋ると無意味に下手な感じが出てしまう。だから、ほんのりとですが、可哀想だな、とは思うんですね。 しかも好き嫌いが極端な声なのも問題でして、メチャクチャ可愛い声だと思う人がいる一方、虫唾が走るほど嫌う人もいる。だから万人向きではない。 そこがね、イマイチ、人気面で殻を破れない理由ではないかと。 だけれども、長澤まさみほどかどうかはさておき、好まれない声を持った人は意外といるんです。 と言うと極端に甲高い声とかを想像するかもしれないけど、そうとも言い切れない。むしろそういう特徴のはっきりした人は好きな人は好きだから。 好きって人が少なくて、苦手もしくは嫌いって人はそれなりにいる、みたいな声の人は正直辛い人生ですよ。 もちろん容姿だってそういうことはある。でも容姿の場合、それなりに改善が可能なんです。痩身術、じゃ古いか、ダイエットですね、をするとか、いざとなれば整形してもいいわけだし。女性ならそこまで大仰なことをしなくてもメイクの腕を磨くだけでそれなりに改善される場合もあります。 けどさ、じゃあ声はどうすりゃいいのさ。 声を良くする、しかも美声にするってことじゃなくて「好意を持たれやすい声にする」手術とか聞いたことないもんね。 考えられるのは、好意を持たれやすくなるかはともかく、単に声を変えるだけならばもう声を潰すしかないね。カラオケに行きまくるとか。そんなもんで喉が潰れるかどうか知らないけど。 あとは、いわゆる「酒灼け声」にするっての。これはまァ、酒灼け声だな、と思う人は行くところに行けば結構いるので、能動的にやることも可能なはずです。 でもアタシのようなアルコールに弱い人間はどうすりゃいいんだ。こういってはナンだけど、アタシの声は相当悪い。当然美声悪声って意味での悪い声ではなく、好意を持たれづらいってことでの悪い声ですから。 容姿にかんしては極端に損をしているとは思わないけど、声にかんしてはかなり損な目に遭ってきたような。被害妄想かもしれないけどさ。 理想はやっぱ植木等の声ですよ。あんな声になりたい。だからこそアタシはこれほどまでに植木等を敬愛しているのかもしれないわけでして。 (初稿 2009年4月2日更新「声」、2010年2月16日更新「ラムのラブソング」、2017年5月5日更新「声って大事よねEX」他・改稿 2018年10月1日)
0 notes